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Tohazugatali Medical Review

1311名無しさん:2010/03/14(日) 07:48:41
>山岸久一・府立医大学長は「派遣医師の一生の面倒をみられるかも問われ、調整は非常に難しい」と吐露。

2010知事選:府政の課題/2 医療 /京都
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100313ddlk26010391000c.html

◇常勤医数全国1位だが偏在拡大、北部・南部で支障も
 今年度は府中北部で医師不足が顕在化した。府立与謝の海病院(与謝野町)脳神経外科は08年4月に常勤医が2人から1人になって手術や入院治療ができなくなり、残った1人も昨年3月に退職して外来診療も休止。府立医大と舞鶴医療センターから派遣される非常勤医で週2回の外来を再開したのが7月、京都第一赤十字病院からの派遣追加で手術や入院治療も可能になったのは11月だった。

 公立南丹病院(南丹市)産婦人科は3人の常勤医の1人が昨年8月に産休・育休に入り、月40件前後だった受け入れ分娩数を30件程度に制限。非常勤医の助けも借り、出産件数減少もあって断るケースはほとんどないというが、常勤医の補充はまだない。

 「医師が1人いなくなるだけで崩れる体制では困る。引き続き医師確保に努めたい」と府医療課は話す。

 08年の人口10万人当たりの常勤医の数は府内平均で279・2人(06年比6・4人増)。都道府県別では全国1位を維持するが、京都市に集中する。2次医療圏別にみると丹後146・4人(同5・2人減)▽中丹202・8人(同2・4人増)▽南丹161・4人(同3・9人減)▽京都・乙訓353・5人(同9・7人増)▽山城北151・2人(同1・9人減)▽山城南122・7人(同8・3人増)と、偏在は拡大している。

 丹後と中丹に計10ある公的・公立病院の常勤医数は今年度、計262人だった。03年度の294人から32人減った。このうち府立医大出身者は03年度201人、今年度199人と200人前後を維持し、府立医大からの派遣で支えてきたと言える。府は今年1月、府立医大との連携を強化する府医療対策本部を設置した。2人の副知事と関係部長、府立医大の学長と医療センター所長ら12人で構成。医局単位だった医師派遣の調整を、府立医大全体で対応するよう改めた。

 来年度予算案には「総合医師確保対策」として18億6737万円を計上。今年1月末現在で約400人が登録(うち約330人が中北部で勤務)する“医師バンク”充実に7億9031万円を充てる。府外にいる府内出身医学生のネットワークを構築し、奨学金制度などの情報を提供して府内で勤務してもらうことを目指す。

 一方、先月5日、医療関係団体や大学、基幹病院長らで構成する府医療対策協議会の会合では、府の対策への評価と共に課題を挙げる声も続出した。

 京都私立病院協会の富士原正人副会長は未開通区間のある京都縦貫道に触れて「(京都市から車で通うには)南丹病院が北限」と指摘。「JRも京都市内から福知山へは最も早い特急電車が着くのが午前10時過ぎで、診療時間に間に合わない。アクセスが良くならないと総合的な医師確保は難しい」と訴え、金久和幸・京丹後市医療部長も同調した。

 また、堀忠雄・和束町長が「山城南は平日の夜間、小児科がどこも対応できない曜日がある。山城病院も整形外科に人がいない」と訴えるなど、南部の問題も挙げられた。

 中島正継・京都第二赤十字病院長や森洋一・府医師会長が2年ずつ順に医師を派遣するローテーション体制整備を訴えると、山岸久一・府立医大学長は「派遣医師の一生の面倒をみられるかも問われ、調整は非常に難しい」と吐露。平出敦・京都大医学研究科教授は京都市内に戻る際の住居確保、森本泰介・京都市立病院副院長は医師だけでなく看護師確保の必要性を訴えた。【太田裕之】

毎日新聞 2010年3月13日 地方版


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