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今のブーン系にはエロが足りないようです
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ヒートは嬉しそうだ。いざ展望台行きエレベーターの待ち列に並んでもそわそわしている。
前々から落ち着きのない子だと言われていたが成長してもその癖は直っていない。
こういう時にはそれが如実に出る。まだまだ子供っぽいところでもあるのだ。
夏休みシーズン中ではあるものの平日なのでそれほど混雑はしていなかった。
空に向かって突き出すスカイツリーのように超高速エレベーターはぐんぐん上がっていく。
様々な演出を見せながら超高速エレベーターはあっという間に高さ三百五十メートルの展望台へ到達した。
視界いっぱいに都心の摩天楼が広がる。見渡す限りどこまでもビルや住宅が続き明かりを灯している。
あの灯りの一つ一つに営みがある。都市はまさしく集合体なのだ。
ノハ*゚⊿゚)「すっごー…」
感嘆の声を上げながらヒートは写真を撮る。興味こそあっても来る事がなかったドクオも内心興奮していた。
まさに一千万が犇めく東京を我が手中に収めた気分になる。眼下の首都高の光の帯を目で追う。
あの先に住んでいるアパートもあるのだ。当然ながらここから目視で確認する事は叶わない。
ノハ*^⊿^)「感動だよ感動」
地上に戻るエレベーターで満足気にヒートは頷く。
肝心の夕食はなんでも良いとヒートが言うので混んでいる店舗を避けて空いていた洋食屋に入る。
ドクオはハヤシライスを、ヒートはオムライスを注文する。
ノパ⊿゚)「でさ、お兄ちゃんカノジョできた?」
('A`)「なんだよ急に」
ノパ⊿゚)「だって気になるじゃん。 もうお兄ちゃんが東京で一人暮らし始めてから」
指を折ってヒートは数える。「四ヶ月だよ」
(-A-)「まだ四ヶ月だ」
ノハ´゚⊿゚)「やっぱりいないんだ…」
('A`)「憐れむように言うのはやめてくれ」
ノハ∩⊿∩)「だって高校の間全くカノジョできずにようやく大学デビューを果たせるかと思ったのに…」
大仰にヒートは目頭を押さえる。発言内容は胸に刺さるものがあり心苦しい。
('A`)「うるさいな、母さんに様子見てこいって頼まれたのか?」
ノパ⊿゚)「違うよ、私の意志だよ」
二人の料理が運ばれてくる。ドクオは悲しい現実から離れ食事に専念する事とする。
ノパ⊿゚)「家は静かだよ、お兄ちゃんがいないと」
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