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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2

1とはずがたり:2009/04/24(金) 14:50:24

前スレhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l50
カタコト倉庫の次期衆院選スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2410/1126609657/l50
05衆院選スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l50
07参院選スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/l50
10参院選スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/l50

3099 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/07(金) 12:03:12
>>3084
> 知事選でも一緒に候補者を応援した自民党に投票しちゃえ」
> 、、というのが社民党を支持している秋田の人の声じゃないでしょうか?

それならそれで、いいのではないでしょうか。

この件については、父の後継者を落とされた学が、自分の選挙協力を優先するあまり、
(知事選の頃から)おとなしすぎる気がしますね。
2区で主戦論を抑えられなかったのも、あまりに弱腰に見えるからではないでしょうか。
ここでは吉良的な態度は嫌われるのでしょうが、物言う姿勢は必要なのです。

3100とはずがたり:2009/08/07(金) 12:43:13
>>3096
今村義丈=阿比留瑠比なんすか!?
ふうむ。

>>3094
大分2区なんかも民主推薦より国新推薦が先に出ましたよね。
此処宮城は県内での民主・社民の県連同士の仲が宜しくないですよね。
仙台市職労を抑える社民がそこそこ強く07年の統一地方選でガチでぶつかって社民が県議選などで壊滅的な打撃を受けてますしその辺を引きずっているかと思いますが,けんさん>>3099に拠ると一応県連レベルでは合意したんですね。
早かれ遅かれ推薦は出るでしょうね。此処は大石の地元なのに秋田とは違って全く誰か出そうと云う感じには成ってませんし。。

>>3099
寺田は自分の選挙協力を心配する程情勢は悪くないと思われますので,寺田県連代表としての指導力不足が県知事選辺りから今回迄目につくような気がしなくもありません。
社民との関係,父である知事の支持率低下,知事選への対応,色々難しい状況が続いたとは思いますが。

>>3095
そうかと思われます(;´Д`)
>あの年であの容姿だとまだしも「美人」の部類
若い頃の扇チカゲは美人だったようですが流石に現役政治家時代を見ても美人とは思えませんでしたが,野田は野卑な感じが滲み出てる感じは否めませんが未だ美人なんじゃないでしょうかね?

3101けん:2009/08/07(金) 18:39:31
民主党が比例単独に参議院候補予定者を擁立で検討。


表向きには参議院候補の知名度アップとのことですが、比例下位に入れる適任者がいないってことですね。


万が一大勝して比例単独でも下位に入れた参議院候補が当選したらどうするのかなぁ?

3102名無しさん:2009/08/07(金) 21:14:32
>>3098
>沖縄は社民党が民主党に対して推薦を出せる選挙区がない

沖縄4区がありますよ。民主候補への社民支持が決定されています。
推薦にならないのは、3区の感情的対立が根を引いてるんでしょうね。

>>3100
大石の地元だからこそ、ではないでしょうか。
自身の衆院復帰を考えているんじゃないかと。

3103名無しさん:2009/08/07(金) 21:26:09
>知事会から「社民、共産、国民新の3党を招いた討論会を別に開きたい」との提案
野党だけの討論会なんてやってどうするんだよw

社民・福島党首が知事会に抗議 「なぜ3党だけか」
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009080701000899.html

 社民党の福島瑞穂党首は7日、新潟市での記者会見で、全国知事会が自民、民主、公明3党のみの政策責任者と公開討論会を開催したことについて「知事会は不偏不党で、住民の代表なのに、なぜ3党だけでやるのか。強く抗議する」と述べ、知事会の対応を批判した。共産、社民、国民新の3党は討論会への参加を認めるよう知事会に要請していた。

 同席した近藤正道参院議員は、知事会から「社民、共産、国民新の3党を招いた討論会を別に開きたい」との提案があったことを明らかにしたが、福島氏は「選挙が近い時期であり6党同時にやるべきだ」と強調、提案を拒否する考えを示した。

3104SWERVES:2009/08/07(金) 21:59:59
圧力に、屈しきれなかったか?

森山氏、出馬取りやめも=首相に伝える−栃木3区
自民党の森山真弓元官房長官は7日夜、首相公邸で麻生太郎首相(党総裁)と会い、党栃木県連が衆院栃木3区での森山氏の公認撤回を求めていることについて「県連の大多数が反対しているのに無理にやりたいと思わない。党の判断に任せる。全体のことを考えてほしい」と述べ、出馬取りやめもあり得るとの考えを伝えた。
 
これに対し、首相は「選対で考えている。いずれ近いうちに相談する」と述べるにとどめた。会談後、森山氏は記者団に「(党が選挙に)出なさいと言えば出なければならないし、やめなさいと言えばやめる」と語った。
 
栃木3区では、自民党を離党した渡辺喜美元行政改革担当相が立候補する。県連は森山氏が出馬すれば渡辺氏の支持者の反発を招き、県内の選挙戦に悪影響を与えかねないと懸念。細田博之幹事長に公認撤回を求めている。
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&k=2009080700977

3105けん:2009/08/07(金) 22:01:07
>>3102
沖縄4区がありましたね。
失念してました、すみません。感情的対立はありましたよね。

3106とはずがたり:2009/08/07(金) 22:26:12
>>3104
あんだけ身内に袋だたき的に批判されたら真っ当な神経ではやってられないですよねぇ。
此処から突っ張るのか結局擁立しないのか?
中央では森山の比例優遇も検討するなどせめぎ合いがなされているようですが。。

>>3103
共社国抜き,酷いですね。
泡沫扱いですか。

3107とはずがたり:2009/08/07(金) 22:36:58
おっ,引き締めに掛かりましたね。

衆院選:三ツ矢氏、重複立候補を辞退 三重5区自民
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/news/20090807k0000m010138000c.html

 衆院選で三重5区から立候補を予定する自民前職、三ツ矢憲生氏(58)が、比例東海ブロックへの重複立候補の辞退届を党本部に提出したことが6日分かった。退路を断って支持者にアピールする狙いがあるとみられる。今回の衆院選で、自民党の比例重複対象者が重複を辞退したのは東海ブロックで初めて。

 党本部によると、辞退届は4日に提出された。三ツ矢氏は6日夜「私の覚悟、意気込みであり、決意でもある」と語った。「小選挙区で落選しても、惜敗率で復活してくるのは、おかしいと思う」と現行の衆院選挙制度に疑問を呈した。後援会事務所は「厳しい選挙戦に背水の陣で臨むため」と説明している。

 三重5区にはほかに民主新人の藤田大助氏(32)と、幸福新人の大原忍氏(58)が立候補を表明している。藤田氏は、祖父が自民県連幹事長などを務めた元県議。父も県議会議長などを務めた県議で、08年7月に自民を離党して支援している。

 三ツ矢氏は過去2回の衆院選で、別の民主新人候補らに大差で勝利したが、今回は民主への追い風も加わり、かつてない厳しい戦いを強いられている。【田中功一、木村文彦】

3108名無しさん:2009/08/07(金) 22:48:09
>>3106
森山もここまでコケにされたんだから、
いっそのこと栃木2区に戻って渡辺新党で出る、
ぐらいのことをやってほしいですねw

3109とはずがたり:2009/08/07(金) 22:51:35
ニューステで片山元知事が喋ってますが小気味良い内容ですね。
知事会は圧力団体だから国政への拒否権など認めるべきではない,公共事業の無駄を削らずして消費税あげるべきではない等。民主党の主張とも親和性有るのではないか?

あと地方分権の表裏に地方住民が自己責任のリスクを負うことを報道があんま云ってないのは片手落ちだと思う。クソみたいな土建屋主導でクソ地方政府しか持てない地方は福祉切り捨ての上借金漬けでえらい目に遭う可能性もあると云う事である。地方分権はすべきだけどちゃんと利権政党自民党以外を田舎でも選べる様にならないと多分ダメだけど責任ひっかぶるのは現地の人間だしまあしゃーないか。

>>3102
大石氏は調べると1945年生まれで今64歳。次回以降の衆院転身にはややお歳ですよね。
聴いた話しによると大石家としても後継を出す心算が大石本人にも無いようですし,民主から候補者出す気運が高まってないんじゃないでしょうかね?

>>3108
発想の転換でそれがあるかw

3110けん:2009/08/07(金) 23:02:54
>>3103
知事会による政党に対するマニフェストで地方分権についての討論会でしたね。


本来は政権獲得時に分権をどうすすめるかを確認するのが最大の目的ですから、現在政権担当している自民党と公明党、そして今回の総選挙で政権を担う可能性のある民主党だけを呼んだのは意義深いと思いますね。


申し訳ないが共産党は政権担当する意志がないし、社民党も民主党と連立協定を結んでない上に民主党との政策が近いところが多い、遠いところは現実離れした政策が大半でわざわざ出席して頂く必要性が少ない。


国民新党については郵政オンリー党の上に少数で独自性を発揮することもなく出席して頂く必要性が少ない。

これらから考えると今回の自公民に絞ったのは合理的と思いますね。

3111とはずがたり:2009/08/07(金) 23:38:17
>>3110
俺は寧ろ知事会がなんか唯一の正統な地方の代表然として振る舞ってますけど何の正統性もない胡散臭い連中の集まりである事の一端を図らずも露呈したと云う感じが致しましたね。

3112けん:2009/08/08(土) 00:22:07
>>3111
確かに胡散臭いとは思いますが、公選首長の集合体であることはそれなりの権限を持たせるべきでしょうね。

何をしているかわからない役人よりかは知事会は有益な組織になる可能性はありますね。

悲しいですが役人あがりの無能な相乗り知事が多く期待を裏切られてきましたね。


地方分権で格差が広がるのは充分に予想できまが、とりあえず地方分権する事で官僚や国に群がる利権を少しでもなくせれば一歩前進と考えています。

3113千葉9区:2009/08/08(土) 00:39:23
みずほみたい・・・
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090807/elc0908072127008-n1.htm
【09衆院選】民主に「不安」、自民に「不満」 全国知事会 (1/2ページ)
2009.8.7 21:26
 全国知事会の主催で7日に開かれた「地方分権改革に関する討論会」は、民主党に対して財源をめぐる不安の声が続出、自民党にもこれまでの地方の要望が実現されなかったことへの不満が噴出した。また、橋下徹大阪府知事が掲げる「政治闘争」も影響したか、これまでは陳情のイメージがあった地方側の国(党)への姿勢が、攻撃的になったことを感じさせた。(今堀守通)

 「制度面でいいものを出しているが、本当にできるのか。とくに財源面で地方には非常に不安がある。その辺を確認したい」

 知事会の政権公約評価特別委員長を務める佐賀県の古川康知事は、民主党の玄葉光一郎分権調査会長を中心に財源の「担保」を得ようと攻め立てた。

 対する玄葉氏は、「書かないからやらないわけではない」と応じ、この日の発言が「公約」になるとも宣言。「ひも付き補助金や国直轄事業負担金を廃止し、一括交付金にする。税源移譲にはならないが、自主財源は増やせる」と訴えた。

 「地方交付税が非常に厳しいとの認識はあるのか」とする岡山県の石井正弘知事の質問にも、「無責任に増額とはいえないが総額は維持する」と言明した。

 古川氏は、終了後の記者会見で「今日の発言は公約そのものだというかなり強い決意があったので、不安に思っていた部分が解消された部分はある」と述べ、橋下氏も「それに反することをやったら、記者会見ごとに『うそつき政党』呼ばわりをずっとしていく」と期待を込めて発言した。

 ただ、ほかの首長からは高速道路料金の無料化は地方の公共交通機関をつぶしかねないなどと、民主党への不安の声も出ていた。

 一方、橋下氏が自民党の菅義偉選対副委員長を追及する場面も目立った。

 国と地方との協議機関設置を求めてきた橋下氏は、協議機関の「強制力」について繰り返し質問した。菅氏も、「分権の推進は首相の下で行う。地方分権を話し合う機関に地方は入ってもらう。協議機関は法制化する」と繰り返した。

 玄葉氏が、「協議機関と推進機関の組織一体化を検討したい」と発言したこともあり、菅氏に対する橋下氏の質問は徐々にボルテージを上げ、「自民党さんは『(推進を担う)内閣』と『地方との協議機関』は別だということですよね」と追及口調に。最後は「これまで地方は協議機関の法制化を求めてきたが、国はまったく聞く耳を持たなかった。今までの対応とこれからの対応は何が変わったのか」と非難した。

 菅氏は、「今までも首相と地方の代表が話し合う場はあった。今度は法制化する」と釈明、公明党の山口那津男政調会長も「今までのやり方を反省した上で、協議機関(設置)を決断した」と弁明に追われた。

 橋下氏は、終了後の記者会見で、「なぜこれまでできなかったものが、次には変わるのかが腑(ふ)に落ちない」と菅氏への不満をあらわにした。地方消費税引き上げに関しては「まずは自治体が改革をやってからお願いすることだ。知事のための地方分権だと思われる」と身内にくぎを刺す場面もあった。

3114千葉9区:2009/08/08(土) 00:43:49
正式に来ました
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2009080701035
元自民・沓掛氏を公認申請=民主石川県連、比例北信越で
 民主党石川県連は7日、衆院選の比例代表北陸信越ブロックの単独候補として、元自民党参院議員の沓掛哲男氏(79)を公認するよう党本部に申請したと発表した。
 沓掛氏は参院石川選挙区から4回当選し、防災担当相などを歴任。2007年の参院選は一時、無所属での出馬を検討したが、高齢・多選を理由とした自民党側の説得を最終的に受け入れ、断念した。民主党県連としては、沓掛氏を擁立することで北陸信越ブロックでの保守層を切り崩す狙いがある。 
 民主党は小選挙区での当選者が相次ぐ事態も想定し、各都道府県連に比例単独候補のリストを提出するよう指示している。(2009/08/07-22:17)

3115千葉9区:2009/08/08(土) 00:45:02
>>2307
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090807-OYT1T00573.htm?from=yoltop
タスキに「本人」増殖中…公選法スキ突く奇策
 衆院選の18日の公示を前に、「本人」と書かれたタスキを使う立候補予定者が増えている。

 公職選挙法では、実名の入ったタスキを使えるのは公示日以降。知名度の低い新人や若手が、有権者に自分の顔を少しでも早く覚えてもらおうと、街頭演説や政策発表会で掛けている。

 ベテランの立候補予定者からは「奇策だ」との声も聞かれる。(社会部 安田弘司)

 7日午前、東京・蒲田駅前で陣営のスタッフに交じって政策を訴える男性立候補予定者。赤い布地のタスキには、白で「本人」の文字がくっきりと浮き上がる。この立候補予定者は「同じような年代のスタッフに囲まれていると誰が候補者なのか分からない。はっきりさせたほうが有権者にも親切でしょう」と話した。

 「本人」タスキを販売する会社は複数ある。インターネットで選挙用品を扱う「選挙グッズ・ドットコム」(本社・徳島市)は1本約1万5000円で、7月21日の解散以降、約20陣営に販売したという。同社によると、ほとんどが新人候補からの注文で、「私自身」といった“派生バージョン”を注文する陣営もあるという。

 関係者によると、「本人」タスキは、1993年衆院選で初当選した河村たかし・現名古屋市長が使ったのが「元祖」と言われる。公示前に名前入りタスキを使って活動していたところ、愛知県選管に注意されたのがきっかけという。

 総務省選挙課によると、公職選挙法では、選挙期間以外には、立候補予定者の名前や、それを類推できる文字の入った道具の使用に制限がある。このため公示前の実名入りのタスキの使用は同法に抵触するおそれがあるが、「本人」としておけば安心というわけだ。

 広がりをみせる「本人」タスキ。福岡県の男性立候補予定者は「名前は出せなくても何か身に着けたい」と話す。一方、当選を重ねる近畿地方のベテラン候補陣営は「パフォーマンス優先の奇策。政治が軽く見られる」と批判。別のベテラン陣営も「政策がしっかりしていなければ、いくら目立っても支持にはつながらない」と冷ややかだ。

(2009年8月7日14時37分 読売新聞)

3116千葉9区:2009/08/08(土) 00:46:50
http://mainichi.jp/area/akita/news/20090807ddlk05010032000c.html
’09衆院選:民主2区大量離党「痛手間違いない」 /秋田
 ◇社民、連合に戸惑いや不満
 民主党秋田2区総支部幹事が6日、衆院選に無所属での出馬を明らかにした元小坂町長の川口博氏(62)を支援するため大量離党。山本喜代宏・社民党県連代表支援を決めている民主、社民の両県連とも「選挙協力に影響はない」としながらも、戸惑いの声が上がった。

 離党したのは、幹事23人のうち同日の幹事会に出席した13人。党県連の寺田学代表は「幹事がそろって辞職したのは大きな影響」としながら、連合を加えた3者共闘の堅持を改めて強調。離党者が川口氏支持に回ったことについて「無所属候補者であり、何も言うことはない」と述べた。

 社民党県連の石田寛幹事長は「ショックを受けている。2区に痛手なのは間違いない」と認めた。そのうえで「(選挙協力の)約束は約束。歴史ある政党として大人の対応をしたい。1、3両区の民主党公認立候補予定者との共闘には影響させないし、民主県連の責任とは言わない」と話した。

 一方、連合秋田の工藤雅志会長は「民主党が政権交代を訴えている時期になぜこのような動きになるのか。党のやり方に口出しはしないが、離党ではなく除名などの処分をするのが筋では」と硬い表情を見せた。

 同区は自民新人の金田勝年氏(59)、幸福実現党新人の藤原純一氏(58)、無所属新人の会社役員の佐々木重人氏(39)も立候補表明している。【衆院選取材班】

3117千葉9区:2009/08/08(土) 00:47:26
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20090807/news20090807476.html
愛媛のニュース2009年08月07日(金)
衆院4区の桜内氏、「みんなの党」と連携へ
 衆院選へ愛媛4区から無所属で出馬表明している新人桜内文城氏(43)=宇和島市=は6日、自民党を離党した渡辺喜美元行革担当相が8日に立ち上げる新党「みんなの党」から推薦を受ける意向を固めた。
 後援会や支援者には公認を求める声もあり、近く最終判断する。8日の設立総会への出席も含め、渡辺氏側と協議を進めている。
 みんなの党は「脱官僚、地域主権」を掲げ非自民・非民主の第三極を目指す。桜内氏は取材に「志を同じくするグループとして連携したい」と述べた。
 渡辺氏は4月、桜内氏の集会に弁士として出席し、新党への参加要請を示唆。9日、大洲、宇和島両市で開かれる同氏の総決起大会に出席する。

3118千葉9区:2009/08/08(土) 00:48:31
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/ishikawa/CK2009080702000189.html
前哨戦ルポ 石川3区  自民牙城に民主浸透
2009年8月7日

 自民が能登の牙城を死守するか、民主が初めて灯をともすか−。石川県議出身の自民党前職北村茂男氏に、元証券マンの民主党新人近藤和也氏が挑戦する。「逆風を痛感している」という北村氏は、国政報告会などで民主党のマニフェスト批判を通じ、自民党との違いを訴える毎日。近藤氏は日課の早朝街宣を「愚直に繰り返すだけ」のマイスタイルだが、出馬表明して2年余、追い風も受け着実に浸透してきた。

“どぶ板”もいとわず
自民・北村氏 『責任力』信じて
 北村氏は昨秋からあいさつ回りに歩き、国政報告会も選挙区を一巡した。マイクを握れば「民主党に一度政権を渡してみたらとの声を聞くが、マニフェストには不安どころか恐怖を覚える」と、財源や安全保障面などで“口撃”。「自民党を信じて」と党が掲げる「責任力」を強調し、有権者に理解を求める。

 陣営も昨年十月初旬に設けた後援会事務所を今月一日に再度、開き直して気を引き締め合った。「もう格好つけた選挙をする時でない。どぶ板、草の根しかない」と長憲二連合後援会長。県議らも「社会資本の整備は十分でない。自民が議席を失えば望みは断たれる」と訴えた。

 ただ盤石の地盤に気になる点も。引退表明した瓦力元防衛庁長官が、北村氏を「後継とは思っていない」と語り、実際に動いていない。衆院選直後の志賀町長選は、自民党支部長の現職と元自民県議の戦いが濃厚で、地元は「衆院選どころではない」という。

 陣営幹部らがこうした不安の一掃に追われる中、北村氏も「一票差でもいい。勝たせてほしい」と支持者に哀願する。


愚直に街宣繰り返す
民主・近藤氏 圧力政治を打破
 近藤陣営では八月初旬から、連合主催の総決起集会が各地で開かれている。四日夜、七尾市の会場では二百五十席がすべて埋まり、通路に座る人や立ち見も出るほど。「圧力とあきらめの政治を打破したい」。声を振り絞る近藤氏に大きな拍手がわき上がり、熱気に包まれた。

 3区の民主党にとってかつてない好感触。過去二回戦った桑原豊党県連顧問(元衆院議員)は「支持を広げることが難しかった女性と若い人たちの関心がうかがえる」と手応えを話す。

 一方、陣営では気の緩みも戒める。3区内の県議で唯一支援に回る桜井広明氏(新進石川)は「良すぎると反動が出る。投票率を75%とすれば二十万票あり、十一万票はとらなければならない」。自民党の選挙を知る一人として、選対幹部にハッパを掛ける。

 「麻生内閣の景気対策はずれている。まさに政策不況だ」。経済の専門家を自任する近藤氏は、街宣でも政策を分かりやすく話す。これまでのやり方を変えずゴールを目指す日々、最近は毎朝の街宣で「待ってたよ」と声もかかる。

3119千葉9区:2009/08/08(土) 00:55:35
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20090807ddlk10010099000c.html
選挙:衆院選 民主県連、再建後初の役員会 「比例に複数推薦」確認 /群馬
 民主党県連は6日、前橋市内で再建後初の役員会を開き、次期衆院選の比例代表北関東ブロックの名簿登録者として複数候補を党本部に推薦する方針を確認した。

 比例名簿登録者を巡っては先月22日、党公認を見込み群馬4区で出馬準備を進めていた中島政希氏が党本部で小沢一郎代表代行と会談。小選挙区からの出馬を断念する代わりに、比例に転身する方針を示されている。

 県連は7日にも党本部に推薦申請する予定で、保守系の中島氏のほか、労組系の候補者が推薦されるとみられる。最終的な比例名簿は党本部が決定する。

 県連は06年に発覚した不正経理問題以降、保守系と労組系に分裂し、機能停止状態が続いていたが、先月27日に小沢氏の裁定で、富岡由紀夫参院議員が県連会長に就任し、再建されたばかり。【杉山順平】

3120千葉9区:2009/08/08(土) 00:57:03
>>3101
http://www.asahi.com/politics/update/0806/TKY200908050349.html
民主、衆院比例区に参院予定者擁立へ
2009年8月7日1時12分

 民主党は、今回の衆院選比例ブロック名簿に、来夏の参院選の同党立候補予定者を載せ、衆参の選挙戦を連動させる。総選挙の運動を強化し、参院選予定者の浸透も図る一石二鳥の作戦だ。比例名簿は近く党本部で最終調整したうえで発表する。

 同党は3日に小選挙区の公認・推薦作業を終え、比例名簿を残すのみとなった。党本部は比例単独候補のリストを8月上旬までに提出するように都道府県連に指示。小選挙区と重複立候補する候補者全員を原則として1位に全員並べ、下位に単独候補を擁立する方向で調整している。

 北海道連は、北海道ブロックに07年参院比例区で立候補して落選した元日本看護協会常任理事の山崎摩耶氏を擁立する。小沢一郎代表代行が10年参院選への擁立を示唆した候補だ。また、鳥取県連は7月18日、来夏の参院選鳥取選挙区(改選数1)に、坂野重信元自治相の孫で小児科医の坂野真理氏の擁立を決定。比例名簿には載せないが、この時期に決定して衆院選と連動させる狙いがあるという。

 こうした衆参連動作戦は、政権を取った場合にさらに来夏の参院選で議席を増やし、政権基盤を安定させる狙いがある。党幹部は「衆院選で政権交代したら、その勢いをそのまま参院選に持ち込まなければ」と語り、参院選での単独過半数を目標に掲げる。

 風が吹いて小選挙区当選が相次げば、比例名簿下位の単独候補にも当選の可能性が出てくる。実際に、自民党が大勝した05年総選挙では、比例下位の党職員まで当選を果たした。仮に、来夏の参院選立候補予定者が当選した場合について党幹部は「1年だけ衆院議員をさせて、参院選に出したらいい」と語った。

 比例単独候補としては、前回総選挙で落選し、公認争いにも敗れて別の候補に差し替えられた候補や、元参院議員らも名簿下位の登載対象になりそうだ。(松田京平)

3121名無しさん:2009/08/08(土) 00:58:12
>>3109
少なくとも地方分権に関してとはずがたりさんや民主党と主張は相容れないと思いますよ
自治体は細かく地元に密着すべしと言う考えで、平成の大合併にも密着度が減ると言うことから極めて否定的ですから
自治体は施策ごとに連合すればいいという考えのようです
ただ国、都道府県、市町村は相互に干渉すべきでないと言う考えも強いので、鳥取県内の合併に特に反対すると言うこともなかったそうですが

3122とはずがたり:2009/08/08(土) 01:11:23
>>3120
山崎摩耶が参院へ転出したら達丸とか云うアホボンが繰り上がったりするんちゃうやろねぇ

>>3121
なるほど〜。ご教授有り難うございます。
田中康夫みたいに邪魔さえしなければ俺自身は市町村合併に否定的でも構いませんが,消費税上げる前に無駄な箱物減らせとか胡散臭い知事会や橋下なんかよりも片山氏なんかの指示を民主には仰いで貰ったらいいんじゃないかと思いました。
片山も大学の先生に満足して評論家(≒理想論者)っぽくなってて実際の行政に関わるよりは今の立場が居心地良いのでしょうかねぇ。
自治体は細かく地元に密着すべしだと俺も「本来的には」思ってます。利権屋が巣喰う地方の自治体に信頼感が持てないだけであります。

3123とはずがたり:2009/08/08(土) 01:23:20
>>3119
群馬県だけで中島氏の他に労組の代表みたいなのも擁立が上申されてどっちが上だ下だでまた揉めたり,がちょいと心配ですねぇ。。
>県連は7日にも党本部に推薦申請する予定で、保守系の中島氏のほか、労組系の候補者が推薦されるとみられる。

>>3118
へぇ。雰囲気イイっすねぇ
>近藤陣営では八月初旬から、連合主催の総決起集会が各地で開かれている。四日夜、七尾市の会場では二百五十席がすべて埋まり、通路に座る人や立ち見も出るほど。「圧力とあきらめの政治を打破したい」。声を振り絞る近藤氏に大きな拍手がわき上がり、熱気に包まれた。

3124とはずがたり:2009/08/08(土) 01:44:10
比例単独候補を民主県連が決定 氏名など明かさず
(8月7日 05:00)
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/news/20090807/188895

 民主党県連(谷博之代表)は6日、宇都宮市内で選対本部役員会を開き、衆院選の比例代表北関東ブロックに登載する予定の単独候補1人を決定した。ただ名簿登載や順位について同党本部が来週以降に最終決定するとして、単独候補の氏名などは明らかにしなかった。

 また県連の佐藤栄幹事長は、渡辺喜美氏の動きに関連し「新党の動きも見て、3区については慎重に対応したい」とし、今回の比例単独候補を3区から出馬させる考えはないことをあらためて強調した。

3125千葉9区:2009/08/08(土) 01:54:14
http://www.zakzak.co.jp/top/200908/t2009080727_all.html
山梨またも自民全滅か…南関東、与党12勝23敗?
関東全選挙区予想(下)


関東の立候補予定者情勢(下)(クリックで拡大) 小選挙区制度は、風によって議席が簡単にひっくり変えることから「オセロゲーム」に例えられる。8・30総選挙では千葉、神奈川、山梨の南関東ブロックがその顕著な例となる可能性が高い。2005年の郵政選挙では小選挙区で与党系が32勝3敗だったが、夕刊フジの現状分析では今回は12勝23敗となりそうなのだ。

 夕刊フジが各種世論調査に独自取材を加味して8月7日時点で現状分析をした結果は表の通り。

 与党は前回選挙で千葉で12勝1敗、神奈川で17勝1敗と圧勝だったが、山梨では2、3区で郵政造反組に負け、1区も民主党に取られた。それでも、比例下位だった杉村太蔵氏まで当選する圧勝ぶりだった。

 これに対し、今回、目につくのが千葉県での目減りが激しいことだ。永田町関係者は「07年の参院選で改選3のうち2つを民主党が取ったように、千葉はもともと民主党が強い。6月の千葉市長選で民主系候補が勝ち、政権交代の勢いは消えていない」と語る。

 1区では、臼井日出男元法相の後継である長男の臼井正一氏に世襲批判が直撃し、千葉市長選で選対本部長を務めた民主党の田嶋要氏に勢いがある。7区の自民党・斎藤健氏は元埼玉県副知事で知名度はあるものの、「06年の補選で当時の武部勤幹事長に『最初はグー、サイトウケン』と言われたことが、いまでもバカにされ響いている」(陣営関係者)。

 神奈川では、1区の麻生太郎首相側近・松本純官房副長官が、民主党の中林美恵子氏と予断を許さない戦いを続けている。

 民主党は、国民新党と公認調整でギリギリまでもめたうえで引いてもらった経緯があるだけにまさに必勝の体制。鳩山由紀夫代表、菅直人代表代行、岡田克也幹事長がすでに選挙区入りした。対する自民党は、4日に麻生首相が2区とまたがる地域で街頭演説を行い、テコ入れを図った。

 中林氏の陣営は「小泉純一郎首相が選挙区入りするのとは違い、なにも影響はないだろう。ただ、相手は地盤があるので厳しい選挙戦は覚悟している」と語る。

 4区は民主党を離党した浅尾慶一郎氏が出馬したことで野党が分裂し、激戦となっている。11区の小泉進次郎氏は世襲批判が直撃しているうえ、おひざ元の横須賀市長選で小泉元首相が推した候補が敗れたものの、「4代にわたる小泉家の力は大きい。勝ちは決まっている」(小泉系市議)と余裕の見方も。

 かつて金丸信元自民党副総裁が牛耳っていた山梨は、今回も「自民党全滅」が現実味を帯びている。

 永田町関係者は「1区は民主党で鳩山氏側近の小沢鋭仁氏が保守層から公明党支持層まで食い込んでいる。2区は自民党を離党した長崎幸太郎氏が無所属で出馬し保守分裂となり、現状では民主党が漁夫の利を得そうだ。3区は自民党の小野次郎氏と郵政造反組で甲斐市長に転出した保坂武氏のしこりが残っている」と解説している。

【関連記事】

3126千葉9区:2009/08/08(土) 01:54:48
http://www.zakzak.co.jp/top/200908/t2009080636_all.html
自民埼玉全滅!?栃木は刺客合戦…関東当落予想(上)
北関東自民8勝、民主21勝

 天下分け目の8・30総選挙は、いよいよ中盤戦に突入した。2005年の郵政選挙では小選挙区で「自民27勝・民主4勝」と民主を圧倒した北関東ブロックだが、夕刊フジの中盤情勢分析では「自民8勝・民主21勝」と逆転。特に、無党派層が多い埼玉は自民全敗の可能性もある。

 夕刊フジが各報道機関や政党の情勢調査に独自取材を加味した中盤情勢=表=では、政権交代を旗印に勢いに乗る民主党に対し、自民党の凋落ぶりが著しい。

 特に自民の「野党転落」を予感させるのが埼玉県(全15選挙区)。前回は自民が12勝したが、今回は全滅の危機だ。無党派層が多いうえ、5月のさいたま市長選で民主県連支持の新人が当選。この勢いが都市部の1〜8区に波及し、自民党候補は厳しい戦いになっているのだ。

 9区でも小泉チルドレンの大塚拓氏が妻、丸川珠代参院議員とともにどぶ板選挙を展開しているが、「比例東京からの落下傘候補だけに、『丸珠』人気頼みだけでは苦しい」(永田町事情通)。11区では、郵政造反組で平沼赳夫元経産相の支援を受ける無所属の小泉龍司氏が雪辱しそうな勢いだ。

 全5選挙区のうち野党系に4議席を奪われそうな栃木では、1区で自民の船田元・元経企庁長官が、渡辺喜美元行革担当相(栃木3区)から差し向けられる刺客に戦々恐々としている。「刺客が出れば保守分裂選挙となり、民主候補の漁夫の利になる」(地元事情通)ためだ。

 渡辺氏はかねてから「3区に(自民から)刺客がくれば、県内の他の選挙区に堂々と逆刺客を送り込める」と挑発してきたが、自民党本部は森山真弓県連会長の擁立を決定、刺客合戦が起きるのはほぼ間違いない。

 前回の自民5勝2敗から3勝4敗になりそうな茨城で注目されるのが「厚生対決」の6区。自民の丹羽雄哉元厚生相に対し、民主は元厚生官僚の大泉博子氏が挑む。

 県内全選挙区で民主支持を打ち出した県医師連盟が「大泉氏の6区を民主支持の象徴区として、死に物狂いで支援している。中盤は丹羽氏がややリードしているが、終盤どうなるか分からない」(自民党関係者)という。

 また、1区の自民、赤城徳彦元農水相は「バンソウコウ」が響き落選危機。優勢なのは額賀福志郎、梶山弘志両氏ぐらいだ。

 一方、自民王国の「最後の砦」になりそうなのが群馬県。落選危機にあるのは唯一、2区の笹川堯総務会長だけ。

 民主党の小沢一郎代表代行が「女性刺客」としてフジテレビ社員の三宅雪子氏を送り込んだ4区は、福田康夫前首相が7選を目指す。

 小沢氏に「失礼だが、福田さんがそんなに強いとは思わない」とまでいわれたものの、福田陣営は「意外だった。もっと知名度の高い候補者と思っていた」と余裕。それでも「女性候補の動きは読めない。多選批判や世代交代を訴えてくるだろう」と警戒を緩めておらず、三宅氏にとって、鉄壁を誇る自民王国の壁は厚そうだ。

3127千葉9区:2009/08/08(土) 01:57:53
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20090807ddlk32010586000c.html
2009衆院選:郵政票の行方 4年越し、巻き返しへ執念 /島根
 ◇集票力にかげりも
 18日公示、30日投開票の衆院選で、郵政票の行方が注目される。特定郵便局長OBらの政治団体「大樹」を中心に自民党を支えた「郵政一家」は、郵政民営化を機に同党と決別。今回の選挙を「郵政事業の再統合と郵政関連株式の売却凍結」を実現する正念場ととらえ、「郵政民営化」が一大争点となった前回選(05年)の巻き返しを狙う。かつての自民党の集票マシンは立場を変え、4年越しの執念をにじませている。【鈴木健太郎】

 今月1日、浜田市内で現職・OBの郵便局長と家族らでつくる「郵政政策研究会」の石見東部・西部の支部が合同で研修会を開催した。関係者によると、島根2区で立候補予定の国民新党前職、亀井久興氏を囲み「郵政民営化見直し」に向けて誓い合い、同氏の事実上の決起集会になった。「今回の衆院選は亀井さんに勝ってもらって、株式の凍結法案だけは何とか実現しなければならないんです」。県内各地で10年以上局長を務めた県東部の研究会員は、力を込めて何度も強調する。

 05年3月、雲南市で開催された郵政民営化反対の総決起大会では、「大樹」など郵政関係者約1500人が期待の目で見守る中、自民党前職の竹下亘氏が、当時現職だった自民党参院議員、景山俊太郎氏とともに民営化反対を高らかに唱えた。ところが、両氏はその夏の国会で郵政民営化関連法に賛成票を投じた。

 「信じられませんでした。『郵政は死守する』と言った議員が、東京行きの飛行機に乗ったとたんそれを忘れたんですから」。大樹の幹部だった新比恵健・同研究会県連合支部長は振り返る。郵政関係者の驚きと不信感は強く、自民の職域支部だった大樹のメンバーは離党し、民営化反対の国民新党を支持。07年7月の参院選では、亀井氏の長女で国民新党新人・亜紀子氏の集票組織となり、景山氏を破っての初当選につながった。

 しかし、一方で民営化の影響で、かつては絶大な集票力を誇ったマシンの機能にもかげりがみられる。

 07年10月の民営化で、郵政事業は貯金、保険、郵便事業、郵便局に4分社化された。郵便局は普通局と特定局の区別がなくなり、貯金や保険の窓口業務を委託された。しかし、配達業務は郵便事業会社が担うため、配達中の金融サービスは扱えなくなった。

 「分業化された結果、局員1人1人がかつてのように利用者の生活に密着できなくなった。局長の権限は縮小され、地域の“顔”としての存在感も薄くなっている」。同研究会県連合支部副支部長の藤原重利さんは実情を語る。さらに「選挙運動は勤務外に行うことが厳しく定められているうえ、民営化の是非について自由に発言できない空気も、郵便各会社内にある」(同研究会員)。

 今回、国民新党は民主、社民両党との選挙協力を実施、亀井氏も両党の推薦を受ける。藤原副支部長は「国民新党だけでは、株式凍結法案の採決に数が足りない。民主党の力は絶対にいる」と、島根1区に立候補予定の民主新人・小室寿明氏への支援も重視。一方で「政権交代に向け『自民か民主か』という選択肢ばかりが注目されれば、比例代表で国民新党が埋没するおそれがある」(新比恵支部長)との懸念もある。

 ◇投票用紙を発送
 18日公示、30日投開票の衆院選を前に、県選挙管理委員会は6日、投票用紙などを各市町村選管に発送した。

 この日は朝から13人の職員が、小選挙区と比例代表の投票用紙各64万枚と不在者投票に使う封筒などを車に積み込んだ。出発式をした後、県内の各市町村に向けて出発した。【御園生枝里】

3128とはずがたり:2009/08/08(土) 02:03:04
>>3104,3106,3108等
真弓ちゃん引く気ねぇだろ,こりゃ。

大田原市内に選挙用事務所 森山氏
(8月7日 05:00)
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/news/20090807/188891

 8月18日公示、30日投開票の衆院選に、栃木3区から自民党公認で立候補を予定する、前職の森山真弓氏(81)は6日、大田原市浅香3丁目の空き店舗を、選挙用の事務所とすることを決めた。森山氏の陣営は来週早々にも事務所を立ち上げたいとしている。

3129ぐらもん:2009/08/08(土) 02:05:45
>>3074
小嶋氏はやはり2010年の参議院選挙が狙いでしょう。ただ前回平田と揉めたように山下と揉めることは目に見えて
いるのですが。
>>3109
知事会というのがいまいち信用できないんですよね。そもそも「金をよこせ」というのになぜあんなに横柄なのか?
その主張が拡大していくと最悪の場合国も手出しできない地方独裁者ができて今よりひどい状況ができる可能性にな
ぜ思い当たらないのか?
アフガンの軍閥のような。そういった国家解体に繋がる可能性を踏まえているのか疑問です。

宮城6区に関しては出せる候補がいないのでしょう。小野寺も強く菅野も力を伸ばしている。
個人的には全県的な知名度があると思われる2区の斎藤に6区に回ってもらい、2区に予備選で敗れた菊池県議を出す
というプランを考えたのですがいかがでしょう?

3130とはずがたり:2009/08/08(土) 02:22:46
>>3129
う〜んどっちかといえば平田と交代して欲しいのですが,相変わらず攪乱要因ですね。。

一度箱物異存で県政崩壊でもして県レベルで財政再建団体化して県民に塗炭の苦しみ与えないと分からないのかも知れませんな。。
基本的には都道府県議会を根城に巣喰う自民系保守政治家連中をなんとかしないと議会の反対で現行の箱物行政がなかなか転換出来ないかも知れませんな。
政権交代で国政が変わると違うのかも知れませんが。

3131ぐらもん:2009/08/08(土) 03:07:19
>>3130
平田に関しては「海賊発言」で大きく株を下げているので出すんじゃなかったと思っている
人も多いと思います。あれで参院幹事長ってのはどうかと。
次々回まで待つと小嶋氏は59歳。年齢的に厳しいでしょう。

ただ、自民松田が改選時73歳ということを考えると思い切って2人樹立という手もあります。
松田に加え、他の自民系候補がでてくればチャンスの目はあるかもと思います。
渡辺猛之県議か大野泰正県議(大野一族の3代目・岐阜3区の公認争いで武藤に敗北)が出て
くるのではと思います。

3132とはずがたり:2009/08/08(土) 06:22:37
>>3131
平田の発言はこれ↓っすよね。最近知ったんですが小嶋への差し替えを止めた責任者の左遷ぐらいあっても良いような低級な発言だった様に思います。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/1887

政権政党(10年参時には・推定で)としては二人区で2人擁立を目指しても良いかも知れませんね。
ゆかり系と友好的であったアンチ野田の松田ですので色々ゴタゴタやってくれるのではないかと期待させるものがあります。

分裂に乗じて野田・武藤・大野と岐阜に蔓延る世襲一族をバンバン葬り去れると良いんですが。。

3133とはずがたり:2009/08/08(土) 06:42:36
WHO?!

2009衆院選:調律師の外山氏、4区に出馬表明 /兵庫
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/28/news/20090805ddlk28010415000c.html

 次期衆院選の兵庫4区(神戸市西区、西脇・小野・三木・加西・加東市、多可町)にピアノ調律師の外山高史氏(61)が4日、無所属での立候補を表明した。

 外山氏は神戸市内で記者会見。「日本は自民党と官僚がここまで金漬けになり、情けない」と述べ、政権交代を主張。官僚制度廃止などを訴えている。

 4区は自民前職の井上喜一氏(77)、民主新人の高橋昭一氏(45)、幸福実現新人の佐藤塁氏(32)、無所属新人の石原修三氏(58)が立候補を予定している。【川口裕之】

〔神戸版〕
毎日新聞 2009年8月5日 地方版

3134山口新聞男:2009/08/08(土) 08:15:27
>>3132
ああ、この考えは大事ですね
海賊(行為)がどういうのか、きちんと定義してから話しないと
まさか、眼帯付けた縞模様の服きた海賊が大剣振りかざして襲ってくる
とは思ってないでしょうが
どういうイメージなのか、ほとんどの人は分かってないですよ

3135名無しさん:2009/08/08(土) 08:34:13
>>3114
民主が沓掛と交わした「確認書」の内容を見ると、民主としては相当、苦渋の選択だったことが窺えます。特に
>〈3〉公共事業や建設産業に関する政策実行で、国民から不信を招いてきた体質を改め、
とあるのは、甚だ心配であります。大丈夫なんでしょうかねー。


民主県連 沓掛氏公認、党本部に申請
比例単独 自民支持層切り崩しへ

 民主党県連の中谷喜和幹事長は7日、自民党参院議員を4期務めた沓掛哲男元国家公安委員長(79)を、衆院選の比例選北陸信越ブロックで、民主党の比例単独候補として公認するよう党本部に申請したと発表した。

 記者会見した中谷氏によると、県連常任幹事会で申請の扱いを一任された一川保夫県連代表が同日、都内に住む沓掛氏と電話で話し、申請に関する条件を列記した確認書を交わした。合意事項は、〈1〉民主党の規約・理念・政策に即して活動〈2〉石川1〜3区の同党候補者の当選に全力を傾注〈3〉公共事業や建設産業に関する政策実行で、国民から不信を招いてきた体質を改め、地方分権の推進・地域経済振興の寄与に努力――の3点。

 中谷氏は、今回の擁立に「プラスとマイナスの両面がある。県連内でも大変な議論があったが、確認書はマイナス面を払拭(ふっしょく)するためのものだ」と述べた。沓掛氏の公認や、比例選名簿の登載順位は今後、民主党本部が決定する。ただ、党本部は、小選挙区候補者全員の比例選の名簿への同率1位搭載を決めており、沓掛氏は公認されてもその下位になる。中谷氏は「小選挙区の戦いを最優先することに変わりない」と強調した。

 今回の公認申請について一川氏は「自民支持層を切り崩し、民主支持層を広げることが最大の目的」と述べた。沓掛氏は、自らの立場について「(公認されても)小選挙区候補が当選し、余裕が出た場合の候補だ」と慎重な姿勢を見せ、「推していただければ、民主党の3候補予定者の当選に向け、政権交代を目指す」と意気込んだ。

 沓掛氏の公認申請を民主党側に求めた県議会第2会派「新進石川」の金原博会長は「公認申請は、小選挙区にも有利に働くはず。自民党はショックだろう」と述べた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20090808-OYT8T00035.htm

3136名無しさん:2009/08/08(土) 08:37:38
>>3109
石田日記より。
とはさんとほぼ同主旨ですね。



http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/200907.htm
7月9日(木)
「地方分権」

 たまたま食堂で朝ごはんを食べていて、みのもんたの番組を見ていたら、東国原知事や橋下知事の話を取り上げていて、片山善博元鳥取県知事がでていたのだけど、いい事を言ういうなぁと感心した。

 知事会の提言が必ずしも住民のためにあるとは限らない。

 知事がやりやすくなるだけで住民が良くなるということではない。
 分権が進んだけど、住民にとって良くなったという実感がない。

 例として消費税の増税などを挙げていたが(知事会は増税=自分たちが裁量できる金額が増える、住民は当然反対)、まったくその通りですよね。

 知事の権限ってもともと絶大な上に、地方によっては地方紙が高い購読率を占めているとことなんか特にそうだけど、権力側にべったりで批判はしないし、議会には地元の利権屋みたいなのはいるし、暗黒大陸みたいなところがある。

 まだ国政の方が批判にさらされるだけまし、と思わせる部分もあるからなぁ。

 片山氏は分権をするなら議会の改革とセットでないとダメだと言っていましたが、これもその通りですね。

3138名無しさん:2009/08/08(土) 09:20:23
>>3137
ひどく単純に考えると、
小選挙区の当選が民主9:自民5の割合の場合、
民主193:自民107ですね。

3139千葉9区:2009/08/08(土) 09:24:04
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20090808-OYT8T00161.htm
宮路静夫氏が1区出馬表明
 衆院選の鹿児島1区に、元政府系金融機関職員・宮路静夫氏(58)=東京都江東区在住=が7日、無所属での立候補を表明した。1区の出馬表明は6人目。

 宮路氏は鹿児島市出身。九州大経済学部を卒業後、日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)に入行し、福岡支店次長などを歴任した。

 県庁で記者会見した宮路氏は「金融不況の克服に向けて頑張りたい」などと述べた。高校の同窓生らを中心に支持を広げていきたいとしているが、今のところ、県内に事務所を開設する予定はないという。

(2009年8月8日 読売新聞)

3140千葉9区:2009/08/08(土) 09:25:06
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20090808-OYT8T00117.htm
衆院選で民主党が比例単独候補の名簿搭載断念
 民主党県連は7日、県庁で記者会見し、衆院選で比例単独候補の名簿登載を断念すると発表した。県連の木村勝好幹事長は「比例選の得票を目指す社民の票を奪いたくない」と話し、選挙協力する社民党に配慮したことを理由に挙げた。

 民主党本部は北海道と東京を除く全国の府県連に対し、7日までに比例名簿に追加登載する候補を選ぶよう要請。これを受け、県連でも県内選挙区で唯一擁立を見送った6区にゆかりのある地方議員ら数人に声をかけるなどした。ただ、6区では、社民党の公認候補が立候補を表明し、選挙協力を決めているため配慮した。

(2009年8月8日 読売新聞)

3141名無しさん:2009/08/08(土) 09:26:37
52 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 08:14:33 ID:KJgnELH9
>>41
日経テレコンでのその記事の続き

・自民党
支持層の厚い群馬、山口、鹿児島で優勢。中国、四国なども総じて先行。
神奈川の一部でリードを保つ。

・公明党
大阪などで先行している選挙区もあるが、大半を固めきっていない。

・共産党
小選挙区の議席獲得は困難な情勢。

・社民党
沖縄などで議席をうかがう。

・国民新党
広島などで優勢

・みんなの党、平沼G
議席獲得の可能性が高い

・比例
民主が自民を上回り第1党の勢い。他は現状維持に懸命。

132 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 09:05:37 ID:SIekZMqI
日経情勢調査の俺専用まとめ

川内隊長先行
松下宮路横一線
中川酒終了のお知らせ
町村小林横一線
竹下ヤバイ

3142千葉9区:2009/08/08(土) 09:41:14
http://sankei.jp.msn.com/region/chugoku/tottori/090807/ttr0908072221000-n1.htm
「みんなの党」思わぬ波紋 鳥取県選管がCM、ポスター差し替え
2009.8.7 22:09


 鳥取県選挙管理委員会は7日、衆院選の投票を呼びかけるポスターとテレビCMについて、渡辺喜美元行革担当相が設立する予定の「みんなの党」を連想させる「みんなの」の言葉が記載されているため、別のデザインに差し替えると発表した。

 県選管によると、7月末に完成したポスターに、「その一票がみんなの笑顔をつくりだす」と記されていた。昨年のポスターコンクールの入選作から選んだ中学生の作品だった。公示後に放送予定のテレビCMにもこのポスターが登場する部分があり、手直しする。

 ポスターとは別に、コンビニエンスストアなどのガラスにはってもらうはずだった「両面ポスター」は加工に時間がかかるため、掲示しない方針。

 差し替えの費用は、ポスターが約20万円、テレビCMが約5万円という。

3143名無しさん:2009/08/08(土) 09:54:18
>>3137
>>3141

189 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 09:50:00 ID:KJgnELH9
日経情勢調査で個人的に気になったところ
全体的にみて民主がかなり攻勢を強めている印象

北海道5区:小林と町村が接戦
青森2区:田名部と大島が接戦
東京1区:与謝野と海江田が激しく競り合う
東京10区:江端が小池を猛追
茨城3区:小泉が葉梨と競り合う
愛知7区:山尾が鈴木をリード
岐阜3区:武藤と園田がしのぎを削る
岐阜5区:古屋と阿知波が接戦
静岡7区:城内が先行、片山と斉木とで三つ巴の激戦
鳥取2区:赤沢と湯原が接戦
京都1区:伊吹が9選を目指すが、平が猛追
兵庫8区:冬柴を田中が急追
奈良:保守支持層の2〜4区でも民主が攻勢を強め、議席独占を目指す
徳島3区:知名度に勝る後藤田を仁木が激しく追い上げ
福岡7区:古賀の組織力は健在だが、野田が激しく追い上げる
長崎2区:若さと知名度で勢いに乗る福田に、久間は組織を固めて対抗

192 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 09:51:57 ID:r9di0B+7
自分は、特に北海道でやたらに「接戦」が目立つのが気になった。
もっと民主リードでもいいような印象なんだが。

3144千葉9区:2009/08/08(土) 10:00:52
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090808_02.htm
比例東北単独候補 民主4県連、推薦か
  衆院選(18日公示、30日投票)の比例東北に単独候補を擁立する民主党は7日、東北6県連に要請した候補者の推薦を締め切った。岩手、秋田、山形、福島の4県連が名乗りを上げたとみられ、青森、宮城の2県連は擁立を辞退した。

 福島県連は同日、県理学療法士会長の山口和之氏(53)、元南相馬市議の渡部一夫氏(61)、元衆院議員の鈴木久氏(68)を党本部へ推薦。比例名簿の順位を山口氏、渡部氏、鈴木氏の順にするよう申し添えた。中村秀樹幹事長は「重点区の1、2、5区にプラスとなる候補者を選んだ」と説明した。

 秋田県連は、党県議の高松和夫氏(67)を推薦。公認候補を立てず社民党と選挙協力する秋田2区で昨年、県連が高松氏擁立に動いた経緯があり、党本部が優先的に推薦するよう求めていた。

 民主党関係者によると、ほかに岩手、山形両県連も候補者を推薦したとみられる。山形県連は党県議や市議、民間人らを軸に検討を進めた。

 宮城県連は党県議、支持団体関係者らに立候補を打診したが、擁立に至らなかった。青森県連も候補者が見つからなかった。田名部定男幹事長は「時間的な余裕がなく、名簿順位が当選ラインに届くか微妙だったことも影響した」と語った。

 民主党は東北の選挙区候補22人を比例に重複立候補させ、同列1位で名簿登載する方針で、単独候補の順位は23位以降となる。地方議員は名簿登載と同時に失職するため、宮城県連幹部は「担ぎ出すにはリスクが大きかった」と明かした。



2009年08月08日土曜日

3145千葉9区:2009/08/08(土) 10:07:30

鈴木久:福島5区
■1996年選挙得票

  1  坂本剛二     新進党    前       79027  当選
  2  田中直紀     自由民主党  前       78690  
  3  鈴木久      民主党    元       34082  
  4  佐藤敏彦     日本共産党  新       14862

3146千葉9区:2009/08/08(土) 10:09:31
山口和之:92年参院選の日本新党比例名簿にも同姓同名が居るが年齢が合わないので別人か
http://tohazugatali.at.infoseek.co.jp/seiji/minshu-liberal.html

南東北病院の関係者というのは福島2区ではでかいかもしれません・・・

3147千葉9区:2009/08/08(土) 10:15:52
民主党比例下位単独候補 

=北海道=
山崎摩耶(07参院選比例落選、日本看護協会元理事)
山岡達丸(山岡@栃木の三男)
工藤仁美(非正規労働者の労組の事務局長)
関藤政則(北海道商工連盟常務で社会保険労務士)

=東北=
高松和夫(秋田県連代表代行 2区に擁立も社民との選挙協力優先)
山口和之(福島2区:県理学療法士会長)
渡部一夫(福島1区:元南相馬市議)
鈴木久 (福島5区:元衆院議員)

(青森・宮城は断念)
=北関東=
中島政希(00年05年群馬4区落選 群馬県連副会長)

=南関東=
斉藤勁(元参院議員、05年神奈川11区落選)

=東京=
中津川博郷(05年16区落選)
小林興起(05年10区落選 郵政造反組)

=北陸・信越=
沓掛哲男(元自民党参院議員)

3148千葉9区:2009/08/08(土) 10:19:38
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/20090808t51008.htm
重責背負い増す存在感 山形の参院議員2氏

自民党、公明党合同の国政報告会に駆け付けた岸宏一氏=4日午後8時、山形市内



民主党の立候補予定者の決起大会で気勢を上げる舟山康江氏=4日午後7時半、山形市内



 衆院選(18日公示、30日投開票)に向けて、山形県内で岸宏一(自民党)、舟山康江(民主党)の両参院議員が、重い役回りを演じている。2期目の岸氏と2007年に初当選した舟山氏は、今年1月の知事選で吉村美栄子知事の支援で共闘した。知事選を経て県政界の構図が変わる中、知事とのパイプや他党への影響力など、両氏の手腕と存在感に関心が集まっている。

<「みそぎ」の好機>
 4日夜、2人は山形市内で、それぞれ衆院選の立候補予定者を応援するためマイクを握った。

 「民主党に政権を渡したら大変なことになる」。岸氏は自民・公明両党の合同集会に九州出張の日程を変更し、駆け付けた。公明党の実績を強調し、「公明党の恩は忘れない」と締めくくると、集まった支持者からひときわ大きな拍手を浴びた。

 ほぼ同時刻。舟山氏は立候補予定者の決起大会で「政治を地域に、国民に取り戻す大きな戦いを勝ち抜こう」と訴えた。民主、社民両党と連合山形でつくる合同選対本部の本部長を務める舟山氏が壇上に上がると、会場の熱気は最高潮に達した。

 自民、民主両党がそれぞれの参院議員に期待する「政治力」は、県政界の現状を映し出す。

 岸氏は知事選で、県連の大勢にあらがい、吉村知事を支援した。県連内の不信感は強く、来年の改選期を前に「3選はない」(元県連幹部)との見方も広がっていた。

 「次への意欲も大きい」(ベテラン県議)とされる岸氏だが、自民劣勢と言われる衆院選を目前にした今、「みそぎ」の好機が訪れている。

 自民党の陣営が期待する岸氏の役回りは大きく二つ。これまで以上に集票力の期待がかかる公明党とのパイプを駆使し、支援の底上げを図ること。そして、吉村知事に影響力を持つ自民党国会議員として、民主党に近いとされる吉村知事の動きを封じることだ。

 岸氏は吉村知事への影響力を笑って否定するが、「知事は誰も応援せず、立派な知事でいてほしいとみんな思っている」とけん制も忘れない。

<二人三脚で奔走>
 一方の舟山氏は、全国的な民主党への追い風を県内に定着させる重責を担う。個人的な人気と知名度を武器に、街頭演説や商店街のパレードに精力的に参加。特に、激しい前哨戦を繰り広げる1区では、立候補予定者と二人三脚で奔走する。

 民主、社民、連合山形の合同選対本部は、舟山氏が初当選した2年前の参院選で初めて設立された。知事選では側面支援ながら共闘態勢を維持。負け知らずのまま、衆院選に臨んでおり、部隊を仕切るのが舟山氏だ。

 民主党県連幹部は「舟山さんは共闘の象徴的な存在だ。動員力もある」と強い期待を口にする。一方、民主党の陣営関係者は「舟山さん以外、県連組織を束ねられる人がいない。『舟山頼み』の現状は共闘のもろさも映している」と解説した。

 東北の参院1人区で唯一の自民党議員の岸氏。自民王国・山形にくさびを打ち込んだ舟山氏。政権をかけた戦いの中、両氏は県政界での政党のメンツも背負い、選挙戦に突入する。



2009年08月08日土曜日

3149千葉9区:2009/08/08(土) 10:20:10
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20090807-OYT8T01116.htm
「みんなの党」1区に候補擁立へ
 自民党を離党した渡辺喜美・元行政改革相らが8日に旗揚げする新党「みんなの党」が、衆院選で静岡1区から、群馬県高崎市出身の男性を擁立する方針であることが7日、わかった。

 渡辺氏は、自民党や民主党とは一線を画し、「第三極」の形成を目指すとする立場。「脱官僚・地域主権・生活重視」の政治を訴え、政権交代と政界再編を目標に掲げている。8日に東京都内で新党結成の記者会見を開いて正式発表する。

 静岡1区から立候補を予定する男性は、現在静岡市在住。7月の知事選に無所属で立候補、落選した元民主党参院議員・海野徹氏を支援し、海野氏を応援した渡辺氏の知遇を得た。海野氏が7日午後、都内で渡辺氏と協議し、静岡1区の情勢を分析するなどした結果、男性を擁立することで一致した。男性は「みんなの党」で比例東海ブロックからも重複立候補する予定。

 静岡1区ではこれまでに、自民党前議員の上川陽子氏、民主党元議員の牧野聖修氏、共産党新人の池野元章氏、諸派新人の中野雄太氏が立候補を表明している。

(2009年8月8日 読売新聞)

3150千葉9区:2009/08/08(土) 10:21:02
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090807dde041010047000c.html
選挙:衆院選 民主・藤田議員、NYで在外投票呼びかけ
 【ニューヨーク小倉孝保】衆院選を前に民主党は5日、ニューヨークで在外投票の呼びかけを行った。同党の藤田幸久参院議員が、日系レストランや書店が並ぶ通りで、在留邦人に党のマニフェストを書いたパンフレットを手渡した。

 パンフレットを手にした日本人の中には、「投票には行くつもりでしたが、選挙区でも投票できるとは知りませんでした」といった反応が多かった。

 在外投票は、衆院選では今回初めて比例代表だけでなく選挙区もできるようになった。94年4月末までに日本を出国した場合は本籍地の選挙区、同5月1日以降に出国した場合は最後の住所地の選挙区に投票する。

3151名無しさん:2009/08/08(土) 10:33:30
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090807/elc0908072307015-n1.htm

【09衆院選】首長連合は11日に発表 地方分権で政党「支持」
2009.8.7 23:05
 大阪府の橋下徹知事は7日、全国知事会の公開討論会に出席後、東京都内で中田宏横浜市長らと「首長連合」の対応を協議した。終了後、グループとして“支持”する政党を示した宣言文を11日に発表する方針を明らかにした。

 中田市長は「自民党、民主党の政権選択に向けた内容になる」と述べ、宣言文は2党のどちらが地方分権の政策で優れているかを示す形になるとした。橋下氏は、首長連合の態度表明が知事会の採点結果と異なる可能性を示唆した。

3152千葉9区:2009/08/08(土) 10:46:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090808-00000026-sph-soci
元官房長官に危機感 塩崎氏「沈黙」…愛媛1区
8月8日8時1分配信 スポーツ報知

 愛媛1区は、元南海放送アナウンサー、民主党の新人・永江孝子氏(49)と、安倍政権の内閣官房長官、自民党の塩崎恭久氏(58)が対決する。地元の情報番組で18年間、パーソナリティーを務めた元女子アナと、持ち前のダンディーさで主婦層を中心に人気を集めたエリート議員。知名度ではお互いに一歩も引けを取らないだけに、最後に笑うのは果たして―。

 永江氏の出馬で話題を独占された感さえある塩崎氏。陣営は今選挙ではすべてのマスコミに対し「個別インタビューお断り」を徹底している。

 「それほど、今回は切羽詰まっているのでしょう」(地元メディア関係者)。本紙の取材もファクスで質疑応答。塩崎氏はその回答で、永江氏に対して「内容のある政策論争を行っていきたい」とするにとどまり、民主党のマニフェストについても「次世代へのつけ回し中心」と批判した。

 元衆院議員の父・潤氏の地盤を受け継ぎ、1993年の衆院選で初当選。参院議員を経て、再び衆院選に挑戦した2000、03、05年の衆院選では次点候補に倍以上の得票で圧勝してきた。松山市内の商店街でレコード店を経営する男性(72)も「昔からのつきあい。投票するのは自民党」と話すように、人気は絶大だ。

 ただ、塩崎氏も強烈な逆風を感じている。繁華街や夏祭り会場を練り歩き、選挙権を獲得したばかりの若い有権者にも名刺を配り歩いた。安倍内閣で官房長官を務めた“エリート議員”の背中に危機感が漂っている。解散直前の「麻生降ろし」では中心人物とみられ、自民党支持者から不興を買ったことも心配の種だ。

 「どの候補者が日本、愛媛を本当に変えられるのか、ご判断いただきたい」。最大のライバル出現に、なりふり構わず戦い抜く覚悟だ。

3153千葉9区:2009/08/08(土) 10:47:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090808-00000029-sph-soci
知名度抜群女子アナの永江氏「日本を変えんと」…愛媛1区
8月8日8時1分配信 スポーツ報知

 愛媛1区は、元南海放送アナウンサー、民主党の新人・永江孝子氏(49)と、安倍政権の内閣官房長官、自民党の塩崎恭久氏(58)が対決する。地元の情報番組で18年間、パーソナリティーを務めた元女子アナと、持ち前のダンディーさで主婦層を中心に人気を集めたエリート議員。知名度ではお互いに一歩も引けを取らないだけに、最後に笑うのは果たして―。

 松山市内の街頭で、永江氏の美しい伊予弁が響き渡った。「松山から日本を変えんといかんのです。無駄遣いとか、天下りとか、癒着とか、談合とか…。そういう仕組みを変えんといかん。医療、介護、年金、子育て、教育…。今の松山に何が必要かは、私たちが一番よく分かっています。お金の生きた使い方ができる地方主権という仕組みを作りたいんです」。演説が終わると、有権者や子供たちと握手し、言葉を交わした。

 愛媛・松山市で生まれ育ち、1983年に地元の南海放送に入社。人気情報番組「もぎたてテレビ70」のパーソナリティーを番組発足の91年から18年間、務めた。その一方で私生活では1男1女の母でもある。その永江氏に出馬オファーがあったのは昨夏だった。

 「今の日本には2大政党制が必要です。一緒に日本を変えよう」。当時の民主党代表・小沢一郎氏(67)の言葉が心に響いた。「仕事があるし、初めはお断りするつもりでした。でも、格差社会を招いている今の政治に疑問があった。考え抜いた末、後悔はしたくなかった」と出馬を決断。松山市内で手芸用品店を営む夫・弘喜さん(51)や子供たちも賛同してくれた。

 世界が変わっても、大切にしたのはやはり「対話」だった。この10か月間、「もぎたて―」での取材のように、松山の街をくまなく歩き、現場の声を聞いた。「年金暮らしの女性から『お金がないから暖房が入れられないし、歯が抜けても歯医者にも行けない』と言われたことが忘れられません。この保守王国を変えたいと思いました」と熱く語った。

 立ちはだかる壁は高い。対立候補の自民党・塩崎氏は05年の衆院選では約13万8068票を獲得し、6万票足らずの民主党候補に圧勝。ライバル候補の実績に加え、自身にも不安材料もある。「知名度があるだけに、自分ひとりぐらい投票に行かなくても大丈夫だろう、という人が出てくるのではないか」と民主党愛媛県連の幹事長・横山博幸県議(58)は心配そうな顔を浮かべた。

 それを払拭(ふっしょく)するためにも、永江氏は女子アナ時代と同様に「対話」を継続していく。「25年間、私をテレビで見ていただいた方に実際会い、私のやる気と熱意をお伝えしました」と手応えを感じている。「松山はもっと輝ける。今こそ政治の転換期。大きな枠組みを、官僚主導の政治の仕組みそのものを変えていきたいんです」と、言葉に力を込めた。

3154千葉9区:2009/08/08(土) 10:52:48
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090807_07.htm
「王国」揺るがす三重苦 福島2区ルポ
  前福島県知事、佐藤栄佐久の出身地で、自民党の前議員根本匠が5期連続で当選している衆院福島2区。その「王国」で、根本はかつてない戦いを強いられている。折からの党への逆風に加え、佐藤ら強力な後ろ盾が政治の表舞台を去り、保守分裂となった4月の郡山市長選の後遺症も癒えない。幾重もの逆境下の根本に挑むのは、民主党前代表小沢一郎が千葉7区からの国替えを主導した党前議員太田和美。「民主党のジャンヌダルク」は、順風を背に確かな手応えを感じているが、王国の地盤の固さを測りかねてもいる。

<経験ない厳しさ>
 普段は感情を表に出さず淡々と政策を語る根本が、目に涙をいっぱいため、口を真一文字に結んだ。

 郡山市内で7月末に開かれた「女性の集い」。「頑張っている父が十分評価されていないのが悔しくてなりません」。約800人の出席者に22歳の長男の手紙が披露されると、もらい泣きする支持者もいた。根本の涙は、「過去一回も経験したことがない厳しさ」(後援会幹部)を色濃く映し出しているようだ。

<支持者にしこり>
 建設官僚だった根本を国政に導いたのは、ほかでもない佐藤。物心両面で支えた佐藤は県発注工事をめぐる汚職事件で退場。後援会を束ねた前郡山商工会議所会頭も引退し、有力な後ろ盾を失った。

 保守層が真っ二つに割れた今年4月の郡山市長選で、根本が現職のマイクを握ったことをマイナスとみる関係者は多い。太田をバックアップする民主党参院議員、増子輝彦が新人支援を打ち出したための対抗措置だったが、落選した新人候補の支持者と根本の支持者は一部が重なり合い、しこりは残る。

 7月24日にあった太田の事務所開きには、市長選で敗れた新人候補の後援会幹部が姿を見せた。幹部は初当選の時からの根本の支援者で、今も後援会に名を連ねる。だが「市長選で増子に世話になった」と、今回は太田支持に回る。根本の選対本部長を務める郡山市選出の県議会議長も事実上、新人候補を支援した。「市長選と衆院選は別」(選対関係者)というが、果たしてその通りになるのか、議長の支持者ですら分からないという。

<浸透図り手応え>
 一方の太田。昨年9月、「福島にお嫁に来ました」と表明して以来、増子の後援会を中心に徐々に浸透を図ってきた。「祖父母は会津、母はいわき出身」と、福島との血縁も強調。今や国替えをやゆする声は、鳴りを潜めている。

 「サドルをもっと低くして、パッと握手せにゃ」。7月30日、民主党衆院議員だった名古屋市長河村たかしが応援に駆け付け、太田は自転車遊説の「元祖」の指導を仰ぎながら、郡山市中心街を自転車で走った。すれ違いざまに握手を求める買い物客や店の外に出て手を振る店員も多く、手応えを感じたようだ。

 太田は演説のたびに自民党王国を意識し、「2区が変われば日本の政治が変わる。象徴的な選挙区」と強調する。ただ、「風」に敏感な都市部選出だった太田は、微妙な違いも感じ取っているようだ。「風は吹くだろうが、そう簡単な選挙区ではない」。太田の本音だ。

 7月下旬。郡山市内の建設関連会社に、1通のファクスが届いた。根本を支持する業界団体から「ローラー作戦に人を出すように」と半ば強制するような内容だ。社長は民主党支持だが、ほかの同党支持者にも似たような要請があるという。

 社長は「追い詰められた自民党の、なりふり構わぬ必死さを感じた」と言う。驚きとともに、「良くも悪くも、圧力が王国のやり方。時代は変わったはずなのに…」とつぶやいた。(敬称略)

 ◇衆院福島2区立候補予定者
根本  匠 58 党政調副会長 自前(5)
太田 和美 29 党青年局次長 民前(1)
酒井 秀光 41 幸福実現党員 諸新 



2009年08月07日金曜日

3155ぐらもん:2009/08/08(土) 13:48:42
>>3132>>3134
民主の失言に関しては安全保障と経済関係で多いように思います。安全保障で言えば小沢の「第7艦隊」発言や「韓国の対馬の買い占めに対抗して済州島を買い占めればいい」
というのがあります。経済関係はまとめているブログがあるのでそれを張ります。

http://d.hatena.ne.jp/Baatarism/20090517/1242546463

あと岡田も失言が結構あるんですよね。

http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20090805/1249462024

個人的には山岡とか石井一あたり何かやりそうで怖いのですが。

3156千葉9区:2009/08/08(土) 14:11:27
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000180908030001
09総選挙


各選挙区の情勢/1区・2区
2009年08月03日

 政権交代をかけた総選挙の投票日まで1カ月を切った。県内の立候補予定者も街頭演説や支持者回りを重ね、事実上の選挙戦に突入している。県内8選挙区の情勢を報告する。



◆1区


 元少子化担当相の上川陽子と返り咲きを狙う牧野聖修の自民・民主対決に、共産の池野元章がからみ、激しい競り合いが予想される。


 「乗り越えなければならない正念場だ」。上川は解散当日の街頭演説でこう訴えた。陣営幹部は「一票一票を足で稼ぎ、地をはうような選挙戦をしないと勝てない」と、自民への「逆風」に危機感をあらわにする。自民の「政権担当能力」と、3期の実績をアピールし、中小企業や各種団体、中山間地の会合や町内会の夏祭りなどを回っている。県農政対策協議会や日本商工連盟静岡地区も推薦を決定。選対本部長にはJA静岡市の幹部が就き組織票を固める。


 牧野は、景気対策を強調し、中小企業経営者や商店主への浸透を目指すとともに、「政権交代」を掲げて無党派層の取り込みに力を注ぐ。前回落選から街頭演説は1400回を超えたという。葵区の中山間地での支持拡大にも力を注ぎ、自民地盤に食い込もうとしている。


 前回仲たがいした連合静岡とも関係を修復。7月の知事選で民主など推薦の川勝平太知事の得票が、葵、駿河両区で自公推薦候補を上回ったことから、党本部も県都での議席獲得に期待を寄せる。


 池野は、雇用や医療などに不安をもつ層の支持獲得が党勢拡大につながるとみている。街頭演説やミニ集会で「自公政権を国政から退場させる時だ」と訴える。しかし、前回の得票約1万6千票に対し、知事選の共産党候補は8500票にとどまり、党勢拡大に不安を抱える。


 幸福実現党からは中野雄太が立候補を表明している。



◆2区


 3連続当選を目指す自民の原田令嗣と、復活にかける民主の津川祥吾の3度目の争いとなる。


 「前回は3万票差で勝った。今回は逆に3万票負けている」。7月25日、原田の地元・焼津市での事務所開き。選対本部長の県議大石哲司は厳しく見立てた情勢分析で組織の引き締めを図った。原田は「逆風の中で負けるわけにいかない」と決意を示した。


 原田は厚い保守地盤と建設相だった父昇左右の後援会組織を背景に、津川を2度寄せ付けなかった。知事選は2区内で藤枝市を除き、自公推薦候補の得票が民主など推薦の川勝平太知事を上回った。しかし、「川勝知事と残り2人の票を足せば1・5倍の差」という数字が衝撃を与えた。


 昨年末の焼津市長選は原田の推す候補が民主系候補に敗れ、藤枝市長選は保守系市議が分裂。原田は組織の修復に力を入れている。


 津川は7月30日、JR焼津駅前で「うねりは誰も止められない」と訴えた。民主党の岡田克也幹事長は「知事選で起きた大きな波をさらに大きくし、津川さんと政権交代を成し遂げよう」と応援した。


 落下傘候補だった津川は00年、03年に小選挙区で敗れ、比例復活と繰り上げで当選した。だが、前回は票差が拡大し、後がない戦いとなる。


 津川は「知事選の自民推薦候補以外の票が全部来るとは思わない」と慎重だ。組織の劣勢は否めないが、選対本部長の県議大池幸男は「過去の戦いと今回はまるで違う。連合静岡頼みから支持拠点が面に広がった」と強気だ。


 ほかに、幸福実現党から浜口亘弘が立候補する予定だ。

3157千葉9区:2009/08/08(土) 14:11:55
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000180908040001
09総選挙


各選挙区の情勢/3区・4区
2009年08月04日

◆3区


 9選を目指す柳沢伯夫に、新顔の小山展弘が挑む構図で、事実上の一騎打ちとなりそうだ。


 柳沢は前回郵政選挙で、15万3500票を獲得。6割を超える得票率で圧勝した。これまでに民主が一度も勝ったことがない3区は、県内でも保守的な政治風土とされるが、今回は自民への逆風がどう影響するかが注目される。


 4月の磐田市長選は、連合推薦の候補が当選。7月の知事選では、3区(御前崎市と浜松市天竜区を除く)で、民主など推薦の川勝平太知事が42%の得票率を占め、自公推薦候補の38%を上回った。非自民系候補と合わせると、柳沢の前回の得票率に匹敵するうえ、同時に行われた掛川市選挙区の県議補選(被選挙数1)でも、自民推薦候補は民主推薦候補に敗れた。


 柳沢は「大ピンチ」と危機感をあらわにし、党県連を通じて初めて公明の推薦を申請した。「妙手はない」と地元に極力張り付き、5万とも6万ともいわれる後援会員や企業をきめ細かく回る方針だ。JR袋井駅前を皮切りに従来あまりしなかった街頭演説も開始、「引き続きやらせていただきたい」と訴えている。


 07年6月に立候補を表明した小山は、JR駅前での朝立ちや連合系労組などへのあいさつ回り、「掛川生まれ、磐田育ち」の地縁・友人関係を生かした後援会づくりに力を入れてきた。小山は「まだまだ追いかけている状態だが、手応えを感じる」。ミニ集会を重ね、「政権交代を」と呼びかけている。


 幸福実現党の江頭俊満は、防衛政策を中心に支持を訴えている。




◆4区


 5連続当選を目指す望月義夫と、前回比例で復活当選し、今回は選挙区での初勝利を目指す田村謙治の事実上の一騎打ち。望月の固い地盤の清水区に田村が食い込み、前々回から選挙区に加わった富士宮市と芝川町で、両陣営がせめぎ合う激戦を展開している。


 望月は前回、田村に1万8千票余の差をつけ、とくに清水区では圧倒した。同区中心部の事務所には、各種団体の推薦状が壁一面に張り出されていて、支持組織の分厚さをうかがわせる。


 ところが今回は、7月の知事選などで自民に厳しい結果が示され、望月陣営は「今回は逆風が吹いている」と危機感を強めている。


 陣営はこれまで以上に、きめ細かな運動を展開。地域で20、30人規模の有権者が集まるミニ集会を約150回開催。パンフレットで、地域の課題に取り組んだ実績を訴えている。


 田村は初陣の03年総選挙で落選したが、その後、比例区で繰り上げ当選した。前回も比例区での復活当選で、小選挙区で勝利をおさめていない。7月30日、民主党の岡田克也幹事長はJR清水駅前の街頭演説で「田村が選挙区で勝たなければ、政権交代は出来ない」と訴えた。


 田村はこれまで、駅や交差点などで街頭演説を繰り返し、地域での座談会を重ねて知名度を上げてきた。昨秋以来、解散の情報が流れるたびに決起集会などを開催。3月の静岡市議選では、秘書が清水区で上位当選するなど、着々と支持基盤を広げている。


 幸福実現党の神沢一正は街頭演説で支持を求めている。

3158千葉9区:2009/08/08(土) 14:12:25
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000180908050002
09総選挙


各選挙区の情勢/5区・6区
2009年08月05日

◆5区


 8期目を目指す斉藤斗志二と4期目を狙う細野豪志の直接対決は、03年の区割り変更以降、3度目となる。過去2回はいずれも細野が選挙区で勝利をおさめ、斉藤は比例区で復活した。


 斉藤は、自民が圧勝した前回郵政選挙で惜敗したことを「密着度が足りなかった」と分析。若者の祭りに顔を出し、数人規模の会合にも足を運んでいる。


 解散当日には三島、富士両市でハンドマイクを握った。動員に頼らない街頭演説を続けてこなすのは異例で、過去のスタイルを一新して政策を訴えている。


 麻生首相を支えてきたが、2人が並ぶポスターは別議員とのものに切り替えた。県連会長として臨んだ知事選は、地元の富士市で、自公推薦候補の票が民主など推薦の川勝平太知事を下回った。悲願の選挙区勝利に向けて、「まずは地元を固めたい」。


 細野は、斉藤の意欲を自らへの危機感として受け止めて、政権を狙う側として「あくまで挑戦者の立場だ」と言う。


 知事選は、地元の三島市を始めとする自身の選挙区に限れば、自公推薦候補に水をあけられた。斉藤に対する連勝の実績も「そう簡単にはいかない」と気を引き締める。


 イベントに出かけ、1日千枚単位で名刺を配る。これまであまり触れてこなかった地域の課題にも言及する。民主に対する期待感は感じながらも、「風を期待したり、左右されたりせず、最後まで自分が突っ走りたい」。


 幸福実現党から立つ堀慎太郎も、街頭演説で浸透を図っている。



◆6区


 5選を目指す渡辺周と4選を目指す倉田雅年の事実上の一騎打ちの構図となりそうだ。


 前回、公示直前に4区から「国替え」した倉田は、小選挙区で3万票余りの差を付けられて敗れ、比例区で復活当選した。この4年間「地元への浸透」を課題にミニ集会を数多くこなすなど地道な活動を続けてきた。農業・漁業団体や企業など、幅広い組織から推薦を受けるとともに、本人があいさつ回りを重ねて支持固めを図っている。


 7月の知事選では総選挙を視野に活発に活動。6区は自公推薦候補が約12万票を獲得し、川勝平太知事、無所属候補の民主系2人の合計に数千票差まで迫った。陣営幹部は「楽観はしていないが、戦える基盤はできた」と話す。


 一方、渡辺陣営幹部は知事選の結果に、「いくら何でも取られすぎ。総選挙が後ろへ後ろへと延びてきたこともあり、士気が落ちてきているのも事実。もう一度、地区選対レベルから立て直したい」と危機感を募らせる。


 6区内のほぼ全市に後援会事務所を設置。保守地盤が固いとされる伊豆地域、特に伊東、熱海といった前回2千票近くの差を付けられた地区は「お盆前が勝負」と重点的にてこ入れし、票の掘り起こしに懸命だ。支持基盤の労組中心に推薦を受け、3日には区内最大の有権者をもつ沼津市内で総決起大会を開催、約千人が集まった。


 陣営幹部は「民主に風が吹いているのは事実。前回を上回る16万票を目標にしたい」という。


 幸福実現党からは加藤恵三が立候補を予定している。

3159とはずがたり:2009/08/08(土) 14:12:33
>>3149
誰なんでしょうかね?
静岡お得意の分裂選挙か。

3160千葉9区:2009/08/08(土) 14:12:51
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000180908070002
09総選挙


各選挙区の情勢/7区・8区
2009年08月07日

◆7区


 前回、小泉元首相の「刺客」として送り込まれた片山さつきと、郵政民営化に反対して748票差で破れた城内実の「因縁対決」に、民主への追い風に乗る斉木武志が絡む三つどもえの様相だ。


 財務省出身で経済産業政務官も務めた片山は、政策立案能力や実行力を強調。「景気や雇用を立て直せる候補者は自分だけ」と訴え、300を超える企業から支持を取り付けた。


 保守系県議や浜松・湖西両市議十数人からも支持を受けるが、一部は半ば公然と城内を支援。前回選挙のしこりに自民への「逆風」が加わるとみて、組織引き締めに余念がない。


 雪辱を期す城内は「ブレない、媚(こ)びない、投げ出さない」というキャッチフレーズを掲げ、二大政党とは一線を画す。平沼赳夫元経済産業相率いる「平沼グループ」の一員として、当選後の政界再編をにらむ。


 落選後、4年間の「草の根運動」を通じて、選挙区各地で連絡所を立ち上げた。新たな支持層の掘り起こしと、無党派層への浸透が鍵になりそうだ。


 斉木は昨年3月、民主党の候補者公募に手を挙げた。知事選で川勝平太知事が受けた「追い風」の再来を期待するが、「まだ知名度不足」との危機感も強い。連合静岡の支援を受け、街頭演説や集会をこまめに開いている。


 自民、民主の一騎打ちとはならない7区で「民主イコール斉木と訴え、政権選択選挙と位置づけていけば芽はある」と陣営は意気込む。


 幸福実現党からは竹内隆文が立候補を予定している。



◆8区


 麻生内閣で文部科学大臣として初入閣した塩谷立(りゅう)に、斉藤進がどれだけ迫るか。共産が県内2人に絞った選挙区候補の1人、平賀高成(たか・しげ)は96年に次ぐ比例復活を狙う。


 塩谷は前回、鈴木康友・現浜松市長との4度目(補選含む)の自民、民主対決で12万8千票を獲得、2万6千票差をつけた。現職大臣の強みを得票につなげ、6選を目指す。


 とはいえ、自民への逆風に加え、塩谷は00年に鈴木市長、96年に北脇保之前市長と、当時の新顔に2度敗れているだけに、陣営は気の緩みを警戒する。


 「ノーベル賞を3人も出した大臣はいない。これも運。脇を締めて頑張ろう」。浜松市内で7月30日にあった後援会の緊急総会で、支援企業代表としてヤマハ発動機の幹部が呼びかけた。後援会長は浜松ホトニクスの晝馬(ひるま)輝夫会長兼社長。席上、公明幹部も支援を明言し、「比例は公明党にご支援を」と付け加えた。


 一方、斉藤は浜松生まれだが、転勤族の父親と福岡、千葉県などを転居し、サラリーマンを経て東京・小平市議を2期務めた。「市議の限界を感じた。国政で税金の使い道を変えなければ」と話す。


 民主の候補者公募に応じ、07年に8区総支部長に就任。連合系労組やスズキ系企業から支援を受ける。8区は県内で一番狭い選挙区だけに、「どぶ板」で知名度不足を補おうとしている。


 平賀は県内各地を回って比例区票の掘り起こしを進める。「民主党にも危うさがある。建設的な野党として行動する」と話す。


 幸福実現党は和歌山県出身の小西高靖が立候補する。

3161千葉9区:2009/08/08(土) 14:14:16
http://mainichi.jp/area/kagoshima/archive/news/2009/08/05/20090805ddlk46010723000c.html
選択の夏:09衆院選・かごしま/上 1区・2区 /鹿児島
 「政権選択」がかかる衆院選(18日公示、30日投開票)。県内でも初めて全選挙区で与野党対決の構図が軸となる。真夏の決戦を前に、各陣営は前哨戦を活発化させている。各選挙区の攻防と、九州比例を巡る動きを紹介する。【福岡静哉】

 ◆1区

 ◇自民、民主の前職対決が軸
 自民前職、保岡興治氏(70)と民主前職、川内博史氏(47)の前職対決が軸。対決は5度目だが、過去、保岡氏が4連勝で、川内氏は毎回、比例で復活当選。また、共産は県内唯一、新人、山口広延氏(34)を擁立する。

 「逆風は相当強く、新人のつもりでドブ板に徹する」と保岡陣営。東京都議選など相次ぐ地方選の自民連敗で危機感を強める。

 当選11回、元法相の保岡氏。ベテランながら、連日朝立ちや支持者回りに懸命だ。

 県農政連、医師連盟など友好団体でつくる「県都の政治を守る会」は12日、2000人規模の集会を予定。「組織」で支える。公示後は、人気が高いとされる舛添要一・厚生労働相らの応援で支持拡大を図る。

 悲願の選挙区初勝利を目指す川内氏も「政治生命を賭ける」と危機感を漂わす。だが、負ければ5連敗で「後がない」背水の陣。支持者回りなど地道な活動を続ける。

 連合鹿児島が3日、鹿児島市で開いた決起集会。川内陣営の幹部は「(07年)参院選でなぜ負けたかを忘れてはならない」。

 民主に「風」が吹いた参院選で、民主新人が自民現職に惜敗。「『風』頼みだけでは勝てない」。陣営は、引き締めに躍起だ。

 山口氏は「比例重視」で県内を4巡し、共産への支持を訴えたが、解散後は1区に集中。「建設的な野党」の意義を訴えている。

 幸福実現は、新人、川田純一氏(42)を擁立。山下純一氏(54)も無所属新人での出馬を表明した。

 ◆2区

 ◇大票田「谷山地区」で火花
 三つどもえの混戦だった前回05年から対決構図が変化。自民前職の徳田毅氏(38)、民主新人、打越明司氏(51)ともに所属政党が変わり、支持拡大に懸命だ。

 徳田氏は05年衆院選に民主推薦の無所属で初当選。自由連合代表を経て06年末に自民入り。医療法人・徳洲会グループの支援に加え、県農政連や建設業者など自民友好団体の組織力も加わった。

 地元・奄美では集会に保岡氏を招くなど「保徳戦争」終結をアピール。奄美ゆかりの公明新人、遠山清彦氏(40)=九州比例=とも度々、集会を開き、支持拡大を狙う。

 打越氏は元自民党県議。前回、無所属で出馬し、落選。07年6月、参院選を前に民主入りした。前回徳田氏を推薦した連合鹿児島からの推薦も得、政権交代を訴える。

 地盤は指宿市。県議時代の人脈などを活用し、指宿市の医師連盟から独自に推薦を取り付けるなど、自民支持層からの支援も。解散後は1週間、奄美を回るなど、相手陣営の切り崩しも図る。

 「主戦場」は、有権者約13万人の大票田、鹿児島市谷山地区。ここを地盤とした自民党の元衆院議員、園田修光氏(52)は3日、不出馬と「徳田氏支援」を表明した。

 徳田陣営は園田氏の組織に、打越陣営は「風」に期待。草刈り場となった谷山地区で、激しい争いを展開している。

 幸福実現の新人、神村みふ子氏(64)も辻(つじ)立ちなどを続け、支持を呼びかけている。

3162千葉9区:2009/08/08(土) 14:15:00
http://mainichi.jp/area/kagoshima/archive/news/2009/08/06/20090806ddlk46010517000c.html
選択の夏:09衆院選・かごしま/中 3区・4区 /鹿児島
 ◆3区

 ◇野党「2、3位連合」の様相
 前回05年「郵政選挙」で自民の「コスタリカ」が崩壊。松下忠洋氏(70)は「郵政造反」の結果、無所属で出馬し、自民前職、宮路和明氏(68)に敗れた。宮路氏は公明推薦、松下氏は国民新党で民主推薦を得て、与野党対決となる。

 宮路氏は、校区や集落単位で張り巡らせた約240の後援会組織がフル回転。国会開会中の平日も度々ミニ集会をこなすなど「臨戦態勢」を続けてきた。

 初めて公明推薦を得て、集会には公明の市議らも招き、与党共闘を強調。「選挙区は宮路、比例は公明へ」と声高に訴える。

 選対は県農政連など自民友好団体で組織。勝敗のカギは、大票田であり、松下氏の地盤でもある薩摩川内市とみて、浸透を狙う。また、公示前後には、所属する町村派幹部や閣僚ら「大物」の来援も得、はずみをつける構えだ。

 松下陣営は、国民新党の支持母体である「郵政」が全力支援。自民友好団体など保守層切り崩しを図る。組織強化を図ろうと、6月以降、旧市町単位で後援会事務所開設を進めている。枕崎市では元自民党県連幹事長の上野新作県議が離党して「松下支援」を表明。宮路氏の地盤・南薩でも、元町長らに支援の動きがある。

 推薦した民主は、前回落選した野間健氏(50)が選対入り。05年選挙の「2、3位連合」の様相になった。連合鹿児島とも集会を重ねて結束強化を図る。また、京セラ労組への浸透も狙う。

 幸福実現は新人、寺迫好美氏(57)が支持を訴えている。

 ◆4区

 ◇自民「風」の再来に危機感
 2期目を目指す自民前職、小里泰弘氏(50)に、民主新人、皆吉稲生氏(59)が挑む。07年参院選では、民主新人が自民現職を約7100票上回った4区。自民は巻き返しを、民主は「風」の再来を狙う。

 解散前から朝立ちを続けた小里氏。「接戦は必至」と、小里陣営幹部は危機感を募らす。「公明との連携も従来以上」と言う。

 6月初旬、建設業者らを集めた集会で、同じ派閥の古賀誠・党選対委員長(当時)が来援。「地域経済活性化には公共事業が最も期待できる」と訴えた。11日の決起集会にも金子一義国土交通相を招くなど、建設業者ら党友好団体の組織票固めに懸命だ。

 父貞利氏(78)も精力的に動く。引き継いだ旧市町単位の後援会を軸に、ミニ集会を重ね、支持層への一層の浸透を図る。

 皆吉氏は参院候補から07年末、出馬表明。選対は、出身母体の自治労など連合鹿児島が軸だ。国民新党推薦のほか、社民の「県連推薦」も得て、野党勢力結集を目指す。

 小沢一郎代表代行の来援も目立つ。昨秋以降だけで、3度も。4度目は8日、霧島市入りが予定されている。

 また、京セラの支援も。労組は昨秋、推薦を決定。以来、国分、隼人の2工場の正門前で朝立ちを続ける。稲盛和夫名誉会長も7月23日、自身が主宰する私塾に皆吉氏ら民主、国民新の5人を招き、「政権交代」の必要性を改めて訴えた。

 幸福実現の新人、樋口信博氏(48)も街頭宣伝などで支持を呼び掛けている。

3163千葉9区:2009/08/08(土) 14:15:49
http://mainichi.jp/area/kagoshima/archive/news/2009/08/07/20090807ddlk46010570000c.html
選択の夏:09衆院選・かごしま/下 5区・比例 /鹿児島
 ◆5区

 ◇「自民王国」に民主新人挑む
 「自民王国」とも評される5区。自民前職、森山裕氏(64)に民主新人、網屋信介氏(51)が挑む。

 森山氏は前回、「郵政造反」で無所属で出馬。「刺客」の自民新人を大差で圧倒し、06年に復党した。

 全国で吹き荒れる自民への逆風。森山氏の選対幹部の脳裏をよぎるのは中選挙区時代の90年、自民の重鎮だった故・山中貞則氏が社会党(当時)の新人に28票差で惜敗した「消費税選挙」という。「逆風はあの時よりも強いかも」とも。

 7月末の曽於市長選では、森山氏も支援した無所属現職が共産新人に3000票差まで迫られた。陣営は「(党への逆風と)関係ないとは言えない」と警戒し、支持固めに懸命だ。

 国政初挑戦の網屋氏は昨秋からほぼ連日、辻立ち。「解散が延びたことは知名度向上のためにプラスだった」と陣営。出身の鹿屋市では手応え上々という。7月28日、鳩山由紀夫代表を招いて鹿屋市で開いた街頭演説会には約2000人(陣営発表)が集まり、「鹿児島でも政権交代を」と盛り上がりを見せた。

 しかし、鹿屋市以外では「依然、自民ブランドが強い」(陣営)。6月上旬には農政通の参院議員を招いた「農水キャラバン」を2カ所で開催。農家の戸別所得補償政策など党の農業政策を訴えた。農家など自民支持層への浸透を狙う。

 幸福実現の新人、高田浩明氏(36)も街宣を続けている。

 ◆比例

 ◇自公「結束」、民主は「45万超」
 九州比例(定数21)は「小泉ブーム」の05年衆院選で自民が1増の9議席。以下、民主7、公明3、共産、社民が各1。今回、公明が1増を目指すなど、県内でも各党がしのぎを削る。

 公明は九州比例で1増の4議席を狙い、県内でも前回より約9000票増の15万票を目標に掲げる。7月19日、自民と「パートナー宣言」。九州比例から出馬する公明前職、東順治副代表(62)や新人、遠山清彦・前参院議員(40)は、県内の自民前職と共に集会を開き、「選挙区は自民、比例は公明へ」と呼び掛けている。

 全国的な自民への逆風と合わせ、自民票の目減りも懸念されるが、加治屋義人・県連選対委員長は「自民支持者には比例も自民に投票する方も相当数おり、バランスは取れる」と言う。

 民主は00年11万、03年21万、05年26万と毎回、比例票を積み上げている。今回、「45万票以上」と大幅増を目標に掲げた。青木寛幹事長は「県全体の予想得票の半分以上を得たい」と言う。

 共産は2議席を目指し、目標は前回より1万6000票増の5万7000票。1区の新人が県内全域で「比例は共産」を訴える。九州比例前職、赤嶺政賢氏(61)らも鹿児島入りし、支持を呼び掛ける。

 社民も2議席回復を目指し、目標は約2万票増の7万票とする。4区で民主新人を「県連推薦」し、比例で自治労、鹿教組の支援を受ける選挙協力が成立した。

 国民新は今回、3区の元職も「比例は国民新党」と訴える。郵政票に上積み、九州比例初の議席を目指す。

3164千葉9区:2009/08/08(土) 14:17:00
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1249396779289_02/news/20090804-OYT8T01211.htm
選択の夏 2009衆院選 一覧

(3区) 「郵政改革」揺れる保守基盤 <上>
「変えなアカン」でも道路は・・・
 7月31日、日高川町田尻の川中郵便局前。民主新人・玉置公良が演説を始めると、局員らが出てきて聞き入った。「郵便局が地方を支えている。郵政民営化のあり方を見直します」。そう訴える玉置を、紀南地区郵便局長会顧問の寒川克也(64)は選対副本部長として応援する。小泉郵政選挙から4年。「改革路線で本当に地方が幸せになったのだろうか」という思いから、自民党を離れた。

 寒川は約12年間、田辺市の中辺路郵便局長を務めた。配達に向かう局員には、一人暮らしのお年寄りに「元気ですか」「心配事はないですか」と声をかけるよう徹底した。台風で川が増水したり、倒木で道路が遮断されたりしたら、すぐに役場に知らせた。休日には局内で和紙の紙すき体験会を開くなどして交流を深め、「公機関としての使命」を果たしてきた。

 しかし、同郵便局の集配業務は2007年2月限りで廃止され、寒川は早期退職した。「民営化で組織が分割され、サービスが低下したと言われる。採算重視が徹底されれば、限界集落の郵便局は存続も難しい」。今年2月の紀南地区郵便局長会総会で、寒川は思いをぶつけた。約80人の特定郵便局長らから拍手が起き、衆院選での玉置支援へと歩み始めた。

 和歌山3区では、自民前議員・二階俊博が8選を果たしてきた。「保守王国」の象徴とも言える選挙区で立候補を表明した玉置は「有権者は暮らしが切実。『変えなアカン』と言う人が多い」と訴え、選対本部長で県議の原日出夫は「長老が力を振るう時代は終わった」とけん制する。

 それでも、各自治体のトップには、公共工事の予算配分などで二階に期待する声が根強い。7月、日高川町で開かれた後援会「新風会」の支部総決起大会では、前町長と現町長が二階の功績をたたえ、「新参者には今の難局は打開できない」と力を込めた。後援会のチラシにも、阪和自動車道御坊―田辺間の4車線化などの事業が並ぶ。

 二階は「選挙は政策をどこまで実行できたかが問われる」と冷静に受け止める。ただ、過去3回の衆院選では大勝してきただけに、選対本部長で自民党県連幹事長の下川俊樹は「『二階』の看板だけで勝てるような時代ではなくなった」と引き締めを図る。

 昨秋からの世界的不況は、県内でも建設業や基幹産業の農業を直撃する。すさみ町内の建設業者(45)は「高速道路ができても受注したのは県外の大手ゼネコンだけ。地元業者には仕事が入らなかった」とこぼす。一方、日高川町内の主婦(73)は「民主党政権ができても、1年生議員ではすぐに成果を出せないのでは。民主党が『道路は要らない』と言い出すのが心配で……」と言葉を濁した。

 3区では、幸福実現党新人・湊侑子も立候補を予定。これまでの支持基盤が揺れ動き、流れが定まらなくなった票を巡って、各陣営の攻防が続く。(敬称略)



 衆院選(8月30日投開票)の公示まで2週間を切り、立候補予定者による前哨戦もいっそう熱を帯びている。県内3選挙区の動きを追った。

(2009年8月5日 読売新聞)

3165千葉9区:2009/08/08(土) 14:17:43
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1249396779289_02/news/20090805-OYT8T01175.htm
選択の夏 2009衆院選 一覧

(2区) 6万2000 「岸本健 票」 どこへ <中>
自民・民主 せめぎ合い
 自民前議員・石田真敏が7月12日、紀の川市で開いた国政報告会。「私も心を入れ替えました」。来賓として登壇した県議の岸本健が、そうあいさつした。過去3度の衆院選・同補選で争った「政敵」のひと言に、聴衆から笑いが起き、壇上で並んだ石田も苦笑を浮かべた。

 岸本は、自民党衆院議員だった父光造の死去を受けた2002年補選で、党の公認が得られずに無所属で立候補。自民公認の石田と保守票を二分する激戦の末、敗れた。03、05年は、民主公認で石田に挑んだものの、選挙区での当選は果たせず、07年4月、県議に転身した。

 2人の距離は、解散・総選挙への動きが加速するとともに近くなった。昨年9月末、県議会応接室を訪ねた石田を、和歌山2区を地盤とする県議12人のうち、自民と無所属の11人が迎えた。石田が「ご支援よろしくお願いします」と頭を下げると、県議らは拍手で応えた。その中に岸本もいた。

 元粉河町長で岸本の選対本部長を3度務めた県議の服部一も、石田の支援を約束した。「地元のために働くには、やはり自民でないと」という服部は、その3か月後、岸本の自民入りと同時に復党した。自民のベテラン県議で石田の選対本部長を務める平越孝哉は「(岸本、服部ら)紀の川市選出の県議はみんな選対の役職。これでまとまるはずだ」とみる。

 一方で、岸本の後援会長をしてきた医師の菊谷準(85)は今回、民主新人・阪口直人の後援会長に就いた。「今さら自民とは言えず、(岸本の支持者は)迷っているはず。民主の票を自民へ持っていかれないようにするのも重要」と考える阪口が懇願し、菊谷は「阪口の人柄にほれた」と引き受けた。

 ただ、菊谷には「(岸本の)お父さんへの恩義はもう返した、という人が多い。過去の岸本の票なんて、幻になったんじゃないか」との思いもある。知り合いの医師らに支援を求めるたび、これまでとは違う「風」を感じる。県医師連盟は石田を推薦しているものの、「一部の医師は、官僚主導の与党の医療政策に嫌気が差しているのでは」と話す。

 岸本が4年前に獲得した約6万2000票が石田に流れ、保守票が一本化するのか。それとも、阪口が引き止めるのか。幸福実現党新人・久保美也子が立候補を表明し、三つどもえの争いとなった和歌山2区で、せめぎ合いが続く。

(敬称略)

(2009年8月6日 読売新聞)

3166千葉9区:2009/08/08(土) 14:18:20
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1249396779289_02/news/20090806-OYT8T01114.htm
選択の夏 2009衆院選 一覧

(1区)激しさ増す票の争奪戦<下>
ぎりぎりまで模様眺め
 7月中旬、和歌山市にある民主新人・岸本周平事務所。建設会社社長(60)が、社員らから集めた後援会入会申込書を持参した。4年前の衆院選で落選したあとも、一人であいさつ回り、街頭演説を続ける岸本にほれ込んだという。

 だが、取引がある市内のゼネコンから、自民前議員・谷本龍哉の集会への出席を要請され、断り切れなかった。この日も、岸本事務所に来る前、50人分の名簿を谷本事務所へ届けてきた。「うちは建設会社やから、両方せなあかん。署名した人物は同じ。でも、社員には岸本のチラシだけ配ったから」。社長は苦笑いした。

 和歌山1区では、過去2回の衆院選で10万票を獲得した谷本が4選を目指し、前回は2万2000票差で敗れた岸本が雪辱を期す。さらに、共産新人・国重秀明、幸福実現党新人・斉藤昌宏が加わり、票の争奪戦は激しさを増す。

 岸本は「そよ風では勝てない。風は自ら起こす」と、7月からは5、6人の自転車部隊で市内を回る。「この4年間、歩いてわかったのは、自民の壁が厚いこと。“カチカチ山”はそのままだが、党派を超えての声援も頂いた」。谷本のポスターを張っている会社から、朝礼や忘年会に呼ばれたこともあったという。

 選対本部長の山下幸男は「社員を分けて両陣営の集会に行かせたり、両方のカードを書かせたり。旗幟(きし)鮮明にしないところが多い。勝ち馬に乗ろうと保険をかけるところもあるのでは」と話す。

 一方、谷本は7月末、和歌山市内でのミニ集会で「風に流されず、じっくり見てもらいたい」と訴え、支持者からは「たとえ民主が政権をとっても、不況は同じだった」との声が上がった。だが、事務所には、「麻生首相のポスターを外せ」という電話がかかってきたこともある。それだけ、党への逆風は強い。

 後援会幹事長の山田年男は「ミニ集会を重ね、“バント攻め”。和歌山の方法でやっていくしかない」と割り切る。県議時代から積み上げてきた名簿をいったん破棄。毎日、約50人の「谷本軍団」が住宅地図をつぶしながら支持者宅を回って、名簿を再構築してきた。

 こうした両陣営を、共産党県委員会副委員長の松葉賢一は「結局、大きな政策の差がないから、有権者が間を行ったり来たりする」と批判し、国重は「共産党は自民と最も厳しく対決してきた」と立場を鮮明にする。幸福実現党県本部代表を務める斉藤は「自民も民主も、ばらまき合戦の政策では同じ」と切り捨てる。

 「ぎりぎりまで模様眺め。オセロのように、ちょっとしたことで票がひっくり返る」。陣営から漏れる声が、激戦を物語っている。

(敬称略)

(2009年8月7日 読売新聞)

3167千葉9区:2009/08/08(土) 14:19:35
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20090806ddlk11010269000c.html
決戦の底流:’09衆院選・ルポ4区/上 民主に追い風が影響 /埼玉
 衆院選の公示まで2週間を切った。県内15小選挙区の中で埼玉4区(新座、朝霞、和光、志木の4市)は、いわゆる「埼玉都民」が多いのが特徴だ。同時に長く住む人たちの人間関係も色濃く残る。立候補を表明しているのは4氏。自民は96年から政治活動を続けてきた弁護士の早川忠孝氏(63)。民主は武正公一氏(1区、民主前職)の元秘書で、上田清司知事の後継として03年に招かれた神風英男氏(47)。共産は再挑戦となる元志木市議の桜井晴子氏(53)。幸福実現は水野武光氏(51)を立てる。ここで衆院選直前の埼玉県の底流をのぞき込んでみたい。【岸本悠】

 ◇業界団体は両にらみ
 7月9日、約1250事業所が加入する志木市商工会の一室。商工会の政治団体「県商工政治連盟志木支部」の会議が開かれた。議題は近付いた衆院選への対応だった。

 上部団体の県商工政治連盟の大原則は「政権与党を支援」。だが冒頭、約20人の参加者の一人から「今回は早川氏だけでなく、神風氏も推薦すべきではないか」と意見が出て、「依頼があれば双方に支部の推薦を出す」と決まった。特に反対意見はなかった。

 4区に県連盟の支部は朝霞、新座、志木、和光の四つ。前回の衆院選では早川氏推薦で合意し、県連盟名義で推薦した。だが今回は志木だけでなく、朝霞も双方に支部単位で推薦を出す方針だ。一方、和光と新座は前回同様、早川氏のみに推薦を出す方針と、対応は分かれる。

 元々民主衆院議員だった上田知事の地盤。志木、朝霞の支部では、上田氏の時代も組織として早川氏を推薦しながら、個人的に上田氏を支援する支部役員も多かったという。神風氏はその上田氏の後援組織を受け継いだ。関係者は「神風氏への推薦に違和感はない。国政の情勢とは関係ない」と口をそろえる。

 県商工政治連盟の副幹事長でもある佐藤周造新座支部長は「民主を推薦したいなら、異例ではあるが、支部単位でしてもらうしかない。やはり、民主への追い風が影響しているのでは」と語る。

   ×  ×

 さらに7月下旬、早川陣営の橋本啓一選対本部長が会長を務める朝霞地区医師連盟が、早川氏を推薦しながらも、自主投票を決定した。

 実は「神風氏と両方推薦しては」との意見もあったが、「自民の旗色が悪いとはいえ、これまで支援してきた筋を通して自民を推すべきだ」という声が勝り、自主投票に落ち着いたという。幹部は「正直なところ早川支持、神風支持、中間層に3分の1ずつ分かれている。今回は中間層が民主になびくかも」。

 早川氏は、自民系市議の紹介で市議の後援者へのあいさつ回りに力を入れ、従来の支持者固めに努めている。

   ×  ×

 5日午前、早川氏は、政見放送の収録で朝霞市内の黒目川の河原にいた。「景気対策に全力、社会保障に全力……」。撮影風景を見守りながら、秘書は「ある程度攻め込まれるのは織り込み済み。傷口を広げないようしっかりフォローする」。

 神風氏は午後、新座市内でミニ集会。支持者に「子ども手当をマニフェストに掲げている。何とか投票に結びつけて」。支持者から「これだけ我々が宣伝しているのだから負けるわけがない」と声が上がった。

3168千葉9区:2009/08/08(土) 14:20:12
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20090807ddlk11010270000c.html
決戦の底流:’09衆院選・ルポ4区/中 有権者の心をつかめ /埼玉
 ◇ブログと街頭、訴えに反映
 6日午前9時半ごろ、早川忠孝氏は駅頭演説から事務所に戻った。パソコンの自分のブログの画面を開くと、丁寧にコメントを読む。タイトルは「今になって活(い)きてきた自民党を刷新する第三世代の会」。党の若手と改革に取り組んできたことや、事実上の選挙戦にも疲れがまだないことなどを書き込んだ。

 ブログの更新は1日3回。数少ない休憩時間のうちのかなりの部分を費やす。

 4区は東京都と接しているだけに、県内でも無党派や組織に属さない層が多いとされる地域。その心をつかめるかが勝敗を左右する選挙区だ。

 早川氏は自分で簡単に更新できるブログの存在を知り、07年の元旦からスタートさせた。法務政務官の仕事や臓器移植、政権運営について、率直な思いを書き込んできた。アクセス数は1日に約1万件。早川氏が「4区に読者がどれだけいるかは分からないが、国民と政治の壁を取り払うための政治活動」と語る大切な存在だ。

 寄せられるコメントは、多い日で約50件。それを日ごろの訴えの参考にする。7月24日に民主を批判する意見を書くと、「ネガティブキャンペーンは良くない」「自民党が何をするかが大切。早くマニフェストを出すべきだ」という意見が増加。このため、民主批判を演説やブログで控えるように。一方で、「重要な問題」と考える道州制導入には反応が良くないため、あまり触れないようにしているという。

 国会議員のブログを紹介するサイトを運営する日本インターネット新聞社によると、ブログ登録している衆院選候補予定者や参院議員は約230人。この中で、早川氏の今月2日までの1週間の更新回数は28回でトップ。アクセスランキングも常に上位にいる。

 公示後のブログの更新は「公職選挙法に抵触する」(総務省)が、閲覧してもらうことはできる。「候補者がどんな人物か知りたくて、名前をネット検索するに違いない。その時、主張や人となりがわかってもらえれば」とも期待する。

   ×  × 

 神風英男氏は街頭で有権者の心をつかもうと、通行人との接触にかける。

 3日の志木駅南口。神風氏は秘書たちと電車利用客らを呼び止めては、民主政権に何を望むかを「景気対策」など8項目から選んでもらった。ボードに1人2枚ずつシールを張ってもらう。約30分で約80人が参加。約170枚が並んだ。

 秘書によると、党が政策の3番目に掲げる年金医療関係が、4区ではいつもトップの「税金」に迫る。この日も税金59枚に対し、「年金」30枚、「医療」27枚。秘書は「この声を党内の政策に反映させている」と語る。

 6日は午前6時半から約2時間、JR新座駅前で出勤客に政策ビラを配った。受け取るのは4、5人に1人。神風氏は「ビラをもらってくれる人はもちろん、激励の言葉をかけてくれる人も、解散前より2割ぐらい増えている」と手ごたえを感じている。【岸本悠】

3169千葉9区:2009/08/08(土) 14:20:58
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20090808ddlk11010286000c.html
決戦の底流:’09衆院選・ルポ4区/下 結束か、しがらみか /埼玉
 ◇「後援会」スタンス分かれ
 7月下旬、神風英男氏の後援会「神風会」の女性幹部は、根っからの自民支持者だった友人の主婦を訪れた。

 これまでは支援を頼むたびに断られてきた相手だが、今度は「神風さんを応援する。政権交代は必要。年金の問題も、税金の無駄遣いも許せない」と言ってくれた。

 神風氏は4区選出の民主衆院議員だった上田清司氏が03年に知事に転じたことにより、後継として招かれた。1区選出の前職、武正公一氏の秘書だったが、元々は茨城県出身で4区に地盤はない。にもかかわらず03年にいきなり選挙区で初当選した。

 その理由は上田知事の後援会「清友会」にある。上田知事は元々保守色が強く、青年会議所出身でもあることから、経営者を中心に一部の自民党支持者の支援も得て、強固な組織を作ってきた。そのメンバーの多くが「神風会」に加入した。

 05年は、郵政解散という逆風ながら、比例で復活当選した。今年は、5月のさいたま市長選で民主系候補が勝利するなど、民主への追い風が吹いており、陣営は手応えを感じている。

 今回の衆院選。さらに結束力を強めようと法定ハガキ計5万5000枚を、まずは支援者に配布する作戦。支援者に知人名をあて名欄に書いてもらうことで、参加意識を高めてもらうという。

   ×  ×

 組織選挙は自民のお家芸のはず。ところが早川忠孝氏は自前の後援会組織を一切持たず、自民党支部や市議らの後援組織の支援だけで、神風氏とは対照的だ。

 早川氏は「強い後援会に頼ってしまったら、しがらみが増え、選挙に勝っても制約が生まれてしまう」と話し、基本的に献金も受けない。また、「4区の各市は毎年10〜15%は住民が入れ替わる。一から人脈を作るのは難しい」と組織化の限界を語る。96、00年と落選したが少しずつ知名度を上げ、03年に復活当選。05年に初めて選挙区当選した。

 力を入れるのは、ほぼ毎日行ってきた早朝の通勤客を狙った駅前での演説。掲示するポスターは自民色を薄めるため党のシンボルを小さく載せただけだが、従来の支持基盤である保守層に訴えかけようと、「自分の国は自分で守らなくてはならない」と語りかける。

 「昔は政治家といえばスターだったが、今は仲間を選ぶ感覚。つまり、見たことがあるか、声を聞いたことがあるか。これが重要なんだ」

 有権者の反応を見るのにも役立つ。大敗した07年の参院選当時。演説していると、「自民党は許せない」と怒鳴られることがあった。しかし、現在は「あの時みたいな極端な批判をしてくる人はいない。逆風も限定的」と自信を見せる。

   ×  ×

 7日午前6時ごろ、神風氏はまだうす暗い中、志木市内の自宅を出発した。睡眠時間は5時間ほど。「投開票まで3週間もある。疲れてなんていられない」。足早に秘書の運転する車に乗り込み有権者のもとに向かった。早川氏は午前7時から1時間半、志木駅南口で日課の演説を行った。「日米安保の仕組みを基盤として、アジアの平和を世界の平和につなげたい」。その後、宣伝カーに乗って政策を訴えた。

 一方、共産の桜井晴子氏は志木市の自宅で、9日の公開討論会の準備をした。7月27日に市田忠義書記局長がJR北朝霞駅前で演説した際は約800人が集まったといい、陣営幹部は「反応はよい」と話す。

 真夏の選挙戦は18日始まる。【岸本悠】

3170千葉9区:2009/08/08(土) 14:23:25
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20090804ddlk10010179000c.html
選ぶ:’09ぐんま衆院選 選挙区情勢/1 1区 /群馬
 18日の衆院選公示まで2週間。県内でも事実上の選挙戦がすでに始まっている。長く「自民王国」が続いてきた群馬の選挙区情勢はどうなっているのか。主な立候補予定者の動きを追った。

 ◇「自民王国」攻める宮崎氏/尾身氏、組織固めに全力
 7月30日、前橋市内で尾身幸次氏(76)と比例代表北関東ブロックから立候補予定の佐田玄一郎氏(56)の合同選対「新しい政治を作る会」の会議が開かれた。終了後、公明党との関係について、尾身氏は「自公政権として協力していきたい。元々、わだかまりなんてなかった」と、冷静なそぶりで話した。

 尾身氏が頼みとするのは、「自民王国」が誇る固い組織。党に逆風が吹く中、保守票をつなぎとめようと防戦に徹する。選対会議には、党公認で当選した大澤正明知事のほか、県内の経済人も顔をそろえた。

 さらに、公明票にも期待する。07年の参院選や知事選で、尾身氏が選挙協力に不熱心だったとして公明側が反発した経緯があったが、公明党は合同選対会議と同じ日、党本部が常任役員会で尾身氏の推薦を決めた。

 過去は水に流せるのか。公明党県本部代表の加藤修一参院議員は「結束してやらなければいけないが、信頼が可能となるものを出してほしい」と話す。

 尾身氏は佐田氏と、選挙区と比例で交互に立候補する「コスタリカ方式」をとってきた。公明が意味する「信頼」には選挙区票と比例票のバーターも含まれ、佐田氏との協力関係が重くのしかかる。

 一方、民主党から立候補を予定している宮崎岳志氏(39)は7月25日、前橋市内のホテルで開かれたある団体の納涼会に飛び入りした。団体はすでに尾身氏への推薦を決めている。数分間の演説を終えた後、会場を出た宮崎氏は「組織を切り崩していくとはこういうことです」と、涼しげな表情で語った。すでに固い組織を持つ尾身氏に対し、宮崎氏にとっては、新たに組織を構築していくことが課題となる。

 同23日、前橋市内の事務所では民主党の岡田克也幹事長が宮崎氏と共に、小寺弘之前知事と会談した。「政権交代をこの群馬でも。協力をお願いしたい」。そう言って、宮崎氏は頭を下げた。尾身氏が大澤知事ならば、小寺氏は2年前の知事選で、大澤知事と激しく競り合った。

 宮崎氏の陣営は「党に吹く風をそのまま持続させていきたい」と語る。その風を受ける帆を、どこまで広げられるか。民主党の支持母体、連合群馬はすでに推薦を決めている。だが、労組との連携は、現在進行形の段階で、模索が続いている。

 宮崎氏は今月3日、党本部の組織部長、柳田稔参院議員を伴って、労組を歩き回った。すでに推薦をもらっている連合群馬にも顔を出した。

 尾身氏と宮崎氏の対決の構図に割って入るのが、共産党が県内小選挙区で唯一擁立する酒井宏明氏(43)。酒井氏は小選挙区と連動させ、比例票の上積みを図る。

3171千葉9区:2009/08/08(土) 14:24:04
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20090805ddlk10010073000c.html
選ぶ:’09ぐんま衆院選 選挙区情勢/2 2区 /群馬
 ◇風受ける「草の根」石関氏 笹川氏「挑戦者として」
 「挑戦者として今度の選挙はやらせていただく。過去の経歴すべてを忘れて一候補者として頑張って参ります」。4日、桐生市三吉町の事務所開きで、自民党総務会長の笹川尭氏(73)は、初当選した1986年の衆院選を振り返り、集まった500人以上の支持者を前にそう言って支持を訴えた。

 群馬2区は県内で唯一、自民、民主両党の前職同士がぶつかる。笹川氏は党三役の重鎮でもあり、政権交代が衆院選の焦点となる中、象徴的な選挙区といえる。前回衆院選(05年)で笹川氏は民主党の石関貴史氏(37)の猛追を1422票の小差でかわした。だが、自民への逆風が吹くと伝えられる今回選挙、笹川氏の冒頭の言葉同様、陣営幹部も「このような逆風は今までにない」と危機感を隠さない。

 共産党が候補者擁立を見送ったため、宙に浮いた同党の票も気にかかる。「すべてが民主に行くとは思わないが、自民には入れないだろう」(陣営幹部)。その分、公明党との関係構築に躍起だ。先月20日には、桐生市内で開かれた同党の時局講演会に参加。4日の事務所開きでも「差し支えのない方は比例についてもぜひ、お考えいただいて、特別のご配慮をいただければ公明党のみなさんにも喜んでいただける」などと同党への配慮をにじませた。

 前回、石関氏に約6000票差をつけられた大票田の伊勢崎市に新たに党伊勢崎支部青年部を設置、各地域の祭りにもこまめに顔を出すなど無党派層への支持拡大も図る。

 一方、笹川氏に2度目の挑戦となる石関氏は、民主党で県内初となる小選挙区での議席獲得を目指す。

 昨秋にはこれまで自民党候補を推薦してきた伊勢崎佐波医師会の政治団体が笹川、石関両氏の推薦を決めるなど民主党への追い風も顕在化。同党が大勝した東京都議選の結果なども受け、「必ずしも、群馬でそうなるとは思わないが、大きな流れは変わらないと思う」(石関氏)と自信をのぞかせる。

 追い風をどこまで受け止められるか。陣営は「草の根」を基本につじ立ちやミニ集会、自転車遊説を繰り返す。5日には元同党衆院議員の河村たかし名古屋市長と共に、自転車で伊勢崎市内を遊説し、さらなる支持拡大につなげたい考えだ。

 ただ、前回選挙以来続く、石関氏と労組系勢力との対立は不安要素として残ったまま。労組系の一部には、保守系の石関氏への対立候補者擁立を図る動きもあり、陣営は気をもむ。

 連合群馬は1、3、4区で民主党の立候補予定者の推薦を決めたが、石関氏は連合群馬に推薦を要請していない。06年に発覚した不正経理問題以来、保守系と労組系の対立から機能停止状態が続いてきた同党県連は、衆院選を契機に、富岡由紀夫参院議員を会長として再建に向けて動き始めており、2区への影響も注目される。

3172千葉9区:2009/08/08(土) 14:24:46
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20090806ddlk10010125000c.html
選ぶ:’09ぐんま衆院選 選挙区情勢/3 3区 /群馬
 ◇手応え感じる柿沼氏 谷津氏、民主批判に活路
 「民主党は米国とのFTA(自由貿易協定)をマニフェスト(政権公約)に盛り込んでいる。そうなれば、日本の農村社会、農業は崩壊する。断固阻止しなければならない」。今月1日、前橋市内の自民党県連の出陣式で、元農相の谷津義男氏(75)は、出席者に力説した。

 党総合農政調査会長を務め、農家は固い支持基盤だ。これを背景に、「郵政民営化」の追い風も受け、05年の前回衆院選では、4万票以上の大差で勝利した。だが、党に逆風が吹く中、8期目を目指すベテランの谷津氏も今回は激しい危機感を持っている。陣営が「座談会」と呼ぶミニ集会は、昨年から300回近くをこなした。

 民主党が盛り込む農家への所得補償は農家を揺さぶっている。党が民主党マニフェストに対する批判を強める中、谷津氏も攻めるポイントを絞りつつある。谷津氏の陣営は「こちらの説明で農家も民主党に疑いを持ち始めている。投票日まで、このまま行ける」と、自信を深めている。

 手応えを感じているのは、民主党の柿沼正明氏(43)も同じだ。谷津氏に挑んだ4年前の衆院選が忘れられないと陣営幹部は言う。谷津氏が事務所を構える館林市で、事務所を借りようとしたが、法外な値段を提示された。「貸さないとまでは言わないが、貸したくないんだなというのが伝わってきた」

 しかし、今回は違う。「空いているから使わないか」と土地、建物を貸してくれる人がいる。選挙区を取り巻く空気が、明らかに変わったと感じている。「3区でも政権交代を」と訴える。

 前回衆院選で1万票余りを獲得した共産党が、今回は候補を擁立しない。「自公政権の終えん」を掲げる同党の票が谷津氏に流れることはないと、柿沼氏の陣営は見込む。一方、推薦を受ける連合群馬との関係強化も課題。今月3日、党組織部長の柳田稔参院議員を伴い、労組の支持獲得に歩いた。

 広島県での初挑戦から数えて、総選挙に挑むのは今回が3度目。「後がない」と危機感を強めているのは、柿沼氏も同じだ。

3173千葉9区:2009/08/08(土) 14:25:29
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20090807ddlk10010096000c.html
選ぶ:’09ぐんま衆院選 選挙区情勢/4 4区 /群馬
 ◇福田氏、足しげく地元入り 「落下傘」三宅氏、街頭へ
 父赳夫氏の地盤を引き継ぎ、過去の選挙で常に対立候補を圧倒してきた自民党の前首相、福田康夫氏(73)。だが、今回ばかりは民主党の小沢一郎代表代行自らが高崎市まで足を運び、記者会見で擁立を発表した女性候補、三宅雪子氏(44)の存在に陣営はとまどいを隠さない。

 福田氏の陣営幹部は「地元に関係ない落下傘の女性候補が出馬することも、それを小沢氏自らが発表することも、これまでに経験がない。しっかりと対応していきたい」と話す。自民党への逆風が伝えられる中、陣営の警戒感は福田氏の行動にも影響を与えている。

 今月1、2日に高崎市内で開かれた「高崎まつり」。福田氏は初日、同時開催された「市技能祭」の開会式で来賓として祝辞を述べた後、法被を着てまつり会場であいさつ回りした。まつり関係者は「福田さんが来賓出席したのは初めて」と驚きを隠さず、福田氏側から前日、急に「出席したい」と申し出があったと明かす。2日目もまつり会場に姿を見せ、三宅氏と鉢合わせし握手する場面もみられたという。

 これまで、福田氏の地元入りは05年の前回衆院選では公示後1日だけ。03年の前々回も3日程度。あるじ不在の中、貴代子夫人や長男達夫氏ら「留守番部隊」が運動を展開してきたことを考えると、異例ともいえる。

 今月1日、前橋市の自民党県連で開かれた出陣式終了後、福田氏は地元出身県議らと別室にこもった。「できるだけ本人が地元入りできるよう日程を確認した」(出席県議)という。

 一方の民主党。当初、保守系の中島政希氏(55)が公認を見込み立候補準備を進めていたが、角田義一元参院副議長らをはじめとする労組系の反対で調整が難航。小沢氏が裁定し、先月27日、自民党衆院議員として労相などを歴任した故石田博英氏の孫、三宅氏が出馬する運びとなった。

 三宅氏は会見翌日の28日に早速、民主党の主要な支持団体、連合群馬へ推薦を要請。連合側も今月2日、執行委員会で三宅氏の推薦を決めるなど、支持拡大への取り組みを強めている。

 ただ、保守系と労組系の対立は続いたまま折り合いがつかず、三宅氏陣営の選挙対策本部長には、小沢氏に近い米長晴信参院議員(山梨選挙区)が就いた。

 陣営が気をもむのは選挙区での三宅氏の知名度不足。石田氏の地盤は秋田で、三宅氏自身も群馬には縁(ゆかり)がない。「街頭に出て、何人に握手したかで勝負が決まる」(陣営幹部)と、出馬表明以来、1日50カ所での街頭演説を目標にしている。

 5日には、歯に衣(きぬ)着せぬ発言で知られる元民主党衆院議員、河村たかし名古屋市長を招き、高崎駅西口で街頭演説した。「河村節」で聴衆の足を止めた後、マイクを握った三宅氏は、こう言って群馬との「つながり」をアピールした。「群馬の地は義理人情の土地柄と聞いています。10日間で多くのみなさんに温かい言葉をかけていただいた。私はすっかり群馬県人です」

3174千葉9区:2009/08/08(土) 14:26:43
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20090808ddlk10010096000c.html
選ぶ:’09ぐんま衆院選 選挙区情勢/5止 5区 /群馬
 ◇応援で不在がち小渕氏 土屋氏、民主の支援受け
 「民主党は子ども手当をはじめ、明確な財源を示さない政策ばかり。無責任な党に日本の将来を任せるわけにはいかない」。今月1日、前橋市の自民党県連であった出陣式で、少子化担当相を務める小渕優子氏(35)は民主党を批判し、気勢を上げた。

 当選3回。父の故小渕恵三元首相から引き継いだ強固な地盤や若さを背景に、対立候補を圧倒してきた。05年の前回衆院選は県内最多の14万票余りを獲得し、民主、共産両党の候補者を寄せ付けなかった。

 現在、第2子を妊娠中。国内で現職閣僚が妊娠したのは初めてで、少子化担当相として、明るい話題を提供している。7月下旬には福岡9区の立候補予定者の応援に駆け付けるなど、各地から応援の要請が相次いでおり、陣営幹部が「地元入りの日程もなかなか組めない」とこぼすほどの人気ぶりだ。

 それでも、陣営幹部は「自民党に対する逆風が予想される選挙戦。盤石というものはない」と引き締めを図る。小渕氏自身も「これまで3回の選挙は、ほとんどべったり地元にいた。自分が選挙区にいない選挙をやるのは初めて。不安がないということはない」と語る。

 選挙区には、国が建設中の八ッ場ダム(長野原町)があり、建設中止を盛り込んだ民主党のマニフェスト(政権公約)を「無責任」と批判。政権交代が焦点となるなか、少子化対策と合わせ、政権担当能力のアピールも怠らない。

 ただ、民主党は5区で立候補を見送り、社民党が県内小選挙区で唯一、擁立する土屋富久氏(72)に選挙協力する。「自民対民主」の明確な対決構図となっている県内の1〜4区に比べ、やや状況が異なっている。

 土屋氏は5日の事務所開きで「今度の選挙は政権交代も大事だが、選挙後に社民党が存在感を示すことが重要だ」と支援者に訴えた。比例代表北関東ブロックにも重複立候補する見通しで、小選挙区での活動を、比例票の上積みにつなげたい考えだ。

 社民党は、県内の比例票の獲得目標を「前回比2割増の6万5880票以上」に設定した。比例北関東で1議席増の2議席を獲得し、選挙後の政局における発言権確保を目指す。

 土屋氏は昨秋から選挙区を3巡し、連合群馬からの推薦も受け労組の大会などにこまめに顔を出している。陣営幹部は「5区で土屋がどこまで頑張れるかが、比例の鍵を握る」と懸命だ。=おわり(この連載は庄司哲也、杉山順平、鳥井真平がまとめました)

3175千葉9区:2009/08/08(土) 14:29:35
http://mainichi.jp/area/mie/archive/news/2009/08/04/20090804ddlk24010201000c.html
決める夏:’09衆院選 1区の情勢 /三重
 衆院選公示まであと2週間。「政権選択」が焦点になる中、既に事実上の選挙戦がスタートしている。各陣営の動きが日に日に活発化する県内の各選挙区を歩き、情勢を探った。

 ◇マニフェスト実行を「民主の候補」強調 逆風の自民「個人対決に」
 「マニフェスト(政権公約)の実行をお約束する。政権交代の選挙にしてほしい」。7月31日夜、名張市内の市民センターで開いた集会。中井洽氏は約70人の市民を前に、農家への戸別所得補償制度や子ども手当など民主党のマニフェストを説明した後、そう演説を締めくくった。

 中井氏は「これまでの選挙は個人を前面に出してきたが、今回は『民主党の中井』として戦う。何としても政権交代し、日本の政策の大転換を成し遂げる」と意気込む。

 中井氏は、同じ伊賀市出身の川崎二郎氏との間で、中選挙区時代から激戦を展開してきたが、小選挙区制導入後は1勝3敗。いずれも比例東海で復活当選したものの、3回連続で苦杯をなめている。

 巻き返しを狙う今回。昨年から100回以上のミニ集会を開き、街頭演説も精力的にこなした。ミニ集会は、中井氏自身の強い希望で、かつては出向いたことのない後援会組織がない集落でも開いてきた。陣営幹部は「これまでは旧来の支持者を固める内向きの選挙だったが、今回は外に向けた攻めの選挙」と、川崎氏支持層への切り込みを図る。

 前回(05年)の“郵政選挙”は、逆風の中での戦い。川崎氏に約1万6400票差をつけられた。あれから4年。「前回は街頭演説していると罵声(ばせい)を浴びせられたが、今回は多くの人が手を振ってくれる」と中井氏は言う。

  ◇  ◇  ◇

 1日、津市内で開かれた事務所開所式。川崎氏は冒頭、「大変な逆風の中の戦いだ」と述べ、劣勢に立たされていることを強調した。その上で、中井氏との差を陸上競技に例え、「解散当時、相手は40メートル先を走っていたが、30メートル差になってきた。毎日毎日1メートルでも50センチでも近づくようにしなければならない」と話し、握手する有権者の目標を「3万人」にする決意を表明した。

 津市郊外の地区後援会長も「この地区で自民が負けることなど考えられなかったが、最近は中井陣営の集会などにも、川崎陣営と同じくらい人が集まる」と危機感を募らせる。

 川崎氏は解散前から週末などに地元へ戻り、支持者回りのほか街頭にも立ち、支援を呼びかけてきた。選挙戦では自民党への逆風の中、政党色を極力抑え、三重大医学部の早期建て替えや津駅・津新町駅のバリアフリー化の取り組みなど、地元重視の姿勢をアピールして戦う方針だ。

 陣営幹部は「政治家としての実績ではこちらに分がある」とし、「川崎対中井」の個人対決に持ち込むことを狙う。

 後谷一司氏も連日、支持者回りなどをこなし、支持拡大を図っている。【岡大介、宮地佳那子、田中功一】

3176千葉9区:2009/08/08(土) 14:30:46
http://mainichi.jp/area/mie/archive/news/2009/08/05/20090805ddlk24010212000c.html
決める夏:’09衆院選 2区の情勢 /三重
 ◇自民・鈴木氏、若さと行動力アピール 民主・中川氏、手応え
 「仲間の悪口や足を引っ張る時間があれば、地元の声を聞いてマニフェスト(政権公約)作りに時間を費やせと、憤りを感じた」

 7月25日、鈴鹿市神戸の市民会館で開かれた公明党国政報告会で来賓としてあいさつした鈴木英敬氏は、「麻生降ろし」が顕在化した解散前の自民党内の混乱を強く批判した。

 鈴木氏は元経済産業省課長補佐で、安倍晋三内閣では官邸スタッフを務めた。その人脈で、昨年1月の出馬表明以来、安倍元首相、塩崎恭久元官房長官、中川秀直元党幹事長ら大物が続々と応援に訪れた。妻、美保さん(32)もシンクロナイズドスイミング五輪メダリストで話題性は十分だ。

 だが自民党の支持率低迷で豊富な自民党人脈が生かしにくく、鈴木氏は逆に、党批判を余儀なくされている。

 鈴木氏が演説の際、好んで引用する話がある。雨ごいのために踊り、必ず雨を降らせる人に「なぜできるのか」と尋ねたら、「雨が降るまで踊るから」と答えたという話だ。その話を紹介した後、こう訴える。「いま政治に大切なことは、できるまでやること。誰が最後まで踊り続けられるかだ。不可能を可能にするためにやり続けます」。そして、自身の若さと行動力をアピールする。

 ◇  ◇  ◇
 鈴鹿市内で7月24日に開かれた立候補予定者の公開討論会。中川正春氏は「今回の選挙はマニフェストで判断していただきたい」と訴えた。陣営関係者は「民主党マニフェストについて、多くの問い合わせがある。有権者が政権交代を現実的にとらえている」と手応えを感じている。

 中川氏は05年衆院選で、公示2週間前に擁立決定した自民新人候補に、有効投票総数の38%超に当たる約8万1000票もの得票を許した。今回、対決する鈴木氏は、1年半にわたって選挙区内を精力的に歩いている。鈴鹿市内で7月27日に開いた決起大会で、「党より個人」をアピールする鈴木氏に対抗するように、中川氏は「自民党の議員は、まず麻生(太郎首相)さんの悪口を言った上で、自分は違うと言う。右往左往していて新しいビジョンが出てこない」と批判した。

 ◇  ◇  ◇
 中野武史氏は、比例東海ブロックの得票増を目指す党の方針を受け、県内全域で街頭演説や支持者回り、小集会を続けている。18日の公示後に2区で運動するのは、投開票日までの12日間のうち4日間とする計画だ。「政治によって生活が痛めつけられているという有権者の思いが広がっている。党事務所へ生活相談に来た派遣切りされた若い人が、街頭宣伝に加わってくれるなど、若者の応援も増えている」と期待する。

 萩都志子氏は街頭演説などでの訴えを続けている。【高木香奈】

3177千葉9区:2009/08/08(土) 14:31:59
http://mainichi.jp/area/mie/archive/news/2009/08/06/20090806ddlk24010187000c.html
決める夏:’09衆院選 3区の情勢 /三重
 ◇2連続復活の自民・平田氏、接戦期待 民主・岡田氏、応援で不在
 衆院解散を間近に控えた7月18日、桑名市内で開かれた地元の現職衆院議員を対象にした公開討論会。経済・景気対策や社会保障などについて、岡田克也氏と激しく意見を戦わせた平田耕一氏が、最後のフリートークで発した言葉に、約350人の聴衆がどよめいた。「小泉改革の揺り戻しと景気(後退)の波で、散々な4年間だった。(私は今回)ほとんど当選できない」。宿敵の前での敗北宣言とも受け取れる発言だった。

 しかし実際には、この言葉とは裏腹に、新たな票の掘り起こしに取り組み、議席維持に執念を燃やしている。支持者宅の玄関先に10人程度の住民に集まってもらい行う「軒先演説会」など、平田氏が長年続けてきた独自の活動は、昨秋から100回以上を数える。

 また、78地区に設けた後援会の会員は男性中心のため、「女性の会」と名付けた女性対象のミニ集会に、新たに取り組み始めた。

 平田氏は、過去2回の衆院選で、比例名簿の上位に登載されたため復活当選したが、いずれも岡田氏に大差をつけられた。今回は名簿上位の優遇は期待できず、“がけっぷちの選挙”だ。

 いなべ市で今月1日開いた「女性の会」で、平田氏は「地元から国会議員2人を出させてほしい」と支援を呼びかけた。「公明との協力関係もこれまで以上に強化したい」(平田氏)とし、票を積み増して民主党要職にある岡田氏との接戦に持ち込みたい考えだ。

 ◇  ◇  ◇
 岡田氏は、前々回が党幹事長、前回は代表、今回は再び幹事長という要職の立場で選挙に臨む。

 7月18日に桑名市で開いたセミナー。岡田氏は「自民は、くるところまできた。見ていると寂しく感じる」と述べ、岡田氏が一貫して必要性を訴えてきた「政権交代」に手応えを示した。参加者からは「ぜひ総理に」などと、県内初の宰相誕生を期待する声も上がった。

 しかし、党幹部として他候補の応援に出向かなければならず、今回も本人不在の選挙戦となる。3日に地元入りしたが、今後、投票日まで、戻る予定はない。05年衆院選では、目標を1万票上回る約14万票を獲得し、平田氏と約5万9000票差だったが、票差は03年衆院選より約5600票縮まっている。

 岡田氏は「私がいなくても支持者が活動してくれる」とする一方で、「地元情勢を把握しておらず、不安もある」と漏らす。陣営では、録音した岡田氏の声を活用するなど工夫した活動を展開し、後援会や企業、労働組合などへの支持拡大を図る。

 野原典子氏は連日、駅前や商店街を中心に街頭宣伝などを展開している。【井上章】

3178千葉9区:2009/08/08(土) 14:33:15
http://mainichi.jp/area/mie/archive/news/2009/08/07/20090807ddlk24010145000c.html
決める夏:’09衆院選 4区の情勢 /三重
 ◇民主・森本氏、旧一志郡などに切り込み 自民・田村氏、逆風に躍起
 津市美杉町太郎生の多目的集会所で3日開かれた、森本哲生氏の国政報告会。会場を埋めた約140人の聴衆を前に、森本氏は感極まったようにあいさつを始めた。「ここで、こんなに多くの人に集まっていただけるなんて、(初陣の)4年前にはとても考えられなかった」

 森本氏は松阪市・飯南郡(当時)選出の県議を経て、05年衆院選に初出馬した。擁立決定は公示3週間前だった。懸命の選挙戦を展開し、田村憲久氏との一騎打ちで敗れたものの、比例東海ブロックで復活当選した。

 田村氏との票差は約1万3000票。地盤だった旧松阪市・飯南郡や、一定の人脈があった多気郡ではほぼ互角だったが、知名度が低い旧久居市・一志郡で大きく離された。中でも旧美杉村は、有効投票総数に占める得票率が35・4%しかなく、旧白山町(旧一志郡)の約34・5%に次いで低かった。

 このため森本氏は05年衆院選後、旧久居市・一志郡地域を重点的に回った。この日の報告会でも、山間部の旧一志郡を意識し、「人を育てるのには素晴らしい地域だが、いま、山村は大変だ。政治で一番大切なことは、皆さんの暮らしを守ることだ」と述べ、農家への戸別所得補償制度や子ども手当など党のマニフェストを説明し、政権交代の必要性を訴えた。陣営幹部は「確実な手応えがある。この地域で五分五分の戦いができれば、勝利も見えてくるはずだ」と意気込む。

 ◇  ◇  ◇
 森本氏を支援する県議は7月下旬の早朝、松阪市嬉野地区(旧一志郡)で見た光景に目を疑った。「激しい雨の中にもかかわらず、通行車両に頭を下げている人がいた。よく見たら田村さんだった」。旧久居市・一志郡地区の攻防を受けて立つ田村氏も必死だ。「自民党への逆風は想像以上にきつい」と田村氏は言う。

 4日と5日、田村氏も旧美杉村内の3カ所で国政報告会を開いた。陣営関係者は「相手に攻め入られたんだから、早めの修復が必要」と話し、森本氏の切り崩しを食い止めようと躍起だ。

 5日夜、太郎生地区で開いた国政報告会で、田村氏は「自民党も悪いところはある」として世代交代の必要性を訴える一方で、「地方を大事にする保守政党としての自民党は残さないといけない」と話した。

 さらに「本当に厳しい選挙。皆さんの力を貸してもらわないと年貢の納め時になる。4期目だが、まだ44歳。これからご恩返しさせていただくためにも、支援の輪を広げてほしい」と必死に訴えた。

 高良雄蔵氏は、選挙区内の支持者回りなどを連日行い、知名度アップを図っている。【橋本明、田中功一】

3179千葉9区:2009/08/08(土) 14:35:44
http://mainichi.jp/area/mie/news/20090808ddlk24010198000c.html
決める夏:’09衆院選 5区の情勢 /三重
 ◇自民・三ツ矢氏、比例重複の退路断つ 民主・藤田氏、悲願の議席奪取へ
 「比例東海ブロックへの重複立候補をやめました。これで勝負をさせていただきたい。私の覚悟、意気込みであり、決意でもある」。6日夜、大紀町で開いた女性集会で、三ツ矢憲生氏は、退路を断って選挙戦に臨むことを明らかにした。

 5区は、県内で最も自民支持層が厚い選挙区だ。三ツ矢氏は、過去2回の選挙で民主候補らに圧勝し、比例東海ブロックでの復活当選さえ許さなかった。

 しかし今回、民主が擁立する藤田大助氏は、祖父(84)が自民県連幹事長などを務めた元県議。父(57)も昨年7月まで自民党籍があった現職県議だ。それぞれの支持者に藤田氏支援を呼びかけており、三ツ矢氏の支持基盤を脅かしている。

 加えて今回は、自民党の支持率が低迷する中での逆風選挙。三ツ矢氏を支援する県議は「本当に厳しい。『三ツ矢さんがあかんわけではないが、自民党があかんから三ツ矢さんに投票しない』と言われる。説明して納得してもらうのにも時間がかかり、運動も効率が悪い」と嘆いた。

 そんな中で三ツ矢氏は、有権者との対話によって「三ツ矢個人」をアピールするため、昨夏から200回以上のミニ集会を開いてきた。この日の女性集会では、「今まで以上に支援をいただかないと、当選は難しいかもしれない」と危機感を訴え、「私の責任と覚悟が、皆さんから信頼されるかどうかが試される選挙。死にものぐるいで頑張る」と議席維持への執念を見せた。

 ◇  ◇  ◇
 「(自民の)岩盤は厚く、なかなか乗り越えられるものではないが、この5区から新しい政治を始めましょう」。5日夜、志摩市内で開かれた民主党国政報告会で、同党の岡田克也幹事長は、藤田氏への支援を訴えた。

 県内5小選挙区全勝を目標にする党県連にとって、自民支持層が厚い県中南部の4区、5区の勝利は最大の課題だ。党幹部として全国遊説に駆け回る岡田氏の県内遊説は、目標達成に向けた強い決意を示すものだ。藤田氏も「政権交代により、従来の強い人のための政治から、一人一人に合った政治に変えることで、新たな経済や文化が生まれてくる。5区で議席を取れば、政権交代が実現する」と訴えた。

 これまで連合三重傘下の労組中心の運動で、郡部など自民支持が強い地域に足掛かりがなかった民主陣営にとって、藤田氏の祖父、父の存在は大きい。陣営幹部の県議は「これまでは最初から負け覚悟の選挙だったが、今回は違う。自分の選挙でもやったことがないほど歩き回っており、陣営全体のムードが違う」と悲願の議席奪取に向けて意気込む。

 大原忍氏は、街頭活動などを通じて支持拡大を図っている。【木村文彦、田中功一】

3180千葉9区:2009/08/08(土) 14:40:02
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20090805ddlk08010268000c.html
ひずむ集票組織:’09茨城ダブル選/1 建設業界 /茨城
 ◇「自民党にほとほと嫌気がさした」 薄れるしがらみ
 故梶山静六氏が自民党の強固な地盤を作った衆院4区。過疎化が進む常陸大宮市の山間部に暮らす40代の土木業者の男性は今年、自宅敷地内に民主新人の高野守氏(50)の看板を立てた。

 「この業界でこういう行動を取るのは大変な勇気がいること」

 にが笑いを浮かべた男性はれっきとした自民党員。しかし、今回は民主党支援に回り、ビラ配りや集会の動員に汗を流す。

 ずっと梶山氏を応援してきた。「業界のつき合い」を疑わなかった。だが、地盤を引き継いだ長男で自民前職の弘志氏(53)からは離れることに。

 「民主党が特別いいとは思ってないが、自民党にほとほと嫌気がさした」

 民主党支援に走らせたのは自民党だった。男性の自民批判はとどまることを知らない。昨年9月に地場の建設会社が破産したのを引き合いに出し、「仕事がないから倒産した。応援してもらってるのに国会議員が何もしていない証拠だ」とまくしたてた。

 「今回は民主党で動きますって言ったら、社長は『分かった』としか言わなかったよ」

 結城市に本社を置く建設会社の60代所長。事務所がある水戸市を含む衆院1区に立候補する民主新人の福島伸享氏(38)の応援を社内で公言している。

 数年前まで勤務した大手ゼネコン時代は、会社から「自民党籍を取ったらどうか」と勧められるほど、「保守のしがらみ」につかっていたが、梶山静六氏の死去で選挙への関心が薄まった。

 公共事業に頼らず、個人受注で経営が成り立つ今の会社に再就職したころ、福島氏に出会う。最初は「おれは自民党だから応援できない」と断ったが、「民主党でなく福島個人を応援してほしい」と何度も口説かれ、考えを変えた。

 「民主党が政権を取ったからといって、世の中、劇的に変わるとは思わない。でも、もう自民はいいやって気持ちはあるよね」

 自民党職域支部で県内最大規模の茨建協支部(水戸市)。関係者は知事選で元国土交通事務次官の小幡政人氏(64)を支援することについて、微妙な言い回しをしている。

 「県連が推すと決めた以上、我々はやらざるを得ない。ただ、投票は各業者に強制できない。あとは『心の問題』だ」

 7月中旬までに県内4カ所で「励ます会」を開催。「一定の役割は果たした」という空気も広がっている。

 昨年度の数字で県内582業者、5120人が加盟する茨建協支部。郵政選挙で自民党が大勝した05年には6457人が会費を納めており、目減りは否めない。組織力が低下する中でささやかれる「心の問題」。一枚岩で保守王国を支えてきた集票組織は確実にほころびを見せている。

   □ □ □ 

 小選挙区制導入、小泉改革などを経て、自民党の足腰の衰えが指摘されて久しい。それでも茨城は集票組織が機能する「最後の砦(とりで)」とみられてきた。ところが、政権選択の選挙を前に確実に変化が見て取れる。「ひずみ」の現場をリポートする。=つづく

3181千葉9区:2009/08/08(土) 14:40:52
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20090806ddlk08010124000c.html
ひずむ集票組織:’09茨城ダブル選/2 県医師会 /茨城
 ◇「忠誠は医師連盟。自民党じゃない」 政策実現へ政党値踏み
 先月30日夜、衆院選茨城6区の民主新人、大泉博子氏(59)の選挙事務所で開かれた選挙対策会議。民主支援に転じた県医師会の政治団体「県医師連盟」の原中勝征委員長らを前に、菅直人・民主党代表代行が「茨城の乱」の意義を力説した。

 「茨城を取れば、医師会は民主党にとって友好団体になる」

 県医師会の上部団体「日本医師会」(日医)は長年、政治団体の日本医師連盟を通じ、「票とカネ」の力で与党に要求実現を働きかけてきた。日医が自民追従を続ける中で起きた茨城の乱は、兵庫県の医師連盟も民主候補を一部推薦するなど、県外まで飛び火した。

 後期高齢者医療制度への反対に端を発した県医師会の自民離れの背景には、小泉改革による医療費抑制政策を認めた与党への不満がある。医療費抑制は医師にとっては収入減に直結する問題だ。

 県南の医師会幹部は「一番の狙いは日医の復権。日医の考えを政策に反映させることだ」と解説する。政権交代が現実味を帯びる中、幹部は冷徹に政党を値踏みする。「我々が忠誠を誓うのは医師連盟。自民党じゃない」

 連盟は、茨城6区を象徴的な選挙区と位置付け、後期高齢者医療制度の「生みの親」である厚生族の筆頭格、自民前職、丹羽雄哉氏(65)=元厚相=を最大の標的とする。幹部らは白衣姿で街頭演説に立つなど手厚い選挙支援を展開中だ。

 「特定の一人を当選させる力はないが、落とす力はある」と定評がある医師会の集票力。しかし、最近はかげりもみられ、「誰も書かなかった日本医師会」(草思社)などの著書がある医事評論家の水野肇氏は「今の地方医師会にそれほどの組織力はない」と指摘する。茨城6区の焦点化は、限定的な影響力を最大限発揮する手段で、「絶対有利という選挙区でひっくり返れば、連盟の政治力は甘くみられない」(連盟幹部)との計算が働く。

 県内トップレベルを誇る連盟の政治献金も揺さぶり材料の一つだ。県選管提出の政治資金収支報告書によると、05年の衆院選・知事選の同日選直前に「陣中見舞い」として連盟は、県内全7小選挙区の自民陣営に計1250万円を献金。丹羽陣営には他陣営の3、4倍にあたる400万円と傾斜配分していた。自民との関係冷却後、今年2月からは、県医師会の有志団体の献金が、民主の各陣営へ少なくとも計300万円以上流れている。

 患者の命を守る医師の職能集団。したたかな圧力団体。二つの顔を併せ持つ県医師会は、政権交代を見据えながら、反乱で求心力を保とうとしている。=つづく

3182千葉9区:2009/08/08(土) 14:41:39
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20090807ddlk08010097000c.html
ひずむ集票組織:’09茨城ダブル選/3 県農政連 /茨城
 ◇「特定候補に偏るとギクシャクする」 自民県連に無言の抵抗
 7月23日午後、水戸市の県JA会館で開かれた政治団体「県農協政治連盟(農政連)」の支部長会は、重苦しい空気が漂っていた。知事選で、自民党県連が推す小幡政人元国土交通省事務次官(64)に推薦を出すか、現職の橋本昌知事(63)に出すか。衆議院解散で選挙ムードが高まる中、先送りにしてきた決断を迫られていた。

 支部長会に参席した県内農協幹部ら45人に市野沢弘委員長が意見を求めたが、5分以上の沈黙が続き、休憩に入った。主要幹部ら6人と別室に入った市野沢委員長は「このままでは何も決まらない。今回は推薦を見送るしかない」とつぶやいた。再開した会合で推薦見送りの事務局案を提示すると、出席者から拍手がわき起こり、満場一致で承認された。

 農政連は衆院選では、全7選挙区の自民党候補予定者と政策協定を結び、推薦を決定済み。会員の半数以上が党農協支部に加盟する農政連が、知事選で自民候補の推薦を見送ったのは、無言の抵抗とも言える。24日会見した市野沢委員長は、農協が金融や病院など複数の事業を抱える経営体という側面を強調。「特定候補に偏ると、現場がギクシャクする」と苦渋の選択であることをにおわせた。

 推薦見送りは、6月下旬に橋本知事への支持表明をした坂東市の吉原英一市長の会見にJA岩井の組合長幹部らも同席するなど、一本化は事実上不可能との判断も働いていた。

 会見に同席したJA岩井の古矢栄一第一理事は、一部が現職支持に回った背景について、自民党県連会長を20年務める山口武平会長への反発があると指摘する。ダブル選の結果次第で会長の去就に及ぶ可能性があり、県連の締め付けは弱まったとみて、こう言い切る。「小幡さんが当選すれば、武平は息を吹き返す。現職が当選すれば、自然消滅だ」

 県選管提出の政治資金収支報告書によると、農政連は05年のダブル選時に民主党2候補に「陣中見舞い」を贈り、07年まで民主党本部のパーティー券を購入していた。農政連担当者は「自民党組織ではないので、農政に理解がある方なら支援する」と、政権交代を視野に入れた二また支援は今も続いているとみられる。

 「地域のしがらみで抑えられていた声が出始めた」。衆院3区の民主元職、小泉俊明氏(52)は、衆院選で農村部の変化を感じている。前回選挙では取手市議時代から付き合いのある農協関係者ら20〜30人が集まるだけだった。しかし最近は参加者が100人を超え、支援を公言する人も増えているという。

 無言の抵抗、声なき声は一気に噴出するのか−−。会長支配の影響を直接受けてきた農政連は、自民県連の動向を慎重に見極めようとしている。

3183千葉9区:2009/08/08(土) 14:42:56
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20090808ddlk08010158000c.html
ひずむ集票組織:’09茨城ダブル選/4止 特定郵便局長OB /茨城
 ◇「選挙のことは現役に聞いてくれ」 民営化見直しへ新組織
 「3月31日まで自民党支部長を務めてましたが、脱退しました」

 県内有数の自民党支持基盤だった特定郵便局長OBらでつくる政治団体「自民党県大樹支部」の前支部長が6月21日、水戸市内で開かれた衆院1区の民主新人、福島伸享氏(39)の集会に参加し、福島氏支援を表明した。県大樹支部は「かつて3840人が加盟していたが、今ではゼロに等しい」と実情まで暴露し、自民党基盤の崩壊を集会で演出するのに一役買った。

 県選管提出の政治資金収支報告書によると、大樹支部は上部団体から年間250万円前後の寄付を得て活動してきたが、05年衆院選で民営化に反対した自民党造反議員が大敗北を喫して以後、途絶えた。会員のほとんどは、民営化後の08年3月、現役局長らで設立した政治団体「郵政政策研究会(郵政研)」に移った。大樹支部の活動はますます先細り、07年末時点の活動資金は6138円。大樹支部の現支部長は、活動について「何もしていない」として、言い放った。「選挙のことは現役に聞いてくれ」

 その現役局長らでつくる郵政研は、衆院選では全7選挙区で民主候補を支援している。現行民営化法では、銀行と簡保の政府保有株を10年以内に売却することになっており、採算性を重視する外資企業が買い取った場合、不採性の高い過疎地の郵便局から金融と保険の両事業が引き上げられる可能性が高い。これに対し、民主党や国民新党などは株式売却を凍結する「民営化見直し法案」を国会に提出し、今回の選挙公約にも盛り込んでいるからだ。

 「民営化されて良かったのは、公務員じゃなくなっておおっぴらに選挙活動ができるようになったことだ」

 民主候補の支援活動を続ける水戸市内の60代の郵便局長は、自嘲(じちょう)気味に話す。05年7月の郵政民営化法案可決の時には、採決直前まで県選出の自民党議員に「棄権を」と働きかけたが、当時の自民党の締め付けは厳しかった。「あそこまでやる必要があったのか」。今も不信感が残る。

 県内の郵政研メンバーは、民主候補の駅立ちでのビラ配り、ポスティングなど実働部隊として動く。選挙活動とは別に、民営化見直しを訴える独自のカラー冊子も作成。表紙には、外資企業による郵便局買収の危機を示すため、星条旗の前でぼろぼろになったポストを描き、政権与党を正面から批判している。

 定年退職間際というある郵便局長は、「別に民主党が好きで応援しているわけじゃない。職場環境を守るためにも負けられないんだ」と語り、民主党支援は限定的というニュアンスを強調した。

 民営化を契機に対立政党の支援に軸足を移した集票組織の底力は示されるのか。結果の出る時がすぐそこまで迫っている。=この連載は、高橋慶浩、八田浩輔が担当しました。=おわり

3184千葉9区:2009/08/08(土) 14:45:13
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20090804ddlk20010005000c.html
’09夏・衆院選ながの:国政の課題・現場から/1 雇用と景気 /長野
 総選挙の公示が18日に迫り、各党はマニフェストを掲げて事実上の選挙戦に突入、「政権選択」の声が街にあふれる。一方、足元を見れば、人とカネの流出が続く地方の経済、農林業、医療などさまざまな分野で懸案が山積だ。長野の現場の人たちの声を通じて国政の課題を考えたい。

 ◇少ない求人、希望者殺到 経済政策の効果、実感できず
 「職安に求人を出すのをやめようかな」。上田市雇用促進室で企業と求職者のコーディネーターを務める滝沢博文さん(54)は、地元企業の担当者からこんな声を聞いた。数人の募集枠に数十人以上の希望が殺到し、「面接するだけで大変。とても対応しきれない」というのだ。

 社会保険労務士の滝沢さんは、4月から市の嘱託職員として週に4日、市内の企業を訪ね歩く。だが「どこも人余りで、とても新たな求人が出る状況ではない。何とか今いる社員を解雇しないようにお願いするのがやっと」という。

 製造業が盛んな上田地域で、精密モーター企業のシナノケンシ(上田市)が200人の希望退職者募集を決めるなど、不況の波は派遣社員から正社員に広がる。6月の同地域の有効求人倍率は0・26倍と、1963年以来最低の水準。工場勤務などの仕事に限れば、6月は129人の募集に対して求職者が3097人に上った。

 朝8時半、上田公共職業安定所に始業前から30人ほどが列をなした。求人情報を探す27台のパソコンを使おうと、フロアに人があふれる。「派遣切り」が問題化した昨秋以来、この状態だという。「景気の底打ちが地方へ波及するまで1年半はかかる。景気が良ければとにかく雇い、悪くなったら切る。それでいいわけがない」。春原和衛所長は苦渋の表情を浮かべた。

 製造業が主力の県経済は、世界的な経済危機の影響をもろに受けた。日銀松本支店によると、県内製造業の08年度下期の売上高は、前年比31・8%減。長野経済研究所の野崎光生・上席研究員は「県内の製造業は外需依存型で、外需の低迷が大きな落ち込みにつながった」と分析する。

 ◇ ◇ ◇
 夏休みシーズンを迎えた週末。白馬村は小雨が降り、北アルプスを厚い雲が覆った。「天気はどうしようもないからね」。八方尾根観光協会長の丸山武彦さん(60)は苦笑したが、そのあと「観光客の減少は天気のせいだけにはできない」とつぶやいた。

 スキーブームの90年代、「白馬、八方」は一大ブランドだった。夕方にゲレンデでスキー大会の準備をしていると、ふもとの道路にはスキー客の長い車列ができていた。

 しかし県によると、08年度の県内のスキー場利用客は762万人で、ピークの92年度(2120万人)の3分の1。観光客全体でも8676万人で、91年の1億764万人から2割減った。

 今、白馬村は外国人旅行客の誘致に力を入れている。同村観光局によると、08年は04年の約5倍の4万9664人に増えた。村で旅館を経営する丸山徹也さん(46)は「長期滞在する外国人が増え、受け入れ態勢が求められている」と話す。国も昨秋に観光庁を発足させ、11年までに外国人客1000万人を目指す。ただ、全体に占める外国人客の割合はまだわずかだ。

 国がPRする高速道路のETC(自動料金収受システム)割引や定額給付金による経済効果は実感できていない。「お金を配ってもその場だけで終わり。それより長期休暇を取得しやすくするなど、国でないとできない仕組み作りが必要だ」と丸山徹也さんは訴える。【光田宗義、大島英吾】=つづく

3185千葉9区:2009/08/08(土) 14:45:47
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20090805ddlk20010055000c.html
’09夏・衆院選ながの:国政の課題・現場から/2 農林業 /長野
 ◇見合わぬ対価、細る担い手 生き残り競争、減反と矛盾も
 佐久市西部の浅科地区。7月下旬、浅間山をバックに青々とした水田が広がり、あぜ道で中年の男性が雑草を刈り込んでいた。「今は田植えを終えたら、収穫まで田に入らずに済む」。技術革新で、昔ほど手をかけずに多くの収穫ができる。秋までの作業は、あぜ道の草刈りくらいだ。

 佐久地方は地元産コシヒカリをブランド化した「五郎兵衛(ごろべえ)米」を生産する米どころ。江戸時代初期、市川五郎兵衛が新田を開発した。強粘土質が稲作に適し、粘り豊かな良米を生む。JAが89年に五郎兵衛米を商標登録した。

 その佐久はコメの生産調整(減反)が毎年大幅な未達成で、国の農政に反旗を翻している。国による08年のコメの生産目標は長野県分で3万3240ヘクタール。実際の作付け面積は581ヘクタール多く、その97%を佐久地方が占めた。

 国は70年代以降、コメ余りを契機に、生産量を抑えて米価の下落を防ぐ減反を打ち出した。浅科地区でも多くの人が転作を試みたが、コメ以外の作物が育ちにくい土壌に阻まれて挫折。「こだわりのコメで生き残ろう」が農家の合言葉になった。

 同市八幡でアイガモ農法に取り組む成沢一成さん(69)は、17年前から無農薬・有機米で差別化を図る。加盟する農家の会には全国で450世帯以上の固定客がついた。「普通にやったら先細り。自分で売り口を探し、売値を決める」

 販売価格は10キロ6600円と上々。それでも収入を時給に換算すると200〜250円だ。若者は農家を継がず、60〜70代以上がかろうじて支えている。「このままだと崩壊の道だ」。成沢さんは将来を悲観する。

 ◇ ◇ ◇
 飯山市北部の「なべくら高原」。ブナの原生林を切り開いた畑に特産のアスパラガスやニンジンが植わる。中村圭吾さん(28)は07年春、浜松市から移住し、大規模農家に勤めた。北信地域にスノーボードに来たのがきっかけ。夏は農業、冬はスキー場関連の仕事で生計を立てる。

 「大自然の中で季節の野菜を収穫しながら体を動かすのはいい」と笑うが、独立となると「やりたいが、資金もない。農業は必ずしもお金にならない」。

 県によると、05年の県内の販売農家は7万4719戸。全国4位だが、85年のほぼ6割に減った。全国屈指のアスパラ産地として知られる飯山市も高齢化などで離農が後を絶たず、後継者難に悩む。

 市農林課によると、長期不況もあって都市部からの就農相談が増えた。今年の相談は5件。3人を受け入れ先の農家に紹介し、4人目からは断った。「受け入れる体力がある農家がない」のだ。

 市は05年度に「農村定住支援住宅」をつくり、月2万円の家賃で就農者を受け入れているが、これまでに受け入れた5人程度のうち、3人は農業を断念するなどして市を去った。農家は担い手を育てる余力すら失いつつあり、志した人もなかなか根付かない。

 同課の桑原良満・振興係長は「農産物の価格が安すぎる」と指摘する。飯山もコメのブランド化を進めるが、生き残り競争は激しい。「安さがブランド」のコメも現れた。

 同課の試算では、新規就農に最低限必要な50アールの水田と、中古のトラクターなどを手に入れるのに約1000万円。収穫できるコメの売り上げは年約75万円に過ぎない。【竹内良和、藤澤正和】

3186千葉9区:2009/08/08(土) 14:46:57
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20090806ddlk20010004000c.html
’09夏・衆院選ながの:国政の課題・現場から/3 人材育成 /長野
 ◇変わらぬ都会・大手志向 地元定着へ信大など模索
 「今も以前も変わりませんよ」

 4日に長野市内のホテルで行われた新卒者らが対象の合同就職説明会。須坂市に本社を置く部品メーカーの採用担当の男性は、ブース席でため息をついた。参加した学生らは前年の約1・6倍。「例年なら既に決まっているはず」(主催した長野公共職業安定所の畠山則幸業務部長)の理系の学生が、ブースを訪れる姿が目立った。しかし「いい学生がうちに入ってくれるかは別の話。試験や面接を通っても辞退する人が結構多い」と男性は打ち明けた。

 昨秋からの景気悪化で、就職業界は買い手市場だ。全国的にどの企業も採用を抑え、名の知れた大手企業の競争率は高まる。「人材確保のチャンス」と、多くの中小企業が説明会に参加したが、長野市に本社を置く別のメーカーの採用担当者は「いい人材は大手に決まってしまっている」と、思うようにいかない状況を話した。

 大町市出身で県外の大学に進学した男子学生(21)は「東京、名古屋などで採用試験を受けたが決まらず、地元も選択肢に入れざるをえなかった」と県内の就職には消極的。別の県外の大学を卒業予定の長野市出身の男子学生(23)も「東京とかの企業で内定をもらえたらそっちに行く」と断言した。

 地方、地元より都会。中小より大手。就職難にあっても学生の都会志向、大手志向は変わらない。県は6月、愛知工業大(愛知県豊田市)と県内出身の学生の「Uターン就職」を促進する協定を初めて締結。若い働き手を呼び込む模索が続く。

 ◇ ◇ ◇
 08年10月、松本市旭の信州大体育館での企業説明会で、対照的な光景が繰り広げられた。参加124社のうちテレビCMなどで頻繁に目にする有名企業の関連会社のブースは、40〜60分待ちと長蛇の列。一方、県内の中小企業のブースは閑古鳥が鳴いた。見かねた信大の職員が「いろいろな企業の研究が大切。待ち時間はもったいない」と、空きブースへ学生を促した。

 学生の就職をサポートする信大学生支援課によると、県内には世界的なシェアを持つ製造業や、年間ボーナスとして給与の7カ月分を支給するなど好待遇の中小企業も多い。しかし、そうした企業が学生への情報発信やインターンシップの受け入れをうまくできていないという。信大の小坂共栄理事(教学担当)は「優秀な人材を県内にという声は大きいが、学生の希望を生かしたい」と話す。グローバルな人材育成も大学の使命と考えているからだ。

 信大は大学の魅力づくりの一環として、信大や長野大、松本大など県内の8大学をオンラインでつなぎ、他大学の授業を受けられる「高等教育コンソーシアム信州」を来年度導入する。「地元の大学に目が向けば、地域へ人材を送り出せるようになる。県内の大学が協力し、信州に愛着を持つ学生を育てる」(小坂理事)。8大学が持つ県内企業のデータベースを統合することも検討している。

 県によると、08年3月に県内の高校を卒業した人の72・2%は県外の大学・短大へ進学した。信大でも09年度入学者のうち、県内出身者は約3割。09年4月に就職した卒業生(工学部以外)で、県内に就職したのも約3割にとどまる。

 総務省の統計では、長野市の1世帯が08年に支出した教育費は平均10万1320円。お金と時間をかけて育った人材が、大都市に流出する構図は変えられるのか。【福田智沙、渡辺諒】=つづく

3187千葉9区:2009/08/08(土) 14:47:58
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20090807ddlk20010005000c.html
’09夏・衆院選ながの:国政の課題・現場から/4 地域医療 /長野
 ◇激務と赤字、負の連鎖 医師不足、広域で分担の動きも
 7月末の暑い日。白馬村の男性(72)は妻の診療に付き添い、自宅から車で25分かかる大町市の市立大町総合病院を訪れた。同村の診療所は5カ所あるが、病状が重ければ大病院を頼る。さらに離れた小谷村の診療所は1カ所だけ。「医者だって働く条件や環境がいい方に行くんだろう。でも、ここがなくては困るんだ」。男性はそう言い、玄関わきのベンチに腰を下ろした。

 南北70キロに及ぶ大北医療圏(大町市・北安曇郡の1市4町村)で病床20床以上の病院は大町市と池田町の2カ所しかなく、地域医療の中核を担っている。

 その大町総合病院で07年末までに内科の常勤医5人のうち2人が退職した。入院病床を約半数にするなど、内科診療の縮小を余儀なくされた。09年4月までに補充はできたが、その間の患者減少で経営がさらに悪化。08年度の純損失は約3億2770万円に上った。

 今の常勤医は全部で18人。救急医として約15人が交代で当直を務める。常勤医が2人しかいない産科・小児科は2日に1度は病棟の急患に対応し、月2〜3回は夜間の救急医を務める計算だ。丸山純生庶務課長は「今もぎりぎりの状況。一時的に乗り切ったに過ぎない」と言う。

 医師確保が難しい理由は利便性の悪い立地にある。大町市には高速道や新幹線がなく、都心や名古屋へ直結する在来線もない。04年に導入された新臨床研修制度で研修先を自由に選べるようになると、医師は山間地を嫌って都市部に流れた。「田舎に来てもらえる政策を」。丸山課長の言葉は切実だ。

 ◇ ◇ ◇
 松本市和田の主婦(26)は、第1子を妊娠して22週目に入った。健診は塩尻市のクリニックで受け、波田町の総合病院で出産を予定する。波田まで妊娠検査に行った時、検査や健診は別の病院で受ける仕組みと、初めて知った。

 松本市、塩尻市などの3市1町5村(松本医療圏)は08年5月、「松本地域出産・子育て安心ネットワーク協議会」を設立。連携する病院やクリニックを受診した妊婦には、カルテと同じ役割を持つ「共通診療ノート」を渡している。分娩(ぶんべん)を扱わない開業医などでも健診を受け易くすることで、分娩可能な特定の病院に集中していた妊婦を分散させ、産科医の負担を軽減する狙いだ。休日は当番医が、夜間は信大病院や相沢病院などで対応する。

 主婦は「しっかり診てもらえるし、カルテが手元にあると安心感が大きい」と評価するが、産科医不足には「何か起きた時に診てもらえないかも」と不安を吐露した。高額な出産費も、若い世代が出産に踏み切れない要因の一つだ。

 連携制度を考案した信州大医学部の金井誠教授は「地域全体が一つの大きな病院というイメージを描いた」。だが産科医の減少による激務と、出産に伴う事故が訴訟に発展するケースが増え、そもそも「医学生は産科に魅力を感じていない」と指摘する。金井教授は「医師が分娩を積極的に扱えるような社会を」と強調、産科医の待遇改善や産科を志望する学生への奨学金などの必要性も訴えた。

 県内の分娩を扱う施設は、01年の68施設から09年には45施設に減った。松本医療圏では13施設から6施設に半減。6施設での分娩が年平均4000件に対して、医師は1施設に1〜3人。1人が数百件の出産を担当していることになる。【渡辺諒、大平明日香】=つづく

3188千葉9区:2009/08/08(土) 14:49:12
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20090808ddlk20010038000c.html
’09夏・衆院選ながの:国政の課題・現場から/5止 公共交通 /長野
 ◇リニア計画、期待と疑問−−路線バス、在来線は再考迫られ
 「地域のエゴだ」

 「差額は諏訪市が払え」

 リニア中央新幹線計画をめぐり、JR東海は6月18日、諏訪・伊那を通るBルートの工事費が、南アルプスを貫くCルートより6400億円高いとする試算を公表した。Bルートを熱望する山田勝文・諏訪市長は「(BとCの)差額は当初言われたほど大きくない」と反論。しかしこの発言が報じられた直後、全国から批判の電子メールが市に殺到した。

 市は7月、ホームページに「諏訪広域連合の見解」を掲載。地元が二十数年にわたりBルートを願ってきた経緯や地方を含めた国土の均衡ある発展の必要性を挙げ、理解を求めている。JR主導で進む議論に、山田市長は6月下旬の会見で「リニアは、1企業が私的に造るのとは違う」と語気を強めた。

 リニア新幹線はそもそも、全国新幹線鉄道整備法に基づく国家プロジェクトだ。しかしJR東海が自己負担で建設する意向を表明して以降、同社の動向ばかりに目が注がれる。「最終的には国が決めるはず」。諏訪・上伊那の行政や経済界は戸惑いを抱えつつ、国の関与に望みをつなぐ。

 ◇ ◇ ◇
 飯田市で3月、「リニア開通はバラ色ではない」という刺激的なテーマの勉強会があった。若手経営者らの団体「南信州アルプスフォーラム」が呼びかけ、約50人が参加した。「自動的に繁栄が約束されるというのは幻想だ」。日本政策投資銀行の藻谷浩介参事は、JR越後湯沢駅など、新幹線開通が乱開発や人口減につながった例を引き合いに出し、高速鉄道網の負の側面を指摘した。

 飯田下伊那地域では県などが推すBルートより、JR東海の進めるCルートを後押しする声が多い。そこには「Cルートなら新駅は飯田」との思惑も透ける。だが同フォーラムの中島一夫さんは「駅ができれば大都市の強い影響で地域の独自性が失われ、どこにでもある地方都市に堕してしまう」と大規模インフラ依存に疑問を投げかけた。

 ◇ ◇ ◇
 「存続はしてほしいが、自分はあまり使っていない」。7月に発表された長野電鉄屋代線(須坂−屋代、24・4キロ)のアンケートで、沿線住民のこんな傾向が浮かんだ。9割が存続を望む一方、4割は「全く利用していない」と回答。過疎化に加え、1世帯あたりのマイカー普及率が1・6台(07年)と高いことも要因とみられる。

 地域の路線バスや在来線は利用者数の低落に歯止めがかからず、全国で廃止・縮小が続く。国の地域公共交通活性化・再生総合事業に、今年度、県内の30事業が選ばれた。再生計画が認定されれば補助金が出る。県交通政策課は「事業者の努力だけではどうしようもない」と苦境を訴えた。

 松本市で自転車の無料貸し出し事業に携わる長谷川均さん(59)は「マイカー社会は高齢化にそぐわない。郊外の大型店に人が集まり、地域力もそがれる」と言う。同市大名町商興会が市内32カ所で貸し出し、計120台を年約4500人が利用する。「別の選択肢も必要」と長谷川さん。高速道の利用促進策には「二酸化炭素排出による環境負荷が大きい」と懐疑的だ。

 道路に自転車専用レーンができ始めるなど手応えはある。「例えば、駐輪場が駅と直接つながれば利便性は増す。車以外も使える環境を少しずつ作りたい」。人とカネの移動がめまぐるしさを増し、地域の足は再考を迫られている。【武田博仁、仲村隆、光田宗義】=おわり

3189千葉9区:2009/08/08(土) 14:59:08
>>3142
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090808-OYT1T00201.htm
選挙標語「みんな」使えない…新党名と同じで
 渡辺喜美・元行政改革担当相らが結成予定の新党「みんなの党」の名称が、各地の選管が採用した啓発標語の中にある「みんな」という言葉と重なるため、「公正さを保つため」との理由で、標語の使用を取りやめる選管が相次いでいる。

 滋賀県選管は公募で決めた標語「きみの夢 みんなの未来 かなえる選挙」について、県内26市町に使わないよう要請した。

 既に標語を入れた啓発グッズを発注しているところもあり、同県彦根市は人気キャラクター「ひこにゃん」の図柄と標語の入ったうちわ3000枚を製作していたが、“お蔵入り”に。市選管は「投票率アップにひこにゃん効果を期待していたのに残念」とし、選挙後に使い道を検討する。

 「みんなそろって投票しましょう」という標語で投票を呼び掛けていた兵庫県選管。既に完成していた啓発用うちわ2万枚は、「みんな」の文字を「皆さん」と記したシールで覆う。県選管は「少しでも特定の政党名を思い起こさせる表現と判断した」としている。

 鳥取県選管は「その一票がみんなの笑顔をつくりだす」との標語が入ったポスター5470枚を作り、一部の市町選管には配布済みだったが、急きょ別のポスターに差し替える。

 一方で、そのまま「みんな」を使う選管も。岡山県選管は、「みんなそろって投票しましょう」と印刷したポケットティッシュ約6万個を、各市町村選管に配布しているが、「『みんな』は一般的な言葉」として、変更はしない。

 奈良県選管は、公示の18日から「みんなそろって投票しましょう」との広告塔(高さ約3メートル)を県庁前に建てるが、「党の名称にある『の』の字はなく、参院選や統一地方選でも使っている。誤解を生む恐れはない」という。

(2009年8月8日12時54分 読売新聞)

3190千葉9区:2009/08/08(土) 15:02:22
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/feature/kagoshima1249313173819_02/news/20090804-OYT8T00084.htm
真夏の決戦 鹿児島衆院選
<1>鹿児島1区は無党派層の行方が勝敗の鍵
 「党への批判も真剣に受け止める。鹿児島や日本の将来のため頑張りたい」

 衆議院の解散から一夜明けた7月22日、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前に、声をしぼる自民前議員・保岡興治(70)の姿があった。周りでは支援の市議らが額の汗をぬぐい、政策ビラを配ったり手を振ったりするが、足を止めて聞き入る人は少なかった。

 県都の中心部を抱える鹿児島1区は、無党派層と呼ばれる人たちの割合が高く、政治状況による“風”に左右されやすいとされる。小選挙区制になった1996年以降、保岡は4回連続で勝ち続けているが、今回は全国的に政権交代を望むムードが高まっており、陣営は危機感を募らせる。

 陣営は、1区内にも多くの支持者を持つ2区の自民前議員・徳田毅(38)と初めて協力関係を築き、61の友好団体でつくる「県都の政治を守る会」や公明党とも連携を強める。保岡本人もこの半年間、国会の合間に帰郷しては、休日なしであいさつ回りに奔走してきた。

 陣営幹部は「危機感がバネになり結束は固い。逆風も何かの拍子に変わるもの。今は地道に活動を続ける」と力を込める。

 6日後の28日夕、保岡が立った場所から約100メートル離れた「若き薩摩の群像」前には、1000人を超える人垣ができた。中心にいたのは、民主前議員・川内博史(47)。「鳩山“総理”の下、新しい政治を作ります」と、来援した民主党の鳩山由紀夫代表とともに熱っぽく政権交代の実現を訴えた。銅像の周辺は熱気に包まれ、会社員の男性(60)は「自民支持だったが、国がこんなにがたがたになってしまった。とにかく、今の政権には不満がある」と顔を紅潮させた。

 「(保守王国の)鹿児島でも風は吹いている」。翌29日、鳩山代表は川内にこう言って次の遊説先へ向かった。

 2007年夏の参院選以降、自ら張ったポスターは4500枚を超える川内。悲願の小選挙区初勝利を目指し、家々を回り、企業に出向く。しかし、陣営幹部は「相手は終盤に攻勢をかけてくる。ひっくり返されないよう、堅実に戦いを進めたい」と気を引き締めた。

 1区ではこのほか、共産新人・山口広延(34)が「自公政権に審判を下そう」と呼びかけ、街頭活動などを展開。幸福実現新人・川田純一(42)も自転車で遊説して支持拡大を図る。無所属新人・山下純一(54)は後援会事務所を発足させ、準備を進めている。

(敬称略)

(2009年8月4日 読売新聞)

3191千葉9区:2009/08/08(土) 15:03:26
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/feature/kagoshima1249313173819_02/news/20090805-OYT8T00960.htm
真夏の決戦 鹿児島衆院選

<2>谷山地区熱い攻防 鹿児島2区
 鹿児島2区の大票田・鹿児島市谷山地区。ある朝、国道交差点のほぼ同じ位置で、与野党2陣営のスタッフが政権選択の前哨戦とばかりに相まみえた。

 黄緑色のシャツは自民前議員・徳田毅(38)陣営、赤色は民主新人・打越明司(51)陣営。1台の車に2色のシャツが同時に体を向け、頭を下げる。一見、珍妙な光景だが、「交通量が多い場所を選ぶと、どうしても同じ場所になるから仕方がない」(両陣営)。至る所でこんな“つばぜり合い”が見られるという。

 前回、自由連合を核に無所属・民主推薦で勝利した徳田を巡る情勢は、180度変わった。2006年12月に自民に移り、今回初めて与党候補として選挙戦に臨む。徳田が今、重視するのが、有権者の4割を超える、その谷山地区だ。

 地盤の奄美群島では、解散前に長年の“政敵”とされ、群島でも支持者が多い1区の自民前議員・保岡興治(70)との協力関係を築いた。だが、谷山地区は無党派層も多く盤石とはいえない。そこで、入党以来、2年余りかけて自民支持層に呼びかけ、今年3月に商工政治連盟や建設業協会、農政連といった約60組織で構成する谷山地区での協議会の発足にこぎつけた。陣営幹部は「紹介を受ける企業も多くなった。組織を味方にすることで幅の広がりを実感する」と語る。

 ただ、協議会には過去、徳田やその父の虎雄と争ってきた自民元議員・園田修光(52)の支援者も少なくない。今月3日に出馬断念を表明した園田は、「自民候補として徳田を応援する」と宣言したものの、「今までの支援者には、私自身が出向いてあいさつするが、融和には時間がかかるだろう」と危惧(きぐ)する。

 谷山地区の地盤固めには、園田の動向も左右しそうだが、徳田の陣営幹部は「目指すべき頂上は同じ。自民が議席を勝ち取ることだ。そこに向かって懸命に走れば、違う立場でも道は必ず一つになる」と意気込む。

 元自民県議で前回、無所属だった打越は、民主の公認を受けての出馬になる。奄美群島の徳田に対して、打越は指宿地区が地盤とされるが、目指すのは谷山地区での勝利。活動の多くをここに注ぎ、個人宅などでのミニ集会は「3けた近く」(陣営幹部)に及ぶという。

 「奄美で取られた分を谷山で取り返さないといけない」。7月に谷山地区で行われた総決起集会で、陣営幹部は結束を訴えた。だが、民主にくら替えした打越に戸惑いを覚える声も聞かれる。前回、徳田を推した連合鹿児島が支援に回っているが、陣営によると、一部には「元自民」だったことに抵抗を感じる組合員もいるという。

 しかし、打越は陣営の構成について、「前の選挙で私を支持しなかった人も、支持してくれた人と同じぐらいの割合でいる」とし、「有権者の判断基準は4年前に誰を支持したかではなく、政権の交代か存続かになっていく」と言い切る。

 同選挙区ではこのほか、県内唯一の女性候補となる幸福実現新人・神村ミフ子(64)も街頭活動などに力を入れている。

(敬称略)

3192千葉9区:2009/08/08(土) 15:04:03
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/feature/kagoshima1249313173819_02/news/20090805-OYT8T00965.htm
真夏の決戦 鹿児島衆院選
<3>宮路・松下氏が激戦 鹿児島3区
 かつて、小選挙区と比例選で2人が交互に立候補する「コスタリカ方式」で自民の議席を分け合った自民前議員・宮路和明(68)と国民新元議員・松下忠洋(70)。前回は、郵政民営化を巡り自民の公認を得られなかった松下が無所属で立候補、宮路と松下の地盤である保守層が分裂した。今回は宮路が公明との連携を図る従来の手法を取る一方で、国民新にくら替えした松下は、野党側に回った旧郵政関係者を中心に勢力の結集を目指す。

 「けしん限り(死にものぐるいで)頑張ります」。1日、薩摩川内市内での集会で、トレードマークの赤色シャツを着た宮路がこう決意を述べると、会場を埋めた約500人から拍手が起きた。公明支持者も駆けつけるなか、同党の比例選九州ブロック候補予定者4人の全員当選も訴えた。

 宮路は前回、公明との連携を十分に図りきれなかった苦い経験がある。無所属だった松下が比例選での連携を先んじて模索したためだ。「今回は早くから公明との関係に重きを置いてやってきた。前回とは全く違う」と宮路。

 それを象徴するかのような光景が、7月15日に同市で開かれた公明党の時局講演会で見られた。宮路は「皆さんとは10年の連立で平和と繁栄を築いた。自民は厳父、公明は優しいお袋のようだ」と結束をアピール、支持母体である創価学会の池田大作・名誉会長の詩の朗読も披露した。

 公明への浸透を図る一方で、宮路の強みは盤石な組織にある。地区ごとに約240の後援会を作り上げ、それぞれが精力的に集会を開く。「日本の将来を見据えた時、どちらの政策が優れているか。今回は政策の違いを訴える」

 2日、日置市で開かれた松下の集会。自民を離党した県議の上野新作(74)=枕崎市区=が登壇すると、会場は一斉に大きな拍手でわいた。

 自民の支持母体の県漁連など水産4団体の会長を務める上野は、従来から松下を支持している。だが、前回は自民の県連幹事長という重職を務めており「応援したくてもできなかった」と振り返る。今回、松下を積極支援するため、自民を離れたという。

 集会で上野は「4団体は自民を推薦しているが、これに服従するわけにはいかない。3区だけは変えなければならない」と述べ、松下も「上野さんの離党は大変心強い」と最大限の謝辞を送った。

 援軍は、上野だけではない。宮路に敗れていったんは政界引退を表明した松下が2007年夏の参院選で民主候補を支援した貢献度から、今回、連合鹿児島が松下の支援を表明した。今月3日には、全国組織の連合・高木剛会長が薩摩川内市を訪れ、直々に松下を激励した。

 また、国民新を支持する郵政政策研究会(郵政研)も昨年3〜9月、計80回の集会を開き、延べ約4500人を集めている。松下は「民主の前回得票を取り込むことができれば、宮路氏を上回る」と意気込む。

 鹿児島3区ではほかに、幸福実現新人・寺迫好美(57)が「責任ある第一党を作らなければ、日本は沈没してしまう」と訴え、宮路と松下に挑む。憲法改正や消費税撤廃などを求め、街頭演説やビラ配布で浸透を図る。

(敬称略)

(2009年8月6日 読売新聞)

3193とはずがたり:2009/08/08(土) 15:04:26
誰かが煽ってた様にこーなったら2区からみんな公認でw

森山真弓・元法相、栃木3区の自民公認辞退
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090808-OYT1T00397.htm?from=main3

 自民党は8日午前、森山真弓・元法相が衆院栃木3区の公認を辞退したと発表した。

 森山氏を巡っては、党栃木県連の船田元・会長代行ら幹部の多くが、執行部に対して公認取り消しを要求。これを受けて、森山氏は7日、麻生首相に対して、「無理にやりたいと思っているわけではない」などと伝えていた。

 栃木3区には、自民党を離党した渡辺喜美・元行政改革相が出馬を予定している。渡辺氏は森山氏の立候補に反発し、栃木県内のほかの選挙区で、自民党候補への対抗馬擁立の動きを見せた。自民党県連内には、森山氏の出馬で、渡辺氏を刺激するのは得策ではないとの意見が出ていた。
(2009年8月8日10時58分 読売新聞)

3194千葉9区:2009/08/08(土) 15:04:41
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/feature/kagoshima1249313173819_02/news/20090806-OYT8T01289.htm
真夏の決戦 鹿児島衆院選
<4>政権交代の風 霧島にも 鹿児島4区
 水俣病の未認定患者団体「水俣病出水の会」(約3400人)が、1日に出水市で開いた集会。開会前、自民党国対副委員長として水俣病被害者救済法の成立に携わった自民前議員・小里泰弘(50)は、1メートル83の長身を曲げ、来場者と握手を交わした。陣営スタッフも後援会のチラシを懸命に配った。

 「目の前に大きな試練が控えている。歯を食いしばり、岩に生爪を立ててでもはい上がる、岩に立てた生爪をひっぺがしてでもはい上がる」。来賓あいさつの言葉を、衆院選への決意で締めくくった。

 有権者の4割近くを占める大票田・霧島市に国分、隼人工場を持つ京セラ。7月23日、名誉会長の稲盛和夫が「明治維新で日本が変わったように平成維新もなるはず」と、民主党、国民新党から立候補を予定している5人が顔を合わせた場で、こう言い切ったという。「名誉会長が支持してくれる」。すでに工場と労組から推薦を受けているものの、民主新人・皆吉稲生(59)は、強力な後ろ盾に胸を熱くした。2工場の従業員は約5500人。家族や関連企業を含めると2万票とも言われる。有権者27万人の4区では、勝敗を大きく左右する。

 衆院議員を9期務めた父・貞利を引き継ぎ、2期目を目指す小里。かつて、貞利は対立候補の2倍ほどの得票で勝ち抜き、小里も初当選した2005年、民主候補に4万票差で圧勝した。が、風向きが変わったのは、07年の参院選。

 京セラ労組などから推薦を取り付けた皆吉は、自民現職に敗れたものの、2664票差まで肉薄。皆吉の得票を4区に当てはめると、7000票上回り、中でも、霧島市では5000票を超えた。過去4回の衆院選で小里、貞利の得票が約6割を占めた同市で、逆転現象が起きたのだ。「京セラ票が大きく動いた」とみる政党関係者も少なくない。

 しかし、小里陣営は「京セラは支援してくれている」と断言。隼人、国分工場から推薦を受け、7月30日に東京で開かれた政治資金パーティーでは、稲盛が発起人の1人に名を連ね、メッセージが披露された。陣営は長年の交流をアピールする。

 「候補者が多くの有権者に会って政策を理解してもらうことが大切」と、初当選以来、国会の合間を縫っては帰郷し、ライフワークとしてきたミニ集会は500回を超えた。貞利も各地の支援者を回り、支持団体の引き締めに奔走する。ある党幹部は「おやじさんが顔を出すと引き締まる」。その影響力は健在だ。

 皆吉は連合鹿児島を母体にし、政権交代の「風」を背に支持を広げる。小沢代表代行や鳩山代表といった大物の来援も、陣営にとって大きな追い風になりそうだ。

 幸福実現新人・樋口信博(48)は「消費税廃止」などを訴え、街宣活動を中心に支持拡大を図る。(敬称略)

(2009年8月7日 読売新聞)

3195千葉9区:2009/08/08(土) 15:05:10
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20090808-OYT8T00152.htm
保守王国 足元揺らぐ〜衆院選5区
真夏の決戦?
 現職と共産党新人の一騎打ちとなった7月26日投開票の曽於市長選。同日夜、自民前議員・森山裕(64)は、支援する現職の事務所で開票の行方を見守った。

 現職の大差での再選が有力視されていたが、中間発表では7000票で並んだ。事務所にどよめきが起き、森山、現職が顔を近づけ、険しい表情で何度も話し込む姿が見られた。

 結局、現職は1万1839票で相手に約3000票差をつけて勝ったが、あいさつに立った森山は「厳しい選挙だった。だが勝利は市民の良識ある判断。私も正々堂々と戦う」と、自らに言い聞かせるようにマイクを握りしめた。

 1次産業が主体の大隅、種子屋久地区を選挙区とする5区。森山はこれまで強固な保守地盤に支えられ、圧倒的な強さを見せてきた。2005年の前回の衆院選では、郵政民営化に反対し、無所属で出馬したが、曽於市では約65%の得票率をあげ、自民新人、共産新人を圧倒した。市長選と国政選挙を単純に比較できないが、市長選での苦戦は陣営に暗い影を落としている。

 ある自民党関係者は、市長選の結果について、農政不信や長引く景気低迷による閉塞(へいそく)感で多くの有権者が変化を求めた結果だとみる。そのうえで「衆院選の相手は民主党。有権者の投票のハードルはさらに低くなる」と危機感をにじませた。

 森山陣営も「しっかり組織を引き締めなければ」と話し、系列の市議、町議らを動員し、票固めに力を入れている。

 市長選から2日後の28日、鹿屋市の市街地で民主党の集会が開かれ、民主新人・網屋信介(51)の応援のため、同党代表の鳩山由紀夫が駆けつけた。

 「この大隅から日本を変えようじゃありませんか」

 鳩山が会場の約500人にこう呼びかけると、ひときわ大きな歓声が上がった。民主党関係者は「この5区で、これまでにない盛り上がりだ。これで弾みがついた」と顔をほころばせた。

 網屋は2007年12月に立候補を表明してから、4万戸以上の訪問や街頭演説など、どぶ板に徹してきた。

 「当初は名刺も受け取ってもらえず、『民主党』というだけで門前払いされた。でも最近、政策について身を乗り出して聞いてくれる人が多い」と手応えを語る。

 陣営幹部も「会社員、商工業者の多い鹿屋市の中心部では優位に立っているとの感触がある。今後、農村部でどれだけ浸透できるかがかぎとなる」と分析。郡部を精力的に回り、農家への戸別所得補償制度など党の政策をアピールしている。

 前回、無所属で戦った森山が民主支持票の取り込みに成功したことにも触れ、「約2万票の連合、労組票が森山に流れたと見ている。これがうちに来て、都市部で競り勝てば互角の勝負に持ち込める」とみる。

 網屋は「自民党の牙城である5区が変わるとき、日本も変わる。民主党の政策を訴える戦いを徹底させたい」と意気込む。

 ほかに幸福実現新人・高田浩明(36)が公約である「消費税廃止」のほか、「農家の後継者問題に取り組む」などと訴え、浸透を図っている。(敬称略、おわり)

3196 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/08(土) 15:11:39
523 名前:402[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 00:37:32 ID:O23fUnJT
昼間に福岡県連が配ってたチラシです。
全国で同じもの配ってるのかな
3枚に分けました

http://up.2ch-ita.net/up3/src/up0087.jpg
http://up.2ch-ita.net/up3/src/up0088.jpg
http://up.2ch-ita.net/up3/src/up0089.jpg

3197千葉9区:2009/08/08(土) 15:12:51
http://mainichi.jp/area/gifu/shuinsen/news/20090806ddlk21010077000c.html
攻防2009:衆院選ぎふ/上 逆風−自民に危機感 /岐阜

 衆院選の公示(18日)まで2週間を切った。県内でも各党幹部が相次いで応援に訪れるなど、選挙戦は早くも激化している。追い風を感じて「政権を選択する選挙だ」と訴える民主党に「選ぶのは政権ではなく政策」と反論する自民党。連立政権の成果を強調する公明党に、自公政権退場を掲げる共産党など、支持を求める各党の攻防は熱を増している。5小選挙区に16人が立候補を予定する県内の選挙情勢を探った。

 「えたいが知れないんですよ、相手が大きいのか小さいのかさえ分からない」(1区・野田聖子氏の秘書)、「前回の郵政選挙の逆バージョンになっている」(4区・金子一義氏の後援会幹部)。東京都議選で第1党の座を奪われ、現職閣僚の両陣営でさえ危機感は強い。他の自民陣営も強い逆風を感じている。

 7月30日朝、中津川市であった自民5区候補予定者の古屋圭司氏の後援会事務所開き。約150人の関係者らを前に、あいさつに立った吉川光彦後援会長は「大変厳しい風が吹いており、毎日つらい日々だ」と本音を漏らした。県議の平岩正光党支部長は「逆風がいろいろ聞こえてくる」とした上で「政治は一過性のものではない。先代から取り組んできたリニアがそこまで来た。東濃の夜明けだ」と古屋氏の義父の故亨氏以来の功績を掲げて支援を求めた。当の古屋氏は演説で自民党のマニフェストを紹介し、最後に「私もリストラ対象だが、生き抜いていきたい」と述べ、危機感を漂わせた。

 代々の実績をPRすることさえ簡単ではない。13回連続当選の実績を持つ武藤嘉文元通産相の次男、武藤容治氏の陣営は「世襲問題で父の名前は出しにくい。とは言っても、民主党のように明快なキャッチフレーズもない」と頭を抱える。

 自民県連幹部は、逆風の一因は、麻生太郎首相が解散を引き延ばし、党内の統率を図れなかったことへの「嫌気」が広がったためとみている。ある県議は憤る。「混乱しているのは首相周辺だけなのに、なぜ岐阜も同じように見られるのか」

 一方、長年の自民党支持者からは、自民への信頼と民主への不安も聞かれる。高山市内の70代の農業男性は「これまでの自民党の農業政策は支持できる。民主党に本当に政権担当能力があるのか。政権交代という言葉だけが独り歩きしている気がする」と話す。県内にJAグループの組合員は約31万人おり、政治団体の県農協農政連盟は「要求が政策に反映されている」として、昨秋、自民の5候補予定者全員への推薦を決めた。

 親の代から自民支持者という大野町の主婦(57)は「良いところがあるから長いこと自民党政権が続いてきたのでは。民主党は将来どんな社会をつくるのか見えない」と言う。

 風は増すのか、やむのか。今後の選挙戦で各候補がどんな主張をし、有権者がどう受け止めるかにかかっている。

3198千葉9区:2009/08/08(土) 15:13:33
http://mainichi.jp/area/gifu/shuinsen/news/20090807ddlk21010003000c.html
攻防2009:衆院選ぎふ/中 追い風−民主の幹部続々 /岐阜

 ◇政権交代の試験紙 自民王国に楽観論なし
 「岐阜県は政権交代のリトマス試験紙の役割を果たすのです」。1日、岐阜市で民主党県連が開いた総決起大会後の記者会見で鳩山由紀夫代表は力を込めた。岐阜で議席を獲得できれば政権交代が可能だというのだ。その言葉が本気であることを示すように党本部は幹部クラスを連日、岐阜に送り込んでいる。

 先月29日、岡田克也幹事長は5区の立候補予定者、阿知波吉信氏の応援演説のため多治見市に駆け付けた。会場の駐車場は自民陣営の選挙事務所から道一本隔てた場所。平日の日中だったが、550人(主催者発表)が集まり、演説後は握手を求める有権者にもみくちゃにされた。風が吹きつつあるようにも見えた。

 手ごたえはどうか。「解散が長引いたおかげで知名度も徐々に浸透してきた」(4区の民主候補予定者、今井雅人氏の後援会幹部)、「自民のポスターを張っている家を訪ねても、話を聞いてくれるようになった」(1区の柴橋正直氏)。前向きな感想が大半だ。

 より具体的な動きもある。阿知波氏の後援会幹部の男性は「自民党の後援会に入っていたが、今回から民主党を選択した。自民党ではもういかん」と話す。男性によると、多治見市の陶磁器組合6組織のうち2組織は今回、自民支持から民主支持に転じたという。

 ただ、岐阜は全国でも有数の自民王国。96年の小選挙区制導入後、民主が小選挙区で議席を獲得したことはなく、今回も5選挙区中4選挙区で自民の前職に民主の新人らが挑む構図だ。唯一、民主前職となる3区の園田康博氏も前回、小選挙区では自民に敗れて比例代表で復活した。園田氏は「風が吹いていると言われるが、根拠はない」と懐疑的だ。

 4区の今井陣営幹部は「比例代表で民主と書いても小選挙区で今井と書いてくれる人がどれだけいるのか」と不安を口にする。各陣営は“王国”で本当に風が吹いているのか、つかみかねている。

 政権担当能力を不安視する声もある。県建設業協会幹部は、民主党がマニフェストで公共事業の見直しを掲げていることについて「東海環状自動車道など県内の公共事業が止まる可能性がある。景気が余計に悪くなってしまう」と危惧(きぐ)する。自民の候補予定者は演説で財源や安全保障の問題を取り上げ、「民主には任せられない」と主張する。

 追い風を感じる場面もあるが、不安要素もある。そんな状況下で民主の陣営から楽観論は聞こえない。「大臣まで経験した相手に知名度不足。名前を売り込まなくては」(2区・橋本勉氏の選対幹部)、「地道に草の根選挙をやるしかない」(4区・今井陣営)。

 風をあてにはできないということか。風向きはいつ変わるか分からない。どの陣営、どの政党にとってもこれからが正念場だ。


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