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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2
1
:
とはずがたり
:2009/04/24(金) 14:50:24
前スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l50
カタコト倉庫の次期衆院選スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2410/1126609657/l50
05衆院選スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l50
07参院選スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/l50
10参院選スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/l50
5341
:
名無しさん
:2009/09/02(水) 21:37:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20090902/CK2009090202000111.html
【神奈川】
“楽勝ムード”も消去法か 『民主圧勝劇』の舞台裏 記者座談会
2009年9月2日
先月30日に投開票された衆院選。県内18選挙区でも、民主が比例復活を含め全員当選と勢いを見せつけた。取材に奔走した本紙記者が、座談会形式で選挙戦を振り返り、「民主圧勝劇」の裏側を探った。 (司会・中山高志)
■家族も余裕?
−各選挙区の民主候補の様子は?
北条香子記者 圧勝した前職陣営では選挙期間中に、候補者の妻が「今回は大丈夫と皆さんに言われています」と漏らすなど、終始“楽勝ムード”だった。
荒井六貴記者 ある元職も、公示前から世論調査で大きくリード。陣営幹部は「言われるほど良くない」と上滑りを警戒していた。
加賀大介記者 別の元職陣営は「マニフェストが一日数千部でさばける」と手応えの良さに驚いていた。少し引き締めた方が良いのではと思うほど、事務所の雰囲気も明るかった。
新開浩記者 強敵の世襲候補を相手に比例復活当選した新人は「自民王国と呼ばれる場所に(自分の)村ができた」と喜びをあらわにしていた。
■やじにキレる
−逆に自民はどうだった?麻生太郎首相を応援に呼ぶ、呼ばないでもめた陣営もあったそうだけど。
松平徳裕記者 確かに、自民はポスターの党名を小さくするなど、党として戦う姿勢がみえなかった。選挙期間中に展開した民主批判も、逆効果とみられている。
藤浪繁雄記者 ある選挙区では自民系地方議員がこっそり民主候補を応援していた。終盤戦になると、自民が敗色濃厚となったせいか、公然と民主を応援する人まで出た。
堀祐太郎記者 自民陣営幹部は、相手候補よりも比例南関東ブロックの自民候補の情勢を、やたらに気にしていた。小選挙区をあきらめて、比例復活に希望を託していたようだ。
−まるで「敵は身内にあり」だね。
堀 この候補は街頭演説中に聴衆からやじられて、「黙って聞いてろ、この野郎」と“逆ギレ”。劣勢によほどいら立っていたんだろう。
■予想外の健闘
−民主、自民の対決が目立ったけど、それ以外の党は?
斎藤裕仁記者 みんなの党が比例でこれほど票を集めるとは驚いた。民主大勝を懸念した保守層や、無党派層の支持を集めたのではないか。
藤浪 共産が候補を擁立しなかった選挙区では、同党関係者が支援者に「よりましな方に投票を」などと消極的な指示をしていた。
■「自民不信」
−有権者は本当に民主を信任したのだろうか。
北条 自民支持だった男性は「自民党は大うそつき。もう信じられない」と言っていた。
加賀 そうだね、「自民を見限った」人たちが、消去法で民主に投票したということではないか。
5342
:
名無しさん
:2009/09/02(水) 21:38:13
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/090901/szk0909010250004-n1.htm
【09衆院選】知事選で自信、有権者「チェンジ」へひた走る 静岡
2009.9.1 02:50
このニュースのトピックス:選挙・静岡
大敗と認識している。解散時点では3議席前後を取れると思っていたが、甘かった」。無惨な敗北から一夜明けた31日、自民党静岡県連の小楠和男幹事長は唇をかんだ。県連会長でもある斉藤斗志二氏もこの日、政界引退を表明し、県連に大激震が走った。
予兆は7月の知事選にあった。県庁の殻を打ち破るような言動を貫く川勝平太知事のスタイルに、有権者は1票の意味を実感し「チェンジ」への自信と期待を培った。今回、“保守王国”と言われる本県で、民主党は7選挙区を制し、1選挙区は比例代表で復活する完勝を果たした。有権者の「チェンジ」への希求が知事選を経て増幅し、地滑り的勝利をもたらしたと言える。
敗因について、小楠幹事長は「ぬるま湯選挙をやってきたツケが出て、各候補者が自前の後援会組織をつくる努力を怠った。有権者に街頭などで直接語りかける努力が民主党候補に比べて足りなかった」と分析した。行き詰まった自民党の空気を、有権者が敏感に察し、雪崩を打つように勢いある民主党に向かったとしても不思議はない。
一方、ある民主党関係者は「勝ち過ぎだ。これからが怖い」と振幅の大きさに顔を引きつらせた。小選挙区制は、わずかな票差が極端な形で結果に反映される特性を持つ。旧態依然の自民党に拒否反応した有権者が、積極的支持でなくとも民主党の目新しさと可能性に賭(か)けたというのが、今回の事態の正体だろう。
約1カ月後には、政権交代後初の国政選挙として全国的にも注目される参院補選の火ぶたが切られる。崩壊寸前の自民県連を立て直すには、今回の結果を真摯(しんし)に検証し、旧弊を排した姿に脱皮することに尽きる。(田中万紀)
5343
:
名無しさん
:2009/09/02(水) 21:41:16
>30日の出口調査では、負けた民主の3人は、三浦さんが「20代前半」の支持で河村さんを上回っただけで、
>高齢者はもちろん、若い世代を含めて全世代で自民候補より下回っていた。
>2区の自民新人、山本繁太郎さんが、敗れたものの、大逆風の中、昨年4月の同区補選より得票を1万票以
>上伸ばしたのが目を引いた。投票率の上昇分の多くが山本さんに流れた形で、地道な地域回りが一定の支
>持拡大につながったとみられる。
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20090901ddlk35010529000c.html
分析:’09衆院選 小選挙区 「自民王国」が底力 逆風の中、高得票維持 /山口
◇民主は接戦にほど遠く
小選挙区は、自民3人、民主1人の前職が議席を守った。自民前職は全国的な民主の躍進の中、いずれも高得票を維持し、「自民王国」の底力を見せつけた。
自民前職の得票率は、1区の高村正彦さんが57・0%(前回比6・8ポイント減)、3区の河村建夫さんが60・1%(同2・1ポイント減)、4区の安倍晋三さんが64・3%(同9・3ポイント減)。投票率が各区とも2〜3%程度上昇した分、いずれも前回割れしたが、高村さん、河村さんはそれぞれ前回の14万票台、11万票台を維持。安倍さんも12万票台に踏みとどまり、支持者離れを最小限に食い止めたと言える。
毎日新聞が8月30日の投票日に実施した出口調査では、自民4候補とも自民支持者の7〜8割から支持を得て、「支持なし層」からも、3割台の山本さんを除いた3人が4割台の支持を得て民主候補に迫り、安倍さんは民主の戸倉さんを上回った。
対する民主新人は、投票率の上昇分が流れる形で、前回の民主新人候補の得票から1万8000〜3万票を上積んだ。しかし、自民前職との惜敗率は、1区・高邑勉さん=比例で復活当選=の66・3%が最高で、接戦とはほど遠かった。
30日の出口調査では、負けた民主の3人は、三浦さんが「20代前半」の支持で河村さんを上回っただけで、高齢者はもちろん、若い世代を含めて全世代で自民候補より下回っていた。
個別に見ると、2区の自民新人、山本繁太郎さんが、敗れたものの、大逆風の中、昨年4月の同区補選より得票を1万票以上伸ばしたのが目を引いた。投票率の上昇分の多くが山本さんに流れた形で、地道な地域回りが一定の支持拡大につながったとみられる。【諌山耕】
==============
◇小選挙区確定得票 =一部地域既報
◇1区
当 142,103 高村正彦 67 自前W
比 94,253 高邑勉 35 民新W
10,114 吉田貞好 56 共新W
2,889 村田純一 45 諸新
◇2区
当 117,571 平岡秀夫 55 民前W
105,940 山本繁太郎 60 自新W
4,118 河井美和子 47 諸新
◇3区
当 115,757 河村建夫 66 自前W
73,760 三浦昇 39 民新W
3,159 津田修一 46 諸新
◇4区
当 121,365 安倍晋三 54 自前W
58,795 戸倉多香子 50 民新W
8,725 木佐木大助 54 共新
5344
:
とはずがたり
:2009/09/02(水) 21:58:34
>>5341
それぞれ何処っすかね?!
神奈川民主の元職陣営…5区田中慶秋・7区首藤・10区城島・12区中塚
> 北条香子記者 圧勝した前職陣営では選挙期間中に、候補者の妻が「今回は大丈夫と皆さんに言われています」と漏らすなど、終始“楽勝ムード”だった。
> 荒井六貴記者 ある元職も、公示前から世論調査で大きくリード。陣営幹部は「言われるほど良くない」と上滑りを警戒していた。
> 加賀大介記者 別の元職陣営は「マニフェストが一日数千部でさばける」と手応えの良さに驚いていた。少し引き締めた方が良いのではと思うほど、事務所の雰囲気も明るかった。
>15区勝又 11区横粂
新開浩記者 強敵の世襲候補を相手に比例復活当選した新人は「自民王国と呼ばれる場所に(自分の)村ができた」と喜びをあらわにしていた。
■やじにキレる
>どこだ?輿論調査では14区本村が一部自民に食い込みと云う表現が有ったように記憶。
藤浪繁雄記者 ある選挙区では自民系地方議員がこっそり民主候補を応援していた。終盤戦になると、自民が敗色濃厚となったせいか、公然と民主を応援する人まで出た。
どこだよw
当選諦めた候補は比例でも当選できなかっただろうから,またかれんちゃんがこの野郎などと云うお下品な言葉を発する訳ないから
3区小此木・4区林・5区坂井・7区鈴木・8区福田・9区中山・12区桜井・14区赤間・16区亀井のどれかか。
> 堀祐太郎記者 自民陣営幹部は、相手候補よりも比例南関東ブロックの自民候補の情勢を、やたらに気にしていた。小選挙区をあきらめて、比例復活に希望を託していたようだ。
> 堀 この候補は街頭演説中に聴衆からやじられて、「黙って聞いてろ、この野郎」と“逆ギレ”。劣勢によほどいら立っていたんだろう。
5345
:
magenta
:2009/09/02(水) 22:27:52
>>5338
北海道新聞による特設サイトで確認してみたら小選挙区候補者は全員国民新党・大地の推薦を受けていました。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2009syuinsen/
推薦の有無を書き漏らしたのはお詫びします。
5346
:
山口新聞男
:2009/09/02(水) 22:49:07
>>5343
これはどうしようもない、分析するのも馬鹿馬鹿しくなるほど
繁太郎の健闘は、ある程度予想がついてましたが、
なかなかいいところまで上がってきましたね
反自民・民主の風は、山口には吹かなかったようです
5347
:
とはずがたり
:2009/09/02(水) 22:51:37
>>5345
ありがとうございますっ!!
いえいえ,朝日新聞の候補者一覧見て俺も整形してるんですけど載ってなかったので公式に推薦出さなかったのか諸派扱いで推薦書いてないのかどっちかな…って思ってたもので。
情報感謝っす。
5348
:
名無しさん
:2009/09/02(水) 22:52:29
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20090902ddlk26040588000c.html
公選法違反:容疑で逮捕の男、民主・前原氏への投票依頼 /京都
衆院選京都2区の有権者9人を酒食でもてなしたとして、公選法違反(買収)容疑で府警捜査2課などに逮捕された東山区第6投票所投票管理者の田中博武容疑者(64)が、当選した民主党の前原誠司氏への投票や票の取りまとめを依頼していたことが、捜査関係者への取材でわかった。
府警によると、容疑を認めているとされる。
投票管理者など選挙関係者による買収の罰則は「4年以下の懲役」など、公選法で通常より重く規定されている。【田辺佑介、古屋敷尚子】
http://mainichi.jp/area/saga/news/20090902ddlk41040552000c.html
公選法違反:広津氏の運動員を容疑で逮捕 報酬渡しビラ配布依頼 /佐賀
県警捜査2課と唐津署は1日、知人に選挙運動を依頼し、その報酬に現金数千円を渡したとして、衆院選佐賀3区の立候補者の元運動員を公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕したと発表した。
逮捕されたのは、みんなの党から立候補して落選した広津素子氏の事務所で運動員をしていた唐津市富士見町、派遣社員、鈴木謙輔容疑者(56)。「事務所の職員を介して金を渡した」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は8月27日、自分が登録している派遣会社の経営者と同僚ら計5人に、報酬を支払うと約束したうえで候補者の選挙用のビラを配布するよう依頼。翌日、この5人のうち2人に現金数千円ずつを渡したとされる。
鈴木容疑者は、広津氏陣営の選挙カーに乗ったり、人繰りなどをしていた。
県警は1日、広津氏の選挙事務所で家宅捜索を行った。
運動員が逮捕されたことに広津氏は「おかしいと思っている。ビラ配りの指示はしたが、その後については把握していない」と主張。酒井幸盛選対本部長は「スタッフには、運動が公選法に触れるかどうか分からないときは選管に問い合わせるよう注意していた」と話している。【田中韻、田中操】
http://mainichi.jp/kansai/news/20090901k0000m040109000c.html
衆院選:谷垣氏支援の買収容疑で71歳男逮捕 京都府警
衆院選京都5区で当選した自民党の谷垣禎一氏への投票を知人男性2人に依頼して8月25日、現金1万1000円を渡したなどとして、京都府警捜査2課と舞鶴署は31日、同府舞鶴市大内野町、無職、千歳嘉四郎容疑者(71)を公選法違反(買収)容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
陣営関係者によると、千歳容疑者は谷垣氏の舞鶴市選対本部長を務める現職府議の実弟。選対幹部は「ほとんど選対に出入りしておらず、選挙運動をしていなかったと思う」と話している。
◇投票所管理者も
また同課と東山署は同日、京都市東山区清水2、漬物会社役員で東山区第6投票所(衆院京都2区)投票管理者だった田中博武容疑者(64)を公選法違反(買収)容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は8月18日ごろ区内の飲食店に有権者9人を集め、意中の候補者への投票や投票の取りまとめを依頼し、1人約1400円相当の酒食の接待をしたとされる。【田辺佑介】
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090902/crm0909021741034-n1.htm
公選法違反容疑で元市議を逮捕 熊本
2009.9.2 17:41
熊本県警は2日、衆院選で票の取りまとめなどを依頼するために物品を渡したとして、公選法違反(物品買収)の疑いで熊本市九品寺、元熊本市議の会社役員矢野昭三容疑者(81)を逮捕した。県警によると、矢野容疑者は熊本1区と比例代表で自民党から立候補して落選した木原稔氏の運動員で、容疑を認めている。
逮捕容疑は公示前後の8月中旬、熊本1区の有権者3人の自宅などを訪ね、投票の取りまとめを依頼する報酬として、数千円相当の牛肉などを渡した疑い。
熊本市によると、矢野容疑者は昭和42年5月に市議に初当選。平成19年4月まで連続10回当選し、同2年3月から約1年間は市議会議長も務めた。
5349
:
名無しさん
:2009/09/02(水) 22:53:08
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090901/crm0909011336019-n1.htm
ビラ配りに報酬払い逮捕 佐賀
2009.9.1 13:36
佐賀県警は1日、衆院選の選挙運動でビラ配りを頼んだ知り合いに報酬を払ったとして、公選法違反の疑いで、派遣会社登録社員で、佐賀3区で落選したみんなの党の広津素子氏の運動員、鈴木謙輔容疑者(56)=同県唐津市富士見町=を逮捕した。
逮捕容疑は8月27日、同じ派遣会社に登録している知人5人に、広津氏への投票を呼びかけるビラの配布を依頼、報酬を払う約束をし、翌28日、そのうち2人にそれぞれ現金数千円を支払ったとしている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090902-OYT1T00947.htm
ステーキ肉で買収、自民候補運動員の元熊本市会議長
政権交代
熊本県警は2日、衆院選熊本1区で落選した自民党前議員・木原稔氏(40)の運動員で、元熊本市議会議長の畜産会社役員矢野昭三容疑者(81)(熊本市九品寺)を公職選挙法違反(物品買収)の疑いで逮捕した。
発表によると、矢野容疑者は8月中旬、同市内で同じ陣営の運動員3人に、投票と票のとりまとめを依頼し、報酬として1人当たり数千円相当のステーキ肉などを渡した疑い。容疑を認めているという。
(2009年9月2日20時21分 読売新聞)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090902ddlk25040525000c.html
公選法違反:酒食で投票依頼 田島氏の支援者、買収容疑で逮捕 /滋賀
県警は8月31日、衆院選で投票や票のとりまとめを依頼する目的で知人らに飲食接待をしたとして、米原市上野、農機具店経営、堀江一三容疑者(58)を公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は、先月20日午後8時半〜同10時ごろ、長浜市内の焼き肉店で、知人の男性3人に対し投票などの依頼をする目的で、食事や酒など約1万円相当の飲食接待をした、とされる。堀江容疑者は小選挙区滋賀2区で当選した民主の田島一成さんの支援者。【後藤直義】
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE090902112500274527.shtml
■票とりまとめ依頼で接待 自民・河本さん支援者逮捕
衆議院選挙で兵庫12区から出馬し、落選した自民党の河本三郎さんへの票の取りまとめを依頼するため飲食の接待をしたとして、姫路市の会社社長が警察に逮捕されました。
公職選挙法違反の疑いで逮捕されたのは、姫路市の会社社長、助永昇容疑者(66)です。
兵庫県警の調べによりますと、助永容疑者は先月20日、姫路市内の中華料理店で有権者6人に対し、自民党の河本三郎さんへの投票と票のとりまとめを依頼し、1人あたりおよそ3,000円の料理と酒を振る舞った疑いが持たれています。
取り調べに対し助永容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
助永容疑者は河本さんの支援者でしたが、後援会の幹部や選挙運動員でもなかったということです。
河本さんは落選後、政界引退の意向を示しています。
(09/02 12:41)
http://www.mbs.jp/news/jnn_4224497_zen.shtml
■ 公選法違反容疑、茨城7区で2人逮捕
先月行われた衆議院選挙で当選した茨城7区の自民党・永岡桂子氏の選挙運動で2万円の報酬を受け渡したとして、茨城県坂東市の市議ら2人が逮捕されました。
公職選挙法違反の疑いで逮捕されたのは、茨城県坂東市の市議会議員・渡辺利男容疑者(41)と常総市の会社員・北村周治容疑者(40)です。
警察の調べによりますと、渡辺容疑者は先月23日と24日北村容疑者に対し、境町で永岡桂子氏への投票を依頼するビラ配りなどの選挙運動をした報酬として合わせて2万円を渡した疑いが持たれています。
調べに対し渡辺容疑者は、現金を渡したことは認めていますが、報酬だったことについては否認しているということです。(02日02:32)
http://www.asahi.com/national/update/0901/OSK200909010112.html
徳島2区・山口氏派の運動員を供応買収で逮捕 徳島県警2009年9月1日23時43分
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衆院選徳島2区に立候補し、比例区四国ブロックで復活当選した首相補佐官の山口俊一氏(自民)を当選させるため飲食接待をしたとして、徳島県警は1日、運動員の森公明(きみあき)容疑者(67)=徳島県三好市山城町=を公職選挙法違反(供応買収、事前運動)の疑いで逮捕し、発表した。
県警によると、森容疑者は7月下旬、三好市の集会所に有権者二十数人を集めて山口氏への投票と票のとりまとめを頼み、1人あたり2千円余りの食事やビールなどの接待をした疑いが持たれている。容疑を認めているという。
5350
:
名無しさん
:2009/09/02(水) 22:54:39
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090902/crm0909022248053-n1.htm
買収の疑いで農業の男逮捕 自民・古賀氏への投票依頼
2009.9.2 22:47
福岡県警は2日、知人に酒や食事を振る舞い、衆院選福岡7区で立候補し当選した自民党の古賀誠氏への投票を呼び掛けたとして、公選法違反(買収)の疑いで、同県広川町太田の農業鶴基容疑者(51)を逮捕した。
県警によると、容疑を認めており、金の出所を調べている。
逮捕容疑は、6月中旬ごろ、自宅で数万円相当の酒や食事を5人以上の知人に振る舞い、古賀氏への投票や票の取りまとめを依頼した疑い。
5351
:
名無しさん
:2009/09/02(水) 23:11:30
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090830-592896/news/20090902-OYT1T01185.htm
自民・大村秀章氏の運動員、買収容疑で逮捕
愛知県警は2日、衆院選愛知5区に立候補して敗れ、比例東海ブロックで復活当選した自民党の大村秀章氏(49)の選挙運動員で、同県知立市西中町、会社役員神谷侑容疑者(70)を公職選挙法違反(買収、事前運動)の疑いで逮捕した。
発表によると、神谷容疑者は公示前の8月上旬、大村氏を当選させる目的で、有権者2人に数千円相当の酒食を接待し、票の取りまとめなどを依頼した疑い。調べに対し、容疑を認めているという。
(2009年9月2日23時03分 読売新聞)
5352
:
とはずがたり
:2009/09/02(水) 23:38:14
なんかいっぱい出てきましたねー。
前原も田島もそんなことする必要ないだろうに,支持者の独走か?
5353
:
名無しさん
:2009/09/02(水) 23:43:40
民主はともかく、今後のオモシロイ注目点は、
1、殆ど報道されませんが、コーメーの今後
2、鳩山のオモテ看板とオザワのウラ看板に対抗できる自民の新総裁
・・・どれもムズカシイだろうな。
5354
:
名無しさん
:2009/09/02(水) 23:44:04
>B 吉良氏と、郵政法案に反対した衛藤晟一氏の大接戦となった05年郵政選で、自民の“刺客候補”佐藤錬
>氏は4万6000票。単純に自民系の票を足すと与党圧勝だが、吉良陣営は「刺客候補の票は変革に期待す
>る保守票」とみて取り込みを図った。
>A だから社民などに推薦を求めなかったわけだね。公明との一体感を強調した穴見陣営とは際だった
>戦術差があった。
>A 重野氏の政権放送を見たが、福島瑞穂党首ら社民幹部は全く登場せず、社民色は極力抑えた印象を
>受けたね。
http://mainichi.jp/area/oita/news/20090902ddlk44010699000c.html
選挙:衆院選を振り返って 記者座談会/上 /大分
民主、社民が県内小選挙区で全勝し、自民が2、3区で比例復活当選した衆院選。陣営や有権者の取材を重ねた担当記者が、当落に結びついた要因を振り返り、今後の県内政治への影響を占う。
◆1区
◇A・一貫性欠いた穴見氏戦術/B・吉良陣営しっぺ返し危惧/C・共感を集票へ山下氏苦闘
A 1区では民主前職の吉良州司氏が自民新人の穴見陽一氏に6万票の差を付けた。
B 吉良氏と、郵政法案に反対した衛藤晟一氏の大接戦となった05年郵政選で、自民の“刺客候補”佐藤錬氏は4万6000票。単純に自民系の票を足すと与党圧勝だが、吉良陣営は「刺客候補の票は変革に期待する保守票」とみて取り込みを図った。
A だから社民などに推薦を求めなかったわけだね。公明との一体感を強調した穴見陣営とは際だった戦術差があった。
B しかし、自公関係はうまくいった?
A 世論調査などで必ずしも公明支持者が穴見氏を推していないことが明らかになり、陣営幹部が個人演説会で「やって下さるのか何となく不安」と不信感を口にしたことがあった。来賓出席の公明関係者は「こんなことを言われたら、支持者のやる気がなくなる」と怒っていたけどね。
B それだけ吉良氏に勢いがあった。
A 穴見氏は民主の風を見て、政党対政党の構図を避け、個人対個人の戦いに持ち込もうとした。吉良氏を守旧勢力に見立て、「選手交代」を訴えたんだけどね。しかし、終盤は民主の政策への批判に多くの時間を割き、やや戦術に一貫性が欠けていた。各社の世論調査で大きく引き離され、焦りもあったのだろう。党に応援弁士を要請しても、閣僚級は1人も来なかったし。陣営幹部は「歯がゆい」と唇をかんでいたよ。「弁士」も自分の選挙が危うく、それどころではなかったのかもしれないが。
A 共産は今回は1区のみに新人の山下魁氏を立てたね。
C 比例代表で県内4万5000票の獲得を狙った。
A 結果的には05年より1279票減らした3万3633票だった。
C でも、07年参院選と比べると6624票増えている。大分市では05年と比べても837票増えており、それなりの健闘はした。
A 陣営の手応えはどうだった?
C 街角で「頑張って」と言ってくれる有権者と話してみると、「でも政権を変えたいから民主に入れる」と言われてがっかりすることもあったらしい。共感が集票につながらない苦しさだ。
B 民主にしても「民主が良いから」ではなく、「現状打破のため」という消極的選択が少なくなかった。党のマニフェストも全部が全部、ただちに実行できるわけでもなかろうが、来年に参院選を控え、陣営幹部は「とんでもないしっぺ返しを食う可能性がある」と危惧(きぐ)している。
5355
:
名無しさん
:2009/09/02(水) 23:44:29
>>5354
◆2区
◇D・“風”を見誤った衛藤氏/E・社民色抑えた重野氏/A・大票田戦略が結果に
A 社民前職の重野安正氏が4度目の対決で、初めて自民前職の衛藤征士郎氏を降した。
D 衛藤氏の陣営は相手が社民ということで、民主の「見えない風」をまともに受けるとは考えていなかったようだ。
E 鳩山由紀夫代表や小沢一郎代表代行が応援に入り、まるで民主の候補のように見えた。
A 重野氏の政権放送を見たが、福島瑞穂党首ら社民幹部は全く登場せず、社民色は極力抑えた印象を受けたね。
E 当初は地域性を見極めない演説をすることもあったが、ブレーンの助言もあり、場に合った演説に変わってきて、共感が広がった感がある。
A 衛藤氏の政見放送では、社民を意識した発言が多く、民主という言葉はあまり出てこなかった。それと、2区にいかに多くの国予算を取ってきたかを強調しているのが印象的だった。
D 党員の数も減り、足腰が弱ってきている中で、衛藤氏は従来型の選挙を展開していた気がする。終盤、建設業界や農業関係など数十の団体を集めて働きかけを強めたが、効果は一定程度にとどまったと言わざるを得ない。
A これまでの3回は、佐伯や日田など大票田の差が結果に直結した感があるが、ここで詰めたことが結果につながった。
E 重野陣営は今回初めて、地方議員らで100組の“特別行動隊”をつくり、これらの地域の重点切り崩しに入った。その結果、日田は小差で制し、佐伯でも肉薄した。郵政関係者の全面支援もあり、組合員が前回に比べて2割減り、同じく足腰が弱っている中で「新戦力」となった。
A 日田在住の元民主副代表、畑英次郎・元衆院議員が重野氏を支援したのも大きかった。
D とはいえ、保守色の強い2区で社民の重野氏が勝ったのには驚いたよ。
A 1、3区では投票率が下がったのに対し、2区だけが1・6ポイント伸びた。
D 2区だけは各社の世論調査の結果が分かれたため接戦が予想され、「自分の1票で世の中が変わる」と期待した人が多かったからではなかろうか。
5356
:
名無しさん
:2009/09/03(木) 03:01:03
【2009衆院選】自民内に“集団離党”論 茨城
2009.9.3 02:45
8月30日投開票の衆院選、知事選で惨敗した自民党茨城県連内で2日、公然と執行部を批判する声が浮上した。知事選で5選を果たした橋本昌氏(63)を支援した市町村議でつくる「県市町村議員連盟」の会長を務め、自民党員でもある福島辰三・水戸市議は同日、産経新聞の取材に対し、同連盟の自民党所属議員に集団離党を呼びかける考えを明らかにした。「保守王国」は屋台骨から揺らぎ始めている。
福島氏は、衆院選と知事選の惨敗を受けて責任問題が取りざたされている山口武平会長ら県連幹部について、「県民や自民党を食い物にして、今までの体制にあぐらをかいている」と厳しく批判。
さらに、「県議が県連を牛耳っているのに、その県議は会長の責任について一言も言えない。これでは県民のためにならない」と述べ、幹部全員が県連執行部を退くことで“敗戦責任”を取るべきとの見解を示した。
また、来年の県議選に、30代から40代の若い市町村議を“刺客”として立て「県民に選択してもらう」という考えも示した。
福島氏によると、連盟に参加した市町村議は計約380人。党員でありながら無所属として活動している議員も多く、このうち何人が党員か定かでないが、「私以外にも離党を考えている議員は何人もいる」という。
ただ、この動きがどこまで広がるかは未知数だ。同連盟に加わった別の自民党市議は「党の外に出てものを申すのではなく、党内で再生に向けて取り組むのが本来のあり方」と、離党に難色を示している。
今回の衆院選では5月、民主党支持を打ち出した県医師会の政治団体「県医師連盟」の幹部が、原中勝征委員長への離党勧告をきっかけに、蜜月関係にあった自民党を離党。翌月、同連盟の会員ら1200人以上の集団離党を発表した経緯がある。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/090903/ibr0909030245001-n1.htm
5357
:
名無しさん
:2009/09/03(木) 03:02:32
【2009衆院選】大敗自民にまたもやっかいな問題 茨城
2009.9.3 02:43
8月30日投開票の衆院選で茨城7区から立候補し、2選を果たした永岡桂子氏(自民)を当選させるため現金を供与したとして、県警捜査2課などは1日、公選法違反容疑で陣営運動員の現職市議らを逮捕した。自民党県連にとっては大きなイメージダウンで、大敗の責任問題で揺れる県連の混乱に追い打ちをかける可能性もある。
逮捕されたのは、坂東市議で人材派遣会社社長の渡辺利男容疑者(41)=同市大崎=と、渡辺容疑者から現金を受け取っていた同社社員、北村周治容疑者(40)=常総市水海道森下町=の2人。
同課の調べでは、渡辺容疑者は先月23、24の両日に北村容疑者に対し、選挙運動の報酬として現金計2万円を渡し、北村容疑者はビラ配りなど戸別訪問を行った疑いが持たれている。
両容疑者は同課の調べに対し、金銭の授受に関して認めているが、買収の意図に関しては容疑を否認しているという。県警は2日午後、関係先を家宅捜索するとともに、両容疑者を送検した。
渡辺容疑者は平成18年12月の市議選で初当選。観光事業を行うNPO法人を立ち上げている関係から市内の農政活動に熱心な人物として知られており、同容疑者を知る人物は「きまじめな性格で、1年生議員らしく腰が低く、話し言葉も丁寧だった」と話す。市議の1人は「たまたまヤリ玉にあがったんだ」と指摘し「金を渡したかもしれないが、あれは『これで飯でも食え』というもの。金だって身銭だよ」と“真剣過ぎた選挙運動”による結果だとの見方を示した。
関係者逮捕の報を受けた永岡桂子氏の事務所は「大変驚いている。事務所としては事実関係が全く分からず、今後の捜査を見守りたい。地元の皆さま、ご支援頂いた皆さまにはご心配をおかけしましたことをおわび申し上げます」とコメント。自民党県連幹部も「事実関係の究明を待ちたい」としている。
永岡氏は衆院選で、茨城7区と比例代表北関東ブロックから重複立候補。選挙区では無所属前職に約1万5千票差で敗れたが、比例代表で復活し、2選を果たしている。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/090903/ibr0909030244000-n1.htm
5358
:
名無しさん
:2009/09/03(木) 03:05:34
http://www.asahi.com/national/update/0903/SEB200909020050.html
ステーキ肉で票の取りまとめ依頼容疑 元熊本市議長逮捕
2009年9月3日2時45分
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衆院選の有権者に牛肉を渡したとして、熊本県警は2日、熊本1区に立候補して落選した木原稔候補(自民)派の運動員で元熊本市議会議長の食肉卸売業「矢野畜産」役員矢野昭三容疑者(81)=熊本市九品寺5丁目=を公職選挙法違反(物品買収)の疑いで逮捕し、発表した。県警によると、矢野容疑者は「当選させるために配った」と容疑を認めているという。
捜査2課によると、矢野容疑者は8月18日の公示日前後、熊本市内の知人男性方や会社事務所を訪れ「木原をよろしくお願いします」などと言って、木原氏への投票や票の取りまとめに対する報酬として、男性3人に計数千円相当の牛ステーキ肉やバラ肉、ソーセージなどを渡した疑いが持たれている。
矢野容疑者は67年、熊本市議に初当選。自民党に所属し、90年に約1年間、議長を務めた。07年に引退した。
5359
:
名無しさん
:2009/09/03(木) 05:16:49
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20090902-OYT8T01035.htm
民主3氏、各層から支持出口調査2区、自民分裂が影響
読売新聞社と日本テレビ・同系列局が共同で行った衆院選の出口調査によると、県内3小選挙区を独占した民主党候補は、いずれも無党派層から他候補を上回る支持を受けていたことが分かった。自民、公明両党支持層からも一定の支持があり、「追い風」の強さを物語っていた。激戦となった2区は、自民・公明両党支持層の投票先が、自民党と無所属の2人でほぼ二分されており、自民分裂の影響が顕著だった。
1区
当選した民主党の小沢鋭仁氏が同党支持層の9割強、無党派層の7割強から支持を得た。自民党支持層の4割、公明支持の3割近くも小沢氏に投票した。
自民党の赤池誠章氏は公明党支持層の6割から支持を得たものの、自民党支持層は5割強で、無党派層は1割強にとどまった。
共産党の遠藤昭子氏は同党支持層の7割を固めていた。
2区
坂口岳洋、長崎幸太郎、堀内光雄の3氏が三つどもえの激戦を展開した2区は、当選した民主党の坂口氏が同党支持層の7割から支持を固める一方、無党派層からも3氏の中で最も高い5割弱の支持を集めた。
自民党を離党し、無所属で戦った長崎氏は、自民、公明党支持層からそれぞれ4割近い支持を受けた。
自民党で11選を目指した堀内氏は、自民、公明両党支持層から支持はいずれも4割程度で、無党派層は1割強にとどまった。
3区
自民党支持層は5割強が同党の小野次郎氏に投票したが、4割が当選した民主党の後藤斎氏に投票しており、後藤氏の自民党支持層への浸透ぶりが目立っている。後藤氏は民主党支持層の9割強、無党派層からも7割強の支持を集めた。
小野氏は、推薦見送りとなった公明党の支持層からは6割の支持を受けたが、無党派層の支持は2割に満たなかった。
(2009年9月3日 読売新聞)
5360
:
名無しさん
:2009/09/03(木) 05:23:35
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20090902-OYT8T01134.htm
■検証衆院選 下
第3極グループ 影薄く
「民主党(を中心とする)政権になるが、埋没しないよう、少しでも存在感を示していきたい」。衆院選の県内8小選挙区で今回、ただ一人民主党以外から当選を果たした静岡7区の無所属・城内実は、1日に県庁で当選証書を受け取った際、記者団にこう語った。
郵政民営化関連法案に反対し、2005年の「郵政選挙」の際も無所属で立候補。自民党の「刺客」・片山さつきに惜敗した。今回は民主党・斉木武志と自民・片山に大差をつけて雪辱を果たした。一部の自民党地方議員らの支持を取り付けたほか、広い選挙区をくまなく歩き、無党派層にも広く浸透しての勝利だった。
しかし、所属する元経済産業相・平沼赳夫のグループで、今回当選したのは平沼、城内ら3人。7月に東京都内のホテルで行われた同グループの記者会見に出席し、終了後に「自民、民主も巻き込んで新しい政界再編の流れを作る」と第3極を目指す意気込みを語った城内だが、民主党の圧勝の前にグループの影は薄くなった。31日の記者会見で城内は「(少数勢力が影響を及ぼす)キャスチングボートを握るのは現状では難しい」と厳しい表情で語った。
城内を支援するスズキ会長兼社長・鈴木修は、8月18日に浜松市北区で行われた城内の出陣式で、「少数じゃ何もできん。多数の人、多数の政党と組んで生きて初めて城内が生きてくる」と述べた。城内は「著作や講演などの活動を通してアピールし、いずれ政界再編が起きた場合に即戦力として活躍できる場が与えられることを期待し、仕掛けていく」と語る。当面は民主党を中心とする新政権の動向を注視し、同党などとの関係については「是々非々」の立場で臨む考えだ。
◆小政党は戦略見直しも
公明党は県内小選挙区で3回続けて公認候補を立てず、比例選東海ブロックに絞って戦った。県本部代表の大口善徳は名簿の単独2位で当選を果たしたが、比例選での県内の得票数は22万票にとどまり、目標の27万票を大きく下回った。同ブロックでは議席を前回の3から2に減らし、県内で推薦した自民党候補は小選挙区で1人も勝てなかった。
県本部幹事長の蓮池章平は31日の記者会見で、「与党として自民、公明でやってきた閉塞(へいそく)感への批判もあるだろう。政権が代わることで何かが起きるんじゃないかという期待も大きかったと思う」と、率直に反省の言葉を述べた。
これまで公明党は政権与党の中で、定額給付金、住宅ローン減税の拡充などの施策の実現に努力してきた。だが、「野党になると政策を実現するスピードが遅くなるのは事実」(蓮池)。自民党との関係を従来通り維持するのか、他党も含めた新たな関係の構築を模索するのか。大敗は公明党に重い選択を迫ることになる。
共産党は、比例選東海ブロックで前回と同じ1議席を確保した。県委員長代理の山村糸子は「自公政権の退場で新しい1ページが開かれた」と歓迎したが、県内で獲得した比例票は前回より約7400票減り、党勢拡大にはつながらなかった。県内小選挙区では候補者を立てるのを1、8区に絞ったため、比例選と小選挙区選を連動させた運動が十分できなかったのは否めない。山村は、「今後、特別なことがない限り、基本的には候補者を立てる」と、戦術の見直しを示唆した。
みんなの党は、東海ブロック内で唯一静岡1区から公認候補を擁立したが、小選挙区は敗退し、比例選の復活もならなかった。社民党も同ブロックで得票を減らし、3回連続で議席を獲得できなかった。
民主党圧勝の陰で、無所属、小政党はかつてない厳しさにさらされる。政権の内外で存在感をどう示していくのか。各党・勢力は正念場だ。
(文中敬称略)
(2009年9月3日 読売新聞)
5361
:
名無しさん
:2009/09/03(木) 05:25:50
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20090903-OYT8T00067.htm
武田県議処分へ
衆院選で柴田氏応援
衆院選富山3区で自民党公認候補でなく、無所属候補を支援したとして、同党県議会議員会は2日、武田慎一県議を県議会の同党会派から離脱させることで基本合意した。武田県議も受け入れる意向だ。
同議員会によると、武田県議が党公認で当選した橘慶一郎氏を支援せず、無所属で敗れた柴田巧氏の支援に回ったことが、党の規約に反しているとしている。県連は今後、党紀委員会を開き、最も重い「除名」から「党則の順守の勧告」まで、8段階のうち、いずれかの処分を言い渡す方針。
(2009年9月3日 読売新聞)
5362
:
名無しさん
:2009/09/03(木) 05:29:08
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090903-OYT8T00091.htm
《政権交代》下 共産 社民 無所属
選挙戦略で明暗
ここ数年、国政選の構図は「自公対民主など野党」だったが、政権交代により「民主対自民」に変わろうとしている。埋没してしまう少数政党などの存在感が問われている。
衆院選で、民主党などとの連立政権樹立を訴えた社民党県連の石田寛幹事長は2日、東京都内で開かれた同党全国幹事長会議に出席し、民主党との連立政権参加を拍手で承認した。しかし、心中は複雑だ。県内では、社民党は惨敗だった。
社民党は、東北6県で民主党の選挙協力を得て候補者を擁立した3選挙区すべてで敗れた。中でも秋田2区の山本喜代宏氏(53)の惜敗率は、他より大幅に低い25・2%で、前回から10ポイント近く落とした。
社民党は、比例選得票も大幅に減らした。県内の得票は3万9461票で、前回から1万5764票減。秋田2区で8684票も減らし、民主党候補を全面的に支援した3区では5438票減少。1区では公示直前に誕生したみんなの党の得票をも下回った。
石田幹事長は2日の会議後、「連立を組むということは、来年の参院選は民主とやるということ。どう付き合えばいいか分からない」と吐露した。
*
対照的に、共産党は県全体の比例選得票を前回比1334票減にとどめた。
同党県委員会の米田吉正委員長は「秋田1区や仙台市で票を増やした。無党派層の多い1区で伸ばしたということは、有権者に共産党を選択肢に入れてもらえた選挙だと思う」と手応えを語った。
今回の共産党の選挙戦術は、ある意味ドライだった。秋田1区に候補者を擁立したが、自民対民主の構図になった選挙区での当選を半ばあきらめ、候補者には他の選挙区で積極的に活動して比例票の掘り起こしに努めるよう指示。比例選重視に打って出た。
また、自民党や民主党に近寄る選挙ではなく、「建設的野党」を主張。どの党が政権を取ってもくみしないという姿勢を示し、米田委員長は「第3の選択肢になったこの方針は、結果的に正解だった」と述べた。
*
比例選のない無所属候補には、一層厳しい選挙となった。
1区で出馬した藤井陽光氏(61)は、「公示前は、自民候補も民主候補も嫌だという声が聞かれたが、始まったらパタッと消えてしまった。有権者が、1票が死に票になるのを恐れたのだろう」と述べた。
全国で当選した無所属候補は6人。事実上の民主党候補だった川口博氏(62)ら2人以外は元閣僚など国会議員経験者で、無所属候補の当選へのハードルは相当高いと言える。
藤井氏は、かみ締めるように語った。「有権者に潜在的に自民か民主かという概念があり、それを溶かしているうちに選挙が終わってしまった。今後も無所属候補が戦うのは難しい」
(早川悦朗が担当しました)
(2009年9月3日 読売新聞)
5363
:
名無しさん
:2009/09/03(木) 05:31:29
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20090902-OYT8T01240.htm
激震 16年ぶりの政権交代<下> 自民 組織戦を再考
民主は地方議員育成へ
開票開始前から、高松市の平井卓也(51)(自民)の事務所は重苦しい空気に包まれていた。テレビ各局の出口調査結果は、民主の小川淳也(38)の優位を伝えていた。
「やっぱり……」。集まった自民、公明の県議、市議約30人は一様にため息をついた。選挙期間中、肌で感じながらも「見えない」と嘆いた“民主への風”を目の当たりにしたからだ。
「今回は自民には入れない。民主だよ」。市議の1人は支援者の言葉を思い出した。自民への逆風は承知している。でも、平井をお願いしたい――。頭を下げた直後の一言だった。
「それでも、あまり無理強いはできない。2年後には自分たちの選挙があるからね」という。合併特例で一度は増員された定数は11減の40となり、旧市町ごとの選挙区が廃止される。
「だから、これまでの支持者を放したくない」とつぶやく。従来の支持基盤を固めておかなければ、無党派の“風”は防げない。別の市議は打ち明けた。「小選挙区は平井、比例は民主でと言いそうになったよ」
◇ ◇
平成の大合併で県内の市町は前回衆院選(2005年)の35から17に半減し、市町議も576人から359人になった。うち自民系は8割を占めるとみられ、選挙戦で〈集票マシン〉となるはずの地方議員の減少によって、「組織戦」が難しくなりつつある。
2007年の市議選で、民主が公募で選んだ新人女性が「実績も地盤もない」(自民県連幹部)のに、4922票を集めてトップで当選したことが、自民市議の脳裏に浮かぶ。
今回、約1万人を訪ねて平井支持を求めた市議の池内静雄(62)は「2年後は民主も多くの候補を立ててくるだろう。無党派層がどんな投票行動を起こすのか、雲をつかむ感じだ」と当惑する。
◇ ◇
見えない影で終わらせたくない。民主は昨年4月、地方議員の候補者を養成する「香川政経スクール」をスタートさせ、党最高顧問の藤井裕久(77)らを講師に招いた。が、地方議員を目指して学ぶ中級コースの受講生は、6人にとどまっている。
小川の選対事務局長を務めた高松市議の山本悟史(41)も、党の公募に応じた1人だ。「地方議員を育てなければ、いつまでたっても風頼みの現実から逃れられない」と厳しい見方を示す。
◇ ◇
比例で復活当選した平井は31日朝、街頭演説を取材した報道陣に語った。「今までと同じままでは民意は得られない。選挙もゼロから考え直さないと」。一方、小川も言う。「地方の厳しい現状を打破する人材を発掘しなければ」。政権交代劇を招いた今回の衆院選は、自民、民主双方に新たな課題を突きつけた。(敬称略)
(2009年9月3日 読売新聞)
5364
:
名無しさん
:2009/09/03(木) 05:33:20
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20090903-OYT8T00092.htm
2009 衆院選 検証
<3区>公明の牙城崩す <10区>「野党共闘」奏功 <16区>民主新人が勝利 <13区>自民、唯一の議席
<3区> 民主新人・中島正純さん(40)が、自公連立の統一候補として6選を目指した公明・田端正広さん(69)を約1万2000票差で破った。民主圧勝という今回選の〈典型〉ともいえる。
中島さんは、有権者への浸透を図ることを最優先。元府警警察官という経歴を前面に出し、「安全安心の社会を」などと訴えかけ、1996年の小選挙区制導入以降、田端さんが独占していた牙城を初めて崩した。
<10区> 〈自公対 野党共闘〉の構図となり、軍配は野党側に上がった。
民主、国民新党の推薦を得た社民の辻元清美さん(49)は、自民の松浪健太さん(38)に2万4000票差をつけて前回選の雪辱。
前回5万2000の民主票の大半が辻元さんに流れて大きな勝因に。民主党の地元市議は「政権交代を果たし、野党共闘という戦略は成功した」と振り返る。
<16区> 民主新人・森山浩行さん(38)が、公明党幹事長・北側一雄さん(56)に1万5665票差をつけて当選した。
“どぶ板選挙”を展開した森山さん陣営の街頭演説は1年8か月で約3000回に上ったといい、「追い風だけでなく、地道に知名度を上げたことが勝利を招いた」と選対幹部。北側さんは、国土交通相時代の実績を強調したが、得票率は前回から11ポイント落ちた。「今後の市政への影響は大きい」と堺市幹部。13日に告示を控えた市長選などへの影響も注目される。
<13区> 府内の自公候補が相次ぎ落選する中、小選挙区で唯一、議席を死守したのが自民の西野陽さん(69)だったが、民主、社民など推薦の国民新人・白石純子さん(46)に約1万7000票差まで迫られる苦しい戦いに。西野さんは、かつてこの区の議席を争った塩川正十郎・元財務相派の自民系市議が、白石さん支持に回る事態に危機感を抱いて駆け回り、逆風ながら43%の得票率。
一方の白石さんは、党代表代行(現代表)の亀井静香さん(72)が何度も選挙区の東大阪市に応援に入るなど後押し。鳩山代表ら民主幹部の応援を何度も受けての大善戦だった。
(2009年9月3日 読売新聞)
5365
:
名無しさん
:2009/09/03(木) 06:25:05
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090903t51008.htm
鹿野氏辛勝、遠藤氏も復活当選 山形1区大接戦の背景
政権交代をもたらした今回の衆院選で、山形1区は民主党元議員の鹿野道彦氏(67)が、自民党前議員の遠藤利明氏(59)を1291票差でかわす大激戦にもつれこんだ。遠藤氏の惜敗率は98.8%。比例東北で復活当選を果たす。全国47の「花の1区」で最大の激戦を演じた「山形1区現象」の背景を探った。
(山形総局・今里直樹、林直樹、山形聡子)
<悲壮感薄く>
「厳しく苦しい選挙だったが、大逆風の中、最小限度の姿はつくれた」
2日、県議会の自民党控室で開かれた議員総会。総括した今井栄喜県連幹事長をはじめ、県議31人の表情に政権を失う悲壮感は薄かった。
「選挙には負けたが、勝負には勝った」
今井幹事長は1区の選挙結果をこう表現する。敗因は荒れ狂う自民党批判の風だった。「勝因」について関係者の多くは「入念な戦略と戦術の奏功」を挙げる。
遠藤氏は4年前の郵政選挙で大勝後、「どんな逆風でも10万票を取る体制をつくる」と公言し、草の根を張り巡らす戦略的な組織整備を進めた。
そして臨んだ選挙戦。逆風の中、遠藤氏は自転車行脚で話題づくりに腐心した。世襲政治家の鹿野氏と差別化を図る「たたき上げ」のフレーズも準備。「小さな子がまねをする」(遠藤氏)まで定着させた。
投票日の8月30日夜。午後8時すぎに早々と出た「鹿野氏当確」に、遠藤氏は「組織は完成体に近づいていたはずだが…」と首をかしげた。だが、開票が終わってみると、得票は10万票を超えていた。
公明党の存在も大きかった。同党県本部の寒河江政好代表は「競ったのは選挙協力の結果だ」と胸を張る。ただ「自民から公明に来る票は民主に流れた。1区の協力はギブ(与える)だけだった」と表情を曇らせた。
<「風感じず」>
一方、4年ぶりの議席回復を果たした勝者の鹿野氏。11選を決めた翌31日朝、街頭に立つ鹿野氏の表情には、喜びより厳しさがあった。
30日夜の開票速報は、「遠藤氏優位」の情勢が深夜まで続いた。「当確」から約3時間。陣営には「まさか負けるのか…」という空気すら漂った。
民主党は2007年の参院選、今年1月の知事選と連勝し、今回は「民主旋風」のまたとない風が吹いていた。
選挙期間中、各種世論調査は鹿野氏の好調を伝えた。しかし、選対本部長を務めた舟山康江参院議員は「参院選のような風を感じない」と、数字と肌感覚の落差に不安を感じたという。圧勝に導けなかった「敗因」について、推薦した社民党県連幹部は「前回の落選後、4年間の空白があり、(鹿野氏は)『過去の人』になっていた」と言う。
別の選対幹部は「風を受ける帆はあったが、こぎ手が足りなかった」と語る。陣営には民主、社民両党、連合山形、個人後援会が加わった。共闘の形は確立したが「後援会は高齢化し、社民党の動きも見えなかった」(陣営関係者)と明かす。
民主党県連幹部は「4年前は約4万票差で負けた。差を埋めたのは風に恵まれたから」と遠藤氏との地力の差を認める。さらに「次の揺り戻しは、今回以上に大きいだろう」と表情を引き締めた。
2009年09月03日木曜日
5366
:
北海道1区
:2009/09/03(木) 07:16:16
>>5339-5340
2008年10月現在の推計人口で計算してみたのですが、
小選挙区は東京+2、神奈川+1、愛知+1が増員となり、
逆に大阪-1、徳島-1、高知-1、鹿児島-1が減員となります。
比例代表は東京ブロック+1、九州ブロック-1になります。
過去の市町村合併の経緯により、ひとつの市町村と政令市の区が
複数の選挙区に分断されているケースが多々ありますし、
(宮城県大崎市や新潟市など)
人口増や合併により市が大きくなりすぎてしまい、
選挙区を分割しないといけないケースも新たに出てきます。
(東京都八王子市、長崎県佐世保市など)
よって2010年の区割り勧告は大々的なものになると思います。
政党によって有利不利がいろいろでてくるんじゃないかと?
自分の持ちデータとして、47都道府県分の区割りシュミレーション
は作成してあります。
ブログを作って纏めるか、「選挙制度スレ」などで紹介できれば
いいなと考えています。
5367
:
名無しさん
:2009/09/03(木) 07:20:32
この記事、このスレか?自公保スレか?どっちに貼ったらいいのか分からないのですが、スレ違っていたら転載しておいてくださいm(_ _)m
http://www.sankei-kansai.com/2009/09/03/20090903-014122.php
2009年9月 3日
民主候補推薦人に名前連ねた市長に離党迫る 自民支部
今回の衆院選で各戸に配布された選挙公報で、大阪12区から立候補して当選した民主党候補の推薦人として名前を連ねたとして、自民党籍を持つ大阪府四條畷市の田中夏木市長が自民党四條畷支部から離党勧告を受けていたことが2日、分かった。田中市長は「民主党から要請があったが、自民党からはなかった。どちらかに味方をしたわけではなく、中立の立場に変わりはない」と釈明している。
自民党四條畷支部関係者らによると、離党勧告は2日付けで田中市長の自宅あてに郵便で発送され、「離党に応じない場合は党府連で協議し、除名処分を求めることも検討している」という。
選挙公報は、選挙区内の四條畷、寝屋川、大東の3市の全戸に配布された。田中市長は、民主党公認の樽床伸二氏(50)の推薦人として、鳩山由紀夫代表や馬場好弘寝屋川市長、岡本日出士大東市長らとともに名前を掲載していた。一方、大阪12区には樽床氏と自民党候補(57)ら4人が立候補したが、田中市長ら3市長は、民主、自民両陣営の出陣式や街頭演説などへの参加を見送るなど中立の立場を表明していた。
しかし、民主党候補のみに推薦人として田中市長の名前が掲載されたことについて、樽床氏と競り合って落選した自民党候補を応援した自民党系の市議らの間から、「自民党員でありながら、配慮に欠けた軽率な行動だったのではないか。速やかに離党するべきだ」との声があがったほか、自民党候補の事務所関係者も「市長の名前は地元住民にも影響があり、投票にも大きく左右される。田中市長らは中立と聞いていたので推薦人として要請しなかった」としている。
こうした声を受け、自民党四條畷支部は対応を協議。田中市長に離党を勧告することを決めた。
自民党会派の四條畷市議は「田中市長は市長選で推薦をもらったり、議会運営でも自民党に助けてもらっていたはず。勝ち馬に乗るような行動にみえる。今後の議会運営や来年の市長選でも影響があるのではないか」と話している。
一方、田中市長は産経新聞の取材に対し、「まだ書面が届いていない」としながらも、「自民党と民主党、付き合い方は今までもこれからも同じスタンス。中立の立場に変わりはないが、離党もやむをえない」と説明した。
(2009年9月 3日 06:57)
5368
:
とはずがたり
:2009/09/03(木) 07:35:22
>>5365
鹿野め,この期に及んで未だ次ぎやろうとしてんちゃうやろねぇ。
>民主党県連幹部は「4年前は約4万票差で負けた。差を埋めたのは風に恵まれたから」と遠藤氏との地力の差を認める。さらに「次の揺り戻しは、今回以上に大きいだろう」と表情を引き締めた。
>>5366
おお,ブログ期待してますよ。
5増5減ではなく4増4減で格差は抑えられるということですか。
大阪1減で神奈川1増とか東京1極集中っすねぇ。。
分割する必要が出てくるのは長崎市ではなく佐世保市っすか。
>>5367
取り敢えず近畿地方スレにでも転載しておきますね〜。
5369
:
北海道1区
:2009/09/03(木) 08:05:32
>>5368
本来なら長崎市を1区と2区へ分割するところですが、
大村市や対馬、五島列島が含まれる長崎3区の人口が少なく
1選挙区あたり平均値の3/4である28万人を下回る見込みです。
3区は諫早市と佐世保市に隣接していますが、
諫早市は佐世保市より人口が少なく、仮に諫早市を分割すると
キューマが怒る……
ではなくて長崎市も分割しなければいけなくなります。
よって佐世保市の南端(ハウステンボスのあたり)を3区へ割譲すると
対岸の半島に位置する西海市(道路で繋がっている)も3区へ移動
させることができるのでうまくまとまると考えました。
そろそろ仕事に出かけますので、早速夜からブログ作りをしてみたいと思います。
5370
:
とはずがたり
:2009/09/03(木) 09:25:44
>>5369
なるほど。
ブログの完成楽しみにしておきます。
あと選挙制度ネタなんで選挙制度スレに転載しておきますね。
あっちだとレス数も多くないんで紛れなくて済みますし。
5371
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/03(木) 11:31:57
2007年参院選の有権者数で単純に計算すると、次のとおりになります。
01北海 .13 +1
02青森 3 -1
03岩手 3 -1
04宮城 6
05秋田 3
06山形 3
07福島 5
08茨城 7
09栃木 5
10群馬 5
11埼玉 .16 +1
12千葉 .14 +1
14神奈 .21 +3
19山梨 2 -1
13東京 .30 +5
15新潟 6
16富山 3
17石川 3
18福井 2 -1
20長野 5
21岐阜 5
22静岡 9 +1
23愛知 .17 +2
24三重 4 -1
25滋賀 3 -1
26京都 6
27大阪 .20 +1
28兵庫 .13 +1
29奈良 3 -1
30和歌 2 -1
31鳥取 1 -1
32島根 2
33岡山 5
34広島 7
35山口 4
36徳島 2 -1
37香川 2 -1
38愛媛 4
39高知 2 -1
40福岡 .12 +1
41佐賀 2 -1
42長崎 3 -1
43熊本 4 -1
44大分 3
45宮崎 3
46鹿児 4 -1
47沖縄 3 -1
1票の格差は最も軽い鳥取と重い島根の比が、1.63倍。
…結局、この山陰の2県を一緒にしないと、無理があるんですよね。
2県合わせて全国31番目の滋賀と同程度の有権者数だし。
この2県を除いた場合、最も軽い和歌山と重い愛媛の比が、1.42倍となります。
5372
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/03(木) 13:22:35
共同の基準だと、達丸くんも世襲か。そっちの方が素直な国民感情ではある。
> 自民党は50代以上が91人(76・5%)に達した
これは酷い。
民主は若手で一新→失敗→ベテランで再建の流れだったわけですが、恐らく「一新→失敗」の過程を
自民は踏めそうにない。
選挙で信任を受けた政権に対して、チャレンジして、失敗することって大切だと思うのだけれど。
世襲は民主10%、自民46% 地方政界が出身トップ
民主、自民両党の当選者を比べると、民主党の年齢は40代以下が半数を超え、出身別では地方政界
出身が88人と同党当選者の28・5%を占めた。これに対し、自民党は世襲候補が目立った。
【世襲】(1)親族に国会議員がいて、地盤(選挙区全体ないし一部)を継承(2)地盤を継承していなくても
実父母が国会議員―のいずれかを満たしている場合を世襲候補とすると、自民党は55人で同党当選者
の半数近い46・2%を占めた。一方、民主党は32人で10・4%にとどまった。
【年代】民主党の当選者の平均年齢は49・4歳で、56・6歳の自民党より7歳ほど若い。年代別でも、
民主党は40代以下が166人(53・9%)だったのに対し、自民党は50代以上が91人(76・5%)に達した。
【出身】民主党は地方政界に続き、議員秘書が41人と同党当選者の13・3%を占めた。自民党も地方
政界が38人(31・9%)とトップ。次いで議員秘書が27人(22・7%)。官僚については、自民党が22人で
18・5%に上り、34人で11・0%の民主党より割合が高くなった。
2009/08/31 06:59 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009083101000030.html
5373
:
とは
:2009/09/03(木) 16:05:04
>>5372
無党派から集票出来る若手じゃないと当選出来ない民主と固い後援会持つ爺じゃないと当選出来ない自民の差っすね。
展開が見えないなぁ。
5374
:
とはずがたり
:2009/09/03(木) 16:33:04
<秋田県>
≪09衆院選≫民主、民主系で3議席
自民初の議席ゼロ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090831-OYT8T00339.htm
県内でも政権交代――。衆院選は30日、投開票され、県内3選挙区のうち民主党候補が2勝し、初めて県内第1党に立った。1区は、寺田学さん(32)が前回選に続き自民党の二田孝治さん(71)を退けて3選を果たし、3区では、京野公子さん(59)が事実上の三つどもえを制し、初当選した。2区でも「民主の風」に乗った無所属の川口博さん(62)が初当選を飾った。これで自民党は1955年の結党以来初めて、衆参を通じて県内の選挙区から姿を消した。比例選の開票作業は、31日未明に及んだ。投票率は73・27%で、前回(70・60%)を2・67ポイント上回った。
(2009年8月31日 読売新聞)
京野さん「3者共闘」初当選
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090831-OYT8T00341.htm
■3区
当選確実が伝えられると、湯沢市古館町の京野さんの事務所では、詰めかけた支持者らから「キミコ」コールがわき上がった。
京野さんは、「政権交代はゴールではなくスタート地点。暮らしの安全と安心の基盤を立て直すため、全力を尽くして頑張って参ります」と喜びを語った。
3区は前回選と同様、京野さんと自民党の支援を受ける2人による事実上の三つどもえの戦いとなった。京野さんは、街頭演説やミニ集会を重ね、社民党、連合秋田との「3者共闘」で、組織力の弱さを補った。
民主党は3区を最重点区に位置づけ、公示直前は菅直人代表代行が、選挙終盤には岡田克也幹事長がそれぞれ街頭に立ち、21日には小沢一郎代表代行が社民党県連や連合秋田を訪れて選挙協力を念押し。京野さんは、民主に吹く風を背に受けて政権交代を訴えて、4年前の雪辱を果たした。
一方、自民公認の御法川信英さん(45)と、無所属ながら自民党員の村岡敏英さん(49)は組織をフル回転させて終盤、猛追したが、保守分裂が尾を引き、一歩及ばなかった。
(2009年8月31日 読売新聞)
高松氏 比例単独で初V
金田氏は復活当選
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090831-OYT8T01327.htm
比例選東北ブロックで当選し、万歳三唱する高松氏(30日午後11時46分、秋田市の高松さんの事務所で)
比例選では、県議を辞職して国政に挑んだ民主党の高松和夫氏(67)が、比例単独で順位23位と下位ながら初当選を果たした。
復活当選を決め、バンザイする金田氏(31日午前0時18分、能代市の事務所で)
高松氏は「歴史的な勝利。ここまでの勝利とは思わなかった。非常にうれしく、感慨深い。国民の大きな期待があるので裏切れない。マニフェスト(政権公約)は、約束として守らないといけない」と気を引き締めていた。
また、秋田2区では小差の次点だった自民党の金田勝年氏(59)も復活当選した。能代市の事務所では、当選が決まると一転して大きな拍手が起こり、金田氏は支持者と何度も握手して喜びを分かち合った。
金田氏は31日、事務所で記者会見し、「老後の安心や社会保障の充実など課題はたくさんある。県北が元気になる材料を作っていきたい」と抱負を語った。
一方で、自民党の御法川信英氏(45)、二田孝治氏(71)と、社民党の山本喜代宏氏(53)は、比例選の復活当選も逃した。
御法川氏は秋田3区での落選が決まった30日午後10時すぎ、大仙市の事務所で、「残念な結果だったが、これをバネにして一層努力していきたい」と、約70人の支持者に敗戦の弁を述べた。
この後、御法川氏は読売新聞の取材に、「非常に責任を強く感じている。年金や農業に関して有権者の不満が多く、自民党がそこにしっかりした対策を立てられなかった」と述べた。また、今後について「衆院で戦っていく」と語り、次期衆院選に向けて活動していくことを表明した。
二田氏は30日夜、秋田市の事務所で報道陣に「政治活動はやめない」と明言した。一方で、次回衆院選への出馬については、「今から言えない」と述べるにとどめた。二田氏は前回衆院選で、秋田1区では次点だったが、比例選で復活、7度目の当選を果たした。今回の選挙戦では、民主党の勢いが強まるなか、「比例復活は考えていない。有終の美を飾らせてほしい」と呼びかけていた。
(2009年9月1日 読売新聞)
5375
:
とはずがたり
:2009/09/03(木) 16:33:27
<秋田県>
川口氏 改めて民主入党の意向
寺田代表「支障なし」 山本氏は政界引退
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090831-OYT8T01315.htm
秋田2区から無所属で初当選した川口博氏(62)は31日、大館市役所で記者会見し、「一人では仕事はできない。民主を中心にした方々と打ち合わせして、仲間に入れてもらいたい」と語り、改めて民主党入りの意向を表明した。
記者会見する川口氏(31日午前10時39分、大館市役所で)
川口氏は、民主党の鳩山代表が「現場を知っている人が少ないので入党してもらいたい」と川口氏の入党に前向きであることを、民主党関係者から伝えられていることを明かし、「民主党県連の寺田学代表と、できるだけ早く話し合いたい」と述べた。
こうした川口氏の意向に対して、寺田代表は31日、読売新聞の取材に対して「川口氏は、選挙で民主党への不利益行為をしたわけでない。少なくとも、首相指名選挙で鳩山代表をやるとなると我々と考え方は同じだ」と述べ、入党に支障がないとの考えを示した。
また、川口氏を支援するために離党した元県連幹部らの復党について寺田代表は「川口氏とは別問題と考える。直ちに、復党がかなうことはない」と早期復党を否定した。
一方、落選した社民党の山本喜代宏氏(53)は31日、読売新聞の取材に、「私では選挙に勝てない。新しい候補者を探すべき時」と述べ、来年2月の党県連大会で県連代表を辞任し、政界引退する考えを表明した。
山本氏は「落選したら引退して農家に戻ると決めていた。国政も経験し、自分がやれることはやったと思う」と話した。
(2009年9月1日 読売新聞)
無党派層のほぼ半数、川口氏へ
本紙出口調査 民主支持層は7割強
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090831-OYT8T01321.htm
読売新聞社は30日、日本テレビ系列各局と共同で出口調査を行った。
秋田1区は、当選した民主党の寺田学氏(32)が、30〜60歳代の各年代で半数以上の支持を集めたほか、民主と社民の両党支持層の8割以上と自民、公明、共産の一部からも支持を集めた。また、無党派層の6割以上が寺田氏を支持した。
1351票差の大接戦になった秋田2区は、当選した無所属の川口博氏(62)が市部で、次点だった自民党の金田勝年氏(59)が町村部で、それぞれ4割以上の支持を得た。
年代別で最も支持が高かったのは、20〜50歳代は川口氏、60歳代は金田氏だったが、いずれも両氏の間に大きな差はなかった。
支持政党別では、川口氏が民主党支持層の7割強をまとめ、金田氏は自民、公明両党支持層の7割弱をまとめたが、無党派層のほぼ半数が川口氏に流れており、ここでの差が小差につながったとみられる。
秋田3区は、市部、町村部、20〜60歳代のすべての年代で当選した民主党の京野公子氏(59)が、最も支持を多く集めた。京野氏は支持政党別でも、民主の7割、社民の8割、共産の6割を集めた。無党派層からもほぼ半数の支持を得た。
一方、自民党の御法川信英氏(45)と無所属の村岡敏英氏(49)は、自民、公明両党支持層をほぼ分け合う形となり、保守分裂の影響がくっきり表れた形となった。
(2009年9月1日 読売新聞)
5376
:
とはずがたり
:2009/09/03(木) 16:34:03
<秋田県>
《政権交代》上 民主
期待の中 不安の声も
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090831-OYT8T01312.htm
「政権選択」をかけた衆院選が終わり、県内では衆参とも選挙区から自民党国会議員が不在になる事態となった。これまで、自民党政権が当たり前だった県内政界に与えた動揺は小さくない。「政権交代」の影響を追った。
◎
当選から一夜明け、若手スタッフと共に街頭で車に手を振る京野氏(31日午前7時31分、横手市の交差点で)
「おはようございます。いってらっしゃい」
初当選を果たした民主党の京野公子氏(59)は、当選翌朝の31日午前7時半、横手市の国道13号沿いに立ち、走行中のドライバーらに手を振っていた。この4年間、ほぼ毎日続けた朝立ちだ。
30分ほど手を振った後、マイクを握り、「実に歴史的な政権交代を実現いたしました」とあいさつ。強固な地盤を誇る自民党系の2氏に快勝し、一晩たっても、高揚感を隠しきれずにいた。
高揚感に包まれているのは京野氏の事務所も一緒だ。
湯沢市古館町の事務所は、朝から電話やファクスの着信音が鳴り響き、訪問者が相次いだ。
これまでの支援者や企業、団体のほか、民主党中心の政権が誕生することを見越してあいさつに来る業者もいたとみられ、スタッフは「知っている人も知らない人もいたけど、どれがどれだか」と笑顔で話し、対応に悲鳴を上げていた。
また、佐竹知事は31日の定例記者会見で、比例東北で初当選した民主党の高松和夫氏(67)から「何でも(要望を)持ってきてくれとの話がすでに来ている」と明かし、苦笑いを浮かべた。
*
しかし、民主党政権へ不安の声も聞かれる。
佐竹知事は同じ会見で、「厳しい経済状況なのであまりマニフェスト(政権公約)に意固地にならず、国の来年度の予算編成は、現実的対応をしてスムーズに行ってほしい」と注文を付けた。
佐竹知事は、非自民政権だった細川内閣による1994年度の予算編成が、93年中にまとまらず越年編成となった例を挙げ、「来月あたりから県の予算編成作業が始まるので、ズルズルとなかなか国の予算が出てこないと大変。少なくとも年内に一定の方向性が出ないと、我々は査定できない」と指摘した。
県内3選挙区で、自民党候補を推薦した県農協政治連盟(農政連)の渡部正敬事務局長は、「これまで自民党へ要請活動をしてきたが、来夏には参院選がある。政権が代わったから簡単に民主党に行けるかというと難しい」と頭を抱える。
民主党はマニフェストで「米国との自由貿易協定(FTA)の交渉推進」を掲げた。農協などは「農作物の市場開放が進む」との懸念を訴え、こうした動きに対し小沢代表代行は「農協、農業団体は官僚化している」と批判するなど、両者の関係は決して良好とは言えない。
渡部事務局長は、民主党との関係構築へ向けた第一歩の必要性をこう語った。「民主党には不安がある。まずは、寺田代表らとの話し合いからだ」
(2009年9月1日 読売新聞)
5377
:
とはずがたり
:2009/09/03(木) 16:35:18
《政権交代》中 自民
民主の組織化を警戒
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090901-OYT8T01017.htm
川口博氏に敗れ、支持者に謝る金田勝年氏(8月30日夜、能代市の事務所で)
敗戦の弁を述べる御法川信英氏(8月30日夜、大仙市の事務所で)
かつて「保守王国」と言われた秋田県だが、自民党は今回の衆院選で、金田勝年氏(59)がギリギリ比例復活当選を果たしただけで、選挙区は全敗した。
「相手が分からなかった」。大仙市の事務所で敗戦確実と知った秋田3区の御法川信英氏(45)は、落胆した表情で報道陣に語った。同党県連の鈴木洋一会長は「敗因は風だ」と述べ、実態のない民主の戦い方に敗れたことを強調した。
民主党は、無所属の川口博氏(62)が当選した2区を含め全勝したが、各候補に自前組織といえるものはなかった。3区の京野公子氏(59)は、社民党と連合秋田が全面的に支援し、川口氏は、離党した民主党員や個人後援会らが草の根的に支援しただけ。
川口氏を支援するために離党した虻川信一・元県連総務会長は「民主党という色づけができなかったら勝てなかった」と、風による勝利を認めた。
*
来年夏には参院選、再来年春には統一地方選が控える。民主党県連の寺田学代表は、「県連が最重要視しているのは地方選だ。2年前の県議選では県連にまだ余裕がなかったが、国会議員が増えた次回は、有権者に多くの選択肢を出すために今から準備する。市議選もやらなきゃだめだと思う」と、早くも公認候補を積極的に擁立する考えを示した。
県議会の現在の勢力は、自民党が26人に対し、民主党は1人。民主党によると、東北6県では、岩手県の21人を筆頭に、福島県12人、宮城県に10人いる。衆院選で自民党候補が4選挙区中3勝した青森県でさえ7人いて、秋田県の少なさは際立っている。
市町村議も、岩手県の124人を最高に青森県44人、福島県30人、宮城県16人、山形県に5人いるが、秋田県は秋田市と北秋田市に1人ずつしかいない。寺田代表は「選挙戦を通じて、地方議会には自民党系の方が多く、そこに自民党の強さを感じた」と、地方議会に民主党議員を増やす必要性を実感したという。
*
こうした民主党の考えに対し、迎え撃つ側の自民党県連の能登祐一幹事長は「秋田は、浮動票の多い東京と違って年齢層が違うし、地方選は地縁血縁が関係する。国政のようにそう簡単ではない」と、影響はないと断言する。しかし、県議の一人は、「地元選出の民主党国会議員が、候補者と一緒に運動したら票を取られるかも」と警戒する。
相手は、政権党になった勢いを背に、「風」から「組織」の戦いへ動き出している。すでに統一地方選に向けた戦いが始まっている。
(2009年9月2日 読売新聞)
5378
:
とはずがたり
:2009/09/03(木) 16:36:13
>>5374-5378
《政権交代》下 共産 社民 無所属
選挙戦略で明暗
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090903-OYT8T00091.htm
ここ数年、国政選の構図は「自公対民主など野党」だったが、政権交代により「民主対自民」に変わろうとしている。埋没してしまう少数政党などの存在感が問われている。
衆院選で、民主党などとの連立政権樹立を訴えた社民党県連の石田寛幹事長は2日、東京都内で開かれた同党全国幹事長会議に出席し、民主党との連立政権参加を拍手で承認した。しかし、心中は複雑だ。県内では、社民党は惨敗だった。
社民党は、東北6県で民主党の選挙協力を得て候補者を擁立した3選挙区すべてで敗れた。中でも秋田2区の山本喜代宏氏(53)の惜敗率は、他より大幅に低い25・2%で、前回から10ポイント近く落とした。
社民党は、比例選得票も大幅に減らした。県内の得票は3万9461票で、前回から1万5764票減。秋田2区で8684票も減らし、民主党候補を全面的に支援した3区では5438票減少。1区では公示直前に誕生したみんなの党の得票をも下回った。
石田幹事長は2日の会議後、「連立を組むということは、来年の参院選は民主とやるということ。どう付き合えばいいか分からない」と吐露した。
*
対照的に、共産党は県全体の比例選得票を前回比1334票減にとどめた。
同党県委員会の米田吉正委員長は「秋田1区や仙台市で票を増やした。無党派層の多い1区で伸ばしたということは、有権者に共産党を選択肢に入れてもらえた選挙だと思う」と手応えを語った。
今回の共産党の選挙戦術は、ある意味ドライだった。秋田1区に候補者を擁立したが、自民対民主の構図になった選挙区での当選を半ばあきらめ、候補者には他の選挙区で積極的に活動して比例票の掘り起こしに努めるよう指示。比例選重視に打って出た。
また、自民党や民主党に近寄る選挙ではなく、「建設的野党」を主張。どの党が政権を取ってもくみしないという姿勢を示し、米田委員長は「第3の選択肢になったこの方針は、結果的に正解だった」と述べた。
*
比例選のない無所属候補には、一層厳しい選挙となった。
1区で出馬した藤井陽光氏(61)は、「公示前は、自民候補も民主候補も嫌だという声が聞かれたが、始まったらパタッと消えてしまった。有権者が、1票が死に票になるのを恐れたのだろう」と述べた。
全国で当選した無所属候補は6人。事実上の民主党候補だった川口博氏(62)ら2人以外は元閣僚など国会議員経験者で、無所属候補の当選へのハードルは相当高いと言える。
藤井氏は、かみ締めるように語った。「有権者に潜在的に自民か民主かという概念があり、それを溶かしているうちに選挙が終わってしまった。今後も無所属候補が戦うのは難しい」
(早川悦朗が担当しました)
(2009年9月3日 読売新聞)
5379
:
とはずがたり
:2009/09/03(木) 16:44:26
<青森県>
>民主は小選挙区で初めて議席を獲得した
そうなんか。。
復活当選 中野渡、田名部、津島恭さん
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20090831-OYT8T00745.htm
比例選東北ブロック(定数14)は民主が順調に票を伸ばし、県内の小選挙区で敗れた民主の比例重複名簿1位の中野渡詔子さん(青森2区)、田名部匡代さん(同3区)、津島恭一さん(同4区)の3人が「惜敗率」で復活当選を決めた。中野渡さんは「素直にうれしい。これからがスタートという気持ちでがんばっていきたい」と喜びをかみしめた。田名部さんは「責任の重さを受け止め、しっかりやらねばと思う」と話し、津島さんは「きょうを境に新たな気持ちで頑張りたい」と語った。
今回の衆院選の同ブロックは自民、民主、公明、共産、社民など7党から計77人が候補者名簿に届け出た。県内の小選挙区からは自民の3人が名簿同列3位、民主の4人が名簿同列1位、共産の1人が名簿同列3位、社民の1人が名簿同列1位で重複立候補していた。
公明は、比例単独1位で前議員の井上義久さん、同2位で元議員の若松謙維さんらを擁立した。共産は、前議員の高橋千鶴子さんが比例単独1位で名簿に名を連ねた。
(2009年8月31日 読売新聞)
自民底力 3議席
民主1 風つかめず
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20090831-OYT8T00734.htm
衆院選は30日に投開票が行われ、県内の4小選挙区では自民が3議席、民主が1議席を獲得した。
自民は全国的な劣勢の中、前議員がいずれも当選し、「自民王国」の底力を見せつけた。民主は小選挙区で初めて議席を獲得したが、追い風をとらえきれず、1議席にとどまった。
1区は民主の横山北斗さんが前回比例復活当選だった雪辱を果たし、2区は自民の江渡聡徳さんが民主の中野渡詔子さんを突き放した。激戦の3区は自民の大島理森さんが民主の田名部匡代さんとの接戦を制し、4区は自民の木村太郎さんが民主の津島恭一さんの猛追を退けた。
(2009年8月31日 読売新聞)
5380
:
とはずがたり
:2009/09/03(木) 16:44:43
>>5379-5380
政権交代
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1251734472550_02/news/20090901-OYT8T00095.htm
笑顔なき勝者たち
「旧来の自民党の支持者の1割から2割近くも心が離れてしまっていたのが、一番辛かった」
衆院選から一夜明けた31日。八戸市内で記者会見に臨んだ青森3区・自民党の大島理森(62)は、9選の喜びもつかの間、表情に悲壮感さえ漂わせた。次点との差はわずか367票。全国で最も得票差のない薄氷の勝利だった。
選挙の序盤から劣勢が伝えられた陣営は総動員をかけ、ぎりぎりまで支持固めに奔走した。しかし、報道各社の開票日の出口調査は、依然劣勢。午後9時半過ぎ、大島は独自の情報網による判断で敗戦の弁を語った。「自民党の建て直しをしっかりと図っていく十字架を背負っていかなければならない」。落選は杞憂(きゆう)に終わったものの、その思いは当選した後も変わらなかった。
「44歳で5期目の当選をさせてくださったことは、皆さんが贈ってくれた宝物です」。青森4区・自民党の木村太郎(44)は31日朝、弘前市内の街頭に立ち、声を張り上げた。
選挙戦では「私はブレない!」をキャッチフレーズに、徹底したどぶ板選挙を展開した。公示後、対立する民主党陣営の応援で小沢一郎代表代行が選挙区入りしたのに危機感を抱き、選挙終盤には、父の木村守男前知事も自らてこ入れに動くなど、陣営はこれまでにない緊張感に包まれた。
結局、木村は4区内の全11市町村で民主党の津島恭一(55)を上回ったが、前回、7万票以上開いていた票差は約1万4000票にまで縮まった。「終盤の追い上げで何とかしのいだが、弘前では約1700票差。首の皮一枚でつながった感じだ」。陣営幹部に笑顔はなかった。
4選を果たした青森2区・自民党の江渡聡徳(53)は31日、十和田市で記者会見し、「この風がどれだけの逆風なのか、非常につかみにくい選挙だった」と振り返った。県内で自民党が踏みとどまった理由については「後援会組織をきちんと作ってきたことが勝因」と分析。その上で、「今度は我々が野党。民主党の政権公約を検証をしていく番だ」と気を引き締め直した。
◇
一方、連立政権を組んできた公明党。県内の比例選での得票は7万7853票にとどまった。
公明党県本部は自民党県連の要請で、世襲を理由に自民党本部が公認を見送った青森1区・無所属新人の津島淳(42)に党本部推薦を出すなど、積極的に選挙協力を進めてきた。しかし、公明の比例票は目標の11万票に及ばず、東北ブロックでの2議席目の獲得はならなかった。自民党県連の関係者は打ち明ける。「自民党をお願いするだけでも大変なのに、『比例は公明党』と言い出すのはなかなか難しかった」
公明党県本部の伊吹信一代表は選挙結果に憤った。「自民党県連は約束を果たしていない。うちの支持者はかなり反発している。このままでは次の選挙での協力は難しい」
(2009年9月1日 読売新聞)
5381
:
名無しさん
:2009/09/04(金) 09:46:52
>>5356
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090904-OYT1T00224.htm
茨城政界のドン・山口県議、自民県連会長辞任へ
自民党茨城県連会長の山口武平県議(88)が3日、衆院選と知事選推薦候補の惨敗の責任を取り、県連会長を辞任する意向を固めた。7日に正式表明する。
山口氏は現職の都道府県議最高齢で、県議在職54年も最長。党員数全国2位の「自民王国」の県連会長を1987年から22年間にわたり務めてきた。しかし、衆院選では県内7選挙区のうち自民候補は1勝にとどまり、同日選となった知事選でも党推薦の新人候補が現職に敗れたため、辞任を求める声が県連内から上がっていた。
山口氏は「茨城県政界のドン」として中央政界でも広く知れ渡った存在で、麻生首相とも懇意。今年1月には首相が山口氏の米寿祝いを東京都内で開いた。
(2009年9月4日09時07分 読売新聞)
5382
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 09:54:23
<静岡県>
選挙期間中の記事
政党支持率2区のみ自・民並ぶ
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000000908280003
2009年08月28日
朝日新聞社は総選挙の投開票を前に22〜25日、電話による情勢調査と同時に世論調査を実施し、支持政党や選挙への関心度などを聞いた。県内の政党支持率は自民が22%、民主が32%で、前回の05年総選挙時(自民36%、民主17%)に比べ、自民は支持率が下がり、民主は上がった。「政権交代」を前面に掲げて戦う民主党に風が吹いていることがうかがえる。
各政党の支持率は、民主32%、自民22%、公明4%、共産1%だった。
男女別では、民主が男性38%で女性26%より多い。自民は男性21%、女性22%だった。
年代別では、民主は30代、50代、60代の3割台が支持。男性の50代、60代では4割以上にのぼる。一方、自民は70歳代以上の3割台が支持する。職業別では、民主は製造・サービス従事者層で支持が高い一方、自民は農林漁業者層で高い。
「支持政党なし」と「答えない、わからない」を合わせた無党派層は41%だった。男性の無党派層は34%、女性は45%。20〜40代は無党派層が4〜5割を占めている。
選挙区別に政党支持率を見ると、1区では、民主32%、自民21%、公明5%、共産1%、みんなの党1%。2区は、自民、民主それぞれ27%と並ぶ。3区は、民主が37%で県内で最も高く、自民23%、公明2%、共産2%、国民新党1%、みんなの党1%と続く。
4区は、民主26%、自民20%で、無党派層が47%と高い。5区は民主34%、自民20%。6区は民主33%、自民20%で、公明は県内で最も高い6%だった。
7区は民主27%、自民20%、無党派層が49%で県内で最も高い。8区は民主36%、自民21%、公明4%、共産2%だった。
◆政権交代で政治「変わらず」56%
政権交代が起きた場合、日本の政治がどの方向に向かうかも聞いた。「良い方向に向かう」は23%、「悪い方向に向かう」は8%。「変わらない」は56%で、過半数だった。
「良い方向に向かう」と答えたのは、男女別では男性28%、女性19%。男性の50代以上で3割を超えた。
支持政党別では、「良い方向に向かう」が自民支持層は8%、公明支持層が6%だったのに対し、民主支持層では46%。民主支持層では「変わらない」を選んだ人も41%いた。
◆衆院選の関心度「大いに」は55%
衆院選への関心度は「大いに関心がある」が55%、「少しは関心がある」が38%、「関心はない」は6%だった。「大いに」と答えた人は、郵政民営化が焦点となった05年総選挙時(53%)を上回り、今回の選挙に県内の有権者が注目しているのがわかる。支持政党別では、自民支持層は「大いに」が55%なのに対し、民主支持層では69%だった。
投票については、「必ず行く」が81%、「できれば行きたい」が15%、「行かない」が3%だった。「必ず」は05年の79%を上回った。一般には「投票に行く」という回答は実際の投票率より高い傾向がある。
◇調査方法 22〜25日、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかける「朝日RDD」方式で、県内の有権者を対象に各選挙区400人目標で調査。有効回答は計3518人、回答率は69%。
5383
:
名無しさん
:2009/09/04(金) 11:08:48
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/186681.html
石崎岳氏、引退へ 道開発政務次官、総務副大臣などを歴任 (09/04 10:52)
衆院選に道3区(札幌市白石、豊平、清田区)から出馬し、落選した自民党前職、石崎岳氏(54)(当選3回)は4日、札幌市内のホテルに選対幹部らを集め、次期衆院選に出馬せず引退する意向を伝えた。
石崎氏は、衆院選で民主党元職の荒井聡氏(63)に約7万3千票差で敗北。会合では「大変厳しい結果で想像を超える大敗。政治家としてけじめをつけるのが取るべき道と考えた」と述べた。
石崎氏は会合後、記者団に「支えてもらった皆さんに説明し意見を聞いた上で表明する」と語った。
石崎氏は旭川市出身で、北海道放送のキャスターを経て、1996年に衆院初当選。道開発政務次官、総務副大臣などを歴任した。
5384
:
名無しさん
:2009/09/04(金) 11:10:17
>>5234
人口の多い選挙だらけだ
あと山尾の選挙区はよほどのことがない限り民主が勝つ選挙区
小林が初当選して9年で得票が2倍に増えた
5385
:
名無しさん
:2009/09/04(金) 11:11:27
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200909040030.html
特養施設長ら3人逮捕 衆院選投票偽造容疑 姫路
2009年9月4日
8月30日投開票の衆院選をめぐり、認知症の高齢者らが自らの判断で不在者投票をしたように見せかけたとして、兵庫県警は3日、同県姫路市の特別養護老人ホーム「なごみの里」の施設長、瓦井ゆかり容疑者(45)ら3人を公職選挙法違反(投票偽造)の疑いで逮捕し、発表した。
他に逮捕されたのは、事務長の渡辺裕(ゆたか)容疑者(50)と職員の大川富美子容疑者(44)。県警によると、3人は8月26日、70〜90代の入所者の女性6人の投票用紙を無断で使用し、施設で不在者投票をした疑いがある。
この施設では60人が不在者投票をしており、県警は他にも不正行為がなかったかについても調べる。姫路市によると、重度の認知症患者ら約70人が入所している。
5386
:
名無しさん
:2009/09/04(金) 11:28:14
神奈川15区や17区は河野一族の地盤でもあるが
もともと片山哲や平林剛といった社会党や民社党の大物の地盤でもあった
旧三区時代社会党は平林と加藤万吉、民社党は河村勝を擁立して済み分けていた
旧五区に分割後河野と河村と平林・富塚と亀井と争っていた
小選挙区が出来たのと河村、富塚の引退が重なったこともあり自民鉄板になった
5387
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 12:43:47
政権交代@鹿児島・上
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000908310001
2009年09月01日
祝福のクラクションを鳴らして車が通りすぎる。衆院選の投開票から一夜明けた31日早朝。鹿児島1区で当選した民主の川内博史氏が、鹿児島市中心部の交差点で通勤客や車に向かい手を振っていた。腰にはトレードマークになったタオル。駆け寄る人の手を両手で握りしめ、「頑張ります」と頭を下げた。
5度目の挑戦にして初勝利。「うれしい。感謝している」。そう語りながら、「しなければならないことの重大さを思うと、立ち止まっていることはできない」と気を引き締めた。
小選挙区制の導入以来、民主が勝利したことのない数少ない県の一つ。県内の議席は自民を中心とする「保守系」が独占してきた。追い風を受けた今回の選挙で川内氏に加え、3人が比例で復活当選。県内の衆院議員は改選前の1人から4人に増え、数では自民を1人上回った。
全国で一挙308議席を獲得し、自民大敗に追いやる躍進を見せた民主だが、県内の小選挙区では結局1勝にとどまった。民主、自民の直接対決となった4選挙区の得票合計では自民が4万7117票上回り、「王国」の底力を見せつけられた格好だ。
自民県連の小幡兼興幹事長は「全国的にあれだけ風が吹いたなか、3勝2敗ということですから」と、負けてはいないとの見方を示した。
民主県連の青木寛幹事長は民主を政権与党に押しあげた原動力について「鹿児島でも大きな地殻変動が起きた」と表現した。「小泉構造改革が国民に強烈な痛みを与え続けたことが一番大きいのでは」と分析してみせた。
ただ、自民に比べて支持基盤は脆弱(ぜい・じゃく)で、今回も「風」頼みの選挙だったことは否めない。県連代表を務める川内氏は「地域地域の(支持)基盤、地方議員の数で圧倒的に劣勢に立たされている。今回をきっかけに鹿児島も変えていきたい」と語った。
自民の動向に気を払ってきた首長たちも、政権を手にした民主との新たな付き合い方を迫られる。
公示前、民主のマニフェストを批判したとして民主県連から抗議を受けた伊藤祐一郎知事。選挙結果について「わが国全体に、大きな変革のうねりが生じている。今後の改革が県の発展と県民福祉の向上に役立つような改革となるよう、鹿児島の立場を主張してまいりたい」との慎重な談話を出した。森博幸・鹿児島市長は「景気・経済対策の予算が見直されるというが、それを踏まえた対策をしている。障害が起こらないようにしてほしい」と牽制(けん・せい)した。
各方面から投げかけられる民主に対する政権運営の不安を、自民県議の1人はこう表現した。「ヒット・エンド・ランでくるのか、バントか。具体的な制度設計が見えないので対応しようがない。そもそもバットを握ったことがない人たちが多いから」
◇
百年に一度という不況の影響が続くなか、自民王国にも及んだ政権交代の風は、どんな波紋を起こすのだろうか。
5388
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 13:00:00
>>5386
成る程〜。解説感謝です。
17区だと今は開成町長の露木や参院議員のツルネンの善戦も記憶に有りますが,元々地力はあったんですね。
かれんの落選と勝又の善戦はは結構衝撃でかかったんですがそう云う底流があったのなら少しは理解できます。
もともと17区より15区の方が地盤で洋平は息子に強い方譲って弱い方に乗り込んできたと聞いたことがありますけど,15区は太郎が与党内野党の立ち位置で人気博してきたので今暫く追い落としは困難でしょうかねぇ。。
5389
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 13:00:28
>保岡陣営にはすきがあった。1区内の市議らが個人演説会を陣頭指揮するなど、本気でてこ入れし始めたのは選挙戦中盤。新聞が調査などに基づき「民主300議席超」と民主圧勝の情勢を報じてからだった。
>「保岡さんは保徳戦争など厳しい選挙で何度も勝ってきた。なんだかんだ言って最後は大丈夫と思っていた」と話す自民関係者は多い。
>公明も自民逆風のあおりを受けて、比例の得票を前回より約7千票減らした。
政権交代@鹿児島・中
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000909010001
2009年09月02日
「候補者のことを、有権者にわかっていただけなかったのが落選の原因と思う」
歴代県連会長の写真が壁にかかる自民県連の役員室で、小幡兼興幹事長は選挙戦を淡々と振り返った。
逆風のなか自民は3議席を守ったが、1区の保岡興治氏(11期)、3区の宮路和明氏(6期)という県連会長を務めたベテラン2人を失った。
「特に保岡さんについては、いなくなった穴の大きさを有権者もじわじわ感じてくるはず」と自民県議の一人は惜しむ。政策通で知られ、自ら「議員立法件数33は現役最多」とアピール。今回の「政権交代」を生んだ小選挙区制やマニフェスト型選挙の導入に絡む法案も並ぶ。
保岡氏自身、公示前から「すさまじい逆風」と話していたが、陣営にはすきがあった。1区内の市議らが個人演説会を陣頭指揮するなど、本気でてこ入れし始めたのは選挙戦中盤。新聞が調査などに基づき「民主300議席超」と民主圧勝の情勢を報じてからだった。
「保岡さんは保徳戦争など厳しい選挙で何度も勝ってきた。なんだかんだ言って最後は大丈夫と思っていた」と話す自民関係者は多い。
「保守王国」と呼ばれる土地柄で、実際、小選挙区で民主に負けた経験はない。「逆風といっても、私自身、5人全員が当選できると思っていた。甘かった」。小幡幹事長は、そう言って風の強さの読み違えを認めた。
05年の「郵政選挙」での大勝から4年。相次ぐ首相の辞任劇や閣僚の不祥事、公共事業費と社会保障費の削減と、「逆風」の発生源は一つ二つではなかった。
自民県連とパートナー宣言をした公明県本部の成尾信春代表は「1票をひっくり返すのに、こんなに時間がかかった選挙はなかった」と振り返る。知人に電話をして自民候補への支持を頼んでも反論されることが多かったという。公明も自民逆風のあおりを受けて、比例の得票を前回より約7千票減らした。
自民は県内の比例得票でも民主を下回った。どう態勢を立て直すつもりなのか。
ひとつは組織の若返り。小幡幹事長は「自民支持者は年をとり、主導力のある人が少なくなった」と話す。もう一つは有権者との対話。候補者や施策を、県民にわかるように語ってこなかった反省を踏まえてのことだ。
来夏には参院選が待ち受ける。自民県連は現職の野村哲郎氏を擁立する予定だが、基盤の農協だけの運動では難しいと判断。「農政連中心ではなく、だれでも入れる後援会を作ってほしい」と注文をつけたという。
ここ数年、「接戦の命綱」として公明の組織票に頼り続けた自民。だが、野党になる両党が協力関係を続けるのかは不透明だ。公明の成尾代表は「うちは党代表、幹事長とも議席を失った。党を立て直すのが最初。今後どうするかは、その上で検討される」と慎重姿勢に転じた。
保岡氏は今回の敗因をこう総括している。「自民党は、国民が政治に求めるスピードや変化に応えられたのにもかかわらず、できなかった。反省しなければいけない」
下野した自民がかつての栄光を取り戻せるのか。党改革は容易ではない。
5390
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 13:03:23
> 早くも民主側と接触し始めた団体もある。支持政党を打ち出していなかった県保険医協会は当選した民主、国民新の5人と近く懇談会を開き、意見交換する予定だ。
政権交代@鹿児島・下
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000909020001
2009年09月03日
衆院選の当選証書付与式が2日、県庁であった。民主の川内博史氏は初めて手にした小選挙区の当選証書に、じっと目を落とした。「身が引き締まる。1区の代表になったのだと感慨を持った」
小選挙区の当選者は自民3、民主1、国民新1。民主3人も比例で復活当選し、県内の衆院議員は8人に。小選挙区制が導入されて以降、最多になった。
投開票翌日、8人は地元テレビ局の特別番組に出演するため、スタジオに勢ぞろいした。キャスターをはさみ、与党となる民主と国民新、そして下野する自民がわかれて座った。リハーサルでは和やかな様子も見られたが、放送が始まると自民勢が民主のマニフェストにかみついた。
「米国とFTA(自由貿易協定)を結べば日本の農業はさらにひどくなる」(自民・森山裕氏)、「農業の生産基盤が大きく損なわれる」(自民・小里泰弘氏)。
民主の川内氏は「現政府も日米FTA交渉を進めると閣議決定している」と指摘。「守るべき重要品目はわかっている。さらに戸別所得補償をする」と反論した。
今後の国会を予期させるような議論が見られた一方で、歩み寄る場面もあった。
森山氏は「医療や介護は地方の実態に合ったものにしなければ。一緒に取り組めるところは一緒に」と言い、川内氏も「鹿児島の農業を守るためにも、できるところは協力し合いたい」と述べた。
一方で、長年自民を支援した業界団体には民主政権誕生を前に、戸惑いが広がる。
県建設業協会の安藤司常務理事は「鹿児島では公共事業の経済的な効果は大きい。今後の政策は業界として心配」と漏らす。県看護連盟では、選挙後の定例役員会で「自民支持を続けるべきだ」「民主支持も考える必要がある」などと様々な意見が出たという。川口ひろみ会長は「決断は、政策をもう少し見てから」と話した。
早くも民主側と接触し始めた団体もある。支持政党を打ち出していなかった県保険医協会は当選した民主、国民新の5人と近く懇談会を開き、意見交換する予定だ。
ある自民県議は「新政権では、国会議員を通じてお願いごとをすること自体、成り立たなくなるのではないか」と話す。民主側は「自公時代のような仕組みで利益配分をしていくことはなくなる」と言い切る。
業界団体が選挙で応援して国会に押し上げ、陳情などを通じて地元に仕事を還元させる――。利益誘導とも言われたこうした従来型政治からの脱却を、民主政権は目指すとみられる。
民主県連の青木寛幹事長は「風通しのよい施策とか行政展開を行っていく。門戸は開かれている」と農協など自民を応援してきた業界団体も排除しないと強調するが、民主が目指す「政治のかたち」は、明確には見えてこない。
民主を推した「いっどどま(1度くらい)」の声には「やっせんかったら(ダメなら)戻せばいい」という言葉がつきまとった。新政権の下、地方と国政の関係はどう変わるのか。これまで経験したことがない政治が始まる。(この連載は三輪千尋、寿柳聡、斎藤徹、矢崎慶一、河口健太郎が担当しました)
5391
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 13:27:46
<奈良県>
民主躍進 3議席
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000908310005
2009年08月31日
◆自民 衝撃1議席
◇小選挙区◇
30日に投開票された総選挙で、県内の4選挙区では、1区で民主前職の馬淵澄夫氏、2区で民主前職の滝実氏、3区で民主新顔の吉川政重氏、4区で自民前職の田野瀬良太郎氏がそれぞれ当選を果たした。「政権交代」を掲げた民主は全国的な追い風にも乗って県内全域で支持を集め、前回の05年選挙の1議席から躍進。4区で落選した新顔の大西孝典氏も比例で復活当選した。前回選挙区で3議席を獲得した自民は苦戦が続き、辛うじて1議席を確保。2区で落選した前職の高市早苗氏は比例で復活当選した。この結果は今後の県政界に大きな影響を与えそうだ。共産は1〜3区、幸福実現は全区に候補者を擁立したが、及ばなかった。
◆自民退潮の流れ鮮明
《解説》
県内の小選挙区で、民主の躍進と自民の退潮傾向が鮮明となった。3区で、父の代から46年間県内で議席を守ってきた奥野信亮氏が落選したのが象徴的だった。一時は衆参全6議席を自民が独占するなど、「保守王国」といわれた奈良の政治地図が大きく塗り替わりそうだ。
「訳のわからない風が吹いている」
1区の森岡正宏氏を支援した鍵田忠兵衛氏は演説でそう繰り返していた。鍵田氏は衆院議員を辞して7月の奈良市長選に挑み、33歳の民主推薦候補に敗れたばかりだ。
しかし、過去10年間の国政選挙をみると、民主の党勢は決して一過性の「風」ではなく、着実に拡大していたことがわかる。
衆参の比例票を見ると、03年衆院選以降、「郵政民営化」が争点となった05年衆院選をのぞく3回の国政選挙で、民主の比例票は自民を約2万〜10万票上回っている。過去10年、右肩上がりに得票を伸ばす民主に対し、自民は横ばいの傾向が鮮明だ。
奈良の自民の強みは、「風」頼みではなく業界団体を中心とする厚い支持組織にあった。郵政、農協、医師会、建設業、首長を核とするきめ細かい集票網が張り巡らされていた。しかし、行財政改革の中で組織が分裂、一部は民主支持に回り始めた。郵政、公共事業や社会保障にまで切り込んだ小泉改革が、その傾向にとどめをさした。
05年郵政選挙での自民圧勝は、実は小泉改革を支持する無党派層が自民に流れ込んだものであり、その層が今回、基礎票で自民を上回るところまで成長していた民主に、一気に逆流したといえる。
「県連幹部の責任問題は免れない」
ある有力自民県議はそう明言した。県議会はすでに、「自民党」と「自民党改革」の2会派に分裂しており、亀裂がさらに加速する恐れがあるという。来夏の参院選に向けた党勢立て直しには、かなりの時間と労力がかかりそうだ。(吉岡一)
◆小選挙区/投票率は71.47%
◎前回70.32%「郵政」上回る
県内の小選挙区の投票率は71・47%で、前回の70・32%を1・15ポイント上回った。選挙区別では1区が68・38%(前回68・54%)、2区72・59%(同71・03%)、3区71・85%(同69・97%)、4区73・23%(同71・85%)だった。
県内の衆院選の投票率は00年が61・95%、03年が61・61%と戦後最低記録を更新したが、郵政民営化法案の是非が争点となった前回、急上昇した。今回は、「政権選択」が最大の焦点になり、全区で自民と民主がぶつかる構図に有権者の関心が集まった。特に3区は前回より1・88ポイント上昇した。期日前投票(小選挙区)には29日までに有権者数の13%に当たる15万941人が訪れ、前回の1・56倍の高さだった。
5392
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 13:35:12
<三重県>
自民支持層 4割他党に 本社出口調査
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000000909010002
2009年09月01日
◇◆無党派層54%民主に◆◇
朝日新聞社が、衆院選の投開票日の30日、県内150カ所で実施した出口調査で、自民党支持層の約4割が比例区で自民党以外の政党に投票していたことがわかった。07年参院選でも顕著だった自民党支持層の自民離れが止まっていないことが浮き彫りになった形だ。有効回答は8229人。
◆比例区◆
比例区でどの政党に投票したかを支持政党別にみると、自民党支持層のうち、今回、自民党に投票した人が59%にとどまり、逆に民主党に投票した人が28%にのぼった。前回05年の衆院選で自民党支持層の投票先は、自民党が75%、民主党が13%だった。
民主党支持層の87%が民主党に投票しているのと比べて、自民党が本来の自民党支持層からそっぽを向かれ、こうした層の多くが民主党を投票先に選んだため、自民党はより厳しい戦いを強いられていたことが分かる。
「支持政党なし」と「わからない」を合わせた無党派層では、民主党に投票したのは54%だったが、自民党は15%にとどまり、無党派層の支持も得られなかった。
◆小選挙区◆
一方、小選挙区でどの候補に投票したかを支持政党別にみても、民主党支持層の91%が民主党候補に投票したのに対し、自民党支持層で自民党候補に投票したのは68%にとどまり、比例区と同様の傾向がうかがえた。
選挙区別の「自民離れ」度はどうだったのか。5区で当選した三ツ矢憲生氏には自民党支持層の73%が投票していたほか、比例復活した1区の川崎二郎氏は同73%、4区の田村憲久氏は同71%と比較的自民党支持層を固めることができていた。だが、敗れた2区の鈴木英敬氏は同64%、3区の平田耕一氏は同54%にとどまり、自民党支持層の多くは相手の民主党候補に投票していた。
県内の小選挙区には候補者を擁立していない公明党は、小選挙区では連立を組む自民党候補を推薦していたが、公明党支持層のうち自民党候補に投票したのは64%にとどまり、29%は民主党に投票していた。
無党派層は、69%が民主党候補に、26%が自民党候補にそれぞれ投票。05年衆院選では、民主党候補に57%、自民党候補に35%が投票していたのと比べて、無党派層の取り込みも選挙結果に影響を与えたようだ。
5393
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 13:36:09
<三重県>
変化求める風圧 衆院選後の課題 民主
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000000909010001
2009年09月01日
◇◆「チェックする」。投票翌日、マニフェスト求める◆◇
「民主党の顔」である岡田克也氏を中心に「民主王国」と言われる三重県だが、05年の衆院選では小選挙区で2勝3敗。それが今回、4勝1敗とひっくりかえした。
原動力は、変化を求める有権者の思いだった。
5区の藤田大助氏は、厚い保守地盤の壁を崩しきれなかったが、比例区で復活当選。31日午前7時、さっそく伊勢市内の街頭に立ち、道行く人に「これからがんばります」と握手を繰り返した。
「税金の使い道を変えます」
「疲弊した地方に風穴を開けます」
藤田氏は選挙戦で決まってこのフレーズを使った。両側のドアに「政権交代」と大書きした選挙カーで、これまで民主党が入れなかった農山村でも住民と対話した。「一度は政治を変えてほしいという期待を感じた」と言う。
これまでと違う手応えは、11選を果たした議員生活29年の大ベテランも感じていた。
民社、新進、自由、民主党で歩んできた1区の中井洽氏(67)は「国民の政権交代の思いが強くなっているのを肌身で感じた。醜態をやり尽くした自民をこらしめてやれという国民の怒りが風になった」。
万歳をする中井氏の隣では、県連幹事長の金森正氏(71)も恥ずかしそうに両手を挙げた。事務所回りを続ける元県議の金森氏に、「最後のご奉公をしてほしい」と岡田氏から電話があったのは公示の2、3日前。民主党が大勝して比例候補が足りなくなる事態が想定されていた。実質的な選挙運動をしないまま、バッジをつける。
だが、政権交代を果たした鳩山代表や岡田幹事長ら党幹部に、笑顔は多くない。
「これからがえらいぞ、本当に。中途半端だったら、しっぺ返しくらうぞ」
祝勝ムードにわく中井氏の事務所で、支援者の男性が高橋千秋県連代表に近づき、目を見据えてこう言った。
自民党を「アメリカ車のように時代に適応できない」と例える高橋氏も「きょうから新たな段階に入る」と気を引き締める。31日朝、高橋氏の事務所にマニフェストを改めて取りに来た人はこう言い残した。「ちゃんと見直して、実行できるのかチェックしていく」
公示直前の15日、近隣の3町長と一緒に4区の候補者に「地方分権」など11項目の公開質問状を出した松阪市の山中光茂市長は「変化を求めていると言うことは、変化が起きなかった場合の国民の目線は厳しい」と指摘する。
山中氏自身も1月の市長選でマニフェスト選挙を仕掛けて現職を破った。4区は民主党の森本哲生氏(59)が当選したが、自民党の田村憲久氏(44)も比例区で復活当選したことに「民主は政権交代、自民は世代交代という『変わる』というキーワードに市民は期待した」とみる。
年内には、2人に国会での取り組みを報告してもらう場を設けてほしいと求めている。「有権者も選んだ以上、厳しい目で見ていかなければいけない」
民主政権で何が変わるのか――。朝日新聞の8月22〜25日の世論調査では、56%が民主党政権でも政治は「変わらない」と回答していた。とはいえ、政権交代で対応を迫られる行政は早くも動き出した。
野呂昭彦知事は8月初旬、各部にマニフェストに掲げられた政策によって現行制度にどの程度の変化が起こるのか、検討を指示。9月議会に出す県政運営方針に影響が出ることが見込まれるだけに、来年度予算編成を控えた県幹部は「新政権発足後の制度設計を見極めたい」と話す。
名張市の亀井利克市長も「現在の補正予算をあてにしている市事業もあるので注意深く見守りたい」。国の補助金や交付金などについて、鈴鹿市の川岸光男市長は「見直しは結構だが、来年度の予算編成も控えているので、できるだけ早く方針を示してほしい」と注文をつけた。
31日、県庁で開かれた各党ごとの記者会見の後、高橋氏はかみしめるように言った。「政権を取るというのは責任が非常に重い。今はうれしさより緊張感の方が強い」
5394
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 13:36:29
<三重県>
>比例区で復活当選した田村憲久氏(44)は1日、津市香良洲町で開かれた盆踊りにさっそく顔を出すなど地元回りを再開した。
>油断もあった。05年でさえ公示直前に立候補した森本氏の比例復活を許しながら、伯父で元衆院議長の田村元氏から続く後援会や支えてきた建設業界に頼り、弱った支持基盤の手当をしてこなかった。陣営幹部は唇をかむ。「国の仕事で忙しいのもわかるが、地元を大切にしろと言ってきたのに」。これまでの支持層が民主党に流れたのも敗因の一つとみる。
再建へ険しい道 衆院選後の課題 自民
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000000909020001
2009年09月02日
◇◆支持基盤崩れ、「地殻変動で割れた穴に落ちた」◆◇
有権者が求める変化の大波に、ほころびだらけの自民党はあっさりのみ込まれ、政権の座を明け渡した。
県内の5小選挙区でも、自民が議席を得たのは5区だけで、96年から始まった小選挙区制の下では最低だった。
「『政権交代』という地殻変動で割れた穴に、自民党も候補者も落っこちた。ただ自分は、後援会というつかむロープがあったから持ちこたえた。これからはこのロープを太くして、至る所に作っておかなければいけない」
4区で民主党の森本哲生氏(59)に5回連続当選を阻まれたものの、比例区で復活当選した田村憲久氏(44)は1日、津市香良洲町で開かれた盆踊りにさっそく顔を出すなど地元回りを再開した。
この4年間、総務副大臣や衆院厚生労働委員長を経験し、永田町でもそれなりに存在感を示してきた。
だが、自民党が300議席近い議席を得た05年衆院選の大勝に、油断もあった。05年でさえ公示直前に立候補した森本氏の比例復活を許しながら、伯父で元衆院議長の田村元氏から続く後援会や支えてきた建設業界に頼り、弱った支持基盤の手当をしてこなかった。陣営幹部は唇をかむ。「国の仕事で忙しいのもわかるが、地元を大切にしろと言ってきたのに」。これまでの支持層が民主党に流れたのも敗因の一つとみる。
自民党そのものも、この4年間、人と政策の両面で「ポスト小泉」を見つけられなかった。安倍、福田両首相は政権を投げ出し、麻生首相は失言やぶれを指摘され、求心力を欠いた。衆院選直前に公然と「麻生降ろし」が起き、党内の混乱を有権者にさらけ出した。政策でも、構造改革後の未来像を示せなかった。この数年、大企業が軒並み史上最高益を上げる中、労働者への所得の分配は進んでいない。96年を100とした指数で、06年の企業所得は142・3まで上昇したが、県民雇用者報酬は99・1。昨秋の世界不況後は経済が激しく落ち込み、「生活がよくならないとか、たまりにたまった有権者の不満」(田村氏)が自民党に向けられた。
県内唯一の議席を守った5区の三ツ矢憲生氏(58)も、口をつくのは反省ばかりだ。「終身雇用が崩れ、非正規社員が増えた。崩れたセーフティーネットをつなぐのも政治の大切な役割だった」
果たして自民党の再建はなるのか。
1区で敗れたものの比例区で復活当選した川崎二郎氏(61)は「自分たちの基盤を大事にしながら腰を据えて政策をやる」と決意を新たにした。
しかし、野党では政策実現が難しくなるうえ、10年の参院選や次の衆院選で党勢を拡大しようにも、公共事業費や社会保障費を削減した小泉改革で離れた業界団体や農村部の支持層をつなぎ留めるのは簡単ではない。それを補う形だった小選挙区での公明党票も、「連立野党はない」という中で、これまでのような選挙協力は望めそうもない。
自民党は28日に総裁選を実施することを決めたが、絶対的な総裁候補不在の状況は変わっていない。
2度目の野党を経験することになる川崎氏は、細川連立政権に向き合った時代と比べて「(今回は自民党の)勢力がない」と淡々と語る。「大軍をもって相手を制圧する(従来の)自民党のやり方ではなく、向こうの出方を見て、織田信長が戦うように奇兵をもって勝機をうかがうことになるのだろう」
5395
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 13:55:24
馳もネガキャンに荷担したのか。堕ちたものだ。しかもこんな時はちゃっかり比例名簿に載っかってるしブレすぎ。
瓦も実質近藤支援だったようですね。
七尾も良い感じで保守の動きを阻めたようですね。併し此は敵失であって民主支持層として厚みを持つように持っていかねば。
> 最大の有権者を抱える七尾市。公示直前に地元選対会議が開かれ、和田内幸三県議、武元文平市長ら約40人が集まった。だが担当の割り振りや戦術の説明はなく、ある参加者は「これで勝てるのか」と心配になったと話す。
> 公示後、対立候補の近藤和也氏優位を伝える情勢記事にようやく危機感を抱いた陣営は、市議約20人によるローラー作戦を指示。しかし、中選挙区時代の国会議員の系列や、市長選での対立関係から五つの会派に分かれる保守系の市議らはまとまらない。
>「『頑張ろう』といってもなかなか動かない。氷の固まりにお湯を2、3滴かけているようだ」(自民市議)。悪い予感は現実となり、七尾市で北村氏は4千票以上の大差をつけられた。
【政権交代】@石川 (上)自民王国の落日
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000000909020001
2009年09月01日
◇結束乱れて迷走◇
=乏しい危機感、県議の動き鈍く=
「先人が築いた地盤を継承できなかったことは、恥じる思いです」――。31日未明、3区での敗北が決まった北村茂男氏は選挙事務所でつぶやいた。比例区で復活当選を遂げた喜びはなく、居並ぶ県議たちの顔もこわばっていた。
県議14人のうち13人を自民党が占める3区。中選挙区時代から他党に議席を譲ったことのない「王国」で初めて屈辱を味わった。
地元の輪島市以外では個人後援会が弱い北村氏は、自民党の地域支部が頼りだ。しかし、7月中旬に実質的な選挙戦に突入しても、県議たちの動きは鈍かった。
最大の有権者を抱える七尾市。公示直前に地元選対会議が開かれ、和田内幸三県議、武元文平市長ら約40人が集まった。だが担当の割り振りや戦術の説明はなく、ある参加者は「これで勝てるのか」と心配になったと話す。
公示後、対立候補の近藤和也氏優位を伝える情勢記事にようやく危機感を抱いた陣営は、市議約20人によるローラー作戦を指示。しかし、中選挙区時代の国会議員の系列や、市長選での対立関係から五つの会派に分かれる保守系の市議らはまとまらない。
「『頑張ろう』といってもなかなか動かない。氷の固まりにお湯を2、3滴かけているようだ」(自民市議)。悪い予感は現実となり、七尾市で北村氏は4千票以上の大差をつけられた。
同市に根を張る瓦力・前衆院議員=比例北陸信越ブロック、引退=は、北村氏と近い森喜朗元首相と反目していた。「当選が決まった後、瓦さんが『おー、よかった』と言ってくれた」。選挙から一夜明けた31日未明、近藤氏は明かした。「瓦氏は近藤氏を事実上、支持した」と考える関係者は多い。
◇ ◇
=苦渋の中傷キャンペーン展開=
「石川で実質的に勝利したことは大きい」
1区で敗れた馳浩氏=比例区で復活当選=の選対事務長・下沢佳充県議は、今回の結果を「全国的傾向から考えれば勝利」と表現する。
元プロレスラーの高い知名度で、1区に多いとされる無党派層も引きつける馳氏。だが今回、陣営は個人的魅力のアピールに加え、民主党や相手候補を攻撃するネガティブキャンペーンに力を入れた。
選挙戦最終日の29日、金沢市の香林坊一帯で、馳氏の候補者ビラが二つ折りにして配布された。その中に「民主党=日教組に日本は任せられない」と題した政党パンフが挟み込まれていた。
民主党を支持する日教組が「過激な性教育」を行っているなどとして、「日本の教育は崩壊する」と訴えた内容。党本部が送ってきた。
馳氏の側近は「配るか止めるか正直意見が分かれた。露骨な批判はイメージと合わない」としつつ、「馳自身は批判をしておらず、クリーンなイメージは保てた」と話す。
だが、パンフを受け取った側は当惑を隠せない。自民党支持の男性は「ここまでやったら逆効果。民主党が自民をおとしめるためにやったのかと勘ぐったくらいだ」。
麻生首相は31日、ネガティブキャンペーンについて「一概に良かったとも悪かったとも言えない。それで当選した人もいる」と語った。
◆ ◆
政権交代が実現した歴史的な総選挙。自民、民主それぞれの戦いを振り返る。
5396
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 13:59:53
一体何が!?
>当選確実の一報が入り事務所に入る森氏。取材を遮る後援会関係者と報道陣が入り乱れ、殺気だった空気が流れた
森の取材拒否か〜。
> 投開票日の30日夜、当選の喜びにわく小松市糸町の事務所から、地元2紙以外の取材陣を閉め出した森氏。当選後のインタビューで「僕はいつもそうです。さんざんマスコミに振り回された選挙になったじゃないですか」と吐き捨て、4469票差に詰め寄られた結果についても「(私の)票は減ってないでしょ。そんなの批判票とは思わない」と取り合わなかった。
この辺が勝因か。
>後援会幹部だけでなく、ロシアやインド、アフリカ諸国など幅広い外交ルートを持つ森氏の恩恵を受けてきた地元企業の奮起も促した。各地のミニ集会での動員数や支持者カードの回収率は「前回の衆院選以上だった」(選対幹部)といい、田中陣営の幹部も「最後は企業の力にやられた」と悔しがった。
【政権交代】@石川 (中)辛勝の元首相
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000000909020005
2009年09月02日
当選確実の一報が入り事務所に入る森氏。取材を遮る後援会関係者と報道陣が入り乱れ、殺気だった空気が流れた=8月30日午後11時18分、小松市糸町
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/09sou/mori00-k_img_render.jpeg
◇逆風、消えた余裕◇
全国紙が一斉に「民主300議席超す勢い」と情勢を伝えた総選挙中盤の先月20日過ぎ。森喜朗元首相の選対幹部による緊急会合が2区各地で開かれた。ある会合に出席した陣営関係者は「雑談ひとつ交わさず、まるでお通夜のようだった」と打ち明ける。
「2区の自民党議員らにとって『与党自民の森』こそが権力の源泉。それがなくなれば、これまでのように世の中に圧力をかけられなくなる」。2区の情勢を「接戦」「森氏劣勢」と伝える報道が、危機感をさらに募らせた。
◇ ◇
=情勢の「接戦」「劣勢」に危機感=
=「どぶ板」地元企業に奮起促す=
衆院議員歴40年。抜群の知名度を誇る森氏も、逆風にさらされた今回は、昨秋から頻繁に地元に戻り、支持基盤の引き締めに躍起になった。今年元日には地元神社の神前で「選挙が終わるまで酒は飲まない」と断酒を誓い、解散前のある選対会議では「これが最後の選挙になるだろう」と涙すら浮かべた。
公示後は地元に張り付き、スニーカーで選挙カーに乗り込んで選挙区を精力的に遊説。「美人刺客」と週刊誌やワイドショーで頻繁に取り上げられた民主新顔の田中美絵子氏(33)=比例区で復活当選=を意識し、「スーパーの前でただ手をふるだけ」「男より女、若い方、そんな基準で選んだなら逆差別。こびを売るような選挙なら、どこかの劇場でなさった方がいい」と、対抗心をむき出しにした。
「40年前の初当選以来」という森氏本人による「どぶ板選挙」は後援会幹部だけでなく、ロシアやインド、アフリカ諸国など幅広い外交ルートを持つ森氏の恩恵を受けてきた地元企業の奮起も促した。各地のミニ集会での動員数や支持者カードの回収率は「前回の衆院選以上だった」(選対幹部)といい、田中陣営の幹部も「最後は企業の力にやられた」と悔しがった。
ただ、陣営関係者の一人は「これまでポスター管理や電話作戦などの選挙実務を担ってきた若い運動員が減り、高齢化が進む選対幹部らの負担が増した」と後援会組織の弱体化を指摘する。長男の祐喜氏(44)や秘書ら「身内」を次々と県議や市議などに送り出してきた森氏のやり方への反感を公然と口にする有権者も少なくなかった。
選挙中、2区を訪れた自民党本部の関係者は「森さんは地元をうまく押さえていると思っていたが、現地入りして、予想以上に評判が悪いことに驚いた」と漏らした。
◇ ◇
投開票日の30日夜、当選の喜びにわく小松市糸町の事務所から、地元2紙以外の取材陣を閉め出した森氏。当選後のインタビューで「僕はいつもそうです。さんざんマスコミに振り回された選挙になったじゃないですか」と吐き捨て、4469票差に詰め寄られた結果についても「(私の)票は減ってないでしょ。そんなの批判票とは思わない」と取り合わなかった。
「たとえ自民党が野党になっても、森さんさえ当選すればいい。首相までやった人を霞が関の官僚たちが粗末に扱うわけがない」。選挙前、2区のある首長は森氏の影響力維持への期待を露骨に口にした。一方、田中陣営の幹部は「今回は森氏当選のためにフル回転した企業の対応も、民主党が政権与党になることで変わるはず」と、今後の変化に期待を込める。
5397
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 14:01:55
>>5395-5397
【政権交代】@石川 (下)民主党の自立
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000000909030004
2009年09月03日
◇貧弱な自前組織◇
=新人議員の実力は未知数=
=党外で重み増す新進石川=
1区で奥田建氏、3区で近藤和也氏が勝ち、2区の田中美絵子氏も復活当選を果たした民主党。県内を地盤に比例区で当選した沓掛哲男氏も含めると、衆院議員は一気にゼロから4人に増え、自民党の3人を上回る。だが、選挙戦で脚光を浴びた新人2人の実力は未知数。足場となる党の組織にも弱点を抱える。
「党のマニフェスト(政権公約)に沿った話ばかり。もっと地域の話題や、派遣で苦労した自分の体験を語れ」。田中氏の選対幹部は公示前から、こんなアドバイスを送り続けた。
政治経験をほとんど積まないまま、森喜朗元首相への「刺客」として送り込まれた田中氏。小沢一郎・党代表代行の教えを守り、辻立ちや握手の回数をこなすことに徹したが、訴えの中身に独自色は乏しかった。
足元を見透かすように、森氏は攻勢に出た。小松青年会議所が公示前に企画した公開討論会を、田中氏が「日程の都合」として断ったことを批判。「スーパーで手を振るのに忙しい」と演説で挑発した。田中氏の選対幹部も「並んで政策論争しても勝てないから断った」と、力量不足を率直に認める。
活動を支える組織も、自民党よりはるかに貧弱だ。党所属県議は自民の27人に対して3人。市議を含めても、「実動部隊」の地方議員は県内で十数人にとどまる。
民主党県連の鍵主政範・事務局長は「県連はあくまでコーディネーター。頑張るのは候補自身で、それが集まったのが県連だ」と話すが、現状では1〜3区とも、連合石川や保守系の県議会会派・新進石川の力を借りなければ選挙態勢を組むことすら難しい。自前の組織整備は急務だ。
県議14人中13人を自民党が占める「自民王国」の3区で初当選した近藤氏は、次への危機感から、早くも走り出す。12市町に築き上げた個人後援会を「七尾や穴水、志賀などには複数つくり、世代別の組織にも広げたい」と話す。選挙区内のある首長は「野党になった自民党から民主党に移る県議も出るかもしれない」とみる。
◇ ◇
「党外」で重みを増したのが新進石川だ。1区で奥田氏の返り咲きを全面バックアップしたほか、2、3区でも所属県議が選対の中枢に座り、民主党の躍進を支えた。
勝利の余韻も冷めやらない1日、所属県議9人が県議会控室に集まった。
議題は来春の知事選と夏の参院選。谷本正憲知事の5選支持を早々に決め、同じく県政与党の自民党に対して主導権を誇示した。参院選では、かつて自民と相乗りで支持した岡田直樹参院議員(自民)に対立候補を立てて、「政権与党」の足場固めに力を入れることを決めた。
一方で、以前から取りざたされる民主党との合流は「今は考えていない」(宇野邦夫幹事長)と否定。系列の金沢市議は「保守2大政党の流れに加わると思うが、労組勢力も含む今の民主党では、政界再編の最終形にはならない」と指摘する。
民主党県連や連合石川の一部も、新進石川が元自民党参院議員で建設官僚だった沓掛氏の擁立を主導したことに「民主党の路線と合わない」(関係者)と違和感を漏らすなど、根本的な考えの違いは残ったままだ。
「(参院選への対応を)民主党と協議? 民主党がうちに聞きにこないかん」。宇野幹事長の言葉に、現在の力関係が透けて見える。民主党の自立への展望は見えないままだ。
(この連載は大畠正吾、菊地直己、長田豊、矢代正晶が担当しました)
5398
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 14:15:24
<茨城県>
出口調査 自民支持層3割民主へ
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000909010002
2009年09月01日
政権交代を訴えた民主党の前に、もろくも自民王国・茨城が崩れた。衆院小選挙区では元厚相らが次々に敗れ、7選挙区のうち比例区で復活できなかった前職が、4人も出た。知事選も自民推薦の元国土交通事務次官が、現職の得票の半分にも及ばなかった。投票結果は当面の国政、県政に大きな衝撃を与え続ける。すでに自民県連では、執行部の責任問題に発展している。朝日新聞社が30日に実施した投票所の出口調査をみると、自民支持層も民主へ流れた現実が浮かび上がった。
7選挙区の出口調査を合計すると、県内の自民支持層は自民候補に57%しか投票せず、民主候補に32%が投じた。民主支持層では86%が民主候補に投じた。
05年の郵政選挙の出口結果と比較すると、当時「小泉ブーム」が起きても、民主支持層から自民候補へ投票が流れたのは16%しかなかった。自民党員が約6万人と、東京都に次ぐ党員を抱える県内で、今回、いかに自民内に大きな雪崩現象が起きていたかが分かる。
選挙区別で見ると、1区は自民支持層の39%が民主の福島伸享氏に投票した。「ばんそうこう」や事務所費問題が尾を引いた赤城徳彦氏には、自民支持層の54%しか投票しなかった。赤城氏は「比例は公明に」と訴え、公示直後に公明から推薦を受けたが、公明支持層の50%しか固められなかった。
同様に自民支持層の民主候補への投票は2区が31%、3区が38%、4区が27%、5区が37%、6区が37%、7区が14%だった。
ただ、各党への支持をみると、自民支持層が43%(前回は50%)、民主支持層が24%(同19%)、無党派層が17%(同18%)だった。民主支持層は前回に比べて増加はしたものの、依然として自民支持層の半分程度にとどまっていた。7選挙区で民主候補が比例復活を含め全員当選した背景には、自民支持層の「自民離れ」なしには語れないことが分かる。
さらに、無党派層の動向を県内全体から見た結果、今回は民主候補に62%(前回は43%)、自民候補に26%(同40%)の票が動いた。
各選挙区で無党派層からの支持が厚かった候補は、1区福島氏(71%)▽2区石津政雄氏(57%)▽3区小泉俊明氏(70%)▽4区高野守氏(62%)▽5区大畠章宏氏(68%)▽6区大泉博子氏(64%)▽7区柳田和己氏(41%)と民主候補が独占。自民候補は額賀福志郎氏の37%が最高で、最低は赤城氏の18%だった。
5399
:
名無しさん
:2009/09/04(金) 16:33:22
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20090904ddlk45010582000c.html
選挙:衆院選 1区公認問題、抗議へ 自民県連、全国幹事会で党本部に /宮崎
分裂選挙により衆院選で敗退した宮崎1区の自民党公認問題について、県連は3日、宮崎市内で役員会を開き、4日の全国幹事長会で党本部に抗議することを決めた。
12日には総務会と党紀委員会を開き、県連の方針に反して前国土交通相の中山成彬氏(66)の選挙運動をした党員の処分を検討する。中山氏本人については「元国会議員のため処分できない」と県連は説明するが、今回の落選で1区支部長の肩書を失うのは確実だ。
県連は中山氏の不出馬宣言を受けて元参院議員の上杉光弘氏(67)の公認を党本部に申請したが、衆院解散直後に中山氏が立候補を表明。党本部は調整を放棄し、1区は自民候補が不在という異常事態になった。結局、民主・社民・国民新が推薦する川村秀三郎氏(60)に敗退した。一方、2・3区は自民公認の江藤拓(49)、古川禎久(44)両氏がそれぞれ3選された。
役員会には緒嶋雅晃会長や米良政美幹事長ら10人が参加し、今後の対応を非公開で約1時間、協議した。
終了後、記者団の取材に応じた緒嶋会長は「逆風の中で2・3区は善戦した」と評価したうえで「1区は上杉氏が公認されていれば通せる選挙で、小差で負けても比例区での復活当選もあり得た。党本部の改革が必要だ。地方支部の公認申請がないがしろにされては政党として成り立たない」と怒った。
米良幹事長も「派閥の力関係で公認されなかった」と党本部を激しく批判した。
県連は独自に上杉氏を「公認」したが、1区支部の一部党員が中山氏支持に回り、結果的に中山氏の得票数にも及ばなかった。【石田宗久】
毎日新聞 2009年9月4日 地方版
5400
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 17:52:15
<栃木県>
自民支持3割、民主へ/出口調査
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000000909010002
2009年09月01日
県内でも吹き荒れた民主圧勝の嵐。民主は足元を固めた上で自民の支持基盤を切り崩し、4年前は小泉自民に向かった無党派の風を最大限に利用した――。朝日新聞社が実施した出口調査を見ると、そんな様子が浮かび上がる。
支持政党別に小選挙区で投票した先を尋ねたところ、県全体では民主支持層の79%が民主候補に投票した。一方、自民支持層が自民候補に投じたのは56%にすぎず、逆に27%が民主候補に投じた。無党派層は過半数の56%が民主候補を選び、23%だった自民候補の2倍以上に上った。
その上で、ともに民主新顔が自民前職に挑んだ構図の栃木1区と5区を比べると、より無党派層を引きつけた候補が選挙区で勝ち抜いたことがわかる。
栃木1区では、民主支持層の88%が選挙初挑戦の石森氏に投じた一方、船田氏には自民支持層の66%にとどまった=グラフ上。無党派層は石森氏に65%で、船田氏へは28%。4年前の出口調査で無党派層は50%が民主候補、船田氏にも42%が流れたのに比べ、民主候補への流れが強まった。
民主が足元を固め、自民は足元が揺らいだのは栃木5区でも同様の傾向だった=同下。ただ、無党派層の動向では富岡氏に55%で、茂木氏に40%。4年前は茂木氏が61%、富岡氏が37%で、今回は逆転したが、茂木氏が踏みとどまった印象が残る。
無党派層の動向を県内の民主候補4人で比べた場合、石森氏は最も多くの票を獲得。自民4候補の中では茂木氏が最も高い割合を得た。
◇
朝日新聞社は30日、県内150カ所の投票所で出口調査を実施。投票を終えた有権者に投票先や政治変化への思いなどを選択肢から選んでもらった。県内全体での有効回答数は8185人。このうち栃木1区では1643人、栃木5区では1670人から回答を得た。(古源盛一)
5401
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 17:52:45
>>5400-5401
>県内の自民支持層で比例で自民に投票したのはわずか48%。75%だった4年前から激減し、民主に投じたのが26%と前回の倍に増えた。自民を離党した渡辺喜美氏のみんなの党に流れた票もあった(とは註:2割近い18%)
>今回、県内の公明支持層が選挙区でどの党の候補に投票したかをみると、自民候補に55%だった。3区での自民候補不在を割り引いても前回の80%に比べ、相当低い。
自民支持層、比例に自民は48%/出口調査
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000000909020002
2009年09月02日
自民支持層は比例区でどの党に投票したか?前回との比較
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/09sou/tochigi01-k_img_render.jpeg
公明支持層はどの党の候補に投票したか?前回との比較
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/09sou/tochigi02-k_img_render.jpeg
今回の総選挙では「自民におきゅうをすえる」という有権者の意見が目立ったが、朝日新聞の出口調査をみると、おきゅう以上のダメージだったことがわかる。県内の自民支持層で比例で自民に投票したのはわずか48%。75%だった4年前から激減し、民主に投じたのが26%と前回の倍に増えた。自民を離党した渡辺喜美氏のみんなの党に流れた票もあった=グラフ上。
小選挙区で自民候補のいた栃木1、2、4、5区でみると、自民支持層で比例に自民に投じたのは46〜54%。民主の前職と戦った2区と4区は民主支持層の割合が自民支持層と同じ3割台、1、5区は民主支持層が2割台だったことを考えると、2、4区の自民陣営にとっては風速を一層強く感じたといえそうだ。
一方、10年目を迎えた自公の選挙協力にも陰りがみられた。今回、県内の公明支持層が選挙区でどの党の候補に投票したかをみると、自民候補に55%だった。3区での自民候補不在を割り引いても前回の80%に比べ、相当低い。自民支持層が比例で公明に投票した割合も5%で前回の7%を下回った=グラフ下。
出口調査は投票日の8月30日に実施した。県内での有効回答数は8185人(各選挙区1547〜1676人)。(古源盛一)
5403
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 18:00:51
政権交代@とちぎ
激震の足元(上)/政権交代
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000430909030001
2009年09月01日
市場内をくまなく歩きあいさつする石森氏(左)=31日午前6時43分、宇都宮市簗瀬町の市中央卸売市場
30日投開票の総選挙で、政権交代を求める民意のうねりは、県内の5小選挙区でも民主党の3議席奪取という形で現れた。有権者のどんな動きが民主に歴史的勝利をもたらし、過去2回の総選挙でいずれも5議席を独占した「自民王国」を突き崩したのか。出口調査のデータを絡めて振り返る。初回は自民前職に民主新顔が挑んだ1、5区から。
○○1区○○
総選挙から一夜明けた31日午前6時半すぎ、宇都宮市簗瀬町の中央卸売市場。初当選を果たした民主の石森久嗣氏が、満面の笑顔であいさつ回りする姿があった。仲買人らから「よかったね」「がんばれよ」と声がかかった。
選挙初挑戦の石森氏は、選挙戦で「一人でも多くの人に会う」戦術に徹した。選挙カーの先導に続いて自転車で住宅街を走り、ショッピングセンターや遊園地、動物園など人が集まりそうな場所には意識的に足を運んだ。知名度不足という課題を克服し、民主への追い風を全身で受け止めた。
自民前職の船田元氏の陣営も、自民への逆風を覚悟し、元衆院議長の祖父から引き継いだ後援会組織をフル稼働させた。船田氏も200回以上のミニ集会をこなした。「やれることはやった。いつもの3割増しで動いた」と幹部。実際、船田氏は陣営が基礎票と見ていた「11〜12万票」に相当する票を得た。運動員の一人は選挙戦のさなか、「相手陣営と全くかち合わない。本当に動いているのか」といぶかったほどだ。
それでも、船田氏は石森氏に約3万4千票もの大差で敗れた。結局、旧来型の組織を超える幅広い支持を得られたかがどうかが、両者の勝敗を分けたと言える。(井手さゆり)
○○5区○○
2度の閣僚経験を持ち、政策通を自負する自民前職の茂木敏充氏。6選を狙う今回も「安泰」というのが周辺の一致した見方だったが、民主新顔の富岡芳忠氏に約9千票差の薄氷の勝利だった。自民への「逆風」は茂木氏の選挙戦術をも一変させた。
象徴的だったのは、陣営のキャッチフレーズだ。公示後に選挙事務所に掲げられたのは「原点からのスタート」という言葉。陣営のポスターやパンフレットに必ず入っていた「日本のリーダーへ」の一文が姿を消した。93年の初当選以来初めてという公示前の街頭演説にも立った。
選挙戦中盤の23日、足利市の演説会で見せた姿には陣営関係者も驚いた。冒頭、茂木氏は「逆風の中の激戦をお支えいただいて」と切り出して言葉に詰まり、涙声であいさつを続けた。「政策を並べる演説より全員に握手して回るほうがいい」と茂木氏にアドバイスした幹部も「初めて見た」と語ったほどだった。
一方、風の強さをはかりかねていた民主新顔の富岡芳忠氏の陣営では、7月の東京都議選後、「政権交代を」の訴えに弾みがついた。「民主300議席超」との情勢報道に当初は半信半疑だったが、一般の有権者からの「富岡頑張れ」という電話が増え、「投票率が上がれば抜き去ることができる」との声も出た。(斯波祥)
5404
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 18:01:44
w
>「民主党政権になったら仕事がなくなりますよ」
>「今だってねえよ」
政権交代@とちぎ
激震の足元(中)/自民に大波
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000430909030002
2009年09月02日
山間部で演説する福田昭夫氏=8月28日、鹿沼市
今回の総選挙では、全国屈指の「自民王国」と言われた県内でも、伝統的な支持基盤が崩壊したことが浮き彫りになった。前職同士の対決となった2区と4区では、自民候補がその大波をかぶった。
◇2区 組織は動かず
「小泉改革はすべて改悪だった。政権交代したら生活が変わる、暮らしが良くなる」
山あいの集落に、民主の福田昭夫氏の声が響いた。選挙戦最終盤の先月28日の夕方、選挙区内で最も多い有権者を抱える鹿沼市での最後の街頭演説の場に選んだのは、川沿いを縫うように走る道路の両脇にぽつぽつと家屋が並ぶ入粟野地区だった。
自民の固い支持基盤だった農業者や建設業者に痛みを強い、地方の住民には都市との格差を実感させた「構造改革」を批判。高速道路の無料化など民主の政策を説明し、「一番恩恵を受けるのは、マイカーを多く利用する地方に住む人だ」と訴えた。約50人が聴き入った。
福田氏の演説の後、マイクを握った地元の顔役の男性は「これまで森山さんって書いてた人も、福田昭夫さんって書いてよ。間違いないから」と呼びかけ、笑いを誘った。この地域は、前回2区で福田氏を破って当選した森山真弓氏の牙城(が・じょう)と言われた土地だ。
福田氏は今回、小選挙区で自民の西川公也氏に5万票差を付けて圧勝した。前回の総選挙後から200回を超えるミニ集会を開き、徹底した「ドブ板選挙」を展開。自民の金城湯池だった地方部への浸透に成功し、組織票も掘り崩した。その決め手となったのは、これまでの「改革」に対する強い不満だった。
「民主党政権になったら仕事がなくなりますよ」
「今だってねえよ」
選挙戦のさなか、西川氏の陣営の幹部は、支持を求めた建設業者との間で何度もこんなやりとりが交わされていると漏らした。「農協も幹部は動いてくれるが、下は全然」
農水族議員の代表格である西川氏の出陣式には、全国農業協同組合中央会の茂木守会長ら県内外から各種団体の幹部らが応援に駆けつけた。だが、事務所の壁に所狭しと張られた推薦状は「張り子の虎」に過ぎなかった。
西川氏は落選が決まった30日夜、地元さくら市の事務所で、支持者を前に敗戦の弁を述べた。「歩けば歩くほど選挙情勢は肌感覚で伝わってくるものだ。だが、サイレントマジョリティー(静かな多数派)の声は最後まで聞こえなかった」(庄司将晃)
◇4区 不満に応えず
現職閣僚の立場で5選を目指した自民の佐藤勉氏は、民主の山岡賢次氏に3万票もの大差で敗れた。ようやく比例復活で自民最後の議席に滑り込んだ。陣営幹部は「小選挙区で勝てた自民候補もいる。陣営の態勢に問題があったということだろう」と肩を落とした。
今回、佐藤氏は小山市内の結婚式場だった建物を選挙事務所に借り、豪華な広間で連日のように県議らの後援会や業界団体を招いて集会を開催した。ただ、参加する側には不満があった。公示前、自民のある市議が「田んぼが広がったのに全然、水くれてやらないんだ」と評したのがその典型だ。国も地方も財政が苦しい時代、利益誘導は無理だと理解している。「だったら普段から頭を下げればいいのにそれもない。選挙になっていわれても……」
一方、同市内の山岡氏の事務所では各種団体や企業、個人からの推薦状が選挙中に1枚、2枚と増えていった。最終盤で約270。陣営の一人は「相手の会合に出ている人も、実はこっちという人がいる。選挙後にもっとはっきりする」と自信を見せた。(古源盛一)
5405
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 18:02:15
>>5403-5405
政権交代@とちぎ
激震の足元(下)/嵐来ず無風
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000430909030003
2009年09月03日
激しい嵐の吹き荒れた今回の総選挙で、全国でもまれな「無風区」だったのが、渡辺喜美氏が当選した3区だ。渡辺氏が結成した新党「みんなの党」は、中小政党がしのぎを削る比例北関東ブロックの勢力図にも影響を与えた。(武沢昌英、井手さゆり、才本淳子、矢吹孝文)
全国300小選挙区で最高の得票率95・30%。諸派新顔との一騎打ちの3区は、14万2千票余を獲得した前職の渡辺喜美氏の独り舞台だった。
一方、候補を擁立できなかった二大政党には大きな課題を残した。
1月に自民を離党した渡辺氏に対し、自民は党本部を中心に「刺客」擁立を模索。衆院解散後に県連会長の森山真弓氏を公認したが、県連内の猛反発に遭って森山氏が立候補を辞退する一幕もあった。
結局、擁立に踏み切れなかったのは、ただでさえ逆風の中、自民陣営が分裂してしまうことへの危機感だった。森山氏が立てば、3区が激しい分裂選挙になるのは避けられない。しかも、渡辺氏が3区外に「逆刺客」を擁立し、自民候補の選挙戦に悪影響を与える可能性もあった。
実際、渡辺氏は比例北関東ブロックの単独候補として立てた前職の山内康一氏を1区などの重複候補にする「切り札」を最後まで示し続けた。
総選挙後、自民県連幹部は「3区にも根っからの自民支持者はいる。これから組織をゼロから作り直さなければいけない」と話した。
県内5小選挙区で3議席を獲得する歴史的勝利を収めた民主への3区の有権者の不満も強かった。
党幹部が4月に早々と3区に擁立しない旨を表明。支持者から「選択肢を示せ」「だらしがない」との声が多く寄せられた。その後も水面下では模索を続けたが、最終的に断念した。
民主県連幹部は「3区の有権者の方々には申し訳なかった。次はこういうことのないよう人材発掘に努めたい」と語った。
◇ ◇
渡辺氏が選挙期間中、3区に入ったのは公示日の出陣式だけ。あとはひたすら全国を飛び回り、みんなの党への支持を訴えた。
その結果、全国で5人が当選。比例北関東ブロックでも目標を大きく上回る約59万7千票を獲得し、山内康一氏が議席を得た。県内の比例得票は約22万4千。約41万5千の民主、約25万7千の自民に次ぐ3位につけた。
これに対し、共産、社民の野党2党は、政権をかけた二大政党の対決の中で埋没した。比例北関東で共産は1議席を死守したが、社民は議席を失い、明暗を分けた。
共産は県内の小選挙区で唯一、1区に新顔の小池一徳氏を擁立し、比例重複候補とした。比例票獲得を優先する戦術で、小池氏は1区以外でも数多く街頭に立った。雇用や憲法9条などを中心に「民主党の悪い政策には悪いという建設的野党を目指す」と訴えたが、県内比例票は前回05年の8割弱の約3万4千にとどまった。
また、県内小選挙区への候補者擁立を断念した社民党の比例票は前回の6割弱の2万5千足らずに激減した。
共産県委員会幹部は「与党批判が民主に流れ、自民も民主もダメという票がみんなの党に流れたのでは。受け皿になりきれなかった」。社民県連幹部も「みんなの党の存在がきつかった」と振り返る。
一方、与党の公明は比例北関東で前回と同じ2議席を確保したが、県内の得票は前回の8割に満たない約9万8千票。自民と同様、逆風にさらされた。
5406
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 18:12:40
東北ブロックの社民の復活は割と指定席化せずばらけたのは良い傾向なのかも知れない。
政権交代@山形 民主勝って「緊張感」
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000909010003
2009年09月01日
総選挙で民主党と社民党があわせて4議席と躍進し、自民党が2議席にとどまった県内政界。一夜明けた31日、民主党の当選者は政権運営を担う緊張感をにじませ、同党候補を支援した吉村美栄子知事は、県議会最大会派の自民党を揺さぶる構えもみせる。総選挙で敗れた自民党は、参院選、知事選に続く連敗を受け、党勢回復に向けた議論に動く。歴史的な「政権交代」で、県内政界の主導権争いが、じわりと動き始めた。
●さっそく街頭へ
民主の当選者3人は、朝の辻立ちや、あいさつ回りなどを精力的にこなした。308議席の政権党。当選の喜び以上に、重い責任を負った緊張感に包まれていた。
県連会長でもある2区の近藤洋介氏は朝7時半から、米沢市役所前でハンドマイクを握った。「これからがスタート。政策を実現してまいります」と声を張り上げた。与党としての国会運営について、「自民党が(強行採決を)やって来られたことを反面教師にしたい。自民党から良い案があれば、受け入れなければならない。選挙は終わりました。ノーサイドです」。
演説後の取材で党人事に話が及ぶと、「新人が多く入ってくるので教育しないといけない。軍曹(教育係)をやれといわれたらやる」と3期目の先輩として意欲を見せた。
1区の鹿野道彦氏も朝7時半、山形市鉄砲町で雨の街頭に立った。口を真一文字に結
んで手を振り、クラクションを鳴らして手を振り返してくれるドライバーに「ありがとうございます」と一礼。「万歳をした昨日と全然違って、政権を担う緊張感を感じている」と表情を引き締めた。
比例東北ブロックで初当選した和嶋未希氏は、鹿野氏らと山形市で街頭に立った後、地元酒田市に戻り、約100人の支援者に当選を報告。「みなさんの顔を見て実感がわいた。共に闘ってくれ、感謝でいっぱいです」と涙ぐんだ。「政権政党として重い責任がある。私も議席をいただいた。みなさんの思いをしっかり胸に刻んで取り組んでいきたい」と話した。
その後取材に応じ「県議として6年半活動し、地域の実情は痛いほど把握している。中央省庁が作った政策が、地域の実感になじんでいたとは思えない。私の役割は、痛みや生活の切実さを伝えることだと思う」と抱負を語った。
●絶妙だった応援 知事バンザイに姿見せず
「バンザーイ」。30日夜、返り咲きを果たした民主・鹿野道彦氏の事務所は熱気に包まれていた。だが、鹿野氏を強力に支援した吉村美栄子知事の姿はなかった。
「応援はするけど、戦いが終わったらノーサイド。勝ったとか負けたとかで出しゃばる気はない」。知事は31日の定例会見で、事務所に行かなかった理由をこう説明した。
知事の支援表明は選挙戦中盤の22日。2日後に山形市であった鹿野氏の集会に登場すると、「待ってました」とかけ声が飛んだ。演壇近くには「吉村知事立ち上がる!!」と書かれたポスター。知事は「鹿野先生が勝てなかったら、私はどんなに悲しいかしれません」と情に訴えた。さらに2日間連続で集会に出席。選挙戦最後の29日夜も事務所に駆けつけた。
選挙の結果は、2位と1300票差の超激戦。「知事が支援を表明しなかったらどうなっていたか……」と陣営幹部。まさに知事様々だ。
5407
:
とはずがたり
:2009/09/04(金) 18:13:28
>>5406-5407
吉村知事は2月の就任当時に「特定の政党や候補者を支援しない」と表明したが、総選挙が近づくにつれて「知事選で応援してくれた人に恩返ししなければ」と態度を転換した。
「恩返し」に自民党県連は反発した。「鹿野氏の支援は民主党支援と同じだ」
知事は批判の声をかわすように、その後も「恩返し」を強調。県議会最大会派・自民党との関係を意識してか、31日の会見では「応援してくれた人なら、自民候補を応援することもありえる」とも。
自民県議からは「知事を応援した自民と民主の候補が戦うことになったらどうするのか」との声も聞こえてくる。ただ、2年後に県議選を控え、知事を追及するべきか、すり寄るべきか、自民県議の間でも考えが分かれている。
鹿野陣営幹部はこう見る。「知事は今回のことで政治家として力をつけた。県議会で自民に追及されたとしても、鹿野さんが勝ち、民主も大勝したから強気になれるはず」
吉村知事の「恩返し」が、県議会を揺さぶっている。
●「自民は原点に戻る」加藤氏、総裁選に意欲も
前回の3選挙区独占から、比例東北ブロックを含めて2議席に勢力ダウンした自民。当選者や県連幹部は31日、捲土(けん・ど)重来を期し、早速、立て直しに向けて動き出した。
安定した戦いで当選した3区の加藤紘一氏。「麻生降ろし」の急先鋒(きゅう・せん・ぽう)になるなど、党執行部とは距離を置いてきた。31日、鶴岡市の事務所で記者会見した加藤氏は「保守政治の原点に戻るしかない。頼りにしている仲間が意外に多くカムバックしたから、明日から東京で相談する」。自身の党総裁選出馬についても、「否定するものではない」と意欲をにじませた。
1区で敗れたものの、比例区で復活当選した遠藤利明氏。朝、山形市美畑町の交差点で笑顔で手を振り、支持者に握手を求められると顔をくしゃくしゃにした。「自民党は一回作り直す時期に来ている。これだけ数が少なくなったので思い切ったことができる。自民党への信頼感は決してなくなったわけではない」と党勢回復に力を込めた。
自民県連にとっては07年参院選、今年1月の知事選に続く「敗戦」。吉村知事の鹿野氏支援で、最大会派としても知事との距離に難しい対応を迫られることになった。
県連は9月1日に四役会議、2日に議員総会を開き、総選挙の総括と体制立て直しを話し合う。幹部は「現体制でいいのかということも含めて議論したい。2議席確保は再スタートの基盤を残したともいえる。いろんな意見を聞きながら県連のあるべき姿を立て直したい」と語った。
●社民、念願の議席 復活の吉泉氏
念願の「初議席」――。社民党の吉泉秀男氏=民主、国民新、連合山形推薦=が比例区で復活当選し、初の国会議員のイスを射止めた。同党県連合にとっても、96年の小選挙区制実施以降、初の県選出国会議員の誕生になった。
31日朝、酒田市の事務所で記者会見した吉泉氏は「朝から『おめでとう』の電話でてんやわんや。当選したかな、と実感がわいている」。復活当選が決まったのは午前1時すぎ。3区で自民の加藤紘一氏に敗れ、「私の力不足」と支援者に謝罪した約3時間半後、復活した。朝になって支持者や親類から「残念でしたの」という電話も。「いや、滑り込みました」と伝えて喜び合ったという。
悲願の議席確保について、党県連合の広谷五郎左エ門代表は「勝因は民主などとの選挙協力に加え、政権交代の風に乗れたこと」と分析。民主の和嶋未希氏が比例区で立候補したことも、票の掘り起こしにつながったとみている。
吉泉氏は県議3期を務め、地方政治家として活動してきた。07年県議選に落ち、「政治の道をやめようか」とも考えた昨年7月、党の要請を受けて立候補を表明した。
長かった戦いを振り返り、「国会議員? 考えたことも無かった。負けたらどうやって飯を食うかを考えていた」と本音をポロリ。支援者に「先生」と呼ぶことは禁じたという。
5408
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/04(金) 18:20:20
(上位)
小沢244>(沖縄)218>羽田207>(愛知)196>(大阪)194>枝野185>
岡田184>(兵庫)183>前原182>(新潟)173>(宮城)173>(神奈川)171>
横路167>恒三165>輿石164>馬淵164>(滋賀)162>菅161>
梁瀬161>(和歌山)159>野田158>(静岡)158>(高知)154>(茨城)151>
(岐阜)151>仙谷147>田名部146>(広島)144>(長崎)143>江田138>
ちょっとドスンパンチ、都市部を含む千葉なのに弱くないか? みんなに奪われた?
701 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/09/04(金) 14:46:17 ID:TzyxtMt7
他スレから転載
●比例票における、民主÷自民の指数
岩手244>沖縄218>長野207>愛知196>大阪194>埼玉185>
三重184>兵庫183>京都182>新潟173> 宮城173>神奈川171>
北海道167>福島165>山梨164>奈良164>滋賀162>東京161>
栃木161>和歌山159>千葉158>静岡158>高知154>茨城151>
岐阜151>徳島147>青森146>広島144>長崎143>岡山138>
山形133>愛媛132>福岡131>秋田130>熊本127>佐賀125>
石川124>群馬124>大分121>香川120> 鳥取118>宮崎116>
鹿児島112>福井107>山口100.3>富山99>島根81
このうち、小選挙区で自民が独占した県
島根*81 富山*99 福井107 高知154
このうち、小選挙区で野党が独占した県
岩手244 沖縄218 長野207 愛知196 埼玉185
新潟173 福島165 山梨164 滋賀162 静岡158 長崎143 秋田130 大分121
202 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/09/04(金) 01:50:05 ID:C7CFaX/G
比例代表選挙における、自民を100とした場合の民主の票数の割合。
上の数字を100で割れば倍数になる。
たとえば岩手における民主の比例票は自民の2.44倍、逆に島根は0.81倍。
5409
:
チバQ
:2009/09/05(土) 00:48:38
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20090903ddlk12010224000c.html
自民崩壊:’09衆院選ちば/3 小沢氏の計算 /千葉
◇厚い保守岩盤にくさび
選挙戦終盤の25日、11区と12区の視察を終えた民主の小沢一郎代表代行は、いつになく上機嫌だった。県内13選挙区で2けた勝利の可能性を記者から問われ、「3けたは無理だけど」と冗談も口にした。12区ではメディアへの露出を意識し、党公認の中後淳氏と並んで自ら自転車にまたがってみせた。
だが、貴重な一日を千葉に割いた主眼は11区の攻略にあった。自民ベテラン森英介氏の牙城だが、民主の金子健一氏が激しく追い上げていた。
小沢氏は午後、山武市の「JA山武郡市」の本所を訪問した。本所にはピリピリした空気が漂い、総務部長は報道陣に「組合長が一人で応対する」と答え、あとは知らぬ存ぜぬの一点張り。ところが小沢氏は訪問後、組合長のほか専務や常務、各支所の支所長30〜40人と会ったことを明らかにした。
千葉視察とJA訪問の日程は前日急きょ組まれた。小沢氏は、組合長らに民主の農業分野の基本政策を説明したというが、それ以上に、敵に与えるインパクトを計算したとみられる。JAはこれまで一枚岩で森氏を支えてきた。
実際、森氏の陣営は動揺した。系列県議は言った。「陣営を怒らせたのは確か。それにしても小沢の選挙手腕はすごいな」
◇ ◆
小沢氏は11区に公示直前、もう一つ布石を打っていた。
勝浦市の歯科医師、水野智彦氏は公示の約1週間前、小沢氏の秘書から突然電話を受けた。「比例で立候補しないか」。日を改めて受諾した。県議選に無所属で立候補し、自民の現職と争った経験があった。民主の比例南関東ブロックの名簿36位に登載された。
水野氏は、こう言われた。「金子さんが選挙区で勝てば、あなたも受かる」。金子氏が負けて比例に回れば、36位では当選に届かないかもしれない……。奮起して、11区内で同業者に民主への支援を呼びかけるとともに、自民に推薦状を出していた県歯科医師会に頼み込み、個人への推薦を取り付けた。
金子氏は選挙区で敗れ比例で復活したが、水野氏も初当選を飾った。「県歯科医師会も複雑な立場だったでしょうね」と笑う。
◇ ◆
そもそも金子氏は自民系の元一宮町議で、若いころは森氏を支えていた。12区の中後氏も、自民系の元富津市議。さらに、10区で林幹雄氏を破った谷田川元氏は元自民県議だ。
自民を支えてきた厚い保守の岩盤は次々くさびを打たれ、割られていた。民主大勝の裏には、変化を望んだ無党派層のうねりとともに、選挙を知り尽くした小沢氏の巧みな采配(さいはい)があった。=つづく
5410
:
名無しさん
:2009/09/05(土) 02:02:30
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/news/20090904dde012010009000c.html
特集ワイド:’09天下の秋 期待あり不安あり ベテラン政治記者、「選挙後」を語る
衆院選は、民主が大勝利を収め、自民は壊滅的敗北を喫した。有権者の民意は? 民主による政権運営、自民と公明は今後どうなるのか。岩見隆夫・客員編集委員、松田喬和・論説委員、小菅洋人・政治部長の3人が語り合った。【まとめ・中山裕司、写真・武市公孝】
◇マニフェストの自縛懸念/「小沢幹事長」は両刃の剣/「野」で広がる自公の距離
松田 衆院選の結果をどう見ていますか。
岩見 民主の勝因は、自民の敗因の中にある。岡田(克也・民主党幹事長)さんがテレビ番組で勝因を「自民が政権政党としてふさわしくなくなったから」と答えていた。随分消極的な言い方であるが、正しく正直だと思いますね。麻生(太郎首相)さんがなぜ負けたかは、自民党政権が長すぎたこともあるけれど、直接的には小泉構造改革になる。結束力のない政党になり、選挙地盤も崩れた。
小菅 同感です。やはり郵政選挙から4年間の自民の問題です。2人の首相が続けて1年で政権を投げ出す醜態を見せ、自民党内のたらい回しを容認していた有権者がもう限界と判断した。
松田 政権交代を可能にする条件は、一つは与党の大失政、もう一つは受け皿である野党の成長。野党の成長で言うと、小沢(一郎・民主党代表代行)さん辞任後の今年5月の代表選では、連合が反発する右派の前原(誠司・副代表)さんと保守票が逃げる左派の菅(直人・代表代行)さんが出馬せず、中道の2人の争いとなった。過去の代表選は学級委員長の選挙みたいに各自の主張だけだったが、少し大人の判断を下せるようになった。
■
岩見 民主に国家目標的なビジョンは薄い。というか、何を考えているか分からない。鳩山(由紀夫代表)さんの友愛革命論は、中曽根(康弘元首相)さん流に言うと、依然としてソフトクリームみたいな感じ。
松田 鳩山さんは「ソフトクリームからアイスキャンディーになった。中に棒が入ったからだ」と釈明しているが、民主のマニフェストは、木を見て森を見ない、各論はあるが総論はない感じだ。
岩見 民主のマニフェストは非常に小沢さん的で、選挙対策のばらまきを露骨にやった。マニフェストの自縄自縛に陥るんじゃないか。
小菅 そうはいっても、両党のマニフェストを比べたら民主が勝る。候補者の新鮮さでみれば、世襲や平均年齢、女性という面で自民と民主はかなり差がある。
松田 組閣や党役員人事が始まった。鳩山さんのアイデアの国家戦略局の設置も遅れている。政権交代は初めての経験とはいえ、スムーズにいかないと国益に反する。小沢さんを幹事長にする人事が先行したことで、鳩山さんは小沢さんの反応を見て人事を決めざるをえない。
小菅 菅さんや岡田さんだと党内で反発が起きる問題も、鳩山さんは反発を吸収する柔らかさがある。首相としてはしかし、それだけでは心もとない。
岩見 お父さんの威一郎(元外相)さんもとらえどころがなかった。鳩山家のDNAじゃないか。未知数の部分が大きく、楽しみとは言える。最初の人事で鳩山さんの値打ちの半分は決まる。
小菅 人事のポイントは小沢さんと菅さんの処遇だった。偽装献金問題を抱える鳩山さんは臨時国会でいきなり正念場を迎える。小沢さんの幹事長起用は「両刃の剣」を承知のうえで、存在感を増した小沢さんへの依存を決断したのだと思う。
松田 小沢さんは選挙と党務、政治資金を一手に握ることで事実上、表と裏の二重権力になる恐れが強いね。
岩見 そうだね。
小菅 党内の結束は小沢さんの振る舞いにかかっている。担当は選挙対策と国会運営だけで、政策には口を出させないというわけにはいかない。仮に最も官僚から距離がある菅さんが官房長官に就けば、脱官僚を旗印に徹底的な統治機構の改革に取り組むだろう。小沢さんが後押しすれば改革は進むし、逆に官僚が小沢さんに駆け込む事態もあり得る。鳩山さん、小沢さん、菅さん、岡田さんの関係はハラハラものだが、改革の大義に結集してほしい。
松田 民主の閣僚経験者は小沢さんや渡部恒三さん、菅さんらに限られる。政権運営は非常に厳しいだろう。
岩見 その前に民主に言いたいのは、鳩山首相になった時、記者のぶら下がり会見を少なくするとか、マスコミ対応要領を配ったりしている。これでは政党は萎縮(いしゅく)する。開放的にやった方がいい。(自民党の前衆院議員)杉村太蔵君のような新人が出てきたら困ると言うが、別に困らないよ。素人集団の素人部分を隠してもしょうがない。あけすけにやることを期待したい。
5411
:
名無しさん
:2009/09/05(土) 02:02:49
>>5410
■
小菅 衆院選では最後に自民党のベテランが踏ん張った。古賀(誠元選対委員長)さん、大島(理森国対委員長)さん、二階(俊博経済産業相)さんらだ。後援会が強く、腕力のある人が残った点は自民にとっては不幸中の幸い。民主は4年後の衆院選で消費税の壁にぶち当たる。自民は次の衆院選まで踏ん張れば、再生の道はある。
岩見 ただね、(自民党が与党に戻った)94年の手口はもう通用しない。細川(護熙元首相)さんをスキャンダルで追い込み、社会党を抱き込んだやり方ね。鳩山政権を追及しながらも、国民との距離を縮める努力をしないと。小選挙区の得票率は民主47%、自民39%。8ポイント差だけ。数の面から見ても再生、復元の可能性がないわけじゃない。
松田 公明は太田(昭宏前代表)さん、北側(一雄前幹事長)さんが辞任し、参院の山口(那津男政調会長)さんが代表になるようだ。山口さんは少なくとも前任者より自民との距離を置くだろう。
岩見 民主と公明の連携説は今はない。しかし、民主と社民との連立がうまくいかなかった時、民主と公明の接近が現実味を帯びてくる。公明はそれまでじっとするんじゃないの。自民との関係ではフリーハンドを持ったと言っていい。逆に自民は、公明抜きで党を立て直すチャンスを得たと考えるべきだ。
小菅 焦点は来年の参院選。自民が勝てば、「ねじれ」が生じ大連立の可能性も。
岩見 民主が大勝ちしたから、政界再編が遠のいたことには必ずしもならない。
松田 小沢チルドレンは100人を超える。小沢さんが幹事長という絶大な権限を握った以上、民主、自民の2大政党が安全飛行に入れるとは限らないね。
5412
:
とはずがたり
:2009/09/05(土) 03:02:12
<山形>
民主支持層だけではなく自民支持層が民主候補に流れたのが今回の選挙の特徴であるけど,この民主流出系自民党支持層は社民党には流れない様で。
民主支持層は山形3区に関しては社民候補に流れた様で,復活を決めたのも其れが大きいかも。
岩手・青森の民主対決県が県内候補の復活当選を決められず比例票を一方的に出し続ける形になってるのも民主に取っては都合が良いのかも知れないけど,次は全選挙区擁立が課題となろうし,山形社民は1区に擁立して鹿野落選ってゆー構図が見えなくもないな。。
出口調査1区、無党派層がカギ
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000909010004
2009年09月01日
∞2・3区は自民支持層
朝日新聞社が総選挙投票日の30日に行った出口調査で、山形市が中心の1区では無党派層の動向が勝敗を分け、いずれも保守色の強い2、3区では自民支持層を固め切れたかどうかがカギを握ったことが分かった。3小選挙区の投票状況を区ごとに分析した。
◇1区
民主の鹿野氏が自民の遠藤氏に競り勝った1区は、有権者の18%を占める無党派層の動向が当落を左右した。無党派層は、自民支持層41%、民主支持層25%に次ぐ多さで、前回05年とほぼ同じだった。
鹿野氏は無党派層の53%を取り込み、前回の出口調査の39%より増えた。遠藤氏は32%で前回の54%から大幅に減った。前回は小泉旋風で遠藤氏に流れた票が、今回は政権交代で鹿野氏に流れたとみられる。
鹿野氏は支援政党の支持を固めたことも大きかった。民主支持層の87%、推薦を得た社民支持層の76%に加え、自民支持層の29%、共産支持層の36%が鹿野氏に投票。遠藤氏は推薦を得た公明支持層は81%を固めたが、自民支持層は66%にとどまった。
年代別では、20代の支持はほぼ互角だったが、30代以上はすべて鹿野氏が上回った。
重視したことで、「政権交代か政権継続か」を選んだ人の投票先は、鹿野氏66%、遠藤氏28%。「政策の違い」を選んだ人の投票先は、鹿野氏34%、遠藤氏54%だった。
◇2区
2区の有権者は自民支持層が最も多い42%を占め、うち52%が民主の近藤氏に流れ、自民の鈴木氏へは42%にとどまった。「保守層をどれだけ取り込めるか」と話していた近藤氏は、元自民党県連幹事長の土田正剛・東根市長から支援を受けるなど自民支持層に食い込み、鈴木氏の倍以上の票を得る圧勝につなげた。
近藤氏は鈴木氏を推薦した公明支持層の41%も取り込んで、52%の鈴木氏に迫った。民主支持層は93%、選挙協力を結んだ社民支持層は95%を固めた。全体の16%の無党派層でも78%の支持を得て、16%の鈴木氏に大差を付けた。
年代別でも、各世代で近藤氏が鈴木氏を上回った。特に20代から50代は70%台の支持を集め、10%から20%台にとどまった鈴木氏に大きく水を開けた。
◇3区
「自・公」の加藤氏に、「民・社」で吉泉氏が挑んだ3区の戦いは、ともに選挙協力が機能したことがうかがえるが、自民支持層が45%で、民主支持層の20%を大きく引き離したことが票差に出た。
自民の加藤氏は自民支持層の81%、推薦を得た公明の76%を固めた。社民の吉泉氏は社民支持層の86%に加え、推薦を得た民主の70%も取り込んだ。2割弱を占めた無党派層は、吉泉氏が46%を集め、加藤氏の38%を上回った。
地域別では、加藤氏が地元鶴岡市や最上地区で60%以上の支持を集めた。吉泉氏は地元庄内町で71%をまとめ、比例区に出た民主の和嶋未希氏の地元酒田市や三川町、遊佐町などで比較的追い上げた。
吉泉氏に投票した人の51%は「この選挙で日本の政治が大きく変わる」と答え、加藤氏の28%を大きく上回った。
5413
:
とはずがたり
:2009/09/05(土) 03:04:32
>>5409
勝浦市・夷隅郡 定数1−候補2 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 10,462(53.7%) 斎藤 万祐 68 自民 現 5 党県政調会長
□ 9,031(46.3%) 水野 智彦 51 無所属 新 歯科医院長→09総選挙で小沢に誘われ民主党南関東ブロック下位から出馬当選。
5414
:
チバQ
:2009/09/05(土) 09:44:54
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/kagoshima/20090904/20090904_0001.shtml
上杉氏敗因は中山氏の出馬 自民宮崎県連が総括
2009年09月04日 13:53
自民党宮崎県連(緒嶋雅晃会長)は3日、衆院選の結果について、宮崎1区で落選した「県連公認」の上杉光弘氏の敗因は、中山成彬前国土交通相の出馬強行による分裂選挙にあるとの考えを示した。
県連の役員会後、米良政美幹事長とともに会見した緒嶋氏は「自民公認候補が公募で選ばれた上杉氏1人にしぼられていれば、勝利していたか(比例で)復活当選していた」と述べた。米良氏も「党本部は県連の公認申請を認めず、地方をないがしろにした」と述べ、4日の党全国幹事長会で意見表明する方針。
役員会では、衆院選を総括する総務会を12日に行うことを決定。党紀委員会も開き、中山氏の県連除籍も視野に処遇を話し合う。
=2009/09/04付 西日本新聞朝刊=
5415
:
名無しさん
:2009/09/05(土) 11:14:57
http://www.asahi.com/national/update/0905/OSK200909050032.html
現金買収容疑で2人逮捕 徳島3区当選の後藤田氏派
2009年9月5日10時54分
衆院選徳島3区で当選した後藤田正純氏(自民)を当選させる目的で有権者に現金を渡したとして、徳島県警は5日、後藤田氏派の運動員で自称自営業高橋博文(38)と、型枠大工石井和人(28)の両容疑者=いずれも同県つるぎ町半田=を公職選挙法違反(現金買収)の疑いで逮捕し、発表した。
県警によると、高橋容疑者は8月下旬、期日前投票が実施されていたつるぎ町役場半田支所の駐車場で、石井容疑者に後藤田氏への投票と票の取りまとめを頼んで現金2万5千円を渡し、石井容疑者は同日、このうち5千円を別の有権者の男性1人に渡した疑いが持たれている。
2人が容疑を認めているかどうかについて、県警は「捜査に支障が出る」として明らかにしていない。後藤田氏は約1200票差で民主候補に競り勝った。
5416
:
名無しさん
:2009/09/05(土) 11:18:22
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000909050003
「後援会名簿にあぐら」
2009年09月05日
このままでは負ける。名簿を見せるしかない――。
公示日を何日も過ぎたある日、6区に立候補した丹羽雄哉氏(自民)は決めた。自分の後援会名簿を公明党にも提供し、集落を一緒に回ってもらう苦渋の選択だった。
丹羽氏には、先代の故・喬四郎氏以来、鉄の結束を築き上げてきた「丹羽軍団」と呼ばれる後援会がある。その会員数は10万人と言われていた。
「異変」は1年近く前に起きた。年1回、10万人に送っている「雄哉通信」が、死んだ人あてに届き、その家から苦情の電話が事務所に入った。「もう支援していない。名前を外してくれ」と不満を言う人もいた。死んだ人や名前だけ載せている人を削ってみると、後援会名簿から2万人の名前が消えた。「我々は後援会の名簿の上に、ずっとあぐらをかいてきた」。陣営関係者はそう認める。
経験したことのない逆風に加え、後援会の弱体化、さらには、「県議は知事選で忙しく、市議も自治会も動いてくれない。実動部隊がいない」(陣営関係者)という状況。自公政権が10年続いても、名簿を見せてまで公明に選挙協力を求めたことはなかった。だが、今回は切羽詰まった。
丹羽氏陣営には、公明党議員の案内で、農家の土間に額をこすりつけるように土下座して回る運動員もいた。ところが、返された言葉は「4年間、一度もあいさつに来ないで今さらなんだ」「集落で丹羽さんを落とすことにもう決めた」。公明の協力を得て支援を広げられるどころか、運動員たちは風当たりの強さばかりを感じたという。
◆「票の交換」で
「色々とご迷惑をおかけしました。なにとぞ、ご支援をお願いします」
1区の赤城徳彦氏は今年になって数回、創価学会の幹部のもとへ「おわび行脚」に訪れた。05年の衆院選は特別なことをしなくても、自民党本部を通じて公明推薦をもらえたが、今回は顔に大きく張った2年前の「ばんそうこう問題」が大きなネックになっていた。
誘われることを期待していた7月26日の公明党・時局講演会は、呼ばれずじまいだった。公明党幹部は選挙前、「ばんそうこうのダメージが消えず、婦人部の評判が悪い。推薦は厳しい」と語っていた。
それでも足を運び、何とか支援を取り付けようとする赤城氏に、学会幹部は言った。
「お願いばかりではどうしようもならないでしょう」
学会員に評判の悪い赤城氏を党が推薦するには、それなりの理由が必要になる。幹部が示唆したのは、小選挙区と比例区の「票の交換」だった。
赤城氏には祖父・宗徳氏の時代から続く強固な農協との関係があった。農協も苦境に立つ赤城氏のために初めて、「1区比例の公明」に推薦を出した。そして赤城氏は公明からの推薦を得た。公示から2日たった8月20日のことだった。
◆巻き返し遅く
2区で民主新顔に敗れ、辛うじて比例区で復活当選した額賀福志郎氏。財務相や党政調会長を歴任した重鎮でも、今回の選挙では学会幹部に頼み、現場に入って協力してもらった。
学会幹部は衆院選を振り返って言った。「危機感を募らせるのがあまりに遅い。そんな短期間で、巻き返せる差ではなかった」
5417
:
とはずがたり
:2009/09/05(土) 12:09:20
>>5416
やるなぁ。政争の茨城の喧嘩慣れした保守は役立たない政治家は叩き出すと云う姿勢があるんですかねー。
>年1回、10万人に送っている「雄哉通信」が、死んだ人あてに届き、その家から苦情の電話が事務所に入った。「もう支援していない。名前を外してくれ」と不満を言う人もいた。死んだ人や名前だけ載せている人を削ってみると、後援会名簿から2万人の名前が消えた。「我々は後援会の名簿の上に、ずっとあぐらをかいてきた」。陣営関係者はそう認める。
>丹羽氏陣営には、公明党議員の案内で、農家の土間に額をこすりつけるように土下座して回る運動員もいた。ところが、返された言葉は「4年間、一度もあいさつに来ないで今さらなんだ」「集落で丹羽さんを落とすことにもう決めた」。
5418
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/09/05(土) 13:34:33
>>5412
これは凄い。自民支持層で自民党候補を上回っている民主党候補って、他にいるんだろうか。
得票率65.53%、圧勝率205.3%は伊達じゃない。
>>5266
>>5299
> <山形>
> ◇2区
> 2区の有権者は自民支持層が最も多い42%を占め、うち52%が民主の近藤氏に流れ、自民の
> 鈴木氏へは42%にとどまった
5419
:
名無しさん
:2009/09/05(土) 15:41:50
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・自 民)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101570
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・民 主)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101571
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・公 明)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101572
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・共 産)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101573
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・社 民)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101574
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・国 民)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101576
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・みんな)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101577
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・改 革)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101578
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・日 本)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101580
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・大 地)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101581
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・幸 福)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101582
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・本 質)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101583
衆院ブロック別党派別得票数・率(北海道)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100594
衆院ブロック別党派別得票数・率(東 北)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100597
衆院ブロック別党派別得票数・率(北関東)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100599
衆院ブロック別党派別得票数・率(南関東)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100601
衆院ブロック別党派別得票数・率(東 京)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100602
衆院ブロック別党派別得票数・率(北信越)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100603
衆院ブロック別党派別得票数・率(東 海)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101372
衆院ブロック別党派別得票数・率(近 畿)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101374
衆院ブロック別党派別得票数・率(中 国)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100613
衆院ブロック別党派別得票数・率(四 国)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100611
衆院ブロック別党派別得票数・率(九 州)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100616
衆院党派別得票数・率(比例代表)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101337
衆院党派別得票数・率(選挙区)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101336
都道府県別投票率(衆院)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100843
5420
:
名無しさん
:2009/09/05(土) 15:50:23
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101470
10万票獲得でも59人が涙=高得票落選・低得票当選【09衆院選】
今回の衆院選で10万票以上を獲得しながら小選挙区で負けた候補は95人に上った。このうち比例復活を果たせず落選の憂き目を見た候補は59人に上り、前回を30人上回った。比例復活者の中には、3万票にも満たない得票で救済されたケースもあり、悲喜こもごもの候補者模様となった。
小選挙区敗退組で最も獲得票が多かったのは、自民党の町村信孝前官房長官(北海道5区)。15万1448票を得たが、民主党元職に及ばなかった。ただ、惜敗率が82.8%だったので、比例で復活を果たした。一方、同党前職の亀岡偉民氏(福島1区)は13万6526票(惜敗率87.5%)を取ったが、東北の各選挙区の激戦のあおりを受け、比例復活もかなわなかった。
比例復活組を除く最低得票当選者は、自民党前職の福井照氏(高知1区)で得票数は4万4068票。比例復活組を含めると、最低得票は共産党前職の塩川鉄也氏(埼玉8区)の2万4918票。惜敗率はわずかに21.7%しかなかったが、北関東ブロックで名簿1位だったことから、比例の議席を獲得した。
◇高得票落選・低得票当選者上位5位(敬称略)
〔高得票落選者〕
151,448票 町村信孝 (自民、北海道5区)
136,526票 亀岡偉民 (自民、福島1区)
136,164票 甘利 明 (自民、神奈川13区)
131,722票 三村和也 (民主、神奈川2区)
130,030票 与謝野馨 (自民、東京1区)
〔低得票当選者(比例復活を除く)〕
44,068票 福井 照 (自民、高知1区)
66,868票 坂口岳洋 (民主、山梨2区)
73,085票 山本公一 (自民、愛媛4区)
73,379票 大野功統 (自民、香川3区)
74,489票 山本有二 (自民、高知3区)
〔低得票比例復活者〕
24,918票 塩川鉄也 (共産、埼玉8区)
38,808票 柿沢未途 (みんな、東京15区)
45,716票 吉井英勝 (共産、大阪13区)
47,538票 阿部知子 (社民、神奈川12区)
52,626票 阿部俊子 (自民、岡山3区)
(2009/08/31-19:59)
5421
:
名無しさん
:2009/09/05(土) 15:50:55
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100362
民主の議席占有率は64.2%=戦後最高を更新【09衆院選】
30日開票の衆院選で、民主党の獲得議席は小選挙区と比例代表を合わせて308議席に達し、衆院定数(480)に占める議席占有率は64.2%となった。自民党が1960年に記録した63.4%を超え、政党別占有率の戦後最高を更新した。
民主党の議席占有率は2000年の26.5%を振り出しに、旧自由党と合併した直後の03年にいったん36.9%に上昇したが、05年には再び23.5%まで落ち込んでいた。
民主党の獲得議席数も戦後最高。これまでは、1986年の衆参同日選で自民党が得た300議席がトップ。この時は衆院定数が512だったため、占有率は58.6%だった。
一方、自民党の議席占有率24.8%は55年の結党以来の最低に落ち込んだ。これまでの最低は、同党が野党に転落した93年の43.6%だったが、これを大きく下回った。(2009/08/31-06:07)
5422
:
チバQ
:2009/09/05(土) 16:27:38
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090905dde041010010000c.html
選択のあとに:09政権交代 比例当選者ら、笑顔次々 自民大物、目立つ「代理」
◇南関東・横粂氏「実感わいてきた」
ほぼ半数を民主党が占めた衆院選比例代表当選者への当選証書付与式が5日午前、東京・霞が関の総務省で行われた。自民党当選者の多くが代理出席だったのに対して、民主党は新人を中心に本人が顔を見せるケースが多く対照的。証書を受け取った議員は改めて当選の喜びをかみしめていた。【篠原成行】
全国11ブロックの当選者は180人。神奈川11区で小泉進次郎氏に敗れたものの、南関東ブロックで復活当選した新人の横粂勝仁氏は、開式15分前に会場入り。緊張した面持ちで着席した。証書を受け取った横粂氏は「支えてくれたみんなの努力の結晶がこの証書だと思うと、当選の実感がわいてきました」と、選挙戦で日焼けした表情を引き締めた。
東京ブロックの新人で元葛飾区議の早川久美子氏は、「当選証書は思っていたよりズシリと感じた。この重さをかみしめて忘れないようにしたい」と笑みを浮かべた。
また、石川2区で森喜朗元首相と大接戦を演じた、河村たかし名古屋市長の元秘書で新人の田中美絵子氏(北陸信越ブロック)は、会場外で報道陣に囲まれた。田中氏は「これだけ注目してもらって責任を感じる。河村市長からは『これからも週に1度は地元で自転車遊説をするように』と言われました」と語った。
自民党で比例復活当選した東京1区の与謝野馨財務・金融相、東京10区の小池百合子元環境相、北海道12区の武部勤元幹事長、岐阜1区の野田聖子消費者行政担当相らは、いずれも代理人が出席。当選証書を受け取ると、足早に会場を後にした。
小選挙区の当選者には各都道府県選管で当選証書が渡された。
5423
:
チバQ
:2009/09/05(土) 16:33:54
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200909050074.html
小選挙区、首相が応援…7勝60敗 勝率、平均の半分
2009年9月5日11時58分
総選挙中に麻生首相が応援に訪れた自民党公認候補67人のうち、小選挙区で当選したのは7人だけだった。勝率は10.4%。「情勢の厳しいところ」(党本部)だったとはいえ、公認候補を立てた289選挙区全体の勝率22.1%を大きく下回った。比例復活したのは20人だった。
首相は公示後、27都道府県を回った。だがテコ入れした中川昭一前財務相や久間章生元防衛相らが落選するなど、劣勢を跳ね返せなかった。
応援を受けた側には「現職首相が初めて入り、保守層はとても感激していた」と好意的な声もあったが、「得票にプラスにならなかった」「思いのほか若者が集まらなかった」との恨み節も聞こえた。(北沢拓也、花房吾早子)
5424
:
チバQ
:2009/09/05(土) 16:42:28
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090901_22.htm
劇・激・撃 衆院選みやぎ(上)民主王国再興/期待一身、重圧ひしひし
初当選を決め、選対関係者と抱き合って喜ぶ石山氏=30日午後9時すぎ、大崎市の事務所
30日投開票の衆院選は、劇的な民主党圧勝で政権交代が確定した。宮城県内6選挙区は民主党が1〜5区を制覇し、自民党は社民党と争った6区の議席を死守した。吹き荒れた民主旋風は各選挙区に激しい地殻変動を引き起こし、自民党は深刻な打撃を被った。「40日決戦」の軌跡を振り返り、知事選(10月8日告示、25日投票)への影響を追う。(敬称略)
<中盤から手応え>
日焼けした顔に、政権与党の一員になった喜びと緊張が入り交じった。
「いまは仕事ができる希望でいっぱい。国民の生活が第一の政策を次々に実現します」
歓喜の雄たけびから一夜明けた31日朝、3区を制した民主党元議員の橋本清仁(38)は、名取市のJR館腰駅前でマイクを握り、通勤中のサラリーマンに熱っぽく訴えた。
2005年の郵政選挙では自民党前議員の西村明宏(49)に歯が立たなかった。雪辱を期した今回は西村に約2万2800票差をつけ、初めて選挙区の議席を獲得した。
確かな手応えを感じたのは選挙戦中盤だった。
23日、JR名取駅前での街頭演説を終えて橋本がマイクを置くと、頭上で「頑張れ」と声援が飛んだ。見上げると、主婦らしきマンションの住人が、ベランダから橋本の演説に耳を傾けていた。
目を凝らすと、別の階でも複数の住人が手を振っていた。隣のマンションも同じだった。「こんなことは初めて。これが追い風というやつか」。橋本は思わずうなった。
民主党は候補5人が全員当選し、県内で「王国」の冠を取り戻した。その躍進ぶりは4区の戦いに象徴される。
27日夜、大崎市で開かれた新人石山敬貴(39)の個人演説会で、石山は詰め掛けた300人の熱気に触れ、感極まり言葉が詰まった。「こんなに大勢…」。真っ赤な目で声を絞り出すと、天を仰いで涙をこらえた。
<土と格闘し浸透>
4区は自民党前議員の伊藤信太郎(56)が父で元衆院議長の故・宗一郎から受け継いだ伝統の保守地盤。親類の反対を押し切って初挑戦した前回は伊藤に大敗した。
リベンジを誓った石山が取り組んだのは政治活動ではなく、実家の農作業。あまりの熱心さに党本部が「別な候補に差し替えた方がいい」と本気で検討したほどだ。
周囲を心配させたこの行動が実を結ぶ。「いまの農政に何が必要か、肌感覚で分かった」。土と格闘した人にしか分からない訴えが、静かだが着実に浸透していった。
30日夜、支持者と約12万票の完勝に酔った石山は、変革のうねりを感じながら「地域の代弁者として国を変える」と声を張り上げた。
<これからが勝負>
圧勝の喜びはやがて政権与党の重圧に変わる。
「着実に政策を実行し有権者の思いに応えていきたい」。2区で初当選した新人の斎藤恭紀(40)は31日、仙台市青葉区の連合宮城の事務所で幹部に決意を語った。お天気キャスター時代からのセールスポイントで、選挙戦でも見せた人懐っこい笑顔は消えていた。
1区で再選を決めた前議員の郡和子(52)も後片付けが進む選挙事務所で、自らに言い聞かせるように話した。「これからが本当の勝負。与党経験がないから猛勉強は必要だが、絶対にやり抜く」
(衆院選取材班)
2009年09月01日火曜日
5425
:
チバQ
:2009/09/05(土) 16:44:38
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225012514/704
劇・激・撃 衆院選みやぎ(下)知事選秋対決/現職淡々、民主じわじわ
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090902_01.htm
劇・激・撃 衆院選みやぎ(中)自民地盤崩壊/不満充満 反応冷え冷え
4区で落選が決まり、沈痛な表情で支持者にあいさつする伊藤氏=8月30日午後9時20分ごろ、塩釜市の事務所
<掲示を断られる>
「自民党離れ」を感じ始めたのは、昨年秋ごろだった。
県内随一のコメどころ大崎市。4区の自民党前議員の伊藤信太郎(56)を支える選対幹部が、農協幹部や農業委員ら有力支持者にポスター掲示を依頼すると断られた。
いずれも、伊藤の父で元衆院議長の故宗一郎時代からの支援者たち。「自民党を信じてきたが、何も良くならなかった」と言われ、幹部は返す言葉がなかった。
減反を進めても米価は低迷したまま。農業の将来像を示せない政府・与党に対する不満は、自民党を支えてきた農村部に充満していた。
<聞く耳持たない>
足場固めを怠ったことも響いた。ある首長は「伊藤氏に市町村ごとに後援会をつくれと助言したが、聞く耳を持たなかった」と打ち明ける。
「鉄板」だったはずの地盤は静かに瓦解し、票は初当選した民主党新人の石山敬貴(39)に集まった。伊藤は4区の12市町のうち10市町で石山にリードを許した。
選挙戦序盤の8月20日。伊藤は塩釜市の塩釜仲卸市場を訪ねた。履いていたのは革靴。翌日にここであいさつ回りをした石山が、白いゴム長姿で市場に溶け込んでいたのとは対照的な場面だった。
仲卸業者は「4年に1回だけ来られても愛着はわかない。今回は石山だ」とつぶやいた。
民主党元議員の橋本清仁(38)に初めて敗れた3区の自民党前議員の西村明宏(49)。約2万3000票差をつけられる完敗だった。
ミニ集会や町内会の夏祭りに顔を出す地域戦を徹底して行った。農政連や土地改良区の推薦を得て、票固めも狙った。
<後援会にも衰え>
西村を支持した名取岩沼、みやぎ亘理の両農協は自由貿易協定(FTA)をめぐる民主党の政策を疑問視。選挙期間中、組合員に「国内農業は壊滅的打撃を受ける」と呼び掛けた。
それでも農家の反応は冷ややかだった。「農業政策で失敗した自民党と農協は信頼されていない。幹部が圧力を加えると逆に票は逃げる」。農協関係者は苦り切っている。
元蔵相の故三塚博から引き継いだ後援会にも衰えが見え始めた。ある市議は「機能していない。三塚さんから受け継いだ後、自分で組み替えるべきだった」とこぼした。
1区で落選した自民党前議員土井亨(51)は1日、支持団体をあいさつして回った。「業界、団体の一般会員は独自の判断で投票する。幹部への働き掛けの効果は薄かった」と振り返った。
自民党が守った議席は6区だけ。4選を果たした小野寺五典(49)は「古い自民党の体質を改善し、ゼロから出直せというのが有権者の評価。早い段階で党を再生する必要がある」と言う。強まる危機感とは裏腹に、支持基盤を再構築する妙案は見当たらない。(敬称略)
2009年09月02日水曜日
5426
:
チバQ
:2009/09/05(土) 16:49:04
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/chiba/CK2009090102100005.html
検証 民主“完勝”<上> 総選挙延び有利に
2009年9月1日
当選者のポスターに花をつけて喜ぶ民主県連の長浜代表(左)ら=千葉市中央区で
「全員、衆院議員になったなぁ…」。民主党県連の長浜博行代表(参院議員)は三十日深夜、テレビの開票速報を見続けた県連事務所で思わずつぶやいた。目の前の壁に並ぶのは当選した十五人のポスターと顔写真。目標の「(小選挙区の候補者)十三人全員当選」を上回る大勝に驚きを隠しきれなかった。
県内十三選挙区で過去最多となる十一勝。喫した二敗も、当選回数を重ねた現職大臣に対し、ほぼ無名に近い新人候補が初挑戦で比例復活を果たす大善戦だった。
長浜代表は勝因を「民主党が評価されたというより、与党に対してノーが突き付けられた」と冷静に分析。もちろん、「次の政権の準備をし、全小選挙区に候補者を立ててガチンコの勝負をした」からこそ与党批判の受け皿たり得たとの自負はある。
◇ ◇
衆院解散・総選挙が昨秋から一年近く引き延ばされたことは、特に民主党の新人候補に有利に働いた。駅頭演説や自転車遊説などで知名度が少しずつ向上。三月の知事選や六月の千葉市長選で党推薦候補を立てて戦ううちに、衆院選に臨むための組織整備も徐々に進んだ。
政権交代が現実味を帯びるにつれ、これまで自民党を支えてきた全国郵便局長会や医師会、農協、漁協など各種業界団体からの支援も受けられるようになった。推薦状を出さないまでも、自主投票を決めたり、幹部が口頭で支援を約束したりする組織が増えた。
投開票日の約一週間前に報道各社で民主党の大幅な優勢が伝えられると、ある候補者の選挙事務所には「依頼していない組織から推薦状が来た」という。「揺り戻し」はみられず、自民・民主の「両にらみ」から「勝ち馬に乗る」段階に一気に進んだ。
◇ ◇
四年前に自民党側に振れた針は今回、真逆に振れた。歴史的な圧勝だが、民主党に浮かれる余裕はない。次回もう一度、自民党側に振れない保証はないからだ。
長浜代表は「ゴールではなく、政権担当のチャンスをもらっただけ。任期内でしっかりした成果が出せるか。重大な責任、プレッシャーを感じる」と話す。今度は民主党が初めて政権与党として、県民の厳しい目にさらされる番だ。
◆ ◆
三十日に投開票された衆院選は、民主党が全国で三百超の議席を獲得する圧勝に終わった。日本初の本格的な政権交代が実現した今回、県内の二大政党の勝敗の分かれ目を検証した。
(小林孝一郎)
5427
:
チバQ
:2009/09/05(土) 16:49:42
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/chiba/CK2009090202100005.html
検証 民主“完勝”<下> 保守牙城でも苦戦 自民、参院選へ再興急務
2009年9月2日
自民候補の相次ぐ落選にあきらめの表情を浮かべる自民党県連役員ら=8月30日夜、千葉市中央区で
相手の姿は見えないのに…。選挙終盤、保守の牙城とされてきた県北東部の10区で、国家公安委員長を務める自民林幹雄氏の陣営幹部は焦りの表情をのぞかせた。運動量には自信がある。地盤の銚子市内では、対立候補の運動員と鉢合わせになることはほとんどなかった。それでも報じられる劣勢。「これが『風』? こんな選挙初めてだ」
「風」だけではない素地はあった。銚子市では三月末、市立総合病院休止問題をめぐり市長のリコール(解職請求)が成立した。ある市議は「余韻が続いている。何かを『変えたい』という感じだ」と表現した。
市内の商工関係者は「市町村合併は実現せず、病院休止問題で混乱。『何とかしてほしい』という不満は政権与党に向かった。今回は自民には入れないという人も多かった」と明かした。
林氏は民主新人に銚子市で接戦に持ち込まれ、10区で落選。辛くも比例で復活当選した。
◇ ◇
都市部の選挙区でも自民の陣営に不安が広がっていた。県北西部の選対幹部は「『民主に一度やらせてみよう』という空気ができている。マスコミが『政権交代』ばかり言うからだ」と不満を漏らした。別の自民関係者は「安倍、福田両首相が投げ出すように辞任してしまったことで国民から見放された。これまでの選挙運動では手の届かない無党派や、選挙とは無縁だった人が動きそうで、やりようがない」と危機感を募らせていた。
◇ ◇
「逆風」ばかりではない。各陣営が万全の体制で戦いに臨んだとは言い難い面もある。三月末の知事選での自民県連内の分裂や、候補推薦をめぐり公明との間に生じた距離感は、各陣営の運動にも影響した。「あの議員は動いていない」などの批判も飛び交った。
県連幹部は「国会議員が地元の首長選で支持を明確にしないこともあった。選挙は貸し借り。これをやらず(総選挙で)支援体制が崩れたところもある」と指摘する。
田久保尚俊県連幹事長は投票から一夜明けた三十一日の記者会見で、「自民県議全員が今回の敗因をしっかり総括して共通認識を得ることが必要」とした。さらに、「首長選や参院選など選挙はめじろ押しで、この負けを引きずるわけにはいかない」と立て直しを急ぐ構えだ。
十一月には柏市長選を控える。来年夏の参院選は複数の候補を擁立するかが焦点となる。再起をかける戦いはそう遠くにあるわけではない。 (小川直人)
5428
:
チバQ
:2009/09/05(土) 16:50:48
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/saitama/CK2009090102100015.html
突風 彩の国の選択<上> 戸惑う自治体 変わる国へのパイプ
2009年9月1日
民主党県連の枝野幸男代表(左)の当選祝いに駆けつけた清水勇人・さいたま市長。だが政権交代に戸惑う首長もいる=30日、さいたま市大宮区で
衆院選投開票から一夜明けた三十一日朝、熊谷市にある12区民主党の本多平直の選挙事務所に一番乗りしたのは、加須市長の大橋良一だった。午前八時四十分、こわばった笑顔で本多と向き合い、「おめでとうございます」。頭を下げた。
これまで、六月に行われた自身の市長選も含め、自民党とのつながりが深かった。本多から公示日の出陣式の案内が届いたが、代理も出さなかった。ところが結果は本多の圧勝。自民の小島敏男は比例復活もならなかった。
国道125号バイパスの延長工事、利根川スーパー堤防事業…。市として国に陳情したいことはたくさんある。「先生、よろしくお願いします」。ぎこちなく誠意を示した。
◇
長年の「与党自民」が崩壊し、政権は民主の手に移ることになった。各自治体は、今まで国へのパイプ役として頼ってきた先の変更が必要なだけでなく、マニフェスト(政権公約)に基づく新たな政治への対応が迫られている。
「税金の無駄遣いを止め、使い道を変える」といい、その一つとして「ひもつき補助金」を廃止、地方の自主財源にすることで地方分権を進めるとする民主。蕨市長の頼高英雄は「公共事業を見直して子育てや医療、介護に重点を置く流れは正しい。大いに進めてほしい」と期待を寄せる。
一方、10区の自民県連会長山口泰明の集会で「小学校建設の補助金がもらえたのは先生のおかげ」と演説した滑川町長の吉田昇は、危機感を口にする。「小さい町は補助金がないと何もできない。十分もらえるのかどうか」
県は、民主が掲げたマニフェストを全項目点検し、実施された場合の影響をリストアップ、対策を練り始めた。「自動車関連諸税の暫定税率廃止は、地方財政への影響が懸念される」「子ども手当の創設は、市町村の事務負担が過大にならないよう、地方や現場の意見を十分に反映させる制度設計が必要」
県央のある市も、民主政権誕生を見越して公示後すぐ、補助金がカットされる可能性のある事業を全課から集約する作業に取り掛かった。別の市では、九月補正予算案を編成する際、国の経済危機対策を活用した事業のうち民主政権が中止しそうな気配のあるものは除外し、自衛を図った。
「政権がスタートしたら本当に大変だと思う。でも何をどう準備していいのか分からない」。県北部のある市職員はつぶやいた。
◇
半世紀以上にわたって、ほぼ続いた「与党自民」が、有権者の一票が巻き起こした突風に吹き飛ばされ、民主政権が誕生する。県内も全小選挙区で自民が落選。政権交代を前に、揺れる現場を見た。 =敬称略
(衆院選取材班)
5429
:
名無しさん
:2009/09/05(土) 16:51:32
>>5416
>>5417
>「集落で丹羽さんを落とすことにもう決めた」
これが凄く生々しいw
5430
:
チバQ
:2009/09/05(土) 16:52:18
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1194191152/144
突風 彩の国の選択<下> 八ッ場ダム建設 政権公約で真っ二つ(2009年9月3日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/saitama/CK2009090202100006.html
突風 彩の国の選択<中> 惨敗の自民 『見えない何か』に涙
2009年9月2日
涙で声を震わせつつ、支持者にお礼を言う山口氏=坂戸市で
投票日まであと三日に迫った八月二十七日の夜。坂戸市のショッピングモール近くにあった選挙事務所に、10区内の市町の首長八人が駆けつけた。いずれも自民党県連会長、山口泰明の選対幹部に就いていた。
「最後までもうひと踏ん張りしてほしい。(首長の)後援会に再度、頼んでほしい」
苦戦に危機感を高めた陣営が、首長たちに頭を下げた。二十五日には麻生太郎首相も応援に来た。
だが結果は四回連続で退けてきた民主党の松崎哲久に、初めて敗北する屈辱。比例でも復活できなかった。
「自分に慢心がなかったか反省もしながら、頑張っていきたい」。衝撃の落選から一夜明けた三十一日、事務所に集まった六十人の支持者たちを前に、山口は声を詰まらせながら、ハンカチを目に当てた。
◇
自民は県内十五の小選挙区で全敗し、2区と8区の前職二人が比例でかろうじて復活当選した。衆院選での「獲得議席二」は、一九五五年の自民結党以来、最少という大惨敗だった。
「小泉改革で社会保障費が削られ、地域医療が疲弊した。自民の政策に医師の不満が多かったのは事実だ」
医師でつくる政治団体「県医師連盟」の関係者は、自民大敗の原因の一つに、小泉純一郎元首相の構造改革路線を挙げた。同連盟は伝統的な自民の支持団体だが、今回は四つの小選挙区で民主候補を推薦した。
「今の自民の衆院議員は、選挙区を必死に歩かない。だから現場の苦しみを政策に反映できないんだ」。県北部の元自民衆院議員の秘書が嘆いた。
◇
国会で野党になった自民。しかし、県議会は自民会派が最大勢力を誇り、市町村でも自民系会派が与党を占める中、楽観論と戸惑いが交錯する。
「自分には地縁、血縁で固めた組織がある。影響はない」(朝霞市議)「地元の衆院議員と国へのパイプ役にもなってきた。業界団体が動揺するだろう」(県南部の県議)
党県連幹事長の滝瀬副次は「来夏の参院選までに、組織を立て直さなければ」と話す。一方で選挙協力をした公明党は今回、比例で悲願だった「県内一議席」の奪還に失敗。自民と公明が埼玉選挙区で争う次期参院選を控え、公明関係者からは「自民とは当面距離を置かざるを得ない」との声も漏れる。
山口泰明は敗戦の弁でこう漏らした。「(敗因は)分からない。手応えは今までで一番あった。それで勝てなかったんだから、目に見えない何かが存在した」 =敬称略
(衆院選取材班)
5431
:
チバQ
:2009/09/05(土) 16:57:08
【09衆院選高知】検証 自民独占
http://203.139.202.230/09senkyo/090901dokusen01.htm
① 逆 風 組織固めと原点回帰
初の本格的な政権選択選挙となった第45回衆院選。全国の民意は民主党に308議席を与え、政権交代を選んだ。一方、県内では自民が4たび3小選挙区の議席を独占。民主政権下の衆院に本県の与党議員の姿はなくなる。全国情勢との「ねじれ」を生んだ09夏決戦の内実を探る。
【写真】麻生首相を迎えた福井氏の街頭演説会。議席死守へ支持団体の動員もかかった(高知市の中央公園)
■地上戦
「地上戦しかない。皆さんの動きで空気を変えてほしい」
7月31日、高知市の自民県連ビル。高知1区の前職、福井照氏の推薦団体の責任者ら100人余りに県連幹部がげきを飛ばした。
民主新人、田村久美子氏への追い風。抜群の知名度を誇る橋本大二郎元知事の参戦。解散前の7月初旬の本社県民世論調査で、福井氏の支持率は両候補に水をあけられ、3位に沈んでいた。
公示が迫ってもなお苦境の出口が見えない中で、福井陣営は皮肉なプラス要素を得ていた。
橋本知事時代に分裂選挙を繰り返してきた県議や建設業界。橋本氏が権力の座を降りて時間が経過し、「割れる理由」はなくなっていた。「今回は迷いはない。皆、こっち(福井氏)だと思う」(県建設業協会幹部)
民主を推す理由も見当たらない。ある大手建設会社の社長は「公共事業が無駄だという民主の政策では…。生活がかかっている」。
2、3区も含めた自公選挙協力にも抜かりはなかった。
自民県連は前回衆院選で比例単独候補を立て、一昨年の参院選は元職を比例で公認。「うちのギブ・アンド・ギブじゃないか」と疑念を抱く公明党県本部と支持母体の創価学会に対し、昨年2月に体制が若返った自民県連執行部は誠実に接触を繰り返した。
石田祝稔氏の比例四国の議席を失う危機感もあった公明県本部幹部は、自民候補の出陣式や個人演説会で「(公明の)公認候補並みに支援する」と明言するようになる。選挙戦後半にかけての世論調査で、高知1区の公明支持層の福井支持は80%にはね上がった。
打てる手は打ち、三つどもえの混戦に持ち込んだ自民県連の武石利彦幹事長は選挙戦最終盤、こうつぶやいた。
「組織票は積み上げた。福井には来ない無党派の票はどちらかに偏らず、橋本、田村がうまい具合に取り合ってほしい。福井が勝つにはそれしかない」
■野党議員
2区の中谷元氏は、個人後援会の再建。3区の山本有二氏は徹底した地域回り。それぞれに原点回帰した戦術で逆風をしのいだ。
自民3候補の得票は合計約19万4千票。県内比例票は民主に約16万7千票。自公政権には不満だが、民主の政策や未知数の候補にも不安が残る―。県内有権者が出した結論は「小選挙区は自民候補、比例は民主」ではなかったか。
全国情勢とは裏腹に、衆院から本県の与党議員は姿を消す。武石県連幹事長は「県の厳しい状況を政権に反映するには、むしろ力のある野党議員がいれば本筋論で勝負ができる。それは都市と地方の対決論理になるかもしれない」とみる。
一方、審判から一夜明けた県庁。県幹部の一人がこう漏らした。
「霞が関は野党議員には情報を出さないもの。尾粼知事に独自ルートをもっと開発してもらわないと」
(2009年09月01日付朝刊)
5432
:
チバQ
:2009/09/05(土) 16:58:00
http://203.139.202.230/09senkyo/090902dokusen02.htm
② 惨 敗 組織の未成熟さ露呈
「不徳の致すところ」「力不足…」
民主党の高知1〜3区の候補が全敗し、比例復活にすら届かないことが確定した8月31日未明。1区の事務所で、党県連の武内則男代表、大石宗幹事長は唇をかみしめ、支持者に頭を下げた。
記録的大勝を収めた全国情勢とはあまりに対照的な惨敗。「与党の衆院議員がいない唯一の都道府県」のレッテルを背負った党関係者に、政権交代の喜びはみじんもなかった。
【写真】田村氏を囲み民主党県連幹部らが懸命に支援を訴えたが、「風」は生かせなかった(高知市役所前)
■受け身に
「今回勝てなければいつ勝つのか」。県内小選挙区の壁に阻まれ続けてきた県連。今回の各選挙区の構図も、1区の田村久美子氏が無所属の元知事と非自公で競合。楠本清世氏が臨んだ2区、中山知意氏が雪辱を期した3区も、全国148選挙区で候補擁立を見送った共産が参戦した。
しかし、今回の民主への「風」は非自公勢力の分散を補って余りある勢いで吹き、「県内政党の市民権を懸けた戦い」(大石幹事長)と位置付けた。
東京都議選の終わった7月中旬。世論調査や街の反応から「地殻変動だ。三つともあり得る」。県連は沸き立ち、特に候補者が長期間「どぶ板」で回ってきた1、3区への期待は高まった。
その高揚感は選挙に入ってから、しぼむ。
民主3候補の特徴は良くも悪くも「素人感覚」。自公側は地域の疲弊を背景に「候補者の利益誘導力」を争点に押し込んできた。
自公陣営は、民主政権を仮定した補正予算執行停止など公共事業削減の懸念や労組批判を圧倒的な組織力で展開。政策論争は望むところだったはずの民主側は「攻めるはずが、受け身になった」(県連幹部)。党本部の大物の来援以外に対抗するすべもなかった。
「候補は地域を本当に歩いた。そこに懸ける」。1区のマイク納めの後、陣営幹部はこう祈るしかなかった。
■増す責任
結果は全敗。2、3区は前回より票を伸ばしたが、投票率アップや共産票が流れ込んだ跡から見れば「風を逃した」のは明らかだ。
県連や陣営の楽観論が外に漏れ伝わり、敵陣を刺激するなど戦いのいろはが徹底されていない場面も目についた。自公側の政策批判への反論も、1区ですら動員に不安を持つ中で発信は「点」止まりだった。
政権交代が確実視された段階で「自民の支援団体に『民主が与党になる』とけん制したかった」(県連幹部)が、手勢不足で不発に終わった。
「組織力、戦略を欠いた結果だ」。武内代表は敗因をそう総括するが、政権与党の地方組織になった以上、県連が県民から負う責任は格段に重くなる。
「これほど地域に根差して動いた選挙は初めて。そこで開拓した人脈は財産だ」。武内代表は敗戦下に収穫を見いだし「国、県、市町村を貫く組織づくりを本気でやる」と改革への決意を強調する。
組織の未成熟さを県民にさらした県連。この歴史的惨敗の屈辱を、変革の原動力に変えることができるか―。
(2009年09月02日付朝刊)
5433
:
チバQ
:2009/09/05(土) 16:59:03
http://203.139.202.230/09senkyo/090903dokusen03.htm
③ 誤 算 二大政党対決の間で
麻生太郎首相が総選挙の日程を表明した7月13日の昼下がり。うだるような猛暑の中、高知市の住宅街を橋本大二郎氏が汗をぬぐいながら歩いていた。「知事をやっていました橋本大二郎です」。元知事の来訪に住民は驚きながらも応援の声を送った。
【写真】衆院解散が迫る中、住宅地をあいさつに回る橋本氏。支持者が寄せた思いは(高知市内)
■「なぜだ」
「国の形を変える」と政界再編の旗を掲げて高知1区に立った橋本氏。18年前に草の根旋風を巻き起こし、31万票の驚異的得票で知事に初当選以降、圧倒的な支持を誇った〝常勝者〟がついに敗れた。
一昨年12月に知事を退いた後もその求心力は健在だった。昨秋の本社世論調査では他候補を圧倒し、今年7月初旬時点でも二大政党の自民、民主両候補を上回っていた。
「早くやりたい」。陣営は選挙を待ち望んだ。だが解散は延び、自民への逆風は「民主への風」となって強まっていった。これが〝誤算〟となり、無所属の橋本氏を襲い、支持率は降下した。
「この風は新しい政治の流れを目指す者にも向かい風となって吹く」。橋本氏は7月12日の東京都議選で吹き荒れた民主旋風への警戒心をあらわに訴えた。
選挙戦は知事時代からの草の根、自ら歩いて開拓した新たな支持者から輪を広げていく戦法。街頭演説や選挙カーへの沿道からの反応は他候補をはるかに上回り、その勢いは日に日に増していった。
だが、世論調査の数字は連動しなかった。公示後の本社などマスコミの調査で自民、民主両候補に接戦に持ち込まれ、次第に劣勢になった。「反応は知事選以上なのに、なぜだ…」。見えない「向かい風」に橋本氏や陣営は焦燥感を募らせた。
その焦りは橋本氏の勝負勘までずれさせた。知事退任後の活動を支えてきた後援会スタッフを選挙事務所から中盤で外し、後に入れた草の根グループは橋本氏の指揮への不信から最終盤に撤収。陣営は混乱を極めた。
結果は、民主候補を抑えたものの、対橋本の組織攻勢をかけた自民候補に4700票余り届かず次点。橋本シンパも少なくなかった公明票を固められ、知事選で支援を受けた有力建設業者らが自民に回り、共産も候補を立てる構図となり、発射台も下がっていた。
「もはや過去の人」との声も聞かれ始めている。だが、政権選択を最大焦点とした今回の選挙で、民主候補を上回る票を橋本氏に投じた有権者たちは従来の草の根支持という枠を超え、「自民でも民主でもない新しい政治」を求めた民意ではなかったか。
落選の夜。橋本氏は今後の進路についてこう述べた。「支援してくれた皆さんの思いをくみ取りながら、自分に何ができるかゆっくり考えていきたい」
■共産沈む
県内全選挙区に候補を立てた共産党も二大政党対決の流れに押し流された。各区で大幅に票を落とし、1、3区は有効投票数の10分の1にも届かず、供託金没収の惨敗だった。
「衝撃的だ。票を増やすことはあっても減らすことはあり得なかった」。佐竹峰雄県委員長は驚きを隠さない。共産支持層自体が自公政権打倒の実現性を優先し、民主に流れた。
「激戦に耐え得る実力が足りなかった」。佐竹委員長は選挙戦の総括に着手したが、二大政党化の中で党勢再生をどう図っていくのか。たちまち来夏に迫る参院選で試される。
(2009年09月03日付朝刊)
5434
:
チバQ
:2009/09/05(土) 17:00:03
http://203.139.202.230/09senkyo/090904dokusen04.htm
④ 困 惑 地方の不安どう響く
「民主党には徹底してあらゆるチャンネルで本県の実情を訴えていく。自民党議員は、国会審議の中で実情を伝えていただきたい」
全国を民主旋風が席巻した衆院選から3日後の2日。尾粼正直知事は県選出の与党衆院議員がいなくなることを意識しながら、次期政権への向き合い方を強調した。
【写真】民主候補の応援に駆け付けた小沢一郎代表代行の演説会。国と地方の関係は…(高知市の中央公園)
■転換
尾粼知事は一昨年12月の就任以来、自主財源が乏しい本県の財政事情を踏まえ、国からの予算確保、事業導入を重視。財務官僚時代に培った省庁の人脈などを駆使し〝成果〟を挙げてきた。
それは「国を使い倒す」現実主義的な対応だったが、脱官僚を掲げる民主党は新政権で、首相直属の国家戦略局を設置。予算編成などを政治主導にシフトする。自公政権が経済対策で編成した本年度補正予算も未執行分を停止して組み替える構えだ。
本県への影響は不確定だが、補正予算で積む「安心こども基金」などは県議会7月定例会で既に可決され、事業に着手。医師確保や新安芸病院建設に活用する特例交付金は100億円を見込み、計画策定が進んでいる。
「ほかにも国から予算内示を受けている事業がある。どこまで停止されるのか」。恩田馨県総務部長は戸惑いを隠せない。それは市町村も同じだ。
民主党はガソリン税などの暫定税率も廃止する方針だが、本県には昨年度約56億円(県34億円、市町村に22億円)が交付され、道路整備などに充てられてきた。
「代わりの財源をどこに求めるのか」(吉岡章高知市副市長)、「高知南国道路の一時凍結のように、地方の実情を理解しない都会型の判断があってはならない」(橋詰寿人南国市長)。新しい政権への期待感が全国に広がる一方で、県や市町村は〝交代のきしみ〟に揺れている。
■「選択」の声
政権交代への不安は県内産業界からも聞かれる。
「公共事業削減となれば、倒産が増え大変なことになる。高知の場合はどこが無駄かと言うくらい無駄な事業はない」
今回衆院選でも自民党を推した県建設業協会。三谷一彦会長は民主党が打ち出す「無駄な公共事業の削減」に反論し、「今後は自民、民主を問わずあらゆる人脈をたどり、首長らと新政権に声を上げていく」と危機感をあらわにする。
農家への戸別所得補償の一方で、農産物の輸入を自由化する日米自由貿易協定(FTA)の締結を基本姿勢とする民主党の農業政策にも、農協関係者の抵抗感は強い。
「食料自給率向上の一方で、農業に壊滅的な打撃を与えかねないFTA交渉の促進も盛り込む矛盾の整合性は取れるのか」。JA高知中央会の山崎実樹助会長は疑問を呈しながらも「民主党にどう話をつなげばいいのか…」。
民主党は公約で、地方の自主財源を大幅に増やして地域主権の確立も掲げる。それは地域の暮らしを守るという約束でもある。
だが、さまざまな面で不安が広がるのも事実。全国情勢とはねじれの結果を選んだ有権者の「選択」の声は、新政権に届くのか―。
(2009年09月04日付朝刊)
5435
:
チバQ
:2009/09/05(土) 17:01:14
http://203.139.202.230/09senkyo/090905dokusen05.htm
⑤ 選 択 誰が「勝った」のか
自民党が議席を独占した県内3選挙区。それは紛れもない民意であり、有権者は県民の代弁者として前職3人を選んだ。
しかし―。選挙後、何となく軸足が決まらない、不安定な感覚にとらわれる。
突き詰めれば、全国情勢と県内の選挙結果の「ずれ」だろうが、それだけで十分な説明とは言えない。今回の選挙で、本当に勝ったのは誰かが見えてこないからだ。
【写真】有権者が託した1票に、県内政党はどう応えていくのか(高知市内)
■もしも…
選挙戦を文字通り「戦い」ととらえるなら、県内選挙区では自民党が勝者であることは間違いない。
前職の危機感を前提に、公明党と連携。地域の疲弊や将来への不安をうまく得票につなげた。戦術、戦法で他を完全に上回った。
だが、選挙は結果がすべてであり、「たら」「れば」は通用しないことを百も承知で考えてみたい。
例えば、無党派層の動向が鍵を握る高知1区。もし元知事が参戦していなければ、結果はどうだったろう。支持政党のない有権者の多くは、民主党候補に流れたことが容易に想像される。
比例代表の投票先では、前回衆院選より有効票が1万3千票以上伸びる中で、自民票は約8千票もダウン。政権運営に対する批判は確かにあった。
民主党がもし候補者選定の段階から十分に練り、幅広い層に風をアピールできたとしたら…。比例票は前回より3万3千票も上積みし、県内第1党の座を維持しただけに、もったいない話だ。
四国の議席維持が絶対命題だった公明党。それは果たしたが、太田昭宏代表ら党幹部が議席を失った痛手はあまりに大きい。
地道な地域活動を続ける共産党候補にとっては、供託金の没収(2人)は屈辱のはず。民主党候補を推薦した社民党にしても、結果にはつながらなかった。
投票から3日後、本紙は主要政党の県幹部らを招いて座談会を開いた(7日付「ファインダー」で詳報)。その際、幹部らの複雑な表情は「勝者が見えない戦い」を物語っているように思えて仕方ない。
■与党議員ゼロ
小選挙区で自民党候補が独占したのは本県以外に福井、鳥取、島根の3県。この3県では民主党候補が比例復活した。つまり、衆議院議員480人の中に与党議員がいないのは本県だけとなる。
これを単に、選挙区候補の巡り合わせのあやとするのか。それとも、近く誕生する民主党政権への疑問提示と見るのか。
一つ言えるのは、圧倒的多数が同じ方向になだれ打つ社会は、決して健全な姿ではない。ブームや雰囲気に流されることの危険性は、4年前に経験したはずだ。
県内各党は来年の参院選に向け、組織強化や立て直しに全力を挙げることになる。そこでは候補者問題にとどまらず、その先まで見据えて、民意をくみ取る基本戦略が問い直されるべきだ。
それでこそ、今回の選挙に歴史的な意義を見いだすことができる。
(2009年09月05日付朝刊)=おわり
5436
:
チバQ
:2009/09/05(土) 17:05:25
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20090901ddlk15010164000c.html
「民主独占」の衝撃:検証’09衆院選/上 民主「03年から流れ」 /新潟
◇自民、保守色強化で民意離れ
「政権選択」が焦点となった衆院選は、民主が県内全6小選挙区で議席を独占する大勝に終わった。小選挙区で自民議員のいない「自民空白県」となり、県内勢力地図は大きく塗り替わった。地殻変動はなぜ起こり、県政はどう変わるのか。選挙戦を振り返った。【岡田英、小川直樹】
「日の丸・君が代を認めない人たちがいる政党を信頼できますか? 皆さん、目を覚ましてほしい」。選挙期間中、1区の自民前職、吉田六左エ門氏(69)は街頭演説で、民主党と支持団体・日教組への批判を強めた。
無党派層の取り込みが厳しい中、どの候補も従来の自民支持層固めが頼みの綱だった。なかでも吉田氏は「日本古来の保守思想を受け継ぐ」と、保守色を前面に出しアピールした。
8月30日夜の開票の結果、吉田氏は民主前職の西村智奈美氏(42)に敗れ、重複立候補した比例代表での復活当選もならなかった。医療や年金、雇用、子育てなど暮らしの課題が有権者の大きな関心事だった。落選後、吉田氏は「自分たちの考えと有権者の思考に大きな隔たりがあった」と無念さをにじませた。
毎日新聞の出口調査では、いずれの選挙区でも自民支持層で自民候補に投票したのは5〜6割。3〜4割は民主候補に票を投じており、3区では約半数に及んだ。保守色を強めたのは吉田氏だけではなかった。だが自民候補たちは従来の支持層さえも固められなかった。ある県議は「民意は政治を変えたいと思っているのに、先祖返りしては支持の広がりを望めるはずもなかった」と敗因分析した。
◇
県内6小選挙区を独占し、自民候補の比例復活を一人も許さなかった民主。今回は一時的な追い風に乗っただけだったのか。民主を全面支援した連合新潟の江花和郎会長は「新潟では、03年に政権交代への流れができていた」と、突然変異的な勝利ではないと指摘する。
新潟では02年の参院補選以来、民主、自由、社民、連合の非自民勢力が連携し、「新潟方式」と呼ばれる共闘態勢をつくった。民主は03年の衆院選で西村氏、4区の菊田真紀子氏(39)という若手議員を誕生させ、県内で基盤を築いた。自民が全国的には圧勝した05年衆院選も、県内小選挙区での獲得議席は民主3、自民2と上回った。今では共闘は崩れたが、新潟方式は遺産として残ったという。そして強い自民批判の風に乗った。
「自公政治への有権者の不満、生活や将来への不安はあまりにも大きかった。自公批判の裏返しとして民主に票が集まった」。民主県連幹事長の佐藤信幸県議は、民主が必ずしも有権者から全幅の支持を集めたわけではないと認める。
悲願の政権交代を目前にしているが、マニフェスト(政権公約)を着実に実行できるのか。民意を見誤り、失望させては、今度は民主が「ノー」を突きつけられることになる。
5437
:
チバQ
:2009/09/05(土) 17:07:14
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20090902ddlk15010213000c.html
「民主独占」の衝撃:検証’09衆院選/下 国との橋渡しは誰に? /新潟
◇担い手の自民、衆院議員激減
「政権交代で施策が見直される。情報を取っていかないと適切な対応ができない」。県の10年度当初予算案について要望に訪れた農協関連団体の幹部に、泉田裕彦知事の代理で応じた小熊博副知事は、そう答えるのが精いっぱいだった。
政府の09年度補正予算で盛られた46基金4兆3000億円についても、民主は大半の見直しを検討。県はこのうち8基金を9月県議会に提出する補正予算案に盛り込む予定だが、民主政権が誕生すれば凍結される可能性もある。そうなると業界団体から反発が予想され、県はかたずをのんで民主政権への移行を見守る。
「これまで自民の衆院議員を通して各省庁に話をしてきたが、民主はそういうところも否定するんだろう」。ある県幹部は、地方と国をつなぐ情報のパイプ役を担ってきた自民衆院議員が激減したことに、頭を抱えた。
民主県連は、県執行部と国会議員の直接のやりとりに反対。県連が窓口になって橋渡しをするというスタンスだ。幹事長の佐藤信幸県議は「直接では『私のところにはなぜ話がこない』と国会議員の間で不協和音が生じてしまう。すべて私を通してもらう」
◇
「住民に近いところで意思決定される仕組みが実現されることを期待したい」。衆院選から一夜明けた31日、泉田知事は、国が自治体の使途を制約する「ひもつき補助金」を批判し、地方が自由に使える地方一括交付金を掲げる民主の政権を歓迎した。
だが中央が民主政権になっても、県議会では定数53のうち自民33議席、民主9議席で、自民が大半を占め、国会と県議会で「ねじれ」が生じる。新政権によって地方分権が推進され、地方の裁量が大きくなったとしても、ねじれによって議案の採決が進まなくなるおそれもある。
佐藤県議は「当面は自民と共同提案していくことになるだろう」と話す。一方で「意見が一致しない場合は反対する。結局は選挙で議員を増やしていくしかない」と、早くも2年後の県議選をにらむ。「政権を取ったことで、こちらに話しに来る業界団体は増えるだろう」
◇
歴史的惨敗から一夜明けた31日、自民党県連が開いた党議。会議前、テーブルに昼食が並べられたが、県議らの間に会話はなく、食器の音だけが響いた。
「このままでは自分たちの選挙も戦えない。県連として組織の立て直しを」。出席した県議からは県議選への影響を案じる声があがった。幹事長の渡辺惇夫県議は「個人よりまず党の再生。捲土重来(けんどちょうらい)の体制づくりをしていかねば」と組織再建を強調した。
「県議会での与党はおれたちだ」。自民県議らはそう自負し、逆に結束を強めようとする。自民が虎視眈々(たんたん)と狙うのは、来夏の参院選までに民主政権がマニフェスト(政権公約)を実現できずに瓦解することだ。渡辺幹事長は「公約にあわない対応をしていれば、毅然(きぜん)とした対応をしたい」。【岡田英】
5438
:
とはずがたり
:2009/09/05(土) 17:15:26
>>5433
こんなことがあったんですねぇ。此では勝てない。
>知事退任後の活動を支えてきた後援会スタッフを選挙事務所から中盤で外し、後に入れた草の根グループは橋本氏の指揮への不信から最終盤に撤収。陣営は混乱を極めた。
4年後民主から出るぐらいしか手はないですね。
5439
:
とはずがたり
:2009/09/05(土) 17:21:33
2009衆院選:数字から見えるもの /高知
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20090903ddlk39010445000c.html
自民前職の3人が議席を独占した衆院選。得票数や出口調査によると、3選挙区とも民主候補は民主支持層を7割以上固め、共産支持層や無党派層からも票を獲得したとみられるが、組織力をフル回転させて票を手堅くまとめた自民候補には及ばなかった。得票数などのデータから見えるものとは−−。【服部陽】
◆1区
◇橋本、田村氏が票の奪い合い
3人が競り合うと予想された1区。自民・福井氏は前回の5万3754票から、4万4068票に減らしたが、4選を果たした。勝因は、建設業や農業などの支援団体や県議・高知市議などの組織固め。自民県連では当選安全ラインを4万2000票前後と設定し、「あと5000票は必要」などと具体的な目標を掲げ、個人演説会で登壇する弁士が訴えるよう徹底した。さらに自公協力も強化。定期的に意見交換を開いて信頼関係を構築し、福井氏自身も「比例は公明」を連呼した。
一方の無所属・橋本氏と民主・田村氏。出口調査によると、田村氏は民主支持層の7割を固めたが、橋本氏に2割が流れた。また、田村氏の陣営が「いかに取り込むかが課題」と位置付け、橋本陣営も「知名度は自信がある」と手を伸ばした無党派層。出口調査では、橋本氏4割、田村氏3割と票を分け合う格好となった。自民県連幹部が選挙前、「互いに票を奪い合い、組織力で首一つ抜け出せれば」と語っていたシナリオ通りに、組織票をまとめた福井氏が浮上。全国で最も低い得票率32・53%での当選だった。
◆2区
◇楠本氏、民主票まとめきれず
自民・中谷氏は前回を5000票以上上回る7万5554票を獲得し、地力を見せつけた。民主・楠本氏は前回の民主候補より約5000票を上乗せ。一方で、共産・山中氏は前回候補比約8000票減の1万4225票だった。
比例票でみると、民主が得票率39・81%で、自民の26・84%を上回ったが、公明票を上乗せした自公の43・50%には及ばなかった。楠本氏は民主票の8割近くを固めたが、残り2割近くが中谷氏に流れ、取りこぼした形となっており、中谷氏はさらに公明票の8割以上を上乗せし、圧倒した。
共産は「党躍進付きの政権交代」を主張。共産支持層は小選挙区では政権交代を優先し、楠本氏に投票したと見られ、出口調査でも共産支持層の2割以上が楠本氏に流れている。
◆3区
◇自公協力徹底、9割固める
3区でも、自公協力が前回よりも徹底された自民・山本氏は前回並みの7万4489票を獲得した。2度目の挑戦となる民主・中山氏は前回から約1万1000票を上積みした。
比例票でみると、民主は得票率40・14%と自民の27・45%を上回ったが、自公の45・78%には届かなかった。中山氏は民主票の8割以上を固めたが、山本氏は自民票の9割以上、公明票の9割近くをまとめた。
共産・村上氏は前回候補よりも約1万票を減らした。共産支持層の4割が中山氏に流れたためで、中山氏はさらに無党派層の5割以上に浸透したが、全市町村で山本氏の得票を上回ることはできなかった。
◆比例区
◇民主が第1党、16万票超 自民10万票台回復−−07年参院選比
比例では05年衆院選、07年参院選に引き続き、政権交代ムードの追い風を受けた民主が県内第1党に。05年約13万4000票、07年約13万8000票を獲得。今回は約16万7000票と躍進した。一方、自民は07年参院選で10万票を割り込み、約9万4000票だったが、今回は約10万8500票まで回復した。公明は自公協力が功を奏し、前回の約7万票から3000票以上を上乗せした。
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◇小選挙区の得票数、得票率◇
<1区>
福井照(自前) 44068 32.53%
橋本大二郎(無新) 39326 29.03%
田村久美子(民新) 38117 28.14%
春名直章(共元) 13072 9.65%
桃田妙子(諸新) 890 0.66%
<2区>
中谷元(自前) 75554 53.42%
楠本清世(民新) 49842 35.24%
山中正博(共新) 14225 10.06%
伊東理砂(諸新) 1822 1.29%
<3区>
山本有二(自前) 74489 49.42%
中山知意(民新) 64777 42.98%
村上信夫(共新) 10376 6.88%
北村健行(諸新) 1079 0.72%
毎日新聞 2009年9月3日 地方版
5440
:
名無しさん
:2009/09/05(土) 17:23:14
>>5438
根拠はないのですが、来年の参院選に出馬かな?
もう歳だし、次期総選挙まで待てないのでは?と想像しています。
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