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第26回参議院議員選挙(2022年)

1520チバQ:2022/07/14(木) 21:09:54
https://www.yamagata-np.jp/news/202207/13/kj_2022071300338.php
参院選県区・政戦の軌跡(2) 3連敗喫した自民、擁立までの混迷響く
2022/7/13 10:09

敗戦の弁を述べる大内理加氏(左)。分厚い組織力を生かせず、自民は参院選3連敗となった=10日夜、山形市・山形流通団地会館
 開票が進むにつれて衆院議員や市町長、県議らが集まった会場を重い空気が支配した。午後10時40分過ぎ。国民民主党の現職舟山康江の陣営が歓喜に沸く様子がテレビに映し出された後、自民党の新人大内理加が静かに姿を現した。「全て私の力不足」と頭を下げると、「そうではない」と次々にかばう声が上がった。多くの関係者が県選挙区(改選数1)の擁立過程を巡る曲折と混迷を思い浮かべていた。

 参院選で3連敗を喫し、全県区選挙の弱さをまたも露呈した自民。「出足が遅かったことは否めない。勢いが最後まで続かなかった」。衆院議員加藤鮎子(県3区)は端的に敗因を挙げた。大内の擁立が決まったのは公示まで1カ月を切った5月29日。異例の短期決戦だった。

火中の栗を拾う

 「負けるべくして負けた」。党内には冷ややかな反応さえある。人選の難航、そして候補擁立論と不戦敗論に揺れ、一時は舟山への推薦論さえ出た。党本部と県連は今年最大の政治決戦を前に揺れに揺れた。最終的に党本部が擁立へかじを切り、白羽の矢が立ったのが昨年1月の知事選を戦い、県内全域で一定の知名度があった大内。難しい決断を迫られた大内は「火中の栗を拾う覚悟」(陣営幹部)で意を決した。

 改選期を見据えた人選に計画性もなかった。県連内には一連の対応に今も不満が渦巻く。自民支持層を固めきれず、県連幹事長の森谷仙一郎は「党本部と県連の意見が一致せず、結果的に擁立が遅れたことに有権者から不信感があったと思う」と察した。

 急造の陣営。党員の冷めた空気を熱する方策は、大物政治家を投入し、浮動票の取り込みを狙う空中戦に絞られた。ようやく独自候補を出した期待値の高さから序盤は勢いがあったが、中盤以降は失速。てこ入れを繰り返したが、若手県議は「中央主導の印象が強まり、候補者の訴えがかすれた。足場を固められないまま空中戦頼みとなった」と絞り出した。

組織力も機能せず

 分厚い組織力も、十分には機能しなかった。酒田市長丸山至は最終盤、県内35市町村のうち29の首長が支援組織に名を連ねた点に触れ「住民に選ばれた29市町村長の信任も問われる」と街頭で訴えた。しかし、大内が制したのは山形、鶴岡など8市町にとどまり、首長の投票行動の影響は限定的だった。

 岸田政権の高い支持率を追い風に政党色を強めた戦いに徹したが、政策論争を深めることはできなかった。森谷は「もう少し準備期間があれば、政権与党として国の政策を丁寧に有権者に示し、支持を広げられた」と限られた時間の中での苦しい戦いだったことを認めた。

 「大切なのは日々の積み重ね。候補者を育てられなかったことも含め、しっかり地に足を着け、出直さないと、われわれは全県区選挙でいつまでも勝てない」。衆院議員鈴木憲和(県2区)は全県区選挙での連敗に危機感を強め、県連として戦いへの向き合い方を変える必要性に言及した。

 全国32の改選1人区で自民の敗北は山形など4県のみ。県連会長遠藤利明(衆院県1区)は「3年後の参院選や次の知事選でどうやれば勝てるか、皆が知恵を出して進んでいかなければ」とかみしめるように言った。全県区選挙の連敗からどう抜け出すのか。自民は答えをいまだに見いだせずにいる。(文中敬称略)


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