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Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

1259チバQ:2010/02/21(日) 10:56:25
http://mainichi.jp/select/science/news/20100221ddm003040152000c.html
クローズアップ2010:混とん、日医会長選 政党色薄めて対決
 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 ◇親自民・唐沢氏と親民主・原中氏
 政権交代後初となる日本医師会(日医)の会長選(4月1日投開票)が3月1日、公示される。自民党との関係を重視してきた唐沢祥人現会長(67)、民主党に近い茨城県医師会の原中勝征会長(69)に加え、「第三極」を志向する京都府医師会の森洋一会長(62)が出馬を表明し、勝敗の行方は混とんとしている。当初は「民主か、自民か」の路線闘争の様相を呈していたが、原中、唐沢両氏とも幅広い支持を狙い、政党色を消し始めた。【佐藤丈一、中田卓二、野田武】

 ◆異変

 20日夜、東京都内のホテルであった選対事務所開きの後、記者会見した唐沢氏は「自民と協調してきたとの指摘には反論しない」とした上で「(協調しても)医療は片隅に置かれた。今回は政策中心だ」と述べ、「親自民」の姿勢を修正した。

 唐沢氏は06年、小泉改革に反発して自民党との関係悪化を招いた当時の日医執行部を批判し「自民党との関係修復」を訴えて当選した。今回は民主党が「政権交代の功労者」と言う原中氏が対抗馬に名乗りを上げたものの、「唐沢3選」は既定路線とみられていた。それが14日の大阪府医師会長選を機に、空気は変わり始めた。

 「原中先生しか(与党との話し合いの)テーブルにつけない」。14日、大阪府医師会長選で現職の酒井國男氏を破った元副会長の伯井俊明氏はそう強調し、会長選では原中氏を支持する意向を示した。

 日医会長選は都道府県医師会の代議員約350人の投票で決まる。会員の多い近畿には代議員の割り当ても多く、大阪は東京(40人)に次ぐ33人だ。

 異変はその近畿から起きた。7日の兵庫県医師会長選は、川島龍一神戸市医師会長が制した。川島氏は伯井氏と神戸大の同級生で、原中氏支持に回るとみられる。奈良、滋賀両県でも原中氏寄りの会長が当選した。

 そのあおりで第3の候補、森氏は逆風を受けている。森氏は12日、6府県医師会でつくる近畿医師会連合の推薦を受けていたが、2日後に最大の支持者、酒井氏が大阪府医師会長選で敗れたためだ。

 ◆不満

 鳩山政権は中央社会保険医療協議会(中医協)から日医執行部を排除し、診療報酬の配分決定に関与させなかった。民主党のさらなる報復を危惧(きぐ)する地方の声は無視できず、唐沢氏は20日に配った政策パンフレットにも「会長選を政権選択の場にしない」と記した。

 一方、「親民主」を鮮明にしていた原中氏も「たまたま民主党に太いパイプがあるだけ」(陣営幹部)と姿勢を変えつつある。

 新しい中医協委員には、原中氏の茨城県医師会代表も選ばれた。それでも政府は10年度の診療報酬改定で、開業医の収入の1割を占める再診料を20円引き下げた。民主党の支持率低迷も相まって、地方医師会には「民主党に裏切られた」との不満がくすぶる。

 原中氏は医師会内では非主流派で、支持基盤も万全ではない。原中氏に近い勢力にも「政党とは是々非々で」(塩見俊次・奈良県医師会長)といった慎重論が目立ち始めた。民主党に色分けされることを嫌い、作製中の政策パンフでは民主党色を薄めるなど、路線修正に乗り出した。

 「全方位外交」を掲げる地方医師会も出始めた。千葉県医師連盟は18日、共産党の志位和夫委員長らと初めて懇談した。同党関係者は「多くの開業医は経営難に苦しんでいる。1党だけと付き合うのはダメと意識しているのだろう」と推測する。

1260チバQ:2010/02/21(日) 10:57:47
 ◇民主は静観の構え 自民、あきらめムード
 1月29日、国会内で民主党と日医との初の勉強会があった。党側は山岡賢次国対委員長ら、日医側からは唐沢会長らが出席した。政権へのパイプがほしい日医と、次期参院選に向け日医の取り込みをもくろむ党側の思惑が合致した格好だ。しかし、話が参院選への対応に及ぶと、唐沢氏は「態度を鮮明にできない事情を理解してほしい」と答えるにとどめ、党側の失望を買った。

 各候補が政党と間合いを取る中、民主党は「政党の代理戦争の色合いは薄くなった」とみて、日医会長選を静観する構えだ。

 民主党は、同党支持を鮮明にした日本歯科医師会を診療報酬で優遇した。参院選では公認候補の擁立を求めるなど、日医への対応とは歴然と差をつけている。党幹部は「(日医新会長が)自民系でいくなら干上がらせるだけ」とうそぶく。

 かたや自民党。唐沢氏の3選に期待をつなぎながらも、野党の立場では「だれが当選しようと医師会と距離が生じるのはやむを得ない」(厚生族)とのあきらめムードも漂う。

 07年参院選比例代表では、日医の組織内候補で自民党現職の武見敬三氏が次点で落選し、日医は集票力の衰えを露呈した。自民党は今回、日医の組織内候補として現職の西島英利氏を公認したが、唐沢氏再選でも安泰とは言えない。一方、原中氏は自分が当選すれば西島氏の推薦を取り消す考えで、西島氏は一層苦しくなる。

 医師会長選の結果にかかわらず、団体頼みから脱却できるかが自民党に問われている。

==============

 ■日本医師会の歴代会長

 初代 北里柴三郎 1916〜  31年 北里研究所長
 2代 北島多一  1931〜  43年 慶応大医学部長
 3代 稲田龍吉  1943〜  46年 東京帝大教授
 4代 中山寿彦  1946〜  48年 東京都医師会長
 5代 高橋明   1948〜  50年 東京帝大医学部長
 6代 田宮猛雄  1950年      東京帝大医学部長
 7代 谷口弥三郎 1950〜  52年 熊本県医師会長
 8代 田宮猛雄  1952〜  54年 東京帝大医学部長
 9代 黒沢潤三  1954〜  55年 東京都医師会長
10代 小畑惟清  1955〜  57年 東京都医師会長
11代 武見太郎  1957〜  82年 日本医師会代議員
12代 花岡堅而  1982〜  84年 長野県医師会長
13代 羽田春〓  1984〜  92年 東京都医師会長
14代 村瀬敏郎  1992〜  96年 東京都医師会理事
15代 坪井栄孝  1996〜2004年 福島県医師会常任理事
16代 植松治雄  2004〜  06年 大阪府医師会長
17代 唐沢祥人  2006年〜     東京都医師会長

毎日新聞 2010年2月21日 東京朝刊

1261とはずがたり:2010/02/21(日) 11:12:59
俺の持論の早稲田は?
聖隷は地元静岡県西部でもなかなかの大病院である。

医学部新設、3私立大が準備 認可なら79年以来
http://www.asahi.com/edu/news/TKY201002200377.html
2010年2月21日

 医師不足が言われるなか、国内の三つの私立大学が、医学部新設を目指し、準備を進めていることが分かった。設置認可を国に申請する手続きのため、すでに学内に検討組織を立ち上げた大学もある。医学部新設は30年以上なく、認可されれば1979年以来となる。

 医師増員を掲げる民主党は看護コースと病院を持つ大学の医学部新設を後押しするとしており、政権交代で機運が高まったかたちだ。医師養成学部・学科については、自民党政権時代の82年や97年の医学部定員削減の閣議決定を受け、新設の審査は行わない規定になっているが、今後撤廃されるとみられる。設置基準の緩和も進めば、他大学にも動きが広がる可能性がある。

 設置を検討しているのは、国際医療福祉大(本校・栃木県大田原市)、北海道医療大(北海道当別町)、聖隷(せいれい)クリストファー大(浜松市)の3大学。いずれも看護や福祉系学部を持ち、大学病院や関連病院もある。

 看護や薬学、福祉系の6学部を持つ国際医療福祉大は学内組織で、教員確保策や文部科学省への認可届け出の準備をしている。開設場所は大田原キャンパスなど複数案を検討。入学定員は、現在の設置基準の上限である120人程度を想定している。開設時期は未定だが、取りまとめ役の開原成允大学院長は「早ければ早いほどいい。可能なら2011年度を目指し、地域医療の担い手となる臨床医を養成したい」とする。

 北海道医療大も今年1月に学内検討委員会を設けた。やはり地域医療に貢献できる医師の養成を目指し、定員は80人規模を想定。多様な人材を集めるため、学士編入枠も検討中という。小野正道経営企画部長は「これまで道内には私大の医学部がなかった。医療過疎解消に役立つ人材を育てたい」と話した。

 日本で初めてホスピスを開いた聖隷三方原病院と同グループの聖隷クリストファー大も、理事長がトップの検討委員会を設置。「医学部あるいはメディカルスクール(医師養成大学院)に向けて前向きに考えている」としている。

 医学部は79年の琉球大の設置認可以来、新設はない。医師が供給過剰になるとの将来予測や、医療の質低下につながるとする日本医師会の抑制主張を受け、国は80年代初期から入学定員を削減し、全国79校全体でピーク時81年度の8280人から、2007年度には7625人にまで減った。しかし、地方の医師不足が深刻化したため、「骨太の方針2008」などに基づき増員策に転換。10年度の定員は8846人にまで増えた。

 ただ、医学部新設には定員80人でも最低200億円弱の建設・設備費用が必要などハードルは多い。また、既存の大学や医療界からは「医師の質が保てない」「医療崩壊をかえって増幅する」との反発もある。22日には全国の大学の医学部長と付属病院長が集まり、医学部新設と定員増に「慎重な対応を求める」請願を政府に提出する予定だ。(石川智也)

1262名無しさん:2010/02/22(月) 01:55:04
支障のない範囲内で余談カキコ

>>1260
15代会長の坪井先生は、『ガン回廊の朝』( 柳田 邦男著)で、国立がんセンターでの活躍ぶりが描かれていた方。懐かしいなー。

>>1261
>俺の持論の早稲田は?

昭和40年代から進む早稲田の悲願の医学部医学科。

関係者(その医学部出身者)から昭和時代に”直接”情報の確認がとれてる大学は
日医(日医大、日本医大)、順天(順天堂)、女子医(女子医大、東京女子医大) 。
(他は大学名だけ聞いてるだけでホントに早稲田からの働きかけがあったのか?未確認なので省略)

早稲田が一番最初に働きかけたのが日本医大(当時は東大合格入学辞退者入学数、慶大医についで2位の全盛期、当時は灘高生が毎年1名は入学するほどの難関校)。
古い卒業生たちが日本医大の伝統を重視し早稲田への校名の変更に強行に反対したそうな。

以下、某大学と表記。

忘れもしない昭和50年代のある日の未明(午前3時頃)。某大学の某救急にて。
「あのとき早稲田の医学部になっておけば良かったんだよ、世間の人から日大と間違われなくてすむ」
「本学は”医学界の早稲田”を自称している。早稲田の医学部になっておくのが自然だった」
(余談:学内でいろいろな騒動が起きていたとき医学界の”阪神タイガース”と呼ばれたこともあったそうな)

某医局内の雑談では早稲田の医学部になっておいたほうが良かったと言う人が多かったです。

〜〜幻の早稲田大学医学部〜〜(副題:文京区千駄木の医師たちのつぶやき)

1263名無しさん:2010/02/22(月) 02:42:55
>>1262

書き間違えました。訂正。

×昭和40年代から
○昭和30年代から


〜〜幻の早稲田大学医学部〜〜(副題:番外編、筆者のつぶやき)

①もしも某単科医大が早稲田大学医学部となっていたら、飯田橋の付属第一病院(千駄木が付属病院、飯田橋が付属第一病院)は廃院に
ならずに済んだことでしょう。

飯田橋の付属第一病院は空襲をまぬがれた建物で古き良き美しさの外観でした。
某単科医大の経営難で、その美しい病院が売却されて消えてしまった

②ネットが普及し始めた頃に暇つぶしに偏差値ランキングを眺めていたら某大学にかつての面影が・・・全く・・・ない。。。。
なんでだろう、と調べて見たら初年度納入金が高くなっていました。(→もはや難関ではなくなった。。。)
早稲田大学医学部になっていたら、慶応医なみの学費ですみ、このようなことにはならなかったことでしょう。

1264とはずがたり:2010/02/22(月) 22:07:15

医学部新設:民主党に反対の請願 医学部長病院長会議
http://mainichi.jp/life/edu/news/20100223k0000m040033000c.html

 大学医学部で作る全国医学部長病院長会議(会長・小川彰岩手医大学長)は22日、医学部の新設に反対する請願を民主党や関係省庁に提出したと発表した。同会議は一貫して国に医師数を増やすよう求めているが「医学部定員が急激に増えると、教育確保のため病院勤務医が減り、医療崩壊を助長する」と主張している。

 政府は80年代から続けてきた医師養成数の抑制方針を08年度から改め、全国80大学の医学部定員は3年間で1221人増えた。同会議は政策転換を評価する一方、大学医学部の新設には▽現場の臨床医を教員として招かねばならない▽数十年後に医師数が充足した時に定員を減らせなくなる−−などの問題があると主張。「これ以上の定員増は医師不足対策として逆効果だ」と指摘している。

 大学医学部の新設は、現時点では文部科学省告示により認められていないが、将来的な規制緩和を視野に、複数の私立大学が検討を進めている。【清水健二】

毎日新聞 2010年2月22日 19時27分

1265とはずがたり:2010/02/23(火) 19:37:23

電車でのアクセスも容易だろうしいいんじゃないでしょうかねぇ。

岡山総合医療センター 操車場跡地に 高谷市長表明
http://svr.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2010022301340948

 2月定例岡山市議会は22日開会。高谷茂男市長は、23日未明となった提案理由説明で、岡山大と連携して設置を目指す岡山総合医療センター(仮称)の立地場所について「(北区)北長瀬表町の市有地を整備地とする」と述べ、岡山操車場跡地の西部エリアに決めたことを明らかにした。

 議案の提案理由説明で市長は「最終的に市としての基本構想を策定した」とし、立地の選定理由に、(1)市民が利用しやすく、岡山大病院など各医療機関との連携のしやすさ(2)早期整備の可能性(3)総合福祉の拠点としての発展性―を挙げた。

 岡山大との基本構想案では3カ所あった候補地のうち操車場跡地を最有力としていた。

 跡地西部の市有地は約1万8700平方メートルで、更地の状態。かつては商業・市民サービス業務系施設が計画されていた。

 2月定例会は22日に開会したが、09年度補正予算案をめぐり紛糾し、10年度当初予算案などの上程が未明にずれこんだ。

【詳しくは山陽新聞紙面をご覧ください。】

1266とはずがたり:2010/02/23(火) 19:57:51
2010年02月23日(火)
甲府市立病院が常勤医7人増員
整形外科など、外来診療を拡充
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/02/23/14.html

 甲府市の宮島雅展市長は22日、新年度から市立甲府病院の常勤医師を7人程度増員する方針を明らかにした。医師の退職を受けて外来診療を縮小している整形外科と脳神経外科も増員の対象で、縮小した診療を回復させたり、充実させることを検討する。
 同病院によると、増員は整形外科が2人、小児科、脳神経外科、神経内科、麻酔科が各1人。同病院が要請し、山梨大や信州大からの医師派遣が受けられることになったという。整形外科ではさらに1人を増員する方向で調整中という。
 整形外科は昨年6月末までに常勤医5人全員が退職。同7月から3人を確保し、外来診療を従来の週5日から週4日に縮小している。脳神経外科は昨年9月末に常勤医1人が退職し、外来診療を週5日から週3日に減らしている。麻酔科も昨年7月に1人退職していた。
 医師の増員を受け、整形外科と脳神経外科では、外来診療の拡大や入院患者への対応の拡充を検討する。救急対応などで医師1人にかかる負担の軽減にもつなげる。
 同病院は医師不足による入院収益の悪化などを要因に、2008年度まで9年連続の赤字。医師の増員について宮島市長は「山梨大や信州大が地域医療が抱える困難さを認めてくれた」と話した。
 一方、医師退職に伴い精神科が08年2月から休診、消化器内科は同年6月から専門的診療を休止しているが、両科については今のところ増員の見通しが立っていない。同病院は「引き続き医師の確保に向けて努力していきたい」としている。

1267 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/24(水) 18:21:22
>>1245-1247
私は足立を高く買ってます。
ただ、直接税の増税や社会保険料の増額を行うなら、クロヨン・トーゴーサンピンの是正も同時にしてほしい。
(足立に言うことではないけど)

http://mainichi.jp/select/science/news/20100224dde018040004000c.html
特集ワイド:’10シリーズ危機 医療/下 対談・鎌田實さん×足立信也さん
 <この国はどこへ行こうとしているのか>

 ◇意欲持てる現場に
 政権交代後、10年ぶりに診療報酬が上がるなど医療改革の兆しはうかがえるが、確かな手応えはまだ
得られていない。医師で厚生労働政務官を務める足立信也さん(52)と、住民とつくる地域医療を実践する
諏訪中央病院(長野県茅野市)名誉院長の鎌田實さん(61)に語ってもらった。
【構成・鈴木梢、写真・梅村直承】

 ◇医療は経済を活性化させる力に−−鎌田實さん
 ◇財源負担の割合、議論すべきだ−−足立信也さん
 鎌田 聞きたかったのは、今回の診療報酬の改定です。引き上げ幅は0・19%。いざ政権を取ったら、
こんなにお金がないのかとあぜんとしたということでしょうか。政務官は本当はもっと上げたかったでしょう?

 足立 もちろん。でも、この引き上げは第1段階です。産科、小児科、救急、外科、地域医療にギリギリの
状況で取り組んでいる病院の評価が上がると収入も上がり、医師の言葉を伝える補助者も雇える。
明細付き領収書を無料で出すようにしたのは、情報の共有のためです。医療は受ける側と提供する側の
協働作業、情報の格差をなくそうと動き出しています。

 鎌田 新政権にはすごく期待しています。でも、このごろ少し、医療をどうするのか、物語が見えにくく
なっている。

 足立 今はさまざまな検討会を立ち上げ、協議し始めたところ。私たちの考えはすでに提示しているが、
ある程度の方向性が見えるまでは報道されない。

 世界一と言われた日本の医療システムがなぜがけっぷちまできたのか。それは、医療費抑制政策と、
医療を提供する側と受ける側の情報の格差だった。

 医療費を抑制するために、医療従事者数の削減にかじを切ってしまいました。02年の診療報酬の改定
では2・7%下がった。病院では、医師や看護師は減らなくても、介助者や搬送や食事のお手伝いをしていた
人が減り、看護師や医師らがカバーする悪循環になってしまった。

 昨年末、閣議決定した成長戦略の核は医療や介護、健康分野。これらは需要の高い地域密着型の
職業であり、外需も創出できる分野だととらえています。

 鎌田 06年には、診療報酬3・16%マイナスと史上最大の下げ幅を打ち出し、社会保障費を5年間で
1兆1000億円切る方針を決めてしまった。かつて厚生省保険局長だった吉村仁さんが「医療費亡国論」
(83年)を打ち出してから、医療界も医療費は削られるもの、と思い込んでしまったかもしれない。でも、
医療費にかかる10倍ぐらいは経済効果を生むというデータが出てきた。医療は経済を活性化させる力に
なりますよ。

1268 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/24(水) 18:22:13
   …●…

 足立 私たちは単に医師数を増やすのではなく、いかに人材を活用するかだと思っています。医師1人で
しかできなかったことを、チーム医療でどう解決するか。例えば、公立病院で禁止されている兼業も、地域の
協議会で合意すれば条例改正で見直せる。市町村ごとにすべて問題を解決すべきだという考え方は過疎地
では成り立たない。人口120万人ほどの枠組みで議論し、どう医療提供体制を組むか。

 鎌田 医療が拠点化や集約化するなか、ナンバーワン病院はギリギリで医師が集まるけど、2、3番目は
弱くなっていく。政府はそちらをしっかり強くしていかないと、救急が集中するなど1番目も疲れきってしまう。

 足立 地域医療の崩壊というのは、まさにそういうこと。危機的な分野には補助金システムで対応してきた。
医療費を上げないでそこで頑張らせようとした。補助金というのはニンジンに過ぎず、ありつけなかった
ところは飢餓状態になり疲弊してしまう。ここから転換し、全体をベースアップするのが今回の診療報酬の
コンセプトです。

 医師の過労で深刻なのは、モチベーションの低下。診療報酬が、10年ぶりに上がり、前向きに行くんだと
元気が出ている。

 鎌田 がん患者にアンケート調査をしたら、33%が治療に満足しておらず、44%は医者の説明に納得が
できなかった。医療はこの10年、切磋琢磨(せっさたくま)で進歩しているのに、国民の満足度は横ばい
どころか下がっている。だから、医者に疲れが見える。

 国は国民に呼びかけ、お金の出し方も変えてほしい。この国にいることに安心が持てるように。医療現場で
働く人も自分の仕事に誇りが持てれば、土俵際で一気にムードが変わると思う。国民もいいチャンスだから、
医師だけでなく、医療はみんなで作る意識を持ってほしい。

1269 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/24(水) 18:22:32
   …●…

 鎌田 医療費をある程度上げると同時に、医療費が天井知らずに上がらない仕組みをどう作るか。
自民党と日本医師会の関係ではその仕組みが作れなかったけれど、しがらみがさほどない新政権だから
こそできる。

 足立 医療費とは、1人当たりの単価と人口と技術革新係数を掛け合わせた総額です。人口のピークが
過ぎれば無尽蔵には増えず、青天井ではありません。医療費を経済協力開発機構(OECD)平均に
近づけても、2025年に対国内総生産(GDP)比11〜12%にしかなりません。

 鎌田 新政権がそのからくりを明確にすることが国民の安心を生む。そこで必ず、医療と福祉の間に雇用を
生んで内需を拡大し、分厚い中流を作るんだという物語をはっきり出した方が医療者は燃え尽きない。
国民も、大病に備えたり老後のお金を守るために財布のひもを縛っていますよね。国が人を守ると思えば、
持っているお金の1割ぐらい使おうとなる。

 足立 それと、予防医療の取り組みは一つの解決策です。前原誠司大臣(国土交通相)が民主党代表
だった時、鎌田先生の諏訪中央病院を視察しに行ったんですよね。前原大臣に見てほしかったのは、
保健師らが食生活の改善など地域の健康を支える取り組みで、ボランティアが積極的に助けている。
長野県は70歳以上の1人当たりの平均医療費が断然低い。

 こうした、理想の医療や介護を実現するため、国民がどれぐらい負担すべきかを議論する国民会議を
作ろうと、長妻昭大臣(厚労相)と決めました。

 財源は消費税だと多くの人が言うけれど、まず負担をどのような割合にするかを議論すべきだ。ざっくり
言うと、全体の医療費のなかで企業が払う保険料は20%、患者の自己負担は15%、家計から出る保険料
が30%、国の出す税金が35%。そのなかで、世界でトップとされるのは自己負担です。だから、上げる
のは保険料か税しかない。税だったら、消費税などの間接税より、直接税だと思っている。

 理由はこうです。前政権下で格差が広がり、日本の相対的貧困率は15・7%とかなり高い。税と保険料を
差し引いた後の可処分所得で相対的貧困率を出すと、本来はその割合が下がるはずですが、上がっている。
つまり、所得再分配機能が働いていない。日本だけです。この状況で、広く浅く逆進性の高い消費税を
上げることから議論するのは危険です。高額所得者の税と社会保険料の負担は増えていません。

 鎌田 そこに切り込むと、政権が代わったメッセージは伝わる。所得の高い一握りの人たちは運もよかった
わけだから、つらくなったら協力しようというムードがあっていい。個人的には社会保険料を当面、上げるしか
ないと思っています。ヨーロッパの先進国はもっと高い。

 20〜30年かけて強い医療を作り上げたお陰で、世界一の長寿や低い乳児死亡率という成果を上げ、
経済大国になった。でも、国はかじ取りを間違えた。医療世界一を突っ走りながら経済をよくする方法は
あったのに、ダムや道路じゃないと経済は動かないという考えが日本をおかしくしたのではないか。

 ただここに来て、産婦人科医の数が10年ぶりに少し上がった。新政権が生まれ、もしかするとよくなるんじゃ
ないかという思いは出てきた。つらいから逃げて開業しようかと思っていた勤務医も、病院の医療が面白く
なりそうだという機運が出始めましたよね。鳩山(由紀夫)首相は医療や福祉を重視しようという気持ちは
あるんですか?

 足立 大いにありますね。この1年間フルに無駄遣いを削減し、来年の通常国会に向けて法案も準備します。

 鎌田 日本は貿易立国として筋骨隆々の上半身を持つ国。それを支える下半身が子育て、教育、雇用、
医療で、国家の土台だから強くなければいけない。小泉(純一郎)さんはそこをものすごく細くしてしまった
けれど、鳩山さんは両方とも大事にしたいのかなと思っています。

 ■人物略歴

 ◇かまた・みのる
 諏訪中央病院名誉院長、作家。1948年、東京都生まれ。東京医科歯科大医学部を卒業し、諏訪中央
病院で地域医療や心のケアを含めた医療に携わる。東京医科歯科大臨床教授、東海大医学部非常勤教授。
「がんばらない」など著書多数。

==============

 ■人物略歴

 ◇あだち・しんや
 厚生労働政務官。1957年、大分県生まれ。筑波大医学専門学群卒。筑波大助教授、国立霞ケ浦病院
消化器科医長などを経て、04年参院初当選。日本胃癌学会評議員、日本外科学会指導医。日本消化器
外科学会指導医。

毎日新聞 2010年2月24日 東京夕刊

1270杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2010/02/24(水) 20:15:19
そういや、医学部のインターン改革が地域医療の崩壊を齎した一面もあるんですよね。法科大学院の二の舞にならねば良いがとは思うのですけど・・・・・

医学部新設、医師会が反対表明「地域医療崩壊を加速」
http://www.asahi.com/national/update/0224/TKY201002240417.html
2010年2月24日19時59分

 日本医師会(日医)は24日、一部の私立大学が医学部の新設準備を進めていることについて「教育のため、現場から医師が引きあげ、地域医療崩壊を加速する」などと反対意見を表明した。現行の体制のまま医師の養成数を増やすべきだと主張している。
 この日の定例記者会見で、中川俊男常任理事が発表した。中川氏は「医師数を中長期的に1.1〜1.2倍にすることが妥当」とした上で、「人口減少とのバランスを取ることが重要。医学部を新設する必然性はない」と強調。教員が分散して医療の質が低下することに対する懸念を示した。

1271荷主研究者:2010/02/24(水) 23:27:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100222t15009.htm
2010年02月22日月曜日 河北新報
肝がん発症に新メカニズム 東北大グループが解明

 東北大大学院医学系研究科の山本雅之教授(医化学)と、東京都臨床医学総合研究所の小松雅明副参事研究員らのグループが、肝臓がんの発症を引き起こす新たなメカニズムの一端を解明した。特定のタンパク質の過剰な蓄積が、がん細胞の増殖に有利な環境をつくり出していることを発見。新たな抗がん剤や治療法の開発につながる可能性が高いという。

 肝臓がん患者の体内にはタンパク質の一種「p62」が過剰に蓄積することが知られていたが、がん発症のメカニズムとの関連は不明だった。山本教授らはマウスを用いた実験で、p62と生体防御をつかさどる細胞内のセンサー分子(タンパク質)とが結合することで、特定の酵素群が過剰に発生し、がん細胞の増殖を助けていることを突き止めた。

 肝臓がんによる国内の死者は年間3万人を超え、2008年の国立がんセンターの統計では肺がん、胃がんに次いで3番目に多い。肝硬変からがんに進行する患者が大半で、肝機能が低下した状態で広範囲の切除手術をするため、術後に肝不全を発症し死亡するケースが多いという。

 山本教授は「p62の発現を阻害する物質を特定し、効率よく減らす薬剤を開発できれば、広範囲を切除せずに、肝機能を温存しながら治療できる可能性が高い」と説明している。

 研究成果は、英科学誌ネイチャーの姉妹紙「ネイチャー・セル・バイオロジー」(オンライン版)に掲載された。

1272名無しさん:2010/02/28(日) 22:43:35
医師処分:3人免許取り消し 医業停止は35人

 厚生労働省は24日、刑事事件で有罪が確定するなどした医師と歯科医師41人の行政処分を発表した。発効は3月10日。わいせつ事件を起こした3人が免許取り消しになったほか未承認の抗がん剤をインターネットなどで宣伝、販売したとして薬事法違反の有罪が確定した元岡山大助教授、林肇輝医師(68)が医業停止1年になった。

 同日の厚労省医道審議会分科会に60人が諮問され41人が処分対象になった。内訳は▽免許取り消し3人▽医業停止(1カ月〜3年)35人▽戒告3人−−で、残り19人は厳重注意の行政指導を受ける。

 処分理由で多かったのは、診療報酬の不正請求(12人)、わいせつ行為(8人)、道路交通法違反(5人)などで、医療ミスによる処分は1人。【清水健二】

http://mainichi.jp/select/science/news/20100225ddm012040039000c.html

1273名無しさん:2010/02/28(日) 22:49:40
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100228-OYO1T00281.htm?from=main1

山本病院事件 「医師の裁量」監視に壁

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(解散)の元理事長山本文夫被告(52)(詐欺罪で実刑判決を受け控訴中)を奈良地検が業務上過失致死罪で起訴した事件は、ずさんな手術の実態を浮き彫りにした。「高度な裁量権」が認められた医師の行為に監視が行き届かないという制度的な「限界」も明らかになり、行政、医療関係者らに課題を突きつけた。事件を検証した。

 山本被告と元主治医(54)(今月25日に急死)は2006年6月16日、肝臓の腫瘍(しゅよう)摘出手術で男性(当時51歳)を死亡させたとされる。

 心臓血管外科専門の山本被告は、肝臓の専門知識や手術経験がないのに、他の医師が「良性」と判断した腫瘍を「がん」と診断し、手術に踏み切った。「肝臓は出血が多い。切らなくても大丈夫」と、中止を求める看護師の意見も聞き入れなかったという。

 看護記録などによると、手術は午前10時頃に始まり、午後1時半に終了した。死亡時刻は午後1時45分で、「(男性は)死亡したため、手術室から病室に戻した」と記されている。

 しかし、病院関係者によると、山本被告は、看護師らに、カルテに記入する死因を「急性心筋梗塞(こうそく)」とするよう偽装を指示。死亡時刻は「午後3時39分」と記載させたという。逮捕後、山本被告は「手術は成功したが、病室に戻した後に容体が急変し、死亡した」と供述するが、病院関係者は「手術による死亡を隠蔽(いんぺい)しようとした」と証言する。


 県警は当初、「がんと偽って手術し、死亡させた可能性がある」として傷害致死の立件を目指したが、業務上過失致死に切り替えた。

 壁になったのは、医師の「高度な裁量権」だ。治療、手術方法の選択を巡って、医師の刑事責任を問うのはそもそも困難とされる。

 だが、山本被告の手術方法は、背中側の腫瘍を腹側から切除し、輸血用血液も準備せず、容体急変に対応できる態勢もなかった。

 捜査関係者は「限りなく傷害罪に近い。従来の医療過誤とは違う」と強調。奈良地検は今後の公判で、安全に行えないと認識しながら手術に踏み切った悪質性を立証する方針だ。

県、立ち入りも不正許す
 一方、行政の監視権限の限界も指摘されている。

 山本被告は今回の事件前、生活保護受給者の治療費が全額公費で負担される制度を悪用。受給者の患者に対し、血管拡張器具を使ったように装って心臓カテーテル手術を繰り返し、診療報酬を不正受給した。

 「不必要な手術が行われている」という情報を得た奈良県は、00〜08年に医療法に基づく立ち入り検査を6回実施。しかし、診療内容に踏み込む権限がなく、不正を明らかに出来なかった。ここでも「裁量権」の壁が立ちはだかった。

 国際医療福祉大大学院の武藤正樹教授(医療経営管理)は訴える。「高難度の手術症例数がなければ、診療報酬を請求できない仕組みなどを作ることが不可欠。学会ごとにある専門医や指導医を認定する制度の統一化が必要だ」

(2010年2月28日 読売新聞)

1274名無しさん:2010/03/01(月) 01:10:34
動機は「知名度上げたかった」 山本病院前理事長が供述
2010年2月27日

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(破産手続き中)で肝腫瘍(しゅよう)の摘出手術を受けた男性入院患者(当時51)が失血死した事件で、前理事長で執刀医の山本文夫容疑者(52)が、経験や知識がなかったとされる肝臓手術に踏み切った理由について、「病院と医師としての自分の知名度を上げたかった」と供述していることがわかった。捜査関係者は、診療報酬を得る目的のほか、功名心も手術の動機だったとみている。

 奈良地検は26日、山本容疑者を業務上過失致死罪で起訴した。共犯として奈良県警に逮捕され、勾留(こうりゅう)中の25日に亡くなった元同病院勤務医の塚本泰彦容疑者(54)については、司法解剖の結果を待って被疑者死亡のため不起訴処分にする。

 捜査関係者によると、山本容疑者は手術にいたった経緯について、「(患者の主治医だった)塚本医師が肝臓がんと診断したので信じた」、腫瘍が良性であることを示す検査結果についても「事前に見ていなかった」などと説明。患者の死亡については「手術は成功したが、心筋梗塞で亡くなった。看護師らが行った心臓マッサージで出血したのではないか」と主張し、容疑を否認しているという。

 その一方で、「多くの患者に来てもらうため、手術で自分の名前を上げたかった」などとも述べたとされる。亡くなった塚本容疑者は「腫瘍は良性とわかっていたが、もうかるから肝臓がんということにして手術しようと、山本医師から言われた」と供述していたという。

 起訴状によると、山本容疑者らは肝切除術の経験が皆無で、腫瘍について的確に診断できないと認識して手術を回避すべきであったにもかかわらず、必要な医師の態勢を確保しないまま2006年6月、手術を実施。患者の肝静脈などを損傷し、適切な止血処理を行うこともできず、失血死させたとされる。(石原孝、成川彩)

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201002270038.html

1275名無しさん:2010/03/01(月) 01:59:34
医局の人事で医師を派遣するやり方は昔も今も変わらないが、本人の希望をより尊重するようになり、医局の意向通りの人事ができにくくなった。

臨床研修制度 医師免許を取得した新卒医師に2年間、内科や外科など7科の必修を義務づける制度。幅広い診療能力を持つ医師を育てる目的で04年度に導入されたが、研修先として都市部の一部病院に人気が集まり、大学病院離れも引き起こした。
 その結果、人手不足の大学病院が派遣先の地域の病院から医師を呼び戻す事態も起きた。地域の医師不足を招いたとの指摘を受け、国の検討会は昨年2月、都道府県別や病院別に定員を設けて必修を5科に減らす見直し案を示し、国は来年度から制度を変更する。

1276名無しさん:2010/03/01(月) 23:25:52
http://www.cyzo.com/2010/03/post_3990.html

 世にとんでもない医者は数々いるが、この山本文夫という医者は、山崎豊子の小説「白い巨塔」のモデルになった名門・大阪大学医学部出身なのに、あきれ果てた輩である。

 生活保護受給者を集めて入院させ、不要な手術を繰り返し、診療報酬を不正受給していただけではなく、一度も行ったことのない肝臓手術を自ら執刀し、患者を死なせてしまっていたのだ。

 昨年7月に詐欺容疑で逮捕され、今年の2月6日に業務上過失致死で再逮捕された。

 この山本病院は、手術回数の多さは有名だったらしく、数年前に「週刊朝日」の「いい病院・心臓病編」で紹介されていた。「山本はそれが余程嬉しかったらしく、記事のコピーを病院の待合室にはったり患者に配ったりしていた」(新潮)というから、「朝日」編集部も真っ青だろう。

 今回、再び逮捕された山本は、こううそぶいているという。「病院は死ぬところ。患者も僕も運が悪かった」。医は仁術などというつもりはないが、医者までもが貧困ビジネスに手を出すとは末世を象徴するような事件である。

1277とはずがたり:2010/03/02(火) 23:38:05

京大病院の看護師を逮捕 血糖値を虚偽記入の疑い
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030201000630.html

 京都大病院(京都市左京区)に入院中の女性患者(94)が一時意識不明になり、血液から高濃度のインスリンが検出された事件で京都府警は2日、電子カルテに虚偽の血糖値を記入したとして、公電磁的記録不正作出などの疑いで同区吉田下阿達町、看護師木原美穂容疑者(を逮捕した。

 府警によると、木原容疑者は「うその記載に間違いありません」と容疑を認めている。府警は何者かがインスリンを投与した可能性が高いとみて、経緯についても調べる。

 逮捕容疑は、昨年11月14〜16日、数回にわたって京大病院内のパソコン端末を使い、循環器内科に入院していた女性の血糖値が急激に低下していたにもかかわらず、正常範囲の値を電子カルテに記入した疑い。

 府警によると、木原容疑者は、この女性の担当看護師の一人。端末の操作に必要なIDから浮上した。

 病院が調べたところ、血糖値を下げるためのインスリンが女性の血液から高濃度で検出され、木原容疑者が虚偽記入したとされる3日間に3回、低血糖発作を起こしていた。女性は一時、意識不明になったが、すでに回復し退院している。
2010/03/02 20:14 【共同通信】

1278名無しさん:2010/03/02(火) 23:43:07
「同僚にからかわれたと思った」
看護師逮捕で京大病院が謝罪会見

 看護師の逮捕を受けて京大病院は2日、記者会見を開き、木原美穂容疑者が病院に虚偽の記載をしたと打ち明け、「同僚にからかわれたと思ってやった」という趣旨の説明をしたことを明らかにした。中村孝志病院長は「被害に遭われた患者と家族におわび申し上げる」と謝罪した。

 京大病院によると、木原容疑者は2月22日、看護部長らに虚偽の記載をしたことを報告した。理由として、同僚から「夜勤の時に患者の急変が多いね」と言われ「からかわれたと思ってしんどくて(血糖値を正常とする虚偽記載を)やった」との趣旨の話をし、反省の言葉を述べた。インスリンの投与については、病院側の聞き取りに対し、木原容疑者は「思い当たる節はない」と答えたという。

 京大病院は2月23日に調査委員会を設置し、木原容疑者が、患者の女性が低血糖状態で危険だと知りながら意図的に放置したとの結論を出した。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100302000219&genre=C1&area=K00

1279名無しさん:2010/03/02(火) 23:50:03
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100303k0000m040097000c.html

インスリン事件:24歳看護師逮捕 京大病院の担当者

 京都大学病院で昨年11月、入院患者が高濃度インスリンによる低血糖発作で意識不明になった事件に関連し、京都府警捜査1課と川端署は2日、患者の看護記録に虚偽の血糖値を記載した公電磁的記録不正作出と同供用の容疑で、患者の担当看護師の木原美穂容疑者(24)=京都市左京区吉田下阿達町=を逮捕した。府警はインスリンが人為的に投与されたとみて殺人未遂や傷害容疑を視野に入れて捜査しており、木原容疑者の関与を調べる。

 府警の発表では、木原容疑者は「間違いありません」と容疑を認めており、今後、動機を追及する。

 逮捕容疑は、昨年11月14〜16日、循環器内科に入院中の女性患者(94)の病状が低血糖により急変した際、容体の安定を装うため、入力端末で数回、看護記録に正常な血糖値を入力したとされる。府警によると、看護記録は院内のパソコンで管理され、看護師が個々のIDやパスワードを使い担当患者の状態を入力する。

 京大病院によると、木原容疑者は先月22日、虚偽の数値を記入したと看護師長に報告し、大学が刑事告発した。同容疑者は大学の調査に「(事件の)3カ月ほど前から、自分が当番の日に患者の急変が多いと同僚から軽口を言われたことを気に病み、とっさに正常な思考ができなくなった」と話し、「迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪したという。【田辺佑介】

1280とはずがたり:2010/03/03(水) 00:04:50
うおっ。その昔,中阿達町に住んでました。
>京都市左京区吉田下阿達町

1281名無しさん:2010/03/03(水) 21:19:15
分裂選? 日医波紋 都医師民主に公認申請
2010年3月3日 朝刊

 今夏の参院選挙を前に、組織内候補として自民党現職で再選を目指す西島英利参院議員(61)=比例代表=を抱える日本医師会(東京都文京区)が揺れている。地方組織である東京都医師会の元幹部が、民主党の候補者として公認申請しているためだ。公認されれば、長く自民党を支持してきた日医が分裂選挙に突入する可能性もある。

 民主党に公認申請しているのは、都医師会の元理事で、都内で病院を経営する医師(50)。取材に対し「公認前にあまり話せないが、医療や介護の立て直しが急務で、日医も将来を見据えた改革が必要ではないか」と話している。

 これまでに、全国の病院や医療法人でつくる三つの社団法人の政治団体の推薦を得た。前理事自身が役員を務める「全日本病院協会」(千代田区)のほか、「日本病院会」(同)、「日本医療法人協会」(同)。加入する病院や医療法人は三団体で延べ約六千カ所に上る。

 三団体は二〇〇四年の参院選では日医が推す西島氏を推薦し、全国で二十五万票を集める一翼を担った。ある団体の関係者は「民主党政権になり、自民党とのパイプだけでは要望が政策に反映されなくなった。病院団体の代表を国政に送らなければとの声が出てきた」と説明する。

 一方の日医。会員約十七万人を抱え、政治団体を通じて自民党側に年間億単位の献金を続けるなど、国の医療政策に大きな影響力を及ぼしてきた。しかし民主党政権下では、日医執行部の指定席だった厚生労働相の諮問機関の委員から外されるなど、露骨な「日医外し」を受けている。政治団体の活動方針から「自民党支持」の一文を外すなど徐々に方向転換を図るが、西島氏を推薦する姿勢は崩していない。

 こうした中、医療関係者が注目するのが、三つどもえが予想される四月一日の日医会長選挙。西島氏を支援する唐沢祥人・現会長に対し、原中勝征・茨城県医師会長は西島氏の推薦取り消しを、森洋一・京都府医師会長は政権に左右されない医師会を、それぞれ提唱しているからだ。日医関係者は「会長選は参院選の前哨戦」と話している。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010030302000050.html

1282チバQ:2010/03/03(水) 23:21:19
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1003030057/
コケイン症候群の患者らが厚労省訪問、難病指定訴える
2010年3月3日
 老化が極端に早く進む早老病の一つ「コケイン症候群」の患者と家族でつくる日本コケイン症候群ネットワーク(土屋正一代表)が3日、厚生労働省を訪問し、長浜博行副大臣と面談し同症候群の難病指定を訴えた。土屋氏によると、長浜氏は「難病指定の在り方を考え直す」と指定制度の見直しに意欲を示したという。

 土屋氏らは署名約34万筆を長浜氏に手渡し、「遺伝性の病気のためきょうだいで患者になるケースも多い」と患者や家族が置かれた状況の深刻さを説明した。また、面談後に土屋氏は署名について「思いを伝えられて一安心している。活動の上でも新しい一歩を踏み出せた」と話した。

 長浜氏と同ネットワークの面談を仲立ちした勝又恒一郎氏(衆院比例南関東)は、「患者の権利を重視する制度に変えるべきだ」と訴えた。

1283名無しさん:2010/03/04(木) 22:54:40
慶大医学部定員2人増
研究医養成に積極姿勢

医学部医学科は昨年度入試での10人の入学定員増に続き、今年度は研究医枠として2人の増員を決定した。
研究医枠とは、文科省ホームページによると、「優れた教育研究資源を活かし(中略)優れた研究医の養成・確保に一貫して取り組む定員増」とあり、3人を上限として増員が認められる。ほかに研究医枠で2人の増員が認可された大学に東大や京大などがあるが、私大で2人の増員があったのは慶大のみ。
また慶大が育成を目指す研究医の像について、医学部長補佐の坂元亨宇(みちいえ)教授は「研究的な視野を持って臨床も行えるような医師、あるいは医学部の基礎研究を指導していける人材」と説明する。
現在は3、4年次での研究医コースの選択方法を検討している。なお研究医コースは通常に加えて学習の幅が広がるため、奨学金の設置なども検討されている。
今回の増員の背景には、地方の医師不足及び研究医不足に伴う、行政側の要請がある。行政側は「地域枠」、「研究医枠」を設定し、全国の各大学の医学部に定員増を求めている。今年度慶大医学部が申請し、認可されたのは「研究医枠」での増員。昨年度の「医師確保対策」での増員とは異なる。
今回の増員にあたって、教育水準を維持するための設備の再整備も計画中だ。昨年度の計10人の増員により医学部では顕微鏡や解剖台などの基本的な設備を増強した。今年度の定員増に対しての補助金次第では、リアリティのある教育を可能とする教育設備の充実を検討している。
今後の増員計画について坂元教授は「先のことなので何とも言えないが、なし崩し的に増やし続けることは考えていない」という。設備や教員の関係もあり、教育の質を下げない範囲で検討していくとしている。

http://www.jukushin.com/archives/4919

1284名無しさん:2010/03/04(木) 23:17:19
http://mainichi.jp/select/science/news/20100305k0000m040061000c.html

東北大病院:がん患者取り違え手術 別人の前立腺全摘

 東北大病院(仙台市)は4日、前立腺がんの手術を行う患者を取り違え、がんではない別の男性に手術を行っていたと発表した。前立腺の検査後、書類を作成する際に取り違えたのが原因。2人とも体調に問題はないというが、病院側は2人に謝罪した。

 同病院によると、07年6月28日、前立腺がんの疑いのある宮城県内の70代と50代の男性2人に精密検査(針生検)を行った。病理診断医が細胞組織を調べ、70代男性にがんは見つからなかったが、50代男性はがんと判明した。

 しかし、病理診断医が2人の診断報告書を作成する際、それぞれの所見を取り違えてパソコンに入力。このため、がんだった50代男性は検査後に退院し、前立腺肥大の70代男性に同年12月、前立腺をすべて摘出する手術が行われた。

 病理診断医が09年12月、70代男性の術後の診断報告書が作成されていないことに気付き、発覚した。50代男性は発覚後に摘出手術を受け、病院側は「根治した」としているが、日常生活を送っていた2年間にがんが悪化する可能性はあったという。【比嘉洋】

毎日新聞 2010年3月4日 20時23分(最終更新 3月4日 21時53分)

1285名無しさん:2010/03/04(木) 23:21:09
患者取り違えて前立腺摘出、2年半気づかず 東北大病院
2010年3月4日21時52分
http://www.asahi.com/national/update/0304/TKY201003040364.html

 東北大学病院(仙台市青葉区)は4日、前立腺がんの50代男性患者と前立腺肥大症の70代男性患者を取り違え、がん患者に施す摘出手術を誤って肥大症の患者にしていたと発表した。2年半にわたって気付かなかったという。

 同病院の説明によると、2007年6月、前立腺がんの疑いがある2人が同じ日に検査を受けた。うち1人ががんと判明。ところが、カルテをつくる過程で、検査技師が両者の検査結果を入れ違えていたという。

 結果、がんではない患者に前立腺の摘出手術を施した。その患者の担当医が09年12月、過去のカルテを見直していたところ、本来はがん患者のカルテにあるはずの病理診断報告がなかった。摘出手術をした男性を詳しく再検査したところ、もともとがん患者ではなかったことが判明。その後の調査でカルテの入れ違いに気付いたという。

 同病院は取り違え発覚後まもなくがん患者を再診察し、前立腺摘出手術を実施した。「がんの進行はやや認められたものの、摘出手術でほぼ治った。現在は検査通院を続けている」と説明している。前立腺肥大症の患者が、本来摘出手術が必要なほどの状態だったかどうかは「わからない」、術後の経過は「問題はない」としている。同病院は「あってはならないことで、患者には誠実に対応していく。再発防止のため、外部の専門家を含めた調査委員会を設置して原因究明する」としている。

1286名無しさん:2010/03/04(木) 23:25:43
勤務医の処遇改善を要望−日産婦学会

 日本産科婦人科学会は3月4日付で、「産婦人科医の負担軽減と処遇の改善に関するお願い」と題する文書を、同学会の約750の卒後研修指導施設の病院管理責任者にあてて送付した。

 文書では、大多数の病院で産婦人科勤務医が小人数で過剰かつ過酷な診療に従事しており、その勤務実態が放置されてきたことが、産婦人科をはじめとする勤務条件の厳しい諸診療科の医師不足の重大な原因の一つと指摘。来年度診療報酬改定では「病院勤務医の負担軽減」が主要課題の一つになっているとして、今回の改定を機会に勤務医の勤務環境や処遇の改善に対応するよう求めている。

 その上で、▽勤務医の勤務状況を具体的に把握する▽勤務医の勤務状況を正当に評価し処遇する。特に、時間外勤務・拘束に対しては適正な手当を支給する▽勤務医の勤務時間・拘束時間の短縮のための方策を講じる▽「ハイリスク妊娠・分娩管理加算」は、現場で過重勤務を余儀なくされている産婦人科医への処遇改善に資する用途に用いる―の4点を強く要望した。

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/26633.html

1287名無しさん:2010/03/05(金) 22:41:14
山口大産婦人科医局入りゼロ '10/3/5

 山口大医学部(宇部市)の産婦人科の4月の医局入局者がゼロとなることが4日、分かった。山口県内では産科医不足で分娩(ぶんべん)を中止する病院が相次ぐ。同医局では3月末に5人が定年や開業で退職を予定し、医師の派遣先の関連病院にも影響が出そうだ。

 医学部産婦人科の杉野法広教授は「ハードワークで敬遠される傾向がある。産婦人科医の待遇改善が急務」と訴える。

 同医局の医師は関連病院への派遣を含めて約50人。派遣先の一つである光市の市立大和総合病院は3月末に分娩を中止する。派遣している2人のうち1人が退職して民間病院に移るため、残る1人では分娩の継続が困難と判断した。同じく派遣先である済生会山口総合病院(山口市)も8月以降の分娩予約を受け付けていない。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201003050114.html

1288名無しさん:2010/03/05(金) 23:04:37
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001003050001

【チェックいしかわの課題】3・医療
2010年03月05日

◆医師不足 募る危機感◆


◇救急拠点減り、県外搬送急増◇


 医師不足が深刻だ。人口当たりの医師数が全国平均を上回る石川県は「医療先進県」に見える。だが実態は、医師の大半が金沢周辺に集中。能登、南加賀では医師や救急現場の負担が増し、地域医療の根幹が揺らいでいる。


 昨年の暮れ。加賀市消防本部に119番の入電を知らせるサイレンが響いた。


 「胸が苦しい」。現場に到着した救急救命士(36)は、痛みを訴える60代の男性の容体を確認。救急病院の当番表を手に取り、すぐに搬送先を探し始めた。ところが、受け入れ可能な市内の病院がなかなか見つからない。


 「手術中」「医師不在で対応できない」――。搬送病院が見つからぬまま、時間だけが流れる。「容体急変の可能性もあり一刻を争う」。救命士は県境を越えた福井大付属病院(福井県永平寺町)へ連絡し、救急車を発進した。


 約30分の道のり。不安な表情で家族が付きそう中、高速道路を飛ばして病院に到着。待機していた医師に患者を引き継ぎ、救命士はようやく一息ついた。「だが、救急車が一台県外に出ると、市内の救急対応は手薄になる。急いで戻らなければなりません」
      ■          ■


 2008年の県内の人口10万人当たりの医師数は243人で、全国平均(213人)を上回る。だが、県内4つの医療圏で全国平均を上回ったのは、金沢市を含む石川中央だけ。能登北部や南加賀では平均を割り込むだけでなく、さらに減少傾向にある。


 拍車をかけたのは04年度に始まった臨床研修医制度だ。出身大学の医局が決めていた研修先を学生が自由に選べるようになった。県内に約100人いた研修医は、制度導入で半数程度に落ち込んだ。


 救急医療への影響も深刻だ。救急搬送を引き受ける県内の病院は、98年の60カ所から08年には48カ所まで減った。特に深刻なのが加賀市。09年の救急搬送約2500件のうち市内病院への搬送は7割で、県外搬送の件数は増加の一途だ。3年前には30件程度だった福井大学付属病院への搬送も、昨年は約250件にまで急増した。


      ■          ■


 「医師不足は深刻。将来見通しも暗い」「議論を繰り返すだけでは変わらない」


 1月28日、加賀市民病院で開かれた同市の地域医療審議会。病院関係者ら12人の委員は厳しい意見を交わした。


 加賀市など南加賀の救急体制の充実は、県の最優先課題の一つ。同市では旧加賀市と山中町の合併以降、市民病院と山中温泉医療センターのあり方をめぐる議論が続いてきた。両病院はこの5年ほどで常勤医が41人から35人に減少し、時間外診療の当直医1人の確保にも苦労している。


 07年には「2病院を機能分化した上で、救急医療を担う新病院を建設すべきだ」と同審議会が答申したが、市議会などでの議論は進まない。県も4月から、国の支援による約50億円の基金で地域医療再生計画を実施する。13年度までに医師確保、救急医療の充実などに取り組む予定だが、問題解消には時間もかかる。


 同審議会の席上、委員の一人は声を荒らげた。「いつまでも県外の病院が患者を受け入れてくれるとは限らない」。


(菊地直己、長田豊)

1289名無しさん:2010/03/05(金) 23:05:40
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001003050001

==質  問==


 県内の人口当たりの医師数は全国平均を上回りますが、へき地・救急医療の充実には課題も残ります。医師不足への具体策についての考えは(左から届け出順、敬称略)



☆桑原 豊


 医師、看護師などの養成数増加のため、関係機関に財政的支援を行う。過疎地勤務医の待遇改善や技術習得などについて特別措置を講ずる。高度・救急医療や、民間・公立病院への医師派遣機能を持った県立病院を奥能登につくる。



☆米村 照夫


 医師の教育に時間と費用がかかるので、現存する医師の有効活用を提案する。例えば、都市部の医師が過疎地に定期的に巡回することで、現状を改善する。早期治療に徹して、重病患者は金沢地区の病院に移すなど早めに手を打つ。



☆木村 吉伸


 不足地域への医師派遣・確保の取り組みは、県が責任を持って推進する。具体的には、金沢大、金沢医科大の医師派遣の総合的調整や、地域医療を維持強化する医師配置を実現する。金沢大医学類の入学定員も増員し、特別枠を拡大。地域医療を担う臨床研修を充実する。また、救急医療・周産期医療を担う研修指導体制を強化し、専門医の養成・配置の調整と支援をする。



☆谷本 正憲


 来年度から2013年度までの4年間の地域医療再生計画は、医師不足が深刻な能登北部と南加賀地域を中心に、県下全域の医療提供体制の確保・充実を図ることを基本としている。50億円の基金を設け、医師確保対策や救急医療の確保など地域医療の再生を図る。このほか、県外在住の医師や退職医師への働きかけ、修学資金の貸与などにも取り組む。

1290名無しさん:2010/03/08(月) 05:29:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20100307-OYT8T00715.htm

県、自殺防ぐ取り組み CMやチラシで睡眠呼びかけへ
「パパ、ちゃんと寝てる?」

 自殺した人の多くに、自殺する前に睡眠障害がみられることから、県は今月を「睡眠キャンペーン月間」と位置づけ、自殺を防ぐ取り組みに力を入れている。12日からテレビやラジオでCMを放送するほか、ハローワークでの求人公開カード20万枚の裏面に注意を呼びかける表示を初めて印刷するなどの取り組みを通じて、働き盛りの人などの自殺防止に努める。

 全国の自殺者は年間約3万人以上に上る。県内の自殺者は1998年以降、年800人前後で推移している。性別では、県内の自殺者の7割が男性。年齢層では、働き盛りの40、50歳代で全体の約4割を占める。

 自殺者は生前、うつ病を発症していた人が多いとされ、うつ病の9割には睡眠障害が伴うとされる。睡眠障害を早期に見つけて対処することがうつ病と自殺を防ぐうえで効果的だとして、県は全国に先駆けて2006年度から、富士市をモデル地区として、睡眠障害があると疑われる人に医療機関を受診するよう呼びかけるキャンペーンを行った。その結果、同市では06、07年と2年連続で自殺者が前年より減少した。

 国が県の取り組みを参考に、例年自殺者が増加するとされる3月を今年から「自殺対策強化月間」に定めたのを機に、県は県全域で睡眠キャンペーンを展開することにした。「2週間以上続く不眠は、うつのサイン」をキャッチフレーズに、2年前に製作したCMの第2弾となる15秒のテレビCMが204回、20秒のラジオCMが552回、12〜30日に県内の民放で放送される。静岡市出身のタレント広瀬アリスさん(15)が出演し、うつに気づいてもらうよう娘の立場から父に促す内容だ。

 また、県内のコンビニエンスストア約370店に「パパ、ちゃんと寝てる?」と題したチラシを置いている。「疲れているのに2週間以上眠れない日が続いている」「食欲がなく体重が減っている」などに当てはまる場合はうつの可能性があるので、かかりつけ医や専門機関に相談するよう呼びかけている。

 ほかにも、キャンペーン内容を裏面に印刷した求人公開カードをハローワークで利用してもらうほか、同様の簡易版JR時刻表を15日以降、県内主要21駅に置く予定だ。

 県精神保健福祉センター(静岡市駿河区)の松本晃明所長は「富士市で始めた取り組みが全国に広がった。まず不眠の問題に気づいてもらい、医療機関の受診につなげたい」と話している。

(2010年3月8日 読売新聞)

1291名無しさん:2010/03/08(月) 05:32:09
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/TO20100308511.htm

おでかけニュース 【3月8日04時08分更新】 20日に富山で「腹部救急」公開講座 医療と食の充実推進協

 富大医学部第2外科と富山新聞社などで構成する医療と食の充実推進協議会の第11回富山県医学市民公開講座「がん治療最前線」は20日、富山市の富山国際会議場で開催される。第46回日本腹部救急医学会総会の併催事業として、「がんとお腹(なか)の救急症状」をテーマに、腹痛や嘔吐(おうと)、吐血、下血や便の異常、黄疸(おうだん)などの症状が現れた場合、どの臓器の疾病が疑われるかなどについて専門医が分かりやすく説明する。
 富大医学部第2外科の塚田一博教授が進行役を務める。大阪市立大腫瘍(しゅよう)外科の平川弘聖教授が胃がん、千葉大医学部臓器制御学の宮粼勝教授が胆道がん、福井大医学部第1外科の山口明夫教授が大腸がんについて、それぞれの疾患と腹部の症状を解説する。

 開場は午後0時半、開演は同1時半の予定で、入場は無料だが、事前の申し込みが必要となる。受講は先着400人までで、申し込みと問い合わせは県医学市民公開講座事務局=電話076(434)7331、ファクス076(434)5043、ホームページwww.i−shoku.com=まで。

1292名無しさん:2010/03/08(月) 05:33:55
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20100307-OYT8T00811.htm

県主催で11病院が合同セミナー
医師定着図る

 医師不足対策の一環として県は7日、県内11病院の研修制度を説明する初の「臨床研修病院合同セミナー」を県庁昭和館で開き、県内外の医学生17人が参加した。県内の病院に研修医として来てもらい、医師確保につなげるのが狙いだ。

 県ではこれまで年1回、都内で開かれる民間主催の合同説明会に出展し、研修先に済生会宇都宮病院(宇都宮市)や国際医療福祉大病院(那須塩原市)など県内の臨床研修指定病院を選んでもらえるよう呼び掛けてきた。しかし、2009年度の県内11病院の臨床研修の募集定員184人に対し、実際に来年春に卒業見込みで県内の病院で研修を受ける医学生は117人にとどまる。研修定員に対する充足率を示すマッチング率は63・6%で、全国平均75%を大きく下回り、全国28位だ。県内のマッチング率は04年度の82・7%をピークに減少を続けている。

 このため、より広く県内11病院の研修制度について知ってもらい、「本県で研修医として過ごし、将来医師として定着してもらえれば」(県医事厚生課)と、県独自で開いた。セミナーでは、各病院が病院の概要や研修制度を発表。その後、病院ごとに医学生との個別相談に応じた。病院によっては、施設だけではなく、病院のある地域の魅力をPRするなど工夫を凝らしていた。

 セミナーに参加した福島県立医科大5年の刑部有祐さん(23)は、「各病院の研修内容が比較できて分かりやすかった。県が医師不足への対策を講じていて熱意を感じた」と話していた。一方、国際医療福祉大病院の蘇原泰則院長は、「県全体で医師を歓迎している姿勢を示すことが大事。今回を第一歩とし、さらに研修医を呼び込んでいく必要がある」との考えを示した。

(2010年3月8日 読売新聞)

1293名無しさん:2010/03/08(月) 05:35:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20100307-OYT8T00641.htm

湖東地区の医療再編計画策定へ

 存続問題が浮上している湖東総合病院(八郎潟町)について、県は、5月をめどに診療科の見直しや病床数の削減などを含めた「湖東地区医療再編計画」の素案をまとめる方針を明らかにした。

 湖東病院は、4月に常勤医が16人から14人に減り、夜間と土日祝日の救急患者の受け入れを取りやめることを決めるなど、医師不足が深刻化している。湖東病院は住民の生活圏に合わせて県内を8区分した二次医療圏で、秋田市と同じ「秋田周辺医療圏」に属する。しかし、同じ医療圏内でも医師の偏在があることから、湖東病院を中心とした湖東地域に特化した計画を作ることにした。県医務薬事課は「10月までに成案化を目指したい」としている。

(2010年3月8日 読売新聞)

1294名無しさん:2010/03/08(月) 05:39:07
週刊医学界新聞
第2870号 2010年3月8日

それで大丈夫?
ERに潜む落とし穴
【第1回】循環器:虚血性心疾患
志賀隆
(Instructor of Surgery Harvard Medical School/MGH救急部)

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02870_09

1295名無しさん:2010/03/08(月) 05:41:12
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=518300004

島根ワイド : 隠岐島前病院 外科医不在に

 隠岐広域連合立隠岐島前病院(島根県西ノ島町美田、白石吉彦院長)でただ1人の常勤の外科医が今月末で退職し、大学病院に引き揚げることが7日、分かった。後任の医師確保は難しい状況で、島前地域(西ノ島町、海士町、知夫村)の外科医は4月から不在になる可能性が高い。3町村で構成の島前町村組合は「地域医療への影響が大きい」と危機感を募らせている。

 隠岐島前病院はベッド数44床で、島前地区で唯一入院患者の受け入れ態勢が整った地域の中核的医療機関。外科医1人、内科医3人の常勤医がいる。外科手術は年間約10件という。

 同組合管理者の扇谷豪西ノ島町長によると、外科医を派遣している鳥取大学医学部から1月中旬、3月末で引き揚げるとの連絡が病院側にあったという。

 このため、島前町村組合は県や県立中央病院、島根大、鳥取大両医学部などに後任の外科医の派遣を要請。ただ全国的に深刻化している外科医不足を背景に、後任確保のめどは依然立っていない。

 引き揚げ後の対応について隠岐島前病院では、当面は内科医3人と同病院から浦郷、知夫両診療所に派遣している医師2人で外科外来をカバー。急患受け入れも続け、外科医による手術が必要な場合には本土の病院に紹介し搬送したいとしている。

 扇谷町長は「医師確保は極めて困難な実情だが、今後も粘り強く関係機関へ働き掛けたい」とし、県や山陰両県の医療機関に協力要請を続ける考えを示した。

1296名無しさん:2010/03/08(月) 05:43:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20100306-OYT8T00941.htm

島前地域 外科医ゼロに 
月末退職、県に派遣要請

 隠岐広域連合立隠岐島前病院(西ノ島町美田)の常勤の外科医1人が3月末で退職し、派遣元の鳥取大医学部に引き揚げることが6日、分かった。後任の医師の確保は難しく、同病院は4月から、内科と小児科の常勤医3人だけになる。このため、西ノ島町と海士町、知夫村でつくる島前町村組合は、県に医師の派遣を要望している。

 同病院は、島前地域(西ノ島町、海士町、知夫村)の中核的医療機関で、同地域で唯一、外科医がいる施設。外科の手術件数は年間約10件で、月に約200人の患者を診察している。

 同広域連合は「専門分野にこだわらず、医師が協力しながら総合的な診療を続ける」としている。

(2010年3月7日 読売新聞)

1298名無しさん:2010/03/08(月) 05:52:17
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000001003060002

内科常駐、狩江だけ
2010年03月06日

◇西予市明浜町の診療所再編で答申
 13年度から 俵津・高山は休止


  西予市の明浜町内に四つある市立診療所の再編を検討していた診療所検討委員会(佐藤文明委員長) は5日、「13年度からは狩江診療所だけに内科医1人を常駐させる」 などとする意見をまとめ、三好幹二市長に答申した。


  答申では、4診療所のうち現在内科医がそれぞれ1人いる俵津診療所は11年度末で、高山診療所は12年度末でともに内科診療を休止し、狩江診療所は現状のまま内科医1人を常駐させる。現在医師が不在で高山診療所の内科医師が出張診療している田之浜診療所は、13年度から開業医に委託した診療所とする。


  高山診療所には現在、内科医のほかに歯科医1人が常駐しているが、この歯科医はそのまま継続して同診療所に常駐させ、週に2回は俵津診療所で今後も出張診療する。


  答申は、明浜町の4診療所に対する市の一般会計からの繰り出し金が約8400万円(08年度決算) あることから「1日当たりの患者数や診療所間の距離などを考慮して再編はやむを得ない」 としている。


  三好市長は「答申を重く受け止め、検討したい」 と話した。
(広川一)

1299名無しさん:2010/03/09(火) 06:41:10
こういうニュースは嬉しいです。遠い昔・・・私が若かった頃は
某付属病院の近くのお弁当屋さんが特別に「CCMスペシャル」という救急(CCM : Critical Care Medicine)専用の
『ボリューム満点の”安い”お弁当』を特別に用意してくださり、
医局長などが「みんな(=医師たち&臨床実習で1週間泊まりこみの医学生たち)CCMスペシャルでいいよな?」と言って注文していたものでした@回想


差し入れ:当直医に感謝のおにぎり 西脇病院へボランティア「いずみ会」 /兵庫
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100308ddlk28040233000c.html

 ◇おにぎり50個、好評
 勤務医不足や救急搬送の増加で病院の当直医に掛かる負担が増す中、食を通じた健康づくりを提案しているボランティアグループ「西脇市いずみ会」(約100人)が今月から、市立西脇病院の当直医たちへの食事の差し入れを始めた。「体に良い食材を味わってもらう私たちの活動が、地域医療の支援につながればうれしい」と意気込んでいる。

 差し入れは、西脇市の医療を守るために活動している住民組織「地域医療検討会」のアイデア。協力を求められたいずみ会が快諾し、2月下旬に病院で試食会を開催するなど準備を進めてきた。

 初実施となった6日夜は、会員5人が梅やおかかなど3種類のおにぎりを計50個握り、午後8時ごろに病院へ送り届けた。今後も土曜日に差し入れをする予定だが、頻度や時間帯については会員の負担にも配慮しながら慎重に検討する。

 西脇病院の大洞慶郎院長(63)は「午後8時に売店が閉まった後はインスタントラーメンなどを食べていたので、医師たちにとっては大変うれしい」と喜んでいる。【大久保昂】

〔播磨・姫路版〕
毎日新聞 2010年3月8日 地方版

1300名無しさん:2010/03/10(水) 11:52:44
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=21817

ドクターヘリに広告…装備・消耗品費 確保
救急医が呼びかけ実現

 日本医大千葉北総病院(印旛村)が、ドクターヘリに企業広告を掲載する取り組みを試験的に実施している。

 制度上、国庫補助金の対象外となるヘルメットなどの装備品・消耗品の購入費を確保するのが狙い。広告掲載は担当医師が留学先の英国で実施されているのを知り、国内に戻って企業などに協力を呼びかけて実現した。厚生労働省は「公益性の高いヘリだが、広告の掲載は問題ない」としており、全国的にも珍しい試みという。

 ドクターヘリ事業は、病院が国と県から1機当たり年間計1億7000万円を支給されて運営する国庫補助事業。ただ、補助の対象は人件費や燃料費などに限られており、機内で医師らが着用するマイク付きヘルメット(30万円)やユニホーム(9万円)の費用は、病院が負担している。

 「夏の機内はサウナ状態。それでもヘルメットを使い回さねばならない現状を変えたかった」。月に3度のペースで搭乗している救急医・松本尚医師(47)はそう語る。同院では医師・看護師計30人体制で任務に当たっているが、ヘルメットの数はわずか四つ。「できれば1人1個は持ちたい」。松本医師には、良い医療サービスを提供するための環境を整えたいという思いがある。

 転機は2008年。留学先のロンドンで、ドクターヘリの機体や医師のユニホームに広告が満遍なく掲載されている光景に驚いた。「日本でもやれるのでは」。帰国後、大手自動車会社などを自ら回り、自身の思いや海外の事例を訴えている。そうした中、手を挙げたのが都内の生命保険会社だった。

 広告効果は未知数。年間約700回の出動数を誇る同院のヘリだが、ある広告会社には「空を飛ぶ物に広告の価値はない」と一蹴(いっしゅう)され、手を挙げた生保会社も「社会貢献であり、広告は掲載しなくていい」という申し出だった。松本医師は「寄付ではメリットが双方に生まれず、取り組みも発展しない。頼み込んで、掲載してもらうことにした」と話す。今回は寄付名目で100万円を受け取り、昨年12月から機体の後部に社名の掲載を始めた。実際の広告料の設定は、今後の検討課題となる。

 掲載を了承した厚労省は、「公益のイメージにそぐわないものや、薬品会社など医療への影響力が強い企業はNG」とするが、前例はなく、現時点で明確な基準はない。また、県は「有用な取り組み。今後、病院が広告を募る際には、その周知に対し出来る限りの協力をしていきたい」と前向きな姿勢を見せている。

 広告効果を上げるため、松本医師は今後広告が載ったヘリのポスター製作も検討しており、「必要な費用が足りないなら、自分たちで知恵を絞って生み出せばいい」と、この取り組みを本格化させていく考えだ。

(2010年3月10日 読売新聞)

1301とはずがたり:2010/03/10(水) 13:19:19
県が医療観光推進へ 中国の富裕層ターゲットに
2010年03月09日
ttp://kumanichi.com/news/local/main/20100309005.shtml

 県観光交流国際課は、経済成長が著しい中国の富裕層をターゲットに、がん検診などの医療と観光を組み合わせた医療観光(メディカル・ツーリズム)を推進する。今月下旬に旅行社や熊本市内の総合病院などで検討会を設立。今年秋までに態勢を整え、受け入れ実現を目指す。

 がんの早期発見に有効なPET検診などの最先端医療と熊本の水や温泉、自然といった観光を併せて売り込む。

 中国では、大気汚染や食の安全の問題などで健康志向が高まっており、日本の医療技術への評価も高い。「医療観光は県内での長期滞在につながるチャンスにもなる」と同課。

 検討会では(1)問診や検診の際に必要な通訳の確保(2)検診機器の台数や受け入れ人数の調整(3)帰国後のアフターケア態勢−など課題を整理し、対応を考える。

 5月には観光庁などが実施する実証実験に加わり、中国の企業家ら7人を県内の医療機関に受け入れる。熊本のほか、福岡市、長崎県、大分県も参加予定で、医療観光を軸にした九州観光の活性化も期待されている。

 県内の2008年の中国人宿泊者数は8701人で、前年度比で10・3%増加した。同課は「中国を皮切りに東アジア全体の観光客を増やすきっかけにしたい」と話している。(岡恭子)

1302名無しさん:2010/03/11(木) 03:27:36
>2004年、国が導入した新人医師臨床研修制度により、新城市民病院では常勤医師が激減。

http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&id=31309&categoryid=1

厳しい経営続く新城市民病院


 慢性的な医師不足から、救急や産科体制が機能不全に陥っている新城市民病院。10日の新城市議会3月定例会の一般質問では議員から、市民病院の財務状況に対する懸念が示された。

 2004年、国が導入した新人医師臨床研修制度により、新城市民病院では常勤医師が激減。06年からは外科と泌尿器科以外の2次救急受け入れが制限され、産科医の不足から出産もできない状態になった。

 その後、市は医師の招聘(へい)や定着化を図る協議会を設置したり、市長のマニフェストに基づいて公設助産所の開設を計画したりと、さまざまな改善に取り組んでいる。ただ負債が大きくのしかかり、08年度決算での累積欠損金は約31億円にのぼる。

 加藤芳夫議員は、08年度の監査報告書からの引用で「収支が改善しているように見えるのは一般会計からの繰り入れが要因だ」と指摘した。

 これに対し夏目修・経営管理部長は厳しい現状を認めつつも、繰り入れの影響を除いた改善規模が、07年度=3億1000万円▽08年度=1億3000万円▽09年度=5000万円―などと、経営努力が実を結びつつあると強調した。

 この問題では、実際に数年前までは一般会計からの繰入額を5億円台に抑えながら経常損益を減らしてきた実績がある。しかし内部留保資金が少なくなってきたため、繰入額は08年度=8億円、09年度=10億円と増加の一途。

 改革プランでは13年度までは毎年8億円ほどの繰り入れが見込まれているが、こうした異例の措置に対していつまでも市民の理解を得続けられる保証はない。一刻も早く十分な医師を確保し、体制を立て直すことが求められる。(中嶋真吾)

1304名無しさん:2010/03/12(金) 03:30:49
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031101000713.html

直接払い、完全実施先送り 出産一時金で厚労省方針

 厚生労働省は11日、出産育児一時金を公的医療保険から医療機関に直接支払う制度について、4月からの完全実施を先送りする方針を固めた。資金繰りの厳しい病院や診療所に対し1年間、実施を猶予する。昨年10月の導入時にも半年猶予していた。

 直接支払い制度は、妊産婦が出産費用としてまとまった現金を用意しなくてもすむよう、一時金を医療機関に直接振り込む仕組み。日本産婦人科医会によると、産科全体の9割弱で導入済みという。制度は来年3月末までの時限措置で、1年猶予により完全実施は凍結される形となる。

 また、医療機関への一時金の入金に約2カ月かかるのがネックとなっていることから、健康保険組合などに請求できる回数を月1回から2回に増やし、入金までの期間を短縮したい考えだ。

 産婦人科医会の全国調査によると、制度導入と同時に一時金は38万円から42万円にアップしたが、引き上げ幅を上回る形で出産費を4万円以上値上げした医療機関は48%に上る。制度の影響で資金の工面が難しくなり、経営が悪化したことが原因とされる。

2010/03/11 18:12 【共同通信】

1306名無しさん:2010/03/12(金) 03:37:30
http://thestadium.jp/?p=9054

コラム 「選手の’ある勇気’がもたらしてくれるもの」清水宏保氏、室伏由佳の行動力
3月 11 日, 2010 年, 12:36 pm

  先週末、13歳の中学生、なかなか男らしい文字を書く木村浩志君から手紙をもらった。Jリーガーを夢見て毎日練習しているとある。まだレギュラーにはなれないけれど、「いつか、マスジマさんに取材してもらえる選手を目指して頑張ります!」、と書いてあったのは、おそらく、私の友人である母親の、強制的添削だろうと吹き出したが、手紙の主旨はこんな雑談ではなかった。
  友人の長男、浩志君は、小さい頃から重度の喘息で、発作を起こしては小学校を休んだ。医師からは、過保護はいけない、適度でいいから運動を、と指示を受けても、友人はあの発作の苦しみを見ると恐ろしくて、とてもそんなことはできないと悩んでいた。
 しかしトリノ五輪が始まる前に流れた、医療メーカーのCMが、彼らの生活を変えた。
   先週引退を発表した、五輪金メダリスト、スピードスケート・清水宏保氏の持病はよく知られていたが、4年前、彼はCMで、「僕も喘息です」と、メディアにではなく、初めて患者さんたちに語りかけた。このCMが流れると聞いたので、その存在と、彼の過去の記事などを当時友人に送った。

清水氏とシンポジウムに出席したことがある。彼は、自分の肺活量がわずか2600CCと一般男子より低いと明かし、会場から驚きのため息が上がった。その体に、ほぼ無酸素で五百㍍を滑り切る強靭な「肺」を作るためのトレーニングを、「地獄とはこういう所じゃないか、と思う」と表現した。その日、彼は車で会場入りしたが、見送る時、革の重厚なシートに、呼吸器が投げ出されていた光景が忘れられない。 
  清水氏がCMで「恐れてはいけない」と寄り添ってくれた言葉を、友人はお守りの「薬」として、息子をサッカー少年団に連れて行った。九歳だった彼は中学生になり、ゆっくりと喘息と付き合いながらプレーをしている。清水氏が引退を発表した日に書いたという浩志君の手紙は、こう締められている。
  「僕は清水選手みたいにすごい選手ではないけれど、スポーツ選手になれました。お礼が言いたいです」
  金メダル、世界記録と同じように、人間の限界に挑んだ偉大なスケーターが残してくれた、宝物だと思う。

    −室伏由佳、婦人科系の病気でシンポジウムを開催ー

  今月27日、日本が世界に誇る「投てきファミリー」室伏一家の長女である、室伏由佳(33=ミズノ)とシンポジウムを行う(インフォメーション参照)。父重信氏はハンマー投げの日本記録保持者、兄広治もアテネ五輪の金メダリスト、由佳もハンマー、円盤の日本記録を保持するファミリーの女性には、20代に入ってから続く深い悩みがあった。
 長く婦人科系の不調に苦しんでいて、昨年は、腫瘍が破裂する緊急事態に日本選手権を前、ついに手術に至ってしまう。リハビリや投薬など、様々な苦闘をしながら、それでも、こんな相談をくれた。
  「痛みや違和感があったのにも関わらず、練習をしなくてはとか、試合があるからといった競技者の考えと痛みを天秤にかけて苦しんできました。いよいよ競技も身体も行き詰まりはじめたことで、自分の身体と真剣に向き合うことが、競技生活は元より、女性としての人生をも最良な方向へ転換させると実感したことから、私と同じように婦人科の問題や女性アスリート特有心身の悩みを抱える方にとって少しでも問題解決のヒントになることを願い、僅かな知識と経験ですが、伝えていきたいと考えました。何かできないでしょうか」
 現場で長く仕事をしているが、選手自身、しかも女性として例のないような話を公表しようという、かつてない申し出に驚かされたが、NPO法人・ジュースと、社会貢献などを積極的に行っているミズノの協力で、27日、自身の体験と、専門家(江夏亜希子・産婦人科医)との対談が実現する。女性のトップアスリートのキャリアが長く、豊になる一方、こうした不可欠な問題が取り残されているのではバランスを欠く。現場のトップ選手が勇気を持って公表する内容は、女子選手、指導者だけではなく、男性コーチ、家族ら、選手を取り巻くあらゆる環境にとっても、非常にポジティブなものをもたらすのではないか、と、今から楽しみにしている。そして、それが、競技、年代、性別を越えて、スポーツの現場で浸透していく活動の一歩目になるように、彼女の志に協力していこうと思う。

1307名無しさん:2010/03/12(金) 03:51:54
>辞意を表した理由を有沢医師は公にしないが、小林宏晨村長(72)は「言われ無き中傷により、心に傷を負わせてしまったことが最大の原因」と語る。村幹部らによると、有沢医師は昨秋、診療所向かいの自宅に「急患にすぐに対応できるように」と自費で照明を設置。だが、直後に「税金の無駄使いをしている」と言い掛かりを付けた村民がいたという。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20100310-OYT8T01075.htm

無医化危機 揺れる村
上小阿仁唯一の医師辞意

 1通の辞職願で上小阿仁村が揺れている。村唯一の医療機関「上小阿仁村国保診療所」に勤務する有沢幸子医師(65)が「精神的に疲れた」と先月下旬、突然、退職表明し、61年ぶりの無医村になる可能性が出てきたのだ。関係者は必死の慰留を続けているが「辞職の意思は固い」という。休みは20日に1回という激務に耐え、地域医療を支えてきた有沢医師に何があったのか。(糸井裕哉)

 ■村の神様

 「死に水を取ってもらえた」「こんなに話しやすい先生は初めて」。村を歩くと村民から、有沢医師への感謝の言葉が聞こえて来る。有沢医師は昨年1月の赴任以来、午前8時30分〜午後5時15分の定時診療のほか、早朝や夜間の往診も自発的に続けている。

 脳梗塞(こうそく)で倒れた母(88)の看病を続ける小林ユミ子さん(66)の元にも、有沢医師は診療時間の合間を縫って連日訪問。今月8日の流動食開始日には3度往診し、「鼻から胃へ液体を落とすのよ」と優しい口調で説明を続けた。

 小林さんは「分からないことは丁寧に教えてくれる。有沢先生は私たちの神様なんです」と話す。

 斉藤ヒサコさん(70)は昨年3月に他界した義理の母(享年92歳)に対する有沢医師の献身的な診療が忘れられない。

 ふりしきる大雪の中、深夜の午前1時でも3時でも容体が悪化すると点滴や酸素ボンベを持って夫と駆け付けてきた。嫌な顔一つせず、「少しでも休んで」と家族をいたわってくれた。

 「息を引き取る瞬間まで、『ばぁちゃん、早く元気になれ』と声を掛け続けてくれた。先生が居なくなったら私は生きていけない」と斉藤さんは声を絞り出した。

 ■心に傷

 辞意を表した理由を有沢医師は公にしないが、小林宏晨村長(72)は「言われ無き中傷により、心に傷を負わせてしまったことが最大の原因」と語る。

 村幹部らによると、有沢医師は昨秋、診療所向かいの自宅に「急患にすぐに対応できるように」と自費で照明を設置。だが、直後に「税金の無駄使いをしている」と言い掛かりを付けた村民がいたという。

 また、昼食を食べに行く時間が無く、診療所内でパンを買った際、「患者を待たせといて買い物か」と冷たい言葉を浴びせられたり、自宅に嫌がらせのビラがまかれたこともあったという。

 昨年、有沢医師の完全休診日はわずか18日。土日や祝日も村内を駆け回り、お盆期間も診療を続けた。しかし、盆明けの8月17日を休診にすると「平日なのに休むとは一体何を考えているんだ」と再び批判を受けたという。

 診療所の小嶋有逸事務長補佐(60)は「こんなに身を粉にして働く医師は過去に例が無い。無医村になったら村民が困る。自分で自分の首を絞めている」と憤る。

 ■翻意なるか

 村は、有沢医師の負担を軽減するため、土曜日の完全休診制や村の特別養護老人ホームへの往診免除などを申し入れ、交渉を続けているが結果は芳しくない。

 村民の中には有沢医師に「辞めないで」と懇願するために受診する人もいる。署名活動の動きもあり、旅館経営の高橋健生さん(62)は「一人でも多くの声を伝えなければ手遅れになってしまう」と話す。

 有沢医師は兵庫県出身で、海外や北海道の利尻島などで診療に携わった経験がある。村へは夫と共に移住した。有沢医師は後任が見つかるようにと辞職日を来年3月末にした。だが翻意しなければ、村は2〜3か月後に医師募集し、後任探しをしなければならない状況に追い込まれる。

 小林村長は「一部の不心得者のために人格も腕も一流の医師を失うのは不本意。医師不足は深刻で、無医村になる公算は限りなく大きい」とため息をつく。

(2010年3月11日 読売新聞)

1308とはずがたり:2010/03/13(土) 14:02:52
>>1307
う〜ん。。。

1309名無しさん:2010/03/14(日) 02:55:27
>医師会は、要求が受け入れられない場合、市立小中学校、幼稚園、保育所への学校医や嘱託医の派遣や、予防接種に関する窓口事務の協力を拒否するとの強硬姿勢を見せている。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20100312-OYT8T01108.htm

市立病院建て替えで市外選定委員上野原市長に医師会反発

 上野原市立病院の建て替えに伴う新病院の設計業者選定委員会の委員に市外在住者を選んだ江口英雄市長と、これに反対する「上野原医師会」(渡部一雄会長、医師16人)の対立が深刻化している。反市長派市議も医師会に同調、12日の市議会3月定例会で約30万円の選定委の関連費用を盛り込んだ285万円の2009年度一般会計補正予算案が反対多数で否決された。医師会は「このままでは学校医の派遣など医療行政への協力はできない」と反発を強めており、市民生活に影響が出る可能性も出てきた。

 市は、旧上野原中グラウンド跡地に新病院を建設し、2012年3月の完成を目指している。昨年9月定例会で新病院の基本・実施設計費約1億円が議決。公募型プロポーザル方式で設計業者を選ぶことを決め、今年2月、選定委を設置した。

 しかし、7人の委員のうち市長、副市長、福祉保健部長以外の4人は、江口市長が招致した市外の医療や設計の関係者で占められた。上野原医師会は、現在の市立病院を運営する地域医療振興協会や地元の医師から委員が選ばれなかったことに反発。2月22日、市長に対し、選定委から4人の市外委員をはずし、市と議会、同振興協会で協議して病院建設を進めるよう要求する抗議文を提出した。

 反市長派議員らも今月9日、「医師会などとの信頼関係を損なう」として市外委員をはずすよう市長に要望書を提出した。

 これに対し、江口市長は12日の本会議で、「古くからのしがらみのない立場で設計業者を選定してもらうため、市外の人に委員になってもらった」と委員の差し替えを拒否したため、予算案は否決された。

 江口市長は記者会見で、「補正予算案には選定委関連の予算以外に市民生活に必要な予算が入っているのに、選定委の人選が気に入らないから丸ごと否決するのは横暴だ」と述べ、議会で否決された議案を、首長が再度審議を求めることができる手続きを取ることを明らかにした。

 医師会は、要求が受け入れられない場合、市立小中学校、幼稚園、保育所への学校医や嘱託医の派遣や、予防接種に関する窓口事務の協力を拒否するとの強硬姿勢を見せている。渡部会長は「病院の設計には地元の意見が反映されるべきだ。地域の実情を知らない市外委員が過半数を占める委員会では適正な選定はできない。このままでは4月からの学校医の派遣など、市の医療行政に対する協力はできない」と話している。

(2010年3月13日 読売新聞)

1310名無しさん:2010/03/14(日) 02:58:22
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001003130001

上野原市議会 補正予算案を否決
2010年03月13日

   ■病院移転めぐり対立


 上野原市議会は12日、3月定例会に上程されていた約286万円の2009年度一般会計補正予算案を7対12の賛成少数で否決した。市立病院の移転建設をめぐり、14人の議員が基本設計・実施設計者選定委員会委員の差し替えを要望していたが、江口英雄市長が譲らず対立したためだ。


 補正予算案には、子ども手当の事務費(繰越(くり・こし)明許費)なども含まれており、市民生活に影響する事業も多い。


 同市で補正予算案が否決されたのは初めて。江口市長は「病院建設が遠のき、市民に影響する事業まですべて否決されたのは不条理で理解しがたい」と批判。今議会中に再議に付すことを検討する。委員については差し替える考えのないことを強調した。


 委員7人のうち4人が市外の医療関係者や専門家ら。これに対し任意団体「上野原医師会」は「自治の精神に反する」などとして抗議。差し替えなければ、4月から医療行政への協力を辞退すると訴えている。


 この日の議会でも、議員から「(病院の指定管理者である)地域医療振興協会や現場を知っている看護師、地元の医師会の代表も入っていないのはなぜか」と地元不在での構成を追及した。これに対し江口市長は「何ら問題があるとは思っていない」と反論し、両者の主張はかみ合わなかった。

1311名無しさん:2010/03/14(日) 07:48:41
>山岸久一・府立医大学長は「派遣医師の一生の面倒をみられるかも問われ、調整は非常に難しい」と吐露。

2010知事選:府政の課題/2 医療 /京都
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100313ddlk26010391000c.html

◇常勤医数全国1位だが偏在拡大、北部・南部で支障も
 今年度は府中北部で医師不足が顕在化した。府立与謝の海病院(与謝野町)脳神経外科は08年4月に常勤医が2人から1人になって手術や入院治療ができなくなり、残った1人も昨年3月に退職して外来診療も休止。府立医大と舞鶴医療センターから派遣される非常勤医で週2回の外来を再開したのが7月、京都第一赤十字病院からの派遣追加で手術や入院治療も可能になったのは11月だった。

 公立南丹病院(南丹市)産婦人科は3人の常勤医の1人が昨年8月に産休・育休に入り、月40件前後だった受け入れ分娩数を30件程度に制限。非常勤医の助けも借り、出産件数減少もあって断るケースはほとんどないというが、常勤医の補充はまだない。

 「医師が1人いなくなるだけで崩れる体制では困る。引き続き医師確保に努めたい」と府医療課は話す。

 08年の人口10万人当たりの常勤医の数は府内平均で279・2人(06年比6・4人増)。都道府県別では全国1位を維持するが、京都市に集中する。2次医療圏別にみると丹後146・4人(同5・2人減)▽中丹202・8人(同2・4人増)▽南丹161・4人(同3・9人減)▽京都・乙訓353・5人(同9・7人増)▽山城北151・2人(同1・9人減)▽山城南122・7人(同8・3人増)と、偏在は拡大している。

 丹後と中丹に計10ある公的・公立病院の常勤医数は今年度、計262人だった。03年度の294人から32人減った。このうち府立医大出身者は03年度201人、今年度199人と200人前後を維持し、府立医大からの派遣で支えてきたと言える。府は今年1月、府立医大との連携を強化する府医療対策本部を設置した。2人の副知事と関係部長、府立医大の学長と医療センター所長ら12人で構成。医局単位だった医師派遣の調整を、府立医大全体で対応するよう改めた。

 来年度予算案には「総合医師確保対策」として18億6737万円を計上。今年1月末現在で約400人が登録(うち約330人が中北部で勤務)する“医師バンク”充実に7億9031万円を充てる。府外にいる府内出身医学生のネットワークを構築し、奨学金制度などの情報を提供して府内で勤務してもらうことを目指す。

 一方、先月5日、医療関係団体や大学、基幹病院長らで構成する府医療対策協議会の会合では、府の対策への評価と共に課題を挙げる声も続出した。

 京都私立病院協会の富士原正人副会長は未開通区間のある京都縦貫道に触れて「(京都市から車で通うには)南丹病院が北限」と指摘。「JRも京都市内から福知山へは最も早い特急電車が着くのが午前10時過ぎで、診療時間に間に合わない。アクセスが良くならないと総合的な医師確保は難しい」と訴え、金久和幸・京丹後市医療部長も同調した。

 また、堀忠雄・和束町長が「山城南は平日の夜間、小児科がどこも対応できない曜日がある。山城病院も整形外科に人がいない」と訴えるなど、南部の問題も挙げられた。

 中島正継・京都第二赤十字病院長や森洋一・府医師会長が2年ずつ順に医師を派遣するローテーション体制整備を訴えると、山岸久一・府立医大学長は「派遣医師の一生の面倒をみられるかも問われ、調整は非常に難しい」と吐露。平出敦・京都大医学研究科教授は京都市内に戻る際の住居確保、森本泰介・京都市立病院副院長は医師だけでなく看護師確保の必要性を訴えた。【太田裕之】

毎日新聞 2010年3月13日 地方版

1312名無しさん:2010/03/14(日) 08:23:23
>>1307
>村唯一の医療機関「上小阿仁村国保診療所」に勤務する有沢幸子医師(65)
>退職表明し


記事によるとあまりにも過酷な勤務、そして何よりも65歳という年齢

これは退職すると予想

65歳って・・・・他のコースを歩んでいたら、それなりの規模の病院の院長や理事(実質引退)

1313とはずがたり:2010/03/14(日) 11:25:58
>>1312
僻地(失敬)で頑張って来たのに一部の心ない村民の無理解は可哀想です。。
心折れた感じでしょうかねぇ。

1314荷主研究者:2010/03/14(日) 16:08:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100312t15024.htm
2010年03月12日金曜日 河北新報
サリドマイド薬害 発達障害の仕組み解明 東北大など

 日本を含む世界各国で服用した妊婦から生まれた赤ちゃんに深刻な薬害をもたらしたサリドマイドは、手足などの発達に重要な役割を果たすタンパク質の働きを妨げ、胎児に障害を引き起こすという仕組みを解明したと、東京工業大や東北大などの研究チームが11日付米科学誌サイエンスに発表した。

 サリドマイドは近年、血液のがんの一種、多発性骨髄腫などの治療に使われており、今回の成果は将来、副作用のないサリドマイド開発につながる可能性もあるという。

 研究チームは、ごく小さな粒子の表面にサリドマイドを取り付けて細胞を溶かした液に入れ、「セレブロン」と呼ばれるタンパク質が結合することを見つけた。

 小さな魚を使った実験で、遺伝子操作によってセレブロンの働きを抑えると、胸びれなどに発達異常があった。またセレブロンにサリドマイドが結合しないように遺伝子操作すると、受精卵にサリドマイドを投与しても異常は抑えられた。ニワトリの実験でも同様の結果だった。

 研究チームは、セレブロンが胎児期に四肢などの発達に重要な役割を果たし、サリドマイドと結合すると、その機能が妨げられて障害につながるとみている。

 チームの山口雄輝東工大准教授は「これまで全く不明だったサリドマイドによる障害の仕組みが分かった。今後は多発性骨髄腫への効果など、好ましい作用の仕組み解明が課題になる」と話している。

1315杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2010/03/14(日) 19:53:03
【衝撃事件の核心】病院は死ぬところ…崩壊した「医のモラル」 山本病院事件の真相
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100313/crm1003130702002-n1.htm

 専門医が「あり得ない」と口をそろえるずさんな手術の準備や態勢。腫瘍(しゅよう)を探し、「これちゃうかな」とつぶやきながら肝臓を切り続けた執刀ぶり。死亡診断書の偽造…。法人理事長で医師の山本文夫被告(52)が業務上過失致死容疑で逮捕、起訴された奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(廃止)の男性患者死亡事件では、思わず耳を疑うような手術の状況が奈良県警の捜査で明らかになりつつある。先立って摘発された診療報酬詐取事件でも、偽りまみれの診療実態が判明した山本病院。2つの事件で、「医のモラル」のかけらも感じられない病院の姿が浮かび上がった。(永原慎吾、藤井沙織)
 
※ずさんな手術

 患者死亡事件の起訴状によると、山本被告と山本病院の元勤務医=当時(54)、業務上過失致死容疑で逮捕され勾留中に死亡=は、男性入院患者=当時(51)=の肝臓の腫瘍が、切除手術の必要のない肝血管腫だったと容易に判別できたのにがんと誤診。平成18年6月、ともに肝臓手術の経験や知識がなく、専門医や麻酔医もいない不十分な態勢だったのに手術を行い、肝静脈を損傷させて男性を失血死させたとしている。
 奈良地検や奈良県警は、男性の腫瘍は肝静脈の近くにあったため切除は難しく、麻酔医が血圧や脈拍を管理しながら、肝臓外科の専門医が執刀し、大量出血にすばやく対応するための医師も必要だったとみている。しかし、手術室に入った医師は、山本被告と元勤務医の2人だけだった。
 しかも肝臓専門医によると、血管が無数に集まる肝臓は出血しやすいため、他の消化器と比べると難易度は高い。他の消化器の切除と、肝切除の助手をそれぞれ数十〜50例経験したうえで、熟練医の立ち会い指導のもとで初めて執刀するのが通常。山本被告と元勤務医という執刀経験のない2人だけで手術するのは「あり得ない」という。
 山本被告は手術にあたり、専用の糸で血管をしばり、出血を最小限にとどめる「結紮(けっさつ)」という措置も取っていなかったとされる。「結紮をしない執刀はあり得ず、非常識すぎる。大量出血したのも当たり前」(医療関係者)。
 さらに仰天させられるのは、執刀ぶりだ。男性の肝臓の腫瘍は1個だけだったのに、山本被告は「これちゃうかな」「(腫瘍と)ちょっと違うな」とつぶやきながら、1センチ程度の肝臓片の切除を“試行錯誤”。結果的に肝静脈を損傷させて大量出血させたとされる。
 その後、山本被告は「飲みに行く」と言って病院から姿を消し、男性が重篤になったため看護師が携帯電話に何度も電話しても出ることはなく、戻ってきたのは男性の死後。
 また、失血死した男性の死亡診断書には、死因が「心筋梗塞(こうそく)」と記されており、元勤務医は県警の調べに、山本被告からの指示で記入したと話したとされる。
 
※疑惑の診断

 山本被告らはなぜ、無謀とも思える手術をしたのだろう。
 県警は、病院に残されていた男性の肝臓のCT(コンピューター断層撮影)画像の鑑定から、腫瘍は良性の肝血管腫だったと断定。肝臓専門医だけでなく、鑑定を依頼した専門外の開業医も全員が肝血管腫と診断したうえ、がんとの判別は「容易で、医学部生でも可能」との証言も入手。山本被告らが肝血管腫と知りながらがんと虚偽診断し、不要な手術を強行した可能性が高いとみて、傷害致死容疑で元勤務医宅などの捜索に踏み切った。
 しかし、山本被告は任意の事情聴取を拒否し、逮捕後も完全否認。逮捕前に「(山本被告から)『肝臓はもうかる。検査してがんにしといて手術したらいい』といわれた」と供述していた元勤務医は、勾留中に死亡。「虚偽診断」の立証はできず、業務上過失致死罪での立件となった。
 死亡した男性の当時の日記には、「手術は嫌だ。薬でお願いしたい」という男性を、「小さながんだから、手術すれば問題ない」「手術は大丈夫。信用してくれ」と押し切った山本被告らの言葉が書かれていた。

1316杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2010/03/14(日) 19:54:06
 
※エリートからの転落

 山本被告は、心臓外科の名門で、繰り返しテレビドラマ化されてきた小説「白い巨塔」のモデルになった大阪大医学部付属病院旧第1外科にも所属。外科医としてはエリートのはずだった。
 「やまぶん」というあだ名で呼ばれていた山本被告は当時から、ことあるごとに「金、金」と口にし、同級生の男性医師は「とにかく金への執着心が強く、自信家だった。やぼったい、Tシャツにサンダルのような装いで登校しており、友人や恋人がいたという話も聞いたことがない」と振り返る。
 山本被告は旧第1外科の呼吸器外科に所属していたが、助教授や講師との折あいが悪く、教室で大げんかしたことがあり、「そのころから、大学ではあまり見かけなくなった」(男性医師)という。大阪市内の病院などを転々とした後、平成11年、山本病院を開設。専門として掲げたのは、旧第1外科では短期間の研修を行っただけだった心臓外科だった。

※貧困ビジネス

 診療報酬詐取事件の検察側冒頭陳述などによると、17年8月ごろ、山本被告は対立していた当時の病院の実質経営者から経営権を取り戻したのに伴い、数億円を借金。このころに目をつけたのが、全額公費負担で“取りはぐれ”のない生活保護受給患者の診療報酬。必要のない心臓カテーテル手術を実施したり、実施したように偽装したりして診療報酬をだまし取る手口を、病院事務長(詐欺罪で有罪確定)らに指示したとされる。
 詐取事件を受けて設置された奈良県の「調査・再発防止検討委員会」の調査では、17〜18年に山本病院で心臓カテーテル手術を複数回受けた11人の生活保護受給者のカルテや看護記録には、症状の記載がないにもかかわらず、全員の診療計画書に手術の適応症である「狭心症」の病名が加えられていた。
 また、冠動脈造影検査の画像には、人為的に血管の狭窄を作り上げていたことも確認され、「(心臓に運動時のような負荷をかける)ドブタミンを患者に注射し、心電図異常を偽造していた」という看護師の証言もあった。
 また奈良県の平成20、21年の調査では、山本病院の入院患者の5〜6割は生活保護受給者で占められ、その半数が大阪市など県外の受給者。大阪府内などの病院と紹介し合い、積極的に生活保護受給者を受け入れていたことが分かっている。
 肝臓手術で死亡した男性も生活保護受給者で、大阪市内の病院から山本病院に転院していた。
 
※「病院は死ぬところ」

 山本被告は診療報酬約830万円をだまし取った詐欺の罪で、1審の奈良地裁で今年1月13日、懲役2年6月の実刑判決を受けた(控訴中)。捜査関係者によると、「830万円は立件は可能だった金額で、氷山の一角」という。
 判決後の1月18日に保釈された山本被告が患者死亡事件で逮捕されたのは2月6日。奈良県警や奈良地検の取り調べに対して、業務上過失致死の容疑に対して「そんなことはなかった」と否認したうえで、ぽつりとつぶやいたという。
 「病院は人が死ぬところ。死んでしまった患者も、そのような患者を診察した自分も運が悪かった」

1317名無しさん:2010/03/16(火) 04:38:47
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100315-OYT1T00647.htm
倫理委承認と偽り論文、東大教授に停職1か月

 東京大学医科学研究所の東條有伸教授(54)が倫理審査委員会の承認を得たなどと偽って論文を発表した問題で、同大は15日、東條教授を停職1か月の懲戒処分にしたと発表した。

 処分は12日付。

 同大広報グループによると、東條教授は2008年5月にイタリアの医学誌に発表した論文で、白血病の患者から採取した骨髄や血液の使用について、同研究所の倫理委へ申請をしていないにもかかわらず、倫理委の承認を得たと記載していた。一部には、患者の同意を得ていない骨髄なども使われていた。

 また同大は15日、女子学生にセクハラ行為を行ったとして、同大研究所の30歳代の男性准教授を、諭旨解雇の懲戒処分にしたと発表した。処分は10日付。准教授は、自分の講義を受けていた大学院の女子学生の体を触るなどしたほか、別の女子学生に卑わいな内容が書かれたメールを十数件、送っていたという。

 同大の田中明彦副学長(コンプライアンス担当)は「本学教員として、それぞれの行為は決して許されるものではなく、厳正な処分を行った」とのコメントを出した。

(2010年3月15日13時56分 読売新聞)

1318名無しさん:2010/03/16(火) 12:25:13
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20100316ddlk19040066000c.html

山梨大医学部:眼科の遠隔診療システムを開発 /山梨
 ◇患者と離れていても医師が機器操作
 山梨大医学部が眼科の遠隔診療システムを開発した。患者から離れた所にいる医師が直接機器を操作して診療する仕組みは「世界でも例がない」(柏木賢治准教授)という。医師不足の地域医療をカバーできるシステムとして、関係者の期待が集まっている。

 このシステムは05年から開発が始まり、「アイビューロボ」と名付けられた。眼科は高度の専門性が要求される一方、画像で診断できる部分が多いため、遠隔診療に適している。

 従来の遠隔診療は画像のみを遠隔地で診断する方法で、患者のそばで別の医師が患者の目に光を当てる機器を操作する必要があった。アイビューロボは遠隔地の医師がスティックを動かして機器を直接操作でき、現場では看護師が補助するだけで診断可能となる。

 2月10日には、同大医学部付属病院(中央市)と東京大情報基盤センター(東京都文京区)の間で実験を行い、問題なく使えることが確認された。

 3月末には北海道の旭川医科大付属病院を拠点に実用化される予定。患者側に設置する機器だけで約700万円かかり、県内に導入予定の医療機関は今のところないが、柏木准教授は「医師の人件費を考えれば費用対効果は満たすはず」と今後の導入を期待する。

 柏木准教授によると山梨県で現在、午後10時以降の急患に対応できる眼科医は山梨大医学部付属病院の当直1人のみ。甲府盆地から離れた医療機関がこのシステムを導入すれば、夜間も急患に対応できる。また、機器の改良で患者側の機器の持ち運びが可能となれば、身延町や大月市など山間部に9カ所ある「無医地区」でも診療が可能となる。【小林悠太】

毎日新聞 2010年3月16日 地方版

1319名無しさん:2010/03/17(水) 08:29:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20100316-OYT8T01165.htm

医師不足は商機だ  県内 人口増で見込める需要
医療法人 開業に関心  金融機関 支援を強化

 埼玉県が医師や医療法人から熱い視線を集めている。全国で最も深刻な医師不足状態にある一方、人口は減っておらず、新規参入や事業拡大の可能性があると見込まれているからだ。県内の金融機関も商機とみて、医業向けの営業体制を増強している。

   ■札幌から進出

 川口市で昨秋、内科を開業し、今春には春日部市に内科・小児科を開くという医療法人「39会」。実は札幌市から進出してきた。

 北海道では、働き盛り世代向けの人工透析の夜間診療で成功を収めたが、「札幌経済は厳しく、新たなチャレンジはなかなか難しい」と理事長の星野継二郎医師。「新規事業のチャンスがあるのは首都圏。いろいろ調べた結果、春日部近辺が特に有望と考えた」と話す。

 川口市の内科は、高齢者福祉施設向けの訪問診療専門。まずは内科で知名度を高め、いずれ得意の人工透析の訪問診療も始める計画という。

 約720万人を抱える埼玉県は今も人口が増え続けているが、医師の数は追いつかず、10万人あたりの医師数は、都道府県別の最下位争いの常連。本格的な高齢化が始まるのはこれからで、医師需要はまだ増える余地がある。

  ■融資残高4%増

 地元金融機関も動きを活発化させている。

 信金大手の埼玉縣信用金庫(熊谷市)が、法人事業部に医療福祉チームを設置したのは1年前。診療所の譲渡を検討する高齢の開業医や、提携医師を探している福祉介護施設の紹介を足がかりに、開業を後押しして融資につなげる戦略だ。

 チーム発足から9か月で新規取引先59件を獲得。医業向け融資残高は4・1%増の361億円で、同時期の信金全体の融資残高がほぼ横ばいとなる中、好成績と言える。県内勤務医の独立に加え、群馬や千葉の医師からの相談も少なくないという。

 武蔵野銀行(さいたま市)は、2005年に2人体制の医療福祉チームを設置し、09年には、病院担当2人・開業医担当2人体制に移行。融資残高はチーム発足から09年9月までに、92%増の546億円に伸びたという。埼玉りそな銀行(同)も06年から医療経営コンサルタントと提携し、体制を強化している。

   ■妻も受け入れ

 医療経営コンサルタント「メディカル・マネージメント・リサーチ」(神奈川県藤沢市)の島村宏社長は、1995年頃から、埼玉での開業を顧客の医師らに勧めるようになった。

 ただ、関東での人気開業地は長年、都会的なイメージがある東京都と神奈川県で、「埼玉を勧めても、必ず医師の奥さんの反対で話がつぶれた」と明かす。

 しかし、国の医療費抑制政策が本格化した04年頃から、埼玉での開業に医師の関心が高まり始めた。医師にも先行き不安感が広がる中、妻側が埼玉を受け入れるケースが増えてきたという。

(2010年3月17日 読売新聞)

1320名無しさん:2010/03/18(木) 08:21:44
>>1307
その記事反響が物凄い。


有沢幸子 の検索結果 約 3,310 件中 1 - 10 件目 (0.05 秒)

1321とはずがたり:2010/03/18(木) 21:48:50
調べてみると盛り上がってますね。
ただの煽りレスかもしれませんがこんな↓意見も。
地域全体が認めなかったなんて誰も云ってないと思うんだけどそんな風に上小阿仁の人を批判している村外の人間がいるなら間違いだし,村全体が批判されてると思う村民がいるならそれも誤りだ。

190 名前: ゆきんこ [sage] 投稿日: 2010/03/12(金) 11:48:15 ID:6/MqJDVQ IP: KD059135040131.au-net.ne.jp

   医者なんかいなくたってちょっと車で走ればあるんだから
   この人いなくたっていいじゃないですか?
   なんでうちの地域が色々言われるのか分かりません。その地域が先生を認めなかったんだから、
   それ以上どうしようもないじゃないですか。2ちゃんに帰って下さい。地域のことも知らずに言いたい放題でおかしい。

192 名前: ゆきんこ 投稿日: 2010/03/12(金) 12:04:17 ID:dHqpyXig IP: EM114-48-48-47.pool.e-mobile.ne.jp

   >>190
   地域が医者を認める認めないって何だよ?w
   この国の医師法調べて医師と患者の大前提を学んでこい
   オマエ根本的にわかって無いだろw

194 名前: ゆきんこ [sage] 投稿日: 2010/03/12(金) 12:11:03 ID:6/MqJDVQ IP: KD059135040131.au-net.ne.jp

   >>192
   同じ地域に居住するんですよ?医師法はあるけれども、それ以前に地域の居住民なんですよ先生だって。
   誤解されるような行動をしたご自分を反省するならともかく。全部住民が悪いって雰囲気が許せない。
   この地域のことをちゃんと理解した上での意見を言ってくれませんか?

1322名無しさん:2010/03/19(金) 05:54:04
303 名前: ゆきんこ 投稿日: 2010/03/15(月) 05:30:50 ID:RKrmE+pw [ 37.233.145.122.ap.gmo-access.jp ]

もう、医療従事者の方たちは、自分の健康や命を犠牲にするような使命感なんて、持つ必要は無いと思います。

まして、暴言を吐いたり、暴力を振るったり、「医は仁術」「医療はサービス業」
「お客様は神様です」という言葉にタダ乗りする傲慢な馬鹿親・馬鹿客・馬鹿患者などのために、
自分の命を犠牲にするなんて馬鹿げています。

そんな民度の低い輩のいる職場からは急いで逃げるべき。

散々医療従事者を蔑ろにしておいて、いざその土地から医療が無くなると聞いた時点で
慌てて「医者を守れ、看護師を守れ、病院を守れ」運動しても遅いと知るべき。

自分たちの村から医療が無くなって初めて、自分たちが壊した物の大切さを知るのか。

それとも、自分たちの街から医療が無くなってもなお、
「それでも医者か!」「仁術はどこへ行った!」と医療従事者を罵り続けるのか。

…日本の未来はどっちでしょうかね?


304 名前: ゆきんこ 投稿日: 2010/03/15(月) 05:33:59 ID:RKrmE+pw [ 37.233.145.122.ap.gmo-access.jp ]

「医療はサービス業ではなく社会的インフラ」という事を
理解していない人間の傲慢な行いの結果による自業自得でしょう。。

こういう誹謗中傷する人間は一部だったかもしれませんが、
その一部の人間を咎める人間がいなかったのならば、
「その他大勢の人間」も同罪です。

こんな「心の僻地」には医療は不要でしょう。


305 名前: ゆきんこ 投稿日: 2010/03/15(月) 08:09:29 ID:jMD/AaWA [ 5F03nnO.proxybg026.docomo.ne.jp ]

俺行ったろか?給料どれくらいよ
でも適当な治療しかしないよ
もちろん往診とか時間外とか面倒くさいから絶対しないし
んでクレーマーの発言やビラはブログやツイッターでリアルタイムでアップして、態度の悪い村民は実名でブログに書くわ
最後は精神的に被害被ったってことで、村に対し損害賠償請求する
んで一年でオサラバだな


306 名前: ゆきんこ 投稿日: 2010/03/15(月) 09:39:13 ID:jMD/AaWA [ 5F03nnO.proxy20071.docomo.ne.jp ]

たった800万じゃあまともな医者は行かんなぁ
ま、俺の知り合いのニセ医者に声かけとくわ
こないだ逮捕されたけど、出所したら行くよう薦めるわ

1323名無しさん:2010/03/19(金) 07:59:59
321 名前: ゆきんこ 投稿日: 2010/03/16(火) 06:00:07 ID:iDeZkU2w [ c210-156-69-244.customer.mni.ne.jp ]

子供に自分達のやっていることを、自分達の姿を見せられるか、だよな。

加えて、辞めていった&辞める予定の医師達は名前も明かされている。
それに比べて医師を非難していた村人たちはどうだろう?
名前も何も明らかにされるわけではない。
地元では誰なのかは把握されてるだろうけども。
自分達が正しいことをしている自信があるならば、名前等明らかにして
今の報道が村の実情にそぐわないことを訴えたらいいんじゃね?
まちBBSへの書き込みにしても、名前を出さないにしても見る人が見れば
書き込んだのが誰か明らかにわかるように書き込んできたらいいんじゃね?

だって悪いのは村に合わせられなかった医師なんでしょ?
医師を中傷してた村人は悪い事してないんでしょ? 自分達が正しいんでしょ?


322 名前: ゆきんこ 投稿日: 2010/03/16(火) 08:00:23 ID:xvcI000w [ p1157-ipbfp401kanazawa.ishikawa.ocn.ne.jp ]

医師が村に合わせなかったってのも変な話ですよね?
なぜなら、大多数の住民は意思を支持していて、
医師に些細な事でクレームつけたり、ビラ撒きしたりしたのは
村民の中でもほんのわずかなんですよね?
5、6人くらいだっけ?
この医師が村に合わせようとしなかったのなら、
何でそんな少数の人間しか動かなかったの?
あるいはもっと堂々したやり方で医師を糾弾しなかったの?


323 名前: 近隣住民 投稿日: 2010/03/16(火) 12:21:01 ID:AR8ZFbxg [ p4211-ipad04akita.akita.ocn.ne.jp ]

医師が村人に合わせる必要はないと思います。

1324名無しさん:2010/03/19(金) 13:30:31
赴任時の記事 こんな結末>>1307になろうとは

http://dehipun.blog11.fc2.com/blog-entry-1456.html より

2008/11/07【河北新報】

「無医村」となる危機に陥っていた秋田県上小阿仁村に、京都府の医師有沢幸子さん(63)が村国保診療所の常勤医として赴任することが6日までに内定した。村は昨年5月、いったん無医村状態となり、公募に応じた栃木県の男性医師が同11月から診療所長として勤務。その医師も退職を申し出たため、村は再度、全国から医師を募集していた。 

村によると、有沢さんは兵庫県出身。内科と小児科が専門で、北海道利尻島の病院勤務や、タイでの医療支援に従事した経歴を持つ。秋田にゆかりはないが、へき地医療に深い関心があり、夫とともに村内に引っ越して来年1月から診察を始める予定という。 

村は、男性医師が本年度内の退職を申し出た3月、村ホームページ(HP)のほか、医療雑誌に広告を出して医師の募集を開始。9月にHPを見た有沢さんから連絡があり、村幹部との面接を経て診療所の常勤医に内定した。 

退職を申し出た男性医師も村HPの医師募集ページを見て赴任してきた経緯がある。男性医師の早期退職という「誤算」はあったが、村のインターネットを使った作戦が再び奏功した格好だ。 

上小阿仁村の人口は県内最少の約3000で、村内には開業医もなく、診療所の医師確保は深刻な課題となっている。昨年5月に1人しかいなかった常勤医が退職し、無医村状態となった同10月までは、村の要請を受けた周辺市町の医師3人が非常勤で診察していた。 

小林宏晨村長は「無医村になる危険性が大いにあった。全国的な医師不足の中、本当に幸運なことだ。できるだけ長く勤務してもらいたい」と、有沢さんの赴任を待ち望んでいる。

1325名無しさん:2010/03/19(金) 19:32:38
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159487-storytopic-5.html

離島の半田医師に感謝 県立宮古病院
2010年3月19日

半田隆医師(左から2人目)に感謝する下地敏彦市長(右端)=15日、県立宮古病院

 【宮古島】宮古島市の下地敏彦市長は15日、県立宮古病院で約2年3カ月間不在だった脳神経外科の医師として、2008年2月から赴任して同病院を今月末で退職する半田隆医師(53)を訪ね、2年2カ月の勤務に感謝の意を表した。
 同病院は05年10月から08年1月まで脳外科の常勤医が不在だった。脳外科関連で緊急手術が必要な患者は自衛隊ヘリなどで沖縄本島の病院へ搬送しなければならず、患者や家族の負担は大きかった。
 脳外科医が不在の間は年間50件前後、沖縄本島への搬送があったが、半田医師が赴任して以降はほぼなかった。半田医師は2年余で月に平均5〜6件、計約120件の手術を担当した。4月から愛知県の病院へ赴任する。
 下地市長は「脳外科医として奮闘してもらった。今後は県と調整し2人制にできるよう要請したい。長い間ありがとうございました」と感謝した。
 半田医師は宮古島への赴任に関し「同じ日本でも脳外科医がいない場所がある。一時的にでも解消できればと思った。(沖縄本島へ)搬送がなく、脳外科の治療がここで完結できたのが良かった」とほっとした表情で話した。

1326名無しさん:2010/03/19(金) 19:35:37
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin7/article.php?storyid=2699

厚生連医療経営を考える研究会/医師不足の解消を 「地域連携が必要」
掲載日:10-03-19

 日本文化厚生農協連(文化連)は18日、東京都内で厚生連医療経営を考える研究会を開いた。記念講演で東京大学医科学研究所の上(かみ)昌広特任准教授は、「医師不足の解決には医学部の偏在をなくすべきだ」と訴えた。

 テーマは「新政権下の医療政策と地域医療の再生」。上特任准教授は、人口1320万人の九州には医学部が10あるが、合わせると1630万人になる茨城、千葉、埼玉の3県には、医学部は全部で4つしかないなど、医学部の偏在を指摘。「人口当たりの医学部卒業生数と医師数は、西高東低になっている」とした。

1327名無しさん:2010/03/19(金) 19:40:26
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100319_4

支えよう地元勤務医 大船渡と宮古でパンフレット

 大船渡保健所(鈴木宏俊所長)、宮古地域医療連絡協議会(会長・菅野千治県立宮古病院長)は、それぞれ地元県立病院勤務医の負担軽減への取り組みをまとめたパンフレットを作製した。地域医療を守るため住民意識の啓発を図り、安易な救急利用の抑制など協力を呼び掛けている。

 【大船渡】「おらどで支えべァ、おらほの医療だ!」と題し、2万5千部を作製。気仙地域3市町の全世帯に配布している。

 住民が取り組めることに▽開業医などかかりつけ医を持つ▽診療時間内の受診や休日当番医利用など適切な受診―などを挙げる。

 気仙医師会の山浦玄嗣会長、県立高田病院の石木幹人院長らが「現場からの声」を発信。医療機関や行政側の取り組みも紹介する。

 2008年度の県立大船渡病院救命救急センターの時間外救急患者数は、盛岡市の県立中央病院とほぼ同数の約1万5千人。帰宅可能な軽症者が8割を占める。

 大船渡保健所の山本哲男企画環境課長は「適切な受診を心掛けるなど住民も一緒に地域医療を守り、支えてほしい」と訴える。

【写真=地域医療を守るため住民ができることをまとめた大船渡保健所のパンフレット】

 【宮古】急病の際の対応例や宮古・下閉伊地域の医療機関、保険薬局名などを掲載。表紙には利用のポイントとして▽かかりつけ医を持つ▽小児救急電話相談(019・605・9000または#8000)の利用▽なるべく平日の日中に受診する―などを強調した。4万5千部作製し、管内全戸に配布している。

 県立宮古病院は08年度、救急外来受診者1万2660人のうち約8割が軽症で帰宅。時間外来院患者6821人のうち約3割が午後10時以降に救急を受診し、勤務医の過重負担の一因となっている。

 菅野院長は「県立病院の勤務医に重い負担がかかる中、かかりつけ医を持つなど適切な病院利用を考えてもらいたい」と語る。

【写真=「パンフレットを参考に適切な病院利用を」と呼び掛ける県立宮古病院の菅野千治院長】

(2010/03/19)

1328名無しさん:2010/03/19(金) 19:48:14
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031901000937.html

大西祥平氏死去 慶大スポーツ医学研究センター教授

 大西 祥平氏(おおにし・しょうへい=慶大スポーツ医学研究センター教授)18日午後4時21分、兵庫県姫路市の病院で死去、57歳。死因は不明。兵庫県出身。通夜、告別式は近親者による密葬で行い、後日に「お別れの会」を行う予定。

 時津風部屋の力士死亡事件を受け、07年に発足した再発防止検討委員会(のちに改称)の外部委員に就任。抜き打ち尿検査など反ドーピング活動に尽力した。全日本スキー連盟の情報医科学部長や理事を務め、06年トリノ冬季五輪では日本選手団のチームドクターとして活躍した。

2010/03/19 19:36 【共同通信】

1329名無しさん:2010/03/19(金) 19:50:37
http://idsc.nih.go.jp/iasr/rapid/pr3622.html

掲載日 2010/3/19)
<速報>エンテロウイルス71型による手足口病の成人例−大阪府

大阪府では2010年に入ってからエンテロウイルス71型(EV71)が検出されるようになり、無菌性髄膜炎を発症した4歳児の咽頭ぬぐい液および糞便から、また手足口病を発症した6歳児の咽頭ぬぐい液からEV71が検出された。最近になり、成人の手足口病患者からのウイルス検出を行ったのでその経過を報告する。
患者は38歳の勤労女性で、夫、子供(8歳と2歳)の4人家族である。2月23日、第二子の腕、臀部および大腿部に多数の小発疹が出現した。水疱も数個見られた。近医では感冒と診断された。25日には発疹がかさぶたとなり、その後消失した。25日、女性の手掌に1個の水疱が出現、口内炎も発症した。26日、手掌、足指、口内の水疱が増加した。27日、手掌の水疱は8個、口内の水疱は10個以上で、口内炎が悪化し、食物の摂取が困難となった。翌日以降、3月2日まで流動食以外の摂取は不可能であった。3日より症状が改善し、普通食を再開した。7日には水疱が完全に消失した。

本女性患者の第2病日の口内水疱ぬぐい液および第二子の第5病日の糞便からRT-PCRによりEV71が検出された。ウイルス分離は継続して実施中である。第二子の症状は非定型的であり、臨床的には手足口病と診断されなかったが、ウイルス学的見地から手足口病と考えられた。同時期には第二子が通園する保育所で手足口病の流行がみられていた。また、検出された両ウイルスのVP4領域(207bp)の塩基配列が100%一致したことから、女性患者は第二子から二次的に感染したものと考えられた。両名ともに予後は良好で、髄膜炎症状などはみられなかった。

成人の手足口病はまれであるが、皮膚症状はより重症となることがあるとされており、今回の発症事例はその典型であると思われた。

大阪府立公衆衛生研究所 山崎謙治 中田恵子

1330名無しさん:2010/03/20(土) 19:23:56
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/03/10695.html
2010/3/20 土曜日

医療事故で謝罪/弘大病院

 弘前大学医学部附属病院(花田勝美院長)は19日、2006年8月に耳鼻咽喉(いんこう)科で手術を受けた県内在住の女性が、血腫が原因で呼吸できなくなり、植物状態になる医療事故があったと発表した。会見した花田院長は「予見できなかった事態」としながらも、事故を未然に防げた可能性もあったとして「患者と家族に深くおわびする」と謝罪した。
 患者の家族とは昨年12月に示談が成立したという。示談金額は明らかにしていない。
 病院によると、患者は左頸(けい)部に悪性腫瘍(しゅよう)の疑いがあり、治療のため入院。耳鼻咽喉科医師3人のチームが腫瘍を摘出しリンパ節を切除する手術を行った。手術は順調に終了、術後検査で腫瘍は悪性でないことを確認した。
 患者は帰室後、のどの痛みなどを訴え、主治医が内視鏡検査をしたが異常は見つからなかった。その後、当直医も診察した。しかし患者は術後9時間後、血腫で気道がふさがり呼吸が停止。救命措置したが、重度の意識障害が残る植物状態となった。
 同年9月、外部の専門医からなる調査委員会が調査を行った。
 調査報告書では、手術は順調に行われ、終了時点で出血が起こることを予見するのは困難と判断。一方で、手術部分や上気道を直接確認をすれば、重度の意識障害を未然に防げた可能性もあると指摘した。
 患者家族からも、迅速な処置で最悪の結果は防げたのではとの指摘があったという。
 花田院長は「予見し得なかった」とし、再発防止策を講じたと説明。3年以上たって公表したことには「患者の治療専念や、患者家族が納得する示談に至るまで時間がかかった」と述べた。
 今回の事故でスタッフの処分は基本的に行わない方針で、警察に届けるかどうかは今後検討するという。

1331名無しさん:2010/03/20(土) 19:27:20
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20100319-OYT8T01189.htm

財政、不況・・・揺れる上田
市長・市議選あす告示

 上田市長選と上田市議選は21日に告示される。2006年3月に旧上田市、真田町、丸子町、武石村の4市町村が合併して生まれた16万都市・上田市。県内3番目の市が抱える課題を探った。(天沢正裕)

(中略)

■地域医療

 上小地域の医療の中核、国立病院機構長野病院(上田市緑が丘)では以前、常勤医約50人の態勢を維持していた。だが、04年度の新医師臨床研修制度導入に伴い、大学病院が全国的に医師を引き揚げた頃から、同病院の医師も減り始め、今では36人。08年8月からは、お産の取り扱いを休止している。産科の人材を確保するため、上田地域広域連合と市は、長野病院に勤める産婦人科医への研究資金貸与や住宅手当支給、市産院に勤める助産師への研究資金貸与などの制度を設け、これまでに医師と助産師が1人ずつ制度を利用している。

 3月5日には、長野病院と信州大病院、上小地域の自治体が、医療研究や教育に関する協定を結んだ。長野病院は今年秋、院内に「地域医療教育センター」を設置し、信州大から派遣される指導医や後期研修医が診療の傍ら、研究にも従事できるようにする予定だ。同病院の野村俊正事務局長(55)は「ようやく自治体と医療機関が足並みをそろえて、第一歩を踏み出した」と話す。

(後略)

1332名無しさん:2010/03/20(土) 19:30:50
http://www.nnn.co.jp/news/100319/20100319043.html

ドクターヘリ来月始動 豊岡病院拠点に3府県共同運航
2010年03月19日

 医療機器を搭載し、救急医、看護師を乗せて現場に向かう救急専用ヘリコプター(ドクターヘリ)が4月17日、兵庫県豊岡市戸牧の公立豊岡病院を拠点に運航を始める。全国初の3府県共同運航により、鳥取県東部、兵庫県北部、京都府北部の緊急患者に対応でき、地域の救急医療体制の充実に期待が寄せられている。

 消防機関の要請で救急車と同時に出動するドクターヘリは50キロを15分で飛行でき、安全に臨時発着できる場所で、患者を運んできた救急車と合流。現場での医師の治療が可能となり、患者の救命率の向上や後遺症の軽減などにつながる。

 事業主体の公立豊岡病院組合は、年間230回程度の出動を想定。原則として豊岡病院に患者を搬送するが、患者の容体などを考慮し、別の病院に搬送することもある。臨時発着地点は公園や校庭など3府県で約360カ所を選定する。

 運航にかかる年間経費として、運航会社への委託費用1億4800万円を含め1億8500万円を見込んでいる。そのうち1億7千万円は国県の補助で、その半額を3府県が分担する。

 これまでにJR福知山線脱線事故での現場指揮も経験した救急医療の専門家で、鳥取市出身の小林誠人医師(41)が但馬救命救急センター長に就任。4月には新たに4人の救急医を加え、9人体制で対応する。小林医師は「日本海側の救急医療を確立したい」と強い決意で臨む。

 各消防機関に対し、小林医師がドクターヘリの出動要請基準などを説明。4月2日以降、訓練に入る。

1333名無しさん:2010/03/21(日) 04:45:04
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/26871.html
日医会長選、立候補3氏が初の公開討論

 4月1日に投開票が行われる日本医師会会長選挙の立候補者による初の公開討論会(主催=関東甲信越医師会連合会)が3月20日、日本医師会館で開かれ、現職の唐澤祥人氏のほか原中勝征氏(茨城県医師会長)、森洋一氏(京都府医師会長)が2010年度診療報酬改定への評価などをめぐり意見を交わした。

 診療報酬全体の改定率が10年ぶりに引き上げられる今回の報酬改定に対して、唐澤氏は「医療費の財源を投入する方向性を出していただけた」と評価する一方、「勤務医や医療専門職、地域の診療所が何とか持ち直せるかというと、とんでもない」と指摘。引き続き医療費を増やすよう、政府に働き掛ける考えを説明した。

 一方、原中氏は「わたしはおそらくお2人とは違う立場に立っているのではないか。今回の診療報酬改定の中に、わたし自身が入っていた」「国会議員の勉強会に呼ばれ、講演や意見陳述を求められた」などと、与党とのパイプの太さをアピールした。

 森氏は「大病院中心で中小病院に少し。診療所はトータルでマイナスになるだろう。われわれとしては容認できない内容だ」と総括。2年後に予定されている次の報酬改定に向け、国民を巻き込んで医療費の財源確保策を議論すべきとの認識を示した。

 公開討論は、▽今回の報酬改定に対する評価と次回の引き上げに向けた対策▽日医の改革と、多様な立場の医師が参加できる組織改革の方向▽医師不足と診療科偏在に対する取り組み−がテーマ。この日は、全国の日医代議員ら約300人が3氏の意見を聞いた。

 日医改革に関しては、唐澤氏が女性医師の参画を促す必要性を強調する一方、森氏は執行部に勤務医枠を設ける考えを示した。また原中氏は、会員の声を執行部に反映できるようにするため、「直接意見を受け付ける窓口を設置する」と述べた。

■唐澤陣営「代議員総数の3分の1を獲得」

 唐澤陣営の鈴木聰男・選挙対策本部長は20日、公開討論会後の活動報告会で、代議員総数の3分の1を上回る票を獲得できる見通しだと明らかにした。報告会には約180人が参加。唐澤氏は「鍛えに鍛えた精神で不屈の医療政策提言、不断の努力を重ねて歩みを進めていきたい」とあいさつした。

■原中陣営「“寿”まっとうできる国に」

 一方、原中陣営も公開討論会後に必勝総決起大会を開き、関東甲信越を中心に305人が参加した。原中氏は席上、「日本をお金が無くて医療を受けられない国にしてはいけない。“寿”をまっとうできるような国にしなければならない」と決意を語った。




更新:2010/03/20 21:45  キャリアブレイン

1335名無しさん:2010/03/21(日) 16:09:25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20100321-OYT8T00120.htm

旧満州の医療行政 きょう左京で講演

 創立10周年を迎える「15年戦争と日本の医学医療研究会」が21日午前11時から、左京区の京都大医学部本館管理棟2階基礎第2講義室で第28回定例研究会を開く。

 大阪健康福祉短期大の川口啓子教授が「従軍看護婦と日本赤十字社―日赤社員制度から考える」、立命館大国際平和ミュージアム(北区)の高杉巴彦館長が「旧『満州国』における医療行政と医療従事者養成―開拓医学院の制度をめぐって」と題して講演する。

 資料代1000円。

(2010年3月21日 読売新聞)

1336名無しさん:2010/03/21(日) 18:09:58
患者さんたちが喋る様々な言葉を理解できる日本語力を有しているという条件を付けるならば、仙石さんの考えに賛成ですけど。

ちなみに日本人医師が米国に留学した場合は外科系は英語がろくにできなくてもなんとかなります。内科系は、さすがに英語が堪能でないと無理。

【想い出】台湾からの国費留学生の方は日本語がそれなりに出来たのですが、それでも・・・かなり大変そうでした。
イギリスから某第二内科(@当時の主任教授は神経内科の日本の権威)に留学しにきたイギリス人医師は
日本語で苦労して、結局何も出来ないまま帰国しました。

http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032101000409.html
日本の医師免許なくても診療を 仙谷氏、制度改正を検討
 仙谷由人国家戦略担当相は21日、日本の医師免許を持たない外国の医師でも一定の技術レベルが認められれば日本国内で診療が行えるよう制度改正に乗り出す考えを示した。「外国人の医師は現在、日本の試験を受けないといけない。世界的なレベルの医者に失礼だ。そういうことは取っ払うよう仕掛けたい」と述べた。視察先の神戸市で記者団の質問に答えた。

 最初は、特別に地域や医療機関を指定し規制緩和を進める意向とみられ、6月に策定する政府の成長戦略に盛り込みたい考えだ。行政刷新会議の規制改革の議論でも取り上げるよう求める。

 同時に、医療行政を担う厚生労働省医政局について「誰も責任を取りたくないから、何もしない態勢になっている。存在が邪魔になるなら解体しないといけない」と述べ、組織見直しに強い意欲を示した。仙谷氏は21日、神戸市内で先端医療の研究者らと意見交換。研究者側から厚労省が強い権限を握っている現状が研究を阻害しているとの指摘を受けた。

2010/03/21 17:00 【共同通信】

1337ぐらもん:2010/03/21(日) 21:11:10
>>1307>>1324
ひとまずいい方向に。

女医が辞意撤回、上小阿仁国保診療所 村民、安ど
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20100320g
来年3月末での辞職願を提出していた上小阿仁村の上小阿仁国保診療所の医師・有沢幸子さん(65)は19日、小林宏晨村長に辞意撤回を申し入れ、承諾された。小林村長は「無医村になる危機を脱し、ひと安心した」と胸をなで下ろした。
小林村長によると、有沢さんは同日朝に村長室を訪れ、「(診療所医師を)続けてみようと思う」と伝えた。小林村長は預かっていた辞職願を有沢さんに返した。その席で有沢さんは辞意撤回の理由について、「先輩医師らから『もう少し(上小阿仁村で)頑張ってみてはどうか』と激励された。多くの患者のほか小学生からも『辞めないでほしい』と懇願された」などと話していたという。
小林村長によると、辞職の理由を本人は公言しなかったものの、有沢さんが夜間訪れる患者のために自費で照明を設置したことや、お盆返上で診察した代休を平日に取ったことを事情を知らない住民が批判したことがあったという。村は慰留に努めていた。

1338名無しさん:2010/03/22(月) 09:25:41
>村幹部によると、有沢医師が辞めることが分かった先週から、受診後の診察室で、小学生からお年寄りまで、慰留をする村民が続出した。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20100319-OYT8T01242.htm

辞意撤回「頑張ってみます」
上小阿仁村の有沢医師  「やめないで」署名600人

 村民からの心ない中傷で、退職する意向を示した「上小阿仁村国保診療所」の有沢幸子医師(65)が19日、小林宏晨村長(72)に対し、「もう少し頑張ってみます」と辞意を撤回した。辞意は固かったが、有沢医師の退職願の提出が公になって以来、数多くの村民が診療所などに通い、慰留に努める一方、「やめないで」と書かれた600人以上の署名が10日足らずで集まった。想像以上の村民の熱意が有沢医師に翻意を促した。(糸井裕哉)

 村幹部によると、有沢医師が辞めることが分かった先週から、受診後の診察室で、小学生からお年寄りまで、慰留をする村民が続出した。

 また有沢医師が14日に村内で行った講演会では、入りきれないほどの村民であふれた。講演の途中で女性(62)が立ち上がり、「みんな先生に甘えっ放し。思いやりの心で一緒に先生を助けよう」と訴えかけると、大きな拍手が起き、有沢医師はこらえきれずに涙を流したという。

 10日余りで約600人の署名を集めた旅館経営の高橋健生さん(62)の元にも連日のように「どこで署名ができるの」「協力するから頑張れ」と村民から電話が次々と掛かってきた。

 高橋さんは「『有沢先生と心を通じさせたい』という一心でみんなが必死だった。もう、心無い村などと呼ばれたくない」と声を震わせた。

 有沢医師と面会した小林村長は、パートの看護師を1人雇用し、有沢医師の負担を軽減する申し入れをした。また村主導で策定していた診療計画を、有沢医師の裁量で決めることを認めた。

 赴任以来、病状が悪化して回復する見込みの薄い患者に対する往診と、介護する家族へのメンタルケアも行っているが、有沢医師は小林村長との話し合いで今後、効率的な診察を行うため、現在休床中の19病床を「ホスピス」として再稼働させ、診療所で終末期医療を行うことを提案。小林村長も了承した。

 小林村長は「言われなき中傷や不可解な嫌がらせがあった時は、私にすべて伝えてほしいと伝えた。村長として全力を挙げ、有沢先生を守り抜く」と話した。

(2010年3月20日 読売新聞)

1339名無しさん:2010/03/22(月) 09:54:50
>>1277-1278 >>1279
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100322-OYO1T00172.htm?from=top

京大病院・インスリン事件、殺人未遂容疑で看護師再逮捕

 京都大病院(京都市左京区)に入院中の女性患者(94)から高濃度のインスリンが検出された事件で、京都府警は21日、女性に治療上必要のないインスリンを多量に投与したとして、同病院看護師の木原美穂容疑者(24)を殺人未遂容疑で再逮捕した。容疑を認め、動機については「仕事や人間関係で悩んでいたが、うまく説明できない」と供述。ほかの受け持ち患者の名前を複数挙げ、不要な薬を投与したこともほのめかしており、府警はカルテなどを分析し、裏付けを進める。

 発表では、木原容疑者は昨年11月14〜16日に数回、心不全のため入院中の女性に投与、低血糖状態に陥らせて殺害しようとした疑い。院内にあるインスリンを使ったとみられるという。木原容疑者は少なくとも2回、点滴を使って注入したことを認め、「看護師としてやってはいけないことをした。迷惑をかけて申し訳ない」と話したという。

 殺意については供述していないものの、女性の体内からは、人体に通常含まれる量の数百倍のインスリンが検出されており、府警は、確定的な殺意があったとみて調べる。

 木原容疑者は今月2日、女性の電子カルテに虚偽の記載をしたとして公電磁的記録不正作出、同供用容疑で逮捕された。京都地検は21日、両容疑について処分保留とした。

 京都大病院は21日夜、一山智副院長が記者会見。「患者を救う病院でこんな事態が起こり、責任を強く感じている」と謝罪した。

 インスリンは通常、容器に患者名を記し、各病棟の冷蔵庫に鍵をかけずに保管しており、「別の患者が退院して不要になったものを(木原容疑者が)使った可能性がある」と言及した。

 また、ほかの患者への薬の投与については把握していないとした。

(2010年3月22日 読売新聞)

1340名無しさん:2010/03/22(月) 19:41:57
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2711917/5525276
患者の幹細胞による気管の移植再生手術、子どもで成功 英国
2010年03月22日 15:02 発信地:ロンドン/英国

【3月22日 AFP】英ロンドン(London)のグレート・オーモンド・ストリート(Great Ormond Street)小児病院の医師団はこのほど、気管狭窄(きょうさく)の10歳の少年に、少年自身の幹細胞を利用した気管の再生手術を実施したと発表した。子どもを対象とした手術では世界初という。

 手術は15日に、英国とイタリアの合同医師団によって行われたという。9時間近くに及んだ手術では、ドナーから提供された気管の細胞をはぎ取ったものに少年の幹細胞を注入し、少年の体内に移植した。

 医師団は、1か月ほどで少年の骨ずい幹細胞が体内で気管に変形していくものと見ている。臓器移植では拒絶反応が問題となるが、今回の手術では患者自らの細胞を利用しているため拒絶反応は起こらないとされる。成功すれば、再生医療における革新的な進展となる。

 少年は、広範気管狭窄という気管が細いまま成長しない病気で、医師団によるとストローで呼吸するような状態だったという。11月に容態が悪化したことから、主治医らが2年前に肝細胞による気管支移植を行ったイタリア人医師に連絡を取ったという。執刀医によると、手術後の少年の容体は安定している。(c)AFP

1341名無しさん:2010/03/23(火) 17:34:41
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00174064.html
急死したマイケル・ジャクソンさんの専属医に新たに証拠隠滅の疑惑浮上

2009年6月に急死した「キング・オブ・ポップ」マイケル・ジャクソンさんの専属医について、新たに証拠隠滅の疑惑が浮上している。
AP通信が入手した捜査関連の文書によると、マイケルさんの専属医だったコンラッド・マーレー医師は、マイケルさんの死の当日、心停止したマイケルさんの蘇生(そせい)処置を中断し、室内にあった薬品を、かばんやクロゼットに隠していたという。
また、救急に通報しようとしたスタッフに対し、薬を隠し終わるまで、待つように指示していたことがわかった。
マーレー医師は2月8日、過失致死容疑で訴追され、容疑を否認している。
(03/23 13:06)

1342名無しさん:2010/03/23(火) 17:36:31
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032301000255.html
専属医が薬物隠ぺいか M・ジャクソンさん急死の際
 【ロサンゼルス共同】昨年6月に米歌手マイケル・ジャクソンさんが急死した際、過失致死容疑で訴追された専属医コンラッド・マーレー容疑者が、救命措置を中断して薬物を隠ぺいしようとした疑いがあることが分かった。AP通信が22日、現場にいたジャクソンさんのスタッフの警察への証言内容として報じた。

 証言によると、このスタッフは急死の当日、ジャクソンさんの自宅寝室に急行した。脚に点滴の管をつないだジャクソンさんは目と口が開いた状態で、マーレー容疑者は取り乱しながら救命措置をしていた。

 マーレー容疑者は散乱した薬物の小瓶をバッグに詰め始め、スタッフにも手伝うよう指示。救命措置は中断したとみられ、同容疑者はバッグに薬物を入れ終えてから救急隊への通報をするよう命じたという。

 スタッフはまた、搬送先の病院でもマーレー容疑者がジャクソンさん宅に帰りたがるなど不自然な様子だったと証言している。

2010/03/23 11:26 【共同通信】

1343名無しさん:2010/03/23(火) 18:21:20
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100323dde041040003000c.html
東京都監察医務院:遺体取り違え解剖 目印確認怠る
 東京23区で見つかった死因不明の遺体を調べる東京都監察医務院(文京区)が今月7日、病死のため解剖が不要と判断された男性(75)の遺体を別人と取り違え、誤って行政解剖していたことが23日分かった。医務院が都に提出する文書を「解剖は必要だった」と書き換えていたことも判明。福永龍繁医務院長は同日の会見で「誤って解剖したのは事実で申し訳ない。書類は整合性を取るために書き直したが、隠ぺいの意図はなかった」と釈明した。

 警視庁城東署や医務院によると、75歳の男性は7日午前、江東区の自宅のベッドで死亡しているのが見つかった。検視で病死と判明したため、解剖は不要とされ、同署の霊安室で袋に包み安置していた。ところが、医務院の委託業者が7日午後、死因不詳で解剖の必要があるとされた男性(84)の遺体を医務院に搬送する際、近くに安置されていた75歳の男性の遺体と取り違えて運び出したという。

 84歳の男性には解剖対象であることを示すリストバンドが巻かれていたが、業者が袋を開封してバンドの有無を確認しなかった。医務院の監察医もバンドをチェックせずに解剖。終了後に職員が気づき、改めて84歳の男性を解剖した。

 また、医務院は都に提出する報告書で75歳の男性の解剖の必要性を「否」から「要」に書き換えていた。医務院は今後、警視庁と連携して解剖対象の遺体を包む袋にシールを張るなどして身元確認を徹底する方針。【山本太一】毎日新聞 2010年3月23日 東京夕刊

1344名無しさん:2010/03/23(火) 18:52:18
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2010032300190&j1
遺体取り違え解剖=別人搬送、書き換えも−東京都監察医務院

 東京23区内で見つかった死因不明の遺体を調べる東京都監察医務院(文京区)で、別人と取り違え、解剖の必要がない無職男性(75)の遺体を行政解剖していたことが23日、分かった。
 同医務院は、解剖の必要があったと検案書を書き換えた上、「プライバシーに配慮した」として公表していなかった。都が経緯を調査している。
 同医務院の福永龍繁院長は会見し「詳細な確認をすれば防げた。都民や遺族に心配、迷惑を掛けた」と謝罪した。
 警視庁城東署などによると、男性は1人暮らしで、7日、江東区の自宅で死亡。同署霊安室に安置されたが、病死で解剖は不要と判断された。同室にはほかに2人の遺体が安置されていた。
 同日午後、同署員立ち会いの下、委託業者がこのうち死因不明で解剖が必要な同区の無職男性(84)を同医務院に搬送する際、誤って75歳の男性の遺体を運んだ。
 同医務院は同日夕、取り違えに気付かずに解剖。その後、解剖する遺体に付けられるタグがないと気付き、別人と判明した。
 検案書の解剖の必要性を記入する欄を「要」と書き換え、「手違いがあり、確認のため、解剖になった」と記載して処理していた。(2010/03/23-13:30)

1345名無しさん:2010/03/23(火) 19:01:55
http://www.asahi.com/national/update/0323/TKY201003230169.html
遺体を取り違え行政解剖、警視庁が誤搬送 都監察医務院
2010年3月23日11時31分

 警視庁城東署で解剖の必要がないと判断された東京都江東区内の男性(75)の遺体が誤って都監察医務院(文京区)に運ばれ、同院で行政解剖されていたことがわかった。同院は解剖後に都への報告書を「解剖が必要だった」との内容に書き換えていた。同署と都が取材に明らかにした。

 同署によると、男性は今月7日午前、自宅で死亡しているのが見つかり、検視の結果、病死のため解剖は不要と判断された。同日午後、死因不明のため同院で解剖予定だった同区内の男性(84)の遺体を運ぶ際、誤って解剖された男性と取り違えたという。

 2人の遺体は同署の霊安室に安置されていた。解剖が必要な遺体は手首に白いバンドが付けられるが、搬送時に立ち会った同署員と搬送業者が確認しなかった。解剖医もバンドの有無を確認せず、解剖後に取り違えに気づき、同署に連絡したという。

 都によると、同院の監察医が同署で遺体を調べた際に報告書に「解剖不要」と記入したが、解剖後に「解剖が必要だった」との内容に書き換えて都へ提出したという。

 同院の福永龍繁院長は記者会見し、報告書を書き換えたことについて「解剖してしまったので結果を反映させるためだった。隠す意図はなかった」と話した。

 同庁は10日付で、再発防止策として遺体を包む袋に氏名と性別を記したシールをはるよう各警察署に指示した。

1346名無しさん:2010/03/24(水) 13:48:13
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=5140438&newsMode=article

県立福島医大が医療工学講座を開設 光センサーで血圧即時測定機器を製品化

 福島医大は4月から医大としては全国的にも珍しい工学系の「医療工学講座」を新たに開設し、世界初の血流・血圧計測システムの製品化に乗り出すことになった。システムの臨床試験を重ねて技術を確立し、「本県発」の最先端医療機器を国内外に発信する予定だ。福島県内外の中小企業が試作した医療機器の商品化に向けた支援も視野に入れており、本県の医工連携の研究拠点の役割も担う。
 血流・血圧計測システムは、日大工学部の尾股定夫教授を中心とした研究グループが、県の「ふくしま次世代医療産業集積プロジェクト発展型」事業の一環で開発した。
 圧迫帯を使わずに、光センサーで血圧や血流を即時に計測する。患者や高齢者の健康状態を常時、チェックでき、容体の急変などの予測が可能になる。コードレス化することで遠隔医療にも役立つという。
 医療工学講座は、企業からの寄付で設置・運営する「寄付講座」として開く。システムの製品化を希望する産業用機械開発メーカーのアドテックス(群馬県高崎市)が総額9千万円を寄付する。設置期間は平成25年3月末までの3年間となっている。
 尾股教授が特任教授を務め「カフ(圧迫帯)無し連続血流・血圧計の開発」をテーマに研究を進める。
 臨床試験でシステムのデータを収集し、医師の意見などを踏まえて改良を加え、製品化させる。
■中小企業の開発も支援
 さらに、中小企業の製品化支援では、企業が試作した医療機器について臨床試験を行い、性能や安全性を実証するとともに、専門的なアドバイスをする。
 医療工学講座の開設は、23日に福島医大で開かれた「うつくしま次世代医療産業集積プロジェクト推進会議」で示された。24日の役員会で正式に決定する。福島医大では、医療工学講座の開設は、今後さまざまな最先端医療機器の開発や製品化を進める上での足がかりになるとみている。
 尾股教授によると、システムの製品化に成功した後、知的財産の管理や製品の販路拡大などを担う企業を設立する構想もあるという。製品の販売については「県内の企業が製造にかかわるようにし、産業振興につなげたい」としている。
(2010/03/24 09:50)

1347名無しさん:2010/03/25(木) 16:24:12
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20100325ddlk01040217000c.html

医師不足:羅臼診療所、常勤医ゼロに 根室は分娩再開 /北海道

 根室管内羅臼町の脇紀美夫町長は24日緊急の記者会見を開き、羅臼町国民健康保険診療所の所長(54)が来月18日で退職することを明らかにした。常勤医がいなくなると診療そのものを休止せざるを得ないため、脇町長は「緊急事態。町民に不安を与えないよう、後任の所長の招へいに全力を挙げたい」との意向を示した。

 同診療所は08年4月に無床の診療所になって以来、常勤医1人、非常勤1人の体制で1日100人前後の診療を続けてきたが、管理者としての所長がいないと法律上、診療自体が不可能。新年度に向けて道内外の医大の医局人事はすでに終わっており、同町は「世界自然遺産の知床で働いてみませんか」と後任の医師確保に向け、切実な声で訴えている。

 一方、産婦人科の常勤医不足で06年9月から分娩(ぶんべん)ができないでいた根室市の市立病院に、埼玉県の民間病院に勤務する産婦人科医1人が今夏から常勤医として赴任する見通しとなった。長谷川俊輔市長が24日の定例記者会見で明らかにした。

 04年に福島県の県立病院で起きた分娩事故で、1人で執刀した医師が逮捕(その後無罪が確定)されたことから産婦人科医1人での分娩を避ける病院が増えた。しかし、今回赴任する埼玉県内の産婦人科病院院長(64)は経験が豊富で、年間約400件を1人でこなした実績がある。1人での分娩再開に熱意も持っており、同市では分娩再開に向けて体制の整備を進めている。【本間浩昭】

毎日新聞 2010年3月25日 地方版

1348名無しさん:2010/03/25(木) 16:26:19
>5人全員が大学卒業後の地元勤務を条件とする「地域枠」での進学。地域医療への熱意を市長に伝えた。

http://www.chugoku-np.co.jp/Health/An201003250193.html

「地域枠」で進学、医療貢献を誓う 益田市長に5人 '10/3/25

 益田高から島根大医学部に進学する5人が24日、益田市役所を訪れ、福原慎太郎市長の激励を受けた。5人全員が大学卒業後の地元勤務を条件とする「地域枠」での進学。地域医療への熱意を市長に伝えた。

 市長室に招かれた5人は「人の役に立つ仕事をしたい」「早く一人前になって、益田圏域に貢献します」と決意を述べた。福原市長は「貪欲(どんよく)に知識を吸収し、必ず故郷に帰ってきてほしい」と強調した。

 医師不足が深刻さを増す中、医師を目指す地元出身者を激励しようと市が企画した。益田高を昨春卒業し、東京の予備校に通った佐々木弥生さん(19)=吉賀町=は「住民に親しまれる地域の総合医になりたい」と力を込めた。(石川昌義)

【写真説明】福原市長(右端)から激励を受ける医学部進学生たち

1349名無しさん:2010/03/25(木) 16:29:09
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000001003250007

病院襲う 退職ドミノ 【医を創る】
2010年03月25日

  医師の大量退職には、いくつかのパターンがある。昨春、救急医が一斉に退職した鳥取大医学部付属病院の場合は「激務」が主な原因だった。ほかに、特定の診療科の医師の退職を引き金に、関連の診療や手術が難しくなり、実績を上げられなくなった別の医師まで離れていく「退職ドミノ」も起きている。今、医師の大量退職に揺れる島根県大田市立病院で、ドミノのいきさつと背景を取材した。
(中村正夫、水田道雄)


  ◆ 島根・大田市立 外科・整形6常勤医全員


  大田市立病院は1月下旬、外科2人と整形外科4人の常勤医が、3月末で一斉に退職すると発表した。4月から両診療科に常勤医が1人もいなくなる異常事態。地元は大騒ぎになった。


  入院が必要な救急患者を受け入れる「2次救急病院」として、同市と周辺3町で構成する「大田医療圏」(人口約6万人)の中核を担ってきた。ところが6人の退職で、両診療科で手術が必要な救急患者を4月から受け入れられなくなる。常勤医がいる内科や産婦人科などは救急外来を続けるが、手術が必要な重症患者は、30キロほど離れた出雲市や江津市などに運ぶ。


  大田市立病院が2008年度に受け入れた救急患者1万1728人のうち、外科と整形外科の患者は2908人。全体の4分の1を占める。常勤医の不在で、10年度の入院患者数は5万5千人と、前年度から3割減る見込みだ。同年度の病院収支も9億円の赤字(試算)と、一層苦しくなる。


  ◆ 内科が引き金


  大量退職はなぜ、この時期に起きたのか。


  発端は08年、病院唯一の消化器専門の内科医が退職したことにあった。消化器内科医は胃や大腸などのがんを診断し、外科医と組んで手術につなげる。その役割を担う医師が去り、病院を支える診療科の一角がまず、崩れ始めた。


  余波は外科に及んだ。消化器系の患者の受診が減り、手術数も減った。そして昨年秋、広島大学医学部から派遣されていた外科医3人のうち、1人が退職。残る2人も3月末で退職する。


  ◆ 腕を磨けない 


  外科医を引き揚げる理由を広島大は明らかにしていない。大学などと折衝に当たっている竹腰創一・大田市長は「消化器内科医が不在となったことで、チームを組むはずの消化器外科医が出番を失い、腕を磨くための症例をよそに求めた」と説明する。年間手術数が外科医としての実績評価の物差しの一つになっているため、一定以上の手術数をこなせない病院を、外科医は敬遠するという。


  ◆ 専門外に負担 


  残っていた外科医2人の退職は、同時に整形外科の医師4人の退職を引き起こした。


  市立病院に整形外科医を派遣してきた島根大医学部整形外科学教室の内尾祐司教授は、外科医の不在からくる整形外科医へのしわ寄せを懸念する。「内科の専門医が手薄な上に外科医がいないとなれば、内臓損傷の急患や入院患者の急変は誰が見るのか。専門外の診断を、整形外科医がすることになりかねない」


  大田市立病院の医師大量退職を受け、市は開業医の輪番による休日診療と、専門業者による市民向けの電話医療相談で態勢を補う。また、今回の事態を受け、病院の危機を訴えるシンポジウムの開催も検討している。


  市民側も動き始めた。退職の知らせを受け、2月に「大田市立病院を守り育てる会」を結成。2万人を超える署名を集め、県や島根大に医師の確保を要望した。結成総会では「救急病院がないと、大きな競技会を開けないのでは、と高校生が心配している」「病院の衰退で地域も衰退する」などの声があがった。

1350名無しさん:2010/03/25(木) 16:30:26
>>1349記事の続き

◆◆ 進む集約、周辺にしわ寄せ 


  大田医療圏の2次救急病院は4月から、同市立病院から約30キロ離れた公立邑智(おおち)病院(邑南(おおなん)町)だけになる。


  外科でただ1人の常勤医が昨年夏に退職し、開腹手術ができなくなる局面もあったが、今年4月からは非常勤の消化器外科医が週2日診療できることになり、簡単な手術やがんの化学療法は再開できることになった。日高武英(たけひで)事務部長は「外科医がいることで、内科医のポリープ切除など、他診療科のバックアップもできる」と話す。


  大田医療圏を含む島根県西部は、中国地方でも特に医師不足が深刻だ。拠点5病院の10年度の常勤医師総数の推移は、前年度から10人、05年度からだと27人も減っている。


  そんな中、一つの病院に医師を集める「集約化」が進んでいる。その拠点は、浜田市の国立病院機構浜田医療センター。昨年11月、JR浜田駅と直結する場所に移り、県西部唯一の救急救命センターも備える。5病院で唯一、脳神経外科などで前年度より医師が増えた。


  集約化は、周辺病院からの医師の引き揚げを伴う。


  浜田医療センターに行く医師は、3月末までは隣の益田市の益田赤十字病院の脳神経外科の常勤医だ。集約化により、同病院には3月末で脳神経外科がなくなる。医師の派遣元・島根大学医学部の秋山恭彦教授は「効率的に配置しないと県西部の救急医療が成り立たない」と説明する。一方、小川章・同病院事務部長は「集約はやむを得ないところもあるが、我々の病院から医師がいなくなるのは正直困る。近隣の各病院が連携し、治療段階に応じた分担の必要があるのでは」と指摘する。


  ◆ 取材後記 〜住民・医師・市が本音のやりとりを


  医師不足対策を探るためのワークショップが、大田市民から提案された。注文を出す側と責任を取る側に分かれるのでなく、住民も医師も市や大学の職員も対等に意見を出し合う場をつくろうという趣旨だろう。賛成する。進行役は住民、会場は病院がいい。本音のやりとりが道を切り開くかもしれない。(中村)


  【「医を創る 中国地方から」は今回で終わり、4月から、「医のかたち」がスタートします。】

1351名無しさん:2010/03/25(木) 16:32:21
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2010/03/2010_126948146484.html

寄付講座に11医師派遣 県と徳大が4月協定  2010/3/25 10:44

 徳島県が運営費を負担して徳島大学に開設する寄付講座で、同大から中央(徳島市)三好(三好市)海部(牟岐町)の県立3病院へ新たに派遣される医師の人数や診療態勢が24日までに固まった。4月1日付で県と徳島大が協定を結び、4講座の産婦人科医や外科医ら計11人が各病院で診療支援を始める。

 2003年4月には18人いた常勤医が現在7人に減っている海部病院では、寄付講座「総合診療医学分野」(谷憲治教授)の内科医3人と「地域産婦人科診療部」(古本博孝教授)の産科医3人がそれぞれ交代で勤務する。

 海部病院には現在、常勤の産科医がおらず、07年9月からは分娩(ぶんべん)を休止している。4月以降は産婦人科は年間を通して24時間体制の勤務を確保でき、分娩再開に向けた準備を進める方針。深刻な医師不足で08年4月から休止している土曜日の救急受け入れ再開が、今後の課題となる。

 一方、外科医が院長を含めて3人に減っている三好病院には「地域外科診療部」(栗田信浩教授)から外科医3人が派遣され、手術や当直勤務に当たる。徳島大学病院と隣接する中央病院では、救命救急センターの業務を「ER・災害医療診療部」(今中秀光教授)の救急医2人が支援する。

 寄付講座の開設は、医師不足解消などを目的に県が作成した「地域医療再生計画」事業の一つ。県が2010年度予算で支出する運営費は1億8600万円。

 県医療政策課は「徳島大の協力を得て講座を開設することで、診療態勢の充実と地域医療を担う医師の育成が図られると期待している」と話している。

1352名無しさん:2010/03/25(木) 16:33:46
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001003250008

羅臼町 常勤医ゼロに
2010年03月25日

■診療所長が来月退職


 根室支庁羅臼町は24日、羅臼町国保診療所のただ一人の常勤医の所長が4月18日付で退職することを明らかにした。同診療所は町内唯一の医療機関。北大や他の医療機関からの医師派遣は4月以降も契約済みで、診療は継続される見通しだが、道によると、常勤医ゼロの自治体は道内にはない。脇紀美夫町長は「常勤医の確保に向け、道や医療機関の協力もあおぎ、全力を尽くしたい」と話した。


 羅臼町では、2007年7月に羅臼町国保病院を「診療所化」して入院病棟を閉じ、常勤医と派遣医で診療を続けていた。常勤医2人体制を目指したが、長続きせず、現在、常勤医は所長1人。その所長が退職を決めたことで、人口6千人余の町は常勤医ゼロの危機に直面した。


 羅臼町の支援要請に対して道地域医師確保推進室は「常勤医がゼロにならないよう、医師確保に向けて努力したい」としている。

1353名無しさん:2010/03/27(土) 14:26:18
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=22626

東北大が専門医養成講座、周産期医療と感染症…宮城

 東北大大学院は新年度、宮城県の寄付金で、周産期医療と感染症の2分野に携わる医師の養成講座を新設する。

 不足する産婦人科医や、新型インフルエンザなどの感染症に対応できる専門医を育てるとともに、県の意見を踏まえながら医療体制の構築を図る考えだ。

 周産期医療分野は、若手医師が産婦人科や小児科、麻酔科での診療を行い、総合的な技能を身につけられるようにする。若い女性医師の増加に合わせて産休・育休後に職場復帰しやすいカリキュラムも提供する。

 感染症分野は、インフルエンザや結核などの感染症の流行に備え、地域の医療機関が院内感染の防止策や診療体制づくりについて具体的な助言を受けられる仕組みを導入。養成した医師が県内各地の病院に赴任したり、診療所を訪れたりできるようにする。

 大学院は医学系研究科に講座を設け、両分野の教員を3人ずつ採用。県は2010〜12年度の3年間で計1億8000万円を寄付するなどして全面支援する。医師の配置は県と大学院が協議して決める。26日に県庁で行われた講座設置の協定の締結式で、井上明久・東北大学長は「人材養成と(充実した)診療体制の構築を進める」と述べた。

(2010年3月27日 読売新聞)

1354名無しさん:2010/03/27(土) 14:31:00
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100327t13017.htm

周産期・感染症対策の人材育成 宮城県、東北大に寄付講座

 宮城県は2010年度、医師不足が深刻な周産期医療、感染症対策の各分野の人材育成などを目指し、東北大大学院医学系研究科に県の寄付金で運営する寄付講座を開設する。講座で新たに雇用される教員らが若手医師らの研修を担うとともに、県内の病院に計画的な医師配置も進める。県と東北大が26日、講座設置の協定を結んだ。

 開設するのは「周産期医療人材養成」と「感染症診療地域連携」の2講座で、設置期間はいずれも4月1日から3年間。

 周産期講座は産科、小児科など周産期医療分野の専門医の養成や確保と、地域による医師偏在の改善を目指す。(1)学部から卒業後までの教育カリキュラムの開発(2)女性医師の出産・育児後の復帰を支援するプログラムの実践(3)若手医師が特性や規模の異なる病院や医療圏を循環する研修体系の構築―などを進める。

 感染症講座は新型インフルエンザなどへの対策を主眼に(1)医学部学生・研修医を対象とした感染症診療臨床研修の実施(2)県内の病院の診療体制の構築支援と医師配置(3)地域の感染状況の解析と行政への指導―などを担う。
 県は国の地域医療再生臨時特例基金を活用し、両講座にそれぞれ年間3000万円、3年間で計1億8000万円を寄付。主に人件費に充てられ、講座には教員ら4人ずつが配置される。

 宮城県庁であった締結式で、村井嘉浩知事は「県民にとって安全・安心な医療提供体制の構築のため、協力をお願いしたい」とあいさつ。東北大の井上明久総長は「地域医療を支えるには大学と行政の連携が必須。責任を持って、人材育成に努めていく」と述べた。

2010年03月27日土曜日

1355名無しさん:2010/03/27(土) 14:33:10
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100327/03.shtml

長崎大学病院に救命救急センター 4月1日から設置、県内2カ所目

長崎大学病院(長崎市、河野茂病院長)が4月1日から、脳卒中や心疾患、交通事故や転落事故に伴う多発外傷など重篤な3次救急患者を受け入れる「救命救急センター」を設置することが正式に決まった。県が26日、県保健医療計画に基づき指定書を交付した。

 同センターの設置は県内では、国立病院機構長崎医療センター(大村市)に次ぎ2カ所目。

 長崎大学病院の救命救急センターは、従来の「救急部」を拡充し設置。同病院の集中治療室(ICU)16床のうち8床、脳卒中専用病室(SCU)6床、救急専用6床の計20床をセンター登録の入院ベッドとして運用する。

 救急専任の医師は4人から9人に倍増し、夜間の救急当直や学生、研修医への教育態勢を充実させる。看護師も病棟、外来を合わせて71人態勢にして手厚いケアを施す。

 県庁で、中村法道知事は河野病院長に指定書を手渡し、「(センターが)県央地域にしかなかったが、県南地区にも態勢できたのは大きな前進」と激励。河野病院長は「県民・市民の健康(を守る)とともに、若い医療人の育成が急務。センター設置を機に県外からも人材を集められれば」と抱負を述べた。

1356名無しさん:2010/03/27(土) 14:36:03
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20100326ddlk11040177000c.html

救急搬送:10回以上照会167件 受け入れに4時間のケースも−−県調査 /埼玉

 県消防防災課は、09年に県内36消防本部が行った救急搬送の実態調査結果を発表した。重症以上で搬送された人は2万544人で、うち1万4847件(72・2%)が1回で、9割以上が3回までの照会で搬送先が決まった。一方、167件が10回以上照会しており、7月に運動競技中に首の骨を折った川口市の男性は最多の33回照会し、搬送までに44分かかった。

 病院側が受け入れを断った理由は「手術中・患者対応中」が最も多い3259件。08年は「ベッド満床」が最も多かったが、09年は「処置困難」や「専門外」に続く4位に後退した。同課の担当者は「現場の消防隊員らが、事前に満床の病院の情報を収集するなど工夫したためではないか」と分析していた。

 産科・周産期では875件が搬送され、重症以上の患者の91・7%にあたる22件が1回の照会で受け入れられた。小児では2万2006件が搬送され、うち659件で5回以上照会が必要だった。受け入れ拒否の理由は「専門外」が50%で最多。特に夜間や休日は小児科医が少なく、受け入れを断られるケースが多いとみられる。

 命にかかわる場合に搬送される3次救急病院に搬送されたケースでも、重症以上のうち249件(7・4%)が照会が5回以上必要だった。草加市の80代女性が食後にろれつが回らなくなったと訴えたケースでは、祝日の夜に加え大動脈かい離の既往症があったため31回照会し、搬送されるまでに4時間かかった。【西田真季子】

毎日新聞 2010年3月26日 地方版

1357名無しさん:2010/03/27(土) 17:36:57
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100327-OYO1T00566.htm?from=top
飛び込み出産「7割が危険」…大阪府で昨年152件
「お金がないから」3割超

 妊婦健診をほとんど受けず、出産間際に医療機関に駆け込む「飛び込み出産」が問題になる中、大阪府内での飛び込み出産の事例が、2009年1年間で152件にのぼったことが、府と大阪産婦人科医会の調査でわかった。うち105件(69%)が早産や仮死状態で生まれるなど母子の命に危険が及ぶ「ハイリスク出産」で、医師らは妊婦への啓発の必要性を訴えている。

 妊婦健診の受診が3回以下の「未受診妊婦」の飛び込みは、160か所の産科医療機関のうち29か所が扱っていた。

 152件のうち、早産などで新生児集中治療室(NICU)を利用した例が46件(30%)で通常の分娩(ぶんべん)の10倍、低体重児(2500グラム未満)が40件(26%)で同5倍。母体が薬物に汚染されており、中毒状態で生まれた子もあった。死産は3件だった。

 未受診の理由を病院が母親に聞くと、3割超の50件が「お金がない」。「妊娠に気づかず」「多忙」「複雑な家庭事情」などが続く。

 調査を担当した府立母子保健総合医療センターの光田信明産科部長は「経済困窮、モラルの欠如など複数の要因が絡まり、現状では根絶が難しい。『出産には危険が伴う』と言い続けるしかなく、妊娠検査薬を扱う薬局などと協力した啓発を提案したい」としている。


「赤ちゃんは親を選べない」
 「少しでも搬送が遅ければ、母子ともに命が危なかった」。大阪府内で最も多い25件の飛び込み出産を受け入れた総合病院の産婦人科医師は、昨年11月末のケースを振り返った。

 意識不明の妊婦(36)が運ばれてきた。妊娠高血圧症候群を放置し、心不全に陥ったらしい。胎児も危険。緊急帝王切開で2時間後、女児が仮死状態で生まれた。懸命の蘇生で女児は産声を上げ、母親も助かった。

 母親は「父親がだれかわからない。妊娠には気づいていたが、お金がなかった。中絶させられると思って同居の親には言えなくて」と話したという。

 様々なケースを診た。「育てるつもりはない」と、産後すぐに養子縁組をする母親。やっとの思いで助けた子の養育を、母親と交際相手が押し付け合うのを見かねて、「命をどう思っているのか」としかったことも。

 「受け入れできない」とする医療機関もある中、この病院は可能な限り引き受けている。「子は親を選べない。赤ちゃんの幸せだけを願って受け入れている」と、医師は話した。

(2010年3月27日 読売新聞)

1358名無しさん:2010/03/27(土) 20:56:47
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201003270353.html

永田町顔負けの権力闘争 日医会長選 '10/3/27

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 政権交代後、初となる日本医師会(日医)の会長選は政治との距離感を焦点に、4月1日の投開票まで1週間を切り、各陣営はラストスパート。「2、3位連合」の動きが表面化するなど、かつての自民党総裁選をほうふつさせる手練手管が繰り出され、「永田町顔負けの権力闘争」(閣僚経験者)に発展している。

 ▽一致したリスト

 「連合うんぬんの話が急に出てきた。誰も予想していなかったが、私が出馬をやめることはない」―。現執行部批判を繰り返し「親民主党」を隠さない原中勝征はらなか・かつゆき・茨城県医師会長(69)は26日、都内で会見し、対峙(たいじ)する唐沢祥人からさわ・よしひと・日医会長(67)、森洋一もり・よういち・京都府医師会長(62)両陣営への不快感をあらわにした。

 その理由は、ただひとつ。26日までに両陣営が公表した副会長候補3人のリストが完全に一致したからだ。

 日医会長選では、同時に定数3の副会長も争われる。従来は、それぞれの会長候補陣営が支持を獲得した各地の医師会幹部などを副会長候補として推薦。会長選で敗れた陣営の副会長候補が降り、勝利した陣営が正副会長を独占してきた。

 日医や地方の医師会、民主、自民両党国会議員ら関係者の話を総合すると、選挙戦は「原中氏優位」で推移。唐沢、森両陣営が異例の行動に出たことで、原中氏に対抗するため、関係者間で取りざたされていた唐沢、森両氏による“合従連衡”が一気に表面化した。

 ▽2、3位連合

 唐沢、森両氏の陣営幹部は「副会長候補は偶然の一致だ」と口をそろえる。しかし、ある地方医師会会長によると、両氏の一本化も水面下で模索され、民主党支持への急旋回は、いずれしっぺ返しを食らいかねないとの認識で一致したという。

 一本化は実現していないが、原中氏周辺は、同氏が会長に当選しても、有権者である代議員の過半数を押さえないと副会長は2、3位連合側が独占する可能性を指摘。「原中の当選を見越し、会長と副会長人事で“ねじれ”をつくる気だ」と神経をとがらせる。

 2、3位連合といえば、鳩山一郎首相の後継を決める1956年の自民党総裁選で、第1回投票で2位の石橋湛山陣営が決選投票で逆転に成功した秘策だ。

 ▽もろ刃の剣

 「私は鳩山先生に申し上げた。『初年度で医療費を下げることがあったら、誰が信じるか』と。マイナスだけはやめてほしいとお願いした」―。27日、岡山市で開かれた候補者演説会。原中氏は2010年度診療報酬改定の前提となった予算編成を引き合いに出し、鳩山由紀夫首相とのパイプをアピールした。

 しかし、政権への近さはもろ刃の剣にもなる。開業医の間では、今回の診療報酬改定で収入源の一つの再診料が20円引き下げられたことへの不満が根強い。

 こうした雰囲気を察してか、原中氏は演説会で「診療所だけ下げるのは絶対に許せないと政務官と大げんかした」と説明。病院勤務医重視の厚生労働省政務三役を批判し、「民主党幹事長室との協議機関設置」など、選挙で開業医票に熱い視線を送る党側との関係強化を強調する。

 一連の「政治とカネ」問題などで、鳩山内閣の支持率は半年で30%台に転落したが、これまで日医が支持してきた自民党も展望が開けたとは言えず、日医が会長選を通じてどのような選択を示すかが注目される。


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