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第26回参議院議員選挙(2022年)

1とはずがたり:2021/02/08(月) 20:12:34
2019年
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2016年
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2013年
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2010年
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2007年
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2004年
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1506チバQ:2022/07/14(木) 20:57:05
https://www.tokyo-np.co.jp/article/189272?rct=ibr_san22
参院選茨城 戦い終えて(上) 無所属・堂込麻紀子 2議席目死守も「惨敗」
2022年7月13日 07時59分
堂込麻紀子(左)の演説会で、各産別の出席者を鼓舞する連合茨城会長の内山裕(左から2人目)。右には立民、国民両県連幹部が並んだ=6月29日、水戸市で
堂込麻紀子(左)の演説会で、各産別の出席者を鼓舞する連合茨城会長の内山裕(左から2人目)。右には立民、国民両県連幹部が並んだ=6月29日、水戸市で

 「三年前は国民民主党からも連合茨城からも推薦なしで二十三万七千票。堂込(どうごみ)さんには四十万票は取ってもらわないと」。参院選期間中、立憲民主党県連幹部が皮肉交じりに言った。
 二〇一九年の茨城選挙区(改選数二)では、立民公認の小沼巧が実質的に立民と国民の「統一候補」だったものの、擁立に至る経緯から国民や連合の推薦は得られなかった。それでも次点の二倍近い得票で二位当選。今回は、連合が立てた無所属新人の堂込麻紀子を立民と国民で推薦する態勢ができたのだから、それ以上の票が出なければおかしいというわけだ。
 堂込は、旧民主党・民進党のベテランで農相や参院副議長を歴任した郡司彰(昨年十一月に引退表明)の後継として立候補。だが、当初は立民と国民の両県連がそれぞれ独自候補を擁立すべく公募に着手し、一本化は難航も予想された。
 今年四月下旬、一転して連合茨城執行委員の堂込を両党で推すことに決定。だが、突然降って湧いた話に、立民県連にはハレーションが起きた。堂込は流通業などの産業別労働組合「UAゼンセン」出身。国民に二人の参院議員を出している産別で、堂込も明らかに「国民系」だったからだ。
 折しも、国民は政府の当初予算案に賛成。野党としては異例の行動だ。立民の国会・地方議員や支持層に重視する人が多い「日本原子力発電東海第二原発(東海村)の再稼働反対」を、堂込が明確に打ち出すことも期待薄だった。県連の常任幹事会は紛糾したが、最後は代表の青山大人(やまと)が押し切った。
 日本維新の会の躍進も予想される中、旧民主系が割れれば「二議席目」を奪われかねない-。選挙戦中に県内入りした立民政調会長の小川淳也は、本紙の取材に「議席は死守してもらわないと日本の民主主義が揺らぐ」と共闘の意義を訴えた。
 堂込の出馬表明から間もなく、「国民民主党」と大書きされた党代表玉木雄一郎と堂込の二連ポスターが一斉に全県に張り出された。立民のベテラン秘書は「政治の世界でこれはだめ。泉(健太立民代表)さんを加えた三連ポスターにするべきだ」と苦言。堂込の推薦に最後まで異を唱えた地方議員は「国民の公認候補かと思った」と嫌味を口にした。
 六月二十二日の公示後、報道各社などの情勢調査で堂込の出足の悪さが見えてくると、危機感を抱いた陣営は労組票固めを選挙運動の中心に据える。
 六月二十九日に水戸市内の講堂で開かれた演説会。連合茨城会長の内山裕(ゆたか)は「連合茨城を構成するそれぞれの組織力も問われる」と傘下の産別を引き締めた。連合茨城の組織票は約十三万五千票とされる。各産別には、組合員に投票済証明書を提示してもらい、投票を確認するよう徹底。陣営幹部は「それくらいしないと、無名の新人は勝てない」と強調した。
 三十日、来県した国民代表の玉木が「冬までに原発再稼働」と発言し、立民関係者をのけぞらせた。「内向き」の選挙運動に加え、政策面での立民支持層の不信。さらには立民自身の不人気(県内比例票は昨年衆院選の二十五万票弱から十二万票弱に半減)も響いた。選挙戦を終えた陣営幹部は「組織内の九割はまとめきれた」と手応えを示しつつ、「浮動票はあまり取れなかった」と率直に認めた。
 堂込の得票は、三年前の小沼を下回る十九万七千二百九十二票。二位当選者の得票が二十万票を切ったのは、一九五九年以来六十三年ぶりだった。当時の当日有権者数が今回のほぼ半分であることを考えれば、議席を得たとはいえ、立民、国民両党にとって課題を残す結果だったと言わざるを得ない。
 堂込氏を支援した無所属の衆院議員福島伸享(のぶゆき)(茨城1区)は嘆いた。「これまでの茨城の政治史にない惨敗と捉えなければならない」(保坂千裕) =敬称略
 ◇ ◇
 参院選茨城選挙区は今回も、自民党と旧民主党系が二つの「指定席」を分け合う結果に。ただ、旧民主系の得票が伸び悩む一方、日本維新の会が一定の支持を広げるなど、変化も見られた。三回に分けて振り返る。

1507チバQ:2022/07/14(木) 20:57:27
https://www.tokyo-np.co.jp/article/189480?rct=ibr_san22
参院選茨城 戦い終えて(中) 自民・加藤明良 県議団束ねた「70万票」
2022年7月14日 07時46分
自民党副総裁の麻生太郎(手前左から2人目)らとともに気勢を上げる加藤明良(同3人目)。水戸周辺以外での知名度向上が課題だった=7月7日、結城市で
自民党副総裁の麻生太郎(手前左から2人目)らとともに気勢を上げる加藤明良(同3人目)。水戸周辺以外での知名度向上が課題だった=7月7日、結城市で

 岸田派、茂木派、麻生派、二階派。そして、参院選期間中に銃撃され死亡した元首相の安倍晋三率いる安倍派-。自民党県議(当時)の加藤明良が参院選茨城選挙区(改選数二)に立候補を表明したのは昨年十二月末だが、加藤のもとにはそれ以前から、早くも党の各派閥から入会の誘いがあったという。自民にとって、それくらい「楽勝ムード」が漂っていた。
 自民・岡田広、立憲民主党・郡司彰のベテラン現職二人の引退表明を受け、十五年ぶりに新人同士の戦いとなった茨城選挙区。郡司の後継候補擁立を巡る立民と国民民主党の調整は難航が予想されたことから、自民には当初、一九七一年以来の「二議席独占」を目指すべきだとの意見もあった。
 だが五月の大型連休前に、連合茨城が立てた堂込(どうごみ)麻紀子が立民と国民の実質的な「統一候補」に決まったことで、二人擁立論はしぼむ。その瞬間、加藤の一位当選は事実上約束されたようなものだった。
 緩む陣営を引き締めたのは、県連会長代行の海野透(とおる)の一言。県連会長で党幹事長代行の梶山弘志の側近県議の一人だ。四月十五日に県連の選挙対策本部が発足した際、海野は報道陣に「七十万票は可能だと思う」と打ち上げる。
 とはいえ、茨城選挙区の自民の得票は、三年前の上月良祐が五十一万票、六年前の岡田が六十一万票。過去に七十万票を超えたのは、岡田が初当選した二〇〇三年補選だけだ。極めて高いハードルで、県議団には寝耳に水だった。
 六月二十二日の公示前、目標達成の見通しを報道陣に問われた加藤は「先輩方の票に近づけるよう努力するのみ」とかわした。だが選挙戦が始まると、各地の演説で県連幹部は「七十万票」や「圧倒的勝利」を繰り返し始める。陣営内で明確に共有された目標になったのだ。ある自民議員の秘書は「すでに数字が独り歩きしているから無視はできない」とつぶやいた。
 ただ、自民と、加藤を推薦する公明党の固定票だけで達成できないことは明白。元水戸市長の長男で、自身も水戸市・城里町選挙区で県議を務めた加藤にとって、水戸周辺以外での知名度拡大が至上命令となる。
 選挙戦序盤、加藤は梶山の地盤の衆院茨城4区を回った。猛暑の中、全ての街頭演説に同行した梶山は「全員新人という意味では加藤も一緒。しっかりやらないと」と話していた。
 中盤以降も、加藤の赴く先で、その地域を地盤とする国会議員や県議が姿を見せない日はなかった。衆議院では県内七選挙区のうち五議席、県議会では七割超の四十五議席を有する自民が、総力戦を仕掛けた。
 結果は五十四万四千票あまり。七十万票には届かなかったものの、三年前の上月の得票を上回り、二位当選の堂込には三十五万票近い大差で圧勝。組織力の差を見せつけた。
 水戸以外への浸透も、市町村別の得票を見ると及第点と言える。常陸太田、坂東、小美玉各市など十八市町では、水戸市の得票率(53・07%)を上回った。最も低い牛久市でさえ43・33%と、次点を引き離した。
 最初に「七十万票」を掲げた海野は「投票率を55%、60%まで持って行けなかったことは反省すべき点。伸びていれば七十万票も見えた」とした上で、「少なくとも、高い目標を掲げたことで結束につながった。(十二月に想定される)県議選に向けてもいい影響になるだろう」と総括した。(長崎高大)=敬称略

1508チバQ:2022/07/14(木) 20:58:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/09e16ffe58086e06836bb7823402639f463b00cf
【総括 ふくしま2022参院選】与党(上) 議席奪還、基盤強固に 保守分裂の回避奏功
7/12(火) 9:27配信


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福島民報
参院選本県選挙区の戦いを振り返る自民党県連の根本会長(中央)ら幹部=11日、福島市の県連会館

 自民党の新人星北斗(58)=公明党推薦=の初当選から一夜明けた11日、福島市の党県連会館に福島県連幹部が顔をそろえた。県連会長の根本匠は「6年前に失った議席を奪還した。県連がさらに強くなる基盤ができた」と総括した。

 非改選を含めた福島県内の参院2議席を自民が独占した充実感の一方、喪失感も漂う。役員室前には、参院選の応援演説で凶弾に倒れた安倍晋三元首相の献花台が設けられた。

 「安倍元首相の『福島の復興なくして日本の再生なし』との遺志を引き継いで本県復興を成し遂げる」。県連幹事長の西山尚利は表情を引き締めた。

   ◇  ◇

 投票箱を開けてみれば、野党統一候補で無所属の新人小野寺彰子(43)=立憲民主党、国民民主党、社民党推薦=に9万9550票差をつけた。全59市町村のうち51市町村で星の得票が小野寺を上回った。

 事実上の与野党一騎打ちに持ち込めたのが勝利の一因という。公示前、元法相の自民元職が離党覚悟で本県選挙区への立候補を模索する中、星と票を食い合う保守分裂選挙の回避に動いたのが安倍元首相らだったとされる。「あの党内調整がなければ、星の勝利はなかった」と県連幹部は振り返る。中央で連立政権を組む公明党の県本部との選挙協力も得票数の積み増しに寄与したとしている。

 とはいえ、全てが盤石の戦いだったわけではない。中盤戦から小野寺の猛追を受けた。政党や報道機関による期日前投票の出口調査などを受け「最悪の場合、形勢が逆転する可能性がある」と危機感を口にした関係者もいたほどだ。実際に、小野寺の出身地である会津地方の八市町村では、地の利を生かされ星が敗れた。

 星の得票数は41万9701票で、目標としていた45万票には及ばなかった。得票率は県全体の51・58%。「県内での自民党に対する支持はまだまだ厳しい」と西山は謙虚に受け止める。「参院選で自民を支持した保守層の一部は、衆院選では(野党候補側に)流れる傾向がある」と続け、次期衆院選での揺り戻しを早くも警戒している。

   ◇  ◇

 公明党は比例代表で本県重点候補の現職横山信一(62)が三選を果たし、本県選挙区で推薦した自民の星が初勝利を飾った。県本部幹事長の伊藤達也は「引き続き自公で協力して福島の復興を前進させる」と意を強くした。

 ただ、県内で公明が獲得した比例票は約8万2000票で、目標の11万票には届かなかった。さらに、横山が再選した6年前と比べると、約1万4000票減らす結果となった。コロナ禍で大規模な集会などが制約され、組織力を十分に発揮しきれなかったという。

 公明県本部は自民県連との選挙協力で、比例の横山、選挙区の星に4万票ずつ寄せ合う目標を初めて公表して臨んだ。「(自民県連の)目に見える動きを確認できた」「自民県連との選挙協力がなければ、さらに票を減らしていたかもしれない」と評価する声が上がる。

県本部幹部は「自民との選挙協力がどの程度機能したのかをしっかりと検証していきたい」と次なる戦いを見据えた。

   ×  ×

 政権与党候補と野党統一候補による事実上の与野党一騎打ちとなった参院選本県選挙区。約10万票の差は何を意味しているのか。与野党の総括を追った。(文中敬称略)

1509チバQ:2022/07/14(木) 20:59:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/2332f288e0d3be5c840839b4222b55820d49452c
【総括 ふくしま2022参院選】野党(下) 「県民党」足並みに乱れ 配慮裏目、主張薄く
7/13(水) 9:11配信


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福島民報
参院選福島県選挙区での戦いを総括した立民県連の常任幹事会=12日、福島市

 参院選福島県選挙区に野党統一候補として初めて挑んだ小野寺彰子(43)の落選を受け、立憲民主党県連は12日午後、福島市で常任幹事会を開いた。「小野寺さんの素晴らしさを伝え切れなかった」。擁立を主導した立民県連代表の金子恵美(衆院福島県1区)は悔しさをにじませた。

 野党議席を死守できず、敗戦を総括する会議だったが、所属県議は全員そろわなかった。「こういうところなんだ。足並みの乱れを象徴している」。重鎮県議は吐き捨てるように語った。

   ◇  ◇

 小野寺陣営が目指したのは、6年前に野党統一候補の現職増子輝彦(74)が自民の現職閣僚を下した選挙戦の再現だった。当時、増子が得た約46万票を今回の得票目標に掲げた。物価高などの生活苦に対する政権批判の高まりを追い風にする戦略を描いたが、結果は32万151票にとどまり、与党候補に約10万票の差をつけられた。

 県内野党各党は昨秋の衆院選まで続けてきた「野党共闘」の枠組みを発展的に解消し、政党色を抑えた「県民党」として浸透を図る戦略に切り替えた。立民、国民民主党両県連の最大の支持母体で「反自民・非共産」を掲げる連合福島に配慮しつつ、共産党の側面支援を受ける緩やかな連携にすることで、保守層を含めた幅広い票の取り込みを狙った。

 全国で野党連携は限定的で、32ある改選一人区で事実上の与野党一騎打ちは11選挙区にとどまった。その中で、福島県選挙区では政権与党候補に対抗するため、野党勢力が集い一騎打ちの構図に持ち込んだ。「形はつくったが、結果がついてこなかった」。陣営幹部は首をかしげる。

 労組関係者によると、中央政界での立民と国民のあつれきが陣営内の足並みの乱れにつながったという。政党や団体の距離感に配慮した結果、政府批判の焦点がぼやけ、労組票を束ねる組織戦が十分に機能しなかったとの見方がある。

 選挙期間中、小野寺が具体的な政策に踏み込んで訴える場面はほとんど見られなかった。東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出方針への対応をはじめ、改憲、安全保障などに関する姿勢について野党間で温度差があるためだ。陣営幹部は「慎重にならざるを得なかった」と認める。

 一方、小野寺が中盤戦から激しく追い上げたのは、報道機関や政党による情勢調査で明らかだった。だが、投票まであと2日に迫った8日、安倍晋三元首相への銃撃事件で戦況は一変した。功績が大々的に報じられると「安倍氏が英雄視され、浮動票が一気に引いた」(立民県連幹部)。共同通信社が投票日当日に行った出口調査では、共産支持層の2割弱、立民支持層の1割弱の票が与党候補に流れた傾向が判明。野党票を固め切れなかった。

 「小野寺さんは仲間だ。ともに歩みたい」。立民県連幹事長の高橋秀樹は小野寺の処遇を検討しつつ、組織基盤の強化を急ぐ。

   ◇  ◇

 小野寺を側面支援した共産党は、県内で比例票を10万票獲得する目標を立てたが、結果は5万1000票余と伸び悩んだ。党県委員会は13日に総会を開き、(1)党の力量不足(2)野党批判の高まり(3)安倍氏銃撃事件-の3点を軸に選挙戦を検証する。(文中敬称略)

1510チバQ:2022/07/14(木) 20:59:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/19ee90b9575579fc9ba9a59b89f21ab7d5840991
【記者解説】星陣営が初当選決めた要因…想定以上に開いた票差の理由《2022参院選・福島》
7/11(月) 18:45配信
福島テレビ

福島テレビ

<福島県選挙区で初当選した、自民党の星北斗氏>
郡山市の事務所で、妻の享子さんとともに喜びの朝を迎えた。
星北斗氏:「避難したままの家屋もいっぱい残っていますし、荒れ放題になった土地もいっぱいある。早急に復興に向けて、あるいは新たな街づくりに向けて動きを早めて行かないといけないと思っています」

新人5人が立候補し1議席を争った福島県選挙区で、星氏は41万9701票を獲得。事実上の野党統一候補に約10万票の差をつけて議席を獲得した。
18日間の選挙戦を振り返り、応援に駆け付けた安倍元首相への思いを明かした。

星北斗氏:「安倍元首相が私に『福島の星になってね。星の光で未来の子どもたちに輝きを』という言葉を送ってくれました。福島はまだまだ復興半ば。しなければいけないことがたくさんあります。安倍元首相の志をしっかりと引き継いで、星北斗、皆さまと一緒にこの復興を成し遂げていく」

***
<立憲民主党など野党3党が推薦し事実上の一騎打ちの相手となった小野寺彰子氏>
7月10日夜、福島市の選挙事務所で敗戦の弁を述べた。
小野寺彰子氏:「すべて私の不徳に致すところです。大変申し訳ありませんでした。私自身も今回の結果を重く受け止めておりますし、まだ頭の整理はこれからすることになると思いますが、本当に多くの皆様にご支援いただきました」

1511チバQ:2022/07/14(木) 21:00:18

----------
<星氏の勝利の要因について担当記者解説>
福島テレビ・与党担当・小野田明記者:
「今回の選挙戦で星さんはほとんどの地域・年代などで相手候補を上回る支持を獲得しました。
その要因について自民党県連は7月11日に開いた役員会で2つのポイントを挙げています。
まず1つ目が出馬表明からおよそ半年かけて構築してきた後援会・選対本部の存在です。組織力と言われる自民党ですがその体制づくりはまさに日々の草の根活動の積み重ねです。時間をかけて作り上げた組織力、その成果が出た、まさに「総力戦の勝利」だったとしています。
そして2つ目が星さんの実績。旧厚生省の医系技官で行政の視点もあり医師としての現場も知る。「即戦力としての実績」が県民の支持につながったとみています」

《圧勝となったが、自民党側にとって今後有利に働く?》
福島テレビ・与党担当・小野田明記者:
「悲願だった議席の奪還はできたものの課題も見えています。今回星さんがリードした4つの市の過去の投票結果をみると福島市と伊達市須賀川市と田村市ではいずれも前回の参議院選挙でも自民党の候補者が勝利しました。
しかし、衆議院選挙では、立憲民主党の候補者にリードを許しました。こうした地域は他にもあり、自民党県連の西山幹事長は『様々な歴史や経過があり、衆議院では自民党層が相手候補に流れている』『この部分を自民党の票としてどう固めていけるか、原因・理由を分析していきたい』としています」

----------
<想像以上に開いた票差>
一方の小野寺さんは、地元の喜多方市を含む会津地方の北部では票を伸ばしたが、県全体ではおよそ10万票の大差で敗れた。
福島テレビ・野党担当・高野愛梨記者:
「小野寺さんの陣営は6年前の参院選で野党統一候補として戦って勝った増子輝彦さんの得票数46万票を目標にしていましたが、届きませんでした。その要因の一つが構図の変化です。今回、福島県選挙区には4月中旬の時点で現職・元職・新人2人の4人が立候補を表明またはその意向を示していました。女性候補は小野寺さん一人でしたが最終的には女性4人・男性1人と「女性目線」も取り入れた候補者が多くなり、陣営側としては独自色が薄まってしまいました。
小野寺さんの総合選対本部幹事長亀岡義尚さんは『当初と真逆の構図となり乱立された。他の女性候補だけで合わせて7万票を獲得したことを考えると大きなインパクトがあった』としています。また、投票日2日前に安倍元総理が銃弾に倒れたことを受けて、小野寺さんの遊説も一時中断しました。亀岡さんは『予想していた争点ではない別な要素で世論の判断が行われた』とも話していました」

《野党側のまとまりのなさも否めず…陣営側の反応は》
福島テレビ・野党担当・高野愛梨記者:
「小野寺さんは敗れましたが、陣営側は事実上の野党統一候補として県内の野党はまとまって戦えたと評価しています。ただ、有権者の期待感に立憲民主党が応えきれていないとして、『政権交代可能な政治勢力作りが必要だ』としています。今回の選挙結果が野党再編につながるか注目してみたいと思います」

福島テレビ

1512チバQ:2022/07/14(木) 21:00:42
https://www.minyu-net.com/news/saninsen2022/FM20220713-715892.php
【参院選ふくしま・戦い終えて】10万票...組織力の差 立民県連
2022年07月13日
 「立憲民主党県連の組織体制に課題が残った。対応が必要だ」。12日に福島市で開かれた立民県連の常任幹事会。落選した無所属新人・小野寺彰子陣営で中心的役割を担っただけに、代表の金子恵美は厳しい表情で選挙戦を振り返り、出席者も神妙な面持ちで聞き入った。当選した自民候補との差は約10万票。組織力の差を見せつけられた。

 立民と国民民主、社民各党県連と県議会会派の県民連合、連合福島でつくる「5者協議会」の枠組みで小野寺を擁立した当初は唯一の女性候補と目されていたが、自民の分裂が回避された上、ほかに女性3人が出馬するなど状況は一変した。与野党による事実上の一騎打ちの構図には持ち込んだものの、状況の変化が結果を左右したとみる陣営関係者もいる。

 それでも陣営は、大きな争点となった物価高対策が「生活者目線」を前面に出す小野寺の追い風になり、人柄も相まって公示後は好感触をつかんでいた。選挙戦終盤には、国民幹部も応援に駆け付けるなど、野党の結束をアピールした。

 そんな中、投票日2日前に安倍晋三元首相が凶弾に倒れ「風向きが変わった」(陣営幹部)。立民県連幹事長の高橋秀樹は「敗因は事件を含め、さまざまな要素があった」とし「それを乗り越えられる足腰が必要だ」と金子同様、組織体制強化の必要性を強調。その上で「負けたことを真摯(しんし)に受け止めて課題を洗い出し、無党派、保守層にも理解をもらえる政策を考える必要がある」と再起を期す。

 参院選は2019年に続く連敗となったが、昨年の衆院選は野党共闘が奏功した。県内小選挙区で3勝2敗と勝ち越し、比例東北での復活も含め4人を国政に送り出した。ただ、全国的には議席を減らしたことによる「摩擦」が生じ、共産党県委員会は今参院選で小野寺と政策協定などを結べず「支援」にとどまった。

 また県内では「5者協」の枠組みが堅持されたものの、中央レベルでは「改憲勢力」とされる国民など、政党間で共闘に温度差があるのが実情。共産県委員長の町田和史は「次の選挙に向け、野党共闘ができるような空気をつくる」と秋波を送るが、高橋は「これから(中央が)どのような動きになるか読めない。地方だけで解決できる問題ではない」と慎重な姿勢を崩さない。一定の成果を上げてきた県内の野党共闘。その形が変わりつつある。(文中敬称略)

1513チバQ:2022/07/14(木) 21:01:11
https://www.minyu-net.com/news/saninsen2022/FM20220712-715690.php
【参院選ふくしま・戦い終えて】自民、新人擁立 総力戦で奪還
2022年07月12日
 自民党新人・星北斗の当選から一夜明けた11日午前、福島市の党県連会館に役員らが集まっていた。6年前の雪辱を期した激戦。事実上の野党統一候補に10万票近い差をつけ「悲願の議席奪還」を果たした余韻で表情が和む。総合選対本部長を務めた県連会長の根本匠は「まさに総力戦の勝利だった」と、候補者擁立からの半年間を総括した。

 自民が福島選挙区に新人候補を立てたのは15年ぶり。1人区になってからは初めてだ。それだけに陣営は党員・党友や143の支援・友好団体からなる組織への知名度向上に躍起になった。昨年12月の立候補表明から約200日間、星は前哨戦で県内を4巡、選挙期間中に2巡した。各地で支持者らを動員した大規模集会を重ね、陣営は震災後の医療復興や新型コロナウイルス対策に尽くしてきた星を「即戦力」と訴えた。

 県連幹事長の西山尚利は「半年間、特に震災以降の医療面での(星の)実績を全力で伝えてきた。それが子や孫を持つ世代を中心に届いたのが、一番の勝因ではないか」と分析する。地道な活動を重ね、西山がようやく組織への浸透に手応えを感じ始めたのは、公示を2週間後に控えた6月上旬ごろだった。

 この間、選挙戦の構図も二転三転した。当初は自民元職が立候補を検討し、保守分裂が懸念された。自民元職が比例に回ったことで、比例候補を擁立する公明党との間に一時、緊張が走った。5月上旬には無所属現職が出馬を取りやめ、支持票の行方に危機感が広がったが「組織基盤の強化を徹底したことで保守票をまとめられた」(県連幹部)。公明との選挙協力も従来通りの形で落ち着き、結果的には自民現職と野党統一候補が争った3年前とほぼ変わらない票差での勝利につながった。

 「予想以上に『地の利』を生かした選挙戦を展開された」と西山が省みるように、野党候補の出身地である喜多方市をはじめとする会津北部で後塵(こうじん)を拝したほか、無党派層への広がりに課題が残った。ただ「複数期にわたって活躍できる若い新人」を掲げて50代の星を擁立しただけに、党内で将来への期待は大きい。

 最終盤に本県の復興に尽くしてきた安倍晋三元首相が凶弾に倒れる事件が起きた。「(安倍氏の)遺志を引き継ぎ、一丸となって必ず復興を成し遂げる」と誓った西山。「ふくしまの命を守る」を掲げ、本県の未来に向けた政策を訴えてきた星もまた、42万票という県民の負託を胸に、復興のけん引役の一人として国政の舞台に立つ。

          ◇

 自民候補が新人5人の争いを制した参院選福島選挙区。事実上の与野党一騎打ちとなった選挙戦を振り返り、与野党の今後の思惑を探った。(敬称略)

1514チバQ:2022/07/14(木) 21:01:44
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/85403
連載[参議院選挙新潟選挙区・分水嶺の激闘]<上>自民 挙党態勢、議席を奪還
2022/7/12 12:00
(最終更新: 2022/7/13 9:19)
選挙戦最後の街頭演説会に来援し、小林一大氏(右から2人目)への支持を呼びかけた岸田文雄首相=7月9日、新潟市中央区

 参院選新潟選挙区が1人区になった2016年以降、3度目の与野党対決は自民党が1議席を奪還する結果で幕を下ろした。挙党態勢で勝利をもぎ取った自民の小林一大(かずひろ)氏(49)の陣営に対し、野党間の足並みの乱れから議席を守れなかった立憲民主党の森裕子氏(66)。近年、国政選挙で野党共闘が優位を保ってきた新潟県だが、今回の選挙結果は勢力図が変化する分水嶺(れい)となった可能性もある。激闘を振り返り、今後の与野党の課題を探る。

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 古町十字路内からあふれた聴衆が、柾谷小路沿いの歩道にもひしめく。党本部の街宣車「あさかぜ号」の上で党総裁の岸田文雄首相が「この新潟選挙区で負けるわけにはいかない」と声を張り上げると、賛同の声と大きな拍手で沸いた。

 9日、小林一大氏の陣営が新潟市中央区の中心部で開いた選挙戦最後の街頭演説会。地方都市のこの地を総裁自らが選挙戦締めくくりの場に選んだ。異例の対応は、自民にとって党を挙げた「総力戦」なのだと一層、印象づけた。

 前日に安倍晋三元首相が銃撃され急死した事件が起きたことも、必勝の雰囲気を高めていた。

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 小林氏には知名度不足などの不安要素があった。補うように党本部が取った戦術の一つが、応援弁士やスタッフを「過去に例がないほど」(県連幹部)本県に送り込む物量作戦だ。

 陣営関係者はその一例として、県内にわずかでも縁故のある党本部職員が現地に入り「1票でも掘り起こそうと動いていた」と明かす。中には10年以上前に退職した人もいた。首相が率いる党内派閥「宏池会」からも多くの議員秘書が本県入りし、企業の票固めなどに動いた。

 選挙戦終盤に2度も来援するなど、岸田首相自身の新潟への思い入れは際立った。序盤には自ら小林氏の携帯電話を鳴らし、「厳しい戦いだが、頑張ろう」と激励した。

 小林氏には宏池会入りがささやかれる。ただ、ロシアによるウクライナ侵攻でエネルギー安全保障が政権運営の焦点となる中、ある陣営関係者は首相の政策的な意図を推し量る。「原発を抱える新潟を重視する姿勢を見せたのではないか」

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 国政選挙では17、21年の衆院選小選挙区でいずれも野党に2勝4敗と負け越すなど、本県の自民は苦杯をなめ続けてきた。今回の勝利が反転攻勢の第一歩になると県連幹部はみる。現場の陣頭指揮を執った県連前幹事長の小野峯生県議は、秋の新潟市長選や来春の統一地方選を見据え「今後につながる戦いができたのは間違いない」と話す。

 ただ、次期衆院選を順風満帆で迎えられるとは限らない。「1票の格差」を是正するための新たな区割りでは、県内の選挙区が現行の6から5に減る。自民現職7人による公認争いなど今後の曲折は必至で、今参院選のように一枚岩になれるかは不透明だからだ。

 10日夜、小林氏の勝利の余韻がさめやらぬ中、県連会長の高鳥修一衆院議員は、参院選が終わるまで衆院の新区割りを意識した発言を控えていたと明かした。「身内で椅子取り合戦をしているように見える」。近い将来、起き得る事態を言い表すようだった。

1515チバQ:2022/07/14(木) 21:02:49
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/85903
連載[参議院選挙新潟選挙区・分水嶺の激闘]<下>立民 野党間の融和策不発
2022/7/13 15:00
支援政党、団体関係者が結集した森裕子氏(右から3人目)の最終街頭演説=新潟市中央区

 「自民党は総力戦だったが、皆さんの奮闘で最後の最後まで分からない戦いに押し込んでいただいた」

 参院選新潟選挙区(改選数1)で、自民新人の小林一大(かずひろ)氏(49)に敗れた立憲民主党現職の森裕子氏(66)。投開票日の10日夜、敗戦濃厚となり、新潟市中央区のホテルに集まった支援者に深く頭を下げた。

 自民、立民とも最重点区に位置付けた新潟選挙区では接戦が続いた。当初は野党間の足並みがそろわなかったが中盤以降、「一体感が高まってきた」と陣営関係者は口をそろえた。

 実際、新潟日報社が投開票日に実施した出口調査で森氏は、立民、共産、社民各党支持層の9割以上を固めた。それでも約7万票差をつけられ、自民に議席を明け渡した。

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 「8日朝まではイケイケドンドンだった」。森氏を支えた連合新潟の牧野茂夫会長は振り返る。しかし、8日昼に発生した安倍晋三元首相の銃撃事件によって風向きは変わった。

 8日は森氏陣営にとって戦略上重要な日だった。公示前から応援要請していた、連合の芳野友子会長の来援が決定。連合新潟が間に入り、今回は野党共闘の枠組みから外れた国民民主党県連の上杉知之代表を招き、森氏と並び立たせて立民と国民の融和を演出する予定だった。しかし、事件を受けて上杉代表は欠席し、もくろみは崩れた。

 自民を鋭く批判してきた森氏の演説にも影響した。定番だった「アベノミクスは失敗」といった個人名を連想させるフレーズは消えた。立民県連関係者は「無党派層の票が自民に流れてしまった」と話す。

 一方、森氏を支援した米山隆一衆院議員(新潟5区)は「事件の影響は大きかったが、陣営が現代選挙に対応できていなかった」と別の視点で敗因を語る。自民側はキャッチフレーズをつくって爽やかさを押し出し、SNS(交流サイト)の運用も効果的で、総合的なプロデュースがなされていたとみる。対する森氏陣営は街頭演説など従来の手法が中心で、後れを取ったという。

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 2016年の参院選で当選した森氏は、共産党を含む野党共闘路線に先鞭(せんべん)をつけた。本県の共闘の象徴ともいえる森氏が国会から去ることで、共闘の在り方は再考を迫られることになる。

 今参院選で立民は全国でも議席を減らし、退潮した。立民県連幹事長の大渕健県議は「総括しなければならない。日本維新の会が伸びており、改革を求める中間層が取り込めていない」と話す。

 立民県連代表の菊田真紀子衆院議員(新潟4区)は「小さな野党が内輪で争っているようでは、期待感は生まれない。多党化した野党を一つに近づける努力をしなければいけない」とし、再結集の必要性を語る。

 立民が存在感を発揮するには、地域で手足となる地方議員が必要不可欠だ。県議会の勢力で29人を擁する自民に対し、立民は大渕氏1人のみ。来春の統一地方選で地歩を固められるか、戦略が問われていく。

=おわり=

1516チバQ:2022/07/14(木) 21:06:37
https://kahoku.news/articles/20220713khn000001.html
同床異夢 自民、勝利のみで結束 <参院選宮城・大差の裏側>
2022年7月13日 6:00

5選を決め、支持者に頭を下げる桜井氏(左から3人目)=10日午後8時10分ごろ、仙台市宮城野区の事務所

 圧勝の余韻はなかった。

 参院選宮城選挙区(改選数1)で組織戦を展開し、5選を飾った自民党現職の桜井充氏(66)。投開票日の10日夜、仙台市宮城野区の事務所で開いた報告会はわずか50分間で終了が告げられ、約80人の大半は潮が引くように会場を去った。

 「勝利」の一点で結束するが、思惑はそれぞれ。自民に蓄積された政治作法を象徴する場面が、あちこちに顔を出した。

本音を隠さず
 「桜井さんが当選したら、市町村はお返しを期待している」

 公示日の6月22日朝。青葉区の勾当台公園であった第一声でマイクを握った渥美巌東松島市長は、際どい本音を隠さなかった。

 33人の市町村長が名を連ねた「首長の会」の代表世話人として、具体的な支援策の音頭を取った。市長500枚、町村長300枚の法定はがきを後援会関係者に送り、遊説先でマイクを握ることをノルマとした。

 県内一円の支援は、自民に入党したばかりの桜井氏にとって、当選への大きな原動力になった。

 人口減で税収増が見通せない自治体の不安と、政権与党に移籍したベテラン議員への期待。有力首長の一人は公示直後に豪語した。

 「あのな、桜井は使えるんだぞ」

「石川氏は人質」
 宮城選挙区では自民現職が2016年、19年と連敗。公認候補選びは党本部が主導し、4月の世論調査で上位となった桜井氏を公認。県連が推した前県議会議長の県議石川光次郎氏(55)は、3年後の宮城選挙区での擁立が内定した。

 桜井氏は県連の会合や仙台市内の街頭演説など事あるごとに「3年後の石川さんにいいバトンをつなぎたい」と発言。理解を求めたが、県連関係者の動揺と反発は収まらなかった。

 「今回自分を応援しないと、『3年後はどうなるか分かるよな』と言っているようなもの」。中堅県議は「石川さんは人質だ」と語気を強めた。

 県連幹部は「トップスピードで走っていた方向が180度変わった。『やってられない』と嘆く党員は少なくなかった」と明かす。

 それでも、選挙戦に入ると「みんな党人、組織の人間」でスクラムを組むのが自民の懐の深さか。来年の県議選を見据え、自前の後援会を試運転するしたたかな議員もいた。

 選挙中、自己紹介では必ず「自民党公認」のフレーズから入った桜井氏。宮城選挙区で最多となる5回目の当選を決めた10日夜の報告会では「これからは胸を張って自民党議員として働かせていただきたい」と決意を新たにした。

 発言を聞いた県連関係者がつぶやいた。「結局、自民党は『自分党』。仲間として受け入れられるかどうかとは別の問題だ」
(報道部・樋渡慎弥)

1517チバQ:2022/07/14(木) 21:07:05
https://kahoku.news/articles/20220714khn000002.html
攻守交代 与野党、視線は3年後 <参院選宮城・大差の裏側>
2022年7月14日 6:00

 党内融和を体現し、3年後の布石を打った。

 参院選宮城選挙区(改選数1)で5選を果たした自民党現職桜井充氏(66)の陣営が7日夕、仙台市青葉区の勾当台公園で開いた大規模集会。前県議会議長の石川光次郎氏(55)が壇上から声を張り上げた。

 「残り2日間、支援の輪を最後まで広げてほしい」


選挙カーの上で演説を終え、桜井氏(左)とグータッチする石川氏=2日、仙台市青葉区
感情抑え応援
 4月まで続いた公認争いで県連に推されたが、党本部の世論調査で桜井氏に敗れた。2025年の宮城選挙区での公認が内定したものの、県連内には16年に野党統一候補だった桜井氏への不満のマグマがたまっていった。

 16、19年に続く3連敗だけは避けたい自民。「できる限り、一緒に回ってほしい」。西村明宏県連会長(衆院3区)から、わだかまりを消し去る先導役を要請された。

 世論調査で知名度不足が露呈した石川氏にとって、桜井氏との二人三脚は、名前と顔を有権者に売り込む一石二鳥の作戦でもある。「党人だから」と感情を封印し、桜井氏の横で「ノーサイド」を演出。自らをアピールしつつ、連敗阻止の大任を果たした。

 投開票された10日夜、20万票差の圧勝劇に「石川氏の果たした役割は大きかった」と満足げな西村会長。県連一丸での連勝を誓った。

 「野党共闘は間違いなく自公政権にとって脅威。束になってかからないと対抗できない」


小畑氏(右)の応援のマイクを握る石垣氏=6月25日、JR仙台駅東口
高まる危機感
 3年後に迎え撃つ立憲民主党現職の石垣のり子氏(47)は6月30日、富谷市の演説会で熱弁を振るった。選挙戦中、宮城選挙区の党新人小畑仁子(きみこ)氏(44)の遊説に精力的に同行した。

 石垣氏は19年に旧国民民主、共産、社民各党などの支援を得て初当選した「野党共闘の象徴」だ。今回も政党を橋渡しした市民団体の面々に「新型コロナウイルスのせいでなかなか集まれなかった。お会いできてうれしい」と語りかけた。

 生命線の野党共闘は「失敗と片付けるのは短絡的」(立民国会議員)との指摘もあるが、立民が共産と一定の距離を取ったことで後退した。小畑氏の劣勢が報じられる中、陣営には「負け幅をどれだけ抑えられるかが、共闘継続の分かれ目だ」(幹部)といった敗戦処理の雰囲気さえ漂った。

 結果は石垣氏の19年の得票を20万票も下回る大惨敗。「自民が息を吹き返した。今度は石川氏を担いでガチンコの総力戦を仕掛けてくる」と陣営関係者。一転して守勢に立たされた野党勢力は危機感を強める。

 「次、頑張ろうね」。10日夜、小畑氏の事務所で共産県議から声をかけられた石垣氏はうなずき、両手をがっちり握り返した。

 攻守交代した与党と野党。3年後に向けた前哨戦は第1幕が下り、来年の仙台市議選や県議選に続く。
(報道部・東野滋、樋渡慎弥)

関連リンク

1518チバQ:2022/07/14(木) 21:07:37
https://kahoku.news/articles/20220712khn000001.html
共闘変質 野党「非共産」で苦悩 <参院選宮城・大差の裏側>
2022年7月12日 6:00

 参院選宮城選挙区(改選数1)は、自民党現職の桜井充氏(66)が立憲民主党新人の小畑仁子(きみこ)氏(44)を20万票余りの大差で破り、5選を果たした。手痛い敗戦を喫した野党勢力、底力を見せつけた巨大与党。18日間の激闘の裏側に迫った。


落選が確実になり、支持者からねぎらいの花束を受け取る小畑氏(右)=10日午後8時25分ごろ、仙台市青葉区の事務所
 快進撃を続けてきた宮城の野党共闘が、大きな挫折を味わった。

 10日午後8時、開票開始直後に桜井氏の当選確実が報じられると、仙台市青葉区にある小畑氏の事務所は重苦しい雰囲気に包まれた。立民県連の鎌田さゆり選対委員長(衆院2区)は「完敗です」と語り、深々と頭を下げた。

 2016、19年の参院選で共闘態勢を築き、自民現職に連勝した野党勢力。小畑氏の支援については市民団体を介して立民、共産両党の県組織が協力を確認した。連合が「非共産」を鮮明にし、立民党本部も共産と一定の距離を保ったことが大きな理由だ。

応援しづらい
 過去2回と異なり、政党は推薦を出さず、政策協定も結ばなかった。共産関係者は「応援に力を入れにくかった。支持者からも『誰に投票すればいいのか』と聞かれた」と打ち明けた。

 共産側はポスター張りなど選挙活動にほとんど関われず、応援のマイクを握る個人演説会も限られた。「頼まれれば何でもやりたい気持ちはあるのだが…」。もどかしさと共に立民への不満が募った。

 共同通信社の出口調査によると、共産支持層の71・5%が小畑氏に投票。19年の立民候補に対する84・4%から10ポイント以上も減少し、結束のほころびが浮かび上がる。

 連合傘下の産別労組の支援政党が立民、国民民主両党で分かれる「股裂き」状態も影を落とした。連合宮城が推薦した小畑氏への国民支持層の投票は34・1%。6年前まで旧民主党、旧民進党の公認で戦った桜井氏への36・6%を下回った。

全て中途半端
 17年の仙台市長選も制し、宮城の野党勢力は共闘の先進地を自負してきた。「中央」の事情に振り回された末の敗北に、小畑氏の陣営関係者は「共産が表に出られず、連合も立民、国民で割れる。全て中途半端な状態で戦わざるを得なかった」と嘆いた。

 最終盤の7日夕、JR仙台駅西口であった街頭演説会。立民県連の安住淳代表(衆院5区)は、共産県委員会の中島康博委員長と公示後初めて並び立ち「市民と野党の共闘を今後も維持したい」と声を張り上げた。

 全国に32ある1人区で野党が候補者一本化を進めた16年は11勝、19年は10勝を挙げたが、乱立した今回は4勝にとどまった。安住、中島両氏は野党共闘が必要との認識を共有するものの、勝利への道のりを再構築するのは容易ではない。

 立民県連幹部は限界を指摘する。「県レベルで戦う態勢を整えても、全国的な野党共闘の盛り上がりがなければ厳しい」
(報道部・東野滋)

1519チバQ:2022/07/14(木) 21:09:35
https://www.yamagata-np.jp/news/202207/12/kj_2022071200304.php
参院選県区・政戦の軌跡(1) 国民の舟山氏勝利
2022/7/12 08:42

当選確実の報を受け、長沢豊選対本部長(左)に握手を求める舟山康江氏(右)=10日夜、山形市の選挙事務所
 第26回参院選県選挙区(改選数1)は、国民民主党現職の舟山康江氏(56)が自民党新人の大内理加氏(59)=公明党推薦=との事実上の一騎打ちを制した。候補者擁立を巡る自民の迷走と野党共闘の崩壊に始まった攻防は、過去に類を見ないほど混迷の度合いを深めた。戦いの軌跡を探る。(文中敬称略)

 最後まで気が抜けない戦いだった。10日夜、山形市の選挙事務所に響いた万歳には、この日まで紆余(うよ)曲折を経た末の安堵(あんど)と達成感が凝縮されていた。支援者を前にした舟山は「なかなか構図が決まらず、非常にやりにくい、分かりにくい、そんな選挙だった」と切り出した。

 「敵の迷走」が事態を複雑化させた。政府の2022年度予算に賛成した国民への配慮として、自民が擁立見送りを模索。前回選挙で共闘した共産党は独自候補を擁立し、協力関係にある立憲民主党県連内にも舟山支援への異論が出た。共闘が揺らぐ状況下で自民は一転して擁立を決定し、組織力で急追した。

政権批判を前面に

 舟山は公示後、抑え気味だった政権批判を前面に出した。立民、国民、連合山形の2党1団体に無所属議員を加えた組織を軸とし、さらに幅広く非自民系の受け皿となることを明確に示した。街頭や遊説で「私は多様な声、多様な組織に支えられている」と繰り返した。

 舟山の訴えと自民の追い上げは、距離を置いていた組織を引き寄せる。立民を支持する自治労系の労組は、国民民主の憲法改正を巡る動きなどに反発し、当初は動きが鈍かった。だが吉村美栄子知事が舟山事務所を訪問した2日、連合山形会長の舩山整ではなく、あえて自治労県本部執行委員長が舟山の横で音頭を取り、気勢を上げた。職員労組の動きが活発化したことを示す、結束のアピールだった。

 勝利に沸く10日夜の選挙事務所で、立民県連代表の石黒覚は「仲間の85〜90%をまとめた。私たちのつながりがあれば、彼女しか選択肢はない」と手応えを語った。党本部間で摩擦が生じても、本県における両党の結束は揺らがないと強調した。国民県連会長の青柳安展も「石黒代表との信頼関係」と胸を張る。

 さらに舟山には、2期12年の実績と過去4回選挙を戦った経験があった。大物弁士を次々と投入して空中戦を展開する自民に対し、「草の根の力」で抗戦。東京から来県する自民の大物弁士を逆手に「山形に住んでいる人の声が大切だ」とのメッセージを発した。

 無党派に浸透したことに加え、自民支持層、そして共闘が崩れた共産票も取り込んだ。強みの農業票を手放さなかった。陣営幹部の一人も「党派よりも地力だった。2期12年の足跡は大きく評価された。全国的な野党大敗の中、よく持ちこたえている」とたたえた。

注目される距離感

 今後の立ち位置について舟山はこれまで同様、自公政権に対峙(たいじ)する野党の立場と明言した。「是々非々で課題解決する。具体的にどう物事を進めていくのかが問われている。与党も含めた議論の場で答えを見つけていく」。

 国民と自民の距離感は引き続き注目され続ける。石黒は立ち位置を巡り批判を受けてきた舟山を「つらいこともあったろう」と思いやり、信頼感をにじませた。「新しい時代の国政のあり様について、きっと舟山さんなりに、私たちが納得できるような進め方をしてくれるだろう」

1520チバQ:2022/07/14(木) 21:09:54
https://www.yamagata-np.jp/news/202207/13/kj_2022071300338.php
参院選県区・政戦の軌跡(2) 3連敗喫した自民、擁立までの混迷響く
2022/7/13 10:09

敗戦の弁を述べる大内理加氏(左)。分厚い組織力を生かせず、自民は参院選3連敗となった=10日夜、山形市・山形流通団地会館
 開票が進むにつれて衆院議員や市町長、県議らが集まった会場を重い空気が支配した。午後10時40分過ぎ。国民民主党の現職舟山康江の陣営が歓喜に沸く様子がテレビに映し出された後、自民党の新人大内理加が静かに姿を現した。「全て私の力不足」と頭を下げると、「そうではない」と次々にかばう声が上がった。多くの関係者が県選挙区(改選数1)の擁立過程を巡る曲折と混迷を思い浮かべていた。

 参院選で3連敗を喫し、全県区選挙の弱さをまたも露呈した自民。「出足が遅かったことは否めない。勢いが最後まで続かなかった」。衆院議員加藤鮎子(県3区)は端的に敗因を挙げた。大内の擁立が決まったのは公示まで1カ月を切った5月29日。異例の短期決戦だった。

火中の栗を拾う

 「負けるべくして負けた」。党内には冷ややかな反応さえある。人選の難航、そして候補擁立論と不戦敗論に揺れ、一時は舟山への推薦論さえ出た。党本部と県連は今年最大の政治決戦を前に揺れに揺れた。最終的に党本部が擁立へかじを切り、白羽の矢が立ったのが昨年1月の知事選を戦い、県内全域で一定の知名度があった大内。難しい決断を迫られた大内は「火中の栗を拾う覚悟」(陣営幹部)で意を決した。

 改選期を見据えた人選に計画性もなかった。県連内には一連の対応に今も不満が渦巻く。自民支持層を固めきれず、県連幹事長の森谷仙一郎は「党本部と県連の意見が一致せず、結果的に擁立が遅れたことに有権者から不信感があったと思う」と察した。

 急造の陣営。党員の冷めた空気を熱する方策は、大物政治家を投入し、浮動票の取り込みを狙う空中戦に絞られた。ようやく独自候補を出した期待値の高さから序盤は勢いがあったが、中盤以降は失速。てこ入れを繰り返したが、若手県議は「中央主導の印象が強まり、候補者の訴えがかすれた。足場を固められないまま空中戦頼みとなった」と絞り出した。

組織力も機能せず

 分厚い組織力も、十分には機能しなかった。酒田市長丸山至は最終盤、県内35市町村のうち29の首長が支援組織に名を連ねた点に触れ「住民に選ばれた29市町村長の信任も問われる」と街頭で訴えた。しかし、大内が制したのは山形、鶴岡など8市町にとどまり、首長の投票行動の影響は限定的だった。

 岸田政権の高い支持率を追い風に政党色を強めた戦いに徹したが、政策論争を深めることはできなかった。森谷は「もう少し準備期間があれば、政権与党として国の政策を丁寧に有権者に示し、支持を広げられた」と限られた時間の中での苦しい戦いだったことを認めた。

 「大切なのは日々の積み重ね。候補者を育てられなかったことも含め、しっかり地に足を着け、出直さないと、われわれは全県区選挙でいつまでも勝てない」。衆院議員鈴木憲和(県2区)は全県区選挙での連敗に危機感を強め、県連として戦いへの向き合い方を変える必要性に言及した。

 全国32の改選1人区で自民の敗北は山形など4県のみ。県連会長遠藤利明(衆院県1区)は「3年後の参院選や次の知事選でどうやれば勝てるか、皆が知恵を出して進んでいかなければ」とかみしめるように言った。全県区選挙の連敗からどう抜け出すのか。自民は答えをいまだに見いだせずにいる。(文中敬称略)

1521チバQ:2022/07/14(木) 21:10:10
https://www.yamagata-np.jp/news/202207/14/kj_2022071400372.php
参院選県区・政戦の軌跡(3) 熟慮重ねた「恩返し」
2022/7/14 12:05

参院選後半に入り、危機感を強める舟山康江陣営を吉村美栄子知事(右)が激励した=2日、山形市
 参院選後半に入った今月2日。県選挙区の競り合いは激しさを増していた。知事吉村美栄子は国民民主党現職舟山康江の陣営を訪ねた。選対本部長長沢豊はほえた。「山形県の超大物、総理を超える超大物が応援に来た」。背後に迫る自民党新人大内理加=公明党推薦=を意識し「(知事の)効果は莫大(ばくだい)だ」と熱気で迎え入れた。

注目される動向

 2009年に初当選した吉村は2期目と3期目を連続無投票で再選。4選を懸けた21年知事選で40万票を集め、自民、公明両党推薦の無所属候補に23万票差で圧勝した。苦杯を喫したのが大内だった。

 吉村県政の下、自民は直近2度の参院選で敗北。県選挙区の全2議席を失った。今回は不戦敗論と主戦論との迷走の末、9年ぶりの勝利を大内に託した。知事選ショックを引きずる中、自民県連会長遠藤利明は吉村をけん制し、6月16日に官邸での県産サクランボ贈呈を企図。吉村と首相岸田文雄を並べて融和ムードを演出した。2日後には党県連大会で吉村を迎え、良好な関係を強調した。

 県民党を掲げる吉村は与野党を問わずに支持を取り込んできた。「オレンジの会」に象徴される熱烈な女性支持者もいる。“選挙に強い”知事の動向は各種選挙で注目され、吉村はそのたびに悩み、「静観」や「事務所訪問」などを選択。選挙の終盤には県外出張を組み込んできた。今回も定例記者会見をキャンセルして関西、中部、東海の各方面に出張するなど最後1週間は選挙と距離を置いた。

 知事選での「恩返し」を行動理念とする吉村は「政治的スタンスであり、人間としての生き方」と話す。21年知事選で支援を受けた舟山は「雪が降りしきる中で声を張り上げてくれた」存在だ。公示直前に舟山支援を明言し、2日の訪問では「みんなの気持ちを代弁してくれる人」と持ち上げて一体感をにじませた。この時点で安泰ムードから危機感に変わっていた舟山陣営幹部は「知事の激励は間違いなく効果がある」と口にした。

自民への配慮

 一方、4期目のスタートは自民会派との対立で副知事人事、新年度予算の撤回、再提案を余儀なくされた。長期政権下で、県政運営に向けられる評価の目は厳しさを増している。新型コロナ対応や山形新幹線の福島県境部トンネル新設などで自民との関係改善が不可欠となり、吉村と遠藤は急速に接近。蜜月ぶりに、参院選を控えた県議会6月定例会は無風のまま全議案が可決された。

 投開票から一夜明けた11日午前、舟山は県庁に吉村を訪ねた。吉村は「おめでとう。頑張って」と祝意を伝え、舟山は「大きな力になった。県民の声を国会に届ける」と応じたという。数時間後の定例記者会見で吉村は「ずっと恩返しをしなければと思っていた。いつ、何をするかは熟慮を重ねた」と2日の激励訪問を振り返った。

 吉村は自民との関係修復も望んだ。「県民の幸せ、県勢発展で目指すところは同じ。一致協力したい」。吉村の行動に自民県議は「首相と会い、党県連大会に来た。自民への配慮は見えるが、信義に欠ける」と話し、知事への風当たりは強まると予測する。県議会2月定例会で自民が削除を求め、予算案撤回につながった「果樹王国情報発信の拠点施設整備事業」は、再提案の可能性がくすぶる。(文中敬称略)=おわり

1522チバQ:2022/07/14(木) 21:10:34
https://www.yamagata-np.jp/news/202207/11/kj_2022071100286.php
舟山氏、非自民の受け皿に 参院選、県区を振り返って
2022/7/11 14:48

 第26回参院選県選挙区は、国民民主党現職の舟山康江氏(56)が非自民系の受け皿となり、自民党新人の大内理加氏(59)=公明党推薦=を振り切って3度目の当選をつかんだ。大内氏は組織力で出遅れをカバーし、舟山氏を視界に捉えたが、追い抜くための決め手を欠いた。共産党新人の石川渉氏(48)、政治団体「参政党」新人の黒木明氏(48)、NHK党新人の小泉明氏(51)は支持獲得が限定的だった。

 今回の参院選は、過去に例を見ない混迷と衝撃の中で投開票を迎えた。自民、公明両党と国民民主党の接近で自民内に不戦敗論が浮上し、1995年の1度しかない自民の公認候補擁立見送りが一時的に現実味を帯びた。

 自公と国民の接近で野党共闘は分断され、県選挙区に過去最多タイの5候補が出馬した。沖縄の「慰霊の日」に配慮する形で選挙運動期間は通常よりも1日長い18日間。最終盤には安倍晋三元首相が遊説先で銃撃され、複数陣営が遊説を中断した。

 争点は新型コロナ禍やウクライナ情勢などを背景に、物価高騰や憲法改正と安全保障の在り方、分散型社会の実現など。国民の政権への接近や野党共闘の崩壊を要因に、政策論争は盛り上がらなかった。

 舟山氏は3選を懸けて出馬した。6年前は政党色を薄めた無所属を選び、非自民系結集の原動力につなげた。その後、国民入りし、政府予算への賛成など自らの行動で野党勢の疑念を招いた。参院選5度目で上積みが難しい中、取りこぼしを防ぐ守勢を強いられた。

 結果的に自民候補が登場し、自らを「野党の立場」だと強調して政権批判を先鋭化。立憲民主党、連合山形と協力する枠組みの維持に努めた。長沢豊前JA山形中央会長を選対本部長に迎え入れて農業票の離反を抑え、吉村美栄子知事の支持表明を追い風に、保守層の取り込みを図った。

 大内氏は昨年1月の知事選に挑み、県全域に一定の知名度があるものの、その知事選では惨敗。岸田政権の高い内閣支持率を念頭に与党の立場を強調、県選挙区での自民議席の必要性を訴える戦いに徹した。

 自民が不戦敗論に傾いたことで県内保守層に漂った冷ややかなムードを振り払おうと、来援した大物政治家とともに数多く街頭活動を重ね、政党色を強めた。保守系議員の後援組織や公明と連携した運動で足場固めを進めたが、短期決戦で限られた時間では効果は限定的だった。

 石川氏は批判票の取り込みが弱く、過去に協力した舟山陣営に切り崩しに遭った。黒木氏は支持拡大に悩み、小泉氏は独自の戦いに終始した。

1523チバQ:2022/07/14(木) 21:14:02
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1199413
2022年7月12日
田名部氏 衆院2区で圧倒/出身・八戸 3万票差
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青森市のカクヒログループスタジアムで行われた参院選の開票作業=10日午後9時21分
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 10日投開票の参院選青森県選挙区で再選を果たした立憲民主党・田名部匡代氏の市町村別得票を見ると、市部、東郡、上北郡、下北郡、三戸郡を中心に27市町村で自民党・齊藤直飛人氏を上回った。特に、出身地・八戸市を含む衆院2区は4万6750票差と勝負を決する大差となった。齊藤氏の出身地・板柳町がある衆院3区は競り負けたものの、305票差にとどめた。

1524チバQ:2022/07/14(木) 21:20:17
https://www.sankei.com/article/20220712-VLOPSEBCSJIMTJMZZ63JD62754/?outputType=theme_election2022
静岡 立・国共闘ほころびで課題…旧民進の無所属に票食われる
2022/7/12 07:00
10日投開票だった参院選静岡選挙区(改選数2)では、野党側に重い課題が残った。自民新人候補がトップ当選するなか、昨秋の補欠選挙では65万票で同じ自民候補を破っていた無所属現職、山崎真之輔氏(40)=国民民主党推薦=が、半分以下の25万票に落として惨敗したからだ。2議席目を獲得したのは、6年前は旧民進党公認で当選したがのちに離党していた「完全無所属」の平山佐知子氏(51)。野党結集のほころびを付かれる形となった。

44万票で2議席目を得た平山氏は11日朝、祝いの花束が並ぶ静岡市葵区の事務所で「命を大切にする社会にするため、あらゆる方々と連携していきたい」と、引き続き無所属で活動する決意を新たに。さっそく、支援を受けた企業や団体へのあいさつ回りに追われた。

旧民進を5年前に離党。現在は参院内の会派にも属さず、政党色を排して「政局に左右されない。賛成できるものは賛成し、ダメだと思うものは根拠を示し改善を求める」とした〝是々非々〟の訴えは、保守系にも秋波を送る形となった。また、ニュースキャスターを務めていた知名度で、県中部の財界からは組織的な支援も得るなど、党組織の支えが消えても6年前の支持者をつなぎとめた。選挙戦では、野党の一部の地方議員からも支援を得た。

こうした戦略に影響を大きく受けたのが、補選勝利の原動力の一つだった「野党結集」が今回はほころんでいた山崎氏陣営だった。

「トラウマも控えに控えて、何とか野党統一で山崎氏をやりたかったという思いはあるが…」。立憲民主党県連の曳田卓幹事長は11日の記者会見で、推薦を見送って一部の自主支援に留まった今回について肩を落とした。


静岡県内で立民、国民両党は、3年前の参院選でともに公認候補を立てて争う(結果は国民現職が当選)など、もともとぎくしゃくする要因が多かった。補選ではそろって山崎氏を推薦し自民議席を奪う結果を勝ち取っていたが、山崎氏が「事後報告」(曳田氏)で国民会派に入ったことで立民は再び反発。「選挙までの半年間だけ会派を抜けてほしい」との提案もはねられ、軋轢(あつれき)は決定的になっていた。

こうして、両党の有力団体である連合静岡のうち立民に近い下部組織や、立民所属の地方議員の動きが大幅に鈍化。対立を嫌忌し、6年前に応援した平山氏にそのままついた組合が少なくなかった-との指摘もある。

女性問題の影響で、補選勝利の最大の原動力だった師と仰ぐ川勝平太静岡県知事の応援も今回は得られなかった。また、同問題は謝罪から半年以上を経ても有権者に「思った以上に大変大きな影響」(国民県連の岡本護幹事長)を及ぼしており、子育て世代などの票が平山氏らに流れた、と陣営は悔やむ。結果は、山崎氏が市議や県議を務めた地元・浜松市ですら3番手となる「惨敗」(岡本氏)だった。


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「われわれ野党に対する厳しい審判とも受け止める。来年の統一地方選へ再度、党勢を拡大できるよう努めたい」。曳田氏はこう反省せざるを得なかった。

1525チバQ:2022/07/14(木) 21:20:54
https://www.sankei.com/article/20220712-6V34EXPECVIM5DK6NHHVAZY3DQ/?outputType=theme_election2022
静岡 報われた「どぶ板」240日…補選敗北糧に初当選の自民・若林氏
2022/7/12 07:00
10日投開票の参院選静岡選挙区(改選数2)でトップ当選した、自民党新人の若林洋平氏(50)=公明党推薦。昨秋の同選挙区補欠選挙での敗北を糧に「目標60万票以上」を掲げ、実際に得票率約4割の62万票を獲得した背景には、既に補選敗北直後から今回の〝選挙戦〟を始めていた活動の積み重ねがあった。

「ありがとうございました。しっかりと恩返しします」。11日朝、JR静岡駅前。若林氏は支援への感謝を伝え、行き交う人々に手を振った。昨年10月24日の補選敗北の翌日から公示前日まで240日、徹底してきた「どぶ板」活動が報われ、表情は晴れやかだった。

国民民主、立憲民主両党が推薦した無所属候補に敗れ、自民の議席を維持できなかった補選投開票日の深夜。「悪かったな」とねぎらう自民県議の杉山盛雄氏に、こう切り返した。「大丈夫です。そんなやわな男ではありませんから」。一票を託した支持者に申し訳ない、次こそは-と闘争心に火が付いた瞬間だった。

敗因は公認決定から補選まで短期間で、知名度が高まらなかったことが大きかった。「支持者への挨拶(あいさつ)もままならない状況で選挙活動をお願いした」との反省から、翌日から大票田・浜松市を皮切りに事実上、今回の選挙戦を開始していた。

「一カ所でも多く、一人でも多く話を聞いてもらいたい」。休日はなく、「膝ががくがくになるぐらい引き回してもらった。体力的にきつかった」と若林氏。党県連会長の城内実衆院議員は「ひたむきに歯を食いしばって頑張った。ここまでやるかと思うぐらい回った」と讃えた。


効果はあった。今春ごろから「若林さん、いいじゃないか」との声が聞こえ始めた。「今度は負けんなよ」「俺たちも悔しかった」。声援が原動力になった。

そして6月22日公示された今回。街頭演説冒頭は決まって補選敗北を陳謝し、「勝利して恩返ししたい」と力を込めた。12年間の御殿場市長時代を知るスタッフは、「恩返し」連呼の背景を「責任感が強く、言ったことをやれないなんてなかっただけに、申し訳ない気持ちが強くなった」と解説する。

得票は県内全35市町のうち、2議席目に入った別の無所属現職の地盤である磐田市を除く34市町でトップに。補選敗北の夜に城内氏と約束した「次は(投票終了時間の)午後8時の当選確実」を実現した。「納得のいく選挙をするために、納得のいく準備ができた。これが最大の勝因」と語る。


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一夜明け、凶弾に倒れた安倍晋三元首相の顔が浮かぶ。「『しっかりやったな』と、天国でほめてくれていると思う」。初当選は通過点。権謀術数が渦巻く永田町で「恩返し」ができるか、真価が問われる。

1526チバQ:2022/07/14(木) 21:21:19
https://www.sankei.com/article/20220713-VRSPWYXOVJN2LOR7O2JFIZNBPQ/?outputType=theme_election2022
政界徒然草
野党「ワーストシナリオ」参院選敗北もバラバラ構図に変化なし
2022/7/13 01:00
大橋 拓史
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政界徒然草

反応



参院選で、立憲民主党の泉健太代表が掲げた当選者のネームプレートは少なかった=7月10日夜、東京・永田町の党本部(春名中撮影)
参院選で、立憲民主党の泉健太代表が掲げた当選者のネームプレートは少なかった=7月10日夜、東京・永田町の党本部(春名中撮影)
10日に投開票された参院選は野党の大敗で幕を閉じた。選挙戦の最終盤に発生した安倍晋三元首相の銃撃事件が影響した面は否めないが、背景を詳細に分析すると、野党間の分断が進み、「多弱化」したことが敗北の主因との結論に行きつく。にもかかわらず、与党に対抗し得る勢力の結集に向けた動きは乏しいままだ。参院選を終えた今、野党はワーストシナリオに陥りつつある。

立憲民主党の泉健太代表は、開票結果が確定する数時間前の10日夜、参院選の結果を踏まえ、職を辞す考えはないのかと問われ、「はい」とそっけなく答えて辞任を否定した。泉氏は「議席数、得票数は当然ながら責任を負う立場にある」とも述べたが、言葉の端々からは、今回の選挙結果に一定の満足感すら得ているような印象も覚えた。

泉氏が報道各社のインタビューで力説したのは、代表として、「厳しい環境からのスタート」を強いられたという釈明だった。

1527チバQ:2022/07/14(木) 21:21:47
https://www.sankei.com/article/20220714-WEZFQBAYKROMRLYQLG47QDRTVE/?outputType=theme_election2022
組織が衰退」100万票減の公明、再生は誰が
2022/7/14 19:04
千田 恒弥
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反応




参院選で公明党が苦戦したことを受け、山口那津男代表の去就が焦点となっている。比例代表では昨秋の衆院選より約100万票も得票を減らし、目標とした現有議席の維持ができなかった。党は9月25日にも開く党大会で幹部人事を刷新する方向で、7期目を迎えた山口氏の交代論もあったが、難局を打開するために続投を求める声も高まっている。

「大きな課題が山積していることを踏まえ、政府与党の責任はいよいよ重い。政治が安定して、その基盤の下に確実に課題を克服していけるように結束して頑張っていきたい」

山口氏は14日の党中央幹事会で、今後の党運営の指針をこう強調。同時に、来春の統一地方選に向けた態勢づくりも指示した。会合では、28日の全国県代表協議会で参院選の総括などを行うことも決めた。

1528チバQ:2022/07/14(木) 21:26:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2e94dd0a0a7687d4978252d1c86b0bd751307ea
安倍元首相側近の井上義行氏が大炎上!旧統一教会の「全面支援」で当選していた
7/14(木) 14:45配信
 旧統一教会はどこまで政界に食い込んでいるのか。

 7.10参院選で当選した自民党の井上義行議員が、旧統一教会から全面支援を受けていたことが発覚し、ネット上で<これも衝撃!>と驚きの声が上がっている。井上氏は、第1次安倍政権の時、首相秘書官をつとめた安倍元首相の側近だ。

 選挙期間中の7月6日、さいたま市文化センターで開催された旧統一教会の集会「神日本第1地区 責任者出発式」は衝撃だ。

 旧統一教会の幹部が、「井上先生はもうすでに信徒となりました」と紹介し、「必ず勝たなければいけない。勝ちこそ善であり、負けは悪でございます」とゲキを飛ばしているのだ。つづいて井上氏も登壇して挨拶している。

 実際、井上氏は旧統一教会の「賛同会員」になっているようだ。旧統一教会は全国に10万票を持っているという。全国比例で出馬した井上氏は、16万5000票を獲得し当選している。

 現場で取材したジャーナリストの横田一氏がこう言う。

「会場は異様な熱気でした。幹部や井上議員が発言するたびに大きな拍手とワーッという歓声が上がる。熱狂的な信者が自民党議員の集票マシンになっている感じでした」

 はたして、どれだけの自民党議員が旧統一教会から支援を受けているのか。

1529チバQ:2022/07/15(金) 06:58:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbdddd5023ae52eec41a3495f7768419941729f5
僅差の裏側に何が? 大激戦で幕を下ろした参院選・沖縄選挙区 取材班が話し合う【記者座談会】
7/15(金) 5:52配信
沖縄タイムス
演説会でガンバロー三唱する支持者ら=6月25日、本島中部

 10日に投開票された第26回参院選の沖縄選挙区は、過去最多タイの5氏が立候補し、事実上の一騎打ちを制した「オール沖縄」勢力が推す伊波洋一氏(70)=無所属=と、次点だった自民党公認の新人、古謝玄太氏(38)のまれに見る大激戦で幕を下ろした。2888票差の裏側を取材班で話し合った。


参政党2万票に衝撃
激戦の舞台裏

 C 報道各社は開票率が98%を超えても当確を打てなかった。分刻みで得票順位が入れ替わり、当確は日付が変わっていた。それから取材と原稿の執筆。締め切りが迫る中でしびれる作業だった。

 E 各社の情勢調査の数字が出回ったが手法によって大きな開きがあった。数字だけでは結果が読めなかった。伊波氏側の選対関係者は投票日の朝「負けた」とうなだれていた。「これで勝ったら県民の良識だ」との言葉も印象的だった。

 D 安倍晋三元首相が殺害されたことは衝撃だった。古謝氏側は9日の街頭演説で安倍氏に対する言及が多かった。哀悼の意だっただろうが、亡くなったことへの「同情票」を意識しているようにも見えてしまった。

 F 参政党は衝撃だった。沖縄でも公認候補者が2万2千票以上を獲得した。保守層の一部が流れ古謝氏側への影響が大きかったはずだ。

 C オール沖縄対自公の構図、基地を巡る争いに飽きた有権者から参政党に入れるとの声も出ていた。知事選に候補者を擁立する話も聞こえてくる。県内政局に影響を与えるだろうか。

 A 限定的だとは思うけどチェックは必要だね。

見えにくい対立軸
両氏の論戦

 A 明確な対立軸は辺野古移設問題だった。自民候補が全県選挙で初めて辺野古容認を打ち出した。知事選でもオール沖縄と自民の対決構図は同じ。自民候補の辺野古を巡るスタンスは注目だ。

 C 伊波氏は当初、経済を前面に打ち出していた。中盤は経済と基地問題を「同列」としていたけど、最終盤は「基地問題」に比重を置いた印象だ。

 D それでも対立軸が見えにくかった。「何が大切か分からず、主張がぶれている」という声も少なくなかった。

 E 古謝氏は浦添市の決起大会で「私だって平和を望んでいる」と訴えていた。軍拡に賛成している候補者という印象付けを嫌がっているようだった。

知事選向け戦略必要
今後の政局

 F 知名度ゼロから4カ月間で27万票を獲得した古謝氏を那覇市長選に挑戦させてはとの声もある。

 B 古謝氏本人は知事になる目標がある。那覇市長選で失敗すれば、政治生命への影響は大。慎重に判断するんじゃないかな。

 C いわゆる「落下傘候補」は沖縄ではあまりなじみがない。これが主流になると、市議からこつこつ経験を積んだ政治家が目標を失いかねないと不満もたまっているって聞いた。

 A 伊波氏が勝ってオール沖縄の連敗を止めた。でも労組の動きは鈍くオール沖縄内の連携は十分ではなかった。知事選では指揮を執る人の力と求心力が求められるだろうね。

 E 実は、参院選の投票全体で見ると「辺野古容認」の票が多いんだよね。2カ月後には知事選がある。オール沖縄はこの事実を直視して戦略を練る必要があると思う。

座談会参加者

 政経部・山城響、知念豊、新垣亮、又吉俊充、大野亨恭、東京報道部・嘉良謙太朗

1530チバQ:2022/07/15(金) 07:41:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/d282c93a1c552ae2e88b6766ec78c195b2002d7a
野党共闘路線、道険し 進む組織弱体化 共産、15日結党100年
7/15(金) 7:13配信

時事通信
共産党結党100年に当たり、記者会見する志位和夫委員長=14日午後、国会内

 共産党が結党してから15日で100年を迎える。

 反戦平和を堅持しつつ、天皇制や自衛隊を容認するなど現実路線へかじを切ってきた。だが、党勢はふるわず、組織の弱体化は進む。活路を求めた野党共闘路線の手詰まり感も否めず、展望は開けていない。

 志位和夫委員長は14日、結党100年を前に記者会見し、「どんな困難も乗り越え、国民の共同の力で社会変革を進める」と強調。次期衆院選をにらみ、「日本の政治を変える道は共闘しかない」と語り、引き続き野党共闘路線を進める考えを示した。

 同党は、1922年7月15日に非合法政党として結党。思想弾圧を受けたが、戦後に党を主導した宮本顕治元議長は国会で過半数を得ることで変革を目指す「平和革命路線」を打ち立て、定着させてきた。後を継いだ「党の理論的支柱」の不破哲三前議長は志位氏とともに、党綱領の全面改定に取り組むなど「現実・柔軟路線」を推し進めた。

 2000年党大会の規約改正では「前衛政党」の表現を削除。04年の党大会では綱領を改定し、これまで否定してきた天皇制と自衛隊を当面容認する姿勢に転じた。

 路線修正は無党派層の支持拡大を図る狙いもあったが、党勢は低迷。党員数は90年の約50万人をピークに減少し、20年には約27万人まで落ち込んだ。政党交付金を受け取っていない同党の活動資金を支えるのは機関紙「しんぶん赤旗」。その購読者数は80年に355万人だったが、20年には約100万人に転落した。

 同党は大型国政選での野党共闘に活路を求めるが、昨年の衆院選では実を結ばなかった。敗北した立憲民主党は共産党との全面的な共闘をちゅうちょし、先の参院選では限定的な協力にとどまった。志位氏は会見で「課題を残した」と認めた。

 共産党は、昨年の衆院選に続いて議席を減らしており、今後は野党内での発言力が低下するのは避けられない。党勢回復へ正念場を迎えている。

1531チバQ:2022/07/15(金) 19:48:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/03cb40d903595f7278868b2df3fecbcf2c81c394
公認争いに敗れた県議が見つめた参院選 「感情的になってしまうのは避けなければ」
7/15(金) 18:39配信
特集は、7月10日に投票が行われた参議院議員選挙です。
参院選宮城選挙区は自民党の現職、桜井充さんが5回目の当選を果たしました。
桜井さんの個人票に自民党票が重なり圧勝した桜井さん。
その立役者の一人とも言われるのが桜井さんが自民党公認の座を争った県議会議員の石川光次郎さんです。石川さんの視点から参院選を振り返ります。

■鞍替え現職議員と公認争い
7月10日夜8時を少し回った頃。報道各社の当選確実の知らせを受け満面の笑みの桜井さんが選挙事務所に到着しました。当選の弁のマイクを握り、真っ先にこの人物への感謝の言葉を口にしました。

桜井充さん:
「石川光次郎さんには本当に感謝しても感謝しきれないくらい汗をかいてもらい自民党が総力を挙げて一つになって戦うことができた」

宮城選挙区の自民党公認の座をめぐる桜井さんと石川さんの戦いののろしがあがったのは2021年の暮れでした。
県連は、石川さんを公認候補とするよう党本部に求めますが、自民党からの立候補を目指し党本部の有力者の後ろ盾を得た桜井さんがそこに立ちはだかります。桜井さんは、野党出身で無所属の身。石川さんの当時の思いをこう語ります。

石川光次郎さん:
「党籍のない人と並べられる、同じ土俵でというかたちにはならないじゃないかと最初は自分自身の中では思っていた」

しかし、公認権を持つ党本部が出した結論は…
「情勢調査の結果、上位者を今回の公認候補とし、下位の者を次回の公認候補予定者とする」というものでした。石川さんにとっては、予想外の展開でした。

石川光次郎さん:
「県連の意向を最大限くみ取ってもらえるものと思っていた」

桜井さんにあって石川さんになかった決定的なもの、それが知名度でした。桜井さんに勝つために、街へ出て顔を売り何枚ものポスターを掲示する。県連の議員や党員のほとんどが石川さんの戦いを支えたのです。
石川さんの活動に同行し支え続けた事務所スタッフの一人、下山正行さんです。

下山正行さん:
「(石川さんには)惹きつけるものがあるからでしょうね、率直に言って」

下山さんらが撮影した写真はSNSで発信されました。

石川光次郎さん:
「言葉だけじゃなくて行動で示してもらった思い、これに絶対応えなければいけないなという思い。分からないように何度か涙を流している時もあった」

自民党本部が決定を出したのは、4月12日でした。

自民党茂木敏充幹事長:
「この夏については桜井充さん、3年後については石川光次郎さん」

そのときの気持ちを石川さんに尋ねると…

石川光次郎さん:
「うーん、どうだったんだろう。勝ち負けという表現は使いたくなかったので今回は桜井さんなんだなという思い。客観的に受け止めなければ感情的になってしまう、それは避けなければいけないのかな」

石川さんへの強い思いの裏返しで、桜井さんへの拒否感を露わにする自民党県連所属の地方議員たちもいました。

ある議員:
「俺たちの参院選は終わったよ」
別の議員:
「早い夏休みにでも入ろうかな」

1532チバQ:2022/07/15(金) 19:48:29
■ノーサイドの精神で勝利に貢献
しかし、こうした自民党の空気を打破したのは石川さんでした。

石川光次郎さん:
「私もラグビーをやって来た人間としてしっかりとしたノーサイドの精神で、桜井充自民党公認候補勝利のために全力で邁進してまいりたい」
「桜井さんに決まったから自民党公認に、じゃあやらないとなれば野党、敵方を利するだけのことにしかならない」

迎えた6月22日。参院選公示の日です。
下山さんは、桜井さんの出陣の場で、桜井さんを全力で応援する石川さんの姿に心を揺さぶられたといいます。

下山正行さん:
「公示日の第一声に『勝つぞコール』をしたということが、やり切った石川光次郎さんがすげぇなって思いましたね。私個人的には悔しい思いはありましたけど、そこを乗り越えて本人が一番悔しいと思うんですけど勝つぞコールをやり切った」

選挙戦のさなかも県議会の合間を縫って桜井さんの街頭演説や個人後援会に足を運んだ石川さん。
そして、投票の結果は午後8時の当選確実。得票率は県平均で次点の候補を20ポイント以上上回る圧勝でした。

桜井充さん当選後のインタビュー:
「3年後の石川光次郎さんにいい形でバトンを渡さなければいらないと思っていたので、できれば圧勝したいと思っていたから石川さんにこれでいいバトンを渡せるようになったんじゃないかな」

参院選宮城選挙区での自民党の連敗は2で止まりました。次はいよいよ石川さんの番が巡ってきます。

3年後は自身の選挙、勝てますかー

石川光次郎さん:
「勝たなきゃいけない」

石川さんの次の選挙はもう始まっています。

東北放送

1533チバQ:2022/07/15(金) 20:02:18
https://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/feature/CO059152/20220715-OYTAT50014/
基盤強化「簡単ではない」
野党「選挙の申し子」頼り
2022/07/15 19:48
参院選・青森
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当選確実となり、田名部定男・立民県連選対本部長と握手を交わす田名部匡代(左から2人目)。会場には、社民党県連や連合青森の幹部も駆けつけた(10日、青森市で)

 参院選青森選挙区(改選定数1)は、立憲民主党の現職、田名部匡代が再選を果たし、県内唯一の野党の国会議席を死守した。選挙戦から見えてきた与野党の課題を検証する。

立民の田名部匡代さん、誕生日に当確で万歳…「多様な意見を国会に届ける」
 投票締め切り直後の10日午後8時過ぎ、田名部の支持者らが集まる青森市本町の県労働福祉会館に、「田名部氏が当選確実」の一報が流れた。間もなく、姿を見せた田名部はこう語った。「間違いではないのかと、一瞬戸惑いがありました」

 報道各社が開票作業を待たずして当選確実を報じるのは、独自調査などをもとに相手候補の逆転が不可能と判断できる場合だけだ。田名部は過去の国政選で接戦が続いていた。開口一番に出た言葉は、本人も驚くほどの大勝だったことを表す。自民党の新人、斉藤直飛人との票差は、当時の自民現職の候補と戦った6年前の7・5倍、6万744票まで広がった。

 勝因の一つは、全国的に不発が目立った野党間の候補者調整に成功した上、共産党の自主支援を取り付けたことだ。共産は今回、田名部を「野党統一候補」にこそ位置づけなかったが、街頭に並び立たない以外は「6年前と同じ」(共産)支援態勢で臨み、支持層向けのパンフレットには「選挙区は、たなぶまさよさんを応援します」と記した。読売新聞の出口調査では、共産支持層の約8割が田名部に票を投じていた。

 また、現職として知名度で勝った点も大きかった。公示直前には、参議院決算委員会で岸田首相を相手に岸田派に所属していた議員の疑惑を追及する姿がテレビで繰り返し報道され、多くの有権者の目に触れた。街頭演説では持ち前の 愛嬌あいきょう で聴衆に駆け寄る姿も目立ち、読売新聞の調査では無党派層の7割から支持を集め、斉藤を圧倒した。立民県連選対本部長の田名部定男は「選挙の申し子」と最大級の賛辞を贈る。

 ただ共産が今回、自主支援にとどめたのは、昨年の衆院選以降、立民最大の支援団体・連合を含む野党勢力間の関係が微妙になったためだ。連合は立民に対し、共産と距離を取るよう要求。一方、共産は、立民に昨年の衆院選前に結んだ「限定的な閣外からの協力」の合意維持を求めた。

 立民と共産は今回、合意を「棚上げ」することで青森選挙区での候補者調整に道を開いた。だが将来、「棚卸し」が必要になる時は必ず訪れる。共産県委員会委員長の畑中孝之は参院選から一夜明けた11日、憲法改正や防衛費など国家観に関わる議題を念頭に、今後の野党連携について「戦いの旗印や構えは当然問われる」とくぎを刺した。

 選挙区で大勝した一方、立民は比例選で自民に倍以上の差をつけられた。野党勢力は旧民主党以降、分裂を繰り返し、弱体化が進む。選挙区は「匡代個人が取った票だ」(田名部定男)との声があるように、立民が政権批判票の受け皿となるには基盤強化が不可欠だ。

 ただ、基盤強化は田名部が初当選した6年前から指摘されてきた課題でもある。11日、青森市内で開かれた記者会見で、田名部は「毎回の課題で、簡単ではない」と認めた。

 会見では、さらに「政権選択の野党第1党としての役割を果たせるように、もっと力をつけないといけない」とも語った田名部。立民が自民と 伍ご して戦い、政権の選択肢の一翼を担うことができるのか。次の試金石となるのは、投票まで残り1年を切った統一地方選だ。(敬称略)

当選確実となり、田名部定男・立民県連選対本部長と握手を交わす田名部匡代(左から2人目)。会場には、社民党県連や連合青森の幹部も駆けつけた(10日、青森市で)

1534チバQ:2022/07/19(火) 19:50:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/08dee1db2c0b229e890b8322f5779959140433d6
参政党、東北でも存在感 既存政党への不満受け皿に
7/19(火) 6:00配信
河北新報
神谷氏の演説に聞き入る人たち。「1、2、参政党」の掛け声で締めくくった=8日、仙台市青葉区のアエル前

 10日投開票の参院選で国政に初挑戦し、比例代表で1議席を得た参政党が、東北でも一定の存在感を示した。保守色の濃い政策に加えて、新型コロナウイルス対策のマスク着用自由化などを訴え、支持者を大量動員した街頭活動や交流サイト(SNS)で拡散。6県の比例得票率は全国(3・3%)を下回ったものの2・6%を確保した。公選法上の政党要件を満たし、関係者は「ここからが本当のスタート」と次の大型選挙をにらむ。

■得票数、社民に迫る 統一地方選でも候補者多数擁立へ

 「こんなに不登校の比率が高い国はない。子どもたちを枠にはめない教育が必要だ」

 参院選終盤の8日、仙台市青葉区のアエル前。宮城選挙区の新人ローレンス綾子氏(52)の応援に駆け付けた神谷宗幣事務局長(44)がマイクを握った。

 詰めかけた聴衆は1200人以上(陣営発表)。半数近くがマスクをしていなかった。神谷氏の巧みな弁舌に「そうだ」と合いの手が入ったり、拍手が湧いたりして盛り上がった。

 演説に耳を傾けた泉区の主婦(39)は「おかしいと疑問に思っていたことをはっきり言える党」と評価。元小学校教員という多賀城市の50代女性も「教員時代、児童にマスクの着用を呼びかけるのは嫌だった」と共感を寄せた。

 参政党は2020年4月、元大阪府吹田市議の神谷氏を中心に設立された。「先人の叡智(えいち)を活(い)かし、天皇を中心に一つにまとまる平和な国をつくる」などとする綱領を定める。

 参院選では(1)子どもの教育(2)食と健康、環境保全(3)国のまもり-を重点政策に据えた。ユーチューブ、ツイッターなどでの発信に力を入れた。選挙資金は寄付や政治資金パーティーで約6億円を集めたという。

 東北でも全選挙区に候補者を擁立し、比例と連動した戦いを展開。比例の6県合計は9万6978票。NHK党(8万2902票)を上回り、社民党(11万8450票)に迫った。

 現新5人が争った宮城選挙区で、ローレンス氏は5万2938票で4位に沈んだが、比例の県内得票率は3・1%と6県で最も高かった。ローレンス氏は「カルト集団だと誹謗(ひぼう)中傷を浴びた。丁寧に説明して真相を分かってもらおうと努力した」と振り返った。

 比例で初当選した神谷氏は、東北での戦いについて「宮城は全国的に見ても得票を伸ばしたが、各県の支部発足が4〜6月と遅れて伸び悩んだ。それでも短期間で準備し、健闘したと思う」と総括した。

 21年12月時点で約1万人だった党員は現在9万人を超え「参院選後、毎日1000人単位で増えている」(神谷氏)。来春の統一地方選で全国で数百人規模、次期衆院選でも多数の候補者を擁立する方針だ。

 既存政党への不満もすくい取った「参政党現象」。元自民党参院議員の中野正志氏は「躍進と言っていいだろう。今の党本部主導の自民を面白くないと思う保守層が注目し、自民と日本維新の会は票を奪われた」と分析。宮城の維新関係者は「一定の組織力を見せたが、今後の党としての方向性が読めない」と話した。

河北新報

1535チバQ:2022/07/19(火) 19:52:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a24ad6dbaccf413d2ee8c6e107c424357af9af9
公明、集票力回復急ぐ…組織衰退進み比例93万票減
7/18(月) 14:04配信
読売新聞オンライン


比例選の得票低下で立て直しを求められる公明党の山口代表

 公明党は10日投開票の参院選比例選で得票がふるわず、来春の統一地方選に向け、選挙態勢の立て直しが急務となっている。支持者の高齢化などで組織の衰退が進んでいることが背景にあり、集票力の回復は一筋縄ではいかなそうだ。

 「7選挙区は全員当選を果たせた。比例選も1議席、目標に届かなかったものの、大健闘だった」

 公明の山口代表は14日の党中央幹事会で参院選をこう評価しつつ、厳しい表情を見せた。「統一地方選を念頭に置きながら、その準備も行っていかねばならず、結束して頑張っていきたい」とも強調した。

 公明の比例選での得票は約618万票と、昨年の衆院選比例選から約93万票減り、2001年に「非拘束名簿式」が導入されて以降、最も少なかった。

 比例選では、「800万票、7議席獲得」を掲げた。候補ごとに地域を振り分け、支持団体の創価学会などに投票を呼びかけた。ただ、重点区に位置づけた兵庫や神奈川など選挙区での当選に総力を挙げた結果、「比例選に十分、手が回らなかった」(党幹部)との反省が出ている。

 今回は、自民党と党本部間で合意し、全国一律で推薦し合う従来の「相互推薦」を見送った。地方組織に調整を委ねたため、選挙態勢の構築が遅れた恐れがある。安倍晋三・元首相が死亡した事件の影響で無党派が自民に流れたとの見方や、政党の増加で票が分散したとの分析もある。

 公明の国政選での比例選の得票は、05年衆院選の約898万票をピークに減少傾向にある。党執行部の一人は「支持者には高齢者が多く、コロナ禍の活動制限もあり、安定した票が得られにくくなった」と明かし、組織の弱体化に危機感を募らせる。

 70歳の山口氏は9月に代表の任期満了を迎え、同25日に予定される党大会で執行部は刷新される見通しだ。山口氏は「次の世代をしっかり育て、バトンタッチしていく準備が必要だ」と述べており、石井幹事長の代表就任が有力視されている。

 ただ、新代表は統一地方選に加え、年末の政府の国家安全保障戦略など3文書の改定など、重い課題に向き合う。安倍氏の不在で自民党内が不安定化する可能性も念頭に、党内からは、党の顔を12年以上務めた山口氏の続投論もささやかれている。党関係者は「難局時には、しっかりとした態勢を維持すべきだという考え方もある」と語った。

公明党が直面する課題
▽来春の統一地方選に向けた態勢

▽支持者の高齢化などによる組織の弱体化

▽党執行部の世代交代

▽年末の政府による国家安全保障戦略など3文書改定への対応

1536チバQ:2022/07/19(火) 19:55:50
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20220716-OYT1T50154/
比例176万票の参政党、沖縄惜敗の自民「保守票が流れた」…統一地方選に1000人擁立方針
2022/07/16 20:14
参院選・参政党
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 10日投開票された参院選では、国政選挙初挑戦の参政党が比例選で1議席を獲得した。インターネットを活用し、保守色の強い主張を発信。自民党候補が約3000票差で敗れた参院選沖縄選挙区では、参政候補が約2万2000票を得ており、自民幹部は「保守の票が参政党に流れた」と分析している。

参政党の神谷宗幣氏
 今回議席を得た神谷宗幣副代表は元大阪府吹田市議で、2012年衆院選には大阪13区に自民から出馬し、落選。その後、20年に代表の松田学・元衆院議員らと参政を発足させた。


 選挙戦では「自尊史観」の教育や外国人参政権反対などを訴えた。新型コロナウイルスを巡ってはマスク着用の自由化を求めている。ホームページでは月4000円の党費を払えば、政策立案や公認候補決定に関わることができるとうたう。

 今回は比例選で社民党やNHK党を上回る約176万票を得て、公職選挙法や政党助成法の政党要件を満たした。来春の統一地方選には、全国で1000人を擁立する方針を打ち出している。

1537チバQ:2022/07/19(火) 19:56:22
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20220717-OYT1T50007/
[データで振り返る参院選]1人区 自民支持層カギ
2022/07/17 05:00
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 参院選では改選定数1の「1人区」32選挙区のうち、野党系候補が勝利したのは4選挙区にとどまった。逆風の中、自民党候補を打ち破った4候補には、無党派層と自民支持層への浸透という共通点があった。


 野党系が勝ったのは、青森、山形、長野、沖縄の4選挙区。読売新聞社と日本テレビ系列各局が投開票日の10日に共同実施した出口調査を見ると、青森の田名部匡代氏(立憲民主党)は、無党派層の68%からの支持を得たほか、自民支持層の36%も固めていた。

 山形の舟山康江氏(国民民主党)も無党派層の61%、自民支持層の25%から支持を得ており、長野の杉尾秀哉氏(立民)は無党派層47%、自民支持層21%だった。

 沖縄の伊波洋一氏(無所属)は無党派層の50%を取り込んだものの、自民支持層への浸透は15%にとどまり、他の3選挙区よりは低かった。このため、3選挙区は次点の自民候補に1〜2割の得票差をつけたのに比べ、沖縄は1%と僅差に持ち込まれたとみられる。

 野党系が一本化し、自民との一騎打ちに持ち込みながらも敗れた9選挙区の野党系候補を見ると、無党派層からの支持は平均43%、自民支持層からは平均12%と総じて低かった。

 もともと、有権者全体の中で自民支持層と無党派層の割合は高い傾向がある。野党系が勝った4選挙区の自民支持層の割合は32〜48%といずれも最も高く、次に多いのが無党派層の16〜22%だった。

 これに対し、立民や国民など野党支持層の割合は、各党を足しても多くて2割程度だ。1人区で勝つには、野党支持層をまとめた上で、自民支持層と無党派層という二つの固まりに支持を広げることが不可欠だ。(おわり)

1538チバQ:2022/07/19(火) 19:57:20
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022071600338&g=elc
公明、比例不振に危機感 組織衰え指摘、打開策なく―参院選
2022年07月17日07時15分

公明党中央幹事会であいさつする山口那津男代表(左)=14日、東京都新宿区の同党本部
公明党中央幹事会であいさつする山口那津男代表(左)=14日、東京都新宿区の同党本部



 公明党は先の参院選比例代表で、得票数を昨年の衆院選から100万票近く減らし、改選7議席から6議席に後退した。比例代表制が初めて採用された1983年参院選以降、国政選挙で史上2番目の低さだった。原因に関し、党内には選挙戦略のミスや高齢化が進む組織の衰えを指摘する向きもあるが、打開策は見当たらず、党内には危機感が広がっている。


 「極めて残念だ。私の力不足をおわびしなければならない」。山口那津男代表は11日、厳しい表情で記者団にこう語った。比例の過去最低は89年参院選の609万票。今回は618万票とほぼ並ぶ。選挙区では7人全員当選を果たし、党声明は「大善戦」と総括したが党内の空気は重苦しい。
 比例票は右肩下がりの退潮傾向をたどっている。898万票を獲得した2005年衆院選をピークに、19年参院選は653万票まで減少。21年衆院選は711万票まで盛り返したが、下落に歯止めがかかっていない状況だ。
 党の重鎮は今回の「比例不振」について、兵庫など激戦と位置付けた選挙区への対応に集中して比例対策がおろそかになったためと指摘する。党関係者は自民党との「相互推薦」を含む選挙協力が効果を上げなかったと振り返った。大半の1人区で自民党が優勢だったことから、公明党に見返りで比例票を回す動きが鈍かったとの分析だ。
 別の党関係者は支持母体・創価学会に関し「組織力が衰えているのは事実。支持者が高齢化し、力がなくなっている」と明かした。ただ、全体の運動量低下という構造的な問題を直ちに解決するのは難しく、党幹部は「どうすればいいのか」と頭を抱える。
 9月には在任12年を超える山口氏が代表任期満了を迎える。世代交代を図り、現状打破に向けた方策を探るのか、去就が焦点となる。来年春には党が重視する統一地方選も控える。今月末に開かれる党全国県代表協議会では地方組織幹部から厳しい声が上がることも予想される。

1539チバQ:2022/07/19(火) 20:19:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/a76bf4ff7518461e5dc9b19cd5605395b4a96f69
京都の国民民主どこへ行く 前原誠司氏主導で推薦の維新候補敗北
7/14(木) 10:05配信


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毎日新聞
 10日投開票された参院選京都選挙区(改選数2)では、国民民主が全国で唯一、維新候補の推薦に回った。主導した国民民主の前原誠司代表代行(衆院京都2区選出)にとって「政治生命を懸けた戦い」だったが、結果は自民、立憲の後じんを拝する敗北。来春の統一地方選に向け、国民民主の地方議員は難しい立場に置かれる。【添島香苗】

 ◇「共産と手を切ってもらう」

 選挙戦も終盤の今月5日、国民民主が京都市で開いた演説会。維新の新人候補、楠井祐子氏や藤田文武幹事長が同席する中、前原氏は「組む相手は維新。立憲にも同じ思いの方がいるが、共産と手を切ってもらうのが大事だ」と訴えた。

 前原氏がこだわったのは、非自民非共産の「中道保守」による政権交代の受け皿を作ること。天皇制への考え方や自衛隊の位置付けなど、共産とは相いれない立場だ。

 一方、長年政治行動を共にした立憲現職の福山哲郎氏は共産との「野党共闘」を進めた。今回、前原氏が維新を推すことは「盟友との決別」を意味した。

 ◇「心が揺れている議員はいる」

 前原氏は「福山氏にも頑張ってもらい『非自民非共産』で2議席を」と述べた。ただ、選挙の実動部隊となる国民民主の府議、市議らは複雑な状況に置かれた。

 府議会では立憲と会派を組み、西脇隆俊知事を支えるが、維新は「知事野党」。また、多くの議員は来春の統一地方選で立憲議員と共に労組の連合京都から支援を受ける。連合は労働市場の流動化などを唱える維新とは隔たりが大きく、ある議員は「統一選への影響を気にし、活動量には濃淡があった」と明かす。

 結果はトップが自民新人の吉井章氏、さらに福山氏が滑り込み、楠井氏は約1万7000票差で次点。福山氏は11日朝、前原氏の「非自民非共産で2議席」という発言について「共産が強い京都では厳しい。彼は十分理解しているはずだ」と突き放した。

 国民民主はどこへ向かうのか。前原氏は11日、自身のツイッターで「自民党に代わりうる選択肢を国民に示すため、飽くなき挑戦を続けます」と宣言。しかし、府内で自民に次ぐ比例票を得た維新は「参院選での協力と地方選は無関係」(府総支部幹部)とし、積極的に独自候補を擁立する構えだ。

 連合京都は「立憲と『一つの塊』になることを引き続き求める」とする。一方、国民民主内からは「参院選で維新の改革姿勢に共感した」との声も上がり、ある地方議員は「心が揺れている議員はいるだろう」と語った。

1540チバQ:2022/07/19(火) 20:22:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/2dfe967aaa6406e8b1672fb259d1d5ef4494e8b7
連合、集票力低下が顕著 立民・国民の「股裂き」響く
7/15(金) 21:37配信


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産経新聞
10日投開票の参院選では、日本労働組合総連合会(連合)傘下労組の集票力低下も鮮明になった。立憲民主、国民民主両党から産業別労働組合(産別)の組織内候補として計9人が出馬し、うち8人が当選したが、ほとんどが前回や前々回の参院選より得票を減らした。連合の支援先が両党に分かれる「股裂き」の状況も影を落とした。

立民からは地方自治体職員らでつくる自治労、日本教職員組合(日教組)など官公労系から現職1人、新人4人の組織内候補が出馬し、5人全員が当選した。

基幹労連とものづくり産業労組(JAM)は相互支援する形で交互に候補者を出しているが、前回は旧国民で擁立して落選。今回は立民に乗り換えて候補を立て、当選にこぎつけた。

立民はこの5人に加え、辻元清美元衆院議員が私鉄総連の準組織内候補としてくら替え出馬し、約43万票を得て当選した。党関係者は「辻元氏に弾き出される形で労組系が落選していたら一大事だった」と5人全員の当選に胸をなでおろした。

一方、国民民主からは民間産別の現職3人、新人1人が出馬。当選ライン入りをめぐる競争の結果、電機連合の現職だけが落選する結果となった。電機連合は前回参院選でも同様の形で現職が落選しており、2回連続の痛手となった。

厚生労働省のまとめによると、連合加盟労組の組合員数は令和3年で688万人で、前々回参院選のあった平成28年の675万人よりは増えている。ところが集票力は逆に衰えており、今回、候補を擁立した9産別の得票総数は、28年から約15%も減少している。

産別関係者は「組織内議員を維持できなくなるのではないか」と危機感を隠さない。選挙区でも今回、複数区を中心に9選挙区で立民と国民の候補者が競合。「股裂き」の状況で、労組票は分散を強いられた。

連合組合員の「野党離れ」も深刻だ。連合が令和元年に行ったアンケートでは、旧立民・旧国民の支持率が計35%にとどまる一方、自民支持率は21%に上った。

連合の芳野友子会長は11日の記者会見で「足腰が弱いということが結果と結びついた」と総括に取り組む考えを示したが、組織力凋落を押しとどめる方策は容易に見いだせそうにない。(千葉倫之)

1541チバQ:2022/07/19(火) 20:30:22
https://kahoku.news/articles/20220714khn000002.html
攻守交代 与野党、視線は3年後 <参院選宮城・大差の裏側>
2022年7月14日 6:00

 党内融和を体現し、3年後の布石を打った。

 参院選宮城選挙区(改選数1)で5選を果たした自民党現職桜井充氏(66)の陣営が7日夕、仙台市青葉区の勾当台公園で開いた大規模集会。前県議会議長の石川光次郎氏(55)が壇上から声を張り上げた。

 「残り2日間、支援の輪を最後まで広げてほしい」


選挙カーの上で演説を終え、桜井氏(左)とグータッチする石川氏=2日、仙台市青葉区
感情抑え応援
 4月まで続いた公認争いで県連に推されたが、党本部の世論調査で桜井氏に敗れた。2025年の宮城選挙区での公認が内定したものの、県連内には16年に野党統一候補だった桜井氏への不満のマグマがたまっていった。

 16、19年に続く3連敗だけは避けたい自民。「できる限り、一緒に回ってほしい」。西村明宏県連会長(衆院3区)から、わだかまりを消し去る先導役を要請された。

 世論調査で知名度不足が露呈した石川氏にとって、桜井氏との二人三脚は、名前と顔を有権者に売り込む一石二鳥の作戦でもある。「党人だから」と感情を封印し、桜井氏の横で「ノーサイド」を演出。自らをアピールしつつ、連敗阻止の大任を果たした。

 投開票された10日夜、20万票差の圧勝劇に「石川氏の果たした役割は大きかった」と満足げな西村会長。県連一丸での連勝を誓った。

 「野党共闘は間違いなく自公政権にとって脅威。束になってかからないと対抗できない」


小畑氏(右)の応援のマイクを握る石垣氏=6月25日、JR仙台駅東口
高まる危機感
 3年後に迎え撃つ立憲民主党現職の石垣のり子氏(47)は6月30日、富谷市の演説会で熱弁を振るった。選挙戦中、宮城選挙区の党新人小畑仁子(きみこ)氏(44)の遊説に精力的に同行した。

 石垣氏は19年に旧国民民主、共産、社民各党などの支援を得て初当選した「野党共闘の象徴」だ。今回も政党を橋渡しした市民団体の面々に「新型コロナウイルスのせいでなかなか集まれなかった。お会いできてうれしい」と語りかけた。

 生命線の野党共闘は「失敗と片付けるのは短絡的」(立民国会議員)との指摘もあるが、立民が共産と一定の距離を取ったことで後退した。小畑氏の劣勢が報じられる中、陣営には「負け幅をどれだけ抑えられるかが、共闘継続の分かれ目だ」(幹部)といった敗戦処理の雰囲気さえ漂った。

 結果は石垣氏の19年の得票を20万票も下回る大惨敗。「自民が息を吹き返した。今度は石川氏を担いでガチンコの総力戦を仕掛けてくる」と陣営関係者。一転して守勢に立たされた野党勢力は危機感を強める。

 「次、頑張ろうね」。10日夜、小畑氏の事務所で共産県議から声をかけられた石垣氏はうなずき、両手をがっちり握り返した。

 攻守交代した与党と野党。3年後に向けた前哨戦は第1幕が下り、来年の仙台市議選や県議選に続く。
(報道部・東野滋、樋渡慎弥)

1542チバQ:2022/07/19(火) 20:30:48
https://kahoku.news/articles/20220713khn000001.html
同床異夢 自民、勝利のみで結束 <参院選宮城・大差の裏側>
2022年7月13日 6:00

5選を決め、支持者に頭を下げる桜井氏(左から3人目)=10日午後8時10分ごろ、仙台市宮城野区の事務所

 圧勝の余韻はなかった。

 参院選宮城選挙区(改選数1)で組織戦を展開し、5選を飾った自民党現職の桜井充氏(66)。投開票日の10日夜、仙台市宮城野区の事務所で開いた報告会はわずか50分間で終了が告げられ、約80人の大半は潮が引くように会場を去った。

 「勝利」の一点で結束するが、思惑はそれぞれ。自民に蓄積された政治作法を象徴する場面が、あちこちに顔を出した。

本音を隠さず
 「桜井さんが当選したら、市町村はお返しを期待している」

 公示日の6月22日朝。青葉区の勾当台公園であった第一声でマイクを握った渥美巌東松島市長は、際どい本音を隠さなかった。

 33人の市町村長が名を連ねた「首長の会」の代表世話人として、具体的な支援策の音頭を取った。市長500枚、町村長300枚の法定はがきを後援会関係者に送り、遊説先でマイクを握ることをノルマとした。

 県内一円の支援は、自民に入党したばかりの桜井氏にとって、当選への大きな原動力になった。

 人口減で税収増が見通せない自治体の不安と、政権与党に移籍したベテラン議員への期待。有力首長の一人は公示直後に豪語した。

 「あのな、桜井は使えるんだぞ」

「石川氏は人質」
 宮城選挙区では自民現職が2016年、19年と連敗。公認候補選びは党本部が主導し、4月の世論調査で上位となった桜井氏を公認。県連が推した前県議会議長の県議石川光次郎氏(55)は、3年後の宮城選挙区での擁立が内定した。

 桜井氏は県連の会合や仙台市内の街頭演説など事あるごとに「3年後の石川さんにいいバトンをつなぎたい」と発言。理解を求めたが、県連関係者の動揺と反発は収まらなかった。

 「今回自分を応援しないと、『3年後はどうなるか分かるよな』と言っているようなもの」。中堅県議は「石川さんは人質だ」と語気を強めた。

 県連幹部は「トップスピードで走っていた方向が180度変わった。『やってられない』と嘆く党員は少なくなかった」と明かす。

 それでも、選挙戦に入ると「みんな党人、組織の人間」でスクラムを組むのが自民の懐の深さか。来年の県議選を見据え、自前の後援会を試運転するしたたかな議員もいた。

 選挙中、自己紹介では必ず「自民党公認」のフレーズから入った桜井氏。宮城選挙区で最多となる5回目の当選を決めた10日夜の報告会では「これからは胸を張って自民党議員として働かせていただきたい」と決意を新たにした。

 発言を聞いた県連関係者がつぶやいた。「結局、自民党は『自分党』。仲間として受け入れられるかどうかとは別の問題だ」
(報道部・樋渡慎弥)

1543チバQ:2022/07/19(火) 20:39:14
https://www.nara-np.co.jp/news/20220713214507.html
2022.07.13
沈む立民、探る再建 候補一本化など課題 参院選振り返って馬淵氏と西田氏に聞く - 参院選2022
 10日に投開票された参院選で、立憲民主党は奈良県選挙区(改選1)の候補が自民党、日本維新の会の候補に続き3番手。県内の比例票も前回2019年の参院選と同様、公明党の得票を下回り、4番手に沈んだ。国会では野党第1党として「政権交代可能な受け皿」を目指す立場だが、県内でも選挙直前に国民民主党県連が旗揚げするなど、かつての旧民主党勢力の姿はない。党中央の泉健太執行部の責任論もくすぶる中、選挙区での敗北が決まった10日夜、党執行部のメンバーでもある馬淵澄夫県連代表(党国対委員長)、また立民を支える連合奈良の西田一美会長に選挙戦を振り返ってもらった。



 早々に県選挙区の敗戦が決まった直後、報道陣の取材に応じた馬淵氏は「まだ全体像は分からないが」と前置きした上で、「物価高▽年金の切り下げ▽賃金が上がらない―の3点を争点に掲げ、われわれはそれへの具体策も提起した。メッセージは正しかったし、反応も徐々に出てきていた」と振り返った。



 選挙戦終盤で安倍元首相の銃撃事件は起きた。事件が有権者の投票行動に影響を及ぼすことはあったのか。馬淵氏は「分からない。有権者の判断だし、内心まで踏み込めない。ただ、はっきりしているのは昨年の衆院選でも立民(の得票)は自民、維新に続き3番手だった。今更驚くことではない」と冷静な受け止め。「一国の総理だった方が卑劣な蛮行、凶行で命を失われた。そのことをもって選挙を語るべきでないと思う」とも述べた。



 ただ、事件後の選挙活動には苦心したようで「与党が『テロに屈しない』というのは分かるが、(野党の)自分たちが当事者になり替わったような発信の仕方は避けようと。われわれは政治家。政策を伝えるしかない」と政策宣伝に集中したことを明かした。



 一方、今回県選挙区では立民を推薦した連合奈良。国民が独自候補を立てず、表面上「また裂き」は回避できたものの、産別ごとにそれぞれ立民、国民の組織内候補を抱えるなかで、どこまで結束できたのか、やはり疑問は残る。



 西田氏は「分析はこれからだが、連合としては全会一致で県選挙区は立民と決まった。(各産別も)取り組んでくれたと思う」とコメント。馬淵氏も「(国民は)もともと同志だった方々。溝は感じていない」と言葉を選んだが、「一日も早く(旧民主で)結集しないといけない。西田会長にも頑張っていただかないと」と橋渡し役を果たすよう、注文も忘れなかった。



 参院選の開票結果は序盤から自民優勢となり、立民には今後、地方を含め組織立て直しの課題が浮き彫りとなった。また、今回の参院選に見られた野党乱立、県選挙区では見送られた「候補一本化」など、検討すべき問題は多い。



 馬淵氏は「野党第1党として当然その責務は果たすが、“大野党”とは言えない現状になった。慎重な調整も必要だろう。今後さらに流動化する事態になった時は、われわれがその中心になってまとめ役になる」と決意を示した。

1544チバQ:2022/07/19(火) 20:39:45
https://www.nara-np.co.jp/news/20220711005612.html
2022.07.11
維新、奈良選挙区でも勢い - 参院選2022
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 【解説】今回の参院選は物価高騰への対策を最大の争点に、コロナ禍からの脱却や安全保障問題、憲法改正などについて各陣営が舌戦を展開。奈良県選挙区は外交、経済再生、社会保障の充実などを訴えた自民党現職の佐藤氏が、全県的な組織力にも支えられ再選を果たした。最終盤に奈良市で起きた安倍元首相に対する銃撃事件の衝撃も、選挙結果に影響したとみられる。



 物価対策では消費税減税を訴えた野党勢の政策に支持が広がったが、背景にあるロシアのウクライナ侵攻など国際情勢の緊張が、政権安定を志向する動きにもつながった。



 また前回選挙で無所属の統一候補を擁立した野党勢は今回、立憲民主党が猪奥氏、共産党が北野氏をそれぞれ公認。5月に県組織を立ち上げた国民民主党も独自候補こそ見送ったものの自主投票を決めるなど共闘の枠組みが事実上崩壊、政権与党に対する批判票が分散した。



 一方、昨年10月の衆院選比例代表で県内得票2位となった日本維新の会は今回、選挙区でも中川氏が勢いを見せ、自民現職を追撃。投票日直前に起きた元首相銃撃事件で政権批判の追い風が鈍ったが、与党に代わり得る勢力として一定の評価を集めた格好。



 今回の選挙結果は、来春の知事選、県議選などにも影響が及びそうだ。



 佐藤氏に対しては、これまでの1期6年間の実績が見えにくいという指摘もあり、県内有権者の付託に応える活動を、改めて期待したい。(松井重宏)

1545チバQ:2022/07/20(水) 11:13:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea0236c7b3e8ea1eb2436b4e46af54cdd6c83b49
あまりに非情「まるで流浪の民」…落選の河村氏 “長州戦争”のその後
7/20(水) 11:02配信

西日本新聞
【東京ウオッチ】記者の取材メモから
参院選の選挙中、駅前で道行く人に手を振る河村建一氏。足を止める人は少なかった=3日午後、東京都多摩市(撮影・井崎圭)

 参院選折り返しの7月初めの休日。東京都多摩市、カップルや家族連れが行き交う京王多摩センター駅前で、真っ黒に日焼けした候補者の男性が大きく手を振っていた。この地に全く縁はなく、足を止める通行人はいない。男性は構わずマイクを握り、語り出す。「国に対する思いと私に対する期待を込めて、私の名前を書いてください。どうか、よろしくお願いします」

【画像】改憲勢力の議席数

 名は、河村建一氏(46)という。

全国比例に立候補した自民党公認候補。自民大勝の陰で、涙をのむ結末を見た。全国比例は、業界団体の組織内候補や、タレント、スポーツ選手など知名度のある候補が圧倒的に優位とされるが、この男性はいずれにも当てはまらない。選挙後、自民のベテラン国会議員は唇をかみしめた。「国会議員としての資質、識見、人脈も、どれも十分すぎるほどある。人柄だって申し分ない。それなのに、あまりに非情すぎる。二階俊博先生が幹事長だったら、こんなことにはなっていなかった。これじゃ、まるで“流浪の民”じゃないか-」

政治一家の4代目
 河村建一氏は、山口県萩市の生まれ育ち。父親は文部科学相や官房長官を歴任し、自民党二階派(志帥会)ナンバー2だった河村建夫元衆院議員(通算10期)だ。曽祖父や祖父も地元で議員をしており、いわゆる政治一家の4代目に当たる。

 青山学院大卒業と同時に、建夫氏の秘書となって政界に身を投じた。最初、法律や政策の知識で周りに太刀打ちできない自分の力不足に打ちひしがれ、働きながら東京大大学院に通い、学び直した。建夫氏が麻生太郎政権(2008〜09年)で官房長官に就任すると、その秘書官として官邸に詰めた。午前と午後、1日2回行われる定例記者会見の資料作りに追われ、北朝鮮のミサイル発射などでは危機管理に関わった。このころ、「いつか自分も国の中心で仕事がしたい」と父の背中を追い、政治家への思いを強くしたという。

 23年の長きにわたった秘書生活で、建一氏が特に思い入れを込めた仕事が「宇宙基本法」だ。非軍事目的に限られた宇宙利用を防衛目的まで拡大した、日本初の宇宙関連法だった。事務方を統括し、慶応大や東大の宇宙政策分野の専門家に教えを請い、条文案を練った。宇宙予算を増額させまいとする財務省などの抵抗は強かったが、「これから宇宙の活用は科学技術だけでなく、産業や防衛にも関わる。つまりは国益のためだ」と主張し、一歩も引かなかった。「宇宙基本法」は08年、議員立法で成立した。

「長州戦争」で雲散霧消
 建夫氏から、「世襲はないぞ」と言われ続けてきた。だが、建一氏は心のどこかで「父はいつか、自分に道を開いてくれるだろう」との期待を抱いていた。それに見合う人間になろうと、地道に努力も積んできたつもりだった。淡い思いは昨年、建夫氏と林芳正氏(現外相。宏池会所属)が、衆院山口3区の自民党公認を巡り衝突した「長州戦争」で雲散霧消した。

 7月、参院議員だった林氏は将来の総理総裁のイスを目指すため、10年越しに念願していた衆院くら替えを決断。地元・山口県下関市を中心とする衆院山口4区は安倍晋三元首相とバッティングすることから、くら替え先に建夫氏の選挙区、3区を選んだ。「二階派の重鎮かつ元官房長官」VS「宏池会の総裁候補の一人かつ閣僚経験者」-。大物同士の公認争いは、いやが上にも世間の耳目を引いた。

 当初、分があったのは建夫氏。「公認は現職優先」の党原則に加え、安倍、菅義偉両政権にまたがって幹事長に君臨する二階氏という絶対的な後ろ盾があった。だが、9月に菅首相が突如退陣を表明し、直後の自民党総裁選で宏池会トップの岸田文雄氏が後継者の切符を射止めると文字通り、風向きは一変した。二階氏が去った党本部が出したファイナルアンサーは、林氏=公認、建夫氏=政界引退と引き換えに息子の建一氏を比例代表で処遇。権力構造の変化が、冷徹に裏打ちされたものとなった。

1546チバQ:2022/07/20(水) 11:13:32
 主戦論を唱える建夫氏サイドからは当然、反発の声が上がった。建夫氏自身も、政治家としての出処進退は有権者の投票判断に委ねたい、との思いがあったという。「楽天家の父があそこまで苦悩する姿を見るのは、人生で初めてだった」と建一氏。それでも、父は最後は、小選挙区で自民系の候補同士が争うのはよくないとして、党裁定を受け入れた。

 建一氏は比例中国ブロックで公認されたが、もう一波乱が待っていた。自民党山口県連が、建一氏を「県連と何ら関わりのない候補」などとする文書を党本部に送りつけたのだ。そのような煮え立った状況では、票を積み上げることなどおぼつかないのは自明の理。建一氏は衆院選公示直前のタイミングで、立候補する比例ブロックを、無縁の北関東ブロックに変更されてしまう。

 21年10月31日に投開票された第49回衆院選は、北関東ブロックの次点に沈んだ。

二階氏のアドバイス
 失意の底にあった建一氏だが、党から参院選の全国比例区に出ないかと打診され、応じることにした。「全国区なら、故郷の山口で選挙活動に取り組める」との思いもあったからだ。しかし-。

 衆院選のしこりは深く、12月に自民山口県連会長である岸信夫防衛相に県連入りを直談判したものの、認められず。さらに県連は参院選比例代表で、現職の別の候補者を重点候補として決定。建一氏はやむなく、党東京都連に身を寄せる形となった。建夫氏に近い山口県の地元議員は「林氏を支援する県議たちが、河村家を排除しようとしている。地元には河村親子に共感する声もあるが、反撃の流れをつくりだせないでいる」と明かす。

 出馬表明して以降、建一氏は父と一緒に二階派の国会議員のツテを頼り、「ほぼ全県」を訪ねて支持を訴えた。「靴を三足履きつぶせ」との二階氏のアドバイスを忠実に守り、革靴2足、スニーカー1足を履きつぶした。建夫氏も沖縄で集会を開くなど、息子を押し上げようと自身の人脈をフル稼働させた。


 努力は実らなかった。22年7月10日投開票の第26回参院選。建一氏が獲得した票は約5万9千で、当選ラインに約6万足りなかった。「自分の力不足だ」と建一氏。ただ、険しい結果の中に、一筋の光明も見られた。山口県では約2万1000票を獲得し、県連が推した候補の3倍に上った。「やっぱり、山口は精神的なよりどころだ」と実感した。

「10増10減」
 今後の身の振り方はまだ、決まっていない。

 1票の格差是正のため、衆院小選挙区を「10増10減」する定数配分案が実現すれば、山口県内の選挙区は4から3に減る。議席を持っていない建一氏が新たに入り込む余地は、さらになくなりそうだ。それでも、建一氏は吹っ切れたように言う。「山口にこだわらず、チャンスをいただけるなら、どの選挙区でも手を挙げるつもりだ。まずバッジを着け、実績を積む。そして故郷の人に恩返しできるような人間になりたい。まだ、私はスタート地点に立ったばかりです」

 “安息の地”を得るのは、いつの日か。徒手空拳の戦いが続く。

(井崎圭)

1547チバQ:2022/07/20(水) 11:14:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc81b076bf752b35bd9f6afdf471a229f19e15ed
世代交代にも暗雲…公明、陰る集票力
7/20(水) 10:07配信
西日本新聞
国会議事堂

 公明党は今回の参院選で、比例代表の得票が目標の800万票に遠く及ばず、過去2回は達成していた改選14議席の獲得もかなわなかった。支持母体である創価学会の集票力の陰りなどが指摘されており、党関係者の動揺は大きい。9月の任期満了に伴い、交代が既定路線となっていた山口那津男代表の続投論もくすぶる。 (大坪拓也)


 14日の党中央幹事会で、山口氏は参院選を「7選挙区の全員当選は果たせた。比例も1議席減で目標に届かなかったが、大健闘だった」と前向きに総括したものの、その表情はさえなかった。

 公明は目標として、選挙区と比例で改選7議席ずつの計14議席をキープし、比例は800万票の獲得を掲げた。ふたを開けてみると、選挙区は7議席を保った一方で比例は1減の6議席となり、獲得票も約618万票にとどまって前回参院選から約35万票減らす結果に。同じ与党の自民党が大勝した流れに乗れなかったのは、「創価学会員の高齢化による集票力低下」(公明関係者)との構造的要因に加え、改選1人区を軸とする自民との相互推薦の構築遅れが拍車をかけたとみられる。

 この党勢は、2009年からトップとして党をけん引し、70歳を迎えた山口氏の去就にも余波を及ぼす。若返りを図るため、後継代表に石井啓一幹事長(64)が就任することが有力視されているが、学会員からの信望が厚い山口氏の続投を求める声が根強い。選挙結果を受け、学会幹部は「(山口氏が)代わることが、本当に既定路線になっているのか」と暗にけん制。自民の安倍晋三元首相が急逝し、自民内が不安定化する懸念があることも、与党の安定運営に寄与してきた山口氏の続投論につながっていると公明重鎮はみる。

 これから年末にかけ、外交・防衛の長期指針「国家安全保障戦略」の改定に向けた与党間協議が行われ、来春には統一地方選を控える。公明の政策提言力や集票力が改めて問われる局面であり、かじ取りの行方が注視されそうだ。

1549チバQ:2022/07/20(水) 19:14:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a183858e8821717ffcdbedea7f8cde3c9461913
参院選山形で3連敗 自民県連に危機感 擁立見送り案、混迷招く 
7/20(水) 16:00配信


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河北新報
敗戦を受け、オンラインで支援者らにわびる遠藤党選対委員長=10日午後10時55分ごろ、山形市

 参院選山形選挙区(改選数1)で自民党新人の大内理加氏が曲折の末に国民民主党現職の舟山康江氏に敗れたことに、自民県連が危機感を強めている。公示前、県連会長の遠藤利明党選対委員長らが候補者選定を進める一方、国民との選挙協力を模索した。異例の動きに県内の党員が抵抗感をあらわにし、士気も一時下がった。県連関係者は擁立を巡るごたごたが最後まで響いたとみる。

 県連内部にたまった不満が垣間見えた。10日夜、山形市の山形流通団地会館で、県議や首長ら約130人が開票中継を見守った。会場正面には、ビデオ会議アプリを介してあいさつしようとする遠藤氏の名が大型スクリーンに映し出された。

 「遠藤はいいから、開票中継をスクリーンに映せ」。男性支援者の1人が、脇にあるテレビに目を凝らし、いら立ちながらヤジを飛ばした。

 遠藤氏は全国で采配を振るい、自民単独で改選過半数の議席を確保したが、「最重点選挙区」と定めた地元で敗れた。支援者らに「力及ばず大変なご迷惑、ご苦労をおかけした。態勢をしっかり整え、次の参院選は何としても勝ち抜く」と述べるのが精いっぱいだった。

 党本部では今春、与党に接近する国民に配慮し、山形選挙区で独自候補の擁立を見送る案が表面化した。候補擁立の見込みが立たないこともあったが、「政権の安定」を優先する遠藤氏に県内の党員は反発。一転して、昨年1月の県知事選で敗れた大内氏に立候補を打診した。

 県連は背水の陣で決意した大内氏に応えようと、組織力を生かして舟山氏に肉薄した。ただ、直前の擁立見送り案が混迷を招き、冷ややかにみていた支持者は少なくなかった。自民県議も「(見送りを)検討するにしても、先に候補者を示して動き出すべきだった」と暗に遠藤氏を批判する。

 山形選挙区では2016、19年に続く3連敗を喫した。「(公示直前の混乱は)あってはならないことだ。これからは候補者を丁寧に育てなければいけない」。鈴木憲和衆院議員(山形2区)は、反省を込めて3年後を見据えた。

河北新報

1550チバQ:2022/07/21(木) 20:31:55
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/86287.html
2022年7月21日特集記事
森ゆうこはなぜ負けた
野党の急先鋒 国会を去る
7月10日の参議院選挙。勝敗のカギを握る全国に32ある定員1の「1人区」で、自民党が28の議席を獲得し大勝を収めた。

前回、前々回と2回続けて野党側が、自民党を抑えてきた新潟選挙区でも、立憲民主党の森ゆうこ(66)が自民党の新人に6万8000票余りの差をつけられ、敗れ去った。
党の参議院幹事長も務め、抜群の知名度を誇った森はなぜ負けたのか?
(山田剛史、野口恭平)

大差での敗北
7月10日午後9時29分。
NHKが新潟選挙区で自民党の新人、小林一大(49)の当選確実を伝えると、森の支持者が集まったホテルの一室は静まり返った。

定数削減で「1人区」となった6年前、森は事実上の野党統一候補として自民党の現職に挑み、わずか2279票差で勝利を収めた。

ところが今回は一転、自民党の新人に6万8930票の差をつけられ、一敗地に塗れた。


森は悲痛な表情で集まった支持者に謝罪した。

「残念ながら、この壮絶な権力との戦いということで守り切ることができませんでした。
これはすべて私の責任であり、力不足であります。非常に重い責任を果たせなかったこと、みなさま本当に申し訳ありませんでした」

前触れは知事選に
前触れは参議院選挙の直前、5月に行われた新潟県知事選挙にあった。

知事選では自民党と国民民主党、連合が現職の花角英世を支援する一方、共産党と社民党は対立候補の新人を支援。立憲民主党は特定の候補を支援せず「自主投票」とし、野党内で対応が分かれた。
共産党との連携に否定的な連合に配慮しつつ、共産党と社民党の顔も立てる。立憲民主党が置かれた微妙な立場がそこに映し出されていた。

1551チバQ:2022/07/21(木) 20:32:10
森は対立候補の支援を選んだ。
「この動きが自分にとってプラスになるかマイナスになるか分からない」
そんな複雑な思いも抱いていたが、自身が改選を迎える参院選を目前に控え、共産党との連携を深めたいという思惑があったのは明らかだった。

しかし、結果は森からすれば目を覆わんばかりのものだった。森が支えた候補は現職の花角にトリプルスコアの差をつけられる大敗を喫した。
対する自民党。参院選を見据え、知事選で「野党分断」を狙い、その効果に強い手応えを感じていた。

「新潟モデル」の成功体験
新潟県では、野党各党の間で「新潟モデル」とも呼ばれる選挙協力体制が築かれていた。その核心は共産党を含め、野党が結束して選挙に臨むことだった。

事の始まりは2016年、議席を失っていた森が無所属で参院選に挑んだ時に遡る。旧民進党や共産党、社民党などが森を支えて自民党の現職に競り勝ち、それは強烈な成功体験として野党各党の記憶に刻まれた。

その秋の知事選、2019年の参院選でも野党統一候補が勝利を収め、「新潟モデル」は確立されていった。

社民党県連合の幹事長、渡辺英明はこう振り返る。
「共産党も含め、『自分たちの候補だ』という意識で活動を進めた。勝利は自信につながっていった。その始まりの森はある意味で野党共闘の象徴だ」

軋む野党連携

共産党との連携に否定的な連合、そして従来から森の選挙を支えてきた共産党。両者から支援を得たいと考えた森は、自身の選挙を取りしきる組織を2つに分けた。立憲民主党県連と連合新潟が参加する「合同選対」、そして共産党県委員会や社民党県連合なども参加する「野党連絡調整会議」だ。




参院選の公示まで2週間余りとなった6月4日。合同選対の会議後、立憲民主党県連の代表を務める菊田真紀子は選挙運動の方針について次のように語った。
(菊田)
「連合との合同選対で方針を決め、野党連絡調整会議に方針を伝える。あくまで合同選対が中心になる」
知事選での大敗を踏まえ、連合新潟により重きを置こうという姿勢を示す発言は瞬く間に野党内にさざ波を引き起こし、共産党や社民党の反発を招いた。
(社民党関係者)
「6年前の参議院選挙は森が無所属だったので、各党による連絡調整会議が運動方針を正式に決定して、連合新潟に落とし込むという流れで、お互いの意見を聞いていた。菊田の発言は『手足になれ』と私たちに言っているのも同然だ」

さらに共産党の不満に拍車をかける出来事が起こった。

1552チバQ:2022/07/21(木) 20:32:27
6月12日。共産党委員長の志位和夫が街頭演説のため新潟市を訪れた際、そこに森の姿はなかった。
森は「日程が合わなかった」と説明したが、関係者によると連合に配慮した行動だったという。

街頭演説後、志位は記者団の取材に冷静に答えた。
(志位)
「非礼だとは考えない。それぞれ日程があって動いている。新潟では野党共闘によって参議院選挙で勝ち続けてきた。立場の違いはあってもリスペクトし合いながら協力するという姿勢で私たちは頑張っていく」

だが、共産党県委員会の幹部は不安を口にしていた。党トップの街頭演説に森が姿を見せなかったことはある種のメッセージとして党員や支援者に受けとられかねないからだ。
(共産党県委員会幹部)
「特に熱心に活動している共産党員のやる気が落ちた。『私たちは一生懸命、森を支援しているのになぜ森は来なかったのか』と。森への思いが無くなるとポスティングなどの活動が減る」

謝罪、そして…
5日後の6月17日。
こうした状況に危機感を覚えた立憲民主党県連の幹部は、共産党県委員会や社民党県連合の幹部と水面下で接触を図った。新潟市中央区のビルの一室に集まった約30人を前に森と菊田は謝罪の言葉を口にした。

「連合を大事にして我々を無視するのか」
そう詰め寄られた森は「いろいろあって私もつらい」と釈明したという。
そして、「合同選対」と「野党連絡調整会議」を同列と位置づけ、互いの意見を尊重しながら運動を進めていくと繰り返し説明した。
(出席者)
「森は恩を感じてしっかり返そうとする人だから今の状況を悲しんでいるのだと思った。具体的な理由は言わなかったが、連合新潟への配慮というのは明らかで、森が苦しんでいるのも分かるから同情的な雰囲気になった」

立憲民主党、共産党、社民党の3党が連携して選挙に臨むことを確認したが、しこりは残ったままだった。

一方、野党の一角を占める国民民主党県連はこうした動きと一線を画した。「自民党を利さず、共産党を含む連携には加わらない」として、事実上の自主投票を決めた。
「自民党の新人候補を支援しないが、森も支援しない」、国民民主党はそう宣言したのだった。
電力会社の労働組合から支援を受ける国民民主党。県連幹部の1人は「森は国民民主党を出て行って、『原発ゼロ』を掲げる立憲民主党に合流した。共産党との関係も近く、支援は難しい」と話していた。

ギクシャクする野党3党の連携に、独自色を強める国民民主党。
「新潟モデル」の崩壊は止められなかった。

いざ選挙戦も

選挙戦が始まると森は多い時には1日に約50か所で街頭演説を展開。強みである「足で票を稼ぐ戦術」を徹底した。
しかし、野党の足並みの乱れは目に見える形であらわれた。

選挙戦の序盤、陣営の関係者は不安を漏らしていた。
(陣営関係者)
「前回の選挙では共産党やボランティアが1日20人ほど集まってビラ配りや電話かけを行ってくれた。でも今回は5人くらいしか来ない。街頭演説の動員でもなかなか集まってくれない。共産党県委員会と社民党県連合の幹部は票固めに動いてくれているが、実際の運動量は少なくなっている」

選挙戦最後の日曜日となった7月3日。
新潟駅前で行われた森の街頭演説には約1000人が集まり、県選出の野党系の国会議員全員が顔を揃えた。


支援の輪を広げようと、連合新潟の幹部や野党系の県議会議員が手を取り合って選挙カーの上に並ぶ中、連合新潟と共産党双方への配慮がにじんだ。
(森陣営関係者)
「交代で選挙カーに上ってもらうことで、連合新潟と共産党は並ばないようにした。応援弁士を紹介する垂れ幕に党名を書かなかった。『立憲民主党』と『共産党』が並ぶのを避けるためだ。勝つためには野党の団結が必要で工夫をするしかない」

自民党に議席を明け渡す事態は何としても避けたい。その1点でまとまりたい。しかし…

連合新潟の幹部は苦しい胸の内を吐露していた。
(連合新潟 幹部)
「連合新潟と立憲民主党だけでは手が足りない。勝つためには共産党も含めて野党でまとまる必要があるのは現実的に分かっている。ただ、どこまで出来るのか、ギリギリのラインを探らないと傘下の労働組合のメンバーに説明がつかない。こっちも苦慮しているんだ」

1553チバQ:2022/07/21(木) 20:32:42
異例の最後の訴え

一方、森に挑んだ自民党。

「大きな悲しみもありました。絶対に忘れることができない選挙となりました。だからこそこの新潟選挙区、負けるわけにはいかない」

選挙戦最終日の7月9日の午後7時過ぎ。新潟市中心部の繁華街に、拳を振り上げて熱く訴える自民党総裁の岸田文雄の姿があった。集まった約4000人(※陣営発表)の聴衆からは割れんばかりの拍手が沸き上がっていた。

岸田は選挙戦の締めくくりとなる場所として新潟を選んだ。東京・秋葉原が定番となっていた自民党総裁の「マイク納め」。地方で行うのは極めて異例で、自民党が新潟の勝敗に強くこだわっていたことを象徴する場面となった。

去年の衆院選で自民党は新潟県内6つの小選挙区のうち、議席を確保したのはわずか2つ。参院選では前々回、前回と連敗し、結党以来守り続けた新潟での議席を失った。議席奪還は何が何でも成し遂げなければならない最重要目標だった。


連日のように閣僚、党幹部などを送り込む一方、演説会場では「投票に行こう」などと書かれたフリップを手にした支援者がずらりと並び、道行く有権者に訴えた。「これまでに無いほどの活発な運動」(自民党関係者)は、与党の支持層を着実に固めるとともに、無党派層へも徐々に浸透していった。
森に始まり、森に終わる
ふたを開ければ新潟県内37市区町村のうち36で自民党の小林が制し、森を完全に打ち負かした。


議席を失った夜、森ゆうこは、言葉を絞り出すように語った。
「野党が1つにまとまるまで少し時間はかかったが、皆さんに結集してもらって、これ以上ない運動を展開していただいた。勝利できれば最高だったが結果を出せなかったのは私の責任。力不足以外の何物でもないと思っている」

今後の政治活動については「今は頭が真っ白で考えられない」とだけ語り、支持者が集まった会場を後にした。

立憲民主党県連代表の菊田真紀子は野党連携のあり方を見直すのか記者団から問われると、次のように話した。
(菊田)
「あれだけ高い組織力と資金力、そして圧倒的に高い支持率を持つ自民党と一騎打ちをする上で野党が力を合わせないとスタートラインにすら並べない。無党派層や自民党の支持層にも食い込むような活動をしないと勝利には到達できない」

連合新潟会長の牧野茂夫は、選挙のあと、NHKのインタビューに応じた。
(牧野)
「6年前と形は変わっているが、今回は立憲民主党公認だったため県連にもしっかりとした形で選挙戦を進めるようお願いしたし、間違ってはいなかったと思う。今後の野党共闘については政党間でしっかりとした協議を行ってほしい」

そして、次のように奮起を促した。
「立憲民主党はしっかりとした地方組織を作りきれていない。全県規模の選挙になると人員が足りていない。来年の統一地方選挙では立憲民主党、国民民主党の地方議員を当選させないと、いつまでもこういう状況を抜け出せない」

一方、共産党県委員長の樋󠄀渡士自夫は、こう話す。
(樋󠄀渡)
「党の支持者の森への支持は固めたものの、周りへ広げようとする熱量は低かったと言わざるを得ない。最後の1週間は一体感が出たが、野党間の協力がもっと早ければ違う結果が出たのではないか。野党の一体感を出して無党派層まで広げないといけないがそれが出来なかった」

投開票日の翌日、立憲民主党県連の関係者がふと口にした言葉が象徴的だった。
「連合もよくやってくれたが1番の敗因は野党共闘が崩れたことだ。これだけ差がついたことがその証明だ。新潟の野党共闘は『森に始まり、森に終わる』。これは1つの転換点なのかもしれない」

戦いは終わった。同時に新たな戦いへの号砲が鳴らされた。
新潟の野党はどこに向かうのか。
これからも現場の息づかいを取材し、伝えていきたい。
(文中敬称略)

1554チバQ:2022/07/21(木) 20:33:49
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/86396.html
2022年7月21日特集記事
拍手なき当選 奈良の戦い
「安倍元総理大臣の大きな後押しがあった」

2回目の当選確実の一報を受けた直後、奈良選挙区の自民の現職は、硬い表情のまま、かみしめるようにことばを絞り出した。

元総理大臣が銃撃され亡くなるという前代未聞の事態が起きた奈良の選挙戦を振り返る。

(奈良局・参議院選挙取材班)

盤石の自民 優勢のムード
参議院選挙・奈良選挙区は定員1人。今回は、自民の現職に対し、立民や維新など5人の新人が挑むという構図となった。
6人の立候補者数は、奈良では過去最多だ。



2013年から議席を守り続けてきた自民は今回、2回目の当選を目指す現職の佐藤啓氏を擁立。県内39すべての市町村に支部があり、党所属の地方議員も多い。「都道府県ごとに」決めることになっていた公明の推薦も、5月12日に決定していた。

-与党の組織力をフルに生かし、盤石の戦い方をして勝利を収める-

佐藤氏の陣営だけでなく多くの県内政界関係者が、当初、そうしたストーリーを思い描いていたように思う。

広がる維新の勢い
とはいえ、奈良県は大阪などに通勤している「奈良府民」と呼ばれる人たちがおよそ3割を占める土地柄。大阪への親近感もあり、奈良県内でも、国政選挙を重ねるごとに、維新の認知度は増していた。

それは、選挙結果にも出始めていた。去年の衆議院選挙の奈良1区では、維新の候補が比例代表で復活当選。県内で初めて、維新の国会議員が誕生した。また、比例代表では、県内での維新の得票数が、トップの自民にあと1万6千票差、得票率にして2.5ポイント差にまで肉薄。大阪へのアクセスが良く、有権者数が県内で最も多い奈良市や、3番目に多い生駒市などの6自治体では維新の得票数がトップとなり、「維新が着実に勢力を伸ばしている」という受け止めは、県内政界に広がっていた。

全国的には、お隣の京都選挙区(定員2人)の戦いが大きな注目を集めていた。議席を持つ自民、立民に維新が割って入ろうとしていたのだ。
「奈良だって、大接戦になるかもしれない」
それが取材班の共通認識だった。

守る自民、攻める維新
佐藤氏の陣営は、今回、維新の“風”が巻き起こるのを食い止めようと、「維新対策担当」というポストを設置。党の衆議院奈良1区支部がその役割を担い、都市部を中心に地方議員と連携してこまめに回るなどの活動を展開した。

背景にあったのは、今回の結果が、来年春の統一地方選挙など、今後の選挙に大きく影響するという危機感だった。維新を勢いづかせれば、県内政界の勢力図が変動しかねないー佐藤氏本人も、公示前、周囲に次のように語っていた。

「今回の選挙は、いい形で勝ちきらないといけない。県内39市町村すべてで自民の票が維新を上回り、きちんとした差をつけて勝利しなければ、統一地方選挙や衆議院選挙にかかわる皆さんに影響してしまうからね」

対する維新は、平成27年の県議会議員選挙で、初めての立候補ながら、奈良市などからなる選挙区で、トップ当選を果たした中川崇氏を擁立した。選挙戦を支えたのは、この6年で18人と、県内で2倍以上に増えた維新の議員たちだ。

1555チバQ:2022/07/21(木) 20:34:01
維新の戦略は2つあった。
ひとつは、県内でも高い人気を誇る党の副代表の吉村・大阪府知事ら、幹部を招いて、党の“風”を巻き起こすこと。
そして、もうひとつは、自民の牙城とされてきた地域にも積極的に足を運び、自民支持層の切り崩しを図ることだった。


決戦始まる
6月22日、18日間の選挙戦がスタートした。
NHKが県内に12ある全ての市で実施した期日前出口調査を見てみると、序盤は自民・佐藤氏が、2位以下の維新・中川氏らに一定程度の差を付けてリード。その「差」が生まれている背景として、佐藤氏を推薦する公明支持層が熱心に期日前投票に出かけていることがうかがい知れた。
ただ細かく見てみると、自民支持層で佐藤氏に投票したのは7割台。選挙に強い陣営であれば支持層の8割以上を固めることが一般的だが、その数値よりやや低めの結果に、支持層内部で票の取りこぼしの可能性が見て取れた。また、無党派層からの投票は、維新・立民に次ぐ3番手となっていた。

―選挙戦後半になると、無党派層の投票が伸び、自民と維新との差が縮まってくるかもしれない-

そう思いながら、取材を進めていた7月4日。
一部報道で、「中川・佐藤 競り合う」という見出しの記事が掲載された。
選挙報道の世界では、具体的な数値に言及しなくても、名前の掲載順などで強弱や差がうかがえるように表現されることが多い。
佐藤氏の陣営に激震が走った。

維新の真の姿とは
この日、佐藤氏の陣営では、緊急の選対会議などが相次いで招集され、戦略の練り直しと体制の立て直しが図られた。県内各地の衆議院議員の事務所などから新たにスタッフが投入され、運動スケジュールも見直された。選挙カーを走らせることの多かった運動スタイルを、こまめにスポット演説と呼ばれる辻立ちを行う方法に変更。演説の内容も、他の候補との差別化をより図るため、「外交安全保障」を訴えることに重きを置くことにした。


ただ、佐藤氏の陣営内部では、この段階でも維新の勢いの真の姿を捉えきれずにいた。
幹部のひとりは、「われわれの情勢分析では、差を付けて優位に立っているはずだ。なぜ報道で真逆の分析記事が出るのだろうか」と首をかしげ、別の関係者も、「維新の認知度が高まっていることは事実だと思うが、迫られ、追い抜かれるほどまでには至っていないのではないか」と漏らしていた。

本人はどうか。早朝、駅での辻立ちを終えたところで声をかけると、まっすぐに前を向きながら、こう答えた。
「維新から追われているとは思うが、選挙戦を通じて、手応えも次第に感じられるようになっている。報道が出たことで、陣営内が引き締まることにもつながる。あと一歩、もう一歩頑張るよ」

取材班にとっても、維新の勢いはどこまで迫っているのか、そして自民の手堅さはどの程度、確実なものなのか、見極めることが宿題となっていた。

1556チバQ:2022/07/21(木) 20:34:18
7月7日午後
佐藤氏は、奈良市内の駅前で辻立ちをしていた。
行き交う人のなかには、みずから進んで佐藤氏に近寄って声をかけ、励ます姿も見られた。選挙用のビラを受け取る人も多く、最終盤で、佐藤氏の陣営が最後の引き締めに取りかかっていることが、成果となってあらわれているように見えた。

そして同じ日、全国の選挙情勢を踏まえて確実に議席を確保しようと、佐藤氏が所属する派閥の会長、安倍元総理大臣が、翌8日に京都とともに奈良に入ることが決まった。選挙期間中2回目となる応援だった。

「安倍氏の応援も受け、最後の引き締めを図って勝ちにつなげていきたい」

陣営内からは、こうした声も聞かれていた。

2022年7月8日
午前10時15分
記者は取材場所の下見もかねて、少し早めに奈良市の大和西大寺駅北口に到着した。
近くにデパートがあり、平日でも人通りが多いこの場所は、県内を代表する演説スポットの1つ。
現場では、維新・中川氏が演説を行っていた。

「大組織の自民党と、たった20人で手弁当でやっている維新の会が、今、大接戦なんです。互角にやってるんです。ぜひとも勝たせてください。この勢いで勝たせてください」

10日あまり前の選挙戦序盤で、記者が、別の場所で見かけた時より、耳を傾ける聴衆の反応が良くなっているように感じた。

―ビラのはけかたが良くなっていますー

記者は、こうデスクに報告した。
数日前の一部報道を背に受け、維新陣営もまた勢いづいていることに違いなかった。

午前11時19分ごろ
佐藤氏の陣営の街頭演説会が始まっておよそ10分が経過。安倍元総理大臣が先導車両に導かれながら到着した。車から降りると、笑顔で手を振り、集まった聴衆たちも拍手で迎えた。記者は、投開票日に放送する選挙戦を振り返るVTRのワンシーンにならないかと、撮影を開始した。

午前11時25分ごろ
「頑張れ」と、かけ声がかかるなか、佐藤氏が演説を始めた。

(佐藤啓氏)
「外交と安全保障でこの国を守っていくこと、力強い経済で皆さんの暮らしを守り抜くこと、そして、全世代型社会保障改革で皆さんの生活と安心を確保すること、どうかこの仕事を、引き続き、次もやらせてください」。

午前11時29分ごろ
安倍元総理大臣にマイクが渡った。はじめに、佐藤氏が総務省の官僚時代、茨城県内の自治体に出向していたときのエピソードに触れ、こう評価した。

(安倍元総理大臣)
「佐藤さんは挑戦した。人口減少対策、子育て支援対策、アイデアと実行力を持って、結果を出していったんです。これが佐藤啓さんです。霞が関も注目した。私も当時、総理大臣として彼に注目をし、官邸において、地方創生を担当する補佐官・秘書官として、一緒に官邸で仕事をしてくれた。そして、その力を生かす、6年前に皆さんのお力でここ奈良県から立派に国政に送っていただいた。その中で、彼の実績が認められて、経済産業大臣政務官になり、あのコロナ禍、地域の皆さんが『大変だ、緊急事態宣言の対象あるいはまん防の対象じゃなくても、店の売り上げが落ちてやっていけるかどうかわからない』、そういう声を耳にして、支援金の対象を広げていく、そういう判断をした。彼は、できない理由を考えるのではなくて…」。

2発の銃声が響いた。

喜び無き勝利
7月10日、午後8時半
2回目の当選確実の一報を受けた佐藤氏は、バンザイなどのセレモニーは行わず、記者会見にのぞんだ。

「ご指導頂いた安倍元総理が銃弾に倒れられたことに関しては、大変悲しくて、悲しくて、ことばになりません。けれども、テロにひるむことなくしっかりと前を見つめて最後まで勝ち抜こうと、そういう気持ちでやらせて頂いた。安倍元総理の大きな後押しがあったことは間違いないと思います。元総理のお力を頂いて、勝ち抜くことが出来たということ、そして、元総理の思いに応えられるようにしっかり働かせて頂くということを、元総理にお伝えしたい」

奈良選挙区は、佐藤氏の得票が全市町村でトップとなり、次点の維新・中川氏とは、7万6千票あまりの差がついた。比例代表での得票も、維新がトップとなった自治体は、去年衆議院選挙での6から4に減った。

翌朝、事件現場に設けられた献花台には、静かに目を閉じて祈る佐藤氏の姿があった。

1557チバQ:2022/07/21(木) 20:34:31
連日、大勢の人が列を作り、花を手向け、黙とうをささげた献花台は、周囲の安全確保の観点から19日の朝に撤去された。陣営関係者らによると、18日までにおよそ10万人が献花台を訪れたという。18日の夕方、手向けられた花の供養のための法要に参列した佐藤氏は、ゆっくりと時間をかけてことばをつないだ。

「悲しみは癒えませんが、多くの皆さまが哀惜の念を持って花を手向けられた。そのひとつひとつの思いが、安倍元総理大臣のもとへ届けばいいです」。

選挙戦を振り返り、自民の関係者からは、「事件のことは本当に悔やんでも悔やみきれないが、われわれは前を向いてこれから職責を果たしていかなければいけない」という声や、「序盤の情勢を受け、陣営に緩みがあったことは事実だ」といった声が聞かれる。だが、県連としての選挙戦の総括と今後の対応については、安倍氏の四十九日が過ぎてから協議する予定だ。

一方、維新の陣営の関係者からも選挙結果や敗因について語る言葉は抑制的で、今回の事件が、多くの人たちに暗い影を落としていることがよくわかる。
すべての陣営が、今回の衝撃的な事件をどう受け止め、どう歩みを始めるか。次を見据えて動き出すにはもう少し時間がかかりそうだ。

1558チバQ:2022/07/21(木) 20:34:59
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/lastweek/86345.html
2022年7月19日注目記事
“参議院選挙 勝因は野党乱立 連合との関係重視を”麻生副総裁
参議院選挙で自民党が大勝したことについて、麻生副総裁は19日、党の役員会で、1人区で野党の候補者が乱立したことが勝因の一つだと指摘したうえで、今後、立憲民主党などの支援組織である連合との関係を、より重視していくべきだという考えを示しました。

この中で自民党の麻生副総裁は、参議院選挙の勝因について「全国で32ある1人区での圧勝が大きい。その一因としては、野党が分裂し候補者が乱立したことも考えられる」と指摘しました。

そのうえで「今後、連合などとの関係をよく考えていく必要がある」と述べ、立憲民主党と国民民主党の最大の支援組織である連合との関係をより重視していくべきだという考えを示しました。

また、茂木幹事長は「東北や甲信越では、前回、前々回の参議院選挙では自民党が負け越したが、今回は完全に逆転した。国難ともいうべき状況に直面する中、国民から政治の安定という大きな力を与えていただき、期待にしっかりと応えていきたい」と述べました。

国民 玉木代表 自公との政策協議 今後も続ける考え示す

国民民主党の玉木代表は、19日、記者会見で、自民・公明両党との政策協議を今後も続け、党が提案している電気料金やガソリン価格の高騰対策などの実現を目指す考えを示しました。

この中で、国民民主党の玉木代表は、政府の当初予算への賛成と引き換えに、自民・公明両党と続けている政策協議について「ヤングケアラー支援などの法案化に協力を求めるとともに、電気料金とガソリン価格の値下げに向けた党の対策の実現も働きかけていきたい」と述べ、今後も続けていく考えを示しました。

一方、自民・公明両党の連立政権に、今後参加する可能性について玉木氏は「岸田総理大臣や公明党の山口代表は『自公連立でいく』と言っているので、それが変わることはないのではないか。われわれとしては政策の実現のために汗をかきたい」と述べるにとどめました。

そして、玉木氏は、改選前から2議席減らした先の参議院選挙について「2人の現職議員を失ったことは痛恨の極みだが、比例代表の得票は、去年の衆議院選挙よりも増えており、これまでの活動が一定程度理解された結果ではないか」と述べ、来月上旬にも党として総括をまとめる考えを示しました。

1559チバQ:2022/07/21(木) 20:35:27
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/86121.html
2022年7月15日特集記事
変わる「比例代表候補」の集票力 その参院選候補者の実像とは
参議院選挙の比例代表は、政党名と候補者名の、どちらでも投票できる仕組みで、個人名を多く書いてもらった順に当選者が決まっていく。
当選を目指す候補者からすれば、いかに自分の名前を多くの人に書いてもらえるかが勝負。
職域団体や労働組合といった組織の代表として国政参加を目指す「組織内候補」も多い。
当事者以外には見えにくい比例代表の選挙戦。自民党から立候補した3人に密着すると、時代を映した状況が見えてきた。
(柳生寛吾、山田康博、並木幸一)

【リンク】参議院選挙の「選挙区」と「比例代表」の仕組みはこちら

薄氷の勝利 意地見せた医師会
日本医師会の政治団体、日本医師連盟の「組織内候補」である自見英子(はなこ)。

日本医師連盟の「組織内候補」である自見英子(じみはなこ)
自民党が比例代表で獲得した18議席のうち、上位8番目(特定枠の2人を含む)で2回目の当選を果たした。
みずからも小児科医である自見。
再選の喜びとは裏腹に今回の選挙はかなり苦戦し、薄氷の勝利だったと振り返る。
全国の開業医や勤務医およそ17万人が加入する巨大組織である日本医師会を背景にしながらも、なぜ苦戦したのか。
「皆さんの代表として国会に送り返していただきたい」

選挙公示2日後の6月24日。
自見の姿は東京・有楽町の東京国際フォーラムにあった。

1300人が駆け付けた決起大会
1300人が駆け付けた自見の決起大会。
壇上には日本医師会の幹部に加え、自民党で社会保障政策に強い影響力を持った元衆議院議長の伊吹文明や、元厚生労働大臣の田村憲久らが並んだ。
「かなりの出遅れ感が否めない」
「まだ支援は十分ではない。さらに上乗せしないといけない」

医師会の幹部からは危機感を示す訴えが続いた。

自見を支援する日本医師会は、大正5年に設立された前身の「大日本医師会」から数えて100年以上の歴史を持ち、政治とは切っても切れない関係にある。
例えば、医療機関に支払われる公的価格の「診療報酬」がその典型だ。

通常2年に1度(薬価は毎年)の診療報酬の改定にあたっては、報酬をできるだけ抑えたい健康保険組合などと、報酬を確保したい医師会側などとの間で、政府・与党を巻き込んだ激しい交渉が繰り広げられる。

そして、時の総理大臣も含めた「政治決着」で、報酬の増減が決まるとされている。
医師会は自分たちの主張を政治に届けようと、昭和49年の参院選から自民党の「組織内候補」として擁立し、国会に送り出している。

医師会の「組織内候補」の得票は、前回まで3回連続で減り続けていて、これが自見の危機感につながっていた。

1560チバQ:2022/07/21(木) 20:35:40
得票が減っている理由として医師会関係者は、医師会以外にも、看護や介護、歯科医師など医療系の団体が、それぞれ候補者を擁立するようになったためだと指摘する。
医師会が必ずしも医療界の代表とはみなされず、今回の選挙では7つの医療系団体が組織内候補を擁立し、乱立模様となった。
また、ことし春の新型コロナの第6波や、このところの感染の急拡大を受けて、医療現場はコロナ対応に追われ、「選挙どころでない」という声も聞かれていた。

さらに、医師会と自民党との微妙な関係も、選挙に影響を与えていた。

6月まで日本医師会の会長を務めた中川俊男は、時には政権に対して“モノを言う会長”として知られていた。

日本医師会の会長を務めた中川俊男
新型コロナ対応では、政府を挙げて取り組んだ東京オリンピック・パラリンピックの開催にあたり、医療崩壊が起こることに懸念を示して、緊急事態宣言の発出を求めたほか、「Go Toトラベル」と感染との関係について「間違いなく十分に関与している」と述べるなど、政府への苦言ともとれる発言を繰り返してきた。

このため、自民党内からは「中川は政権の足を引っ張っている」という見方も出て、自見は医師会と党との板挟みにあっていた。

日本医師会の会長選挙
そして、集中して支持固めをしなければならない参院選の期間中に日本医師会の会長選挙が行われることになり、自見の体制づくりは遅れが生じていた。
これを挽回するため、自見は前回以上に取り組みを進めた。
組織内候補を擁立していない医師会以外の医療系団体からも初めて推薦をもらったほか、これまで縁が薄かった産婦人科医などとも交流を深め、支援してくれる医師を増やした。

父親で元郵政大臣の自見庄三郎と
さらに、地元の福岡を拠点に活動を強化し、父親で元郵政大臣の自見庄三郎と並んで活動するなど、医師会以外にも支援を広げようと選挙戦を展開した。

その結果、医師連盟が支援した組織内候補としては前回を6万票ほど上回り当選を果たした。

医療系組織内候補の得票は自見がトップ
自見は、厳しい選挙だったと振り返りつつ、業界の事情に通じた組織内候補として当選する意味はあると語る。
「コロナ対応にしても専門用語がわからないと何もできないし、役所よりも詳しい議員がいないといけない。ただ、今回の結果は組織票だけでは到底届かなかった票数で、多くの一般有権者の支援があった。組織のためではなく、国民一人一人のための医療や子ども政策を行うことを忘れてはならない」

1561チバQ:2022/07/21(木) 20:35:56
遺族会は議席守れず
終戦から77年となることしの参院選では、戦没者の遺族が支えてきた議席が失われた。
主に太平洋戦争で亡くなった戦没者の遺族らでつくる日本遺族会の政治団体は、現職の水落敏栄を「組織内候補」として擁立し、4回目の当選を目指したが、かなわなかった。

演説する水落敏栄
自民党の比例代表の獲得議席は18議席。水落は上から23番目で涙を飲んだ。
前身の「日本遺族厚生連盟」が昭和25年の参院選で「組織内候補」を当選させて以来、議席を保ってきたが、今回で途絶えた。
自身の父親を空襲で亡くした水落は、日本遺族会の会長も務めている。

総理大臣を務めた橋本龍太郎と、自民党元幹事長の古賀誠
日本遺族会の会長は、総理大臣を務めた橋本龍太郎や、自民党元幹事長の古賀誠など実力者が務めてきた。
しかし、6年前の選挙での水落の得票は11万4485票。
自民党が獲得した比例代表の19議席のうち、下から2番目の18位での辛勝だった。

水落自身、今回は立候補を見送ることも考えたが、「次世代につなぐ議席を残したい」と決心したという。
「ウクライナでは、地下道で何万人もの人が、着るものがなく食べるものがなく赤ちゃんのミルクもない状況で苦しんでいる。戦争ほど悲惨なものはなく、日本で悲惨な戦争が人々から忘れ去られようとしている中、平和を訴えていきたい」

今回の選挙で水落は、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、改めて平和の大切さを訴えの中心に据えた。
ただ、戦争遺児の平均年齢は80歳を超えている。
遺族会の会員も年々減り、新型コロナでの外出自粛の影響もあり、水落の選挙準備は遅れていた。
そのため、選挙戦終盤で水落は、遺族会の会員以外での支持を固めようと出身地の新潟に張り付いて活動を強化した。
自身が所属する自民党岸田派ナンバー2で外務大臣の林芳正に応援を依頼。
得票の上積みを図った。


林芳正外務大臣の応援
「ロシアによるウクライナ侵略の中で、平和を守ることが、いまほどこの言葉が身にしみることはない。水落さんの大きな力を世界の平和のために使って頂けるかは、みなさんにかかっている」
選挙期間中、連日の猛暑。
79歳の水落にとって厳しい環境の中、最後の力を振り絞って追い上げを図ったものの、及ばなかった。
水落は選挙のあと、遺族会が議席を失ったことは戦後の1つの節目だと指摘した。
「組織の高齢化を感じた選挙の結果だった。各地で集会を開いて支持の拡大をお願いしても、6年前ほど広がっていく実感は得られなかった。私が国会議員でなくなっても、戦争の悲惨さを次の世代につなぐ政治をどうにか続けて欲しい」

新たな支持層獲得へ
今回の選挙で、自民党トップの52万8053票を獲得したのが、漫画家の赤松健だ。

漫画家の赤松健
「ラブひな」や「魔法先生ネギま!」といったヒット作を世に送り出し、コミックスの累計発行部数は5000万部を超えるヒットメーカーで、全国を駆けめぐった選挙カーには、みずからのマンガのキャラクターが全面に描かれた。
選挙カーにはマンガ
赤松は選挙戦で、マンガやアニメなどが過度に規制されず、豊かな創作活動ができる社会の実現を訴えるとともに、日本文化の海外輸出や海賊版対策の強化を与党の立場から実現したいと強調した。
「私が重要視していくのは何と言っても表現の自由。クリエーターが創作活動しやすい環境づくりを実現し、表現の自由を守って著作権を有効活用していく」

作業する赤松
赤松は日本漫画家協会の常務理事を務め、政治との関わりを持ってきた。
その1つが平成26年に成立した改正児童ポルノ法だ。
当初、自民・公明両党や日本維新の会が共同で提出した改正案には、「マンガやアニメなどが児童の権利侵害にどう影響を及ぼすかについて調査し、必要な措置をとる」という内容が盛り込まれ、これが表現の自由の制限につながるのではないかとの懸念が広がった。
赤松は、仲間の漫画家などとともに法務大臣や野党の代表らのもとを訪れ、表現の自由の重要性を訴えた。
その後、与野党の協議を経て、懸念された文言は条文から削除された。
赤松はこの時、クリエーターにとって重要な表現の自由が政治によって制限されかねないという経験をした。
それが今回、国会議員を目指すきっかけの1つになった。

特定の組織や団体の支援がない赤松の選挙戦は、若者やマンガが好きな層に投票を呼びかけることが柱となった。

街頭演説は東京・秋葉原や大阪・日本橋など、アニメやマンガの聖地と呼ばれる場所を中心に行った。
また、党内でもネットやSNSの事情通として知られる参議院議員・山田太郎の協力も得て戦略を練った。

1562チバQ:2022/07/21(木) 20:36:08
ボランティアのスタッフが、写真や動画を編集し、SNSに投稿。

候補者におなじみの事務所の「ため書き」も、ネットで送れる「電子ため書き」を活用し、支援の輪を広げた。
赤松のツイッターのフォロワーは20万を数えるまでに至った。

電子ため書き
参議院議員になる赤松は、表現の自由を重視する自民党内の議員と連携していくつもりだ。
「なぜ日本で多様で豊かなマンガやアニメが生まれてきたかといえば、それは表現の自由が保障されているからであり、守っていきたい。マンガを使って国会の議論を紹介することで、楽しくてみんなが参加できる政治を目指していきたい」

議員として結果出せるか
今回の参院選でも、多くの「組織内候補」や業界を代表する候補者が当選を果たした。
ただ、憲法では国会議員は「全国民を代表する」と規定されている。
組織出身の参議院議員は、専門性を生かしつつ組織や団体、特定の年代に偏らない活動があわせて求められる。
良識の府と言われる参議院にふさわしい活動をしていくのか、注目していきたい。

(文中敬称略)

1563チバQ:2022/07/22(金) 09:44:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/1790e27808e00af7c62fd1f448e208393d2480ee
参院選で医療・介護系組織から7人乱立…当選は4人 自民比例で泣き笑い
7/21(木) 21:20配信

産経新聞
先の参院選では、自民党の比例代表から出馬した医療・介護系の組織内候補7人の明暗がくっきり分かれた。新型コロナウイルス禍で選挙活動が十分できない中、候補乱立も重なり、当選は4人にとどまった。医療機関にサービスの対価として支払う診療報酬や、介護サービスを提供する事業所に支払う介護報酬の改定作業にも影響が出そうだ。

「他の候補者が得票数を減らす中、医療・介護・社会保障系ではトップ当選。組織の力を示せた」

日本医師会(日医)の松本吉郎会長は13日の記者会見で、今回の参院選を満足そうに振り返った。

日医の政策実現のために活動する政治団体「日本医師連盟」は今回、小児科医の自見英子(はなこ)元厚生労働政務官を擁立。日医の組織内候補は平成25年の参院選で約25万票集めたこともあったが、令和元年は約15万3千票まで減少。影響力の衰退が響いたのか、今年度の診療報酬改定では、全体でマイナス改定も強いられた。

今回は3年前から約6万票上積みした。日医では、選挙期間中の6月25日の会長選で松本氏が初当選。中川俊男前会長時代は政府・自民と距離があり、日医は今回の参院選で存在感を示すことにこだわった。今後の診療報酬改定に向けた態勢作りが進んだとの指摘もある。

一方、日本歯科医師会を母体とする政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)は、9年ぶりに組織内候補として現職の山田宏氏を全面支援。日歯連は元会長らによる迂回(うかい)献金事件の影響もあり、正式な組織内候補の擁立を見送ってきた。候補擁立が奏功したのか、政府が6月に閣議決定した経済財政運営の指針「骨太の方針」に日歯連が求めてきた「国民皆歯科健診」の検討が明記された。組織が引き締まり、山田氏は約17万6千票を得て当選した。

対照的なのが介護分野だ。前回、2人を立てて共倒れしたため、今回は候補者を一本化したが、及ばなかった。日本理学療法士連盟の候補者も約11万8千票を得たものの、約490票差で次点に泣いた。

医療・介護分野などは6年度に診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス報酬の「トリプル改定」を控える。ある医療系団体の幹部は「落選した団体の意向が反映されにくくなる。複数の団体が相乗りで候補を立てる形式も検討しなければ」と本音をのぞかせた。(村上智博)

1564チバQ:2022/07/26(火) 14:15:26
公認が早ければ当選したの・・・?
https://news.yahoo.co.jp/articles/341c88a648d02fc1ac8219bf49dbfe69f5d6b45e
参院選鹿児島選挙区 柳氏敗因「公認手続きに時間かかりすぎた」 野党連携は評価 立民県連が総括
7/26(火) 12:45配信



立憲民主党鹿児島県連は24日、鹿児島市で常任幹事会を開き、鹿児島選挙区で党公認の柳誠子代表(61)が落選した参院選を総括し、公認決定や支援体制づくりの出遅れが敗因と結論付けた。一方、柳氏を事実上の統一候補とした野党連携は評価し、継続を求めるという認識が示された。

 柳氏は冒頭のあいさつで「非常に残念で悔しい。私の力不足もあった」としつつ「一番は公認手続きに時間がかかりすぎた」と参院選を振り返った。その後は非公開となり、終了後、取材に応じた皆吉稲生代表代行によると、多党化の影響や交流サイト(SNS)活用の浸透不足も敗因に挙がった。今後は地方議員の拡大を図る必要があるとして、来年の県議選で積極的に候補者を擁立すべきだという意見も出た。

 このほか、比例代表で初当選した同党の村田享子氏(39)=鹿児島市出身=が県連に所属する意向を持っているとの報告もあった。ただ、正式な申請はないとして、皆吉氏は「今後議論し、調整しながら対応していく」と述べるにとどめた。

南日本新聞 | 鹿児島

1565とはずがたり:2022/07/26(火) 14:18:23
デンソー、自動車技術を“食”に。日本最大級の「トマト工場」
森山 和道2022年7月13日 13:20
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1424576.html

1566チバQ:2022/07/26(火) 15:15:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/410cf9c4fe514082084659c99c06b08fe7c30d9a
参院選1人区「野党一本化なら自民10敗」茂木幹事長が試算披露
7/25(月) 19:17配信

毎日新聞
自民党の茂木敏充幹事長

 自民党の茂木敏充幹事長は25日、東京都内で講演し、今回の参院選での自民党勝利の要因について「野党の乱立や分裂もあった」と述べた。仮に32ある改選数1の「1人区」で野党が候補を一本化し、自民候補と一騎打ちになった場合は「勝敗は(自民の)22勝10敗」だったとの試算も示した。実際の結果は28勝4敗だった。

 茂木氏は「実質的に野党が一本化した1人区は11にとどまった。前回、前々回の野党統一候補の得票の平均と、今回の我が党の候補者の得票を比べると、東北の3県を含めた6県で逆転される」と指摘した。一方で「今の野党の勢いや『立憲民主党と日本維新の会は本当に一本化できるのか』といった問題を考えれば、10敗までいくことはなかっただろう」とも語った。

 また、自民候補が小差で敗れた沖縄選挙区については「残念だった」と振り返り、「9月に知事選を控える極めて重要なステップが今回の参院選だった。先週に沖縄に入り、知事選に向けた戦略の練り直しをした」と述べた。【花澤葵】

1567チバQ:2022/07/28(木) 12:59:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/924244c92806d92ea1ad59ba32d1745389b0288d
不正の温床に対策打たず…変わらぬ郵政 「罪を償って」消えぬ不信感
7/28(木) 10:46配信

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西日本新聞
日本郵便の本社が入るビル

 郵便局長への信頼を悪用した巨額の詐欺事件に、被害者は不信感を抱き続けている。事件では、世襲による就任が認められるなど、小規模局長を巡る特殊な人事上の慣例が不正の温床になっていたが、日本郵便は抜本的な対策を講じないままだ。

 「深く反省し、しっかり罪を償ってほしい」。実刑判決を受けた上田純一被告(69)について、数千万円をだまし取られたという長崎市の70代女性は語気を強めた。

 女性はゴルフ仲間だった上田被告の妻を通じて勧誘を受け、5、6年前から数回、長崎住吉郵便局で現金を預けた。預かり証として渡された証書には局長印が押されており「疑いもしなかった」。共通の友人も何人か被害に遭った。

 事件発覚後、日本郵便は被害者への弁償を開始。昨年10月までに被害を認定した59人に実損額として約8億8千万円を補償した。弁護人によると、被告がこれまでに日本郵便に弁済した額は約15万円にとどまる。

 女性にも預けた全額が戻ってきたが、不正を長年見抜けなかった日本郵便に対する不信感は根強い。自宅に説明に来た担当者は何度も代わり、警察に被害届を出すために必要な出入金の記録を請求すると一部が黒塗りで開示された。「まだ何か隠そうとしているのかと思った。多くの人がひどい目に遭ったのに誠意が感じられない」と憤る。

 検察側の説明などによると、上田被告は1983年ごろから詐取を開始。父親の後を継ぎ、23年にわたって同じ局で局長を務めた。退職後も、息子が局長となった局内の応接スペースを使い、架空の金融商品の勧誘を続けたという。

 日本郵便は、不正が放置された要因と認めながら、今も局長の「世襲」や「不転勤」を容認している。同社関係者は「政治力のある全国郵便局長会に配慮し、会社は局長の既得権に手を付けられない」と口をそろえる。

 九州のある局長は「これだけ大きな事件を引き起こしながら手をこまねいたままでは、いつまでも信頼回復はできない」と嘆いた。

 (竹添そら、宮崎拓朗)

1568チバQ:2022/08/02(火) 21:53:11
https://www.kanaloco.jp/news/government/electiondata/article-923266.html
激戦神奈川を総括(1)自民 小泉新体制、総力戦で完勝

連載「2022参院選 混沌の夏4プラス1 戦い終えて」
選挙 | 神奈川新聞 | 2022年7月12日(火) 05:00

 主要政党が候補を擁立するなど、全国屈指の激戦となった参院選神奈川選挙区。各党の戦いぶりから今後を展望する。(参院選取材班)


三原氏(右)、浅尾氏(左)と街頭演説会に臨む小泉県連会長=5月15日、藤沢市の辻堂駅前
 「目標に掲げた公認候補2人の4位以内での当選を達成できてほっとしている。日本一複雑で難しい選挙だったが、神奈川県連で危機感を共有し、県内の隅々まで運動を展開した結果だ」

 参院選の投開票から一夜明けた11日夕、自民党県連会長の小泉進次郎(衆院神奈川11区)はそう語り、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 改選4議席に加え、非改選の欠員1の補充を合わせ計5議席を争った神奈川選挙区。過去最多の22人が出馬した戦いに、県連は党勢拡大を懸けて24年ぶりに公認候補2人を擁立して臨んだ。通常の6年任期が与えられる4位以内に現職の三原じゅん子、元職の浅尾慶一郎の2人を押し上げるため、4月に会長に就任した小泉を先頭に総力戦を展開した。

 県連幹部の脳裏を離れなかったのが共倒れを喫した24年前の苦い記憶だ。

県連の歴史塗り替えた


https://www.kanaloco.jp/news/government/electiondata/article-923500.html
激戦神奈川を総括(2)公明 「必勝パターン」に黄信号
選挙 | 神奈川新聞 | 2022年7月13日(水) 05:00

 主要政党が候補を擁立するなど、全国屈指の激戦となった参院選神奈川選挙区。各党の戦いぶりから今後を展望する。(参院選取材班)


自民党県連の小泉会長の応援を受ける公明党の三浦氏(左)=7月7日、横浜駅前
 「多くの力ある候補者がおり、本当に厳しい選挙だった。政権与党の政治家として、厳しい戦いを乗り越える訓練を受けた」

 参院選の選挙戦最終日となった9日午後8時過ぎ。マイク納めを終えた公明党現職の三浦信祐は18日間の戦いを振り返り、汗を拭った。「訓練」という言葉の裏にあったのは政権パートナー、自民党の存在だ。

 6年前の三浦を含め、公明候補は神奈川選挙区で過去3回、60万を上回る票を得て当選してきた。ただ、関係者によると支持母体・創価学会の組織票や核となる支援者の票を合わせても「40万程度」。支援者による友人、知人への働きかけや自民支援者からの支持も受けて票を上積みし、毎回当選ラインを超えてきた。

5位は「勝利でない」


https://www.kanaloco.jp/news/government/electiondata/article-923757.html
激戦神奈川を総括(3)立民 2人擁立、大きな「傷」残し
選挙 | 神奈川新聞 | 2022年7月14日(木) 05:00

 主要政党が候補を擁立するなど、全国屈指の激戦となった参院選神奈川選挙区。各党の戦いぶりから今後を展望する。(参院選取材班)


花束を渡され笑顔の水野氏=11日未明、横浜市中区
 「みずの! もとこ!」「みずの! もとこ!」─。11日未明、横浜市中区の事務所に支援者らのかけ声と手拍子が響き渡った。

 「何とか最後の1議席を確保させてもらった」。立憲民主党新人で宇宙航空研究開発機構(JAXA)職員の水野素子は、高らかに勝利宣言した。横に立つ県連代表の阿部知子(衆院12区)は興奮気味にこう呼びかけた。「私たちが全国の立憲民主党の先頭に立ち、希望の女神・水野素子の下、頑張っていきましょう」

 一方、約300メートル離れた事務所は静まり返っていた。「全て私の不徳の致すところ。力不足だった」。同じく立民新人で前県議の寺崎雄介は厳しい表情で深々と頭を下げた。 

成功体験が背景

1569チバQ:2022/08/03(水) 21:18:37
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080300516&g=pol
旧統一教会の「賛同会員」 自民・井上氏
2022年08月03日11時45分

自民党の井上義行参院議員
自民党の井上義行参院議員


 自民党の井上義行参院議員は3日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係に関し、自身は政策の賛同を得た「賛同会員」だとするコメントを出した。信徒ではなく、旧統一教会の活動はしていないとしている。政策要望や選挙運動員の受け入れはないと説明した。

1570名無しさん:2022/08/06(土) 19:18:03
足立信也前参議 国民民主党を離党し無所属で活動へ 大分
https://www.fnn.jp/articles/-/399946

先の参院選で落選した国民民主党の足立信也氏が、党を離党し、今後は無所属で政治活動を続ける方針を表明しました。

足立信也氏は7月に投開票が行われた参院選で4期目の当選を目指して大分選挙区から出馬しましたが、自民党の新人に敗れ議席を失いました。

6日は大分市で国民民主党県連の総務会が開かれ、足立氏は党を離党し、大分県連代表に佐藤昭生幹事長を充てる考えを示し承認されたということです。

足立氏の正式な離党は党本部への届け出を経て9月末となる見通しで、その後は無所属で政治活動を続ける方針です。

1571チバQ:2022/08/07(日) 22:20:17
https://www.asahi.com/articles/ASQ86728DQ85UTIL04X.html
「10万票を切ることはない」 旧統一教会が支えた安倍派候補
有料会員記事

2022年8月7日 5時00分
 東日本に住む40代の女性は、「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)の2世信者。教団の合同結婚式で結婚した両親と、信者ばかりが暮らすアパートで育った。日曜は礼拝に行き、10代のころには韓国での修練会に参加したこともある。家には両親が教団から買った「壺(つぼ)」があった。

 今年の参院選の投開票日を3日後に控えた7月7日。女性のスマートフォンにメッセージが届いた。



 「祈・当選!井上よしゆき先生 政界に必要な人」

 「井上候補はサタン側勢力と戦っています」

 教団の熱心な信者から、比例区から立候補した自民党の井上義行氏への投票を呼びかける内容だった。女性は国政選挙のたび、親から指示された自民党候補に投票してきた。このときも疑問はなく、井上氏に投票したという。

 井上氏は、旧国鉄職員から内閣府職員などを経て安倍晋三元首相の首相秘書官も務めた人物だ。2019年の参院選では約8万8千票の得票で落選したが、今回は2倍近い16万5千票で当選した。

 「本部からは、20万票を目標に指示している。10万票を切ることはない」

 参院選を前に、教団関係者は支援先である井上氏の当選に自信を見せていた。支持基盤が弱い候補者を当選させることが「うちの役割だ」という。

「前回と同じような票を」 安倍氏の答えは
 16年の参院選では初当選した宮島喜文氏、19年参院選では再選した北村経夫氏が、教団の支援先だった。井上氏を含め、組織票の強みを生かせる比例区で出た安倍派の議員たちだ。

 その安倍氏のもとを、今年に…


https://www.nikkansports.com/general/news/202208020000876.html
自民・宮島元参院議員、旧統一教会関連団体から支援外され出馬断念「前回並み支援きつい」安倍氏
[2022年8月2日20時15分]
自民党の宮島喜文元参院議員が7月の参院選比例代表で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体から支援を外され、再選に向けた立候補を断念したことが分かった。宮島氏の元秘書や複数の党関係者が2日までに明らかにした。

宮島氏は、自身が会長を務める日本臨床衛生検査技師会の政治団体の組織内候補。元秘書によると、2016年参院選比例代表で、教団の関連団体とされる世界平和連合から組織票の支援を受けて初当選し1期6年務めた。自民の清和政策研究会(現安倍派)の協力で支援が実現したという。

宮島氏は参院選で再選を目指し、安倍派会長だった故安倍晋三元首相に世界平和連合を含む団体の支援を要請したが「前回並みの支援はきついかもしれない」と説明を受けたという。再選可能な票の獲得が見込めないと判断し出馬を見送った。

党関係者は「今回は関連団体の組織票が第1次安倍内閣で安倍氏の政務秘書官だった井上義行氏に回り、宮島氏は支援対象から外れたと聞いている」と明かす。井上氏は、教団の「賛同会員」として比例代表の自民党内13位で当選を果たした。(共同)

https://news.yahoo.co.jp/articles/a1d43bf004e7a97f0d375216befd060b763dcc70
旧統一教会系政治団体から「応援いただいた」自民・北村経夫議員
8/3(水) 11:39配信

毎日新聞
 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体との関係が指摘される自民党の北村経夫参院議員は3日午前、コメントを発表した。安全保障法制の推進や憲法改正に取り組むなかで、旧統一教会系の政治団体「国際勝共連合」から「応援をしていただいた」とした。一方、2013年参院選で旧統一教会の応援を受けたとの指摘については「私は、そうした方とお会いしていない」と強調した。

 北村氏は「多くの方々のご支援を頂戴しておりましたので、事務所としてもどういう方が応援してくださっていたか全てを把握するのは現実的に不可能」だとも説明。「現在、事実関係や経緯が確認されている最中で、その結果を待って、適切な対応を取っていく」とした。

 北村氏は自民党安倍派所属。産経新聞政治部長などを経て13年参院選の比例代表で初当選した。北村氏を巡っては、13年や19年の参院選で旧統一教会の支援対象になっていたとの指摘がある。【東久保逸夫】

1572チバQ:2022/08/16(火) 18:54:16
https://www.yomiuri.co.jp/column/opinionpoll/20220810-OYT8T50005/
参政党はなぜ議席を獲得できたのか…出口調査・選挙結果から見えてきた三つの要因
2022/08/16 11:00
この記事をスクラップする
世論調査部 岡部雄二郎
 7月の参院選で、与党が改選過半数を獲得して大勝した一方、政治団体「参政党」が1議席を獲得した。初挑戦の国政選挙だった参政党が、議席を獲得できた背景には何があるのか。選挙結果や読売新聞社の出口調査をもとに分析すると、三つの要因が見えてきた。

開票が進み、花束を手に笑顔を見せる参政党の候補者たち
有権者の「コロナ疲れ」の心情をすくい取ったか?
神谷宗幣氏
 今回当選したのは、参政党副代表兼事務局長の神谷宗幣氏だ。大阪府吹田市議などを務めた後、2020年に元衆院議員の松田学氏(現党代表)らと結党した。党は、三つの重点政策として「子供の教育」「食と健康、環境保全」「国のまもり」を掲げている。

 参院選では、「自虐史観からの脱却」など、保守色の強い主張を各地で展開。比例選では約176万票を獲得し、初の国政進出を果たした。現職の国会議員がいない政治団体が初めて挑戦した国政選としては異例の得票数だ。どんな人たちが支持したのだろうか。

 今回の参院選では、保守系の政治団体が数多く候補を擁立した。比例選では、移民の受け入れに反対する「日本第一党」や、自主憲法制定を訴える「新党くにもり」、1990年代から何度も国政に挑戦してきた「維新政党・新風」などが候補を擁立したが、得票は「日本第一党」が約10万票、「新党くにもり」が約7万票、「維新政党・新風」は約6万票にとどまった。参政党だけ議席に手が届いた理由は、保守色の強さ以外に何かありそうだ。

 「参政党の最大の特徴は、『反ワクチン』や『脱マスク』の主張だ。『コロナ疲れ』を感じる子育て世代や若者の一部に食い込んだことが、得票につながったのではないか」。コロナ下で初めて行われた今回の参院選を振り返り、同志社大学の飯田健教授(政治行動論)はこう分析する。

 飯田教授は選挙後、都道府県ごとの参政党の比例選得票率を、各地域の高齢化率や都市規模など様々なデータと比較した。その結果、最も強い相関関係を示したのが、3回目のワクチン接種率だったという。

 実際、縦軸を参政党の比例選得票率、横軸を3回目のワクチン接種率として、両者の関係性をグラフ化してみた。3回目接種率は、選挙当日の7月10日のデータが主に反映された7月11日公表分の数値を用いた。3回目接種率が72.57%で最も高い秋田県が、参政党の得票率が2.17%と全国で最も低く、逆に、接種率が45.99%で最も低い沖縄県では、参政党の得票率は全国で最も高い4.65%となり、他の都道府県でも一定の「負の相関関係」がみられた。接種率低迷の一因がワクチンへの拒否感だとすれば、参政党が訴えた「反ワクチン」や「脱マスク」の主張が票の掘り起こしにつながったという説は十分成り立つ。


A Flourish scatter chart
 参政党はコロナ対応について、「子ども世代への接種反対」「マスク着用の自由化」を唱える。党の政策を解説した単行本では、「莫大な利益獲得を目的とする『あの勢力』が、コロナ禍の恐怖を過剰に 煽あお るために、新聞やテレビなどのメディアを利用して盛んにマスク着用を呼びかけている」(「参政党Q&Aブック基礎編」)といった「陰謀論」的な主張も目立つ。三つの重点政策には含まれていないものの、選挙戦最終日に都内で行った街頭演説では、候補者の多くが政府のコロナ対応批判に時間を割き、「今の政治は国民の健康や命まで取ろうとしている」などと訴えた。

 「反ワクチンとか陰謀論とか色々言われるのは分かった上で、でも、誰かがその受け皿にならないと、民意が反映されない」。参政党副代表の神谷氏は選挙後、インターネット番組でこう語った。イデオロギーと直接、関係なく、かつ、国民に関心の高いテーマで、あえて極端ともとれる主張をすることで、他党との差別化を図る狙いがありそうだ。

 新型コロナの感染者数は、参院選が終わった後に急増し、過去最多の感染者数を記録している地域も相次いでいる。参院選のタイミングが少しずれていたら、選挙結果は違った可能性もあったかもしれない。

1573チバQ:2022/08/16(火) 18:54:42
若者世代〜子育て世代に浸透
 参政党に投票した層の意識を探るため、参院選が行われた7月10日、投票を終えた全国の有権者約8万人を対象に読売新聞社・日本テレビ系列各局が実施した当日出口調査のデータを見てみよう。

 比例選で参政党に投票したと答えた人は、年代別で見ると、最も高かったのが18、19歳で7%。年代が上がるほどパーセンテージは下がり、70歳以上が最も低く2%にとどまった。考えれば、ワクチン接種率は、若い世代ほど低く、高齢者は高い。

 支持政党別では、無党派層で参政党に投票したと答えた人は7%。社民党(3%)を大きく上回り、共産党やれいわ新選組(いずれも7%)と並んだ。比較的若く、特定の支持政党を持たない層に浸透したことがうかがえる。

 「参院選の争点として特に重視した政策」を尋ねると、参政党に投票したと答えた人では、最も多かったのは「子育て・教育政策」21%。次いで「外交・安全保障」19%、「景気・雇用」15%の順だった。「外交・安保」や「景気・雇用」を挙げた人は、全体平均(ともに17%)と大差ないが、「子育て・教育政策」は全体平均より8ポイント高い。

 これらのデータは、「子育て世代や若者のコロナ疲れが参政党支持に結びついた」とする飯田教授の分析と合致していると言えるだろう。

SNSによる「アテンション・エコノミー」現象
 選挙戦術の面で大きな役割を果たしたのが、SNSをはじめとするネットの力だ。神谷副代表は元々ユーチューブで持論を訴えてきたことで知られ、党公式チャンネルの登録者数は7月末現在で21万人を超える。動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」でも、選挙中に多くの関連動画が拡散された。

 TikTokは、10秒前後の短い映像を気軽に投稿することができ、若い世代に人気のアプリだ。社会心理学が専門の稲増一憲・関西学院大教授は、こうしたSNSが人気を集める背景に、インターネット上で加速する「アテンション・エコノミー(注意経済)」という現象があるとみている。

 アテンション・エコノミーとは、「情報の中身や正確性よりも、いかに人々の注意(アテンション)を引きつけられるかが、その情報の経済価値を決める」という考え方だ。特に、際限なく情報発信ができるネット上では、一つ一つの情報に注意を払う余裕が失われ、より短く、よりインパクトのある情報が、人々の関心を引きやすい。10秒程度の短い動画が特徴のTikTokは、こうした傾向に合わせて進化したSNSだと言える。

 政治家が単純な短い言葉で有権者を引きつける「ワンフレーズ・ポリティクス」は、「自民党をぶっ壊す」など、小泉元首相が代表的だ。稲増教授はワンフレーズ・ポリティクスについて、「平成のテレビの時代からあったが、ネット上ではそれが加速している」とした上で、こう指摘する。「参政党が掲げた『反ワクチン』や『脱マスク』は端的で分かりやすく、SNSと親和性が高かった。拡散さえできれば、政権は取れなくても参院選で1議席は取れる、ということが今回証明されたのではないか」

1574チバQ:2022/08/16(火) 18:55:02
乱立する野党の隙を突く
 さらに見逃せないのが、野党共闘の頓挫だ。

 出口調査の結果を見ると、今回の比例選で、自民党に投票したと答えた18〜29歳と30歳代は、それぞれ32%、34%で、2019年の前回参院選から7〜8ポイント減っている。自民党に不満を持ち、別の選択肢を求める若者が少なくないことの表れだろう。だが、野党統一候補が実現したのは全国32の1人区のうち11か所にとどまり、比例選では計15の政党・政治団体が乱立した。「投票したい政党がないから、自分たちでゼロからつくる。」をスローガンに、全選挙区と比例選に候補者を立てた参政党もその一つだった。

 「選択肢があまりに多いと、どこに投票すれば良いか分からないという『認知負荷』が高まる。参政党のシンプルな主張にひかれる人が出てくるのも不思議ではない」と稲増教授は話す。

有権者の不満、既成政党はどう向き合うか
 参院選の比例選は、衆院選と異なり全国単一ブロックで行われるため、低い得票率でも1議席を獲得でき、小政党に有利な仕組みだ。既存の政党が重視しない目新しい政策を前面に押し出し、それが社会の一定層に響けば、有権者全体の数パーセントだとしても、全国で少しずつ積み上げた票で勝負する比例選では、議席獲得につながりやすい。

 過去を振り返ると、比例代表制が初めて導入された1983年の参院選では、給与所得者への税制が不公平だと批判した「サラリーマン新党」が2議席を獲得したが、86年では1議席にとどまり、89年には全員落選した。その89年の選挙では、アントニオ猪木氏らが結成し、スポーツ交流を通じた平和を掲げた「スポーツ平和党」が1議席を獲得したが、95年に全員落選。過去に議席を得たほとんどのミニ政党が、一過性のブームに終わっている。

 最近では、NHKの受信料徴収への不満をうまくすくい上げた「NHKから国民を守る党」(現NHK党)が2019年参院選で1議席を獲得し、今年7月の参院選でも1議席を得たが、党勢の広がりは見られないままだ。

 参政党が今回掲げた「反ワクチン」「脱マスク」も、過去のミニ政党のように、既存の政党が訴えておらず、かつ、有権者の一定層が共感する「ニッチ(隙間)」な政策の典型だった。そこに野党乱立やネット上のアテンション・エコノミーといった近年特有の要素が加わり、一気に支持が広がったとみられる。

 過去のミニ政党のブームがいずれも一時的な現象で終わり、最近でもNHK党に党勢拡大の兆しが見られないことを考えると、「参政党旋風」が今後も続くかどうかについては、懐疑的な見方をせずにはいられない。

 確実に言えることは、コロナ禍が長期化する中、自分たちの声が政治に届いていないという有権者の不満が、参政党への176万という得票につながったという事実であり、不満をすくい取れなかった既成政党が、そうした声とどう向き合っていくかが問われているということだ。

プロフィル
岡部 雄二郎( おかべ・ゆうじろう )
 青森支局、政治部などを経て世論調査部。世論調査や読者投稿を担当しながら、有権者の関心事を日々探っている。

1575チバQ:2022/08/16(火) 18:56:02
https://www.yomiuri.co.jp/column/opinionpoll/20220616-OYT8T50025/
「維新の支持層は低所得者」は本当か?<上>
2022/06/17 11:00
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世論調査部 深谷浩隆
 今年1月以降、立憲民主党最高顧問の菅直人・元首相が、「ヒトラー」など過激な表現で日本維新の会を批判し、話題となった。しばしば炎上した菅氏によるツイッターの投稿で、気になる発言があった。大阪での維新の躍進は、「低所得者層」の支持にあると主張したことだ。この説は正しいのか。世論調査の結果から検証を試みた。

菅直人氏のツイッター投稿が論争の口火に
松井一郎・日本維新の会代表(左)と菅直人・元首相
 菅氏のツイッター発言はこうだ。

「維新が国政選挙で東京に大挙進出を図ることは必至。大阪維新が都構想が否決されたにもかかわらず、大阪で絶大な政治勢力を築いた原因がどこにあるのか、研究し始めた。自治体の役人が優遇されているという、維新の『役人天国』批判に低所得者層の人達が共鳴し、支持を広げたとの分析が有力」(1月27日)

 菅氏は、これに先立つ1月21日、維新や元大阪市長の橋下徹氏について、「弁舌の巧みさではヒトラーを思い起こす」と批判するなど、維新への攻撃を続けた。東京を地盤とする菅氏が、維新の東京進出をけん制する狙いだったとの見方がある。

世論調査で解き明かす、年収と政党支持の関係性
 読売新聞社は、菅氏の発言より2日前の1月25日、全国3000人の有権者を対象に郵送方式の世論調査を発送した。「格差」を主なテーマとした調査だったため、回答者の世帯年収も尋ねており、「有権者の収入と維新支持の傾向」をおおよそ捉えることが可能だ。この結果から、「低所得層」発言の妥当性を考えたい。

まず、世論調査の対象者の世帯年収区分は、以下の通りだった。

「200万円未満」      17%
「200万〜400万円未満」 31%
「400万〜600万円未満」 19%
「600万〜800万円未満」 12%
「800万〜1000万円未満」 8%
「1000万円以上」      8%
(「答えない」5%)

 また、政党の支持率は、自民34%、維新10%、立民6%などの順で、無党派層は39%だった。

 世帯年収と政党支持のクロス集計をみると、「200万円未満」の層のうち、維新を支持している人は11%いた。菅氏が所属する立民は8%だった。

 同様に「200万〜400万円未満」の層は、維新10%、立民8%。

 一方、「800万〜1000万円未満」の層では、維新12%、立民4%。

 「1000万円以上」の層になると維新15%に対し、立民は4%と、年収が高い層では、維新、立民の差が広がる傾向がみられた。

1576チバQ:2022/08/16(火) 18:56:16
 いずれの年収層も、支持率トップは自民党で、35%前後いた。

 菅氏が言う「低所得者層」の定義ははっきりしない。しかし、「200万円未満」や「200万〜400万円未満」を全体の中での「低年収層」と仮定すると、維新の支持層は低年収層よりも、むしろ「800万円以上」の「高年収層」のほうが厚いといえる。

 菅氏は1月27日に、「維新に共鳴したのは低所得者ではなくむしろ『勝ち組』」との指摘を受けたことも投稿しているが、こちらのほうが実態に近いようだ。

年収区分ごとの維新支持、近畿では特有の「V字形」
 では、全国の結果と、維新が躍進するきっかけを作ったお膝元の大阪を比較すると、どんな違いがあるのだろうか。

 大阪府民に限定すると回答者数が少なくなりすぎるため、大阪府を含む「近畿」(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)に対象を広げ、世帯年収の区分も3階層(400万円未満、400万〜800万円未満、800万円以上)で解析することで、データの信頼度を高めた。

 まず、近畿全体での維新の支持率は、25%とトップだった。自民(22%)を上回り、公明(5%)、立民(4%)など各党に大差をつけた。

 「400万円未満」の維新支持率は3割弱、「800万円以上」では4割弱で、それぞれ約2割の自民に水をあけた。一方、「400万〜800万円未満」の中間層では2割弱にとどまって自民をやや下回った。

 比較のために、近畿を除く地域全体でみると、維新の支持率は8%となり、自民(36%)に及ばない。年収の3階層でみても、自民と維新の支持率の差は、ほとんど変化しなかった。


A Flourish chart
 近畿での維新の支持率は、全国でみられるような「年収が高い層」に加え、「年収が低い層」からも自民党を上回る高い支持を集めるが、中間層は比較的低いという「V字形」を描いていた。

 維新は、政府や行政のスリム化や、減税、規制緩和を強く訴えてきた。全国でみれば、政府や行政に頼る必要がなく、規制緩和の恩恵を受けやすい高年収の層が支持するのは理にかなっている。一方、大阪など近畿では、維新代表の松井一郎大阪市長や、副代表の吉村洋文大阪府知事らが、折に触れ、公務員の人件費削減などを訴えてきたことが所得水準の低い層からの支持につながっているようだ。

 菅氏の「低所得者層支持」仮説は、維新がより厚い支持を得ている高所得層への言及がないことから、不完全なものと結論づけられるだろう。

プロフィル
深谷 浩隆( ふかや・ひろたか )
 新潟支局、政治部などを経て世論調査部。世論調査を担当しながら、ツイッターで読者投稿欄「気流」の公式アカウントを用い、投書や世論調査の紹介にも力を入れている。

1577チバQ:2022/08/19(金) 10:48:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/f896e2f35247bc8c35124441c7e0749f255da065
旧統一教会施設がある自治体で得票増 安倍氏の元秘書官・井上義行氏
8/19(金) 7:30配信
朝日新聞デジタル
国会内で報道陣の取材に答える井上義行参院議員=2022年8月3日午前9時58分、東郷隆撮影

 安倍晋三元首相の元首相秘書官で、7月の参院選で比例区で当選した井上義行氏(自民)が、落選した2019年と比べ、「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の施設がある自治体で得票を伸ばしていた。井上氏は「賛同会員」になったことを認めている。教団は「特定の党を応援していない」としているが、友好団体「世界平和連合」は支援を認めており、得票につながった可能性がある。


 井上氏は、19年の参院選では得票が約8万8千票にとどまって落選。今年7月の参院選では、得票を約16万5千票とほぼ倍増させて当選した。比例区の投票者に占める得票率は、0・17%から0・30%になった。

 そこで朝日新聞は、全国1896市区町村を「家庭教会」と呼ばれる教団の施設がある259自治体と、施設がない1637自治体に分け、19年と22年の井上氏の得票の変化を調べた。

 教団の施設は都市部に多い。自治体の規模によって得票の傾向が異なる可能性も考え、自治体を規模に応じて四つに分類した。

 その結果、教団施設があっても得票率が下がった自治体はあったものの、四つの分類ごとの自治体の得票率を平均すると、いずれの分類でも施設がある方の得票率が高かった。

朝日新聞社

1578チバQ:2022/09/17(土) 20:05:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/396eb84426beb808be135cd359de778e343801357選候補全員から「供託金」300万円没収、売名防ぐ役割果たせずとの指摘も
9/17(土) 12:51配信

読売新聞オンライン
 7月の参院選富山選挙区は自民党の現職・野上浩太郎氏(55)が圧倒的な票差で当選し、落選候補5人全員の供託金(1人300万円)が没収された。全員が没収されたのは全国でも富山と山口の2選挙区だけ。異例の事態は供託金という制度そのものの見直しにつながる可能性もある。(川尻岳宏)

【写真】当選した野上浩太郎氏

「政治的に大敗北」
(写真:読売新聞)

 供託金は、選挙で当選する意思のない人が売名で立候補することを防ぐ制度とされる。選挙の種類によって納める額や没収になる票数(没収点)は異なる。国政選に立候補する場合、選挙区では300万円、比例選ではすべての選挙の中で最も高い600万円を国に納めなければならない。

 参院選の選挙区の没収点は「有効投票総数をその選挙区の定員で割った8分の1」と定められている。この式を当てはめると、今回の富山選挙区の没収点は5万5066・875票。次点になった日本維新の会の新人候補は4万3177票を得ていたが、没収点には1万票以上足りなかった。

 維新の県内組織「富山維新の会」は8月1日に役員会を開き、柴田巧参院議員は「選挙区で供託金が没収されたことは、政治的に大敗北だ」と総括した。この発言は、ただ選挙に敗れただけではなく、供託金の制度上、候補者が「選挙で当選する意思のない」側に含まれてしまったことを意図している。

想定しない事態
 次点ですら供託金が没収される選挙になった原因について、富山大の青木一益教授(政治学)は反自民層の分裂を指摘する。

 圧勝した野上氏の得票率は68・77%で全国2位。2016年参院選の選挙区選では1位だった。青木教授は「反自民層の総数が増えない中で、野党候補が乱立して票が分散した。維新が全国の選挙区に候補者を出すようになれば、富山のような事態はどこでも起こりうる」と推測する。

 また、神戸大の品田裕教授(選挙制度)は、現状の供託金制度が「売名を防ぐ」という役割を果たせなくなっているとみる。今回の参院選では小規模政党が「当選はできない」と明言した上で多数の候補を擁立したり、供託金をクラウドファンディングで集めたりしたケースもあった。

 品田教授は「日本の供託金は海外に比べてかなり高額だが、今回の参院選は制度が想定しない事態になった。今後の見直しの動きにつながる可能性がある」と分析する。

税金と同様に
 読売新聞の調べでは、今回の参院選選挙区選の落選候補292人のうちの8割が供託金の没収対象となった。その総額は約7億円に上る。このお金はどこに行くのだろうか?

 公職選挙法によると、没収された供託金は、地方選の場合はその自治体、国政選の場合は国庫に納められる。総務省の担当者は「特定の省庁のものにはならず、税金と同じように扱われる。具体的な使い道は決まっていない」と話している。

1579チバQ:2022/10/02(日) 19:39:09
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022093000335&g=pol
公明・熊野参院議員が辞職 セクハラ報道受け
2022年09月30日16時03分

熊野正士参院議員
熊野正士参院議員


 公明党の熊野正士参院議員(57)=比例代表=は30日、議員辞職願を秘書を通じて尾辻秀久参院議長に提出し、許可された。熊野氏は知人女性にひわいなメッセージを送るなどセクハラ行為を行ったと週刊文春などに報じられていた。党として10月3日の臨時国会召集を前に幕引きを図った形だ。

 公明党は9月7日の報道を受け、「事実であれば議員辞職を求める」との方針を示し、早期収拾を目指していた。これまで熊野氏が入院中のため事実確認ができないとしていたが、同党によると、熊野氏の妻らが29日に入院中の熊野氏本人と面会し、同氏はその場で辞職願に署名した。党員や支持者に心配を掛けたと謝罪の言葉を述べたという。
 石井啓一幹事長は30日の記者会見で、熊野氏の辞職について陳謝。ただ、「本人は事実と認めて辞職したわけではない。事実関係は別として報道自体で迷惑を掛けたということだ」と説明した。山口那津男代表も同日、尾辻参院議長と面会した際に陳謝した。

1580チバQ:2022/10/02(日) 19:42:33
宮崎勝、2016年に続き2回目のラッキー


熊野正士57歳現2回(元)農林水産政務官
269,048票 (12.6%)

上田勇63歳新1回党政調会長代理(元)衆院議員
268,403票 (12.6%)

宮崎勝64歳現1回党環境部会長(元)環境政務官9,695票 (0.5%)

1581チバQ:2022/11/01(火) 17:56:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/a03e16f1652fb953526be4ff188a45efcf165bf3
れいわ・水道橋博士参院議員が休職意向、うつ病を公表 議員辞職申し出も山本代表「今判断は良くない」
11/1(火) 17:30配信


47
コメント47件


よろず〜ニュース
水道橋博士氏

 れいわ新選組の山本太郎代表(47)が1日、国会内で会見を開き、7月の参院選で初当選した同党の水道橋博士参院議員(60)から議員休職の申し出があったことを明らかにした。山本氏によると、博士氏は医師からうつ病と診断され、10月24日以降すべての仕事を休んでいる。

 10月21日に博士氏から電話連絡で病状を知ったといい「医師からは年内の仕事は難しいとドクターストップがかかった。博士氏は議員辞職したいと申し出たが、医師からも私も、今判断するのは良くないと申し上げた」と説明した。博士氏は体調不良で国会を欠席中で、参議院に請暇届を提出する予定だ。

 博士氏は自宅療養中。山本氏は「責任感が強く、勉強熱心。60歳での転職で、大きなプレッシャーがあったんじゃないか。心身大きな負担があったことを気づけなかったことは申し訳ない。胸が痛い」と振り返った。今後については「ご本人が決断することもあり得るかもしれません。先のことはわからない」と、病状の回復を待ちながら進退は博士氏の最終判断に委ねるとした。

 山本氏は「国会議員がうつ病で休むということに批判はあると思うが、意義がある決断だと思う。命より大切な仕事なんてない。つらい時につらいっていう社会、お互いの弱みを見せ合って支える社会。そして、休みやすい社会になっていったらいいなと思う」とした。

(よろず〜ニュース・杉田 康人)

よろず〜ニュース

1582チバQ:2022/12/06(火) 18:56:07
https://www.asahi.com/articles/ASQCS61VRQ9YTIPE01W.html
参院選当選したのは男だけ 九州から見えた「おっさんルール」とは
有料記事

杉山あかり2022年11月27日 14時00分
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写真・図版
参院選福岡選挙区で当選を喜ぶ秋野公造氏(右)=2022年7月10日午後8時46分、福岡市博多区、豊島鉄博撮影
写真・図版写真・図版

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 7月の参院選で、選挙区と比例区を合わせたすべての候補者のうち、女性候補が占める割合が、戦後初めて3割を超えた。

 女性の当選は、過去最多の35人。参院での女性議員は全部で64人になった。

 しかし、九州では逆に、選挙区選出の女性の参院議員が一人もいなくなった。

 九州では福岡と長崎の二つの選挙区で現職が引退した。1人は女性、もう1人はベテランの男性。後継は、いずれも男性だった。

福岡と長崎では、どんないきさつで候補者が選ばれたのか。女性が候補者になりづらい理由を、元衆院議員の井戸まさえさんと読み解きます。後半では「男」がはびこる政治の世界で井戸さんが経験した苦労も聞きました。

 福岡選挙区では現職2人と、比例区から転じた現職1人、新顔13人の計16人が争い、現職の3人が当選した。

 ここには、公明党の現職に女性の高瀬弘美氏がいたが、引退することになった。

 公明党の福岡県本部は慌てた。

 幹部によると、通常、新顔を擁立するときは、公示日の1年以上前からスケジュールを組み、支持母体・創価学会を基盤に、組織的に動く。

 高瀬氏の引退が県本部に伝えられたのは、去年の12月初旬。7月の参院選に、全く新しい候補者を出すには間に合わない状況となった。

 県本部内で真っ先に名前が挙がったのが、比例区の現職だった男性の秋野公造氏。長崎大医学部出身で、新型コロナウイルスの影響が広がるなか、医療政策面を評価された。他の候補者の名前が挙がることはなかったという。

「独身がいいとか悪いとかでなくて、身軽でないと」 
 幹部は「(立候補には)家族の理解も必要。男性だけにしたいわけではないけど、女性の候補を見つけるのは至難の業」と打ち明ける。

 選挙戦に入れば一日中動き…

1583チバQ:2022/12/21(水) 19:47:36
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20221221-OYT1T50179/
タレントの高見知佳さんが死去、60歳…がんで入院中
2022/12/21 16:21
高見知佳さん
 歌手や女優などとして活躍したタレントの高見知佳(たかみ・ちか、本名・高橋房代=たかはし・ふさよ)さんが21日、愛媛県新居浜市内の病院で死去した。60歳だった。関係者によると、がんが見つかり、入院していたという。高見さんは新居浜市出身で、1978年に芸能界デビュー。2018年に新居浜市に戻り、今年7月の参院選愛媛選挙区に無所属(立憲民主党推薦)で立候補し、落選していた。

1584チバQ:2022/12/29(木) 10:10:35
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_XVPVWP4WBZMYXCRY5GXEB3SKJA.html
年の瀬記者ノート 参院選 「合併選挙」の神奈川選挙区は大激戦
2022/12/29 09:58産経新聞

年の瀬記者ノート 参院選 「合併選挙」の神奈川選挙区は大激戦

支持を呼び掛ける自民党の三原じゅん子氏(右)=7月、横浜市

(産経新聞)

夏の参院選(6月22日公示、7月10日投開票)の神奈川選挙区は3年前の参院選の欠員1の補充も同時に行う同選挙区初の「合併選挙」となった。5議席を巡って過去最多の22人が立候補した選挙は自民党と立憲民主党がそれぞれ2人を擁立。終わってみれば自民と日本維新の会の躍進が目立つ結果となったが、最後まで順位が読めない激しい展開が繰り広げられた。(大島直之)

自民は議席増の好機ととらえ三原じゅん子氏、浅尾慶一郎氏を擁立。三原氏は1位、浅尾氏は4位でともに任期6年の4位以内で当選した。同選挙区での2人擁立は平成10年以来24年ぶり。この年はいずれも落選する「共倒れ」に終わっており、そのリベンジを果たした格好だ。

終わってみれば大勝に見えるが、2人を4位以内に当選させるため票をいかに分け合うかという難しさも垣間見えた。知名度に勝る三原氏は街頭演説や写真撮影に応じ交流サイト(SNS)を活用し、浅尾氏は国会議員や県議と企業などを回ることで浸透を図った。三原氏は医療福祉での実績、浅尾氏は経済政策や元衆院議員の実績とそれぞれの強みを打ち出す戦略が奏功した。

「票を奪い合うのでなく、切磋琢磨で当選に向かって走った結果だ」。選挙後、小泉進次郎県連会長はこう振り返った。自民が推薦した公明党の三浦信祐氏も3位で再選し、政権与党の存在感を見せつけた。

意外だったのが、維新の元職だった松沢成文氏が2位当選し、健在ぶりをみせたことだ。欠員1の合併選挙をもたらしたのは松沢氏の横浜市長選出馬に伴う自動失職であり、その補充の選挙に自らが立候補することへの批判も懸念されたが、元知事の知名度は強かった。

令和3年10月の衆院選で第三極として関西を中心に議席を大幅に増やした維新の「風」も感じさせた。維新本拠地の大阪で記者自身が今年4月まで勤務し、選挙取材で体感していた目に見える維新人気はないものの、支持の浸透を示した格好だ。来春の統一地方選では県内50人程度の候補者擁立を準備しており、その結果次第では維新は勢いづきそうだ。

一方、迷走を印象づけたのは水野素子氏、寺崎雄介氏の2人を擁立した立民だ。公示までの過程で共倒れを避けるため候補者一本化も模索されたが、調整しきれず選挙戦に突入。自民とは異なって両陣営の棲み分けなどの連携も見えなかった。

選挙終盤に党本部が2人当選が難しいとの情勢を踏まえて水野氏に応援を集中させることを決定した際は、寺崎氏陣営が記者会見で異議を唱える異例の展開もたどった。結果は水野氏が任期3年となる5位に滑り込み、合併選挙のおかげで共倒れを免れた格好だ。

選挙結果や対立などに関して一部からは当時の県連の執行部の責任を問う声も上がった。選挙後はパワーハラスメント問題で3人の男性県議が党員資格停止処分を受けており、今年秋に発足した新執行部による組織立て直しが急がれる。

参院選の期間中に自民の安倍晋三元首相が銃撃され、その後に噴出した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題などによって政府・自民への風当たりは厳しさを増している。物価高対策、安全保障政策など論点も多い。新型コロナウイルスでダメージを受けた地域経済、少子高齢化対策など県内の課題も待ったなしだ。各党は来春の統一地方選で民意の審判を受けることになる。

■合併選挙 改選議員の通常選挙に合わせ、非改選議員の補欠選挙が同時に行われる選挙。今夏の神奈川選挙区では令和元年に当選した松沢成文氏が3年8月の横浜市長選に立候補、自動失職して欠員が生じたため、実施された。公職選挙法の規定で定数の4分の1超の欠員が生じなければすぐに補選は行われない。定数4の神奈川選挙区での欠員1もこのケースに該当したため合併選挙となった。任期は当選4位までは6年となるが、5位は非改選議員の補欠当選の扱いになることから3年となる。

1585OS5:2023/01/16(月) 15:24:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/19249a9abb9ce16991ceabc9f746c99d30f62592

れいわ代表、水道橋氏の残り任期「5人でローテ」
1/16(月) 12:07配信
れいわ新選組の山本太郎代表は16日の記者会見で、同党の水道橋博士参院議員の辞職に伴い、今後、同党の繰り上げ当選者が1年ごとに辞職し、令和10年7月25日までの残り任期を5人が交代で務めると明らかにした。

れいわは昨年の参院選の比例代表で水道橋氏ら2議席を獲得。水道橋氏の辞任後は、個人の得票順で3位以下だった大島九州男▽長谷川羽衣子▽辻恵▽蓮池透▽依田花蓮-の各氏が1年ごとに辞職し、繰り上げで順番に参院議員を務めるという。

山本氏は会見で「れいわローテーション」と命名し、「多様で多彩なメンバーが国民の負託に応えていくことを目指す」と語った。

1586OS5:2023/01/16(月) 17:45:40
法律の恣意的な運用ではないか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/086ed302e0a0b3b97b95a6be68afb7cfc74c0a10
れいわ、水道橋博士氏が議員辞職 残り任期「比例順5人で交代」
1/16(月) 11:10配信
時事通信
初登院で抱負を述べるれいわ新選組の水道橋博士参院議員=2022年8月、国会内

 れいわ新選組の山本太郎代表は16日、国会内で記者会見し、同党の水道橋博士参院議員(比例代表)が尾辻秀久参院議長宛てに辞職届を提出したと発表した。


 同日辞職が許可された。水道橋博士氏はうつ病と診断され、昨年10月以降、議員活動を休止していた。

 山本氏によると、水道橋博士氏は昨年12月以降、辞意を重ねて示していた。山本氏は「議員活動できないことへの焦りが募っていたようだ」と語った。水道橋博士氏はお笑いコンビ「浅草キッド」の一人でタレントとして活動した後、昨年7月の参院選で初当選した。

 山本氏は、水道橋博士氏の残り任期(2028年7月まで)について、昨夏の参院選での比例名簿順に、各1年ごとに議員を交代する意向も示した。大島九州男氏、長谷川羽衣子氏、辻恵氏、蓮池透氏、依田花蓮氏の5人。山本氏は「残り任期を有効に活用する。(議席の)私物化というよりか、最大限票を生かす試みだ」と説明した。

1587名無しさん:2023/01/17(火) 20:26:35
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023011700883&g=pol
立憲民主党は17日の常任幹事会で、次期衆院選小選挙区に新人3人、元職1人の公認を内定した。また、小選挙区の定数是正に伴う区割り変更を受け、現職の徳永久志氏は滋賀4区から同2区に移ることになった。千葉5区補選には、新人で元県議の矢崎堅太郎氏を公認することも決めた。

公認内定者の顔触れは次の通り。(敬称略)
 茨城3区 梶岡博樹▽東京16区 柴田勝之▽東京28区 高松智之(以上新)▽岐阜4区 今井雅人(元)。

1588OS5:2023/01/29(日) 18:01:07

348 :OS5 :2023/01/29(日) 17:59:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9f9cb8c45c422865e824488dcdf10523fc9641b
自民和歌山、補選で選考委 鶴保氏擁立案異論踏まえ
1/29(日) 17:22配信

共同通信
 自民党和歌山県連は29日、衆院和歌山1区補欠選挙(4月23日投開票)の候補者選定に向けて、県連所属の国会議員や地方議員による選考委員会の初会合を和歌山市内で開いた。元沖縄北方担当相の鶴保庸介参院議員(和歌山選挙区)のくら替え出馬案に一部で異論が出たのを踏まえて設置。丁寧な手続きで県連内の理解を得たい考えだ。

 補選には鶴保氏のほか、2021年の衆院選で和歌山1区から立候補し落選した門博文氏が出馬に意欲を示している。和歌山市議らには門氏を推す声もあるため、和歌山1区を構成する同市の地方議員の意見集約を急ぐ方針だ。

1589チバQ:2023/02/13(月) 19:27:12
394 OS5 2023/02/13(月) 18:02:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/af510d574ff8e053d3e90bd39dae3ab262865d67
石川知裕氏「国政復帰目指す。次の衆院選か参院選に出る」 22年参院選で落選
2/12(日) 22:30配信
 【帯広】昨年7月の参院選道選挙区で惜敗した石川知裕元衆院議員(49)は12日、帯広市内で北海道新聞の取材に応じ「国政復帰を目指す。次の衆院選か参院選に出馬する」と明らかにした。参院選では立憲民主党公認で出馬し落選、去就が注目されていた。

【動画】さっぽろ雪まつり閉幕 雪像解体、観光客「もったいない…」

 石川氏は「地域を元気にする上で、一番影響力を行使できる立法府にいることが大事。支援者から『まだ年齢も若い』との応援を受け、決めた」と説明。「(国民の)給料が上がっていない。内部留保を給料に回す仕組みをつくらないといけない」と語った。

 十勝管内足寄町出身。2007年に旧民主党から衆院比例代表道ブロックで繰り上げで初当選し、当選3回。14年に政治資金規正法違反で有罪となり、3年間の公民権停止となった。

1590OS5:2023/02/19(日) 07:44:20
鶴保鞍替えせず

404 :OS5 :2023/02/19(日) 07:42:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/25634bb51de3bda4386a76d2de021a0fa148d510
衆院和歌山1区補選、自民が門博文氏擁立へ 世耕氏ら推す候補に
2/18(土) 18:57配信
 自民党和歌山県連は18日、衆院和歌山1区補欠選挙(4月23日投開票)に、元衆院議員の門博文氏(57)を擁立する方針を決めた。近く党本部に公認申請する。2022年11月の和歌山県知事選に出馬し、初当選した岸本周平氏の辞職に伴う選挙。元沖縄・北方担当相で二階派の鶴保庸介参院議員(56)=和歌山選挙区=をくら替え出馬させる方向で検討していたが、調整が付かず、世耕弘成参院幹事長らが推す門氏で決着した。

 「10増10減」による区割り改定で、次期衆院選から県内小選挙区の定数1減が決まっており、地盤の重なる二階俊博元幹事長と衆院転出に意欲を示す世耕氏の「勢力争い」が絡み、候補者選考が長期化していた。

 門氏はホテル経営などを経て、和歌山1区から出馬した12年衆院選で比例復活し、初当選。3期務めた。県連の選考途中だった6日に記者会見を開き、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体との関係を巡る「自主点検」の結果を公表。落選した21年衆院選の際、選挙事務所で電話かけのボランティア支援を受けたことなどを明らかにし、「今後は一切関わりを持たない」と釈明していた。【加藤敦久、駒木智一】


405 :OS5 :2023/02/19(日) 07:43:07
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20230218/2040013912.html
衆議院和歌山1区補欠選挙 自民県連が門博文氏擁立の方針決定
02月18日 19時21分

ことし4月に行われる衆議院和歌山1区の補欠選挙について、自民党和歌山県連は、元衆議院議員の門博文氏を擁立する方針を決め、近く、党本部に公認を申請することにしています。

衆議院和歌山1区の補欠選挙は、和歌山県の岸本周平知事が去年11月に行われた知事選挙に立候補するため、衆議院議員を辞職したことに伴うもので、自民党からは、元衆議院議員の門博文氏と参議院和歌山選挙区選出の鶴保庸介参議院議員が立候補の意向を示していました。
自民党和歌山県連は18日、候補者選考委員会を開き、門氏を擁立する方針を決め、近く、党本部に公認を申請することにしています。
門氏は57歳。
ホテル運営会社の社長を経て、平成24年の衆議院選挙に和歌山1区から立候補し、比例代表で復活当選しました。
それ以降も、比例代表で当選を重ね、3期務めましたが、令和3年の衆議院選挙で落選していました。
門氏は、候補者選考委員会のあと記者会見を開き、「今は落選中だが、和歌山に生まれ育ったものとしてふるさとの役に立ちたいと活動してきた。もう一度、挑戦するという決定をいただいたので、私の政策や考えをしっかり訴えて頑張りたい」と述べました。
衆議院和歌山1区の補欠選挙は、ことし4月11日に告示され、23日に投票が行われます。

1591OS5:2023/03/16(木) 09:09:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/66025e3463a88c6b884ffa84eec58bb811ff07af
72年ぶり除名、最後まで慎重論 与野党、懲罰見直し検討へ
3/16(木) 7:04配信
時事通信
参院本会議での除名決定後、取り外された政治家女子48党のガーシー氏の氏名標=15日、国会内

 政治家女子48党のガーシー(本名・東谷義和)氏が15日、除名処分により参院議員の身分を失った。


 参院本会議の採決では出席議員のほとんどが賛成票を投じたが、「議員の身分は重い」と慎重な検討を求める声も最後まで残った。与野党は懲罰制度の見直しを検討する方向だ。

 「ガーシー君を除名する」。尾辻秀久参院議長は15日の本会議での採決後、こう宣告した。72年ぶりとなる議員除名が決まった瞬間だ。

 ガーシー氏は昨年夏の参院選比例代表で、旧NHK党から立候補し、初当選した。だが、同8月、同10月召集の臨時国会に出席せず、今年1月召集の今国会も欠席を続けた。この間、国庫から歳費、調査研究広報滞在費、期末手当を合わせて2013万1590円(日割り計算による一定額返納後は1944万7589円)が支給された。

 与野党には当初「除名を急ぐべきだ」(立憲民主党幹部)との声もあった。ただ、慎重論もあり、今年1月末にガーシー氏に議長名で国会登院を求める「招状」を出し、2月下旬に「議場での陳謝」の懲罰を科すなど「丁寧な手続き」(自民党幹部)を重ねてきた。

 ほぼ賛成一色の除名決定を受け、自民党の世耕弘成参院幹事長は記者団に「明確に参院の意思を表明できた」と強調した。立民の田名部匡代参院幹事長も「全国民の代表との自覚が全くなかった」と語った。

 ガーシー氏側は猛反発する。同氏は参院選で「登院しない」と公約し、28万票超の個人票を獲得した。政女党の浜田聡氏はこの日の本会議で「選挙権の侵害だ」と訴えた。

 除名慎重論は野党の一部で最後まで消えなかった。社民党の福島瑞穂党首は15日の記者会見で「除名やむなし」としながらも「議席はその人を応援しているたくさんの人のものだ。除名は最後の最後の最後の手段だ」と指摘。れいわ新選組は除名権乱用の「入り口となることを危惧する」とし、同党所属の参院議員5人のうち4人が採決を棄権・欠席した。

 制度見直しを求める意見も出ている。国会法が定める懲罰は(1)除名(2)登院停止(3)陳謝(4)戒告―の四つ。「除名と登院停止の間に幅があり過ぎる」(公明党の石井啓一幹事長)との声があり、世耕氏も15日、「何らかの方向性を探る必要があるかもしれない」と語った。

 立民と日本維新の会は、正当な理由なく国会欠席を続ける議員の歳費について4割を差し止める議員立法を国会に提出した。自民党内には歳費受給を保障した憲法49条と整合性が取りにくいとの意見がある。

1592OS5:2023/03/23(木) 21:39:02
287,714東谷義和 ガーシー  当選→除名
53,351山本太郎 雑貨販売会社社長
22,595黒川敦彦 NHK党幹事長政治団体代表
22,426齊藤健一郎NHK党副党首実業家秘書   →繰り上げ当選
17,947久保田学 元東京都立川市議会議員
以下略

https://www.jiji.com/jc/article?k=2023032300536&g=pol
斉藤健一郎氏が参院繰り上げ当選 政女党、ガーシー前議員除名受け
2023年03月23日11時52分

 中央選挙管理会は23日の選挙会で、政治家女子48党(旧NHK党)のガーシー(本名・東谷義和)前参院議員の除名を受け、2022年参院選のN党比例代表名簿に基づき、新人の斉藤健一郎氏の繰り上げ当選を決めた。

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202302170001178.html
N党が仰天プラン、ガーシー氏除名失職ならホリエモン秘書の斉藤健一郎副党首を繰り上げ候補に
[2023年2月17日19時41分]

昨年7月の初当選から1度も国会に登院していないNHK党のガーシー(東谷義和氏)参院議員(比例代表)について17日、同党の立花孝志党首は会見でガーシー氏が除名失職した場合に実業家のホリエモンこと堀江貴文氏の秘書を務める同党の斉藤健一郎副党首を繰り上げ候補に指名した。

21日の懲罰委員会(鈴木宗男委員長)を経て、ガーシー氏が除名となった場合、比例代表名簿順では、れいわ新選組の山本太郎代表と同姓同名でスカウトした山本太郎氏、同党黒川敦彦幹事長となるが、両氏を離党させ、資格を喪失させた上で3番手の斉藤氏を繰り上げ当選させる異例の構想をぶち上げた。同席した山本、黒川氏は立花構想を承諾し、立花氏は「本当にホリエモンの力が欲しい。堀江さんの知恵がないと、もっともっと日本が衰退する。堀江さんに、もっともっと国会に来てもらいたい」とラブコールを送った。

21日の懲罰委員会ではガーシー氏への処分が決定される見込みで立憲民主党や国民民主党などからは「一発除名」の意見が出されている。処分が決定すれば、22日にも参院本会議が召集され、採択される。国会議員の懲罰は重い順に除名、登院停止、議場での陳謝、戒告があり、除名は議員3分の2以上、それ以外は同半数以上の賛成によって可決する。今回は陳謝が有力視されているが、当該議員は登壇して陳謝を行うことが定められている。立花氏は「無理やり、帰って来いというつもりもないし、最終的には本人の判断に任せるしかない」とし、ガーシー氏が滞在先のアラブ首長国連邦(UAE)から帰国する可能性は低い。欠席した場合は陳謝を拒否したものとして再度、懲罰委員会に付託され、除名処分が下される可能性が出てきた。

1593OS5:2023/04/05(水) 22:55:51
大内一也 山口選挙区落選(国民民主)→山口県議選周南市選挙区出馬(公民民主)

1594OS5:2023/04/08(土) 08:34:41
大久保裕美 2022参院選栃木維新出馬落選→県議選宇都宮出馬

1595OS5:2023/04/24(月) 09:00:22

8376 :OS5 :2023/04/24(月) 08:59:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/81775fca0736a6f194722897bd7a3cda26921307
前回参院選出馬の黒田 奈々氏トップ当選 前回宮崎県知事選出馬のスーパークレイジー君氏2位で当選 宮崎市議会議員選挙開票結果
4/24(月) 2:43配信
統一地方選 後半戦 宮崎市議会議員選挙の開票結果です。

前回の参院選宮崎選挙区に出馬した気象予報士の黒田 奈々氏が12000票余りを獲得してトップ当選。前回の宮崎県知事選に出馬したスーパークレイジー君氏が2位で当選しました。

投票率は前回を1.79ポイント上回る38.34%でした。

宮崎放送

1596チバQ:2023/04/25(火) 08:29:46
>>1430
2113 OS5 2023/04/24(月) 08:43:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/05e601c5cd5672e49213512ec836b413303783a4
ゲイ公表の斎木陽平氏、東京・港区議選に初当選 昨夏の参院選は落選
4/24(月) 2:11配信

朝日新聞デジタル
東京都港区議選に立候補した斎木陽平氏(左)=2022年7月11日、同区

 東京都港区議選(定数34)で、諸派新顔の斎木陽平氏(31)が初当選した。

 斎木氏はゲイの当事者であることを公表している。慶応大学在学中にAO・推薦入試に特化した塾を作ったことで知られる。


 昨年夏の参院選東京選挙区に立候補したが、落選した。

1597OS5:2023/06/13(火) 19:43:05
>大家敏志・参院議員〜自民党関係者からは「鞍替えするなら、そもそも去年の参院選に出るべきではなかった」という声も上がっています。



832:OS5:2023/06/12(月) 20:05:13
https://news.goo.ne.jp/article/rkb/region/rkb-20230612-00006429.html
「再びの保守分裂も?」福岡9区の候補選び 北九州市長選の余波続く 麻生太郎氏の動向は?
2023/06/12 17:08RKB


衆議院の「解散風」が強まる中、福岡でも各政党が候補者選びを急いでいます。北九州市の西部を選挙区とする福岡9区では、自民党が候補者を決めるための党員投票を実施することを決めました。市長選で争った因縁の構図となる可能性もあり、駆け引きが激しくなっています。

◆分裂回避に「党員投票」実施へ

松尾統章・9区支部長代行(福岡県議)「公平な、フェアな党員投票をお願いしたい。念頭にあるのは保守分裂回避です」

自民党福岡県連は12日午後4時に会見を開き、空白区となっている福岡9区の候補者選びについて、公募した上で議員を含めた2830人の党員による1人1票の党員投票を実施すると発表しました。

県連が「保守分裂の回避」を強調する背景にあるのが、2月の北九州市長選挙です。次期衆院選への立候補を表明している三原朝利市議が支援した武内和久氏が当選。今回立候補が取りざたされている大家敏志参議院議員が、敗北した津森洋介氏の選挙対策本部長を務め、「保守分裂」の選挙となりました。

松尾統章・支部長代行「私が強い思いで進めていますのは、保守分裂の回避です。この予備選挙で勝った人間を、必ず一枚岩で応援していただきたい」

◆「思い叶わなくとも立候補したい」三原市議

9区の自民党市議や県議が「保守分裂の回避」「一枚岩」と団結を呼びかける中、出馬を明言している三原氏は……。

三原朝利氏「今回の公募に関し、自民党推薦公認がいただけるように、挑戦し努力したい。その思いが叶わなくとも、北九州を前に進めるためには立候補したい」

党員投票による予備選挙で負けたとしても、無所属で立候補する意向を示しました。

松尾統章・支部長代行「正直びっくりしまして。正々堂々と戦って、そして勝てば良いんですよ、ただ負けても出たいとか、それはわがままです」

前9区支部長 三原朝彦氏「選挙出たいと思ったら出るだろうし。勝つためにどうするかということよな」

◆衆院“鞍替え”ささやかれる大家参院議員

対する大家氏は予備選挙を意識してか、この週末も9区の選挙区で精力的に活動しました。

Q.反応はどう?

大家敏志・参院議員「けっこういいいよね」

仮に参議院議員の大家氏が衆議院への鞍替えのために辞職すると、参議院福岡選挙区の補欠選挙が行われます。福岡県選挙管理委員会によりますと、補選でも通常選挙並みの18億円がかかる見通しです。自民党関係者からは「鞍替えするなら、そもそも去年の参院選に出るべきではなかった」という声も上がっています。

Q.1年前の参院選で大家さんに投票した有権者の方がいらっしゃいますが、どう説明しますか?

大家敏志・参院議員「そこも含めて、自分の置かれた立場と、これからのことをしっかり整理して結論を出したいと思います」

◆影響力持つ麻生太郎副総裁は

自民党福岡県連では大家氏を推す勢力が優勢だと言われていますが、そこに一石を投じているのが、大家氏が所属する派閥のトップである麻生副総裁です。

麻生太郎副総裁「北九州市長も変わって、新たに水素の基地を作ろうと。いろいろな意味で新しい試みが出てきて、いいことだと思っております」

県連の大会で、推薦候補が敗れた北九州市長選挙をこう評価した麻生副総裁。県連の幹部と5月末に東京で会った際には、「北九州市長選では完敗した」と指摘したうえで、三原朝利氏に言及。9区には「勝てる候補」を出すよう注文を付けたということです。

◆迎え撃つ無所属現職 立憲は?

こうした自民党の動きに対し、受けて立つ無所属の現職・緒方林太郎氏は、「常に強敵がやってくるという意識で活動を続けている」と強調しました。

緒方林太郎氏「誰が出てきても強敵であることは変わりがありませんので、政権与党でもありますし。誰がいいとか誰が悪いとか楽、だとか楽でないとか、そういうことは一切考えてないです」

一方、選挙対策本部を設置した立憲民主党福岡県連は……。

立憲民主党福岡県連 城井崇代表「野党第一党として存在感を発揮し、積極的な候補者擁立を図っていく」

ただ、9区に候補を擁立するかについては「勝ちきれるという見込みを様々な角度から分析の上、一定の手応えがあるならば」と述べるにとどめています。

福岡9区の支部長を選ぶ自民党の予備選挙は、6月19日から公募が始まり、7月12日に開票される予定です。

1598OS5:2023/06/23(金) 15:47:59

大門実紀史(元職)が繰り上げ

https://news.yahoo.co.jp/articles/2c1ac6e1ca78cffeb07cbd8474ea9e75554a39fc


「将来のエース」期待の共産・田村智子政策委員長がくら替え出馬へ 次期衆院選
6/23(金) 14:50配信


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コメント28件


産経新聞
共産党の小池晃副委員長

共産党の小池晃書記局長は23日の記者会見で、次期衆院選の公認候補を発表し、〝将来のエース〟として期待される参院議員の田村智子政策委員長を東京ブロックの比例単独で擁立すると明らかにした。

【写真】共産党の田村智子政策委員長

小池氏は田村氏のくら替えについて「ベストの国会議員団にしていこうという中で総合的に判断した」と説明した。

また、平成9年から国対委員長を務める穀田恵二衆院議員は出馬せず、政界を引退する。穀田氏の不出馬に関しては本人からの申し出があったと説明した上で「党派を超えて非常に信頼を集めた政治家だ。国会での野党共闘を進める上で言葉には尽くせないくらい大きな役割を果たした」と評価した。

1599名無しさん:2023/06/23(金) 22:18:52
丸川、鶴保、大家、高野、田村智子

欠員補選繰り上げ祭りだな。

1600OS5:2023/06/24(土) 00:58:32
834 OS5 2023/06/13(火) 19:46:37
https://mainichi.jp/articles/20230613/k00/00m/010/109000c
衆院和歌山新1区は鶴保氏 参院からくら替え 自民県連方針

毎日新聞 2023/6/13 14:53(最終更新 6/13 14:53)
次期衆院選で適用される「10増10減」に伴い、選挙区が3から2へ1減となる和歌山県内の小選挙区について、自民党県連は13日、新1区の候補者となる支部長を元沖縄・北方担当相の鶴保庸介参院議員(56)=和歌山選挙区=とすることで一致した。既に新2区は現3区の二階俊博元党幹事長(84)とし、現2区の石田真敏元総務相(71)を比例近畿ブロックの最上位で処遇するよう求めることを決めており、合わせて党本部に上申する。

 県連は10日にも代表役員会を開催し、鶴保氏がくら替え出馬に意欲を示していることについて議論したが、新1区の大票田となる和歌山市選出の県議が5人中1人しか出席していなかったことなどから、結論を見送っていた。


 13日の会合には、和歌山市の他、新1区の選挙区となる紀の川、岩出両市を加えた地元3市の県議と和歌山市議の計15人が出席。公募も含めて議論した上で、鶴保氏が過去の参院選では高い得票率で当選していることや国会議員としての実績などを考慮したという。また、くら替え出馬に伴う参院補選については「公募で候補を選ぶべきだ」との意見が出た。

 現在の区割りで実施された4月の1区補選では、県連は当初、鶴保氏をくら替え出馬させる方向で検討。最終的には元職を擁立し、日本維新の会の新人に敗れている。【加藤敦久】

1601OS5:2023/06/24(土) 00:58:56
>>1599
公明の山本(大阪)もですね

1602OS5:2023/06/26(月) 16:31:29

915 :OS5 :2023/06/26(月) 14:10:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/f626bec9f77467d60190ce7084370c4e8017449a
「後進に譲りたい」石原伸晃氏、次期衆院選に出馬せず 自民・幹事長など歴任も 27日に会見へ
6/26(月) 13:25配信



自民党の石原伸晃元幹事長が、次の衆議院選挙には出馬しない意向を固めました。

関係者によりますと、石原伸晃氏は、けさまでに自民党の森山選挙対策委員長に対し、次の衆議院選挙では小選挙区から出馬しない意向を伝えたということです。比例での立候補も考えていないということですが、政界を引退するわけではないとしています。

周囲に対しては「後進に道を譲りたい」と話しているということです。

石原氏は、自民党の幹事長などを歴任しましたが、前回、2021年の衆院選では議席を守り続けてきた東京・杉並の選挙区で新人候補に敗れ、比例復活もできずに落選していました。

石原氏はあす午後、記者会見を開くことになっています。

TBSテレビ


916 :OS5 :2023/06/26(月) 16:31:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f2eca9819f5d3dd73cc629bb12b0f615c5b19dc
自民党の石原伸晃元幹事長、次期衆院選に出馬しない意向…参院選立候補を模索
6/26(月) 15:01配信

読売新聞オンライン
石原伸晃氏

 自民党の石原伸晃・元幹事長は、次期衆院選に立候補しない意向を固めた。複数の党関係者が明らかにした。石原氏が出馬していた東京8区(杉並区)の後任は公募する方針で、自民党東京都連が正式決定し、27日にも発表する。

 石原氏は2021年衆院選で小選挙区で落選し、比例選でも復活当選しなかった。石原氏は政界を引退せず、25年参院選への出馬を模索する方針だ。

1603OS5:2023/06/27(火) 22:39:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/536c1a7f9041e0166dd3a9c8bef74614689ffee9
石原伸晃元幹事長 25年参院に鞍替え出馬を表明 丸川珠代元五輪相の東京選挙区から出馬有力か
6/27(火) 18:55配信

日刊スポーツ
自民党の石原伸晃元幹事長が次期衆院選には立候補せず、2025年の参院選に鞍替え出馬することを表明した(撮影・大上悟)

 自民党の石原伸晃元幹事長(66=前衆院議員)が27日、党本部で会見し、今秋にも想定される次期衆院選に立候補せず、2025年参院選に鞍替え出馬することを表明した。

 「後進に道を譲ることとした。新しいリーダーをそろそろ作っていかなくてはならないと考え、今回の決断に至った」とした。その上で「第2の政治人生を2年後の参院選挙に焦点を絞って、できれば東京で再挑戦したい」と述べた。

 石原氏は1990年の初当選以来、東京8区で当選10回も21年の前回衆院選で立憲民主党の新人吉田晴美氏に約3万2000票の差で敗れ、比例復活できなかった。「まだまだやることは残っている」とした石原氏は昨年亡くなった父石原慎太郎東京都知事や安倍晋三元首相の名前を挙げ、「この2人の遺志はしっかりと引き継いでいかなくてはならない。それが最大の供養になる」と憲法改正などに意欲を示した。

 自民党は丸川珠代元五輪相(52)が、次期衆院選に参院議員から鞍替えする予定で、参院鞍替えを目指す石原氏は丸川氏の抜けた東京選挙区からの出馬することが有力視されている。

1604OS5:2023/06/29(木) 08:21:23
■補欠選確定
2019年徳島高知選挙区 
 高野光二郎 自民 秘書への暴行辞職 *徳島側三木亨(比例特定枠)も知事選出馬で辞職済

衆院長崎4区 (解散の可能性もあるけど)
 北村誠吾  自民 死去
   自民後継 金子容三 立憲末次精一が比例復活


■(鞍替えしたら)繰り上げになる
2019年比例
山本香苗 公明 ⇒大阪16区へ(北側一雄後継) 高橋次郎(公明新聞)が繰り上げ

2022年比例
田村智子 共産 ⇒東京比例へ 大門実紀史(元職)が繰り上げ


■(鞍替えしたら)補欠選
2019年大阪選挙区
 東徹    維新 ⇒大阪3区へ

2022年福岡選挙区
大家敏志  自民⇒福岡9区予備選へ

2022年和歌山選挙区
鶴保庸介  自民⇒和歌山1区へ

■補欠選にはならなさそう
2019年愛知選挙区
大塚耕平  国民⇒名古屋市長選へ 25年春 

2019年東京選挙区
丸川珠代  自民⇒東京7区へ

1605OS5:2023/07/10(月) 19:20:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/f71476161364aafa2af922c14f386a6cfc75c705
自民、参院徳島・高知補選で協議 両県連、候補選定本格化
7/9(日) 16:34配信


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コメント9件


共同通信
会合後に記者会見する、自民党徳島県連会長の中西祐介参院議員(左から2番目)ら=9日午後、徳島市

 秘書だった男性を殴った高野光二郎氏の議員辞職に伴う10月の参院徳島・高知選挙区補欠選挙を巡り、自民党の徳島、高知両県連幹部は9日、徳島市内で会合を開き、候補者選定を本格化させる方針を確認した。次回15日に双方がリストを持ち寄り、人選を進める。

 徳島県連会長の中西祐介参院議員は記者会見で「両県にゆかりがあって、信頼が持てる候補者にしていこうと合意した」と述べた。合区が導入された2016年以来、徳島・高知選挙区では参院選ごとに両県連が交互に候補を擁立。高野氏は合区前の高知選挙区選出だった。

 参院補選は10月22日投開票で、自民の他、立憲民主党が月内に候補者を決める構え。


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