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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

1266荷主研究者:2011/08/08(月) 00:51:42

http://sendai.keizai.biz/headline/966/
2011年07月22日 仙台経済新聞
「仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール」開業−震災で3カ月遅れて

オープン直後の様子。出迎えたアンパンマンとバイキンマンに子どもたちが抱きついた

 仙台駅東口そばに7月22日、「仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール」(仙台市宮城野区鉄砲町、TEL 022-298-8855)がオープンした。

 同施設は「それいけ!アンパンマン」をテーマにした参加・体験型のミュージアムで、神奈川県横浜市、三重県桑名市に続く3都市目の出店。当初は4月22日のオープンを予定していたが、東日本大震災で建物のガラスが割れるなどの被害を受けて延期。復旧工事が済み、関係各所の体制も整ったことから、3カ月遅れで開業にこぎ着けた。

 敷地面積は7117平方メートルで、「ミュージアム」と「モール」の2つからなる。「ミュージアム」は、アンパンマンの世界が楽しめる展示やアトラクション、ステージショー、映像プログラムを上映する「やなせたかし劇場」などで構成。「モール」は、キャラクターグッズを販売するショップをはじめ、ベーカリーショップ、ファミリーレストラン、カフェ、ヘアサロン、写真スタジオなど、親子で楽しめる20店舗が出店する。

 オープン当日は、家族連れを中心に約2500人が列を作った。オープニングセレモニーでは、アンパンマンの登場キャラクターと主題歌などを歌う双子ユニット・ドリーミングが歌と踊りを披露。アンパンマンの声を務める女優・戸田恵子さんも駆け付け、テープカットを行った。「キャラクターがそろって踊っているのを見て涙が出そうになった。まだまだ大変なことがあると思うが、みんなで力を合わせて頑張ってほしい。皆さんもミュージアムにどんどん遊びに来てもらえれば」と来場者に呼び掛けた。

 同施設広報担当者は「震災後の停電で暗い中、ラジオに『アンパンマンのマーチ』のリクエストが多く寄せられたと聞いている。アンパンマンが発信する『愛と勇気』『やさしさと友情』のメッセージを体感できる空間なので、震災で怖い思いを経験した子どもたちや親御さんに元気と笑顔を届けるお手伝いができれば」と話す。

 営業時間は、ミュージアム=10時〜18時、ショッピングモール=10時〜19時。入場料金は1,500円だが、当面は復興支援価格として1,000円に値下げする。

1267荷主研究者:2011/08/08(月) 00:54:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110724t15003.htm
2011年07月24日日曜日 河北新報
仙台空港アクセス線 仙台―美田園間で部分開通

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110723020jd.jpg
再開区間では、久しぶりにホームに利用客の姿が戻った=23日午前10時すぎ、名取市の杜せきのした駅

 東日本大震災で被災し、全線運休していた仙台空港アクセス線(仙台―仙台空港、17.5キロ)が23日、仙台―美田園間で部分開通した。全線復旧は9月末の予定。利用が再開された駅には、震災から4カ月ぶりに利用客の姿が戻った。

 JR東北線と分かれる名取―仙台空港間の復旧が進まず、これまで同区間をバスで代行していた。この日、仙台からの直接乗り入れを再開し、震災前の約7割の本数を確保。バス代行が続く美田園―仙台空港間(3.3キロ)を含め、全線の所要時間は平均で40分弱になる。

 イオンモール名取エアリ(名取市)につながる杜せきのした駅には、多くの通勤客や買い物客が降り立った。南仙台駅から利用する会社員佐藤有紀さん(28)=名取市=は「直通になって30分は早く着けた。助かる」と職場に向かった。家族と映画を見に来た白石二小4年の遠藤士雄凌(しおり)君(9)=白石市=は名取駅から利用。「バスより楽でうれしい。もっと来たい」と話した。

 残る美田園―仙台空港間の再開は、仙台空港の全面復旧に合わせた9月末を目指す。運行する仙台空港鉄道(名取市)の斎藤進社長は「利用者に迷惑をかけたが、再開でき感無量。全線開通に向け、復旧工事を進めたい」と語った。

1268荷主研究者:2011/08/08(月) 00:55:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110724t11013.htm
2011年07月24日日曜日 河北新報
山元町が復興方針、高台移転促す JR常磐線内陸迂回案も

 宮城県山元町は東日本大震災の復興基本方針案を固めた。最大の焦点となるJR常磐線のルート設定は、内陸部に大きく迂回(うかい)する案を盛り込んだ。中心市街地の形成による「コンパクトなまちづくり」を目指し、津波で被災した沿岸住民の高台移転を促す。

 常磐線のルートについては「津波による機能喪失が再び起きないような位置に復旧することを基本とする」とし、国道6号西側に迂回する案を提示した。

 新たなまちづくりと一体的に整備するため、国や県、JRと調整を進める方針を示した。

 新たな土地利用に当たっては「居住地」「産業用地」「防災緑地」などのゾーンを設定した。

 居住地ゾーンは、国道6号西側に公共施設や駅を核とし、商業施設の誘致を図るなどして中心市街地の形成を図る。

 高台には生活や防災、福祉の拠点となる住宅団地を造成し、津波で被災した住民の集団移転を促す。仮設住宅の入居期限も踏まえ、高齢者に配慮した公的住宅の供給も盛り込んだ。

 産業用地ゾーンは2カ所を想定。現在の常磐線と国道6号に囲まれた中央の平野部に水田や畑を集約し、常磐自動車道山元インターチェンジ周辺では企業や施設園芸作物の生産、産直施設などの集積を目指す。避難路となる道路を整備し「職住分離」を図る。

 町が全世帯を対象に行った意向調査の速報結果によると、「鉄道や道路は新しい位置を検討すべきだ」という回答が全体の80.9%に上った。

 望ましいまちづくり(複数回答)は「公共交通機関が利用しやすい便利なまち」が48.8%で最も多く、町は基本方針への反映を目指す。

 町は24日に開く震災復興会議などを経て、7月中に基本方針をまとめ、年内に復興計画を策定する予定。

1269荷主研究者:2011/08/08(月) 01:23:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110725t12030.htm
2011年07月25日月曜日 河北新報
復興へ空からのろし 仙台空港国内定期が完全復活

国内定期便の再開と国際臨時便の就航を祝い、テープカットをする関係者=25日午前7時50分ごろ、仙台空港ターミナルビル

 東日本大震災の津波で大きな被害を受けた仙台空港で25日、国内定期便と国際臨時便の運航が再開された。空港の主要機能は震災から4カ月半で回復し、復興を目指す東北の地域経済、観光への波及効果が期待される。

 震災後の国内定期便の1番機となったアイベッスエアラインズの福岡行きは、機材トラブルのため定刻から42分遅れの午前9時7分、離陸した。午前11時51分には国際臨時便のユナイテッド航空グアム線も出発した。

 就航に先立ち、この日から使用が再開された旅客ターミナルビル2階の出発ロビーでは、村井嘉浩宮城県知事、大西賢日本航空社長、洞駿全日本空輸副社長らがテープカットし、本格復旧を祝った。

 村井知事は「国内外へのネットワークが広がり、宮城のみならず、東北の復興に弾みがつく。大きな経済効果が期待できる」と歓迎した。

 4月13日から臨時便での運航が続いていた国内線は、ターミナルビル2階の復旧で旅客受け入れ能力が回復。震災前より1往復多い8路線41往復の定期化にこぎ着けた。

 国際線はチャーター便に限って、6月23日から再開していた。定期便は、ユナイテッド航空が10月2日からのグアム線再開を表明している。ターミナルビル3階を含む空港の全面復旧と、仙台空港アクセス線の全線開通は9月末の見通し。

1270荷主研究者:2011/08/08(月) 01:24:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110727t72001.htm
2011年07月27日水曜日 河北新報
仙台港にコンテナ運搬車 名古屋の業者無償提供

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110726014jd.jpg
仙台港に到着した寄贈されたコンテナ運搬車両=26日午前8時30分ごろ

 被災した港の物流業者を支援しようと、コンテナを運ぶ専用車両が名古屋市の業者から無償提供され、仙台市宮城野区の仙台港に26日到着、塩釜港運送(宮城県塩釜市)に引き渡された。

 提供された車両は、仙台港のコンテナヤード内で使用される2両。名古屋港運協会(名古屋市)が地元業者から引き取り、東北港運協会(仙台市)を通じて寄贈した。

 震災では仙台港で操業する物流2社の計11両のうち9両が使用不能となるなど、太平洋側の業者が大きな被害を受けた。日本港運協会(東京)は各地の港運協会に、車両を含む荷役機器などの提供を呼び掛けていた。

 今後は名古屋市と福岡県内の業者から、さらに3両が東北協会に寄贈される予定。うち2両は仙台港で操業する別の業者に、もう1両は宮古港(岩手県宮古市)の業者に渡される見通し。全国からはクレーンなどの提供申し出もあるという。

 東北協会の神崎祥二会長は「太平洋岸の業者は多くの機器、資材を失っており、支援は心強い。提供された機器類を港の正常化に役立てたい」としている。

1271荷主研究者:2011/08/14(日) 13:30:44
>>1250
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420110728eaap.html
2011年07月28日 日刊工業新聞
東北大、ロボで被災キャンパス調査−陸と空から3次元データ収集

 東北大学は30、31日に米国の研究者と共同で、東日本大震災で被災したキャンパス内の建物でロボットの実証試験を行う。同大で開発した小型移動ロボットと米国の超小型飛行ロボットを使い、被害状況を調査する。

 陸と空の情報を組み合わせれば被害をより正確かつ安全に把握できる可能性があり、その有用性を検証する。人間が入るには危険な場所の状況を調査する技術の確立を目指す。成果は8月1日に同大で開かれる特別講義で発表する。

 実験するのは東北大学の田所諭教授と、米ペンシルベニア大学のビジェイ・クマー教授。1日に同大に設置された「極限ロボティクス国際研究センター」の初めての実質的な活動となる。実験は田所教授らが開発した小型移動ロボット「クインス」と、クマー教授が開発した超小型飛行ロボット「ペリカン」を使って行う。

1275荷主研究者:2011/08/14(日) 14:18:51
>>1119-1120
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110802t12015.htm
2011年08月02日火曜日 河北新報
ホテル仙台プラザ、破産を申請 負債8億円

 仙台市青葉区のシティーホテル運営、ホテル仙台プラザは1日までに、仙台地裁に破産を申請した。代理人によると負債額は約8億円。ホテルはことし3月13日で閉館していた。

 従業員約180人は4月6日付で全員解雇していた。代理人によると、独立行政法人労働者健康福祉機構の未払い賃金立て替え制度を使って、退職金を支払う方針。閉館発表後に、宮城県内の宿泊施設などから協力の申し出があった再就職については「震災の影響などで思うように進んでいないとみられる」という。

 ホテル仙台プラザは1888年、「陸奥別館青木ホテル」として仙台駅前で創業し、1975年に青葉区本町に移った。ピーク時(93年)の年間売上高は約33億円に上ったが、近年は経営環境が急速に悪化。土地・建物の所有者との賃貸契約をめぐる協議がまとまらず、営業継続を断念した。

 ことし3月7日に同25日での閉館を発表したものの、震災による設備損傷などを受けて閉館を早めた。

1276荷主研究者:2011/08/14(日) 14:40:30
>>1271
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720110802eabd.html
2011年08月02日 日刊工業新聞
東北大、ロボで被災状況調査の実験報告会

 【仙台】東北大学大学院工学研究科の田所諭教授らのグループは1日、仙台市青葉区の東北大青葉山キャンパスで、米国研究者と共同で実施した災害対応ロボットによる被災状況調査実験の報告会を開いた。米ペンシルベニア大学が開発した小型飛行ロボット「ペリカン」と、東北大が開発した小型移動ロボット「クインス」を組み合わせて、東日本大震災で被災した東北大の校舎内の3次元データの取得に成功した成果などを報告した。

 実験に参加した永谷圭司東北大准教授は「二つのロボットの協調が本当に実現できた。通信や充電の部分を改良すれば、(福島第一原子力発電所の状況調査などに)実際に役立てると実感した」と話していた。

 実験は7月28―31日まで実施。がれきの上を走行できるクインスの上に、小さな空間を動き回れるペリカンを乗せ、校舎内の形状評価を行った。

1277荷主研究者:2011/08/19(金) 13:35:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110806t11035.htm
2011年08月06日土曜日 河北新報
JR常磐線 宮城・山元町長、内陸迂回案に理解求める

 宮城県山元町の斎藤俊夫町長は5日、町役場で記者会見し、東日本大震災の影響で亘理駅以南が不通となっているJR常磐線の山下駅までの暫定復旧について「現実的ではない」と述べ、町が示した内陸迂回(うかい)ルート案への理解を求めた。暫定復旧は沿線住民が求めている。

 斎藤町長は「現在の山下駅には、交通の結節点になることができる機能が備わっていない」と説明。「できるだけ早い時期に町内に新しい駅をまず一つ造り、南の自治体につないでいければいい」と話した。

 津波で壊滅した町内の山下駅、坂元駅の駅舎については「1カ所への集約は難しく、二つの駅が不可欠」と強調。新たな駅舎の位置は山下駅を国道6号の東側、坂元駅を西側とする方向で検討する考えを示した。

 仮設住宅については、追加で建設中の83戸が今月12日までに完成するとの見通しを示した上で「お盆までには希望者全員が入居できる」と述べた。

 町内で1カ所残っている避難所は、自宅の修理を待つ被災者がいることから当面運営を続ける。

 町は土地利用計画などを盛り込んだ復興基本方針を決めた。早ければ今月下旬にも町民説明会を実施する。

1278荷主研究者:2011/08/19(金) 13:36:48

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110806t12002.htm
2011年08月06日土曜日 河北新報
仙台ワシントン 13年春に復活 旧サンルート跡に開業

 ワシントンホテルチェーンなどを経営する藤田観光(東京)は5日、JR仙台駅前に仙台ワシントンホテル(仮称)を開業すると発表した。オープンは2013年春で、震災復興需要などを見込む。

 立地場所は4月末に閉館した仙台市青葉区中央4丁目のホテルサンルート仙台の跡。土地を所有する機械工具商社の菊重(仙台市)が近く既存ビルを解体、地上9階の新ビルを建設する。藤田観光がほぼ全館を借り、1階を直営レストラン、2〜9階を客室(シングル198室、ツイン25室)とする予定。シングルは広めの18平方メートルを確保する。

 藤田観光は全国30カ所でワシントンホテルを展開。東北には青森、山形、福島3県に9館を持つ。仙台市内にあった2館は不採算を理由に2002年と08年に相次いで閉館した。同社広報部は「閉館後も仙台で適地を探していた。最新型ホテルを目指し、東北復興を加速させる一助になりたい」としている。

1279荷主研究者:2011/08/19(金) 14:32:48

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2011/08/06 建設新聞
仙台市・青葉山公園の整備計画
国際センター周辺地区の基本設計を委託 追廻地区など約14㌶の整備概要かたまる

 仙台市を代表する観光名所の1つである青葉山公園の整備計画が具体化してきた。3月11日に事業計画の変更認可を受け、追廻地区など約14㌶の整備概要がまとまったほか、新たに認可区域に編入する国際センター周辺地区の基本計画と基本設計を作成するため5日に指名競争入札を行い、パシフィックコンサルタンツに業務を委託した。来年度は追廻地区の遺跡発掘調査に着手するとともに、国際センター周辺地区の詳細設計をまとめ、2013年度の着工を目指す。

 公園内の観光資源はこれまで仙台城本丸跡を中心とする国史跡指定地区がメーンとなっていたが、今後は杜の都のシンボル・広瀬川に面する追廻地区で、豊かな自然を生かした散策路や広場の整備、片倉小十郎屋敷跡に計画中の情報提供・展示機能を有する公園センター(仮称)の建設などハード事業が本格化する。さらに15年度開業予定の地下鉄東西線建設事業では、同公園の最寄り駅となる国際センター駅(仮称)が建設中で、隣接する宮城県スポーツセンター跡地には公園の玄関口にふさわしい良好な景観を施し、来訪者の交流の場となる機能を確保する計画だ。こうした集客エリアの拡大に加え、課題となっていた交通アクセス面も大幅に改善されることで、リピーターを含めた来園者の拡大につながることが期待できる。

 整備概要が確定した追廻地区などの約14㌶は、仙台城本丸跡を有する国史跡指定地区の東側に位置し、追廻住宅やテニスコートがあるところ。計画によると(詳細は図参照)、同地区の北側に位置する片倉小十郎屋敷跡に、公園内の管理や情報提供、展示機能を持った公園センターを配置。整備に当たっては、今後の発掘調査や歴史資料などを参考にしながら、武家屋敷をイメージした歴史的なデザインを採用する見通しで、国際センター駅周辺整備に関する検討結果を踏まえながら、施設機能を含め検討を進めていく。

 さらに同地区の中央部には、藩政時代の馬場のような広がりを体感できる中央広場や、広瀬川に親しみながら憩うことができる桜の小径を整備。このほか、広瀬川や竜ノ口渓谷といった豊かな自然が残る貴重な周辺環境を生かし、自然散策広場や自然散策路を整備するとともに、老朽化したあずまやや外柵など既存施設の改修、樹林地の間伐・枝払いを行い、良好な眺望を確保する。

 また、今年度で新規に事業計画の認可区域に編入する国際センター周辺地区は、宮城県スポーツセンター跡地や西側の道路を挟んだエリアの約6㌶が対象。パシフィックコンサルタンツに委託した基本設計業務では、ゾーニングなどの基本計画をまとめた上で、国際センター周辺とスポーツセンター跡地の約5㌶を対象に基本設計を作成する。履行期間は12年3月30日まで。

 整備に当たっては、国際センター駅からの玄関口として良好な景観を確保するとともに、市内外から来訪する人々の交流の場として機能する空間とする。同エリアのほか、公園区域外の仙台商業高校跡地を含めた同駅周辺の整備計画については「地下鉄東西線(仮称)国際センター駅周辺整備に関する懇話会」で検討作業が進められていることから、懇話会での議論を踏まえ、公園内の整備計画を策定して認可区域に編入する方針だ。

 今後の予定では、来年度で追廻地区の遺跡発掘調査と国際センター周辺地区の詳細設計に着手。来年度から順次工事に入り、国際センター周辺地区は15年度、追廻地区は16年度にそれぞれ整備を完了させて事業完了を目指す。

 なお、公園整備計画の基礎調査は国際開発コンサルタンツ、基本計画修正等業務は協和コンサルタンツが担当した。

2011/08/06付1面に掲載

1280荷主研究者:2011/08/19(金) 14:33:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110809t11005.htm
2011年08月09日火曜日 河北新報
仙台港に1周7.8キロの防潮壁 復興会議方針集約

 宮城県は8日、県庁で仙台塩釜港復興会議の最終会合を開き、同港の復旧・復興方針をまとめた。仙台港では港湾一帯に総延長約7.8キロの防潮壁を新設し、岸壁機能の保護とともに製油所や工業地帯、港背後地の市街地を津波から守る計画を打ち出した。

 防潮壁は港湾道路に沿うように、仙台港の12埠頭(ふとう)全体を1周する形で整備する。新たな防護ラインと位置付け、高さは1〜2メートル程度を想定している。

 塩釜港は、港湾部分と市街地の距離が近く、防潮堤など多重防護施設の新設が難しいことから、既存の防潮堤(高さ3.6メートル)の再整備で対応。地盤沈下などで低くなった部分をかさ上げする。

 被害が大きく復旧のめどが立たなかった仙台港高砂2号埠頭について、県は10月中にも一部利用を再開することを明らかにした。埠頭の330メートルの岸壁のうち、180メートルを部分復旧させ、北米航路の大型コンテナ船を接岸可能にする。

 残りの150メートル分も11月中の応急工事完了を目指す。被災したコンテナ用のガントリークレーンは4機中1機の修理が終わり、今月末までに稼働させる。

 県は、同埠頭の復旧工事を2012年度末までに完了させる方針。これで仙台港の全12埠頭が本格復旧する。

 仙台塩釜港復興会議は国、県と同港の周辺自治体、港の利用企業でつくる仙台国際貿易港整備利用促進協議会などで構成。今回まとめた復旧・復興方針は、新年度予算編成などに反映させる。

1281荷主研究者:2011/08/19(金) 14:34:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110809t13004.htm
2011年08月09日火曜日 河北新報
宮城の人口2万1380人減 震災影響色濃く

 宮城県は8日、東日本大震災後、初となる県内の推計人口を公表した。7月1日現在の県人口は232万5473人(男112万8554人、女119万6919人)で、震災前の3月1日現在と比べ、2万1380人減少した。4カ月間の死亡は1万6487人、県外転出は3万4438人に達し、大震災の影響が色濃く表れている。

 自然動態は4カ月間の出生が6055人で、1万432人減った。県内の市町村間と県内外への移動を合わせた社会動態は、転入5万8803人、転出6万9751人で1万948人減少した。県外からの転入は2万2220人だった。

 主な被災自治体の推計人口は表の通り。女川町と南三陸町は、被災した住民基本台帳ネットワークが未復旧で推計できず、県人口は3月1日現在の数値を適用した。

 減少幅が最も大きいのは石巻市の7844人。気仙沼市3406人、東松島市2203人、山元町1835人、仙台市1390人、亘理町1016人だった。

 自然減は石巻市の3580人が最も多い。気仙沼市は1238人、東松島市は1030人、名取市は848人で、仙台市は654人減少した。

 社会減も最多は石巻市の4264人。気仙沼市は2168人、多賀城市は1406人、東松島市は1173人、山元町は1159人と続いた。

 仙台市は宮城野区で1749人、若林区で840人減ったが、青葉区は1139人増、太白区も881人増え、市全体では736人減となった。

 4カ月間で人口が増えた自治体は内陸部を中心に11市町村あった。富谷町が最も多く415人、利府町は319人、大和町は273人だった。

 県統計課は「2千人余の行方不明者と住民票を異動せず県外避難中の県民は増減に表れない。震災に伴う実際の人口動態は、推計より大きいのではないか」とみている。

1282荷主研究者:2011/08/28(日) 13:58:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110811t12009.htm
2011年08月11日木曜日 河北新報
仙台―北京国際定期便2路線 来年3月25日に再開の見通し

 東日本大震災後、運休している仙台と北京を結ぶ国際定期便2路線(上海経由、大連経由)が来年3月25日に再開する見通しとなったことが10日、分かった。国際定期便の再開表明は、ソウル、グアム各線に次いで3路線目。復興に向けた経済活性化、観光誘客に役立つと期待される。

 運航する中国国際航空が11日、正式発表する。中国国際線大手の同社の再開判断は、運休が続くエバー航空の台北線、中国南方航空の長春線の再開に、影響を与える可能性がある。

 中国国際航空によると、仙台―上海―北京線は週3便で、水、土、日曜に運航される。仙台―大連―北京線は火、金曜の週2便。発着時刻は震災前と同じ。164席のボーイング737―800型機を使用する。

 震災前の搭乗率は両路線で平均40〜50%程度だった。同社は日本などアジア路線を収益性の高い路線と位置付けている。中国国内には依然として福島第1原発事故への不安があるが、日本政府が目標に示した来年1月の原子炉冷温停止の達成を前提に、再開を決めた。

 同社仙台支店の韓平支店長は「日本政府は早く原発事故の安全宣言を出して、海外のマーケットを安心させてほしい。運航再開後に乗客が戻ってくるか不安だが、各方面に働き掛けて乗客を取り戻したい」と話す。

 仙台空港には震災前、国際定期便6路線、週20便が就航していた。震災後、国際臨時便が7月25日に再開。アシアナ航空のソウル線は9月25日、ユナイテッド航空のグアム線は10月2日、それぞれ定期便を復活させる。

1283荷主研究者:2011/08/28(日) 14:25:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110816t12016.htm
2011年08月16日火曜日 河北新報
オフィスビル 空き室率横ばい16.4% 7月・仙台

 ビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた仙台市内の7月末時点のオフィスビル平均空き室率は、前月比0.08ポイント低下の16.42%となった。震災後集計を始めた4月末時点以降、3カ月連続で改善した。

 仙台支店は「被災ビルからの移転が引き続きあった。震災で修繕中だったビルが入居者募集を再開する動きが出始め、改善幅は小さかった」としている。

 五つに分けた地区別では3地区で改善。県庁・市役所周辺地区は前月比0.42ポイント低下の14.20%。仙台駅前地区(15.56%)も0.19ポイント改善し、仙台駅東地区(18.46%)も0.91ポイント低下した。

 泉区など周辺オフィス地区は0.47ポイント上昇して15.29%、一番町周辺地区も0.41ポイント増の17.68%と、ともに悪化した。

 仙台支店は先行きについて「復興需要を見込んで中小規模の企業進出が続くが、入居者募集再開の動きも広がり、空き室率はほぼ横ばいの状況が続く可能性がある」とみている。

 調査は新築2棟を含む延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル363棟を対象にした。

1285とはずがたり:2011/09/05(月) 17:28:59

証言/石巻専修大の奮闘/施設を開放、災害拠点に
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20110901_01.htm

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた石巻市で、建物や設備への被害が比較的少なかった石巻専修大は震災直後から、災害対応の最前線拠点として役割を果たしてきた。避難してきた多くの市民を収容する一方、ヘリポートや救護所、ボランティアセンターが相次いで開設された。未曽有の事態への対処を迫られた教職員や学生たちは、戸惑いながらも全力で運営を支えた。(東野滋、土屋聡史)

<切迫>
 3月11日午後6時半。停電で一帯が暗闇に包まれる中、自家発電の明かりがともる大学に近隣住民ら100人以上が集まってきた。
 大学には既に、地震発生時に実験などをしていた教職員と学生ら計約300人がいた。指定避難所でないため、備蓄の食料や水には限りがある。
 「大学としては学生を守るのが第一だが、人が入れる場所がある以上、知らん顔はできない」
 当時学生部長だった理工学部の山崎省一教授(60)は、教職員が話し合って、避難者の受け入れを決めた理由をこう説明する。
 12日には近隣の避難所に入れない人が押し寄せた。市も避難者の大規模な収容を要請。1日最大約1000人の市民が暮らす避難所が誕生した。
 42万平方メートルの広大な敷地に体育館や多数の教室があり、自家発電も備える。大学は一気に重要拠点となった。
 坂田隆学長(60)は「震災で真っ先に役立ったのが大学の持つ『ハード』だった」と語る。
 市や自衛隊、日本赤十字社などの外部機関が次々と協力を求め、13日にはグラウンドに臨時ヘリポートが完成。15日にはボランティアセンターと救護所が設けられた。
 グラウンドはボランティアがテントを張る用地にもなり、延べ9万人以上が利用した。
 市社会福祉協議会の大槻英夫事務局長(61)は「地震後、広い敷地と頑丈な建物がそろった場所はほとんど残っておらず、大学の存在に助けられた」と感謝する。

<忙殺>
 「避難者」だった教職員や学生は、運営を支えるマンパワーとして動きだすしかなかった。
 増え続ける避難者の教室への誘導、経験の無い避難所運営の補助、情報が錯綜(さくそう)する中での外部機関との調整…。教職員約30人は多忙を極めた。事務課の尾形孝輔さん(30)は「最初の10日間の記憶がほとんど無い。当時のメモを見ても思い出せない」。
 学生も13日朝、残っていた約150人が8グループに分かれ、教職員の手伝いを始めた。トイレなどの清掃や救援物資の仕分け、駆け付けた保護者の応対。作業は山ほどあった。
 床に敷いた段ボールやいすの上での睡眠時間は約4時間だった。風呂はなく、消臭剤を使って同じ服を着る毎日。下着は1週間はいて捨てた。
 地震後に栗原市の自宅に帰り、12日に大学に戻った理工学部4年の三塚光さん(22)は「被災の体験談に圧倒されたり、責任の重い仕事を任されたりした。1日があっという間だった」と語る。

<一心>
 4月28日、最後まで残った避難者約30人が退去し、大学は避難所の役割を終えた。
 「新学期を控え、別の避難所に移ってもらった。申し訳なかったが、『ありがとう』と言われて救われた」と語る山崎教授。「困難は多かったが教職員も学生も、石巻のために自分ができることをやろうという一心で乗り越えた」と振り返る。

1286とはずがたり:2011/09/05(月) 17:29:17
>>1285-1286
◎被災地の大学、重責自覚/学生の安否 確認懸命

 震災発生から一夜明けた3月12日、石巻専修大の教職員は詰め掛けた大勢の避難者の対応に追われる一方、学生、大学院生計約1900人の安否確認という重い課題に直面していた。電気も電話も使えない中で、懸命の作業が始まった。
 「サーバーが使用できないなんて…」
 事務課の千葉真哉さん(34)は12日朝、同僚の報告に頭を抱えた。学生の住所や連絡先を管理するサーバーがある棟には、自家発電の電気が供給されていなかった。
 「手作業でやるしかない」。紙の名簿から沿岸部に住む学生を片っ端から抜き出し、リストを作成した。電話の復旧と同時に、一斉に安否確認に取り掛かるためだった。
 姉妹校の専修大(東京)は12日、ホームページ上で石巻専修大の学生に安否を連絡するよう告知。仙台市に住む石巻専修大の教員は、手持ちの名簿を基に学生に電話をかけた。
 石巻、仙台、東京にそれぞれ寄せられた学生からの連絡を集計できたのは21日。1675人の安否がやっと確認できた。
 実際にゼミの所属学生を捜し回った教員もいる。経営学部の李東勲(イ・ドンフン)准教授(41)は12日朝、市内に住む8人の安否を確かめようと、避難先の高台から市中心部に向かった。
 避難所と病院を回ったが、誰も見つからない。ヘドロの異臭が漂い、がれきや車の残骸が散乱する光景を前に最悪の事態が頭をよぎった。
 「先生、先生!」。突然、耳慣れた声が聞こえた。5メートル先にある水没寸前のアパートの2階で、男子学生が手を振っているのが見えた。
 一呼吸置いて叫び返した。「けがはないか! 食料はあるか!」。李准教授は15日、8人全員の無事を知った。
 3月30日、安否確認に一定のめどが付いた。学生6人、入学予定者1人が津波にのまれて亡くなっていた。
 自宅が津波で流失するなど被災した学生は約400人に上る。職員は下宿先や交通手段の確保、新学期の準備という新たな仕事に奔走し、5月20日の大学再開にこぎ着けた。
 「親を亡くし、つらい思いをする子どもを見てきた。将来、サポートしてあげたい」
 震災発生から間もなく6カ月。学生たちは若い心で震災を受け止めている。
 理工学部4年の小川雄也さん(22)は大学院に進み、小学校教師になることを決めた。避難所となった大学で多くの子どもと接したのが理由だ。
 「祖父母が戦争体験を語ってくれたように、震災で何があったかを次世代に伝えたい。被災地の学生だからこそできることだし、その責任がある」

2011年09月01日木曜日

1287とはずがたり:2011/09/14(水) 19:49:14
気仙沼小と南気仙沼小の位置
http://yj.pn/uPVz5s

南気仙沼小、来春気仙沼小と統合 市検討委
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110914t11019.htm

 宮城県気仙沼市の小中学校の再編の方向性を協議している市義務教育環境検討委員会(委員長・菅野仁宮城教育大教授)は13日、東日本大震災で被災し校舎が使えない南気仙沼小について、来年4月に現在間借りしている気仙沼小と統合する案を決めた。今月中に菅原茂市長に提言書を提出する。県教委によると震災後、小中学校の再編方針が示されたのは県内で初のケースという。
 検討委では、市教委の白幡勝美教育長が「津波の被害に遭った同じ場所での再建は困難。今後の居住地形成の方向を考えれば、現在一緒に学んでいる気仙沼小と一つになるのが自然ではないか」と基本姿勢を示した。
 委員からは「中途半端な間借り状況は早く解消するべきだ」「南小の保護者や子どもの感情にも十分配慮して計画を進めてほしい」などの意見が出され、検討委として来年4月の統合を提案することで合意した。
 会合後、白幡教育長は「最終的には市長の判断だが、統合(合併)の形態や学区編成については今後、両校の関係者の理解を得ながら進めていきたい」と述べた。
 南気仙沼小は、気仙沼小から分離する形で1967年に開校。現在の児童数は、転校などで震災前より153人減り197人(9月1日現在)。在校生も学区外の親戚宅や仮設住宅から通う児童が多くを占める。
 検討委は全市域の再編の具体案を来年9月までに示すが、南気仙沼小については緊急課題として議論し結論を出した。

2011年09月14日水曜日

1288荷主研究者:2011/09/19(月) 10:58:09

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20110823_03.htm
2011年08月23日火曜日 河北新報
復興市政を問う―11年仙台市議選(3)地下鉄東西線/費用対効果、期待と不安

建設工事が再開された地下鉄東西線の荒井駅周辺。被災者の移転先としても注目を集めている

<荒井へ移転要望>
 仙台市若林区荒浜地区6町内会の役員ら11人が7月21日、市役所を訪れ、住民が抱える不安を次々と市幹部に訴えた。

 「沿岸部の住宅は壊滅状態だ」「集団移転の希望を何とか聞いてほしい」。席上、移転先として名前が挙がったのは、2015年度に開業を予定する地下鉄東西線の荒井駅周辺だった。

 東日本大震災後に津波が押し寄せた際、防波堤の役割を果たした仙台東部道路の西側で、荒浜地区から5キロほど内陸になる。駅周辺は東西線沿線まちづくり計画で、「市東部の中心街」と位置付けられる。現在、4地区で土地区画整理事業の計画があり、総面積は約120ヘクタールに及ぶ。

 既に着工した駅南側の荒井東地区以外は準備が遅れ、開業に間に合わない状況だった。沿線への機能・人口の集積を目指していた市は、事業のスピードアップに向けた検討を始めた。

<需要予測先送り>
 今回の震災で、沿岸部住民の沿線への移転という新たな要素が加わる一方、費用対効果から地下鉄整備に慎重論も再燃する。

 仙台市民オンブズマンは5月、自然保護団体「青葉山の緑を守る会」は6月にそれぞれ、震災復興を優先させるべきだとして、建設断念や工事凍結を求める申し入れ書を市に提出した。

 オンブズマンの小野寺信一弁護士は「後戻りできる段階で正しい需要予測を行い、収支見通しを市民に知らせるべきだ」と指摘する。

 市は震災で人口動向の把握が難しくなったとして、本年度中に実施する予定だった国土交通省の要領に基づく需要予測を断念。復興計画を基に作業を再開し、来年度中に発表する方針を打ち出している。

<問われる「対話」>
 03年の事業認可時、東西線の1日当たりの利用者予測は11万9000人。このうち荒井駅は約7700人を見込んだ。集団移転が見込まれる荒井駅ですら、「数値の維持は厳しい」(市幹部)との見方が大勢だ。

 しかし、市は震災3日後の3月14日に南北線の部分運行を再開し、公共交通機関として市民の移動を下支えした点を挙げ、「地震に強い地下鉄の信頼性が高まった。東西線沿線の開発への期待は膨らんでいる」と強調する。

 東西線の工事は震災後に一時ストップしたが、現在は21工区中、西公園工区(青葉区)以外は全て再開。予定通りの開業を目指し、急ピッチで作業が進む。

 「東西線が単年度で黒字になることはなく、一般会計から毎年、巨額の赤字補填(ほてん)をしなければならない」(オンブズマン)

 多額の費用が見込まれる復旧復興事業と並行し、地下鉄整備を進める必要性を市民にどう伝えるのか。「対話」「納得」「実行」を旨とする奥山恵美子市長の手腕が問われることになる。(報道部・門田一徳)

1289荷主研究者:2011/09/19(月) 10:59:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110824t13026.htm
2011年08月24日水曜日 河北新報
仙台市、自殺率が政令市で最低 若年層は半減

 2010年の人口動態統計で、仙台市の10万人当たりの自殺者数(自殺率)が、前年から6.7ポイント改善して18.3人となり、政令指定都市で最少だったことが24日、分かった。

 市によると、10年の自殺者数は男性146人、女性45人の計191人。減少幅が最も大きいのは、25歳以上34歳以下の若年層で、49人から21人に半減した。全国的に自殺者数が最も多い、50〜59歳の働き盛り世代は、55人から47人に減った。

 09年は過去最多の259人、自殺率を算出した18政令市の中で4番目に高かった。10年の全国の自殺率は23.4人、県は22.8人。

 市は10年度、自殺予防の取り組みとして、心の相談窓口を記したリーフレットを市内全戸に配布。朝の通勤時間帯に街頭キャンペーンを行うなど、啓発を強化した。

 市健康増進課は「東日本大震災もあり、悩む人が孤立しないよう、引き続きサポート態勢を整えたい」と話している。

1290荷主研究者:2011/09/19(月) 10:59:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110824t12012.htm
2011年08月24日水曜日 河北新報
トヨタ、宮城のエンジン工場を来年度前半に稼働へ

 トヨタ自動車が宮城県内への建設を発表したエンジン工場について、2012年度前半の稼働を計画していることが23日、関係者の話で分かった。早ければ年内に着工する見通し。13年初めごろとしていた稼働時期を大幅に前倒しすることになり、工期の圧縮などで対応する。

 エンジン工場はトヨタの部品製造子会社のトヨタ自動車東北(宮城県大和町)が、同社隣接地に建設する。製造するのはハイブリッド車(HV)専用のエンジンで、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)が生産する予定の小型HVに搭載される。

 小型HVは12年初めにも発売が見込まれている。HV市場は拡大しており、トヨタは東北域内でもエンジン供給体制を早期に構築することが必要と判断したとみられ、エンジン工場稼働の前倒しに向けた作業を進めている。

 関係者によると、トヨタ東北は既に建設準備を本格化させており、今月上旬には建築業者向けの現地説明会を開催した。

 エンジン工場はトヨタ東北の隣接地約21ヘクタールに、床面積約5000〜6000平方メートルの建屋が建設される予定。総事業費は約20億円が見込まれている。

 新設工場には愛知県内の工場にも採用されている最新の生産ラインを導入。当面は供給された部品で年間10万基を組み立て、将来的に部品の生産も担うようになった場合は建屋を増設する。

 エンジン工場は08年4月、トヨタ東北が建設計画を発表。当初は10年末の稼働を予定したが、08年秋のリーマン・ショックの影響で着工が延期された。トヨタの豊田章男社長はことし7月、仙台市で記者会見し、東日本大震災を受けた東北の復興支援策としてエンジン工場計画の推進を表明した。

1291荷主研究者:2011/09/19(月) 11:00:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110824t12001.htm
2011年08月24日水曜日 河北新報
トヨタ東北、HV部品の生産倍増へ 年内にもラインを改良

 部品製造のトヨタ自動車東北(宮城県大和町)はハイブリッド車(HV)向け部品の生産設備を増強する。HV販売の好調さを受け、年間20万台分の生産能力を2倍に引き上げる。建屋増設などは行わず、ライン改良で対応する予定で、年内にも増産態勢を整える方針だ。

 増強するのは電子制御ブレーキシステム(ECB)と呼ばれる部品の加工と組み立て工程。既に工場内にスペースを確保するなど、ライン改良の準備に着手した。

 ECBは車の制動に加え、走行中にブレーキ油圧を電子制御して走行の安定性を高める機能を持つ。同社の製品は「プリウス」などトヨタの複数のHVに搭載されている。

 東北では同じトヨタグループで完成車製造の関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)で、小型HVの生産が計画されている。トヨタ東北はこの車種向けのECBも全量を供給する見通しだ。

 同社は震災後、サプライチェーン(部品の調達・供給網)の寸断などで生産を一時停止。積み上がった受注残などに対し、7月から昼夜交代勤務への移行による増産で対応してきた。

 さらにHV市場の拡大などで同社の今後の生産量は、過去最高だった2007年を上回るペースで増える見込み。このため生産設備の増強が必要と判断した。

1292荷主研究者:2011/09/19(月) 11:17:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110826t12016.htm
2011年08月26日金曜日 河北新報
仙台空港、来月25日に全面再開

 宮城県は25日、東日本大震災の津波で大きな被害を受けた仙台空港の旅客ターミナルビルを9月25日に全面オープンさせる方針を固めた。震災から半年余りで、空港機能は全面的に回復する。

 当日は、アシアナ航空が震災後初の国際定期便となる仙台―ソウル線を再開させる。被害が甚大だった旅客ターミナルビル1階では、有料待合室や飲食店が営業を始める予定。

 閉鎖されているビル3階も復旧工事が大急ぎで進んでおり、利用客の利便性を高めるため、9月11日から一部の飲食店が営業を再開する見通し。ビル屋上の展望デッキも早期再開を目指す。

 仙台空港発着の国内定期便は7月25日、震災前の運航水準を回復した。空港の主要機能も回復し、出入国管理、税関、検疫の各業務はほぼ平常通り行われ、国際臨時便の運航に対応している。

 同ビルでは復旧工事と同時に津波対策工事も実施された。津波で水没した1階にあった防災センターを中2階に移したほか、津波が侵入してきたビル東側を中心に、開口部や壁などを補強した。

 仙台空港―美田園駅間で運休が続いている仙台空港アクセス線は、9月末の全線開通を目指している。

1293荷主研究者:2011/09/19(月) 11:18:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110826t12011.htm
2011年08月26日金曜日 河北新報
仙台―ソウル便、週7往復の早期実現図る アシアナ副社長

 アシアナ航空の玄東実副社長は25日、仙台市内で河北新報社の取材に応じ、9月25日に週3往復で運航再開する仙台―ソウルの国際定期便について、東日本大震災前と同じ週7往復の早期実現を目指す方針を明らかにした。需要の回復次第では1日2往復への増便も視野に入れており、「仙台空港を東日本の拠点にしたい」と強調した。

 玄副社長は「韓国経由で日本に向かう中国人も徐々に増えている」と説明。原発事故の影響などで福島、茨城両空港で定期便再開の見通しが立っていない現状も踏まえ、「仙台空港に経営資源を集中させたい」と述べた。

 仙台―ソウル線については7往復化の実現を図った上で、将来的な1日2往復化に言及。「需要が増えれば午前と午後に1往復ずつ運航することも考えたい」などと話した。

 利用する機体に関しても従来の140〜170人乗りを260人乗りまで大型化し、国際貨物取り扱いの業務拡大も図る方針も示した。

 ただ来月の運航再開後の当面の利用動向見通しでは「韓国では津波と放射能への懸念が強く、日本からの旅客が中心になる」と推測。風評被害克服のため「東北と韓国の人的交流を進めることが大切だ」と指摘した。

 その上で玄副社長は「増便実現には日本の利用者数で実績を示すことが必要。海外客を東北に取り戻すためにも、地元の利用促進活動に期待している」と語った。

◎9月の運航再開、知事に報告

 アシアナ航空の玄東実副社長は25日、宮城県庁で村井嘉浩知事と会談し、9月25日から火、木、日曜の週3往復で運航再開することを報告した。

 玄副社長は「仙台空港がこれほど早期に復活するとは思わなかった。地元の人々の思いが早めたのだろう」と復興への取り組みに敬意を表した。

 村井知事は「国際定期便の復活は本当にありがたい。日韓両国がいい形で発展していけるようにしたい」と話した。村井知事は29〜31日訪韓予定で、31日にアシアナ航空本社も訪れる。

1294荷主研究者:2011/09/19(月) 11:20:27
>>1263
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110827t15024.htm
2011年08月27日土曜日 河北新報
国登録文化財「荒巻配水所旧管理事務所」 解体工事始まる

解体工事が始まった旧管理事務所=26日午後、仙台市青葉区国見

 仙台市は26日、東日本大震災の影響でコンクリート落下などの危険が生じていた青葉区国見3丁目の国登録文化財「荒巻配水所旧管理事務所」(仙台市水道局所有)の解体工事を始めた。

 配水所敷地内に重機を搬入し、鉄筋コンクリート一部2階の建物の屋根や壁などの解体に着手。9月上旬ごろまでに終了する予定という。旧管理事務所は1933年築造。斬新な国際様式の建造物として、99年に登録文化財に選ばれた。

 本年度実施予定だった敷地内の配水池の整備工事に伴い、建物を井げたに乗せて移動させる「曳家(ひきや)」作業を進めていた途中で震災が起き、井げたが一部崩壊。市は「作業の安全を確保できず、建物も倒壊の恐れがある」として、7月に解体の方針を決めた。

 市民団体「まち遺産ネット仙台」は「保存の方策を探るべきだ」として中止を求める要望書や、約830人分の署名簿を市に提出していた。西大立目祥子代表は「市民への説明も不十分だった。文化財は地域の復興にとって重要であり、大変残念だ」と話している。

1295荷主研究者:2011/09/19(月) 11:30:25
だいぶ内陸になるなぁ。既存線と比べて線形があまり良くないように見えるのも気になるところ。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110828t11015.htm
2011年08月28日日曜日
常磐線の内陸移設構想 町駅移転候補地示す 宮城・山元

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 宮城県山元町が、津波で線路や駅舎が流失したJR常磐線を内陸側に移設する案を東日本大震災復興計画の土地利用構想案に提示することが27日、分かった。構想案では町内の山下、坂元両駅の移転候補地も示している。ただ、一部の沿線住民は現行ルートでの暫定開通を求めており、今後の議論は難航も予想される。

 山元町の土地利用構想案は図の通り。常磐線の新たなルートは、津波の浸水深が2メートル未満の区域を前提とし、現在のルートから1〜1.5キロ程度、内陸側に移設する方針を示した。

 新山下駅の移転先は現在地より西約1キロで、県道山下停車場線と農免農道の交差点西側を想定。新坂元駅の候補地は現在地の西約1.3キロにある国道6号坂元交差点付近を挙げた。新山下駅〜新坂元駅の一部区間は国道6号西側を迂回(うかい)する構想だ。

 町の復興に当たっては、新山下駅と新坂元駅、国立病院機構宮城病院を拠点とした3カ所の市街地を形成する計画。新規宅地開発や災害公営住宅の建設などを進める。

 町は津波で被災した沿岸部の住民の集団移転を促進するため、建築基準法に基づき、住宅建築を制限する「災害危険区域」を沿岸部に設定する考え。同時に、町が災害危険区域の土地を買い取る手法も検討している。

 現在の常磐線ルートは盛り土をするなどして堤防機能を持たせ、津波被害を受けた県道相馬亘理線を移設する方針。2014年度開通予定の常磐自動車道相馬―山元間には、県道角田山元線近くにスマートインターチェンジの設置を要望する。

1296荷主研究者:2011/09/19(月) 12:08:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110830t15004.htm
2011年08月30日火曜日 河北新報
仙台空港アクセス線 10月1日全線再開 震災前の体制に

 仙台空港アクセス線が、東日本大震災の影響で運休している美田園―仙台空港駅間の復旧に伴い、10月1日に全線で営業運転を再開することが29日、分かった。

 仙台空港は9月25日に国際定期便の運航が再開されるなど全面的な再オープンを予定している。アクセス線の復旧は、拠点空港の機能回復に弾みを付けそうだ。

 運行本数は快速2往復を含む1日40往復で、震災前の本数に戻る。津波により水没した列車運行管理システムは、津波対策の一環として仙台空港駅1階から同駅2階に移し、再稼働させる。

 アクセス線の全線開業に伴い、美田園―仙台空港駅間で行われているバスによる代替輸送、JR仙台駅と同空港を結ぶ直行バスの運行は9月30日で終了する。

 アクセス線は津波で電気設備や高架橋、トンネル、駅舎などが大きな被害を受け、全線で運休した。7月23日には列車運行管理システムを美田園駅で暫定復旧させ、名取―美田園駅間で運行本数を震災前の約7割に抑えて部分再開していた。

1297荷主研究者:2011/09/25(日) 14:41:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110901t15015.htm
2011年09月01日木曜日 河北新報
宮城8月1日現在の推計人口 総人口は下げ止まり

 宮城県は31日、県内の推計人口(8月1日現在)を発表した。総人口は232万5378人(男112万8851人、女119万6527人)で前月比89人の減。震災後の4カ月間で2万人以上減少した総人口は、下げ止まりをみせている。

 県は今回、震災後の月別の推計人口も公表した。総人口(各月1日現在)の前月比は、震災直後の4月が1万1645人減、5月が8370人減、6月が423人減、7月が948人減だった。4、5月の2カ月間の死者は計1万1473人、転出は計4万2674人に上った。

 女川、南三陸両町は住民基本台帳ネットワークシステムが未復旧で推計できず、3月の数値を適用している。

 震災前の3月と8月を比較すると、総人口は2万1479人減少した。主な市町村別では石巻市が8768人減、気仙沼市が3707人減、東松島市が2329人減だった。

 8月1日現在の推計人口の自然動態(出生1495人、死亡2237人)は前月比で742人の減。社会動態は(転入1万516人、転出9863人)653人の増だった。

 市町村別にみると、石巻市が前月比924人減、気仙沼市が301人減、東松島市が126人減など。

1298荷主研究者:2011/09/25(日) 14:46:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110901t12004.htm
2011年09月01日木曜日 河北新報
NHK仙台放送局が移転、新築 ホテル仙台プラザ跡へ

 NHKが仙台市青葉区錦町の仙台放送局を、青葉区本町のホテル仙台プラザ跡地に移転新築する方針を固めたことが31日、分かった。ホテルと一体的な構造になっている旧斎藤報恩会自然史博物館の立地分も含めた土地の取得などについて、9月1日にも発表するとみられる。ホテルはことし3月13日で閉館しており、跡地利用が注目されていた。

 ホテルは敷地約4740平方メートルで、現在は東京海上ホールディングス傘下の特定目的会社が建物も含めて所有。旧博物館は約1440平方メートルの敷地、建物ともに、不動産会社アトリウム(東京)のグループ企業が所有している。

 NHKによると、現在の仙台放送局は1961年3月完成、同9月運用開始。地上5階地下1階、延べ床面積1万1305平方メートルで、敷地面積は6279平方メートル。築50年を経過し、老朽化が進んでいるため、以前から仙台市中心部などに移転先を探していた。ことし3月の東日本大震災では一部に被害が出た。

 NHKの松本正之会長は7月14日の衆院総務委員会で「用地を取得した上で建設にかかる。(震災の影響もあり)条件が整えば早くスタートしたい」と説明。完成までには「5、6年はかかりそうだ」との見通しを示している。

 東京や大阪にあるような音楽ホールの併設の可能性については、想定される稼働率の低さを理由に挙げ、「考えてはいない」と否定している。

 仙台放送局は河北新報社の取材に「現段階ではコメントできない」としている。

 ホテル仙台プラザは経営環境の悪化などからことし3月25日での閉館を決めていたが、震災による被害が大きく、予定を早めて閉館。旧斎藤報恩会自然史博物館は2009年3月、当時運営していた財団法人の事業見直しで閉館していた。

1299荷主研究者:2011/09/25(日) 14:50:29
>>1298
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110902t13017.htm
2011年09月02日金曜日 河北新報
NHK仙台放送局、仙台プラザ跡地移転 18年度運用開始へ

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NHK仙台放送局の移転新築先となるホテル仙台プラザ跡地

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 NHKは1日、仙台市青葉区錦町の仙台放送局(仙台放送会館)を、同区本町のホテル仙台プラザ跡地に移転新築する計画を正式発表した。建物の規模などは未定で、現段階では2018年度の運用開始を目指す。

 仙台放送局によると、移転先はホテルに隣接する旧斎藤報恩会自然史博物館の跡地と合わせて計5522平方メートル。両施設の建物と土地を、それぞれの所有者から8月30日付で35億円で取得した。

 14年度までに取得した建物の解体と新局舎の設計を終え、17年度内に工事を完成させる。災害に強い構造とし、市民が東日本大震災の映像資料などを見られるようなライブラリー機能も持たせるという。

 敷地には仙台市所有の隣接地(1034平方メートル)も取得したい考え。移転後の錦町の跡地は、売却を前提に検討する。

 現在の放送局は地上4階地下1階、延べ床面積1万1305平方メートル。1961年3月の完成から50年が経過した上、震災で一部が被害を受けた。

 宮城県庁で記者会見した菅俊秀仙台放送局長は「運用開始は前倒しに努める。市民に親しまれ、復興のシンボルとなる放送局としたい」と説明した。

 移転先のホテル仙台プラザは3月13日に、博物館は2009年3月に閉館。ホテルは東京海上ホールディングス傘下の特定目的会社、博物館は不動産会社アトリウム(東京)のグループ企業が所有していた。

1300荷主研究者:2011/09/25(日) 15:06:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110902t12008.htm
2011年09月02日金曜日 河北新報
復興需要閉鎖店復活 仙台中田の売り場面積2倍 ダイシン

開店セレモニーでテープカットを行う関係者

 ホームセンターのダイシン(仙台市)は1日、2005年1月に売り上げ不振で閉店していた仙台市太白区中田の中田店を再オープンした。震災の復興需要を受けた異例の対応で、売り場面積は閉店前の約2倍に拡大した。

 従来の店舗を取り壊し、同じ場所に新築した。売り場面積は約2000平方メートル。生活用品などのほか家電など計4万品目を扱う。

 中田店は05年の閉店後、女性向け雑貨店がテナントとして入っていたが、1年半前からは空き店舗になっていた。ダイシンは、震災後のホームセンター需要の増加と、近隣に同業店が少ないことから、再オープンが可能と判断した。

 同社は中田店を除き、宮城県内に計13店を持つ。3〜7月の売り上げは前年同期比60%増。冬場に向けても節電需要で既に石油ストーブなどが好調で、ことし12月期の売上高は前期比50%増の約100億円を見込んでいる。

 中田店の開店セレモニーに出席した親会社アイリスオーヤマの大山健太郎社長は「震災をきっかけに、多様な商品が並ぶホームセンターは便利と再認識されたことが好調の要因」と話した。

1301荷主研究者:2011/09/25(日) 16:11:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110904t11010.htm
2011年09月04日日曜日 河北新報
仙台空港アクセス線 資産買い取りへ 「上下分離」前倒し

 宮城県は3日、経営難が続いている第3セクター「仙台空港鉄道」が所有する仙台空港アクセス線の駅舎や橋脚、それらが立地する土地などの資産を買い取る方針を固めた。15日開会の県議会9月定例会に提出する2011年度補正予算案に、取得費用85億1000万円を盛り込む。議決を経て、年内にも買い取りを実施する考え。

 同社は、列車運行に専念するとともに、県から駅舎などの施設を借り受け維持管理業務を担う。

 県が買い取るのはアクセス線の全長7.1キロのうち、6キロ分の橋脚と、杜せきのした、美田園両駅の駅舎など。空港敷地内の施設は対象外とした。買い取り額は複数の民間企業による資産評価で確定し、財源は全額を起債して賄う見通し。

 県は、アクセス線を地域の復興や産業振興などに欠かせない社会資本に位置付ける。同線の継続的な運行には、資産の買い取りによる空港鉄道の経営の安定化が必要と判断したとみられる。

 買い取りが実施されれば、空港鉄道は売却益と自己資金で金融機関からの借入金約87億円を繰り上げ返済する。金利負担が軽減されるほか、減価償却費、固定資産税の削減が図られ、収支の黒字化が見込まれるという。

 県が資産を買い取り、空港鉄道が運行を担う「上下分離」は昨年5月に策定した改革支援プランに盛り込まれ、12年度以降の「条件が整った段階」での実施を表明していた。しかし、震災による収入減などで12年度中にも資金が枯渇する恐れが出てきたため、買い取りを前倒しすることにした。

 空港鉄道が抱える県と金融機関からの借入金残高は3月末現在で約166億円。金融機関への元利返済は本年度から本格化し、金利を含めた本年度分の返済額は約9億円に達し、資金繰りが悪化していた。

 東日本大震災で鉄道施設が被災し、復旧費用は最大で33億円に膨らむ見通し。震災発生から約半年間の運休と利用客の減少などから、本年度の収入は前年度比で約4億円の減少を見込んでいる。

1302荷主研究者:2011/09/25(日) 16:12:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110906t11014.htm
2011年09月06日火曜日 河北新報
仙台空港アクセス線鉄道資産 宮城知事、買い取り表明

 村井嘉浩宮城県知事は5日、経営難に陥っている第三セクター「仙台空港鉄道」(名取市)再建のため、仙台空港アクセス線の駅舎や橋脚など同社の鉄道資産を買い取る方針を表明した。自治体が施設を保有し、鉄道会社は運行に専念する「上下分離」方式の導入で、早期の黒字化を目指す。

 村井知事は定例記者会見で「アクセス線は県の経済発展を支える重要な社会資本。震災復興を進めるためにも、安定的に維持・継続させる必要がある」と述べた。

 経営悪化の要因については「当初の見込みより利用客が少なかった上、震災で半年以上も運行できなくなる特殊要因が重なった」と説明。「買い取りにより、会社の負担は間違いなく軽くなる。早期に経営を軌道に乗せたい」と理解を求めた。

 利用客1日1万人の需要予測に関しては「(7割にとどまった)結果が全て。予測が甘いとの批判は甘んじて受ける。真摯(しんし)に反省したい」と責任を認めたが、「(鉄道建設は)間違った投資ではなかった」と強調した。

 村井知事は仙台空港の国内線が増便されたことを挙げて「アクセス線も利用客を呼び戻せる可能性は十分ある」との認識を示し、「会社は経営の効率化を図った上で、運賃引き上げも検討すべきだ」と注文を付けた。

 一方、県幹部は5日、同社に出資する山形県や仙台、名取、岩沼各市に対し「直接的な負担は求めないが、何らかの支援がもらえるよう相談したい」との考えを示した。

 今回、県が買い取るのは全長7.1キロのうち6キロ分の橋脚、杜せきのした駅と美田園駅の駅舎、仙台空港敷地外の土地で、取得費は85億1000万円。補正予算案に計上し、15日開会の県議会9月定例会に提出する。

 買い取りが実施されれば、会社は売却益と自己資金で金融機関からの借入金約87億円を繰り上げ返済。金利や固定資産税の負担が軽減される。

◎経営再建、15年度黒字化目標

 経営難が続く第三セクター「仙台空港鉄道」の抜本的な再建策として宮城県は5日、「上下分離」方式の導入を正式に表明した。駅舎など鉄道資産の一部を県が買い取り、鉄道会社が運行に専念するこの方式について、県は昨年4月以降、検討を重ねてきた。4年後の本格的な黒字化を目指すが、市民団体からは「安直なやり方だ」と批判の声も出ている。

 同社は、売却額約85億円で金融機関からの借入金を繰り上げ返済する方針。返済負担は大幅に軽減され、12、13年度の資金収支はほぼ均衡化する見通し。15年度からは黒字転換を見込んでいる。

 県は、15年度以降の10年間で同社の資金残高を積み上げ、県からの借入金の元利返済が本格化する20年代中ごろ以降も、安定経営できる財務基盤を確立したい考えだ。

 空港鉄道の斎藤進社長は「震災の影響もあり、買い取りの前倒しの方針はありがたい」とした上で、「今後、どれくらいの収入を確保できるかが鍵。これからが勝負だ」と話す。

 仙台空港アクセス線の建設には国や県、仙台、岩沼、名取3市が計71億円の補助金を支出している。仙台市は「経営改善が喫緊の課題だったので評価できる」と県の方針に理解を示し、「空港の利用を国内外にもっとPRしなければならない」と誘客強化を訴える。

 一方、需要予測の見通しの甘さなどを指摘してきた仙台市民オンブズマンは「売却益を金融機関からの借入金返済に充てるというのは、あまりにも安直なやり方だ。金融機関と債権減免を交渉するなど、他にも検討すべきことがあるのではないか」と批判している。

1303荷主研究者:2011/09/25(日) 16:16:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110906t12015.htm
2011年09月06日火曜日 河北新報
積む降ろす力強く 荷役用クレーン仙台港で再稼働

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宮城県による修理を終え再稼働し、コンテナを陸揚げするガントリークレーン=5日午後1時20分ごろ、仙台市宮城野区の仙台港

 東日本大震災の津波による被害で故障していた仙台港(仙台市宮城野区)の荷役用のガントリークレーン1基が5日、修理を終えて再稼働した。コンテナの陸揚げなどを行うクレーンは全4基が被害を受けており、宮城県は残る3基についても来年3月までに復旧させる予定。

 この日は仙台港と京浜港を往復しているコンテナ船「公竜丸」が着岸。クレーンはコピー用紙などが入った約50個のコンテナを次々と陸揚げした後、輸出用タイヤが詰まった約60個を積み込んだ。

 当初は1日の稼働予定だったが、台風の影響でコンテナ船の入港がずれ込んでいた。

 仙台港はコンテナ取り扱いは6月に再開されたものの、積み降ろし作業は建設現場などで使われる自走式クレーンを使っていた。ガントリークレーン稼働で、1時間当たりの作業効率は2倍以上に向上するという。

 県仙台塩釜港湾事務所の平塚智所長は「コンテナ業務の効率化は、輸出品を製造する立地企業の輸送コスト削減につながる。残る荷役クレーンの復旧も急ぎたい」と話した。

1304荷主研究者:2011/09/25(日) 16:27:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110907t12007.htm
2011年09月07日水曜日 河北新報
「築地銀だこ」石巻に本社 11月めど移転100人雇用

「築地銀だこ」をはじめ飲食店などが並ぶ「ホット横丁石巻」=6日、石巻市大街道北1丁目

 たこ焼きチェーン「築地銀だこ」などを運営するホットランドは6日、本社を群馬県桐生市から宮城県石巻市に11月をめどに移すと明らかにした。タコの加工工場も石巻市内に新設し、被災地の雇用創出を図る。

◎タコの加工工場も新設

 同社は8月、被災地支援の取り組みとして石巻市内に飲食店や運動用具店などを集めた「ホット横丁石巻」を開設。大型店にテナントとして入るなどの既存スタイルに加わる新業態を、本社移転などで確立する狙いもある。

 新本社はホット横丁に隣接する事務所に置く。正社員、パートなど計約100人を採用。業態開発や人材教育などを手掛ける。現在の本社所在地には工場や物流機能を残し、社員約20人の雇用も継続するという。

 新たな加工工場は年内の立地場所選定を目指し、石巻市と協議中。中国の工場で行っている年2000トンのタコのカット作業のうち約3分の1を移す。雇用規模は未定。

 同社は石巻市出身の社員がいることから、炊き出しなどの活動を震災直後にスタート。ホット横丁は長期的な支援策の一つとして発案し、約100人を雇用した。

 広報担当者は「本社移転は雇用創出の一環で決めた。新工場では水産加工が盛んな地元の人々の技術を活用したい。横丁は今後、東北の他地域や首都圏での展開を目指す」と説明している。

1305荷主研究者:2011/09/25(日) 16:27:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110907t12006.htm
2011年09月07日水曜日 河北新報
仙台に東北初「ポケモンセンター」 グッズや文具など販売

 任天堂の関連会社で世界的に人気の「ポケットモンスター」のブランド管理などを担う「ポケモン」(東京)は、東北初となる公式ショップ「ポケモンセンタートウホク」を仙台市青葉区のアエル3階に出店する。開店は11月か12月になる見通し。

 売り場面積は約260平方メートルを予定。キャラクターグッズや文房具などを販売する。公式ショップ限定の商品も多数そろえる。

 東日本大震災からの復興支援として、売り上げの一部を寄付したり、被災地の子どもを店舗に招待したりすることも計画している。

 ポケモンセンターは現在、東京や大阪、名古屋両市などに計6店舗あり、来店客は年間計約400万人に上る。仙台市中心部への出店で東北一円からの来客を見込めると判断した。

 同社は「復興支援の意味も込めて出店計画を進めてきた。東北の子どもたちが笑顔になるような拠点を目指したい」としている。

1306荷主研究者:2011/09/25(日) 16:30:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110908t11013.htm
2011年09月08日木曜日 河北新報
仙台空港鉄道 38年度に黒字恒常化 宮城県が見通し

 経営難が続く第三セクター「仙台空港鉄道」の資産を宮城県が買い取る「上下分離」方式の導入をめぐり、県は7日、買い取り後の同社の収支見通しを明らかにした。恒常的な黒字化は2038年度を見込んだ。建設時の県からの借入金78億円の元利返済が本格化しても、資金が枯渇しない財務基盤を確立する。

 県の買い取り額は約85億円。上下分離の効果として、減価償却費が年8億円から4億円に軽減される。売却益と自己資金による金融機関からの借入金の繰り上げ返済で、年間9億円の返済がゼロになる。

 14年度は県への利子一括返済が発生し、約3億5000万円の赤字となるが、15〜24年度は単年度黒字が続く見通し。25年度までに資金残高を10億円以上に積み上げる。

 県への元本返済は25年度に始まり、赤字経営になるが、上下分離効果で資金枯渇の懸念はなくなるという。38年度には再び単年度黒字へ転換すると見込んだ。

 収支見通しの鍵となる1日当たりの利用者数見込みは、これまでの実績や震災の影響を踏まえて下方修正した。10年度実績の6670人に対し、12年度は約6000人に設定。14年度はこれまで公表していた7800人から7400人に減らした。

 県は、資産買い取りによる財務構造の改善に加え、沿線地域の街づくりや増便に向けたエアポートセールスを展開。利用客増加による空港鉄道の再建を進める方針。

1307荷主研究者:2011/09/25(日) 16:33:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110908t11006.htm
2011年09月08日木曜日 河北新報
港湾使用料50%減免 仙台塩釜、石巻の50施設 宮城県

 宮城県は7日、東日本大震災で被災した仙台塩釜、石巻両港の港湾施設が本格復旧するまでの間、施設使用料を50%減免する方針を決めた。

 減免対象は各港湾の荷さばき地、野積場、コンテナ上屋の約50施設。港湾別では、仙台塩釜港仙台港区で約20カ所、同塩釜港区で約10カ所、石巻港で約20カ所。被害が少ない一部の野積場など約10カ所は対象外とした。

 対象施設では震災で地盤が沈下したり、段差が生じたりしている。県は利用企業の荷役作業などに支障が出ているとして、減免措置が妥当と判断した。県が使用料を長期的に減免するのは初めてという。地方港湾での減免も検討する。

 減免期間はことし3月12日から対象施設が本復旧するまでの間。既に支払われた使用料の減免相当額は利用者に返還する。本復旧工事が完了した施設から順次、減免措置を解除する方針。

 県は仙台塩釜、石巻両港の大半の岸壁や施設を2012年度内に本復旧させる目標を掲げている。10年度の県内全港湾の使用料収入は約13億5000万円だった。

1309とはずがたり:2011/09/27(火) 16:36:18

全線再開へ試運転 仙台空港アクセス線
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110926t15015.htm

 仙台空港アクセス線は25日、震災の影響で運休が続く美田園―仙台空港駅間(3.3キロ)で試運転を行った。10月1日に予定する全線の営業運行再開に向け、安全確認作業は最終段階に入った。
 2両編成の列車は午前10時半ごろに美田園駅を出発し、通常の約4分の1の時速25キロで走行。交換したレールや架線などの安全性を確認しながら、約10分後に仙台空港駅のホームに入った。
 試運転は4往復行い、3、4往復目は通常の時速110キロまでスピードアップ。運行に支障がないことを確認した。今後、信号設備の作動確認などに移り、全線再開に向けた準備を進める。
 この日、仙台空港鉄道は津波で浸水した仙台空港駅の1階から2階に移した運輸指令室、信号通信機器室などを報道機関に公開。1階の非常用発電機室は高さ3メートルのコンクリート壁で囲い、ドアには止水板を新設した。
 水没した空港敷地内のトンネル内には、車内からの緊急脱出用はしご10基、避難誘導板25個を設置。トンネル中央部には地盤の変動を感知し、司令室などに知らせるセンサーも設けた。同社の斎藤進社長は「震災を契機に災害対応の体制やマニュアルを見直し、さらなる安全運行を心掛けたい」と話した。

2011年09月26日月曜日

1310とはずがたり:2011/09/27(火) 18:36:11
>>1169
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/4704-4705
内陸に300mかあ。。

こんなかんじかな?
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常磐線も内陸移設の方向か。序でに複線化用地も確保したす(`・ω・´)
>常磐線はJRと沿岸自治体が宮城、福島両県の津波の被害が大きかった3駅を内陸に移設することで合意した。
仙石線・東名―野蒜間、内陸移設 JRと沿線自治体が調整
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110927t15013.htm

 東日本大震災で被災し不通となっているJR仙石線の高城町(宮城県松島町)―矢本(東松島市)間の復旧について、JR東日本と沿線自治体が区間内の東名と野蒜両駅(同市)を内陸側に約300メートル移設するルート案で最終調整していることが26日、分かった。
 関係者によると、現在の東名、野蒜両駅を通るルートは津波で壊滅的な被害を受け、そのまま復旧しても運行の安全確保が難しいという。東松島市が野蒜地区住民の内陸部への集団移転を検討していることもあり、両駅を内陸に移転するルート案の調整が進められていた。両駅以外の5駅はほぼ現行の位置で再建を目指すとみられる。
 ルート案は30日、仙台市内で開かれるJR仙石線復興調整会議で協議する。事務局の東北運輸局が提示し、JRと石巻市、東松島市、松島町などの沿線自治体が合意すれば、復旧スケジュールなどを詰める作業に移る。
 震災の被害で不通となった東北沿岸部のJR在来線をめぐっては、八戸線は2012年春をめどに全線復旧するほか、常磐線はJRと沿岸自治体が宮城、福島両県の津波の被害が大きかった3駅を内陸に移設することで合意した。

2011年09月27日火曜日

1311荷主研究者:2011/10/02(日) 15:32:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110914t15005.htm
2011年09月14日水曜日 河北新報
東北大が「災害科学研」設立へ 被災地支援学を創設

 東日本大震災を受け、従来の防災・減災対策では対応できない課題を解決しようと、東北大が「災害科学国際研究所(仮称)」の設立計画を進めていることが13日、分かった。仙台市で同日開かれた震災に関する研究者の報告会で、東北大が明らかにした。

 研究所は2012年4月の開設予定。研究分野は(1)災害リスク(2)人間・社会への対応(3)地域・都市再生(4)災害理学(5)災害医学(6)社会連携―の6部門で構成される。

 災害発生後の生活再建や地域づくりをサポートする被災地支援学の創設が目玉。広範囲に被害が及ぶ大災害に対応する医学と医療体制の確立も設立構想に盛り込んだ。従来の研究を発展させ、超巨大地震と津波の発生メカニズムの解明や次世代早期津波検知技術の開発、東日本大震災の研究分析に基づく減災技術の再構築も掲げる。

 宮城県と同様に沿岸部で甚大な津波被害を受けた岩手県の岩手大、福島県の福島大をはじめ、東北を中心とした他大学との連携強化も図る。津波や災害医療、除染などに関する分野で共同研究などに取り組む。

 文部科学省には既に設置申請を済ませており、早ければ11月にも認可される見通し。

 東北大災害制御研究センター長の今村文彦教授(津波工学)は「今回の震災のように低頻度でも巨大な災害にも対応することへ、発想を転換しなければならない。人と人とのつながりの形成や地域産業の再生など、復興に必要な『人間への支援』という要素を取り入れたのが大きな特徴だ」と説明している。

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/jishin-kinkyu/sinsaifukkou1-sougou.htm
2011/09/14 建設新聞
【東北大学】70年ぶりに本格研究所設立へ 東北大学の災害科学国際研究所
12年度概算要求に施設新営の要望も

 東北大学(井上明久総長)は、13日に開いた東日本大震災6ヵ月後報告会の中で、70年ぶりの本格的な研究所設立となる「災害科学国際研究所」(仮称)の概要を報告した。研究所は4月に立ち上げた災害復興新生研究機構の要と位置付け、6つの研究部門を設けて減災技術の再構築やデジタルアーカイブの構築などを主要な課題として研究を進める。2012年4月の設立を目指す。東北大では12年度概算要求に同機構の組織、研究棟となる施設新営の要望を出している。

 東北大学は、震災から間もない4月に「東北大学災害復興新生研究機構」を立ち上げた。同機構は、これまで経験したことのない大震災からの復興・地域再生に被災地の知の拠点として貢献することを目的とするもの。復興・地域再生に寄与するプロジェクトの推進をはじめ、総合大学として同大学が持つポテンシャルの集結による復興・地域再生支援、東北や日本のみならず災害復興を目的とした総合研究開発の世界的拠点を目指している。

 新設予定の災害科学国際研究所による「災害科学国際研究推進プロジェクト」をはじめ、工学・理学・環境科学研究科などによる「環境エネルギープロジェクト」、工学・経済学・農学研究科等による「地域産業復興プロジェクト」などの7テーマの震災復興プロジェクトを進めている。

 このうち、災害科学国際研究所では、新たな学術的研究組織として国内外の研究機関と協力しながら災害科学の世界最先端の研究を推進。▽災害リスク研究▽地域・都市再生研究▽災害理学研究▽情報管理社会連携▽災害医学研究▽人間・社会対応研究―の6つの研究部門を立ち上げ、広域複合巨大災害の減災に向けた調査研究をはじめ、地震・津波発生メカニズムの解明や被災地支援学の構築、自然災害デジタルアーカイブの構築などの研究課題を進める。国内外の研究機関や被災自治体、関連団体、民間企業などと連携し、被災地大学とは、岩手大学と津波災害や被災地支援学の分野で、福島大学とは除染科学や放射能観測などの分野で連携を密にする考え。研究所の設立は震災からおよそ1年後となる12年4月を目指して、現在体制を整備しているところ。

 井上総長は、「東北大学としては70年ぶりの本格的な研究所設立となる。研究成果から、今後発生が懸念されている東海、南海、東南海地震での防災、減災に対しても有効な知見が得られるだろう。先導的な研究を組織的に進め、地域社会に貢献していきたい」と話した。

 なお、東北大学では、12年度概算要求に災害復興新生研究機構の組織、研究棟となる施設新営の要望を出している。

1312荷主研究者:2011/10/02(日) 15:46:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110916t11011.htm
2011年09月16日金曜日 河北新報
県道塩釜亘理線の東側など災害危険区域に 仙台市方針

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 仙台市は15日、震災で津波被害を受けた東部沿岸地域について、宮城野、若林両区の海岸沿いを南北に走る県道塩釜亘理線の東側を住宅の新築や増改築ができない「災害危険区域」に指定し、集団移転を進める方針を固めた。16日に開催される市の震災復興検討会議で協議する。

 指定区域は、塩釜亘理線の東側全域と、西側のうち今回と同規模の津波が襲来した場合に深さ2メートル以上の浸水が予想される若林区井土、種次の一部の計約1500ヘクタールを想定する。宮城野区の白鳥団地も深さ2〜4メートルの浸水が見込まれる地区があり、新築や増改築の際には2階建て以上とするなどの緩やかな建築制限を設ける見通し。

 移転対象は、最大約2400世帯。移転先は、これまで示してきた若林区の荒井(地下鉄東西線駅周辺)と下飯田、宮城野区田子の3地区に加え、地元から要望がある宮城野区岡田地区の塩釜亘理線西側や、若林区荒井の仙台東部道路東側なども候補にする。

 市は沿岸地域の減災に向けて、東北大や米IBMと「津波浸水シミュレーション」を共同開発している。その過程で国と県がそれぞれ整備する堤防に加え、塩釜亘理線を盛り土で6メートルかさ上げし、「二線堤」とすることで内陸部の浸水被害を軽減できることが分かり、検討を進めていた。

 国の防災集団移転促進事業を活用する方針で、現行制度では10戸以上の移転が条件。市が用意した土地を被災者が買ったり、賃借したりして自費で住宅を建てる。建設費借入金の利子補給や、移転費用の補助がある一方、被災地の地価は大幅に下落しており、市は要件緩和や補助増額などの救済策を国に求めている。

 市は24日から宮城野、若林両区沿岸部の28町内会を対象に、まちづくりの検討状況を報告する地元説明会を開き、今後の対応を話し合う。

1313荷主研究者:2011/10/02(日) 15:47:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110916t11005.htm
2011年09月16日金曜日 河北新報
道路・堤防機能 「盛り土3〜4メートル」最適 宮城県

 宮城県は15日、大津波対策として道路や鉄道をかさ上げして堤防機能を持たせる「多重防御」で、道路の盛り土の高さは「3〜4メートル程度が望ましい」とする検討結果をまとめた。同日あった県公共土木施設構造検討会で示した。

 検討会は3回にわたり県内各地の被災状況を検証。津波の押す力、引き波による力に対応し、道路と堤防の両機能を維持できる粘り強い構造が実現できる高さは3〜4メートルと結論付けた。

 今回と同規模の津波を想定した浸水シミュレーション結果も公表。仙台平野南部で海岸堤防、高さ3メートルの市道と県道の「3線防御」とした場合、浸水の深さが2メートル以下となり、木造住宅でも居住可能な面積が拡大した。一方、盛り土を5メートル以上とした場合、道路を越えた津波が山側ののり面を削り取る力が増大。道路の構造が弱くなり、引き波によって盛り土全体が損壊するリスクが大きくなるとした。

 道路は幅10メートル以上を確保し、安定度を向上させる。強い引き波で盛り土の一部が崩落する可能性を考慮し、歩道を山側に設定して車道を残す方策も打ち出した。土地の制約や道路の構造上の理由で盛り土の高さが5メートル以上になったり、幅が10メートル以下になったりする場合、山側ののり面をコンクリートやアスファルトなどで保護し、全体の強度を維持する。

 宮城県は県議会9月定例会に提出している震災復興計画案で、仙台湾南部地域を中心に、道路、鉄道の盛り土構造による「多重防御」を図るとしている。

1314荷主研究者:2011/10/02(日) 16:43:59
キタ〜!!北環状線全線開通ぅ!!
国道4号仙台バイパスとの交差点を立体化してもらいたいところだが、まずは開通したことを素直に喜びたい。今後は宮沢根白石線の工事がどのように進むかが気になるところ。

http://www.city.sendai.jp/kotsu/1200018_2486.html
都市計画道路 八乙女折立線・宮沢根白石線(浦田工区)が開通します

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110918t11017.htm
2011年09月18日日曜日 河北新報
北環状線が27日全線開通 周辺道路の渋滞緩和に期待 仙台

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/kanjyou01k.jpg

 仙台市が建設を進める県道仙台北環状線(都市計画道路八乙女折立線)のうち、未整備区間だった泉区松森地区の工区が完成し、27日正午に全線開通する。泉区八乙女から同区松森の国道4号仙台バイパスへの接続が容易になり、周辺道路の渋滞緩和が期待される。

 開通するのは、八乙女折立線の440メートルと都市計画道路宮沢根白石線の浦田工区200メートル。片側1〜4車線で、幅員は22〜38メートル。両側には3.5メートルの歩道を設ける。2002年5月に事業に着手した。両工区の工事費は約11億7000万円。

 県や市によると、北環状線は青葉区折立から泉区松森までの約12キロを結ぶ基幹道路。県が1978年度に整備を始め、89年度から市が事業を引き継いだ。

 3月下旬に全通する予定だったが、東日本大震災で路面に亀裂が入るなどの被害があり、補修のため開通が遅れていた。

 北環状線沿線は近年、大型商業施設の立地が進み、近隣の市道の交通量も増加。休日や平日の朝夕には特に激しい渋滞が発生している。

 市北道路建設課は「国道4号バイパスとの環状網が形成され、周辺市道の混雑解消が図られる。地下鉄八乙女駅へのアクセスも向上し、交通量の分散につながればいい」と話している。

1315荷主研究者:2011/10/02(日) 17:57:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110923t12017.htm
2011年09月23日金曜日 河北新報
生活小物類が充実 イケア仙台店、初のミニショップ内覧会

イケアの仙台ミニショップの店内=仙台市泉区紫山1丁目

 スウェーデン家具大手イケアグループの日本法人、イケアジャパン(千葉県)は22日、仙台市泉区の商業施設「紫山プラザ」内に26日オープンする「仙台ミニショップ」で、報道関係者向け内覧会を開いた。

 ショップは売り場面積約1650平方メートルで、取扱商品は約500品目。15人のパート従業員は宮城県内で採用した。店内は順路に沿って進むと台所用品や寝具、小型家具などの売り場を一巡できる構造にした。

 同社は首都圏などで4万平方メートル前後の大型店を展開しており、初のミニショップ開設。東北出店も初めてで、震災復興で生活用品の需要が増えると判断した。

 北野陽子店長は「当初は小物類が8割を占める。今後、家具の割合を増やすなどニーズに対応し、被災地の生活支援につなげたい」と話す。

1316荷主研究者:2011/10/02(日) 17:58:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110923t12016.htm
2011年09月23日金曜日 河北新報
「仙台箪笥」普及の場に 歴史工芸館、家具の街にきょう開館

江戸時代から現代までの仙台箪笥を展示する仙台箪笥歴史工芸館

 仙台箪笥(たんす)の普及などに向け仙台箪笥協同組合は23日、「仙台箪笥歴史工芸館」を仙台市青葉区本町2丁目の「本町・家具の街」にオープンさせる。組合員の所有品を展示し、仙台箪笥の江戸時代からの変遷を紹介。商品開発や新作発表の場としても活用する。

 工芸館は本町2丁目のユノメ家具百貨店の本店4階に開設。広さ約200平方メートルで、現代の仙台箪笥を含めて32さおを並べる。時代ごとの特徴や製作方法などを伝えるパネルも展示する。

 修理相談や完成品の展示販売のコーナーも設け、修理品をアンティーク商品としても売る。イベントとして若手の工芸作家との共同展示会などを想定しており、仙台箪笥の魅力発信や業界の活性化につなげる。

 22日に現地であった関係者の事前セレモニーで、組合の湯目一潔代表理事(ユノメ家具百貨店社長)が「仙台箪笥を次世代に引き継げるよう、消費者に良さを伝える拠点としたい」と話した。

 工芸館は入場無料。土日祝日は組合関係者が常駐。平日はユノメ家具百貨店の社員が対応する。

1317とはずがたり:2011/10/05(水) 20:57:13

気動車で運行中か。

仙石線石巻―矢本ディーゼル運行 陸前小野まで延長へ
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111005t15001.htm

 JR東日本の清野智社長は4日の記者会見で、東日本大震災後に再開し、ディーゼル車で運行している仙石線の区間を、現在の石巻―矢本間から2駅分仙台方面よりの陸前小野(宮城県東松島市)まで延ばすことを明らかにした。年内の延長は厳しく、年明け以降になりそうという。変電施設が被災しており、ディーゼル車での運行は継続する。
 仙石線はあおば通―高城町(宮城県松島町)間が段階的に再開。残る高城町―陸前小野間はJRと地元自治体などが一部を内陸に移設する方向で合意し、具体的なルート選定に入っている。再開時期は「全く分からない」(清野社長)という。復旧費用について清野社長は「内陸に移る場合、土地の手当てなどさまざま必要だ。諦めないで引き続き政府、与党に支援をお願いしていく」と述べた。
 一方、東北の高速道路無料化の対象車種拡大について清野社長は「(無料化は)道路を利用しない方からも料金をもらうことになり、負担の平等の原則から見てもおかしい。全車種が対象になれば、年間200億円程度の影響(減収)はある」とけん制した。


2011年10月05日水曜日

1318とはずがたり:2011/10/05(水) 20:57:54
>>1314
まあまあ(゚∀゚)♪

1319とはずがたり:2011/10/07(金) 10:48:09

2011年9月16日22時42分
仙台市、沿岸部で建築禁止の方針 対象最大2400世帯
http://www.asahi.com/national/update/0916/TKY201109160611.html?ref=reca

 仙台市は16日、東日本大震災の津波被害を受けた沿岸部のうち、将来も津波で高さ2メートル超の浸水が想定される地区で、住宅の新築や増築を禁止する方針を明らかにした。市は早ければ12月議会に条例改正案を提出する。

 この日公表した復興計画の中間案では、津波の浸水の高さと危険性について「2メートルを超えると家屋が流失する割合が高くなる」とし、同市宮城野、若林両区の沿岸部約1500ヘクタールを「災害危険区域」に指定。住宅の新築や増築を禁止する建築制限を設ける。対象は最大2400世帯で、内陸1〜2キロの地域へ集団移転を進める。

 市によると、特例法で認められた建築制限は震災から最長8カ月だが、市の建築制限は再度の条例改正を経ない限り解除されない。

宮城県も災害危険区域の指定検討 無期限で建築制限
http://www.asahi.com/politics/update/0428/TKY201104280610.html
2011年4月29日18時32分

 東日本大震災の復興を巡り、宮城県は、再び津波被害を受ける恐れのある沿岸部を中心に、建築基準法に基づき、無期限で建築を制限できる「災害危険区域」を指定する検討に入った。同区域の指定には、被災した市町が条例を制定する必要があり、今後、自治体の意向を優先して調整する。

 これまで宮城県は、震災後の無秩序な開発を防ぐため、2カ月間、市街地での建築を制限できる同法の規定を適用。一方で「2カ月では短い」と政府に要請していた。これを受け、菅政権は最長で今年11月11日まで建築制限をかける期間を延長できる特別措置法を国会に提出し、28日に成立した。

 しかし、津波が襲った沿岸部では、再び海沿いに家を建てたいと望む被災者が多く、同県は11月までの建築制限と並行して、特に津波再来の可能性が高い地域は、恒久的に建築を制限できる「災害危険区域」を設けることも必要と判断。津波被害の再発を防ぐため、今後、被災した市町が危険と判断する地域については、積極的に災害危険区域に指定していくことも、選択肢として検討する。

 災害危険区域を巡っては、岩手県が12市町村に対して、同区域に指定する条例制定を求めている。(高橋昌宏)

1320荷主研究者:2011/10/10(月) 22:31:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111005t11029.htm
2011年10月05日水曜日 河北新報
三陸道・仙台港北―利府中IC間、4車線化 国交省が方針

ttp://tohazugatali.iza-yoi.net/sanrikudo/sanriku_01k.jpg

 国土交通省は5日、三陸縦貫自動車道仙台港北―利府中インターチェンジ(IC)間(7.8キロ)の4車線化と、宮城県が管理する仙台南部道路(11.0キロ)の東日本高速道路への有償移管を進める方針を示した。同区間に県が要望していた多賀城IC(仮称)の新設にも着手する。

 国交省は、東日本大震災の復興道路として三陸縦貫道などで構成する三陸沿岸道路の未着手区間の整備を表明している。今回の仙台港北―利府中ICの拡幅、仙台南部道路の移管も高速道のネットワーク強化策の一環とみられる。

 仙台港北―利府中IC間は暫定2車線で運用されている。同区間は交通量が増加傾向にあるものの、車線が狭まるため、渋滞が慢性化する「ボトルネック」状態になっている。

 仙台南部道路は宮城県道路公社が管理する。仙台都市圏高速環状網では唯一の県管理道路で、環状網を構成する東日本高速道路管理分で設定されている料金や割引などとの不均衡が生じていた。

 県や地元自治体は、震災前から車線拡幅や多賀城IC設置、南部道路の一元管理化を国に要望していた。震災後は、災害時の効率的な道路管理の面などから、国への働き掛けを強めていた。

 村井嘉浩宮城県知事は同日、前田武志国交相を訪ね、環状ネットワークの拡充のほか、災害復旧・復興事業の着実な実施に向けた予算額の確保を求めた。

1321荷主研究者:2011/10/10(月) 23:27:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110927t12001.htm
2011年09月27日火曜日 河北新報
サンシティ再生法申請 消費者に大手志向

サンシティが他社と共同で進める分譲マンションの建設予定地。同社は「計画は今後も継続する」としている=石巻市穀町

 仙台市に本社機能を持つ不動産業のサンシティが26日、仙台地裁に民事再生法の適用を申請した。マンション需要はここ数年、全国的に低迷傾向が続いていた。震災を受けて仙台圏などでは住宅需要が回復傾向にあるものの、消費者の大手志向などもあり、関係者からは「中堅や地元のデベロッパーの苦戦は、今後も続きそうだ」などの声が上がった。

 「2005年の耐震強度偽装事件で、安心安全面から消費者の大手志向が強まった」と言うのは、仙台市内の不動産関係者。建築確認の審査終了までに時間がかかるようになったことも踏まえ「大手のように体力がないと、生き残れない状況が進んだ」と話す。

 加えて08年秋以降の不動産不況などを受けてマンション需要は低迷し、新規供給も減少した。

 総合広告代理店DGコミュニケーションズ創芸カンパニー仙台支社の集計では、2010年の仙台圏(仙台、多賀城、塩釜、名取の各市)の新規供給は1134戸。1988年の調査開始以降で最低となった。

 震災後のマンション需要について、東京商工リサーチ東北支社は「被災した住宅からの移転などで回復傾向にある」と指摘。ただ大手の物件が中心といい、「開発資金に乏しい中堅以下のデベロッパーは厳しい環境にある」と分析する。

 サンシティは今後、スポンサーの支援を受けて再建を目指す方針。震災からの復興需要を見込んで石巻市中心部で他社と計画中のマンション開発は「今後も継続して進める」としている。

1322荷主研究者:2011/10/10(月) 23:30:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110928t12017.htm
2011年09月28日水曜日 河北新報
アマゾン、仙台にコールセンター 来年3月開設

 インターネット通信販売大手のアマゾンジャパン(東京)のジャスパー・チャン社長と奥山恵美子仙台市長は27日、市役所で記者会見し、顧客の電話問い合わせに対応する同社のカスタマーサービス(CS)センターを2012年3月、市内に開設すると発表した。従業員数は最高1000人を見込み、市の誘致企業としては政令市移行後、最多の雇用規模となる。

 同社のCSセンターは札幌市に続き2カ所目で、青葉区一番町1丁目の仙台トラストタワー内に設置する。取扱品目が2000万点を超え配送サービスも多様化しており、顧客対応の拠点増強が必要と判断した。

 管理職やオペレーターの大半を現地採用し、正規雇用枠を極力広げる方針で、新卒採用は13年4月から実施するという。

 チャン社長は「CSセンターは顧客と日常的に接する大切な部門。優秀な人材が集まり、良質な顧客サービスを全国に提供できる拠点として仙台を選んだ」と説明。奥山市長は「東日本大震災で雇用情勢が厳しい中、素晴らしいニュース。人材の供給に努めたい」と話した。

 同社と市は昨年から立地協議を続けていた。市は企業立地助成制度に基づき、同社に固定資産税相当額を3年間補助する。市は事務代行業や研究開発機関と同様、コールセンターを「都市型産業」と位置付け、誘致を強化していた。

 同社は2000年11月に営業を開始。書籍やCD、家電、文房具、食品など幅広い品目を扱う。売り上げは非公表。

 記者会見では、アマゾンジャパンが岩沼市で進めていた物流センター新設計画を中止したことも明らかにした。

 会見に同席した物流センター運営会社アマゾンジャパン・ロジスティクス(千葉県)のジェフ・ハヤシダ社長によると、センター開設予定地は仙台空港に近接し、震災で津波被害を受けた。「今後は岩沼市や東北に限定せず、国内全域で候補地を検討する」としている。

1323荷主研究者:2011/10/18(火) 00:11:07
>>949
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110930t12002.htm
2011年09月30日金曜日 河北新報
NTT東「新青葉通ビル」着工 1階に避難場所設置 仙台

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110929020jd.jpg
新青葉通ビルの完成予想図。1階にはギャラリーを設け、災害時の避難スペースとする

 NTT東日本は29日、仙台市青葉区一番町の「新青葉通ビル」(仮称)の建設を始めた。2013年5月の完成予定で、約2000人が勤務するコールセンターや、通信設備が入る。当初は4月の着工予定だったが、震災を受けて延期。設計も急きょ変更し、災害時には避難スペースとなるギャラリーを1階の一角に設ける。

 現地であった安全祈願祭に出席した江部努社長は「わが社の一大プロジェクトになる。新ビルを仙台と東北の復興のシンボルにしたい」と述べた。

 新ビルは現在の青葉通ビル駐車場に建設する。地上14階、地下1階で延べ床面積約2万9600平方メートル。制震構造を採用する。総工費は非公表。

 下層階は通信設備やデータセンターが入る。上層階は事務部門が入るほか、仙台市内に分散しているグループ会社のコールセンターを集約させ、番号案内や電報受け付けなどの業務を行う。コールセンター勤務者のうち、500人は新規雇用となる予定。

 1階のギャラリーは広さ約100平方メートルで、通常は展覧会などで市民が利用できる。災害時は避難場所として市民を受け入れ、公衆電話や携帯電話の充電器なども設置する。壁面のPR用モニター画面も、災害時はテレビ放送に切り替える。

 老朽化している現在の青葉通ビルと土地は、再開発する方向。江部社長は「具体的な検討はまだ先になる」と話した。

1324荷主研究者:2011/10/18(火) 00:25:52
>>1310
とはずがたりが想定したルートとほぼ一致しそうである。線形が良くなり営業キロも短くなるので、仙台〜石巻間の所要時間短縮にも繋がりそうだ。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111001t15015.htm
2011年10月01日土曜日 河北新報
仙石線 東名、野蒜500メートル内陸へ JRと地元合意

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20111001a10zu.jpg

 JR東日本や沿線自治体などでつくる第3回JR仙石線・石巻線復興調整会議が30日、仙台市内で開かれ、津波で壊滅的な被害を受けた仙石線の東名、野蒜両駅(ともに宮城県東松島市)を内陸側に移す新ルート案に合意した。石巻線は石巻(宮城県石巻市)―浦宿(宮城県女川町)間を現行ルートで復旧し、女川駅(同)は移転することで一致した。

 震災で不通となっている仙石線の高城町(宮城県松島町)―矢本(東松島市)間のうち、新ルートは陸前大塚―陸前小野(ともに東松島市)間の一部で、約3キロの区間。

 現在より500メートルほど内陸側の小高い丘を通るルートを設定し、区間内の東名、野蒜両駅は移す。この日示されたルート案は100メートルの幅があり、今後詰める。両駅以外の5駅は現行の位置で再建する。

 新ルートは浸水被害を受けておらず、東松島市が検討する集団移転の候補地に入っている。安全運行を重視するJRと、街づくりと一体的な復旧を求める同市の考えが一致。事務局の東北運輸局が、市の土地利用計画を土台にルート案を作成した。年内に復旧スケジュールを決める。

 石巻線は不通の石巻―女川間17.0キロのうち、石巻―浦宿間(14.5キロ)は護岸整備を進め、現行ルートで復旧。浦宿―女川間(2.5キロ)は女川駅の移転先も含めて具体的なルートを今後検討する。

 東北運輸局は「仙石線のルート変更が合意できたのは前進だ。いつまでに復旧できるかを地域の皆さまに早急に示したい」と話した。

1325荷主研究者:2011/10/18(火) 00:26:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111001t15008.htm
2011年10月01日土曜日 河北新報
国際定期貨物が復活 仙台港に韓国から第1便

入港した国際定期船から次々と降ろされるコンテナ=30日午前10時30分ごろ、仙台港

 韓国の南星海運が運航する国際定期コンテナ船が30日、仙台市宮城野区の仙台港に入港した。同港の国際定期航路は東日本大震災の発生後、途絶えており、再開第1便。仙台空港は9月25日に一部の国際定期便が再開しており、東北の国際ネットワークの拠点は空路、海路ともに部分的ながら機能を取り戻した。

 再開したのは韓国・釜山を起点に中国の大連や青島を結ぶ定期航路。太平洋側の他寄港先の復旧が遅れていることなどから、当面は週1便の入港となる見込み。震災前は週2便だった。

 初日は20フィートコンテナ約960個を積載できる貨物船「スターユニックス」が仙台港の高砂1号岸壁に接岸。日用雑貨などが入った約170個のコンテナを降ろし、中古機械などを詰めた約160個を積み込んだ。

 岸壁であった再開を祝う式典で宮城県仙台塩釜港湾事務所の平塚智所長は「仙台港から直接輸出入したいという企業の要望は強い。定期船復活は企業の競争力アップにつながる」と強調した。南星海運の日本代理店社員には花束などが贈られた。

 仙台港には震災前、東南アジアや北米向けなど五つの国際コンテナ定期航路が就航。コンテナ取り扱い業務は6月8日に再開したものの、東京向けなど国内航路に限られていた。北米向けなどの大型貨物船が接岸できる高砂2号岸壁はまだ使用できず、国と宮城県は2012年度中の完全復旧を目標に工事を急いでいる。県港湾課は「他の定期航路も再開できるよう港の復旧ぶりを船会社にアピールしたい」と話している。

1326荷主研究者:2011/10/18(火) 00:27:25

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111001t11007.htm
2011年10月01日土曜日 河北新報
県推計人口 震災後初の増 9月1日現在 宮城県発表

 宮城県は30日、県推計人口(9月1日現在)を発表した。総人口は232万6905人(男112万9801人、女119万7104人)で前月比1527人の増。東日本大震災に伴う大規模な人口減を記録した4月1日現在以降、前月比で初めて増加に転じた。

 仙台市は震災後初めて全5区で、転入数が転出数を上回った。震災前の3月1日現在との比較では、8月1日現在の53人減から急速に回復し、2055人の増となった。

 県内全体の死者数はほぼ例年並みとなり、震災犠牲者の届け出をお盆前に済ませた遺族が多かったとみられる。県統計課は「県全体の転出数も少なくなっており、生活全般が落ち着いてきたのではないか」と分析している。

 女川、南三陸両町は、住民基本台帳ネットワークシステムが未復旧のため推計できず、3月の数値を適用している。

 市町村別で3月1日との比較で最も減少幅が大きいのは石巻市の9258人(自然減4218人、社会減5040人)、次いで気仙沼市3903人(自然減1487人、社会減2416人)、東松島市2439人(自然減1102人、社会減1337人)の順。いずれも前月より減少幅が拡大した。

 県全体の9月1日現在の自然動態は334人の減(出生1677人、死亡2011人)、社会動態は1861人の増(転入1万746人、転出8885人)だった。

1327荷主研究者:2011/10/23(日) 01:40:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111001t15033.htm
2011年10月01日土曜日 河北新報
仙台空港アクセス線 204日ぶり全面再開

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20111001012jd.jpg
震災前の風景を取り戻した仙台空港駅のホーム=1日午前10時20分ごろ

 仙台空港アクセス線は1日朝、東日本大震災で被災し、運休していた美田園―仙台空港駅間(3.3キロ)で運行を始め、全線での営業運転を再開した。

 大津波で1階が完全に水没した仙台空港駅では同日午前6時22分、震災から204日ぶりとなる始発列車が出発した。その後、仙台駅からの列車が続々と仙台空港駅に到着し、旅行カバンなどを抱えた乗客が、次々とホームに降り立った。

 札幌市の会社員、根岸浩史さん(30)は「街中に行くにも空港に行くにも、鉄道があるとやはり便利だ」と歓迎した。

 アクセス線は7月23日、仙台―美田園駅間で部分開通した。運行本数は震災前の約7割に抑えられていた。全線開通により震災前と同様、快速2往復を含む1日40往復の運行本数を回復した。

 仙台空港鉄道は、仙台空港駅1階にあった運輸指令室、信号通信機器室などを2階に移設したほか、架線や架線柱などを交換するなどの復旧作業を進めてきた。復旧費用は約30億円。

 仙台空港駅では関係者らが全線運行再開を祝うセレモニーを行った。

1328荷主研究者:2011/10/23(日) 01:41:27
>>1327
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111002t15009.htm
2011年10月02日日曜日 河北新報
空と陸、仙台の玄関直結 アクセス線が全面再開

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20111001023jd.jpg
震災以来、204日ぶりに全線再開した仙台空港アクセス線の仙台空港駅付近を走る車両(手前)=1日午後0時5分ごろ

 東日本大震災で被災した仙台空港アクセス線は1日、運休していた美田園―仙台空港駅間(3.3キロ)で運行を始め、全線での営業運転を再開した。仙台駅と仙台空港は、震災から204日ぶりに鉄路で結ばれた。

 大津波で1階が完全に水没した仙台空港駅では、全線再開のセレモニーが開かれた。出席者は震災の犠牲者に黙とうをささげた後、植樹を行うなどして再出発を祝った。

 仙台空港鉄道の斎藤進社長は取材に対し「約7カ月での全線再開は感慨深い。アクセス線の安全性や快適性を実感してもらえる取り組みを進め、利用者の増加を図りたい」と述べた。

 アクセス線は7月23日に仙台―美田園駅間で部分開通。全線開通に伴い震災前と同様、快速2往復を含む1日40往復の運行本数を回復した。仙台―仙台空港間は最短17分で結ばれる。

 同社は仙台空港駅1階で被災した運輸指令室、信号通信機器室などを2階に移設したほか、レールや架線、架線柱などを交換するなどして津波対策と復旧作業を進めた。復旧費用は約30億円。

1329荷主研究者:2011/10/23(日) 02:07:14

http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/TKY201110010555.html
2011年10月2日0時43分 朝日新聞
劇場全壊、仙台の劇団 山形で復活公演

 仙台市を拠点に活動を続ける劇団「SENDAI座☆プロジェクト」が、震災後の復活を目指して進める地方公演を、10月8日に山形県鶴岡市藤島の東田川文化記念館・明治ホールで開く。活動拠点にしていた仙台の劇場は全壊したが、「演劇を通じた心の交流を広げ、いつか仙台に現代演劇の常設劇場を実現したい」という。

 SENDAI座は、東北の拠点仙台に現代演劇を楽しむ文化を定着させたいと、庄内町出身で仙台で活動を続けてきた俳優の渡部ギュウさん(47)らが4年前に立ち上げた。

 県内外での公演のほか、俳優の養成所も設け、3月までは30人の研修生もいたが、震災で拠点だった青葉区の白鳥ホールは全壊、研修生もほとんどがいなくなった。

 疲れや不安、原発問題。心が折れそうな劇団のメンバーを奮い立たせたのは、震災後、全国の演劇仲間から相次いだ「義援金を送りたい」「うちで公演しないか」などの支援だった。

 「芝居で心を元気にするのが、自分たちにできること」。再び稽古に取り組み、6月に仙台と東京で公演を再開した。

 今回の公演は、9月に仙台市の老舗デパートが会場提供してくれて始まったプロジェクトの一環で、鶴岡南高校出身の渡部さんの同窓生らが協力して実現した。会場の明治ホールは、旧東田川郡会議事堂で、県指定有形文化財の明治時代の建築。同会館での芝居の上演は10年ぶりという。

 演目は1950年代を代表するハリウッド映画の名作「十二人の怒れる男」。渡部さんは「東北発の演劇表現をあきらめたくない。演劇は課題を乗り越える人生の追体験ができる。心の活力にもつながると思う」と話す。鶴岡公演後、被災地の宮城県気仙沼市を無料公演で励ます予定だ。

 鶴岡公演は8日午後5時開演。一般3500円(前売り3千円)。問い合わせは同劇団(022・399・8057または090・3006・1004)。(溝口太郎)

1330荷主研究者:2011/10/23(日) 02:18:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111003t11022.htm
2011年10月03日月曜日 河北新報
仙台市6公営事業10年度決算 ガス3年ぶり赤字

 仙台市は6公営事業の2010年度決算と実績をまとめた。水道と下水道、病院は7年連続の黒字だったが、バスは4年連続の赤字、ガスは3年ぶりに赤字転落した。事実上、一般会計からの繰り入れに依存する中、東日本大震災で被害を受けた設備の復旧に費用がかさむ上、当面の需要低下も見込まれ、経営環境は厳しさを増している。

      ■地下鉄
 乗客数は前年度比1.2%減の約5445万人で5年連続の減少。乗車料収入も2.5%減の約99億9800万円で、震災が発生した3月分は前年度同期より約2億3000万円目減りした。

 一方、企業債支払利息や退職金が前年度を下回り、3年連続の黒字を確保した。総収益のうち一般会計からの補助金は約33億円。累積赤字は3年連続で減少したが、約1042億円に達する。

 15年度開業予定の東西線建設費は資本的支出から約121億円を充て、約499億円を翌年度に繰り越した。

      ■バ ス
 乗客数は約4068万人。「学都仙台フリーパス」の発売効果で前年度を4.4%上回ったが、乗車料収入は震災で通常ダイヤを運行できず、2.7%減の約70億円にとどまった。総収益のうち一般会計補助金は約30億円。20%超で経営健全化計画の策定を求められる資金不足比率は7.5%で、0.1ポイント悪化した。

      ■水 道
 総配水量は約1億2262万立方メートル。猛暑による夏場の使用増で前年度を0.3%上回った。仙南・仙塩広域水道の受水費が引き下げられたほか、被災した水道管修繕工事約2億1000万円を翌年度に繰り越したため、総費用は減少した。

      ■下水道
 支払利息の減少、震災で工事の未完成や遅れが出て翌年度に繰り越した支出があり、総費用は前年度を下回り、黒字を維持した。総収益のうち一般会計の負担金と補助金は約85億円。累積赤字はないが、企業債残高は約2461億円に上る。

      ■ガ ス
 都市、プロパンを合わせた契約戸数は前年比0.6%減の35万9898戸で3年連続の減少。大口需要家の増加で販売量は6.0%増えたが、料金の引き下げや震災の影響でガス売り上げが前年度割れし、総収益は減った。原料価格の上昇で原料費が9.0%上昇し、収支を圧迫した。

      ■病 院
 市立病院(525床)の延べ患者数は前年度比4.4%減の39万1871人で、約5000人が震災の影響で減少したとみられる。病床利用率は2.3ポイント減の77.0%。診療報酬の改定で医業収益が3.1%増となり、黒字に寄与した。総収益のうち一般会計の補助金と負担金は約20億円。

 14年度に太白区あすと長町に移転する新病院の建設事業には、実施設計などに約3億2900万円を投じた。

1331荷主研究者:2011/10/30(日) 00:54:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111004t11003.htm
2011年10月04日火曜日 河北新報
仙台市の定禅寺通・宮城野通 「景観地区」に指定へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/111004a101.jpg

 仙台市は景観法に基づく「景観地区」に、定禅寺通(青葉区)と宮城野通(宮城野区)を中心としたエリアをそれぞれ指定する方針を決めた。街並み形成に関わる規制はこれまで条例で定めていたが、法による区域指定で景観を損なう行為の抑制効果を高める。市によると、景観地区の指定は宮城県内では初めて、東北では岩手県平泉町に続き2例目という。

 範囲は定禅寺通地区の約13ヘクタールと、宮城野通地区の約21ヘクタール。現在は条例で「景観形成地区」に指定され、建物の形態や壁面の色彩などが周囲と調和するよう基準が設けられている。法に基づく指定で今後、現状変更の認定申請や罰則の対象となる。

 景観地区の指定に合わせ、市は「街並み形成ガイドライン」を作成する。建築物の用途や高さ、敷地面積などを定めた「地区計画」、屋外の看板や張り紙などのデザインの基準となる「広告物モデル地区」といった制限内容を事例ごとに整理する。

 各地区の景観形成の基本目標も設定し、定禅寺通は「ケヤキ並木と調和し、文化の薫り高い魅力ある街並み」、宮城野通は「ゆとりとうるおいある環境を活(い)かし、躍動感のある都市文化と生き生きとした暮らしの舞台」とする。

 具体的な空間の活用事例も「誘導指針」として示し、街路と一体的に利用できるオープンスペースの創出、歩道に面した開放感のあるカフェテラスの設置などを挙げる。

 市は景観地区指定のための関係条例改正案を市議会12月定例会に提出する考え。

1332荷主研究者:2011/10/30(日) 00:54:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111004t11021.htm
2011年10月04日火曜日 河北新報
丘陵地の斜面復旧工事が本格化 仙台市

崩落した斜面を改修するため、市道があったエリアで復旧工事が進められている=9月28日、仙台市泉区北中山

 仙台市は、東日本大震災で地滑りや擁壁崩壊などの被害があった丘陵部の宅地周辺で、斜面の復旧工事を本格化させている。崩落部分に改良を加えることで、宅地の地盤安定化を図る。現行制度では私有地内の擁壁を公費で修復することが困難なため、公共事業で対応できる市管理分から工事を急ぐ。

 泉区北中山3丁目の住宅地では、斜面の上に取り付けられた市道の一部を巻き込みながら、幅104メートル、高さ最大22メートルにわたって崩れ、土砂が下方の市道をふさいだ。崩落した市道に沿って整備された宅地にも沈下や亀裂などの被害が生じ、避難や転居を余儀なくされた住民もいる。

 泉区によると、崩れ落ちた斜面は盛り土によって築かれていた。地下水位が高いため、地盤が緩くなっていた斜面の下部側から地すべりを起こしたとみられる。

 復旧工事の概要は図の通り。崩れ落ちた市道を支える土台として、重い土砂の代わりに発泡スチロールを敷き詰め、斜面への負担を減らす軽量盛土工法で実施。地下水を抜く排水管を設置した上で、傾斜を緩やかにして形を整える。8月下旬に着工し、年度内の完成を見込む。

 市は8月19日時点で、宅地4031カ所、擁壁2184カ所で被害を確認。大規模盛土造成地滑動(かつどう)崩落防止、災害関連地域防災崖崩れ対策など4事業を活用する方針だが、宅地の復旧は原則、斜面の土が崩れて道路や河川をふさぐ恐れがある場合などを除き個人負担とされている。

 市住環境部は「現行の制度では、宅地300カ所程度しか対象にならない。国に要件緩和や補助率のかさ上げなどを求めているが、回答はまだない」という。

 斜面と市道の復旧工事は今月中旬、青葉区高野原でも始める。同区滝道1丁目と泉区東黒松では、斜面の仮設土留め工事を進めている。

1333荷主研究者:2011/10/30(日) 00:56:20
>>891
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111005t15002.htm
2011年10月05日水曜日 河北新報
ヨーカドー仙台泉店、閉店見直し 震災後売り上げ好調

 セブン&アイ・ホールディングスは2012年中の閉店を検討していた傘下のイトーヨーカドー仙台泉店(仙台市泉区)について、閉店の見直しを含めた再検討に入った。東日本大震災後の好調な売り上げなどを考慮したとみられる。

 セブン&アイの村田紀敏社長が4日の記者会見で「復興に貢献するため東北の閉鎖計画は見直したい」と述べた。具体的な対象店舗は明らかにしなかった。同社広報センターは河北新報社の取材に「結論は出していないが、仙台泉店も東北全体と同様に対応を見直す必要がある」と話した。

 仙台泉店は12年6月末で店舗建物を所有する住友商事との賃貸契約が切れる予定。このためセブン&アイ側は閉店も視野に関係者と協議を続けていた。震災後の同店の状況について広報センターは「復旧需要などで地元での支持が非常に高まっている」としている。

 セブン&アイはこの日、2011年3〜8月期連結決算を発表。本業のもうけを示す営業利益は前年同期比25.9%増の1501億円で過去最高となり、東北で展開する食品スーパーのヨークベニマルも営業利益が2.4倍となった。

 売上高は7.9%減の2兆3572億円。純利益は震災による店舗の被災などで234億円の特別損失を計上し、15.4%減の527億円だった。12年2月期の通期業績予想は、純利益を7月に見込んだ1050億円から1270億円へと上方修正した。

1334荷主研究者:2011/10/30(日) 00:57:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111006t15001.htm
2011年10月06日木曜日 河北新報
日銀仙台支店70周年記念の企画展 仙台藩の“紙幣”展示

日銀仙台支店の開設70周年を記念して始まった企画展

 日銀仙台支店は5日、今月10日に開設70周年を迎えるのを記念した企画展を仙台市青葉区の支店内で始めた。日銀の歴史が分かる資料や、江戸時代の紙幣のレプリカなどを展示している。13日まで。

 支店3階の会場には、開設当初に使った支店の表札や、仙台藩や新庄藩などが発行した紙幣(藩札)のレプリカなど約30点が展示されている。1億円分の模擬紙幣(約10キロ)や、江戸時代の小判のレプリカは実際に触れられる。

 12、13の両日は午前10時と午後1時から、日銀貨幣博物館(東京)の学芸員が、仙台藩の藩札などについて解説する講演会(定員各25人)も開く。支店は「多くの人に来場してもらい、支店の歴史や日銀の仕事を知ってほしい」としている。

 日銀仙台支店は1941年10月10日、全国18番目、東北では福島、秋田に次ぐ3番目の支店として開設された。企画展は支店休業日の8〜10日を除き、午前10時から午後3時まで。見学前日までに電話での申し込みが必要。連絡先は日銀仙台支店022(214)3157。

1335荷主研究者:2011/10/30(日) 01:06:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111008t11017.htm
2011年10月08日土曜日 河北新報
「常磐線15年度末再開」 復興計画で見込み 宮城・山元町

 東日本大震災の津波で被災したJR常磐線の内陸移設問題で、宮城県山元町は早ければ2015年度末の運転再開を見込んで震災復興計画案の策定作業を進めていることが、7日分かった。常磐線移設は復興計画の核になるため、町はJR東日本との調整を進める。

 町はこれまでのJRや関係機関との協議などを基に、11年度中にも用地買収に着手し、早ければ12年度中に鉄道敷設工事が始められると想定。工事は15年度中にも完了し、移設ルートは15年度末から16年度にかけて開通可能との見通しを立てる。ほぼ同時並行で駅前広場の整備を進める計画だ。

 坂元駅の移転先については、これまで土地利用構想案で示していた国道6号坂元交差点付近から、北に約500メートル離れた場所に変更する案を検討している。線路が国道と立体交差する際に必要な駅舎の高層構造を避けるのが主な理由とみられる。

 町は常磐線の新山下、新坂元両駅などを中心とした市街地の形成を目指す。災害公営住宅は12〜14年度の入居を想定し、防災集団移転促進事業は16年度までの土地買い上げ、転居を見込む。

 町は今後、町議会への説明を経て10月下旬に復興計画最終案を策定。11月中旬に住民説明会を開催し、12月上旬の町議会12月定例会に復興計画を提案、議決を求める。

1336荷主研究者:2011/10/30(日) 23:28:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111007t12002.htm
2011年10月07日金曜日 河北新報
仙台のオフィスビル 空き室率改善、15%台に

アマゾンのCSセンターをはじめ、新規入居などが続いている仙台トラストタワー=仙台市青葉区一番町1丁目

 ビル仲介の三鬼商事仙台支店が6日発表したオフィスビルの9月末時点の平均空き室率によると、仙台市内は15.87%で、前月から0.18ポイント低下した。東日本大震災後に集計を再開した4月末以降5カ月連続の改善。2009年6月末時点(15.79%)以来2年3カ月ぶりの15%台となった。

 インターネット通信販売大手のアマゾンジャパン(東京)が仙台市青葉区一番町の超高層複合ビル「仙台トラストタワー」(地上37階、地下2階)に、カスタマーサービス(CS)センターを開設することが決定。この1カ月間で減少した市内の空き室面積(約2640平方メートル)の約8割をCSセンターが占め、全体の空き室率改善につながった。

 市内5地区別では駅前が悪化した以外は改善した。このうち仙台トラストタワーがある一番町周辺は16.42%となり、18.20%の駅東とともに前月比0.76ポイント低下した。

 アマゾンのCSセンター効果もあり、仙台トラストタワーはオフィス部分の入居率が約80%まで上昇したという。運営する森トラスト(東京)仙台支店は「制震構造などが評価され、震災後に引き合いが増えた。年度内には入居率を90%まで上げたい」と説明している。

 ただ、市内全体では震災後の借り換え移転が落ち着きつつあり、三鬼商事仙台支店は「来年度に向けた企業の動きを含め、今後は震災による需要動向の変化を注視したい」としている。

 調査は新築2棟を含む延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル363棟を対象にした。

1337荷主研究者:2011/11/06(日) 12:31:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111013t13027.htm
2011年10月13日木曜日 河北新報
JR常磐線内陸移設 用地買収後3年で復旧

山元町議会で説明するJR東日本仙台支社の相沢部長=山元町役場

 JR東日本仙台支社の相沢義博企画部長ら3人が12日、山元町議会特別委員会に出席し、東日本大震災の津波で被災した常磐線の内陸移設案について「用地買収後、全体の開通までおおむね3年あれば復旧できる」との見通しを示した。JRが被災した県内の沿線自治体で説明の機会を設けたのは初めて。

 議員から現在の山下駅まで暫定復旧した上で、新ルート建設を求める意見が出たが、JR側は「二重投資になり、非常に厳しい。新ルートを基本に検討している」と理解を求めた。

 さらに現行ルートで復旧した場合でも津波対策として線路をかさ上げする必要があることから、「(新ルートと)同じくらいの工期になるのではないか」との認識を示した。

 新ルート建設に伴う用地買収に当たっては、山元町に地権者との交渉などの代行を要請していることを明らかにした。

 常磐線をめぐっては、山元町が現行ルートから内陸側に1〜1.5キロ移設する土地利用計画案を策定。町は同日示した震災復興計画案で、常磐線の復旧時期について2011年度末にも用地買収に着手し、12年度中に着工、早ければ15年度末の開通を見込む。

1338荷主研究者:2011/11/06(日) 12:34:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111016t12023.htm
2011年10月16日日曜日 河北新報
わかさ生活、仙台に支社 来春復興支援で100人採用

 健康補助食品製造販売のわかさ生活(京都市)が2012年4月、仙台市に東北支社を開設することが15日、分かった。同社が東日本に拠点施設を設けるのは初めてで、大学、高校の新卒予定者ら約100人を正社員として新規採用する。東日本大震災で雇用情勢が悪化した若年層を採用することで、被災地の復興を支援する。

 東北支社は「東北コミュニケーションズ」の名称で、青葉区一番町1丁目の仙台トラストタワー内に置く。顧客からの注文や問い合わせを受けるコールセンターを中心に、マーケティングやウェブ関連、デザインといった業務を担う。

 同社はことし4月、震災の影響で内定を取り消された新卒者ら100人を正社員として採用すると発表し、これに応じて入社した宮城、福島両県の14人も、東北支社に配属する予定。

 就職説明会は今月25日と11月1日、ハローワーク仙台で開催される。詳細は19日、ホームページに掲載する。

 同社は「東北の復興を長期的に支えるため、若者が継続して仕事に取り組める正社員での採用が重要と判断した。宮城県内のお客さまが全国トップ10に入るほど多く、何か役立つことができないか検討した」と話している。

 同社は1998年の創業。ブルーベリーなどを素材とするサプリメントの研究開発や委託製造、販売などを手掛ける。10年度の売上高は163億円。

 仙台市はコールセンターを「都市型産業」の一つに位置付け、誘致活動を強化している。インターネット通信販売大手のアマゾンジャパン(東京)も12年3月、最大で1000人の採用が見込まれるカスタマーサービスセンターを、仙台トラストタワーに設置する。

1339荷主研究者:2011/11/06(日) 12:35:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111015t13003.htm
2011年10月15日土曜日 河北新報
ソニー仙台、遊休施設を開放 被災企業の入居募る

 ソニーは東日本大震災で事業縮小した仙台テクノロジーセンター(宮城県多賀城市)の遊休施設を、地域に開放することを決めた。地元企業の復興や新事業創出を後押しするインキュベーション(ふ化)施設「みやぎ復興パーク」を12月1日、センター内に開設する。

 みやぎ産業振興機構と連携し、センター敷地内の1〜6階の建物7棟を活用する。総床面積は約3万9000平方メートル。主に研究開発部門が使用していた建物で、クリーンルームもある。

 入居者は震災で被災したり、新たな事業展開を目指したりする地元企業、産学連携を積極的に進める大学や研究機関などを想定。賃料は管理費分として1平方メートル当たり月額700円とした。

 7棟の建物はみやぎ産業振興機構に無償貸与し、同機構が入居者選定や開設後の運営を担う。入居者募集を13日に始めており、20日と11月1日には内覧会を予定。入居者は同機構が設ける審査委員会で決定する。

 ソニーは震災後、センターにあった研究開発機能の一部を神奈川県などの拠点に集約。センター内の機能統合も進め、空きスペースの活用方法を検討していた。津波で浸水した建物では改修工事を進めている。

 ソニーは「復興を目指す地元企業に有効活用してもらい、次世代につながる研究開発が産学官で進むことも期待したい」と話している。

 みやぎ産業振興機構は「東北の被災企業の復興、地元企業の新事業創出の新たな拠点を目指す」としている。連絡先は同機構総務課022(225)6636。

1340とはずがたり:2011/11/06(日) 23:44:21

常磐線原ノ町−相馬間、12月中に再開へ
http://www.minyu-net.com/news/news/1022/news3.html

 JR水戸支社は21日、震災の影響で不通となっている常磐線原ノ町―相馬駅間について、12月中に再開すると発表した。相馬―亘理駅間は未定。
 再開に当たっては、相馬―亘理駅間が不通のため、車両点検設備を南相馬市に新設。運行に使用する車両は線路を使って輸送できないため、仙台市から陸送する。原ノ町―相馬駅間はレールがゆがんだり、電柱が傾くなどの被害があり、9月から復旧作業を進めている。再開の具体的な日時は12月に発表する予定。
 同支社は同日、12月1日〜来年2月29日の冬の臨時列車の運行予定も発表、常磐線と水郡線で年末年始、冬休み期間中を中心に合わせて135本を運行する。
(2011年10月22日 福島民友ニュース)

1341荷主研究者:2011/11/13(日) 19:21:17
>>974 >>1035
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111019t15016.htm
2011年10月19日水曜日 河北新報
県北高速幹線道 第1期整備区間8.9キロが来月全通へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/111018a3101.jpg

 東北自動車道築館インターチェンジ(IC)と三陸自動車道登米ICを結ぶ「みやぎ県北高速幹線道路」(24キロ)について、宮城県は18日、栗原市築館加倉―同市若柳下畑岡(若柳南IC)間の7キロを、11月24日に開通させる方針を決めた。

 6月28日に先行して使用が始まった登米市迫町北方(国道398号)―若柳南IC間の1.9キロと合わせ、同道路の第1期整備区間8.9キロが全線で通行可能となる。

 同区間の車道幅は7メートルで片側1車線。制限速度は県管理道路として初の時速70キロに設定された。区間内には伊豆沼IC(栗原市若柳上畑岡)を設置する。使用開始は開通日の午後1時の予定で、通行は無料。

 栗原市築館―登米市迫町間は県道を使用した場合と比べ、距離で1キロ、時間で7分の短縮が見込まれる。宮城県北地域の物流機能強化のほか、観光利便性の向上も期待される。

 県は全体を5区間に分割。第1期分は1995年度に着工し、総事業費は約240億円。第2期分として2012年度の着手を目指す登米市中田町浅水―同中田町石森(国道346号)間の5キロについて、県は11年度第3次補正予算案での対応を国に要望している。

1342荷主研究者:2011/11/13(日) 19:40:36

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Kyouno_kensetsu_jyouhou.htm
2011/10/15 建設新聞
トキワ 仙台市青葉区本町1丁目 賃貸・トキワ仙台本町マンションの建設
RC11F3220㎡ 鹿島で来年2月着工へ

 トキワ(東京都品川区大崎3丁目6の4 渡邊龍雄代表)は、仙台市青葉区本町に「トキワ仙台本町マンション」(仮称)の建設を計画しており、鹿島の設計・施工で来年2月の着工を予定している。

 建設場所は、仙台市青葉区本町1丁目10の3ほか地内の敷地面積633・01㎡で、錦町公園の東側の愛宕上杉通と国道45号交差部に位置する旧ガソリンスタンド跡地。

 建設する施設は、RC11F延べ3220・14㎡規模で、総戸数100戸の共同住宅を建設するもの。完成は2013年3月末を予定している。

2011/10/15付1面に掲載

1343荷主研究者:2011/11/13(日) 19:44:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111022t11027.htm
2011年10月22日土曜日 河北新報
仙台城石垣と通行止め市道、15年復旧目指す

 仙台市は21日、東日本大震災で崩落した仙台城跡の石垣と、通行止めの措置を講じている市道仙台城跡線について、2015年3月の復旧完了を目指す方針を発表した。

 石垣は、構築当時の伝統工法を基本に、可能な限り元の位置に戻す。文化庁の災害復旧事業として工事を実施するため、被災箇所を含む県護国神社所有の本丸西側については国史跡の追加指定を同庁に申請する。

 11月から史跡指定のための測量に取り掛かる。崩れた石材を移動し、石垣の変形箇所を解体した後、市道の復旧工事を始める。

 本丸詰門(つめのもん)跡から市道青葉山亀岡線との接続地点までの約320メートルの全面通行止めは、工事の終了まで続く。大手門跡隅櫓(すみやぐら)から本丸詰門跡までの区間は歩行者に限り、利用できる。

 震災では、本丸北西部の石垣(全長約200メートル、高さ5〜7メートル)のうち、3カ所計約60メートルにわたり崩落。市道には、路面や擁壁に亀裂が生じた。

1344荷主研究者:2011/11/13(日) 19:44:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111022t11028.htm
2011年10月22日土曜日 河北新報
水族館誘致を再協議 仙台市、複数の民間業者と

 仙台市議会9月定例会は21日、決算審査特別委員会の総括質疑を行った。水族館の誘致をめぐり、市は設置運営に意欲を示す民間事業者との協議を再開したことを明らかにした。

 市はマリンピア松島水族館(松島町)の仙台移転が2010年に頓挫した以降も水族館の誘致を模索し、複数の関係者と協議している。

 藤本章総務企画局長は「東日本大震災後に一時中断したが、夏ごろから実現に向けて協議を再開した。事業者が今の経済状況を踏まえ、種々検討を進めている状況にある」と説明した。

 国の補助事業で、会計検査院から約748万円の不適正経理を指摘された問題に関し、市は10年11月に始めた全庁調査の結果を今後1カ月をめどに公表する考えを示した。

 藤本局長は「調査はことし9月に一通り終了し、現在は原因の分析と再発防止策の取りまとめで詰めの作業を行っている」と答弁した。

1345荷主研究者:2011/11/13(日) 20:34:18

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111009/fnc11100910300002-n1.htm
2011.10.9 10:30 産経新聞
仙台、異形の現ナマ景気 増税より復興の道筋示せ

仙台市内の繁華街では賑わいが増している
■編集委員・田村秀男

 「デフレ不況時には、お札を刷ってヘリコプターからばらまけばよい」とは、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長のプリンストン大学の経済学部長時代の言である。確かに、景気というものは「現金なもの」である。

高額商品が売れる

 東北のセンター都市、仙台では高級腕時計、宝飾品、ブランド物バッグなどが飛ぶように売れている。欧州製高級車のベンツ、ボルボなど、東北全体の9月の輸入車新規登録台数は1439台で前年同期の2.1倍に上った。多くのお客さんは現金払いである。夜の繁華街も札束を持った、県外からやってきた工事関係者たちでにぎわっている。

 被災者やその身内が「癒やし」を求めて高額商品につい惹(ひ)かれる。貯蓄ばかりしてこんな災難に遭うくらいなら、命あるうちに思い切って散財してみよう、と人生観を変えた方々もおられるだろう。

 他方では、壊れた家に住み続けている体の不自由なお年寄りもいる。農地も家も津波で流され、仮設住宅で職のあてもなくストレスがたまる日々。被災地全体の言い知れぬ苦難を思えば、何とも複雑な気持ちにさせられるカネの仕業である。

デフレ吹き飛ばす

 仙台へのカネの出所は地震保険、義援金などがまず挙げられるが、8月以降は本格化したがれき処理の代金が高額消費へとなだれ込んでいる。

 何しろ、民主党政権は地元自治体の言い値を丸のみして、がれき処理費を100%出している。1995年1月の阪神大震災のがれき処理コストはトン当たり2万2千円。その後、人件費や資材価格が下がるデフレ時代が続いていることから、コスト上昇はないはずなのに、仙台周辺や岩手県ではトン当たり10万円もかかるケースがあるという。「精査していたら時間がかかり、がれき処理が進まず、マスコミにたたかれる」と民主党関係者は弁明する。

 現金ばらまきの余波は全国に及んでいる。9月28日付の日経新聞夕刊によると、建設工事関連の人手不足が深刻となっている。東日本大震災の影響で東北や北関東を中心に建物の補修需要が急増したうえ、がれき処理にも多くの人員が割かれているためだ。鉄筋工事の単価は東京周辺でトン当たり3万6千円前後で震災前に比べて3千円(約9%)上がった。解体作業、足場設置など「とび」工事は、東京周辺では1日・1人当たり1万5千円程度と、今春比で約11%上昇、という具合で関西にも及んでいる。

 まさに、日本版ヘリコプター・マネーが建設工事部門に限っては「20年デフレ」を吹き飛ばしている。

「職」の青写真なし

 第3次補正予算が成立し、さらに「青天井」で復興費を来年度予算に計上すれば、日本経済は「復興特需」で浮上すると野田政権は安易に考えているようだ。被災地に職と雇用の機会を回復させるための青写真や設計もない。地域、さらに日本全体の経済を再生する方向へと収斂(しゅうれん)させる政策はどこにもない。自力再建を図る被災農漁業者の高い志を支援する仕組みもない。

 例えば、全国的にいちご栽培で知られている仙台郊外の亘理町では、いちご畑が津波に流され全滅した。専業農家の多くは遊休農地を借り上げ、自主努力で再起を図っている。国にできることは金融面での支援ばかりではない。大規模栽培の早期実現に向け、農地の集約を可能にする法制度面での整備である。

 漁業の再建も、単に企業に漁業権を与えれば進むというわけではない。海洋の生態系保全や雇用維持を、短期的な収益よりも優先し、長期的な投資に徹する企業を選別する仕組みにしないと、地元漁民は不安になるだろう。

 復興債の償還財源は増税だが、政府の増税路線の始まりしかない。財務省は野田首相を通じて、2013年には消費税の10%引き上げを確定させようともくろむ。増税に次ぐ増税は、全国的に消費者心理をますます冷え込ませ、デフレを助長する。デフレ分を加えた実質金利は上昇し、円高がさらに進む。

 1995年の阪神大震災から2年後、橋本龍太郎政権が増税・緊縮財政に踏み切り、好転しかけた景気を一挙にデフレ不況局面に突入させた。このときはアジア通貨危機も重なった。今回の臨時増税規模は97年度を実質的に上回る。しかも泥沼の欧州金融危機と重なっている。欧州から逃避した世界の余剰資金は世界最大の対外資産国、日本の国債に向かい、円相場を押し上げる。超円高、デフレと増税の三重苦で企業は基幹技術ごと海外に逃避する。

 仙台で突如出現した現ナマ主導景気は茫漠(ぼうばく)とした復興の道の脇に咲く異形のあだ花でしかない。

1346とはずがたり:2011/11/14(月) 17:58:57

ワタミ、被災地で100人雇用へ 岩手にコールセンター
http://www.asahi.com/business/update/1109/TKY201111090115.html

 津波で壊滅的に被災した岩手県陸前高田市で9日、飲食チェーン店などを経営するワタミ関連企業の食事宅配会社が、大規模なコールセンターの起工式を開いた。来年2月から営業を始め、震災で失業するなどした住民約100人を正社員やパート従業員として採用する予定だ。

 ワタミの渡辺美樹会長が震災後、市の参与に就任し、雇用を生み出すための進出を約束していた。コールセンターでは高齢者向け宅配弁当の注文を受けつける。来春卒業する地元の高校生の採用面接も進めているという。

 戸羽太市長は起工式に出席し、「将来の住まいと雇用が大きな課題。多くの市民が勇気づけられる」と述べた。

1347荷主研究者:2011/11/17(木) 22:52:28

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111025t12009.htm
2011年10月25日火曜日 河北新報
仙台パルコ開館4年目 牧山社長に聞く

 まきやま・こうぞう 慶大卒。81年パルコ入社。常務執行役、取締役兼専務執行役などを経て5月から社長。53歳。大阪府出身。

 商業ビル大手パルコの牧山浩三社長は、仙台市内で河北新報社の取材に応じた。ことし8月下旬で開館4年目に入った仙台パルコは売り上げが好調で「国内の模範店となっている」と語る。消費動向の変化に合わせた情報発信に力を入れる方針も示した。(聞き手は酒井原雄平)

<消費者の思い強く>

 ―東日本大震災後の仙台パルコの売れ行きは。
 「(全社では前年同期比1.2%減だった)6〜8月期の売上高は、仙台では28%増えた。9、10月もほぼ30%増で推移している。仙台はパルコを代表する模範的な旗艦店の位置付けとなっている」

 ―開館以来、初の大改装が8月で終了した。
 「若者向けゾーンの拡充などを図った。震災後に『日常生活に戻りたい』『おしゃれを楽しみ、気分を変えたい』という消費者の思いが強まり、改装効果との掛け算で売り上げ増となった」

<楽しさ提供が原点>

 ―震災の教訓は。
 「(5月の社長就任前の)4月下旬、営業再開に踏み出した仙台店を見舞いに訪れた。従業員と来店客の表情豊かなやりとりに『楽しさをプロデュースする』というパルコの原点を見た。仙台店に学ぶべきことは多く、他の18店すべての店長にも視察させた」

 ―被災地の大型店として復興にどう貢献する。
 「震災後、消費の本質は大きく変わった。人間は物質的にだけでなく、気持ちの豊かさもないと生きていけない。大変なときも楽しさを表現するのがパルコの役割。今後も消費の変化を読みながら、ファッション情報の発信などでクリエイトしていく」

<シナジー効果模索>

 ―5月の社長就任は、筆頭株主の森トラストと保有率2位のイオンから経営陣の刷新を求められた結果。両社との今後の付き合い方は。
 「(業務提携を話し合う)3社による検討委員会を発足させた。さまざまな企業とのシナジー効果を模索しないと、スケールの大きいことはできない。いきさつは別にしてパルコにプラスになる具体的な提案があれば、構えることなく検討したい」

1348荷主研究者:2011/11/17(木) 22:52:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111025t12008.htm
2011年10月25日火曜日 河北新報
多目的スペース 仙台中心部に開設 仙台放送

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/p10250xx0e100008_02senndaihouso.jpg

 仙台放送(仙台市)は24日、仙台市青葉区中央のクリスロード商店街に来春、多目的スペースを開設することを明らかにした。テレビ番組に関連したイベントや中継などで活用する。

 常陽銀行仙台支店の隣接地に同行関連会社が建てる平屋の建物(床面積約150平方メートル)を、仙台放送が借り受ける。近く5年間の賃借契約を結ぶ。

 建物の半分程度のスペースには、仙台放送が宮城県物産振興協会と共同運営する「食材王国みやぎ地産地消市場」が青葉区一番町のマーブルロードおおまち商店街から移転する。12月に先行オープンし、宮城県内の各市町村の物産市を開く。

 同社広報戦略局は「視聴者との交流拠点を仙台市中心部に設け、局のブランドイメージを高めたい」としている。

1349荷主研究者:2011/11/17(木) 23:20:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111027t15012.htm
2011年10月27日木曜日 河北新報
トヨタ東北 エンジン工場、来月着工式 宮城・大和

 トヨタ自動車東北(宮城県大和町)が敷地内に計画中のエンジン工場について、11月18日に着工式典を行うことが26日分かった。建築確認審査が終了次第、実際の工事に入る見通し。早ければ2012年夏前にも建屋を完成させ、同年度前半のエンジン生産開始を目指すとみられる。

 式典では宮城県幹部ら関係者を招いてくわ入れを行う。敷地は現在のトヨタ東北の工場に隣接する約21ヘクタールで、工場の床面積は5000〜6000平方メートル規模となる。

 工期は半年程度を見込む。建屋建設と並行して設備設置を進めるなど工法を工夫し、稼働までの期間短縮を図る。総事業費は約20億円。

 新工場ではハイブリッド車(HV)専用のエンジンを生産。関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)がことし12月から製造する小型HV「アクア」に搭載される。

 トヨタ東北は当面、中部地方などから供給される部品を使って年間10万基を組み立てる。将来的にはエンジン部品の製造も手掛ける方向で、建屋を増床して対応する。

 エンジン工場は当初10年末の稼働予定だったが、トヨタは08年秋のリーマン・ショックを受けて着工を延期した。ことし7月、東北の復興支援策として、トヨタの豊田章男社長が建設計画の推進を表明した。

1350荷主研究者:2011/11/17(木) 23:23:16

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111028t12013.htm
2011年10月28日金曜日 河北新報
仙台にコールセンター レノボ・NEC傘下、11月開設

 NECと中国のパソコンメーカー、聯想(レノボ)による合弁の持ち株会社「レノボ・NECホールディングス」傘下のNECパーソナルコンピュータ(東京)は27日、コールセンター「コンタクトセンター」を11月1日付で、仙台市青葉区の仙台トラストタワーに開設すると発表した。

 センターはNEC製パソコンの個人購入者からの使い方相談に応じる。実際の業務はIT(情報技術)関連サポート業で、トラストタワーに入居しているキューアンドエー(東京)に委託する。

 キューアンドエーは既に今回の受託事業を専門に担当する50人を地元採用しており、来年4月までに計100人に増やす予定。

 NECパーソナルコンピュータは来年1月から、購入2年目以降を有料としてきた使い方相談を無償にする方針。これに伴って相談の増加が見込まれることからコールセンターの新設を決めた。

 同社は「優秀な人材を確保できると判断し仙台に開設することにした。地元の雇用拡大につながることも期待したい」としている。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111102t12003.htm
2011年11月02日水曜日 河北新報
NEC製PCコールセンター 来春までに200人雇用 仙台

新設されたNECパーソナルコンピュータのコールセンター

 NECと中国のパソコンメーカー聯想(レノボ)による合弁会社「レノボ・NECホールディングス」傘下のNECパーソナルコンピュータ(東京)は1日、仙台市青葉区の仙台トラストタワー9階に、NEC製パソコン購入者の相談に応じるコールセンターを開設した。

 センターは床面積約300平方メートルで、約50ブースある。業務はIT関連サポート業のキューアンドエー(東京)が担う。従業員は非正規を含め約70人。来年3月末までにブースを2倍に、人員を計約200人に増やす。

 開所式には関係者ら約80人が出席。NECパーソナルの鳥谷部秀喜カスタマーサービス本部長は「日本一のコールセンターを目指してほしい」とあいさつ。キューアンドエーの小山琢取締役は「仙台での雇用をさらに増やしたい」と述べた。

 宮城県情報産業振興室の大山明美室長は事務系の就労先が不足している現状に触れ「震災後の雇用のミスマッチ解消につながってほしい」と期待した。

 NECパーソナルは来年1月、パソコン購入2年目以降が有料だった個人の相談を無償化。相談が約4割増えると見込まれ、人材確保の可能性も踏まえ仙台へのコールセンター新設を決めた。

1351荷主研究者:2011/11/17(木) 23:23:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111028t13033.htm
2011年10月28日金曜日 河北新報
歩道橋下に横断歩道 住民要望受け設置へ 仙台・昭和町

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/p10280yx0y100001_01k.jpg

横断歩道併設の方針が伝えられた報告会=27日、仙台市青葉区の上杉山中

 周辺住民から要望が出ていた仙台市青葉区の昭和町歩道橋下の横断歩道整備について、管轄する仙台北署と青葉区役所は27日、住民への報告会の席上、要望通り横断歩道を併設する方針を伝えた。予算措置が必要になるが、早ければ年度内にも横断歩道が整備される可能性が出てきた。

 報告会には住民ら約40人が出席。仙台北署の大津信克交通課長が宮城県警の考えを説明した。住民の要望通り2カ所に横断歩道を設置し=図=、現在ある仙台北署前の横断歩道を廃止。同時に、車道についても仙台北署側から愛宕上杉通に右折できるレーンを設ける方針を伝えた。

 昭和町歩道橋には自転車スロープがないため、歩道橋下に自転車専用の横断帯を設置しているが、横断歩道はない。高齢者を中心に「階段の上り下りがつらい」といった声が多く、自転車専用の横断帯を横断する歩行者も多い。買い物カートやベビーカー利用者から不便を指摘する声もあって、地元の上杉地区連合町内会(七井英雄会長)が7年ほど前から横断歩道の設置を要望してきた。

 交通量が多い現場では長年、歩道橋で歩行者と車の分離を図っていた。警察は当初、併設に慎重だったが、住民の要望が強いことから「併設容認」にかじを切った。青葉区役所によると、撤去費用が約4000万円に上るとも試算され、当面は歩道橋も存続させる。

 大津課長は「長年の住民の要望に応えることが必要だと考えた。新たな右折レーンを設けることを含め、信号規制で歩行者と車両を分ける『歩車分離』が可能。この方向で進めたい」と述べた。

 要望活動にかかわってきた連合町内会の池田文彦副会長(66)は「長年の要望が受け入れられ喜んでいる。できるだけ早い整備をお願いしたい」と話している。

1353荷主研究者:2011/11/23(水) 16:32:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111031t12001.htm
2011年10月31日月曜日 河北新報
エバー航空、台北線運航再開 国際定期便3路線目 仙台空港

仙台空港で歓迎を受ける国際定期便仙台―台北の乗客=30日午後2時30分ごろ

 東日本大震災の影響で運休していたエバー航空(台湾)の国際定期便仙台―台北が30日、運航を再開した。震災前に計6路線あった仙台空港の国際定期便は、これで3路線が復活。来年3月には北京と結ぶ2路線の再開が決まっている。

 仙台空港国際線の到着ロビーではこの日、宮城県内の商工関係者らが横断幕を掲げ、台北から到着した1番機の乗客を歓迎。特産品や観光パンフレットも配布した。歓迎行事に先立ってエバー航空側には、東北の観光振興に貢献したとして観光庁の感謝状も授与された。

 仙台―台北線は震災前と同じ週2往復で運航。震災前は平均8割を超える高い搭乗率を維持していたが、この日の仙台到着便は6割を切る水準にとどまった。

 エバー航空の王振興日本支社総支配人は「再開第1便としては上々の滑り出し。放射能汚染に対する懸念は薄らいでおり、年末にかけて利用者は増えるだろう」と話した。

 仙台空港では9月25日にソウル線、10月2日にグアム線がそれぞれ再開した。

1354荷主研究者:2011/11/23(水) 16:34:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111101t12002.htm
2011年11月01日火曜日 河北新報
貸会議室大手TKP 仙台に2ホールオープン

TKPがオープンするガーデンシティ仙台のホールの一つ

 貸会議室大手のティーケーピー(TKP、東京)は4日、JR仙台駅近くのアエル21階に約300人まで収容可能な二つのホールを備えた「TKPガーデンシティ仙台」をオープンする。東日本大震災後に企業の就職説明会や学会などが相次ぎ、仙台の会議室需要が増えているのに対応する。

 空いていたオフィス用の1フロアを全て使う。ともに約400平方メートルで定員300人のホール二つと、61平方メートルで定員36人の会議室二つを備える。ホールは1室を二つに区切り定員150人で利用することもできる。

 1時間当たりの料金はホールが4万2000円(150人定員で使う場合は2万4000円)、会議室が6500円。オープンキャンペーンとして12月いっぱいをめどに20%引きとするほか、東北の企業が利用する場合は当面の間、復興支援として30%割り引く。

 TKPの施設としてはことし8月1日開設の「仙台西口ビジネスセンター」に続いて市内5カ所目。震災以降の会議室需要が高く、TKPの市内施設の稼働率も8〜9割で推移し、全国平均の7割程度を上回る状況が続いていることから新設が必要と判断した。

 TKPは今回の施設について「大学の入試会場としての利用も見込める」と説明。今後に関しては「仙台のほか、まだ施設のない東北の他地域での開設も検討する」としている。

1355荷主研究者:2011/11/23(水) 16:36:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111102t12021.htm
2011年11月02日水曜日 河北新報
仙台北部工業団地 スズキが新車整備施設など検討

 スズキが宮城県大和町の仙台北部中核工業団地の土地約4.1ヘクタールを購入したことが1日、分かった。販売店に運ぶ前の4輪の新車を整備していた子会社運営の仙台納整センター(仙台市宮城野区)が東日本大震災の津波で被災したことなどから施設の移転用地や新車のモータープールなどとしての活用を検討している。

 購入額は約6億2000万円。スズキ広報部は「納整センターを移転させるか否かも含め、最終的な土地の用途は決めていない」と説明。部品工場など生産拠点を設ける可能性については「計画はない」としている。

 仙台納整センターは2002年9月、仙台港近くに完成。岩手、宮城、山形3県の販売代理店向けの納車前の新車整備を一括して担っていた。震災では建屋と機材が津波で浸水し現在も復旧しておらず、千葉県などにある系列施設が業務を代行している。

1356荷主研究者:2011/11/23(水) 16:42:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111103t11024.htm
2011年11月03日木曜日 河北新報
「景観地区」青葉通も 仙台市来年度の指定目指す

 仙台市は2日、市役所で開かれた市景観総合審議会で、青葉区の青葉通を中心としたエリアを、景観法に基づく「景観地区」に指定することを検討していく方針を明らかにした。

 対象は、青葉通のJR仙台駅前から西公園手前までの約1.5キロとその周辺。地元関係者らと協議会を設けて具体的な範囲を決定し、来年度中の指定を目指す。

 青葉通については現在、主に市の「杜の都景観計画」で、建物の形態や壁面の色彩、高さなどに関する基準を設けている。法に基づく地区に指定することで、現状変更の認定申請や罰則の対象となり、景観を損なう行為の抑制効果を高める。

 「定禅寺通」と「宮城野通」の景観地区指定についても審議し、関係条例改正案を市議会12月定例会に提出する市の方針を了承。定禅寺通地区が、都市景観大賞の都市空間部門で特別賞を受賞したことも報告された。

 会合には委員12人が出席。役員選出で、会長に涌井史郎東京都市大教授が再任された。

1357荷主研究者:2011/11/26(土) 15:21:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111108t12006.htm
2011年11月08日火曜日 河北新報
宮城に植物工場を検討 日本GEのマーク・ノーボン社長

マーク・ノーボン 米ペンシルベニア州立大卒。80年GE入社。GEチャイナ社長などを経て、11年3月日本GE社長。53歳。米ワシントンDC出身。

 米電機・金融大手ゼネラル・エレクトリック(GE)の日本法人、日本GEのマーク・ノーボン社長は仙台市内で河北新報社のインタビューに応じ、東日本大震災を受けた復興支援の一環として、宮城県内での植物工場プロジェクトの展開などを検討していることを明らかにした。実現に向けて「自治体などとの調整が必要となる」と述べ、仙台市内に小規模の事務所を新たに設ける考えも示した(聞き手は報道部・安野賢吾)

 ―震災後の対応は。
 「私は震災から10日後に仙台入りし、宮城県幹部と会って復興への支援を約束した。この秋に仙台空港近くの県道に設置した発光ダイオード(LED)照明と、県に寄贈した軽自動車のドクターカーはその一つだ」

 ―他の支援策は。
 「インドアファーム(植物工場)のプロジェクトを展開する可能性がある。植物などの廃棄物を利用し発電するGE製のガスエンジンとLEDなどで野菜を栽培する構想だ」
 「水田が津波で深刻な被害を受けた農村地域の新たな農業の道として、こういった技術を使っていただきたい。実現すれば雇用にもつながる。宮城県内の複数の自治体と協議している」

 ―地元との連携は。
 「プロジェクトを実行するにはローカルの企業と協力していくことになると思う。複数のパートナーが必要だろう。分野は違うが、LEDでは既に照明販売でアイリスオーヤマと連携している」
 「東北大ともヘルスケア分野で緊密な連携を取っている。今後も医療に限らず、エネルギー関連も含め多分野で協力していく方向だ」

 ―事業展開に向けた体制は。
 「仙台市内に金融とヘルスケアの拠点がそれぞれあるが、さまざまなプロジェクトのコーディネートを取る小規模の事務所も必要になると考えている。県をはじめ自治体、多分野のパートナーと連絡を取ることが欠かせなくなる。正式決定したら発表したい」

 ―東北の可能性をどうみる。
 「新しい技術の導入は通常、古いものとの交換によって行われる。だが、この地域は交換ではなく、『再建』『復興』という形で、新技術を導入する機会を持つことになった。より良く、より効率的で、よりモダンなものを取り入れる好機が広がっている」
 「そのためにはベストの人材と知見を取り入れ、実行に移すことが大切だ。日本は成長が緩慢でリーダーシップも発揮できなくなったと見えるかもしれないが、素晴らしいアイデアとともに革新的な技術が導入できれば、世界の評価を得られる。東北はこうしたチャンスを持っている」

1358荷主研究者:2011/11/26(土) 15:22:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111108t12005.htm
2011年11月08日火曜日 河北新報
来月リニューアルオープンへ ディズニーストア仙台店

 ウォルト・ディズニー・ジャパン(東京)は7日、仙台市青葉区一番町のディズニーストア仙台東映店を、12月7日にリニューアルオープンすると発表した。米国や欧州で展開する「都会の中にある公園」をイメージした新型店となる予定で、アジアの店舗では仙台が改装1号店となる。

 新型店は内装が特徴で、店内に設けた小道の色が変わる。ディズニー作品を映す大型モニターも設置する。

 加えて仙台東映店ではファミリー層に加えて17〜25歳の女性をターゲットに、既存店では扱ってこなかった香水やキャンドルなども販売する。店舗は現在、改装工事のため閉店中。

 同社は国内でディズニーストアを46店舗展開している。他店も順次、仙台と同様に改装する予定。

 ディズニーストアPR事務局は「東日本大震災からの復興の願いも込めて、仙台をアジアでの改装1号店にした」としている。

1359荷主研究者:2011/11/26(土) 15:24:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111109t11006.htm
2011年11月09日水曜日 河北新報
一部不通続くJR仙台―石巻間 小牛田経由で直通快速運行へ

 JR東日本の清野智社長は8日の記者会見で、東日本大震災の津波被害で一部不通が続き、仙台―石巻間(49.7キロ)の直通運転ができない仙石線に代わり、小牛田を経由して東北線と石巻線を通る直通快速列車を運行する考えを明らかにした。

 仙石線は高城町―矢本間が不通で、仙台―石巻間の直通運転再開のめどは立っていない。現在、松島海岸―矢本間の代替バスを利用した場合、仙台―石巻間は約110分、小牛田で乗り継いだ場合は約90分かかり、通勤や通学に不便との声が上がっていた。

 石巻線の小牛田―石巻間は非電化区間のため、東北線の仙台―小牛田間も含め、直通運転はディーゼル車で行う。仙台―石巻間(71.1キロ)は80分弱で運行するという。1日1〜2本程度を予定している。清野社長は「遅くとも年度内、できればもっと早く始めたい」と話した。

1360荷主研究者:2011/11/26(土) 15:27:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111109t61002.htm
2011年11月09日水曜日 河北新報
「戻らない」52% 福島大が双葉8町村の全世帯対象に調査

 福島大災害復興研究所(所長・清水修二副学長)は8日、福島県双葉郡8町村の住民を対象に住居などについて調査した結果、以前の居住地に「戻らない」との回答が、34歳以下で52.3%に上ったことを明らかにした。特に若い世代で放射能汚染への不安が強いことがあらためて示された。

 浪江、双葉、大熊、富岡、楢葉、広野町、葛尾、川内村の全世帯主計2万8184人に調査票を郵送、9月末までに47.8%、1万3463人から回答を得た。

 避難前の居住地に戻るかどうかについては「ほかの町民の帰還後に戻る」が27.8%で、「戻らない」26.9%、「除染実施後に戻る」22.7%と続いた。「安全宣言後すぐに戻る」は4.9%しかなかった。

 「戻らない」との回答は34歳以下のほかは、35〜49歳が36.5%、50〜64歳が25.8%で、年代が上がるにつれて帰還への意欲が強かった。戻らない理由では「除染が困難」が83.1%で最も多く、次いで「国の安全レベルが低い」65.7%、「原発事故の収束が期待できない」61.3%の順だった。

 職業では、「無職」が震災前の状況に比べ約2倍の54.5%に上った。自営業の60.7%、会社員の32.5%が震災後に職を失った。

 調査を実施した丹波史紀准教授(公的扶助論)は「子どもへの放射能の影響を心配する声が若い世代では特に目立った」と分析。「居住地と職場が異なる住民も多く、自治体の枠を超えた双葉郡全体の取り組みが必要だ」と指摘している。

1361荷主研究者:2011/11/26(土) 15:28:03

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111111t12015.htm
2011年11月11日金曜日 河北新報
仙台・オフィスビル空き室率 6ヵ月連続の改善

 ビル仲介の三鬼商事仙台支店が10日まとめた10月末時点の仙台市内オフィスビルの平均空き室率は15.68%で、前月から0.19ポイント低下した。震災後の4月末に集計を再開して以降、改善は6カ月連続。

 地区別では駅東が1.68ポイント低下の16.52%で最大の改善幅。北部や中心部からの事務所の統合移転などが影響した。他は泉区や卸町など周辺(空き室率16.10%)が0.29ポイント、一番町周辺(16.15%)が0.27ポイントそれぞれ改善。県庁市役所周辺(13.93%)は0.01ポイントの微減。駅前(15.54%)は0.38ポイント悪化した。

 仙台支店は「一番町周辺は店舗入居の成約もあり、周辺地区では若林区六丁の目などの動きが良くなっている」と指摘。駅前の悪化は「築年数の浅い他地区ビルへのまとまった移転があったため」としている。

 調査対象は新築2棟を含む延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル362棟。

1362荷主研究者:2011/12/06(火) 23:20:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111112t12004.htm
2011年11月12日土曜日 河北新報
イービーンズ、18日再開 屋上に緑地庭園

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緑地庭園の工事が進むイービーンズ旧館3階屋上=仙台市青葉区中央

 エンドーチェーン(仙台市)は11日、東日本大震災で被害を受けて大規模改修を進めてきたJR仙台駅前のファッションビル「イービーンズ」の営業を18日に再開することを明らかにした。書店フロアが拡大するほか、丸善が新たに入り文具関係を扱う。ファッションフロアの1、2階は改装工事の継続などのため一部を除いて営業開始が来春にずれ込む。

 改修工事では東側の旧館の4〜6階を解体し、西側の新館も耐震補強を行った。旧館3階の屋上には舞台やオブジェを備えた緑地庭園も整備してイベントにも使う。

 改装後の延べ床面積は旧館(地上3階、地下2階)と新館(地上9階、地下2階)を合わせて計約2万5000平方メートルとなり、従来より約3500平方メートル減る。総事業費は約8億円。

 テナントではジュンク堂書店が5〜7階に入り従来より1フロア増やす。マンガ中心の喜久屋書店も再契約して8階に入居する。丸善は3階。書籍・文具関係の床面積は約870平方メートル増の約4700平方メートルに広がる。

 このほか4階の島村楽器、地下1階の古着店「ドンドンダウン オン ウエンズデイ」なども再契約した。旧館5階にあったダルマ薬局、100円ショップ「ザ・ダイソー」などは撤退した。

 1、2階の通路や飲食店、地下鉄仙台駅の南2番出口も18日から利用できる。

 遠藤養一社長は「8カ月間の休業は苦しかったが、再開で仙台商人の心意気を示せる。新たな駅前の顔として復興のシンボルとしたい」と話している。

1363荷主研究者:2011/12/11(日) 14:33:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111116t15004.htm
2011年11月16日水曜日 河北新報
石巻発仙台直通・平日早朝快速列車 12月1日運行開始

 JR東日本仙台支社は15日、小牛田駅(宮城県美里町)を経由する石巻発仙台行きの上り直通快速列車を12月1日から運行すると発表した。東日本大震災の影響で仙台―石巻間の直通運行ができない仙石線に代わり、小牛田経由で石巻線と東北線を使って通勤通学客の足を確保する。

 運行は早朝1便のみ。下りも運行する方向で検討しているが、開始時期やダイヤは未定という。

 直通列車の運転は平日だけで、午前6時43分に石巻を出発し、仙台着は7時59分。途中の乗降はできない。運賃は仙石線の仙台―石巻間と同じ820円。同区間の定期券も利用できる。

 石巻線は電化されていないため、車両は2両編成のディーゼル車(定員計約240人)を使う。運行期間は仙石線の全線再開までを見込む。

 仙石線は高城町(宮城県松島町)―矢本(東松島市)間で不通が続いている。途中の代替バスを利用すると仙台―石巻の所要時間は約110分。普通列車で石巻線と東北線を乗り継ぐ場合も約90分かかり、直通快速の運行によって15〜30分程度短縮される。

1364荷主研究者:2011/12/11(日) 14:36:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111116t13026.htm
2011年11月16日水曜日 河北新報
東西線「一番町駅」直結の再開発ビル 13年度冬オープンへ

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一番町駅(仮称)に接続する複合ビルの完成予想図

 2015年度開業予定の仙台市地下鉄東西線「一番町駅(仮称)」周辺の地権者らでつくる一番町二丁目四番地区市街地再開発組合は15日、駅出入り口に直結する「商住一体型」複合ビルの概要を発表した。13年度冬の完成、オープンを目指し、今月着工した。

 複合ビルは、サンモール一番町商店街入り口の青葉通に面した角地に建てられる。地下1階、地上22階(高さ81.9メートル)で、事業費は約45億円を見込む。

 1、2階は商業施設(延べ床面積1600平方メートル)、3階は医療・福祉サービスや子育て支援といった業務施設の入居をを想定。テナントは未定で、来年から誘致活動を行う。

 4階以上は分譲マンションで、1LDK〜4LDKの118戸。最上階は4戸だけの「プレミアムフロア」とする。三井不動産レジデンシャルと野村不動産(ともに東京)が販売を担当し、来年春ごろにモデルルームをオープンする。

 制震構造を採用し、地下に備蓄倉庫にも使えるスペースを設ける。耐震性について、設計担当者は「構造解析を行った結果、東日本大震災クラスでも主要な構造部材に影響はない」としている。

 再開発組合の山下晴也理事長(54)は「東西線開業を商店街の活性化につなげようと、検討を重ねてきた。震災で、市の復興、発展のために頑張る決意を新たにした」と話している。


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