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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

3686チバQ:2012/01/05(木) 23:01:31
http://www.cnn.co.jp/business/30005166.html
モルディブ大統領、スパ禁止令を撤回 「物言わぬ多数派」反発で
2012.01.05 Thu posted at: 11:36 JST
(CNN) インド洋の島国モルディブのナシード大統領は4日、国内のすべてのアイランドリゾートなどに出していた「スパ禁止令」を撤回したことを明らかにした。裁判所も同日、同様の判断を言い渡す見通しだとしている。

モルディブはサンゴ礁に囲まれた1200の島々で構成され、世界中から年間約80万人の観光客が訪れる。しかし人口35万人の大半はイスラム教徒。このためイスラム教の教えの徹底を求める野党側が首都マレなど一部地域でマッサージ施設の閉鎖を求めたのに対し、観光省は先週、アイランドリゾートなども含む国内全土にスパ禁止令を出した。

しかし禁止令に対して批判が噴出したことから、「この問題について検討し、モルディブを訪れる人たちに安心してもらう必要が生じた」とナシード大統領は説明する。禁止令がきっかけとなって「物言わぬ多数派が声を上げた」とも述べ、「このような極端な要求は、この国の大多数の人にとっては相容れない」と強調した。

国内のリゾートやホテルにとって、スパで提供するマッサージやスキンケアのサービスは貴重な収入源。観光業界は禁止令を無視して営業を続けるとともに、禁止令は違憲だと主張して法的措置を講じていた。

http://www.cnn.co.jp/business/30005137.html
モルディブの「スパ禁止令」に観光業界反発、背景に政争
2012.01.03 Tue posted at: 12:11 JST
(CNN) 白砂のビーチと美しい環礁を目当てに世界中から観光客が訪れるインド洋の島国モルディブで、観光省がリゾートやホテルに対してスパ施設の閉鎖を命じ、観光業界が反発している。閉鎖命令の裏には、与野党間の政治的な対立の構図も透けて見える。

同国は人口約35万人に対し、2010年の統計で年間80万人が訪れる人気観光地。スパ併設ホテルの支配人によれば、政府はアイランドリゾートなどにあるすべてのスパの閉鎖を命じたという。ただし観光業界は命令に従わず、「われわれは今日も営業を続けており、閉鎖はしない。私の知る限り、ほかのホテルもスパの営業を続けている」と話した。

イスラム教国のモルディブでは、野党などからイスラム教の教えをもっと徹底させるべきだとの声が上がり、昨年12月23日には首都マレなど人口の多い地域にあるマッサージ施設の閉鎖を求める集会が開かれた。

ナシード大統領は、「より寛容な」イスラム教を求めるリベラル派だが、野党の要求に応じる形で先週、国内1200の島にあるすべてのマッサージ施設やスパなどの閉鎖を命令した。ただしその背景には「スパの営業や観光客へのアルコールと豚肉の販売に反対している野党指導者の一部が実のところは、国内有数のリゾートを経営している」(大統領府)という矛盾している実態をあぶり出す狙いがあるようだ。

高級リゾートにとって、スパで提供するマッサージやスキンケアのサービスは、宿泊費に加えて数千ドルもの料金を稼ぎ出せる貴重な収入源。観光業界は禁止令の差し止めを求めて裁判所に仮処分を申し立てるとともに、主要ホテルのスパサービスを禁止命令の対象外とするよう、政府との交渉に乗り出した。

これに対して観光省は、「リゾートのスパは営業継続を許可することを検討中」と表明している。

3687チバQ:2012/01/06(金) 00:29:10
http://go2senkyo.com/blog/archives/1238
2012年世界の主要選挙予定


※予定は変更になることがあります
■1月

14日:台湾総統選挙
22日:フィンランド大統領選挙
24日:米大統領一般教書演説
31日:クロアチア、EU加盟国民投票

■2月

19日:ギリシャ国民議会選挙

■3月

2日:イラン総選挙
4日:ロシア大統領選挙
6日:米スーパーチューズデー

■4月

22日:フランス大統領選挙(1回目)

■5月

6日:フランス大統領選挙(決戦投票)

■6月

10日、17日:フランス国民議会選挙
中旬:エジプト大統領選挙

■7月

1日:メキシコ大統領選挙、総選挙
中旬:インド大統領選挙
(ロンドンオリンピック開幕)

■8月

27日〜30日:米共和党全国大会

■9月
(日本 民主党代表選挙、自民党総裁選挙)
■10月

中旬:中国共産党大会

■11月

6日:米大統領選挙(一般有権者投票)

■12月

17日:米大統領選挙(選挙人投票)
19日:韓国大統領選挙

投稿者:ザ選挙投稿日:2011年12月31日

3688チバQ:2012/01/06(金) 00:40:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120103-00000061-jij-int
タリバンがカタールに事務所設置へ=アフガン戦争、政治解決へ一歩
時事通信 1月3日(火)22時17分配信

 【ニューデリー時事】アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンのムジャヒド報道官は3日、時事通信に対し、中東カタールの首都ドーハに国際社会との連絡窓口となるタリバンの事務所を設置することで米国などと基本合意したと明らかにした。開設時期や具体的な役割については言及を避けたが、主な戦争相手である米国との和平交渉の窓口として機能するとみられる。
 アフガンのカルザイ政権は停滞を続けるタリバンとの和平交渉を軌道に乗せるため、第三国におけるタリバン事務所の開設を働き掛けていた。開戦から丸10年が過ぎたアフガン戦争は政治的解決に向けて一歩踏み出したと言える。
 タリバンは3日、ムジャヒド報道官名義の声明で、「アフガンへの侵攻に終止符を打つ目的は以前から何も変わっていない」と宣言しつつ、カタールを含む海外に事務所を設置する考えを初めて明らかにした。
 ムジャヒド報道官は取材に対し「事務所を開設しても、米国への攻撃をやめることを意味しない」とする一方で、カタール事務所が米国との話し合いの窓口になるとの考えを示唆。和平に向け、対米交渉路線に転じていることをうかがわせた。

3689チバQ:2012/01/07(土) 01:00:51
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2849177/8260922
南スーダン、民族衝突の死者3000人を超える 独立後で最悪の衝突に
2012年01月06日 20:15 発信地:ジュバ/南スーダン

【1月6日 AFP】南スーダン東部ジョングレイ(Jonglei)州ピボル(Pibor)郡で前週、家畜をめぐる争いを機に起きた大規模な民族衝突は、死者が3000人を超え、数万人が避難を強いられる事態となっている。

 ピボルでは前週、ロウ・ヌエル(Lou Nuer)民族の武装集団6000人余りが、牛を強奪されたとの理由で、以前から敵対していたムルレ(Murle)民族が住むピボルを襲撃。政府軍が応戦するまで、わらぶき屋根の住居に火を放ったり、病院の略奪などを続けた。これが発端となって、両民族間の大規模衝突に発展した。

 ジョシュア・コニイ(Joshua Konyi)郡政委員は6日、ピボルでは大量殺害が行われており、これまでに計3141人の遺体を確認したことを明らかにした。内訳は女性と子ども2182人、男性959人だという。

 国連(UN)と南スーダン軍では、まだ犠牲者の数を確認できていないが、遠隔地ピボルでの犠牲者数を独自に確認することは難しい。だが、犠牲者数が3141人と確定されれば、昨年7月に南スーダンが分離・独立を達成して以来、最悪の民族衝突となる。

 コニイ氏によると、1000人以上の子どもたちが行方不明となっており、ロウ・ヌエル側に拉致された恐れが出ている。このほかにも、牛数万匹が強奪されたという。(c)AFP

3690チバQ:2012/01/07(土) 01:02:46
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2848862/8252986
イスラエル前首相を収賄罪で起訴
2012年01月06日 09:09 発信地:エルサレム/イスラエル
【1月6日 AFP】イスラエルのエフド・オルメルト(Ehud Olmert)前首相ほか17人が5日、収賄の罪で起訴された。司法関係者が明らかにした。

 オルメルト前首相は、エルサレム(Jerusalem)市長を務めていた90年代当時、同市内の大規模集合住宅「Holyland residential complex」の建設工事をはじめとする複数の建設プロジェクトで便宜を図り、わいろを受け取ったとされる。(c)AFP

3691チバQ:2012/01/09(月) 12:33:05
>>3657
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120108-OYT1T00460.htm
アルゼンチン大統領、がんではなかった
 【リオデジャネイロ=浜砂雅一】ロイター通信などによると、アルゼンチン大統領府は7日、昨年12月末に甲状腺がんと診断されたフェルナンデス大統領(58)が、4日の手術などの結果、がんではなかったことが確認されたと発表した。

 事前の検査結果などは腫瘍の存在を示していたが、その後の手術や精密検査で腫瘍ではないとわかったという。

(2012年1月8日19時28分 読売新聞)


http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE7BS01920111229
南米首脳のがん続出は「米国の陰謀」=チャベス大統領
2011年 12月 29日 13:52 JST
[カラカス 28日 ロイター] ベネズエラのチャベス大統領は28日、自身を含む南米の首脳が相次いでがんを患っていることについて、米国の「がん誘発技術」による陰謀説を披露した。
チャベス大統領は今年6月、療養先のキューバでがん性腫瘍の摘出手術を受け、その後もがん治療を続けている。また、アルゼンチン政府の報道官は27日、フェルナンデス大統領が甲状腺がんを患っており、来月に手術を受けると発表した。

南米ではこのほか、パラグアイのルゴ大統領、ブラジルのルセフ大統領とルラ前大統領も比較的最近にがんと診断されたが、いずれも左派で知られる人物。

チャベス大統領は、テレビ放映された同国軍向け演説で、南米首脳にがんが続いていることは「非常に不可解」とし、「米国ががんを引き起こす技術を開発し、それを今まで誰も知らなかったとしても不思議ではない」と述べた。そのうえで、同じく左派であるボリビアのモラレス大統領にも「注意した方がいい」と呼び掛けた。

3692チバQ:2012/01/09(月) 12:35:47
>>3335
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120107-OYT1T00715.htm
キリスト教徒襲われ25人死亡…ナイジェリア

 【ヨハネスブルク=中西賢司】ナイジェリア北東部アダマワ州で6日、武装集団がキリスト教徒が集まった公会堂を襲撃、英BBC放送は17人が死亡したと報じた。


 また、AFP通信によると、同州のキリスト教会も襲われ、少なくとも8人が死亡した。公会堂では、5日に襲撃を受けた別の州の教会で射殺された信徒の移送方法が話し合われていたという。

 イスラム過激派武装勢力「ボコ・ハラム」(地元言語で「西洋教育は罪」)が犯行を認めた。同国では北部にイスラム教徒、南部にキリスト教徒が多く、ボコ・ハラムは北部からのキリスト教徒の退去を要求している。

(2012年1月7日23時12分 読売新聞)

3693チバQ:2012/01/09(月) 12:41:33
>>3675>>3680>>3685>>3689
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120107/mds12010721050002-n1.htm
南スーダン東部で「人道危機」 ピボル民族衝突で死者3000人超
2012.1.7 21:04

南スーダンの民族衝突による難民=5日、ピボル(ロイター)
 【カイロ=大内清】南スーダンでは最近、陸自部隊が活動予定の首都ジュバから約300キロ離れた東部ジョングレイ州ピボルで民族衝突による死者が3千人超に達したとみられるほか、南スーダン政府が同州で深刻な水・食料不足が発生しているとして「人道危機」を宣言するなど、不安定な情勢が続いている。

 同国からの報道によると、ジョングレイ州では昨年末以降、ピボルに主に居住するムルレ民族に対し、付近のロウ・ヌエル民族の武装グループが襲撃を繰り返していた。両民族は以前から家畜の牛の所有などをめぐって対立していたといい、地元政府当局者は、これまでに女性や子供を中心に3141人の遺体を確認したとしている。

 この衝突が全土での民族紛争や内戦につながる可能性は低いとみられる。ただ、衝突が数千人単位の殺害にまで発展したことは、昨年7月にスーダンから分離独立したばかりの同国政府が、十分な治安維持能力を構築できていない現実を浮き彫りにしたといえる。

 事態悪化により、ジョングレイ州では約5万人が水・食料不足に見舞われているとみられており、国連は6日、同州に対する人道支援を強化すると発表した。

 独立前の南スーダンでは、2005年まで20年以上にわたり続いた内戦で多くの民族が敵味方に分かれて対立し、現在も遺恨が残っているほか、内戦中に出回った大量の武器の回収も進んでいない。

 またスーダン政府とは、南スーダン産原油の輸出収入の配分をめぐる交渉が難航、両国の中間にある石油地帯の帰属問題でも対立が続く。南スーダン政府を主導するスーダン人民解放運動(SPLM)に反発する民兵組織も活動を続けるなど、依然として多くの“火種”を抱えたままだ。

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2849498/8269991
南スーダンの大量虐殺に「証拠なし」、国連報告
2012年01月08日 19:29 発信地:ナイロビ/ケニア
【1月8日 AFP】国連南スーダン派遣団(UN Mission in South Sudan、UNMISS)のヒルデ・ジョンソン(Hilde Johnson)事務総長特別代表は7日、南スーダンで報告された大量虐殺について、調査の結果「証拠が見つからなかった」と語った。だが一方で同氏は、迅速な支援を必要とする人が6万人に上っていると注意を喚起している。

 前週、武装した若者最大8000人が南スーダン東部ジョングレイ(Jonglei)州のピボル(Pibor)郡を襲撃し、3000人以上を殺害したとの報告があったが、ジョンソン特別代表は、誤報だったとみられると述べた。

 ジョンソン氏はピボルを訪れた後に、「重要なのは、死者数を裏付ける証拠が発見されなかったことだ」と語った。

 ピボルに住むムルレ(Murle)民族を襲撃したロウ・ヌエル(Lou Nuer)民族の武装集団は、ムルレ側が誘拐や、家畜を強奪していると非難しており、民族間での報復の応酬が激化している。

 ジョンソン特別代表は、この襲撃による死者数はまだ判明していないが、同地域のわらぶき屋根の住居のうち最大3分の1が放火され、およそ6万人が緊急の支援を必要としていると述べた。(c)AFP

3694チバQ:2012/01/09(月) 12:42:39
http://www.afpbb.com/article/politics/2848479/8248471
ナイジェリア各地でデモ、燃料補助金打ち切りに抗議
2012年01月05日 08:18 発信地:ラゴス/ナイジェリア

【1月5日 AFP】ナイジェリアで政府が今年に入り、燃料補助金を打ち切ったことから、ガソリン価格が急騰し、各地で抗議デモが発生、警官隊との衝突から死者も出る事態に拡大している。

 ナイジェリア政府が1日、燃料補助金を打ち切ったことからガソリン価格はそれまでの2倍の1リットル当たり140ナイラ(約73.6円)まで跳ね上がった。ナイジェリアは大半の人が1日2ドル(約150円)以下で暮らす国だ。

 首都アブジャ(Abuja)で2日に行われた抗議デモに対し、警察は催涙ガスを使用。3日には中西部の都市クワラ(Kwara)で抗議に参加していた男性1人が死亡した。ナイジェリア最大の労働組合は、男性は警察に射殺されたと非難している。しかし警察側は、何かのきっかけで抗議していた群衆が男性を敵視し、鋭利な刃物で刺したため死亡したと反論している。

 3日は経済の中心都市ラゴス(Lagos)や北部最大の都市カノ(Kano)でも抗議行動が相次いだ。

 ラゴスでは約200人が主要道路でデモをするなど、1日がかりで抗議を展開した。抗議の参加者たちは少なくとも1軒のガソリンスタンドを荒らし、他のスタンドもガソリンを売らせまいとする群衆によって封鎖された。一方、抗議集会の周辺では群衆がタイヤを燃やすなどした。警察はラゴスでもデモを散らそうと催涙ガスを使用した。ある男性は警察が実弾を使用したと言い、逃げている時に撃たれたという腹部の傷を報道陣に見せた。

 一方、カノでは抗議行動を未然に阻止しようと、座り込みの計画について地元のサッカー場で相談していたグループのうち主催者の9人を一時拘束した。釈放された1人によると、約40人が集まっていたサッカー場に、3台のバンに分乗した機動隊20人が乗り込み、会議を解散させたという。抗議を計画したいた人びとはこのサッカー場を「自由の広場」と呼んでいた。カノでは他数か所でデモが発生、州庁舎を数百人が囲む規模のものもあった。

 これまで、ナイジェリアで発生する抗議行動の多くは徐々に失速し、消えていくことが多かったが、燃料補助金問題は全国民が一致団結する数少ない問題のひとつで、今回も抗議行動が広範囲に拡大した。

 ナイジェリア政府や経済学者は、痛ましいほど整っていないインフラへの投資を強化するために、燃料補助金の打ち切りが必要としている。政府によると2011年の燃料補助金による支出は80億ドル(約6130億円)だった。

 しかしナイジェリア国民は、石油資源が豊富ながら国民の受ける恩恵が少ない同国で、燃料補助金は唯一の恩恵だと考えている。(c)AFP/Susan Njanji

3695チバQ:2012/01/09(月) 12:45:31
http://www.asahi.com/international/update/0108/TKY201201080237.html
2012年1月8日23時34分
南アフリカの与党ANCが100周年 人気は下降線競技場で開催されたアフリカ民族会議(ANC)結成100周年の記念式典=ブルームフォンテーン、杉山正撮影


 反アパルトヘイト闘争の中心になった南アフリカの与党、アフリカ民族会議(ANC)が8日、結成100周年を迎えた。アパルトヘイト政策撤廃後17年にわたって政権を担ってきたが、党内対立や幹部による汚職疑惑などが相次ぎ、支持離れが加速している。

 同日、結成地の中部ブルームフォンテーンで記念式典を開催した。式典には、ズマ大統領らANC幹部のほか、アフリカ各国の高官らが出席し、支持者10万人以上が集まった。ズマ大統領は演説で「党だけではなく全国民にとってのお祝いだ」と融和を強調した。

 ANCの前身、南アフリカ原住民民族会議(SANNC)は、英自治領南アフリカ連邦下の1912年に結成。40年代後半から黒人差別が強まると反対闘争の中心組織になり、60年に非合法化された。その後武装闘争に踏み切り、責任者だったネルソン・マンデラ氏は27年間投獄された。

3696チバQ:2012/01/09(月) 12:57:39
>>3666
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120108/mds12010823280004-n1.htm
油禁輸ならホルムズ海峡封鎖 イラン指導部 地下ウラン濃縮施設も近く本格稼働
2012.1.8 23:24

 【カイロ=大内清】AP通信によると、イランの有力紙ホラサンは8日、同国指導部の親衛隊的性格を持つ革命防衛隊幹部の話として、イラン産原油の輸出に制裁が科された場合、中東の主要な原油輸送ルートであるホルムズ海峡の封鎖を命じることを指導部が決めた、と伝えた。実際に同海峡が封鎖されれば世界の原油供給にとり大きな打撃となるだけに、イランと米欧との緊張が高まるのは必至だ。

 イラン産原油をめぐっては、欧州連合(EU)が今月、禁輸措置に踏み切ることで原則合意し、イラン側が反発を強めていた。

 一方、同国のアバシ原子力庁長官は同日までに、首都テヘラン南方のコム郊外フォルドウの地下に建設中のウラン濃縮施設が近く本格稼働すると述べた。すでに濃縮活動が始まったとの報道もあるが真偽は不明。

 同施設は、イスラエルなどからの攻撃に備え、中部ナタンツの濃縮ウラン製造機能の一部を移転して地下深くに建設されているもので、イランの核兵器開発を疑う米欧などが建設中止を求めている。イランとしては一連の報道を通じて強硬姿勢を示し、米欧に揺さぶりをかける狙いがあるとみられる。

3697チバQ:2012/01/09(月) 13:11:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120107-00000064-mai-int
<サルコジ仏大統領>選挙意識?「ジャンヌ・ダルク」で熱弁
毎日新聞 1月7日(土)20時35分配信

 【パリ宮川裕章】サルコジ仏大統領は6日、英仏百年戦争の英雄ジャンヌ・ダルクの生誕600周年を記念して生誕地の東部ドムレミーなどを訪れ、「ジャンヌ・ダルクはどの政党にも属さない」と演説した。「移民排斥」を訴える極右政党・国民戦線がジャンヌ・ダルクを崇拝していることから、4月の大統領選に向けて右翼支持層の取り込みを狙った動きではないかと取りざたされている。

 15世紀に英軍包囲下にあった仏中部オルレアンを解放したジャンヌ・ダルクは国家統合の象徴とされる。サルコジ氏は国民戦線を念頭に「国家統合の象徴を、国家を分断させようとする者たちに使わせてはいけない」と熱弁を振るった。

 サルコジ氏は大統領選への正式な立候補表明はしていないが、出馬は確実。仏メディアに「国家元首として、フランスに自由と偉大さをもたらした功労者に敬意を表するのは当然だ」と説明したが、選挙をにらんだ政治的な思惑がちらつく。

 これに対して国民戦線党首のルペン候補はAFP通信に「私の方が(選挙目的のサルコジ氏よりも)心は純粋だ」と皮肉った。最新世論調査によると、大統領選候補者の支持率は社会党のオランド前第1書記27.5%、サルコジ氏24%、ルペン氏20%で、3氏がしのぎを削る構図だ。

3698チバQ:2012/01/09(月) 20:56:21
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012010800066
アフガン政府「置き去り」も=タリバン交渉、米主導の見方
 【ニューデリー時事】アフガニスタンの反政府勢力タリバンが国際社会との交渉窓口となる事務所をカタールに設立する意向を8日までに明らかにした。テロ重視から対話路線に転じた動きとして注目されるが、タリバンは、米国との本格対話を望む一方、従来通り、アフガン政府を相手にしない考え。米国が自国主導で対話を急いだ場合、アフガンのカルザイ政権が和平交渉から「置き去り」にされる事態も想定される。
 タリバンは声明で、自分たちと米国および同盟勢力が「アフガンの二大勢力だ」と指摘、これまで散々繰り返した対米非難を避け、対話意欲を初めて示した。アフガン政府への言及は皆無で、専門家からは「米・タリバンの2者対話だけが進み、カルザイ大統領が積み重ねた対話努力が水泡に帰す恐れがある」(情報機関元トップのタカト氏)との見方も出ている。
 元来、カルザイ大統領はトルコなど自国と関係の深い国への事務所設置を希望していた。米、カタール両政府がタリバンと事務所開設について協議していた昨年末には、交渉内容を知らされていないとして駐カタール大使を召還、同国に抗議した経緯もある。
 それだけに、タリバンの発表から丸1日遅れで出した声明は、「歓迎」の意を示しながらも、「外国の軍事作戦によるアフガン国民の殺害がやむかもしれない」などと米国への皮肉が目立った。(2012/01/08-14:44)

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3699チバQ:2012/01/10(火) 12:23:19
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/01/09/20120109ddm012030043000c.html
インド:ヒンズー急進派、政権批判で勢い 小売市場、開放凍結へ役割
 インドで、経済成長と共に深刻化する貧富の格差や腐敗・汚職問題への危機感から、ヒンズー至上主義者(急進派)の反発が広がり、シン政権を揺るがしている。昨年11月、政権が国内小売市場の外国資本への開放を決めたところ、翌12月、国民の猛反発で決定の凍結に追い込まれたが、反対運動で大きな役割を担ったのが、排外的なヒンズー急進派だった。【ニューデリー杉尾直哉】

 ◇格差の拡大背景、排外思想掲げる
 夜明け前の午前6時。ニューデリー南部の公園に20代から50代の男たち15人が集まった。気温は5度前後まで冷え込んでいたが、そろいのカーキ色の半ズボン姿。ヒンズー至上主義団体「RSS」の制服だ。RSSは、「民族義勇団(民族奉仕団)」を意味するヒンディー語の頭文字だ。

 男たちは掛け声を出しながら、行進や整列、体操をし、ヒンディー語で唱和した。

 「ヒンズー教徒が目覚めれば、世界も目覚める。我々は世界の文明の源。我々は世界から敵を粛清する……」

 右腕を水平に胸に当て、ヒンズー僧の服の色で「炎」や「日の出」を意味するサフラン色のシンボル旗に敬礼して散会。この間、約1時間。「シャーカー」と呼ばれる儀式だ。

 リーダーの手工芸品販売業者ラビ・プラカシさん(48)は「みんなで体を動かすことで一体感が生まれる」と話す。首都で1600カ所、インド全土では4万5000カ所で毎朝夕、シャーカーが行われているという。

 祖父の代からRSSのメンバーだというプラカシさんは「政府の腐敗や誤った経済政策のおかげで、新規会員、特に若者を勧誘するのは簡単だ。誰もが国を良くしたいと思っているからだ」と言う。

 インドでは一昨年来、大型の汚職事件が相次いだ。中でも携帯電話の許認可を巡る汚職で国家の損害は400億ドルとも言われる。だが、首都の人口1600万人のうち4割がスラム暮らしの貧困層だ。こうした現状が、ヒンズー急進派の怒りに結びついている。

 ◇「欧米の言いなり」
 また、ヒンズー急進派は、現政権が進めてきた経済改革路線を「欧米諸国の言いなりで、自国を弱体化させる政策」と受け止めている。シン政権が打ち出した小売市場開放政策はその代表例だ。

 ニューデリーで昨年12月半ば、ヒンズー教指導者らを集めた会議で、RSSトップのモハン・バグワット総裁(61)が演説した。「世界にはインドの強国としての台頭を望まない国がある。ヒンズー社会を目覚めさせ、この現実に対処せねばならない」。欧米諸国の「支配」に対する危機感をあおった形だ。

 ニューデリーのジャミア・ミリア・イスラミア(国立中央大)のシーナ・ジェイン教授(社会学)は「ヒンズー急進派は愛国主義というより、外国恐怖症だ。今の若者らの大半は、彼らと違って外国とのつながりを歓迎しており、伝統回帰が主流になるとは思えないが、急進派の言動は攻撃的で非常に目立つ」と話している。

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 ■ことば

 ◇ヒンズー教
 ヒンズー教は、ビシュヌやシバなどの神々を信仰する多神教。崇拝対象は草木や動物も含み、特に牛は神聖とされる。インドの人口12億人中8割がヒンズー教徒。

 ◇RSS
 1925年、インド人青年の精神向上と団結強化を狙って結成されたヒンズー至上主義の団体。独立後の48年に建国の父ガンジー暗殺との関係を疑われて非合法化され、メンバー2万人が逮捕されたことがある。イスラム教徒(インドの人口の13%)を敵視する傾向が強く、92年の北部アヨディヤのモスク(イスラム礼拝所)破壊はインド社会を揺るがした。最大野党のインド人民党(BJP)は、RSSが作った政党が母体だ。

毎日新聞 2012年1月9日 東京朝刊

3700チバQ:2012/01/10(火) 22:00:22
>>512>>3661
http://www.asahi.com/international/update/0110/TKY201201100393.html
サンハ大統領が死去 西アフリカ・ギニアビサウ

2012年1月10日19時0分
 西アフリカ・ギニアビサウのマラン・バカイ・サンハ大統領が9日、入院先のパリの病院で死亡した。64歳。AFP通信が伝えた。憲法の規定では90日以内に大統領選挙が実施される。

 サンハ大統領は、2009年、前大統領が暗殺された後の選挙で当選した。就任半年後には体調を崩し、入退院を繰り返していた。糖尿病とされるが、病状は伏せられてきた。

 ギニアビサウは、人口約150万人。政情不安が続いており、昨年末には、クーデターに関与したとして海軍幹部が拘束された。欧州で流通するコカインの中継地点としても知られる。(ヨハネスブルク=杉山正)

3701チバQ:2012/01/10(火) 22:08:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120110/asi12011020380005-n1.htm
豪首相、乗り込み活動家を非難 SS攻撃姿勢を崩さず
2012.1.10 20:34
 日本の調査捕鯨船団の監視船「第2昭南丸」に乗り込んだオーストラリア人活動家3人を日本政府が立件せずに引き渡しを決めたことについて、ギラード豪首相は10日、「協力に感謝する」と謝意を表明した。活動家の危険行為については「容認できない」と非難。洋上引き渡しのために豪政府の税関船を派遣することも決めた。

 米反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)抗議船の監視を担う第2昭南丸は、豪環境保護団体「フォレスト・レスキュー」の活動家3人を乗せたまま、南極海に向かうSS抗議船を追尾している。

 日本政府は豪政府に税関船を第2昭南丸が移動しやすい海域まで派遣するよう要求。豪政府はこれに応じる方針で、引き渡しまで数日間かかる見込み。ロクソン法相は「救出に数十万豪ドルの税金がかかる」などと述べ、SSと「フォレスト」に対して不快感を表明し、二度と危険行為を行わないよう警告している。

 しかし、「フォレスト」の報道担当者は豪メディアに「今回の乗り込みは価値のある行為だった」と述べ、「必要とすべきことは今後も行う」と宣言した。(佐々木正明)

3702チバQ:2012/01/10(火) 22:12:29
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE80902C20120110
元サッカー選手カントナ氏、仏大統領選出馬に意欲=報道
2012年 01月 10日 12:38 JST
[パリ 9日 ロイター] 9日付の仏紙リベラシオンは、サッカーの元フランス代表で、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドなどでエースとして活躍したエリク・カントナ氏が、今年行われるフランス大統領選への出馬に意欲を示していると報じた。
大統領選の出馬には、2月末までに国会議員など500人の推薦署名を集める必要があるが、同紙によると、カントナ氏は政治や社会問題などに「関心を抱く市民」として、すでに市長らに支持を求める文書を送った。文書では「国が困難な決断を迫られている時に、責任を持って積極的に意見を表明する必要がある」と主張しているほか、フランスには「数多くの暴力的で組織的な」社会的不公正が存在すると批判しているという。

仏大統領選では、第1回投票が4月末に、決選投票が5月初めに行われる見通し。現時点では社会党のオランド候補が、世論調査で現職のサルコジ大統領をリードしている。

カントナ氏が政党の支持なしに500人の推薦を集めることは難しく、仮に出馬できたとしても、決選投票に進む可能性は極めて低いとみられている。

3703チバQ:2012/01/10(火) 22:15:23
http://www.net--election.com/news_amlMsffnZ2.html?right
ドイツ自由民主党、「離党の波」が止まらない。  2012年1月6日 12:00 
メミンゲン地区の執行部が離党
バイエルン州のメミンゲンで自由民主党(FDP)の地区執行部全員が離党した。離党の理由として、党の欧州、国内、州政策への不満を挙げている。

執行部だけでなく、地区連合会の大半の党員も離党を表明したようだ。総勢38人の党員中、何人が離党表明したのかはまだはっきりしていない。離党党員の一人である、今までの地区代表でメミンゲン市の市議会議員でもあるアルバート・シュヴァイガーは、

「この公職は無所属の議員として果たし、FDPに残った仲間ギュンター・ビショッフ議員とは、引き続き問題なく一緒に仕事をこなしていける。」

と語った。

FDP州連合会は、メミンゲンの離党について冷静にコメントしている。

「今までのところ、一つの離党届も受理されていない。どのくらいの離党者がいるのかは、まだ明確ではない。」




Image:fdp_swisttal
FDPを襲う「離党の波」
ちょうど先週、2011年にFDPは、党員を大幅に喪失したことを発表した。「フランクフルター・ルントシャウ(Frankfurter Rundschau)」の報告によれば、その数は、5000人以上で63,416党員にまで減少したようだ。

自由民主党は15年このかた、約マイナス7.5%の党員数急落を味わうことになった。党執行部の今後の対応次第では、さらに離党者が増える可能性がなきにしもあらずである。

3704チバQ:2012/01/10(火) 23:16:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120110/mds12011022590005-n1.htm
シリア財政窮乏、イランが支援 資金途絶えれば大量離反も
2012.1.10 22:59 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】デモ弾圧を続けるシリアのバッシャール・アサド政権の国庫が、弾圧にかかる支出の増大や欧米の経済制裁などによる影響で窮乏していることが、今月に入り政権を離反したシリアの監査当局元幹部への取材で明らかになった。軍需物資の供給も滞り、軍兵士らの士気低下も著しいという。同政権は現在のところ、友好国イランなどからの援助で資金不足を補っているとみられるが、同元幹部は「資金が途絶えれば兵士が大量離反する可能性が高い」と指摘している。

 アサド政権の財政事情を証言したのは、今月4日訪問先のエジプトの首都カイロで反体制派への合流を表明したマフムード・ハッジハマド氏(49)。支配政党バース党の党員で、離反直前まで内閣府や国防省の主任監査官として政府内の予算関連の文書をある程度自由に閲覧する権限が与えられていたという。

 同氏が得た情報によると、アサド政権は昨年3月の反政府デモ発生以降、市民監視のために情報機関が大量に雇っている武装集団への支払いを倍増させたほか、関係が深い隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員に現金を支払い、デモ隊を攻撃させているという。

 その一方で、シリア経済は米欧の制裁で大きな打撃を受け、混乱の中で徴税業務もほぼ停止。大統領府は10月、各省庁に対し、予算を一律30%削減するよう命令したという。

 同氏はまた、アサド政権に対しては「隣国イラクにいるアサド政権関係者やイラン政府から継続的に大量の米ドル紙幣が空輸されている」と指摘、こうした援助が途絶えれば「シリアの国庫は数カ月で払底するだろう」とも語った。

 アサド政権による弾圧へのイランの支援はデモ発生当初から指摘されてきたが、今回、政権中枢にいたハッジハマド氏の証言でそれが裏付けられた形だ。

 ただ、核兵器開発が疑われるイランに対しては欧州連合(EU)が今月、原油の禁輸措置で原則合意するなど圧力が強まっており、今後もアサド政権へ従来通りの援助を継続できるかは不透明だ。

 アサド大統領は10日、首都ダマスカスで演説し、退陣の意思がないことを改めて強調するとともに、「われわれはもうすぐ勝利する」などとデモ鎮圧に自信をみせた。政権としては事態の長期化で財政がさらに悪化するのは避けたいのが本音とみられ、反体制派根絶に向けいっそう苛烈な弾圧に乗り出す懸念もある。

3705チバQ:2012/01/10(火) 23:45:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120110-00000080-mai-int
<シリア>アサド大統領、辞任を拒否…首都で演説
毎日新聞 1月10日(火)21時5分配信

 【カイロ和田浩明】シリア情勢を巡り、反体制派に対する武力弾圧で国内外から辞任圧力が強まるアサド大統領は10日、首都ダマスカスで演説し、「国民の支持を受けている」と述べ、辞任を拒否した。一方で3月上旬に憲法改正案の国民投票、5月か6月に複数政党制による総選挙を実施すると述べた。これらの改革について時期を明示したのは初めて。

 弾圧に関しては「(政府のいかなるレベルにおいても)発砲命令はない」と主張。国内各地で軍・治安部隊と衝突する反体制派を「テロリスト」と改めて断言し、「鉄拳で打ち秩序を回復する」と強硬姿勢の維持を鮮明にした。

 演説はダマスカス大学であり、約1時間続いた。公式演説は昨年6月以来。

 アサド大統領は「テロが起きている間は(政治)改革は難しい」とも発言した。改革の遅れは、反体制派側に責任があるとの認識を示した格好だ。

 大統領は、一部アラブ諸国を「民主主義も知らずシリアに助言している」と批判。一部メディアについても「(シリアに対し)捏造(ねつぞう)報道を行っている」と主張した。

 昨年3月に中東の民主化運動「アラブの春」の影響で始まったシリアの騒乱では、当局の弾圧により国連推計で5000人以上が死亡。アラブ連盟は昨年12月下旬から和平監視団を派遣中だが、デモ参加者らが連日10人以上死亡している。

3706チバQ:2012/01/10(火) 23:46:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120110-00000084-mai-int
<パキスタン>前大統領、今月下旬の帰国表明…情勢緊迫
毎日新聞 1月10日(火)21時24分配信

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタン情勢を巡り、英国などで事実上の亡命生活を送ってきたムシャラフ前大統領が今月27日から30日の間に帰国すると表明した。昨年5月のウサマ・ビンラディン容疑者殺害以降、対米関係を巡って国内政治が混乱して政権崩壊の可能性が高まり、政界復帰への勝算があると踏んだようだ。だが、政敵だったブット元首相の暗殺事件(07年12月)で、その夫ザルダリ大統領が率いる現政権はムシャラフ氏に逮捕状を出している。逮捕されれば、国民や軍の反発などからパキスタン内政が一気に流動化する可能性がある。

 ムシャラフ氏は8日、パキスタン南部カラチで数千人を集めた支持者の集会に、滞在先の中東ドバイからライブ映像を結んで参加し、帰国を宣言した。だが、逮捕の可能性だけでなく、米国の「テロとの戦争」に協力した指導者として武装勢力に暗殺されかねない。

 こうした危険性について、ムシャラフ氏は「祖国のために命をささげる」と述べた。パキスタンに強い影響力を持つサウジアラビアや、米政権とも連絡を取り、ザルダリ政権が逮捕に動かないよう画策しているとの報道もある。

 昨年5月、「今年の建国記念日(3月23日)に帰国する」と表明していたムシャラフ氏が前倒し帰国を宣言した背景には、ザルダリ政権の急速な弱体化がある。08年にムシャラフ氏を辞任に追い込んだ現政権は、その腐敗ぶりや経済失政から国民の支持を失った。

 また、昨秋以降、ザルダリ大統領が「軍事クーデター阻止」のため米軍に介入を求めるメモを渡したとされる疑惑が浮上し、反米感情が強い国民の反発を招いた。

 多くの国民が信頼するパキスタン軍のトップ、キヤニ陸軍参謀長は「メモ疑惑」の徹底調査を求め、民主政権側との対立も鮮明となった。

 軍内部では、かつてのトップであるムシャラフ氏を支持する者が多いと言われる。このため、ムシャラフ氏が逮捕された場合、軍がどう反応するか予断を許さない情勢だ。

 一方、逮捕されない場合、ムシャラフ氏は、反政府的な言動で人気急上昇中の野党指導者イムラン・カーン氏らと協力し、前倒し総選挙による政権交代を目指すとみられる。

 ムシャラフ氏は陸軍参謀長だった99年10月、専制化を強めていたシャリフ政権を軍事クーデターで崩壊させ、01年6月に大統領に就任した。しかし、07年の大統領選を巡る野党側の反発などから08年に辞任に追い込まれた。ブット元首相暗殺事件では、ブット氏の安全対策を怠ったとして逮捕状が出ているが、ムシャラフ氏は否定している。

3707チバQ:2012/01/11(水) 23:45:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120111/asi12011123170008-n1.htm
首相が国防次官を解任 パキスタン政府と軍対立悪化か
2012.1.11 23:16

パキスタンのギラニ首相
 パキスタンのギラニ首相は11日、政府と軍の間に誤解を生じさせたとして、軍出身のカリド・ロディ国防事務次官を解任した。地元テレビが報じた。首相が元軍幹部を更迭したことで、亀裂が生じている政府と軍の関係がさらに悪化しそうだ。

 地元メディアによると、ザルダリ大統領が軍を刷新するため米軍の協力を求める極秘メモの作成に関与したとされる疑惑をめぐり、ロディ氏が政府と軍との間で「誤解を生じさせる不法行為を行った」ことが理由という。(共同)

3708チバQ:2012/01/12(木) 19:57:44
http://mainichi.jp/select/world/news/20120112dde007030009000c.html
ナイジェリア:ゼネスト暴徒化 石油労組、生産停止を警告
 【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ屈指の産油国ナイジェリアで、燃料などへの政府補助金打ち切りに抗議して9日に始まった主要労働組合によるゼネストは11日も続き、各地で治安部隊とデモ隊との衝突が発生している。AP通信によると、少なくとも10人が死亡した。一方、北部ではイスラム過激派「ボコ・ハラム」(西洋の教育は罪)によるとみられるキリスト教徒などへの襲撃も続いており、政情不安が拡大している。

 AP通信によると、11日、西部ミンナで若者たちが複数の建物に放火した。南部の主要都市ラゴスや首都アブジャでも大規模デモが続いている。

 AFP通信によると9日、北部の中心都市カノでカノ州知事庁舎前に集まった数千人のデモ隊に対し、治安部隊が催涙ガスなどを発射。デモ隊は州政府庁舎に放火するなどし、3人が死亡し、夜間外出禁止令が出された。このほかラゴスでも治安部隊の銃撃で3人が死亡した。また、南部エド州ベニンシティでは10日、ストライキに乗じて暴徒化した一部がモスク(イスラム教礼拝所)に隣接するイスラム神学校や停車中のバスに放火した。

 政府は1日、燃料補助金の打ち切りを決定し、燃料費が2倍に高騰した。政府は補助金分の予算をインフラ整備へ転用する方針を示している。

 ナイジェリアは産油国だが原油精製施設が十分に整っておらず、ガソリンの約7割をベネズエラなどからの輸入に頼っている。ロイター通信によると、石油労組は11日、生産停止を警告した。

 一方、ボコ・ハラムによる襲撃が激化している北東部ヨベ州ポティスクムのパブで10日、オートバイに乗ってきた銃撃犯が発砲。AFP通信によると警察官5人を含む8人が死亡したほか、11日にもガソリンスタンドが襲撃され4人が死亡した。いずれもボコ・ハラムの犯行とみられている。

毎日新聞 2012年1月12日 東京夕刊

3709チバQ:2012/01/12(木) 22:17:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120112/mds12011219050004-n1.htm
イラン科学者また爆殺…背後にイスラエル諜報機関モサド?
2012.1.12 18:57 (1/3ページ)[イラン]

11日、テヘラン北部で、爆発現場から運ばれる被害車両。この事件で、核開発に関与していた物理学者の大学教授、ムスタファ・アハマディロウシャン氏ら2人が死亡した(AP)
 テヘランの街角でフランス車、プジョー405が何者かに爆破された。犠牲になったのはいま、世界を揺さぶるイランの核開発に携わっている若手物理学者。イラン政府高官は、イスラエルの対外諜報機関モサドが、核開発の実力阻止を狙った暗殺テロとの疑いを深めている。(SANKEI EXPRESS)

 イランのファルス通信によると、テヘラン北部で11日朝、車に取り付けられた爆弾が爆発し、大学教授のムスタファ・アハマディロウシャン氏(32)ら2人が死亡、1人が負傷した。事件は、イランの核開発問題をめぐり、欧米諸国が制裁への動きを強め、イラン国民の生活に深刻な影響が出始めている中で起こった。

 アハマディロウシャン氏は中部ナタンズにあるウラン濃縮施設での作業に関わっていたとされる人物だった。爆発はアハマディロウシャン氏が勤務する大学前で発生し、車には3人が乗っていた。3人の中には、アハマディロウシャン氏の身の安全を守るために付いていたボディーガードもいたとみられる。

 現地からの報道は、この爆発が“プロ”によることをうかがわせる情報を伝えている。

 現場近くにいた通行人は、男2人が乗ったバイクが近づき、プジョー車に、磁石式の爆弾を取り付けたのを目撃した。英BBCの現地特派員は、この爆弾が、少人数の標的を狙うのに適した高度な装置で、たとえ爆発しても周囲に被害が広がらないタイプであることを指摘した。

 イランでは近年、核開発に携わった有能な科学者らが相次いで不審の死を遂げている。

 2010年1月、テヘラン大の原子物理学の教授がオートバイに仕掛けられた爆弾で死亡。同年11月にもテヘランの大学の原子力工学の教授で核科学者の男性2人が車に仕掛けられた爆弾で死傷する事件が発生した。

 今回の事件発生後、イランのモハマドレザ・ラヒミ第1副大統領は声明を出し、「イランと敵対的関係にある国が関わったテロ」と非難した。テヘラン市副知事は「過去の科学者の暗殺に使われたのと同じタイプだ。シオニスト(ユダヤ主義者)の仕業だ」と述べ、名指しこそ避けたが、イスラエルの対外諜報機関モサドの犯行を匂わせた。英BBCによると、イスラエル当局は、イラン政府の指摘を否定している。

 イランの指導部は昨年末から、欧米諸国による制裁の動きを牽制するため、原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡の封鎖に関して、強硬発言をエスカレートさせている。

 「原油輸出に制裁が科されれば、指導部はホルムズ海峡の封鎖を命じることを決定した」。1月上旬、イラン指導部の親衛隊的性格を持つ革命防衛隊高官が強調した。「脅しには脅しで対抗する」との主張も飛び出している。

 制裁の影響で、通貨リアルは過去最低水準にまで下落。燃料や公共料金への補助金が段階的に廃止されていることで電気料金などが高騰し、食料品や衣類など生活必需品の価格も上昇を続けてきた。そこに制裁強化による経済への悪影響が追い打ちをかけ、市民の生活は苦しくなるばかりだ。

 イスラエルにとって、イランの核開発阻止は自国の安全保障にとって、最優先課題となっている。イランで相次ぐ核開発科学者の不審死と制裁強化が導き出したホルムズ海峡“波高し”の状況。両者の関係は何を物語るのか−。

3711チバQ:2012/01/12(木) 22:42:47
>>3692>>3694>>3708
http://www.afpbb.com/article/politics/2850205/8283176?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
ナイジェリアでスト続く、石油労組は生産停止を示唆
2012年01月12日 07:28 発信地:ラゴス/ナイジェリア

【1月12日 AFP】ナイジェリアで11日、燃料価格の高騰に抗議するストが3日目に突入した。石油労組は生産停止に踏み切る可能性を示唆。一部の群集は暴徒化し、警官1人が死亡した。

 ナイジェリアはアフリカ最大の産油国。ストにより国内情勢が一段と危機的な状況に陥った。11日にはキリスト教徒4人が射殺されるなど宗教に絡んだ暴力が発生し、内戦発展への危機感が強まっている。

 政府は10日、ストを違法と宣言し、給与支払いを留保する方針を示したが、スト参加者は街頭で抗議を続け、若者の集団はタイヤを焼くなど暴徒化した。

 今のところストによる石油生産への影響はないが、石油会社の労組は、政府が要求に応じなければ生産停止も辞さないとしている。この全国規模のストは、政府による燃料補助金の打ち切りの方針を受けて始まった。(c)AFP/Susan Njanji

http://www.cnn.co.jp/world/30005208.html
ナイジェリア全土でゼネスト、燃料の急騰に抗議
2012.01.10 Tue posted at: 09:58 JST

ナイジェリア・ラゴス(CNN) アフリカ最大の産油国ナイジェリア全土で9日、政府の石油に対する補助金打ち切りに抗議するゼネストが実施され、各地で警官隊とデモ隊が衝突した。

デモに参加していた医師によると、北部カノ州では警察がデモ隊に発砲し、少なくとも13人が負傷した。集会に集まった参加者が演説に耳を傾けていたところ、警察が突然やって来て発砲したり、催涙弾を撃ったりしたという。負傷者の中には首を撃たれた12歳の少年もいたとしている。

これに対し、カノ警察の幹部はデモ参加者に発砲した事実はないと否定。騒ぎに乗じて知事公邸を襲撃しようとした暴徒などに対して催涙弾の発砲を余儀なくされたと説明している。

ストを組織した労働組合の関係者は、主要都市ラゴスでも警察の発砲によって組合員3人が死亡したと話している。しかし別の組合幹部はそのような情報は入っていないと述べており、当局でも事実関係は確認できていない。

人口800万人の大都市ラゴスはこの日午後、ほとんどの商店が休業して街は静まり返り、普段は混雑する道路も行き交う車はまばらだった。

治安当局はデモに便乗した略奪などの犯罪行為を食い止めるため、治安要員約4万3000人とボランティア約16万人を配備して警戒に当たった。

同国では政府が1日に石油への補助金の打ち切りを決めたことから燃料費が2倍にも高騰。これに抗議する市民らが「ナイジェリア占拠」を呼びかける大規模デモを展開し、警官隊との衝突が続いていた。

政府は補助金打ち切りで浮いた予算をインフラなどの建設に充てる方針を示しているが、汚職や不正がはびこる現状に対して国民の信頼は薄い。同国の原油産出量は日量約240万バレルに上るが、国内の精油所はこうした不正のため操業不能状態に陥っており、ガソリンの約70%は英国やベネズエラからの輸入に頼っている。

首都アブジャのデモ参加者は「燃料費は2倍、一部の州では3倍にも高騰しており、交通費だけでなく食料品、衣類、建設費などにも影響が及ぶだろう。それなのに給料は同じままで、生活費が直撃される。特に中流層と貧困層の打撃は大きい」と怒りをぶつけた。

在アブジャ米国大使館は現地の米国人に対して食料と燃料の備蓄を呼びかけ、デモやストが続いている間は外出を避けるよう促している。

3713チバQ:2012/01/13(金) 22:49:17
>>1658>>1662>>3663
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120113-00000044-mai-int
<ボスニア>新首相ようやく選出 総選挙から1年3カ月
毎日新聞 1月13日(金)11時1分配信

 【ウィーン樋口直樹】10年10月の総選挙以降、民族間の政治対立で新政府が発足できなかったボスニア・ヘルツェゴビナで12日、約1年3カ月ぶりに新首相が誕生した。下院(定数42)の投票で選ばれたクロアチア人のベバンダ氏は、不況にあえぐ経済の立て直しと欧州連合(EU)への早期加盟を優先課題に挙げている。

 旧ユーゴスラビアのボスニアでは92年、主要3民族のボスニア人(イスラム教徒)とクロアチア人、セルビア人による内戦が勃発。95年の終結後は、ボスニア人とクロアチア人による「ボスニア連邦」と、「セルビア人共和国」という二つの地方政府に分断され、中央政府は民族間の不安定な均衡の上に成り立ってきた。

 中央政府の首相は事実上、3民族による輪番制になっている。このため、今回は総選挙で第1党となったボスニア系「社会民主党」とセルビア系「独立社会民主連合」(各8議席)を差し置き、少数の「クロアチア民主同盟」(3議席)から首相が選ばれることになった。

3714チバQ:2012/01/13(金) 23:05:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120113-00000070-reut-int
インドで少数民族対象に「人間サファリ」、ツアー運営者に逮捕状
ロイター 1月13日(金)13時14分配信

[ポートブレア(インド) 12日 ロイター] インド当局は12日、同国アンダマン諸島に住む先住民の女性たちが食べ物と引き換えに踊ったり歌ったりさせられている映像が公開された問題で、この「人間サファリ」ツアーの運営者に逮捕状を出した。

この問題は先週、英紙オブザーバーが公開したことで発覚。映像には、警察官が半裸で歌い踊るジャラワ族の女性たちに向かって「私のために踊れ。踊るんだ」などと言っている音声も含まれている。同紙によると、撮影時期は不明だが、記者は最近の現地取材で同様の活動を目撃したという。

地元警察によると、この映像の撮影者を特定しようとしているが、実際にはまだ対策は取られていないという。また、同国のチダムバラム内相は記者団に対し、アンダマン諸島の自治体に早急に撮影者とツアー運営者を逮捕するよう指示したほか、映像を分析した結果、撮影から3―4年経過している可能性があると語った。

インドでは、同諸島に暮らす少数民族のジャラワ族を保護するため、外部との接触を法律で禁止している。それにもかかわらず、人権団体によると、このような「人間サファリ」は長い間、横行しているという。

3715チバQ:2012/01/14(土) 09:57:50
http://www.jiji.com/jc/rt?k=2012011300331r
復興進まぬハイチ、まだテント生活も=大地震から2年
 【ポルトープランス(ハイチ)12日ロイター時事】30万人の死者を出したハイチ大地震が発生してから12日で2年がたち、同国各地の教会では犠牲者の追悼ミサが行われた。マーテリー大統領は荒廃したハイチの復興を改めて約束したが、その足取りは依然鈍い。
 2010年1月12日に発生したマグニチュード7.0の地震での揺れは10?20秒続いただけだったが、約30万人が死亡したほか、多くの人が負傷し、150万人以上が住む家を失った。
 人気歌手から大統領に選出されたマーテリー氏は、国民の生活を立て直し、テントでの避難生活に象徴される復興のひどい遅れを改善するため、これまでの倍の努力をすると強調した。首都のポルトープランスではまだ50万人以上が不潔なテント生活を余儀なくされている。
 「スイート・ミッキー」の名前で知られる大統領は「今年は再建を本当に具体的に始める年だが、同時にハイチ国民の希望と未来も立て直さなければならない」と述べた。大統領によると、カナダ政府はまだ倒壊したままの大統領府からわずか数ブロックしか離れていないところにいるテント生活者のうち約2万人を移す計画を、2000万ドル拠出して支援してくれることになった。
 国際的な義援金や支援の約束が数十億ドルに上っているにもかかわらず、多くのハイチ国民は再建の具体的な成果があまり見えないと不満を漏らす。ポルトープランスとその周辺地域では、倒壊した建物のコンクリート片や鉄骨、その他のがれきで除去されたのはわずか半分強でしかない。ハイチ国民はまた、地震から2年たっても住宅も仕事もないことに不満を募らせている。
 政府当局者は、現在同国北西部の沿岸地帯に2億5700万ドルで建設中の工業団地や農業増産計画など、地震後のプロジェクトは復興がいくらかでも進んでいることの証拠だと述べた。ただ、一部の国民は、米州で最も貧しいこの国の再建が遅々として進展していないと受け止めており、こうした当局者の言葉もむなしく響くばかりだ。[時事通信社](2012/01/13-11:11)

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3716チバQ:2012/01/14(土) 18:50:21
http://mainichi.jp/select/world/news/20120114dde007030019000c.html
フランス:国債格下げ、サルコジ氏に痛手 大統領選、野党が攻勢
 【パリ宮川裕章】米格付け会社によるフランス国債の格下げは、4月に大統領選を控えて支持率低迷にあえぐサルコジ大統領にとって大きな痛手だ。07年の当選以来「強い経済の復活」を訴えてきただけに、政権への信任を揺るがしかねない。格付けでドイツと格差が付いたことも大統領に衝撃を与えている。

 バロワン財務相は13日、仏テレビ番組で「経済政策を決めるのは格付け会社ではなく政府だ。格下げによって新たな緊縮策を取ることはない」と述べ、格下げによる影響の大きさを否定した。

 これに対し、最大野党・社会党のオブリ第1書記は声明で「(適切な施策を行えば)本来避けられた事態だ」と大統領を批判した。またAFP通信によると、国民戦線のルペン党首も「国家を守る大統領という神話の終わりだ」と切り捨てるなど、選挙を念頭に攻勢を強めている。

 大統領は格下げが取りざたされ始めた昨年12月以降、「乗り越えられないものではない」などと発言してきた。

 側近が最上位のトリプルAの格付けを「国宝」と語るなど、自信のよりどころにしてきた。仏紙によるとサルコジ氏は昨年、「トリプルAを失えば自分は死ぬ(終わりだ)」と漏らしていたという。

毎日新聞 2012年1月14日 東京夕刊

3717名無しさん:2012/01/14(土) 23:49:13
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=57803
中国本土からの花嫁「陸配」、約10万人が馬総統の再選を強力後押し―台湾
配信日時:2012年1月12日 11時22分

10日、台湾総統選(14日投開票)で再選を狙う馬英九(マー・インジウ)総統にとって、中国本土から嫁いできた「陸配」と呼ばれる女性たちが大きな票田となっている。写真は10年11月、アモイで開かれた中台カップルの合同結婚式。

2012年1月10日、台湾総統選(14日投開票)で再選を狙う馬英九(マー・インジウ)総統にとって、中国本土から嫁いできた「陸配」と呼ばれる女性たちが大きな票田となっている。米ボイス・オブ・アメリカの中国語版ウェブサイトが伝えた。

選挙戦最後の日曜日となった8日。台北市政府広場からにぎやかなパレードが出発した。約20万人の参加者はいずれも馬総統の支持者だ。中でも目を引いたのは、腰に付けた太鼓をたたきながら踊る「腰鼓隊」の女性たち。中国本土から台湾に嫁いできた「陸配」たちで、「馬総統は私たちの待遇を大幅に改善してくれた」と語る。

現在、台湾で生活する「陸配」は約30万人。うち約10万人が選挙権を持つ。重慶出身の王(ワン)さんは「台湾はとても民主的。本土は一党独裁で自由な発言も許されていない。友達もみな『台湾はいいね』と言っています」と話す。

本土にいる時は行使できなかった選挙権。別の女性、馮(フォン)さんも「春節(23日)に合わせて本土に里帰りする予定でしたが、総統選が終わるまで帰りません。1票が2票にも感じます。絶対に無駄にはしません」と熱く語った。(翻訳・編集/NN)

3718チバQ:2012/01/16(月) 12:36:18
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/01/16/20120116ddm012030031000c.html
エジプト:観光苦境 「アラブの春」の陰で…外国人客、不安定な治安敬遠
 中東の民主化運動「アラブの春」で昨年2月にムバラク独裁政権が崩壊したエジプトが、国内総生産(GDP)の1割超を占める観光収入の激減に苦しんでいる。不安定な治安を外国人客が敬遠したためだ。初めての民主的国政選挙ではイスラム主義政党が躍進し、観光客の飲酒規制を主張して新たな懸念材料が浮上した。一方で、騒乱の少ない君主制アラブ諸国への観光客は増加しており、民主化が経済を圧迫する皮肉な現象が起きている。【カイロ和田浩明】

 ◇収入激減「革命ない方がよかった」
 エジプト最大の観光資源の一つ、ギザの大ピラミッド。先日訪れると、外国人と見た客引きが次々と群がって来た。「馬車でピラミッドを巡らないか」「格安の入場券があるよ」。その口調はみんな真剣そのものだ。

 入場口には100人ほどが並んでいたが、エジプト人が目立つ。革命前は多数見かけた外国人観光客用の大型バスもほとんどない。

 「商売はあがったりだ」。ラクダ引きのワリード・アドリさん(35)が嘆く。以前は1日200〜300エジプトポンド(約2550〜3825円)あった収入も、今では10分の1。無収入の日もあるという。5人の子供と妻を養うのは容易ではない。「革命なんてない方がよかった」

 フィンランドから来たオラビ・ウィルタネンさん(66)は「娘がカイロにいるから会いに来たけれど、治安は気になるね」と話す。

 観光庁のサミ・マフムード次官(国際観光担当)によると、11年の外国人観光客数は1000万人。過去最高を記録した前年の1470万人と比べ32%減少した。ムバラク前大統領が全国的な民主化デモに押されて退陣した2月は実に8割減だった。観光収入も前年比28%減の90億ドル(約6927億円)となり、観光庁は「米国の俳優など有名人を招いてPRしたり、国際会議を開催したり、アジアや南米などの新市場開拓に取り組んでようやく持ち直した」(マフムード次官)が、先行きは楽観できない。

 エジプトでは革命後も散発的に騒動が続き、昨年12月にもカイロ中心部でデモ隊と軍部隊が衝突、40人以上が死亡する事件が起きている。暫定統治中の軍最高評議会に、革命を先導した若者団体などが「強権的だ」と反発したためだ。こうした情勢を反映し、日本外務省は、一部地域を除いて渡航の延期か是非の検討を求めている。

 ◇イスラム化も懸念
 11月下旬から1月上旬に行われた、民主化の重要な一里塚である人民議会(国会)選挙の結果も、観光業界の懸念材料だ。イスラム教の聖典コーランの厳密な順守をうたうイスラム原理主義政党「ヌール党」が議席の2割(暫定値)を獲得し躍進したからだ。

 ヌール党のムハンマド・ヌール広報担当は「外国人観光客にもエジプトの伝統を尊重してもらわなければならない」と語った。公の場所での飲酒や海辺でのビキニ姿は「イスラムの教えに反する」として禁止したいという。

 ただ、同じイスラム原理主義政党でも、穏健派で議席の4割を獲得した「ムスリム同胞団」は柔軟だ。観光収入は、海外からの投資や出稼ぎ者の送金、スエズ運河通航料と並んでエジプトの主要外貨獲得源だ。約8000万の総人口中、600万人の雇用が確保されてきた。治安悪化で停滞した経済の復興には、観光振興が不可欠であることを認識しているためだ。

 同胞団幹部のイッサム・エリアン氏は12月中旬、国際的に人気の保養地シャルムエルシェイクで記者会見し規制強化の意向を否定。「アラブ諸国や欧州からの投資を引きつけ、外国人観光客2000万人(年間)を実現したい」と語った。

3719チバQ:2012/01/16(月) 12:36:32
◇君主制国家に人気
 民主化が起きたアラブ諸国で、観光業が低迷しているのはエジプトだけではない。「観光立国」化を進めていたシリアでは、10年には800万人超だった外国人訪問者は、10カ月間続く民主化騒乱で激減。首都ダマスカス中心部のホテルでは「客室の8割が空いている」(ホテル担当者)。アラブの春が始まったチュニジアでも、民主選挙が実施され新内閣が発足するなど民主化は進んでいるが、地元メディアは「昨年の観光収入は前年比半減、観光客数も約4割減」と報じている。

 国連観光機関のターレブ・リファイ事務局長によると、北アフリカと中東地域の11年上半期の観光客数は、前年比で1割以上減少した。アラブ観光機関(本部サウジアラビア)は、アラブの春による観光業の損失を70億ドル(約5387億円)と見積もった。

 一方で、観光が伸びているアラブ諸国もある。民主化が進んでいないペルシャ湾岸の君主制国家だ。アラブ首長国連邦のドバイでは、ホテルの占有率は11年1〜9月で72%から76%に増加、ホテルの売り上げも2割増加。オマーンでも11年10〜11月の外国人観光客数が前年比5割増えた。地元紙は「他のアラブ諸国で民主化騒乱が起きたため、安定的な国に客が流れた」と分析している。

毎日新聞 2012年1月16日 東京朝刊

3720名無しさん:2012/01/16(月) 12:47:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120116-00000071-san-int
シリア、強まる軍事介入論 アラブで初の言及 カタール「殺戮止めるには軍隊」
産経新聞 1月16日(月)7時55分配信

 【カイロ=大内清】バッシャール・アサド政権による市民弾圧が続くシリアに対し、外国による軍事介入の必要性を指摘する声が強まっている。同政権に批判的なカタールのハマド首長は15日までに、アラブの元首としては初めて、アラブ諸国からの軍隊派遣の可能性に言及。シリア反体制派の多くも武力介入を求め始めており、米欧が今後、どう反応するかが焦点となっている。

 「このような状況で殺戮(さつりく)を止めるには、軍隊が行くしかない」

 米CBSテレビ(電子版)によると、ハマド首長は同テレビのインタビュー番組でこう述べ、シリアでの弾圧が一向にやむ気配がないことへのいらだちをあらわにした。

 シリアでは昨年12月から、政権が約束した市民への暴力停止の履行状況を調査するアラブ連盟の監視団が活動しているが、その間も政権側の攻撃で数百人が殺害されたとされる。アラブ連盟内では対シリア強硬派と慎重派とで態度が割れており、政権側に強い態度に出ていないのが実情だ。

 そんな中での今回のハマド首長の発言は、カタールが、アサド政権打倒を模索しつつあることを示したものだ。同国は昨年、北大西洋条約機構(NATO)による対リビア軍事作戦を早くから支持しアラブ連盟を介入容認でまとめ上げたほか、反カダフィ派部隊を資金・物資面で支援した“実績”があるだけに、他のアラブ諸国への影響も少なくないとみられる。

 近年、域内外交を活発化させているカタールとしては、シリア問題でもアラブ諸国をリードし、存在感をいっそう高めたいとの意図もありそうだ。

 一方、アサド政権からの離反兵らで作る反体制派武装組織「自由シリア軍」はすでに、武力が「政権打倒への唯一の道」(幹部)だとして明確に米欧などの軍事介入を要求、今後はカタールが同軍への支援を強化する可能性もある。ただ、軍事介入までのハードルは高い。現実的には、介入には国連安全保障理事会の決議が必要となるが、拒否権を持つロシアなどは政権寄りの姿勢を崩しておらず、「安保理に提起されても、結論が出るには数カ月はかかる」(外交筋)との見方が一般的だ。

 エジプトの首都カイロに滞在する反体制派グループ幹部によれば、シリアでは現在もデモは拡大している。自由シリア軍による政権側へのゲリラ戦も衰えておらず、両者の戦闘が泥沼化する懸念は強い。

3721名無しさん:2012/01/16(月) 20:49:59
http://mainichi.jp/select/world/news/20120117k0000m030035000c.html
カザフスタン:下院選、3党の議席獲得が確定
 【モスクワ大前仁】中央アジアのカザフスタンで15日に投開票された下院選(定数107、任期5年)で、中央選管は16日、暫定開票結果を発表し、政権与党など3党の議席獲得が確定した。

 タス通信などによると、得票率はナザルバエフ大統領の与党「ヌル・オタン(祖国の光)」が80.74%▽官製野党ともいえる「アク・ジョル(輝ける道)」が7.46%▽カザフスタン人民共産党が7.2%で、いずれも議席獲得に必要な最低得票率7%を上回った。前回07年の下院選ではヌル・オタンが議席を独占していた。

 カザフ西部のジャナオゼン市で先月16日、賃上げを要求していた労働者が治安部隊と衝突し、多数の死傷者を出した。ナザルバエフ大統領が20年以上にわたり独裁体制を敷くカザフでは異例の事態で、政権は厳戒態勢で選挙に臨んだ。16日まで投票に関連した混乱は起きていない。

毎日新聞 2012年1月16日 20時03分

3722チバQ:2012/01/16(月) 22:26:39
>>3716
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120116/mcb1201161948022-n1.htm
サルコジ氏、「AAA」転落で再選へ窮地 「ユーロ離脱」極右候補の支持増加 (1/2ページ)2012.1.16 19:46
 【ベルリン=宮下日出男】フランス国債の最上級格付け「トリプルA」からの転落により、4月の仏大統領選挙で再選を目指すサルコジ大統領が一層苦しい立場に追い込まれてきた。財政・経済運営への批判は高まり、世論調査では支持率がさらに低下。一方で「ユーロ離脱」を主張する極右政党候補が支持を伸ばしてきた。

 国債格下げについてサルコジ氏は発表から2日後の15日、ようやく反応を示した。中部アンボワーズの会合で「国を改革する共同の意思と勇気を持てば危機は克服できる」と演説。だが格下げには直接言及しなかった。16日には同じく格下げされたスペインのラホイ首相を訪問。格下げ問題は議題に上るとみられる。

 債務危機の逆風の中、各種世論調査で最大野党の社会党候補、オランド前第1書記にリードを許すサルコジ氏は再選に向け、1975年以降続く最上級格付けの維持にこだわってきた。周囲には「トリプルAを失ったら、もうだめだ」と語っていたとも伝えられる。オランド氏は「格下げされたのはフランスではなく、サルコジ氏の政策だ」と批判した。

 一方、仏調査機関が格下げ当日の13日と翌14日に行った世論調査では、サルコジ氏の支持は前回から2・5ポイント減の23・5%。オランド氏もわずかに減ったが30%を保ち、差は拡大した。一方でユーロ離脱を掲げる極右政党、国民戦線の女性党首ルペン氏が17%と3・5ポイント増加した。格下げ直前には、ルペン氏がサルコジ氏に2ポイント差まで迫る別の調査結果も出ている。

 ルペン氏はユーロ離脱とフラン復活を通じて財政再建を目指すほか、輸入品への課税強化など保護主義的な政策を主張。移民制限を強化し、低所得者への保護を手厚くする考えだ。格下げには「国を守るとの大統領の作り話は終わった」と切り捨てた。

 2002年の大統領選で同党党首だったルペン氏の父が決選投票に進んだことがあるだけに、債務危機の閉塞(へいそく)感から、サルコジ、オランド氏を「同じ政策」との批判を展開するルペン氏が今後、大統領選で台風の目となる可能性もある。

3723チバQ:2012/01/16(月) 22:35:48
>>3706-3707
http://www.asahi.com/international/update/0116/TKY201201160463.html
2012年1月16日21時10分
パキスタン最高裁が首相に出廷要請 大統領恩赦無効で
 パキスタン最高裁は16日、ザルダリ大統領の汚職事件の恩赦を無効として訴追再開を決めた最高裁判決を履行しようとしないギラニ首相に対し、19日に出廷して説明するよう要請した。軍政と緊張関係が強まっている文民政権は、一層の窮地に立たされた。

 最高裁は、政権が刑事事件について審理再開のための手続きを進めなければ、ギラニ氏が法廷侮辱罪に問われる可能性があると警告。その場合、議員の資格を失い、首相を辞めざるをえなくなる。

 ザルダリ氏の汚職事件をめぐっては、ムシャラフ大統領(当時)が2007年、刑事訴追を免除する大統領令を出したが、パキスタン最高裁は09年、この大統領令を違憲、無効とする判決を出した。しかし、ギラニ氏やザルダリ氏はこれまで、大統領在任中の非訴追特権があるとして審理再開手続きに応じてこなかった。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120116/asi12011620510005-n1.htm
揺れるパキスタン 今度は“司法クーデター”? 最高裁、ギラニ首相に警告
2012.1.16 20:47 (1/2ページ)

 パキスタンのギラニ首相(AP)
 【ニューデリー=田北真樹子】パキスタン最高裁は16日、ザルダリ大統領の汚職疑惑の審理再開について手続きを取ろうとしないギラニ首相に対し、19日に出廷し理由を説明するよう求めた。最高裁は首相だけでなく大統領の解任も示唆しており、軍事クーデターの噂が流れるほど軍との対立が激化していた政権側は今度は、最高裁による“司法クーデター”の可能性にも直面する状況に陥った。

 最高裁は政権がこのままの対応を続ければ、ギラニ氏を法廷侮辱罪に問う可能性があるとも警告した。

 ザルダリ氏に対する汚職疑惑をめぐっては、ムシャラフ政権(当時)が2007年、ザルダリ氏ら約8千人に恩赦を与えたが、最高裁は09年10月に恩赦を無効化。この決定により、全事件の刑事手続きが再開された。そのうち、ザルダリ氏については、スイスにある銀行口座の実態解明が必要とされているが、政府は大統領には免責特権があるとして応じていない。

 最高裁は今月10日、これまで政府が判決を履行していないことに苛立(いらだ)ちをあらわにし、ギラニ氏やザルダリ氏の解任もちらつかせて履行を迫った。16日は最高裁が政府に履行しない理由の説明を求めたものの、検察側は政府からの回答がないと説明するにとどまった。

 一方で最高裁は、ザルダリ政権が軍事クーデターを恐れて米軍に協力を要請するメモを送ったとされる疑惑についても調査中。メモは政権と軍の対立を激化させる原因になっている。

 こうした中、ザルダリ大統領は14日、キヤニ陸軍参謀長と会談し、衝突回避に向けた“和解ムード”を演出しようとした。軍は最高裁による政権追い込みを後押ししているとの見方もあることから、大統領が土壇場で軍の懐柔を狙った可能性もある。

 パキスタン国会は16日、政権与党が提出した政権を支持する決議案に関する投票を行う。政権は、民主的に選ばれた議会による事実上の信任を取り付けることで、軍と最高裁への反転攻勢としたい考えだが、求心力を失っている政権には容易でなさそうだ。

3724チバQ:2012/01/16(月) 23:17:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120116/mds12011623020009-n1.htm
エジプト、イスラム政党が会派結成で合意 3党で全体議席の70%超
2012.1.16 23:01
 開票作業が進むエジプト人民議会(下院に相当)選で第一党が確実なイスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党は16日、第二党に躍進したイスラム教の原点回帰を唱えるサラフ主義政党「ヌール党」などとの間で会派を組むことで合意した。同胞団の公式ニュースサイトが報じた。会派にはリベラル系の新ワフド党も加わり、3党で全体の議席の70%超を占める見通し。

 同国では今後、議会が新憲法制定プロセスにどれだけ関与するかをめぐり、各党と暫定統治を担う軍部との駆け引きが激化するとみられているが、主要なイスラム政党2党が手を組んだことで、イスラム色の強い憲法を求める圧力が強まる可能性がある。

 また3党は、新議会の議長に自由公正党のカタトニー幹事長を推すことでも合意した。ただ、3党の政治的主張は大きく異なっており、共同歩調を維持できるかは不透明だ。議会選の最終結果は18日にも発表される予定。(カイロ 大内清)

3725名無しさん:2012/01/18(水) 07:26:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120116-00000145-jij-int
知事公選制へ改革法案提出=政権批判回避狙う―ロシア大統領
時事通信 1月16日(月)23時8分配信

 【モスクワ時事】ロシア大統領府によると、メドベージェフ大統領は16日、大統領による事実上の任命制となっている地方知事について、直接選挙制に戻す選挙改革法案を下院に提出した。選挙改革はメドベージェフ氏が昨年12月の年次教書演説の柱として表明していた。
 先の下院選での不正疑惑に対する有権者の不満がくすぶる中、プーチン首相(前大統領)が返り咲きを狙う今年3月4日の大統領選前に政権批判をかわす狙いがある。

3726名無しさん:2012/01/18(水) 07:31:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120117-00000628-san-int
李登輝元総統が「大企業の支持などが影響」と分析
産経新聞 1月17日(火)21時18分配信

 【台北=吉村剛史】台湾の李登輝元総統は17日、台湾メディアとの食事会で、総統選の結果に関し、馬英九総統が再選された背景には「(対中ビジネスを手がける)大企業が相次いで支持」したことがあり、最大野党・民主進歩党の蔡英文主席の敗因は「陳水扁政権時代の腐敗の印象が影響した」と総括した。

 さらに春節(旧正月)直前の投開票日程は、「期末試験の学生や労働者が帰郷投票できなかった」と問題視。一方、馬氏が訴えた「中台関係の安定」が勝利に結びついたかどうかは「一般有権者は生活への影響をあまり感じていない」として否定した。

 李氏は総統選最終盤では民進党の集会で壇上に立つなど蔡氏を応援。「民主社会なので仕方がない」と結果を受け止めつつも、前回から大幅に票差を縮めた民進党は「次回は勝てる」とし、2016年総統選への期待をみせた。

3727チバQ:2012/01/18(水) 21:35:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120118/mds12011819180007-n1.htm
主要産業は「海賊」 ソマリア、身代金で住宅開発
2012.1.18 19:17 (1/2ページ)
 【ロンドン=木村正人】ソマリアの海賊が2010年に計2億5千万ドルの身代金を稼ぎ、拠点のある北東部の自治政府「プントランド」などで住宅開発が急ピッチで進められていることが英シンクタンク、王立国際問題研究所(チャタムハウス)の報告書でわかった。海賊対策には年間最大120億ドルもかかり、債務危機に苦しむ欧州連合(EU)が派遣する艦船は半減、対策の見直しが急務になっている。

 英ブルーネル大のショートランド教授が衛星写真で住宅の建設状況などを調査、海賊が手にした身代金の経済効果を分析した。それによると、プントランドの中心都市ガロエでは住宅が倍増し、大きなビルが建設されていた。車の交通量が増え、遠距離通信用の塔が3つも新設されていた。

 海賊の出撃拠点のひとつ、エイル港でも新しいビルや住宅が建てられ、自家用車の数が増えていた。ガロエや北部ボーサーソなどの夜間照明は07〜09年にかけ、明るさを増していた。

 こうした成長を支えているのが身代金収入だ。

 昨年2月、インド洋でソマリアの海賊に乗っ取られたイタリア船籍の石油タンカーが12月に解放された。乗組員22人の身代金は1150万ドルだったとされる。

 海賊一件当たりの身代金は08年当時は平均69万〜300万ドルだったが、10年に同900万ドルに急騰。これに対して、プントランド自治政府の年間予算は1760万ドル。海賊はなくてはならない地域の“主要産業”になっている。

 EUは海賊対策のためソマリア沖周辺で初の海軍作戦「アトランタ」を発動、08年には常時10隻の艦船を派遣していた。しかし、欧州債務危機が深刻化して昨年は同6隻に減少、今年は同5隻に減る見通しだ。

 一方、ソマリアの海賊はアラビア海やインド洋まで活動範囲を広げ、11年1〜9月期199件と08年同期の63件から急増した。このため、「北大西洋条約機構(NATO)や日本などと協力して全体で25隻の艦船を確保している」(EUアトランタ作戦のハリソン司令官)のが実情だ。

 ソマリアでは20年以上も内戦が続き、自治政府などが海賊を抑えるのは難しい。チャタムハウスのミドルトン元研究員は「海賊対策費は身代金被害総額の50倍近くに達しており、海賊に代わる地域産業の育成など抜本的な対策の見直しが必要だ」と指摘している。

3728チバQ:2012/01/18(水) 22:14:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120118-00000091-mai-int
<アラブ>湾岸君主国が台頭 強権で民主化抑え込み
毎日新聞 1月18日(水)21時46分配信

 【テヘラン鵜塚健】一連の民主化運動「アラブの春」でエジプトやシリアなど共和制国家で混乱が続く中、サウジアラビアやカタールなど君主制のペルシャ湾岸諸国が地域での存在感を高めている。豊富な天然資源による市民への予算ばらまきや、強固な権力基盤を背景に混乱を抑え込み「安定」を図っているためだ。欧米がイランに対抗するためこうしたアラブ湾岸諸国の指導力に期待している面もあり、アラブ域内でのパワーバランスの変化として注目されている。

 「殺りくを止めるためにも、シリアに軍を派遣すべきだ」。カタールのハマド首長は15日、米メディアの取材にこう答えた。

 民主化デモに対する当局の徹底弾圧で、5000人以上の死者が出ているシリアに対し、「アラブ連盟」(22カ国・機構)は昨年12月以降、監視団を派遣しているがシリアは弾圧を続けている。

 アラブ地域では歴史的にエジプトやシリアが指導力を発揮してきた。しかし、両国で「アラブの春」による混乱が続き、地域でリーダーシップを発揮できない状態が続いている。ハマド首長の言葉は、アラブ連盟がこの事態を収拾しなければ結果的に欧米の介入を招くことを懸念してのものとみられるが、エジプトやシリアに代わってアラブ地域を率いる「自信」と「責任」が垣間見える。

 カタールでは昨年2月、アラブの春に刺激されデモの呼びかけはあったが、政府は民主化進展を強調し、大きな混乱はない。リビア情勢では、アラブ首長国連邦(UAE)と並びいち早く北大西洋条約機構(NATO)の軍事介入に協力し存在感を示した。

 こうした混乱収拾に対する湾岸の小国の「積極姿勢」には、「アラブの春」への警戒感もある。首長・国王が親族で権力を握る湾岸地域は、アラブの中でも民主化が遅れているところであり、権力側には「アラブの春」が飛び火することへの潜在的な危機感がある。

 実際、バーレーンでは昨年、イスラム教シーア派住民からスンニ派ハリファ王家への批判が高まり、混乱が拡大した。このときには、サウジアラビアを中心とする湾岸協力会議(GCC、6カ国)が軍を派遣し住民を徹底的に抑え込み民主化の芽を摘んだ。アラブ君主制国家の体制を維持するためには、軍事力行使も辞さないとするGCCの決意を示す行為として注目された。

 また、GCCにはシーア派大国イランへの対抗心がある。昨年12月19、20の両日、サウジの首都リヤドでGCC首脳会議を開催。加盟6カ国による地域同盟創設に向けた結束を確認し、イランによる他国への内政干渉停止を強く求めた。イランの封じ込めを求める米国にとってもGCCの安定は心強いはずだ。

 中東和平でも湾岸諸国は比較的現実的な対応をする傾向があり、これも欧米やイスラエルにとって安心感につながっている。人口や知識人の文化レベルなどから長期的にはアラブの中心勢力はエジプトやシリアだが、しばらくは社会的に不安定な両国に代わり、湾岸諸国が指導力を発揮するケースが多くなりそうだ。

3729チバQ:2012/01/19(木) 22:00:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120119/erp12011921260004-n1.htm
EUで孤立する英国 大陸欧州との関係修復に躍起
2012.1.19 21:25 (1/2ページ)
 【ロンドン=木村正人】昨年12月の欧州連合(EU、27カ国)首脳会議で、財政規律を強化する新財政協定に1カ国だけ反対して孤立した英国が大陸欧州との関係修復に懸命だ。英国と同じく自国通貨を維持するデンマークやスウェーデンとは「単一市場」重視で連携し、単一通貨ユーロ圏のアイルランドとも協力して独仏が主導する法人税統合に反対する方針だ。

 キャメロン英首相は18日、ロンドンの首相官邸でイタリアのモンティ首相と会談し、「ユーロ圏の債務危機克服には財政再建と財政規律の強化だけでは足りず、成長戦略が重要だ」との認識で一致した。

 モンティ首相は同日付の英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビュー記事で、緊縮1本やりのメルケル独首相に対し、重債務国の資金調達コストを下げるユーロ共同債導入の必要性を訴えた。イタリア側には英国と連携することで、メルケル首相の外堀を埋める思惑もありそうだ。

 今年4〜5月の大統領選で再選を目指すサルコジ仏大統領は債務危機が収まらないことにいらだちを隠せない。1月から半年、EU議長国(輪番制)を務めるデンマークについて「(ユーロを共有していない)デンマーク人では債務危機解消の役に立たない」と発言、ユーロ圏と非ユーロ圏の溝を際立たせた。

 昨年12月のEU首脳会議以降、サルコジ大統領と“絶縁状態”にあるといわれるキャメロン首相は、デンマークやスウェーデンに「開かれた単一市場こそ重要だ」と呼びかけ、フランスが掲げるユーロ圏と非ユーロ圏の「2つの欧州」に反対する方針だ。

 法人税を低くして外国企業を誘致する重債務国のアイルランドに対し、独仏が支援と引き換えに法人税の統合を迫っていることから、英国は税制統合反対でアイルランドと共同戦線を張る構えだ。また、オランダにも「単一市場の拡大が必要」と説き、非ユーロ圏を市場から排除しようとする動きを牽制している。

 EUは新財政協定での合意を目指して今月30日に首脳会議を開く。

3730チバQ:2012/01/20(金) 12:13:32
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/01/20/20120120ddm007030155000c.html
イラン:核開発疑惑巡り、不審事件・事故 モサド暗躍説、相次ぐ
 【テヘラン鵜塚健、エルサレム花岡洋二】核兵器開発疑惑が持たれるイラン国内で、核科学者の暗殺に加え、関連施設の爆発やコンピューターウイルス感染など、不審な事件・事故が続き、イスラエルの対外特務機関「モサド」の関与の指摘が相次いでいる。イラン政府は、米国と並びイスラエル政府への敵意を強め、「冷たい戦争」が過熱している。

 テヘランで今月11日、核関連施設で働く科学者が車で出勤途中、バイクで近づいた2人組に爆弾を仕掛けられ、爆殺された。複数の容疑者が拘束され捜査中だが、英サンデー・タイムズ紙は15日、情報筋の話として「(イスラエルが)長期間の情報収集、監視の上で計画したものだ」と報じ、当日早朝の事件実行までの様子を詳細に報じた。

 イラン最高指導者ハメネイ師は「この臆病なテロ行為は、米中央情報局(CIA)かモサドが計画、支援したものだ」と非難。米政府は完全否定したが、イスラエル軍報道官は「犯人は不明だが、涙は一滴も出ない」とコメントした。イランで同様の手口で核科学者が殺傷される事件は10年以降、他に4件あり3人が死亡している。

 昨年11月、テヘラン郊外の軍事基地と中部イスファハンの核関連施設周辺で大規模な爆発が相次ぎ、多数の死傷者が発生し、モサドの関与が疑われた。米情報関連企業「ストラトフォー」が先月公表した報告によると、イスラエルや米国は07年から、直接戦火を交えない「対イラン諜報(ちょうほう)戦争」を展開。科学者の亡命や、10年に問題となったウラン濃縮用の遠心分離機を誤作動させるコンピューターウイルス攻撃なども含まれる。

 米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」は今月13日、イラン南東部で09、10年に相次いだバルチ人反政府武装組織「ジュンダラ(神の兵士)」による爆弾テロでもジュンダラのテロリストの採用、訓練にモサド工作員が関与したと指摘。工作員が米パスポートを所持し、CIA関係者を装っていたとした。

 イスラエルは81年と07年にイラクとシリアの核疑惑施設を空爆したとされ、近くイラン空爆の可能性も取りざたされる。しかし、イランの反撃や周辺情勢の悪化が予想され、リスクが高いと判断。軍事作戦ではない秘密工作を重ねることで、イランの核開発を遅らせているとの見方が強い。

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 ■ことば

 ◇モサド
 イスラエルの対外特務機関。国外で情報収集や隠密作戦を行い、能力は世界最高水準といわれる。アルゼンチンに潜伏していたナチス戦犯アイヒマンの極秘拘束(60年)や、イスラエル選手団がパレスチナ人武装組織に殺害された「ミュンヘン五輪事件」(72年)での首謀者追跡作戦で知られる。

毎日新聞 2012年1月20日 東京朝刊

3731チバQ:2012/01/20(金) 22:16:39
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120118-OYT1T01059.htm
露大統領選、実業家プロホロフ氏「台風の目」に

【モスクワ=貞広貴志】3月のロシア大統領選で「台風の目」になるとみられる実業家ミハイル・プロホロフ氏(46)は18日、立候補に必要な法定署名数(200万人)を上回る210万人分の署名を集め、中央選挙委員会に提出した。昨年12月以来の大規模抗議運動の中核であるリベラルな有権者層は、同氏の支持に回る可能性があり、今後どこまで有権者に浸透するかがカギとなる。


 プロホロフ氏は、署名提出に先立ち、ロイター通信に対して「管理された民主主義の時代は終わった」と述べ、プーチン首相(59)率いる強権体制を改革する必要性を強調。同時に、現政権と政策面では一致点が多いことも指摘し、プーチン氏が返り咲きを果たした場合、首相就任を受ける可能性も示唆した。

(2012年1月19日23時09分 読売新聞)

3732チバQ:2012/01/22(日) 00:44:19
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012012101002133.html
エジプト、同胞団政党が第1党 人民議会選
 【カイロ共同】エジプト選挙管理委員会は21日、ムバラク政権崩壊後初の人民議会(国会、定数508)選の最終結果を正式発表した。フランス公共ラジオによると、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党を中心とする連合が235議席を獲得し第1党となった。第2党はより厳格なイスラム原理主義の「光の党」で、121議席を獲得。両勢力で計約70%を占め、イスラム政党の圧勝となった。

 新議会は23日に招集される予定で、選挙で選ばれた新たな国会の下、暫定統治を担う軍最高評議会からの民政移管と、民主化が本格化することになる。

2012/01/22 00:17 【共同通信】

3733チバQ:2012/01/22(日) 00:46:01
http://www.asahi.com/international/update/0121/TKY201201210561.html
2012年1月21日23時10分
ハマス最高指導者交代へ メシャール氏退任の意向表明関連トピックスエジプト
 パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの政治部門最高指導者ハレド・メシャール氏が、次の選挙には出ず、退任する意向を表明した。ハマス報道官が21日、声明で明らかにした。任期満了での退任だが、ハマス幹部はメシャール氏に再考を求めており、次期指導者の選出の時期は不明だ。

 メシャール氏はシリアの首都ダマスカスに亡命中で、2004年からパレスチナ自治区内の政治・軍事部門に基本方針を示す立場にある。ハマスの内規では指導者の任期の上限は2期8年。ハマス在外政治局は、シリア情勢の混乱を懸念しており、チュニジアやエジプトなど他のアラブ諸国に拠点を移すことも検討している。(エルサレム=山尾有紀恵)

3734チバQ:2012/01/22(日) 00:47:45
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012012100257
メシャル氏退任の意向=ガザ地区幹部と対立か−ハマス
 【エルサレム時事】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは21日、声明を発表し、政治部門の最高指導者メシャル氏が、政治局トップを選ぶ次期選挙に出馬しない意向を示したと発表した。次期選挙は年内に行われるとされる。
 政治局はハマスの意思決定機関で、シリアの首都ダマスカスに拠点を置く。
 不出馬表明の背景には、在外指導者のメシャル氏とガザ地区のハマス幹部らとの路線対立があったとみられている。メシャル氏はハマス内の穏健派で、アッバス自治政府議長率いるファタハとの和解協議を進めたり、イスラエルに対する「非暴力の抵抗」の推進を表明したりしてきた。(2012/01/21-21:43)

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3735チバQ:2012/01/22(日) 12:50:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120121-00000099-mai-int
<エジプト選挙>イスラム系政党が7割 第1党は自由公正党
毎日新聞 1月21日(土)23時7分配信

 【エルサレム花岡洋二】エジプト選管は21日、人民議会(国会、定数508)選挙の最終結果を発表した。30年続いたムバラク独裁政権が昨年2月に崩壊して以来初の国政選挙で、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の「自由公正党」が235議席と、選挙で選ばれる498議席の約47%を獲得して第1党になった。第2党は、より厳格なイスラム原理主義を掲げる「ヌール党」で126議席(約25%)。第5党の穏健派「ワサト党」と合わせてイスラム系政党が7割以上を占めることになった。

 民主化デモを主導した勢力によるリベラル系政党では「新ワフド党」が42議席(約8%)を獲得して第3党になった。別のリベラル系会派「エジプト・ブロック」は34議席で第4位だった。

 選挙は、暫定統治中の軍最高評議会が約束する民政移管に向けた重要な一里塚。初議会は23日に招集される。首相は軍最高評議会が指名。大統領選は6月までに行われることになっている。

 議会は今後、制憲委員会の委員100人を選び、関心は新憲法案をめぐる議論へ移る。制憲委員会が起草する新憲法案では、大統領や軍、議会の権限、宗教と国家の関係や人権にかかわる規定が注目される。起草後は国民投票にはかる。

 議会選の投票は昨年11月から今年1月にかけて3回に分けて行われ、軍最高評議会が指名する10議席を除く498議席が争われた。3分の2は比例代表制、残り3分の1は各選挙区から2人ずつが選ばれた。選管は比例代表分のみ政党別の数字を発表したため、選挙区選出議員との合計は毎日新聞が各政党から聞き取って集計した。

3736チバQ:2012/01/22(日) 12:52:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120122-00000065-san-int
1日40万個 ムンバイの繁栄支える 弁当配達人 家庭の味職場へ
産経新聞 1月22日(日)7時55分配信

仲間と集めた弁当は配達先別に振り分けられる重さ約60キロの弁当を肩と手に、駅ホームへ向かうビタルさん(写真:産経新聞)

 インドの商都ムンバイに、家庭から職場まで弁当を届ける「ダッバワラー」と呼ばれる人々がいる。1890年から労働者らに、カレーを主とする家庭の味が詰まった弁当を配り続け、都市の繁栄を陰で支えてきた彼らの一日に密着した。(ムンバイ 田北真樹子)

 ◆渋滞も自転車ですり抜け

 ヒンディー語で「ダッバ」は弁当、「ワラー」は職人を意味する。ダッバワラー歴15年目のビタルさん(32)の一日は午前8時からの弁当受け取りから始まる。ムンバイ東部のマンションに自転車で乗り付け、5階まで階段を上がり、家庭から弁当箱が入ったバッグを受け取る。そして次の家に猛スピードで。渋滞も自転車ですり抜ける。

 ◆形だけで配達先記憶

 1時間後、自転車には1個平均5キロのステンレス製弁当箱28個がぶら下がっていた。仲間4人との集合場所パントナガール駅そばで下ろし、その後、別地区で回収した30個が加わった。全員で回収した200個を仕分けするが、配達先は書かれていない。ビタルさんらはバッグと弁当箱の形だけで配達先を覚えている。

 ひもでまとめた約20個の弁当を肩に、残るバッグを手に満員の貨物列車へ。ひもが肩に食い込む。一息つくビタルさんが口を開いた。18歳の時、1万5千ルピー(約2万2千円)で知人から配達会員の資格を譲り受けた。給与は月7千〜1万ルピー。休みは日曜と祝日。「楽じゃないけど、人々の食生活に貢献していることに誇りを感じる」と語る。

 郊外ワシで降り、再び自転車をこいで正午過ぎ、配達先に。列車が遅れることもある。利用歴1年の男性会社員(28)は、「利用料は月400ルピー(約590円)。たまに遅れて困るけど、妻の手弁当はやめられない」とこだわる。

 配達終了から40分間が休憩時間。その後、最後の配達先から逆に回り空の弁当箱を回収、家庭に届け一日が終わる。午後6時を過ぎていた。

 ◆誤配率1600万分の1

 ダッバワラーには18歳以上の約5千人が従事する。ダッバワラー研究で知られるパワン・アグラワル氏によると、ダッバワラーは20世紀初頭に比べ約20%増えたという。利用者は20万人、1日の取扱量は40万個に上る。文字を読めない人もいるが、誤配率は1600万分の1だ。

 ダッバワラー誕生の背景には1850年代以降の鉄道建設や綿紡績などによる商都の繁栄がある。市街地と商圏の拡大、住居の郊外化で「早朝出勤でも職場で家庭料理を食べられるサービスの必要性が生まれた」(同氏)。職業として広がったのは1890年。銀行員が弁当配達に青年を使ったことがきっかけだった。

 食の欧米化や社内へのカフェテリア設置で需要は圧迫されてもいる。だが、アグラワル氏は「健康志向が高まり、職場で手弁当を求める人も増えている」と指摘する。満員電車通勤を強いられている人々は「弁当持参は考えられない」(利用者)という。ダッバワラーがムンバイから消えることはなさそうだ。

3737チバQ:2012/01/22(日) 12:53:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120122-00000011-mai-int
<ロシア>35歳ブロガー脚光 政権汚職追及運動を展開
毎日新聞 1月22日(日)12時19分配信

 【モスクワ田中洋之】ロシアで3月4日の大統領選を前に盛り上がっている反政府運動のシンボルとして、モスクワ在住のブロガー、アレクセイ・ナバリヌイ氏(35)が注目されている。英紙タイムズがこのほど発表した「今年注目される世界の100人」にロシアから唯一選ばれ、「バーチャルな世界から政界に出て、将来は大統領になる可能性がある」と指摘されている。

 弁護士のナバリヌイ氏は2年前から自分のブログで政権の汚職を追及するキャンペーンを展開。昨年12月の下院選では、大統領復帰を狙うプーチン首相(59)が率いる与党「統一ロシア」を「ペテン師と泥棒の党」と名付け、他党への投票を訴えた。これがネットを通じて全国に広がり、与党の大幅議席減につながったといわれる。

 ナバリヌイ氏は下院選の不正疑惑でも抗議行動の先頭に立って治安当局に拘束され、釈放時には大勢の市民に出迎えられて一躍「時の人」となった。昨年末の英BBCとのインタビューでは「プーチン体制を変えなければならない。それは我々次第だ」と強調。ロシアで自由かつ公平な選挙が実施されるのであれば大統領選に出馬する用意があると語った。

 一方でタイムズ紙は、反プーチン色を強めるナバリヌイ氏が「でっち上げの罪で刑務所行きになる恐れがある」と指摘。03年に当時のプーチン政権と対立して逮捕され、今も服役中の元石油王、ホドルコフスキー氏(48)と同じ運命をたどる可能性に言及している。

 タイムズ紙の「今年の100人」には、オバマ米大統領や北朝鮮の新指導者となった金正恩氏らが選ばれたが、ロシアのプーチン首相やメドベージェフ大統領は含まれていない。

3738チバQ:2012/01/23(月) 20:48:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120123/mds12012319130006-n1.htm
イエメン大統領が米国へ出国
2012.1.23 19:12

22日、首都サヌアの大統領府で国営メディアの取材に応じるサレハ大統領(AP)
 【カイロ=大内清】反政府デモが続くイエメンのサレハ大統領は22日夜、隣国オマーンの首都マスカットに向け空路で出国、イエメン国営メディアによると、23日、けがの治療のため米国に向かった。サレハ氏は出国前にテレビ演説し、「与党・国民全体会議(GPC)の代表として戻ってくる」と述べ、名実ともに大統領としての権限を放棄することを強調した。

 サレハ氏は昨年11月、湾岸協力会議(GCC)の仲介案に基づきハディ副大統領に権限を委譲していた。ただ、反政府デモを主導する民主化グループには、サレハ氏が復権を画策しているとの疑念があり、同氏が国内にとどまることで2月の大統領選が混乱することが懸念されていた。

 サレハ氏に対しては、同国議会が21日、訴追を免除する法案を可決しているが、デモ隊はあくまでも訴追を求める考えを変えておらず、同氏が帰国すれば政情が再び不安定化する可能性もある。

 サレハ氏は昨年6月、首都サヌアの大統領宮殿での暗殺未遂とみられる爆発で重度のやけどを負い、隣国サウジアラビアで治療を受けた。

3739チバQ:2012/01/23(月) 20:49:29
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120123-OYT1T00397.htm
クロアチア、EU加盟へ…国民投票で賛成多数

 【ローマ=末続哲也】クロアチアで22日、欧州連合(EU)への加盟の是非を問う国民投票が行われ、AP通信によると、開票作業がほぼ終了し、賛成66%、反対33%で加盟が承認された。


 投票率は47%だった。同国は2013年7月に28番目の加盟国となる。

 同国は08年以降の金融危機で主要産業の観光業などが振るわず、09〜10年にはマイナス成長を記録、失業率は約17%に達した。同国政府は「EU加盟で新たな市場や就職先などを確保でき、経済回復につながる」と訴え、国民の支持を集めた。

 一方、EUは現在、ギリシャなどの財政危機対応に追われており、「EUに加盟しても十分な支援は得られず、財政政策での主権や国の尊厳を失うだけだ」という反対派の主張にも一定の支持が集まった。

(2012年1月23日11時23分 読売新聞)

3740チバQ:2012/01/23(月) 20:50:05
http://www.asahi.com/international/update/0123/TKY201201230340.html
2012年1月23日18時17分
反EU候補は落選 フィンランド大統領選、決選投票へ
 フィンランドで22日、ハロネン大統領の任期満了に伴う大統領選の投票があった。公共放送YLEによると、穏健保守の与党第1党、国民連合のサウリ・ニーニスト元財務相が37%を得票してトップ。与党緑の党のペッカ・ハービスト元環境相が18.8%で続いた。2人とも得票が過半数に満たないため、2月5日に決選投票が行われる。

 欧州連合(EU)によるギリシャ救済に国民の不満が高まっていたが、8人の候補者のうち、コマを進めたのはいずれもEUに協調的な候補。昨春の総選挙で大勝した反EUの最大野党「真のフィンランド人」のティモ・ソイニ党首は、党所属議員の人種差別発言などが響き、4位と伸び悩んだ。EUに批判的なもう1人の候補も3位にとどまった。国民のEU離れに一定の歯止めがかかったといえそうだ。(ロンドン=伊東和貴)

3742チバQ:2012/01/23(月) 20:58:01
>>3512-3545>>3724>>3732>>3735
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120123-OYT1T00983.htm
エジプト人民議会、初招集…民主化プロセス始動

 【カイロ=田尾茂樹】昨年2月のエジプトのムバラク政権崩壊後、初めて改選された人民議会(下院、508議席)が23日、初招集された。


 6月予定の大統領選を経た民政移行に向け、新憲法制定などの民主化プロセスが本格始動した。

 初会議では、選挙で第1党となった穏健イスラム政党「自由公正党」のムハンマド・カタトニ幹事長が議長に選出される見込み。2月まで、上院にあたる「シューラ(諮問)議会」選挙が行われた後、両議会で新憲法の起草委員会の人選が開始される。

 人民議会は、ムバラク政権与党が議席をほぼ独占していたが、今回の改選で、自由公正党や超保守的イスラム政党「ヌール党」などを合わせイスラム政党が議席の7割以上を獲得した。

(2012年1月23日20時00分 読売新聞)

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE81K01Q20120123
エジプト選挙でイスラム勢力が圧勝、新憲法制定へ本格始動
2012年 01月 23日 09:28 JST
[カイロ 21日 ロイター] エジプト選挙管理委員会は21日、ムバラク前大統領の退陣後初めて行われた議会選挙の最終結果を発表し、イスラム政党が議席の約3分の2を獲得する大勝を収めた。23日には議会が初招集され、新憲法制定に向けて本格的に動き出すことになる。
エジプトの議会選挙は、全議席の3分の2が比例代表制、残りの3分の1は各選挙区から選ばれる。選挙管理委員会によれば、比例代表制で選ばれる議席のうち、FJPが38%、イスラム保守派の「ヌール党」が29%を獲得した。

穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の「自由公正党(FJP)」は、全498議席のうち47%以上を獲得したとしている。

3743チバQ:2012/01/23(月) 21:33:29
>>3711
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120122-OYT1T00430.htm
ナイジェリア第2の都市でテロ、178人死亡
 【ヨハネスブルク=中西賢司】ナイジェリア北部、国内第2の都市カノで20日相次ぎ発生した爆弾や銃撃によるテロ攻撃で、ロイター通信は21日、病院関係者の話として死者が178人に達したと伝えた。


 攻撃されたのは警察本部など8か所で、イスラム過激派武装勢力ボコ・ハラムが犯行声明を出している。17日に警察の拘束下から逃走したボコ・ハラム指導者の一人が攻撃を首謀していた疑いがあるという。

 アフガニスタンの旧支配勢力タリバンの影響を受けたボコ・ハラム(地元言語で「西洋教育は罪」)は、政府が進める民主化に反発し、厳格なイスラム化政策を訴えて2003年ごろに結成された。09年に軍により制圧されたが、キリスト教徒のジョナサン大統領が就任した10年から再び活動が活発化していた。ナイジェリア北部が拠点だが、最近は中部へと攻撃の範囲を広げている。

(2012年1月22日22時43分 読売新聞)

3744チバQ:2012/01/24(火) 21:20:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120124-00000020-jij-int
カダフィ派、拠点の町奪還か=国民評議会派と衝突―リビア
時事通信 1月24日(火)6時1分配信

 【カイロ時事】リビアの首都トリポリ南東のバニワリドで23日、暫定統治する国民評議会傘下の民兵勢力と元最高指導者カダフィ大佐派が衝突し、ロイター通信が伝えた目撃情報では、カダフィ派が町を掌握した。事実なら、大佐の死亡を受けた昨年10月の全土解放後、カダフィ派が拠点の町を奪還した初のケースとなる。
 衝突は、国民評議会側の勢力がカダフィ支持派を逮捕したのをきっかけに起き、4人が死亡、20人が負傷した。カダフィ派は町の中心部を支配し、緑色の旧国旗を掲げているという。

3745チバQ:2012/01/24(火) 21:21:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120124-00000091-san-int
プーチン氏、また寄稿 「地域政党は認められない」 民族主義台頭に警戒感
産経新聞 1月24日(火)7時55分配信

 【モスクワ=遠藤良介】3月4日のロシア大統領選に立候補しているプーチン首相(前大統領)は23日付の中央紙「独立新聞」に論文を寄稿し、世界有数の多民族国家であるロシアで民族間関係が悪化、ロシア民族主義が高揚している現状に強い警戒感を示した。プーチン氏は、民族主義は地域の「分離主義」につながって国家の根幹を揺るがせかねないとし、政治制度の改革は進めるものの、「地域政党の結成は認められない」とも記している。

 プーチン氏は新聞への寄稿で“選挙運動”を進める方針とみられ、最近も政権派のイズベスチヤ紙に論文を発表したばかりだ。

 首相は今回の論文で、ロシア人とロシア文化がロシアの「軸」であるとし、ロシア語や文学、ロシア史の教育を重視すべきだと強調。ただ、ロシア・旧ソ連は歴史的に多民族国家であり、ロシア人の「民族国家」を創ろうとするのは「ロシア人とロシア国家を滅ぼす最短ルートだ」と民族主義を批判した。

 政権は昨年末の大規模な反政権デモを受け、政党登録の要件緩和や地方首長選挙の復活を柱とした政治改革を行う方針。これに関して首相は「地域政党の結成だけは民族共和国においても認められない」とし、「それは分離主義に直結する」とくぎを刺した。

 ロシアでは20年前のソ連崩壊で「諸民族は平等」とするイデオロギーが消失、モスクワなど大都市部には旧ソ連の近隣諸国やロシアの地方部から外国人や少数民族の労働者が流入し、民族・宗教上のあつれきが強まっている。

 プーチン氏が今回の論文を発表したのは、こうした状況に反発するロシア民族主義が、反政権運動とも呼応して台頭していることへの危機感からだ。

 モスクワのクレムリン前では2010年12月、民族主義のサッカーファンら最大1万人が暴徒化して政権を驚愕(きょうがく)させた。反政権運動の立役者で「将来の大統領候補」との呼び声も高い人気ブロガー、ナワリヌイ氏はチェチェン共和国など北カフカス地方を敵視する民族主義的な発言でも支持を得ている。

 プーチン氏は、民族主義がロシアの解体につながりかねないとの懸念をにじませる一方、民族関係を担当する国家機構の創設▽不法就労者の取り締まり強化▽外国人労働者へのロシア語試験の義務化−といった対応策を論文に盛り込んだ。

3746チバQ:2012/01/24(火) 21:28:46
>>3742
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120124/mds12012421230007-n1.htm
大統領選、波乱含み
2012.1.24 21:21

エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長(AP)
 【カイロ=大内清】6月末までに行われる予定のエジプト大統領選は民政移管の最大のゴールだ。しかし、最近、出馬に意欲を示していた国際原子力機関(IAEA)前事務局長エルバラダイ氏が不出馬を表明、波紋を広げている。

 今月14日、エルバラダイ氏は、報道向け声明で、エジプトは現在も「旧体制」によって支配されている、との持論を展開。現状のままでは、新大統領に権限が移されても、実質的に軍部が権力を握る従来の統治構造に変化はないだろう、と暫定統治を担う軍最高評議会を強く批判した。

 外交官出身で海外暮らしが長い同氏は、エジプト国内に強固な基盤を持っておらず、大統領選での勝利は難しいとみられていた。ただ、その抜群の知名度から、氏の発言は一定の影響力を持つとみられる。

 エルバラダイ氏が、軍主導の民主化プロセスを拒絶する形で選挙から撤退したことで、他の立候補予定者からは「反軍政デモが活性化するかもしれない」といった指摘が出ている。

 一方、大統領選には、軍出身でムバラク前政権で最後の首相となったアハマド・シャフィク氏も意欲を示している。正式な出馬表明はしていないものの、すでに支持組織とともに各地で政治集会を開いている。

 同氏は軍と関係が深いだけに、政情安定を望む財界人らの支持を得る可能性がある。半面、軍の影響力排除を狙う民主化勢力は反発するとみられ、選挙の混乱要因ともなりかねない。

3747チバQ:2012/01/24(火) 21:29:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120124/mds12012421190006-n1.htm
民主化勢力、民衆と乖離
2012.1.24 21:17 (1/2ページ)

23日、カイロで始まったエジプト人民会議では、初日から居眠りしたり、携帯電話に目をやるイスラム政党議員の姿も見られた(ロイター)
 【カイロ=大内清】エジプトは25日、昨年2月にムバラク前政権を崩壊に追い込んだ大規模な反政府デモの発生から1年を迎える。政変後初の選挙で選ばれた人民議会(下院)が開会する中、デモの火付け役となった民主化勢力は、疲弊する経済に不満を募らせる民衆から孤立し始めている。

 「革命は終わっていない。政治から軍を追い出して古い体制を一掃するまで闘い続けるんだ」

 昨年1〜2月の反政府デモで連日、数万人のデモ隊で埋め尽くされた首都カイロ中心部のタハリール広場。テントの中で仲間との議論に明け暮れる大学生のボラ・リヤドさん(20)は、こう力を込めた。

 約1年後の今、同じ場所には、デモというよりは、たむろしているという表現がふさわしい若者ら数百人が、暫定統治を担う軍最高評議会に即時の民政移管を求めて座り込みを続ける。

 今も続く反軍政キャンペーンには、昨年1〜2月のデモ動員に大きな役割を果たした民主化グループ「4月6日運動」も参加。非常事態令の解除▽民間人への軍事法廷の適用禁止▽旧政権高官の裁判迅速化−などを主張する。

 「国民が圧力をかけ続けなくては何も変わらない。声を上げることが大事なんだ」。創設者の一人、アハマド・マーヘル氏はこう訴えるが、デモ隊は昨年後半以降、治安当局との衝突を繰り返し、ときには暴徒化した。衝突をゲーム感覚で楽しむためにデモに参加する若者も少なくない。

 そんな彼らを見る市民の目からは今や、かつてのような称賛の色は消えた。

 エジプトでは2月の政変後もインフレ率約10%の物価高騰が続き、失業率は高止まりしたまま。政情不安と治安悪化の影響で、主要な外貨収入源である外国人観光客も激減し、経済はますます疲弊している。デモは生活にマイナスという市民の声も少なくない。

 タクシー運転手の男性は「デモ隊が暴れると仕事が減る。はっきり言って迷惑だ」と吐き捨てる。「デモが呼びかけられていると危険で交通もマヒするので、仕事にも行けない」とタハリール広場近くに勤務する30代の女性は漏らす。共働きが一般的なエジプトの家庭には大きな痛手だ。

 「急速な変革」を目指す民主化勢力と、「暮らしの安定」を望む市民。両者の距離は、デモ隊と治安当局との衝突が続き、混乱が長引くにつれて開いている。

 人民議会が招集された今月23日、カイロ中心部の同議会周辺では、数百メートル離れたタハリール広場とは対照的に、各党の支持者ら数千人が集まり、議会選の成功を祝った。曲がりなりにも民主的な選挙が実現し、軍部主導の民主化プロセスが進む中、先鋭的な民主化グループは、ますます求心力を失いつつある。

3748チバQ:2012/01/24(火) 21:30:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012012400513
軍統治めぐり世論分裂=改革派は退陣要求−エジプト民主化デモ1年
 【カイロ時事】エジプトのムバラク独裁政権を打倒した民主化要求デモ開始から丸1年を迎える25日、その中心となった首都カイロの「革命の聖地」タハリール広場などで、記念行事やデモが行われる。政変に伴う経済や治安の悪化を嫌う国民は、暫定統治する軍最高評議会の民政移管を見守る立場だが、軍の「独裁」を批判する改革派は、軍による統治の即時終結を主張。世論は分裂している。
 昨年11月から今年1月まで実施された人民議会選挙を受け、今後、民主国家の基礎となる新憲法制定手続きが本格化し、6月までに大統領選が行われる予定。経済状況の悪化などで国民の忍耐は続くが、民主国家建設は短期間には実現しないとの声も多い。
 軍は25日には航空機の低空編隊飛行などで祝賀ムードを盛り上げる一方、「逸脱行為には断固対応する」(軍幹部)と警告。ただ、デモ隊との衝突は避けて、政府関連施設の警備に徹する方針を示している。
 だが、軍批判は根強い。前政権崩壊後のデモ隊と治安部隊の衝突で市民約100人が死亡したほか、1万2000人近くが軍事裁判所で裁かれた。歴代政権の屋台骨となってきた軍は、全面的な民政移管に応じないのではないかとの疑念も強まっている。(2012/01/24-14:22

3749チバQ:2012/01/24(火) 21:31:08
http://www.afpbb.com/article/politics/2852855/8354916
民政移行へ、人民議会を初招集 エジプト
2012年01月24日 09:05 発信地:カイロ/エジプト

【1月24日 AFP】エジプトで23日、ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)政権の崩壊を導いた民衆蜂起後初めて、選挙で選ばれた人民議会(下院、公選議席498)が招集された。

 これまでの人民議会はムバラク政権与党が議席をほぼ独占していたが、新たな議会ではイスラム系の2大政党が議席の4分の3近くを獲得、政治の中心舞台に躍り出た。

 初議会では、選挙で第1党となった穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)」系の「自由公正党(Freedom and Justice Party)」のカタトニ(Saad al-Katatni)幹事長を議長に選出し、副議長には厳格なイスラム原理主義を掲げる「ヌール党(Al-Nur)」とリベラル政党のワフド党(Wafd Party)から各1人を選んだ。

 カタトニ新議長は、「われわれは新しいエジプト、憲法に基づき民主的で現代的なエジプトを建設したい」と述べた。

 国民の多くは、新しい人民議会を民政移行の最初の印ととらえている。(c)AFP/Jailan Zayan

3750チバQ:2012/01/24(火) 21:49:32
http://www.asahi.com/international/update/0124/TKY201201240455.html
2012年1月24日18時34分
アフガン最多3万人亡命 11年、タリバーン政権崩壊後関連トピックスイランタリバーン
 アフガニスタンから外国に逃れて亡命を希望した難民が2011年、タリバーン政権が崩壊した01年以降で最も多かったことが、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のまとめでわかった。国際治安支援部隊(ISAF)からアフガン側へと治安維持の権限移譲が終わる14年末以降に、アフガン人の多くが不安を抱いているようだ。

 UNHCRによると、3万407人のアフガン難民が、昨年1〜11月に政治亡命を申請した。前年の同時期と比べて25%増え、4年前の3倍に当たるという。一方でアフガンに戻る難民は10年の約6万人から半減した。

 アフガンの人口は約2900万人と推定される。国連によると、そのうち300万人以上が隣国のイランやパキスタンなど国外で暮らしているという。(イスラマバード=中野渉)

3751名無しさん:2012/01/25(水) 15:55:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120125-00000062-reut-int
サルコジ大統領が選挙敗北の可能性に言及、落選なら政界引退も
ロイター 1月25日(水)12時2分配信

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1月24日、今春の仏大統領選で再選を目指すサルコジ仏大統領が、選挙で権力の座から追われる危機に直面していると認める発言を行ったことが明らかになった(2012年 ロイター/Jean-Paul Pelissier)

[パリ 24日 ロイター] 今春の仏大統領選で再選を目指すサルコジ仏大統領が、選挙で権力の座から追われる危機に直面していると認める発言を行ったことが明らかになった。

複数の地元メディアが24日、大統領が前週末に仏領ギアナを訪問した際に、側近と同行記者団を前にオフレコで行った「とにかく私は瀬戸際に立っている。人生で初めて、キャリア終了の危機に直面している」との発言を報道した。

強気な言動で知られるサルコジ氏だが、4月22日と5月6日の2段階で実施される大統領選でもし敗北すれば、政治をやめて1週間のうち4日が休みという静かな生活に入るだろうと語った。

日刊紙のルモンドとフィガロによると、同氏は「どちらにせよ、私は生活を完全に変えるだろう。皆さんはもう私の動静について聞くこともなくなるだろう」と述べた。

サルコジ大統領の支持率は大統領選を控えて低迷しており、世論調査でも数カ月にわたって最大野党の社会党公認のフランソワ・オランド前第1書記に大きく水をあけられている。

3752名無しさん:2012/01/25(水) 15:56:54
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities2/idJPTK808068920120123?rpc=123
フランス大統領選、極右ルペン氏の支持率が上昇=世論調査
2012年 01月 23日 12:37 JST

 [パリ 20日 ロイター] 大統領選まで100日を切ったフランスの世論調査で、極右国民戦線(FN)のルペン党首が支持率を伸ばしている。

 失業率の上昇、国債のトリプルAからの格下げでサルコジ大統領の支持率が低迷する中、ルペン党首の反欧州的発言が支持を集めている。

 19日にIFOPが発表した世論調査では、4月22日の第1回投票におけるルペン党首の支持率は21%で、サルコジ大統領を2%ポイント下回っただけだった。

 アナリストは調査について、ルペン党首とその主張が支持を広げ、上位のオランド氏(社会党)とサルコジ大統領の支持率を奪うという大きなトレンドと一致しているとみている。

 選挙は4月22日に第1回投票が行われ、ここで過半数を獲得する候補がいなければ、5月6日に上位2人による決選投票が行われる。第1回投票でサルコジ大統領が敗北すれば、1958年の第5共和制成立以来初めて、現職大統領が第1回投票で敗北するケースとなる。

3753名無しさん:2012/01/25(水) 15:58:22
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK805980820120117?rpc=123
仏大統領選、中道派バイル氏の支持率が急上昇 投票予定では社会党オランド氏が首位=世論調査
2012年 01月 17日 15:57 JST

 [パリ 16日 ロイター] 16日に発表された仏大統領選に関する最新の世論調査で、元国民教育相で中道派の民主運動党を率いるフランソワ・バイル氏の支持率が急上昇し、56%とトップに躍り出たことが明らかになった。ただし同氏は、投票予定者の調査では4位にとどまっている。

 調査はイプソスが仏週刊誌パリ・マッチの委託により、有権者948人を対象に今月13─14日に実施。バイル氏の支持率は5カ月間で20ポイント上昇した。

 一方、IFOPによる16日の投票予定者調査では、野党社会党のフランソワ・オランド氏が28.5%でトップ、現職で与党国民運動連合を率いるニコラ・サルコジ氏が25%で2位、極右国民戦線のルペン氏が20%で3位、バイル氏は12.5%で4位だった。

3754チバQ:2012/01/25(水) 21:36:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012012500526
戦力限定的な「自由シリア軍」=造反兵中心、市民も参加−反体制派
 【カイロ時事】民主化要求デモ弾圧を続けるシリアのアサド政権に武力で抵抗する反体制武装組織「自由シリア軍」は、限定的な戦闘力しか保持していないとみられることが、反体制派や同軍メンバーへの取材で分かった。
 証言したのは、中西部ホムスに住む反体制活動家ムハンマド氏(25)のほか、電話取材に応じた同地の「サイード」と名乗る自由シリア軍構成員。政府軍と反体制派の「停戦」が伝えられた西部ザバダニの反体制活動家も同様の見解を示した。
 ムハンマド氏によると、ホムスの自由シリア軍メンバーは5000人前後。シリア軍から造反した兵士が中心で民間人も参加している。同氏は、アサド政権が自由シリア軍を「武装した犯罪集団」や「テロリスト」とみなしていることについて、事実ではないと語った。
 サイード氏は「武器は自動小銃を中心に、ロケット弾や対戦車砲がある程度で、自衛的な戦闘能力しかない」と述べた。銃弾や武器は、レバノンなど国外から密輸しているほか、軍関係者の横流し品を調達している。(2012/01/25-14:26)

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3755チバQ:2012/01/25(水) 21:46:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120125/erp12012518390004-n1.htm
リベラル候補を書類不備で排除、5人の争いに プーチン氏、第1回投票で当選狙う
2012.1.25 18:37 (1/2ページ)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシア中央選管は25日までに、3月4日の大統領選に“自薦”で出馬を表明しているリベラル政党「ヤブロコ」のヤブリンスキー党首ら2人が提出した書類に不備があったとし、立候補者登録が却下されるとの見通しを明らかにした。ロシア第3の富豪でリベラル右派のプロホロフ氏は登録を認められるとみられ、大統領選はプーチン首相ら4候補と合わせ5人の争いになる運びとなった。

 ロシア大統領選では、下院に議席を持つ政党の代表者がほぼ自動的に立候補を認められるのに対し、それ以外の出馬希望者は“自薦候補”として200万人分の推薦者署名簿の提出を求められる。

 中央選管は、ヤブリンスキー氏の署名簿を部分抽出したところ許容範囲の5%を超える25%の無効署名があったと発表。プロホロフ氏の無効署名率は4%台だったとしている。

 大統領選では、与党「統一ロシア」党首のプーチン首相(前大統領)▽共産党のジュガーノフ党首▽極右・自民党のジリノフスキー党首▽左派「公正ロシア」のミロノフ党首−がすでに候補者登録されている。ここに投資ファンド創業者のプロホロフ氏が政界の“新顔”として加わる形だ。

 プーチン氏の当選が確実視されているものの、第1回投票で過半数を得票できなかった場合には決選投票が行われる。このため、ヤブリンスキー氏の登録拒否は、票の分散を防ぎ、プーチン氏が第1回投票で十分な得票を確保するための方策だとみられている。

 というのも大統領選法の規定する「200万人の署名」を約1カ月半で集めるのは「全ての候補者に等しく不可能」(政治評論家)とされる。新聞報道によると、署名簿の体裁をつくるために住民名簿を買い取って内容を書き写したり、金で署名を買ったりすることが横行している。

 また、プロホロフ氏については政権から出馬の承認を得ているとの観測が根強い。政権はモスクワなど都市部で反政権機運が高まっているのに対応し、氏をリベラル批判票の受け皿と考えているもようだ。

3756チバQ:2012/01/26(木) 12:09:05
http://mainichi.jp/select/world/news/20120126k0000m030113000c.html
ロシア大統領選:プーチン氏を4氏追う

ロシア大統領候補の支持率(%) 【モスクワ田中洋之】3月4日投票のロシア大統領選は、返り咲きを狙うプーチン首相ら計5人の争いになることが25日、固まった。現状ではプーチン氏が他の候補を引き離しているが、第1回投票で当選できるかが焦点となっている。

 ◇第1回での当選が焦点に
 メドベージェフ大統領の任期満了に伴う次期大統領選で、ロシア中央選挙管理委員会はこれまでに、下院に議席を持つ4政党から▽与党「統一ロシア」党首のプーチン首相▽共産党のジュガーノフ党首▽極右・自由民主党のジリノフスキー党首▽左派系「公正ロシア」のミロノフ党首−−の立候補を受理した。

 このほかに下院に議席を持たない政党や無所属から3人が、出馬に必要な有権者200万人以上の署名を集めて選管に提出。このうち選管は審査の結果、25日に富豪のプロホロフ氏の立候補を承認した。一方、改革派政党ヤブロコのヤブリンスキー前代表とイルクーツク州のメゼンツェフ知事については、署名に不備があったとして立候補が却下される見通し。過去2回の大統領選に出馬したヤブリンスキー氏の陣営は「プーチン氏を第1回投票で当選させるための政治的な決定だ」と“立候補排除”に反発している。

 ロシアの「世論基金」が今月14、15日に実施した全国調査によると、大統領候補の支持率でプーチン氏は45%と首位だった。ジュガーノフ、ジリノフスキー両氏の支持率は10%前半にとどまり、ミロノフ、プロホロフ両氏も伸び悩んでいる。

 ただ、プーチン氏が第1回投票で当選に必要な過半数を得票できるか微妙な情勢にある。陣営は「決選投票となれば当選しても政権が不安定化する」として、1回目での勝利に向け組織の引き締めを強めている。

 野党支持者らは、下院選不正疑惑をめぐる3回目の大規模抗議行動を2月4日に計画し、盛り上がり次第ではプーチン氏の戦略に打撃を与えそうだ。

毎日新聞 2012年1月26日 0時35分(最終更新 1月26日 1時01分)

3757チバQ:2012/01/27(金) 12:38:53
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/01/27/20120127ddm007030089000c.html
イラン核問題:米欧の原油禁輸制裁…物価上昇 アフガン難民、苦境 イランから帰国相次ぐ
 核開発問題を巡り、米国に続いて欧州連合もイラン産原油禁輸の新たな制裁に動く中、イランで暮らすアフガニスタン難民が苦境にあえいでいる。従来の制裁によるイラン経済の疲弊で、物価が上昇し、仕事が激減。外貨減少の影響を先取りし、現地通貨リヤルも暴落した。生活環境悪化で、治安が完全に回復しない母国にやむなく帰る難民が相次いでいる。米欧諸国は「制裁はイランの政策転換を促すため」としているが、しわ寄せは真っ先にイラン社会の底辺で暮らす難民に向かう。【テヘラン鵜塚健】

 イラン国内には現在、250万人以上(不法難民含む)のアフガン難民が暮らす。アフガンには1979年に旧ソ連が侵攻。96年にイスラム原理主義組織タリバンが実効支配し、01年に米軍が侵攻した。国が混乱するたび、大量の難民がイランとパキスタンに流れた。イランでは、建設や清掃など低賃金労働に就いている。

 テヘラン北部の山間ファラザード地区。アフガン難民の粗末な住宅が密集し、数千人が暮らしている。アフマディさん(30)は10年前、治安悪化を受けてアフガン西部ヘラートからテヘランに逃れた。塗装業で、妻と3人の子供の生活を支えてきた。

 イラン政府はイスラム革命(79年)以降、多額の補助金を出して電気や水道、食料品の価格を下げてきたため、生活費は安く、難民にとって生活しやすい国だった。

 しかし、近年続く経済制裁でイラン財政が悪化。10年12月には巨額の補助金が削減され、物価は急上昇。イラン国民に出される給付金も、難民は対象外となり、生活が困窮した。アフマディさんの仕事も減り、月収は約300万リヤル(約2万円)で「家賃、電気、食費すべてがはね上がり、肉が買えるのは月に1、2回」と話した。

 米欧による原油禁輸制裁で外貨不足が懸念され、イランの富裕層は金やドルの購入に走り、昨年末以降、通貨リヤルが対米ドルで急落。アフマディさんが将来、故郷での再出発のためにためたわずかな貯金は大幅に目減りした。イランの生活に希望が持てず、治安が悪くても生活費がより安い母国に今夏帰国することを決めた。

 昨年は前年の2倍以上の約2万人(推計)のアフガン難民がイランから帰国。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)イラン事務所は「治安が悪い中での帰国者増加は手放しで喜べない」と話す。

 アフマディさんは「イラン政府には子供の教育などで長年助けてもらい感謝している。米政府は母国を混乱させたうえ、イランで暮らす私たちを経済制裁でさらに苦しめた。核開発問題? 私たちは何もわからないさ」と語った。

==============

 ■ことば

 ◇イランのアフガニスタン難民
 国連によると、イランはパキスタンに次ぐ世界2位の難民受け入れ国。イラン内務省の統計では正式登録されたアフガン難民は102万人。イラン政府は現在、新たな難民受け入れを中止しているが、流入は続き、不法難民は推計150万〜200万人。大半は都市部に居住。登録難民は基本的な医療、教育の提供を受けている。不法難民の大半も滞在は黙認されている。

毎日新聞 2012年1月27日 東京朝刊

3758チバQ:2012/01/27(金) 12:41:01
http://mainichi.jp/select/world/news/20120127k0000e030175000c.html
シリア:離反兵士、首都で攻勢 アラブ連盟、仲介案提示へ
 【カイロ和田浩明】アサド政権が反体制派の武力弾圧を続けるシリアで、離反兵士団体「自由シリア軍」が首都ダマスカス近郊での作戦を強化し、一部地域を勢力下に置き始めている模様だ。同軍幹部が26日、毎日新聞の電話取材に明らかにした。一方、アラブ連盟のアラビ事務局長は、来週にも国連安全保障理事会でシリアの状況を説明し、アサド氏から副大統領への権限移譲を求める連盟の仲介案を提示する意向を表明した。

 自由シリア軍のマリク・クルディ副司令官によると、離反兵士らはダマスカス近郊のドゥーマやイルビン、ザバダニなどを事実上、勢力下に置いた。首都中心部の北東約10キロのドゥーマでは21日ごろから、軍・治安部隊との衝突が断続的に続いており「シリア軍は何度も奪還を図ったが撃退されている」と語った。3日前から停戦交渉が始まったという。

 ドゥーマ在住の反体制活動家男性アブドルラフマン氏によると、自由シリア軍は市内の約8割を支配下に置いている状況という。26日も軍・治安部隊との銃撃戦が発生した。

 アラブ連盟が派遣した和平監視団とダマスカス近郊のハラスタを訪問したロイター通信記者によると、同行のシリア治安関係者は「安全が保障できない」として一部地域への立ち入りを拒否した。

 一方、アラビ事務局長は、週明けにもカタールのハマド首相兼外相と安保理に出席し、シリア情勢を説明すると発表した。アサド大統領から副大統領への権限移譲▽反体制派も含めた挙国一致内閣の設立▽早期の総選挙と大統領選挙の実施−−を柱としたアラブ連盟仲介案の承認も求める。

 仲介案は21日に連盟外相級会合で決定されたが、シリアのムアレム外相は24日の会見で受け入れを拒否。反体制派を「テロリスト」と決めつけ、「断固とした措置を取る」と弾圧継続を明言した。一方、国営通信によると、アサド政権は連盟和平監視団の滞在期間1カ月延長に同意した。

 安保理では、シリアへの主要武器供給国である常任理事国のロシアや中国がアサド政権の制裁を拒否しており、アラブ連盟案の承認は困難と見られる。

毎日新聞 2012年1月27日 12時15分

3759チバQ:2012/01/27(金) 22:28:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120127/asi12012720410001-n1.htm
首相と野党党首 アボリジニに包囲され脱出 オーストラリア
2012.1.27 20:40
 【シンガポール=青木伸行】オーストラリアのギラード首相と、野党・自由党のアボット党首が、先住民族アボリジニの活動家らに包囲され、“命からがら”脱出する事件があり、先住民族問題の根深さを改めて浮き彫りにしている。

 事件があった26日は、1788年に英国人の移民が初めて入植したことを記念する祝日「オーストラリアの日」。約100人の活動家は、式典が行われていた首都キャンベラのレストランにいた首相らを急襲し、棒や石を手に「人種差別主義者」と叫び、窓ガラスを激しくたたくなどした。

 首相らは警護官とかけつけた約50人の警察官に守られ、必死の形相で包囲網を突破して脱出した。その際、首相の右の靴が脱げ、それとされる靴がネットオークションにかけられた。

 人口約2150万人の1%といわれるアボリジニは、「白豪主義」の下で迫害され、同化政策を強いられた長い歴史がある。26日は、アボリジニにとっては「侵略の日」だ。事件に先立ち、アボット氏が、アボリジニの権利要求と抗議の“拠点”であり、旧連邦議会議事堂前に40年間陣取る「テント大使館」を、撤去すべきと示唆したことが火に油を注いだ。

3760チバQ:2012/01/27(金) 22:28:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120126/asi12012623470003-n1.htm
軍司令官が一時軟禁下に パプア、政治混乱続く恐れ
2012.1.26 23:46
 オーストラリアの公共放送ABCなどによると、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーで26日未明、元軍幹部が率いる約30人の兵士らが国軍施設を占拠し、軍司令官を一時軟禁下に置いた。

 同国では昨年来、オニール首相とソマレ前首相の2人が自らを首相と訴え、政治的混乱が続いている。元軍幹部はソマレ氏の命を受け、首相を任命する立場のオギオ総督にソマレ氏を首相と認めるよう要求していた。オニール氏側は間もなく軍を掌握したが、今後も混乱が続く恐れがある。

 同国ではソマレ氏が病気療養などで国外に長期滞在していたため、議会が昨年8月、オニール氏を新首相に選出した。しかし最高裁が同12月、この手続きを違憲と判断。オギオ総督は最終的に議会で多数派のオニール氏を首相と認めたが、ソマレ氏側が反発している。(共同)

3761チバQ:2012/01/28(土) 10:23:50
>>3706
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120128-00000006-cnn-int
パキスタンのムシャラフ前大統領が帰国延期、政界からも距離
CNN.co.jp 1月28日(土)10時3分配信

イスラマバード(CNN) パキスタン前大統領で現在亡命中のムシャラフ氏は、パキスタンの政情が落ち着き、同氏に対する訴訟が解決するまで帰国を延期した。ムシャラフ氏の所属政党、全パキスタン・ムスリム連盟の幹部が27日に明らかにした。

またムシャラフ氏に近い別の情報筋によると、ムシャラフ氏は向こう1年間は帰国せず、政界からも距離を置くという。

ムシャラフ氏は2008年の辞任以降、ロンドンとアラブ首長国連邦(UAE)ドバイで亡命生活を送っているが、同氏は母国パキスタンに帰国し来年の総選挙に出馬する意向を示していた。しかし、パキスタン上院がこのほど、ムシャラフ氏を逮捕しムシャラフ政権下で行われた違憲行為について裁判にかけるよう求める拘束力のない決議を可決したことを受け、全パキスタン・ムスリム連盟は、ムシャラフ氏の帰国計画を見直すとしていた。

連盟の幹部によると、ムシャラフ氏は帰国の延期を拒んだが、党が延期を強く求めたという。また同幹部は、パキスタンの政情が落ち着いたら改めてムシャラフ氏が帰国すべきか否かを決めると付け加えた。

ムシャラフ氏は、07年に起きたブット元首相暗殺への関与を疑われており、国連も10年にムシャラフ政権がブット氏の警護を怠ったとする報告書を発表している。これについてムシャラフ氏は、ブット氏は警察の保護下にあったが、自ら不要な危険を冒したとして、関与を否認している。

3762チバQ:2012/01/29(日) 08:31:52
>>3659
>>3721
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120129/erp12012908190003-n1.htm
カザフ、下院選結果に千人抗議デモ 野党指導者を逮捕
2012.1.29 08:18
 インタファクス通信によると、中央アジア・カザフスタンの商都アルマトイで28日、今月15日の下院選で不正があったと抗議する野党のデモが行われ約千人が参加した。ナザルバエフ大統領の権威主義的統治が続く同国で千人規模の野党デモは異例。

 全国社会民主党のアビロフ共同議長とコサノフ書記長が無許可デモを組織した疑いで逮捕された。アルマトイの地区裁判所は28日、2人にそれぞれ18日間と15日間の拘留を言い渡した。元下院議長のトゥヤクバイ同党共同議長も無許可デモ参加を理由に罰金刑に処せられた。

 下院選では大統領の与党ヌル・オタン党が圧勝。政府と対決姿勢を取る全国社民党は議席を獲得できず、選挙に不正があったと訴えている。

 カザフでは昨年12月、西部の石油都市ジャナオゼンで暴動が起き、同市と周辺で計16人が死亡。現地に非常事態が導入されるなど、政権への不満が拡大している。(共同)

3763チバQ:2012/01/29(日) 08:33:23
>>3519>3523
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012012900019
スロベニア首相にヤンシャ氏=財政安定化が課題
 【ベルリン時事】スロベニア国民議会(下院)は28日、昨年12月の総選挙で第2党となった中道右派・スロベニア民主党を率いるヤネス・ヤンシャ前首相(53)を首相に選出した。
 同国は失業率が12%に達するなど、深刻な経済危機に陥っている。ヤンシャ氏は「国家財政の安定化と雇用創出が最優先課題だ」と語った。(2012/01/29-07:24)

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3764チバQ:2012/01/29(日) 08:39:18
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120128/t10015612721000.html
セネガル大統領選巡り暴動 死者も
1月28日 23時43分
西アフリカのセネガルで来月行われる大統領選挙に、ワッド大統領が本来憲法で禁じられている3期目を目指して立候補することが認められ、これに激しく抗議するデモ隊と警察が衝突して死者が出る事態となり、混乱が広がっています。

セネガルでは、大統領を3期連続して務めることは憲法で禁止されていますが、ワッド大統領は、来月26日に行われる大統領選挙に3期目を目指して立候補を表明し、憲法評議会は27日、これを認めると決定しました。これに対して首都ダカールでは、若者ら数千人が抗議のデモを繰り広げ、一部が暴徒化して商店などに火を放ちました。デモ隊は、催涙ガスなどを使って鎮圧に乗り出した警察に対して、石を投げたりして激しく抵抗しました。現地のメディアによりますと、この衝突で警察官1人が死亡しました。セネガルの大統領選挙には、アメリカでグラミー賞を受賞した歌手のユッスー・ンドゥールさんも立候補を表明していましたが、憲法評議会はこれを認めませんでした。ンドゥールさんは「今回の決定は法律ではなく、政治的な判断によるものだ」とワッド大統領と憲法評議会を強く批判しており、大統領選挙巡ってさらに混乱が広がることも予想されます。

3765チバQ:2012/01/29(日) 08:54:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012012900012
中国丸抱え本部ビル完成=エチオピアにそびえる−AU
 【アディスアベバAFP=時事】エチオピアの首都アディスアベバで28日、中国丸抱えで建設されたアフリカ連合(AU)の本部ビルが完成した。2009年1月から始まった本部ビル建設は、中国が建設費2億ドル(約153億円)を全て負担。内装まで中国が請け負い、全て中国製品で賄われているのが特徴だ。(2012/01/29-05:41)

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3766チバQ:2012/01/30(月) 00:51:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120130/mds12013000420000-n1.htm
南スーダンが石油生産停止 隣国の差し押さえに対抗
2012.1.30 00:41
 昨年7月にスーダンから分離独立した南スーダンの政府当局者は29日、同国の石油生産が同日、完全に停止したと述べた。ロイター通信が伝えた。輸送パイプラインの使用料が支払われていないとして、スーダンが南スーダン産の石油を差し押さえたことへの対抗措置。

 政府当局者は、係争地の油田地帯アビエイ地区などについて両国が合意しない限り、石油生産を再開しないとも述べた。

 南スーダンは、石油輸出にはスーダンを通る既存のパイプラインを使用する必要があるが、両国は使用料をめぐり対立中。南スーダンの石油生産量は昨年11月の時点で日量約35万バレルだった。

 南スーダンには国連平和維持活動(PKO)のため陸上自衛隊先遣隊が派遣されている。(共同)

3767チバQ:2012/01/30(月) 12:41:28
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/01/29/20120129ddm007030175000c.html
シリア:和平監視団、活動凍結 極度の治安悪化で
 【カイロ和田浩明】シリアに和平監視団を派遣しているアラブ連盟は28日、治安情勢が極度に悪化していることを理由に、和平監視団の活動を凍結したと発表した。アラビ事務局長は声明で、アサド政権が武力弾圧を強化し「連盟が提示した和平案の義務に完全に違反している」と厳しく批判した。監視団の活動は2月下旬までだったが、連盟の協議で再検討するといい、弾圧抑制で具体的成果がないまま引き揚げになる可能性も出てきた。

 ◇反体制派「3日で111人死亡」
 反体制派団体「地域調整委員会」などによると、武力弾圧や当局と離反兵士集団の衝突は28日も続き、この日までの3日間で少なくとも111人が死亡したという。

 シリアの首都ダマスカスの監視団現地本部幹部によると、団員は現在約100人。24日には、弾圧継続に反発したサウジアラビアなどペルシャ湾岸諸国が約50人の団員を引き揚げたばかりだ。

 監視団は昨年12月下旬に派遣されたが、その後も暴力行為は収まらず、派遣後だけで370人以上が死亡したとする反体制派団体もある。昨年3月に中東の民主化運動「アラブの春」の影響で騒乱が本格化して以来の死者は、国連推計で約5400人に達している。

 地域調整委員会によると、この数日の弾圧や衝突は、中部ホムス、ハマ両県や北部イドリブ県で激化。戦域は離反兵士団体「自由シリア軍」の活動が活発なダマスカス近郊にまで及んでいる。

 ホムス県の20代の反体制派男性は毎日新聞の電話取材に対し、26日夜にホムス市の複数地点を当局側が攻撃し、東部カルム・ザイトゥン地区では「子ども7人を含む一家10人が死亡した」と証言した。男性によると「負傷者も多いが軍・治安部隊が展開しており、病院にいけない」という。

 弾圧強化について、地域調整委員会のアドルビー氏は「国連安全保障理事会でシリア非難決議が採択される前に、反体制派を抑え込もうとしているのではないか」との見方を示した。政権側は「武装テロ集団」が市民や治安要員を殺傷しているとの主張を崩しておらず、暴力が沈静化する見通しはない。

毎日新聞 2012年1月29日 東京朝刊

3768名無しさん:2012/01/30(月) 17:40:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120130-00000057-san-pol
EEZ基点 39離島の名称内定 尖閣周辺「北小島」など
産経新聞 1月30日(月)7時55分配信

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MEEZの基点となる島命名(写真:産経新聞)

 日本の排他的経済水域(EEZ)の基点でありながら名称がなかった39の離島について、政府が個々の名称を内定したことが29日、分かった。沖縄・尖閣諸島周辺の4島は「北小島」「北西小島」などと名付ける。尖閣諸島の領有権を主張する中国の反発は避けられない見通しだが、政府は今年度中に名称を正式決定し、国土地理院の地図などに掲載する。

【フォト】東シナ海・尖閣諸島…空から見張る緊張の海

 39の島のうち尖閣諸島(沖縄県石垣市)の久場島付近の3島を「北西小島」「北小島」「北東小島」とし、大正島付近の1島を「北小島」と名付けた。このほか奥尻島(北海道奥尻町)近くの小島を「トド島」、知床岬(北海道斜里町)北の小島を「エタシペ岩」、日本海の見島(山口県萩市)北の小島を「見島北オオ瀬」−などと名付ける。

 EEZの基点となる離島は全国に99あるが、このうち49島には名称がなかった。政府は昨年5月、地元への聞き取り調査に基づき10島に命名。残る39島についても昨年11月、島が帰属する1都15市町村に名称を決めるよう要請した。

 各自治体は地元漁協や住民から名称を募り、1月下旬までに回答した。政府は地元の意向を尊重し、自治体の回答通りの名称を採用する方針。年度内に国土地理院と海上保安庁が「地名等の統一に関する連絡協議会」で正式決定し、順次地図や海図に掲載する。

 命名された島は平成22年に施行された低潮線保全法などに基づき、人為的な破壊や浸食からの保全措置が求められており、政府は今後必要に応じ、沖ノ鳥島(東京都小笠原村)で行った護岸工事のような浸食防止措置を講じる。

 また、政府は39島とは別に、領海の基点となる小島の実態調査にも本格着手する方針。これらの小島については基点の数が膨大なため、名称の有無や数も正確に把握できていない。

3769チバQ:2012/01/30(月) 21:41:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120130-00000095-jij-int
政府軍が首都近郊奪還=反体制武装組織の拡大警戒―シリア
時事通信 1月30日(月)17時7分配信

 【カイロ時事】シリア政府軍は30日までに、反体制派が支配下に置いた首都ダマスカス近郊で戦車部隊を投入して軍事作戦を強化、一部を奪還した。戦闘は首都から約4キロ付近で展開されたといい、在英の人権団体「シリア人権監視団」のラフマン代表はAFP通信に、昨年3月の反体制運動開始後、首都近郊で最も激しい交戦になったと語った。
 政府軍はここ数日、中西部ホムスや中部ハマなどでも反政府勢力への圧力を強め、29日の死者は約80人に達した。首都北郊の町ランクスも政府軍の激しい砲撃を受けたという。
 造反兵らが結成した反政府武装組織「自由シリア軍」は、首都郊外のドゥーマやハラスタ、サクバ、ジスリーンなどの一部地域を掌握していた。しかし、自由シリア軍の首都進撃を警戒する政府軍の攻勢を受け、潜伏を余儀なくされたもようだ。首都東郊の反体制派はロイター通信に、「自由シリア軍は戦術的な撤退を行った。政権軍が近郊を再占領し、(反体制派らの居場所を)戸別に捜索し、身柄を拘束している」と語った。

3770チバQ:2012/01/30(月) 21:41:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120130-00000510-san-int
緊迫するシリア情勢…米紙「友人」気取るロシア批判
産経新聞 1月30日(月)10時21分配信


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ウォールストリート・ジャーナル(米国)(写真:産経新聞)

 反体制デモへの弾圧を続けるシリアのアサド大統領に対し、アラブ連盟が「退陣」を勧告する決議を採択した。決議がシリアの政権交代に道を開くものになるかどうかについて見方は分かれているが、本格協議の場はすでに同連盟の要請を受けた国連安全保障理事会に移った。米欧はシリアと緊密な関係を維持してきた常任理事国のロシアにも非難を向けており、ロシアの動向が注目されている。

 ■「追い詰められたアサド大統領」/アッシャルクルアウサト(汎アラブ紙)

 汎アラブ紙アッシャルクルアウサトのターリク・ホマイエド編集長は24日付の解説記事で、シリアのバッシャール・アサド大統領は、アラブ連盟から「退陣勧告」決議を突きつけられたことで「瀬戸際に追い詰められた」と論じた。

 記事はまず、同決議が、シリアとの関係が深い隣国レバノンなどを除き、ほぼすべての加盟国から支持された点に注目し、「アサド大統領はいまや孤立している」と強調。これに対してシリア反体制派は最近、アサド政権への強硬姿勢を強めるサウジアラビアの有力王族と会談を持つなど、「(正統な機関として)アラブ諸国からの承認を得つつある」と指摘する。

 反体制派は今年に入り、シリア問題の安保理への提起を主張し始めていたが、記事は、今回のアラブ連盟の決議により「(同問題が)国際問題化するのは不可避となった」と指摘、事態は反体制派の狙い通りに展開しているとみる。

 同編集長は、22日付の記事でもシリア問題を取り上げている。

 それによると、アサド政権から離反した兵士らで作る反体制派武装組織「自由シリア軍」は最近、西部ホムスやザバダニで政府軍への攻勢を強化しており、これらの都市が完全に解放されれば、昨年のリビア内戦で反カダフィ派部隊の拠点となった同国北東部ベンガジと同様の役割を果たす可能性があるという。

 また、こうした中で政権側は兵士のさらなる離反を警戒し、軍に支給する武器・弾薬の量を減らしている、とも指摘。「(アサド大統領にとって)唯一信頼できる部隊は、弟マーヘル氏が指揮する共和国防衛隊第4師団だけ」であり、政権が行き詰まるのは時間の問題だとの見方を示している。(カイロ 大内清)

 ■妥協の産物は希望の光/フィナンシャル・タイムズ・アジア版(英国)

 「アラブ連盟の監視団がシリアに危機への解決策を求めることを期待するのはこれまで非現実的だった」。英紙フィナンシャル・タイムズ(アジア版)は24日付社説の冒頭で同連盟を辛辣(しんらつ)にこき下ろした。「指導力には疑問があり、動機も不明瞭だった」からだという。

 しかし今回、アサド大統領に「秩序ある」退陣を突き付け、安保理への提起を決めたことは「より好ましい」と一定の評価を与えた。

 同胞を殺戮(さつりく)しようとする独裁者が和平案を受け入れる期待からではない。監視団が何とかしてくれるという最後の希望をアサド氏から引きはがし、シリアと関係を維持してきた国々に彼らが持つ責任に向き合わせたからだというのだ。

 今回の決議は、危機を認識する連盟加盟国とアルジェリアなど現状維持を望む国の「不安定な妥協点」にすぎないという。ただ、連盟が安保理の線からそれなければ、圧力を与えることは可能だと指摘する。

 社説は、リビアのように安保理決議が軍事介入をもたらすという「幻想を抱くべきでない」ともクギを刺す。しかし同連盟の制裁は、兵士らの離反などで政権運営に陰りをもたらし「ロシアが安保理の関与を妨げようとすることを、より困難にしている」と評価する。

 そのうえで、「キリスト教徒やドルーズ派といったイスラム教少数派の政治参画を保障するなど、すべきことがある」とシリア国内の反アサド派に結束を促した。宗派間の緊張を巧みに操り「唯一寛大な保証人」を演じることで権力を保持してきたのがアサド氏だったからだ。こうしたアサド氏の「はったり」を指弾することが「圧力を強め、シリアの未来へかすかな希望の光を与える」と同紙は結んでいる。(桜井紀雄)

3771チバQ:2012/01/30(月) 21:41:58
■「友人」気取るロシア批判/ウォールストリート・ジャーナル(米国)

 「バッシャール・アサドは寂しさを感じているが、まだ十分ではない」

 24日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル社説は、アラブ連盟がシリアのアサド大統領に退陣要求を突きつけたことに、ロシアが「友人」を気取っていると切り捨て、国民を弾圧する政権への武器供与にも関与するロシア政府を厳しく批判した。

 社説は過去10カ月で、アサド政権が「5400人以上の人々を殺害し、平和的な抗議活動を事実上の内戦に変えた」と指摘。それでもロシアが国際社会の退陣圧力を無視し、シリア擁護を続けていると断罪する。

 社説によると、ロシアのラブロフ外相は安保理でシリア制裁を議題にすることにも反対を表明し、市民弾圧にも使用されかねない武器供与にも言及した。

 露有力紙コメルサントによると、ロシアはシリアへの軍用機36機売却で合意。ロシアの空母が今月上旬にシリアに寄港し、数トン規模の武器や弾薬をシリアに受け渡したとの報道もある。

 孤立無援と思われた状況での支援は心強い。社説はアラブ連盟の退陣勧告をアサド政権が「内政干渉」と突っぱねたことにも触れ、ロシアの支援が「(アサド政権を)平和的に退陣させることを困難にしている」と批判した。

 また、社説はロシアがシリアに肩入れする理由について「旧ソ連のお気に入りの独裁者」だったアサド大統領の父、ハフェズ・アサド前大統領の存在を挙げ、強権的な政治手法では共通するプーチン露首相が、アサド大統領を「見捨てはしない」と分析する。

 プーチン首相自身、昨年12月、ロシア全土で反政権デモにさらされた際は、欧米諸国の“策謀”と非難。こうした体験がアサド政権への「信義」を生んでいるとの見方も示している。(ワシントン 犬塚陽介)

3772チバQ:2012/01/30(月) 22:57:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120129/asi12012920440000-n1.htm
ピンチ一転、長期政権 パキスタンのザルダリ大統領
2012.1.29 20:42 (1/3ページ)

パキスタンのザルダリ大統領
 【イスラマバード=田北真樹子】軍や最高裁との対立が絶えず、国民からの支持も低いといわれるパキスタンのザルダリ政権が、発足当初の多くの予測に反して長期政権になる可能性が出てきた。ザルダリ大統領の政権維持の秘訣(ひけつ)は何か。

 「2008年9月の大統領就任時、3カ月はもたないと思われていたのに。彼は強運だ」と、政治・軍事アナリストのタラト・マスード氏は驚きを隠さない。

 同国の文民政権は1970年代のズルフィカル・アリ・ブット政権以来、任期を満了したことがない。ときには軍事クーデターの前に倒れ、多くが短命に終わってきた。ザルダリ大統領−ギラニ首相のコンビは政権発足から4年目に突入し、同国では長期政権の域に入っている。

 ザルダリ氏は、2007年12月に暗殺されたベナジル・ブット元首相の夫で、「偶発的に大統領になった」と揶揄(やゆ)される人物だ。ブット首相時代には、夫の立場を利用して賄賂を手にしたとして「ミスター10%」の悪名で呼ばれた。1996年にブット氏が失政や腐敗を追及されて首相の座を追われる直前に汚職容疑などで逮捕され、8年間収監された。

 「ザルダリ氏の強さのカギは現在の下院の勢力にある」と語るのは、主要英字紙ドーンのコラムニスト、シリル・アルメイダ氏。下院は大統領を罷免できるが、ザルダリ氏が長男のビラワル・ブット氏とともに共同総裁を務めるパキスタン人民党(PPP)を中心とする与党勢力は強く、罷免に必要な下院3分の2以上の賛成は得られない状況にある。

 ザルダリ氏は政治的なサバイバル能力も備えている。アルメイダ氏によると、野党の攻撃にも冷静さを崩さず水面下で対応し、同国で繰り返されてきた“恩讐政治”もやらない。アルメイダ氏は、「これらは誰もが知らなかったザルダリ氏の能力」と表現し、その結果、「ザルダリ氏は物事を動かすのに必要な51%の支持を獲得することができる」と話す。

 一方、マスード氏は、「ザルダリ氏は敵の強みと弱みを見抜き、相手に先んじて動くことができる」と分析する。例えば、軍についてザルダリ氏は(1)国際社会は軍政を受け入れない(2)軍は武装勢力との戦いで手いっぱい(3)最大野党は軍による政権転覆を支持しない−という“弱み”を把握している。その上で、軍を試す挑発的な発言を行い、軍が反発すれば一歩退き、また挑発を繰り返して、「軍とうまく対峙(たいじ)してきた」(マスード氏)という。

 そんなザルダリ氏がいま最も気をもんでいるのが、最高裁がザルダリ氏の過去の汚職事件の審理再開手続きを進めるよう政権に要請していることだ。「現職大統領には免責特権がある」と、これを拒否するギラニ首相が有罪判決受け、失職する可能性もある。だが、マスード氏は「どう転がっても政権が倒れることはないだろう」とみる。

 「初の政権の任期全うと、次期総選挙での再勝利を目指している」(アルメイダ氏)とされるザルダリ氏。3月の上院選はPPPの勝利が有力視されており、勝利すれば、仮に年内の実施が噂される解散・総選挙があっても政権にとって追い風となる。ただ、「パキスタンは不可解なことが起きる国」(アルメイダ氏)。長期政権の見通しを覆す事態が起こる可能性も排除できない。ザルダリ氏の「強運」が引き続き試されることになりそうだ。

3773チバQ:2012/01/30(月) 22:58:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120117/asi12011708090000-n1.htm
パキスタン クーデターの悪夢は繰り返されるのか
2012.1.17 08:08 (1/2ページ)

12日、パキスタン東部のラホールで、与党のパキスタン人民党議会派を支持する集会に参加する女性ら(AP)
 文民政権と軍の対立が深まっているパキスタンで、この国の悪癖ともいうべき軍事クーデターの再発を危ぶむ声が上がりだした。対テロ戦の最前線であり、核武装するパキスタンの安定は極めて重要だ。クーデターによりパキスタン情勢が複雑化すれば地域を危険に陥れ、テロリストに付け入る隙を与えることにもなりかねない。欧米主要紙は、クーデターの可能性は高くないとみているものの、文民政権を次期総選挙まで継続させるべきだと危機感をあらわにしている。

 対立の発端は、軍のクーデターを恐れたアシフ・アリ・ザルダリ大統領(56)が、米軍の協力を求める「極秘メモ」をフサイン・ハッカニ駐米大使(当時)を通じ、米国に送ったとされる疑惑だ。

 最高裁は特別委員会を設置して疑惑追及を進めており、軍は調査を支持する陳述書を提出した。最高裁はこれとは別に、ザルダリ氏が罪に問われている汚職事件の審理再開のための手続きを進めるよう政権側に要求している。

 政権と軍の対決の構図に最高裁がからみ、「パキスタンの文民政府は大抵短命で、軍事クーデターによって見捨てられてきた。この悲惨なパターンが、軍と最高裁の圧力が高まる中、繰り返される恐れがある」(12日付の米紙ニューヨーク・タイムズ=NYT、社説)。

 ただし、その可能性はというと「想像もできないというほどではないが、起こりそうにはない」(13日付の英紙フィナンシャル・タイムズ=FT、社説)との見方が大半だ。「パキスタン経済はひどい苦境に陥っており、昨年はエネルギー不足と暴動が発生した。軍はすでに責任を持ってジハード(聖戦)を掲げるイスラム武装勢力と戦っており、上級の将軍らは憲法違反の動きには関心がないと主張している」(FT)からだ。

 渦中のハッカニ氏はというと、すでに大使を解任され、最高裁の調査を受けている。12日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)電子版によれば、「解任によって、この問題は終わったと考えられていると軍や政府の高官は話している」という。

 今後について、WSJは、「政権は国家の経済や安全保障問題を解決するよりも政治論争に奮闘しながら、よろめいていく」と推測する。次期総選挙は来年3月までに行われ、「政府がそれまで持ちこたえれば、パキスタン史上初めて任期を満了した文民政府となる」と期待している。

 一方、ザルダリ氏は夫人のベナジル・ブット元首相が暗殺され、大統領の座についた人物だ。しかし、元はといえば汚職にまみれ、その賄賂の受け取り方から「ミスター10%」と侮蔑され、国民からの信頼は低い。

 NYTは、「あらゆる努力をもって投票を行わなければならない。そして、より有能な文民政権に政治が引き継がれることを人々は願っている」と指摘している

3775とはずがたり:2012/01/31(火) 01:05:00
フランスではあっさり上がるのかな?

サルコジ大統領、付加価値税の増税を表明
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20120130-567-OYT1T00367.html
2012年1月30日(月)13:54

 【パリ=三井美奈】フランスのサルコジ大統領は29日、地元テレビとのインタビューで、同国の付加価値税(VAT、日本の消費税に相当)の標準税率を今年10月から、1・6ポイント引き上げて21・2%とする方針を発表した。

 また、8月には0・1%の税率で金融取引税を導入すると表明した。

 仏のVAT標準税率は現在、19・6%。今月から5・5%から7%に引き上げられた食料品などに適用される軽減税率については、そのまま据え置かれる。

 大統領はVAT増税で得た税収を企業の社会保障費負担軽減にあて、労働コスト引き下げを図る考えを示した。計画では、VAT増税による130億ユーロ(1兆3000億円)の増収分を「家族手当」の企業負担引き下げに充てる。高負担が企業の国外流出を招いているとの認識からで、「国内産業は空洞化しつつある。(VAT増税は)これを食い止める唯一の確かな方法だ」と訴えた。大統領はさらに、「雇用を守り、尊重しなければならない」と述べ、増税が企業の雇用維持に寄与すると強調した。

3776チバQ:2012/01/31(火) 12:34:11
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/01/31/20120131ddm007030142000c.html
ケニア:閣僚公判に動揺 大統領選候補も対象 内政対立の火種に−−国際刑事裁
 【ヨハネスブルク高尾具成、ブリュッセル斎藤義彦】07〜08年のケニア暴動を巡り、国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)が23日、「人道に対する罪」でケニア現職閣僚ら4人の公判開始を決め、次期大統領選を控えたケニアの国内政治を揺さぶる事態になっている。訴追された4人のうち、年内に予定される大統領選で最有力候補の一人だったケニヤッタ副首相兼財務相は26日、財務相を辞任。副首相職にはとどまり、大統領選出馬の意向を変えていないが、仮に収監される事態になれば出馬できなくなる可能性もあり、苦境に追い込まれている。

 大統領選ではキバキ大統領派のケニヤッタ氏と、元野党指導者で現首相のオディンガ氏が最有力。キバキ大統領派とオディンガ氏支持者は07年の大統領選後に民族対立もからみ衝突、1000人以上が死亡した。ICCは双方の支持者各2人を公判にかけることを決めたが、オディンガ首相本人は罪に問われない。「欧州はオディンガ氏に肩入れした」との反発もあり、新たな対立の火種になる恐れがある。

 ケニヤッタ氏は最大民族キクユ族で、ケニヤッタ初代大統領の息子。金融や観光業で成功し、米誌に「ケニアで最も裕福」と報じられたことがある。同じキバキ大統領派では、公判開始が決まったムタウラ内閣官房長官も26日に辞任した。一方、オディンガ首相派では首相とともに大統領選への立候補を表明しているルト元高等教育・科学技術相の公判開始も決まった。

 ICC側は「紛争解決の21世紀型のモデルだ」(モレノオカンポ主任検察官)と胸を張る。大統領選への影響を問われたモレノオカンポ主任検察官は「だれを選ぶかはケニアの国民が決めること」と内政干渉の意図を否定しているが、ICCが捜査に着手したのはリビアなどアフリカ大陸の国ばかりで、欧州・白人側が訴追を通じてアフリカに“政治指導”していると取られかねない構図がある。

毎日新聞 2012年1月31日 東京朝刊

3777チバQ:2012/01/31(火) 23:06:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120131-00000002-cnn-int
イラク副大統領、宗派対立の再燃を警告 首相への批判強める
CNN.co.jp 1月31日(火)9時33分配信

イラク北部イルビル(CNN) イラク当局に逮捕状を出されて北部クルド人自治区へ逃れているハシミ副大統領は31日までにCNNのインタビューに答え、同国でまもなく宗派対立が再燃し、いったん撤退した米軍が復帰を迫られる可能性があると警告した。

副大統領は「マリキ首相がこの国を宗派対立の危機に陥れている」と主張。その結果、米国は2003年にフセイン政権を倒した後と同様の問題に直面するだろうと述べた。

ハシミ副大統領はイスラム教のスンニ派で、マリキ首相はシーア派。イラクではシーア派が過半数を占める。

副大統領はまた、オバマ米大統領がイラク戦争の終結宣言で同国を「自由で安定した民主主義国家」にすることができたと述べたことを、「どのイラクのことだ。米国が何を誇れるというのか」と批判。イラク情勢によって米国の国益が損なわれる恐れもあると警告し、「イラクの将来は暗い」と断言した。

マリキ首相は「独裁者」になりつつあるのかとの質問には、「軍最高司令官や国防相、内相、国家安全保障相を兼任する首相を、イラクや米国の一般国民は何と呼ぶか」と問い返した。

同国ではシーア派とスンニ派の間で緊張が高まっている。スンニ派と世俗派勢力で構成する議会会派イラキヤは昨年12月、議会のボイコットを表明。その数日後、司法当局が副大統領に、政府関係者を狙ったテロを指示した容疑で逮捕状を出した。イラキヤは29日、ボイコットを取り下げて議会活動を再開すると発表したものの、内閣への参加は停止したままとなっている。

3778チバQ:2012/02/01(水) 20:49:38
http://mainichi.jp/select/world/news/20120202k0000m030018000c.html
フランス大統領選:サルコジ氏「歴史的」苦戦

サルコジ仏大統領=2011年3月撮影 【パリ宮川裕章】フランス大統領選(第1回投票4月22日)まで3カ月を切った。雇用問題を中心に、原発政策なども争点に浮上する中、各世論調査の支持率では左派・社会党のオランド氏がトップに立ち、右派・国民運動連合のサルコジ大統領、極右・国民戦線のルペン氏、中道・民主運動のバイル氏が小差で追う展開だ。過去に現職大統領が再選を狙った第1回投票で1位にならなかった例はなく、サルコジ氏は「歴史的」苦戦を強いられている。

 サルコジ氏は1月29日のテレビ出演でも出馬を正式表明せず、「大統領職に専念する」と繰り返した。ぎりぎりまで出馬表明せずに現職の指導力をアピールする戦術だ。だがサルコジ大統領就任(07年)以来、失業率は8.5%から9.7%に上昇。各世論調査で、前回支持者の約3割が他候補に移るなど期待が落胆に変わっている。一方、オランド氏は「若者を中心とした15万人の雇用拡大」などの政策を打ち出し、17年ぶりの社会党大統領を目指す。

 オランド氏は与党・国民運動連合が62歳に引き上げた退職年齢を60歳に戻す公約を掲げるのに対し、サルコジ氏の国民運動連合は社会党が保革共住政権時代に導入した週35時間労働制の見直しを検討するなど対立は激しさを増している。原発政策も「推進」のサルコジ氏に対し、オランド氏は「削減」だ。

 新政策の財源や財政赤字削減策でも両者の違いは際立つ。サルコジ氏が日本の消費税に当たる付加価値税増税と、企業の社会保障負担軽減策による国際競争力増強で対応しようとするのに対し、オランド氏は富裕層や企業への増税でまかなう計画だ。人物評で「オランド氏は決断力ではサルコジ氏に劣る」とみられている半面、サルコジ氏に対しては粗野な言動から「国家の顔」として「ふさわしくない」とする国民は多い。

 ◇移民政策、極右と差少なく
 また、欧州債務危機の選挙戦への影響は明白だ。オランド氏は「欧州独自の公的格付け機関の設置」を提唱し、仏で広がる米英中心の金融市場への不信感を票につなげたい思惑だ。サルコジ氏は「仏だけでなく欧州、世界が経済危機だ」と自らの政策への批判をかわしつつ、「金融取引税」を欧州連合(EU)に先行して導入する考えだ。

 一方、極右・国民戦線のルペン氏は「ユーロ圏離脱」「移民制限」などを訴え支持を伸ばしている。国立科学研究センター(CNRS)のベイル研究部長は「ルペン氏は反欧州統合、反グローバリズムの候補として現れた。前党首の父ジャンマリ氏ほど人種差別的でもないので有権者は投票に抵抗を感じない。サルコジ氏の移民制限策はルペン氏の政策に近く、ルペン氏がもはや異端の候補に見えなくなっている」とする。

 前回大統領選の第1回投票で3位につけたバイル氏も、国民運動連合、社会党の中間に支持層を持ち、大統領選の鍵を握るとみられる。だが前回バイル氏に投票した支持者の約2割がオランド氏支持に移ったとの分析もある。

3779チバQ:2012/02/01(水) 22:48:32
http://www.asahi.com/international/update/0201/TKY201202010603.html
2012年2月1日20時16分
イスラエル与党党首選、ネタニヤフ首相の再選確実
 イスラエルのネタニヤフ首相が率いる与党リクードは31日、党首選を行い、1日未明までの開票でネタニヤフ氏が75%以上の票を得て再選が確実になった。イスラエル放送が伝えた。

 当選を受けてネタニヤフ氏は「リクードは、私たちの遺産に深く根差すイスラエルのすべての土地で、入植事業を続けることを誓う」と述べ、党員に向けて入植活動の継続を約束した。また、近く実施されるとみられていた総選挙については「まだ時間がある」と述べ、当面は実施されないとの認識を示した。

 イスラエル紙ハアレツによると、同党は党員約12万5千人のうち、約30%が占領地ヨルダン川西岸や東エルサレムのユダヤ人入植地に住む入植者。イスラエル政府は占領地での入植活動を加速させており、中東和平交渉再開の条件として入植の凍結を求めるパレスチナ側との溝が広がっている。

3780チバQ:2012/02/01(水) 22:52:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120201/mds12020120250006-n1.htm
中露、拒否権行使鮮明に リビアの二の舞避けたい
2012.2.1 20:23 (1/2ページ)[政変・反政府デモ]

1月31日の国連安全保障理事会の協議に出席し、ライス米国連大使(左)から耳打ちを受けるクリントン米国務長官(ロイター)
 【ニューヨーク=黒沢潤】国連安全保障理事会は1月31日、反政府デモへの弾圧が続くシリア問題を協議した。米欧理事国がアサド大統領退陣などを求める決議案の早期採択を訴えたのに対し、中国とロシアは拒否権行使の姿勢を鮮明にした。中露には、昨年3月、リビアへの軍事介入に道を開いた安保理決議で欧米に譲歩した結果、カダフィ政権崩壊を招いたという“苦い経験”があり、リビアの「二の舞い」は避けたいとの思惑がある。

 会合にはクリントン米国務長官、ヘイグ英外相、ジュペ仏外相ら、米欧理事国から軒並み閣僚級が出席した。アラブ連盟(本部・カイロ)からも、アラビ事務局長が参加するなど、「(安保理協議の)形勢を一変させる好機」(国連外交筋)となる中、中露両国に圧力をかける狙いがあった。

 これに対し、ロシアのチュルキン国連大使は「国際社会は(シリア情勢を)悪化させるべきではない」と強調、決議案に断固反対する姿勢を示した。中国の李保東大使も「(決議採択は)事態を複雑化させるだけだ」と、米欧理事国を強く牽(けん)制(せい)した。

 中露両国にとって、米英などによる本格空爆に道を開いた3月の対リビア決議は「あしき前例」(国連外交筋)だ。ロシアは軍事的、また、経済権益維持の観点からシリア政府が完全に崩壊する事態を望んでいない。

 クリントン米国務長官はこうした状況も踏まえ、「一部の国には、安保理が『もう一つのリビア』に向かっているとの懸念もあるようだが、間違った比較だ。シリア(とリビア)は違った状況にある」と強調し、軍事介入をしない姿勢を示すとともに、ロシアに態度軟化を呼びかけた。

 ヘイグ英外相も「アラブ諸国が安保理に『後ろ盾』になってほしいと言っているのだ」と述べ、中露に決議採択への同調を求めた。

 米欧と中露の間では、1月22日にアラブ連盟が採択した決議を「安保理が最大限支持する」という文言の是非などをめぐり交渉が行われている。安保理では1日も大使級会合が開かれ、協議が続けられる。

3781名無しさん:2012/02/02(木) 14:57:22
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50
不祥事続発のハンナラ党、「セヌリ党」に変更へ
読売新聞 2月2日(木)11時35分配信

 【ソウル=中川孝之】韓国の政権与党ハンナラ党は2日、新党名を「セヌリ党」とする案を発表した。

 「セ」は「新しい」、「ヌリ」は「世の中」を意味する。13日の党全国委員会で正式決定され、4月の総選挙、12月の大統領選挙には新党名で臨むことになる。

 ハンナラ党は不祥事続発を受け、党改革の一環で一般から党名を公募していた。応募は1万件以上寄せられたという。同党は、李明博(イミョンバク)現政権下で経済格差が拡大したことから、総選挙では過半数割れも予想されている。

3782名無しさん:2012/02/02(木) 15:08:27
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/mideast/544016/
シリア大統領夫人は「現代のマリー・アントワネット」
配信元:産経新聞
2012/01/30 23:55更新

メインフォト
シリアのダマスカスで11日開かれたアサド大統領の支持集会に現われたアスマー大統領夫人(ロイター)

 【ロンドン=木村正人】米誌に「砂漠のバラ」と称賛され、シリアの市民生活の向上に尽力してきた英国生まれのアスマー大統領夫人(36)への批判が欧米で高まっている。バッシャール・アサド大統領が反体制派デモへの武力弾圧を強め、国連によると死者は5千人を超えるのに、夫人が沈黙しているためだ。「夫人はとらわれの身と同じで、何も公には発言できない」との同情論もある。

 夫人はシリア人でイスラム教スンニ派の心臓専門医を父に、元外交官を母にロンドンで生まれ育った。英国の教育を受け、ロンドン大卒業後、ロンドンやパリ、ニューヨークの銀行で勤務し、4カ国語に堪能だ。バッシャール青年とはシリアに家族旅行した際、知り合った。

 ハフェズ・アサド前大統領の次男のバッシャール氏は1992年、眼科医になるため訪英し、夫人との愛を深めた。しかし、94年、体制の後継者だった兄が交通事故で急死、祖国に呼び戻され、運命が急転する。

 2000年6月にハフェズ氏が死去、バッシャール氏が大統領に就任した。アサド家はイスラム教アラウィ派(シーア派の一派)で、スンニ派の夫人との結婚に反対の声も上がったが、同年末に挙式。夫人は今も、シリアと英国の2つの国籍を有する。

 2人は宮殿ではなく高級アパートに暮らし、夫人は息子2人と娘1人を車で学校に送り迎えした。デザイナーズブランドを着こなし、赤い靴底で人気の仏クリスチャンルブタンを愛用。交流サイト、フェイスブックも開設した。

 さらに、職能組合を通じて社会の組織化を図ってきた支配政党バース党の機構とは別に、若者や新興ビジネス層に対し、NPO、NGOを通じた弱者擁護や貧富の格差解消などの社会・経済問題の解決とより自由な社会の実現を訴え、異色のファーストレディーとしても注目された。

 しかし、昨春に反体制派デモへの弾圧が始まると、夫人は沈黙した。昨秋に招かれた国際救護員が、市民が犠牲になっていることを報告すると、無表情で聞いているだけだったという。

 今月の大統領の演説に、夫人が寄り添っていたため、「弾圧を支持している」「(最後は処刑される)現代のマリー・アントワネット」と欧米メディアに批判され、ロンドンの実家には爆弾の落書きが残された。一方で「彼女は何が起きているのか全て知っているが、沈黙させられている」という擁護論もある。

3783チバQ:2012/02/03(金) 12:03:13
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/03/20120203ddm007030103000c.html
シリア:民衆弾圧 大統領、内外で窮地 離反兵士の蜂起相次ぐ
 ◇安保理で退陣策協議
 【カイロ和田浩明】反体制派の武力弾圧を続けるシリアのアサド大統領に対して退陣を求める圧力が内外で強まっている。国内では北部イドリブや中部ホムス、ハマなどに加え、首都ダマスカスの東郊でも離反兵士らが蜂起している。国連安全保障理事会では弾圧停止と権限移行を促す決議案が協議中だ。しかし、アサド大統領は辞任に応じる意向は見せておらず、10カ月を超えた衝突による死者は少なくとも5400人(国連推計)に上っている。

 シリアの反体制団体「地域調整委員会」や離反兵士団体「自由シリア軍」の関係者によると、政府軍・治安部隊による住民への攻撃や反体制派との戦闘は継続中だ。自由シリア軍などは1月20日ころまでにダマスカス北西約30キロの町ザバダニを制圧。首都近郊でも政府軍と衝突した。

 中部ハマの50代男性は1日、毎日新聞の電話取材に「政府側の攻撃は4日間続いた。連日約9時間停電が続き、食料を購入する現金が底をつきつつある」と窮状を打ち明ける。20代の男性住民は「毎日約20〜30人が死んでいる。軍は戦車も投入した」と述べた。

 これに対して、アサド大統領は反体制派を「外国の支援を受けた武装テロリスト集団」と非難しており、徹底弾圧の構えだ。シリア国営通信によると、大統領は1月31日に負傷兵士を見舞い、「国土の治安と安定」への貢献をたたえたという。

 一方、国連本部ではシリア情勢を巡り、アサド政権に対し▽大統領から副大統領への権限移譲▽反体制派も含めた挙国一致内閣の設立▽国際監視下の民主的選挙−−などを求める決議案について安保理協議が続いている。

 アラブ諸国ではペルシャ湾岸のカタールがアサド政権を「殺人機械」(ハマド首相)と指弾、強硬姿勢を取っている。アラブ連盟のアラビ事務局長もシリアに「素早く決定的な行動」を求めた。ロシア、中国は退陣要求決議案に反対しており、調整が続いている。

 ロイター通信によると、欧米諸国はアラブ諸国と共にアサド大統領の退陣を視野に入れ亡命案の検討に着手した。アラブ首長国連邦(UAE)など3カ国が受け入れ候補国として浮上しているという。

毎日新聞 2012年2月3日 東京朝刊

3784チバQ:2012/02/03(金) 12:04:41
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/02/20120202ddm007030158000c.html
蠢くフランス:12年大統領選 サルコジ氏苦戦 失業率上昇、支持離れ
 <蠢(うごめ)くフランス>

 【パリ宮川裕章】フランス大統領選(第1回投票4月22日)まで3カ月を切った。雇用問題を中心に、原発政策なども争点に浮上する中、各世論調査の支持率では左派・社会党のオランド氏がトップに立ち、右派・国民運動連合のサルコジ大統領、極右・国民戦線のルペン氏、中道・民主運動のバイル氏が小差で追う展開だ。過去に現職大統領が再選を狙った第1回投票で1位にならなかった例はなく、サルコジ氏は「歴史的」苦戦を強いられている。

 サルコジ氏は1月29日のテレビ出演でも出馬を正式表明せず、「大統領職に専念する」と繰り返した。ぎりぎりまで出馬表明せずに現職の指導力をアピールする戦術だ。だがサルコジ大統領就任(07年)以来、失業率は8・5%から9・7%に上昇。各世論調査で、前回支持者の約3割が他候補に移るなど期待が落胆に変わっている。一方、オランド氏は「若者を中心とした15万人の雇用拡大」などの政策を打ち出し、17年ぶりの社会党大統領を目指す。

 オランド氏は与党・国民運動連合が62歳に引き上げた退職年齢を60歳に戻す公約を掲げるのに対し、サルコジ氏の国民運動連合は社会党が保革共住政権時代に導入した週35時間労働制の見直しを検討するなど対立は激しさを増している。原発政策も「推進」のサルコジ氏に対し、オランド氏は「削減」だ。

 新政策の財源や財政赤字削減策でも両者の違いは際立つ。サルコジ氏が日本の消費税に当たる付加価値税増税と、企業の社会保障負担軽減策による国際競争力増強で対応しようとするのに対し、オランド氏は富裕層や企業への増税でまかなう計画だ。人物評で「オランド氏は決断力ではサルコジ氏に劣る」とみられている半面、サルコジ氏に対しては粗野な言動から「国家の顔」として「ふさわしくない」とする国民は多い。

 ◇移民政策、極右と差少なく
 また、欧州債務危機の選挙戦への影響は明白だ。オランド氏は「欧州独自の公的格付け機関の設置」を提唱し、仏で広がる米英中心の金融市場への不信感を票につなげたい思惑だ。サルコジ氏は「仏だけでなく欧州、世界が経済危機だ」と自らの政策への批判をかわしつつ、「金融取引税」を欧州連合(EU)に先行して導入する考えだ。

 一方、極右・国民戦線のルペン氏は「ユーロ圏離脱」「移民制限」などを訴え支持を伸ばしている。国立科学研究センター(CNRS)のベイル研究部長は「ルペン氏は反欧州統合、反グローバリズムの候補として現れた。前党首の父ジャンマリ氏ほど人種差別的でもないので有権者は抵抗を感じない。サルコジ氏の移民制限策はルペン氏の政策に近く、ルペン氏が異端の候補に見えなくなっている」とする。前回大統領選の第1回投票で3位につけたバイル氏も、国民運動連合、社会党の中間に支持層を持ち、鍵を握るとみられる。だが前回バイル氏に投票した支持者の約2割がオランド氏支持に移ったとの分析もある。

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 ■ことば

 ◇仏大統領
 直接選挙で選ばれ、任期5年。再選は一度まで認められている。00年の憲法改正前までは任期7年だった。首相の任命権や下院の解散権、国民投票施行権を持つほか非常時には独裁的権限を行使することもでき、「共和君主制」とも評される。

 第二次大戦後の第4共和制(1946〜58年)では、大統領は儀礼的な存在だったが、ドゴール氏が議院内閣制と大統領制の中間的な「半大統領制」と呼ばれる現在の第5共和制を発足させ、大統領の権力を大幅に強化した。

 大統領選挙は、第1回投票で過半数の票を獲得する候補者がいない場合、上位2人による決選投票(第2回投票)が行われる。過去8回の大統領選で第1回投票で決着が付いた例はない。

毎日新聞 2012年2月2日 東京朝刊

3785名無しさん:2012/02/03(金) 22:07:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120203/mds12020320320003-n1.htm
イスラム勢力が議会選圧勝 クウェート、女性議席なし
2012.2.3 20:31
 世界有数の産油国クウェートで2日実施された国民議会(定数50)選挙は3日に結果が判明、中東の衛星テレビなどによると、解散前は約20議席だったイスラム系中心の野党勢力が34議席と圧勝した。一方で女性候補は全員落選、2009年の議会選で初めて誕生した女性議員は姿を消した。

 投票率は62%(登録有権者数約40万人)。クウェートでは、中東の民主化運動「アラブの春」に触発され、汚職追放や議院内閣制導入を求める声が高まっており、野党勢力が追い風を受けた形。

 ただ、既に保守的なイスラム国家である上、首長の権限が大きいこともあり、内政や外交政策が大きく変化する可能性は小さい。

 「アラブの春」を受けたチュニジアやエジプトの選挙ではイスラム政党が第1党となったが、クウェートでは野党勢力の多くが独立系議員で、統一行動を取れるかどうかも不明だ。(共同)


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