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第24回参議員議員選挙(2016年)

1とはずがたり:2013/12/30(月) 23:04:05

2004年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1069407561/l50
2007年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/l50
2010年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/l50
2013年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1279062373/l50

1609名無しさん:2016/06/15(水) 15:25:05
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061300733&g=pol
安倍首相発言「公党に失礼」=岡田民進代表【16参院選】

 民進党の岡田克也代表は13日、安倍晋三首相が大分市で行った街頭演説で、参院選「1人区」の野党統一候補に関し「実態は共産党と民進党の統一候補だ。だまされてはいけない」などと発言したことについて、「首相の言葉なのか。公党に対して失礼だ」と強く反発した。東京都内で記者団に語った。
 岡田氏は「共産党に対して大嫌いだという感情を首相自身がお持ちなのかもしれないが、まるで非合法政党みたいな扱いではないか」と批判した。(2016/06/13-20:06)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061300547&g=pol
舌戦・参院選(13日)【16参院選】

◇甘い言葉と民進党
 安倍晋三首相(大分市で街頭演説) 野党統一候補、聞こえはいいが実態は共産党と民進党の統一候補だ。その実態をしっかりと見ていく必要がある。皆さん、「気を付けよう、甘い言葉と民進党」だ。だまされてはいけない。
◇野党は能天気
 自民党・谷垣禎一幹事長(東京都内の集会で演説) 参院選は多くの方が政権選択とは考えない。(野党は)「政権をあなたたちが取った時に日本をリードしていけるのか」という問いに、「いや今度は政権選択じゃないから」みたいな能天気な対応をしている。だから怖い。「政権は自民党にやってもらいたいけれど、今回の選挙は中間選挙なんだから、自民党にペケを付けよう」という空気が起こるから、参院選は難しい。
◇ポイントオブノーリターン
 民進党・長妻昭代表代行(金沢市で街頭演説) (与党に)3分の2はとらせない。自民党の憲法改正草案は(政府が)国益だと思えば、国民の権利を制限しかねない草案。柳条湖事件から日本は後戻りできなくなったが、日本はポイント・オブ・ノー・リターンに近づいている。航空用語である地点を超えると燃料が無いから戻れないという意味だ。参院選で安倍晋三政権に歯止めをかけなければ、後戻りできない地点に持って行かれる。(2016/06/13-20:05)

1610名無しさん:2016/06/15(水) 16:40:42
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061400404&g=pol
徳島・高知で大西氏推薦=社民【16参院選】

 社民党は14日、参院選徳島・高知選挙区で無所属新人の大西聡氏(53)の推薦を決めた。(2016/06/14-12:29)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061400416&g=pol
参院沖縄、島尻氏を推薦=公明【16参院選】

 公明党は14日の持ち回りの中央幹事会で、7月の参院選沖縄選挙区に出馬する自民党の島尻安伊子沖縄担当相を推薦することを決めた。自民党候補の推薦は累計で39人となった。(2016/06/14-12:41)

1611名無しさん:2016/06/15(水) 16:41:10
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061400634&g=pol
舌戦・参院選(14日)【16参院選】

◇アベノミクスは8合目
 公明党・漆原良夫中央幹事会長(金沢市で街頭演説) 民進党の岡田克也さんは「アベノミクスは失敗」と言うが、有効求人倍率、雇用、税収、株価、どこが失敗なのか。アベノミクスはまだ最終章の姿ではない。景気が良くなり、地方の一人ひとりの家計が良くなるのが最終章だ。ようやく8合目まで来た。野党は下山しろと言うが、山の頂上まで登りきるべしと判断をお願いしたい。
◇無責任な野合勢力
 安倍晋三首相(宮城県石巻市で街頭演説) この戦いはまさに子どもたちの未来を、共産党、民進党、この無責任な野合勢力に託すのか、あるいはこの3年半、日本人の平和と安全を守ってきた自民党、公明党連立政権に託すのか。それを決める選挙だ。
◇自信ないから悪口ばかり
 民進党・枝野幸男幹事長(山形市の集会で) 新聞やテレビで自民党から聞こえてくる話はもっぱら野党の悪口、批判。普通は与党がやりたいことをやって、おかしな点がないか野党が追及する。自分がやったことに自信があるなら堂々と訴えればいい。自信がないから、野党の悪口ばかり言っている。(2016/06/14-21:02)

1612チバQ:2016/06/15(水) 19:19:33
http://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-plt1606150003.html
【壮絶選挙区に迫る】激戦必至の“オンナの戦い” 沖縄・島尻大臣は事件が逆風…苦戦予想
17:11夕刊フジ

【壮絶選挙区に迫る】激戦必至の“オンナの戦い” 沖縄・島尻大臣は事件が逆風…苦戦予想
三原じゅん子氏
(夕刊フジ)
 今回の参院選(7月10日投開票)では、8人の女性現職が選挙区から立候補する。現職閣僚や元女優、タレントなど、知名度が高く、華やかな候補が目立つ。「女性活躍推進」が叫ばれるなか、淑女らの当落はどうなりそうか。緻密な予測で知られる選挙プランナーの三浦博史氏が分析した。

 注目の予想結果は別表の通り。

 北海道(改選数3)では、民進党の徳永エリ氏が再選を目指す。元テレビリポーターで、国会ではTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)反対の先頭に立った。民進党は2人を擁立するが「共倒れ」の危険はないのか。

 三浦氏は「徳永氏は連合北海道の支援を受けており、当選圏内だ。自民党も2人擁立だが、すみ分けがうまくいっていない。民進党の2議席もあり得る」という。

 栃木(同1)は、自民党の上野通子元文科政務官が優勢だ。上野氏は、親族が学校法人を経営するなど地元で影響力がある。三浦氏は「旧みんなの党の渡辺喜美氏に近かった地方議員も上野氏についた。当選は堅いのではないか」とみる。

 改選数が1増えて6になった東京では、民進党の蓮舫代表代行が3選を、公明党の竹谷とし子氏が再選を狙う。「蓮舫氏はかつての人気はないが、自民党現職とトップ争いをしている。竹谷氏も、強固な支持母体に支えられており、盤石ではないか」(三浦氏)。

 ともに自民党で、千葉(同3)の猪口邦子元少子化担当相と、神奈川(同4)の三原じゅん子参院厚労委員長はどうか。三浦氏は「いずれも抜群の知名度を誇り、トップ当選の勢いだ」と太鼓判を押す。

 一方、接戦が予想されているのが滋賀(同1)だ。民進党の林久美子元文科政務官と、自民党新人が激突し、事実上の一騎打ちとなっている。

 「現状では、自民党新人がややリードしているが、林氏は本番に強く、瞬発力がある。接戦だ」(三浦氏)

 沖縄(同1)は、自民党の島尻安伊子沖縄北方担当相が3選を目指しているが、厳しい選挙戦になりそうだ。

 三浦氏は「女性会社員殺害容疑で米軍属が逮捕されたため、日米安保を重視する島尻氏には逆風だ。ただ、翁長雄志知事が推す候補は共産党色を強めており、保守票が逃げる可能性がある。今年1月の宜野湾市長選では、公明党がフル稼働して与党が勝利した。公明党がカギを握っている」と指摘している。

1613チバQ:2016/06/15(水) 19:20:24
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20160615ddlk40010358000c.html
<2016参院選ふくおか>「景気、憲法、原発…」前哨戦激化 公示まで1週間、1増の改選数3に8人が名乗り /福岡
16:25毎日新聞

 参院選(22日公示、7月10日投開票)の公示日まで1週間に迫った。1992年以来、改選数が2から3に増えた福岡選挙区には現職1人と新人7人の計8人が名乗りを上げ、各党各陣営とも県内各地で前哨戦を繰り広げている。【門田陽介、林由紀子、吉川雄策】

 ◇自公、計120万票で協力合意

 「必ずデフレから脱却できる。引き続き政権を担わせていただきたい」。11日夜、うきは市でのJAにじ農政連総会で、自民現職の大家敏志(おおいえさとし)氏(48)が声を張り上げた。この日、党久留米市支部年次大会や北九州市議の集会、豊前市でのゴルフコンペなど県内全域を回った後だった。

 陣営が目標とする70万票は、初当選した2010年より約7万票少ない。しかし、前回地元レベルで支援を受けた公明が今回は候補を立てた上、自民党本部が推薦。陣営は県内11の小選挙区単位で得票ノルマを設定した。

 自民と連立与党を組む公明は、24年ぶりの選挙区候補として元外交官の新人、高瀬弘美(たかせひろみ)氏(34)を擁立する。過去の国政選挙で届いたことがない50万票獲得に向け、高瀬氏が政権幹部らと並ぶリーフレットなどを配布して、自民推薦を前面に打ち出した。

 保守層の奪い合いを恐れた両党の県組織は10日、両氏の目標を合算した「120万票」を目指し協力する合意文書を正式に交わした。翌11日朝、JAにじのスーパー駐車場であった高瀬氏の街頭演説を聞いた支援者の一人は「私たちも衆院選は自民を応援している」と語った。

 ◇民進、現有議席死守目指し

 野党各陣営も精力的に動いている。

 12日、筑紫野市であった市民団体主催の集会で、民進新人の元福岡放送アナウンサー、古賀之士(こがゆきひと)氏(57)が「与党が3分の2を獲得すれば、間違いなく与党の望む憲法改正に突き進む」と訴えた。引退する現職の議席死守を目指す民進は、長く夕方のニュース番組の顔を務めた知名度を生かす戦略。駅前や大型店舗など人が多く集まる場所で安保法制の見直しを軸に訴える一方、支援組織の集会などを精力的に回る。陣営は「みんな顔と名前を知っている」と手応えを口にし、目標の60万票に向け支援組織の引き締めにも余念がない。

 ◇共産は「受け皿」役強調

 全国の1人区で野党候補統一に存在感を発揮した共産は、安保法制や原発再稼働に批判的な市民団体や無党派層を視野に、反自公政権層の「受け皿」役を強調し、40万票獲得を目指す。新聞奨学生や民間会社の勤務経験がある新人の病院職員、柴田雅子(しばたまさこ)氏(32)は、給費奨学金制度の創設やブラック企業の問題などについても党の政策をアピールしている。

 県内に地縁のない維新新人の会社員、森上晋平(もりがみしんぺい)氏(32)は「責任改革野党」など党の旗印を街頭などで強調する。社民新人の元県立高教諭、竹内信昭(たけうちのぶあき)氏(63)は支援者回りに力を注ぎ、経済格差是正や高校授業料の完全無償化などを訴える。日本のこころ新人のNPO法人代表、石井英俊(いしいひでとし)氏(39)は都市部の街頭を中心に消費税率の5%への引き下げなどによるデフレ脱却を訴えている。3度目の参院選挑戦となる幸福新人の元小学教諭、吉冨和枝(よしとみかずえ)氏(57)は教育改革、憲法9条改正などを主張している。

〔福岡都市圏版〕

1614チバQ:2016/06/15(水) 19:21:34
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20160615ddlk33010502000c.html
<2016参院選>与野党、事実上の一騎打ち 公示まであと1週間 陣営、訴え熱帯びる /岡山
14:25毎日新聞

 参院選(7月10日投開票)は、22日の公示まで15日であと1週間となる。岡山選挙区(改選数1)に立候補を予定するのはいずれも新人で、自民公認の小野田紀美氏(33)▽民進公認の黒石健太郎氏(32)▽幸福実現公認の田部雄治氏(40)--の3人。野党共闘が実現し、事実上、小野田氏と黒石氏の2人の対決が軸となる。本番を目前に各陣営の支持の訴えも一層、熱を帯びている。【石川勝己、小林一彦】

 ◇「天王山だ」

 「地方創生や社会保障などさまざまな課題を自公政権で解決するため議席を取らせてほしい」。北区のホテルで12日に開かれた自民県連の合同会議で、小野田氏は壇上に立つとそう力を込めた。

 合同会議には県選出国会議員、地方議員ら約600人が出席した。県連会長を務める橋本岳衆院議員は「全国の1人区が勝敗の分かれ目だが、特に岡山選挙区は天王山。自民党の総力挙げて戦おう」と呼びかけた。他の出席者からは、考え方が異なる党同士が手を結ぶ野党共闘を「野合」などと批判する声が相次いだ。

 ◇議席を死守

 一方、引退する江田五月氏(75)の議席死守を目指す民進県連と連合岡山は、11日に倉敷市内で総決起集会を開催。黒石氏は現政権の経済政策などを批判し、「人への投資や生産性の高い産業構造へのシフトを進める。未来に責任を持つ政治に変える」と力説した。

 この日は、中央から枝野幸男幹事長が駆けつけ、13日には岡田克也代表が選挙区内に乗り込んだ。こちらも「重要選挙区」と位置付け、党中央が手厚く支援する。また、11日に北区であった共産党の演説会に黒石氏が出席するなど、野党共闘も表面的には順調だ。

 独自の戦いとなる田部氏は11日に北区で事務所開きを行い、支持者約80人が集まった。

 ◇新有権者もぜひ 3氏が公開討論 倉敷・あす

 参院選を前に、岡山選挙区の立候補予定者による公開討論会が16日、倉敷市本町の倉敷公民館で開かれる。主催の倉敷青年会議所(JC)は選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることから、市内の高校に開催のチラシを届けるなどし、「新たに有権者となる人にもぜひ来てほしい」と呼びかけている。

 出馬表明している、自民の小野田紀美氏▽民進の黒石健太郎氏▽幸福実現の田部雄治氏--の3新人が、憲法改正や消費税、地域活性化など六つのテーマに沿って各自の主張を展開。他の予定者が質問や反論などを行う。

 午後6時から。入場無料。定員は387人で先着順。会場に駐車場がなく、車利用の場合は周辺の有料駐車場へ。問い合わせは倉敷JCの安藤さん(080・2916・6493、午前11時〜午後3時)。【小林一彦】

 ◇関心は今ひとつ 県選管啓発強化

 今回の参院選から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ、投票率の行方に注目が集まる。岡山選挙区に出馬予定の3人はいずれも新人で、知名度が高くないこともあり、現時点では有権者の関心は今ひとつ。県選管は投票率アップに向け、啓発に力を入れる。

 県選管は2014年12月の衆院選、昨年4月の県議選に続き、「若者選挙サポーター」に大学生ボランティア約10人を委嘱。街頭活動や交流サイトのフェイスブックで情報発信をしてもらう。

 また、新たに有権者になる18歳、19歳に投票を呼びかけるため、県内の公・私立高校全104校に総務省作成の啓発ポスターを掲示する。

 一方、ある陣営は、若者に直接働きかけるのでなく、「母親、祖母の影響力に期待する」として女性の集会などで家庭で選挙を話題にしてもらうよう求めているという。【石川勝己】

1615チバQ:2016/06/15(水) 19:27:17
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20160615_51008.html
<参院選山形>静観?支援?知事身動き取れず
11:12河北新報

<参院選山形>静観?支援?知事身動き取れず
前回参院選で舟山氏(左)の手を取って支援をアピールした吉村知事。果たして今回はどうするのか…=2013年6月、山形県大江町
(河北新報)
 激しい前哨戦を繰り広げている参院選山形選挙区(改選数1)で、吉村美栄子山形県知事の動向が注目されている。無所属から立候補を予定する元議員舟山康江氏(50)=民進・社民推薦=からは、自らの初当選の際に支援を受けるなど特別な間柄だ。一方で、3選出馬するとみられる知事選を来年1月に控え、自民新人の元全農県本部副本部長月野薫氏(61)=公明推薦=を支える自民県連側は「知事の動き次第で対応を考える」とけん制しており、難しい対応を迫られている。
 「選挙のたびに応援の仕方に悩んでいる」。5月31日の定例記者会見で、参院選の対応を聞かれた吉村知事は胸の内を語った。
 これまでは無所属で初めて立候補し、民主、社民の応援を得て知事の座を射止めた2009年の選挙を基準としてきたことを「恩と義に生きる」という言葉で公言してきた。
 当時民主の参院議員だった舟山氏は09年の知事選で吉村知事を支援。知事は13年の前回参院選で「恩返し」として、当時のみどりの風現職の舟山氏を応援した。
 昨年9月の山形市長選では共に非自民候補を応援した。「卒原発」を訴える吉村知事は舟山氏とエネルギー政策に関する考え方も近く、舟山氏の選対幹部は2人の関係を「いわば盟友」と表現する。
 高い集票力を誇る吉村知事の女性後援会「オレンジの会」の動きが今回の勝敗に影響を与えるとの見方もあり、舟山氏の選対幹部は「支援者からは知事に動いてほしいと期待する声は多い」と話す。
 一方、自民は前回参院選の経緯もあって、吉村知事の動きに神経をとがらせる。県連会長の遠藤利明五輪相(衆院山形1区)は5月15日の県連大会後の記者会見で「状況次第で参院選と知事選は連動して対応する」と明言。知事選を巡り、候補者擁立見送りを含め「あらゆる可能性がある」と揺さぶりをかけた。
 13年1月の前回知事選で吉村知事は自民が対立候補擁立を見送ったことで無投票で再選を果たした。その背景には、直前の12年12月にあった衆院選で吉村知事が自民側の要請に応じて中立を保ったことがあったとされる。
 自民の内情に詳しい県内のある首長は「参院選を静観すれば、知事にも、めぼしい候補者がいない自民にもメリットがある」と解説する。
 吉村知事後援会の伊勢和正幹事長は「知事からは動くとも動かないとも聞いていない。今の状況では動けないというのが本音ではないか」と推し量る。
 山形選挙区では、ほかに幸福実現党新人の城取良太氏(39)が立候補する。

1616チバQ:2016/06/15(水) 19:28:05
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20160615_71016.html
<参院選東北>与党 影の総理の威光にすがる
10:49河北新報

<参院選東北>与党 影の総理の威光にすがる
「野党と大激戦だ」と語り、古里で結束を呼び掛ける菅氏=12日、秋田市
(河北新報)
 参院選(22日公示、7月10日投開票)を目前に控え、菅義偉官房長官(67)=秋田県湯沢市出身=が東北の与党陣営のてこ入れに動きだした。東北の各選挙区は全国的に見ても激戦模様になっている。「影の総理」の異名を持つ菅氏が利かせるにらみは「支持層固めに効果抜群」(党関係者)と受け止められ、威光にすがる陣営は多い。
 12日に秋田市入りした菅氏。首相官邸での記者会見と同じ鋭い眼光が、居並ぶ地方組織の幹部を射抜いた。
 「総理と私には逐次、党から情勢が来る。秋田は『楽ではない選挙』ではない。厳しい選挙だ」。秋田選挙区(改選数1)で再選を期す自民党現職の総決起大会で引き締めを図った。
 「私の大事な古里の1議席を守ってほしい」と菅氏が声を張り上げると、万雷の拍手が湧いた。「公示後も来る」と言い残して帰京した後ろ姿に、現職は頭を下げ続けた。
 菅氏は秋田で立志伝中の人として知られる。旧雄勝町の農家に生まれ、高校卒業後に上京。働きながら勉強して大学に入り、卒業後に国会議員秘書を務めた。
 横浜市議を経て、1996年衆院議員に当選。政府中枢を掌握する権力者に上り詰めた。「安倍1強」の立役者は、7月6日に長官在職日数が歴代1位の1289日に達する。
 「陳情に行けば必ず予算が付く。これほど頼りになる政治家はいない」。自民党ベテラン県議の一人は菅氏をたたえる。県選出国会議員も「菅氏とのパイプは地元有権者への大きなアピールポイントだ」と語る。
 菅氏は東北での独自のチャンネルも駆使する。6月上旬、日本のこころを大切にする党の宮城県代表中野正志参院議員に懇願した。「中ちゃん頼む。宮城に行くから演説会開いてくれ。自民が底力を発揮できていない」
 菅氏は、元自民党衆院議員の中野氏と初当選同期組。宮城選挙区(改選数1)の自民党現職を推薦する他党の旧知を使い、「最重点区」の支持固めを狙う。
 公示後の7月上旬、仙台市で各業界関係者らを集めた演説会の開催が決まり、菅氏が駆け付ける予定だ。中野氏は「出身地東北の情勢が気になるのだろう。協力は惜しまない」と話す。

1617チバQ:2016/06/15(水) 19:28:44
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20160615-567-OYT1T50018.html
旧みんな、散り散りの参院選…「仲間」と対戦
10:46読売新聞

旧みんな、散り散りの参院選…「仲間」と対戦
渡辺元代表 【読売新聞社】
(読売新聞)
 参院選では、旧みんなの党(2009〜14年)の出身者らが散り散りになって選挙に臨もうとしている。同党が先駆けとなった「第3極政党」ブームはすでに失速しており、いずれも生き残りに必死だ。

 6年前に比例選に立候補(後に繰り上げ当選)した真山勇一氏は今回、民進党公認で神奈川選挙区(改選定数4)に出馬する。同氏は14日、藤沢市で街頭演説し、「特定の団体、組織の支援を受けない。自分の信念に基づいて政治をやっていける」と述べ、みんなの党の売りだった「しがらみのなさ」を訴えた。

 同選挙区では、10年にみんなの党公認で当選した中西健治氏も再び出馬する。今回は自民党推薦で立候補する中西氏は11日、JR横浜駅前での演説で、「アベノミクスを逆回転させてはいけない」と声をからした。

 みんなの党出身者が与野党にわかれて戦うことについて、真山氏は「かつての仲間として残念でならない」と話す。

 このほか、新党改革から比例選に出馬予定のみんなの党出身者もいる。

 みんなの党は、最盛期には36人の所属議員を誇った。だが、代表の渡辺喜美氏と幹部らの路線対立から13年12月に分裂。その後、8億円の借金が明らかになったことを受けて渡辺氏が辞任し、14年11月に解党の憂き目にあった。解党直後の14年12月の衆院選で落選した渡辺氏はその後、みんなの党の復活を目指したが果たせず、今回は参院へのくら替えを決意。おおさか維新の会から「一兵卒」として比例選に出馬する。

1618チバQ:2016/06/15(水) 19:29:45
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1606150005.html
【関西の議論・参院選】〝美人市議の乱〟「レクサス」で沈む? 維新2人目に元政敵擁立で不協和音…自民は「裏切り者に負けられない」
10:04産経新聞

【関西の議論・参院選】〝美人市議の乱〟「レクサス」で沈む? 維新2人目に元政敵擁立で不協和音…自民は「裏切り者に負けられない」
参院選大阪選挙区で松井一郎代表(大阪府知事、左上)率いるおおさか維新の会が2人目の候補として擁立したのは、かつて自民所属で政敵だった堺市議の高木佳保里氏(左下)だった。維新内部では決定前から有力候補として浮上していた高木氏に対抗しようと、ファッションモデルの経歴がある大阪市議の伊藤良夏氏(右下)が公募に手を挙げたが…
(産経新聞)
 22日の公示を前に、各地で立候補予定者らが早くも火花を散らしている参院選(7月10日投開票)。与野党による一大決戦のウラで、大阪ではもう一つの熱い戦いが繰り広げられていた。おおさか維新の会が、大阪選挙区(改選数4)の2人目の候補者擁立に向け、5月中旬から実施した公募。松井一郎代表の面接などを経て、元堺市議の高木佳保里(かおり)氏(43)が選ばれたが、高木氏は3月まで自民党に所属し、維新の看板政策「大阪都構想」に反対してきた元政敵だった。内部では反発も根強く、たまりかねた〝美人市議〟が対抗馬に志願。一時は女同士の全面戦争の様相も呈した。「おおさか」の名前で初めて臨む国政選挙を前に本拠地で生じた不協和音。維新は一枚岩となって党勢拡大を果たせるのか。対する各党は、2人を擁立した維新の攻勢に警戒感を強めている。

維新、自民双方からの拍手

 「皆さんが命がけで戦ってこられた大阪都構想の住民投票などで対極の立場で戦ってきたが、大阪活性化のためには、やはり維新の政策しかないと気持ちが徐々に動き、決断させていただいた」

 6月7日、大阪市役所で開かれた維新大阪市議団の総会。高木氏は居並ぶ市議らに深々と頭を下げ、「大阪改革のため、どうか市議会の皆さまのお力をお貸しいただけますよう、お願い申し上げます」と訴えた。

 大きな拍手の中、総会の司会を務める伊藤良夏(よしか)市議(35)が「高木さん、ありがとうございました」と送り出した。しかし、実は伊藤氏も今回の公募に応募した9人のうちの一人だった。

 維新が、大阪府議の浅田均(ひとし)氏(65)に続く大阪選挙区の候補者公募を開始したのは5月18日。高木氏の名前は早い段階から有力候補として浮上していた。

 平成23年の堺市議選で自民から初当選し、2期目だった高木氏。昨年5月の都構想の住民投票では反対運動に加わり、同年10月の自民の府連大会では、「対立の構図を作り上げる手法を野放しにしてはいけない」などと維新政治を批判する大会宣言を堂々と読み上げ、自民議員から万雷の拍手を浴びた。

 しかし、「(自民の)政治信条と異なる部分がある」として、今年2月に自民から離党を表明。3月に離党し、無所属で活動していた。

 その高木氏を2人目の候補として推す声が維新で高まったのは、大阪市内を選挙地盤とする浅田氏との票のすみ分けが可能だという分析からだ。さらに、「美人で話し方もハキハキしている。柔らかい雰囲気もあり、有権者受けしそうだ」といった評判もある。

1619チバQ:2016/06/15(水) 19:30:08
〝橋下チルドレン〟立ち上がるも…

 ただ、看板政策に真っ向から反対していた政治姿勢は、参院選を戦う上でアキレス腱(けん)になりかねないとの懸念も党内にはあった。大阪では犬猿の仲である自民に所属していたという感情的なしこりもあり、高木氏擁立には否定的な意見も根強かった。

 関係者によると、「高木氏有力」の情報を聞いた伊藤氏は、公募の締め切り前日の5月24日に応募を決意。深夜までかかって書類をまとめ、締め切り当日に応募したという。

 「都構想の住民投票や前代表の橋下徹氏の後継を決める市長選などを全力で戦ってきた自分が、国政でも『維新スピリッツ』を体現できると思った」。伊藤氏は当時、応募動機をこう語っていた。

 ファッションモデルとして海外でも活動した異色の経歴を持つ伊藤氏。大阪市出身で22年、橋下氏に共感して市議の公募に手を上げた〝橋下チルドレン〟の1人だ。

 23年に初当選し、現在2期目で市議団総務副会長を務めている。維新の生え抜きというプライドと、自民出身者が有力視されている状況への不満がにじんでいた。

 だが、選考で伊藤氏は、高木氏らほかの応募者が面接する前日に呼び出され、「幹部から『今回は引いてくれ』といわれたようだ」(維新議員)という。

 27年には自身の政務活動費をめぐり、法的には充当が可能なリース契約と誤認したまま、高級車「レクサス」の購入費の一部を不適切に支払っていたとして、返還する騒動があった。この「レクサス問題」も執行部側が難色を示した理由という。

 伊藤氏は面接後、産経新聞の取材に対し「ノーコメント」とだけ語った。

市議団の自負と不満

 維新の参院選候補者選びをめぐっては、「改憲勢力」として自民、公明両党とともに参院の3分の2議席を占めるために、引退前の橋下氏が「大阪選挙区では3人立ててほしい」と所属議員らにハッパをかけてきた経緯がある。

 1人目は昨年12月、維新の政策の理論的主柱を担ってきた浅田氏にすんなりと決定。しかし、同じ維新公認とはいえ、党の政調会長も務める浅田氏と議席を争うことになる2人目には、なかなか手を挙げる人は現れなかった。

 松井氏も公募にあたり、「はっきり言って浅田政調会長を早期に打ち上げすぎた。後を追いかけていくのは大変苦しい戦いになる」と反省の言葉を漏らした。

 しかし、関係者によると、この間、伊藤氏を含む複数の大阪市議が水面下で出馬を模索していたという。市議の中には「都構想という主戦場で戦ってきた」との自負がある。

 それにもかかわらず、「党運営で市議団の意見があまり考慮されない。“命令に従う駒”ぐらいにしか思われていないのでは」(市議)という、党の要職を占める府議団や府議出身の国会議員らへの不信感が背景にあった。

意気込みと戸惑い

 冒頭の総会では、高木氏を拍手で送り出した市議団だが、地盤が共通する浅田氏ではなく、高木氏の選対に入ることが決まり、波紋はさらに広がっている。

 選挙態勢について、党内では当初、大阪市と堺市の境界の南北で棲み分ける案が有力視されていた。しかし、松井氏は「組織に支えられた党ではない。地域でどこからどこまでが浅田、どこまでが高木などと分けるのは無理なので切磋琢磨(せっさたくま)してもらう」として、大阪市議団を高木氏の選対に入れることを決断した。不満が渦巻く市議団に対しても「説得は特にしない。高木氏が好きや嫌いやという話ではなく、要は維新のため、日本のため、政策をやり切るために、みんなで目標に向かって進んでいこうということだ」と強調した。

 今月9日夜に初めて開催された高木氏選対の全体会議では、市議団から「誰かが切り替えないといけないなら、あえてわれわれが難しい立場になる」「大阪市議選でも複数人区では党内で争ってきた。やるしかない」と前向きな声が上がる一方、「支援者らに『地元の浅田をよろしく』と言ってきた。どう説明すればいいのか」との戸惑いも消えなかった。

 このため、浅田氏の地盤である大阪市城東区選出の市議は府議団でつくる浅田氏の選対に、また府議団のうち高木氏の地元である堺市南区選出の府議は高木氏の選対に入るなど、〝特区〟を設けざるを得なくなった。

 これまで各議員に厳しいノルマを課し、数々の選挙を制してきた維新。不満分子を抱えながら突入しかねない今回の選挙をどう乗り切るか、注目される。

1620チバQ:2016/06/15(水) 19:30:24
「候補者つぶしか」

 維新の新人候補2人が出そろったことで、主な戦いの構図が固まった大阪選挙区。これまで、維新の動きに神経をとがらせてきた他陣営も臨戦態勢に入った。

 元外務省官僚の新人、松川るい氏(45)を擁立する自民は「維新が2人出す以上は、トップ当選が絶対だ。そうでなければ負けに等しい」(陣営幹部)と息巻く。

 しかし、当初は自民も2人擁立が検討されてきただけに、1人に絞ったことで「緩みが出ている」(同)といい、引き締めに躍起になっている。「裏切り者には負けられない」(別の陣営関係者)と高木氏への対抗意識は強いが、懸念材料もあるという。

 外務省女性参画推進室の初代室長を務めた松川氏。出馬が決まった当初から、府連幹部は「美人で頭も切れる上、2児の母としての顔もある。安倍内閣の象徴的な候補だ」と期待を寄せ、維新の政策面の顔である浅田氏を倒せる候補だと自信をみせていた。

 ただ、同年代で同じ女性の高木氏が出馬したことで、「票が食われる恐れがある。〝松川つぶし〟の候補者ではないか」(同)というわけだ。

 高木氏の参戦で、いっそう混戦模様になったとの見方は他党も共通している。

 公明党は前回選でトップ当選を果たした現職の石川博崇(ひろたか)氏(42)を擁立するが、「維新は2議席取るだろう。今まで以上に支援者への働きかけは必要だ」(府本部幹部)と気を引き締める。

 1人区では候補者を一本化した民進、共産の両党も大阪では議席を争う。

 民進は現職の尾立源幸(おだち・もとゆき)氏(52)の議席死守に懸命で、共産は新人の渡部結(ゆい)氏(35)を擁立し、3年前に続く選挙区での当選を目指す。

 幸福実現党新人の数森圭吾氏(36)や諸派新人の佐野明美氏(45)も出馬を予定しており、計8人で争う激戦が予想される。

1621チバQ:2016/06/15(水) 19:31:54
http://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-CK2016061502000175.html
<参院選>「組織」か「草の根」か激戦予想 自民現職vs野党統一候補
08:10東京新聞

 組織力の与党現職か、市民らが支える野党統一候補の新人か-。二十二日公示、七月十日投開票の参院選栃木選挙区(改選数一)は、過去に例のない構図となった。再選を目指す自民現職で公明が推薦する上野通子(みちこ)氏(58)と、民進、共産、社民が推薦する無所属新人の田野辺(たのべ)隆男氏(56)の実質的な一騎打ちとなる見込みで、全国三十二の「一人区」の一つとして激戦が予想される。 

  (藤原哲也)

◆再選を目指し強い決意

 自公協力、県議会旧みんななど支援 上野通子氏

 「一億総活躍社会の実現に向けて、取り組むのはいつですか? 取り組むのは今です。だからこの選挙、負けるわけにはいきません」。今月二日、宇都宮地区後援会の総決起大会で、自民の上野氏は再選への決意を力強く語った。

 野党の新人だった六年前の二〇一〇年参院選は、民主現職(当時)と最後まで激しく競り合い、わずか四千八百九十二票差で勝利を手にした。その熱気を呼び起こすかのように、総決起大会では当時の選挙戦を振り返る映像が流された。

 与党の現職として臨む今回、上野氏は強固な組織を背に議席死守を目指す。

 自民は今年三月、公明との選挙協力を発表。県議会では、五十議席の過半数を占める自公の議員に加え、保守系の旧みんなの議員らが加わり、計三十八人が上野氏の支援に回る。福田富一知事も「安倍政権がさらに安定するよう、私も微力ながら精いっぱい取り組む」と強力に後押しする。

◆知名度向上と脱政党色

 民共社推薦に市民グループ支援 田野辺隆男氏

 文部科学政務官の実績とともに、教育や経済再生、子育て環境の充実を掲げる上野氏に対し、無所属で挑む新人の田野辺氏は「立憲主義、民主主義を守る。これが立候補した思い。戦後七十年守ってきた憲法が危うくなっている」と、安全保障関連法の廃止や憲法改正の阻止を強調。防衛費を削って子育て世帯や労働者に回すべきだと訴える。

 芳賀町出身の田野辺氏は、NHKディレクターとして経済番組などの制作に携わってきた。昨年末に宇都宮放送局長を退職し、参院選への出馬を決断した。共産が今年三月、栃木選挙区への候補者の擁立を取り下げ、田野辺氏の野党統一候補が実現した。

 新人の田野辺氏にとって課題は知名度向上。県内四党の民進、共産、社民、新社会と、市民団体「戦争法の廃止と立憲主義の回復を求める県民ネットワーク」が支援の軸となり、県内の若者らのグループ「D3(ディースリー)」や九条の会とも連携。特定の政党色を薄めて、草の根レベルで幅広く支持を呼び掛ける。

 陣営関係者は「支持団体が分散し、さまざまなところから応援されていることを強みにする」と話す。

 政権選択の衆院選に比べ、参院選はさまざまな「風」に左右されやすい面もある。直近の三年前に行われた参院選と構図が変わった今回、県内では旧みんなの支持層がどう動くのかも注目される。

 県内でもう一人の参院議員、自民の高橋克法(かつのり)氏が初当選した三年前の参院選で、みんなの新人(当時)は落選したものの、高橋氏に次ぐ二十万票余りを獲得した。解党で宙に浮いたこの票の行方が、一つの鍵を握るとの見方もある。

 栃木選挙区にはこのほか、諸派新人で幸福実現党の三觜(みつはし)明美氏(54)も立候補を予定している。

1622チバQ:2016/06/15(水) 19:34:40
http://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-CK2016061502000096.html
攻める新人 締める現職  
05:00中日新聞プラス

攻める新人 締める現職  
「友人」と書かれたたすきを身に着け、柴田未来氏に代わって街頭に立つ支援者=14日、金沢市武蔵町で
(中日新聞プラス)
 二十二日公示、七月十日投開票の参院選で、石川選挙区の主な立候補予定者二人が対照的な前哨戦を繰り広げている。野党統一候補となる無所属新人の柴田未来(みき)氏(45)の陣営は市民や野党各党が多彩な話題づくりで攻勢をかける一方、財務副大臣で自民現職の岡田直樹氏(54)の陣営は支援組織を回る堅実な活動で支持固めを図る。(参院選取材班)
野党トップ級 続々
 十四日朝、柴田氏が金沢市神谷内町で街頭演説に立った同じ時間、五キロ離れた金沢港前で柴田氏の姿をまねた女性が車に手を振っていた。明るいピンクのシャツに真っ白のズボン。たすきには「友人」の文字。候補予定者本人に代わって支援者が有権者にアピールする「なりきり作戦」だ。
 市民の発案で九日から始まり、石川県内各地に広まりつつある。狙いは「参院選や柴田さんに興味を持ってもらうこと」。現職に対する「圧倒的な知名度不足」を補う試みの一つだ。
 野党各党は大物議員が続々来県し、てこ入れを急ぐ。五月下旬には共産党の志位和夫委員長と生活の党の小沢一郎共同代表が合同街宣。民進党は石川を「重要な選挙区」と位置付け、岡田克也代表ら幹部が相次ぎ訪れた。社民党も吉田忠智党首らが集会を開いた。
 陣営幹部は「競い合うように活動し、支持の輪が広がっている」と手応えを語る。応援に来た民進党の枝野幸男幹事長は「地道に一本一本電話をかけることが本質的には大きい」と述べつつも、今後の幹部派遣に前向きな姿勢を示す。
 岡田氏は、一日の国会閉会後は支持者回りや会合への出席を連日展開する。これまでに県内四百以上の団体や企業などから推薦を受け、事務所のガラス張りの壁一面は推薦状でびっしり埋め尽くされている。目立つ街宣より地道な活動を繰り広げる。
自民 伝統の組織戦
 自民党は情勢調査で接戦が予想される選挙区に知名度のある党幹部を応援に投入しているが、石川は現時点で党幹部の来県予定はない。四日に金沢市内で開かれた党県連地域支部の選対関係者を集めた会議で、藤井義弘幹事長は「選挙に奇策はない」と強調。馳浩文部科学相ら地元国会議員を中心に、組織をフル回転させた「自民伝統の戦い」に徹するよう呼び掛けた。
 野党の党首級の相次ぐ来県にも、自民内では「必然的に相手がメディアで取り上げられる機会が増える」と警戒感を示すことで、危機感を逆手にとった引き締めを図っている。
 公明党も十四日に来県した漆原良夫党中央幹事会長以外に「大物投入」の予定はなく、合同の街頭演説や若者向けのイベントで自民と連携を深めている。

1623名無しさん:2016/06/15(水) 19:36:11
5160 :チバQ :2016/06/15(水) 19:35:50
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20160615k0000m010111000c.html
<舛添氏問題>民進、知事選の動向注視 蓮舫氏推す声も
06月14日 22:16毎日新聞

<舛添氏問題>民進、知事選の動向注視 蓮舫氏推す声も
民進党の蓮舫代表代行=藤井太郎撮影
(毎日新聞)
 東京都の舛添要一知事の政治資金支出などを巡る公私混同問題で、民進党は舛添氏や都議会の動向を見極めている。舛添氏を知事選で支援した自民、公明両党への批判を強める一方で、舛添氏が辞職して知事選になった場合の対応が定まらないためだ。東京都選出の蓮舫代表代行の立候補を期待する声もあるが、7月の参院選で改選を迎えるため、難しい判断を迫られそうだ。【野口武則】

 岡田克也代表は14日、都議会の全会派が舛添氏の不信任決議案に賛成する方向になったことを受け、「各党そろって不信任案が通れば(都議会を)解散はできない。従って知事選だ」と述べた。ただ、具体的な対応については「いろいろなことがまだ起こりうる」と情勢を見極める姿勢を示した。

 7月の参院選が近づいても安倍内閣の支持率が堅調な中、舛添氏問題は野党が与党を追及できる格好の材料だ。民進のある参院議員は「安全保障関連法の廃止よりも、舛添問題の方が聴衆が足を止める」と語り、追及を強める考えを示す。

 こうした中で知事候補として取りざたされるのが蓮舫氏だ。キャスター出身で知名度が高く、2010年参院選の東京選挙区(改選数5)では171万票と2位にダブルスコア以上の大差を付け、民主党(当時)の2議席獲得の原動力となった。

 ただ、今回の参院選(改選数6)で民進が2議席を維持するには「蓮舫氏抜きでは難しい」(幹部)のが実情だ。「改憲勢力3分の2阻止」を掲げる民進は、参院で1議席でも上積みする必要があり、「蓮舫氏が都知事選出馬のため参院選から降りる選択はあり得ない」(民進関係者)との見方が強い。

 舛添氏が辞職すれば、都知事選の告示は7月中旬以降で、参院選の投開票日(7月10日)の後になる見通しだ。蓮舫氏が参院選東京選挙区で当選後に都知事選に転じれば、議員辞職で欠員は1となる。一方、比例代表に回れば次点の民進候補が繰り上げ当選する可能性が残る。民進都連幹部は「都知事選はギリギリまで候補者が出そろうのを見極める必要がある」と語る。

 蓮舫氏は12日のフジテレビ番組で自身の都知事選出馬について、「私はまず参院選がある。いろんな選択肢も含めて考える」と明言を避けた。

1624沖縄無党派:2016/06/15(水) 19:36:11
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061500689&g=pol
参院大阪、兵庫に新人=こころ【16参院選】

 日本のこころを大切にする党は15日、7月の参院選大阪選挙区に参院議員秘書の古川秀雄氏(38)を、兵庫選挙区に会社役員の下家淳の介氏(44)をそれぞれ擁立すると発表した。ともに新人。(2016/06/15-17:45)

1625名無しさん:2016/06/15(水) 19:36:26
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20160615k0000m010110000c.html
<参院選>生活の小沢氏、崖っ縁の戦い
06月14日 22:13毎日新聞

<参院選>生活の小沢氏、崖っ縁の戦い
記者会見を終え、会場を後にする小沢一郎生活の党と山本太郎となかまたち共同代表=東京都千代田区の参院議員会館で2016年6月14日午後4時11分、藤井太郎撮影
(毎日新聞)
 生活の党の小沢一郎共同代表が、参院選で正念場を迎えている。所属の国会議員は政党要件ぎりぎりの5人だが、改選の2人の引退や出馬見送りで、結果次第で政党要件を失うためだ。小沢氏にとって、復権の足場を維持できるか問われる戦いとなりそうだ。

 小沢氏は14日の記者会見で比例代表で5人の擁立を発表した。参院選の公認は初めて。民進、社民両党との野党統一名簿構想が頓挫し、単独の戦いを余儀なくされた。

 生活は野党が候補を一本化した岩手、新潟両選挙区で、小沢氏に近い候補を無所属で擁立する。政党要件の維持には2人以上の当選か得票率2%以上の確保が必要となる。

 しかし状況は厳しい。統一名簿断念を受け、谷亮子氏(比例代表)が生活からの出馬を見送った。2010年参院選で35万票を獲得した谷氏の不出馬は大きな痛手だ。生活は13年参院選比例は94万票で議席ゼロだった。

 小沢氏はそれでも連日、遊説や団体回りに各地を奔走。「単独でやることに何の不安もない。十分戦える」と強気を示している。【朝日弘行】

1626名無しさん:2016/06/15(水) 20:12:48
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/6253
谷亮子、自民党から参院選に出馬へ
2016.06.15 16:00

オリンピックで金メダル2個を獲得
 先日、生活の党と山本太郎となかまたち(以下、生活の党)からは7月の参院選に出馬しない意向を表明した谷亮子参院議員(40)が、自民党の比例区から出馬することが週刊文春の取材でわかった。

「現役時代から谷氏を支える後援会長が自民とパイプを持っており、そのルートを通じた打診に応じたようです。近日中に発表する見通しです」(自民党関係者)

 谷氏は週刊文春の取材に以下のように回答した。


Photo:Kyodo
「生活の党からは出馬しないと会見した直後に、複数の党から参院選出馬の打診をいただきました。どこから出馬ということを含め、後援会の方々と相談している段階ですが、6年前の出馬には反対だった夫も今回は応援してくれています」

 谷氏は6年前の参院選で民主党から立候補し約35万票を得て初当選した。民主でも議員、自民でも議員となるか。

1627名無しさん:2016/06/15(水) 21:11:34
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160613/k10010554201000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_059
参院選 1人区中心に与野党幹部が訴え 論戦活発に
6月13日 5時07分
今月22日に公示される参議院選挙に向けて、与野党各党は、選挙戦全体の勝敗のカギを握るとされる、定員が1人の「1人区」を中心に幹部が訪れて支持を訴えるなど、論戦は活発になっていて、今後、さらに激しくなる見通しです。
今月22日公示、来月10日投票の日程で行われる参議院選挙は、選挙権年齢の18歳への引き下げや、隣接する2つの県を1つの選挙区にする、いわゆる「合区」が初めて導入され、与野党各党は、すでに事実上の選挙戦に入っています。
とりわけ、選挙戦全体の勝敗のカギを握るとされる、全国に32ある定員が1人の「1人区」は、民進党や共産党など野党4党が、候補者を一本化したこともあり、与野党とも「1人区」を中心に幹部が訪れて支持を訴えています。
このうち自民党は、安倍総理大臣が今月上旬から、山梨や民進党の岡田代表の地元三重など「1人区」に絞って、地方遊説を本格化させていて、13日も「1人区」の大分に入る予定です。
そして、野党候補の一本化を「政策の違いを横に置いた野合だ」と強くけん制し、消費税率引き上げを2年半再延期することに理解を求めるとともに、アベノミクスをさらに進めていく考えを強調しています。
一方、民進党は、岡田代表が先の国会開会中から、「1人区」を中心に街頭演説を重ねているほか、今月は、愛知や北海道など、党の公認候補を2人擁立した選挙区も訪れていて、13日は「1人区」の岡山に入ることにしています。
そして、消費税率引き上げの再延期は、アベノミクスが失敗した表れだなどと批判したり、安倍政権のもとでの憲法改正阻止や、安全保障関連法の廃止などを訴えたりしていて、与野党各党の論戦は、今後さらに激しくなる見通しです。

1628名無しさん:2016/06/15(水) 21:11:44
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160612/k10010553901000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_061
参院選に向け 経済政策など論戦活発化
6月12日 19時11分
参議院選挙の公示を来週22日に控え、各党の論戦が活発化しています。日曜日のきょう、党首らは、全国各地で経済政策や憲法改正などを巡りそれぞれの主張を訴えました。
安倍総理大臣は、長野県飯田市で街頭演説し、消費税率の引き上げ再延期は、デフレからの脱却を確実にするためだとしたうえで、安倍内閣の経済政策・アベノミクスをさらに進め、力強い経済を実現する考えを示しました。
この中で、安倍総理大臣は「参議院選挙の最大の争点は経済政策だ。決してアベノミクスは失敗していない。しかし、まだ道半ばだ。やるべき道はもっと強く前に進んでいくことだ」と述べました。そのうえで安倍総理大臣は「アベノミクスのギヤを1段も2段も上げ、エンジンをフル回転していく必要がある。そのために消費税の引き上げを2年半延期した。20年も続いたデフレから脱却していくために必要だ」と述べました。そして、安倍総理大臣は「4年前の若い人がなかなか就職できない、会社が潰れていた、停滞していた時代に逆戻りさせてはならない。経済政策をさらに強力に前に進めて、日本を成長させてさらに国民を豊かにしていく」と述べました。
公明党の山口代表は広島県福山市で街頭演説し、消費税率の引き上げ再延期に理解を求めた上で、景気の回復を地方や中小企業なども実感できるよう、引き続き、アベノミクスを推進していく必要があるという考えを示しました。
この中で、山口代表は、消費税率の引き上げ再延期について「経済の勢いがせっかく出てきたのに、消費税率を間違ったタイミングで引き上げると経済の勢いをそいでしまうこともありえる。引き上げを2年半延期して環境を整え、将来の社会保障や財政再建、それにデフレからの脱却を成功させようというのが与党の取り組みだ」と述べました。そのうえで、山口氏は「国の税収が3年余り前と比べると21兆円増えるなど、アベノミクスは結果を出してきたが、まだ、その実感が自分のところに来ていないという人も大勢いる。この実感を、地方や中小・小規模企業、家計や個人に広げることがこれからの目標だ」と述べました。
民進党の枝野幹事長は、さいたま市で講演し、参議院選挙で、自民・公明両党などが、非改選も含めて3分の2以上の議席を確保すれば、「憲法改正の発議を必ずする」と指摘し、安倍政権の下の憲法改正阻止を主要な争点に据えていく考えを示しました。
この中で、枝野幹事長は「安倍総理大臣は前回の参議院選挙で『経済だけが争点だ』と言っていたが、選挙のあとに特定秘密保護法を数の力で押し切った。おととしの衆議院選挙では、『アベノミクスを国民に問う』と言って、その後安全保障関連法も数の力で押し切った」と述べました。そのうえで枝野氏は「安倍総理大臣は、選挙が近づいて憲法改正を触れなくなったが、与党などで3分の2以上の議席を取ったら憲法改正の発議を必ずすると思う。『憲法を変えたいので、自民党を勝たせてください』と堂々と言うべきで、逃げ隠れするべきでない」と述べました。
共産党の志位委員長は、神戸市で街頭演説し、消費税率の引き上げ再延期はアベノミクスの失敗を示すものだとしたうえで、参議院選挙では、全国で32ある「1人区」のすべてで、野党4党の統一候補が勝利することを目指す考えを示しました。
この中で、志位委員長は消費税率の引き上げ再延期に関連して、「アベノミクスの失敗を示すものだ。安倍総理大臣は、『アベノミクスのエンジンをもっと吹かす』と言っているが欠陥車のエンジンを吹かせば日本経済は文字どおり、火の車になってしまう。アベノミクスという欠陥車をリコールすべきだ」と述べました。その上で、志位氏は、参議院選挙について、「野党4党の統一候補が実現した全国32の『1人区』のすべてで、勝利を勝ち取るとともに、比例代表などでは野党は競い合いながら、自民・公明両党とその補完勢力を少数に追い込む」と述べました。

1629名無しさん:2016/06/15(水) 21:28:38
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061500722&g=pol
安倍首相と菅長官が同時不在=野党は批判

 安倍晋三首相と菅義偉官房長官が15日、参院選の地方遊説や視察のためそれぞれ東京を離れ、首相官邸を同時に空けた。萩生田光一官房副長官は記者会見で「政府全体の危機管理体制は何ら問題ない」と主張したが、中国軍艦の領海侵入などが発生する中、野党側は批判を強めている。
 首相は15日、青森、秋田両県を遊説し、菅氏はふるさと納税に関する視察で宮崎県を訪問。これに先立ち4日と12日にも、両者がそれぞれ地方を訪れた。歴代政権では首相か官房長官のどちらかが東京に残るという慣例があったが、安倍政権では2014年衆院選の際にも両者が東京を離れたケースがある。 
 萩生田氏は「政務の官房副長官が対応できるようにしている。首相や官房長官への緊急時の連絡手段も万全を期している」と説明。一方、野党からは、「トップ2がいない状況で、(テロ対応などを)電話で決めるのでは判断を間違う可能性がある。警鐘を鳴らしたい」(岡田克也民進党代表)といった批判が出ている。(2016/06/15-18:43)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061500719&g=pol
舌戦・参院選(15日)【16参院選】

◇できない約束はしない
 安倍晋三首相(秋田県横手市で街頭演説) 今年を東北観光復興元年と位置付け、2020年までに東北への海外からの観光客を3倍に増やしていく。私たちはどこかの政党と違って、できない約束はしない。約束したことを必ず実行していく。
◇自民改憲案、選挙時だけ倉庫に
 民進党・山尾志桜里政調会長(東京都内で街頭演説) 安倍晋三首相は憲法を知らないし、知る気もない。大好きな自民党の憲法(改正草案)しかない。でも、選挙になると自民党の草案は風呂敷に包まれて倉庫に隠される。この夏は(争点として)しっかり表に引きずり出す。あの自民党の醜い憲法(草案)を読めば、日本国憲法の美しさが分かる。
◇3本の矢より3本柱
 民進党・蓮舫参院議員(高知市で街頭演説) 飛んでいったか分からない3本の矢ではない。今の日本に欲しいのは、確かな3本の柱ではないか。土台を作ろう。子育てを支えようではないか、介護を支えようではないか、医療を守ろうではないか。
◇ブレーキ役で終わらぬ
 民進党・細野豪志元環境相(甲府市で街頭演説) なぜ民進党をつくらなければならなかったのか。安倍政権にブレーキをかけるために一つの政党になった。しかし、このままブレーキ役だけで終わるつもりはない。もう1度、政権にたどり着いて社会をつくり直したい。(2016/06/15-18:58)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160615/k10010557441000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_005
参院選公示まで1週間 365人が立候補予定
6月15日 18時53分
参議院選挙は今月22日の公示まで1週間となりました。今回の選挙に立候補を予定しているのは、選挙区と比例代表、合わせて121の改選議席に対し、これまでのところ365人で、前回3年前を大きく下回っています。
NHKのまとめによりますと、15日現在で立候補を予定しているのは、全国45の選挙区の合わせて73人の定員に対し、自民党が48人、民進党が33人、公明党が7人、共産党が14人、おおさか維新の会が10人、社民党が4人、日本のこころを大切にする党が10人、日本を元気にする会が1人、新党改革が1人です。また、減税日本が1人で、おおさか維新の会も公認しています。そして、幸福実現党が45人、国民怒りの声が1人、政治団体の「支持政党なし」が8人、諸派が4人、無所属が29人で、選挙区では合わせて216人となっています。
また、比例代表では48人の定員に対し、自民党が24人、民進党が22人、公明党が6人、共産党が42人、おおさか維新の会が18人、社民党が7人、生活の党が5人、日本のこころを大切にする党が5人、新党改革が9人、幸福実現党が1人、国民怒りの声が8人、政治団体の「支持政党なし」が2人で、合わせて149人が立候補を予定しています。
この結果、選挙区と比例代表を合わせた立候補予定者の数は、これまでのところ365人で、前回3年前の参議院選挙に立候補した433人を大きく下回っています。
このほかにも立候補を模索する動きもあり、各党は、1週間後に迫った公示日に向けて候補者調整など詰めの作業を急いでいます。

1630とはずがたり:2016/06/16(木) 08:33:58
>>1626
まじか〜!

1631名無しさん:2016/06/16(木) 18:42:00
松田公太不出馬表明

1632チバQ:2016/06/16(木) 20:36:40
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2016/news1/20160616-OYT1T50113.html
元気・松田公太氏、参院選に出馬せず引退へ
2016年06月16日 19時24分
 日本を元気にする会の松田公太参院議員は16日、国会内で記者会見を開き、参院選に出馬せず、政界を引退する意向を表明した。


 松田氏は「『是々非々』の政党を作りたいと努力したが、難しかった」と述べた。松田氏はタリーズコーヒージャパン社長などを経て、2010年参院選東京選挙区にみんなの党から出馬して初当選。15年1月に日本を元気にする会を設立した。

1633チバQ:2016/06/16(木) 20:39:57
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160616/plt1606161550004-n1.htm
【壮絶選挙区に迫る】公明、民進、共産によるガチンコの「残り1議席」争い 兵庫選挙区
2016.06.16

 今回の参院選で、与党は自民党と公明党が選挙協力し、野党は共産党も含めたオール野党候補を擁立する選挙区もある。だが、この兵庫選挙区は改選数が1増えて3となり、主要政党すべてが候補者を擁立し、ガチンコ戦の様相となっている。

 公明党は同選挙区で、24年ぶりに女性弁護士の伊藤孝江氏を擁立し、議席回復を目指す。衆院兵庫2区と同8区は「指定席」といわれるほど、公明党は同県で強い。なぜ、長期間擁立してこなかったか。

 兵庫県議は「同党の片上公人参院議員が1995年、女性秘書にセクハラ疑惑で提訴され、97年に最高裁判所で敗訴が確定した。この事件が尾を引いていた。片上氏は離党し、2010年に死去した。今回、清廉な女性候補を立てて、聖地奪還に動き出した」という。

 自民党の末松信介元財務政務官は、自民党支持層と無党派を手堅くまとめつつあり、議席死守の可能性が高い。

 橋下徹前大阪市長は党の表舞台から去ったが、おおさか維新の会はまだまだ、兵庫県では強い。今回、同党の片山虎之助共同代表の次男で、元NHK記者の片山大介氏を擁立する予定だ。

 「虎之助氏と2人で街頭に立っている。人気も知名度もあがっていて議席獲得は濃厚です」(全国紙記者)

 つまり、自民党とおおさか維新の候補が少し抜け出ていて、残り1議席を、公明党の伊藤氏と、3期目を目指す民進党の水岡俊一元首相補佐官、共産党の金田峰生氏が三つどもえの戦いの様相だ。

 民進党は13年の参院選で、前身の民主党現職が落選している。衆院兵庫の小選挙区12のうち、民進党は1人だけと、お寒い選挙区事情を抱えている。そのため、枝野幸男幹事長が早々と選挙区に入って支援を呼びかけるなど、背水の陣だ。 (ジャーナリスト・田村建雄)


関連ニュース

1634チバQ:2016/06/16(木) 20:41:38
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201606/CK2016061602000184.html
<参院選>4議席めぐり混戦模様 22日公示へ熱高まる

2016年6月16日


 参院選(22日公示)まで1週間を切った。神奈川選挙区(改選数4)は15日時点で与野党12人が立候補を予定する混戦模様だ。事実上の選挙戦は日々、熱が高まっている。 (参院選取材班)
■与党
 自民、公明は推薦を含めて三人が立つ。政権支持率の安定で、自民側から「与党三議席確保も」との声が出るが、三者はライバル関係でもあり、支持層の綱引きは激しくなっている。
 自民党公認の現職三原じゅん子氏は党県連が組織を挙げて支援。「優位」との見方を戒めて、業界団体回りなどの地上戦で地固めを進め、元女優の知名度を生かした街頭活動で党支持層以外への浸透を図る。
 党推薦の無所属現職中西健治氏は、二〇〇九年の横浜市長選で落選後に旧みんなの党へ入ったしこりがあり、党県連や市連の抵抗感は根強い。組織戦は難があるが、麻生太郎副総理の麻生派が後押しし各種団体に食い込みも。選対本部長の浅尾慶一郎衆院議員(旧みんなの党代表)の人脈も駆使して広がりを目指す。
 公明党公認の新人の三浦信祐氏は、今回改選組では党として初の議席獲得に全力を尽くす。党支持母体の創価学会をはじめ動きは活発。連立与党の自民の推薦を得ており、同党支持層からの得票も狙う。
■野党
 一方、野党側もそれぞれの旗を掲げて戦う。票の分散への懸念は強く、政権批判票をどこまで底上げできるかがカギとなりそうだ。
 民進党公認の現職金子洋一氏は旧民主党の地方組織を中心に、連合神奈川も支援。ただ「現職二期でも一般の知名度はいまひとつ」(党関係者)とみて、組織固めのほか、党幹部クラスと積極的な街頭活動を展開する。
 同じく民進公認の現職真山勇一氏は、旧維新の党出身。複数擁立への慎重論を押し切る形で四月下旬に公認が決定したが、出遅れは否めない。元キャスターの知名度を武器に、街頭で原発再稼働反対など「しがらみのない政治」を訴え金子氏と差別化を図っている。
 共産党公認の新人浅賀由香氏は、「お堅い党イメージ」(本人)の転換をアピール。党支持層に加え、安保法制廃止を訴える市民団体の有志が応援するなど、これまでの党候補とは異色の態勢を整えている。
 おおさか維新公認の新人丹羽大氏、社民党公認の新人森英夫氏も街頭などで支持集めに努める。このほか日本のこころ公認の新人清水太一氏、幸福実現党公認の新人壱岐愛子氏らも公示に向けて活動している。
◆出馬表明済みの立候補予定者(改選数4)
三原じゅん子 51 自現<1> 元女優
金子洋一 53 民現<2> 旧民主党県連代表
真山勇一 72 民現<1> 元日本テレビキャスター
三浦信祐 41 公新  元防衛大准教授 =自
浅賀由香 36 共新  党県常任委員
丹羽大 39 お新  元広告代理店社員
森英夫 44 社新  看護師
清水太一 34 日新  元会社員
壱岐愛子 30 諸新  幸福実現党県役員
片野英司 45 諸新  政治団体役員
中西健治 52 無現<1> 元外資系証券会社役員 =自
佐藤政則 48 無新  元介護施設職員
 ※自=自民、民=民進、公=公明、共=共産、お=おおさか維新、社=社民、日=日本のこころ、諸=諸派、無=無所属

1635チバQ:2016/06/16(木) 20:43:31
http://www.sankei.com/politics/news/160615/plt1606150049-n1.html
2016.6.15 17:02
【舛添知事辞職へ】
「出馬を前向きに検討」都知事選、前回次点の宇都宮弁護士
 2014年の東京都知事選に出馬し落選した、元日弁連会長の弁護士宇都宮健児氏(69)は15日、舛添要一知事の辞任に伴う知事選への出馬について「結論は出していないが、前向きに検討している」と取材に対して明らかにした。支援者から要請を受けているという。

 14年の選挙で宇都宮氏は「脱原発」を掲げて出馬し、次点の約98万票を獲得した。元首相の細川護煕氏(78)と主張が重なって票を分け合う結果となり、舛添氏の約211万票に及ばなかった。

1636沖縄無党派:2016/06/16(木) 20:43:49
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061600692&g=pol
参院比例に11新人=公明【16参院選】

 公明党は16日の中央幹事会で、7月の参院選比例代表に新人候補11人を新たに擁立することを決めた。これにより、同党の比例候補は計17人となった。
 候補者は次の通り。(敬称略)
 飯塚栄治▽栗岡哲平▽坂本道応▽佐藤史成▽高田清久▽高橋秀明▽竹内真二▽竹内秀伸▽千葉宣男▽星英一郎▽宮崎勝(2016/06/16-16:59)

1637チバQ:2016/06/16(木) 20:49:46
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20160615ddlk05010050000c.html
<2016参院選>選挙戦の構図/上 野党共闘の成否 勝利見通せぬ「足し算」 /秋田
06月15日 11:16毎日新聞

 丁々発止の“顔合わせ”だった。5月中旬、秋田市であった市民団体の集会。民進党元職の松浦大悟氏(46)は、協力を取り付けた「安保法制廃止、立憲主義の回復を求める秋田ネット」(あきた立憲ネット)の関係者と激論を交わした。

 「もっと憲法の問題を取り上げてほしい」「どうすれば自民党候補に勝てるか」。強い調子で続く質問や要望に、松浦氏が声を上げた。「今回は私1人じゃなく、市民の皆さんで作る選挙だ」

 松浦氏は民進党県連の代表。民放アナウンサーを経て2007年に初当選したが、改選期の13年に落選し、浪人生活が続く。「政治生命を懸けて戦う」と不退転の覚悟で臨む。

 党の県内基盤は決して強くない。それでもこの3年で各地を回り、計4000回のつじ立ちをこなした。民進党の発足により、衆院秋田3区を地盤とし、旧維新の党などを渡り歩いた村岡敏英衆院議員(比例東北)が加わったことも好材料だ。

 選挙戦を大きく左右しそうなのは、野党共闘の成否だ。国政野党の民主(当時)、共産、社民の3党が昨年12月に協議を始め、途中で加わったあきた立憲ネットとともに候補者を一本化した。

 共産党は昨年9月に立候補を表明した藤本友里氏(37)が比例代表に回った。党県委員会の米田吉正委員長は松浦氏について「やれることは何でもやる」と、全力でバックアップする構えだ。

 3党の融和に心を砕いてきた社民党県連の石田寛代表は「政策や理念の違う政党が総掛かりで戦わなければ、暮らしは良くならない」と、野党共闘のメリットを強調する。

 あきた立憲ネットは市民団体の緩やかな集合体だ。松浦氏にどこまで追い風をもたらすかは現時点で見通せない。だが、関係者は「これまで投票に行かなかった層の『1票』をより多く掘り起こしたい」と力を込める。

 4者の政策協定には、安全保障関連法の廃止や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の国会批准への反対といった文言が並ぶ。松浦氏は野党統一候補として、これらの政策を訴えて“アンチ安倍政権”を打ち出す。

 秋田選挙区は10、13年の過去2回、いずれも自民党候補の得票率が5割を超え、複数人が出馬した野党候補に大差を付けた。野党候補票の単純な足し算では、勝利はおぼつかない。

 松浦氏を支える沼谷純・選対本部長(県議)は「力の差をどうカバーするか、有権者にどうアプローチするかが大事」と話し、「足し算」にとどまらない支持拡大を図る考えだ。

 一方、幸福実現党新人の西野晃氏(39)は、13年に続く2回目の参院選となる。「まだまだ秋田はおがっていく(成長していく)と訴えて支持を広げたい」といい、6700票余りだった得票の上積みを目指す。【松本紫帆、池田一生】

    ◇

 参院選は1週間後の22日に公示される。改選数1の秋田選挙区には、松浦、西野両氏のほか、自民党現職の石井浩郎氏(51)が立候補を予定している。それぞれの陣営や各政党の動きを追いかけた。

1638チバQ:2016/06/16(木) 20:50:04
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20160616ddlk05010072000c.html
<2016参院選>選挙戦の構図/下 政権与党の不安材料 気をもむ「アリの一穴」 /秋田
10:39毎日新聞

 どれほどの危機感が、陣営を覆っているのか。12日に自民党県連が開いた同党現職、石井浩郎氏(51)の総決起大会。菅義偉官房長官は切り出した。「秋田は『楽ではない選挙』ではなく、『厳しい選挙』と言うことをご認識いただきたい」

 組織の引き締めを図るのは選挙戦の常とう手段だ。大物政治家の発言とはいえ、額面通りには受け取りづらい。それでも、陣営関係者がつぶやく。「菅先生の話したことに尽きると思う」

 石井氏は八郎潟町出身の元プロ野球選手。2010年に当時野党の自民党から初当選し、今年1月から文教科学委員長を務める。

 再選を目指す選挙は、県内の衆参全選挙区に擁する党国会議員、そして県議会全選挙区にいる27人の党県議が奔走する。県医師連盟などおよそ380の団体や企業の推薦を受ける。佐竹敬久知事と穂積志・秋田市長も集会であいさつに立った。石井氏は「責任感のない野党に議席は渡さない」とアピールする。

 政権与党の現職議員として展開する盤石の組織選挙。だが石井氏の陣営は、ちらほらと見え隠れする不安材料が「アリの一穴」にならないか、気をもむ。

 最大の脅威と捉えているのは、野党共闘だ。民進党元職の松浦大悟氏(46)を、共産、社民の両党と市民団体が後押しする。これまでの参院選で分散していた野党票が束になる様相だ。「中でも共産党の組織力はあなどれない。(松浦氏の)票はどこまで上積みされるのか」(陣営関係者)

 さらに県農協政治連盟(県農政連)が、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を巡る与党の方針に反発し、自主投票を決めた。13年の参院選は自民党候補を推薦している。コメどころ・秋田の農政連が自民党から距離を置く影響がどれほどかはまだ見通せない。

 野党共闘との戦いやTPPを巡る反発は、安倍政権下で選挙戦に臨む与党候補に共通する事情だ。ただ、石井氏自身への不満も、水面下ではくすぶる。主には「石井氏の取り組みや実績が見えない」「もっと地元の声を聞いてほしい」といった意見だ。

 石井氏に推薦を出した公明党の関係者は「石井氏への評価は人それぞれ。前回のように全体で足並みがそろうかは分からない」と声を潜める。

 こうした事情を知ってか知らでか、菅官房長官に岸田文雄外相、そして安倍晋三首相も秋田入りした。陣営幹部は言う。「高い知名度や期待感を背に臨んだ前回選とは全く状況が違う。今回はひたすら追われる立場だ」【川村咲平】

1639チバQ:2016/06/16(木) 20:50:35
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20160615ddlk20010040000c.html
<2016参院選>「1議席の行方」信州から問う/上 自民揺れる「指定席」 公明と連携強化に期待 /長野
06月15日 12:46毎日新聞

 ◇党幹部投入、業界団体には「踏み絵」

 22日公示の参院選は7月10日の投開票まで1カ月を切った。定数削減で今回から1人区となった長野選挙区は、野党共闘候補が自民党現職に挑む事実上の一騎打ちとなる見通し。「1議席」を懸けた与野党の攻防を追った。【参院選取材班】

 「両方にいい顔をしたいという気持ちはわかるが、今回は1人しか当選できない。1人に絞り、徹底的にやっていただきたい」。6日、長野市で開かれた再選を目指す自民現職、若林健太氏(52)の県連選挙対策会議。長野選挙区を任された下村博文・同党選対副委員長は、各業界団体担当者らを前に「意識変革」を求め、くぎを刺した。

 「安倍一強」の中で迎える参院選。だが、陣営は楽勝ムードとはほど遠い。同区は1998年以来、改選数2を自民と旧民主党が分け合ってきたが、今回から改選数1に減った。しかも野党共闘が初めて実現し、民進党新人で元TBSキャスター、杉尾秀哉氏(58)が統一候補に決まった。陣営は「相手の背中を追う選挙」と発破をかけるが、「『指定席』の甘い選挙戦しか経験がなく、簡単に引き締めできるものではない」との声も内部から漏れる。

 連立政権を担う公明党は合同の決起大会を初めて開くなど連携を強化する中、自民本部は同区を「最重点区」に位置づけた。12日には安倍晋三首相が県内5カ所で街頭演説に立つ「異例のてこ入れ」(県連幹部)に乗り出し、今後も党幹部を投入する方針だ。

    ◇

 昨年12月の選対発足後から、陣営は地盤固めに腐心してきた。中でも、これまでの参院選で自、民両方を推薦してきたことが多かった業界団体に対し、自民のみに絞る「踏み絵」を迫った。県経営者協会など県内の主要経済4団体のほか、県医師会の政治団体・県医師連盟などは今回、支援先を一本化した。

 一方、不安材料もある。JA長野グループ幹部らの政治団体・県農政同友会は自・民双方を前回の「推薦」より一段低い「支持」とした。背景には、安倍内閣が進める環太平洋パートナーシップ協定(TPP)や農協改革を巡る亀裂がある。グループ幹部は「若林氏は地元農業に詳しいが、今の農政では組織として自民を推せない」と説明。自民県連幹部は「安倍首相は説明も不十分なままTPPなどを強引に進めた。経済成果を連呼しても、理解されるのか」と反発を懸念する。

   ◇

 陣営が目標とする得票は50万票だ。衆参のねじれが解消した前回2013年参院選では、自民候補が約36万票を得て圧勝。ただ、野党との一騎打ちを制するには14万票の上乗せが必要になる。

 安倍首相は12日の街頭演説で「野党統一候補という甘い言葉にだまされてはならない。共産・民進候補に力を与えることになる」と批判。隣に立つ若林氏も「批判ばかりで代案のない野党連合。選挙のためだけに共産と一緒になっただけだ」と語気を強めた。

 狙うのは、民進支持の保守層らの切り崩しだ。陣営関係者は言う。「知名度の高い野党候補が相手では無党派への浸透は難しい。共産との共闘を嫌う『共産アレルギー』票をいかに取り込めるかだ」

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 ◆長野選挙区・予想される顔ぶれ

若林健太 52 農水委員長    自現<1>

杉尾秀哉 58 [元]キャスター 民新

及川幸久 55 政治評論家    諸新

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<過去2回の参院選長野選挙区の結果>

◇2013年

当 吉田博美  365115 自民

当 羽田雄一郎 294588 民主

  唐沢千晶  154630 共産

  角恵子   106915 みんな

  神津ゆかり  51621 無所属

  味岡淳二    7537 諸派

◇2010年

当 若林健太  293539 自民

当 北沢俊美  290027 民主

  高島陽子  217655 民主

  井出庸生  183949 みんな

  中野早苗  116496 共産

  臼田寛明    8959 諸派

(敬称略)

1640チバQ:2016/06/16(木) 20:51:01
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20160616ddlk20010005000c.html
<2016参院選>「1議席の行方」信州から問う/下 民進、初の野党共闘 共産との距離に苦慮 /長野
10:44毎日新聞

 ◇無党派層への浸透カギに

 「共産党と組むことで保守系の票がかなり逃げている。(距離感に)注意したい」。13日、長野市のホテルであった民進党県連の総合選対会議で、出席者から共産との関係に苦慮する発言が続いた。県連代表の北沢俊美参院議員(今期で引退)は「それは言い訳に過ぎない」と引き締めを図ったが、県連関係者は「共産に敬意を払いつつ、民進支持者を刺激してはいけない。曲芸的な難しいバランスが求められている」と苦悩する。

 改選数1となった今回、旧民主党と共産、社民党の各県組織は3月、安全保障関連法の廃止などを柱に前例のない政策協定を締結。長野選挙区で民進新人の元TBSキャスター、杉尾秀哉氏(58)の当選に全力を尽くすことで合意した。直近2回の参院選での民共両党の合計得票は、自民党の得票を上回るが、「単純な足し算にはならない。結果はふたを開けるまで分からない」(陣営)と、楽観ムードにはほど遠い。

    ◇ 

 羽田孜元首相のお膝元・東信地域と千曲市の民進支持層は、保守色が濃いとされる。他地域では、共産や共産系の市民団体の集会で演説している杉尾氏も、東信ではこうした形態の運動を控えている。「なぜ共産と組むのか」といった支持者の反発が強く、共産側から誘いがあっても踏み切れないでいるからだ。関係者は「杉尾氏は知名度があるとはいえ、候補者としての認知度は低い。保守票が自民へ流れる可能性もある」と危惧する。東信の共産関係者は「党員には候補者の生の声が聞けない不満はあると思うが、別々にやるしかない」と当惑する。

 最大の支持団体・連合長野は、傘下の県電力総連が杉尾氏を推薦せず自主投票を決めた。原発ゼロを主張する共産と組むことに対し、組合員の理解が得られなかったためだ。自民現職の若林健太氏(52)を支援する県議の中には、県議選で連合の推薦を得た保守系県議の名が連なる。ある民進国会議員は「踏み絵を迫られ、共産への拒否感を口実に民進から離れている層もある」と漏らす。

    ◇ 

 半面、これまで旧民主・民進を支持していなかった有権者からの支持が広がりつつある。地方議会などに議員を送り出す活動に取り組む「信州・生活者ネットワークながの」(長野市)は10日、同市で杉尾氏の考えを聞く集会を開いた。ビラ配りなどの支援もする予定だ。

 丸山香里代表は支持政党を持たず、国政選挙ではほぼ毎回、投票先が異なっていた。「主張が違う野党同士が混乱するのは分かっている。他に選択肢がないから仕方がない」と本音をのぞかせる。だが「憲法改正を目指す自民の暴走を止めないといけない」との強い危機感が杉尾氏の支持につながった。

 丸山さんは「共闘を決めたからには組織をしっかりまとめてほしい。結果を出せなければ、無党派層の政治不信がさらに深まる。有権者も大きな選択を迫られている」と話した。【参院選取材班】

………………………………………………………………………………………………………

 ◆長野選挙区・予想される顔ぶれ

若林健太 52 農水委員長 自現<1>

杉尾秀哉 58 [元]キャスター 民新

及川幸久 55 政治評論家 諸新

1641チバQ:2016/06/16(木) 23:33:33
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20160617k0000m010103000c.html
<参院選>連合頼み、民進ジレンマ 比例に組織内候補12人
21:59毎日新聞

 「谷亮子(生活の党副代表)や福島瑞穂(社民党副党首)がおれたちより上に行ってしまうじゃないか」。2日、東京都内で開かれた連合の幹部会議。神津里季生(りきお)会長が参院選比例代表で採用を検討していた複数政党の統一名簿について説明すると、幹部の一人が即座に異議を唱えた。連合が支持する民進党だけでなく、社民、生活両党の候補予定者を一緒に並べると、労組の組織内候補が割を食うのではないかと心配したのだ。

 小政党が生き残るには、各党がばらばらに戦うより、死票を減らせる統一名簿を作った方が有利とされる。党の消長がかかる社民、生活両党は前向きで、民進党との協議は合意目前まで進んでいた。一方、神津氏には別の思惑があった。労組の組織内候補を一人でも多く当選させることだ。

 連合は今回、比例代表に過去最多の12人を民進党公認で立候補させる。各産別を競わせて票を掘り起こすため、「候補者調整をしなかった」(官公労幹部)という。2013年参院選の比例代表で旧民主党は7議席の獲得にとどまり、10年の16議席から半分以下に落ち込んだが、当選者のうち6人は労組出身者が占めた。候補者名簿の登載順ではなく、個人名票が多い順に当選する非拘束名簿式のもとで労組の存在感は際立っている。政党側としても、ある程度計算できる労組票は魅力だ。

 ただ、今年3月に維新の党と合流して誕生した民進党は「相乗効果」を生むには至らず、党勢が伸び悩んでいる。確たる議席増の見通しがないまま連合が候補予定者を増やしたことに対して、加盟労組には不満もくすぶる。ある関係者は「もし12人のうち半分が落選したら、落ちた産別は次の選挙で候補者を出し渋るだろう。そうすると民進党は立ち行かなくなる」と懸念する。

 厚生労働省の調査によると、労組の15年の推定組織率は17.4%と5年連続で減少している。今年5月末には大手化学メーカー各社の労組で構成する化学総連(組合員数約4万6500人)が連合から離脱した。同総連事務局は「これまでも選挙にはまったく関わってこなかった。独自に活動し、組織を強化する」と説明する。連合の加盟組合員数(約686万人)からみればわずかだが、「政治離れ」を象徴するエピソードではある。

 結局、統一名簿構想は、新たに作る政治団体の名称を巡って各党の調整がつかず、実を結ばなかった。民進党は連合の「全面的な支援」(政策協定)を受けて参院選に臨む。

 民進党の玄葉光一郎選対委員長は12日、NHKの討論番組で「残念ながら一気に過半数という現状ではない。3年後(の参院選)も合わせて自民、公明両党を過半数割れに追い込む」と述べた。今回の選挙をそのステップにするには労組の支援が欠かせないが、議席を増やそうとすればするほど「労組依存」が強まるジレンマを、今の民進党は抱えているように映る。【影山哲也】

 ◇2013年の民主党比例代表当選者

(1)礒崎哲史(自動車総連)
(2)浜野喜史(電力総連)
(3)相原久美子(自治労)
(4)大島九州男
(5)神本美恵子(日教組)
(6)吉川沙織(情報労連)
(7)石上俊雄(電機連合)

※敬称略。カッコ内は主に支援した労組

1642チバQ:2016/06/16(木) 23:36:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/kokusei201607/zen/CK2016061502100009.html
脱原発「緑の党」と「緑茶会」 野党・無所属候補を支援
2016年6月15日
 参院選では脱原発を訴える政治団体が、一部の野党や無所属候補を支援する。
 「緑の党」は脱原発、安全保障関連法反対、TPP反対の三項目を基準として、民進、共産、社民三党と無所属の野党統一候補の計二十六人(今月十三日時点)を推薦、支持などして支援する。緑の党の地方議員や趣旨に賛同する各地域の団体が応援する。
 前回の二〇一三年参院選では独自候補を擁立したが議席は獲得できなかった。今回は、主張が重なる野党系の候補者の支援に徹することにした。長谷川平和・共同代表は「全国各地で進む野党共闘を全力で支援し、改憲勢力が三分の二以上の議席を取ることを阻止したい」と話す。推薦、支持する候補は今後も増える見通し。
 「脱原発政治連盟(緑茶会)」は今回、民進、共産、社民三党や無所属の野党統一候補を支援する。選挙区で六十四人、比例代表で三人(いずれも十四日時点)を推薦した。両団体とも支援する候補はホームページで順次公開している。 (木谷孝洋、横山大輔)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/kokusei201607/tky/CK2016061602000219.html
音楽家の三宅氏、参院選出馬表明 東京選挙区
2016年6月16日
 音楽家の三宅洋平氏(37)は十四日、七月の参院選東京選挙区に無所属で立候補すると記者団に表明した。自民党の改憲草案に盛り込まれた「緊急事態条項」創設に関し「人権を凍結しようとするものだ」と改憲阻止を目指す考えを示した。
 三宅氏は二〇一三年の前回参院選に緑の党から比例代表で出馬し、原発や改憲に異議を唱えた。十七万票余を得たが、党の総得票が議席獲得ラインに届かず落選した。比例落選者では最多の得票数だった。

1643名無しさん:2016/06/17(金) 01:27:20
>>1636
案山子にしても全く無名すぎる
7議席目を取る気がないのか
もし7議席取ったら7人目は1000票ぐらいだったりしてw

1644チバQ:2016/06/17(金) 07:52:59
>>1643
鰐淵女史の例がありましたよね、公明は

1645とはずがたり:2016/06/17(金) 12:50:17
宗教上の理由で落選してはならない(w)のでうっかり当選はあってもいちかばちかでの擁立が出来ない弱みがありますね〜。

1646とはずがたり:2016/06/17(金) 12:51:50
>>1642
社民党と比例で統一名簿組めばいいのに。今なら政策丸呑みしてくれそう。
> 三宅氏は二〇一三年の前回参院選に緑の党から比例代表で出馬し、原発や改憲に異議を唱えた。十七万票余を得たが、党の総得票が議席獲得ラインに届かず落選した。比例落選者では最多の得票数だった。

1647チバQ:2016/06/17(金) 19:00:50
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20160617/KT160616ATI090011000.php
若林氏と杉尾氏、拮抗 参院選県区の公示前情勢

 信濃毎日新聞社は16日、参院選の公示(22日)を前に、県内有権者812人を対象に15、16日に実施した電話世論調査や取材を総合し、県区(改選定数1)の情勢を探った。出馬表明している3氏のうち、自民党現職の若林健太氏(52)と民進党新人の杉尾秀哉氏(58)が現時点で拮抗(きっこう)し、7月10日の投開票日に向けて激しく競り合う展開となりそうだ。幸福実現党新人の及川幸久氏(55)は浸透していない。5割余は態度を決めておらず、論戦を見極めようとしている。

 再選を目指す若林氏は、アベノミクスの継続や地方への波及に取り組むと強調。安倍晋三首相ら党幹部が県内入りし、てこ入れを図っている。これまでに自民支持層の8割近くを固め、推薦を得た公明党支持層の7割近くを引き付けている。

 杉尾氏は、アベノミクスにより生じた格差の是正や立憲主義の回復を訴える。県区では初めて、野党3党の共闘が実現。民進支持層の9割近くをまとめた上、推薦を受けた共産党支持層の7割余、社民党支持層の6割余にも浸透しつつある。

 全体の4割弱を占める無党派層は、現時点で2割余が若林氏、3割余が杉尾氏をそれぞれ支持している。

 衆院小選挙区別では、若林氏が1、5区、杉尾氏が3区でリードし、2、4区は接戦の模様。年代別では、初めて投票権を得る10代(18、19歳)を含め、40代以下の層で若林氏、50代以上では杉尾氏が優位に立っている。

 参院選への関心は、「関心がある」(「大いにある」と「ある程度ある」の合計)が66・5%、「関心がない」(「全くない」と「あまりない」の合計)が33・1%。2014年12月の衆院選公示前に本社が実施した世論調査の「関心がある」(62・5%)を上回っている。

(6月17日)

1648チバQ:2016/06/17(金) 19:01:36
http://www.sankei.com/region/news/160617/rgn1606170071-n1.html
2016.6.17 07:09
【参院選 決戦の構図】
岩手 無投票知事選の“代理戦争”



 昨年の岩手県知事選直前に出馬を断念した元復興相で自らも参院議員の平野達男が自民新人の田中真一を支援する一方、知事の達増拓也が野党統一候補の無所属新人、木戸口英司を支援すると表明。事実上の一騎打ちとなった今回の参院選は、岩手県政史で初めて無投票となった昨年の知事選の“代理戦争”の様相を呈している。

 5月28日、盛岡市にある田中の事務所開きに平野が姿を見せた。田中にとって平野は初挑戦の3年前の参院選で苦汁をなめさせられた相手。だが、平野は「岩手では生活の党が最も力を持っている。岩手のために良くない。流れを変えるために私も全力を尽くす」と全面支援を約束した。

 一方、生活の党と山本太郎となかまたちの代表、小沢一郎(衆院議員、岩手4区)の側近でもある達増は自らの政務秘書を9年間務めた木戸口との関係を「コインの裏表」に例える。「(木戸口は)去年はコインの裏側で知事選を戦った。今年はコインをひっくり返し、前に出て戦う」と立ち位置を鮮明にした。

                 ■   ■

 岩手は「小沢王国」といわれて久しく、自民は24年間にわたり、参院選で選挙区の議席から遠ざかっている。だが、3年前の前回参院選で小沢とたもとを分かって無所属で当選した平野は24万票余りを集めた。これに田中が獲得した16万票余りを単純合算すると40万票を超え、総得票の6割を上回る計算だ。

 数字の上では田中が優位にも見えるが、自民が全面支援を約束していた平野が昨年の知事選出馬を“ドタキャン”した影響は少なくない。県内の支援団体に「お願い行脚」を続ける自民党県連幹部は「(平野が田中を支援していることへの)反応が厳しい。1年前のしこりが残っている。これをどう氷解させていくかだ」と表情を曇らせる。

 また、3年前の平野の「24万票」の原動力となった県議会無所属会派いわて県民クラブは重鎮2人が県議選で落選し、選挙後には別の無所属議員と合流。一枚岩ではなくなっている。

                 ■   ■

 木戸口は出馬表明が5月21日と出遅れたが、6月に入ると盛岡市内で達増とともに街頭演説のマイクを握った。

 木戸口の党籍がある生活代表である小沢は13日に県内入りし、共闘する民進、共産、社民の県内組織、支援団体に足を運んで連携を再確認。19日には盛岡市内で野党4党の幹部がそろって街頭演説する予定で、戦いも本格化してきた。

 24年ぶりに自民が議席を奪還するのか。それとも、野党共闘で事実上の生活の議席を守るのか-。それは「小沢派」対「反小沢派」の戦いでもある。=敬称略(石田征広)

                   ◇

 ◇岩手選挙区立候補予定者(1-3)

 田中真一 49 元議員秘書 自 新 【公】

 石川幹子 51 党県副代表 幸 新 

 木戸口英司 52 元知事秘書 無 新 【民】【共】【社】【生】

1649チバQ:2016/06/17(金) 19:02:21
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160617_21002.html
<参院選青森>六魂祭難敵?県都で活動に苦慮


東北六魂祭の垂れ幕が掲げられたJR青森駅前
拡大写真
 参院選青森選挙区(改選数1)の各陣営が、青森市で25、26日に開催される「東北六魂祭」の対応に苦慮している。公示日の22日は祭りに向けて会場設営が行われている所もあり、市中心部での第一声の場所選びが難航。公示後初の週末は祭り真っただ中で、各陣営は大票田の青森市を避ける選挙活動を余儀なくされる。「祭りで調整が大変になるとは…」と思わぬ難敵に頭を悩ませる。
 「人が集まりやすい場所は、既に六魂祭関係で押さえられていた」と肩をすくめるのは、立候補を予定する自民党現職の山崎力氏(69)=公明党推薦=の陣営関係者。青森市が地盤だが、祭り期間中は「一切入らない予定」と市外での活動を検討する。
 民進党新人で元衆院議員田名部匡代氏(46)=社民推薦=の陣営関係者も「今回は場所の選定が難しい」と困惑する。公示後初の週末は「まだ何も決めていない」状態。八戸市に地盤があり、県都で存在感を強めたい田名部陣営だが、祭りが活動を阻む。
 六魂祭実行委員会事務局(青森市)によると、市中心部の祭り準備は20日ごろに始まる。第一声定番の「青森駅前公園」や、県観光物産館「アスパム」に隣接する「青い海公園」に会場が設営される。県庁そばの「青い森公園」はコンビニエンスストアの建設工事中で、集会スペースが使えない。
 さらに、祭り期間中は市中心部の一帯で交通規制が実施される。実行委事務局の担当者は「東日本大震災の犠牲者鎮魂が目的の祭りなので、当日は会場内での選挙活動は控えてもらいたい。大半が観光客なので票につながらないのでは」とけん制する。その一方で、「あくまでお願いであり、活動を制限する立場にはないが…」と話す。
 六魂祭は2011年7月の仙台市開催を皮切りに、年1回、青森を除く東北5県の県庁所在地で持ち回りの形で開催してきた。いずれも国政選挙の選挙期間と重なることはなかった。


関連ページ:青森政治・行政参院選とうほく
2016年06月17日金曜日

1650チバQ:2016/06/17(金) 19:04:31
http://news.goo.ne.jp/article/tokyosports/entertainment/tokyosports-entame-entertainment-554460.html
舛添氏辞任で政界の風向き変わりソワソワする人たち
16:00東スポWeb

舛添氏辞任で政界の風向き変わりソワソワする人たち
疲れた表情で都庁に登庁した舛添要一都知事
(東スポWeb)
 政治資金の私的流用疑惑で舛添要一東京都知事(67)が辞職を表明したことに、永田町かいわいではソワソワしている人たちがいる。次期候補者をめぐって頭を悩ませているのではない。格好の風よけがなくなってしまったことにおびえているのだ。

 野党関係者は「参院選は衆院選と違って選挙のタイミングが前もって分かっているじゃないですか。だから、あらかじめ用意した政治家のスキャンダルを選挙直前にやられるケースが多いんですよ。その方が影響力が大きいですからね」と指摘した。

 その通りではあるが、ここ最近は舛添問題に世間の注目が集中。ほかの政治家のスキャンダルは控えめとなり、話題にのぼることも少なくなった。自民党関係者は「間違いなく甘利明氏は救われていますよ。不起訴になって政治活動に復帰したときにちょっと騒がれましたけど、それで済んだ。その後の調査がどうなったかあいまいなままです」と話した。

 野党だって事情は同じだ。政府関係者は「ガソリン代疑惑のある山尾志桜里政調会長ですね。疑惑勃発以来、定例会見で小出しに調査報告をしていましたが、全然進展がない」。おおさか維新の会の馬場伸幸幹事長(51)は15日に「いつになったら説明していただけるのか」と、嫌みを飛ばした。

 参院選に出馬する候補者、特にタレント候補もそうだ。

「今井絵理子氏や高樹沙耶氏あたりは狙われて、いろいろ書かれていても不思議ではない。でも、舛添氏のことであまり触れられなくなっていた」(永田町関係者)

 参院選は22日に公示される。「公示日以降はスキャンダル報道はやらなくなりますからね。残り1週間くらいだけど、ほかに火の手が回るかどうか気が気じゃないですね」(前出自民党関係者)

 日本を元気にする会の松田公太参院議員(47)は16日、改選を迎える今回の参院選に出馬しないことを発表した。政界から引退するが、短い国会議員生活をこう振り返った。

「永田町は政治家でなく政治屋の方が多い。選挙のために政治信条を捨てる人があまりに多いことに驚いた」

 実業の世界で成功した松田氏すらうんざりする永田町。国民は厳しい目を注いでいる。

1651チバQ:2016/06/17(金) 19:14:30
下だけ
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20160617ddlk34010616000c.html
<2016参院選>選挙区の情勢/下 共産、平和外交必要性訴え/こころ、憲法改正を争点に/維新、風に頼らない選挙 /広島
15:32毎日新聞

 公示日を翌週に控えた14日、田畑が広がる広島市郊外で共産新人の高見篤己氏(64)が訴えた。「生活に不安を感じている人も多いのではないでしょうか。参院選は政治を変えるチャンスです」

 民家は少なく、人影はまばら。だが、この日は郊外を中心に支援を呼びかけた。「選挙期間中は回れない」というのが理由だ。公示まで、できる限り都市周辺部を回るつもりという。

 高見氏は、全国32の1人区で、安保法制廃止を旗印に野党共闘が実現した意義を強調し、憲法9条を生かした平和外交の必要性を訴える。2人区の広島選挙区では野党各党が候補を立てるが、陣営幹部は「野党同士で共倒れになるとは考えていない。互いに競い合い、自民やこころなど改憲勢力の拡大を阻みたい」と語る。

 おおさか維新新人の灰岡香奈氏(32)はこの3年間、ほぼ毎日街頭に立ち、ビラを受け取った有権者に「握手してもらっていいですか」と声をかける。「握手をすると、顔がこわ張っていても笑顔に変わる」。地道だが確実に支援を広げられる方法だと感じている。

 3年前の参院選で17万票を獲得し、当選まで約2万票に迫った。当時は橋下徹・前代表を前面に出した選挙戦を展開し、灰岡氏は「前回の得票の多くは期待票だった」と振り返る。

 今回、政界を引退した橋下氏の姿はポスターにない。「風に頼らない選挙」というのが陣営の共通認識だ。街頭演説では、国家公務員の年収増加などを批判し、「役所改革」の必要性を示すパネルを置き、視覚に訴える工夫も凝らす。

 こころ新人の中丸啓氏(52)の事務所開きは11日に広島市内であった。中丸氏は集まった約120人(陣営発表)を前に、争点として憲法改正の必要性を掲げた。

 他の保守政党が憲法改正を争点化していないと指摘し、「国民に憲法を知ってもらう機会を国会議員や政党が拒否してどうするのか」と言う。9条は、平和主義を掲げる第1項は守り、第2項で自衛のための戦力について明記すべきだと訴える。

 広島選挙区はこの20年、自民と民主系が議席を分け合ってきた。中丸氏は「無風区と言って良い。だから投票率も低い。今回はこの構図を変える」と力説する。改憲勢力で2議席を獲得する必要性を訴え、保守勢力への浸透も図る。

 同選挙区では、幸福実現新人の佐伯知子氏(36)が消費税引き下げなどを訴え、立候補を予定。無所属新人の医師、玉田憲勲(のりたか)氏(58)も出馬表明している。【石川裕士、寺岡俊、目野創】

1652チバQ:2016/06/17(金) 19:23:53
>>1606

http://www.sankei.com/politics/news/160614/plt1606140025-n1.html
2016.6.15 07:45
【2016参院選】
生活・小沢一郎代表の「美人運転手」が比例代表に出馬へ

【2016参院選】
小沢一郎氏の運転手として注目された北出美翔氏=平成22年5月、国会内(酒巻俊介撮影)
小沢一郎氏の運転手として注目された北出美翔氏=平成22年5月、国会内(酒巻俊介撮影)

 生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表の運転手を務め、「美人秘書」として週刊誌などで脚光を浴びた北出美翔(みか)氏(30)が、夏の参院選の比例代表に出馬することが14日、明らかになった。小沢氏が同日の記者会見で明らかにした。

 北出氏は、北海道函館市出身で、函館白百合高から慶大に進み、平成21年に小沢事務所の門をたたいた。小沢氏が東京地検から事情聴取を受けていた22年春ごろ、小沢氏の車の運転手としてメディアに頻繁に登場し、その美貌から注目を集めた。24年の衆院選では、小沢氏が当時在籍していた日本未来の党から北海道8区に出馬している。

 小沢氏は14日、参院選比例に北出氏を含め計5人の候補者を発表。青木愛氏(50)と姫井由美子氏(57)の元職2人も含まれた。両氏は旧民主党時代から小沢氏に重用された「小沢ガールズ」としてしられる。ほかに、いずれも新人の末次精一氏(53)と日吉雄太氏(47)を公認した。

1653チバQ:2016/06/17(金) 19:25:14
http://www.sankei.com/premium/news/160615/prm1606150003-n1.html
2016.6.15 01:00
【政界徒然草】
民進党はやはり旧民主&旧維新の仮面夫婦だった! 東京、神奈川では早くも亀裂…参院選後はまたも分裂か?

 将来の政権交代を目指し、民主党と維新の党が合流して結成した民進党。まだ結党3カ月足らずだが、参院選で旧民主と旧維新が同一選挙区で衝突するなど、早くも不協和音が流れている。支持率が低迷する中、政治生命の生死を懸けた戦いを前に仮面夫婦ぶりが露呈した格好だ。

 民進党の「バラバラ感」を象徴する場面は参院選神奈川選挙区で見られた。

 「この神奈川において、金子洋一さんは民進党の代表であり、素晴らしい政治家です。どうか皆さんの後押しをお願いします」

 5月25日の昼下がり、横浜市南区の弘明寺商店街。民進党の岡田克也代表は、党公認の金子洋一参院議員の応援演説に立ち、こう訴えた。金子氏は旧民主党の出身だ。

 この日、会期末が迫った国会では、安倍晋三内閣の不信任決議案提出をめぐる野党間の調整が続いていた。そんな多忙の中、岡田氏は5時間にわたり金子氏につきっきりで横浜市内を回った。買い物客らとの記念撮影にも笑顔で応じ、金子氏支援を呼びかけた。

 その一部に同行した民進党市議は「民進党の候補は金子、と(有権者に)わかってもらえたのではないか」と話した。

 しかし、神奈川選挙区には元日本テレビキャスターの真山勇一参院議員も立候補する。こちらは旧維新の党の出身だ。

 岡田氏は、記者団に「党本部として全力で2人当選を目指して頑張る。真山さんは真山さんで応援に入りたい」と語った。だが、真山氏は心中穏やかではなかった。

 真山氏は岡田氏の神奈川入りを知ったのは前日。陣営は「党のトップが来るのなら、県連が事前に連絡すべきだ」と不満を隠さない。その県連のトップは、金子氏が務めており、「もともと出遅れている上、(選挙戦の実動部隊である)県連の全面的なバックアップは期待できない」(旧維新の国会議員)との疑念も消えない。6月14日、岡田氏はようやく真山氏の応援にも駆けつけたが、陣営は出遅れに危機感を募らせている。

 金子氏陣営にも不満はある。もともと出馬を表明していたのは旧民主で現職の金子氏だ。改選1議席を死守するため、労働組合や民主党系の県議・市議の支援を着々と固めていた。その矢先の4月19日、民進党本部は比例代表選出の真山氏を選挙区で公認することを決めた。

 決定のプロセスでは、地元・神奈川での旧維新系の勢力拡大を目指す江田憲司・元維新の党共同代表=衆院神奈川8区=の意向が強く働いた。真山氏の出馬が決まると、金子氏は「大変驚いている。知名度のある方でもあり、大変今後の状況は厳しくなると思っている」とのコメントを発表し、ライバル意識をあらわにした。

 つまり、労働組合の支援を受ける旧民主系と、江田氏をトップとする旧維新系の亀裂が背景にあるというわけだ。民進党は表向き「シナジー(相乗効果)」を強調するが、実態は少し異なっている。

× × ×

後半は衆院選スレ

1654沖縄無党派:2016/06/17(金) 19:43:17
http://www.data-max.co.jp/280617_dm1718/
参院選 浜田和幸氏、東京選挙区で立候補へ

国際政治経済学者で参議院議員の浜田和幸氏は、7月10日に投開票が行われる参院選で、東京選挙区(定数6)に無所属で立候補する方針を固めた。近く記者会見を開き、決意表明を行う予定。

 当初、浜田氏は、おおさか維新の会の全国比例公認候補として立候補する予定だった。しかし、5月27日に参議院本会議を欠席し、同党の大阪府議団の会合に出席したことを咎められ、5月31日に公認を取り消されていた。浜田氏は、関係者宛てのメールで、同党大阪市議会の求めに応じ、所定の手続きを経たうえで参院本会議を欠席したとしている。

 浜田氏は東京外国語大学中国科卒。米ジョージ・ワシントン大学政治学博士。新日本製鉄、米戦略国際問題研究所、米議会調査局などを経て2010年7月、参院選鳥取選挙区で初当選を果たした。11年6月、自民党を離党し、無所属で総務大臣政務官に就任し、震災復興に尽力。外務大臣政務官、東日本大震災復興対策本部員も務めた。

1655チバQ:2016/06/17(金) 23:31:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160617-00000060-tospoweb-ent
宝田明「参院選」出馬取りやめ 19日に会見
東スポWeb 6月17日(金)22時21分配信

宝田明「参院選」出馬取りやめ 19日に会見
宝田明
 参院選で小林節慶応大名誉教授(67)が代表を務める政治団体「国民怒りの声」から全国比例で立候補を表明していた俳優の宝田明(82)が17日、出馬を取りやめることがわかった。

「国民怒り――」が同日、「諸般の事情により、宝田は出馬を取りやめ、応援団に回ることになりました」とのコメントを発表。詳細は19日に宝田自身が会見で説明するという。

1656名無しさん:2016/06/17(金) 23:32:13
宝田明 出馬取りやめ
http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/554665/

1657チバQ:2016/06/17(金) 23:33:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160617-00000164-jij-pol
民進、蓮舫氏軸に調整=相乗り排除、長島氏「出ない」―都知事選
時事通信 6月17日(金)20時24分配信

 舛添要一東京都知事の辞職に伴う出直し知事選(7月14日告示、同31日投開票)で、民進党は17日、蓮舫代表代行(48)=参院東京選挙区=を軸に候補者の調整に入った。

 蓮舫氏は22日の参院選公示までに最終判断する見通し。一方、自民党は支援した知事が2代続けて「政治とカネ」をめぐる問題で辞任に追い込まれたことから、党派色を前面に出さない形で慎重に人選を進める考えだ。

 民進党の岡田克也代表は17日、神戸市内で記者団に「(与党との)相乗りはあり得ない」と明言し、「可及的速やか」に候補者を選定する方針を示した。蓮舫氏はもともと参院3期目を目指していたため、同党幹部は「都知事選への出馬を決断するなら20日がリミット」と指摘する。

 民進党東京都連は17日の会合で「公私混同体質に切り込めるクリーンな候補」を主導的に立て、参院選と連動して戦う方針を確認。都連幹部は蓮舫氏擁立を念頭に「参院選が始まる前に流れをつくる」と語った。

 蓮舫氏は16日の時点では「仲間の声は大事だ」と出馬に含みを持たせる発言をしていたが、待望論が強まった17日は記者団の問い掛けにも無言を貫き、札幌市で行った街頭演説でも都知事選に触れなかった。

 与野党相乗りの擁立論が自民党から浮上していた民進党の長島昭久元防衛副大臣は17日、記者団に出馬の可能性を問われ、「全くない」と否定。「蓮舫氏(擁立論)が大勢ではないか」とも語った。

1658名無しさん:2016/06/18(土) 00:14:19
>>1643
普通はいちかばちかの案山子枠でもそれなりの候補を立てる(04年の元通産官僚浜田昌良氏、13年の元川重エンジニアで宇宙飛行士最終選考まで残ったらしい新妻秀樹氏など)ものですが、今回はホンマの案山子。
7人目をなかなか立てないから、全国遊説枠で久本クラスの芸術部員かと思ったら…。意外すぎる戦法です。

1659チバQ:2016/06/18(土) 10:16:25
http://www.sankei.com/region/news/160618/rgn1606180044-n1.html
2016.6.18 07:08
【参院選 決戦の構図】
秋田 「左バネ」の共闘に自民苦境



 「そんなんじゃ困るんだよ」。4月28日に秋田市の宿泊施設で開かれた民進、共産、社民各党の県組織と市民団体「安保法制(戦争法)廃止、立憲主義の回復を求める秋田ネット」(あきた立憲ネット)の非公開の4者協議。

 元県議で共産県委員会副委員長、山内梅良のよく通る声が、廊下にいた記者団に響いた。民進県連代表の松浦大悟に対し、安全保障関連法や沖縄米軍基地、消費税増税などの問題で明確な主張をするよう求めたのだ。

 この会議で松浦が野党統一候補に決まった。締結された4者の共闘・政策協定は「安保法制の廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を目指す」「『緊急事態条項』を設けるなど、安倍政権による憲法改悪を阻止する」などの内容となった。

 松浦が3年前に出馬したときの公約は、農業、経済、社会保障、子育てなどが中心。今回は共産、社民の「左バネ」が働いた。

 野党共闘を呼び掛けたあきた立憲ネットは、市民団体といっても、代表幹事や賛同団体の名前を見れば共産、社民の支持者が中心であることは容易に想像できる。

                 ■   ■ 

 「野党共闘の中核をなす共産党」。官房長官の菅義偉は今月12日、故郷である県内に入り、自民の石井浩郎の総決起大会で、左に引っ張られる民進を激しく批判した。

 だが、自民がいくら「野合」と非難しても、野党共闘が着実に効果を上げていることは否定できない。県内では共産、社民の宣伝カーがフル稼働し、「松浦に支援を」と呼び掛けている。

 菅は「選挙情勢が首相と私のところに逐次入ってくる。秋田選挙区は『楽ではない選挙』ではなく、『厳しい選挙』だ。このことを認識していただきたい」と、集まった支持者に警告を発した。

                 ■   ■ 

 「苦境」の背景には、石井がこの6年間、選挙区で露出が少なかったとの受け止めがある。「中泉(松司=今回非改選の参院議員)はよく見るけど、石井は…」という声が有権者の間にあるのも確かだ。

 石井の秋田高時代の野球部監督で後援会長の大久保正樹は、総決起大会でのあいさつで「石井は大変頑固で、辻立ちをほとんどやらないと言っていたのに、今は辻立ちをして県内を回っている」と話した。

 ちょっとした失言だった。石井は翌日、記者に問われて釈明した。

 「辻立ちは(以前から)している。後援会長が危機感を強調するために、ああいう言い方をした」=敬称略(渡辺浩)

                   ◇

 ◇秋田選挙区立候補予定者(1-3)

 石井浩郎 51 元野球選手 自 現 【公】

 松浦大悟 46 党県代表  民 元 【共】【社】

 西野晃 39 党県副代表 幸 新

1660チバQ:2016/06/18(土) 10:28:21
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/sanin2016_kyushu/article/251953
社民背水、存亡の機 二枚看板 議席減に危機感
2016年06月15日 03時21分

 夏の参院選は社民党にとって背水の陣だ。吉田忠智党首と福島瑞穂副党首ら7人が比例代表に立候補予定だが、前回の2013年に獲得したのは1議席のみ。吉田氏は党存亡への危機意識から民進党との合流を口にしたことが反発を招き、地元・大分で「おわび行脚」を強いられる戦いに。「社民単独」を一貫して主張してきた福島氏も九州での支持拡大に力を入れ、ともに生き残りに懸命だ。

 激しい雨が地面を打ち付ける。12日、大分県別府市の公園であった総決起集会。吉田氏は出身地・大分での決意表明を謝罪から切り出した。「不安や動揺を与えてしまった。誠に申し訳なく思っている」

 1カ月前、吉田氏は党常任幹事会で「民進党との合流も選択肢の一つ」と発言。社民をなくす可能性に触れたことに「唐突だ」と批判を浴びた。福島氏も「支援者と議論する時間がない」と一蹴。わずか6日で発言撤回に追い込まれた。

 村山富市元首相を輩出した「社民の牙城」の大分。「選挙で負けて党がなくなるくらいなら合併した方がいい」(労働組合員)との声も一部にあるが、旧社会党時代からの支援者を中心に「党首は何を考えているんだ」「票が固まりつつあったのにマイナスでしかない」と今なお不信感が残る。

 吉田氏がかつて所属した自治労の関係者は各地で釈明に追われているといい、「支持をお願いするどころか、おわび行脚だ」といら立ちを隠さない。

   ◇    ◇

 10年の比例得票は約224万票で2議席確保したが、13年は約125万票で1議席だった社民。前回並みの得票では吉田、福島両氏のどちらかが議席を失う可能性が高まる。個人名の得票が多い順に当選するため、いかに投票用紙に名前を書いてもらうかが鍵となり2人はライバルでもある。

 10年の個人票は福島氏の約38万票に対し、吉田氏は約13万票。吉田氏は13年に党首に就いて露出が増えたとはいえ、閣僚も経験した福島氏の知名度は高い。

 吉田氏は自身の得票の35%を占めた大分を中心に九州の票固めに動くが、東京を拠点とする福島氏も「宮崎出身、本籍は熊本の九州女」とアピールし、13日には九州に乗り込んだ。

 長崎市での講演では「社民で2人以上当選させてほしいが、なんせ厳しい」と窮状を訴えた福島氏。2人の票の奪い合いではなく、社民全体の比例票底上げを図る基本戦略を理解しつつも自らをこう売り込んだ。

 「福島瑞穂とたくさん書いてくれたら(2議席獲得の)250万票に近づく。政党の応援にもなるし、私自身の応援にもなる」

=2016/06/15付 西日本新聞朝刊=

1661チバQ:2016/06/18(土) 10:29:32
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/sanin2016_o/article/252422
決戦の構図(上)逆風強まる労組依存
2016年06月17日 00時12分


 15日午後、連合大分会長佐藤寛人の携帯電話が鳴った。「連合の組織的な動きがないと厳しい。組織を固めてくれ」。真剣そのものの声の主は、民進党代表岡田克也だった。

 ちょうど1週間前、佐藤の部屋には民進幹事長枝野幸男の姿があった。「共同候補という形が功を奏するかどうか分からないが、組織的にやってもらいたい」

 共産党が民進現職の足立信也を支援することに今なおくすぶる連合内の不満を意識した発言。組合員約5万人を束ねる佐藤は「共産は共産。うちはうちで主体的に取り組む」。その後枝野は、連合大分傘下の主要労組を回り一層の支援を要請した。

 1人区で九州唯一の民進現職である足立を「落とすことがあれば大問題」(枝野周辺)。岡田の電話と枝野の「労組行脚」が党本部の必死さを際立たせる。

   □    □

 県内の国政選挙で民進(旧民主)、共産、社民が選挙協力するのは初めて。共産は63年ぶりに参院選の選挙区での擁立を見送り、「安全保障関連法の廃止と立憲主義の回復」の一点で共闘した。自民の批判票が割れるのを阻止する-。3党の思惑が一致した「決断」だったはずが…。

 野党候補として足立に一本化した5月10日、報告を受けた足立は周囲に「民間労組は大丈夫か」と漏らした。「反共産」を掲げて活動してきた組合の動きに変化があるのではないか-。共産と組むという前例のない事態に足立自身影響を測りかねていた。

 当初、共産を含めた野党共闘に後ろ向きだった足立が「ウイングを広げる」と方針転換したのは3月初旬。ちょうどこの頃、自民党新人の古庄玄知(こしょうはるとも)が地元選出の国会議員と精力的にあいさつ回りを重ねていた。「過去2回とは相手の勢いが違う。同じことをやっても負ける」。支援を求められた県内最大労組、自治労県本部の幹部は足立にこう助言していた。

   □    □

 足立が初当選した2004年は民進の前身である民主党が「最も勢いのあった時期」(関係者)。再選を果たした10年は政権与党。それまで自民党の支持基盤だった県医師会や農協などの政治組織が自民一辺倒を撤回。足立の選挙事務所は団体からの推薦状であふれた。

 ところが-。政権を失った12年末以降、党の支持率は伸び悩み、党勢回復の兆しは見えない。15年春の統一地方選で行われた大分市長選では約40年ぶりに自民の支援を受けた市長が誕生。「足元の大分市でも確実に風向きが変わった」。周辺には焦りがにじむ。

 さらに、党が実施した4月10日の調査結果も衝撃を与えた。同24日の事務所開きで足立は「昨年11月よりも差が開いている」と自ら明かし、危機感をあおった。「良い要素が一つもない」。社民、共産との野党共闘を成立させた県連幹部に高揚感は、ない。

 通常国会が閉会した1日夜、地元に戻った足立は真っ先に支持労組の集会に駆け付けた。全国比例に立候補予定の組織内候補を持ち上げつつ、「もう一度国政の場で働きたい。ご支援を」。約150人の組合員を前に深々と頭を下げた。 =敬称略

   ◆    ◆

 22日公示、7月10日投開票の参院選大分選挙区(改選数1)には足立、古庄両氏のほか、幸福実現党の新人上田敦子氏が立候補を予定している。激戦が予想される大分での1人区決戦の舞台裏を追った。

   ◇    ◇

 立候補予定者

古庄玄知58弁護士      自新(公推)
足立信也59元厚生労働政務官 民現
上田敦子49幸福実現党員   諸新

=2016/06/17付 西日本新聞朝刊=

1662チバQ:2016/06/18(土) 10:30:30
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/sanin2016_o/article/252691
決戦の構図(下)与党の強み 奪還期す
2016年06月18日 00時20分
街頭演説で、聴衆に古庄玄知氏(右)への支援を呼び掛ける安倍晋三首相=13日午後、大分市
街頭演説で、聴衆に古庄玄知氏(右)への支援を呼び掛ける安倍晋三首相=13日午後、大分市
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 「現職相手で大変厳しい選挙区でありますが、自民党としても立候補を決意してくれた古庄さんの勇気に応えないといけない」

 13日、大分市の中心商店街。自民新人の古庄玄知(こしょうはるとも)の応援演説に駆け付けた首相の安倍晋三は古庄の手を取って約2500人の聴衆にアピールした。「首相の人気にあやかって一気に盛り上げていきたい」。演説後、聴衆から次々と握手やハイタッチを求められる安倍の姿を見ながら県連幹部はほほ笑んだ。

 15日には、自民総務会長の二階俊博が熊本地震の影響で観光客が減少している由布市湯布院町を訪問。県や由布市の観光関係者から復興へ向けた要望を聞いた。「こういうときに役に立つ自民でなければならない。皆さんもそれを感じていただければ」。低姿勢に耳を傾けながら発した言葉の端々ににじませた「政権与党の力」。党県連幹部は「野党じゃできないことだからね。これからもどんどん来援があるよ」。参院選公示日には再び二階が大分入りすることが内定している。

 当選11回のベテランで業界団体に絶大な影響力を誇る二階は災害に備えてコンビナートや港湾を強化する「国土強靱化」の旗振り役でもある。相次ぐ来援は、製鉄、化学など大手企業のプラントが集約されている「新産都企業群」に、にらみをきかせ、民進党現職の足立信也を支える民間労組をけん制する狙いが透ける。

   □    □

 自民にとって、参院選は苦汁を飲まされてきた歴史がある。参院は3年ごとに半数が改選される。任期は6年。今回改選される大分選挙区の1議席は1998年まで議席を保持していた「指定席」のはずだった。

 ところが、二大政党化が加速する中、2004年の選挙では、民進党前身の民主党から立候補した足立に議席を奪われた。10年の改選では新人候補が約3万6千票差の接戦を演じたが、議席奪還は果たせなかった。県連幹部は「三度目の正直。今回こそ議席を取り戻す」と鼻息を荒くする。

 高い支持率を維持する安倍の人気を追い風にしながら、政権党として利益誘導をちらつかせて圧力をかける-。自民県連は、硬軟織り交ぜた戦術で悲願の議席奪還を期す。

   □    □

 挑戦者として攻勢をかける古庄だが、不安材料もある。12日、大分市で開かれた集会。古庄は「フルショウではなくコショウです。ぴりっと辛い古庄をよろしくお願いします」と名前の売り込みに懸命だった。昨年9月に公募で立候補予定者となり、県選出の国会議員と共に支持者回りを重ねてきたが、「まだ露出度が足りない」(陣営幹部)。

 足立陣営の「野党共闘」を見据えて、自民県連が初めて公明比例代表候補を推薦した「与党結束」についても、自民の支持団体には自前の「組織内候補」を抱えている団体が多く、公明との「バーター」がもくろみ通りに機能しない可能性も残る。

 参院選の1人区で九州唯一となる野党の議席を奪えるか。大分の決戦は全国情勢を左右する32の1人区の象徴として注目される。 =敬称略

    ◇      ◇

 ■立候補予定者

古庄玄知58弁護士      自 新 (公推)
足立信也59元厚生労働政務官 民 現
上田敦子49幸福実現党員   諸 新

=2016/06/18付 西日本新聞朝刊=

1663チバQ:2016/06/18(土) 10:35:54
http://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-CK2016061802000048.html
連合石川・富山 対応真逆に 野党共闘の選挙協力
05:00中日新聞プラス

共産系・県労連と溝
 二十二日公示、七月十日投開票の参院選で、民進党を支援する連合による野党統一候補への選挙協力が富山と石川で真逆になっている。連合富山が消極的なのに対し、連合石川は積極的。背景には共産系の労働組合への根強い反発がある。労組間の対立の歴史が、選挙戦への影響で明暗を分けている。(参院選取材班)
 「候補者の擁立に、連合と相いれない組織が関係している。連合は選挙区(の支援)にタッチしない」。連合富山の尾谷康弘会長は人ごとのように語る。
 富山選挙区には無所属新人の道用(どうよう)悦子氏(50)が市民団体に推されて出馬を予定し、民進、社民、共産、生活の四党が推薦する。しかし、連合富山は推薦を見送り、距離を置いている。
 「相いれない組織」とは共産党と、共産系の富山県労働組合総連合(県労連)だ。労使交渉で経営者側と調整する連合と、労使協調路線をとらない県労連。原発再稼働や環太平洋連携協定(TPP)などへの立場は隔たり、一九八九年の労組再編以来、全国的に対立してきた歴史がある。連合富山の幹部は、道用氏を推す市民団体を構成している人の多くを「共産党の支持者」とみている。
 連合石川の幹部も「共産系と同じ舞台には立てない」と語る。石川選挙区で出馬予定の無所属新人柴田未来(みき)氏(45)は共産だけ別の選対を組み、連合が加わる民進、社民の選対とは別に動く。野党共闘によって政党間の協調は生まれているが、連合富山と同様、労組同士の歩み寄りはまったく見られない。
 それでも連合石川は柴田氏の支援に積極的だ。五月末から連日、石川県内で街宣を展開。十三日に金沢市で開いた集会は九百人ほどを収容するホールがびっしり埋まった。県労連もビラ配りなどで活発に動き、競い合って支持を広げる形になっている。
 連合石川の西田満明会長は「(労組の)合流はない。すみ分けし、同じ目標に向いていけばいい」と語る。柴田氏とも原発やTPPの政策の一致を確認していないといい、「格差の是正や雇用を守ることが一番大事だ」と大義をとる。
 隣県の連合の対応が二分したことに、両県の幹部は「スタートが違う」と口をそろえる。民進が擁立を主導し、共産が後追いした石川の柴田氏に対し、富山の道用氏は社民、共産と歩調を合わせてきた市民たちが参院選に向けて立ち上げた団体が主導した。最初のボタンの掛け違いが、富山選挙区では公示日間近になっても尾を引いているようだ。
 富山県労連の増川利博議長は連合富山の判断に「困ったなとは思う。労働問題の要求前進には絶好のチャンス。ふさわしい行動をとらないと」と首をかしげ、石川県労連の長曽輝夫事務局長は組合員数が多い連合石川に「走っても、止まっても存在感がある。選挙で同じ方向に走れてワクワクしている」と期待する。

1664チバQ:2016/06/18(土) 10:53:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160618-00000001-kyt-l25
連合滋賀、野党共闘に苦悩 参院選、共産とタッグあり得ない
京都新聞 6月18日(土)8時35分配信

連合滋賀、野党共闘に苦悩 参院選、共産とタッグあり得ない
民進、共産、社民3党が推す野党統一候補と政策協定を結び、支援に全力を尽くすことを誓う連合滋賀の山田会長(左端)=14日、近江八幡市内のホテル
 22日公示の参院選で民進党現職の林久美子氏(43)=共産党、社民党推薦=を支援する連合滋賀(組合員数約6万5千人)が、これまで選挙で対決してきた共産党との共闘に神経をとがらせている。「安倍政権の暴走を止める」との思いは共有するものの、組織内には理念が異なる他党との共闘に抵抗感も根強く残る。連合滋賀は「あくまで公党間の連携。連合として主体性を持って活動するだけ」と、従来通り組合員への働きかけに力を注いでいく方針だ。
 14日夕のJR草津駅前。「3党がそろう歴史的瞬間」「互いに違いを認め合って政権の暴走を止めよう」。林氏を野党統一候補として推す民進、共産、社民3党と市民団体「市民の会しが」の代表らが並んだ。
 だが、街頭で初めて野党共闘をアピールした場に、旧民主時代から林氏を支える連合滋賀の幹部の姿はなかった。関係者は「共産と並んで出て行けばどんな臆測が飛ぶか分からない。そんなところに呼ばれなくて良かった」と漏らした。
 連合滋賀が選挙協力の在り方に気を使うのは、「組合員に変な誤解を与えたくない」という配慮からだ。かつて同じ職場で運動方針を巡り対立した共産系労組へのアレルギーは強く、山田清会長は「タッグを組むなんてあり得ない」と言い切る。対立が激しかった組合ではOBに協力を求めにくいとの声もあるといい、山田会長は「支持団体それぞれが切磋琢磨(せっさたくま)すれば良い」と話す。
 一方で、民進の支持率低迷には危機感を募らせる。これまで民進や連合が訴えてきた「同一労働同一賃金」「長時間労働の是正」などの政策が、自民の選挙公約に盛り込まれたことを好意的に受け止める組合員も出始めており、「自民の主張は選挙目当ての『抱きつき』。争点ぼかしにすぎない」と政権批判を強めている。
 組合員数の減少も不安材料の一つだ。5月末に「全国化学労働組合総連合」が組織運営を巡り足並みがそろわず脱退。滋賀でも6組合計約2500人が離脱し、「影響はゼロとは言えない」と運動量の低下を懸念する声も出ている。
 安倍晋三首相が憲法改正に向けて改憲勢力3分の2以上の確保も見据える中、事実上の与野党対決となる滋賀選挙区(改選数1)は全国的にも注目される。山田会長は「滋賀で現職が負ければ、野党は完敗ということ。崖っぷちの戦い。何としても勝たなければいけない」と意気込む。
 滋賀選挙区には自民党新人の小鑓隆史氏(49)=公明党推薦=、幸福実現党新人の荒川雅司氏(41)も立候補を予定している。

1665チバQ:2016/06/18(土) 10:54:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160618-00000000-kyt-l26
連合京都、対共産にピリピリ 参院選、1人区で進む野党共闘
京都新聞 6月18日(土)8時29分配信

 参院選(22日公示、7月10日投開票)で民進党が全国の改選1人区で進める共産党との野党共闘に、連合京都が神経をとがらせている。民進の支援組織である連合は共産系の労組と対立してきた歴史があるからだ。改選数2の京都選挙区では民進と共産は共闘しないが、隣の滋賀県を含む全国32の改選1人区では手を組む構図で、影響は避けられない。
 民進京都府連は5月15日の結成大会で、3月の民主党府連当時に決めた「共産との共闘は行わない」とする活動方針を、あらためて採択した。臨席した連合京都の橋元信一会長は胸をなで下ろしつつ、「次期衆院選でも共闘しないよう求め続ける」とけん制する。
 参院選の前哨戦とされた4月の衆院北海道5区補欠選挙では、民進と共産が共に推薦した野党統一候補が与党候補に迫る善戦だった。この結果もあり、両党は社民、生活を加えた4野党で参院選の全1人区での候補一本化に大きくかじを切った。
 だが、これに連合労組内で反発が広がった。化学メーカーの労組でつくる全国化学労働組合総連合(化学総連)が、連合本部から離脱。支部の化学総連京都地方連絡会議(1400人)も5月、連合京都から抜けた。連合京都の組合員数(9万5千人)に占める人数は1・4%だが、民進が比較的弱い府北部では約500人も抜けるため、「参院選の駅立ちやポスター貼りで主力になるはずだったメンバーがいるだけに痛い」(連合京都幹部)と嘆く。
 連合は1989年、共産系を除く労組で結成した。京都では、連合京都と共産系の京都総評(5万1千人)が激しくしのぎを削っている。連合京都幹部は「運動方針の違いで組合員を奪い合ってきた歴史がある。(共闘に対し)労組OBを含めた60代以上の反感は想像以上だ」とし、組織として民進を推すムードが減退すると懸念する。
 野党共闘の波紋を見透かすように、自民党も参院選の選挙公約で連合が主張する「同一労働同一賃金」の実現などを盛り込んだ。連合京都幹部は「選挙目当てに過ぎないが、20代の組合員には、評価する声も少なくない」と警戒し、焦りも見せる。
 隣の滋賀選挙区(改選数1)では、共産と社民が推薦する民進現職が野党統一候補として与党候補と争う。だが、化学総連の支部(2500人)が連合滋賀から離脱するなど対応に苦慮しており、野党共闘を巡る苦悩は全国の連合に共通している。

1666名無しさん:2016/06/18(土) 13:01:07
公明党の比例名簿,これで17人全員男なのか。

1667名無しさん:2016/06/18(土) 22:03:49
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061500719&g=pol
舌戦・参院選(15日)【16参院選】

◇できない約束はしない
 安倍晋三首相(秋田県横手市で街頭演説) 今年を東北観光復興元年と位置付け、2020年までに東北への海外からの観光客を3倍に増やしていく。私たちはどこかの政党と違って、できない約束はしない。約束したことを必ず実行していく。
◇自民改憲案、選挙時だけ倉庫に
 民進党・山尾志桜里政調会長(東京都内で街頭演説) 安倍晋三首相は憲法を知らないし、知る気もない。大好きな自民党の憲法(改正草案)しかない。でも、選挙になると自民党の草案は風呂敷に包まれて倉庫に隠される。この夏は(争点として)しっかり表に引きずり出す。あの自民党の醜い憲法(草案)を読めば、日本国憲法の美しさが分かる。
◇3本の矢より3本柱
 民進党・蓮舫参院議員(高知市で街頭演説) 飛んでいったか分からない3本の矢ではない。今の日本に欲しいのは、確かな3本の柱ではないか。土台を作ろう。子育てを支えようではないか、介護を支えようではないか、医療を守ろうではないか。
◇ブレーキ役で終わらぬ
 民進党・細野豪志元環境相(甲府市で街頭演説) なぜ民進党をつくらなければならなかったのか。安倍政権にブレーキをかけるために一つの政党になった。しかし、このままブレーキ役だけで終わるつもりはない。もう1度、政権にたどり着いて社会をつくり直したい。
◇改憲議論、逃げ隠れしない
 自民党・稲田朋美政調会長(福井市内の国政報告会で) 憲法について「自民党は参院選で議論しないのか」「逃げているのか」と言われるが、私は逃げも隠れもしない。議論をしていただければ考えはしっかり言う。ただ、議論をするには相手方に考えがないとできない。民進党は憲法についてどういうスタンスかということも全く示さない。なので議論できない。
◇もれなく改憲付き
 民進党・枝野幸男幹事長(千葉県浦安市で街頭演説) 安倍晋三首相は経済、アベノミクス、野党の悪口しか言わない。でも自民党の公約には憲法改正と書いてある。数を得て変えようとしている。ひきょうなやからに憲法を触らせたくない。アベノミクスにはもれなく憲法改正が付いてくる。それを食い止めるため、自民、公明プラス補完勢力に3分の2を取らせたらいけない。
(2016/06/15-21:46)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061600700&g=pol
積極的に党首討論を=4野党、自民に申し入れ【16参院選】

 民進、共産、社民、生活の野党4党は16日、自民党に対し、テレビなどを通じた党首討論に安倍晋三首相(自民党総裁)が積極的に応じるよう書面で申し入れた。
 申し入れ書では、「自民党はテレビ各局に首相の出演は6月19日から同25日までに限定する旨通告されていると側聞している」と指摘。その上で、「有権者の前で各党党首がそろって政策等を議論し、投票判断の材料を提供することは何より重要な機会だ」として、首相の前向きな対応を求めた。
 これに関し、民進党の岡田克也代表は記者会見で「それぞれの主張をしっかり述べ合い、有権者に判断していただくという根本的な考え方が欠如している」と首相を批判。出演期間を限定したとされることについては「リスクを避けたいということではないか」との見方を示した。(2016/06/16-17:05)

1668名無しさん:2016/06/18(土) 22:03:59
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061600491&g=pol
舌戦・参院選(16日)【16参院選】

◇TPP対策しっかり
 自民党・小泉進次郎農林部会長(鳥取市内で街頭演説) 知的財産の保護までできる地理的表示(GI)のマークをつけたら(鳥取の)らっきょうの売り上げが上がり、農家の所得アップにつながったと聞いた。まだまだ農業の発展する可能性はある。将来の見通しが明るくなるような農業の改革を前に進めていくためにも、TPP(環太平洋連携協定)に負けない、しっかりとした対策を打つ。一緒になって農業を良くしていきたい。
◇「対案ない」はとんでもない
 民進党・枝野幸男幹事長(名古屋市で街頭演説) 安倍晋三首相は「民進党には対案がない」と言うが、とんでもない。子育て支援充実や教育の底上げ、雇用の安定、年金、医療、介護こそ何よりもの経済対策だと一貫して訴えてきた。少子高齢化の日本では子育てや老後や雇用(対策)こそが経済を元気にする。時代が大きく変わっていることに安倍さんは気付いていないから、いくらわれわれが対案を示しても理解できない。
◇人を大切にする経済を
 民進党・安住淳国対委員長(岡山市で街頭演説) (民進党は)人を大切にする経済を成り立たせていこうとしている。格差を埋めて分厚い中間層をつくろう。この国にはたくさん地方に人材がいる。この人たちを切り詰めて、東京の豊かな人だけが豊かになればいいというのがアベノミクスの本質だ。
◇自民憲法草案「醜い」
 民進党・山尾志桜里政調会長(仙台市内で街頭演説) 安倍晋三首相が選挙で最も隠したい争点は憲法。自民党の憲法草案は醜い憲法だ。特に9条は(自衛隊を)国防軍にして集団的自衛権の制約をなくし、平和の形をがらっと変える。首相のこの道に子どもたちを並ばせたくない。(2016/06/16-19:49)

1669名無しさん:2016/06/18(土) 22:06:15
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061500907&g=pol
参院宮城で推薦=生活【16参院選】

 生活の党は15日、来月の参院選宮城選挙区(改選数1)で民進党現職の桜井充氏の推薦を決めた。 (2016/06/15-22:19)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061600737&g=pol
松田公太氏が不出馬表明【16参院選】

 日本を元気にする会の松田公太参院議員(東京選挙区)は16日の記者会見で、7月の参院選に出馬しない考えを明らかにした。松田氏は「いったん永田町から身を引き、違う形で日本のために貢献したい」と述べた。東京都知事選への出馬も否定した。
 松田氏は不出馬の理由について、「真の是々非々を実現する政党をつくりたいと努力したが、その実現が非常に難しかった」と説明。今後の予定に関しては「今の段階では全て白紙だ」とした。政界復帰の可能性に関しては「ゼロではない」と語り、含みも残した。 (2016/06/16-17:39)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061600775&g=pol
共産統一候補への支持訴え=参院香川で4野党幹部【16参院選】

 民進、共産、社民、生活の野党4党幹部が16日、高松市でそろって街頭演説し、改選数1の1人区の中で唯一共産党が野党統一候補となった参院選香川選挙区(改選数1)での支持を訴えた。
 民進党の安住淳国対委員長は「安倍政権の暴走にストップをかける」と強調。共産党の志位和夫委員長は「力を合わせて統一候補を勝利させる。野党共闘した全国32の1人区で勝利するために頑張りたい」と力を込めた。 
 生活の党の小沢一郎代表も「こんなむちゃくちゃな政権でいいのか。駄目なら退陣させようと手を組んだ。選挙は勝たなければしょうがない」と呼び掛けた。街頭演説には社民党の吉川元政審会長も参加した。
 この後、安住、志位、吉川の3氏は岡山市に移動し、街頭演説。岡山選挙区に出馬する民進候補を応援した。(2016/06/16-18:11)

1670名無しさん:2016/06/18(土) 22:13:04
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061600804&g=pol
アベノミクス推進か転換か=社保充実の財源不透明-与野党公約【16参院選】

 参院選に向けた主要政党の公約が出そろった。安倍晋三首相が取り組む経済政策「アベノミクス」をめぐり、与党が「成果」を示して路線推進を訴えるのに対し、野党は「失敗」と断じて転換を迫る。憲法改正でも主張の違いは鮮明だ。社会保障や子育て支援を充実させる方向性は共通するが、各党とも具体的な財源は示せておらず、今後の論戦のポイントとなりそうだ。
 ◇経済・社会保障
 自民党は、アベノミクスは「道半ば」としながらも「確実に結果を生み出している」と自賛。「GDP(国内総生産)600兆円実現を目指す。大胆な経済対策を実行する」と、政策強化を打ち出した。公明党も「経済成長の果実は地方へ回りつつある」として、消費喚起のための商品券・旅行券の発行検討を盛り込んだ。
 民進党は「アベノミクスの失敗で、格差が広がっている」と批判。幼児・義務教育の負担軽減、給付型奨学金の創設など「人への投資」を重視する。共産党も「格差と貧困」に焦点を当て、大企業や富裕層への課税強化を主張した。
 消費税率10%への引き上げは、与党が2年半延期を、民進党が2年延期を掲げた。異なるのは、増税に伴う充実を予定していた社会保障の扱いだ。自民党は赤字国債を発行せず「可能な限り」実現する方針。民進党は「予定通り実施する」と約束し、財源は行政改革の徹底で捻出する考えを示したが、国債発行も排除していない。
 自民党の稲田朋美政調会長は16日の記者会見で、「将来に借金を付け回す不道徳な政策は採らない。その姿勢の違いを訴えたい」と強調した。
 子育て支援では、与野党とも「保育の受け皿」拡充や保育士の処遇改善を提唱。長時間労働の是正や、同一労働同一賃金の実現などでも、各党の相違点は不明瞭だ。
 ◇憲法改正
 自民党は「憲法改正を目指す」と明記したが、具体的にどの部分を変えるかには踏み込まなかった。公明党は憲法改正に関する記述は一切なく、ともに争点化を回避したい思惑がうかがえる。
 民進党は「平和主義を脅かす9条改正に反対する」と強調。岡田克也代表は会見で「憲法の平和主義がゆがめられようとしていることに非常に強い危機感を持っている。しっかり訴えていきたい」と述べ、首相に論戦を挑む姿勢を鮮明にした。
 ただ、改憲では党内に賛否両論を抱えるため、公約は「未来志向の憲法を国民とともに構想する」と、綱領に沿って曖昧な書きぶりとなった。
 おおさか維新の会は、教育無償化、道州制導入を憲法に明記することを掲げた。(2016/06/16-18:41)

1671名無しさん:2016/06/18(土) 23:01:48
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061700872&g=pol
参院比例、計10人に=確認団体要件満たす-「怒りの声」【16参院選】

 政治団体「国民怒りの声」は17日、7月の参院選比例代表に新潟医療福祉大准教授の渡辺良弘氏(50)と、元会社員の吉田晶子氏(45)の両新人を擁立すると発表した。比例候補者擁立はこれで計10人となり、公職選挙法で定められた選挙期間中の街頭活動などが許される「確認団体」の要件を満たすことになった。 
 選挙区では、鳥取・島根選挙区に無所属で出馬する福島浩彦氏と、群馬選挙区から民進党公認で出馬する堀越啓仁氏をそれぞれ推薦することも発表した。ともに野党統一候補で、団体代表の小林節慶大名誉教授は「比例代表で私たちが掘り起こした人(投票者)は、選挙区では統一候補に入れてほしい」と呼び掛けた。(2016/06/17-19:51)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061800165&g=pol
宝田明氏が出馬取りやめ=「怒りの声」【16参院選】

 政治団体「国民怒りの声」は18日までに、7月の参院選比例代表で擁立予定だった俳優の宝田明氏が出馬を取りやめると発表した。同団体の候補者は比例9人、東京選挙区1人となる。(2016/06/18-13:08)

1672名無しさん:2016/06/18(土) 23:41:14
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061700754&g=pol
参院選、鍵握る投票率=与党55%想定、野党60%超に期待【16参院選】

 7月10日投開票の参院選は、投票率が与野党の獲得議席に影響を与えそうだ。与党側は高くなりすぎると政権批判票が増えると警戒。一方、野党側は投票率が低いと、強固な与党の組織票を崩せないため、有権者の関心を高めようと躍起だ。投票率が激戦区の勝敗を左右する可能性もあるだけに、各党とも気をもんでいる。
 参院選の投票率は1992年以降、6割を切っており、2013年の前回は52.61%で過去3番目の低さだった。今回は選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられることから投票率向上が期待されているが、現時点では「盛り上がっているとはとても言えない」(民進党候補者)状況という。
 自民党は企業・業界団体の強固な組織や後援会の支援を受けており、低い投票率の方が有利とされる。党執行部の一人は投開票直後に告示される東京都知事選を挙げ、「都知事選が過熱すれば、参院選がかすむだろう」とほくそ笑む。
 公明党も支持母体・創価学会の固い組織票を持ち、自民党と事情は同じだ。投票率を55%程度と想定して作戦を練るが、50%前後の低投票率を予測する向きもある。「与野党が消費税増税の見送りで一致し、安全保障関連法をめぐる騒動も収まり、これといった争点がない」(党関係者)というのが理由だ。
 一方、野党各党は無党派層を取り込もうと、高い投票率を期待する。民進党の枝野幸男幹事長は17日の記者会見で「健全な民主主義には投票率が高い方が望ましい」と指摘。党首討論を通じて争点を明確化して、関心を高めたい考えだ。
 与党に競り負けた4月の衆院北海道5区補選(投票率57.63%)は無党派層の7割が野党候補に投票したとみられ、野党側は「もう少し投票率が上がれば勝てた可能性がある」と分析。共産党は「高ければ高いほど良い。60%を超えたら躍進できる」と当て込む。(2016/06/17-18:03)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061700607&g=pol
安倍首相、第一声は熊本で=民進代表は山梨【16参院選】

 安倍晋三首相(自民党総裁)は22日公示の参院選で熊本県内で第一声となる演説を行う方向で調整に入った。政府・自民党関係者が17日、明らかにした。熊本地震からの復興を後押しする姿勢をアピールする狙いがある。首相は22日のうちに東日本大震災の被災地の福島県に移動し、演説を行う予定。
 一方、民進党の岡田克也代表は甲府市内で第一声の街頭演説を行う。山梨選挙区は参院選全体の勝敗を左右する改選数1の「1人区」の一つで、民進公認の新人が野党統一候補として出馬する。 
 公明党は17日、山口那津男代表がさいたま市で第一声の街頭演説を行うと発表した。(2016/06/17-18:55)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061700767&g=pol
舌戦・参院選(17日)【16参院選】

◇野党まともな政策出さず
 安倍晋三首相(滋賀県近江八幡市で街頭演説) 私たちは日本を成長させるための経済政策をしっかりと示している。野党はまともな政策を出しておらず、あまり評価には値しない。
◇単独過半数で思い通りに
 麻生太郎財務相(札幌市で講演) 自民党が思った通りにやれないのは、ひとえに(参院で)単独過半数がないからだ。だから、われわれはどうしても、今回(改選)議席が増えたところでは、きちっとその議席を取らせてもらいたい。
◇統一候補に意味なし
 自民党・谷垣禎一幹事長(大阪市で講演) 実態は、野党統一候補は民進党と共産党が組んでいる。選挙が終わったらどういう政策をやって日本を引っ張っていこうとしているのか。明らかに意味のない野党統一候補ではないか。
◇政治家優遇見直せ
 おおさか維新の会・松井一郎代表(福岡市で街頭演説) 今、知事と言うと、「せこい」の代名詞のように言われているが、せこくていい。大阪では役所の中のお金の使い方について、細かく、せこく、見直している。要は、政治家側が優遇され過ぎないお金の使い方が大事だ。消費税を増税するなら「国会議員の大胆な定数削減、報酬カット」を果たしてからだ。(2016/06/17-22:09)

1673名無しさん:2016/06/18(土) 23:43:54
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061800249&g=pol
舌戦・参院選(18日)【16参院選】

◇次世代に借銭残さぬ
 石破茂地方創生担当相(鳥取県八頭町で街頭演説) 団塊の世代が後期高齢者になる時に医療費、介護費、年金、すごくお金がかかる。それまでに消費税(率)をきちんと引き上げ、次の世代に借銭を残さない。民進党みたいに、足りない銭は次の時代に払わせればいい、赤字国債(を発行する)、そんなでたらめなことをわれわれは申し上げるつもりはない。
◇アベノミクスで生活苦しく
 民進党・前原誠司元外相(金沢市で街頭演説) 安倍晋三首相はデフレを良くしたいと言うが、賃金と年金が上がらず、皆さんの生活が苦しくなっている。GDP(国内総生産)の6割を占める消費が落ち込み、経済成長率が低迷している。自民党に勝たせるのは、これを白紙委任すること。首相はアベノミクスを進めると言うが、間違った政策を進めれば、もっと生活が苦しくなる。
◇自公、9条で意見一緒か
 民進党・枝野幸男幹事長(鹿児島市の会合であいさつ) 安倍政権の暴走を食い止めるという大義のため、(野党各党が)お互いの違いを乗り越え、連携して(統一候補を)送り出した。野党批判をする自民党は、連立政権を組んでいる公明党と憲法9条の意見が一緒なのか。
◇首相はうそつき
 民進党・岡田克也代表(三重県桑名市の会合であいさつ) 一昨年の衆院選で安倍晋三首相は「必ず消費税を予定通り上げる」「上げられる状況をつくる」「断言する」と。これが最大の公約だった。だが、その公約は守られなかった。公約違反、分かりやすく言えばうそつき。それだけで辞任に値すると思う。
◇日米の絆が断ち切られる
 安倍晋三首相(新潟県柏崎市で街頭演説) 共産党と民進党は安全保障関連法を廃止すると言っている。廃止すれば、日米同盟の絆が断ち切られる。北朝鮮に対して、しっかりと手を結んで拉致問題の解決に努力している絆が断ち切られてしまう。私たちは、こんな無責任な人たちに負けるわけにはいかない。(2016/06/18-22:17)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061800191&g=pol
アベノミクスめぐり論戦=与党「道半ば」野党「失敗」-大阪で討論会【16参院選】

 22日公示の参院選を前に、関西プレスクラブ主催の政治討論会が18日、大阪市内で開かれ、与野党9党の幹部が安倍政権の経済政策「アベノミクス」や憲法改正などをテーマに論戦を交わした。討論会には今回の選挙から投票権を持つ18、19歳の若者も参加し、各党幹部に質問をぶつけた。
 自民党の稲田朋美政調会長は「アベノミクスは道半ばだが、着実に結果を出している」と強調。公明党の佐藤茂樹政調会長代理は「うまく進んでいるが、恩恵がまだ一部にとどまっている」と述べ、家計や地方経済への浸透が課題だと指摘した。
 一方、民進党の山尾志桜里政調会長は「普通の人の暮らしを豊かにすることに失敗した」と批判。共産党の小池晃書記局長は「いつまでたっても道半ば。方向が間違っている」と政策転換を訴えた。社民党の福島瑞穂副党首、生活の党の玉城デニー幹事長も、アベノミクスは失敗したと断じた。
 おおさか維新の会の馬場伸幸幹事長は「成長戦略が進んでいない」との認識を示し、日本のこころを大切にする党の中山恭子代表は、政府にさらなる財政出動を求めた。新党改革の荒井広幸代表は「これからが正念場だ」と語った。 
 憲法改正に関しては、自民、公明、おおさか、こころの4党が賛成。民進、共産、社民、生活、改革の5党は反対を表明した。
 民進党の山尾氏が「憲法9条を争点に据え、この国の平和のかたちを議論したい」と述べたのに対し、自民党の稲田氏は「戦力不保持」を定めた9条2項の改正を主張した。(2016/06/18-17:40)

1674名無しさん:2016/06/18(土) 23:44:05
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061800190&g=pol
若者票獲得へ各党知恵絞る=漫画、アプリ、対話イベント【16参院選】

 7月の参院選で18歳と19歳が有権者に加わることから、与野党の「若者票」争奪戦が激しくなっている。各党とも競い合うように奨学金拡充や雇用安定といった若者を意識した政策を提唱。漫画やスマートフォン向けゲームアプリも駆使し、若者へのアピールに懸命だ。
 自民党は18歳選挙権に関する特設ウェブサイトを開設。安倍晋三首相が動画メッセージで、「給付型奨学金の創設に向けて具体的に検討を進めている。就職や雇用の安定、所得向上にしっかりと取り組む」と訴えた。18歳選挙権を紹介するパンフレットも作成し、女子高生を主人公にした漫画を載せて積極的な投票を呼び掛けた。
 公明党は参院選公約で若者政策を担当する閣僚や部局の設置、劣悪な環境で労働を強いる「ブラック企業」対策のための法改正を打ち出した。山口那津男代表は「被選挙権年齢を引き下げることも訴えていきたい」と強調。同党はイメージキャラクター「コメ助」と山口代表が登場するゲームアプリも配信し、若者の関心を集めようと努めている。
 民進党は公約で「旧民主党政権で実現した高校無償化を保育園・幼稚園から大学まで広げる」と表明した。18日は東京都内で10代の若者を集めたイベント「民進党ハイスクール」を開き、長妻昭代表代行が公約を解説。岡田克也代表は16日の記者会見で「若い世代に大いに関心を持ってもらえる選挙戦を展開していきたい」と意気込みを語った。
 共産党は公約で「大学授業料を毎年引き下げ、10年で半額」「最低賃金(時給)1500円」と唱える。インターネット番組「生放送!とことん共産党」を放送して党所属議員が政策を紹介。志位和夫委員長は17日、報道各社のインタビューで「ブラック企業の根絶も切実な課題だ。若者と同じ目線で政治を変えていく」と語った。
 おおさか維新の会は憲法改正による教育無償化を訴える。(2016/06/18-15:01)

1675名無しさん:2016/06/19(日) 11:28:08
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160618/k10010561061000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_005
与野党幹部 アベノミクスや憲法巡り論戦
6月18日 18時32分
参議院選挙が来週22日に公示されるのを前に、与野党の幹部による討論会が大阪市で開かれ、自民党が、アベノミクスの成果を強調し推進したいと訴えたのに対し、民進党は、実質賃金が下がっているなどとして経済政策の転換を主張しました。
大阪市で開かれた「関西プレスクラブ」主催の討論会には、与野党9党の幹部が出席しました。
このうち自民党の稲田政務調査会長は、「アベノミクスは道半ばだが、着実に結果を出している。これから、『同一労働同一賃金』を打ち出し非正規労働者の処遇を改善するなどして、成長の成果を分配することでさらに経済のパイを大きくしていきたい」と述べ、アベノミクスの推進を訴えました。
これに対し、民進党の山尾政務調査会長は、「アベノミクスはお金持ちを大金持ちにはしたが、普通の人の暮らしを豊かにすることに失敗した。実質賃金は下がっていて家計の消費も伸びない。私たちは、経済の土台としての人への投資をしっかりやりたい」と述べ、経済政策の転換を主張しました。
また、憲法改正について稲田氏は、「自衛隊が合憲だと憲法の中に書くことが、立憲主義を空洞化しないことにつながる。野党第1党の民進党には、憲法を変えるのか、変えないのか、変えるとしたらどこを変えるのか、示してほしい」と述べました。
これに対し山尾氏は、「自民党の憲法改正草案では、自衛隊を国防軍に変えて集団的自衛権の制約をなくすことを掲げている。憲法9条を参議院選挙の争点に据え、この国の平和の形を議論していきたい」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160619/k10010561301000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_002
参院選公示前に 各党がアベノミクスなど巡り論戦
6月19日 6時54分
参議院選挙は今月22日の公示前、最後の週末を迎え、与野党の幹部が各地での遊説に力を入れています。大阪では18日に各党の幹部が出席した討論会が開かれ、安倍政権の経済政策、アベノミクスなどを巡って、論戦を繰り広げました。
自民党の稲田政務調査会長は「アベノミクスは道半ばだが、着実に結果を出している。これから『同一労働同一賃金』を打ち出し、非正規労働者の処遇を改善することなどで成長の成果を分配し、さらに経済のパイを大きくしていきたい」と述べました。

民進党の山尾政務調査会長は「アベノミクスは、お金持ちを大金持ちにはしたが、普通の人の暮らしを豊かにすることに失敗した。実質賃金は下がっていて、家計の消費も伸びない。経済の土台としての人への投資をしっかりやりたい」と述べました。

公明党の佐藤政務調査会長代理は「経済再生、デフレ脱却への歩みをさらに進め、その実感を地方や中小企業、家計へと届けていく。成長と分配の好循環を実現させて、社会保障の充実や、保育や介護の基盤整備を加速させたい」と述べました。

共産党の小池書記局長は「安倍政権は、誰が見ても憲法違反である安全保障法制を打ち上げ、憲法改正を目指している。アベノミクスは貧困と格差を広げただけであり、参議院選挙は、こうした安倍政治全体を問う選挙だ」と述べました。

おおさか維新の会の馬場幹事長は「選挙前に言ったことは選挙が終われば、すべて終わりという状態が続いている。国会議員の定数削減などを行い、国民が政治に信頼を持てるようにしたい」と述べました。

社民党の福島副党首は「参議院選挙は、憲法を生かすのか殺すのかを決める選挙だ。一握りの富裕層のための政治ではなく、99%の人たちのための政治に変えるべきだ」と述べました。

生活の党の玉城幹事長は「生活が第一という政治を目指し、配分の仕組みを変え、家計の可処分所得を1.5倍にする。国主導から国民主導に変えることが必要だ」と述べました。

日本のこころを大切にする党の中山代表は「アベノミクスは財政政策が足りず、政府が需要を作り出さないと景気は回復しない。必要な公共事業は行うべきだ」と述べました。

新党改革の荒井代表は「アベノミクスは、ここからが正念場だ。ただ、エンジンをふかせばいいという問題ではなく、構造改革が必要だ」と述べました。

1676名無しさん:2016/06/19(日) 11:32:42
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061900024&g=pol
安倍首相「民共協力混乱呼ぶだけ」=岡田民進代表、政権打倒が目的

 与野党党首は19日、フジテレビの番組に出演し、参院選での野党共闘をめぐり論戦を交わした。安倍晋三首相は民進、共産両党の選挙協力について、「あまりにも無責任だ」と批判。民進党の岡田克也代表は政権打倒という共通目標を持って協力することは問題ないと反論した。
 岡田氏は共産党について「理念、政策に違いがあって、政権は組めない」と説明。その上で、「安倍政権を倒す共通目的に基づいて協力するのは、全くおかしくない」と主張した。共産党の志位和夫委員長は「野党で連合政権を組もうと提案しているが、合意はない」と述べた。
 これに対し、首相は「安倍政権を倒すことで一本化しているならば、もし倒した後どうするのか。混乱を呼ぶだけだ」と述べ、民共両党の選挙協力に疑問を呈した。公明党の山口那津男代表も「(民共両党は)全然方向性が違う。選挙後の責任ある姿が見えない」と指摘した。(2016/06/19-09:18)

1677チバQ:2016/06/19(日) 13:01:39
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201606/CK2016061702000189.html
<参院選>激戦の構図(上) 民進・おおさか維新 敵は「自公」にあらず?

2016年6月17日


 「十一日に共産の志位(和夫)委員長が大宮駅前でやった街頭演説を見に行ったけど、人の数がすごかった。民主が政権取ったときもあんな感じだったんじゃないか」
 民進現職の大野元裕(52)が地元の川口市で開いた決起集会の翌日、同県連関係者は苦笑いを浮かべた。大野の集会に「勢いはなかった」。だから共産の勢いがまぶしい。そしてこう続けた。「ウチにとって、本当の敵は誰か?ってことなんだよね」
 自公政権への高い支持率からすれば、野党への風はあまり期待できない。仮に吹いても、勢いのある共産の新人伊藤岳(56)に流れるのではないか。そうなれば、改選数三の埼玉選挙区は「自公共」で占められ、大野ははじき飛ばされる-。
 こんな最悪シナリオへの警戒感からか、民進県連は共産とは一貫して距離を置く。衆院議員の大島敦県連代表(59)は「共産はライバル」と断言してはばからない。十三日のテレビの討論会では大野自身が、伊藤を前に「われわれは共闘してません」と言い切った。
 「改憲可能となる自公での三分の二議席阻止」を合言葉に、全国の一人区で進む野党共闘の動きなど、別世界の話だ。
      ◇
 生き残りを懸け、大野本人はすでにフル回転している。「大野さんは安全保障を誰よりも本気で考えている専門家。必ず国会へ送り出してほしい」。十四日のJR浦和駅前、熱弁をふるう民進党政調会長の山尾志桜里(41)の横にも、大野の姿はなかった。本人はこの日、加須市など県北部を駆け回っていた。
 大野が初当選した二〇一〇年の参院選で、民主は二議席獲得を狙い、大野は県南部、当時の現職は県北西部と票を振り分けた。大野は当選できたが、北西部には浸透していない。だからこそ、民進の数少ないスター・山尾とのツーショットを見送ってまで、北西部回りを優先したのだ。
 もちろん、楽観論がないわけではない。一四年の衆院選では、民主が約五十三万、維新の党が約四十二万の比例票を県内で獲得した。両党が合体した民進の票は単純計算すれば九十万票以上。過去の当選ラインを軽く超える。まして六年前と違い今回は大野一人。
 次期衆院選の候補者となる総支部長の中には「大丈夫じゃないか」という声もあるという。だが、冒頭の県連関係者はため息をつく。「本気で大野をやらなきゃ次の衆院選は戦えない。どこまで分かってんのかな」
      ◇
 「改革は埼玉でもできます」。午前六時半のJR上尾駅前。党のイメージカラーである黄緑色のTシャツ姿で、おおさか維新の会新人の沢田良(36)が政策チラシをまいていた。
 同党は四月下旬、一度はみんなの党出身の現職山田太郎(49)の公認を発表したが、翌日に除名処分とするなど擁立作業が混乱。結局、沢田が出馬を表明したのは、事実上の選挙戦スタートとなる国会閉会が一週間後に迫った五月下旬までずれ込んだ。
 知名度不足は覚悟の上。国会では質問時間の多くを民進攻撃に割くお維新だけに、沢田も「共産と共闘して何をしたいのか理解できない。無責任だ」と民進批判に余念がない。「まるで大野の票を奪うために擁立したようなもの」と大野陣営関係者は憤りを隠さないが、まるで意に介さない沢田は、街頭でひたすら「おおさか維新、おおさか維新」と党名を連呼する。
 民主の下野から三年半。民主、みんなの党、維新の会等々…繰り返された非自民非共産野党の離合集散に意味はあったのか。有権者の審判が、まもなく下る。 =文中敬称略
 (谷岡聖史)
      ◇
 二十二日に公示される参院選。埼玉選挙区(改選数三)には、現職三人、新人四人が立候補を予定している。有権者の一票はどの候補に集まるのか。県内主要政党の動き、思惑を探った。

1678チバQ:2016/06/19(日) 13:02:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201606/CK2016061802000153.html
<参院選>激戦の構図(中) 自民・公明 楽観論に潜む「ズレ」

2016年6月18日


 テレビが「舛添要一都知事辞職」のニュースを大々的に伝えていた十五日の県議会の自民控室。画面を横目にしながら、ある自民県議は強気に言った。
 「影響は全然ない。全くない。全部舛添が悪い。誰も自民が悪いなんて思っちゃいないよ」
 自公が舛添を都知事に押し上げ、与党として支えていたことは周知の事実。辞任を渋る舛添に引導を渡したのは、ひとえに参院選への負の影響を懸念したことも明らかだ。
 にもかかわらず、この強気。埼玉選挙区で四選を目指す自民・関口昌一(63)について、県議は「地球がぶっこわれたって関口が落ちることはない」とこれ以上ない楽観論をぶった。
 もっとも、その楽観論に裏付けがないわけではない。改選数三の埼玉選挙区で自民の候補者は現職の関口だけ。千葉や神奈川で候補者を二人擁立するのとは対照的に、埼玉では早々に関口一人に絞り込み、共倒れの危険がない。
 安倍政権への支持率は堅調で、全国の一人区で構築された野党共闘の影響も埼玉にはない。直近の二〇一三年参院選で自民候補は、二位に四十万票の差をつける約百万票を獲得し、トップ当選している。だから、「落ちることはない」。
      ◇
 もともと、今回の参院選では、改憲をもくろむ安倍晋三首相(61)が衆院との同日選を仕掛ける、と公然といわれてきた。それが今月初めになくなり、一気に気が抜けた面もある。
 あまりに弛緩(しかん)した雰囲気に、県連会長の新藤義孝元総務相(58)は十一日、関口の総決起集会で「ゆめゆめ油断したり、たかをくくってはならない」と叫び、幹事長の鈴木聖二県議(61)は「今回は自民の環境が非常にいい。だから怖い。目標は百万票だ」と逆説的な言い回しで、ねじを締めた。
 それでも、ギュッと締まった様子は見られない。ある自民衆院議員は「頑張っていなくはないが、無理はしてない。必要以上に動員をかけない」とクールに話した。
      ◇
 一方、自民と連立政権を組む公明には、楽観論はまるでない。舛添の問題にも「埼玉都民は九十万人もいるし、少なからず影響がある。舛添の与党だから、とても怖い」(公明県本部幹部)と敏感だ。
 危機感を象徴するのが、現職西田実仁(53)と安倍が笑顔で並ぶ二連ポスター。県内各地でくまなく貼られている。一見、西田が自民の候補かと錯覚しそうな出来だ。「自民から推薦をもらっているというお墨付き。自民支持者に働き掛けやすくなった」(同)
 公明の基本戦略は、自公政権への高い支持率を生かして、今までの公明支持者以外の票を取り込むことだ。前回、前々回の参院選で公明が獲得したのはいずれも約五十九万票で、「これがウチの限界」(県本部幹部)。今回はこの票数では当選ラインに届かないとみて、自民支持者に与党としての公明への投票に期待をかける。
 ただ、この公明の戦略に自民からは「やりすぎだ」(県議)と不満の声ももれている。表向きは「自公で二議席獲得」とうたう自民県連幹部も、水面下では「選挙協力はまずはウチの目標を達成してからだ」と公明幹部にくぎを刺した。一方で公明支持者からも「公明は連立政権のブレーキ役だったはず」と、あからさまな自民との一体化を憂う声もある。
 なかなかねじが締まらない自民県連に歯がゆい思いを抱えつつも、頼みは安倍政権への高支持率というジレンマ。西田は「追い風は全くない」と自らを戒めるように話す。 =文中敬称略
 (冨江直樹)

1679チバQ:2016/06/19(日) 13:03:28
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201606/CK2016061902000149.html
<参院選>激戦の構図(下) 共産、こころ、社民 「共闘ムード」に期待

2016年6月19日


 真夏のような太陽が照り付けた十一日午後、JR大宮駅西口が熱気に包まれた。
 「野党が競い合って与党を少数に追い込む。埼玉では伊藤さんを必ず国会に押し上げる。アベノミクスという欠陥車はスクラップ工場に送る」。共産党委員長の志位和夫(61)がこうほえると、大きな拍手が沸き起こった。志位の隣で、今回が参院選三度目の挑戦となる共産新人の伊藤岳(56)が手を振る。
 聴衆は推定九千人。県委員長の荻原初男(63)は「二〇〇〇年代に入ってから最多。大成功だ」と手応えを語る。
 共産が最後に埼玉選挙区で議席を獲得したのは一九九八年。以降、長い低迷期に入り、伊藤が候補者になってからも一〇年は約二十万票、一三年は約三十五万票に終わった。
 ところが今回、陣営が掲げる目標は倍増の七十万票。伊藤は街頭演説で「(事前調査で)私が三位に食い込んでいる」と公言し、十八年ぶりの議席奪回に並々ならぬ意欲をのぞかせる。
 その自信の根拠は、安全保障関連法反対を訴える市民運動の高まりだ。「全国の参院選一人区で、野党候補の一本化を主導したのは共産」と自負する荻原は「努力は有権者に伝わっている」と話す。伊藤もこうした市民の後押しを期待し、演説では必ず「野党共闘」を強調する。
 「これまでの選挙とは違う。どこに演説に行っても追っ掛けが必ずいる」と伊藤。実際、伊藤の活動には、安保法反対のさまざまな市民団体がビラ配りなどで力を貸す。大宮駅前の街頭演説でも、伊藤のイメージカラーのオレンジのTシャツを着た勝手連メンバーが「選挙に行こう」と太鼓を打ち鳴らしていた。
 三議席を争う埼玉では民進が野党共闘を否定し、むしろ伊藤を敵視する。にもかかわらず伊藤は、全国的な共闘ムードに乗り、それを総取りする構えだ。
      ◇
 「具体的に…。それは今後、一生懸命勉強して(党の)先生方からも教えをいただきたい」
 十三日、埼玉県庁で出馬会見に臨んだ日本のこころを大切にする党の新人佐々木知子(47)は選挙で訴える政策を問われ、言葉を詰まらせた。公認候補に決まったのは五日前。選挙の経験はなく、同日夜のテレビ討論への出演は辞退した。
 「こころ」は全国の比例代表で三百万票が目標。都市部の選挙区に候補者を擁立し、底上げを図る戦略だ。ただ、会見に同席した党関係者は「候補者擁立が遅れていて、選挙については全くイメージができていない」とこぼした。
 佐々木は十七日夜、さいたま市内で開かれた党員集会に出席したが、他に目立った活動はしていない。出遅れをどう挽回するか。青写真を描けないまま、公示を迎えようとしている。
      ◇
 四月末の社民党県連合定期大会。佐藤征治郎代表(76)は「かんかんがくがくの議論をした結果、候補者擁立を見送る決定をした」と淡々と報告した。旧社会党時代を含めて初の「不戦敗」宣言だった。
 社民は昨年末以来、野党乱立を懸念する市民団体から野党共闘への協力を求められた。民進、共産が活動を先行させる中、県連合幹部は「ウチに候補者を出すなってことでしょ」と漏らした。
 一〇年に旧民主党との連立政権を離脱してから党勢は衰退の一途。独自候補断念の見返りに、比例代表で市民団体から集票を期待するが、効果は未知数だ。県連合幹部は「比例だけの選挙はやったことがない。てんやわんやの状況だ」と天を仰ぐ。 =文中敬称略
 (谷岡聖史、冨江直樹)

1680チバQ:2016/06/19(日) 13:08:21
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20160619ddlk43010164000c.html
<2016参院選くまもと>両陣営一枚岩になれず 22日公示・改選数1 /熊本
10:03毎日新聞

 熊本地震で約6000人が避難生活を続ける中、参院選の公示が22日に迫った。熊本選挙区(改選数1)は、3期目を目指す自民公認の現職、松村祥史氏(52)=公明推薦=と、昨年12月に野党が全国で最初に統一候補として擁立した無所属新人の阿部広美氏(49)=民進、共産、社民など推薦=が事実上、しのぎを削る構図だ。しかし、阿部氏は依然として各党の共闘方法を模索し、松村氏の陣営も多くの農家が反対する環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を巡って一枚岩ではない。【野呂賢治、中里顕】

 「今回は野党統一候補という前例のない取り組み。阿部さんの支持がどう広がるか分からない」。阿部氏を支援する組織の幹部は、阿部氏擁立から半年が過ぎる今も、統一候補の選挙手法に迷いがあることを打ち明けた。

 遊説は地域ごとに1政党のみが同行。他党と十分な協力体制ができているとは言い難い。5月1日に熊本市東区の健軍商店街で開かれたメーデーの集会も、社民県連や共産県委員会の関係者が出席する中、民進党の地元議員は姿を見せなかった。

 地震前は総動員態勢が期待された労働組合も関係者の多くが被災し、参院選の様相も変わった。労組関係者は「自動車や電力、自治労は地震対応でほとんど活動できていない」と話し、与党関係者が指摘する「野党は与党の安全保障政策に反対する以外の一致点が見当たらない」という課題も未解決のままだ。

 一方、松村氏は野党として臨んだ2010年参院選では得られなかった県農政連や県内各地の郵便局長会など約500団体の推薦を得た。今月上旬に熊本市西区で開かれた集会で、農林水産業の支援者を前に「推薦を頂いたことは大変光栄です」とあいさつした。

 ただし、松村氏の陣営もTPPに対する農家の不満がくすぶる。松村氏の集会に参加していた同市西区のミカン農家の男性は「TPPは不安だが、復興に向けた補助金をつけてもらうには与党の自民党を応援するしかない」と話した。参院選は震災からの復興一色になりがちだが、TPP問題に対する農家の与党に対する不信は根深い。また、被災直後で組織の活動が限られるのは阿部陣営と同じで、松村陣営の幹部は「熊本地震で選挙どころではない」、松村氏を推薦した業界団体の幹部も「選挙ムードではない」と語った。

 経験のない被災地の選挙戦に挑んでいる阿部、松村両氏は陣営の内なる戦いも強いられている。

 熊本選挙区には諸派新人、木下順子氏(57)と同、本藤哲哉氏(62)も出馬する予定。

1681チバQ:2016/06/19(日) 13:11:25
5242 :チバQ :2016/06/19(日) 13:10:52
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1606180037.html
【ポスト舛添】蓮舫氏は一転して、なぜ都知事選出馬を見送ったか? 「大勝負」逃したとベテランの嘆きよそに目指すは「党代表の座」か…
07:24産経新聞

【ポスト舛添】蓮舫氏は一転して、なぜ都知事選出馬を見送ったか? 「大勝負」逃したとベテランの嘆きよそに目指すは「党代表の座」か…
事務所開きに姿を見せた、蓮舫氏 =18日午後、東京都港区(荻窪佳撮影)
(産経新聞)
 東京都知事選の出馬に意欲を示し、判断が注目されていた民進党の蓮舫代表代行が18日、一転して出馬見送りを表明した。蓮舫氏の不出馬表明には、どのような「損得勘定」が働いたのか-。(岡田浩明)

 「絶対にこの国で政権交代可能な二大政党制をつくりたい。その思いで取り組んできた。まだその願いはかなっていない」

 東京・南青山。蓮舫氏は18日、自身の選挙事務所開きで、間接的に都知事選に出馬しない理由を並べた。党内の待望論にも「その時々の政治状況でいろいろな役割を求められることは承知している。でも、私は自分の志に素直でいたい」と牽制(けんせい)した。

 都知事選は知名度や人気で上回る候補が告示直前に名乗りを上げる「後出しジャンケン」が勝利の方程式とされる。今回、蓮舫氏は参院選との兼ね合いから先に決断を迫られた。平成22年の参院選東京選挙区で過去最高得票の171万票を獲得した実績を持つものの、都知事選でさらに知名度に勝る対抗馬が後から現れれば勝算が見込めなくなる-。こんな計算が働いたとみられる。

 蓮舫氏が所属するグループの野田佳彦前首相らも同様の懸念を抱き、蓮舫氏擁立に前向きな岡田克也代表や枝野幹事長らに対して慎重姿勢を崩さなかった。

 民進党は参院選で改憲勢力の「3分の2獲得阻止」を目標に掲げており、蓮舫氏の議席確保は欠かせないという事情もある。

 また、党内では蓮舫氏は「党代表の座を狙っている」(党幹部)との見方が支配的だ。蓮舫氏自身も各地の参院選候補者の応援演説で「代表代行として民進党を引っ張っていく」と強調。参院選後の9月末に予定される党代表選への意欲をにじませており、「都知事選で危険を冒すことを避けた」(党幹部)との指摘もある。

 だが、参院選をにらんだ合流効果も乏しく、党勢低迷にあえぐ民進党の現状に危機感を募らせる党ベテランはこう嘆く。「都知事選出馬は乾坤一擲、局面を切り替える大勝負になったのに…」

1682チバQ:2016/06/19(日) 13:12:34
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20160619k0000m010123000c.html
<参院選>高齢化、弱る足元 自民-鳥取・島根
00:26毎日新聞

 「世の中、うそじゃないかという夢が誠になる。北陸新幹線や北海道新幹線なんて『一体いつできるのか』とみんな思っていた。山陰新幹線も強く主張すると、いつの間にかできる」

 12日、島根県安来(やすぎ)市であった自民党の参院選決起集会。細田博之・幹事長代行(島根1区)の口ぶりに、支持者約70人がどっと笑った。

 1票の格差是正のため、合区された鳥取・島根選挙区(改選数1)には現職の青木一彦氏(55)が再選を目指して出馬する。青木幹雄・元官房長官の長男。父の代から地盤とする島根は、竹下登元首相ら多くの有力政治家を輩出してきた。衆院選小選挙区では無敗を誇る全国有数の自民王国として知られる。

 その力の源泉の一つがインフラ整備だ。「橋ができる、学校ができる。目に見えるものがあると党員になる人も増える」(県連関係者)。市町村ごとに張り巡らされた地域支部が地元の要望を聞き取り、国会議員は予算という成果を持ち帰って票につなげる。強固なシステムが王国を支え続けた。

 しかし、組織は確実に老いている。2006年に約2万1000人いた県内の党員数は10年以降、約1万3000人台で推移する。12年の政権復帰後も大きくは回復していない。「議員も党員も支持者もみんな高齢化している。会合に動員をかけても、以前の半分ほどしか集まらないこともある」。現場からはそんな声が漏れる。自民系県議22人の大半は60〜70代。最年少でも51歳だ。

 「平成の大合併」の影響も大きい。県内に59あった市町村は19になり、系列の地方議員は激減した。青木氏の自宅がある旧大社(たいしゃ)町などとともに出雲市になった旧多伎(たき)町。かつては12議席中11議席を自民系が占めたが、今は旧町出身の市議は1人だけだ。町議会議長も務めた柳楽(なぎら)和利・党多伎町支部長(77)は「みんな自分の選挙があるから、国政選挙も一生懸命やる。引退してしまえば、かつての議員も離れてしまう」と寂しそうに語った。

 青木氏はこれまで、縁の薄い鳥取県で重点的に遊説を続けてきた。公示後は鳥取と島根の活動日数をほぼ均等にする。足元を引き締め、審判の日に臨むつもりだ。【釣田祐喜、長宗拓弥】

 ◇予想される顔ぶれ

 ◇鳥取・島根(改選数1)

青木一彦55自現
国領豊太34諸新
福島浩彦59無新

(敬称略)

1683チバQ:2016/06/19(日) 13:13:27
http://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-plt1606180001.html
【壮絶選挙区に迫る】山梨選挙区 意気込む民進“ポスト輿石”擁立で牙城守れるか 懸念される共産アレルギー
06月18日 17:01夕刊フジ

【壮絶選挙区に迫る】山梨選挙区 意気込む民進“ポスト輿石”擁立で牙城守れるか 懸念される共産アレルギー
輿石氏は「王国」を守れるのか
(夕刊フジ)
 山梨選挙区といえば「旧民主党・参院のドン」こと、輿石東参院副議長の牙城である。その輿石氏が勇退するため、自民党は「絶好のチャンス」と意気込む。改選数1をめぐり、自民党と民進党が事実上の一騎打ちだ。

 ただ、山梨自民党も裏は複雑だ。

 かつて「政界のドン」と呼ばれた自民党の金丸信元副総裁が力を失った後、山梨で権勢を得たのは富士急グループを率いた自民党の堀内光雄元総務会長だった。だが一時、郵政民営化に反対して自民党公認を外される。

 この時、「刺客」として元財務官僚の長崎幸太郎衆院議員が党公認で堀内氏と激突し、比例で復活当選した。堀内氏が自民党に復党すると、長崎氏は無所属に追いやられる。長崎氏は苦労しながら当選を重ね、無所属ながら自民党の二階俊博総務会長の派閥に所属している。

 「結局、郵政民営化が山梨自民党を複雑にした」(自民党関係者)

 堀内氏は先月他界したが、山梨自民党はいまだに、堀内派や長崎派など、いくつかに分裂、何かとぶつかり合っている。今回の参院選に、自民党公認で立候補する高野剛元県議も、長崎氏の選挙支援で自民党を除名された過去を持つ。

 「内情は複雑だが、自民党が一枚岩になれば勝てる。このため、6月に入ると、安倍晋三首相や石破茂地方創生担当相などが続々と山梨入りし、高野氏の支援で街頭に立ち、一枚岩を迫っている」(自民党関係者)

 迎え撃つ民進党も力が入る。

 輿石氏自ら後継者擁立に動き、社会福祉法人理事の新人、宮沢由佳氏に白羽の矢を立てた。出馬会見には岡田克也代表が出席する力の入れようで、共産党を含む野党統一候補としてアピールし、日教組傘下の山梨県教職員組合(山教組)などにネジを巻いている。

 だが、懸念材料もある。

 「民主党出身で、永世棋聖の米長邦雄氏のおいである米長晴信元参院議員が5月、無所属での出馬を表明した。米長氏は2013年、みんなの党に移籍して参院選に出馬・落選したが、6万票近くを得た。民進党内の共産党アレルギーから、米長氏に票が流れる心配がある」(連合関係者)

 野党陣営の分裂を狙ってか、安倍首相は8日、JR甲府駅前の街頭演説で「民進党は共産党と一緒になって、どんな経済政策を考えるのか。こんな無責任な人たちに政権を任せるわけにはいかない!」と声をからした。

 「輿石王国」が激震している。 (ジャーナリスト・田村建雄)

1684チバQ:2016/06/19(日) 17:34:34
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20160616ddlk03010004000c.html
<「共闘」のゆくえ>2016参院選・岩手選挙区/上 自民県連と平野参院議員 /岩手
06月16日 10:27毎日新聞

 ◇知事選での亀裂修復 メンツ立て舞台演出

 5月28日夕、盛岡市内の料理店で机には酒が並んだ。「昨年の知事選では、ご迷惑をおかけしました。申し訳ございませんでした」。静まる自民の県連幹部や県議らの前で、平野達男参院議員は頭を下げた。その後、皆で乾杯した。陳謝した平野氏を招いたのは、自民県連側だった。

  ○  ●  ○

 参院選の岩手選挙区で自民県連は、昨年11月に田中真一氏(49)の擁立を決めた。慶応大ラグビー部の監督などを務め、前回の2013年の参院選で初めて立候補し、16万を超える票を獲得した。しかし、8万票余りの差を付けて立ちはだかったのが、無所属で選挙戦に臨んだ平野氏だった。

 生活の小沢一郎・共同代表の影響力が強い岩手では、自民が12年に政権に復帰してからも、国政選挙では圧倒的な強さを見せられていない。特に参院選では、公認候補が7連敗中だ。県連が雪辱を期すには、平野氏の票も頼らざるを得なかった。

 しかし、ある自民県議は「ネックになったのが、知事選での平野氏の対応の悪さだった」という。平野氏は昨年8月20日に告示された知事選に立候補する意思を示し、県議選を控えた自民県議らは選挙戦で連携するはずだった。ところが、告示直前に平野氏が撤退を表明。寝耳に水で、県議選にも影響した。前回参院選で生まれた県連と平野氏との亀裂は、埋まらなかった。

 「支援を受けられると思った自民が積極的に動かなかった」。知事選を巡っては、平野氏の後援会など平野氏側も県連に不信感を抱いていた。

 選挙戦直前になっても県連内の平野氏支援の空気は盛り上がらず、まとまって戦う雰囲気にはなっていなかった。平野氏側は、自分たちが裏切った形になったが、その要因が県連にもあると感じていた。別の自民県議は「自民にも非があったと言われれば、そうかもしれない」と話す。

 その一方で、平野氏は無所属での政治活動に限界も感じており「自民入党もうかがっていた」(自民関係者)という。

  ○  ●  ○

 両者のわだかまりを解いたのが、県連会長の鈴木俊一衆院議員だった。

 県連幹部は「参院選で平野氏が協力すれば亀裂が修復に向かう」とみていた。ただ、知事選の件で平野氏が自ら進んで謝ることはできない。県連に呼ばれて出向く格好にして、平野氏のメンツを保とうとした。鈴木氏らは酒席を段取りして、参院選が両者の歩み寄りの舞台となるよう演出した。

 今月13日、一関市であった田中氏の後援会の事務所開き。会場には、平野氏も駆け付けた。「田中さんを応援することが私の職責の一つだ」「田中さんとは3年前に争った。あれはノーサイドにさせてもらう」。そうあいさつした平野氏は田中氏とがっちりと握手し、共闘する姿勢を示した。

 平野氏が自民に近づく姿を見て、平野氏を支援していた男性はつぶやいた。「前回の選挙で『平野』と書いた人は、どう思っているんだろうか」

   ×   ×

 22日の参院選公示まで1週間を切った。改選数1の岩手選挙区には、野党共闘による木戸口英司氏(52)と幸福実現党の石川幹子氏(51)も立候補を予定している。県内政党の参院選に向けた動きを追った。

1685チバQ:2016/06/19(日) 17:34:57
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20160617ddlk03010050000c.html
<「共闘」のゆくえ>2016参院選・岩手選挙区/中 現職・主浜氏の引退表明 /岩手
06月17日 10:42毎日新聞

 ◇「主導権」争いが噴出 民進と生活にしこり

 元県議の木戸口英司氏(52)か、元衆院議員の畑浩治氏(52)か--。5月18日に盛岡市内で開かれた記者会見。共産県委員会の斉藤信副委員長、生活県連の佐々木順一幹事長、社民県連合の細川光正幹事長が並ぶ前で、民進県連の階猛幹事長は眉間(みけん)にしわを寄せ、木戸口氏が選ばれた無念さを隠さなかった。

 「世論調査などの結果を踏まえ、野党第1党である私どもが主導して擁立すべきでないかと、最後まで畑さんを提案した」「正直言って、知名度では我々の調査でも圧倒的に畑さんは上回っていた」「今回は一歩引こうと。大変苦渋の決断をした」

 選挙戦での態勢を尋ねられると、こう答えた。

 「党ごとにやるのがいいのではないか」

  ○  ●  ○

 昨年11月、県内でも参院選に向けた動きが出始めた。

 4日、共産県委員会が「野党との選挙協力が実現すれば擁立を取り下げる」としながら、県常任委員の立候補を発表。15日には、自民県連が田中真一氏(49)を公認候補者とすることを決めた。21日、生活の小沢一郎共同代表も盛岡市内で会見した。「岩手選挙区には(生活の)現職がいる。立候補表明の必要はない」。改選を迎える主浜了参院議員を立てる意向を明らかにした。

 こうした状況に呼応するかのように、当時の民主県連も対応を模索した。「現職なら支援する」。共産県委員会と主浜氏を推すことで一致した。毎日新聞が昨年12月5、6の両日に実施した全国世論調査で、自民の支持率は29%、民主7%。自民は岩手選挙区で連敗しているものの、民主単独で戦う余力もなく、主浜氏での共闘の流れが生まれつつあった。

 今年4月13日。社民県連合を加えた野党4党の県組織は、統一候補者を主浜氏にすることを正式に決めた。ところが、お膳立てされたにもかかわらず、主浜氏は正式な立候補表明をしなかった。

 それから2週間後の27日、主浜氏が口にしたのは「引退」だった。「深刻な症状の家族を抱え、介護と政治活動の両立が難しくなった」

  ○  ●  ○

 擁立作業が白紙に戻り、民進県連と生活県連の「主導権」争いが噴き出した。主浜氏は後継者として、木戸口氏を指名。4党との協議で、民進県連は畑氏の擁立を譲らなかった。生活との個別協議を働きかけられても応じなかったが、最後は「現職の政党が生活」ということで折れた。5月の半ばを過ぎていた。

 出遅れ感を取り戻すかのように、木戸口氏は連合岩手など労働3団体から推薦を得るなどして準備を進める。共産市議らとも各地で街頭演説を重ね、既に10回を超えた。

 その中で、民進県連とは黄川田徹代表のあいさつ回りに、1回同行しただけ。「協力の姿勢が感じられない」。木戸口氏の後援会幹部は、民進とのしこりをうかがわせた。「非協力的だと見られていることは理解している。まとまる姿を見せなければ足元を救われてしまう」。民進県連幹部は危機感をにじませた。

1686チバQ:2016/06/19(日) 17:35:28
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20160618ddlk03010005000c.html
<「共闘」のゆくえ>2016参院選・岩手選挙区/下 共産・吉田氏比例へ /岩手
06月18日 11:54毎日新聞

 ◇票上積み未知数 残る「小沢アレルギー」

 5月30日、盛岡市内の会議室で開かれた共産県委員会の研修会には、県議や市議、参院選の比例代表で立候補することになった吉田恭子氏(35)ら約50人が集まった。スーツ姿の木戸口英司氏(52)が登場すると、拍手で迎えられた。選挙前に他党の立候補予定者が、研修会に顔を出すのは初めて。帰り際、木戸口氏は参加者全員と握手をした。「共産にとって歴史的な場面になった」。県委員会の菅原則勝委員長は目を細めた。

  ○  ●  ○

 参院選に臨むにあたり、共産県委員会の方針は明確だった。昨年11月4日、岩手選挙区の候補者として吉田氏の擁立をいち早く発表。その記者会見の席で、菅原氏は「世論に野党連携を期待する声もあり、流れを作るために擁立を発表した。選挙協力となれば立候補を取り下げる覚悟はある」と言い切った。

 5月18日に木戸口氏の立候補が決まると、市町村議が動いた。県内には、普代村を除く32市町村の議会に共産の議員がいる。生活や民進系の市議らと連携して、木戸口氏の支援態勢を整えていった。その一つが、花巻市の野党議員による「花巻から安倍政権ノーを! 花巻市議有志の会」だ。 「それぞれの地域で、共産議員が野党議員同士をつなげる接着剤の役割をしている」。地域レベルで野党共闘が進んでいることに、県委員会は手応えを感じている。菅原氏は「安全保障関連法を廃止するには、政権を取らなければ。ただ、共産1党では取れない。まとまるのは大義だ」と言う。

  ○  ●  ○

 今月3日、盛岡市内で開かれた共産の事務所開き。県委員会幹部は選挙区では木戸口氏、比例は共産への協力を求めた。国政選挙の県内の比例代表で、共産や共産候補者の得票率は5・7%(2010年参院選)、6・4%(12年衆院選)、9・1%(13年参院選)、10・8%(14年衆院選)と堅調に伸びている。

 しかし、野党共闘で今後もどれだけ上積みが期待でき、党勢拡大につながるのかは未知数だ。

 1999年に連立政権を組んだ自民と公明は「選挙区は自民、比例は公明」を基調にして、選挙協力を続けている。今回の参院選の岩手選挙区で立候補を予定している自民の田中真一氏(49)の陣営も、その方針を踏襲。民進県連や生活県連は、比例代表では自分たちの党や候補者の支援に力を入れる。

 永田町では衆院の解散もささやかれる。共産が衆院選でも今回のような共闘を続ければ、政見放送ができなかったり選挙カーも出せなかったりする制約が出てくる。過去の衆院選では、生活の小沢一郎共同代表とは激しく争ってきた。「県委員会の段階では方針を決められないけど、このままでいいのか」。共産関係者は頭を悩ませる。

 22日の参院選公示を控え、最前線で選挙戦を支援する共産市議の一人は複雑な心境をのぞかせた。「安保関連法の廃止に向けては他党を利用しているが、選挙戦では共産の地方組織が利用されている。先を見据えた時に、共産はどこに行こうとしているのか。支持者には小沢さんへの『アレルギー』も残っており、ジレンマを感じる」

     ◇

 この連載は村山豪、近藤綾加、二村祐士朗が担当しました。

1687チバQ:2016/06/19(日) 17:43:47
http://www.sankei.com/region/news/160617/rgn1606170038-n1.html
2016.6.17 07:07
【2016参院選】
1議席決戦(上)自民・中原陣営、票上積みへ公明との連携が鍵 新潟

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 「相手の背中が見えているだけでは駄目。追い抜かなければなりません!」

 12日、新潟市中央区のホテルで開かれた自民党県連大会。参院選新潟選挙区(改選数1)に立候補を予定する同党二階派の現職、中原八一が大きな声で絶叫した。

 3日前に行われた長岡市での決起集会でも「死に物狂いで戦う」と落ち着いた口ぶりで決意を語ったが、この日は違った。普段は冷静な演説ぶりが定着しているだけに、県連大会に参加した約750人の党員の中には戸惑いの表情をみせる人もいたが、中原が「何が何でも1議席を守る」と強い口調で続けると、最後は大きな拍手に包まれた。

 ある県連幹部は「政策ばかりを言うのでなく、やっと気持ちを前面に出せるようになった」と評価した。

 野党統一候補として無所属で出馬する生活の党の元職、森裕子に対する中原の危機感は強い。通常国会が閉会した1日以後は臨戦態勢に入り、県内で多くの集会に参加。「(民進、共産、社民、生活の)4党が一緒になること自体おかしい。自衛隊、原発をはじめ政策も理念も違う」と訴え、野党共闘は「選挙目的以外の何ものでもない」と厳しく批判する。

 ◆前回選との大きな差

 中原は県議を経て、民主党政権下だった平成22年の参院選に出馬し、県連の組織力を背景に約41万票で2位当選を果たしたものの、1位当選を含めた他の主要候補の得票は計約71万票に上った。改選数が2から1に減った今回、中原が警戒するのはこの大きな差だ。

 自民、公明両党が政権を取り戻した後の25年の参院選で、自民候補は45万票超を得て再選したが、それでも主な野党勢力は合算で約58万票に上った。

 中原陣営のスタッフの一人は、投票率が25年の参院選(55・82%)並みだった場合、当選ラインは「54万票」と口にする。知名度で森の後塵(こうじん)を拝している現状を自他共に認める中、票をどう積み上げるのか。

 新潟を最重点選挙区に位置付ける自民党本部が頼りにするのは、連立政権を組む公明党にほかならない。公明は22、25年の参院選の比例代表でいずれも9万4千票台を県内で獲得し、抜群の安定感をみせている。

 中原は昨年8月に自民の公認候補となり、今年3月には公明から推薦を得た。12日の県連大会後、中原陣営の選対本部長を務める県連会長の星野伊佐夫は「公明党さんには今回、本当に頼りにさせてもらっている」と記者団に漏らした。

 ◆「抜いた」とはいえず

 自民党本部の調査では4月下旬から5月初めの段階で、中原陣営は「びっくりするほど大きな劣勢だった」(星野)が、6月に入り「ようやく(森の)背中が見えてきた」。「近づいてきたと(集会の)現場でも感じるが、まだ抜いたとはいえない」と、星野は公明のさらなる支援に期待する。

 中原も新潟市で5日に開かれた公明の時局講演会に参加し、約1500人に支持を訴えた。中原は「会合には女性が多く、公明の力を実感した」と打ち明ける。6年前の参院選では公明の大規模集会に顔を出さなかったが「前回以上の支援をもらっている」と手応えを語る。

 公明党県本部代表の志田邦男は「恐らく、最後は草の根の1票をもぎ取れるかという厳しい戦いになるが、うちの得意分野だ」と自信をみせた上で「今回は自公の歯車がかみ合わないと勝てない。(これまで選挙協力で)双方に意識の差はあったが、やっとかみ合い、5日(の講演会)に間に合った」と打ち明ける。

 中原陣営はこれまで2300を超す企業や友好団体から推薦を得た。だが、公明関係者は「中原は業界団体、自民県議の後援会といったように同じ顔ぶればかりを相手に回っている。今回は殿様選挙では通じない」と、もっと汗をかくよう中原に求めている。

 自公の組織票をベースにしつつ浮動票をいかに取り込めるか。それこそが勝敗を分ける鍵になりそうだ。

                  ◇ 

 22日に公示、7月10日に投開票される参院選では、政権与党の自公と野党勢力が事実上の一騎打ちを繰り広げる。激戦が予想される選挙戦の構図を探る。 (敬称略)

                  ◇

 ◇新潟選挙区立候補予定者

  (1減・1-3)

 中原八一 57 拉致特委員長 自(二)現 【公】
 横井基至 35 元航空自衛官 幸   新 
 森裕子 60 元文科副大臣 無   元 【民】【共】【社】【生】

1688チバQ:2016/06/19(日) 17:44:37
http://www.sankei.com/region/news/160618/rgn1606180016-n1.html
2016.6.18 07:02
【2016参院選】
1議席決戦(中)野党・森陣営 「一枚岩」強調 浮動票狙う 新潟
「子供たちの命と未来、そして皆さんの生活を守るために、どうしても勝たなければならない」

 15日、燕市の吉田産業会館で開かれた野党陣営の決起集会。参院選新潟選挙区(改選数1)に野党統一候補として無所属で立候補する生活の党の元職、森裕子は約300人の聴衆に力説した。

 そして、旧民主党(現民進党)県連代表だった当時、候補者の一本化をめぐる調整で森と一時は鋭く対立した衆院議員の菊田真紀子が「安倍政権の暴走を止めるため国会にぜひ行ってもらい、暴れてもらおう」と壇上で“和解”をアピールすると、会場から大きな拍手が湧き起こった。

 民進、共産、社民、生活の4党を軸とする野党勢力と連合、市民団体による共闘は主張が一致する安全保障関連法の廃止を旗印にすることで実現した。新潟市中央区の県庁前に5月中旬に設けた「中央選対事務所」に各党や団体の担当者らが定期的に集まり、情報を共有。県内各地にも事務所を置いて会議を開き、有権者の理解と支持を広げようと奔走している。

 もっとも共闘は名実ともに一枚岩とは言い切れず、効果は未知数だ。旧民主党を離党した森への抵抗感が民進党内などに今もくすぶっているからだ。新潟選挙区へのくら替え出馬を決め、後に撤回した菊田は「(森との間に)まだ温度差がある」と認める。

 一方で、同選挙区で初めて共闘に加わる共産党はスタッフを事務所に派遣し、森を全面的に後押しする。社民党県連幹事長の渡辺英明は「過去にわだかまりを持つ民進党の国会議員が前面に出れば、もっと心強い」と注文を付ける。さらに同党の県議や市議にも積極的に動いてもらい、共闘の面的な広がりを強めることも狙う。

 複雑な心境の菊田も「責任ある野党第一党として『(森への個人的な感情を)超越してやっていこう』と呼び掛けたい」と、自らに言い聞かせるように力を込めた。

 ◆経済失政と批判

 安倍晋三首相が消費税増税の再延期を表明し、経済政策「アベノミクス」は失敗したと野党が断じる中、森は燕市の集会で、国内総生産(GDP)の6割を占める個人消費が振るわないとして「皆さんが使えるお金を増やさないと景気は良くならない」と訴えた。

 菊田も本紙の取材に対し、規模や業種によって地方企業の業績に差があり、非正規雇用者が増えている現状を指摘した上で「暮らしを底上げし格差を是正する施策に転換させないといけない」と、安倍政権の経済失政を強調した。

 中小企業が集まる燕市の製造品出荷額は、リーマン・ショック後の平成22年の3359億円を底に回復傾向にあるが、事業所数(従業員4人以上)は17年末の877から26年末には約2割減の約700となり、減少が止まらない。

 同市で金属加工業を経営する50歳の男性は「アベノミクスの恩恵を受けたという声は聞こえず、地方に成長産業を根付かせる具体的な道筋も見えない」と不満を隠さない。

 ◆団結力をアピール

 選挙戦では連合や共産党が持つ組織票と県内各地に浸透する森の知名度を武器にしつつ、事実上の一騎打ちとなる自民党の現職、中原八一の攻勢をどうかわすかが焦点となる。

 野党各党は過去に得た票の単純合算にはならないと気を引き締めており、菊田は「投票率が上がらなければ組織の力を持つ自民党は強い」と指摘。政治への関心が比較的低い若年層や無党派層といった浮動票の取り込みも狙う。

 野党4党は社会保障や雇用、子育てなどに関する15法案を先の国会に共同で提出した経緯があり、無党派層の心に響くような共通政策を打ち出せる余地がある。

 野党勢力は今後、施設内の集会だけでなく街頭や若者が集まるイベントに繰り出し、浸透を図る構えだ。

 共産党県委員会委員長の樋渡士自夫は「各党の支持者を固めた上で、野党の団結力をどれだけアピールできるかが勝敗の鍵を握る」としている。(敬称略)

                   ◇

 ◇新潟選挙区立候補予定者

 (1減・1-3)

 中原八一 57 拉致特委員長 自(二)現 【公】
 横井基至 35 元航空自衛官 幸   新 
 森裕子 60 元文科副大臣 無   元 【民】【共】【社】【生】

1689チバQ:2016/06/19(日) 17:45:13
http://www.sankei.com/region/news/160619/rgn1606190033-n1.html
2016.6.19 10:30
【2016参院選】
1議席決戦(下)有権者どう動く 若者へのアピールが鍵 新潟

反応

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 22日に公示される参院選新潟選挙区(改選数1)の有権者は2日現在で約191万7千人。平成26年12月の衆院選以来、約1年半ぶりの国政選挙で有権者は何を判断基準に、どう動くのか。選挙権年齢の引き下げで新たに有権者となる県内の18、19歳は推定で計約4万3千人。有権者全体の約2・2%にすぎないものの、次代を担う若者たちが投票所にどれだけ足を運び、政治をどう動かすかも今回の参院選では焦点の一つとなる。

 ■投票の大切さ感じた

 「投票の大切さを感じた。高齢者ばかりでなく、若者にも目を向けることができる政治家に投票したい」

 長岡工業高等専門学校(長岡市西片貝町)の体育館で16日、同市選挙管理委員会が3年生約200人を対象に開いた出前講座を受講した小野塚桃子(18)は、今まで政治や選挙にあまり関心がなかったが、今回の参院選では一票を投じようと気持ちが変わったという。

 出前講座では同市選管の担当者が選挙制度概要をはじめ、政治に参加する意義や投票の持つ意味、インターネットを使った選挙活動などを説明。3年生のうち今回の参院選で選挙権を得る約100人が模擬投票を体験した。

 そのうちの一人、稲生穂乃香(18)は選挙権の重みを感じていた。「自分の一票で世の中が変わるかもしれないということを学んだ。考えが偏らず全体を見渡せる人に投票したい」

 ■3人中2.2人が棄権

 県選管によると、同選挙区の投票率は25年の前回が55・82%。20〜24歳は年齢別で最も低い27・34%にとどまり、3人のうち2・2人が棄権した。同市選管事務局長の遠藤健男(51)は「こうした講座をきっかけに選挙や政治に関心を持ってもらい、低迷している若者の投票率を少しでも上げることができればいい」と手応えを話した。

 県内の経済人は、参院選をどう見ているのか。鋼材の加工・販売を手掛ける藤田金属(新潟市中央区)の社長、今井幹文(もとふみ)は「地方創生の行方に注目している。いかに新潟を継続的に盛り上げ(地元を訪れる)交流人口を増やすか。農業分野の国家戦略特区に象徴される官民一体の取り組みが試される」と話す。

 その上で、中国などの新興国や為替の動向に地方経済も影響を受けている現状を、政治がどれだけ認識しているかを問う。「例えば中国が鉄鋼を過剰に生産して安値で輸出し、日本の素材産業にも影響を与えている。安倍晋三首相の経済政策『アベノミクス』の対案として、海外の状況を踏まえた政策が野党から出なければ、選挙戦で議論は深まらないだろう」と指摘する。

 一方、演劇の舞台公演などを行っている小劇場「新潟古町えんとつシアター」(同区)の支配人、逸見友哉(へんみ・ゆうや)(36)は「先のことを考えてくれる人に入れたい」と、候補者の政策の内容を注視する。

 これまで棄権したことはなく、票を投じる候補者は国政選や首長選にかかわらず、消去法で選んできたという。今回は「特に18、19歳に対して前向きな内容をアピールできる候補者がいるか注目したい」と話す。同時に「若い人がどれだけ政治に関心を持っているか、投票率も気になる」という。

 改選数が2から1に減り、前回は8人だった候補者は今回は3人にとどまる見込みだ。逸見は「選択肢は多い方がいいので、さみしい。改選数の削減も残念。地方の意見をもっと吸い上げるべきだ」と話した。(敬称略)

                      


 この連載は市川雄二、臼井慎太郎、松崎翼、村山雅弥が担当しました。

                   ◇

 ◇新潟選挙区立候補予定者(1減・1-3)

 中原八一 57 拉致特委員長 自(二)現 【公】
 横井基至 35 元航空自衛官 幸   新 
 森裕子 60 元文科副大臣 無   元 【民】【共】【社】【生】

1690チバQ:2016/06/19(日) 17:47:07
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20160615ddlk02010053000c.html
<岐路の農政>2016参院選/上 TPPに攻守揺れ 大規模化でコスト増も /青森
06月15日 10:43毎日新聞

 深緑の季節を迎えた八甲田山系。その豊かな雪解け水に恵まれた青森市八ツ役の水田で、「山田ふぁーむ」の山田正樹代表(53)はあきたこまちやコシヒカリを育てている。「TPPを恐れていない。むしろプラス効果に期待したい」

 政府が昨年10月に合意したTPP、つまり「環太平洋パートナーシップ協定」は日本にとって「黒船」にほかならない。安い輸入農産品の襲来が農家の経営を直撃するからだ。一方で政府は、TPPをテコに農業の競争力・体力強化を図る。農地集約や新規参入を進め、新たな担い手を育てたい思惑もある。

 青森市生まれの山田さんは早稲田大卒業後、外資系商社に入社。やがて「Uターン」し、広告会社勤務などを経て農家になった。収量を求めず質を追求し、農協などを通さない直接販売を展開。「米・食味鑑定士協会」の品評会に毎年出品し、「おいしさの数値化」を図る。2013年にはコシヒカリが約4000点の中から特別優秀賞に輝いた。その「エビデンス(証拠)のあるおいしさ」で販路を開拓。価格競争から離れ、「TPPを脅威に感じないやり方をしている」という。

 夢は「うまいコメを世界に売ること」。海外の日本食ブームもあり、チャンスはある。だが個人では海外へ打って出る経営戦略は立てにくいため、商社などとの連携に期待を寄せる。

   ■  ■

 一方、県内の多くの農家からはTPPに不安の声が聞かれるのも事実だ。つがる市の70代の男性は「米価を安定させるため、生産調整に応じて交付金をもらい、収入を安定させる方法が当たり前になっているのが現状。農家は既に『守り』に入っているよ」と話す。

 とはいえ、青森の農業は近年「攻めの姿勢」も目立つ。リンゴは輸出拡大を続け、県産米の新品種「青天の霹靂(へきれき)」は日本穀物検定協会の15年産米の食味ランキングで最高評価「特A」に輝いた。だがTPPの影響は避けられそうにない。国は昨年、県内の農林水産生産額については今後、30億〜50億円減との試算を公表した。コメは「影響ゼロ」としたが、県独自の試算では23億円の減少が予想される。

 農水省によると、15年の県内の農業経営体数は約3万5000。10年と比べて約9000減ったが、耕地面積では10ヘクタール、販売金額では700万円を境にそれ以上の経営体が増え、それ以下が減っている。JA青森中央会によると、後継者不足の問題などで廃業した農家の土地を近隣の農家が借り受けることで、経営の「大規模化」が進んでおり、ここ5〜6年はその傾向が顕著という。政府・自民党が推進する大規模化の波は、確かに青森にも及んでいる。だが「経費を差し引いた所得の伸びはあまりないのが現状」(同中央会)との指摘もある。労働力不足も深刻化し、従来は家族の手伝いでカバーできた作業にもわざわざ人件費をかけて人を雇用するなど、規模拡大の影響でコスト増となるケースもあるという。

   ■  ■

 長年、自民党の支持基盤だった農家。だがTPP導入を巡り、近年の国政選挙では自民候補を積極的には支援しない現象も各地で起きている。県内でも7月10日投開票の参院選への対応について、JAグループ幹部で構成する県農協農政対策委員会が「自主投票」を決めた。

 競争力を強化させ、「大規模化」「法人化」を進めたい政府・自民党。青森選挙区では自民現職の山崎力氏(69)が「生産者への支援対策と海外の市場開拓が重要」と訴える。一方で「今回のTPP合意に反対」の立場を取る民進党は、民主党政権下で農水政務官も務めた田名部匡代氏(46)が「県の基幹産業は1次産業だが、農村や漁村には不安が広がっている」と警戒感を強める。参院選を前に、岐路に立つ県内の農業の現状を探った。【佐藤裕太】

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 ■ことば

 ◇環太平洋パートナーシップ協定(TPP)

 太平洋沿いに位置する日本、米国、豪州、シンガポール、チリなど12カ国が2015年10月、大筋合意した広域の自由貿易協定(FTA)。農産品、工業品の関税の削減・撤廃や、投資や知的財産権など幅広い分野で域内共通ルールを作ることで貿易や企業活動の活発化を狙う。10年に交渉が始まり、日本は13年に交渉に加わった。TPPが発効すると、世界の国内総生産(GDP)の約4割を占める巨大な経済圏が誕生する。

1691チバQ:2016/06/19(日) 17:47:29
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20160616ddlk02010007000c.html
<岐路の農政>2016参院選/下 戸惑うリンゴ王国 他の果物と競合懸念 /青森
06月16日 11:37毎日新聞

 「来るなら来い」。今年2月、三村申吾知事はいつになく自信満々だった。日米など12カ国が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に署名したことについての見解を述べた時だ。「来るんだったら来いや、と。防衛するだけなく、このピンチにしっかりと対抗していく姿勢を示したい」。知事はその自信の背景も説明し、「我々は世界に誇れる農林水産資源を持っている。海外戦略に本腰を入れたい」と述べた。

   ■  ■

 TPPを迎え撃つ県内農業。主要産品の中で、とりわけ影響が注視されるのがリンゴだ。青森は年間生産量46万8000トン(2014年)と国内リンゴ生産量の半分以上を占める「王国」だけに、戸惑いも広がる。リンゴの関税は11年間で段階的に撤廃されることになり、政府は国内生産額の最大6億円減を見込むが、2000億円超の産出額を考えればむしろ影響は限定的との見方もある。だが県内の農家からは「過小評価」との声も上がる。

 その根拠の一つが、リンゴ生産量2位の長野県で示された数値だ。昨年11月、JA長野中央会は「リンゴ約116億円減」との独自の試算をまとめた。今年3月にはJA秋田中央会も同様に「約19億円減」との試算を公表している。

 JA青森中央会は独自の試算は出していない。だが「リンゴが出回る寒い時期に、季節が逆の南半球から新鮮な果物が入ってくれば、競合するかもしれない」との懸念がある。

 例えば豪州産のブドウは主に2〜6月に出回る。青森が誇るリンゴの主力品種「ふじ」とも時期が重なる。実際に商社やスーパーでは、冬場は輸入品で店頭の種類を豊富にしようとする動きがある。「リンゴ同士」の対決なら青森県産は負けない自信があるが、他の果物と比較された時に「珍しさに釣られてリンゴの需要が下がるのでは」との不安が残る。実際、2月の記者会見でTPPの「迎撃」に自信を示した三村知事もリンゴについては、「他の果物が安くなって、食べ替えも想定される」との懸念を口にした。

   ■  ■

 TPPへの不安は品質や労働環境にも及ぶ。昨年12月、民主党(当時)県連はTPPに関するセミナーを開催。八戸市の会合には、今回の参院選に民進から出馬予定で、民主党政権下で農水政務官も務めた田名部匡代氏(46)も出席した。当時の資料によると、生産者からは「安全でない作物が入ってくるのでは」「外国人労働者が増え、給料が下がるのでは」といった懸念の声が相次いだという。

 こうした状況下、県も近年は輸出に力を入れる。15年産リンゴの輸出は、4月までの時点で3万5000トン超(県国際経済課)。12年以降年々増加しており、海外で出回る国産リンゴは9割が青森県産とされる。6月には駐日スリランカ大使が県内を視察。背景には、スリランカにとって主なリンゴの輸入先だった中国産への「安全面での不安」がある。JA関係者が「国産リンゴは海外市場でブランド力があり、青森は他県に先んじて輸出の設備やノウハウが整っている」と話す通り、青森のリンゴは「攻めの材料」でもあるのだ。参院選に出馬する自民現職の山崎力氏(69)の応援で15日に来県した安倍晋三首相も「青森のリンゴは香港や台湾など世界で大人気。輸出を増やし、農家の収入も増やす」とブランド戦略の重要性を訴えた。

   ■  ■

 ただ、現状ではTPPを巡る各種の試算には幅があり、農村を覆う不安は払拭(ふっしょく)しきれていない。弘前市のリンゴ農園で働く30代の男性は話す。「私たちが求めたいのは、試算を超える影響があったときの補償対策を示してもらうことだ」

 安倍首相が1月の施政方針演説で「我が国のGDP(国内総生産)を14兆円押し上げ、80万人もの雇用を生み出す」と経済効果を強調したTPP。日本の農政が岐路に立つ中、農業県・青森の未来がかかった参院選は22日、公示を迎える。【佐藤裕太】

1692チバQ:2016/06/19(日) 17:48:10
http://www.sankei.com/region/news/160616/rgn1606160064-n1.html
2016.6.16 07:09
【参院選 迫る決戦】
(上)知名度と実績で勝る中曽根氏 群馬

反応

反応


 ■組織力で圧倒の自民、「水物」…漂う楽観ムード警戒

 ◆初心に帰って戦う

 中曽根弘文氏が初当選を飾ったのは今から30年前の昭和61年。父の康弘首相(当時)が「死んだふり解散」と呼ばれる史上2度目の衆参同日選を仕掛け、自民党が圧勝したときだ。

 6度目の挑戦となる今回の参院選では、その同日選でともに初当選した谷津義男元農水相が選対本部の事務長に就任。谷津氏は先月29日に開かれた選対発足式で「今回、相手は野合してまとまってくる。こんなことは群馬の参院選で初めてのことだ」と語り、「初心に帰って戦う」と気勢をあげた。

 6年前の選挙から改選数が1となり、その際は当時民主党の県連会長だった相手候補に中曽根氏が野党の県連会長として挑み、相手を一蹴した。構図は「自民vs民主VS共産」。今回はこの構図が事実上「自民VS民進(旧民主)・共産」となる。

 6年前の民主党と共産党の得票数を加算しても、中曽根氏の得票数とは20万票近く離れており、最近の共産党の勢い(昨年の知事選で共産推薦候補は12万9990票を獲得)を加味しても、約14万票の開きがある。知名度と実績で勝る中曽根氏が「盤石」といわれるゆえんだ。

 陣営は4月下旬から郡市単位での集会をスタートさせ、12日にみどり市で開かれた激励会で県内を一巡した。同日選の可能性を直近まで排除しきれなかったため、選対本部の立ち上げこそ遅れたが、同日選が流れたことで衆院の勢力も参院選に集中できるようになり、選対の布陣は強力になった。

 また、野党だった6年前は、業界団体の対応も自民、民主両候補を推薦するなど判然としなかったが、今回は建設、農業、林業、商工、医療関係の各団体から推薦を取りつけ、組織力を強化した。

 ◆「50%割れ」も視野

 知名度に加え組織力でも他候補を圧倒する中曽根陣営だが、不安要素がないわけではない。

 その一つは昨今低下が著しい投票率。平成22年の58・55%、25年の51・75%を踏まえれば、今回は過去最低の「50%割れ」も視野に入る。

 そうなれば、組織票の上積みが勝敗の鍵を握ることになるが、相手の「野党統一候補」は投票率の影響を受けにくいとされる共産党票と、民進党を支持する連合票を取り込み、それに市民連合が加勢する。

 推薦を取りつけている公明党票も加味すれば、それでも中曽根氏の優勢に変わりはない。しかし、組織内に楽観ムードが漂えば、“水物”ともいわれる選挙において、思わぬ傷を負いかねない。

 実際、中曽根氏は12日の激励会後、記者団に「『もう大丈夫でしょう』といわれるのが一番怖い」と話し、楽観ムードを警戒した。長年自民党の選挙に携わってきた関係者は「『もう大丈夫』という人は選挙に行かない」と指摘するほどで、中曽根選対がどれだけ組織を動かし票に結びつけられるか。油断が最大の敵となりそうだ。

                    ◇

 参院選の日程は22日公示、7月10日投開票に決まった。主な陣営の動きを追い、戦いの構図、公示直前の情勢を探る。

1693チバQ:2016/06/19(日) 17:51:32
http://www.sankei.com/region/news/160617/rgn1606170033-n1.html
2016.6.17 07:02
【参院選 迫る決戦】
(中)「統一候補」綱渡りの野党共闘 群馬

 ◆1ランク下の「支持」

 「非自民・非共産」は民進党の支持団体、連合が平成元年の結成以来、掲げてきた方針だ。共産党に近い組合などはこれに対抗して全労連(全国労働組合総連合)を結成し、両者はいまも敵対関係にある。

 しかし、民進党は今夏の参院選から共産党と共闘することを決め、改選1人の群馬でも「野党統一候補」堀越啓仁氏が誕生した。

 民進党は市民団体出身の堀越氏が無所属で出馬することを一度は団体側と野党間で合意したが、連合が民進党の公認を強く求めたため、約束を反故(ほご)にしてまで、堀越氏の民進党公認に動き出した。

 市民団体側は民進党の“不義理”に激怒したが、最終的には民進党が公認、共産、社民両党が推薦することで決着した。

 しかし、連合群馬(富沢誠会長)は先月17日の執行委員会で、堀越氏への支援態勢を「推薦」より1ランク下の「支持」にとどめることを決めた。「推薦」は組織内外に運動を展開する最上位の支援レベルだが、「支持」は対象範囲が組合員とその家族に限られる。

 旧民主党時代から考えても、党の公認候補を「支持」にとどめるのは異例の事態だが、「非共産」という連合結成以来の方針は、組織内に根強い“共産アレルギー”として残っており、富沢会長は「組織が一枚岩となり、最大限の票を出すためには、『支持』が最適だった」と説明した。

 ◆水泡に帰す事態にも

 そうした連合と共産党の歴史的経過や民進党と共産党の根本的な主義主張の違いもあって、野党共闘は綱渡りの様相を呈している。連合の執行委員会前日に行われた民進党の結党大会では、選挙で共闘する社民党県連代表の姿はあっても、共産党関係者の姿はなかった。

 一方で、市民団体も交えた野党合同の集会には連合が動員をかけないことになっており、共闘は一枚岩とはいえない状況だ。

 野党は、自民党の「1強多弱」を打破するために全国32の1人区で候補者を一本化した。その一方、連合が傘下の産業別労組から12人の組織内候補を民進党の比例代表に擁立し、共産党も党勢拡大のために比例代表票の上積みを急ぐ。

 いわば、選挙区では「統一候補」を担ぎ上げて手を握り合っているが、比例代表ではもう一方の手で各党がそれぞれの票をかき集めているような状態で、一歩間違えれば、共闘が水泡に帰す事態にもなりかねない。民進党の前原誠司元外相は以前、共産党を「シロアリ」と酷評していた。「統一候補」を擁しながら比例代表票で民進党が共産党と肉薄するようなことになれば、前原氏の酷評は当を得た忠告だったということだ。

                    ◇

 参院選には幸福実現党から新人の安永陽氏も立候補を表明。憲法改正や自虐史観の一掃、マイナンバー制度の廃止などを訴え、浸透を図っている。

1694チバQ:2016/06/19(日) 17:52:25
http://www.sankei.com/region/news/160618/rgn1606180015-n1.html
2016.6.18 07:01
【参院選 迫る決戦】
(下)18歳選挙 当惑も「期待に満ちた一票を」 群馬

反応

反応



 ◆出前授業や模擬選挙

 22日の参院選公示まで1週間を切った17日、県立桐生女子高校では、放送部の生徒が昼休みに3年生向けの校内放送を流していた。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることを受け、新たに有権者となった生徒に投票へ行くよう呼びかけを行っていたのだ。

 とはいっても、参院選で投票ができるのは3年生全員ではない。選挙権があるのは投開票日(7月10日)翌日の11日までに誕生日を迎えた生徒に限られ、その数は3年生の3分の1ほどだ。

 県選管によると、年齢の加算は誕生日の1日前に行われるといい、仮に7月11日生まれの生徒は、10日の投票日に投票はできるが、9日までの期日前投票は利用できない。10日生まれの生徒は9日の期日前投票はできるが、8日まではできない。

 こうしたことは生徒の間で十分には認識されておらず、17日の校内放送後、桐生女の生徒会は投票日までにどのような選挙啓発が必要かを真剣に話し合っていた。

 今夏の参院選が初めてということもあり、「18歳選挙権」への関心は高い。選管は各地で出前授業を行い、模擬投票を実施するなど、選挙啓発に力を入れてきた。

 ◆親と同じ人に入れる

 一方、新たに有権者となる若者にとっては、政治が突如として目の前に現れ、誰に投票するかの判断を迫られるだけに、当惑している感も否めない。

 高校生の有志でつくる「群馬県高校生会議」は従来の主権者教育に物足りなさを感じ、11日に高崎経済大で座談会を開いた。大学生も交えて主権者教育の課題や改善策を話し合った。参加したある女子生徒は「学校の主権者教育はやってはいけないことの話が中心で、ほとんどの生徒は興味を持っていない。どうやって選べばいいか、みんな困っていると思う」と話した。

 参院選から投票権を得た別の女子生徒に投票先を決めたか聞くと、「まだ決めていない」と答え、どうやって決めるかを尋ねると「親と同じ人に入れると思う」と話した。

 公示前には舛添要一都知事が政治資金の「公私混同」問題で批判を浴び、辞職することが決まった。「政治とカネ」をめぐる問題は、若者の政治離れを加速させかねず、新有権者の低投票率が懸念される。

 桐生市の男子生徒は「疑念だらけの一票ではなく、期待に満ちた一票を投じたい」と率直な思いを語った。

1695チバQ:2016/06/19(日) 17:59:21
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/kokusei201607/mie/CK2016061702000247.html
<決戦の構図>(上) 民・共・社が統一候補
2016年6月17日
写真
 二十二日の公示が目前にせまった参院選。三重選挙区(改選数一)は三人が立候補を予定しており、民進党現職の芝博一さん(66)が三選を果たすか、自民党新人の山本佐知子さん(48)が党として三重選挙区の議席を独占するかが最大の焦点となる。政治団体「幸福実現党」新人の野原典子さん(59)も出馬を表明している。接戦が見込まれる夏の決戦の構図を二回にわたって展望する。
 民進と共産、社民の三党が統一候補として擁立した民進現職の芝博一の事務所に届いた、労働組合や企業などから推薦状は約四百枚。前回選とほぼ同じ。一見、野党連携の影響が見られないのは、芝が他党と直接、政策協定を結んでいないからだ。
 旧民主が十五年ぶりに自民に議席を譲った前回選では、旧日本維新の会と共産も候補者を擁立。三党が獲得した計四十四万票に対し、自民は三十七万票余。自公政権打倒を目指す共産は昨年末から繰り返し共闘を打診したが、芝は首を縦に振らなかった。
 前回選で六万票を得た共産と組めば、計算上はその分の上積みが見込める。神職出身の芝が共産から直接的な支援を受ければ保守層の支持者が離反しかねない。半年間、決断に踏み切れなかった。
 全国三十二の改選一人区で候補一本化が進む中、三重は五月に入っても進展がなく、党の独自調査では「接戦」。業を煮やした地元選出の民進党代表・岡田克也は「支援してもらえばいいじゃないか」と芝を説得。協定書が交わされたのは、公示を一カ月後に控えた二十三日だった。
写真
 芝と三党は市民団体「市民連合みえ」と個別に協定を結び、市民連合みえが推薦する芝を「応援」する形を選択した。協定の内容も、安保法制廃止など四項目に絞り込んだ。
 連合三重の幹部は「芝と共産がじかに協定を結んでいたら、選挙にならなかった」と明かす。すでに組合員からは共産との連携を非難する声が届く。幹部は「芝が協定を結んだのは、あくまで市民連合みえ。選挙後も一緒に活動するわけではない」として、組合票固めに苦心する。
 民進党県連副代表の三谷哲央も「三党合同で集会や街宣を開く予定はない。各党が個別に選挙戦を展開する」と明言。三党そろうのは市民連合みえの主催行事だけにし、民進、共産双方の支持者が互いに抱く「アレルギー」を最小限に抑える。
 候補一本化の効果はいまだ未知数だが、市民連合みえとの連携は新たな戦略をもたらした。芝は十日、市民連合みえの呼び掛け人で、若者組織「SEALDs TOKAI」の岡歩美(25)との対談イベントに出席。支持なし層に市民目線の政治をPRした。党支持者や労働組合を中心に支持を固めた、従来の選挙活動ではなかった戦術だ。三谷は「従来型に加え、市民連合みえと協力し、福祉従事者や働く母親らにも投票を呼び掛ける」と支持層の広がりに期待を寄せる。
 岡田は昨年十一月から県北部を精力的に回り、芝と百二十カ所でミニ集会や立会演説会をこなした。六日には保守地盤が厚いとされる熊野市、尾鷲市を訪れたが、ある関係者は「県南部は事務所を借りることさえ難しい」と打ち明け、岡田も「鈴鹿以北で圧勝し、南部の負けを上回る票数を得るのが勝つパターンだ」。党幹部も続々と県内入りしてテコ入れを図る。
 (文中敬称略)
 (参院選三重取材班)

1696チバQ:2016/06/19(日) 17:59:40
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/kokusei201607/mie/CK2016061802000228.html
<決戦の構図>(下) 公明と蜜月の自民
2016年6月18日
写真
 参院選三重選挙区で二〇〇〇年の補選以来、五連敗を喫していた自民。一三年の前回選、新人の吉川有美(42)が政権奪還の勢いに乗って激戦を制し、白星を飾った。民進党代表の岡田克也のお膝元である県北部の十市町のうち、大票田の四日市や桑名など四市町で勝利を収めたことが議席奪還に大きく寄与した。
 今回擁立した山本佐知子(48)は東京生まれだが、桑名市が本籍地だ。旧衆院三重1区選出で自治相を務めた故山本幸雄の孫で、父は元滋賀県長浜市長、弟は滋賀県議という政治家一家。自民県連幹事長の前野和美は選定の決め手を「安定感と落ち着き」と語り、父親の落選を味わい、選挙の厳しさを肌で知る点もプラスに働いた。
 陣営は、今回も県北部の得票が勝敗を左右するとみる。前野は「県北部で相手候補にどれだけ迫れるかが勝負。公示前に支持層の票を固め、公示後にいかに浮動票を取り込むかが鍵だ」と意気込む。
 党のベテランが当選を重ねる衆院1、4、5区は国政報告会に出席するなどして支持層を固める一方、大票田の2、3区では無党派層を狙って党の大物国会議員らを応援弁士として招く「空中戦」を仕掛ける。県連は若い有権者の関心を引こうと衆院議員、小泉進次郎の応援も要請済みだ。
 後援会事務所の本部は幸雄の地元・四日市市に置いた。くしくも幸雄の地盤を一九九〇年に継いだのが岡田だが、県連会長の田村憲久は「祖父の知名度だけで勝てるわけではないが、『山本』の名前は財産だ」。陣営が積極的に働き掛けずとも、かつての幸雄の支援者が事務所を訪ねてくるという。
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 山本自身も十日の四日市市での決起大会で祖父を紹介し「四日市には格別の思いがある」と話した。ただ、県連幹部は「岡田さんの後援会組織は強力。市議、県議の力を結集しなければ勝てない」と気を引き締める。
 知名度向上が至上命令の山本は一月から国会議員や地方議員の集会や支援団体を回り、名前を浸透させてきた。五月の大型連休から街頭演説にも立ち、多い日は三十〜四十カ所でマイクを握った。連休以降は活動の七割を支持基盤が弱い衆院2、3区回りに割く。
 党は三重を重点区に位置付けており、伊勢志摩サミットからわずか二週間後に安倍晋三首相が県内入りした。県連幹部は「一気に勢いを付けたい」。さらに、過去の国政選挙で特定候補を応援してこなかった知事の鈴木英敬が安倍政権と山本の支持を打ち出したのも好材料だ。
 山本の推薦を早々に決めた公明との連携について、田村は「最大限の応援態勢を組んでもらっている」と蜜月ぶりを強調。公明県本部代表の中川康洋も「今回は公示前からスムーズに協力態勢を敷いている」と共同歩調をアピールし、党の国会議員が山本の決起大会で応援弁士を務める。
 (文中敬称略)

1697チバQ:2016/06/19(日) 18:00:22
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/kokusei201607/fuk/CK2016061602000225.html
<闘う>(上)自民、公明
2016年6月16日
◆油断や慢心、陣営警戒

 「本来なら最高の地位に就かせてもらい、どちらかというと一丁上がり」。現職議長としての選挙になる自民の山崎正昭氏(74)は、四月下旬の事務所開きで出馬に迷いがあったことを打ち明けた。
 「自民王国」と言われる福井。人材は豊富。党県連が山崎氏の党本部への公認申請を決めた昨夏前までは、県議ら複数の後継候補の名前が挙がっていた。県連幹部は「年齢的にも立場的にも引退すると思っていた」と振り返る。
 それでも市議会、県議会を経て国政に出た山崎氏。地元の実情に詳しく、たたき上げの政治家として手腕には定評がある。県内の首長らは声をそろえる。「実力はナンバーワン」
 その声に応えるように山崎氏は「生涯現役」を宣言。健康面にも問題はない。北陸新幹線や中部縦貫自動車道、地方創生など県政課題は正念場を迎える。仲倉典克・県議会議長は「地元が中央要請で最も頼りにしていると言っても過言ではない」と話す。
 六年前の選挙は、野党として臨んだ。岡田高大・大野市長は今回の事務所開きで違いを感じた。「来られる方が非常に多い」。影響力の大きさが如実に表れていた。
 党籍を持つ県内地方議員は、野党時代から一割ほど増え、昨年末で二百十九人となった。県選出の国会議員は全て自民。党三役や大臣もおり、政治力は過去にないほど高まっている。推薦を決めた公明党員の票も織り込め、陣営は勝利という結果はもちろん、得票率を意識する。
 ただ、複数の県議からは「選挙の熱がない」との懸念も漏れる。野党共闘について、陣営関係者は「経験したことのない戦いになる」と警戒する一方、油断や慢心も感じ取っている。仲倉議長は「現職の参院議長で、大丈夫という気持ちが県民にあるのも事実」と認める。
 消費税導入後にあった一九八九年の参院選福井選挙区では事前の予想と違い、自民候補が一万票差で敗れた。昨年十一月、いち早く山崎氏の推薦を決めた県農政連。山田俊臣会長は、引き締めを図ろうとこう強調する。「選挙は、ふたを開けるまで分からない」
 衆参同日選の可能性が消え、一時は締まった雰囲気も再び緩んだ。加えて特定秘密保護法や集団的自衛権を行使できるようにする安全保障関連法の施行など、安倍政権の強引な姿勢に懐疑的な無党派層もいる。
 政治とカネの問題もなくならない。県関係国会議員の一人は、中央政界の不祥事が地方に影響する可能性を「少なからずある」とみる。
<出馬予定者>
山崎正昭 74 参院議長     自現<4>=公
白川康之 59 幸福実現党員   諸新
横山龍寛 51 連合福井事務局長 無新=民共社 
     ◇
 参院選(七月十日投開票)の公示が一週間後に迫った。福井選挙区(改選数一)は、与党に野党が共闘して挑む構図。各政党の「闘う」姿に焦点を当てる。

1698チバQ:2016/06/19(日) 18:00:43
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/kokusei201607/fuk/CK2016061702000250.html
<闘う>(中)民進
2016年6月17日
◆人材不足、再生厳しく

 一年前の民主党(当時)県連の幹事会。「民主再生に向けた候補者選びを」。参院選に向けて独自候補の擁立を目指す方針を確認した会合で、山本正雄代表は力を込めた。だが、今回の参院選で民進党は、民主党時代を含めて初めて独自候補を擁立することができなかった。背景にある人材不足は深刻だ。
 候補者選定は昨夏から本格化した。党本部から「早く擁立を」との重圧もあったが、作業は難航した。意中の人の支援者など関係者の説得に奔走したが、なかなか聞き入れてもらえない。関係者を説得しても本人が固辞したこともあった。「政権与党だった時とは違う。厳しい」。選対委員長の野田富久副代表は交渉を振り返り、渋い表情を見せた。
 独自候補を見つけられないまま昨年十一月、最大の支援団体、連合福井の事務局長横山龍寛氏(51)が無所属での立候補を表明した。山本代表は「意中の人が手を挙げてくれた」と「身内」であることを強調。いち早く推薦を出し「公認並みの支援」を約束した。だが幹部からは「党内から出したかった」と本音が漏れる。
 民主党への逆風が吹き始めたころから人材離れが始まった。政権から降りた二〇一二年末の衆院選前には、当時県議だった鈴木宏治氏が離党。一〇年の参院選で福井選挙区の公認候補だった井ノ部航太氏は、一二年の県議補選に無所属で出馬。一四年末の衆院選では元職の糸川正晃氏が直前で出馬を取りやめ、県連代表を辞任した。次代を担うはずの三十代が相次いで党や県連を去った。
 態勢を一新した昨年、危機感を抱いた県連幹部らは組織強化に着手した。これまでは衆院の小選挙区ごとに設けた総支部を拠点にしてきたが、より細かく県内八地区に支部を創設。
 議員が地域に足を運び、街づくりや鳥獣害などについてリーダーと解決法を議論する「地域セミナー」も開いた。来年は政治塾の開催も視野に入れている。
 民進党として再出発し、党員サポーターの数も増加傾向にあるなど、復調の兆しがないわけではない。だが五月末、県連が発表した次期衆院選福井2区の公認予定候補は、横浜市出身の斉木武志氏。中央から紹介された、いわゆる落下傘だった。
 「最終的には福井2区の身内からは(擁立は)厳しいとの結論だった」。会見での幹部の言葉が、変わらぬ人材難を象徴した。再生への道筋は、まだ見通せない。
<出馬予定者>
山崎正昭 74 参院議長     自現<4>=公
白川康之 59 幸福実現党員   諸新
横山龍寛 51 連合福井事務局長 無新=民共社

1699チバQ:2016/06/19(日) 18:01:04
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/kokusei201607/fuk/CK2016061802000225.html
<闘う>(下)共産、社民、おおさか維新
2016年6月18日
◆野党共闘 思惑渦巻く

 「自公政権の暴走を食い止め、平和と安全、安心と支え合いの社会を取り戻す戦いになる」。福井市で八日にあった共産党県委員会の事務所開き。共産が推薦する連合福井事務局長横山龍寛氏(51)のメッセージが代読されると、五十人の党支援者から拍手が起きた。
 参院選では一九六二(昭和三十七)年以降、独自候補を立て続けてきた共産。直近三回の獲得票は二、三万票台と議席獲得には遠かったとはいえ、主張を貫く姿はかたくなと言えた。
 しかし今回は違った。一月ごろから共闘に動いた。民進党県連の山本正雄代表は「何度も要請を受けた」と明かす。国会勢力は一強多弱。昨年九月に安全保障関連法が成立し、共産は「戦争をする国に変わってしまう」と危機感を強めた。
 南秀一県委員長は二月、安保関連法反対で野党共闘できるなら、福井選挙区に公認で立候補を予定していた山田和雄氏(48)を降ろす覚悟もあると表明。他党との協調姿勢はかつてないものだった。民進、共産、社民の三政党が共闘に進んだ。
 南委員長は「野党は統一してくれという県民の強い気持ちがあった。政策の違いはあるが、戦争法(安保関連法)廃止を旗印に戦う」と話す。「うちにとって初めての勝てるチャンス」と表情は明るい。
 共産には一方で、したたかなもくろみもある。野党共闘による党のイメージアップだ。比例代表に回った山田氏は県内で「比例は共産に」と呼び掛ける予定。全国で同様な戦略を展開し、党の改選三議席の増加を目指す。
 横山氏をみこしに担ぐ今回の共闘を「あの時と同じだ」と振り返るのは、社民党県連の龍田清成代表。一九九二年の参院選では、連合福井事務局長だった龍田代表が社会党などの連合の会新人として自民新人だった山崎正昭氏、共産新人と三つどもえの選挙戦を展開した。
 この二十四年間で社民党の県内支援者は減ったが、龍田代表は「今回は共産が加わっての強固な野党共闘だ」と一つにまとまった反自民の受け皿の効果に期待を寄せる。福井選挙区で直近に自民候補が敗れたのは消費税3%導入直後の八九年。「アベノミクスの検証や再増税の延期による社会保障の財源など自民の矛盾を有権者に訴えたい」
 ただ、比例代表での票獲得を狙うのは共産と同じだ。比例で全国二人の当選を果たすには福井で一万二千票が必要とそろばんをはじく。生活者の視点で共闘する中で、党勢の回復を目指す戦略だ。
 一方、おおさか維新の会県支部は「政策、政治理念の違う党が共闘するのはありえない」と野党共闘には加わらなかった。比例代表で元県議の鈴木宏治氏(42)の当選を目指す。比例とはいえ活動は県内中心。大阪色が強い党自体より、候補者の個人名で票を投じてもらおうと意気込む。
 共闘を掲げる選挙区と、党公認候補を優先する比例代表。各党がそれぞれ思惑を抱きながら、参院選に挑む。
 =終わり
 (この企画は山本洋児、塚田真裕、尾嶋隆宏、北原愛、鈴木あやが担当しました)
<出馬予定者>
山崎正昭 74 参院議長     自現<4>=公
白川康之 59 幸福実現党員   諸新
横山龍寛 51 連合福井事務局長 無新=民共社

1700名無しさん:2016/06/19(日) 19:54:13
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061900024&g=pol
安倍首相「民共、混乱呼ぶだけ」=政権打倒が共通目的-岡田代表

 22日公示-7月10日投開票の参院選を前に、与野党党首は19日、初めてのテレビ討論に臨んだ。安倍晋三首相はフジテレビ番組で、選挙協力を進める民進、共産両党が選挙後の枠組みを提示していないとして「混乱を呼ぶだけだ」と批判。民進党の岡田克也代表は政権打倒という共通目標を持って野党が協力するのは当然との認識を示した。
 岡田氏は共産党と連立政権を組む可能性について「理念、政策に違いがあって、政権は組めない」と否定。ただ、「安倍政権を倒す共通目的に基づいて協力するのは全くおかしくない」と主張した。共産党の志位和夫委員長も「野党で連合政権を組もうと提案しているが、合意はない」としながらも、「大義で結束して安倍政権を倒すというのは当たり前のことだ」と述べた。
 これに対し、首相は「安倍政権を倒すことで一本化しているならば、もし倒した後どうするのか。混乱を呼ぶだけだ」と述べ、民共両党の選挙協力に疑問を呈した。公明党の山口那津男代表も「(両党は)全然方向性が違う。選挙後の責任ある姿が見えない」と指摘した。
 一方、岡田氏はNHKの番組で、消費税増税の再延期で不足する社会保障財源について、行政改革による歳出削減を前提とした上で、「最悪の場合、赤字国債もやむを得ない」と強調。財源確保策として、株取引など資産課税の強化にも言及した。これに対し、首相は「社会保障の充実を、赤字国債を(財源に)充てて全部やるという無責任なことはしない」と批判した。 
 安全保障関連法に関しては、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党、新党改革が必要との立場を示す一方で、民進、共産、社民、生活の4党が廃止を主張した。(2016/06/19-15:24)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061900073&g=pol
評価項目、自民が最多=各党の参院選公約-知事会【16参院選】

 全国知事会(会長・山田啓二京都府知事)は19日、参院選公示を22日に控え、与野党9党の公約評価を公表した。「評価できる点」が最も多かったのは自民党の6項目だった。企業の本社機能の地方移転といった東京一極集中是正に向けた施策や地方財源の安定的な確保、参院選の選挙制度について「都道府県から少なくとも1人が選出される」よう検討する方針を打ち出した点などを評価した。
 次に評価項目が多かったのは公明党で、政府関係機関の地方移転推進などの4項目。民進党に対しては、子育て支援など3項目を評価する一方、「地方分権改革や社会資本整備について触れられていない点は評価できない」と指摘した。
 待機児童解消を含む少子化対策をめぐっては、各党とも盛り込んでおり、一定程度評価した。 (2016/06/19-15:26)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061900074&g=pol
テレビ討論要旨【16参院選】

 19日のテレビ討論での主要政党党首の発言要旨は次の通り。
 【野党共闘】
 岡田克也民進党代表 理念、政策に違いがあって、(共産党と)政権は組めない。しかし、安倍政権を倒す共通目的に基づいて協力するのは、全くおかしくない。
 安倍晋三首相(自民党総裁) 安倍政権を倒すことで一本化しているならば、もし倒した後どうするのか。混乱を呼ぶだけだ。
 志位和夫共産党委員長 野党で連合政権を組もうと提案しているが、合意はない。大義で結束して安倍政権を倒すというのは当たり前のことだ。
 山口那津男公明党代表 (民共両党は)全然方向性が違う。選挙後の責任ある姿が見えない。
 【社会保障財源】
 岡田氏 行政改革や公共事業削減で賄えれば良いが、最悪の場合、赤字国債もやむを得ない。
 首相 今回、消費税2%分の引き上げを延期する以上、全ての(社会保障の)メニューを行うことはできない。
 岡田 社会保障の充実に関して、すでに決まっていることはやるべきだ。(財源に)資産課税強化も必要だ。
 山口氏 赤字国債を発行して全てやろうというのは無責任。(税と社会保障)一体改革の精神に反する。
 【安保関連法】
 志位氏 廃止する必要がある。自民党を打ち負かすために頑張りたい。
 岡田氏 普通なら二つ三つの国会にまたがって議論すべきだ。横暴な今の与党を方向転換させていく。
 山口氏 北朝鮮の核実験、ミサイルなど安全保障環境は厳しくなっている。日本の抑止力を高め、国際社会に貢献する制度をつくった。
 松井一郎おおさか維新の会代表 対案を維新の党時代に出している。この対案を元に少し広過ぎる現在の安保法制の改正を求めていきたい。(2016/06/19-15:37)

1701名無しさん:2016/06/19(日) 19:55:49
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061900044&g=pol
野党共闘で改憲阻止【16参院選】

 民進、共産、社民の野党3党党首は19日、東京都内で、安全保障関連法廃止を訴える市民団体「市民連合」とともに街頭演説に立った。民進党の岡田克也代表は「安倍晋三首相の最大の狙いは憲法9条の改正だ。これを許してはならない」と述べ、野党共闘で憲法改正を阻止する姿勢をアピールした。

 岡田氏は演説で「与党は改選議席で過半数を目標と言っている。それを阻止しようではないか」とも述べた。共産党の志位和夫委員長は「憲法を守るまっとうな政治を取り戻すのが最優先だ。野党共闘は野合ではない。希望だ」と強調。社民党の吉田忠智党首は「野党4党結束して全力で戦いたい」と訴えた。生活の党の小沢一郎代表は所用で欠席した。(2016/06/19-15:38)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061900080&g=pol
舌戦・参院選(19日)【16参院選】

◇安倍首相見ている景色は幻
 民進党・蓮舫代表代行(甲府市で街頭演説) 安倍晋三首相は「景気が良い」「パートの給料も上がった」と言うが、一体どこにそんな景色が広がっているのか。大変残念だが、首相とわれわれは見ている景色が違う。最もやらなければならないのは、大企業へのばらまきではなく、社会保障の充実だ。(2016/06/19-16:30)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061900085&g=pol
与党の改選過半数阻止=参院選目標引き上げ-民進代表【16参院選】

 民進党の岡田克也代表は19日のフジテレビの番組で、来月の参院選について「与党が改選(議席)過半数を目指すと言っているから、それを阻止するのがわれわれの目標だ」と述べ、野党4党の共闘により、安倍晋三首相が勝敗ラインとする与党で61議席獲得の阻止を目指す考えを示した。
 岡田氏はこれまで、与党とおおさか維新の会など改憲勢力による「3分の2(78議席)阻止」を主張しており、今回の発言は事実上目標を引き上げた形だ。これに関し、岡田氏は東京都内で記者団に「われわれは与党の目標を阻止する。各党間で同じような確認はしている」と説明した。
 岡田氏はこの後、都内で行った街頭演説で「首相の最大の狙いは憲法9条の改正だ。これを許してはならない」と強調。与党の改選議席過半数阻止を目指す考えを改めて示した。(2016/06/19-16:42)

1702名無しさん:2016/06/19(日) 19:57:22
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061900067&g=pol
安倍首相遊説の中止発表=20日予定の北海道-自民【16参院選】

 自民党は19日、安倍晋三首相(党総裁)が20日に予定していた札幌市や北海道千歳市などでの参院選遊説を取りやめると発表した。公務のためと説明している。 (2016/06/19-15:02)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061900136&g=pol
「民共政権」想起に躍起=1人区共闘に危機感-安倍首相【16参院選】

 安倍晋三首相は19日のテレビ討論で、野党勢が安倍政権を倒した後の展望にあえて言及するなど、「民共協力」を強くけん制した。参院選の勝敗を左右する「1人区」は32選挙区全てで自民党と野党統一候補による事実上の一騎打ちとなる。民進党の岡田克也代表と共産党の志位和夫委員長もすかさず応酬し、火花を散らした。
 「1人区の無所属候補は(当選後)、共産党と民進党の意見が食い違った時、どっちに行くのか全然分からない」。首相は民共協力が「選挙目当て」だと批判するとともに、「志位さんはおなかの中では『民進党は私たちを必要としてくる』と思っている」とも語り、民共連立政権を想起させることに躍起となった。
 共産党は党綱領に自衛隊解消や日米安全保障条約廃棄などを掲げ、民進党と政策的な隔たりが指摘されている。首相発言は両党の矛盾を突くことに狙いがある。これまでの遊説でも民共協力を「無責任な野合勢力」などと厳しく批判しており、テレビ討論で「選挙後」にも踏み込んだのは、野党共闘への警戒感の表れと言える。
 これに対し、志位氏はテレビ討論で「政党が違うのだから、違いはある。私たちは安保法制廃止で一致している」と反論。岡田氏も、かつて自民党が公明党の支持母体である創価学会批判を展開したことや、旧社会党などと連立した自社さ政権を挙げて、「その懐の深さを少しは見習いたい」と皮肉った。
 しかし、民進、共産両党間では、志位氏が「野党連立政権」を目指す一方、岡田氏は否定的な考えを示すなど、温度差も改めて浮き彫りとなった。首相周辺は「論戦を通じて、民共協力が政策棚上げであることを有権者に知らしめたい」と狙いを打ち明ける。
 「志位さんは(テレビ討論で)民進党と政権をつくると宣言した。こんな無責任な人たちに未来を託すわけにはいかない」。討論後、首相は東京都内での街頭演説でも、民共批判のボルテージを上げた。(2016/06/19-18:32)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061900139&g=pol
18歳学生ら「本物」使い投票=ファッションショー会場で-大阪【16参院選】

 「皆さんも選挙に行けます」。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことを受け、大阪市内で19日、学生主催のファッションショーなどが開かれ、実際の選挙で使われる本物の投票箱を使用して女子学生の中からグランプリを決めるイベントが行われた。
 若者に選挙を身近に感じてもらおうと、大阪市選挙管理委員会が投票箱を提供。ファッションショーにも出演した関西地方の大学の7人の女子学生の中から、ほかの18、19歳の学生らが意中の人を選んだ。投票箱は会場内の選挙啓発ブースに置かれ、「選挙に行こう」と書いた法被を着た市選管職員が若者に投票を呼び掛けた。

 投票を終えた大学2年生の杉下利紗子さん(19)=神戸市=は7月の参院選について「日本の政治が決まるので責任が重い。選挙には行くつもりなので、勉強しようと思った」と話した。大学1年生の坂本慶太さん(19)=大阪府吹田市=は「思ったより記載台のサイズが小さかった」と驚いた様子だった。
 会場内のブースでは期日前投票の方法を記載したパネルも掲示。市選管の担当者は「投票所は敷居が高いという声があるが、ぜひ投票に行ってほしい」と話した。(2016/06/19-18:32)

1703名無しさん:2016/06/19(日) 20:27:34
>>1671

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061900147&g=pol
反自民・嫌民進の受け皿に=「怒りの声」【16参院選】

 政治団体「国民怒りの声」は19日、東京都内で総決起集会を開いた。代表の小林節慶大名誉教授は「(改憲に必要な)3分の2を取ろうとしている安倍政権を止める。反自民で嫌民進のどうせ政治なんて変わらないと思っている人に訴えたい」とあいさつした。
 集会では、参院選比例代表に、旧民主党衆院議員だった橋本勉氏(62)の擁立を発表した。これにより、同団体の候補者は比例10人、選挙区1人の計11人となる。(2016/06/19-19:04)

1704名無しさん:2016/06/19(日) 20:31:14
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160619/k10010561691000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_005
日曜討論 与野党がアベノミクスなどについて議論
6月19日 12時17分
NHKの番組「日曜討論」で、安倍政権の経済政策・アベノミクスについて、安倍総理大臣は効果を上げているものの道半ばだとして、引き続き推進していきたいという考えを示したのに対し、民進党の岡田代表は、国民生活は決して豊かになっていないなどとして、政策を転換するよう求めました。
安倍総理大臣は「3年半前、自民党・公明党は政権を奪還し、いわゆるアベノミクスを進めてきた。さらにわれわれの政策を前に進めて国民をもっと豊かにしていくのか、あるいは4年前の低迷した時代に逆戻りするのかだ。ただ、アベノミクスはまだ道半ばで不十分であり、成長と分配の好循環をしっかりと回していくことによって、もっと多くの方々に成長の実感を感じとってもらいたい。賃金などにプラスの傾向が出てきたが、ギアを2段、3段しっかりと引き上げていきたい」と述べました。

公明党の山口代表は「アベノミクスが成果をあらわしつつあるのは明白だ。結果として、国と地方合わせて税収が21兆円増えた。この成果をアベノミクスが及んでいない人たちに、これから及ぼしていき、成長と分配の好循環を進めていくというのが大事なところだ」と述べました。

民進党の岡田代表は「アベノミクスを全否定するつもりはないが、相当無理をした政策であることは間違いない。円安も今や円高に転じつつあり、アベノミクスは完全に壁にぶち当たっている。国民の生活は決して豊かになっておらず、ここにしっかり光を当てなければ経済政策として成り立たない。政策の転換をしなければならない」と述べました。

共産党の志位委員長は「アベノミクスの失敗がはっきりした。安倍総理大臣は大企業がもうけを上げれば、家計に回ってくると言って3年半やってきたが、待てども待てども回ってこない。大企業応援から暮らし応援に政策の抜本的な転換が必要だ」と述べました。

おおさか維新の会の松井代表は「金融緩和で円が安くなり、株価が上がったことは成功だが、財政出動は成果が出ておらず個人消費は伸びていない。いちばん足りないのは構造改革と規制緩和で、全く進んでおらず、新しい産業を興せないことが問題点だ」と述べました。

社民党の吉田党首は「日々の生活や将来への不安から、個人消費に向かわない。家計をあたため、中小企業や農林水産業を応援して、地域からの経済循環をどうつくるか。トリクルダウンではなく、ボトムアップの経済政策が必要だ」と述べました。

生活の党の山本共同代表は「アベノミクスのぜひということでごまかしてはならず、終わりを迎えることは確実だ。最悪の貧困率、そして非正規労働者は4割を超えた。穏やかな回復基調と言うが、そんなことは通用しない」と述べました。

日本のこころを大切にする党の中山代表は「金融政策は頑張っており、成長戦略に日本の経済がしっかり乗れば所得が増えてくる。公共事業をやることによって経済成長につながっていくので、思い切った公共事業投資が必要だ」と述べました。

新党改革の荒井代表は「アベノミクスはうまくいっている。4年前の民主党時代、リーマン時代に戻してはならない」と述べました。

一方、今月22日に公示される参議院選挙で、民進党や共産党などが全国に32ある「1人区」のすべてで候補者を一本化したことについて、安倍総理大臣は「ただ政権を倒すためだけに候補者を一本化しているが、一緒に政権を担うのか。共産党は『民進党とともに政権を担っていきたい』と言っているが、民進党はそうではない。これではあまりにも無責任ではないか」と批判しました。
これに対して、民進党の岡田代表は「横暴な今の与党を方向転換させるためには、この選挙で野党4党がしっかり勝利を得ることが必要で、それによって、与党も今までのようなやり方は通用しなくなる」と述べたほか、共産党の志位委員長も「私たちは安全保障法制を廃止する、立憲主義を取り戻すという太いところで一致している。憲法を守るまっとうな政治を取り戻すということだ」と反論しました。

1705名無しさん:2016/06/19(日) 20:36:37
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160619/k10010561911000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_002
参院選公示まで3日 各党党首らが訴え
6月19日 18時26分
参議院選挙の公示まで19日で、あと3日です。各党の党首らは、街頭演説などで政策を訴えました。
自民 安倍首相
安倍総理大臣は街頭演説で、「女性の皆さんが、家庭においても、職場においても、あるいは地域においても、能力や可能性をもっと生かしていくことができる社会を作っていく。そのために、われわれは子育て支援をしていくし、保育や介護の充実も行っていく」と述べました。そして、安倍総理大臣は「民進党は、この保育の待遇について批判ばかりしているが、民主党として政権を担っていた3年3か月の間に、保育士の待遇改善は全くやっていない」と指摘しました。

そのうえで、安倍総理大臣は「この3年半、私たちは保育士の待遇を7%改善した。さらに2%引き上げ、経験のある方に4万円を上乗せして保育人材を確保していく」と述べ、安倍内閣として掲げる「女性が輝く社会」の実現に向けて、保育や介護の充実に取り組んでいく考えを示しました。
公明 山口代表
公明党の山口代表は街頭演説の中で、「野党側は安全保障関連法を廃止するという1点でみんなが一致していると言っている。共産党の志位委員長は国民連合政府を作ると言うが、民進党の岡田代表はそれをはっきり拒否していた。こんな大事なところで両党が真っ二つでバラバラでは、これから先の政治が混乱することははっきりしている」と指摘しました。

そのうえで、山口氏は「国民が本当に知りたいのは、選挙のあとにどういう政治を行うかということだ。しかし、選挙のあとの政治の進め方に責任ある姿がみえないのが、今の野党統一候補の姿だ。そういう無責任な政治をわれわれは認めるわけにはいかない」と批判しました。

1706名無しさん:2016/06/19(日) 20:36:53
>>1705

民進 岡田代表
民進党の岡田代表は街頭演説の中で、「安倍総理大臣の最大のねらいは憲法の改正だ。海外での紛争に武力介入しないという決意の憲法の平和主義を、安倍総理大臣は簡単に変えてしまった。安倍総理大臣がやりたいのは憲法9条を変えて、限定のない集団的自衛権を行使できる国にしたいということだ」と指摘しました。

そのうえで、岡田氏は「憲法の平和主義をこれからも大事にして歩んでいくのか、それとも海外で武力行使ができる国に変えてしまうのか。戦後、日本が歩んできたなかで、最も大きな分かれ道であり、ここで道を誤ってはならない」と述べました。さらに、岡田氏は「与党は参議院選挙で、改選議席の過半数を取ることが目標だと言っている。それならば、それを阻止しよう」と述べました。
共産 志位委員長
共産党の志位委員長は街頭演説の中で、「野党と市民が全国的な規模で選挙協力を行うという、戦後日本の政治のなかでも、初めての画期的な戦いになっているのは、安倍政権があまりにも危険だからだ。安倍総理大臣は野党共闘に危機感を燃やして、いろいろ攻撃してくるが、野党4党は安全保障法制の廃止と、立憲主義の回復という大義のもとに結束している。憲法を守るまっとうな政治を取り戻すことであり、政策の違いを横に置いてでも最優先にやるべき仕事だ」と述べました。
維新 松井代表
おおさか維新の会の松井代表は街頭演説で、「政治家にいちばん求められるのは、有権者に約束した政策のための財源を見つけてくることだ。大阪では、徹底した役所改革で財源を生み出してきた。この改革は、大阪だけにとどめておく話ではない」と述べました。

そのうえで、松井氏は「今の政治家は、あまりにも厚遇、優遇されすぎだ。2014年に消費税が増税されたのに、国会議員の身分を変えることはできていない。高齢者が安心して長生きできるよう、社会保障を充実させるために、徹底した改革で財源を生み出す。増税の前に、日本全国で改革をやるという当たり前のことを、今回の参議院選挙で問いたい」と述べ、国会議員の定数や歳費の削減など「身を切る改革」を徹底して行うと訴えました。
社民 吉田党首
社民党の吉田党首は街頭演説の中で、「今度の参議院選挙は、立憲主義を踏みにじり、憲法を守らない安倍政治の暴走を止められるかが問われており、憲法改悪を阻止できるかも大きな争点だ。安倍政治の象徴が憲法違反の安全保障関連法、『戦争法』の強行だ。自分が最高責任者だと言って、閣議決定で憲法解釈を変えてしまった。日本の法治国家としての在り方が問われている」と述べました。
生活 山本共同代表
生活の党の山本共同代表は、NHKの取材に対し、「いちばん大きなテーマは憲法の改悪だ。権力者を縛る憲法を、人々を縛るようなものにしているのが自民党の憲法改正草案だ。これを止めるためには、改憲勢力が3分の2の議席を取ることを絶対に阻止しなければならない。そして、安倍政権による生活者破壊、雇用破壊をなんとかしないと、この国は持続可能ではなくなる」と述べました。
こころ 中山代表
日本のこころを大切にする党の中山代表は、NHKの取材に対し、「日本人が作り上げてきた、すばらしい文化を政策に取り入れていこうと主張している。日本の心がこもった、日本の人々の手による憲法を作っていく。また、最新技術を使ったインフラを整備して、次世代の人々が安心安全で快適な生活ができるように、今こそ私たちがやらなければならない」と述べました。
改革 荒井代表
新党改革の荒井代表は街頭演説の中で、「自民党も民進党も原発を動かそうとしているが、本当に原発に頼っていいのか。『万が一はない』と断言できるのか。地震大国・日本で、核のゴミを100年や200年貯蔵できるのか。原発は使いたくても使ってはならない技術だ」と述べました。また、荒井氏は社会保障政策に関連して「アベノミクスの効果で景気がよくなり、失業が減ったので、6兆円という雇用保険の積立金を介護や保育に使うことを提案したい」と述べました。

1707名無しさん:2016/06/19(日) 20:37:08
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061900080&g=pol
舌戦・参院選(19日)【16参院選】

◇首相見ている景色は幻
 民進党・蓮舫代表代行(甲府市で街頭演説) 安倍晋三首相は「景気が良い」「パートの給料も上がった」と言うが、一体どこにそんな景色が広がっているのか。大変残念だが、首相とわれわれは見ている景色が違う。最もやらなければならないのは、大企業へのばらまきではなく、社会保障の充実だ。
◇民進こそ保守
 民進党・枝野幸男幹事長(長崎県佐世保市で街頭演説) 今の自民党は保守か。ふるさとの緑や地域社会を壊し、日本や地域の古き良き物をぶっ壊しているのが自民党だ。どこが保守なのか。私たちは地域社会と地域経済、日本の水や緑を守る政策を掲げている。こっちこそ保守だ。(2016/06/19-19:52)

1708沖縄無党派:2016/06/20(月) 13:31:33
http://this.kiji.is/117467334847823879?c=39546741839462401
自民、比例に青山氏擁立へ
2016/6/20 12:33

 自民党は20日、参院選の比例代表にシンクタンク「独立総合研究所」社長の青山繁晴氏を擁立する方針を決めた。青山氏が同日午後、大阪市で記者会見し、正式に表明する見通しだ。

 青山氏は2002年に同研究所を設立。テレビの報道番組などにも出演している。第2次安倍政権では13年、国家安全保障会議(NSC)創設に向けた有識者会議のメンバーを務めた。


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