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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1
491
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/10/23(金) 00:14:41
>>490
(高遠、回答)
>・自分ともう一人分の、つまりクレモンティーヌを出すだけのスペースも、今この瞬間は無い?
先刻にしたように、穴の前周辺の窓際には空間がある。
現在位置は同じ。
>・机の形状や床などに固定されているかを知りたい。
机は一般的な長机四つが中央に集められたもの。
会議室にあったものと同じなので、固定されていないことを知っている。
492
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2015/10/23(金) 00:32:46
>>491
感謝。
>>483
「……この『音』かぁ」
絵画とは多少読みが外れたかも知れないが、嘆いても仕方ない。
起きたことを推測し、起きそうなことを予測していくしか方法はない。
(殺す、なんてセリフとは無縁の世界に生きてそうだけど)
クレモンティーヌをテンポ・ハイで発現
中央の長机を穴と反対側の壁に向けて蹴り飛ばす事でエイノー退避のスペースを確保するとともに
サソリが来るまでに時間があればもう一回転し、
穴を作る時にふっ飛ばした瓦礫からエイノーに当たらない位置のものを、スピーカーに叩き込みたい。
(あえて言ったのは『護衛対象』への脅し、か。結構適応してんじゃん『ヤングダイヤ』共)
493
:
青田『トライブ・コールド・クエスト』
:2015/10/23(金) 06:25:32
>>488
回答感謝。
――――――――――――――――――――――――――
>>484
目は開かず、モナリザの視覚を受信に成功する。
しかし、発信に次々先ほどは無かったレベルの斬新さを加えて行くしかないようだ。そして、彼我の能力の都合上、
視覚的情報は伝えたくない。というか既に聴覚に依存しなければ伝達がキツイ。
しかもこの衝動、アンテナの発現すら難しくなっている。
――あれがある。情報を吐きつつ聴覚でかつこれまでこの方法を取っての伝達は無い筈。
「モナリザは
ルンクスの事
好きみたいだ
何か能力
受けてるのかも」
と、小声だが君が代のリズムに乗せて『歌う』事でレコーダー越しに味方に聞かせたい。
かっとんでいるような気もするが、試してみる価値はある。
衝動は解消されるだろうか?
解消されるようなら距離を取りつつ、八木アンテナを発現、足の甲に設置したい。
(そもそも、現在のこの衝動を砕いて散らさなければ攻撃もままならない可能性は高い。
こいつは倒す必要がある。液蜘蛛も視認時点で能力が発動すると考えると、まだ発信手段が多彩な俺が相手するのが良さそうだ)
494
:
愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』
:2015/10/24(土) 00:07:11
>>489
(追記・変更)
「あっ、やっぱ今の質問待ってください、ナシ!」
質問を取りやめる。
「このスヴァルトとかいうのを再起不能にしちゃったら
ビビってルンクスが逃げ出すかもしれないじゃないですか!
いや、今も調査を監視して行動をどうしようか考えてるのかもしれない!
相手がリアルタイムで『予定』を変更してるのなら、こんな調査は無駄です!」
「『ルンクスはこの『イル・ソン・パティ』による調査が始まってから、調査を原因にして黄金町での予定を変えたか?』
この質問でお願いします!」
改めて質問をする。
495
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/10/24(土) 00:30:50
>>483-484
(GM)
>>494
(愛川)
「そ…………そ、そんなものっ!
そ、そこまで言われて、『はい』というやつはいない……!」
「きみに従うなんてことはしないっ!」
(こ、交渉どころか……脅しですらない!
む、むちゃくちゃだ……これがヨハネスブルグかッ!?)
言うことを聞かせるための飴すらない。
まさに言葉通り、信用する気などないのだ。
とんでもない奴だ、と再認識する。
(し……従ったところで約束を守るはずがない!
こんな奴に……こんな奴に私は、屈しかけたのか……!)
要するに……無茶苦茶過ぎて、かえって目が覚めた!
あるいは麻痺か? それでもいい。今を進めるならば。
「い……いい質問だぞ愛川さん。
言われてみればそうだ。奴が調査を傍受している可能性!
め、目を逸らしていたが……こうも見つからないとなるとありえる!」
戦いは自分の役目ではない。調査に集中だ。
ルンクスをどう追い詰めるかは、愛川の質問の答え次第だが――
(……まてよ? 液蜘蛛?)
「……そうだっ! え、液蜘蛛を青田くんに向かわせるのはどうだ?
たしか簡単ないうことは聞いてくれるんだろう、き、きみのスタンドは。」
「なら、彼を助けられるのでは……!?」
愛川に提案する。
まだ、能力のトリガー――命令はしない。
496
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/10/24(土) 00:38:18
>>485
(紫)
ガァア──── ン!!
狙い過たず、銃弾はスピーカーに命中し、
不愉快な『ヤング・ダイヤモンド』の声を停止させた。
質問を促しながら、紫は壁の穴を見やる・・・・
「『蠍』だと!?皆気を付けてくれたまえ!」
エイノーの声の直後、何かの破壊音が轟く。
今のところ、穴から何か出てくる様子はないが・・・・
>>486
>>492
(エイノー、高遠)
警告を発しつつ、壁を蹴り、後退するエイノー。
バラ バラバラバラ!!
無数に落下する『蠍の雨』のエリアから、脱出を狙う。
同時に、高遠は『クレモンティーヌ』を発現。
ドッゴォ!
最初の回転から蹴りを見舞い、
会議机をまとめて西の壁に叩き付け、スペースを確保。
受け身抜きで最速の離脱を図ったエイノーの背中が、
机に衝突するのを防ぐことが出来た。
(その為、まだ『カートリッジ』は取り出せていない)
ガッタァァア────ン!
クルン♪
ゴッ!
──ドゴォ!
続いて、つま先で瓦礫をキック。
狙いはややずれるも、スピーカーには命中し、
太鼓の音を停止させた。
・・・・だが、エイノーはその寸前に、鋭い痛みを感じる。
壁を蹴った為、最後まで残った右脚だけは、蠍から逃れ損ねた。
スピーカーが壊れた瞬間、無数の蠍も消えたが、
刺された傷口は残り、異質な痛みを放っている・・・・おそらくは『毒』だ!
>>489
>>494
(愛川)
着信を無視し続けると、
やがてあきらめたように電話は押し黙った。
そして、質問は愛川の番だ。
>『ルンクスはこの『イル・ソン・パティ』による調査が始まってから、調査を原因にして黄金町での予定を変えたか?』
ルルル──
──『NO』
>>495
(小角)
スヴァルトのあまりの無法ぶりは、
かえって小角を奮い立たせることになった。
実際、それは明らかに交渉ではない。
小角を騙そうという気配すら存在しない。
力づくで従わせる・・・・ただそれだけだ。
語り口調から見て、愚かなようには思われないが、
秘められた戦略があるのか──もしくは『排斥主義者』なのか。
小角は改めて、
愛川に『液蜘蛛』を青田に向かわせることを提案する。
レコーダーからは、一定間隔で青田の通信が入り、流れてくる。
彼が『モナ・リザ』と相対しているのは間違いない・・・・!
497
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/10/24(土) 00:38:36
>>493
(青田)
小声でボソボソと、『モナ・リザ』のことを歌にしてみる。
この声は、レコーダー越しに仲間にも伝わるはずだ。
・・・・『情熱』が、速やかに引いていくのを感じた。
歌という『オリジナリティ』がいい。
出来に関してはともかく、青田という個性を通して『モナ・リザ』を表現できた。
『初めて』にしては・・・・上出来のはずだ。
ス スス
動けるようになったことで、『2m』後退する青田。
さらに後ろにはソファがあり、隠れることも出来なくはない。
だが、それ以上の後退を、『モナ・リザ』の視界が許さなかった。
ゴ ッ
青田の脳内にあった、男視界の画面が、
真紅に染まり、その後、暗転した。
『モナ・リザ』の視線が、男の倒れた隙間を見つめている。
囲いの向うに映っているのは、目を瞑り、後退した自分の姿だ。
咄嗟に足を止めたが・・・・果たして、気付かれなかっただろうか?
(アンテナはまだ設置していない)
「出来た!出来たぞ!オレは現代の『ダ・ヴィンチ』になるッ!」
「・・・う、うわぁああああああ〜〜〜〜!!!!」
学生の一人が絶叫し、入口方向に逃げていくが、
『モナ・リザ』は追おうとしない。
498
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2015/10/24(土) 00:57:49
>>498
「ッ……とりあえず『これ』が一番早いかね」
ネクタイで右足の腿をきつく縛り『F・O・Q』で刺された箇所を
破いて痛む箇所に電熱ライターをねじ込む。
余裕があれば『F・O・Q』の指を腿に刺して『瀉血』も試みたい。
「まあすぐ死ぬ事もあるまい。蠍が消えて良かったよ」
499
:
青田『トライブ・コールド・クエスト』
:2015/10/24(土) 22:59:29
>>497
衝動は消えた。ここからは時間稼ぎになる。本体の目を閉じたまま、素早くモナリザから距離を取りたい。
距離が開いている間に八木アンテナを発現・設置してしまいたい所だが。
まだ設置していない、というのが発現済み、という事なら設置してしまいたい。
(……狙いは投擲者、この俺の筈だ。故に、)
意図的に目立つ事で、視線を誘引する。こちらを見て貰わねば困るし、小角さんの確保を優先されるのはより困る。
向かって来て八木アンテナが間に合わない場合、左手に設置した携帯電話のアンテナを目狙いで射出し対応させる事で隙を作りたい。
もしこちらを無視すれば、その場合は八木アンテナを手首に設置、モナリザに設置したアンテナの位置からモナリザの状態を推測、打撃が当たる瞬間にエレメントを槍にして発射する事で威力の底上げを行う。
500
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2015/10/25(日) 13:37:58
>>498
解説
『スタンド』であれ『毒』が物理効果なら汚染部位ごと焼けば
無効化もすれば『瀉血』も治療とはいえないが次また傷を焼けば
血止めにはなる。
『呪術的効果』だった場合、以上が無効な事で『それ』がわかる。
先の学生の『蛇』が見えていたので『物理効果』である事に賭けての対応。
501
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2015/10/26(月) 01:03:53
>>496
「……音源はコレで2つとも壊せたかしら」
エイノー先生が毒を受けてしまったようだ
自力対応しようとしているので一旦ソレを置く。
太鼓の音は聞こえるか。また、部屋の中の空間に敵対的なスヴァルトの生物が出ていないか
テンポを平常ぐらいまで下げつつ回転する視界で確認したい。
また、それらが見えなければ穴から調査組の安否を確認したい。
見づらければクレモンティーヌを解除しても。(ティーヌさんは不服かもしれないが)
502
:
愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』
:2015/10/26(月) 01:18:59
>>496
「エイノーさん大丈夫ですか!?
ううっ、早くスヴァルトを殺してスタンドを解除させないとエイノーさんが猛毒で死んでしまいます……
敵は『音』を操るスタンドなんでしょうか……」
エイノーが心配になった。
「液蜘蛛で青田さんを助ける……?
小角さん! それはいいアイデアですね!
さあ、わたしに命令しなさい!」
小角に命令する。
503
:
紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』
:2015/10/26(月) 02:59:48
>>496
(GM)
「ふむ」
「……相手は宝梦ちゃんがここで調査していることを知っているのに、予定を変えていない?
となると、確実に仕留めるつもりなのか、それともよほど自分の逃走経路に自信があるのか」
疑問に道筋を与えてくれる『名探偵』は、今や紫の中だ。助言は期待できない。
しかし、問題は無い。
この場に『名探偵』は二人いるからだ。三人いるに越したこともないのだが。
「……しかし、『蠍』ですか。
音を媒介に、動物を生み出して操る能力? それとも、自然環境そのものを再現する能力?
いずれにせよ、レパートリーは豊富そうですね。
仮に『象』なんかが出てきたらどうしてくれましょうか」
拳銃では、流石に象の相手は心もとない。
せめてライフル銃は欲しいし、それでも即死させるのは難しかろう。
いずれにせよ、周辺の警戒は怠るまい。
>>502
(愛川)
「ちなみに、人間のような大型哺乳類を死に至らしめるような猛毒を持つ蠍はごく一握りですよ。
特にエイノーさんぐらい大柄な成人男性であれば、少なくともすぐに死に至るということはないかと。
無論、スタンドで生み出された生物に現実の常識がどの程度通じるのかと言うのは疑問が残りますがね」
軽くフォローをいれつつも、『命令』とやらは小角に任せよう。
自分は愛川の『スクリーム・アウト・ラウド』の詳細な説明を聞いているわけではないからだ。
504
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/10/26(月) 23:14:46
>>496
(GM)
>>502
>>503
(愛川、紫)
ルルル──
──『NO』
「ほっ……」
「……よ、よかった。調査の意味は、今のところ潰えていないか。」
前提ではあるが……喜ばしい。
(あ……青田くんも頑張っているようだ。
敵は『モナ・リザ』…… よくわからない能力だが……)
とにかく、一人で戦い続けるのは危険だ。
液蜘蛛は融通は効かないが、強烈。悪くない増援のはず。
「よ……よし、命令だ!
ええと……一階まで移動して、青田くんが戦っているモナリザ女を倒せっ!」
こんな感じだろうか――?
まあ間違ってるならそれは愛川が判断し、発動しないなりするだろう。
そこまで面倒も見きれない。
「う……上手くいくといいが……
そ、そうだ。質問をしよう、質問を!」
待ってる時間などあってはならない。
もう一周、このテーマで行こう。
(現在の出費額:18万)
「『ルンクスは明日、黄金町地図の上半分に位置する場所を訪れる予定を立てて行動している?』」
予定、にテーマを切り替えた方がいいかもしれないが――
それだと、細かな点の確認が出来なくなる。
「……さ、蠍……?」
エイノーの状況は良くわからないが、危険なのはわかる。
とはいえ、何をしてやれるわけでもないが……
505
:
愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』
:2015/10/26(月) 23:53:27
>>504
(小角)
「はい、わかりました!」
すでに出しているスタンドを解除し、『スクリーム・アウト・ラウド』を発動。
形式上の敬意を持つ小角の『青田くんが戦っているモナリザ女を倒せ』という命令により
『液蜘蛛』を『4匹』発現。
指令は『1階の、青田がいたはずの場所の方向に向かい、モナ・リザを探して追いかけて触れろ』とする。
「青田さんの大怪我は、わたしの持ってるお金が治療費になるくらいの程度だといいんですけど……」
506
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/10/27(火) 00:49:25
>>498
>>500
(エイノー)
脂汗が一気に噴き出すのをエイノーは感じる。
鋭利な刃物で傷口の周囲を突き刺されるような痛み。
電流のような痺れ・・・・それらが一気に、右脚を駆け上ってくる。
ネクタイを取ると足を縛り、向う脛の傷口に電熱ライターを当てる。
傷口が焼ける匂いを嗅ぎながら、激痛をこらえた。
シュウウウ・・・・
焼いた傷口から立ち昇る煙。出血は止まった。
傷口はみるみる腫れ上がっていくが、指を突き立て『瀉血』を施すと、
次第に痛みは引き始めた。
右脚の痺れは続いているが、強くなりはしない・・・・
本物同然の毒ならば、こうまで対処が効くとは思われないので、
おそらくは『蠍』の解除が、毒を急速に弱めたに違いない。
少なくとも『呪術的効果』ではなかったようだ。
部屋の中央では、
高遠がスタンドと踊りながら周囲を警戒している。
脳に直接入ってくるような曲とリズムが部屋に流れている。
太鼓の音ではない、心落ち着く調べだ・・・・
>>501
(高遠)
隣室から漏れ聞こえていた太鼓の音が、銃声とともに止まった。
『クレモンティーヌ』によって流れる音楽の影響はあるも、
太鼓の音を聞き逃すほどではない。音源はどちらも破壊した。
高遠は回転しながら、室内を警戒する。
『蠍』は消えた。他に動物が現れ出る気配はない。
一旦、穴から戻り(スタンドは解除)、調査組を確認するが、
紫がいつのまにか拳銃を握っている他は、異常はない。
『質問』は継続して続いているようだ・・・・
会話の内容から、愛川が『液蜘蛛』を青田に向かわせる流れだと知る。
>>499
(青田)
目を閉じたまま、可能な限り速く距離を取る青田。
視界は『モナ・リザ』のそれを代用し、『名画の女』から『8m』ばかりも離れた。
ズギュ!
そこで『八木アンテナ』を発現(長さは『何cm』のものか?)、脚の甲に設置した。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
『モナ・リザ』の視界が握られたスマホに移り、電話番号を入力する。
すぐに青田を視界に収めながら、会話を始めた。
「──旦那様。
スタンド使いに攻撃されました。
『アンテナ』のようなものを生み出す能力です。
私にも何か投げつけてきました」
ゴ ゴ ゴ
「『小角 宝梦』の捕獲を優先しますか?
それとも、スタンド使いの始末を・・・・?」
──キキ キキ!
その手の『ガイドポール』が床のタイルを削り、悲鳴を上げさせる。
「はい。はい。なるほど・・・・承知しました」
バツ!
突如、『モナ・リザ』の視界が消滅する。
設置した『携帯アンテナ』の反応がない──破壊されたようだ。
目を閉じ、投げたのが失敗だったか。
薄手の着衣の女は、想像以上に『接触』に敏感だったようだ・・・・
「はい。はい。
『青田 普』・・・・『トライブ・コールド・クエスト』・・・・」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
507
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/10/27(火) 01:06:47
>>502
>>504
>>506
(愛川)
小角のアイデアを実行に移す愛川。
「よ……よし、命令だ!
ええと……一階まで移動して、青田くんが戦っているモナリザ女を倒せっ!」
「はい、わかりました!」
ゾロォ ォ
唇から赤い液体が吐き出され、
床にたまったそれが『蜘蛛』の形を取った・・・・数は『4匹』。
ジュルゥウウウウ
『命令』を理解したのだろう・・・・
揃って『液状化』し、床に溶けるように姿を消した。
愛川には、およそその位置が把握できる。
重力に従い、見る間に『一階』に到達したようだ。
.
>>503
(紫)
これまでの状況から、スヴァルトの能力を推理してみせる。
『調査』を継続し、小角を護る必要がある今、
その推理こそが、生死を分けるかもしれない。
>>504
(小角)
そして小角はテーマを継続し、『質問』する。
>『ルンクスは明日、黄金町地図の上半分に位置する場所を訪れる予定を立てて行動している?』
ルルル・・・・
ル ル ル
──『NO』。
『コイン』は迷った。
508
:
紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』
:2015/10/27(火) 03:06:03
>>507
(GM)
「ではそのままに、『ルンクスは明日、黄金町地図の下半分に位置する場所を訪れる予定を立てて行動している?』」
質問を、『イル・ソン・パティ』に。
「……調査、モナリザ、スヴァルト」
「今更ながら、両の手に余りますが……
一個一個片付けていくしかありませんね」
「部屋の鍵、閉めときますか?
それだけでも入ってこれる動物は限られてきますし、多少の足止めにはなりますが」
ちなみに先ほど『象』を例に挙げたが、恐らく象が出てくることは無いだろう……と考えている。
理由は単純。重いからだ。
『アフリカゾウ』の体重はおよそ『8t〜13t』ほど。
冷静に考えて、床が抜ける。ここが三階である以上、象が襲い掛かってくる可能性は低いだろう。
そもそもサイズ的に廊下を歩けるかどうかすら怪しい。似たような理由でサイやカバも厳しいはず。
ならば警戒すべきは……手先が器用で力が強い『ゴリラ』や『チンパンジー』などの類人猿か、
あるいは素早く獰猛な『ライオン』や『ハイエナ』などの猛獣か。
蠍の群れ等も十分に凶悪ではあるが、それでも対処は可能な範疇だ。
509
:
愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』
:2015/10/27(火) 09:25:47
>>506-507
(GM)
「……これ、本当に役に立つんでしょうか?」
床をすり抜けていく液蜘蛛を見送りながら一人ごちる。
『モナ・リザ化』は明らかにスタンド能力であり、『解除』や『変形』ができる可能性がある。
相手がモナ・リザでなくなってしまえば、もはや液蜘蛛は役立たない。
しかし『戦っている女』などの曖昧な『指令』では、青田の挙動次第では攻撃できない。
『女』くらいにシンプル化しては周囲の生徒に襲い掛かるだけだろう。
頭上の優位はあるが、『不意打ち』にはならない。
敵は小角たちと同様に愛川の能力をおおまかに知っているだろうし
現在のこちらを監視しているのだから、今『液蜘蛛』を出したことにも気付いているはずだ。
複雑な局面ではあるが、液蜘蛛の速度と本体の消耗、命令一つにつき一群という縛りを考えれば
『やはりこの指令は成立してなかったのでナシ』と一々やりなおすのは難しいのが辛いところだ。
「わたしがエイノーさんのスタンドだったら、床をブチ壊して青田さんたちを助けに行くのになあ……
『相手を認識すれば発動する』って効果を知ってて、わたしに壁を殴り壊すような強力なスタンドがあれば
絶対あんな変なのに負けないのに……」
とはいえ敵を撃破できなくても、攻撃で驚かせられれば、青田の逃亡の手助けには十分なるはずだ。
……彼がまだ逃げられる状態であれば。
「みんな一生懸命戦っているのに、なんでわたしだけ役立たずなんだろう……」
思えばこの調査を始めてから、愛川は何もしていない。
提案は全て否定され、質問は『無効』ばかり、自分の意思で液蜘蛛を出したことはなく、
能動的な『カズを呼び込む』という行為は一同を窮地に追い込んだ。
自らの無力さに、深くため息をついた。
液蜘蛛の居場所は常に意識しておこう。
『モナ・リザ』が2階に登ってきたり、いなくなったりすれば、液蜘蛛の挙動で分かる可能性がある。
「それで、これからどうするんですか?
このまま調査がうまくいって『ルンクス』の居場所が分かったところで、『スヴァルト』が死ぬわけじゃないですよね。
そのときになったらテーマを変更するんですか?」
紫たちと話しながら、持ってきていた『飲み物』から水分の補充をしたい。
510
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2015/10/27(火) 20:10:40
>>506
「……どうやら『何とかなった』らしい。高遠君感謝するよ。
では青田君達を連れて戻るよ。何、すぐだ。『戸締り』を
お願いする」
高遠に感謝を述べ腿のネクタイを巻いたまま緩めて廊下に出る。
相手に『必殺』手段がある以上ショートカットは諦め階段に向かう。
もし誰かに呼び止められたならその時は『待つ』、『この場で必要とされている』
からだ(例外:愛川の『命令』の要求(エイノーである必要性が低いので)。
511
:
青田『トライブ・コールド・クエスト』
:2015/10/27(火) 21:56:51
>>506
失礼、八木アンテナは
>>165
で発現した物と同一。
設置したら左手でつかみ、左半身を前に出すように半身になり盾のように構える。
これにより左半身に意識を割き、
同時にttp://www.fujikura.co.jp/00/gihou/gihou107/107_06.html(画像はurl内のpdfにあり)を発現、
背中を通して落として踏む形で自身の右足の靴裏に設置しておく。
フィルムだし、そう容易く壊れはしない、と思いたい。
「……成程、こっちの情報はある程度得ている訳だ。
だが、今日の具体的な面子は解っていないな?今俺の事を認識した訳だからな。
今のうちに俺を叩いて情報共有を妨げるか?それとも、『小角宝梦』の回収を優先するか?」
そう言って、やはりレコーダー越しに伝える。今度伝えるのはモナリザの『目的』だ。
小角さんの確保。その事さえ伝われば状況は大きく変わる。
モナリザの足音に注意、真っ直ぐ接近してきているだろうか?
512
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/10/27(火) 22:06:58
>>507
迷いのメカニズムは何となく察せる。
そして……回答の精度は変わらない。
融通の効かない能力の、融通の効くところ。
(問題ない、問題ないぞイルソン君……)
「この調子で……虱潰しにしていこう。
いつかは絶対見つかる……見つけるんだ。」
「もちろん、なるべく早くがいい……」
グイ
額の汗を拭く小角。
今は敵がいない。質問も自分の番ではない。
「……一つ一つ……で、出来ることをしていくしかないさ。
液蜘蛛がモナリザを倒してくれるかは、そうだね、わからないけど……役には立つんじゃあないかな……」
細かに設定した条件は攻撃には役立つが、かえって突破されやすさを高める。
まあ、それを突破するために動くなら、青田は多少戦いやすくはなるだろう。
・・・・融通の効かないスタンドだ。お互いに。
「スヴァルトのことは……うう、本当にどうしようか。
ルンクスのことすら、満足に調べられていないのに……能力だって調べたい。しかしこうなっては……ううむ。」
ルンクスは言わば『他人事』だ。
そうは言っても大切な他人だが……自分達が戦う相手ではない。
スヴァルトや、モナリザは違う。
今まさに戦っている相手だ。彼らをなんとかせねば、調査は無に帰るし、そもそも死ぬ。
・・・・どうするか。
とりあえず周囲を見まわそう。
何か……動く物とかはない? 小まめな警戒は安全に繋がる。
513
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2015/10/27(火) 23:18:42
>>506
(GM)
拳銃は、探偵と言えばつきものだが……。
コレも彼女のスタンド能力の一端だろうか
「……音の響く箇所、かな」
蛇がホワイトボードから出てきたりサソリがスピーカーから出てきたりしていたが、
どうもそのへんのようだ。
奴が放送室を手に入れた時点で『占拠』はなされていた(
>>473
)というわけか。
相手がこちらの行動を把握していたような言動も、音の範囲内で感知する機能でも有るのかもしれない。
となると、相手はそこかしこから出した危険な生物をけしかけてくる可能性があるか。
エイノーが出るというのならとりあえず廊下を見に行く。
>>510
(エイノー)
「……気をつけてください。
こちらを狙ってるのは『モナ・リザ』だけではなさそうですから」
514
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/10/28(水) 00:01:53
>>508
(紫)
>『ルンクスは明日、黄金町地図の下半分に位置する場所を訪れる予定を立てて行動している?』
ルルル・・・・
ル ル ル
──『NO』。
『コイン』はやはり迷った。
>>509
(愛川)
『液蜘蛛』を見送れば、他にやることはない。
自身の無力さに嘆息する愛川。
果たして、自分に残された『役目』はあるのか・・・・?
紫たちに質問しながら、水分を補給した。
>>512
(小角)
じっとりと額に汗が浮かぶのを感じる。
自分たちは追い詰められている。
『盤上』で『ルンクス』を追い詰めながら、現実で『スヴァルト』と『モナ・リザ』に追い詰められている。
この帳尻をどう合わせるのか・・・・愛川の疑問はもっともだ。
紫の質問を聞きながら、せめてもと周囲に注意を払う小角。
エイノーの呼びかけを聞いた高遠が、廊下に出る扉の前に立つ。
──ドッゴォォ オオオン!!
二つの破壊音が、同時に轟いたのは次の瞬間だった──
>>510
(エイノー)
高遠に感謝を述べ、廊下に向かうエイノー。
右脚はまだびっこを引いているが、行動をそこまで阻害はしない。
扉の前に立ち、開こうとしたその時だった。
──ドッゴォォ オオオン!!
部屋の西壁、エイノーから見て右のそれが、突如、突き破られる!
防御の間もなく、無数のコンクリート塊がエイノーの体に命中──
瓦礫もろとも、左の壁に叩き付けられた!!
ガラ ガラララ・・・・
破られた壁の穴から姿を現したのは・・・・巨大な『サイ』だ。
『破壊槌』に使われたのだろうその一本角は、大人の腕一本ほどもある・・・・!
同時に壁の穴から響く、『太鼓』の音色。
スヴァルト:
「男の名はエイノー・・・・女は『高遠 嶺』。『ジニ』は『クレモンティーヌ』。
どちらも『近距離パワー型』──
きわめて戦闘力の高い『ジニ使い』だが、『油断は象をも殺す』。
おまえたちは警戒を怠った・・・・」
ガコッ ガコッ
その蹄が荒々しく床を叩き、
瓦礫まみれで壁際に仰向けで倒れたエイノーに角を向ける。
距離は『6m』。受けたダメージはわからないが、これだけは言える。
すぐには、立てない──!
>>513
(高遠)
エイノーの言葉を受け、廊下に向かう高遠。
扉の前に立ち、開こうとしたその時だった。
──ドッゴォォ オオオン!!
部屋の東壁、エイノーから見て左のそれが、突如、突き破られる!
防御の間もなく、無数のコンクリート塊が高遠の体に命中──
その体を舞わせ、右の壁まで吹っ飛ばした!!
ガラ ガラララ・・・・
破られた壁の穴から姿を現したのは・・・・巨大な『カバ』だ。
赤銅色の巨体に分厚い脂肪。その体は今沼から出たように濡れている。
同時に壁の穴から響く、『太鼓』の音色。
スヴァルト:
「男の名はエイノー・・・・女は『高遠 嶺』。『ジニ』は『クレモンティーヌ』。
どちらも『近距離パワー型』──
きわめて戦闘力の高い『ジニ使い』だが、『油断は象をも殺す』。
おまえたちは警戒を怠った・・・・」
ガコッ ガコッ
その蹄が荒々しく床を叩き、
瓦礫まみれで壁際に仰向けで倒れたエイノーに頭を向ける。
距離は『6m』。受けたダメージはわからないが、これだけは言える。
すぐには、立てない──!
515
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/10/28(水) 00:05:48
>>511
(青田)
了解。
『八木アンテナ』を盾のように左半身に構え、
その死角でフィルムアンテナを落とし、右足裏で踏みつける。
バレているかどうか、確かめようがないが・・・・もはや祈るしかない。
『モナ・リザ』に話しかけると同時に、情報を小角らに届ける。
「はい──わかりました」
『モナ・リザ』が受け答えし、その足音が動き出した。
まっすぐ、青田の方向に向かってだ。
キキキ キキキ────ッ
耳障りな音は、その手のポールが床を擦る音。
青田をまったく恐れる様子なく、接近してきている・・・・ように聞こえる。
516
:
愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』
:2015/10/28(水) 00:17:22
>>514
(GM)
「(まあ、わたしが何かしなくても、エイノーさんたちは強いから、みんな敵なんて倒しちゃうんだろうな……)」
そのとき、凄まじい轟音が響いた。
「エイノーさんたちが、また敵を倒したようですね。
でも何も、壁を壊して出て行かなくたっていいのに。それだけ青田さんを急いで助けたいんですねえ」
ボーッとしたまま、どこか現実味のないように音を聞き流す。
ここまでのパワーがある彼らが青田を助けに行ってくれるのなら、貧弱な液蜘蛛でも微力な手助けとなってくれるだろう。
そのとき、紫の『質問』の答えが出た。
探偵が消えてしまったので、次は愛川の番だ。
「『ルンクスは明日、黄金町地図の上半分に位置する場所を訪れる予定を立てて行動している?』がNOで
『ルンクスは明日、黄金町地図の下半分に位置する場所を訪れる予定を立てて行動している?』もNO……?
つまり、黄金町のどこかに訪れる予定は立ててないということですね」
「あれ? でも前の質問では『ルンクスは今現在、明日にどこかを訪れるという予定を立てている?』がYESで
『ルンクスは現時点で、明日に黄金町の外に出る予定を立てているか?』がNOでしたよね?」
「『黄金町のどこかに訪れる予定』があって、それは地図の上半分でも下半分でもない。
どういうことでしょう?」
紫と小角はこの点について愛川が何か言うまでもなく疑問に思っているかもしれないが
質問の前に意見を聞いておく。
517
:
紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』
:2015/10/28(水) 00:20:14
>>514
(GM)
質問です。
『サイ』と『カバ』について、紫たちは知覚できていますか?
518
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/10/28(水) 00:22:48
>>517
(紫、回答)
『サイ』は隣室故、見えていない。
壁の破壊音はどちらも聞こえた。
『カバ』は『3〜4m』先だが、はっきりと確認。
スヴァルトの声も届いている。
(特に記述がなければ、同室内の描写レスには全対応してもらって構わない)
519
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2015/10/28(水) 00:24:01
位置的な関係を知りたい
| | 調査組|
| 穴 |
サイ 穴 エ|高 穴 カバ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄扉 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄扉 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
このような具合?
・高遠も仰向け?
520
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/10/28(水) 00:31:16
>>519
(高遠、回答)
状況は以下の通り。
─窓窓─┬─ 窓窓 ─┬─窓窓─┬
| | |
| 穴 |
| | .調査組|
| | |
サイ穴 エ|高 穴カバ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄扉 ̄ ̄ ̄ ̄扉 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
高遠も仰向けと考えてよい。
521
:
紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』
:2015/10/28(水) 00:32:07
>>518
(GM)
回答感謝。
続けて質問なのですが、紫たちも『スヴァルト』の声は聞けているということでよろしいでしょうか?
また、その場合『スヴァルト』の声は肉声か通信の類か判断することはできそうですか?
522
:
青田『トライブ・コールド・クエスト』
:2015/10/28(水) 00:32:23
>>515
(そうだ、真っ直ぐ向かってくる。俺の能力を『ある程度』知ってて、この状況ならば)
右手からしか発現出来ない、は兎も角、発現に時間がかかるのは電話で、或いは見て解るだろう。
加えて、アンテナ型と認識し、その事を『旦那様』に補強してもらった。
であれば、障害物の無いこの状況なら真っ直ぐ向かってくると判断する。
だから、
>>511
メール欄より『
>>467
通過時フィルムアンテナ設置』。
=
>>467
の時に居た場所をモナリザが通った場合、フィルムアンテナを設置する。
>>467
メール欄『フィルムアンテナ設置のみ解除』で設置のみ解除したフィルムアンテナがそのままそこにあった。
それに、俺は先ほどから後ろに引いていた。それを追うならば、フィルムアンテナの上を通る可能性がある。
ガイドポールと足音から推測された足の位置がフィルムアンテナの上に来た場合これを設置、視覚を送信させ、俺が受信する。
それが不可能な場合、じりじりと下がりながら攻撃を待つ。
モナリザのポールによる打撃は振り上げての頭狙いと推測、するとモナリザのポールを持つ腕から攻撃の方向が絞り込める。
これを左腕で防御しながら転がって衝撃を殺したい。
そして同時に足裏のフィルムアンテナの設置を解除、モナリザがフィルムアンテナを踏んだら設置したい。
こちらも視覚送信。
523
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2015/10/28(水) 01:26:05
>>520
回答感謝
>>514
(GM)
「――――ッ」
やられたと思うまもなくふっとばされる。
やられた。
濡れているのもまずければ脂肪が強力な緩衝材になるカバであるのもまずい。
一番まずいのはふっとばされた状況でセルフチェックもできないことだ。
まず、体が動くかどうか。両の手足を上げ、動かしてみる。
と、その状態で稼働がやばくないか少し確認し、『クレモンティーヌ』を発現させる
(ttps://youtu.be/xq-I1YF1pHA 1:30の転倒シーンの男性役の出方。)
これによって立ち上がらせを試みる。
ただ、最中にバランスに異変が生じたら解除させたい。
うまく行けたにしろいかないにしろ、カバの行動については出来る限り視界に入れておきたい。
524
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/10/28(水) 01:26:34
>>514
(GM)
「……?? ど、どういうことだ?
特定の場所を訪れるのではない……?
花嫁の家を訪れるのに……か? どういうことだ?」
「こ、黄金町外には、出な――――」
──ドッゴォォ オオオン!!
「……えっ。」
音のした方を見る。
なんだ? 何が起こった――太鼓の、音?
・・・・カバ?
「……め、名探偵どの………………」
向こうの部屋からも音は聞こえた。つまりそういうことだ。
高遠とエイノーが、瞬く間に撃破されたのだ。
どうする? 逃げ場はない。戦う? 馬鹿を言え。
・・・・考えろ。
・・・・名探偵は思考する。
・・・・思考を続ければ、活路は。
「そ、そうだ! あ……愛川さんっ! こっちにっ!
そしてわたしの命令……『エイノー先生と高遠さんを攻撃した動物たちを倒せ!』」
タタ ッ
咄嗟に声を上げつつ、部屋と部屋の間の壁付近へ。
カバから離れつつ――向こうの部屋に近付く。愛川も誘導する。
つまり。エイノーを襲った謎の動物へ、液蜘蛛が到達するまでの距離を縮める。
カバからは多少遠ざかることになるが――こっちには、紫がいる。
525
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/10/28(水) 01:33:47
>>521
(紫、回答)
>続けて質問なのですが、紫たちも『スヴァルト』の声は聞けているということでよろしいでしょうか?
>また、その場合『スヴァルト』の声は肉声か通信の類か判断することはできそうですか?
聞こえている。
前回と同じく、『通信』によるものと思われる。
526
:
紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』
:2015/10/28(水) 01:51:01
>>525
回答感謝。
>>514
(GM)
「む。となると、『花嫁の家に行く』ということだけ決めていて、具体的にどこに行くのかは決めていないとか――――」
> ──ドッゴォォ オオオン!!
「――――やぁ、意外と頑丈なんですね、この大学の床」
……来ないと高をくくっていたカバが、よもやドンピシャでくるとは。
1t〜3tぐらいならば耐えられるということか?
というか、スタンドで生み出されている以上常識は通じないと考えるべきか?
いずれにせよ、調査をしている場合ではなくなった。……なくなってしまった。反吐が出そうだ。
無尽蔵に動物が出せるとも思えないが、さて。
隣室にも同様の大型動物が来ているようだし。
一音源につき一体? あるいは、音源一つにつき出せる動物の体積が決まっている?
恐らく隣室のスピーカーが発生源だろう。足音すら聞こえなかったが。それだけ防音がキッチリしてるのだろうか。
思考を巡らせつつ、東側後方に移動。カバから距離を取りつつ、カバがぶち壊した壁の方向へ、だ。
「ですが、ええ」
「今の私は、ハッキリ言って―――――『明智小五郎』、ですからッ!」
銃をカバに向け、発砲。
狙いはカバの『目』。カバの表皮は頑丈故、拳銃程度では貫けない。
が、眼球や口内であればダメージは与えられるだろう。
これで倒せるとも思えないが、注意は引ける。高遠が立ち上がり、小角と愛川が避難する時間程度は稼げるはず。
『明智小五郎』は銃の名手――――この距離ならば、多少動きながらでも外すまい。
仮に外しても、まぁ『注意を惹く』という目的は果たせるわけだし。
527
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2015/10/28(水) 01:58:04
>>523
なお、カバが突き破ったものの更に奥の壁。
が破壊されてないかも、出来れば見たい。
528
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2015/10/28(水) 06:57:55
>>514
身じろぎもせずサイの襲撃を待つ。
ただし胸のディスクをリロード、今一度『F・O・Q』左腕を
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1408366443/693
『F・O・Q《スクリーム・ラウド・アウト》』に返事させて。
角で突いてくれば頭に毒が当たる、眩暈くらいはおこすだろう。
踏み潰すならそれも良い、躓くくらいはさせられるだろう。
我が身を地雷代わりに弱毒の左腕を浸透させ痺れたサイに
全力でさらに右腕の一発をお見舞いするつもりだ。
529
:
愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』
:2015/10/28(水) 08:53:09
>>516
(追記)
「あれ? 高遠さんどうして何もないところで転んで……」
エイノーが入っていった穴のほうを見ていたので、一瞬高遠の方に気付けなかった。
吹き飛ばされた壁と、倒れた高遠と、開いた穴と――
「ああ、そんなカバな……」
カバである。
>>524
(小角)
>『エイノー先生と高遠さんを攻撃した動物たちを倒せ!』
「はい! 小角さん!」
小角の方に寄って行きつつ、スタンドを解除し、『液蜘蛛』を最出現させる。
発現数は『4匹』。指令は『カバを襲え(2匹)』、『エイノーがいる部屋に行き、エイノーを襲う猛獣を襲え(2匹)』とする。
愛川にエイノー並みのパワーがあれば高遠と力を合わせてカバ程度の動物など正面から殴り倒すのだが
残念ながら出てくるのは『液蜘蛛』――あの『猛獣』のスタンドと比べれば貧弱極まりない生き物だけだ。
とはいえ、『猛毒』は何かの役には立つだろう。
青田側に援護を送れなくなってしまうが、一人でどうにかしてくれるのを祈るしかない。
『指令』は液蜘蛛ごとに別々に出せるので、命令によっては4匹のうちの何匹かを再び青田側に送れたが
この小角の『命令』では『不可能』であり、訂正している暇もない。
『融通の効かないスタンドだ』。
「でもこれ、どうするんですか!?
このカバをやっつけたところでヘビをプチプチ潰してもスヴァルトが死んでない以上
わたしと同じ『本体へのダメージ』がないタイプの『スタンド』!
どうにかしても次の『猛獣』が飛んできますよね? ライオン、トラ、クマ、ゾウ、ゴリラ、ワニ、サイ、ハイエナ、チーター!
おまけに『モナ・リザ』もいるし『ルンクス』もわたしたちを殺しにくるかもしれない!
『ルンクスの居場所』がなんだっていうんですか! 根本的な解決にはどうすればいいんですか!?」
もっとも敵に『奇襲』されたのは元はといえばアンテナのスタンドを持つレーダー役の青田と分断されたからであり
なぜそうなったかというと愛川のせいである。
更に『液蜘蛛を防御向けに布陣する』『襲撃者に対して調査する』といった奇襲を防ぐための作戦を取れなかったのも
やはり青田を単身にしてしまったことと、愛川のヘタクソな質問でなかなかルンクスに対して捜査が進まなかったからである。
なのでこの窮地は『全て愛川のせい』で、本人もそれはわかっているはずなのだが、命の危険に冷静ではいられないようだ。
「紫さん、小角さん! あなたたち『名探偵』なんでしょ!?
このままじゃ集団学生猛獣殺人事件ですよ!
たまには起きてから犯人を推理するんじゃなく事件の前になんとかしてくださいよ!」
狂乱しながら叫ぶ。
530
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/10/29(木) 02:01:16
>>526
(紫)
建物は真新しく、頑丈である可能性が高いのは間違いない。
とはいえ、室内に『カバ』の出現だ・・・・
普通に考えれば、そうそう床が持つとも思われない。
バッ
脳内で激しく推理を構築させながら、
紫は『調査組』の輪を脱し、東の壁際へ。
そこには長机と椅子を片付け、積み上げてある。
のっそりと穴から頭を突き出したカバに狙いを定め、
『明智小五郎』の名のもとに、引き金を引いた。
ガァ──ン!! バス!
銃弾は精確に、カバの突き出した目を吹っ飛ばす。
『ヴォォオオオオオオオオオ────ッ!!』
部屋を揺るがすほどの咆哮が、耳を弄した。
ゴ ア ッ
頭を振りながら、赤銅色の肉塊が走り出した!
目を失ったことなど、意に介さないかのように・・・・
・・・・いや、逆だ。
激痛によって完全に──『逆上』している!
ド ド ド ド ド ド
その巨体からは想像し難いスピードを持って、
カバはまっすぐ北に、紫に突っ込んでくる!(スC、距離6m)
「──『暴走』したか。
手負いのカバは、サバンナで最も危険な動物だ。
こうなるともう、オレの手でも止められん。あきらめろ」
スヴァルトの声が、隣室から伝え聞こえる・・・・!
>>516
(愛川)
以前の回答を思い出し、疑問を浮かべる。
『イル・ソン・パティ』は間違わない。
だとすれば・・・・この『回答』は、何を意味するのか?
>>524
>>529
(小角、愛川)
小角は愛川とともに、西壁奥に退避する。(『イルソン』もついてきた)
西壁にあいた穴から、対角線上の隣室の様子が見えた。
巨大なサイだ・・・・さらに西の壁を破り、エイノーを攻撃したに違いない。
エイノーの姿は見えないが、高遠と同じ状態なら、位置の想像はつく。
愛川に新たに『命令』し、
再度、『液蜘蛛』を呼び出させる。
『エイノー先生と高遠さんを攻撃した動物たちを倒せ!』
ジュルボォオオオオ
『4匹』の『液蜘蛛』が吐き出されるが、室内への対応には『遅い』──
すでに紫は銃を撃ち、カバはそれに向かって突進している!
>>523
>>527
(高遠)
全身が激痛によって痺れている。
以前にも経験がある、突然のショック症状によるものだ。
体中から出血しているが、震える両手を軽く上げる。
続いて両足・・・・ズキン!
左足太ももに激痛。これは折れている・・・・歩けそうにない。
ズギュ!
暗い絶望を感じながら、
『クレモンティーヌ』を発現する高遠。
転倒するパートナーを優雅に救出するような仕草で、
『クレモンティーヌ』は男性に変化し、高遠を『踊り手』に変えた。
──♪
グ ルン!
滑らかに立ち上がり、背を合わせる高遠。
その体に、すでに痛みはない──忘れていた。
『無敵の踊り子』は、痛みも怪我も超越する。
死体でさえも躍らせるのが、『クレモンティーヌ』なのだ!
♪ ♪
ガァ──ン!! バス!
紫が東の壁際に動き、拳銃を発射した。
片目を吹っ飛ばされたカバが絶叫し、紫へと突進していく。
速い──
その巨体からは意外なほどのスピードだ。
果たして、立ち上がったばかりの高遠で、追いつけるか?
そして立ち上がる間際、確認した壁の穴。
隣の部屋の東壁が破壊された様子は、
目視できる範囲では見当たらなかったが、
ブルン! ブルブル
・・・・高遠は、思わず絶句する。
壁の穴から、のそりと現れ出る赤銅の巨体。
新たなカバだ・・・・『二匹目』が、現れ出た!
531
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/10/29(木) 02:11:18
.
>>528
(エイノー)
壁に背をつけ、足を投げ出した状態。
体は痺れ、痛みすら感じない。
しばらくは動けそうにない・・・・そして眼前にはこちらを睨む『サイ』。
状況は最悪だが、救いはある──
ズギュン!
『フィストフル・オブ・クォーターズ』。
エイノーの分身は、その力をまだ失っていない。
キィィィイイイ ン
胸のディスクが起動し、『F・O・Q《スクリーム・ラウド・アウト》』を発動。
念じた側の腕に、スロットから指へと線が延び、『毒手』に変える。
この能力に『意思』はない。どう戦うかは、エイノー次第だ。
ブルルル
ドガッ ドガッ
明らかに『フィストフル』を認識したサイが、
まっしぐらに突っ込んできた。
当然、その武器は角。
腕ほどもある鼻の一本角が、『フィストフル』の胸目がけ、突っ込んでくる──!
>>522
(青田)
顔を上げないまま、青田は『モナ・リザ』の足音に集中する。
周囲では一人また一人と、学生たちが呪縛を解かれ、
入口へと逃げていくのが聞こえる。
『表現』を済ませば、『情熱』が冷めるのは経験済みだ。
それでも逃げた数が少ないのは、
不幸にも再度、『モナ・リザ』を見つめてしまったからに他ならない。
自分のみならず、誰が次の犠牲者になってもおかしくない状況だ。
キキ キキ キキ────ッ
カチリ!
狙い済ました位置・・・・
すでに落としておいた『フィルムアンテナ』が設置された。
『モナ・リザ』が踏むか、そのタイミングはいつか、など、
ハードルは決して低くはなかったが・・・・
自らを餌にした誘導が、功を奏した形だ。
──ドシュン!
同時に、『モナ・リザ』の視覚情報が映し出される。
見下ろされているのは、青田自身の頭部。
距離にして『1m』と少し。
足音とポールの音が止まり、
何かの影が、画面左端を下から上に掠める──
532
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/10/29(木) 03:17:24
>>529
(愛川)
>>530
(GM)
(し……しまった! 液蜘蛛じゃあ間に合わない……
こ、これなら、結局のところ命令の替え損ではないか!)
狂乱して叫ぶ愛川。
紫を襲うカバ。命令は自分の失策だ。替えたのは愛川だが。
・・・・小角は焦る。
「き……きみになぜそこまで言われなきゃならないんだ!!」
「少しは自分で考えれば分かるだろう!?
す、スヴァルトをどうにかするしかないっ!
……きみのスタンドともども、少しはだなぁっ!」
非は自分にもある。しかし――愛川に叫び返す。
そこまで言われる筋合いはない、そう思って、抑えられない。
「くそっ、ウィルくんには悪いが……
もうルンクスを調べている場合じゃあない!」
「……テーマ変更だ!」
もうこうなったら、ルンクスは二の次としか言いようがない。
依頼も大事だが、依頼を達成するための環境作りも大事なのだ。
「テーマは『現在のスヴァルトの居場所について』!
そして質問、『スヴァルトは現在、この秋映学園内のどこかにいる』!?」
もちろんスヴァルトとは小角が知るヤング・ダイヤモンドの一人で、今の敵だ。
つまるところ、そのスヴァルトがこの学園内にいるか・いないか。
極めて原始的で、シンプルな質問だ。いないなら本格的に手詰まり。
これだけ激しい攻撃に晒されながら、一体何の調査が出来るというのか。
つまり、もしいるならば、この戦力でスヴァルトを打ち破るしか道はないだろう。
533
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/10/29(木) 03:18:16
>>532
(追記)
(現在の出費額:19万)
534
:
紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』
:2015/10/29(木) 03:26:52
>>530
(GM)
……頑丈な教室なら、そもそもカバやサイであろうと一撃で壁を破壊できるのか、という疑問もある。
やはり、『スタンド生物』として、色々と差っ引いて考える必要はあるだろう。
とはいえ基本的な性質は変わらないとも思うが。
例えば――――
「来た来た来た来た……!」
「ええ、ええ、ご存知ですとも。
サバンナで最も強い動物はなにか? その論争に必ず挙げられる猛獣『カバ』ッ!
巨体、怪力、強靭な皮膚、見かけによらぬ俊敏さ……知識として、知ってはいます」
「ですが、諦めはしません」
「ええ、ええ! 何度でも言いましょうッ!
この私は――――ハッキリ言って、『名探偵』ですのでッ!」
――――動物は、両目を潰されれば前が見えない!
というわけで再び発砲、突進してくるカバのもう片方の目を撃ち抜き、西側に跳んで回避する。
視界を完全に潰されれば、後は暴れるしかできないはずだ。スヴァルトも『制御不能』であるらしいし。
そういうわけで、視界を失った状態の単調な突進であれば回避は容易なはず。
もちろん、怒りに任せて暴れられるだけでも十分脅威だが……ひとまず、今この場の回避には関係ない。
どうやら『踊り子』は再び舞台に上がったらしいし。『時間稼ぎ』の任は、ひとまず果たせただろう。
「おかげでスタンド戦に『実銃』持ち出すハメになってますがね!
まっ、その辺の外連味のなさはどうかご容赦願いたい!」
ついでにちょっとブラフ。
『銃』は持参の物であると、そう主張しておく。そう見えるように動いていたつもりだ。
535
:
愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』
:2015/10/29(木) 09:59:28
>>530
(GM)
液蜘蛛が向かっていくが……
人間が歩く程度の液蜘蛛と、遅いイメージがあるカバとはいえ猛獣では差は明らかだ。
「ひー! 『プロトケラトプス』より怖いんですけど!」
以前も『恐竜』と戦ったことがある。妙に『猛獣』と縁のある愛川だった。
>>532
(小角)
「自分で考えろだって!?
そ、そんな! 探偵が考えなかったらッ!!
いったい誰が考えるっていうんですかッ!?」
負けじと声を張り上げる愛川。
猛獣が目の前に迫っているのに口論などまるで『パニック映画』。
本人たちは必死でも、その光景は滑稽というほかないだろう。
「わたしは言ったじゃないですか!
『液蜘蛛を防御陣形にしろ』『ルンクスの居場所なんて調べてる場合じゃないから敵について調べろ』って!」
「スヴァルトからすれば当たり前ですよね!
『調査を邪魔するつもりはない。好きなだけルンクスについて調べるがいい』って!
あいつはルンクスはどうでもよくて、わたしたちがここにいるんだから、『100%殺せる』状況を作ってから攻めてくればいい!
すべてわたしの言う通りに、さっさとスヴァルトを殺しに行ってればこんなことにはならなかったんだ!」
違う。
『カズ』をここに呼び込まなければ、ルンクスの調査がもっと早く終わっていれば、こんな状況にはならなかったのだ。
探偵ですら推理できないほど『足手まとい』であった愛川に、全面的に非がある。
「わたしだって! 好きでこんなスタンドに目覚めたんじゃない!」
「小角さん! 全てあなたのせいです!」
全て愛川のせいだ。
……そして、それは本当は本人が一番よくわかっているのだ。
「(わたしに、わたしに『力』が、『スクリーム・アウト・ラウド』以外の力があれば……)」
愛川の脳裏に浮かぶのは、『親友』たるカズが清楚な仮面を被って本当は不安にさいなまれているだろう顔と
愛川の身代わりとなった青田が『モナ・リザ』と戦っている場面だ。
「(……わたしも、何かの『役』に立たなきゃ……!)」
>>534
(紫)
愛川の眼前で、『カバ』に襲われる紫!
「あっ! 紫さん、あぶなーい!」
現在地から猛ダッシュし、紫の体を掴んで西側に『引っ張り上げる』ことによって、紫を守る。
更に引っ張る反動のまま位置を入れ替えるように紫の『盾』になることによって、カバの突撃から紫の身を防御したい。
部屋のサイズは『横6m×盾8m』。愛川は西側の壁際、紫は東の壁側にいるので、距離は約『6m』。
カバは猛獣にしてはやや鈍重(スピードC)でも、『6m』の位置から走り出したのを見てから動いて間に合うかは微妙だ。
本来ならば、このまま小角の横にいてずっと『守られ続ける』のが『無難な行動』なのであろうが
これ以上、『無力』に苛まれるのはいやだという『突発的な感情』が、愛川の理性的な部分を上回った。
536
:
愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』
:2015/10/29(木) 13:50:02
>>535
(追記)
引っ張るときは紫が回避行動を取ると思われるので、それに対応して行動する。
537
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/10/29(木) 13:55:16
>>532
(追記)
暴走している以上、自分がターゲットになっても何らおかしくない。
カバの動きには警戒。
こっちに向かってくるなら、飛び退いて回避を試みる。
538
:
愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』
:2015/10/29(木) 14:20:39
>>535
(紫以下のレスを訂正)
愛川の眼前で、『カバ』に襲われる紫!
「あっ! 紫さん、あぶなーい!」
愛川はその場で立ち尽くしたまま叫ぶ。
カバがこちら側にきたら動けるように心構えをしておく。
539
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2015/10/29(木) 18:29:18
>>531
(『蛇』『蠍』そして『カバ』『サイ』……スヴァルト氏の能力は
『アフリカ大陸の生物の使役と召還』というところか)
声に出したい所だがそこまでの余裕はなさそうだ。
すぐにも襲ってくるかと思ったサイが予想以上に慎重だった。
これなら『機能』カートリッジを作製した方が有効だったかも知れない。
逆に迎撃の目処はついた。
『F・O・Q』とサイから目を離さずサイの『角』の下部根元目掛けて
『F・O・Q』サイの『角』の射程ギリギリで屈み全力で拳を打ち抜き
両足で姿勢を支えぬく(パス精ABC)。
狙いが明確なら精密性は『普通』であれば狙うこともできる、
そしておよそ哺乳類系の動物の『角」はその根元部分で
皮膚への負担軽減の為脆い構造になっている。
『体当たり』を抑制できるかは五分五分だがつまりその場合
サイの頭部を『F・O・Q』の『右腕』が『串刺し』にする訳で
スヴァルトの『操作』をもってもサイがその苦痛に耐えられる確率は
高くはないだろう。
540
:
青田『トライブ・コールド・クエスト』
:2015/10/29(木) 22:21:20
>>531
(上手く行った。後はこれを気づかせず、どうにか勝つ……。)
「風切り音……!」
小さくつぶやいて右手側に飛び退いて避けたい。
と同時、左足による足払いで八木アンテナをモナリザの足にひっかけて転ばせたい。
但し、回避の邪魔になるようなら八木アンテナの設置も解除する。
541
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2015/10/29(木) 23:26:30
>>531
(質問)
・隣部屋のスピーカーは見える(た)?
・あるいは
─窓窓─┬─ 窓窓 ─┬─窓窓─┬
| |調査組 |
| 穴 |
| | カバA .|
| | |
サイ穴 エ|高 穴カバB
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄扉 ̄ ̄ ̄ ̄扉 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今このような状況だとして、
エイノーの居た部屋と調査組が拠点にしているこの部屋のスピーカーは何処についていた?
542
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/10/29(木) 23:33:36
>>541
(高遠、回答)
スピーカーの位置は、どちらも扉の右横すぐの天井。
埋め込み式ではなく、独立している。
東の隣室のスピーカーはここからは見えない。
これは壁の穴が天井まで達せず、
中途半端に残った部分が、天井近くの視界を妨げている為。
543
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2015/10/30(金) 00:50:08
>>542
回答感謝
>>530
(GM)
今更ながらに悟る。
『こちら』がダメージを受けても、『クレモンティーヌ』には傷がいかないのだと。
そして、出血や骨折、動かしすぎれば解除後動けなくなるほどの筋肉痛はあれど、
動かしてもらっている間は『動かせる』事を。
「…………二匹目…!」
絶句から頑張って立ち直り、しかし簡潔に、状況を叫びながらテンポを上げる。
こちらをふっ飛ばしてくれた方をA、今出てきた二匹目をBとすると
俺の手でも止められないとAに対して言った。
つまり制御はある程度してるわけだ。蛇、サソリと同様に。
そうなるとBは人が操作するような感覚で、カバも攻撃をしてくると見る。
A、つまり暴れだした1匹目を紫が銃撃で止めるつもりのようだ
どうにかしてくれることにかけ、Bこと2匹目を狙う。
現在コイツは現れでた状態。
入ってきたではない。つまりはまだ穴のなかだ。
……カバを正面から見ると、巨大な『口』が真っ先に見える。
狙うとしたら、噛み砕かれて踊り強制解除及び足切断とならぬ様『下顎』か。
回転をかけ、接近にタイミングを合わせて顎を横薙ぎに蹴る。
頭突きなども警戒しておきたいし、噛みつかれないよう下段を意識しておきたい。
下段から蹴り上げ気味にカバBの下顎を狙いたい。
蹴り終わると同時に離脱を試みる。出来ればカバAの側面か背面に近寄りたい所。
544
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/10/30(金) 02:52:27
>>534
(紫)
暴走──まさにその言葉がふさわしい、赤銅の突進。
紫には知識がある・・・・だが、当然、カバと対峙したことはない。
だが、知識を足場にし、戦いを有利にすることは出来る。
銃を構えなおし、照準を残されたカバの目へ。
ジャキ
ズギュゥ────ン!
バス!
目前に迫る、死と同義の猛獣にも怖気づかず、
『明智小五郎』の腕前で放たれた弾丸は、見事、カバの目を貫き通した。
即座に、西方向へ回──
ド ド ド ド ド ド
眼前を覆う赤いカバの頭部を見た瞬間、紫は理解した。
これはもう、避けられない。
近距離で突っ込む大型の獣に対し、
銃撃を浴びせた上で回避するというのは──虫が良すぎた。
「野生の獣のほとんどは、目に頼らない。
嗅覚と聴覚で獲物を捕らえ、襲い掛かる」
── ド ゴォオ !
わずかに体をずらし、直撃を避けるのが精一杯。
左腕、左肩、左胸がひしゃげ、無数の肉と骨が断末魔を叫ぶ。
背中に感じる壁の圧力。挟まれる。潰される。
その剛圧が、突如にして解放された。
ゴッバァ ア ア ア ア ア ン !!!
眼前にはぶち抜かれた壁の穴。
勢いあまり、脚の下を通過していくカバ。
靴の下には、何もない。
手も足も、何にも触れていない自分がいる。
──重力に引かれる。
ここは校舎の外だ──壁ごとぶち抜かれ、放出された!
(壁までの距離、『2m』。落下開始直前)
>>532
>>537
(小角)
愛川の叫びから、自身の失敗に気付く小角。
至近距離では、『液蜘蛛』の良さはスポイルされてしまう。
だが・・・・状況はかつてないほどに逼迫している。
ミスを引き摺る余裕すら、与えてはくれないほどにだ・・・・!
紫に突進するカバと銃声。
最大限の注意を払いながら、小角は『今、出来ること』に方針を切り替えた。
「……テーマ変更だ!」
新たなテーマは、『現在のスヴァルトの居場所について』。
『コイン』に指を置き、テーマを決める。
他に頼む余裕はない。一周目は小角だけだ。
>『スヴァルトは現在、この秋映学園内のどこかにいる』
ルルル・・・・
──『YES』。
『コイン』は迷うことなく、真実を告げた。
スヴァルト:
「ルンクスの調査を止め、オレに敵対するか。
調査の終わりを待つ約束は、これで破棄だ。
──オレに従わぬ者には、死あるのみ」
「ルンクスの『嫁』や、他の連中の邪魔が入る前に・・・・だ」
>>535
>>536
>>538
(愛川)
自身の非力さに切り裂かれながら、その痛みを小角にぶつける愛川。
その刃が自身に向けられている自覚はあるが、
やり場のない感情を吐き出さずにはいられなかった。
そんな愛川の言動を、スピーカーの声は冷然と嗤う。
「調査は失敗。護衛は油断。
挙句の果てに、敵前で仲間割れか。
『ヨハネスブルグ』なら、一夜も明かせず全滅する程度だな。
──脆弱な国土には、脆弱な民族が生まれる。
『ジニ』がまさにそうだ・・・・
まして、戦いを拒絶した連中の『力』など」
「愛川・・・・だったか?
おまえは、そこで唯一人、己の無力を噛みしめて・・・・・・・『死ね』」
545
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/10/30(金) 03:43:34
>>539
(エイノー)
突進するサイから、エイノーは冷静に能力を読み取る。
怪我は最悪だが、痛みが麻痺している分、
かえって頭は冴え、回転している。
『フィストフル』を前にしても、サイの動きに変化はない。
猪突猛進──まさにこの言葉のままだ。
そこに『知性』や『使役側の意思』は感じられない・・・・
ありていにいれば、極めて大雑把な攻撃なのだ。
ド ド ド ド ド ド
───ゴ ア!
ド ゴ オ ッ !
故に──『フィストフル』の拳が、
狙い通りに角の根元にめり込むのは、当然の結果だった。
流石の突進力、エイノーもろとも壁に背を押し付けられたが、それだけだ。
ボジュウウウウウ・・・・!
急所を突き破られ、巨獣は声もなく崩れ落ちた。
大量の血が床とサイの白い皮膚を染めるが、
横たわったサイが動かなくなると、まずサイが、ついで血も薄れ、消え去った。
後には足を投げ出したエイノーだけが残される・・・・
ようやくにして、痛みが蘇り始めた。
>>543
(高遠)
紫に迫る一匹目を追うのは無理だ。
壁の穴の向うに現れた二匹目のカバに狙いを定め、踊り始める。
机を片し、アンテナが解除されたおかげで、『踊り』に十分な床は確保されている。
──♪ ギュン!
──?
ギュン!
圧倒的な芸術性と破壊力。
それを体現する『不滅の踊り子』を前に、カバは悠然と穴を潜る。
そこへ──
ギャ ルンッ!!
遠心力をたっぷりと乗せた回し蹴りが、逆袈裟に炸裂した。
狙いは『下顎』。
草食獣の中でも特筆すべき強度と骨格、そして脂肪を備えたカバの顎は──
ボギ! ベギン!!
ベシャァア!
『オッガァアアアア────ッ』
渾身の一撃の前に、あっけなく破壊され、血と肉をばらまいた。
顎が馬鹿になったのだろう。開きっぱなしの口に、へし折れた牙。
床に顎を垂らしたまま、さすがの巨獣も穴を数歩戻り──
『ブォロォオオオオオ〜〜〜〜ッ!!!』
──そのまま、高遠へと突っ込んでくる!
その速度は落ち、離脱していた高遠には余裕十分。
だが、回転中一瞥した、紫側の状況は最悪だ──
カバもろとも、北の壁を窓ごとぶち抜いて、飛び出している!
>>540
(青田)
────バッッ!!
風切り音に反応し、素早く右に飛びのく青田。
ゴギ ィィ ン!!!
耳を奮わせる殺人的な音に戦慄しながら、
左足の『八木アンテナ』の先端を引っかけるように払い、足払いを狙う。
一つ間違えれば、残された足を砕かれる危険な賭けだったが──
ス
予想外──!
アンテナは何の感触も伝えず、空を切る。
『モナ・リザ』の視界から想定される間合いから考えて、外すとは思えない。
視界のブレから、跳躍したり避けた様子もないが・・・・攻撃は『空振り』した。
『モナ・リザ』の目が、ポールの突き刺さった床から、青田へと移る。
ガゴォ!
ガララ……
これはポールを抜いた音か。
青田の背を伝う、冷たい汗。
今の攻撃は、前兆があったから避けられた。
だが、敵の攻撃は、すべてが視界に収まるものではない。
見ない位置からあの凶器を振られた時──確実に避けられるのか?
そして何故、自分の攻撃は空ぶったのか──?
「敏捷ですね。ネズミのように」
ゴ ゴ ゴ
「ネズミは──嫌いです。
すぐに潰して差し上げます」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
546
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2015/10/30(金) 06:38:00
>>545
「そし……て……鍵は、『太鼓の音の反響』……かね」
とりあえずどの程度の声が出せるかと体の動きのチェックの為
身を起こそうと試みる。
そのための一環として自身の上の瓦礫で手頃なのを一つ
『F・O・Q』に拾わせこの部屋のスピーカーに投げつける
(パス精ABC)。
とりあえずは『自身の状態』だ、そこを正確に把握していないと
他のメンバーへの手助けも適切に行えない。
547
:
紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』
:2015/10/30(金) 22:45:32
>>544
(GM)
「カッ………………ッ!」
肺の中の空気が、全て外へ逃げていく。
悲鳴を出す、なんてことすらできない。
大質量に潰され、壁に押し付けられ、吹き飛ばされる。
> ゴッバァ ア ア ア ア ア ン !!!
「………………ッ!」
(―――――行けると、思い、ましたが)
悲鳴は出ない。
息を吸うことも、できない。胸をやられたからか?
単に、ダメージを負いすぎたか?
――――即座に判断できるほどの実戦経験は、紫には無い。
今の攻防の明暗を分けたのも、その経験の欠如が要因だろう。
武器はある。技術はある。知識もある。だが、『知恵』だけは手に入らない。それが『アームチェア・トラベラーズ』。
(ともあれ、落ちる、わけには)
『憑依』を解除し、急ぎ『アームチェア・トラベラーズ』を再発現。
そのまま『アームチェア・トラベラーズ』に身を委ねて着席。飛行し、壁の穴から元の部屋への復帰を試みる。
紫と『アームチェア・トラベラーズ』の間にダメージフィードバックは無い。どれだけ紫が負傷しようと、問題なく飛行可能と言う事だ。
なお、同時に自分の負傷状態の確認も行っておく。
腕は、脚は、動くだろうか? 胸のダメージはどの程度深刻だ?
548
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2015/10/30(金) 23:41:33
>>545
「う……っ!」
カバが止まらなかったか、二度目ではひるませきれなかったか
どちらにせよかなり、まずい。
しかしこちらはこちらでカバBの対処をしなければならない……!
後必要なのは、急所となる頭部への攻撃、
そして警戒するべきは、確か原付よりも早い突進、上体を起こしての踏みつけか。
しかし遅くなったのであれば武器で有る突進の威力は落ちるだろう、
やはり最大の警戒は踏みつけだ。
今度は逆袈裟の動きではなく、真横へ水平に払いたい。
接触させる攻撃役は(先ほどは明記し忘れたが)パートナーと化した高遠で行う。
そのままこちらへ攻撃に来た場合、狙いは頭部、難しければ鼻っ面だ。
上体を起こされると頭が狙えない為に、狙うのは踏みつけようとする足になる。
どちらも真横ならある程度は狙えるはずだ。
頭部を狙えたら絶命させるか、あるいは立ち上がられたら転倒位はさせたい。
549
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/10/30(金) 23:46:45
>>544
(GM)
「……う、そ、それは……!」
ゴッバァ ア ア ア ア ア ン !!!
「えっ……」
「あ……!?」
愛川への反論に窮し、紫が壁から飛び出し。
そこに、スヴァルトの宣告が下る。
「…………な、な……何が待つ、だ! 何が敵対だ!
ここまで散々暴れておいて……今さらどの口が言う!?
ど、どうせきみをどうにかしなきゃ、調査にならないんだ!」
事実、スヴァルトは約束を守っていた。
小角への攻撃はない――しかし。
小角 宝梦は『弱い』探偵だ。
弱いから、自分さえ安全で、調査できればいいとは思わない。
そして、弱いから、今ここにいるのだ。
危険なヤマに、情だけで顔を突っ込んだから。
・・・・恐怖はある。
「質問だ……」
だが、もう、とっくに麻痺している。
外壁に空いた穴に、視線を向けつつ――
「『スヴァルトは今、秋映学園内の放送室にいる?』」
校内放送をするための部屋なら、名称などは問わない。
この建物に放送を流せる場所は、それほど多くないはずだ。
(現在の出費額:20万)
スヴァルトの居場所が分からない限り、防戦一方。
それではいずれ、全員死ぬ。仮にルンクスを調べ終えても、死ねば終わりだ。
(しかし……ほ、他の連中だと? まだ来るのか……!?
くそっ、イルソン君……きみはいつも優秀過ぎて、わたしを苦しめるっ。)
(……久しぶりに、きみの力を忌々しく思うよ。)
他の連中。これ以上敵が増えたら本格的に終わりだ。
その根源にあるのはやはり――この、手元の相棒なのだろう。
550
:
青田『トライブ・コールド・クエスト』
:2015/10/30(金) 23:49:49
>>545
「――ッ!?スタンド物質がすり抜けた!?馬鹿な!能力は発信欲求の筈……!」
そう言いつつも右後ろに飛び退いて攻撃範囲から逃れたい。
モナリザが左手から右手に持ち替えていない以上ポールは左手に持って居る筈だ。
(いや、落ちつけ、能力は『流れ』である事だってある、『トライブ・コールド・クエスト』だって、
一つの流れを主軸、能力としたスタンド。それにそう、先ほどの立ちふさがりにアンテナ投擲、
あれはモナリザが手ずからどうにかする必要があった。共通点は――)
「認識していなければ干渉できない……?」
551
:
愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』
:2015/11/03(火) 01:16:00
>>544-545
>「調査は失敗。護衛は油断。
> 挙句の果てに、敵前で仲間割れか。
> 『ヨハネスブルグ』なら、一夜も明かせず全滅する程度だな」
「(そ、その通りですけど・・・
わたしなんてジャングルでは生きられないかよわい生き物……
小角さんに当たるなんて私は最低ですけど)」
スヴァルトの的確な罵倒に、愛川の心が傷つき、萎びていく。
それは『諦め』、そして『敗北を認める』こと。
精神から発現される『スタンド使い』としての――『再起不能』としての証。
>「愛川・・・・だったか?
> おまえは、そこで唯一人、己の無力を噛みしめて・・・・・・・『死ね』」
「…………(そう、それもその通……)」 | 「『いやだ』」
しかし諦めようとしたとき、愛川の唇から紡がれたのは、『あがき』の一言。
「(私は何を言って……)」 | 「お前の言ってることは、さっきからとにかくムカつくんだ! 喋るな!」
「(私は無力で……」 | 「私には、『力』がある」
「(全て私が悪……)」 | 「お前がこんなことをしなければ!」
「(小角さんが苦しんでいるのもウィルさんの苦労も)」 | 「全部お前たちのせいじゃないか! 『ヨハネスブルグ』!」
愛川は自らの理知的な部分に反し、次々と攻撃的な言葉を吐いていく。
とはいっても、愛川が精神的に成長したわけではない。
彼女の起きているのは、簡単な『自己防衛本能』
『責任転嫁』とも呼ばれるそれは、愛川が自分自身を傷つけていた『心の刃』、
それが今、ついに伸びすぎて『内側』を突き抜けて『外』を向いただけだ。
「『お前が死ね』…… | 『スヴァルト』!」
数々の無辜の生徒を傷つけ
今まさに『カズ』、青田、エイノー、高遠と仲間たちに牙を向く『スヴァルト』は愛川にとって『大敵』だ。
スヴァルトの『命令』を『拒否』することにより、『8匹』の液蜘蛛を発現する。
指令は全て『スヴァルトを追いつめ、殺せ』。
552
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/11/03(火) 02:05:42
>>546
(エイノー)
自身の状況をチェックする。
声は・・・・出せる。喉に傷はない。
身を起こす・・・・体中の骨が悲鳴を上げるが、やれそうだ。
骨も、主要な骨格はどこも骨折には至っていない──
ズキィ ン!
いや、右肩は無事で済まなかったようだ。
折れてこそいないが、肩の筋肉に大きな瓦礫が突き刺さっている。
瓦礫の直撃を受けた箇所だ・・・・肉が爆ぜ、右腕は満足に動かせない。
ヒュッ
スタンドで部屋のスピーカーに礫を投げる。
すでに高遠によって破壊されたものだが、
距離3mばかり──問題なく命中。精度は落ちていない。
カラン カラン
床に転がる瓦礫に目をやり、立ち上がろうとした時、エイノーは見た。
ズザッ ズザッ
倒したばかりのサイと寸毫変わらぬ大きさのそれが、
新たに壁の穴から顔を覗かせている・・・・角さえも同格だ。
「教えておこう・・・・『シロサイ』は『群れ』で行動する」
>>547
(紫)
肺の中から、強制的に絞り出される空気。
そこに混じる血の味を、紫は味わう。
──カバの突進は『時速40km』に達する。
サイズをとっても『軽自動車』ほどもあり、
二発目を放った時には、すでに突進に入っていた。
全力で横に跳べば、或いは避けられたかもしれないが、
『突進する生物の目を精確に狙う』というミッションを優先させたのが失敗だ。
『明智小五郎』は銃の名手だが、
さしもの彼であれ、これほど小さな的を、瞬時に狙い撃つのは『不可能』。
狙いを定め、引き金を引く僅かな時間が、紫から回避の余地を奪ったのだ。
ともあれ──『反省会』をしている場合ではない。
フシュ ズギュ!!
『明智小五郎』を解除し、現れ出た『安楽椅子』に身を預けた。
一階分ほど落ちるも、空中で停止する紫の体。
胸と背中に激痛が走るが、墜落死は免れた。
怪我は・・・・左腕は無残な有様だが、足は無傷。
胸は呼吸のたびに電流のような痛みが走る。
肋骨が何本か折れている感じだ・・・・背中にも明らかに怪我を負っている。
だが・・・・宙に停止した紫は、一瞬、その痛みを忘れた。
タンタンタン! タンタンタン!
ドンドン! ドコドンドコドン!
穴の開いた教授棟の外側に、黒い毛並みの動物が無数に群がっている。
人間と同じほどのサイズの『サル』。
これは──『チンパンジー』の群れだ。
特に紫のいた会議室の窓を囲むように、
何匹も壁に張り付いた様子から、紫はすべてを悟る。
こいつらが、スヴァルトの『目』だ。
窓の外の異常も『チンパンジー』によるもの。
異常が始まった頃合いから、『覗き見』されていたのだ・・・・!
その彼らが、揃って椅子の上の紫を見下ろしている。
壁の穴の周囲にも、サルたちはぶら下がっている。
黒目がちなその瞳から感情は読めないが、簡単に想像はつく。
手の届く範囲に近づいたなら容赦しない・・・・そういう『目』だ。
猿たちとの距離(壁までの距離)は──『3m』。
>>548
(高遠)
外壁を大きくぶち抜いた穴からは、外の景色が見えている。
吹き込む風。流れ込む太鼓のリズム。
カバAと紫が消えた理由は自明だが、高遠が対処すべきは、もう一匹だ。
────?
ゴ キィィン!
回転から横なぎに払った蹴りが、カバの頭部に叩き込まれた。
サンドバッグを叩くような感触。並の威力では止まらない敵だ。
とはいえ、『クレモンティーヌ』もまた『規格外』。
ズズ ゥ ン
肉の中に秘められた頭蓋を砕く、確かな手応えとともに、
カバは穴の途中で崩れ落ち、血の池に沈んだ。
その体が、ゆっくりと消えていく・・・・
「なかなかやるな、高遠。
だが『腕っぷし』だけでは、サバンナを生き抜けはしない」
ドコドン ドコドン ドコドン
隣室から、太鼓の音が響く・・・・
553
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/11/03(火) 02:06:16
>>550
(青田)
──スタンド能力は一人につき一つ。
青田が衝撃を受けるのは当然だ。
だが・・・・同時に、青田は気付く。
今、対峙している相手は、ただの人間ではない。
『モナ・リザ』などという、現実にはあり得ない存在・・・・
もはやその時点で、常識の外にあるのは間違いない。
バッッ
右後ろに飛び、距離を置く。
『モナ・リザ』の視界は、バックミラーのようなもの。
相対しながらでも、背後を把握することが可能だ。
問題は、右と後ろ、どちらもじきに壁に突き当たるということ。
特に右は事務室から遠ざかる方向だが、窓もない完全な壁だ。
対して後方は一面、ガラス壁であり、破れば棟から脱出も出来るだろう。
右側、後方どちらも壁までは『5m』。
ゆっくりと追ってくる『モナ・リザ』との距離も『5m』だ。
>>549
(小角)
スヴァルト:
「この国には『窮鼠猫を噛む』という言葉がある。
ネズミは猫に逆襲できるが、ウサギは獅子に勝てない。
どれだけ囀ろうが、おまえはオレの獲物に過ぎん。
殺すか、捕獲し持ち帰るかの違いだけだ」
「だが、その気概は認めてやる。
怯えるだけの獲物ほど、萎える狩りはない。
『イル・ソン・パティ』の真価・・・・
もしあるなら、オレに牙を剥くために使ってみろ」
「少しは、おまえを生かす気になるかもしれん」
黒人の言葉が、今の小角を揶揄するように響く。
その声に溢れる、圧倒的な自信・・・・
これが『ヤング・ダイヤモンド』の一角なのか。
>『スヴァルトは今、秋映学園内の放送室にいる?』
ルルル・・・・
──『YES』。
同時に、小角は思い出す。
生徒や教師に開放されているレベルでは、
放送室は通常、校舎ごとに一つ存在する。
この教授棟も例外ではないはずだ。
他の連中・・・・スヴァルトの言葉は事実なのだろうか?
だが、ルンクスの調査がスヴァルトを呼び寄せたのは事実だ。
同じことを考える者がいないとは断定できない・・・・
>>551
(愛川)
容赦ない罵倒を受け、萎みかけた愛川の心。
だが、唇を突いて出たのは、自身でも思いがけない『反抗』の言葉だった。
「『いやだ』」 ゾル!
「お前の言ってることは、さっきからとにかくムカつくんだ! 喋るな!」 ゾル!
「私には、『力』がある」 ゾル!
「お前がこんなことをしなければ!」 ゾルル
「全部お前たちのせいじゃないか! 『ヨハネスブルグ』!」 ゾロ!
『責任転嫁』とはいえ、
心の奥にたまっていた鬱屈を叩き付けるようなそれは、
真紅の液体となってほとばしり、『6匹』の『液蜘蛛』を生み出した。
ゾルゥウ ウウ ウ !!
愛川の『命令』──『スヴァルトを追いつめ、殺せ』。
唯一、それだけを達成するために。
『液蜘蛛』はその身を溶かし、ジュルジュルと床に吸い込まれる。
スヴァルト:
「・・・・・・・・何だ? 今のその『ジニ』は」
「『命令』がなければ何も出来ない『ジニ』のはず。
今のそれは・・・・何をやったッッ!?」
ド ド ド ド ド ド ド ド
554
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2015/11/03(火) 05:12:29
>>552
「お互い気をつけよう。我々は今『アフリカのサファリ』に
いるのに等しいらしい」
先の『推測』を皆に伝え『F・O・Q』左腕を通常に戻し
右腕でライターから『加熱』『硬度』カートリッジを作製、
サイとその周辺の壁に注視する
555
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2015/11/03(火) 16:38:04
>>554
行動一部訂正
カートリッジ作製は『後方壁』と『前方床』より
『硬度』カートリッジの作製としたい。
(境界の角に指を這わせる事で確実に行える右腕だけで実行したい)
556
:
青田『トライブ・コールド・クエスト』
:2015/11/03(火) 21:19:06
>>553
――最悪なのは、両方の推測が当たっていたパターンだ。シンプルだが、強い。
視認して発信欲求を誤魔化して一撃当てて倒す。――それは筋道無いじゃないが、難しい。
故に今は、他の可能性を探りながら防戦。
携帯電話のアンテナを発現、モナリザの顔面に向けて投擲し対処させつつ、
今度は左手側に飛び込み、転がるようにして、攻撃されないよう移動、受け身の要領で隙を少なく立ち上がりたい。
557
:
紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』
:2015/11/03(火) 21:52:15
>>552
(GM)
質問です。
・このまま『青田さん』のいる一階ロビーに向かう場合、どのぐらいの距離があり、どのぐらいの時間がかかりそうですか?
・無数の『チンパンジー』が壁に群がっているとのことですが、『会議室』以外の場所にはどのぐらいの数がいますか?
・また、ざっくりでいいのですが総数はどのぐらいいそうですか?(100体以上、とかそのぐらいの感覚でいいです)
・『チンパンジー』は今のところ自分からアクションを起こす様子は無い、ということでよろしいでしょうか?
558
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/11/03(火) 23:14:37
>>557
(紫)
>・このまま『青田さん』のいる一階ロビーに向かう場合、どのぐらいの距離があり、どのぐらいの時間がかかりそうですか?
現在、紫が位置するのは教授棟の裏側。
教授棟入り口及びロビーは反対側(南西)にある。
校舎を回り込むなら、およそ『50m』。
ただし、一階の裏側にもロビーに通じる窓はある為、
ここを破るなら、『20m』程度で済む。(高度差は度外視)
>・無数の『チンパンジー』が壁に群がっているとのことですが、『会議室』以外の場所にはどのぐらいの数がいますか?
>・また、ざっくりでいいのですが総数はどのぐらいいそうですか?(100体以上、とかそのぐらいの感覚でいいです)
紫の位置から見える範囲では、全部で『50匹』ほど。
会議室の窓を中心に、主に3Fの窓の周囲に取りついている。
会議室の左右の隣室にも、その姿がある。
>・『チンパンジー』は今のところ自分からアクションを起こす様子は無い、ということでよろしいでしょうか?
今のところは、動きを見せていない。
何匹かは、明らかに紫の動向を観察している。
559
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/11/03(火) 23:23:28
>>553
(GM)
「う、うぅぅ……! 言っていろっ!」
「……言っているといいさ!
今に目に物見せてやる……!」
ルルル・・・・
──『YES』。
居場所は一つしかない。
少なくとも小角の知る限り……ではあるが。
「……スヴァルトの居場所は放送室だ。
この棟に放送を流すには、この棟の放送室でなくてはならないはず!」
小角はスヴァルトを『どうにかしたい』。
それに必要なのは――居場所。そして手段。
(居場所は分かった……そして今っ! 愛川さんのスタンドがやつを狙う今!)
「今……スヴァルトを調べる必要は、一時的にない。
最終目的――謎は依然ルンクスの居場所のまま! そこに立ち返るっ!」
「テーマ変更! 『小角 宝梦の思考』!
質問! 『私が今考えている"この推理"は正しいか?』」
(探偵助手になってもらうぞ……極めて優秀な助手に。)
――小角の推理――
【ルンクスが明日訪れる予定なのは『花嫁』か、花嫁ではないにせよ特定の『人』の居る所。
黄金町内の特定の『場所』を訪れる予定があるわけではなく、あくまでその人の動き次第である。】
――これより下は推理の補強――
……明日のルンクスは、花嫁の家には訪れるし、黄金町からも出ない。
かといってネオンストリートにも病院にも、地図の上にも下にも、黄金町の地図のどこにも行かない。
途中で予定を変えたわけでもない。一見、答えと答えが矛盾している。地図に入らない範囲は黄金町ではない。
それは『場所』ではなく『人』――花嫁か、別の誰かを訪ねるからこその結果ではないだろうか?
町内の『どこか』を――そして花嫁の家を訪れるのに、町内のどの場所にも訪れず、町からは出ないという矛盾。
それはルンクスが予定を変えたのではなく、質問と質問の間に『花嫁が家にはいなくなった』からではないか?
これなら全ての質問の辻褄が合う。辻褄が合うということは、真実かもしれないということだ。
560
:
紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』
:2015/11/03(火) 23:24:03
>>558
(GM)
回答ありがとうございます。
そして申し訳ありませんが、『もう一つだけ質問が』。
・『教授棟』は何階建てですか?
561
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/11/03(火) 23:25:58
>>560
(紫、回答)
>・『教授棟』は何階建てですか?
4階建て。
562
:
紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』
:2015/11/03(火) 23:57:02
>>561
重ねて回答感謝。
>>552
壁に群がる『チンパンジー』。
その姿を見た時、紫が真っ先に考えたことは、自らに迫る危機のことでも、部屋に戻れない絶望でもなかった。
(――――なぜ、攻め込まない?)
『チンパンジー』……あれだけの数の、『チンパンジー』だぞ?
それを突入させるだけで、十二分の脅威になる。たかだか数頭の『サイ』や『カバ』よりずっとだ。
窓を突き破って雪崩れ込めばいいじゃないか。それで小角宝梦を浚えばいい。……なぜそうしない?
そら、たった今壁に穴が開いたぞ。……なぜ、会議室に入らない?
(……きっとそこにからくりがある。スヴァルトの能力のからくりが)
(例えば愛川ちゃんと同じように、発現時に出した命令を上書きできない?
彼らにできるのは『命令に従うこと(この場合は監視)』と、『自衛』だけなのか?)
(操作できる動物の数には限りがある?
今はサイとカバにキャパシティを割いていて、チンパンジーは待機しかできない?)
(それとも、今までは単に様子見していただけなのか?)
(……いずれにせよ、今は戻れない、か)
思考を巡らせながら……『真上』に飛行。
『チンパンジー』に近寄らないように気をつけつつ、『教授棟の上』へと移動する。
このまま、真っ直ぐ突っ切って青田と合流しよう。
「皆さんッ! 壁一面に『チンパンジー』がいますッ! お気をつけてッ!」
途中、『会議室』の中に仲間に情報を伝える。
胸は痛むが、必要経費だ。血を吐いたって構わない。
そして上に飛びながら、ジャケットを脱いで手に持つ。
警戒は……『上空』を中心とした『空中』に向けておく。『鳥』が襲ってくる可能性があるからだ。
563
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2015/11/04(水) 00:00:01
>>552
警戒を緩めるわけにはいかない
が、回りを見るにはこの僅かなあいだしか無い。
テンポを速めから通常位へ移行。
まず、隣部屋(河馬の破壊した方)のスピーカーが見えた場合、
河馬のつき破った壁の穴から瓦礫を当てて破壊を狙う。
続いて高遠は周囲の状況、そして壁を破壊され風穴が空いた
外、隣部屋(同じく河馬の破壊した方)を見、周囲の『音』、振動などを聞きたい。
敵対的なモノが近寄っていないか、全力で感じ取りにかかる。
同時に、『クレモンティーヌ』にお願いして自分の体で(
>>530
の時から)
ダメージの悪化している箇所がないか『踊り手』の身振りで教えてもらいたい。
何か見えなければ調査に使っていた部屋の中央へ向かう。
エイノーと紫がきにかかる。
564
:
愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』
:2015/11/04(水) 00:05:20
>>553
(GM)
「フ……フフッ 『知りたい』か? 『スヴァルト』」
「なら…… 『能力を教えてください、お願いします』って言ってみなさいよ。
野蛮なヨハネスブルグにだって『礼儀』はあるんでしょ?
土下座しながらね!」「(わたしはさっきから何を言ってるんですか!? これじゃ『カズ』なんですけど!)」
今までの愛川からは想像もつかないような言葉が飛び出す。
あるいはそれは今まで『自虐』していたサディスティックな部分なのかもしれない。
「(さて…… 『液蜘蛛』が『敵本体』まで届くまで、何分くらいでしょうか?)」
周囲を警戒しながら頭の中で『液蜘蛛』と『放送室』の位置を計算し
小角が導き出した『放送室』まで液蜘蛛の足でどのくらいかかりそうか脳内で計算する。
565
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/11/04(水) 01:00:15
>>554
(エイノー)
隣室の穴から聞こえるように、危険を伝える。
元いた会議室の方からも、争う音は聞こえている。
言うまでもない・・・・というところかもしれない。
ズギュ!
壁と床の間に手を伸ばし、
二つの『硬度』カートリッジを取り出した。
>>566
(青田)
ズギュ! ヒュッ
『携帯アンテナ』を発現し、投げつける青田。
ほぼ同時に左に跳び、転がるようにして距離を取る。
当然、『モナ・リザ』の視界を頼りにした行動だったが・・・・
その『視界』に現れた、奇妙な現象に目を瞠る。
『携帯アンテナ』は、意外なほど精確に『モナ・リザ』の顔(左目)に向かった。
同時に、『モナ・リザ』の視界が切り替わった。
右目は青田を捉えた正面のままだが、
左目は完全に別方向──青田から見て右方向の壁を映したのだ。
『カメレオン』のように独立した目の動きをさせれば、
こんな視界になるだろうか──?
ともあれ、視界は一瞬で元に戻り、
『モナ・リザ』は対応の手間を一切かけず、前に進む。
「あなた・・・・『見えて』いますね」
ザッ ザッ ザッ
キキ キキ
左に避けた青田を追って・・・・ではない。
青田の後方にある、ガラス壁に向かって、だ。
互いの距離は──『5m』。
──ガラス壁──
↑
モ →青
>>559
(小角)
愛川は『スクリーミング・アウト・ラウド』を発現した。
『命令』を拒んだ『液蜘蛛』は、スヴァルト本体に向かうだろう。
その間は、敵の攻撃は手薄になるはず・・・・
そう踏んだ小角は、テーマを再度変更。
ルンクスの居場所を再度追うべく、テーマを『小角 宝梦の思考』とする。
>『私が今考えている『この推理』は正しいか?』
>【ルンクスが明日訪れる予定なのは『花嫁』か、花嫁ではないにせよ特定の『人』の居る所。
> 黄金町内の特定の『場所』を訪れる予定があるわけではなく、あくまでその人の動き次第である。】
ルルル・・・・
──『NO』。
小角の『推理』は、当たっていないようだ。
>>562
(紫)
壁に群がる『50匹』ばかりのチンパンジー。
その状況への恐怖より先に、複数の疑問が生まれたのは探偵の性か。
確かに、この数がいれば、確実に小角らを襲えるはずだ・・・・
「皆さんッ! 壁一面に『チンパンジー』がいますッ! お気をつけてッ!」
文字通り、血の出るような叫びで警告を発する紫。
その声が聞こえたかのように、猿たちが動き出す。
スッ スッ スッ
一匹、二匹、三匹・・・・滑らかな動きで、
壁の穴から会議室に侵入していく!
紫の疑問の一つは、これで証明された・・・・
待機しか出来ないわけではないらしい。
ゥ オォ オオオオオオ ン
安楽椅子は風を切り、教授棟の上へと向かう。
チンパンジーはまだまだ残っているが、何かしてくる気配はない。
4階を過ぎると、そこは屋上だ。鉄柵に囲まれており、人も猿もいない。
屋上の上を通過し、一階の青田に合流しようとした、その時だ。
紫は、屋上から空を、自分を見上げる男の存在に気が付いた。
やや色の薄い黒人だ。
長身に灰色のスーツを纏い、背筋を伸ばした様は軍人のよう。
──いや、明らかにおかしい。
屋上は今しも確認したのだ。人も猿もいなかった、はずなのだ。
『10m』は下にいるだろう、男の姿に新たな疑問を浮かべた時、
「──『小角 宝梦』は、まだ生きているか?」
──力強い声が、『すぐ耳元』で尋ねてきた。
566
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/11/04(水) 01:11:37
>>563
(高遠)
カバの消えた先、隣室を見やるが、
やはり穴の上に残った壁の一部が邪魔をする。
穴を潜るなりして隣室に入らなければ、位置の確認は出来そうにない。
会議室の窓方向を振り返れば、
小角は単身、『質問』を続け、愛川は興奮気味に
スピーカーのスヴァルトを挑発している。
その時だ──
「皆さんッ! 壁一面に『チンパンジー』がいますッ! お気をつけてッ!」
紫の声が、外壁の穴から聞こえてきた。
それを裏付けるように・・・・
黒々としたチンパンジーが、穴から入ってくる。
一匹、二匹、三匹。
動物園で見るような、音のない動き。
四肢すべてを連動させた、獣の滑らかさだ。
小角、愛川らは西端に逃げていた為、距離は『4m』ほど離れている。
ほぼ部屋中央に位置する高遠からも、『4m』。
サルの三対の目が、高遠を、小角を、愛川をそれぞれ追う・・・・
>>564
(愛川)
「『遠隔自動操縦』、そして『群体』──オレと同じタイプか。
特殊な条件があるところも似ている、が」
やや乱れたかに思われたスヴァルトの声は、
みるみる落ち着きを取り戻す。
「オレとおまえには、決定的な違いがある。
おまえの『蜘蛛』は『出発』したところ。オレの『獣』は『到達済み』。
本体を殺せば問題ない・・・・そこは同じだろう。
違うか・・・・ええ、愛川?」
穴から次々と入ってくるチンパンジー。
紫の警告が、その瞬間に現実になった形だ。
愛川は放送室の位置を知らない為、
到達にかかる時間はわからない。
567
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2015/11/04(水) 01:41:59
>>586
「こないのかね?では有り難く隣に戻らせてもらおう」
軽くその場で跳んで足を振る軌跡で壁と床の『硬度』カートリッジを
抜き出し腰から肩への筋力によるスイングで壁に体当たる。
『F・O・Q』のパワーによらずとも『全く硬くない』壁にめり込み
隣に近付くくらいはできる。
そしてサイが群れ成して突貫してきた場合およそ今カートリッジを
蹴りだした周辺2m四方程は今や『何の支えにもならない落とし穴の
被せ』床だ、何匹を下敷きにすれば今エイノーのいる境壁に到達
できるものだろう。
思うに『沼台』の異名を取ったパチンコ台のエアカーテン突破並みの
物理飽和が必要ではないだろうか。
よしんば突破されたとして次の一手で隣に戻った際迎撃体勢も取れる。
568
:
紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』
:2015/11/04(水) 01:44:44
>>565
動き出した、か……しかし、入った数はそう多くない。
何かしらの条件がある、と見るべきか。
これだけの規模を誇るスタンド能力だ。間違いなく、なにかの『縛り』が……
「…………ッ!?」
……そう思考を続けようとしたところで、突如現れた『新たな黒人』。
(誰だ!?
ルンクス……スヴァルト……いや、彼らが『この位置』に陣取る意味がない。
そもそも、『急に現れた』ということはそれもなんらかの能力で……)
(あっ―――――)(―――――『フライス』ッ!!)
そうだ。
いつぞやの放送で顔を見た。
『ヤング・ダイアモンド』の(推定)リーダー格……『フライス』じゃないか?
(なぜそいつがここに……)
> 「──『小角 宝梦』は、まだ生きているか?」
「ッ!」
『耳打ち』。
反射的に左右を見るが……
(ある種の『瞬間移動』のような能力か……?
彼は何を目的にしている……?)
……手札が、足りない。
一刻も争う事態だが、会話に乗ってやろう。
「………………答えるのならば『YES』」「まだ生きてますよ。『まだ』ね」
「おたくの『Mr.スヴァルト』のせいで、いまにも死んでしまいそうですが。
これは『ルンクス』を追う集まりですから、『ルンクス』の手駒が妨害に来た……ぐらいは想定済みでしたが。
それに加えて他の幹部格まで出てくるとは。意外と『仲良しチーム』なんですね?」
569
:
青田『トライブ・コールド・クエスト』
:2015/11/04(水) 23:48:34
>>565
見えていますね、の言葉に反応して目を瞑ったまま一瞬意識を天井の監視カメラに向け、
それからモナリザの後ろに回り込みながら携帯電話のアンテナ発現、回り込んだ所でアンテナを投擲したい。
先ほどの状況を疑似的に再現する事で、能力を推し量ると共に、
防ぐかどうかを投擲したアンテナの動きと状況から観察する。
(小角さんの場所は解って居る筈、ガラスをカチ割って外に出た所で意味はなさげだが……。
しかし、するという事は意味がある、という事だ。
俺の目を制限する、或いはガラス片の存在によって能力を補佐するつもりか、といった所だろう。
前者であれば意味は無く、後者であれば……推理は組みなおす必要があるだろうな)
570
:
愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』
:2015/11/05(木) 20:58:05
>>565-566
(GM)
「(うっ…… その通りなんですけど)」「……それが?」
「(放送室の位置わかんないし『液蜘蛛』がいつ届くかなんて知らない!
床に溶けたところを見るとこの階じゃないみたいですけど…… 殺されるまでに間に合うわけないんですけど!)」
「つまり死ななきゃいいんでしょ! お前の『攻撃のための条件』はもう見えた!」
「(それは『音』! でも分かったところでもうどうしようもないんですけど!?)」
> 「皆さんッ! 壁一面に『チンパンジー』がいますッ! お気をつけてッ!」
「(『猿』!? 『猛獣』なんですけど!)」「なんだ! 猿並みィ!」
チンパンジーから逃げるため、南東方向(マップ斜め右下方向、部屋の中央にいる高遠の背中に入る位置)に走りたい。
横にいる小角を守りたいが、愛川のスペックでは手を出しても無駄だろう。下手に守って共倒れしては台無しなので無視する。
571
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/11/06(金) 00:13:23
>>565
(GM)
(っ……外れか……!
な、ならなぜだ? なぜルンクスは――地図に表せない!)
(理由が……違うのか?
なぜだ!? やつはどこに……!?)
場所を――訪れるのか?
どこかは訪れる。人を訪れるわけではない。
ならなぜ?
なぜ地図上には、予定点が存在しないのだ?
(どうなっている? 地図に無い場所なんか存在するのか……!?
それとも、は、花嫁の家が……いや、花嫁の家は動かないんだ。
ならなぜ? 無いのか? い、いや、そんなはずは……………)
「……あ?」
(…………待てよ? もっと、もっと、根本的な話なのでは……?
……こいつ、そもそも……誰の家に行くかは決めてないんじゃあないか……? それでも……辻褄が合うぞ……?)
それは一つの気づきだった。
ルンクスの花嫁は多数いる。花嫁の家を訪れる事は決めていても――誰の家にするか、決めていないのでは?
それなら、『どこか』『花嫁の家』には行くし、『場所』は……まだ決まっていまい。地図で表せるはずもない。
「ならば……調べるべきなのは……『私のこの推理は、正しいか』?」
ここでいう小角の推理とは――
【ルンクスは自分が所有する拠点を、今後も使用しようと考えている。】
自分の所有する、とは病院周辺の拠点に限る。
そして今後、とは今この瞬間より後だ。
調査に応じ、捨てる可能性もなくはない。一応、そこは確かめておきたい。
もし今後も使うのなら、この局面で調べるべくは……『拠点』の正確な位置。
明日の予定に比べれば、確実性や早さに欠けるかもしれない。だが場所はずっと調べやすい。
つまり、小五郎のアドバイス。急がば回れ、原点に立ち返れ。明日の予定は無駄になるが、仕方ない。
・・・・そして。
「ち……チンパンジーだと!?」
「き、危険だぞ……ああ見えてとてつもなく凶暴な生き物なんだ!
それに、む、群れで連携した狩りを行うと……聞いたことがある……!」
自分に敵と戦う手段はない。
窓の穴からさらに少し、離れておく。方向は下だ。
高遠に守ってもらいたいが、近すぎると邪魔になる。
ただし、高遠から指示があれば従う。こういうのはプロに任せるべきだ。
そして――未熟ながら、自分は『調査』のプロ。専念しなくては。
572
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2015/11/06(金) 00:48:57
>>566
(息つく暇も無い、か…)
それとも、ついては行けない息だったのか。 テンポを上げて攻撃の姿勢を取る。
「ふたりとも、そのままこっちへ。
河馬のでた壁の奥を見れたら見ておいて……!」
愛川、小角は扉側へ逃げるようなので、そう告げ、
それに手を出そうとするチンパンジーがいたらそれを優先して叩けるよう、
立ちはだかるように、かばうようにチンパンジーとの間にはいる立ち回りをしながら後部へ下がる
襲いかかってきた場合、踊りの回転で殴打し弾き飛ばすように迎撃を行いたい。
本体かクレモンティーヌどちらかで
襲ってきた以外のチンパンジーが迎撃の隙に
こちらを攻撃に来ないか監視、さらに回転することでこちらにも迎撃になるようにしたい。
573
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/11/06(金) 00:51:46
>>572
(高遠)
>>565
(GM)
「う、うむ! わかった……!」
指示通り逃げ、時間的余裕があれば『河馬の穴』の向こうを見る。
新しく何か来ているようなら、警戒――いや、行動しなくてはならない。
574
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/11/06(金) 23:11:43
>>568
(紫)
男の顔に、紫は見覚えがあった。
フライス──間違いない。
ニュースで『ヤング・ダイヤモンド』の中心にいた人物だ。
「──『仲良し』とは真逆だな。
どいつも、互いを出し抜くのに夢中だ」
「我々は正面きっての『戦争』は禁じられている。
だから、奪うための『理由』を作る。
『理由』に正当性がなければ、孤立してしまう。
表面のバランスを崩さぬよう、裏の利益を取る戦いだ」
「そして・・・・小角 宝梦は『火種』となる。
──私の予想は的中した」
「自身を調べられた以上、ルンクスの攻撃には正当性がある。
スヴァルトはいち早くそれを知り、小角の確保に動いた。
『イル・ソン・パティ』は、あらゆるバランスを破壊するを秘めている。
『ヤング・ダイヤモンド』の将来の為、とでもスヴァルトは主張するだろう。
排他主義の彼は、本音でも小角の確保に固執しない。
手の内に入ろうが使い捨て、『バランス』を壊さないつもりだ」
声は、風の中で囁き続ける。
男の目は遠く、学園の彼方を見続けている。
「『火種』は利用すべきか、『消す』べきか。
どちらがアフリカの未来の為か・・・・考えている」
男の言葉は、冗談や嘘ではないようだ。
現在進行形の『侵略』を前に、本当に決断を決めかねている・・・・?
>>567
(エイノー)
「──急げ!サファリの戦士たちよ!」
スヴァルトの叫びが、スピーカーを貫く。
その声と同時に、西側の隣室の壁が破壊された。
サイだ──見る限りで『3頭』。
ほぼ壁の横半分を破壊し、エイノーへと突っ込んでくる!
だが、それより速く、エイノーは跳躍していた。
東の壁と床は、『硬度』を奪われ、ハリボテ同然だ。
床を飛び越え、壁に突っ込んで、元いた会議室に転がり出た。
全身の傷が痛むが、構っていられない。
扉方向に移動していた小角が、目を丸くする。
『ブロォォォオ────ッ!!』
先頭のサイが突っ込んでくる。
だが、当然、床の変化に気付くはずもなく──
ズガ! ドドドドドドドドド
『ブロロォオオ──!!』
床を抜き、二階へと落下した。
すさまじい音が響く・・・・二階の床も抜けたのかもしれない。
そして、こちらの部屋の状況は──
三匹の『チンパンジー』を、高遠が凌いでいる状況だ。
一匹を蹴り飛ばしたものの、さすがに数に押される。
チンパンジーは馬鹿ではない。うかつに寄ってこない。
加えて、カバもまた、壁の穴から現れ出た。
サイ、チンパンジー、カバ。三面を猛獣に囲まれた状態だ。
>>572
(高遠)
「──急げ!サファリの戦士たちよ!」
スヴァルトの叫びが、スピーカーを貫く。
中心で『踊り』を続ける高遠。
小角らは扉に向かって、部屋を南へと走っていく。
その背に襲い掛かるチンパンジーの跳躍を、
──♪── ゴッ!
凄まじい蹴りで捉え、東壁に叩き付けた。
残り二匹のチンパンジーは、それを見て前進を止める。
『クレモンティーヌ』の間合いのやや外で、左右に別れて、
その危険な『踊り子』を観察している・・・・カバとは違う。
『類人猿』には、明らかに『知性』が感じられる・・・・!
ドゴォォオオオ!
西側の壁が破れ、エイノーが会議室に転がり込んだ。
雄叫びとともにサイが向かってくるのが感じられるが、
そちらを気にする余裕がない。
さらに東壁からは、カバが身を乗り出す。
移動した愛川がいる方向だ・・・・こちらも危ない。
『四面楚歌』ならぬ『三面楚歌』──
この状態が続けば、遠からず犠牲者が出る。
575
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/11/06(金) 23:41:54
>>570
(愛川)
『液蜘蛛』が一階に到達したことを愛川は感じる。
『落下』が停止したからだ。
そこから西へと動いていく・・・・行き先は『放送室』のはずだ。
紫の警告を受け、東壁に沿って扉方向へ逃げる。
背後でチンパンジーが襲う音。打撃音。
西壁が崩壊する轟音に、サイの咆哮。
さながら戦場、猛獣による総攻撃の様相だ。
部屋中心で踊る高遠の背後に入った、その時だ。
ヌ ア ッ
東壁に開いた穴から、巨大なカバが顔を突き出した。
『三匹目』だ──間近で見ると凄まじく大きい。
その顎を上下に開けば、愛川の身長を超えそうなほどに。
スン スン
カバの鼻が蠢き、匂いを嗅ぐ。
そして──愛川の目前で、大きく口を開いた。
バイクのマフラーほどもある二本の牙。
大口のサイズは身長ほどではないが、優るともおとらない・・・・!(距離『1m』)
>>571
>>573
(小角)
>【ルンクスは自分が所有する拠点を、今後も使用しようと考えている。】
ルルル・・・・
──『YES』
『コイン』は、盤上の『はい』を指示した。
穴から現れたチンパンジーを避け、西の壁際を扉方向へ。
『質問』をしたため、すぐに逃げた愛川に遅れる。
壁の中央まで走り出た時、
ドゴォォオオオ!
目前で西側の壁が破れ、エイノーが会議室に転がり込んで来た。
瓦礫が当たらなかったのは幸運だが、
隣室からエイノーを追ってくるサイの姿が目に入る。
あわやと思われた瞬間、
ズガ! ドドドドドドドドド
『ブロロォオオ──!!』
サイを乗せた床が部分的に崩壊し、二階へと落下した。
すさまじい音が響く・・・・二階の床も抜けたのかもしれない。
そして高遠の声を受け、東壁の穴を振り向く。
そこには、三頭目のカバが現れ出たところだった。
逃げた愛川の目前に出現した格好だ。
立ち尽くす愛川の目前で、ギロチンのように大口が開く──!
>>569
(青田)
天井の『監視カメラ』のアンテナは残したままだ。
だがそれは、教授棟の入り口をチェックする為のもの。
ガラス壁越しに西(地図右)に向かえばそのエリアだが、
ここではまだ、カメラの視界内ではない。
青田は顔を上げ、モナリザの背後に回った。
携帯電話を発現するが、『モナ・リザ』の位置は確認できない。
『モナ・リザ』の背後である以上、視界は使えず、見れば『情熱』の虜になるからだ。
ガシャア ン!
ガラスの割れる音。
だが、大きく壊れた様子はない。せいぜい穴を開けた程度だ。
一体、『名画の美女』は何を狙っているのか・・・・?
576
:
愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』
:2015/11/06(金) 23:45:02
>>575
質問。
>>530
で出した液蜘蛛は現在どの辺りにいる?
577
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/11/06(金) 23:50:25
教授棟3F:現在の状況
─窓窓─┬─ 窓窓 ─┬─窓窓穴┬───
| | チ ..|
| 穴 チ.|
サイ穴サイ. |小 高 |
| 穴穴エ .愛|
穴 | カバC
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄扉 ̄ ̄ ̄ ̄扉 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
廊下
───────────────────
578
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/11/07(土) 00:10:18
>>576
(愛川・回答)
部屋中央(高遠の東、愛川と高遠の間)とする。
動物が現れてはすぐに撃退されていくため、
現状、右往左往している。
579
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2015/11/07(土) 00:16:23
>>574
「すまない遅くなった。小角君ちょっとこちらへ。
その位置だと壁を突き抜けてサイが突っ込んで来る」
会議室の全員に不在を詫びつつ小角をエイノーの今いる
場所に誘導する。
この場所なら
『サイCが前方のサイBを押し出してビリヤード跳躍』
などという超絶技を繰り出すか室内の不利を承知で
猛禽を呼び出して即座に特攻させる荒技でなければ
比較的一時的にはやや安全だ。
高遠と愛川、紫や青田にも申し訳ないが『準備』の為
この瞬間は奇襲に用心しつつ『F・O・Q』はエイノーの
ポケット内の携帯ドライヤーから『赤熱』『送風』カートリッジを
作製させたい。
580
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/11/07(土) 01:16:08
>>575
(GM)
>>579
(エイノー)
「よ、よっ、よしっ……よし!」
(は……はじめからこちらに……
いやっ、それは単なる結果論に過ぎない……今は!)
今必要なのはさらなる調査。
厳密な位置はともかく、範囲(出来るだけ狭く)が分かれば――
ドゴォォオオオ!
「うっ――」
ズガ! ドドドドドドドドド
「わ……え、エイノー先生!?
……あっ! あ、愛川さんっ……危ないっ!」
そうは言っても自分には何も出来ない。
エイノーに従って誘導されつつ――
「……『この推理はどうだ』!」
簡略化しているが、小角に分かるので問題ない。
より具体的な質問内容は『今考えている推理は正しいだろうか?』だ。
推理とは【ルンクスの病院近くの拠点は、病院周辺、具体的には半径100m以内にある】ということ。
周辺――ということだし、まあそれくらいじゃあないだろうか? 今回、地下とかそういう高低差は無視だ。
それと、言うまでもないことかもしれないが、病院とは松前総合病院だ。
コインの動きは目で追うが、余裕があれば部屋の様子は見ておく。
581
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2015/11/07(土) 01:22:50
>>574
「やってみな『サファリの戦士』共!」
踊りを観察し始めたか、
そうなれば少し見ていれば(アホでもなければ)踊っていなければならないという
クレモンティーヌの習性に気づくはずだ。しかしかと言って引くわけにはいかない。
こちらが引き下がって河馬をどうにかしようとすれば
確実にこいつらはそこを『隙』とみて狙ってくるはずだからだ。
エイノー先生は、ここにきて前には来ない。
……時間を稼ぐ以外道はない。
壁際に押し切られる前に、反撃に入らねば……。
チンパンジーを足元の瓦礫などがあれば牽制を兼ねた
撃ち飛ばしで攻撃をしつつテンポを少し落とす。
あげようと思えばすぐに元通りに出来る程度まで。
「河馬から下がって、扉側へ!」
愛川へはそう促す。
ちゃんと動いてくれないと上半身は河馬の餌だ。故に強く言って反射的に動かす。
582
:
愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』
:2015/11/07(土) 01:27:31
>>578
回答に感謝。
>>574-575
(GM)
「(あっ、やばい死んだ)」「死んだ……」
1メートル先に、『カバ』。
チンパンジーから離れつつ高遠の邪魔にならないようこちら側に進んできたが……
少し、進みすぎた。
このカバに噛まれたら、確実に『殺られる』。
『防御』すれば間に合うかもしれないが、したところで、壁すらブチ抜く猛獣のパワーを相手にどんな有効な防御があるというのか。
愛川とその『スタンド』が窮地にいかに『無力』かは、ここまでいやになるほど証明済みだ。
「(いや無理……)」「無理だってー!」
下手に『刺激』すればすぐさま襲われることは、紫が証明している。
急いで踵を返し、部屋の南西(マップ左下)方向に逃げる。
部屋の中央で右往左往している『液蜘蛛』のうち二匹は、明確に動物を指定して『カバを襲え』という『指令』をしている。
紫を襲ったカバAがどこかへ落下していき、カバBは高遠に顎を砕かれて消滅した以上、次に襲うのは目の前のカバCだ。
反対側に逃げれば、『液蜘蛛』は目の前のカバを攻撃してくれる…… のではないだろうか。
「(ちょっマジこれだめ間に合わない逃げられない防げないマジで死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬって!)」「むぅ〜りぃー!!」
……『1m』という鼻息が掛かるほど近い距離にいるカバの攻撃を、人間の身体能力で避けることができたら、の話だが。
583
:
紫 斜六『アームチェア・トラベラーズ』
:2015/11/07(土) 01:44:36
>>574
「……なるほど、確かに『アレ』は凄まじい。
彼女の『イル・ソン・パティ』は恐ろしいほどに凄まじい」
「――――なにより、彼女は『名探偵』ですから。
彼女がいれば、わからないことなどこの世にないでしょう」
――――会話に割いている時間が惜しい。
だが、無視していい存在ではない。
放置していい話でも、無い。
「悩ましいと言うのなら……『考える』というのも、一つの道ではあるかとは思いますがね。
失われた物はもう元には戻らない。だから最善を『考える』。またの名を『保留』とも言いますが」
要するに、彼は『いっそこの場で殺してしまうか』『このご利用するためのいい方法を見つけるか』を考えているわけだ。
組織をまとめる人物には、相応の苦悩があるのだろう。
「……まっ、『敵』である私が何を言ってもという話でもあります。
そりゃあ私は宝梦ちゃんを生かしてほしいわけですが、それは言ってもしょうがない」
「ただ」
「まぁ」
「『火』は貴方の住む大陸から生まれたものですよ。
人類は『火種』を利用して生きてきた。この状況でなくとも、私はそう『助言』しましょう」
「だってそっちの方が、いかにも『人間的』じゃあないですか!」
584
:
青田『トライブ・コールド・クエスト』
:2015/11/07(土) 22:26:09
>>575
不味いな、ここでこれはもう完全に賭けになるが--
まず、モナリザの視角受信をカットし、以後アンテナからの位置情報でモナリザの位置を判断する。
「……!?しまった、硝子に映ってッ!」
視認してしまった、とそのように振る舞うことでモナリザの油断を誘いたい。
またそれと同時にしゃがみこみ、右手で地面にモナリザの姿を書こうとし始める。無論振りだが、リアリティーを上げるには必要だと考える。。
585
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/11/07(土) 23:23:37
>会議室内全員
スヴァルト:
「・・・・beanbag!
この『蜘蛛』・・・・壁を抜けて・・・・!」
『液蜘蛛』が放送室に到達したようだ。
太鼓のリズムが、さらに激しくなる。
スヴァルトの動揺が伝わるかのようだ。
「急げ・・・・愛川だ!
その女を──まず『殺せェ』!」
>>579
(エイノー)
エイノーは壁際を駆け寄る小角と合流する。
床の穴の向うのサイは、鼻を床に近づけ、匂いを嗅いでいる。
落とし穴を用心している様子は野生動物らしい行動だが、
それは逆にスヴァルトの干渉を感じさせない。
穴を超える以外にも、隣室に向かう選択肢は在り得るはずだが、
それを選ぼうとはせず、『落とし穴でない床』を探ろうとしているようだ。
少なくとも今すぐ、サイが向かってくる様子はない・・・・
カシュ!カシュ!
携帯ドライヤーから『赤熱』『送風』カートリッジを抜き出した。
これで手中の『カートリッジ』は6本。そろそろ手に余ってきた。
>>580
(小角)
浮遊する『木版』とともに、エイノーの元に合流した。
壁の向うの穴が掘となり、サイは見えるがひとまず安全なようだ。
とはいえ、チンパンジーもカバもすぐそこだ。
余裕は欠片もない・・・・だが、それでも小角は『質問』を続ける。
>【ルンクスの病院近くの拠点は、病院周辺、具体的には半径100m以内にある】
ルルル・・・・
──『YES』
──そして、周囲を見回した小角の目に、衝撃的な光景が飛び込む。
>>581
(高遠)
♪〜〜〜
キィン!
リズムを落としながら、足元の瓦礫を爪先で蹴り上げ、
チンパンジーの一体に放つ。
『キッ!』
一声上げ、チンパンジーが反応した。
肩を掠めたものの、避けられる・・・・人間では考えられない反応速度だ。
リズムを読めている、とは思われないが、
高遠の攻撃を十分に警戒し、距離を取り、備えている・・・・
なまじ攻めて来ないだけに、瞬時に倒すのは難しく、
そして、だからこそ危険だ・・・・背後の『カバ』に対応できない!
愛川に声を飛ばす高遠。
同時に、放送からスヴァルトの声が聞こえた。
その指示の声を聴いた、その時だ──
ガ ガッ !
二匹の猿が、同時に転がった瓦礫を拾った。
その長い腕が構えを取る。『投擲』の構えだ──!
>>582
(愛川)
踵を返し、部屋の南西端へと逃げようとする愛川。
しかしそこに到達するには、カバの前を通過せざるを得ない。
ダ ッ ダ ッ
動かす脚が、水中のように遅く感じられる。
背後から追い抜いてくる、生温かい何か。
それが上下から左右に変化した巨大な顎──
首を捻った、カバの口であることに気付いた瞬間。
ガ ボォ !!
ドズ! ドズゥ!
圧倒的なパワーで挟まれ、長い牙を突き立てられた。
胴と胸を貫いた牙から、血と体温が抜けていく。
カバが首を振り回し、足が床を離れた。
カバの口から頭と足だけ出た状態で、宙釣りとなる・・・・
・・・・視界に、帳が降りていく。
586
:
『小角 宝梦は火種となる』
:2015/11/07(土) 23:41:31
>>583
(紫)
「・・・・上手いことを言うな。
『探偵』を辞めても、『詩人』になれそうだ」
フライスは顔を上げ、紫を見上げる。
耳元の声が、男のものであることは間違いないようだ。
「・・・・『保留』。
・・・・・・・・・・・・・フ、確かに」
「『正解』を求める余り、手を止めてしまうのは悪い癖だ。
アーントにもいつも言われる。
料理が下手なのは、そのせいだと」
「ひとまず、スヴァルトを止める。
『火種』をどうするかは、その後で考える。
今の正解は『それ』だ・・・・『そうするとしよう』」
男が屋上を歩き始めた。
方向は紫が来た側、穴の開いた壁の、その上へと。
そして紫は目撃する──
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド
『鉄格子』で編まれたような、屈強な人型のヴィジョン。
空洞でありながら、圧倒的な力強さを感じさせる。
フライスの傍らに発現する、そのスタンドを。
「礼代わりに教えておこう。
下にいるルンクスの『嫁』なら、大丈夫だ。
この場所には、もう一人向かっている。
・・・・『あいつ』は、ルンクスを心底から嫌っている」
>>584
(青田)
シキュ!
青田は咄嗟に『モナ・リザ』送信の視覚情報をカットする。
閃きに似た推理だ。
正解かどうかはわからないが、持てるチップを注ぎ込む。
「……!?しまった、硝子に映ってッ!」
声に出しながら、右手で床に絵を描き始める。
転がった瓦礫をタイルに突き立て、原始人のように、だ。
「やはり、『見て』いましたね」
キキ キキキキキ
『モナ・リザ』が嫣然とつぶやき、接近してくる。
ポールが床を引っ掻く不愉快な音。アンテナの位置情報。
両方から確実にわかる・・・・床を見る青田の正面に、立ちはだかった。
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
「『羽虫』の一匹であれ、私と御主人様の邪魔は許しません。
その絵は、『地獄』で完成させなさい」
キンッ
ポールの先端が、床を離れる・・・・
587
:
愛川楓月『スクリーム・アウト・ラウド』
:2015/11/07(土) 23:47:33
>>585-586
(GM)
ガブリ
「がッ」
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、」
ミシ ミシ
「(ああ……『やっぱり』)」
ゴキ ボキ メキ
「あ、あ、あ、」
「(わたし、だめ、だっ……)」
ボギン
「………………」
カバに噛まれた愛川の暗黒の走馬灯に浮かぶのは
一同でもスヴァルトの顔でも、今自分を飲み込んでいるカバの顔でもない。
かつて愛川と共に異世界に赴いた『黒樹 出』と『獅ノ女 カンナ』という二人の女性。
そして……彼女たちと共に迎撃した『恐竜』、『プロトケラトプス』の群れの姿だ。
「…………」
「…………」
あのときの戦いで、愛川は『死んでいた』はずだった。
『五尾』と名乗る、人を恐竜の世界に送るスタンド能力者の不可思議な力により
『偶然』に元の世界に戻されなければ、『プロトケラトプス』に踏み潰されていたはずだったのだ。
そして、そのとき初めて愛川は
世界に存在する圧倒的な力と運命に対する、自らの『無力さ』を思い知り……
「………………ごめんなさ……」
今また、『過去に追いつかれた』と思った。
「…………」
「…」
「‥」
「・」
「」
.
588
:
【跳銃】 vs『キッキング&スクリーミング』
:2015/11/07(土) 23:52:56
>>809
(リン)
「おッおー♪ イイッ! ねェ〜〜ッ」
左手を前に構え、右手を腰だめに引く。
左下方向へと進み……瓦礫から視線を外させる――
「『近距離パワー型』」
「どうするかなァ〜 こういう状況で蹴りはマズい?」
ガ ガガ ァ ――ッ
キッカも動くッ! 動く方向はリンと並行。左下へ。
いや、それよりも早く……その脚力を活かして先行ッ!(ス:B相当)
ギャン ギャンッ
「ステップ、ステップ……」
「ウマいコトしてやらなきゃ」
距離は2メートル程度まで縮まっている……!
589
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2015/11/08(日) 05:21:58
>>585
「全くルンクス氏に友情篤い事だねスヴァルト氏。
ここで使う『札』ではなかったのだよ?
小角君、高遠君、なるべく避けるが先に謝っておく。
そして愛川君、今助けるが――――少々『熱い』よ」
『F・O・Q』右肩に発熱カートリッジ、左肩に『送風』カートリッジを装填、
『立ち支える力』『腕を動かす力』以外のすべてのスタンドパワーを
『発熱』『送風』に回しまず愛川を銜えるカバの上顎目掛けて
最大加熱の『右掌』を差し出し後方に最大出力の送風の左掌を添える。
『エアプラズマカッター』
――――無理である、そこまで熱量と給気の緻密な制御は出来ない。
『火炎放射』
――――そうはならない、それが有効な『化学反応』を『F・O・Q』は起こせない。
だからこれは――――『ジェット噴射』である。
それも『F・O・Q』の可動能力と姿勢保持能力以外の全力の熱量と出力を込めた
『乾熱の暴風』だ。
カバの眼球と体皮膚の水分を瞬時に揮発させ、サル程度のサイズの
動物ならまず先に『吹き飛ばされる』ような『ジェット噴射』なのだ。
「『闘乾熱風(マーシャル・ドライアー)』、それなり『切り札』だったのだよ?」
まずはカバの口を水分揮発の苦痛で開けさせ愛川を離させる、
そしてサルを纏めて外に追い出すか乾燥死させる。
余裕があれば隣室への『穴』からサイを『炙る』。
そして全力で小角と高遠、愛川への二次被害を抑えるべく
残した力で方向を調節する。
590
:
エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』
:2015/11/08(日) 05:25:11
>>589
追加
先立って不要になったスマートフォンの『集音』『指向性』
元より回収する間がなかった隣室壁と床の『硬度』カートリッジの
4つは『解除』する。
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