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今のブーン系にはエロが足りないようです

628名も無きAAのようです:2015/09/26(土) 01:06:47 ID:7Hhzibug0
僕が彼女を購入したのは八歳の時だった。当時小学三年生である。
避暑地として一家で訪れた地で偶然にも彼女を見かけたのだ。
信号待ちをしていたクラウン・マジェスタの中から歩道を歩く彼女を見つけ僕は父に彼女が欲しいと言った。
父は彼女を欲しいという事は購入したいという事か、と訊き僕はそうだと頷いた。
それまで僕は父に欲しい物を強請ったのは何度かあったが女の子と欲しいと申し出たのは初めてだった。
人を購入するのならば大金を積む必要がある、まだ子供のお前には大金を払う事は不可能であると父は言った。
当時平均的な八歳のお小遣いとしては破格の額を貰っていた僕だったがそれでも支払えないという事実には打ちのめされた。

( ・∀・)「ならば大人になって返します」

僕は決意と共に父にそう告げた。ほう、と父はどこか嬉しそうに笑った。
そしてやはりお前は私の若い頃に似ているものだと満足気な顔をしたのを覚えている。
欲しい物があれば何であれ必ず手に入れろ。しかし自分の力で手に入れるのだ。
そう父は何度も僕に言い聞かせていた。僕はその教えを実行したまでである。

四日後、避暑地から邸宅へ帰るその日に、彼女は正式に僕に買い取られる事となった。
彼女は僕とちょうど同い年であった。自分を購入した主となる僕の顔を初めて見た彼女の表情を忘れない。
はっきりとした声でこれからよろしくお願いします、と深々と頭を下げたのだ。当時まだ八歳である。
彼女の顔にあったのは、緊張と僅かばかりの憂い、そして明確な覚悟そのものであった。
後に聞いた話では彼女は母子家庭であり、ひどく貧しい家庭であったのだという。
父親は借金を残して蒸発し、まるごとその借金を抱えた彼女の母親は風俗の仕事で何とか食いつないでいた。
そんな貧しい家庭で彼女の生活状況は良いはずもなく、また酒に酔った母親から暴力を受ける事も幾度と無くあった。
またお前も稼ぐのだと小児性愛者の男と売春させられそうになったといつしか彼女は語ったのだ。
彼女の地元や交友関係を全て捨てさせた事をある時詫びた事があったのだが、彼女はそれを固辞した。
私にとってあの場所での生活は地獄であり、貴方に助けられたのだと彼女は話したのだ。

ところで彼女を購入する際に母親に支払った額は五千万円である。
父の優秀な執事が僕の彼女を欲しいという願いを聞き、すぐに調査して彼女の母親に突きつけた金額である。
彼女を見かけて避暑地から帰るたった四日の間に調査と交渉を全て完遂した父の秘書の仕事ぶりには讃賞するばかりだ。
とはいえ彼女を購入する際に支払った五千万円は、八歳の女の子一人を購入するのに安いのか高いのかは分からない。
明確な市場価格なんてものは存在しないし、あったとしても闇市場のものだろう。
彼女を取り巻く家庭環境と母親の抱えた借金、更に娘を疎ましく感じていた母親の気持ちこそが五千万円で即決させたのだ。
交渉は簡単で彼女の母親は悩まず非合法の取引にサインをした、そう父の秘書には教えられた。彼女にはその事を告げてはいない。
そして父から借りる事となった五千万円は高校入学と共に始めたFX取引で生まれた利益で既に返済している。
大人になったら返す、その約束は僕が成人する前に達成されてしまった。
とにかく彼女は五千万円で僕に購入されたのだ。僕が死ぬまで契約が終わる事はない。


川 ゚ -゚)五千万円のメイドのようです


僕の朝は彼女の声によって始まる。無機質なアラームの音で起きた事はない。
主人である僕を毎朝起こすのが彼女の最初の仕事だ。これは三百六十五日欠かされる事はない。
彼女の声で僕は目覚める。おはようございます、と優しく彼女は微笑んだ。

( ・∀・)「おはよう」

川 ゚ -゚)「今朝は如何なさいますか」




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