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今のブーン系にはエロが足りないようです

652名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 03:15:35 ID:7Hhzibug0
('A`)「そうか?」

ノパ⊿゚)「そうだよ。 ぜんぜん違うよ」

実家は現在父と母、ヒートの三人暮らしだ。

('A`)「寂しいか?」

ノハ-⊿-)「別にさみしくはないよ」

('A`)「あ、そう」

ヒートはスプーンで卵を綺麗に割る。とろりと半熟の卵が溢れだした。
デミグラス・ソースと一緒に掬って口に運ぶ。

('A`)「じゃあ本当になんで来たんだ」

ノパ⊿゚)「んー、だって夏休みだったし。 まぁでも」

ヒートはにいっと笑う。

ノハ^⊿^)「久しぶりにお兄ちゃんの顔見たかったのもあるかなー」


スカイツリーに別れを告げて東武線で帰る。どうやらヒートは最初からアパートに泊まるつもりらしかった。
もし彼女がいて同棲でもしていたらどうするんだと問いただすとありえないでしょと切り捨てられた。
もはやドクオの矮小な自尊心はずたぼろであったが言い返せないのも現状である。
ただ決して広くはないアパートに客人用の布団の用意などあるはずもない。
それを告げるとお兄ちゃんそういう時はベッドを客人に譲ってソファーか床で寝るものなんだよと辛辣な答えが帰ってきた。
テレビ・ドラマなどではそのような振る舞いが当然らしい。しかしあれはシナリオ故の話だ。
なんとも理不尽だと眉間に皺が寄るがはるばる実家からやって来たヒートを無下にも出来なかった。

お礼に明日の朝ごはんは作るよ、とヒートが申し出て駅前アーケードにあるスーパー・マーケットに立ち寄る。
ドクオがカゴを持つとヒートは少し先を歩いて商品を見比べている。わりときちんと選別をしている。
「どうせ野菜あんまり食べてないでしょ」とまたヒートは母親みたいな事を言うがその通りなのでドクオは静かに頷いた。
店内は明るく蛍光灯で照らされている。後ろから先を歩くヒートの姿を見ると日焼けしているな、と感じる。
ヒートは小学生の頃から一貫してソフトボール部に所属している。小柄の体形だがセンスには光るものがある。
パワーヒッターではないぶん巧みな打撃技術を持っているし守備に関してもトリッキーな動きで鉄壁とすら呼ばれている。
グレーのプリーツ・スカートから覗く筋肉質の脚はよく日に焼けている。ヒートはまだ二年生で夏休み期間中も部活漬けなのだろう。
ヒートは平均身長よりも随分と低い。小柄ながら後ろで一つに結んだ髪で少しだけ身長を稼いでいるのをドクオは知っている。
可愛らしいシュシュで纏められたポニー・テールがヒートの歩くたびぴょこぴょこ跳ねるのも変わっていない。




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