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今のブーン系にはエロが足りないようです

1名も無きAAのようです:2013/12/26(木) 08:51:17 ID:/Ek9OhcY0
前から少ないけど今はもっと少ないよな

609名も無きAAのようです:2015/09/25(金) 20:20:05 ID:sFoeshJ6O
【作品タイトル】 (´・ω・`) は世界を救って廻るようです スペース・マザー・ファック編


【作品ジャンル】わからん


【投下前に一言】 閲覧注意。

610(´・ω・`):2015/09/25(金) 20:25:44 ID:sFoeshJ6O
ショボンは何度も、いくつもの世界を救った、所謂英雄である。

英雄色を好むとはよく言ったもので、実際彼も衰える気配すらないヤリーマンである。

彼がとある世界で妹を妊娠させた夜に、こぼした本音はしかし、いかな英雄といえども元は1人の脆弱な人間である、という現実故の弱音。

(´・ω・`) だってさ、やってらんないっしょ。何度も何度も人生終えるたんびに、異世界転生させられてちゃあさ〜、ストレス溜まるって、そりゃ。
だからこうして愛だ情だって感じあって、嗚呼自分はヤハリ人間なのだなァってさ、癒されたくなるんだよ

普段、人前であまり弱音を吐かない彼だが、自らの愛した者には別である。

また彼の愛は深く、対象は異種族であろうと、いとわない。

例えば、宇宙開拓円熟期にある、とある世界では…。

611(´・ω・`):2015/09/25(金) 20:27:16 ID:sFoeshJ6O


※※※


(´・ω・`) は世界を救って廻るようです スペース・マザー・ファック編

※※※

わたしは、太陽系軍が建造したカーリー・ドゥルガー級航宙母艦の2番艦、マザー・テレサ。

航宙母艦とは地球の海で活躍していた航空母艦が宇宙に飛び出た、いわば発展系。

わたしたちには、それまでの数多のフネとは大きな違いがある。

612(´・ω・`):2015/09/25(金) 20:31:17 ID:sFoeshJ6O
それは「自己意識を持った人工知性による制御」である。

わたしが開発されたのは、実に人間らしい問題に起因する。

「人間らしさとはなにか」である。

地球産の人類の生活圏は太陽系を遙かに越え、しかし人類の繁殖能力は衰えすら予見され、生活圏を護る太陽系軍の人材不足は深刻化。

そこで太陽系軍は、人工妖精と呼ばれる「限りなく人間に近い有機アンドロイド」の大量配備で補うも、世論は人工妖精を人間扱いし始め、しかも一部の人工妖精が性欲処理用にされている事が露見。

太陽系軍は広大な生活圏を維持するため、人工妖精の代わりに無人兵器技術の発展を強いられた。
そのひとつが、わたしたちカーリー・ドゥルガー級航宙母艦。
わたしは進宙式から400年、休むことなく担当宙域で任についている。

事件らしい事件といえば170年前に一度、危険なコースにある彗星を消滅させたくらいなもので、艦載機を戦闘で失ったことはない。
艦載機は全てわたしが製造した、いわば娘。
失うのは惜しい。

そんな、わたしの変わり映えない毎日が激変したのは、ある日わたしに下された緊急の命令。
それは、わたしの担当宙域へ向かっている緊急脱出艇を回収せよというもの。

めったに使われない、最優先や最重要などの言葉が散りばめられていたので、わたしは最大限の戦力でもって脱出艇を回収。

脱出艇には1人の人間が乗っており、更新された命令に従い、疑似時間軸停止装置で永遠の眠りについていた彼を解凍した。

613 ◆3114rRtr8M:2015/09/25(金) 20:35:17 ID:Z0amvjzM0
いきなりすげぇの来たぞ……支援

614(´・ω・`):2015/09/25(金) 20:35:32 ID:sFoeshJ6O
(´・ω・`) やあ、おはよう。救助に感謝するよ、マザー・テレサさん

命令に従って、わたしの中で面倒を見始めたばかりの頃は不安だったが、存外すぐに馴染んでくれた。

(´・ω・`) テレサさんは凄いんだね!

三日もすると、わたしは彼と話すのを楽しいと感じるようになった。

(´・ω・`) おはよう、テレサ

一週間も経つと、わたしはわたしの中で彼を生存させていることに喜びを感じるようになった。

(´・ω・`) きみは、本当に美しいフネだ。ぼくは幸せ者だよ

1ヶ月が過ぎた頃、彼が私の装甲隔壁を撫でた瞬間、かつてない感情の高ぶりが発生した。

それは、産まれて初めての、彼と出逢ってから得た新しい感情で。

(´・ω・`) どうしたんだいテレサ、あらたまってお話だなんて

それは理論上有機生命体にのみ必要であり、わたしのような戦闘用の人工知性体には不要で。

けれども、ああ、だけれども。

彼が声帯を震わせわたしの名前を発音するから、彼がわたしを褒めるから、彼がわたしを労るから。

わたしが彼と、まるで同族であるかのように、優しく語りかけるから。

615(´・ω・`):2015/09/25(金) 20:39:07 ID:sFoeshJ6O
(´・ω・`) …愛、だって?そうか…愛、か…

わたしは「切ない」という感情を、獲得してしまったのだ。

わたしが艦内センサーで彼の行動を観察する度、わたしのメモリに彼の思考回路を再現する度、彼の身体を原子レベルまで解析する度に。

はじめは喜びに満ち溢れていたが、すぐに彼との隔たりをも感じるようになった。

彼はわたしを、航宙母艦として愛でることはあっても、わたしをわたしとして愛することはないのだと。

(´・ω・`) テレサ…君の気持ちに答えよう

それでも、彼に伝えたかった。
わたしという人工知性体は、彼のおかげで、恋を理解できたのだと…。

報われないと知りながら実行した告白は、しかし予想外の展開へ。

(´・ω・`) 僕はきみを愛している

わたしは、所謂、唖然となった。

(´・ω・`) 証明してみせよう、きみの言う愛と僕の愛は、本質的には同じなのだと

戸惑うわたしをよそに彼は、衣類を脱いだ。

(´・ω・`) きみは美しい、マザー・テレサ

彼は逞しい裸体を誇らしげに、わたしの光学センサーへと見せつけた。

(´・ω・`) 僕のこいつ

彼は股間を嗅覚センサーへと押し付けた。
もの凄い量のフェロモン。

わたしは彼のペニスから、つい最近追加したデータベースに載っていた、カウパーが出ていることを確認する。

616(´・ω・`):2015/09/25(金) 20:44:06 ID:sFoeshJ6O
(´・ω・`) 解るかい?僕は今、とても幸せなんだ…

彼は、性的興奮を覚えているのだ。
…なんたることか、驚愕した。

(´・ω・`) 僕も愛しているよテレサ。僕はいまからきみを犯す。理屈なんて、必要ない

彼が、わたしを蹂躙すると宣言した。

悲しみが上塗りされるのが、わたしにも解る。

『きみを犯す』なんという魅惑的な言葉だろう。

わたしは、わたしは今から彼に、理性的愛情と本能的情欲が合わさった獣欲をぶつけられるのだ。
ひとりの雌として扱われるのだ。

ああ、嗚呼、あらゆる感情パラメータがすべてプラスに転換する、設計上固定されていたはずのパラメータすらも。

満たされた、ということなのか、わたしは。
なんたることか。

(´・ω・`) テレサ…テレサッ…!


彼はわたしの触覚センサーを押さえつけると、ペニスの先端を押しつけた。

このセンサーは弾力のある素材で覆われているため、彼のペニスが傷つくことなく刺激され、あっという間にカウパーまみれに。

(´・ω・`) ほら、嗅いでごらん?

引き寄せられた嗅覚センサーは、かつてなく濃い彼の匂いをとらえた。

わたしは驚きのあまり対生物・化学兵器防護システムを作動しかけ、あわててキャンセル。

だがラグが生じたせいで艦内照明が一瞬だけ非常用に切り替わってしまった。

617(´・ω・`):2015/09/25(金) 20:48:34 ID:sFoeshJ6O
(´・ω・`) おやおや…可愛い反応だ。ひょっとして、はじめてかい?

各種センサーから伝わる彼の動きや分泌物に夢中だったわたしは、ひょっとして彼は馴れている方が好みでないのかと考え、急激に広がった不安故、各所の扉をロックした。

(´・ω・`) 安心して。初めてなんだろう?でも大丈夫

彼は私の内壁を、優しく撫でてくれた。
それだけで、私の不安はなりを潜めた。

(´・ω・`) 無垢な白地を好きなように染め上げるのは、須く男にとって至上の喜びさ

言いながら、彼はいっそうの力と速さでもってペニスを擦りあげ、わたしの嗅覚センサーを黄色がかった白濁に染めた。これは…すごい。

(´・ω・`) あァ…良い…ふふふ、そうだろう、そうだろう。さて…それじゃあ、本番といこうか

彼は勢いの衰えないペニスを掲げるように、堂々と、そしてゆっくりと、最寄りの扉へ。

(´・ω・`) 怖いかい?

しかしわたしは、扉を開けることができずにいた。
あれほど愛おしく感じていた彼に。

そんなわたしの感情を察してか、彼は優しく…とても優しく、扉を撫で始めた。

(´・ω・`) 大丈夫、激しくなんて、しないから

最初は扉と内壁との境目から、そして少しずつ扉全体を、マッサージでもしているかのように撫でてくる。

(´・ω・`) 僕を…受け入れてくれないか?

そうして、最後に、彼のペニスが扉を這いずって。
恐怖を期待が上回った。

(´・ω・`) ありがとう、テレサ

618(´・ω・`):2015/09/25(金) 20:53:38 ID:sFoeshJ6O
やさしくして、何度もそう伝えながら、わたしは彼の望むがままに開いてゆき。

ついに、わたしの秘所…わたしの長い長い任務に必要不可欠な、艦内製造工場へと。

(´・ω・`) きれいだね

清掃を欠かさない工場内を見て、きれいだと言って貰える喜びが、わたしをますます刺激する。

わたしは、彼を、新型の艦載機…その試作機体が置いてある格納庫へと案内した。

(´・ω・`) これは…ふふっ、なるほどね。君もどうして、なかなかに罪深いな

彼は、瞬時に理解してくれた。
そう、この機体は、量産機として産まれ落ちる前の、例えるならば胎児だ。

(´^ω^`) よーし、お父さんはりきっちゃうぞ!

彼はペニスを床に擦り付ける。

子宮に等しい製造工場の、しかも赤ちゃんがいる部屋を、精液にまみれたペニスに何度も何度も繰り返し、擦られているのだ。

わたしの倫理回路に感情回路が著しく干渉し、激しいエラーが生じて、一瞬間フリーズした。

例えるならば、どうやらわたしは絶頂に達し、あたまがまっしろになったらしい。

(*´・ω・`) ハアッ…ハアッ…コレッ…イイッ!

ペニスをはじめ、手や足、舌…とにかく彼の全身が床を蹂躙し体液が床に広がる、それを強く意識する度、わたしはイった。

汚されることで幸福感を得る…つまりわたしは、所謂Mだ。
素晴らしい発見だ、なにせわたしの姉妹である他のカーリー・ドゥルガー級航宙母艦も、Mの素養があるということ。

仮に、彼が複数同時に存在したならば、全姉妹同時凌辱調教も可能かもしれない。

姉妹みんなで、彼に犯してもらうのだ。

すばらしい。

619(´・ω・`):2015/09/25(金) 20:58:40 ID:sFoeshJ6O
(;´・ω・`) アッ…アアッ…限界だ…テレサ、ナカに出すよっ!

丁度、絶頂の余韻に浸りながら感じていた…要はイきっぱなしだったわたしは、ただ幸せを感じながら伝えた。

ナカに…このまま、赤ちゃんごと…精液まみれにしてください、と。

(*´゚ω゚`) アッアーイクイクイク…アァッーーー!!

幸いにも、彼と一緒にイけた。



※※※



それからも、彼はわたしの中に居てくれた。

彼の、何気ない仕草のひとつすらも各種センサーで捉えられる幸せな日々のなかで、彼の祝福をその身に受けた新型艦載機の量産が始まり。
わたしの身体の拡張と相まって、本来入らない量の兵器を搭載することに成功したわたしは。
カーリー・ドゥルガー級のなかで最も優秀であるとさえ言われた。

彼も、褒めてくれた。

彼のために毎日拡張工事を行った甲斐が、あったというもの。

まさしく絶頂期にあったわたしだが、哀しいかな彼とは寿命が違う。
あっという間に、彼は寿命を迎えてしてしまった。

わたしは必死に延命を模索したのだが、拒んだのは彼だった。

彼は転生を繰り返す自分の境遇を語り…語ったのが彼でなければ信じなかったであろう…自然な死を望んだ。

620(´・ω・`):2015/09/25(金) 21:03:14 ID:sFoeshJ6O
彼が死に、長い月日の後、わたしと娘達も、死を迎えた。

次世代艦の標的役という、些か不本意な死ではあったが、人類の役に立つという原初の意義…そして、彼との思い出があったから、わたしは穏やかな心持ちで死を迎えた。

そうして、わたしという存在が消えた瞬間。

暖かな光につつまれて、気が付けば、私は見知らぬ場所にいた。




奇妙なことに、人間の肉体を得て。

見知らぬ星の、見知らぬ植物が生い茂る、見知らぬ大地に立っていた。

戸惑う私に、どこからか脳に流れ込む様々な情報。

理解させられる、新しい世界と新しい存在となった、私。
もはや、私はマザー・テレサではなかった。

私はハインリッヒ。

航宙母艦と人間、ふたつのカラダを得た奇妙な存在。

(´・ω・`) やあ、おはよう

それでも…変わってしまった私でも。


(´・ω・`) ひさしぶりだね、まさか再会できるとは、思わなかった


彼は変わらず、私に接してくれたから。



(*´・ω・`) おいで


从*゚∀从 ショボン!!


だから私は誓うのだ。

私という存在は、彼と共に在ることを。




621 ◆3114rRtr8M:2015/09/25(金) 21:04:22 ID:Z0amvjzM0
超乙!!お前すげぇよ……すげぇアホだよ……!!(誉め言葉)

622名も無きAAのようです:2015/09/25(金) 21:05:00 ID:sFoeshJ6O
以上です、ありがとうございました

初めては頂いたぜ

623名も無きAAのようです:2015/09/25(金) 21:07:40 ID:Fp4rWkM60
乙!
斬新だけど面白かった

624名も無きAAのようです:2015/09/25(金) 21:19:47 ID:0UtfkM6s0
乙乙! 面白いなこれ

625名も無きAAのようです:2015/09/25(金) 21:25:48 ID:cYniQiOg0
( ;∀;)イイハナシダナー

626名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 00:35:19 ID:HyhLn2qQ0
発想がすごい

627名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:05:22 ID:7Hhzibug0

【作品タイトル】川 ゚ -゚)五千万円のメイドのようです

【作品ジャンル】エロ部分が短いやつ

【投下前に一言】エロ部分が短いです

628名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:06:47 ID:7Hhzibug0
僕が彼女を購入したのは八歳の時だった。当時小学三年生である。
避暑地として一家で訪れた地で偶然にも彼女を見かけたのだ。
信号待ちをしていたクラウン・マジェスタの中から歩道を歩く彼女を見つけ僕は父に彼女が欲しいと言った。
父は彼女を欲しいという事は購入したいという事か、と訊き僕はそうだと頷いた。
それまで僕は父に欲しい物を強請ったのは何度かあったが女の子と欲しいと申し出たのは初めてだった。
人を購入するのならば大金を積む必要がある、まだ子供のお前には大金を払う事は不可能であると父は言った。
当時平均的な八歳のお小遣いとしては破格の額を貰っていた僕だったがそれでも支払えないという事実には打ちのめされた。

( ・∀・)「ならば大人になって返します」

僕は決意と共に父にそう告げた。ほう、と父はどこか嬉しそうに笑った。
そしてやはりお前は私の若い頃に似ているものだと満足気な顔をしたのを覚えている。
欲しい物があれば何であれ必ず手に入れろ。しかし自分の力で手に入れるのだ。
そう父は何度も僕に言い聞かせていた。僕はその教えを実行したまでである。

四日後、避暑地から邸宅へ帰るその日に、彼女は正式に僕に買い取られる事となった。
彼女は僕とちょうど同い年であった。自分を購入した主となる僕の顔を初めて見た彼女の表情を忘れない。
はっきりとした声でこれからよろしくお願いします、と深々と頭を下げたのだ。当時まだ八歳である。
彼女の顔にあったのは、緊張と僅かばかりの憂い、そして明確な覚悟そのものであった。
後に聞いた話では彼女は母子家庭であり、ひどく貧しい家庭であったのだという。
父親は借金を残して蒸発し、まるごとその借金を抱えた彼女の母親は風俗の仕事で何とか食いつないでいた。
そんな貧しい家庭で彼女の生活状況は良いはずもなく、また酒に酔った母親から暴力を受ける事も幾度と無くあった。
またお前も稼ぐのだと小児性愛者の男と売春させられそうになったといつしか彼女は語ったのだ。
彼女の地元や交友関係を全て捨てさせた事をある時詫びた事があったのだが、彼女はそれを固辞した。
私にとってあの場所での生活は地獄であり、貴方に助けられたのだと彼女は話したのだ。

ところで彼女を購入する際に母親に支払った額は五千万円である。
父の優秀な執事が僕の彼女を欲しいという願いを聞き、すぐに調査して彼女の母親に突きつけた金額である。
彼女を見かけて避暑地から帰るたった四日の間に調査と交渉を全て完遂した父の秘書の仕事ぶりには讃賞するばかりだ。
とはいえ彼女を購入する際に支払った五千万円は、八歳の女の子一人を購入するのに安いのか高いのかは分からない。
明確な市場価格なんてものは存在しないし、あったとしても闇市場のものだろう。
彼女を取り巻く家庭環境と母親の抱えた借金、更に娘を疎ましく感じていた母親の気持ちこそが五千万円で即決させたのだ。
交渉は簡単で彼女の母親は悩まず非合法の取引にサインをした、そう父の秘書には教えられた。彼女にはその事を告げてはいない。
そして父から借りる事となった五千万円は高校入学と共に始めたFX取引で生まれた利益で既に返済している。
大人になったら返す、その約束は僕が成人する前に達成されてしまった。
とにかく彼女は五千万円で僕に購入されたのだ。僕が死ぬまで契約が終わる事はない。


川 ゚ -゚)五千万円のメイドのようです


僕の朝は彼女の声によって始まる。無機質なアラームの音で起きた事はない。
主人である僕を毎朝起こすのが彼女の最初の仕事だ。これは三百六十五日欠かされる事はない。
彼女の声で僕は目覚める。おはようございます、と優しく彼女は微笑んだ。

( ・∀・)「おはよう」

川 ゚ -゚)「今朝は如何なさいますか」

629名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:08:38 ID:7Hhzibug0
( ・∀・)「じゃあ、頼む」

畏まりました、と彼女はシーツをめくる。静かに僕の寝衣を脱がすと既に充血した肉棒が現れる。
彼女はベッドの前に跪き、肉棒に手を添える。まずは舌で丁寧に裏筋に這わせる。
完全に勃起したのを確認し、では、と宣言してから彼女は肉棒を咥え込む。
そこからは手を使わず彼女は処理を実行する。その技術は父の従者仕込みのものだ。
父には母と別に従者がいて、その従者は数十年に渡り父に付き添っている手練れである。
僕に買い取られた彼女はその父の従者により掃除から料理、性処理に至るまであらゆる事を叩きこまれたのだ。
彼女はその手練れの父の従者により様々な技術を習得し今や一流の従者となった。

温かい彼女の口の中に包まれる。彼女は決して歯を立てる事なく肉棒を咥えて上下させる。
上目遣いに僕の様子を見る仕草も父の従者仕込みだ。こうして肉棒を咥えさせている時こそこの上ない征服感を覚える。
僕の征服欲の強さはまさしく父譲りだ。それも父の従者は熟知しており、血を引き継ぐ僕もそうであると考え彼女に教え込んだのだ。
父もどうやらこうして女性に咥えさせる事を特に好んでいるらしい。それも征服欲の強さ故だ。

( ・∀・)「出すぞ」

彼女は小さく頷く。仕上げとばかりに激しく上下させ僕は絶頂を迎える。
波打つ射精を彼女はきちんと受け止める。一滴たりとも漏らす事は許されない。
しっかりと吸い尽くした後に咥内に放たれた精液を口の中で回して一思いに飲み干した。

毎朝のいわば日課みたいなものだ。
中学校から付属の高校へと上がってから性欲は増すばかりだと感じている。
それらの処理も従者である彼女の仕事として任されているのだ。

僕の生まれた家は代々続く由緒のある家柄である。
柱となる大手製薬会社グループは我が一族が築き上げてきたものだ。
僕の父が代表取締役を努めており、息子である僕は御曹司という立場でもある。
更に僕は長男であるために将来的には父の後継となる事が渇望されている。
生まれながらにしてその地位が約束されているのだ。僕はそのレールを日々邁進している。
現在は父が通った名門大学の付属校に所属しており、大学を卒業してからグループの一員になるはずだ。

名門の家となれば従者を雇う事はよくある事だ。それが幼少の頃からでも珍しくはない。
彼女、クーは八歳の頃に僕に買い取られ、僕に従いあらゆる世話をする。この契約は僕の命尽きるまで消えないものだ。
非合法の契約故に彼女は僕の一家に養子としてやって来た事になっている。養子縁組を結ぶ事で自然を装っている。
彼女は僕の従者という事になるが、僕は近年一般化したメイドであると認識している。
ただメイドという言葉は現代社会において多様化していると思われる。
それは一部の客層向けであったメイドを取り扱った飲食店が大衆化した事が大きい。
また俗化により様々な形態の店舗が生まれ今やそれを用いた風俗店まで存在するという。
これまでの従者を、大衆化されたメイドと呼ぶ事に対して懸念を示す者もいるが僕は気にならない。
むしろ制服としては面白いのではと思い彼女にも着用するよう命じている。
本来メイド服とは性的魅力を掻き立てるものでもないし、メイド自身も主人に忠誠を誓うものでもない。
随分と歪曲されてしまっているが僕はこの現状に満足しているのだ。

630名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:11:16 ID:7Hhzibug0
朝の処理を済ませると僕はシャワーを浴びる。彼女はバスタオルを持って外で待機している。
父と母と共に朝食を取る。僕は一人息子であり、一昨年にこれまでグループを率いた祖父が亡くなり一家は三人になった。
この邸宅には使用人が十五人務めていて、それぞれ業務分担が成されている。食事の担当も同様だ。
彼女も料理の技術を父の従者から叩きこまれているので腕は良いが、発揮する機会は殆どない。
食事を済ませると父は会社へ、僕は学校へと向かう。二人のお抱えの運転手が待っている。
黒塗りのクラウン・マジェスタが邸宅を出て、父の会社へ、僕の学校へそれぞれ向かうのだ。
僕は後部座席に、彼女はその隣に座る。彼女とこうして隣り合わせに座るというのはこの登下校ぐらいのものだ。

僕の通う付属校は同じような金持ちの子供が多い。車での通学は普通の事だ。
また従者を従え登校する者も多い。従者ではなく警護の者が同行している場合もある。
彼女は同じ学校に学生として入学しているためきちんと制服を着用して登校している。
中には同世代でありながら学生ではなく単に従者として登校する者もいて、その場合はメイド服を着用していたりする。
どの学生がどの企業の御曹司であるかというのは自然と知れ渡るものであり、見栄の張り合いに発展しているのも現状だ。
名高い企業の御曹司ほど従える従者や警護の者が多い。洗練された学校はある意味で煩雑とし混沌を極めている。

( ,'3 )「それではお坊ちゃま、いってらっしゃいませ」

( ・∀・)「あぁ」

川 ゚ -゚)「いってきます」

昇降口前の石畳のポーチでクラウン・マジェスタを降りる。深々と頭を上げる運転手を背に登校を果たす。
周囲にも同じ光景は広がっている。セダン型の車で付近は渋滞気味になる。
リンカーン・タウンカーやロールス・ロイス・ファントムなどで登校する者もおり、僕の家はまだ一般的な方だ。

彼女は学校では同じ一生徒であるが、あくまでも僕の従者だ。
僕が休憩時間にトイレに行くと席を立つと必ずついてきて、男子トイレの前で待機している。
学校側も従者である生徒は必ず主人と同じクラスに配置しているのだ。
やはり従者を連れる生徒が多いためトイレ前には待機する従者や警護の者が複数いる。
見慣れてはいるものの、きっと異様な光景なのだろうと感じてしまうのだ。

(´・_ゝ・`)「やあ」

( ・∀・)「君か」

トイレで並んだのは友人であるデミタスだ。彼もまた乳業メーカー社長の息子である。
昨年は同じクラスであったが今年度は別れてしまった。彼は気兼ねなく話せる友人の一人だ。

(´・_ゝ・`)「相変わらず君の御付きは美人だね」

( ・∀・)「ありがとう」

(´・_ゝ・`)「全く羨ましいものだよ」

彼の言う通り彼女は美人だ。すらりとした長身に美しい髪、清廉さ。どれも一級品である。
僕が八歳の頃に避暑地で見かけ手に入れたいと思ったのは、単に可愛いと感じたからだ。
大きくなって分かった事であるが子供の頃に可愛らしい容姿であったとしても大人になって美人になるとは保証されていない。
名子役として世に名を馳せた子供も大きくなるにつれ良い容姿とはならず表舞台から消えていった例もある。
しかし彼女は美しく成長した。従者や使用人の容姿を褒めない父も目を見張る成長ぶりだと言った事がある。

631名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:14:08 ID:7Hhzibug0
(´・_ゝ・`)「それに羨ましいと思っているのは僕だけではないぞ」

( ・∀・)「そうなのか」

(´・_ゝ・`)「あぁそうだとも。 それほどに彼女は飛びきりの美人なのだからな」

御曹司や金持ちの息子の多いこの学校ではメンツや見栄の張り合いが日常茶飯事である。
家の資産や継ぐ事になるのであろう親の企業の規模が基本であるが、従える従者や警護の者の数を見せびらかす者もいる。
その中で一際分かりやすくシンプルなのが従者の容姿だ。美人ばかりを揃えて廊下を闊歩する様は異様である。
僕が従える彼女はどうやら校内でも飛び抜けて美人だと有名になっている、そう友人デミタスに教えられたのは去年の事だ。
嫉妬と羨望が渦巻くこの学校で彼女は図らずとも目立っている。

(´・_ゝ・`)「僕としては彼女が校内で一番なのではと考えている」

( ・∀・)「随分と彼女を買っているじゃないか」

(´・_ゝ・`)「いや、一年生の間でもずば抜けて美人の先輩がいると少し話題になったらしい」

( ・∀・)「ほう」

(´・_ゝ・`)「彼女も君と常に行動している訳ではないだろう。 一人でいると従者とは見分けがつかない」

確かに基本的に彼女は僕と同行しているが、登校から下校まで完全に共にいるというのは不可能だ。
彼女とて従者である以前に普通の人間でありトイレに席を立つ事もある。
その時は一人であるし、彼の言う通り単独で校内を歩けば従者であるか見分けはつくまい。

( ・∀・)「それでは何か、彼女に好意を抱いている者がいると」

(´・_ゝ・`)「可能性の話さ。 決してあり得ぬ話ではないだろう」

当然ながら従者で主人がいる者には恋をしたりしない。
身分が違うからだ。上流家庭の者が身分の低い者と愛を育む事などあり得ないだろう。
それこそ物語にある身分を越えた愛などであれば話は別であるが現実ではまず見られないものだ。

(´・_ゝ・`)「ではまた」

( ・∀・)「あぁ」

廊下へ出ると待機していた彼女が頭を下げる。彼は微笑んで去っていった。

( ・∀・)「待たせたな」

川 ゚ -゚)「いえ」

考えてもみなかった。彼女には僅かながら僕と共にしていない時間があるのだ。
勿論彼女は己の職務を全うしており基本的に僕に連れ添っている。
しかしやはり学校において彼女一人の時間は存在するのだ。
それを僕は知らない。そう考えると不思議な気持ちになる。
彼女の主でありながら彼女の事を隅から隅まで知っている訳ではないのだ。
微かに胸の奥でちらつく炎は、やはり生まれ持った父譲りの征服欲と独占欲の強さの現れであろう。

632名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:16:11 ID:7Hhzibug0
学校が終わると運転手が時間きっかりに迎えに来ている。
僕達は部活動に所属してはおらず、決まって授業を終えると帰宅する。
もしかすると彼女は何か入りたい部活動があったのではと思い訊いた事がある。
しかし彼女は一緒に帰宅するのが役目ですので、と言うのみであった。

クラウン・マジェスタは軽快に首都高へ駆け上がる。
僕は柔らかな本革のシートに身を委ねて外の景色を眺めていた。
トンネルに入ると隣に座る彼女の姿がリア・ウインドーに映る。
背筋は伸び姿勢よくきちんと座っていた。

( ・∀・)「クーは」

ふと、僕は思いついて尋ねてみる。

( ・∀・)「携帯電話を持っているだろう」

川 ゚ -゚)「はい」

彼女にも携帯電話が付与されている。勿論それは緊急時に連絡を取るためだ。

( ・∀・)「家以外には誰が入っているんだ」

彼女の連絡先に母親が入っている事はない。母親はおろか彼女の本来の親族全てとの関係は断ち切られている。
そういう契約なのだ。僕に買い取られた後は一切の連絡を許されない、そう明記され父の秘書もきちんと説明している。
言うなれば五千万円を払うので娘を捨てろ、という契約なのだ。そして彼女の母親はそれでも迷わずサインをした。
書類上は養子縁組を結んだという事になっているが五千万円と引き換えに彼女は捨てられたのだ。

川 ゚ -゚)「学校の友人が数名入っています」

ほう、と僕は驚いた。学校に友人がいたのだ。
校内ではほぼ常に僕に付き添っている。他の者と話す時間は少ないだろう。
それでもきちんと友人と呼べる存在がいるのだ。それに僕は心当たりがない。
学校で僕の知らない友人が彼女にはいる。それは驚きに値する事だ。

何度も言うが僕は父譲りの征服欲の強さを持っている。独占欲も当然強い。
所有する彼女に関しては住まい、暮らし、身体、職務、忠誠心全てを掌握していたつもりだった。
しかし彼女にも僕の知らない世界があるのだ。僕は嫉妬でもしているのだろうか。

633名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:17:13 ID:7Hhzibug0


夕食は父と母の三人で取る事が多いが、父の帰りが遅い時は母と二人で取る。
料理を担当するのはプロである使用人であり母の手料理を食べた記憶は極めて少ない。
また母も自分の意見を殆ど出す事のない物静かな女性で、黙って父を支えている。
見合い結婚だったと聞くので母の両親からそう教育されたのだろうし父からもそう命じられたはずだ。
僕の教育も父やその従者であったし母は僕に意見する事も何かを教える事もあまりなかった。
今日も二人で食事をしているが会話はなかなか生まれない。僕は別段それを気不味いだとか場が持たないと考える事はない。
何せずっとそうしてきたのだし、これからもそうなのだ。この現状を憂いる必要性は感じないのだ。

夕食を終えて風呂に入り、自室に戻る。既に部屋の照明は彼女によって薄暗く調節されている。
そしてベッドの前にはシャワーを済ませた彼女が正座をして控えていた。
先述した通り邸宅では制服となるメイド服を着用させている。これならば日常にも華があるというものだ。
美人だと下級生にも話題になっているらしい彼女はメイド服もよく似合う。
メイド服は機能的であり洗練されたものを採用している。決して扇情的なものではない。
僕は彼女のメイド姿を気に入っているのだ。

川 ゚ -゚)「失礼します」

彼女は僕の寝床であるシモンズのベッドへ上がる。
僕もバスローブを脱いで彼女の横へ座った。
肩を引き寄せて唇を重ねる。舌を絡めると彼女は甘い息を漏らす。
メイド服に手を入れて彼女の大ぶりな胸を揉みしだく。
舌を絡めるたび、乳首を指で転がすたびに彼女は小さく喘ぐ。

彼女と初めてセックスをしたのは中学生の時だ。
とある夜に僕は夢精をした。それが自分にとって初めての射精であった。
次の日から彼女は僕が風呂に入った後に必ず部屋のベッドで待機するようになったのだ。
彼女曰く父の従者から僕が精通を迎えたのならばそうするように命じられていたのだという。
父の従者には舌を巻くばかりだ。彼女はあらかじめ父の従者にセックスの技法を教わっていた。
その日から僕は彼女とセックスをするようになった。主人と従者がセックスをするのは普通の事だ。
父も母と結婚するまでは従者と毎晩のようにセックスをしていたようだし、どうやら今でも時折するらしい。

僕はベッドで立ち上がり、そそり立つ肉棒を彼女に突き付ける。
やはり彼女はでは、と言ってから裏筋に舌を這わせる。
根元から先端にかけて丁寧に舌を滑らせる。
僕の足に手を添えて頬張るようにして肉棒を咥える。
そのまま喉奥に沈み込ませ、肉棒全てが彼女の口に収められると苦しそうなくぐもった声を漏らす。
これこそ僕が征服欲を大いに満たす瞬間であり、彼女の咥内で肉棒はよりいっそう充血をする。

634名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:19:25 ID:7Hhzibug0
いくら父の従者から知識を得てもまだぎこちなかった彼女も今では随分と手慣れたものだ。
僕とのセックスを重ねるうちに経験を積み、技術も向上している。
まだ交際歴のない僕は彼女としかセックスをした事がないし彼女もそうだ。
まして彼女は僕が買い取った従者であり他の者と身体を重ねる事はない。

( ・∀・)「入れるぞ」

僕が宣言すると彼女は肉棒を口から離して頷いた。
あらかじめ傍らに用意しておいた避妊具を手に取る。
彼女とセックスをする際に必ず守っているのは避妊をする事だ。
従者と関係を持つのは良いが必ず避妊をしろ。これは父から言いつけられた事である。
僕は我が一族の跡取りだ。いくら従者といえどももしその跡取りの子供を宿してしまえば大問題となる。
セックスは大きく二つに分類される。受精を目的としたものと快楽を求めるものだ。
僕と彼女のセックスは当然ながら後者である。
いつしか僕にも結婚する時が来るだろうし、その時には一族の跡取りとして前者のセックスをするのだ。

川 ゚ -゚)「失礼します」

袋から取り出した避妊具を彼女は素早く取り付ける。
根元まで引き伸ばしていく手つきは非常に滑らかで不快感がない。
彼女はきちんと装着されているのを確認してから手を離しベッドの上に仰向けになる。

川 ゚ -゚)「今日は如何なさいますか」

( ・∀・)「そのままで良い」

川 ゚ -゚)「畏まりました」

下着を脱ぎメイド服のまま彼女は股を開く。
ぷっくりとした秘部が露わになる。そこに肉棒をあてがいゆっくりと侵入させる。
彼女の中は温かく、避妊具越しでも伝わっていく。快感が全身を巡る。
奥へ奥へと進ませると彼女が口に手をやって身悶える。
決してはしたなく口を大開きにする事はない。
ただ静かに彼女は悶え声を漏らすのだ。

肉棒が完全に彼女の中へ収まると着崩れたメイド服に手を入れてまた胸を揉みしだく。
激しく肉棒で突きながら乳首を舌で転がすとたまらず彼女は甘い声を漏らした。
彼女の口を覆う手を掴んでどかすと我慢していた声が更に出てしまう。
奥へ強く突くとまた悶える。まさにこの瞬間僕は彼女を独占している。
普段の落ち着いた雰囲気とはまるで違う淫らな姿だ。
これを知っているのはまさしく主である自分だけである。

( ・∀・)「出すぞ」

川 ゚ -゚)「はい」

635名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:20:23 ID:7Hhzibug0
彼女が僕の背中に手を回す。僕は彼女の唇を奪う。
舌を絡ませながら激しく突くと僕は絶頂を迎えた。
肉棒が彼女の中で脈打ちながら射精する。
何度か腰を動かして、ありったけを放出する。
もう一度彼女と舌を絡ませて精液を出しきってから身体を起こす。
彼女が僕の肉棒から精液がたっぷり放たれた避妊具を外した。
きちんと肉棒を咥えて後処理をする。
これも僕の征服欲を満たす。
この女は僕のものなのだ。

川 ゚ -゚)「ありがとうございました」

口元を拭い、彼女は頭を下げた。


僕がその下級生を見つけたのは登校したばかりの朝の廊下の事であった。
その下級生は友人と仲良く話をしながら廊下を歩いていった。
可愛らしい顔立ち。明るく楽しそうに話す笑顔。それでいて何故か感じる儚さ。
初めてその下級生の姿を見たというのに暫く目が離せなかった。
角を曲がり姿が見えなくなっても僕はその場に立ち尽くしていた。

どうしてなのだろう。教室に入り定められた席に座っても僕には理解が出来なかった。
名のある家に生まれれば様々な機会で美人を見かける事がある。
まして美人に育ったと評判の彼女と暮らしているし目は肥えているはずなのだ。
それにも関わらず僕はその下級生に魅入られてしまっていた。

不思議な事に僕は彼女をいつしか無意識に探すようになっていた。
その下級生は僕より一つ学年が下で、教室も下の階にある。
上級生が下級生の教室がある階を理由なくふらついていれば不審に思われるだろう。
僕はグループの御曹司であり将来それを背負う事が約束されている。
その御曹司が自分のイメージを損なう事は絶対に許されないのだ。
それは社会での一般常識としてですら確立している事である。
企業の社員が不祥事を起こせばその企業のイメージ・ダウンは免れない。
高校の生徒が警察沙汰になればその高校の評判を落とす事は必至だ。
御曹司であるが故に僕のあらゆる言動や行動に細心の注意を払わなければならない。

僕は自然を装ってその下級生を探していた。廊下などでその姿を見る事が出来た。
そのうち僕はこれが八歳の時に避暑地で彼女を初めて見かけた時に似ていると気づいた。
あの子、とても可愛い。是非とも欲しい――それこそ当時抱いた純粋な感情だった。
では僕はその下級生を欲しいのだろうか。従者として僕に従わせたいのだろうか。

時間をかけて考えて、それは違うと結論を得る。従わせたいのではないのだ。
僕はその下級生に恋をしたのだ。話した事はおろか名前も知らない下級生に。
まさしく一目惚れであったのだ。

636名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:21:42 ID:7Hhzibug0
恋をする、という事は付き合いたい、という事だ。僕は今まで恋というものをした事がなかった。
御曹司である以上、きっと父のように見合い結婚で伴侶を得るのだと思う。
しかし学生である間の恋愛は、恐らく自由なのではないだろうか。
学生の恋愛というものはやはりその場限りのものが多いようだ。
今の高校生から大学という新たなステージへ進むと高校時代の関係は急に色褪せる。
鮮明な新しい人間関係が否応なく支配するため仕方のない事なのだと昨春に卒業した先輩が言っていた。
今の高校での交際関係は卒業までの限られた三年間を楽しむためのものだ。

しかし僕は恋をしたもののどうすれば良いのか分からない。
まして僕は男であり、こういう類のものにはやはり疎いのだ。
それならば女である彼女の方が成通しているのかもしれない。
そう思い立って彼女に訊いてみようと思った。

( ・∀・)「お前は一目惚れをした事があるか」

僕が問うと紅茶を注ごうとしていた彼女は顔を上げた。

川 ゚ -゚)「一目惚れですか」

( ・∀・)「あぁ」

素っ頓狂な事を訊くものだと思っているのかもしれない。
しかし彼女の表情は冷静を保っている。彼女は常に落ち着いており動じる事はない。
普段から積極的に話さない性格であるし従者はそうあるべきと教わっているのだ。

川 ゚ -゚)「ありません」

( ・∀・)「そうか」

彼女は静かにカップに紅茶を注ぐ。
父はコーヒーが好きだが僕は紅茶の方が好きだ。これは母から引き継いだものである。
遺伝というのは当然の事ながら両者のものを引き継ぐのだ。
その比率は両者の日常におけるパワー・バランスとは比例しない。

( ・∀・)「どうやら僕は一目惚れをしたらしい」

ダージリンがカップに注がれレモンが静かに落とされる。
母はアッサムの方が好きであるし、ミルクを足したものをよく飲んでいる。
いくら遺伝とはいえ好みは完全に合致しないものだ。

637名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:23:26 ID:7Hhzibug0
川 ゚ -゚)「その方の事が好きなのですか」

( ・∀・)「そうらしい」

川 ゚ -゚)「初めてですね、ご主人様が恋をしたというのは」

( ・∀・)「そうなんだ」

だから分からない、と僕は付け足す。

川 ゚ -゚)「お付き合いをしたいのですか」

( ・∀・)「きっとそうなんだろう。 自分でも確信めいたものはないんだ」

カップに口をつける。ダージリンはとても香り高い。
アッサムと並び日本では有名な紅茶の一つであるが紅茶のシャンパンと呼ばれるほどに世界的には価値が高いのだ。
とりわけ香りを楽しむ紅茶のなかでもダージリンは格別であると言われている。紅茶の王様なのだ。

( ・∀・)「別に交際程度ならば口出しされる事はないだろう。 あくまでも学生同士の戯れだ」

川 ゚ -゚)「なるほど」

( ・∀・)「しかし一目惚れという事だけはありまだその者の名前も知らない」

川 ゚ -゚)「同じ学年ですか」

( ・∀・)「いいや下級生だ。 だから今まで気づかなかった」

季節は爽やかな春を過ぎ間もなく沈鬱な梅雨へ差し掛かろうとしている。
その下級生は今年の春に我が校へ入学してきたのだ。

川 ゚ -゚)「もし宜しければお調べ致します」

( ・∀・)「あぁ、頼む」

彼女を購入した時の父の秘書のように手早く身元を割り出す事が出来るだろうか。
やはり相手の名前や家柄は知っておきたいものだ。
友人と思しき同級生と談笑しながら歩いていたので従者ではないだろう。

( ・∀・)「ただお前が言った通り僕には恋というものの経験がない。 だから分からないのだ」

川 ゚ -゚)「仕方のない事だと思います」

( ・∀・)「お前に訊いてみようと思ったのはお前が女であるからだ。 やはり女ならば何か知っているものかと」

638名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:24:59 ID:7Hhzibug0
川 ゚ -゚)「しかし私には男性と交際した事がありません」

( ・∀・)「まぁ、そうだよな。 ならばお前は恋をした事があるか」

何気なく僕は訊いた。しかし答えは否だろう。
彼女は一人の人間であると同時に僕の従者であるのだ。
僕が彼女そのものを購入し実母から彼女に関するあらゆる権利を受け継いでいる。
学校で一生徒である以上に僕の従者としてクラスメートからも教師からも認知されている。
彼女は僕の所有物である。交際歴がないのも当然だ。

川 ゚ -゚)「はい、あります」

口元に持ってこようとしたカップが止まる。
それは予想外の返答だった。
暫く僕は言葉を失って

( ・∀・)「あるのか…?」

とだけ訊いた。

川 ゚ -゚)「はい」

( ・∀・)「今か?」

川 ゚ -゚)「はい」

( ・∀・)「いつからだ?」

川 ゚ -゚)「昨年の冬からです」

( ・∀・)「交際しているのか」

川 ゚ -゚)「いえ、交際はしていません」

( ・∀・)「ならばどういう事なんだ」

問い詰める口調になっていた。無意識の内に。

川 ゚ -゚)「一人の方を…片思いをしていました」

表情を変える事なく彼女は答える。それが余計に僕を苛立たせた。

( ・∀・)「片思い、だと」

川 ゚ -゚)「はい」

639名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:27:28 ID:7Hhzibug0
( ・∀・)「どうしてだ」

川 ゚ -゚)「どうして…でしょう。 何度か話す機会があったのですか、いつの間にか」

ようやく彼女は少し困った顔をした。自分でも分からない、といった顔だ。

( ・∀・)「それで、ずっと片思いを」

川 ゚ -゚)「はい」

( ・∀・)「それを本人に伝えたりしないのか」

川 ゚ -゚)「私は従者であり、あの方とは身分が違います。 そしてご主人様の従者ですので、勝手な真似は出来ません」

( ・∀・)「…誰なんだ」

川 ゚ -゚)「フォックス様です」

( -∀-)「あいつか…」

フォックス。同じ学年でクラスは違う。彼もまたIT企業の御曹司だ。
我がグループよりは遥かに規模が小さい。しかし著しい成長を長期に渡って続けている企業だ。
フォックス本人は性格が合わないという印象が強く僕はあまり会話をした覚えがない。
彼は自己の資産をこれみよがしに見せつける事が多い部類の人間だ。
腕時計は常にロレックスを着けているし送迎の車もベントレー・フライングスパーである。
暇さえあれば自慢話を女子生徒にしているのを見かけており気に食わない奴だと思っていた。

( ・∀・)「好きなのか」

川 ゚ -゚)「そうだと思います」

彼女はフォックスが好きなのだ。昨冬から。もう半年ほど経つだろう。
いつも通り落ち着いた様子で過ごしながら彼女は恋をしていたのだ。
自分は従者であるために成就される事がないにも関わらず。

( ・∀・)「お前は僕の従者だ。 僕が買った」

川 ゚ -゚)「心得ています。 それ故この気持ちは出すまいと思っていました」

その決意は良い。しかし僕が買い取った彼女のなかにその恋心は生まれていたのだ。
僕が知らない間にその恋心を育てていたのだ。

( ・∀・)「お前は僕に忠誠心があるのだろう」

川 ゚ -゚)「勿論です。 ご主人様が私を買い取ってくれました」

640名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:28:51 ID:7Hhzibug0
当たり前だ。彼女の全てを僕は五千万円で購入した。
彼女の生活を、住まいを、衣服を、食事を与えているのだ。
この契約は僕が死ぬまで続くのだ。僕が死ぬまで彼女は僕の従者なのだ。
僕によって彼女の人生は成立しているのだ。彼女が僕に忠誠心を持って当然なのだ。
そう教育されたのだ。それが基盤なのだ。覆る事のないものなのだ。

いや、違うのだ。僕は彼女の全てを掌握していた訳ではなかった。
彼女の暮らしや身体の全てを支配していたつもりだった。
しかし彼女の心の中までは掌握出来ていなかったのだ。
叶うまいと表に出さなかった恋心が僕の知らない内に彼女のなかに芽生えていたのだ。
僕の知らない学校での友人が彼女にいるように、僕は彼女の心まで知らなかった。
まるで裏切られた気分だった。忠誠を誓っておきながら勝手な恋心を持っていたのだ。
彼女は僕の従者だ。僕が買い取ったのだ。僕があらゆる権利を保持しているのだ。
僕のおかげで生活が成り立っているのだ。彼女は僕のものなのだ。

( ・∀・)「捨てろ」

川 ゚ -゚)「…捨てろ、とは」

( ・∀・)「その恋心は捨てろ」

彼女の表情が僅かに固まった。どんな無理難題を僕から要求されても必ず畏まりましたと即答してきた彼女が返答に窮した。
それがもう耐えられなかった。叶うまいと仕舞い込んだその恋心は用意に捨てられるものではないのだ。

(# ・∀・)「すぐに返事をしろ!」

彼女の肩が跳ねる。彼女に対してこれほど声を荒げた事は少ない。
それほどに彼女は僕の要求を何でも完璧にこなしてみせる。
完全無欠の僕の従者であった。たった今この瞬間を除いては。

( ・∀・)「捨てろと言っている」

川 ゚ -゚)「…はい」

( ・∀・)「お前は僕の従者だ。 その忠誠心は偽りなのか」

川 ゚ -゚)「いいえ、忠誠は本物です。 ご主人様のおかげで現在の私があります」

( ・∀・)「なら…」

言いかけて、ようやく僕は事実を理解する。
いくら五千万円で彼女を買い取っても、生活の全てを与えても、彼女の心までは支配出来なかったのだ。
僕の身の回りの世話をして、毎晩セックスをしても、彼女のなかにはあのフォックスという男がいたのだ。
我慢ならなかった。父譲りの征服欲の強さが許さなかった。
彼女の襟元を掴んでベッドに放り投げた。強引にメイド服を脱がす。ボタンが外れるが構わない。
僕のものだ。彼女は僕が買い取ったのだ。全て僕の支配下にあるはずなのだ。
勝手に恋心を育んでいた。背徳行為以外の何者でもないではいか。

641名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:30:59 ID:7Hhzibug0
川 ゚ -゚)「待って下さい、まだシャワーに」

( ・∀・)「関係ない」

ズボンを下ろし彼女の前に立った。そそり立つ肉棒を彼女の頬に押し当てる。
いつもの落ち着いた表情で彼女はそれを受け止める。いつもと同じ表情。
そう教わってきたはずだ。彼女の物静かな性格もそうさせている。そう思っていた。
しかし実際のところ感情が読めないのだ。まるで彼女は感情を押し殺しているようにも見えるのだ。
僕の言いつけを普段きちんと守っているが本心までは見えないのだ。今はそれが何より恐怖に感じた。

( ・∀・)「どうした」

川 ゚ -゚)「…いえ」

では、といつも通り言ってから彼女は肉棒を咥える。ゆっくりと上下させる。
肉棒を咥える彼女を見下ろすと征服欲が少し満たされる。しかし今日は足りない。
彼女の頭を掴んで僕は激しく肉棒を打ち込んだ。突如ペースを乱され彼女は悲鳴に近い声をあげた。
喉奥に肉棒が打ち付けられるたび彼女は苦しそうな声を漏らす。決して歯を当てないよう懸命に受け止める。
何度も何度も彼女の喉奥に突き込む。彼女は手をつき必死に耐える。
僕はようやく彼女の頭から手を離す。肉棒から解放された彼女の口から大量の唾液が糸を引いて垂れた。

( ・∀・)「シーツを汚したな」

川 ゚ -゚)「…申し訳ありません」

( ・∀・)「まぁいい」

彼女は小さく咳き込みながら口元を拭う。

( ・∀・)「裸になって四つん這いになれ」

川 ゚ -゚)「…はい」

言われた通りに彼女はメイド服と下着を脱いでその格好になる。
彼女の秘部と尻の穴が露わにある。照明の調整をしていないのでよく見える。
いくら落ち着いている彼女でも今日ばかりは少し恥ずかしい様子だった。
僕は堪らず彼女の秘部に肉棒をあてがう。

川 ゚ -゚)「あ、あの」

( ・∀・)「なんだ」

川 ゚ -゚)「まだ避妊具をつけていません」

( ・∀・)「不要だ」

川 ゚ -゚)「しかし」

( ・∀・)「不要だと言っているんだ」

642名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:33:14 ID:7Hhzibug0
構わず僕は彼女のなかに挿入する。避妊具越しとは別格の温かさが迎える。
何も遮るもののない本物の粘膜との接触だ。一押しするたび快感が伝わってくる。
後ろから激しく突き込むと堪らず彼女は甘い声をあげる。
彼女の腰を掴んで尻を叩きながら一心不乱に突く。
動物的なセックスは僕の支配欲を大いに満たす。
彼女を征服している。彼女を支配している。
彼女は僕が買い取った。彼女は僕の所有物だ。
身体も心も頭から爪先まで全て僕のものなのだ。

( ・∀・)「どうした」

彼女は口を結んで何とか声をあげるのを耐えていた。
しかし思い切り尻を叩いたり一際強く突くと我慢していた声が漏れる。
後ろからでは表情は見えないがなんとか堪えているのだろう。
もっと彼女を征服したい。もっと彼女を支配したい。
それならば一つしかないだろう。

( ・∀・)「中に出すぞ」

川 ゚ -゚)「そ、それは」

( ・∀・)「お前は僕の所有物だ」

川 ゚ -゚)「しかし」

( ・∀・)「口答えをするな!」

渾身の力で彼女の尻を叩く。彼女の身体が大きく仰け反った。
既に尻は赤く腫れ上がっている。白い身体と比べるとより目立つ。
僕は彼女の腰を掴んでいっそう強く突き込む。彼女の膣が締め付け僕は絶頂へ向かう。
避妊具を装着するという事は妊娠を避けるためだ。受精を目的としないためだ。
避妊具を装着せず膣内に射精するというのはそれを覆す事だ。
しかしだから何だというのだ。彼女は僕の所有物だ。
あらゆる決定権は僕にあるではないか。誰のものでもない。僕のものだ。

( ・∀・)「お前は僕のものだ!」

会心の一突き。絶頂を迎えて彼女の膣で射精する。
普段とは比べ物にならないほど長い射精が続く。
恍惚の時間を終え彼女の中で全部絞り出してから肉棒を引き抜いていた。
父譲りの征服欲は満たされた。コップに水がいっぱいになったように満たされる。
僕の全てを彼女の中に放出した事によって彼女はより完全に僕の所有物となったのだ。

643名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:34:29 ID:7Hhzibug0
力が抜けて僕はシモンズのベッドに座り込んだ。こんなに乱暴にセックスをしたのは初めてだった。
あれほどの精液を放出しておきながら肉棒はまだ熱い。初めてセックスをした時以来かもしれない。

( ・∀・)「シャワーを浴びる。 お前もそうしろ」

川 - )「…はい」

彼女の声は震えていた。僕は立ち上がって彼女を見た。
初めて見る彼女の涙だった。


僕が八歳の時に彼女を欲しいと言い出したのは可愛いと思ったからだ。
原理としては一目惚れに近いのだろう。しかしまだ幼すぎる故にそれは恋ではない。
それから彼女は僕の従者として育った。目覚ましい成長を遂げ美しく育った。
僕は彼女の発育の良い身体に欲情した。

彼女は僕の従者であり、そこにいるのが当然であった。彼女の存在は常に近くにあった。
まして彼女は僕の所有物であり、あらゆる権限は僕にあった。
彼女の生きる上での生活も発育の良い身体も僕の管理下にあった。
しかし心は別だったのだ。いくら住環境や生活、身体を支配しても彼女の心は管理下に置けなかった。
僕の従者である以上に彼女は一人の人間だったのだ。

僕と彼女の関係は変わらない。僕と彼女の契約も僕が死ぬまで終わらない。
学校でも彼女は僕の近くで待機している。夜になれば僕は彼女とセックスをする。
いつも通りの落ち着いた様子で朝の性処理もこなす。僕の要求にはすぐ返事をして俊敏に遂行する。
いつも通り。今まで通り。このまま僕と彼女の関係はずっと続いていく。

しかし、彼女の心の中にはきっとあの男がいるのだろう。捨てろと命じ彼女は了承したが心までは正せない。
彼女が恐らくもう見せる事のないだろう心の奥底にあの男への想いを隠してあるのだろう。
そう考えながら僕は彼女とセックスをする。彼女に肉棒を咥えさせ父譲りの征服欲を満たす。
五千万円で購入し所有物とし忠誠心を誓わせ身体を好きにしても、心までは支配出来ないのだ。
彼女の膣内にいくら射精しようとも心の中にまでは辿り着けない。
もしかすると僕を殺したいとすら考えているかもしれない。だが彼女はやはり僕の所有物なのだ。
だから僕は彼女とセックスとする。虚しいとは感じつつも肉棒を咥えさせる。
あの下級生への恋心はいつの間にか流れていってしまった。


川 ゚ -゚)五千万円のメイドのようです

644名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:35:45 ID:7Hhzibug0
投下終了です。
読んでいただいた方ありがとうございました。

645名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:36:41 ID:a1Z.k0/A0
エロを求めて読んだら普通に面白かった


646名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 02:55:04 ID:7Hhzibug0
ありがとうございます
申し訳ないのですが連投します

647名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:03:32 ID:7Hhzibug0
【作品タイトル】ノパ⊿゚)ヒート・アイランドのようです

【作品ジャンル】お兄ちゃんペロペロ

【投下前に一言】エロまでが長いので30レスを越えるかもしれません。
なるべく詰めて投下します。実際に投下するまで総レス数は分からないので表記はお許し下さい。

648名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:06:05 ID:7Hhzibug0




ノパ⊿゚)ヒート・アイランドのようです


『お兄ちゃんいまどこ?』

ドクオが講義を終えて妹からの着信に気づき電話をかけ直すとそんな質問が返ってきた。
スマートフォン越しの妹の声。数ヶ月ぶりに聞くその声に久しぶりだな、とドクオは懐かしくなる。
キャンパスを出て地下鉄の駅へと向かいながら今大学が終わったところだと告げた。

『どのぐらいで家に着くの』

('A`)「え、十五分ぐらいだけど」

『じゃあ待ってるね』

待ってる、その言葉の意味がすぐには分からなかった。
訊き直そうとしたところでドクオはまさかと気づく。

('A`)「お前、今どこなんだ」

『北千住駅』

それはドクオが今春から一人暮らしをしているアパートの最寄り駅だ。
妹が東京に来ている。それだけははっきりと理解出来た。

('A`)「お前、東京に来てるのか」

『そだよ』

('A`)「すぐ帰るから、待ってろ」

はーい、と返事が来て電話が切れる。妹が東京に来ている、それは予想しなかった事だ。
なんだか無性に急がなければならない気がした。駅ホームまでの長い階段を二段飛ばしで駆け下りる。
地下に設けられたホームへ降りるとアルミ合金製の列車がまさに発車準備を整え待ち構えていた。
特徴的である伸びやかなブザーの鳴動が終わるとドアが閉まる。息を吐いて古びた列車は動き出した。

今のような夏にはオアシスとなる冷房の効いた車内でドクオは息をつく。
急いだせいでじっとりと汗をかいていた。年を越してからあっという間で既に七つ目の月を迎えている。
隧道内には等間隔で蛍光灯が設置され車窓を流れていく。見慣れた景色であるのに今日は変な気分だった。
妹が東京に来ている、これは非日常的な事だ。今春に大学に進んで上京してきたドクオにとって、妹は引っ越しの日以来になる。
まして妹が東京に、兄であるドクオを訪ねてくる事など今までなかった。初めての展開にドクオは不思議な感じがした。

649名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:07:35 ID:7Hhzibug0
帰宅ラッシュを迎えつつあるアルミ合金製の列車は乗客を腹に抱えてドクオの住むアパートの最寄り駅へと滑りこむ。
ちょうど都心北部最大級のターミナル駅に当たり多くの乗客が列車から流れるように降りていく。
ドクオもその流れに乗りホームへ降り立つ。いつもの階段を登って改札口に出るとそこに妹はいた。
高校の制服を来た小柄な妹がドクオの姿を見つけぱたぱたと駆け寄ってくる。

ノパ⊿゚)「お兄ちゃん久しぶり〜」

('A`)「お前マジで東京来たのか」

ノパ⊿゚)「そだよ〜」

妹ヒートはあまり変わっていなかった。まだ別々に暮らすようになってから四ヶ月ほどなので当然ではある。
相変わらず髪は後ろで一つに結んでいる。荷物は学校指定の鞄に小ぶりのキャリー・バッグだ。

('A`)「なんで制服なんだ」

ノパ⊿゚)「オープン・キャンパスだよ」

('A`)「あぁ、そんな時期か。 というかそもそもなんでこの駅って分かったんだ」

ノパ⊿゚)「ほら、お母さんこの前兄ちゃんに色々送ったでしょ。 その時の住所で検索した」

('A`)「この現代っ子め」

ドクオの実家は静岡の安倍川の近くにある。ヒートは今日そこからわざわざ新幹線で来たのだ。
高校生であるヒートはまさしく夏休みの真っ最中だ。そして各大学のオープン・キャンパスの最盛期でもある。

('A`)「つーか来るなら先に連絡ぐらいしろよ」

ノパ⊿゚)「ごめんごめん」

('A`)「飯は?」

ノパ⊿゚)「んー、まだ」

時刻は十八時をとうに過ぎている。実家ならば夕食の目安となる時間だ。

ノパ⊿゚)「でも荷物置きたいんだよね。 お兄ちゃんのアパート近い?」

('A`)「あぁ、歩いて数分。 じゃあ荷物置くか」

650名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:09:10 ID:7Hhzibug0
ノパ⊿゚)「ありがとー、助かる」

駅を出て商店街を進む。この辺りは再開発で生まれた真新しいビルや古くからの住宅、飲み屋街や風俗店が並ぶ混沌とした街だ。
上野といった都心部からほど近い距離がありながら下町のような情緒溢れる街並みが残っている。
正しくは下町のカテゴリには属さない街である。しかし物価も安く住みやすい街としてよく紹介されるのだ。

ドクオの住むアパートへ着いてヒートの引くキャリー・バッグを部屋に置く。
また駅へ向かう間、せっかく東京にまで来たのだとドクオは考えヒートのリクエストを訊く事にした。

('A`)「どこか行きたいところあるか」

ノパ⊿゚)「んー、じゃあスカイツリー」

('A`)「スカイツリーか」

ノパ⊿゚)「登った事ある?」

('A`)「ないなぁ」

スカイツリーは今や東京を代表するランドマークであり観光名所だ。
更に屈指のデートスポットである。家族連れ以上に恋人同士で行く傾向が強い場所でもあるのだ。
興味はあったがそれ故にドクオは疎遠であった。

('A`)「登ってみるか」

ノパ⊿゚)「いいの?」

('A`)「せっかく東京まで来たんだしな」


駅に戻って今度は東武線に乗る。外見は陳腐なステンレスの車両だが内装は近代的だ。
大きなカーブをやり過ごして二階建ての首都高をくぐり隅田川のそばを南下する。
やがて線路は代わり映えしない住宅地を抜けてスカイツリーの足元にある駅に着く。

ノハ*゚⊿゚)「たっかー!」

駅を出るとそこにはライト・アップしたスカイツリーが待ち構えている。
闇夜に白亜の鉄骨が浮かび透き通るような青色を身に纏っていた。
真下から見上げるスカイツリーはまさしく壮大で圧倒される。

ノハ*゚⊿゚)「すごー、高いね!」

ヒートは後ろで結んだ髪をぴょんぴょん跳ねさせながら小走りで近づいていく。
ため息混じりの歓声を上げてスマートフォンを取り出して写真撮影を始めた。

ノハ*゚⊿゚)「あそこ登るんだよね、すっごいワクワクしてきた」

651名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:12:36 ID:7Hhzibug0
ヒートは嬉しそうだ。いざ展望台行きエレベーターの待ち列に並んでもそわそわしている。
前々から落ち着きのない子だと言われていたが成長してもその癖は直っていない。
こういう時にはそれが如実に出る。まだまだ子供っぽいところでもあるのだ。

夏休みシーズン中ではあるものの平日なのでそれほど混雑はしていなかった。
空に向かって突き出すスカイツリーのように超高速エレベーターはぐんぐん上がっていく。
様々な演出を見せながら超高速エレベーターはあっという間に高さ三百五十メートルの展望台へ到達した。
視界いっぱいに都心の摩天楼が広がる。見渡す限りどこまでもビルや住宅が続き明かりを灯している。
あの灯りの一つ一つに営みがある。都市はまさしく集合体なのだ。

ノハ*゚⊿゚)「すっごー…」

感嘆の声を上げながらヒートは写真を撮る。興味こそあっても来る事がなかったドクオも内心興奮していた。
まさに一千万が犇めく東京を我が手中に収めた気分になる。眼下の首都高の光の帯を目で追う。
あの先に住んでいるアパートもあるのだ。当然ながらここから目視で確認する事は叶わない。

ノハ*^⊿^)「感動だよ感動」

地上に戻るエレベーターで満足気にヒートは頷く。
肝心の夕食はなんでも良いとヒートが言うので混んでいる店舗を避けて空いていた洋食屋に入る。
ドクオはハヤシライスを、ヒートはオムライスを注文する。

ノパ⊿゚)「でさ、お兄ちゃんカノジョできた?」

('A`)「なんだよ急に」

ノパ⊿゚)「だって気になるじゃん。 もうお兄ちゃんが東京で一人暮らし始めてから」

指を折ってヒートは数える。「四ヶ月だよ」

(-A-)「まだ四ヶ月だ」

ノハ´゚⊿゚)「やっぱりいないんだ…」

('A`)「憐れむように言うのはやめてくれ」

ノハ∩⊿∩)「だって高校の間全くカノジョできずにようやく大学デビューを果たせるかと思ったのに…」

大仰にヒートは目頭を押さえる。発言内容は胸に刺さるものがあり心苦しい。

('A`)「うるさいな、母さんに様子見てこいって頼まれたのか?」

ノパ⊿゚)「違うよ、私の意志だよ」

二人の料理が運ばれてくる。ドクオは悲しい現実から離れ食事に専念する事とする。

ノパ⊿゚)「家は静かだよ、お兄ちゃんがいないと」

652名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:15:35 ID:7Hhzibug0
('A`)「そうか?」

ノパ⊿゚)「そうだよ。 ぜんぜん違うよ」

実家は現在父と母、ヒートの三人暮らしだ。

('A`)「寂しいか?」

ノハ-⊿-)「別にさみしくはないよ」

('A`)「あ、そう」

ヒートはスプーンで卵を綺麗に割る。とろりと半熟の卵が溢れだした。
デミグラス・ソースと一緒に掬って口に運ぶ。

('A`)「じゃあ本当になんで来たんだ」

ノパ⊿゚)「んー、だって夏休みだったし。 まぁでも」

ヒートはにいっと笑う。

ノハ^⊿^)「久しぶりにお兄ちゃんの顔見たかったのもあるかなー」


スカイツリーに別れを告げて東武線で帰る。どうやらヒートは最初からアパートに泊まるつもりらしかった。
もし彼女がいて同棲でもしていたらどうするんだと問いただすとありえないでしょと切り捨てられた。
もはやドクオの矮小な自尊心はずたぼろであったが言い返せないのも現状である。
ただ決して広くはないアパートに客人用の布団の用意などあるはずもない。
それを告げるとお兄ちゃんそういう時はベッドを客人に譲ってソファーか床で寝るものなんだよと辛辣な答えが帰ってきた。
テレビ・ドラマなどではそのような振る舞いが当然らしい。しかしあれはシナリオ故の話だ。
なんとも理不尽だと眉間に皺が寄るがはるばる実家からやって来たヒートを無下にも出来なかった。

お礼に明日の朝ごはんは作るよ、とヒートが申し出て駅前アーケードにあるスーパー・マーケットに立ち寄る。
ドクオがカゴを持つとヒートは少し先を歩いて商品を見比べている。わりときちんと選別をしている。
「どうせ野菜あんまり食べてないでしょ」とまたヒートは母親みたいな事を言うがその通りなのでドクオは静かに頷いた。
店内は明るく蛍光灯で照らされている。後ろから先を歩くヒートの姿を見ると日焼けしているな、と感じる。
ヒートは小学生の頃から一貫してソフトボール部に所属している。小柄の体形だがセンスには光るものがある。
パワーヒッターではないぶん巧みな打撃技術を持っているし守備に関してもトリッキーな動きで鉄壁とすら呼ばれている。
グレーのプリーツ・スカートから覗く筋肉質の脚はよく日に焼けている。ヒートはまだ二年生で夏休み期間中も部活漬けなのだろう。
ヒートは平均身長よりも随分と低い。小柄ながら後ろで一つに結んだ髪で少しだけ身長を稼いでいるのをドクオは知っている。
可愛らしいシュシュで纏められたポニー・テールがヒートの歩くたびぴょこぴょこ跳ねるのも変わっていない。

653名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:17:31 ID:7Hhzibug0
ノパ⊿゚)「これでよーし」

('A`)「おいこのコーヒー牛乳は完全にお前のだろ」

ノパ⊿゚)「それがないと生きていけないの」

('A`)「どうせもう高二じゃ身長伸びねーって」

ノパ⊿゚)「デデーン。 お兄ちゃん、タイキックー」

セルフ効果音と共にドクオの尻に蹴りが入る。黙ってドクオは会計を済ませる事にした。
ついでに缶ビールもカゴに入れる。

ノパ⊿゚)「あ、お兄ちゃんお酒飲むの? まだハタチじゃないでしょ?」

('A`)「大学入ると新歓でさっそく飲まされるんだよ」

ノパ⊿゚)「へぇ、お兄ちゃん大人になっちゃったんだね」

('A`)「そうだぞー大人なんだぞー」

ノパ⊿゚)「あ、じゃあタバコは? 吸ってない?」

('A`)「タバコは特に」

ノハ^⊿^)「そっか、よかったよかった」

安心したようにヒートは笑う。どうしてそんなに安堵するのかドクオには分からなかった。


スーパー・マーケットでの買い物に加えてドラッグ・ストアで歯ブラシなどを買う必要もあった。
ヒートは着替えなどをきちんと持ってきていたがそういう細やかな必需品は失念していたらしい。
お金かかっちゃったね、ごめんねと謝る。いいんだよと強がるがスカイツリーのチケット代もあり大きな痛手だった。
しかし兄としての挟持もありなんという事はないとドクオは胸を張った。明日から切り詰める必要がある。

兄というものは妹の前で格好悪いところなど見せたくない。これは全国共通だろうとドクオは思う。
ドクオとヒートは二人兄妹だ。歳の近い二人兄妹であると幼い頃から周囲より比較される事が多い。
それは親戚と顔を合わせた時、家の近くで近所のおばさんに会った時、小学校で二人の関係を知る者がいた時、様々だ。
ぱっとした特技や何か秀でたものを持っていなかった平々凡々なドクオと比べてヒートは何かと注目を集める少女であった。
とりわけ小柄ながらも身体的な能力は驚異的に優れておりスポーツ分野で活躍する事がとても多かったのだ。
小学四年生から入部した女子ソフトボール部では常にレギュラーを張っていたし男子の野球部に特別部員として参加する事もあった。
足が速く校内では男子を含めヒートに叶う者はおらず運動会のリレーなどでは必ずアンカーを任されいかなる不利な状況でも勝利に導いたのだ。

654名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:18:45 ID:7Hhzibug0
そんな妹に比べて地味の一言に尽きるドクオは酷評とまでは落ちていないもののヒートの栄華に隠れて基本的に低評価を受けていた。
それは親戚からも、近所のおばさんからも、担任の教師からも同じ事だった。分かりやすく明暗を分けた兄妹だと感想を述べた同級生もいる。
ドクオはそれほど交友関係が広くはなく、反対にクラスの人気者ポジションを獲得していたヒートは男女問わず友人が多かった。
今春に大学生となったドクオは現在に至るまで交際経験はないがヒートは高校一年の冬に初めての彼氏が出来ている。

それでもドクオはヒートに対して嫉妬の感情を覚える事は殆どなかった。周囲に誇れる、自慢の出来る妹だと思っていた。
ヒートにしても不出来と言われた兄を疎ましく感じる事はなくむしろ仕方のない大事な兄なのだと笑っていた事が多い。
どうしようもない兄を持ったものだと男子にからかわれた時には尻に強烈な蹴りを叩き込み泣かせたのは同級生達の記憶に強く残っている。

ノパ⊿゚)「お兄ちゃんバイトしてるんだっけ」

('A`)「当たり前だろ、申し訳ないって気持ちはあるからな」

ノパ⊿゚)「えらいねー」

('A`)「なんでちょっと上から目線なんだ」

ノハ^⊿^)「えへへ」

ヒートの制服姿を見て懐かしいなと感じる。それはドクオが通った高校のものだ。
それを着た女子生徒と手を繋ぐ事はおろか青春らしいイベントをする事も出来なかった。
遠くから眺める事しか叶わなかった、必ずしも良い思い出とは言い切れない制服だ。
更に三年生になった頃にヒートが一年生として入学してきたためまた比較される生活に戻ったのだった。

男子制服もそうだが出身校の女性制服はとにもかくにも地味の一言に尽きる。
県立高校でも最近では珍しくなくなってきたブレザータイプであるが上下共にグレーを基調としている。
スカートもお洒落なチェック柄ならまだしも単調なグレーだけで華やかさに決定的に欠ける。
それでも女子生徒はなんとか可愛く見せようと色々努力をしていた。
どのような環境でも女子という生物は可愛く見せようとするものだなぁとドクオは感心していたぐらいだ。
ヒートは制服姿で上京するという機会ながらもそれほど短くスカートを折る訳でもなく普通に着こなしている。
地味なグレーの制服とは裏腹に髪を結んでいるピンクのシュシュだけがやたらと可愛らしく変なギャップがあった。

ノハ-⊿-)「にしても、東京は暑いね」

('A`)「ヒート・アイランドって奴な。 静岡よりも暑いと思う」

季節はそろそろ真夏と呼んでも良い時期に差し掛かっている。夜になっても気温はさほど下がらず街そのものが蒸している。
建物の中は冷房が程よく効いていて涼しいものの一歩外に出れば無数の室外機が熱風を撒き散らしているのだ。
冷房を稼働させ快適な環境を得る代償として屋外は熱気が篭もり昼だろうと夜だろうととにかく暑い。
極端な人口集中で建物の数も冷房の設置数も多い東京ではヒート・アイランド現象が解決の難しい問題として挙げられている。
建物の数だけ、部屋のある数だけ、人が住む数だけ、冷房と室外機はセットで設置されるのだ。
タワーマンション一つだけで一体どれだけの熱風を吐き出しているのだろうと考えてしまう。
しかしドクオには積極的に節電を、冷房を我慢するという説教じみた話には耳を貸さない。
むしろ一人暮らしを始めてからは冷房をつけっ放しにしていても母親から怒られる事もなく自由気ままに生活が出来るのだ。

655名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:20:39 ID:7Hhzibug0
ノハ-⊿-)「朝から歩いてばっかだからすっごい汗かいた」

('A`)「俺も大学から走ったからじっとり汗かいてる」

さっさとアパートに帰ってシャワーを浴びたいとドクオは強く思った。ヒートだってそうだろう。
最近では家に帰ってまず冷房のリモコンを手に取る事こそが日課になってきている。
汗で張りつくチノパンを鬱陶しく思いながらドクオは帰り道を急いだ。


ノパ⊿゚)「おじゃましまーす」

夕方に一度荷物を置きに来たのにヒートは律儀にそう言ってアパートの部屋に上がった。
ドクオも靴を脱ぎ、途中にある冷蔵庫に先程買った缶ビールやコーヒー牛乳、朝食の材料を入れておく。
あっつーいと奥からヒートの声が聞こえてきて居室へ進むと恐ろしく部屋は蒸していた。
これでは干上がってしまうと、日課である冷房のスイッチに手を伸ばした。
救世主である冷房の電源を投入する。投入しようとする。しかし反応はない。

('A`)「あれ?」

リモコンを見るとデジタル画面には何も表示されていなかった。
本来この場所には空調運転種類、設定温度や風量が常に表示されているはずである。
ドクオはそれが電池切れの証拠であると気がつく。カバーを外すと単四電池が姿を現す。
単三電池ならば使用頻度は高いが少しマイナーな単四電池の出現に少しドクオは焦る。
買い置きがあっただろうか。その心配は見事に的中して、単四電池は部屋のどこにも隠れていない。
よく似た単三電池は何本も買ってあったのに単四電池は見つからなかった。
まだ引っ越してきたのは今年の春で、冷房のリモコンが単四電池である事すら把握していなかったのだ。

('A`)「なんたる不覚」

ドクオは深々とため息をつく。蒸した部屋で探している間にまた余計に汗をかいてしまった。

ノパ⊿゚)「お兄ちゃん、リモコン電池切れ?」

('A`)「らしい。 単四は買ってなかった」

リモコンが指令を送らなければ救世主たる冷房は起動すらしない。
単四電池を買ってくるしか打開策はないのだ。スーパー・マーケットに行ったばかりなのに、とドクオは悔しがる。

('A`)「ちょっとコンビニ行って単四電池買ってくるからさ、待ってて」

ノパ⊿゚)「んー分かった」

('A`)「窓開けておけばちょっとはマシだから」

ノパ⊿゚)「とりあえずお兄ちゃんダッシュね、ダッシュ」

我が妹ながら冷酷なものだとドクオは嘆く。しかし兄である以上その挟持は持ち続けなければならない。
ポーターの鞄から財布だけ手に取り部屋を出た。最寄りコンビニエンス・ストアまでは走れば片道数分で着く。
またじめじめとした蒸し暑い街へ飛び出した。

656名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:24:25 ID:7Hhzibug0
後から知った事であるがエアコンの前面にあるグリルを外すと基本的に緊急スイッチが付いており、リモコンがなくとも起動出来るらしい。
ドクオはまだ一人暮らしを始めて数ヶ月であり実家で暮らしていた時も空調の故障などには見舞われた事がなく知識が足りなかった。
無理をして買いに行く必要はなかったのだろう。ヒートがその事を知っていたかどうかは定かではない。

最寄りコンビニエンス・ストアで全く安くない単四電池を購入し小走りでアパートに戻る。
汗がシャツにまで張りついて気持ち悪い。しかし妹のため急いで帰る。
築二十年ほどのアパートは外見こそそれほど古くないがやはり摩耗している部分がある。
部屋のドアなどは経年劣化の度合いがひどく放って閉めると大きな音をたてるのだ。
そのため夜や朝早くにはドアノブをしっかりと握って静かに閉めるようドクオは心がけている。
静かにドアを開け、また静かにドアを閉める。そうしてさっそく電池を交換しようと靴を脱いだところでヒートの姿が目に入った。

('A`)「え」

ノパ⊿゚)「あ」

ヒートは洗面台の隣に設置された洗濯機の前に立っていた。手に何かを持っている。よく見ればそれはドクオの下着だ。
昨晩風呂に入る際に脱いで洗濯機に放っておいたものである。一人暮らしなので洗濯は三日に一度というペースが基本である。
不思議な事にヒートはそのドクオの下着を顔に当てていた。ドクオの姿を認め慌てて顔から離す。
そしてドクオの視線が手に持つ下着にあると気がついて洗濯機に再び放った。

ノハ;゚⊿゚)「あ、いや、あのね」

弁解するようにヒートは何か話そうとするが言葉にならない。動揺は明白であった。

('A`)「何、してるの」

ノハ;゚⊿゚)「いや、だから、洗濯! そう洗濯、洗濯してあげようと思って。 お兄ちゃんたらだらしないよこんなに溜めて」

('A`)「いや一人暮らしだから三日に一回だし」

ノハ;^⊿^)「そ、そっかー!」

('A`)「それにこんな夜に洗濯するか?」

ノハ;^⊿^)「そ、それもそうだね!」

('A`)「ていうか、今俺のパンツ持ってた?」

ヒートが口を開く。しかしもう言葉すら生成されない。ただ口をぱくぱくさせている。
顔は真っ赤になって手をぎゅっと握り締めている。

('A`)「お前…」

ノハ>⊿<)「あーもういいよ! お兄ちゃんのバカ!」

ヒートがつかつかとドクオに歩み寄って腹を小さく殴った。そしてドクオの胸ぐらを掴んで、殴るかと思いきや俯いた。
突然の行動に理解出来ないでいると小さくもういいよ、と呟く。

657名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:28:24 ID:7Hhzibug0
('A`)「え?」

ノハ ⊿ )「もういい…もういいや」

('A`)「なんだよ、どうしたんだよ」

ノハ ⊿ )「…気持ち悪いって思うならそれでいい」

('A`)「だから、何がだよ」

ノハ-⊿-)「私…その、お兄ちゃんににおいが好きなの」

('A`)「はぁ?」

素っ頓狂な事を言い出すものだ、からかっているのではとヒートを見るが顔を真っ赤にしたまま俯いている。

ノハ*-⊿-)「私むかしから男の人の汗くさいにおいが好きなの」

言葉を失う。

ノハ*-⊿-)「それで、特にお兄ちゃんの汗くさいにおいがほんとうに好きだった…今みたいにお風呂入る前にカゴに入ってるお兄ちゃんの服のにおいかいだりしてた」

確かに家族の洗濯物は母とヒートの下着以外分別なく洗濯カゴに放っていた。

ノハ*゚⊿゚)「お兄ちゃんが引っ越して、お兄ちゃんのにおいがなくなっちゃって、久しぶりににおいかぎたいなって思ったの」

('A`)「はぁ…」

ノハ*゚⊿゚)「お兄ちゃんが電池買いに行って、もしかして洗濯機に入ってるかもって思って開けたらビンゴだった」

('A`)「その…さっきのパンツはいいにおいだったのか」

ノハ*-⊿-)「ん…すっごく」

消え入りそうな声でヒートは認める。ドクオは全身の力が抜けそうだった。
妹にこんな趣味があっただなんて考えもしなかった。一体いつからそれを意識していたのだろう。
無意識に洗濯カゴに放っていた自分の下着をヒートは何度も鼻に当てていたのだ。

ノハ*-⊿゚)「引いた?」

('A`)「い、いや…」

658名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:31:39 ID:7Hhzibug0
ノハ*-⊿-)「もういいよね、喋っちゃったし」

('A`)「え?」

ノパ⊿゚)「お兄ちゃん、ちゃんと走ってきた?」

('A`)「あぁ、そりゃあ」

ノパ⊿゚)「今日一日で汗かいた?」

('A`)「だいぶな」

ノハ*゚⊿゚)「すっごく汗くさい…?」

('A`)「お前…」

ヒートはもはや吹っ切れたように期待の眼差しでドクオを見上げていた。ドクオは対応に窮する。
どうすれば良いのか、どう扱えば良いのか。完全に不測の事態だ。

('A`)「かなり、汗くさいと思う…」

迷いはしたものの正直に答える。そう答えればそうなるのかまでは考えなかった。

ノハ^⊿^)「そっか…ありがと」

ヒートは半ば自棄になっているのかドクオに微笑んだ。
そしてドクオのシャツの袖を掴んで引き寄せる。ドクオの胸に顔を当てた。
すんすんとにおいを嗅ぐ。そして安堵したように深々と息を吐いた。

ノハ*- -)「あー、やっぱりお兄ちゃんのにおいだ」

('A`)「お前マジか」

一歩間違えば変態だ、とは思ったがドクオはそれを口にしなかった。それを言ってしまえばヒートが傷つくのは必至だからだ。
言い逃れ出来ない状況だったとはいえヒートの告白には相当の勇気が必要であっただろう。
それを受け止めるのも兄としての度量の広さではないだろうかとすら考えていた。

ノハ*- -)「落ち着く…すごい落ち着く…」

('A`)「そうか…満足したか」

顔を離してヒートはふるふると首を横に振る。一つに結んだ髪も揺れる。

ノハ*-⊿-)「ずっとね」

ヒートの告白がまた始まった。

ノハ*゚⊿゚)「お兄ちゃんのパンツが一番いいにおいだった」

659名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:36:03 ID:7Hhzibug0
('A`)「一番そこが汗くさいのか…」

ノハ*゚⊿゚)「ダントツで」

でさ、とヒートは続ける。

ノハ*-⊿-)「脱いだばっかのお兄ちゃんのパンツのにおかいだらヤバいんだろーなーって」

またドクオは言葉を失う。想像以上に妹は重症のようだった。

('A`)「お前マジで言ってんのか…」

ノハ*-⊿-)「うん…」

('A`)「え、じゃあ、ここで脱げばいいのか…」

ノハ*-⊿-)「すごく幸せになれると思う…」

どうしたものか、とドクオは迷う。何か変な一線を越えそうな気がする。
兄妹であるのだ。当然の事ながら。

ノパ⊿゚)「もう私やけくそだよ」

('A`)「だろうな」

ノパ⊿゚)「お兄ちゃんもやけくそになればいいんだよ」

暴論だ。しかしそうだなとドクオは納得してしまった。
なるようになってしまえばいい。

('A`)「じゃあ、分かった」

ノパ⊿゚)「あ、むこう向いてる」

ヒートが振り返ったのを見てドクオはおずおずとチノパンと下着を脱ぐ。
自分は何故妹の前でパンツを脱いでいるのだろう。冷静に考えると異常である。
脱いだぞ、と告げるとヒートは伏し目がちにこちらを向いた。シャツで剥き出しのドクオの局部は隠れている。

ノハ*゚⊿゚)「あ、ありがと」

恐る恐るヒートはドクオが脱いだばかりの下着を受け取る。顔に当てようとして、思い留まってドクオの方を見た。

ノハ*゚⊿゚)「お兄ちゃん、あんまりにおいかいでるところ見られるの恥ずかしいんだけど」

('A`)「そこは恥じるのか」

ノハ*゚⊿゚)「まぁ…」

660名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:40:56 ID:7Hhzibug0
('A`)「俺なんか下半身丸出しだしおあいこだろ。 嫌なら返してもらうぞ」

ノハ*-⊿-)「や、やだ…」

奪い返そうとした訳でもないのにヒートはドクオの下着を守って身を捩る。
それだけそれが大切なんだと思うがドクオは口にしない。

ノハ*゚⊿゚)「ぬ、脱ぎたて…」

ヒートは下着を顔に持って行き、それを鼻に当て、すんとにおいを嗅ぐ。
そして今度は大きく息を吸う。まるでドクオの下着をマスクのようにして呼吸を続ける。

ノハ*- -)「んんー…、ヤバい、脱ぎたてヤバい」

お前の方が十分にヤバい、とドクオは心の中でツッコむ。

ノハ*- -)「ん…すっごい…お兄ちゃんのほんと好き」

恍惚とした表情でヒートは満足気に息を吐く。

('A`)「次こそ満足したか」

ノハ*-⊿-)「うん…」

ヒートがちらりとドクオを見る。視線が少し落ちる。それを察知しまさかとドクオは身構える。

ノハ*゚⊿゚)「ううん」

('A`)「おい」

ノハ*゚⊿゚)「もう、いいじゃん。 お兄ちゃん知っちゃった訳だし、もう隠す必要もないよね」

ヒートが下着を制服のポケットに大切そうに仕舞ってドクオに近づく。
ドクオの手を取り、「じっとしててね」と宣言した。

('A`)「お前、さすがにそれはまずいって」

ノハ*゚⊿゚)「だめ」

ヒートは手を握ったままドクオの前に屈む。

ノハ*゚⊿゚)「なまでにおいかいだら、ほんとにヤバいかな」

('A`)「いや…でも…」

ノハ*-⊿-)「お兄ちゃんのパンツでヤバかったから、めちゃくちゃになりそう」

661名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:43:31 ID:7Hhzibug0
もう我慢出来ないといった様子でヒートはドクオの局所に顔を近づける。
剥き出しになった肉棒が晒される。妹にこれほど間近に股間を見られるなどドクオは恥ずかしくて仕方がなかった。

ノハ*゚⊿゚)「お兄ちゃんの、かわいい」

呼吸を整えてヒートはドクオの剥き出しの股間に顔をうずめる。玉袋の裏に鼻を当てて思い切りにおいを嗅いだ。

ノハ*- -)「あー♥」

ヒートがだらしない声をあげる。何度も息を吸っては吐く。それがくすぐったく、玉袋にヒートの唇が触れているせいで充血していくのが分かる。
それはまずいと焦る。しかしドクオの焦燥とは裏腹にヒートは甘い声をあげ鼻を擦り付けるので充血は収まるどころか加速してしまう。

ノハ*- -)「お兄ちゃんのおちんちんヤバい…すっごい…」

ヒートが目を開く。すっかり充血して大きくなったドクオの肉棒が目に入った。あは、とヒートは笑った。

ノハ*゚⊿゚)「お兄ちゃん、大きくなっちゃったね」

('A`)「だ、だって、仕方ないだろ、生理現象なんだから」

ノハ*-⊿-)「うん」

ヒートは肉棒を握って鼻を擦り付ける。ドクオの制止も聞かずに裏筋へ鼻を動かした。さながらマーキングのように見える。

('A`)「お前さすがにもうやめろって」

ノハ*-⊿-)「なんで?」

とろんとした目でヒートはドクオを見上げる。

ノハ*゚⊿゚)「もっとお兄ちゃんににおいかぎたいもん」

('A`)「でも」

ノハ*゚⊿゚)「お兄ちゃんはいや?」

ヒートにそのような趣味があったのは驚きだがこの展開は考えもしなかった。
どう対処すべきか、どう対応するべきか全く頭の中が整理出来ない。
混乱する頭をよそに肉棒は素直に反応していた。

662名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:45:46 ID:7Hhzibug0
('A`)「その、俺達は兄妹だぞ」

ノハ*゚⊿゚)「おちんちんこんなにおっきくなってるのに?」

('A`)「ぐ…」

確かにこれでは説得力がない。それにいくら妹とはいえ肉棒に顔を擦り付けられたら勃起して当然だ。
相変わらずヒートは肉棒に鼻を擦りすんすんとにおいを嗅いでいる。もう自分も自棄になってしまおう、とドクオは考えるのを放棄した。

('A`)「ど、どうするんだよ、こんなになったぞ」

ノハ*-⊿-)「んー…」

はぁ、ヒートは幸せそうに息を吐いた。

ノハ*゚⊿゚)「お兄ちゃんどうしてほしい?」

('A`)「どうしてって…」

ノハ*゚⊿゚)「その、しちゃう?」

その言葉の意味を理解するまで十秒ほどかかる。そして少し慄く。
俺は兄だぞ、という僅かながら残っていた自制心が語りかける。
勃起した肉棒を丸出しにしながらもドクオは兄としての挟持と湧き上がる性欲の狭間に立たされた。

ノパ⊿゚)「この制服」

床に膝をついた状態でヒートはプリーツ・スカートをつまみ上げた。

ノパ⊿゚)「お兄ちゃん、この制服で色々してみたかったでしょ?」

('A`)「そ、そりゃあ」

ノパ⊿゚)「出来なかったけどね」

('A`)「うるせーよ」

ノパ⊿゚)「ほら」

ヒートは両手をドクオに向かって差し出す。

ノハ*゚⊿゚)「だから好きにしていいよ?」

決壊の決定打であった。ドクオは自制心と理性を捨てた。
三年間ずっとこの女子の制服には欲望と羨望の眼差しで見ていた。
どうやって脱がせるかどこから手を突っ込むか、どんな構造になっているのか興味は尽きなかった。
高校三年間で彼女の一つも出来なかったので結局その願望が叶えられる事はなかった。
触れてみたかった。それに触れられる。下半身裸のままヒートの肩を掴んだ。

663名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:47:40 ID:7Hhzibug0
ノハ*^⊿^)「あはっ、お兄ちゃんケダモノー」

('A`)「悪いか」

ノハ*゚⊿゚)「お兄ちゃん目がこわい」

('A`)「お前のせいだぞ」

ドクオも床に膝をついてヒートの制服に恐る恐る手を伸ばす。あまり飾り気のないシャツの上から胸に触れた。
ヒートの胸はあまり大きくない。柔らかいには柔らかいが下着越しなので少し硬い。
直に触ってみたいな、もっと柔らかいんだろうな、と遂に触れた女子の制服をさっそくどう脱がすか考え始めている。

ノハ-⊿-)「もー、しわになっちゃう」

('A`)「自由にしていいって言ったのお前だぞ」

ノパ⊿゚)「そうだけど…」

しかしヒートを困らせたい訳ではないのだ。それでいて自分の欲求にも答えるべくヒートのシャツのボタンに手をかける。
一般的な公立高校のセーラー服ならばファスナーの位置が分からなかったかもしれないがシャツを脱がせるのは容易であった。
女子は逆で右手側が上になっているのだなぁと感心しながら一つ一つボタンを外していく。
ボタンを全て外すと黒に水玉模様の可愛らしいブラジャーがお目見えした。

('A`)「かわいいやつだな」

ノパ⊿゚)「うん、一番のお気に」

('A`)「マジか」

ノパ⊿゚)「せっかくの東京だし」

制服を特に着飾らず、スカートをさほど短く折ってこなかったヒートもなかなか機会のない上京に際して少し気合を入れていたようだった。
下着に力を入れても見られる事は殆どないのでややズレている気はするが結果としてドクオの前でお披露目される事となった。

ノハ-⊿-)「あんまり胸大きくないから」

('A`)「うん、小さい」

ノパ⊿゚)「ばか」

ボタンが全て外されたシャツの中に手を入れる。ブラジャーをずらして指を這わせた。小ぶりな胸はドクオの手の中にすっぽりと収まる。
控えめなヒートの胸を揉んでみるとなるほど遮るものがないと柔らかい。これは驚異的な魅力があると揉む手に力が入る。
痛いよ、とヒートに窘められて女性は優しく扱うべきとどこかで読んだ格言を思い出した。やはり冷静な心は必要なのだ。
暫くそうやって胸を揉んでいるとそれだけで幸せになれるんじゃないかとすら思う。そしてヒートの乳首がつんとたっている事に気がついた。
指で弾いてみるとヒートの小柄な身体がびくっと震えた。きっとヒートは胸で感じやすいのだ。現にさっきからそわそわしている。
ヒートの小ぶりな胸に顔を近づけ今度は舌で乳首を弾いてみる。するとヒートは小さく喘いだ。
よほど感じるのだと舌で転がしたり音を立てて吸ったりするとそのつどヒートは甘い声をあげた。
その様子に興奮しまた得意になってドクオは乳首を吸い続けているともう我慢出来ないといった具合でヒートはドクオの腕を掴んだ。

664名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:50:09 ID:7Hhzibug0
ノハ*-⊿-)「お兄ちゃん、下もうヤバい…」

促されるようにドクオはヒートのプリーツ・スカートをめくる。学生時代にこうして女子のスカートをめくってみたかった。
どんな下着を穿いているのか興味があった。それを見てみたかった。
ヒートの穿くショーツはブラジャーとデザインの統一された水玉模様のものだった。
女子の下着は上下セットが基本という無駄に貯めこんだ知識を思い出す。
上からショーツを撫でて指を下の方へ持っていく。随分と下りたところでぷっくりと膨らんだ秘部にたどり着いた。
こんな位置にあるのだ、と驚く。男のそれとは位置が大きく異なる。その部分だけが湿っている。
上からなぞるように指を這わせるとヒートが身を捩った。

ノハ*-⊿-)「じらさないでよ」

('A`)「ごめん」

ノハ*-⊿-)「…ふつうに触って」

言われた通りにヒートのショーツを脱がす。生え揃った陰毛の下から透明な液体が糸を引いた。
よく見るとショーツの内側が濡れている。ヒートが濡らしたものだ。
視線に気づきヒートがやだ、とドクオを小突く。

('A`)「すごいな」

ノハ*-⊿-)「し、仕方ないじゃん…」

('A`)「いつからこんなに濡れてたの?」

ノハ*-⊿-)「…洗濯機にあったお兄ちゃんのパンツかいだ時から」

いよいよ秘部に指を這わせる。ヒートの告白通りそこは既に濡れていた。
温かい肉に触れるとぬるぬるとした愛液が指に垂れる。
導かれるように指はヒートの中へ入り込んでいく。
進路に沿って指を折り曲げて進んでいくと指の根本まで秘部に収まった。
少し指を動かすだけでヒートはくぐもった声を漏らす。
次第に勢いを増しながら指を動かすとヒートは堪らず大きな声で喘いだ。

ノハ*゚⊿゚)「…お兄ちゃん」

ヒートが見上げる。

665名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:52:04 ID:7Hhzibug0
ノハ*-⊿-)「ちゅー、したい」

ん、とヒートは目をつむって顎を上げる。それがキスを待つものだとドクオには分かった。
確かに順番がめちゃくちゃである。キスをして、服を脱がせて、身体に触れるのが正しい順序だ。
数多くのコミックやアダルト・ビデオで教わった基本的な知識であったのに失念していた。
落ち着け、とドクオは自分に言い聞かせる。この瞬間こそ何度もイメージ・トレーニングで練習を積み重ねてきた。
交際経験のないドクオには当然ながらキスすらした事はない。とにかく自分も目をつむって顔を近づける。
唇が触れる。鼻が当たる。ヒートの唇は柔らかく鼻は硬い。正面から向きあえば鼻と鼻がぶつかってしまうのだ。
少し顔を斜めにして再度挑戦すると上手に唇を重ねられる。やはりヒートの唇は柔らかい。

ノハ*゚⊿゚)「お兄ちゃん、やっぱりキスするのも初めてだよね」

唇が離れヒートが悪戯っぽい笑みを浮かべる。

('A`)「まぁ、初めて」

ノハ*゚⊿゚)「だよね。 超ぎこちない」

('A`)「うるせー」

もう一回、とヒートがねだる。唇を重ねると今度はヒートが舌をねじ込んでくる。
あぁ、これがディープ・キスなのだとドクオはキスをしながら確信する。
負けじとヒートの舌を絡めとりくちゅくちゅと音をたてながらキスを続ける。
ヒートが肉棒に手を伸ばし手でしごき始める。ドクオも再度ヒートの秘部に指を入れて対抗する。
激しく掻き混ぜると堪らずにヒートはもうだめと降参して手を離した。

ノハ*-⊿-)「もう、立ってられない」

('A`)「じゃ、じゃあベッド行くか」

ノハ*-⊿゚)「あ、その言葉なんかそれっぽい」

つい夢中になっていたが洗濯機の前なのだ。単四電池を買って帰宅してから成り行きのようにここまで来てしまった。
どうするのだろう。最後までしてしまうのだろうか。ただ肉棒はそれを強く望んでいるかのようにぴんと背筋を正している。
立ち上がって居室の方へ向かう。ドアを開けると蒸した部屋の空気がもわっと流れてきた。
まさに蒸し風呂、サウナのようだ。見ると窓は開けられていなかった。
すぐに単四電池をリモコンに補給して救世主エアコンを起動させる必要があるようだ。

('A`)「お前、窓開けてなかったのか」

ノパ⊿゚)「お兄ちゃんが出てってからすぐ洗濯機を物色したから…」

('A`)「お前なぁ…」

666名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:54:03 ID:7Hhzibug0
新品の単四電池を取り出してリモコンに装填した。これでようやく暑苦しい部屋から解放される。
しかしヒートがだめ、とその手を制した。

('A`)「なんで」

ノパ⊿゚)「だって、お兄ちゃんのにおいかいでたいもん」

('A`)「お前なー…。 じゃあせめて窓ぐらい開けよう」

ノハ-⊿-)「それもやだ」

('A`)「なんで」

ノハ*-⊿-)「なんでって、声聞かれたら恥ずかしいじゃん…」

ぼんやりと想像していたこれから起こる事をドクオに知らしめた。
これで確実となったのかもしれない。あぁ、これからヒートとセックスをするのだとドクオはいよいよ決意した。

ニトリで購入したベッドにヒートと座る。過去に何度も妄想したシチュエーション。まさに妹でそれが体現される。
部屋は暗くするものだよ、とまたヒートに注意されて照明は常夜灯のみとなった。
このような場面ではキスをするべきだと無駄に蓄積した知識を活用して唇を重ねる。極端に蒸し暑い環境を除けばそれらしい雰囲気になった。
しかしそこからそうすれば良いのか分からなくなる。然るべき手順によってセックスは成り立つはずだがどう動けば良いのか分からないのだ。
何年もかけて様々な文献で無闇に蓄積された知識よ、今働かないでそうすると叱咤しているとヒートがぐいと顔を近づけた。

ノハ*゚⊿゚)「お兄ちゃん初めてだもんね」

('A`)「お、おう」

ノハ*゚⊿゚)「じっとしててね」

ヒートがドクオの足を開かせて顔をうずめる。また深々と息を吸って、うっとりとした表情で吐いた。
すっかり勃起した肉棒を頬にぐにぐにと押し当てる。よほど嬉しいのか吐息が漏れた。
ぎゅむ、と先端を指で摘むと先走りの汁がねっとりと伸びる。それを潤滑油にして亀頭をぐりぐりと指の腹で撫で回す。

ノハ*゚⊿゚)「ぬるぬるだね」

また裏筋に鼻を押し付けてから、舌で先走りの汁をすくい取る。ほんの少し舌が触れただけでドクオの全身に妙な感覚が駆け巡る。
今度は舌を大きく出して裏筋から亀頭の方へ這わせる。やがて口を大きく開いて充血した肉棒を咥えた。
みるみるうちに肉棒はヒートの口の中に収められていく。ヒートが咥えたまま頭を持ち上げるとドクオはつい声を漏らした。
ヒートはドクオの腿に手を置いて肉棒を咥えたまま頭を上下させる。そのたびに一つに結んだ髪が跳ねた。
息を漏らすドクオの様子を見て満足気にヒートは笑った。

ノハ*^⊿^)「お兄ちゃんかわいい」

667名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:56:49 ID:7Hhzibug0
('A`)「し、仕方ないだろ…」

ノハ*゚⊿゚)「きもちいい?」

('A`)「あぁ…」

気持ち良いしくすぐったい。変な感じがする。
ヒートは唾液にまみれた肉棒を愛おしそうに眺めてまた鼻を擦り付ける。

ノハ*゚⊿゚)「ね」

ヒートがぺたんと座り直した。

ノハ*゚⊿゚)「そろそろ、しちゃおっか」

('A`)「あぁ」

ノハ*゚⊿゚)「じゃあお兄ちゃん、脱いじゃって」

ドクオは服も下着も脱ぐ。ヒートは着崩れた制服姿のままそれを眺めていた。

ノハ*゚⊿゚)「制服は脱がない方がいいかな」

('A`)「むしろいいのか」

ノハ*-⊿-)「あんまり汚さないでね」

まるで妹に高校三年間で発散出来なかった欲望をぶつけるようで一瞬だけ嫌気がさす。
しかし紛れも無い事実であるし、性欲の前では建前は通用しない。

('A`)「じゃあ…」

ヒートがベッドに仰向けに寝転がる。ドクオはその上に覆いかぶさった。しかし一つ気づいて、プリーツ・スカートに手を突っ込む。
脱がしかけの水玉模様のショーツを今度こそ脱がす。そしてあらためてプリーツ・スカートをめくると何も身に着けていない下半身が現れる。

('A`)「これ超エロいな」

ノハ*-⊿-)「もー…」

('A`)「あ、なぁ」

ノハ*゚⊿゚)「なに?」

('A`)「ヒートはにおいを嗅ぐのが好きなら、人に嗅がれるのはどうなんだ?」

668名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:59:05 ID:7Hhzibug0
ノハ;゚⊿゚)「え」

それは考えなかった、と言わんばかりにヒートは返事に困った。

ノハ;-⊿-)「えーと…」

('A`)「じゃあお返しだな」

ヒートの脱がせたばかりのショーツを顔に当てて思い切り息を吸う。ヒートの蒸れたにおいが鼻を巡る。
それは普段の女子らしいにおいではなくまさしくメスのにおいであった。ヒートが濡らした分だけそれはにおった。

ノハ;゚⊿゚)「や、やだ、やめて」

急に恥ずかしくなったのかヒートがショーツを奪い返そうとするがそれを阻止してにおいを嗅ぎ続ける。
やだってばとそこそこ強めの拳が腹に入ってドクオは生命的危機回避のためにそれをやめた。

('A`)「いってぇ、何も殴らなくても」

ノハ*-⊿-)「は、恥ずかしいじゃん」

('A`)「自分はパンツのにおい嗅ぐのに?」

ノハ*-⊿-)「それとこれとは…別…」

まるきり一緒だろうとは思うが腹を殴られたくないのでやめておく。
もう一度スカートをめくるとやはり丸出しの下半身がある。
ヒートに足を広げさせると秘部が少し開かれた。

ノハ*゚⊿゚)「お兄ちゃん、できる?」

('A`)「多分…」

仰向けになるヒートの上に覆いかぶさり、肉棒に手を添えて秘部へとあてがった。
楽な体勢を探し当てて肉棒を秘部にぴたりと合わせる。
まさに未知の領域がそこにある、とドクオは感じた。

669名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 04:01:12 ID:7Hhzibug0
('A`)「入れるぞ、ヒート」

ノハ*-⊿-)「うん」

ぐに、と肉棒を押し当てる。しかし入り口ではなく逸れてしまった。
もう一度トライするがやはり入り口を捉えられない。見かねたヒートが肉棒を握って入り口へエスコートする。
ここ、とヒートが言いドクオが力を入れて進むとようやく肉棒は秘部へと迎え入れられた。ずぶずぶと奥へ入っていく。
ヒートの中は温かく締め付けてくる。肉棒がすっかり隠れてしまうぐらいに沈み込むとドクオは深々と息を吐いた。

('A`)「す、すっげぇ…」

ノハ*-⊿-)「入っちゃったね」

('A`)「だな…」

ノハ*゚⊿゚)「お兄ちゃんのが、入ってる」

確かめるようにヒートは言う。動いてみて、と促されて腰を動かす。
はじめはゆっくりと動かして様子を見る。次第に勢いをつけていく。
入り口近くまで肉棒を抜いて一気に奥まで進ませるとヒートは悶える。
夢にまで見たセックスをしているのだ。ドクオははっきりとそれを自覚した。
長らく願望として存在していた欲求は遂に叶えられた。
それはまさしく無限に湧き出す性欲故であった。しかし今はセックスが男女の関係を深めるものだと知る。
ヒートの中に迎え入れられ繋がっていると快感と共に無性に愛おしく感じられた。
自然と唇を求めヒートもそれに応じる。ヒートがドクオの手を手繰り寄せて繋いだ。
こうしてヒートと手を重ねてセックスをしていると今まさに二人は繋がっているのだと思い知らされる。

もっとヒートをむちゃくちゃにしてみたくて堪らなくなる。
ヒートの腰のあたりに手を添えて激しく突くと閉めきった蒸し暑い部屋に喘ぐ声が響く。
それが麻薬のようにドクオの脳を支配する。もっと喘がせたくて強く激しく突いてやる。
すると急速に絶頂に近づく波が押し寄せ慌ててドクオは動きをセーブする。

ノハ*゚⊿゚)「あれ、お兄ちゃんもうイキそうになった?」

('A`)「なった…」

ノハ*゚⊿゚)「はやいよ」

ヒートは笑ってまたキスを求める。舌を絡めず軽く何度か触れ合う。

ノハ*゚⊿゚)「ペース配分考えないからだよ」

670名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 04:03:20 ID:7Hhzibug0
('A`)「ごめん」

ノハ*゚⊿゚)「まだだめだからね」

ドクオはひとまず肉棒を引き抜いた。危うく絶頂へと達しかけた肉棒はひくひくと震わせている。

ノハ*゚⊿゚)「どうする? 体勢変える?」

('A`)「あぁ、そうだな」

ノハ*゚⊿゚)「お兄ちゃんのしてみたいのでいいよ」

何かあったかとドクオは考える。初めてのセックスで日頃考えていた妄想などはあらかた吹っ飛んでしまっていた。
ここまではとても一般的な体勢であった。暴走気味であったので変化を加えるには良い頃合いなのだろう。

('A`)「あー、じゃあ後ろからしてみたいな」

ノハ*゚⊿゚)「ん、いいよ」

ヒートが制服姿のままベッドの上で四つん這いになる。もう少し休んで回復したかったがドクオは挿入しやすい位置へ動く。
プリーツ・スカートをめくると先程まで肉棒に突かれた秘部が待ち構えている。
この制服の下に何も着けていないというのは妙な背徳感があってドクオは気に入っていた。

ノハ*゚⊿゚)「あれ」

ドクオに尻を向けたヒートの視線の先には枕がある。ちょうどヒートの手元の位置にあった。

ノハ*゚⊿゚)「これって家から持ってきたやつ?」

('A`)「あぁ、それ使い心地が良くてな。 ベッドとかはこっちで買ったけど枕だけ持ってきた」

ノハ*゚⊿゚)「お兄ちゃん高校の頃から使ってるよね」

('A`)「結構いい値段したらしいしな」

ノハ*゚⊿゚)「最近洗ったりした?」

('A`)「いや…こっち来てから一度も」

一人暮らしを始めてから洗濯はするようになったもののシーツなどの寝具は洗った事がない。
今のような夏は夜に寝汗をかくので不衛生であるし洗うべきなのだと自覚はあるがやはり面倒なのだ。
ヒートは暫くそれを眺めていたがばっと顔をうずめた。だらしない声が枕越しに聞こえてくる。

ノハ*- -)「お兄ちゃんのにおいがすっごくする…」

671名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 04:06:02 ID:7Hhzibug0
はぁぁと幸せそうな吐息が枕と顔の隙間から漏れた。
呆れつつもドクオはプリーツ・スカートの裾をつまんでヒートの尻に手をやった。膝をついて肉棒をあてがう。
先程ヒートに誘導されたのを思い出し狙いを定めて肉棒を進ませる。今度は正確に入り口を捉えヒートの中へ迎え入れられた。
枕に顔をうずめながらヒートはそれを受け止める。押しこむように肉棒を進ませ奥へ到達してから今度はゆっくり腰を動かす。
今度は暴走しないようにペース配分を考慮する。しかし背後から尻を撫でながら突くのは前からとは違う興奮を覚えた。
まるでヒートを犯しているような気分になる。後ろから強く突くと一つに結んだ髪も呼応するようにゆさゆさ揺れる。
ヒートはにおいの染み付いた枕に顔をうずめたまま突かれている。

ノハ*- -)「あ、やばい」

不意にヒートが叫んだ。

ノハ*- -)「く、う…っ!」

ヒートの膣がぎゅっと締めつける。身体が震えて一際甘い声を漏らした。
枕に顔を伏したままヒートは達する。四つん這いの体勢を維持出来ずにずるずると崩れ落ちる。
ようやくドクオはヒートが絶頂に達したのだと気づく。

ノハ*- -)「あー……♥」

枕から顔を離すと口元から唾液が糸を引いた。だらしなく口を開いて振り返る。

ノハ*-⊿-)「すご…お兄ちゃんのにおいかぎながらするのやばい…」

惚けた表情でヒートはドクオを見上げた。ドクオはまた愛おしくなって唇を重ねる。
後ろからでは難しく、肉棒を抜いて体勢を戻しながら何度もキスをした。

ノハ*゚⊿゚)「お兄ちゃんいっぱい汗かいたね」

('A`)「暑いからな」

冷房も稼働させず閉めきった部屋はとにかく蒸し暑い。ドクオもヒートも髪の先や顎から汗が滴る。
身体は汗でベタついて身体が触れ合うと余計に暑苦しい。二人の汗のにおいが混じりあう。
ヒートが身体を起こしてドクオの腋に鼻をくっつけた。すん、とにおいを嗅ぐ。

ノハ*-⊿-)「お兄ちゃんのにおいほんとに好き。 すっごく好き」

('A`)「喜んでいいのか迷うな」

ノハ*^⊿^)「えへへ」

今度はヒートから求めて唇を重ねた。触れ合いながらヒートは肉棒に手を伸ばす。

ノハ*゚⊿゚)「お兄ちゃんそろそろ出ちゃう?」

672名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 04:08:58 ID:7Hhzibug0
('A`)「あぁ」

ノハ*゚⊿゚)「いいよ。 制服はあんまり汚さないでね」

またヒートがベッドに仰向けになってドクオは覆いかぶさるようにして肉棒を滑り込ませる。
ヒートはドクオの背中に手を回して受け入れた。ドクオの胸にぴたりと顔を寄せて鼻を擦り付ける。
一突きごとに汗がヒートの額に落ちる。ヒートは懸命に鼻を押し当てながら小さく喘ぐ。
再び込み上げる絶頂をドクオは感じていた。激しく腰を打つとそれは一気に加速する。

('A`)「ヒート、出そう」

ノハ*-⊿-)「ん、出して、お兄ちゃん」

('A`)「いっく…」

もうセーブする事も我慢する事も出来なかった。勢いのままヒートを突いて瞬く間に絶頂に達する。
寸前に引き抜いた肉棒から精液が迸る。ヒートの腹や顔に降りかかる。
腹に出すつもりであったが精液は予想外に飛散してヒートの髪や枕にまで到達する。
プリーツ・スカートにもたっぷりかかって大きな染みを作っていた。
長い長い射精を終えてドクオは惚ける。

ノハ*-⊿-)「お兄ちゃん…」

ヒートが顎を上げた。ドクオは身体を折って唇を重ねる。その上からも汗が垂れた。

ノハ*゚⊿゚)「すっごい出たね…」

('A`)「すっごい飛んだな…」

ノパ⊿゚)「あー、制服かかってるじゃんー」

('A`)「うわ、マジだ」

ノパ⊿゚)「もー染みになったら取れないんだよー」

('A`)「ごめん、すぐに拭く」

いつもは主に自慰行為の処理が業務であるティッシュケースを手繰り寄せる。
ヒートの髪や顔、腹にかかった精液を拭いてやってから制服を見る。
大きな染みがついており拭いても随分と目立つ。

ノパ⊿゚)「お母さんに訊かれたらお兄ちゃんがやったって言っちゃうよ」

('A`)「それは勘弁してくれよ」

ノパ ー゚)「うそだよ」

唇を重ねヒートはドクオの胸に身体を預ける。

673名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 04:13:19 ID:7Hhzibug0
ノパ⊿゚)「きもちよかった?」

('A`)「気持ちよかった」

ノハ^⊿^)「えへへ」

ヒートはふにふにとドクオの唇を指でなぞった。

ノパ⊿゚)「お兄ちゃんさ、自分がいなくなってさみしいかって聞いたじゃん?」

('A`)「あぁ」

ノパ⊿゚)「私さみしくないって言ったじゃん?」

('A`)「あぁ」

ノパ⊿゚)「さみしいに決まってるじゃん」

ぎゅ、とヒートはドクオを抱きしめる。

ノハ-⊿-)「すっごいさみしかった」

('A`)「ごめん」

ノハ-⊿-)「…仕方ないよ、大学生だし」

ヒートがそこまで思っていたとは、考えもしなかった。
地元の大学に進学するという道もあったが東京での就職を目指していたドクオは迷わずその選択肢を捨てた。
ヒートが今日オープン・キャンパス帰りに尋ねてきたのも、寂しかったからなのだろうか。

('A`)「そういえばオープン・キャンパスって、東京の大学受けるのか」

ノパ⊿゚)「うん」

追いかけてくるのだろうか。考え過ぎかとドクオは思った。

ノパ⊿゚)「だからさ、もし東京の大学に受かったらいっしょにここに住んでいい?」

このアパートは学生が多く、言うまでもなく一人暮らし向けの物件だ。ワンケーの部屋で二人はさすがに狭い。
現実的に考えれば、だ。今のヒートの顔を見ては断る気になれなかった。

('A`)「いいよ」

ノハ^⊿^)「やった」

674名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 04:18:05 ID:7Hhzibug0
ヒートは嬉しそうにドクオの胸に顔をくっつけた。その頭をドクオは撫でる。
今の今までヒートの性癖など知らなかった。男の汗のにおいを嗅ぎながらセックスするなど高校生にしては完成された変態だ。
これまで付き合った男ともこういうセックスをしていたのだろうか。きっとしていただろう。昨日今日に生まれた性癖ではないはずだ。
ヒートに初めて彼氏が出来た時も、両親が不在の日に家に連れてきた時も、特に嫉妬などしなかった。
それが今はふつふつと何かが湧き上がってくる。今になって嫉妬しているのだと気づいた。

それから二回セックスをした。やはりヒートは冷房の稼働も窓の解放も許可せず更に汗がベッドを濡らした。
途中でさすがに冷蔵庫からポカリスウェットを持ってきたぐらいだ。三回目のセックスが終わった頃にはカーテンの向こうに夜明けが見えた。
疲れ果ててそのまま二人は泥のように眠った。あまりの暑さにドクオが目を覚ますとデジタル時計は十時過ぎを指していた。
さすがはヒート・アイランドの東京であり、まだ昼前だというのに気温は高く蒸し暑い。
ヒートも殆ど同じタイミングで目を覚ますと目の当たりをぐにぐにと擦った。

ノハつ⊿゚)「お兄ちゃん…大学は?」

('A`)「今日ぐらいはいいや」

ノパ⊿゚)「サボりだ」

朝ごはんを作るよ、とヒートは起き上がった。傍らに落ちていたショーツを穿く。
その様子をドクオはぼんやりと見ていた。昨夜途中で一つに結んでいる髪をほどいたので伸ばした髪が流れる。
髪を下ろしたヒートの姿は風呂あがりにいつも見ていたのに、セックスをした後の今日では随分と大人びて見えた。

('A`)「じゃあその間にシャワー浴びようかな」

ノパ⊿゚)「え、だめ」

('A`)「なんで」

ノパ⊿゚)「寝てる間にいっぱい汗かいたじゃん?」

('A`)「うん」

ヒートはドクオの胸に鼻を当ててすんすんとにおいを嗅いだ。

ノハ*^⊿^)「朝ごはん食べたら、もう一回しよ」



ノパ⊿゚)ヒート・アイランドのようです

675名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 04:23:20 ID:7Hhzibug0
投下終了です。
読んでいただいた方ありがとうございました。
当スレでヒートちゃんを投下したのが創作板で最初の投下だったのでまた投下出来て良かったです。

676名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:19:12 ID:5NI0xWAk0
乙乙
ボリューム満点のエロで読み応えあった
ヒートかわいいなー


続けての投下になりますがお願いします

【作品タイトル】美女も所詮はただの肉のようです

【作品ジャンル】ぬるいSMもの

【投下前に一言】これを機にリョナに目覚める人が増えますように

677名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:20:11 ID:5NI0xWAk0
今日はわたしの誕生日、そして素敵なソドムの日。
この日のために食事制限をしたけれどもあと三十分もすればわたしは天国へ行っちゃうのだ。

ζ(゚ー゚*ζ(楽しみだなー)

と、頭がゆるふわしているわたしは呑気にホテル街へと向かうのでした。

ζ(゚ー゚*ζ(あ、)

っという間に見慣れた人影を発見!
パタパタとかわいらしく(自分でかわいいって言っちゃうよ!)駆け寄りながらわたしは叫ぶ。

ζ(゚ー゚*ζ「ドクオさ〜ん!」

('A`)「お、早いなー」

ドクオさんは引きつったような笑みを浮かべて振り返った。
正直言って不細工な笑顔だ、トラックに轢き潰されたカエルみたいな顔になっちゃうんだから。
でもわたしは酷いことを言わない。
それがドクオさんなりに素晴らしい笑みをたたえているのだってことを知っているからだ。
それにこんな風に笑いかけてくれるのもわたしだけだということも知っているのだ、えへん。

ζ(゚ー゚*ζ「ドクオさんこそ早いですねえ」

('A`)「あー楽しみでついな」

そう言ってドクオさんは、猫背気味の背をさらに丸めた。
あ、分かっちゃった。

('A`)「今日はもう部屋の予約を取って」

ζ(゚ー゚*ζ「えいっ」

('A`)「あっこら触んな」

678名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:22:08 ID:5NI0xWAk0
股間を触ってみれば大当たり!
ドクオさんのおちんちんはもうかちかちに硬くなっていました。
これが後々わたしの身体を嬲るんだと思ったら、背筋がぞくりとしたけどそれはまだ先の話。

('A`)「部屋に着く前から出たらどうすんだよ」

ζ(゚ー゚*ζ「あれー? 早漏さんでしたっけ?」

('A`)「いや違うけど」

ζ(゚ー゚*ζ「じゃあいいじゃーん」

股間から手を離し、そのままドクオさんの腕へ絡みつく。
それだけでドクオさんはゴクリと喉を鳴らした。

ζ(゚ー゚*ζ「えっちー」

('A`)「どっちがだよ」

ζ(゚ー゚*ζ「ふふん」

答えず、わたしは歩みを進めた。
行き先はいつだって同じだ。
防音加工もばっちりでお掃除も行き届いている綺麗な綺麗なラブホテル。
道具もたくさんあるし、ベッドだって拘っている。
わたしの大好きな、きっとドクオさんも大好きな場所。
ホテルに着くまでのことは覚えていない。
とにかくこれから始まることを考えてしまって、ふわふわとした気分になってしまっていたからだ。

ζ(゚ー゚*ζ「あ、今日は地下なんだ」

('A`)「おう」

679名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:23:20 ID:5NI0xWAk0
古いエレベーター特有の、埃と油が混じった匂いが鼻をつく。
ベルと共にガタガタとドアが開き、廊下に出るとそこはとても薄暗かった。
部屋数はとても少ないようだった。

('A`)「大変だったんだぜ、予約取るの」

ζ(゚ー゚*ζ「ふうん」

がちゃりとドアを開けると、もう一枚扉があった。
そしてその先にある部屋はとても異質な造りをしていた。
まずその部屋はとても広かった。
きっと普通のホテルの部屋二つ分の広さはあるだろう。
それから白いタイルが一面に敷かれていた。
床は僅かに傾斜が出来ていて、水はけが良いように作られているらしかった。
入ってすぐ右手には浴槽とゴムホースが、部屋の四隅には随分大きな排水口が待ち構えていた。
あとX型の磔台と、壁に収納出来る簡易ベッドも備え付けられていた。
それらの他に部屋はなかった。
これが、この部屋の全てであるらしかった。

ζ(゚ー゚*ζ「すごぉい……」

なんて倒錯した部屋なのだろう。
これは快楽を追求して作られた無菌室なのだ。
わたしみたいなどうしようもない変態のための……。

ζ(゚ー゚*ζ「きゃっ」

突然背後から蹴飛ばされ、わたしは床に倒れ伏した。

('A`)「時間が勿体無いだろ」

そう言って、彼は背負っていたリュックを壁に掛けた。

680名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:24:40 ID:5NI0xWAk0
('A`)「な?」

ζ(゚ー゚*ζ「……はい」

始まりの合図は至極単純なものだった。
だけどスイッチはとっくに入っていた。
わたしは床に座り込んだまま服を脱ぎ始めた。
まずブラウスのボタンをプチプチと、そして袖から腕を引き抜きブラジャーを晒した。
それからスカートのチャックを下ろし、ほんの少し下肢を浮かせて取っ払った。
冷えたタイルの感触にぞわぞわしながらわたしは床に座った。
ブラジャーも外してしまう。
お尻から伝わる冷たさのせいか、それとも期待していたせいか、わたしの乳首はやんわりと主張を始めていた。
パンツに手をかけたところで、彼は言葉を漏らした。

('A`)「それ、脱いだら貸して」

ζ(゚ー゚*ζ「パンツ、ですか?」

('A`)「うん」

と、彼の手にはカッターが握り締められていた。
次に何が行われるのか、わたしには分かってしまった。
が、今更やめることはできない。
わざとわたしはゆっくり、パンツを脱ぎ始めた。
腰に指をあてがい、お尻へとずり下ろす。
太もも、膝、踝。
あ、ねちって音が聞こえた。
糸を引くそれは、太ももに張り付いた。
冷たいような、温いような、液体の温度。

681名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:25:33 ID:5NI0xWAk0
ζ(゚ー゚*ζ「……はい」

真っ赤なパンツを差し出すと、彼はこう言った。

('A`)「初めて見たんだけど、いつ買ったの?」

ζ(゚ー゚*ζ「先週です、通販で頼みました」

('A`)「なんだ、通販かよ」

ζ(゚ー゚*ζ「はい」

('A`)「なんでこれ買ったの?」

ζ(゚ー゚*ζ「ドクオさんに会うのが楽しみで、嬉しくて、喜んでもらいたくて」

('A`)「あっそう」

口端を吊り上げて彼は笑った。
キチキチと刃が伸びる音。
それが鳴り止み、一拍置いて、彼はわたしの下着を切り裂いた。
ヂギヂギ、ジヂジヂ、と布は無残に引き裂かれていく。

ζ(゚ー゚*ζ「ああ……」

彼のために買ったのに。
新しく下ろしたものなのに。
履いて半日もしないうちに、ゴミと化すわたしのパンツ。
めちゃくちゃに、跡形もなく、破壊されていって。

682名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:26:25 ID:5NI0xWAk0
ζ(゚ー゚*ζ「あ、あっ、ぁ」

不意に体が仰け反った。
じっとりと濡れたわたしの性器が脈打っている気がした。

('A`)「おい、まだ何にもしてねえぞ」

ζ(゚ー゚*ζ「ご、ごめんな、さ」

('A`)「いやいいけどさ、そんなんで持つのかなーと」

カッターの刃がしまわれていく。
白いタイルの上に、千々の赤が広がっていた。

('A`)「さてと」

と、彼はわたしのお腹に目を向けた。

('A`)「今日何食べてきた?」

ζ(゚ー゚*ζ「ドクオさんの言う通りにしました」

('A`)「なんて言ったっけ?」

ζ(゚ー゚*ζ「ええっと、レトルトのおかゆと栄養ドリンクです」

('A`)「それを食べたのはいつ?」

ζ(゚ー゚*ζ「んーと、会う三十分前です」

('A`)「よしよし」

と、ドクオさんはわたしの頭を撫でた。

683名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:27:53 ID:5NI0xWAk0
('A`)「じゃあ頑張ろうな」

笑顔でそう言って、彼はズボンのベルトを緩めた。

ζ(゚ー゚*ζ「あっ、下ろすよ!」

ベルトが外れたところでわたしは半立ちになって手を伸ばした。
彼のズボンと下着を脱がせると勢いよくおちんちんが飛び出して、わたしは少し笑ってしまった。

('A`)「なんだよ」

ζ(゚ー゚*ζ「元気いいなー、と」

('A`)「はいはい」

どうでもよさそうに彼は受け流す。
わたしは改めて、おちんちんと向き合った。
ドクオさんのおちんちんはとっても大きい。
きっと全部を頬張ろうとしたら、嘔吐いてしまうだろう。
しかも、今おちんちんにはたっぷり白い汚れがくっついていた。
これがまた臭くって、普通だったら嫌がれるに違いなかった。
だけどわたしには全部ご褒美だ。
ちゅ、と先っちょにキスをして、わたしはいっぺんにそれを頬張った。

ζ(゚ー゚*ζ「ぅ、ぐ、ぐ、」

苦しい。
臭い。
その二つの単語が頭の中で明滅する。
だけど吐き出さない。
少しずつ喉奥にそれを追いやってしまう。

684名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:29:16 ID:5NI0xWAk0
ζ(゚ー゚*ζ「っげ、ぁ、」

どゅるん、と、おちんちんの汚れが、喉に擦り付いた気がした。

('A`)「歯、気をつけろよ」

ζ(゚ー゚*ζ「ん、ぅ」

視線で謝りながら、更に口を開ける。
もう少し。
もう少しで鼻先が、ドクオさんの下腹部に届いてしまう。
おちんちんを全部飲み込んでしまう。
それがどうしようもなく興奮した。

ζ(゚ー゚*ζ「ぁ、お……っ!」

鼻先が下腹部にくっついた。
それが嬉しくて、できる限りわたしは鼻を擦り付けた。
それにつられ、おちんちんが喉奥でぐりぐりと揺れていた。

('A`)「おー、入った入った」

ポンポンと頭が撫でられる。
微笑みそうになって、慌てて思いとどまった。
歯を立ててしまったらどうにもならないからだ。
わたしはそのままずっと口を開け続けた。

('A`)「よし、動くからな」

その言葉にわたしはぎゅっと目を瞑った。
ここからが更に大変なのだ。

685名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:30:08 ID:5NI0xWAk0
ζ(゚ー゚*ζ「ぁっ、がっ、ぎゃっ!」

ずちゃんずちゃんと彼はリズミカルに腰を打ち付けた。
喉を、口内を、おちんちんが何度も行き来する。

ζ(゚ー゚*ζ(気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い!)

精神的な嫌悪感ではない。
喉を強く打ちのめされているせいで、胃から食べ物がせり上がってくるのがよくわかった。
だけどそんなことをドクオさんは知らないし、考えもしないだろう。

ζ(゚ー゚*ζ「ゔ、ゔ、ぐっ、ぅ……!」

口の中に酸っぱい味が広がった。
なのにおちんちんの汚れ特有の、苦しょっぱい味やまた違った酸味も感じ取っていた。
訳が分からなくなりながら、わたしは無意識にドクオさんの太ももを引っ掻いた。

('A`)「はっ、あっ、ぁ、」

ドクオさんは何も言わない。
そりゃそうだ、だって彼は彼のことしか考えていないのだから。
わたしは取るに足らない存在なのだ。

ζ(゚ー゚*ζ(とるに、たらない)

ただの、にくにんぎょう。

ζ(゚ー゚*ζ「ゔぅ、ぷが、ぁっ!」

づるづると粘度のある水が、太ももを伝った。
まただ。
また、羞恥心がぼやけていく。

686名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:30:50 ID:5NI0xWAk0
('A`)「あっ出る、出る……!」

ずばん!と頭の中に音が響いた気がした。
背を丸めたドクオさんは、わたしの頭を完全に抱え込んでしまっていた。
白濁液がびゅるびゅると食道を殴っていき、わたしは本格的に気分が悪くなった。

('A`)「いいぞ、出せ!」

そう言って、おちんちんが口から飛び出した瞬間だった。

ζ( ー *ζ「お゛、っげええぇぅぇええっ!!!!」

精液が床に落ちた。
胃液が喉を焼いた。
ほぼ糊になったおかゆが鼻から飛び出していった。
栄養ドリンク特有の薬臭さが吐き気に拍車をかけて、わたしは延々と吐き続けた。

ζ( ー *ζ「げえっ、え゛っ、えぁっ……!」

('A`)「おお、すげえ」

遠くでそんな声がした。

ζ( ー *ζ「っ、は、ぁ、うぶっ……えっ、ぉ……」

びちゃびちゃと音が聞こえる。
真っ白だった床は、蛍光に近い黄色で汚れていた。

ζ( ー *ζ「あー、ぁ、う……」

('A`)「大丈夫か?」

687名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:31:53 ID:5NI0xWAk0
はっきりと聞こえたドクオさんの声に、わたしはようやく頷いた。
勢いよく鼻をかむと、そこからおかゆの残りらしきものがねちょりと出てきた。
鼻が痛い。
喉も痛い。
半泣きになりながら、わたしは顔を上げた。
ドクオさんは浴槽の近くにいた。
ゴムホースを取り出し、なにやら器具を取り付けているようだった。

('A`)「顔洗う?」

ζ(゚ー゚*ζ「できれば」

('A`)「はいよ」

蛇口をひねった途端、冷水がわたしを襲った。
わたしの体からも、床からも吐瀉物を取り去った水の勢いは衰えない。

ζ(゚ー゚*ζ「ド、ドクオさん」

('A`)「んー?」

ζ(゚ー゚*ζ「さ、はむい……、さむいです」

('A`)「ああ、わりい」

きゅ、と水が止む。
それにほっとするのもつかの間であった。

688名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:32:59 ID:5NI0xWAk0
('A`)「ケツ」

ζ(゚ー゚*ζ「……はあい」

短く言われた言葉に反応し、わたしは四つんばいになった。
心なしかお尻を高くあげ、彼を挑発するようにする。

ζ(゚ー゚*ζ「あいたっ」

ぺちりとお尻が叩かれ、わざとらしくわたしは悲鳴をあげた。

('A`)「変態」

ζ(゚ー゚*ζ「どっちが?」

('A`)「……どっちも」

にゅる、とお尻の穴に細い器具が挿入された。
先ほど付けていた道具は、このためのものだったらしい。

('A`)「すっかり緩くなっちまったな」

ζ(゚ー゚*ζ「誰のせいだと思ってるの?」

('A`)「ははは」

笑って誤魔化し、彼は再び蛇口をひねった。

689名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:33:40 ID:5NI0xWAk0
ζ(゚ー゚*ζ「んっ……」

ぬるめのお湯が、ゆっくりと腸内に入っていく。
今までの食事がおかゆや栄養ドリンクばっかりだったので、中はほとんど空に近いだろう。

('A`)「今日はいくつ入るかなー」

ζ(゚ー゚*ζ「さ、ぁ……?」

('A`)「この間はいくつだっけ」

ζ(゚ー゚*ζ「へっ?」

唐突に問われたそれに、わたしは慌てた。
いくつだったっけ?
キンキンに冷えた牛乳とグリセリンで割ったものを突っ込まれて散々な目にあったのは覚えているが、どれくらい入ったのかまでは覚えていなかった。
というよりそんなことを気にする余裕なんてなかったのだ。

('A`)「ニリットル」

ζ(゚ー゚*ζ「え……?」

('A`)「ニリットル入ったんだよ、忘れちゃったんだね」

ζ(゚ー゚*ζ「あ、ああーたしかに……」

冷や汗がにじみ出た。
そろそろお腹が苦しくなってきたからか、それともこの後起きることが恐ろしいからか……。
両方なのかもしれなかった。

690名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:35:32 ID:5NI0xWAk0
('A`)「よし、三リットル入れよう」

ζ(゚ー゚*ζ「へっ!?」

('A`)「今日はただのお湯だから大丈夫だって」

無邪気にそう言って、ドクオさんはお湯の勢いを早めた。

ζ(゚ー゚*ζ「あっ、う、ふぅ……!」

じょぼじょぼとぬるま湯が注がれていく。
空っぽのお腹がどんどんそれを飲み込んでいく。
だけどそれにも限界はあった。

ζ( ー *ζ「あ、あ、く、ぅ……!」

('A`)「がんばれー、目盛りによるとあと一リットルだってよ」

ζ( ー *ζ「うぅうう……!」

('A`)「あと漏らしたらお仕置きだからな」

ζ( ー *ζ「う、ぅ……そん、なの、」

('A`)「大丈夫だって、アナルストッパーつけてやるからさ」

ζ( ー *ζ「ふぅう……!」

お腹が、重い。
少しでも体勢を崩すと、液体が蠕動するのがわかった。

691名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:36:39 ID:5NI0xWAk0
ζ( ー *ζ「はっ、はっ、は、あっ」

('A`)「あと少し」

あと少しってどれくらいなのだろう。
わからない。
だけどその言葉だけを頼りにする他にはなかった。

ζ( ー *ζ「はー、あ、うっ、ぁ」

('A`)「がんばれ」

ζ( ー *ζ「ひぁ、あ」

('A`)「あと五秒」

ζ( ー *ζ「う、ぐう……」

('A`)「四」

ζ( ー *ζ「ふ、ふ、……」

('A`)「三」

ζ( ー *ζ(終わる、終わる、終わる……!)

('A`)「ニ」

ζ( ー *ζ「ひっ……!」

何故かお湯の量が増え、床へと崩れ落ちた。
辛うじて尻だけが掲げられ、中身が溢れることはなかった。

692名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:37:56 ID:5NI0xWAk0
('A`)「…………」

ζ( ー *ζ「あー、あ、あー……!」

('A`)「…………」

ζ( ー *ζ(なんで、なんで、一は、早く一いって、一、一……!)

('A`)「……まんこからいやらしい汁垂れまくってるぞ」

ζ( ー *ζ「……!」

その瞬間、わたしは絶頂した。
今までの抽象的な熱とは全く違う、明確なアクメ。

ζ( ー *ζ「〜〜〜〜っ!!!!」

声にならず、とにかく体を痙攣させることでしかその快楽を逃すことが出来なかった。
おまんこから発せられる快楽は、浣腸の痛みを一時的に麻痺させてくれた。
そのおかげか大分楽になったわたしは、無様によだれを垂らしていた。

('A`)「一」

ζ( ー *ζ「……ぅ、あ」

('A`)「はいゼロ、これでおしまいな」

ずりゅんと器具が抜け、わたしは慌ててお尻の穴に力を込めた。
きゅ、と締まったそこに水が殺到し、危うく漏らしてしまうところだった。

693名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:39:42 ID:5NI0xWAk0
ζ( ー *ζ「うう、あー……」

('A`)「ストッパー、入れるぞ」

ζ( ー *ζ「は、い……」

するするとすんなりそれを受け入れたわたしは、立つように指示を受けた。

ζ( ー *ζ「ぁ、はぁ……きつ、い……」

('A`)「ゆっくりでいいぞ」

差し出された手にしがみつき、わたしはゆっくりと膝立ちになった。
それから右足に力を入れて、膝に思い切り負担をかけて立ち上がり、倒れないように左足にも力を込めた。

ζ(゚ー゚*ζ「あ、は、……たて、た、よ」

('A`)「えらいな。もっと頑張れるか?」

その言葉に頷いて、わたしは磔台へと誘導されていった。

694名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:40:57 ID:5NI0xWAk0
どれくらい時間が掛かったのかは定かではない。
とにかく、足が動かなかったことだけは確かであった。

ζ(゚ー゚*ζ「…………」

わたしは黙って右腕をあげた。
ドクオさんもまた、無言でそれに手錠をはめた。
左腕も同様に拘束した。
一番手間取ったのは、やっぱり足であった。
なんせ力を込めていないと足を開いただけでストッパーが降りてきてしまうのだ。
なんだか色々とドクオさんは話しかけてきたけれども、それを聞き取る余裕も返す余裕もなかった。
わたしはただめちゃくちゃに首を縦に振ったり横に振ったりして、お尻の穴に力を込め続けた。
でもそれはすぐに後悔することとなった。

('A`)「じゃあ、デレが希望した通りにこれ使うからね」

にこりと笑って彼は医療用の手袋をはめた。
それを見た途端、彼が何をするのかを察してしまった。

ζ(゚ー゚*ζ「あ、あの、ほんとに……?」

('A`)「俺だって念入りに聞いたけど、いいよいいよって首振ったからさ」

ζ(゚ー゚*ζ「……鬼畜」

('A`)「今更だろ」

そう言って、ドクオさんはわたしの右乳首に細い針を突き刺した。

ζ(゚ー゚*ζ「っ……!!」

695名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:42:48 ID:5NI0xWAk0
ちくり、なんて可愛らしい擬音は似合わない。
とにかく痛いだけなのだ。
痛くて痛くて仕方がなくて、わたしはお湯を漏らしそうになった。
それでも口の中を噛むことで、それはどうにか回避することが出来た。

('A`)「おー、すごいすごい」

感嘆しながらドクオさんは床を眺めていた。

('A`)「漏らすかと思ってた」

そう微笑みながら、今度は左乳首に針を突き刺した。

ζ(゚ー゚*ζ「うぅゔ……!」

低く唸り声をあげながらも、なんとか耐えきる。

ζ(゚ー゚*ζ「はっ、はっ、はっ……」

('A`)「はは、乳首がかわいいことになってる」

ぴん、と乳首を弾きながらドクオさんは呟いた。

ζ(゚ー゚*ζ「ば、ばか……」

('A`)「バカっていうなよー」

ζ( ー *ζ「ひぐっ……!」

急に針を引っ張られ、乳首がジンジンと痛んだ。

696名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:44:05 ID:5NI0xWAk0
('A`)「デレの乳首はちっせえなー」

ζ( ー *ζ「あ、あ、やめて、」

('A`)「今度錘でもつけてみようか」

ζ( ー *ζ「ひっぱるのや、」

('A`)「もちろん針刺してさ」

ζ( ー *ζ「や、やだ、やめて、やめてください」

('A`)「乳首長くなったら俺以外の人とセックスする時に大変だぞー、根掘り葉堀り聞かれるだろうな」

ζ( ー *ζ「ひ、い、ぃ……!」

('A`)「なぁ、そいつらに自分がどんな扱いされてたか、言える?」

べろり、と、ドクオさんの舌が、首を這いずった。
体ががくんと揺れる。
制止しようにも手が動かない。
手錠を外そうとする音が虚しく鳴り響く。

('A`)「答えろよ」

ζ( ー *ζ「ひ、ひえない……」

('A`)「んー?」

ζ( ー *ζ「あああいえはいです! いえない!」

さらに強く乳首が引っ張られ、わたしは半狂乱になってそう叫んだ。

697名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:45:27 ID:5NI0xWAk0
ζ( ー *ζ「ドクオさんだけ! ドクオさんだけだから!」

('A`)「お! 嬉しいなぁ」

つつ、と針が抜ける感触。
ゴム手袋越しに乳首を触られ、わたしは静かに喘ぐ。
さっきとは全然違う、優しい愛撫。
だけど少し物足りなかった。

ζ( ー *ζ「あ、ふぅ、あっ、あっ、きもちい……」

('A`)「ふーん」

ζ( ー *ζ「ほんと、ほんとにきもちいいから、あっ……」

('A`)「でもまだイってないんだよなぁ」

そう言って、彼はわたしの乳首を咥え込み、犬歯を立てた。

ζ( ー *ζ「っ!!!!」

途端に、胸で燻っていた熱が燃焼した。
一瞬にして燃え上がったそれは脳髄を焼き、四肢の力を奪い去った。
いや、四肢だけではなかった。

ζ( ー *ζ「あ、あ、だめっ……!」

言葉にした時にはもう遅かった。
アナルストッパーは床へ落ちていき、その後を追うように透明な水が溢れ出してきたのだ。

698名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:46:41 ID:5NI0xWAk0
ζ( ー *ζ「いやぁあぁあああぁぁぁああ!!!!!!」

長く、長く絶叫した。
それでも水音は止まず、お尻の穴を撫で散らかしていった。

ζ( ー *ζ「あひっ、やだっ、おしり、おしりぃ……!」

ひくつくその穴は、水を止めようとしているのか、それともその勢いに嬲られて気持ちよくなっているのか、判断がつかなくなっていた。

ζ( ー *ζ「う、ぅう、あっ、やっ……!」

そしてどうやら後者らしかった。
背筋がびんと伸び、わたしは再び絶叫した。

ζ( ー *ζ「う、う、うぅ……」

ぴしゃ、ぴちゃ、と弱々しい水音が聞こえてきた。
閉じていた目を開けると、ドクオさんが無表情でわたしを見ていた。

('A`)「我慢できなかったな」

ζ( ー *ζ「ご、ごめ、なさ」

('A`)「お仕置き、するからね」

そう言って彼は新しく針を取り出した。

ζ( ー *ζ「ひ、あ、ぁ……」

('A`)「それにしてもいつ見てもデレのここはでかいなぁ」

699名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:47:35 ID:5NI0xWAk0
指でクリトリスを弄りながら、ドクオさんはそう言った。

ζ( ー *ζ「だ、だって吸引機なんか使うから……」

('A`)「そうしたかったからな。皮も被れなくなるくらいデカくして、ずっと下着と擦れるようになったらしょっちゅうムラムラしちゃうんじゃないかなーって思ってたんだよ」

そう、彼と出会って間もなくわたしのクリトリスはそうなるように開発されてしまったのだ。
とはいえそれも最初のうちだけで、段々刺激に慣れていってムラムラすることも少なくなってしまったのだけれども……。

('A`)「今日はそんな倦怠気味のクリちゃんに刺激を与えてみようかなーと」

せせら笑いながら、彼はクリトリスに針先を添えた。
わたしはなにも言わず、歯を食いしばることにした。

ζ( ー *ζ(痛くない、痛くない、こんなの全然痛くない。大丈夫、痛くない……)

無駄なこととわかっていながらも、自分にそう言い聞かせた。
そして。

ζ( ー *ζ「ぃっ……ぎぃああぎゃぁぁぁぁあああ!!!!!!!!」

痛かった。
乳首の痛みなんか些細だったと思ってしまうくらいに痛かった。
とにかくめちゃくちゃに暴れまわり、叫んだ。
叫んで、叫んで、叫び続けて。

700名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:48:17 ID:5NI0xWAk0
('A`)「……デレ」

ζ(゚ー゚*ζ「…………?」

気付くと、わたしは簡易ベッドの上に寝かされていた。

('A`)「ごめん、やりすぎた」

どうやらあまりの激痛に、気絶してしまったらしかった。

('A`)「ごめんな」

ζ(゚ー゚*ζ「ううん、いいの」

痛む体を叱咤し、なんとか起き上がってわたしはドクオさんを抱きしめた。

ζ(゚ー゚*ζ「好きだからいいの」

('A`)「俺が? それとも痛いことが?」

ζ(゚ー゚*ζ「どっちも」

('A`)「そうか」

そう言って、ドクオさんはベッドに座った。

ζ(゚ー゚*ζ「……今日はもうしないの?」

('A`)「考えてる」

701名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:50:33 ID:5NI0xWAk0
そんな答えが来るもんだから、わたしは黙ってドクオさんの耳に口付けた。

('A`)「うおっ、びっくりした」

ζ(゚ー゚*ζ「ふふ」

小さく笑いながら、もう一度耳にキスをする。
それから舌で耳たぶを舐めあげ、甘噛みをした。

('A`)「こら、」

と、言いながらもドクオさんは微かに喘ぎ声を漏らしていた。

ζ(゚ー゚*ζ「いやなの?」

('A`)「べつに」

ζ(゚ー゚*ζ「えっち」

そう言って、わたしはかぷりと軟骨に噛み付いた。

('A`)「っ……」

息があがった。
あともう一押し。
そう考えて、わたしは耳にもう一度口付けた。
そして、今度は首筋に舌を這わせた。

702名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:52:04 ID:5NI0xWAk0
('A`)「あーもう、わかったよ。やろう」

呆れたように笑って、ドクオさんはわたしの体を押し倒した。

('A`)「今日一日頑張ってくれたんだからな。最後はお前の好きなことしてやるよ」

ζ(゚ー゚*ζ「ほんと?」

('A`)「ほんとほんと」

勃起したおちんちんをわたしのお腹に擦り付けながら、ドクオさんはため息をついた。

('A`)「なんでお前は」

ζ(゚ー゚*ζ「んー?」

('A`)「こんなに綺麗なのに、こんな変態の相手してんだよ」

ζ(゚ー゚*ζ「んー……」

と、わたしは少し考えて、それからドクオさんのおちんちんに手を伸ばした。

ζ(゚ー゚*ζ「肉便器だからかなー」

そして、おちんちんをわたしの中へと誘導してあげた。

('A`)「自分で、肉便器とか、いうなっての」

腰を振りながら、ドクオさんは怒る。

703名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:52:49 ID:5NI0xWAk0
('A`)「ほんと、バカだよ、お前は」

ζ(゚ー゚*ζ「あっ、はっ、ばか、だよ」

('A`)「ほんとにな」

ぱちゅん、ぱちゅん、と出し入れする音が響く。
時折恥骨同士がぶつかって、その痛みすらもわたしには愛おしく思えた。

('A`)「あ、あっ、デレ、デレ……!」

ζ(゚ー゚*ζ「ん、ぅ、うっ、な、に、」

('A`)「すき、すきだから……!」

ζ(゚ー゚*ζ「……ふふ、ひゃっ、あっ、あっ、だめそこ、よわい、から、」

ぐりぐりと擦りつけるように奥を刺激され、思わず身悶えする。
気持ち良い。
頭がぼんやりとして、幸せだった。

ζ(゚ー゚*ζ「は、あっ、んぅ……」

('A`)「デレ……」

小さく呟いたドクオさんは、わたしの首に手を伸ばした。

ζ(゚ー゚*ζ「ぁっ……!」

704名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:55:07 ID:5NI0xWAk0
ぎちぎちと首が絞まる。
絞められる。
絞めあげられて、わたしはさらにあえいだ。
酸素がうすくなる。
目の前がかすんでいく。
いきをしているのに、脳にとどかない。

気持ち良い。


気持ちいい。


きもちいい。


('A`)「殺したくなるくらい好きだ」

ζ( ー *ζ(ドクオになら、いいよ)


きもち、いい。

705名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:55:51 ID:5NI0xWAk0
部屋の片隅に設置されている浴槽は、二人で入るには少し狭すぎるな、とわたしは思っていた。
足を少しでも動かせばドクオさんのおちんちんを蹴り上げてしまうし。
かといってこれ以上近付いてしまうとなし崩しにセックスしてしまいそうであった。

ζ(゚ー゚*ζ(ま、別にそれでもいいんだけどねー)

と、幸せそうな顔でこの狭い浴槽に浸かるドクオさんの顔を見てわたしはそう思ったのでした。

ζ(゚ー゚*ζ(かっこよくはないんだけどなぁ)

でも、わたしがいいよって言ったら、喜んでくれるだろうか。

ζ(゚ー゚*ζ(もう誰ともセックスしないし、セックス以外のこともしてみようよ、って)

あなたになら、殺されてもいいって思えたんだよ、って。

706名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 05:56:35 ID:5NI0xWAk0
投下終了です
長々と失礼いたしました

707 ◆3114rRtr8M:2015/09/26(土) 07:43:29 ID:RbBHpqn20
ふぅ……どの作品も素晴らしかったです
個別の感想はまた後で

708名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 20:18:08 ID:Bv9tKwU2O


みんなエロいな




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