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第26回参議院議員選挙(2022年)

1521チバQ:2022/07/14(木) 21:10:10
https://www.yamagata-np.jp/news/202207/14/kj_2022071400372.php
参院選県区・政戦の軌跡(3) 熟慮重ねた「恩返し」
2022/7/14 12:05

参院選後半に入り、危機感を強める舟山康江陣営を吉村美栄子知事(右)が激励した=2日、山形市
 参院選後半に入った今月2日。県選挙区の競り合いは激しさを増していた。知事吉村美栄子は国民民主党現職舟山康江の陣営を訪ねた。選対本部長長沢豊はほえた。「山形県の超大物、総理を超える超大物が応援に来た」。背後に迫る自民党新人大内理加=公明党推薦=を意識し「(知事の)効果は莫大(ばくだい)だ」と熱気で迎え入れた。

注目される動向

 2009年に初当選した吉村は2期目と3期目を連続無投票で再選。4選を懸けた21年知事選で40万票を集め、自民、公明両党推薦の無所属候補に23万票差で圧勝した。苦杯を喫したのが大内だった。

 吉村県政の下、自民は直近2度の参院選で敗北。県選挙区の全2議席を失った。今回は不戦敗論と主戦論との迷走の末、9年ぶりの勝利を大内に託した。知事選ショックを引きずる中、自民県連会長遠藤利明は吉村をけん制し、6月16日に官邸での県産サクランボ贈呈を企図。吉村と首相岸田文雄を並べて融和ムードを演出した。2日後には党県連大会で吉村を迎え、良好な関係を強調した。

 県民党を掲げる吉村は与野党を問わずに支持を取り込んできた。「オレンジの会」に象徴される熱烈な女性支持者もいる。“選挙に強い”知事の動向は各種選挙で注目され、吉村はそのたびに悩み、「静観」や「事務所訪問」などを選択。選挙の終盤には県外出張を組み込んできた。今回も定例記者会見をキャンセルして関西、中部、東海の各方面に出張するなど最後1週間は選挙と距離を置いた。

 知事選での「恩返し」を行動理念とする吉村は「政治的スタンスであり、人間としての生き方」と話す。21年知事選で支援を受けた舟山は「雪が降りしきる中で声を張り上げてくれた」存在だ。公示直前に舟山支援を明言し、2日の訪問では「みんなの気持ちを代弁してくれる人」と持ち上げて一体感をにじませた。この時点で安泰ムードから危機感に変わっていた舟山陣営幹部は「知事の激励は間違いなく効果がある」と口にした。

自民への配慮

 一方、4期目のスタートは自民会派との対立で副知事人事、新年度予算の撤回、再提案を余儀なくされた。長期政権下で、県政運営に向けられる評価の目は厳しさを増している。新型コロナ対応や山形新幹線の福島県境部トンネル新設などで自民との関係改善が不可欠となり、吉村と遠藤は急速に接近。蜜月ぶりに、参院選を控えた県議会6月定例会は無風のまま全議案が可決された。

 投開票から一夜明けた11日午前、舟山は県庁に吉村を訪ねた。吉村は「おめでとう。頑張って」と祝意を伝え、舟山は「大きな力になった。県民の声を国会に届ける」と応じたという。数時間後の定例記者会見で吉村は「ずっと恩返しをしなければと思っていた。いつ、何をするかは熟慮を重ねた」と2日の激励訪問を振り返った。

 吉村は自民との関係修復も望んだ。「県民の幸せ、県勢発展で目指すところは同じ。一致協力したい」。吉村の行動に自民県議は「首相と会い、党県連大会に来た。自民への配慮は見えるが、信義に欠ける」と話し、知事への風当たりは強まると予測する。県議会2月定例会で自民が削除を求め、予算案撤回につながった「果樹王国情報発信の拠点施設整備事業」は、再提案の可能性がくすぶる。(文中敬称略)=おわり


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