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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2

3186千葉9区:2009/08/08(土) 14:46:57
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20090806ddlk20010004000c.html
’09夏・衆院選ながの:国政の課題・現場から/3 人材育成 /長野
 ◇変わらぬ都会・大手志向 地元定着へ信大など模索
 「今も以前も変わりませんよ」

 4日に長野市内のホテルで行われた新卒者らが対象の合同就職説明会。須坂市に本社を置く部品メーカーの採用担当の男性は、ブース席でため息をついた。参加した学生らは前年の約1・6倍。「例年なら既に決まっているはず」(主催した長野公共職業安定所の畠山則幸業務部長)の理系の学生が、ブースを訪れる姿が目立った。しかし「いい学生がうちに入ってくれるかは別の話。試験や面接を通っても辞退する人が結構多い」と男性は打ち明けた。

 昨秋からの景気悪化で、就職業界は買い手市場だ。全国的にどの企業も採用を抑え、名の知れた大手企業の競争率は高まる。「人材確保のチャンス」と、多くの中小企業が説明会に参加したが、長野市に本社を置く別のメーカーの採用担当者は「いい人材は大手に決まってしまっている」と、思うようにいかない状況を話した。

 大町市出身で県外の大学に進学した男子学生(21)は「東京、名古屋などで採用試験を受けたが決まらず、地元も選択肢に入れざるをえなかった」と県内の就職には消極的。別の県外の大学を卒業予定の長野市出身の男子学生(23)も「東京とかの企業で内定をもらえたらそっちに行く」と断言した。

 地方、地元より都会。中小より大手。就職難にあっても学生の都会志向、大手志向は変わらない。県は6月、愛知工業大(愛知県豊田市)と県内出身の学生の「Uターン就職」を促進する協定を初めて締結。若い働き手を呼び込む模索が続く。

 ◇ ◇ ◇
 08年10月、松本市旭の信州大体育館での企業説明会で、対照的な光景が繰り広げられた。参加124社のうちテレビCMなどで頻繁に目にする有名企業の関連会社のブースは、40〜60分待ちと長蛇の列。一方、県内の中小企業のブースは閑古鳥が鳴いた。見かねた信大の職員が「いろいろな企業の研究が大切。待ち時間はもったいない」と、空きブースへ学生を促した。

 学生の就職をサポートする信大学生支援課によると、県内には世界的なシェアを持つ製造業や、年間ボーナスとして給与の7カ月分を支給するなど好待遇の中小企業も多い。しかし、そうした企業が学生への情報発信やインターンシップの受け入れをうまくできていないという。信大の小坂共栄理事(教学担当)は「優秀な人材を県内にという声は大きいが、学生の希望を生かしたい」と話す。グローバルな人材育成も大学の使命と考えているからだ。

 信大は大学の魅力づくりの一環として、信大や長野大、松本大など県内の8大学をオンラインでつなぎ、他大学の授業を受けられる「高等教育コンソーシアム信州」を来年度導入する。「地元の大学に目が向けば、地域へ人材を送り出せるようになる。県内の大学が協力し、信州に愛着を持つ学生を育てる」(小坂理事)。8大学が持つ県内企業のデータベースを統合することも検討している。

 県によると、08年3月に県内の高校を卒業した人の72・2%は県外の大学・短大へ進学した。信大でも09年度入学者のうち、県内出身者は約3割。09年4月に就職した卒業生(工学部以外)で、県内に就職したのも約3割にとどまる。

 総務省の統計では、長野市の1世帯が08年に支出した教育費は平均10万1320円。お金と時間をかけて育った人材が、大都市に流出する構図は変えられるのか。【福田智沙、渡辺諒】=つづく


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