したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1

585『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/07(土) 23:23:37
>会議室内全員

スヴァルト:
「・・・・beanbag!
 この『蜘蛛』・・・・壁を抜けて・・・・!」

『液蜘蛛』が放送室に到達したようだ。

太鼓のリズムが、さらに激しくなる。
スヴァルトの動揺が伝わるかのようだ。

「急げ・・・・愛川だ!
 その女を──まず『殺せェ』!」


>>579(エイノー)
エイノーは壁際を駆け寄る小角と合流する。

床の穴の向うのサイは、鼻を床に近づけ、匂いを嗅いでいる。
落とし穴を用心している様子は野生動物らしい行動だが、
それは逆にスヴァルトの干渉を感じさせない。

穴を超える以外にも、隣室に向かう選択肢は在り得るはずだが、
それを選ぼうとはせず、『落とし穴でない床』を探ろうとしているようだ。
少なくとも今すぐ、サイが向かってくる様子はない・・・・

   カシュ!カシュ!

携帯ドライヤーから『赤熱』『送風』カートリッジを抜き出した。
これで手中の『カートリッジ』は6本。そろそろ手に余ってきた。

>>580(小角)
浮遊する『木版』とともに、エイノーの元に合流した。
壁の向うの穴が掘となり、サイは見えるがひとまず安全なようだ。
とはいえ、チンパンジーもカバもすぐそこだ。
余裕は欠片もない・・・・だが、それでも小角は『質問』を続ける。

>【ルンクスの病院近くの拠点は、病院周辺、具体的には半径100m以内にある】

ルルル・・・・
                     ──『YES』

──そして、周囲を見回した小角の目に、衝撃的な光景が飛び込む。

>>581(高遠) 
               ♪〜〜〜
                        キィン!

リズムを落としながら、足元の瓦礫を爪先で蹴り上げ、
チンパンジーの一体に放つ。
                        『キッ!』

一声上げ、チンパンジーが反応した。
肩を掠めたものの、避けられる・・・・人間では考えられない反応速度だ。
リズムを読めている、とは思われないが、
高遠の攻撃を十分に警戒し、距離を取り、備えている・・・・
なまじ攻めて来ないだけに、瞬時に倒すのは難しく、
そして、だからこそ危険だ・・・・背後の『カバ』に対応できない!

愛川に声を飛ばす高遠。
同時に、放送からスヴァルトの声が聞こえた。
その指示の声を聴いた、その時だ──
                                  ガ  ガッ !

二匹の猿が、同時に転がった瓦礫を拾った。
その長い腕が構えを取る。『投擲』の構えだ──!

>>582(愛川)
踵を返し、部屋の南西端へと逃げようとする愛川。
しかしそこに到達するには、カバの前を通過せざるを得ない。

          ダ ッ     ダ ッ   

動かす脚が、水中のように遅く感じられる。
背後から追い抜いてくる、生温かい何か。
それが上下から左右に変化した巨大な顎──
首を捻った、カバの口であることに気付いた瞬間。

       ガ ボォ !!

                     ドズ! ドズゥ!

圧倒的なパワーで挟まれ、長い牙を突き立てられた。
胴と胸を貫いた牙から、血と体温が抜けていく。
カバが首を振り回し、足が床を離れた。
カバの口から頭と足だけ出た状態で、宙釣りとなる・・・・

・・・・視界に、帳が降りていく。

586『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/07(土) 23:41:31
>>583(紫)
「・・・・上手いことを言うな。
 『探偵』を辞めても、『詩人』になれそうだ」

フライスは顔を上げ、紫を見上げる。
耳元の声が、男のものであることは間違いないようだ。


「・・・・『保留』。
 ・・・・・・・・・・・・・フ、確かに」

「『正解』を求める余り、手を止めてしまうのは悪い癖だ。
 アーントにもいつも言われる。
 料理が下手なのは、そのせいだと」

「ひとまず、スヴァルトを止める。
 『火種』をどうするかは、その後で考える。
 今の正解は『それ』だ・・・・『そうするとしよう』」

男が屋上を歩き始めた。
方向は紫が来た側、穴の開いた壁の、その上へと。

そして紫は目撃する──

          ド ド ド  ド ド ド   ド ド ド ド 

『鉄格子』で編まれたような、屈強な人型のヴィジョン。
空洞でありながら、圧倒的な力強さを感じさせる。
フライスの傍らに発現する、そのスタンドを。

「礼代わりに教えておこう。
 下にいるルンクスの『嫁』なら、大丈夫だ。
 この場所には、もう一人向かっている。
 ・・・・『あいつ』は、ルンクスを心底から嫌っている」

>>584(青田)
             シキュ!

青田は咄嗟に『モナ・リザ』送信の視覚情報をカットする。
閃きに似た推理だ。
正解かどうかはわからないが、持てるチップを注ぎ込む。

「……!?しまった、硝子に映ってッ!」

声に出しながら、右手で床に絵を描き始める。
転がった瓦礫をタイルに突き立て、原始人のように、だ。

「やはり、『見て』いましたね」

                 キキ キキキキキ

『モナ・リザ』が嫣然とつぶやき、接近してくる。
ポールが床を引っ掻く不愉快な音。アンテナの位置情報。
両方から確実にわかる・・・・床を見る青田の正面に、立ちはだかった。


         ゴ ゴ ゴ   ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


「『羽虫』の一匹であれ、私と御主人様の邪魔は許しません。
 その絵は、『地獄』で完成させなさい」
                             キンッ

ポールの先端が、床を離れる・・・・

587愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』:2015/11/07(土) 23:47:33
>>585-586(GM)

         ガブリ

「がッ」
             「あ、あ、あ、あ、あ、あ、」

       ミシ ミシ

 「(ああ……『やっぱり』)」

                    ゴキ ボキ メキ

                「あ、あ、あ、」

          「(わたし、だめ、だっ……)」

                          ボギン

                            「………………」

カバに噛まれた愛川の暗黒の走馬灯に浮かぶのは
一同でもスヴァルトの顔でも、今自分を飲み込んでいるカバの顔でもない。
かつて愛川と共に異世界に赴いた『黒樹 出』と『獅ノ女 カンナ』という二人の女性。
そして……彼女たちと共に迎撃した『恐竜』、『プロトケラトプス』の群れの姿だ。

       「…………」
                        「…………」

あのときの戦いで、愛川は『死んでいた』はずだった。
『五尾』と名乗る、人を恐竜の世界に送るスタンド能力者の不可思議な力により
『偶然』に元の世界に戻されなければ、『プロトケラトプス』に踏み潰されていたはずだったのだ。


そして、そのとき初めて愛川は
世界に存在する圧倒的な力と運命に対する、自らの『無力さ』を思い知り……


            「………………ごめんなさ……」


今また、『過去に追いつかれた』と思った。




                「…………」
                         「…」

                             「‥」


                                「・」




                                  「」

.

588【跳銃】 vs『キッキング&スクリーミング』:2015/11/07(土) 23:52:56
>>809(リン)

「おッおー♪ イイッ! ねェ〜〜ッ」

左手を前に構え、右手を腰だめに引く。
左下方向へと進み……瓦礫から視線を外させる――

         「『近距離パワー型』」

   「どうするかなァ〜 こういう状況で蹴りはマズい?」

        ガ     ガガ ァ ――ッ

キッカも動くッ! 動く方向はリンと並行。左下へ。
いや、それよりも早く……その脚力を活かして先行ッ!(ス:B相当)

        ギャン  ギャンッ

「ステップ、ステップ……」

             「ウマいコトしてやらなきゃ」

距離は2メートル程度まで縮まっている……!

589エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/08(日) 05:21:58
>>585
「全くルンクス氏に友情篤い事だねスヴァルト氏。
 ここで使う『札』ではなかったのだよ?
 小角君、高遠君、なるべく避けるが先に謝っておく。
 そして愛川君、今助けるが――――少々『熱い』よ」

『F・O・Q』右肩に発熱カートリッジ、左肩に『送風』カートリッジを装填、
『立ち支える力』『腕を動かす力』以外のすべてのスタンドパワーを
『発熱』『送風』に回しまず愛川を銜えるカバの上顎目掛けて
最大加熱の『右掌』を差し出し後方に最大出力の送風の左掌を添える。

『エアプラズマカッター』
――――無理である、そこまで熱量と給気の緻密な制御は出来ない。
『火炎放射』
――――そうはならない、それが有効な『化学反応』を『F・O・Q』は起こせない。

だからこれは――――『ジェット噴射』である。
それも『F・O・Q』の可動能力と姿勢保持能力以外の全力の熱量と出力を込めた
『乾熱の暴風』だ。
カバの眼球と体皮膚の水分を瞬時に揮発させ、サル程度のサイズの
動物ならまず先に『吹き飛ばされる』ような『ジェット噴射』なのだ。

「『闘乾熱風(マーシャル・ドライアー)』、それなり『切り札』だったのだよ?」

まずはカバの口を水分揮発の苦痛で開けさせ愛川を離させる、
そしてサルを纏めて外に追い出すか乾燥死させる。
余裕があれば隣室への『穴』からサイを『炙る』。
そして全力で小角と高遠、愛川への二次被害を抑えるべく
残した力で方向を調節する。

590エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/08(日) 05:25:11
>>589追加
先立って不要になったスマートフォンの『集音』『指向性』
元より回収する間がなかった隣室壁と床の『硬度』カートリッジの
4つは『解除』する。

591青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/08(日) 23:16:57
>>586
敵は勝利を確信している。こういう時が最も崩しやすい。
だが恐怖が過る。ああ、通じるだろうか。勝てるだろうか。殺せるだろうか。
(――だがこの機は千載一遇。推測が当たっている事を願いながら、一撃ぶち込むしかない。
重要なのは正しく確実にこなす事だ)

まず両手を大きく広げる(じゃんけんで言うパーだな)、この動きをモナリザに受信させる事で武器を取り落とさせる。

「『トライブ』」

次いで>>251で発現し左肘に設置していたアンテナを>>540>>556で袖の中で伸延させていた。
これを槍に変えると共にモナリザに俺の視覚を受信させ、『目を開け、モナリザを見る』。
(アンテナの長さの問題で掴めない場合、切り離して落とし、掴んでから目を開ける)

「『コールド』」

ありとあらゆる媒体、例えばそう、ガラスや鏡に映る『それ』以上の正確さで『モナリザ』は表現され、モナリザの目に映る筈だ。
俺に行える、最も高い精度での『表現』。これなら、発信による瞬間的な衝動解除とモナリザに一瞬の隙を作る事が同時に可能なはずだ。
同時、槍を放って掴む。

「『クエスト』」

そして、左手を伸ばし、一気に姿勢を起こしながら全力でアンテナ槍でモナリザの首を貫く。

「『プッシュ・イット・アロング』」

592高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/08(日) 23:38:30
>>585(GM)
「『屈する』んじゃない! 敗北を認めるんじゃない!」

届くかどうかも怪しいが愛川に激をとばしながら、
ソレを狙うであろうチンパンジーの投石に備え、
高遠側が手を広げるなどの面を広くとるような踊りの姿勢をとる。

愛川を狙うにしろこちらを狙うにしろ、愛川の噛み砕かれる音で位置を察知できるはず、
チンパンジーの少なくとも1匹と愛川の間に入りたい。

必要なのは、踊りを止められないコトだ。
攻撃をこちらから取らないことで守りを固められることを期待する。


>>589(エイノー)
「フレンドリー・ファイアはやめてくださいよホントに!」

こちらの移動先はある程度はわかりやすいだろうけど
こちらに当てないことを祈るしか無い。

593小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/08(日) 23:41:02
>>585(GM)
>>589(エイノー)

ルルル・・・・
                     ──『YES』

小角は見た。

          「……あ?」

「え……あ、あ……」

視線がカバを――そして、愛川を――


「エイノー先生っっっ!!! 
 カバを……早く、あのカバを! こ、殺して!」

       「愛川さんがっ」

             「愛川さんが死んじゃうッッ!」

まだ死んではいないはずだ。
愛川は特に仲良くもないし、知り合いでもない。
これは戦いだし、それに。しかし。生きてほしい。当たり前だ。

今すぐカバを殺せば――そしてすぐに治療すれば――

            ・・・・とにかく今小角に何か出来るわけではない。

    「……っ!」

その場で即座に、思い切り屈む。エイノーの射線から外れるためだ。
屈んでも盤は見えるし、屈めばよほど下を狙わない限り攻撃も当たらない。

さらに――

「〜〜っ……これはっ! 『この推理は』!?」

         「この推理はどうだ!?」

(は、早く、早くしなくちゃあ……!!)

小角はさらに――質問する。
簡略化しているが、『今小角が行っている、この推理は正しいか』という質問である。

この推理とは――
【ルンクスの病院近くの拠点は、松前総合病院周辺、具体的には半径50m以内に存在する】だ。
地下に潜んでいるとか建物じゃないとかそういう可能性もあるが、とりあえず範囲を絞ればやりやすくもなる。
目でコインを仮に追えずとも、指先がどの方向に引きずられるかで、出た答えはおのずとわかるだろう。もちろん見れるなら見るが。

594紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/08(日) 23:48:04
>>586

  「そりゃどうも。『詩人の名探偵』ってのも悪くなさそうです」

肩を竦める。
ついでにニヒルに笑ってやろう。『タフじゃなければ生きていけない』。
『安楽椅子』は、フライスを追うようについと移動させよう。

    「続々集まってきますね、貴方達。
     これは確かに貴方が頭を悩ませる理由もわかります。騒ぎの種には十二分だ」

だが、青田の方が心配ないというのなら……自分は、会議室に戻るべきだ。
相手の言葉を疑おうとは思わない。
彼は嘘をついていないという直感がある。直感に従うことも、時には必要だ。

   「……乗って行きますか?」

『アームチェア・トラベラーズ』は二人乗り。
フライスを乗せていく余裕はあるが……恐らく、『跳んで』行くのだろう、彼は。
なのでいずれにせよ、自分は飛んで会議室に向かおう。
チンパンジーがまだいるのなら、外で様子を見ることになるが。

595『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/09(月) 00:39:17
>>594(紫)
「『耳』のいいフストゥルが一番。
 『嫁』の情報を得たルンクスが二番。
 来るべきか迷った、オレたちが三番手。
 待てば他の連中も押しかける。決着を急ぐ必要がある」

紫は空から、フライスを追う。
校舎の壁には、いまだ大量のチンパンジーがひしめいている。
特に、壁の穴は厳重に見張られているようだ。
これでは、紫には戻りようがない──

                          ビュオ オオオ

強い吹き下ろしの風が、校舎を叩く。
猿の群れが一斉に縮こまり、壁にしがみつく・・・・


     ボン!
                 ボボ!ボボボ 
           ボボボ!                   ボン!!!
                         ボ ボ ボ ボ


次の瞬間、チンパンジーの頭が、一度に炸裂した。
『一頭残らず』・・・・『例外なく』、だ。

血まみれになった壁と地面に、次々と降り注ぐ死骸の雨。

   「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・行くか」

フライスは平然とした表情のまま、
スタンドで壁に取りつき、軽々と壁の穴へ向かう──

>>592(高遠)
愛川に激を飛ばしながら、
高遠はチンパンジーの投擲に対して、身をもって盾になる。
『クレモンティーヌ』は『踊り』を主体とするスタンド。
相手のリズムに合わせる性質がなく、防御には不向きと言えるが──

     『キッ!』
                 ビュ
                        キィン!

一匹の投げた礫を、優雅に突き出した腕で弾いて見せた。
やはりリズムは読めていない・・・・そこまでの知能はない。

だが、チンパンジーはもう一匹おり、
                                 ビュ!
──ほぼ同時に、投擲を繰り出していた。
こちらは流石に防ぐべくはない。
高遠の脇を抜け、カバの口へと石が飛ぶ。

>>593(小角)
事態は急速に悪化している。
エイノーに懇願する小角だが、自身の無力さはいかんともしがたい。
自分のなすべきことを、小角は継続する。

>【ルンクスの病院近くの拠点は、松前総合病院周辺、具体的には半径50m以内に存在する】

ルルル・・・・
                 ──『YES』。

エイノーの放った熱気が、わずかにだが流れてきた。
サウナもかくやという温度だ。そして──

596『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/09(月) 00:39:30
>>589-590(エイノー)
                 ──カシュ!カシュ!

ジャキン! ヴヴヴヴ
                    ビ ュボォオオオオオ ────ッ!

両肩に『発熱』『送風』の『カートリッジ』を嵌め、
放つは『闘乾熱風(マーシャル・ドライアー)』──
スタンドの全パワーを注いだ『熱風』が、
愛川を咥えたカバの背中を灼いた。

           『ヴォォォオオオオオオ────ッ!!!』

カバは乾燥に極端に弱いが、これはそれ以前の問題だ。
肉の焼ける匂いが昇り、絶叫ともに大口を開ける。
だが、牙に貫かれたままの愛川は落ちない・・・・否応なく保持されたままだ。

そして、エイノーは否応なく『熱風』を止めざるを得なかった。
この狭い部屋で『人間ドライヤー』を使えば、
部屋の住人はオーブンに閉じ込められた状態になる。
愛川は無論、高遠にすらも危険が及ぶ──

             ガス!ガス!

カバが足を折り、床に倒れ伏す。
火傷のせいではない、その理由は──


>ALL
              ジュル! ジュルルルルル

『蜘蛛』だ──『液蜘蛛』が次々と跳びかかり、
その四肢から頭までを『麻痺』させていく。
姿勢が崩れたことで、チンパンジーの石も外れた。

愛川はまだ死んではいない・・・・つまり。

                            「チ・・・・限界だ」

                ガシ ャァアアアン!!

スピーカーから聞こえる、ガラスの破砕音。
同時に、太鼓の音が全ての部屋から途切れた。

・・・・カバが、サイが、チンパンジーが掻き消える。
そして──愛川の体が、力なく床に投げ出された。

・・・・動かない。微動だにしない。


   ……  … ………… ……  ……………  … ………
……  …         … …… …………  …… ……  …
  …      … … …        …… ……… ………  
                 …… … ……
 … … …   … … … …  ……     … …   

>>587(愛川)
最後に口をついたのは──『謝罪』。
愛川は、血の匂いの中で、意識を手放した。



愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』 ⇒ 『再起不能』

597『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/09(月) 01:02:03
>>591(青田)
『モナ・リザ』は勝利を確信している。
『情熱』を使い切るまでに、その頭を砕け散らせると。
言葉の端から、それが読み取れる──
後は、青田の策が成功するかどうか、だ。


──床で両手を広げ、『モナ・リザ』の武器を落とさせる。
これは出来ない。
青田が与えたのは『視覚送受信』の『フィルムアンテナ』だけ。
運動に関する情報や信号を送る手段がない。

「『トライブ』」

               ──ヒュア!

頭上で風を切る音を感じながら、
密かに発現していた袖内の『アンテナ』を伸長し、『槍』とする。

「『コールド』」 

『モナ・リザ』の尊顔を見上げる青田。
溢れ出す『情熱』と同時に、頭上高く振り上げられたポールが視界に入った。
『そっちはどうでもいい』。『表現しなければ』。

──その為の案は、すでに考えてある。

           ザッ ビシュウン!!
                                「!!」

映像の『送信』──『モナ・リザ』自身の脳内に、彼女の微笑を。
それは『目くらまし』であると同時に、『情熱』の放出。

「『クエスト』」
                ジャキ!

伸び上がると同時に繰り出された、『アンテナ槍』の穂先が──

「『プッシュ・イット・アロング』」

                        ──ドズゥ!!

『モナ・リザ』の真っ白な喉を、貫いた。

        「お」  「おぉおおおおおおお」

                                「あ」

             ガラン ガラン

美女の背後に落ちる、金属ポール。

          「最後・・・・の・・・・『微笑』・・・・を・・・・」


                           ブシュ ルルルルルルル────ッ!!


突如、空気が抜けたように女の体が縮まる。
青田の目前、床の上に舞い降りたそれは、
一枚の『油絵』・・・・女性のみを切り抜かれた、その一部だった。
首元には、大きな穴。
その顔には、魅惑的な笑みを浮かべたまま・・・・しかしもう、動かない。


                  パチ パチ パチ


いつの間にか、人気のなくなっているロビーで、
ゆっくりと拍を取った拍手が、聞こえてきた。

598青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/09(月) 01:24:22
>>597
「――勝ったぞ、俺が勝った」
だれにともなく呟き、状況を考える。
最悪ではないにしろ、嫌な方の予想が当たってしまった。
モナリザが絵に過ぎないという事は、またいつ『モナリザ』が現れるか解らない、と言う事だ。
そう思いながらも、一旦電話していたスマートフォンを回収しようと――

>                  パチ パチ パチ

「誰だ?」
即座に拍手の方に体を向ける。

(一般人?一般職員?学校に雇われたスタンド使い?追加の敵?
味方ならここまで無視はするまい。ルンクスと不仲なだけ、もしくは能力がバッティングしている、
もしくはそもそもルンクスを取り合う花嫁の一人かも知れない。ライバルに消えてほしいタイプの)

警戒は緩めない。

599紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/09(月) 01:25:47
>>595

   「…………お見事」

言葉も無い。
瞬間移動……ではなかろう。
もっと規模の大きい、強大な能力だ。
一種の空気操作か?
いきなり現れたように見えたのは、空気のレンズを作って光を屈折させ、姿を隠していたとか?
……情報が少ない。結論は出ない。

ともあれ、『安楽椅子』に乗ったまま会議室に入っていこう。
下りて歩くより、こっちの方がずっと楽だ。
さて、部屋を離れた時から、状況はどう変移している? 皆は無事だろうか?

     「……失敬。『ゲスト』がいたので、連れて戻って参りましたが……」

600高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/09(月) 01:27:14
>>595-596
「……蜘蛛ぉ?」

そうか、あの時、私と先生がやられた後に
命令されたあいつらが……

役に、立ったじゃないか。しかも
スヴァルトを引き下がらせ自分の命を救う位、ものすごく。


……後は……どうする。

スヴァルトはいなくなった、とはいえ、
警戒は絶やすな、と身を持って知ったのだから、窓というか穴の外は警戒する。

今踊りを解除すれば、おそらく再度立ち上がるのは強烈な労力がいるだろう
しかし踊り続けて解除を先延ばすにしても、そのままで持つかが心配だ。

故にテンポをよりゆっくりにし、不滅をキープ。
(ただし、味方と断言できる存在以外のものが現れたらテンポの減速はやめる)

601小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/09(月) 01:35:04
>>595-596(GM)

(す、すごい熱だ……! こ、これなら――)

サウナのような、灼熱の空気。
これならば動物たちも――

――そして。

                ガシ ャァアアアン!!

「……!」

窓ガラスを割る音。
小角は盤に向けていた顔を上げる。

    「あっ……ど、動物が――!」

           「う……あ、愛川さん……」

スヴァルトは、退いた。
何も解決していないが、一つの脅威は一先ず去った。

「い……生きているさ、生きているに違いない……
 は、早く……早く病院に運べば、き、きっと……!」

愛川にしてやれることはない。
へたに動かしたりする方が、危険だろう。

「……そ、そうだ、救急車……」

空いた手でスマホを取り出しつつ――

「……」

       「……」

「……! ちょ、調査を……イルソン君。
 す、スヴァルトはいなくなった……わたしは、調査しなくちゃ……」

油断は一切できない状況。
エイノーの近くから外れないまま、質問する。
(現在の出費額:27万)

「る……ルンクスの拠点は病院から半径50m以内……
 これだけでは、見つけるのに時間がかかってしまう……も、もっと……」

             「『調査を』……!」

自分のスタンドが、自分が招いた大惨事。
今は、麻痺したままの心で、せめて居場所だけでも。
スヴァルトを追い立て、命を救った愛川のように、せめてもの役目を。

内容は『今自分が考えている推理は正しいか』だ。
つまり、【ルンクスの病院に近い拠点は、病院周辺の西側に存在する】ということ。
真北、真南に存在しない限り、これでより調べる範囲を減らすことが出来る。

602『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/09(月) 02:12:24
>>598(青田)
床に広がった『モナ・リザ』は、絵の一部のように見える。
無論、レオナルド・ダ・ヴィンチの作ではない、
贋作か模写なのだろうが・・・・じつに精巧だ。

青田は床に転がったスマートフォンを拾い上げようとする。
『モナ・リザ』の手から落ちたものだ。
画面にヒビが入ってしまったが、まだ使用できそうだ──と。

      バッ !

拍手の方向は、背後──
そこに、黒人の女性が一人、立っている。
細身で華奢だが、何より特徴的なのはその肌。
一面に『赤土』をまぶしてある・・・・
顔だけではなく、露出する腕や肩にもだ。

                     パチ パチ

「……驚きました。
 あなたの『ジニ』で、ルンクスの『嫁』の一人を倒すなんて。
 青田さん……でしたね。すごいです。あの……感動しました」

「強い者が弱い者を倒すのは当たり前です。
 でも、知性があれば、それを覆せる。
 ……私、そういうのに……弱いんです」

「途中で手を出さなくて……あの、本当に、よかったです」

「あ……私は、アーントと言います。
 『ヨハネスブルグ』からやってきました……初めまして」

どこかもじもじと説明すると、青田の方に歩いてくる。
スタンドは発現していない。武器も持っていない。
こざっぱりした服装は、アフリカでなく日本で購入したもののようだ。

>>590(紫)
『アームチェア』を操作し、穴から会議室に戻る紫。
続いてフライスが、部屋に入った。

室内は・・・・相当の荒れ模様だ。
壁の穴は増え、エイノーも戻ってきている。
小角はエイノーの陰に隠れるように、『イル・ソン』を展開中。
部屋の中央で回る高遠が、防戦を続けていただろうことは見ればわかる。

そして──床に倒れたまま動かない、愛川。
その胸には、背中まで貫通した穴が開いている・・・・
このまま放置すれば、確実に『死ぬ』大怪我だ。

>>600(高遠)
愛川の『液蜘蛛』は、最後の最後で『間に合った』。
少なくとも今、猛獣に襲われることはない。
つかのまの休息が取れるのも、そのおかげだ。

とはいえ──高遠自身は警戒を解かない。
怪我のこともあるが、まだ『終わってはいない』からだ。

その時、紫が壁の穴から戻ってきた。

     「……失敬。『ゲスト』がいたので、連れて戻って参りましたが……」

連れてきた相手は、灰色の髪の黒人。
見覚えがある・・・・『ヤング・ダイヤモンド』の一人、フライスだ。

>>601(小角)
床に倒れたまま、血まみれで動かない愛川。
一刻も早い搬送が必要なのは間違いない。

だが、今、小角がすべきことは救急車を呼ぶことではない・・・・・
そう考え、『調査』を継続する。

>【ルンクスの病院に近い拠点は、病院周辺の西側に存在する】

ルルル・・・・
                   『YES』

その時、紫が来訪者を連れ、戻ってきた。
灰色の髪の黒人・・・・
見覚えがあるなら、フライスの名を覚えているはずだ。

「──今の『質問』に、意味があるか?」

開口一番、男が発した言葉はそれだった。
小角の質問が聞こえていたらしい・・・・
いたって真顔で尋ねてくる。

603高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/09(月) 02:29:16
>>602
「『フライス』……?」

確かテレビで『採掘場』と言い放ったリーダー格。
こんな特大弾頭まで来ていたか……!


質問に意味があるのかを応えるのは小角だ、
故にこちらにも口を挟めないわけではない。

しかし、何かを訊いても、答えが帰ってくるかどうか。

「アナタ……『目的』は?」

しようとおもえば1ステップでいつでも小角との間に入れるような
位置に自らを陣取らせ、ゆっくりと回りながら言ってみる。


……ただし、愛川を誰も救護しようとしなければ
『愛川』をパートナーに変更させるべく倒れたボディに接近しておきたい。

604紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/09(月) 03:14:00
>>602

     「…………激戦で、あったようですね」

自分がいれば……何か変わっただろうか?
否、何も変わるまい。戦闘で大きく貢献できる能力でもない。
だが、応急手当程度はできる。椅子に乗ったまま愛川の近くまで移動し、椅子から下りる。
そして『ソーンダイク博士』を『降臨』させ、そのまま『憑依』――――彼の『医学知識』を獲得する。
『ソーンダイク博士』、本名ジョン・イヴリン・ソーンダイクは高度な医学知識によって調査を行う、『科学捜査』の開祖とも言える存在だ。
彼の医学知識であれば、手当に手間取ることはあるまい。適切な処置を『知る』ことができるはずだ。
(探偵詳細:ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%AF)

ひとまず包帯は自分の服などでどうにかするとして、道具の『獲得』による処置は最後の手段とする。
なぜなら、『獲得』で得た道具は解除の際に消えてしまうからだ。それではあまり意味がない。
どうせ本格的な治療は救急車を呼ぶ必要があるとはいえ、ここで手当てをしなければそれも間に合うか怪しいところだ。
自分の腕や胸も痛むが、命にかかわるほどでもない。

     「―――――それは愚問ですよ、『Mr.フライス』」

そうして治療の準備を進めながら、視線も向けずに口を挟もう。

     「『問う』ことにこそ意味がある。
      その行いは、必ず『真実』を引き寄せる。
      そしてそもそも、そうしなくては生きていけない。それが、『名探偵』という生き物です」

ある名探偵はこう言った。『名探偵とは存在であり、意志である』と。
事件を解決するための『デウス・エクス・マキナ』。あるいはそれを引き寄せるためのランドマーク。
それが『名探偵』であると、紫斜六は信仰する。そういう、『赤い夢』を見ているから。

あの日、初めて出会った日、小角宝梦は『名探偵になりたい』と言った。
その『意志』は、真実を追い求めるという意志は、『刺青』に固めて込めたと。
ならば何も心配することは無い。彼女もまた、『名探偵』なのだから。

                「『一歩』」

     「それが如何なる一歩であっても……それが『無意味』であることなどあり得ない。
      例え、調査が空振りに終わろうとも。例え、何も見つけることができなくとも。
      例え、一見して全てが失敗と破滅に満ちているように見えたとしても」

     「そこに『名探偵』がいる限り、全ては白日の下に晒される運命にある」「ただそれだけの話です」

605青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/09(月) 03:24:19
>>602
『アーント』。文化人類学を専攻しているヒンバ族の女性で、
それで確かオカというUVクリームの親戚みたいなのをしている、んだったか。

「こちらこそ、初めまして、アーントさん」

警戒は緩めず、アーントから視線も外さないまま、モナリザが持っていたスマートフォンを回収したい。
(電話番号さえ解れば、ある程度GPSから追跡が可能かもしれない。今携帯を壊しても、過去のデータは残っている筈だ)
無論、回収できても警戒と観察を緩めるつもりはない。

「お褒めの言葉には感謝しますが、用事がそれだけならば、友人を待たせておりますので」
そう言って、警戒したまま少しづつエレベーターの方に向かいたい。

606エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/09(月) 12:41:24
>>602
まず『機能回復』した自身のスマートフォンで救急車を
『緊急要請』で呼ぶ。
そして紫とフライスを含めた全員に頭を下げる。

「言葉もない、『窓』を弾いて排熱できると思っていた。
 今『救急車』を呼んだ。愛川君は『血止めをして待つ』しかない。
 そしてフライス氏、『良い評判』を貴方の元身内から聞いている。
『御用向き』をお聞きしたい」

サイの急所の逆でカバの歯の長さを失念していたのが悔やまれる。

607小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/09(月) 22:57:48
>>602(GM)

ルルル・・・・
                   『YES』

愛川の身は心配だ。
しかし調査を止めるわけにはいかない。
だからこそ、スマホを片手で取り出そうと――

            ・・・・その時。

「め、名探偵どの! 生きて――」

           「……ん!!?」

紫の生還はグッドニュースだ。
しかし。ゲスト……いや、あの男は。

「や、ヤング・ダイヤモンド……『フライス』!?」

フライスに最大限の警戒を向ける。
愛川には紫が向かった。なら、変わらない。自分がすべきは。

「き、きみは……! 名探偵どの、ど、どうなって――
 いや……な……何が言いたい……! 意味のない質問など……」

           「……」

するわけが、ない。謎に近づくためには。
だがそれは小角の主観。答えを知るものが見れば、違うのか?
少なくとも。今回の調査が順調とは言い難い。

        それでも。

「……わたしは……ちょ、調査を……! 『調査をする』だけだ!
 まだ紫さんみたいに名探偵じゃあなくても……わたしが依頼されたことだ!」

          「わたしにしかできないッ!
           わたしが今することには意味がある……」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
質問の内容は今までと同じ。『自分の推理は正しいか』だ。
推理は【病院に近いルンクスの拠点は、病院周辺西側の地上の建物から入ることが出来る。】

これがいいえなら、とりあえず建物を知らべる必要はなくなる。
はいなら、とりあえず全ての建物を調べてみれば、何かしらの意味は出てくるだろう。
なお、地階がある場合でも、地上階があり、そこから入れるなら『はい』とする。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

思考は混乱。しかし小角を動かすのは謎を追い求める心。
そうしなければ、麻痺は解け、恐怖が小角を止めてしまうから。

           夢を、心を炉にくべ、少しでも、前へ。
           炎が消える時、小角は止まってしまうから。

608『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/09(月) 23:55:07
>>603(高遠)
間違いない・・・・
『ヨハネスブルグ』の代表である『9人』。
その筆頭とも言うべき紹介をされていた男だ。

その眼差しは鋭くも理知的で、
『ミミズク』を思わせる独特の雰囲気を秘めている。

「小角 宝梦と『イル・ソン・パティ』を許容し得るか。
 『ダイヤモンド・ナイン』の調和を崩さぬ利用が可能か?
 それを確かめに来た」

小角を一歩で守れる範囲で舞いながら、
高遠はフロイスの返答を受け取る。
淀みはまるでない。優等生のような答えだ。

愛川には、紫がつくようだ。
ひとまず、様子を見ていいだろう。

>>604(紫)

          ド ド ド   ド ド ド ド

傷付いた愛川に気付き、『安楽椅子』に『ソーンダイク博士』を『降臨』『憑依』させる。

「ほう。興味深い『ジニ』だな」

興味を示すフライスを他所に、
『名探偵』の医学知識をもって、治療に当たる。

一目で見て取れる『重症』だ。
出血は激しく、肋骨は折れ、片肺が傷ついている。
傷が大きくなれば、血が肺に流れ込み、呼吸困難に至る。
死に直結する原因が複数並び、とても応急処置では対処できない。

ひとまず包帯で止血し、綺堂を確保、安静にして救急車を待つ。
それ以上のことは出来そうにない・・・・『緑色の実験箱』にも限界はある。

だが、それ以上に問題なのは、紫の手だ。
動くのは右手だけ。怪我の痛みはまだ我慢できるが、
片手では包帯作りすら、ままならない。

「おまえたちが何処までルンクスに近づいたか、それは判らない。
 『質問』の方法も、私が想定していたものではない・・・・
 故に、今の言葉に対してのみの返答になるが」

「『全ての道がローマに通ずる』として、
 そう書かれた案内板に、意味はあるか?
 ──人間の時間は有限だ。
 ましておまえたちに、悠長な時間は残されていないはず。
 『いつか見つけられる』・・・・それがおまえの『名探偵』の定義か?」 

皮肉を言う口ぶりではない。
率直に尋ねている声だ・・・・だが、それより優先すべき事柄が、紫にはある。

>>606(エイノー)
不使用の『カートリッジ』を解除し、機能を回復。
スマートフォンで『119』に連絡する。

大まかな状況を伝えると、電話を切った。
じき、救急車が到着するはずだ。

「元身内?
 ・・・・ああ、バジか。
 元気にやっているなら、何よりだ」

紳士的なエイノーの態度に、フライスは軽く会釈し、応じる。

「初めまして
 私はフライス。『ダイヤモンド・ナイン』の一人だ」

「小角 宝梦と『イル・ソン・パティ』を許容し得るか。
 『ダイヤモンド・ナイン』の調和を崩さぬ利用が可能か?
 それを確かめに来た」

>>607(小角)
「『質問』ではないな・・・・『テーマ』だったか?
 『イル・ソン・パティ』では、まず『テーマ』を決める。
 『テーマ』に沿った質問しか許されず、
 『テーマ』の変更には、より大きな枠を用意する必要がある」

フライスの口から出た言葉に、小角は目を丸くする。
この男・・・・『イル・ソン・パティ』の細部までも熟知している。
まるで参加したことがあるかのように・・・・いや、
参加者ですら、ここまでの詳細を知っているだろうか?

「察するに、今のテーマは『自分の推理について』というところか。
 思いがけない『テーマ』で驚いたが、
 それはつまり、『最終テーマ』ということか。
 あえてそれを選んだ意味・・・・それを聞きたかった」


>【病院に近いルンクスの拠点は、病院周辺西側の地上の建物から入ることが出来る。】

ルルル・・・・
                     ──『NO』。

>>605(青田)
「よ、よろしくです」

アーントが恥じらうように顔を伏せる。

青田はスマートフォンを回収した。
ロックはかかっていない。発信履歴を調べるのは簡単そうだ。

アーントを警戒しながら、エレベーターに向かうと、

「あ……お先に、どうぞ。
     ・ ・
 私は、先に向かいますから」

よくわからない台詞で見送られた。
エレベーターに乗る気はないようだ・・・・

609青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/10(火) 00:18:39
>>608
その言葉に動きを止める。
先に行く、という事はつまりこちらより早く彼らの所に辿り着く事は容易いという事だ。
そして、今は攻撃の素振りも見せないが、他の面子、例えば小角さんに襲い掛かる可能性は否めない。
であれば少し、時間を稼がねば。

――ここから、聴覚で得た情報をレコーダーを通して向うに流す。

「……ミス『アーント』、お聞きしたい事があります。」
「『ヤング・ダイヤモンド』は一枚岩ですか、そして、『語り部』に従っているのですか。」

アーントが来ている事を伝える。重要なのはこれだ。先に行かれても対処の余地が生まれる可能性がある。
それに、この質問は派閥に関して等、色々と広がる余地もあるしぶつけておきたかったしな。

610エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/10(火) 00:21:29
>>608
「私はエイノー・ニョルズ、フィンランド人の日本研究者です。
 この国は概ね豊かなので求め過ぎなければどんな種類であれ
『労力に見合った正当な対価が得られる』と私は認識しています。
『それで満足しうるか』なら協調も可能でしょう。ところで貴方が
こうしている、という事はスヴァルト氏は『お帰り』という事でしょうか」

紫が適切に愛川に処置をしてくれているようなのでフライスと
会話してみる。
『妥協点』があるならそれに越した事はない上に今しがたの
襲撃者スヴァルトと不仲とも聞く、一時的であれ『同盟』でも
結べれば有り難い。

611紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/10(火) 00:37:46
>>608

迷わず靴と靴下を脱ぐ。脱ぐのに手間取るようなら口も使ってやれ。
……人の足の指と言うのは、存外器用だ。手ほど器用ではないにせよ、包帯づくりの補助ぐらいはできる。
要するに、『抑える手』と『引き裂く手』があればいいわけだからだ。口も似たような用途に使える。
多少不格好でも、どうにか応急手当てを進めよう。出来る限りはしなければならない。

      「ええっ、まったく、その通りっ!」

そして手当を進めながら、声だけで『フライス』に応じる。
そちらも、答えねばなるまい。

      「私たちは」「『向かう意志』です」

      「私が今日死なない保証なんてどこにもない!
       ウィルという方が、『花嫁』になってしまわない保証などどこにもない!」

      「けれど、私たちは真実へと検討をつけて向かい続ける。
       向かっているのだから、いつかは辿り着く。
       例え私が死んだとしても、もしも全てが間に合わなかったとしても!」

      「私の足跡は誰かが見つけ、押し広げて行くでしょう。
       かつて大海原を進み、海図を広げていった『大航海時代』の船乗りたちのように。
       そうしていつかは必ず辿りつく。闇を照らす『真実』に。
       だって、人類の時間は限りなく無限に近いのですから」

かつて、人は地球が丸いと考えた。かつて、人は地球が丸いと証明した。
かつて、人は空を飛びたいと考えた。かつて、人は飛行機を発明した。
かつて、人は月に焦がれた。かつて、人は月に到達した。
どれもこれも、『人の意志』と『人の行い』が幾重にも積み重なって成り立った出来事だ。

      「『全ての道がローマに通ずる』として、
       誰かが道を拓き示さないことには誰もローマにたどり着けない!
       自覚的にせよ無自覚的にせよ、その役割を担うのが我ら『名探偵』なのです」

だから常に問い続けよう。
無意味な問いなどどこにもない。
問い続けることに意味がある。問いを重ねることに意味がある。

      「私はもう、この件に関わりました。――――そのもっと前に、『小角宝梦』も。
       だから本当のことを言えば、もう遅いんですよ、『Mr.フライス』。
       私か、彼女か、他の誰かが、貴方たちを追いつめてしまうでしょうから」

紫斜六は――――そういう、『赤い夢』を見ている。

612高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/10(火) 00:40:13
>>608
よどみない回答と、回答の中身に目を曇らせる。

ダイヤモンドナイン
  代表    筆頭なだけある。

貪欲に喰らおうとするか。
まるで、初めて目にしたであろう『炎』を前に
コレは使えるものなのかと考えているかのように……

その『炎』……小角『イル・ソン・パティ』が自分たちの手を焼くものと判断されれば
想像したくはないところだが、『そう』なるだろう。

が、今ここで、有用。そう判断したのであれば……。

「『結論』は……出たの?」

不滅の背筋を、顔を冷や汗が伝う。

613小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/10(火) 00:53:48
>>608(GM)

ルルル・・・・
                     ──『NO』。

「なっ……! なぜそこまで……!?
 ……そ、そちらにも調べる能力者がいるというのか!」

(そ、それに何だ……この余裕。
 あのスヴァルトですら、液蜘蛛には焦っていた!
 こ、こいつは今、3人に囲まれているんだぞ……!?)

           ジリリ

小角は『フクロウ』のように丸い目で、フライスを見る。
ごく僅かな情報から、ここまで導き出したというのか――?

            ・・・・底知れぬ男だ。
                あるいは組織力か。

「……え、選んだ意味?」

「意味……い、言われてみれば…………何だろう?
 い、イルソン君のことが、少し、嫌になって、それで……
 そうだ……わ、わたしが推理に回るべきだと思ったんだ。
 イルソン君じゃなくて、わたしが、少しでも自分でやるんだ。って……」

      「……た、単に、それだけだ。
       深い意味なんて、考える間もなかったからな……」

このテーマであっても、結局指針を決めるのはこの『盤』だ。
しかし、『小角の推理の成否』を問うという意識がある。
これ以前のテーマは、『答えの材料を掴む』ためのもの。
つまり――推理を、『イル・ソン・パティ』に任せていた。

                 ・・・・それではいけない。

小角は自分のスタンドへのわずかな忌避感から、自立に近づこうとした。
それはほとんど無我夢中で、小角自身、深い思考の先にいたったわけでもない。

(あっ、な、なにをペースを握られているんだ。調査を続けなくては……!)

気圧されたか。
答えるべきだったのか――?

             「……し、『質問を続ける』」

例によって質問内容は『自分の推理の成否』だ。
推理とは、【ルンクスの病院に近い拠点は、地下に存在する】ということ。
地上の建物から侵入出来ないということは――つまり、そういうことだろう。

フライスの動向には気を配る。
意味があるかは、分からないが――

614<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

615『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/10(火) 01:33:33
>>609(青田)
「……………………」

アーントが、悲しそうに目を伏せる。
明らかな落胆が、その表情に感じられた。

「……そうですね。
 『花嫁』を仕留めてくれたお礼に、それだけは答えましょう。
 どちらも『NO』──それ以上の情報は出せません」

「足止めは無駄ですよ。
 上にはもうフライスが来ています。スヴァルトも」

「…………青田さん。
 スヴァルトやルンクスを信用しないのは当然ですが、
 フライス……いえ、私のことだけは……
 無理を承知ですが……その、『信用』してもらえません……か?」

このやりとりは、レコーダーによって、
仲間たちに送り届けられるはずだ。

>>610(エイノー)
「まさか」

フロイスの目が、部屋の扉を射る。

「すぐにも来る」

                    ガチャリ

予言めいた言葉の直後、新たな黒人が姿を現した。
アフロヘアに精悍な顔立ち。
弓のようにしなやかで、細身の長身。
その顔は、これ以上ないほどの『怒り』に彩られている。

「──これは『当然の判断』だぞ、フライス」

「ルンクスに小角は渡せねェ。
 他の誰にもだ。なら、殺すか、オレが管理するしない。
 『ヨハネス』を第一に考えるおまえなら、結論は同じはずだ」

「それとも──欲しくなったのか?おまえ自身が?」

開いた扉を肩で押さえたまま、男が凄む。
間違いない・・・・この声、この動作。
『猛獣』を送り込んだ男──スヴァルトだ。

>>611(紫)
「意思で願いが叶うなら、敗残者はこの世にいない。
 意思と知恵、そして力が必要となる・・・・それが『現実』」

「『向かう意思』ならば、我々の方が強い。
 海を渡り、この町までやってきた我々には、
 『対応者』より強い『意思』がある・・・・生き延びる為の『覚悟』がある」

「今、追い詰められているのはどちらか。
 これは火を見るより明らかに思うが、
 君の目には、『違う景色』が見えるのか?」

フロイスは淡々の応じる。
そこに現れた、アフロヘアの男。
その声、口調──スヴァルトだ。

壁と扉、二方向を『ヨハネスブルグ』に抑えられた形となる。

>>612(高遠)
「これから決めることになる」

フライスの返答。
そこに、扉を開けて入ってくるスヴァルト。
高遠は、前後を『ヨハネスブルグ』に挟まれる。

>>613(小角)
フライス:
「これは、私の持つ情報からの推測に過ぎないが」

「おまえの『ジニ』における『テーマ』とは、
 調べるジャンルを絞り込む為のもの。
 自らに『制限』をかけることで、能力を維持している」

「だが、『自分の推理』という『テーマ』は、全てを内包する。
 おまえが推理し、想像するならば、何でも調べられる。
 これ以上に枠の大きな『テーマ』は存在しない」

「つまり、今の『テーマ』を替えることはもう出来ない。
 『一週間』だったな・・・・
 『今』、調査を終えなければ、能力は使えないということだ」

「無論、私の推理は間違っているかもしれない。
 そう思うなら、試してみるのもいい」

>【ルンクスの病院に近い拠点は、地下に存在する】

ルルル・・・・
                   ──『YES』

616『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/10(火) 01:50:40
>>611(紫、追記)
靴と靴下を脱ぎ、包帯を作り始めるが、
当然ながら時間がかかる・・・・

『医者』としての知識からも、
『これでは遅すぎる』と思われる。

617エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/10(火) 01:54:08
>>614
「新たな来客も含めてお聞きしよう、『闘るのかね』?
 生憎な事にもうすぐ愛川君を収容しに救急車がくる。
『望む回答のサービス聴講』は受け付けられない。
 彼女の搬送に協力しこの場の休戦を受けるなら
 あえて便宜を図るも吝かではないが『どうするね』?」

スヴァルトに含むところは大いにあるが
「あえてルンクスのみを切る」判断をするなら
被害の拡大を抑える意味で休戦する意味はある。
フライスの判断も大いに気になる。
まだ『2正面決戦』不可避というなら『考え』も『手』も
なくはないのだ。
紫と愛川に近付き、悪いが愛川のスマートフォンを
無断拝借し紫にも携帯通信機器の貸借を願う。
もちろんヤング・ダイヤモンドの2人の『動向』には
細心の注意を払いつつ。

618高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/10(火) 02:10:22
>>615
そうか……。

可能性として、保留として置くということも有るだろうが
どちらかに触れた場合闘いはさけられないだろう、

2者との距離を図りつつ、踊りを続け曲を鳴らす。
テンポを遅く、落ち着かせる方向で。(うるさいと言われればソレまでだが)

『護り屋』として、防衛構想だけはなんとかしておかねばならない。

『フライス』……こちらは未知数。しかし話ができなくはないように見える
『スヴァルト』……こちらはかなりお怒りだ。動くとしたらこちらが先だろう。

時間を稼ぐ、あるいは襲ってくる可能性の高さからスヴァルト側をやるべきか。
まぁ挟まれている状況でどちら側をやるもこうも無いんだが。

619紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/10(火) 02:20:37
>>615-616

   「ええ、貴方たちの覚悟もまた尊いのでしょう。
    世の中は、意志だけで動くほど簡単なものではないのでしょう」

   「――――――『普通なら』ね」

手当ては……このままでは間に合わない、か。
では新たに道具を『獲得』。手にするのは、『緑の実験箱』の中身の一つ『アルコールランプ』だ。
これを地面に叩きつけて砕き(愛川に破片が飛ばないように注意する)、ガラス片で自分の服を引き裂くとする。
これなら片手が使えなくても『包帯』を作れるはずだ。

   「幸いなことに、貴方は『夢遊病者』ではないようです。
    誇りなさい。同時に、嘆きなさい。貴方には『赤い夢』は見れない。
    それは私にとっても、あまりにも残念なことですが」

『赤い夢』の住民には、中々会えない。
一生会うことは無いのかもしれない。会っても気づかないだけなのかもしれない。
『小角宝梦』は、『赤い夢』を見れるかもしれないと思う。あるいは、もう見ているのかもしれない。

   「ただ一つ言うのであれば、真実を覆い隠す力より、それを暴く力の方がずっと強いということです。
    闇は光にかき消される。残酷なぐらいに、その強弱はハッキリしすぎている」

   「貴方はいつか『切り裂きジャック』の正体が判明すると思いますか?
    私はすると考えています。実際、着実にその考察は進んでいる。
    そして、貴方たちは残念ながら『切り裂きジャック』ほど深い『闇』を持っていない。そういう話ですよ、これは」

620紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/10(火) 02:22:48
>>619
なお、エイノー氏に乞われれば「携帯はポケットに入っているので勝手に取って下さい」と答えよう。
紫の携帯電話は、ガラケーだが。

621小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/10(火) 02:31:56
>>615(GM)

「! 地下か……!」

なるほど、意外な場所だ。
下水道か、それとも地下施設でもあるのか?

         ・・・・なんにせよ。

「わ……私にも想像のつかないことというのがある。
 イルソン君が判断するのは、『今』だからな……
 それがある以上……今よりもまだ、上位のテーマはある。」

小角がどう転んでも思考できないこともある。小角は神ではない。
例えば知らないものや、より詳しく言えば知らない言語。
思考をテーマにした以上、そうした『思考できないもの』は省かれる。

        「……『調査を続ける』」

つまり、テーマ『全て』は、より上位だ。
小角宝梦をふくむ全人類の知は、そちらにこそ宿る。

              ――質問を重ねよう。

    と。

「……き、きみは……!!」

      ジリ ・・・・

スヴァルトの乱入。
紫の応急手当の進みなど、気になる事はあるが――

    (ま、まずい……何か企んでいそうなフライスとは違う!
      スヴァルトは明らかに、最優先で……わたしたち、みんなを殺す気だ。)

二大・ヤングダイヤモンドを警戒する。

質問の内容は『自分の推理は正しいかどうか』だ。
推理とは【ルンクスの病院近くの拠点は、病院の内部と?がっている】だ。
半分ほど勘だが――病院からの距離。そして病院には地下が存在すること。
わざわざ病院の近くを選んだのなら、その施設を利用するのではないか……?

もし違うなら、入り口はマンホールなり何なりだろう。
いずれにせよ、潜んでいる範囲が分かった以上、調べようはあるはず。
地下の工事を行えるとは思えないし、嫁のスタンドにまで気を回せば可能性は無限。

622小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/10(火) 02:37:51
>>621
>【ルンクスの病院近くの拠点は、病院の内部と?がっている】

?の部分は『つながる』です。

623『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/10(火) 03:19:23
>>617(エイノー)

フライス:
「・・・・・・・・・・・・・・失礼。
 何故、現状でその発言となるか、ようやく理解した」


                 ────ゴ !!

突如、フライスから部屋に吹き付ける強風。
男の背にした、青空の見える壁の穴から吹き込んだのだろうか。
風は部屋の全員を叩き、目を閉ざすほどの勢いだ。

「私が順番を間違えていた。
 『示威活動』もせず『降伏』させたつもりでいた。
 改めて、宣言しておこう」

「おまえたちは、すでに『敗北』している。
 小角の身柄を引き渡すなら、これ以上の攻撃はしない。
 そうでなければ、一人ずつ『抹殺』する」

「嘘だと思うなら、試してもいい。
 我々はこの場において、小角以外に価値を見出していない」

フライスの背後に、いつのまにかスタンドが発現している。
──『鉄格子』で編まれた人型のスタンドだ。

(まだ行動は起こしていない)

>>619>>620(紫)
なおも、自らの信じる『赤い夢』を語る紫。

『アルコールランプ』を発現し、床で割ると、
そのガラス片を拾い上げ──

                          グッ シャァア!
                                        ドスドス!

その手を、スヴァルトの靴底が踏みつけ、
ガラス片ごと踏みにじった。

扉と紫の位置は、さして離れていない。
とはいえ、接近に気付かぬほどではない・・・・
今のは、明らかに『人のスピード』ではなかった。
 
                ドンドン!ドコドン!ドコドン!

間近で鳴り響く、太鼓の音色。
男の腰を囲むように、『4つ』の太鼓が浮かび、独りでに奏でられている。
これが、スヴァルトのヴィジョンなのか──?

「オレの『ジニ』が遠隔操作だと・・・・
 そこでくたばってる『愛川』と同じだと思ったか?
 そんな『ジニ』で生き残れるほど、『ヨハネスブルグ』は甘くねえ。
 ましてや『ヤング・ダイヤモンド』は──」

「──オレの『本分』は、この距離だ」

「フライス、一人ずつ潰そうぜ。
 地獄ならこいつらの寝言につきあう奴もいるだろ。
 ──オレはごめんだ。じきに他の連中も来る」

                                 「そうだな」

>>621-622(小角)
「・・・・そうかもしれないな」

フライスは、あっさりと会話を打ち切った。


>【ルンクスの病院近くの拠点は、病院の内部とつながっている】

ルルル・・・・
                     ──『NO』

ルンクスの拠点について、調査を進めていく小角。
だが、ルンクスの所在地は、依然として闇の中だ・・・・

そして、突如として吹き荒れる、暴虐の『嵐』。

>>618(高遠)
フライスからの強風。スヴァルトの蹴り。
同時に、そして両方の間にいた高遠は、どちらにも対処できない。
油断した──いや、対処の仕様がないというべきだ。

『ヨハネスブルグ』に挟まれるという事態そのものが、
完全に『詰んで』しまっている・・・・!

624エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/10(火) 19:18:23
>>623
「青田君、そういう次第なのでアーント嬢との会話は
『その前提』で」

この場にいない青田に警告し、紫の手を踏むスヴァルトの脚を
『発熱』の右手で掴み上げそのまま上方に『送風』の左手を沿え
ゼロ距離『闘乾熱風(マーシャル・ドライアー)』。
この場合フライスは高遠達に任せる事になる。

勿論スヴァルトは『捕まらない』可能性も高い。
だがそれはすぐに理解可能なのでその場合直ちに『F・O・Q』左手で
紫と愛川を抱え高遠の行動を阻害しない形で小角に合流する方針
(紫が『独自行動』のあてがあるなら愛川のみ抱えて)小角の側に
合流する。

隙間も増えたし溜めの余裕もない、そして『熱は上方に向かう』、
スヴァルトを焼く展開になっても先刻の『オーバーキル』状態に
室内が陥るのは回避できるだろう。

625青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/10(火) 23:04:49
>>615
「……」
無言、アーントを見定めるようにしながら少し考え、

「……俺の仲間、いや、この町の命を奪わないよう努力してくれるならば」
「信頼してもいい」「努力してくれていると俺が思ってる間は」

青田にとって、彼らが敵である理由の大きな一つは、殺戮者であるためだ。
家族が殺されるかもしれない。友が殺されるかもしれない。
朝なんとなく挨拶を交わした誰かが、夕には肉片になっているかもしれない。
それが怖い。

逆意。殺戮者でさえなければ、俺から敵視する理由は薄い。
今回のように、あちらから襲って来れば違うが。

626『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/11(水) 00:04:14
>>625(青田)
(レコーダーの『アンテナ』を『送信』していない為、
 現時点で、エイノーの声は聞こえていない)

アーントの言葉は、
『ヤング・ダイヤモンド』への裏切りとも取れる。
果たして、このやり取りを送ってしまってよいものか。


「……私たちは、『黄金町の制圧』を命じられています。
 ですが、どう『制圧』するのか……
 何をもって『制圧』とするかは、聞かされていないんです」

「ですから……
 『ヤング・ダイヤモンド』はそれぞれが考え得る、
 『制圧』を実行している状態です」

「中には、『ダイヤモンド・ナイン』そのものを
 『制圧』することを目論む者もいます。
 正面衝突は『本国』に禁じられていますが、ここは極東の地。
 互いを牽制することで、危うい均衡が保たれています」

「今、『小角 宝梦』はそのさ中にいます。
 ルンクスは小角を含めた黄金町の『ジニ使い』が、
 自分を調べるだろうと予測していました。
 その為に姿を消し、『嫁』を用意した。
 強力すぎる……『イル・ソン・パティ』の確保を、
 『自分を攻撃した』という理由で正当化する為に……です」

「その『嫁』の一人はあなたが倒しましたが、
 スヴァルトが残っています。
 彼は排斥主義者です。従わなければ、容赦なく命を奪う。
 小角が従うまで死体を増やすでしょう」

「フライスを説得できなければ、確実にそうなります。
 彼は……『ヤング・ダイヤモンド』で最強の『ジニ使い』です」

627『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/11(水) 00:11:27
>>625-626(青田)

夢中になって話したことに気付いたのか、
アーントは顔を両手で隠す。
『オカ』の赤土に隠されているが、赤面しているのかもしれない。

「私は……『武力』による制圧は、
 長期的に見て問題があると思っています」

「日本と『ヨハネスブルグ』では、命の価値がまるで違う。
 互いにそれを認識しなければ、対立は終わりません」

「この町の命を奪わない……
 『敵』でない限りは、そのつもりです。
 特に戦う力を持たない者に対しては。」

「……フライスにも、そうあって欲しい。
 冷徹な独裁者にしたくないんです……」

アーントが、青田を見つめる。
これで主張は全てらしい。
後は、青田が彼女を信じるか信じないか。
或いは、利用するかしないか──だ。

628小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/11(水) 12:43:51
>>623(GM)
>>624(エイノー)

ルルル・・・・
                     ──『NO』

小角としても、フライスと会話を続けている場合ではない。
つまり、もっと、調査を――

(……い、入り口はあるはずだ! 拠点からそう遠くない位置に!
 そうでなくとも、きょ、拠点の範囲は絞れているんだ……
 しかし、考えなくては……よりウィルくんたちがたどり着きやすく――)

                 ────ゴ !!

「――うわっ!?」

突然の、凄まじい風。
さらには、スヴァルトの蹴り。

「な」

      「何だと……」

      ・・・・状況はどんどん悪化している。

(まずい。このままでは……愛川さんが……
 い、いやそれだけじゃあない。みんなだ、みんな死ぬ。)

(こいつらを倒す……そ、そんなこと、できるのか?
 わたしは戦力外、ほかのみんなは大けがだ。向こうは二人とも無傷……まだ、あと何人来るかもわからない……)

ではどうすればいいか。それはフライスが言っている。
小角を――『イル・ソン・パティ』を差し出せばいい。

「……! よ、よせっ、エイノー先生!
 とっ、とてもじゃあないが勝てるとは思えない! よすんだ!!」

エイノーの攻撃行動は、無理やり引っつかんででも止める。

ここまで来て死なれてたまるか。
それどころか、もし愛川や紫まで攻撃でもされたら、最悪以上だ。

         ・・・・状況はヨハネス側に完全に傾いている。

「…………い、今敗けているのは……事実として認めるしかない。
 われわれにできるのは……ど、どれだけ被害を小さくするか……それだけだろう。」

(……つまり、わ、わたしが……やつらの軍門に、下るしか! …………それしか、もう、ない……みんなが生き残るには……)

           (いやだ! みんなが死ぬのもいやだ! 絶対に! でも、どうすればいい……!?)

「…………ど、どうしても……どうしてもわたしの身柄がいるのか……? ほ、他になにか、み、見逃してくれる方法は……?」

話しかける相手はフライスだ。
スヴァルトには何を言っても無駄だろう。

……小角には、自分から身を進んで差し出せるほどの勇気はない。

勇者ならばそうするのだろうか?
だが、小角は探偵だ。探偵を目指す意志だ。

(我が身を優先するのは……愚かだろうか? 情けないだろうか?
 それでも……こ、こいつらの軍門に下るのは、死ぬのは、い、いやだ……!)

だから『交渉』を持ちかける。
勇者ではないからこそ、『悪』に交渉を持ちかける。

どう考えても交渉の余地は無いように思えるが……大人しく身を捧げるよりは、意味がある。

629高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/11(水) 21:21:22
>>623
風圧を歯噛みしながら受ける。
コレは……『戦う』という方法では完全に『詰み』だ。

……しかしそれで護衛を諦めるわけにはいかない、
いつかの本体を操ってた『アイツ』の時のように……
あがけるだけ、あがきたい
というか、あがくしか道が無い。なんてことだ。

……せめて愛川を拾い上げ、パートナーチェンジの『不滅』化をさせたい。
あちらの怪我はこちらよりはるかに重篤だ。


「ふ、『フライス』……」

言う。せめて何かこいつらを引き下がらせる方法をと、探りながら。
そうだ、レコーダー。何か今言っていたはずだ。

「アナタ達、一枚岩じゃない……のよね。
 それで彼女を手中に収めるのは『誰が』しようっての……?」

630青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/11(水) 21:50:49
>>626-627
驚いたような表情で動きを止める。
これは。先ほどのそれは兎も角、これは俺に話していいこととは思い難い。
そう思いながらも、内容の理解に徹してしまったためか、解除が遅れた。

――レコーダーへの聴覚情報送信を停止する。
(借り1、それもかなり大きい)

「……それは、言ってしまってよかったのか?
もし君が今の情報を流したことをその……フライスという人が知ったらどうすると思う?」
現時点、すでに別口で動いている存在が居る事は認識している。屋外の虐殺者がフライスもしくはスヴァルトだった場合、
この近く、もしくは『イル・ソン・パティ』を行っている場所の近くに居れば、この会話は筒抜けとなる。
もし俺の不信が原因でアーントが危機に陥るような事はあって欲しくは無い。

今はまだ、信用している相手なのだから。

631紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/11(水) 22:52:03
>>623

   「痛っ」「…………」

……無言で、『アルコールランプ』の解除を行う。
破片が手に刺されば痛いし、体の中に入ってしまっては色々面倒だ。

      (……別に『貴方のスタンドは遠隔操作型だ!』なんて言ってないんですがね、こっちは。
       自己顕示欲。あるいは深い敵意。――――ああ、本当に邪魔だなぁ、この人は!)

しかし、まぁ。
……仕方のない状況では、あるか。
下では青田が『アーント』と邂逅しているようだ。その邂逅がどう転ぶかもわからない。

      (――――『今日』ですか。彼らが私の『死』なのでしょうか)

いつ死んだって悔いはすまい。そう考えて生きてきた。
今日か、明日か、何十年も後か。それだけの違いだ。
だが、『死』の影に何が無いとも限らない。
視線をスヴァルトに踏まれた右手に落とす。靴で隠された『クエスチョンマーク』。
靴で見えなくなったからって、その刺青が消えてなくなるわけじゃない。最後まで『諦めない』。さぁ、歩を進めよう。
視線をフライスへ。スヴァルトは、意に介さなくていい。ひとまず喋ることができればそれでいい。

   「少しだけ疑問なんですが――――貴方たちは、『イル・ソン・パティ』に何を聞きたいんですか?」

   「『イル・ソン・パティ』は確かに強力なスタンドです。
    が、貴方たちほどの組織力があれば大抵の情報は仕入れられるし、ましてや仲間割れの危機を甘受してまで確保するものとは思えない。
    とすると、その『リスク』を鑑みてなおも確保したいほどの『目的』があるのでは?
    なにか、多少のリスクは承知の上で解き明かしたい『謎』があるのでは?」

   「交渉がどうというよりは、単純に引っかかるのです。
    あるいはそれは、冥途の土産にも余るほどの重大事項だと言うのなら、それはそれで納得します。
    もちろん、そんな大仰なものはどこにもなくて、ただその調査能力が欲しいというだけのことでも納得はしましょう」

632『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/11(水) 23:40:04
>全員
レコーダーの青田の声は、全員に聞こえた。
だが、しっかりと聞こえたのは青田の声だけで、
その相手の声は、風の音に掻き消され、よく聞き取れなかった。

様子から察するに、フライス、スヴァルトとも
青田の声しか聞こえなかったようだ。

即ち、「青田がアーントと会話している」という情報だけが手に入り、
通信は途切れた。

>>624(エイノー)
かすかに聞こえるアーントの声に気付き、青田に告げる。
ほどなく、レコーダーは沈黙した。
エイノーの警告が効いたのかもしれない。

          ドギュ! シュバ!

『フィストフル』が接近し、スヴァルトの足を狙う。
だが、スヴァルトはいち早く足を引き、これを回避する。
そのスピードは、『フィストフル』にも等しい──

そしてゼロ距離からの『闘乾熱風』を想定していたエイノーは、
己がスタンド自身に異常を覚えた。

両肩の『カートリッジ』が破壊されている──いつのまにか。

              ガ バ ッ !

                  プロフェッサー
「まだやり足りないってか・・・・『教授』?」
                            「待て、スヴァルト」

声音を落とすスヴァルトを制するフライス。
その間に、『フィストフル』は紫と愛川の二人を抱き、
小角のもとに合流させた。

愛川の状態は明らかによくないが・・・・
そこに高遠が近づいてくる。

>>629(高遠)
高遠の脳裏を過る、『殺し屋』の怪物。
──この二人の圧力は、それに匹敵するものだ。
今、下手に動けば、間違いなく誰かが犠牲になる・・・・

エイノーが合流させた愛川の傍に寄り、
彼女の手を取る。
『踊り手』が代わり、愛川が意識のないまま立ち上がると同時に、
高遠はその場に崩れ落ちた。
折れた足に加え、体中が筋肉痛だ。まともに歩くことも出来ない・・・・

フライス:
「──それだ」

高遠の言葉に、フライスが興味を示した。

「誰もが小角を欲しがるが故、彼女の存在は『火種』になる。
 それに・・・・問題は他にもある」

>>630(青田)
急ぎ、『聴覚』の送信を止めたが、
ここまでの情報は流れてしまった。
果たして、このことが吉と出るか凶と出るか。

アーント:
「信頼を得る為には、まず与えよ、です」

にっこりと微笑む。
見る限りは、裏があるようには感じられない。

「それにフライスは、私を理解しています。
 彼は、私の幼馴染ですから」

彼女が出すフライスという名前に、
ことさらに特別な雰囲気があるのは、これが理由らしい。

「『ヤング・ダイヤモンド』は組織ではありません。
 互いに鎬を削る、ライバル同士。
 スヴァルやルンクスの暴虐が許されるように、
 私がこの町の住人と交流し、情報を出すことも許されます」

「仮に許されなくても──私は、誰にも負けません」

633<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

634『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/12(木) 00:10:16
>>628(小角)
状況が状況だ。
ひとまず調査の手を止め、小角はフライスに問う。
『イル・ソン・パティ』の質問猶予は『1分』。
多少会話をしても、『テーマ』は持続できるはずだ。

エイノーを止めようとする小角だが、
悲しいかな、スタンドを止める手立てが小角にはない。
『フィストフル』の攻撃は空振りし、
愛川と紫を合流させることには成功したが、
スヴァルトとの間に緊張が高まる──

間違いない。
この状況を突破できるのは──『武力』以外の『力』だ。

スヴァルト:
「ハッハ! 『金の鶏』を逃がす馬鹿がどこにいる」

フライス:
「『待て』と言っている──スヴァルト」
「『金の鶏』は『卵』を産んでこそだ。
 解決すべきの問題は複数ある・・・・『火種』にもなる。
 抵抗があれば殺すべきだが、無駄に手札を減らすのは愚かだ」

                              「・・・・・・・・さて」

フライスの目が、小角を見つめる。
少女の瞳を覗くような、その知性を確かめるような眼差しだ。

「おまえを解放するという選択肢は『ない』。
 野に置くには危険な『ジニ』。ルンクスとの敵対。
 私自身も、その能力には興味を惹かれている」

「おまえは野に転がった『宝石』だ。
 ただし価値がありすぎる──その為、争いを呼ぶ。
 『ヤング・ダイヤモンド』の調和を乱すくらいならば、
 ここで始末すべきだ──後腐れもない」

「だが・・・・私はまだ、迷っている」

「どちらでもない解決策が存在し、
 おまえ達がそれを提案するなら、何かしらの『譲歩』は約束しよう」

交渉の余地は──『あった』。
フライスは結論をまだ決めていない。
もし決めていたならば、こうして話も出来ていないはずだ──

>>631(紫)
さらに深く破片が食い込む前に、ランプを解除する紫。
そこに『フィストフル』が突っ込み、
スヴァルトには避けられるも、愛川と紫を小角のもとに合流させた。
──これで、この『野蛮人』に余計な邪魔をされずに済む。

愛川は高遠が『踊り子』にした。
その様子から、怪我の進行は止まっているようだ。
救急車が来るまでの時間は稼げるだろう。

手の甲の『?』を確かめ、そして窓際のフライスと対峙する。
男が自分にとっての『死』そのものだとしても、
それを受容するかどうかは、話が別だ。

紫の質問は、フライスにとっても意外だったようだ。
紫の言葉に乗るように、フライスは口元を緊張させ──そして緩めた。

「・・・・・・・・・私には、ある。
 内容については言えないが、
 『イル・ソン・パティ』を必要とする『謎』を抱えている」

「他は・・・・単純な『優位』の為だろう。
 『ジニ』の戦いにおいて、情報戦は死活を分ける。
 何より、『ヨハネスブルグ』には、こういった能力が極端に少ない」

635高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/12(木) 00:45:38
>>632
「ぎ  ……ぅ……!」

不滅化から解除された己に帰ってくる痛み、
パートナーチェンジを行う時点で覚悟はしていたつもりだったが、
『骨折』はやはりヤバイ。

倒れこむことになるだろうが、位置的に背中から倒れられれば
顔を、体を動かしてフライスの方へ目を向けられるだろうか。

(『ティーヌ』さん、その子を、少しでも安全な場所へ……!)

戦闘の意志は無いがかと言って解除はできない。
愛川を伴い攻撃をしないことを示すとともに
筋肉への負担を減らしたいため無理の無い遅めのテンポで、
フライススヴァルトからできるだけ遠ざけるようにする。

治療ができないならせめて悪化を食い止める。生き延びる算段は有るはずだ。


「『火種』と……『問題』、どんな……?」

こういうときは余計なことをいわないのが大切だ。
……相槌をうって、相手の会話を引き出したい。

636エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/12(木) 00:50:09
>>632>>633
「淑女の手を踏むのは良くないよスヴァルト氏。
『それだけの事』だよ。もっとも貴君が『それ以上』を
 望むならまた改めて『対応』するがね」

上着を脱ぎつつ『クレモンティーヌ』と踊る愛川に近付き
『F・O・Q』でシャツを破き代用包帯を作りそのまま
愛川の止血処置をさせる。

「我々も『協力できる事はないか』と問うたつもりだがね
 フライス氏。貴方が『何を欲しているのか』まで察せと?」

とりあえず『条件』を絞り込むくらいの問いはできるだろう、
『親切に回答するか』はまた別にして。

637青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/12(木) 01:08:27
>>632
成程、とそう思う。ヤング・ダイヤモンドは内ゲバに走っているというのは事実だろう。
でなければ対ルンクスを考えている俺にここまで情報を出すとは思えない。
そして、言われていないことだが恐らく、内部には派閥と呼べる集団も存在する。
フライスを頭とした集団がそれだ。アーントはその一員と言える。フライスを信頼してほしいと言ったのはそれだろう。

「それなら良いが……」
聞かれても問題ない、という言葉にそう呟く。

(加えてそうだな、このヤング・ダイヤモンドも決して最上層ではなく、より上の立場の人物が存在するらしい。
語り部か、『ダイヤモンド・ナイン』という何らかの集団か。
それからそうだな、『本国』というのはヨハネスブルグの事で間違いないだろう。
ヨハネスブルグからの留学生、という形で来たしな)

しかしこう、誰にも負けない、はそうだな。
――多分ヤング・ダイヤモンドの全員がそう思ってるんじゃなかろうか。
特に根拠は無いが、そんな気がする。

638紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/12(木) 01:09:50
>>632-633

   「――――やはり。他に手段が無い訳では無いにせよ、殺すには惜しいと考えているわけですか」

後者については、『出来れば欲しい』ぐらいに認識しておくが。
相性云々を考えるには、こいつらは『強すぎる』。
それでも『ハメ技』のようなスタンドもある以上、情報を手にする手段は手元に置いておくに越したことはないということだろう。

   「ともあれ、そう。
    貴方たちは『イル・ソン・パティ』を使いたい。手元に置きたい。
    だが、有用であるがゆえに騒動の種になる。放っておくことはできない。
    かといって殺してしまうのももったいない。使用者の意志が重要な能力でもある」

   「……ちょっと失敬。『助言者』を呼びますので」

ぶつぶつと、独り言を続けるように。
そうして思考を整理しながら、一言断ってから『憑依』を解除。
改めて『アームチェア・トラベラーズ』を発現し、『探偵降臨』―――――『シャーロック・ホームズ』を、安楽椅子に降ろす。
彼については、説明するまでもないだろう。
世界で一番有名な名探偵。頭脳明晰なるシャーロック・ホームズ。

   「――――『白い糸巻き』の量は膨大だ。
    ここから一本の『緋色の糸』を見つけるのは、中々骨が折れそうですが。
    『ホームズ』。かつて私の全てであった人。貴方の意見をお聞きしたい」

彼に『助言』を請う。
『我々がこの状況を切り抜けるためのカード』は何か。鬼手たる提案はどこにあるのか。
道筋を示せとは言わない。ただ、一筋の灯りが欲しい。この暗闇で、手に持つべき松明が欲しい。

639<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

640小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/12(木) 06:46:25
>>634(GM)

「…………っ。」

話す余地は……あった。目をいつもより丸くし、すぐに戻す。
エイノーにはハラハラさせられたが、結果的には『成功』だったか。

ここからは知能の――あるいは弁舌の戦い。
スタンドには触れることもままならぬ小角が何かを出来る場。

「か、解決策……第三の、手か。
 ……そ、その言葉! 嘘じゃないと信じさせてもらおう……!」

「そして、か、考えさせてもらおう。
 きみが……納得するような、『解決策』を。」
  
       (……よ、よかった。
        死ぬほど恐ろしいが、話せる奴だ……!)

ならば、信じなくてはならない。
そして、考えなくてはならない。

調査は……やはり、今は行えない。
もし気に障られて、交渉が決裂したら、とりあえず得た情報すら水の泡。

「そ、そのための時間は、少しくらい、いただいてもいいのかい……?」

「もちろん、よ、余計な真似はしない。
 考えるだけだ。どうせわたしには、余計な事は出来ないけど……」

思考には、時間がいる。
フライスから目は逸らさない。確認する。

『小角が野に放たれる(解放される)』
『スタンドが、フライスの納得できる形に落ち着く』

――そういう手段は現状、思いつかない。
小角と『イル・ソン・パティ』は一つ。切り離せるものではない。

          (……どうにかしてイルソン君を……
              フライスが気に掛けないような状態にできないか……?)

少し俯きがち、顎に手を当て、考える。
聞きたいことは高遠が聞いてくれている。

            ・・・・自分は、自分の頭で考えねば。

641『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/13(金) 23:04:01
>>635(高遠)
全身を襲う骨折の痛みと筋肉痛に、
芋虫のように床で体をよじる。

愛川を『パートナー』とした『クレモンティーヌ』は、
高遠の指示に従い、カバの出てきた穴へと身を潜らせた。
隣室で踊っている限り、即座に攻撃はされないはずだ。
もっとも、その間、高遠は限りなく無防備になるが・・・・

フライス:
「『イル・ソン・パティ』には不確定な要素がある。
 参加者が自身の意図を持てば、その結果を改竄できる──
 つまり小角が偽ろうと思えば、『真実』は得られない」

「人質を取ればいいだろ。
 親や恋人の命がかかれば、ふざけた真似は出来ん」

「かもしれない。
 だが、そうはならないかもしれない。
 それでは『不確定』だ──
 他に『真実』を知る手段がなければ、
 『イル・ソン・パティ』の絶対性は損なわれ、価値を失う」

>>636(エイノー)
スヴァルト:
「・・・・淑女?
 己の立ち位置もわからん奴は、家畜にも劣る。
 豚小屋の豚の方が、まだしも礼儀を知っている。
 今のはただの『しつけ』だ・・・・
 おまえも『豚』か? 人に扱われたければ、身の程を知れ」

辛辣な台詞を叩き付けるスヴァルト。
知的だが、激しく『好戦的』──
敵意をむき出しにしている点が、フライスとは異なる。

「私は意見を拒まない。
 協力してもらえるなら、対価も払おう。
 それは暴力では決して得られないものだ」

フライスは、各自に状況を説明している。
エイノーにも、およそ問題の輪郭が見えてきたはずだ。

愛川は『クレモンティーヌ』が隣室へ連れて行ったが、
踊っている間は出血も止まるらしい。
止血する必要は、ひとまずないかもしれない。

>>638(紫)
「──理解が早いな。その通りだ」

フライスが静かに微笑む。
一方的な暴虐の現場でなければ、
思わず親しみを覚えてしまいそうな、そんな表情だ。

紫は『明智小五郎』を解除し、
『安楽椅子』に新たな探偵、『シャーロック・ホームズ』を降臨させる。

「・・・・困難な状況のようだね」

流石に知っているのだろう・・・・
『ヨハネス』の二人が、揃って声を漏らした。

「『知恵』か・・・・ふむ」

               フ ワ

小さな『探偵』が紫の耳元に飛び、囁きかける。

「・・・・『時』を稼ぎたまえ。
 『棚上げ』は人類の知恵だ。
 その為の『ルール』こそ、『平和』の正体だ」

>>640(小角)
「それでは、救急車がここに到着するまで、
 我々は待とう」

フライスの提示は、決して長い時間ではない。
せいぜい『5〜10分』・・・・『15分』は望めまい。

「使いたければ、
 『イル・ソン・パティ』を使ってもいい。
 ただし質問は我々にわかるようにすること。
 でなければ、使用は許可できない」

自身の自由は、自分の頭脳で勝ち取らねばならない。
小角は顎に手を当て、沈思黙考する──

>>637(青田)
(GM注:『ダイヤモンド・ナイン』は『ヤング・ダイヤモンド』の別称。
 混乱させたことをお詫びする)

アーントの言葉を元に、想像を広げる青田。
短い時間だが、『ヤング・ダイヤモンド』と『ヨハネス』の
内部構造の情報を得ることが出来た。

「それでは……行きませんか?
 その、出来れば、他の『ヤング・ダイヤモンド』が
 来る前に、話を収拾したいですから」

642青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/13(金) 23:23:07
>>641
それでは、レコーダーを通して再度聞こえるよう発言する。

「……解った。他の連中の横槍までに合流した方が良いな。
やっている場所は……解ってるんだったな。
一応聞くが、付いて来るか?」

送信の目的は、『アーント』が訪れるよ、という情報の共有だ。
どう関わるかを問わず、この思考の持ち主とは皆で接触しておいた方がいいと考えた。

アーントの方はさっき先に行ってますと言っていたし、問題なくエレベーターより先に辿り着けるのだろう。
付いてこないようなら、一人でエレベーターに乗り教室に向かう。
ついて来るようなら……まぁ、それでもエレベーターで教室に向かう事に変わりはないだろう。

「……と、その前に。解っているのかもしれないが」
一応、自分の連絡先を書いた紙を渡しておく。無論、一方通行で構わない。
それにまぁ、ルンクスにうっぱらうとかそういう無粋はしないだろう。

643小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/13(金) 23:59:33
>>641(GM)

「……わ、わかった。
 それまでに……何とか、お、思い付こう。」

     ス

――盤面をなでる。

(……どうあれ、きみとわたしが協力できるのは、今日までか。)

自分の身を守るためには、手段はどうあれ『全能』とはお別れだ。

「わ……」

ホームズに声を漏らしたのは小角もだ。
とはいえ今はそんな場合ではない。引き締める。

     ・・・・思考を続ける。
         命が、『探偵』という未来がかかっている。

(考えろ……イルソン君が弱くなるか……
 あるいは、フライスが欲しくないような状態になる方法は……!?)

(時間を稼ぐ……ほ、ホームズは一体何を言ってるのだろう?
 時間……い、いまはもう、10分もしないうちに救急車が来ちゃうのに……)

自分の能力は強大だ。

「あ……ひ、一つ思いついた。
 イルソン君がずっと使えなければ、それでいいのなら。」

しかし重大な、枷がある。それこそが『テーマ』だ。
テーマのみが質問を縛る。恒久的に弱体化する手段でもあれば別だが――

「い……一週間ごとに、『テーマ』を『全部』にする。それから、即座に解除する。」

           「……誰が確認するかの、問題はあるが。
            しかしこれならイルソン君はないも同然だ。」

穴だらけの稚拙な案だ。完全な自由でもない。
しかし、小角が思いついたのは今、これくらいだ。

穴を埋めることは出来るかもしれない。ここには人がいる。
あるいは、別の解決策を思いつくこともあり得る。

644高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/14(土) 00:23:38
>>641
スヴァルトが怖いが……やむを得ない。

とりあえず愛川のボディがなんとかなってる以上
こちらの身をなんとかしておきたい。動くかな……

……動かなそうであればどうするか。
クレモンティーヌで本体近くには飛び込める位の位置をキープさせてもらおう。


「真実を知る手段は……そもそも知るために
 『イル・ソン・パティ』を使うわけだし、確実に協力するという確証
 ……これがなければ手元に置いても正確に運用できない、と」


「『確実な協力』……『ルンクス』ならソレが出来てしまうと?」

『花嫁化』。という言葉が脳裏をよぎる
ルンクスを調べた以上に、スヴァルトの言う渡せねぇってのは、そういう事も含むのだろうか。

645エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/14(土) 01:01:08
>>641
『クレモンティーヌ』と愛川を見送り小角に語る。

「小角君『また』情況が変ったので『初心』に帰ろう。
『スヴァルト氏』に関する質問から再度『ルンクス氏』について
 問おう。そこのフライス氏とスヴァルト氏とも『共有』できる内容で」

生憎まだ『フライスの真意』まではわからない。
ならばヤング・ダイヤモンドの『一枚岩ではない情況』から
『こちらにも利益のある推理』をしてもらうのが合理的だろう。
『ついで』でスヴァルトを『鼻で嘲笑う』。

「『飼育』を知らずに養豚をしようというのが間違いだよ。
『獣』なら黙って狩りを続ける方が合理的な筈だが
 フライス氏が『優れた飼い主』という事かね?」

すこぶる『安い挑発』だがそれなり意味はある。
まず「スヴァルトという『個人』の価値」そして「フライスの『器』」の
測定だ。
実は『スヴァルトの能力』は少し理解できる。
だがスヴァルトという『使い手』にはまだ『底』があるかもしれないし
フライスの『寛容』もこの程度で尽きるなら『知れている』、
小角達の『調査』とは別に自分もこの2人を『計らせて』もらおう。

あと両肩の破損したカートリッジを『解除』する。
勘ぐられればきりがないが『武装解除』と言えなくもないし
『再装填』が必要な推移があれば『邪魔』だ。

646紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/14(土) 01:12:42
>>641

    「……なるほど、道理です」

それは奇しくも、先ほど紫がフライスに提起したものと同じ『助言』だ。
『保留する』、『棚上げする』。時にはそれが必要だ。
そしてそれを取り決める『ルール』が必要だ。『和平条約』とはそういうことだ。

    (短期的なもの……というよりは、長期的なものか。
     『救急車が来るまで』という刻限は、ある種絶対的で覆しようがない。
     愛川ちゃんの命にもかかわってきますしね)

となると、さて。

    「…………条件付けのために改めて確認したいのですが。
     貴方たち『ヨハネスブルグ』の、『黄金町』における目的は?
     そして、『黄金町』を見越した上での最終的な、将来の展望は?」

    「差支えなければ、答えられる範囲でお聞かせ願いたい」

647高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/14(土) 01:39:06
>>645
今更この状況で刺激する真似をされてほしくないので
クレモンティーヌは側に戻し、
もしこれらを言い出したら途中でクレモンティーヌ(物理)でちょっと黙らせることにする。

足払いでも何でもいい。

648『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/14(土) 02:16:25
>>642(青田)
「……いえ。
 後から追いますので、どうぞ」

視線を逸らしながら、繰り返すアーント。
何か理由があるのだろうか?
いずれにせよ、今の青田の発言は仲間に届いたはずだ。

アーントに連絡先を渡すと、
女は嬉しそうにお礼を言い、自分の名刺を返してくれた。
連絡先が書いてあるが、住所は書かれていない。
肌の色と同じ、赤い名刺だった。

青田はエレベーターで三階に戻ると、
急ぎ、会議室に戻る。
扉の前を見ると、すでにアーントが待機している。
青田より先に入る気は、ないらしい。

>>643(小角)
自身のスタンドとの決別を含め、身を守ることを考える小角。

『テーマ』を使用した『一週間』の利よ制限を利用した、
『イル・ソン・パティ』の封印を提案したが、黒人二人は歯牙にもかけない。

「自分を生かすため、それだけの提案だな。
 我々にメリットがないのなら、息の根を止めた方が確実だ」

「おまえがルンクスの『嫁』にされて、
 『一週間』後に言いなりになってる姿が目に浮かぶ。
 あいつは文字通り、『何でもあり』だからな」

>>644>>647(高遠)
その通り──二人のアフリカ人が、同時に首肯する。

エイノーの挑発を察知した高遠は、
『クレモンティーヌ』を呼び戻し、一発くらわせておく。

>>645(エイノー)
小角に語り、両肩の『カートリッジ』を解除するも、
スヴァルトに仕掛けた挑発は、勢いがつく前に
戻ってきた『クレモンティーヌ』の一撃を受け、『黙らされた』。

フライスは両者のやりとりを、黙認している。
こちらの寛容は、ある程度計れたようだ。

>>646(紫)
「我々に与えられた目的は、黄金町の『制圧』。
 制圧した上での目的は、各々が違っていて共通見解は『ない』。
 『制圧』の解釈次第ということだ。

「詳細が語られなかったことについては、
 その理解も含めて、『ヨハネス』本国が与えた試練ということ。
 私は、この町の統治が、いかにアフリカの未来に繋がるかを考える」

「だが、スヴァルトは異なる・・・・
 アフリカ以外の国は不要、というのが彼の持論だ」

「その通り。
 強者が生き、弱者は食われる。
 世界もサバンナと同じ、シンプルな存在だ」

>ALL
「……解った。他の連中の横槍までに合流した方が良いな。
やっている場所は……解ってるんだったな。
一応聞くが、付いて来るか?」

青田の声が、レコーダーから聞こえた。
今度は黒人たちにも聞こえたようだ。
あからさまにスヴァルトが不愉快な顔つきとなる。

649エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/14(土) 13:42:13
>>648
高遠には彼女の『思惑』がある筈でそれは『尊重』すべきだ。
フライスが『難敵』なのは覚悟していたのでむしろ
スヴァルトの『ツボ』の方に興味はあったがそれはまあ良い、
『次』もあれば紫の質問が的確でもあった。
とりあえずヤング・ダイヤモンドの対応は置いて座り姿勢から
再度小角に「『イル・ソン・パティ』の調査の再開」を要請する。

「青田君とアーント嬢がこちらに来ているらしい。
『状況が変化する前』にもう少し収穫を挙げないか?
 現状では小角君とそちらの2人を含めて
『誰のためにもならない』よ?大丈夫アーント嬢は女性だ、
 ルンクス氏『だけ』の『為にならない情報』なら喜ぶさ」

 少なくともフライスは小角の能力に『価値ある可能性』を感じている。
その『可能性』を事実と証明すればさしあたり『紛れ』で済ませる気も
あるらしいスヴァルトを掣肘できる。

650青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/14(土) 23:19:32
>>648
(赤土で構築されるヴィジョン、か?恐らく赤土が能力に関わってくるんだろうが)
そう思いながらも、アーントが開けないなら扉の所に行き、

「入るぞ」

と声を掛けてからドアを開け、
攻撃・抗議の類が無ければ入る。攻撃の類があるようだったら飛び退く。
何か変化・異変などはある?

651高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/16(月) 00:21:04
>>648
ちょっと悪い、と思いつつも、
結局蹴る瞬間に思ったことを訂正する気はない。


「最終的に、手中に収め統治する制圧がアナタ……フライスの考えで
 スヴァルトは……他の国は不要、つまりこの街、ひいては国を廃墟にすると?」

「……で、レコーダの向こうの人(アーント)とは話が合わないわけね」

スヴァルトに言ってみる。
何か引っ張り出せないだろうか。悪態でもなんでも。


……ここで相手を納得させるのに必要なのは、フライスやスヴァルトにも入手や
殺害をさせないことで恩恵が生じ、かつ火種とならないよう独立していられるようにする、そんな方法か。

「情報収集を請け負う『中立の者』として勢力を持つ……」

小角が、だ。これはどうなんだろう。どこから勢力を持ってくるのかという話は有るし
フライスも言った『確実な協力』かどうかの確証が無いか?
かと言って使わない、使わせない方策では抹殺される方が早くなってしまう。

有用性を認識させながら、入手を諦めさせる……ぬぅ

652小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/16(月) 23:09:18
>>648(GM)

「……ううむ。」

黙り込む。
メリット云々はともかく。

(『ルンクスに嫁にされたら終わり』――確かにその通りだ。
 わたしが仮にやつの言いなりになれば、どんなルールも意味はない……)

        (……イルソン君を、わたしが持っている限りは。)

それを考えると、奴が生きている現状、小角が解放される事はない。
どんな条件をつけようが、ルンクスが小角を嫁にしたら終わるのだから。

『イル・ソン・パティ』がなければ。
ルンクスが小角を嫁にしたところで、何も起こらないだろう。

(しかし、スタンドを今すぐ自ら手放す手段なんてあるのか?
 そもそもそれだって、こいつらにメリットなんかないじゃあないか……) 

       (……どうすればいい。
        質問をするにしても、何を聞けばいい……?)

スタンドの捨て方――か?
それも、ここにいるメンツで実行できる。そんなものあるのか?
あったとして、そこに何か、ヨハネスブルグ側のメリットがあるのか?

あるいは、ヨハネスを喜ばせる何か――か?
小角に出来ることといえば、質問でもさせてやればいいのか? 
しかし彼らは質問の真実性を疑うだろう。
第三者を介入させるわけには、もちろんだがいかない。適任者もいなかろう。

653紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/16(月) 23:11:41
>>648

      「……ふむ」

……困った。
『交渉』とは、『落としどころ』を見つける作業だ。
『小角宝梦を確保し、全員を殺す』という相手の要求。
『小角宝梦を引き渡さず、全員で生き延びる』というこちらの要求。
この矛盾した二つの要求の中で、『お互いに納得できる落としどころ』を見つけるのが交渉だ。
その『納得』には、武力による威圧なども含まれる。――――相手の反論を封じてしまえば勝ちなのだから。
イメージするなら『陣取り合戦』。
相手の防御の弱いところ、すなわち『弱み』や『利益』を見つけ出し、そこを攻める。これが交渉の基本なのだが……

   (……『飴玉』を、自覚していない。
    というか、『ヨハネスブルグ』共通の答えが無いんですね。
    大ざっぱな枠組み……それすらも共有できているか怪しいから、組織としての交渉が難しい……!
    フライス一人に交渉先を絞るにしても、彼自身思考が曖昧だから利益が読みにくいし……)

…………困った。
困ったが……それでも、前へ。

     「……とすると一つ疑問なのですが……」

     「『Mr.フライス』。貴方は『統治』。その方法と方向性は思案中。
      『Mr.スヴァルト』。貴方は『淘汰』。植民地化か、崩壊までさせるのかはさておき。
      そして、『Ms.アーント』。彼女は、いわゆる『穏健派』なのですね?」

     「ここまで各自の思惑がバラバラで――――となれば、『支配の過程』にもズレが生じてくる。
      それは現に、こうして『小角宝梦』の処遇について意見が割れているように。
      聞く限り、『Mr.スヴァルト』は無断で今回の行動に出ましたね? これだけ大規模な攻撃を!」

     「これでは組織として成り立たない。ともすればお互いに足を引っ張り合ってしまう」

まずは、『弱み』か『利益』を見極める。
提示できるかはさておき、そこからだ。そうでなければ、文字通り『話にもならない』。

     「――――どうして、この現状を許しているのでしょうか?
      多様性。それは結構でしょう。
      実力主義。それも結構でしょう。
      しかし――――貴方がたの『見解の相違』は、いくらなんでも非効率的に見える。
      どうしてこれを放置しているのでしょうか?」

     「もちろん、それも『スタンスだ』というのならそれで結構なのですが……」

654紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/16(月) 23:14:25
>>649(エイノー)

   「ああ、それと、エイノーさん」

エイノーに声をかける。

   「貴方……先ほど、ある種の『コピー能力』を披露していましたよね?
    可能ならば、『宝梦ちゃん』と『私』で試すことはできませんか?
    何かしら、打開の一手になる可能性はあります」

655エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/16(月) 23:28:42
>>654
「宜しい、では小角君と紫探偵、それぞれ順番に
 この『ディスク』を手に『私への信頼』を思って欲しい」

ディスク容量は『2つ』、遺憾ながら愛川の『スクリーム・ラウド・アウト』の
記録を『消去』した上で『胸部DISC』を紫達に差し出す。

656『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/16(月) 23:47:56
>>649(エイノー)
エイノーは、小角に調査の再開を要請する。

確かに、スヴァルトにとっての小角の能力は、
『確実に欲しい』というものではないらしい。
だが敵には与えたくはない。故に殺害の選択肢が大きい。

何らかの『実績』を見せれば、
或いはその天秤に変化が出るかもしれない。

「我々に確認できる方法であれば、
 ルンクスの『調査』を続けるのは構わない」

>>650(青田)
青田は一声かけて、扉を開ける。
続いてアーントも入室した。

『ヨハネス』の二人は、当然のように新たな参加者を受け流す。
レコーダーの声から、この展開は予想していたようだ。

「やはり話は進んでいないのね。フライス」

灰色の男に声をかけるアーントの口調は、
心なしか、姉のように強く優しいものに思われた。

「私の考えを先ず言っておくわ。
 私はあなたが、小角を始末する、というなら反対する」

「『ジニ』があっても、相手は子供よ。『戦士』ではないわ。
 人間として当然の感情を持たない人間に、
 未来のアフリカを委ねるつもりにはなれない」

「非情な選択が必要な時は必ずある。それはわかる。
 でも、それが今であるとは思えないの。
 問題は小角側なく、『ヤング・ダイヤモンド』の側にある。
 そこを解決せずに小角を始末しても、同じ問題はいずれ現れる。
 私は、そう考えるわ」

>>651(高遠)
フライス:
「・・・・・・・・・・・ほう」

高遠のつぶやきに、フライスが興味を示す。

「面白い発想だが、
 『スイス』を例に出すまでもなく、中立には『武力』が必要だ。
 それを、どうする・・・・?」

>>652(小角)
小角は迷い悩む。

>>653(紫)
スヴァルト:
「先進諸国は、何故手を取り合って、
 世界の発展に努めることが出来ないのか?
 その方が確実に効率的なのに・・・・という話だろ?」

フライス:
「そうだな。統治する手段があるなら、それが一番だ。
 だが、実際には『互いに手を結ばない』という不問律で、
 『ヤング・ダイヤモンド』は成立している。
 『核』を抱えた大国が、互いを警戒し、『少数派』にならぬように」

スヴァルト:
「おまえとアーントは別だがな」

アーント:
「私は彼を支持するけれど、
 妄信はしていないし、部下でも妻でもないわ」

スヴァルト:
「そうでなけりゃ、まずおまえらから潰されるからな。
 女って連中は、裏で何をするかわからねェ。
 『ブチハイエナ』の方が、よほど純粋だ」

アーント:
「・・・・・・・・少し黙っていて。
 この狭い部屋で、
 貴方の体臭を我慢するのも限度があるから」

 ゴ  ゴ
              ゴ ゴ      ゴ ゴ ゴ    ゴ ゴ

フライス:
「私から、その問いに答えよう、紫。
 確かに我々は組織として『未熟』だ・・・・成立すらしていない」 

「だからこそ、この町に来るよう命じられた。
 ──私の考えは、そうだ。

 本国の言う『制圧』とは、町のことを意味しない。
 『ヤング・ダイヤモンド』に結束力を与え、
 真の『ダイヤモンド』を持ち帰ること・・・・それが答えだと考える」

スヴァルト:
「磨きをかけて来いって意味だろ?
 汚れや余計な部分は『カット』してな」













>>651(高遠)

657青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/17(火) 00:01:52
>>656
(何がどうなってるんだろう)

アーントは当然のように、あるいは当然に話に入っているが状況が良く分からない。
あと愛川が凄い事になっている気がするが、確か踊っている間は無事な筈ので一旦おいておく。

あれか、『イル・ソン・パティ』は危険だ、とそう言う事か。
情報型の中でも、俺のような感覚型とは異なる、その場では知りようの無い事も知り得る調査型だ。調べられたくない、という事か。

とりあえず、そっと先ほどの仲間内の誰かに声を掛け、状況と問題点を教えて貰おうとする。

658高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/17(火) 00:08:00
>>656
「こうして床にはいつくばっている身で言うのはあれだけども
 組織だって防衛にあたる企業もいる……にはいるわ」

……と言いつつ、この案件を持ち込んだときに
『ゲートブリッジ』は聞く耳を持ってくれるかどうか、ちょっと考えてみる。

流石に長期に渡る事は厳しいだろうか。
そうなるとこちらはあまり宛のない話ということになる。考えなおしだ。



>>657(青田)
「『降伏勧告』を出されたわ……小角は手元に確保したいが
 別に殺しても良い。他は抵抗するなら殺す。
 救急車が来るまでに『彼ら』の意志を覆す何かがでなければ実行すると言ってる」

659『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/17(火) 00:14:28
>>654-655(紫、エイノー)
『DISC』から愛川のスタンドを消し、
紫、小角のそれをコピーしようと試みるが・・・・

──『適合』しない。対象外のようだ。

660エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/17(火) 00:16:37
>>656
「ここは切り替えて『ルンクス氏』の調査を続行して欲しい。
 フライス氏とアーント嬢の話で確信した、スヴァルト氏でさえ
 実際『均衡を崩すのはルンクス氏だと思っている』、
 そうだろう?『放火』に使う人間がいなければ『火種』は『火種』だ
『灯火』以上のものではない」

改めて小角を促す。
確かに3人のヤング・ダイヤモンドにはここにいる人間を殲滅しうる
算段も手法もあるのだろう。
だがフライスは「迷い」を口にし今「自己の練磨な成せるなら強奪さえ
必要はない」と言った。
アーントはとにかくこの場において我々とも共通する『人倫』を
重視する姿勢だ。
スヴァルトも「撤退するほど不利な状況ではない」から現状の機会に
乗っているだけで『今』この場で何もかもなし崩す気はないようだ。
(まあ高遠の制止で挑発を中断されたのは『感謝すべき好判断』だったろう)

ならばここは『ルンクスの所在の判定とその知識での対策』をフライス達に
立ち合わせて『やってしまう』のが良いだろう。
つまりは『この3人を当座ルンクスと同一視せずこの件において不利益を
もたらさない』証明でありかつ『この状況を貸しとしてこの3人の要求にも
一定範囲応じる』意思表明にもなるだろう

現在『確認中』だが
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1408366443/741
エイノー個人でも『ある程度の予測』が可能であれば
「『観測者の観測』による不測の紛れ」も『取引所件』に使えるし
多少ルンクス相手の考察に今役立てる事もあるだろう。

661エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/17(火) 00:28:06
>>659
>紫
>小角
「すまないね、流石に『特質』が違いすぎたようだ」

『不適合』により記録と複写がなされなかった『DISC』を
『F・O・Q』の胸にしまい紫に頭を下げる。

こうなると何とか小角と紫に『頑張ってもらう』他穏健にすませる
当てはない。
アーントを信用するとしてフライスは「迷っている」のだ、
ここでそれなりの『有益性』を提示できないと不仲であれスヴァルトの
「面倒事の除去」の方針に転ばれないとも限らない。

662青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/17(火) 00:34:16
>>658
「……成程、そうか。有難う」

必要とあらば殺す、俺もそうするタイプではあるが、はてこの場合はどうか。
まぁまず確実に。ここにいるどちらかは利用価値を見出していると見える。『とっとと殺す』ではなく『死んでも構わない』程度で済ませている。

「……外注的立場となる場合、戦力ならある、と思う。
ヤング・ダイヤモンドの外注的立ち位置でルンクス以外の者の情報収集に協力し、代わりにヤング・ダイヤモンドからのみ守られる。
ルンクスを除外したのは『花嫁』化は無機物の女性にまで効果があると解ったからだ。洗脳されては『中立性』が保てなくなる。
情報源を抑えたい者は多いだろうが、同時にそうした者たちはその情報源が手を出せる位置から奪われようとすれば、奪われないよう守ると考える。
情報源としての『イル・ソン・パティ』を手放したくないヤング・ダイヤモンド、それが中立を維持する武力に……ならないか?」

どうも中立者、外注的立場として接する案に武力が足りないから難しい、というのが漏れ聞こえたのでぱっと思いついたのを提案してみる。
スイスには武力が足りないというのはまぁ、そういう事なんじゃなかろうか?

663エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/17(火) 00:42:17
>>657(青田)
「そこのスヴァルト氏の介入で愛川君がいささか重症なので
 高遠君の『クレモンティーヌ』が『現状維持』を引き受けてくれている。
 あと紫探偵が一度外に放り出されたが無事そこのフライス氏と戻ってきた。
 ただ『何かしらの有益性』を提示しないと我々は『危ない』そうだよ。
 そこのアーント嬢が取り成してくれているようだしルンクス氏の情報狙いで
『調査』を再開できないか検討中、という所だね。そちらも大変だったようで
『安全』を確保できていなくて済まないが」

青田に現状を説明した。

664紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/17(火) 00:43:42
>>655>>659(エイノー、GM)

   「……ふむ」

    「スタンドの性質が違いすぎますか」

元より、こちらは情報収集に特化したスタンドだ。
戦闘型の能力である『フィストフル』とは、性質が違いすぎるのだろう。


>>656(GM)

    「……なるほど」

たった9人で国気取りとは恐れ入るが、理屈は分かる。
……スヴァルトのような極端な思想の奴がいれば、まぁいばらの道だろうが。
現にご覧のありさまだ。

    「正直上手くいってるようには見えませんがね、今のあなた方を見ると。
     あるいは『揉める奴はカットしてしまえばいい』とでも考えているのかもしれませんが」

少なくとも、スヴァルトはそう考えていそうだ。
いずれにせよ――――この不仲は、彼らの『課題』であるわけだ。
とはいえ、どう付け込んだものか。
付け込むにせよ、手札が足りない。

    「……『ホームズ』は、どこから攻めるべきだと考えます?」

要は『イル・ソン・パティ』だ。
だが、どう『質問』したものか。どこから『手札』を持ってくるべきか……可能性が多すぎて、見当がつかない。

665小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/17(火) 00:54:17
>>655 >>661(エイノー)

「え? あ、ああ……わかった。」

『DISK』に触れてみる。

      (信頼……信頼か……)

(……エイノー先生は、つ、強い。
 少し危なっかしいけれど、戦いではすごく信頼できる……)

エイノーの――武力。
その点では、問題なく思えた。

          ・・・・しかし

「あれ……うまくいかなかったのかい?」

まあ、それはそれで、しかたあるまい。

>>656(GM)

「あ、青田くん……!」

もう一人は『ヤング・ダイヤモンド』だろう。
穏健派とは言うが、殺人集団の幹部だ。警戒すべき相手。

     (しかし言っていることは、まともに聞こえる。
      スヴァルトが突出しておかしいのかもしれないな……)

そこに、エイノーの指示。
現状明確な解決策は小角には浮かばない。

(高遠さんの案も……わたしに、戦力の宛てはない。
 刺青師どのは、こういうことには協力してくれない気がする……)

「……わ、わかった。
 今一度、ルンクスの調査を。それが、わたしの役目だからね……」

思考の方向を変えよう。
少しでも役に立てる方向に。

「『ルンクスの拠点である地下とは、元から黄金町にあった場所である。この考えは正しい?』」

「つまり……ルンクスの拠点。病院の西側にあるというそこは……
 ルンクスが自ら作り上げたのだろうか? それとも元からあった場所を、あるいは多少作り変えて……住み着いているのか。」

せめて、役目を果たすくらいは。
今度は声に出し、調査を行おう。

地下に、拠点がある。これは正しい。では、それは――元からあった地下なのか?
多少の増改築は『自ら作り上げた』には含まない。

つまり――

A.『ルンクスが作った地下』なのか?
B.元からあった地下の空間をルンクスが使用してるのか? ということだ。

(工事などを行えばさすがに近隣住民は気づくだろう……
 ルンクスの配下に、地下を作り替えるようなスタンド使いがいる可能性はあるが――)

666『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/17(火) 01:24:32
>>658(高遠)
フライス:
「『護り屋』のことか、『高遠 嶺]』」

男は、高遠の所属する組織の名前を知っていた。

「凄腕のスタンド使いを擁すると、噂に聞いている。
 それらを歯牙にもかけぬほど、我々は増長してはいない」

「だが、それはこの町と『ヤング・ダイヤモンド』と同じ構図になる。
 小角を護る側に対して、『ヤング・ダイヤモンド』が、
 それぞれ勝手に、波状の攻撃をかけるだろう。
 そして、それを止める手立てを私は持てない。
 『潰し合い』ではない競争、『奪い合い』だからな。
 『護り屋』がそれにも耐えうるなら、成立する話だが・・・・どう見る?」

>>660>>661>>663(エイノー)
改めて、小角をうながした。

『ヨハネス』の三人は、約束通り、調査を止めはしない。
互いを身内とは考えていない組織・・・・徹底した『個の集団』のようだ。

とはいえ、この短い時間の間にも、
彼らの人間関係は見え始めている。
フライスが主導権を握っている限り、話が通じないわけではなさそうだ。

青田に状況を説明した。

>>664(紫)
「君も探偵なら、『聴取』を疎かにすべきじゃない。
 『細かなことこそ何よりも重要だ』──」

「攻める・・・・ふむ。
 『平和』を望めなければ、それに次ぐものを求めるべきじゃないか?」

>>665(小角)
小角は調査を再開する。

>『ルンクスの拠点である地下とは、元から黄金町にあった場所である。この考えは正しい?』」
>「つまり……ルンクスの拠点。病院の西側にあるというそこは……
> ルンクスが自ら作り上げたのだろうか? それとも元からあった場所を、あるいは多少作り変えて……住み着いているのか。」

ルルル・・・・
                       ──『NO』

「便利な能力ねえ」

つぶやいたのは、アーントだ。

「・・・・でも・・・・・・・・」

>>657>>662(青田)
部屋に来たばかりで、状況が呑み込めない青田。
むしろほぼ理解しているらしいアーントに舌を巻く。
彼女は部屋の情報を伝え聞けたのだろうか?
それとも、この展開を想定していたのか?

「・・・・つまり、『ヤング・ダイヤモンド』の対立をもって、
 『ヤング・ダイヤモンド』から護らせる、ということか?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・いい提案だ。
 だが、問題もある」

「一つは、やはり最低限の『武力』が必要であること。
 中心に据え、抑止の対象となるには、安定性も必須だ。
 日本に『自衛隊』があるように」

「もう一つは、『イル・ソン・パティ』の使用について。
 外注であれ『ヤング・ダイヤモンド』について調べた場合、
 当然だが調べられた側には『利敵行為』と映る。
 それは均衡を破る『火種』になり兼ねない」

「この二点を解決できるなら、傾聴に値する」

スヴァルト:
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

667青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/17(火) 01:42:23
>>666
「では、その護り屋に護衛を依頼しつつ、ヤング・ダイヤモンド内部の事は調べない、或いは……。
ヤング・ダイヤモンド内部に情報を拡散する、と言うのはどうか?誰が何を調べたかを知らせれば、
潰し合いの為に『イル・ソン・パティ』を使えばそれを知られる事になり、
先ほどと同じように、敵対故に敵対に使えなくなると思うが。」

668紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/17(火) 01:52:00
>>666

   「ははは、一言喋るごとに命を削ってる気持ちでしてね。これが中々」

しかし、聴取。聴取、か。
まぁ先ほどからやっているといえばやっているが。
……ふむ。青田の案が有効そうな気はする。


>>667(青田)

   「でしたらその案に加え、『調査依頼は必ず電話で行うものとする』ってのもつけとくとなおいいんじゃないでしょうかね。
    そうしておけば、暴力で無理やり『規約違反』させるという手ができなくなる」

        「……ああ、『Mr.スヴァルト』については、スピーカー切って『筆談』するという方が安全ですかね?
         今の時代、『テレビ電話』なんて代物もありますし」

   「これだったら……こちらも『命』がかかってるんです。調査内容を誤魔化したりはできません。
    『嘘』と言うのは、遅かれ早かれバレますからね。『名探偵』のいるいないに関わりなく」

669エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/17(火) 01:58:28
>>666
「青田君の提案について2点問いたい。『信頼性』についてだが、
 そちらにルンクス氏よりは穏健な契約系の能力者はいない
 だろうか?小角君にこの調査を除く『ヤング・ダイヤモンドへの
 不干渉』の言質を渡してくれるよう頼む事はできるだろう。
『武力』についてだが――――『期限』はそちらの知識で決めて
 くれて構わない、確か『あと9日』、期間内ないしは提示する
繰上げで『ルンクス氏の撃破』をもって示す、というのはどうだろう?
『別の証明』を求めるなら再考しよう」

とりあえず「確実にこちらに利益のある提案」からヤング・ダイヤモンド
3人に切り出す。
証明の方の不確実性はおいても最低限この3人とルンクスの
利害の共有程度くらいはわかるはずだ。

670高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/17(火) 02:01:00
>>666
案としてはそのセンが良いか。

「つなぎ自体は上に掛け合えば取れるはず。
 そうなると、青田さんの提示したことに
 フライス、アナタが返した2点がクリアされることには?」

今のところ一番有力そうに見えるのがそこだ……。

平和の次……『相互不干渉』とかだろうか?

671小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/17(火) 02:10:48
>>666(GM)

ルルル・・・・
                       ──『NO』


「……!」

(ルンクスは……自分で地下空間を作ったのか!?
 ま、まさか手工事というわけもあるまいし……花嫁にそういう使い手がいるのか!)

まさか自作の地下空間とは。
こうなってくると『入り口』の調査は難しい。

(しかしいくらなんでも、地面に穴を掘って地下を作れるのか? 地崩れしたらどうする?
 そもそもそんなことをしたら、騒音や地盤のあれこれで、ばれるのでは……?
 能力か? しかし拠点を作るのは初期のはず。そのタイミングで、そう都合の良い能力の嫁がいるか?)

まあ、そこはそういう能力なのかもしれない。可能性はある。
推理に『スタンド能力』が絡めば、一気に迷宮入りだ。

(まあ方法はいい、ここは入り口の場所を調べるべきだな……
 自分で作ったなら、さすがにそう大きなものではあるまい。)

                ・・・・と。

「……な、なんだ。
 何か言いたいことでも……?」

『アーント』に反応する。

調査に何か思うところでもあるのか? 
だとしても、小角に出来る範囲をするしかないが。

「……『ルンクスの拠点は、黄金町に元からあった地下空間と繋がっている?』」

「仮に新しく作った空間だとしても……
 一から地面を掘るのは非効率だし、ばれやすいだろう。
 それなら地下から掘り進めて、新しい空間を作る方が賢明に思う。」

一応だが、元から――というのはルンクスが拠点を作る前から、ということ。

入り口は建物にはない。
つまり地表に入り口を作るなら、隠すのが難しいということだ。
ならば、入り口を地下に作ったと考える方が自然だろう。

672『小角 宝梦は火種となる』:2015/11/17(火) 02:50:16
>>667-670(青田、紫、エイノー、高遠)

四人が提案する改善策を、一つずつ吟味するフライス。

「『護り屋』に頼めるなら、それが可能ならば『問題』はない。
 費用は私が出せる。未来の為の『投資』だ」

「情報の可視化に抑止力が期待できるか?
 電話のみに制限するのは『公平』という意味では確実だが、
 ルールの穴を潜ろうとする人間が、必ず出る。
 はっきりと『ヤング・ダイヤモンド』に関する情報の取り扱いを
 禁止する方が確実だ。互いにデメリットもない」

「『命』を対価に真実を得るのは、究極的には『不可能』だ。
 それが出来るなら、強引な方法は幾らでもある。
 信用がおけず、嘘が混じる可能性がある・・・・
 その方が、この提案においては有効だろう。
 その前提で利用する程度だからこそ、危険を犯すリスクが減る」

「契約を可能とする『ジニ使い』は『2人』いるが、一人は不在だ。
 もう一人の能力は、ルンクスと比肩する危険性を持つ。
 むしろ君たちにとって、最大限、警戒を払うべき人物だろうな」

「面白い提案だが・・・・
 現状に間に合わない以上、呑むことは出来ない。
 『護り屋』に頼む方が確実だ。
 だが、もし君たちがルンクスを倒したなら・・・・」

                                「無理に決まってるだろ」

「その時は、我々も認めざるを得ないだろう。
 この町の持つ『武力』を」

「──以上。
 この場で異論がなければ、この案を『ヤング・ダイヤモンド』に掛け合う。
 それぞれに公平であり、私とスヴァルト、アーントが賛同するなら、
 まず問題なく受け入れられると思う」


                   「異論なら・・・・あるぜ」
                                    「オレは・・・・『反対』だ」

和みかけた空気を凍り付かせる、スヴァルトの一言。

>>671(小角)
>「……『ルンクスの拠点は、黄金町に元からあった地下空間と繋がっている?』」

ルルル・・・・

                 ──『YES』


アーントは、言いづらそうに小角を見やり、口に手を当てる。

「あなたが今調べているのは、ルンクスの拠点・・・・そうよね?
 でもそれは、ルンクスの居場所じゃない。
 いくら調べても、拠点に戻る気がなければ・・・・」

「おい、教える気かアーント?
 こいつらの持ち金が尽きた後で、
 思い切り笑ってやるつもりだったんだが」

「私はそこまで悪趣味じゃないわ」

「おい・・・・フライス。
 『反対』といったのは、こいつについてだ。
 『護り屋』だろうが何だろうが、
 護衛対象自身に危機感がなけりゃ、どうとでも利用される。
 口の上手い女どもに懐柔されて、利用されるのがオチだ。
 その為の『保証』を、オレは要求する。
 きっちりと自分で判断し、仕事がこなせる・・・・その『証拠』をだ」

遠方から、救急車のサイレンが聞こえてきた。
期限は確実に、刻一刻とここに向かってくる。

「ルンクスの野郎は、とっくに国内にはいねぇ。
 『高跳び』してる・・・・奴のいつもの手口だ。
 奴の能力には、射程が『ない』。
 戦う必要すらねえ・・・・『逃げ続ける』だけで勝ちが転がってくる。
 胸糞悪い『ジニ』だが、厄介極まりない」


「──あの救急車が到着する前に、ルンクスの行き先を調べて見せろ。
 住所とは言わねえ。『国』がわかればいい。
 もし調査出来れば、オレが『ルンクス』に合わせてやる。
 出来なければ・・・・」

フライスとアーントを見やり、スヴァルトは残忍な表情を浮かべた。


「・・・・オレは敵に回る。
 『ヤング・ダイヤモンド』二人が相手だろうがな」

673ようこそ、名無しの世界へ…:2015/11/17(火) 03:09:16
>>672
ふむ、とスヴァルトの出題に顎を抑える。成程そりゃキツイ。だが。
「一案、南アフリカ共和国。二案、ナミビアなど南アフリカ諸国の何れか。取り敢えず『故郷』に引くとすればこの辺りか。
三案、プライベートバンクの信頼性が高いため金銭的問題が薄いスイス。
ぱっと思いつくのはこの位か?」

当てられれば問題は無いし、そしてそれは数打ちである程度補える。
ああ、先ほど拾った携帯で、ルンクスの携帯番号を確認する。何か特筆すべき点はあるだろうか?

674青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/17(火) 03:21:39
>>673はミス。
>>672
ふむ、とスヴァルトの出題に顎を抑える。成程そりゃキツイ。だが。
「一案、南アフリカ共和国。二案、ナミビアなど南アフリカ諸国の何れか。取り敢えず『故郷』に引くとすればこの辺りか。
三案、プライベートバンクの信頼性が高いため金銭的問題が薄いスイス。
ぱっと思いつくのはこの位か?」

当てられれば問題は無いし、そしてそれは数打ちである程度補える。
ああ、先ほど拾った携帯で、ルンクスの携帯番号を確認する。何か特筆すべき点はあるだろうか?
また、ttps://itunes.apple.com/jp/app/xie-dai-dian-hua-zhui-ji-wan/id460832829?mt=8
を試してみる。もとより期待薄、あまり期待はしていないが。

675小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/17(火) 17:39:30
>>672(GM)

(よし、これなら地下道なりを探せば……)

「それは……きみの言う通りだ。
 しかし、ルンクスは黄金町で今後も拠点を使う。
 それにだ、ここ数日にも、何度かは拠点を使って……」

ルンクスは明日この町のどこかを訪れる。
そして、数日前には黄金町内の拠点にいた、という。
黄金町内にいて、継続して拠点を利用する意志があるなら――

        ・・・・

            「……国外だと?」

それは――

「ば、ばかな……いや……そうか、それが一番、け、賢明はあるが……」

(もしそうなったら。どうしようもないから……
 はじめから、外していた選択肢……! ま、まさか。)

この調査は初めから――

(無駄だったのか……!?
 いや、明日には黄金町に来るらしいが……
 それに、定期的に帰ってきてもいるようだが……)

国外にいる時点で、いや、国外逃亡がルンクスの選択肢にある時点で追跡は不能だ。
『イル・ソン・パティ』は調査をする。しかし追う人間の足には、限界があるから。

「……き、きみが。きみが確実にルンクスを連れてきてくれる、方法はあるんだね?」

    (か、考えなくては。
     こう思うのは今日何度目だ?)

          (解決策はみんなが考えてくれた。
           わたしの調査は、全てにおいて無駄だった。)

                (そして今、結局のところ……
                 わたしの身はわたしが守るということか……)

     チラ

そういえば今、何時だったろうか?
自分の身は自分で守る。

        「……」

            ググ

眉間の辺りを押さえる。

「……『ルンクスの行き先は南半球の国家であると、わたしは考えている。この思考は正しい?』」

質問する。行き先とはもちろんだが『逃亡先』のことだ。

別に北といっても良かったのだが――本命はどちらかといえば南。
候補を完全に絞り切れるほど、情報はない。時間もない。山カンに賭けるより多くの候補を減らそう。

救急車はまだ、少し遠方だ。
あと一度か、二度は、調査機会はあると考えて自然だろう。

(不思議と、頭が回る。それほどわたしはしにたくないんだな。)

(それに……せめて、ウィルくんの依頼だけは達成しなくちゃ。)

今後生きる中に希望があるのだろうか?
調査道具としてでなく、自由の中で生きられる日は来るのだろうか?

「あ、あ……青田くん。
 モナリザは……ルンクスについて、何か言っていたかい?」

(しかしなぜまた、モナリザなんだろう?
 それもそういう能力だから、といえばそれまでだが……)

        「居場所はともかく……
         やつの動きをにおわせるようなことを。
         いついつにやつと会ったとか、そういうことを。」

……ホームズの言に従い、『聴取』する。
この中で、今現在唯一ルンクスの手先と会話したであろう彼に。

(大本命は――青田くんも言っているように、アフリカだ。
 しかし……どうにも、ひっかかる。本国とやらは多分ルンクスにも任務を課している。
 なら、任務の達成もせず、ウィルくんのために逃げ帰ったところで、庇護はないんじゃないか……?)

そう考えるに、本国に帰るのは……最善手を取りに来た奴にとって、完全な最善手だとは思えない。

質問回数は救急車が来るまでの時間と何ら関係ない。
ないヒントでも、聞けることは聞き続けよう。

(そもそも本当に国外にいるのか……日本は、北半球だ。)

                          ・・・・さて、どう出るか。

676青田『トライブ・コールド・クエスト』:2015/11/17(火) 19:33:33
>>675
「モナリザは……君を確保したらルンクスが今夜、あるいはすぐ褥に来てくれる、という口約束をしていたようだった。
尤も、ルンクス側が本気だったかは解らない。本気だとしたら……飛行機を含めても今日中に来れる範囲である、
あるいはモナリザの本物があるフランスの可能性もあるな。」

(そして今は朝方、学校が始まっている時間だ。
『今夜』の定義にもよるが、暫定的に22時と考えると、かけられる時間は15時間、あるいはそれを切る。
最寄りの空港は中部国際空港。その場合ここまで車で飛ばしてもそれなりに時間はかかるし、
確保を確認したり、小角さんに能力を使用する事を考えたら、移動時間に加えて安全マージンを持つだろう。
よってフライト時間が10時間行っている国、という事は無いと思う。)
こうした考えから、
・ここまで中部国際空港から車を飛ばした場合の移動時間
・モナリザの上記発言時のおおまかな時間
以上二点を思い出したい。

677エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/17(火) 21:39:33
>>672
「フライス氏の『公正』とアーント嬢の『寛容』そして
 スヴァルト氏の『提案』に感謝する」

ヤング・ダイヤモンド3人に誠意をもって一礼する。
そして部屋の全員に語りかける。

「今から私は1分ほど外す、『不安』なら好きに『保険』をかけたまえ。
 目的は『世界地図』か『地球儀』の確保だ。
 小角君、『質問』の初期段階を依頼したい。まず『ルンクスは
 北半球にいるか?』『ルンクスは6大陸にいるか?』
 ――――日本、イギリス、マダガスカル、スリランカ、台湾、
 キューバ、世界には『島嶼国家』もあるのでその確認になる。
 紫探偵、は小角君のサポートがあるか、青田君と、
『クレモンティーヌ』の操作と負傷に障らない範囲で高遠君にも
 お願いがある、『この5日』の航空便と船便の国際線をチェック
 して欲しい。できれば『韓国』と『ベイルート』の空港の発着便も
 お願いする。この『日本』と『直通便』を『毎日』往来させている
 国は多くないのでその2空港経由になるだろう。『船便』は
 行けて韓国と中国、せいぜいインドネシアだろう。小角君に
 頼んだ先の質問2つと併行で良いので頼む。私も地球の国
 全てを知っている訳ではない、そこからは持ってきた『世界地図』
 と『地球儀』で『当該国』を絞る」

了解が得られれば部屋を出て探し物を見つけて戻ってくる。
異論があれば先に聞く。
最悪スマートフォンの画像でも良いがせめてB4サイズで俯瞰できる
『国名入り世界地図』があるのが一番やりやすい。

678高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/17(火) 22:06:32
>>672
「わかったわ……」

スヴァルトの主張に、うつ伏せになろうと頑張りながら成果を返すべく返答する。

敵の要求事項は固まった。『ここで成果をだし』『ルンクスを倒す』そういう事だ。


「『今この瞬間』、『どの国に行くつもりか』を突き止めればいいのね」


>>675(小角)
「待って! 一人でやると多分、手が足りない」

おそらく、ここでイルソン調査に手を化す事も
『武力』の一種として認めはする……と思う。

「手がかせる者(ヨハネスブルグ3人は置いとくとして)
 が加入出来るようなテーマ変更は、出来ない?」


>>677(エイノー)
「調べるわ……電話……あったかな」

さっきのカバの衝撃でぶっ壊れてなければ出来る調査を開始したい。
場合によっては人のでも良い。航空便と国際線のチェックだ。

ティーヌさんはとりあえず愛川の状態を見ながら踊っていてもらう。
なんせ持続力A『超スゴイ』だ。愛川には悪いが死ぬよりはいい。 が、まずそうな状態があったら教えてもらう。

679小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/17(火) 22:22:27
>>678(高遠・会話)
>>675(小角・追記)

「て、テーマ変更……?
 ひ……ひとつだけ、ある。確実ではないけれど……」

(できるのか……? フライスの言うことにも、一理はある。)

(そもそも……わたしの手でやらなければ、いけないのでは……? ルールとかではなく……)

           (……だが。)

しかし。

しかし――やらねばならない。
事実、手を借りれば質問数は爆発的に増えるのだ。

小角 宝梦は探偵を夢見る。
ゆえに、ここで終わるわけにはいかない。

「……スヴァルトっ! た……探偵の調査には『協力者』が、つ、つきもの。」

「『質問の輪』を、ひ、広げることは許されるのか……!?」

いちいち聞くのも癪だが……今、生殺与奪の全ては奴の手にある。

ここで逆らったり、余計な事はしたくない。

「……どちらにせよ! テーマ変更!
 い……イルソンくん、あれを再びやるぞ……『全て』だ!」

……質問(>>675)が終わり次第、テーマを変更する。

「もし許されるならば! く……加われるものは、わたしの調査に加わってくれ!」

質問の輪。

小角の、『イル・ソン・パティ』の、最大の利をここに再び。

680高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2015/11/17(火) 22:39:25
>>679
「えぇ…それと一つ『お願い』」

「私の手の届く所まで、『イルソン』君を持ってきてくれない?
 ちょっと、這いずってくのはしんどいかも」

681小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/17(火) 22:53:39
>>680(高遠・会話)
>>675 >>679(小角・追記)

「あ……う、うむ、失礼。気が回らなかった……」

スヴァルトから許しが出たら、高遠に近付く。

682エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/11/17(火) 23:12:58
>>679(小角)
「先の話(>>677)を踏まえて『そうした方が良い』かね?
 それであれば君の決断に賭けよう」

小角が望むなら自案を棚上げして『調査の輪』に参加する。

683紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』:2015/11/17(火) 23:39:55
>>672(GM)

   「――――なるほど、それは良いことを聞きました」

国か!
『国』だけ当てれば、それで決着か!
いいさ、望むところだ。
それこそ―――――ああ、『名探偵』の出番だろう。


>>679(小角)

   「ええ、参加しましょう。私と――――『ホームズ』も」

『質問の輪』に、加わろう。

   「時間は無い。可能性はいくらでもある。
    だけど、『推理』はできる。
    シンプルに考えれば『ヨハネスブルグ』のある『南アフリカ共和国?』
    あるいは『モナリザ』がいたことを考えれば『フランス』でしょうか?
    それとも、何度か黄金町に寄っているようであることを考えると至近の『韓国』や『中国』かもしれない」


   「さぁ――――――『名探偵』を、続けましょう」

684小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/11/17(火) 23:51:38
>>682(エイノー・会話)

「……エイノー先生の話もいいとは思う。
 しかし調査に賭けられる時間は、長くはない。数も。」

「協力が許されるなら――
 質問の輪が、いい。
 で、でも、地図を探すのは無駄ではないと思う。
 輪は効率は上がるけど、人数が増えすぎてはもたつくんだ。」

加われるものは――と、言った。
つまり、他に何かあるのなら、無理に輪に入る必要もない。

                ・・・・エイノーに策ありなら、少し任せよう。

「そ、それとだね、もしチェックするなら三日以内でいいはず。
 ルンクスは三日以内に、黄金町の拠点を使っているようだからね。」

「そして……青田くんの話! ルンクスはこの日本からそう遠くないか――」

                   「……あるいはモナリザに一番近い国にいるんだろう。
                    あまり『虱潰し』が効果的な状況とは、お、思えない……」

遥かアフリカの大地から今夜までに黄金町に――普通なら物理的に無理、というものだ。

拠点に来たのなら交通手段も使ったんだろう。
そして、また使うんだろう。海外へ引き上げるのだろう。

               ・・・・卑劣で下劣だが、効果的ではある。
                  事実、この拠点への立ち寄りに調査をかく乱されたのだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板