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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

1168チバQ:2016/05/26(木) 22:13:43
http://www.sankei.com/world/news/160524/wor1605240031-n1.html
2016.5.24 16:06
【英国の針路-EU離脱か残留か・上】
国民投票まで1カ月 不安あおり論戦展開 国論は二分
 22日の日曜日、ロンドン西部のスーパーマーケット。ノーネクタイ姿のキャメロン首相が店員らを前に語った。「英国が欧州連合(EU)を離脱したら毎週の買い物の価格が約3%上がる」。労働党の党首代行を務めたハリエット・ハーマン氏も同行し、離脱すれば「大きな経済的ショック」が起きると述べた。

 EUからの離脱の是非を問う英国の国民投票まで、23日で残り1カ月となった。離脱、残留両陣営が国民の不安をあおる形で論戦を展開している。英世論調査会社「ユーガブ」によると、残留支持は44%、離脱支持は40%とほぼ二分されている。

  
×      ×

 残留派はEUという市場を失う経済的損失を強調している。2月下旬には石油大手BPや金融大手HSBCなど、英国の著名企業約200社のトップが残留を呼びかけた。オバマ米大統領も「安全と繁栄をもたらす」と残留を支持する異例の事態となっている。

 にもかかわらず、ジョンソン前ロンドン市長に代表される離脱派に接戦を強いられているのはなぜか。

 理由の一つが東欧出身者を中心に急増する移民の問題だ。2015年度の入国者は33万人強と過去最高規模に膨れあがった。白人労働者階級を中心に「職を奪われた」「福祉制度にただ乗りしている」といった不満が拡大した。離脱派は国境管理が強化でき、テロ対策にも有効だと強調する。

 英国のEU拠出金は約85億ポンド(1兆3600億円)。独仏などと同様、配分されるより多くの額を支払っている。「主権回復」を旗印に掲げる離脱派は、「ボート・リーブ」(離脱に投票を)と銘打った組織を軸に運動を進めている。

  
×      ×

 白人中高年の低所得層の怒りをくみ取ったジョンソン氏の主張は大衆迎合(ポピュリズム)的で、内向きのナショナリズムが見え隠れするとの指摘もある。米大統領選で吹き荒れる「トランプ旋風」のようだ。

 一方、英北部スコットランドでは、英国がEUを離脱するならEUに残留するために再度独立を目指す-という理屈でナショナリズムが台頭。連合王国はアイデンティティーの危機にひんしている。

 キャメロン氏の与党、保守党の下院議員約330人のうち、閣僚を含む約150人が離脱に転じ、一般党員の約70%も離脱を支持する。「身内の反乱」で、残留を果たしても党首交代を余儀なくされる可能性もある。政権維持には「圧勝」するしか手がないのが実情といえる。

×      ×

 「孤立主義が英国によい影響を与えたことはない。EUは対立が続いた欧州の和解を手助けした」。キャメロン氏は9日、こう述べた上で、「未来の紛争を避ける欧州共通の目的維持は国益だ」と残留を訴えた。

 これに対し、ジョンソン氏は、欧州の平和維持を担うのはEUではなく北大西洋条約機構(NATO)だと反論。EU離脱と戦争を絡めるかのような発言を「誇張」「おおかみ少年だ」とこき下ろし、15日付サンデー・テレグラフ紙では「全欧州を1つの権威で束ねようとするEUはヒトラーと同じだ」とまで述べた。

 「良識ある議論の枠を逸脱したばかげた主張だ」。ポーランド出身のトゥスクEU大統領が自制を求めるほど、論戦は過熱している。(ロンドン 岡部伸)

     


 欧州連合(EU)からの離脱か、残留か。国際社会に大きな影響を及ぼす英国の国民投票。英国や欧州の最新事情を報告する。

1169チバQ:2016/05/26(木) 22:14:51
http://www.sankei.com/world/news/160525/wor1605250004-n1.html
2016.5.25 11:59
【英国の針路-EU離脱か残留か・下】
EU離脱で欧州統合は逆回転 プーチン露大統領の思うつぼ…
 「欧州を永遠に変える。それも悪い方向に」

 欧州連合(EU)のトゥスク大統領は、EUからの離脱の是非を問う6月23日の英国の国民投票についてこう語り、英国のEU離脱に強い危機感を示した。

 先月、EU加盟国のオランダで、反EUの市民団体が主導して国民投票が実施され、EUが決めたウクライナとの連合協定をめぐって反対が賛成を大きく上回る事態となった。投票結果に法的な拘束力はないが、EUに衝撃が走った。

 投票から一夜明けた4月7日、目つきの鋭い白髪の男を報道陣が取り囲んだ。「ブリュッセルとハーグのエリートへの不信任だ。EU終焉(しゅうえん)の始まりだ」

 そう答えたオランダの極右野党、自由党のウィルダース党首は口元に笑みを浮かべ、「他国も続くと期待する」と気勢を上げた。

 「他国」とは無論、英国のことだ。

    
× ×

 英国の離脱はEUに何をもたらすのか。EUがまず警戒するのが、各地での離脱の機運の高まりだ。来年のフランス大統領選挙で極右、国民戦線(FN)のルペン党首が勝利し、公約であるEU離脱を問う国民投票を行えば、オランダなどが続く恐れがある。

 英エディンバラ大学が独仏、ポーランド、アイルランド、スペイン、スウェーデンの6カ国の国民を対象に行った調査では、ポーランドとアイルランドを除く4カ国で、英国同様の国民投票実施を求める意見が反対を上回った。EUとの関係を問い直そうという雰囲気が広がっている。

 戦後、仏や西独など6カ国で始まった欧州統合は安定と繁栄を求心力に拡大してきたが、「その磁力が逆回転を起こす」。首相経験もあるスウェーデンのビルト元外相は警告する。

 後戻りはないとみなされてきた欧州統合。だが、英国で起きている現象で加盟国は内向きの傾向を強め、欧州統合を牽引(けんいん)する両輪となってきた仏独関係も緊張してきた。

 単一通貨ユーロの改革を含む経済面での対応が遅れて南欧で債務危機が再燃し、難民・移民流入問題も深刻化し、欧州の自由往来を認めたシェンゲン協定は崩壊する-。ビルト氏が描く最悪のシナリオだ。それは「EU分裂の可能性もある」と結ばれている。

    
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 そんなEUの行方を虎視眈々(たんたん)とみつめているのがロシアのプーチン大統領だ。ベルギー元首相のフェルホフスタット欧州議会議員は、「英国離脱で唯一、利益を得る世界の指導者」とみる。

 ウクライナ危機で対立するロシアに対し、EUの加盟国間には温度差がある。英国はその中で対露経済制裁の維持、天然ガスなどエネルギーの対露依存からの脱却に積極的だ。

 ロシアはFNなど反EUの極右政党などに資金を援助していると伝えられる。英国離脱によってこれらの勢力が勢いづき、EUが不安定さを増せば、プーチン氏にはさらに好都合だ。「欧州の東部でさらなる軍事的冒険に出る」可能性をビルト氏は否定しない。

 一方で、英国が残留しても事が収まる保証はない。EUは2月、英国の求めに応じて移民抑制策のほか、政治統合の深化から除外する「特別な地位」を英国に与えた。

 シンクタンク「ドイツ・マーシャル基金」のダニエラ・シュワルツァー氏は、EUの求心力が弱まる中で「他国もEUとの緩やかな関係を求めてくる」と懸念を示し、こう指摘する。「複雑化したEUが制御不能となり解体するのを防ぎながら、統治していくことは大きな政治的挑戦だ」(ベルリン 宮下日出男)

1170チバQ:2016/05/26(木) 22:17:51
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160526k0000m030110000c.html
<ポーランド>EU、右派政権を調査 「法の支配」違反も
05月25日 21:55毎日新聞

<ポーランド>EU、右派政権を調査 「法の支配」違反も
会見に臨むシドゥウォ・ポーランド首相(右)とティメルマンス欧州委員会第1副委員長=ワルシャワで24日、AP
(毎日新聞)
 【ウィーン三木幸治、ブリュッセル八田浩輔】昨年11月に右派政権が誕生したポーランドで、司法の独立性や報道の自由を制限しかねない法改正が行われ、国内外から強い批判を浴びている。欧州連合(EU)は「法の支配の原則」に違反する可能性があるとして調査を始めたが、シドゥウォ首相は「ポーランドのことは自分たちで決める」と強く反発している。

 ポーランドの右派政党「法と正義」は昨年、中東などから流入する難民・移民の受け入れに反対して支持率を上げ、同10月の上下両院選挙で過半数を獲得し、8年ぶりに政権に返り咲いた。

 同11月に就任したシドゥウォ首相が最初に手を付けたのが、法案の違憲審査をする憲法裁判所だ。違憲判決は裁判官の過半数が支持すれば有効だったが、法改正で3分の2の支持が必要になり、政府の法案を通すハードルを低くした。

 1月には政府が公共放送トップに対する任命、罷免権を持つようにメディア法を改正。政府に批判的だった記者が続々と解雇される事態に発展した。

 政府は憲法裁を前政権寄りとみており、メディア法については「公平で客観的な報道をしてもらうための改正だ」(大統領報道官)と強調する。

 一方、EUの行政を担う欧州委員会は、ポーランドがEUの尊重する「法の支配」の原則に違反している恐れがあるとして、1月から調査を始めた。

 欧州委は「法の支配」に違反したと判断した場合は加盟国に勧告を出す。勧告に従わない場合はEU条約7条を適用し、EUでの議決権停止なども検討される。

 ただ、過去に適用された例はなく、欧州委は対話を通じて事態の打開を図りたい考え。欧州委のティメルマンス第1副委員長は24日、ワルシャワでシドゥウォ首相と会談し、ポーランド側に解決策を委ねることで合意した。

1171チバQ:2016/05/26(木) 22:21:49
http://www.sankei.com/world/news/160526/wor1605260010-n1.html
2016.5.26 09:09

オーストリア大統領選で不正開票疑惑 内務省が告発

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 大接戦だったオーストリア大統領選の決選投票で内務省は25日、南部ケルンテン州の一部の市などで郵送票が不正に開票された疑いがあるとして、この市などを検察に告発した。「事実が確認され(敗退した)自由党から要求があれば、当該地域の郵送投票をやり直す」と述べた。

 自由党は投票やり直し要求への言及を避けたが「ほかにも多くの不正の情報がある。事実であれば、選挙結果に影響を与える可能性がある」との見方を示した。

 22日の決選投票は郵送票の開票の末、難民受け入れ派のリベラル政党「緑の党」の前党首ファン・デア・ベレン氏が、受け入れ厳格化を訴えた右派、自由党のホーファー国民議会(下院)第3議長を破った。

 不正疑惑が出ているのは、同州のフィラッハ市などの計4地区。郵送票の開票を法律で決められた開始時間の23日午前9時の前に済ませていたとされる。(共同)

1172チバQ:2016/05/26(木) 22:46:09
http://www.sankei.com/world/news/160526/wor1605260008-n1.html
2016.5.26 07:56

反「難民」の右派政党の代表を捜査へ ドイツ検察、偽証容疑で

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記者会見するドイツの右派政党「ドイツのための選択肢」のペトリ代表=2月、ベルリン(共同)
記者会見するドイツの右派政党「ドイツのための選択肢」のペトリ代表=2月、ベルリン(共同)

 ドイツ東部ドレスデンの検察当局は25日、2014年のザクセン州議会選の選挙資金を巡り虚偽の証言をした疑いがあるとして、難民らの受け入れに反対する右派政党「ドイツのための選択肢(AFD)」のペトリ代表を偽証容疑で捜査する方針を明らかにした。ドイツのメディアが伝えた。

 正式な捜査が始まれば、今年3月の地方選で躍進したAFDに大きな打撃となりそうだ。ペトリ氏はザクセン州議会議員で、不逮捕特権が適用されるが、検察当局はその無効を求める可能性もある。

 ペトリ代表は15年11月、ザクセン州議会の委員会で、候補者から集めたお金を党の選挙資金に回していたことを当時は知らなかったと証言した。14年の選挙から1年後に知ったと主張したが、実際にはもっと早い段階で認識していた疑いが持たれている。(共同)

1173チバQ:2016/05/26(木) 22:49:21
http://www.sankei.com/world/news/160526/wor1605260043-n1.html
2016.5.26 19:06

蔡総統、記者室を突然訪問 「お昼はお弁当」 総統公邸に愛猫2匹同伴の可能性も


 【台北=田中靖人】台湾で20日に就任した蔡英文総統は26日、総統府内の記者室を突然訪れて総統府詰めの台湾メディアの記者と懇談し、昼食には「家から送られてくる弁当を食べている」などと話した。

 中央通信社によると、一人の記者が、弁当は仲良しとされる義姉が作ったのかと聞いたところ、蔡総統は「誰かが作ってくれた」とはぐらかしたという。総統府内ではどこを歩くのも武官が先導してくれるため、「武官が迷子にならない限り、私も迷子にならない」とも話した。

 また、蔡総統は動物愛護の意識を高めるため、総統公邸で引退した盲導犬3匹を飼う予定だといい、すでに飼っている猫2匹「蔡想想」と「阿才」を連れて行くかどうかは、猫が犬になつくか見てから決めるとした。犬とけんかをしそうなのは、「蔡想想」の方だとも明かし、場を和ませた。

1174名無しさん:2016/05/28(土) 23:04:56
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016052700384&g=pol
英EU離脱なら「深刻なリスク」=サミット首脳宣言が警告

 27日採択された主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の首脳宣言は、英国が欧州連合(EU)を離脱した場合、世界経済の成長に対して「深刻なリスク」となると警告した。
 宣言は「英国のEUからの離脱は、より大きな国際貿易および投資に向けたトレンドとこれらが生み出す雇用を反転させることになる」と指摘した。(2016/05/27-12:00)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016052700830&g=pol
EU残留へ「情熱」=英首相

 キャメロン英首相は27日午後、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)終了後の記者会見で、英国の欧州連合(EU)残留に向けて「完全に情熱を傾けている」と強調した。
 キャメロン氏はこれまでのEUとの協議で「最良の結果は改革されたEUにとどまることだと言える」と指摘。EU残留は「英国の利益だ」と訴えた。(2016/05/27-18:39)

1175チバQ:2016/05/29(日) 20:03:00
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160529X903.html
世論調査に落とし穴=EU「残留」派に楽観ムード?―英国民投票
14:28時事通信

 欧州連合(EU)に残るのか、離れるのか、6月23日に迫った英国民投票まで1カ月を切って、各種世論調査では「残留支持」の優勢が目立つ。しかし、英国ではちょうど1年前の総選挙で、事前の世論調査結果が大外れしたばかりだ。今回も落とし穴が待ち構えているかもしれない。「残留支持」の筆頭キャメロン英首相の気は休まらない。

 ◇伊勢志摩でも頭離れず

 「特に若い世代に投票してもらいたい。これは若い世代の未来を絶対的に決めてしまう投票だ」。主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)出席のため日本へ向かう機中で25日、キャメロン首相が記者団に訴える様子が伝えられている。

 世論調査を見る限り、若い世代は「残留支持」が多い。にもかかわらず、実際に投票へ行く積極性には欠ける傾向があるらしい。投票するには6月7日までに有権者登録を行う必要がある。「次の1週間、有権者登録をしてもらうために、やれることを全てやり尽くせるか。ここに今、一番頭を悩ませている」と首相は語り、到着後の伊勢志摩でも表情は重苦しかった。

 今年に入って世論調査結果はおおむね(1)「残留支持」優勢が明確に表れる(2)「残留」と「離脱」が伯仲する―のどちらかだ。この結果、全体としては「残留」優勢のムードが漂い始めている。この緩んだムードの中で、有権者登録が締め切られるのか。首相の危機感は強い。

 そもそも昨年の総選挙での世論調査の失敗について、英国では1月、専門家委員会が原因について調べた報告書をまとめたが「誤差を減らす統計上の調整が効果的ではなかった」などと反省が並ぶばかり。同じ過ちを繰り返さないための明確な方策が打ち出せたわけではない。本当に「残留」が優勢なのか。首相にも分からない。

1176とはずがたり:2016/06/05(日) 08:04:07
英王子の祖先にインド人 DNA鑑定で判明
http://www.cnn.co.jp/fringe/35033456.html?ref=yj
2013.06.15 Sat posted at 12:01 JST

1177chibaQ@HONGKONG:2016/06/05(日) 14:38:29
http://mainichi.jp/articles/20160605/k00/00e/030/090000c

イタリア

10月に国民投票 首相「改憲否決なら引退」

【ローマ福島良典】イタリアで第二次大戦後、最も大がかりな憲法改正の是非を問う国民投票を10月に控え、賛否両陣営の運動が本格化している。改正の柱は「上院の定数・権限縮小」と「県の廃止」。国会と地方行政のスリム化が狙いで、構造改革に取り組むレンツィ首相(41)は「否決なら政界引退」と言明。一方、反対派は首相の権限が強化されかねないと反発を強めており、レンツィ氏の信任投票の性格が強まっている。


 レンツィ首相は5月31日、北部ミラノで開かれた集会で「イタリアには政治家が多すぎる。945人も国会議員がいて、世界で最も費用がかかっている」と改革支持を訴えた。

 国会改革の必要性が浮上したのは、2013年2月の上下両院総選挙がきっかけだ。中道左派・民主党は下院(定数630)で過半数を確保したが、上院(選出議員定数315)では過半数割れの「ねじれ」状態となった。

 イタリア国会は欧州で唯一、上下両院が法案審議や内閣不信任決議などで同等の権限を持つ。第二次大戦後、各党が敵対陣営への権力集中を過度に警戒したためだ。そのため「政権樹立が困難になったり、法案審議に時間がかかったりする」と憲法学者のビンチェンツォ・リッポリス・ローマ国際大学教授(67)は弊害を指摘する。

 改革案では上院定数を3分の1以下の100に削減。議員も公選でなく州議員・市町村長の代表と大統領による任命となる。上院の法案審議権は憲法関連法案に限定され、内閣不信任を決議できるのは下院だけとなる。

 反対派には「首相が権限強化をもくろんでいる」との疑念が根強い。改革によって「1院制」に近くなり、政府に対するチェック機能が弱くなる恐れがあるためだ。中道右派野党フォルツァ・イタリアは「改革はレンツィ氏の独裁的な動き」(ブルネッタ下院議員会長)と攻撃。憲法学者ら56人も公開書簡で「反対」を表明した。地方行政では20の州と7999市町村の中間にある110の県が廃止される。また、これまで国と州で権限を分担していたエネルギー、交通・輸送などの基幹部門は国家の専権事項となる。




毎日新聞2016年6月5日 09時31分(最終更新 6月5日 09時31分)

1178チバQ:2016/06/06(月) 20:36:08
http://jp.reuters.com/article/italy-vote-mayors-idJPKCN0YS01W
World | 2016年 06月 6日 10:42 JST
伊地方選、ローマ市長選は五つ星運動候補がリード
[ローマ 5日 ロイター] - イタリアで5日、約1300の自治体で首長を選ぶ地方選挙の投票が行われた。出口調査によると、首都ローマ市長選の第1回投票では既成政党に異議を唱える「五つ星運動」のビルジニア・ラッジ候補がリードしており、レンツィ首相にとって打撃となる可能性がある。

世論調査会社EMGによると、ラッジ氏の得票率は33─37%に上るとみられている。レンツィ首相が推す中道左派のロベルト・ジャケッティ氏は22─26%の予想。ピエポリ・インスティテュートによると、ラッジ氏とジャケッティ氏の得票率はそれぞれ34─38%、20─24%になる見込み。

得票率が50%を超える候補者がいなければ、19日に1位と2位の候補者の間で決選投票が行われる。

ラッジ氏が勝利すれば、ローマで初めての女性市長が誕生する。

北部ミラノの市長選では、EMGによると中道左派のジュゼッペ・サラ氏の得票率が38━42%、続いて中道右派のステファノ・パリーシ氏が36.5─40.5%になる見通し。ピエポリは、サラ氏とパリーシ氏の得票率がそれぞれ41─45%と35━39%に上るとみている。

トリノ市長選は、与党民主党(PD)所属の現職が優勢なものの、予想されていたほど票が伸びていない。決選投票にもつれ込めば、五つ星運動の候補との激戦が予想されている。

ナポリ市長選は、同市を「レンツィ・フリーゾーン」と宣言している左派の現職が優勢。中道右派候補が2位につけている。

ただ、イタリアの出口調査は信頼性に欠けるとの指摘もある。

支持率が低迷しているレンツィ首相は、今回の地方選挙について、各地の問題が選挙結果に反映され、連立政権への影響はないとの見解を示している。首相の照準は、10月に実施する予定の改革実行に向けた憲法改正を問う国民投票で、これに進退を賭けると表明している。

*内容を追加します

1179チバQ:2016/06/06(月) 20:44:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160606-00000063-reut-eurp
英国のEU離脱支持、残留支持を上回る=世論調査
ロイター 6月6日(月)17時20分配信

英国のEU離脱支持、残留支持を上回る=世論調査
 6月6日、英国の最新の世論調査で、欧州連合(EU)離脱を支持する人の割合が上昇し、残留支持者を上回ったことが分かった。写真はロンドンで昨年11月撮影(2016年 ロイター/Toby Melville)
[ロンドン 6日 ロイター] - 英国の最新の世論調査で、欧州連合(EU)離脱を支持する人の割合が上昇し、残留支持者を上回ったことが分かった。

YouGovの調査結果では、EU離脱を支持する人の割合が45%と、残留を支持する人の41%を上回った。態度未定は11%。調査は3495人を対象に、1―3日にかけオンラインで実施した。

調査会社TNSが公表したオンラインの世論調査では、EU離脱支持が43%となり、残留支持の41%を上回った。態度未定は16%だった。調査は1213人を対象に、5月19―23日に行われた。

1180チバQ:2016/06/07(火) 20:28:15
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016060600421&g=int
新興政党候補が決選へ=ローマ初の女性市長誕生か-伊
 【ローマAFP=時事】イタリアで5日、統一地方選の投票が行われ、最大の注目を集めたローマ市長選は、新興政党「五つ星運動」の女性候補で弁護士のビルジニア・ラッジ氏(37)が得票率トップで19日の決選投票に駒を進める見通しとなった。ラッジ氏が当選すれば、ローマ初の女性市長となる。
 国営テレビRAIなどの出口調査によると、ラッジ氏は得票率33〜38%で首位。レンツィ首相の中道左派政権を支える民主党候補と、反移民を掲げる右派政党・北部同盟の支援候補が2位を争っている。
 ローマでは昨年10月、民主党の市長が歳出をめぐるスキャンダルで辞任。市当局と犯罪組織との癒着問題も浮上し、こうした政治不信が「反既存勢力」を掲げるラッジ氏を押し上げた形だ。(2016/06/06-14:15)

1181チバQ:2016/06/07(火) 20:31:30
http://mainichi.jp/articles/20160607/k00/00e/030/167000c
英国民投票
EU残留派、若者頼み…選挙人登録は進まず

毎日新聞2016年6月7日 10時43分(最終更新 6月7日 11時52分)
【ロンドン坂井隆之】欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う英国の国民投票(23日実施)の選挙人登録が7日、締め切られる。世論調査で残留派と離脱派が激しく競り合う中、「残留支持」が多数を占める若者の投票率が結果を左右すると見られるだけに、政府や市民団体は、登録呼びかけに懸命だ。

 「若者が育つ経済環境を決める投票だ。全ての人に登録してほしい」。キャメロン首相は6日、英紙の取材にこう訴えた。

 残留派である首相が若者に登録を呼びかけるのは、若い世代ほど残留支持率が高いためだ。世論調査会社ユーガブの直近調査によると、残留支持の割合は18〜24歳で61%に達するものの、年齢層が上がるにつれ減少。65歳以上は離脱派が59%を占める。一方、24歳以下の投票率は昨年5月総選挙で43%と全体を20ポイント超下回り、「若者に頼る残留派の足元はもろい」(世論調査会社)のが現状だ。

 投票に必要な事前の選挙人登録でも、若者の少なさが問題になっている。2014年の選挙制度改定で従来自動的に登録されていた大学生にも登録が義務づけられたことなどが原因で、英紙ガーディアンによると昨年10月時点で24歳以下の有権者400万人以上が未登録と見られている。

 若者の低投票率に中立派の市民団体も懸念を深めている。主要都市の街頭やソーシャルメディアを使って登録呼びかけを行った若者支援団体「アプライジング」(本部・ロンドン)渉外担当のリディア・ボーウェルさん(28)は、「登録の必要性や政治参加の重要性に気づいていない若者もいる。結果の影響をより長期間受ける若者こそが投票すべきだ」と話す。ロンドン北部の駅前で4日、若者にビラを配っていた大学生のペギー・ゴールドウッドさん(21)は「昨年の総選挙で選挙人登録をしなかったら事前の報道と違う選挙結果になり、とても後悔した。どちらの結果であれ、若者の声を反映させるべきだ」と語った。

 超党派情報サイト「英国は何を考えているか」がまとめた六つの最新の世論調査(5月27日〜6月5日実施)の平均値は、離脱51%、残留49%となり、5月22日に10ポイントリードしていた残留派が逆に劣勢に立たされている。

1182チバQ:2016/06/08(水) 21:05:57
http://www.sankei.com/world/news/160608/wor1606080054-n1.html
2016.6.8 19:45
【英EU離脱の是非】
キャメロン首相挽回に躍起 離脱派の主張に会見で反論 スコットランド独立も懸念

 【ロンドン=岡部伸】英国で23日実施される欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を前に、キャメロン英首相は7日、緊急の記者会見を開き、離脱派の主張は事実ではなく、離脱に伴うリスクに注目すべきだと主張した。また同日夜のテレビ討論では、離脱すればスコットランドで英国からの独立機運が再び高まると強調。世論調査で離脱派の勢いが増しており、首相は挽回に躍起だ。

 会見で、首相は残留派の敗北を懸念しているとの離脱派の指摘に対して、キャメロン首相は「国民は間違ったことを伝えられている」と否定し、「独立した専門家の見解と離脱派の誤った主張に大きな相違がある」と指摘。その上で「経済に焦点を当て、離脱に伴うリスクについて、米連邦準備制度理事会(FRB)議長や世界貿易機関(WTO)事務局長らの警告に注目すべきだ」と述べた。

 また首相は同日夜、離脱を主張する英国独立党(UKIP)のファラージ党首と、英放送局ITVの討論番組に出演。首相は「(英国がEUから)離脱すれば、スコットランドが新たに独立に向けて行う国民投票が懸念される」と述べ、離脱がスコットランド独立の呼び水となり、ひいては英国が解体されかねないとして、英国のEU残留への支持を改めて訴えた。

 一方、国民投票に関し、インターネット上での投票者登録手続きが7日で締め切られた。有権者は約4600万人。残留派は残留支持が多い若者らに登録を呼び掛けたが、最終的に登録せず投票できない国民は数百万人に上る見通しだ。

 投票資格があるのは、英国またはアイルランド、英連邦諸国の国籍を持ち英国内に居住する18歳以上の男女。郵便投票の締め切りは8日、代理投票は15日となっている。

1183とはずがたり:2016/06/09(木) 08:36:42
衝撃だなぁ・・。EUの統合を熱烈に支持してるけど英国の離脱も見てみたい気もする俺としては心千々に乱れる毎日だ。

英国民投票 世論調査 「EU離脱」が僅かに上回る
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160607/k10010548371000.html
6月7日 5時31分

イギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱の賛否を問う国民投票まで3週間を切り、最新の世論調査では、EU離脱を支持する人が残留を支持する人を僅かに上回り、「残留」派と「離脱」派の双方の運動が激しさを増しています。
今月23日にイギリスで行われるEUからの離脱の賛否を問う国民投票について、先週行われたインターネットによる2つの世論調査の結果が6日公表され、いずれも「離脱」が「残留」を僅かに上回りました。
このうち、今月1日から2日間にわたって行われた世論調査では「離脱」が45%、「残留」が41%となっています。
この調査会社では、「離脱」が「残留」を上回ったのはことし4月以来で、EU加盟国から流入している移民への対応などに不満を感じる「離脱」派が盛り返しているとみられます。
ただ、「決めていない」という人の割合も10%余りに上っていて、投票まで3週間を切り、「残留」派と「離脱」派の双方の運動が激しさを増しています。
EU離脱を訴える保守党の有力者のジョンソン下院議員は6日、「EUに権限が集中し、規制が過度になって雇用を破壊することはより明白になっている。だからこそわれわれが勝っているのだ」と述べ、離脱への支持を訴えました。一方、EU残留を訴えるキャメロン首相は、「離脱派が幻想の政治を宣伝する間にわれわれの経済は減速している。巨大な不確実性がイギリス経済の将来を脅かしているからだ。離脱派は経済がよくなると言ってイギリスの人々をだましている」と批判しました。

1184とはずがたり:2016/06/09(木) 08:40:14
英国民投票控え EU「離脱すべき」リード
http://www.news24.jp/articles/2016/06/07/10332020.html
2016年6月7日 01:52

 イギリスがEUから離脱するかどうかを問う国民投票が今月23日に行われるのを前に、「離脱すべき」と答えた人が「残留すべき」を4ポイント上回っているとする最新の世論調査結果が発表された。

 この調査は今月1日から3日にかけ約3500人を対象に行われたもの(YouGov/GMB調べ)で、「イギリスはEUに残留すべき」と答えた人が41%だったのに対し「離脱すべき」と答えた人は45%だった。

 先月の調査結果では「残留すべき」が「離脱すべき」を2ポイントリードしていたが、最新の調査では逆転したことになる。

 23日の国民投票に向けて投票日が近づけば残留派が増えるとの見方もあったが、投票まで3週間を切っても離脱派の勢いは衰えておらず、結果は予測しづらい状況となっている。

1185チバQ:2016/06/09(木) 19:44:56
http://www.sankei.com/world/news/160609/wor1606090002-n1.html
2016.6.9 00:13更新

【英EU離脱の是非】
国民投票の登録、48時間延長 殺到でサイトがダウン

 欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国の国民投票で、投票者登録締め切り直前の7日深夜、登録申請が殺到して専用のウェブサイトがダウンした。このため英政府は8日、締め切りを10日午前0時まで48時間延長する方針を決めた。英メディアが伝えた。 8日午前0時の予定だったが、期限までに登録できなかった人が多数出たため。キャメロン首相は8日、ツイッターで、登録しようとしながらできなかった人も登録が認められるべきだとの認識を示していた。(共同)

1186チバQ:2016/06/11(土) 11:23:03
http://mainichi.jp/articles/20160611/k00/00m/030/054000c
イタリア
ベルルスコーニ元首相、心臓手術へ

毎日新聞2016年6月10日 19時33分(最終更新 6月11日 02時15分

【ローマ福島良典】イタリアのベルルスコーニ元首相(79)の主治医は9日、元首相が来週半ばまでに心臓手術を受けると発表した。成功しても1カ月間のリハビリ期間が必要とされ当面、政治の表舞台から退くことになる。

 9日に記者会見したイタリア北部ミラノのアルベルト・ザングリッロ医師によると、ベルルスコーニ氏は大動脈弁の重度の機能不全で、入院時には「生命の危険」があったとされる。

 元首相は中道右派政党「フォルツァ・イタリア」を率いるカリスマ政治家。4日深夜から5日未明にかけ、首都ローマで胸痛を覚えたが「5日のローマ市長選で投票したい」と主張したため入院するのが遅れたという。

 フォルツァ・イタリアは5日の地方選第1回投票で苦戦。19日の決選投票に向けて、中道右派の市町村長候補は「元首相抜き」での戦いを強いられる。

 ザングリッロ医師は「(リハビリ後に)政治指導者に復帰するのを私は勧めない」と述べ、ベルルスコーニ氏の政界引退を促した。ベルルスコーニ氏は2006年、70歳の時に米国で心臓ペースメーカーを植え込み、昨年12月にミラノで電池交換の手術を受けた。

1187チバQ:2016/06/11(土) 12:17:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160611-00000008-jij-eurp
社会階層や年齢で分裂=残留・離脱両派―英国民投票
時事通信 6月11日(土)5時36分配信

 【ロンドン時事】23日に実施される英国の欧州連合(EU)残留の是非を問う国民投票で、世論調査によれば、残留と離脱、どちらを支持するかについて、社会階層や年齢によって大きな差が存在する。

 投票に向け「国民の態度のまれに見る深い分裂」(調査会社YouGovのピーター・ケルナー前社長)が浮き彫りとなっている。

 「左派系高級紙ガーディアンを購読、緑の党支持、年齢30歳以下、大卒の専門職、ロンドン在住」。YouGovが2〜3月に実施した世論調査によると、最も残留に投票しそうな典型的人物像はこうなる。一方、最も離脱に投票しそうなのは「右派系大衆紙デーリー・エクスプレス購読、英独立党(UKIP)支持、60歳以上、非熟練職、イングランド非都市部在住」という人だ。

 これらから、若くて比較的裕福、政治的にリベラルな残留派と、高齢で低所得、保守的な離脱派という構図が見える。両者の断層はかなりくっきりと表れており、たとえばガーディアン紙購読者の91%が残留支持、エクスプレス紙購読者では77%が離脱支持だ。

 英王立国際問題研究所のマシュー・グッドウィン客員研究員は最近の論考で、今回の投票をめぐる政治状況について、「英国社会の下部に長年存在してきた分裂の表れ」と指摘した。ケルナー氏も調査結果の分析で、今回どちらに投票するかは、英国とEUとの関係だけではなく、より大きな「英国の国としての在り方についての判断になる」と結論付けた。

1188名無しさん:2016/06/11(土) 16:20:41
http://www.jiji.com/jc/article?g=int&k=2016052600049
ウクライナ女性中尉は「英雄」=解放で日本などに謝意-大統領

 【モスクワ時事】ウクライナのポロシェンコ大統領は25日、拘束先のロシアで解放され、帰国した空軍の女性中尉ナディア・サフチェンコ氏に「ウクライナ英雄」の称号を授与した。サフチェンコ氏は東部紛争をめぐる反ロシア世論の象徴となっている。

 大統領は共同記者会見で、解放を支援したとして、ドイツ、米国、日本などに謝意を表明。「サフチェンコ氏を取り戻したように(ロシアから)東部もクリミア半島も取り戻そう」と訴えた。(2016/05/26-05:41)

1189とはずがたり:2016/06/13(月) 11:59:37
どう嘘なのか説明しないと説得力無いぞ。

英EU離脱の是非 メージャー元首相が怒り心頭 EUに週540億円支払い主張は「詐欺行為だ」
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/160605/wor16060522520021-n1.html
2016.6.5 22:52

 英国のメージャー元首相は5日、BBC放送の番組に出演し、欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う23日の英国民投票に関し、離脱派が「国民を誤った道に導こうとすることに怒りを覚える」と述べ、残留を訴えた。

 1990〜97年に保守党政権を率いたメージャー氏は、英国が週に3億5千万ポンド(約540億円)をEUに支払っているとの離脱派の訴えは誤りで「詐欺行為」と反論。間違った情報を国民に与え続けているとして、離脱派の主張を厳しく非難した。

 5日付の英日曜紙オブザーバーによると、同社などが実施した最新世論調査で、離脱を支持すると答えた人の割合が43%となり、残留の40%を上回った。最近の各社世論調査でも拮抗した状況が続いている。(共同)

1190チバQ:2016/06/13(月) 20:25:14
http://www.sankei.com/world/news/160612/wor1606120030-n1.html
2016.6.12 22:37
【英EU離脱の是非】
英国国教会の大主教がEU残留に支持を表明「壁ではなく橋を」
英国国教会の最高位聖職者であるウェルビー・カンタベリー大主教は12日付の英紙メール・オン・サンデーに寄稿し、英国の欧州連合(EU)残留を支持する考えを表明した。「壁ではなく橋を架けることによって平和と和解を展望する」国教会の原則を理由に挙げた。

 大主教は、英国民は23日の国民投票で「英国と欧州の現在と次世代の生活を変える選択をしようとしている」と強調。自由や安定を求めた1900年代の世界大戦やEU創設の経緯に触れ「将来はわれわれのものだけではない」と語った。

 EUを離れた場合は英経済への打撃が大きくなる可能性が高いと指摘した。(共同)

1191とはずがたり:2016/06/14(火) 14:09:30
イギリス無しでもEUは成立可能で有る事を示していかねばならない段階に来たと思う。

EU離脱、大衆紙が支持…英国最大の180万部
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160614-OYT1T50024.html?from=y10
2016年06月14日 11時22分

 【ロンドン=森太】英国の大衆紙ザ・サンは14日付の朝刊で、英国の欧州連合(EU)離脱を支持することを表明した。

 離脱派は世論調査でも勢いを盛り返しつつあり、英国最大の発行部数を誇る同紙が離脱の立場を明確にしたことで、離脱派に追い風になりそうだ。

 英主要紙がこの問題で明確に立場を表明したのは初めて。同紙は「23日は離脱に投票を」と訴える社説を1面に掲げ、「英国がEUに43年間加盟してわかったことは、EUは非常に貪欲で無駄遣いが激しく、弱い者いじめをする組織で、ため息が出るほど危機に弱いということだ」と批判した。

 ザ・サンの発行部数は約180万部。親会社の「ニューズ・コーポレーション」は、高級紙「ザ・タイムズ」も発行している。

1192名無しさん:2016/06/15(水) 19:37:27
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160615k0000m030063000c.html
<イタリア>ベルルスコーニ氏が心臓手術…政局流動化の兆し
06月14日 20:36毎日新聞

 【ローマ福島良典】イタリアのベルルスコーニ元首相(79)が14日、北部ミラノの病院で心臓手術を受けた。20年以上、イタリア政治をけん引してきたカリスマの入院・手術で、同国政局は流動化の兆しを見せ始めている。後継指導者の名前も取りざたされ、「ベルルスコーニ後の時代の幕開け」(イタリア紙スタンパ)との見方も浮上している。

 心臓外科の名医とされるオッタビオ・アルフィエリ医師が執刀。約4時間の手術で、機能不全になっている大動脈弁を切除し、ブタの弁から作られた人工弁に置き換えた。手術後、約1カ月間のリハビリ期間が必要。

 ベルルスコーニ氏は中道右派政党「フォルツァ・イタリア」の党首。今月5日の地方選第1回投票前夜に体調を崩した。入院して精密検査を受けた結果、大動脈弁の機能不全と診断された。

 主治医のアルベルト・ザングリッロ医師は9日の記者会見で病状を「深刻」と形容し、「政界引退」を勧告した。これを受け、伊メディアは後継指導者候補を報道。19日のミラノ市長選決選投票に臨むステファノ・パリージ氏(59)や、マリアステッラ・ジェルミーニ元教育相(42)らの名前が浮上している。

 フォルツァ・イタリアが浮足立つのは、ベルルスコーニ氏が自他共に認める後継者を育成してこなかったためだ。ベルルスコーニ氏は10日、病院を通じて出した声明で「私の不在中もフォルツァ・イタリアはきちんと機能している」と混乱の沈静化に努めた。

 ローマ社会科学国際自由大学(LUISS)大学院のジョバンニ・オルシナ教授(歴史)は「(これまでのような)精力的な政治活動からは身を引いても、党内で重きをなし続ける可能性が高い」とベルルスコーニ氏の「院政」を予想。ただ、パリージ氏がミラノ市長に当選すれば「次期指導者候補になり得る」との見方を示した。

 一方、レンツィ首相(41)率いる中道左派・民主党は地方選第1回投票で振るわず、求心力を維持したいレンツィ氏は正念場を迎えている。10月の国民投票で憲法改正案が否決されれば政局混乱は必至で、早期選挙の可能性が高まる。それに備えるためにも、ベルルスコーニ氏にとって後継指導者選びは「時間との闘い」でもある。

1193チバQ:2016/06/15(水) 20:18:11
http://mainichi.jp/articles/20160616/k00/00m/030/048000c
英国民投票
「離脱」「残留」いずれも混乱  あと1週間

毎日新聞2016年6月15日 19時45分(最終更新 6月15日 19時45分)
 欧州連合(EU)から英国が離脱する是非を問う23日の国民投票まで1週間に迫った。投票日に向けて離脱、残留両派がしのぎを削るが、結果がどちらに転んでも、英国内の混乱は免れないとみられる。

 「(離脱が残留を上回った場合)道は一つしかない。国民はただちに離脱の手続きに入ることを期待するだろう」。残留を訴えるキャメロン首相だが、投票結果には従う意向を示している。ただ、EUとの間で離脱後の貿易協定などの交渉が行われるため、手続きは長期化する可能性が高い。

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 EUからの離脱の手続きを定めたリスボン条約50条によると、英国はまず自国議会の承認を経て、欧州理事会に離脱の意向を通告する。英国を除く27加盟国のうち20カ国が承認するか、承認無しでも通告から2年たてば自動的に加盟国の地位を失うため、すぐに通告すれば遅くとも2018年6月には離脱が可能だ。

 ただし問題は、離脱後の英国とEUとの関係だ。離脱までに改めてEUと自由貿易協定などを結ばない限り、関税ゼロの貿易や、ビザ無しで域内を自由に移動できるなどの特権を失うことになる。

 離脱派は「EU側も英国との自由貿易を望むはずだ」と交渉に楽観的だが、EUのトゥスク欧州理事会常任議長(大統領)は独紙のインタビューで、英国との交渉には「最低5年はかかる」との見方を示す。世界貿易機関(WTO)のアゼベド事務局長は、一切の協定無しに離脱した場合、英企業の関税負担は年間56億ポンド(約8400億円)に達すると指摘。英財務省はその場合、国内総生産(GDP)が2年で3.5%押し下げられると試算する。

 政治の混乱も予想される。英紙デーリー・ミラーの分析によると与党・保守党議員330人のうち離脱派は174人、残留派は136人と二つに割れている。同党古参議員のケネス・クラーク元司法相は「離脱の場合、キャメロン首相は即座に引きずり下ろされるだろうが、すんなり後任を選べるとは限らない。政治空白が長引けば経済にも悪影響を与える」と指摘する。

 EU残留の支持率が圧倒的に高いスコットランドの動向も焦点だ。14年の住民投票で独立は否決されているものの、残留派のメージャー元首相は、離脱の場合住民投票の機運が再燃するとして、「連合王国(英国)が分裂しかねない」と警告している。

 一方、国民投票で残留票が上回ればキャメロン首相は続投し、党内離脱派との関係修復に追われることになりそうだ。ただ、「離脱派の怒りは首相に集中するため、政権運営は容易ではない」(クラーク元司法相)とみられる。保守党内には首相に不信任決議を突きつける動きもあり、政局が流動化する可能性もある。【ロンドン坂井隆之、ブリュッセル八田浩輔】

1194チバQ:2016/06/16(木) 21:09:26
http://www.sankei.com/world/news/160616/wor1606160039-n1.html
2016.6.16 19:20
【英EU離脱の是非】
国民投票へ1週間 離脱派伸長、接戦のまま最終盤 


 【ロンドン=岡部伸】英国の欧州連合(EU)からの離脱を問う国民投票(23日)まで1週間。残留派と離脱派が一進一退の攻防を続ける「接戦」だが、世論調査は離脱支持がやや優勢で最終盤を迎えた。残留派は増税もちらつかせるなど、巻き返しに躍起だ。

 最大の争点は経済政策と移民問題だ。残留派は「EU離脱は英経済の下に爆弾を仕掛けるもの」(キャメロン首相)と離脱による経済リスクを強調。一方、離脱派はEUからの移民が雇用を奪っているとの不満や欧州で相次ぐテロへの危機感を背景に、「移民流入を制御するには離脱しかない」(ジョンソン前ロンドン市長)と訴える。

 移民抑制や国家主権を重視する人は離脱を支持、経済を優先する人は残留を支持する傾向にある。また高齢者は離脱、若者は残留を支持している。

 大手世論調査会社「ユーガブ」の最新調査によると、離脱支持が46%で残留は39%。他社の調査でも離脱が1〜5ポイント上回った。一方、10%前後の有権者は態度を決めていない。ブックメーカー(賭け屋)による離脱の予想確率は5月末は20%を切っていたが、14日は40%台まで上がった。

 ただ、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)によると、約30%の有権者が立場を変える可能性があるとしており、情勢はなお流動的だ。

 残留派のオズボーン財務相は15日、英南東部アシュフォードにある日立製作所の鉄道車両整備工場を訪問し、「離脱すれば増税や歳出削減もやむなし」と述べ、緊縮策を含む緊急予算を組む方針を示した。接戦のまま、両派は浮動票獲得と支持固めに全力を注ぐ。

1195チバQ:2016/06/16(木) 23:37:38
http://www.sankei.com/world/news/160616/wor1606160049-n1.html
2016.6.16 23:27

EU残留派の英労働党女性議員が撃たれ重体 52歳男を拘束


英労働党のジョー・コックス下院議員=2015年5月(AP)
英労働党のジョー・コックス下院議員=2015年5月(AP)

 【ロンドン=岡部伸】英BBC放送によると、16日、英中部のウェストヨークシャー州バーストールで労働党のジョー・コックス下院議員(41)が男に襲われ、重体となった。英メディアが目撃者の話として伝えたところによる、銃で撃たれたとの情報もある。

 警察は容疑者とみられる52歳の男を拘束。背後関係などを調べている。一部英メディアは、男が欧州連合(EU)に懐疑的な極右政党の名前を叫んで発砲したと伝えた。

 女性議員のコックス議員は昨年5月の総選挙で、同地区から初当選した。23日に行われるEU離脱の是非をめぐる国民投票では残留派として運動しており、同日は国民投票に向けて図書館の近くで活動していた。事件と国民投票の因果関係は不明。労働党のコービン党首はツイッターに、「非常にショックを受けている」と書き込んだ。

1196とはずがたり:2016/06/17(金) 10:30:22

残留派女性議員、撃たれ死亡=国民投票に影響の可能性―英中部
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160617X602.html
07:45時事通信

 【ロンドン時事】英中部リーズ近郊で16日、最大野党・労働党の女性下院議員が男に銃撃され、救急ヘリで病院に搬送されたが死亡した。議員は英国の欧州連合(EU)残留か離脱かを問う23日の国民投票で、残留派として活発に活動していた。殺害の動機は不明だが、国民投票に向けた情勢に影響が出る可能性がある。

 死亡したのはジョー・コックス議員(41)。報道によれば、議員は現場近くの図書館で自身の選挙区住民と面談し、外に出たところで男に手製のような銃で数回撃たれ、さらにナイフで刺された。現場近くで52歳の男が逮捕された。目撃者によると、男は「ブリテン・ファースト」(英国が第一)と叫んだという。同名の極右団体は関与を否定した。

 コックス議員は昨年の総選挙で初当選したばかり。シリア難民救援などで活躍し、「期待の新星」(BBC放送)と見られていた。2人の幼い子供がいる。

 事件を受け、残留派は16、17の両日の活動を停止すると発表。離脱派も16日の運動を中断した。

 ロイター通信によると、英国で現職の下院議員が殺害されたのは1990年以来。国民投票に向けて国論が二分し、論議が過熱する中での惨劇に、英政界には衝撃が広がった。キャメロン首相は「偉大なスターを失った」と悼み、16日夜に予定していた英領ジブラルタルでの残留運動への参加を取りやめた。

1197チバQ:2016/06/17(金) 18:53:23

1737 チバQ 2016/06/16(木) 21:15:48
http://www.sankei.com/world/news/160614/wor1606140021-n1.html2016.6.14 19:27
【英EU離脱の是非】
英ポンド安進む 2年10カ月ぶりのポンド安円高水準 離脱なら急落不可避

 外国為替市場で英国の通貨ポンドの値動きが激しくなっている。14日には対円で一時1ポンド=149円台前半に下落し約2年10カ月ぶりのポンド安円高水準となった。英国の欧州連合(EU)からの離脱の賛否を問う国民投票の結果次第では急変動につながりそうだ。

 ポンドは対円で13日に一時1ポンド=150円を割り込んで1ポンド=149円台半ばまでポンド安円高が進行。14日はさらに下落し、一時1ポンド=149円台前半をつけた。もし本当にEUを離脱すれば英国経済には打撃になるとの見方から、ポンドを売って比較的安全な資産とされる円を買う動きが強まった。対ドルでは13日に一時1ポンド=1.4116ドルと約2カ月ぶりのポンド安ドル高水準となった。

 「英国はEU離脱問題の震源地であり、投資家はポンドをなかなか買いづらい状況にある」。みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストはこう語る。

 英国のEU離脱が現実となれば、ポンドの急落は避けられない。「ポンドは対円で1ポンド=130円、対ドルで1ポンド=1.35〜1.3ドルまで下落する可能性がある」(SMBC日興証券の野地慎為替・外債ストラテジスト)との声もある。

1198チバQ:2016/06/17(金) 19:07:09
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJ6K34ZBJ6KUHBI010.html
英議員射殺事件、単独犯行か 残留・離脱両派、運動自粛
15:41朝日新聞

 英中部リーズ郊外の町バーストルで労働党の女性下院議員ジョー・コックスさん(41)が銃で撃たれるなどして死亡した事件で、地元警察は16日夕、逮捕した52歳の男の単独犯行とみられると発表した。犯行動機についてはコメントできないとしているが、民主主義と相いれない憎悪によって立つ暴力として、英国内外に衝撃を広げている。

 英BBCが伝えた目撃者の男性によると、男は犯行時に「ブリテン・ファースト(英国優先)」のような言葉を何度か叫んだという。これに対し、右翼政党「英国優先」はビデオ声明を出し、事件への関与を否定した。

 コックスさんは2015年の総選挙で初当選した新人議員。国際援助NGOの職員だった経歴があり、難民の権利擁護などに超党派で取り組み、注目されていた。欧州連合(EU)残留か離脱かを問う国民投票では残留派の側についていたが、その立場と犯行の関連は明らかにされていない。

 離脱派、残留派とも事件後に運動をすべて中止した自粛措置は、17日も継続される。両派とも悲劇の政治利用とみられないよう、互いの批判は控えている。23日の投票まで残りわずかな期間、事件が影を落としそうだ。

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1199チバQ:2016/06/18(土) 10:40:02
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1606170048.html
【英国の選択】「英連合王国は崩壊する」恐怖あおる扇情的論戦が招いた悲劇 民主主義揺るがした凶弾
06月17日 22:14産経新聞

【英国の選択】「英連合王国は崩壊する」恐怖あおる扇情的論戦が招いた悲劇 民主主義揺るがした凶弾
(産経新聞)
 ロンドンのシンボル、ビッグベンの時計塔。隣接するウェストミンスター宮殿(国会議事堂)に17日、ユニオンジャック(英国旗)の半旗が掲げられた。

 EU離脱の是非を問う国民投票を間近に控えた16日、中部バーストールで凶弾に倒れた残留派のジョー・コックス下院議員に英議会が弔意を示すためだ。議事堂前やバーストールの聖ピーター教会では、夜を徹した追悼集会が行われ、大勢の市民がろうそくの明かりを前に黙祷(もくとう)、涙を流し、悲しみをあらわにした。

 英BBC放送は17日朝からコックス議員の哀悼番組を流し、英王室は、エリザベス女王がコックス議員の夫にお悔やみ状を送ると発表した。

 英国は、討論を戦わせる民主主義を尊重してきた。それが凶弾に抹殺されかねない危機に、英国は衝撃を受けている。凶行の背景にはEU離脱派と残留派双方の扇情的で過熱した運動がある。

 「EUはヒトラーと同じだ」「移民を制限し、主権を取り戻せ」…。ジョンソン前ロンドン市長ら離脱派はそう主張し、現状に強い不満を抱く中産階級のナショナリズムに火を付けた。大英帝国時代に戻ろうという内向きの大衆はそれを熱狂的に支持した。

 残留派も「離脱が決まれば、景気後退から世界恐慌に陥る」「英連合王国は崩壊する」など国民の「恐怖」と不安感をあおり運動を展開した。双方ともに国民の感情に訴え、英国を二分する論戦になっていた。

 各種世論調査では今週、離脱派がリードを広げたとの結果が相次ぎ、英経済紙フィナンシャル・タイムズがEU残留支持を表明、大衆紙ザ・サンは離脱支持を打ち出し、論戦は終盤になり熱を帯びていた。

 コックス議員は、将来を嘱望される若手女性政治家だった。昨年春の総選挙で初当選し、1995年にケンブリッジ大を卒業後は、複数の慈善団体で人道支援活動に携わり、議員としてシリア支援の超党派議員団として難民支援に取り組んでいた。英国のシリア空爆にも反対していた。

 事件前の10日には、ツイッターで「移民問題は大切な関心事だが、EU離脱の理由にはならない」と残留を呼びかけていた。

 しかし、3カ月ほど前から嫌がらせのメッセージを受け、警察が身辺警護の強化を検討していた矢先の事件だったという。

 「ブリテン・ファースト」「英国を優先しろ」。そう叫び、銃撃に及んだトミー・メイア容疑者の背後関係は明らかではない。しかし、移民抑制を最優先の公約に掲げる離脱派には、移民や難民支援を推進するコックス議員の言動は看過できなかったのかもしれない。

 今回の事件で、コックス氏への同情とともに、残留への理解が深まる可能性が指摘されている。しかし、国民投票で残留となったとしても、火がついた両派対立のしこりは残り、混乱は免れないとみられる。(ロンドン 岡部伸)

1200チバQ:2016/06/18(土) 10:40:26
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1606170046.html
【英女性議員殺害】EU離脱問う国民にどう影響? 「ブリテン・ファースト」叫び銃撃の上、刃物で何度も刺し
06月17日 22:04産経新聞

 【ロンドン=岡部伸】英国中部ウェストヨークシャー州バーストールで16日午後1時ごろ、労働党のジョー・コックス下院議員(41)が男に銃で撃たれ、死亡した。コックス氏は23日に実施される欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う国民投票で残留を支持していた。事件を受けて投票行動に影響が出ることも予想される。

 現職の英国会議員が殺害されるのは、カトリック過激派のアイルランド共和軍(IRA)による1990年の爆弾テロ以来。

 英BBC放送などによれば、コックス氏を殺害したのは、地元在住のトミー・メイア容疑者(52)。コックス氏は図書館で支持者との面談を終えて外に出た際、頭部付近を複数回、銃撃されたほか、刃物で何度も刺された。近くにいた77歳の男性1人も腹部を刺され負傷した。

 ガーディアン紙(電子版)によると、容疑者はふだんは物静かな性格で、孤独を好んでいたという。精神障害で治療を受けていたとの報道もある。

 一方、デーリー・ミラー紙(電子版)は、容疑者が南アフリカの白人至上主義雑誌を一時購読するなど、極右思想に染まっていた可能性を指摘。容疑者は事件当時、離脱派の極右団体の名前である「ブリテン・ファースト」(英国が第一)と叫んでいた。

 2011年創設の「ブリテン・ファースト」は移民排斥を主張し、EUからの離脱を支持。同団体は公式ホームページで「われわれは絶対に関与していない」との声明を発表した。

 事件後、残留派は集会などの運動を中止し、ジョンソン前ロンドン市長ら離脱派も活動を見合わせた。BBCなどによれば、この措置は17日も継続される。

 残留派のキャメロン首相は英領ジブラルタルへの訪問を急遽(きゅうきょ)取りやめ、自身のSNSに「とても熱心で真面目な議員を亡くして残念だ。活動中止は正しい判断だ」と書き込んだ。

 労働党のコービン党首も「恐ろしいニュースだ。大変ショックを受けている」と述べた。

1201チバQ:2016/06/18(土) 10:58:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160618-00000030-jij-int
英、いばらの道=離脱は孤立、残留でも溝-EU国民投票〔深層探訪〕
時事通信 6月18日(土)8時29分配信

英、いばらの道=離脱は孤立、残留でも溝-EU国民投票〔深層探訪〕
討論会で発言するキャメロン英首相=10日、ロンドン(AFP=時事)
 欧州連合(EU)離脱か残留かを問う英国民投票が23日に迫った。世論は真っ二つに割れ、このままいけば僅差の結果となりそうだ。離脱を選択し英国のEU加盟に終止符が打たれれば、欧州で孤立するのは必至。ただ、残留する場合もEUとの溝は深まりそうで、投票結果にかかわらず、英国にはいばらの道が待ち受けている。

 ◇「内戦」状態
 「英国が外国の投資を呼び込めるのは、欧州各国と結び付いているからだ」。キャメロン首相は連日、EU残留こそ正しい選択だと訴えてきた。しかし、世論調査では離脱派と互角の勝負。首相がここまで厳しい戦いを強いられるのは、国民の多くがもともとEUに批判的だからだ。

 首相率いる与党・保守党からは、ジョンソン前ロンドン市長らが大挙して造反、離脱派に回った。欧州各地の反EU勢力は極右や新興政党が担い手だが、英国では責任政党の大物が最前線に陣取っている。欧州シンクタンク「フレンズ・オブ・ヨーロッパ」のジャイルズ・メリット事務局長は「これは英政治の内戦だ」と指摘する。

 ◇同床異夢
 EUにつながる戦後の欧州統合は「ドイツとフランスが再び戦火を交えてはならない」との思いが根底にある。一方、英国がEUの前身の欧州共同体(EC)に1973年に加盟したのは、復興を遂げる独仏と協力して実利を得るのが狙いで、当初から同床異夢だと指摘されてきた。

 しかも、EUはその後の活動分野を外交・政治に拡大。全会一致だった意思決定は多数決が増え、英国の異議が通らない場面が多くなった。離脱派が「決定権を(EUから英国に)取り戻そう」と呼び掛けるゆえんだ。

 ◇離脱なら英に報復も
 権限移譲に歯止めをかけるため、キャメロン首相は今年2月、英国が残留を決めた場合は「絶えず緊密化する連合」の構築というEUの基本理念に拘束されないとの確約をEUから得た。欧州単一通貨ユーロの採用免除や、自由越境圏(シェンゲン圏)不参加に続く特別待遇だが、「英国はEUとの距離をさらに広げた」(EU当局者)との印象は否めない。

 欧州メディアによると、元ベルギー首相のフェルホフスタット欧州議員は、英国が残留しても他のEU加盟国だけで団結を深めると指摘。EU内で英国の孤立化が進む見通しを示した。また、オランダのルッテ首相は、英離脱派が勝利して公約通りEU市民を対象に移民規制を行えば、各国も対抗措置で報復するだろうと警告しており、投票後の英国は、EUとの関係が急速に悪化する恐れもある。(ロンドン時事)

1202チバQ:2016/06/18(土) 10:59:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160618-00000060-san-eurp
英国 国民投票6・23 民主主義揺るがした凶弾…扇情的論戦が招いた悲劇
産経新聞 6月18日(土)7時55分配信

 ロンドンのシンボル、ビッグベンの時計塔。隣接するウェストミンスター宮殿(国会議事堂)に17日、ユニオンジャック(英国旗)の半旗が掲げられた。

 EU離脱の是非を問う国民投票を間近に控えた16日、中部バーストールで凶弾に倒れた残留派のジョー・コックス下院議員に英議会が弔意を示すためだ。議事堂前やバーストールの聖ピーター教会では、夜を徹した追悼集会が行われ、大勢の市民がろうそくの明かりを前に黙祷(もくとう)、涙を流し、悲しみをあらわにした。

 英BBC放送は17日朝からコックス議員の哀悼番組を流し、英王室は、エリザベス女王がコックス議員の夫にお悔やみ状を送ると発表した。

 英国は、討論を戦わせる民主主義を尊重してきた。それが凶弾に抹殺されかねない危機に、英国は衝撃を受けている。凶行の背景にはEU離脱派と残留派双方の扇情的で過熱した運動がある。

 「EUはヒトラーと同じだ」「移民を制限し、主権を取り戻せ」…。

 ジョンソン前ロンドン市長ら離脱派はそう主張し、現状に強い不満を抱く中産階級のナショナリズムに火を付けた。大英帝国時代に戻ろうという内向きの大衆はそれを熱狂的に支持した。

 残留派も「離脱が決まれば、景気後退から世界恐慌に陥る」「英連合王国は崩壊する」など国民の「恐怖」と不安感をあおり運動を展開した。双方ともに国民の感情に訴え、英国を二分する論戦になっていた。

 各種世論調査では今週、離脱派がリードを広げたとの結果が相次ぎ、英経済紙フィナンシャル・タイムズがEU残留支持を表明、大衆紙ザ・サンは離脱支持を打ち出し、論戦は終盤になり熱を帯びていた。

 コックス議員は、将来を嘱望される若手女性政治家だった。昨年春の総選挙で初当選し、1995年にケンブリッジ大を卒業後は、複数の慈善団体で人道支援活動に携わり、議員としてシリア支援の超党派議員団として難民支援に取り組んでいた。英国のシリア空爆にも反対していた。

 事件前の10日には、ツイッターで「移民問題は大切な関心事だが、EU離脱の理由にはならない」と残留を呼びかけていた。

 しかし、3カ月ほど前から嫌がらせのメッセージを受け、警察が身辺警護の強化を検討していた矢先の事件だったという。

 「ブリテン・ファースト」。そう叫び、銃撃に及んだトミー・メイア容疑者の背後関係は明らかではない。しかし、移民抑制を最優先の公約に掲げる離脱派には、移民や難民支援を推進するコックス議員の言動は看過できなかったのかもしれない。

 今回の事件で、コックス議員への同情とともに、残留への理解が深まる可能性が指摘されている。しかし、国民投票で残留となったとしても、火が付いた両派対立のしこりは残り、混乱は免れないとみられる。(ロンドン 岡部伸)

1203チバQ:2016/06/18(土) 16:01:02
http://www.sankei.com/world/news/160618/wor1606180015-n1.html
2016.6.18 07:35
【英女性議員殺害】
国論分裂、EU危機感 離脱機運と極右台頭を警戒

 【ベルリン=宮下日出男】ジョー・コックス英下院議員の殺害事件は英国以外の欧州諸国にも大きな衝撃を与えた。事件の動機が欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国の国民投票と関連があるかは不明だが、EUとの関係のあり方をめぐり、国民の間で分断が深まっているのは英国だけではない。その議論の先鋭化に懸念が強まっている。

 ドイツのメルケル首相は17日の事件後、「恐ろしい事件だ。関係者とともに悲しんでいる」と強調した。デンマークのラスムセン首相も「本当にショックを受けた」と語るなど、欧州諸国の首脳からは相次いで哀悼の意が表明された。

 「標的とされたのはわれわれの民主主義の理念だ。容認できない」。フランスのバルス首相は短文投稿サイトのツイッターでこう強調した。事件は英国のみならず、価値を共有するEU全体への凶行との認識だ。

 EUや加盟国は、英国の国民投票の行方を固唾をのんで見守っている。離脱を決めて極右など各地の反EU勢力が勢いづけば英国に続こうという動きが広がり、戦後に進んできた欧州統合が岐路に立たされる。そんな危機感をもって注視してきただけに、衝撃は大きい。

 残留派と離脱派の運動が過熱し、国論を二分している英国の状況も、他の欧州諸国にとり人ごとではない。オーストリアでは5月、移民問題を争点とした大統領選の決選投票で親EUの左派系候補とEU懐疑派の極右候補が大接戦を展開。EUの金融支援をめぐる昨年のギリシャの国民投票は事実上、「ユーロ圏残留か否か」が問われ、激論となった。各地でEUやその政策をめぐる議論が国民の分断を招きかねないほどの緊張をもたらしている。

 独西部ケルンでは昨秋、寛容な難民政策を掲げた市長選候補のレーカー氏が、投票直前に男に襲われる事件が発生。当選して市長となった同氏はコックス氏殺害事件後、「ドイツや欧州で事態がここにまで至ったのは、私たち全員の責任だ」と訴えた。

 コックス氏殺害は英国の国民投票で残留派に有利に働くとの見方もあるが、メルケル氏は事件を「残留の投票と結びつけてほしくない」と強調、冷静になるよう呼びかけた。

1204名無しさん:2016/06/19(日) 00:08:09
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061700921&g=pol
福島の食材でフランス料理=安全性、理解呼び掛け-在日仏大使館

 在日フランス大使館で17日、東京電力福島第1原発事故の風評被害に苦しむ福島県を支援しようと、福島県の特産食材を使ったフランス料理を振る舞う夕食会が催された。来日中の仏歌手シャルル・アズナブール氏も同席した。ダナ駐日大使は「東日本大震災から5年たっても根拠のない風評被害に困っている福島のために何かしたい」と述べ、被災者に寄り添う姿勢を示した。
 フランス人記者からは「放射能汚染への不安は消えていないのではないか」と質問も出た。これに対し、内堀雅雄福島県知事は「過去1年間に県が手を掛けている農畜産物で(放射線量の)基準値を超えるものは1点もない」と強調。「さまざまな対策を講じてきた結果だ。この事実を国内外に伝えていくことが大事だ」と理解を呼び掛けた。
 夕食会のメニューは、ほっき貝のクリーム煮やさくらんぼのデザートなど。いずれも福島県の特産物を使った伝統的なフランス料理だった。(2016/06/17-21:20)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061700311&g=pol
コックス議員に哀悼の意=菅長官

 菅義偉官房長官は17日午前の記者会見で、英国の欧州連合(EU)残留か離脱かを問う国民投票をめぐって残留派のジョー・コックス下院議員が男に銃撃され死亡した事件について、「コックス議員およびご遺族に心から哀悼の意を表する」と述べた。
 国民投票への影響に関しては、「英国の内政に関わることなので、政府としてコメントは控える」と語った。(2016/06/17-11:14)

1205とはずがたり:2016/06/19(日) 16:13:24
「記録」達成前の記事

【米国はこう見ている】イチローは「1人ビートルズ」か「国宝」? 圧倒的人気に米解説者も驚嘆
http://news.goo.ne.jp/article/fullcount/sports/fullcount-35202.html
06月13日 19:54フルカウント

 マーリンズのイチロー外野手は12日(日本時間13日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に9回先頭で代打出場したが四球だった。メジャー通算安打は2974本、3000安打まで残り26本と変わらず。また日米通算は4252安打で、ピート・ローズが持つ歴代最多安打記録4256本まで残り4本のままだ。試合はマーリンズの先発コンリーが序盤に打ち込まれ、0-6で完封負けした。

 この日は1度もバットを振らずに出塁したイチローだが、地元テレビ局はイチローの日本での圧倒的な人気を「1人ビートルズ」「本当に国宝」などとレポート。日本でいかにローズ超えが注目されているか、その関心の高さを紹介している。

 イチローは6点差で迎えた9回先頭打者として代打で登場。マーリンズは敗色濃厚だったが、地元テレビ局「FOXスポーツ・フロリダ」の実況は背番号51が打席に入ると、安打を期待するかのように「イチロー!」と絶叫した。また、ローズの通算安打に残り4本となった日米安打数が日本でも大きな関心事になっていることに触れながら、「イチローはその数字に到達しても勝ち誇るような男ではありません」とレポート。日米通算安打記録についてアメリカでは参考記録との見方を示すメディアや解説者は多いが、イチロー自身、記録に対するこだわりを見せず、地元メディアに「それぞれの受け止め方に委ねる」と語っていたことを紹介した。

 この日も敵地アリゾナのチェイス・フィールドには、数多くのイチローファンが詰め掛けていた。テレビカメラが日本人ファンを捉えると、解説を務めたマーリンズの元外野手、プレストン・ウィルソン氏は、日本でのイチロー人気の高さについて説明。「イチローを紹介する日本の番組を見たことがあるのですが、彼はまるで“一人ビートルズ”ですね。彼は最高のロックスターにして、最大の個性です。あんなに謙虚で物静かな男が、あれほどの熱狂を巻き起こすなんて、なかなか想像できません。彼は本当に国宝のような存在です。どこに行ってもですよ。アメージングです」と驚嘆していた。

 イチローが打席に入るたびに、メジャー通算3000安打へのカウントダウンと、ローズ超えの話題が飛び交う米メディア。6月もここまで29打数11安打、打率.379と好調を維持しており、その1打席1打席に大きな注目が集まっている。

1206チバQ:2016/06/19(日) 17:37:22
http://www.sankei.com/world/news/160615/wor1606150002-n1.html
2016.6.15 07:01
【英国の選択 国民投票6・23(1)】
“トランプ化”する離脱派 「EUはヒトラーと同じ」…過激化する前ロンドン市長
 英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票が10日後に迫った13日、EU残留派に衝撃が走った。ほとんどの世論調査で、離脱派が支持を広げている実態が明らかになったのだ。

 調査会社「ユーガブ」は13日、離脱支持が残留支持を7ポイント上回る46%となったとする最新の結果を公表した。2日前に公表された結果で離脱派のリードはわずか1ポイントだけだった。

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 「主権と民主主義をEUから取り戻そう!」

 英東部サフォーク州イプスウィッチ。7日午後、EU離脱派の人気者、ジョンソン前ロンドン市長が演説すると、大きな拍手がわき起こった。同じ頃、ロンドンでキャメロン首相が「離脱派の主張は事実でない」と訴えていたが、前市長は「正しいのはわれわれだ」とすかさず反論した。

 「EUへの拠出金をNHS(無料の国民保健サービス)に」「EUは(ナチス・ドイツの)ヒトラーと同じ」「労働技能や英語力を点数化するオーストラリア方式で移民制限を」…。終盤に来て前市長の発言はエスカレート、離脱派は勢いを増している。

 残留派はオバマ米大統領らの「支援」を得て離脱の経済リスクを訴え、支持率で優位に立っていた。潮目が変わったのは5月末。昨年の移民純総数が30万人を超え、政権が目標とした10万人を大幅に上回ったと発表されてからだ。

 離脱派は「移民問題」に争点を絞り、「EUにとどまれば、移民は抑制できない」と攻勢をかけて一気に形勢を逆転した。

 英国では、東欧から移民が増え続けることで職を奪われ、住宅が不足し、NHSなど社会保障が圧迫されているとの不満が根強い。とりわけ大英帝国時代に郷愁を抱く高齢の白人や労働者にその傾向が強い。本音は「移民や難民を受け入れたくない」のだ。大学を卒業したものの就職できず、職についても生活水準が落ちた中間層に離脱支持が急速に広がった。

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 英財務省や世界貿易機関(WTO)などは、離脱による経済的な損失に警鐘を鳴らしている。

 「それでも離脱派の勢いが衰えないのは現状に不満を抱く中間層が増えたからだ」。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのサイモン・ヒックス教授(政治学)はこう分析し、「ユーロ危機でEUの構造的な問題を知った彼らは離脱派に転じ、怒りの矛先を移民とEUに向けている。たとえコストを払っても打開すべきだと考えている」と指摘した。

 欧州大陸と一線を画す英国の欧州懐疑主義もある。英国は欧州共同体(EUの前身)加盟から2年後の1975年、離脱の是非を問う国民投票を実施。「英国病」不況のどん底だったため、堅調な欧州経済への魅力から残留が67・2%と離脱を上回った。

 英国はそれでも共通通貨ユーロには加わらず、「統合」には距離を置いた。離脱へ2度目の“挑戦”となる今回、難民問題や債務危機を抱えるEUに幻想はない。あるのは失望だ。

 「無責任な離脱を選択すれば、歴史上の汚点になる」。与党・保守党のメージャー元首相と、最大野党・労働党のブレア元首相が9日、北アイルランドでそろって唇を震わせた。

 「EUに毎週3億5千万ポンド(約545億円)拠出させられている」「トルコがEUに加盟し移民が押し寄せる」と、国民の不満や危機感に訴えるジョンソン氏を、メージャー氏は「宮廷の道化師」と指弾した。拠出金は大半が補助金などで還元され、トルコがEUに加盟する見通しはない。

 「内向きの大衆迎合的ナショナリズムに訴えるジョンソン氏ら離脱派は(米大統領選で共和党候補の指名が確定した)トランプ氏と共通性がある。それは世界の政治トレンドだ」。労働党のブラウン前首相は、こう警告した。



 英国のEU離脱は世界に何をもたらすのか探った。



【用語解説】英国の国民投票

 英国が欧州連合(EU)に残留すべきか離脱すべきかを問う。23日実施。投票資格があるのは、英国またはアイルランド、英連邦諸国の国籍を持ち英国内に居住する18歳以上の男女。海外在住の英国人で過去15年間に選挙人登録を行った人も投票できる。4500万人を超える見込み。インターネット上で投票者登録手続きが9日締め切られた。EUへの不満の高まりを背景に、キャメロン首相率いる保守党が昨年5月の総選挙で実施を公約に掲げた。キャメロン氏ら残留派は経済面や安全保障上の利点を訴える。一方、前ロンドン市長、ジョンソン下院議員ら離脱派は、EUからの主権回復や移民抑制などを主張する。

1207チバQ:2016/06/19(日) 17:38:54
http://www.sankei.com/world/news/160616/wor1606160025-n1.html
2016.6.16 10:56
【英国の選択 国民投票6・23(2)】
中露、不気味な沈黙 離脱ドミノにおびえる欧州
 「来年のG7はトランプ、ルペン、ジョンソンとともに? 恐怖のシナリオだ」

 5月下旬、伊勢志摩サミットの会場から発信された短文投稿サイト、ツイッターの一言が欧州で物議を醸した。日本や米国など先進7カ国(G7)の首脳が英国の欧州連合(EU)離脱を懸念し、協議している最中の出来事だ。

 投稿者はユンケル欧州委員長の側近だった。名前が挙がったのは、米大統領選で共和党の候補指名を確実にした不動産王、反EUのフランス極右政党の党首、EUをヒトラーになぞらえた英離脱派のロンドン前市長。「大衆迎合主義」(側近)の台頭に強い危機感を示した内容だった。結局、「米英の内政への干渉ではない」と、欧州委報道官が沈静化に追われた。

                 
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 英国の国民投票が23日に迫り、欧州は戦々恐々だ。EUや加盟国からは残留を望む声が相次ぐが、“介入”との反発を招けば逆効果となりかねない。英国が離脱すればEUの国際的影響力は低下し、各地で反EU勢力が勢いづく。EUとの関係を同様に問い直そうと「ドミノ現象」が起きる事態は悪夢といえる。

 米調査機関ピュー・リサーチ・センターが最近公表した調査結果では、対象10加盟国中、英仏スペイン、ギリシャの4カ国で「EU不支持」の回答が「支持」を上回った。昨年調査した6カ国でも仏を筆頭に5カ国で、EU支持の比率が減少した。

 昨年の難民・移民の大量流入を受けたEUへの不満が大きく影響したものとみられているが、同センターは「単にブレグジット(英離脱)にとどまらないEU懐疑論が欧州に広がっている」と警告した。

 だが、G7とは裏腹に、ロシアや中国の首脳は迫りくるEUの危機に、不気味な沈黙を守っている。

 ロシアは、ウクライナ問題をめぐるEUの対露制裁に懐疑的な国々との協調を深め、EUの結束を揺さぶる動きを見せてきた。それだけに、「EU弱体化はロシアには好都合だ」との見方は根強い。

 中露の国営メディアは、EUの「危機」を積極的に伝えてはいるが、「よそも状況は悪いのだ」と報じることで、自国経済の低迷を覆い隠す意図も見え隠れする。英国離脱による各国の「損得」勘定はすでに始まっている。

 英国は離脱の場合、EUと新たな関係を交渉することになる。だがユンケル氏は「われわれが(英国の)機嫌をとることはない」と厳しい姿勢を示している。英離脱が“成功例”となれば、各地の反EU勢力に追い風となるからだ。

 EUは英国が望む単一市場へのアクセス維持の交渉でも優遇せず、「“離婚”が高くつくことを示し、EU防衛を最優先させるだろう」(外交筋)との声が漏れ伝わる。「EUの終焉(しゅうえん)を招きかねない」との危機感がその背景にはある。

            
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 一方で、EUは「後戻りはしない」と欧州統合の前進に向けたメッセージを出すべきだとの意見も強い。具体例として浮上するのは、加盟国の防衛分野での協力強化だ。

 ロシアの脅威が増す中で最も合意しやすいテーマだとみられており、国民投票後の28、29の両日行われるEU首脳会議の議題に上る予定だ。

 ただ、EU懐疑論が広がる中、「安易に、一段の統合は求められない」(ショイブレ独財務相)との慎重論もある。「絶えず緊密化する連合」の旗印の下、欧州統合は戦後、進められた。その立て直しは急務だが、無理をすれば、その存亡にかかわるというわけだ。

 トゥスクEU大統領はEUの深まる懸念をこう表現した。

 「夢想とは決別し、現実的に取り組まねばならない。解体の亡霊がEUにつきまとっている」

1208チバQ:2016/06/19(日) 17:39:54
http://www.sankei.com/world/news/160617/wor1606170002-n1.html
2016.6.17 05:00
【英国の選択 国民投票6・23(3)】
新社屋が廃墟に? リーマン級の混乱懸念

 ロンドンの金融街、シティー中心部のファリンドン通り。延べ床面積約7万8千平方メートルの広大なオフィスビルの建設が進む。世界最大級の投資銀行、ゴールドマン・サックス・グループが5億ドル(約540億円)を投じ、2019年に完成予定の新欧州本部だ。しかし、23日の国民投票で英国の欧州連合(EU)離脱が決まれば「新社屋が廃虚になる恐れがある」(同社幹部)とささやかれている。

 ロンドン中心部の約1マイル四方(約3平方キロメートル)に250以上の外国銀行が拠点を置くシティーは、米ウォール街と並ぶ世界の金融センターだ。欧州の株取引の3分の1、世界の外国為替取引の4割余りを握り、外為取引額は1日2.5兆ポンド(約390兆円)に上る。

 だがEU離脱が現実味を帯びるとともに、英国の国内総生産(GDP)約280兆円の1割強を占める金融サービスが“崩壊”するシナリオも深刻さを増している。最大の懸案は、域内の金融機関を対象とする「EUパスポート」(単一免許制度)の失効問題だ。

 同制度は、金融機関がEU域内のひとつの国で認可を得れば、28カ国全域で金融サービスを提供できる仕組み。同制度に基づき欧州の金融機関をはじめ、米国やスイス、日本の投資銀行もロンドンに拠点を置き、EUの金融市場に参入した。

 しかし、英国がEUから離脱すれば、英国で認可を受けた金融機関は同制度の対象外となる。EU加盟国での支店設置や取引に支障が出るほか、ロンドンを経由して行われるユーロ通貨や証券取引の大部分も制約を受ける恐れがある。シティーの役割はアイルランドの首都ダブリンや独フランクフルト、仏パリなど複数の都市に分散する可能性が高い。

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 シティーの地盤沈下を見越した動きはすでに出ている。大和総研ロンドンリサーチセンター(ロンドン駐在)の菅野泰夫シニアエコノミストは「欧米の大手銀行はロンドンの拠点を、ダブリンに移す検討に入った。邦銀は完全に出遅れている」と警告する。ダブリンではオフィスビルの賃貸料が上昇するなど先物買いが始まったという。

 また欧州最大の銀行HSBCは、英国のEU離脱が決まると、1千件の投資銀行業務をパリに移管するという。ドイツ銀行も約9千の役職を英国外に移すと発表した。ゴールドマン・サックスの幹部は同社などシティーの金融機関が拠点の移動を迫られ、95万人が失業すると分析した。

 こうした悪影響は世界経済にも打撃を与える。対英直接投資の減少や信用低下により、英国経済が弱体化するとの懸念から、英国の通貨ポンドは他の主要通貨に対して急落する見通しだ。ロンドン株式市場も大幅安となり、英国は景気後退に陥る公算が大きい。

 また、欧州の通貨ユーロが売られ、ドイツやフランスなど欧州大陸の株価も軒並み下落するとみられる。一方、比較的安全とされる円が買われ、過度な円高が進む恐れもある。英国以外の金融市場に動揺が飛び火すれば、世界的な景気減速と金融市場の混乱につながるとの指摘もある。

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 「世界最大の貿易圏の影響力を無駄にしたいのか」 日立製作所の中西宏明会長は5月11日付の英紙フィナンシャル・タイムズに寄稿し、残留を強く訴えた。また今月7日の大衆紙デーリー・ミラーへの寄稿では「対英投資や雇用計画を再考せざるを得なくなる」と英国の不利益を強調した。

 英国には日本企業約1100社が進出し、日立のほかトヨタ自動車、日産自動車、サントリーホールディングスなども工場を構える。トヨタ、日産、ホンダの3社で、英国の年間自動車生産台数(約160万台)の約半数を占める。

 世界経済と日本企業の両面で、EU離脱の悪影響は甚大だ。日本の金融当局幹部は懸念をもらした。

 「国民投票で離脱が決まった瞬間に、リーマン・ショック級の恐慌を招く可能性もゼロではない」

1209チバQ:2016/06/19(日) 17:40:44
http://www.sankei.com/world/news/160618/wor1606180016-n1.html
2016.6.18 08:00
【英国の選択】
(4)日本の消費者に影響は? 旅行・ブランド品で明暗
 東京・銀座の百貨店、松屋銀座。紳士服オリジナルブランド「アトリエメイド」の売り場では、英国製の生地とボタンや裏地を好みで選び、日本国内で仕立てるパターンオーダースーツ(税別9万5千円)が人気だ。同店の宮崎俊一・シニアバイヤーは「英国製の生地は質が高く、最近はイタリア製よりニーズがある。ポンド安になれば、仕入れ価格を抑えられる」と話す。

 23日に行われる英国の欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う国民投票で、離脱派が多数となることを懸念し、英国経済の不透明感からポンドの下落が続く。離脱となればポンド安はさらに進むとみられるため、「来年の春夏の生地をいつ買うか。バイヤーはみな、タイミングを計っている」と宮崎さんは言う。

 一方、一部の英国ブランド製品は値上げの可能性もある。EU加盟国間の関税は無税だが、離脱すればEU域外に適用される相対的に高い関税がかかる。そうなればEU域内の製造拠点を経由する商品が割高になる恐れがあるためだ。ファッションビジネスコンサルタントの山中健さんは「英国ブランドがEU諸国で製造する商品に関税が上乗せされれば、製造コストが上がることもある」とする。

 高級ブランド、バーバリーも、ニットなどはイタリア製、香水など化粧品はフランス製のものがある。「バーバリーは1年前に三陽商会とのライセンス契約を終え、日本でも直営店で扱う高価格の輸入品だけになった。関税が上乗せされれば、さらに手の届かないものになる」(山中さん)

 英国は1990年代、文化産業の海外発信を強化する戦略「クール・ブリタニア」を展開。2014年のクリエーティブ産業の輸出額は約198億ポンド(約3兆円)に上り、09年からの5年で50%近く伸びた。離脱となれば、大きなダメージを受けるとして、デザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッドさんや俳優のジュード・ロウさんら約300人が5月、残留支持を表明した。

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 ウイスキーファンは恩恵を受けられそうだ。

 今月11日、東京都中央区の酒販売店「リカーズハセガワ本店」では、試飲サービスが盛況だった。海外産のウイスキーは、日本に輸入する際に関税はかからないものの、大沢周作店長によると、近年の世界的なウイスキーブームで、原酒の供給不足から価格は上昇傾向だという。江戸川区の会社員、永松剛太さん(25)は「スコッチウイスキーは蒸留所によって風味が違う。ポンドが下がったら、年代ものも試したい」。

 輸入代理店「スリーリバーズ」の前野一成社長は「ポンド安が進めば販売価格を下げられるかも」と話す。ただ「離脱で英国や欧州の経済が悪化すれば、蒸留所が倒産したり、生産量が減ったりすることが懸念される」とする。

 英国からの輸入額でもっとも多い医薬品は、国の薬価基準の仕組みが変わらないため、影響はなさそう。

 旅行や留学はどうか。

 英会話教室などを運営する「英会話アカデミー☆クローバー」の留学カウンセラー、桐原崇弘さんによると、英国の語学学校への留学にかかる週当たりの平均費用は、授業料250ポンド▽ホームステイ先などに支払う滞在費200ポンド▽交通費などの雑費100ポンド-で、計550ポンド程度。1ポンド=150円なら8万2500円だが、1ポンド=120円になれば6万6千円で済む。

 旅行は昨年11月のパリ同時多発テロ事件以降、低調だが、JTB総合研究所の三ツ橋明子主任研究員は「ポンド安が進めば、滞在費や買い物に割安感が出るため、英国行きを考える旅行者の背中を押すきっかけになり得る」とみる。

 ニッセイ基礎研究所の伊藤さゆり上席研究員は、「短期的には円高ポンド安で割安感が強まり、輸入品が増えたり、旅行や留学がしやすくなると考えられる」と予測。一方、第一生命経済研究所の永浜利広首席エコノミストは「円高株安が進めば日本の景気も後退する。日本の消費者にも無関係ではない」と指摘している。 =おわり



 この企画は、岡部伸、宮下日出男、遠藤良介、藤原章裕、森田晶宏、上原すみ子、戸谷真美、磨井慎吾、油原聡子、中井なつみが担当しました。

1210チバQ:2016/06/19(日) 21:21:09
http://www.sankei.com/world/news/160619/wor1606190024-n1.html
2016.6.19 18:40

仏与党、大統領選候補選出へ 来年1月に予備選 


 【ベルリン=宮下日出男】フランスのオランド大統領の与党、社会党は18日、幹部会議を開き、来年年4〜5月に実施される大統領選挙の候補を選出する予備選を同年1月に開催することを決定した。オランド氏は2期目を目指すか否かを表明しておらず、この時点で予備選の実施を決めるのは異例。

 予備選は来年1月22、29日の予定で、共産党、緑の党といった他の左派政党の党員らも参加する。社会党のカンバデリス第1書記は記者会見で、オランド氏が大統領選に出馬する場合も予備選を経る必要があるとの認識を示し、オランド氏も予備選実施に賛意を示したとしている。

 2012年に大統領に就任したオランド氏は景気対策で成果を出せず、相次ぐテロもあり、支持率は10%台に低迷。極右の国民戦線のルペン党首や保守系の共和党党首のサルコジ前大統領に差をつけられている。

 オランド氏は大統領選への態度を年内に決める考えだが、社会党内ではこのままでは第1回投票にも勝ち残れないとの危機感が強く、予備選の実施で社会党内や左派の結集を図る狙いだ。

 一方、共和党は11月に予備選を実施することを決めている。

1211とはずがたり:2016/06/19(日) 21:25:49
ローマ初の女性市長誕生か
伊地方選、決選投票
http://this.kiji.is/117167754792584700
2016/6/19 16:44

 【ローマ共同】イタリアで19日、主要都市の市長を選ぶ地方選の決選投票が行われた。首都ローマでは、既存政党を批判する草の根組織「五つ星運動」の女性候補ビルジニア・ラッジ氏(37)が優勢とされ、ローマ初の女性市長が誕生する可能性が高まっている。

 早ければ20日未明(日本時間同日午前)にも大勢が判明する見通し。レンツィ首相の与党、民主党(中道左派)が首都などで敗北すれば、政治・経済改革を進める首相にとって大きな打撃となりそうだ。

 ローマでは民主党が支持した前市長が公費流用疑惑で昨年辞任し、市当局者の汚職も相次いで発覚した。

1212チバQ:2016/06/19(日) 21:39:04
http://mainichi.jp/articles/20160619/k00/00m/030/093000c
英議員殺害
危機感強めるEU離脱派 23日国民投票

毎日新聞2016年6月18日 22時10分(最終更新 6月19日 00時44分)
 【ウェークフィールド(英中部)で三木幸治】欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票が23日に迫る中、残留運動をしていた女性下院議員が殺害され、残留・離脱派双方は投票に向けた運動を18日も中止した。現場近くで離脱運動を行う英国独立党(UKIP)のデビッド・デュース区議会議員(68)が17日、取材に応じ「事件が(離脱派に)どう影響するか分からない」と危機感を示した。

 「なぜこんな恐ろしい事件が起きたのか。住民は動揺している」。事件の現場となったカークリーズ区に隣接するウェークフィールド区選出のデュース氏は言う。活動も終盤になり、集会の予定も多く入っていた。運動中止を決めた党本部から再開の指示はなく、いらだちを募らせている。

 離脱・残留両派とも投票日前の最後の週末を運動の山場とし、態度未定の有権者に訴えかける最大のチャンスととらえていた。両派は19日から運動を再開すると発表した。

 事件の影響で、残留派が多くの同情票を集める可能性も指摘されている。デュース氏は「報道は(被害者をヒロインにする)一つの物語を流す傾向にある」と不満そうに語った。

 この地域には製造業の工場が多くポーランドなどからの移民が目立つ。カークリーズ区にはインド、パキスタン人のコミュニティーもある。「移民が来ることで住宅の家賃は上がり、移民が低賃金で働くため、我々の賃金も上がらない。多くの住民はEUの(移民)政策に不満を持っている」とデュース氏は語る。事件前は街頭でパンフレットを配ると多くの人が受け取り、話に耳を傾けてくれたという。

 「この地域では50%以上が離脱派だと実感していたが……」。活動再開は党の方針を待つしかないが「(再開したら)今まで通り我々の考えを訴えていく」と話した。

1213とはずがたり:2016/06/19(日) 22:45:17

現実的には広汎な経済同盟を締結しないと離脱出来ないと思われるけど今よりは煩雑には絶対になるよな。。

EU離脱、日本企業も警戒=コスト、雇用に影響-英国民投票
http://www.jiji.com/jc/article?g=eco&k=2016061100037

日立製作所が英国に建設した鉄道車両工場=9日、英北東部ニュートンエイクリフ
 【ロンドン時事】欧州連合(EU)残留の是非を問う英国の国民投票を前に、在英日本企業が警戒感を強めている。英国をEU全体で事業展開するための拠点と位置付けてきたが、離脱すれば英・EU間の貿易で新たなコストが発生しかねない。事業見直しや撤退、解雇を迫られる恐れがあり、巨額投資をした企業の不安は募る一方だ。
 「対英投資や雇用拡大を再考せざるを得なくなる」。日立製作所の中西宏明会長は7日付の大衆紙デーリー・ミラーに寄稿し、離脱は日立と英国双方にとって不利益だと強調。「冷徹な経済の現実」を理解し、残留を支持するよう訴えた。
 日立は昨年、英北東部に8200万ポンド(約126億円)を投じて鉄道車両工場を新設したばかり。離脱すればEU向け輸出品には関税が課される見込みで、独シーメンスや仏アルストムとの競争で不利になるのは確実だ。
 英国には日本企業が1000社以上進出し、約14万人を雇用。日立やトヨタ自動車、日産自動車、サントリーホールディングスなどが工場を構え、情報処理を手掛ける富士通は日本企業で最大となる約1万4000人の従業員を抱える。在英日本商工会議所の会員調査では離脱を希望した企業は皆無だった。
 金融機関も身構えている。EUには域内の一つの国で認可を得た金融機関が他国でも営業できる「パスポート制度」がある。だが離脱後は英国で認可を受けた邦銀などは対象外になり、EU加盟国での支店設置や顧客取引に支障が出かねない。また「欧州中央銀行(ECB)からユーロ建て金融取引の決済資格を剥奪され、為替に関するロンドンの独占的地位が崩れる」(邦銀ディーラー)と不安の声も上がる。
 もっとも、こうした声は経済への打撃は小さいとの楽観論を唱える離脱派の耳に届いていないようだ。中西氏の寄稿には、インターネット上で「さよなら日立。商品は買わない」「英国はEUの一部になれ、と言うなら日本も中国の一部になれ」などと反発の声が相次いでいる。(2016/06/11-05:30)

1214とはずがたり:2016/06/20(月) 21:02:42
2016年 06月 20日 15:45 JST
英国のEU残留確率72%に、前週末から上昇=ブックメーカー
http://jp.reuters.com/article/britain-eu-odds-idJPKCN0Z60JB

 6月20日、英ブックメーカー(賭け業者)ベットフェアによると、国民投票で欧州連合(EU)残留を支持するとの確率は72%となり、17日時点の60-67%から上昇した。写真はロンドンで3月撮影(2016年 ロイター/Toby Melville)
[ロンドン 20日 ロイター] - 英ブックメーカー(賭け業者)ベットフェアによると、国民投票で欧州連合(EU)残留を支持するとの確率は72%となり、17日時点の60-67%から上昇した。

1215チバQ:2016/06/20(月) 21:04:56
美人さんですねー
http://mainichi.jp/articles/20160620/k00/00e/030/150000c
ローマ初の女性市長

毎日新聞2016年6月20日 11時16分(最終更新 6月20日 13時21分)
【ローマ福島良典】19日実施されたイタリア地方選決選投票は即日開票され、首都ローマで反権力の政治団体「五つ星運動」の女性候補、ビルジニア・ラッジ氏(37)が市長に当選した。ラッジ氏はイタリア史上初の女性ローマ市長となる。レンツィ首相(41)の中道左派・民主党は北部トリノでも敗れ、10月に憲法改正の国民投票を控えるレンツィ氏にとって大きな打撃となった。

 内務省の公式集計(開票終了)によると、ラッジ氏が得票率67.15%で同32.85%の民主党のロベルト・ジャケッティ候補(55)を大差で降した。ラッジ氏は国民の間で深まる政治不信を背景に腐敗撲滅や、公共交通・ゴミ処理サービスの改善、2024年夏季五輪のローマ誘致計画への反対などを訴え、支持を広げた。地域補完通貨の導入検討は提唱したが、反ユーロ姿勢は強調しなかった。

 ラッジ氏は1870年にイタリア半島の統一が完成した後では初の女性ローマ市長に就任する。古来、王、執政官、皇帝、ローマ法王と男性指導者による支配が続いただけに、ラッジ氏は20日未明「歴史的瞬間だ。今日、勝ったのはローマ市民だ」と勝利宣言した。

 また、民主党の地盤トリノでも「五つ星運動」の女性候補、キアラ・アッペンディーノ氏(32)が得票率54.56%で、同45.44%の民主党の現職、ピエロ・ファッシーノ候補(66)を破った。ローマ、トリノでの連勝を受け、「五つ星運動」のルイジ・ディマイオ下院副議長は「国を統治する用意がある」と宣言した。

 経済の中心地ミラノでは民主党のジュゼッペ・サラ候補(58)が、ベルルスコーニ元首相の中道右派「フォルツァ・イタリア」の推すステファノ・パリージ候補(59)を接戦の末に振り切り、北部ボローニャでも民主党のビルジニオ・メロラ候補(61)が右翼政党「北部同盟」のルチア・ボルゴンツォーニ候補(39)を降した。

 決選投票は126市町村で実施され、有権者は約860万人。投票率は50.54%と第1回投票(5日)の59.94%を下回った。

1216チバQ:2016/06/20(月) 21:10:06
http://www.sankei.com/world/news/160620/wor1606200010-n1.html
2016.6.20 09:20

ローマ初の女性市長誕生へ EU懐疑派新興政党「五つ星運動」のビルジニア・ラッジ氏37歳


 【ベルリン=宮下日出男】イタリアの地方選挙の決選投票が19日が実施された。ローマ市長選では国政野党の新興政党「五つ星運動」の女性候補ビルジニア・ラッジ氏(37)が得票率約67%で、レンツィ首相率いる中道左派の与党、民主党候補(同約33%)を大きく引き離して当選した。ローマで初の女性市長誕生となる。

 五つ星運動は芸能界出身のベッペ・グリッロ氏が既存政党への対抗のため創設。汚職撲滅などのほか、単一通貨ユーロ「反対」を掲げる欧州連合(EU)への懐疑派で、2013年の総選挙で躍進した。首都の「顔」を押さえたことで、18年の次回総選挙に向けて勢いを増しそうだ。

 今回の地方選は、上院の権限縮小などを盛り込んだ憲法改正案を10月に国民投票にかけるレンツィ首相の試金石とみられていた。憲法改正に政治生命をかけるとしてきた首相にとり、首都での敗北は痛手となる。

 ローマでは昨年10月、民主党の市長が公費流用疑惑で辞任。政治不信が新鮮なイメージを持ち、汚職撲滅や行政サービス向上を訴えるラッジ氏の支持拡大につながったとみられる。ラッジ氏は弁護士で1児の母。

 主要都市の市長選ではこのほか、北部のミラノとボローニャで民主党候補が優勢となる一方、同党は北部トリノで五つ星運動に対して劣勢に立たされている。

1217チバQ:2016/06/20(月) 21:11:14
http://www.sankei.com/world/news/160620/wor1606200023-n1.html
2016.6.20 18:23
【英EU離脱問題】
殺害された女性議員の“弔い合戦”の様相に 離脱派には逆風
【ロンドン=岡部伸】欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国民投票を23日に控え、残留、離脱の両派は20日、それぞれ支持拡大に向けて追い込みをかけた。残留派の運動は、先に殺害された残留支持のジョー・コックス議員(41)の「弔い合戦」の様相を呈する一方、殺害犯として訴追されたトーマス・メイア被告(52)が移民排斥を主張する極右思想に影響を受けていた疑いが濃厚となり、移民制限を訴える離脱派には逆風となっている。

 再開された両派の運動は、コックス議員の殺害を受けた「休戦」を経て、「以前より抑制された」(英BBC放送)トーンとなっている。残留派の労働党は20日、追悼のため下院を招集し、運動を再開する。

 残留支持のキャメロン首相は19日夜、BBCの討論番組で、離脱すれば「英国経済は大打撃を受ける」と警告。離脱後の「逆戻りはできない」とも語り、問題があれば復帰可能とする一部の楽観論を戒めた。

 一方、離脱運動団体ボート・リーブは19日、ロンドン市内で大規模集会を開き、「(EUから)統治権を取り戻そう」と訴えた。反EUを掲げる英国独立党(UKIP)のファラージュ党首も集会で、EUが適切に移民を抑制できていないと批判した。

 ただ、ファラージュ氏はITVとのインタビューで、「殺害事件が起きる前は、われわれに勢いがあった」と述べ、事件が離脱派に不利に働いているとの考えを示した。

 一方、コックス議員が殺害された英中部バーストールの現場や、ロンドンの英議会前広場の追悼コーナーには多くの人々が訪れ、議員の冥福を祈った。BBCによると、議員の誕生日の22日にはロンドンとバーストールで追悼集会が開かれる。

1218チバQ:2016/06/20(月) 21:49:29
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061900056&g=int
運動再開、支持へ追い込み=議員殺害で残留派に勢い-「過熱」収まる・英国民投票



18日、英女性下院議員ジョー・コックス氏の殺害現場近くに手向けられた花束(AFP=時事)
 【ロンドン時事】英国の欧州連合(EU)離脱か残留かの是非を問う国民投票を23日に控え、投票前最後の週末となった19日、残留と離脱両派は運動を再開し、支持拡大へ追い込みを掛けた。16日に中部バーストールで起きた最大野党・労働党の女性下院議員ジョー・コックス氏の殺害事件後、両派とも活動を自粛していた。
 一方、事件後に実施された初の世論調査(サーベイション社)の結果が18日公表され、残留支持率が45%と離脱の42%を上回った。YouGov社の調査でも、残留が44%と離脱(43%)をややリード。残留派は、一時は弱まった勢いを取り戻している。

19日、ロンドンで、欧州連合(EU)離脱を訴えるジョンソン前ロンドン市長(EPA=時事)
 「(EUから)統治権を取り戻そう」。離脱運動団体ボート・リーブは19日、ロンドン市内で、ジョンソン前ロンドン市長とゴーブ司法相ら大物指導者が加わる大規模な集会を開催し、この掛け声の下、離脱への支持を訴えた。
 一方、残留派を主導するキャメロン首相も19日夜、BBC放送の特別討論番組に出演。残留による経済的恩恵を改めて力説し、態度未決定者らに対する説得を試みる意向だ。
 EU残留を呼び掛けていたコックス議員が銃撃されるなどして殺害された事件を受け、両派は追悼のため運動を停止した。議員たちも予定されたテレビ出演を中止したほか、ソーシャルメディアへの投稿も鳴りを潜めた。過熱傾向にあった競り合いは最終段階に入ったにもかかわらず完全にトーンダウンしていた。(2016/06/19-22:09)

1219チバQ:2016/06/21(火) 20:50:52
http://www.sankei.com/world/news/160621/wor1606210009-n1.html
2016.6.21 09:48
【英EU離脱問題】
賭け屋で残留派盛り返す 残留確率74・6%

 ロイター通信によると、欧州連合(EU)からの離脱をめぐる23日の国民投票を前に、ブックメーカー(賭け屋)ベットフェアの賭け率は、EUに残留する確率は74・6%で、17日時点の60-67%から上昇した。

 残留運動に取り組んでいた労働党のジョー・コックス下院議員(41)の殺害を受け、土壇場で同情票が集まる様相を呈しており、事件後の世論調査では移民問題でリードを許していた残留派が離脱派にわずかながら優位に立ち始めている。

(ロンドン 岡部伸)

1220チバQ:2016/06/21(火) 21:01:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160620-00000008-jij-eurp
ローマに初の女性市長=EU批判派台頭、首相に打撃―伊
時事通信 6月20日(月)7時28分配信

ローマに初の女性市長=EU批判派台頭、首相に打撃―伊
ローマで19日、市長選の決選投票が行われ、現地からの報道が伝えた開票率80%時点の開票結果によると、新興政党「五つ星運動」所属で弁護士出身のビルジニア・ラッジ氏が初の女性市長となることが確実となった。
 【パリ時事】イタリアの首都ローマで19日、市長選の決選投票が行われ、現地からの報道が伝えた開票率80%時点の開票結果によると、新興政党「五つ星運動」所属で弁護士出身のビルジニア・ラッジ氏(37)が67%の票を獲得し、初の女性市長となることが確実となった。

 
 ローマではレンツィ首相率いる中道左派の国政与党・民主党系の市長が昨秋に汚職疑惑で辞任するなど、政治の腐敗に対して市民の怒りが強まっていた。ラッジ氏は「私は全ローマ市民にとっての市長となり、市政に正当性と透明性を取り戻す」と宣言した。

 五つ星運動は欧州連合(EU)が課す厳しい緊縮財政に反発し、EUに対して批判的な態度を取っている。EU離脱の是非を問う英国民投票が23日に迫る中、欧州の反EU派が一段と勢いづくことも考えられる。

 民主党は今回のローマ市長選でも候補者を擁立したが、落選した。首都での敗北は、これまで高い人気を誇ってきたレンツィ首相にとって痛手となった。

1221とはずがたり:2016/06/22(水) 14:14:10

英キャメロン首相「EU離脱派6つのウソ」
Are Britain's 'Brexit' Campaigns Really Telling Lies?
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/06/post-5289.php
2016年6月9日(木)15時30分
ジョシュ・ロウ

<イギリスの世論調査でEU離脱支持がEU残留指示を上回ったことで、キャメロン英首相は火曜に緊急の記者会見を開いて必死の説得を行った。EU離脱か、残留かを問う国民投票は23日に迫っている。離脱派とキャメロンの主張はどちらが正しいのか>

 キャメロンは、EU離脱派はEUについて6つのウソをついているという。事実を検証する。

離脱派のウソ(1) EUに残留すれば、イギリスはユーロ圏諸国が財政難に陥ったときの金融支援に参加させられる。

事実) ユーロ圏諸国に対する金融支援について定めた2011年の欧州委員会の決定には、イギリスなどユーロ圏以外の国は負担を負わないとはっきり書いてある。

 離脱派の主張の根拠は、EUは2015年「合意に背いて」ギリシャ救済資金をイギリスに負担させようとした、というオズボーン英財務相の言葉。確かにオズボーンはそう言ったが、すぐ後にEUのその試みは阻止したと言っている。

離脱派のウソ(2) イギリスは今EUへの拠出金の3分の2をリベートとして払い戻してもらっているが、離脱派は今後EUはリベートを廃止する可能性があると主張する。キャメロンはリベートは今後も変わらないと言う。「変更しようとすればイギリス首相は拒否権を発動できる。リベートを放棄できるのはイギリス首相だけだ」 

事実) キャメロンの言うことが本当だ。下院図書館の調査によれば、リベートの変更にはEUの全加盟国の賛成が必要だ。独立系の調査会社フルファクトも「リベートは将来とも、イギリスの合意なしに変更できない」という見解だ。

離脱派のウソ(3) 離脱派は、EUが域外諸国と結ぶ条約に対する拒否権をイギリスが放棄したという。キャメロンは全面的にこれを否定する。「EUの正加盟国として、拒否権を放棄する話はまったくない」 

事実) キャメロンとEUの合意では確かに、ユーロ圏内の統合深化のための法案に対する拒否権はイギリス首相にはない。だが、イギリスに直接影響する事柄に対する拒否権は少しも放棄していない。

離脱派のウソ(4) イギリスはEUの予算拡大に歯止めをかけられない。

事実) 離脱派の意見はEUの財政危機を前提にしたもの。彼らは、既に予算が合意済みの2020年までの間にも、EUは財政支出の拡大を迫られる。キャメロンがそのリスクをことさら強調しなかったのは確かだが、離脱派もキャメロンが予算拡大に拒否権をもつことに言及していない。イギリスの政治家は拒否権の使い方を「いつもしくじって」おり、EUに対するイギリスの政治力が弱いと指摘するに止まっている。

離脱派のウソ(5) EUに残留すればEU軍に参加させられることになる。

事実) 特定のEU加盟国同士が自発的に協力し合って国防にあたるパターンは現にいくつもある。だがフルファクトによれば、EU軍と統一防衛政策は、イギリスの合意なしでは実現し得ない。

離脱派のウソ(6) EUを離脱すればお金の節約にはなる。

事実) 離脱派は、イギリスの2015年のEUに対するネットの支出は154億ドルだという。もし離脱すれば、その分を国内の優先政策に充てることができるという。

 だが、キャメロンをはじめとする残留派は、EU離脱の経済的衝撃でそんな恩恵は吹き飛んでしまうという。この見方を支持するエコノミストは少なくないが、離脱派はこれをエスタブリッシュメントの詭弁だという。こればかりは、自分で考えてもらわなければならない。

1222チバQ:2016/06/22(水) 19:51:07
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160622k0000m030081000c.html
<英国民投票>残留でもEUに禍根
06月21日 21:06毎日新聞

 【ブリュッセル八田浩輔】英国の将来を左右する欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票が23日に行われる。英国がEUから離脱した場合の政治・経済的な影響への懸念が各方面から提示される一方、残留する場合でもEU内に禍根を残すとの見方が広がっている。専門家は、今回の国民投票は加盟国がEUから譲歩を引き出す「パンドラの箱」を開けたと指摘する。

 EU外交筋は「残留さえすればEUには何も起きない」と話すが、欧州議会最大会派・欧州人民民主党のシンクタンク政策ディレクター、ローランド・フロイデンシュタイン氏は否定的だ。

 同氏は、キャメロン英首相が今回の国民投票を実施するにあたり、EU側から「特別な地位」を引き出した点を重視。「英国にならい、賛成できないEUの政策や方針からの除外を求める加盟国が続出するのは避けられない」とし、英国が残留した場合でもハンガリー、チェコ、ポーランドなど難民受け入れを巡ってEUとの摩擦が表面化した国で、国民投票が続く可能性に言及した。

 EUの統合深化を推進してきたショイブレ独財務相は、独誌シュピーゲルに対し、いずれの結果でも僅差の場合は「従来通りの(EUの)やり方では通用しないという警告になる」として、残留後も加盟国との間でEUの権限を巡る議論がつきまとうとの見方を示している。

 またトゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)も欧州議員との会合で「国境のない欧州、利害対立のない欧州といった理想郷の前に、現実を直視することがわれわれの責任だ」と語り、EU懐疑派の声にも耳を傾けるべきだとの姿勢をみせている。

 フロイデンシュタイン氏は「どちらに転んだとしても、英国の国民投票で『パンドラの箱』は開いた」と指摘する。離脱、残留にかかわらずEUは難しい対応を迫られることになりそうだ。

1223チバQ:2016/06/22(水) 19:51:37
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1606210025.html
【英EU離脱問題】残留への期待 仏独に温度差も?
06月21日 20:49産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】英国の国民投票を控え、欧州連合(EU)の他の加盟国はEUの影響力低下などを懸念し、残留を望む姿勢で足並みをそろえる。ただ、メディアや国民レベルでみれば、域内主要国のフランスとドイツでも温度差がうかがえる。各国の思惑や英国との複雑な関係が背景にありそうだ。

 「行かないで!」。独週刊誌シュピーゲルは11日号で英国離脱問題を特集し、表紙で訴えた。英国人の読者を意識して、関連記事には英訳を併載した。戦後の欧州統合の「将来がかかっている」とし、「離脱反対を支持する」と表明した。

 対照的なのは仏左派系主要紙、リベラシオン(電子版)。「英離脱は欧州を救う犠牲」との記事を英訳とともに掲げ、「離脱は英国の利益にならないが、残留はEUの利益にならない」と主張。残留への期待が大勢という状況下で、離脱を促す論調は際立っている。

 メディアだけではない。世論調査会社TNSが今月公表した結果によると、ドイツでは英の残留支持が79%で離脱支持が15%。これに対しフランスでは残留支持が65%に上る一方、離脱支持も34%を占め、英国を除く調査対象9加盟国で唯一、3割を超えた。

 フランスで“離脱容認論”がくすぶる理由の1つは、極右政党の支持率の高さに示されるように、国民の反EU感情の強さにあるといわれる。同様の国民投票の実現を望む声は仏国内でも強い。

 また、英国を欧州統合の「障害」とみる統合推進派の意見の表れとも指摘される。ユーロ圏に属さないなど例外扱いを求める英国がいなければ、「統合が進む」(専門家)と考えられるためだ。ドゴール仏元大統領が戦後、欧州経済共同体(EEC)への英国加盟を2度阻止するなど、「対抗心」も根強い。

 一方、ドイツではEU内の政治力学が変わることへの警戒が強い。政策決定方式で英国は独仏と並ぶ比重を持つからだ。保護主義的傾向が強いフランスや南欧勢の影響力が強まり、独紙では「EUの経済政策が変わる可能性がある」とも指摘されている。

1224とはずがたり:2016/06/23(木) 20:00:48
現地時間23日午後10時・日本時間24日午前6時投票〆切,調査会社の当日調査結果(日本の出口調査みたいなものか?)発表。同24日午前5時(日本時間24日午後1時頃)大勢判明。

EU残留・離脱、英国民投票が始まる…なお接戦
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/176/ebbfbc3b36930dff82b3782437f03dfc.html
(読売新聞) 19:27

 英国の欧州連合(EU)残留か離脱かを問う国民投票は、23日午前7時(日本時間23日午後3時)から投票が始まった。

 残留を支持していた下院議員の射殺事件を受け、キャメロン首相ら残留派が盛り返したとされるものの、直前の世論調査では離脱支持が上回ったとの結果もあり、予断を許さない状況だ。日米など先進7か国(G7)の財務相と中央銀行総裁は、「離脱」の票が上回り金融市場が混乱した場合、緊急共同声明を出して市場の安定化を図る方向で調整に入った。

1225チバQ:2016/06/23(木) 21:55:37
http://www.sankei.com/world/news/160623/wor1606230027-n1.html
2016.6.23 18:53
【英EU離脱問題】
英連合王国、崩壊の懸念 残留判断でも傷深く スコットランド独立、北アイルランド和平に動揺
【ロンドン=岡部伸】英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票は、英国を二分した大論争となった。離脱となれば、300年以上に及ぶ連合王国が崩壊する懸念が広がる。だが、残留となっても、与党・保守党政権を分断した論争の傷は深く、将来に禍根を残すことになる。

 イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドから構成される立憲君主制国家の連合王国は、イングランドがスコットランドやアイルランドへの支配を強める形で形成された。

 「離脱すれば、スコットランドの独立を求める声が高まり、連合王国が分裂しかねない」「北アイルランド和平をぐらつかせるのは歴史的過ちだ」…。

 保守党のメージャー、最大野党・労働党のブレア両元首相は北アイルランドで9日、異例の合同会見を行い、残留を訴えた。

 北アイルランドでは、多数派のプロテスタント系とアイルランドへの統合を目指す少数派カトリック系が激しく対立。約30年間にわたる紛争で3000人以上が犠牲となった。だが、1998年の和平合意後は、経済復興が進んだ。

 EU加盟国の英国とアイルランドの間に国境はないに等しい。だが、離脱で同胞のアイルランドとの間に“壁”が生まれ、分断という新たな紛争のタネが植えつけられることに両元首相は懸念を示したのだ。

 さらに、メージャー氏は離脱となれば、EU残留派が多数を占めるスコットランドで、再び英国からの独立機運が高まり、「世界史上最も成功した連合が永久に失われる恐れがある」と警告した。

 スコットランドでは2014年、英国からの独立を住民投票で否決したばかりだが、スコットランドのスタージョン行政府首相は、「英国がわれわれの意思と反対に離脱を選択すれば、再び住民投票するのは当然だ」と揺さぶりをかけている。独立すれば、連合王国は弾道ミサイル搭載原子力潜水艦の母港、クライド海軍基地を失うことになり、英国、ひいては欧州の安全保障に多大な影響を与えかねないとみられている。

1226チバQ:2016/06/23(木) 21:56:25
http://www.sankei.com/world/news/160623/wor1606230036-n1.html
2016.6.23 19:59
【英EU離脱問題】
ポンド急落懸念、両替所に行列 投票所は早朝から有権者
 国民投票を前に英ロンドン市内の両替所では、英通貨ポンドをドルやユーロなどの外貨に両替する動きが広がった。投票日の23日にかけ、一部地域で土砂降りの悪天候となったが、投票所には早朝から多くの有権者が詰めかけた。

 ポンドを両替する動きが出たのは、離脱の判断が出ればポンドが急落する懸念があるためだ。ロンドン市西部ハマースミスのバスターミナル内にある外貨両替所などでは22日夜、ポンドをドルやユーロに替える市民の長蛇の列ができた。

 両替所によると、1週間くらい前から、外国からの旅行客ではなく、英国市民が生活防衛のためポンドと外貨の交換に訪れているという。

 一方、南東部などは23日にかけて悪天候となり、ロンドン市内では大雨で河川の水があふれ、道路が冠水するなどの被害が出た。

 投票日当日の天候は投票率を左右するとみられている。ただ、中には午前7時の投票開始前から有権者が列を作って投票を待つ投票所もあった。ツイッターには「早朝にこれほど多くの人が並んでいるのはみたことがない」(南西部チェルトナムの男性)などと、投票所の様子を伝える書き込みが目立った。

 国民の意見は投票日直前の世論調査でも真っ二つに割れたままだ。金融街を抱えるロンドン中心部などでは、EUにとどまることによる経済的恩恵が大きいとみる「残留派」が大半だ。

 対照的に、労働者階級が多いロンドン北東部のヘイバリング地区は、英国内でもっとも「反EU感情」が強い地域とされる。AP通信は、「(EUのルールによって)欧州の漁船が英国にやってきて魚を取るのをみるのはうんざりだ」という離脱支持の鮮魚販売業者の声を伝えた。

 (ロンドン 岡部伸)

1227チバQ:2016/06/23(木) 22:09:52
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016062300810&g=int
賭け屋予想、市場と連動=議員殺害後に離脱確率急落-英国民投票


 【ロンドン時事】英国民投票では、情勢判断の材料として世論調査以外にブックメーカー(賭け屋)の賭け率も注目を集め、為替市場などの動きとも密接に連動している。
〔写真特集〕英国民投票 EU残留、離脱を問う

 今月半ばまで、英国の欧州連合(EU)離脱派がリードする世論調査結果が増え、ブックメーカー各社でも、20%を切るまで下がっていた離脱の予想確率が一時約40%まで上昇した。しかし、16日に残留派として活動していた女性下院議員が極右との関連が疑われる男に殺害される事件が発生。議員への同情などから残留の可能性が高まったとの見方を背景に離脱の予想確率は急落、ウィリアム・ヒル社によれば23日現在、離脱確率は約14%まで下落している。
 外国為替市場でも16日の事件以降、英通貨ポンドの買い戻しが加速した。対円では16日に一時1ポンド=145円台と2013年4月以来約3年2カ月ぶりの安値を付けたが、その後は反転。23日には一時158円台と16日安値比で約9%高の水準まで回復している。
 これに対し、各種世論調査の直近6回の平均値では、最も離脱派が優位に立った14日時点での53%から23日現在の50%と、ブックメーカーほどの激しい動きはなく、両派が最後まで拮抗(きっこう)している。(2016/06/23-20:37)

1228とはずがたり:2016/06/24(金) 10:19:39
英国民投票、接戦続く 開票、13地区で終了
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/176/f34ce20b6657faa6665a4636aed1bafd.html
(朝日新聞) 09:33

欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う英国の国民投票が23日行われ、開票作業が始まった。24日にも大勢判明の見通し。23日夜、ロンドンの開票所(ロイター=共同)
欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う英国の国民投票が23日行われ、開票作業が始まった。24日にも大勢判明の見通し。23日夜、ロンドンの開票所(ロイター=共同)
(共同通信)
 英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票は、BBCによると日本時間24日午前9時30分現在、382地区のうち13地区で開票が終了。離脱が42万2805票(51・0%)、残留が40万6933票(49・0%)で、離脱がリードしている。

1229とはずがたり:2016/06/24(金) 10:20:24
米大統領の移民改革頓挫=最高裁、差し止め判決覆さず
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160624X626.html
01:21時事通信

 【ワシントン時事】大統領権限を使って不法移民に暫定的な滞在資格を与えるオバマ米大統領の計画が23日、事実上頓挫した。計画実行を差し止めた下級審の判決を連邦最高裁での上告審で覆せなかった。就任以来、移民制度改革を掲げてきた大統領にとっては打撃になりそうだ。

 これを受けオバマ大統領は記者会見し、最高裁の審理の結果を「数百万人の移民の心を引き裂くものだ」と批判した。その上で、移民制度改革を立法を通じて進めるよう改めて共和党に呼び掛けた。

 大統領は2014年11月、共和党の反対で移民制度改革をめぐる法案審議が進まないことにいら立ちを募らせ、1100万人超と言われる不法移民のうち、米国生まれの子供を持つ親ら500万人前後を自らの権限で強制送還の対象から外す計画を打ち上げた。

 しかし、複数の州の共和党知事らが憲法違反だとして差し止めを求める訴訟を起こし、連邦地裁もこれを認めたため、計画は実行目前でストップ。政権側は最高裁まで争ったが、判事が1人欠けた状態の最高裁の判断は4対4で割れ、下級審の判断は覆らなかった。

1230とはずがたり:2016/06/24(金) 12:49:25
開票早い田舎部は離脱リードと云う事か?

英EU離脱問題 離脱派が引き続き僅差で上回る 正午現在
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160624-00000525-san-eurp
産経新聞 6月24日(金)12時10分配信

 【ロンドン支局】欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国民投票で、英BBCは日本時間午後零時現在、離脱派が948万1401票、残留派が898万3148票と報じ、引き続き離脱派がやや上回っている。現時点で離脱派は51・3%に達したとした。

 全国382カ所の開票所のうち、これまで233カ所で開票作業が終了した。

1231とはずがたり:2016/06/24(金) 13:03:36
すげー!!

英、EU離脱へ=欧州分裂、大きな岐路に―国民投票
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160624-00000071-jij-eurp
時事通信 6月24日(金)12時44分配信

 【ロンドン時事】英国の欧州連合(EU)残留か離脱かを問う国民投票は、23日午後10時(日本時間午前6時)から開票が行われ、BBC放送によれば、離脱支持票が過半数となり、勝利する見通しとなった。

 1973年に前身の欧州共同体(EC)参加以来、43年にわたる英国のEU加盟に終止符が打たれる。域内2位の経済大国である英国の離脱で欧州は分裂し、大きな岐路に立たされる。また、世界経済に大きな混乱を招くのは必至だ。

1232とはずがたり:2016/06/24(金) 13:15:16

英、EU離脱へ=欧州分裂、大きな岐路に―残留派に僅差で勝利・国民投票
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160624-00000071-jij-eurp
時事通信 6月24日(金)12時44分配信

 【ロンドン時事】英国の欧州連合(EU)残留か離脱かを問う国民投票は、23日午後10時(日本時間24日午前6時)から開票が行われ、BBC放送によれば、離脱支持票が僅差で残留支持を上回り、過半数に達する見通しとなった。

 1973年に前身の欧州共同体(EC)参加以来、43年にわたる英国のEU加盟に終止符が打たれる。域内2位の経済大国である英国の離脱で欧州は分裂し、大きな岐路に立たされる。また世界経済に大きな混乱を招くのは必至だ。

 この直撃を受けた東京外国為替市場は大混乱に陥り、英ポンドは売りが売りを呼ぶ暴落状態となった。一方、「安全資産」とされる円に投資家の資金が逃避し、対主要通貨で急騰。株式市場は全面安の展開だ。

 当面の焦点は残留派を率いたキャメロン首相の進退となる。首相は離脱となっても辞任しないと明言していたが、自ら実施した国民投票で屈辱的な敗北を喫した以上、首相の座にとどまるのは困難との見方が強い。

 イングランドの地方部で予想以上に離脱派が強く、注目区だった中部サンダーランドでも離脱派61%、残留派39%で大差となった。残留派はロンドン、リバプール、マンチェスターなど大都市部やスコットランドで強みを見せた。残留派の女性下院議員ジョー・コックス氏が殺害された事件が残留支持を後押しする可能性も指摘されたが、伸び悩んだ。

 今回の国民投票は、キャメロン首相が2013年、次期総選挙に勝利した場合に実施すると公約。昨年の総選挙で勝利し、今年2月のEU首脳会議でEU改革案に合意したことを受け、首相は残留支持を表明し投票に臨んだ。

 残留派は「離脱は英経済に大打撃となる」と主張。離脱派は、域内の移動の自由の原則により流入するEU諸国からの移民の脅威を強調した。運動期間を通じて、双方の支持率は最後まで拮抗(きっこう)する接戦が続いた。イングランド労働者階級の移民増加への反発の大きさを残留派が見誤った可能性がある。投票率は72.2%だった。

 最終結果は、中部マンチェスターの市庁舎で首席集計官が「朝食時間ごろ」(日本時間24日午後)にも発表する。

1233とはずがたり:2016/06/24(金) 13:16:36
国民投票、危険性浮き彫りに=甘かったキャメロン首相の読み-英
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016062400081&g=int

 【ロンドン時事】英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票は最後まで接戦となり、経済悪化の懸念から、欧州のみならず全世界的な危機を招きかねない深刻な事態となった。政治手法として国民投票や住民投票(レファレンダム)を使うことへの危険性が改めて浮き彫りになっている。

 英紙サンデー・タイムズは、今回の国民投票をめぐって「キャメロン首相の七つのミス」を挙げ、その第1の過ちとして「そもそも最初から実施を公約すべきではなかった」と指摘した。英国にレファレンダム実施要件を規定した法律はなく、その都度政権が法律をつくって行う。従って、今回のように政権が望まない結果が出かねない投票をこれほど大きなリスクを冒してわざわざやる必要はない。
 それでも首相が今回の国民投票を2013年に公約した理由として、(1)与党・保守党内の反EU勢力をなだめる(2)EU離脱を唱える英独立党(UKIP)へ保守党支持層が流れるのを防ぐ(3)EUに英国に有利な改革を迫る材料になる-など、首相にとっての政治的利益が挙げられる。
 だが、経済面での残留メリットを理詰めで説明すれば容易に勝てると見込んだ首相の読みは甘かった。マックシェーン元欧州担当相は「ロンドンのビジネスエリートは英国を代表しない。庶民は頭(理屈)でなく腹(感情)で判断する」と語り、国民投票の結果は一筋縄では予測できない危険性を早くから警告していた。
 首相は14年のスコットランドの独立を問う住民投票も、独立は簡単に阻止できると高をくくって実施、あわや首相自身が望まない独立が実現しかねない危機的状況に陥った。今回はその二の舞いだ。英国でのレファレンダム実施に今後の政権は一層慎重になるだろう。(2016/06/24-06:48)

1234とはずがたり:2016/06/24(金) 13:20:19
英EU離脱なら「リーマン超え」衝撃波 超円高90円台 株価大暴落も 残留派女性議員射殺…
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/160618/wor16061820360051-n1.html
2016.6.18 20:36

 離脱派が勝利した場合の経済への影響について、三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員の片岡剛士氏は「EUからの離脱が決まると英国の通貨ポンドが売られる。英国はサービス業の国なので輸出へのメリットは限定的で、日本など諸外国からの投資が集まらず、金融業がうまくいかなくなるデメリットの方が大きい。景気の悪化も避けられないだろう」とみる。

 EU離脱が決まれば、ロンドンの金融街「シティー」からパリやフランクフルトに金融の中心地が移る可能性も指摘されている。欧州発の世界株安や、ポンドやユーロ暴落への懸念も強く、片岡氏は、日本への影響について「円高と株安が固定化すると実体経済にもマイナスのインパクトがある」と語る。

 みずほ総合研究所の試算では、EU離脱決定後の1カ月程度で対ドルで2〜6円の円高が進み、日経平均は1000〜3000円下落する可能性があるとした。

 短期的にはさらに円高と株安が進む恐れがあり、1ドル=90円台半ば、日経平均1万2000円台となってもおかしくない状況だ。

 離脱派が勝利した場合、実際のEU離脱までには2年程度かかるとみられるが、中長期的な影響も見逃せない。

 「英国単体でマイナス成長になっても、世界経済全体への影響は限定的だ。ただ、EUから離脱する前例ができることは域内のほかの国にも大きな意味を持つ。債務問題を抱えるギリシャのほか、英国と同様に緊縮財政で苦しんでいるスペインやポルトガル、イタリアなどからも離脱の動きが強まる可能性もある」と片岡氏。

1235とはずがたり:2016/06/24(金) 20:29:46

キャメロン英首相が辞意表明 EU離脱多数受け
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/176/c17152834c9a42b128a05fe173c785a2.html
(NHKニュース&スポーツ) 16:29

イギリスのキャメロン首相は、日本時間の午後4時すぎに声明を発表し、EU=ヨーロッパ連合からの離脱の賛否を問う国民投票で離脱派が勝利し、みずからが支持した残留派が敗れたことを受けて「新しい指導者が必要だ」と述べ、辞意を表明しました。ただ今後3か月は首相職にとどまり、来週のEU首脳会議には出席して今回の国民投票の結果についてみずから説明すると述べました。また、キャメロン首相は、「イギリス国民の意思は尊重されるべきだ」と述べ、国民が選択したEUからの離脱を確実に遂行すべきだという考えを示しました。そしてEUからの離脱に向けた交渉は新しい首相に任せるべきだとして、ことし10月の保守党の大会までに新たな首相を決めるべきだという考えを示しました。

1236とはずがたり:2016/06/24(金) 20:32:17
大英帝国は栄光ある孤立を再び手に出来るのだろうか?英中同盟でも組むんちゃうか。。

EU27カ国首脳は結束を維持する決意=トゥスクEU大統領
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/176/8cc3eeeb0ca40933ef4063868473d595.html
(ロイター) 19:28

[ブリュッセル 24日 ロイター] - 欧州連合(EU)のトゥスク大統領は24日、英国が国民投票でEU離脱を決めたことについて、他の27加盟国の首脳はEUの結束を維持する固い決意があると述べた。

大統領は声明の中で記者団に対し「あなたを殺さなかったものはあなたをより強くする」(ニーチェの言葉)と述べ、「安心してほしい。この悪いシナリオに対する備えはできている」とした。

また、今は「ヒステリックな反応をすべき時ではない」とし、「27カ国の首脳を代表し、われわれの結束を維持する決意があると伝えることができる」と述べた。

1237とはずがたり:2016/06/24(金) 20:34:20

>EU側は、英国が離脱する場合は、自由度の高い貿易協定は容認しない姿勢を示している。
EFTAに加盟してEFTA程度の自由貿易は確保するだろうと思ってたけどEFTAとEUの貿易自由度ってどんなもんなんだ??

EU離脱交渉、2年がメド…いつ「通知」焦点に
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20160624-567-OYT1T50129.html
19:26読売新聞

 【ロンドン=角谷志保美】欧州連合(EU)から離脱する手続きはEUの基本条約であるリスボン条約50条に定められている。

 英国が欧州理事会に脱退を通知すると、離脱の仕方を定める脱退協定と自由貿易協定の交渉が並行して始まる。EU法の適用は通知から2年後に停止されるため、交渉期間は2年がメドだ。EUの全加盟国が同意すれば交渉期間を延長できる。

 しかし、英国が離脱する具体的な道筋は不透明だ。キャメロン英首相は24日の演説で辞意を表明し、自らは通知しない考えを表明した。10月までに選出される新たな首相が通知した後に、EUとの交渉が始まることになる。通知時期が当面の焦点となる。

 英国は、EUの規制からなるべく逃れるとともに、自由度の高い貿易協定を結び、経済への悪影響を避けたいと考えている。EU域内では関税が無税で、サービス貿易の非関税障壁の撤廃も進んでいる。離脱すれば、輸出にかかる関税が高くなり、英国が強みを持つ金融などのサービス貿易にも障害となるためだ。しかし、EU側は、英国が離脱する場合は、自由度の高い貿易協定は容認しない姿勢を示している。

1238とはずがたり:2016/06/24(金) 20:52:08

<英国民投票>金融街「最悪の夜」ポンド急落…EU離脱へ
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20160624k0000e030247000c.html
13:40毎日新聞

 【ロンドン三木幸治】国民投票で欧州連合(EU)離脱派勝利が確実になったことを受け、英国社会は激震に見舞われた。

 英国・欧州経済の中心である首都ロンドンの金融街シティーは「ショック状態に陥った」と英主要紙ガーディアン(電子版)は報道。アナリストの一人は英通貨ポンドが30年ぶりに急落したことに「最悪の夜だった」と衝撃の強さを語った。

 一方、残留派だった野党・労働党のジョン・マクドネル報道官はロイター通信に「賃金が上がらない状態が7年も続き、多くの有権者の不満が表れた結果だ。彼らの話を聞くことから始めなければならない」と述べた。

 英キャメロン政権内からも批判の声は出た。政府高官の一人はガーディアン紙に「(多数が離脱に投票したと見られる)白人労働者層に、(離脱のリスクに関する)メッセージを伝えられなかった」と述べた。

 2014年に英国から独立する住民投票を否決したスコットランドのアレックス・サモンド元自治政府首相は英ITVテレビに、キャメロン首相がEU離脱の交渉を始めるようならば、スコットランドで再び独立に向けた住民投票の動きが出るだろうと述べた。

1239とはずがたり:2016/06/24(金) 20:54:03
EU離脱ならイギリスも世界経済も一大事
http://news.goo.ne.jp/article/newsweek/world/newsweek-E172130.html
06月20日 17:19ニューズウィーク日本版

<EUを離脱すれば、イギリスにはイバラの道が待っている。国民投票後の離脱交渉では、EUは離脱願望が他の加盟国にも波及するのを防ぐためイギリスに厳しく対処しなければならない。そうした交渉の間の不確実性だけでも、投資家にポンドを売らせる材料としては十分だろう>

 6月23日に迫ったイギリスの国民投票では、有権者が良識を示し、EU(欧州連合)残留に票を投じることを祈ろう。EU離脱が決まれば、イギリスを始め欧州や世界経済全体に深刻な打撃を与えるだけでなく、イギリスとEU双方の体制の存続にも大きな影を落とすことになるだろう。

 イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票に対する市場の懸念がこれほどまでに高まっている理由の一つは、タイミングの悪さだ。今は、イギリスと欧州が共に景気後退局面を迎えている。英イングランド銀行(英中央銀行)のマーク・カーニー総裁が最近指摘したように、イギリスでは経常赤字のGDPに対する比率が7%に達する勢いで、戦後最悪を更新中だ。この対外債務を穴埋めするため、イギリスは不本意にも海外の投資家に依存している。

 イギリスでは現在、社会のあちこちに亀裂が生じている。例えば、EU残留を望む住民の割合が圧倒的に高い北部スコットランドでも、分離独立主義が高まっている。与党・保守党内でさえ、EU離脱の是非をめぐる対立が深刻化したことで、政治の不安定化という新たな懸念材料が生まれている。

 欧州全体を見ても、イギリスのEU離脱の影響に耐えられるような経済状態にはない。超低金利やユーロ安、原油安などが追い風となって恩恵を受けてきたはずなのに、欧州経済の足元はすでにふらついている。事実欧州経済は、2008年の世界金融危機以前のピークのGDPをようやく回復したところで、これまでも力強く回復してきたとはとても言えない。

離脱なら資金が流出?

 さらに欧州は今、移民危機に手も足も出ない状態にある。その結果としてドイツやフランス、オーストリアなどではポピュリズムや排外主義が台頭している。そうした傾向を反映してか、米シンクタンク、ピュー・リサーチセンターの最近の調査によると、EU加盟国の有権者のうちEUを肯定的に捉えているのはたった半数に過ぎなかった。

 2013年に思い切りよく国民投票の実施を約束したデービッド・キャメロン英首相は今、EUから離脱すれば、イギリスは多大なリスクを被ることになると警告し、EU残留を主張している。

 仮にEU離脱が決まれば最大2年間かけてイギリスとEUは今後の関係に関する交渉を行うことになるが、その間、投資家にとっては先行き不透明感が強まって、イギリスの膨張する経常赤字をファイナンスし続けるのも躊躇するようになり、海外の資金がイギリスを引き揚げる可能性もある。

1240とはずがたり:2016/06/24(金) 20:54:14
>>1239-1340
 離脱を決めたイギリスに対してEUが有利な条件を与える可能性は低いということも、投資家は懸念するに違いない。イギリスに続いて離脱に傾きそうな他のEU加盟国に対して、離脱には厳しく対処するという前例を示す必要もある。尚更、離脱交渉はイギリスにとって厳しい内容となるだろう。

 EU離脱が現実のものとなれば、自国通貨ポンドの急落を覚悟しなければならない。離脱派が離脱によってもたらされると主張する長期的な利益はすべて、ポンド安で相殺されてしまうと考えるべきだ。

 一方、ロンドンの金融街シティーの金融機関は、イギリスのEU離脱によりEU域内で営業ができる「パスポート」を失う。欧州市場へのアクセスが限られることになれば、拠点をロンドンから他のEU加盟国に移さざるを得なくなる可能性も指摘されている。

スコットランド独立へ

 政治レベルでも激震が襲う。EU離脱が決まれば、スコットランドで独立を問う住民投票の再実施を求める機運が高まるだろう。スコットランドの住民の多くはイギリスに留まるよりもEUに帰属することを好む傾向にある。イギリスのEU離脱が決まった時点で住民投票を実施すれば、独立派が勝利し英国の分断につながる可能性は極めて高い。

 EU離脱は欧州や世界の経済にとっても大きな打撃だ。苦境に立つ欧州経済にとって、EUの主要貿易国である英国の経済が大きく後退したり、反EUを掲げる政治勢力が勢いをつけるような事態は何としても避けたい。欧州議会の議員が再三警告してきた通り、EU離脱が現実になれば、フランスやイタリア、オランダなどでもEU離脱の是非を問う国民投票の実施を求める声が一層高まるリスクがあるのは自明の事実だ。

 世界の主要通貨の一つである英ポンドが暴落して、世界各国が通貨切り下げ戦争に突入するのは断じて望ましくない。世界の金融市場が混乱するのも確実だ。

 上記すべての理由から、我々はEU離脱が現実にならないことを願わなければならない。だが投票を間近に控えてなお離脱派と残留派の支持が拮抗していることを思えば、世界の経済政策立案者が最悪の事態を想定して準備を整えていることも願おう。

This article first appeared at Economics21.

1241チバQ:2016/06/24(金) 21:53:27
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160624k0000e030239000c.html
<英国民投票>EU離脱へ…欧州統合に打撃、世界経済も激震
13:01毎日新聞

<英国民投票>EU離脱へ…欧州統合に打撃、世界経済も激震
国民投票の結果、離脱が確実になり、笑顔を見せる英国独立党のファラージ党首=2016年6月23日、AP
(毎日新聞)
 【ロンドン矢野純一】欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う英国の国民投票は23日午後10時(日本時間24日午前6時)、投票が締め切られ、即日開票された。英BBCは24日早朝(同午後)、離脱派が多数を占めることが確実となったと速報した。24日午前5時25分(同午後1時25分)現在、全382投票区中、353投票区で開票が終了し、離脱派が51.8%、残留派が48.2%と離脱派がリードしている。離脱により、国民生活が左右されるだけでなく、第二次世界大戦後から続いてきた欧州統合の行方や世界経済に大きな影響を与えることは必至だ。キャメロン首相の進退に影響する可能性もある。投票率は72.2%だった。

 英国は今後2年間、EUと離脱交渉する。離脱の時期は未定。

 選挙管理委員会によると、登録有権者数は4649万9537人で、過去最多だった昨年5月の総選挙時の約4635万人を14万人上回った。

 ロイター通信は第2の都市バーミンガムで離脱派が勝利したと速報した。英BBCによると、労働者が多いイングランド北部やウェールズで離脱派が順調に票を伸ばした。一方、知識層の多い首都ロンドンやオックスフォードでは残留派が多数の情勢。地域の主要政党が残留を訴えてきたスコットランドなどでも残留派が支持を拡大した。

 離脱派は5月下旬以降、移民問題を集中的に取り上げ、劣勢だった形勢を逆転させた。国家統計局が5月26日に、2015年の移民の推計値が33万3000人と前年より2万人増加したと発表。政府発表のデータを根拠に「移民の急増で大都市での家賃が高騰している」、「移民が低賃金で働くため英国の労働者の賃金も上がらない」と、現状に不満を抱く肉体労働者らに訴えかける主張を展開した。

 さらに、キャメロン氏が掲げる20年までに移民を年10万人以下に抑えるとの方針を「実現不可能」と批判。その結果、主要世論調査会社の結果を分析する英シンクタンク「NatCen」によると、6月14日には離脱派が残留派を6ポイントまで引き離していた。

 英中部で16日、残留派の女性下院議員が極右団体との関連が疑われている男に射殺された事件以降、同情票が残留派に流れ、残留派が再びわずかに上回っていた。世論調査会社「YouGov」が23日に4772人を対象に行った調査によると、残留派は52%と、離脱派を4ポイントリードしていた。

 しかし、双方の運動を主導する代表による21日のテレビ討論会で、離脱派を率いる前ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏が「23日は英国独立の日だ」と強調。EUに奪われている英国の主権を投票によって取り戻す日だと訴えかけ、最終盤で再び、盛り返した。

 開票作業は382の投票区ごとに行われた。選挙管理委員会は最終集計結果の発表時間を午前7時(同午後3時)としている。

 有権者登録を巡って、締め切り直前に登録を受け付ける選挙管理委員会のウェブサイトへのアクセスが殺到し、若者を中心に登録できない有権者が出るなど混乱。締め切りを2日延長した。

1242チバQ:2016/06/24(金) 22:03:14
http://www.afpbb.com/articles/-/3091664
英キャメロン首相、辞任の意向表明 EU離脱派の勝利受け
2016年06月24日 17:38 発信地:ロンドン/英国

【6月24日 AFP】英国のデービッド・キャメロン(David Cameron)首相は24日、同国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票で離脱派が勝利した結果を受け、辞任する意向を表明した。

 国民投票を前にキャメロン首相は、離脱した場合の経済的損失について警告し、EU残留を訴えていたが、投票結果は離脱派の勝利だった。

 キャメロン首相は向こう数か月間「船(英国)を安定」させることを誓約したが、10月初旬までに新たな指導者が就任すべきだとの考えを示し、首相官邸前で報道陣に「われわれの国を次の目的地へ導こうとする船長に私がなろうとすることは適切でないと思う」と語った。

 また同首相は、英国のEU離脱過程の開始は後任となる首相に任せたいとし、EUからの離脱に関する「(リスボン条約、Treaty of Lisbon)第50条をいつ行使するかは、新しい首相が決定するのが妥当だと思う」と述べた。

 キャメロン首相は英国がEUに残留するために努力したと述べた上で、「英国民はこのように非常に明確に、異なる道を進む意思を示した。その方向へ進むためには新たなリーダーシップが必要だと思う」とし、「欧州諸国に住んでいる英国民、またここに住んでいる欧州市民には、今状況に急激な変化はないことを保証したい」と語った。

 英国民投票の最終結果は、EU離脱支持が52%、残留支持が48%で、100万票以上の差で離脱派が勝利した。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3091665
祝杯挙げる離脱派、やけ酒あおる残留派 英国民投票で明暗くっきり
2016年06月24日 17:44 発信地:ロンドン/英国

【6月24日 AFP】「やった、勝ったぞ!」――英首都ロンドン(London)のウェストミンスター(Westminster)地区にあるオフィスビルでは24日、英国の欧州連合(EU)離脱か残留かを問う国民投票で離脱支持票が過半数を超えたことが伝えられると、集まった「離脱派」の人々から歓声が上がった。

 シャンパンボトルと英国旗ユニオンジャック(Union Jack)をモチーフにした巨大なケーキが飾られた離脱派のパーティー会場では、勝利の報に人々が歓喜の叫びを上げ、シャンパンの栓を次々と抜いて祝杯を挙げた。夜明けとともに「(EUから)出よう!出よう!出よう!」のコールも起きた。

「みんな欧州連合にはいい加減うんざりしているんです」と、50代のジョージアナさん。「英国は小さな島国。(移民には)対処できない。学校にも病院にも、受け入れる余地はありません」と述べ、離脱派陣営が掲げた主要政策の一つであるEUからの労働者流入の規制に期待を示した。

 一方、ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホール(Royal Festival Hall)でビール片手にテレビの開票速報を見守っていた「残留派」のパーティー会場では、対象的に落胆ムードが広がり、ショックのあまり手で口を覆う人の姿も。

 同じく「残留派」が集まっていたロンドン・エンジェル(Angel)地区にあるパブ「レキシントン(Lexington)」では、夜が白んで敗色が濃厚になると、やけ酒に走る人が増えた。

「国民投票がもたらした二極化が心配だ。地理的に(英国が)分裂してしまったようにみえる」とハーランさん(20)は懸念を示した。また、ビバリーさん(33)はロンドンに暮らす人たちのアイデンティティは一般の英国人とは違うと語った。「私たちはまず第一にロンドン市民で、次に欧州人。最後が英国人なのに」

 国民投票を「国際的な規模での抗議の投票」とみる人もいた。ジュリアスさん(39)は「30年にわたって引き継がれてきた新自由主義経済の結果がこれだよ」と語った。(c)AFP

1243チバQ:2016/06/24(金) 22:05:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160624-00000032-jij_afp-int
英国がEU離脱へ、スコットランド首相は独立を示唆
AFP=時事 6月24日(金)14時40分配信

英スコットランド・グラスゴー東部の投票所で、英国の欧州連合離脱の是非を問う国民投票への投票を終えたニコラ・スタージョン自治政府首相(2016年6月23日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票は24日、英国放送協会(BBC)によると382選挙区のうち374選挙区で開票が行われた段階で「離脱」票が52%となり、離脱派の勝利が確実となった。為替市場では英ポンドが急落し、31年ぶりの安値を付けている。


 こうした中、スコットランド(Scotland)のニコラ・スタージョン(Nicola Sturgeon)自治政府首相は「スコットランドの未来はEUの一部となることだ」と発言し、独立を目指す可能性を示唆した。英スカイニュース(Sky News)がBBCへのコメントとして伝えたところによると、スタージョン氏は「スコットランドは62%がEU残留に投票した。明確かつ断固とした答えだ」などと語ったという。

 一方、北アイルランド(Northern Ireland)でも、カトリック系民族主義政党シン・フェイン党(Sinn Fein)が、アイルランドとの統一の是非を問う住民投票を行うべきだと表明。「北アイルランドは、イングランドの投票結果に引きずられている。シン・フェイン党は今こそ長年の要求である南北統一をかけた国民投票の実施を強く求める」とデクラン・キアニー(Declan Kearney)党幹事長が述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

1244チバQ:2016/06/24(金) 22:12:14
http://mainichi.jp/articles/20160625/k00/00m/030/084000c
EU離脱へ僅差で決着 キャメロン首相辞意

毎日新聞2016年6月24日 21時11分(最終更新 6月24日 21時59分)
 【ロンドン坂井隆之】欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う英国の国民投票は24日朝、開票作業を終え、離脱票が過半数に達し、離脱派が勝利した。残留を呼びかけていたキャメロン首相は、「英国民は明確に異なる道を選んだ。新たな指導者が必要だ」と辞意を表明した。

 正式に離脱が決まれば、1993年のEU発足以来初めて。域内第2位の経済規模を持ち政治力もある英国の離脱が、第二次世界大戦後に進められてきた欧州統合の行方や、世界経済に打撃を与えるのは必至だ。

 英選挙管理委員会によると、「離脱」が1741万742票で51.89%、「残留」が1614万1241票で48.11%。投票率は72.2%に達し、国民の関心の高さを反映した。

 離脱派は、EU域内から移民が押し寄せて英国民の職が奪われ、医療や教育などの公共サービスが圧迫されていると主張。EUによって英国の政策の自由度が損なわれているとも述べて、「権限を取り戻そう」と呼びかけ、支持を広げた。残留派は、EUの単一市場から外れれば経済に深刻な打撃を受けると訴えたが及ばなかった。離脱派を主導したボリス・ジョンソン前ロンドン市長は「英国民は民主主義のため声を上げた」と勝利宣言した。

 キャメロン首相は、「10月の保守党大会までに新たな首相を選ぶ必要がある」と発言。少なくとも2年はかかると見られる離脱に向けたEUとの交渉は、次期首相の下で行われるべきだとの考えを示した。

 保守党内では残留派と離脱派が激しく争ったため、後任党首選びは難航しそうだ。最大野党で残留支持の労働党でもコービン党首の責任を問う声があり、英内政は混乱に直面している。

 トゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は「(英国以外の)27カ国は断固結束を維持する」と明言。28、29日のEU首脳会議に合わせ、加盟国で英国の離脱問題を協議する意向を明らかにした。

 一方、スコットランドのスタージョン自治政府首相は、EUに残留するために英国からの独立の可否を問う住民投票を改めて実施したい考えを示した。

1245チバQ:2016/06/24(金) 22:13:00
http://mainichi.jp/articles/20160625/k00/00m/030/064000c
英EU離脱
スコットランド独立機運再燃 連合崩壊の懸念

毎日新聞2016年6月24日 20時16分(最終更新 6月24日 21時26分)

 英国の国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定したことを受け、2014年の住民投票で英国からの独立を否決したスコットランドでは、独立機運が再燃している。北アイルランドでも英国からの離脱を求める声が上がっており、英連合王国崩壊への懸念さえ出始めている。

 英連合王国は、イングランドがスコットランド、北アイルランドなどへの影響力を強める形で合併、成立した経緯がある。イングランド以外では英政府に主権を握られていることへの反発が根強い。

 スコットランド自治政府のスタージョン首相はEU残留を呼び掛ける一方、国民投票で離脱派が勝利すれば「再度、独立の是非を問う住民投票を実施する」と強調してきた。

 スコットランドでは残留支持が62%で離脱支持を大きく上回ったこともあり、首相は24日、「EUに残るためなら何でもする。住民投票の用意をすべきだ」との声明を発表。今後、住民投票を実施して英国からの独立が支持されれば、スコットランド単独でEUに加わる可能性をにじませた。

 スコットランドには弾道ミサイル搭載原子力潜水艦の母港や海軍基地がある。仮に独立が実現すれば、英国は安全保障面で大打撃を受けることになる。

 一方、1937年にアイルランドが独立した際、英国に残留した北アイルランドでは、与党・民主統一党がEU離脱を主張し、アイルランドとの統合を主張するシン・フェイン党などが残留を訴えてきた。結果は残留支持が56%と離脱支持を上回り、AFP通信によると、シン・フェイン党のデクラン・キアニー幹事長は24日、「(南北)アイルランド統一に向けた住民投票を今こそ実施すべきだ」と訴えた。

 英国のEU残留を支持するメージャー元首相は国民投票前、「連合王国が分裂しかねない」と警告を発していた。今後、住民投票の動きが広がれば、メージャー氏の懸念が現実化しかねない。【福岡静哉】

1246チバQ:2016/06/24(金) 22:14:32
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016062400081&g=int
国民投票、危険性浮き彫りに=甘かった首相の読み-英



23日、ロンドンの投票所を訪れたキャメロン英首相夫妻(AFP=時事)
 【ロンドン時事】英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票は予期せぬEU離脱という結果になり、経済悪化の懸念から、欧州のみならず世界的な危機を招く深刻な事態となった。政治手法として国民投票や住民投票(レファレンダム)を使うことへの危険性が改めて浮き彫りになっている。
【図解】英国民投票の対立軸

 英紙サンデー・タイムズは、今回の国民投票をめぐって「キャメロン首相の七つのミス」を挙げ、その第1の過ちとして「そもそも最初から実施を公約すべきではなかった」と指摘した。英国にレファレンダム実施要件を規定した法律はなく、その都度政権が法律をつくって行う。従って、今回のように政権が望まない結果が出かねない投票をこれほど大きなリスクを冒してわざわざやる必要はない。
 それでも首相が今回の国民投票を2013年に公約した理由として、(1)与党・保守党内の反EU勢力をなだめる(2)EU離脱を唱える英独立党(UKIP)へ保守党支持層が流れるのを防ぐ(3)EUに英国に有利な改革を迫る材料になる-など、首相にとっての政治的利益が挙げられる。
 だが、経済面での残留メリットを理詰めで説明すれば容易に勝てると見込んだ首相の読みは甘かった。マックシェーン元欧州担当相は「ロンドンのビジネスエリートは英国を代表しない。庶民は頭(理屈)でなく腹(感情)で判断する」と語り、国民投票の結果は一筋縄では予測できない危険性を早くから警告していた。
 首相は14年のスコットランドの独立を問う住民投票も、独立は簡単に阻止できると高をくくって実施、あわや首相自身が望まない独立が実現しかねない危機的状況に陥った。今回はその二の舞いだ。英国でのレファレンダム実施に今後の政権は一層慎重になるだろう。(2016/06/24-13:18)

1247チバQ:2016/06/25(土) 07:19:38
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160625k0000m030136000c.html
<英EU離脱>反EU政党に勢い
06月24日 23:28毎日新聞

 【ブリュッセル八田浩輔、ローマ福島良典】英国民の選択は、移民排斥などを掲げて支持を広げる反EU政党を勢いづけた。反ユーロと不法移民排斥を掲げるイタリアの右翼政党「北部同盟」のマッテオ・サルビーニ書記長は「英国の自由市民の勇気に万歳! 今度は私たちの番だ」と支持者を鼓舞した。

 イタリア憲法は国際条約を問う国民投票を禁じており、EU離脱には憲法改正が必要との見方が一般的だ。だが、新興野党勢力「五つ星運動」のダニロ・トニネッリ下院議員はツイッターで「民主主義が勝ち、『銀行の(支配する)欧州』が負けた。変革を求める機運が強まっている」と主張した。

 債務危機以降、イタリアなど南欧では高い失業率が続く。来年はフランスで大統領選、ドイツで総選挙が行われる。反EU政党、右翼政党の伸長が予想されているだけでなく、他政党でもEUに懐疑的な有権者に配慮した公約を掲げる候補者が増えそうだ。

 米調査機関ピュー・リサーチセンターが今月発表したEU加盟10カ国の世論調査では、EUを好ましくないと答えた人は47%に上った。加盟国に権限をある程度戻すべきだと答えた人は42%に達し、EUに権限を移すべきだ(19%)を大きく上回った。

 ブリュッセル自由大のナタリー・ブラック講師(欧州政治)は「EUへの懐疑的な見方が広がっており、過去の危機とは性格が違う。EUが築き上げてきたものを根本的に問い直す必要がある」と話す。EUから加盟国が次々と離脱を求める「ドミノ現象」が起きるとの見方には否定的だが「EU懐疑派やポピュリズム政党を確実に勢いづける」と予想する。

 経済共同体から政治統合体に深化を続け、原加盟6カ国から28カ国に拡大してきたEUは、ギリシャ危機、難民危機に続き、大国・英国の離脱という異質な試練に直面した。

 「EU離脱」の投票結果を受けて会見したトゥスク常任議長(EU大統領)は「つらい時こそ人は強くなる」と述べ、英国が抜けた後も残る27カ国で結束していく決意を示した。

1248チバQ:2016/06/25(土) 07:20:05
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160625k0000m030120000c.html
<英EU離脱>仏独 国内でも逆風 EU懐疑論抑制、難題 
06月24日 22:35毎日新聞

<英EU離脱>仏独 国内でも逆風 EU懐疑論抑制、難題 
英国民投票について会見するドイツのメルケル首相=AP
(毎日新聞)
 【パリ賀有勇、ベルリン中西啓介、ロンドン坂井隆之】英国の欧州連合(EU)残留を強く支持してきた仏独両政府は24日、対応に追われた。EU第2の経済国である英国の離脱は、仏独経済にも影響を及ぼす可能性が高く、加盟各国の反EU右派政党への追い風になるのは必至。EU統合を推進してきた仏独首脳は、英国離脱の影響を最小限に抑え、国内のEU懐疑論を抑制するという難しい課題に直面している。

 オランド仏大統領は同日朝、メルケル独首相、EUのトゥスク欧州理事会常任議長(大統領)と電話で対応を協議した。オランド氏は、英国の離脱を「欧州にとって厳しい試練となる」と述べ、メルケル氏も「今後の行方は(英国を除く)27カ国の意志にかかっている」とEU加盟国の結束を呼びかけた。

 事前世論調査で残留派優位の情報が伝えられていただけに両国では、衝撃が広がった。ツイッターでエロー仏外相は「悲しい決断」と失望を表明し、ガブリエル独副首相は「ちくしょう! 欧州にとって厄日だ」と怒りをあらわにした。

 反EU右派政党は英国離脱を追い風にしようと動き出した。来春の仏大統領選で決選投票に駒を進めるとみられる仏極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首は、国民投票の結果にいち早く反応し、「自由の勝利だ! 今こそフランスや他のEU加盟国で国民投票を行うべきだ」とツイッターに投稿した。

 ドイツでは新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が欧州統合推進反対を主張。金融危機以降、国内でEU懐疑論が一定の支持を得ており、AfDが来年秋の総選挙に向け反EU色を鮮明にする可能性がある。

 仏国際関係戦略研究所のオリビエ・フロンス上級研究員(EU政策)は毎日新聞の取材に「EU分裂回避のため仏独両首脳は強力なリーダーシップを発揮しなければならないが、欧州のポピュリスト(大衆迎合主義者)は勢いを増しており、難しいかじ取りを迫られるだろう」と述べた。

 また、英国のEU離脱で大きな問題となるのが、英国内に居住するEU加盟国出身者の扱いだ。現在、EU域内の東欧諸国などからの移民約294万人(2014年時点)が居住し、昨年1年で差し引き約18万4000人が入国した。「域内の移動の自由」がEUの基本条約で保障されているため、現在はビザ無しで居住できるが、EUとの特別な協定や法改正無しに英国が離脱すれば、不法滞在の状態になりかねない。

 離脱派は、「既に合法的に居住しているEU出身者に変化はない」と説明しているが、英紙ガーディアンは「EU離脱の時点で権利は失われる」との法律家の見解を紹介している。離脱派は移民の入国を制限するため、能力などに基づいた評価で入国を審査する「ポイントシステム」を導入する意向だが、EU出身の居住者に適用すれば膨大な作業が必要となる。

1249チバQ:2016/06/25(土) 07:20:28
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160625k0000m030105000c.html
<英EU離脱>離脱派、残留派 国民の分断は深く、くっきり
06月24日 22:00毎日新聞

 【ロンドン三木幸治】欧州連合(EU)に英国民が突き付けた回答は「ノー」だった--。23日投開票されたEUからの離脱の是非を問う国民投票。過半数を獲得した離脱派は“英国本位”の「新しい時代が始まる」と胸を張るが、残留派は「英国は移民が暮らせない国になる」と、欧州への扉を閉ざすかのような「内向き」の動きに、動揺を隠せない。意思決定の過程で表面化した国民間の分断は深い。

 「素晴らしい決定だった」。スーパーマーケットを経営する離脱派、スティーブン・レイナスさん(55)は誇らしげに笑顔をみせた。「EUは加盟国を広げているが、破産寸前の国も多い。その国の国民たちが次々と英国に入ってくる。それなのに、我々がEUに金を払わないといけない。おかしいと思うのが当然だ」と強調した。元飲食店員のピーター・パワーさん(57)は「新しい時代の始まりだ。民主的ではなく、判断が遅く、融通が利かないEUからおさらばだ」と意気込んだ。経済への影響については「はっきりとはわからないが、数年後には回復することができるはずだ」とあいまいに答えた。

 一方の残留派。「こんなことが起きるなんて信じられない。この偉大な英国はどうなってしまうのか」。主婦のイリーナ・カウアチュラさん(52)は英国がEUを離脱し、移民を制限することにショックを隠せない。自身も25年前にウクライナから来た移民だ。「国内の移民は厳しい環境で一生懸命働いている。子供もいる。今回の決定で移民にチャンスは与えられなくなった」と涙を浮かべた。

 家族に送金するため3カ月前に英国に来たというポーランド人のタクシー運転手、ハミエル・ウングロウさん(29)は「(離脱は)反社会的な考え方だ。これから家族を呼び寄せるつもりだったが、将来は白紙になってしまった」と厳しい表情を浮かべた。人材派遣業のスティーブ・クラークさん(35)は「離脱で大企業は英国から逃げ、ポンドは大幅に下落する。こんなおかしな決断をする国にはいられない」と話し、他国への移住を検討するという。

 EU離脱までの期間に期待をつなぐ人もいる。ホームレス支援のNGOに勤めるロナルド・ベルさん(55)は「今回の決断は受け入れなければならないが、まだEUとの交渉が残されているし、次の総選挙もある。まだ英国の将来はわからない」と語った。

1250チバQ:2016/06/25(土) 07:21:09
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160624X704.html
「反EU」各地に拡大か=募る不満、規制に反発―仏・南欧
06月24日 19:45時事通信

 【パリ時事】欧州連合(EU)に不満を募らせているのは英国の離脱派だけではない。加盟国の国境管理や財政に一定の制限を課すEUの枠組みに対し、フランスや南欧でも反発は強まっている。英国に続き各地の「反EU」派が一段と勢いを増し、離脱の動きが拡大する恐れも排除できない。

 フランスでは相次ぐテロを防げなかった一因として、仏独などEU加盟国を中心に欧州内の移動の自由を定めた「シェンゲン協定」への不信感が漂っている。また、欧州統一通貨ユーロを採用しているため金融政策の選択肢が限られ、大規模な景気対策を打てないことへの批判も根強い。

 「反EU」を掲げるフランス極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首は、治安や景気の悪化に苦しむ庶民の支持を集め、来年の大統領選の有力候補に挙げられる。英国がシェンゲン協定に加入せず、自国通貨ポンドも維持していることから、フランスがEUから受ける制約は英国よりはるかに大きいと主張。24日の記者会見では、英国民の決断について「EU統合の終わりであり、民主主義の勝利だ」とたたえた。

 スペインは26日に出直し総選挙が控えている。第2党への躍進をうかがうのは新興野党ポデモス。EUが要求する厳しい緊縮財政に反対することで支持を伸ばしてきた。イグレシアス党首は「EUの民主的手続きを回復し、各国の主権を取り戻さなければならない」と主張している。

 ギリシャは昨夏、「反緊縮」を唱えてユーロ圏離脱の瀬戸際に追い込まれた。踏みとどまったものの、チプラス首相は22日の演説で「欧州は各国の尊厳を無視している」と不満をあらわにしており、火が消えたわけではない。次はどこか。EUの噴火口は英国だけではない。

1251チバQ:2016/06/25(土) 08:20:30
http://www.sankei.com/world/news/160625/wor1606250005-n1.html
2016.6.25 00:08
【英EU離脱】
離脱派のリーダー、ジョンソン前ロンドン市長に「恥を知れ」と罵声 自宅から身動き取れず

【ロンドン支局】英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱に導いたリーダーのボリス・ジョンソン前ロンドン市長が24日、自宅から出た所で、残留派の市民に取り囲まれ、「恥を知れ!」などの罵声を浴びせられた。

 ジョンソン氏が警察に守られながら乗り込んだ車も怒る残留派の市民たちに取り囲まれ、一時身動きができない事態に。応援の警察が駆け付けて“救出”する騒ぎとなった。

 ジョンソン氏は、EUに残留できなかった責任を取り、辞意を表明したキャメロン首相の有力後継候補になっている。

1252名無しさん:2016/06/25(土) 17:05:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160624-00000091-mai-int
<英EU離脱>スコットランド独立機運再燃 連合崩壊の懸念
毎日新聞 6月24日(金)20時17分配信

 英国の国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定したことを受け、2014年の住民投票で英国からの独立を否決したスコットランドでは独立機運が再燃している。北アイルランドでも英国からの離脱を求める声が強まっており、英連合王国崩壊への懸念さえ出始めている。

 スコットランド自治政府のスタージョン首相はEU残留を呼び掛ける一方、国民投票で離脱派が勝利すれば「再度、独立を問う住民投票を実施する」と強調してきた。スコットランドでは残留支持が62%に上り、英国全体と逆の結果となった。首相は24日、「EUに残るためなら何でもする。住民投票の用意をすべきだ」との声明を発表。住民投票を実施し、独立が支持されれば、スコットランド単独でEUに加わる可能性をにじませた。

 北アイルランドでは、アイルランドとの統合を主張する野党シン・フェイン党などがEU残留を訴えてきた。離脱となれば、EUに属するアイルランドとの関係が疎遠になるためだ。北アイルランドでも残留支持が56%で全体と逆の結果になり、AFP通信によると同党のデクラン・キアニー幹事長は24日、「(南北)アイルランド統一に向けた住民投票を今こそ実施すべきだ」と述べ、英国からの離脱を呼び掛けた。

 英国のメージャー元首相は国民投票前、「連合王国が分裂してしまう」と残留を呼び掛けていた。住民投票の動きが広がれば、この懸念が現実化しかねない。【福岡静哉】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160624-00000032-jij_afp-int
英国がEU離脱へ、スコットランド首相は独立を示唆
AFP=時事 6月24日(金)14時40分配信

【AFP=時事】英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票は24日、英国放送協会(BBC)によると382選挙区のうち374選挙区で開票が行われた段階で「離脱」票が52%となり、離脱派の勝利が確実となった。為替市場では英ポンドが急落し、31年ぶりの安値を付けている。

 こうした中、スコットランド(Scotland)のニコラ・スタージョン(Nicola Sturgeon)自治政府首相は「スコットランドの未来はEUの一部となることだ」と発言し、独立を目指す可能性を示唆した。英スカイニュース(Sky News)がBBCへのコメントとして伝えたところによると、スタージョン氏は「スコットランドは62%がEU残留に投票した。明確かつ断固とした答えだ」などと語ったという。

 一方、北アイルランド(Northern Ireland)でも、カトリック系民族主義政党シン・フェイン党(Sinn Fein)が、アイルランドとの統一の是非を問う住民投票を行うべきだと表明。「北アイルランドは、イングランドの投票結果に引きずられている。シン・フェイン党は今こそ長年の要求である南北統一をかけた国民投票の実施を強く求める」とデクラン・キアニー(Declan Kearney)党幹事長が述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160624-00000078-reut-eurp
スコットランドの将来はEU内に=行政府首相
ロイター 6月24日(金)16時36分配信

[エディンバラ/ロンドン 24日 ロイター] - スコットランド行政府のスタージョン首相は24日、スコットランドの将来は欧州連合(EU)内にあると述べた。英国民投票では欧州連合(EU)離脱が決定。同首相の発言を受けて、スコットランド独立に向けた機運と英国が分裂する可能性が高まるとの見方が出ている。

スタージョン首相は、国民投票で、スコットランドの投票結果は「残留」が上回ったことを受け、スコットランドはEUの一部であり続ける意思を明確に示したと強調。「スコットランドの人々は自分たちの未来がEUとともにあると考えていることが明確になった」と述べた。

スコットランドの投票結果は残留が62%、離脱が38%と、英国全体の結果(残留48%、離脱52%)と大きな差が出た。

*情報を更新して再送します。

1253名無しさん:2016/06/25(土) 17:06:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160624-00000058-mai-eurp
<英国>キャメロン首相が辞意表明…EU離脱派勝利で
毎日新聞 6月24日(金)16時33分配信

 【欧州総局】英国のキャメロン首相は24日午前(日本時間同日午後)、欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う国民投票で離脱派が勝利したことを受けて、辞意を表明した。辞職の時期は「今年10月までに」としている。

 キャメロン氏は「私は我が国を次の目的地に導いていく船長に適していない」と発言。次期首相がEUとの離脱交渉に当たるべきだとの考えを示した。

1254とはずがたり:2016/06/25(土) 18:29:06
EUの和を乱すブリティンには出て貰った方が良いのかも。

EU離脱なら失業と新自由主義がやってくる
Left Wingers for Brexit Need to Wake up to What They're About to Do
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/06/eu-26.php
2016年6月21日(火)18時50分
ラグナー・ウェイラント(英ワーウィック大学博士課程-国際関係論)

 イギリスのEU離脱問題において、「レグジット(Lexit)」と呼ばれる、左派が定める条件でのブレグジット(英国のEU離脱)を支持する者たちの意見に耳を傾けると、EU(欧州連合)は非民主的で官僚主義的な帝国だ。牛耳っているのはアンゲラ・メルケル独首相と冷淡なブリュッセルの官僚たちで、イギリスの公共サービスの民営化を目論み、ギリシャなど南欧諸国の生活を可能な限り惨めなものにすることに全力を尽くしているのだという。

 ブレグジットに対する左派と右派、双方の議論に耳を傾けると混乱しかねない。生活保護でのらくら過ごしながら、同時に仕事を奪うインターネットミーム「シュレーディンガーの移民」に似て、EUは見る人によって共産主義に見えたり弱肉強食の資本主義に見える。EUには実際、両面がある。ヨーロッパを要塞に変えるとともに、その国境を大量の移民に開放した。財政破綻したギリシャなど南欧諸国に対する支援は出し惜しみしながら、イギリスの納税者には大きな負担を背負わせている。

 ユーロ導入を望む理想主義者でなくても、こうした非難は少し手厳しく感じるだろう。EUは、単一市場の形成を主な目的としており、経済的には実にリベラルな試みである。その主要目的は、通商を阻む各国の法律をヨーロッパ共通の法律に差し替えることだ。

有給休暇を導入したのはEU
 フランスやドイツなど一部の加盟国にとって、これはしばしば規制撤廃を意味する。なぜならEU法は、これら国々の法律より企業に対して優しい傾向があるからだ。

 だがイギリスは過去40年間、新自由主義的な規制撤廃や市場主義の導入によって牽引されてきた。EUはイギリスでは逆に、労働者や消費者、環境に対するありとあらゆる保護を復活させた。とりわけ、法律上の権利として有給休暇の導入をイギリスに強制している。1998年に「EU労働時間指令」が実施されるまで、イギリスの200万人の従業員には有給休暇がまったくなかった。

 つまりEUは、イギリスの新自由主義経済に対する左派的な矯正手段だった。その一方、EUにおいて左派が反対する新自由主義的政策の多くを推し進めてきたのは、実はイギリスである。

 歴代のイギリス政府はEU加盟後も新自由主義的な政策を推し進め、EU基準の社会政策はことごとく跳ね返してきた。たとえばイギリスは、欧州裁判所でEU労働時間指令に挑んだ。イギリス政府がEUと交渉し、すでに同指令の効力を著しく弱めていたにもかかわらずだ。

 イギリスは、EUの意思決定を加盟国間の交渉で行うことにこだわり、欧州議会への権限付与を阻み、EUの民主化にも反対してきた。そればかりか、EUの財源から還付(リベート)を受け取る特権にしがみついて、加盟国の連帯のためにかかる費用負担も他のEU諸国に任せている。最近の難民危機やギリシャ債務危機の救済でも、ほとんど負担はしなかった。

 イギリスが、EUのせいで公共サービスや鉄道事業の再国有化を見送っているという議論も同様の誤謬だ。

 イギリスの公益事業の民営化は独自で進めた部分が大きく、欧州統合とはほとんど無関係だった。「EU鉄道指令」によって鉄道事業は民間企業に開放されたが民営化を義務づけられたわけではない。事実、EU内主要国の中で民営化を実施したのはイギリスだけだった。

1255とはずがたり:2016/06/25(土) 18:29:29


 もしイギリス左派政権が鉄道や他の公益事業の再国有化を試みるとしたら、EUのことなど考えずにやるだろう。再国有化の主な障害は、イギリス国内、とりわけ民間の競合企業や有権者だ。イギリスの有権者は、左派が好むと好まざるにかかわらず、ヨーロッパ大陸のほとんどの国々に比べて、はるかに経済に関して保守的だ。

 これらの問題のせいでEU離脱を支持しようと考えているイギリスの左派は、むしろイギリスを離れて国外に住むことを考えるべきではないだろうか。

>>1254-1255
イギリス政府よりEUのほうが優しい
 EU離脱は、結果として左派政権がそれを引き継ぐ場合にのみ左派の利益にかなう。離脱後、労働党が政権をとる必要があるが、それ以前に労働党自身がさらに左寄りに生まれ変わる必要があるだろう。

 だが真の左派がイギリスで政権を握って賃金や社会保障給付を上げてくれるというかすかな望みと引き換えに、EUが与えてくれた有給休暇やその他の社会保障を見限るのはかなり危険な賭けだ。EU離脱後、少なくとも短期的には、保守党のボリス・ジョンソン前ロンドン市長のように、サッチャー式の新自由主義改革への野望を隠そうともしない人々が権力を握る可能性が強い。

 実際には、労働党は政権を握るどころか長期的には完全に無能化してしまうだろう。もしイギリスがEU残留を望むスコットランドの多数意思に反してEUを離脱すれば、スコットランドは再び独立を試みるだろう。そしてスコットランド票がなくなれば、左派の票田は干上がってしまう。

 レグジッドに対する強い支持は、左派が右派と同じくらいEU誕生の経緯や意思決定プロセス、イギリスへの影響に無知だということを示している。どちらの欧州懐疑論も、誤った情報と偏見と恐怖に根ざしている。そして彼らがEU離脱後にいだく期待は単なる希望的観測に過ぎない。

 最近の世論調査では、労働党支持者の44%がEU離脱を支持しているので、EU離脱後に予想されるブルーカラーの大量失業を引き金を引き、新自由主義を強大にする手伝いをするのは左派になるかもしれない。

 EUが完璧でないことは誰も否定できない。だが実際には、EUをもっと民主的・社会的になり連帯しようという努力を率先して邪魔してきたのは歴代の英政権だ。

 まだEU離脱を支持したい人にとっては皮肉だが、それはEUの左派に一票を投じるのと同じことだ。イギリスのジャマが入らなくなれば、EUは進歩するかもしれない。だがレグジットにとっては何の助けにもならない。

Ragnar Weilandt, PhD Researcher in International Relations, University of Warwick

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This article was originally published on The Conversation. Read the original article.

1256とはずがたり:2016/06/25(土) 19:21:53

「失職の心配しないで」 EU関連機関の英国籍職員に
http://www.asahi.com/articles/ASJ6T049CJ6SUHBI04T.html?ref=goonews
ブリュッセル=吉田美智子2016年6月25日10時27分

 英国人のみなさん、失職の心配はしないで下さい――。英国の国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決まったことを受けて、欧州委員会のユンケル委員長(首相に相当)は24日、EUの関連機関で働く英国籍の職員に対し、職を失う心配をしないよう呼びかける文書を送った。

 EU職員は加盟国の国籍を持っていることが基本条件で、離脱すれば、その国の出身の職員は失職する可能性があるとされていた。欧州委には約1200人の英国籍の職員がいる。

 AFP通信によると、ユンケル氏は書簡で「あなた方の多くが、(英国の国民)投票後、自分の将来を案じていることを知っている」と英国籍の職員の不安をおもんぱかった。

1257とはずがたり:2016/06/26(日) 00:55:55
地方や低学歴が不満を募らせているのは世界的な潮流と云える。大量生産大量消費の大衆消費社会は工場労働者と中産階級の格差が相対的にマシな社会だったけどサービス経済化とイノベーション主導社会は厳しい二極化社会で経済の外から安定化させる政治的な仕組みが必要なのかも知れない。市場経済内で何か見付かれば良いんだろうけど何かあるかなぁ。。

<英EU離脱>地方の不満が爆発 経済停滞、離脱派あおる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160625-00000087-mai-int
毎日新聞 6月25日(土)22時1分配信

 【ロンドン三木幸治】英国民は23日の国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を選んだ。直前の世論調査の結果では、残留派が盛り返していただけに、国民の選択に離脱派からも驚きの声が上がった。離脱選択の背景には、英国の地方経済の停滞と住民の不満、それをあおった離脱派の戦略があった。

 「英国(政府)は冷戦終結後、人口が集中する都市の経済成長に重点を移し、地方住民は長年にわたって不公平感と怒りを感じていた」。英ガーディアン紙のジョン・ハリス記者はそう指摘する。地方では移民流入によって家賃の安い住宅が不足し、労賃の下押し圧力が高まっていた。離脱派は住民の不満をうまく利用し、「金を持っているなら残留に、金を持っていないなら離脱に投票しよう」「テーク・バック・コントロール(主権を取り戻そう)」と呼びかけた。

 都市部では住民の7割近くが残留に票を入れたが、郊外や地方都市では離脱が残留を上回るケースが目立った。世論調査によると、学歴による支持の差は顕著で離脱派は大卒以上で29%だが、義務教育修了では66%。年齢別でも、幼い時から英国がEU加盟国だった18〜24歳では離脱派が25%で加盟時に成人していた65歳以上では61%と圧倒的だ。アナリストのサラ・マーティン氏は「保守的な高齢者に(現状への)不満と反発が強かった」と分析する。

 世論調査会社「ナットセン・ソシアルリサーチ」のカービー・スウェールズ理事は「離脱派は英国の主権問題に焦点を当てたが、残留派は『離脱すると経済がどれだけ落ち込むか』と経済を重視した」と指摘。残留派の主張は都市住民を対象にしており、地方住民には響かなかったとみられる。

 「離脱派が住民投票と総選挙の違いを認識し、効果的な選挙運動を行った」と分析するのは、ロンドン大学のアナンド・メナン教授(欧州政治)だ。総選挙では選挙区で候補者が勝つ必要があるが、住民投票で最も重要なのは投票率で、「離脱派は『選挙に行こう』と訴え続けた」。実際、離脱派の支持者が多いと言われる地域で投票率が上がり、残留派が多いとされるスコットランドでは投票率が伸び悩んだ。

 一方、ハリス記者は労働者階級の離脱派を率いていたのは「英国独立党のファラージ党首でもボリス・ジョンソン前ロンドン市長でもない。人々のムードだった」と指摘。「大半の離脱派は、ジョンソン氏らを残留派の人と同じくらいに懐疑的な目で見ている」と大衆迎合的に扇動されたとの見方を否定した。

1258とはずがたり:2016/06/26(日) 00:58:27
デカくなりすぎたEUはEU内にEF(欧州連邦)でも形成して更なる政治統合を目指すグループと現状程度に止めるグループに分ければ良い。

EU6カ国
英に早期離脱交渉要求 波及を警戒
http://mainichi.jp/articles/20160626/k00/00m/030/046000c
毎日新聞2016年6月25日 21時44分(最終更新 6月26日 00時34分)

 【ベルリン中西啓介】英国が国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を選択したことを受け、ドイツ、フランス、イタリアなどEU前身組織の原加盟6カ国の外相が25日、ベルリンで会合を開き対応を協議した。離脱派勝利により世界経済の先行きに不透明感が拡大しており、6カ国外相は英国に対し、できる限り早期に離脱交渉を開始するよう求めた。また、国民投票実施が他の加盟国に連鎖することを懸念し、共同声明では英国を除く27カ国の連携と協調に全力を挙げる方針を確認した。

外相会合、協調確認
 会合には独仏伊のほか、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクの外相が参加した。シュタインマイヤー独外相は「(英国離脱という)欧州統合の転換点を、互いの意見に耳を傾けるチャンスにしなくてはならない」と述べ、EUが移民・難民問題や若者の失業問題などで解決能力を示すことが重要だと訴えた。

 キャメロン英首相は10月の保守党大会までに次期首相を選び、EUとの離脱交渉を任せる方針を示している。週明けの27日に閣議を招集して今後の対応を決める考えだ。だが、長期化が必至の交渉が世界同時株安を招き、英国に進出するEU企業にも不安が広がっている。シュタインマイヤー氏は「英国が決断した今、可能な限り早く離脱のプロセスが開始されるべきだ」とし、エロー仏外相も「新首相任命は喫緊の課題だ」と、離脱による影響を最小限にとどめるよう英国に迅速な対応を求めた。

 英国では移民問題などでEUが加盟国の決定権を奪い、政策を押しつけているという反発が離脱支持につながった。共同声明では「加盟国間で欧州統合への熱意に差異があることを認識すべきだ」と明記。金融危機で緊縮財政を強いられたギリシャや、難民問題で反発を強めるハンガリーなど東欧諸国に配慮を示した。

 英国の投票結果を受け、他国でも反EU政党が国民投票を目指す動きを強めている。仏極右政党「国民戦線」やデンマーク第2党「デンマーク国民党」などは、EU離脱を問う国民投票の実施を要求。EU欧州委員会のユンケル委員長は25日の独紙ビルトで「大衆迎合主義者たちは反EU政策を広めるチャンスをみすみす見逃すわけがない」と述べ、離脱が現実味のある政治議論になることに強い懸念を表明した。

 一方、メルケル独首相は25日、英国との今後の交渉について「交渉が実務的に行われることを望んでいる」と話し、離脱後もEUと英国との間で政治的・経済的友好関係が維持されることが重要との認識を示した。メルケル氏は27日夜、オランド仏大統領、レンツィ伊首相、トゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)とベルリンで会談し、離脱問題への対応を協議する。

 【ことば】欧州連合(EU)拡大の歴史

 仏、西独、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクの6カ国が1952年、欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)を設立。67年に欧州共同体(EC)が発足し、英国、アイルランド、デンマークが73年に加盟。80年代にギリシャ、スペイン、ポルトガルも加わった。93年にEU発足。95年にオーストリアなどが参加。2004年に東欧やバルト諸国などの計10カ国が加盟し、13年のクロアチア加盟で計28カ国となった。

1259とはずがたり:2016/06/26(日) 01:07:43
投票前の記事
英国
国民投票 ハンガリー、英に残留訴え EU内孤立化を懸念
http://mainichi.jp/articles/20160621/dde/007/030/012000c
毎日新聞2016年6月21日 東京夕刊

 欧州連合(EU)からの離脱を巡る国民投票が23日に実施される英国に対し、加盟各国は残留を呼びかけている。中東などからの難民流入を巡り、EUの対応を批判してきたハンガリーもその一つだ。同じ「EU懐疑派」の英国が離脱すれば、自国が孤立する可能性が高く、オルバン首相も異例の残留運動に乗り出した。【ブダペストで三木幸治、ベルリン中西啓介、パリ賀有勇】

 「ハンガリーはEUの一員として、(同じEUの)あなたたちとともにあることを誇りに思っている」。オルバン氏は今月20日、「離脱派」で知られる英大衆紙デーリー・メールに一面広告を署名入りで掲載した。

 オルバン氏はこれまで、英国の国民投票について「他国は口出しすべきではない」と主張してきたが、先月以降、世論調査で離脱派が勢いを増したことを受けて方針を転換。今月上旬には東欧のポーランド、チェコ、スロバキアとともに英国のEU残留を支持する声明を発表している。

 ハンガリーにとって、EU懐疑派の英国は重要なパートナーだ。同じ非ユーロ圏で、2011年にはEUの財政政策に両国で反対。難民対策でも、国境にフェンスを設置して難民らの流入を拒否したハンガリーに対し、英国も難民らの受け入れを最小限に抑えるなど、歩調を合わせてきた。一方、ハンガリーには英国のようなEU離脱の選択肢はない。EUからの農業補助金などが年間約50億ユーロ(約5900億円)を超えるだけでなく、輸出入の7割以上をEUが占める。対ロシアの安全保障を考えてもEUにいることが重要だ。

 首都ブダペストのコルビナス大のゾルタン・ガリク教授(欧州政治)は、オルバン氏の懸念について「もし英国が離脱するとEU内のパワーバランスが崩れ、独、仏の力が強まる。政治、経済両面でハンガリーが劣勢に立たされる可能性が高い」と説明する。

 市民の間でも残留に期待する声が多い。ブダペストで食品会社に勤めるアンタル・レナートさん(40)は「英国はEUに異議申し立てができる数少ない国。EUに残って改革をしてほしい」と訴えた。

独仏も離脱派けん制
 一方、ドイツとフランスは一貫して英国の残留を支持してきた。

 メルケル独首相は今月16日の記者会見で、「英国が(EUの)単一市場から離脱するメリットは想像できない」と英国が被る経済的損失を示唆した。

 ドイツでは英国離脱による経済的影響への懸念が大きい。独自動車メーカーにとって、英国は国外販売台数の2割を占める主要市場。離脱により関税が復活すれば販売への影響は必至だ。年間130億ユーロ(約1兆5300億円)を輸出する医薬・化学薬品業界も警戒を強める。ショイブレ独財務相は独誌シュピーゲルで「英国は経済的に欧州諸国と強く結ばれている。『栄光ある孤立』は賢明な選択ではない」と述べた。

 また仏メディアによると、オランド仏大統領は今月1日にあったスイス・アルプスを貫くトンネルの開通式典で、1994年に開通した英仏海峡トンネルを引き合いに出し、「国民投票の日に約20年前に英仏が得た一体感を英国民が思い出すことを願う」と残留を訴えた。今年3月にキャメロン英首相と会談した際には、英仏海峡トンネルを通って英国を目指す移民らの流入抑制にも影響が出るとして離脱派をけん制した。

1260とはずがたり:2016/06/26(日) 02:02:03
階級社会の残滓の残る欧州の中でも現役の貴族制度が存続する英国で更に現代的な二極化の経済構造が蔓延ればそれなりに絶望的な社会になりそうである。。
サッチャリズムの一つの行き着く先であろうか?

労働者階級の子供は芸能人にもサッカー選手にもなれない時代
http://bylines.news.yahoo.co.jp/bradymikako/20150226-00043362/
ブレイディみかこ | 在英保育士、ライター
2015年2月26日 9時48分配信

英国人俳優エディ・レッドメインが『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した。英国からはレッドメインの他にもベネディクト・カンバーバッチが『イミテーション・ゲーム』で主演男優賞にノミネートされていたが、英国では2人の健闘を祈る論調の裏でもう一つの議論が盛り上がっていた。映画界のエリート化を危惧する声が業界内からしきりに上がっていたのである。
オスカーを受賞したレッドメインは名門イートン校でウィリアム王子の「ご学友」だった俳優だ。カンバーバッチもイートンと並ぶ名門私立のハーロウ校(ウィンストン・チャ、ショーン・コネリー、マイケル・ケインなどのワーキング・クラス出身の俳優だった。「労働者階級の子供がーチルを含む7人の英国首相を輩出)の出身である。英国では公立校は学費無料だが、私立校の学費は平均で年間200〜300万円。レッドメインやカンバーバッチが行った学校はその中でも特に一握りの特権階級の子供たちしか通えない学校であり、今や俳優業まで政治家のように超エリートしか就けない職業になったのかと言われているのだ。

伝統的に英国を代表する俳優といえば、チャールズ・チャップリン成功しようと思ったら、芸能界に入るかサッカー選手になるしかない」と言われた時代もあったのである。ところが階級間の流動性がなくなった21世紀の英国では、こうした業界も裕福な家庭の子供に独占されている。子供を演劇学校やサッカー・アカデミーに通わせる資本が親になければ、才能のある子ですら階級を上って行けなくなったのだ。
「演劇界の人々は皆、多くの俳優志望の若者たちから手紙を受け取っています。でも、私たちにできることには限りがある。演劇学校の費用が高過ぎるのです」
オブザーヴァー紙にそう語っているのは007シリーズのM役で有名なジュディ・デンチだ。
「才能さえあれば、そんな学校に通わなくともブレイクできるという人もいるでしょう。けれどもそれは、本当に至難の業です」と彼女は言う。
王立演劇学校の芸術監督エドワード・ケンプは、年収2万5千ポンド(約460万円)以下の家庭の子供で2014年に同校を卒業した生徒は全体の36パーセントだったと言う。奨学金制度が充実している王立演劇学校は庶民的な子供が多いほうだそうだ。

生粋の労働者階級出身で、『ハリー・ポッター』シリーズのモリー・ウィーズリー役で有名な女優ジュリー・ウォルターズはオブザーヴァー紙にこう語っている。
「どうやったら下層の子供たちがこの業界に入れるんでしょう? 今だったら私はこの道には進めなかった。子供たちからたくさんの手紙を受け取ります。でも、何と答えていいのかわからない。悲しいことです」

一方で、やはりハリポタシリーズで2代目ダンブルドアを演じたマイケル・ガンボンは言う。
「あの素晴らしいイートン校の出身者が演劇・映画界に増えれば増えるだけ良いではないか!この業界は実力と野心が物を言う。どこの階級出身ということは全く関係ない」

1261とはずがたり:2016/06/26(日) 02:02:25
>>1260-1261
*********

こうした傾向は映画・演劇界だけではない。
ビートルズ、スミス、オアシスなどの「ワーキング・クラス・ヒーロー」を生み出して来たUK音楽シーンでも同様のことが指摘されている。現代のUKヒットチャートは高額な学費のミュージシャン養成校を卒業したミドルクラス以上の若者たちに独占されているのだ。
この傾向は保守党政権が失業保険や生活保護の打ち切り政策を行ってから、さらに悪化している。キャメロン首相はスミスの大ファンとして有名だが、スミスのモリッシーはデビューする前に何年も失業保険を貰っていた時代があった。
俳優やミュージシャンといった「食えない時代」がある職業は、裕福な親がついている若者にしか目指せない時代になったのだ。このことがUKロックの衰退に繋がっているという説もある。

グラスゴーの公立校出身の俳優、ジェームズ・マカヴォイはこの状況に警鐘を鳴らしている。
「上流階級出身の俳優が成功することに問題はないし、誰も彼らを責めているわけではない。だが、僕たちが心配しているのは、社会のすべての人々に芸術の世界に入るチャンスが公平に与えられていないということで、それがまさに今起きていることなんだ。現在は影響を感じなくとも、5年先、10年先に必ずその影響が出て来る。社会のほんの一部の階級の人々が芸術やカルチャーを支配するようになると、文化が全ての人間をレペゼンしなくなる。それはフェアじゃないというだけでなく、社会にダメージを与える」

こうした状況は映画界にはすでにダメージを与えているようだ。
『司祭』や『がんばれリアム』などの脚本家、ジミー・マクガヴァンは、
「僕はいつも労働者階級の人間の役がリアルに演じられる俳優を探している。ポッシュな人間ばかりが俳優になるようになってきたので、年々それは希少になって行く」
と語っている。伝統的に英国映画といえば、ケン・ローチやマイク・リーといった監督が撮る市井の人々を描く映画が海外からの称賛を集めてきたのだが、労働者階級を演じられる俳優がいなくなれば、こうしたジャンルも廃れるだろう。

こうした議論がある中で、大きなスキャンダルになったのが今年のBAFTA(英国アカデミー賞)授賞式における故人追悼のコーナーだった。昨年一年間に亡くなった映画人を追悼する映像に、『ロジャー・ラビット』、『モナリザ』などで有名な英国人俳優ボブ・ホスキンスが含まれていなかったのである。労働者階級出身で知られる彼を追悼映像に含まなかったことは、BAFTAのエリート主義を示していると激しく非難された。コメディアンのデヴィッド・バディエルはこうツイートしている。
「ボブ・ホスキンスが追悼映像から外されていたのは、労働者階級出身の俳優が消えて行く時代を象徴しているようだ」

BAFTAは、昨年行われたテレビ界対象の賞の授賞式でボブ・ホスキンスを追悼したので今回の追悼映像からは彼を外したという声明を発表している。
皮肉なことに、先週末の米国アカデミー賞授賞式で流された追悼映像にはボブ・ホスキンスの映像が含まれていた。

ブレイディみかこ
在英保育士、ライター
1965年、福岡県福岡市生まれ。1996年から英国ブライトン在住。保育士、ライター。2016年6月22日『ヨーロッパ・コーリング 地べたからのポリティカル・レポート』(岩波書店)発売。ほか、著書に『アナキズム・イン・ザ・UK - 壊れた英国とパンク保育士奮闘記』、『ザ・レフト─UK左翼セレブ列伝 』(ともにPヴァイン)。The Brady Blogの筆者。

1262とはずがたり:2016/06/26(日) 02:14:17
「英女王はEU離脱支持」、大衆紙報道に王室が苦情申し立て
2016年03月10日 12:48 発信地:ロンドン/英国
http://www.afpbb.com/articles/-/3079922?cx_part=ycd

【3月10日 AFP】英王室は9日、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)が英国の欧州連合(EU)からの離脱を支持しているとする英大衆紙サン(The Sun)の報道について、記事の内容を「もっともらしい誤報」だと否定するとともに、新聞に対する苦情を受け付ける自主規制機関「独立新聞基準組織(IPSO)」に申し立てを行った。英王室が報道に対して苦情申し立てを行うのは極めて異例だ。

 英国一の部数を誇るサンは、1面に「女王はEU離脱を支持」との見出しを大きく掲げ、女王の写真とともに「EUは間違った方向に進んでいる、と女王が発言」と副見出しで伝えた。

 さらに、2ページ目では「女王は悪意と感情を込めて述べた」などの見出しで、匿名の「高官筋」の話として、エリザベス女王が2011年に会食の席で当時副首相だったEU残留派のニック・クレッグ(Nick Clegg)氏に「怒りをぶちまけた」「会話を聞いた人々にとって、欧州統合に関する女王の見解に疑いの余地はなかった」などと報じた。

 サンはEU懐疑派として名高いタブロイド紙。

 この報道を受け、バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)の報道官は「在位63年間、女王は常に政治的に中立だ」として記事内容を否定。「匿名の情報源に基づいた、もっともらしいが誤った主張に対しては、われわれはコメントしない。(EU離脱か残留かは)英国民が国民投票で決定すべきことだ」と述べた。(c)AFP/Robin MILLARD

英国民投票やり直し求める署名、100万件超える
2016年06月25日 20:34 発信地:ロンドン/英国
http://www.afpbb.com/articles/-/3091781

【6月25日 AFP】欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票で離脱派が勝利したことを受け、英国では25日までに、2度目の国民投票を求める議会への電子署名が100万件以上集まった。

 議会のサイトは、国民投票のやり直しを求める署名が殺到し一時ダウンした。

 請願は「(国民投票の)投票率が75%未満だった場合や、離脱または残留どちらか多数の得票率が60%未満だった場合」国民投票のやり直しを求めるとの内容。23日に行われた国民投票の投票率は72.2%だった。

 グリニッジ標準時(GMT)の25日午前10時(日本時間同日午後7時)までに政府や議会の公式ウェブサイトで請願に署名した人は約104万人に上り、実際に下院での議論が検討されるために必要な10万人の署名の10倍以上となっている。

 下院に問題を上げるかどうかを判断する議会の委員会は、28日に会合が予定されている。(c)AFP

ロンドン独立求め数万人が署名、英国のEU離脱で
2016年06月25日 13:53 発信地:ロンドン/英国
http://www.afpbb.com/articles/-/3091746

【6月25日 AFP】英国の欧州連合(EU)残留か離脱かを問う国民投票で離脱派が勝利したことを受けて、数万人のロンドン(London)市民が同市の独立とEUへの残留を求めるネット上の請願に署名した。また、ロンドンのサディク・カーン(Sadiq Khan)市長は、英国のEUからの離脱交渉において、ロンドンには発言権があるはずだと語った。

 署名サイト「change.org」に立ち上げられた「英国からのロンドン独立を宣言し、EUへの加盟を求める」とする請願にはこれまでに4万人以上が署名している。

 23日の国民投票では、英国の登録有権者の52%が「離脱」に投票したが、ロンドン市民の60%は「残留」に投票した。ロンドンの他には、スコットランド(Scotland)と北アイルランド(Northern Ireland)のみで、EU残留の票が過半数を占めた。

 請願は「ロンドンは国際的な都市であり、私たちはこの欧州の中心に残りたい」とし、さらに「ロンドンの独立を宣言し、EUへの加盟を申請するようサディク・カーン市長に求めている」と述べている。

 EU残留派のカーン市長自身は、英国のEU離脱交渉に関する声明を出し「ロンドンは、スコットランドや北アイルランドと共に、交渉の場で発言する権利がある」とし、「われわれはEUから離脱するが、EUの一部としてとどまることは重要」だと述べた。さらにカーン市長は「自由貿易の利益がある、人口5億人のEUを離れることはまちがいだ。このことをEUとの交渉の基盤とするよう政府に働きかけたい」と語った。(c)AFP

1263名無しさん:2016/06/26(日) 09:10:34
>>1262
スコットランド、北アイルランド、ロンドンが連合王国から分離したらインパクト大ですね〜。

1264名無しさん:2016/06/26(日) 09:44:50
http://www.sankei.com/world/news/160626/wor1606260009-n1.html
2016.6.26 06:46
【英EU離脱】
ロンドン独立署名に15万人 EU離脱は市長も反対

 英国民投票で欧州連合(EU)離脱の結論が出たことを受け、インターネット上で首都ロンドンの独立を求める署名活動が展開され、25日夜までに約15万の署名が集まった。署名ではカーン市長に独立を宣言させて、ロンドンのEU加盟を求めた。

 英国民投票でロンドンは投票者の6割が残留に投じており、離脱派が勝利した24日には離脱反対デモも行われた。

 カーン氏は残留派の一員として活動し、投票結果が明らかになった後も「私は今もEUに残留した方がいいと信じている」との声明を出した。

 カーン氏はEUの単一市場から離れるべきではないとの立場を示し、独立住民投票再実施の検討を始めたスコットランドとともに「EUと協議する際は、ロンドンも発言権を持つことが極めて重要だ」と訴えた。(共同)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016062500283&g=int
「投票やり直し」150万超=「ロンドン独立」賛同13万-請願に殺到・英EU離脱

 【ロンドン時事】23日に実施された国民投票で、英国が欧州連合(EU)から離脱することが決まったことを受け、英議会のウェブサイトで投票のやり直しを求めるオンライン請願に署名者が殺到、25日午後(日本時間同夜)に150万人を超えた。またネット上の別の署名サイトにはロンドンが英国から独立し、EUに加盟することを求める請願も出され、13万5000人以上が賛同した。
 「投票やり直し」請願は5月25日に提出されていた。「投票率が75%以下で、残留または離脱の支持率が60%以下だったら投票をやり直す」よう求めている。今回の投票結果は投票率72%で離脱支持は52%だったため、請願に基づけばやり直し対象になる。
 同サイトで署名者が1万人を超えると政府は何らかの回答をする義務があり、10万人を超えると議会がその問題を審議しなければならない。署名数にかかわらず政府に請願内容を強制できるわけではないが、100万人を超えるのは異例。国論を二分した今回の投票の結果への反発の大きさを示している。
 一方、「ロンドン独立」の署名活動では「ロンドンは国際都市であり、われわれは欧州の中心に残りたい」と訴え、残留派のカーン・ロンドン市長に独立を宣言するよう求めている。国民投票でロンドンでは60%が残留支持だった。
 AFP通信によると、カーン市長は24日、声明を発表し、「スコットランドや北アイルランドと共に、ロンドンがEUとの離脱交渉において発言権を持つことが重要だ」と強調。「われわれはEUを脱退することになるが、単一市場の一部として残ることが重要だ」と述べた。(2016/06/25-23:23)

1265チバQ:2016/06/26(日) 10:32:32
http://mainichi.jp/articles/20160626/k00/00m/030/031000c
スペイン
出直し総選挙 EU批判派、躍進か

毎日新聞2016年6月25日 20時30分(最終更新 6月25日 20時30分)

 【パリ賀有勇】昨年12月の総選挙後に主要政党の議席が伯仲し、新政権が樹立できなかったスペインで26日、出直し総選挙が実施される。緊縮財政を課す欧州連合(EU)に批判的な急進左派、ポデモスが第2党をうかがう勢いをみせており、EU離脱を決めた英国民投票が同党をさらに勢いづかせる可能性がある。

 スペインでは欧州債務危機後、EUが求める緊縮財政策の下、中道右派・国民党のラホイ首相が所得税などの増税や失業保険の支給額引き下げなど歳出削減を続ける。景気は回復軌道に乗っているものの、失業率(4月)は約20%とEU加盟国ではギリシャに次ぐ高水準。25歳未満の若者に限った失業率は約45%に達する。


 「私たちはできる」を意味するポデモスは2014年に若者らを中心に結成された新興政党で、「反緊縮」を掲げる。EUが求める緊縮財政下で、景気回復の恩恵を受けられない有権者の不満の受け皿になっている。

 同党はEU離脱までは訴えていないが、イグレシアス党首(37)は英国の離脱決定後に「公平で統一された欧州ならば誰も離脱は望まない。欧州は方針転換が必要だ」とツイッターに投稿し、EU改革を訴えた。

 前回選挙(下院・定数350)では、国民党と穏健左派・社会労働党の2大政党が過半数を大きく下回り、ポデモスが第3党に。選挙後の連立交渉は決裂していた。再選挙前の世論調査では、少数左派政党と選挙協力するポデモスが第2党に躍進する可能性があり、今回も単独過半数を獲得できる政党はないとの結果がでている。

1266チバQ:2016/06/26(日) 10:44:36
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1606250060.html
【英EU離脱】欧州極右勢力などEU懐疑派、一斉に離脱支持の声 影響力拡大うかがう
06月25日 21:59産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】英国が国民投票で欧州連合(EU)離脱を決めたことを受け、極右など各地のEU懐疑派勢力が一斉に支持する声を上げた。懐疑派は債務危機や難民・移民流入問題などを受け、ここ数年で既存政治の構図を揺るがすほどまで台頭。英国のEU離脱を機に一段の影響力拡大をうかがう。

 「政治の中央集権化と移民流入への反対を示した」。オーストリアの極右、自由党のシュトラッヘ党首は24日、英国の投票結果を受け、EU批判を展開。同党は国民の移民対応の不満を吸い上げて伸長し、5月の大統領選では敗れはしたものの大接戦を演じた。

 英国のEU離脱決定後、ともに極右政党であるフランスの国民戦線、オランダの自由党が同様の国民投票の実施を目指すと表明。総選挙を来春に控えるオランダでは自由党が支持率で首位を争っている。

 3月の地方選挙で躍進したドイツの反移民・反ユーロ政党、ドイツのための選択肢の幹部も英国の投票結果について「直接民主主義による決定」と評した上、メルケル首相の寛容な難民対応が英国離脱を招いたと政権批判に利用した。

 北欧にも反響は広がる。フィンランド政権に参加する反ユーロの真正フィン人党のソイニ外相は「国民には発言権がある」と指摘。デンマークで少数政権に協力する国民党も「国民投票を行うべきだ」とし、スウェーデンの野党、民主党も実現に向けて「圧力を高める」との考えを示した。

http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160625X925.html
極右党がEU離脱運動開始へ=スロバキア
06月25日 21:57時事通信

 【ベルリン時事】英国の欧州連合(EU)離脱が国民投票で決まったことを受け、スロバキアの極右政党「人民党、われわれのスロバキア」が25日、同国のEU離脱を目指し、国民投票を求める署名活動を週明けに開始する方針を明らかにした。AFP通信が報じた。

 同党のコトレバ党首はフェイスブックで、「沈みつつあるタイタニック号を去る時だ」と強調。「われわれは選挙公約の実行に着手する」と述べ、EU離脱の機運を高めていく姿勢を鮮明にした。

 スロバキア国民の間には、中東などからの難民受け入れに対する消極論が強い。

1267チバQ:2016/06/26(日) 10:52:18
http://www.cnn.co.jp/world/35084871.html
英、EU離脱へ 首相後継はジョンソン前ロンドン市長か
2016.06.25 Sat posted at 10:30 JST
ロンドン(CNN) 欧州連合(EU)離脱派の勝利に終わった英国民投票から1夜明けた24日、英国では一部から祝福の声が上がる一方、信じられないといった表情を涙ながらに浮かべる人々の姿も見られた。
英国のキャメロン首相は結果判明から数時間以内に辞意を表明。離脱の日程については明かしていないが、保守党党大会のある10月までに新首相が就任することを望むと述べた。EU離脱を主導するうえで離脱派の指導者が必要だとしている。
各種ブックメーカー(賭け屋)によれば、後継には離脱派の運動を展開したボリス・ジョンソン前ロンドン市長が就任するとの予想が多い。
ジョンソン氏は24日朝、自宅を出たところで大勢のブーイングを浴びたが、有権者の決断について「あまりに遠い存在となったEUから権限を取り戻すために票を投じる決断を下した」と述べ、これに感謝の意を表した。
投票結果を受けて欧州は不透明な状況に陥っている。各地の極右団体は、今回の結果が自らの反EU、反移民政策の促進につながるとみて勢いづいており、さらなる国民投票の実施を呼びかけている。
金融市場にも混乱が波及している。投資家がEU圏への影響を見極めようとするなか、アジアや欧州、米国で大幅な株安となった。
オバマ米大統領は、英国と欧州の関係が変わっても英国と米国を結ぶ絆は残ると指摘。英米間の「特別な関係」は変わらずに続いていくとの見方を示した。


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