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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

2881チバQ:2011/07/31(日) 11:35:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110730-00000054-mai-int
<エジプト>保守系イスラム台頭…若者団体が警戒
毎日新聞 7月30日(土)19時50分配信

 【カイロ和田浩明】世俗的傾向が強いエジプトで、ムバラク前政権下では行動を規制されてきた、サラフィ主義者と呼ばれる保守的なイスラム原理主義勢力の活動が目立ってきた。29日に首都カイロのタハリール広場で数万人が参加した軍政への抗議集会で、サラフィ主義者らが「エジプトのイスラム化」を呼びかけた。前政権を崩壊させた民主化蜂起を主導した若者団体は「集会を乗っ取った」と反発、警戒感を強めている。

 集会はイスラム金曜礼拝に合わせて実施。イスラム原理主義者たちの典型的な外観である、豊かなあごひげをたくわえた、コーラン(イスラム聖典)を持った男性が目立った。

 29日の集会は、世俗系若者団体やサラフィ主義者などの各組織が団結し、エジプトを暫定統治する軍最高評議会に共通の要求を示すため計画。軍事法廷での民間人裁判の中止や軍政の権限制限、ムバラク前大統領の訴追手続きの加速などだ。

 しかし、会場では「エジプトのイスラム化に賛成」とのスローガンを掲げた。サラフィ団体のホッサム・ボカリ氏は「精神的な表現に過ぎない」と語ったが、世俗的若者団体「4月6日運動」のムハンマド・イブラヒム氏は「事前合意を無視した」と批判。タハリール広場では7月上旬から世俗系政治グループが軍政に改革要求を行っていたが、サラフィ主義者とは距離を置いている。サラフィ主義者が集会に多数参加した背景には、新憲法制定に影響を及ぼしたい思惑があると見られる。

 サラフィ主義者のアブドルメナム・アシャハト氏(41)は、現憲法(停止中)第2条が法律の根拠として定めるシャリア(イスラム法)について、「これを基本にすればエジプトの諸問題は解決できる」と主張した。

 ただ、前政権の弾圧下で政治経験を積み上げた最大野党「ムスリム同胞団」には、「イスラム化」を前面に出せば一部国民の反発を招くことを熟知する現実派もおり、サラフィ主義者との全面的連携には慎重だ。

 サラフィ主義の伸長で宗教教育の強化や女性差別などを懸念する世俗派の間には「イスラム原理主義者は敵だ」との考えもある。

 ◇サラフィ◇

 アラビア語で祖先を意味する「サラフ」に由来し、預言者ムハンマドらが説いた初期イスラム教の原則への回帰を志向する思想。近代では西洋列強による植民地化に思想的に対抗する根拠の一つとしてイスラム圏に広がった。エジプトではムスリム同胞団の穏健派イスラム原理主義より保守的傾向が強く、世俗主義と対決的とされる。

2882チバQ:2011/07/31(日) 20:25:11
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2817222/7576812?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
ノルウェー銃乱射、親の通報を警察が信じず「事実なら子どもに電話させろ」
2011年07月31日 16:52 発信地:オスロ/ノルウェー

【7月31日 AFP】ノルウェー・ウトヤ(Utoeya)島のサマーキャンプで22日に起きた銃乱射事件で、娘からの連絡を受けて通報した父親に対し、警察が「子どもに自分で電話をかけるように言ってくれ」と言い放ったことを地元紙Fremoverが前週、報じた。

 娘からの緊急連絡を受けたGeir Johnsenさんは、急いで警察に通報した。だが警察は彼の通報を信じようとしなかったという。

「ウトヤ島の娘から聞いた話を伝えたが、まるで信じてもらえなかった。『もしそれが事実なら、子どもたちが自分で警察に通報する必要がある』と言われた。信じてくれと訴えたが、だめだった」

 この「もどかしい」やりとりが2〜3分続いたところで、「たしか私は『なんて役立たずなんだ、このくそばばあ』みたいなことを言った。そしたら彼女は『くそばばあと呼ぶな』と言い返してきた」と、Johnsenさんは語った。

 銃乱射の1時間半前に発生した首都オスロ(Oslo)中心部での自動車爆弾の爆発で、ノルウェー警察はオスロに全ての注目を向けていた。その間、アンネシュ・ベーリング・ブレイビク(Anders Behring Breivik)容疑者は何の妨げもなくウトヤ島に上陸することができた。

 ノルウェー警察は、通報から1時間後にようやく現地に到着したことを認めており、特に、手元にヘリコプターがなかったことが原因の1つだったと述べている。

 ウトヤ島で娘の1人が死亡、もう1人が負傷したFreddy Lieさんは、AFPの取材に、警察にウトヤ島の事件を通報した際、警察から「全ての事件はオスロで起きているんだ」と主張されたと語った。(c)AFP

2883チバQ:2011/08/01(月) 20:49:32
http://mainichi.jp/select/world/news/20110801k0000e030010000c.html
シリア:弾圧に国際社会で非難強まる 死者142人に

シリア中部ハマ 【カイロ和田浩明】シリア人の人権団体によると、シリアのアサド政権による31日の反政府デモ弾圧の死者数は少なくとも142人に増えた。3月に民主化要求デモが始まって以来、1日あたりの弾圧被害としては最悪の規模で、反体制派は抗議のゼネストを呼びかけた。アサド政権の「国民に対する全面戦争」(在シリア米大使館)との見方も出始め、国際社会は非難を強めている。

 在英シリア人団体「シリア人権観測所」などによると、アサド政権はシリア中部ハマ、東部デリゾールを含む少なくとも6都市で弾圧を強行した。100人の死者を出したハマでは、82年に弾圧で推定1万人が死亡した「ハマの虐殺」の再現を懸念する声も出ている。ハマ弾圧への国民の怒りは強く、反体制団体「地域調整委員会」によると、国内各地で抗議デモが発生した。

 シリアの国営通信社は、ハマで「武装テロリストグループ」が軍部隊や警察を攻撃したと報じ、弾圧を正当化した。アサド大統領は31日、軍雑誌に掲載された演説で「シリアの分断を図る陰謀がある」と述べた。反政府デモを指した発言とみられる。

 アサド大統領の「陰謀」発言について、在シリア米大使館の報道官は中東の衛星放送アルジャジーラで「架空の話であり、誰も信じはしない」と述べ、7月上旬にフォード米大使が訪問したハマを「平和的な抗議活動のモデル」と位置づけた。

 アサド政権が31日に大規模弾圧を仕掛けた背景について民主化勢力からは、1日に始まるイスラム教の断食月「ラマダン」で住民の宗教心が高揚するのを前に、デモの抑え込みを図ったとの見方が出ている。

 AFP通信によると、国連安保理非常任理事国のドイツは31日、アサド政権による反政府デモ弾圧への対応を協議する安保理緊急会合の開催を要請した。欧米諸国はアサド政権非難の声明を取りまとめたい考えだが、欧米によるリビア空爆に反発するロシア、中国などは同調に消極的だ。会合は1日にも開かれる可能性があるという。

毎日新聞 2011年8月1日 10時59分(最終更新 8月1日 14時36分)

2884チバQ:2011/08/02(火) 21:35:11
http://www.asahi.com/international/update/0802/TKY201108010631.html
2011年8月2日0時38分
麻薬抗争のメキシコで記者殺害相次ぐ 避難・出社拒否
 麻薬抗争が激化するメキシコで、記者が殺される事件が相次いでいる。いずれも麻薬組織が関与しているとみられ、事件が集中する南東部ベラクルス州では、記者らが次々と避難。ユネスコは7月29日、事件を非難し、真相究明を求める声明を出した。

 ユネスコによると、今年に入ってメキシコで殺された5人の記者のうち4人はベラクルス州での事件によるもの。その1人は同州の地元紙ノティベルの警察担当の女性記者、ジョランダ・オルダス・デラクルスさん。取材に出て行方不明となった数日後の7月26日、首を切断された遺体で見つかった。6月には同紙の事件・政治担当のコラムニストやその息子の事件担当の写真記者も殺害された。

 ジャーナリスト保護委員会(CPJ、ニューヨーク)によると、デラクルスさん殺害事件後、同紙や他紙の記者らが出社しなくなったり避難したりする例が相次いでいる。メキシコの記者殺害数は年々増え、昨年以降15人。警察や軍の情報を漏らすよう麻薬組織から脅され、事件に巻き込まれる例も目立つという。(ロサンゼルス=藤えりか)

http://www.asahi.com/international/update/0730/TKY201107300131.html?ref=reca
2011年7月30日10時54分

メキシコ殺害死2割増2.4万人 麻薬抗争激化 10年
 麻薬組織間の抗争が激化しているメキシコで、2010年の殺人による死者数が前年比23%増の2万4374人に上る見通しになった。多くが抗争に巻き込まれた犠牲者とみられる。

 メキシコの国家統計地理院が28日、暫定値として発表した。07年比だと約2.7倍。人口10万人ごとに22人が殺された計算になる。

 最悪を記録したのは北部チワワ州の4747人。治安悪化が著しい同州のシウダフアレスでは、10年1月と10月に銃乱射が起き、児童ら多数が犠牲になった。警官も多数殺害され、なり手が減っている。

2885チバQ:2011/08/02(火) 21:57:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110802-00000007-cnn-int
飢饉のソマリアをイスラム武装組織が攻撃 首都で戦闘
CNN.co.jp 8月2日(火)9時51分配信

モガディシオ(CNN) アフリカ連合(AU)によると、飢饉(ききん)が深刻化するアフリカ東部のソマリアで、イスラム武装組織、アルシャバブが1日、イスラム教のラマダン(断食月)入りに合わせた攻撃を開始した。イスラム諸国では1日からラマダン入りしている。

AU当局者によれば、ソマリアの首都モガディシオ北東部で激しい戦闘があり、AUの拠点付近にも迫撃砲や銃撃の音が響いた。ソマリア軍の制服を着た2人組が自爆を図ったものの、AU部隊が起爆直前に阻止したという。銃撃戦でAU側の兵士2人が死亡した。

AU軍の報道官は「ソマリアは飢饉に襲われているというのに、過激派は命を救うどころか奪うことに集中している」と非難した。アルシャバブはモガディシオ市内に戦闘員を集結させ、さらに攻撃の構えをみせているという。

AUによると、アルシャバブはAU軍が2007年に同国へ派遣されてから毎年、ラマダンに合わせて攻撃を仕掛けてきた。AUは先週、人道機関による食料や物資の輸送を助けるため、アルシャバブに対する掃討作戦を実施していた。

国連によると、アルシャバブが実効支配する同国南部では1991年以来の飢饉が起きている。栄養失調に陥った住民の割合は50%に迫り、世界最悪の水準。アモス人道問題担当事務次長が1日語ったところによると、同日の時点でモガディシオ市内での人道物資配布に影響は出ていない。国連は飢饉の広がりを阻止するための支援費として24億ドルの資金調達を目指しているものの、これまでに集まった額は10億ドルにとどまっているという。

2886チバQ:2011/08/02(火) 21:58:15
http://www.cnn.co.jp/world/30003163.html
世界の「破綻国家」ランク、ソマリアが首位 4年連続
2011.06.23 Thu posted at: 16:38 JST
(CNN) 世界177カ国を対象にした「破綻(はたん)国家」の指数調査で、アフリカ東部のソマリアが4年連続で首位だったことが非営利機関(NPO)の「Fund for Peace」がまとめた報告書で23日までに分かった。

米誌「Foreign Policy」が21日に掲載したもので、2位から4位まではチャド、スーダン、コンゴ民主共和国(旧ザイール)とアフリカ諸国が並び、5位はカリブ海のハイチだった。昨年1月に大地震に見舞われたハイチは2010年の同様調査では11位だった。

ソマリアでは政府とイスラム反政府武装勢力との戦闘が今なお続き、沿岸部での海賊行為も頻発しているが、有効な対応策が打ち出せない無政府状態にある。ハイチについて同NPOの責任者は、国内情勢が早急に好転するとは思えないとの悲観的な見方を表明。過去の破綻国家調査で同国が上位15カ国から外れたことがないことから、今後もこの状態が続くと予想した。

米国の軍事作戦が進められているアフガニスタンは7位、イラクは9位だった。

一方、破綻度の少ない国家の順位ではスカンジナビア諸国が上位を占め、首位はフィンランド、ノルウェーが2位、スウェーデンが3位だった。米国は158位だった。

破綻国家のランキング報告書は、社会、経済、政治的な課題を基準にした計12指標に基づき作成。同NPOは、リストの上位にある国家は必ずしも破綻国家を意味するものではないとしながらも、政治、経済や社会各分野で大きな問題を抱えていると指摘、「不幸なことに多くの国ではわずかの改善しかない」と述べた。

2887チバQ:2011/08/04(木) 23:59:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110804-00000354-reu-int
ソマリア南部で飢饉拡大、干ばつ・紛争・支援不足の3重苦
ロイター 8月4日(木)14時19分配信

 8月3日、国連食糧農業機関は、深刻な干ばつが続いているソマリア南部で、飢饉(ききん)が新たに3地域に拡大したと発表。写真は栄養失調で首都モガディシオの病院に運ばれた子供(2011年 ロイター/Feisal Omar)

 [モガディシオ 3日 ロイター] 国連食糧農業機関(FAO)は3日、深刻な干ばつが続いているソマリア南部で、飢饉(ききん)が新たに3地域に拡大したと発表した。国連は先月、南部バクールとシェベリ川下流地域で飢饉が発生したと宣言したばかり。

 FAOの声明によると、新たに飢饉とされたのは、シェベリ川中流の2地区、首都モガディシオの難民キャンプとアフグーィ回廊地帯。飢饉は年内に南部一帯に拡大する恐れがあるとしている。

 同国では2日前にラマダン(断食月)入りした後、アフリカ連合の平和維持活動(PKO)部隊や治安部隊らと、反政府勢力との間で武力衝突が発生。自爆攻撃も急増しており、約40万人が避難生活を送るモガディシオ難民キャンプへの緊急物資搬送が困難になっている。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のスポークスマンは、ナイロビでロイターに対し、「この数日で約10カ所の難民キャンプで何が必要とされているか調査する予定だったが、武力衝突が始まり、一切の活動が制限されている」と語った。

 過去数十年間で最悪の干ばつ、紛争、食糧支援の不足により、ソマリア南部では約360万人が餓死の危険にさらされている。

2888チバQ:2011/08/05(金) 00:08:26
http://www.asahi.com/international/update/0804/TKY201108040709.html
インド与党ガンジー総裁、手術のため渡米 代行に長男
 インド与党・国民会議派は4日、ソニア・ガンジー総裁(64)が手術を受けるため、渡米したと発表した。帰国までに2〜3週間かかるという。病名は明らかにしていない。

 ガンジー総裁は故ラジブ・ガンジー元首相の妻でイタリア出身。2004年の総選挙で、8年ぶりの政権奪回へ国民会議派を導いた。自らの首相就任は固辞したものの、現在までインド政界の最高実力者と目されている。

 同総裁は、不在中の党務代行者に長男のラフル・ガンジー総務幹事ら4人を指名した。「権力世襲への布石ではないか」(野党・インド人民党幹部)との見方が出ている。(ニューデリー=武石英史郎)

2889チバQ:2011/08/05(金) 00:20:47
http://www.asahi.com/politics/update/0804/TKY201108040836.html
ハイチ首相人事案を2度目の否決 組閣遅れ復興に影響も
 昨年大地震が襲ったハイチで、弁護士のグース元司法相を首相に充てるマーテリー大統領の人事案が2日、上院に否決された。首相人事案の否決は今年6月下旬に続き2回目で、組閣のさらなる遅れが地震の復興にも影響しそうだ。

 AP通信などが報じた。グース氏は、亡命したアリスティド元大統領の支持派への迫害や投獄を主導した経歴がある。実業家のルジエ氏を首相に指名した最初の人事案が否決されたのを受けて提案されたが、人選には国際社会からも批判の声が上がっていた。(ロサンゼルス=藤えりか)

2890チバQ:2011/08/05(金) 00:22:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110804/erp11080423330007-n1.htm
仏当局、ラガルドIMF専務理事の捜査開始
2011.8.4 23:30
[ フランスの閣僚の犯罪を扱う共和国法院は4日、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が仏経済・財政・雇用相時代に仏実業家と旧国営銀行との係争事件で職権を乱用したとされる疑惑について、捜査の開始が妥当との判断を示した。これを受け、仏検察当局は同氏に対し、文書偽造と公的資産横領の共犯の疑いで捜査すると発表した。

 同氏の弁護士は、「IMFの仕事とは別物」と述べ、事態がすぐには同氏の辞任問題に発展することはないとの見通しを強調した。こうした事件の裁判では、結審までに通常、数年かかるとされる。(パリ 山口昌子)

2891チバQ:2011/08/05(金) 00:39:41
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110803-OYT1T00373.htm
高さ千m超!サウジ富豪王子が世界一タワー計画




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サウジアラビアで計画されている高層タワーの模型と、計画を発表するワリード・ビン・タラール王子ら=ロイター 【カイロ=田尾茂樹】世界的富豪として知られるサウジアラビアのワリード・ビン・タラール王子は2日、同国西部ジッダに高さ1000メートルを超える高層タワーを建設する計画を発表した。

 完成すれば、アラブ首長国連邦ドバイの超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」(828メートル)を抜いて世界一の高さとなる。ロイター通信などが伝えた。

 王子が代表を務める投資会社がサウジ最大手の建設会社と、建設費46億サウジ・リヤル(約950億円)で契約を結んだ。ホテルや住居、オフィスなどが入る予定。完成まで5年かかるというが、着工時期やタワーの最終的な高さは公表していない。

(2011年8月3日18時04分 読売新聞)

2892チバQ:2011/08/05(金) 23:42:01
>>1855
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110805/erp11080508150000-n1.htm
軍の要人輸送部隊を解散 ポーランド 政府専用機墜落事故で
2011.8.5 08:14

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4日、ワルシャワの国防省で会見したポーランドのトゥスク首相(右)=ロイター
 ポーランドのトゥスク首相は4日、同国のカチンスキ大統領(当時)らを乗せた政府専用機が昨年4月にロシアで墜落した事故をめぐり、同機が所属した空軍の政府要人輸送部隊を解散すると述べた。複数の軍将校も解任された。地元メディアが伝えた。

 政府専用機は視界不良の空港に着陸を強行しており、ポーランドの事故調査委員会は7月末、パイロットの経験が不十分だったなどとする最終報告書を政府に提出した。

 同国のコモロフスキ大統領は4日、上下両院選を10月9日に行うと発表した。死亡したカチンスキ氏の双子の兄で、最大野党「法と正義」党首のヤロスワフ・カチンスキ氏は政府の事故に関する責任を追及する構えで、責任の所在が選挙戦の争点に浮上しそうだ。(共同)

2893チバQ:2011/08/05(金) 23:43:58
>>2719
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110805/erp11080523180005-n1.htm
ウクライナの「美しすぎる首相」拘束
2011.8.5 23:16

25日、キエフの地区裁判所で開かれた予審に出席するティモシェンコ前首相(ロイター)
 【モスクワ=遠藤良介】インタファクス通信などによると、ウクライナの首都キエフの地区裁判所は5日、職権乱用罪で訴追されていた親欧米派のティモシェンコ前首相の拘束を認め、前首相は公判中に拘束された。

 同国では昨年2月の大統領選で親ロシア派のヤヌコビッチ現大統領がティモシェンコ氏を僅差で破り当選。前首相側は訴追について「政治的意図によるものだ」と反発していた。

 訴追内容によると、ティモシェンコ氏は親欧米派のユシチェンコ政権の首相だった2009年1月、債務問題からウクライナ向け天然ガス供給を停止したロシアと、不当に高い価格でガス供給再開に合意したとの罪に問われている。地区裁はティモシェンコ氏が審理を妨害しているとの理由で検察の拘束要求を認めた。

2894チバQ:2011/08/05(金) 23:48:29
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-22557320110805
情報BOX:ガイトナー財務長官が辞任した場合の後任候補
2011年 08月 5日 12:03 JST
 [4日 ロイター] 複数の政府高官によると、オバマ米大統領はガイトナー財務長官に対して現職に留まるよう求めた。以下は、アナリストによるガイトナー財務長官が辞任した場合の後任候補 
 ◎マイケル・ブルームバーグ氏

 ニューヨーク市長。通信社ブルームバーグの創業者で、富豪。

 昨年8月にオバマ大統領とゴルフのラウンドをし、ガイトナー氏の後任として財務長官に就任するのではとの憶測が飛び交ったことがある。当時はブルームバーグ氏もホワイトハウスもうわさを一蹴した。

 財務長官に就任すれば、オバマ政権と財界の関係修復を進められる可能性もある。

 ガイトナー氏と同様、もともと共和党員だったが離党して無所属となった。 

 ◎ジェイミー・ダイモン氏

 米銀大手JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)の会長兼最高経営責任者(CEO)。
 2007─09年の金融危機のさなか経営難に陥った米証券大手ベアー・スターンズへの支援を決断し、銀行界のヒーローと称賛された。

 金融規制改革法(ドッド・フランク法)に基づく新たな規制をめぐっては、オバマ政権に対し歯に衣着せぬ厳しい発言を繰り返している。

 それでもオバマ大統領は、ダイモン氏率いるJPモルガンの経営がうまくいっているとして、同氏の経営手腕を高く評価している。

 ◎ゲーリー・ゲンスラー氏

 米商品先物取引委員会(CFTC)委員長。米金融大手ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)元幹部。

 ただし、店頭デリバティブ(金融派生商品)取引規制に関しては厳しい姿勢で臨み、自身が決して「ウォール街の友人」ではないことを広く印象づけた。

 同氏は30歳でゴールドマンのパートナーに就任。1997─2001年には、ガイトナー氏とともに財務省高官を務めた。 

 ◎アースキン・ボウルズ氏
 オバマ大統領により、財政赤字削減策を協議する超党派委員会の共同議長に抜てきされた。クリントン政権では首席補佐官を務めた。

 モルガン・スタンレー(MS.N: 株価, 企業情報, レポート)(ニューヨーク)でビジネス上のキャリアをスタートさせた後、自ら投資銀行を興した。

 1993年、クリントン氏により中小企業局(SBA)のトップに任命される。96年に大統領首席補佐官となり、97年には共和党議員らと協力して均衡予算法成立に尽力し、約30年ぶりの財政赤字解消に寄与した。

 その後ノースカロライナ大学の学長も務めた。 

 ◎ロジャー・アルトマン氏

 ブティック型投資銀行エバーコア・パートナーズ(ニューヨーク)の創業者兼会長。

 1977─81年にはカーター政権で財務次官補、1993─94年にはクリントン政権で財務副長官を務めた。

 オバマ政権は、同氏をサマーズ国家経済会議(NEC)委員長の後任とすることを検討していたが、後任委員長には結局ガイトナー氏のアドバイザーの1人だったジーン・スパーリング氏を選んだ 
 ◎ジェフリー・イメルト氏

 米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N: 株価, 企業情報, レポート)CEO。

 オバマ大統領の指名により、雇用と競争力に関する経済諮問機関の議長を務めた。生粋の共和党員であるイメルト氏の起用は、財界との関係修復を図るホワイトハウスの取り組みの一環とみられている。

 同評議会は6月、経済界への官僚主義的対応を改め、融資促進やエネルギー効率向上のための投資、外国人観光客の誘致などを含む控えめな内容の提言をとりまとめた。

 GEの金融部門GEキャピタルは信用危機の中、最大1390億ドルの債務について政府の保証を求めた経緯もある。 

 ◎ジョン・コーザイン氏

 ゴールドマン・サックスの元CEO、元上院議員、元ニュージャージー州知事。現在MFグローバルのCEO。

 金融危機時にゴールドマンは政府支援を受けたが、金融危機の種をまいた金融機関の元CEOとして批判された。財務長官に指名された場合は、再度批判が高まる可能性がある。
◎ウィリアム・デーリー氏

 オバマ大統領の首席補佐官。就任前はJPモルガン幹部で、クリントン政権下で商務長官も務めた。有名なデーリー元シカゴ市長の子息。SBCコミュニケーションズの元社長。

 政府管理下に置かれた米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)の取締役を4年間務めたことがあり、これが指名された場合に問題視される可能性がある。

2895チバQ:2011/08/06(土) 08:37:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110806/erp11080601110000-n1.htm
IMFトップの職権乱用疑惑 広がる波紋 世界経済にも痛手
2011.8.6 01:10 (1/2ページ)
 【ワシントン=柿内公輔】5日で就任1カ月を迎えた国際通貨基金(IMF)のトップ、ラガルド専務理事のフランス財務相時代の職権乱用疑惑が新展開をみせ、IMFに衝撃が走っている。捜査の進展次第ではラガルド氏の職務に支障をきたす可能性があり、課題が山積するIMFにも痛手となりかねない。

 ■混乱する本部

 「とにかく声明を出さないと」。仏当局による捜査開始決定が伝わった4日、ワシントンのIMF本部は情報収集に追われた。ラガルド氏本人が今週から夏休みでフランスに一時帰国していることも、混乱に拍車をかけた。

 公表された理事会の声明は、「専務理事が職責を果たせると確信する」と強調。市場やIMF職員の動揺を抑えたい思いがにじむが、一方で、「理事会は選出前から(疑惑を)協議していた」とし、ラガルド氏をトップにいただくリスクを当の理事会が懸念していたことをうかがわせた。

 IMFは、前専務理事のストロスカーン被告が性的暴行容疑で訴追され5月に辞任。後任のラガルド氏は7月26日のニューヨークでの講演で、「IMFはガバナンス(組織の統治)で信頼されなければならない」と指摘していた。IMF関係者は「潔白を信じているが、タイミングが悪すぎる」と頭を抱える。

■世界経済への影響も

 IMFは目下、喫緊の課題である欧州の債務危機への対応に注力している。ユーロ圏首脳会議は先月、ギリシャに対する第2次支援策で合意。IMFもユーロ圏とともに公的支援を行うが、ラガルド氏は欧州各国との太いパイプを生かし、陣頭指揮をとっている。

 ラガルド氏の弁護士もIMF同様、「職務に影響しない」としているが、捜査への対応に追われる懸念は残る。仮に訴追され刑事裁判になれば、ストロスカーン被告と同様、法廷に立たされる可能性もある。

 ラガルド氏の就任にあたっては、欧州出身者がトップに就くIMFの慣習に対し、新興国などから批判が相次いだ。そのため副専務理事に中国出身者を初めて起用するなど組織運営の見直しに乗り出しており、緒に就いたばかりのIMF改革にも影響が出かねない。

     ◇

【ラガルド氏の職権乱用疑惑】 2007年、仏実業家ベルナール・タピ氏が旧国営クレディ・リヨネ銀行を相手取り、株式投資の損失の賠償を求めた訴訟に、当時仏財務相のラガルド氏が介入したとされる問題。仏メディアなどによると、ラガルド氏はタピ氏に有利な形で調停を進めたとされ、野党が職権乱用疑惑でラガルド氏を告発。閣僚在任中の犯罪を扱う仏共和国法院が4日、「捜査開始が妥当」との判断を示した。

2896チバQ:2011/08/06(土) 08:42:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110804-00000069-mai-int
<イラン石油相>革命防衛隊幹部が就任 米欧と対決姿勢
毎日新聞 8月4日(木)19時31分配信

 【テヘラン鵜塚健】イラン国会は3日、アフマディネジャド大統領が指名した革命防衛隊のガセミ准将を石油相として承認した。ガセミ氏は、核兵器開発に関与している疑いがあるとして米国や欧州連合(EU)が資産凍結など経済制裁の対象としている人物で、米欧諸国との対決姿勢をより明確にした形だ。

 イランの外貨収入の約8割は石油収入が占め、石油相の影響力は大きい。イランは現在、石油輸出国機構(OPEC)の議長国でもあり、ガセミ氏は産油国のリーダーとしても影響力を持つことになる。

 ガセミ氏は、防衛隊所有の大手建設企業「ハタム・アル・アンビヤ」の責任者も務めている。ハタム社も核開発との関連が懸念され、制裁対象になっている。

 人事を巡っては、アフマディネジャド大統領が今年5月、ミルカゼミ氏を石油相から解任し、大統領自身が代行すると宣言。しかし、護憲評議会が「大統領による代行は違法」としたため、大統領に近い人物が暫定的に代行を務めていた。

 革命防衛隊は、正規軍とは別組織で規模は約12万人。主に国境警備や対外工作を担うが、米欧諸国は核兵器開発にも深く関与しているとみている。近年は軍事部門だけでなく、石油関連や建設を中心に企業を幅広く所有し、経済分野でも影響力を拡大している。

2897チバQ:2011/08/06(土) 14:34:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110806/erp11080612430001-n1.htm
プーチン派には負けないわ! 自称“メドベージェフ・ガールズ”も支持訴え
2011.8.6 12:33

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自称メドベージェフ・ガールズがビキニ姿で支持を訴え(ロイター)
 来年3月に大統領選を控えるロシアの首都モスクワで4日、自称メドベージェフ・ガールズがビキニ姿で大統領の支持を訴えた。

 大統領選をめぐっては、プーチン首相を支持する若い女性たちがプーチン親衛隊を結成。タンクトップからブラジャーをちらりと見せて支持を訴える運動を始めている。

 対抗するメドベージェフ・ガールズはこの日、「ビールか私を選んで」と書かれたTシャツを着て、大統領が推進する路上でのビール飲酒禁止をPRした(いずれもロイター)。

 さて、軍配はどちらに−。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110720/erp11072014440007-n1.htm
一肌脱いで…ロシアの美女「プーチン軍」結成
2011.7.20 14:38

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政府ビルの前で歌うプーチン首相支持派のメンバーら=14日、モスクワ(AP)
 来年3月の大統領選を前に、プーチン首相のファンを自称するロシアの美女らが色気を振りまき、大統領への復帰を訴える「プーチン軍」を結成した。

 美女らの1人は公開したビデオで、プーチン氏をほめあげた上で、白いタンクトップを胸元から引き下げ、ブラジャーをちらりと見せて、他の女性にも一肌脱ぐよう呼び掛けている。

 “宣伝工作”の主導者は不明。昨年10月には、モスクワ大の女子学生らが「首相へのプレゼント」として下着姿のカレンダーを作製していた。(AP)

2898チバQ:2011/08/07(日) 00:54:06
http://www.cnn.co.jp/world/30003606.html
ウクライナ前首相の逮捕命令、ガス輸入に絡む公判妨害
2011.08.06 Sat posted at: 14:33 JST
モスクワ(CNN) ウクライナの首都キエフの地区裁判所は5日、ロシアからのガス輸入契約に絡み職権乱用の罪で起訴されていたチモシェンコ前首相が、公判で証人尋問を妨害したなどとして逮捕を命じた。同国のUNIAN通信が報じた。

検察当局が今回の逮捕を要求していた。検察は今年4月、前首相が在任していた2009年1月、権限がないにもかかわらずロシアの国営ガス企業ガスプロムとの間で不当に高い価格で天然ガス輸入、輸送契約を結び、国家に巨額の損失を与えたとして起訴していた。

起訴は現政権が求めていたもので、この罪で有罪が確定した場合、複数年の禁錮判決を受ける可能性がある。ロシア外務省はこのガス輸入契約について合法的なものとの立場を示している。

起訴を受け、旅行禁止などの制限措置を受けた前首相は一貫して無罪を主張、裁判は「茶番であり、裁判官はヤヌコビッチ大統領の手先である」と反論していた。裁判所の逮捕命令を受け、キエフでは5日、前首相支持者の数十人が抗議活動を行った。

同国では昨年2月、大統領選が実施され、チモシェンコ前首相は小差でヤヌコビッチ氏に敗れていた。前首相は大統領の最大の政敵となっている。前首相は2004年、大規模な民衆デモを通じて親欧米政権を誕生させた「オレンジ革命」の立役者の1人。現在は野党「祖国」を率いている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110806/erp11080622390002-n1.htm
EUが懸念表明 ウクライナ前首相逮捕で
2011.8.6 22:38

25日、キエフの地区裁判所で開かれた予審に出席するティモシェンコ前首相(ロイター)
 インタファクス通信によると、欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表は5日、ウクライナのティモシェンコ前首相がロシアとの天然ガス取引をめぐる職権乱用罪に問われた公判で審理を妨害したとして逮捕された問題に関し「強い懸念」を表明した。

 上級代表は声明で、「EUはウクライナに、公正で独立した司法制度の必要性を常に強調してきた」と指摘した。

 前首相が移送された拘置所に近いキエフの中心部では5日夜、前首相の支持者ら数百人がテントを張り、前首相の即時釈放を求める座り込みを開始した。

 ティモシェンコ氏は首相だった2009年、ガス価格引き上げを求めるロシアの提案を受諾。10年に政敵のヤヌコビッチ大統領が就任した後、ガス価格引き上げで国益を損なったとして刑事捜査が開始された。(共同)

2899チバQ:2011/08/07(日) 00:55:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&rel=j7&k=2011080600323
イスラム過激派が首都撤退=暫定政府は解放宣言−ソマリア
 【ロンドン時事】ソマリアからの報道によると、暫定政府と激戦を繰り広げてきたイスラム過激派組織アッシャバーブは6日、首都モガディシオから撤退した。暫定政府のアハメド大統領は同日、首都からのアッシャバーブ駆逐を受けた「解放宣言」を行い、次はソマリア全土の掌握を目指すと誓った。
 暫定政府を支えるアフリカ連合ソマリア平和維持部隊(AMISOM)によると、同部隊などが5日夜から激しい攻撃を行った結果、アッシャバーブ側が総崩れになった。暫定政府報道官はロイター通信に対し、ソマリアにとって「輝かしい日」だと述べた。
 これに対し、アッシャバーブのスポークスマンは、組織が運営する地元ラジオを通じ「モガディシオは放棄するが、他の町はまだ掌握している」と強調。住民に対し「市民を見捨てない。戦術を変更しただけで、市民を守り、戦い続ける」と訴えた。アッシャバーブは市内に複数の陣地を構築していたとされ、一部残党がまだ抵抗を継続中という情報もある。
 1991年のバーレ政権崩壊後、事実上の無政府状態となっているソマリアで、アッシャバーブはここ数年、最強の武装勢力として南部から中部にかけて支配地を急拡大させていた。しかし、昨年から悪化してきた干ばつの影響でソマリアでは食料危機が深刻化。支配地の住民が次々難民となって逃げ出す中で、アッシャバーブの弱体化もささやかれていた。(2011/08/06-19:59

2900チバQ:2011/08/07(日) 10:04:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011080602000023.html?ref=rank
ニジェール川 原油汚染
2011年8月6日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】国連環境計画(UNEP)は四日、ナイジェリア南部のニジェール川河口デルタ地帯の一部が約五十年にわたって原油流出で汚染されその除去に三十年以上かかるとの調査結果を発表した。

 ロイター通信によると、英・オランダの国際石油資本ロイヤル・ダッチ・シェルとナイジェリアの国営企業が一九五〇年代に同国南部の産油地帯オゴニランドで採掘を開始。シェルは九三年に撤退したが、放置された採掘施設から原油流出が続き、農地や川、地下水が長年にわたり汚染されてきたという。

 UNEPは、パイプラインに近接する地域の井戸水からは、現在も世界保健機関(WHO)基準の約九百倍のベンゼンが検出されていると指摘。シェルの採掘施設の管理について「不適切で、同社が設定した操業基準さえ満たしていなかった」と批判した。

2901チバQ:2011/08/07(日) 20:02:30
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110807-OYT1T00447.htm
黒人射殺で暴徒化、警官26人負傷…ロンドン

7日、ロンドン北部で発生した暴動による火災現場の警備に当たる騎馬警官=ロイター 【ロンドン=大内佐紀】英ロンドン北部の、低所得者層が多く住むトッテナム地区で、6日夜から7日未明にかけ、警官による黒人男性射殺に抗議していた群集の一部が暴徒化し、商店や銀行を略奪したり、警察車両やバスに放火したりする騒ぎとなった。

 警官26人が負傷した。

 ロイター通信によると、群集約200人が警察署前に集まり、4日に起きた射殺事件についての説明などを求めていたが、そのうち一部が火炎瓶を投げ始めて暴動になった。

(2011年8月7日19時37分 読売新聞)

2902チバQ:2011/08/07(日) 20:03:52
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110807-OYT1T00446.htm
インド与党総裁が手術、長男の影響力強まる?

. 【ニューデリー=新居益】インドの最大与党、国民会議派のソニア・ガンジー総裁(64)が海外で手術を受け、自身が不在の間は長男のラフル・ガンジー幹事長(41)ら4人に党務を任せると表明した。


 次期首相候補と目されるラフル氏の影響力が、これを機にさらに強まるとみられている。

 ソニア氏が手術のために「2〜3週間」海外に滞在すると国民会議派が発表したのは4日。当地の複数のメディアは、手術を受けたのは米ニューヨークのがん専門病院だったと報じた。ラフル氏らが付き添い、経過は良好だという。

 ソニア氏が、留守中の代行として指名したのは、ラフル氏のほか、アントニー国防相、パテル政務秘書官、ドゥウィベディ幹事長で、いずれもソニア氏が信頼を寄せる側近だ。

(2011年8月7日18時50分 読売新聞)

2903チバQ:2011/08/07(日) 20:05:21
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2818762/7609645?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
全土で25万人超、イスラエルで経済改革求める抗議デモ
2011年08月07日 17:01 発信地:テルアビブ/イスラエル
【8月7日 AFP】イスラエル全土で6日夜、住宅価格や生活費の高騰に抗議し、抜本的な経済改革を求める抗議デモが行われ、警察発表によると空前の25万人以上が参加した。

 警察広報のミッキー・ローゼンフェルド(Micky Rosenfeld)氏は、AFPの取材に「われわれの集計した参加者数は全土で25万人以上に上る」と述べた。テルアビブ(Tel Aviv)だけで少なくとも20万人以上がデモ行進し、エルサレム(Jerusalem)でも3万人、その他地域でも2万人がデモに参加したという。

 イスラエルのメディアは、30万人近くがデモに参加したと報じている。最終的な参加人数は確定していないが、イスラエルで過去にあったデモをはるかにしのぐ参加者数となった。(c)AFP/Jean-Luc Renaudie

2904チバQ:2011/08/07(日) 21:00:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110807/erp11080718240008-n1.htm
米露「リセット」に影 グルジア紛争から3年 2地域占領に批判強く
2011.8.7 18:23 (1/3ページ)

 【モスクワ=遠藤良介】ロシアと旧ソ連の親欧米国、グルジアが交戦した「グルジア紛争」の勃発から8日で丸3年となる。双方は自らの行動を正当化する主張を崩しておらず、両国関係は膠着(こうちゃく)状態が続いている。紛争後のロシアがグルジアの親露独立派2地域を事実上の支配下に入れている状況には米国も非難を強めており、グルジア問題が「リセット」と称される米露関係の改善にも影を落とす。

 ロシアのメドべージェフ大統領は露メディアのインタビューで「紛争の全責任はグルジアのサーカシビリ大統領にある」とし、サーカシビリ氏との対話は拒否する考えを強調。ロシアが紛争後、グルジアの南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の独立を一方的に承認したことも、両地域を防衛する上で「完全に正しかった」と述べた。

 ロシアはこの紛争で欧州連合(EU)との和平合意に署名し、部隊を戦闘前の位置まで撤退させることを約束した。しかし、その後は「独立承認」を盾に両地域に軍事基地を構え、EU停戦監視団の立ち入りも認めていない。

 米国上院は先月末、アブハジアと南オセチアを「ロシアに占領された地域」とし、ロシアが「グルジアの領土保全」を尊重して和平合意を履行するよう求める決議を採択した。メドべージェフ大統領は和平合意と2地域の独立承認を別問題とし、米上院決議には「根拠がない」と批判する。

 ロシア以外で両地域の独立を承認しているのはニカラグア、ベネズエラ、ナウルの3カ国にとどまる。

 両国関係の「リセット」をうたう米露は2月、新戦略兵器削減条約(新START)の発効にこぎ着けたものの、米ミサイル防衛(MD)計画をめぐっては対立が和らいでいない。

 ロシア内務省幹部らの大規模不正を告発したマグニツキー弁護士が2009年に獄死した事件をめぐり、米国が先月、事件に関係する役人ら約60人の入国拒否を決めたことについてもロシアは強く反発、対抗措置の準備に入った。

 グルジア紛争から3年の節目は、米露間のこうした暗雲をさらに濃くしている形だ。露科学アカデミーのカフカス地域専門家、アレシェフ氏は最近の公開討論会で「グルジア紛争をめぐって米露には譲れない一線があり、『リセット』には明確な限界があろう」との考えを語った。

 グルジアではサーカシビリ大統領が開戦責任を回避して政権を保持している。グルジアは、米国が総論で支持するロシアの世界貿易機関(WTO)加盟に反対しており、これも米露関係を複雑化させる要因になっている。

 ■グルジア紛争 2008年8月8日未明、グルジアが親ロシア独立派地域の南オセチア自治州を再統一しようと攻撃を開始し、ロシアが「自国民保護」を掲げて報復。死者は約850人、難民は3万5千人にのぼった。欧州連合(EU)の調査委員会は09年、紛争がグルジア側の攻撃で始まったと断定する一方、ロシアが南オセチア住民にパスポート(市民権)を与えるなど武力衝突の素地を作ったとする報告書をまとめた。

2905チバQ:2011/08/07(日) 21:14:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110807/mds11080718010006-n1.htm
シリア「年末までに公正な選挙」 批判受け改革ポーズ
2011.8.7 17:59
 【カイロ=大内清】反政府デモが続くシリアのムアレム外相は6日、今年任期切れを迎えた人民議会について、年末までに「公正で透明な選挙を行う」と明らかにした。国連安全保障理事会がシリア非難の議長声明を採択したことを受け、改革前進をアピールするのが狙い。その一方で同国政府は7日も各地でデモ弾圧を強化、中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、西部ホムス近くの町ハワラなどで少なくとも市民8人が死亡した。

 シリアではこれまで、支配政党バース党による事実上の一党独裁のもと、与党連合「国民進歩戦線」以外の政治組織は公認されておらず、同連合に属さない無所属候補は選挙で著しく不利だった。

 しかし、バッシャール・アサド大統領は4日、複数政党制を可能とする新政党法を承認、次期選挙には与党連合以外の政党が参加する可能性がある。

 ただ反体制派は、政府との対話などに応じる気配はみせておらず、政治改革の動きについても「弾圧への批判をかわすポーズに過ぎない」と批判している。

 こうした見方を裏付けるように、政府側は6日から7日にかけ、東部デリゾールやホムスに戦車や装甲車数百台を展開、デモを徹底鎮圧する方針に変わりはないことを鮮明にしている。

 一方、国連の潘基文事務総長は6日、アサド大統領と電話会談し、市民への攻撃の即時停止を要求するとともに、人権侵害に関する調査団の受け入れなどを要請した。

2906チバQ:2011/08/08(月) 23:01:43
>>2632-2634>>2657>>2735-2736
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110808/asi11080822070002-n1.htm
イエメン帰国断念か サレハ大統領
2011.8.8 22:06
 8日付のアラブ紙アッシャルク・アルアウサトは、イエメン大統領宮殿で6月に起きた爆発で負傷したサレハ大統領が米政府当局者の説得を受け、療養先のサウジアラビアからイエメンに帰国しないことを決断したと伝えた。

 だが、サレハ氏率いる与党、国民全体会議(GPC)の当局者は「大統領は帰国する決意だ」と述べ、報道を否定した。

 サレハ氏は7日、サウジの病院から退院した。同紙はサレハ氏の決断の理由として、米政府の圧力のほか、3日に開かれたエジプトのムバラク前大統領の初公判を見たサレハ氏が、同様の扱いを受けることを恐れたためとしている。(共同)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/110807/mds11080711200003-n1.htm
イエメン首相が退院 大統領帰国の見通し立たず
2011.8.7 11:18
 イエメン政府当局筋は6日、大統領宮殿で6月に起きた爆発で負傷、サレハ大統領らと隣国サウジアラビアに移送され、病院で治療を受けていたムジャワル首相が退院したと明らかにした。サウジ政府の施設に滞在しているという。ロイター通信が伝えた。

 同筋は、サレハ大統領も近く退院するとしたが、退院後も当分はサウジ国内にとどまることになると述べ、帰国の見通しは立っていないとの認識を示した。(共同)

2907チバQ:2011/08/08(月) 23:09:42
>>2874
http://www.asahi.com/international/update/0807/TKY201108070315.html
パキスタン「最高の顔」に 初の女性外相、国内外で話題ニューデリーにあるイスラム教の聖廟(せいびょう)を訪れたカル外相=ロイター

 パキスタンで女性初の外相に最年少で就任したヒナ・ラバニ・カル外相(33)が国内外で話題だ。先月のインドでの外相会談の際にはファッションや美貌(びぼう)にインドメディアの関心が集中。国内ではその手腕を疑問視する声もあるが、パキスタンのイメージ改善につながるとの期待も高い。

 先月26日にニューデリーに降り立つやいなや、カル氏をめぐるインドの報道は過熱。英字紙タイムズ・オブ・インディアは「パキスタンは最高の顔を据えてきた」と評した。カル氏が持っていたエルメスの高級バッグ「バーキン」やサングラスといったアイテムはネット上でも話題になった。

 政治家を父に持つカル氏は2002年に地盤を受け継いで国会議員に初当選。今年2月に副大臣級の外務担当相に就いた。同月にクレシ前外相がザルダリ大統領と対立して事実上更迭されて以降5カ月間不在だった外相ポストに先月19日、昇格する形で就任した。

2908チバQ:2011/08/08(月) 23:12:02
>>2904
http://www.asahi.com/international/update/0808/TKY201108080142.html
グルジア紛争3年、犠牲者を追悼 南オセチア
 旧ソ連グルジアからの独立を主張する南オセチアをグルジア軍が総攻撃し、ロシアが軍事介入したグルジア紛争から3年。南オセチアの中心都市ツヒンバリでは7日、グルジア軍が総攻撃を仕掛けた午後11時35分に合わせて犠牲者の追悼行事が始まり、教会前の広場に数千人が集まった。

 インタファクス通信によると、南オセチアのココイトイ大統領は、攻撃を仕掛けた親米グルジアのサアカシュビリ大統領はハーグの国際司法裁判所で人道に対する罪で裁かれるべきだと主張。コソボなどの独立を欧米が認めていることを念頭に「もし欧米がダブルスタンダード(二重基準)をとらないなら、サアカシュビリ大統領はハーグで裁かれたバルカン諸国の犯罪者と同様に服役すべきだ」と述べた。

 ロシア外務省によると、南オセチアでは軍事攻撃で民間人ら約1600人が犠牲となり、3万人以上が難民化した。ロシアはグルジア紛争後、南オセチアとアブハジア自治共和国のグルジアからの独立を承認し、グルジア軍の再攻撃を予防する名目で両地域にロシア軍を駐留させている。(モスクワ=副島英樹)

2909チバQ:2011/08/08(月) 23:31:08
>>2884
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110807-00000010-cnn-int
警官や検察官計47人が一斉に辞職、麻薬戦争のメキシコ
CNN.co.jp 8月7日(日)14時42分配信

(CNN) 国営メキシコ通信は7日までに、同国北部のチワワ州アセンシオン町で警官26人が一斉に辞職したと報じた。これを受け、連邦や州警察、陸軍兵士が町の治安維持の任務を引き継ぐことになった。

ロヤ町長は、4日の大量辞職は各警官が自らの安全確保に懸念を抱いたことが原因だと述べた。辞任した警官の一部には麻薬密輸組織と結託していた疑いがあるという。

チワワ州は米国国境と接し、アセンシオン町は米テキサス州エルパソから南西へ約161キロ離れている。

メキシコでは今月初旬、各州に配属される連邦検察官少なくとも21人が4日間内に一斉に辞任したとも発表されていた。同国の州、連邦区のうち65%の地域で検察トップが不在となる異例の事態となっていた。連邦検察庁はいずれも自発的な辞任と説明したが詳しい理由は明らかにしていなかった。

連邦検察庁では組織の綱紀粛正が進められており、追放される職員も出ている。モラレス連邦検察庁長官は先月、警官や捜査員140人の解任を発表し、別の280人以上の適性資格を調べているとも述べていた。辞めた検察官21人は捜査対象になっていなかった。

メキシコでは現在、重要な内政課題とする、麻薬カルテルを根絶する「麻薬戦争」が起きており、連邦検察庁はその最前線に立っている。麻薬組織による治安要員や政治家らへの報復攻撃も絶えず、銃撃戦などに巻き込まれ死亡する住民も増加の一途となっている。一方で麻薬組織と政財界、司法や治安当局との癒着も指摘されている。

2910チバQ:2011/08/08(月) 23:47:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110808/erp11080820100001-n1.htm
【欧州債務危機】
“台風の目”はイタリア
2011.8.8 20:08 (1/2ページ)
 【ロンドン=木村正人】未曽有の金融危機を引き起こした3年前の悪夢が再現するのか。欧米に拡大する債務危機の“台風の目”は、先進7カ国(G7)の一角であるイタリアだ。危機対処能力が問われるベルルスコーニ首相は、未成年者買春疑惑で求心力を失い、他の欧州首脳らが「8月ののろい」を払拭(ふっしょく)しようと奔走する中、どこ吹く風で海辺の夏を楽しんでいるという。

 イタリアの政府債務残高が国内総生産(GDP)比で120%に達し、欧州単一通貨ユーロ(17カ国)圏ではギリシャに次いで2番目に多い。イタリアの10年債利回りが一時6.2%を突破し、同首相は5日、財政赤字の解消時期を2014年から1年前倒しすると表明。憲法を改正し、均衡財政を義務化する規定を盛り込む考えも示した。

 メルケル独首相とサルコジ仏大統領は7日夜、共同声明を発表し、「発表した事項を速く実行に移すことが不可欠だ」と要求した。

 8日付の英紙フィナンシャル・タイムズは「ベルルスコーニ首相は長女の45歳の誕生日を祝うため、サルデーニャ島の海岸リゾートの豪華別荘に行った」と伝え、「しかし、彼の不在はほとんど問題にならないと批評家はみている」と揶揄(やゆ)した。同国の経済・財政政策はユーロ圏と米国の手中に委ねられ、「同首相は他者の操り人形」との見方が強まっているためだ。

 経済規模でユーロ圏3位のイタリアは国内貯蓄率が高く、国債購入者も国内投資家が多いため、ギリシャなど債務危機の国とは事情が異なるとみられていた。

 しかし、ギリシャ国債の格付けが一部デフォルト(債務不履行)扱いとなり、2008年9月の米リーマン・ブラザーズ破綻(はたん)前との酷似性を指摘する声が市場に広がり、政治不信と10年以上の低成長が続くイタリアに市場の標的は移りつつある。

 これまで3回首相職に就いているベルルスコーニ首相は未成年者買春疑惑で支持率が過去最低の29%に下落。出身地の北部ミラノ市長選で与党現職候補が敗れ、原発再開の是非を問う国民投票でも反対票が9割を超えて再開断念に追い込まれた。7月には次期総選挙への不出馬を表明した。

 しかも同首相は、財政再建を指揮するトレモンティ経済・財務相を「自分だけが頭が良いと思ってチームプレーができない」と批判し、市場を混乱させた。

 ユーロ圏はスペインを救済できるよう「欧州金融安定化基金」の融資枠を今年秋までに2500億ユーロから4400億ユーロに引き上げる方針だが、それだけではイタリアを破綻から救済できない。「リーマン・ショック」の第2幕を恐れる他の主要国は、イタリアの政治的指導力の欠如に危機感を募らせている。

2911チバQ:2011/08/09(火) 22:46:28
http://www.asahi.com/international/update/0809/TKY201108090131.html
2011年8月9日12時15分

ロンドン暴動、各地に拡大 五輪競技場近くでも略奪関連トピックスソニーオリンピックロンドン南部で8日、炎を上げて燃える建物の前に立つ警察官=AP

 警察官による黒人射殺事件に端を発した若者による暴動が8日、ロンドン市内各地に拡大。ロンドン五輪のメーン競技場に近い東部ハックニーなどで店舗の略奪や車への放火が起きたほか、英中部のバーミンガムやリバプールでも店が壊された。五輪開催まで1年を切っており、治安への懸念が高まるのは必至だ。

 五輪メーン競技場から2.5キロのハックニーでは8日夕、フードで顔を隠した数百人が集結。店やトラックを壊して商品を略奪したり、バスや警察車両などに放火したりした。南部ブリクストンやペッカムなどでも放火や略奪があり、路上の車への放火はロンドン市内全域で起きている模様だ。BBCによると、9日未明には市北部のソニーの倉庫から出火した。

 ロンドン北部トットナムで警察官に29歳の黒人男性が射殺され、警察への抗議活動が6日に暴徒化。これを発端に暴動は近隣地区に波及し、7日夜には百貨店やブランド店が集まる都心の商店街でも約50人が店舗などに投石した。

2912チバQ:2011/08/09(火) 22:57:59
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110809-OYT1T01091.htm
英暴動、破壊と略奪目的…政治性うかがえず

 【ロンドン=鶴原徹也】英国で野火のように広がった暴動は、英国を揺るがした1980年代の一連の暴動と類似点もあるが、本質は異なる。


 80年代の暴動が警察による人種差別に対する地域社会の反抗という政治性を帯びていたのに反して、今回の暴動には政治性がうかがえず、破壊と略奪を目的としているようだ。

 今回の暴動の発端となった貧困地区トッテナムなど、暴動が起きた地域の多くは、80年代に暴動が起きた地域でもある。黒人を含む移民やその子孫が多く住む貧困地域で、失業率は全英平均の7・9%や22%近い若者失業率をさらに上回るとみられる。

 だが、80年代は暴動の起きた地域ごとに警官による住民虐待事件が発生するなど、それぞれに具体的な原因があった。また、暴動は数千人規模に拡大し、人種差別を対立軸とした「警察対地域社会」という敵対構図が鮮明だった。

 今回、トッテナム暴動の遠因は警官による黒人男性射殺事件だが、大半の地域住民はむしろ、主に黒人らが加担する銃の密売を警察が取り締まることに協力している。ザ・タイムズ紙(9日付)は「警察と地域社会の戦いは起きていない」と指摘する。しかも、暴動が瞬く間に飛び火した地域では引き金となる具体的な事件は起きていない。暴動の規模は数百人と小規模だ。

(2011年8月9日22時41分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110809-OYT1T00969.htm
英暴動拡大、ロンドン勤務全警官の休暇取り消し

【ロンドン=大内佐紀】英国の首都ロンドン周辺で始まった暴動は、9日未明にはリバプールなど他の主要4都市にも飛び火し、英社会を揺るがしている。


 暴徒の大半は低所得層の10代の少年だ。略奪の横行と放火が4日目に入る中、対応が後手に回る政府と警察に国民の批判が集まっている。

 夏休みを切り上げてイタリアから帰国したキャメロン首相は9日午前、緊急閣議を開いた。閣議後、首相は記者団に「秩序回復のため、あらゆる手段を講じる。

 犯罪に関与した者を探し出し、厳罰に処す」と述べ、ロンドンで勤務する全警官の休暇を取り消し、警備にあたる要員を6000人から一気に1万6000人に増やす方針を示した。

 暴動の発端はロンドン北部トッテナム地区で4日夜、無職の黒人男性マーク・ダガン氏(29)が警官に射殺された事件だ。

 遺族が6日夜、死亡時の状況説明を求めて同地区の警察署を訪れたところ、群集が集まり略奪と放火に発展した。警察は同氏がジャマイカ系ギャング集団に所属し、麻薬や銃取引に関与していたとみているが、家族は全面否定し、「人種差別だ」と猛反発している。

(2011年8月9日21時08分 読売新聞)

2913チバQ:2011/08/09(火) 23:00:39
>>2764>>2902
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110809/asi11080921340002-n1.htm
インド次期首相調査 「ネール・ガンジー王朝」ラフル氏、初のトップ
2011.8.9 21:34 (1/3ページ)
 【ニューデリー=田北真樹子】インドの「ネール・ガンジー王朝」の後継者で、政界きっての“サラブレッド”として知られる最大与党、国民会議派のラフル・ガンジー幹事長(41)への首相待望論が高まっている。清廉なイメージで国民の人気を集めてきたシン首相(78)が、汚職事件をめぐり指導力を発揮できずに支持率を落とし、次世代リーダーのラフル氏に期待が集まっている格好だ。

 ただ、ラフル氏の政治的手腕は未知数。国内最多の有権者を抱え、来年春にも実施される北部ウッタルプラデシュ州議会選で会議派に勝利をもたらすことが、次期首相就任の必須条件となる。

 インドメディアが8日発表した、シンクタンクの世論調査(約2万人対象)結果によると、次期首相としてラフル氏の名前を挙げた人は19%に上り、前回調査(2009年)の約3倍増。初めて、シン首相と、母親で会議派を率いるソニア・ガンジー総裁(64)を抜いて次期首相候補のトップに立った。シン首相、ソニア・ガンジー総裁はともに10%で2位だった。

 この結果についてインド紙ヒンズーは、「ラフル氏が突然、首相候補のトップに躍り出たことは重要で、インド近現代政治史における転換点とさえいえるだろう」と指摘した。

 ラフル氏に関しては、シン首相も後継者と位置づけているほか、会議派重鎮からも同様の声が相次いでいる。また、米国で手術・療養に専念するソニア氏に代わって先週、ラフル氏が党務を担当することになり、事実上、会議派ナンバー2に浮上した。

 党内では、ラフル氏が党勢を失った会議派復活の原動力になるとの期待が強い。実際、ラフル氏のてこ入れで学生・青年層の党員数が急増。インドの人口12億人の57%は15歳から59歳で、41歳のラフル氏ならこの世代にアピールできるとの読みがある。

 党内の一部には、来年夏にも大統領の交代がありうることから、次期大統領にシン首相を推し、ラフル氏をシン氏の後任の首相にすえるシナリオが浮上している。だが、14年までに実施しなければならない総選挙を控え、選挙管理内閣の首相としてラフル氏のパフォーマンスが悪ければ、本格内閣の可能性が絶たれることから慎重な見方も強い。

 肝心のラフル氏は首相ポストへの意欲をまだあらわにしていない。7月には学生との会合で「首相になることを考えたこともない」と発言したとされる。だが、会議派筋は「シン政権のように連立を組む政党から揺さぶられないようにするため、次期総選挙で安定多数を確保した環境での首相就任を望んでいるのではないか」とみている。

 とはいえ、ラフル氏の首相就任には前提がある。来年春にも行われるウッタルプラデシュ州議会選で会議派が勝利することだ。

 マンモス選挙区である同州議会選は、次期総選挙の趨勢(すうせい)を占う重要な選挙。同州は「ネール・ガンジー王朝」の地盤でもあるが、現在は低カースト出身のマヤワティ氏率いる大衆社会党(BSP)が支配する。

 現在、同州で選挙運動の先頭に立つラフル氏がBSPから州議会を奪還できれば、次期首相候補としてお墨付きを得ることができる。インド人記者も「ラフル氏が党の勝利を導けば、問題なく次期首相の要件を満たす」と指摘するが、マヤワティ氏の支持率は高く、予断を許さない。

     ◇

 ネール・ガンジー王朝

 インド独立後、初代首相を務めたジャワハルラル・ネールの子孫(長女インディラ・ガンジーと孫ラジブ・ガンジー)が首相職を歴任したことから名付けられた。ラフル・ガンジーはひ孫に当たり、ラフルが首相になれば4世代連続で首相を輩出することになる。ガンジーと呼ばれるのは、インディラの夫がガンジー姓だったため。独立の父、マハトマ・ガンジーとは血縁関係にない。(呼称略)

2914チバQ:2011/08/09(火) 23:01:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110809/mds11080907480002-n1.htm
人災化するソマリアの飢饉
2011.8.9 07:47 (1/2ページ)
 過去60年で最悪とされる干魃(かんばつ)に見舞われたソマリアの食糧危機が、人災の様相を呈しつつある。国土の多くを実効支配するイスラム過激派組織「アッシャバーブ」が、「外国援助団体は社会を混乱させようとしている」と主張し、支援活動をかたくなに拒否しているためだ。長年にわたり無政府状態が続くソマリアでは、彼らとの合意抜きでの救援活動は事実上不可能で、事態は解決の糸口すらつかめていない。

 国連は7月、内戦状態が続くソマリア南部の2地域が干魃や戦闘の影響で飢饉(ききん)に見舞われていると宣言し、国際社会に緊急援助を求めた。ソマリアではここ数カ月で数万人が栄養失調で死亡し、さらに数万人が犠牲になる恐れがあるという。

 しかし海外からの援助に対し、ソマリア中南部を主な拠点とするアッシャバーブは「援助団体はソマリアのイスラム社会を弱体化させるという意図を隠し持っている」と主張し、輸送経路を遮断するなど活動を妨害している。

 アッシャバーブは、政府の転覆と厳格なイスラム教の教義をソマリアに根付かせることを目的とし、支配地域の自治やテロ活動などを行っている。海外からの文化の流入などを極端に嫌い、2008年から2年間で42人もの援助団体関係者らを殺害した経緯がある。

 アッシャバーブは今回の危機に対し、いったんは支援を受け入れる姿勢を見せたが、後に撤回した。ロイター通信傘下の災害専門ニュースサイトアラートネットによると、この組織はソマリア人だけでなく外国からの“聖戦士”らも参加、「分裂した状態」にあるため、意思の統一がなされていないのだという。そのため、仮に援助団体の活動が認められても現地のリーダーがそれに同意する保証がないのが現状だ。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(7月29日付、電子版)は、「干魃は必ずしも飢饉を意味しない。(ソマリアの)飢饉を引き起こしているのは政情不安だ」との専門家の分析を紹介し、飢饉が人的要因により引き起こされていると主張した。飢饉は8月には首都モガディシオでも発生するなど、悪化の一途をたどっているが、事態を打開する有力な手だてはなく、状況は深刻さを増している。

2915チバQ:2011/08/09(火) 23:02:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110809/mds11080909520007-n1.htm
リビア反体制派、再組閣へ 軍司令官殺害で
2011.8.9 09:50
 リビア反体制派「国民評議会」の報道官は8日、同評議会のオベイディ軍最高司令官が7月に射殺された事件をめぐり、アブドルジャリル議長が評議会の内閣に当たる幹部らを更迭したと明らかにした。フランス公共ラジオなどが伝えた。

 対外関係を担当し、暫定首相への指名が決まっているジェブリル氏が残留し「再組閣」を進める。オベイディ氏の殺害事件により、評議会内部に不和が生じていると指摘されており、刷新を図る狙いとみられる。

 オベイディ氏は2月の大規模デモを受けカダフィ政権から離反、反体制派の軍最高司令官に任命されたが、7月、親族がカダフィ政権と関係を保っているとの疑惑が浮上。尋問のため連行された際、反体制派の民兵部隊員が射殺したとされる。(共同)

2916チバQ:2011/08/09(火) 23:03:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110808-00000144-jij-int
クウェート、バーレーンも大使召還=シリア批判が拡大―アラブ諸国
時事通信 8月8日(月)22時22分配信

 【エルサレム時事】クウェートとバーレーンは8日、反体制派デモの弾圧を続けるシリア政府に抗議し、駐シリア大使の召還を決めた。AFP通信が伝えた。クウェートのムハンマド外相は「軍事オプションを中止しなければならない」と訴えた。湾岸協力会議(GCC)の外相会合を近く開催し、シリア問題を協議するという。
 シリアの武力弾圧をめぐっては、サウジアラビアも大使を召還したほか、イスラム教スンニ派の最高権威機関アズハル(カイロ)が8日、シリアのアサド政権に「流血の事態」を終結させるよう求める声明を出した。アラブ諸国の多くはこれまでシリア情勢に対し慎重な姿勢を取ってきたが、スンニ派の盟主サウジなどが批判姿勢に転じたことで、今後はアラブ諸国からの対シリア圧力が高まりそうだ。

2917チバQ:2011/08/09(火) 23:10:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110809/erp11080921200011-n1.htm
ニートの若者暴徒化 過当競争・景気低迷…根深い病巣
2011.8.9 21:17 (1/3ページ)

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英国暴動で燃えたロンドン南部のソニーの現地法人倉庫(ロイター)
 【ロンドン=木村正人】警官による黒人男性の射殺事件が発火点となり、ロンドンや英国第2の都市バーミンガムは無法の街と化した。学校に行かず、仕事にもつかない「ニート」の若者が暴徒化し、放火や略奪を繰り返す。警察はなすすべを失い、法と秩序は一時失われた。グローバル化による過当競争、景気低迷で英国社会から疎外された若者の欲求不満が爆発した格好だ。英国が抱える病巣は想像していた以上に根深い。

 4日、ロンドン北部トットナムで、薬物密売を捜査中の警察が29歳の黒人男性を射殺。警察は当初、男性が短銃で先に発砲したと説明したが、納得できない家族や友人ら200人が6日、抗議デモを行ったのが暴動の発端となった。

 トットナムは1985年にも、警察の捜索中に黒人女性が突然死した事故を発端に暴動が発生。その際、警官が群衆に刺殺される事件が起きるなど反警察感情が強い地域ではあるが、今回の暴動は、黒人社会と白人中心の警察の対立だけでは説明できない。

 白人、黒人を問わず、フードをかぶった若者たちが携帯電話やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で示し合わせ、衣服やパソコンなどの量販店にとどまらず、スーパーやソニーの倉庫を襲撃し、略奪を繰り広げた。

 今回の若者の暴走を読み解く一つのカギは、ニートの拡大にある。

 「ニート」という言葉は99年、英政府報告書で初めて使われた。就学も就業もせず、職業訓練も受けない若者を指す。英教育省によると、昨年第4四半期のニートは16〜24歳人口の15・6%。2007年同期の13・1%から急増した。金融・経済危機の後遺症で英国では景気が低迷し、あるシンクタンクは今後5年間で同世代の失業者は120万人になると予測する。

 以前、ロンドンの職業訓練所でニートの若者を取材した際、「建設現場で働こうとしても、技術を持ったベテランがいて仕事がもらえない」と10代後半の若者は不満をぶちまけていた。

 欧州連合(EU)拡大で東欧から勤勉な労働者が流入。就学・就業意欲に乏しい若者ははじき出され、疎外感を強めている。

 観光客でにぎわうロンドン中心部と、低所得者層の居住地域の格差は目を覆うばかりだ。

 金融・経済危機で悪化した財政を立て直すため、キャメロン首相は失業給付など社会保障を含めた歳出削減に着手。社会環境が厳しくなる中、鬱積した若者の疎外感が黒人男性射殺事件を引き金に爆発した。リビングストン前ロンドン市長は英メディアに対し、「彼らが行っているのは犯罪だ。だが、彼らは疎外感を募らせ、誰かに気にとめてもらいたいのだ」と話す。

 サッチャー首相時代の炭坑スト(1984〜85年)などによる暴動は、高失業率、インフレという英国病を新自由主義経済の導入で克服する“生みの苦しみ”だった。しかし今回の暴動は2008年の金融危機後、低成長と財政不足に苦しむ先進国で、将来に希望が持てない若者が急増していることを浮き彫りにした。

 ロンドンでは来年7月に五輪を控えており、キャメロン首相は財政再建と景気回復に加え、英国の将来を担う若者対策と社会不安の拡大防止という難題を背負い込むことになった。

2918チバQ:2011/08/14(日) 18:15:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110814-00000022-mai-int
<英国>暴動に強硬姿勢か、ソフトな対応か
毎日新聞 8月14日(日)16時29分配信

 警官による黒人男性射殺に端を発した英国の暴動。ロンドン市内全域に暴動が急拡大した8日夜の事態を伝える英各紙の見出しは衝撃的だった。「警察が街を明け渡し、暴徒が支配」(タイムズ紙)「無秩序のまん延」(デーリー・メール紙)など、その批判は「警察の失敗」に向けられた。

 各地で「警官の数が十分でなく、彼らは何もしなかった」などの不満が噴出。英警察は通常、暴徒を直接攻撃せず「封じ込める」作戦をとっており、これが住民には「傍観」と映ったようだ。プラスチック弾などの使用も検討されたが、警察は9日になっても「いかなる戦術も十分に検討されねばならない」(ロンドン警視庁幹部)と慎重な姿勢を崩さなかった。拳銃を携行しないことで知られる英警察には「地域社会の協力に基づく警察活動」という伝統的にソフトな姿勢があり、「行き過ぎた対応」に常に厳しい批判がつきまとうことが背景にある。

 例えば80〜90年代に起きた黒人らの反警察暴動では、警察の「組織的な人種差別体質」が批判された。警官には不審者を呼びとめ、所持品検査をする権限が認められているが、黒人は白人に比べてその対象になる可能性が6倍とされる。警察と黒人コミュニティーには常に緊張があり、警官の対応が人種問題をあおりやすい土壌がある。また、09年のロンドンでの主要20カ国・地域(G20)サミットのデモ隊対応で、警官が男性1人を死なせたとして故殺(計画性のない殺人)罪に問われ、警備が強硬過ぎると批判された。

 キャメロン首相は、不審者らに覆面を外させる命令など、より強い権限を警察に与える方針を示したが、こうした対応には人種差別問題をあおり、逆に暴動の土壌を醸成しかねない危うさがある。

 英・ロンドン研究所のロジャーズ所長は「1年後のロンドン五輪に向け、政府と警察は治安を掌握していることを国際社会に証明しなければならない」と話すが、英当局はジレンマを抱えながらの対応を迫られそうだ。

2919チバQ:2011/08/14(日) 18:15:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110814-00000021-mai-int
<英国>若者たち、大義なき暴動
毎日新聞 8月14日(日)16時25分配信

 警官による黒人男性射殺に端を発した英国の暴動は13日、発生から1週間が経過し、ひとまず沈静化した。ロンドンを中心に約1600人の若者らが逮捕され、過去数十年間で最悪の事態となった暴動は、英社会に深い傷痕を残した。若者らはなぜ略奪、放火に走り、警察はなぜ有効に対処できなかったのか。背景を探った。【ロンドン笠原敏彦】

 ◇人種、階層バラバラ 共通項は閉塞感

 「異なる(背景の)若者らが同じ行動を取るという新たな難題に直面している」。キャメロン英首相は11日の臨時議会で、事態を「新たなタイプの暴動」と位置づけた。今回の暴動は、英国が過去に経験した政治的不満や人種差別などを背景にした暴動とは異なり、動機や目的が不明瞭な「大義なき暴動」とも呼ばれている。

 暴動が沈静化し、英メディアは「どんな若者が暴徒だったのか」と自問している。逮捕されて裁判所に出廷した容疑者らは、裕福な女子大生やグラフィックデザイナー、小学校の補助教員、11歳の少年など人種も含めて一般化が難しいからだ。

 暴動の中身は大別して、略奪▽放火などの破壊行為▽警察への攻撃−−に3分類される。発端は、黒人男性射殺に対するロンドン北部での6日の抗議デモの暴徒化だったが、事態への警察のソフトな対応を見た若者らが簡易ブログ「ツイッター」などのソーシャルメディアでつながり、暴動が模倣犯的に拡大していった。その大半は略奪で、象徴的なのはスーパーからワイン1本を盗んで逃げる少年や、盗んだ衣類の「サイズを間違えた」と店に戻った若者らの姿だ。盗品は日用品が中心で、途上国型の略奪に近い。暴動に火をつけたロンドン北部トットナム地区や東部ハックニー地区などは失業者や貧困層の多い地域だけに、先進国・英国の中の「途上国」の反乱とも言える。

 英・社会正義研究所のプール所長は「彼らは希望を持てず、失うものは何もないと感じている」と指摘する。キャメロン首相らは暴徒を犯罪者と断罪するが、暴動を生んだ全体状況として、社会階層の上昇の機会から取り残された若者らの閉塞(へいそく)感、失業、経済格差の拡大などの問題があるのは間違いない。

 問題の根深さを示すのは、一般社会から断絶した若者らの不満を背景に広がるギャング(暴力的犯罪集団)文化だ。ロンドン警視庁の07年調査では、市内に250を超えるギャング組織が存在するといい、今回の暴動拡大でもギャング組織が中核的な役割を果たしたとの指摘もある。

 また「新たなタイプの暴動」で目を引くのは、事態の展開の速さだ。暴動は中部バーミンガムなど各地に野火のように広がったが、ほぼ4日間で収束。ネットを介した「非政治的な暴動」は熱しやすく、さめやすいようだ。

 ◇英国での主な暴動

80年 4月 ブリストルで警察の家宅捜索をきっかけに暴動

81年 4月 ロンドンで警官による黒人迫害を機に暴動

81年 7月 リバプールで収監中の青年が虐待されたとして暴動

85年10月 ロンドン・トットナム地区で若者たちと警官が衝突

90年 3月 ロンドンで人頭税反対を訴えるデモが暴徒化

99年 6月 ロンドンで反資本主義デモが機動隊と衝突

01年 5月 メーデーに反資本主義者たちが暴徒化

09年 4月 ロンドンでG20サミットに抗議する若者らが機動隊と衝突

10年11月 ロンドンで大学学費値上げに反対するデモの一部が暴徒化

11年 8月 ロンドンの大規模暴動がバーミンガムなどに拡大

2920チバQ:2011/08/14(日) 18:19:11
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2819881/7634581?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
暴動の再燃を警戒、強硬な世論も台頭 英国
2011年08月13日 20:07 発信地:ロンドン/英国
【8月13日 AFP】英国各地に広がり、これまでに死者5人が出ている暴動がこの週末に再燃することを英当局は警戒している。

 今週、首都ロンドン(London)の警察官は通常の2倍以上の1万6000人に増やされた。テリーザ・メイ(Theresa May)内相は、この週末にも暴動が起きる可能性はあり、追って発表するまでこの警戒態勢を続けると述べている。

 前週6日にロンドン北部トッテナム(Tottenham)で始まった暴動は、バーミンガム(Birmingham)やマンチェスター(Manchester)、リバプール(Liverpool)、ノッティンガム(Nottingham)といった大都市を含む英各地に飛び火し、4夜に渡って続いたが、その後は沈静化して3日が経過した。

 暴動や放火、略奪などの容疑で、これまでに全国で1600人が逮捕されている。イングランドですでに裁判所に出廷したのは796人で、そのうち122人が18歳未満だという。立件された容疑者の3分の2が再勾留されている。ロンドン警視庁の逮捕者数は1144人で、うち693人が起訴された。

■暴徒に強硬な世論が台頭

 英国では、今回の暴動に関連して有罪となった場合には、国からの福祉提供を取りやめ、公営住宅に住んでいる場合は立ち退かせるべきだという意見に同調する世論が強まっている。

 オンライン調査会社ComResが10〜11日に、英紙インディペンデント(Independent)のために成人2008人を対象に行った世論調査によると、財政再建のために削減された警察予算を元に戻すべきだと考える人が71%、暴動に関連する違法行為に対しては、微罪でも自動的に実刑判決を下すようにすべきだと考える人が78%に上った。

 また、暴動を初期の段階で封じ込めるリーダーシップがデービッド・キャメロン(David Cameron)首相に欠けていたと考える人は54%と半数以上に上った。

■政治家と警察が批判の応酬

 暴動再燃の懸念が消えない中、政治家と警察当局の間で責任のなすり合いがエスカレートしている。最初の暴動が起きた際の警察の対応が慎重すぎたために暴動の拡大を招いたと批判する政治家たちに対し、警察幹部は珍しく公然と反発し、前年からの緊縮財政の一環として警察予算が削減された点を非難している。

 英首相官邸の発表によるとキャメロン首相は、ギャング取り締まりの経験がある米ニューヨーク(New York)市警の元本部長ビル・ブラットン(Bill Bratton)氏に、英警察への助言を依頼しているという。

 サッカーのイングランド・プレミアリーグは13日に開幕するが、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)対エバートン(Everton)の試合は安全確保ができていないとの理由で延期された。(c)AFP/Robin Millard

2921チバQ:2011/08/14(日) 18:21:34
http://www.asahi.com/international/update/0812/TKY201108120551.html
英暴動、首相の対策に批判 軍に支援任務・ネット規制
 英国で広がった暴動をキャメロン政権が力で押さえ込む方針を表明した。鎮圧や拡大防止のため軍の支援を仰いだり、ネットを規制したりする考えにも言及。だが、こうした「こわもて」策には人権上の懸念や「緊縮財政の見直しこそ先決」との声が上がる。

 キャメロン首相は11日に臨時招集した議会で、顔を隠すフードを脱がせる権限を警察官に与えるほか、暴動参加者を公共住宅から退去させる措置を公表。軍を直接動員することは否定したが、警察が暴動対策に専念できるよう支援任務に当たらせる考えを示した。

 またソーシャル(交流)メディアやスマートフォンのメッセージ機能が暴動を拡大させたとして、これらのサービスを一時中止することを業界などと協議していることも明らかにした。

 だが、野党の労働党や与党・保守党のジョンソン・ロンドン市長は「警察官が市民の目に見えるところにいることが治安維持に欠かせない」とし、まず政権が進める警察を含む一律2割の財政削減を見直すよう要求。ネット規制にも「表現の自由を侵害する」との懸念のほか、「海外にサーバーがあれば無意味」との指摘も出ている。

2922チバQ:2011/08/14(日) 18:25:18
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110814/t10014896971000.html
リビア 首都包囲網狭まる
8月14日 5時34分
戦闘の続くリビアで、反政府勢力が新たに首都トリポリ周辺の2つの町を掌握し首都の包囲網を狭めており、カダフィ政権との間の緊張は一段と高まっています。

リビアでは、カダフィ政権と反政府勢力が激しい戦闘を続ける一方、NATO=北大西洋条約機構が主導する多国籍軍も政権の中枢を狙って空爆を続けていますが、戦況はこう着した状態となってきました。こうしたなか、反政府勢力によりますと、首都トリポリの西およそ60キロにある町と、トリポリの南およそ80キロにある町の2つの町を13日までに掌握したとしています。反政府勢力は、トリポリの東側でもNATOの支援を受けながらカダフィ政権側と戦闘を続けており、三方向から首都の包囲網を狭めています。反政府勢力は、トリポリの周辺の町を掌握することで首都を孤立させ、確保することを目指していますが、トリポリにはカダフィ政権に忠誠を誓い、徹底抗戦を訴える精鋭部隊が多く残っているとみられ、カダフィ政権との間の緊張は一段と高まっています。

2923チバQ:2011/08/14(日) 18:27:42
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2819819/7631680?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
ソマリアでコレラ流行の恐れ、資金不足で食糧援助も制約 「アフリカの角」飢餓
2011年08月13日 17:37 発信地:ジュネーブ/スイス
【8月13日 AFP】世界保健機関(WHO)は12日、国内の数か所が飢餓状態にあると国連(UN)が宣言したソマリアで、コレラが流行する恐れがあると警告した。

 ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)の病院では、今年これまでに少なくとも181人がコレラで死亡している。同国南部から干ばつを逃れてきた数千人がモガディシオの避難民キャンプに入っており、コレラ感染の急速な拡大が懸念されている。

 公衆衛生に関するWHOのアドバイザー、ミシェル・ヤオ(Michel Yao)氏は報道陣に「ここでのコレラの感染源だが、水と衛生状態に問題があるということだ。避難民キャンプの人が増えていることを考えると感染が拡大する可能性があり、それを恐れている」と語った。

 タリク・ヤシャレヴィチ(Tarik Jasarevic)WHO報道官は、「コレラ感染は誰にでもリスクはあるが、特に現在のモガディシオは感染拡大の条件が揃っている」と警告している。今年に入りモガディシオにあるひとつの病院で報告された急性の水様性下痢の症例は4272件で、うち181件が患者の死亡につながった。また死者の半数は2歳未満の乳幼児だった。

■資金不足で援助の食糧を減らす

 国連はまた、資金不足によりアフリカの飢餓地帯への人道的支援に制約が出始めていることを明らかにした。国連人道問題調整事務所(UN Office for the Coordination of Humanitarian Affairs、OCHA)の報道官によると、資金不足や配給の難しさから、食糧援助の対象となっているエチオピアの456万人の約半数が、本来の量より少ない食糧しか受け取っていないという。

 国連の最新の統計によると、「アフリカの角(Horn of Africa)」と呼ばれるアフリカ大陸北東部で飢餓状態にある1240万人への人道的支援として24億ドル(約1840億円)が要請されているが、実際に集まった援助額は48%にすぎない。OCHA報道官は「資金が必要だ」と訴えている。(c)AFP

2924チバQ:2011/08/14(日) 18:29:20
http://www.asahi.com/international/update/0813/TKY201108130423.html
ソマリアでコレラ拡大 首都の病院、深刻な下痢患者多数
 深刻な干ばつのために飢饉(ききん)が発生しているソマリアで、コレラが拡大していると、世界保健機関(WHO)が12日明らかにした。

 AP通信などによると、首都モガディシオのバナディル母子病院で今年、4272人の深刻な下痢患者が確認されており、うち181人が死亡した。大半は5歳以下の子どもだという。

 これらの症例の中から、WHOが無作為に選んだ30人を調べると、18人がコレラに感染していた。水不足のせいで汚い水を飲んだり、劣悪な衛生環境の中で暮らさざるを得なかったりしたことが原因とみられる。

http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201108110077.html?ref=reca
首都撤退の過激派が弱体化、資金不足も要因=国連ソマリア特使2011年8月11日

 [国連 10日 ロイター] 国連のソマリア担当特使オーガスティン・マヒガ氏は10日、同国首都モガディシオから撤退したイスラム過激派組織アルシャバブについて、組織再編や「テロ行為」に出る可能性はあるものの、明らかに弱体化していると語った。

 テレビ会議システムを通じてモガディシオから会見したマヒガ氏は、「戦術的な撤退だとみると、彼らは3グループに分かれたと思われる」と指摘。「3グループが南、西、北へそれぞれ向かっている。彼らはまだ移動中で、結束した強さはなくなってきている」と述べた。

 またマヒガ氏は、アルシャバブが首都から撤退した理由について、湾岸諸国や中東地域からの経済支援が滞ったことが要因に挙げられるとした。中東地域などで起きている反政府デモなどの混乱が、同組織への経済支援にマイナスに働いたという。

 ソマリアは1991年にバーレ大統領が反政府武装闘争で追放されて以来、事実上中央政府が存在しておらず、今年に入って干ばつによる飢饉(ききん)も深刻化。支援物資の輸送を妨害してきたアルシャバブの撤退で、人道支援グループによる救援活動の本格化に期待が高まっている。

2925チバQ:2011/08/14(日) 18:30:43
http://www.cnn.co.jp/business/30003683.html
FAOの栄養不良統計、最悪は国民69%該当の旧ザイール
2011.08.14 Sun posted at: 15:32 JST

(CNN) 国連食糧農業機関(FAO)は14日までに、世界の総人口の約13%、少なくとも8億4750万人が栄養不良に陥っているとの最新統計をまとめた。大半がアフリカのサハラ以南、アジアや太平洋諸国の住民。

FAOは栄養不良について、健康的な生活や軽度の身体運動を維持するうえで必要な食事摂取で確保するエネルギー量の最低限レベルを継続的に下回っている状態などと規定している。

世界各国・地域別に見ると、総人口比で栄養不良が最も深刻だったのはアフリカのコンゴ民主共和国(旧ザイール)で69%に当たる約4200万人が該当した。エリトリアとブルンジでも60%を超す住民が栄養不良に襲われ、カリブ海ハイチの57%が続いた。上位10カ国のうち、アフリカが9カ国を占めた。

事実上の無政府状態にあり、大規模な干ばつ被害や飢餓に悩むアフリカ東部ソマリア14 件は今回のFAOの調査対象に入っていない。暫定政府軍とイスラム過激派の交戦が続く中で、信頼出来る統計データが確保出来ないのが理由となっている。

米国を含む先進国も栄養不良の問題を抱える国民が5%以下であることから、調査対象から外れた。

栄養不良の人口で最多はインドの2億3770万人で、総人口比では21%。中国人口の10%に当たる1億3040万人が2番目だった。

2926チバQ:2011/08/14(日) 18:35:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110814-00000065-san-int
ベルリンの壁建設から50年 いまだ消えぬ肯定論
産経新聞 8月14日(日)7時55分配信

 【ロンドン=木村正人】1961年8月、当時の東ドイツがベルリンの壁の建設に着手して13日で50年が経過した。冷戦終結に伴うグローバル化などで金融バブルが崩壊し、欧州はいま債務危機の暗雲に覆われている。金融資本主義への嫌悪感から、ドイツでは共産主義の非人道性の象徴だった「壁」を正当化する声さえあるのが実情だ。英国ではマルクス主義を再評価する風潮への警戒感が強まっている。

 ドイツのメルケル首相やウルフ大統領、ウォーウェライト・ベルリン市長らはこの日、ベルリンの壁の一部が残されているベルナウアー通りで、建設50年記念行事に出席。壁を乗り越え西側へ逃れようとして、警備兵に射殺されるなどした犠牲者を追悼した。壁の建設から崩壊までの28年間で死者は少なくとも136人に上るとみられている。

 ◆悲惨さ理解していない

 旧東ドイツ出身のメルケル首相は「壁が築かれ、親類に会えなくなった」と暗い時代を振り返る。しかし失業率の高止まりが続くベルリンで壁を正当化する声は決して小さくない。

 独世論調査会社がベルリン市民約1千人を対象にアンケートをしたところ、壁建設について3分の1以上が「東独からの難民流入を阻止し、緊張を安定化させるのに必要だった」と肯定的にとらえていた。ウォーウェライト市長は「人々が壁の悲惨さを理解していないとしたら残念だ。壁に関する記念行事は続けるべきだ」と主張している。

 ◆マルクス主義に警鐘

 一方、英大学街ケンブリッジでは、著名な英文芸批評家イーグルトン氏の「マルクスはなぜ正しかったのか」などマルクス関連本が書店に並べられ、マルクスの「資本論」がベストセラー入りする。英BBC放送の調査でも、マルクスは1999年と2005年に「最も偉大な思想家」「最も影響力のある哲学者」にそれぞれ選ばれている。

 前駐ロシア英国大使のトニー・ブレントン氏は「金融危機のさなかにあっても、資本主義はより多くの人の生活を豊かにしている。この25年の間に中国の5億人、インドの4億人が極貧から脱出できた。若い世代は共産主義の結末を知らない。共産主義は独裁を導き、多くの人が粛清された歴史を若い世代に伝えるべきだ」と警鐘を鳴らしている。

【用語解説】ベルリンの壁

 東西冷戦期の1961年8月13日未明、当時の東ドイツ政府が国民の西側への脱出を防ぐため、西ドイツの飛び地だった西ベルリンの周囲に有刺鉄線を敷設。その後、全長約160キロにも及ぶコンクリート製の壁を設置した。しかし80年代後半、東欧で民主化要求の流れが強まるなか、89年11月9日に東独市民が検問所に殺到。警備兵が検問所を開放し、壁は事実上崩壊した。

2927チバQ:2011/08/14(日) 18:37:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110813-00000823-yom-int
パレスチナ、9月20日に国連加盟申請の方針
読売新聞 8月13日(土)23時26分配信

 【エルサレム=加藤賢治】パレスチナ自治政府のマルキ外相は13日、AFP通信に対し、9月20日にパレスチナの国連加盟を申請する方針だと明らかにした。

 9月の国連総会にあわせ、アッバス自治政府議長が国連の潘基文(パンギムン)事務総長に申請書を提出するという。

 国連加盟には安全保障理事会の承認・勧告が必要だが、オバマ米政権は「交渉による和平」を主張、申請しても拒否権を行使する方針をパレスチナ側に伝えている。アッバス議長は、イスラエルとの和平交渉の早期再開は当面望めないと判断し、米国の反対を押し切り、国連加盟申請を決断したとみられる。パレスチナ側は、加盟が失敗しても、国連総会でパレスチナ国家樹立を支持する決議案採択を目指すなど、国際世論の喚起を狙っている。

 ただ、パレスチナ側は、国連加盟を求める姿勢を見せながら、国際社会がイスラエルに交渉再開への圧力を強めることも期待している。中東和平を推進する米国と欧州連合(EU)、ロシア、国連の4者は交渉再開に向けた協議を続けており、同議長も交渉再開の可能性を否定していない。

2928チバQ:2011/08/14(日) 20:34:53
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011081402000036.html
非常事態法 撤廃へ エジプト
2011年8月14日 朝刊

 【カイロ=今村実】エジプトの暫定政府は、ムバラク前政権下で三十年にわたり続いた非常事態法を近く撤廃する方針を決めた。

 一九八一年のサダト大統領(当時)暗殺事件で導入された後、警察が令状なしで身柄を長期間拘束できるなど強権支配や野党弾圧の象徴となっていた。

 十一日付エジプト紙アルアハラムなどによると、アッシルミ副首相は「非常事態の状況を終わらせるため必要な手続きを始める」と明言。大統領権限を一時的に引き継いだ軍最高評議会と調整中で、十一月にも予定される人民議会選までには撤廃される見通しだ。

 同法はムバラク政権時代に事実上の最大野党、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の抑え込みなどに利用されてきた。選挙前に軽微な理由で数百人規模の支持者らを逮捕するなど妨害し、反政府集会の取り締まりにも使った。

 人権団体などは治安当局による拘束中の拷問も指摘し、撤廃を求めてきた。

 だが、人民議会は昨年五月、与党の賛成で二年延長を可決。同法撤廃は一月に始まったデモの主な要求の一つだった。

 アハラム戦略研究所(カイロ)のイマド・ガッド研究員は「令状なしの家宅捜索や、釈放直後に再び逮捕し拘束を長期化させるなど乱用された。軍主導の暫定政府から文民政府に移行すれば、撤廃効果が発揮される」と指摘する。

 中東では四月にシリアのアサド政権が約四十八年間に及んだ非常事態法を解除したが、反政府デモへの武力弾圧を続けている。

2929名無しさん:2011/08/14(日) 21:02:48
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110813-OYT1T00623.htm
経済成長のために祝日減も…イタリア緊縮財政策

 【ローマ=末続哲也】イタリア政府は12日の閣議で2012〜13年に増税と歳出削減で財政赤字を455億ユーロ(約5兆円)減らす追加的な緊縮財政策を決めた。


 これにより2年間で、財政赤字712億ユーロ(2010年)の解消を図る狙いだ。

 伊議会は7月に、14年までに財政赤字の大幅削減を目指す緊縮法案を成立させていたが、今回の追加的政策で1年早い財政均衡を目指す姿勢を示すことで、イタリアに波及した信用不安の払拭を目指す狙いだ。

 新たに打ち出されたのは、増税策としては、13年までの2年間、年間所得9万ユーロ(約980万円)以上の富裕層に対し、「連帯税」の名で新たに5〜10%の所得税を課す。金融取引に伴う利益への課税率も原則として、12・5%から20%へ引き上げる。

 歳出削減策としては、公務員約5万人の削減、年金支給開始年齢引き上げの一部前倒し、地方自治体の統合などを実施する。経済成長を促すため、祝日を減らして労働日数も増やす。

(2011年8月13日20時11分 読売新聞)

2930名無しさん:2011/08/14(日) 21:14:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110814/mds11081420550004-n1.htm
リビア反体制派、首都近郊の要衝を「制圧」 政権に打撃
2011.8.14 20:54

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捕虜を確保する反政府派=13日、ザーウィヤ(AP)
 リビア政府軍と攻防を続ける反体制派は13日、首都トリポリ西方約50キロの西部ザーウィヤで政府軍と激戦を展開し、AP通信によると、反体制派の報道官は「ザーウィヤの大部分を制圧した」と述べた。

 ザーウィヤは周辺に巨大製油所や原油積み出し港がある要衝で、反体制派が2月に制圧したが、3月にカダフィ政権が奪還していた。反体制派が完全制圧すれば、政権には大きな打撃になる。

 中東の衛星テレビ、アルジャジーラは14日、西部の山岳地帯から進軍してきた反体制派民兵がザーウィヤ市内で反体制派の旗を振り祝う姿を放映。ザーウィヤの3分の2を反体制派が制圧していると伝えた。ザーウィヤはチュニジア国境とトリポリを結ぶ幹線道路も通過する。道路を制圧すれば、トリポリへの物資供給路が妨げられることになる。(共同)

2931名無しさん:2011/08/14(日) 21:24:46

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/08/09/kiji/K20110809001382520.html
オーストラリア閣僚の同性愛パートナーが妊娠
 オーストラリアのペニー・ウォン予算・規制緩和相は9日、体外受精により、同性愛の相手である女性パートナーが妊娠したと発表した。

 オーストラリアでは同性同士の結婚は認められていないが、与党の労働党内にも同性婚の合法化を求める声があり、現役閣僚の妊娠発表を機に、法改正に向けた議論が活発化する可能性がある。

 ウォン氏は発表に踏み切った理由について「(閣僚である)自身の立場を踏まえ、国民の関心が高いだろうと判断した」と説明した。(共同)
[ 2011年8月9日 22:45

2932名無しさん:2011/08/14(日) 22:15:58
http://www.asahi.com/international/update/0813/TKY201108130503.html
賛否揺れたベルリン王宮、復元へ 予算計上、寄付も募るベルリン王宮の復元模型

 ベルリン中心部にかつて存在し、東ドイツ時代に壊されたドイツ帝国の王宮が復元されることになった。帝国誕生から敗戦、東西分割というドイツの歴史を映す象徴的な建物で、復元をめぐっては長く議論が続いていたが、統一から20年が過ぎてようやく動き出す。

 シュプレー川が流れ、大聖堂や世界遺産の「博物館島」が並ぶベルリン中心部に6月末、水色の八角形の建物がオープンした。復元されるベルリン王宮や、中に入る博物館の内容をPRし、建設費用の寄付を呼びかける建物だ。

 ドイツ連邦議会予算委員会は7月、王宮復元費用として計5億9千万ユーロ(約645億円)の支出を認めた。本格的な工事は2014年に始まり、19年に完成する予定。外観の大部分はかつての王宮を復元するが、内部には博物館や図書館、大学が入る。「フンボルト・フォーラム」と名付けられる建物の建設にはこの費用だけでは足りず、バロック様式のドーム再建の費用は含まれていない。8千万ユーロを目標に市民から寄付を集めている。

2933チバQ:2011/08/15(月) 12:54:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110815/mds11081510290003-n1.htm
ヨルダン国王に議会強化の憲法改正案
2011.8.15 10:26

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14日、シリア軍戦車、艦艇からの砲撃が伝えられた地中海に面したラティカの町から上がる煙(ロイター)
 ヨルダンのアブドラ国王の諮問を受け、政治改革の具体化を検討していた委員会は14日、議会の権限強化を柱とした42項目の憲法改正案を国王に提出した。国営ペトラ通信などが伝えた。

 改正案は同じ理由で2度下院の解散はできないとしているほか、解散後の4カ月以内の選挙実施も規定。

 国王は議会に1カ月以内の可決を要請。この後、国王の承認を経て改正が発効する。

 ヨルダンは立憲君主制で国王が強大な権限を持つ。アラブ諸国での民主化運動「アラブの春」の影響で、ヨルダンでも政治改革を求めるデモが起きていた。(共同)

2934チバQ:2011/08/15(月) 20:00:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110815/erp11081518140002-n1.htm
英国民、暴動再発防止に徴兵制復活論も
2011.8.15 18:07 (1/2ページ)

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9日、ロンドン南部で炎に包まれる建物(AP)
 【ロンドン=木村正人】死者5人、2億ポンド(約250億円)の被害を出した英国の暴動は沈静化したものの、15日までに2300人以上が逮捕される事態となった。略奪には来年夏に開かれるロンドン五輪のボランティアやバレリーナも加わっており、規範意識を失う英社会の実像をさらけ出した。キャメロン首相はロンドン警視庁トップに米警察の助っ人を迎える考えを示し、暴徒の社会保障を取り消す厳罰主義を打ち出す。若者を鍛え直すため、「徴兵制を復活させよ」との声も上がる。

 英国で4夜続いた暴動を鎮めたのは、息子を亡くした父親の言葉だった。

 イングランド中部バーミンガムで10日、自衛のため商店を巡回していたパキスタン系移民の若者3人が暴徒の車にひき殺された。父親の1人が「誰も責めはしない。もう落ち着いて家に戻れ」と呼びかけたところ、警察が態勢を強化したこともあって暴動は潮が引くように収まった。

 暴動には仕事もせず学校にも行かない「ニート」の若者が参加していたが、教師や大富豪の令嬢、11歳の少女まで含まれていた。防犯カメラは、略奪したとみられるブランド品を笑みを浮かべて抱える白人女性を映し出し、ロンドン西部イーリングでは火炎ビンを踏み消そうとした68歳の老人が暴徒に殴り殺された。

 英紙フィナンシャル・タイムズは「笑いながら無法の限りを尽くす米映画『時計じかけのオレンジ』を思いだした」と論評した。

 罪に問われた子供の裁判を欠席する親も多く、英紙の多くは「貧困、失業、消費主義の問題を越えている。英社会は善悪の規範、倫理観、責任感を失った」と解説する。英世論調査会社のアンケートで回答者は(1)子育てのまずさ52%(2)ギャング団の横行47%(3)犯罪行為の蔓延(まんえん)46%(4)刑罰の軽さ45%−を暴動発生の理由に挙げる。

 世論は、前労働党政権時代に助長された子供や貧困層を甘やかす風潮にうんざりしており、警察力の強化、厳罰主義を求めている。

 1年後にロンドン五輪を控える英国の国際的評価は地に落ちた。保守党のキャメロン首相は、大衆紙盗聴事件で辞任したロンドン警視庁警視総監ポストに、米ニューヨーク市警、ロサンゼルス市警を本部長として立て直したブラットン氏を迎え入れる考えを示した。警察予算の2割削減は堅持する方針だ。

 ただし、警察職員組合の幹部は、警察の予算・人員の削減が今回の事態を招いたとして反対している。

 英BBC放送の日曜討論では、1960年まで続いた徴兵制を復活させ、英社会に対する若者の帰属意識を醸成した方がよいとの意見が多く寄せられた。

2935チバQ:2011/08/15(月) 20:10:35
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2820146/7631317?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
英首相、「壊れた社会」の修復に米スーパーコップ抜擢
2011年08月15日 16:16 発信地:ロンドン/英国

【8月15日 AFP】英国で前週発生した暴動を受け、不良グループなどによる暴力事件に対処するため米国の「スーパーコップ」を抜擢する方針をデービッド・キャメロン(David Cameron)首相が表明し、英国警察の反発を招いている。

 ロンドン(London)など主要都市で4日間続いた暴動では5人が死亡した。五輪開催を1年後に控え、原因や対策について英国全土で議論が巻き起こっている。

 キャメロン首相は15日、暴動の原因に「モラルの崩壊」を挙げる演説を行う。事前に発表された演説原稿によると、首相は「壊れた社会を修復する」ために一歩たりとも立ち止まるつもりはないと約束。暴動は「わが国への警鐘」だと述べ、「何が失敗だったのかは分かっている。問題は、国の一部と一部世代でゆっくりと進むモラルの崩壊に立ち向かう決意ができるかだ」と語る。

 また、前代未聞の混乱の原因として「無責任、身勝手さ、母子家庭の子ども、規律のない学校、努力によらない報償、責任を伴わない権利」を挙げる。

■米国式導入に英警察反発、政府の「一貫性なさ」批判

 これに先だってキャメロン首相は、元ニューヨーク市警トップでニューヨークやロサンゼルス(Los Angeles)、ボストン(Boston)の犯罪組織の取り締まりで成果を上げたビル・ブラットン(Bill Bratton)氏を抜擢し、暴力事件に「ゼロ・トレランス(不寛容主義)」で対応する方針を表明した。

 テレサ・メイ(Theresa May)内相も、国民は「断固たる対応」を求めていると述べ、キャメロン首相の方針を支持した。

 ただ、英警察幹部からは、国内の問題には国内で培われた対策で臨むのが好ましいとして、首相への反発の声が相次いでいる。暴動対応の遅さを首相から非難されている英警察は既に、緊縮財政策を推し進めるキャメロン政権の警察予算削減案をめぐり、首相に強い不快感を抱いていた。

 英国幹部警察官協会(Association of Chief Police Officers、ACPO)のヒュー・オード(Hugh Orde)会長は、「400もの犯罪組織がある米国の1地域から、犯罪グループについて学びたいかと言われれば、確信は持てない」と、日曜紙インディペンデント・オン・サンデー(Independent on Sunday)に語った。

 ロンドン警視庁のティム・ゴッドウィン(Tim Godwin)警視総監代理も、2009年の主要20か国・地域(G20)首脳会議でのデモの際には警察の高圧的な対応に批判が集中したことを指摘し、暴動に対して警察がどの程度厳しく対処すべきかについて「政府の方針に一貫性がない」と批判した。

■「ゼロ・トレランスは好まない」とブラットン氏

 一方、「ゼロ・トレランス」を掲げて成功を収めてきたブラットン氏は、不寛容主義について「私はこの表現を好まない」と語る。

 同氏は英日曜紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)への寄稿で、「どの国に対してであれ、ゼロ・トレランスの採用を勧めはしない。達成不可能だからだ。この言葉には、まるで問題を根絶できるかのような響きがあるが、現実は違う」と指摘。むしろ、犯罪組織の仕組みを理解することや、その活動を抑え込む強制措置を取るなどの複数の対策を提示した。(c)AFP/James Pheby

2936栃木都民:2011/08/17(水) 12:45:56
【北朝鮮】朝鮮に建設中の世界一高いホテル「柳京ホテル」がまもなく完成する。1987年の着工から、工事延期や停止などの紆余曲折を経て、24年後にようやく完成する運びとなった。ところが、韓国の建築専門家は、この柳京ホテルは倒壊する恐れもあると指摘する。
高さは世界一の330メートルで、105階建てだ。
確か、1991年に平壌へ行った際に実物を見たけど、表面のコンクリートに孔があき、また落下物があるので近づけないという説明だった。
完成図?を見ると、三方に張り出した部分が実際よりカナリ細くなっているし、天辺に展望台を作るなんて自殺行為だろう。
完成式典に親豚と子豚が展望台に昇ったら展望台が崩落したら、普通の朝鮮人民にはハッピーだろう。

2937チバQ:2011/08/18(木) 20:03:17
http://www.cnn.co.jp/world/30003720.html
イエメン反体制派、革命評議会を設立 新政権樹立にらみ
2011.08.18 Thu posted at: 15:56 JST
イエメン・サヌア(CNN) サレハ大統領の即時退陣を求める抗議デモや戦闘が続く中東イエメン情勢で反体制派は17日、後継政権の樹立を視野にした全国規模の革命評議会の設立を発表した。

各政党、会派や在外の政治指導者らを糾合したもので、新政権をにらんだ反体制派による初の本格的な対応策となっている。

評議会結成は首都サヌアにあるサヌア大学で開かれた会議で決まった。評議会のメンバーは143人で、サレハ政権を退陣に追い込み、イエメンを唯一代表する正統組織として国際社会の認知を求める。今週後半にも会議を開催し、議長と20人から成る執行部を選出する予定。

イエメン北部のサアダ州を握り、同国政界で大きな影響力を持つイスラム教シーア派のフーシ派は革命評議会への参加を拒否したが、合流のための交渉は続いているという。革命評議会に参加する野党政治家らによると、他の政治指導者らにも評議会への結集を求め、支持基盤の拡大を図る。

一方、サウジアラビアで治療中のサレハ大統領は16日、イエメン国民向けの声明を発表し、同国に帰国する考えを改めて明らかにした。イエメンの国営サバ通信が伝えた。大統領はまた、総選挙の実施時期については反体制派の要求を退け、2013年前には行わないと述べ、自らの即時退陣は否定した。

イエメンでの反政府デモは、北アフリカや中東諸国での民衆蜂起に触発される形で今年1月から激化。有力部族らも加わる反体制派と政府軍の衝突も多発し、交戦は首都にも及んでいる。

2938名無しさん:2011/08/18(木) 20:13:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011081802000037.html
双頭体制「ソ連へ逆行」 クーデター未遂20年 ゴルバチョフ氏会見
2011年8月18日 朝刊

 【モスクワ=原誠司】ソ連崩壊のきっかけになった保守派クーデター未遂事件(一九九一年八月十九日)から二十年を前に、ゴルバチョフ元ソ連大統領(80)は十七日、モスクワで記者会見し、「いかなる指導者も、いつかは交代する必要がある」と述べ、プーチン首相を暗に批判した。

 首相は来年三月の大統領選への出馬が取り沙汰される。ゴルバチョフ氏は「彼(プーチン氏)のおかげでロシアは今後も生き残るだろう。私は反プーチンではない。彼のような強権的な手法による改革も必要だ。大切なのは『過ぎないようにする』ことだ」と一定の評価も。

 一方、「現状に満足していない。ソ連時代に逆行している感じだ。貧困は進み、教育が後退している」と語り、メドベージェフ大統領との双頭体制を改めることを要望した。

 また、来年一月一日からロシア主導で始まる関税同盟については「旧ソ連圏の新たな経済交流の始まり」と期待をにじませた。

 この同盟はロシア、ベラルーシ、カザフスタンの三カ国が参加。関税を撤廃し、域内の統一経済圏をつくる。キルギスとタジキスタンも参加の意向を示している。

 しかし、ゴルバチョフ氏は「ウクライナの不参加は残念だ。正式参加の三カ国とウクライナが一緒になれば、旧ソ連の80%の経済力を持つことができる」と述べた。

 クーデター計画は「ヤナーエフ副大統領に裏切られた。国民の流血が避けられたのは良かったが、内紛になるかもしれなかった。国防や経済面で独立諸国連合をつくり、旧ソ連を全てまとめる一歩手前だったのに…」と言葉を詰まらせた。

2939名無しさん:2011/08/18(木) 20:13:32
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011081802000035.html
仲良く?バカンス ロ大統領と首相
2011年8月18日 朝刊

 【モスクワ=原誠司】ロシアのメドベージェフ大統領(45)とプーチン首相(58)が十六日、西部アストラハン州のボルガ川河畔で休暇を共に過ごした。政治手法の違いから不仲説も流れるが、来年三月の大統領選を前に「双頭体制」の堅固さをアピールした形だ。

 ロシア大統領府によると、二人はリラックスした服装で、河畔を談笑しながら散策、魚釣りや潜水を楽しんだという。それぞれ小型艇を操船し、川下りにも興じた。

 二人は最近、大統領選を意識したパフォーマンスが増え、メディアへの露出も多くなっている。モスクワ郊外で開かれた国際航空宇宙ショーには十六日と十七日にそれぞれ出席した。

 首相は十日、ロシア南部クラスノダール地方を訪れ、古代ギリシャの植民都市ファナゴリアの遺跡発掘現場を視察。自ら海に潜り、六世紀ごろのつぼを発見し話題になった。

2940名無しさん:2011/08/18(木) 20:55:59
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-22756320110818
インド全土で反汚職デモ、「現代のガンジー」釈放でハンストへ
2011年 08月 18日 13:10 JST
[ニューデリー 18日 ロイター] インド政府の汚職撲滅を訴えるハンガーストライキを計画した社会活動家アンナ・ハザレ氏(74)が逮捕され、全土で抗議デモが拡大している。ハザレ氏に近い人物は18日、15日間のハンストを許可する警察当局の決定を同氏が受け入れ、釈放されることになったと明らかにした。
 その抗議スタイルから「現代のガンジー」と称されるハザレ氏は4月にもハンストを実施。汚職を取り締まるオンブズマン制度を導入する法案を政府に約束させた。しかし、今月に入り示された汚職対策法案の捜査権限が首相や司法幹部に及ばないことから、活動家らは反発。ハザレ氏も再びハンストを計画していた。

 警察はハンストを許可せず、ハザレ氏は16日に逮捕された。支持者らの反発を受け、警察はハザレ氏の釈放を決定したが、同氏は拒否し、刑務所内でハンストを行っていた。

 首都ニューデリーでは17日、少なくとも1万5000人が抗議デモに集結。そのほか、金融都市ムンバイや北東部アッサム州など各地でも数千人規模のデモが行われた。デモに参加した学生(21)は「パスポートを取得するのに賄賂を強要された。汚職のない未来のため、すべての若者は今立ち上がり、この活動に参加すべきだ」と語った。

 事態を受け、シン首相は「アンナ・ハザレ氏の抗議活動は高い志によるものであろうと認めるが、法案を通させようとする彼のやり方は誤りであり、議会民主主義にとって重大な結果を伴う」と批判した。

2941チバQ:2011/08/19(金) 23:39:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110819-00000125-mai-int
<インド>「現代のガンジー」釈放…支持者数万人が集結
毎日新聞 8月19日(金)22時53分配信

 【ニューデリー杉尾直哉】インド政府の腐敗問題を追及してきた社会活動家、アンナ・ハザレ氏(74)は19日、ニューデリーの刑務所から3日ぶりに釈放され、首都北部の広場でハンガーストライキを開始した。政府が腐敗防止法案を修正し、首相や国会議員らを対象に加えるまで継続する方針。大雨の中、支持者数万人が集結して釈放を歓迎し、「腐敗根絶」を訴えた。

 正午前、ハザレ氏は刑務所から姿を現した。シン政権から釈放命令や集会許可を勝ち取った「英雄」を、群衆は大歓声で迎えた。ハザレ氏はすでに刑務所内で2日間のハンストを続けていたが、支持者らを前に力強く拳を突き上げ「母なるインド万歳。革命万歳」と叫んだ。

 約15キロ離れた広場には、建国の父マハトマ・ガンジーの大きな肖像が掲げられた。非暴力主義による民衆の統治を訴えたガンジーの原点に戻り、世直しを進めようというメッセージだ。人々はインド独立当時の歌を歌い、国旗を振った。

 インドの政治集会では、会場で配られる食事などを目当てにした貧民層が目立つが、ハザレ氏の支持者は教師や医師など知識層や中産層が多いのが特徴だ。公立小学校教師、バビータ・メガラニさん(35)は、「カネとコネのある家庭の子供たちだけが良い学校に入れる。教育を受けられない子供たちのため参加した」と語った。

 ハザレ氏が求める腐敗防止法案の修正に対し、政府側が今後も消極的な対応を続ければ、混乱がさらに広がる可能性が高い。

2942チバQ:2011/08/21(日) 00:25:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011082000362
元リビア首相が伊に亡命
 【カイロ時事】リビアの最高指導者カダフィ大佐のかつての盟友ジャルド元首相が20日、隣国チュニジアの空港からイタリアに渡航した。元首相は首都トリポリを脱出して反政府勢力支配地域に逃れたと伝えられており、亡命したもようだ。
 チュニジア政府当局者はAFP通信に対し、元首相が20日未明、東部ジェルバの空港からイタリア行きの航空機に家族と共に搭乗したと語った。ジャルド氏は1972年から77年まで首相を務めたが、カダフィ大佐と対立して90年代半ば以降、事実上の自宅軟禁下に置かれていた。(2011/08/20-23:11)

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http://sankei.jp.msn.com/world/news/110820/mds11082022140003-n1.htm
リビア反体制派、各地で要衝制圧
2011.8.20 22:13

反体制派の制圧後、笑顔でVサインを示す住民=20日、ザーウィヤ(ロイター)
 【カイロ=大内清】フランス通信(AFP)などによると、リビアの首都トリポリの攻略を目指す反体制派は19日、トリポリ西方の要衝ザーウィヤを完全に制圧したほか、トリポリの東150キロの町ズリテンもほぼ支配下に置いたと宣言した。反体制派は20日、最高指導者カダフィ大佐派との攻防が続いていた中部の港湾都市ブレイガも奪還した。

 ただ、百数十万人の人口のトリポリを武力攻略するのは容易ではなく、多数の市民が戦闘の犠牲となる可能性がある。反体制派としてはまず、トリポリを包囲して補給路を断ち、カダフィ派やトリポリ市民の出方を待つ可能性が高い。

 一方、反体制派によると、カダフィ政権のかつてのナンバー2で、1990年代に失脚したジャルード元首相が20日までにトリポリを脱出、反体制派側に合流した。

2943チバQ:2011/08/21(日) 00:26:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110820/mds11082022380006-n1.htm
リビア石油相が政権離脱か チュニジアで「帰国せず」
2011.8.20 22:36

オムラン・ブクラ石油相=6月29日、トリポリ(ロイター)
 ロイター通信によると、チュニジア政府当局者は20日、チュニジアに滞在中のリビアのオムラン・ブクラ石油相が「帰国しない」と述べていることを明らかにした。カダフィ政権から離脱した可能性もある。

 6月1日にガネム石油相(当時)がイタリアでカダフィ政権離脱を表明。ブクラ氏は後任として6月下旬に任命されたばかり。ブクラ氏が離脱すれば、首都トリポリを反体制派に包囲されつつある政権にとってさらなる打撃となる。(共同)

2944名無しさん:2011/08/21(日) 10:38:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110820/erp11082009270000-n1.htm
麻薬観光もう勘弁 オランダ、外国人に販売禁止へ
2011.8.20 09:24 (1/2ページ)

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アムステルダムの街角で、路上での大麻吸引禁止を告知する看板(AP)
 大麻(マリフアナ)の販売や所持を条件付きで認めてきたオランダで、外国人への麻薬販売が来年から禁止されそうだ。大勢の外国人客が大麻を買いあさる「ドラッグ・ツアー(麻薬観光)」が社会問題化する中、オランダ政府は「門戸開放はもう終わりだ」と軌道修正を宣言。外国人への販売を禁じた政府案には、各党も合意しており、近く可決される見通しだからだ。さまざまな文化に対して「寛容」であることを伝統としてきたオランダだが、国外に持ち出しての違法販売などが深刻化し、方針を転換せざるを得なくなった。


ショップを会員制に


 オランダには現在、自治体が営業を許可した「コーヒーショップ」と呼ばれる大麻販売認可店が約700ある。(1)宣伝をしない(2)覚醒剤やコカインなどのハードドラッグは提供しない(3)近隣に迷惑を及ぼさない−などを条件に、各コーヒーショップは最大500グラムまで大麻を在庫でき、客1人につき約5グラムまでの販売が認められている。吸引も違法ではないため、外国人観光客には店内で吸引方法を教えたりもしている。

 政府案では、現在18歳以上なら自由に出入りできるコーヒーショップを会員制に改め、国内居住のオランダ人だけが会員になれる。会員数も、1店当たり1000〜1500人に制限され、外国人のコーヒーショップ使用は不可能になる。政府は新制度を、オランダで仕入れた大麻を高く売る“密輸行為”が頻発しているベルギーとの国境に近い地域で年内から施行し、来年には全国展開したいとしている。

 オランダが、大半の国で所持も販売も栽培も禁止されている大麻を「合法」としているのには、歴史的経緯がある。18〜19世紀にかけて、アヘン貿易で潤ったオランダでは早くから薬物市場が形成され、国民の多くが、一説には「たばこよりも害が少なく常習性がない」とされる大麻などのソフトドラッグを使用してきた。このため、政府は大麻を全面的に禁止することは不可能と判断。さらに大麻使用を法で押さえつければ、大麻がハードドラッグと同じ闇市場に出回り、大麻使用者がより害の強いハードドラッグ使用に走る機会が増し、薬物禍がより深刻になると考えたのだった。いわばガス抜きのために、消極的大麻容認政策を進めてきた。


騒動や事故深刻化


 しかし、近年、これを逆手に取った外国人客が急増。オランダ南部のマーストリヒトでは1日約4000人、年間140万人が麻薬観光に訪れ、大麻使用者の騒ぎや交通事故、需要増に伴う違法販売が深刻化している。また、オランダの大麻寛容策は諸外国からも、各国の薬物規制に少なからぬ悪影響を及ぼしていると批判されてきた。日本でも、大麻取締法は種子を規制の対象外としているため、オランダで購入した大麻の種子をネット販売するなどの「違法ビジネス」が散見されている。

 外国人への大麻販売が禁止され、麻薬観光が廃止されれば、厳しい減収が必至のコーヒーショップ側は、「国籍差別だ」と抗議している。

 16〜17世紀にスペインから大量のユダヤ人を受け入れるなど、多くの迫害者を受け入れてきた歴史を持つオランダだが、今度ばかりは枢密院(行政訴訟の最高裁に相当)も、外国人への販売規制を認める判断を示している。

2945名無しさん:2011/08/21(日) 18:36:00
http://photo.sankei.jp.msn.com/highlight/data/2011/08/20/11iran/
2011年08月20日
反米イランでスタバ人気? 喫茶習慣に変化 
米国を「物質主義的」と批判し、敵視政策を続けるイランの首都テヘランで、米コーヒーチェーン大手「スターバックス」とよく似たロゴのカフェが人気を呼んでいる。テヘランに4店舗を展開する「ライースコーヒー」。緑の円に白い文字と星のロゴや、緑色のエプロンをつけた店員の装いはスタバにそっくり。実際にスタバのコーヒーやマグカップも売っている。経営責任者シリン・アスラニさんは「スタバの許可は得ていない。商品は密輸業者から買ったり、航空会社勤務の知り合いに外国で買ってきてもらったりしている」。手数料がかかるため値段は割高。「それでもスタバのコーヒーを指定して、欲しがる人が多い」という。(テヘラン 共同、写真も)

2947とはずがたり:2011/08/22(月) 18:02:32

カダフィ政権が崩壊寸前=反政府勢力、首都をほぼ制圧−大佐次男ら拘束・リビア
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011082200017

 【カイロ時事】リビアの最高指導者カダフィ大佐の打倒を目指す反政府勢力は21日夜、首都トリポリに入城し、カダフィ大佐の居住区兼軍事基地があるバーブ・アジジヤ地区を除いて首都全域を制圧した。大佐の次男で政権有力幹部、セイフイスラム氏が反政府勢力に拘束されたほか、大佐の警護部隊をはじめ政府軍部隊や雇い兵の多くが投降したもようだ。42年間の独裁体制を敷いたカダフィ政権は2月の反政府運動開始後、北大西洋条約機構(NATO)軍の支援を受けた反政府勢力の約半年に及ぶ攻勢で崩壊寸前に陥った。
 反政府勢力の連合体「国民評議会」のアブドルジャリル代表は中東の衛星テレビ局アルジャジーラに対し、「反政府勢力がセイフイスラムを拘束したとの情報を確認する。彼が裁判に臨めるよう、丁重に処遇するよう指示した」と語った。セイフイスラム氏は、大佐らと共に、国際刑事裁判所(ICC)が人道に対する罪で逮捕状を出していた。大佐の長男ムハンマド氏も投降したという。
 英スカイニュースによると、反政府勢力は、カダフィ大佐がたびたび演説を行った首都中心部の「緑の広場」に到達、祝砲を上げるとともに、反政府勢力の象徴である王政時代の旗を掲げた。市内は「解放」の歓喜に沸く反政府勢力や市民であふれた。(2011/08/22-09:40)

カダフィ大佐は権力放棄を=もはや支配せず−米大統領
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011082200018&j4

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は21日、リビア情勢について声明を出し、「カダフィ政権への攻勢は転換点に達した。政権は崩壊の兆候を示している」とした上で、流血を終わらせるために「カダフィ大佐はもはやリビアを支配していない現実を認め、きっぱりと権力を手放すべきだ」と強調した。
 さらに「(首都)トリポリは暴君の手から落ちつつある。リビアの人々による自由の普遍的な追求は、独裁者の鉄の拳よりはるかに強いことを示した」と述べた。
 大統領は、米国がリビア反政府勢力の連合体である「国民評議会」を「リビアの正統な統治当局であると承認している」と指摘。「国民評議会はリビアの人々の権利を尊重し、市民に死傷者が出ることを避け、国を導くべきだ」とし、秩序を持って平和裏に民主主義を追求するよう求めた。(2011/08 /22-13:15)

2948チバQ:2011/08/22(月) 20:09:15
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/08/22/20110822ddm007030110000c.html
リビア:民衆蜂起、新局面 首都攻防戦は長期化か
 【カイロ和田浩明】リビア反体制派が20日、首都トリポリの攻略作戦に着手し、最高指導者カダフィ大佐の排除を目指す民衆蜂起は開始から半年を経て新たな局面を迎えた。しかし、徹底抗戦を主張し続けてきた政権側が容易に最大拠点を明け渡すことも考えにくく、一進一退の攻防が続く可能性もある。

 反体制派は東部の石油積み出し港マルサエルブレガ以東を実効支配し、西部でもトリポリを取り囲むように支配地域を拡大した。海上は北大西洋条約機構(NATO)主導の多国籍軍が封鎖しており、トリポリでは燃料や現金の不足が伝えられる。

 20日にはカダフィ大佐の長年の側近だったジャルド元首相がイタリアに、ブクラ石油相がチュニジアに事実上亡命。ジャルド氏は中東の衛星放送アルジャジーラに対し、カダフィ大佐を「独裁者」と批判するなど、体制崩壊の接近を思わせる情勢だ。

 しかし、カダフィ大佐の出身地北中部シルトは今もカダフィ派が押さえており、マルサエルブレガでも政府軍の反攻が報じられている。反体制派は武装や練度の不足が指摘されており、過去の戦闘でも一進一退が長く続いた。大佐側の最大拠点トリポリが一気に陥落するかは不透明な情勢だ。人口100万人を超える大都会でもあり、都市ゲリラ戦が発生する懸念もある。

 一方で「NATOの支援で反体制派が攻勢を維持できれば、近日中に首都は落ちる」(エジプト・アハラム政治戦略研究所の軍事専門家カドリ氏)との見通しもある。

 政府側報道官は21日、トリポリで会見し「首都住民の大部分はカダフィ大佐を支持している」と主張した。一方で「和平に向け交渉の準備がある」とも発言し、アフリカ連合(AU)の仲介での休戦を求める意向を示した。

 ただ、「死ぬまでリビアに残る」と主張してきたカダフィ大佐や側近の居場所は不明で、NATO空爆などを避けて国内各所を移動していると見られる。仮に反体制派が首都を制圧しても、南部サブハなどを拠点に抵抗を続けるシナリオも考えられる。

毎日新聞 2011年8月22日 東京朝刊

2949チバQ:2011/08/22(月) 20:09:44
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/08/22/20110822dde001030005000c.html
リビア:反体制派、首都大半制圧 カダフィ氏息子拘束 NATO「崩壊しつつある」
 【カイロ和田浩明】リビアの反体制派は21日夜(日本時間22日未明)首都トリポリに進攻し、中東の衛星放送アルジャジーラによると、市内の大部分を制圧、最高指導者カダフィ大佐の息子2人を拘束した。カダフィ大佐は国営テレビで反撃を呼びかけたが、音声のみで姿は見せず、所在は不明だ。反体制派を軍事的に支援する北大西洋条約機構(NATO)はカダフィ政権が「崩壊しつつある」と明言。約42年間続いたカダフィ独裁体制は終焉(しゅうえん)を迎えつつある。

 カダフィ大佐が退陣すれば、中東全域を覆う民主化政変「アラブの春」で排除された独裁政権はチュニジア、エジプトに次いで3カ所目となる。

 反体制派は21日、主にトリポリ西方のザウィヤと海上から首都に進攻。市内の支持者もこれに呼応し攻撃に加わった。西方からの部隊は21日夜に市内中心部の「緑の広場」に到達。カダフィ派と一時戦闘となったが、大きな抵抗はなかったようだ。

 広場は大佐が2月に「徹底抗戦」を訴える演説をした場所で、大佐の居住区画まで数キロしか離れていない。

 海上からの部隊は西部ミスラタから首都東郊のタジュラに上陸し、政府側と交戦した。

 政府側では21日夜までに、カダフィ大佐の警護担当部隊が降伏。国際刑事裁判所から人道に関する罪などの容疑で逮捕状が出ている大佐の次男で、後継者とみられていたセイフ・アルイスラム容疑者は拘束され、長男のムハンマド氏も投降した。

 これにより、政府側が死守してきたトリポリ中心部はカダフィ大佐の居住区画を除き、大部分が反体制派の支配下に入った模様だ。現地からのテレビ映像では、住民がカダフィ大佐の写真を踏みつけ、解放の喜びから空中に発砲する様子なども見られた。反体制派の拠点である東部ベンガジでも歓喜する市民らであふれた。

 一方、カダフィ大佐は国営テレビで音声を流し「抵抗しなければ(欧米)帝国主義勢力の奴隷になる」と繰り返し反撃を訴えた。アルジャジーラによると、アフリカ連合(AU)がアンゴラかジンバブエへの出国を打診中との情報もある。

 リビアでは2月中旬に反政府デモが始まった。3月19日にNATO主導の多国籍軍による空爆が開始された後も、カダフィ大佐は徹底抗戦を主張してきたが、リビア騒乱はその始まりから半年で重大局面を迎えた。

2950チバQ:2011/08/22(月) 22:15:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110822/mds11082220550009-n1.htm
英仏、戦後計画の詰め急ぐ イラクの教訓、選挙や治安維持支援
2011.8.22 20:54 (1/2ページ)

首都の大型ホテルのロビーから市街を見下ろすジャーナリスト=22日、トリポリ(AP)
 【ロンドン=木村正人】リビア軍事介入を主導してきた英国やフランスはリビア最高指導者カダフィ大佐体制の崩壊は近いと判断、イラク戦争後に起きた内戦の二の舞を避けるためトリポリの治安維持など体制変革に向けた戦後計画の策定を急いでいる。北大西洋条約機構(NATO)も「リビア国民の保護」を理由に反体制派支援を継続するとともに軍や石油など主要施設の監視を強化する。

 キャメロン英首相は22日、首相官邸で記者会見し、「カダフィ大佐は反体制派組織・国民評議会のアブドルジャリル議長に政権を譲り渡せ」と表明。サルコジ仏大統領もカダフィ大佐の即時退陣を迫った。

 リビアでの軍事作戦に参加しているのは英仏米などNATO加盟14カ国とスウェーデン、アラブ首長国連邦(UAE)、ヨルダン、カタールの4カ国。十分な戦後計画を持たずに戦争に突入、内戦が泥沼化したイラク介入の教訓から、参加国は連絡グループをつくり軍事面だけでなく民政面でも国民評議会を支援してきた。

 戦闘終結後、カダフィ体制から国民評議会に円滑に権力を移行し、総選挙を早期に実施できるよう英政府の協力で憲法草案も制定。英紙タイムズが入手した戦後計画によると、首都トリポリが陥落した後、治安を維持するため、市民による1万〜1万5千人の治安部隊を編成する計画という。

 7月末には反体制派の軍司令官が側近2人とともに殺害されたが、反体制派内の権力闘争との見方が有力だ。カダフィ大佐派からの寝返り組が多い東部ベンガジと西部の反体制派間の確執も取り沙汰される。内戦の芽を摘むため、英仏両国は政治的に中立なカダフィ体制内の軍人や高官を新政権に取り込むよう国民評議会に助言している。

 NATOのラスムセン事務総長は地上部隊派遣の可能性について言及を避けつつ、「NATOは(カダフィ体制崩壊後)リビア国民と国民評議会とともに働く準備ができている。国民の安全が脅かされれば、国連決議に基づき行動する」と国民評議会を支援する考えを改めて表明した。

2951チバQ:2011/08/22(月) 22:16:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110822/mds11082220490007-n1.htm
歓喜に沸くトリポリ 反体制派、用意周到な制圧作戦
2011.8.22 20:47 (1/2ページ)

反政府軍のトリポリ入りを祝い、王政時代の国旗を振る市民。カダフィ大佐が牢獄に入ったマンガも=22日、ベンガジ(ロイター)
 反体制派部隊がほぼ制圧したリビアの首都トリポリでは、40年以上続いた最高指導者、カダフィ大佐による独裁の終焉(しゅうえん)が間近に迫ったことに市民は歓喜に酔いしれた。カダフィ氏の居住地区でカダフィ派が激しく反撃するなど、首都攻防をめぐる緊迫は続いているが、反体制派と北大西洋条約機構(NATO)軍が連携した周到な進攻作戦がカダフィ大佐を追い詰めつつある。

 中心部の「緑の広場」には21日夜、進軍した反体制派の民兵や民衆が押し寄せ、赤、黒、黄色の反体制派のシンボル旗を降り、祝砲を鳴らすなど歓声に包まれた。「われわれは独裁者の支配から解放されようとしている。神をたたえよう」。保育園勤務の女性(36)はAP通信に興奮気味に語った。

 「緑の広場」は政権のシンボルカラーにちなんで名付けられ、カダフィ氏の演説や政権支持のデモが最近まで繰り広げられていた。だが、カダフィ派の象徴的な場所も、大佐を支持する市民の姿が消えて、反体制派はすでに「殉教者の広場」と呼び始めている。

 内戦の長期化で人口約110万人の首都の市民生活は物資不足が深刻化し、不満は限界に達していた。20日にNATO軍の空爆とともに始まった反体制派の首都攻撃の展開は早かった。

 フランス通信(AFP)によると、「地中海の人魚」と呼ばれるトリポリにちなんだ「人魚の夜明け作戦」では、21日早朝に一部部隊が海からトリポリ入りし、潜んでいた反体制派と合流、戦闘を始めた。トリポリ東部の海岸で数週間前から反体制派が武器を運び込んでいたとの情報もある。

 首都には東部、西部からも反体制派の部隊が進軍。大きな抵抗にあわなかった。反体制派組織「国民評議会」の報道官は「トリポリ内外の反体制派やNATO軍と連携をとっていた」と語り、作戦が周到に計画されたものだったことを明らかにした。

 一方、市内では一部地区でまだ散発的な銃声が聞かれるほか、カダフィ派は大佐の居住地区バーブ・アジジヤ地区への攻撃にも、「手当たり次第」に反撃しているという。(カイロ支局)

2952チバQ:2011/08/22(月) 22:28:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110822/mds11082220510008-n1.htm
シリア大統領退陣拒否 カダフィ政権崩壊寸前、中東への影響は
2011.8.22 20:47 (1/3ページ)

22日、リビアの首都トリポリの道路を進む反体制派の戦闘員ら(ロイター=共同)
 リビアのカダフィ政権が崩壊寸前にまで追い込まれたことで、民主化運動への弾圧が続くシリアやイエメンでも、デモ隊から国際社会の強力な関与を求める声が高まりそうだ。一方で政権側は、米欧などによる非難や圧力に態度を硬化させており、シリアではさらに弾圧が強まる恐れもある。

 

 「(米欧の退陣要求は)意味がない」

 21日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、シリアのアサド大統領は21日放映された国営テレビとのインタビューで、政権を退く意思がないことを表明した。

 アサド大統領は3月に本格化した反政府デモに対して徹底した弾圧を続け、2000人以上の死者が出ているとされ、欧米から退陣要求が出ていた。

 一方でアサド氏は今月、複数政党制を可能とする新政党法を承認。人民議会(国会)選が来年2月に行われるとの見通しも示し、あくまで政治改革によって混迷を切り抜ける腹づもりだ。ただし、「治安機関の介入を必要とする治安情勢も存在する」とも述べ、デモ隊への弾圧を今後も継続する構えを見せた。

 「アラブの春」と呼ばれる中東・北アフリカ地域の民主化運動は最近、ペルシャ湾岸諸国でデモ隊が政権側に押さえこまれ、勢いを失いつつあるかのように見えた。リビア情勢の急展開は、体制側を非難するうえで、「もっとも元気づけられるニュース」(19日付の英紙フィナンシャル・タイムズ社説)となった。

 とはいえ、シリアを取り巻く状況はリビアとは大きく異なる。国連安全保障理事会では、シリアと関係の深いロシアの反発で法的拘束力のない議長声明を採択するのがやっとだった。軍事介入の選択肢も現実味が乏しい。シリアの背後にはイランの影がちらつき、情勢の混迷は、イスラエルやレバノンなど周辺国の懸念を増大させかねない。

 米欧の追加経済制裁も効果は限定的とみられる。ニューヨーク・タイムズ紙は、アサド政権の政治改革も「せいぜいムバラク政権下のエジプト程度の民主主義にしかならない」との専門家の冷めた見方を紹介した。(岩田智雄)

2953チバQ:2011/08/24(水) 00:27:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110824-00000008-jij-int
カダフィ大佐拠点に猛攻=反政府勢力、東部戦線でも進撃―抵抗なお続く・リビア内戦
時事通信 8月24日(水)0時24分配信

 【カイロ時事】リビアの首都トリポリの大半を支配下に置いた反政府勢力は23日、カダフィ大佐支持派が立てこもるトリポリの居住区兼軍事基地バーブ・アジジヤに対し、これまでの首都攻防戦で最も激しい攻撃を加えた。ロイター通信によると、同勢力の一部がバーブ・アジジヤに突入したもようだ。
 ロシア・メディアによると、カダフィ大佐は同日、ロシアのイリュムジノフ国際チェス連盟会長との電話で「トリポリにおり、国を離れるつもりはない」と語った。大佐の消息が伝えられたのは21日以来。
 一方、東部の都市ベンガジなどから出撃した反政府側部隊は西方へ進撃し、ロイター通信によると、大佐派から石油都市ラスラヌーフの支配権を奪取した。大佐側の抵抗は続いているが、反転攻勢は極めて困難な情勢だ。
 現地からの報道によると、バーブ・アジジヤ一帯には反政府勢力の戦闘員や支持者が大挙して押し寄せており、砲撃音や銃声が鳴り響き、北大西洋条約機構(NATO)軍による空爆も続いているもようだ。
 リビアでは、トリポリから南東に約400キロ離れた大佐出身地の中部シルトなど、反政府側の支配が現在も及んでいない地域がある。トリポリや東部戦線で敗れた大佐派が次々とシルトに逃れる動きが確認されており、ラスラヌーフを制圧した部隊は、これを追う形でシルト方面に進撃している。  最終更新:8月24日(

2954チバQ:2011/08/24(水) 19:35:25
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4809025.html
カダフィ政権、事実上「崩壊」か

カダフィ政権は事実上「崩壊した」との見方が広がっています。リビアの反体制派は、首都トリポリにあるカダフィ大佐の居住区を制圧しましたが、行方をくらませたカダフィ大佐は投降を拒否しています。

 トリポリにあるカダフィ大佐の居住区に鳴り響く銃声。日本時間の23日夜、反体制派はついに、長年、圧政を敷いてきたカダフィ政権の中枢に踏み込みました。激しい戦闘の末、反体制派はアジジヤ地区を完全制圧したと表明しました。

 「カダフィとやつの息子どもに “地獄に落ちろ”と言いにきた。リビアはリビア国民のもので、殺し屋のものじゃない!」(反体制派の兵士)

 反体制派の拠点ベンガジでは・・・。

 「神に感謝します!我々が勝利しました。リビアは自由!」(ベンガジの市民)
 「自由!きょうは人生の中で最もすばらしい日です!」(ベンガジの市民)

 カダフィ大佐の邸宅には、反体制派のシンボルでもある王政時代の国旗が掲げられました。数時間にわたる激しい戦闘の末、カダフィ大佐の居住区を制圧した反体制派。市民が乗り回しているのは、カダフィ大佐愛用のゴルフカートです。

 「カダフィは私たちがやったことを見たでしょう」

 ベンガジに住む少女は、追い詰められたカダフィ大佐を歌にしました。街中には、こんな絵が描かれていました。
 『アフリカ大陸最大の王 アウト』

 「ホテルの入り口にあるカダフィ大佐の敷物、人々が出入りするたびに踏みにじっています」(記者)

 「カダフィよ、どこにいる?出てこい!」(反体制派)

 行方がつかめないカダフィ大佐。イギリスのBBCは、邸宅の地下につくられた秘密の通路を使って逃亡した可能性を伝えています。そして、日本時間の24日朝、現地のメディアで音声メッセージが流されました。

 「トリポリに入っているやつらを排除せよ」(カダフィ大佐の音声メッセージ)

 生か死で戦いに臨むと、あくまで投降を拒否するカダフィ大佐。居住区から姿を消したのも戦略的な移動だと強気の姿勢を崩しませんでした。

 しかし、権力の象徴とされた首都トリポリの拠点まで反体制派に制圧されたことで、カダフィ政権は事実上、崩壊したとの見方が広がっています。(24日17:48)

2955チバQ:2011/08/24(水) 19:37:58
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110824-OYT1T00468.htm
在日リビア大使館、国旗を国民評議会の三色旗に
 東京・渋谷区のリビア大使館が、敷地内に掲げていたカダフィ政権の緑一色の国旗を降ろし、反体制派組織「国民評議会」がシンボルとする三色旗に替えた。

 同大使館によると、旗を付け替えたのは22日。赤、黒、緑色を基調とした新たな旗は、カダフィ氏が1969年にクーデターで倒した王政時代に国旗として使われていたもの。ジュマア・オウン駐日臨時代理大使(54)は24日、読売新聞の取材に対し、「(カダフィ政権が)終わりつつあると判断したので、国旗を付け替えた」と語った。

(2011年8月24日11時45分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110824-OYT1T00390.htm
カダフィ独裁崩壊、国民評議会が新体制作り着手

中東


23日、トリポリ南部のカダフィ氏邸宅を制圧し、カダフィ氏の像の頭部を踏みつける反体制派の兵士ら(AP)

 【ベンガジ(リビア東部)=田尾茂樹】リビアの反体制派は23日午後(日本時間24日未明)、最高指導者ムアマル・カダフィ氏の邸宅や軍事施設がある首都トリポリ南部のバーブ・アジジヤ区域に進攻、カダフィ派の牙城であるこの区域を攻略した。

 これにより、反体制派は首都のほぼ全域を制圧、約42年に及んだカダフィ氏の独裁政権は事実上崩壊した。反体制派組織「国民評議会」のムスタファ・アブドルジャリル議長は、25日にも国民評議会の本部を東部ベンガジからトリポリに移す方針を表明、新体制作りに着手する。

 反体制派は23日、戦闘員数百人の勢力で、要塞化されたバーブ・アジジヤに突入。残っていたカダフィ氏派勢力との激しい戦闘の末、制圧した。作戦に同行したAFP通信の記者は、「敷地内には多数のカダフィ氏派の戦闘員の死体が横たわっていた」と伝えた。

 アブドルジャリル議長は、首都攻防戦で400人以上が死亡、約2000人が負傷したことを明らかにした。

 リビアの反体制蜂起は、チュニジアとエジプトの政変に触発される形で今年2月、リビア東部で始まった。カダフィ派と反体制派の武力衝突は一進一退を繰り返したが、北大西洋条約機構(NATO)指揮下の多国籍軍による空爆を受けたカダフィ派が徐々に弱体化、体制は約半年で事実上打倒された。

 ただ、反体制派は、国情の安定化に不可欠とみられるカダフィ氏の身柄拘束を果たしておらず、行方もわかっていない。そのカダフィ氏は24日未明、トリポリの地元ラジオ局を通じて演説し、「(バーブ・アジジヤ区域からの撤退は)戦術的行動だ」と強調。多国籍軍による空爆を非難し、「勝利か殉教者になるかだ」と徹底抗戦を宣言した。

(2011年8月24日11時15分 読売新聞)
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2956チバQ:2011/08/24(水) 22:37:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110824/mds11082420100010-n1.htm
反体制派、政権移行に着手 首都完全制圧 
2011.8.24 20:08
 【カイロ=佐藤貴生】リビアの最高指導者カダフィ大佐は24日、首都トリポリの拠点バーブ・アジジヤ地区が反体制派に制圧されたことを受けて、地元ラジオ局を通じて同地区から撤退したと表明した。大佐と家族の行方は不明。フランス通信(AFP)によると、反体制派組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長は同日、8カ月以内に大統領選と議会選を実施する意向を表明。本格的な政権移行に着手した。

 カダフィ大佐はバーブ・アジジヤ地区からの撤退を「戦術的行動だ」とした上で、「侵略」には「死か勝利まで戦う」と投降を拒否。その後も、地元テレビでの音声メッセージで「誰にも見つかることなく慎重にトリポリ市内を移動した。危険ではなかった」と述べ、首都周辺にとどまっていることを示唆した。

 ロイター通信によると、国民評議会の代表者は24日、カタールの首都ドーハで米英仏やトルコなどと財政支援に関して会談。中東の衛星テレビ局アルアラビーヤは同日、国民評議会の代表団がトリポリに向かったと伝え、政権移行に向けた動きが加速している。

 トリポリでは24日も銃撃戦が断続的に続き、未明にはカダフィ派によるとみられるミサイル数十発が打ち込まれたもようだ。反体制派によると、首都攻防戦で400人以上が死亡、少なくとも2千人が負傷した。南部の砂漠の街サブハで戦闘が起きたほか、チュニジア国境に近いズアラで大佐側による砲撃があったとの情報もある。

2957チバQ:2011/08/24(水) 22:38:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110824/mds11082420080008-n1.htm
カダフィ大佐はどこに 隠れ家?中部の故郷?
2011.8.24 20:05 (1/2ページ)

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 リビアのカダフィ大佐(ロイター)
 【カイロ=佐藤貴生】「トリポリを浄化せよ」。リビアの最高指導者、カダフィ大佐は24日、首都トリポリの居住区から移動したと表明した後も、音声メッセージを通じて反体制派への徹底抗戦を呼びかけている。大佐はどこに雲隠れしたのか。首都などには多数の隠れ家が設置されているとされ、故郷の中部シルトに戻り、反撃の機会をうかがっているとの見方も出ている。“カダフィ追跡作戦”がいつ実を結ぶかは判然としない。

 「すべての施設、すべての部屋を探せ」。23日、首都トリポリのカダフィ大佐の居住区であるバーブ・アジジヤ地区になだれ込んだ反体制派の兵士らは、くまなく同地区内の施設を捜索したもようだ。が、24日朝の時点でカダフィ大佐や次男のサイフルイスラム氏らの発見には至っていない。

 広さ約6平方キロに及ぶ同地区内には大佐らの居住区域のほか軍施設もあり、約30キロにも及ぶ複数の地下トンネルが掘られていることが判明。中には地中海に達するものもあるとされ、すみずみまで捜索するにはなお時間を要しそうだ。

 リビア軍関係者は中東の衛星テレビ局アルアラビーヤに、大佐らはトリポリに多数ある潜伏先のひとつに隠れている可能性があるとし、「発見には長い時間がかかるだろう」と述べた。

 42年に及ぶ独裁の間に着々と隠れ家の設置を進めていたとすれば、何者にも知られていない安全な場所は少なくないようにみえる。カダフィ大佐が属するガッダードファ族が多く住んでいる故郷の中部シルトや南部サブハに潜伏しているとの観測も流れている。

 実際、シルト周辺からは22日夜、北西のミスラタ方面にスカッドミサイルが発射された。大佐がシルトに逃れたとすれば、支持部族を巻き込んでゲリラ戦を指揮することも考えられる。

 一方、反米を通じて大佐とつながりがある中米ニカラグア政府は23日、「亡命を求められれば受け入れざるを得ない」と述べた。カダフィ政権と経済や治安面で関係が深い隣国チャドやマリなど、アフリカにも受け入れる国はあり得る。

 米政府は「カダフィ大佐が国を去ったとの情報はない」としている。が、大佐がトリポリにいることが最後に確認されたのは、国際チェス連盟会長とチェスをする映像がテレビで流れた6月中旬のことで、その後は音声メッセージの発信に終始しており、その動静は依然謎に包まれている。

2958チバQ:2011/08/28(日) 23:35:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110827-00000097-san-int
反カダフィ派、首都に本拠 政権樹立加速、AU20カ国が承認
産経新聞 8月27日(土)7時55分配信

 【カイロ=佐藤貴生】リビアの反カダフィ派である「国民評議会」のジブリル暫定首相は26日、イスタンブールで行った「連絡調整グループ」の会合を受けて記者会見し、外国で凍結されているリビアの全資産の解除を求めた。評議会は海外の総資産は最大1700億ドル(約13兆円)に上るとしている。

 同評議会は25日、本拠地を東部ベンガジからトリポリに移したことを明らかにした。内務、法務、国防などの主要閣僚の半数がトリポリに到着、政権樹立の動きが加速している。

 英国防省は、英軍機が25日から26日にかけて大佐の故郷である中部シルトのカダフィ派拠点を空爆したと発表。フランス通信(AFP)は、シルト攻略に向けて反カダフィ派の兵士らと英仏の特殊部隊が合流して作戦に従事しているのを記者が目撃した、と伝えた。カダフィ派は26日、トリポリの空港を爆撃し、航空機を破壊した。

 一方、ロイター通信によると、アフリカ連合(AU)は26日、リビアのカダフィ政権崩壊を受けてエチオピアのアディスアベバで会合を開き、国民評議会を正統なリビアの代表として承認するのを見送った。

 AU創設に貢献し、多額の資金をAUやその加盟国に提供してきたとされるカダフィ大佐の影響力が示された形だ。半面、AUの当局者によると、加盟20カ国が同評議会を個別に承認したとされ、リビア情勢をめぐりAUは分裂状態に陥っている。

2959チバQ:2011/08/28(日) 23:36:24
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/mideast/524868/
リビア崩壊 女、酒、ドラッグ…まるで映画
配信元:
2011/08/26 12:00

 とても現実とは思えなかった−。ボスニア・ヘルツェゴビナ出身で、リビアのカダフィ政権側の雇い兵指揮官を務めた人物が、政権中枢の退廃した生活の一部を24日の米誌タイム(電子版)に明らかにした。

 この人物はマリオと名乗る41歳の男性。カダフィ大佐の施設では、「パーティー、女、酒、ドラッグ」で、非日常的な生活が繰り広げられていたという。

 マリオは「カダフィ氏の身内の一人がカダフィ氏の邸宅の一つに連れて行ってくれた。そこでは、私が欲しいものは何でも手に入った。人々が面白半分で撃たれたり、ロシアンルーレットを強要されたりしているという話も聞いた。まるで映画の中にいるようだった」とも語った。

 2週間前に友人から「事態が急速に変化しそうだ」とトリポリ脱出を勧告されたという。

2960チバQ:2011/08/28(日) 23:46:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110828/mds11082821160012-n1.htm
反カダフィ派 大佐主要拠点に迫る 首都周辺は深刻な物資不足 
2011.8.28 21:15

リビアの首都トリポリでは、深刻な物資不足のため、食料品を買い求める人々が長蛇の列をつくった(大内清撮影)
 【ザーウィヤ(リビア北西部)=大内清】リビアの反カダフィ派勢力は28日、カダフィ大佐の出身地で重要拠点のひとつであるシルト東方のベンジャワードを制圧した。また北西部のミスラタから出た部隊がシルトの西約30キロの地点に迫ったもようだ。フランス通信(AFP)が伝えた。27日には首都トリポリ南部のカダフィ大佐派の最後の軍事基地も制圧、トリポリ国際空港も完全に支配下に入れた。国際空港周辺ではカダフィ派が砲撃を繰り返すなど抗戦が続いていた。

 首都の完全制圧に向けた動きが着実に進む一方、トリポリを中心とするリビア北西部では、深刻な物資不足が続いている。特に国民生活の「血液」ともいえる石油は価格が50倍に達する場所もあり、トリポリ周辺ではほとんど手に入らない状況だ。

 アフリカ大陸有数の産油国であるリビアでは、カダフィ政権下、石油20リットルが3リビアデイナール(約160円)の安価で提供されていた。

 しかし、カダフィ派と反カダフィ派が内戦に突入すると値上がりを始め、トリポリでは最近、150デイナールまで高騰。隣国チュニジアから運び込まれるわずかな石油も反カダフィ派部隊が優先使用するため市民に行き届かず、野菜や小麦粉といった食料品の物流も滞っている。トリポリのタクシー運転手、サイードさん(50)は「客はいるのに、車を動かせない」と嘆く。

 反カダフィ派の代表組織「国民評議会」は、トリポリに石油3万トンを運び込むと発表、上下水道や電力の公共サービスも復旧を急ぐとしている。だが、製油施設が集まるトリポリ西郊の要衝ザーウィヤでは、石油生産がいつ軌道に乗るか見通しが立たず、当面は国際社会の支援に頼らざるを得ない。

 カダフィ派は内戦中、反カダフィ派への燃料供給を絶つため、国内各地の石油貯蔵施設やガソリンスタンドを破壊した。依然として所在不明のカダフィ氏捜索が難航し、カダフィ派によるゲリラ戦が長引けば、石油関連施設へのさらなる攻撃も予想される。

2961チバQ:2011/08/28(日) 23:48:56
2511 名前:チバQ 投稿日: 2011/08/28(日) 23:48:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110828-00000048-mai-int
<リビア>和解が焦点 部族対立、地域格差解消がカギ
毎日新聞 8月28日(日)21時20分配信

 【カイロ樋口直樹】リビアを42年間にわたり支配してきたカダフィ政権の崩壊を受け、反カダフィ派で作る国民評議会は近く暫定政府を発足させ、新生リビアの建設に乗り出す。逃走中の最高指導者カダフィ大佐の追跡と、治安の早期回復や社会基盤の復旧が最優先課題だ。内戦に伴う恩しゅうを乗り越え、部族社会をいかに束ねていくかが試練となる。

 首都トリポリではカダフィ派勢力の掃討作戦が最終局面を迎えており、国民評議会は大佐の故郷・北中部シルトや一族の出身地・南部サブハなどを制圧し次第、「リビア解放」を宣言して、暫定政府を始動させる。 国民評議会のゴーガ副議長は毎日新聞の電話取材に対し、「リビア解放宣言」から8カ月で国民会議(制憲議会)の選挙を行い、新憲法の国民投票などを経て、宣言から20カ月で国会と大統領の選挙を実施する予定だと明らかにした。

 AP通信によると、カダフィ大佐の首席報道官は27日夜、米ニューヨークのAP通信本社に電話をかけ、「大佐はリビアにおり、暫定政府の樹立を反カダフィ派と話し合う用意がある」と伝えたという。追い詰められた大佐側が時間稼ぎを狙ったものとみられる。

 反カダフィ派にとって最大の課題は治安の回復だ。だが、カダフィ大佐の「私兵」だった軍部や、国民監視機関だった警察に治安任務は務まらない。反カダフィ派も「寄り合い所帯」的な性格が強く、暫定政府下で治安を担うことになる軍や警察はまだ存在しない。

 カダフィ派への空爆で国民評議会を支援してきた欧米だが、平和維持軍などの陸上部隊の投入には消極的だ。評議会も外国軍駐留には慎重で、アブドルジャリル議長は27日、アラブ・イスラム諸国からであれば、警察部隊を受け入れる可能性を示唆した。

 トリポリでは停電や断水が起き、食料や医薬品の不足も深刻化している。評議会が国民の信頼を得るには社会基盤の早期再建が欠かせないが、肝心の財源が不足している。評議会で対外関係を担当するジブリル氏は「我々は(国民に)正統性を問われる危機に直面するかもしれない」と危機感を募らせている。

 国連安保理決議などに基づき世界中で凍結されている旧政権の資産総額は1100億ドル(約8兆4300億円)と推定されるが、凍結を解除するには関係機関などの合意が必要だ。国民評議会が「当面必要」と訴えている50億ドル(約3800億円)分のうち、これまでに解除が決まったのは、米国で凍結されていた15億ドル(約1160億円)分のみだ。

 評議会はリビア産石油・ガスの輸出再開も急いでいるが、ロイター通信によると、27日現在、リビア国内にある五つの製油所すべてが、原油の不足や施設の損壊によって操業できない状況にある。

 治安の改善や経済の立て直しには、内戦による恩しゅうや部族・地域間のあつれきを超えた国民和解が必要だ。カダフィ派を中心に優遇されてきた西部と、冷遇され反体制色を強めた東部の地域格差や、部族対立の溝をどう埋めるか。新生リビアのかじ取りにあたる国民評議会は旧政権の強権政治に代わる統治手法を問われている。

2962チバQ:2011/08/28(日) 23:50:17
http://www.afpbb.com/article/politics/2822704/7682066?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
アブハジア大統領選、親ロシア派が当選
2011年08月28日 15:38 発信地:スフミ/グルジア

【8月28日 AFP】アブハジア(Abkhazia)自治共和国で行われた大統領選で、ロシアとの関係強化を提唱するアレクサンドル・アンクワブ(Alexander Ankvab)氏が過半数を獲得して勝利した。選管が27日、発表した。だが大統領選の結果に対しては、グルジアや欧州などから無効との批判が出ている。

 選挙の最終結果によると、過去5年でアブハジアの首相や副大統領を歴任したアンクワブ氏が得票率54.9%で、ライバル候補の2人を大きく引き離して勝利した。

 アブハジアは激しい内戦を経て、1990年代にグルジアから分離した。だが、アブハジアの独立を承認しているのは、2008年のロシアとグルジアの武力衝突以降にアブハジアの独立を承認したロシアと、ごくわずかの遠方の国家のみだ。

 グルジア外務省や北大西洋条約機構(NATO)、欧州連合(EU)などは、相次いで大統領選の結果を承認しないとの声明を発表。一方、ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は、ただちにアンクワブ氏に電話し、大統領当選を祝福した。(c)AFP/Indira Bartsits

2963チバQ:2011/08/29(月) 00:05:54
http://www.asahi.com/international/update/0828/TKY201108280230.html
2011年8月28日22時37分
リビア反体制派、中部シルトへ攻勢 カダフィ氏の出身地
 リビアの反カダフィ派部隊が、カダフィ政権軍の頑強な抵抗が続く中部シルトに向けて東西から攻勢を強めている。反カダフィ派の報道官は28日、ベンガジで記者会見し、シルトに立てこもる政権軍が武装解除に応じるよう交渉を始めていることを明らかにした。

 報道官は、交渉開始の理由について「シルト攻略で市民の流血を最小限に抑えたい」と説明。その一方で、交渉期限は「我々の忍耐が切れるまでだ」と述べ、明言を避けた。

 シルトはカダフィ氏の出身地で、南部セブハとともに政権軍の拠点となっており、激しい戦闘が続いている。トリポリを脱出したカダフィ氏の潜伏先となっている可能性もある。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011082802000025.html?ref=rank
リビア 反体制派国軍創設へ
2011年8月28日 朝刊

 【カイロ=今村実】カダフィ体制が崩壊したリビアで、反体制派のベルハジ司令官は二十六日、反体制派部隊に参加する各民兵組織を解散し、国軍の創設を急ぐ方針を明らかにした。ロイター通信などが伝えた。新政権準備の一環だが、同派は「カダフィ打倒」の一点でまとまった民主化勢力や旧体制からの寝返り派などの寄せ集めだけに、ほぼゼロからの国家建設に向け結束が保てるか、懸念する声が出ている。

 統一的な国軍の創設は「カダフィ後」の治安回復に不可欠で、内戦で大量に出回った武器の管理も狙いとみられる。

 北東部ベンガジのカーリーユニス大のザヒ・メルエルビイ教授(政治学)は「紛争再発などを防ぐためにも、正規軍への武力の集約は必要だが、政情が不安定な中で武装解除に応じるかというと容易でない」と語る。

 同教授は反体制派を、リベラル勢力や知識人、失業者、若者グループなどの「モザイク組織」だと指摘。特にカダフィ体制から反体制派に加わった旧当局者と、当初からの反体制派メンバーとの確執を指摘する。

 「旧当局者は、革命を成功させたのは自分たちだと信じている。一方でもともとからの反体制勢力は、長年カダフィ体制の一部だった旧当局者らに不信感を抱いている」と教授。

 反体制派は先月末、カダフィ氏の右腕だった“寝返り派”、オベイディ軍最高司令官の暗殺事件で、内部が混乱。司令官の支持者が反発し、国民評議会は今月八日、内閣にあたる執行委員会を解散するなど、基盤の脆弱(ぜいじゃく)さが露呈したばかりだ。

 リビア人権機構(ロンドン)のモハメド・アブドルマラク所長は「反体制運動は東部地域を中心に始まり、犠牲者を多く出した。だが、東部派が政権の主要ポストなどを要求し始めたら、西部派との断絶が起きるだろう。反体制派に参画しているイスラム原理主義グループも、内部対立の火種だ」と語った。

2964チバQ:2011/08/29(月) 00:06:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110828/mds11082801240000-n1.htm
新国軍創設へ 民兵組織一元化
2011.8.28 01:23
 【トリポリ=大内清、カイロ=佐藤貴生】リビアのカダフィ政権崩壊後、治安改善が進まない中、反カダフィ派の代表組織「国民評議会」のトップ、アブドルジャリル議長は27日、北東部ベンガジで記者会見し、アラブやイスラム諸国に治安要員の派遣を要請する可能性があると語った。

 また、反カダフィ派のベルハジ司令官は26日、首都トリポリでの会見で、同市などの民兵組織の指揮権を一元化したと発表、新たな国軍創設の準備を進めていることを明らかにした。

 最高指導者だったカダフィ大佐と息子たちの行方は依然として不明。反体制派は特別部隊を編成し追跡しているという。

 米メディアによると、米情報当局は大佐がトリポリ市内か近郊に潜伏しているとの見方を強め、潜伏先として約40施設に絞って監視を強化しているという。

 これに対しエジプトの中東通信は27日、防弾仕様のベンツ6台からなる車列が26日朝、遊牧民部隊に守られ、リビア西部ガダミスからアルジェリアに入ったと報じた。大佐や一族が乗っていた可能性があるとしているが、中東の衛星テレビ局アルアラビーヤによると、アルジェリア政府当局者はこの報道を否定した。

 また、フランス通信(AFP)によると、政権崩壊の直前、トリポリのバーブ・アジジヤ地区で、150人以上の受刑者がカダフィ派に殺害された可能性がある。刑務所の看守が逃走する直前、手投げ弾を受刑者らに投げたという。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110827/mds11082710460005-n1.htm
カダフィ派雇い兵?病院に100遺体 激戦トリポリ南部
2011.8.27 10:45


 26日、リビア・トリポリのアブサリム地区にある病院で、遺体を搬出に当たる関係者ら(共同)
 リビアの最高指導者だったカダフィ大佐の支持者が多く住み、反体制派との戦闘が続いた首都トリポリ南部のアブサリム地区。26日に訪れた同地区では病院からカダフィ派の雇い兵とみられる約100人の遺体が発見され、激戦の痕跡を見せつけた。

 病院の敷地に近づくと猛烈な異臭が鼻についた。玄関では関係者が複数の遺体をシートでくるみ、トラックに積み込む作業をしていた。

 「遺体のほとんどはアフリカ系。死後3日から6日たっている」。ボランティアで遺体搬出を手伝っていた医学生ハイティエム・ダーンさん(24)が説明した。(共同)

2965チバQ:2011/08/29(月) 22:45:04
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110827-OYT1T00689.htm
トリポリ市民生活圧迫、深刻化…リビア
. 【トリポリ=佐藤昌宏】リビアの反体制派は27日までにトリポリのほぼ全域を制圧したものの、市内の一部では戦闘が散発的に続いている。


 断水や停電のほか、食料・医薬品の不足も深刻化し、市民生活が圧迫されている。首都が落ち着きを取り戻すにはなお時間が必要だ。

 反体制派組織「国民評議会」のシャマン報道官(暫定情報相)は27日、トリポリで記者会見し、「電力、食料、医薬品などの不足が深刻化している」と認めた。ただ、電力不足を補うための燃料については「早期に供給することは可能だ」と述べた。

 また、民生を担当してきた公務員らが戦闘の被害を恐れて脱出していることに言及し、「首都の治安は回復しつつある。早急に戻ってきてほしい」と呼びかけた。その上で、「カダフィ体制下の42年で市民サービスも市民社会もゼロの状態になった。我々はゼロから出発しなければならない」と国造りの困難さを訴えた。

(2011年8月27日22時03分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110829-OYT1T00489.htm
カダフィ氏出身都市、反体制派が挟撃態勢

 【トリポリ=佐藤昌宏】リビアの反体制派は28日、カダフィ政権残党に対する掃討作戦を続け、カダフィ氏の出身地でカダフィ派が掌握する中部の都市シルテを東西から挟撃する態勢を整えた。

 AFP通信によると、反体制派はシルテの部族に投降を求めて交渉しているが、決裂した場合は市内への進軍に踏み切る構えだ。

 反体制派の部隊は28日、シルテの東方約100キロの都市ビンジャワドを制圧したという。シルテ西方では約30キロの位置まで迫っており、シルテ包囲網が狭まっている。北大西洋条約機構(NATO)指揮下の多国籍軍も28日まで3日連続でシルテを空爆した。

 反体制派が首都トリポリを制圧した後、カダフィ氏や親族の行方が分かっておらず、シルテに潜伏している可能性も指摘されている。

(2011年8月29日15時01分 読売新聞)

2966チバQ:2011/08/29(月) 22:49:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110829/erp11082920160003-n1.htm
支援めぐり“主導権”争い 潘氏対サルコジ氏
2011.8.29 20:15
 【ニューヨーク=黒沢潤】“カダフィ後”のリビア支援をめぐり、国連の潘基文事務総長とフランスのサルコジ大統領が主導権争いを演じている。これまでのところ、サルコジ大統領側に軍配が上がっている。

 潘事務総長は22日、リビア支援の国際会議を近くニューヨークで開催すると呼び掛けた。指導力不足が指摘される潘氏にとって、同会議を自身の指導力発揮の場にしたい考えだった。一方、サルコジ大統領も24日、国際会議を9月1日にパリで開くと発表。こちらも大統領選まで8カ月と迫る中、人気低迷に焦るサルコジ氏が政権浮揚効果を狙ったとの見方が強い。

 リビア支援という同じ趣旨の国際会議開催をめぐり、双方が“綱引き”を演じる中、潘氏が26日にニューヨークで開催した国際会議は、欧州連合(EU)など各地域機構の代表らとの「ビデオ会議」にとどまった。国連関係筋は「いわば会議の“格下げ”であり、潘氏はメンツをつぶされた格好」と分析する。

 この会議では新生リビアの警察支援などで一致した。が、選挙や経済支援、行政機構設置で指針を示せず、具体策はサルコジ氏が主催するパリの国際会議で討議されることになった。

2967チバQ:2011/08/29(月) 23:08:00
http://www.asahi.com/international/update/0828/TKY201108280188.html
ハンスト「現代のガンジー」勝利 議会が要求受け入れニューデリーで27日、支援者にVサインをするハザレ氏=AP

ニューデリーのガンジーの肖像画前で28日、ハンストを終えて飲み物をとるハザレ氏(中央)=AP


 汚職対策の強化を訴えていたインドの社会運動家、アンナ・ハザレ氏は28日、議会が自らの要求を受け入れたとして13日間にわたったハンストを終えた。ニューデリーであった支持者の集会で「すべてのインド国民にとっての勝利だ」と宣言。相次ぐ汚職疑惑への対応に苦しむ政権にはさらなる打撃となった。

 世論の圧力を受け、インド議会は27日夜、ハザレ氏の主張に賛同すると決議した。70歳代とされるハザレ氏は、英国からの独立闘争でハンストを繰り返した建国の父をほうふつとさせるとして「現代のガンジー」とも呼ばれる。ハザレ氏は28日、ニューデリーのガンジーの肖像画の前でハンストを終え、飲み物をとった。

 インドでは、携帯電話の周波数帯の売却に絡む汚職事件で前通信相や与党議員が逮捕されるなど、巨額の不正が次々に発覚。ハンストという過激な手段への批判も一部の識者から出たが、一向に改まらない公務員の腐敗体質に憤る市民の間でハザレ氏への支持は急速に広がり、全国各地で支援集会が繰り返された。

2968チバQ:2011/08/29(月) 23:09:20
http://www.asahi.com/international/update/0828/TKY201108280371.html
独立の南スーダン、内閣発足 北部与党元メンバーも入閣
 先月9日に独立した南スーダンのサルバ・キール大統領は27日、正式内閣を発足させた。内戦を戦ってきた北部与党の元メンバーも入閣させるなど、内外の情勢に配慮を見せた。

 ロイター通信などによると、今回の組閣では民族同士の融和も考慮し、幅広い地域や民族から選ばれた。

 スーダンは、半世紀にも及ぶ南北内戦の末、2005年に包括和平合意を締結。今年1月に実施された住民投票の結果、圧倒的多数の南部住民が独立を支持した。(カイロ=杉山正)

2969チバQ:2011/08/29(月) 23:31:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110829/mds11082920240008-n1.htm
反カダフィ派部隊 「ムジャヒディン」の影じわり
2011.8.29 20:23
 反カダフィ派の代表組織、国民評議会が新体制発足に向けて準備を進めている。焦点の一つが「新生リビア」の治安部門を担う国軍創設だ。その主力となるトリポリの反カダフィ派部隊では、戦闘にたけたイスラム勢力の台頭が顕在化しつつある。(トリポリ 大内清)

 トリポリ市街の警備にあたる若い兵士が、思い詰めた目で言った。「国民評議会は、世俗主義的すぎるんじゃないかな」

 ハーリド・サイフッラー氏(20)。「祖国」リビアの土を初めて踏んだのはわずか3カ月前、西部ナフーサ山地でカダフィ大佐の軍と戦う「トリポリ旅団」に入隊するためだった。

 父親は1980年代、アフガニスタンでの対ソ連戦に従事した「ムジャヒディン(イスラム戦士)」だった。当時、過激なイスラム主義の流入を嫌ったカダフィ政権が帰国を許さなかったことから渡英、サイフッラー氏はそこで生まれ育った。父親も現在、同じ旅団で、かつてのアフガンでと同様、カラシニコフ銃を握っているという。

 「新しいリビアは、よりイスラム的であるべきだよ」。表情も変えずこう話すサイフッラー氏やその仲間が「シャイフ(長)」と尊称で呼び、新政権で主導的な役割を果たすと信じて疑わない人物が、同旅団の司令官アブドルハキーム・ベルハジ氏だ。

    □ □

 66年生まれのベルハジ氏はアフガンでの対ソ連戦を経て、90年代にリビアのイスラム国家化を目指す武装勢力「リビア・イスラム戦闘集団(LIFG)」を指導した。LIFGは、国際テロ組織アルカーイダとの関係も指摘される組織だ。

 2004年に逮捕され、09年には獄中で武装闘争路線放棄を宣言、翌年、恩赦を受けメンバー数十人とともに釈放された。LIFGに「転向」を促し、政治改革の一環としてメンバーの大量釈放を主導したのが、カダフィ氏の次男で最有力後継候補といわれたサイフルイスラム氏だった。

 しかし今年3月以降、反カダフィ派と政権軍との内戦が激化すると、ベルハジ氏は銃を取り、反カダフィ派部隊とともに西部地域を転戦。8月にはトリポリ旅団を率いて最初に首都へ攻め込み、カダフィ氏の居住区があったバーブ・アジジヤ攻略戦でも「一番槍(やり)」をつけた。

 26日にはいち早くトリポリで会見を開き、各部隊の指揮系統の一元化を発表。7月の軍司令官オベイディ氏の暗殺以来、分裂も指摘されてきた反カダフィ派部隊の、最高指揮官に等しい存在にのし上がった。

 汎アラブ紙アッシャルクルアウサトなどによると、反カダフィ派には、戦闘経験豊富な元ムジャヒディンやLIFGメンバーが少なくとも800人参加しているとされる。その中心にいるのがベルハジ氏だ。

    □ □

 判事出身のアブドルジャリル議長や経済専門家のジブリル暫定首相ら文民中心の国民評議会は、新政権について、「人民主権」「市民社会の確立」といった理念を表明している。

 これに対しベルハジ氏は、目指す政権像を明確にしてはいない。ただ、サイフッラー氏は「ベルハジ氏を含め、仲間の多くは親欧米的な国民評議会に失望している」と説明、イスラム色の濃い政権となるのは「当然」だと強調する。

 リビアに軍事介入した欧米諸国は、イスラム勢力の台頭を警戒し、穏健な国民評議会への支援を強化してきた。だが、バーブ・アジジヤ攻略で勢いに乗るトリポリ旅団には最近、入隊希望者が急増、その人数は2千人規模に達するという。

 「軍事的なバックグラウンドがなく指導力の弱いアブドルジャリル氏では、軍を統制できない」。国民評議会の下部組織、ザーウィヤ地方評議会の評議員サッディーク・アッラーブ氏(50)は産経新聞の取材にこう述べ、今後、創設される軍と、国民評議会の関係がぎくしゃくする可能性を示唆している。

2970チバQ:2011/08/30(火) 21:05:58
http://www.asahi.com/international/update/0828/TKY201108280412.html
脅威から一転、観光名所に カダフィ氏居住区、人が殺到
 リビア・カダフィ政権の象徴だった首都トリポリの拠点を28日訪れると、観光名所のように人や車が殺到していた。

 首都南部に約5平方キロにわたって広がるバーブ・アジジヤ地区。カダフィ氏の住居や軍事関連の施設があり、かつて一般の人は近づくことさえ恐れた。23日の戦闘で反体制派が制圧、カダフィ政権軍は姿を消した。建物には無数の弾痕があり、激戦を物語る。

http://www.asahi.com/special/meastdemo/TKY201108280230.html
リビア反体制派、中部シルトへ攻勢 カダフィ氏の出身地2011年8月28日22時37分
 リビアの反カダフィ派部隊が、カダフィ政権軍の頑強な抵抗が続く中部シルトに向けて東西から攻勢を強めている。反カダフィ派の報道官は28日、ベンガジで記者会見し、シルトに立てこもる政権軍が武装解除に応じるよう交渉を始めていることを明らかにした。

 報道官は、交渉開始の理由について「シルト攻略で市民の流血を最小限に抑えたい」と説明。その一方で、交渉期限は「我々の忍耐が切れるまでだ」と述べ、明言を避けた。

 シルトはカダフィ氏の出身地で、南部セブハとともに政権軍の拠点となっており、激しい戦闘が続いている。トリポリを脱出したカダフィ氏の潜伏先となっている可能性もある。

 AFP通信が反カダフィ派部隊の指揮官の情報として伝えたところでは、首都トリポリ方面から東進した部隊は28日、シルトの西約30キロに達した。また東部ベンガジ方面から西進している部隊もシルトの東100キロまで到達したという。

 AP通信などによると、反体制派は政権軍が持つとみられる化学兵器や長距離ミサイルを警戒。北大西洋条約機構(NATO)軍による空爆の後にシルト攻略を本格化する方針だという。NATO軍はこれまでも精密誘導ミサイルなどでシルトを空爆、政権軍の指揮室などを破壊している。

 英BBCによると、カダフィ政権の報道官は28日、「カダフィ氏は権力の移譲について、息子サアディ氏を通じて交渉する用意がある」と述べた。これに対し、反カダフィ派の中核組織「国民評議会」の幹部はロイター通信に「カダフィ氏が降伏しない限り、交渉はありえない」と述べた。

 評議会のアブドルジャリル議長は「違法な処刑ではなく、公正な裁判で対応する」として、カダフィ氏と政権軍兵士に降伏を呼びかけている。

 反カダフィ派が大半を制圧したトリポリ市内でも、各所で戦闘が続いている。市内は停電が続き、飲料水や食料、ガソリンの不足が深刻化しているという。(ベンガジ=玉川透)

2971チバQ:2011/08/30(火) 21:07:06
http://www.asahi.com/special/meastdemo/TKY201108270472.html
反カダフィ派、首都の指揮権一元化 新政権樹立へ協議2011年8月27日22時44分

 反カダフィ政権派の中核組織「国民評議会」傘下の「軍事評議会」司令官は26日、トリポリで会見し、首都の反カダフィ各派部隊の指揮権を一元化したと発表した。ロイター通信が伝えた。新政権が樹立されれば各派を解体し、新国軍として統合するとしている。

 25日にトリポリへ拠点を移した国民評議会は、東部ベンガジを拠点とするグループが中心。リビア全土の治安維持にあたっては、西部の反体制派部隊をはじめとする様々な組織との協力が不可欠だ。

 一方、評議会のアブドルジャリル議長は27日、ベンガジで会見し、治安改善のため「アラブ・イスラム諸国の警察による支援を模索する」と述べた。欧米などを念頭に「その他の国からは受け入れない」とも語っており、文化を共有する国々の協力を求める構えだ。

 反カダフィ派はリビア全土の制圧に向け、隣国チュニジアとの国境にある検問所などを押さえたが、カダフィ氏の影響が残る地域では、依然として激しい戦闘が続いている模様だ。AFP通信によると、北大西洋条約機構(NATO)軍は27日にかけて、カダフィ氏ゆかりの中部シルトなどで爆撃を続けている。(カイロ=山尾有紀恵)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000082-mai-int
<リビア>カダフィ大佐は依然不明
毎日新聞 8月30日(火)20時19分配信

 【カイロ樋口直樹】リビアのカダフィ政権崩壊から1週間を経てなお、最高指導者だったカダフィ大佐の行方は不明のままだ。首都トリポリは平静を取り戻しつつあるが、地下に潜った大佐の下でカダフィ派の残存勢力がゲリラ戦に出る可能性も排除できない。反カダフィ派・国民評議会は「大佐が逃亡している限り危険は去らない」と警戒し、北大西洋条約機構(NATO)と協力して追跡を続けている模様だ。

 トリポリ南部の地下施設、故郷の北中部シルト、一族の出身地である南部サブハ−−。カダフィ大佐の潜伏先として疑われてきた場所だ。大佐の家族がアルジェリアに入国した29日には、イタリアのANSA通信が「信頼できるリビア外交筋」の話として、首都から南へ約100キロ離れた町バニワリドに大佐が次男らと共に潜んでいると報じた。

 カダフィ大佐の拘束には、携帯電話などの電波を拾い集めるだけでなく、大佐側近などへの尋問による地道な包囲網形成が必要。AP通信によると、反カダフィ派は米中央情報局(CIA)のチームや米仏特殊部隊の支援を得て情報の収集、分析を行っているという。

 ただ、リビアには南部に広大な砂漠や荒野が広がり、自由に動き回る遊牧民が暮らす。カダフィ大佐が首都を脱出し、国民評議会に非協力的な部族の助けを借りて逃亡を続けた場合、拘束には手間取りそうだ。

2972チバQ:2011/08/30(火) 21:07:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000068-mai-int
<リビア>新国家建設の道のり長く…カダフィ政権崩壊1週間
毎日新聞 8月30日(火)19時24分配信

 【トリポリ和田浩明】リビアの反カダフィ派による首都トリポリ制圧でカダフィ政権が崩壊してから30日で1週間がたった。トリポリ市民は水や電力の不足に悩まされながらも、徐々に生活のペースを取り戻しつつある。42年間続いた独裁体制が瓦解(がかい)した今、多くの人が「自由」の味をかみしめている。反カダフィ派は全土掌握を急ぐが、最高指導者カダフィ大佐の行方は知れず、安定した新国家の建設には時間がかかりそうだ。

 29日はイスラム教の「ラマダン(断食月)」最終日。夜になるとトリポリ市街には市民が繰り出し、車のクラクションを鳴らしたり、祝砲を打ち上げて歓喜に浸った。「イスラムの伝統まで規制した」(東部ダルナ市民)とされるカダフィ大佐の逃亡を歓迎する気持ちも強かったようだ。

 23日にトリポリが陥落して以来、カダフィ派の排除が進むにつれ、聞こえてくる銃声も散発的になりつつある。だが、戦闘はカダフィ大佐の拠点だった北中部シルトや南部サブハなどで続く。トリポリ市内にも銃を持った兵士や住民が詰める検問所が残っており、治安改善への道のりは長そうだ。

 生活面の苦労も多い。リビア南部の水源から首都への供給は再開されておらず、市内各所で井戸水を近隣住民が分け合う風景が見られる。首都南部アブスリム地区で洗濯用水を配布していた男性住民のサレハさん(52)は「水は最大の問題だ。今はお互いに助け合う時だ」と話す。

 ガソリン不足も深刻だ。戦闘で製油施設が操業を停止し、隣国チュニジアなどから運び込まれるガソリンの闇市が活況を呈している。価格は紛争前の30倍だ。ガソリンスタンドはほとんどが閉店中で、数少ない営業中のスタンドは順番待ちの客で長蛇の列だ。

 食料は「多くの住民が備蓄しているので当面は問題ない」(トリポリ東郊タジュラの男性住民)とされるが、スーパーマーケットなどの商店は多くが閉まっており、開店していても買い占めで品薄の場合が多い。パン屋前では買い物かごを手にした市民が行列を作る。

 反カダフィ派は26日、カダフィ派が抑えていたチュニジア国境のラスジェディール検問所を掌握した。国境からトリポリまでのルートが30日までに確保されたとの情報もあり、今後は首都に向けた物資輸送が始まるとみられる。

 紛争で停止していたトリポリ市内のゴミ回収作業も再開された。29日にはラマダン明けを晴れ着で祝う住民向けに、服飾店や靴店も開き始め、買い物客でにぎわった。女性や子どもの姿も増え始め、サレハさんは「生活はまだ大変だ。でも、自由の味には代え難いよ」と笑顔を見せた。

2973チバQ:2011/08/30(火) 21:08:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000602-san-int
弾圧続くシリア 手をこまねく欧米は中東全域の流動化懸念
産経新聞 8月30日(火)19時24分配信

 【カイロ=佐藤貴生】アラブ民主化のうねりがリビアの独裁を覆したのを受け、民衆弾圧が続くシリア情勢に国際社会の注目が集まっている。

 バッシャール・アサド政権は3月の反体制運動発生以来、約2200人を殺害したとされるが、リビアに空爆で応じた欧米諸国もシリアには手をこまねいている。シリアの体制不安定化は中東全域の流動化を招きかねないとの懸念が背景にありそうだ。

 「さよならカダフィ。バッシャール、お前の番が来た」。カダフィ政権崩壊以降、シリア国内の抗議運動ではこうしたスローガンが飛び始めた。アラブ連盟は28日、武力弾圧の停止を求める声明を出したが、シリアは拒否、29日にも北東部イドリブ州などで6人が死亡し、犠牲者は連日のように出ている。

 シリアは国民の7割前後がイスラム教スンニ派で、アサド一族は人口の1割程度のイスラム教アラウィ派に属する。現大統領の父、ハフェズ・アサド前大統領が1982年にイスラム原理主義組織、ムスリム同胞団などによる中部ハマの暴動を鎮圧した際、数万人を虐殺したとされる。

 弾圧の裏側には、その手を緩めて権力から滑り落ちれば、「血の報復」を受けるという強迫観念があるともいわれる。

 シリアはパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスや、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを支援し、イスラエルやレバノン情勢のカギを握る。イラン・イラク戦争(80〜88年)ではイランを支援、断交したイラクと外交関係を再開したのはここ数年のことだ。一方、対米強硬派のイランは数少ない友好国の1つとされる。

 中東の諸問題に深く関わるシリアが揺らげば、欧米をも巻き込んだ混乱が生じる恐れがある。大統領父子による強権支配は40年にもおよび、どのような政権が後を継ぐのか想像もつかないのが実情だ。

 トルコのアンカラでは29日、シリアの反体制派が「国民移行評議会」を結成、イデオロギーや宗派を問わず国内外で連携し政権打倒を目指すと宣言した。

 しかし、長年にわたり苛烈を極めた弾圧と治安部隊の緻密な監視網により、反体制派は一枚岩になりにくいといわれる。一部の離反者をのぞけば政権は軍や治安機関を掌握しており、すぐに体制が揺らぐ事態が来るとは考えにくい。

 今月に入り、オバマ米大統領が「アサド大統領が辞めるときがきた」と述べるなど、欧米では退陣を迫る声明が相次いでいる。だが、「権力の空白」を恐れる欧米にすれば、大統領が改革に着手して弾圧を弱めて、政権を維持する方が退陣よりも好ましい−というのが本音かもしれない。

2974チバQ:2011/08/31(水) 12:07:44
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/08/31/20110831ddm007030069000c.html
リビア:政権崩壊1週間 トリポリ市民、42年ぶり自由の味 水、ガソリンは不足
 【トリポリ和田浩明】リビアの反カダフィ派による首都トリポリ制圧でカダフィ政権が崩壊してから30日で1週間がたった。トリポリ市民は水や電力の不足に悩まされながらも、徐々に生活のペースを取り戻しつつある。42年間続いた独裁体制が瓦解(がかい)した今、多くの人が「自由」の味をかみしめている。反カダフィ派は全土掌握を急ぐが、最高指導者だったカダフィ大佐の行方は知れず、安定した新国家の建設には時間がかかりそうだ。

 29日はイスラム教の「ラマダン(断食月)」最終日。夜になるとトリポリ市街には市民が繰り出し、車のクラクションを鳴らしたり、祝砲を打ち上げて歓喜に浸った。「イスラムの伝統まで規制した」(東部ダルナ市民)とされるカダフィ大佐の逃亡を歓迎する気持ちも強かったようだ。

 23日にトリポリが陥落して以来、カダフィ派の排除が進むにつれ、銃声も散発的になりつつある。だが、戦闘はカダフィ大佐の拠点だった北中部シルトや南部サブハなどで続く。トリポリ市内にも銃を持った兵士や住民が詰める検問所が残っており、治安改善への道のりは長そうだ。

 生活面の苦労も多い。リビア南部の水源から首都への供給は再開されておらず、市内各所で井戸水を近隣住民が分け合う風景が見られる。首都南部アブスリム地区で洗濯用水を配布していた男性住民のサレハさん(52)は「水は最大の問題だ。今はお互いに助け合う時だ」と話す。

 ガソリン不足も深刻だ。戦闘で製油施設が操業を停止し、隣国チュニジアなどから運び込まれるガソリンの闇市が活況を呈している。価格は紛争前の30倍だ。ガソリンスタンドはほとんどが閉店中で、数少ない営業中のスタンドは順番待ちの客で長蛇の列だ。

 食料は「備蓄しているので当面は問題ない」(トリポリ東郊タジュラの男性住民)とされるが、スーパーマーケットなどは多くが閉まっており、開店していても品薄の場合が多い。パン屋前では買い物かごを手にした市民が列を作る。

 反カダフィ派は26日、カダフィ派が押さえていたチュニジア国境のラスジェディール検問所を掌握した。国境からトリポリまでのルートが確保されたとの情報もあり、今後は首都に向けた物資輸送が始まるとみられる。

 紛争で停止していたトリポリ市内のゴミ回収作業も再開された。29日にはラマダン明けを晴れ着で祝う住民向けに、服飾店や靴店も開き始め、買い物客でにぎわった。女性や子どもの姿も増え始め、サレハさんは「生活はまだ大変だ。でも、自由の味には代え難いよ」と笑顔を見せた。

毎日新聞 2011年8月31日 東京朝刊

2975チバQ:2011/08/31(水) 20:53:24
http://mainichi.jp/select/today/archive/news/2011/08/31/20110831k0000e030040000c.html
リビア:首都でアフリカ移民迫害 雇い兵への報復か
2011年8月31日 12時25分 更新:8月31日 12時50分


トリポリ西郊の漁港で避難生活を送るアフリカ移民のソフィアさん(手前)=2011年8月30日、和田浩明撮影

リビアと周辺国の地図 【トリポリ和田浩明】最高指導者カダフィ大佐の政権が崩壊したリビアの首都トリポリで、リビア人がアフリカからの黒人移民に暴行したり金品を奪うケースが目立っている。身の危険を感じた移民の中には避難民生活を送る人も出始めた。カダフィ派がアフリカから呼び寄せたとされる雇い兵に対する報復と見られるが、アフリカ連合は「罪の無い普通の移民まで巻き込まれている」と反発を強めている。

 トリポリから車で西に約20分。反カダフィ派が警備を固める漁港には、アフリカ移民約800人が暮らす避難民キャンプがある。漁船の陰などに毛布を張っただけの「住居」に身を寄せる人々。多くがナイジェリアやガーナ、マリなどからの移民だ。水や食料が不足し、住民たちは「早くここから脱出したい」と口をそろえた。

 反カダフィ派がトリポリに迫り始めた8月半ばころから、首都を離れて逃げ込んだ移民が目立つ。ナイジェリア人のエマニュエル・エセネさん(32)によると、リビア人の武装グループがこの避難民キャンプに発砲したり、金品や携帯電話などを強奪。「女性が暴行されたケースもある」という。カダフィ大佐はアフリカ諸国の支援を掲げて多数の移民を受け入れたこともあり、エセネさんは「カダフィ時代はこんな心配は皆無だったのに」と肩を落とす。

 係留された漁船に住むソフィアさん(26)は妊娠8カ月。発熱しがちで「初めての出産を控えている。安心できる場所に早く移りたい」と訴えた。

 トリポリの国際移住機関(IOM)は、内戦で首都に閉じ込められた外国人移民の海路での避難作業を進めている。しかしキャンプの人々は「外に出ればまた襲われるかもしれない。移動手段もない。どうすればいいのか」と途方に暮れている。

 トリポリ市内に住むガーナ出身の家屋管理人の男性(34)は「リビア人はアフリカ移民を見下している」と訴える。一方で、10年ほどリビアに住むホテル従業員のナイジェリア人男性は「アフリカからの移民が攻撃されているといううわさは聞くが、自分の生活には問題がない」と語った。

 反カダフィ派は雇い兵と見られるアフリカ出身者の摘発を続けており、30日も市内のミティガ軍事基地に約10人を移送したとされる。アフリカ連合のピン委員長は29日、「反カダフィ派は全ての黒人を雇い兵と混同しているのではないか」と批判した。

 ◇雇い兵
 カダフィ大佐が70年代以降、アフリカ中西部の国から呼び寄せ、軍に編入したとされるが、実態は不明。今回の戦闘で多数の黒人兵が確認され、反カダフィ派は残虐性を指摘した。国際人権団体などによると、一般のリビア在住黒人が雇い兵と混同され、殺害されるケースもあるという。アフリカ連合も混同による殺害などを非難し、反カダフィ派の国民評議会を正式認定しない理由の一つに挙げている。

2976チバQ:2011/09/01(木) 12:06:31
http://mainichi.jp/select/world/news/20110901k0000e030028000c.html
リビア:カダフィ一族、兄弟で路線対立…抗戦か交渉か
 【カイロ樋口直樹】リビアの最高指導者だったカダフィ大佐に対する反カダフィ派の包囲網が狭まる中、大佐一族の内部で足並みの乱れが出始めた。逃亡している大佐の息子2人が8月31日夜、「徹底抗戦」か、流血終結に向けた「交渉」かの対応をめぐり、正反対の声明をアラブ・メディアに寄せた。反カダフィ派が投降期限とする3日を前に、一族内の路線対立が鮮明化した格好だ。

 大佐の後継者と目され、国際刑事裁判所(オランダ・ハーグ)から「人道に対する罪」などの容疑で逮捕状が出ている次男セイフ・アルイスラム容疑者はシリアの衛星テレビ局アルライに電話をかけ、「抵抗は続き、勝利は近い」「ネズミども(反カダフィ派)を攻撃せよ」などと支持者に徹底抗戦を呼びかけた。

 電話は首都トリポリ郊外からかけたといい、「司令官(大佐)は元気だ」と述べた。反カダフィ派は、カダフィ派が3日までに降伏しなければ大佐の故郷である北中部シルトに総攻撃を仕掛けると最後通告しているが、セイフ・アルイスラム容疑者は「(シルトでは)武装した2万人の若者たちが待ち受けている」と強気の姿勢を崩さなかった。

 一方、元プロサッカー選手でリビア・サッカー協会の会長も務めた三男サーディ氏を名乗る男は中東の衛星テレビ局アルアラビーヤへの電話で「流血の惨事を終わらせるために(反カダフィ派と)交渉する準備がある」と言明。大佐の了承を得て、反カダフィ派・国民評議会の司令官と連絡を取ったと述べ、「彼ら(国民評議会)に政権を与えることに問題は無い」と語った。

 AP通信によると、これに対して、国民評議会の報道官は「彼ら(カダフィ一族)と交渉する気は無い」と強調、「カダフィ政権は崩壊しかけており、一族は逃げ道を探している」との見方を示した。報道官は8月29日の時点で大佐と次男、三男が首都から南へ約100キロ離れた町バニワリドにいたとの情報を明らかにした。現在の行方は不明という。

毎日新聞 2011年9月1日 11時20分

2977チバQ:2011/09/01(木) 12:07:03
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/09/01/20110901ddm007030182000c.html
インド:「次期首相」失望感 与党総裁代行・ラフル氏、ハンスト対応でパニック
 ◇指導力不足を露呈
 【ニューデリー杉尾直哉】インド政府の腐敗・汚職体質を糾弾する社会活動家アンナ・ハザレ氏(74)が8月28日まで13日間にわたってハンガーストライキを続け、国を揺さぶった。インド政界の最高実力者で、与党「国民会議派」総裁のソニア・ガンジー氏(64)は米国でがんの治療を受けており不在。ソニア氏の長男、ラフル・ガンジー総裁代行(41)を中心とする指導層は「パニック状態」(ヒンズー紙)に陥った。「次期首相」といわれてきたラフル氏だが、指導力不足に失望が広がっている。

 ハザレ氏は大規模集会を計画していた16日に拘束されたが、報道によると、ラフル氏の介入で当局はその夜、釈放を決めた。メディアは、朝令暮改ぶりを一斉に批判した。

 下院議員2期目のラフル氏は、26日に議会で演説するまで沈黙を守った。「(ハザレ氏が求める)腐敗防止法だけでは腐敗を一掃できない」との内容で、政権側の主張をなぞっただけだった。

 ハザレ氏のハンスト集会の参加者には、09年の総選挙でソニア氏が率いる与党を支持した中産層が多い。庶民や若者の生活の安定を訴えたラフル氏が与党圧勝に貢献した選挙だった。だが、病院技師のラクパット・タムワルさん(43)は「ラフルはソニアの看病で8月初めから国を離れていた。ソニアはなぜ医療レベルの高いインドではなく外国で療養しているのか。あの母子には失望した」と話し、今後は国民会議派を支持しないという。

 イタリア人のソニア氏は、故ラジブ・ガンジー元首相(91年暗殺)の妻として、シン政権を陰で動かしてきた。ラフル氏は、曽祖父が初代首相ネール、祖母がインディラ・ガンジー元首相で、“ガンジー王朝”の継承者として注目されてきた。だが、政治アナリストのスレーシュ氏は「ラフル氏は、指導力を示す絶好の機会を逸し、大衆の心をつかめなかった」と話す。

 次の総選挙は14年だが、ヒンズー至上主義のインド人民党を中心とする野党側は、「与党と同じく腐敗した政治家集団」と多くの有権者にみられ、支持を伸ばしていない。既成政党に頼らない、大衆的なハザレ氏の運動が今後もインド政界を揺さぶり続けそうだ。

毎日新聞 2011年9月1日 東京朝刊

2978チバQ:2011/09/02(金) 23:15:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110818/mds11081807310000-n1.htm
【山内昌之の中東を読む】
夏休み特別講座 イランの権力闘争(上)  
2011.8.18 07:24 (1/3ページ)

「逸脱傾向」めぐり“聖俗”攻防


 日本人は国内の政局に目を奪われて、外交安全保障への関心を失いがちである。しかしアラブの体制変革やイランの権力闘争の行方は、石油を中東に依存する日本としても無視できない。とくにイスラム体制下のイランの「逸脱傾向」をめぐる権力の攻防はあまり知られていない。

 この言葉は、大統領選挙が行われた2009年に、最高指導者ハメネイに近い「ケイハン」紙上で、共和国の敵による「逸脱傾向」の陰謀という表現で初めて現れた。これが当時の大統領候補で改革派の元首相ムサビを指したのは明らかである。が、翌10年に君主制の伝統とイラン・ナショナリズムを蘇生(そせい)させる「逸脱傾向」が批判されたとき、人びとはその正体をいぶかしく思った。

 しかし、まもなく「逸脱傾向」は「支配エリートの内部、政府部内にさえある」という表現が使われると、慧眼(けいがん)なイランの市民はおよその見当をつける。そして11年初め、同紙がこの「危険な性格」をもつ「逸脱傾向」の指導者をE.M.と頭文字で呼ぶにいたって、イラン人は謎の人物がエスファンディアル・マシャイであると分かったのだ。

 マシャイは大統領アフマディネジャドの特別補佐官にして官房長官であるが、その実は大統領の師にほかならず、最高戦略家として独特なカリスマ性を誇っている。現代のイラン政治は、シーア派宗教者たる最高指導者ハメネイとアフマディネジャドとの権力闘争が本筋であるが、そこにむきだしの権力欲でなくイデオロギーが入るのはマシャイの存在が大きい。

 今年の5月に「ケイハン」紙は、「アフマディネジャドの逸脱傾向」を露骨に批判し、ハメネイとアフマディネジャドは毎日のように批判を応酬しあうようになった。

 アフマディネジャドは、マシャイの意を受けて、ペルシャ語からアラビア語などの外来語の語彙をはずす言語の民族化をはかり、フランス語に由来する19世紀以来の警察を指す「ポリス」をペルシャ語の「パースファル」に置き換える決定をした。

 しかしハメネイは「イスラムへの脅威と見なされるイラン・ナショナリズムの兆候」として変更を認めなかった。イスラムの権威がキリスト教徒のフランス語を弁護して伝統あるペルシャ語の利用を禁止するあたりに、イランの「イスラム政治体制」の珍妙さが垣間見られる。

 さらにハメネイ派は、アフマディネジャドがハメネイに反対する共同戦線のために「緑の党」と秘密接触をしていると批判した。そして、公安警察は大統領の側近50人以上を逮捕したのである(アミール・ターヒリー『アッシャルクルアウサト』11年6月3日)。

 09年の大統領選挙で蜜月状態だったアフマディネジャドとハメネイとの間に、何故にこれほどの亀裂が生じたのだろうか。少し前までアフマディネジャドは、イラン・イスラム革命後の30年間に生まれた5人の大統領のうちで、いちばん強力な政治家と目されていた。大統領選から民主化を求めてきた「緑の運動」の沈黙とともに、アフマディネジャドの好敵手は姿を消したかに見えた。

 しかし、アフマディネジャドがホメイニの「イスラム法学者の支配」理論でなく、マシャイに触発された「イランのイスラム」の教理を広げようとしたのは、最高指導者だけでなくシーア派の宗教者への挑戦に映った。

 30カ国語に訳された自伝『アフマディネジャド・世紀の奇跡』は100万部を売ったとされる。彼の側近は、09年の大統領選挙でもしハメネイと組んでいなかったなら、2500万票でなく3500万票を獲得していたと豪語する。宗教者と組んだせいで1千万票も損をしたというのだ。12年の国会議員選挙では3分の2の議席を獲得できると自信を見せている。

 宗教者はモスクに帰れ、ペルシャ語からアラビア語を放逐せよ、イラン帝国よ蘇生せよ。これは、脱イスラムで近代化を目指した隣国トルコの建国の父、ケマル・アタチュルクの世俗主義改革を想起させる。アフマディネジャドらの主張も不愉快であるが、対立の焦点はイデオロギーというよりも宗教者が巨大利権をにぎる世俗権益の問題にあるのだ。

 アフマディネジャドは過去5年間、国家に入るべき収入を私物化して財政を破綻させた宗教者、軍、治安維持機構のもつ利権構造やハメネイに関係する「財団」の力を弱めることに腐心してきた。戦略を練ったのはマシャイである。彼はとくに石油収入を国家と政府が管理し、無責任な既得権益集団に使わせないように工夫した。争いは目立たぬところから火蓋(ひぶた)を切った。

2979チバQ:2011/09/02(金) 23:16:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110825/mds11082508220003-n1.htm
夏休み特別講座 イランの権力闘争(下)
2011.8.25 08:19 (1/4ページ)

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新たに石油相に任命されたロスタム・カーセミー准将(ロイター)

反大統領で軍・宗教者が同盟


 イランの宗教者の世俗利権とカネへの執着には驚くばかりだが、その失地回復への妄執も相当なものだ。

 アフマディネジャド大統領の知恵袋、マシャイは、4千万ドルの文化予算を古代遺跡の修復や芸術祭や映画演劇の振興に使おうとしたが、半分を最高指導者ハメネイがとることで折り合った。「宗教目的を助長するため」であったが、ありようは宗教者たちに金をばらまき、各種権益を維持するためである。

 それでもマシャイらの追及は厳しい。ハメネイの息子の会社は1億ドル規模の不動産・レジャー産業を経営していたが、閉鎖に追い込まれた。

 アフマディネジャドはイラン最大の自動車企業の経営権を押さえたが、これもハメネイにつながる一派には打撃となった。

 オマーン湾から中央アジアまで延びる国営横断鉄道についても、ハメネイの取り巻きは300億ドルに上る計画の分け前にあずかれなかった。

 また大統領側は政府系銀行に500億ドルの債務をもつ200人以上の人物に対し返済を迫ったが、その大部分は宗教者にほかならない。

 砂糖輸入を独占し、小麦輸入で潤ってきた高位宗教者(アヤトラ)たちも利権を奪われてしまった。インドへのガスパイプラインをつくる大プロジェクトもハメネイにつながる巨大利権であったが、その成り行きは不透明になっている。

 アフマディネジャドは軍の力を背景に宗教者に対抗して、資産価値180億ドルの公社を軍に移管した。しかし最近では、どの利権も聖域化しないアフマディネジャドと軍関係者との関係もあやしくなった。そこで今のイラン政治では、「実業家宗教者」と「実業家将軍」との同盟による「逸脱傾向」への対抗という図式が成立してしまった(アミール・ターヒリー「金をめぐるテヘランの戦い」『アッシャルクルアウサト』2011年5月20日)。

 アフマディネジャドの大胆な挑戦は石油産業にも向けられた。イランの石油産業は40ほどの事業体により運営されてきたが、それは高位宗教者と革命防衛隊によって管理されていた。アフマディネジャドの狙いは、石油省を再編してイラン石油公社(NIOC)を蘇生(そせい)させ、国家が石油産業の全体を押さえる点にある。

 ハメネイのほうも黙って引き下がっていなかった。彼はほとんど毎日のように、最高指導者として憲法上の権限を行使しながら、大統領の出す命令や指示に拒否権を使っているからだ。


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