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国際関係・安全保障論

1■とはずがたり:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。

2272チバQ:2010/03/05(金) 21:38:41
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100305/mds1003052103002-n1.htm
イラク国民議会選 7日投票 世俗派伸長も混戦模様 スンニ派勢力も参加 (1/2ページ)
2010.3.5 21:01
 【カイロ=村上大介】2003年のフセイン政権崩壊後2回目となるイラク国民議会選挙(定数325)の投票が7日、行われる。11年末の米軍完全撤退をにらみ、民主主義定着と治安安定を示すことができるのか−重要な時期を担う新政権の方向を決める選挙となる。今回は、宗派抗争再燃を嫌う世論を背景に世俗派が支持を伸ばしているとされ、イスラム教シーア派主導政権を担ってきたマリキ首相は宗派色を薄めた「法治国家連合」を率いて続投を目指す。だが、どの勢力も単独過半数に届かず、選挙後の連立交渉は難航が予想されている。

 今回は、05年の前回選挙をボイコットしたスンニ派勢力がさまざまな形で選挙参加を決め、ようやくイラクの全勢力が参加した“正統な選挙”の形が整った。 マリキ首相は、各派を糾合した「法治国家連合」を立ち上げ、シーア派出身ながら有力スンニ派政党と連携する世俗派のアラウィ元首相ら率いる「イラキーヤ(イラク国民運動)」とリードを奪い合っている。

 世論調査などでは宗派主義脱却を訴える世俗派への支持が高まっているとされ、今選挙では、宗派の枠組みを脱却しようとする傾向が強まっていると指摘されている。シーア派の統一連合を率いてきたマリキ氏が「法治」を強調し、宗教色を薄める方向に動いているのも、こうした流れに沿ったものだ。

 シーア派勢力は、マリキ首相を批判するイラク・イスラム最高評議会(SICI)や反米強硬派指導者、ムクタダ・サドル師派が連携した「イラク国民同盟」と、マリキ氏の「法治国家連合」に分裂。一方、クルド2大政党は従来通り、統一会派「クルド同盟」を維持しており、現状の勢力維持は確実だ。

 また、スンニ派では、サマライ国民議会議長らの「イラク合意リスト」が最大勢力となっているが、国際テロ組織アルカーイダ系の武装組織掃討に協力した有力部族の一部が「法治国家連合」に合流するなど、票は分散気味だ。

 イラク人口の半分以上を占めるシーア派勢力の分裂で、どの勢力も単独過半数獲得は不可能な状況とみられ、連立交渉には「数週間ではなく、数カ月かかるだろう」(米政府当局者)と、すでに難航は確実視されている。交渉が混乱し、政治的な空白が生じれば治安が悪化する懸念もあり、今年8月末の駐留米軍の戦闘部隊撤退、来年末までの完全撤退という日程にも影響を及ぼしかねない。

 マリキ首相は4日、米CNNテレビのインタビューで、イラク国内の治安情勢次第では撤退期限を越えて米軍に駐留要請する可能性もあると初めて明言した。米紙も、米軍が選挙後に混乱が生じた場合に備え、撤退を遅らせる準備をしていると報じている。

2273チバQ:2010/03/06(土) 11:39:24
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100306/mcb1003060505002-n1.htm
イラク 7日に連邦議会選 党派対立で政権協議難航も (1/2ページ)2010.3.6 05:00

選挙戦でマリキ首相を支持する女性有権者ら=2月27日、イラク中部ナジャフ(AP)【拡大】
 イラク中部ディヤラ州の州都バクバで3日、連続自爆テロがあり、少なくとも33人が死亡、55人が負傷した。今回の事件は2月5日、イスラム教シーア派巡礼者を狙い、41人が死亡、約150人が負傷した同派の聖地、イラク中部カルバラで起きた自爆テロ以来、最大規模。

 イラクでは連邦議会選挙の投票日を3月7日に控え、国際テロ組織、アルカーイダ系武装勢力の犯行とみられる爆弾テロが相次いでいる。テロ事件による2月の死者数は350人余りで、1月の約2倍に上った。

 連邦議会選への出馬資格をめぐり、独立高等選挙委員会(選管)の判断は二転三転した。選管は1月半ば、旧フセイン政権の支配政党で現在は非合法化されているバース党と関係があるとして、立候補予定者約500人に出馬を禁じる決定を下した。出馬を禁じられた者の多くは、故サダム・フセイン元大統領と同じイスラム教スンニ派か、宗派横断的な民族主義者だった。

 この決定に対する異議申し立てを上訴裁判所が審理していた2月初旬、選管は連邦議会選への出馬を禁じられた立候補予定者の出馬を認め、選挙後にあらためて当選者について資格審査を行うとした。ところが、マリキ首相の与党でシーア派主体の法治国家連合の幹部が「憲法違反の可能性がある」と反発すると、選管は手続きに不備があったとして、異議申し立てをしていた177人のうち28人を除いて再び出馬を禁止した。

 出馬資格を剥奪(はくだつ)された中に、スンニ派有力議員のサレハ・ムトラク氏も含まれいた。ムトラク氏が属する「イラク国民対話」は2月中旬、連邦議会選への不参加を表明。他の会派にも選挙ボイコットを呼びかけた。イラク国民対話は、アラウィ元首相らとともに世俗派の政党連合「イラキーヤ」を結成していた。しかし、ボイコットの呼びかけに応える会派は少なく、イラク国民対話はまもなく選挙運動を再開した。

 イラク国防省は2月26日、旧フセイン政権時代のイラク将校で、旧政権で職を追われた約2万人の復職を認めることを発表した。これはバース党関係者の出馬禁止と矛盾するようだが、マリキ政権が出馬禁止問題の混乱で失った支持を取り戻そうとする政治的な動きとみられる。

 連邦議会選挙までテロ事件が続く可能性は高いが、投票に支障はないだろう。しかし、各党派は鋭く対立したままであり、選挙後の政権協議は難航するに違いない。(オックスフォード・アナリティカ)

2274チバQ:2010/03/06(土) 11:56:05
http://mainichi.jp/select/world/news/20100306ddm007030153000c.html
イラク連邦議会選:あす投票、混戦模様 宗派対立の回避模索 米、撤退へ影響懸念
 【カイロ和田浩明、ワシントン草野和彦】イラクの連邦議会(325議席、任期4年)の総選挙が7日投票される。マリキ首相が治安の相対的安定化や油田開発を「成果」と強調し2期目を目指す一方、最大会派でシーア派主導の「イラク国民同盟(INA)」やクルド人会派も勢力の維持・拡大を狙う。しかし米国は、選挙前にテロが相次いでいることから、選挙後も治安が完全には安定せず、今夏の駐留米軍戦闘部隊撤退に影響が出かねないと懸念している。総選挙は混戦模様で選挙後の組閣での連立は必至だ。

 宗派主義的政党が敗退した昨年1月の地方選を踏まえ、マリキ首相がイスラム教シーア、スンニ両派の横断型会派「法治国家連合(SLC)」を率いるなど宗派間対立を回避し、横断色の打ち出しを図る派が目立つ。

 INAは「スンニ派政治家も参加した国民的勢力」と主張。世俗主義のシーア、スンニ両派が同居する「イラク国民運動(イラキヤ)」も「全イラク人の代表」と強調する。

 シーア派のアッダワ党が中心ながら国家主義、中央集権を唱え地方選に勝利したSLCは、今回も同一路線で「統治の実績」(デバガ政府報道官)を打ち出す。「SLC有利」との世論調査もある。

 クルド人系はクルド愛国党(PUK)、クルド民主党(KDP)の2大既成政党に加え、昨年7月の自治議会選挙で躍進した「変革運動」も国政進出を図る。アラブ系中央政府とクルド自治政府の緊張は今後のイラクの治安上最大の焦点だ。

 スンニ派にとっては、人口比(20%)に見合う議席数に近づけるかが焦点だ。「敗北で排除されたと感じれば、スンニ派は暴力に訴える可能性もある」(政治評論家のマフムード・ジャシム・バグダッド大教授)。

 05年の前回選挙で成立した正式政府下で初の今回の選挙は、米軍撤退を実現し「主権回復」を果たす重要な一里塚でもある。

 一方、米軍撤退スケジュールに誤算が出れば、今年11月の米中間選挙や、アフガニスタンの10万人規模の米軍維持計画にも悪影響を及ぼしかねない。

 現在のイラク駐留米軍は約9万5000人。8月末には戦闘部隊が撤退して5万人まで縮小し、残留部隊も11年末までに撤退する。

 駐留米軍のオディエルノ司令官も先月、予定通りに米軍を撤退させるには、新政権発足までの成り行きを見守る必要があるとの認識を示した。不測の事態があれば、一部の戦闘部隊撤退を遅らせる「緊急対策」があることも明らかにしている。

毎日新聞 2010年3月6日 東京朝刊

2275チバQ:2010/03/06(土) 11:56:57
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100306-OYT1T00268.htm
普天間移設が火種、“政争の島”再び二分か
基地移設


普天間飛行場の移設に反対する徳之島住民が掲げた横断幕

 鹿児島県の徳之島が沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で揺れている。

 政府が検討している米海兵隊の訓練移転に多くの島民が反発する一方、経済効果に期待する島民は基地誘致に向けた署名活動の準備を始めた。かつて激しい政争で知られた島は、再び二分されかねない状況になっている。

 「この畑も軍用地になるのかな」。青く澄み切った海に面した畑で、特産の春ジャガイモの収穫に追われていた盛猛朗さん(25)(伊仙町)が、不安そうな表情を浮かべた。黒毛和牛の子牛とジャガイモの生産で、妻(24)と長男(1)を養う。「牛は騒音などのストレスでエサを食べなくなる。ヘリが来れば、島外に出るしかないかも」と言葉にも力がない。

 1月に島が基地移設先として浮上した直後、反対する島民約50人が「徳之島の自然と平和を考える会」を結成。沖縄の米軍被害などの勉強会を重ねてきた。中心メンバーでメロンなどの栽培農家、松村博光さん(63)(天城町)は「まじめに働けば、十分に食わせてくれる環境こそ島の誇り。移設など許されない」と力を込める。7日には約500人が参加する集会を開く。

 ただ、島は反対一色ではない。2月24日、島内の全戸に「基地移設の前提条件を考える」として、〈1〉60歳以上の島民に月10万円の特別年金支給〈2〉島内3町に全天候型の闘牛場設置〈3〉害虫のアリモドキゾウムシ駆除――など15項目の要求案を記したチラシが配られた。

 考案したトレーニングジム経営、谷岡一さん(57)(徳之島町)は「基地は島の経済の起爆剤になる」と訴える。仲間5人と3町長に住民投票の実施を要請したほか、近く政府に移設を求める署名活動も始めるという。「賛成派はまだ少数。でも、良い条件を引き出せれば、島民の多くは賛成するはず」と強調する。

 島は衆院選が中選挙区制で行われた1980〜90年代、全国唯一の1人区だった旧奄美群島区。保岡興治、徳田虎雄の両氏が島を二分する激しい選挙戦を繰り広げた。「保徳代理戦争」と呼ばれた91年の伊仙町長選では、町民同士の衝突や役場への投石騒ぎが起き、機動隊が投入された。

 小選挙区制導入後、両氏が別々の選挙区から出馬したこともあり、島は近年、ようやく落ち着きを取り戻した。伊仙町の大久保明町長(55)は「住民投票などで再び混乱が生じることは、避けなければならない」と警戒を強めている。(松浦篤)

 ◆徳之島=鹿児島市の南約450キロに浮かぶ奄美群島の一つ。徳之島、伊仙、天城の3町から成り、人口約2万3500人。サトウキビ栽培や闘牛が盛んで、国の特別天然記念物のアマミノクロウサギなど希少な動植物の宝庫として知られる。

(2010年3月6日10時56分 読売新聞)

2276チバQ:2010/03/06(土) 17:36:07
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100306-OYS1T00186.htm
馬毛島所有の会社「普天間移設受け入れたい」
普天間移設

 沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、鹿児島県・馬毛島(西之表市)のほぼ全域の土地を所有する建設会社「馬毛島開発」(同)の立石勲社長(76)は5日、読売新聞の取材に対し、「政府から移設を求められれば、積極的に受け入れたい」と述べ、協力する考えを明らかにした。ただ、長野力・西之表市長は受け入れに反対。県議会にも、反対表明を求める陳情書が市民団体から提出されている。

 同市によると、馬毛島は種子島の約12キロ西側にあり、面積は普天間飛行場の倍近い約8・2平方キロ。立石社長によると、同社は島の99・7%の土地を所有しているという。住民は同社関係者だけとみられる。

 島は在日米軍再編に伴う空母艦載機の夜間離着陸訓練(NLP)候補地に浮上したこともあり、同社は独自に南北4・2キロ、東西2・4キロの滑走路の整備を進めている。立石社長は「(種子島にある)西之表市街地までは遠く離れ、騒音被害や住宅地への危険性はない。地元自治体への交付金が期待できるうえ、沖縄の負担軽減にもつながる」と強調した。

(2010年3月6日 読売新聞)

2277チバQ:2010/03/06(土) 17:47:16
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN201003060017.html
2010.03.06 Web posted at: 17:10 JST Updated - CNN
USA
要人への便宜供与、残業などで士気低下 駐アフガン米大使館
(CNN) 米国務省の内部監察当局は、アフガニスタン駐在の米大使館の業務に関する報告書を6日までにまとめ、米本土からの要人らの多数の訪問者などの対応に追われ、残業の慢性化もあり、館員の士気が落ちていると指摘した。相次ぐ訪問者については「戦争観光」の状態を呈しているともまで言い切っている。


業務の過剰については、要人などへの便宜供与の他、開発支援の見直し、文民スタッフの増加、オバマ政権によるアフガニスタン新戦略に伴う作業増大などが背景要因にあるとしている。また、米国とアフガンとの時差の関係で、大使館幹部が深夜、未明までワシントンとのビデオ電話の対応に追われている現状を指摘。


11月には、アイケンベリー駐アフガン米大使が3夜連続、現地時間の夜中から午前2時にかけてワシントンとの電話連絡に付き合い、結果的に翌日の日程の一部をキャンセルしたとの弊害に言及している。


また、大使館の業務スペースが狭くなっており、館員のストレスを高める一因になっているとも指摘。昨年1月の館員総数は531人だったが、今年末までには1300人に拡大する予定で、スペースが原因のストレスの問題はさらに悪化する可能性があるとしている。


首都カブールから離れた各州での開発支援事業で働く数百人規模の米国人の生活の現状にも言及。「原始的」な住居、衛生状態での勤務を強いられているとし、対策を促している。


要人、連邦政府職員や米議員らによる「戦争観光」の訪問については、特別な要請事項や最終段階になっての旅程の変更などの依頼もあり、余分な対応を迫られていると主張。昨年10月1日時点で、大使館は訪問者の100グループ、人数にして700人超までの世話を強いられたとしている。昨年末までには10グループ以上の議会代表団の訪問が予定されていたという。


同報告書は、オバマ政権が打ち出したアフガン新戦略の目標を達成するためにも大使館が直面する窮状を改善しなければならないと訴えている。

2279チバQ:2010/03/06(土) 19:16:42
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/03/post-1054.php
イラク選挙を乗っ取るイランの「スパイ」
Iraqi Election Watch

3月7日のイラク議会選挙を前に、次期首相の座を狙うチャラビはイランの手先だとアメリカが批判を強めている

2010年03月03日(水)17時42分
マイケル・イジコフ(ワシントン支局)


 イラク駐留米軍司令官のレイ・オディエルノは最近になって、イラクのアフマド・チャラビ元首相を厳しく批判し始めた。かつてアメリカのネオコン(新保守主義者)たちに重宝したこの男が、3月7日に行われるイラク連邦議会選挙を「ハイジャック」しようとしているというのだ。それもイランの利益のために。

 チャラビはシーア派主導の現政権で「バース党排斥委員会」を率いている。彼がイランに「操られている」とするオディエルノの批判はイラク国内で波紋を呼んでいる。しかし、アメリカの情報機関関係者にとっては意外な話ではない。

 CIA(米中央情報局)では10年以上前から、オディエルノと同様の説がささやかれてきた――チャラビは密かにイラン政府と手を組んでいる、と。チャラビが、国防副長官を務めたネオコンの重鎮ポール・ウォルフォウィッツや他のジョージ・W・ブッシュ政権関係者と親しくしていたにもかかわらずだ。

 チャラビは「イランの命令で動いている」と、ジョン・マグワイアは言う。マグワイアは元CIAイラク担当責任者の一人で、03年の米軍イラク侵攻後はバグダッドで副署長を務めた。「チャラビは(イラン政権から)具体的な指示を受けて、行動している。それは96年から続いているが、もはや隠しようがなくなっている」

 かつて一部のネオコンから「イラクのジョージ・ワシントン」と称賛されたチャラビ本人は、この話を断固として否定している。自分は愛国者で、イラクの利益のために尽くしているという。彼は先週、ワシントン・ポスト紙のコラムニスト、デービッド・イグネーシアスに宛てた電子メールにこう書いた。「私たちがアメリカの政治的意図に反する行動を取るたびに、こういった非難の声が上がる」

スンニ派候補者を失格にした意図は
 チャラビは最近、イラク選挙について協議するためイラン革命防衛隊司令官のカシム・ソレイマニなどイラン当局者たちと「何度か」会合を持ったと、オディエルノは指摘している。これに関して本誌がチャラビの報道官フランシス・ブルックに問い合わせたところ、メールでこう回答があった。「チャラビはイラクの有能な指導者たちの例にもれず、すべてのイラク隣国と外交、政治、情報活動、軍事の面でつながりがあり、個人的な関係も築いている」。

 ブルックはまた、オディエルノが「優秀な司令官」で「サダム・フセイン逮捕に尽力した彼に恩義を感じている」ものの、彼は「イラクを愛する者の行動に対して判断を下せるような立場にはない」としている。

 だがオディエルノやマグワイアらは、最近のチャラビとその代理人アリ・アラミの政治的な動きの背後には、愛国心以上の腹黒い動機があるとにらんでいる。

 シーア派のチャラビとアラミは、イラクの「責任追及と正義委員会」主要メンバーとして、スンニ派の議会選候補者145人の出馬を禁止した。名目上は、彼らがフセイン政権下の支配政党バース党の元党員だったという理由だ。これは、イランとのつながりが強くチャラビが後押しするシーア派議員を多数当選させようという露骨な企てだと、米当局は考えている。

 チャラビは「元バース党員だからという理由ではなく」、権力争いのためにスンニ派候補者を失格にしたと、マグワイアは非難している。「試合で勝てないなら、試合が始まる前に追い出してしまえというわけだ」。

 そうすることでチャラビとイランの利害は完全に一致すると、マグワイアは言う。チャラビは「首相になりたいし、イランは自分たちがコントロールできるレバノンのような従属国がほしい。今イラクで起きているのは、レバノンのヒズボラ(イランと密接に結びついているシーア派組織)の動きそのものだ」

2280チバQ:2010/03/06(土) 22:06:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010030600255

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大 本文の文字サイズを変える 宗派横断の政治勢力優勢=議会選、7日投票−イラク
 【バグダッド時事】イラク連邦議会選(定数325、任期4年)が7日行われる。8月末までの駐留米軍戦闘部隊撤退や、2011年末までの完全撤退に向けた重要局面を担う新政権の枠組みを決める選挙となる。宗派横断の政治勢力が優勢だが、明確な勝利を収める勢力が出ない場合、新政権樹立へ政局が混迷する可能性もある。
 宗派を軸とした前回2005年の選挙とは打って変わり、今選挙はイスラム教シーア派やスンニ派などを糾合した宗派横断のマリキ首相率いる「法治国家連合」や、アラウィ元首相の世俗勢力「イラキーヤ」が人気を集めている。
 この両勢力に、人口の約6割を占めるシーア派のイスラム最高評議会や強硬指導者サドル師派が連携する「イラク国民同盟」と、クルド2大政党の統一会派「クルド同盟」を加えた4勢力が有力と見られている。
 最大議席を獲得した勢力が新政権樹立を主導するが、前回選挙では投票から政権樹立まで5カ月を要した。今回も同様の事態となって政治空白が生まれ、治安が悪化するとの懸念が出ている。(2010/03/06-20:00)

2281チバQ:2010/03/07(日) 10:58:15
>>2258ほか
【法治国家連合】マリキ首相(シーア派)が率いる シーア派の中道民族主義者が多数を占めるが、スンニ派の候補も含む
【イラク国民同盟】シーア派の候補者リストで、イラク・イスラム最高評議会(ISCI)、ISCI傘下の民兵組織「バドル旅団」、サドル師派(反米強硬派指導者)、ファディーラ党、イラク国民会議などからなる  ←旧与党:マリキ派と分裂
【クルド同盟】クルド自治政府のバルザニ議長が率いるクルド民主党(KDP)と、タラバニ連邦政府大統領が議長を務めるクルド愛国同盟(PUK)からなる
【イラキーヤ】アラウィ元暫定政府首相が率いる。宗派横断的な民族主義者の党派だが、スンニ派の有力政治家を含む。サレハ・ムトラク氏、ハシミ副大統領、イサウィ副首相ら。   ←立候補資格を剥奪された候補者多
【イラクの統一】党派・民族横断的なイラク民族主義者のグループで、シーア派、スンニ派、クルド人の候補を幅広く含む。ボラニ内相(シーア派)や覚醒(かくせい)評議会のアフメド・アブ・リシャ氏(スンニ派)がよく知られている。リシャ氏も出馬禁止リストに載っている
【イラク合意リスト】スンニ派では、サマライ国民議会議長らが最大勢力

2282名無しさん:2010/03/07(日) 20:36:24
>>2268(´・ω・`)トマホーク好きだったんだけどねぇ。。

2283チバQ:2010/03/07(日) 20:49:11
http://mainichi.jp/select/world/news/20100307ddm007030190000c.html
イラク:議会選控えテロ続発 宗派間対立の激化狙う?
 【カイロ和田浩明】イラク中部のイスラム教シーア派の聖地ナジャフで6日、自動車爆弾が爆発し、AFP通信によると3人が死亡、54人が負傷した。7日の連邦議会選挙を前にイラクでは各地でテロが続発し、首都バグダッドやスンニ派が多い中部バクバが標的になっている。宗派間対立の激化を狙ったとも見られる犯行で、選挙後に想定される各派の連立協議にも影を落としそうだ。

 爆発はシーア派の初代イマーム(指導者)を祭ったアリ聖廟(せいびょう)付近で発生。イラン人巡礼2人とイラク人1人が犠牲になった。負傷者の大半はイラン人。イラクのシーア派政党にはイランと関係が深いものもあり、両者を同一視し批判するイラク国民もいる。

 今回の選挙では、マリキ首相が率いる「法治国家連合(SLC)」をはじめ、宗派横断型の態勢を取る会派が目立つ。前回の05年選挙後に宗派間対立が内戦状態を生んだため、「宗派でなくイラクのための政治家」を求める有権者の声を反映したものだ。だが一方で、各宗派間の不信感は依然根強い。

 1月にはシーア派チャラビ元副首相が委員長の「責任追及・正義委員会」が、有力スンニ派政治家を含む立候補者511人を「フセイン時代の旧政権党バース党に関与していた」として失格認定。選管は当初反対したが、最終的にこの決定を追認した。一部スンニ派は一時、選挙をボイコットする姿勢も見せた。

 シーア派内部でも、マリキ首相派と、これに反対するイラク国民同盟(INA)の綱引きが続いており、ナジャフの事件も「首相の治安維持能力を疑問視させるための犯行」との見方すら出ている。

2284 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/08(月) 10:32:29
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/2478
という話もありますが、完全に官邸(平野)主導になっているんですかね。
昨秋、岡田・北沢の県内移設案をひっくり返した時点で、そういう流れになるのは自然と言えば自然ですが。

http://mainichi.jp/select/world/news/20100308ddm012010053000c.html
在日米軍再編:普天間移設 いらだつ沖縄、なだめる政府

 前原誠司沖縄・北方担当相は7日、那覇市内のホテルで、仲井真弘多知事ら県幹部と、沖縄振興計画や
観光政策などで意見交換した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題でのやりとりはほとんどなく、
県内移設案の浮上にいらだつ仲井真氏は「どういう方向でまとまっていくのか、まとめようとしているのかを含め
力も借りたい」と求めた。だが前原氏は「情報を持ち合わせていない」と応じるにとどめたという。終了後、前原氏は
記者団に「まとまった段階で沖縄担当の私に話があるのかないのか、その点を踏まえて動く」と語った。
【西田進一郎】

 北沢俊美防衛相は7日、長野県茅野市内の会合であいさつし、米軍普天間飛行場の移設問題に関し「政府が
解決の意思をみせることで、代替案を受け入れていただく地域に安心感を作らなければならない」と述べた。
県内移設を念頭に、受け入れ自治体の要望に沿った振興策などを実施する考えを示した。「ロードマップにはないが、
沖縄で『どうしても解決してほしい』と知事や市長たちが言ってくる課題がある」とも指摘した。振興策を巡っては、
前原誠司沖縄・北方担当相が6日、「仮に県内であれば沖縄振興計画とは別個の経済対策があってしかるべきだ」
とした。【仙石恭】

毎日新聞 2010年3月8日 東京朝刊


http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-08_4245/
移設情報「話がない」 沖縄相、知事に
政治 2010年3月8日 10時06分

 来県中の前原誠司沖縄担当相は7日、那覇市内のホテルで仲井真弘多知事と懇談し、ポスト沖縄振興計画に
ついて意見交換。仲井真知事は、米軍普天間飛行場の移設問題について「どういう方向でまとまっていくのか、
まとめようとしているのか」と進捗(しんちょく)状況の説明を求めたが、前原氏は情報を持ち合わせていないとの
認識を示したという。冒頭以外非公開で行われた。

 前原氏は懇談後、記者団に、普天間問題は平野博文官房長官や社民党、国民新党が検討している現状を説明し
「(私には)具体的な話がない」と述べた。

 その上で、「予断を持って話をすることは遠慮したい。政府与党で固まった段階で、沖縄の皆さんに相談があるの
ならば、しっかり話をしないといけないし、沖縄担当の私にできる役回りがあれば果たしたい」と述べるにとどめた。

2285チバQ:2010/03/08(月) 12:19:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010030800026
首相派優勢、シーア派退潮か=宗派横断勢力が新政権主導−イラク議会選
 【バグダッド時事】7日投票され即日開票に入ったイラク連邦議会選で、独立選挙管理委員会筋は同日夜、マリキ首相率いる宗派横断の「法治国家連合」が開票初期の段階でリードし、アラウィ元首相の世俗会派「イラキーヤ」やイスラム教シーア派統一会派「イラク国民同盟」がこれを追う展開だと明らかにした。前回選挙で第1党となったシーア派勢力は退潮、宗派を超えた政治勢力が新政権を主導する見通しとなった。
 記者会見した選管のハイダリ委員長は「テロにもかかわらず投票率は良好だった。イラクの歴史の転換点となった」と述べ、選挙がおおむね順調に推移したとの認識を示した。しかし、アラウィ元首相はテレビで「国内外の投票所で大きな混乱があり、独立選管の役割に疑問符を投げ掛けた」と批判。これに対し選管は、特定の政治家の不当な主張を拒否するとの声明を発表した。
 選管当局者によると、第1回の集計結果は3〜4日後に発表され、最終結果公表には2週間〜1カ月かかる見通し。連立協議は5カ月を要した前回同様に難航が予想され、この間に政治空白が生まれ治安情勢が悪化する懸念もある。(2010/03/08-06:03)

2286チバQ:2010/03/08(月) 12:20:11
http://mainichi.jp/select/world/news/20100308ddm003030091000c.html
クローズアップ2010:イラク総選挙 マリキ首相「他会派排除せず」
 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 ◇「国民的内閣」和解訴え
 イラク連邦議会選(総選挙)が7日、相次ぐ爆弾テロの中で行われた。かつて同国を内戦状態に陥れた宗派間対立への反省から、主要会派の多くは宗教色を抑制し、国民の和解を訴えた。選挙後の組閣作業では、連立協議が不可欠な情勢。多数派のイスラム教シーア派と旧政権の支配層だったスンニ派、自治権を強めたいクルド人が、有権者の求める「国民的内閣」を実現できるかが、新生イラクの岐路になる。

 「次の連邦議会は多数会派が支配することになるが、他会派を排除するものではない」。シーア派のマリキ首相は7日、投票後にこう語った。選挙後の連立協議を想定した発言だ。選挙前の2月28日にも、自らの宗派横断会派「法治国家連合(SLC)」が、シーア派主導の「イラク国民同盟(INA)」やクルド人会派と連携する可能性に言及していた。連立協議には、アラブ世俗派でアラウィ元首相が率いる「イラク国民運動」も絡む見通し。

 人口比(20%)に比べ議席数が少ないスンニ派の動向も注目される。同派は、06〜07年の内戦状態を引き起こした主要勢力とみられ、「政治問題解決を暴力に求める傾向」(アンバル県副知事)があると言われる。同派に配慮したマリキ政権は2月下旬に、フセイン政権時代の旧軍幹部2万人を復職させると発表した。

 シーア派内部でも、INAを構成するサドル師派は対米強硬姿勢で知られ、民兵組織のマフディ軍が武装闘争を展開した経緯がある。クルド人は北部3県で自治政府を運営、独自の民兵組織も維持しており、アラブ人主導の中央政府と石油都市キルクークの帰属などを巡って対立。イラク軍と衝突寸前の事態になったことも一度ならずあった。

 宗派・民族間の緊張関係が続く中、有権者の多くは、支持会派は違っても、「すべてのイラク人のための政府」(スンニ派有権者)を求めている。昨年1月の地方選挙では宗派主義政党が敗北した経緯もあり、各会派も宗派横断的な立候補者の配置を行った。

 だが、選挙後の組閣作業が各派を取り込んだ「国民的内閣」を生み出せるかは不透明だ。05年12月の前回総選挙では、連立協議が難航。新政府の発足までに約5カ月も要し、この間の政治的空白が宗派間対立を生み出したといわれている。

 政治評論家のタリク・カリーム氏は「国家的和解には、宗派でなく能力による人材任用が必要」と話す。国際シンクタンクのインターナショナル・クライシス・グループは最近の報告書で、組閣後も宗派・民族を横断した政治参加の促進や、政府の透明性確保、責任の明確化が必要だと指摘している。【カイロ和田浩明】

2287チバQ:2010/03/08(月) 12:20:34
 ◇米はイラン介入警戒 「イラクラシー」狙う
 今年8月末までにイラクから戦闘部隊を撤退させる米国にとって、最大の関心事は、自国の存在感を維持しつつ、周辺国、特にイスラム教シーア派国家イランの政治的介入を排除することだ。このため、連邦議会選挙によって多数派シーア派主導の政府が誕生しても、スンニ派など少数派も一定の影響力を保持できるイラク流の民主主義(デモクラシー)「イラクラシー」を確立させようと腐心している。

 「完全ではないが、西側の民主主義とは違う、イラクラシーが機能している」。ペトレアス米中東軍司令官は2月、選挙後のイラクの民主化促進にこう期待感を示した。米軍撤退後のイラク政策を担うヒル駐イラク米大使も「民主的なイラクと強く、長期的な関係を望む」と意欲を示す。

 米国の戦略の背景にあるのは、地域大国になり得るイラクの潜在力だ。ヒル大使によると、イラクの油田開発が順調に進めば、10年以内に1日1000万バレルの原油生産が可能。その規模は「サウジアラビア並みで、イランの4倍」という。

 米国はイラクの潜在力が花開く前に、選挙を通じて「シーア派主導だが、スンニ派、クルド人も重要な役割を果たす」(ヒル大使)体制を築き、周辺国の介入を防ぐ必要がある。特に警戒しているのが隣国イランだ。

 「明らかにイランの影響を受けている」。イラク駐留米軍のオディエルノ司令官が非難するのは、シーア派のチャラビ元副首相だ。

 チャラビ氏が委員長を務める「責任追及・正義委員会」は1月、旧政権党バース党との関係を理由に、スンニ派政治家ら511人の立候補を禁止した。シーア派主導政府に不満を募らすスンニ派勢力の反発をあおる恐れがあったため、バイデン米副大統領は資格審査を選挙後にするよう働き掛けた。

 また、世界最大の在外米公館である在イラク米大使館は、現在の人員約1400人を3000人に増やす計画だ。ヒル大使は「(米軍の撤退で)米国がイラクを去ると見なされ、周辺国が勢力争いに乗り出すことは望まない。米国は(選挙後も)大きな存在であり続ける」と強調している。【ワシントン草野和彦】

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 ■ことば

 ◇イラク連邦議会選挙
 18ある県を各選挙区に非拘束名簿方式の比例代表制で行う。議席数は人口増を反映し前回05年の275議席から325議席に増加。任期は4年。86の会派・政党から約6200人が立候補、旧政権党バース党関係者511人が失格認定された。今年1月実施の予定が、選挙法改正審議長期化で2カ月延期された。選挙結果確定後、連邦議会で選出された新大統領が最大会派から首相候補を指名し30日以内の組閣を指示する。

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 ■イラクを巡る主な動き

03年 3月 イラク戦争開戦

    4月 バグダッド陥落

    5月 米英占領当局が統治開始

04年 6月 占領当局が暫定政府に主権移譲

05年 1月 移行国民議会選を実施

    4月 移行政府が発足

   12月 初の連邦議会選を実施

06年 2月 中部サマラでシーア派聖地「アスカリ聖廟(びょう)」爆破テロ。宗派対立が激化し、内戦状態に

    5月 マリキ首相率いる新政府が発足

07年 1月 米軍2万1500人の増派発表

09年 1月 11年末までの米軍完全撤退を明記した地位協定が発効。一部地域を除き地方議会選を実施

10年 3月 2回目の連邦議会選を実施

2288 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/08(月) 12:36:10
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030701000524.html
小沢氏、普天間陸上案に否定的 「選挙にならない」

 民主党の小沢一郎幹事長が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、政府が検討しているキャンプ・
シュワブ陸上部(名護市)などの県内移設案について「(参院選前に政権の)イメージダウンも甚だしく、選挙にならない」
などと否定的な見解を与党幹部に示していたことが7日分かった。

 小沢氏は政策決定の内閣一元化の観点から、普天間問題でも基本的に内閣の判断を尊重する考えを示している。
ただ鳩山由紀夫首相は移設先候補地の決定に際し小沢氏に同意を求めるとみられ、小沢氏が異論を唱えた場合、
首相らは対応に苦慮しそうだ。

 小沢氏は今月に入り与党幹部と会談。関係者によると、この席で「沖縄県議会が全会一致で国外・県外移設の
意見書を可決したのに、県内とすることができるわけがない」と指摘。さらに「首相も『県外か国外』と言っていた。
首相も選挙に不利になることは分かっている」と県内移設に反対姿勢を示したという。

 政府、与党の沖縄基地問題検討委員会(委員長・平野博文官房長官)の協議の進め方に関しても与党の意見
反映が不十分で外務、防衛両省が主導する議論になっていることに不満を漏らしたという。

2010/03/08 02:02 【共同通信】

2289とはずがたり:2010/03/08(月) 14:25:05

流れがシュワブ陸上案が強まってきた様な感触だったけど小沢が拒否権か?

小沢氏、普天間陸上案に否定的 「選挙にならない」
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030701000524.html

 民主党の小沢一郎幹事長が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、政府が検討しているキャンプ・シュワブ陸上部(名護市)などの県内移設案について「(参院選前に政権の)イメージダウンも甚だしく、選挙にならない」などと否定的な見解を与党幹部に示していたことが7日分かった。

 小沢氏は政策決定の内閣一元化の観点から、普天間問題でも基本的に内閣の判断を尊重する考えを示している。ただ鳩山由紀夫首相は移設先候補地の決定に際し小沢氏に同意を求めるとみられ、小沢氏が異論を唱えた場合、首相らは対応に苦慮しそうだ。

 小沢氏は今月に入り与党幹部と会談。関係者によると、この席で「沖縄県議会が全会一致で国外・県外移設の意見書を可決したのに、県内とすることができるわけがない」と指摘。さらに「首相も『県外か国外』と言っていた。首相も選挙に不利になることは分かっている」と県内移設に反対姿勢を示したという。

 政府、与党の沖縄基地問題検討委員会(委員長・平野博文官房長官)の協議の進め方に関しても与党の意見反映が不十分で外務、防衛両省が主導する議論になっていることに不満を漏らしたという。
2010/03/08 02:02 【共同通信】

2291とはずがたり:2010/03/08(月) 15:21:39
>>2288
済みません,もろ>>2289でかぶりました↓。
2/18の時点では慎重な云いぶりに徹してますが。。
>小沢氏は「(当選は)よかった」と述べるにとどめた。

在日米軍再編:普天間移設 名護市長、鳩山首相に「陸もだめ」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100218dde007010024000c.html

 鳩山由紀夫首相は18日午前、稲嶺進・沖縄県名護市長と首相官邸で会談した。稲嶺氏は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)への移設反対を訴え1月に初当選しており、会談では「海にも陸にも(基地を)造らせない、と市民に約束してきた」と首相に伝えた。首相は稲嶺氏に「基地負担軽減のために(政府・与党で作る)沖縄基地問題検討委員会で鋭意検討しているところだ」と応じるにとどめた。

 稲嶺氏は検討委の委員長を務める平野博文官房長官とも会談。平野氏は市長選直後の自身の「(選挙結果を)斟酌(しんしゃく)しなければならない理由はない」との発言について「検討委はまず、技術的に移転可能かどうかを検討する場だ、という意味で言った」と釈明した。

 その後、稲嶺氏は民主党の小沢一郎幹事長と国会内で会談した。小沢氏は「(当選は)よかった」と述べるにとどめた。【朝日弘行、念佛明奈】

毎日新聞 2010年2月18日 東京夕刊

2292チバQ:2010/03/08(月) 20:56:26
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100308/mds1003082018005-n1.htm
イラク国民議会選 マリキ首相派が優勢か 「脱宗派」に支持集まる (1/2ページ)
2010.3.8 20:18
 【カイロ=村上大介】7日投票されたイラク国民議会選挙は即日開票に入り、続投を目指すマリキ首相が率いる「法治国家連合」がイスラム教シーア派が多い南部を中心にリードしているもようだ。アラウィ元首相率いる世俗派の連合会派と、首相とたもとを分かったシーア派宗教勢力がこれを追う。国民の間では長引いた宗派抗争への疲労感が広く共有され始め、今回は宗派横断的な会派が事前の予想通り勢力を伸ばす展開となりそうだ。

 投票日は首都バグダッドを中心にイスラム過激派のテロで38人が死亡、100人以上が負傷したが、投票はほぼ順調に進んだ。

 選挙管理委員会関係者はフランス通信(AFP)に対し、前回選挙でスンニ派の大勢がボイコットした中部アンバル県でも投票率が60%を超え、全国平均も50%を上回るだろうと表明。スンニ派の国際テロ組織アルカーイダ系武装組織は選挙妨害を予告していたが、多数が死傷した連続テロもスンニ派住民の投票参加の流れを止めることができなかったことが浮き彫りになっている。

 AFPによると、今回、宗派主義克服を訴えたマリキ首相の「法治国家連合」は全国18県のうちシーア派地域の9県で優勢。一方、自らシーア派出身のアラウィ元首相率いる世俗派連合「イラキーヤ」はスンニ派の多い中部でリード。シーア派地域9県のうち3県でも首相会派に次ぐ2位を走り、健闘しているという。

 シーア派宗教政党を中心とする「イラク国民同盟」は9県のうち6県で2位。

 暫定結果は18日ごろ発表され、結果確定には1カ月から半年程度かかる見通し。大票田バグダッドの投票傾向は明らかではない。

 ただ、今回特徴的となった「脱宗派」の流れが定着するかどうかは依然、不透明だ。人口の6割を占めるシーア派が政治の主導権を握り、北部に自治区を構えるクルド人が自らの権益維持・拡大を狙うという基本構図は揺るがない。新政権への連立交渉は各派の利害調整で数カ月はかかるとみられ、その中で宗派主義が再び首をもたげないという保証はない。

2293チバQ:2010/03/08(月) 20:58:48
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100308-OYT1T00062.htm
「選挙後また抗争よ」イラク議会選
 イラクで7日、2006年の本格政府発足後初めての国民議会(定数325、任期4年)選挙の投票が行われた。

 ◆居住区隔てる防護壁と相互不信◆

 2005年12月の前回選挙ではイスラム教シーア派連合が大勝、マリキ政権が発足したが、その後でシーア、スンニ両派の対立が激化した。バグダッドでは両派の居住区を隔てる防護壁が張り巡らされ、相互不信は残ったままだ。

 今回選挙ではマリキ政権を支えてきた多数派のシーア派が、マリキ支持勢力と反マリキ勢力に分裂。アラウィ元首相の世俗勢力やスンニ派勢力と激しく争った。混戦模様の中、候補者暗殺など選挙絡みのテロが続発した。

 「本当に怖いのは、選挙の後よ」。シーア派が多く住むカラダ地区で会った薬局勤務のスンニ派の女性(40)が声を潜めた。「連立を巡る駆け引きが始まれば、また抗争よ」

 7日、バグダッド市内は短いところでは約100メートル間隔で検問所が設けられ、移動中に何度も足止めを食った。テロを受け警備を強化したものだが、何人もの隊員が代わる代わる通行許可証や車両証明書を調べる一方、同行の警備員が所持する自動小銃など武器類には見向きもしない。「これで一体、何を阻止出来るっていうんだ」。警備員は冷ややかに語った。(バグダッド 長谷川由紀)

 ◆在外イラク人 家族で生活を…◆

 「早くバグダッドで家族一緒に暮らしたい。考えるのはいつもそれだけ」と、とつとつと話すアフマド・アロバイディさん(40)。7日、ヨルダンの首都アンマン中心部の高校に設けられた在外投票所で、世俗派「イラク同盟」に1票を投じたという。

 バグダッドでドイツ系企業に勤務していたため、イラク戦争開始後の03年、「外国人と同じように狙われる」と思い英国へ脱出した。

 宗派対立が激化した07年には、スンニ派を標的にした爆弾テロで両親が殺害された。今年1月、治安改善を聞いていったんバグダッドに戻ったが、やはり不安はぬぐえず、1か月後、今度はアンマンに逃れた。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などによると、イラク戦争後は、約260万人が国内避難民となり、ヨルダンやシリアなどの周辺国に逃れた人の数も200万人以上に達する。最近は治安の改善もいわれるが、09年中に帰国した難民は約3万7000人にとどまっている。(アンマン 田尾茂樹)

 ◆クルド人票 越境投票は数千人◆

 北部クルド自治区の拠点都市スレイマニヤ。7日午前7時、クルド人の会社員シワン・ガリブさん(34)と妻のニガルさん(28)が、自宅から車に乗って100キロ・メートル離れた自治区外のキルクークの中学校に設けられた投票所へ向かった。

 夫妻の住民票はキルクークにあるが、「治安の懸念」を理由にクルド人同胞の多い自治区に住んでいる。産油拠点であるキルクークは、その帰属を巡って、クルド人とアラブ人らが激しく争う土地。

 シワンさんらのように今回の議会選で自治区からキルクークを県都とするタミム県(12議席、有権者数90万人)に出かけるクルド人は数千人に上るといい、いくつかの接戦区ではこうした「越境票」が勝敗を左右する可能性もとりざたされる。

 独立要求の高まりを警戒するアラブ人各派は、「クルド人による票の水増しだ」と非難を強めており、選挙結果次第では、民族対立が高まるとの懸念もある。(スレイマニヤ 福島利之)

(2010年3月8日10時17分 読売新聞)

2294名無しさん:2010/03/08(月) 21:35:04
>>2288-2289
小沢、会見で発言そのものを否定した模様

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100308/stt1003081607002-n1.htm
【普天間移設】

 −−普天間の沖縄県内への移設について、小沢氏が選挙にならないと発言したと報じられているが。県内移設は参院選に影響するか

 「そのような発言をした覚えはない。常に覚えのない報道がなされて困惑している。(移設先を)どこにどう決めるかちゅうことは政府の判断なので、私ども党側としてはどういう結果であろうが勝ち抜く決意で選挙戦に臨んでいきたい」

2295とはずがたり:2010/03/09(火) 00:22:25
>>2294
此迄の言動や原則から云えば否定しないと可怪しいですね。
さて鳩山の判断にはどう影響するのか。

2296 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/09(火) 12:35:44
http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2010030902000086.html
陸上案へ予防線 「普天間」で政府
2010年3月9日 朝刊

 政府は8日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、社民、国民新両党からの提案を受け、
米軍キャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)を軸に月内の政府案決定に向け調整を加速させる。陸上案に対しては
地元から反発が強まる一方だが、5月末までの決着が果たせなければ、鳩山由紀夫首相の進退にも直結しかねない。
政府内からは県内決着への「予防線」を張る発言が相次いだ。

 名護市議会は8日、キャンプ・シュワブ内にヘリコプター離着陸帯か滑走路を建設する陸上案に反対する意見書
などを全会一致で可決した。陸上案を「これまでの(沿岸部)移設案よりもさらに住宅地に近接し、普天間の騒音や
危険性をそのまま名護市に移すだけ」と批判した。

 だが、政府の反応はつれない。平野博文官房長官は記者会見で一般論と断った上で「決議はあっても、その決議を
超えてやっていただかないとならない場合はある」と述べた。

 政府は月内にも、与党3党の党首級による基本政策閣僚委員会に移設案を示す。陸上案を含めた県内移設案なら、
社民党が猛反発することは確実だ。平野氏は政府案の決定に向けて「与党の理解をいただきたい。願わくば了承して
いただきたい」と述べ、社民党の同意を得ないままの見切り発車も辞さない構えをにじませた。

 平野氏だけでなく、関係閣僚からも県内決着を視野に入れた発言が目立ち始めた。前原誠司沖縄・北方担当相と
北沢俊美防衛相は、沖縄振興策と引き換えに県内移設に理解を求める考えを示唆した。

 首相は8日夜、「沖縄はじめ国民の理解を得られないものに決めるわけがない」と記者団に述べ、沖縄の理解に
こだわりを見せた。

 ただ、6日には5月末までの決着について「覚悟を持って臨む」と明言。5月決着に向けて県外に有力な移設案は
なく、建前ばかり言っていられない状況に追い込まれつつある。

 (関口克己)

2297とはずがたり:2010/03/09(火) 19:40:57
平野の「願わくば了承」てw
基本社民が着いてくるのは無理と踏んでいるのか?!

2298チバQ:2010/03/09(火) 21:55:15
http://mainichi.jp/select/world/news/20100310k0000m030082000c.html
イラク:首相と元首相派、競り合う 連邦議会選
 【カイロ和田浩明】イラク連邦議会選挙(7日投票)は9日も開票作業が続いた。現地からの報道によると、マリキ首相の法治国家連合(SLC)がリードとの情報があるが、対抗会派でアラウィ元首相が率いるイラク国民運動(イラキヤ)も拮抗(きっこう)している模様だ。イラク選管によると投票率は62.4%で、前回05年の76%より約13ポイント低下した。

 多数派のイスラム教シーア派によるアッダワ党を中心にした宗派横断型のSLCは、バグダッドや同派が多い南部を中心に18県中9県で先行。シーア派や、旧フセイン政権で支配層だったスンニ派の世俗派が集まったイラキヤは、西部アンバル県、中部ディヤラ県などスンニ派の多い地域で優勢とされる。

 SLC幹部はAFP通信に対し「325議席中、100議席は獲得できそうだ」との見通しを示した。一方、イラキヤのアラウィ氏はシーア派だが、同派への影響力を持つとされる隣国イランとは一定の距離を置いているため、「国民的政権」を望むスンニ派有権者の支持を集めた模様だ。

 イラク選管は段階的に開票データを発表する予定で、完全な結果が明らかになるのは3月中旬以降の見通し。異議申し立てがあれば最高裁の認定に時間がかかる可能性もある。

 最大会派がどこになるにせよ、単独過半数の確保は困難で、連立は必至とみられている。

 イラク憲法の規定では、選挙結果の認定後、15日以内に招集される新連邦議会が新大統領を選出。新大統領は選出から15日以内に、最大会派が指名した首相候補に30日以内の組閣を指示する。


http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030901000854.html
「脱宗派主義」の意思明確に イラク議会選
 【バグダッド共同】開票が進むイラク連邦議会選は9日時点で「脱宗派主義」の勢力同士が得票数で首位を争う情勢となっている。イスラム教のシーア派とスンニ派による血みどろの宗派対立という辛酸をなめたイラク国民が、今回の選挙を通じ対立克服を求めたことが明確になってきた。

 これまでに浮上している構図によると、マリキ首相率いる宗派横断的な政党連合「法治国家連合」がリード、アラウィ元首相の世俗派「イラキーヤ」が続いている。

 イラク独立系紙アルマシュリクのアブドルアミール記者は「2005年12月の前回選挙はシーア派、スンニ派の宗教政党に支持が両極化したが、有権者は(現連邦議会の)4年の任期を通じ、宗教政党への支持は問題の解決にはつながらず、逆に宗教政党が問題のもとになっているとの認識を深めた」と解説する。


2010/03/09 20:23 【共同通信】

2299チバQ:2010/03/09(火) 21:55:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010030902000058.html
イラク総選挙 首相派 半数の州で優位
2010年3月9日 朝刊

 【バグダッド=内田康】七日投票のイラク連邦議会選(総選挙、定数三二五)は八日、開票作業が続けられた。AFP通信は全国十八州のうち九つの州で、マリキ首相率いる「法治国家連合」が優位に立ったと伝えた。アラウィ元暫定政府首相が率いる宗派横断型の世俗派「イラキーヤ」は、イスラム教スンニ派住民が多いアンバル州などで強さを見せ、猛追。僅差(きんさ)の争いになっているもようだ。

 同通信や地元メディア関係者らによると、マリキ首相派は中南部のシーア派住民の票を手堅くまとめており、九つの州の選挙区で最多の議席を占める公算が大きくなった。

 一方、アラウィ元首相派はスンニ派有力候補を擁していることから、スンニ派住民から圧倒的な数の票を集めている。マリキ首相派が優位に立つ九州のうち三州でも、元首相派全体の票はシーア派宗教政党中心の「イラク国民同盟」をかわし、二位につけたという。

 バグダッド選挙区での開票情勢は明らかになっていない。マリキ首相派とアラウィ元首相派の人気が二分されているとされ、首都での勝敗が第一党の行方を決めそうだ。

 ロイター通信によると、選挙管理委員会は八日、投票率は62%だったと発表した。

 暫定開票結果は十一日までに明らかになる見通し。最終結果は十八日に発表される。マリキ首相に近い独立系テレビは「マリキ首相派が好調」と伝えているが、選管は、公式結果が発表されるまで勝利宣言を行わないよう各派に要請している。

2300チバQ:2010/03/10(水) 22:51:32
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031001000726.html
イラク総選挙、開票続く 首都の得票が結果を左右
 【バグダッド共同】開票作業が続くイラク連邦議会(定数325)選挙で、全体の選挙結果を大きく左右しそうなのが、大票田で定数が68と最も多い首都バグダッドを含むバグダッド州の得票だ。同州を制する勢力が連邦議会での第1勢力の座を手にする可能性が高い。

 現時点ではマリキ首相の政党連合「法治国家連合」が、イスラム教シーア派地域の南部各州で優勢と報じられているが、もともとマリキ首相はシーア派出身で、当初から南部では高得票が予測されていた。

 地元民間団体の出口調査によると、スンニ派の有力政党と連携する世俗派のアラウィ元首相率いる「イラキーヤ」は、中西部などのスンニ派地域で優勢とみられている。

 一方、首都バグダッドは、シーア派とスンニ派がまじり合って住む地域。各州の定数は人口比で配分されているため、最大都市のバグダッドに最も多い議席が配分されている。

2010/03/10 17:17 【共同通信】

2301名無しさん:2010/03/11(木) 09:17:15
金親子崇拝の朝鮮学校も無償対象に

一体、何を考えてるんでしょう?鳩山政権は。

2302 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/12(金) 10:54:52
こりゃもう、どうしようもない。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201003120110.html
普天間現行案を一時容認 首相、米大使に明言 '10/3/12

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、鳩山由紀夫首相が昨年12月にルース駐日米大使と
会談した際、日米で合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)への現行計画を容認していたことが分かった。
複数の日米外交筋が11日、明らかにした。だが1月の名護市長選での反対派当選で情勢は一変。政府、与党は
現行計画以外の検討にかじを切り、調整は大詰めを迎えている。首相の「口約束」が不信感を強め、現行計画の
履行を求める米側と日本の溝が拡大する背景になった。

 「しかるべき時期になれば、日米合意に戻したい。任せてほしい」。12月15日午後7時半すぎ、官邸5階の執務室。
首相は、急きょ訪れたルース大使に言い切った。この日は鳩山政権の迷走を象徴する1日だった。

 政府は朝、普天間問題の結論を2010年に先送りし、現行計画を排除せず移設候補地を検討する方針を決定。
これを受け、大使が動いた。

 まず外務省に出向いた。岡田克也外相は「政治的な情勢で時間を要するが、現行計画で進めたい」と言明する。
次は防衛省。北沢俊美防衛相は「現行計画は消えた。新たな移設案を検討する」と伝達した。前原誠司国土交通相は
大使に「現行計画でもやむを得ない」との認識を示した。

 関係閣僚の見解の大きな隔たりに大使は驚き、即座に首相との会談を要望して実現。この席で岡田氏が現行計画
支持の考えを示すと、首相はあっさり同調してしまう。会談は通訳を交えて20分弱。大使は「最後は現行計画に
落ち着く」と確信し、米側の共通認識になった。

 ただ首相は大使との会談直前、記者団に「日米合意の重さは理解している」と強調する一方、「辺野古ではない
地域を模索し、できれば(そこに)決める状況を何としてもつくり上げたい」と正反対とも受け取れる認識を示している。
腰の定まらない首相の姿勢が政府内の不統一や迷走も助長した構図が浮かび上がる。

2303チバQ:2010/03/12(金) 13:59:21
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031201000207.html
イラク議会選、2勢力が混戦 いずれも「脱宗派」
 【バグダッド共同】開票が進むイラク連邦議会(定数325)選で11日、選挙管理委員会が初めて発表した中間開票結果では、アラウィ元首相が率いる世俗派政党連合「イラキーヤ」が、イスラム教スンニ派の多い中北部2州で他の勢力をリードした。中部2州で第一勢力となったマリキ首相の宗派横断的政党連合「法治国家連合」と競り合い、「脱宗派主義」の2勢力の混戦となっている。

 アラウィ氏は11日、選挙に大規模な不正があったとする声明を発表、各派からも批判が出ており、混乱の懸念も高まってきた。

 選管発表によると、北部クルド人自治区のアルビル州では「クルド同盟」が優勢。11日は全18州の中間発表が見込まれていたが発表は5州のみ。

 イラキーヤはサラハディン州とディヤラ州(ともに開票率17%)で約7万7千票を獲得。一方、法治国家連合はシーア派が多いナジャフ州とバビル州(同30%)で約12万4700票を得て他を抑えている。

 これまでの報道によれば、中南部でマリキ首相派がリードし、スンニ派の多い地域で優位につけるイラキーヤが追う展開。大票田のバグダッド州などが勝敗の鍵となる。

2010/03/12 10:04 【共同通信

2304名無しさん:2010/03/12(金) 15:15:48
>>2302
穏当な案に落ち着くよう地元を説く努力も無し、かといって他の案にした際の問題点を解消していっているようにも見えない。

名護市長選で争点化をすすめておきながら、逆に困った事態になる始末。

なんとなく計画変更と口に出しても具体化していくはずもなく。

こじれにこじれて基地撤退に持ち込むという作戦なのか?

2305名無しさん:2010/03/12(金) 19:20:48
TheBarrenZone-04
http://www.geocities.jp/isotaku503/eihyou/2009-10/TheBarrenZone-04.htm

445Isogawa Takuji : 2009/10/16(金) 10:33:30 ID:FsII/bra0
瀬島龍三氏は、NTTの顧問として、米国外資の日本侵略のため
に通話明細を漏洩させ、伊藤忠の商売を成功させた行為により、
実際に第二の敗戦を招いている。

NTTの海外進出は、資金や資本を外資に略奪されるだけの粗末
な作戦だった。旧大日本帝国軍が敗戦したのも当然である。

瀬島龍三氏は、敗戦の原因を装備品の物量に求めたのだろうが、
実際には、作戦そのものが間違っていたと言えるだろう。


TheBarrenZone-06
http://www.geocities.jp/isotaku503/eihyou/2009-10/TheBarrenZone-06.htm

465Isogawa Takuji : 2009/10/21(水) 01:06:05 ID:5tRdRuLK0
また、グリコ森永事件やAUM真理教事件などの劇場型犯罪テロ
行為において、日本の旧内務省関係者が、電電公社や電話会社に
通話記録の蓄積と提供とを要求した行為は、それを仕掛けた軍産
複合体による日本企業への侵略を容易としている。

つまり、通話記録を入手することにより、日本企業の指揮命令の
系統や系列関係を、米国軍産複合体の系列である外資は、容易に
把握することができるようになっていた。

瀬島龍三氏は、そのような米国軍産複合体の謀略に加担していた
のである。

467Isogawa Takuji : 2009/10/21(水) 01:10:11 ID:5tRdRuLK0
瀬島龍三氏には、いろいろと迷惑を被っているので、書くことが
あるということです。>>466

彼の秘書が、私を訪ねてきたこともありました。

500Isogawa Takuji : 2009/10/21(水) 11:36:10 ID:5tRdRuLK0
ちなみに、旧軍関係者には国家として米国と戦争して敗戦したの
だから戦勝国の米国に従属あるいは隷属するのが当然だ、という
意識が強いが、一般国民は、阿呆で馬鹿な軍隊が、米国と勝手に
戦争して敗戦しただけであり、俺達が敗戦したわけではないから、
米国の対日要求に屈服する必要は無い、というのが一般的な意識
である。

瀬島龍三氏は、旧軍関係者であるので、米国への追随や隷属への
傾向が強く、伊藤忠商事の商売として、米国共和党の牙城である
南部の穀倉地帯や油田地帯、および、その勢力である軍産複合体
の系列から、穀物や原油を輸入するにおいて、対米従属外交は、
その私益において必須であったと言える。


TheBarrenZone-07
http://www.geocities.jp/isotaku503/eihyou/2009-10/TheBarrenZone-07.htm

840Isogawa Takuji : 2009/10/23(金) 20:53:23 ID:ZQsXS6D60
ちなみに、瀬島龍三氏が顧問であったNTTでは、通話明細での
政府や企業の動向を把握するという手法が採用されていた。


TheBarrenZone-08
http://www.geocities.jp/isotaku503/eihyou/2009-10/TheBarrenZone-08.htm

365Isogawa Takuji : 2009/10/26(月) 00:21:28 ID:kD3LtOLF0
日米開戦は、ソビエトにとって、ナチスドイツとの両面作戦での
負担を回避するに好都合である。ということは、瀬島龍三はソ連
のスパイであった疑いが強い。

戦後、シベリアに抑留されたのは、ソビエトの庇護を受けるため
であったとも疑われる。>>362


TheBarrenZone-12
http://www.geocities.jp/isotaku503/eihyou/2009-10/TheBarrenZone-12.htm

352Isogawa Takuji : 2009/11/20(金) 00:37:00 ID:CTpG13Hr0
情報力が重要であることが表現されていたが、NTTのように、
通話明細を漏洩して外資の日本侵略を補助して儲けるというよう
なことを、瀬島龍三氏はやってしまっているので、説得力が無い
と言えるだろう。

2306名無しさん:2010/03/12(金) 19:21:47
>>2305
TheBarrenZone-18
http://www.geocities.jp/isotaku503/eihyou/2010-01/TheBarrenZone-18.htm

387Isogawa Takuji : 2010/01/12(火) 20:22:25 ID:Fb6T+QZc0
http://www.geocities.jp/isotaku503/eihyou/NHK-TaigaDrama/2010/Ryomaden-028.htm#984

第二次世界大戦で没落した旧軍部(薩長、旧幕等)が、米国共和
党を背景に勢力を復古しようとしたのが中曽根改革であり、その
中核として、電電公社の民営化による資金の獲得、通話記録漏洩
による情報の獲得が行われて、その後、瀬島龍三氏がNTT顧問
に就任することになった。>>823

瀬島龍三氏は、参謀本部で生存率の高い戦線に派兵することで恩
を売り、生存率の低い戦線へ派兵した人々からの報復を恐れて、
「抑留されていた」などとして、ソ連に亡命していたということ
になる。

昭和維新の共産主義革命は、蘇維埃連邦からの指導で実施され、
東条内閣が成立すると、対米戦争へと向かうことになった。

当時の認識では、米国の軍産複合体が、ナチスドイツに兵器技術
を供与して、欧州での大戦を再発させ、欧州を焦土とすることで、
大恐慌から脱出しようとしたという見方はある。

1936年 2月26日 二・二六事件
1941年 4月13日 日ソ中立条約
1941年 6月22日 ドイツ国防軍 対ソ攻撃開始
1941年10月18日 東條内閣発足
1941年12月 8日 真珠湾攻撃

瀬島龍三氏が、NTTで通話記録をデータベース化した通話明細
で、共産主義的なスパイの手法で、日本を東ドイツのように米国
の衛星国家にしたことは、大罪であると言えるだろう。

801Isogawa Takuji : 2010/01/22(金) 09:23:15 ID:7goe0FKB0
瀬島龍三氏の実像は、壹岐正(唐沢寿明氏)よりも、里井達也(
岸部一徳氏)の方に近いと思われるのだが。

昭和維新(二・二六事件等)は、共産主義革命であり、ソ連との
日ソ中立条約後の対米開戦(真珠湾攻撃等)は、ソ連からの指導
において行われたと疑われるのであり、参謀本部の瀬島龍三氏は
「抑留」という名目でソ連に亡命していたと言えるだろう。

その抑留が解除され、日本に帰国するに、CIAの傀儡(スパイ
)となることを約束させられていたはずで、瀬島龍三氏が、米国
の自動車会社と渡り合ったのかどという疑問が生ずる。

米国の自動車会社が米国民主党の勢力基盤であったことを考慮し、
米国共和党が南部の石油会社や穀物会社を勢力基盤としているの
で、伊藤忠商事が米国共和党の傀儡であることは現在でも同じで
あるという背景も説明すると、CIAが、米国共和党の利益誘導
をしていることも説明しなければならない。


Takuji-Isogawa_Talking-and-Walking
http://www.geocities.jp/isotaku503/

2307とはずがたり:2010/03/12(金) 21:32:53

3/4の記事

普天間移設:米大使「現行案がベスト」 平野長官らと会談
http://mainichi.jp/select/today/news/20100304k0000e010059000c.html
2010年3月4日 12時40分 更新:3月4日 12時50分

 平野博文官房長官と北沢俊美防衛相が2日夜にルース駐日米大使と会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関し、日本政府の検討状況を説明していたことが4日、分かった。ルース氏は改めて同県名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部に移設する現行案を「ベストだ」と主張したという。

 平野氏が4日午前の記者会見で、ルース氏からの要請で会談が行われたことを認めた。平野氏は会談でルース氏に「日本政府は鳩山由紀夫首相の指示で5月末までに(移設問題の)結論を出す。そのために(政府・与党で構成する)沖縄基地問題検討委員会を作り、ゼロベースで検討している」と伝えた。ただ、平野氏は会見で移設先の提示など具体的な提案については「全くしていない」と説明した。

 鳩山首相も4日午前、公邸前で記者団に「会談したのは事実だ。その報告は受けた」と認める一方、「(移設先を)日本政府として提案したのではない」と語った。

 普天間移設に関し、国民新党はキャンプ・シュワブ陸上部案と、米軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)への統合案の2案を決定。社民党は検討委員の阿部知子政審会長の「私案」としてグアムなど国外移設や、九州に一時移転する案をまとめているが、政府はキャンプ・シュワブ陸上部への移設案を軸に米国や沖縄県などと調整に入ろうとしている。【影山哲也、横田愛】

2010年3月4日 14時02分 ( 2010年3月4日 14時04分更新 )
政府、普天間現行計画断念を伝達 ホワイトビーチ案も検討
http://www.excite.co.jp/News/politics/20100304/Kyodo_OT_CO2010030401000279.html

 政府は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し、06年に日米両国が合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)への現行移設計画履行を断念する方針を米側に伝達した。同時に従来のキャンプ・シュワブ陸上部に加え、米軍ホワイトビーチ(同県うるま市)から沖合の津堅島の間を埋め立てる案についても本格的な検討に着手した。複数の日米外交筋が4日、明らかにした。

2308チバQ:2010/03/14(日) 18:57:18
http://mainichi.jp/select/world/news/20100314ddm007030191000c.html
イラク連邦議会選:首相派がリード−−バグダッドの暫定開票結果
 【カイロ和田浩明】イラク選挙管理委員会は13日、連邦議会選挙(7日投票)のバグダッドでの暫定開票結果(開票率18%)を公表した。マリキ首相の法治国家連合(SLC)が約15万票で先行、シーア派主導のイラク国民同盟(INA)が約10万8000票、アラウィ元首相のイラク国民運動(イラキヤ)が約10万5000票で続いた。全325議席中70議席を持つ首都での勝敗は、全体の結果を大きく左右する。

 SLCは既に連立協議の委員会を設け、他会派と会合を持った。SLCは多数派のシーア派住民が多いバビル、ナジャフ、カルバラなど4県でもリード。同連合と拮抗(きっこう)するイラキヤはスンニ派の多い中部2県で優位に立っている。

http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031301000743.html
イラク首相派、第1党の勢い 首都州で優位
 【バグダッド共同】7日投票のイラク連邦議会選で、選挙管理委員会は13日、首都を含むバグダッド州と中部カルバラ州で、マリキ首相率いる宗派横断的な政党連合「法治国家連合」が首位に立っているとの中間開票結果を発表した。

 バグダッド州は定数325のうち70(少数派枠2含む)を占め、同州での勝敗がイラク全土での結果を大きく左右する最重要州。同州の開票率はまだ18%だが、これまでの中間開票で3州で首位となった法治国家連合が、イラク全体でも第1勢力をうかがう勢いとなっている。

 AP通信によると、法治国家連合の関係者は12日、他の勢力との連立協議を担当する委員会を設置したと述べ、大勢判明前にもかかわらず勝利を前提に連立をにらんだ動きを開始している。

 選管によると、バグダッド州では法治国家連合が約15万9千票で、2位のイスラム教シーア派中心の「イラク国民同盟」や、3位のアラウィ元首相率いる世俗派「イラキーヤ」に5万票以上の差をつけた。

 選管が12日までに発表した7州の中間開票結果では、イラク国民同盟が1州で1位、イラキーヤが2州、「クルド同盟」が1州で首位となった。

2010/03/13 22:28 【共同通信】

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100313-OYT1T00936.htm
イラク選挙リードのマリキ派、連立協議開始
 【カイロ=福島利之】7日投票のイラク国民議会(定数325)選挙で、イスラム教シーア派のマリキ首相率いる会派「法治国家連合」の幹部は13日、第1党の座獲得を見越して他会派との連立協議を始めたことを明らかにした。

 AFP通信が報じた。開票はまだ続いているが、中間集計で法治国家連合が首都バグダッド(68議席)のほか中南部の3県でリードするなど順調に票を積み重ねていることを受けた動きだ。

 幹部によると、法治国家連合は連立協議のため、メンバー5人の委員会を発足させ、すでに4会派と接触した。4会派の名前は明らかにされていない。

 選挙管理委員会は13日までに全18県中8県の中間集計結果を発表。うち4県で法治国家連合が1位となり、アラウィ元首相率いる世俗派の「イラク同盟」や、マリキ首相とたもとを分かった別のシーア派会派「イラク国民同盟」が続いている。

(2010年3月13日22時41分 読売新聞)

2309チバQ:2010/03/14(日) 18:58:09
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100313-OYT1T00098.htm
イラク議会選中間発表、首相派と世俗派競り合う

 【カイロ=田尾茂樹】7日投票のイラク国民議会選(定数325)で、同国選挙管理委員会は12日までに、全18県のうち、計7県の中間開票結果(開票率17〜30%)を公表した。


 イスラム教シーア派のマリキ首相率いる「法治国家連合」がシーア派地域の中南部3県で、アラウィ元首相を中心とした世俗派連合「イラク同盟」がスンニ派の多い中部2県でリードするなど、混戦模様となっている。

 法治国家連合が優位に立つのは中部ナジャフ、バビル両県と南部ムサンナ県。一方、イラク同盟は中部ディヤラ、サラハッディン両県でリードしている。

 首相とたもとを分かった別のシーア派会派「イラク国民同盟」がシーア派地域の南部マイサン県で首位に立ち、北部クルド自治区アルビル県ではクルド人主要会派「クルド同盟」が他を圧倒している。

(2010年3月13日01時02分 読売新聞)

2310チバQ:2010/03/15(月) 12:23:46
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_41662
マリキ首相派が大幅リード=イラク議会選
2010年 3月 15日 11:19 JST
 【バグダッド】7日投票されたイラク連邦議会選挙は、14日に発表された暫定開票経過報告で、マリキ首相率いる「法治国家連合」がライバルのアラウィ元首相の世俗派政党連合「イラキーヤ」を大幅にリードしていることが明らかになった。しかし、この差は縮まる可能性が大きく、結果は依然として不透明だ。

 予想外なのは、北部のキルクーク州で開票率60%超の時点でイラキーヤがクルド人政党の統一会派「クルド同盟」を僅差でリードしていること。クルド同盟にとっては、同州で第1党の座を失えば大きな打撃となる。法治国家連合とイラキーヤの両世俗会派が健闘していることは、国民が宗教会派を拒否したものだと広く解釈されている。

 法治国家連合はシーア派が支配する南部7州でトップに立ち、イラキーヤは5州で、シーア派宗教会派が南部3州でそれぞれ首位となっている。今後開票されるのは、マリキ首相の地盤の南部よりもアラウィ元首相が強い北部の方が多く、票差は縮小し接戦となりそうだ。325議席の5分の1以上を占める首都バグダッドは、13日の開票段階でいったん法治国家連合がトップの座を占めたと発表されたが、理由ははっきりしないまますぐに取り消された。

 最終結果の判明までには数週間後になりそうで、連立政権づくりの交渉にはさらに数カ月間かかるとみられている。ただ、水面下では早くも、連立政権に向けての話し合いが始まっている。

記者: Charles Levinson

2311とはずがたり:2010/03/15(月) 13:11:22

普天間「5月決着」に悲観も=半ば本音の継続使用論−米
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2010031400087

 【ワシントン時事】沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題をめぐり、鳩山政権があくまで現行計画履行を拒否する場合、継続使用せざるを得ないとの主張が米国内で公然と出てきた。日米合意に沿った決着へ圧力を加える「脅し」と同時に、日本側公約の「5月決着」に悲観論が広がる米側の本音も込められている。
 「米国にとっては、普天間の現状はそれほど不満でもない」。9日のワシントン市内でのセミナー。ジェームズ・アワー元国防総省日本部長はこう語るとともに、「米国の唯一の代替案は現状維持だ」と断言。現職の政府高官は政権内でこの見解を共有していると明かした。
 継続使用の可能性は、これまでも米政府関係者から日本側に非公式に言及されている。ここにきて表面化したのは、米側が容認できない代案ばかり挙がる日本側の再検討作業に対して強まるいら立ちを「民間人の立場から発言しやすいアワー氏が代弁した」(日米関係筋)からだ。
 コンウェイ海兵隊総司令官は11日に下院に改めて提出した書面で、米軍再編に必須の第1条件として「運用性と安全性を満たす普天間代替施設建設」を挙げた。有事を想定した機能を十分備える一方、周辺住民に配慮して騒音や事故の危険を最小化し、安定使用できる基地が必要との立場だ。
 関係者によると、キャンプ・シュワブ陸上案やホワイトビーチ周辺埋め立て案について、米側は住宅地に近づくことなどを理由に「現行案より劣る」と判断。嘉手納基地統合案は「万一の際、嘉手納に代わり、自由に使える滑走路が沖縄に1本必要」と反対だ。アワー氏も、米国と地元が同時に納得できる「魔法の薬」はないと述べている。
 ただ、普天間飛行場周辺では2004年に墜落事故が起きている。現状維持は安定使用の面で問題があり、ジレンマを抱えているのも事実だ。
 米側は4月の鳩山由紀夫首相訪米に合わせ調整中の首脳会談や、実現を働き掛けている小沢一郎民主党幹事長の訪米の機会をとらえ、現行計画堅持の必要性をなお訴える構え。しかし、ある日米協議筋は「米政府にも軟着陸の道筋は見えていない」と顔を曇らせる。(2010/03 /14-17:53)

2313チバQ:2010/03/15(月) 18:43:56
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031501000215.html
イラクで大統領職をめぐる論争 アラブ人?クルド人?
 【アンマン共同】イラクの大統領は多数派アラブ人であるべきか、現状通り少数派クルド人でもいいのか―。連邦議会選の開票が続くイラクで、大統領職をめぐる論争が起きている。選挙結果の大勢も判明しない中、新政権の連立協議をにらんだ各勢力の駆け引きとみられている。

 イラクでは政治的な実権は首相にあり、国家元首の大統領は象徴的な存在。人口の75〜80%をアラブ人が占めるが、現政権では主要ポストは民族や宗派ごとに配分されたため、クルド人のタラバニ氏が大統領、イスラム教シーア派のアラブ人、マリキ氏が首相を務めてきた。

 論争に火を付けたのはスンニ派のアラブ人、ハシミ副大統領。中東の衛星テレビで「イラクはアラブ国家。アラブ人が国家元首となるのが正当だ」と主張。シーア派アラブ人のジャファリ元首相もスンニ派アラブ人がなるべきだと同調した。

 新政権でタラバニ氏続投を目指すクルド人勢力は激怒。クルド自治政府は「憲法は民族や宗教にかかわらず平等と規定している」と反発した。

2010/03/15 11:37 【共同通信】

2314チバQ:2010/03/16(火) 12:20:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100316/plc1003160131000-n1.htm
「徳之島」の検討指示、普天間移設で首相 あくまで「県外重視」 (1/2ページ)
2010.3.16 01:30

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、鳩山由紀夫首相が、鹿児島県本土と沖縄本島の間にある鹿児島県「徳之島」を移設先として本格検討するよう防衛省などに指示したことが15日分かった。政府・与党内では米軍キャンプ・シュワブ陸上案(沖縄県名護市)を軸に移設先の検討が進んでいるが、首相は県外移設を重視しており、「徳之島案」が有力となる可能性がある。

 複数の政府・与党関係者が明らかにした。鳩山首相は「腹案」として平野博文官房長官に徳之島を本格的に検討するよう指示。須川清司内閣官房専門調査員に現地を視察させたほか、地元自治体側との接触にも入った。2月下旬には首相は改めて「徳之島案」検討を継続するよう指示。徳之島に基地を設けた場合に、自衛隊と米軍の共同使用が可能かどうかを検討するよう防衛省に求めた。

 この時期は、社民、国民新両党が沖縄基地問題検討委員会(委員長・平野氏)に各党の移設案を提出する直前。社民党は米領グアム島など国外移転案、国民新党はシュワブ陸上案など県内移転案を提示する方向だっため「首相はいずれの案でも米国、沖縄双方の理解を得るのは難しいと判断し、徳之島案を官邸主導で検討するよう動いた」(政府関係者)という。

 「徳之島」案では、島の北西部にある2千メートル級の滑走路を持つ徳之島空港(鹿児島県天城町)の拡張のほか、旧日本軍が利用した飛行場の再整備、周辺地域での基地関連施設建設などが検討されている。

 また、普天間飛行場の危険性除去を急ぐ観点から、移転に先立ち米軍訓練を沖縄県のキャンプ・ハンセンや伊江島のほか、暫定的に▽海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県)▽航空自衛隊新田原(にゆうたばる)基地(宮崎県)など九州地域の自衛隊基地に分散移転し、段階的に拠点を徳之島に移転することも検討されている。

 政府内では平野氏を中心にシュワブ内に滑走路を建設する「陸上案」や米軍ホワイトビーチ(沖縄県うるま市)と沖合の津堅(つけん)島の間を埋め立てる案が検討されている。だが、「すでに報道されている両案では地元の反発が強く、まとめるのは容易ではない」(官邸筋)のが現状で、徳之島案が新たな有力案として浮上してくる可能性がある。現行案が「最善」とする米側の理解が得られるかが最大の焦点となる。

     ◇

 鳩山由紀夫首相は15日夜、普天間飛行場移設問題で「沖縄県民のご理解と、米国にも理解を求められる案をまとめていきたい」と語った。また「コンダクター(指揮者)的な首相をしてきたが、指導性が見えないとのおしかりを受けた。前に出て意思決定を見せるのも重要。自分なりの決断を示す必要がある」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。

     ◇

 ■徳之島 鹿児島県本土から南に約400キロ、沖縄本島からは北に約200キロ離れた離島。人口約2万7千人、面積約248平方キロメートル。天城、徳之島、伊仙の3町でサトウキビや闘牛で有名。過疎化対策が課題で、核燃料再処理工場建設計画や自衛隊施設誘致が浮上したことがある。

2315チバQ:2010/03/16(火) 22:06:03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010031602000070.html
イラク 首相派が連立工作着手 総選挙、第一党の勢い
2010年3月16日 朝刊


 【カイロ=内田康】七日に投票されたイラク連邦議会選挙(総選挙、定数三二五)は、暫定開票結果が出そろい、マリキ首相派「法治国家連合」が十八州のうち七州でトップに立ち、第一党をうかがう勢いとなっている。最終結果が確定するのは数週間先とみられるが、同派は既に他派との接触を開始、連立政権樹立に向けた交渉が早くも活発化している。

 暫定結果発表時の開票率は全土で25%前後。マリキ首相派は大票田の首都バグダッドで優位に立ったほか、イスラム教シーア派が多数を占める南部の大都市バスラでも、シーア派宗教政党中心の「イラク国民同盟」に二倍近い差をつけた。

 イラクの記者や評論家によると、最終的にはトップがマリキ首相派、二位はスンニ派地域で票を伸ばしているアラウィ元暫定政府首相派「イラキーヤ」、これにイラク国民同盟が続く可能性が高いという。各党とも単独過半数獲得は不可能とみられる。

 マリキ首相派は、既にクルド人政党と接触した。クルド人各党は、北部の自治区で圧倒的な票を集めており、議会で第四勢力になるとみられるためだ。

 仮に首相派が第一党の座を獲得した場合、首相派、イラク国民同盟、クルド人政党が連立政権の中核になると予測する向きが多い。

 焦点は、アラウィ元首相派の扱い。選挙中は首相の治安維持能力などを厳しく批判し、シーア派中心のマリキ政権に反発するスンニ派住民から圧倒的な支持を集めている。

 元首相派が政権入りできない場合、スンニ派の反発は必至で、宗派対立が先鋭化する懸念も伝えられる。元首相自身も連立工作で主導権を獲得しようと、クルド人政党と接触したとの情報もある。

2316チバQ:2010/03/17(水) 19:07:23
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201003170008.html
2010.03.17 Web posted at: 14:09 JST Updated - CNN
ワールド
アラウィ元首相派の得票数、マリキ首相派しのぐ イラク選挙
バグダッド(CNN) 16日に発表されたイラク連邦議会選挙の暫定結果で、アラウィ元首相が率いる世俗派勢力「イラク国民運動」が、得票数でマリキ首相の「法治国家連合」を上回った。


選挙管理委員会によると、開票率約80%の段階で、イラク国民運動は法治国家連合に約9000票差をつけた。ただし法治国家連合は全国18州のうち、バグダッド州やニネベ州を含む7州で優勢を維持している。イラク国民運動はイスラム教スンニ派が多数を占める北部と西部の5州で優勢。


このほか、イスラム教シーア派主導の「イラク国民同盟」は3州で優勢。クルド2大政党連合の「クルド同盟」は、クルド人居住地域の北東部3州でリードしている。


今後の開票作業は、同国治安部隊や刑務所収監者、病院入院者の投票分や、海外在住イラク人27万人強の在外投票分を含めて行われる。

2317チバQ:2010/03/18(木) 18:40:58
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010031802000054.html
イラク元首相派逆転 総選挙開票80%
2010年3月18日 朝刊

 【カイロ=内田康】イラク連邦議会選挙(総選挙、定数三二五)の開票率80%段階の暫定結果が十七日までに判明し、アラウィ元暫定政府首相派「イラキーヤ」の総得票数が急伸、序盤優位に立っていたマリキ首相派「法治国家連合」を逆転した。差はわずか九千票で、AFP通信は、最終的な両派の獲得議席は八十七議席で並ぶと予測した。

 AFPの獲得議席予測は、イスラム教シーア派政党中心の「イラク国民同盟」が六十七議席、クルド人政党でつくる「クルド同盟」が三十八議席。ほかに十議席以上を獲得する派はない見通しという。

 国民の約六割を占めるシーア派住民を支持基盤とするマリキ首相派、スンニ派から圧倒的な支持を集めるアラウィ元首相派の総得票数はいずれも二百万票を超えた。マリキ首相派が首都バグダッドや南部の中心都市バスラで優位を保つ一方、元首相派は十八州のうち五州でトップに立った。スンニ派住民が多い選挙区だけでなく、シーア派優勢の一部選挙区でも首相派を上回った。クルド人やアラブ人らが住む北部キルクーク州でも、クルド同盟をかわし、最も多い票を集めている。

 選挙戦でアラウィ元首相はマリキ首相を激しく批判しており、両派の連立は難しいとの指摘もある。両派の議会内勢力が拮抗(きっこう)すれば、次期政権樹立に向けた連立協議はいっそう難航する。

2318チバQ:2010/03/19(金) 12:13:19
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159474-storytopic-3.html
嘉手納ラプコン31日移管 那覇空港が管制業務
2010年3月19日
 【東京】日米両政府は18日、都内で開かれた日米合同委員会で、米軍が「嘉手納ラプコン」(米軍嘉手納飛行場内)で行っている沖縄本島上空と周辺の航空管制業務を31日に日本へ移管することで正式合意した。政府は移管後、名称を「那覇進入管制空域」(通称・那覇アプローチ)に変更する。31日午前0時からは、同空域に出入りする民間機や米軍用機の管制業務を那覇空港内の施設が行う。
 米軍が1945年の沖縄占領後、独占し続けてきた沖縄周辺の空の管制業務が72年の本土復帰から約38年、一部を残し日本に戻ることになった。嘉手納、普天間の飛行場管制空域での管制は各米軍基地が行う。
 国土交通省によると、那覇空港から離陸して約10キロの区間は、着陸する米軍機の航路と重なるため、高さ約300メートル付近までの低い空域を飛行する高度制限があり、その後、急に高度を上げなければならない。
 移管後は、上空と地上の管制を日本側で行うことで米軍機の飛行状況が早めに把握できるようになる。そのため、米軍機の状況によっては高度制限を解除し、スムーズな上昇が可能になる。出発機の待機時間短縮、燃料節減も期待できる。
 前原誠司沖縄担当相は18日、記者団に対し「日米同盟関係は重要だが、日本の空を日本が主権国家としてコントロールしていくのは当然だ。那覇空港の利便性が向上することになり、大変良かった」と述べた。岡田克也外相は「在日米軍の課題はさまざまだが、日米が協力して解決策を見いだすことが重要」と移管合意を歓迎する談話を発表した。

<用語>嘉手納ラプコン
 米軍嘉手納基地内にあり、同基地から半径約90キロ以内、高度約6千メートル以下の空域と、久米島空港から半径約55キロ以内、高度約1500メートル以下の空域を、レーダー誘導と管制官の指示により管理。嘉手納基地、米軍普天間飛行場、那覇空港(飛行場管制空域を除く)、久米島空港を発着する全航空機が管制対象。「ラプコン」はレーダー・アプローチ・コントロールの略。

2319神奈川一区民:2010/03/19(金) 20:22:27
★県外移設は困難=首相表明、普天間問題で

・鳩山由紀夫首相は19日夕、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題について、
 「県外は難しいけれども、沖縄県民からすれば(県外が)望ましいという気持ちを
 大事にしたい。その中で頑張っている」と述べ、県外移設は断念せざるを得ないとの
 認識を強く示唆した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010031900811

2320チバQ:2010/03/20(土) 14:12:38
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100320/mcb1003200509008-n1.htm
イラク連邦議会選挙 連立政権でマリキ首相続投か (1/2ページ)2010.3.20 05:00

マリキ首相の巨大な選挙ポスターの前を通り過ぎる市民=17日、バグダッド(AP)【拡大】
 イラクの独立高等選挙委員会(選挙管理委員会)は17日、イラク連邦議会(定数325)選挙について開票率83%時点の中間結果を公表した。マリキ首相の宗派横断的政党連合「法治国家連合」が全州の総得票数で首位。アラウィ元首相の世俗派政党連合「イラキーヤ」が小差で追っている。

 投票日の7日は、イスラム過激派によるテロで38人が死亡、112人が負傷したが、投票はおおむね順調に行われた。投票率は62.4%で、新憲法下で初めて行われた2005年12月の連邦議会選(73%)より低かったが、09年1月の地方議会選(51%)より大幅に上がった。

 法治国家連合も、イラキーヤも相手陣営の不正を訴えている。投票用紙がごみ箱から見つかったり、投票用紙が詰まった投票箱が家に隠されていたという。しかし、国連イラク支援団(UNAMI)のサイード・アリカト報道官は、選挙の不正が広範に行われたとの印象を否定し、「国連は問題の報告を受けていない」と述べた。

 イラク北部のクルド自治政府地域では、タラバニ連邦政府大統領の「クルド愛国同盟(PUK)」とバルザニ自治政府議長の「クルド民主党(KDP)」の統一会派「クルド同盟」が63議席、PUKから分離した「ゴラン(変革)党」が14議席を獲得しそうだ。

 連邦議会選前に、現在は非合法化されている旧フセイン政権の支配政党バース党に関係したとして、議会の「責任追及・正義委員会」によってイスラム教スンニ派の議員を中心に約500人の立候補予定者が出馬を禁じられた。しかし、同委員会を主導したイスラム教シーア派勢力「イラク国民同盟」の得票は伸び悩んでいる。

 連邦議会選は、総得票数ではなく、各州ごとの比例代表で議席が配分される。単独で過半数を制する会派はないとみられ、連立協議を行うことになる。

 おそらくマリキ首相が新議会の最大会派を率いることになるだろう。約90議席の法治国家連合にクルド同盟と少数派政党を加えれば、過半数の163議席を確保することができる。マリキ首相は、クルド同盟との連立協議に失敗した場合、第2会派になるとみられるイラキーヤと連立交渉を行う公算が大きい。

 新政権成立まで、長く、困難な交渉が続くだろう。組閣に4〜6カ月かかる可能性もある。マリキ首相を中心に新政権がまとまる見込みが最も大きいものの、同首相がポストを維持するかどうかの鍵は、クルド人勢力とイラキーヤが握っている。(オックスフォード・アナリティカ)

2321チバQ:2010/03/21(日) 01:33:16
http://mainichi.jp/select/world/news/20100321k0000m030079000c.html
イラク戦争:開戦から7年…「宗派和解」望む国民

機関銃を手に南部のルメイラ油田付近をパトロールするイラク人警察官=バスラ県で2010年3月14日、ロイター イラク戦争開戦から20日で7年。戦争は多くの課題をイラクに残した。一つはフセイン独裁で抑えられていた宗派の対立が戦後に噴出。これをどう和解に結びつけるかだ。また、イラク復興のカギになる原油増産をどう国際社会と調和させるかも大きな問題として浮上しそうだ。連邦議会選と石油輸出国機構(OPEC)との関係から課題の行方を探った。【カイロ和田浩明、ロンドン会川晴之】

 ◇穏健派・アラウィ氏に期待
 宗派主義がもたらした暴力的対立にうんざりした有権者が選挙で求めているのは、各派を取り込んだ政権樹立だ。国民の間には「生活水準は改善していない」(バグダッドのシーア派住民)との不満も根強く、復興に向けた政治的和解の実現が求められている。

 イスラム教シーア派ながら、世俗派候補を集めてスンニ派の支持も集めたアラウィ元首相の会派「イラク国民運動(イラキヤ)」の躍進ぶりが注目を集める。同じくシーア派のマリキ首相が率いる宗派横断型会派「法治国家連合(SLC)」とトップ争いを展開しており、今後の連立協議の軸になりそうだ。

 イラク選管によると開票率は20日現在で92%。現地の情報を総合すると、SLC、イラキヤともに325議席中の90議席前後を獲得しそうな勢い。シーア派主導のイラク国民同盟(INA)は約70議席、クルド人会派は約40議席と見られる。

 イラキヤは政治的疎外感を訴えていたスンニ派の有権者を「国民的政府」実現を約束して取り込みに成功した。同会派に投票したスンニ派の女子大学生、バッシマ・ラズーキさん(22)は「全イラク人を代表すると期待している」と話した。

 アラウィ元首相は穏健派政治家として評価され、米国も支援しているとされる。今年8月に予定される米戦闘部隊撤退や、11年末の完全撤退をスムーズに進めるためには、イラクの政治的安定が必須。対米姿勢で柔軟性が期待できるアラウィ元首相が米国との対立も辞さない「国家主義者」のマリキ首相と「大同団結」を実現できれば、安定性が高まるとの期待はある。

 しかし、地元紙サバハのユセフ・マハマダウィ記者は「INAとイラキヤが反マリキ連合を構成する可能性もある」と見る。両派は、強権的と批判されたマリキ首相の2期目阻止では一致している。ただ、選挙結果が確定していない現時点では「あらゆる可能性がある」(同記者)のも事実だ。

 ◇OPECに新たな火種…イラク増産なら他国は減産
 イラクが油田開発を外資に開放し、サウジアラビアの生産量に匹敵する生産量を確保できる可能性が開けたことで、OPECは大きな火種を抱えた。OPECは全体の生産量を定め、加盟国ごとに生産量を割り当てているが、イラクが順調に増産すれば市況次第では他の加盟各国が減産を強いられる可能性があるためだ。エネルギー関係者からは「パンドラの箱が開いた」と今後の混乱を指摘する声が相次いでいる。

 生産割り当ては、確認埋蔵量などを元に算出する。原油価格を維持するのが目的で、現在は08年12月に決定した日量2485万バレルを維持している。原油価格が上昇すれば増産を決め、各国の割当量も拡大する。下落した場合は逆となる。だが各国とも収入を確保したいため、減産時には割当量を上回る「抜け駆け増産」が後を絶たない。

 イラクはこれまでイランとほぼ同量の生産量が割り当てられてきた。しかし、フセイン政権時代の90年8月にクウェートに侵攻して以来、現在もイラクはOPEC加盟国で唯一生産枠組み外に置かれている。

 理論上はイラクは無制限の増産が可能となるが、イラクのシャハリスタニ石油相は「生産割当量の枠組みに復帰する」考えを表明。戦火などの影響で、イラクの生産量が低迷してきた間に「加盟国はイラクの減少分を増産して利益を得た」と指摘し、復興のためイラクの増産を無条件に認めるよう求めている。

 IHSグローバルインサイトの石油アナリスト、サミュエル・チショク氏(中東担当)は「イラクの生産量がイランの生産量に並ぶ数年後から交渉が本格化する」と指摘、各国の利害が絡むだけに「壮絶な交渉になる」と予測する。

2322チバQ:2010/03/21(日) 11:26:27
まさに二転三転
県別比例代表制なんで比較的票数に沿った議席配分になるはず
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032101000078.html
イラク議会選で世俗派また逆転 法治国家連合に8千票差
 【カイロ共同】イラク連邦議会選の開票作業を続ける選挙管理委員会は20日、中間結果をまとめ、AP通信によると開票率92%時点で、アラウィ元首相の世俗派の政党連合「イラキーヤ」が全州の総得票数でマリキ首相率いる「法治国家連合」を約8千票差で再び逆転し、首位を奪還した。イラキーヤが首位になるのは2度目。

 連邦議会の議席は各州ごとの比例代表で決まるため、総得票数は必ずしも議席数に直結しないが、激戦が続いているもよう。ロイター通信によると、16日の開票率80%時点でそれまで2位だったイラキーヤが総得票数で初めて首位に立ったが、17日の同83%時点で法治国家連合が首位の座を取り戻した。

2010/03/21 08:55 【共同通信】

2323チバQ:2010/03/21(日) 21:34:13
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100321-OYT1T00626.htm
イラク総選挙、劣勢のマリキ首相が再集計要求

 【カイロ=福島利之】開票作業が大詰めを迎えるイラクの国民議会選挙(定数325)で、マリキ首相は21日、手作業での再集計を求める声明を出した。

 同首相率いるイスラム教シーア派中心の「法治国家連合」が中間集計で、アラウィ元首相の世俗派連合「イラク同盟」にリードされているため、要求したとみられる。

 マリキ首相は声明で「政治的安定を保ち治安の混乱を避けるため」と理由を説明した。一方、イラク同盟幹部は21日、AFP通信に対し、「選挙管理委員会に対する明確な脅しだ」と述べ、再集計要求を非難した。

 選管が20日に発表した開票率92%時点での得票数は、全国計でイラク同盟が254万3632票と、253万5704票の法治国家連合に、約8000票の差をつけている。憲法は、議会の最大会派が大統領の指名を受け、首相を選ぶと定めている。

 クルド人のタラバニ大統領も21日、手作業による再集計を求める声明を発表した。選管は再集計の必要性について協議するが、選管のハイダリ委員長はAFP通信に対し、「手作業は時間がかかり過ぎる」として拒否する考えを示した。

(2010年3月21日21時10分 読売新聞)

2324チバQ:2010/03/21(日) 22:09:01
何年か前のアメリカ大統領選みたいに
当選者(最多議席会派)≠最多得票者
なんて事態になるかもしれませんね。。。。

2325チバQ:2010/03/22(月) 00:08:19
http://mainichi.jp/select/world/news/20100309ddm007030138000c.html
印パ:アフガン巡り暗闘 影響力確保へ、「代理戦争」の懸念も
 【ニューデリー栗田慎一】アフガニスタンを巡り、インドとパキスタンが影響力の確保を狙って暗闘を繰り広げている。現地勢力を使ってテロ攻撃を仕掛け合う「代理戦争」への懸念も指摘され始めた。米国は来年7月の軍部隊撤退開始をにらんだ大規模軍事作戦に乗り出したが、過去に3度の全面戦争をした印パ両国の確執が深まれば、米国のアフガン安定化策にも深刻な影を落としそうだ。

 アフガンの首都カブールで先月下旬、ホテルなどが襲撃され、17人が死亡する事件が起きた。直後に旧支配勢力タリバンが犯行を認めた。これを受け、インド外務省が「インド人9人が殺された」と非難すると、アフガンのカルザイ大統領はインドのシン首相に電話し、「犯人を必ず突き止める」と約束した。

 タリバンが犯行を認めていながら、こうした言葉を口にしたことで、タリバンの背後に見え隠れするパキスタン軍情報機関(ISI)の関与を示唆した格好となった。

 南部カンダハルでは4日、道路建設現場に向かう途中の乗用車が武装集団に襲われ、パキスタン人労働者5人が殺された。パキスタン外務省広報官は「インドはアフガンを利用してパキスタンの不安定化を画策している」とけん制した。

 パキスタンは、自国へのインドの軍事侵攻を防ぐため、後背地のアフガンに影響力を確保する政策を取る。タリバンとの関係維持もその文脈にあるとされ、現在、アフガン側にタリバンとの「和解の仲介役」を申し出ている。

 一方のインドは、パキスタンの強大化と過激主義の台頭を防ぐため、タリバン政権当時、内戦相手の軍閥集団(北部同盟)を支援。カルザイ政権に対しても、約130億ドルの支援を行っている。

 また、今年に入りインドがアフガン治安部隊の訓練教官らを派遣すると、パキスタンも2月、軍部による訓練をアフガン政府に打診。アフガン軍や警察への影響力を確保するための主導権争いの様相を示している。

 こうした印パ両国の動きについて、アフガン情勢に詳しいパキスタン人ジャーナリストのラヒムラ・ユスフザイ氏は地元紙に「両国は一種の代理戦争に突入した」と懸念を示した。

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 ■ことば

 ◇印パの確執
 47年に英領インドから独立して以来、北部カシミールの領有権を巡って対立。雪解けが進んでいた08年11月、インド西部ムンバイであった同時多発テロ事件で冷却して以降、対話は進展していない。両国とも核兵器を保有するだけに、対立の解消は「核なき世界」を掲げるオバマ米大統領にとっても重要な課題とみられている。
毎日新聞 2010年3月9日 東京朝刊

2326 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/24(水) 12:24:46
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159690-storytopic-53.html
普天間移設先 政府案、3案軸に
2010年3月24日

 【東京】鳩山由紀夫首相は23日夜、米軍普天間飛行場の移設先の政府案決定に向け、関係閣僚会議を
首相公邸で開いた。会議には、平野博文官房長官、岡田克也外相、北沢俊美防衛相、前原誠司沖縄北方担当相が
出席した。会議では、政府案を一つに絞り込むまでには至らず、平野氏がこれまでの検討状況を報告した。

 今後は、米軍キャンプ・シュワブ陸上案と勝連沖案に加え、徳之島にヘリ部隊を移転し、訓練を九州の複数の
自衛隊基地に分散移転するなどの九州移転案の3案を軸に米国や地元と交渉する見通し。
 社民党が提案したグアムや北マリアナ諸島への移設案についての扱いは不明だが、関係者によると、社民に
配慮し、グアム移設案も対米交渉の俎上(そじょう)には載せるとみられる。

 会議終了後、平野氏は「これまでの経緯を報告しただけで、何も決まってない」と述べた。会議に出席した閣僚の
一人は、政府案を一つに絞らなかった理由について「良い案を作っている。移設先を辺野古か、どこかという単純な話
じゃない。いかに(普天間の)代替(施設)をできるだけ県外に出すかということで考えている」と述べ、訓練の県外への
分散移転などを模索していることを強調した。

 今後は、岡田氏が対米交渉、平野氏が沖縄など移設先と関係する地元調整を担うとみられる。地元調整をめぐっては、
北沢氏が25日来県し、26日に仲井真弘多知事と会談する。
 北沢氏は23日午前の閣議後会見で、移設先となる地元への説明について「決まった形を発表してご了承ください
という類の話ではないので、受け入れ先には丁寧に事前にやる必要がある」と述べ、政府案の正式決定以前に
説明が必要だとの認識を示した。

2327名無しさん:2010/03/24(水) 20:36:22
>>2326
> 小沢氏は、鳩山由紀夫首相が先の衆院選で「最低でも県外移設」と発言したことを念頭に
> 「県民に約束した感じになる。

> 民主党沖縄県連代表の喜納昌吉参院議員はこの後、記者団に県内移設となった場合について
> 「公約を守れない内閣がどうして存在できるのか。交代した方が党の未来にいい」

http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032401000943.html
小沢幹事長「県民への約束」 普天間県外移設で

 民主党の小沢一郎幹事長は24日午後、沖縄県選出の国会議員や連合沖縄幹部と相次いで国会内で会い、
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県外・国外移設実現に向けた要請を受けた。出席者によると、
小沢氏は、鳩山由紀夫首相が先の衆院選で「最低でも県外移設」と発言したことを念頭に「県民に約束した
感じになる。自分が政府に意見を言うことはできないが、要望はしっかり伝える」と述べた。

 民主党沖縄県連代表の喜納昌吉参院議員はこの後、記者団に県内移設となった場合について
「公約を守れない内閣がどうして存在できるのか。交代した方が党の未来にいい」と述べ、内閣総辞職を
求める考えを示した。

2010/03/24 19:47 【共同通信】

2328チバQ:2010/03/27(土) 09:51:10
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_45627
イラク議会選、アラウィ元首相率いる「イラキーヤ」が勝利
2010年 3月 27日 8:49 JST
【バグダッド】今月7日に投票が行われたイラク連邦議会選の中間集計が26日発表され、アラウィ元首相率いる「イラキーヤ」がマリキ首相のシーア派系「法治国家連合」を僅差で破り、議会第1党となることが明らかになった。

 この結果により、サダム・フセイン元大統領の支配下で続いた数十年に及ぶ圧制後、2003年以来シーア派が享受してきた権力支配に終止符が打たれる公算が高まるとともに、同国の脆弱な政治体制が厳しく試される可能性が生じている。結果の発表を前に、シーア派は「法治国家連合」が同選挙で敗北することになれば、暴動に発展する可能性があると警告していた。

 26日に発表された暫定結果では、議会定数325議席中、アラウィ元首相の「イラキーヤ」が91議席を獲得し、マリキ首相の「法治国家連合」の89議席を上回った。

 マリキ首相は緊急記者会見で、不正の疑いを指摘し、再集計を求めると表明した。

記者: Margaret Coker

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010032700079
元首相の世俗派、小差で勝利=現職は敗北受け入れず−イラク議会選暫定結果
 【カイロ時事】7日投票のイラク連邦議会(定数325)選で、独立選挙管理委員会は26日夜、最終的な暫定結果を発表、アラウィ元首相の世俗会派「イラキーヤ」が91議席を獲得し、89議席にとどまったマリキ首相の宗派横断会派「法治国家連合」を抑えて勝利した。いずれの勢力も単独過半数には達せず、新政権構築へ連立工作が本格化する。結果は小差で、権力争いから組閣が難航する可能性もある。
 イスラム教シーア派統一会派「イラク国民同盟」が70議席、クルド2大政党の統一会派「クルド同盟」が43議席で続いた。アラウィ氏は「新政権構築へ全勢力と協力する」と述べた。一方、マリキ首相は記者会見し、「最終結果ではない」として、現時点では敗北を受け入れない考えを表明した。(2010/03/27-05:47)

2329チバQ:2010/03/27(土) 09:53:50
過半数=163
反マリキ連合:イラキーヤ+イラク国民同盟+クルド同盟=204議席
世俗連合  :イラキーヤ+法治国家連合=170議席
連立の枠組みはこんなとこか

2330チバQ:2010/03/27(土) 09:58:04
http://www.asahi.com/special/08001/TKY201003270133.html
緊迫の海域 何が起こったのか 韓国軍艦、沈没2010年3月27日9時11分

 【ソウル=牧野愛博】26日夜に韓国海軍の軍艦の船尾に穴があき、浸水した韓国北西沖の黄海は、北朝鮮との海上の軍事境界線にあたるNLL(北方限界線)が引かれ、常に緊張した状態に置かれた海域だ。特に北朝鮮は昨年11月に銃撃戦を起こしたほか、今年1月には繰り返し砲撃訓練を実施していた。韓国側が警戒を強めていた矢先で、韓国当局は穴があいた原因について慎重に調べる方針だ。

 26日深夜現在、浸水した哨戒艦の船尾に開いた穴の原因は特定できていない。ただ、隔壁などで厳重に防護された軍艦が沈没の恐れを起こすほどの損傷を受けたことに、韓国政府は衝撃を受けている。韓国政府関係者は「仮に北が関与しているのなら事態は深刻だ」と語ったが、北朝鮮が直接攻撃をするのは難しいとの見方も示した。

 NLLは朝鮮戦争の休戦後、国連軍司令官が海上に設定した。当時、海軍力に劣り、自国領土寄りに設定されたことに不満を持つ北朝鮮は1999年9月、NLLの無効を宣言。同年と2002年、昨年11月に韓国海軍との間で武力衝突を起こすなど、常に挑発行動を続けていた。

 特に、李明博(イ・ミョンバク)政権になってから北朝鮮は態度を硬化。09年1月に改めてNLLの全面無効を主張した後、5月には同海域での米韓艦船の航行安全を「担保しない」と主張。韓国政府によると、北朝鮮艦艇によるNLL侵犯事件は08年は7件だったが、09年は約20件に急増していた。

 また、朝鮮中央通信によれば、北朝鮮軍総参謀部報道官は25日、北朝鮮有事に関係した米中韓3カ国の動きに触れ、「反共和国体制転覆を狙う者たちは、真の核の味、真の戦争の味を経験することになる」と警告していた。

     ◇

 〈北方限界線(NLL)〉 朝鮮戦争(1950〜53年)の休戦後、陸上の南北軍事境界線にあたるものとして国連軍司令官が海上に設定。黄海では、韓国側の五つの島と北朝鮮側の中間線が基準とされた。99年9月には北朝鮮軍がNLLを無効とし、独自の境界線を宣言した。北朝鮮軍はさらに2000年3月、指定水路を外れた場合は領海侵犯とみなす「5島航行秩序」を打ち出したが、韓国側は拒否。偶発的な武力衝突を避けるため、南北軍事当局は04年の将官級会談で、通信連絡所の設置や警備艇の共用周波数の設定などで合意したが、境界線をめぐる南北の主張は変わっていない。

■黄海上での主な出来事

1999年6月 北朝鮮警備艇4隻と韓国海軍10余隻が延坪島(ヨンピョンド)付近で銃撃戦に。北朝鮮魚雷艇など2隻が沈没、3隻が大破。韓国側は2隻が一部損壊し、7人が負傷

2002年6月 延坪島西方沖で、北朝鮮警備艇が北方限界線を越えて南下、韓国海軍高速艇に砲撃。韓国側の6人が死亡、19人が負傷

2009年11月 北朝鮮警備艇と韓国艦艇が銃撃戦

2010年1月 北朝鮮軍が3日連続でNLL付近の北朝鮮側海域に向けて数発の砲撃を行ったと、韓国側が発表

2331チバQ:2010/03/28(日) 12:08:45
http://www.afpbb.com/article/politics/2713992/5539516
アラウィ元首相派、連立協議を開始 イラク
2010年03月28日 08:45 発信地:バグダッド/イラク
【3月28日 AFP】26日に開票結果が発表されたイラク連邦議会選で91議席を獲得し第1党になった、アヤド・アラウィ(Iyad Allawi)元暫定政府首相派は27日、連立協議を開始した。

 アラウィ元首相は27日記者会見し、「イラク国民のために決断ができ、イラクに平和と安定をもたらす強力な政府が必要だ」と述べ、例外をもうけずにあらゆる政治勢力と協議する方針を示した。また、選挙で第3党になったシーア派の政党連合「イラク国民同盟(Iraqi National Alliance)」とクルド人地域の2大政党の統一会派で、第4党になった「クルド同盟(Kurdistan)」と協議を行ったことを認めた。

 一方、第2党になった「法治国家連合(State of Law Alliance)」を率いるヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相は開票結果を受け入れていない。いずれの政党も3日以内に開票結果に異議を申し立てることができ、その場合には選挙委員会が調査を行うが、米国や国連(UN)は、大規模な選挙違反の証拠はなく選挙結果は信頼に足るとしており、2週間以内に最高裁が選挙結果を認定するとみられている。(c)AFP/Prashant Rao

2332チバQ:2010/03/28(日) 12:09:33
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010032802000067.html
シーア2派、連立協議 元首相派を排除の動き
2010年3月28日 朝刊


 【カイロ=内田康】イラク連邦議会選挙(総選挙、定数三二五)の開票結果発表を受け、第二勢力となったマリキ首相派「法治国家連合」は、イスラム教シーア派の宗教政党中心の第三勢力「イラク国民同盟」と、連立政権樹立に向けた水面下の協議を本格化させている。スンニ派住民の支持で最大勢力となったアラウィ元首相派「イラキーヤ」を新政権から排除する動きとみられる。

 ロイター通信によると、マリキ首相側近は二十六日、イラク国民同盟内で影響力が大きいシーア派反米指導者サドル師と会談するため、同師が滞在するイランに向かった。

 イラク国民同盟は宗教色が強いものの、国民の六割を占めるシーア派を支持基盤とする点は首相派と同じ。旧フセイン政権の与党で、スンニ派が多い旧バース党幹部の公職復帰を唱えるアラウィ元首相が新政権を樹立することを警戒している。

 マリキ首相派は、イラク国民同盟の議席を合わせても過半数に届かないため、クルド同盟や他の小政党とも協議を加速させる。

 マリキ首相は選挙での不正があったと訴えているが、大規模な不正は確認されておらず、開票結果は四月上旬ごろにも裁判所に認定される見通しだ。

 新議会はその後、国家の象徴的な存在である大統領を選出する。新大統領は規定に従い、最大勢力を確保したアラウィ元首相に政権樹立を命じるが、三十日以内に組閣できなければ、他派の指導者に委ねられる。

2333チバQ:2010/03/28(日) 12:12:26
http://mainichi.jp/select/world/news/20100328k0000m030059000c.html
イラク議会選:アラウィ氏、連立協議へ 長期化は必至
 【カイロ和田浩明】イラク選挙管理委員会は26日、7日に行われた連邦議会選の最終開票結果を発表。定数325議席中91議席を得て首位となったアラブ世俗会派、イラク国民運動(イラキヤ)のアラウィ元首相は27日、「早急に全会派との対話を始めたい」と述べ、連立協議を早期に開始する意向を示した。しかし、89議席で2位となった宗派横断型会派、法治国家連合(SLC)のマリキ首相は再集計を要求するとともに、他会派との連携を探ろうとする動きを見せる。連立協議の長期化は必至で、各会派の対立が暴力事件を引き起こすことを懸念する声が出ている。

 アラウィ氏は会見で連立協議の対象としてSLCに言及。マリキ首相を「兄弟」と呼んで親近感を表明し、両会派を中核とした国民的政権を樹立したい考えを示唆した。同時に、イラクの国際的地位を向上させたいとも述べ、イランやサウジアラビアなど周辺国の干渉は排除する姿勢を見せた。

 アラウィ氏はイスラム教シーア派だが「宗派色は薄く各派を結びつけられる人物」(中東政治専門家シャディ・ハミド氏)との評価を得ている。

 しかし、イラキヤとSLCの獲得議席数は2議席しか違わない。SLCが協議に応じた場合でも、マリキ首相の続投を含め強気の要求を突きつける可能性がある。両派の妥協は容易ではない。

 シーア派主導のイラク国民同盟(INA)は、3位で70議席を得た。だがINAは、選挙前にSLCから分裂した政党で両党の連携は困難。シーア派に不信感を持つスンニ派の支持を受けるイラキヤにとってもINAとの連携は難航する可能性がある。43議席だったクルド人会派を含め、当面は主要会派間の綱引きが続きそうだ。

 前回05年12月の選挙後も新内閣発足は翌年5月で、首相に就任したマリキ氏は無名の「妥協候補」と言われた。今回も主要会派の首脳が首相に就任する保証はない。

 ベイルート・アメリカン大学のポール・サリム教授(中東政治)は「議席数が小差なので、アラウィ氏が首相になるチャンスは決して高くない」と指摘。各会派の対立がテロなど暴力事件を頻発させる可能性を懸念する。

 宗派間対立は、06〜07年にかけてイラクを内戦状態に陥れ、月間3000人を超える死者を出した。今夏に戦闘部隊の撤退を控え、早期に治安権限の完全移譲を果たしたい米国は26日、ヒル大使とオディエルノ司令官の連名で、各会派に開票結果の受け入れと自重を呼びかけた。

 長期化するだろう連立協議の間、シーア派のイラン、スンニ派のサウジアラビアといった周辺国が影響力を行使しようとする可能性もある。石油都市キルクークの帰属などをめぐる、アラブ人主導の連邦政府と北部のクルド自治政府の対立が協議に影響を及ぼすことも想定される。結局、「今後数カ月間に何が起きるかは、誰にも分からない」(サリム教授)不透明な政局が続きそうだ。

2334チバQ:2010/03/29(月) 12:19:02
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_45928
アラウィ・イラク元首相、「クルド同盟」などとの連立政権に意欲
2010年 3月 29日 11:40 JST
 【バグダッド】イラク連邦議会選挙で第1勢力となった世俗会派「イラキーヤ」のリーダー、アヤド・アラウィ元首相は27日、本紙とのインタビューで、イラキーヤ主導で「クルド同盟」やシーア派勢力と連立政権を組みたいとの意向を表明した。

 その一方で、第2位にとどまった宗派横断会派「法治国家連合」のマリキ首相が選挙結果を受け入れない意向を表明していることについて、党派間の緊張をあおっていると強く非難した。

 26日発表された最終の暫定開票結果によると、総数325議席のうちイラキーヤが91議席を獲得、法治国家連合が89議席で、どの勢力も過半数に達しなかった。異議申し立てを受け付ける3日間を経て、イラク最高裁が開票結果を承認する。

 アラウィ氏は、マリキ首相がイラキーヤの候補リストからフセイン時代の支配政党だったバース党の関係者を排除するキャンペーンに乗り出し、開票結果を覆そうとすると予想、「マリキ氏が政敵を閉め出そうと図るのははっきりしている」と述べた。マリキ首相は、開票結果が発表されると直ちに、「犯罪者やテロリストが投票を認められた」と、投票には不正があったと異議を唱えた。

 アラウィ氏は、マリキ氏の法治国家連合との連立の可能性については排除しなかったものの、見込みはあまりないことを示唆した。一方クルド人勢力とは連立を組むのは容易だとの見方を示した。アラウィ氏は、クルド人政治家のタラバニ大統領と近い関係にある。ただ、アラウィ派にクルド勢力が加わっても、過半数の議席には足りない。

記者: Margaret Coker

2335チバQ:2010/03/29(月) 21:41:56
すれ間違えた
http://mainichi.jp/select/world/news/20100329dde007030003000c.htm
オバマ米大統領:タリバンとの和解けん制 アフガン側と思惑にずれ
 【カブール栗田慎一】アフガニスタンを28日夜に訪問したオバマ米大統領とカルザイ・アフガン大統領との会談は30分で、滞在時間は約6時間。両首脳の対応からは、カルザイ政権の汚職体質への米側の懸念や、旧支配勢力タリバンへの対応をめぐる思惑の違いがうかがえた。オバマ氏のアフガン初訪問は、両首脳のぎくしゃくした関係を改めて印象づけたとも言えそうだ。

 オバマ氏はカブール郊外のバグラム米空軍基地に到着後、大統領府に無灯火の米軍ヘリで移動。会談後、再びヘリで同基地に戻って演説して出国した。両首脳は会談後、米国の同行記者らに簡単なコメントを出したが、質問は受けなかった。

 オバマ氏は会談で、カルザイ氏に対して汚職対策と行政機構の改善を求め、「これらが達成されてこそ繁栄と安全がもたらされる」と強調。これに対し、カルザイ氏は復興への関与の継続に期待感を示しながら「米国の納税者への感謝」を伝えた。

 また、オバマ氏はバグラム基地での演説で、軍事作戦が平和を実現させると強調。「タリバンが再び政権を掌握すれば、米国は安全でなくなる」と訴え、「必要でなければ君たちを(アフガンに)送り出しはしない」と述べた。

 米軍兵士に駐留長期化と増派への理解を求めるとともに、旧支配勢力タリバンとの和解を進めるカルザイ氏をけん制したものといえる。

 オバマ政権は南部へルマンド州で実施した「大規模軍事作戦」がほぼ終了したことを受け、これから夏にかけて3万人を増派して、タリバンの最大拠点である南部カンダハル攻撃を本格化させる構えを見せている。

 しかし、アフガンでは、多くの市民が米軍による空爆などの犠牲になったことで反政府感情が高まっている。このため、カルザイ氏はオバマ氏に対して市民を殺傷しないよう求めたとみられる。

http://mainichi.jp/select/world/news/20100329k0000m030107000c.html
オバマ大統領:アフガン電撃訪問…就任後初

28日、アフガニスタンの首都カブールを訪問したオバマ米大統領(右)。左はアフガンのカルザイ大統領=AP 【ワシントン草野和彦】オバマ米大統領は28日、事前予告なしにアフガニスタンを訪れた。同国訪問は大統領就任後初めてで、首都カブールではカルザイ大統領と会談。両国の軍事協力を評価する一方、カルザイ大統領に対しては、汚職対策を含む統治能力の向上や、麻薬取り締まりなど、民生分野での取り組み強化を求めた。

 オバマ大統領は先週、最大の懸案だった医療保険制度改革法成立にこぎ着けたばかり。26日には、新たな核軍縮条約でロシアと合意しており、アフガン訪問は、内政だけでなく、外交・安全保障問題での指導力も国内外にアピールする目的がある。

 首脳会談後、オバマ大統領は同行記者団に「両国の協力関係は続くとの強いメッセージを送りたい」と述べ、5月にカルザイ大統領をホワイトハウスに招待することを明らかにした。カルザイ大統領はアフガン復興への「米国の支援に感謝する」と語った。

 アフガン駐留米軍は今夏にかけて3万人増派が完了する。オバマ大統領にはその前の首脳会談で、民生分野での努力を求める狙いがあったとみられる。

 オバマ大統領は首脳会談後、カブール近郊のバグラム米軍基地で演説。「アフガンでの米軍の任務を完了させる自信がある」と述べた。

2336チバQ:2010/03/31(水) 12:21:46
>>1870>>1959-1961ホカ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-160066-storytopic-190.html
進む検討 町民困惑 与那国への自衛隊誘致
2010年3月30日
 【与那国】国内最西端の“国境の島”与那国町。26日に同町を訪れた北沢俊美防衛相は「個別具体的に検討をしていきたい」と述べ、自衛隊配備に前向きな姿勢を見せた。防衛相は1時間余りの短い滞在だったが、同行した火箱芳文陸上幕僚長は、宿泊して町関係者と親交を深めるなど配備に向けた土壌づくりは着々と進んでいる。(深沢友紀)

■思惑 複数の関係者によると、与那国への配備の話は自衛隊側からもたらされたという。26日には那覇の陸上自衛隊第1混成団が「旅団」に昇格するなど、南西重視の防衛体制強化の中、先島防衛の観点で計画された。その思惑に、人口の減少に歯止めのかからない町が地域活性化の道を見いだした。
 「倒産しない優良企業を誘致するようなものだ」と崎原孫吉町議会議長。80〜100人規模の部隊配備による人口増に加え、誘致とリンクした港湾やスポーツ施設などインフラ整備への期待をかける。自衛隊ヘリの常駐によって急患搬送など離島医療が充実するという切実な思いもある。
 一方、国境の島という立地を生かし、基地ではなく国際交流に活性化策を求める声も。革新共闘会議副議長の崎原正吉さん(62)は「与那国花蓮縣(けん)交流発展協会を昨年末に設立して台湾との交流で活性化を図ろうとしている中、台湾側からは『基地が入ったらおかしくなる』という声がある。平和の島のイメージが悪くなる」と懸念する。

■すれ違い
 自衛隊誘致は町議会が2008年9月に決議した。09年6月には外間守吉町長や崎原議長らが浜田靖一防衛相(当時)らに要請。翌7月には浜田防衛相が現役の防衛相として初めて与那国を訪れた。決議から1年半、町民への説明会などは開かれていない。
 崎元酒造所代表代行の崎元俊男さん(45)は誘致に反対し町の姿勢にも疑問を呈する。「島の将来にとって重要なことなのに、町長やオール与党の町議会は町民の意見を一度も聞いていない。議論の場もないままでは賛成反対で島が二分されるだけだ」。
 一方、外間町長は26日、「(昨年8月の)町長選で自衛隊誘致が争点となり、誘致反対の候補とがっぷり四つに組んだ。私の当選が(誘致賛成の)民意とみている」と述べている。

2337 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/01(木) 11:22:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010033101101
退路断った鳩山首相=普天間、5月決着に展望なく

 鳩山由紀夫首相は31日の党首討論で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先決定に当たり
「地元の了解」を前提とする方針を表明した。しかし、同県内外のどこに決めようにも「了解」を得るのは極めて
困難な状況の中で、自民党の谷垣禎一総裁に厳しく迫られた首相は、自ら退路を断ってしまった。

 「現地の了解なしに、案を進める理解をいただくことにはならない」。首相は移設先の同意なしの決着を明確に否定。
その上で「命懸けで体当たりで行動していく」と言い切った。だが、こうした首相の決意とは裏腹に、基地機能も含め、
移設先に想定する同県うるま市や鹿児島県徳之島で反対の声が早速上がるなど、現状は厳しい。防衛省幹部は、
党首討論での首相の発言を知らされ、「『理解』でなく『了解』と言ったのか」と表情を曇らせた。

 そもそも、地元の了解どころか、現行計画の履行を求める米側の理解を得るのも極めて難しいのが実情だ。
ワシントンで29日に岡田克也外相と会談したゲーツ米国防長官は「沖縄海兵隊は日米同盟にとって極めて重要」と、
県外移設には同意できないとの考えを暗に示している。

 5月末の期限を控え、解決の道筋が見えない中での首相の発言。民主党幹部は、首相が退陣に追い込まれる
事態も念頭に「大丈夫なのか」と前途を案じ、党内からは「決着を先送りするしかない」と、「公約破り」を確信する
声さえ出ている。

 「できなかったら辞めろとか、そんな次元の話ばかりだ」。首相は党首討論で谷垣氏から、5月末に決着できなかった
場合の退陣要求を突き付けられたことを振り返り、記者団に不満をぶちまけた。(2010/03/31-22:34)

2338 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/01(木) 11:24:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010040102000070.html?ref=rank
普天間 首相、苦しい党首討論
2010年4月1日 朝刊

 鳩山由紀夫首相は三十一日開かれた党首討論で、焦点の米軍普天間飛行場移設問題の対応で、五月末の決着に
「命がけで体当たりで行動する」と問題解決の決意を表明した。しかし、当初、この日までにまとめると説明してきた
政府案は結局、示されないまま。首相は「腹案は用意している」と弁解したが、沖縄県も米側も首相の言葉を
信じにくい状況になっている。 

 首相の「腹案」発言はいかにも苦し紛れだった。

 自民党の谷垣禎一総裁が「三月末までに一本化すると言ったではないか」と迫ったのに対し、首相は約束したのは
「五月末までに必ず沖縄や国民、米国に理解を求め、政府方針をつくると約束した」と説明。五月末決着が実現すれば、
問題ないといわんばかりの認識を示した。

 しかし、さすがに何も案がないとは言いにくかったのか「私は腹案を持ち合わせている」と突然、腹案に言及した。

 「それでは移設先はどこか」との谷垣氏の二の矢に対しては「県内、県外かは答えられない」「国民におおっぴらに
する時期ではない」。

 確かに移設先を明らかにすれば、その地元が反発する可能性があるほか、米国との交渉もやりにくくなる側面はある。
しかし、三月末の政府案とりまとめの約束を事実上、破ってしまった首相の言葉には説得力がなく、本当に首相は
「腹案」を持っているのか、実現可能なのかという疑念をかえって強める結果になった。

 それにもかかわらず、首相は腹案について「現行案と同等か、それ以上の効果があると自信を持っている」と
見えない腹案の素晴らしさを強調。「必ず成果を挙げる。国民は政府を信頼してほしい」(首相)と、実のない答弁だけで
討論を終わらせた。 (政治部・高山晶一)

2340名無しさん:2010/04/03(土) 11:47:31
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/224196.html
普天間移設 政府基本案固まる 陸上部と県外 組み合わせ (04/03 09:49)

 鳩山由紀夫首相は2日夜、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先をめぐり岡田克也外相、
平野博文官房長官ら関係閣僚と官邸で協議し、政府の基本案を固めた。キャンプ・シュワブ(同県名護市)
陸上部への暫定移設と、徳之島(鹿児島県)など県外への機能移転を組み合わせる案が軸とみられる。
週明け以降、与党党首級による基本政策閣僚委員会で政府案決定を目指す。

 協議には北沢俊美防衛相、前原誠司沖縄北方担当相も出席した。訪米から帰国した岡田氏が
ゲーツ米国防長官らとの会談、平野氏と北沢氏が沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事との会談の
状況を報告。首相は「閣僚がそれぞれの役割を果たしてほしい」と述べ、米側との実務者協議の枠組み
づくりと、地元との交渉を加速させるよう指示した。

 また今後も閣僚協議を継続する方針を確認し、政府案を決定する基本政策閣僚委員会は来週半ば
以降にずれ込むこととなった。協議後、平野氏は記者団に「政府のベース案は首相の腹案だ。考え方は
一本だ」と強調。軸となるシュワブ陸上案は550メートル級のヘリ離着陸帯を整備し、最終的な移設先には
米軍ホワイトビーチ(沖縄県うるま市)沖の埋め立てを想定している。<北海道新聞4月3日朝刊掲載>


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100403/t10013611641000.html
政府検討案に反発 協議難航か
4月3日 7時15分

アメリカ軍普天間基地の移設問題で、鳩山総理大臣は、来月末までの決着に向けて、関係閣僚に指示し、
政府は沖縄県やアメリカとの協議を本格化させることにしています。しかし、沖縄県側は政府が検討している
移設先を組み合わせる案に反発を強めるなど、地元の自治体の理解が得られる見通しは立っておらず、
今後の協議は難航することが予想されます。

普天間基地の移設問題で、鳩山総理大臣は2日、平野官房長官、岡田外務大臣、北澤防衛大臣、
沖縄・北方対策担当の前原国土交通大臣と協議し、来月末までの決着に向けて、各閣僚が連携を密にして、
それぞれの立場で精力的に取り組むよう指示しました。政府は今後、平野官房長官を中心に外務省や
防衛省の実務者からなる作業チームをつくり、沖縄県やアメリカとの協議を本格化させることにしています。

しかし、アメリカ側は、名護市のキャンプシュワブ沿岸に移設する現行案が最善だという立場を崩しておらず、
さきに岡田外務大臣と会談したゲーツ国防長官は、移設候補地の自治体や連立政権内の同意が
得られるのか疑問を示しました。

一方、沖縄県側は、政府が検討している移設先を組み合わせる案について、県内への移設が含まれている
ことに反発を強めており、沖縄県の仲井真知事は2日、北澤防衛大臣と会談し、名護市のキャンプシュワブ
陸上部にヘリパッドをつくる案や、うるま市のアメリカ軍ホワイトビーチ沖合に新たな基地を建設する案は
受け入れは困難だと伝えました。

このように、政府が検討している新たな移設案については、沖縄など地元の自治体の理解が得られる
見通しは立っておらず、今後の協議は難航することが予想されます。

2341 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/03(土) 11:48:21
>>2340 私です。

2342チバQ:2010/04/03(土) 15:33:59
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010040201000694.html
イラク・サドル派、独自に首相選 政権協議で影響力
 【カイロ共同】イラクの有力政治勢力の一つイスラム教シーア派の反米指導者サドル師派は2日、新政権の首相として誰を支持するかについて、2日間の日程で支持者や一般市民向けに独自の選挙を全国一斉に行った。サドル師派は結果を基に、連立協議への対応を決めるとしている。

 イラクの首相は、連立協議を経て連邦議会が選んだ大統領が指名することになっており、あくまで投票は非公式なもの。ただ3月7日の連邦議会選で、325議席のうち「イラク国民同盟」の一角として約40議席を獲得したサドル師派の意向は、連立政権協議に大きな影響を与えそうだ。

 連邦議会選で第一勢力となった世俗派政党連合「イラキーヤ」を率いるアラウィ元首相、小差で二位の「法治国家連合」のマリキ首相、シーア派宗教政党などでつくる3位の「イラク国民同盟」のジャファリ元首相とアブドルマハディ副大統領、法治国家連合出身でサドル師の親族ら5人から1人を選ぶ。

2010/04/02 18:16 【共同通信】

2343 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/04(日) 10:51:43
>>2338
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-160340-storytopic-26.html
単眼複眼
普天間移設 首相「腹案」の波紋 閣僚の受け止め方に相違
2010年4月4日

 米軍普天間飛行場移設に関し、鳩山由紀夫首相が3月31日の党首討論で述べた「腹案」の内容を
めぐって波紋が広がっている。首相は「腹案」は関係閣僚で共有しているとし、4月2日夜も記者団に
「関係閣僚は『腹案』の下で動いている」と重ねて強調した。だが「腹案」の受け止め方は閣僚によって
さまざまだ。

 「どんなものなのか」。1日の上京を前に明確な回答を聞き出そうと意気込んでいた仲井真弘多知事
だったが、平野博文官房長官、北沢俊美防衛相、前原誠司沖縄担当相と相次いでの面談後は
「『腹案』って本当にあるのか。皆言うことがばらばらで」と困惑気味だ。「腹案」の意味は、心の中で
考えておく案や考えのことで、言葉通りだと首相自身にこれまで表に出ていない案があるかのように
とらえられる。

 しかし各閣僚は基本的に3月23日に関係5閣僚で話し合った政府の「考え方」と受け止める。
それを「腹案」だとした首相自らの説明が無いことも混乱を生んでいる。

 前原氏は4月2日の閣議後会見で「5閣僚で話をしたときの中身を言っていると思う」と発言。
北沢氏は同日午前の閣議後会見で「(3月)23日に官房長官が報告した複数のオプションを統合して
米側、地元と交渉するという基本線のことと理解している」と述べていた。だが、午後、知事との会談後の
会見では「最後の落としどころに総理自身のイメージがある」とも述べ、含みを残した。

 政府の「考え方」はキャンプ・シュワブ陸上案、勝連案、徳之島(鹿児島)を軸にした案とみられているが、
党首討論での首相発言も憶測を呼んでいる要因だ。

 「全国の皆さま方にその負担を分かち合うという思いを共有してほしい」「(現行案は)地元の皆さまの
本当の意味での同意が取り付けられていなかったために、無理だ(と判断した)」「(『腹案』は沖縄の
負担軽減などで)現行案と同等かそれ以上の効果のある、認めてもらえる案だ」

 関係省の官僚から「何かウルトラCがあるのか」「今まで出てきた以上の案があるとは思えない」との
声が上がる。結局、シュワブ陸上や勝連沖案などが「腹案」ということなら、県民の理解を得るのは
難しそうだ。(宮城久緒)

2344名無しさん:2010/04/04(日) 19:44:23
>>2305
>>2306
故・瀬島龍三氏は何という運命を背負って生まれてきたのか:イザ!
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/290750/

2007/09/06 11:09
Commented by 阿比留瑠比 さん
官僚軍人ではあったでしょうが、「赤」だったというのはちょっと違うように思います。中川八洋さんの著作は面白いし、勉強になりますが、ときどき一方的に決めつけるような表現を見受けます。


瀬島龍三氏はソ連のスパイではない クライン孝子 杜父魚文庫ブログ
http://blog.kajika.net/?eid=995441

2345チバQ:2010/04/05(月) 21:21:56
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100405/mds1004052026002-n1.htm
サドル師派、独自の“首相国民投票” 混迷続くイラク連立協議 (1/2ページ)
2010.4.5 20:25
 【カイロ=村上大介】イラク国民議会選(定数325)を受けた連立協議をめぐり、反米イスラム教シーア派指導者のムクタダ・サドル師派が、新首相として誰を支持するか、独自の“国民投票”を実施し、政局の主導権を握ろうとしている。辛うじて第1勢力となったイラキーヤのアラウィ元首相、第2勢力となった現職のマリキ首相のどちらも退け、連立交渉で第3の首相候補で合意し、新政権への影響力を握る狙いだ。

 イラクの首相は、国民議会が選出した大統領が指名し、議会の承認を得ることになっており、サドル師派の投票はあくまでも非公式なものだ。

 しかし、アラウィ氏率いる世俗会派「イラキーヤ」が91議席、マリキ氏の「法治国家連合」が89議席で、いずれも過半数の163に届かない状況では、有力な第3勢力であるサドル師派の意向は新政権の行方に無視できない影響力を及ぼしかねない。同派は約40議席を獲得し、シーア派宗教政党を軸としたイラク国民同盟(70議席)内の最有力勢力に浮上している。

 投票は2、3の両日に実施され、数日後に結果が公表されるとしている。

 サドル師派内では、2008年に同派の民兵組織マフディー軍団の掃討作戦を指揮したマリキ首相への嫌悪感が強く、投票の目的はまず、サドル派としてマリキ氏の再任を支持しない理由を得るためだとみられている。

 一方、現地からの情報では、“投票所”に訪れたサドル師派支持者の間では、アラウィ氏への支持も必ずしも大きくないようで、サドル師派は最終的に、各派が妥協できる第3の首相候補を支持することで、新政権に対し、より大きな影響力を握ることを狙っているとも指摘される。

 一方、続投に執念を燃やすマリキ首相は先月28日、イランを訪れて各派と政権協議を行った伝えられ、アラウィ元首相は、連立工作への「イランの介入」を批判した。

 マリキ首相のイラン訪問は30日付の汎アラブ紙アルハヤートが報じたもので、米国の情報漏洩(ろうえい)を恐れるイラク各派がイランを話し合いの場に選んだという。法治国家連合、イラク国民同盟に加え、クルド2大政党の統一会派「クルド同盟」が参加し、協議に呼ばれなかったイラキーヤを派除した形で連立に原則合意したとの情報も流れた。

 これに対して、アラウィ氏は英BBCテレビに「イランが深く介入しており、憂慮すべき事態だ」と反発。スンニ派の政権幹部からも懸念の声が出た。

2346チバQ:2010/04/05(月) 21:22:39
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100330/mds1003300113000-n1.htm
国防相ら現職大物落選 イラク総選挙
2010.3.30 01:12
 7日のイラク国民議会選で、オベイディ国防相ら現職の有力政治家数人が落選したことが29日、選挙管理委員会が発表した当選者名簿で明らかになった。AP通信が伝えた。

 同選挙では2005年の前回と異なり、政党連合だけでなく候補者個人への投票も認められた。現職の大物落選は、有権者が現職議員の活動を厳しい目で見ていたことの表れとみられる。

 落選した中には、ルバイエ国家安全保障担当顧問やパチャチ元外相らも含まれていた。APによると、パチャチ氏は議会審議にほとんど姿を見せていなかったという。(共同)

2347チバQ:2010/04/06(火) 12:05:14
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100406-OYS1T00221.htm
徳之島分散案にすがる首相、地元は反発強まる

 沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、鳩山首相が徳之島(鹿児島県徳之島町、伊仙町、天城町)に活路を見いだそうとしている。

 政府は代替施設を沖縄県内の米軍キャンプ・シュワブ陸上部などに建設する案を固めたが、首相には徳之島への分散移転で「県外」を印象づけたいとのすがるような思いが消えないようだ。しかし、徳之島でも反発は強まる一方で、政府内からも、「首相は白日夢のような政策ばかり唱える」と冷ややかな声が出ている。

 首相は5日夕、首相官邸で記者団に「沖縄はじめ、大きな苦しみを耐えてきた方々にとっても、最大の戦いの場になる。閣僚には『腹案』にのっとって頑張ってもらいたい」と述べ、県外移設へのこだわりをにじませた。首相は2日の関係閣僚会議でも、普天間飛行場の機能を可能な限り県外に移すよう指示。徳之島に同飛行場のヘリ部隊(約60機)の多くを移転することが念頭にあるようだ。

 徳之島には、約2000メートルの滑走路を持つ徳之島空港がある。那覇市とも約200キロしか離れていないことから米軍の運用に支障がないのではとの期待もある。北沢防衛相は「まず30機くらいの移転で米側と交渉できる」と語る。

 徳之島案は、民主党の牧野聖修衆院議員らが現地に入って町長に打診して推進してきた。農業以外に目立った産業がなく、過疎化が進む島では、一部の元町議らが財政支援などを条件に積極姿勢を示している。牧野氏らは首相に現地情勢を随時報告しているという。

 首相が「極力県外へ」と繰り返してきたにもかかわらず、政府がまとめた移設案は「沖縄県内」が軸だ。首相には、徳之島案で「沖縄の負担軽減」をアピールできるとの思惑がある。

(2010年4月6日 読売新聞)

2348チバQ:2010/04/07(水) 21:55:51
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001004040001
南北600キロ/徳之島覆う不信感
2010年04月05日

 徳之島で、鳩山政権への不信と疑念が渦巻いている。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設候補地として名前が挙がり始めて約2カ月たつが、政府からはまだ、正式な打診はない。その一方で、水面下で島民との接触を進めている。「島をバカにするんじゃない」。交錯する情報に、島民の多くが憤りを募らせている。(斎藤徹)



 3月28日に天城町であった「米軍基地移設反対郡民大会」。徳之島の3町長や地元選出の徳田毅衆院議員(自民)が参加を呼びかけたこともあり、主催者発表で4200人が島内外から駆けつけた。
 当日、会場は鳩山政権批判一色に染まった。「国は、小さな島に住む人なら犠牲にしてもいいと思っているのでしょうか」「鳩山(首相)は島の人間の心をズタズタにした」――。登壇した島民は、強い口調で政府を批判した。
 大会には、自民党の国会議員3人らが来賓として出席。小池百合子衆院議員は、ガソリン税の暫定税率撤廃など民主党が昨夏の衆院選で掲げた政権公約が果たされていないことを指摘。「鳩山政権はハトでなくサギ」と言い放つと、聴衆から大きな拍手が送られた。
 元々徳之島は保守層が強い。昨夏の衆院選で自民候補が約1万4300票を取ったのに対し民主候補は3600票ほどに過ぎなかった。だが、鳩山政権への反感がこれだけ高まっているのは、マスコミ報道などで島の名前が何度も挙がる一方で、政府からの直接の説明が一切ないからだ。
 移設候補地に徳之島が浮上した直後に「徳之島の自然と平和を考える会」を立ち上げ、反対運動の中心として活動する徳之島町の椛山幸栄さん(55)は会発足当初、超党派での運動をめざし、政権批判を自重していた。しかし今、「どこまで住民無視を続ける気なのか。本当に腹立たしい」と怒りを隠さない。
 3月30日には、徳之島3町長が県庁で記者会見し、政府から正式な打診があっても話し合いに応じない姿勢を表明した。伊仙町の大久保明町長は、同月末までに移設案を絞ると鳩山首相が明言したにもかかわらず地元に説明がないことに対し、「国のトップが方向性を示さないと悪循環になる。早急に徳之島は断念したと言ってほしい」と不信感をあらわにしている。


 基地移設反対一色になったかに見える島で、民主党は水面下で賛成派島民の取りまとめを進めている。
 「政府が正式に徳之島の名前を言ったら、正面から(賛成の)旗をふろうということになりました」
 3日午前、天城町の元議会議長、前田英忠さん(62)は、かかってきた携帯電話にこう答えた。電話の主は民主党の牧野聖修衆院議員。牧野氏は鳩山首相に近いとされ、1月末、徳之島3町長に平野博文官房長官との会談を要請した人物だ。
 前田さんは前夜に移設賛成派の島民数人と集まり、地元で政府の後押しをすることを確認した。「多くの島民は、米軍基地をお化けか怪獣が来るかのように思っているが、基地は離島振興の千載一遇のチャンス。経済振興策を示し、懸案の騒音問題の解決策を示せば、多くの島民は賛成に回るはずだ」と、前田さんは自信を見せる。
 だが、賛成派の島民からも政府への不信の声は上がる。徳之島町の自営業男性(57)は「政府はあちこちフラフラしながら裏で根回しを進めるより、当事者である島民に早く受け入れ振興策を示してほしい」といら立ちを見せる。
 一方で、政府が振興策をちらつかせ基地受け入れを迫ろうとすれば、島民の反発をさらに強めかねないのも事実だ。移設反対派の農業男性(54)は「島の人間は金を見せれば動くと思っているのであれば、それは間違いだ。我々を甘く見ないでもらいたい」と憤った。

2349チバQ:2010/04/07(水) 21:58:30
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-04-06_5417/
「県境」の島 浮上に憤り 徳之島ルポ
沖縄の痛み 今わが身に
社会 2010年4月6日 09時55分

(36時間2分前に更新)

 サトウキビの収穫が一段落し、表面上は穏やかな集落のあちこちに、「基地移設絶対反対」と書かれた垂れ幕や立て看板が目立ち始めた。沖縄本島から北に約200キロ。沖縄の負担軽減を掲げる鳩山政権が、米軍普天間飛行場の訓練移転先として有力視している鹿児島県徳之島だ。

 候補地に突然浮上してから2カ月余り。沖縄県外移設を重視する鳩山由紀夫首相が抱く「腹案」に、島民は神経をとがらせる。

 「徳之島は『県外』といっても、『県内』が『県境』になっただけじゃないか。小さな島に負担を押しつけるのは絶対に許されない」。島の南部にある伊仙町の大久保明町長は、憤りを隠せない。

 徳之島空港そばの天城町総合運動公園野球場で、米軍基地移設反対の郡民大会が開かれたのは3月28日。人口約2万6千人の島で、主催者発表で4200人が集まった。ある島民は核燃料再処理工場の建設計画を阻止した1970年代の住民運動に重ね、「基地が来たら、命がけで止めるしかない」と息巻いた。

 「子どもたちを騒音の中に、犯罪の中に、不安の中にさらすことはできない」。母親代表で意見表明した徳之島町の保育士、磯川真理枝さん(39)が訴えると、ひときわ大きな拍手が起きた。

 磯川さんは昨年12月、町が主催した島民劇「北緯二十九度線」に出演した。劇で描かれたのは、奄美群島が53年に日本復帰するまでの8年間の島の暮らし。米軍施政下で本土との物流が途絶え衣食住に事欠きながらも、明るくたくましく島を守る先人の姿に接した。

 5月末までの移設先決着に向け、政府・与党の検討作業が慌ただしくなる中、島内では今月中旬にも再び大規模な反対集会を開く計画が持ち上がっている。「今、基地を持ってきたら、祖先が守ってきた豊かな徳之島を子どもたちに残せない」と磯川さんは力を込める。

 忍び寄る基地の影、手探りの反対運動。わが身にふりかかって気づいたことがある。「これまで基地問題はどこか人ごとだった。騒音や事件・事故の負担をずっと抱えてきた沖縄の人を思うと、その痛みに心を寄せていなかった自分が恥ずかしい」(新垣綾子)


反対派 結束に自信
「基地は地域も壊す」
賛成派、民主と接触


 米軍普天間飛行場の移設に反対する島民らが「徳之島の自然と平和を考える会」を結成したのは、鳩山由紀夫首相に近い民主党衆院議員が徳之島案を携え、島の3町長と面談したわずか2日後。官民一体の活動が始まった。

 政府から具体案の提示はないが、沖縄に近く、島の北西部に2000メートルの滑走路1本を備えた空港があることや、基地や演習施設を整備しやすい平地が多いという「地の利」が島民を不安に陥れる。

 3月末の反対集会には4200人が集まった。同会の椛(かば)山(やま)幸栄会長(55)は「運動慣れしていない徳之島でも、基地反対で共通できる土壌がある。十分に戦える」と手ごたえをつかむ。

 ふってわいた移設話。椛山会長はかつて島で衆院選のたびに地域、親族を反目させた「保徳戦争」に触れ、「保徳戦争のような対立を生むのは目に見えている。島の豊かな自然だけでなく、コミュニティーも破壊する基地は、絶対に受け入れられない」という信念を強くする。

2350チバQ:2010/04/07(水) 21:58:51
■   ■

 「お化けが来るみたいに基地を反対で片付けるのではなく、雇用や経済効果と真剣に向き合う現実的な姿勢も大事ではないか」。基地受け入れに前向きな元天城町議会議長の前田英忠さん(62)は問いかける。民主党衆院議員に島を案内したのも前田さんだ。

 1955年に5万人を超えた島の人口は減り続けて現在、約2万6千人。島民の1人当たりの所得は160万円ほどにとどまる。「高校を卒業した子どもは島から出て帰ってこないし、このあたりもずいぶんさびれたよ」。葬祭業を営む前田さんは、会社兼自宅が建つ通りを指さした。

 移設を受ければ、建設業や飲食店の働き口が増えるだけでなく、国から莫大(ばくだい)な振興策を引き出せる―。前田さんの胸にはそんな将来像がある。

 3月28日の徳之島町議選で、唯一基地移設賛成を掲げた立候補者が最下位で落選。賛成派は今のところ、組織だった動きをせず、水面下で民主党側と接触を続けている。

 前田さんは言い切る。「沖縄の負担を減らす観点からも、政府が徳之島しかないと決断した場合は、推進に向け具体的に動くことになる」

2351チバQ:2010/04/08(木) 12:24:55
http://mainichi.jp/select/world/news/20100408ddm002010052000c.html
転換期の安保2010:「常駐なき普天間」 首相「腹案」の見方浮上

普天間飛行場から離陸する米海兵隊のCH-53Eヘリコプター=沖縄県宜野湾市で2010年3月24日午後1時20分、岩下幸一郎撮影 ◇施設返還せず、有事に米軍使用
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、鳩山由紀夫首相が封印したはずの持論「常駐なき安保」構想をめぐる動きが水面下で続いている。首相が3月31日の党首討論で「腹案を用意している」と語ったことが憶測を呼び、首相の「腹案」は、「常駐なき安保」を普天間飛行場に適用した「常駐なき普天間」ではないかとの見方も浮上してきた。【「安保」取材班】

 「腹案」発言から一夜明けた4月1日。外交問題に詳しい川上義博参院議員(民主党)の議員会館の事務所を一人の首相秘書官が訪れた。「首相の腹案を先生はご存じですか?」。秘書官でさえ首相の真意を測りかねて戸惑っている。

 秘書官がこのタイミングで同氏を訪ねたのには理由がある。

 3月17日午後、首相官邸。鳩山首相と面会した川上氏は「海兵隊はグアムに全面移転させる。名護市に造る代替基地などを空っぽにして自衛隊が管理し、有事になったら米軍に使わせる。オバマ大統領とその方針で直接交渉したらどうですか」と提案した。熱心に耳を傾ける様子に、川上氏は「首相は乗り気だ」と感じたが、同席した秘書官が「総理、話が進んでいる途中ですから」と遮り、面会は終わった。

 その後、首相の「腹案」発言をはさんで約2週間後の秘書官の来訪を、川上氏は「私の提案に首相が傾いていないか、探りを入れに来たのだろう」と受け止めた。

 鳩山首相を民主党結成当初から知り、沖縄米軍基地問題を中心に日米同盟を考える「沖縄クエスチョン日米行動委員会」の日本側座長を務める橋本晃和・桜美林大大学院客員教授も3月下旬以降、首相周辺を通じ、私案を重ねて伝えてきた。「普天間の機能を九州など既存の米軍基地や自衛隊基地に分散すれば、代替施設は必要ない。普天間は空けておいて、有事には使えるようにしておくべきだ」。「常駐なき普天間」構想だ。

 首相は、普天間飛行場の基地機能の「沖縄県外への移転」を目指し、2日の関係閣僚会議で徳之島(鹿児島県)にヘリ部隊(60機)の大部分を移転することで調整するよう閣僚に改めて指示した。一部は、キャンプ・シュワブ陸上部(沖縄県名護市)に新たなヘリパッド(ヘリ離着陸帯)を造って移転するものの、徳之島空港の滑走路を利用することなどで、大規模な施設建設は不要になる。

 1日には平野博文官房長官が沖縄県の仲井真弘多知事と東京都内で会談し、ヘリ部隊を徳之島に移し、シュワブ陸上部にヘリパッドを造り、将来的には米軍ホワイトビーチ(同県うるま市)沖合に人工島を造る案を説明した。

 「常駐なき安保」について、首相は3月23日の参院予算委員会で「一国の領土の中に他国の軍隊が居続けることは常識的ではない。夢に向かってどう歩むか議論するのは大いに意味がある」と強調。同時に、普天間の有事使用について「議論は当然ある。ゼロベースで議論している」と述べ、可能性を認めた。

 国会答弁で「常駐なき安保」の熱弁を振るい、普天間問題で「県外」のトーンを次第に強める首相に、周辺は「首相の『腹案』は、『常駐なき普天間』ではないか」と注目する。

 ただ、現行の日米合意は「普天間全面返還」が大前提。「返還なしの有事使用」は抜本的な発想の転換となるため、従来合意とできる限り整合性をとる形での見直しをいかに進めるかで頭を痛める関係閣僚との足並みは必ずしもそろわず、ホワイトビーチ案など複数の移設先が入り乱れている。

2352チバQ:2010/04/08(木) 12:25:24
 ◇在沖海兵隊「1万8000人」、米軍幹部「日本が言った数字」
 「在沖縄海兵隊は定数1万8000人という数字の根拠は何か」。4月5日、沖縄県北谷町など4市町村にまたがるキャンプ瑞慶覧。沖縄等米軍基地問題議員懇談会会長の川内博史衆院議員が、在沖米軍トップのロブリング4軍調整官に尋ねた。「1万8000人」とは、現行計画でグアムに移転する「約8000人」に、政府が移転後に残るとしている「定数1万人」を足した数字だ。沖縄県の調べでは在沖海兵隊は1万2400人(08年9月末時点)。さらに北沢俊美防衛相が2月に「イラク、アフガニスタンに行っているので実数は4000〜5000人」と述べるなど、数字の根拠があいまいなことへの追及だった。

 「1万8000人は守屋(武昌元防衛事務次官)が出してきた数字だ。そのまま信じるわけにいかない」と畳み掛ける川内氏に、ロブリング氏は「I agree(その通り)」と同意しながらも答えられず、「部下に答えさせる」と退席。代わった在沖縄米海兵隊外交政策部(G5)のエルドリッジ次長は「それは日本政府が言った数字だ。私たちの責任ではない」と言い放った。

 政府は2日に閣議決定された答弁書で「1万8000人」を「06年5月の日米合意に至る協議の中で米側から説明を受けた」としたが、エルドリッジ氏の発言はこれを真っ向から否定するものだった。川内氏は「1万8000人にまったく根拠がないと米側が認めた」と語る。

 「『定数1万人』は普天間代替施設を建設するための大義名分だ」。普天間を抱える宜野湾市の伊波洋一市長は指摘する。

2353 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/08(木) 12:33:14
http://www.bitway.ne.jp/bunshun/ronten/ocn/sample/thisperson/100408.html
この人の重大発言

「(鳩山首相の)腹案という言葉がちょっと物議をかもした。閣僚間で、どこにどういうかたちで移転するかについて
コンセンサス(合意)はある。それを腹案と言われたのだと思う」 (朝日新聞4月4日付)
岡田克也外相

4月3日、三重県桑名市で行った講演で、鳩山由紀夫首相が31日の党首討論で「普天間基地移転先について、
私に腹案がある」と語ったことにふれて。

--------------------------------------------------------------------------------
 普天間基地の移設問題について、これまで鳩山首相は3月末までに移設先の政府案を絞り込むとしていたが、
果たすことができなかった。3月31日の党首討論では、自民党の谷垣禎一総裁が「首相の発言がブレるたびに、
候補に挙がった地域は驚き、悩み、怒っている。首相には、地域で暮らしている方々への思いやりや温かさが乏しい」と
追及。これに対して首相は「(移転候補地)腹案を持ち合わせているが、いまの段階ではそれがどこなのか言えない」と、
私案としての切り札があるとのニュアンスで思わせぶりに語ったものの、中身はつまびらかにしなかった。

 じっさい、ここで示唆された「腹案」は、政府部内でも認識が共有されていなかったと見られ、鳩山首相は4月2日、
平野博文官房長官、岡田克也外相、北澤俊美防衛相、前原誠司国土交通相(沖縄担当相)らによる関係閣僚会議を
招集し、認識共有のための調整を行っている。冒頭の岡田発言は、その翌日、三重県桑名市で行った講演の一部で、
ボロが出ないよう慎重な言い回しになっているが、鳩山首相の「腹案」とは、じつは前から検討されていた政府案だった。

 すなわち(1)名護市の米軍キャンプシュワブ陸上部に6000m級のヘリパッド(ヘリコプター離着陸帯)を建設、
(2)最終的には、うるま市のホワイトビーチの沖合を埋め立てて人工島つくって移設してもらう(2段階移設案)、
(3)徳之島にヘリポートを移す分散移設案、あるいはこの3つを組み合わせる案だ。

 岡田外相は、すでに3月29日、ワシントンでゲーツ米国防長官と会談した際、この「腹案」を伝えたと見られるが、
ゲーツ長官は正式な提案とは認めず、2006年に日米合意で決まった現行案(名護市辺野古沿岸部への移設)以外は
むずかしいという見解を改めて述べたといわれる。また、沖縄県の仲井真弘多知事も、4月2日、北澤防衛相との
会談で、県内移設のキャンプシュワブ陸上案やホワイトビーチ沖案はむずかしいとの意向を重ねて示した。

 いっぽう鹿児島県徳之島では、3月28日、基地移設に反対する島民約4200人による大規模な集会が開かれ、
「基地移設絶対反対」を叫んで気勢をあげた。反対集会は3月7日にも開かれており、圧倒的多数の徳之島住民が
反対の意思を表明した。

 さらに連立政権の一翼を担う社民党は、4月5日、福島瑞穂党首がホワイトビーチ沖基地建設に反対する
うるま市の市民グループ代表と会い、「沖縄県内に新たな基地を建設するのは論外だ。県内への移設を断念させる
ために全力を尽くす」と述べている。これに対して岡田外相は、4月7日の衆院外務委員会で「これもダメ、あれもダメと
言うのではなく、ともに政権を担うものとして自覚を持ってほしい。このままでは普天間基地の返還どころか
米海兵隊8000人のグアム移動も白紙に戻るおそれがある」と社民党を批判した(いずれもNHKニュースHPより)。

 連立政権内部のきしみが表面化するなか、鳩山首相は、4月6日、首相公邸で内閣官房や外務・防衛の両省
実務者でつくる作業部会の初会合を開き、キャンプシュワブ陸上部にあらたなヘリポートを建設するいっぽうで、
普天間のヘリ部隊の大部分を鹿児島県徳之島に移す方向で米国、地元自治体と調整するように指示したといわれる
(朝日新聞4月7日夕刊)。

 市街地にある米軍普天間飛行場は、ヘリ墜落の危険性や騒音、海兵隊員による不祥事など基地被害と
隣り合わせの環境にあり、1日も早い移設が望まれている。だが識者の間では、鳩山首相が指示した最終案を、
5月末までに米側と地元住民が受け入れる可能性は限りなく低いとする声が強い。最悪の場合、鳩山内閣は
立往生し、首相の退陣問題がいっきに浮上しよう。

2354チバQ:2010/04/09(金) 23:05:21
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100407/mds1004072231002-n1.htm
イラク・サドル師派、ジャアファリ元首相を“選出”
2010.4.7 22:30
 【カイロ=村上大介】イラクのイスラム教シーア派政治勢力、ムクタダ・サドル師派は7日、国民議会(定数325)選に関連し、独自に実施した首相候補をめぐる“国民投票”の結果について、ジャアファリ元首相が1位となったと発表した。フランス通信(AFP)などが伝えた。

 それによると、2005年4月から06年5月まで首相を務めたシーア派のジャアファリ氏が24%を、サドル師派のスヘイル議員が17%を獲得。総選挙で第2勢力となった法治国家連合(89議席)率いるマリキ首相は10%、第1勢力となったイラキーヤ(91議席)のアラウィ元首相は9%だったという。

 サドル師派は、シーア派統一会派「イラク国民同盟」の70議席中約40議席を占める。“国民投票”は法的拘束力がなく、投票者に身分証の提示も求めない自派を中心とした人気投票に過ぎないが、イラキーヤ、法治国家連合ともに過半数に及ばない中で、連立交渉でサドル師派の発言力を強める狙いがあるとみられ、連立協議はさらに複雑化しそうだ。

2355 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/10(土) 14:17:14
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2010041002000059.html
<スコープ>5月末政局 危機感 普天間移設決着は困難?
2010年4月10日 紙面から

 政府・与党が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題を五月末までに決着させられなかった
場合の政局対応に神経をとがらせ始めた。民主党内の大勢は、残り五十日余りで米国と移設先の双方から
同意を得て、全面決着にこぎ着けるのは至難の業だとみているからだ。鳩山由紀夫首相は表向き自信を
示しているが、内心は苦渋の色を濃くしている。 (関口克己)

 民主党の石井一選対委員長が九日昼、首相と平野博文官房長官を官邸に訪ねた。参院選の候補者
擁立状況の説明という名目だったが、会談の中身は普天間問題一色だった。

 石井氏が今後予想される展開を三つ例示し、それぞれの政局への影響を分析すると、首相は険しい表情で
聞き入った。石井氏は会談後、記者団に、五月末の決着期限について「政治的に今、最大の問題に
なっている」と述べ、危機感を隠さなかった。

 最悪のケースは、政府が五月中に何も決められず、問題をそっくり先送りすることだ。渡部恒三元衆院副議長は
七日の講演で「鳩山君がまったく解決できないとなれば、政権交代になる」と退陣に言及。翌八日夜に首相と
会食した際には「四年間しっかり頑張って」と激励したが、あくまで五月末に決着する前提での発言だった。

 政府は、普天間の代替施設として米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市)陸上部を軸に検討。在沖縄米軍の
訓練を鹿児島県の徳之島など県外に移転する案も模索する。これらは、まだ詳細には固まっておらず、
米国や地元との調整が急速に進展することは望み薄だ。

 政府・与党内では、最悪の事態を回避するため、五月末までに米国との合意を図った上で、移設先との
調整は継続する案もささやかれる。一定の前進があれば、首相の進退には波及しないという計算だ。
ただ、首相が国会答弁で全面決着を確約しているだけに、思惑通りの展開になる保証はない。

 首相は九日、前日の衆院本会議中に自席で腕組みをして目をつぶっていたことを記者団に指摘され、
「本会議場でいろいろ考えたが、普天間が一番だ」と漏らした。続けて「必ず解決しますから、ご安心
いただきたい」と気を取り直したように力を込めた。

2356 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/10(土) 14:18:38
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100410/53649.html
普天間基地移設、日米実務者協議が先送りに-5月内決着むずかしく
2010年04月10日 07:12更新

 米軍普天間基地の移設問題をめぐり、岡田外相とルース駐日米大使は9日夕、外務省で会談した。
日本は来週にも同問題について実務者協議を行いたい方針だったが、ルース大使は移設先の
地元の同意が得られているかなど具体的な部分を追求。まだ日本政府案が煮詰まっていないとし、
協議は先送りされることとなった。鳩山政権が掲げる普天間移設問題の「5月内での決着」は、
難しい情勢となっている。

 鳩山政権は9日、普天間基地の移設先として、鹿児島県の徳之島を軸に米国や地元との調整を行う
方針を固めたという。政府はこれまで、基地の移設先として米軍キャンプ・シュワブ陸上部とホワイトビーチ
埋め立て地の2案を提示しており、県外への分散移設先として徳之島を候補に挙げていた。ただ鳩山首相は
2日の関係閣僚会議で、徳之島への移設に注力したいと発言し、政府は首相の意向を受けて徳之島に
ヘリ部隊を移設することなどを軸とした提案に移行するという。

 米国側は、3月末に米ワシントンを訪れた岡田外相と会談したゲーツ米国防長官も「地元の合意」を確認
していたとされる。移設先候補の地元はいまだ受け入れ姿勢を示さず、今後は地元合意の取り付けが
焦点になるとみられる。


http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/225376.html
普天間 移設先の了解先送り 政府検討対米合意を優先 (04/10 07:04)

 政府は9日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先決定について米側との合意を優先し、
移設先の了解取り付けは、鳩山由紀夫首相が解決期限とした5月末以降に先送りする検討に入った。
複数の政府関係者が明らかにした。移設候補地はいずれも地元住民らの反対論が高まっているためで、
解決時期が先送りされれば、首相が発言との整合性を厳しく問われるのは必至だ。

<北海道新聞4月10日朝刊掲載>

2357 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/11(日) 10:28:00
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100410-OYT1T01079.htm
普天間「5月決着」絶望的、実務協議断念へ
基地移設

 沖縄の米軍普天間飛行場移設問題は、鳩山首相が公約する「5月末の決着」が10日、ほぼ絶望的となった。

 政府がまとめた新たな移設案は実現可能性が低いとして、米側が実務者による協議入りを拒否し、
日本側が同日、協議開催を当面断念する方針を固めたためだ。

 首相がヘリ部隊の移設先として重視する鹿児島県・徳之島でも、地元首長が政府関係者との会談を
拒否したことが同日判明するなど反対が広がっている。

 移設問題は、対米、国内双方の調整が行き詰まり、打開のメドが立たない状態となった。鳩山首相の
政治責任が厳しく問われるのは確実だ。岡田外相は10日夕、日米間の実務者協議について、
「必ずなければいけないものではない。実務者同士でなくとも、移設案を詰めるやり方はある」と述べ、
当面断念する考えを示した。神奈川県横須賀市内で記者団に語った。

 実務者協議は、普天間の移設先を具体的に日米共同で検討する場で、日本政府は、早期開催を米側に
求めていた。しかし、ルース駐日米大使は9日に外相と会談した際、日本側が説明した案について
〈1〉米軍の運用面で現実的でない〈2〉受け入れ先の地元合意がない〈3〉移設実現の期限が不明――
などと指摘し、協議開始は時期尚早だ、との考えを伝えた。

 一方、政府案で移設先に選ばれた沖縄県や徳之島では反発が日増しに強まっている。徳之島では、
政府は関係自治体に移設の打診すら実現できていない。

 同島にある伊仙町の大久保明町長は10日、防衛省幹部からの会談申し入れを8日に拒否したことを
明らかにした。

(2010年4月11日03時07分 読売新聞)

2358チバQ:2010/04/11(日) 19:06:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010041100053
普天間、誘致決議目指す=北マリアナ議長が照屋氏に
 社民党の照屋寛徳国対委員長は11日、米自治領北マリアナ諸島を訪れ、同諸島議会のテノリオ下院議長らと会談した。同議長は社民党が掲げる米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同諸島サイパン、テニアン両島などへの移設について「歓迎する」と表明。同諸島議会として誘致決議の採択を目指す方針を明らかにした。同行した社民党関係者が取材に答えた。
 会談にはデラクルス・テニアン市長が同席。デラクルス市長も「(同諸島は)経済が悪く、産業もない。経済振興のためには基地誘致が必要だ」との意向を示した。照屋氏は「なるべく早く日本政府に(検討を)要請したい」と応じた。
 社民党は両島などへの移設を最優先で求めているが、政府は国外移設は米側が受け入れないとして検討を進めていない。照屋氏は今回の会談結果を政府に伝え、改めて検討を迫りたい考えだ。 (2010/04/11-13:45)

2359チバQ:2010/04/11(日) 21:41:41
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100411ddm003010108000c.html
転換期の安保2010:普天間移設、鹿児島・徳之島案 政権の命運、握る島
 ◇政争の地、小沢氏の影
 首相官邸のキーマン、佐野忠克・首相政務秘書官は8日、ある民主党議員から電話で忠告された。「官邸が徳之島に執着しているなら絶対に無理だ。首相のクビを『切ってください』と敵の牙城に差し出すようなものだ」

 「敵の牙城」とは、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設候補地、鹿児島県徳之島が自民党の徳田毅衆院議員(鹿児島2区)の地元であることを指す。民主党議員は言葉を続けた。「どれだけ徳田の頭をなでても、徳田が5月末まで島の町長と議会に反対させ続ければ、首相のクビは飛ぶ。徳田は大金星をあげることになる。期限を切った戦いは不利だ」

 徳田氏は当選2回、38歳と若いが、父虎雄・元衆院議員の影響力を背景に「島の有力者」として普天間飛行場の徳之島移設の行方を左右する。鳩山由紀夫首相は期限として約束した5月末までに普天間問題を解決できなければ、自身の進退に発展する可能性もある。

 民主党議員は首相の命運を自民党や徳田氏に握られかねない徳之島案から早々に手を引くべきだと秘書官に訴えたのだ。徳之島の将来に、自民党VS鳩山政権の攻防が絡み合う。

 徳之島伊仙町の犬田布(いぬたぶ)岬。東シナ海に向かい三角に突き出た岬に戦艦大和慰霊塔が建つ。「大和」が東シナ海で米軍に撃沈されてから65年の7日、遺族と徳之島3町長ら500人が出席して慰霊祭があった。

 「永久平和、平穏を希求する塔の建つこの徳之島に、国は米軍海兵隊の基地をつくろうとしています。いつまでも平和で安心して暮らせる島であり続けることを願い、絶対に徳之島に基地をつくらせないよう全力で頑張ってまいります」

 あいさつする出席者は誰も普天間問題に触れなかったが、最後になって徳田氏の電報が読み上げられた。

 しかし、徳田氏の行動には別の一面もある。徳田氏は4200人(主催者発表)が参加した移設反対大会に出席する前日の3月27日、賛成派15人と会合を持ち「こちらから政府に妥協する必要はない。賛成派の意見も聞く」と語っていた。賛成派のある町民は「徳田先生の『反対』は条件闘争のための反対だ。彼が受け入れにかじを切れば流れは大きく変わる」と期待する。

 島の政治事情は複雑だ。それでも牧野聖修衆院議員(民主)は鳩山首相の強い意向を受けて工作を続けてきた。ただ、島内で海兵隊受け入れについて賛否両論が巻き起こっているのは牧野氏の動向だけが原因ではない。民主党の小沢一郎幹事長の影が見え隠れする。

 「15年くらい(の期限付きで徳之島へ普天間を移転)でどうかな」。徳之島の町長の一人は、鹿児島県の伊藤祐一郎知事に突然、持ちかけられたことがある。町長は驚いたが、「知事一人の考えというよりも、小沢さんから言われているのではないか」と察した。

 伊藤氏は、小沢氏が85〜86年に自治相(現総務相)を務めていた時の大臣秘書官だった。小沢氏の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反疑惑に関しても、小沢氏を擁護する趣旨の発言をしていた。「小沢さんはおしのびで徳之島によく来ていた。もともと『民主党が政権をとったら普天間は徳之島へ』と考えていたのではないか」。この町長はそう読む。

2360チバQ:2010/04/11(日) 21:42:10
 ◇「1兆円振興」に揺れ
 「本土復帰まで奄美は米国に統治されてきた。今も拒否感がある」。9日、天城町役場。海兵隊受け入れ反対派の住民の一人が、徳之島を視察に訪れた自民党国防部会長、佐藤正久参院議員との対話集会で訴えた。

 本土から若い男性労働者が派遣された建設現場ができると、女子中高生たちは遠回りして登下校するという。「島外」に対する警戒感は強い。

 基地受け入れによる振興か、基地に頼らない自立振興か−−。徳之島は揺れ幅を増す。

 「うわさだけど海兵隊受け入れは1兆円規模の事業。もろ手を挙げて歓迎だ」と賛成派のゴルフ場経営者(62)は語る。

 東京と徳之島を結ぶ直行便はない。東京への航空運賃は東京−那覇より距離が短いのに割高だ。ガソリン価格も鹿児島市内より1リットル20〜30円高い。

 この経営者は「島で野菜をつくっても鹿児島市内へ送るのは船賃が高くて採算が合わないが、3000人の基地に納めれば島内需要が増える。基地で働く地元住民の雇用も2000人はあるだろう」と期待する。

 一方、「島民の95%は反対」と明言する伊仙町の大久保明町長は「『長寿子宝』で世界自然遺産登録も目指している」と強調する。厚生労働省の09年の発表によると、徳之島3町は市区町村別の合計特殊出生率全国1〜3位を独占する。1位の伊仙町は86年に120歳で死去した泉重千代さんなど「長寿世界一」2人の出身地だ。「自立への思いが島民の間で強くなっている。そんな夢を基地問題がつぶすのか」と憤る。

 主要農産物、サトウキビは収穫期を終え、刈り取られた畑が広がる。だが、奄美地方のサトウキビの収穫面積は減少が続き、原料が確保できず、経営難の製糖会社は少なくない。

 徳之島空港近くで商店を営む男性(50)は複雑な胸中を明かす。「地元の人は受け入れ賛成が多いと感じる。基地が来て景気がよくなるならその方がいいからだ。ただ、だれもが絶対反対でもなく、ぜひ来てほしいというわけでもない」【「安保」取材班】

2361チバQ:2010/04/11(日) 21:52:27
http://newsweekjapan.jp/column/sakai/2010/03/post-155.php
イラク選挙に見える世代交代
2010年03月31日(水)20時08分

 3月7日に実施されたイラクでの国会選挙の結果が、27日に発表された。現首相マーリキー率いる法治国家同盟が、親米世俗派のアッラーウィ元暫定首相率いるイラキーヤに僅差で負けたことや、どちらがどう他の政党と連立を組むかで今後混乱は必至、といったことが、新聞各紙でも指摘されている。

 ここでは、そういった報道に現れてこない、選挙の裏側を見てみよう。特に、大物政治家が多く落選しているのが、注目される。

 まず、現職閣僚。国防相、内務相という要職2人が落ちているのが、驚きだ。運輸相、人権相、移民難民相といった首相派閥の閣僚も、落選。他派閥からの閣僚あわせて、出馬した閣僚の3分の1が落選している。首相のマーリキーは全投票数の1割を確保した圧倒的トップ当選なので、マーリキー政権にNoが下されたわけではないけれど、国民がそれぞれの閣僚を見る目は、厳しかったようだ。

 また現職閣僚ではないが、戦後のイラク政治を動かしてきた大物政治家の落選も目を引く。マーリキー政権とその前のジャアファリ政権で安全保障分野を支えてきたルバーイー元国務相が、その代表例だ。マーリキー属するダアワ党の中心人物で、戦前から欧米と関係を持ち、フセイン元大統領が捕まったときに最も激しくその罪を糾弾した1人である。

 米国との関係でいえば、スンナ派のアドナン・パチャーチ元外相や王政運動のシャリーフ・アリーも落選組だ。イラク戦争の数年前、米国が本格的にフセイン政権転覆を考えて当時の反フセイン勢力にてこ入れを始めたとき、スンナ派の大物政治家は誰かいないか、と探して引っ張り出したのが、この2人である。パチャーチはフセイン政権誕生以前の60年代に外相や国連大使を務めたリベラル派、シャリーフ・アリーは1958年までのイラク王政を担ったハーシム王家の末裔である。当時米国は、アフガニスタンのカルザイのような役割が2人に期待できるのでは、と、考えていた。

 細かいところでいえば、第3党となったイラク国民同盟の重鎮が落選したのが興味深い。イラク国民同盟の主要派閥は、イラク・イスラーム最高評議会という、シーア派宗教界出身の政治家を多く抱える勢力だが、宗教指導者のハンムーディとサギールが落ちた。

これは、落選というより左遷である。2人とも、シーア派住民の多い南部あるいは首都からではなく、シーア派がほとんど地盤をもたないクルド地域から出馬させられた。これは、イラク・イスラーム最高評議会自体が宗教界への依存体質を変えようとしている、ということかもしれない。同評議会のトップが去年亡くなり、弱冠39歳の息子が後を継いだことと無関係ではなかろう。

 イラク新政権の行方がどうなるかは注目の的だが、その底流に、確実に世代交代が起きている。イラク国民の意識下では、そろそろ「戦後」が終わろうとしているのかもしれない。

2362名無しさん:2010/04/15(木) 20:54:02
http://mainichi.jp/select/world/news/20100416k0000m030043000c.html
パレスチナ:自治政府の議長選 実施の見通し立たず
 【エルサレム花岡洋二】今年1月に予定されていたパレスチナ自治政府の議長と評議会(国会)の同日選挙が延期されたまま、新たな日程が決まる見通しが立っていない。ヨルダン川西岸とガザ地区の二つに分裂している自治区のうち、ガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスの合意が得られた場合、6月28日に実施する案もあったが、告示期限の3月末を過ぎて実質的に消滅した。

 ハマスと、自治政府を主導するパレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハの双方に、選挙を実施する動機付けが弱い。エジプトが両組織の和解と6月選挙に向け仲介してきたが、不調が続いている。

 アッバス議長側近である評議会のアブドラ政治委員長は、毎日新聞の取材に「期日まで90日を切った。準備を考えると、選挙実施は非現実的だ」と明かした。そのうえで「パレスチナでは新議長が選出されるまで、現職議長が機能する仕組みになっている」と説明し、“政治空白”は起きないとした。アッバス氏の任期は既に、議長選が行えないことに伴い2回にわたって延長されている。

 ハマスは06年の評議会選で勝利してファタハと連立政権を組んだが、07年のガザ制圧で敵対したファタハへの根強い不信が残る。また、イスラエルのガザ地区封鎖による困窮に対する住民の不満がハマスに向きつつあり、選挙で敗れる可能性も指摘されている。

 一方、自治区では今年7月に地方選が予定されている。ハマスは地方選実施に同意していないため、ファタハ主導の自治政府が機能する西岸地域だけでの実施となる見込み。パレスチナ政策調査研究センターのシカキ代表は「西岸だけでも地方選が成功すれば、議長・評議会選の実施に向け、西岸単独の可能性も含め、なんらかの転機になる可能性はある」と解説する。

2363チバQ:2010/04/18(日) 18:39:21
http://www.asahi.com/politics/update/0418/SEB201004180017.html
徳之島、三たび大規模集会 1万5千人「基地いらない」2010年4月18日18時27分

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設候補地として挙がっている鹿児島・徳之島で18日、基地移設に反対する大規模集会が開かれた。人口約2万6千人の島の漁港には、島内や奄美群島などから約1万5千人(主催者発表)が参加。会場を埋め尽くした島民らは、移設案に対して、「長寿、子宝の島に米軍基地はいらない」などと強く反発した。

 徳之島での大規模な反対集会は、約4200人(同)を集めた3月28日以来3度目。徳之島、天城、伊仙3町と市民団体が主催した。

 3町を代表して大久保明・伊仙町長は、「もう政府は徳之島に基地をという案は出せないと確信した。振興策という甘い汁はいらない」と強く訴えた。地元選出の徳田毅衆院議員(鹿児島2区)も移設反対を表明した。

 鳩山政権では、普天間のヘリコプター部隊の大半を徳之島に移す案を検討しているが、米側は「地元との合意がない」と反発。社民党も反対を表明し、民主党鹿児島県連も白紙撤回を求めており、協議は進んでいない。

 異例の規模の反対集会となり、首相が地元の合意を得るのは極めて困難な情勢であることが浮き彫りになった。25日には、沖縄県でも県内移設に反対する大規模集会が開かれ、鳩山由紀夫首相が繰り返してきた「5月末決着」は絶望的との見方も強まっている。(石松恒)

2364 ◆sn2EOyFHzg:2010/04/18(日) 23:47:29
> 八方ふさがりの首相は、腹心の佐野忠克首相秘書官(政務担当)をワシントンに残し、14日にはスタインバーグ米国務副長官と会談させた


普天間5月決着を絶望視 期限迫り予防線張り始めた政府 米側は柔軟姿勢伝える
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100416/plc1004160149001-n1.htm
2010.4.16 01:45

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、鳩山由紀夫首相が5月末までに米側との合意を目指すとしていることについて、平野博文官房長官は15日、「合意の解釈には幅がある。この候補地でもっと具体的に詰めようという土俵ができることが合意だ」とし、5月末の最終決着を事実上断念する考えを示した。米側は米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市)沿岸部に移設する現行案の微修正には応じる考えを伝えているが、首相は依然、シュワブ陸上部や徳之島(鹿児島県)への移設に固執している。

 平野氏は、移設先を閣議決定すると断言してきたことについても「閣議決定かは別として、何らかの意思は明確にしなければならない」と発言を後退させた。

 政府・与党内では「5月決着」が絶望視されており、このままでは移設問題で迷走発言を繰り返した首相の責任を問う声が高まるのは必至。平野氏の発言には5月決着が実現できず、首相が退陣に追い込まれる事態にならないようハードルを下げる狙いがある。

 首相自身も15日朝には、「決着」の定義を記者団から問われると、「これで行こうとの方向が互いに認められた状態を指す」と幅を持たせるなど、平野氏と歩調を合わせる発言もした。

 米政府は日米合意に基づき2本のV字形滑走路を造る現行案を基本とするものの、これまでの沖縄県などの要望も踏まえ、現在の環境影響評価(アセスメント)の許容範囲内である沖合50メートル移設や、前政権時代に求めた陸寄りの浅瀬に建設する「浅瀬案」について検討する意向を日本側に示している。

 これに対し、首相はシュワブ陸上部に600メートル級のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)を造る一方、可能な限り多くのヘリを徳之島に移して沖縄の負担軽減を図ることで決着したい意向だ。

 しかし、移設先とされる地元での反対運動は激しさを増し、米側も海兵隊の運用面での問題や地元合意がないことを理由に日本側の提案に難色を示している。キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は、日本側からまだ正式な提案はないとしている。

 八方ふさがりの首相は、腹心の佐野忠克首相秘書官(政務担当)をワシントンに残し、14日にはスタインバーグ米国務副長官と会談させたが、現状では米側が大幅な譲歩に応じる可能性はほとんどない。

2365 ◆sn2EOyFHzg:2010/04/18(日) 23:56:32
騒音問題や事故の危険性の回避など、技術的には悪くない案だと思う。
これを埋め立てではなく>>2239で挙げたメガフロートないし桟橋工法でやれば、環境負荷的にも現行案より優れるのでは?


辺野古浅瀬案を米側に提案へ 普天間移設で、政府が苦肉の策
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100417/plc1004170131001-n1.htm
地図
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100417-00000036-san-pol.view-000
2010.4.17 01:30

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、政府が米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市辺野古)の南方沖の浅瀬に滑走路を建設する「浅瀬案」を検討、米側に提案する方向であることが16日、分かった。政府が検討してきたシュワブ陸上案と鹿児島県・徳之島を組み合わせる移設案は、米政府や地元自治体が難色。米側の理解を得られそうな浅瀬案での事態打開を模索するが、「公約違反」である上に社民党の反発は必至で、与党内調整は難航しそうだ。

 浅瀬案は、辺野古沖の浅瀬を埋め立てて1500メートル規模の滑走路を建設する案だ。かつて米側の主張をもとに日米両政府で検討したが、断念した。今でも米側が容認する可能性が高く、現行案などに比べ工費が安価だとされる。ヘリコプターが住宅地の上空を飛ばず、騒音問題や危険性を回避できるメリットがある。

 鳩山由紀夫首相は依然として「県外移設」案を完全に捨てたわけではないが、シュワブ陸上部に600メートル級のヘリ離着陸帯を造り、可能な限りのヘリを徳之島に移す政府案は、米側が拒否する姿勢だ。地元住民や社民党も反対しており、合意の可能性は小さい。

 このため、政府・与党内では米国と地元、連立与党が合意する「5月決着」は絶望視され、このままでは普天間飛行場が継続使用される最悪のシナリオが現実になる。浅瀬案は「移設問題を何とかソフトランディングさせる」(政府高官)ための苦肉の策だ。

 ただ、鳩山政権はこれまで「少なくとも県外移設」と訴え、県外移設への期待感を高めてしまっていただけに、首相の責任を問う声が上がるのは確実だ。また、県外・国外移設を主張する社民党が浅瀬案で納得することは考えにくく、首相は連立政権の枠組みに関して重大な決断を迫られる場面も出てきそうだ。

 政府・与党は、浅瀬案に加え、これまでの県側の要望も踏まえ、現在の環境影響評価(アセスメント)の許容範囲内で現行案を沖合移動させる修正案の可否も検討。2本のV字形滑走路を建設する現行案を滑走路1本に縮小する新たな修正案も浮上している。

2366 ◆sn2EOyFHzg:2010/04/19(月) 00:00:41
>>2365
浅瀬案で政局流動化も 社民は連立離脱も
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100417/plc1004170131002-n1.htm
2010.4.17 01:30

 政府が普天間飛行場移設問題で新たに提案する米軍キャンプ・シュワブ沖合の浅瀬案は、米側の理解が得られやすい半面、県外、国外移設を強く主張する社民党などの猛反発を招くことは必至。場合によっては同党の連立政権離脱もあり得る。また、県外移設を公言してきた鳩山由紀夫首相の責任問題が浮上することも避けられない。浅瀬案は軍事的には有望な案だが、政治的には政権の基盤を揺るがしかねない危険性をはらみ、政局流動化の発火点になる可能性がある。

 普天間問題では、これまでにさまざまな移設案が次々と浮上しては消えていった。その背景には、米国、移設先住民、連立与党のそれぞれの意向をすべて満たすことが困難だという問題がある。そうした中で、首相は公約どおりに県外移設の道を模索してきた。だが、今回、苦肉の策として登場した浅瀬案は、これまで与党の意向を重視してきた首相が日米同盟を重視する姿勢に大きく路線転換することを意味する。

 「『どうせ鳩山なんだから、できないだろう』とメディアが書いているが、心配なさらないで結構です」

 16日、自身の後援会関係者と会った首相は胸を張った。さらに、「普天間なんて知らなかったでしょ。それが国民の一番の関心事になること自体、メディアがいろいろ動きすぎているな」とマスコミに責任転嫁して余裕をみせた首相だが、浅瀬案が首相にとって危険な綱渡りであることは間違いない。

2367 ◆sn2EOyFHzg:2010/04/19(月) 00:08:42
>>2365

「鳩山首相の首と引き替えに浅瀬案で決着」というのは有力な落とし所な気がする。
どのみち鳩山首相自身が民主党政権最大のお荷物になっているのだし、ちょうどいい機会では?


【揺れる沖縄】 辺野古「浅瀬」案 地元は条件次第で受け入れの動きも 首相への不信ますます
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100417/plc1004172322015-n1.htm
2010.4.17 23:16

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、政府が米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市辺野古)の南方沖の浅瀬に滑走路を建設する「浅瀬案」の検討を始めたことを受け、シュワブ周辺住民に条件次第で受け入れる動きが出ている。ただ、地元では無責任な発言で混乱を助長してきた鳩山由紀夫首相への不信が広がっており、退陣を求める動きは加速しつつある。(宮本雅史)

 シュワブに隣接する辺野古、久志、豊原の3地区は名護市との合併前から米軍との間で親善委員会を作り、良好な関係を続けてきた。「米軍との友好関係もあり、普天間の危険を除去するという国策のために受け入れた」。辺野古区行政委員会普天間代替施設等対策特別委員会の古波蔵廣委員長は平成9年に橋本龍太郎首相(当時)から辺野古沿岸部への移設を提案された当時をこう振り返る。

 名護市も紛糾した。市議会は9年12月23〜24日に徹夜で激しい議論を続け、反対派と機動隊がにらみ合う中、24日午前6時57分、15対13で受け入れを可決。比嘉鉄也市長(当時)は自らの辞任と引き替えに受け入れ容認を表明した。

 当時市議会議長だった島袋吉和前市長は「苦渋の選択だったが、議論を尽くしたので可決後は賛成派も反対派も握手した。現政権はそんな歴史を何も知らなかった」と語る。

 それだけに政府が日米合意案に近い「浅瀬案」の検討を始めたことへの思いは複雑だが、島袋氏は「改めて依頼があれば市議会も移設を容認するだろう」と語る。古波蔵氏も「受け入れ条件はすでに地元で確認している。正式な申し出があれば、すぐにでも詳細な検討を始める」と柔軟に応じる構えだ。代替施設推進協議会の宮城安秀会長は「シュワブ陸上案は反対だが、これまで受け入れてきた沿岸案に反対する理由はない。ただ、ハードルは当然高くなる」と語る。

 ただ、1月の名護市長選では移設受け入れ反対派の稲嶺進市長が島袋氏を破り当選しており、13年前以上に紛糾する可能性がある。

 4月25日には普天間飛行場の早期返還と国外・県外移設を求める県民大会が沖縄県読谷村で予定されているが、「反基地」より「反鳩山」が強まりつつある。

 宮城氏は「半年間騒がせるだけ騒がせて一体何だったのか。受け入れ先のあてもなく政権を奪取するためだけにわれわれを利用した。国家の指導者の資格はない」と首相を厳しく批判。あるタクシー運転手(60)は「基地反対ではないが、県民を愚弄(ぐろう)した首相を退陣させるために大会に行く」と語る。

 「浅瀬案」ならば地元が受け入れる可能性は十分あるが、「首相退陣」が条件となりかねない。かつて比嘉元市長もそんな苦渋の選択をした。「命がけで行動する」と大見えを切った首相が進退をかけなければ地元は収まらないだろう。

2368 ◆sn2EOyFHzg:2010/04/19(月) 00:16:25
>>2122でちょろっと触れた、良い案がまとまらなければ米軍側に都合が良い現状が維持される、という結果になりそう。


米政府、「普天間継続使用」を日本に伝達へ
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100418/plc1004180130002-n1.htm
2010.4.18 01:30

 【ワシントン=佐々木類】米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり、鳩山政権が目指す5月末までの決着が困難になっているのを受け、米政府は飛行場を継続使用していくとの判断を固めたことが分かった。複数の日米関係筋が明らかにした。米政府は今後、鳩山政権の出方を見守りながら、継続使用する考えを日本側に伝えるタイミングをはかっていく。

 日本政府が新たに検討しているキャンプ・シュワブ(同県名護市辺野古)南方沖の浅瀬案は、同沿岸部へ移設するとした現行案を事実上、微修正したに過ぎず、米側が容認する可能性も残されている。しかし、日米関係筋によると、米政府が普天間飛行場を継続使用せざるを得ないと判断したのは、同案の与党内の調整が困難で合意できる見通しがないとみているからだ。

 米政府は、現行案を「最善」としながらも、2月ごろまでは「さまざまな異なる可能性に向き合う用意がある」(キャンベル国務次官補)として、決断を先送りする鳩山政権に「忍耐」を示してきた。

 しかし米政府はこうした方針を転換し、3月下旬に訪米した岡田克也外相にゲーツ国防長官が「海兵隊の沖縄駐留が政治面でも部隊運用面でも持続可能なものでなければならない」と米側の具体的な意向を初めて伝えた。

 「政治面」とは、移設先の地元の合意が必要だという意味であり、「部隊運用面」が、航空、地上、訓練場所が同じ地域にあるという意味であることを踏まえれば、2つの条件を「持続可能」とするには、現行案を履行する以外の選択肢はあり得ないというメッセージだった。

 迷走を続ける鳩山政権について、米政府高官は日米関係筋に、「ハトヤマは事態の深刻さが分かっていない。米政府は鳩山政権に期待するのをあきらめた」と語ったという。その具体的な答えが、12日の核安全保障サミットの夕食会を利用した10分間の非公式会談だった、という。

2369とはずがたり:2010/04/19(月) 13:08:57
>>2367
かなり早くから鳩山退陣もあると予想されてた◆sn2EOyFHzgさんですがそんな流れも強まってきましたねぇ。

2370名無しさん:2010/04/19(月) 16:32:24
普天間維持が米軍に都合がいいか、というと必ずしもそうでも無いとも聞きますが。

2371名無しさん:2010/04/19(月) 19:40:46
嘉手納への統合


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