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今のブーン系にはエロが足りないようです
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ノハ-⊿-)「朝から歩いてばっかだからすっごい汗かいた」
('A`)「俺も大学から走ったからじっとり汗かいてる」
さっさとアパートに帰ってシャワーを浴びたいとドクオは強く思った。ヒートだってそうだろう。
最近では家に帰ってまず冷房のリモコンを手に取る事こそが日課になってきている。
汗で張りつくチノパンを鬱陶しく思いながらドクオは帰り道を急いだ。
ノパ⊿゚)「おじゃましまーす」
夕方に一度荷物を置きに来たのにヒートは律儀にそう言ってアパートの部屋に上がった。
ドクオも靴を脱ぎ、途中にある冷蔵庫に先程買った缶ビールやコーヒー牛乳、朝食の材料を入れておく。
あっつーいと奥からヒートの声が聞こえてきて居室へ進むと恐ろしく部屋は蒸していた。
これでは干上がってしまうと、日課である冷房のスイッチに手を伸ばした。
救世主である冷房の電源を投入する。投入しようとする。しかし反応はない。
('A`)「あれ?」
リモコンを見るとデジタル画面には何も表示されていなかった。
本来この場所には空調運転種類、設定温度や風量が常に表示されているはずである。
ドクオはそれが電池切れの証拠であると気がつく。カバーを外すと単四電池が姿を現す。
単三電池ならば使用頻度は高いが少しマイナーな単四電池の出現に少しドクオは焦る。
買い置きがあっただろうか。その心配は見事に的中して、単四電池は部屋のどこにも隠れていない。
よく似た単三電池は何本も買ってあったのに単四電池は見つからなかった。
まだ引っ越してきたのは今年の春で、冷房のリモコンが単四電池である事すら把握していなかったのだ。
('A`)「なんたる不覚」
ドクオは深々とため息をつく。蒸した部屋で探している間にまた余計に汗をかいてしまった。
ノパ⊿゚)「お兄ちゃん、リモコン電池切れ?」
('A`)「らしい。 単四は買ってなかった」
リモコンが指令を送らなければ救世主たる冷房は起動すらしない。
単四電池を買ってくるしか打開策はないのだ。スーパー・マーケットに行ったばかりなのに、とドクオは悔しがる。
('A`)「ちょっとコンビニ行って単四電池買ってくるからさ、待ってて」
ノパ⊿゚)「んー分かった」
('A`)「窓開けておけばちょっとはマシだから」
ノパ⊿゚)「とりあえずお兄ちゃんダッシュね、ダッシュ」
我が妹ながら冷酷なものだとドクオは嘆く。しかし兄である以上その挟持は持ち続けなければならない。
ポーターの鞄から財布だけ手に取り部屋を出た。最寄りコンビニエンス・ストアまでは走れば片道数分で着く。
またじめじめとした蒸し暑い街へ飛び出した。
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