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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

2082荷主研究者:2014/12/21(日) 19:58:24

http://yamagata-np.jp/news/201412/05/kj_2014120500112.php
2014年12月05日08:35  山形新聞
JR仙台支社、木の伐採範囲など見直し 架線に倒木、仙山線立ち往生

 倒木による停電でJR仙山線の上り快速列車が3日、山形市山寺の山間部で8時間にわたって立ち往生した問題で、JR東日本仙台支社は4日、事故防止のための沿線の木の伐採について範囲や規模を見直す考えを示した。

 仙山線作並―山寺間は山間部を運行。倒木のほか落葉による車輪の空転を防ぐため同社は、沿線の樹木の伐採をしている。今回の架線への倒木は4本(長さ18メートル、直径30センチ)。設置されているフェンスを越えるなどし、架線に掛かったものもあった。さらに面白山高原駅の先でも倒木が発生していた。

 これらのことから、同社は伐採範囲や本数などを再検討する方針。

 JR東日本山形支店によると、仙山線では、日常的に運転士が倒木を警戒しながら運行しており、倒れそうな木を見つけた際は指令室に連絡、後発車の運転を見合わせるなどしている。3日は立ち往生した列車の前に上下3本が現場を走行したが、吹雪で視界が悪く、倒木の危険を察知できなかった。

2083荷主研究者:2014/12/27(土) 15:15:25

http://www.minpo.jp/news/detail/2014120819704
2014/12/08 09:43 福島民報
南相馬―仙台間最短90分 高速バス特急便

 南相馬−仙台間の高速バスを運行する東北アクセス(本社・南相馬市)は、常磐自動車道の同区間が結ばれたのを受け、7日、所要時間が最短で1時間半の特急便の運行を開始した。

 同日午前8時半、同便の停留所である原ノ町駅前には、多くの利用客が列をつくった。用事があって仙台市に出掛ける谷田部すずさん(13)=中学1年=と弟の信吾君(10)=小学5年=は「時間が短くなったのでよかった」と話した。

 開通前の特急便は約2時間かかっていたが、30分短縮した。普通便は1日往復8本、特急便は往復4本運行する。

 運賃は片道1300円。特急便の場合は特急料金として200円が必要。

2084荷主研究者:2014/12/27(土) 15:15:53

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141207_63007.html
2014年12月07日日曜日 河北新報
<常磐道開通>つながる被災地(上)直結効果/利便性向上、帰還遅れも

<最大40分短縮>
 南相馬市原町区から高速バスで仙台市内の専門学校に通う高橋清美さん(19)は、常磐自動車道浪江(福島県浪江町)−山元(宮城県山元町)インターチェンジ(IC)間の開通に伴うダイヤ改正を喜ぶ。

 「夜に30分早く帰れるのはうれしい。追加料金(片道200円、特急料金)があるので毎日とはいかないけれど、利用したい」

 高橋さんが利用する東北アクセス(南相馬市)の高速バスは、7日から仙台便を12便に増やした。うち4便はいずれも常磐道を通る直行バスで、JR原ノ町−仙台駅を1時間35分で結ぶ。国道6号経由に比べ、片道で最大40分短縮される。

 JR常磐線は相馬(相馬市)−浜吉田駅(宮城県亘理町)間が休止中のため、高速バスは相双地方と仙台圏を結ぶ貴重な交通機関だ。

 東北アクセスによると、高速バスの利用者は平日約450人、休日は約600人。通勤や通学だけでなく、買い物や通院、避難先との行き来と利用はさまざまだ。

 遠藤竜太郎社長(50)は「とにかく南相馬で暮らす利便性を高めないと住民は戻らないし、企業誘致などにもつながらない」と強調する。

<「第2の好機」>
 観光関係者も期待する。道の駅南相馬(同市原町区)は、9月の国道6号の全線開通に伴い、10月の客数が約2万1000人と前年比30%増。交通量の増加がそのまま跳ね返った格好で、高速道の開通を「第2の好機」と見る。

 一方で、高速道の直結は「ストロー現象」のリスクもはらむ。

 開通前の週末の山元IC。利用する車のおよそ3分の2が福島ナンバーだ。名取市内の商業施設でも宮城、仙台ナンバーを除けば、圧倒的に福島ナンバーが多い。

 仙台圏がより身近になり、相馬商工会議所の新妻良一会頭(77)は、相馬地方の交流人口の増加に期待する一方で、懸念も示す。「逆の流れも出てくる。仙台圏での飲食機会などが増え、地元への影響も出てくるのではないか」

<揺れる胸の内>
 原発事故直後、1万を切った南相馬市の人口は現在約5万3000。原発事故の影響や交通の不便さなどから宮城県などへ避難している住民が多く、事故前に比べ2万人減少した。妻子が県外に避難し、家族別居のケースも多い。

 南相馬市内に夫を残し、仙台市内に就学前の子どもと暮らす女性(33)は揺れる胸の内を明かす。「開通で車の行き来が格段に楽になる。南相馬に戻ると決めているが、まだ別居を続けてもいいのかなという気持ちも出てきた」

 元の自宅に近いからと常磐道沿線の宮城県南部に新居を構える原発避難者もいる。時間距離の短縮は被災者の「選択」を広げることにもなる。

 ◇

 東日本大震災と福島第1原発事故の被災地をつなぐ新たな「動脈」が誕生した。6日に2区間が開通した常磐自動車道。来年3月1日の全線開通を控え、沿線に及ぼす影響を探った。
(南相馬支局・大場隆由)

2085荷主研究者:2014/12/27(土) 15:16:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141208_63009.html
2014年12月08日月曜日 河北新報
<常磐道開通>つながる被災地(下)新たな役割/廃棄物輸送占拠に懸念

利用が始まった浪江インターチェンジ。巨大津波と原発事故で、常磐道の役割は大きく変化した=7日、福島県浪江町

<見守り隊巡回>
 「常磐自動車道がつながって、確かに浪江に行きやすくはなるけれど、復興は進んでいない」

 福島県浪江町から避難し、仙台市内で暮らす女性(62)は、浪江−山元インターチェンジ(IC)間が6日迎えた開通を手放しで喜べない。

 同町は福島第1原発事故で約2万1000人の全町民が離郷を余儀なくされている。女性が自宅に帰るのは年に数回。除染が進んでいないため滞在時間はわずか。墓参りが主な用事だ。

 町内の宅地の除染実施率は6%にとどまる。町帰町準備室は「まだ自宅に頻繁に戻れる環境にはない」という。

 車や人の往来が増えれば、住民不在の町とのギャップは増す。

 浪江−山元IC間の開通に伴い、常磐道と接続する国道114号の一部区間は通行証なしで自由に通れるようになった。

 沿道に無数のバリケードが並ぶ。あるじのいない住宅を守るためだ。馬場有町長は「窃盗や住居侵入が危惧される」と懸念を強める。町民で組織した見守り隊が巡回を始め、不審者に目を光らせる。

<被ばくを警戒>
 放射能への不安も消えていない。

 浪江IC付近は放射線量が高い帰還困難区域に含まれるが、オートバイの走行が許可された。一方、同じく帰還困難区域を通る国道6号は通行できない。「常磐道では放射能の影響は限定的」との国の見方が背景にあるが「不必要な被ばくはしたくない」と利用を敬遠する町民もいる。

 常磐道は計画時に想定されていなかった役割を新たに担う。国は除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の建設を大熊、双葉両町で予定する。廃棄物の搬入計画に盛り込んだのが高速道を輸送に積極利用する方針だ。

 廃棄物の仮置き場や現場保管場所は、県内で7万6000カ所余りに上る。「搬入車両が常磐道を占拠することにならないか心配だ」(馬場町長)と沿線自治体の首長らは不安視する。

 除染や復旧工事関連を中心に、町内には既に1日約2500台の車両が出入りするが、国道6号は9月の全線開通後、渋滞が激しい。町外の宿舎から通う工事関係者は「道を選べるようになるのはいい」と歓迎する。

<避難路も想定>
 廃炉まで最長40年が見込まれる福島第1原発が近くにあり、常磐道は不測の事態に備えた避難路にも位置付けられる。これもまた、当初は想定されていなかった役割だ。

 衆院選公示日の2日、安倍晋三首相は相馬市で街頭演説に立ち、来年3月1日の全線開通を表明し、アピールした。「交流人口の拡大を東北復興の起爆剤にしたい」。

 東日本大震災の巨大津波と原発事故。未曽有の複合災害に見舞われた相双地方が開通効果を生かし、地域の再生を加速させることができるのか。道のりは平たんではない。

2086荷主研究者:2014/12/27(土) 15:18:23

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120141216cebk.html
2014年12月16日 日刊工業新聞
JR東日本、仙石線で世界初の無線式列車制御システムによる踏切制御を開始

 JR東日本は仙石線あおば通駅―東塩釜駅間で無線式列車制御システム「ATACS(アタックス)」の踏切制御機能の使用を始めた。アタックスは走行する列車が自ら位置を検知し、無線により車上と地上の装置との間で通信して列車の間隔を制御するシステム。2011年3月から仙石線に先行導入し、踏切制御機能の開発を進めていた。無線式列車制御システムによる踏切制御は世界で初めて。

ATACSの踏切制御機能を搭載した仙石線

 アタックスは列車の速度と車両性能から踏切までの到達時間を計算し、無線で踏切を制御する。現行の踏切制御は、列車検知装置で列車の進入を検知すると踏切が鳴動をはじめ、踏切道を通過すると鳴動を停止する仕組み。アタックスの導入で踏切の列車検査装置などが必要なくなり、地上設備を簡素化できる。

 JR東日本は17年秋にもアタックスを埼京線に導入する計画。旅客流動の大きい首都圏の路線でも無線式制御により地上設備の削減などを図る。

2087荷主研究者:2014/12/29(月) 14:53:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141220_14006.html
2014年12月20日土曜日 河北新報
コボスタ改修計画、正式発表 総工費10億円

正面広場入り口に新設される「ウエルカムゲート(仮称)」の完成予想図。中央奥は大型グッズショップ(楽天野球団提供)

 東北楽天を運営する楽天野球団は19日、来季に向けたコボスタ宮城(仙台市宮城野区)の外周施設改修計画を正式に発表するとともに、完成予想図を公開した。総工費は約10億円で、来年3月下旬完成を目指している。

 球場の正面広場入り口に幅11.2メートル、高さ6.4メートルの「ウエルカムゲート(仮称)」を新設。ゲートをくぐった先には平屋の大型グッズショップを造る。店内では創設10周年を迎えた球団の足跡をたどる写真パネルや記念品などを飾る。

 三塁側内野の新設スタンド入り口前には、直径21メートル、高さ10メートルの多目的ドームを建てる。収容人数は立ち見で最大400人。7台のプロジェクターを備え、パブリックビューイング(PV)や選手とファンの交流会など、多彩なイベントを検討している。一般向けの貸し出しも予定している。

 球場一塁側の1階には高級レストラン「VIPダイニング(仮称)」を開設する。球団の大石幸潔スタジアム部長は「試合以外でも多くのファンに楽しんでもらいたい」とPRした。

2088荷主研究者:2014/12/29(月) 14:54:26

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141220_11026.html
2014年12月20日土曜日 河北新報
石巻市、人口15万割れ 復興に影響も

 宮城県内第2の都市・石巻市の人口が15万を割り込んだ。住民基本台帳によると、11月末現在で14万9972人。多くの市民が犠牲になった東日本大震災で1年間に約1万人減少し、その後も人口流出が続く。復興まちづくりへの影響も懸念され、市は対策に乗り出している。

 人口のピークは、1市6町で合併した2005年4月の17万1107人。以後、毎年平均で1600人減少し、震災直前の11年2月は16万2822人だった。

 ほぼ1年後の12年3月は15万2025人。震災で3176人が死亡し、425人が行方不明になった。被災により住まいや仕事を求め、他自治体に転出した市民も多いとみられる。

 震災後の3年9カ月で減少が目立つのは、被害が大きかった沿岸部。牡鹿、北上両地区は1000人以上減り、雄勝は半減した。一方で内陸部の河南地区や商業施設などが集積する蛇田地区は流入が続き、ともに約2000人増えた。

 少子高齢化も顕著に進行している。出生数は05年度の1227人が、13年度に1054人まで落ち込んだ。14年11月末現在で15歳未満の割合は11.7%で、65歳以上は29.1%に達した。

 市は子どもを産み育てる環境を整えるため、若手職員を中心とした少子化対策プロジェクトチームを設置。仕事や教育の場がある仙台圏との時間的距離を縮め、定住できる地域づくりに力を入れている。

 市復興政策部の担当者は「人口減少は重く受け止めている。居住環境整備や産業振興、防災などに重点を置き、若い人が魅力を感じる施策を打ち出していく」と語った。

2089荷主研究者:2014/12/29(月) 15:13:34
久しぶりに仙台都市圏にとって〝改正〟と呼べる内容かもしれない(笑)
http://www.jr-sendai.com/wp-content/uploads/2014/12/201503daiyakaisei.pdf

>在来線終電発車時刻は、路線や曜日にかかわらず午前0時2分に統一
松島行きと白石行きが6分、愛子行きが4分、東塩釜行きが3分のそれぞれ繰り下げになるので改善と言えよう。

>夜の帰宅時間帯に仙台−愛子間を1往復増やす
19時台が約20分間隔となる。18時台や20時台が既に約20分間隔なので、当然の増発である。

>仙台駅を午後11時台に発車する東北線上り列車を20分間隔に変更
実際には午後9時台からの発車間隔を見直して、分かりやすいダイヤになる。また浜吉田駅行き最終列車が5分、仙台空港駅行き最終列車が8分繰り下げになる。常磐線は23時台の最終列車が東日本大震災以降運転されないままだが、浜吉田〜相馬が復旧した際には再開されるとは思うのだが。

この次は6月の仙石線の東北本線乗り入れによるダイヤがどのようになるかが気になるねぇ。石巻の地盤沈下を食い止めるためにも仙台〜石巻間の所要時間短縮は重要。女川まで乗り入れが実現すると素敵なんだけどねー。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141220_12015.html
2014年12月20日土曜日 河北新報
石巻線、上下22本運行 JR東ダイヤ改正

 JR東日本仙台支社は19日、来年3月14日のダイヤ改正の概要を発表した。東日本大震災で被災し同21日に全線で運行を再開する石巻線(小牛田−女川、44.7キロ)は、石巻−女川間で震災前と同じ上下計22本を運転する。また、仙台駅の在来線の最終電車発車時刻を統一する。奥羽線高擶−天童間には天童南駅(天童市)が開業する。

 石巻線は、震災の影響で休止している浦宿−女川間が3月21日に運行を再開。女川駅は震災前より約200メートル内陸に移る。同区間の延長は2.3キロとなり、所要時間は4分。石巻−女川間は最短28分を見込む。

 仙台駅の在来線終電発車時刻は、路線や曜日にかかわらず午前0時2分に統一する。東北線下り松島行き、上り白石行き、仙山線愛子行き、仙石線東塩釜行きの各最終電車が対象。

 奥羽線の天童南駅は無人駅で、上下計35本(土日祝日は36本)が停車する。市南部の住宅地に位置し、来季サッカーJ1に昇格するモンテディオ山形の本拠地や大型商業施設に近い。1日約800人の利用を想定する。

 このほか、仙山線で夜の帰宅時間帯に仙台−愛子間を1往復増やすほか、仙台駅を午後11時台に発車する東北線上り列車を20分間隔に変更する。仙台空港アクセス線は快速列車が通過する杜せきのした駅で、最大44分あった運転間隔を7分縮める。

2090荷主研究者:2014/12/29(月) 15:14:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141220_72021.html
2014年12月20日土曜日 河北新報
<常磐道>6日開通「新地−山元」1日8200台

 東日本高速道路東北支社は19日、6日に開通した区間を含む常磐自動車道浪江−山元インターチェンジ(IC)間の交通量調査の結果を発表した。福島、宮城両県を通る新地−山元IC間は開通後1日8200台に達し、2012年4月から利用されている南相馬−相馬IC間は29%増の7200台に上った。

 新地−山元IC間以外の開通区間の交通量は、浪江−南相馬IC間が1日2300台、相馬−新地IC間が7300台。開通区間に接続する山元−亘理IC間は32%増の1万2000台だった。

 曜日別では、平日よりも土、日曜の利用が多かった。東北支社は「仙台圏の高速道とつながり、休日を中心に開通効果が目立つ。来年3月の全線開通で、さらに交通量が増えるのではないか」と分析する。

 調査は7〜13日の1週間実施した。

2091荷主研究者:2014/12/29(月) 15:14:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141220_62020.html
2014年12月20日土曜日 河北新報
<国道6号>走行台数 新地町で25%減

 国土交通省磐城国道事務所によると、常磐道と並行する国道6号の平均走行台数は、常磐道浪江−山元インターチェンジ間が6日に開通後、福島県新地町内で3割近く減少した。常磐道に一定程度流れたとみられる。

 開通後(12月7〜13日)の平均交通量は新地町で1万2700台と、開通前(11月29日〜12月5日)より25.3%減少した。相馬市では2万5100台(調査地点2カ所の合計)と9.4%減った。南相馬市原町区はほぼ変わらなかった。

 国道6号は9月の全線開通後、大型トラックなどの乗り入れが増え、宮城、福島県境では朝夕の渋滞がひどくなっていた。原発事故の被災者は支援策によって高速道を無料で利用できるため、宮城県の避難先からの通勤や相馬地方から仙台方面への買い物などで、常磐道を利用する機会が増えたことがうかがえる。

2092荷主研究者:2014/12/29(月) 15:19:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141221_15024.html
2014年12月21日日曜日 河北新報
エキト多賀城オープン 個性派3店にぎわう

多賀城駅高架下にオープンした「エキト多賀城」

 多賀城市のJR仙石線多賀城駅高架下に20日、商業施設「エキト多賀城」がオープンし、初日から大勢の買い物客でにぎわった。

 現在の駅舎は昨年11月、周辺の線路高架化に伴って完成。高架下活用の商業施設はJR東日本東北総合サービス(仙台市)が運営する。「エキト」には「駅と一緒に」「駅と共に」の意味を込めた。

 入居は計3店。開業済みで仙台市の会社が運営する飲食店「駅中食堂」に、ベーカリーカフェ「ドンクエディテ」(東京)と、農産物と加工品の直売所「産直 穂野か」(登米市)が加わった。店舗面積は計約500平方メートル。

 このうち「ドンクエディテ」は東北では初の出店。店舗ごとに立地や客層に合わせ、扱う商品を変えるのが特徴だ。「穂野か」は農産品を農家から直接仕入れる。

 東北総合サービスは「地域住民の暮らしに密着した施設にしていきたい」と説明した。

2093荷主研究者:2014/12/29(月) 15:31:59
>>2072
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141223_15032.html
2014年12月23日火曜日 河北新報
認可園移行、高いハードル 運営者に重い負担

はだしの子どもたちが元気いっぱい遊ぶ朝市センター保育園=仙台市青葉区

 仙台市は、来春始まる「子ども・子育て新制度」に伴い、無認可保育園を市独自の設置要件で認証、助成する「せんだい保育室」を、2017年度末で廃止する。62ある保育室はそれまでに、認可園か定員19人以下の小規模保育事業所へ移行し、新制度の中で運営を継続する予定だ。ただ認可園移行には、基準を満たすための大規模な施設改修や移転、運営資金確保が必要になり、関係者が頭を痛めている。(生活文化部・越中谷郁子)

<継続へ署名集め>
 17年4月に認可園移行を目指す朝市センター保育園(青葉区・定員60人)は、JR仙台駅前のせんだい朝市通り沿いのビル5階にある。市は当初、パチンコ店が近いため認可に難色を示したが、約2万人の署名の提出を受けて方針を転換、園は現在地での認可園移行が可能になった。

 しかし、安達喜美子園長の顔はさえない。施設改修費をどう工面するか悩んでいるからだ。0歳児1人当たりの面積を現在の3.3平方メートルから5平方メートルに広げ、5階で運営するには各階の階段に避難設備として排煙機能を設けなければならない。入居ビルの2、3階への移転も視野に入れ、設計図を検討中だ。

 費用は約2700万円を見込む。4分の3は国と市から補助が出るが、残り4分の1の約700万円は自己負担。安達園長は「街中の工事は制約が多く費用が膨らむ。借り入れも覚悟している。でも朝市にあるからこそできる保育がある。執念を持って園を継続させたい」と力を込める。

<工事に1ヵ月超>
 2階建てマンションの1階に入居する「ちゃいるどらんど岩切駅前保育園」(宮城野区・定員59人)も、0歳児の床面積の拡大が必要だ。ほかにもオープンスペースにしていた部屋を仕切り、車いす用トイレ、各保育室に手洗い場などを設置しなければならないため、改修は大規模になる。

 運営する株式会社ちゃいるどらんどの大木俊則代表取締役は「工事に1カ月以上かかる。費用に加えて、その間の仮設園をどうしたらいいか」と悩む。仮設園建設の場合、簡易的なものとはいえ約2000万円かかるという。近くの児童館を借りるなど建設を回避できないか方策を探る。

<相談機能を強化>
 関係者にとってもう一つの壁は、安定運営のための自己資金だ。社会福祉法人以外の経営者の場合、賃借物件に入居していると、年間運営費の12分の1に加えて家賃1年分とさらに1000万円が必要になる。これらの資金は借り入れすることはできない。

 ある保育園園長は「ギリギリの運営でやってきた。改修費とさらに1000万円まで移転初年度に求められるのはつらい」と吐露する。別の関係者は「新規参入するわけじゃない。市はこれまでの実績を見て負担軽減策を考えてほしい」と注文した。

 市は担当職員を増やすなどして相談機能を強化している。保育指導課の古山徳子課長は「こちらからもさまざまな提案をしながら、移行を全面的に支援していきたい」と話した。

[せんだい保育室] A型とB型がある。1人当たりの床面積基準はA型が0歳児、1歳児3.3平方メートル以上で、B型は2.475平方メートル以上。保育従事者はA型が全員保育士などの有資格者、B型は3分の2以上が有資格者であればよい。待機児童解消のため、2002年に導入された。15年4月に6園が認可園へ、10園が小規模保育事業所へ移行する。

2095荷主研究者:2014/12/31(水) 15:10:04

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141226_12003.html
2014年12月26日金曜日 河北新報
藤崎6年ぶり小型店 仙台・六丁の目と山形に

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来年5月の出店を目指す藤崎「六丁の目店」(仮称)の外観イメージ

 藤崎(仙台市青葉区)は25日、2015年5、6月、仙台市若林区六丁の目南町に「六丁の目店」(仮称)、山形市七日町に「山形店」(同)の小型店2店を出店すると発表した。六丁の目店は地下鉄東西線開通に向けた新たな顧客開拓、山形店は中心商店街活性化の一翼を担うのが目的。藤崎の小型店出店は09年の「ヴィーフジサキ ララガーデン長町店」(仙台市太白区)以来6年ぶりで、それぞれ12、13店目。

 六丁の目店は六丁の目南町に整備されるショッピングモール「フレスポ六丁の目南町」内に、鉄骨平屋の独立棟として出店する。店舗面積765平方メートルで、5月22日のオープンを予定している。

 ララガーデン長町店や泉中央店(泉区)の「ヴィーフジサキ」をイメージした店舗として衣料品、食料品(宮城県の名産品)、リビング用品などを販売し、ギフト受け付けや本店からの商品取り寄せなどにも応じる。

 新店舗は、15年12月6日開業の地下鉄東西線・荒井駅と六丁の目駅の中間に位置。人口増加が見込まれる地域で、年間売り上げ5億円を目指す。

 山形店は、8階建て複合ビル「アズ七日町」の1階に出店し、店舗面積は490平方メートル。6月のオープンを予定する。近隣百貨店とも共存共栄できる店舗とし年間売上高4億円を目指す。出店に合わせ、同市錦町の外商営業所もアズ七日町3階に移転する。

 2000年以降、山形市と鶴岡市に外商営業所を設け、山形県内の顧客開拓を進める中で出店の要望が多く、初の小型店出店に踏み切った。

 山形店出店に先駆け、アズ七日町1階には2〜5月、東急ハンズトラックマーケットが開設される。藤崎本店の店舗を移した期間限定催事で同マーケットは山形初出店。

 藤崎の小野寺宣克常務は「百貨店とお客さまとの接点をさらに拡大したい。六丁の目店は、仙台市東部沿岸部の震災復興に貢献する取り組みもしていく」と話す。

2096荷主研究者:2014/12/31(水) 15:11:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141226_12005.html
2014年12月26日金曜日 河北新報
仙台駅前・住友生命ビル、外資系に売却

外資系に売却された住友生命仙台ビル=仙台市青葉区中央4丁目

 JR仙台駅前の住友生命仙台ビルが10月、米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)が出資する特別目的会社に売却されていたことが25日、分かった。売却額は不明。関係者によると、来年9月ごろにはビルの名称が変わる可能性がある。

 同ビルは1974年の完成。地上19階(高さ67.3メートル)、地下2階で、当時は「東北一のノッポビル」と呼ばれ、仙台駅前のランドマークとして親しまれてきた。青森銀行仙台支店や住友商事などが入居している。

 取得した特別目的会社はGS関連の合同会社八坂キャピタル。オフィス賃料などの収益を投資者に配当する不動産証券化を進めるとみられる。

 関係者によると、同ビルは仙台初進出の企業などを中心に、中小規模のフロア需要があるという。売却前の一定期間は入居募集が停止されたが、現在はGS系の別の会社が募集している。

 住友生命東京本社は「保有する不動産をどうするかといったことは仙台に限らず検討している。個別取引については答えられない」と話している。

2097荷主研究者:2014/12/31(水) 15:14:08
>>2017
仙台財界におけるアイリスオーヤマの存在感を見せつけた感があるねぇ。カメイも奮起を!

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141226_13035.html
2014年12月26日金曜日 河北新報
仙台に音楽ホールを アイリス、基金に寄付

大滝理事に目録を手渡す大山社長(右)

 アイリスオーヤマは25日、仙台市中心部への音楽専用ホール新設を目指して地元経済界が創設した「音楽ホール建設基金」に1億円を寄付した。

 市役所であった贈呈式で、同社の大山健太郎社長が基金を管理する公益財団法人「音楽の力による復興センター・東北」の大滝精一代表理事に目録を手渡した。大山社長は「市民の間で支援が広がる呼び水になってほしい」と語った。

 ホール建設は市も内部で検討している。同席した奥山恵美子市長は「民間がまず一歩を踏み出し、一段と背中を押された」と述べた。

 基金は仙台経済同友会や仙台商工会議所が7月に創設した。3年間で10億円の目標金額を定め、市に建設を働き掛ける。大山社長は基金の代表発起人で同友会代表幹事。

2098荷主研究者:2014/12/31(水) 15:48:21
>>2071
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141227_12009.html
2014年12月27日土曜日 河北新報
ヨドバシ新ビル、より広く にぎわい創出

 家電量販大手のヨドバシカメラ(東京)が、JR仙台駅東口に2016年ごろの開業を目指し建設する商業ビル「ヨドバシ仙台第1ビル」に関し、仙台市は「駅前のにぎわい創出につながる」として、容積率緩和を認める方針を決め、26日までに同社に通知した。市が地下鉄東西線の沿線開発を促すために8月に始めた都市計画提案募集制度に基づく措置で、初のケース。緩和により、同社が提案した音楽ホールの整備が可能になる。

 計画では、旧店舗の敷地1万5000平方メートルに地上8階のビルを整備する。敷地内はエリアによって建設が認められる容積率が異なり、面積案分による容積率は492%にとどまるため、計画通りの建設が困難だった。

 ヨドバシカメラは10月、ビル内に音楽ホールや、東口に不足している都市間バスの乗降場を設け、周辺施設を結ぶペデストリアンデッキも「社会貢献施設」として新設する構想を市に提案。容積率の緩和を求めた。

 市は「歩行者の回遊性や都市間交通の活性化につながる」などと構想を評価し、19日に緩和を認める考えを同社に示した。音楽ホールを災害時の帰宅困難者対策に活用できるよう協力も求めた。同社とは今後、都市計画の変更に向けた協議を進める。

 ヨドバシカメラの広報担当者は取材に「計画が固まった段階で説明したい」と話している。

2099荷主研究者:2014/12/31(水) 15:49:09
>>2079
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141227_12007.html
2014年12月27日土曜日 河北新報
あすと長町で用地取得 マンション開発か

 住友不動産とワールドアイシティ(仙台市)が仙台市太白区の「あすと長町」内の用地を取得したことが26日、分かった。取得用地の北側では、住友不動産が東北最大級のマンション「シティタワー長町新都心」を建設中で、今後の販売動向や需要を見ながら、さらに同規模のマンションを供給する可能性がある。

 用地はJR長町駅東側にあり、11月14日にあった都市再生機構の入札で、両社の共同企業体(JV)が約7億3500万円で落札した。敷地面積は約6450平方メートルで、24階建て、414戸のシティタワーの敷地(約5900平方メートル)よりも広い。

 開発規模やスケジュールなどは今後、両社で協議して決める。住友不動産は「発展途上のまちで、底堅いニーズが見込める」として、シティタワー級の大規模マンション開発を視野に入れる。

 仙台市中心部では現在、新築マンション向け用地が不足している。ワールドアイシティは「大規模開発ができる場所は限られており、今後もあすと長町地区がマンション開発の中心になる」と説明する。

2100荷主研究者:2014/12/31(水) 15:59:43
>>2098
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20141229-OYTNT50287.html
2014年12月30日 読売新聞
ヨドバシ新ビル、容積率緩和…仙台市方針

 JR仙台駅東口に建設予定の新ビル内に音楽ホールなどを整備することで、ビルの容積率の上限を緩和するよう仙台市に求めていた家電量販大手・ヨドバシカメラ(東京)に対し、市が認める方針を伝えていたことが分かった。

 同社は6月、駐車場となっている旧店舗跡地に延べ床面積約10万平方メートルの新ビルを建てる計画を発表。しかし、市の都市計画に基づく容積率の上限を超えていたため、音楽ホールなど「都市貢献施設」を整備することで、現行規定を緩和するよう求めていた。市は19日、緩和を認める方針を同社に伝えたといい、書類の提出などを待って正式に決定する。

 地上9階・地下2階建ての新ビルは2016年に開業し、音楽ホールは主に3〜6階に入る予定。市は「地下鉄東西線の利用拡大にもつながるため、妥当と判断した。文化振興にも貢献できる」としている。

2014年12月30日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2101荷主研究者:2015/01/17(土) 15:18:33

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150101_12016.html
2015年01月01日木曜日 河北新報
<東西線12月開業>伊達な街、新局面へ

性能試験を重ねる東西線車両=昨年11月、仙台市若林区の荒井車両基地

東西線の車内を見学する「WE SCHOOL」の受講生=昨年11月

東西線車両が通る「広瀬川橋りょう」。国際センター−大町西公園間の地上に建設され、土木学会賞の一つ「田中賞」も受賞した=仙台市青葉区

 仙台市が目指す地下鉄東西線の12月6日開業まで、残り1年を切った。新路線は100万都市の中心市街地を挟んで、東の田園地帯と西の学術・観光エリアを結ぶほか、南北線と交差して軌道系交通ネットワークが十字を描く。沿線開発や地域間交流の進展、道路の渋滞緩和といった波及効果に期待が高まる。

 東西線は、1987年開業の南北線に続く2本目の市営地下鉄。八木山動物公園(太白区)−荒井(若林区)間の13駅、13.9キロを26分で結び、1日8万人の利用を見込む。

 2007年2月に着工し、東日本大震災で工事を一時中断したものの、7年半余りを経て完成が近づいてきた。総事業費は2298億円。

 事業進行率は昨年9月末現在で78%。ことし1〜2月にレール敷設などの軌道工事が終了し、春には本線での試運転が始まる見込みだ。夏ごろに全ての工事が完了し、本番を想定した運転訓練が本格化する。

 東西線計画は1979年に初めて公式に提案された。36年の時を超えて迎えた「開業元年」。駅舎や出入り口が風景に加わるなど、沿線の街並みは刻一刻と変わり、盛り上げを図る市民の活動も勢いづいてきた。

◎変わる沿線/「副都心」急速に発展

 東西線開業を見据え、各新駅周辺で宅地や商業開発が進んでいる。急速に発展しそうなのが、東の発着点となる荒井駅(若林区)エリアだ。市内有数の水田地帯から、市東部の「副都心」に、生まれ変わろうとしている。

 2010年の荒井東土地区画整理事業に続き、12年に「荒井西」「荒井南」の各区画整理が始まった。3地区の総面積は約100ヘクタール。東日本大震災で津波被害があった被災者の集団移転先にもなり、新住民の人口は計約7420に上る。

 荒井駅は仙台駅から14分。仙台東部道路仙台東インターチェンジとも隣接する。駅南側の荒井東地区には今後、警察署や病院、商業施設が開設される予定。駅から北東約6キロの仙台港背後地には大型の商業施設や展示施設があるほか、7月には「仙台うみの杜水族館」が開館するため、買い物客や観光客の起点にもなりそうだ。

◎活気づく市民/沿線魅力発掘に奮闘

 東西線開業を機に「新しい仙台」をつくろう。そんな情熱を抱いて始動したのが、市民有志が運営するPR活動「WEプロジェクト」だ。

 名称には、西(West)と東(East)の頭文字に「私たち」(We)を重ね、市民主導で街を活気づけようという思いが込められている。

 活動の一環として昨年10月、「WE SCHOOL」と題した講座が始まった。沿線まちづくりや情報発信に関わる人材を育てるのが目的。20〜30代を中心に約80人が、月1、2回開催する講座に出席し、最終回の3月に成果を発表する。

 昨年11月の講座では、東西線車両が入る荒井車両基地(若林区)や、薬師堂駅周辺(同)などを見学。現場取材を踏まえ、まちづくりのアイデアを班ごとに練っている。

 受講生の会社員巻島隆雄さん(25)=仙台市泉区=は、「東西線が開業すれば、今まで足を運ばなかった所にも行きやすくなる。積極的に訪ねたくなるよう沿線各地の魅力を引きだし、仙台全体の魅力アップにつなげたい」と意欲を語る。

2102荷主研究者:2015/01/17(土) 15:28:39

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150103_13013.html
2015年01月03日土曜日 河北新報
石巻線、仙石線 15年に全線で運転再開

6月までに運転を再開するJR仙石線陸前大塚−陸前小野間。昨年12月、レール締結を祝い、移設される東名駅(東松島市)で作業用車両が走った

 東日本大震災で大きな被害を受けたJR石巻線、仙石線が2015年、全線で運転を再開する。石巻線は休止している浦宿−女川間が3月21日に再開。小牛田−女川間(44.7キロ)がつながり、被災したJR在来線で最初の全線再開となる。仙石線はあおば通−石巻間(49.0キロ)が6月までに再開する予定で、東北線への乗り入れも始まる。震災から5年目に入ることし、沿岸部の鉄路再生が目に見える形になり、少しずつ前進する。

 石巻線の全線再開は、女川駅周辺の復興を宣言する「まちびらき」の3月21日に合わせた。同駅は震災前より内陸へ、約200メートル移される。

 石巻−女川間は、震災前と同じ上下計22本を運行する。最短で28分の所要時間となる見通しだ。

 JR東日本仙台支社は「被災路線の最初の全線再開で、復興を後押ししたい。再開後は利用状況の推移を見守り、今後のダイヤなどを考えたい」と説明する。

 仙石線は松木茂仙台支社長が14年7月、全線再開時期を「15年6月まで」と明言。被災した陸前大塚−陸前小野間(6.4キロ)は約500メートル内陸の高台に移設する。14年12月にレール締結式があり、再開までは試運転を行い安全装置の確認などを実施する。

 東北線に乗り入れ、仙台−石巻間を約1時間で結ぶ「仙石東北ライン」の運行も始める。仙石線松島海岸−高城町間と東北線塩釜−松島間で、両線が近接する区間に敷設された接続線約300メートルを利用し、2両編成で運転。震災前より約10分短縮される。仙台−石巻間は1時間に上下各2本程度と、震災前と同じ本数が確保される見通し。

 他の在来線では、路線を内陸に移す常磐線駒ケ嶺−浜吉田間で14年5月、移設復旧工事が本格的に始まった。地権者と話し合いがまとまり、基礎工事は9割完了した。

 同区間を含む運休中の相馬−浜吉田間は「着工から3年」の17年春の再開を見込む。仙台支社の担当者は「計画通りに進んでいる」と説明する。

 山田線で運休中の宮古−釜石間は14年12月、第三セクター三陸鉄道(宮古市)への移管に道筋が付いた。気仙沼線柳津−気仙沼間と、大船渡線気仙沼−盛間は、バス高速輸送システム(BRT)の代替運行が続く。

 震災と福島第1原発事故の影響で運休していた常磐線広野−竜田間が14年6月、運転を再開した。竜田−原ノ町間は15年2月をめどに代行バスの運行が始まるが、鉄路復旧の見通しは立っていない。

2103荷主研究者:2015/01/17(土) 15:29:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150104_11007.html
2015年01月04日日曜日 河北新報
人口「ダム機能」低下か 仙台市、転入鈍る

 仙台市が東北唯一の政令指定都市として担ってきた人口の「ダム機能」に陰りが見えてきた。仙台は東北、北海道から人を集め、東京など大都市への流出を抑制してきたが、転入は減少傾向にあり、両地域の割合も低下しているからだ。ダム機能は東京一極集中の是正に重要だとされるほか、東北の人口減は経済活動に影響するため、市は危機感を募らせている。

 市の統計によると、転入は2006年の4万9112人に対し、13年は4万7035人で2077人減少。そのうち東北と北海道からの転入と全体に占める割合は、06年が3万657人(62.4%)、13年が2万7052人(57.5%)でともにマイナスになった。

 政令市に移行した1989年以降、転入は95年の5万9065人をピークに減り始め、04年に5万人を切った。東日本大震災が起きた11年は前年比5938人増の4万9914人と激増したが、12年からは再び前年割れに戻っている。

 品田誠司・市政策企画課長は「東北の人が仙台を通り越して首都圏などに流出している可能性がある」と指摘する。市から三大都市圏への転出は、転入を差し引いた純転出が04〜13年の10年間で約4万人に上る。

 昨年5月、有識者でつくる日本創成会議は2040年の人口推計を公表。福島県を除く東北5県の市区町村172のうち137市町村を「消滅可能性都市」に分類した。

 地方の人口減の要因として挙げたのが、若年女性の減少と若者の大都市への流出だ。座長の増田寛也元総務相は昨年8月、市役所で奥山恵美子市長ら幹部職員を前に講演し、「仙台が東北のダムとなり、東京一極集中に歯止めを掛けなければならない」と訴えた。

 東北の人口減は消費縮小を招くため、市の経済活動にとって死活問題になる。特に産業構造の3割を占める卸売業・小売業は東北の広い範囲を商圏とするだけに、打撃は大きい。

 市はダム機能維持のため、(1)中小企業の活性化や交流人口の増加、起業促進を通じた産業構造の転換と強化(2)医療や教育の充実、子育て支援による暮らしやすい環境整備−に力を入れる方針だ。

 奥山市長は「仕事と利便性の高い生活を両立できる都市に人は住む。仙台がこの二つをいかに短期間で成し遂げるかが、今後の勝負どころだ」と強調する。

2104荷主研究者:2015/01/17(土) 15:30:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150106_13018.html
2015年01月06日火曜日 河北新報
<サミット誘致>会場、他予約とバッティング

仙台国際センター西隣に今春オープンする予定の新展示施設。計画では2016年のサミット会場とされている=仙台市青葉区青葉山

 あちらを立てればこちらが立たず…。2016年主要国首脳会議(サミット)の誘致を目指す仙台市が、会場をめぐるジレンマに気をもんでいる。計画では青葉区の仙台国際センター西隣に建設された新展示施設が主会場になる。しかし、同施設は市の積極的なPRが奏功し、既に他の会議や学会の申し込みが相次ぐ。誘致に成功すれば、皮肉にも会期の重なる先約を断らなければならない。

 市がサミット誘致を表明した昨年8月以降、職員は対応に追われた。16年に新展示施設の利用を予定していた企業や団体に対し、予約を破棄する可能性を示唆。「万が一の場合はあらためて相談させてほしい」と説明した。

 新展示施設では16年3月、「第80回日本循環器学会学術集会」が開かれる。運営を請け負う民間企業の担当者は「超一級の国際会議でなければ、許されない話だ」と苦笑する。

 循環器学会は3日間で約2万人が参加する大型会議のため「今から別の会場を用意するのは不可能」と、この担当者は明かす。

 サミットは例年、5〜7月に数日間、開かれることが多い。担当者は「会期が重なる確率は低い」とみる。

 新展示施設はことし3月の国連防災世界会議の主会場として使われた後、4月に正式にオープンする。新設が決まり、市は5000〜6000人規模の会議を誘致できるようになった。

 学会のホスト役を務める機会が多い東北大に売り込むなど、利用促進に奔走した結果、予約は好調だ。15年度の稼働率は現時点で5割に届く見通し。全国規模の会議の場合、数年前には開催地が決まるため、16年度以降も申し込みが舞い込む。

 一方で、新たな悩みも抱えることになった。市内には新展示施設と同規模の代替施設がない。「広さと利便性を兼ね備えた東日本随一の建物」(市国際プロモーション課)を生かし、大型会議や学会を誘致すればするほど、サミットのように急きょ開催地が決まる国際会議への対応は難しくなる。

 16年の開催地と開催期間は、ことし6月のドイツサミットの前に決まるとみられる。村上薫市政策企画部長は「サミットも、その他の大型会議も成功させたい。サミットの日程が決まれば、スケジュール調整が可能になるだろう」と話した。

2105荷主研究者:2015/01/17(土) 15:31:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150107_12043.html
2015年01月07日水曜日 河北新報
仙台空港利用客320万人 国内線好調・14年

 宮城県は7日、仙台空港の2014年の利用者数(速報値)が前年比4.3%増の320万8285人に上り、2年連続で300万人を突破したと発表した。仙台空港アクセス線の利用者数も6.8%増の329万9000人に達し、2007年の開業以来の最多記録を更新した。

 仙台空港は、国内線が4.8%増の304万3295人と好調。格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション関西線が堅調なことに加え、4月のスカイマーク神戸線の新設も後押した。

 国際線は4.4%減の16万4990人にとどまった。13年9月から続くソウル線減便の影響が大きい。チャーター便は22便で8便減ったが、バンコク線はゼロから10便に増えた。

 アクセス線の利用者数は、仙台空港鉄道(名取市)が運営する名取−仙台空港間3駅の乗降客数を集計した。月別では、レジャー客の多い8月が31万人で最も多かった。

 空港利用者にとどまらず、沿線の商業施設や県の教育・福祉複合施設の利用者も多く乗降したとみられる。

 県空港臨空地域課は「若い個人客はLCCとアクセス線を併用する傾向がある」と分析する。アクセス線の利用者数は13年の約308万8000人が過去最多だった。

 仙台空港は現在、国内線が10路線あり、1日56往復運航されている。国際線は5路線で週17往復。

2106荷主研究者:2015/01/17(土) 15:37:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150108_72037.html
2015年01月08日木曜日 河北新報
東北知名度アジアで低迷 政投銀調査

◎「訪問したい」3%弱

 日本政策投資銀行東北支店が、アジアの8地域を対象に行った「東北におけるインバウンド意向調査」によると、東北を知っている割合は10%強にとどまり、訪問したい人は3%弱に低迷していることが分かった。東北支店は「東北に外国人観光客を呼び込むには、より一層の戦略的なプロモーション活動が求められる」と分析している。

 日本の7地域(北海道、東北、北陸、関西、四国、九州、沖縄)で知っている地域を尋ねたところ(複数回答)、東北は11.0%で、2013年の前回調査より1.0ポイント下がった。

 北陸(6.6%)に次ぐ低水準で、北海道(65.2%)や沖縄(53.1%)、九州(41.5%)と比べ、知名度不足が際立った。

 東北を「実際に訪問したい」と答えた人は前回比0.2ポイント減の2.9%で、北陸(2.1%)に次いで低かった。最も訪問したい地域は北海道(42.7%)だった。

 日本への旅行に対する不安材料を聞いたところ、東日本大震災の関連では「放射能による健康被害が心配」が41.6%で最多。前回比1.6ポイント減にとどまり、福島第1原発事故に伴う放射能汚染への不安の根強さを映した。

 他は「地震が心配」(37.9%)「放射能の安全性の情報が分からない」(31.8%)「復旧状況が分からない」(20.8%)の順だった。

 東北支店は「(2016年春の)北海道新幹線の開業で、これまで以上に注目が集まる北海道との連携が有効だ」と提案。震災の影響については、「日本全体で風評の早期払拭(ふっしょく)に取り組む必要がある」と指摘した。

 調査は昨年9月、韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアの海外旅行経験者4000人を対象に、インターネットで行った。

2107荷主研究者:2015/01/17(土) 15:38:33

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150110_12037.html
2015年01月10日土曜日 河北新報
仙台のオフィスビル空き室率、3カ月連続改善

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた仙台市内のオフィスビルの昨年12月の平均空き室率は、前月比0.11ポイント低下の11.06%で、3カ月連続で改善した。

 調査した5地区のうち4地区で改善。青葉区一番町地区は、コールセンターの増床や新規成約があり、0.05ポイント低下の9.29%だった。仙台駅前地区は、0.27ポイント低下の9.79%で、2008年3月(9.91%)以来の9%台となった。

 県庁・市役所地区は0.01ポイント低下の11.69%、仙台駅東地区は0.02ポイント低下の17.94%でほぼ横ばい。悪化したのは泉区など周辺オフィス地区で、0.07ポイント上昇の10.28%だった。

 仙台支店の担当者は「昨年は増床や拡張移転が続き、小幅ながら空き室が減少した。ことしは新規の供給予定がなく、中小規模の需要が堅調で、改善が期待される」と説明した。調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の354棟。

2108荷主研究者:2015/01/17(土) 16:04:31
>>1963
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150113_12036.html
2015年01月14日水曜日 河北新報
全階開放テラス 国分町に飲食店ビル着工

瀬戸勝パーキングの跡地に建設される飲食店ビルの完成イメージ図

 昨年4月に閉鎖された仙台市青葉区国分町2丁目の駐車場「瀬戸勝パーキング」の跡地に、全階オープンテラスを備える飲食店ビルが建設される。駐車場を運営した瀬戸勝が今月下旬に着工し、11月下旬のオープンを目指す。約40年にわたって駐車場として親しまれた場所は、市民の集いの場として生まれ変わる。

 新ビルは敷地面積が約760平方メートル。地上5階、地下1階で延べ床面積は約2660平方メートル。1〜5階に東京圏の人気レストランや地元レストランなど約10店舗が入る予定で、いずれも昼間の営業も行う。

 瀬戸勝パーキングは1974年、国分町通沿いに開業した。仙台市内の約100店舗と割引契約を結び、買い物時の駐車場として市民に親しまれたが、コイン式の駐車場増加などの影響で利用者が減少。閉鎖に追い込まれた。

 9日に地鎮祭があり、関係者約40人が工事の無事を祈った。瀬戸勝の瀬戸克之取締役は「これまで国分町になかった新しいスタイルのビルとなる。以前あった駐車場と同じように、国分町のランドマークとなる施設になってほしい」と話した。

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/01/13 建設新聞
瀬戸勝・仙台国分町ビル
八重樫工務店の施工で着工 S・B1/5F延べ2656㎡

 瀬戸勝(仙台市青葉区国分町2の1の12 瀬戸克而社長)は、仙台市青葉区国分町の昨年4月で閉鎖した大型立体駐車場「瀬戸勝パーキング」を解体し、その跡地に飲食店ビル「仙台国分町ビル」(仮称)の建設計画を進めていたが、9日に起工式を行った。設計は街制作室(札幌市)、施工を八重樫工務店が担当。11月の完成をめざす。

 計画では、広瀬通り側の国分町通り入口近辺となる仙台市青葉区国分町2の1の10地内の敷地762.04㎡に、S・B1/5F延べ2656㎡の飲食店ビルを建設するもの。新ビルのコンセプトは「マリアージュテラス」とし、全店昼営業やトレンドレストランと地元人気レストランの融合など新たな仙台の名所スポットとする考え、国分町通りから6mほどセットバックしてイベント広場を確保するほか、建物の路面側をガラス張りとし、2階以上の階に屋外テラスを設け、植栽などで路面店的な演出をするなどの特徴を持たせている。

 地鎮祭では関係者ら30人が参加した。神事では街制作室の岡本克己代表取締役専務が鎌入れ、瀬戸勝の瀬戸克而社長が鍬入れ、八重樫工務店の八重樫義男会長が鋤入れを行うとともに、関係者が玉ぐし奉てんし工事の安全を祈願した。

※仙台国分町ビルの完成予想図。(クリックで拡大)

2015/01/13付一面に掲載

2109荷主研究者:2015/01/17(土) 16:09:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150116_12013.html
2015年01月16日金曜日 河北新報
代ゼミ仙台校ビル、東北福祉大が取得

東北福祉大が取得することが分かった代々木ゼミナール仙台校

 ことし3月に閉鎖される大手予備校代々木ゼミナール仙台校(仙台市宮城野区)のビルを東北福祉大(青葉区)が取得したことが15日、分かった。利便性の高いJR仙台駅東口の物件で、動向が注目されていた。

 代ゼミを運営する学校法人高宮学園(東京都渋谷区)は、既に東北福祉大と土地、建物の売買契約を結んだとみられる。同法人は「3月まで生徒を抱えている立場でもあり、コメントは差し控える」と話している。

 仙台校は1983年に開校した。鉄筋コンクリート地上8階、地下1階で、延べ床面積は約1万1200平方メートル。敷地面積は約1940平方メートル。東北福祉大は「取得に向けて交渉しているのは事実だが、相手のあることなので詳しくは話せない」と述べた。

 代ゼミは少子化や現役志向の高まりを受け、本年度いっぱいで17都道府県にある27校を東京、札幌、大阪などの7校に集約し、仙台校など20校を閉鎖する。

2110荷主研究者:2015/01/24(土) 14:43:21
>>2030
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150117_12005.html
2015年01月17日土曜日 河北新報
「市場に魅力」コストコ富谷出店を正式表明

富谷出店を記者会見で正式に表明するテリオ社長(中央)。同席した若生町長(左)と一力理事長

 米国系会員制量販店コストコホールセールジャパン(川崎市)のケン・テリオ社長は16日、宮城県富谷町役場を訪れ、同町高屋敷地区に「富谷倉庫店」を出店すると正式に表明した。約3500種類の商品を扱い、開業に合わせ町と防災協定も結ぶ考えを明らかにした。

 テリオ社長は若生英俊町長、高屋敷土地区画整理組合理事長の一力敦彦東北放送社長とともに町役場で記者会見。「人口が伸びている富谷は魅力的な市場」と述べた。

 説明によると、店舗は面積約1万3860平方メートル。最大約900台の駐車場を備え、2016年春に開業する。今夏に土地が組合から引き渡され、店舗の建設工事に入る。約300〜400人を地元で雇用し、うち半数は正社員という。取扱商品は国産6割、輸入品4割程度で、地場産品も販売する。

 新たに開発される高屋敷地区の産業用地は、仙台北部道路富谷インターチェンジに近い国道4号沿いで総面積21.4ヘクタール。造成工事は9月完了予定で総事業費は約25億円。地権者は東北放送、河北ランド、内ケ崎酒造店など。

 コストコは7月、上山市に東北初出店となる「上山倉庫店」をオープンする。

2111荷主研究者:2015/01/25(日) 02:27:11

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/01/19 建設新聞
宮城野区・一建設 3月末着工
分譲・プレシス榴ヶ岡の新築計画 RC15F6784?、オンズデコで設計

 一建設(東京都練馬区石神井町2の26の11 堀口忠美代表取締役)は、仙台市宮城野区に同社として仙台市内で3棟目となる分譲マンション「プレシス榴ヶ岡」(仮称)の新築を計画しており、オンズデコ(東京都千代田区)に設計を委託している。

 計画によると、仙台第4合同庁舎の西側に位置する仙台市宮城野区榴ヶ岡27、鉄砲町1の5地内の1349.86?に、RC15F延べ6784.3?の共同住宅を建設。内部には70戸の分譲住宅を整備する。

 今後、施工者選定に着手し、3月下旬の着工、2017年1月末の完成を予定している。

 なお、同社による仙台市内の分譲マンション事業は泉中央地区とあすと長町地区で実績がある。

2015/01/19付一面に掲載。

2112荷主研究者:2015/01/25(日) 02:34:12

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20150118-OYTNT50272.html
2015年01月19日 読売新聞
国連会議 ホテル満室 仙台中心部

仙台市中心部に立ち並ぶホテル。国連防災世界会議の期間中、ほぼ満室だという

 3月14〜18日に仙台市で開かれる国連防災世界会議で、ホテル不足が懸念されている。各国首脳らが防災戦略を議論する本体会議とは別に関連事業も開かれ、団体や企業の関係者、市民ら延べ4万人以上が集まると見込まれている。一方で、市中心部のホテルは、市などで作る会議開催実行委員会が、すでに確保するなどしており、ほぼ満室の状況だ。

 市の担当者によると、市中心部の宿泊施設は計6000室あると推定されるが、このうち44ホテルの計約3000室は、各国首脳や政府関係者のために実行委が旅行会社を通じて押さえている。この間、通常の出張や観光のために宿泊する人もおり、中心部のホテルは予約でほぼ一杯だという。

 会議会場の仙台国際センターや繁華街に近い老舗高級ホテル(青葉区)は、149室に約200人が泊まれるが、スイートルームを含めて満室で、ほとんどの部屋が政府関係者用という。3月中旬は送別会など宴会需要が多い時期だが、「宴会に合わせて泊まりたいという方をお断りせざるを得ない」とうれしい悲鳴を上げる。

 一方、シンポジウムや展示会など関連事業を主催する団体や企業の関係者、関連事業を見聞きしようという一般客は、自力で宿泊先を探さなければならない。

 公開討論会などに国内外から約40人が参加予定の公益財団法人プラン・ジャパン(東京都)は、14年5月に市中心部に人数分の部屋を確保したが、希望の禁煙ルームは満室だった。防災教育イベントなどを開催する一般社団法人日本損害保険協会(同)は、担当者の宿泊先は押さえたものの、協会幹部の仙台入りが検討されている。「高級ホテルはどこも満室。ビジネスホテルなら、なんとか確保できるのだが」とこぼす。

 一方、仙台市郊外の温泉旅館には空き室がある。秋保温泉の老舗旅館「佐勘」(太白区)は防災会議関連の宿泊予約はほとんどない。「この機会に外国人に旅館や温泉の良さを知ってもらいたい」と宿泊を呼び掛けている。

 市の担当者は、市中心部の空き室が見つからないという人に対し、大型ホテルのある秋保・作並の各温泉や松島町、東北新幹線が停車する一関、北上など隣接県での宿泊を検討するようアドバイスしている。

2015年01月19日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2113荷主研究者:2015/02/01(日) 12:19:10
>>1343
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150122_15026.html
2015年01月22日木曜日 河北新報
市道仙台城跡線2月25日再開へ・仙台

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150121046jc.jpg

4年ぶりの通行再開が決まった市道仙台城跡線と、復旧した北西石垣=20日、仙台市青葉区

 仙台市は21日、東日本大震災で通行止めとなっていた青葉区の市道仙台城跡線を2月25日に再開すると発表した。国史跡に指定される仙台城跡本丸の石垣復旧がほぼ終わり、通行できる見通しが立った。

 再開区間は、大手門跡隅櫓(すみやぐら)から市道青葉山亀岡線との接続部までの約980メートル。当日午前11時半から双方向の通行が可能になる。

 復旧工事に合わせて、北西石垣の脇を通る急カーブなどの車道を一部拡幅した。観光シーズン(4〜10月)の土日祝日の日中は、震災前と同様に八木山方面への一方通行になる。

 市街地観光バス「るーぷる仙台」の運行は翌26日に再開。市博物館方面から清水門石垣を経て、本丸跡へと続く歩道も通行できるようになる。

 仙台城跡の石垣は震災で、市道に面した北西石垣(総延長200メートル)など計4カ所が崩落。復旧工事では約6600個の石材を、ほぼ元の位置に積み直した。

 市道と石垣の復旧費用は約13億円。奥山恵美子市長は21日の記者会見で「4年近く待たせたが、ようやく再開できる。仙台城を訪れる人の利便性も高まり、復興が一歩進んだ様子をアピールできる」と語った。

2114荷主研究者:2015/02/01(日) 12:22:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150122_12006.html
2015年01月22日木曜日 河北新報
仙台港、国際コンテナ取扱量が震災前水準回復

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150121038jc.jpg

 宮城県は21日、仙台港(仙台市宮城野区)の2014年の国際コンテナ貨物取扱量(速報値)が、前年比5%増の21万3000TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)だったと発表した。東日本大震災前の2010年実績の99%に回復し、同年に次いで過去2番目に多い取扱量を記録した。

 仙台港の国際コンテナ貨物取扱量の推移はグラフの通り。過去最多を記録した10年の翌11年は震災で大きく落ち込んだが、その後は復興需要などを追い風に右肩上がりで回復している。

 14年は輸出が10万6000TEU、輸入は10万7000TEUで、ほぼ半々だった。品目別にみると、輸出は県内の工場から主に北米向けに送り出されるタイヤが好調で、ゴム製品が全体の半数を占めた。

 輸入は復興需要などから住宅用建材が前年並みだったほか、プラスチック製品や加工食品が堅調だった。

 県港湾課は「福島第1原発事故に伴う韓国による水産物の輸入禁止が解ければ、食品類の輸出が期待できる。新規航路や新たな荷主の開拓に引き続き力を入れる」と説明する。

 仙台港は1990年に国際コンテナの取り扱いを開始した。現在、国際コンテナ貨物の定期航路は北米航路1路線(週1便)、中国・韓国航路4路線(週4便)。

 県は、港内の高砂コンテナターミナル敷地を現状の21ヘクタールから27ヘクタールへ拡張する整備工事を進めている。新年度には利用を始められる見通し。

2115荷主研究者:2015/02/01(日) 12:29:06
>>2056
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150123_13035.html
2015年01月23日金曜日 河北新報
多賀城駅前再開発ビル着工 図書館など入居

市立図書館が入る再開発ビルA棟のイメージ図

 多賀城市のJR仙石線多賀城駅前に建設される再開発ビル2棟の安全祈願祭が21日、現地であった。このうちA棟に入居する市立図書館は、DVDレンタルと書籍販売大手ツタヤを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を指定管理者とする。

 地権者、入居予定者ら約120人が出席。くわ入れなどの神事の後、菊地健次郎市長が「40年にわたる中心市街地形成の集大成だ。市が目指す東北随一の文化交流拠点の核としたい」とあいさつした。

 駅前広場の西側に建設するA棟は、地上3階、地下1階の鉄骨造りで延べ床面積約7000平方メートル。図書館のほか、書店などが入る。

 東側のB棟は老人デイサービスセンター、子育てサポートセンターなどが入る。地上4階の鉄骨造りで延べ床面積約4000平方メートル。

 完成はいずれも2016年1月。A棟は3月下旬、B棟は5月のオープンを予定する。

2116荷主研究者:2015/02/01(日) 12:31:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150123_12004.html
2015年01月23日金曜日 河北新報
仙台圏の新築マンション過去最高値・14年

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150122027jc.jpg

 2014年に仙台圏で供給された新築マンションの平均価格は前年比10.0%(354万2000円)増の3913万2000円で、過去最高となったことが広告代理店DGコミュニケーションズ仙台支社のまとめで分かった。東日本大震災の復興需要に伴う建設費の高騰を背景に、高値水準が続いた。

 仙台圏の供給状況は表の通り。全体の供給戸数は691戸減の574戸で、震災のあった11年の674戸を下回り、1988年の調査開始以来、過去最少となった。中でも青葉区は93戸で前年比459戸の大幅減だった。

 吉野敦支社長は「青葉区では、建設費の高騰で適正価格での供給が難しくなったほか、建設会社が決まらずに着工が遅れたことも供給減の要因となった」と分析する。

 平均価格は、青葉区が2年連続で4000万円台を超え、バブル期の91年(4685万円)に次ぎ過去3番目に高い水準。宮城野、太白、若林各区が3000万円台後半で続いた。

 平均面積は76.03平方メートルで前年とほぼ同じ。物件の間取りは4LDKが8.8ポイント減の20.2%、3LDKが9.7ポイント増の71.4%だった。

 各マンションとも売れ行きは好調といい、販売開始から1カ月以内の初月契約率は10.7ポイント増の86.6%。14年12月末時点の期末契約率は4.2ポイント増の96.5%だった。

 今後の動向について吉野支社長は「15年は青葉区の供給戸数が500戸台に回復し、全体で1000〜1200戸になるとみられる。価格はここ2、3年は緩やかに上昇し、その後は高止まりするのではないか」と予想する。

2117荷主研究者:2015/02/01(日) 12:33:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150123_15013.html
2015年01月23日金曜日 河北新報
<仙台市地下鉄>泉中央はN01 駅名記号化

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150123006jc.jpg
「N08」の記号が入った勾当台公園駅の新しい駅名標。写真(上)が南行き、(下)が北行きのホーム正面に掲示される

 仙台市交通局は、3月に同市で開かれる国連防災世界会議を前に、市地下鉄南北線の駅名表示を一新する。外国人や観光客ら地理に不慣れな市外の乗客が識別しやすいように、路線名と駅名を記号化した「駅ナンバリング」を導入し、駅名と一緒に表示する。

 記号は、南北線のアルファベットの頭文字Nと2桁の駅番号で構成する。北の起点の泉中央駅を「N01」、次の八乙女駅を「N02」のように北から順に番号を振り、南の起点の富沢駅を「N17」とした。

 2月上旬以降、ホーム正面にある駅名標や車内の路線図を順次交換。漢字やローマ字などで記した駅名とともに、各駅の記号を添える。南北線カラーの緑で縁取りした円内に、黒字でアルファベットと数字を記す。

 駅の記号表示は、12月開業の市地下鉄東西線でも採用する。東西線カラーの水色で「T01」などと表示する方向で検討している。

 市交通局は、日本語と英語の2カ国語で記している南北線各駅構内の主要看板についても、会議前までに中国語とハングルを加えて4カ国語表記とする。

2118荷主研究者:2015/02/01(日) 13:59:17
>>2044 >>2102
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150130_12021.html
2015年01月30日金曜日 河北新報
<仙石線全線再開へ>震災前より10分短縮

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150130001jc.jpg

 JR東日本仙台支社は29日、東日本大震災で被災した仙石線の全線運転を5月30日に再開すると発表した。仙台、石巻両市をつなぐ主要路線が震災から約4年2カ月ぶりに結ばれる。再開と同時に、東北線に乗り入れる「仙石東北ライン」の運行も始まり、仙台−石巻間の所要時間は最速約1時間と震災前より10分程度短縮される。

 仙石線で運行を休止している高城町−陸前小野間は、陸前大塚−陸前小野間の線路を約500メートル内陸の高台に移設。同区間の東松島市の東名、野蒜両駅は新しくなる。あおば通−石巻間全線は震災前より1.2キロ短い49.0キロ。あおば通、仙台−石巻間の運賃は840円に設定する。

 仙石東北ラインは仙石線松島海岸−高城町間と東北線塩釜−松島間に設ける約300メートルの接続線を利用し、東北線の仙台駅と仙石線の石巻駅をつなぐ。運行本数は未定。

 使用するのは、ディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッド型車両。車体は仙石線で使っている青と、沿線の桜をイメージしたピンクを基調にした。計16両を導入し、主に4両編成で運行する。

 松木茂仙台支社長は29日の定例記者会見で「仙石線の復旧と(仙石東北ラインを利用した)時間短縮が復興の後押しにつながればいい」と述べた。

 仙石線は震災で全線がストップした。2011年3月28日にあおば通−小鶴新田間で運転を再開。4月7日の余震で再び休止し、同15日に復旧した。同年に小鶴新田−高城町間、矢本−石巻間、12年に陸前小野−矢本間でそれぞれ再開した。残る高城町−陸前小野間を含む区間は現在も代行バス輸送を実施している。

2119荷主研究者:2015/02/01(日) 14:01:57
>>2012
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150131_15014.html
2015年01月31日土曜日 河北新報
国道48号雪崩対策本格化 仮設車線に切り替え

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150130028jc.jpg

 2014年2月に雪崩が発生した仙台市青葉区作並の国道48号で、東北地方整備局仙台河川国道事務所が雪崩対策工事を本格化させている。30日には工事のため谷側に設けた仮設車線の運用を始め、雪崩が起きた山側の車線を暫定閉鎖した。

 仮設の1車線は、既存の上下2車線に平行して流れる沢を埋め、約380メートルにわたって整備した。30日午後2時半に車線を切り替え、ドライバーが車線を誤らないように係員が誘導に当たった。

 雪崩対策工事は、車線切り替え区間を含む関山トンネルの宮城県側約600メートル間で実施。道路の屋根となるスノーシェッド2基、のり面の防護柵3カ所を整備する。

 総事業費は約13億6000万円。全額を国の災害対策等緊急事業推進費で賄う。スノーシェッドなど防御設備の設置工事は早ければ年度内にも始める。完成時期は未定。

 14年2月の雪崩では車約90台が立ち往生し、復旧作業のため10日間通行止めとなり、宮城、山形両県から対策を求める声が上がっていた。

2120荷主研究者:2015/02/08(日) 12:49:37
>>2119
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150202_13017.html
2015年02月02日月曜日 河北新報
<国道48号雪崩>対策工事間に合わず

通行止めとなった国道48号関山トンネル付近(写真上がトンネル入り口方面)=1日午前10時15分ごろ、仙台市青葉区作並

 仙台市青葉区作並の国道48号で31日夜に発生した雪崩は、昨年2月の大規模雪崩に続き、幹線道路をふさいだ。東北地方整備局仙台河川国道事務所は対策工事のための仮設車線の運用を30日に始めたばかり。工事は当初、昨年内の完了を予定したが、工法見直しなどで間に合わなかった。

◎前日開通の仮設車線埋まる

 整備局が雪崩対策工事を発表したのは昨年6月。関山トンネルの宮城側出入り口から約600メートルの間に、道路の屋根となるスノーシェッド2基、のり面の防護柵3カ所を整備する計画だった。

 完了は雪が深くなる前の年内を見込んだが、詳細設計の段階で仮設車線が必要になることが判明。既存の2車線に平行する沢を埋めて1車線をつくり、30日午後にようやく開通にこぎ着けた。

 昨年2月の雪崩は宮城側出入り口から約1300メートル間で4カ所発生。今回は約600メートル地点で発生した。工事区間の宮城側終点部分に当たる。

 仮設車線を含む工事費は約13億6000万円。今回の雪崩では仮設車線も雪に埋もれた。

 整備局は本年度内の防御設備着工を目指す。だが、スノーシェッド工事は昨年11月に行った入札が不調に終わり、2月中の再入札で業者が決まらなければ、さらにずれ込む可能性もある。

 仙台河川国道事務所の熱海裕章計画課長は「まずは今回の雪崩の応急対策を迅速に講じ、恒久的な防御設備の着工を急ぎたい」と話した。

2121荷主研究者:2015/02/08(日) 12:50:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150203_12006.html
2015年02月03日火曜日 河北新報
牛タン、焼き鳥…仙台駅西口近くに「横丁」

「杜の都 五橋横丁」の外観イメージ

 JR東日本仙台支社は3月31日、仙台駅西口に近い東北新幹線の高架そばの社有ビル1階に、牛タン、焼き鳥などが味わえる複合店舗「杜の都 五橋横丁」を開業する。社有地の有効活用の一環で、仙台支社は「観光や出張で仙台を訪れた人はもちろん、周辺地域の人にも利用してほしい」と呼び掛けている。

 青葉区中央1丁目の横丁は仙台駅西口から南へ約400メートルで、五橋地区にある支社の東側に位置する。約280平方メートルに飲食関係4店と物販関係1店が入る。客席は計約120席。各店から他店メニューも注文できる。

 仙台駅に近く、周辺にホテルが立ち並ぶ。ホテル関係者から「宿泊客が気軽に立ち寄れる飲食店が欲しい」との要望が寄せられ、1年前から検討してきた。

 出店するのは「たんや善治郎 別館」「中華そば・炒麺・餃子(ぎょうざ) ミンパンティン」「串揚げ・串焼き Kiechan,s」「炭火焼鳥 五橋」「惣菜(そうざい)・弁当 五橋」。

2122荷主研究者:2015/02/08(日) 12:51:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150205_15011.html
2015年02月05日木曜日 河北新報
<三陸道>石巻北ICと4車線化 10月ずれ込み

 東北地方整備局は4日、3月を予定していた三陸自動車道の石巻北インターチェンジ(IC)の運用開始と鳴瀬奥松島−石巻北IC間の4車線化が、10月ごろにずれ込むと発表した。

 整備局によると、石巻市蛇田に建設中の石巻北ICは地盤改良に時間がかかり、昨年秋の台風で現場が冠水したため工程に遅れが生じた。

 石巻北ICは2012年9月に着工。約20億円を投じて石巻河南ICの北約2キロ地点に新設する。完成によって、石巻赤十字病院へのアクセス向上や市内の渋滞緩和が期待される。

 鳴瀬奥松島−石巻北IC間は、既存車線に生じた段差などの改修で工事完了が遅れる。増設車線は既にほぼ完成し、改修を終えた箇所から順次4車線化する。仙台河川国道事務所の担当者は「工程を見直した結果、遅れが生じることが分かった。地元の期待に応えられるよう、工事を急ぎたい」と話した。

2123荷主研究者:2015/02/08(日) 12:53:25
>>1902
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150206_15016.html
2015年02月06日金曜日 河北新報
<仙石線>新蛇田地区に「石巻あゆみ野」駅

 JR東日本仙台支社は5日、石巻市門脇の仙石線陸前赤井(東松島市)−蛇田(石巻市)間に、新駅を設置すると発表した。駅名は「石巻あゆみ野」で2016年3月の開業を目指す。東日本大震災の被災者向け住宅地として整備される新蛇田、新蛇田南両地区に隣接し、1日約300人の利用を見込む。被災自治体での新駅設置は初めて。

 東北運輸局が3日付で認可した。石巻市が建設費数億円を負担する請願駅で、無人駅。陸前赤井から2.1キロ、蛇田から1.4キロの市有地に整備する。仙石線の新駅設置は04年3月の小鶴新田(仙台市)以来12年ぶり。

 駅名は、市が「復興や新しい生活、未来への歩み」という思いを盛り込むよう提案し、JRが検討してきた。

 待合室やスロープが付いた駅舎に、JR東日本のIC乗車券「Suica(スイカ)」対応のシステムを導入する。4両編成の列車まで乗降できるホーム(長さ約85メートル、上下線兼用)を設ける。駅北側に駅前広場を造り、駐車場や駐輪場、公衆トイレを配置する。

 新駅周辺の人口は約4300で、近くに石巻西高がある。新蛇田、新蛇田南両地区は18年3月までに一戸建て用宅地と災害公営住宅計約2000世帯分が供給され、5300人の居住を見込む。

 石巻市はJRに、住民生活の利便性向上を目的に新駅設置を要望。市とJRは14年10月、新駅整備に関する基本協定を結んだ。4月以降の着工を予定する。

 亀山紘市長は5日の定例記者会見で「駅を核とする新しい街ににぎわいが生まれる。石巻全体の復興を後押ししてくれると期待する」と述べた。

2124荷主研究者:2015/02/08(日) 12:57:01

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/02/06 建設新聞
三菱地所・泉パークタウン第6住区 2016年からの造成工事着手見込む
対象約148万㎡、20年12月供用開始

 三菱地所(東京都千代田区大手町1の6の1 杉山博孝代表取締役社長)は、仙台市泉区で開発を進めている「泉パークタウン」の最終住区となる第6住区の造成工事に2016年から着手する。

 泉パークタウンは、仙台市北西部の旧丘陵地約1070万㎡の敷地に「住む・働く・憩う・学ぶ・集う・楽しむ」全ての生活機能を満たした複合都市開発として1974年から開発を始め、現在までに第1住区から第5住区までを整備している。住宅計画によると、第1住区(桂、約110万㎡)、第2住区(高森東、約98万㎡)、第3住区(高森西、約102万㎡)、第4住区(寺岡、約161万㎡)、第5住区(紫山、約148万㎡)、そして今回の第6住区(最終住区、約148万㎡)の全6住区。

 第6住区の事業内容によると、対象用地は仙台市泉区根白石字針生山地内の山林で、計画地の面積は約148万㎡。主要用途と面積は、宅地約58万㎡、道路約25万㎡、公園5万㎡、緑地約57万㎡、その他約3万㎡、計画人口は9200人(1戸当たり4人)。全て戸建て住宅用地として整備するとし区画数は約2300戸(1区画の平均面積230㎡)。

 18日まで環境影響評価方法書の縦覧を行っており、3月4日まで意見の提出を受け付け、その後、 実施設計と並行し環境影響評価準備書を作成、2016年6月ごろから準備書を基に評価書を作成し仙台市環境影響評価審査会で審議し承認後、早ければ16年中の造成工事着手、造成期間は4カ年で20年12月の供用開始を予定している。

 設計業務は三菱地所設計が担当した。

 なお、開発行為に係る許認可は04年に取得済みで、今回の環境影響評価は00年に公告された評価書の内容から土地利用計画を大幅に見直したため再度申請したもの。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/150206-IzumPark6B-ich-b.jpg
※位置図(図中斜線部分)。
2015/02/06付一面に掲載。

2125荷主研究者:2015/02/08(日) 12:59:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150207_12014.html
2015年02月07日土曜日 河北新報
<気仙沼線>復旧費700億円 論議なく1年

鉄道の代替運行が続く気仙沼線BRT。鉄路復旧に向けた議論は停滞したままだ=気仙沼市のJR陸前階上駅付近

 東日本大震災で被災したJR気仙沼線柳津(登米市)−気仙沼駅間(55.3キロ)の復旧論議が行き詰まっている。総復旧費用は700億円と見積もられ、JR東日本は400億円の公的支援を要請。巨額な復旧費用にJR、国、自治体のいずれも身動きが取れず「三すくみ」の状態に。JRや宮城県、沿線自治体を含めた正式な議論の場は1年間持たれていない。

 気仙沼線は現在、バス高速輸送システム(BRT)が代替運行しており、運休区間のうち22.7キロは軌道を舗装した専用道となっている。

 JRは昨年2月、気仙沼線の現状復旧費300億円を自社負担する意思を示す一方で、安全な内陸部にルートを移設する費用など400億円の公的支援を求めた。

 700億円は、昨年12月に第三セクター三陸鉄道(宮古市)への移管が決まったJR山田線宮古−釜石間(55.4キロ)の復旧費の3.3倍に上る。

 「あまりに膨大な金額にショックが広がった」と関係者は口をそろえる。JRの支援要請に対し、宮城県や気仙沼市、南三陸町は「負担は極めて困難」として、国に支援の枠組みを創設するよう求めているが、国は現段階で対応していない。

 「どのルートにするのか、地元とJRが議論するのが先決」(国土交通省)とのスタンスだ。

 JR東日本の松木茂仙台支社長は1月29日の定例記者会見で「鉄路復旧にはルート変更やまちづくりとの調整も必要になり、地元と協議を続ける。復旧しても、利用してもらえるのかという課題もある」と説明した。

 鉄路復旧に向けた対応は、東北運輸局やJR、沿線自治体などが復興調整会議の場で協議してきた。気仙沼線の会議は、JRが復旧費を表明した昨年2月以降、開かれていない。

 停滞を打開するため「復興調整会議を首長レベルの会議に格上げすべきだ」との声もある。気仙沼市の菅原茂市長は「慎重姿勢から抜け出し、進展のある年にしなければならない」と語り、関係者が腹を割った協議の必要性を指摘する。

[JR気仙沼線BRT]気仙沼線の前谷地(石巻市)−気仙沼間72.8キロのうち、柳津−気仙沼間55.3キロで2012年8月に運行が始まった。所要時間は最短でも鉄道より16分遅い1時間46分。鉄道時代に最大1日22本だった運行本数は65本に増えた。1日の利用状況を示す平均通過人員は約260人。09年度(898人)の約3割にとどまる。

2126荷主研究者:2015/02/15(日) 01:21:03

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/02/09 建設新聞
セントラル総合開発仙台営業所
分譲・クレアホームズ榴ヶ岡公園三番館 仙台市宮城野区・RC13F4075㎡
4月着工へ半田建築研究所で実施案

 セントラル総合開発仙台営業所(仙台市青葉区本町2の2の3 本多宗夫所長)は、仙台市宮城野区に分譲マンション「クレアホームズ榴ヶ岡公園三番館」(仮称)の建設を計画しており、半田建築研究所で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、宮城野区榴ヶ岡20の一部(仙台駅東第2土地区画整理仮換地14の3街区8画地)地内の敷地面積871㎡。同地近くでは、同社が「クレアホームズ榴ヶ岡Ⅱ」(仮称)(総戸数65戸)を大和小田急建設の施工で建設中。

 三番館の施設規模は、RC13F延べ4075㎡で、総戸数はファミリータイプ48戸を見込む。着工は4月中旬、完成は来年の12月末をそれぞれ予定している。

2015/02/09付一面に掲載。

2127荷主研究者:2015/02/15(日) 01:25:17
>>1801
争点になるほど具体化してないと思うのだが…。
>富谷町民の潜在的な願望である地下鉄延長を争点

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150210_11014.html
2015年02月10日火曜日 河北新報
<富谷町長選>現職側に「誤算」次々

 「やられた。富谷町民の潜在的な願望である地下鉄延長を争点にされたのが大きい。論破を試みたが、相手の土俵に乗る形になった」。現職若生英俊氏の陣営幹部は敗戦後、支持者の去った選挙事務所でうめいた。

 実績十分だったはずの現職陣営がまさかの敗戦を喫した背景には、いくつかの誤算があった。

 一つは、側近だった鈴木和夫前副町長の離反だ。現職に請われ昨年7月に就任したものの、選挙直前の昨年末に突然辞任。「現職は調整能力不足で町政を混乱させている」と、対抗馬を擁立されるきっかけとなった。

 告示直前、新人に自民党推薦が出たことも想定外だった。小野寺五典氏ら同党国会議員が日替わりで新人の応援に入り、民主党の桜井充氏、次世代の党の和田政宗氏ら他党の国会議員も相乗りし、マイクを握った。

 現職側は「町民党」を掲げて戦ったが、自民系の陣営幹部や農商工団体の動きは推薦によって少なからず封じられ、組織力は弱体化。窮地に追い込まれた。

 「どんなに立派な町長でも負ければただの人。勝たせてやってください。この通りです」。危機感の高まりから、現職陣営の中山耕一県議が告示第一声で額を床に付けて懇願する場面もあった。

 新人陣営にも、泉青年会議所(仙台市泉区)が企画した公開討論会を開催直前でキャンセルする失点はあった。

 これを現職側は「敵前逃亡」とばかりに強く非難。告示後の個人演説会でも「採算面から地下鉄延長は無理だ」などと批判に重点を置くあまり、自身の政策について語る割合は減った。

 現職陣営の磯前武後援会長は「正しい判断をしてもらおうと現実的な説明に費やしたが、有権者には夢がないと映ったのかもしれない」と唇をかんだ。

2128荷主研究者:2015/02/15(日) 01:25:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150213_13032.html
2015年02月13日金曜日 河北新報
「ホライゾン学園」仙台に小学校開校へ

 県私立学校審議会は12日、学校法人ホライゾン学園(横浜市)から出されていた小学校新設申請を了承した。学園は2016年4月の開校を目指す。県内の私立小学校は計5校となる。

 「ホライゾン学園仙台小学校」は男女共学の1クラス24人、1学年2学級編成。授業の一部を英語で行い、第2外国語でトルコ語を学ぶなど国際的な人材育成を目指す。幼稚部のある仙台市泉区高森の校舎を増築し、使用する。

 学園は12年、経営難で06年に休校したインターナショナルスクールの土地と校舎を取得し、幼稚部を開園した。

 審議会はまた、生徒数減少で運営が困難になった専修学校「代々木ゼミナール仙台校」の3月末の廃止も了承した。

2130荷主研究者:2015/02/21(土) 18:13:02
>>2109
http://www.sankei.com/region/news/150131/rgn1501310079-n1.html
2015.1.31 07:00 産経新聞
代ゼミ仙台校、東北福祉大キャンパスに

 3月末で閉校する大手予備校「代々木ゼミナール仙台校」(仙台市宮城野区)の校舎が、4月から東北福祉大(同市青葉区)の通信教育部や東北福祉看護学校の「仙台駅東口キャンパス(仮称)」となることが30日、大学への取材で分かった。

 代ゼミは少子化による受験生減少などの影響で昨年8月、全国27校のうち仙台校を含む20校の閉鎖を決定。仙台校は開発機運の高まるJR仙台駅東口の一等地で、校舎の後利用が注目されていた。

 同大は代ゼミを運営する高宮学園から校舎を取得。「時間のない社会人にとっては利便性が高いことが重要」とし、同大の中で社会人学生が多い通信教育部(青葉区国見)と、同じ学校法人が運営する東北福祉看護学校(同)の移転を決めた。

 通信教育部の学生数は約4千人で、土日を中心とした講義やビデオ講義などを開講。東北福祉看護学校は約400人で、准看護師が2年にわたって面接授業などを受けながら看護師を目指す通信制教育課程。同大は「校舎が広いので、他にもあらゆる活用法を検討中」としている。

2131荷主研究者:2015/02/21(土) 18:42:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150216_11016.html
2015年02月16日月曜日 河北新報
仙台市立病院跡地どうなる?式場やホテル…

跡地利用が注目される旧仙台市立病院

 仙台市立病院が昨年11月に太白区あすと長町に移転し、売却予定の若林区清水小路の跡地利用に関心が高まっている。「交通アクセス良好な市中心部にある上、まとまった面積を持つ貴重な物件」(市内の不動産業者)と、跡地1.8ヘクタールに注がれる視線は熱を帯びる。市は一等地という面を重視。まちづくりの視点を加味して売却の方法や条件、スケジュールを慎重に検討する方針だ。

 跡地は市地下鉄南北線五橋駅に近く、目の前を国道4号が走る。周辺には東北大と東北学院大のキャンパス、商店街があり、昼間人口も多い。

 利便性が高いだけに、デベロッパーや不動産業者が興味を示しているとの観測が飛び交う。東北学院大も跡地を取得し、泉区の泉キャンパスを一部移転する構想を抱く。

 市は売却益を新病院の整備費に充てる方針だが、単なる公有地とは事情が異なり、都市機能向上につながる利用が望ましいと判断。売却は所有者の病院に加え、まちづくり政策と財政の2局に担当させる。

 市まちづくり政策局の坂本知靖政策調整課長は「整備費の一部に見込む以上、高値で売ることが重要だが、それが全てではない。実施中の土壌汚染調査の結果を踏まえ、3者で連携しながら方向性を考えたい」と話す。

 注目される跡地に関し、市内の不動産業者は「病院が立っていたため、マンション開発業者は敬遠するのではないか」と指摘。「企業の自社ビルや結婚式場、ビジネスホテルが想定される。立地を考えれば、坪単価は100万〜150万円でも手を挙げるところが出てくるはずだ」とみる。

 市が関わった市内の大規模な土地売却では、昨年1月に約220億円で落札された青葉区の東北大雨宮キャンパス(9.3ヘクタール)のケースがある。同大は市、仙台商工会議所と協議し「医療・福祉・健康増進」「商業・生活利便」「まちなか居住」の各機能を備える土地利用を売却条件とした。

 協議に携わった商議所の間庭洋専務理事は「人口減少社会の中、コンパクトで質の高い都市構造をどう展開するかを重視した。病院跡地の場合も、仙台の活力が高まる利用につなげてほしい」と期待する。

2132荷主研究者:2015/02/21(土) 18:43:22
>>2120
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150217_13052.html
2015年02月17日火曜日 河北新報
国道48号高規格化を 宮城など国に要望

 宮城、山形両県と仙台市は16日、県境をまたぐ国道48号の雪崩対策工事の早期完了、地域高規格道路化などを求め、19日に国土交通相へ要望書を提出する方針を決めた。仙台市青葉区作並で1月31日に発生した雪崩で、県境付近が3日間通行止めとなり、仙山圏の基幹道路が2年連続で不通となった事態を重くみた。

 吉村美栄子山形県知事と宮城県、仙台市の担当者が国土交通省を訪れて提出する。沿線の山本信治天童市長、土田正剛東根市長らが同行する。

 道路の屋根「スノーシェッド」など入札不調で着工が遅れる雪崩防御設備の早期完成、高規格道路化の検討のほか、一定の連続降雨量や積雪量になると通行を規制する基準の厳格運用を求める。

 国道48号は昨年2月にもほぼ同じ場所で雪崩が発生。通行止めは10日間におよび、通勤・通学や物流、観光などに影響が出た。両県は翌3月に雪崩の再発防止策、高規格道路化を国に要望した。

 吉村知事は16日の定例記者会見で「雪や雨に強く、安心して通れる道路を沿線住民と一緒に働き掛けたい」と語った。

 山形県は今月11日の雪崩で、5日間不通となった西川町の国道112号(月山道路)の再発防止策も併せて要望する。

2133荷主研究者:2015/02/21(土) 18:43:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150217_15054.html
2015年02月17日火曜日 河北新報
外国人客、仙台軸に観光 免税店など対応充実

伊達武将隊らがタイ人観光客を出迎えた=13日午前、仙台空港

 仙台市内を歩くと、外国人旅行者を見掛けることが多くなった。街角には「免税」や多言語の案内板が増えた。仙台では来月14日、国連防災世界会議が開幕。その後も仙台空港民営化、東京五輪と海外から来客が見込めるイベントが続く。東北の玄関口・仙台で、外国人は旅をどう楽しんでいるのだろう。(報道部・相沢みづき)

<買う/対象品目が拡大>
 「Have a nice trip」

 13日午前、タイ人ツアー客約100人を乗せたチャーター便が仙台空港に到着すると、出迎えた仙台市職員らが人気の菓子「萩の月」や観光パンフレットを手渡した。

 ツアーは仙台を中心に塩釜、松島、蔵王など宮城県内を巡る4泊5日。主催する旅行業エイチ・アイ・エスの担当者は「タイ人は『桜』『雪』『食』を楽しみに来日する」と話す。

 外国人は東北の温泉地や観光地を周遊後、最終日に仙台に立ち寄ることが多い。市内で買い物をする台湾人や香港人を目にするのはそのためだ。

 昨年、消費税免税品目が拡大され、飲食料品や化粧品も対象に。市内のドラッグストアや百貨店は免税カウンター設置など取り組みを強化した。

 「台湾からの団体客が多い。海外ブランドが人気」と言うのは、仙台空港や松島に好アクセスの三井アウトレットパーク仙台港(宮城野区)。4カ国語対応のフロアガイドを備え、電話案内サービスも用意している。

<見る/お国柄さまざま>
 市内観光はやはり、仙台城跡や瑞宝殿、大崎八幡宮が定番。建築を学ぶ学生らは、せんだいメディアテークを外さない。

 お国柄で人気スポットは異なる。中国人観光客のツアーは、魯迅が学んだ東北大片平キャンパスに立ち寄ることも。

 タイ人のお気に入りは仙台大観音(泉区)。隣接するベストウェスタンホテル仙台は「窓から大観音が見える部屋を希望する客もいる。到着したらすぐ、興味津々に写真を撮っている」と語る。

<泊まる/旅人同士交流も>
 県内の外国人旅行者で多いアジアの団体客は、旅行代理店経由のホテル宿泊が多い。欧米人はユースホステルやゲストハウスで、旅人同士の交流を楽しむ傾向がある。

 メープル仙台ユースホステル(青葉区)の飯塚和宏マネジャーは「交通の便が良い仙台を起点に平泉(岩手県平泉町)や山寺(山形市)などに出掛ける外国人が多い。『焼き鳥が食べたい』など、和食に興味を持つ方も増えている」と言う。

 仙台市は多言語サイト充実など受け入れ環境を整備してきた。国際プロモーション課の高橋輝課長は「東北のゲートウェーとして、まずは情報発信が大事だ」と話した。

[宮城県の外国人延べ宿泊者数] 観光庁の調査によると、2013年は7万8400人。東日本大震災前の10年(15万9490人)の半数にとどまる。国別では韓国7670人、中国9150人、香港3200人、台湾2万2540人、タイ4410人。タイは震災前の88%まで回復した。

2134荷主研究者:2015/02/21(土) 18:50:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150218_12009.html
2015年02月18日水曜日 河北新報
ヤマザワ、あすと長町への出店断念

 ヤマザワは17日、仙台市太白区のあすと長町に予定していた食品スーパーの出店を断念し、取得した用地(約1万2000平方メートル)を大手不動産会社など2社に売却すると発表した。売却額は45億円。28億8000万円に上る売却益は特別利益に計上する。

 売却用地はJR長町駅に近く、ゼビオあすと長町店の南側。2012年に16億2000万円で取得した。その後、あすと長町内にヨークベニマルや生協などが次々と進出し、商圏が重なるため出店を取りやめた。

 同社は「駅の利用客をターゲットに出店を計画していたが、用地を取得した当時とはマーケット環境が大きく様変わりし、飽和状態になっている」と説明した。

2135荷主研究者:2015/02/21(土) 19:06:14

http://www.sankei.com/region/news/150219/rgn1502190077-n1.html
2015.2.19 07:03 産経新聞
仙台厚生病院が「県立医学部新設」で土地建物売却 10年以内に移転へ

 東北で1校に限り認められる医学部新設を目指していた仙台厚生病院(仙台市青葉区)が、県が県立での医学部新設構想を発表した後の昨年7月に、病院の土地と建物を売却していたことが18日、関係者への取材で分かった。同市青葉区内で移転し、新医学部の仙台の拠点病院となる予定にしていたという。構想の頓挫後も、同病院は10年以内に別の場所に移る方針にしており、用地交渉などの準備を進めている。

 同病院は震災前から東北地方の医師不足問題を訴え、病院主導で医学部の新設を計画した。震災後に復興特例で医学部新設が認められるようになり、東北福祉大と連携して準備したが、昨年5月の応募期限の直前に同大が断念。しかし、期限前日に村井嘉浩知事が県立での医学部新設構想を発表すると、200億円を拠出して支援することを約束した。

 さらに、栗原市を本拠地とする予定だった県立医学部の仙台市内の拠点施設化を目指し、「仙台医療センター」の設置も計画。病院の土地と建物の売却益を元手としてより広い敷地へ移り、3年以内に同センターとなる方針にしていた。

 病院の土地と建物の売買契約は昨年7月31日、オリックス(東京都港区)との間で成立。しかし、約1カ月後に、文部科学省が医学部の新設先に選んだのは、東北薬科大(仙台市青葉区)だった。

 同病院の目黒泰一郎理事長は産経新聞の取材に対し、売却の意図について「県の構想が勝つだろうと思っていた」と、県立医学部構想の選定に自信を持っていたことを明かした。オリックスと土地、建物のリース契約を結んでいるため、同病院は現在の場所で運営されている。ただ、目黒理事長によると、「医学の進歩で最新機器を次々導入したり、手術室を増やしたりして、手狭になってきている」といい、リース契約の終わる10年以内に病院を移転する予定という。

 現在、同市青葉区内で現有施設の3倍程度の面積を持つ土地取得へ向け、交渉中。病床数は現在の409床を維持するが、最新の医療機器の導入による設備増などで広大な敷地が必要という。今後急増すると考えられる外来手術(入院せず日帰りで帰る手術)の受け入れを手厚くし、患者数の倍増を見込む。

 目黒理事長は「医学部新設の志は破れたが、今後は高度医療と救急に特化して成功した仙台厚生病院の選択と集中のモデルをますます発展させ、全国に発信していくのが夢」と話している。

2136荷主研究者:2015/02/21(土) 19:11:23
>>2123
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150220_11013.html
2015年02月20日金曜日 河北新報
石巻新駅南側で宅地開発計画

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 石巻市青葉西地区で民間による大規模な宅地開発計画が持ち上がっている。予定地はJR仙石線に新設される「石巻あゆみ野駅」南側で、現状は市街化調整区域。地権者でつくる土地区画整理組合設立準備委員会は、区画整理事業が可能な市街化区域への編入を市に要望している。市は周辺の土地利用状況も考慮し、慎重に判断する姿勢だ。

 予定地は仙石線と国道45号に挟まれた農地など約11ヘクタール。一戸建て300戸程度を建築でき、事業費は概算で約25億円と見込んでいる。

 大部分を占める農地は東日本大震災の津波で被災。農家の高齢化が進み、現在は耕作されていない。一部の地権者が昨年5月、組合設立準備委を発足させ、他の地権者から事業への同意を集めている。

 現在、予定地には二つの仮設住宅団地もある。市によると、2月1日現在で51世帯が入居。市は地権者と2016年度までの土地貸借契約を交わしているため、事業着手は17年度以降となる見通し。

 付近は大型商業施設や医療機関、文教施設などが集積。仙石線は5月に全線復旧、新駅も来年3月に開業する予定で、周辺の開発熱は高まっている。

 準備委などは先日、市街化区域編入の要望書を市に提出。阿部国昭代表は「新駅が完成すると青葉西地区は石巻の玄関口になる。訪れた人たちをしっかり迎えられるようなまちづくりを進めたい」と話した。

 予定地の北側は、市が区画整理事業で防災集団移転用地として新市街地の形成を図っている。市は青葉西地区の市街化区域編入で、宅地の需給バランスが崩れる可能性もあるとみている。

 亀山紘市長は「新駅で利便性が上がるため、まちづくりをしたいという気持ちは理解できるが、用地の活用は慎重に検討したい」と語った。

2137荷主研究者:2015/03/01(日) 12:03:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150222_13016.html
2015年02月22日日曜日 河北新報
通行止め再発防げず/(上)雪崩 宮城側 ハード対策後手/国道48号県境断絶

2年連続の雪崩で、応急対策として設置された仮設防護柵=3日、仙台市青葉区作並の国道48号

<昨秋に着手予定>
 冬空の下を行き交う車の傍らで、高さ4メートルの鉄板がそそり立つ。

 険しい雪山を縫うように走る仙台市青葉区の国道48号。関山トンネルの宮城側出入り口から約600メートル地点に、巨大な仮設防護柵が100メートルにわたって続く。

 宮城、山形両県を結ぶ国直轄の幹線国道が2年連続で分断されたのは1月31日午後11時すぎ。雪崩が発生し、車23台を立ち往生させ、15キロが3日間通行止めとなった。ほぼ同じ場所で雪崩が起きた昨年2月は、復旧に10日を要した。

 昨年の雪崩の後、東北地方整備局は迅速な動きを見せた。雪解けを待ち、雪崩の恒久対策を講じるため測量を開始。秋にはスノーシェッド2カ所と防護柵3カ所の設置に着手する予定だった。

<想定外の指摘も>
 だが、入札不調に加え、工法の見直しが工期を狂わせた。ことしに入っても着工できず、当初計画になかった仮設車線の運用を雪崩発生の前日に始めたばかりだった。

 対策の遅れの一方で、専門家は2度の雪崩を「想定外」と指摘する。

 「現場は斜面に樹木が多く、通常は雪崩が起きにくい場所。加えて、2年連続の発生は極めて珍しい」

 整備局の依頼で調査に当たった防災科学技術研究所新庄雪氷環境実験所(新庄市)の阿部修契約専門員は話す。事実、昨年以前に現場付近で雪崩があったのは1991年2月にさかのぼる。

 想定外とはいえ、雪崩を3度繰り返すわけにはいかない。整備局はスノーシェッドの早期完成を期し、加工した部材を運び込むプレキャスト工法の導入で工期を短縮。来冬までの完成を目指す。

 そもそも48号は、宮城側の整備の遅れを指摘する声が多い。作並温泉旅館組合の岩松広行組合長は「カーブの具合や路面補修のどれを取っても、山形側との差は歴然」と言う。

<厳しい地理条件>
 整備の差は、沿線自治体の国への要望内容に如実に表れた。

 仙台、天童、東根の3市でつくる「48号道路改良整備促進協議会」が昨年12月、国に提出した要望は4項目。うち3項目は橋の改良など宮城側の課題が占め、山形側からは歩道整備のみだった。

 県境を挟み、整備局内の担当組織が仙台、山形の両河川国道事務所に分かれているのも要因と考えられる。

 仙台河川国道事務所の種市優副所長は「山形側に比べ宮城側は地理的条件が厳しい。改良が必要な場所から優先して着手している」と説明する。

 ◇

 国道48号が2シーズン連続で雪崩による通行止めを余儀なくされた。相次ぐ被害を受け、沿線からは高規格化を求める声が高まる。雪崩対策を検証し、宮城、山形両県をつなぐ大動脈の課題を探る。(報道部・熊谷吉信、山形総局・長谷美龍蔵)

2138荷主研究者:2015/03/01(日) 12:04:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150223_15010.html
2015年02月23日月曜日 河北新報
<国道48号>横軸結ぶ最短ルート/(中)動脈 「土木の鬼」が往来実現

「48ライナー」に乗り込む通勤通学客。国道48号は山形県と仙台圏を結ぶ動脈だ=18日、東根市のJRさくらんぼ東根駅前

<1日400人を輸送>
 平日の午前7時。東根市のJRさくらんぼ東根駅前のバス停に、仙台市に通う会社員や学生が列をなす。

 山交バス(山形市)が運行する都市間バス「48ライナー」。国道48号経由で新庄市と仙台市を1日9往復し、1日平均約400人を運ぶ。東根からは1時間強の道のりだ。

 同社は、寒河江、天童両市と仙台市を結ぶバスも1日5往復運行。四釜英彦乗合課長は「山形市以北の住民にとって、48号は仙台に最も早く行ける大動脈」と強調する。

 48号は宮城、山形県境越えの関山街道として古くからにぎわった。冬季の往来を可能にした旧関山トンネル(1882年開通)は、当時の山形県令三島通庸が推進した。

 「スケールの大きい“土木の鬼”。関山街道も、太平洋と日本海を結ぶ横軸の一部という構想だったのだろう」。宮城地区郷土史探訪会(仙台市)の本間一夫顧問が三島を評価する。

 旧トンネル工事では開通前年、掘削用火薬の爆破事故で作業員22人が死亡した。本間氏は「全員が山形から来て、従事していた。山形側の熱意がうかがえる」とみる。

<利用客が18%減>
 街道は1953年に国道となる。68年に今の関山トンネルが開通すると交通量はさらに増えた。

 国の2010年道路センサスで、48号の県境付近の通行量は1日9019台と、同じ県境越えの山形自動車道の半分程度にすぎない。ただ山形県北から仙台に向かう場合、山形道を使えば遠回りになる。

 仙台市青葉区作並の区間で1月31日に起きた雪崩で、山交バスは3日間、都市間バスの2路線を山形道ルートで運行させた。到着は「30分前後遅れる」(同社)ため、利用客は不便を強いられる。昨年2月の雪崩で8日間、山形道ルートを使った際は、同月の利用客が前年比18%落ち込んだ。

<住宅開発が進行>
 48号は、仙台の都心部と西部の郊外を結ぶ幹線でもある。青葉山トンネルも含め市内の約13キロが4車線化され、286号沿線に比べ遅れていた住宅開発も近年急速に進む。

 青葉区愛子・錦ケ丘地区は2014年、東日本大震災前の09年比で人口が1.25倍に増えた。震災後、人口増が著しい市内でも伸びが際立つ。

 人口構成を年代別に見ると、0〜14歳が22.3%で全市平均の2倍近いウエートを占める。市は4月、新たに900人規模の錦ケ丘小を開校させ児童急増に対応する。

 住宅販売のセキスイハイム東北(仙台市)は愛子地区で宅地11区画を販売し、既に5区画が売れた。担当者は「自然環境と中心部へのアクセスの良さでファミリー層の関心が高い」と説明する。

2139荷主研究者:2015/03/01(日) 12:04:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150224_13009.html
2015年02月24日火曜日 河北新報
<国道48号>「高規格化」で温度差/(下)連携 費用負担仙台市及び腰

作並温泉で開かれた雪灯籠のイベント。行政をよそに民間レベルは交流が進む=15日、仙台市青葉区

<トンネルが必要>
 昨年2月、ことし1月と相次いだ国道48号の雪崩を受け、宮城、山形両県は19日、対策工事の一日も早い完了を求め国に要望活動を行った。

 山形側からは吉村美栄子知事、土田正剛東根市長、山本信治天童市長が上京。宮城側は県も仙台市も事務方で、議会開会中とはいえ温度差が浮き彫りになった。

 雪崩発生の以前から、山形側では48号の地域高規格道路への格上げを求める声があった。土田東根市長は「東北の地方創生を仙山圏がリードするには高規格化が絶対欠かせない」と言い切る。

 地域高規格道路は、国の第11次道路整備5カ年計画(1993年度)で事業化された。

 制限速度が時速60キロ以上の自動車専用道で、高速道路を補完する位置付け。48号を高規格化する場合は新たなトンネル建設を伴う可能性が大きく、事業費は数百億円規模になるとみられる。

<「復興」が最優先
 高規格化について東北地方整備局は「現時点では白紙」と語るにとどめる。国は98年以降、高規格化の前提となる候補路線と計画路線の指定を行っていない。

 仮に指定されても、実現には山形県と政令市の仙台市が事業費の3分の1を負担しなければならない。

 仙台市の八木裕一道路計画課長は「山形の熱意は十分理解するが、復興事業が最優先」と言う。宮城県幹部も「山形が観光面などで仙台と連携したいのは分かる。しかし、高規格化はハードルが相当高い」と消極的だ。

 東日本大震災で、48号は日本海側と太平洋側をつなぐ「命の道」の役割を担った。

 ただ、震災を教訓に日本海側とのアクセス向上に取り組む宮城県が県境越えルートで優先するのは、48号ではなく大崎-寒河江両市間の347号。今は冬季閉鎖するが、2016年度からの通年通行を目指すという。

<市民交流は進む>
 行政をよそに民間レベルは交流が進む。夏場は1カ月間に親子連れら約4万人が来場する東根市の屋外遊び場「ひがしね あそびあランド」。市の推計では、来場者の3割が主に48号を使って訪れる仙台市民だ。

 運営するNPO法人クリエイトひがしねの村山恵子事務局長は「津波被害の影響なのか、若林区から来る親子もいる。県は違うが、生活圏の一体感がある」と話す。

 雪崩発生現場に近い青葉区の作並温泉で14、15日、発光ダイオードの雪灯籠をともすイベントがあった。主催した市民団体「作並地区未来プロジェクト」の工藤秀也会長は仙山交流に熱心だ。

 20日には山形県内の企業関係者ら約10人が作並を訪れ、48号について意見交換した。「今までになかったこと。民間の連携を深めることが道路整備にもつながる」と工藤さんは提案する。

2140荷主研究者:2015/03/01(日) 12:07:44
>>2058-2059
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150225_12009.html
2015年02月25日水曜日 河北新報
ギャルからサブカルへ 仙台駅前西口ビル転換

アニメイト仙台など3店が移転オープンした1月24日、仙台駅前のペデストリアンデッキには入店待ちの客の列ができた

 仙台市青葉区のJR仙台駅西口の商業ビル「イービーンズ」が、15年ぶりにイメージチェンジした。テナントの主流をギャル向け衣料中心から、アニメや漫画といったサブカルチャー関連中心に転換。商業施設の新設、改装の動きが相次ぐ駅周辺で独自色を鮮明にした。他の商業施設は新たな客層を取り込む好機と捉え、動向を注視する。

<開店前に1000人>
 東北最大級の売り場面積を誇るアニメイト仙台など、イービーンズ周辺にあったアニメ関連専門店3店が1月24日、7、8階に入った。

 開店式典で、アニメイト(東京)の阪下実社長は「(駅から)雨にぬれずに来られる。イベントスペースも新設し、素晴らしい店と自負している」と話した。午前10時の開店に並んだ客は1000人。11時前には入店まで2、3時間待ちとなり、「初売り以外で、これほど並ぶのは珍しい」とビル関係者は驚いた。

 客の評判も「店が1カ所にあって、一日楽しめる」など、上々だ。

 今月3日には、8階にアニメとメニューを連動させるアニメイトカフェが開店。第1弾は仙台が舞台となったアニメ「ハイキュー!!」で、地元のファンを引きつける。

 イービーンズを運営するエンドーチェーンの担当者は「アニメや漫画への高い関心は無視できない。全体の売上高も伸びている」と明かす。

<周辺 動向注視>
 同社は周辺のアニメなど専門店に客が並ぶ動きを見て、路線変更を検討。ファッション関連商業施設の競争激化も考慮した。昨夏のアニメの催事が好評でかじを切った。

 昨秋、17年間入居していたジュンク堂書店仙台本店が閉店。1999年から中核を担ってきた渋谷系ファッションは主に2階に集めた。パソコンなど販売のソフマップ仙台駅前店が11月に出店し、流れを決定づけた。

 劇的な変化に周辺の商業施設は注目する。漫画やアニメ関連商品を扱う「文教堂JOY」が昨年10月、7階に入った仙台ロフトは、イービーンズに近い南側入り口の来店客が増えた。五十嵐和彦館長は「相乗効果で駅西口の活性化につなげたい」と歓迎する。

 イービーンズ北側には、パルコ新館が16年春の開業を予定。パルコ(東京)は「12月の地下鉄東西線開業を控え、中心地が仙台駅に動いている。どのような商品があれば支持されるかを検討中」と説明し、駅周辺全体の動きを注目する。

2141荷主研究者:2015/03/01(日) 12:09:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150225_15015.html
2015年02月25日水曜日 河北新報
石垣、市道、見聞館…仙台城跡周辺の復旧続々

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石垣の復旧工事について説明を聞く市民ら=22日、仙台市青葉区の仙台城本丸北西石垣

 仙台市で3月14日から開かれる国連防災世界会議を前に、東日本大震災で被災した国史跡の仙台城跡(青葉区)の石垣修復や施設改修工事が続々と完了する。107万都市仙台の礎と魅力を発信するため、参加者4万人の会議に間に合わせた。25日には、閉鎖されている市道仙台城跡線も4年ぶりに再開し、アクセスが良くなる。

 仙台城跡の石垣の復旧工事説明会が22日、市道仙台城跡線で開かれ、市民約400人が参加した。

 約2年半をかけて約6600個の石を積み直した旧跡について、仙台城史跡調査室の工藤哲司室長は「崩れた石一つ一つに番号を振り、被災前の写真と見比べて95パーセントは元の位置に戻せた。時間はかかったが、史跡にふさわしい工事になった」と振り返った。

 震災では、市博物館裏の清水門石垣や本丸北西石垣など6カ所が被災した。石垣脇を通る仙台城跡線も通行止めとなり、本丸跡の駐車場には迂回(うかい)路を使う必要があった。

 石垣復旧には、自然石を積み上げる「野面積み」と、加工石を重ねる「切石積み」をともに採用。石が砕けた箇所は、10年ほど前の北壁石垣の積み直し工事で余り、保管していた黒っぽい石などを用いた。

 市街地を一望できる本丸大広間跡も変わる。臨時休館中の観光案内施設「仙台城見聞館」が、展示物のリニューアルを終えて27日にオープンする。藩政を執り行っていた大広間跡の位置や各部屋の間取りを紹介するパネルやプレートの取り付け工事も、3月上旬にほぼ終える予定。

 市教委文化財課の吉岡恭平課長は「見どころを一つでも増やし、世界各地から訪れる人々に仙台の魅力を知って帰ってもらいたい」と話す。

 25日の市道仙台城跡線(延長980メートル)の再開は午前11時半から。

2142荷主研究者:2015/03/01(日) 12:10:50
>>2141
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150225_13047.html
2015年02月25日水曜日 河北新報
仙台城跡線4年ぶり再開通 震災で石垣崩落

石垣の復旧工事が終わり、通行止めが解除された市道仙台城跡線を走る車=25日午前11時40分ごろ、仙台市青葉区(写真は一部加工しています)

 東日本大震災で一部区間が通行止めとなっていた仙台市青葉区の市道仙台城跡線が25日午前、約4年ぶりに全線開通した。市中心部から、国史跡の仙台城本丸跡や太白区八木山地区へのアクセスが改善し、復興がまた一歩前へ進んだ。

 通行止めが解除された区間は、仙台城大手門跡隅櫓(すみやぐら)から市道青葉山亀岡線との接続部までの約980メートル。

 午前11時半に市職員がバリケードを撤去すると一般車両が市道を行き交った。市のPR集団「伊達武将隊」の3人も駆け付け、開通を祝った。

 友人らと一緒に市道を歩いた東北大4年の秋広尚斗さん(23)は「復興が進んでいることを実感できて感慨深い。通学もだいぶ楽になる」と話した。

 震災で、市道に面した石垣が各所で崩落。市は石垣の復旧工事を今月半ばまでに終え、車道を一部拡幅した上で通行止めを解除した。市道と石垣の復旧費用は約13億円。

 観光シーズン(4〜10月)の土日曜、祝日の日中は震災前と同様、八木山方面へ向かう一方通行となる。

2143荷主研究者:2015/03/01(日) 12:11:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150225_11037.html
2015年02月25日水曜日 河北新報
青葉通ケヤキ復活へ 仙台市、若木を順次植栽

中央分離帯に植えられたケヤキの若木

 仙台市は23日深夜、青葉区の青葉通で、市地下鉄東西線建設工事に伴って2008年に撤去したケヤキ44本に代わり、樹齢の若いケヤキを植える作業を始めた。植栽スペースを確保できた39本を順次植え、街路樹の復活に取り組む。

 本年度の植栽は、27日にかけて東西線大町西公園駅付近で実施。車線の一部を夜間交通規制し、樹齢約20年のケヤキ(幹回り約60センチ、高さ約9メートル)13本を植える。残り26本は新年度以降に植樹する。

 初日は、作業員らが重機やクレーンを使って12〜15メートル間隔に4本を植えた。ケヤキは、運搬可能な最大級のサイズを福島、茨城両県内の業者から12本を購入したほか、市に寄付された1本を活用した。事業費は約3200万円。

 市北道路建設課の石戸寿一課長は「東西線とともに、今後の仙台発展のシンボルとして丈夫に育ってほしい」と語った。水や空気の通りをよくする措置を講じ、生育環境の改善にも取り組む。

2144荷主研究者:2015/03/01(日) 12:12:38

http://yamagata-np.jp/news/201502/25/kj_2015022500504.php
2015年02月25日08:19 山形新聞
仙山線、雪塊衝突で連日のダイヤ乱れ 利用者ため息、JR側は迅速復旧に力

 JR仙山線で列車が雪の塊に衝突し、点検作業などによる遅れや運休が23、24の両日、続けて発生した。山間部を走る同路線は雪の影響を受けやすいが、通学や通勤で1日平均約9千人が利用する大動脈。JRは危険箇所の事前把握に力を入れるなど対策を講じているが、連日のダイヤの乱れに利用者からは「またか」とため息が漏れ、対策強化を求める声が聞かれた。

 JR東日本仙台支社などによると、24日は午後1時35分ごろ、県境付近の仙台市側で、上り普通列車が直径約70センチの雪の塊にぶつかり、緊急停車した。計約60人の乗客にけがはなかった。上下4本が運休し、影響人員は約1400人に上った。23日は面白山高原―高瀬間で同様のトラブルが発生。両日とも雪は山の斜面や線路脇から落ちたとみられ、運転士が気付いてブレーキを掛けたが間に合わなかった。

 今冬は降雪量が多い一方で気温の高い日が続き、斜面などの雪が崩れやすくなっている。仙山線は特に山間部で沿線に道路のない区間があり、落雪などで線路の除雪が必要になると、土木関係の係員が到着するまで乗客は足止めを強いられる。

 例年発生する雪の影響を受け、JRは列車に係員を乗せ、沿線の雪の状態を随時、確認。雪が崩れそうな状態となっている危険箇所があれば運転を見合わせ、除雪するなどしている。24日は、衝突した列車に乗っていた係員が発生後すぐに作業し、約30分で運転を再開した。

 雪との衝突が絶えないことについて、JR仙台支社広報室は「山間部は広範囲。いつ、どこから雪が落ちてくるのか見極めることは難しく、悩ましい」と困惑する。まずは、添乗している除雪担当係員の態勢を強化するなど発生後の迅速な復旧に力を入れる考えという。

 常に利用する乗客の反応は複雑だ。通勤で利用する山形市内の会社員男性(53)は「列車が遅れていないか毎朝不安になりながら駅に向かう」と嘆く。仙台市内の短期大学に通う女性(19)=山形市=は「定期券があるのにバスに乗り換えるのは納得できない。遅れない対策をしてほしい」と訴えた。通学に使う高等専門学校2年の男性(17)=同=は昨年12月、倒木の影響で立ち往生した列車にも乗っていた。「自然災害だから仕方ないとは思うが、影響を最小限に食い止める対策をしてほしい」と強調した。

2145荷主研究者:2015/03/01(日) 12:14:06
>>2100
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/02/25 建設新聞
仙台駅東口・ヨドバシカメラ
仙台第1ビルの建設 大成建設で基本設計 3棟延べ約10万㎡、16年3月開店めざす

 ヨドバシカメラ(東京都新宿区北新宿3の20の1 藤沢昭和代表取締役)は、仙台駅東口にヨドバシ仙台第1ビルの建設を計画しており、大成建設に基本設計を委託している。

 計画によると、仙台市宮城野区榴岡1の2の10ほか地内の約1万5500㎡を対象に、商業施設や駐車場から構成される3棟延べ約10㎡の大規模建築物を建設するもの。各施設の規模は店舗A棟が地下2階地上8F延べ約7万5000㎡、店舗B棟が14F延べ約1万6300㎡、駐車場棟が8F延べ約9700㎡となっている。

 施設内部は、店舗A棟が地上1階〜4階をヨドバシカメラ店舗、地下1階と地上5階をテナント店舗、地下2階と地上6〜8階が駐車場。店舗B棟がテナント店舗を予定している。駐車台数は現在も使用している旧店舗南側の既存立体駐車で約733台、店舗A棟と駐車場棟で約800台の合計約1553台分を確保する。

 計画地の東側に位置する既存のヨドバシ仙台第2ビルとは、新たに整備する駅前ペデストリアンデッキで接続する。さらに、新店舗と仙台第2ビルは地下通路で接続し仙台第2ビルを経由して東八番丁通りへの出入口を確保する。東七番丁通り沿いには、公共交通機能(バスプール)を整備する予定。

 また、建設用地の容積率が計画延べ面積と異なり、計画通りの建設が困難となっていたことから音楽ホールなどの「社会貢献施設」をビル内に整備し容積率を緩和することを計画。昨年12月に仙台市が地下鉄東西線の沿線開発を促す都市計画提案募集制度に基づき緩和を認める考えを示した。

 今後のスケジュールは、容積率の緩和に向け都市計画変更の協議を進めるとともに、3月まで環境影響評価を実施するなど着工に向けた準備を進め、2016年3月の竣工・開店をめざしている。

2015/02/25付一面に掲載。

2146荷主研究者:2015/03/01(日) 12:15:17
>>2110
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/02/27 建設新聞
宮城県富谷町・コストコ
富谷倉庫店の出店計画を宮城県に届け出 約1万5000㎡で計画・16年4月の開業へ

 米国系の会員制量販店「コストコ」を展開するコストコホールセールジャパン(神奈川県川崎市川崎区)は、宮城県富谷町に「コストコホールセール富谷倉庫店」(仮称)の出店に向け、宮城県条例の特定大規模集客施設の立地誘導に基づく届け出を行った。

 同条例は延べ床面積が1万㎡以上もしくは店舗面積が6000㎡を超える商業施設の立地に際して、適正な商業立地とバランスのあるまちづくりを実現するため、事前に出店計画書などの提出を求めたもの。

 建設用地は富谷町字北沢24の1ほか地内で、今年12月末の完了を目指し昨年10月に着工した高屋敷土地区画整理事業内の敷地9万1131.99㎡。国道4号に隣接し仙台北部道路の富谷ICにも程近い交通至便な場所で、既存店舗の空白地域であることを理由に同地区を選定。商圏範囲はおおむね半径10㎞としている。

 出店計画によると、施設規模は店舗がS1F延べ約1万4100㎡(店舗面積9983㎡)、フードコート約300㎡、ガソリンスタンド約340㎡の合計1万4740㎡で、駐車場台数は773台、一日当たりの利用者数は約9500人を見込んでいる。

 今後は届け出内容の縦覧期間などを経て今年8月の着工、2016年4月15日の営業開始を目指すとしている。

 コストコは現在、9カ国で670店舗を展開しており、国内には20店を開店。東北6県では今年7月、山形県上山市にオープン予定の店舗が東北1号店で、富谷店は東北2号店となる見込みで、将来的には東北各県に店舗を設ける考えだ。

2015/02/27付一面に掲載。

2147荷主研究者:2015/03/01(日) 13:48:34
>>2127
>泉中央駅(泉区)から富谷町までのライトレール(次世代型路面電車)設置を掲げて
LRTだったのか…。仙台市中心部まで行くには地下鉄に乗り換えが必要になると利便性が損なわれると思うのだが、ただ想像される需要を考えるとLRTぐらいが順当かねぇ。むしろかつて三菱地所が構想した北四番丁大衡線を活用した泉パークタウンまでのLRT構想を富谷町まで延長する方が面白いかも(笑)

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150227_11049.html
2015年02月27日金曜日 河北新報
「地下鉄延長」実現できるの?富谷町長の公約めぐり質疑

 仙台市議会2月定例会の予算等審査特別委員会で26日、市地下鉄南北線泉中央駅(泉区)から富谷町までのライトレール(次世代型路面電車)設置を掲げて当選した若生裕俊町長の公約をめぐる質疑があった。降って湧いたような話に加え、いまだ町から相談はなく、市側の困惑した答弁が目立った。

 木村勝好氏(市民フォーラム仙台)が質問した。構想実現には、市内でも線路敷設が必要になり、費用を負担する可能性が出てくる。小島博仁都市整備局長は「町が事業主体や費用負担などを、どう考えているのかを知りたい」と述べた。

 木村氏が「町から話は聞くが、協力できない場合は協力できないというスタンスか」とただすと、小島局長は「議員と同じ考えだ」と同調した。

 奥山恵美子市長は「まずは町が議論する問題だが、われわれはライトレールが市内を走行することを想定していない。きちんと研究し、知見を蓄える必要がある」と、もしもに備える考えを示した。

2148荷主研究者:2015/03/01(日) 13:57:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150225_62012.html
2015年02月25日水曜日 河北新報
<常磐道3・1全通>企業、広域展開の好機/(上)交流拡大 販促へ海外も視野

3月1日に開通する常磐道の常磐富岡-浪江IC間。計画から約半世紀、全線がつながる

 東北南部の太平洋沿岸と首都圏が一本の道で結ばれる。常磐自動車道が3月1日、三郷ジャンクション(埼玉県)-亘理インターチェンジ(IC、宮城県)間約300キロの全線で開通する。計画から約半世紀を経て実現する沿岸の大動脈。東日本大震災の被災地の企業や住民が期待感を抱く一方、福島第1原発事故の影響は色濃く残る。全線開通前の現状を追った。(南相馬支局・大場隆由、報道部・布施谷吉一、亘理支局・原口靖志)

 宮城県沿岸南部の被災地企業に、販路拡大の好機が訪れる。

 福島県境に接し、特産イチゴの栽培ハウスが広がる宮城県山元町。農業生産法人GRAは、仙台や東京の百貨店、仙台空港などで、大きさや糖度の基準を満たした「ミガキイチゴ」といった地域ブランド販売を手掛ける。次の一手は海外輸出。鍵を握るのが常磐道だ。

<完熟のまま>
 岩佐大輝代表(37)は「日本のイチゴは海外で評価が高い。シェア拡大は可能だ」と青写真を描く。常磐道開通後は近くのICから成田空港に運ぶ。照準は香港や台湾、中東の富裕層。「完熟のまま海外の消費者に届く」と開通効果を挙げる。

 東北と関東に事業所を置く企業の期待は高い。

 車用品販売店イエローハットを運営するホットマン(仙台市)は茨城県に15店舗を持つ。冬の需要期に不足する商品を仙台から運ぶケースもある。東北道と磐越道を経由する場合に比べ、30分以上早く店に着く。

 伊藤信幸社長(65)は「時間に余裕ができ、ガソリン代も浮く」と利点を語る。昨年2月の大雪で宮城、福島県境の東北道が通行止めとなり、並行する国道4号が大渋滞した。「物流はストップできない」と伊藤社長。代替機能が果たせる大動脈の完成を歓迎する。

 宮城県丸森町を第2の拠点と位置付ける鋼材加工業メルコジャパン(茨城県日立市)。液晶、有機エレクトロルミネッセンス(EL)などの関連部品を製造する。航空機部品などの工場を今秋、山元町に新設する。2016年度開設予定の坂元スマートICに近い。

 納入先は首都圏や九州と広範囲にわたる。栗田鋼二社長(47)は「景気上向きによる納期短縮に対応できる。東北の企業とも連携したい」と広域の事業展開を見据える。

<仙台に流入>
 昨年12月6日の浪江-山元IC間開通で、仙台圏と浜通りの交流は活発化した。東日本高速道路によると、常磐道の既設区間の通行量は20〜27%増えた。全線開通を機に、仙台圏の商業施設や観光施設への流入が加速すると見る向きは多い。

 JTB東北(仙台市)の担当者は、仙台市の仙台港背後地に7月開業する仙台うみの杜水族館に注目。いわき市のアクアマリンふくしまなどとの相乗効果を期待する。

 「全国的な知名度を誇る観光施設が少ない東北は複数施設の連携が欠かせない」と強調した。

2149荷主研究者:2015/03/01(日) 13:57:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150226_63009.html
2015年02月26日木曜日 河北新報
<常磐道3・1全通>避難者帰還に期待/(中)復興加速 観光地は誘客全力

21日に開業した南相馬鹿島SA。沿線自治体は交流人口の増加が復興につながると期待する=南相馬市鹿島区

 東京電力福島第1原発事故で、全町避難が続く福島県浪江町。町内で事業を再開した建築用木毛セメント板製造の日化ボード社長、朝田英信さん(65)は常磐自動車道の全線開通を歓迎する。

<時間を短縮>
 従業員11人。朝田さんら5人が避難先のいわき市から常磐道を使って通勤する。片道約1時間10分。常磐富岡-浪江インターチェンジ(IC)間14.3キロの開通でさらに時間短縮が見込める。

 工場の生産量は原発事故前の半分程度まで回復した。製品は、北は岩手県から南は関東方面に出荷する。朝田さんは「通勤でも、仕事でも全線開通のメリットは大きい」と話す。

 いわき市内に避難する浪江町民は2726人(1月末現在)。福島県内では福島市の3457人に次ぐ。関東地方1都6県の避難者は4000人を超える。「全線開通で一時帰宅しやすくなる住民が増える。帰還を目指す人が増えてくれればいい」と朝田さんは願う。

 沿線は観光地の復興も目指す。

 東日本大震災で被災した、いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」。原発事故後の交通アクセスの不便さや風評が相まって、来館者は事故前に及ばない。13年度は事故前の69%、59万7000人にとどまる。宮城県からの来館者は全体の約2割。同館は「アクセスの改善で、宮城方面を中心に来館者が増えてほしい」と熱い視線を送る。

 相馬野馬追のメーン会場となる南相馬市は交流人口の増加に期待する。市内に福島県内唯一の常磐道サービスエリア(SA)が整備され、物販観光施設「セデッテかしま」が4月下旬に開業する。市観光交流課は「相乗効果で野馬追の来場者を原発事故前の20万人台に戻したい」と意気込む。

<流出が心配>
 復興への期待が高まる一方、「ストロー化」の懸念も広がる。

 二つのICができた南相馬市内の婦人服店経営者は「もう影響が出ている」と表情を曇らせる。

 原発事故の影響で顧客を失い、売り上げは事故前の6割ほど。値の張るスーツは昨年12月から出なくなり、前年実績の3〜4割減った。常磐道の仙台方面との直結が影響しているとみている。

 「仕事が終わってからでも名取や仙台方面で買い物ができる。それが日常になりつつある。うちのような店は厳しい」

 作業員の流入で「復興バブル」といわれる街で、変化は出始めている。

2150荷主研究者:2015/03/01(日) 13:58:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150227_63023.html
2015年02月27日金曜日 河北新報
<常磐道3・1全通>ためらうバス業界/(下)放射能の影 安心確立なお時間

事故車両からの救出訓練。高線量地帯では迅速な退避が求められる=17日、福島県大熊町

 昨年12月の常磐自動車道相馬-山元インターチェンジ(IC)間の開通後、南相馬市と仙台市を1日4往復する高速バスの直行便は利用客が増え、1月は約3700人と2、3往復だった前年の約2.5倍になった。だが、運行する東北アクセス(南相馬市)は、全線開通で直結するいわき市方面の運行には慎重な姿勢を崩さない。

 南相馬周辺は関東方面からの作業員も多く、いわき方面への潜在需要は高いとみられるが、遠藤竜太郎社長(50)は「被ばくが課題」と新路線開設に踏み切れない理由を説明する。「事故時の乗客への対応はもちろん、何度も行き来する運転手への影響も無視できない」

<「遠回りを」>
 最終開通区間の常磐富岡-浪江IC間(14.3キロ)は、福島第1原発事故の帰還困難区域を通り、常磐道の中で最も空間放射線量が高い。空間線量は最高地点で毎時約5.5マイクロシーベルト。短時間の通過による影響は限定的とされるが、住宅地であれば年間20ミリシーベルト以上の被ばくが想定される値だ。

 東北道と磐越道を経由し、1日8往復する高速バスのいわき-仙台線。常磐道に乗れば40キロほど距離を短縮できるが、利用を計画していない。

 利用客からは「近い方がいい」と常磐道ルートを支持する声の一方で、「線量が高い場所があるので遠回りでもいい」と不安も聞かれる。同路線をジェイアールバス東北(仙台市)と共同運行する新常磐交通(いわき市)は「輸送の安全確保を検討している段階」と説明。当面、現行ルートで運行を続ける方針だ。

 福島県内の常磐道は、福島第1原発がある大熊、双葉両町に建設される中間貯蔵施設への除染廃棄物の輸送ルートにもなる。近く試験輸送が始まる予定だが、本格化すれば大型ダンプが1日1500台以上通行する見込みだ。

<効果不透明>
 こうした状況から、旅行業界も全線開通を歓迎しつつも、企画商品の販売に二の足を踏む。地元旅行会社の幹部は「現時点では常磐道を使う商品を販売しにくい。東北道を使うケースが多いだろう」と話す。

 東日本高速道路がかつて想定した常磐道常磐富岡-山元IC間の交通量は、1日7000〜5000台。昨年12月の2区間開通後の実績は1日8000〜2300台と近似するが、避難者の利用や工事車両が多く、原発事故前と様相は異なる。

 「東北の復興の起爆剤にしたい」と、安倍晋三首相が全線開通を急がせた常磐道。多方面に全通効果が表れ、被災地の再生をけん引できるかどうか。道のりは平たんではない。

2151荷主研究者:2015/03/01(日) 14:06:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150228_11049.html
2015年02月28日土曜日 河北新報
仙台市営バス、新路線を運行 被災者の利便性向上

 仙台市交通局は新年度、災害公営住宅の利便性向上を図るため、ともに宮城野区のJR仙石線小鶴新田駅と陸前高砂駅を結ぶ路線バスを新設する。

 バスは「宮城野高校入口」や災害公営住宅(176戸)のある「田子西市営住宅前」「高砂市民センター前」などを経由して両駅間を結ぶ。

 平日は10往復運行し、朝夕は1時間に約1本走らせる。休日は小鶴新田発5便、陸前高砂発6便を運行する。

 ともに泉区の市地下鉄泉中央駅といずみ墓園を結ぶ路線バスは、墓園内の区画拡大に応じて経路を変更する。

 日曜と祝日、盆、彼岸に1日2往復運行する運行形態は現行のままで変わらない。

2152荷主研究者:2015/03/01(日) 14:09:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150228_11008.html
2015年02月28日土曜日 河北新報
宮城県人口3年ぶり減 津波被災地で顕著

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150227030jc.jpg

 県が27日発表した県内の推計人口年報(2014年10月1日現在)によると、総人口は232万7993(男113万3881、女119万4112)となり、この1年間で150人減った。東日本大震災で激減した県内人口はここ2年回復基調にあったが、3年ぶりに減少に転じた。

 市町村の増減率は高い順位にそれぞれ表の通り。減少したのは35市町村のうち津波被災地を中心に24市町に上った。減少率は高い順に女川町5.69%(418人)、南三陸町3.73%(538人)、山元町3.03%(399人)だった。

 増加は11市町村で、増加率の最高は大和町の2.21%(594人)。名取市2.20%(1635人)、大衡村1.65%(91人)と続いた。

 減少数が最大だったのは栗原市で1120人(1.56%)、次いで石巻市の954人(0.65%)だった。これに対して仙台市は4731人(0.44%)増となり、県内で最も増えた。

 人口動態は自然増減が4497人の減少(出生1万8099人、死亡2万2596人)。社会増減は4347人の増加(転入11万7394人、転出11万3047人)となった。

2154荷主研究者:2015/03/01(日) 15:29:09
>>2118
JR東日本仙台支社 2015年5月ダイヤ改正について
http://www.jr-sendai.com/wp-content/uploads/2015/02/201505daiyakaisei.pdf

特別快速は塩釜、高城町、矢本の3駅停車で52分かー。例えば1994年12月の時刻表を見ると、仙石線の休日に1日1往復走っていた仙台〜石巻間ノンストップの特別快速の所要時間が44〜45分なので、52分というのはちょっと遅い気がする。50分は切って欲しかったところ。
また特別快速は仙台発が午前9時、石巻発が午後8時ということは、仙台⇒石巻に所用のある需要を見込んでいるわけで意外。逆の石巻から仙台へ通勤するための需要の方が少ないのかねぇ。また高城町で仙石東北ラインと仙石線の乗り換えをスムーズにできるようにしないと、石巻方面⇔本塩釜・多賀城方面が不便になる懸念がある。
一方、宮城野原など快速通過駅は午前中など快速通過時間帯に運転間隔が30分程度空いてしまうことがあったが、それが普通列車化されて解消されるのは朗報だろう。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150227_13026.html
2015年02月27日金曜日 河北新報
<JR東>仙台-石巻間上下66本、最速は52分

 JR東日本仙台支社は26日、東日本大震災で被災した仙石線の5月30日の全線運転再開に合わせたダイヤ改正を発表した。あおば通-石巻間(49.0キロ)を運転する普通列車と、東北線経由で仙台-石巻間(47.2キロ)を走る「仙石東北ライン」を上下計66本運行。仙石東北ラインは特別快速、快速列車限定で、特別快速は同区間を震災前より11分短い52分で結ぶ。

 仙石東北ラインは午前6時台〜午後8時台に1時間上下各1本、計28本を運行。仙石線松島海岸-高城町間と東北線塩釜-松島間に設ける約300メートルの接続線を使う。仙台-塩釜間は東北線に乗り入れる。

 特別快速は2本で、仙台発が午前9時台、石巻発が午後8時台を予定している。停車駅は塩釜、高城町、矢本の3駅。残る26本は東北線で塩釜以外を通過し野蒜-石巻間で鹿妻、東矢本を通過する快速(58分)と、東北線の各駅に停車する快速(1時間3分)を各13本運行する。

 仙石線あおば通-石巻間を運転する普通列車は38本。あおば通-高城町間は、現行の快速を全て普通列車に変更する。

 運賃は仙石線、仙石東北ラインとも、あおば通、仙台-石巻間840円。仙石東北ラインはディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッド型車両を導入する。主に4両編成(定員524人)で運行する。

 松木茂仙台支社長は26日の定例記者会見で「早く目的地に着きたい乗客と仙台近郊の乗客に合わせ、機能的に使い分けたダイヤ。新しい輸送サービスとして利用してほしい」と意義を語る。

2155荷主研究者:2015/03/08(日) 12:32:37
>>2129
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150224eaam.html
2015年02月24日 日刊工業新聞
東北大学、ベンチャーキャピタル設立-社長に元ダイセル取締役の八浪氏

 東北大学は23日、同大100%子会社のベンチャーキャピタル(VC)「東北大学ベンチャーパートナーズ」を設立した。社長に就いたのは元ダイセル取締役の八浪(やなみ)哲二氏で、資本金は3000万円。東北大が強みを持つ材料、エレクトロニクスと医薬・医療分野のベンチャー事業を支援する。

 VC出資の認可を20日に文部科学省から受け、東北大片平キャンパス(仙台市青葉区)内に本社を置く。八浪社長はダイセルで研究開発や財務を担当し、ダイセルの金融子会社で社長を務めた経験もある。社外取締役は3人で、東北大からは元ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント社長の土岐大介特任教授が就任した。監査役は2人。

 同社は東北大発の技術を使ったVBの設立支援・投資を手がけ、これまで手薄だった試作品作製も後押しする。グローバルビジネスと同時に、東北・北海道エリアでの研究開発・産業化を重視していく。今後、文科省の認可を経てファンドを組成する計画。

2156荷主研究者:2015/03/08(日) 12:45:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150303_11040.html
2015年03月03日火曜日 河北新報
広域防災拠点整備用地取得、今月中に覚書

 村井嘉浩知事は2日、仙台市宮城野区の宮城野原総合運動公園一帯に整備する広域防災拠点をめぐり、仙台貨物ターミナル駅約17ヘクタールの用地取得に向け、JR貨物と今月中に覚書を交わす方針を明らかにした。

 県議会2月定例会の一般質問で、村井知事は「2015年度中に土地売買契約を結び、施設配置計画を策定する」と答弁。県は15年度一般会計当初予算案に用地取得費約50億円を計上、現地調査を本格化させる。

 ターミナル駅移転候補地の宮城野区岩切地区でJR貨物が実施中の環境影響評価について、遠藤信哉土木部長は「これまで問題は確認されていない。駅周辺の道路や水路の設計も進んでいる」と説明した。

 東北電力女川原発の過酷事故を想定した避難計画も議論された。隣県との事前調整について佐野好昭環境生活部長は「避難先は基本的に県内自治体。高線量域を確認し、必要があれば他県にお願いする」との認識を示した。

 質問したのは岸田清実(社民党県議団)、中沢幸男、石川利一(自民党・県民会議)、遊佐美由紀(改革みやぎ)の4氏。

2157荷主研究者:2015/03/08(日) 12:48:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150303_13012.html
2015年03月03日火曜日 河北新報
<三陸道>松島北-鳴瀬奥松島30日に4車線

 宮城県道路公社は、三陸自動車道の松島北-鳴瀬奥松島インターチェンジ(IC)間(6.8キロ)を30日午前6時に4車線化する方針を固めた。同区間の4車線化工事は公社が事業費約50億円を投じ、東日本大震災後の2012年8月に着手していた。29日、鳴瀬奥松島ICで完成式典を行う。

 利府中-鳴瀬奥松島IC間の14年の通行量は1日平均約2万3900台。震災前の10年に比べ1.4倍に増えた。4車線化で、復興関連車両などによる朝夕の渋滞緩和が期待される。

 三陸道の仙台港北-桃生豊里IC間(52.6キロ)の4車線化は00年度に始まった。県道路公社と東北地方整備局がそれぞれの管理区間で工事を進めている。

 既に利府中-松島海岸IC間が12年7月、松島海岸-松島北IC間が14年3月に4車線化された。仙台港北-利府中IC間、石巻北(新設)-桃生豊里IC間は15年度中に完成の予定。

 鳴瀬奥松島-石巻北IC間は当初、3月の4車線化を予定していたが、工事の遅れで完成は15年度中の見通し。石巻北ICの利用開始は10月にずれ込む。

2158荷主研究者:2015/03/08(日) 12:52:42

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/03/03 建設新聞
泉区泉中央・住友商事
泉中央78街区店舗棟の新築 約1.3万㎡・鹿島の設計・施工

 住友商事(東京都中央区晴海1の8の11)は仙台市泉区泉中央に「泉中央78街区店舗棟」(仮称)の新築を計画しており、鹿島の設計・施工で今年5月の着工をめざしている。

 建設用地は仙台市泉区泉中央1の6の3ほか地内で、イトーヨーカドーアリオ仙台泉店の西側の用地5496.19㎡。先に泉中央78街区計画として医療施設の建設計画を明らかにした南側隣接地で、以前から開発計画に注目を集めていた。

 計画によると、S・B1/5F延べ1万3148.2㎡の店舗および駐車場を新築するもので、今後は入居テナントとの契約を結ぶなどの準備作業を進め、2015年5月初めの着工、16年9月末の完成をめざすとしている。

2015/03/03付一面に掲載。

2159荷主研究者:2015/03/08(日) 12:53:13

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/03/04 建設新聞
野村不動産仙台支店・ワールドアイシティ
大型分譲マンション・あすと長町中央公園計画 免震24F約4万㎡、345戸 創建設計で実施案

 野村不動産仙台支店(仙台市青葉区中央1の2の3 井本登啓支店長)とワールドアイシティ(仙台市青葉区一番町2の4の1 米川淳社長)は、共同事業で仙台市太白区に大型分譲マンション開発事業となる「あすと長町中央公園計画」(仮称)の建設を計画しており、創建設計で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、あすと長町大通線沿いに位置し、南側はあすと長町中央公園に面する太白区あすと長町4の3の9地内で、敷地面積は5634.52㎡。

 建設する施設は、免震構造を採用したRC24F延べ3万9473.56㎡、総戸数345戸規模の大型分譲マンションとなる。

 着工は9月初め、完成は2017年12月中旬をそれぞれ予定している。

2015/03/04付一面に掲載。

2160とはずがたり:2015/03/09(月) 11:10:31
「造成地減は被災者切り捨て」 復興財源めぐり知事
http://news.goo.ne.jp/article/iwate/region/iwate-31145840.html
岩手日報2015年3月5日(木)14:12

 達増知事は4日の定例記者会見で、集中復興期間後の財源措置をめぐり竹下亘復興相が3日の報道各社のインタビューで「全て続けるのは難しい」と地方負担に言及したことについて「わずかな割合でも大きな負担になり、被災県を財政危機に陥らせる。基本的に今の仕組みを継続してほしい」と強く求めた。
 達増知事は竹下復興相が高台造成地などの過剰整備に懸念を示したことを念頭に「建設費高騰で持ち家再建を迷っている場合に対し、『再建しない』と判断して造成地を減らせば被災者の切り捨てになる」と指摘した。
 その上で「むしろ再建がなぜ進まないのか問題を解決すべきだ。『そろそろ地方負担を増やすころだろう』みたいな現場の実態を見ない議論はやめてほしい」と注文した。

2161とはずがたり:2015/03/09(月) 11:11:10

朝日でも人口流出の話しはあった。傾向として地方からの人口流出=過疎化の進展がある訳であれだけの生活破壊があればそれが早まるのは当然で,人口流出(過疎の進展)を前提として考えるべきだ。

<大震災4年>よその自治体で自宅再建23% 続く人口流出
毎日新聞2015年3月8日(日)22:52
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20150309k0000m040104000c.html

 東日本大震災で自宅を失った被災者の住宅再建先を集計している宮城、岩手、福島の20市町村で、少なくとも計4865世帯が別の自治体に転居したことが毎日新聞の調査で分かった。自宅を既に再建した世帯の23%を占め、自宅を失った世帯の10%に当たる。昨年も集計していた15市町村では1年前に比べ、転出の割合が2ポイント増加しており、被災地からの人口流出に歯止めがかからない実態が浮かび上がった。

 毎日新聞は今年1〜2月、津波被害の大きい被災3県の市町村(福島県の全町避難自治体は除く)を対象にアンケートを実施。国の被災者生活再建支援法に基づき、全半壊した自宅を解体した住民は基礎支援金(最高100万円)を、避難生活を終えて住宅を購入・補修・賃貸する際には加算支援金(同200万円)を元の自治体に申請できるため、加算支援金申請件数と、そのうち別の自治体での再建を申請した世帯数を尋ね、人口流出の実態を探った。

 今年、加算支援金申請者の住宅再建先を集計していたのは、岩手11市町村▽宮城7市町▽福島2市町--の計20市町村。基礎支援金を申請したのは計4万7849世帯で、加算金も申請したのは計2万927世帯だった。うち4865世帯が別の自治体に移っていた。仙台市や宮城県石巻市など流入も多い都市部の自治体は集計していなかった。

 別の自治体での再建を選択した世帯の割合が最も高かったのは、宮城県女川町の73%で、同県南三陸町の49%が続く。いずれも町全体が被災した地域で、かさ上げや宅地整備の遅れなどが人口流出につながっているとみられる。

 一方、昨年と比較できる15市町村では、加算支援金申請件数は2割増の1万4963世帯。別の自治体で再建した被災者の割合は、昨年の22%(2690世帯)から、今年は24%(3540世帯)に増加していた。【金森崇之】

2162とはずがたり:2015/03/09(月) 11:12:04

復興事業、続く職員不足=土木、建築など270人―民間と奪い合いも・50市町村
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-150304X153.html
時事通信2015年3月4日(水)14:41

 東日本大震災の被災自治体で、復旧・復興の業務を担う職員の不足が続いている。岩手、宮城、福島3県の50市町村では、足りない職員が2月1日時点で計277人に上る。その内訳は、事務職の割合が4割で、残り6割を土木職や建築職などが占める。景気が回復基調にあることで民間企業と人材を奪い合ったり、公共事業の増大に伴う全国的な人材不足が影響したりしているとみられる。

 50市町村で復興業務に必要な職員数は計2653人。このうち、他の自治体や民間企業からの応援で1827人、任期付き職員などの採用で549人を確保したが、依然として全体の1割が足らない状態だ。宮城県の不足数が最も大きく、必要人数のうち219人が確保できていない。

 職種別の不足数は、一般事務職が106人。残りの171人は一定の資格が必要な技術系職員だ。港湾・河川復旧事業や災害公営住宅整備に必要な土木や建築職の他、避難生活が長引く被災者の健康ケアなどのため保健師が必要な自治体もある。資格が必要な専門職員の不足は、復興の足かせになっている。

 被災自治体では、膨大な業務が予定されており、専門的な知識や経験、ノウハウを持つ他の自治体の支援が不可欠だ。各市町村は、総務省を通じた全国の自治体からの応援や、姉妹自治体の縁なども頼って派遣を要請している。

 しかし派遣元も、職員の定数削減などで余裕がない自治体が多い。さらに、土木職や建築職については、このところの公共事業の増加が追い打ちとなっている。

 職員不足が深刻な自治体の一つである宮城県石巻市は、市長らが各地の市長会や町村会に支援継続を依頼したり、民間企業からの派遣の受け入れを行ったりしてきたが、「派遣元自治体で派遣をやめるというところも出ている」と話す。また、技術系職員の任期付き採用も、民間との競合などの影響で「思ったほど集まらない」と実情を打ち明ける。

 2015年度は政府の「集中復興期間」の最終年度に当たり、復旧・復興に向けた作業もピークを迎える。宮城県市町村課は「何とか支援を継続してもらえるようお願いしたい」と訴えている。

2163とはずがたり:2015/03/09(月) 11:19:53

100%国負担はコスト意識が無くなるから原理的には絶対に避けるべきである。一方で被災地の災難は日本国民として分かち合うべきである。自由裁量で使えるカネ増やして総額を減らすと地域が自分で考えて復興に使うであろう。巨大インフラは三陸道とそれを東北道に結ぶ何本かの高規格道路の完成でお仕舞いにしてあとは自主性に任せればよい。いいプランが出てきたら被災地で共有すればいいし国もそこにカネを出せば良い。
今の陳情型の体制ではダメだね。被災地に限ったことではないけど。

「市町村も県も自立を」 地方負担、竹下復興相が見解
http://news.goo.ne.jp/article/iwate/region/iwate-31166669.html
岩手日報2015年3月7日(土)14:37

 【東京支社】竹下亘復興相は6日の記者会見で、東日本大震災の集中復興期間が終了する2016年度以降の復興事業に関し地方負担の導入を検討する意向をあらためて示した。国費による全額負担の継続について「全て国に委ねる姿勢でいいのか。市町村も県も自立してもらわなければならない」と述べ、復興事業の内容や復興の進み具合、被災自治体の財政力を踏まえて慎重に議論を進める構えだ。
 土地の造成や公営住宅、堤防建設など「復興本体に関わる部分は、これまで通り国が全面的にやらないといけない」とした上で、「異例中の異例の措置として10分の10(国費による全額負担)を継続してきた。本当にそれでいいのか」と現行の仕組みに重ねて疑問を呈した。
 達増知事が4日の記者会見で「被災県を財政危機に陥らせる」と地方負担の導入に懸念を示したことに関しては「さまざまな反応があったのは事実。それはそれでいいと思う。これから議論したい」と語った。
 政府は11〜15年度の集中復興期間に総額26兆円超の復興予算を確保し、被災自治体を支援してきた。復興交付金やグループ補助金などの自治体負担分を復興特別交付税で措置し、地方負担は実質ゼロとしてきた。
 16年度以降の復興予算については財源を含めこれから議論が始まるが、「財源の問題は正直極めて厳しい」(復興相)状況。復興事業を精査した上で必要な予算を見極め、8月ごろまでに16年度以降のあり方をまとめる方針だ。県は集中復興期間の延長を求めており、被災自治体にどこまで負担を求めるかの議論は曲折がありそうだ。

2164荷主研究者:2015/03/21(土) 22:25:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150305_12020.html
2015年03月05日木曜日 河北新報
仙台駅前の東洋ビル取り壊し、再開発へ

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150304028jc.jpg

閉館する仙台東洋ビル

 仙台市青葉区中央1丁目の仙台東洋ビルが、3月末で閉館することになった。運営する東急不動産(東京)は4月以降、建物を取り壊し、隣接する所有地(旧朝日屋ビル跡地)とともに再開発する方針。

 仙台東洋ビルは、愛宕上杉通とハピナ名掛丁アーケード街の交差点にある老舗のオフィスビル。東日本大震災でも被害は出なかったが、老朽化が進み、賃貸事業としての将来性が厳しい状態だった。

 ビルの敷地約850平方メートルと東隣の所有地約320平方メートルを一体開発する。ビルの解体時期などは未定。アーケード街の入り口に位置し、商店街や不動産関係者の間には「集客力のある店舗が欲しい」「需要のあるホテルもあり得る」などの声が出ている。

 東急不動産は「社内的な検討をしている段階。できるだけ早く結論を出したい」と説明した。

 仙台東洋ビルは1975年の完成。地上9階、地下2階で延べ床面積約7750平方メートル。三菱UFJ信託銀行が所有し、東急不動産が運営する。1階にはドコモショップ仙台店とサンクス仙台東洋ビル店が入っていたが2月末に閉店した。

2165荷主研究者:2015/03/21(土) 22:28:36
>>2132 >>2137-2139
http://yamagata-np.jp/news/201503/05/kj_2015030500090.php
2015年03月05日12:27 山形新聞
一部バイパス化のアイデアを披露 国道48号で東根市長

 東根市の土田正剛市長は4日、雪崩により2年続けて通行止めになった国道48号の整備について「危険箇所のバイパス化も一つの方法」とのアイデアを披露し、将来的な高規格化に向け、新たな提案で仙台市にアプローチする方針を示した。

 市議会の代表質問で秋葉征士議員の質問に答えた。

 土田市長は「地域高規格道路として整備をお願いすることが最終的な目標」と前置きした上で、「まずは雪崩や大雨などによる通行規制のない、安全で安心な道路にすることが急務」と指摘。雨量などが一定の基準を超えれば通行止めになる県境の事前通行規制区間(12キロ)を対象に、バイパス方式で整備する方法について言及した。

 引き合いに出したのが、国道286号の一部として開通した笹谷トンネルが山形道に編入された事例。土田市長は「将来を見据えれば、高規格化にもつながる一手」と強調。県境を挟んで高規格化への熱意に温度差があるものの、大動脈としての重要性は共通認識。「東北市長会などで、奥山(恵美子仙台)市長に提案したい」と意欲を示した。

2166荷主研究者:2015/03/21(土) 22:31:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150307_13022.html
2015年03月07日土曜日 河北新報
ピーチ、仙台空港を拠点化 国際線も就航へ

 関西空港を拠点とする格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションが、仙台空港を新たな拠点空港と位置付ける方向で調整を進めていることが6日、分かった。国内線の路線拡充や国際線の新規路線開設なども見込まれる。国は2016年3月の仙台空港民営化を目指しており、LCCの拠点化は追い風になりそうだ。

 関係者によると、ピーチは17年夏までに、仙台を関西、那覇、成田の各空港に次ぐ第4の拠点とする。仙台空港に夜間駐機し、国内線に加え、アジアと結ぶ国際線の複数路線を就航させる見通し。現在は関西線(1日3往復)のみの路線数を大きく増やす。

 仙台空港民営化も拠点化を後押したとみられる。民営化後は着陸料の引き下げなどが見込まれており、コストを重視する経営スタイルのLCCにとっては新規路線を開設しやすい環境が整う。

 国内の各空港は、アジアの盛んな訪日需要の取り込み競争が激化している。東北は他の地方に比べ取り組みが遅れていたが、割安なLCCの路線拡大で海外誘客にも弾みがつくと期待される。

 ピーチは現在、国内に10路線、海外に7路線を展開している。仙台空港には東北初のLCCとして、13年4月に関西線を就航させた。東日本大震災後に決まった仙台空港発着の新規路線第1号となった。

2167荷主研究者:2015/03/21(土) 23:28:24
>>2166
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150310_12020.html
2015年03月10日火曜日 河北新報
ピーチが仙台空港拠点化発表 交流人口増期待

 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは9日、2017年夏までに仙台空港を国内第4の拠点空港とすると正式に発表した。現在は仙台-関西線のみの国内線を複数にし、国際線を就航させて路線網を拡充。夜間に機体を駐機させる。東北の観光、旅行業界は16年3月の仙台空港民営化も見据え、交流人口の増大につながると歓迎する。

 関西、那覇、成田に次ぐ拠点に仙台空港を選んだことについて、ピーチ社の井上慎一最高経営責任者(CEO)は「12年の就航以来の悲願。国内だけでなくアジア各地への路線展開を積極的に進め、訪日需要を取り込む」とコメントした。

 仙台空港国際化利用促進協議会の鎌田宏会長は、東日本大震災後、訪日外国人客の取り込みが他地域より遅れている東北の現状を踏まえ「既存路線との相乗効果で、海外や国内各地からの誘客増加を図れる」と期待する。

 外国人の誘客に取り組む東北観光推進機構の佐藤一彦副本部長も「座席数が増えることは観光業界にとって非常にありがたい」と評価した。

 「既存の他社と競合しない新しい路線を期待したい」と話すのは日本旅行東北の中村浩彰営業部長。「仙台空港は東北の中心となる機能が求められる」と述べ、空港民営化などを通じてさらに多くの航空会社が乗り入れしやすい環境づくりが進むことを望んだ。

2168荷主研究者:2015/03/21(土) 23:28:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150310_11019.html
2015年03月10日火曜日 河北新報
名取駅前に複合施設 図書館や公民館一体化

名取駅前再開発事業の外観イメージ

 名取市は国の復興交付金を活用してJR名取駅前の市街地再開発事業を進める方針を固め、9日の市議会議員協議会で説明した。東日本大震災で被災した市図書館や増田公民館を商業施設と一体の複合施設として集約・再建する。

 再開発施行区域は名取駅東口広場に隣接する約7300平方メートル。4階建てのA棟(延べ床面積約6200平方メートル)と11階建てのB棟(同約6000平方メートル)、3階建ての駐車場(102台収容)を整備する。

 A棟の1階に商業施設、2、3階に図書館、4階に増田公民館が入る。図書館の蔵書数は現在の16万冊から開館時は18万冊、将来は30万冊を目指す。B棟の1、2階は医療機関などの生活利便施設、3〜11階が集合住宅(54戸)。施設と駅をペデストリアンデッキでつなぎ、駅乗降客らの利用促進を図る。

 総事業費は約60億円。2015年度当初予算に土地整備費約2億5000万円を計上した。地権者らの再開発組合が今秋設立される予定で、16年5月ごろ着工、18年1月ごろ完成の見込み。市は「公益施設の再建とまちなか居住を一体的に進め、駅前の活力向上を図りたい」と話す。

2169荷主研究者:2015/03/21(土) 23:32:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150311_12002.html
2015年03月11日水曜日 河北新報
仙台逓信病院4月譲渡 東京の医療法人に

東京の医療法人財団に譲渡される仙台逓信病院

 日本郵政が売却を検討していた仙台逓信病院(仙台市青葉区)が、首都圏、東北などで医療介護施設を展開する医療法人IMSグループの医療法人財団明理会(東京)に事業譲渡されることが10日、分かった。病院名は変わるが、診療科や医師、看護師らの人員体制は維持する方針。

◎診療科など事業継続

 譲渡は4月1日。同グループは宮城、山形両県計8カ所で病院などを運営する。両者は合意に達し、明理会が2月6日付で、宮城県に病院開設者の変更許可を申請した。

 仙台逓信病院は1922年、「仙台逓信診療所」として市中心部に開設された。42年に病院となり、87年に現在地で診療が始まった。病床数は130。内科、外科など8診療科がある。地域の医療拠点としての事業存続を前提に、譲渡先を探していた。

 日本郵政は2015年度半ば以降の株式上場を目指しており、不採算の病院事業の収益改善が急務だった。同社は「診療体制を引き継ぐ形で譲渡の手続きを進めている。地域医療の継続は大きい」と説明した。

 IMSグループは東京、宮城など8都道県とハワイで病院、介護老人保健施設など75施設を運営する。グループ本部は「事業継承の話はしているが、詳細は言えない」と説明する。

2170荷主研究者:2015/03/21(土) 23:34:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150311_13028.html
2015年03月11日水曜日 河北新報
<国連防災会議>主会場-東北大を遊歩道結ぶ

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150310050jc.jpg

仙台国際センターと川内萩ホールの間に整備された階段

 仙台市青葉区の東北大百周年記念会館・川内萩ホールと仙台国際センターを結ぶ遊歩道と階段の利用が始まった。14日開幕の国連防災世界会議に向けて東北大と市が整備していた。

 世界会議は国際センターがメーン会場で、萩ホールでは総合フォーラムを開く。遊歩道の完成で、各会場を行き来する参加者の利便性が高まりそうだ。

 遊歩道は幅約3メートル、延長約100メートル。国際センター前の市道とは長さ約50メートルの階段で接続する。近くには12月に開業する市地下鉄東西線国際センター駅もある。

 木々の間を巡る遊歩道は東北大川内南キャンパス構内の「三太郎の小径(こみち)」につながり散策も楽しめる。

 また、萩ホール1階にはカフェが開店した。営業は開館日の午前10時〜午後5時。火曜休館。

2171荷主研究者:2015/03/21(土) 23:40:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150313_15056.html
2015年03月13日金曜日 河北新報
仙台市体育館の名物食堂、30年の歴史に幕

閉店を間近に控え、接客する店長の豊さん=10日

 仙台市体育館(太白区)でアスリートや観客のおなかを満たしてきた館内食堂が17日で営業を終え、30年の歴史に幕を閉じることになった。長年、変わらぬ味に親しんできた市民からは惜しむ声が上がっている。

 体育館2階の食堂はテーブルで80席。1984年9月の開館と同時に営業を始めた。市によると、食堂を併設する体育館は珍しい。

 経営するホテルふじや(太白区長町)社長の渡辺征夫さん(69)は「仙台のスポーツ拠点に出店できて希望に満ちていた」と振り返る。数あるメニューの中でもスパゲティのナポリタン(520円)は開店当時から続く名物だ。自家製ソースが好評でリピーターも多かった。

 近年は体育館周辺に飲食店やコンビニエンスストアが増えた影響で赤字が続いた。渡辺さんの弟で店長の豊さん(66)が昨年体調を崩して一時入院したこともあり、閉店を決めた。

 食堂には多くの思い出が刻まれている。豊さんが真っ先に挙げるのは90年の全国高校総体だ。バスケットボールと卓球の会場になり「午前10時の開店から夕方までひっきりなしにお客さんが来て、手がふやけたまま働いていた」と話す。

 コンサートも数多く「ユーミン(松任谷由実さん)に温野菜を提供したっけ」と豊さんは懐かしむ。

 近所で夫と不動産業を営む今野美幸さん(53)は「おいしい上に値段も量もちょうどよく、娘と通っていたので寂しい」と話す。

 市スポーツ振興課によると、閉店後の約155平方メートルのスペースの活用法は未定という。

2172荷主研究者:2015/03/21(土) 23:41:27
>>1965
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150313_11022.html
2015年03月13日金曜日 河北新報
<東部復興道路>新年度に工事本格化・仙台

かさ上げ用の盛り土材が運び込まれている工事現場=11日、仙台市若林区井土地区

 仙台市が津波被害に備えて整備する「東部復興道路」の工事が、2015年度に本格化する。県道塩釜亘理線などを高さ約6メートルにかさ上げし、堤防機能を持たせる。海岸堤防や防災林、仙台東部道路とともに多重的な津波減災対策の柱として18年度の完成を目指す。

 昨年3月に着工し、用地取得が終わった所から段階的に整備する。用地取得率は約84%。現在は若林区の井土工区(300メートル)で工事中で、11日も大型ダンプが次々に土を運び込んでいた。15年度は全区間で工事着手する方針。

 同道路は仙台東部道路の海側を南北に延びる幹線道路で、事業区間は若林区藤塚-宮城野区蒲生の約10キロ。台形状に土を盛り、上部の道路は片側1車線で幅10メートル、底部は幅30〜40メートルとする。現在の道路は側道として残す。

 かさ上げに使う盛り土材は東京ドーム1.3個分の約160万立方メートルに上る。このうち4割弱の約60万立方メートルは、東日本大震災の津波で生じた堆積土砂やコンクリートがれきを活用する。

 市は、東部復興道路と接して東西方向に延びる既存の(1)県道井土長町線(2)同荒浜原町線(3)市道南蒲生浄化センター1号線-の3本を津波避難道路として整備。人や車が円滑に避難できるよう、18年度までに道路を拡幅する。

 東部復興道路と避難道路を合わせた事業費は200億円超。市南道路建設課の遠藤稔課長は「津波対策の道路整備が進めば、現地再建を希望する人の安心材料になる。地域復興の環境づくりを急ぎたい」と話した。

2173荷主研究者:2015/03/21(土) 23:42:03

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/03/13 建設新聞
仙台市若林区荒井南土地区画整理
ヤマザワ「荒井南店」の新築計画 延べ約4000㎡で11月の開店めざす

 ヤマザワ(山形市あこや町3の8の9 板垣宮雄社長)は、仙台市若林区荒井に「荒井南店」の新築を計画しており、11月の新規開店をめざしている。

 建設用地は、仙台市立七郷小学校の南側に位置する仙台市若林区荒井字丑ノ頭ほか地内の2.1㌶。同用地は、現在、組合施行で造成が進む仙台市荒井南土地区画整理事業地内北側で、県道荒浜原町線沿いの沿道商業用地となっている。

 計画によると、延べ約4000㎡のスーパーマーケットを整備するとし、付属施設としてテナント棟の配置も検討している。近隣にある「ヤマザワ荒井店」は新店舗完成後に閉店する。

 今後、店舗面積や施設規模、配置計画などの詳細を詰め、仙台市に大規模小売店舗立地法に基づく届け出を行うなど開店に向けた準備を進める。

2015/03/13付一面に掲載。

2175荷主研究者:2015/03/29(日) 19:40:07

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520150311caak.html
2015年03月11日 日刊工業新聞
積水ハウスが新たな挑戦-宮城・松島市でマイクログリッド活用した「スマートタウン」

宮城県東松島市に建設する「東松島スマート防災エコタウン」の模型

 積水ハウスが宮城県東松島市で分散型小規模エネルギー網(マイクログリッド)を活用した「スマートタウン」の実現に乗り出した。災害公営住宅と周辺の病院などを自営線で結び、再生可能エネルギーをフル活用する。既存の電力会社に依存せずにエネルギーの地産地消に取り組み、エコで災害に強い街を目指す。これまで全国でスマートタウンを展開してきた積水ハウスの新たな挑戦だ。

 積水ハウスと東松島市が進める「東松島スマート防災エコタウン」は、市内のゴミ焼却場やメガソーラーといった新電力(PPS)から一括受電し、自営線を使って地域内に電力を供給する仕組み。地域内には災害公営住宅や病院、集会場などの公共施設が立地する。  太陽光発電設備や大型蓄電池、非常用発電機も備わっており、地域内エネルギーマネジメントシステム(CEMS)で最適制御。「系統電力から電力の供給が止まっても3日間はいつも通り暮らせる」(石田健一積水ハウス執行役員)。

 敷地を越えて電力を相互に融通するのは実用化ベースで国内初の取り組みという。本来であれば公道を越えての電力融通は規制がかかるが、今回は地域が丸ごと市の敷地であるため相互融通が可能になった。

 災害公営住宅は8月から入居が始まる予定。「こうしたエネルギーの地産地消のモデルが広がれば経済的にも豊かになり、街の防災性能も上がっていく」(同)と期待を込める。  これまで積水ハウスは全国16カ所で「スマートタウン」を展開してきた。区画内のすべての住宅が制震あるいは免震構造を持ち、太陽光発電設備を搭載するなどハードウエアの“スマート化”に加え、地域内のコミュニティー形成を重視しているのが同社のスマートタウンの特徴だ。

2176荷主研究者:2015/03/29(日) 19:44:14

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150312/bsc1503120500007-n1.htm
2015.3.12 07:06 Fuji Sankei Business i.
被災地を悩ませる“復興格差” 建設・製造は進む一方、人手不足で水産苦戦

東日本大震災から4年、雪が積もるかさ上げ工事の現場前を歩く人々=11日朝、宮城県女川町

 東日本大震災から4年となり、被災地の復興状況に格差が生じている。産業面では復旧工事が盛んな建設業や製造業などで復興が進む一方で、沿岸部の水産業ではなお厳しい経営を強いられている事業者が多い。

 生活面でも基盤となる住宅の再建で、津波被害を受けた沿岸部や原発事故の影響が続く福島県の一部で遅れている。政府は今夏までに集中復興期間後となる2016年度以降の支援の枠組みを策定する予定。被災地の“自立”への模索も始まる中、こうした格差解消への一層の対策もなお求められている。

■「6次産業化」に光

 今月に入り、一部区間で建設が遅れていた常磐道が全線で開通し、やはり複数カ所で寸断が続くJR常磐線の全線開通も決定するなど、インフラ整備が着々と進む。産業では、震災後に早々と復旧した大手企業の工場などが牽引(けんいん)し、東北全体の経済指標は震災前近くまで戻った。しかし、津波に遭った沿岸部では主力の水産加工業が苦戦するなど業種や地域による格差は大きいまま。人手不足や、福島第1原発事故が影を落とす。

 「きつい立ち仕事というイメージや高齢化に被災が重なり、人手不足が深刻になった。外国人技能実習生を採用するにも限界がある」。水産加工の苦境を、岩手県宮古市の佐藤日出海産業振興部長はこう解説する。

 得意先を失い、建設業などに人材が流れる悪循環。施設復旧のための補助金交付先の経営状況を東北経済産業局が調べた結果、昨年6月現在で震災前の水準以上に売り上げが回復したと答えた割合は、水産・食品加工業ではわずか19.4%だった。復興事業で繁忙な建設業が約7割に上ったのとは対照的になっている。

 水産業が活気を欠くのは人手不足だけではない。「いくら安全だとPRしても消費者に手に取ってもらいづらい」。岩手県のワカメ養殖漁業者は原発事故の風評被害に頭を抱える。

 ただ、生産から加工、販売までを担い、ブランド産品を生む「6次産業化」には光が差し始めた。企業の参入を促す「水産業復興特区」の宮城県石巻市・桃浦地区で、カキ養殖から加工、販売を行う「桃浦かき生産者合同会社」は2014年度、初めて収穫量が目標を超えそうで、代表社員の大山勝幸さん(68)は「軌道に乗りつつある」と目を細める。

 工業関連の統計では、活況なスマートフォンの部品が牽引し、東北の鉱工業生産指数は2010年平均を100とすると、14年12月の速報値は96.7。しかし、東北・関東6県の津波浸水地域にある鉱工業事業所の14年12月の生産額(水産加工除く)は、10年12月に比べ18%も低く、土地のかさ上げなどの遅れが響いている。

2177荷主研究者:2015/03/29(日) 19:44:48
>>2176-2177 続き

■住宅再建で地域明暗

 住まいの再建での格差はさらに顕著だ。震災で住宅が被災し生活再建支援金を受け取った世帯のうち、自宅再建にめどを立てたり、災害公営住宅に入居したりして住まいを再建できた割合は、沿岸にある6市町で20〜30%台(1月末時点)に低迷。津波被害が大きく、用地不足などで住宅整備が遅れていることが背景にある。3県の内陸部では60〜70%台の自治体も多く、被災地での地域格差が拡大している。

 住宅が被災した世帯は、被害の程度に応じ被災者生活再建支援金の「基礎支援金」を受け取れる。この申請・受給件数のうち、自宅の再建時に追加で支払われる「加算支援金」の申請・受給数と、行政が整備する災害公営住宅に入居した戸数の合計が占める割合を、住まいの再建率として算出した(岩手、福島は申請数、宮城は受給数)。

 3県の基礎支援金の申請・受給は計約18万3000件。3県全体の再建率は60%で、県別では、内陸部の被災世帯が比較的多い宮城が63%、福島は65%。岩手は43%で、担当者は「沿岸部で用地確保が遅れているため」と説明する。

 市町村別にみると、岩手県山田町が31%、釜石市36%、宮城県南三陸町34%、福島県楢葉町31%など沿岸部で低迷。内陸部は宮城県大崎市が75%、福島市71%など。

 山田町では宅地造成の計画が予定通り進まず、担当者は「資材高騰や人材不足も要因」と分析。40%だった宮城県気仙沼市も、用地取得の遅れや入札不調から公営住宅の整備が遅れている。

 東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町は29%。支援金申請に必要な被害査定すら終わっていない世帯が多く、申請自体が少ないという。全域が避難区域の富岡町は45%で、担当者は「避難先に新たな家を建てる余力はなく、戻って自宅を修理したい人もできない現実がある」と話す。

2178荷主研究者:2015/03/29(日) 19:50:52

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20150318-OYTNT50367.html
2015年03月19日 読売新聞
長町駅高架下に商業施設 JR東中心に整備へ

商業施設の建設計画が進むJR長町駅北側の高架下(仙台市太白区で)

 JR長町駅(仙台市太白区)近くの高架下で、食料品店や飲食店など約20店舗が入る商業施設の建設計画が進んでいることが18日、分かった。JR東日本が中心となって整備するといい、年内の開業が見込まれている。大規模開発が進むあすと長町地区に近く、地下鉄駅も隣接しており、通勤・通学客らの利便性が高まりそうだ。

 地元関係者によると、商業施設は長町駅の北側にある高架下に整備される。飲食店のほか、青果店や精肉店、鮮魚店、総菜店、菓子店など約20店舗がテナントで入る計画だ。既にJR東日本側から地元関係者への説明も行われている。

 JR長町駅の1日の乗車人数は約7700人で、仙台市地下鉄南北線・長町駅が約6500人(2013年度)。今春には、駅周辺に整備される災害公営住宅への入居が始まるほか、民間マンションの建設も進んでおり、人口増が期待される。あすと長町地区では、大型のスーパーや専門店などの開業も相次いでいる。

 JR東日本は「計画を進めているのは確かだが、詳細は時期が来たらコメントする」としている。

2015年03月19日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2179荷主研究者:2015/04/05(日) 20:15:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150319_12073.html
2015年03月20日金曜日 河北新報
ヤナセ東北、あすと長町へ本社移転へ

移転するヤナセ東北の社屋とショールーム=仙台市青葉区大町2丁目

 輸入車販売のヤナセ東北(仙台市青葉区)が、本社を太白区あすと長町1丁目に移転することが19日、分かった。社屋の老朽化に伴い数年前から移転を検討し、再開発が進むあすと長町の需要を見込んだ。移転は来年以降の予定。

 移転先はゼビオあすと長町店の南側で、あすと長町大通に面した約3300平方メートル。ヤマザワが所有していた土地を2月に購入した。本社社屋と整備工場、ショールームを新設する。

 4階の現社屋は1964年に完成。メルセデス・ベンツの正規ディーラーとして定着していた。西公園やことし12月に開業する市地下鉄東西線の大町西公園駅に近く、移転後はマンションを建設し、低層階をヤナセのショールームにする計画も浮上している。

 ヤナセ東北は「移転の具体的な話はまだ公表できない」と話した。

2180荷主研究者:2015/04/05(日) 20:16:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150321_13040.html
2015年03月21日土曜日 河北新報
<集団移転>七ケ浜・笹山 造成工事完了

造成工事が完了した笹山地区の高台住宅団地

 七ケ浜町が計画する防災集団移転促進事業で最大規模(128区画)となる笹山地区の造成工事が終了し、報道関係者に20日、公開された。これで町内5地区の計194区画全ての造成が完了した。

 笹山地区の高台住宅団地は12年8月に着工し、工事費は約18億円。区画は60〜100坪の3種類で、最も多い100坪には97世帯が移転を予定している。町によると分譲は全体の3割で、残りは借地契約を結ぶ。早ければ4月から住宅建設に着手し、夏ごろに入居が始まる。

 笹山地区には東日本大震災で被災した菖蒲田浜、花渕浜、汐見台南の3地区の世帯が移転。まちづくり協議会を組織し、住民同士の良好なコミュニティーを図るための話し合いが2年以上にわたり続けられた。仮設住宅で暮らす会社員相沢勇一さん(59)は「別居している息子家族も一緒になり、3世代住宅を建てる。わくわくする気持ちがある」と入居を心待ちにしている。

 渡辺善夫町長は「震災後4年でやっとここまでこぎつけた。来年の今ごろは約8割が入居し、新しいコミュニティーが形成されるだろう」と話す。

2181荷主研究者:2015/04/05(日) 20:53:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150323_13006.html
2015年03月23日月曜日 河北新報
東北大合格者 宮城トップ296人

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/150323s2999.jpg

 東北大は22日、経済、理学の両部で実施した2015年度一般入試後期日程の合格者を発表した。募集人員93人に対して723人が受験し、125人が合格した。実質倍率は5.8倍。

 前後期合わせた一般入試の合格者は2123人。出身高の所在地に基づく都道府県別合格者数は表の通り。宮城の296人が最多で全体の13.9%を占めた。続いて東京184人、福島119人、埼玉106人、茨城105人の順。

 東北6県の合格者は740人(前年度730人)で、全体に占める割合は34.9%(同34.3%)だった。


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