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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

6392チバQ:2013/06/05(水) 20:44:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130605/amr13060512050004-n1.htm
【トルコ反政府デモ】
バイデン米副大統領、トルコ政府に自制要請 
2013.6.5 12:04
 ロイター通信によると、バイデン米副大統領は4日、トルコ政府に対し、同国の反政府デモ参加者の人権を尊重するよう求め、過剰な対応を行わないよう自制を促した。ワシントン市内でのトルコ系組織の年次総会で述べた。

 バイデン氏は、トルコによる「経済成長と民主主義」の両立は可能だとの考えを表明。米政府は、開かれた社会や政治、経済の制度と、普遍的な人権の尊重を支持すると強調した。

 またAP通信によると、ケリー米国務長官は同日、トルコのデモをめぐりダウトオール外相と電話会談した。(共同)

6393チバQ:2013/06/05(水) 20:45:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130605/mds13060500390000-n1.htm
イスラム化か世俗主義か 根深いトルコのジレンマ
2013.6.5 00:37 (1/2ページ)

4日、トルコの首都アンカラで、警察官に対し催涙ガスを使用しないよう求める女性(AP)
 【カイロ=大内清】反政府デモが広がるトルコでは、イスラム系の公正発展党(AKP)を率いるエルドアン首相が2003年に就任して以降、徐々にイスラム色の濃い政策を実施してきた。世俗主義の牙城である軍や司法機関との対立を深め、「独裁的」「強権的」といった批判も出ていた。デモの拡大は、強権姿勢を強める首相への反発に加え、AKPによる社会の「イスラム化」に対する反動のあらわれでもある。

 トルコ政府は今年3月、約30年にわたって政府に対する武力闘争を続けてきたクルド労働者党(PKK)との和解にも歩を進めた。しかし、今回のデモにより、首相は一連の実績を上回るマイナス要因を抱え込みかねないのが実情だ。

 トルコでは1923年の共和国移行後、初代大統領ムスタファ・ケマル(アタチュルク)が厳格な政教分離政策を推進。以来、世俗主義は“国是”とされてきた。ところが90年代以降、イスラムの価値観を標榜(ひょうぼう)する政党が台頭、世俗主義勢力とのせめぎ合いが表面化するようになった。

 地方での支持を背景に政権を獲得したAKPは、禁止されていたスカーフの大学内での着用の容認や、一部でのアルコール販売の制限など、イスラム色の濃い政策を推進してきた。半面、経済自由化で急速な経済成長を実現して高い支持率を誇り、現在は国会で3分の2近い議席を握る。

 今回の反政府デモ拡大についてエルドアン氏は3日、世俗主義野党、共和人民党(CHP)が「背後で操っている」との見方を示した。世俗主義勢力の側から見れば、街頭デモに活路を見いだそうとしていると考えることもできる。

 主要紙ミリエトのコラムニスト、ギュルセル氏は、今回のデモは「エルドアン政権下での政治の二極化」の帰結だと指摘した。

 エルドアン氏は来年予定される大統領選への出馬が取り沙汰され、当選も有力視されている。大統領権限の大幅強化を盛り込んだ憲法改正にも意欲を示しており、デモが収束したとしてもAKPと世俗主義勢力との対立自体は激しさを増す可能性がある。





 公正発展党(AKP) トルコのイスラム系政党。2001年6月に憲法裁判所から解党命令を受けた美徳党の一部議員を中心に同年8月に結成された。02年11月の総選挙で圧勝し、単独与党に。親米欧路線を掲げるとともに、イスラム的価値観を尊重した民主主義を標榜する。

6394チバQ:2013/06/05(水) 20:45:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130605/mds13060508000002-n1.htm
サウジ王子、仏ディズニーを3日間独占 学位取得祝いで20億円豪遊
2013.6.5 07:56

ディズニーランド・パリ(AP=共同)
 世界最大級の産油国サウジアラビアのファハド王子がこのほど、パリ郊外の「ディズニーランド・パリ」を3日間貸し切り状態にして豪遊した。費用は1500万ユーロ(約20億円)で、自らの学位取得を祝うのが目的という。フランス公共ラジオが報じた。

 関係者によると、ファハド王子は5月22〜24日、60人余りの招待客と共に「珍しいディズニーキャラクター」も参加した特別ショーなどを楽しんだ。

 ディズニーランド・パリの昨年の訪問者数は約1600万人。1992年に開園した。(共同)

6395チバQ:2013/06/05(水) 20:56:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130605/asi13060520000003-n1.htm
シャリフ氏を首相選出、パキスタン 経済手腕に期待
2013.6.5 19:56 (1/2ページ)

 1日、パキスタン下院で、議員の就任宣誓をするシャリフ氏(手前左端)=イスラマバード(パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派提供、AP)
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタン下院は5日、総選挙で勝利したパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)のナワズ・シャリフ総裁(63)を首相に選出した。シャリフ氏の首相就任は3度目。パキスタンはエネルギー不足対策や経済再生など待ったなしの課題が山積しており、実業家出身の政治家としての手腕が期待される。

 シャリフ氏は演説で、「パキスタンの状態は言葉でいい表せないほど深刻だ」と述べ、汚職根絶や電力不足対策に取り組む決意を表明した。先月パキスタンを訪問した中国の李克強首相との会談で、南西部グワダル港と中パ国境を鉄道と道路で結ぶ計画で合意したと明らかにし、同港の中国への運営権移譲を「大変よい」と評価した。また、米国に無人機攻撃の停止を改めて要求した。

 シャリフ氏はカシミール地方のインド支配地域から移住してきたカシミーリー民族出身で、祖父は鍛冶屋から身を興し、自身は製鉄業で成功を収めた。

 1990年の下院選でイスラム民主同盟を率い、穏健派イスラム教徒の支持を集めて勝利し、大地主の政治家中心のパキスタンでは少数派のビジネスマン出身者として初の首相になった。国営銀行の民営化などで経済手腕を発揮するも軍との権力争いが表面化。さらに、93年にイスハク・カーン大統領との確執が深刻化し退陣に追い込まれた。

 97年の下院選でシャリフ派を率いて首相に返り咲き、98年に国際社会の警告を無視して核実験を挙行した。しかし、首相の権力強化を図ったことで再び軍と対立。99年にムシャラフ陸軍参謀長のクーデターに遭い、翌年サウジアラビアに亡命した。ムシャラフ政権が弱体化した2007年に帰国を果たした。

 今後は、国営企業の民営化などで経済の活性化を図り、深刻化するエネルギー不足の対策に取り組む。イスラム武装勢力との対話も模索しており、強大な軍との良好な関係を維持しつつ、米国の軍事・経済支援をどうつなぎとめるかが問われる。

6396チバQ:2013/06/05(水) 23:25:46
http://mainichi.jp/select/news/20130606k0000m030062000c.html
ラトビア:18番目のユーロ導入国へ 欧州委員が認定
毎日新聞 2013年06月05日 20時57分

 欧州連合(EU)の欧州委員会は5日、バルト海沿岸の小国ラトビアが単一通貨ユーロ導入に必要な全ての基準を満たしたと認定、自国通貨ラトに代えてユーロを導入することを承認するようEU加盟国に勧告した。

 今月下旬のEU首脳会議、7月のEU財務相理事会などの承認を経て、ラトビアが来年1月1日から18番目のユーロ導入国になることが確実になった。

 ユーロ圏は欧州債務危機の影響で長期の景気後退に陥っているが、ラトビアはユーロ導入によるEUへの一層の統合に自国の発展を託した。

 欧州委のレーン副委員長(経済・通貨担当)は、ラトビアが達成した財政健全化を称賛し「ユーロ導入を望むラトビアの姿勢は単一通貨への信認の表れだ」と強調した。

 欧州委の発表によると、ラトビアは長期間の物価安定、財政赤字の削減などユーロ導入の条件を全てクリアした。

 特に、厳しい財政緊縮により財政赤字を大幅削減、2010年には国内総生産(GDP)比で8.1%あった財政赤字を12年末にはEUの基準である「3%未満」を下回る1.2%にまで圧縮した。(ブリュッセル共同)

6397チバQ:2013/06/05(水) 23:57:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130605/mds13060521350007-n1.htm
アサド政権、西部の要衝クサイル奪還 イランも祝福
2013.6.5 21:34
 【カイロ=大内清】シリアの反体制派は5日、声明を出し、アサド政権側の攻勢を受けていた西部の要衝クサイルから部隊を撤退させたと明らかにした。同国の国営メディアも同日、政権側の軍部隊がクサイルを完全に掌握したと報道。隣国レバノンからの補給路にあたるクサイルを制圧したことで、政権側は、戦闘が続くハマやホムスなど中・西部の主要都市での攻勢を強める可能性がある。

 3週間弱にわたったクサイル攻防戦には政権側と同盟関係にある隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員数百人も参加。戦闘員の一人はロイター通信に、「夜間の奇襲作戦で市内に入った」と語った。ヒズボラは今後、クサイルを通じて政権側への物資供給や戦闘員派遣を加速させるものとみられる。

 またフランス通信(AFP)によると、アサド政権の後ろ盾でヒズボラを支援するイランのアブドラヒアン外務次官は「政権側の勝利を祝福する」と述べた。

 シリア問題をめぐっては、内戦の政治的解決を模索する米国とロシアが、政権側と反体制派の双方を含めた国際会議の開催を目指している。ただ、さまざまなグループの寄せ集めである反体制派統一組織「シリア国民連合」は会議参加の可否で分裂しており、実現のめどは立っていない。

 反体制派は今後、戦況を挽回するため米欧への軍事支援要求を強めるとみられ、一定の譲歩を迫られる会議への参加に反対する勢力が勢いづく可能性もある。

6398チバQ:2013/06/06(木) 23:44:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130606/erp13060621060005-n1.htm
ベルギー王族が納税へ 議会決定、独立以来初
2013.6.6 21:05
 ベルギー議会は5日、王室に関する法律の改正案を賛成多数で可決、この結果、皇太子ら王族は手当を大幅に削減され、さらに納税を義務付けられることになった。

 欧州債務危機で国民が増税や社会保障の削減など厳しい財政緊縮策にさらされる中、王族も1830年のベルギー独立以来初めて、納税義務を負う。

 ただ、国王だけは引き続き納税を免除され、現国王アルベール2世は1150万ユーロ(約15億円)の年間収入を維持する。

 ベルギー王族は国庫から支給される手当に収入を頼っているが、新たに納税を義務付けられたのは、フィリップ皇太子、アストリッド王女、ロラン王子のほか、故ボードワン前国王の妻ファビオラ前王妃。

 皇太子はこれまで無税で年間92万3千ユーロを得ていたものの、今後は税込みで18万ユーロと大幅に削減される。王族の公務に関する経費は控除対象となる。(共同)

6399チバQ:2013/06/06(木) 23:46:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130606/erp13060609230002-n1.htm
モスクワ市長辞任 反体制派を揺さぶり “不意打ち”選挙狙う
2013.6.6 09:22
 【モスクワ=佐々木正明】2015年秋の任期満了前の辞職を明らかにしたロシアのソビャニン・モスクワ市長は、9月の統一地方選に併せて行われる見通しの次期市長選への立候補を5日、表明した。ソビャニン氏はプーチン大統領の側近。支持率が高いうちに有権者の信を問い、民選の市長となることを狙った“不意打ち”だ。反政権派は足並みがそろわず、候補者一本化は困難とみられている。

 ソビャニン氏は5日、大統領府を訪れ、プーチン氏と会談、「モスクワ市は重大な政策が進行中であり、途中で投げ出すわけにはいかない」と出馬の決意を表明した。大統領は「長らくわれわれは一緒に仕事をしてきた。成功を祈る」と返答。今後、議会手続きなどを経て、9月8日の市長選が正式に決まる見通し。

 2期目のプーチン政権下で大統領府長官を務めたソビャニン氏は08年、副首相に就任。10年のルシコフ前市長解任を受けて市長に任命された。

 昨年、大統領に復帰したプーチン氏は反政権派の民主化要求に伴い、市長や地方知事の選出方法を任命制から直接選挙制に変更した。モスクワでの市長選実施は03年以来となる。

 在任中に地下鉄延伸や市域拡大などを行ったソビャニン氏は人気が高く、最近の世論調査では54%の有権者が支持。今回の辞職について、専門家は「任期が切れるときの政治情勢は不透明で、確実な再選を果たすために前倒しの選挙を選んだ」と指摘している。

6400チバQ:2013/06/07(金) 00:28:10
http://www.afpbb.com/article/politics/2948285/10858097
催涙ガス飛び交うトルコ、政府「二流の民主国家ではない」
2013年06月06日 11:57 発信地:イスタンブール/トルコ
【6月6日 AFP】反政府デモが続くトルコでは、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相の退陣を要求するデモ隊に対し、警察が催涙ガスを使用する事態が5日も続いているが、政府は「トルコは二流の民主国家ではない」と主張している。

 首都アンカラ(Ankara)やイスタンブール(Istanbul)では、教師や医師、銀行員などが、赤と黄色の労働組合の旗を手にデモ行進を行った。6日間にわたり続くデモ隊と当局との衝突の中心地となっているイスタンブールのタクシム広場(Taksim Square)では、多数の人々が集まり平穏なデモを行った。一方のアンカラでは、警察が催涙ガスや放水銃を使用し、デモ隊の強制排除を試みた。

 医師や当局者によると、トルコ全土に広がった暴動でこれまでに2人が死亡した。また、医師の労組によれば、警察が催涙ガスや唐辛子スプレー、放水銃などで沈静化に当たった抗議デモの中で、これまでに4000人以上が負傷、うち43人は重傷という。

 トルコと友好関係にある西側諸国はこうした事態に対する懸念を表明しているが、トルコ外務省筋がAFPに語ったところによると、アフメト・ダウトオール(Ahmet Davutoglu)外相は4日夜、ジョン・ケリー(John Kerry)米国務長官との電話会談で、「トルコは二流の民主国家ではない」と伝えた。(c)AFP/Roland LLOYD PARRY

6401チバQ:2013/06/07(金) 21:37:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130607/erp13060709220003-n1.htm
再開発推進表明の首相に反発、イスタンブールに数万人
2013.6.7 09:18

トルコ国旗とトルコ建国の父、アタチュルクの肖像画を掲げ、反政府デモを繰り広げる多くの人たち=6日、アンカラ(AP)
 トルコのエルドアン首相が外遊先で6日、反政府デモのきっかけとなった再開発計画を推進すると強調したことを受け、最大都市イスタンブール中心部には同日夜、反発する市民ら数万人が集まった。デモは拡大する様相を見せている。

 エルドアン氏は7日未明(日本時間同日午前)、外遊を終えて帰国した。

 トルコメディアによると、エルドアン首相は外遊先のチュニジアで、行き過ぎた治安部隊の初動対応を念頭に「私は当初のデモ参加者には率直に謝罪する。ただ、路上で破壊活動をする人々に謝る必要はない」と指摘した。その上で中心部タクシム広場周辺の再開発計画を「後戻りさせるつもりはない」と述べた。

 同広場で男子大学生、エレル・ソイルさん(21)は「これだけ大勢の人々が再開発計画に反対しているのに耳を傾けない首相の態度は論外だ。首相が計画を推進する限り、抗議行動を続ける」と強調した。(共同)

6402チバQ:2013/06/07(金) 22:05:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013060700994
「世俗派対イスラム」の図式に懸念=首相支持派、対抗デモ−トルコ
 【イスタンブール時事】トルコの反政権デモは7日、外遊から帰国したエルドアン首相によるデモの即時中止要請を無視し、逆に首相辞任を突き付け、対決姿勢を一段と強めた。同日未明にはイスラム系与党、公正発展党(AKP)支持者が初めて首相支持のデモを繰り広げた。騒乱が世俗派主導のデモ隊とイスラム勢力との対立に発展すれば、「国を分裂させかねない」との懸念も公然化してきた。
 AKP支持者らは5月下旬の衝突発生後、沈黙を貫いてきたが、7日未明、イスタンブール空港に外遊から戻ったエルドアン首相を出迎える形で数千人がデモを行った。「われわれはエルドアン首相のために死ぬ」「鎮圧はわれわれに任せよ」などといった過激な声も飛び出した。
 エルドアン首相は「家に帰るように」と促し、衝突を避けるよう支持者に呼び掛けたものの、デモの長期化に伴い、首相を支持するイスラム勢力が世俗派への不満を募らせ、双方の対立が激化する恐れもある。(2013/06/07-21:14)

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6403チバQ:2013/06/07(金) 22:06:28
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2013060600637
首相、強硬姿勢貫く=死者増、混乱拡大の恐れ−反政権デモ激化から1週間・トルコ

5日、チュニジアの首都チュニスに到着し、ラライズ首相(右)の出迎えを受けたトルコのエルドアン首相(左から2人目)(EPA=時事) 【イスタンブール時事】トルコの反政権デモで、エルドアン首相は6日、外遊先のチュニジアで記者団に対し、デモ隊が中止を求めている最大都市イスタンブールの公園再開発を続行すると言明した。ロイター通信が伝えた。首相が事態の沈静化に努めるのかが焦点となっていたが、デモ隊の要求を一蹴し、強硬姿勢を鮮明にした。デモは開始から同日で1週間になるが、首相発言で混乱が一層拡大する恐れが高まっている。
 エルドアン首相はまた、デモ隊には「テロ集団」が交じり、環境保護運動として開始されたはずのデモを「操っている」とも発言。デモ隊の行動は破壊活動にほかならず、断じて容認できないとの認識を強調した。
 デモは各地で続いており、5日には南部アダナで発生した衝突の際、警官が橋から転落し死亡した。6日までにデモに関連した死者は3人となった。警官側の死者は初めて。


6日、トルコ・イスタンブール中心部の公園で、泊まり込みで抗議活動を行うデモ参加者
 5月下旬に発生した反政権デモで警官隊とデモ隊の衝突が激化したことを受け、ギュル大統領は「デモ隊のメッセージを受け取った」と述べ、デモに一定の理解を表明。アルンチ副首相も「警官隊が過剰な暴力を行使した」と謝罪するなど、政権はデモの収束に向けて歩み寄りの姿勢も示していた。ただ、エルドアン首相は、デモ隊を「反乱分子」「過激派」と呼んで反感を買い、デモが全国に広がった経緯がある。
 今後も、過激な言動の多いエルドアン首相がデモ隊に譲歩するとは考えにくく、デモ隊の政権との対立は深まる可能性がある。(2013/06/07-00:10)

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6404チバQ:2013/06/07(金) 22:09:02
http://mainichi.jp/select/news/20130608k0000m030052000c.html
トルコ:デモで国内分裂の懸念、経済打撃も深刻
毎日新聞 2013年06月07日 21時04分(最終更新 06月07日 21時25分)


イスタンブールの空港に到着後、出迎えた数千人の支持者に手を振るエルドアン首相(左奥)=ロイター
拡大写真 【イスタンブール大治朋子】トルコで続く大規模デモの影響で、国内世論が分裂している。7日未明、外遊から帰国したエルドアン首相を空港で出迎えた支持者は約1万人にのぼり、デモ隊の破壊行為を強く非難した。これに対しデモ隊は各地で「首相退陣」などを求めてデモの続行を強調。今後、政権派とデモ隊の対立がさらに深まれば衝突に発展する可能性もある。好調だったトルコ経済への影響も出始めているが、事態打開のめどは立っていない。

 「違法なデモ活動は今すぐ終わらせなければならない」「我々が緊張を高めたり、対立を深めたりしたことはない。だが、破壊行為を許すわけにはいかない」。強気の発言を繰り返すエルドアン首相に、支援者らは「偉大なる神よ」と連呼。「イスタンブールはここにある。破壊者はどこだ」と叫び、デモへの反感をむき出しにした。

 エルドアン首相は3期連続で10年にわたり公正発展党(AKP)の単独政権を率いてきた。前回2011年の総選挙では、5割の支持を獲得した。10年間で国内総生産(GDP)は約3倍に増加。穏健なイスラム主義を掲げる半面、経済重視の実務型政策を取り、最近は経済界の保守層を中心に支持を固めている。

 「サイレントマジョリティー(沈黙する多数派)」と呼ばれるその支持者が、デモ発生後に大規模な集会を開いたのは今回が初めて。だが経済への影響が深刻化した場合、首相支持者の間に不満が高まり、デモ隊との衝突につながる可能性がある。デモが拡大するイスタンブールなど大都市では、欧米系の銀行やレンタカー会社の一部が攻撃を恐れて営業を見合わせている。デモの長期化と政治不安を懸念し、海外の投資マネーは相次いで流出し、株価もこの1週間で10%以上下がっている。地元紙によると、東部リゼなどでは、すでにデモ隊と首相支持者との間で小競り合いが発生している。

 政権は来年春の地方選挙や夏の大統領選への影響も気にしているようだ。首相は3日の記者会見で「来年には選挙がある。そこで答えを出す」と自信を示した。イスタンブール大学のファトマギュル・バークタイ教授(政治学)は「このデモでAKPが政権を奪われたり、首相が辞任に追い込まれたりすることはないだろう。だがAKPの強固な支持率は現時点では35%程度といわれ、最近は減少気味だ。さらに5%ぐらい支持率を落とすかもしれない」と指摘している。

6405チバQ:2013/06/07(金) 22:09:27
http://mainichi.jp/select/news/20130607dde007030012000c.html
トルコ:反政権デモ 「表現の自由」弾圧に抗議 首相は対決姿勢強調
毎日新聞 2013年06月07日 東京夕刊

 【イスタンブール大治朋子】トルコ各地で続く大規模デモの開始から1週間を迎えた6日夜、政権による「表現の自由の弾圧」や映画館の閉鎖に抗議し、芸術家ら1000人余りが大規模な抗議デモを行った。映画製作者の一部グループは今回のデモ隊と警官隊の衝突を記録した市民の映像や写真を集め、7分余りのビデオを作製。「世界に実態を伝えたい」と訴えた。

 一方、7日外遊から帰国したエルドアン首相は演説で反政権デモは「直ちに終えるべきだ」と対決姿勢を強調。首相退陣を求める数千人規模のデモは同日未明も続き、騒乱の長期化は避けられない見通しだ。

 大規模デモが始まったイスタンブール中心部にあるタクシム広場に隣接するゲジ公園。デモ隊と警官隊が衝突するきっかけは、この公園の樹木伐採だ。エルドアン政権はショッピングモールを建設する計画で、環境保護団体などが抵抗。公園は泊まり込みで抗議デモを続ける若者らのテント数百で埋まっている。

 一角に「映画製作者の抵抗」と書いた看板が立ち、水やビスケットが振る舞われている。「費用はポケットマネーだけど、市民も食料を提供してくれます」と映画プロデューサーのギュリン・ウスタンさん(45)。

 イスタンブールはトルコの文化拠点で、イスラム主義のエルドアン政権と対立。事前検閲で「政府を批判している」などと指摘され、「発表できなかった作品は数えきれない」(ウスタンさん)。

 6日午後7時過ぎ、1000人余りの芸術家たちのデモ行進が始まった。「芸術作品に口出しするな」。上空を警察のヘリコプターが旋回すると一斉にブーイングが上がった。参加者の一人は「今回のデモは規模も熱気も違う。抑えられてきたマグマが一気に爆発したようだ」と話した。

6406チバQ:2013/06/07(金) 22:12:20
http://mainichi.jp/select/news/20130608k0000m030066000c.html
イラン:大統領選まで1週間 ネットやメールに障害
毎日新聞 2013年06月07日 21時40分(最終更新 06月07日 21時49分)

 ◇当局が規制の可能性
 【テヘラン田中龍士】イランで大統領選挙の投票(6月14日)が1週間後に迫ったが、メールの送受信やインターネット通信ができなくなるなどの通信障害が起きている。複数のインターネット事業者は毎日新聞の取材に対し、この数週間での通信事情の悪化を認めた。隣国トルコで反政府デモが激化する中、選挙を控えて反体制派による抗議運動を警戒する当局が規制している可能性がある。

 タブレット端末などの販売を手掛けるインターネット商取引サイトの男性(32)は「ネットの速度が遅くなりメールさえ使えない時がある。売り上げにも影響している」と話す。交流サイト「フェイスブック」などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)も使えず、利用者がアクセス(接続)できないという。

 イラン政府は以前から、自国に批判的なニュースサイトなどの閲覧を規制しており、アクセスすると「文化と宗教」「教育と科学」などの推奨サイトを紹介するページが出現する。規制を回避するため、市民の間では特殊ソフトやバーチャル・プライベート・ネットワーク(VPN)が使われているが、5月に入り通用しなくなっている。

 選挙を管理する護憲評議会は5月21日、資格審査を通った8人の立候補者を発表したが、出馬が期待されたラフサンジャニ元大統領は「失格」した。あるプロバイダーで働く男性は「(この日の候補者発表後)通信速度が低下した。5、6時間で復旧した」と指摘した。

 2009年の前回大統領選では不正が指摘され、敗れた改革派のムサビ元首相の支持者らによる大規模デモが起きた。今回の選挙では暴動を防ぐことが体制側の最重要課題だ。通信手段を断つことでデモの拡大などを防ぐことが可能になる。

 政府は、大統領選に関わる今回の通信障害について意図的な規制を認めていない。だが4月にSNSを監視する特別選挙サイバー部隊の設置が発表されたほか、学生の集会を防ぐため各大学では期末試験が前倒しされている。

 警戒が強まるなか、6月に入ってロウハニ元最高安全保障委員会事務局長の選挙スタッフらが選挙集会で拘束された。またアフマディネジャド大統領の影響下にあるとされる政府系日刊紙「イラン」に対し「誤報があった」として裁判所が6カ月間の発禁処分を命じた。5日には中部イスファハンで「独裁者に死を」などと政府を批判するデモが起きた。ネット上では11日にも体制批判のデモが呼びかけられている。

 ◇イラン大統領選
 8候補が立候補し、各地での遊説やテレビ討論で舌戦を展開している。投票は今月14日で、15日に開票される。有権者は18歳以上の男女約5500万人。過半数を得た候補が当選するが、どの候補も過半数に満たない場合は得票上位2候補による決選投票を21日に行う。大統領就任は8月上旬になる見通し。

6407チバQ:2013/06/07(金) 22:12:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130606/mds13060607520003-n1.htm
イランで大規模な反体制デモ 改革派、聖職者葬儀が転化
2013.6.6 07:50 [政変・反政府デモ]

4日、イラン中部イスファハンで、改革派に近い高位聖職者のひつぎを運ぶ人々(AP)
 【カイロ=大内清】イランの改革派系ウェブサイトなどが伝えたところによると、同国中部イスファハンで4日、改革派寄りとされる高位聖職者ジャラレディン・タヘリ師の葬儀に集まった群衆の一部が「独裁に死を」などと叫び、反体制デモに発展した。英BBC放送などの欧米メディアは、最近のイランでは最大規模のデモだとしている。

 デモ参加者は、2009年の大統領選に出馬し、その後、自宅軟禁下に置かれている改革派のムサビ元首相やカルビ元国会議長の解放を要求。改革派側はデモ隊は数千人規模だと主張しているが、同国メディアは、反体制的なスローガンを使ったのは「一部の者だ」としている。

 イラン改革派は09年の選挙後にアフマディネジャド大統領による不正を訴えて大規模な抗議デモを展開。一部では流血の事態に発展したが、その後は当局の取り締まりで勢いを失った。

 今月14日に行われる大統領選は、改革派に理解を示す穏健保守派のラフサンジャニ元大統領が資格審査で失格となったことから強硬保守派内の争いになるとみられており、改革派候補のアレフ元第1副大統領は存在感を示せずにいる。

6408チバQ:2013/06/07(金) 22:15:11
http://mainichi.jp/select/news/20130607k0000e030150000c.html
ロシア:プーチン大統領夫妻が破局
毎日新聞 2013年06月07日 08時04分(最終更新 06月07日 08時23分)


6日、ロシアの国営テレビ局から提供されたプーチン大統領(左)と妻のリュドミラさんの映像(AP=共同) ロシアのプーチン大統領(60)は6日、妻のリュドミラさん(55)と、ロシア国営テレビのインタビューに応じ、30年近く続いた結婚生活が破局に終わったことを明らかにした。ペスコフ大統領報道官は、離婚届はまだ出していないと述べた。

 プーチン氏は記者に「2人は別れたとのうわさがあるが」と聞かれると「その通り」と言明。リュドミラさんは「(離婚は)2人で出した結論。私たちの結婚生活は終わり、ほとんど会うこともなくなっている。(プーチン氏は)仕事に完全に没頭している。子供は成人し、それぞれの生活を送っている」と語った。(モスクワ共同)

6409チバQ:2013/06/07(金) 22:16:01
http://mainichi.jp/select/news/20130607ddm007030175000c.html
フランス:マリ戦況こう着、足元揺らぐ 経済も低迷、大統領支持率20%台
毎日新聞 2013年06月07日 東京朝刊

 【パリ宮川裕章、ヨハネスブルク服部正法】フランスのオランド大統領は6〜8日の訪日で、日仏関係の強化を図る。日本側はフランスに安全や情報収集などの面で「投資先」として注目を浴びるアフリカでの強い影響力を期待する。しかし、仏が1月に軍事介入した西アフリカ・マリでは、イスラム過激派が国境を越え拡散。周辺国へも介入するか、仏政府は岐路に立たされている。

 「敵との接触なし。存在の兆候も認めず」。パリの仏国防省で毎週開かれる定例記者会見。マリの戦況報告はこう着状態を示す内容が増えている。1月11日の介入開始から約5カ月を迎え、仏軍は規模を縮小しつつ北部山岳地帯を中心に過激派掃討作戦を続けているが、戦果は減っている。

 仏パリジャン紙は5月末、仏軍幹部の話として、マリのイスラム過激派の上層部がリビア南部の砂漠で新兵を集めながら組織を再編していると報道した。マリや周辺国の連携不足から国境を越える過激派の取り締まりは困難が伴う。国連関係者はロイター通信に「周辺各国の協力体制はすぐに改善せず(当面は)武装組織を阻止するレベルに達しない」との見方を示した。

 5月23日にニジェールの仏原子力大手アレバ社のウラン鉱山などで起きたテロも、実行犯はリビアから侵入したとの見方が有力だ。リビアはカダフィ政権崩壊後、国家統治が末端まで機能していない。マリのトラオレ暫定大統領側近は「今日のリビア南部は昨日のマリ北部だ」と言うほどだ。

 一方、ニジェールのウラン鉱山事件で犯行声明を出したのは、1月に日本人10人などが死亡したアルジェリア人質事件に関わった「イスラム聖戦士血盟団」など。血盟団は仏軍などのマリ軍事介入に「報復」を予告している。

 オランド大統領は5月31日の仏テレビ出演で、リビア南部への現時点での軍事介入の意図は否定したが、マリ周辺国への軍事介入拡大の可能性は認める。

 仏経済が低迷する中、オランド大統領の支持率は史上最低水準とされる20%台で推移し、対テロ戦線の不安定化は政権基盤のさらなる弱体化につながる可能性もある。政権内では戦線拡大による泥沼化を懸念する声も根強く、フランスの対テロ政策は難しい局面に差しかかりつつある。

6410チバQ:2013/06/09(日) 09:29:53
http://mainichi.jp/select/news/20130609ddm007030147000c.html
トルコ:デモ拡大 五輪は?EUは?地元懸念 78都市で損害36億円
毎日新聞 2013年06月09日 東京朝刊

 【イスタンブール大治朋子】大規模デモが続くトルコ最大都市イスタンブール中心部のガジ地区で8日未明、バリケードを築くデモ隊に警官隊が催涙ガスや放水を浴びせ、衝突となった。同日夜には新たな抗議行動が計画されており、混乱が拡大する可能性がある。トルコ内務省によると、破壊された公共施設などの損害はすでに総額36億円に達している。トルコ悲願の欧州連合(EU)加盟やオリンピック招致活動に対する影響への懸念も強まっている。

 イスタンブールで5月31日に始まった大規模デモは各地に拡大し、首都アンカラや第3の都市イズミルなど78都市に広がった。トルコ人権財団によると、これまでに市民ら3人が死亡、4300人が負傷した。8日未明に衝突があったガジ地区はトルコからの分離・独立を目指す少数民族クルド人地区で、今回のデモに乗じた動きを見せている。

 発端はタクシム広場に隣接するゲジ公園の再開発問題だった。政府は5月27日、自然保護を求める市民が抵抗する中、樹木の一部伐採を強行。31日には警官隊が催涙ガスなどで「力ずくの鎮圧」を図った。その結果、デモは「自然保護」から、強権的なエルドアン首相に対する「反政権」「反首相」へと変容し、拡大した。

 EUのフューレ欧州委員(拡大・近隣国政策担当)は7日、イスタンブールで開かれた国際会議で、デモ隊に対する警官の「過剰な対応」について「迅速で透明性のある調査の開始と責任者の追及」が必要だと述べた。EU加盟を希望するトルコに、民主的な対応を促した。

 これに対しエルドアン首相は「我々の加盟交渉はなぜこれほど時間がかかるのか」と述べ、いら立ちを隠せない様子だったという。

 トルコは2004年ごろから加盟交渉を続けているが、「人権と言論の自由で基準を満たしていない」との批判もあり、実現のめどは立っていない。今回の問題は、その「未解決の課題」を突きつけられた格好で、加盟実現はさらに遠のくとの指摘がある。

 イスタンブールは20年の五輪開催に向け、東京やマドリードと招致を争っている。地元の招致関連委員会が3月に実施した世論調査によると、国民の76%が招致を支持しているという。

 ただ、今回のデモが世界に伝えた印象は強烈だ。イスタンブールのカディル・トプバシュ市長は1日、「市長として招致にあたるのに、悲しいかな、世界中が(この状況を)見ている。どうやって説明するのか。どんな言葉で五輪を招致すればいいのか」と強い懸念を示した。

 ゲジ公園で自然保護を求める人々の間では、賛否両論が交錯している。都市設計家のハンデ・タシュさん(32)は「経済効果が期待できる」と賛成の立場だ。

 だが、会社員のエムシ・ドマスさん(24)は「招致すればさらに建造物が増えて自然がなくなる」と反対だ。大学教授のユジェル・タルジバショドさん(47)は「招致活動も市民の声を聞かないままに進めている。民主的な手続きを踏むことがまず大事だ」と語った。

6411チバQ:2013/06/09(日) 09:36:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013060800335
根強いトルコ首相支持=デモ不参加の「声なき声」

イスタンブールのカスムパシャ地区に掲げられているエルドアン・トルコ首相(左)の垂れ幕=8日 【イスタンブール時事】トルコの最大都市イスタンブール中心部のタクシム広場では8日も、反政権デモが続いた。一方、デモ隊の声とは対照的にエルドアン首相には根強い支持が集まる。デモには参加しない「声なき声」の支持を背景に、首相は強硬姿勢を堅持しており、デモの長期化は避けられない状況だ。
 エルドアン首相が育ったイスタンブール・カスムパシャ地区。タクシム広場から徒歩で20分強の距離だが、住民の多くは首相の支持者とされる。市内では比較的貧しい地区で、スカーフをかぶった女性も多く、イスラム色も強い。
 「7500万人の国民のうち、90%がエルドアンを支持しているよ」。台所用品店を営むオルハンさん(40)は興奮気味に語った。「10年で経済は飛躍的に向上した。エルドアンが首相になったおかげだ」
 首相の指導力を評価するムスタファさん(53)は「反政権デモは支持しない」と主張。スレイマンさん(29)も「エルドアン政権になって給料が良くなった」と支持する一人。多くの若者が集まるデモにも参加していないという。
 エルドアン首相が「国民の過半数以上の支持を得ている」と強調し、強硬路線を取り続けるのは、それなりに理由がある。トルコの急速な経済発展を実現し、生活が豊かになったという実感を多くの国民が抱いているほか、貧しい地区から立身出世を遂げたカリスマ性で今も根強い人気を誇っているからだ。(2013/06/08-21:16)

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6412チバQ:2013/06/09(日) 22:08:30
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201305/2013052900021&rel=j&g=spo
リビア国会議長が辞意

リビア国民議会のマガリエフ議長=2月17日、ベンガジ(AFP=時事) 【カイロ時事】リビア国民議会のマガリエフ議長は28日、議会で辞意を表明した。AFP通信が伝えた。1969年にクーデターで発足したカダフィ政権で公職に就いていた人物が現政府で役職を務めるのを禁じる法律が5日に施行されたことを受けた措置という。
 マガリエフ氏は80年代にカダフィ政権から離反したが、それ以前に外交官を務めていたため、法律に抵触する形となった。議会は辞任が成立した段階で、後任議長を選出する見通し。(2013/05/29-01:23)

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6413チバQ:2013/06/09(日) 22:09:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013060900185
改革派モディ氏を「選挙の顔」に=次期総選挙見据え−インド野党

インド西部グジャラート州のナレンドラ・モディ首相=2012年12月、アーメダバード(AFP=時事) 【ニューデリー時事】インドの最大野党インド人民党(BJP)は9日、西部ゴア州で開かれた党大会で、グジャラート州のナレンドラ・モディ首相(62)を次期総選挙対策委員長に任命した。同党の「選挙の顔」として、モディ氏が党の首相候補となる可能性が高まった。
 最近実施された「最も首相にふさわしい人物」を選ぶ世論調査でも、最大与党国民会議派の若手指導者ラフル・ガンジー氏らを抑えてトップに立っており、BJPは2014年に予定される総選挙での政権奪還をモディ氏の人気に賭けた形だ。(2013/06/09-20:45)

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6414チバQ:2013/06/09(日) 23:13:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130609/mds13060922310004-n1.htm
マンデラ元大統領、容体に変化の情報なし 回復願う声「歴史そのもの」
2013.6.9 22:28

8日、南アフリカ・ヨハネスブルクで、マンデラ元大統領の快方を祈る人(AP)
 8日未明に再入院した南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領(94)について、大統領府は9日、新たな発表を行っておらず、容体に大きな変化はないもようだ。大統領府は8日、容体は「深刻だが安定している」としていた。

 最大都市ヨハネスブルクの市民からはマンデラ氏の回復を願う声が相次いだ。会社員セドリック・マバソさん(37)は「彼は偉大な人で、この国の歴史そのものだ。高齢だが、われわれはまだ彼を必要としている」と話した。

 入院先とされる首都プレトリアの病院には多数の報道陣が建物を取り囲むように詰め掛けた。

 マンデラ氏はこの数日間、肺の感染症の症状が続き、容体が悪化して病院に運ばれた。(共同)

6415チバQ:2013/06/09(日) 23:13:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130609/mds13060922490005-n1.htm
【トルコ反政府デモ】
イスタンブールに数万人 サッカーファン合流、最大規模に
2013.6.9 22:46

8日、トルコ・イスタンブールのタクシム広場で反政府スローガンを叫ぶデモ隊(ロイター=共同)
 トルコ最大都市イスタンブール中心部タクシム広場で続く反政府デモは8日夜、地元サッカーチームの熱狂的なファンが合流、地元メディアによると数万人が集まり、これまでで最大規模となった。デモ開始から10日目となる9日も数万人が集まった。

 8日夜は1万人以上が集結した首都アンカラや西部イズミルで、デモ隊と治安部隊が衝突。治安部隊が引き揚げたタクシム広場では衝突は回避されているが、イスタンブールの他の地区では散発的な衝突が起きている。

 エルドアン首相は9日、訪問先の南部アダナでデモ隊を「略奪者」と批判。一方、イスタンブールのムトゥル知事は同日、短文投稿サイト「ツイッター」で「私は皆さんと共にありたい」とタクシム広場のデモ参加者に融和姿勢を示した。(共同)

6416チバQ:2013/06/09(日) 23:14:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130609/mds13060922490005-n1.htm
【トルコ反政府デモ】
イスタンブールに数万人 サッカーファン合流、最大規模に
2013.6.9 22:46

8日、トルコ・イスタンブールのタクシム広場で反政府スローガンを叫ぶデモ隊(ロイター=共同)
 トルコ最大都市イスタンブール中心部タクシム広場で続く反政府デモは8日夜、地元サッカーチームの熱狂的なファンが合流、地元メディアによると数万人が集まり、これまでで最大規模となった。デモ開始から10日目となる9日も数万人が集まった。

 8日夜は1万人以上が集結した首都アンカラや西部イズミルで、デモ隊と治安部隊が衝突。治安部隊が引き揚げたタクシム広場では衝突は回避されているが、イスタンブールの他の地区では散発的な衝突が起きている。

 エルドアン首相は9日、訪問先の南部アダナでデモ隊を「略奪者」と批判。一方、イスタンブールのムトゥル知事は同日、短文投稿サイト「ツイッター」で「私は皆さんと共にありたい」とタクシム広場のデモ参加者に融和姿勢を示した。(共同)

6417チバQ:2013/06/11(火) 00:01:09
http://mainichi.jp/select/news/20130611k0000m030050000c.html
インド:最大野党が選対委員長を選出 次期首相候補
毎日新聞 2013年06月10日 21時13分

 【ニューデリー杉尾直哉】インドの最大野党・インド人民党は9日、西部ゴアで党大会を開き、来年予定される総選挙へ向け、西部グジャラート州のナレンドラ・モディ州政府首相(62)を選挙対策委員長に選んだ。モディ氏は2001年から同州政府首相を務め、外国企業誘致などで国内で最も豊かな州に育てたことで知られる。カリスマ的な人気があり次期首相への待望論が強いが、ヒンズー至上主義者として知られイスラム教徒らの反発も強い。モディ氏は委員長就任後、「(与党)国民会議派を駆逐するため、あらゆる手を尽くす」と宣言した。

 インドの主要テレビ局CNN・IBNが5月初めに実施した世論調査では、次期首相として38%がモディ氏の名前を挙げ、与党・国民会議派のラフル・ガンジー副総裁(43)の14%、シン首相の13%を大きく引き離した。

6418チバQ:2013/06/11(火) 00:01:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130610/mds13061020590001-n1.htm
イラン大統領選 前国会議長が撤退
2013.6.10 20:58

 イラン大統領選に立候補を届け出たハダドアデル前国会議長=10日、テヘラン(AP)
 イランのファルス通信によると、14日に予定される同国大統領選に立候補していた強硬保守派のハダドアデル前国会議長が10日、選挙戦から撤退すると発表した。

 最高指導者ハメネイ師に近いグループに属するハダドアデル氏とベラヤティ元外相、ガリバフ・テヘラン市長は以前から、投票日までに3人のうち1人に支持を一本化することで合意していた。ハダドアデル氏がどちらの支持に回るかは不明。(カイロ 大内清)

6419チバQ:2013/06/11(火) 00:02:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130610/mds13061021030002-n1.htm
トルコ首相「忍耐に限度」 3都市で数万人デモ継続
2013.6.10 21:01

9日、トルコの首都アンカラ中心部で、反政府デモ参加者を追う警官隊(ロイター=共同)
 【カイロ=大内清】大規模な反政府デモが続いているトルコのエルドアン首相は9日、首都アンカラでの支持者らに向けた演説で、「われわれの忍耐にも限度がある」と述べ、デモ発生から10日が過ぎても事態が沈静化しないことへのいらだちをあらわにした。当局がデモ隊の強制排除に乗り出すのではないかとの観測もある中、エルドアン氏の強硬な態度が社会の分裂状況をさらに深めている。

 この日は、最大都市イスタンブールやアンカラ、西部イズミルの3つの大都市圏で数万人がデモに参加した。アンカラ中心部では2日連続で警察が催涙弾や放水車を使用し数千人のデモ隊と衝突した。

 エルドアン氏は演説で、「政党政治を尊重しない人々はそのツケを払うことになるだろう」と、デモ隊を構成する世俗主義勢力が民主主義の原則をないがしろにしていると批判。集まった数千人の支持者は、エルドアン氏や同氏が率いるイスラム系与党・公正発展党(AKP)をたたえるスローガンを叫んだ。

 またエルドアン氏は同日、訪問先の南部アダナで、デモ参加者を「略奪者」などと呼び、デモ隊に譲歩する考えはないことを示した。

 一方、イスタンブール県のムトゥル知事は9日、短文投稿サイト「ツイッター」で、デモ鎮圧に警察を動員したことを謝罪。その上で、イスタンブール中心部タクシム広場などに泊まり込んでいる若者に「敬意を表する」などと述べ、デモ隊への融和姿勢を強調した。

 AKP内にはデモ隊との対話に前向きな勢力もあり、強硬姿勢を崩していないエルドアン氏との間で対応に齟齬(そご)が生じる可能性もある。

6420チバQ:2013/06/11(火) 00:02:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130610/mds13061017370000-n1.htm
【2020年五輪招致】
イスタンブール市民に悲観論 「東京に水をあけられた」
2013.6.10 17:35 [五輪]

9日夜、アンカラ市内で気勢を上げる反政府デモの参加者(ロイター)
 2020年夏季五輪招致を東京、マドリードと争うトルコ最大都市イスタンブールでは、反政府デモに収束の兆しが見えず、メディアや市民から「招致活動への悪影響は避けられない」「ライバル都市が有利になった」と悲観する見方が出始めた。

 4日付の地元大手スポーツ紙は「五輪への期待に(噴射された)催涙ガス」と題した記事を掲載。「当初は東京とマドリードよりも有利だったが、デモ沈静化の対策を取らなければ、われわれの希望はなくなる」と焦りをにじませた。その上で、治安部隊によるデモ隊への暴行を念頭に「国民に対する政府の厳格な対応はやめるべき」と、招致活動への悪影響を懸念し、トルコメディアとしては異例の政府批判に踏み込んだ。

 デモに参加しているイスタンブールの大学生、ブラク・アバシローグさん(20)は「(招致合戦は)東京と互角だと思っていたが、水をあけられた」と話す。(共同)

6421チバQ:2013/06/11(火) 23:52:14
http://www.asahi.com/international/update/0611/TKY201306110428.html
イラン大統領選、アレフ氏が立候補辞退 改革派不在に

 【テヘラン=北川学】14日投票のイラン大統領選に立候補した改革派のアレフ元第1副大統領が、選挙戦からの撤退を表明した。イラン学生通信などが11日伝えた。改革派の候補者は不在となったが、アレフ氏の支持者らは民主化を訴える保守穏健派ロハニ元最高安全保障委員会事務局長を「改革派候補に近い」とみなし、支援に回る。

 アレフ氏は声明で「ハタミ前大統領(改革派)の考えを受け、国民の利益のために決断した」と述べた。

 欧米との関係改善や民主化を求める改革派は、前回大統領選で大規模なデモを起こしたことで当局に弾圧された。今回の選挙戦では、アレフ氏とロハニ師支持に分裂。優勢な保守派に対抗するため、支持者からは候補者の一本化を求める声が強まっていた。

6422チバQ:2013/06/11(火) 23:55:17
http://www.afpbb.com/article/politics/2949799/10887550?ctm_campaign=txt_topics
イラン大統領選、唯一の改革派候補アレフ氏が撤退
2013年06月11日 16:28 発信地:テヘラン/イラン
【6月11日 AFP】14日に実施されるイラン大統領選に唯一の改革派候補として出馬していたモハマド・レザ・アレフ(Mohammad Reza Aref)元第1副大統領が11日、大統領選からの撤退を自身のウェブサイトで明らかにした。

 前日夕方、改革派のモハマド・ハタミ(Mohammad Khatami)前大統領から書簡を受け取り、このまま選挙戦に残るのは賢明ではないと忠告されたという。

 改革派陣営からは最近、穏健保守派候補のハサン・ロウハニ(Hassan Rowhani)最高安全保障委員会元事務局長に得票を集めるため、アレフ氏の撤退を求める声が高まっていた。

 アレフ氏が大統領選からの撤退を表明した前日の10日にも、イランの最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師に最も近いとみられていたゴラムアリ・ハダドアデル(Gholam Ali Haddad Adel)前国会議長が出馬を取りやめている。

 ロウハニ氏はハタミ大統領の下で核問題交渉を担当。穏健派のアリ・アクバル・ハシェミ・ラフサンジャニ(Ali Akbar Hashemi Rafsanjani)大統領の信頼が厚く、現在も同様に支持を得ている。(c)AFP

6423チバQ:2013/06/12(水) 00:23:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013061100056
5年ぶりローマ市長奪還=伊中道左派−ベルルスコーニ陣営に打撃

10日、ローマで、支持者を前に笑顔を見せる新ローマ市長のマリーノ上院議員(AFP=時事) 【ジュネーブ時事】ローマ市長選の決選投票が9、10の両日行われ、中道左派のマリーノ上院議員が中道右派の現職アレマノ市長を破り、2008年以来5年ぶりに中道左派が市政を奪還した。ANSA通信によれば、約3分の2の開票終了時点でマリーノ氏の得票率は63.9%、アレマノ氏は36.1%。選挙戦は盛り上がりに欠け、投票率は過去最低の約45%だった。
 地元メディアによると、アレマノ氏はマフィアとの関係など疑惑が響いた。少女買春裁判の判決を控えるベルルスコーニ元首相の中道右派には打撃となる一方、左右大連立政権で基盤を固めたいレッタ首相には追い風になりそうだ。(2013/06/11-05:54)

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6424チバQ:2013/06/12(水) 00:25:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013061100002
現職らに出馬辞退要求=マダガスカル大統領選−仏

マダガスカル大統領選に出馬しているラベロマナナ前大統領のララオ夫人(左)、ラジョエリナ大統領(中央)、ラチラカ元大統領(AFP=時事) 【パリAFP=時事】近く実施される見通しのアフリカ南東部の島国マダガスカルの大統領選について、フランス外務省は10日、現職のラジョエリナ大統領、ラベロマナナ前大統領のララオ夫人、ラチラカ元大統領の3候補に対し出馬を辞退するよう求めた。この3人の権力闘争がこじれる形で、7月に予定されていた大統領選の投票日は8月23日に延期されたばかり。
 仏外務省は3人が出馬辞退しなければ「フランスは選挙結果を認めない」と警告した。マダガスカルはかつてフランスの植民地だった。(2013/06/11-00:10)

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6425チバQ:2013/06/12(水) 00:30:15
http://mainichi.jp/select/news/20130612k0000m030075000c.html
トルコ警官隊突入:催涙ガスと投石…戦場さながら
毎日新聞 2013年06月11日 21時02分(最終更新 06月11日 22時17分)


警官隊の前で破裂する火炎瓶=トルコ・イスタンブールのタクシム広場で2013年6月11日、AP 【イスタンブール大治朋子】「ドーン」。爆発音のような大音響が鳴り響き、大きな悲鳴が聞こえた。11日朝、トルコ最大の都市イスタンブール中心部のタクシム広場。数百人の警官隊が集まり、反政府デモ隊が築いたバリケードをブルドーザーで破壊していく。5月31日の警官隊によるデモ排除以降、最大規模の衝突だ。世界的観光地は、催涙ガスと投石が飛び交う戦場さながらの混乱に陥った。

 警官隊の突入直後、タクシム広場からは人々が逃げ出して来る。催涙ガスが充満し目を開けられない。デモ参加者が集まる広場脇のゲジ公園に近づくと、呼吸が苦しくなる。せき込んで地面に突っ伏す人もいた。

 広場ではバリケードをはさんで警官隊とデモ隊がにらみ合う。「ここは我々の広場だ。徹底抗戦する」。デモ参加者が叫び、火炎瓶や石を投げる。警官は催涙ガスや放水車で応酬、ガスや火炎瓶で燃やされた警察車両の煙で真っ白になった。

 広場にいた大学3年、ギュリン・ウスタンさん(23)は、「ツイッターで警官隊の突入を知り友達が心配で来たがゲジ公園に近づけない」と不安そうだ。公園ではテントで寝泊りしていた若者たち数百人が警官隊と対峙していた。各国の記者数十人が見守るなか、警官隊の一人がマイクを取って叫んだ。「親愛なるゲジ公園の友よ。私たちは君たちを傷つけたくない。撤収してほしい」。だが、警官たちは若者をいぶりだすかのように何度も催涙ガスを放つ。若者たちは一斉に怒号を上げ、大型花火や石を投げつけた。

 今回のデモは5月末、政府のゲジ公園付近の再開発計画に反対する少人数のグループが開始。警官隊が強制排除したため、反発した若者ら数千人が結集した。デモはやがてエルドアン政権の強圧的姿勢への批判に軸足を移し、野党や年齢層の高い世俗派、各種労組、トルコからの分離・独立を目指す少数民族クルド人らが参入。数万人規模に膨れ上がった。今回警察が排除したのはこうした「後発組組」が拠点とするタクシム広場だった。

 エルドアン首相は11日の議会演説で「トルコの多くの都市で起きているデモは、ゲジ公園の抗議活動を隠れみのに利用したものだ」と述べ、強硬姿勢を維持した。

6426チバQ:2013/06/12(水) 00:33:59
http://mainichi.jp/select/news/20130611dde007030003000c.html
トルコ:反政権デモ 首相、デモ隊と対話の意向 酒販売規制法施行へ
毎日新聞 2013年06月11日 東京夕刊

 【イスタンブール大治朋子】トルコで続く反政権デモの発端となった最大都市イスタンブールの再開発計画をめぐり、アルンチ副首相は10日、エルドアン首相が12日にデモ隊の代表者らと面談すると明らかにした。対決姿勢を強調してきた首相がデモ隊との対話に応じる意向を示すのは初めて。一方、ギュル大統領は10日、酒の販売などの規制に関する法案を承認し、同法の施行が確実となった。デモ隊はこうした規制を「イスラム教的価値観の押し付け」と批判しており、さらなる反発を呼びそうだ。

 首都アンカラの中心部では10日夜、警官隊が催涙ガスや放水でデモ隊数百人を排除した。首都での衝突は3夜連続で、AFP通信によると、付近の飲食店などは一時閉鎖を余儀なくされた。

 アルンチ副首相が閣議後に一部記者らに語ったところによると、面談はデモ活動を続けるグループ側から希望があり、首相が応じることになった。具体的に誰と会うかは明らかにしていない。「(デモ関係者は)今回の事件の事実関係の説明を(当局から)聞き、首相は彼らの考えを聞く」としている。場所はデモ隊が拠点とする中心部のタクシム広場以外になる見通しだ。

 副首相はまた、「違法行為に対する必要な対応は完遂する。すべては週末までに行われる」と述べ、対話が不調に終わればデモ隊の強制排除も辞さない構えを見せた。

 施行が決まった規制法は、午後10時から午前6時までの間の酒類の販売を禁止する。広告活動も基本的に禁じ、商品には健康に有害だとする表示を義務付けるほか、自動販売機での販売や店の外から見える場所での展示も禁止とする。

 トルコは国民の大半がイスラム教徒だが、政教分離を国是とする世俗主義で、宗教を公的な場に持ち込むことは禁じてきた。女性のスカーフの着用は自由だが、役所や学校など公的機関の多くは着用を禁止している。

 今回の規制法案は5月24日に議会で可決されたが、原則的に飲酒を禁じるイスラム教の価値観に基づくものだとして世俗派が批判し、デモ拡大の要因の一つにもなった。トルコでは飲酒の習慣は広く普及しているが、エルドアン首相は酒を飲む人々を「アルコール依存症」と呼び、トルコ特産のヨーグルト飲料、アイランを飲むべきだなどと訴えている。

 デモの拠点となったイスタンブール中心部のゲジ公園では、若者らがビールを片手に議論し、歌い、踊る姿が目立つ。抗議運動を続ける大学3年のエムシ・アタライさん(22)は「政権は飲酒をやめさせようとしている。個人の生活に介入されたくない」と語った。

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6427チバQ:2013/06/12(水) 23:17:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130612/mds13061221430005-n1.htm
【トルコ反政府デモ】
対話直前の強硬策、デモ隊側は硬化
2013.6.12 21:42

連日の激しいデモが行われているタクシム広場には、デモ隊が設置したバリケードにトルコ国旗が掲げられていた=12日、イスタンブール(ロイター)
 【カイロ=大内清】大規模な反政府デモが続くトルコの最大都市イスタンブール中心部にあるタクシム広場で11日夜から12日未明にかけ、警官隊がデモ参加者を催涙弾や放水で強制排除した。一方で警官隊は広場に隣接するゲジ公園に泊まり込むデモ隊の排除には乗り出しておらず、全面衝突はかろうじて回避されている。

 こうした中、エルドアン首相は12日、首都アンカラでデモの代表者らと会談する予定。ただ、直前まで対話に前向きな姿勢を示していた当局側が、一転してタクシム広場に警官隊を投入したことでデモ隊側が態度を硬化させており、対話によって事態が収拾に向かうかは不透明な状況だ。

 タクシム広場の入り口に設けられたバリケードや横断幕などは警官隊によって撤去され、デモが本格化した5月末以来初めて、一般車両やバスの乗り入れが可能となった。警官隊は広場の警備態勢を強化している。

 イスタンブール県のムトゥル知事は11日夜の記者会見で、さらなる強制排除を示唆。AP通信によると、今回の衝突で少なくとも300人が負傷するなどして手当てを受けた。

6428チバQ:2013/06/12(水) 23:17:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130612/mds13061211540002-n1.htm
【トルコ反政府デモ】
EU加盟問題にも水 政府対応に懸念強める欧州諸国
2013.6.12 11:50

11日、トルコ・イスタンブールのタクシム広場で催涙弾を撃つ警官(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】反政府デモへの強硬姿勢を続けるトルコ政府に、欧州諸国が懸念を深めている。欧州連合(EU)加盟候補国であるトルコをめぐっては最近、停滞中の加盟交渉を再び活性化させようとの動きが出ていた。だが、EUの要請にもかかわらず事態沈静化の気配はみえず、こうした機運にも水を差す形になりかねない。

 EUのアシュトン外交安全保障上級代表は9日、トルコ政府の対応を「警察による過剰な実力行使」と批判し、対話による解決を求める声明を発表。EU加盟に必要な「人権、基本的自由」の保障には、「表現・集会の自由が含まれている」とも警告した。

 トルコはEUの前身、欧州共同体(EC)に加盟申請後、2005年に加盟交渉を開始。だが、人権問題や対立するキプロスの国家承認問題などが壁となり、交渉対象の35政策分野中、交渉入りしたのは13分野、合意到達は1分野にとどまっており、10年半ば以降、交渉は滞っている。

 ただ、トルコの加盟に反対だったサルコジ氏が大統領を退いたフランスが今年、さらに1分野で交渉を始める用意を示し、加盟に慎重なドイツのメルケル首相も同様の態度をみせるなど、域内では軟化の兆しも出ている。EUは追加分野の交渉を7月にも開始すると伝えられている。

 トルコの加盟実現は容易ではないが、中東で影響力を高めるトルコを引きつけておきたいとの意向がEU側にあるとみられる。

 しかし、反政府デモへの対応を受け、ルパンタン仏欧州問題担当相は「行動は一方的であってはならない」と述べ、トルコ政府がデモ鎮圧をやめない場合の交渉開始への影響を示唆。EU拡大担当のフューレ欧州委員も、「加盟交渉の再活性化と基本的権利に対する支持は表裏一体だ」と批判を強めている。

6429チバQ:2013/06/12(水) 23:18:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130612/mds13061221090003-n1.htm
イラン大統領選14日投票 強硬派に対抗、改革派と穏健保守共闘
2013.6.12 21:08 (1/2ページ)

ガリバフ・テヘラン市長を支持し、プラカードを持ってデモ行進する女性ら=11日、テヘラン(AP)
 【カイロ=大内清】イラン大統領選の投票を14日に控え、改革派のハタミ前大統領や穏健保守派のラフサンジャニ元大統領らの重鎮が、穏健保守派候補のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長への支持を表明した。改革派と穏健保守派による共同戦線の形成が進んだ形だ。大統領選は最高指導者ハメネイ師に近い強硬保守派内での争いとなるとみられてきたが、構図に変化が生じている。

 「国民への義務を果たすため、私はロウハニ師に投票する」。ハタミ師は11日、自身のウェブサイトでこう宣言。出馬を表明したものの資格審査で排除されたラフサンジャニ師もロウハニ師支持を呼びかけた。

 大統領選をめぐってはこの直前、改革派唯一の候補だったアレフ元第1副大統領が撤退を表明。ハタミ師らは、強硬保守派主導の現状に不満を抱く勢力と改革派の双方から支持が期待できるロウハニ師に票を集める戦略だ。

 そのロウハニ師はテレビ討論会や各地の演説で、核開発問題に関する外交交渉について、「(米欧との)関係を改善し制裁緩和を目指すべきだ」などと主張。強硬保守派候補で、現在の核交渉責任者でもあるジャリリ最高安全保障委員会事務局長らの路線を強く批判している。

 核兵器開発が疑われるイランは国連安全保障理事会や米欧各国から制裁を科されており、ここ数年はその影響で外貨収入源である原油輸出が低下、国民は高率のインフレに悩まされている。自身もかつて核交渉責任者を務めたロウハニ師には、国民の関心が高い経済悪化の問題を外交の不手際と結びつけることでジャリリ氏の支持層を切り崩す狙いがあるとみられる。

 強硬保守派内でも、ハメネイ師の外交顧問であるベラヤティ元外相が「制裁緩和が国民の願いだ」と述べるなど非妥協的なジャリリ氏の交渉手法に批判的な声が出ており、外交問題は選挙戦の重要争点となりつつある。

 ただ、核開発はハメネイ師の直轄事業とされ、国民にも核開発そのものへの異論は少ない。核問題で“弱腰”と受け止められれば不利に働く恐れもあるだけに各候補の言及は慎重だ。

 一方、ベラヤティ氏はもともと同じ強硬保守派に属するガリバフ・テヘラン市長やすでに撤退を表明したハダドアデル前国会議長とともに候補を一本化するとしてきた。投票日が間近に迫り、穏健保守・改革派の支持を受けるロウハニ師の追い上げが本格化すれば、強硬保守派内での一本化圧力が高まる可能性もある。

6430チバQ:2013/06/12(水) 23:19:26
http://news.tbs.co.jp/20130611/newseye/tbs_newseye5354792.html
イラン大統領選、市民の関心は経済問題

 核兵器開発疑惑や、シリアへの支援問題で欧米と対立するイランの大統領選挙が、14日に行われます。国際社会の制裁が強化されて、生活に大きな影響が出る中、市民の関心は、経済問題に集まっています。

 首都テヘランの歴史あるバザール。食卓に欠かせない「ゲルドゥ」をはじめ、物価は1年前と比べ、劇的に上がっています。

 「1年前は仕入れ値が、1kg12万リアルだったのに、今は43万リアルだ。売れ行きは良くないね」(ゲルドゥ売り)

 核兵器開発疑惑で、国際社会から経済制裁を受け続け、通貨リアルも暴落したままです。輸入コストは高騰、便乗値上げもあると見られ、インフレ率は年間30%を超えました。

 「何よりもまず、経済を最優先にしてほしいですよね」(帽子店)

 この空気を利用しようとしているのが、テヘラン市長のガリバフ候補です。

 「渋滞解消のためのトンネルも、ガリバフ候補の市長時代の実績の1つとされています」(記者)

 市内で、数々の大型プロジェクトを実現させた手腕を強調、2年で経済を立て直すとして一定の支持を集めています。

 「イランには強力な経営者が必要です。ガリバフ候補は、経験十分だと思います」(ガリバフ候補の支持)

 こうした声の裏には「豊富なエネルギー資源があるのだから、もっと暮らしが豊かになっていいはずだ」というイラン国民共通のうっ憤があります。ここにどう応えるかが、各候補にとって大きなカギとなります。(11日11:22)

6431チバQ:2013/06/12(水) 23:20:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130612/erp13061211240003-n1.htm
ロシア下院、同性愛宣伝禁止法を圧倒的多数で可決 保守社会目指す 
2013.6.12 11:21

11日、モスクワのロシア下院前で、法案に抗議する同性愛者に嫌がらせをするロシア正教の活動家(ロイター)
 ロシア下院は11日、同性愛を公の場で宣伝する行為を禁じる「同性愛宣伝禁止法案」を圧倒的多数の賛成で可決した。上院の審議を経て成立する。欧米的でリベラルな思想を排し、ロシア正教を核とした保守的な社会を目指すプーチン大統領の意向が背景にある。

 禁じられるのは未成年者を対象とした宣伝行為とされるが、実際には同性愛者のパレードやメディアでの同性愛者の権利擁護なども広く対象になりそう。違反した組織には最高100万ルーブル(約300万円)の罰金が科される。

 11日は下院前で法案反対の同性愛者ら数十人をロシア正教の活動家ら約数百人が取り囲み、殴打したり卵をぶつけたりした。

 下院はまた、宗教心の侵害を禁じる法案も可決。同法案は女性バンド「プッシー・ライオット」メンバーが昨年、ロシア正教の総本山の教会でプーチン氏批判のパフォーマンスをしたことから提出された。(共同)

6432チバQ:2013/06/12(水) 23:21:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130612/mds13061208550000-n1.htm
イラン大統領選、穏健派候補支持を表明 ラフサンジャニ元大統領
2013.6.12 08:39

写真を掲げてロウハニ最高安全保障委員会元事務局長支持を訴える人々=11日、テヘラン(AP)
 14日投票のイラン大統領選で、保守穏健派の重鎮ラフサンジャニ元大統領は11日、同派候補のロウハニ最高安全保障委員会元事務局長を支持することを正式に明らかにした。国営プレスTVが伝えた。

 唯一の改革派候補だったアレフ元第1副大統領が10日夜に選挙戦からの撤退を表明したことを受け、連携を模索していた保守穏健派と改革派がロウハニ師支持で結束。

 いずれも国民からの人気が高い改革派のハタミ前大統領とラフサンジャニ師がロウハニ師への支持を明確に打ち出したことで、保守強硬派候補のジャリリ最高安全保障委員会事務局長やガリバフ・テヘラン市長が有利とされる選挙情勢が大きく動く可能性もある。

 大統領選では、ラフサンジャニ師の立候補が認められなかったことを受け、保守穏健派と改革派の支持者の多くが投票を棄権することが懸念されているが、ハタミ師とラフサンジャニ師はロウハニ師への投票を呼び掛けている。(共同)

6433チバQ:2013/06/12(水) 23:29:45
http://mainichi.jp/select/news/20130613k0000m030054000c.html
ロシア:プーチン氏の超党派組織が組織拡充
毎日新聞 2013年06月12日 20時53分(最終更新 06月12日 23時15分)

 【モスクワ大前仁】ロシアのプーチン大統領が率いる超党派組織「全ロシア国民戦線」が12日、組織の拡大に向け、中央本部の共同議長や規約などを決めた。与党「統一ロシア」に対する国民の批判が強いことから、大統領は支持基盤を「国民戦線」へ移していくとみられ、任意団体だった「国民戦線」の本格的な組織作りに乗り出した格好だ。

 「国民戦線」は11〜12日に創設大会を開き、プーチン氏を代表、正式名称を「全ロシア社会運動・ロシアのための国民戦線」とした。

 「国民戦線」は2011年にプーチン氏の提唱で設立され、昨年3月の大統領選でプーチン陣営を支援したが、体制作りが遅れていた。保守勢力が政党や団体の枠を超えてプーチン氏の下に集まる組織を目指す。

 今後、正規の社会運動団体として登録し、次期の下院選(16年)や大統領選(18年)へ向け活動を広げていく。

 統一ロシアは11年末の下院選で議席数を大幅に減らし、昨年にプーチン政権が誕生した後、党首職はプーチン氏からメドベージェフ首相へ引き継がれた。

 今後は「国民戦線が組織として形を整える一方で、統一ロシアやメドベージェフ氏が損な役回りを背負わされていく」(高等経済大学院のペトロフ教授)との見方も出ている。

6434チバQ:2013/06/12(水) 23:32:37
http://www.afpbb.com/article/politics/2949935/10892376
トルコ反政府デモの先頭に立つ若い都会女性たち
2013年06月12日 10:45 発信地:イスタンブール/トルコ

【6月12日 AFP】トルコ・イスタンブール(Istanbul)の公園で1週間にわたり寝泊まりを続ける、都会育ちで高い教育を受けた若い女性たち──。彼女らは、同国各地で続く大規模な反政府デモの最前線に立っている。

「私たちは、エルドアンが家に居てほしいと願う類いの女性でしょうね」と劇団女優のセビ・アルガン(Sevi Algan)さん(37)は語る。イスラム教徒が多数派を占めながらも世俗主義を貫くトルコだが、デモの参加者たちは、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相が、自らの保守的なイスラム教的価値観を押し付けていると主張している。

 女性たちの多くは、たまたま反政府運動に身を投じることになっただけだと、喜んで認める。全土に広がる反政府デモの中心地でテントを張ることになるとは、2週間前には思いもよらなかったという。

 しかし、学生や弁護士、会社員など、職業もさまざまなこれらの若い女性たちは、ここゲジ公園(Gezi Park)とその近くのタクシム広場(Taksim Square)の抗議行動に参加する数千人の、優に半分を占めている。彼女らは、公園のプラタナスの木の下で何時間も自分たちの目標について語り、夜通し続く歌や踊りに参加し、必要とあれば、警官が立ち入らない公園の外で抗議するサッカー・サポーターたちと肩を組み、共に警官隊の前に立ちはだかる。

 抗議の発端となったのは、ゲジ公園の600本の木を守ろうという小さな開発反対運動だった。5月31日に警察が催涙ガスと放水銃を使った取り締まりに乗り出すと、政府に対する怒りは瞬く間に広がった。トルコ全土でこれまでに4000人が負傷、3人の死者も出ている。

 その大部分がリベラルな世俗主義者を自称する女性デモ参加者の多くは、エルドアン首相率いる与党・公正発展党(AKP)によって自分たちの自由が侵害される恐れが高まる中、権利を守るために立ち上がるときが来たと語る。

 エルドアン首相は3回の選挙で連勝し、着実な経済成長を背景とした11年の選挙ではAKPの得票率は50%近くに達した。しかし反対勢力は、首相が権威主義に傾き、国を二分させていると非難する。

6435チバQ:2013/06/12(水) 23:32:56
「女性たちは(抗議の)最前線にいる。エルドアンの政策で最初に犠牲になるのは女性だから」と語るセビさんは、自らが反対する政策として、中絶権の制限、事後避妊薬の規制強化、夜間のアルコール類販売禁止などを挙げた。

 エルドアン首相は過去に、すべての女性は3人の子供を産むべきだと発言し、人々の怒りを買ったこともある。ゲジ公園で友人とおしゃべりをしていた元客室乗務員のオズレム・アルティオク(Ozlem Altiok)さんは「私たちみたいな子供が増えてほしいのかしら」と皮肉交じりに語った。

■「首相にイスラムの独占権はない」

 AKPとその支持者たちは抗議の参加者を「悪いイスラム教徒」とみなしているが、デモ隊はイスラムに反対しているわけではないと、セビさんは説明する。「私たちはお酒や討論が好きだけれど、エルドアンとその取り巻きはイスラムの独占権を持っているわけではない。タクシム広場での連帯を見てほしい。これが本当のイスラム教徒よ」

 公園内では食事の無料配布やヨガのレッスン、音楽演奏などが行われ、フェミニストや同性愛者の権利を訴える活動家たちが、ベールをかぶった反資本主義イスラム教徒の横で寝泊まりしている。祭りのような雰囲気と仲間意識が、価値観の違いを容易に越えさせる。

 トルコの政界では女性はまだ少ないが、大学や企業では多くの女性が活躍している。近代トルコ建国の父と呼ばれるムスタファ・ケマル・アタチュルク(Mustafa Kemal Ataturk)初代大統領が実施した解放的な改革によるところが大きい。

 大学で哲学を学ぶエスラさん(21)は「イスラム文化の一部を捨てたいわけではなく、現在ある権利を保持したいだけ」と語る。また、「西洋人女性」をまねたいわけでもないという。「全てを犠牲にキャリアを追求することは、西洋の女性を幸せにしているようには思えない」。友人の銀行員ディジレさん(26)も会話に加わり、「体制が一夜で変わるものじゃないことは分かっている。でも、これは社会革命への第一歩」と語った。

 髪の毛を赤いバンダナで縛った女優のヌルカンさん(35)は、ゲジ公園には何か特別なものを感じると言う。「物事を表現する言葉が見当たらない時があるでしょう。今はまさにそういう瞬間。人々がただ話すのを止めて、行動に出る瞬間だと思う」。ヌルカンさんは周囲の光景を身振りで示しながら、さまざまな人生を歩む人たちが一堂に会していることが誇らしいと語る。「この公園で女性の私たちが野宿していて、嫌がらせも盗みも、ただの1件もない。どうしてだか分かる?あの50%がいないからよ」(c)AFP/Karim TALBI

6436チバQ:2013/06/12(水) 23:33:29
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2949913/10890824
トルコ首相、デモ隊に「もう我慢できない」 強硬姿勢再び
2013年06月12日 07:00 発信地:イスタンブール/トルコ
【6月12日 AFP】大規模な反政府デモが続くトルコで11日、デモの中心地となっているイスタンブール(Istanbul)のタクシム広場(Taksim Square)に機動隊が突入し、花火を投げつけるデモ隊に向けて催涙ガスを一斉噴射した。これに先立ってレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相は、イスラム教徒の支持を受けて自らが率いる政府に抗議する一連のデモについて「もう我慢できない」と警告していた。

 デモが始まって12日目を迎えたこの日の日没ごろには、同広場は戦場と化し、鼻を突く煙がまん延する中、「エルドアン、辞任せよ!」、「レジスタンス!(抵抗の意)」と叫ぶ数千人のデモ隊が警官隊と衝突した。小規模ながら数か所で火の手も上がり、AFP記者によると少なくとも数十人が負傷していたという。

 この日の早朝同広場へ機動隊が突入した際、デモ隊の多くは隣接するゲジ公園(Gezi Park)でまだ眠っており、またその数時間前にはエルドアン首相がデモ隊の代表者と12日にも会談すると発表し、デモが始まって以来初めて明らかな譲歩姿勢を示した直後だったため、デモ隊は不意を突かれた格好となった。

 しかし同日その後、エルドアン首相はデモ隊との対話について言及することはなく、10年を超える在任期間中で最大の難局をもたらしたデモ隊に対する強硬姿勢を再び前面に出した。同首相は自らが率いる公正発展党(AKP)の議員から支持の声が上がる中、「この話はもう終わりだ。これ以上我慢できない」と発言する様子がテレビで生中継された。(c)AFP/Ceren KUMOVA

6437チバQ:2013/06/12(水) 23:34:14
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2949993/10893201
マリ世界遺産の破壊は「予想以上」、ユネスコ
2013年06月12日 15:30 発信地:国連本部/米国
【6月12日 AFP】今年1月までの約10か月にわたり、マリ北部を掌握したイスラム武装勢力が破壊した寺院などの史跡における被害の規模は当初考えられていたよりも大きかった──国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)が7日、発表した。

 ユネスコがマリ北部に派遣した調査団のラザレ・エルンドゥアソモ(Lazare Eloundou Assomo)氏によると、調査団は国際テロ組織アルカイダ(Al Qaeda)とつながりのある武装勢力がもたらした被害の度合いに驚いたという。

 同氏は、首都バマコ(Bamako)から参加したビデオ会見で、「トンブクトゥ(Timbuktu)の史跡に対する破壊行為は、われわれの予想を上回るものだった」と述べた。当初、トンブクトゥでは11の霊廟(れいびょう)が破壊されたと考えられていたが、実際には15の霊廟が破壊されていた。うち9つはユネスコに登録された世界遺産の一部だという。

 アフマド・ババ文書研究センター(Ahmed Baba Centre for Documentation)では約4200点の古文書が焼かれ、またトンブクトゥ地域でもさらに30万点が違法に取引きされる恐れがある状況だという。

 15〜16世紀のアフリカでイスラム教の中心地として栄えたトンブクトゥは、古文書が多く現存していることで有名。ユネスコは数百万ドル規模で寺院や古文書の修復計画を立ち上げている。(c)AFP

6438チバQ:2013/06/12(水) 23:59:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130612-00000006-jij_afp-bus_all
ギリシャ政府、公共放送局を閉鎖 衝撃広がる
AFP=時事 6月12日(水)9時52分配信



ギリシャの公営ラジオ・テレビ「ERT」が閉鎖された後、同局のチャンネルに合わせたテレビ画面に映る「信号なし」のマーク(2013年6月11日撮影)。
【AFP=時事】債務危機に苦しむギリシャ政府は11日、公営ラジオ・テレビ「ERT」を直ちに閉鎖すると発表した。この決定により2700人近くの職員が影響を受けることになり、国内には衝撃が広がっている。

【写真】ERT本社前で抗議する人々

 政府報道官は記者会見で、「ERTは透明性の著しい欠如と、信じられないほどの浪費の一例だ」と述べ、放送は現在より大幅に少ない従業員で再開する予定だと明らかにした。

 ERTの職員らは数か月にわたり、ギリシャに金融支援を行う欧州連合(EU)、国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)、欧州中央銀行(European Central Bank、ECB)が要求するERTの構造改革に抗議し、ストライキを続けていた。

 閉鎖の発表を受け、首都アテネ(Athens)北郊のERT本社前には、同局への支持を表明しようと数千人が集まった。

■送信施設のある山に警察が

 ERTは発表後も放送を続けていたが、国営アテネ通信(Athens News Agency)によると、放送は午後10時(日本時間12日午前4時)からギリシャ各地で徐々に停止し始め、午後11時(日本時間12日午前5時)すぎに全土で完全に途絶えた。ERTで30年間働いてきたという技術者の男性は、警察が山に登ってきて送信施設を管理する人員を制圧したと述べた。

 財務省は放送停止に合わせ、ERTの組織は解体されたと発表。公共部門の労働組合「ギリシャ労働総同盟(GSEE)」は「ERTは唯一の独立した公共放送局。われわれは政府の突然の決定を非難する」との声明を出した。

 政府は、現職員の全員に補償を行うとともに、新たな組織での再就職の機会を与えると述べている。【翻訳編集】 AFPBB News

6439チバQ:2013/06/13(木) 23:56:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013061301018
大統領が7月総選挙を決定=首相反発、政治危機も−ジンバブエ
 【ハラレAFP=時事】ジンバブエのツァンギライ首相は13日、ムガベ大統領が総選挙期日を7月31日に決定したと明らかにした上で、総選挙期日を決める際には首相と相談するとした連立政権合意に反するとして、「この決定は認めない」と反発した。
 ジンバブエでは前回2008年の大統領選で、ムガベ大統領のジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線とツァンギライ首相の旧野党・民主変革運動が激しく対立。周辺国元首らの仲介で連立政権を組んでいたが、総選挙期日をめぐる対立で、新たな政治危機に陥りそうだ。(2013/06/13-22:02)

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6440チバQ:2013/06/14(金) 00:03:35
http://www.mbs.jp/news/jnn_5356909_zen.shtml
イラン大統領選で鍵にぎる?意外な「改革派候補」


 内戦が続くシリア、反政府デモが収まらないトルコ。揺れる中東のイスラム諸国に強い影響力を持つイランでは今、大統領選挙のまっただ中です。4年前に行われた大統領選では、「選挙に不正があった」として大規模な抗議行動を行った改革派が弾圧され、多くの死傷者が出ました。今回の選挙では、イラン国外から、意外な大統領候補が登場、一部の改革派の支持を集めています。

 改革派の静かな抵抗の象徴ともいえるこの候補、14日の投票にどんな影響を与えるのでしょうか?

 「テヘラン中心部のカリム・ハネザンド通りです。4年前、大統領選挙に不正があったと主張する人々であふれかえりました。今回、その人たちの投票行動も焦点の一つです」(記者)

 前回、ムサビ元首相ら、改革派候補の支持者たちは、アハマディネジャド大統領再選の開票結果に異議を唱えて最大数十万人規模の抗議行動を行いました。しかし、運動は抑え込まれ、改革派もこの4年間のしめつけで政治の表舞台からは遠ざかりました。支持者の中には無力感も漂います。

 「前回はムサビ元首相(改革派候補)に入れました。(今回は)投票には行きません」

 また、改革派支持層からは、「投票率が上がると、民主国家だと宣伝したい権力側の思うつぼだ」という声も聞かれます。こうした声を反映してか、インターネット上であるキャンペーンが立ち上がりました。

 「私はザハラ。あなたの1票が必要です」

 前回の選挙後のデモに参加して行方不明になった息子を探す母親を描いた漫画、「ザハラの楽園」。アメリカに住むイラン人がインターネット上で始めたこの漫画は、10数か国語に翻訳され、本にもなっています。今回のキャンペーンは、主人公のザハラを体制に批判的な候補としてウェブ上で大統領選に出馬させるというもので、候補者を体制側がふるいにかけるイランのシステムへのアンチテーゼでもあります。

 賛同する人たちが、ザハラのポスターを持った写真を投稿するコーナーには、イランで撮られたとみられるものもあります。こうした、投票自体から距離を置くキャンペーンとは逆に投票すべきだ、という改革派支持者もいます。

 「テヘランが好きなんです。生まれ育った場所ですし、人も通りも好きなんです。だからこそ投票してほしい。ここがよりよい街になるように」(モビン・メヘルパルヴァルさん)

 20歳のモビン・メヘルパルヴァルさんも4年前、デモに参加しました。今回は、留学先のカナダから一時帰国、保守穏健派ながら、改革派の支持も集めるロウハニ候補の陣営で人々に投票を働きかけています。

 「現在やっていることは、有権者が投票に行くよう呼びかけること。投票することで“我々はまだここにいる”と示すことができるのです。投票に行かないと言う人たちには、『希望はある』と示すしかありません」(モビン・メヘルパルヴァルさん)

 今回、改革派から唯一、出馬を許されたアレフ候補が撤退したことを受け、改革派や保守穏健派の重鎮らがロウハニ候補への支持を表明、一方で保守派は分裂したままです。

 4年前、失望に沈んだ改革派支持者たちが投票するかどうかが、結果に大きく関わることになりそうです。(13日16:33)

6441チバQ:2013/06/14(金) 00:06:13
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000007099.html
混迷のイラン大統領選 決選投票との見方も(06/13 14:15)


>>利用規約
| 使い方は? 14日に投票が行われるイランの大統領選挙を直前に控え、各地で候補者の集会が開かれました。改革派寄りの候補が大きく支持を伸ばし、選挙は混迷を深めています。

 投票を前に首都テヘランでは12日、有力候補者らの集会が市内各地で開かれました。選挙戦は経済制裁を続ける欧米諸国に強硬姿勢を唱える保守強硬派の有力3候補が入り乱れる展開です。保守派のなかでも、欧米との対話を模索する元核問題交渉担当のロウハニ氏が、2人の元大統領などの支持を受け、急速に勢いを伸ばしています。イランの輸出産業を支えるピスタチオ、その生産業者らも大統領選での変化を望んでいます。
 ピスタチオ生産組合理事:「次の大統領には、もう少し世界と仲良くしてもらいたい。そうすればピスタチオをもっと日本に輸出することもできる」
 最初の投票では過半数を得る候補者は出ず、上位2人による決選投票にもつれ込むという見方が出ています。

6442チバQ:2013/06/14(金) 00:15:53
http://mainichi.jp/select/news/20130614k0000m030017000c.html
アルジェリア:大統領は健在 入院後、初の映像
毎日新聞 2013年06月13日 18時22分

 【カイロ秋山信一】アルジェリア国営テレビは12日、4月に発作を起こし、フランスの病院に入院していたブーテフリカ大統領(76)が11日にセラル首相らと会談する様子を放映した。ロイター通信が報じた。入院後に大統領の姿が公開されるのは初めて。死亡説も飛び交っていたが、椅子に腰掛けて首相らと談笑し、健在ぶりをアピールした。

 大統領はパリにある「療養施設」で首相らと会談。黒いコートに身を包み、テーブルに置かれた菓子に手を伸ばす場面もあった。国営テレビは映像だけで、音声はなかった。国営通信によると、大統領は7月に始まるイスラム教の断食月(ラマダン)に向けた準備を万全にするよう首相らに指示したという。

 ブーテフリカ大統領は1999年に就任。現在3期目だが、ここ2〜3年は健康不安がささやかれ、1月に起きた人質事件でも表舞台には出なかった。4月の入院後は映像や写真が公開されてこなかったため、死亡したとの臆測もあった。

6443チバQ:2013/06/14(金) 00:23:14
http://mainichi.jp/select/news/20130614k0000m030080000c.html
トルコ:デモ隊を強制排除へ 首相「忍耐は終わり迎えた」
毎日新聞 2013年06月13日 21時20分(最終更新 06月13日 23時33分)


トルコの首都アンカラで12日、閣僚らとともに抗議デモ関係者と面談するエルドアン首相(左)=トルコ首相府提供、AP
 【イスタンブール大治朋子】トルコのエルドアン首相は13日、各地で続くデモの発端となった最大都市イスタンブール中心部のゲジ公園を占拠するデモ隊に対し、「忍耐は終わりを迎えた」と述べ、強制排除に乗り出す方針を示した。公園では毎夜、数千人が結集して「首相退陣」などを求めて抗議運動を続けており、抗議活動から2週間余りを経て、全面的な衝突という最悪の事態を迎える可能性がある。

 ロイター通信によると、首相は13日、首都アンカラで開かれた与党、公正発展党(AKP)の会合で、デモ隊を「法律違反者」と呼び、公園からデモ隊を排除して「きれいにする」と宣言。さらに、「これは最後通告だ。父母は子供たちを(公園から)呼び寄せてほしい。ゲジ公園は市民のもので、(デモ隊という)占有者のものではない」と語った。

 首相は12日、政権が選んだデモ関係者との面談をメディアに公表し、「対話姿勢」をアピール。AKP報道官は面談後の記者会見で、住民投票を実施し、デモ隊が反対するゲジ公園の再開発計画について、民意を問うことも可能だと述べた。住民投票の可能性を示すことで一定の譲歩姿勢を見せた形だが、ゲジ公園で抗議活動を続ける中心的なグループ「タクシム団結プラットフォーム」は13日、「出席者は我々の代表者ではなく、首相のパフォーマンスだ」と反発。政権側は、再び強硬姿勢で臨む方針を固めた模様だ。

 また、欧州議会は13日、トルコに対し、催涙ガスや放水車を使った「行き過ぎの対応」などを控えるよう求める決議を採択した。一連のデモ隊と警官隊との衝突では、13日現在、市民ら5人が死亡、約5000人が負傷している。

6444チバQ:2013/06/15(土) 01:33:49
http://www.afpbb.com/article/economy/2949673/10887360
「短パンだめならスカートはきます」、男性鉄道員ら抗議で規則改定 スウェーデン
2013年06月11日 11:50 発信地:ストックホルム/スウェーデン
【6月11日 AFP】うだるような暑さを迎えているスウェーデン首都ストックホルム(Stockholm)で、半ズボンでの勤務を禁止する社内規則に抗議してスカートの着用を始めた通勤電車の男性運転士らが話題になったことを受け、運行業者アリーバ(Arriva)は10日、同規則を撤廃すると発表した。

 同市の近郊路線ロスラグスバナン(Roslagsbanan)の男性職員15人は、この社内規則に違反することなく暑さをしのぐため、先週からスカートの着用を始めた。職員らによると、夏の晴れた日の運転室内の温度は35度にまで上がることもあるという。

 アリーバの広報は10日、「職員から寄せられた多くの提案に耳を傾けた結果、この問題に関しての方針を変えることを決めた」と述べた。職員には、今年の夏に向け、半ズボンの制服が支給されることになるという。新規則はスウェーデンで働くアリーバの全職員に適用される。

 同社はこの前日、AFPの取材に対し「勤務中はきちんとした、しかるべき服装で、というのがわが社の方針だ。男性ならズボン、女性ならスカートということになるが、半ズボンは禁止している。ただし、スカートなど女性の衣服を着用したいという男性職員がいれば、会社として容認している」と説明していた。

 スウェーデンは古くから男女平等が進んでいる国として知られ、働く女性と「主夫」が増えている。言葉の上でも「彼」「彼女」の代わりに男女を区別しない新たな代名詞の使用を推進する運動が展開され、玩具大手チェーンのクリスマス向けカタログでは女児の代わりに男児が人形を持つ写真が使われるなど、「性別における中立性」を目指す動きがみられる。(c)AFP

6445チバQ:2013/06/15(土) 02:18:55
http://mainichi.jp/select/news/20130615k0000m030121000c.html
トルコ:首相、再開発工事凍結を表明 デモ幹部との会談で
毎日新聞 2013年06月15日 00時23分(最終更新 06月15日 00時28分)


トルコの最大都市イスタンブールのタクシム広場で、ろうそくに火をともし、反政府デモでの犠牲者を追悼する人々=2013年6月14日、ロイター
拡大写真 【イスタンブール大治朋子】トルコのエルドアン首相は反政府デモの中心メンバーらとの13日の会談で、抗議活動の発火点となったイスタンブール中心部ゲジ公園などの再開発計画について、差し止め訴訟の判断が出るまで工事を凍結すると表明した。裁判所が中止を命じれば従い、再開発が認められても住民投票で計画の是非を問うと約束した。AFP通信などが伝えた。

 一方で、エルドアン首相は14日の与党の会合で「ゲジ公園に関するメッセージは(政府に)届いた」と述べ、デモ隊に同日中に公園から退去するよう改めて求めた。

 トルコ医師会などによると一連のデモにより全国で約7500人が負傷し、警官1人を含む5人が死亡している。同会はまた、衝突の際にデモ隊の応急処置に当たった医療関係者の名前をトルコ保健省が問い合わせてきたと明らかにした。数百人が従事しているとみられるが、同会の代表者は「我々の同志は催涙ガスや放水も恐れず、昼夜を問わず活動に当たっている。これは誇るべきことで、誰の情報も提供しない」と強く反発している。

6446チバQ:2013/06/15(土) 02:22:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130614/mds13061418550007-n1.htm
アフマディネジャドの8年、国際社会で孤立 イラン大統領選
2013.6.14 18:55
 【イスタンブール=大内清】イランは強硬保守派のアフマディネジャド大統領の2期8年で外交的な孤立を深めただけでなく、経済的にも極度に疲弊、内政では改革派の取り締まりが進み国民の分断が強まった。

 アフマディネジャド氏は2005年の就任以降、ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を否定する演説をし、国際社会から強く非難された。強硬保守派内でも「他国との関係をいたずらに悪化させる」と批判を呼んだ。

 核開発問題をめぐっては国連安全保障理事会や米欧各国の制裁を受け、主要産業である原油輸出が低下し経済危機が深刻化した。

 国内的には農村部へのバラマキで支持拡大を図った半面、財政悪化を受け国民生活に直結する燃料への補助金を削減するなどちぐはぐな経済政策が目立ち、議会から攻撃された。

 選挙不正が指摘され反体制デモに発展した09年の再選後は、改革派締め付けで強硬保守派の支配を強化。一方で最高指導者ハメネイ師との確執が表面化し同派内での立場が弱体化、昨年の総選挙ではハメネイ師に近いグループに大敗した。

 大統領選では腹心のマシャイ元大統領府長官を支援したが、マシャイ氏はハメネイ師が任命した聖職者らで作る護憲評議会の審査で失格となった。ロイター通信によると同評議会は、アフマディネジャド氏が公的立場を悪用し特定候補を支援した疑いがあるとみており、訴追を受ける可能性も浮上している。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130614/mds13061418540006-n1.htm
イラン大統領選で投票 穏健、強硬派の3氏軸の争い
2013.6.14 18:53

14日、イランの首都テヘランで投票する女性(AP)
 【イスタンブール=大内清】イラン大統領選の投票が14日、行われた。終盤で改革派の支持をも集めた穏健保守派のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)と、最高指導者ハメネイ師に近い強硬保守派のガリバフ・テヘラン市長(51)、ジャリリ同委員会事務局長(47)の3氏を軸とした争い。アフマディネジャド政権から続く強硬保守派主導の政治に変化が生まれるかが焦点となる。

 核兵器開発が疑われる核問題では、全候補が推進で一致している。ただロウハニ師は、経済を立て直すため米欧との交渉を柔軟に進め制裁緩和を目指すべきだと主張、ガリバフ氏らも交渉手法を見直す考えを示している。これに対し現在の交渉責任者であるジャリリ氏は、米欧に譲歩はしないとの立場を変えていない。

 2009年の前回選では、再選したアフマディネジャド陣営による不正疑惑から改革派が大規模な抗議デモを展開したが、改革派はその後、取り締まりを受け勢いを失った。今回、ロウハニ師を支持する改革派は浮動票の掘り起こしを狙っており、投票率にも注目が集まっている。

 米国が、強硬保守派主導の護憲評議会が出馬資格を審査する仕組みを批判する中、体制の正当性を示したいハメネイ師もこの日朝、「選挙に参加することが重要だ」と投票を促した。

 一方、ガリバフ氏は、同じハメネイ師グループに属するベラヤティ元外相(67)との一本化を模索するとしていたものの調整がつかず、強硬保守派の票の分裂がロウハニ師有利に働く可能性もある。

 選挙にはこのほか、穏健保守派のレザイ元革命防衛隊司令官(58)とガラジ元郵政通信相(71)も出馬。大勢は15日にも判明する見通しで、過半数を得た候補がいなければ21日に上位2人の決選投票が行われる。

6447名無しさん:2013/06/15(土) 11:00:08
http://mainichi.jp/select/news/20130615ddm007030028000c.html
選択:イラン大統領選 経済改善に期待強く 投票の男性「まったく仕事ない」
毎日新聞 2013年06月15日 東京朝刊

 【テヘラン田中龍士】イラン大統領選挙の投票が14日行われた。保守系6候補のうち、過半数に達する候補者は出ないとみられ、上位2人による決選投票となる公算が大きくなっている。投票を終えた有権者は、経済の改善を求める人が圧倒的に多かったが、選挙自体に失望する声も聞かれた。

 「4年前は新規事業も多少はあり、まだましだったが、今はまったく仕事がない」。エンジニアの男性(32)は滑らかな英語で嘆いた。

 イランは、核開発問題を巡る米欧の経済制裁の影響で輸出入が制限され、インフレと高い失業率に悩まされている。AP通信によると、物価上昇率は30%、失業率は14%に上る。男性は「変化は期待できないので、今日は抗議の投票に来た」と体制批判をにじませ、最高指導者ハメネイ師に近い保守強硬派以外の候補を選んだことを示唆した。

 ブランド風の服を身にまとう公務員の女性(25)は「あらゆる物の値段が上がり状況は悪くなるばかり。(新大統領の任期の)4年間では改善は難しいと思うが、願いを込めて投票に来た。米国との関係が良くなれば、経済も良くなるかもね」と話した。

 選挙戦は、改革派にも浸透する保守穏健派のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)が終盤に支持を広げ、最高指導者ハメネイ師に近い保守強硬派のガリバフ・テヘラン市長(51)らが追随する展開。ロウハニ師を支援する保守穏健派ラフサンジャニ元大統領は、欧米と柔軟な外交姿勢を志向したことで知られる。ロウハニ師の支持拡大の背景には、経済情勢に影響する外交問題改善への期待もあるとみられる。

 一方、保守強硬派への支持も根強い。高校教師の女性(48)は「新大統領には、最高指導者の言う通り実行することを願う」と話し、米欧に対峙(たいじ)する保守強硬派を支持した。

 近くの道ばたの木陰に腰掛けていたタクシー運転手の男性(45)は「この仕事を22年やっているけど、今の経済はひどい。休みなしで仕事をしないと生活ができない。でも誰が大統領になっても変わらないから投票には行かない」と話した。

6448チバQ:2013/06/15(土) 11:01:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013061500121
保守穏健派がリード=イラン大統領選
 【テヘラン時事】イラン内務省は15日未明、大統領選の開票中間段階での暫定集計結果を発表し、保守穏健派のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長がリードしていると明らかにした。(2013/06/15-10:27)



http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201306150088.html
穏健派猛追、決選投票か イラン大統領選が開票

 【テヘラン共同】イラン大統領選は14日夜(日本時間15日未明)に投票が締め切られ、開票作業に入った。優勢とされた保守強硬派のガリバフ・テヘラン市長(51)とジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)を、保守穏健派で改革派の支持も受けるロウハニ元同委員会事務局長(64)が猛追、3氏による激戦になっている。早ければ15日朝(日本時間同日午前)にも大勢が判明する。

 3氏がいずれも有効投票の過半数を獲得できず、21日に上位2候補による決選投票にもつれ込む可能性が指摘されている。

 大統領選には6候補が出馬。保守強硬派の2候補のうち、ガリバフ氏は依然として高い人気を保っているが、ジャリリ氏への支持には若干の陰りが見える。

 一方、ロウハニ師は急激に勢いを増しているが、投票率は過去最高だった前回の85%を下回る可能性が高く、浮動票頼みの同師に不利な展開ともされる。

 欧米の制裁強化の影響で悪化する経済の立て直しや、アハマディネジャド政権が進めた強硬路線で悪化した欧米との関係の修復が争点。核問題をめぐる欧米など6カ国との協議についても、各候補の立場に違いがあり、結果次第では交渉姿勢の好転が期待される。

 国営イラン放送などによると、内務省や選挙管理当局は中間票の発表を再三延期しており、開票結果は明らかになっていない。

6449チバQ:2013/06/15(土) 11:43:27
>>6332

■立候補者8人の顔ぶれ

保守派
・サイード・ジャリリ(Saeed Jalili)最高安全保障委員会事務局長
・モハマド・バケル・ガリバフ(Mohammad Baqer Qalibaf)テヘラン(Tehran)市長
   「2+1」と呼ばれるグループ
・アリ・アクバル・ベラヤティ(Ali Akbar Velayati)元外相
   「2+1」と呼ばれるグループ
・ゴラムアリ・ハダドアデル(Gholam Ali Haddad Adel)前国会議長
   「2+1」と呼ばれるグループ【選挙戦離脱】
・モフセン・レザイ(Mohsen Rezai)元革命防衛隊司令官

穏健保守派
・ハサン・ロウハニ(Hassan Rowhani)最高安全保障委員会元事務局長
・モハマド・ガラジ(Mohammad Gharazi)元郵政通信相

改革派
・モハマド・レザ・アレフ(Mohammad Reza Aref)元第1副大統領
   【選挙戦離脱 ロハウニ師支持】


●出馬を認められなかった
エスファンディア・ラヒム・マシャイ(Esfandiar Rahim Mashaie)元大統領府長官    
        マフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)現大統領の腹心
アリ・アクバル・ハシェミ・ラフサンジャニ(Ali Akbar Hashemi Rafsanjani)元大統領(穏健派)

6450チバQ:2013/06/15(土) 12:42:10
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130612/osk13061202050002-n1.htm
イラン大統領選:保守穏健派のロウハニ師が優勢
毎日新聞 2013年06月15日 12時17分(最終更新 06月15日 12時32分)

 【テヘラン田中龍士】イラン大統領選挙の投票は14日夜に締め切られ、開票作業に入った。ナッジャル内相は15日未明、中間票を発表し、改革派にも浸透する保守穏健派のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)が優勢と述べた。イラン国営放送などが伝えた。当初、優勢と見られた保守強硬派のガリバフ・テヘラン市長(51)とジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)に対し、ロウハニ師が終盤に追い上げていた。投票率は7割を超えるとみられる。15日中にも大勢が判明する見通し。

 イラン国営通信によると、すでに開票を終えた約86万票のうち、ロウハニ師が約40万2000票、ガリバフ氏が約12万6000票、ジャリリ氏が約11万9000票。有権者数は約5500万人。

 当初、低調だった選挙戦は終盤に改革派候補が離脱してロウハニ師支援に回ると、熱を帯びた。イラン学生通信(ISNA)によると、当局者は投票率が70%を超えるとした。2009年の前回の約85%を下回るとみられるが、投票率が上がると浮動票がロウハニ師に流れるとの見方もある。

 内務省は当初の投票締め切りを14日午後6時としていたが、投票を時間内に終えることができない有権者の列が各地の投票所前にできたため、段階的に延長を発表。首都テヘランでは5時間延長した。最高指導者ハメネイ師は「(欧米など)敵の妨害を防ぐ」として国民の選挙参加を訴えており、高い投票率で正当な民主国家を印象づけたい考えだ。

 ただ、イランでは高い投票率が、必ずしも選挙の盛り上がりを意味しない。国民が所持する出生証明書には、選挙で投票した際に押されるスタンプ欄があり、これが少ないと就職などに影響すると言われる。14日に投票に訪れた男性(31)は「特に投票したい候補はいない。スタンプが少ないと仕事に影響が出る」と話した。

 当選には有効投票の過半数の得票が必要だが、激戦ため上位2人による決選投票が21日に行われる可能性がある。実現すれば05年以来2度目。

6451チバQ:2013/06/15(土) 13:08:11
http://mainichi.jp/select/news/20130615k0000e040181000c.html
シリア:シーア派対スンニ派「代理戦争」の様相も
毎日新聞 2013年06月15日 11時57分

 【カイロ秋山信一】シリアの内戦に隣国レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラが参戦したことに対して、スンニ派からの反発が強まっている。国外の有力なスンニ派指導者が、アサド政権を支援するヒズボラと支援国のイランを相次いで非難し、反体制派への参加を呼びかけた。民主化や政治改革をきっかけに始まったシリア内戦は、外国の介入でシーア派とスンニ派の「代理戦争」の様相を帯びている。

 「戦う準備ができている全てのムスリム(イスラム教徒)よ、シリアで同胞を助けるのだ」。世界的に有名なカタール在住のイスラム法学者ユセフ・カラダウィ師は5月31日、ドーハでの金曜礼拝で、スンニ派信者に檄(げき)を飛ばした。カラダウィ師はヒズボラ(アラビア語で「神の党」の意味)を「悪魔の党」と呼んで非難。ヒズボラとイランが「スンニ派の虐殺を続ける気だ」と訴えた。

 さらにスンニ派の最高権威機関アズハルのタイエブ総長も今月10日、「シーア派は宗派対立のわなに落ちた」とヒズボラなどを批判した。

 ヒズボラは今年4月以降、激戦が続いていたシリア中部クサイルの戦闘に数千人規模で参戦。今月上旬にアサド政権側がクサイルを奪還する原動力となった。反体制派の武装組織「自由シリア軍」幹部によると、クサイルでの戦闘後、北部の主要都市アレッポにもヒズボラの戦闘員が多数向かっているという。

 シリア内戦は、民主化や政治改革を求めるデモをアサド政権が武力弾圧したことを契機に始まった。反体制派にはスンニ派(国民の約7割)が多く、アサド政権は大統領と同じアラウィ派(1割強)が支持基盤で、当初は宗派対立は主要な争点ではなかった。

 ところが外国の介入によって、以前はなかったシーア派とスンニ派の対立という側面が浮上。シーア派国家のイランやヒズボラがアサド政権を支援する一方、スンニ派が多いサウジアラビアやカタール、トルコは軍事、財政面で反体制派を支えている。アラブ各国や欧州から若者らが戦闘に加わっている。

 さらにシリアの周辺国でも両派の緊張は高まっている。レバノンでは今月9日、イラン大使館前でシリアへの介入に抗議していたデモ隊と、ヒズボラのメンバーが衝突し、デモ隊の1人が死亡した。イラクでもシーア派主導の政府に対するスンニ派の不満が高まり、4月以降に衝突が激化。5月だけで1000人以上が死亡した。

6452チバQ:2013/06/15(土) 19:31:15
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201306/2013061500162
ロウハニ氏がリード維持=保守穏健派−イラン大統領選
 【テヘラン時事】14日投票のイラン大統領選は15日、開票作業が進み、国営メディアによると、中間集計で、改革派の支援を受けた保守穏健派のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)が大幅なリードを保っている。当選には有効投票の過半数が必要だが、英BBC放送によれば、中間集計でロウハニ氏の得票率は51%となっている。
 内務省の発表によると、開票を終えた約805万票のうち、ロウハニ氏は約412万票を獲得、保守強硬派のガリバフ・テヘラン市長(51)は約134万票、ジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)は約105万票と低迷している。有権者数は約5050万人。
 過半数を獲得する候補がいなければ、決着は上位2候補による21日の決選投票に持ち越される。最終結果の発表は遅れているが、選管当局は2009年の前回大統領選で不正疑惑が指摘されたことを踏まえ、慎重に集計作業を進めているものとみられる。(2013/06/15-18:26)

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6453チバQ:2013/06/15(土) 19:35:43
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5358543.html
イラン大統領選、穏健派ロウハニ候補が独走

 イランの大統領選挙は開票が進む中、保守穏健派で、改革派の支持も集めるロウハニ候補が独走。過半数をうかがう勢いとなっています。

 リードしているロウハニ候補の陣営に行ってきましたが、すでに支持者が集まって喜びの声をあげていました。ただ、無用なトラブルを避けるためか、事務所の扉自体は閉まっていました。

 さて、最新の数字では、1200万票余りが開票された段階で、604万票余りをロウハニ候補がとって過半数をうかがう勢いです。このままロウハニ候補が過半数をとれば、決選投票が行われることなくロウハニ新大統領の誕生が決まります。

 イランの体制内での改革を志向する改革派から唯一出馬が許された候補が終盤で撤退。それを受けて、ロウハニ候補は改革派から保守穏健派をまたぐ統一候補となりました。これが、保守強硬派の支配にうんざりして棄権しようとしていた層を投票所に向かわせる効果もあったと見られます。これに対して保守派は一本化できないままでした。

 <Q.まだ最終結果が出たわけではないですが、もしロウハニ候補が新大統領になったとして、核交渉やシリアのアサド政権支持といったイランの方針は変わるんでしょうか?>

 イランの外交政策は、大統領ではなく、最高指導者のハメネイ師が決めます。そしてロウハニ候補はハメネイ師の信頼があつい人間でもあります。このため、イランが核開発を進めるという方針や、欧米に対抗する上で地政学的に重要なシリアへの影響力を保持するという方針には変わりはないでしょう。ただ、その目標に至る道すじというか、やり方には変化があると思います。

 経済の立て直しには経済制裁の緩和が必要ですし、そのためには核交渉で一定の譲歩や軟化もありえます。このイランの変化をどう受け止めて、状況をどう打開していくか。それは国際社会の側に投げられた課題でもあります。(15日17:35)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201306150152.html
'13/6/15
穏健派ロウハニ師優勢 イラン大統領選の開票続く

 【テヘラン共同】イラン大統領選は15日、開票が行われ、保守穏健派で改革派の支持も受けた聖職者、ロウハニ最高安全保障委員会元事務局長(64)が保守強硬派ガリバフ・テヘラン市長(51)らを大きくリードした。中間開票結果によると、ロウハニ師は開票が終わった約1210万票の50%に当たる約605万票を獲得した。ガリバフ氏は約184万票。

 開票率は30%前後とみられる。ロウハニ師が当選に必要な過半数の得票に届かなければ、21日に上位2候補の決選投票が実施される。

 保守強硬派のアハマディネジャド現政権は、核兵器開発疑惑で欧米と対立し、国際的な経済制裁を受け国民生活は困窮。これを背景に、保守強硬派の各候補は予想外の苦戦に追い込まれた。

 最高指導者ハメネイ師はツイッターで「どの候補への投票であっても、イスラム共和国と現体制への信任投票だ」と表明した。

 このほか、保守強硬派のジャリリ同委員会事務局長(47)とベラヤチ元外相(67)、保守穏健派のレザイ元革命防衛隊司令官(58)とガラジ元郵政通信相(71)は伸び悩んだ。有権者数は5千万人超。

 2009年の前回選挙では、敗れた改革派の支持者らが開票の不正を指摘し大規模デモを展開した。ロウハニ師は、保守穏健派の重鎮ラフサンジャニ元大統領と改革派ハタミ前大統領の支持を受け、改革派の受け皿となった。

6456チバQ:2013/06/15(土) 22:10:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130615/mds13061522010007-n1.htm
【イラン大統領選】
穏健保守派 ロウハニ師優勢
2013.6.15 21:58

14日、テヘランでイラン大統領選の投票を終え、身分証を示すロウハニ師(ロイター)
 【イスタンブール=大内清】14日に投票が行われたイラン大統領選は15日、開票が進み、テヘランからの報道によると、中間集計で穏健保守派のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)が得票率約51%で大幅にリードしている。開票率は60%前後とみられる。国際的孤立と経済悪化が進んだ、アフマディネジャド政権下での強硬保守派主導の政治からの変化を望む声の表れといえる。第1回投票でロウハニ師が過半数の票を獲得できなければ、21日に上位2候補による決選投票が行われる。

 他候補の得票率は、強硬保守派で最高指導者ハメネイ師に近いグループに属するガリバフ・テヘラン市長(51)が約15%、穏健保守派のレザイ元革命防衛隊司令官(58)が約12%、強硬保守派のジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)が約11%などとなっている。

 聖職者出身のロウハニ師は、核開発については継続するとしつつも、原油輸出低下や高率のインフレに悩まされている経済を立て直すため、米欧などとの核交渉で柔軟姿勢を示し、制裁緩和を目指すべきだなどと主張。

 ラフサンジャニ元大統領やハタミ前大統領ら穏健保守・改革派の重鎮が相次いで支持したことで浮動票も取り込み、有利とみられていたガリバフ氏やジャリリ氏ら強硬保守派候補を猛追していた。

 2009年に行われた前回選挙では、再選したアフマディネジャド大統領陣営による不正を指摘する改革派が大規模な抗議デモを展開し、流血の事態に発展した。だが今回は、立候補した6人が14日夜、共同声明で最終結果発表前に集会を開くことなどを戒めており、大きな混乱は起きていないもようだ。

6457チバQ:2013/06/16(日) 09:00:51
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201306/2013061600012
イラン大統領にロウハニ師=保守穏健派、強硬派破る−国際協調重視も核開発継続

イランのロウハニ元最高安全保障委員会事務局長=14日、テヘラン(AFP=時事) 【カイロ時事】14日投票のイラン大統領選は15日、開票の結果、改革派の支援を受けた保守穏健派のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)が有効投票の過半数を獲得し、勝利した。イラン国民は、2009年の前回選挙で保守強硬派の支持を得て当選したアハマディネジャド大統領の路線に明確な「ノー」を突き付けた。ロウハニ師は当選を受け「過激主義に対する勝利だ」と宣言した。
 投票結果を受け、最高指導者ハメネイ師も声明を出し、ロウハニ師の当選を祝福。国民に対し「国家全体の大統領であり、支えてほしい」と呼び掛けた。
 イラン内務省が発表した最終開票結果では、ロウハニ師は有効投票3546万票の52.5%に当たる1861万票を獲得。2位の保守強硬派、ガリバフ・テヘラン市長(51)が獲得した608万票の3倍以上の得票で、圧勝した。
 選挙戦開始当初、有力視されていた保守強硬派のジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)は3位で、419万票にとどまった。有権者数は約5050万人で、投票率は72.7%だった。
 ロウハニ師は保守派の聖職者ながら、国際協調を重視する立場を取る。核開発を進めるイランは03年、国際社会の懸念に配慮してウラン濃縮を一時停止する措置を取ったことがあるが、その際、米欧との核交渉を担当していたのがロウハニ師だった。
 ただ、ロウハニ師は選挙戦で核開発を推進する方針を明言。勝利宣言では、国際社会に対し「イランの権利を認めるべきだ」と早速注文をつけた。イランの核開発政策はハメネイ師の専権事項で大統領の判断で政策変更することはできないという事情もあり、大幅な姿勢転換を期待するのは難しい状況だ。(2013/06/16-07:57)

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6458チバQ:2013/06/16(日) 09:02:03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013061602000113.html
イラン大統領に穏健派 ロウハニ師、強硬派破る
2013年6月16日 朝刊

 【イスタンブール(トルコ西部)=今村実】イラン大統領選で、内務省は十五日、保守穏健派で改革派の支持を得た最高安全保障委員会元事務局長のロウハニ師(64)が勝利したと発表した。ロイター通信が伝えた。穏健派大統領の誕生により、現職のアハマディネジャド大統領時代の強硬一辺倒に比べ、核交渉など外交姿勢が軟化する可能性がある。 

 ロイターによると、中間開票結果では、開票された約三千二百十八万票のうち、ロウハニ師は51%を獲得、二位の保守強硬派ガリバフ・テヘラン市長(51)の16%に大差をつけていた。開票率は70%を超えたとみられる。

 保守強硬派のジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)と保守派のレザイ元革命防衛隊司令官(58)が11%、保守強硬派のベラヤチ元外相(67)が6%と、いずれも伸び悩んだ。

 有権者の総数は約五千五百万人で、地元メディアによると、投票率は約80%(前回85%)に達するとの見方が出ている。

 選挙戦は当初、保守強硬派の候補らが先頭争いの軸とみられていた。だが、劣勢だったロウハニ師は穏健派に加え、徐々に改革派の支持層にまで浸透。終盤に唯一の改革派候補が出馬を辞退し、両派の候補一本化が実現したことで急伸した。

 ロウハニ師は、改革派ハタミ大統領時代(一九九七〜二〇〇五年)に、核交渉の責任者を務めた。

6459チバQ:2013/06/16(日) 09:05:41

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130616/mds13061601440001-n1.htm
【イラン大統領選】
強硬保守派に「ノー」 核交渉で方向転換も
2013.6.16 01:32 (1/2ページ)

大統領選に勝利したロウハニ師(ロイター)
 【イスタンブール=大内清】当初は強硬保守派が圧倒的に有利といわれたイラン大統領選で国民は、同派支配のもとで社会に広がった“息苦しさ”にノーを突きつけた。当選したロウハニ元最高安全保障委員会事務局長は、内政、外交両面で穏健な現実路線を主張。投票結果からは、核開発問題で米欧との関係改善を望む声が大きいことも鮮明となり、今後は核計画の全権を握る最高指導者ハメネイ師に方向転換を促す圧力として作用する可能性がある。

 イランで核開発は「国家としての正当な権利」だととらえられており、今後も核開発計画の放棄などは考えにくい。

 ただ、今回の選挙では、ジャリリ最高安全保障委員会事務局長を除くすべての候補が、国際社会による制裁が経済悪化の一因だとして、従来の強硬な交渉姿勢の見直しや対外関係改善の必要性に言及。特にロウハニ師は、2003年にハタミ政権が欧州諸国とウラン濃縮の関連活動停止に合意した際の交渉責任者だっただけに有権者の信頼を集めたとみられる。

 イランでは09年の前回選挙後、敗れたムサビ元首相やカルビ元国会議長らが自宅軟禁されるなど、改革派に対する抑圧が強まった。インターネット規制も強化されるなど政治的な自由がいっそう制限される中、国民には閉塞(へいそく)感も漂っていた。

 そんな中、ロウハニ師はムサビ氏らの解放を目指すと示唆するなど改革派に融和的な姿勢を強調し改革派を引きつけた。今回のロウハニ師当選が改革派の復調と国民の自由の拡大につながるとの期待は大きい。

 ただ、その一方で国会は現在、ハメネイ師に近い強硬保守派が多数派を握っており、ロウハニ師が過度に改革派寄りと見なされれば国会の攻撃対象となる恐れもある。

 ハメネイ師は15日、短文投稿サイト「ツイッター」で、「どの候補が勝ってもイスラム共和国体制への信認のあらわれだ」と述べ、自身を頂点とする現体制に揺らぎはないと強調した。ロウハニ師が政権基盤を固めるには、改革派支持層をつなぎ留めつつ、悪くはないとされるハメネイ師との関係を維持するバランス感覚が必要となる。

6460チバQ:2013/06/16(日) 09:06:20
http://mainichi.jp/select/news/20130616k0000m030105000c.html
イラン大統領選:「対話」市民の心つかむ ロウハニ師勝利
毎日新聞 2013年06月16日 01時32分(最終更新 06月16日 01時44分)

 【テヘラン田中龍士】イラン大統領選挙で15日、激戦を制したのは「対話」を信条とする保守穏健派のロウハニ師(64)だった。核開発問題を巡る交渉が停滞し、経済情勢も疲弊するなか、ロウハニ師が発した「欧米との緊張緩和が必要だ」とのメッセージが、閉塞(へいそく)感に包まれた市民の心をつかんだ。

 「プー、プーー!」。15日夜、大統領当選がテレビを通じて発表されるとテヘラン市内で車のクラクションが響き渡った。市民が当選を歓迎した。

 「外交問題を解決してみせる」。ロウハニ師が集会で支援者に再三述べた言葉だ。2003〜05年、最高安全保障委員会事務局長として核交渉の責任者を担い、柔軟な対話路線を推進した実績がある。当初は支援していなかった有権者も「他の候補を見渡すと、彼しかいない」と期待を寄せた。

 イランでは、高学歴の女性が増える一方で、女性の社会進出が進まない。「女性の居場所をつくろう」「もっと自由な社会を。何でも発言できる社会を」

 ロウハニ師の言葉の裏には、現体制下の厳しい社会環境への批判がにじむ。こうした姿勢が、広く支持を集めた。支援を表明した改革派だけでなく、変化を求める一般市民の心もつかんだ。

 保守穏健派の重鎮、ラフサンジャニ元大統領の支援が選挙戦を最後まで後押しした。一方で、1979年の革命後のイランでは保守本流の聖職者で、ラフサンジャニ師のライバルとも言われる最高指導者ハメネイ師との関係も悪くない。

 選挙では、ハメネイ師に近い保守強硬派と激戦を演じたが、新大統領として保守、改革ともにうまく渡り合うかもしれない。英国への留学経験があり、英語、フランス語、アラビア語を使いこなす。重要政策はハメネイ師が方針を決めるイランのなかで、外交関係の前進、自由な社会の実現が期待される。

6463チバQ:2013/06/16(日) 11:14:03
http://www.afpbb.com/article/politics/2950559/10914210?ctm_campaign=txt_topics
イラン大統領選、保守穏健派のロウハニ師が勝利
2013年06月16日 10:12 発信地:テヘラン/イラン
【6月16日 AFP】イラン大統領選は15日夜、保守穏健派で国際社会とのより建設的な関係構築を提唱するハサン・ロウハニ(Hassan Rowhani)元最高安全保障委員会事務局長(64)が圧勝し、8年間に及ぶ保守強硬派の政治に終止符を打った。

 イラン内務省の発表によると、ロウハニ師の得票数は1860万票で、得票率は50.68%。保守強硬派のモハマド・バケル・ガリバフ(Mohammad Baqer Qalibaf)テヘラン(Tehran)市長(607万票)、サイード・ジャリリ(Saeed Jalili)最高安全保障委員会事務局長(317万票)を大きく引き離した。投票率は72.7%だった。

 勝利後の初の声明でロウハニ師は、イランが持つ権利を認めるよう諸大国に求めた。イランの核開発を念頭に置いたものとみられる。

 唯一の改革派候補だったモハマド・レザ・アレフ(Mohammad Reza Aref)元第1副大統領が11日、改革派のモハマド・ハタミ(Mohammad Khatami)前大統領の要請を受け入れて大統領選からの撤退を表明し、ロウハニ師の支持に回ったことで、穏健派と改革派の票がロウハニ師に集まった。

 2009年の前回大統領選では、保守強硬派のマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領の当選に抗議する市民が大規模なデモを展開し、当局の鎮圧で死者を出す事態となった。2期8年の任期を務めたアフマディネジャド大統領は憲法の規定により今回の大統領選には出馬できなかった。

■経済制裁の解除を目指すと公約

 ロウハニ師はハタミ前政権で核開発問題をめぐる交渉の責任者を務めた人物で、当時のイラン政府は2003年にウラン濃縮活動の停止を約束した。しかしアフマディネジャド氏が大統領に就任した2005年にイランは核開発計画を再開。欧米が核兵器開発が目的ではないかと疑念を強める中、イランは諸大国との対立を深めていった。

 欧米による経済制裁で、イラン経済の根幹である石油産業と銀行業は大打撃を受けた。インフレ率は30%を超え、通貨リアルの価値は70%近く下落。失業率も上がり続けており、有権者の関心は経済に集まっていた。

 選挙戦でロウハニ師は、経済制裁の解除を目指すと公約。核開発計画において諸大国の要求に「屈することはない」と述べつつ、より建設的で、対決姿勢を抑えた態度で交渉に臨むことを約束し、1979年の米大使館人質事件で国交を断絶して以来宿敵と化した米国との関係改善を掲げた。

 また、穏健派のアリ・アクバル・ハシェミ・ラフサンジャニ(Ali Akbar Hashemi Rafsanjani)元大統領との密接な繋がりを強調する一方、重要政策に関して最終決定権を持つ最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師との関係性も強くアピール。「女性に対する差別はもはや容認できない」とも主張した。

 ロウハニ師は、公式発表によれば英スコットランド(Scotland)のグラスゴー・カレドニアン大学(Glasgow Caledonian University)で法学の博士号を取得。結婚し、4人の子供がいる。(c)AFP/Farhad POULADI

6464チバQ:2013/06/16(日) 11:14:33
http://www.afpbb.com/article/politics/2950463/10910004
ノルウェーが徴兵を女性にも拡大、欧州で唯一 2015年にも実施
2013年06月15日 13:44 発信地:オスロ/ノルウェー
【6月15日 AFP】ノルウェー議会は14日、徴兵対象を女性にも拡大する法案の審議を行い、大半の政党がこれに合意した。これを受け、同国は欧州で唯一、平時に女性を徴兵する国になる見通しになった。

 中道左派政権が「性的に中立な」軍にするためとして議会に提出したこの法案には、議席を持つ政党のうち小規模政党のキリスト教民主党を除くすべての党が賛成した。採決の日程は未定だが、法案は大差で可決される見通しだ。

 国防省の提案内容からすると、ノルウェーでは1年間の徴兵義務が、おそらく2015年から、女性にも拡大されるとみられる。国防省報道官は法案について「(可決・施行されれば)ノルウェーは、平時に女性も徴兵する欧州初の国になる」と述べた。

 法案は男女平等と軍内部における能力の多様化に向けた一歩とみられており、徴集兵の不足によるものではない。徴兵対象となる国民は約6万人いるが、実際に徴兵されるのは年間8000〜1万人にとどまっている。徴集兵は心理検査と身体検査の結果、および兵役に就く意欲を評価して選ばれる。

 ノルウェーは1976年から自ら志願する女性に兵役に就くことを認めている。現在は軍に入る兵士の約1割が女性だ。ノルウェー国防省は「性的に中立な兵役」という方針を採用する前から、軍における女性の割合を2020年までに20%に引き上げる計画だった 。

 欧州の多くの国ではここ数年、ノルウェーとは逆に、徴兵ではなく職業軍人を採用して軍を組織する制度に移行する動きがみられている。欧州以外ではイスラエルなど数か国で女性を対象にした徴兵が行われている。(c)AFP

6465チバQ:2013/06/16(日) 11:17:08
2450 名前:チバQ 投稿日: 2013/06/16(日) 11:16:20
http://www.afpbb.com/article/politics/2950538/10911249
トルコ反政府デモの中心的団体、ゲジ公園からの退去を拒否
2013年06月15日 19:35 発信地:イスタンブール/トルコ
【6月15日 AFP】トルコ反政府デモの中心的な団体であるタクシム連帯(Taksim Solidarity)は15日、イスタンブール(Istanbul)市内のゲジ公園(Gezi Park)からの退去を拒否するという声明を出した。

 レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相は前日の14日、反政府デモの引き金となったゲジ公園の再開発計画の合法性について裁判所の判断が出るまで、工事を一時見合わせるという妥協案を抗議行動が始まってから初めて示し、デモ隊にゲジ公園からの退去を呼びかけていた。

 タクシム連帯はゲジ公園に泊まり込んでいるデモ参加者らと徹夜で協議した上で、「わが国で不正義、不公正が起きている中、われわれは抵抗を続ける」などとする声明を発表した。これにより政府とデモ隊の間の緊張はいっそう高まるとみられる。(c)AFP/Michelle FITZPATRICK


http://sankei.jp.msn.com/world/news/130616/mds13061609380004-n1.htm
警官隊が公園デモ隊を強制排除 トルコ
2013.6.16 09:30

中心部のゲジ公園付近ではデモ隊が警官隊に花火を撃ち込んで抵抗を続けた=15日、トルコ・イスタンブール(大内清撮影)
 【イスタンブール=大内清】トルコで続いている反政府デモで、同国治安当局は15日夜、デモ隊が占拠していた最大都市イスタンブール中心部ゲジ公園に警官隊を投入し、デモ参加者数千人を強制排除した。

 エルドアン首相はこの約2時間前、首都アンカラで開かれたイスラム系与党・公正発展党(AKP)の集会で演説、16日に予定されるイスタンブールでのAKPの集会までにデモ隊が公園を明け渡さなければ、強行突入に踏み切ると警告していた。

 公園に踏み込んだ警官隊は、放水したり催涙弾を撃ち込んだりしながら公園内にとどまっていたデモ参加者らを排除。若者中心のデモ隊側は大部分が大きな抵抗もなく公園から退去したが、一部は花火を警官隊に向けて撃ち込むなど小競り合いも起きた。

 その後もデモ隊は公園付近の路上で「エルドアンは独裁者!」などのスローガンを叫んで警官隊と対峙、周辺には16日未明まで断続的に催涙弾の発射音が響いた。

 ゲジ公園は当局が進めている再開発計画の対象地区。この計画に反対する環境保護活動家らが5月末に強制排除されたことをきっかけに、世俗的な若者らによる大規模な反政府デモが拡大していった経緯がある。一連のデモではこれまでに4人が死亡、約7500人の負傷者が出ている。

6466チバQ:2013/06/16(日) 11:22:39
http://www.cnn.co.jp/tech/35033421.html
ネコが市長選に出馬? 「ネズミどもにうんざり」 メキシコ
2013.06.14 Fri posted at 12:50 JST

(CNN) 市長選を控えるメキシコ東部ハラパ市で、ネコが「ネズミどもにはもううんざりだ」とのスローガンを掲げて出馬表明し、話題となっている。

黒と白の雄ネコで名前はモリス。インターネット上で熱い支持を集め、フェイスブックのモリスのページは10万を超える「いいね!」を獲得している。

地元で腐敗した政治家らのことを「ネズミ」と呼ぶこともあり、モリス人気は幅広い不満を反映しているとも言える。

しかし、7月7日に実施される市長選の正式な投票用紙にモリスの名前は記載されない。

地元のメディアで取り上げられたのをきっかけに、メキシコに留まらず世界のメディアの注目を集めるに至った。

モリスは独自のウェブサイトを開設し、しゃれた宣伝ビデオも公開。肖像画は赤色と青色で、2008年の米大統領選で使用されたオバマ米大統領の肖像画にそっくりだ。

「あまりに多くのネズミが潜んでいる以上、秩序をもたらすことができるのはネコだけだ」と、フェイスブックのモリスのページには記載されている。

6467チバQ:2013/06/16(日) 19:11:04
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130616/k10015341901000.html
イラン ロウハニ氏が勝利も課題は山積
6月16日 18時35分イランの大統領選挙は、欧米との関係改善などを訴えたロウハニ氏が勝利し、イランでは歓迎ムードが広がっていますが、国際社会が懸念する核開発問題の解決や、国内での保守強硬派の抵抗など内外に課題が山積しています。

14日に投票が行われたイラン大統領選挙は、改革派や穏健派の支持を受けたロウハニ氏が保守強硬派の候補を抑え、過半数の票を獲得して圧勝しました。
イランでは、現地通貨リアルの価値が上昇しはじめるなど、欧米との関係改善を目指すロウハニ氏ならば経済制裁の緩和を実現できるのではという期待感が広がっています。ただ、イランの国政の実権は最高指導者ハメネイ師が握っており、議会もハメネイ師の影響下にあり、欧米との妥協を拒む保守強硬派が圧倒的な多数を占めています。
このため、ロウハニ氏が欧米との対立の原因となっている核開発問題や対米関係などの重要課題で大きな路線変更を打ち出すのは困難とみられています。
ロウハニ氏は、アフマディネジャド大統領の任期が終わる8月上旬に、次の大統領に就任する予定で、17日に今後の政策方針などについて記者会見することにしていますが、欧米との対立や予想される保守強硬派の抵抗など内外に課題が山積しています。
ロウハニ氏の路線とは
ロウハニ氏は選挙戦で、アフマディネジャド政権の強硬路線を厳しく非難し、制裁によって疲弊した国内経済の立て直しのため、欧米諸国との関係改善に向けた対話路線を示してきました。
核開発問題では、基本的に平和目的のウラン濃縮活動はイランの権利であるとする姿勢に大きな変わりはありません。ただ、ロウハニ氏は、改革派のハタミ政権時代に欧米側との核交渉の責任者を務め、当時、ウラン濃縮活動の停止に合意するなど柔軟な姿勢も見せています。
核開発問題を避けては欧米との関係改善は難しいだけに、今後、交渉を通じて何らかの妥協点を模索する動きが見られるのか注目されます。
アフマディネジャド大統領の終えん
2005年に就任し、8年間にわたって保守強硬派の大統領として欧米との対決路線を鮮明にしてきたアフマディネジャド大統領。豊富なオイルマネーを背景にしたばらまきとも言える経済政策で低所得者層を中心に人気を誇ってきました。
しかし、イスラエルなどに対する強硬発言が国際社会の不信感を招き、平和目的だとして推進した核開発への圧力は、年を追うごとに強まっていきました。
欧米諸国は、去年、イラン経済の生命線とも言える原油の禁輸措置など経済制裁の大幅な強化に踏み切り、イランでは物価が1年余り前と比べて2倍以上に上昇するなど、経済的な混乱が市民生活を直撃しました。
今月に入ってからは、治安機関の監視が厳しいイランでは異例ともいえる数千人規模の反政府デモも起きるなど、国民の不満や閉塞感が高まっていました。
「選挙結果に惑わされない」
イランの核開発問題などを巡り敵対するイスラエルのネタニヤフ首相は16日の閣議で、「イランの核開発を指揮しているのは最高指導者のハメネイ師だ。私たちは選挙結果には惑わされない」と述べ、イランが新たな大統領の下で、歩み寄りをみせることには懐疑的な見方を示しました。
そのうえで、「国際社会は希望的観測を持たず、イランの核開発を阻止するために圧力を弱めてはならない」と述べ、国際社会に対してイランへの制裁などを続けていくよう求めました。

6468チバQ:2013/06/16(日) 19:22:48
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130616-OYT1T00272.htm?from=ylist
若者、ギリギリの抵抗…快さいのイラン大統領選



テヘランで14日、大統領選に投票するロハニ氏(AP) 【テヘラン=酒井圭吾】14日投票のイラン大統領選は、改革派の支持を一手に集めた穏健派のロハニ元核交渉責任者(64)が、保守派の体制が後押しする対外強硬派の候補を抑えて当選した。

 予想外のロハニ氏勝利を支えたのは、核開発に対する米欧の制裁下で体制への不満を募らせていた若者たちとみられる。

 テヘラン北部タジュリシュ地区のカフェには、15日午後、改革派を支持する20〜30歳代の男女約20人が集まり、ロハニ氏の快進撃に、同氏の写真を掲げて歓声を上げた。互いに面識はなかったが、インターネットを通じ「ロハニ応援団」になったという。無職レイラズさん(27)は、「路上で抗議する必要はない。政府は票の重みを、国民の怒りを思い知ったはずだ」と話した。

 あるイラン人女性(31)は、交流サイト「フェイスブック」に「信じられない。体全体の毛穴が開いた」と書き込み、50人以上から「いいね」の反応を得た。イスラム革命を主導した前最高指導者ホメイニ師の孫エシュロギ氏は、「信じられない勝利だ」とネット上で発言、政府が開票で不正を働くことに警戒を呼びかけた。

 ロハニ氏に集まった熱狂は、候補本人への賛同というより、弾圧で反対活動を封じ込められた若者たちが、投票という合法的な手段で「体制への不満」を訴えたものだ。有力候補とされたジャリリ国家安全保障最高会議書記(47)らがアフマディネジャド大統領がとった対外強硬路線の継続をうたう中、ロハニ氏による「世界との調和を築く」という主張に同調することは、体制が容認するギリギリの抵抗だった。

(2013年6月16日12時45分 読売新聞)

6469チバQ:2013/06/16(日) 19:25:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013061500315
マンデラ氏の様子は「良好」=南アフリカ
 【クヌ(南アフリカ)AFP=時事】南アフリカのマンデラ元大統領(94)の孫、マンドラ・マンデラ氏は15日、プレトリアで入院中の祖父を見舞った際の印象について「良好なように見えた。間もなく良くなるのではないかと希望を抱いた」と語った。マンデラ氏の故郷として知られる南ア東部の村クヌで明らかにした。(2013/06/15-23:05)

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6471チバQ:2013/06/16(日) 21:16:21
http://www.afpbb.com/article/politics/2950647/10914988?ctm_campaign=txt_topics
イラン大統領選のロウハニ師勝利、各国は慎重ながら歓迎
2013年06月16日 20:10 発信地:テヘラン/イラン
【6月16日 AFP】14日投票のイラン大統領選で保守穏健派のハサン・ロウハニ(Hassan Rowhani)元最高安全保障委員会事務局長(64)が勝利したことを受け、大勢の市民が街頭に出てロウハニ師の勝利を喜んだ。

 ロウハニ師の勝利が伝えられて8年間に及んだ保守強硬派政権の終結が確定した15日、イランの首都テヘラン(Tehran)では数万人が街頭に繰り出し、同師の肖像写真を掲げて改革を支持するスローガンを叫んだ。

 群衆の多くはロウハニ師の選挙運動のシンボルカラーだった紫色や、改革派を象徴する緑色の衣服や装飾品などを身に着けていた。ロウハニ師のポスターを掲げ、緑色のリストバンドを着けていたアシュカン(Ashkan)さんという男性(31)は、「イランに再び希望が生まれたので今夜はうれしい」と語った。

■慎重ながら好意的な反応

 西側諸国はロウハニ師の勝利に慎重ながら好意的な反応を示している。米政府は、大統領選の結果を受けて核問題をめぐってイランに直接関与していく用意があると述べ、「イラン核開発に関する国際社会の懸念に全面的に対応した外交的解決」を目指すと発表した。

 国連(UN)の潘基文(バン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長はメッセージでロウハニ師への祝意を表するとともに高投票率が伝えられたことを歓迎し、イランに対して国際社会の問題で「建設的役割」を担うよう促した。

 欧州連合(EU)のキャサリン・アシュトン(Catherine Ashton)外交安全保障上級代表は声明で、核問題の「速やかな外交的解決」に向けてロウハニ師と連携していく考えを示した。アシュトン氏は、核問題をめぐる国連安保理常任理事国にドイツを加えた6か国とイランの協議で、6か国側の代表を務めている。
 
 フランスのローラン・ファビウス(Laurent Fabius)外相は、仏政府がロウハニ師と「(核問題に)取り組む用意がある」と述べた。また、英国はイランに対して「別の道筋」に進路を定めるよう求めた。

 ただイスラエルは、イランの核開発政策を決定したのは最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師であり、大統領ではないと指摘。イスラエル外務省は「選挙後のイランは引き続き、核やテロの分野における行動によって判断されるだろう」と警戒を緩めない考えを示した。

 ドイツのギド・ウェスターウェレ(Guido Westerwelle)外相は、改革や「建設的外交政策」を求める投票だったとして選挙結果を歓迎。シリア反体制派の統一組織「シリア国民連合(Syrian National Coalition)」はロウハニ師に対し、バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)シリア大統領への支持を見直すよう呼びかけた。(c)AFP/Farhad POULADI

6472チバQ:2013/06/18(火) 00:22:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130617/amr13061719450007-n1.htm
反米左派コレア政権、メディアへの規制強化 野党は反発 南米エクアドル
2013.6.17 19:38 (1/2ページ)

2月に行われたエクアドル大統領選で投票するコレア氏(ロイター=共同)
 【ニューヨーク=黒沢潤】南米エクアドルの反米左派コレア大統領が、政権に批判的なメディアとの対決姿勢を強めている。これまでに複数のジャーナリストを名誉毀損(きそん)にあたるとして提訴、14日には包括的なメディア規制法を成立させた。今年初めに3選を果たした大統領は、同法の施行により政権基盤を盤石にしたい考えだが、野党は強く反発している。

 119の条文からなるメディア規制法は、民間大手のテレビ局とラジオ局を規制することが柱。これらに対し、7割以上の周波数を割り当ててきた現状を見直し、民間大手に33%、政府系メディアに33%、地方メディアに34%割り当てる。

 ロイター通信によれば、メディア規制法はベネズエラの反米左翼、チャベス前政権時代のメディア規制法に類似しているという。各局とも1時間の政府番組枠を設けることが義務付けられ、大統領が臨時アナウンスを行う場合、放送中の番組を中断しなければならない。

 法律に違反した場合、罰金が科せられ、「公の場での謝罪」も強制される。

 規制法成立には野党陣営やメディアが猛反発している。野党有力議員のアンドレス・パエツ氏は「『言論の自由』に死亡証明書が出されたようなものだ。わが国はファシスト体制への道を突き進んでいる」と批判する。ラジオ局アマゾナスの幹部も「エクアドル国民が30年、40年かけて培ってきたものが破壊されようとしている」と危機感を表明した。

 コレア大統領は2011年、主要紙ウニベルソが自身を「独裁者」と批判する記事を掲載したとして、同紙記者ら4人を相手取り、罰金支払いと禁錮を求める訴えを起こした。コレア派が牛耳る裁判所は、4人に4千万ドル(当時約32億円)を払うよう命じたほか、禁錮3年を言い渡した。大統領は国際社会から非難されたため、4人に恩赦を与えたが、政権を批判するジャーナリストへの攻撃は続いている。

 コレア氏は全輸出額の57%を占める原油輸出で得た豊富な資金を元手に貧困層にチャベス氏ばりの“バラマキ”を実施しており、国民からの人気は高い。

6473チバQ:2013/06/18(火) 00:23:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130617/erp13061709490002-n1.htm
チェコ首相が辞意表明 妻監視で側近訴追
2013.6.17 09:47

16日、チェコ・プラハで辞意を表明する同国のネチャス首相(ロイター)
 チェコのネチャス首相は16日、側近の首相府官房長らが軍情報局に首相の妻を監視させ、権力を乱用したなどとして訴追されたことを受け、17日に辞任すると表明した。ロイター通信などが伝えた。首相は妻との離婚を申し立てている。

 首相は自らが所属する与党の市民民主党から次期首相を擁立し、新内閣を樹立する意向を示した。ただ、地元メディアによると、連立与党3党は定数の半数を1議席上回る101議席しかなく、首相側近らの訴追で与党内に反発が出て政局が混乱する可能性がある。

 チェコ当局は14日、権力乱用などで、女性のヤナ・ナジョバー首相府官房長や軍情報局のトップらを訴追した。

 当局は、汚職などで市民民主党の元幹部や元農相らも訴追。首相府や銀行などの家宅捜索では、約5億6500万円以上の現金や金数十キロが押収されており、首相の進退が取りざたされていた。(共同)

6474チバQ:2013/06/18(火) 00:24:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130617/mds13061700140000-n1.htm
最高幹部の死亡確認 マグレブのアルカーイダ
2013.6.17 00:13
 モーリタニアのヌアクショット通信によると、国際テロ組織アルカーイダ系勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織」(AQMI)は16日までに声明を出し、最高幹部の一人アブゼイド司令官がマリでのフランス軍との戦闘で死亡したことを確認した。

 フランスは3月、マリ北部で2月末に起きたフランス軍との戦闘でアブゼイド司令官が死亡したと発表したが、AQMIはこれまで確認していなかった。

 AQMIは、アルジェリア人質事件の首謀者とされるベルモフタール司令官が昨年末まで属していた組織。ベルモフタール司令官については、チャド軍が3月に殺害を発表したが確認されておらず、ニジェールで5月に起きたテロで同司令官を名乗る人物が犯行を認めている。(共同)

6475チバQ:2013/06/18(火) 00:24:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130616/mds13061622430012-n1.htm
対立点浮き彫り 深まる溝 デモ隊強制排除
2013.6.16 22:37 [政変・反政府デモ]

タクシム広場の入り口付近で、反政府デモ隊に催涙弾を発射し水を浴びせる警官隊=15日夜、イスタンブール(共同)
 【イスタンブール=大内清】トルコの最大都市イスタンブールの大規模デモで、エルドアン首相はデモ隊の強制排除に踏み切った。だが、デモ隊が批判した首相の強権手法やイスラム志向など、国のあり方をめぐる対立点が浮き彫りになり、溝はいっそう深まった形だ。

 「首相はわれわれに耳を傾けなかった」。大学生のアリーさん(24)は強制排除から一夜明けた16日、いらだちをぶちまけた。

 デモは5月末、イスタンブールのゲジ公園の再開発計画に反対する活動家らが警察に排除されたのを機に拡大した。参加者らは、報道機関への統制や、“国是”である世俗主義とは食い違うアルコール販売規制などを進める政権の体質を批判。再開発問題は発火点に過ぎなかったのが実情だ。

 にもかかわらず、エルドアン首相は同計画の可否に関する住民投票を提案し、争点を再開発問題に矮(わい)小(しょう)化する戦術に出た。

 トルコでは、各種選挙が行われれば、経済政策の面で世俗派の支持も取り込んできたイスラム系与党・公正発展党(AKP)が有利だとの見方がある。

 加えて首相には、仮に住民投票で再開発計画が頓挫したとしても、デモ隊と対立し続けて同国に根を張る世俗主義勢力を刺激するよりは得策−との判断があったとみられる。

 デモ参加者や支持した市民には「問題は何も解決していない」との不満が残る。デモが一時的なガス抜きにはなっても、AKPへの疑念はくすぶっている。

6476チバQ:2013/06/18(火) 00:28:07
http://mainichi.jp/select/news/20130618k0000m030072000c.html
トルコ:反政権デモで500人拘束か
毎日新聞 2013年06月17日 21時23分(最終更新 06月17日 23時17分)


警察の放水に対し、投石するデモ参加者=2013年6月16日、AP 【イスタンブール大治朋子】トルコの最大都市イスタンブールを中心に拡大した反政権デモで、地元の弁護士協会は17日、イスタンブールでの16日のデモ隊と警官隊の衝突で441人が警察に拘束されたと明らかにした。首都アンカラでも56人が拘束されたという。ロイター通信が伝えた。イスタンブールでは17日、全国組織の大手2労組が警察の強制排除などに抗議して24時間ストライキを決行。デモ鎮圧に対する反発が強まっている。

 AP通信によると、ギュレル内務相は17日、「ストライキは違法で、公的機関の職員らは参加しないように。さもなければ法的措置を受けることになる」などと警告、ストへの参加を見送るよう強く求めた。

6477チバQ:2013/06/18(火) 00:29:23
http://mainichi.jp/select/news/20130618k0000m030070000c.html
イラン:大統領当選のロウハニ師、外交関係改善に意欲
毎日新聞 2013年06月17日 21時21分(最終更新 06月17日 23時57分)

 【テヘラン田中龍士】イランの次期大統領への就任が決まった保守穏健派のロウハニ師(64)は17日、テヘラン市内で当選後初めて記者会見し、「国際社会との建設的な関係を追求する」と表明した。核開発を巡る欧米との交渉はアフマディネジャド政権で停滞しており、ロウハニ師は外交関係を改善するとした公約実現に努める姿勢を示した。

 ロウハニ師はまた、「核計画についてより透明性を示す用意がある」と述べたが、核兵器の製造につながる恐れがあるとして欧米諸国が求めるウラン濃縮停止には応じる考えがないことを明らかにした。イランに対する欧米の制裁についても「不公平で不正義だ。制裁は解決につながらない」と反発し、解除を求めた。

 内戦が続くシリア情勢に関しては「シリア国民によって解決されるべきだ。テロや内戦、他国の介入には反対だ」と述べ、反体制派を支援する欧米をけん制した。選挙の争点となった経済立て直しについては「国民との間の約束を忘れてはいない。経済復興に全力を尽くす」と語った。

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6478チバQ:2013/06/18(火) 00:30:55
http://mainichi.jp/select/news/20130617ddm007030006000c.html
ナイル川:水争い、激化 上流エチオピア、ダム計画 エジプト大統領「血流す覚悟」
毎日新聞 2013年06月17日 東京朝刊

 【カイロ秋山信一】エチオピアがナイル川上流で計画中のダム建設を巡って、下流域にあるエジプトが「水利権が侵される恐れがある」と反発を強めている。エジプトのモルシ大統領が強硬姿勢を示す中、野党指導者がエチオピアの内政に干渉すべきだと発言したことでさらに騒動が拡大。「ナイルのたまもの」と呼ばれるエジプトにとって、水需要の9割以上を賄うナイルの水利権は死活問題で、川の上下流で対立が続いている。

 「ナイルの一滴を守るためなら血を流す覚悟がある」。今月10日、カイロで開かれた大統領府主催の会合で演説したモルシ大統領はこう強調した。「対話による解決が望ましい」と述べながらも、強硬手段に訴える可能性をちらつかせた。

 問題となっているダムは、スーダン国境に近いエチオピア西部で計画中の「大エチオピア・ルネサンスダム」。発電用ダムで総工費は40億ドル(約4000億円)以上で、2017年の完成を目指している。

 エチオピアは5月下旬にはダム建設に必要な川の迂回(うかい)路の建設を始めた。予定地はナイル川の二つの源流の一つ、青ナイル上流にあたることからダム建設に同意していないエジプトやスーダンは「水量が減る恐れがある」などと反発した。

 モルシ大統領は6月3日、ダム問題を協議するため、野党も含めた政党指導者による会議を招集。その場で、「エチオピアの内政に干渉するため、情報機関の特別チームを送るべきだ」「(エチオピアを攻撃する)戦闘機を購入するという情報を流すことも有効だ」。野党指導者からも過激な提案が相次いだ。

 ところが、この会議はテレビで生中継されていた。大統領側から生中継だと知らされていなかった野党指導者は「本音」をさらしてしまった形で、発言をテレビで知ったエチオピアが反発。AP通信によると、エチオピア政府の報道官は4日、「エチオピアの発展を逆戻りさせようとたくらむエジプト人がいるようだが、そのような計画は決して成功しない」と不快感を示した。エジプト政府は翌5日に「尊敬と友情に基づく関係を続けたい」との声明を発表し、火消しに努めた。

6479チバQ:2013/06/18(火) 00:35:52
http://mainichi.jp/select/news/20130617ddm007030077000c.html
選択:イラン大統領選 ロウハニ師支持者、街へ 変化の期待、大歓声
毎日新聞 2013年06月17日 東京朝刊

 【テヘラン田中龍士】イラン大統領選挙で保守穏健派のロウハニ師(64)が勝利した15日夜から16日未明にかけ、首都テヘランの各所にはロウハニ師の写真を掲げる支持者が集まり踊りや合唱でお祭り騒ぎとなった。経済の疲弊を招いたアフマディネジャド政権への批判や変化への期待とともに「肝心なのはこれから」と現実的な声も聞かれた。

 テヘラン最大の目抜き通り「バリエ・アスル」は、当選の一報直後の午後9時ごろには大渋滞。クラクションが響くなか、歩行者は行き交うドライバーらと手を打ち合わせて喜びを示した。

 中心部バナク広場の車道は人であふれた。「アフマディ(ネジャド大統領)、バイバイ!」「政治犯、釈放!」。皆、政権批判を叫ぶ。

 普段なら大規模集会は取り締まり対象だが、大音量で音楽を流す車の周りではディスコ会場さながらに若者が踊り狂った。抑圧された感情を爆発させているようにも見える。

 弁護士の男性(26)は「必ず新しい時代が来る。外交も経済も改善するよ」と興奮気味だ。一方、友人と雄たけびを上げる男性(33)は「何も変わらないんじゃないの」と人さし指を天に向けた。

 パトカー1台が、群衆の間をかき分けるようにゆっくり走り、「家に帰りなさい」とスピーカーで促すと、人々はブーイングを浴びせた。その様子を見ていた白髪の男性(64)は「大事なのはこれからだ」とつぶやいた。

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6480チバQ:2013/06/18(火) 19:26:50
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201306/2013061800029
印首相、5度目の内閣改造=鉄道相にカルゲ前労働相
 【ニューデリー時事】インドのシン首相は17日、2期目で5度目となる内閣改造を行い、鉄道相にカルゲ前労働・雇用相を任命した。鉄道相はこの4年間で6人目。2014年に予定される総選挙に向けて陣容を整えるのが目的で、日本が推進する新幹線システム輸出への影響はないとみられる。
 このほか、最大与党国民会議派のソニア・ガンジー総裁の信任が厚いとされるフェルナンデス氏が道路交通・高速道路相に就任するなどした。
 日印両政府は5月、ムンバイ−アーメダバード間の高速鉄道計画に関する調査に共同出資することで合意。新幹線システムの輸出に向けて前進した。(2013/06/18-01:26)

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6481チバQ:2013/06/18(火) 19:36:48
http://www.afpbb.com/article/politics/2951048/10923538?ctm_campaign=txt_topics
イラン次期大統領、ウラン濃縮継続も核交渉には前向き
2013年06月18日 07:27 発信地:テヘラン/イラン
【6月18日 AFP】14日のイラン大統領選で勝利した保守穏健派のハサン・ロウハニ(Hassan Rowhani)元最高安全保障委員会事務局長(64)は17日、当選後初の記者会見を開き、核開発は継続するが、国際社会の懸念を和らげるよう透明性を高めると約束した。

 イランは核兵器開発疑惑をめぐり欧米から制裁を受けて経済が困窮している。国民の中には、保守穏健派のロウハニ師が制裁解除を目指すことを期待して同師の支持に回った人も多い。

 ロウハニ師は改革派のモハマド・ハタミ(Mohammad Khatami)前大統領時代の2003〜05年に核交渉の責任者を務めた人物で、当時のイラン政府はウラン濃縮活動の停止を受け入れた。だが現時点でウラン濃縮を停止するつもりはないと明言した。

 ロウハニ師はまた、イランの石油産業と銀行取引を狙った欧米の経済制裁は不当だと語る一方、核問題を解決するために核開発計画の透明性を高めると約束した。ロウハニ師は「(イランの)活動が国際社会のルールの枠内で行われていることを示すため透明性を高めていく。より積極的に交渉に臨んでいく」と述べた。(c)AFP/Mohammad DAVARI

6482チバQ:2013/06/18(火) 19:38:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130618/amr13061812380005-n1.htm
ブラジルで20万人デモ コンフェデ、W杯に反発 市民ら「国費の無駄遣い」
2013.6.18 12:34

17日、ブラジルの首都ブラジリアで、国会前に集まるデモ参加者(AP)
 サッカー日本代表も参加しているコンフェデレーションズカップ開催中のブラジルで17日、コンフェデ杯や来年のワールドカップ(W杯)開催に伴う国費の無駄遣い是正などを求めるデモが行われた。

 ロイター通信などによると、首都ブラジリアなど10都市以上で市民計約20万人が参加、過去20年間で最大規模のデモとなった。

 月末まで続くコンフェデ杯の大会運営を危ぶむ声も強まっており、W杯や2016年のリオデジャネイロ五輪を控えるルセフ政権は治安対策強化が急務。市民の不満の根源は食料品価格の高騰で、インフレへの早急な対策も迫られている。

 デモは17日深夜にはほぼ収束したが、地元メディアによると、ブラジリアや第2の都市リオデジャネイロでは、暴徒化した少数の参加者が18日未明まで議会に立てこもるなど抗議を続けた。(共同)

6483チバQ:2013/06/18(火) 19:39:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130618/erp13061814080007-n1.htm
ロシア 激化するガス業界の内紛
2013.6.18 14:06 (1/2ページ)[ロシア]

モスクワのクレムリンで、訪露した安倍首相(後列左)、ロシアのプーチン大統領(同右)の前で、日本の企業幹部と握手を交わすロスネフチのセチン社長(右)=4月29日(AP)
 ロシアの天然ガス業界が揺れている。国営ガスプロムが輸出を独占する状況に、プーチン大統領の側近らが率いる企業群がLNG(液化天然ガス)の輸出自由化を要求。シェールガスの世界的な開発拡大でロシア産ガスが劣勢に置かれるなか、大統領も自由化検討を指示した。しかしLNG市場はすでに競争が過熱しており、ロシアがシェアを奪える保証はない。

 「市場を完全に奪われる危険がある」。今年2月、プーチン大統領は政府や企業関係者らを集めた会合で、LNG市場の動向に危機感をあらわにした。

 ロシアは天然ガス埋蔵量で世界首位。しかしLNG市場シェアは3・6%と低迷する。ガス液化技術の立ち遅れなどが原因だが、世界的なガス生産量増大で、ロシアは主力の欧州市場を奪われつつある。ロシアはパイプラインに頼らず輸出先を需要に応じて変更できるLNG生産の強化が必要とされるが、規制でガスプロム1社がガス輸出を独占するなか、取り組みは遅れている。

 そのため大統領は「LNGの段階的な輸出規制緩和」の検討を指示。競争原理を働かせ、生産を加速させる狙いがあるとみられる。ガスプロムは資源を武器にしたロシアの「外交力」を支えてきたとされるが、その戦略にも狂いが生じてきた格好だ。

 輸出自由化を強く要求しているのが、プーチン氏の最側近とされる石油最大手国営ロスネフチのセチン社長だ。ロスネフチはガス市場への進出拡大を狙っており、会議でもセチン氏は「われわれは別の市場にガスを売る。ガスプロムに損害を与えない」などと主張した。

 ロスネフチはガスプロムの戦略策定部門の女性役員を自社に引き抜き、4月にはサハリンでのLNG生産設備建設構想を発表。サハリンにはガスプロムがLNG設備を所有するが、ロスネフチの計画は極東のガス供給体制に影響を及ぼすとみられる。

 プーチン氏の旧友とされる富豪、ティムチェンコ氏が共同保有する独立系ガス大手ノバテクも、ガスプロムの輸出独占に異を唱える。同社はロシア北部でLNG生産を計画しており、ロスネフチと同様にLNGの輸出自由化を求めている。

 5月27日のドイツ公共放送ドイチェ・ウェレ(電子版)によれば、ガスプロムは「海外市場でのロシアのガス会社間における競争の増大は、ガス価格と国家収入の低下を招く」などと反発している。しかしロシアのラジオ局エホ・モスクブイ(電子版)は6月3日、ノバテクの計画に海外企業が参画する方針を示していることを踏まえ「輸出が自由化される可能性は高まっている」と指摘した。

 ただロシア企業が主要輸出先とみなすアジア太平洋向けでは、すでにオーストラリアなどが多くのLNG生産計画を打ち出している。ロシア企業の計画は採算性などが不透明とされ、日本の専門家は「輸出が自由化されてもロシアは今後も厳しい状況に置かれる」とも指摘する。

6484チバQ:2013/06/18(火) 20:04:36
http://mainichi.jp/select/news/20130618ddm007030133000c.html
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G8サミット:英国・北アイルランド、初の開催 「和解は可能」英発信 テロ恐れる住民、今も
毎日新聞 2013年06月18日 東京朝刊


言葉や絵が描かれた分離壁を見学する観光客=ベルファストで2013年6月16日
拡大写真 17日からの主要8カ国首脳会議(G8サミット)は英国で6回目の開催だが、北アイルランドでは初めてとなる。1960年代から約30年間、プロテスタント、カトリック双方住民による血みどろのテロがあった場所を開催地に選んだ裏には、紛争地の和解実現が可能であることをアピールしたい英政府の思いが込められている。【ベルファスト(北アイルランド)で小倉孝保】

 ベルファスト市内にあるカトリック政党シン・フェイン党本部。建物の壁に長髪男性の大きな肖像画が描かれていた。男性はボビー・サンズ氏。武装組織アイルランド共和軍(IRA)メンバーで、1981年に刑務所で対英ハンガーストライキを続けた末、27歳で亡くなった闘士だ。肖像画の横にはこう書かれていた。「復讐(ふくしゅう)が子供たちの笑顔につながる」

 しかし、壁にある激しい言葉とは違い、通りを行くのは、買い物袋を提げた主婦やジョギングをする男性などごく普通の人々だ。

 しばらく歩くと、あちこちに高さ2〜3メートルのコンクリート壁があるのに気付く。プロテスタント、カトリック双方の住民を分ける壁である。衝突を避ける目的で60年代後半以降、順次建設された。

 かつては双方の住民が混在する地域も多かったが、今ではほぼ別々に暮らしている。プロテスタント地区には英国旗(ユニオンジャック)、カトリック地区にはアイルランド国旗がはためいているため、どの地区に入ったかはすぐにわかる。

 98年の和平合意以降、住民が分離壁に言葉や絵を描くようになった。平和を祝い、地域の発展を願うものだ。壁を見に来る観光客も多い。近くに住むトレーニングジム職員、アラン・スミスさん(36)は「テロは過去のもので、G8サミットが開かれることは自分たちの誇り」と語る。

 しかし、スミスさんによると、双方に過激な思想を持ったグループが残り、住民の中にはテロを怖がっている人が少なくないという。カトリックの友人も多いプロテスタントのスミスさんは「IRAの行為をテロだと思うが、カトリックの友人はIRAを誇りにしている。この問題は議論できない」と複雑な心の内を吐露する。

 かつて造船やリネン産業で栄えた北アイルランドだが、テロの影響もあり、大きな雇用を生み出す産業はなくなった。

. キャメロン首相は北アイルランドでのG8サミットについて、「10年前には考えられなかったことだ。和平のショーケースになる。各国首脳にはどれだけ安全になったかを知ってほしい」と語り、投資を呼びかけている。

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 ■ことば

 ◇北アイルランド
 アイルランド島の北東部(6州)を指す。アイルランドは1801年、全土が英国に併合されたが、20世紀に入ると民族主義が高まった。武力闘争を経てアイルランドは1937年に正式に独立したが、プロテスタント住民の多い北アイルランドは英国にとどまった。

 北アイルランドでは60年ごろから英国への帰属継続を求めるプロテスタント系住民と反対するカトリック系住民が対立し、双方の武装組織によるテロと英国治安組織の武力弾圧が続き、犠牲者は3400人を超えた。98年に和平で合意し、双方住民による自治政府が発足した。

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6485チバQ:2013/06/18(火) 20:07:11
http://mainichi.jp/select/news/20130618ddm007030138000c.html
オバマ米大統領:「若い力で和平定着」 英国・北アイルランドで訴え
毎日新聞 2013年06月18日 東京朝刊

 【スライゴ(アイルランド北部)白戸圭一】オバマ米大統領は17日、主要8カ国首脳会議に出席するため訪問中の英国・北アイルランドの最大都市ベルファストで若者に向けて演説し、北アイルランド和平の定着のために若い世代が力を尽くすよう訴えた。

 オバマ大統領は、自らの父親がケニア出身の黒人、母親が米国の白人だったことを念頭に「私の少年時代、両親の結婚は米国のいくつかの州で違法だった」と米国の人種差別の歴史に言及し、差別撤廃に尽力したのは米国の一般市民だったことを強調した。

 その上で「平和という言葉は指導者によって交渉されるが、平和の行く末を決めるのはみなさん次第だ」と述べ、若者に和解の重要性を訴えた。

6486チバQ:2013/06/18(火) 20:32:40
http://mainichi.jp/select/news/20130616ddm007030149000c.html
混迷トルコ:大規模デモの現場から/上 「90年世代」抑圧に反発 個人の自由、尊重求める
毎日新聞 2013年06月16日 東京朝刊


テントを貼って抗議活動を続ける若者たち。多くは所属する参加団体ごとに、シフト制で夜間の宿泊を交代しながら続けている=イスタンブール中心部のゲジ公園で、大治朋子撮影
拡大写真 「ライフスタイルにまで介入されたくない」。トルコの最大都市イスタンブール中心部のゲジ公園で反政権デモを取材していると、そんな若者らの言葉を頻繁に聞く。彼らが求めるのは「個人の自由」を尊重する社会だ。

 デモは5月27日、再開発計画により公園の樹木を伐採した行政当局に対し、環境保護を訴える市民が抗議する形で始まった。警官隊の強制排除を交流サイト「フェイスブック」などで知った若者ら数万人が駆けつけ、一部の環境保護運動をのみ込むように拡大。さらに世俗派の野党支持者や労組など既存の「反政府勢力」が後発的に加わった。

 だが、デモをここまで大規模にし、長期化させているのは若者だ。イスタンブール・ビルギ大学のアスラ・トゥンチュ教授(メディア学)によると、彼らの多くは1990年代に生まれた「90年世代」と呼ばれる若者層だという。「モニターに向かってソーシャルメディアばかりやっている、政治にも社会にも無関心な層と言われてきた。その彼らが初めて実社会で声を上げた。これは驚きを持って受け止められている」

 同大学が6月3、4両日に実施したオンライン世論調査によると、デモに参加した人の92%が最大の理由(複数回答)として、「エルドアン首相の権威主義的な態度」をあげた。酒の販売規制や人前でのキスの禁止、子供を3人以上作ることの推奨など、エルドアン首相の「イスラム的価値観の押し付け」への反感だという。

 だが、イスラム主義対世俗主義という構造に当てはめるだけでは、説明しきれない光景もある。

 デモが続くゲジ公園では、スカーフをかぶったイスラム教徒の女性らも、反政権を訴えている。彼らに通底するのは反イスラムではなく、「抑圧的な政権」への反発だ。

 エルドアン首相率いる与党「公正発展党」(AKP)は、緩やかなイスラム主義を掲げながら大胆な経済改革を断行。戦後最悪といわれた金融危機から経済を立て直し、過去10年で国内総生産(GDP)を約3倍に押し上げた。徹底したどぶ板選挙と貧困層への支援拡大で労働者層やイスラム保守層にも支持を広げ、3期連続の単独政権を成し遂げた。

 だが公園に集う学生の多くは、AKP支持層とは異なる世俗派の比較的裕福な家庭に育ち、おしゃれなファッションに身を包み、国際問題に関心を持ち、環境問題や表現の自由を訴える若者たちだ。軍事クーデターやトルコからの分離・独立を目指す少数民族クルド人分離主義者によるテロがあった80年代までを知らない。エルドアン政権の実現した安定社会に育ちながら、その「恩恵」を実感することもない。そんな90年世代の目には「エルドアン首相は自由を奪う脅威にしか見えない」(地元ジャーナリストのカドリ・ギュルサル氏)のだという。【イスタンブール大治朋子】

    ◇

 イスタンブールなどトルコ各地で続く反政権デモ。混迷を深めるトルコの現状を、デモの現場から報告する。

6487チバQ:2013/06/18(火) 20:34:16
http://mainichi.jp/select/news/20130617ddm007030062000c.html
混迷トルコ:大規模デモの現場から/中 首相は英雄か、独裁者か 「市民の声反映」割れる評価
毎日新聞 2013年06月17日 東京朝刊

 エルドアン首相(59)の生まれ育ったイスタンブール郊外のカスムパシャ地区。「この道は、彼が政治家になって舗装してくれた。失業者も減ったんだ」。電気店を営むトゥンジャイ・サムセクルさん(33)は、エルドアン首相を「英雄」と呼ぶ。地元商店街では支持派が圧倒的だ。

 そこから車で約10分。住宅街カプタン・パシャに、エルドアン氏が両親や、結婚後に妻子と暮らしたというアパートがある。貧困層の目立つ地区だ。95年まで20年間隣人だった元船員、フセイム・ウストゥンバシェさん(67)は若き日のエルドアン氏を覚えている。

 「彼は熱心なイスラム教徒で、両親も彼をイマーム(宗教指導者)にしたかったようです」。エルドアン氏は宗教指導者養成校に通いながら、配管工事などをしていた父親のアフメド氏を支え、近所でレモネードを売って家計を助けたという。

 政治活動を始めたのはマルマラ大学経済商学部への入学後。「よく鏡の前に立ち、表情を見ながら演説の練習をしていた」(ウストゥンバシェさん)。読書家で、家の中は「本でいっぱいだった」。

 エルドアン氏は1994年3月、イスタンブール市長に当選。2001年にイスラムの伝統を重んじた民主主義を掲げる公正発展党(AKP)を結成し、02年の総選挙で単独過半数を獲得。その後首相に就任し、3期連続の単独政権を率いる。

 選挙での強さの一つに「住民の声を聞く姿勢」があるといわれる。「近くに病院がない」「道路を整備して」。戸別訪問でかき集めた市民の声を政策に反映する実践主義で、汚職や不正の目立った過去の世俗派政権などとの違いを明確にした。

 だがその首相に対して、「市民の声を聞かない独裁者」との批判が高まっている。要因の一つが、政権による「報道抑制」だ。「政権や首相を批判した記者は投獄されてきた。政府と関係の強いメディア企業は自己規制に走るようになった」(トルコのメディア・人権保護団体「ビアネット」)。「国境なき記者団」の「報道の自由度指数」によると、トルコはエルドアン氏が首相となった03年は115位(対象166カ国)だったが、13年には154位(同179カ国)に転落した。

 エルドアン首相の姿勢には、地元でも批判がないわけではない。タクシー運転手の男性(47)が指摘した。「支持者は大事にするが、そうでない人は無視したり弾圧したりする。今回のデモは、声を聞いてもらえなかった人たちの抗議だと思う」【イスタンブール大治朋子】

6488チバQ:2013/06/18(火) 20:35:53

http://mainichi.jp/select/news/20130618ddm007030157000c.html
混迷トルコ:大規模デモの現場から/下 単独与党に権力集中 デモ参加者「少数派、配慮を」
毎日新聞 2013年06月18日 東京朝刊

 「お手本はトルコ」。中東諸国の穏健派イスラム主義政党にとり、エルドアン首相率いる与党、公正発展党(AKP)は目指すべきモデルとされた。イスラム的な価値観を重視しつつ、市場主義や世俗主義とも折り合っているとみられてきた。だが今回の大規模デモで、評価は揺らいだとの指摘がある。

 中東問題のオンラインメディア「アル・モニター」は、「イスラム主義と民主主義の両立の難しさを露呈した」と指摘した。デモ拡大の一因が、イスラム主義者が嫌うアルコールの販売規制問題だったからだ。

 しかし、アンカラ大学のイエルチェン・カラテペ教授(政治学)の視点は異なる。「トルコは信仰を個人の自由と位置づけ、政教分離を実践した。問題なのは、AKP政権が他の権力を徹底的に排除したことだ」

 トルコ建国の父ムスタファ・ケマル初代大統領は元軍人で、政教分離を憲法で定め、世俗主義を国是として行政、立法、司法の権力分立を基盤とする近代国家を目指した。国民の大半がイスラム教徒のため、しばしば社会や政治がイスラム化したが、軍や司法が介入・抑制してきた。

 だが、AKPが2002年に単独政権を樹立し、この流れに大きな変化が起きる。10年夏に「政府転覆を計画した」容疑で軍幹部ら190人余りを起訴。同年9月には軍や司法の権限を縮小する憲法改正を行った。民政統治の促進として欧米は歓迎したが、トルコ国内では「力の均衡が崩れた」(カラテペ教授)。

 エルドアン首相は14年の大統領選出馬に意欲的で、AKPは大統領権限を大幅に拡大する憲法案を策定中とされる。力の一極集中がさらに進む事態にもなりかねない。

 今回のデモに中心的に関わってきた映画監督のイムレ・アゼミ氏(37)が語る。「今の政府には、絶大な権力を少数派にも配慮して運用する能力はない。しかし少数派に耳を傾けるのが成熟した民主主義社会であり、我々が求めるものだ」

 今回のデモを、民主化促進の試練と受け止め課題を克服するのか。「エルドアン式民主主義」で突き進むのか。デモ隊の存在は「トルコが分岐点にさしかかっている」(カラテペ教授)ことを示すものなのかもしれない。【イスタンブール大治朋子】

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6489チバQ:2013/06/18(火) 21:03:01
http://www.afpbb.com/article/economy/2951115/10925894?ctm_campaign=txt_topics
7月にEU加盟のクロアチア、観光業活性化への期待
2013年06月18日 13:51 発信地:クロアチア
【6月18日 AFP】緑豊かな島々が点在する紺ぺきのアドリア海沿岸などが人気観光地として注目されるクロアチア。7月の欧州連合(EU)加盟で観光業が活発化し、不況に苦しむクロアチア経済にとってカンフル剤になるとの期待が高まっている。

 欧州旅行大手TUIトラベル(TUI Travel)傘下の現地旅行代理店、ガリバーズ・トラベル(Gulliver Travel)のGoran Hrnic社長は「EU加盟により、観光地としてのクロアチアのイメージは確実に向上するだろうし、大幅な投資増加も期待できる」と話した。

 2012年にクロアチアを訪れた観光客は、同国人口420万の約3倍に当たる過去最高の1180万人を記録。ドイツ人、スロベニア人、イタリア人、オーストリア人が大半だった。09年以来ほぼずっと不況に陥っているクロアチアにとって観光業は大きな支えだ。12年の観光収入は約68億ユーロ(約8600億円)で、国内総生産(GDP)の約15%を占めた。

 クロアチアの観光業は1980年代に最盛期を迎えたが、旧ユーゴスラビアからの分離独立に発した1991〜95年のクロアチア紛争によって大打撃を受けた。アドリア海の真珠と呼ばれるドゥブロブニク(Dubrovnik)の旧市街もセルビア人勢力に包囲され、砲撃によって多くの死傷者が出るとともに街も甚大な損害を受けた。しかし紛争終結後、観光業は徐々に回復し、紛争以前の水準を上回るようになった。

 クロアチア観光の目玉は、約1100の島々が入り組む全長1777キロの海岸線だ。魅力的な地中海の気候に手頃な物価、格安航空によるアクセスの充実も観光客を惹きつける勝利の方程式だ。

 ドゥブロブニクには飛行機を利用して5日間程度滞在する人の他、クルーズ船による旅の途上で立ち寄る人々も年間約100万人いる。国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産に登録されているドゥブロブニク旧市街では、観光客の数が市民を上回ることさえ多い。12年の観光客数は約80万人だった。

 同市ホテル協会のジェリコ・ミレティチ(Zeljko Miletic)会長はAFPのインタビューに対し、EU加盟について「10年にわたるプロセスを経て、この7月1日に加盟を果たせば、より力強い需要が大いに期待できる」と述べた。

 一方、EU加盟によってマイナスの影響を被る可能性もある。加盟後は、EU域内の規則に従い、ロシアやウクライナ、トルコからの観光客に対し、ビザ(査証)取得を要請しなければならない。ガリバーズ・トラベルのHrnic社長によると「ロシアとウクライナからの予約は、当初の見込みを15%ほど下回っている」という。(c)AFP/Lajla VESELICA

6490チバQ:2013/06/19(水) 23:28:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130618/erp13061808460003-n1.htm
チェコ首相が辞任 妻監視の側近訴追
2013.6.18 08:45
 チェコのネチャス首相は17日、側近のヤナ・ナジョバー首相府官房長らが軍情報局に首相の妻を監視させ職権を乱用したなどとして訴追されたことを受け、辞任した。チェコ通信などが伝えた。ネチャス氏は16日に安倍晋三首相と会談したばかり。訴追されたのは女性の官房長らで「(宗教団体から)ネチャス首相の妻を守りたかった」と説明。警察は官房長とネチャス氏との通話などから2人が私的な関係にあったとしている。ネチャス氏は妻との離婚を申し立てているが、監視については「決めたことも知らされたこともない」と関与を否定している。

 ネチャス氏は自らが所属する与党の市民民主党から次期首相を擁立、新内閣を樹立する意向を示した。ただ地元メディアによると、連立与党3党は定数の半数を1議席上回る101議席しかなく、ネチャス氏側近らの訴追で造反者が出て政局が混乱する可能性がある。(共同)

6491チバQ:2013/06/19(水) 23:30:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130619/erp13061901080000-n1.htm
シリア問題、G8でも議論沸騰 米露は物別れ
2013.6.19 01:07 [政変・反政府デモ]
 【エニスキレン(英・北アイルランド)=内藤泰朗】主要8カ国(G8)首脳会議(サミット)では内戦が続くシリア情勢についても協議され、アサド政権と反体制派の対話開始と人道支援の必要性で一致、シリア和平のための国際会議の早期開催支持が首脳宣言に盛り込まれた。しかし、政権側の化学兵器使用や反体制派への軍事支援に関しては米欧諸国とロシアの意見が対立、G8として有効策を打ち出せなかった。

 米国はアサド政権が化学兵器を使用したとして反体制派への軍事支援を決定、英仏などがこれを支持している。一方、アサド政権を擁護するロシアは反発を強めており、会議でも議論は平行線をたどった。シリア問題に関する国際会議の早期開催や、化学兵器使用についての国連調査を進めることなどでは一致した。

 これに先立ちオバマ米大統領とロシアのプーチン大統領は17日、首脳会談を行い、シリア問題で双方が停戦交渉の開始をシリアの紛争当事者に促すことで合意した。だが、アサド大統領の退陣を求めるオバマ氏と、退陣が前提の停戦交渉は認めないとするプーチン氏の溝は最後まで埋まらなかった。米露両国は9月3、4の両日、モスクワで首脳会談を開き、対話を継続するという。


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