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Tohazugatali Medical Review

1315杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2010/03/14(日) 19:53:03
【衝撃事件の核心】病院は死ぬところ…崩壊した「医のモラル」 山本病院事件の真相
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100313/crm1003130702002-n1.htm

 専門医が「あり得ない」と口をそろえるずさんな手術の準備や態勢。腫瘍(しゅよう)を探し、「これちゃうかな」とつぶやきながら肝臓を切り続けた執刀ぶり。死亡診断書の偽造…。法人理事長で医師の山本文夫被告(52)が業務上過失致死容疑で逮捕、起訴された奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(廃止)の男性患者死亡事件では、思わず耳を疑うような手術の状況が奈良県警の捜査で明らかになりつつある。先立って摘発された診療報酬詐取事件でも、偽りまみれの診療実態が判明した山本病院。2つの事件で、「医のモラル」のかけらも感じられない病院の姿が浮かび上がった。(永原慎吾、藤井沙織)
 
※ずさんな手術

 患者死亡事件の起訴状によると、山本被告と山本病院の元勤務医=当時(54)、業務上過失致死容疑で逮捕され勾留中に死亡=は、男性入院患者=当時(51)=の肝臓の腫瘍が、切除手術の必要のない肝血管腫だったと容易に判別できたのにがんと誤診。平成18年6月、ともに肝臓手術の経験や知識がなく、専門医や麻酔医もいない不十分な態勢だったのに手術を行い、肝静脈を損傷させて男性を失血死させたとしている。
 奈良地検や奈良県警は、男性の腫瘍は肝静脈の近くにあったため切除は難しく、麻酔医が血圧や脈拍を管理しながら、肝臓外科の専門医が執刀し、大量出血にすばやく対応するための医師も必要だったとみている。しかし、手術室に入った医師は、山本被告と元勤務医の2人だけだった。
 しかも肝臓専門医によると、血管が無数に集まる肝臓は出血しやすいため、他の消化器と比べると難易度は高い。他の消化器の切除と、肝切除の助手をそれぞれ数十〜50例経験したうえで、熟練医の立ち会い指導のもとで初めて執刀するのが通常。山本被告と元勤務医という執刀経験のない2人だけで手術するのは「あり得ない」という。
 山本被告は手術にあたり、専用の糸で血管をしばり、出血を最小限にとどめる「結紮(けっさつ)」という措置も取っていなかったとされる。「結紮をしない執刀はあり得ず、非常識すぎる。大量出血したのも当たり前」(医療関係者)。
 さらに仰天させられるのは、執刀ぶりだ。男性の肝臓の腫瘍は1個だけだったのに、山本被告は「これちゃうかな」「(腫瘍と)ちょっと違うな」とつぶやきながら、1センチ程度の肝臓片の切除を“試行錯誤”。結果的に肝静脈を損傷させて大量出血させたとされる。
 その後、山本被告は「飲みに行く」と言って病院から姿を消し、男性が重篤になったため看護師が携帯電話に何度も電話しても出ることはなく、戻ってきたのは男性の死後。
 また、失血死した男性の死亡診断書には、死因が「心筋梗塞(こうそく)」と記されており、元勤務医は県警の調べに、山本被告からの指示で記入したと話したとされる。
 
※疑惑の診断

 山本被告らはなぜ、無謀とも思える手術をしたのだろう。
 県警は、病院に残されていた男性の肝臓のCT(コンピューター断層撮影)画像の鑑定から、腫瘍は良性の肝血管腫だったと断定。肝臓専門医だけでなく、鑑定を依頼した専門外の開業医も全員が肝血管腫と診断したうえ、がんとの判別は「容易で、医学部生でも可能」との証言も入手。山本被告らが肝血管腫と知りながらがんと虚偽診断し、不要な手術を強行した可能性が高いとみて、傷害致死容疑で元勤務医宅などの捜索に踏み切った。
 しかし、山本被告は任意の事情聴取を拒否し、逮捕後も完全否認。逮捕前に「(山本被告から)『肝臓はもうかる。検査してがんにしといて手術したらいい』といわれた」と供述していた元勤務医は、勾留中に死亡。「虚偽診断」の立証はできず、業務上過失致死罪での立件となった。
 死亡した男性の当時の日記には、「手術は嫌だ。薬でお願いしたい」という男性を、「小さながんだから、手術すれば問題ない」「手術は大丈夫。信用してくれ」と押し切った山本被告らの言葉が書かれていた。


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