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大中華世界的話題(その3)

1とはずがたり:2019/08/26(月) 22:00:23
一部消えてしまったので心機一転スレを立て直していきます。

その1
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1117295937/l30
その2
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1440116307/l30
その2消失部分
http://tohazugatali.soragoto.net/index.html#tohakei

2815OS5:2023/12/01(金) 11:14:52
 しかしこの異例の判断に関わった憲法裁判所の裁判官の一人がジョコ・ウィドド大統領の親族だったことから「大統領の影響による情実判断だ」「親族重視の旧弊だ」との批判が渦巻き、当該の裁判官は解任された上、判断の是非が問われている。

 一方、ガンジャル候補は現職閣僚のモハマド・マフード政治法務治安担当調整相を選んだ。知名度はあるものの政治手腕では「強引」「自己中心的」などの批判もあり、PDIPが後押ししたとはいえ、苦渋の選択だったとみられている。

 PDIP党首のメガワティ・スカルノプトリ元大統領は実娘のプアン・マハラニ国会議長をなんとか大統領選に参画させようとしたものの党内での合意が最後まで得られなかったという。

 アニス候補とペア組んだのは「国民覚醒党(PKB)」のムハイミン・イスカンダル党首で、イスラム教指導者でもあることからイスラム教徒の票獲得を狙っている。

 この3組の正副大統領ペアが国民の投票の対象となる。

人権侵害でプラボウォ候補批判
Gettyimages

 優勢が伝えられるプラボウォ候補、ガンジャル候補が共に現職のジョコ・ウィドド大統領のこれまでの政策を継承する「後継者」を自任していることから、主な政策は新大統領にどちらかが就任しても大きな変化はないとみられている。

 外交政策では中国頼みの姿勢は変わらずこれまでの通りの経済支援、大規模プロジェクトへの投資に依存することになる一方で安全保障では米国寄りの立場も維持することは確実視されている。

 3候補は「お互いを批判するのではなく、国の発展に向けた前向きの議論を交わそう」ということで合意した。

 だがPDIPは世論調査でトップになることが増えてきたプラボウォ候補に警戒心を抱き、スハルト政権末期に起きた数々の人権侵害事件に絡んでプラボウォ候補への責任追及を強めようとしている。

 アニス陣営も人権尊重の立場からプラボウォ候補への批判を取り上げる方針とされ、プラボウォ候補は集中砲火を浴びる公算が高まっている。

 しかしプラボウォ陣営はそうした批判は想定内として「すでに法律的には解決している」「過去より未来を見て欲しい」などの立場を鮮明して批判を交わす予定とみられている。

 ジョコ・ウィドド大統領も在職中に「過去の人権問題の真相解明」という姿勢を打ち出してはきたものの、一向に進捗がみられない上、真相解明と「責任者の追及と処罰」は別ものとの立場をとっていることから、今後の選挙戦でも人権問題は議論されても、その責任追及は大きな問題とはならないではとの観測が強い。

ジョコ・ウィドド大統領の動き
Gettyimages

 今後の焦点は各大統領候補の動きやいずれ開催される候補者討論会などでの議論となるが、若いギブラン候補がどこまで海千山千のベテラン候補たちに太刀打ちできるかが問われることになる。

 その一方で、ジョコ・ウィドド大統領の動きも注目されている。大統領選では中立を保つとしているものの、自らの母体であるPDIPのガンジャル候補に肩入れするのか、息子が副大統領候補となっているプラボウォ候補を応援するのかが焦点となる。

 すでにメガワティPDIP党首との関係が悪化、決裂したとみられているジョコ・ウィドド大統領だけに、「実の息子を応援したい」としてプラボウォ候補支持に回る可能性も指摘されている。

 インドネシアが、そしてASEAN、国際社会が注目する大統領選は、2月14日の投票まで熱い戦いが続くことになる。

大塚 智彦(PanAsiaNews記者

2816OS5:2023/12/02(土) 08:03:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6e43d245d9ff9cd175154b5519766f518e45ad1
少数民族武装勢力との戦闘1か月、ミャンマー国軍劣勢続く…地方に波及し兵士数も半数程度に
12/2(土) 7:27配信

読売新聞オンライン
ミャンマー北東部シャン州で、軍用車両を確認する少数民族武装勢力のメンバー(11月24日)=AP

 【バンコク=佐藤友紀】ミャンマー北東部で国軍と少数民族武装勢力の戦闘が始まってから1か月が過ぎた。国軍との戦闘は圧政に不満を抱く他地域の少数民族や民主派勢力にも広がり、首都ネピドーなど中心部を取り囲む形で周縁部の地方に波及した。劣勢に立つ国軍は空爆で応戦し、攻撃を抑え込もうと躍起になっている。

 戦闘開始から1か月後の11月27日、民主派勢力が樹立した「国民統一政府(NUG)」や少数民族グループなどは「まもなく『テロリストグループ』は敗北する。彼らへの忠誠をやめる時だ」と国軍兵らに降伏を促す共同声明を発表した。

(写真:読売新聞)

 一方、国軍トップのミン・アウン・フライン最高司令官は29日、「反乱軍との戦闘に重点を置く」と徹底抗戦する姿勢を示した。

 独立系地元メディア「イラワジ」によると、北東部で少数民族3勢力が「独裁を終わらせる」として国軍の拠点へ攻撃を始めた10月27日以降、武装勢力が北東部シャン州を中心に国軍の拠点224か所を制圧した。西部ラカイン州では、アラカン軍が11月13日に国軍の拠点を攻撃した。両者は2022年に一時停戦で合意していた。北西部や南東部でも少数民族武装勢力や民主派勢力が戦闘をしかけた。

 国軍は北東部に戒厳令を敷き、各地への空爆で対抗しているが、劣勢が続く。21年のクーデター以降、国軍は弱体化が進み、米国平和研究所は5月、かつて30万〜40万人とされた国軍兵は半分程度にとどまると分析した。民主派との戦闘長期化や兵士の脱走で士気が低下している。

 イラワジによると、国軍はネピドーで約1万4000人の部隊の追加動員を始めた。主要都市への戦闘の波及を防ぐため、防御態勢を強化している模様だ。

 戦闘拡大に伴い市民生活への影響が大きくなっている。国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、11月23日までに市民200人が死亡し、33万5000人が自宅を追われた。クーデター以降の国内避難民は計200万人以上に上る。

2817OS5:2023/12/04(月) 11:51:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b8f58fe9a6d3ae143be12e808ea63f51e5e29f8
「3中総会」開催発表されず 更迭人事が影響か 中国
12/4(月) 7:04配信
時事通信
中国の習近平国家主席=11月17日、米カリフォルニア州サンフランシスコ(EPA時事)

 【北京時事】中国共産党の重要会議である第20期中央委員会第3回総会(3中総会)の開催に関する情報が、恒例の時期を過ぎても発表されない異例の事態となっている。


 国内外の重要日程が重なったことや、経済方針が定まっていない可能性が指摘される。軍などの更迭人事が影響しているという見方も出ている。

 党は11月27日、習近平総書記(国家主席)主宰の政治局会議を開いたが、3中総会に関する情報は発表されなかった。3中総会は秋以降に開催されるのが慣例で、通常、数カ月前の政治局会議で開催が決まり、直前に詳細な日程が公表される。

 発表の遅れは、人事の混乱と関連しているという見方がある。中国では7月以降、ロケット軍を率いる司令官ら2人が突然交代したほか、秦剛氏が外相を解任され、国防相だった李尚福氏も職を解かれた。汚職や党の規律違反で更迭されたという見方が大勢だが、理由や処遇は明らかになっていない。

 この4人はいずれも党を指導する205人の中央委員で、3中総会で何らかの処分が行われる可能性がある。香港紙・明報は、会議を開けば処分結果に触れざるを得ない一方で、状況の複雑さから「短期間で結論を下すのは難しい」という観測を伝えた。

 一方、今秋は巨大経済圏構想「一帯一路」の国際フォーラムや米中首脳会談など重要日程が詰まっていたほか、景気低迷への有効な経済対策が打ち出せずにいるためという指摘もある。また、習近平政権では第19期の3中総会が通例より半年以上早い2018年2月に開催されるなど、慣例が崩れている側面もある。

2818OS5:2023/12/05(火) 19:58:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/96dda60127e028f8b917738f17940e56a7328726
経済副首相に崔相穆氏 官僚出身、総選挙前に司令塔交代 韓国
12/4(月) 21:20配
時事通信
 【ソウル時事】韓国の尹錫悦大統領は4日、韓国経済の司令塔に当たる経済副首相兼企画財政相に、官僚出身の崔相穆・前大統領府経済首席秘書官を指名した。

 来年4月の総選挙を見据えた内閣改造の一環で、崔氏のほか、国土交通相や中小ベンチャー企業相など5人の閣僚交代も決めた。

 経済副首相は、内閣では首相に次ぐ事実上のナンバー2。崔氏は企画財政省第1次官などを歴任し、「マクロ金融、経済全般に豊富な知識と洞察力を持った最高の専門家」(大統領府)とされ、総選挙を前に尹氏から政権浮揚を託された格好だ。現経済副首相の秋慶鎬氏は総選挙に出馬するとみられる。

2819OS5:2023/12/05(火) 21:01:33
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023120500771&g=int
正恩氏の娘、後継演出か 「朝鮮の新星」の呼称―北朝鮮
2023年12月05日20時33分

朝鮮人民軍のデモ飛行を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(左)と「ジュエ」氏とされる娘=11月30日(朝鮮通信・時事)
朝鮮人民軍のデモ飛行を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(左)と「ジュエ」氏とされる娘=11月30日(朝鮮通信・時事)

金正恩朝鮮労働党総書記(手前右)と「ジュエ」氏とされる娘=9月8日、平壌(朝鮮通信・時事)

 【ソウル時事】「ジュエ」氏とされる北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の娘の動向が関心を集めている。ジュエ氏は最近、正恩氏と似た革コートとサングラス姿で軍を視察。「朝鮮の新星女将軍」との新たな称号が使われたとの情報もあり、後継者説が浮上している。
 朝鮮中央通信は1日、正恩氏が航空節を記念し、ジュエ氏と共に軍のデモ飛行を視察する写真を配信。正恩氏とよく似た格好のジュエ氏が、正恩氏より前に立つ姿が収められていた。韓国メディアは「権威を強調するための意図」があると分析した。
 これに先立ち、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は、11月21日の軍事偵察衛星打ち上げ後に実施された講演会で「宇宙強国時代の未来は朝鮮の新星女将軍により、今後もより輝くだろう」との発言があったと伝えた。正恩氏にもかつて「新星将軍」との呼称が使われており、後継者としての偶像化が進んでいるとの見方が出ている。
 韓国大統領府の趙太庸国家安保室長は3日のテレビ番組で、ジュエ氏を「後継者として考え、検証しなければならないのではないか」と発言。「100%確信はできない」としながらも、「今はおそらく後継者だろうが、(それが)正しいかを突き詰める段階だろう」と語った。韓国政府はこれまで後継者説に慎重な立場を示していた。
 ただ、家父長制が色濃く残る北朝鮮で女性が後継者になるのは考えにくいといった指摘や、長男の存在の有無が明らかでない状況で判断するのは時期尚早といった見方もある。

2820OS5:2023/12/07(木) 14:55:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/def89f4faa7ee623b314282366f9c6fa0cfc7daf
韓国24年4月総選挙は混乱必至 与野党ともに分裂・新党結成の動き 澤田克己
12/7(木) 10:47配信

サンデー毎日×週刊エコノミストOnline
新党旗揚げ観測で注目される李俊錫氏(左)と李洛淵氏

 韓国で来年4月に総選挙が行われる。尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権に対する中間評価で、勝敗は政権基盤に大きな影響を与える。現政権になって関係改善が一気に進む日本でも関心を持たれているが、実はまだ選挙の対立構図すら見えてこない状況だ。与野党とも、現時点で注目されるのは分裂して新党立ち上げとなるかどうかなのだ。政界関係者が「新党が少なくとも二つは出てくるのではないか」と言うほどの混迷ぶりで、与野党どちらが優勢とも言いがたい。いったいどうなっているのだろうか。

■4年前は共に民主党が圧勝

 韓国の国会は1院制で解散はない。定数300(小選挙区253、比例47)を争う総選挙が4年ごとに実施される。

 前回は文在寅(ムン・ジェイン)政権下の2020年4月で、ちょうど新型コロナウイルスの感染第1波を乗り切った時期に投票日を迎えた。欧米諸国のひどい状況を目のあたりにする一方、韓国は検査や隔離の体制をいち早く整えて乗り切ったという感覚が広く共有されていた時期だ。政権には強い追い風が吹き、与党・共に民主党が180議席を獲得する圧勝だった。

 22年3月の大統領選の結果、与野党は入れ替わった。国会で過半数を持つ野党の協力は必須のはずだが、尹大統領は野党を突き放すような姿勢を取った。その結果、野党が強行採決で可決した法案に、大統領が拒否権を発動するという場面が繰り返されてきた。

■尹大統領は理念優先で民主党を攻撃

 尹大統領の支持率は政権発足直後から低い水準が続き、30%台が定着している。与党幹部は政権発足直後から筆者に「進歩派は何をやっても支持してくれない。中間の人々をどう引き付けるかの勝負だ」と語っていたが、中間層の取り込みがうまくいっているとも思えない。

 際立つのは保守的な理念を強調して、進歩派である民主党を攻撃する姿勢だ。尹大統領は今年8月15日の演説で、進歩派を「共産全体主義勢力」だと事実上決め付けて物議をかもした。

 そうした中で与党・国民の力に衝撃を与えたのが、10月のソウル・江西区長補選だった。民主党候補に得票率で17ポイントという大差を付けられたのだ。もともと野党が強い地域ではあるが、昨年6月の区長選では与党候補が勝っていた。

 注目されたのは17ポイントという点だった。前回総選挙の区内での総得票数を比較すると、やはり民主党が17ポイント超のリードだったのだ。区長補選の負けは、前回総選挙での惨敗を思い起こさせるものだった。与党は党改革を打ち出して体制立て直しを図ろうとしているものの、有力議員の抵抗などで内部の混乱が続いている。

2821OS5:2023/12/07(木) 14:55:26
■民主党は造反で代表逮捕に同意

 一方で民主党側も盤石の体制とは言いがたい。9月には国会で李在明(イ・ジェミョン)代表の逮捕同意案が採決に付され、民主党側から約30人の造反が出たことで可決された。その後、裁判所の審理で逮捕の必要性が認められなかったため在宅起訴にとどまったが、大量造反の余波は収まっていない。

 秘密投票だった逮捕同意案の採決で造反したとみられる非主流派の議員には、熱烈な李代表支持者らから中傷や脅迫まがいのものを含めて抗議が殺到した。李代表が総選挙の公認作業で非主流派の追い落としを図るという見方も強い。12月3日には、こうした動きに反発する非主流派の重鎮が「李代表の私党になってしまった」と離党を宣言した。

 与野党内部の泥仕合に国民が向ける視線は冷ややかだ。民間調査機関・リアルメーターが11月末に実施した世論調査で「政党としての活動に対する評価」を聞いたところ、与党・国民の力への満足が30.2%、野党・民主党への満足が32.6%でともに低調。不満足という回答が、両党とも6割を超えた。

■与党も前代表が新党旗揚げへ

 韓国ギャラップ社が12月1日に発表した世論調査では、国民の力支持が33%、民主党支持が34%ときっ抗している。見通しをさらに難しくしているのが、冒頭で触れたように与野党とも分裂含みであることだ。

 与党側では、李俊錫(イ・ジュンソク)前代表による新党旗揚げが確実視されている。一昨年の大統領選を前に36歳という若さで代表になったものの、その後、尹大統領との確執が表面化していた。政治的行動を共にしてくれる人の「連絡網」を作るとフェイスブックで11月中旬に呼びかけ、1週間ほどで5万人の賛同を集めたとされる。

 さすがに韓国でも「オンラインだけで新党などできない」(与党議員)という声はあるものの、注目度は高い。野党関係者は「李前代表は中道層にも一定の支持を持っている。尹大統領を嫌って野党支持に回っている人の中には、李氏の新党にくら替えする人が出るだろう」と警戒する。

 野党側では、李洛淵(イ・ナギョン)元首相が新党結成に動くのではないかと注目されている。金大中直系で、文政権で首相を務めた李元首相は11月末の講演で党の現状を「惨たんたるものだ。民主党が長い間守ってきた価値と品格を失った」と正面から批判した。それに先立って非主流派の議員らは、現指導部へのアンチテーゼという意味を込めて名付けられた「原則と常識」というグループを立ち上げている。

 民主党を既に離党し、新党結成に動こうとしている有力議員もいる。野党から離党した議員を与党が取り込もうとする動きもある。選挙の構図が最終的に固まるのは早くても年明けだろう。韓国の選挙は直前の政治情勢に強く左右されることが多いこともあり、情勢をある程度見極められるのは投票1カ月前を切ってからという可能性が高そうだ。

澤田克己(さわだ・かつみ) 毎日新聞論説委員。1967年埼玉県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。在学中、延世大学(ソウル)で韓国語を学ぶ。1991年毎日新聞社入社。政治部などを経てソウル特派員を計8年半、ジュネーブ特派員を4年務める。著書に『反日韓国という幻想』(毎日新聞出版)、『韓国「反日」の真相』(文春新書、アジア・太平洋賞特別賞)など多数。

2822OS5:2023/12/07(木) 18:45:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/146fdffcc0af6e4ad2882997b83d21235bea2007
「プラボウォ陣営」勇み足?  ジョコ大統領を横断幕に インドネシア
12/7(木) 7:07配信
時事通信
インドネシアの首都ジャカルタの街中に掲げられたプラボウォ候補の横断幕。右端にジョコ大統領の写真が使われている=11月30日

 【ジャカルタ時事】来年2月に行われるインドネシア大統領選が選挙運動期間に入って1週間余り。

 規定により出馬できない現職のジョコ大統領は3候補の誰を支持するのかいまだ表明していないが、首都ジャカルタの街中にジョコ氏と国防相のプラボウォ候補(72)が並んで支持を訴える横断幕が登場し、話題を呼んでいる。

 連立与党の一角を成すグリンドラ党の党首プラボウォ氏は、2014年と19年の大統領選でいずれも最大与党・闘争民主党のジョコ氏に敗北。そのプラボウォ氏がタッグを組む副大統領候補は、ジョコ氏の長男でソロ(スラカルタ)市長のギブラン氏(36)だ。闘争民主党の党首メガワティ元大統領と確執を抱えるジョコ氏が退任後も政治的影響力を保つため、党の候補らとたもとを分かち「旧敵」の下に息子を送り込んだとみられているが、同氏自身は沈黙を守っている。

 ジョコ氏とプラボウォ氏が一緒に収まる写真をあしらった横断幕は2種類あり、ジャカルタ中心部にある総選挙委員会近くの邸宅の壁に掲げられている。この家の関係者は「数カ月前からプラボウォ氏の支持者が集まるようになった。横断幕の掲示は許可したが、2人が並んでいるとは知らなかった」と話した。

 横断幕には「ボランティア」という記載もあり、旗幟(きし)を鮮明にしないジョコ氏に業を煮やしたプラボウォ氏の支持者が、勝手に作ったというのが真相のようだ。

2823OS5:2023/12/11(月) 09:28:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb30ffb127d8b33e8becff16799b72666023c541
香港区議会選 親中派が議席独占へ 焦点の投票率は過去最低か
12/11(月) 8:39配信

産経新聞
【香港=藤本欣也】香港区議会(地方議会、計470議席)選が10日、行われた。システムトラブルで投票時間が延長され、開票作業は11日未明に始まった。今年7月の選挙制度の見直しによって民主派は一人も立候補が認められておらず、親中派が議席を独占することはすでに決まっている。

焦点だった直接投票枠の投票率は発表が遅れている。投票終了3時間前の10日午後7時半時点の投票率は24・5%と低迷していた。それ以降、発表されていない。

中国返還以降の区議会選で最低の投票率は1999年の35・8%。反政府デモが本格化するなど、市民の政治意識が高まっていた2019年11月の前回区議会選では過去最高の71%を記録しており、今回は半分以下に落ち込むとみられている。香港国家安全維持法(国安法)の施行翌年の21年に実施された立法会(議会)選の投票率30・2%をも下回るか関心を集めている。

香港政府は投票率アップのため、投票日前日の9日、大型コンサートや花火大会を開催するなど、市民が週末を利用して香港域外に出ないようにした。政府ナンバー2の陳国基政務官も投票日の10日、「区議会選は非常に重要だ。投票は2分で終わる」などと述べ、投票を呼び掛けていた。

しかし同日、各地の投票所を訪れてみると、出入り口付近で警官らが警戒に当たる中、投票に来た市民たちは高齢者が多く、若者の姿はほとんど見かけなかった。

今年7月に選挙制度が変更された結果、9割以上あった直接投票枠は2割以下の計88議席に削減された。さらに直接投票枠で立候補するには、親中派で構成される地区委員会などの委員の推薦が必要となり、今回、民主党など民主派政党は一人も立候補できなかった。

報道によると、10日、香港島のセントラル(中環)で民主派組織、社民連のメンバー3人が逮捕された。3人は選挙制度の見直しで直接投票枠が大幅に削減された結果、「市民の投票の権利や表現の自由が侵害された」と当局に抗議するデモを行う予定だったという。また、投票のボイコットを呼びかけたなどとして市民3人も逮捕された。

2824OS5:2023/12/11(月) 22:10:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e0c4dbd9dc95ca0fddde7f644169e9bc7122270
プラボウォ国防相がトップ 支持率4割弱 インドネシア大統領選
12/11(月) 21:30配信
時事通信
インドネシア大統領選に立候補しているプラボウォ国防相(右から2人目)と、副大統領候補でジョコ大統領長男のギブラン氏(右端)=10月25日、ジャカルタ

 【ジャカルタ時事】インドネシア紙コンパスが11日発表した世論調査によると、来年2月の大統領選で、プラボウォ国防相と副大統領候補のペアの支持率が39.3%でトップとなった。

 一方、序盤は首位をキープしていたガンジャル前中ジャワ州知事のペアが初めて最下位の3位に転落した。

 同紙によると、ガンジャル氏ペアの支持率は15.3%で、アニス前ジャカルタ特別州知事ペアの16.7%を下回った。

2825OS5:2023/12/12(火) 09:20:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3178d8b9445732a772fb9c67f752917bec6fc2f
親中派統治の「最後のピース」 投票率急落、市民冷ややか 香港区議選
12/12(火) 7:09配信
時事通信
10日、香港で区議会選挙への投票を呼び掛ける広告板(EPA時事)

 【香港時事】香港で10日実施された区議会(地方議会)選挙は11日、開票の結果、親中派が計470議席をほぼ独占した。

 香港政府は「愛国者による香港統治」を目指しており、今回の区議選を「パズルの最後のピース」(政府トップの李家超行政長官)と位置付けた。しかし、投票率は前回から急落。市民は冷ややかな視線を向けた。

 香港の繁華街では投票日の10日も、候補者の関係者がビラを配るなど選挙運動を行ったが、多くの市民が素通りしていた。投票を棄権したという20代の会社員は「候補者が誰であれ、親中派に変わりはない。香港の民主主義は死んでおり、わざわざ投票に行く意味はない」と吐き捨てるように言った。

 香港では2019年の大規模な反政府デモを受け、中国政府による統制を強化する国家安全維持法(国安法)が20年に施行された。21年には「愛国者による香港統治」の実現に向けて選挙制度が大幅に変更され、立法会(議会)は既に親中派一色。「一国二制度」は形骸化が進んでいる。

 今回の区議選の投票率は過去最低の27.5%にとどまった。抗議デモを追い風に民主派政党が8割超を獲得した19年の前回区議選は71.2%と、過去最高を記録しており、前回から約44ポイントも低下した。

 区議会も7月に親中派有利の選挙制度に変更され、政府に批判的な民主派が排除される中、多くの民主派支持者が棄権したもようだ。投票率は急落しており、ある大学教授は「選挙制度変更が支持されているとは言い難い」と語る。

 投票日には、制度変更への抗議デモを計画していた民主派組織「社会民主連線」の関係者3人が逮捕された。同組織は「投票日に政府が反対意見を阻害するのはおかしなことだ」と指摘。「香港人に真の選挙権と被選挙権を返すよう求める」と反発している。

2826OS5:2023/12/12(火) 20:53:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0cbf43dbf292e2689608611a6700ce9535c62e9
与党・頼氏、僅差でリード 最大野党候補は政権交代訴え 台湾総統選まで1カ月
12/12(火) 20:36配信


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時事通信
民進党の台湾総統選候補、頼清徳副総統(中央)=9日、新北市

 【台北時事】来年1月13日に投開票される4年に1度の台湾総統選まで1カ月。

 世論調査では蔡英文政権の親米親日路線を引き継ぐ与党・民進党の頼清徳副総統(64)が僅差でリードを保つ。対中融和姿勢の最大野党・国民党の侯友宜・新北市長(66)と第3政党・民衆党の柯文哲・前台北市長(64)の野党共闘は実らず、頼氏に有利な構図となった。しかし、徐々に侯氏が追い上げており、無党派層や柯氏から離れる有権者の票の行方が焦点だ。

 台湾メディアの美麗島電子報が12日発表した支持率調査結果によると、頼氏は35.1%で侯氏は32.5%。柯氏は17.0%にとどまる。

 頼、侯両氏は、総統選と同時に行われる立法委員(国会議員、定数113)選に出馬する候補者の応援に入りながら、自身の政策をアピールしている。9日、頼氏は侯氏のお膝元の北部・新北市で、広場に集まった数千人の聴衆を前に演説。経済振興や住宅難改善を約束し、「民進党は皆さんの期待を裏切らない」と力を込めた。蔡総統も駆け付け、「頼氏が当選し、民進党が国会(立法院)で過半数を占める必要がある」と呼び掛けた。

 頼氏が当選すれば、直接選挙が始まった1996年以来初めて同一政党の政権が3期連続することになる。民進党の長期政権化を阻止するため、二大政党の一翼を担う国民党は巻き返しに懸命だ。侯氏は9日、台北市の街頭で約1000人を前に演説し、政権交代の必要性を強調。かつて「台湾独立」を主張していた頼氏への批判を展開し、「独立派によって台湾に戦争をもたらしてはならない」と声を張り上げた。

 中国の習近平政権は民進党を敵視しており、頼氏が総統選で勝利すれば台湾に軍事、経済両面で圧迫を強めると予想されている。頼氏が首位を維持しているとはいえ、勢いに欠けるのは多くの有権者が緊張の激化を嫌っていることも一因だ。頼氏は中台関係について挑発的な言動を抑え、現政権と同様の「現状維持」を唱えている。

 一方、柯氏は民進、国民両党に不満を持つ若者を中心に支持を集めてきた。台北市の主婦、彭静宜さん(50)は「民衆党がなければ、腐敗した民進党か国民党から選ぶしかない。実行力ある市長だった柯氏に、公平な世の中にしてほしい」と期待を込める。ただ、柯氏が今後浮上しなければ、支持層の一部は「死票」となることを避けるため、頼、侯両氏に乗り換える動きが加速しそうだ。

 立法委員選では、現有62議席の民進党は過半数の維持も難しい情勢。選挙結果次第では、民衆党が議会運営で存在感を発揮する可能性もある。

2827OS5:2023/12/12(火) 22:08:04
https://www.tokyo-np.co.jp/article/295624
党刷新のための「革新委員会」の提案に不満次々 党代表までも消極姿勢 韓国与党 来春総選挙なのに
2023年12月12日 18時39分
 【ソウル=木下大資】来年春の韓国総選挙をにらんで与党「国民の力」が設置した革新委員会が11日、党刷新に向けた改革案を執行部に提出した。尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に近い党幹部らに対し、激戦が予想される首都圏選挙区からの出馬を要求。拒否する場合は不出馬を求めるなどの内容で、受け入れに消極的な金起炫(キムギヒョン)党代表らに対する不満が党内から噴出。内輪もめの印象を残し、党の支持拡大にはつながっていない。
◆支持率は野党が5ポイント超リード
 来年4月10日の総選挙は尹政権の中間評価との位置付け。今月12日は120日前に当たり、一定の選挙準備が可能になる「予備候補者」の登録が始まった。世論調査会社リアルメーターが11日発表した各党の支持率は、最大野党「共に民主党」が43.7%で、国民の力の37.9%を5.8ポイント上回った。
韓国の尹錫悦大統領=AP
韓国の尹錫悦大統領=AP

 金代表は11日、革新委の案について「一部、現実の政治に適用するには難しい議題がある」と言及した一方で、「方向性と趣旨には共感する」と述べた。近く発足する党の公認管理委員会で議論を続ける見通し。
 革新委は10月のソウル・江西(カンソ)区長補選の与党惨敗を受けて設置され、金代表が「全権を与える」と約束した。総選挙で首都圏での苦戦が予想される中、革新委は刷新のイメージを打ち出すために党幹部に身を切る姿勢を求めた。
 だが執行部は拒否する姿勢を見せ、革新委は24日までの活動予定を繰り上げて11日で解散。メディアからは革新委が「成果なし」との厳しい評価が目立つ。党内では金代表の責任論と擁護論が対立している。

2828OS5:2023/12/13(水) 09:00:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/0acb7f79923edd3a85cbd072a0b9c77b8670ff50

クーデターが未遂含め19回、政治と近いタイ国王…かつての「対抗勢力」タクシン氏と距離縮める
12/13(水) 5:05配信


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読売新聞オンライン
 [New門]は、旬のニュースを記者が解き明かすコーナーです。今回のテーマは「王制と選挙」。

 親日国タイで5月に行われた下院選で第1党になった「前進党」が政権を樹立できず、第2党を中心とする連立内閣が9月に発足した。前進党が王室改革を訴えたことに軍を中心とする王室擁護派が反発した。タイ国王とは、どんな存在か。

クーデター 黙認でお墨付きも
 タイでは1932年の立憲革命で絶対王制が廃止され、立憲君主制に移行した。とはいえ、同じ立憲君主制の英国と比べて国王はずっと政治に近い。「王式民主主義」とも言われる。

 タイでは立憲革命以降、軍のクーデターが未遂も含めて19回起きた。軍の統帥権を持つ国王が、黙認することで政変にお墨付きを与えたケースがあるとの指摘がある。

 46年に即位したプミポン前国王は軍部と市民の政治対立が激化した際、仲裁に動いたこともあった。92年5月に軍がデモ隊に発砲した「暗黒の5月」事件の際も、首相とデモ隊指導者を自らの前にひざまずかせて和解を諭した。「政治が行き詰まったら国王が解決する」との考えが国民に浸透した。

 タイ憲法は、日本の明治憲法の影響を受けたと言われる。2017年憲法には「国王は、崇敬され神聖な地位にあり、何人も侵すことはできない」(第6条)とある。国王の政治的権限に関する条文には「憲法に適用すべき規定がない場合、国王を元首とする民主主義政体におけるタイ国の統治慣行に従って当該事案に対応する」(第5条)といった曖昧な記述がある。

 筑波大の外山文子准教授(タイ政治)は「明確でないことが逆に国王に無限の力を与えている。国民が、王や王を護衛する軍など既得権益層に刃向かう言動を自粛することにつながっている」と解説する。

共産化を阻止
 王権を強化することで冷戦期、近隣国に広がった共産化の波を食い止めることに成功したとの見方がある。しかし、度重なるクーデターは民主主義の軽視にほかならない。

 01年以降、農村の支持を得て総選挙で圧勝したタクシン・シナワット元首相が権勢を振るった。「憲法を超越した権力を持った人物が混乱を引き起こしている」と発言するなどし、国王に対抗する勢力とみなされた。軍は06年と14年にタクシン派政権をクーデターで倒した。

 約5年の軍政後も軍主導政権が続いた。20年に反軍政を掲げた前進党の前身「新未来党」が憲法裁判所により解党されると、学生らは抗議デモで、政権が擁護する王室の制度改革を訴えた。プミポン前国王が16年に死去し、ワチラロンコン国王が即位してから国王の権限は憲法改正などにより強化され、陸軍の先鋭部隊が国王直属になった。

王室改革頓挫 タクシン氏の転向
 今年5月の下院選では、前進党が王室改革を掲げ、王室のあり方に疑問をもつ若者の支持を得て第1党に躍進した。同党は王室への侮辱を罰する刑法の「不敬罪」の量刑(最高15年の禁錮刑)軽減を公約に掲げた。

 しかし、ピター党首(当時)は軍の影響力が強い上院議員らの支持を得られず政権樹立が頓挫した。代わりに王室の対抗勢力とみなされていたタクシン元首相派の「タイ貢献党」のセター・タウィシン首相が首班となった。既得権益層がタクシン氏と手を組み、前進党の政権奪取を阻んだとみられている。民意が反映されず、前進党支持者からは不満の声も多く聞かれる。

(写真:読売新聞)

 汚職などで有罪判決を受け国外に逃亡していたタクシン氏は8月22日に帰国するなり、バンコクの空港にしつらえられた国王夫妻の肖像の前にひざまずいた。国王はその後、恩赦でタクシン氏の刑期を8年から1年に短縮した。タクシン氏と王室との距離が縮まったことを印象づけた。

2829OS5:2023/12/13(水) 23:43:20
https://www.tokyo-np.co.jp/article/295845?rct=main
韓国与党、低迷する支持率回復を狙って代表が辞任 2024年総選挙にらみ党刷新をアピール
2023年12月13日 20時35分
 【ソウル=上野実輝彦】韓国与党「国民の力」の代表で、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の側近でもある金起炫(キムギヒョン)氏が13日、代表を辞職することを明らかにした。来春の総選挙に向けて党刷新を印象づけて支持率低迷の挽回を図る。ただ、党内主流派に対する世論の不信は依然根強く、党勢回復につながるかは不透明だ。
◆最大野党内でも不穏な動き
 金氏は同日夕、フェイスブックの書き込みで「党構成員の全員が、統合と包容の心で国民の気持ちをつかむため力を合わせてほしい」として辞意を表明。尹氏に近い金氏に対しては、党改革に向けたリーダーシップの不足が指摘され、党内非主流派を中心に不満が高まっていた。
 金氏の辞意表明に先立つ12日には、同じく尹氏側近で党重鎮の張済元(チャンジェウォン)氏が総選挙への不出馬を表明した。主流派議員が相次いで身を引く姿勢を示すことで、批判をかわす狙いがある。
韓国の国旗
韓国の国旗

 国民の力は10月のソウル・江西(カンソ)区長補選で惨敗した後、党内に革新委員会を設置。革新委は支持回復策として、尹氏に近い党幹部らに対し総選挙で激戦区からの出馬など身を切る改革を求めたが、金氏は消極姿勢だった。党支持率は30%台中盤にとどまり、現時点では総選挙で苦戦するとの見通しが強まっている。
 一方、最大野党「共に民主党」所属で元首相の李洛淵(イナギョン)氏は13日、年明けに新党を結成する意向を表明した。同党内でも李在明(イジェミョン)代表の党運営へ不満を持つ議員が離党するなど、分裂の動きが出始めている。

2830OS5:2023/12/13(水) 23:43:40
https://www.tokyo-np.co.jp/article/295624
党刷新のための「革新委員会」の提案に不満次々 党代表までも消極姿勢 韓国与党 来春総選挙なのに
2023年12月12日 18時39分
 【ソウル=木下大資】来年春の韓国総選挙をにらんで与党「国民の力」が設置した革新委員会が11日、党刷新に向けた改革案を執行部に提出した。尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に近い党幹部らに対し、激戦が予想される首都圏選挙区からの出馬を要求。拒否する場合は不出馬を求めるなどの内容で、受け入れに消極的な金起炫(キムギヒョン)党代表らに対する不満が党内から噴出。内輪もめの印象を残し、党の支持拡大にはつながっていない。
◆支持率は野党が5ポイント超リード
 来年4月10日の総選挙は尹政権の中間評価との位置付け。今月12日は120日前に当たり、一定の選挙準備が可能になる「予備候補者」の登録が始まった。世論調査会社リアルメーターが11日発表した各党の支持率は、最大野党「共に民主党」が43.7%で、国民の力の37.9%を5.8ポイント上回った。
韓国の尹錫悦大統領=AP
韓国の尹錫悦大統領=AP

 金代表は11日、革新委の案について「一部、現実の政治に適用するには難しい議題がある」と言及した一方で、「方向性と趣旨には共感する」と述べた。近く発足する党の公認管理委員会で議論を続ける見通し。
 革新委は10月のソウル・江西(カンソ)区長補選の与党惨敗を受けて設置され、金代表が「全権を与える」と約束した。総選挙で首都圏での苦戦が予想される中、革新委は刷新のイメージを打ち出すために党幹部に身を切る姿勢を求めた。
 だが執行部は拒否する姿勢を見せ、革新委は24日までの活動予定を繰り上げて11日で解散。メディアからは革新委が「成果なし」との厳しい評価が目立つ。党内では金代表の責任論と擁護論が対立している。

2831OS5:2023/12/14(木) 08:10:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f24ad4bcef5213d372a2e8d6a7ec9f96d2d8ab5
台湾総統選、国民党候補が猛追し接戦 民進リード、対中姿勢が対立軸
12/13(水) 21:04配信
産経新聞
11月25日、台中市で行われた国民党の支持者集会に出席する侯友宜氏(国民党提供)

【台北=矢板明夫】来年1月に投開票が行われる台湾の総統選まで、13日で残り1カ月となった。各候補者は対中姿勢を主な対立軸として舌戦を展開している。各種世論調査では、与党・民主進歩党候補の頼清徳(らい・せいとく)副総統が支持率でリードしているものの、最大野党・中国国民党の侯友宜(こう・ゆうぎ)新北市長が猛追し、その差は数ポイントと接戦が続く。一方、第2野党・台湾民衆党の柯文哲(か・ぶんてつ)前台北市長の支持率は伸び悩んでいる。

【グラフィックで見る】台湾総統選の立候補者、中国との距離は?

台湾の大手テレビ局TVBSが13日に発表した世論調査によると、頼氏の支持率は36%、侯氏は32%、柯氏は22%だった。11月まで侯氏と柯氏の支持率はほぼ横一線だったが、選挙戦が本格化するにつれ、柯陣営の資金不足と地方組織の弱さが露呈している。

さらに11月には、柯氏が自らに不利な条件で国民党との候補一本化に合意したものの、党内の反発を受けて合意を覆す混乱もあって支持率が低迷している。柯氏の支持者が侯氏に流れる傾向が強まり、選挙戦は民進党と国民党の二大政党対決になりつつある。

頼氏は13日、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表の表敬訪問を受けた際に「インド太平洋地域は今、覇権主義の挑戦を受けている。台湾海峡の安定と平和を守ることはわれわれの共通する努力目標だ」と述べ、日米との連携を強化して中国の拡張路線に対抗する姿勢を改めて強調した。

これに対し、国民党は中国との交流を強化することによって、軍事的緊張の緩和を図るべきだと主張している。同党の趙少康(ちょう・しょうこう)副総統候補は10日、新北市で行われた支持者集会で「中国に『軍事監視員』を送り、両岸の信頼関係を構築すべきだ」と主張した。民進党関係者は「中国は台湾に対して同じ要求を突きつけるだろう。私たちの手の内がすべて見られてしまう」と反発する。

2832OS5:2023/12/14(木) 08:10:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f24ad4bcef5213d372a2e8d6a7ec9f96d2d8ab5
台湾総統選、国民党候補が猛追し接戦 民進リード、対中姿勢が対立軸
12/13(水) 21:04配信
産経新聞
11月25日、台中市で行われた国民党の支持者集会に出席する侯友宜氏(国民党提供)

【台北=矢板明夫】来年1月に投開票が行われる台湾の総統選まで、13日で残り1カ月となった。各候補者は対中姿勢を主な対立軸として舌戦を展開している。各種世論調査では、与党・民主進歩党候補の頼清徳(らい・せいとく)副総統が支持率でリードしているものの、最大野党・中国国民党の侯友宜(こう・ゆうぎ)新北市長が猛追し、その差は数ポイントと接戦が続く。一方、第2野党・台湾民衆党の柯文哲(か・ぶんてつ)前台北市長の支持率は伸び悩んでいる。

【グラフィックで見る】台湾総統選の立候補者、中国との距離は?

台湾の大手テレビ局TVBSが13日に発表した世論調査によると、頼氏の支持率は36%、侯氏は32%、柯氏は22%だった。11月まで侯氏と柯氏の支持率はほぼ横一線だったが、選挙戦が本格化するにつれ、柯陣営の資金不足と地方組織の弱さが露呈している。

さらに11月には、柯氏が自らに不利な条件で国民党との候補一本化に合意したものの、党内の反発を受けて合意を覆す混乱もあって支持率が低迷している。柯氏の支持者が侯氏に流れる傾向が強まり、選挙戦は民進党と国民党の二大政党対決になりつつある。

頼氏は13日、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表の表敬訪問を受けた際に「インド太平洋地域は今、覇権主義の挑戦を受けている。台湾海峡の安定と平和を守ることはわれわれの共通する努力目標だ」と述べ、日米との連携を強化して中国の拡張路線に対抗する姿勢を改めて強調した。

これに対し、国民党は中国との交流を強化することによって、軍事的緊張の緩和を図るべきだと主張している。同党の趙少康(ちょう・しょうこう)副総統候補は10日、新北市で行われた支持者集会で「中国に『軍事監視員』を送り、両岸の信頼関係を構築すべきだ」と主張した。民進党関係者は「中国は台湾に対して同じ要求を突きつけるだろう。私たちの手の内がすべて見られてしまう」と反発する。

2833OS5:2023/12/14(木) 08:34:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/62c5d2b6589399faa2aacdf4356099df898abe39
中国「最後の鉄道相」に懲役15年 ネットで高給腕時計の写真暴露も
12/13(水) 15:30配信

朝日新聞デジタル
有罪判決を受ける元鉄道相の盛光祖被告=中国メディアから

 中国の陝西省宝鶏市中級人民法院(地裁に相当)は12日、収賄罪などに問われた元鉄道相の盛光祖被告(74)に懲役15年、罰金600万元(約1・2億円)の一審判決を出した。盛被告は、腐敗問題が頻出していた旧鉄道省が2013年に解体された当時の、最後の鉄道相を務めていた。

 12日の判決は、盛被告が税関総署トップや鉄道相を歴任した04年から22年にかけ、計6380万元(約13億円)の賄賂を受け取っていたと認定した。この間、関連する企業や個人に、経営や人事などの面で便宜を図ったとしている。

 盛被告は11年2月、前任の劉志軍受刑囚(執行猶予つきの死刑判決)が収賄などの汚職の疑いで失脚した後、鉄道相に起用された。就任後の同7月に、当局発表で200人超が死傷した浙江省温州での高速鉄道事故が起きた。中国のネットで盛被告の写った写真が追跡され、いくつもの高級腕時計を持っていることが話題にされたこともあった。

 盛被告は鉄道部門からの引退から約6年となる昨年になって、共産党中央規律検査委員会と国家監察委員会の調査を受けていることが明らかになった。政府内でも独立性の高い巨大組織で、かつて「腐敗の温床」とも呼ばれた旧鉄道省は、解体直前のトップ2人がいずれも汚職で有罪判決を受けたことになる。(北京=斎藤徳彦)

朝日新聞社

2834OS5:2023/12/14(木) 23:51:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ecb23de3580f50ddd7d042c77a32f6dd00123d9ミャンマー軍と少数民族「停戦」 仲介の中国発表
12/14(木) 20:09配信


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時事通信
中国外務省の毛寧副報道局長=9月18日、中国・北京(EPA時事)

 【北京時事】中国外務省の毛寧副報道局長は14日、ミャンマー北東部などで続く国軍と少数民族武装勢力の衝突に関し、「中国の仲介により和平協議を行い、一時停戦や対話維持などで合意した」と明らかにした。

【ひと目でわかる】ミャンマーで国軍と反軍勢力の衝突が続く主な地域

 協議は国軍と少数民族3勢力の間で行われたとしている。

 毛氏は、「中国はミャンマーの和平プロセスを支持し、関係者間の対話と接触に常に便宜を図ってきた」と指摘。「関係者がこれまでに達した合意を履行し、最大限の自制を保ち、情勢緩和へ向けて主体的に行動することを望む」と述べた。

 毛氏は協議について、中国国内で実施されたと説明したが、時期は明かさなかった。ミャンマー国軍は11日、ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)、タアン民族解放軍(TNLA)、アラカン軍の3勢力と会談が行われたと発表していた。

2835OS5:2023/12/15(金) 23:43:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/186cb1173dc0bacc09de3e2f811657a16c2ad902
対中政策、「維持」か「融和」か 与党・頼氏が先行、追う野党・侯氏 台湾総統選告示
12/15(金) 20:28配信

時事通信
台湾総統選の与党・民進党候補、頼清徳副総統=9日、北部・新北市

 【台北時事】来年1月13日に投開票される4年に1度の台湾総統選が15日、告示された。


 各候補は対中政策で舌戦を展開。現時点では、蔡英文政権の現行路線を引き継ぐ与党・民進党の頼清徳副総統(64)がわずかに先行。中国に融和姿勢を示す最大野党・国民党の侯友宜・新北市長(66)が追い上げ、第3政党・民衆党の柯文哲・前台北市長(64)は勢いに欠けている。

 台湾メディアTVBSが実施した12日時点の支持率調査結果によると、頼氏は10月下旬と比べ2ポイント増の36%で首位。侯氏は6ポイント増の32%で迫っている。一方、柯氏は7ポイント減の22%。11月に行われた侯氏との一本化協議でいったん同意しながら土壇場で白紙に戻した柯氏の対応に失望した人々が、侯氏に回った可能性がある。

 「戦争か平和かの選択だ」。侯氏は、かつて「台湾独立」を唱えていた頼氏が当選すれば、中国との関係が一層緊張すると主張。国民党の組織力をフル回転させ、8年ぶりの政権奪還を目指している。

 頼氏は12日、台湾メディアのインタビューで「誰かを選べば戦争になるというのは中国のプロパガンダだ」と侯氏を非難。有権者の動揺を抑えようと、中台の「現状維持」を訴え、防衛能力の向上や米国、日本との関係強化をアピールする。

 中国の習近平政権は、民進党を敵視しており、頼氏の当選を阻止したいのが本音だ。中国政府で台湾政策を担う国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は13日の記者会見で、頼氏を「台湾独立工作者」と呼び、「平和の破壊者であり戦争を引き起こす」と決め付けた。

 総統選と同時に行われる立法委員(国会議員、定数113)選も激しい争いだ。現有62議席の民進党は不祥事などで批判にさらされ、過半数の57議席獲得も難しいとみられている。頼氏が当選しても立法院(国会)で民進党が少数与党に転じる「ねじれ」の可能性が現実味を帯びている。

2836OS5:2023/12/15(金) 23:58:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/473ae2ed6c8574f97695bfbc8a04ee99d0e9c2f7
台湾の総統選告示、三つどもえに 投開票は来年1月13日
12/15(金) 19:46配信

産経新聞
【台北=矢板明夫】台湾の中央選挙委員会は15日、来年1月13日に投開票される次期総統選挙の候補者名簿を正式に告示した。立法委員(国会議員に相当)選挙も同日に行われる。有権者は約1950万人で、過去最多となる約1万7794カ所の投開票所が設けられる。

総統候補者の顔ぶれは、与党・民主進歩党の頼清徳副総統、最大野党・中国国民党の侯友宜新北市長、第2野党・台湾民衆党の柯文哲、前台北市長。三つどもえの戦いとなっている。各種世論調査では、対中強硬派の頼氏が先行し、対中融和路線を主張する侯氏と柯氏が追う展開だ。

今回の総統・立法委員選挙をめぐり、台湾を「自国の一部」と主張する中国によるフェイクニュース(偽情報)の流布や関係者への買収などの選挙介入が注目されている。台湾の法務部(法務省)によれば、12日までに海外による選挙介入事件を54件検挙した。そのうち海外から流入した資金による選挙の不正介入は37件だった。

2837OS5:2023/12/16(土) 17:56:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7b13e9c61e61a3ee479e96d6c9fd24c137597db
台湾総統選が終盤へ 親米与党を、中国融和派の国民党が小差で追う
12/16(土) 8:00配信

朝日新聞デジタル
候補者の主な主張と経歴

 台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統の後継を決める総統選が15日、告示され、与野党の3候補者による選挙戦は終盤に入った。最大の焦点は政権交代があるかで、中台関係や東アジアの安全保障環境にも影響する選挙だ。米国と関係を深める与党・民進党の頼清徳(ライチントー)副総統(64)がリードし、中国に融和的な野党・国民党の侯友宜(ホウユーイー)新北市長(66)が小差で追う展開となっている。

 総統選は、来年1月13日に投開票される。2人のほか、中間派の第3勢力・台湾民衆党の柯文哲(コーウェンチョー)前台北市長(64)も立候補している。台湾メディア「美麗島」の最新の支持率調査では、頼氏が35・7%、侯氏が31・7%、柯氏が18・6%だ。

 総統選は、副総統候補とペアで選ぶ。頼氏は副総統候補に米政界の支持が厚い一方、中国が制裁対象とする前駐米代表(大使に相当)を選び、親米路線を鮮明にする。侯氏は親中色の強いメディア経営者を立て、中国傾斜を強めた。柯氏は、大手企業の経営者一族の立法委員(国会議員)と組む。

朝日新聞社

2838OS5:2023/12/18(月) 17:45:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/7fa729aaeea632a9897f8e9a84fcd96374e81016
「悲観的シナリオ」よりも悲劇的…韓国のあらゆる人口指標、OECD最下位
12/18(月) 17:35配信

朝鮮日報日本語版
(写真:朝鮮日報日本語版) ▲14日、ソウル市内のある区庁の出生届受付窓口。写真=news 1

 韓国の少子高齢化がこれまでの政府による悲観的なシナリオよりさらに速く進んでいることが分かった。統計庁は将来の人口の見通しで、中立的シナリオ(中位推計)だけでなく楽観的シナリオ(高位推計)、悲観的(低位推計)シナリオを合わせて提示してきた。ところが、現実では悲観的な見通しよりもさらに深刻な結果になっているのだ。極端な少子高齢化により、韓国は経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国のうち、将来人口のすべての分野で不名誉な1位または最下位を記録している。


 統計庁は2011年に「2010-2060年人口推計」を発表した際、2022年の合計特殊出生率(1人の女性が一生の間に産む子どもの数)が中位推計1.37人、低位推計1人になると予想した。5年後の「2015-2065年人口推計」では中位推計1.26人、低位推計は1.09人と展望した。ところが、いざふたを開けてみると、昨年の合計特殊出生率は0.78人まで下がった。最も悲観的な予測よりはるかに低い水準だったのだ。

 出生数も最悪の経過をたどっている。2010-2060年の人口推計では昨年の出生数が最悪の場合32万人と、2015-2065年の推計では35万1000人と予想されていた。しかし、実際の昨年の出生数は24万6000人にとどまった。

 統計庁は先日、「2022-2072年人口推計」を発表したが、2025年の合計特殊出生率は中位推計で0.65人、低位推計では0.63人だとの見通しを出した。2025年の出生数は中位推計では22万人、低位推計では20万人になると見込んでいる。だが、これもやはり「バラ色の展望」かもしれないという声がある。韓国経済人連合会は「統計庁の出生率推計シナリオは、将来、女性の出産に対する意志が現在より回復することを前提としている。現在の出生率低下の速度を考えると、低位推計を下回る可能性がある」と指摘した。

 韓国の少子高齢化は世界で最も深刻な水準だ。統計庁の最新推計と国連の世界人口展望を比較すると、OECD加盟38カ国における韓国の合計特殊出生率は2022-2072年まで最下位で、1人を下回る国は韓国が唯一だ。一方、65歳以上の高齢人口の割合は2072年に47.7%と1位だ。2072年に高齢者の割合が40%を上回る国も韓国以外にはないと予想されている。生産年齢人口100人当たりの扶養人口は2072年に104.2人で1位になる。統計庁の推算によると、国内生産年齢人口が2072年に1667万人に減少した場合、国内生産年齢人口の3人に1人(36.7%)は外国人になるとのことだ。

ファン・ジユン記者

2839OS5:2023/12/19(火) 08:47:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/66c013225c19056a8ac9b4aefa9c3090c44a6036
与野党、支持拡大に苦心 「刷新」強調、分裂懸念も 韓国総選挙
12/19(火) 7:06配信
時事通信
韓国の尹錫悦大統領=13日、オランダ・ハーグ(EPA時事)

 【ソウル時事】韓国の尹錫悦政権の中間評価と位置付けられる来年4月10日の総選挙まで、4カ月を切った。


 尹政権を支える与党「国民の力」は中道・無党派層の人気が低く、「刷新」を印象付けるため、代表が辞任し、新たな党の体制への移行を加速させている。一方、最大野党「共に民主党」は代表の疑惑に加え、分裂の懸念をはらむ。両党とも伸び悩む支持率に苦心している。

 与党は、総選挙の前哨戦とされた10月のソウル市江西区長補欠選挙で惨敗。これを受け有識者らによる「革新委員会」を設置した。革新委は11日、党執行部に対し、尹氏に近い議員や党幹部らに激戦区への出馬か、不出馬を迫る「身を切る改革」を要請。尹氏側近の張済元議員が不出馬を決めたのに続き、13日には金起※(※火ヘンに玄)代表が辞任を表明した。

 総選挙が近づく中、与党は党大会で新たな代表を選ぶのではなく、「非常対策委員会」を設置する。現在のところ、委員長には、検事時代からの尹氏の側近である韓東勲法相が有力。50歳の若さや歯切れのよい野党攻撃で人気が高く、「選挙の顔」としての期待が集まっている。一方で、党内には、検察から直接法相に抜てきされ、政治経験のない韓氏の就任はマイナスとの批判もあり、不協和音が少なくない。

 総選挙で与党が惨敗すれば、尹氏にとって任期後半の政権運営が一層厳しくなるのは必至だ。尹政権の支持率は30%台の低迷が続く。世論調査機関の韓国ギャラップが8日に発表した調査結果によれば、総選挙で「与党の候補が多く当選すべきだ」は35%にとどまったのに対し、「野党が多く当選すべきだ」は51%に上った。

 ただ、現在国会で過半数を占める野党側も盤石ではなく、支持に広がりを欠く。都市開発を巡る背任などの罪で起訴されている李在明代表は、頻繁な裁判出席を強いられ、ダーティーなイメージがつきまとう。また、党内では2021年大統領選の党予備選で李氏と戦った李洛淵元首相が年明けの離党、新党立ち上げを宣言しており、党の一部議員が流れる可能性がある。

 与党側でも、若年層の人気が根強い李俊錫前代表が、新党結成の動きを見せている。新党の成否とともに、二大政党制が根付く中、こうした動きが第三の選択肢となり得るかどうかにも注目が集まっている。

2840OS5:2023/12/19(火) 21:20:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa7c3550e1d34c496ba86d6403984f8c11214878
中国甘粛省でM6.2地震 120人超死亡、被害拡大の恐れ
12/19(火) 11:08配信
毎日新聞
中国の国旗=ゲッティ

 中国内陸部・甘粛省臨夏回族自治州積石山県で18日午後11時59分(日本時間19日午前0時59分)ごろ、マグニチュード(M)6・2の地震が発生し、甘粛省で113人、隣接する青海省で13人の計126人が死亡した。青海省では家屋が巻き込まれる土砂崩れも発生しており、犠牲者はさらに増える可能性がある。国営新華社通信などが19日に伝えた。


 震源地は甘粛省の省都蘭州から西に約100キロで震源の深さは約10キロ。地元当局は19日、記者会見を開き、甘粛省で約4700棟の家屋が被害を受けたと発表した。震源付近では家屋倒壊のほか、水道や電気、道路などのインフラも被害を受けている。

 現地は寒波に見舞われており、ネット交流サービス(SNS)上では、路上でたき火をし、毛布にくるまる被災者の画像が多数投稿されている。

 習近平国家主席は19日、捜索や救助、被災者への適切なケアなどに全力を尽くすよう指示した。【北京・岡崎英遠】

2841OS5:2023/12/25(月) 09:48:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/680c67f2b6ea728b4b7002102486207ea5c731d5
習政権、過度な毛沢東崇拝を警戒 格差拡大で「平等」懐古 毛沢東生誕130年
12/24(日) 7:08配信
時事通信
中国の習近平国家主席=13日、ハノイ(EPA時事)

 【長沙時事】中国の習近平政権は毛沢東生誕130年に際し、毛の功績をたたえる一方で、過度な崇拝には神経をとがらせる。

 平等を重んじた毛時代を民衆が懐かしみ、格差が解消されない現状に不満が高まる事態を警戒しているもようだ。

 「ネット上のうわさを見てやってきたのか」。湖南省長沙市中心部から車で1時間程度の同市花実村の広場に記者が向かうと、「老百姓(一般庶民)」だと主張する当局者とみられる2人組の男性に声を掛けられた。この広場には10月ごろ、住民らが集めた資金で毛沢東像が建てられたが、1カ月後に当局が強制撤去したとされる。12月中旬に訪れた際には跡形もなくなっていた代わりに、見張り役とみられる人員や車が、広場を取り囲むように複数配置されていた。

 2人組の男性は「ネット上のうわさ」について「事実とは異なる」と述べつつも、詳細な説明はせず、早く立ち去るよう促した。さらに記者が市中心部に戻るまで車で追尾した。

 一方、村の商店主らは銅像があったことは認めたものの、一様に「自分は村の者ではない」と話し、口をつぐんだ。

 習政権はこれまでも、毛の個人崇拝につながる動きを摘発してきた。経済の低迷や高失業率が続く中、平等だった毛時代の礼賛が政権批判につながるのを恐れているとみられている。

 習国家主席はかつて毛が提唱した「共同富裕」をスローガンに掲げるが、格差是正は進んでいない。習政権下で社会の統制は強まるばかりで、息苦しさを感じる市民が増えている。

2842OS5:2023/12/27(水) 08:19:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/eba307f8694386e40958c8a132f42c1cf0009a30
韓国与党トップに韓前法相 来春総選挙へ支持拡大狙う
12/27(水) 7:04配信

時事通信
韓国の尹錫悦大統領(左)と韓東勲前法相=2022年5月、中部・世宗市(EPA時事)

 【ソウル時事】韓国保守系与党「国民の力」は26日、来年4月の総選挙に向けた臨時執行部、非常対策委員会のトップである委員長に韓東勲前法相(50)を任命した。

 尹錫悦大統領の支持率が3割台で低迷する中、同党は国会で過半数の議席を奪還することを目指し、女性を中心に人気のある韓氏が先頭に立ち無党派層の取り込みを狙う。

 韓氏は非常対策委員長に就任した後、最大野党「共に民主党」の李在明代表が背任などの罪で起訴されたことを強調し、「重大犯罪で公判中の(李氏が)代表の民主党を、なぜわれわれが圧倒できないのか冷静に反省しよう」と呼び掛け、党の改革を誓った。

 韓氏は検察官出身で、検事総長を務めた尹大統領が信頼する部下だった。尹政権では政治経験がないにもかかわらず法相に抜てきされ、舌鋒(ぜっぽう)鋭い野党批判で注目された。韓氏は、最近の世論調査で「将来の大統領」として、党内では最も高い16%の支持を集める。党勢低迷の責任を取り金起※(※火ヘンに玄)前代表が今月13日に辞任を表明したことを受け、韓氏の非常対策委員長就任を求める声が広がった。

 韓氏の委員長就任が決まった後、国民の力の支持率は前週比2.3ポイント増の39.0%に上昇。41.6%の共に民主党に迫っている。国民の力幹部は「(韓氏が)党員と保守層を再結集し、青年や中道層の共感も得られる」と支持拡大を期待する。

 ただ、国民の力が勢いを保ち、逆転できるかどうかは不確かだ。勝敗を決する大票田のソウルで国民の力の劣勢が伝えられている。韓氏は「総選挙に出馬しない」と表明しており、党内をどのようにまとめるのか手腕は未知数。韓氏は野党から「尹大統領のアバター(分身)」と非難されており、「『大統領との違い』を明確にできなければ、人気は続かない」(韓国紙記者)という指摘が出ている。

2843OS5:2023/12/27(水) 08:22:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c06c1016096db21f9aac3de37e8a044d00b218f
台湾総統選めぐり“中国側の指示で世論調査を捏造か”摘発相次ぐ
12/25(月) 17:18配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
TBS NEWS DIG Powered by JNN

来年1月13日の台湾総統選挙を前に、中国側が関与したとされる世論調査の捏造事件の摘発が相次いでいます。

台湾中部・台中市の検察署によりますと、インターネットメディアの所属記者の男は、中国・福建省の共産党員からの指示で総統選に関する世論調査を捏造した疑いが持たれ、拘束されています。この記者から調査を依頼された別の男はおよそ900人の市民に電話や面会で調査したとして8回にわたりデータを作成しましたが、こうした調査は行われておらず、すべて捏造だったということです。

ねつ造に基づく調査結果は、今月20日まで随時、メディアを通じて公開され、中国に融和的な野党・国民党の侯友宜候補の支持率が与党・民進党の頼清徳候補を上回るケースがありました。

総統選に関する世論調査をめぐっては、南部の高雄市でも中国側から金銭を受け取った男が中国からの移住者の支援団体などと共謀しニセの調査結果を公開したとして拘束されています。

TBSテレビ

2844OS5:2023/12/27(水) 16:23:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c42097e66acf5bc225461b9f986c31c2fad0e58
38歳の与党元代表が離党・新党結成を表明 尹大統領批判も=韓国
12/27(水) 16:10配信

聯合ニュース
記者会見を開き、離党と新党結成を表明する「国民の力」の李俊錫元代表(共同取材)=27日、ソウル(聯合ニュース)

【ソウル聯合ニュース】韓国の与党「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)元代表(38)は27日、ソウル市内で記者会見を開き、同党を離党し来年4月の総選挙に向けて新党を結成すると明らかにした。

 李氏は2021年に36歳の若さで保守系の国民の力の代表に就任し注目を集め、昨年3月の大統領選の勝利に貢献した。だが、事業家から受けた性接待の証拠を隠蔽(いんぺい)するよう教唆したとの疑惑や尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と党への非難を繰り返したことなどを理由に1年6か月の党員資格停止処分を受けた。

 李氏は会見で、「私の選択は私個人に対する処遇のためではない」として、「非常事態に置かれているのは党ではなく韓国だ。変化のない政界を見つめながら待つことはできない」と表明。新党については、「新党ではこの危機を正確に直視する」として、尹大統領の国政運営を批判した。また、「皆さんが一生のうちに買う株の中で最も大きな収益率を保証する株はこの新党に投資する支持と声援」と述べ、支持を呼びかけた。

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2845OS5:2023/12/30(土) 01:04:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/0208519c113981d357a612685828945634261ed3
中国、台湾バンドへ圧力か 「事実なら選挙介入」 台湾総統選
12/29(金) 19:16配信

時事通信
台湾の人気ロックバンド「五月天(メイデイ)」=2017年6月、台北(AFP時事)

 【台北時事】台湾総統選の投開票が来年1月13日に迫る中、中国が台湾の人気ロックバンド「五月天(メイデイ)」に圧力をかけ親中発言を迫った疑いが浮上している。

 ロイター通信が台湾政府の内部文書に基づく情報として28日に報じた。

 報道を受け、台湾で対中政策を所管する大陸委員会は事実関係を「調査中」としつつ、「事実であれば選挙への介入が目的なのは明らかだ」と非難。「台湾社会の反感を引き起こし、若者の中国に対する印象を悪化させるだけだ」と強調した。五月天の事務所はコメントを避けている。

 ロイターによると、中国国家ラジオテレビ総局が五月天に「台湾は中国の一部」という中国の主張を支持するよう要求。五月天は応じなかった。これに対し中国当局は、五月天が11月、上海での公演で「口パク」をしたとして、罰金を科すと通告。中国国営新華社通信は今月、上海市当局が「口パク」の疑いで調査していると報じた。

 2016年の総統選直前には、韓国のテレビで台湾の「中華民国旗」を掲げた台湾人女性アイドルが中国で批判され、謝罪に追い込まれた。これに台湾社会が強く反発し、中国と距離を置く当時の野党・民進党の勝利を後押しした。

 中国政府で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室は28日、台湾メディアの取材に、ロイターの報道を「完全な偽情報」と否定した。

2846OS5:2023/12/30(土) 01:07:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/d98543aea0cd739f0a6f2a4f32987cc980dc82b6
台湾・総統選 中国国民党、「腐敗」争点化で与党揺さぶり図る
12/29(金) 16:20配信

産経新聞
中国国民党の大規模集会に参加した大勢の支持者ら=23日、台北の総統府前

【台北=桑村朋】来年1月13日投開票の台湾の総統選で、最大野党、中国国民党が与党、民主進歩党の汚職や不正を争点化し、足元を揺さぶっている。2期8年にわたる民進党の政権運営に一部で不満もたまっており、「腐敗」を批判することで票の切り崩しを狙う。民進党は清廉さを訴えているが、これまでに党員の不祥事が発覚。総統選では優位を保つものの、同日に行われる立法委員(国会議員に相当)選では苦戦も伝えられる。


国民党が批判を強めるのは、民進党の票田として知られる南部での不祥事だ。民進党の総統選候補者、頼清徳副総統(64)が市長を務めた台南市では3月、市議会正副議長の選挙で市議を買収したとして、民進党の市議会議長と副議長ら計10人が起訴された。

同市では他にも、元党中央執行委員の会社が廃棄物投棄で不正利益を得た疑いで摘発され、党の看板政策である太陽光発電事業で業者との癒着も発覚した。同じく支持基盤の強い南部・高雄市では男性立法委員の中国籍女性との不倫が判明し、立法委員選への出馬を取りやめる事態となった。

「民進党政権で腐敗が進んだ。中華民国を取り戻そう」。23日夜、台北市の総統府前で行われた国民党の大規模集会。総統選候補者の侯友宜新北市長(66)は馬英九前総統ら党有力者を前に語気を強め、政権交代の必要性を訴えた。

雨の中、詰めかけた約8万人(主催者発表)の支持者は「民進党は下野せよ」と連呼。50代女性は「長年の執政で民進党はゆるみ、傲慢になった。今こそ交代の時だ」と声を荒らげた。

一部メディアも「腐敗」が争点だとあおる。国民党寄りとされるETトゥデーが20日に発表した世論調査によると、何を選ぶ総統選かを問う質問で「清廉か腐敗か」との回答が66・4%と最多だった。「民主か独裁か」と「戦争か平和か」がこれに続いた。

不祥事追及の攻勢をかける国民党に対し、頼氏は「ゴキブリを一掃する」と不正を許さない姿勢を示した上で、逆に国民党の「腐敗」を猛批判。中国からの「黒い金」で選挙票を買収しているとして「(国民党の)腐敗体質は今も昔も変わらない」と主張している。

今年に入り、複数の地方議会で国民党の議長が贈収賄の罪で起訴されるなど不祥事は国民党にも発覚している。台湾師範大学の范世平教授は「国民党は民進党批判の際、噂や疑惑だけを述べて証拠がないことが多い。自分たちの問題には目をつむっているのは無責任だ」と批判する。

地方と異なり、蔡英文政権高官の汚職による摘発事例は過去になく、「清廉」が党の精神だとする頼氏の主張を支持する向きは少なくない。世論調査の支持率では先週まで僅差が目立ったが、美麗島電子報の29日発表の調査では、頼氏40・2%、侯氏28・7%、第2野党、台湾民衆党の柯文哲前台北市長(64)が18・4%だった。頼氏のリードが広がっている。

一方、新型コロナウイルス禍に伴う生活苦などから一部では与党への不満も広がる。国民党の腐敗追及もあり、立法委員選では定数113の過半数に届かない可能性が高い情勢だ。台湾では2000年以降、2期8年ごとに政権交代が起きており、頼氏が侯氏を振り切れるかが注目される。

2847OS5:2023/12/30(土) 01:12:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb9aadfc6652e41865a8ef40be3e1202620fc934
ゆるむ民進党、支持伸びず…頼氏の地元で不正相次ぐ
12/27(水) 5:00配信

読売新聞オンライン
2024台湾総統選 終盤情勢<上>
 来年1月13日の台湾総統選まで残り半月余りとなった。各政党の動きを追い、総統選と同日に行われる立法委員(国会議員)選挙と合わせた終盤情勢を報告する。


台北での集会で24日、支持を訴える頼清徳氏(中央左)=大原一郎撮影

 今月17日夕、南部・台南市の特設会場に集まった1万5000人超の支持者を前に、与党・民進党の総統候補・頼清徳(ライチンドォー)副総統(64)は、危機感をあらわにした。「野党は大々的に台南を攻撃し、信用を失墜させている。協力して市民の名誉を守ろう」

(写真:読売新聞)

 民進党は今、野党の国民党と台湾民衆党から、汚職や不正で集中砲火を浴びる。狙われているのが、頼氏がかつて市長を務め、民進党支持者が多い台南市だ。

 頼氏は今年1月、市長や市内選出の立法委員を引き連れ、党員向け集会で深々と頭を下げた。市議会の正副議長を選ぶ投票で民進党市議による買収があったとして、検察の捜査が進んでいた。

 その前月には市内での廃棄物の不法投棄で計100億円近い利益を得たとして、元党中央執行委員の会社が摘発された。政権が進める市内の太陽光発電事業で企業との癒着も明るみに出た。

 お膝元で防戦一方の頼氏は、「ゴキブリを一掃する」と不正を見過ごさない姿勢を強調するが、民進党支持だった地元の30歳代の男性タクシー運転手は、こう切り捨てた。「汚職がひどい民進党には投票しない」

 政治的キャリアを重ね、満を持して総統選に臨んだ頼氏。11月に野党候補者の一本化協議が決裂し、楽勝するかに見えたものの、他候補を突き放せない。2期8年に及ぶ民進党政権に「おごり」「ゆるみ」をかぎ取る有権者が多いからだ。

 国民党の一党独裁を経験した台湾では近年、8年ごとに与野党が入れ替わる「振り子現象」が見られた。一党が強くなりすぎることを避けたい有権者の心理は、民主化の歩みを支えた民進党にも立ちはだかる。

 民進党の強固な地盤である南部・高雄市で10月、中国籍女性との不倫が発覚した男性立法委員が出馬辞退に追い込まれた。逆風の中で代わりに立候補した黄捷・高雄市議(30)は23日、有権者に支持を訴え、記念撮影に応じた。「もっと名前と顔を覚えてもらわねば」と焦りを見せる。

 民進党は4年前、総統選に加え立法委員選でも圧勝し、立法院(国会)で過半数を得た。今回は各地で劣勢が伝えられ、過半数割れも指摘される。この場合、総統選を制しても、政権運営は不安定化しかねない。

 台北市の通勤圏にある新北市新荘区では新築の高層マンションが林立し、大型クレーンがせわしなく稼働していた。街の発展と対照的に会社員女性(35)はうかない表情だ。「物価上昇の割に給与は上がらず、住宅は買えない」

 総統選でカギを握る若者を中心とした中間層の関心は、物価高や不動産価格の高騰など、身近な問題に向いている。不満の矛先は与党の民進党に向かう。

 過去の総統選で民進党にとって有利に働いた中台関係も、今回は得票に直結するかどうか見通せない。どの政権党も、「独立」に動き中国の介入を招くことも、統一で自由を失うことも望まない民意を無視できない。対中政策は総統選の最大の争点ではないと考える若者も少なくない。

 2020年の前回総統選は、香港で起きた大規模な抗議活動が、中国への警戒感を呼び、蔡英文(ツァイインウェン)総統の再選を後押しした。だが、中国は今回、台湾産品の禁輸や解禁で揺さぶりをかけつつも極端な動きは封印する。台湾への軍事的圧力は強まったが、張佑宗・台湾大教授は「若者は中台の緊張を切迫したものとは見ていない」と分析する。

 「敵失」を期待していた民進党のある立法委員候補は、こう漏らした。「中台関係を議論しにくい。中国の対応が賢くなった」。追い風のない選挙戦で、民進党と頼氏は正念場を迎えた。

2848OS5:2023/12/30(土) 01:12:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/36fc2a43cc5a6aa3e23d963d6462a06e79ab5041
国民党、対中融和を前面…中国在住のビジネスマンなど「実利」求める声を意識
12/28(木) 5:04配信

読売新聞オンライン
2024台湾総統選 終盤情勢<中>
 青い海を隔てた数キロ先の陸地に、高層ビルが林立していた。中国福建省を望む台湾の離島・金門島。島には以前から、福建省と結ぶ橋の建設構想があった。

金門島で22日、中国福建省とつなぐ橋の構想を説明する陳滄江さん=大原一郎撮影

 「橋があれば中国人観光客が増え、経済が活性化する」。力説する陳滄江さん(68)の主導で9月、架橋に向けた住民投票を求める署名を島民が民進党政権に提出し、浮かんでは消えていた構想が現実の政治テーマとなった。

 国民党支持者が多数を占める島民の声に呼応するのは、同党総統候補の侯友宜(ホウヨウイー)・新北市長(66)だ。住民投票に賛同し、「賛成多数なら中国側と協議する」と踏み込む。台湾民衆党の柯文哲(クォーウェンジョオー)・前台北市長(64)も今月14日に島を訪れ、地元住民に限り投票を行う考えを示した。政権交代すれば、架橋に向け動き出す可能性がある。

 一方、与党・民進党政権は、安全保障面から慎重姿勢を示し、否決の可能性が高い台湾全土での住民投票にも言及する。

(写真:読売新聞)

 8年ぶりの政権交代を目指す国民党は、民衆党との候補者一本化の協議が決裂した11月以降、対中融和路線をさらに鮮明にした。一つは選挙に臨む顔ぶれだ。

 「中国との交流は、もっと増やすべきだ。交流の強化は最良の投資だ」

 台湾大で18日に開かれた集会で、国民党の副総統候補・趙少康氏(73)が訴えた。親中色の強いテレビ司会者であり、番組は高視聴率を誇る。

ステージから支持を呼びかける侯友宜氏(23日、台北で)=大原一郎撮影

 立法委員(国会議員)選の党比例名簿1位には韓国瑜氏(66)を選び、支援態勢も整えた。侯氏と溝があった韓氏は立候補に慎重だったが、侯氏と党の度重なる要請を受け入れ、党内融和を演出した。親中的な主張や庶民的な語り口で対中関係を重視する住民に人気がある。2020年の前回総統選で敗れたものの、552万票を得た集票力に期待がかかる。

 実際、侯氏は最近、世論調査でトップの民進党・頼清徳(ライチンドォー)副総統(64)を追い上げつつある。陣営幹部は「趙氏と韓氏の起用がメッセージとなり、支持者が戻った」と手応えを語る。

 もう一つは、相次いで対中関係の強化策に踏み込んだことだ。

 とりわけ強気な主張が、中台間の市場開放を目指す「サービス貿易協定」審議の再開だ。対中融和に反発する若者が立法院(国会)を占拠した14年の「ひまわり運動」で頓挫し、16年の総統選で国民党が政権を失う遠因にもなった。

 総統選での連敗で再起を危ぶまれた国民党は、対中融和路線の見直しを模索した時期もあった。ここにきて、時計の針を逆戻りさせたかのような戦略は、経済面で実利を求め中国との対話を望む支持層の声を踏まえている。ある世論調査では、民進党政権下での対中関係に半数が「満足していない」と回答した。

 その思いは、中国在住の台湾人ビジネスマンに特に根強い。今月中旬、国民党幹部が福建省や江西省を行脚した。党幹部によれば、ビジネスマンに投票を促す票固めだった。

 支持層を固めただけでは勝てない。中間層にも狙いを定め、住宅ローンの優遇策や育児対策の充実化、賃金を増やした企業への減税措置を矢継ぎ早に打ち出した。対中融和路線に違和感を持つ有権者を振り向かせられるかどうかが、終盤のカギを握る。

 23日夜は台北市の総統府前で8万人超の集会を開いた。侯氏は小雨が降る中、中間層を意識した施策を説明しつつ、こう強調した。「当選すれば必ず両岸(中台)の対話と交流を再開する。平和を生み、経済繁栄をもたらす。我々に投票すれば万事問題ない」。あくまで対中関係の構築にこだわり、逆転勝利に望みをつなぐ。

2849OS5:2023/12/31(日) 16:53:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6d4c15795adc62423666d600573d984aee2a9a7
2大政党の過半数阻止へ「軍神」に「五顧の礼」…小政党が狙うキャスチングボート
12/30(土) 5:02配信


2024台湾総統選 終盤情勢<下>

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23日、新竹市での集会で黄国昌氏とともに支持を訴える柯文哲氏(右)=大原一郎撮影

 台湾民衆党の総統候補・柯文哲(クォーウェンジョオー)前台北市長(64)は11月上旬、台北市内で少数野党・時代力量の黄国昌氏(50)とひそかに向き合った。入党を要請すると、夏以来5回目の訪問を受けた黄氏もうなずき、こう誓い合った。「立法院(国会)で民進党にも、国民党にも過半数は取らせない」

 総統選と同日の立法委員(国会議員)選の結果は、新総統の政権運営を左右する。民進、国民両党が9割近くを占める立法院に割って入り、キャスチングボートを握れば、どの党も民衆党の意向を無視できない。

 「三顧の礼」以上の熱意で黄氏を引き抜いたのは、党勢拡張の切り札とするためだ。

 2014年に国民党政権の対中融和路線に反発し、学生らが立法院を占拠した「ひまわり運動」に参加した黄氏は、鋭い舌鋒(ぜっぽう)から「軍神」と呼ばれた。16年以降は立法委員として当局を追及した人気の高い黄氏を、柯氏は立法委員選の比例名簿第2位とし、現有5議席の2倍となる「11議席」(党幹部)を目指す。

 北部・新竹市での23日の集会では、黄氏が政権批判に使う「全くめちゃくちゃだ」という口癖を、支持者が連呼した。終了後、黄氏との写真撮影を望む若者ら数百人の列ができた。

 11月、総統選で野党統一候補の選出を目指した民衆党と国民党の交渉が決裂した。柯氏は交渉姿勢のブレが失望感を招き、支持率は急落した。党内に重苦しい雰囲気が漂った。

 ただ、交渉決裂後も、若者に限れば柯氏の支持は底堅い。蔡英文(ツァイインウェン)政権下で経済は成長したが、若者の賃金は安く抑えられ、恩恵が少ない。「若者は頑張っても希望が見えない」。そう訴える柯氏の言葉が響き、「政治は悪くなるばかり。柯氏しか改革はできない」(36歳会社員男性)という期待がある。

 ひまわり運動後の16年と香港での大規模抗議運動後の20年総統選は、中台関係が関心を集め、若者の票が対中強硬姿勢の民進党を後押しした。だが今回は内政が重視され、若者の支持は民進党から柯氏に流れる。国民党が民進党との接戦に持ち込めた要因でもある。

 野党連携の決裂後も民衆、国民両党は野党の議席が増えるよう競合しない選挙区の一部で共闘する。

 台中市で今月16日夜、民衆党から立法委員選に立候補している柯氏の最側近、蔡壁如氏(59)の集会が開かれた。前回総統選で敗れたが、今も人気の高い国民党比例名簿第1位の韓国瑜氏(66)が応援に駆けつけ、「蔡氏の政治目標の達成に向け全力で協力する」と明言した。

 この選挙区は両党の「協力モデル区」と呼ばれる。民衆党は、立法委員選で比例選に力点を置き、79選挙区のうち11選挙区しか候補を立てていない。協力の余地があり、選挙後も見据えて互いの批判を抑制する。

 南部・高雄市で23日、韓氏支持者が企画した集会に招かれた柯氏は、「選挙後は民衆党の立法委員とともに韓氏を訪ねる。共通の理念があれば、絶対に韓氏を支持する」と語った。両党の議席数が過半数を占めるとの予測もある中、立法院長(国会議長)に韓氏を推す考えを示唆した。

 総統選と立法委員選は12年から同日選となり、今回で4回目だ。総統候補を母鳥、立法委員候補をひな鳥に例え、台湾では「母鳥がひな鳥を率いる選挙」と呼ばれる。柯氏は総統選で失速したものの、立法委員選挙に党勢の浮沈をかけ、残り2週間を飛び続ける。

(鈴木隆弘、園田将嗣、出水翔太朗、田村美穂が担当しました)

 ◆立法院=総統選に合わせて4年に1回改選される。定数113のうち、地域ごとの選挙区73、先住民枠の選挙区6、比例選34で争う。現在、選挙区分は民進、国民両党でほぼ占められており、民衆党と時代力量の議員は比例選で選出されている。

2850OS5:2023/12/31(日) 17:09:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8c1171008ec5220447d87a27ee28a24d5f3cb66
中国軍の幹部ら9人、代表資格取り消し 前国防相もからむ汚職拡大か
12/30(土) 22:00配信

朝日新聞デジタル
10月に国務委員と国防相の職を解任された李尚福氏(左)=2023年6月2日、シンガポール、畑宗太郎撮影

 中国の全国人民代表大会(全人代)は29日、軍幹部ら9人の代表資格を取り消すと発表した。27日には軍に深く関わる国営企業の関係者3人が公職を罷免(ひめん)されたばかり。前国防相らの解任劇との関連も疑われ、軍内の汚職摘発は異例の広がりとなる可能性がある。

 29日に全人代の代表資格を取り消されたのは、丁来杭元空軍司令官ら計9人。うち5人をロケット軍の関係者が占め、7月末までに同軍司令官を解任された李玉超氏やその前任の周亜寧氏のほか、同軍副司令官経験者2人などが含まれていた。ほかの3人は軍の調達部門である装備発展部の幹部経験者だった。

 一方、27日には国政への助言機関である全国政治協商会議が、軍需・宇宙関連の国営企業出身の委員3人を解任。中国メディアによると、北京市人民代表大会も11月にロケット軍少将の代表資格を取り消した。

朝日新聞社

2851OS5:2023/12/31(日) 17:16:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/ecc07aed447796d83564f2acd53c97c408640029
中国景況感が3カ月連続「節目」割れ 不動産不況で景気回復に勢いなく
12/31(日) 11:25配信
産経新聞
【上海=三塚聖平】中国国家統計局は31日、景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)が12月は49・0だったと発表した。11月から0・4ポイント悪化し、好不況を判断する節目である「50」を3カ月連続で下回った。中国政府は景気下支えに動いているものの、不動産不況の長期化が重荷になっている。

中国経済を巡っては、新型コロナウイルスの感染拡大を徹底的に食い止める「ゼロコロナ」政策を事実上撤回してから1年が過ぎても景気回復に勢いがない状態が続いている。

PMIは「50」を上回れば経済活動の拡大を、下回れば縮小を意味する。新規受注の指数は48・7で0・7ポイント下落し、3カ月連続での節目割れだった。生産は50・2で、7カ月連続で「50」は上回ったものの0・5ポイント悪化だった。

輸出向けの新規受注は0・5ポイント下落して45・8だった。中国の輸出は、景気の先行きへの不安が漂う欧州向けなどに勢いがない。

統計局が同時に発表した12月の非製造業の景況感を示す指数は50・4で、11月から0・2ポイント上昇した。サービス業は49・3で11月から横ばいで、2カ月連続で「50」を割り込んでいる。ゼロコロナ政策の後遺症や不動産不況を背景に庶民の雇用・所得環境は厳しく、消費には本格的な回復の兆しが見えない。

中国共産党と政府が12月に開いた2024年の経済政策の基本方針を決める中央経済工作会議では、積極的な財政政策を強化するほか、穏健な金融政策の柔軟性を増すとの方針を打ち出している。

2852OS5:2023/12/31(日) 17:24:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/a17f9d4544926b4e329903af2421d16d1ea7aba4
韓国、年初のテロに警戒 金正恩氏が「平和統一」の前提放棄
12/31(日) 17:16配信

産経新聞
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、対韓国政策の根本的転換を明言し、同じ民族同士が平和的に南北統一するという金日成(キム・イルソン)主席以来、半世紀にわたって掲げてきた大前提を捨てる立場を示した。韓国当局は、北朝鮮が2024年に軍事的行動やテロの形で対韓強硬策を行動に移す事態を警戒している。

「現在、朝鮮半島に最も敵対的な2つの国家が併存していることは誰も否定できない」。正恩氏は12月26〜30日の党中央委員会拡大総会でこう述べ、韓国は政権交代しても「『自由民主主義体制下の統一』基調は変わらなかった」と批判した。

北朝鮮は1972年に韓国と単一民族としての平和統一をうたった南北共同声明を発表。南北関係が冷え込んだ時期でも南北関係の前提として維持してきた。だが今回、正恩氏は韓国を「和解や統一の相手」とみなすのは錯誤だとし、統一政策の立場を刷新すべきだと主張。米韓が対決を企てるなら核抑止力を持って「重大な行動に移る」と警告した。

韓国の情報機関、国家情報院は最近、正恩氏が側近らに、2024年初めに韓国に「大きな波紋を起こす方策」を準備するよう命じたと明らかにした。韓国の4月の総選挙や11月の米大統領選を控え、韓国当局は、北朝鮮による局地的な軍事行動のほか、サイバーテロなどに備えている。(ソウル 桜井紀雄)

2853OS5:2024/01/03(水) 19:30:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/89b0a6da7c85e79ebb567d6ff6e67ff1931daa29
候補者警護にピリピリ… 台湾総統選、安倍氏襲撃事件の影響も
1/3(水) 14:00配信
毎日新聞
車に乗って支持を訴える台湾民衆党の柯文哲候補(前列左)=台湾北部・新北市で2024年1月2日午後2時40分、林哲平撮影

 台湾総統選で、選挙活動中の候補者の安全確保と集票につながる有権者との交流をどう両立させるか、関係者が頭を悩ませている。警備当局は2022年に日本で起きた安倍晋三元首相銃撃事件も踏まえて新装備を導入。一方、13日の投票日に向けて選挙戦のボルテージが上がる中、候補者側には有権者に「弱さ」を感じさせたくないとの迷いも見える。

 第三勢力・台湾民衆党の総統候補、柯文哲・前台北市長は2日、台湾北部・新北市で選挙カーによる遊説を行った。荷台部分前面に防弾ガラスを付けた特別なピックアップトラックに柯氏らが乗り、沿道の支持者らに手を振って応えた。荷台には警備当局者2人が同乗したほか、周囲を警察のバイクやパトカーが固める。台湾メディアによると、3人の総統候補にはそれぞれ27人の警備が付く。

 台湾では04年の総統選で、再選を狙った民進党の陳水扁総統が選挙カーで遊説中に副総統候補とともに銃撃を受け、社会に大きな衝撃を与えた。近年でも安倍氏銃撃事件や23年4月の岸田文雄首相襲撃事件は台湾でも広く報道され、2日には韓国野党の「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が暴漢に襲われる事件が起きた。

 今回の選挙で、要人警護を担う情報機関の国家安全局は候補者の全身をカバーできる高さの防弾ガラスを備えた選挙カーや銃声検出システム、最新型狙撃銃などを購入。同局関係者は台湾メディアに「安倍氏銃撃事件などのようなローンウルフ型の攻撃も想定した訓練を積んでいる」と話した。

 だが実際には、選挙カーの防弾ガラスを胸あたりまで下げ、同局が求める防弾ベストを着ないで遊説する姿も目立つ。「臆病な印象を与えるのを嫌がる」(台湾紙記者)ためだ。防弾ガラスを下げていた最大野党・国民党の総統候補、侯友宜・新北市長に対し、柯氏は2日朝に「(警備の)プロの意見を尊重すべきだ」と批判していたが、午後には自身の選挙カーの防弾ガラスを下げて活動した。

 2日には南部・嘉義県であった民進党陣営の集会で、写真撮影に応じていた総統候補、頼清徳副総統の頰に女性支持者がキスをするハプニングが発生。「失態」を招いた警備当局は「警備を強化し、群衆と候補の安全な距離を確保する」との声明を発表した。【台北・林哲平】

2854OS5:2024/01/03(水) 19:31:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/14ed9d8cb648f933de679de1f3f636ac80cd4445
刃物で首刺された李在明氏、救急搬送され手術…60代男を殺人未遂容疑で捜査
1/2(火) 23:38配信

読売新聞オンライン
2日、韓国南部・釜山で襲撃され倒れる李在明氏=聯合ロイター

 【釜山(韓国南部)=小池和樹】2日午前10時半頃、韓国・釜山(プサン)で、韓国の左派系最大野党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)代表が60歳代の男に刃物で首を刺された。李氏は病院に救急搬送された。刺した男は現場で身柄を拘束された。

 警察などによると、李氏はこの日、釜山の空港建設予定地の視察を終えて記者団の取材に応じていたところ、紛れ込んだ男に正面から突然、約20センチの刃物で首を刺され、首の左側にけがを負った。男はサインをもらうふりをして近づいたという。警察が殺人未遂容疑で男の動機などを調べている。

 李氏は釜山の病院に救急搬送された後、ヘリコプターでソウルの病院に運ばれた。共に民主党によると、李氏はソウルの病院で手術を受け、意識はあるという。

 尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は事件を受け、「決してあってはならないことが起きた。韓国社会はこのような暴力行為を容認してはならない」とコメントを発表した。

 李氏は2022年の大統領選に出馬し、尹大統領に僅差で敗れた。次期大統領選の有力候補の一人で、今年4月の総選挙に向けて尹政権批判に力を入れていた。

2855OS5:2024/01/03(水) 19:32:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/01037794582f46129ca5b70bf53670b031bc628b
李在明氏襲撃 首切られ出血も意識あり 60代の容疑者を拘束
1/2(火) 18:15配信
毎日新聞
李在明氏=ソウルで2021年11月、渋江千春撮影

 韓国の進歩系最大野党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)代表が2日午前、南東部・釜山(プサン)を訪問中に、刃物のようなものを持った男に突然、首を切りつけられた。李氏は出血して倒れたが意識はあり、応急措置後、ソウル大学病院にヘリコプターで移送された。頸(けい)静脈損傷の疑いがあり、手術を受けた。

 事件後、警察はその場で容疑者の60代の男を拘束した。男は「李氏を殺すつもりだった」と話しており、警察が殺人未遂容疑で調べている。李氏は当時、記者団のぶら下がり取材を受けていた。男は支持者を装い、李氏にサインを求めるふりをしながら、人混みをかき分けて接近したという。

 尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は「決してあってはならないことが起きた。韓国社会でこうした暴力行為を認めてはならない」と述べ、迅速な捜査を指示。李氏の治療に全力を挙げるよう求めた。

 李氏は、2022年3月の大統領選挙に「共に民主党」候補として立候補。保守系の「国民の力」候補だった尹氏に僅差で敗れた。その後、同年8月に党の代表に就いていた。

 韓国では今年4月に総選挙を控える。少数与党の「国民の力」は、国会(定数300)の過半数の議席奪還を目指し、与野党攻防が激化。今回の事件は選挙情勢にも影響を与える可能性がある。

 韓国では06年にも、当時、保守系野党代表だった朴槿恵(パククネ)元大統領が暴漢に顔を切られ、大けがをする事件が起きた。【ソウル坂口裕彦】

2856OS5:2024/01/03(水) 19:34:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/da65ef2c3aeac556657c2502fcffa11478a35d71
韓国最大野党・李在明代表、凶器を持った男に襲われ負傷 現地報道
1/2(火) 11:21配信

朝日新聞デジタル
韓国・釜山で2024年1月2日、新空港の建設計画について話をする共に民主党の李在明代表(中央)。李氏は男に襲われ負傷した=AP

 韓国の進歩(革新)系最大野党・共に民主党の李在明(イジェミョン)代表が2日午前10時半ごろ、訪問先の南部・釜山で、刃物を持った60代の男に襲われた。左首の付近に1センチ程度の傷を負ったが、命に別条はないという。男は殺人未遂容疑で警察に現行犯逮捕された。


 地元警察などによると、李氏は新空港の建設計画について現地で説明を受けた後、記者に囲まれて取材に応じた。その後、車に向かって徒歩で移動する途中、「サインをしてほしい」と叫びながら李氏に近づいた男に襲われたという。刃物は刃渡り13センチだった。

 事件を受け、共に民主党の報道担当者は「李代表に対するテロだ」と非難した。韓国大統領府によると、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は「あってはならないことが起きた。いかなる場合でもこのような暴力行為を容認してはならない」と述べた。

 李氏は2022年3月の大統領選で尹氏と争い、約0・7ポイントという小差で敗れた。次の大統領選の有力候補の一人とされ、世論調査ではトップに立っている。一方で知事・市長当時の背任や収賄などの罪で在宅起訴され、裁判が続いている。韓国では今年4月に総選挙を控えており、与野党が地方での活動を活発化させている。(ソウル=太田成美)

朝日新聞社

2857OS5:2024/01/03(水) 20:23:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/137d2a4784e1b79ea964c7644255a4a665942343
習氏「一強」、進む統制 国家安全や愛国重視 中国
1/3(水) 13:40配信

時事通信
中国の習近平国家主席=13日、ハノイ(AFP時事)

 【北京時事】中国で習近平国家主席(共産党総書記)の「一強」体制が確立し、社会の統制が強まっている。


 習氏が最重要視する「国家安全」の名の下に、スパイ摘発を担う国家安全省の権限が拡大。愛国や民族団結に重きが置かれ、あらゆる分野で締め付けが進んでいる。

 国家安全省は2023年12月、SNS公式アカウントへの投稿で、「中国衰退論」など中国経済に対する批判的な論評を処罰する可能性を示唆した。「中国経済をおとしめる決まり文句が絶えず現れている」とした上で、「その本質は中国衰退という虚偽の言説をつくり出し、中国を攻撃することにある」と主張。「経済分野で国家安全を脅かす違法・犯罪行為を断固取り締まる」と表明した。国内経済が低迷する中、客観的な分析すら違法行為とされかねないとして波紋が広がった。

 9月に公表された「治安管理処罰法」改正案も物議を醸した。改正案には「中華民族の精神を損ね、中華民族の感情を傷つける」服装を禁じる規定が盛り込まれ、和服のほか「西洋のスーツすら対象になるのでは」といった懸念が広がった。法学者らも「誰が『民族の感情』を決定するのか」「文言があいまいで権力の乱用が生じやすくなる」などと相次いで反対を表明した。

 10月には、24年1月施行の「愛国主義教育法」が成立。党の歴史や習氏の指導思想を徹底して教育するほか、悲願の「祖国統一」に向け台湾の人々への宣伝強化も盛り込まれた。

 異例の3期目入りを果たした習氏は、自身への権力集中を進め、自らの意向をより反映しやすい体制を整えた。「中華民族の偉大な復興」や「強国建設」を掲げる習氏の下で、今後も言論空間が一層しぼむのは確実だ。

 一方、22年11月には若者らを中心に、新型コロナの感染を厳格に封じ込める「ゼロコロナ」政策への抗議運動が起き、政権に衝撃を与えた。白紙を掲げて抗議する姿は中国の厳しい言論状況を象徴しており、習政権の過度な統制は、国民の不満爆発に発展する危険を常にはらんでいる。

2858OS5:2024/01/04(木) 15:58:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/308d9fc07dffd2251bee19ebf156a911b2003334
中国軍高官9人を処分…大規模汚職疑惑、前国防相解任と関連か
1/4(木) 6:58配信
読売新聞オンライン
 【北京=吉永亜希子】中国軍で汚職への関与が疑われる高官らに対する調査が進んでいる。昨年12月29日には全国人民代表大会(全人代=国会)で、空軍やロケット軍の元司令官を含む9人の代表資格が取り消された。昨年10月の李尚福(リーシャンフー)前国防相の解任との関連が取り沙汰されており、処分者がさらに増える可能性がある。


 全人代の代表資格を取り消されたのは、丁来杭・前空軍司令官ら計9人。そのうち5人は、戦略ミサイル部隊「ロケット軍」の関係者だった。7月末に交代となった前司令官の李玉超氏やその前任の周亜寧氏に加え、元副司令官らが含まれていた。残る3人は、兵器開発や調達を担う「装備発展部」の元幹部らで、李尚福氏も同部のトップを務めていた。

 中国軍では、昨年夏頃からロケット軍や装備調達部門が関与する大規模な汚職疑惑が浮上している。

 中国政府の内情に詳しい関係者によると、今回処分された9人以外にも、李尚福氏や前任の魏鳳和(ウェイフォンフォー)・元国務委員兼国防相らが調査対象になっているという。空軍前司令官の丁氏は、北京の軍用空港をめぐる汚職に関連し、調査を受けているとの情報がある。

 昨年10月に国防相を解任された李尚福氏は、中国軍で長年にわたって宇宙開発部門に所属してきた。解任の背景には、弾道ミサイルの地下サイロの建造や燃料調達での不正があったとの情報がある。

 全人代で軍関係者9人の代表資格取り消しの発表があった2日前の12月27日には、国政助言機関・人民政治協商会議(政協)の委員を務めていた「中国航天科技集団」など宇宙関連の国有軍需関連企業の幹部3人が委員を解任された。軍需産業関連企業に広く調査が及んでいるようだ。

 習近平(シージンピン)政権は、大規模汚職について危機感を募らせている。昨年夏以降にロケット軍で司令官ら高官2人を同時に交代させるなどの異例の人事が続いている背景には、汚職への厳しい姿勢を見せる狙いがあるとみられる。

2859OS5:2024/01/04(木) 21:18:32
https://japan.focustaiwan.tw/politics/202401030007
能登半島地震 台湾の救助隊、待機を解除 支援のニーズなしと確認
2024/01/03 16:58
(台北中央社)内政部(内務省)消防署は3日、石川県能登地方を震源とする地震の発生を受けて派遣の準備をしていた捜索救助隊について、同日午後2時に待機を解除したと発表した。災害の範囲が広がっておらず、外交部(外務省)が日本側に連絡をしたところ、支援のニーズがないことを確認したとしている。

同署は1日夜までに160人規模の救助隊の派遣準備を完了させていた。

(黄麗芸/編集:名切千絵)

2860OS5:2024/01/06(土) 08:46:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/777b7c42d0b166d8475c3b604cc3d5b2eb77c400
与党・頼氏優勢で最終盤 東アジア情勢直結、強まる「侵攻」懸念 台湾総統選まで1週間
1/6(土) 7:07配信


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時事通信
台湾総統選に立候補している(左から)民進党の頼清徳副総統、国民党の侯友宜・新北市長、民衆党の柯文哲・前台北市長=2023年12月、台北(AFP時事)

 【台北時事】13日投開票の台湾総統選まで1週間。

 選挙戦は与党・民進党の頼清徳副総統(64)が優勢のまま最終盤を迎えた。「祖国統一」を目指す中国の習近平政権が台湾侵攻に踏み切るとの懸念が強まっており、総統選の結果は日本を含む東アジアの安全保障に影響を及ぼしそうだ。米中対立が激しさを増す中、対米関係強化により中国への抑止力を高めたい民進党が3期連続で政権を維持するのかどうかが焦点となる。

 総統選は3氏が立候補している。中国と距離を置く頼氏が支持率でトップを保ち、対中融和を唱える最大野党・国民党の侯友宜・新北市長(66)が僅差で追う。対中政策の明言を避けながらも融和的な第3党・民衆党の柯文哲・前台北市長(64)は3位と苦戦している。

 頼氏は3日、北部・基隆市で、国民党を後押ししたい中国からの選挙介入が「今回最も深刻だ」と指摘。「国民党は中国の介入を利用している」と主張した。同日、お膝元の北部・新北市を街宣車で回った侯氏は「偽情報で有権者をパニックに陥れるべきではない」と強く反発した。

 一方、柯氏は4日、北部・新竹県での選挙集会で「中国が台湾選挙に介入しなかったことは過去一度もない。民進党もそれをたたき、『反中』を票にしてきた」と強調。中国を巡る民進、国民両党のイデオロギー対立が社会の分断を招いてきたと批判し、「両党を排除するチャンスだ」と自分への支持を訴えた。

 総統選ではこれまでも中台関係が主要争点となり、民進と国民の二大政党が世論を二分し政権を奪い合ってきた。2020年の前回選挙では、中国による香港民主派弾圧を背景に民進党が圧勝。台湾の安全保障専門家は「今回の選挙は、前回以上に台湾海峡情勢に与える影響が大きい」と指摘する。ただ、選挙戦では住宅や賃金など経済問題も大きな争点となっている。

 同時に実施される立法委員(国会議員、定数113)選では、過半数を獲得する政党の有無が焦点となる。3党の現有議席は民進62、国民37、民衆5。民進党が苦戦しており、民衆党がキャスチングボートを握る可能性もある。

2861OS5:2024/01/08(月) 14:06:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9785cd7120928ec1d0b85b47dcb8194374c9c3c
【迫る台湾総統選】リードする与党、候補一本化に失敗した野党…共通するのは「現状維持」 理由は「親中は票にならないから」
1/7(日) 21:04配信
南日本新聞
台湾総統が執務に当たる台湾総統府。日本統治時代の台湾総督府の建物を使っている=台北市

 中国の海洋進出が東アジアに緊張をもたらしている。台湾との衝突が大規模紛争の発火点になるとの観測もささやかれる。鹿児島県は日本政府が進める南西諸島の防衛を増強する「南西シフト」の舞台であり、中台情勢からは目が離せない。台湾総統選(13日実施)を前に、南日本新聞(鹿児島市)など全国の地方紙が加盟する共同通信加盟社論説研究会の台湾視察に参加し、取材した総統選情勢や防衛意識を報告する。(連載「選択迫る 現地で見た台湾総統選」㊤より)

【写真】夜の台北市街地。右上に見えるのは総統選立候補者の看板

 「選挙に勝つ自信はある。民衆党が加われば自信は2倍だ」-。台北市で昨年11月中旬に取材に応じた最大野党、国民党候補の侯友宜・新北市長(66)は胸を張った。

 侯氏は10人余りの報道各社一人一人と握手して回った。与党、民主進歩党(民進党)が中国から「独立勢力」と敵視されていることを念頭に「民進党は(中国と)対話できない」と強調。「両岸(中台)外交の準備はできている」と余裕を見せた。

 会見は、国民党と野党第2党の台湾民衆党が候補者一本化で合意した日だった。翌日、現地新聞には「藍白合(らんぱくごう)」の文字が躍った。藍は国民党、白は民衆党のシンボルカラー。優勢が伝わる与党候補に対し、一本化で対抗する作戦だ。民衆党候補の柯文哲・前台北市長(64)も「政権交代が必要」と同調した。ところが、翌週、合従策は消え去った。双方とも総統候補を譲らなかったからだ。

 総統選には侯氏、柯氏のほか蔡英文総統の後継を目指す民進党の頼清徳副総統(64)が立候補。最大の対立軸は対中政策だ。

 頼氏は蔡氏と同じく中国との統一を拒否する「現状維持」を掲げ、対米関係を重んじる。

 野党側はいずれも民進党政権下で対中関係が悪化し、安全保障が脅かされていると主張。中国との対話を重視する。

 侯氏は「平和か戦争か」をキャッチフレーズに現政権が続けば戦争になりかねないと訴える。柯氏は国民党の姿勢を「中国のいいなり」と批判しつつ、「中国、アメリカとのバランスを取っていく」と中間路線で侯氏との違いを打ち出す。

 3候補とも、「台湾独立」や「中国との統一」は掲げていない。「現状維持」では同じだ。世論調査によると、民意の大半もこれを支持している。

 中国は対中融和路線の国民党政権を望み、頼氏の追い落としを図っているとされる。

 台湾政府のシンクタンク、中央研究院台湾史研究所の呉叡人副研究員は「台湾にとって『現状維持』は事実上の独立」と指摘する。「親中的な姿勢は票に結びつきにくい」とみる。

 ただ「有権者の6割が政権交代を望んでいる」と野党側が繰り返すように、経済不振や対中関係緊張などで民進党の長期政権を望まない声も根強い。

 現地の各種世論調査では、頼氏がリードし侯氏、柯氏の順で続く。

 総統の任期は4年で最長2期。これまで8年を超えて与党が政権を担ったことはない。台湾では中国大陸での内戦に敗れた国民党の独裁体制が40年以上続いた歴史もあり「長期政権」への警戒感が強いという。

 「(台湾の)民主主義にとって8年は長く、外部には(中国という)脅威がある」。呉副研究員は選挙を巡る情勢を解説し、こう続けた。「民主主義と安全保障をどう守るか、有権者は揺れている」

南日本新聞 | 鹿児島

2862OS5:2024/01/08(月) 14:07:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/b27eda95295771d58fb89b52676cc4b24a06b3b7
台湾総統選 鍵握る「若者票」 与党、支持離れ阻止に懸命
1/7(日) 20:45配信
産経新聞
2023年12月30日、台北・西門町で、若者に投票などを呼びかける台湾民衆党のメンバー(桑村朋撮影)

【台北=桑村朋】13日に投開票される台湾の総統選では、若者票が勝敗のカギを握るとみられている。2020年の前回選は香港の反中デモの影響で、中国に厳しい姿勢を示す蔡英文総統が若者の支持を集めて再選を決めたが今回、多くの若者票が与党・民主進歩党から「既存政治打倒」を掲げる野党に流れている。

【グラフィック】台湾総統選の3候補

「政治に期待することを書いてください」。12月30日、台湾の原宿と呼ばれる台北・西門町で、第2野党、台湾民衆党が呼び掛けた。20〜30代の若者は次々と足を止め、紙に政治に託したいことを書いていた。

「緑と青(民進党と最大野党、中国国民党)の古い対決に飽きた。新風を求めたい」。広告会社勤務の男性(30)はそう語る。前回は民進党に投票したが今回は民衆党支持だ。「対中政策は大事だが二大政党はそればかり。政治を変えるときだ」と訴えた。こうした声は台湾の多くの若者から聞かれるリアルな本音だ。民衆党は若者への支持を確実に広げている。

■第2野党、若者を吸収

選挙戦は民進党が支持率でリードし、最大野党の国民党が追う展開。両党はすでに支持基盤を固めており、特定の支持政党を持たない若者層の動向が重要度を増した。民衆党候補、柯文哲前台北市長は、動画投稿サイト「ユーチューブ」や交流サイト(SNS)を武器に、二大政党に飽きた若者を取り込む。20代の支持率は、50%超とする世論調査の結果もある。

20〜30代は生まれた頃から自然と台湾人意識を持つ「天然台」世代と呼ばれる。「対中」論争は重視すべきテーマではないと考える人もいる。台湾では近年、住宅や物価高騰が低所得の若者を直撃。経済成長の恩恵が行き届かず、民進党政権が諸問題を解決できていないと批判もくすぶる。大手テレビ局、TVBSは若者の暮らしの問題は「台湾海峡よりもはるかに関心が高く、総統選の攻防の焦点となっている」と指摘する。

■2大政党「変化」強調

民進党は、前回選の勝利を支えた若者票の流出に危機感を強める。蔡英文政権1期目に副総統を務めた陳建仁行政院長(首相に相当)は3日、メディアの取材に若者の「民進党離れ」を認めた。「最も重要なのは若者の支持だが、民進党が過去に何を達成したかが忘れられている」と語った。

党は女性の副総統候補、蕭美琴前駐米代表(大使)が各地で若者向け対話を行い、イメージアップを図る。蕭氏はソフトでしたたかな「戦猫外交」を掲げる。党は3日には蔡総統と候補者、頼清徳副総統が海沿いをドライブしながら仕事ぶりを振り返る動画を公表。新鮮なイメージが受けて、再生回数は異例の1000万回を突破した。若者票の取返しにラストスパートをかける。

国民党も「古い政党」のイメージ払拭に躍起だ。口下手とされる総統選候補、侯友宜新北市長に代わり、テレビ司会者として人気の副総統候補、趙少康氏が若者と積極的に対話する。「侯氏も私も従来の典型的な国民党員ではない」と訴える。

趙氏は5日には、高雄科技大学で学生との討論会に参加。党の支持率の低さを問われ、「30年前、あなたより早くから党に不満を抱いている」と理解を示した。「党には改革が必要。刷新するため選挙に勝たなければいけない」と強調した。

2863OS5:2024/01/08(月) 14:07:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b27ec22398817ccec36d5ad712306ba9a5049d7
対中距離感で明暗くっきり 台湾の副総統候補が選挙情勢に与えた効果
1/7(日) 19:00配信

朝日新聞デジタル
国民党の集会で、小旗を振りながら声援を送る参加者たち=2024年1月6日夜、桃園市、畑宗太郎撮影

 13日に投開票される台湾総統選で、総統候補とペアを組む副総統候補が、最終盤の情勢に大きな影響を与えている。親米路線を唱える民進党のペアが、勝敗の鍵となる無党派層に浸透しつつある一方、親中色を強めた国民党のペアは食い込めていない。人選によって明暗が分かれた格好だ。

 1日にあった副総統候補の討論会で、民進党の蕭美琴・前駐米代表(52)は「世界は、中国共産党こそが両岸(中台)関係を緊張させている元凶だと考えている」と強調した。

 蕭氏は台湾人宣教師の父親と米国人の母親を持つ。党内でもリベラル派で、2000年代には議員立法で同性婚を法制化しようとした。蔡英文(ツァイインウェン)総統に近く、昨年11月まで3年余り、駐米代表を務めた。民進党の総統候補、頼清徳(ライチントー)副総統に対して米国でくすぶる「独立派」のイメージを和らげる効果を期待されている。

 華やかな経歴と実績は台湾の若者にも好評で、陣営は12月以降、蕭氏を積極的に各地の大学に派遣し、学生と交流させてきた。蔡政権の幹部は「若者の好感を得られている」と言う。

 台湾のテレビ局「TVBS」の12月の世論調査では、各党の総統、副総統候補計6人への好感度で、蕭氏は45%で頼氏(38%)の不足分を補完し、他党の4人(16〜33%)を大きく引き離す。反感度も他の5人(40〜49%)と比べて唯一、3割台(32%)だ。

朝日新聞社

2864とはずがたり:2024/01/08(月) 15:36:38
胡錦濤前主席息子の胡海峰氏が公の場から姿消す、SNSでは検索不能に
Record China によるストーリー ? 1 日
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E8%83%A1%E9%8C%A6%E6%BF%A4%E5%89%8D%E4%B8%BB%E5%B8%AD%E6%81%AF%E5%AD%90%E3%81%AE%E8%83%A1%E6%B5%B7%E5%B3%B0%E6%B0%8F%E3%81%8C%E5%85%AC%E3%81%AE%E5%A0%B4%E3%81%8B%E3%82%89%E5%A7%BF%E6%B6%88%E3%81%99-sns%E3%81%A7%E3%81%AF%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E4%B8%8D%E8%83%BD%E3%81%AB/ar-AA1mznVJ?ocid=socialshare&cvid=2e138266ffb74aa7952a96ce547e25ac&ei=13

2865OS5:2024/01/09(火) 13:32:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/382cfa72525a82f25018a599a877a4f6e8c056ff
「投票しに台湾に行け」…中国在住台湾人に航空券90%割引
1/9(火) 11:22配信
中央日報日本語版
台湾総統選挙(大統領選挙)と立法院議員選挙(総選挙)が13日に開かれる。2019年香港デモの影響で反中ブームが巻き起こった前回の選挙に比べ、今回は特別な争点のない政党間の勢力競争になっている。各種世論調査を総合すると、与党民主進歩党(民進党)候補の頼清徳副総統が白中優勢、野党第1党の中国国民党候補の侯友宜新北市長が白中劣勢、院内第3党の台湾民衆党候補の柯文哲元台北市長が劣勢だ。

こうした中で中国が独立・親米系の民進党再執権を防ぐために様々な努力を注いでいる。ロイター通信、BBC放送などは、中国国籍の航空会社10社は今月中旬まで北京など主要都市から台湾台北行きの航空券を最大90%割引していると報じた。「台湾同胞証明書」を所持している人が対象だ。香港サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、中国には約100万〜120万人の台湾人が居住しており、これは台湾全体人口の約5%を占める。ほとんどが親中系の国民党を支持する人々で、中国企業は投票のために彼らに選挙休暇も与えている。台湾は不在者投票制度がなく、すべての投票を台湾で直接行わなければならない。

中国共産党は台湾人が最も崇拝する民間信仰である「媽祖(海の女神)」団体との交流も拡大している。台湾保安文書によると、少なくとも5つ以上の台湾媽祖協会が中国内の媽祖寺院6カ所と接触しており、彼らの管理を中国の統一戦線工作部が受け持っている。

媽祖は漁師と船員を保護する海の女神で、韓国の祖先神と似たような存在だ。台湾には媽祖寺院が1000カ所で、全体人口(2400万人)の60〜70%が媽祖を信奉していると知られている。媽祖神話は宋時代、中国福建省の湄州島で始まった。台湾海峡を挟んで台湾と向かい合っているここを中国は媽祖の実家と呼ぶ。両岸が「一つの血筋」と強調し、台湾の媽祖信徒を引き入れようとする次元だ。毎年30万人以上の台湾信徒が、湄州島の媽寺院を訪れている。

中国は全体有権者の35%に達する20〜30代の票を得るためにティックトックで親中世論を集め、戦闘機・軍艦・偵察風船などを利用した武力圧迫も連日続いている。

2866OS5:2024/01/10(水) 17:36:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/55b77376babde4800b5a37dcc1b5b468b194ff14
台湾、立法委員選も激戦 「ねじれ」発生で新政権不安定化も
1/10(水) 16:19配信

毎日新聞
民進党の立法委員候補、頼品妤氏(右から3人目)の選挙集会で気勢を上げる同党の総統候補、頼清徳副総統(同4人目)=台湾北部・新北市で2024年1月3日午後7時11分、林哲平撮影

 台湾では立法委員(国会議員)の選挙(定数131)が総統選と同じ13日に投開票され、各党は総統選と連動した激しい戦いを繰り広げている。与党・民進党と最大野党・国民党に加え、第三勢力の台湾民衆党が存在感を発揮。どの党も過半数の議席を獲得できなければ、新政権で議会との間にねじれが発生し、スムーズな運営が難しくなる可能性がある。

 「国のエンジンである立法院(国会)での力が足りなければ前進できない。どうか総統選での勝利と過半数の議席を与えてほしい」

 3日、北部・新北市の第12選挙区で開かれた民進党現職の頼品妤(らいひんよ)候補(31)の選挙集会で、総統候補の頼清徳副総統(64)が呼びかけると、集まった約1200人(陣営発表)の支援者は「当選、当選」の合唱で応えた。頼副総統は6日にも集会に訪れるなど、台湾メディアによると計7回この選挙区に入って応援を重ねた。

 党主席(党首)でもある頼副総統が、これほど重視するのは「今回の選挙を象徴する激戦区の一つ」(台湾紙記者)だからだ。頼品妤氏は前回2020年の立法委員選で、同選挙区に民進党から出馬。当初先行していた国民党候補を得票率1・5ポイント差でかわして初当選した。前年に香港のデモを抑圧した中国への警戒感に後押しされ、民進党が総統選、立法委員選ともに勝利した典型的なケースとされる。

 だが今回は、国民党市議の廖先翔(りょうせんしょう)候補(35)の挑戦を受ける。国民党は選挙区内にある頼副総統の生家に持ち上がった数十年前の「違法建築」疑惑などで攻勢を強化。次々に幹部も投入し、4日に応援に入った朱立倫主席は市場で買い物客や店主らと握手を重ね、「鍵となるこの議席を取らなければならない」と訴えた。

 激戦は全8議席を民進党が独占する高雄市にも及ぶ。高雄6区では昨秋、男性立法委員(3期)に中国籍女性とのスキャンダルが発覚。急きょ、市議の黄捷(こうしょう)候補(30)に白羽の矢が立った。これに対し、国民党市議の陳美雅候補(53)は腐敗した民進党から政権交代すべきだと主張。「4年前とは有権者の意識が一変した」と自信をみせる。

 民衆党は若者に人気の高い総統候補の柯文哲(かぶんてつ)・前台北市長(64)を前面に出し、比例代表(定数34)を中心に議席の上積みを図る。2大政党がともに半数の議席を取れなければ、民衆党がキャスチングボートを握ることもあり得る。

 民進党は16、20年の立法委員選でともに過半数を獲得。蔡英文政権は安定した政権基盤を背景に、米国からの武器購入や年金改革などを進めてきた。専門家からは「少数与党の政権になれば、対中政策を含めてさまざまな面で停滞が起きる恐れがある」との指摘が上がっている。【台北・林哲平】

 ◇立法委員選挙

 小選挙区(定数73)、比例代表(同34)、先住民枠(同6)からなる。1院制で任期は4年。現有議席は民進党62、国民党37、台湾民衆党5、時代力量3、その他5、欠員1。

2867OS5:2024/01/11(木) 09:29:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bf20953b86821118a7f95c251b5b38dc0dfc4b1
台湾駐米代表、米下院議長と会談 中国は党幹部を派遣 総統選にらみ外交戦
1/10(水) 18:22配信
時事通信
9日、ワシントンの米連邦議会で台湾の兪大※(※サンズイに雷)駐米代表(左)を迎えるジョンソン下院議長(EPA時事)

 【北京時事】台湾外交部(外務省)は10日、兪大※(※サンズイに雷)駐米代表(大使)がジョンソン米下院議長と会談したと発表した。

 中国は同時期に、劉建超・共産党中央対外連絡部長を米国に派遣。中国が「核心的利益の中の核心」と位置付ける台湾での総統選を目前に、中台の外交戦が激しさを増している。

 「台米の強力なパートナーシップは、自由と民主主義という共通の価値観に基づいている。引き続き協力を期待する」。兪氏はワシントンでの会談でジョンソン氏にこう述べ、台湾への支援継続を訴えた。中国外務省の毛寧副報道局長は10日の記者会見でこれに「断固反対」を表明し、米国に「台湾の選挙に干渉するな」と警告した。

 一方の劉氏は、米ニューヨークで開催されたシンクタンクの会合で、昨年11月の米中首脳会談で示された関係安定化の機運を維持する重要性を強調。「中国に現行の国際秩序を変える意図はない」「意思疎通こそ理解を深める唯一の方法だ」などと述べ、融和姿勢をアピールした。

2868OS5:2024/01/11(木) 09:31:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ef18e55606592f573e7ae324a44b166a96d7f17
尹政権命運決める総選挙まで3カ月 与野党ともに分裂…カギ握る第3勢力
1/10(水) 19:21配信
産経新聞
9日、中道新党の行事に出席した「国民の力」元代表の李俊錫氏(右端)と「共に民主党」元代表の李洛淵元首相(中央)=ソウル市内(時吉達也撮影)

【ソウル=時吉達也】野党側に国会議席の過半数を握られている韓国・尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の命運を左右する4月10日の総選挙まで、3カ月となった。与野党の対決路線が激化し国政が停滞する中、保革2大政党の元代表が、それぞれ離党を表明。結果次第で対日外交への影響も懸念される選挙戦は、第3勢力結集の成否がカギを握りそうだ。


■元首相「韓国崩壊危機」

9日、昨年6月に中道系新党を立ち上げた女性議員の主催行事が議員会館で開かれた。視線が集中したのは、2人の来賓だった。

2021年に36歳の若さで保守系政党「国民の力」の代表に就き、22年の大統領選など主要選挙を勝利に導いた李俊錫(イ・ジュンソク)氏と、革新系「共に民主党」元代表で、前回大統領選でも一時は最有力候補だった李洛淵(イ・ナギョン)元首相。李洛淵氏は「両党の鉄壁のような既得権構造を打破しなければ、韓国は崩壊する。切迫した危機意識でわれわれは集まった」と挨拶(あいさつ)し、李俊錫氏らとの連帯を強調した。

李俊錫氏は若年男性の絶大な支持を受け党改革を進めたが、大統領側近との対立で党代表の座を追われ、先月27日に離党した。李洛淵氏は、首長時代の背任罪などで公判中の李在明(イ・ジェミョン)党代表の党運営を批判。11日に正式に離党を表明する。支持基盤や政策は大きく異なるが、尹氏と李在明氏による「大統領選の延長戦」となる総選挙の構図を変えようとする姿勢では一致する。

■2大政党に国民失望

「ポスト尹」の有力候補でもある保革陣営の大物が総選挙を前に接近する異例の事態は、2大政党への国民の失望が背景にある。

政権与党では検察出身の尹氏に近い司法関係者偏重の人事が続き「検察共和国」と揶揄(やゆ)されるほか、右派支持層を意識した尹氏の言動を中道層が敬遠。韓国ギャラップの調査では、政権発足から間もない22年7月に李俊錫氏との対立で支持率が急落して以降、一度も40%を回復していない。

最大野党、共に民主党も複数の疑惑で捜査、公判が進む李在明氏を筆頭に議員のスキャンダルが続発し、党支持率は伸び悩む。保革両陣営で30年以上助言業務を行ってきた政治コンサル企業の朴聖珉(パク・ソンミン)代表は「総選挙は本来、尹政権の中間評価の場になるはずだったが、野党が大統領選敗北以降も党刷新に消極的だったことで、与野党どちらに審判を下すのか世論が迷っている」と解説する。

■尹氏、負ければ死に体に

4年ごとの歴代総選挙では、投開票前の1カ月で情勢が大きく変動し「1月段階で見通しがついたことは過去に一度もない」(韓国紙の政治部記者)とされる。前回20年は、劣勢だった当時の文在寅(ムン・ジェイン)政権与党が2月以降、新型コロナウイルスの対応で評価を高め、逆転で圧勝した。

中傷合戦で相手陣営への憎悪をあおり、李在明氏が支持者を装った男に首を切られる事態に至るなど、対立が深刻化する与野党。前回に続き国民の力が敗北し国会の主導権を取り戻せなければ、尹氏は任期5年の折り返しを前に、早くもレームダック(死に体)化が進む見通しだ。

過去には支持率が低迷した政権末期に竹島(島根県隠岐の島町)上陸を強行し局面転換を図った李明博(イ・ミョンバク)氏の例もあり、外交への影響も懸念される。これに対し、朴代表は「北朝鮮が核開発を進める現状で、革新系が文前政権の対話路線を訴える余地はなくなった」と指摘。「選挙結果が韓米日の協調に影響することはない」との見方を示す。

2869OS5:2024/01/11(木) 09:34:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2081291956f7ee49814fe3315af0e0a4a296f68
「頼氏当選」身構える中国 力ずくで独立阻止か 台湾総統選
1/11(木) 7:08配信
時事通信
台湾与党・民進党の頼清徳副総統=9日、台北(EPA時事)

 【台北時事】中国は13日投開票の台湾総統選で、「台湾独立勢力」と見なす与党・民進党の頼清徳副総統が当選する事態に身構えている。


 民進党政権がさらに続けば、習近平国家主席の公約とも言える台湾統一が遠のくためだ。習氏が側近らに厳命しているはずの「頼氏当選阻止」に失敗すれば、力ずくで台湾独立を押さえ込む可能性がある。

 「台湾を中国から切り離しかねない重大な事案が発生した時、非平和的方式とその他の必要な措置を講じ、国家主権と領土保全を守ることができる」。中国の反国家分裂法の第8条は、台湾独立に絡んで武力を行使する条件の一つとして、こう明記している。専門家の間ではこれまで、台湾の「国名」変更などを想定していると分析されてきた。

 しかし、何が「重大な事案」に該当するかの解釈を行うのは習指導部だ。民進党の長期執政が決まった時点で習氏が「武力行使の条件を満たした」と判断する可能性を指摘する専門家もいる。1996年の直接選挙導入以降、同じ政党が3期連続で政権を担ったことはなく、頼氏が当選した場合、蔡英文政権と合わせ3期12年が確定するためだ。

 習氏は2022年の共産党大会で「統一は必ず実現しなければならず、必ず実現できる」と高らかに宣言。27年までの党総書記としての3期目任期中に台湾統一に道筋を付けることに強い意欲を示した。総統選を控えた先月31日には、テレビ演説で「祖国統一は歴史の必然」と強調している。

 習氏の台湾統一へのこだわりは、建国の混乱期を除けば歴代指導者の中で突出している。北京の外交筋の間では「建国の父、毛沢東ですらなし得なかった統一を実現することで、毛を超える指導者になろうとしているのではないか」ともささやかれる。

2870OS5:2024/01/12(金) 08:12:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/29869db52e3088a0117f1545489ab1df12cdc461
台湾の総統選、13日に投開票 馬氏「習氏を信用」発言が物議
1/11(木) 19:05配信

産経新聞
海外メディアとの記者会見に臨む、台湾総統選に立候補している中国国民党の侯友宜新北市長(左)と副総統候補の趙少康氏=11日午前、台北(松本健吾撮影)

【台北=矢板明夫】台湾の総統選は13日、投開票される。与党・民主進歩党の頼清徳(らい・せいとく)副総統、最大野党・中国国民党の侯友宜(こう・ゆうぎ)新北市長、第2野党・台湾民衆党の柯文哲(か・ぶんてつ)前台北市長の3候補が、対中政策を最大の焦点に舌戦を繰り広げている。頼氏がやや優勢で、侯、柯両氏は追う展開だ。


国民党の馬英九前総統は8日、ドイツメディアの取材に「(中台)両岸問題では習近平国家主席を信用しなければならない」と発言したほか、中国と台湾の統一について「受け入れられる」とも述べた。国民党の従来の立場から一歩踏み込んだ親中的な発言で、物議をかもしている。

頼氏は11日、記者団に対し「習氏を信用すれば、台湾は香港のようになってしまう」と馬氏の発言を批判した。柯氏も記者団に「習氏よりも自分(台湾)を信じた方が安全だ」とコメントした。

一方、侯氏は11日に記者会見を開き、馬氏の発言について「自分の考え方とは違う。私が総統になれば、任期中に統一問題に触れるつもりはない」と強調した。馬氏の発言を受けて有権者が国民党への警戒感を高める可能性があり、火消しに走った形だ。

2871OS5:2024/01/12(金) 08:12:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c41e9c57a56686c4e0660781e8fbe814a684b32
対中交流拡大求める声強く 離島の金門島 台湾総統選
1/12(金) 7:11配信
時事通信
台湾の離島・金門島に隣接する小金門島(手前)から望む中国・福建省アモイ市の高層ビル群=2023年12月(AFP時事)

 【北京時事】13日投開票の台湾総統選は、対中関係の在り方が争点の一つになっている。

 歴史的に中国とのつながりが深い台湾の離島・金門島では、次期総統に「対中交流の拡大」を求める声が強い。

 「誰が総統になったとしても、中国とは敵対しないでほしい」。中台間を頻繁に行き来するという金門島の男性貿易商はこう訴えた。「われわれは台湾人である以上に『金門人』だ」と複雑な心境を明かした。

 地元選出で対中融和的な野党・国民党の陳玉珍立法委員(国会議員)は書面インタビューに対し、中国との交流は「間違いなくプラスだ」と主張。金門島と対岸の福建省アモイ市を結ぶ橋の実現などを目指す必要があると力説した。

 金門島など台湾の離島と福建省の直接往来を認める「小三通」が始まった2001年以降、双方の交流は急拡大した。中国メディアによると、金門島を訪れる観光客数は年々増加し、19年には大陸からの訪問者が過去最高の約80万人に到達。だが、コロナ禍を受けて小三通が一時停止されると訪問者は途絶え、島の経済は急速に悪化した。

 もっとも、台湾本土では、中国に取り込まれるとの懸念から対中交流の拡大に反対する声も根強い。台北市在住の30代の女性会社員は「主権は何よりも大切。対中依存度を少しでも減らすべきだ」と強調した。

2872OS5:2024/01/12(金) 08:13:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cf38ea95be76b1161704a3e1f0dc51dc3354fdf
韓国2大政党は「無能で腐敗」 李洛淵元首相、最大野党から離党宣言 「第3極」結集へ号砲
1/11(木) 20:52配信
産経新聞
革新系最大野党「共に民主党」からの離党を表明し、報道陣の質問に答える李洛淵元首相=11日(時吉達也撮影)

【ソウル=時吉達也】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)前政権で首相を務めた革新系最大野党「共に民主党」の李洛淵(イ・ナギョン)元代表が11日、同党を離党し新党を結成すると表明した。李氏は会見で、「無能で腐敗」した与野2大政党が互いに「憎悪の政治」を行い韓国社会の分裂を招いていると批判。多党制への移行を通じ「極端な政治を避けて分裂を克服する」と訴えた。

尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の命運を左右する4月の総選挙を控え、革新系政党の「本流」を歩んできた李氏の離党は第3極結集による政界再編の号砲となりそうだ。

新聞記者出身の李氏は議員当選5回の党重鎮で、道知事などを経て文前政権で初代首相に就任。22年の大統領選を前に、一時は候補者支持調査で首位を独走したが、保守系陣営への強硬な対決姿勢を求める党員らの支持を受けた李在明(イ・ジェミョン)現代表に党内予備選で敗れた。

李洛淵氏はこの日の会見で、李在明代表就任後の共に民主党内で「暴力的で低級な言動」が横行し、「包容と統合の金大中(元大統領)精神」が失われたと強調した。

与党「国民の力」でも昨年末、李俊錫(イ・ジュンソク)元代表が離党し、新党結成を表明。李俊錫氏らとの保革連携について問われ、李洛淵氏は「志を同じくする人なら誰とでも協力する用意がある」と述べた。

2873OS5:2024/01/12(金) 08:14:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b92fe70e20bc5ac18706bae0d44b7b4ceb9a2f2
李洛淵元首相、新党結成へ 最大野党を離党 韓国
1/11(木) 19:37配信
時事通信
韓国の李洛淵元首相=2023年11月、ソウル(EPA時事)

 【ソウル時事】韓国の革新系最大野党「共に民主党」の李洛淵元首相は11日、同党から離党し、4月10日の総選挙に向け新党を結成すると表明した。

 尹錫悦政権の中間評価とされる総選挙まで3カ月を切る中、与野の二大政党から離れた「第三極」で、無党派層の取り込みを目指す動きが相次いでいる。

 李洛淵氏は記者会見で、共に民主党が汚職事件で捜査を受ける李在明代表を守るための「私党」になったと批判。「民主党が誇った金大中、盧武鉉(両元大統領)の精神と価値、品格は消え、暴力的で低俗な言動が横行する政党に変質した」と訴えた。検察出身の尹大統領の政権運営も「検察独裁」と非難した。

2874OS5:2024/01/12(金) 08:17:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae95fbc90a485d59a4265b69c70ee3fbd7583312
台湾・馬英九前総統「習近平氏を信用すべき」 国民党候補が“火消し”
1/11(木) 20:55配信
台湾の馬英九前総統が海外メディアの取材に「習近平氏を信用すべき」と発言したことを受け、同じ国民党で総統選挙に立候補している侯友宜氏が「私とは考え方が違う」と立場の違いを強調しました。

台湾 馬英九前総統
「中台関係でいえば、習近平氏を信用しなければならない。習近平氏が台湾統一を推し進めていると考えていない」

 馬英九前総統は10日放送のドイツメディアの単独インタビューでこのように述べました。

 一方、同じ国民党で総統選に立候補している侯友宜氏は「馬英九氏とは考え方が違う」と述べ、立場の違いを強調しました。

 侯友宜氏は「台湾の主流な民意は現状維持だ」とし、総統に当選しても「直ちに習近平氏と対話を始めることはしない」と述べました。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/efc0746796d6744bcbbdafedec2979602ca1c1a3
台湾・総統選 国民党の侯氏「統一は主張しない」
1/11(木) 18:16配信

産経新聞
海外メディアとの記者会見に臨む中国国民党の侯友宜氏(左)と趙少康氏=11日午前、台北(松本健吾撮影)

【台北=桑村朋】投開票が13日に迫る台湾の総統選で、最大野党、中国国民党の候補者、侯友宜(こうゆうぎ)新北市長が11日、副総統候補、趙少康(ちょうしょうこう)氏と台北近郊で海外メディア向けに記者会見した。自身と趙氏は「伝統的な国民党員ではない」と、古い政党とのイメージ脱却をアピール。「中国がどう考えようと台湾の主流世論の側に立つ」とし、中台統一を主張せず現状維持に努める姿勢を示した。


侯氏は会見で、中台関係に対する考えは馬英九前総統と「異なる見解が多い」と話し、当選後の任期中は統一に言及しない考えを強調。馬氏は8日、海外メディアの取材に、台湾統一を目指す中国の習近平国家主席を「信用しなければならない」と語っていた。

また、台湾海峡で戦争リスクが高まっている責任は与党、民主進歩党にあり、「問題と向き合っていない」とも指摘。同党の候補者、頼清徳副総統は米国にとって「最も危険な友人」だと批判し、自身が当選すれば対話と交流を通してリスクを下げられると述べた。

一方、紛争になった場合、解決するには「十分な武力と勇敢な交渉能力が必要だ」として、防衛力を向上させながら中台関係の安定化を図るとした。

2875OS5:2024/01/12(金) 11:07:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/56bfed1b5211ff8c1cc9c6831210f2ed2a2c3932
日本人が知らない台湾の選挙を動かす「地方派閥」「政治家族」の存在
1/12(金) 6:02配信

東洋経済オンライン
台湾北部・新北市での国民党の支持者集会。こういった集会などの組織動員は国民党が得意とするところだが……(写真・2024 Bloomberg Finance LP)

台湾では2024年1月13日、総統選挙と日本の国会に当たる立法院の立法委員選挙が行われる。台湾を長らく支配してきた中国国民党(国民党)、現在与党の民主進歩党(民進党)の2大政党が台湾の政治を行ってきた中、台湾民衆党(民衆党)という第3勢力が急速に台頭している。
台湾の選挙戦には、日本など外国からよく見えない、かつ選挙選を左右する要素がある。「棄保」と呼ばれる有権者の行動と地方の「派閥」といったものだ。これが今回も選挙戦における重要なファクターとなっている。

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〈台湾総統選挙「だから私はこの人に投票する」〉〈台湾総選挙・「支持者獲得」では空中作戦も発生〉に続く、「台湾選挙のリアル」の最終回。(一部、敬称略)

 3つの政党が鼎立し、各陣営が当選に向けて血眼になっている中、これまで表面化しづらかった、隠れた問題が浮上しつつある。台湾で「棄保」と言われる問題だ。これは、棄権した、あるいは誰に投票するか決めかねている有権者が、選挙戦の最後の最後まで大きな変数となりうるためだ。

 「棄保」とは、今回の総統選挙のように候補者が3人いる中で、この中で当選しそうな確率が高い候補を当選させるため、同様な公約を掲げているほかの候補への投票をやめるということ。あるいは、1人の特定候補を落選させるため、残りの2人の候補のうち1人に投票しようという動きをいう。いわゆる。戦略的投票だ。

■有権者の「棄保」行動

 例えば今回の総統候補のうち、現在は民進党の賴清徳候補が優勢だ。そのため、民衆党支持者が同党の柯文哲候補に投票するのではなく、国民党の候友宜候補にあえて投票を促して国民党候補の当選を促す、といった行動が「棄保」に当たる。

 3人が混戦状態に陥っている現在、他陣営から3%程度の得票率を吸収すれば勝てる相手に投票する行動であり、実は民衆党、民進党、国民党はすべて棄保効果を作りたいと考えている。

 とはいえ、すでに柯文哲と候友宜の単一化に失敗した。そのため、3党の元々の支持者が陣営ごとにすべて結集している現状では、棄保効果を生み出すのは難しい。

 柯文哲と候友宜に共通するのは「政権交代」だが、実際には理念の差がとても大きい。頼清徳と柯文哲の2人は、相対的に革新的イメージがあるが、頼清徳の支持者は安定、柯文哲は刷新を望んでいる。それぞれの支持者は、この時点でほかの人に投票する可能性はとても低い。

 選挙研究の専門家で国立台湾大学政治学科の王業立教授は、こう説明する。

 「柯文哲支持者の大多数は若い世代だ。これまで若者の票は民進党に流れていたが、今回は8年間の民進党政権に不満があり、柯文哲を支持している。もし棄保現象が発生すれば、柯文哲の支持者は候友宜より頼清徳へ向かうチャンスが増えると思う。なぜなら、若い有権者は国民党に対する反感が強い。それでも、若者層の考えが変わる可能性はそれほど高くなく、棄保が生じても、その効果はそれほど大きくない」

 若い有権者が選挙当日までに考えが揺らがないことについて、王教授は「理念票」と名付ける投票行動があるという。

 王教授は柯文哲が勝てなくても、柯文哲が主張する「2大政党を超える」という理念を受け入れて投票するのであり、候友宜や頼清徳が柯文哲支持者の票を吸収するのは難しいだろうとみる。

 柯文哲陣営が得意な空中作戦(台湾選挙のリアル②参照)が中高年層の支持を得るには限界があるとしても、「若い有権者を過小評価しているのではないか」と民衆党内で指摘されている。

 若い層のほとんどが携帯電話をよく利用しているが、世論調査の中では一般電話の番号からサンプルを抽出しているため、実は若い層の動向を把握できていないのではないかという話だ。

 また携帯電話をサンプルにしている調査でも、その抽出方法に慣れておらず、柯文哲への支持度がデータとしてきちんと出ていないと懐疑的な声もある。これが、民衆党陣営が「投票を放棄せず、選挙戦を終えよう」と訴えている根拠にもなっている。

 前出の王教授は、「依然として20%の有権者が誰に投票するか決めていない。この20%の大半が若者だと信じている。投票日まで、各陣営がネット上での選挙戦で彼らに支持を訴えるだろう」とみている。

2876OS5:2024/01/12(金) 11:07:28
■「与小野大」民進党陣営の危機感

 総統選挙が接戦を繰り広げている中、同日実施される立法委員選挙では、与党・民進党が大きな危機に直面している。

 現在、立法院の定数113のうち、民進党は過半数となる61、国民党は37、民衆党は5議席を占めている。しかし、今回は民進党が10〜15議席ほど減らし、どの政党も過半数に至らず、ひいては「与小野大」に陥るとの予測が支配的だ。

 2012年に実施された総統と立法委員選挙から2つの選挙が同日実施になってから、ある政党の候補者が総統に当選すると、その候補者の党が立法院でも過半数を獲得できた。

 これは、同日選となったため、有権者は投票すべき3票(総統、立法院地方区、比例代表)を同じ政党・候補者に与える「一致投票」がなされがちだと研究者らは見てきた。だが、このような現象はすでになくなっている兆しも見えている。

 2020年実施の選挙では蔡英文が57%の得票率で圧勝したが、立法委員の比例代表では民進党が34%、国民党が33.3%とそれほど差がなく、有権者の「分裂投票」が見られた。今回は民進党と国民党の得票率がほぼ拮抗し、国民党が地方区でより多くの議席を得ると予想されている。

 これについて王教授は、次のように説明する。

 「総統選は政治理念と方向性に対する選択、立法委員は地方の懸案処理と政権への牽制機能を持たせるという考えが重なり合うため、双方の選挙に大きな関係性はない。今回も総統選と総選挙では、ある程度の得票率の差が生じるだろう」

 さらに、外国メディアが台湾の選挙に関して見落としがちな視点がある。台湾の、とくに南部に残っている「地方派閥」(中国語で「派系」という)と「政治家族」のことだ。

 1949年、国民党政府が大陸から台湾へ移った後、台湾の地方の統治をより円滑にするために、地方ごとに特定団体(連合会)や一族(家族)に対し、採石場やガス、アスファルトといった事業に関連する資源やサービスの権限を独占的に与えた。

 いわば、大陸から来た「外省人」(国民党とともに台湾に移住してきた人とその子孫)政権が地方にある台湾の「本省人」(国民党が来る前から台湾に住んでいる人とその子孫)団体との間に一種の「恩恵服従関係」、すなわち「私が利益を与えるから、あなたはそれを受け入れて政権に抵抗するな」といった関係が形成された。

2877OS5:2024/01/12(金) 11:07:54
■「地方派閥」と「政治家族」の存在

 地方で独占経営権を持つ派閥は経営規模を拡大し続け、1980年ごろから地方選挙を通じて政界に進出し始めた。このため、経済と政治の人脈が同時に開かれた。

 自分の政治権力で自分の会社が公共事業などを受注できるようにし、それによって得た利益を地方への支援金や補助金として有権者と分けるようになった。地方にある宗教団体や農協や漁協といった団体、さらには賭博場、はては組織暴力団体とも協力関係を結び、「互恵共生システム」を構築していった。

 このため、地方の農村では“効率的”な請願処理システムが生まれた。派閥の構成員は随時、地区をモニタリングし、ある家庭に問題があれば解決に力を貸し、またある家庭で葬式をしなければならなければそれを手伝ったり、とそういった日常生活での問題を処理することで影響力を高めていった。

 さらには、選挙が近づくと票を得るために時にはわいろを使って地盤固めを行った。人情を基に作られたこのシステムで、地方派閥出身の候補者は各選挙区で大きな支持を受け、強い影響力を維持した。

 今回の立法委員選挙でも、国民党の地方区や比例代表名簿には、多くの派閥・政治家出身者が入っている。

 彼らが持つ大きな影響力で立法院の議席数を確保するために中高年層の支持者を結集させ、これに集会や遊説といった「陸上作戦」を結合させることで、国民党は今も候友宜候補の支持基盤をさらに固めようとしている。

 台北市で立法委員選挙に出馬した呉沛憶は「この10年間で民進党は多くの青年層が地方に行き支持基盤の拡大に注力した。しかし、国民党は従来の資源をフルに投入して地方での選挙を左右できる。とくに地方ではこれに対抗することが本当に難しい」と打ち明ける。

 一方、国民党の林家興は「民進党も一部地域で、われわれが従来行ってきたような選挙戦を見せている」と指摘する。

 林家興は「最近、国民党の多くの派閥と政治家族は、イメージ刷新のため努力している。彼らは海外での学歴や見た目もスマートになるように非常に気を遣って若い支持者の票を得ようとしており、また昔ながらの陸上作戦だけではなく、自ら空中作戦部隊までつくった」と紹介する。

 林家興はまた、「地方では小規模な派閥と家族は依然として活躍している」と言う。

■「今回は結果が読めない」各党の不安

 そして「人口流出で影響力はずいぶん失ったが、投票結果が拮抗する選挙が予想されている状況では、国民党が派閥の支持がなければ落選する可能性があり、農村などではやはり地方派閥と政治家族の動員力が必要だ」と説明する。

 今回の選挙は3党が競争する中で、従来の選挙構造が大きく変わりそうな変数や各党の戦略が複雑に交差している。3党の候補者らは当然、「自分こそ勝利する」と主張しているが、実際は投票が終わらないとどう転ぶかわからないことへの不安が澎湃しているのも現実だ。

楊虔豪 :台湾人ジャーナリスト

2878OS5:2024/01/12(金) 16:49:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ffcab23df63ca0f0810a53d8df63a065f74392c
台湾総統選、13日投開票 投票で帰郷の若者へ、旅費募金集まる
1/12(金) 16:42配信

毎日新聞
台湾総統選の候補者集会に駆けつけた支持者ら=台北市で1月11日、ロイター

 台湾総統選(13日投開票)は12日、選挙運動最終日を迎えた。各陣営は夜に台北市などで最大十数万人規模の大集会を開いて支持を訴える。また大都市に住む学生らが投票のために続々と帰郷を開始。交通費が上昇する中でも貴重な1票を生かしてもらいたいと、多くの募金が寄せられている。

 ◇投票は「戸籍のある場所」

 台湾の選挙では投票できるのは住所地ではなく戸籍のある場所と決められ、在外投票の制度もない。このため、大きな選挙の直前には海外を含めて古里を離れて暮らす多くの有権者が帰郷し、投票所に向かう。総統選の投票率は近年低下傾向にはあるが、2020年に74・9%を記録するなど、7割を超えることが多い。

 今回の選挙では、若者らの団体「台湾青年民主協会」が台北など都市部から各地に向かうバスや飛行機、船に、投票日の日付に合わせた113台湾ドル(約530円)で乗れるよう募金を実施。目標を超える90万台湾ドル(約420万円)あまりが集まり、約1200人が帰郷する。

 海外からの帰郷も相次ぐ。8日に台北市内で開かれた与党・民進党陣営の後援会集会には40以上の国から戻った約200人が参加。大阪市から帰ってきた陳玉秀さん(60)は「台湾人なら投票するのは当たり前だ」と話した。中国で暮らす台湾人ビジネスパーソン(台商)らも動いている。多くは最大野党の国民党支持とされ、中国が関連団体を通じて旅費の補助を行うなど後押ししているとの指摘もある。

 総統選には民進党の頼清徳副総統(64)、国民党の侯友宜・新北市長(66)、第三勢力・台湾民衆党の柯文哲・前台北市長(64)の3人が立候補。立法委員選挙(国会議員選挙、定数113)も13日投開票される。【台北・林哲平】

2879OS5:2024/01/13(土) 00:05:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/65972bf9c119884ed0e05c1464f745286870e464
台湾「少数与党」も焦点 総統・立法委員選、あす投開票
1/12(金) 17:26配信

産経新聞
集会で演説する、台湾総統選に立候補している民主進歩党の頼清徳副総統(左)と副総統候補の蕭美琴氏=11日午後、台北(松本健吾撮影)

【台北=桑村朋】台湾の総統選は13日投開票される。同日夜に大勢が判明する見通し。与党、民主進歩党の頼清徳(らい・せいとく)副総統が優勢を保つが、民進党は同日実施の立法委員(国会議員に相当)選で過半数を維持できないとの見立ても多く、少数与党になるかも焦点だ。


世論調査は3日から公開が禁止されているが、直前の調査で頼氏は最大野党、中国国民党の侯友宜(こう・ゆうぎ)新北市長と第2野党、台湾民衆党の柯文哲(か・ぶんてつ)前台北市長を抑え、優勢を維持しているとみられる。

ただ、頼氏は立法院(国会、定数113)の過半数維持に向け、終盤戦の今月以降、中・南部の接戦区を奔走。集会や街頭で支持を訴えたが、60議席超から10以上減らすとの予測も根強い。

頼氏は11日夜、台北の総統府前で大規模集会に参加し、「民進党は完璧でないが、問題を見直し改善できる」と訴えた。立法委員候補も「最良の人選だ」と述べ、他党より清廉だと強調した。

一方、国民党は立法委員選での躍進も予想されるが、8日に同党の馬英九前総統が中国の習近平国家主席を「信用すべきだ」と発言。親中路線への警戒から一部票が離れる可能性も取り沙汰される。

2880OS5:2024/01/13(土) 19:08:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/c75a898b00165ae01c5d2ceacbb77b8aa8533fdb
ベトナム最高指導者に健康不安説 首脳会談せず、入院報道
1/13(土) 17:04配信
共同通信
ベトナムのグエン・フー・チョン共産党書記長(ロイター=共同)

 【ハノイ共同】ベトナムの最高指導者グエン・フー・チョン共産党書記長(79)が今月、同国を訪れた外国首脳と会談せず、健康不安説が浮上している。昨年12月26日に日本共産党の志位和夫委員長と首都ハノイで会談して以降、公の場での動静が確認されておらず、米ブルームバーグ通信は13日までに「体調を崩して入院中だ」と報じた。

 チョン氏は外国要人がハノイを訪問すると会談するのが通例だが、今月訪れたラオスのソンサイ首相やインドネシアのジョコ大統領との会談は予定に入らなかった。ジョコ氏は12日、ボー・バン・トゥオン国家主席やファム・ミン・チン首相と会談した。

2881OS5:2024/01/13(土) 19:33:27
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240110-OYT1T50116/
韓国伝統の「犬肉食」禁止、国会が法案可決…愛犬家の大統領夫人も法制化を後押し
2024/01/10 19:19


 【ソウル=依田和彩】韓国国会は9日、犬を食用として飼育や販売することを禁止する特別法案を賛成多数で可決した。夏に滋養食として犬肉を食べる伝統が途絶える。犬をペットとして飼う人が増え、犬肉食に否定的な人が増えていた。

 有力紙・中央日報は「1988年のソウル五輪以降始まった犬の食用禁止運動が30年ぶりに実を結んだ」とする動物保護団体の声を伝えた。


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 法案は保守系与党「国民の力」の議員らが発議した。愛犬家として知られる 尹錫悦ユンソンニョル 大統領の 金建希キムゴンヒ 夫人も法律の制定を後押しした。4月に総選挙を控え、与野党対立が激化しているにもかかわらず、左派系最大野党「共に民主党」も支持し、9日の採決で反対票はなかった。

 特別法では犬を食肉処理すると3年以下の懲役または3000万ウォン(約327万円)以下の罰金が科せられる。食用として飼育や販売を行った場合は2年以下の懲役または2000万ウォン(約218万円)以下の罰金が科せられる。廃業期間を考慮し、罰則規定は2027年から施行される。

 韓国ギャラップが22年8月に行った世論調査では「犬を食べるのは良くない」と答えた人は64%、「最近1年間で犬を食べたことがない」と答えた人は92%に上り、15年よりいずれも増えていた。

 ペットブームが背景にある。ペットとして登録されている犬は209万2000頭(19年現在)に上り、13年に比べ3倍以上になったとの統計がある。

 近年では犬肉料理店が集まるソウル近郊の 牡丹モラン 市場でもメニューから犬肉を外す店が増えていた。ただ、聯合ニュースによると韓国で犬を飼育する農家は約1150か所、犬肉を提供する飲食店は約1600か所(23年11月現在)残っており、転業支援が課題となっている。

2882OS5:2024/01/14(日) 09:20:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/0442e4bf24530ab40575638408875005d7420952
「中国と距離」蔡路線を継承 頼氏当選、新政権に3つの課題 台湾・総統選
1/13(土) 23:12配信
産経新聞
支持者の前で勝利宣言をする民主進歩党の頼清徳氏。右は副総統候補の蕭美琴氏=13日午後、台北(松本健吾撮影)

【台北=矢板明夫】台湾の総統選は、アジアにおける覇権を狙う中国にとり、米国との代理戦争の様相を呈している。開票の結果、親米派と自称し、中国と距離を置く頼清徳氏が当選した。このことは、台湾が今後の米中対立において引き続き米国側に立つことを意味する。蔡英文路線が継承されたことは、日米など自由と民主主義の価値観を共有する国々にとって安心材料だ。しかし、5月にスタートする頼政権は3つの大きな難問に直面している。

まずは台湾内部の統合だ。4年前に57%の得票率で総統選を圧勝し、立法院(国会に相当)でも過半数の議席を手にした蔡英文総統とは異なり、頼氏の得票率は約4割にとどまっており有権者の6割の支持を得ていないことになる。立法院でも与党の議席数を大きく減らし、厳しい政権運営を強いられる。

蔡氏が任期中、成長促進剤が使われた米国産豚肉の輸入や成年男性の兵役延長といった有権者に不人気な政策を次々と実施できたのは、自らの高い支持率と立法院での議席が野党を圧倒していたからだ。こうした蔡政権の政策は台湾の外交や安全保障の強化につながったが、頼政権では強気の政権運営が難しくなる。頼氏は当選後の記者会見で「野党との協力を期待している」と述べた。今後、躍進した第3勢力、台湾民衆党の柯文哲氏と連携できるかどうかがカギになる。

中国との緊張緩和も新政権にとって大きな課題だ。中国軍機は近年、頻繁に台湾海峡付近に飛来し、台湾への軍事的圧力を強めている。頼氏は選挙前、テレビ番組に出演した際に「(国家主席の)習近平氏と一緒に食事をしたい」と述べるなど、中国との関係改善に意欲を見せていた。しかし、中国側は頼氏を明確に拒否している。

中国で対台湾政策を主管する国務院(政府)台湾事務弁公室の報道官は投票の2日前、頼氏について「邪悪な道を歩み続ける人物」と名指しで批判した。いかに中国との軍事的緊張を緩和するかが頼氏にとって大きな課題となる中、5月20日の就任演説で中国に向けてどのようなメッセージを発信するかが注目される。

米国との信頼関係の維持も課題となる。学者出身で穏健派として知られる蔡氏と異なり、頼氏は若い頃から台湾独立運動に積極的に参加してきた。頼氏の周辺には台湾独立派と呼ばれる人物が多くおり、今回の総統選でも大きな役割を果たした。

頼氏は選挙期間中、台湾独立の主張を封印してきたが、中台関係の「現状維持」を望む米国は、民進党政権内での独立派の台頭を警戒している。頼氏が新政権人事で、台湾独立志向の強い側近らをどの程度要職に登用するかが新政権の方向性を判断するポイントとなりそうだ。

2883OS5:2024/01/14(日) 09:20:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/80c09c4c5ff0b571886db2f5e1c737efe34ca8a9
不発に終わった習近平政権の介入 「中台統一」の道筋見えず
1/13(土) 23:15配信

産経新聞
有権者らが「青天白日満地紅旗」を振る中、支持を訴える台湾総統選の候補者=9日午後、台北(松本健吾撮影)

【北京=三塚聖平】中国の習近平政権は、台湾の総統選で勝利した民主進歩党の頼清徳氏を「台湾独立派」とみなし、軍事的、経済的な圧力を駆使して当選を阻止しようと躍起になったが不発に終わった。政権維持に成功した民進党への圧力をさらに強めるのは必至だが、習政権が掲げる中台統一への道筋は見えない。


中国で対台湾政策を主管する国務院(政府)台湾事務弁公室の陳斌華報道官は昨年末、民進党が「台湾を戦争の危険へと押しやっている」と主張。頼氏についても「台湾独立の活動家と自任している」と非難した。

習政権は、台湾の総統選と立法委員選について「平和と戦争、繁栄と衰退」を決めるものだと一方的に位置付けて有権者に選択を迫った。選挙直前にも中国の気球が台湾海峡の暗黙の「休戦ライン」である中間線を相次いで越えたほか、化学製品の原料など台湾で生産された12品目について関税を引き下げる優遇措置を停止。台湾世論を揺さぶる介入を続けた。

2022年の中国共産党大会で習総書記(国家主席)は、台湾について「最大の誠意と努力で平和的統一を実現しようとしているが、決して武力行使の放棄を約束しない」と強調した。習氏は党大会を経て異例の総書記3期目続投を果たし、長期政権の成果として台湾統一の実現にこだわる。その手段には武力侵攻の選択肢も残されたままだ。

5月に行われる新総統就任式を前に民進党政権への圧力をさらに増すのは間違いない。経済面では、事実上の禁輸措置などを使って世論の分断を狙うとみられる。台湾海峡の荒れがおさまる3月以降、空母などを使い軍事的な威圧を増すことも見込まれる。

だが台湾世論の主流は中台関係の「現状維持」を望む。今回の総統選でも証明されたように、圧力だけで台湾を「統一」に向かわせるのは困難だ。頼氏の任期中である27年には共産党大会も控え、習氏が総書記4期目続投をにらんで冒険主義に走る危険性はある。

2884OS5:2024/01/14(日) 10:32:02
113定数(過半数57)
052国民党
051民進党
008民衆党
https://news.yahoo.co.jp/articles/084d046be64cf5eab6f599b296857aa57f6770c2

民進党が過半数割れ、少数与党に 政権運営難しく 台湾立法院選
1/14(日) 10:00配信

朝日新聞デジタル
台湾総統選で民進党の頼清徳氏が当選を決め、喜ぶ支持者ら=2024年1月13日午後9時47分、台北市、金居達朗撮影

 台湾の総統選と同時に投票された立法院(一院制の国会に相当、定数113)選について、中央選挙委員会は13日夜、選挙結果を発表した。与党・民進党の獲得議席は51(改選前62)にとどまり、過半数を失ったうえ、国民党を下回った。単独で過半数を得た政党はなく、連携交渉が本格化する。今後、民進党の政権運営が不安定化する可能性がある。

 発表によると、国民党が52議席(同37)を得て第1党になった。第3勢力の民衆党は8議席(同5)で、キャスティングボートを握ることになる。残る2議席は無党派。民進党は政党名で選ぶ比例区の得票で国民党を上回ったが、選挙区の議席を大幅に減らした。

朝日新聞社

2885OS5:2024/01/14(日) 10:32:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/393de2c701218960cc9cc364f18126f49fca871d
中国、激しく反発 台湾統一に手詰まり感 総統選
1/14(日) 7:09配信


時事通信
中国の習近平国家主席(EPA時事)

 【台北時事】中国の習近平政権は、台湾総統選で頼清徳副総統が勝利し、「台湾独立勢力」と敵視する民進党政権の長期化が決まったことから、激しく反発している。

 ただ、民主主義が定着している台湾の有権者が中国と距離を置くことを選択し、台湾統一を目指す習政権の手詰まり感は強い。

 新華社電によると、中国政府で台湾政策を担う国務院台湾事務弁公室の報道官は頼氏当選を受けてコメントを出し、「民進党は(台湾)島内の主流の民意を代表できない」と主張。「国家統一の立場は終始一貫している」とした上で、「祖国統一の大業を推進する」方針を示した。また、「台湾独立と外部勢力の干渉に断固反対する」として米国などをけん制した。

 現在3期目の習氏が、共産党総書記として4期目も続投した場合、その任期は2032年まで。頼氏が、00年以降の歴代総統と同様に2期務めれば、任期終了は同じ32年だ。習政権は、民進党政権が続く限り、「祖国統一に向けた道筋すら付けられない」(中国政治研究者)可能性が非常に高く、焦りを募らせるとみられる。

 習政権の強硬措置として、まず想定されるのが軍事的威嚇と、台湾産品の輸入制限を柱とする経済圧力の強化だ。中国軍は22年8月と23年4月に、台湾を包囲した異例の大規模演習を実施している。こうした演習を繰り返しながら、経済的威圧で台湾の民心を揺さぶることが予想される。

 少なくとも22年の演習では、台湾の物流に影響が出ており、演習が長期化した場合には深刻な被害が及ぶのは必至だ。直接の武力行使を控えながら台湾を屈服させる手段として、「事実上の港湾封鎖を狙って演習を行う可能性」も北京の外交筋の間で指摘される。

2886OS5:2024/01/14(日) 10:34:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/0dc6d03c1abbd1ee6be66be524c085e0313983b7
対中強硬路線の親日家 「信念の人」「柔軟性欠落」の声も 台湾次期総統の頼清徳氏
1/14(日) 7:07配信
時事通信
台湾与党・民進党の頼清徳副総統=13日、台南市(EPA時事)

 台湾総統選で勝利した民進党の頼清徳氏は「信念の人」と評される一方、「真っすぐ過ぎて柔軟性がない」(頼氏周辺)とされ、率直な物言いで物議を醸すことが珍しくない。

 かつて「台湾独立工作者」を自称した対中強硬派で、中国の習近平政権から敵視されている。

 1959年10月、台湾北部の現在の新北市に生まれ、幼くして父を炭鉱事故で亡くした。台湾大学(台北市)などで医学を学び、南部・台南市の病院で内科医を務めた。米ハーバード大で公衆衛生学の修士号も取得した。

 初めて総統選の直接選挙が行われた96年、中国が台湾海峡にミサイルを撃ち込んで威嚇した「台湾海峡危機」を目にして、医師から政界に飛び込むことを決めたという。98年、台南市から立法委員(国会議員)に初当選し、4期務めた。2010年、台南市長に転身。清廉なイメージや実直な政治姿勢で支持を集め、早くから総統ポストを狙える党のリーダー候補と目されてきた。

 蔡英文政権誕生後の17〜19年に行政院長(首相)。20年総統選に出馬表明し、再選を目指す蔡氏と候補者争いで激突したが、2期目の蔡政権では副総統として支えた。民進党が22年の統一地方選で大敗した後、党主席(党首)を引責辞任した蔡氏の後任に就いた。親日家として知られ、22年の安倍晋三元首相の葬儀に参列するため、現職副総統としては異例の訪日を果たした。

 家族は妻と息子2人。64歳。 


https://news.yahoo.co.jp/articles/147adb644426e837cd96fd80272413d58a9ead47
医師で知日派、独立色は封印 台湾・新総統の頼清徳氏
1/13(土) 22:15配信

産経新聞
投票する、台湾総統選に立候補している民主進歩党の頼清徳副総統=13日午前、台南市(松本健吾撮影)

台湾の総統選で初当選した民主進歩党の頼清徳氏は、北部の現・新北市に炭鉱労働者の息子として生まれた。生後約3カ月で、炭鉱事故により父親を失った。幼少期は医師を志し、苦学して台湾大医学部を卒業。米ハーバード大で公共衛生の修士号を取得した。

南部・台南市の大学病院で内科医として勤務していた頃、当時の国民党政権の腐敗ぶりに怒りを覚え、36歳で政界入りした。立法委員(国会議員に相当)や台南市長、行政院長(首相)などを歴任した。

2020年の総統選に出馬を表明し、民主進歩党内の予備選で再選を目指す現職の蔡英文氏に敗れた。党内の結束を重視する蔡氏から副総統候補に指名され、2期目の蔡政権を支えた。

若いころから「台湾独立」派であることを積極的にアピールし、行政院長時代に立法院(国会)での答弁で「私は台湾独立のための堅実な仕事人」と発言したことが物議をかもした。

昨年春に総統候補になってからは「台湾は既に独立しており、独立を改めて宣言する必要はない」と強調するようになり、独立色を抑え、バランスを重視する姿勢を見せている。

知日派としても知られ、日本の政界に知己が多い。2022年7月、安倍晋三元首相の葬儀に参列するために東京に駆け付けた。大の野球ファンでもあり、以前、日台交流を促進する策として「台湾のチームが日本のプロ野球リーグに参加できれば面白い」と産経新聞の取材に答えたことがあった。(矢板明夫)

2887OS5:2024/01/14(日) 10:35:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b64d914602d344901be38df90b9c6f987950197
台湾の民進党、長期政権のゆるみ 立法委員選で過半数割れ「努力足りず」
1/14(日) 0:37配信

産経新聞
台湾の総統選で勝利宣言する与党・民主進歩党の頼清徳副総統(左)と蔡英文総統 =13日午後9時16分、台北市(松本健吾撮影)

【台北=桑村朋】台湾の総統選では与党、民主進歩党の2期8年にわたる政権運営の総合的な評価が問われた。対中政策だけでなく、内政面における長期政権のゆるみはないか、有権者が審判を下した。

「台湾は民主主義と権威主義の間で民主主義の側に立つことを選ぶと世界に伝えた」。民進党の頼清徳副総統は13日、勝利後の記者会見でそう誇った。一方、立法院(国会に相当)の過半数割れに対しては「努力が足りなかった」とし、原因を分析すると述べた。

選挙戦では、政権交代を狙う最大野党、中国国民党が民進党の長期政権で「腐敗」が進んだと批判を強めた。民進党は票田の南部・台南市で昨年3月、党員の議長ら計10人が市議会正副議長選の買収事件で起訴されるなど、地方で不祥事が相次いでいたためだ。

頼氏は「ゴキブリを一掃する」と不正を許さない姿勢を強調し、選挙戦序盤から党内引き締めを図った。副総統候補、蕭美琴前駐米代表(大使に相当)とともに立法委員(国会議員)選の接戦区に何度も足を運び、「清廉」さを訴えてきた。

住宅政策など身近な暮らしの問題も重要な争点で、「台湾海峡危機より関心が高い」との指摘もあった。近年は住宅や物価の高騰が低所得の若者を直撃。経済成長の恩恵が行き届かず、国民党や第2野党、台湾民衆党は「長期執政のゆるみ」と結びつけて追及した。

頼氏は終始、選挙戦を優位に運んだが、得票数で野党2候補の合計を下回った。立法院も過半数割れし、生活に直結する経済や既存政治を嫌う若者への政策が広く受け入れられたとは言い難い。

民進党の長期執政への不満は消えておらず、蔡英文政権時代は円滑に進んだ政権運営が困難になることも予想される。

2888OS5:2024/01/14(日) 11:47:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b6a2907f34dcea2e71dc57b519c29e8ee53062f
台湾総統選、中国の「介入」続発…里長ら30人を山東省に招待・高級レストランで会食
1/14(日) 5:00配信
読売新聞オンライン
中国の国旗

 【台北=園田将嗣】13日投開票の台湾総統選・立法委員(国会議員)選では、中台統一を主張する中国が介入する例が相次いで発覚した。中国への対抗姿勢を続ける与党・民進党の追い落としを図った模様だ。

 台湾検察当局は5日、中国から選挙資金の提供を受けて選挙活動を行ったなどとして、立法委員選に出馬した無所属の女性候補者の身柄を拘束した。

 発表によると、女性候補者は昨年4月以降に複数回、中国を訪問した。中国の対台湾工作機関の人物から、選挙に出馬して政治に関する情報を提供する見返りに、100万台湾ドル(約500万円)以上を受け取った疑いがある。選挙資金の授受には暗号資産(仮想通貨)が利用され、事案の発覚を免れる目的があったとみられる。

 地域の有力者を利用し、投票行動に影響を与えようとする動きも目立った。

 別の台湾検察当局によると、中国の工作機関の人物と交流があった台湾北部・基隆市の里長(町内会長)は昨年11月下旬、中国側の招きを受け、他の里長ら33人を連れ、5泊6日で中国山東省を旅行した。

 参加者は旅費の一部を支払ったが、往復の航空券代よりも安く、航空券との差額は中国側が負担した。参加者全員に1100人民元(約2万円)も支給され、実質的には無料の招待旅行だった。

 中国共産党幹部らが出席する高級レストランでの会食も用意された。幹部らは総統選を念頭に「台湾独立を主張する政党を支持しない」「両岸(中台)の交流を回復する政党を支持する」ことなどを求めたという。

 台湾外交部(外務省)の呉●燮(ウージャオシエ)(●は「金」偏に「利」の右側)外交部長(外相)は「今年は世界で40以上の重要な民主選挙が行われるが、中国が台湾の選挙への介入に成功すれば、その経験を生かして他国の選挙にも介入するだろう。台湾はその最前線にいる」と話している。

2889OS5:2024/01/15(月) 08:45:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/53249220299b1e13422e33102e24111d473a97e8
台湾・立法委員選、与党・民進党が過半数割れ…16年ぶり「ねじれ」で政治不安定化の可能性
1/14(日) 10:37配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 【台北=園田将嗣】13日の台湾総統選と同時に行われた立法委員(国会議員、定数113)選で、与党・民進党は過半数を獲得できなかった。国民党が立法院(国会)の第1党となり、少数与党に転落して「ねじれ」状態となる民進党は、予算案や法案の審議で野党に抵抗され、政治が不安定化する可能性がある。

 民進党は前回(2020年)と前々回(16年)の立法委員選では過半数を獲得。議会第1党として盤石な政治体制を敷き、蔡英文(ツァイインウェン)総統の政権運営は安定した。ねじれ議会となるのは、00〜08年の陳水●政権以来、16年ぶりとなる。頼清徳(ライチンドォー)副総統は今回、「総統と副総統はハンドルを握る運転手で、立法院はエンジンだ」とし、総統当選と立法院の過半数確保の両方を目指す方針を示していた。(●は「編」のつくり)

 だが、内政の課題に適切に対応できていないとの批判を受け、党が関係する不正や不祥事も相次いだことから、厳しい戦いを強いられた。現有の62議席から大きく減らし、過半数(57議席)にも届かなかった。

 国民党は、22年11月の統一地方選で大勝していた。今回の立法委員選では激戦区や民進党が地盤とする選挙区で、若手候補者を中心に接戦を繰り広げた。政策立案能力を高めるため、軍事や少子化問題、生成AI(人工知能)など、幅広い分野の専門家を擁立した。

 第3政党の台湾民衆党も、現有5議席を8議席に伸ばし、キャスチングボートを握ることになる。政権与党側の政策や法案などに是々非々で対応していくとみられる。国民党は選挙中から民衆党に協力を呼びかけており、選挙後も駆け引きが続くと予想される。

2890OS5:2024/01/15(月) 16:32:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/558868b5873064596e8ca4abe1ca1f81e0e7317e
頼氏を消極的支持 民進党、議会選は過半数割れ 台湾総統選
1/15(月) 6:52配信
時事通信
台湾与党・民進党の頼清徳副総統=13日、台南市(EPA時事)

 【台北時事】台湾総統選で与党・民進党の頼清徳副総統が当選し、同一政党が3期連続で政権を担うことになった。

 ただ、同時に行われた立法委員(国会議員、定数113)選では過半数を維持できなかった。少数与党として厳しい政権運営となるのは必至で、頼氏を当選させた民意が消極的な支持だったことを物語っている。

 今回の総統選で、頼氏の得票率は40.1%と、前回選挙で蔡英文総統が獲得した57.1%を大きく下回った。頼氏のほかに出馬した最大野党・国民党の侯友宜・新北市長は33.5%、第3党・民衆党の柯文哲・前台北市長は26.5%と一定の支持を集めた。

 一方、立法委員選では、民進党が現有の62議席から51議席に減らし、過半数57議席を下回った。総統選と立法委員選の両方で民進党に投票したという60代の男性は「議会で過半数割れしたら、総統選で勝った意味が全くない。何も決められない政権になる」と悲観した。

 物価高や低賃金など経済面での不満を背景に、立法委員選での民進党の苦境は選挙戦序盤から指摘されていた。総統選の前哨戦と言われた2022年11月の統一地方選でも民進党は大敗し、蔡氏が党主席を辞任した。民進党はそれ以降も状況を改善し、民意を取り戻すことができなかったことになる。

 月ごとに世論調査を実施している民間団体「台湾民意基金会」の游盈隆会長は台湾メディアに、有権者が民進党政権への不満を立法委員選で示しながら、頼氏を総統に選んだ理由について「総統選では権威主義と対峙(たいじ)する最前線を守る意思を示して世界中の民主主義陣営を失望させず、立法委員選では民進党政権の傲慢(ごうまん)さに明確なメッセージを送った」と分析。「台湾の人々の知恵であり、最良の結果だ」と語った。

2891OS5:2024/01/16(火) 09:06:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc5f9f451c49c005ea893e31d60b41d99e1ea975
第3勢力の柯氏に脚光 民衆党、議会運営を左右 台湾
1/16(火) 7:10配信

時事通信
台湾の民衆党の柯文哲・前台北市長=12日、台北(EPA時事)

 【台北時事】13日の台湾総統選で敗北した柯文哲・前台北市長(64)の言動が、注目を集めている。


 総統選と同時実施の立法委員(国会議員)選で、二大政党の民進、国民両党がいずれも過半数の議席獲得に失敗。柯氏が党首を務める第3勢力の民衆党が、立法院(国会)の運営を左右するキャスチングボートを握ったためだ。

 「民衆党はキーとなる役割を果たす必要があり、誰と協力するか固定せず、道理があれば支持する」。柯氏は総統選の敗北宣言後、台湾メディアにこう語った。民衆党は立法委員選で、前回2020年選挙から3議席増やし8議席を獲得。同党議員団は15日の記者会見で早速、正副院長(議長)選挙に立候補する民進、国民両党議員に対し、議会改革案を提出するよう要求した。

 柯氏は1959年、北部・新竹市生まれ。台湾大医学部教授・外科医を経て、14年の台北市長選で民進党の支援を受けて当選し、2期8年務めた。19年に民衆党を創設。「柯教授」の英語表記に由来する「KP」と呼ばれ、鋭い弁舌や型破りな行動で若年層に熱心な支持者が多い。

 総統選では、当選した与党・民進党の頼清徳副総統(64)が事前の世論調査で一貫して首位をキープ。野党が分裂したままでは形勢を逆転できないため、柯氏は最大野党・国民党の侯友宜・新北市長(66)と候補者の一本化にいったんは合意したが、昨年11月、唐突に撤回した。

 柯氏の変節は一部から非難を受けたものの、総統選での得票率は侯氏の33%に迫る26%。国民党は民衆党との連携を念頭に、柯氏批判を抑え秋波を送る。ただ「柯氏の本来の政治姿勢は民進党に近い」(台湾の有識者)との指摘もあり、2月に開会する立法院で、民衆党がどう行動するかは不透明。予測困難な柯氏の意向に、二大政党が振り回される局面が当面続きそうだ。

2892OS5:2024/01/16(火) 18:40:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d8f995bc7d4c9eefaa2079f721748a394c6c155
胡錦濤・前国家主席の長男が政府高官に 地方の市トップから昇格
1/16(火) 18:24配信

産経新聞
中国国旗

【北京=三塚聖平】中国政府は16日、胡錦濤前国家主席(81)の長男である胡海峰氏(51)を民政省の次官に任命すると発表した。浙江省麗水市のトップを2018年から務めており、今回の人事で中央政府入りする「昇格」(香港紙)を果たした。


胡海峰氏を巡っては、これまでも昇格人事の観測が浮上していたが実現していなかった。香港紙、星島日報(電子版)は「現在、高級幹部子弟の抜擢は非常に厳しくなっている」と指摘している。

中国の交流サイト(SNS)では、胡海峰氏の人事に関する投稿の表示が制限されているもようだ。中国では貧富の格差が拡大しており、中国共産党幹部の子供が特権階級化しているという批判が高まりやすいため、当局の意向を受けて投稿が規制されている可能性がある。

胡海峰氏は、中国の名門校の清華大と関係する企業などを経て、13年に浙江省嘉興市の共産党委員会副書記に就任した。

父親の胡錦濤氏は、22年10月の共産党大会の最終日に途中退席してから、ほとんど公の場に姿を見せていない。

2893OS5:2024/01/18(木) 17:24:57
https://www.sankei.com/article/20240118-L6K3QPFS4BK57F7XZYNIWN6DIE/
台湾で立法院長選へ攻防 躍進の第2野党がキャスチングボート
2024/1/18 15:00
矢板 明夫
【台北=矢板明夫】台湾の総統選と同じ13日に投開票された立法院(国会に相当、定数113)選挙の結果を受け、2月1日に予定される立法院長(国会議長)選出に向けた攻防が激しくなっている。立法院選では与党、民主進歩党と最大野党、中国国民党がいずれも過半数の議席を獲得できなかった。このため両党は、キャスチングボートを握る形となった第2野党、台湾民衆党と連携して立法院の主導権をとろうと躍起だ。

立法院選での獲得議席数は国民党が52議席、民進党が51議席、民衆党が8議席、無所属は2議席だった。立法院定数の過半数は57。長年の対立関係にある国民党と民進党のいずれもが、躍進した第3勢力、民衆党を取り込まねば過半数を握れない構図だ。

しかし、国民、民進の両党とも民衆党との関係が良いとはいえない。

2894OS5:2024/01/19(金) 10:29:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/6081187f51611167b8642256c1cc70078f8728ab
<独自>北朝鮮労働者が中国でスト・暴動 数千人規模を初確認…コロナ禍で賃金不払い
1/19(金) 7:05配信
産経新聞
ロシア極東のウラジオストクで、地下道の建設にあたる北朝鮮の出稼ぎ労働者たち。今も重要な外貨獲得源となっている=2003年11月

【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮が労働者を派遣した中国東北部・吉林省にある複数の工場で今月、長期間にわたる賃金不払いに端を発したストライキや暴動が連鎖的に拡大し、数千人規模に達したことが18日、分かった。元北朝鮮外交官の高英煥(コ・ヨンファン)氏が産経新聞に寄せた報告書で明らかにした。北朝鮮が派遣した労働者によるこの規模のスト・暴動が確認されたのは初めて。


北朝鮮労働者の受け入れは国連安全保障理事会の決議で禁じられているが、中国やロシアなどは受け入れを維持。労働者が稼いだ外貨の多くはピンはねされて金正恩(キム・ジョンウン)政権に上納され、核・ミサイル開発の資金源になっているとされる。北朝鮮は事件の噂が広がらないよう情報統制を敷いているが、他の労働者の間に情報が拡散してストが頻発すれば、金政権の外貨収入源を揺るがしかねない。

高氏は北朝鮮消息筋などの話を基に報告書をまとめた。それによると、新型コロナウイルス禍で中朝の往来が途絶えた2020年以降、労働者を派遣した北朝鮮国防省傘下の複数の会社が、中国側の支払った賃金のうち、労働者が直接受け取るはずだった金額を「戦争準備資金」名目で本国に上納していた。

会社側は「コロナ禍が収まり、(労働者が)北朝鮮に帰国する際に一括して(労働者の取り分を)支払う」と説明してきたが、実際は本国に送金していた。昨年から中朝国境の往来が徐々に再開され、労働者らが事実を知るところとなった。

怒った労働者らが今月11日頃から操業拒否を始め、ストは吉林省内で衣料品製造や水産加工を下請けする複数の工場に拡大。工場を占拠して北朝鮮人幹部を人質にしたり、機器を壊したりする暴動にまで発展した。

金正恩指導部は、騒動を「特大型事件」に指定。駐瀋陽領事や秘密警察の国家保衛省要員を急派し、賃金の即時支払いなどを約束して収拾を図った。15日頃に沈静化したが、不払い分に充てる資金は枯渇。中国駐在の会社幹部や外交官に捻出を強要しているのが現状で、騒動が再燃する危険性がくすぶっている。

高氏は、韓国政府で北朝鮮情報の分析や統一相らへ助言を行う統一相特別補佐役を務めている。

2895OS5:2024/01/21(日) 07:42:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/30dbf32740912a56d22d9c06a559b8f6ab75f4cf
人口減、雇用や経済発展に影響 転換期迎えた中国
1/21(日) 7:00配信

時事通信
談笑する中国の高齢者=7日、中国四川省資陽市

 中国が本格的な人口減の時代に入った。

 2023年末の総人口は14億967万人と、2年連続で減少。高齢化も同時に進行しており、地方では若年層の流出も相まって企業が従業員の確保に苦悩する。人口を経済発展の原動力としてきた中国は転換期を迎えた。

 ◇進まぬ住宅建設
 「優秀な若者は残らない」。工業団地が広がる四川省資陽市雁江区の公園で休んでいた50代の女性が打ち明ける。同市の人口は最近の10年間で1割以上減少。時事通信記者が約1年ぶりに訪れたマンションの建設現場は工事がほとんど進んでおらず、コンクリートの柱や梁(はり)が風雨にさらされていた。

 市内で目立つのは高齢者の姿だ。隣接する省都・成都市へ若年層の流出が続き、人口の21%超が65歳以上の「超高齢社会」となっている。社会保障費が財政を圧迫しており、男性公務員は「給与がたまに支払われない」とこぼす。一方、企業関係者は「質の高い人材を雇えない」と嘆いた。

 ◇米国超えに黄信号
 人口減のひずみはあらゆる分野に広がる。政府は23年、習近平指導部が育成を急ぐ自動車や半導体などの産業で人手不足が深刻化していると危機感をあらわにした。調査によると、ハイテク産業の4割超が人手不足に直面。共産党有力紙の光明日報は「人材争奪戦がますます激化する」と警鐘を鳴らした。

 国連の推計では、中国の人口は50年に13億人強まで減る見通し。英シンクタンクは減少傾向を踏まえ、中国が国内総生産(GDP)で米国を抜いて世界トップに立つ予想時期をこれまでの28年から37年に遅らせた。一部では中国が米国を上回る状況は起きないとの見方も出ている。

 ◇出生率下げ止まらず
 中国メディアによれば、1人の女性が生涯に産む子供の推計人数を示す合計特殊出生率は22年が1.09と、日本を下回る。「一人っ子政策」撤廃に加え、四川省が23年から婚外子の実質的な合法化に踏み切るなど各地で取り組みが強化されているが、効果は不透明だ。

 人口学者の梁建章氏らは、合計特殊出生率を1.4まで引き上げるには、GDPの4%に相当する巨額の出産支援策が必要との試算を示した。北京市の30代の女性医療関係者は未婚化や晩婚化が進む中、「人口増に転じる未来をイメージできない」と話した。

2896OS5:2024/01/21(日) 08:42:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d097356cad86e29fde35d52c6c8bef9b11978eb
台湾巡り、米中綱引き 頼次期総統、早くも外交試練
1/21(日) 6:59配信
時事通信
台湾を訪れた非公式の米代表団と面会する頼清徳副総統(左から3人目)=15日、台北(EPA時事)

 【台北時事】台湾総統選で与党・民進党の頼清徳副総統が勝利してから1週間、台湾の新体制を見据え、影響力を競う米国と中国の綱引きが始まった。

 バイデン米大統領は非公式代表団を派遣し、協力関係を確認。一方、中国は台湾の外交相手国を切り崩し、頼氏は早くも外交面で試練に立たされている。

 米代表団は歴代政権で安全保障政策を担った超党派の元高官らで構成され、15日に頼氏と会談した。米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)トップのローゼンバーガー理事長は、記者会見で「台湾に対する米国の関与が引き続き強固だと確認した」と会談内容を説明。双方は台湾の自衛力強化など安保協力の強化で一致し、台湾統一へ武力行使も辞さない構えの中国・習近平政権をそろってけん制した。

 ただ、米国は台湾を中国の一部とする中国の立場に異を唱えない「一つの中国」政策を堅持し、一方的な現状変更に反対する立場を貫いている。過去に自身を「台湾独立派」と公言したことのある頼氏の当選後、バイデン氏は即座に「独立を支持しない」と明言した。

 頼氏は米代表団との会談で、中国からの軍事的圧力について「台湾は冷静に対応し、米国を含む理念の近いパートナーと協力して、台湾海峡の平和で安定した現状の維持に努める」と表明した。蔡英文総統も過去にバイデン政権の非公式代表団と会談し「現状維持」を確認したが、「冷静に対応」の文言はなかった。頼氏の発言には、米国の懸念を払拭する意図があったとみられる。

 一方、中国は早速、国際社会での台湾「孤立化」を図る外交圧力で頼氏を揺さぶった。南太平洋の島国ナウルは15日、台湾と断交し中国と国交を樹立すると発表。中国は経済力を武器に、台湾の外交相手国をまた一つ引きはがした。

 台湾の政府関係者は、ナウルの断交決定について「総統選から(5月20日の)新政権発足まで4カ月間も空いてしまう台湾の制度の弱点を突いたものだ」と指摘。中国は過去にも、この「政権移行期間」に揺さぶりをかけたといい、台湾当局は中国が軍事的圧力を強める可能性があるとみて警戒している。

2897OS5:2024/01/21(日) 09:12:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/139febdc19d084009dc0d24aa90f7aeb0e3bb15d
元与党代表が新党結成 総選挙前に無党派の受け皿目指す 韓国
1/20(土) 20:24配信

時事通信
20日、ソウルで開かれた「改革新党」の結党大会で演説する李俊錫氏(EPA時事)

 【ソウル時事】韓国の保守系与党「国民の力」元代表の李俊錫氏が20日、ソウルで「改革新党」の結党大会を開いた。


 4月の総選挙を前に、二大政党に不満を抱く無党派層の受け皿づくりを目指す。

 革新系の最大野党「共に民主党」に所属していた李洛淵元首相も今月に入り離党し、新党の立ち上げを目指している。同氏は李俊錫氏との連携に意欲を示しており、今回の結党大会でもあいさつした。「第三極」の結集が進むかも注目される。

 李俊錫氏は結党大会で「われわれが改革を先導していけば、韓国は改革の先進国になれる」と演説した。同氏は2021年に36歳で国民の力の代表に就任。若年男性の間で人気が高く、22年大統領選で尹錫悦氏の勝利に貢献した。その後尹氏や側近と対立し、昨年末に離党と新党立ち上げを宣言していた。

2898OS5:2024/01/21(日) 12:38:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/3acc053bad117557846b1b3bd72f88278378df17
台湾選挙のやさしいせかい…比例区の得票第5位「おばさん連盟」の静かな野望

2899OS5:2024/01/21(日) 12:39:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6d093e99023afbc2da67c21cbfd72c9414fbcd2
韓国総選挙、「第3極」の動き活発…与野党から離脱の2新党合流か
1/21(日) 11:09配信

読売新聞オンライン
20日、ソウルの国会議員会館で「改革新党」の結党大会を開き、握手する李俊錫代表(中央)と来賓の李洛淵元首相=依田和彩撮影

 【ソウル=依田和彩】4月10日に行われる韓国総選挙に向け、与党と最大野党の元代表が離党し、新党結成を進めるなど第3極の動きが活発になっている。無党派層の受け皿となれるかどうか注目される。

 保守の尹錫悦(ユンソンニョル)政権の与党「国民の力」を昨年末に離党した李俊錫(イジュンソク)元代表(38)は20日、ソウル市内で新党「改革新党」の結党大会を開催した。

 李俊錫氏は若い男性を中心に支持を集め、「国民の力」の党代表に就任したが、尹大統領や側近と対立し、党代表の座を追われた。大会で「韓国の未来を心配する、勇気ある人々の味方になって政治をしていく」と訴えた。李俊錫氏はこの日、「改革新党」の代表に就任した。

 一方、左派系最大野党「共に民主党」で代表を務めた李洛淵(イナギョン)元首相(71)は1月11日、同党を離党し、新党「新しい未来」(仮称)の設立に向け、16日に発起人大会を開催した。

 「共に民主党」では、市長時代の背任容疑などで検察の捜査を受ける李在明(イジェミョン)代表の下で総選挙を戦うことに反対する声が上がり、李洛淵氏などが代表辞任を求めていた。同じく李在明代表に批判的な議員グループ「原則と常識」に属する3議員も10日に離党し、李洛淵氏との連携を模索する。

 韓国政治は、それぞれ約3割の岩盤支持層を持つ左右の2大政党が無党派層への浸透を競い合う構図で、第3極は育ってこなかった。しかし、韓国ギャラップが19日に公表した政党支持率の世論調査では「国民の力」36%、「共に民主党」33%のほか無党派が26%を占めた。国民の2大政党への不満を示すものだ。

 李洛淵氏は20日の「改革新党」結党大会に出席し、祝辞で「時代的な課題のため、私たち皆が協力することを願う」と述べ、両新党の合流を呼びかけた。李俊錫氏は、19日に出演したテレビ番組で「今は個別の躍進が必要な時期だ」と話し、慎重な姿勢だが、「合流せずに選挙に臨めば失敗する可能性が高い。結局は合流するしかない」(政治コンサルティング会社の朴聖ミン(パクソンミン)代表)との予測もある。

 第3極の動きは、2大政党が過半数を目指す選挙情勢に影響する可能性がある。

2900OS5:2024/01/22(月) 17:12:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/937b153d2dc8cbfc0fea31a2a52dbdafd3cb7dd3
中国気球、最多6機飛来 「情報戦」に台湾軍警戒
1/22(月) 15:52配信
時事通信
台湾旗(EPA時事)

 【北京時事】台湾国防部(国防省)は22日、中国の気球合わせて6機が21日朝から夜にかけて断続的に台湾付近に飛来したと発表した。

 国防部は昨年12月から飛来気球について情報の公表を始めており、台湾メディアによると、1日の飛来数として最多となった。台湾軍は、台湾の世論を揺さぶる「情報戦」とみて警戒を強めている。

 国防部によると、6機のうち1機は台湾南部の上空を横断し、別の1機は台北に近い空域を通過した。中国から飛来する気球は、ほとんどが気象観測用とみられているが、これまでに台湾軍の基地に近い空域を飛んだケースも伝えられている。

 台湾では今月13日に総統選が行われ、中国が「独立派」と見なす与党・民進党の頼清徳副総統が当選した。中国は選挙前から、偽情報などを流し台湾の世論を操作する情報戦を展開し、同時実施の立法委員(国会議員)選では、中国に融和的な最大野党・国民党が第1党に返り咲いた。

2901OS5:2024/01/23(火) 21:13:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/10e29ea51557ee1d239600314ccbc4652f1cb2f2
中国の王毅外相がアフリカ・中南米訪問 習指導部の「大国外交」
1/23(火) 19:31配信

朝日新聞デジタル
2024年1月18日、中国の王毅共産党政治局員兼外相がコートジボワールの外相と会談した部屋には、中国風の赤いちょうちんが飾られていた=新華社

 中国の王毅(ワンイー)共産党政治局員兼外相が、新年恒例のアフリカ歴訪の後、中南米の2カ国を訪問した。「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国との連携を強めて米欧主導によらない国際秩序の構築を目指す、習近平(シーチンピン)指導部の「特色ある大国外交」を示した形だ。


 王氏は14〜18日にエジプト、チュニジア、トーゴ、コートジボワールを相次いで訪れ、現地の首脳らと会談。巨大経済圏構想「一帯一路」などを通じた経済やインフラ支援について話し合った。

 中国外相の新年のアフリカ歴訪は34年続くが、王氏はその足でグローバルサウスの中で大きな存在感を放つ南米のブラジルと、国交がある中米ジャマイカを訪問した。王氏はブラジルのルラ大統領との会談で、「対ブラジル関係は常に優先度が高く、ブラジルが国際的により大きな役割を果たすことを支持している」と強調した。

朝日新聞社

2902OS5:2024/01/23(火) 21:17:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e29140f9e1252b4947245b41b0a41a5d103c925
中国新疆、激震で静かな街一変 逃げ惑う人々、叫び声
1/23(火) 15:41配信

共同通信
中国新疆ウイグル自治区アクス地区ウシュトゥルファン県で、地震の被害状況を調べる人たち=23日(新華社=共同)

 【カシュガル共同】高山地帯の静かな街を突然の激震が一変させた。23日未明、中国新疆ウイグル自治区アクス地区を襲ったM7.1の地震。暗闇の中、人々は逃げ惑い、泣き叫ぶ声が響いた。

 「激しい揺れが1、2分続いた。立っていられなかった」。地震発生時、アクス地区のホテルにいた女性従業員は声を震わせた。「揺れが収まった後に走って外に逃げた」。宿泊客らも飛び出したという。「余震がずっと続いている」と不安そうに語った。

 アクス地区から約400キロ西のカシュガルでも「大きな揺れだった」と40代男性は驚きを隠さない。家族や自宅に被害はなかったと話し、ほっとした様子だった。

 国営中央テレビは地震で倒壊したとみられる住宅のがれきをかき分けて救助隊が活動する映像を放送した。隊員らはヘルメットのライトで周囲を照らしながら活動に当たった。

 氷点下10度前後という寒さ。道路に雪が降り積もっている。救助隊は避難用のテントを大急ぎで組み立てていた。専門家は中央テレビで「今後も大きな地震が予想される」と注意を呼びかけた。




https://news.yahoo.co.jp/articles/a1765b9f1037fd0952041a1b29c49f51ad2dc7aa
中国・新疆ウイグル自治区でM7.1の地震 キルギスとの国境付近
1/23(火) 11:07配信

産経新聞
中国国旗

【北京=三塚聖平】中国北西部、新疆(しんきょう)ウイグル自治区のアクス地区で23日未明、マグニチュード(M)7・1の地震が発生した。震源地はキルギスとの国境地帯。ロイター通信によると、カザフスタンやウズベキスタンでも地震による揺れが確認されたという。

中国国営中央テレビ(電子版)によると、地震はアクス地区ウシュトゥルファン県で23日午前2時9分(日本時間同3時9分)に発生した。震源の深さは22キロ。カシュガルで強い揺れがあったほか、震源地から約800キロ離れている区都ウルムチなど自治区内の広い場所で揺れが感じられた。その後も大小の余震が相次いで起きている。

被災地域では建物が倒壊しているもようだ。消防隊などが現地入りして捜索や救助活動を行っており、地震でけがをしたとみられる住民が救出されたとの情報も伝えられている。

震源地は海抜3000メートルの高地に位置しており、気温は日中でも氷点下の厳しい冷え込みとなっている。

中国の交流サイト(SNS)では、被災地とみられる住宅で天井の照明が激しく揺れている様子や、屋外に多くの人が避難している光景を撮影した動画が投稿されている。

中国では昨年12月18日に内陸部の甘粛省臨夏回族自治州でM6・2の地震が発生。150人超が犠牲になっている。

2903OS5:2024/01/24(水) 18:13:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/d490b57df317c00319d2d1143d42f87e39b7323b
最大野党前党首が議員資格回復 憲法判断の試練続く タイ
1/24(水) 17:03配信

時事通信
24日、バンコクで、タイ憲法裁判所の判決後に支持者らに囲まれ笑顔を見せる「前進党」のピター前党首(中央)

 【バンコク時事】タイ憲法裁判所は24日、下院最大野党「前進党」のピター前党首(43)が昨年5月の総選挙に、メディア関連株を持ちながら出馬したのは憲法違反に当たらないとの判決を言い渡した。

 同氏は7月に議員資格の一時停止処分を受け、前進党の党首も辞任。判決に伴い、議員資格は回復する。

 ただ憲法裁は、王室への不敬罪改正を掲げた前進党の公約は国家転覆を意図しているという訴えについて、今月31日に判決を言い渡す。違憲と判断されれば解党処分につながる可能性があり、ピター氏にとっては試練が続く。

2904OS5:2024/01/24(水) 18:14:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/09fa125a5176be03f590021648433e6a89671b6a
タイ当局、禁錮1年のタクシン元首相に「特別待遇」 市民ら反発
1/24(水) 16:52配信
毎日新聞
タイに帰国したタクシン元首相=バンコクのドンムアン国際空港で2023年8月22日、ロイター

 汚職などの罪で禁錮1年の刑に服するタイのタクシン元首相(74)の処遇を巡り、国内で疑念の声が高まっている。昨年8月、事実上の亡命生活を終えて15年ぶりに帰国したタクシン氏は、健康状態を理由に病院にとどまり、これまで刑務所で一晩も過ごしていない。法務省矯正局は1月中旬、タクシン氏について「病院にいるため、囚人と呼ばないで」とする異例の声明も出し、市民団体などが「特別待遇だ」と批判している。


 タクシン氏は2006年の軍事クーデターで失脚し、08年に、実刑判決を受けるのを前に国外逃亡した。昨年8月の帰国当日に改めて禁錮8年の判決が言い渡されて刑務所へ収監されたが、翌日未明に体調不良を訴えたため警察病院へ搬送。以来、警察病院で過ごしてきた。年齢や健康状態が考慮され、同9月には国王の恩赦で禁錮1年に減刑されたと発表された。

 矯正局は今年1月、タクシン氏の病院内処遇の延長を正式に認めた上で、タクシン氏に「囚人」を意味する用語を使用すべきではないとする声明を出した。一部の地元メディアはタイ語の「ナックトートチャーイ(男性囚人)」という呼称を用いてきたが、声明は「スムーズな社会復帰に影響する」などとして、使用を控えるよう呼びかけた。

 タクシン氏に対する恩赦の決定では「これまでの国家への奉仕」も考慮したとされている。地元メディアは、こうした評価が矯正局の対応にも反映されていると指摘した。市民団体などは一連の対応を「特別待遇だ」と批判する。

 タクシン氏については刑に服してから半年に当たる2月22日には仮釈放の許可が可能になるとみられる。地元メディアによると、一部の市民グループは矯正局の対応への調査を求める嘆願書を最高裁に提出することを目指すほか、政府官邸周辺でのデモ活動を強化するという。【バンコク石山絵歩】

2905OS5:2024/01/25(木) 16:34:12
https://www.sankei.com/article/20240125-SZS6DTERCBIVZEBF4AEBBCQHY4/
金正恩氏、党幹部らを叱責「地方人民に生活必需品さえ提供できず」
2024/1/25 16:10

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記=24日(朝鮮中央通信=共同)
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記=24日(朝鮮中央通信=共同)

【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は23、24両日に開かれた党政治局拡大会議で「地方人民に食料など初歩的な生活必需品さえ満足に提供できずにいるのは、深刻な政治的問題だ」と不満をあらわにし、担当部署や幹部らを叱責した。北朝鮮メディアが25日報じた。

金氏は都市と農村部の経済格差是正に向け、今後10年で地方に工場を多数建設する政策を推し進めるとともに、工場建設に朝鮮人民軍兵士らを動員する計画を立案するよう指示した。

金氏は「全般的に地方経済は初歩的な条件も欠く、非常に嘆かわしい状態だ」と強調。担当幹部らの消極姿勢を叱り、地方経済の改善に向け、迅速な行動に移すようげきを飛ばした。

金氏の発言からは住民生活に心を砕く最高指導者を演出する狙いがうかがえる。国際社会による制裁や新型コロナウイルス禍で昨年まで続いた国境封鎖に伴い、特に地方経済の疲弊が深まる中、住民の不満の蓄積は体制を揺るがしかねないとの危機感の表れともいえそうだ。

ただ、核・ミサイル開発をはじめ、住民経済を圧迫する軍備増強は加速化の一途だ。金体制は経済建設を担うべき若年層に長期間の徴兵を強いて120万人超とされる巨大兵力を維持しているが、結局、その兵力を地方の工場建設に振り向けている。金氏の指示は無理な軍備拡張路線を掲げたまま、経済再建を図ろうとする矛盾を浮き彫りにしている。

2906OS5:2024/01/25(木) 16:36:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/2882625f3e19c2af79a81cbe870f05f7cb1a03dd
野党前党首は憲法違反には当たらず 議員復帰へ タイ憲法裁判所判決
1/24(水) 22:18配信

毎日新聞
記者団に囲まれるタイの最大野党「前進党」のピター前党首=バンコクで2024年1月24日、AP

 タイの憲法裁判所は24日、革新系野党「前進党」のピター前党首(43)が、メディア企業の株を保有したまま2023年5月の下院総選挙に立候補したことは憲法違反には当たらないとする判決を言い渡した。この企業が07年からメディア事業を行っていなかったとするピター氏の主張を認めた。ピター氏は昨年7月に議員資格を停止されていたが、判決を受けて復帰する。


 ピター氏は親軍政権からの交代を目指し、王室に対する不敬罪を定めた刑法112条の改正などを掲げて下院選に出馬し当選した。前進党が第1党となり、ピター氏は他の野党の支持も受けて首相指名選に臨んだが、保守派や親軍派が反発して阻まれた。憲法はメディア企業の株保有者が選挙に立候補することを禁じており、問題視した選挙管理委員会が憲法裁に判断を委ねていた。

 判決の言い渡し後、ピター氏は「国民のために尽力し続ける」と述べた。ただ、憲法裁は今月末に前進党が掲げる不敬罪改正の公約が憲法違反に当たるか判断を示す予定で、違憲とされれば解党命令が出る可能性もある。【バンコク武内彩】

2907OS5:2024/01/25(木) 23:23:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a5a834792304d05513a74f2c210d7d906a479b9
台湾の「兵役」1年延長で第1陣が入隊 対中緊張背景に自衛強化
1/25(木) 23:10配信

毎日新聞
1年間に延長された軍事訓練の初めに、身体検査を受ける台湾軍の新入隊員たち=台湾中部・台中市で1月25日(代表撮影)

 今年1月、若年男性に課せられる事実上の兵役の期間が従来の4カ月から1年間に延長された台湾で、国防部(国防省に相当)が第1陣の入隊を報道陣に公開した。軍事力による台湾統一の可能性を否定していない中国との緊張を背景に、台湾は自衛力強化を急ぐ。

 台湾では1950年代から徴兵制を敷いていたが、中国に融和的だった国民党・馬英九政権(2008〜16年)が志願制への移行を決め、徴兵は18年末に終了した。代わりに18〜36歳の男性は4カ月の軍事訓練を受けることになった。しかし、中国の軍事的圧力が強まる中、民進党の蔡英文総統は22年12月、訓練期間を1年に延長すると決定。事実上の兵役で、志願制と併用する形だ。有事に即時投入できる兵士を増やす狙いがある。

 国防部によると、24年は9127人が訓練入隊する。延長第1陣のうち約220人が25日、中部・台中市の陸軍訓練所に到着。頭髪を刈られ、身体検査を済ませた後、法律などの座学を受けた。入隊した尹鑫石さん(18)は報道陣に「上官は聞いていたほど怖くはなかった。国民として義務を果たしたい」と述べた。

 13日投開票の総統選では、当選した頼清徳副総統が1年間への訓練延長を支持しつつ、さらに延ばす計画はないと発言。最大野党・国民党の候補だった侯友宜・新北市長は「当選したら(訓練)期間を4カ月に戻す」と述べたが、その後、現在の中台関係では短縮は困難だとトーンダウン。結果、大きな争点にはならなかった。【台北・林哲平】

2908OS5:2024/01/26(金) 08:58:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/54afb2705cfc832c6893467a29c96918c68fc6a2
プラボウォ国防相、急上昇 ジョコ氏の「支持」影響か 2月14日のインドネシア大統領選
1/26(金) 7:14配信

時事通信
インドネシア大統領選の第1回討論会で持論を展開するプラボウォ国防相=2023年12月、ジャカルタ

 【ジャカルタ時事】2月14日投開票のインドネシア大統領選まで3週間を切った。

 昨春までは、ジョコ大統領も所属する最大与党「闘争民主党」のガンジャル前中ジャワ州知事(55)が優勢だったが、年末あたりからプラボウォ国防相(72)=グリンドラ党党首=の支持率が急上昇し、トップを維持している。両候補が掲げるのは、今も人気があるジョコ氏の路線継承。支持率逆転は、ジョコ氏の動きが関係しているとみられている。

 5年に1度の大統領選には、アニス前ジャカルタ特別州知事(54)=無所属=も含め計3人が立候補。2月の投票で過半数を得るなどの条件を満たす候補がいなければ、6月に上位2候補による決選投票が実施される。

 焦点はプラボウォ氏が第1回投票で勝負を決めることができるかだ。各種世論調査で長らくガンジャル氏とトップ争いを続けてきたプラボウォ氏の支持率は昨年12月以降、軒並み40%台となり、今月中旬には50%を超える結果も示された。

 20%台の他候補2人を大きく引き離す現状について、インドネシアの多くの記者は「正式表明はしていないものの、ジョコ氏の『支持』が大きく影響している」と指摘する。ジョコ氏の支持団体がプラボウォ氏支持を打ち出し、プラボウォ氏の副大統領候補にジョコ氏の長男で、中ジャワ州ソロ(スラカルタ)市長のギブラン氏(36)が選ばれたのも昨秋だ。

 今回の大統領選は、闘争民主党党首でスカルノ初代大統領の長女でもあるメガワティ元大統領(77)と、同党に反旗を翻したジョコ氏との一族の存続を懸けた闘いとも言える。決選投票となった場合、ジョコ氏「支持」の恩恵を受けるプラボウォ氏の優位が崩れるとの予想もある。

 インドネシア人のある記者は「報道関係者の間では、(世論調査で最近2位が多い)アニス氏有利との見方が多い」と明かす。第1回投票でガンジャル氏が敗退した場合、決選投票では闘争民主党支持者の票がアニス氏に流れるとみるからだ。アニス氏は「反ジョコ路線」を掲げている。政策的に一致しなくても一族の争いが優先されることで、漁夫の利がもたらされる可能性もある。

2909OS5:2024/01/29(月) 09:27:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/6be7e320b6bb39ec9a4a0224830fe4b527b369b9
副大統領、改憲運動に反対 比政界亀裂、任期延長に壁
1/29(月) 0:32配信

共同通信
フィリピンのマニラで教育関連会合に出席したマルコス大統領(右)とサラ・ドゥテルテ副大統領=25日(共同)

 【マニラ共同】フィリピンのサラ・ドゥテルテ副大統領が南部ミンダナオ島ダバオで28日、改憲手続きを容易にする署名運動に反対する集会に参加した。マルコス大統領は外国投資を呼び込む改憲を支持している上、大統領を含む公職の任期などを制限する憲法規定の改正も「今後議論できる」と発言し政界で亀裂が広がる中、ドゥテルテ氏の動きは任期延長実現の障害となりそうだ。

 集会には父のドゥテルテ前大統領も参加。サラ氏は「憲法を政治的利益を持つ人の手に渡す危険性を認識することが重要だ」との声明を出し、署名運動の阻止を訴えた。

2910OS5:2024/01/29(月) 20:08:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ae65c51a9ecc7162cd4209e11126b14f01744b3
中国恒大に清算命令 香港の高等法院 債務整理手続きへ
1/29(月) 11:30配信

毎日新聞
建設工事が止まったままの不動産大手・中国恒大集団のマンション=貴州省貴陽市で2023年7月5日、小倉祥徳撮影

 香港の高等法院(高裁)は29日、経営再建中の中国不動産大手、中国恒大集団に対し清算命令を出した。香港メディアなどが報じた。今後、裁判所が選ぶ管財人が資産売却などを行い、債権者と協議して債務を整理する手続きに入る。同社の2023年6月末時点の負債総額は2兆3882億元(約50兆円)。


 ただし、恒大は不動産事業の大部分を中国本土で展開しており、本土の裁判所の許可が別途なければ資産を差し押さえることは難しい。経済社会の混乱も懸念され、実質的に中国政府の判断次第となるため、手続きがどこまでスムーズに進むかは見通せない。

 恒大の清算は、外貨建て債券の債権者の一部が22年、香港高裁に申し立てていた。ロイター通信などによると、恒大は11月下旬、債務を電気自動車(EV)製造子会社などの株式に転換することを柱とした債務再編の修正案を債権者に提示したが同意を得られなかった模様で、審理が先送りされていた。

 恒大は19年の不動産販売で中国2位だった。しかし、中国当局の不動産融資規制を受けて資金繰りが悪化し、21年末に外貨建て債券の債務不履行(デフォルト)に陥った。23年9月下旬には、創業者の許家印会長が警察当局に刑事拘束されたことも判明し、経営の混乱に拍車がかかっていた。【北京・小倉祥徳】

2911OS5:2024/01/29(月) 20:15:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/121568b18b8b4f09d914ec6f2881860b6331a858
マルコス家とドゥテルテ家、現・前大統領派の亀裂広がる フィリピン
1/29(月) 14:10配信
AFP=時事
フィリピン・マニラで行われた集会で、支持者に向かい演説をするフェルディナンド・マルコス大統領(2024年1月28日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】フィリピンのフェルディナンド・マルコス(Ferdinand Marcos)大統領とロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)前大統領のそれぞれを支持する陣営が、憲法改正問題などをめぐり対立を深めている。28日には支持者が大規模な集会を開き、非難合戦を繰り広げた。

【写真】支持者らを前に演説をするロドリゴ・ドゥテルテ前大統領

 2022年の大統領選では、マルコス氏はドゥテルテ氏の長女サラ(Sara Duterte)氏(現副大統領)の支援を取り付けて圧勝。共闘が奏功した形だが、現在は関係に亀裂が入っている。

 マルコス氏はこの日、「新しいフィリピン」と呼ばれる開発計画を発表。計画にはガバナンス(統治)の強化も盛り込まれている。

 これに対しドゥテルテ氏は、マルコス氏は「麻薬常習者」であり、続投を狙い憲法を改正しようとしていると非難。

 一方サラ氏は、首都マニラで行われたマルコス氏支持派の集会に顔を出し、大臣を兼務している教育省としては他の省と足並みをそろえて新開発計画を支持すると語ったものの、短時間とどまっただけで、ドゥテルテ家の支持基盤である南部ダバオ市(Davao city)に飛んだ。

2912OS5:2024/01/29(月) 23:10:41
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20240129-567-OYT1T50182.html
韓国大統領夫人にブランド品授受疑惑、釈明なく与党も批判…総選挙前に「金建希リスク」
2024/01/29 19:33読売新聞

韓国大統領夫人にブランド品授受疑惑、釈明なく与党も批判…総選挙前に「金建希リスク」

韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領(右)と金建希夫人(2023年3月16日、東京・羽田空港で) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 【ソウル=依田和彩】4月の韓国総選挙を前に、左派系野党が尹錫悦ユンソンニョル大統領(63)夫人の金建希キムゴンヒ氏(51)への攻撃を強めている。政権のイメージダウンを狙ったもので与党も騒動に巻き込まれている。

 夫人は昨年、在米韓国人の牧師からブランドバッグを受け取った際のやりとりを収めた隠しカメラ映像がネット上で公開された。野党側は、公職者の配偶者の金品授受を禁じる法律に反したと追及を強めている。

 騒動は、政権と与党との摩擦も生んだ。尹氏の最側近で保守系与党「国民の力」で4月の総選挙を指揮する韓東勲ハンドンフン非常対策委員長が19日、「国民の目線」の対応が必要と発言し、反発した大統領秘書室長が韓氏の辞任を要求したと伝えられた。韓氏が任命した非常対策委員からはフランス革命で処刑された国王ルイ16世の妃でぜいたくな生活をして国民の反感を買ったマリー・アントワネットになぞらえる発言まで出た。

 尹氏と韓氏は29日に昼食をともにするなど不協和音の解消を図ったが、夫人のスキャンダルについて尹氏は釈明していない。韓国のニュース専門テレビYTNが24日に公開した世論調査では「大統領が立場を表明する必要がある」と答えた人が69%に上った。

 尹政権としては、親族が集まって世論が形成されやすい2月の旧正月を前に収束を図るため、テレビのインタビュー番組に出演して説明する方法が検討されているほか、夫人本人がメッセージを出す案も議論されている。

 夫人を巡る疑惑は他にも浮上しており、韓国メディアは「金建希リスク」と呼んで連日報じている。

 知人が所有する会社の株価の操作に関与したとする疑惑では、政府から独立して捜査する「特別検察官」を任命するための法案が昨年12月、野党の賛成多数で可決されたものの、尹氏が拒否権を行使し、法案が再審議されることになっている。

 知人を通じて知り合い、結婚した尹氏と夫人は12歳差。尹氏は当時51歳で、結婚後は愛妻家として知られた。夫人は尹氏の大統領選当選前、「妻の役割に専念する」と述べていたが、尹氏の政権運営上の意思決定に影響力を及ぼしているとの見方がある。国会が9日可決した犬を食用として飼育や販売することを禁じる特別法を巡っては愛犬家の夫人が制定を強く後押しした。

2913OS5:2024/01/29(月) 23:37:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7348196b2f51210d884e662d0515f1431f81e0e
ASEAN議長国ラオスはどんな国? 社会主義国で親中、日本も援助
1/29(月) 17:30配信

朝日新聞デジタル
ラオス首都ビエンチャンと中国雲南省昆明を結ぶ鉄道=2021年12月、ロイター

 東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相会議がラオス北部のルアンプラバンで29日に開かれ、2024年のASEANの動きが本格化した。今年の議長国は社会主義国のラオスが担う。ラオスとはどんな国なのか。

【写真】スラム街からタイの最難関大へ 学費の壁、日本から差し伸べられた手

 インドシナ半島の内陸部のメコン川流域に位置し、人口は約750万人。面積は日本の本州とほぼ同じ約24万平方キロメートル。首都はビエンチャン。

 1953年にフランスの統治から独立し、内戦を経て、75年に現在のラオス人民民主共和国が成立した。日本は55年に外交を樹立し、インフラ整備や教育支援などを通じて主要な援助国となっている。

 ラオスは中国、北朝鮮、ベトナム、キューバとともに世界で社会主義国と自称する5カ国のうちの一つ。親中政策を取り、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の要衝の一つでもある。

 中国の援助で2021年にビエンチャンと中国雲南省昆明を結ぶ鉄道が開通した。この鉄道のラオス区間は建設費も技術も大部分を中国に依存しており、外交や経済面で中国の圧力に屈する「債務のわな」に陥るリスクが指摘されている。

 外相会議の会場となったルアンプラバンは多くの仏教寺院が残る古都として知られ、市街地自体が文化遺産としてユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産に登録されている。

朝日新聞社

2914OS5:2024/02/01(木) 08:08:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ce71bd4bc80c84e4e128706bf29c56e68fd5135
ベトナム政治局員引責辞任 1年余りで異例の3人目
1/31(水) 21:52配信
共同通信
 【ハノイ共同】ベトナム共産党は31日、2016〜21年に商工相を務めたチャン・トゥアン・アイン党政治局員の辞任を中央委員会総会で承認した。国営メディアが報じた。商工省幹部らの汚職摘発を受けて責任を取った。政治局員は一党支配のベトナムで党最高指導部メンバーに当たる。22年末からの1年余りで解任や引責辞任は3人目で、異例の事態。

 ベトナムでは最高指導者のグエン・フー・チョン党書記長が腐敗追及を進めている。


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