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Tohazugatali Medical Review

1314荷主研究者:2010/03/14(日) 16:08:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100312t15024.htm
2010年03月12日金曜日 河北新報
サリドマイド薬害 発達障害の仕組み解明 東北大など

 日本を含む世界各国で服用した妊婦から生まれた赤ちゃんに深刻な薬害をもたらしたサリドマイドは、手足などの発達に重要な役割を果たすタンパク質の働きを妨げ、胎児に障害を引き起こすという仕組みを解明したと、東京工業大や東北大などの研究チームが11日付米科学誌サイエンスに発表した。

 サリドマイドは近年、血液のがんの一種、多発性骨髄腫などの治療に使われており、今回の成果は将来、副作用のないサリドマイド開発につながる可能性もあるという。

 研究チームは、ごく小さな粒子の表面にサリドマイドを取り付けて細胞を溶かした液に入れ、「セレブロン」と呼ばれるタンパク質が結合することを見つけた。

 小さな魚を使った実験で、遺伝子操作によってセレブロンの働きを抑えると、胸びれなどに発達異常があった。またセレブロンにサリドマイドが結合しないように遺伝子操作すると、受精卵にサリドマイドを投与しても異常は抑えられた。ニワトリの実験でも同様の結果だった。

 研究チームは、セレブロンが胎児期に四肢などの発達に重要な役割を果たし、サリドマイドと結合すると、その機能が妨げられて障害につながるとみている。

 チームの山口雄輝東工大准教授は「これまで全く不明だったサリドマイドによる障害の仕組みが分かった。今後は多発性骨髄腫への効果など、好ましい作用の仕組み解明が課題になる」と話している。


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