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Tohazugatali Medical Review

1350名無しさん:2010/03/25(木) 16:30:26
>>1349記事の続き

◆◆ 進む集約、周辺にしわ寄せ 


  大田医療圏の2次救急病院は4月から、同市立病院から約30キロ離れた公立邑智(おおち)病院(邑南(おおなん)町)だけになる。


  外科でただ1人の常勤医が昨年夏に退職し、開腹手術ができなくなる局面もあったが、今年4月からは非常勤の消化器外科医が週2日診療できることになり、簡単な手術やがんの化学療法は再開できることになった。日高武英(たけひで)事務部長は「外科医がいることで、内科医のポリープ切除など、他診療科のバックアップもできる」と話す。


  大田医療圏を含む島根県西部は、中国地方でも特に医師不足が深刻だ。拠点5病院の10年度の常勤医師総数の推移は、前年度から10人、05年度からだと27人も減っている。


  そんな中、一つの病院に医師を集める「集約化」が進んでいる。その拠点は、浜田市の国立病院機構浜田医療センター。昨年11月、JR浜田駅と直結する場所に移り、県西部唯一の救急救命センターも備える。5病院で唯一、脳神経外科などで前年度より医師が増えた。


  集約化は、周辺病院からの医師の引き揚げを伴う。


  浜田医療センターに行く医師は、3月末までは隣の益田市の益田赤十字病院の脳神経外科の常勤医だ。集約化により、同病院には3月末で脳神経外科がなくなる。医師の派遣元・島根大学医学部の秋山恭彦教授は「効率的に配置しないと県西部の救急医療が成り立たない」と説明する。一方、小川章・同病院事務部長は「集約はやむを得ないところもあるが、我々の病院から医師がいなくなるのは正直困る。近隣の各病院が連携し、治療段階に応じた分担の必要があるのでは」と指摘する。


  ◆ 取材後記 〜住民・医師・市が本音のやりとりを


  医師不足対策を探るためのワークショップが、大田市民から提案された。注文を出す側と責任を取る側に分かれるのでなく、住民も医師も市や大学の職員も対等に意見を出し合う場をつくろうという趣旨だろう。賛成する。進行役は住民、会場は病院がいい。本音のやりとりが道を切り開くかもしれない。(中村)


  【「医を創る 中国地方から」は今回で終わり、4月から、「医のかたち」がスタートします。】


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