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大中華世界的話題(その3)

2849OS5:2023/12/31(日) 16:53:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6d4c15795adc62423666d600573d984aee2a9a7
2大政党の過半数阻止へ「軍神」に「五顧の礼」…小政党が狙うキャスチングボート
12/30(土) 5:02配信


2024台湾総統選 終盤情勢<下>

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23日、新竹市での集会で黄国昌氏とともに支持を訴える柯文哲氏(右)=大原一郎撮影

 台湾民衆党の総統候補・柯文哲(クォーウェンジョオー)前台北市長(64)は11月上旬、台北市内で少数野党・時代力量の黄国昌氏(50)とひそかに向き合った。入党を要請すると、夏以来5回目の訪問を受けた黄氏もうなずき、こう誓い合った。「立法院(国会)で民進党にも、国民党にも過半数は取らせない」

 総統選と同日の立法委員(国会議員)選の結果は、新総統の政権運営を左右する。民進、国民両党が9割近くを占める立法院に割って入り、キャスチングボートを握れば、どの党も民衆党の意向を無視できない。

 「三顧の礼」以上の熱意で黄氏を引き抜いたのは、党勢拡張の切り札とするためだ。

 2014年に国民党政権の対中融和路線に反発し、学生らが立法院を占拠した「ひまわり運動」に参加した黄氏は、鋭い舌鋒(ぜっぽう)から「軍神」と呼ばれた。16年以降は立法委員として当局を追及した人気の高い黄氏を、柯氏は立法委員選の比例名簿第2位とし、現有5議席の2倍となる「11議席」(党幹部)を目指す。

 北部・新竹市での23日の集会では、黄氏が政権批判に使う「全くめちゃくちゃだ」という口癖を、支持者が連呼した。終了後、黄氏との写真撮影を望む若者ら数百人の列ができた。

 11月、総統選で野党統一候補の選出を目指した民衆党と国民党の交渉が決裂した。柯氏は交渉姿勢のブレが失望感を招き、支持率は急落した。党内に重苦しい雰囲気が漂った。

 ただ、交渉決裂後も、若者に限れば柯氏の支持は底堅い。蔡英文(ツァイインウェン)政権下で経済は成長したが、若者の賃金は安く抑えられ、恩恵が少ない。「若者は頑張っても希望が見えない」。そう訴える柯氏の言葉が響き、「政治は悪くなるばかり。柯氏しか改革はできない」(36歳会社員男性)という期待がある。

 ひまわり運動後の16年と香港での大規模抗議運動後の20年総統選は、中台関係が関心を集め、若者の票が対中強硬姿勢の民進党を後押しした。だが今回は内政が重視され、若者の支持は民進党から柯氏に流れる。国民党が民進党との接戦に持ち込めた要因でもある。

 野党連携の決裂後も民衆、国民両党は野党の議席が増えるよう競合しない選挙区の一部で共闘する。

 台中市で今月16日夜、民衆党から立法委員選に立候補している柯氏の最側近、蔡壁如氏(59)の集会が開かれた。前回総統選で敗れたが、今も人気の高い国民党比例名簿第1位の韓国瑜氏(66)が応援に駆けつけ、「蔡氏の政治目標の達成に向け全力で協力する」と明言した。

 この選挙区は両党の「協力モデル区」と呼ばれる。民衆党は、立法委員選で比例選に力点を置き、79選挙区のうち11選挙区しか候補を立てていない。協力の余地があり、選挙後も見据えて互いの批判を抑制する。

 南部・高雄市で23日、韓氏支持者が企画した集会に招かれた柯氏は、「選挙後は民衆党の立法委員とともに韓氏を訪ねる。共通の理念があれば、絶対に韓氏を支持する」と語った。両党の議席数が過半数を占めるとの予測もある中、立法院長(国会議長)に韓氏を推す考えを示唆した。

 総統選と立法委員選は12年から同日選となり、今回で4回目だ。総統候補を母鳥、立法委員候補をひな鳥に例え、台湾では「母鳥がひな鳥を率いる選挙」と呼ばれる。柯氏は総統選で失速したものの、立法委員選挙に党勢の浮沈をかけ、残り2週間を飛び続ける。

(鈴木隆弘、園田将嗣、出水翔太朗、田村美穂が担当しました)

 ◆立法院=総統選に合わせて4年に1回改選される。定数113のうち、地域ごとの選挙区73、先住民枠の選挙区6、比例選34で争う。現在、選挙区分は民進、国民両党でほぼ占められており、民衆党と時代力量の議員は比例選で選出されている。


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