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第47回衆議院議員総選挙(任期満了2016年)スレ

2227チバQ:2014/12/10(水) 20:39:21
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014121000811
自民・小泉氏フル回転=民主・野田氏ら、共産不破氏も−各党応援弁士【14衆院選】


 14日の投開票に向けて終盤戦に入った衆院選で、各党は重点選挙区に人気の高い「応援弁士」を投入、追い込みに懸命だ。自民党は主要閣僚らに加え、小泉進次郎内閣府政務官がフル回転で、10日までに22都道府県を遊説。好調が伝えられる共産党では「理論的支柱」の不破哲三前議長が9年ぶりに街頭に立った。
 政権の看板閣僚の一人である石破茂地方創生担当相はこれまでに14都道府県で自民候補を応援。10日は新潟市内で「安倍内閣の地方創生は『今回失敗したら国がなくなる』という危機感で実現する」と呼び掛けた。
 若手ながら知名度が高い小泉氏も引っ張りだこで、9日は山梨、東京、静岡、神奈川の4都県を転戦。10日はようやく公示後2回目の地元入りを果たした。自民党では、女優出身の三原じゅん子参院議員も全国を飛び回っている。 
 苦戦が伝えられる民主党の中では、安定した戦いを続けている野田佳彦前首相、細野豪志元幹事長や、参院議員の蓮舫氏らが仲間のてこ入れに全力を挙げる。野田氏は10日、愛媛県新居浜市の街頭演説で「安倍晋三首相は衆院定数削減の約束を破った。ばかにしている」と首相批判を展開した。
 維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)は西日本を中心に街頭演説をこなす。1996年以来となる小選挙区での議席獲得を目指す共産党は10日、不破氏が京都市内でマイクを握り、「今の自民党はネオナチに乗っ取られている。ウルトラ右翼の議員ばかりだ」と痛烈に非難。激戦を演じている共産候補への支持を訴えた。(2014/12/10-20:18)

2228チバQ:2014/12/10(水) 20:43:04
http://www.asahi.com/articles/ASGD87J17GD8UTIL056.html
自公協力の地に波紋 東京12区に田母神氏、保守票狙う
藤生明2014年12月10日11時52分

 公明が元党代表の前職、太田昭宏氏(69)を擁立する東京12区は、公明との選挙協力で自民が長年、擁立を見送っている。その「空白区」に今回、保守票の取り込みを狙う次世代新顔の田母神俊雄氏(66)が立ち、これまでと異なる様相を見せている。

 「安倍総理は2年頑張った。次世代の党が勢力を伸ばし、自民と連立を組まなければ日本は取り戻せない」

 元航空幕僚長の田母神氏は9日、東京都北区の自衛隊十条駐屯地前で訴えた。矛先は公明に向かう。集団的自衛権行使に慎重な公明を引き合いに、「公明が与党にいては日本の政治は一歩も前進できない。公明をぶっつぶすのが私の選挙スローガンです」。

 2月の東京都知事選で61万票を獲得した田母神氏。ビラに「誇り高き日本を取り戻す」と記し、駅前や街頭に加え、保守層を意識して神社詣でにも重点を置く。陣営を支える30代男性ボランティアは「強い政治家が必要。田母神さんの立候補で保守の選択肢ができた」と話す。

 2003年以降、4回の衆院選で自民は東京12区に候補者を立てず、太田氏を支援してきた。「協力関係は成熟の域に達した」。太田氏の陣営関係者は語る。一方で「いまだに公明の太田と書けない保守層が一定程度いることも事実」と語る。

 田母神氏の批判に、太田陣営は「挑発にのっては相手のおもうつぼ」と冷静に見守る構えだ。反応したのは、自民側だった。

 「父は田母神さんの応援には入りません」。太田陣営には、自民都連会長で東京8区の前職、石原伸晃氏(57)から公示前、連絡が入ったという。伸晃氏の父で比例前職の慎太郎氏(82)は、田母神氏を公認した次世代の最高顧問だ。

 伸晃氏は公示日の2日も太田氏の街頭演説に駆けつけ、声を張り上げた。「石原家は信義を重んじる。太田さんを押し上げようではありませんか」

 東京12区には生活前職の青木愛氏(49)も立つ。09年衆院選で太田氏を破り、前回は敗れたが比例で復活。消費増税反対や福祉の充実を掲げ、自公政権の批判票の取り込みを狙う。8日の街頭演説に山本太郎参院議員らが駆けつけ、民主、社民区議らの応援も受ける。

 共産新顔の池内沙織氏(32)は3度目の立候補で、前回獲得した約4万票の上積みを狙う。「自公の暴走に真正面から対決しているのは共産だけ。共産が伸びてこそ反撃の力になる」と呼びかけている。(藤生明)

2229チバQ:2014/12/10(水) 20:45:29
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/shugiin/343399/
立候補した娘を応援できない鈴木宗男氏
2014年12月10日 16時00分
 新党大地代表の鈴木宗男氏(66)が、14日の衆院選に北海道7区から民主党公認で立候補した“愛娘”鈴木貴子氏(28)の応援をしたくてもできない状態だ。

 宗男氏は2017年4月までは公民権停止のため、選挙期間中は特定の候補への投票呼びかけはできない。街頭演説を含め、あらゆる選挙運動が不可。北海道選挙区は自民、民主両党とも重点地区と位置づけてスタート。5日には、安倍晋三首相(60)、海江田万里代表(66)とも道内で遊説を行い、激しい選挙戦を繰り広げた。

 ところが、最新の世論調査によると「北海道も自民党の圧勝ムード」と伝えられ、貴子氏は自民党公認の伊東良孝氏(66)に一歩リードを許した格好で後半戦を迎えている。
 宗男氏は「私は黙っていられません!」とは言うものの、公民権停止中では手も足も出ない。その代わり、貴子氏の応援には、宗男氏の盟友として知られる歌手の松山千春(58)が、忙しい秋のコンサートツアーの合間を縫って訪れている。

 宗男氏は「北海道は“アベノミクス”の効果、恩恵は何一つ受けていないです。逆に“アベノリスク”で電気代、油代等資材が高騰し、これから真冬に向かって北海道民は大幅な負担増になっています」と語るが…。

2230チバQ:2014/12/10(水) 20:47:53
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100006-n1.html

2014.12.10 09:05
【衆院選2014】
「みんなの党出身」という壁 東京5区、それでも渡辺氏を慕う 埼玉13区、強いられた連合との協調





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創業者の背中を追うか、民主党の門をたたくか…解党した「みんなの党」出身者の行き先も分かれる(コラージュ)
 衆院選を目前に解党したみんなの党。所属していた議員は散り散りとなった。民主党から“くら替え”出馬した前職や、無所属での戦いを余儀なくされた前職…。それぞれの道を選んだが、直面しているのは、内紛続きで有権者の期待を裏切る結果となった「みんなの党出身」という壁のようだ。

  ■東京5区

 「2年前の今頃、同じように選挙活動中だったあなたに『みんなの党からの出馬はやめておけ』と言ったのを覚えている?」

 寒風が吹きすさぶ5日夜。家路を急ぐサラリーマンらでごった返す東京都世田谷区の東急桜新町駅前で、三谷英弘は185センチの体を小さくしながら、近くに住む男性会社員(66)の意見に耳を傾けていた。

 解党に伴い、今回の衆院選は無所属で東京5区から立候補した。党の足腰の弱さが目につき、厳しい行く末を予見していたという男性の指摘に、三谷は「2年間、頑張りました…」と応じるしかなかった。

 内紛を繰り返した末に解体した政党に向けられた有権者の声は、この夜の風のように冷たかった。

 それでも三谷は「元みんなの党」の肩書だけでなく、8億円借り入れ問題が浮上し党瓦(が)解(かい)のきっかけをつくった党創業者、渡辺喜美との深い関係を隠そうとしない。「政治や政策の考え方はピカいち。『この人と一緒にいたら得だ、損だ』で付き合い方を変えたことはない」と語る。

 東京都目黒区の閑静な住宅街の一角にある選挙事務所の入り口付近には「必勝」と書かれた渡辺の「為(ため)書き」や渡辺が写ったポスターが掲げられている。選挙活動を支えてもらっているのはみんなの党で同じ釜の飯を食った地方議員たちだ。

 11月28日の東急学芸大学駅前。三谷と並んでマイクを握った渡辺は声を張り上げた。「党は消えても三谷は消えず!」。別れ際、渡辺からは「覚悟を持てば道は開ける。国会で会おう」と言葉をかけられた。求心力を失い多くの側近議員が離れていく中、衆院議員で唯一、自らのそばから離れずにいる三谷を何としても当選させたい−。そんな焦りがにじんでいた。

 こうした「喜美色」を際立たせた選挙戦術に対し、他陣営は冷ややかな視線を送る。当選を競う民主党の手塚仁雄陣営からは「民主党を混乱させた元首相、鳩山由紀夫を前面に押し出して選挙に挑むようなものだ。ある意味すごい」との皮肉が漏れる。

 無所属での出馬には、前回救われた比例復活の道はない。

2231チバQ:2014/12/10(水) 20:48:16
  ■埼玉13区

 「前にいたみんなの党はなくなりました。自民党の1強を防ぐことができるのは民主党しかありません」

 東武鉄道春日部駅前(埼玉県春日部市)で7日昼、解党したみんなの党から民主党に入党したばかりの山内康一は懸命に訴えた。応援に駆け付けた民主党代表代行、岡田克也も「みんなの党にいたときから目をつけていた。山内さんの考え方は民主党と近い」と有権者らに理解を求めた。

 陣営は山内が5年間所属したみんなの党の「色」を消すのに必死だ。

 福岡県出身の山内は、平成17年の「郵政選挙」に神奈川9区から自民党公認で出馬し、初当選した元「小泉チルドレン」。21年の衆院選では自民党を離党し、みんなの党の北関東ブロックから立候補し、2期連続で当選している。

 自民、みんな、民主とそれぞれ政策や支持団体が異なる党を渡り歩いてきた。そんな山内に、各種業界の労働組合を抱える連合は、政策面でのチェックを欠かさなかった。

 山内がさいたま市にある連合埼玉を訪れたのは11月25日夜のことだった。

 「他党から移ってきたこともあり、基本的な政策で違いがあると困ります」

 連合埼玉の役員は、神妙な面持ちで向き合う山内にそう伝え、1枚のペーパーを突きつけた。民主党と連合が11月18日に締結した8項目の政策協定書だった。

 連合埼玉は、山内が超党派の国会議員でつくる「原発ゼロの会」の発起人だったことを警戒していた。電力総連を抱える連合としては「脱原発」を明言されることに忌避感がある。役員が「原発の主張は民主党の政策の範囲内にしてほしい」と念を押すと、山内は「異論はありません」と答えるしかなかった。連合は27日に推薦を出した。

 埼玉13区はもともと民主党の支持基盤が強い土地柄とは言い難い。地元議員も市議、町議が1人ずついるだけだ。その市議は山内のために支援者に引き合わせているが、自らが持つ2千人を超す名簿までは渡していない。

 「民主党と政策が近いことは分かった。ただ、ここの支部長に残ってくれるかどうかまでは分からないから…」

 これが党から党を渡り歩いた山内の現実だった。

=敬称略

(内藤慎二、楠城泰介)

2232チバQ:2014/12/10(水) 20:49:34
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100043-n1.html
2014.12.10 19:51
【衆院選2014】
知名度アップに必死の次世代 “党の顔”慎太郎氏は「最後のご奉公」と、自民批判も強める





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次世代の党の石原慎太郎最高顧問=東京・新宿(撮影・桐山弘太)
 安倍晋三政権に一定の協力姿勢を示し、「是々非々」路線を掲げる次世代の党が、党の知名度を上げようと必死だ。すでに事実上の引退表明をしている石原慎太郎最高顧問(82)は老骨にむち打って「最後のご奉公」と奔走、平沼赳夫党首や山田宏幹事長らも、朝日新聞の慰安婦誤報問題の追及などに取り組んできた実績を訴え、支持を呼び掛けている。

 石原氏は7日、大阪府東大阪市内で行われた若手候補者の会合に出席した。

 「暴走老人の石原でございます」とおなじみのフレーズで自己紹介し、「次世代のために憲法を変えていこうということで肩を組んでやってきた。孫の時代にシナの属国になっていることは絶対に好まない。国を本当に憂うならばこの人に皆さんの存分な力を賜りたい」と候補者への支援を求めた。

 平成24年、石原氏は国政に復帰するため東京都知事を辞して日本維新の会代表に就任、同年12月の衆院選に臨んだ。国政復帰の理由について周囲に「自主憲法制定を実現するためだ」と強調した。自民党が単独で過半数を獲得するのは困難とみて、同党と足並みをそろえて憲法改正を実現させようと考えたのだ。

 日本維新は、54議席を獲得し躍進したものの、自民党が294議席を獲得し大勝、自公政権を揺さぶるほどの存在にはならなかった。今年6月、日本維新は石原氏のグループと橋下徹大阪市長のグループに分党を正式決定。石原氏らは8月に次世代の党を結成して再出発したが、憲法改正が具体的に動き出す前に衆院解散・総選挙が訪れた。

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が6、7両日に実施した合同世論調査によると、次世代の支持率は1%にとどまる。保守層を含めて浸透がまだ足りないのだ。

 石原氏は、昨年2月に脳梗塞を患うなど、健康面の問題があった。「党の顔」として続投を求めた若手らの説得を受けて立候補を決意するも、仲間の当選を後押しするため、比例代表単独で立候補する東京ブロックの登載名簿は自身の当選が困難な9位になった。

 1日のBSフジ番組では「討ち死に覚悟の出陣だ。年齢的にも限界に来ている。『武士道とは死ぬことと見つけたり』だ」と心境を語り、「若い人優先で戦う。苗を植えて、育てたい」と説明した。

 公示後は大阪のほか、愛媛、長野両県を訪れ、候補者への支持を求めてきた。だが、全国を股にかけた移動は石原氏の体力を容赦なく奪う。9日、名古屋市で開催の東海ブロック決起集会に出席する予定だったが、発熱で欠席を余儀なくされた。

2233チバQ:2014/12/10(水) 20:49:56
 次世代は自民党批判も強めている。

 10日、平沼氏は東京都北区で街頭演説し、「日本は保守でなければダメだ。保守を標榜(ひょうぼう)する自民党に宗教政党がくっついているのは異常だ」と述べ、自公連立にクギを刺した。

 山田氏は東京都八王子市で街頭演説に立ち、慰安婦問題に関してこう胸を張った。

 「2月に国会で取り上げ、徐々にベールがはがれ、朝日新聞が謝罪した。自民党も含めて、何十年もどの政党も取り組んでこなかったテーマに風穴を開けた」

 その上で、「是々非々」路線をこう強調した。

 「自民党も民主党もできない改革を進めていく。自民党の暴走を止め、民主党の迷走を止める。(次世代は)日本の国益を主軸に置いた政党だ。次世代の党はタブーに挑戦し、毅然(きぜん)とした日本を打ち立てていく」

(内藤慎二)

2234チバQ:2014/12/10(水) 20:50:27
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100046-n1.html
014.12.10 20:11
【衆院選2014】
「いても立ってもいられなくなった」…共産・不破元議長が9年ぶりに街頭演説 古都で安倍首相と“ニアミス”





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応援演説する日本共産党の不破哲三前議長=10日午後、京都市下京区(甘利慈撮影)
 共産党の不破哲三元議長(84)は10日夜、京都市の四条河原町で衆院選京都1区の同党候補とともに街頭演説を行った。不破氏が選挙遊説で街頭に立ったのは平成17年9月の衆院選以来約9年ぶりで、18年1月の第24回党大会で議長を退任してから初めて。マスコミ各社の情勢調査で同党は公示前勢力の8議席からの「倍増」も伝えられるなか、なおも「党の理論的支柱」として党運営に隠然たる影響力をもつ不破氏が、「躍進」に向け自ら“出陣”した。

 「政治の歴史をみても日本の夜明けは京都からだ」

 「安倍政権の暴走を止めるために京都の民主・革新の力を発揮しよう」

 不破氏は京都市屈指の繁華街に集結した「約5200人」(党広報部発表)の聴衆を前にこう強調し、8年の衆院選以来となる選挙区での同党の議席獲得と比例議席増に向け支持を訴えた。演説は約25分間に及んだ。

 共産党にとって、京都は小選挙区比例代表並立制が導入された8年の衆院選で議席(京都3区)を獲得するなど、全国でも“金城湯池”としてきた重要拠点だ。幾多の党幹部も輩出している。昨年の参院選でも18年ぶりに京都選挙区で議席を得た。

 くしくも安倍晋三首相もこの日午後、京都市に入り、京都2〜4区の自民党候補の応援演説を行った。不破氏は首相と“ニアミス”となったが、古都を舞台に、衆院選で共産党が前面に掲げる「自共対決」を演出する形となった。

 共産党は昨年6月の東京都議選で8議席から17議席に倍増させた。続く7月の参院選でも比例で5議席、選挙区で3議席を獲得し、非改選の3議席と合わせて11席となった。

 12年11月の第22回党大会で党のトップに就任して以来、国政選挙で「連戦連敗」を喫してきた志位和夫委員長(60)にとって、参院選は初の「躍進」だった。

 そして今回の衆院選である。マスコミ各社の情勢調査で、他の野党が軒並み伸び悩むなか、共産党だけは比較的好調のようだ。

 同党は小選挙区比例代表並立制が導入された8年の衆院選で26議席獲得し、公示前勢力から11議席増の躍進を果たしたが、その後の5回の衆院選では議席を減らし続けてきた。今回は昨夏の参院選で躍進した余勢をかって、衆院選での連戦連敗を阻止することが党指導部の重要課題だった。

 それが比例での議席増に加え、18年ぶりの選挙区での議席獲得の可能性も出ており、党関係者によると、“負け癖”がついていた志位氏も「躍進への確かな手応え」を感じとっているという。

 かくして9年も選挙遊説をごぶさたしていた「切り札」不破氏の“緊急登板”である。

 不破氏は、議長を退いた後も中央委員と常任幹部会委員にとどまった上、党の社会科学理論の研究機関「社会科学研究所」の所長を務めてきた。

2235チバQ:2014/12/10(水) 20:50:56
 今年1月の第26回党大会前には、同大会で党最高指導部入りの条件となる中央委員を外れ、党運営から名実ともに「引退」する可能性がとりざたされていたが、結局続投となった。

 不破氏続投の背景について、共産党ウオッチャーは「参院選で躍進したとはいえ、なおも志位氏には後ろ盾が必要で、完全には独り立ちできない。不破氏に引導を渡せないのが実情だろう」と分析する。

 不破氏がこの日、9年ぶりに街頭でマイクを握ったのも、久々の衆院選での躍進のチャンスとみた自身が名乗りを上げたという。「いまだに志位氏ら幹部はだれも不破氏に何かを頼んだり、モノを言ったりすることができない」(党関係者)というから、不破氏の強い意志に基づく「決断」にほかならないのである。

 「安倍首相が『この道しかない』というのは独裁政治そのものだ」

 「わが党以外の野党は惨たんたる状況だ。安倍政権の暴走と正面から戦えるのは日本共産党だけだ」

 「(同党が受け取っていない)政党助成金をばっさり切ることが第一番にやるべきことだ」

 この日の街頭演説ではそう訴え、具体的な政策論より自民党と他の野党の攻撃に重点を置いた不破氏。演説後、9年ぶりに街頭に立った理由について「いても、たってもいられなくなった。京都の選挙区で議席を獲得し、風穴を開けたかった」と記者団に語った。

 来年1月26日に85歳の誕生日を迎える高齢のうえ、昭和62年に心筋梗塞(こうそく)の発作を起こし、PTCA(冠動脈形成術)で狭い血管を広げる治療を受けるなど、健康不安を抱える身である。それでも不破氏は街頭に立った。

 やはり街頭演説会場には、いつも夫の健康をおもんばかって寄り添う1歳上の「姉さん女房」上田七加子(なかこ)夫人(85)=不破氏の本名は上田建二郎=の姿もあった。

 とかく“お堅い”イメージが強い共産党は近年、柔軟路線にカジを切り、無党派層の取り込みに躍起となってきた。まさにお堅い現在の党綱領をつくる一方、この路線を主導したのも不破氏だ。

 「声が出ているな、と思った」

 久しぶりに街頭でマイクを握った感想を記者団に求められると、不破氏はそう語って笑みをたたえた。

 四条河原町に集まった有権者の大半は中高年の支持者、党員とみられ、50代の女性党員は「不破さんを一目見たかった。今日のことは一生の思い出になる」と話していた。

 不破氏も演説後、“身内のファン”とみられる高齢者らの「握手攻め」に気軽に応じていた。

 ただ演説会場では、共産党が標的にする若い人の姿はあまり見られなかったのが印象的だった。やはり共産党が狙う無党派層をどれだけ自陣に引き込めるかは読み切れないだろう。

 ともあれ投開票日まで、あと4日と迫った。不破氏は11日には那覇市に飛び、自民党候補との接戦が伝えられる沖縄1区の共産党候補の応援演説を行う。共産党はこのまま勢いを維持して躍進するのか−。(高木桂一)

2236チバQ:2014/12/10(水) 20:56:16
http://blogos.com/article/100958/
記事
キャリコネニュース2014年12月08日 15:00民主党のテレビCM「夢は正社員」は、なぜ働く人たちを当惑させるのか





第47回衆議院選挙が12月2日に公示され、14日の投票日に向けた選挙活動が始まった。巷の予想は与党の圧勝で、「Yahoo!ビッグデータ議席予測」は5日、自民党が300議席を超えるという分析結果を発表している。

対抗する民主党はというと、いまひとつ評価が高まらない。5日から放送が始まった「夢は正社員になること!」というテレビCMへも、ネットでは「それって何か違うんじゃない?」と首を傾げる声があがっている。それはなぜなのか。人材コンサルタントの深大寺翔氏に、ネットユーザーが抱く違和感の原因について分析してもらった。

「夢が小さい」という批判は的外れだとしても
1208cm民主党のテレビCM(女性の味方編)に対する反応は、5日夜からネットで急速に広まっているようです。ビジネスパーソンの利用が多いニュースアプリ「NewsPicks」にも、利用者からこのようなコメントが数多く書き込まれていました。

「全く共感できない。誰か止めなかったの?」
「民主党‥この勘違いっぷりがイラっとくる」
「自民党圧勝へのレールを敷いてどうする」

ただしコメントの内容をよく見ると、イライラは分かるものの違和感の理由まで明確に言い表している人は意外と少ないようです。何となくヘンだけど、なぜなのかが分からない…。そんな人がいるように見受けられます。

的外れと思える批判もあります。ある年配のユーザーは「夢が小さいですね」という書き込みをしていますが、正社員で働くことが当たり前だった昭和の感覚で、「そんなハードルの低いことが夢とは情けない」と思っているように読めます。

しかし現実には、正社員登用を熱望し、努力しても叶わない人がいるのも事実です。その点では民主党のCMの方が現実を踏まえていますし、制作者の意図もそんな現代日本社会の世知辛さ(と女性のけなげさ)に焦点を当てることだったと思われます。

問題は「正社員と非正規の格差」だという指摘
一方で、「雇用が安定し給料も高い正社員」だけをここまで理想化しすぎる描き方は、非正規雇用との「理不尽な格差」を追認している印象を与えかねません。あるユーザーは、違和感の理由をこう指摘しています。

「そこじゃないじゃん! 『正社員と非正規の(待遇の)格差』が問題なんだから、全ての労働者を敵に回しているんじゃない?」

「夢は正社員」というキャッチコピーは、裏返すと「非正規は地獄だよ」とも読めます。しかし政治の本来の役割は、非正規を含むすべての働く人たちが悩む理不尽な格差を解消することであるはずです。大企業に勤務する正社員ユーザーが少なくないNewsPicksで、

「このトーンだと却って派遣さんやパートさんが観たらキレるんじゃないかと思った」

というコメントが83件のlikeを集めて人気となったのも、格差を認識し、これが放置されていることに問題意識を持ちながら働いている人が多かった証拠でしょう。

もちろん、正社員と非正規雇用のバランスを取るためには、努力や成果を公平に評価したうえで、正社員だけを優遇する「既得権益」を手放させる必要も出てきます。

「多様な働き方」を認める世の中が望まれている
この点について、民主党は「正社員だけが勝ち組のような風潮自体を変えていこう」と言えるでしょうか。ネットユーザーも、そこまでは期待していないようです。

「支持母体の連合が正社員優遇の元凶だから、こっちへおいでよ、おいしいから、というメッセージなのかな? 同一賃金同一労働と言って欲しいね」
「正社員になったら(会社によっては)奴隷ですけど?」
「これはむしろ、全ての派遣社員が可哀想だと勝手に決め付けている人々の票を狙ったCMですな」

そもそも期間の定めのない雇用契約と引き換えに、異動や転勤、残業などの生殺与奪を会社に握られる「正社員」を理想とせず、自ら望んで派遣やパートで働く人も大勢います。そういう人を軽視したように見えるCMに対し、

「これでは『我々民主党に、多様性を認める風土はありません』と公言しているようなもの」

と鋭い批判を下す意見もあります。正社員以外の「多様な働き方」が許容され、それぞれの豊かさの中で生きていける世の中が望まれているからこそ、あのCMに大きな疑問が集まったように思えてなりません。

2237チバQ:2014/12/10(水) 21:01:45
http://www.sankei.com/west/news/141210/wst1412100017-n1.html
2014.12.10 11:30

衆院選2014・家庭内野党封印しファーストレディ・アッキー走る 自民重鎮ずらりの山口は家族頼り 民主は来援なき戦い





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総決起集会で有権者に支援を呼びかける昭恵夫人=9日夕、山口県下関市
 
■大物、重鎮支えるのは家族 候補者並みに奮闘

 自民党総裁に副総裁、元官房長官…。衆院選の山口県内の選挙区には、自民公認候補に党の重鎮がずらりを顔をそろえる。安倍晋三首相(60)ら候補者本人は応援遊説に全国を飛び回り、陣営は本人不在の選挙を繰り広げる。首相のお膝元として、勝利は当然で、接戦による勝ち方すら許されないが、ファーストレディー、昭恵夫人(52)をはじめ、家族が候補者のように選挙区を駆け回っている。(大森貴弘)

 
■安倍首相の地元入りは未だゼロ

 「安倍晋三は命懸けでこの国をよくしようとしています。14日には、総理総裁にふさわしい成績で当選させていただき、国会に戻していただきたい」

 9日夕、下関市の市民会館で開かれた安倍首相の総決起大会で、昭恵夫人があいさつに立った。候補者である安倍首相の姿はない。今回の選挙、公示日以降は1日も地元入りしていない。

 とはいえ、平成24年の前回衆院選でも、選挙期間中に地元入りしたのは、福岡県への応援のついでに立ち寄った1回だけ。陣営にとって、候補者不在はいつものことだといえる。

 
■「いつものことながら、心得ている」

 選挙の主役は昭恵夫人だ。今回の衆院選でも2日の公示日以降、ほぼ連日、選挙カーに乗って走り回っている。

 商業施設では車から降り、駐車場で街頭演説もこなす。ふだん、自らのキャッチフレーズにしている「家庭内野党」も封印し、「アベノミクス解散」の大義について訴える。有権者と積極的に握手する姿は、候補者と見まがうほどだ。9日の総決起大会では、声もすっかり枯れていた。

 「総裁として全国の応援に出なければいけない夫の立場を考え、昭恵さんは地元での振る舞い方をよく心得ている。いつものことながら、有権者も理解してくれていますよ。あとは首相のお膝元として、恥ずかしくない投票率と得票数をたたき出すだけです」

 安倍首相の地元秘書はこう語った。

2238チバQ:2014/12/10(水) 21:02:05
■高村氏長男vs高邑氏は

 山口県は明治維新の原動力となり、その後、8人の総理大臣を輩出した。この歴史からか、今でも、自民党の有力政治家が多い。

 1区の高村正彦・党副総裁(72)も選挙期間中、地元入りは公示日と決起大会だけ。投票日までに、あと1回入れるかどうかだ。選挙カーには秘書を務める長男(44)が連日乗り込み、支持を訴えて回る。

 対抗馬は維新の党公認の元職、高邑勉氏(40)だ。自転車で選挙区を遊説し、若さと「身近な候補ぶり」をアピールする。

 だが、迎え撃つ高村陣営幹部は「事務所には前回よりも励ましの電話が多く、手応えを感じていますよ」と、意に介さない。

 
■地元に帰れない理由とは

 3区の河村建夫・元官房長官(72)には、特に今回の衆院選、地元に帰れない理由がある。

 河村氏は前回選挙時点で、党選挙対策委員長を務めていた。この際に、公認に関わった1年生議員の多くが、今回、再選を目指して出馬している。河村氏にとって、わが子同然の“チルドレン”であり、応援に全国を駆け巡っているのだ。

 候補本人の不在をものともせず、選挙戦を優位に進める自民党に対し、民主党は苦しい戦いが続く。

 
■民主候補への応援は皆無…

 3区の民主党公認の元職、三浦昇氏(44)は、3区で3回目の挑戦となる。徐々に名前は浸透してきたといい、投票率の低い20〜30代をターゲットに、無党派層の掘り起こしを狙う。

 奮闘する三浦氏に、民主党本部の支援は皆無だ。公示後、三浦氏の横に知名度のある党幹部が立ったことはない。

 3区だけでない。自民党重鎮が圧倒的な強さを見せる山口県に手を出せないのか、党幹部クラスの山口入りは1人もいないのが現状だ。

 三浦陣営の吉岡英樹・選対副事務局長は「自民が強い山口で頑張っている若い候補をぜひ支援してほしい。みんな山口を素通りして福岡に行ってしまう…。党本部から1人も応援弁士が来ないなんて寂しいですよ」と嘆いた。

2239チバQ:2014/12/10(水) 21:03:46
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141210/plt1412101140004-n1.htm
【激突!!師走決戦】自民、野党大物をターゲットに“重点爆撃” 小沢、枝野、海江田の各氏ら照準 (1/2ページ)
2014.12.10


(1)岩手4区と埼玉5区に投入された自民党大物弁士【拡大】


 安倍晋三首相は9日、生活の党の小沢一郎代表(岩手4区)と、民主党の枝野幸男幹事長(埼玉5区)のおひざ元に乗り込む。野党大物を選挙区で落選させ、衆院選(14日投開票)の勝利を確実にする意気込みだ。選挙は終盤戦に突入し、自民党は特に力を入れる重点区を30程度に絞ったとされる。小沢、枝野両氏以外にも、数多くの野党大物がターゲットにされているようだ。 

 安倍首相は9日午前11時50分から、小沢氏の地元・岩手県北上市のさくら野百貨店北上店前で街頭演説を行う。その後、福島県内で選挙遊説した後、同日午後5時10分から、枝野氏の地元・さいたま市大宮区に乗り込み、JR大宮駅西口そごう前で街頭演説に臨む。ともに野党の大物であり、アベノミクスを厳しく批判している天敵ともいえる存在だ。

 与野党各党は選挙戦中盤を過ぎると、報道各社や党の情勢調査などから、特に力を入れるべき選挙区を「重点区」に位置付ける。対立政党の大物を落選させられそうだったり、あと一歩で公認候補が競り勝てる選挙区で、公表はされていないが、大物弁士が続々と投入されることで分かる。

 自民党は別表(1)のように、小沢氏の岩手4区に、根本匠前復興相や大島理森前副総裁、菅義偉官房長官らを投入してきた。枝野氏の埼玉5区にも、石破茂地方再生担当相や菅長官、谷垣禎一幹事長、小池百合子元防衛相、小泉進次郎復興政務官らを投入している。

 政治評論家の浅川博忠氏は「自民党が、岩手4区と埼玉5区を重点区とした可能性は極めて高い。弁士の顔ぶれを見ても『本気で対立候補を落選させる』という決意に近いものを感じる」といい、こう続ける。

 「小沢氏は、和子夫人との離婚報道で女性票が減った。中央政界での存在感も失われ、男性票も『過去の人だ』と離れてきている。自民党は世論調査の数字を見て『追い込むチャンスだ』と見極めたのだろう。枝野氏は、劣勢が伝えられる海江田万里代表とともに、民主党ツートップを選挙区で撃破することで、衆院選勝利の象徴にするつもりではないか」

 新聞各社は先週半ば、「自民300議席超勢い」(産経新聞)、「自公300超す勢い」(読売新聞)、「自民、300議席超す勢い」(朝日新聞)などと、自民党が圧勝しそうな勢い−と報じた。

 アナウンス効果から、終盤戦で揺り戻しがある可能性もあったが、週明けの報道を見る限り、有権者が勝ち馬に乗ろうとする「バンドワゴン効果」が感じられる。

 産経新聞・FNNが8日報じた世論調査は、自民党は小選挙区・比例区ともに優勢で、公示前より議席を伸ばし、単独で300議席を上回る勢い。公明党も堅調で、自公与党で、参院で否決された法案を衆院で再可決できる、3分の2(317議席)を上回る勢い−とした。毎日新聞が同日朝刊で報じた総合調査でも「与党3分の2超す勢い」となっている。

 こうしたなか、浅川氏と夕刊フジが大物弁士の投入実績などから、自民党の「重点区」の可能性が高いと分析したのが別表(2)だ。

 前出した民主党の海江田氏の東京1区や、同党の菅直人元首相の東京18区、維新の党の江田憲司共同代表の神奈川8区、維新の松浪健太国対委員長と、民主党の辻元清美元国交副大臣がいる大阪10区などだ。

 浅川氏は「与党優勢の最大の理由は、民主党をはじめとする野党がダラしないことだ。民主党は候補者擁立の準備ができていなかったうえ、政権時代のマイナスイメージを払拭できていない。自民党を支持しない有権者も、民主党に入れる気持ちにならない。維新は結いの党との合流が力になっていないようだ。江田憲司共同代表のネームバリューでは、東日本での議席増は厳しい。結果的に、自民党は重点区で、何人もの野党大物を落選させるのではないか」と語っている。

2240チバQ:2014/12/10(水) 21:06:56
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141210_11037.html
<衆院選>宮城6区 6万票古川 攻防激化

 衆院選終盤を迎え、宮城6区で大崎市の古川地域をめぐる攻防が激しさを増している。衆院の小選挙区割りの変更に伴い、4区から編入された。有権者数6万と、6区有権者の実に2割を占める大票田。各候補は票の掘り起こしに躍起になっている。
 前防衛相が、深々と頭を下げて訴えた。
 「ここでは私は新人。古川で、大崎で、どれだけ支援されるか。私の将来が懸かっている」
 7日夜、大崎市民会館であった自民前議員の小野寺五典の個人演説会。支持者ら700人を前に「昭和35年5月5日生まれ。だから、名前に『五』が付いている」と自己紹介から演説を始めた。
 主要閣僚として顔が売れ選挙戦では応援に引っ張りだこだ。東京都より広い自身の選挙区には期間中、7日間しか入れない。古川では7日、10日の2日を費やし、選挙カーを走らせる。
 街頭では「古川を地方創生のモデルにする」と演説。伊藤康志大崎市長の後援会が「将来の総理候補。立派な得票で国政に押し上げよう」とフル回転し、県議や市議が懸命に浸透を図っている。
 民主元議員の鎌田さゆりは「多様な有権者がいる。若い世代に対し党の政策を訴え、浮動票を獲得したい」として、古川に選挙事務所を構えた。
 「アベノミクスで格差が広がった」と、安倍晋三政権を一貫して批判し、非正規雇用の拡大阻止や集団的自衛権の行使容認反対などを主張する。
 公示後は毎朝早くJR古川駅周辺に立ち、通勤客らに支持を訴える。陣営は「古川は革新的な地域。労組組合員や若者をターゲットに票を掘り起こす」と大票田に懸ける。
 古川で「地元の候補者」を前面に出すのは共産新人の内藤隆司。静岡県出身だが、大崎市にある党北部地区委員会での活動歴は20年を超える。農家や商工業者が混在する古川で、消費税率10%への引き上げ阻止や農業再生を訴える。(敬称略)

【宮城6区立候補者】
小野寺五典54☆自(岸)前(5)
鎌田さゆり49☆民 元(2)
内藤隆司56 共 新 


2014年12月10日水曜日
関連ページ:宮城政治・行政衆院選とうほく

2241チバQ:2014/12/10(水) 21:07:21
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141210_14.html
<衆院選>宮城4区 加美の戦い 過去自民苦戦

 衆院宮城4区で、有権者数が全体の1割に満たない加美町での戦いが熱を帯びている。衆院議長を務めた故伊藤宗一郎氏の出身地で強固な保守地盤の土地柄だが、同氏が2001年9月に死去後、自民党候補が得票トップになったことはなく、前回、前々回衆院選は民主党候補が上回った。福島第1原発事故で生じた指定廃棄物の最終処分場問題を抱え、民意の動向は今回も不透明だ。
 宗一郎氏の長男で5選を目指す自民党前議員の伊藤信太郎氏(61)は、宗一郎氏死去に伴う01年衆院補選以来、5回連続で加美の戦いに屈した。
 補選と03年選は、旧中新田町長を4期を務めた元知事本間俊太郎氏に大差をつけられた。その後は地元出身の民主党元議員と激突。自民が大勝した05年郵政選挙や前回12年ですら及ばなかった。
 同町での劣勢は、塩釜市など沿岸部で補ってきた。宗一郎氏時代からの支援者は「父親は沿岸部で弱く、地元が支えた。逆になったのは皮肉だ」と複雑な表情で話す。
 民主党にとってはげんのいい土地だ。元議員の井戸正枝氏(49)はこれまで3度同町入り。「加美の田園風景を守るため農家の戸別所得補償を復活させる」と農業者を意識した主張を展開する。
 各候補の訴えには、最終処分場問題も絡まる。同町が県内建設候補地の一つに選ばれて以降、町民の反発は強い。伊藤氏は「地元の与党議員がいないと意見を国会で主張できなくなる」と強調。井戸氏は「全て白紙撤回にする」と論を張る。
 同町の有権者数は約2万1000。選挙区全体の8.3%だが、各党、各候補のメンツを懸けた戦いが続く。

【宮城4区立候補者】
小高洋34 共 新 
伊藤信太郎61☆自(大)前(4)
井戸正枝49☆民 元(1)


2014年12月10日水曜日

2242チバQ:2014/12/10(水) 21:08:03
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141210_51001.html
<衆院選>山形農政連と自民 対立一転蜜月か


自民前議員の第一声を聞く県農政連の高谷会長(手前左から3人目)と農協関係者ら=2日、山形市
 衆院選(14日投開票)の山形の3選挙区で、県農協政治連盟(農政連)が自民党候補の支援に力を入れている。1、2区は前議員を推薦し「単協判断」の3区も大半の農協が新人を応援する。環太平洋連携協定(TPP)をめぐり、昨夏の参院選山形選挙区で自民と対立した農政連。今春に和解し、衆院選では「自民回帰」が進んでいるが、農協改革や農政転換で複雑な思いも抱えている。

<出陣式で激励>
 公示日の2日朝、山形市であった1区の自民前議員の出陣式。農政連の高谷尚市会長が推薦団体の代表として激励した。
 「自民党とは一時ぎくしゃくしたが、今はがっちり握手している。農家の思いは与党に託す。政権につないでほしい」
 前議員は第一声を県農協中央会が入るJAビルの向かい側で上げた。多くの農協幹部が集まる中「党の政策責任者として農業問題にしっかり取り組む」と力を込めた。
 農政連はもともと自民の支持組織だが、山形では昨年7月の参院選で関係が一変した。農政連は山形選挙区で自民候補の推薦要請を断り、当時みどりの風の現職だった舟山康江氏を推薦した。
 農政連幹部が選対に入り、TPP断固反対を掲げる舟山氏を全面支援した。反旗を翻された自民は怒りを爆発させ、安倍晋三首相や閣僚が連日応援に入る総力戦で、全国屈指の大激戦を制した。

<表情は晴れず>
 「雪解け」はことし4月。自民県連と県農協中央会の幹部が話し合い、「参院選のことは全て水に流す」ことで合意し、対立に終止符を打った。
 和解から7カ月半後の衆院選は自民と農政連の「蜜月関係」が戻ったようにも見える。ただ、農協関係者の表情は決して晴れやかとは言い難い。
 「政府の農協改革は内容に極めて問題がある。断じて容認できない」
 公示前日、県農協中央会が山形市で開催した農協改革シンポジウム。政府の検討経過を報告した黒井徳夫副会長の言葉は、やや怒気をはらんだ。
 開会前にあった農政連会議で1、2区の自民候補の推薦を決めたばかりだったが、黒井氏の政府批判は止まらなかった。「いわれなき攻撃でJAグループ解体を図ろうとしている」と指摘した。
 減反廃止を含む農政転換にも不満がくすぶる。川西町の農家佐藤匠さん(62)は「農産物を輸出したい企業のための政策だ。自民はおかしい」と憤った。
 ある農政連幹部は、自民推薦の真意をこう解説する。「政府の暴走を止められるのは与党だけ。今回は大人の対応だ」

<分断狙う野党>
 野党は、農協や農家の「本音」を見透かし、農業票の分断を狙う。
 2区の民主党前議員が4日夜、西川町で開いた個人演説会。熱弁が農業政策に及ぶと、昨夏の参院選を聴衆に思い出させるかのように、舟山氏の名前を繰り返した。
 応援演説した連合山形の大泉敏男会長が核心に迫った。「今回、農政連は一応、自民候補を推薦しているが、内心は違うと理解してほしい」


2014年12月10日水曜日

2243チバQ:2014/12/10(水) 21:10:10
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk13010131000c.html
2014衆院選:1区 地元張り付く、海江田氏 山田氏に大物応援 /東京
毎日新聞 2014年12月10日 地方版

 衆院選の投開票まであと5日に迫った9日。激戦模様の1区(千代田、港、新宿区)では、民主前職の海江田万里氏(65)が公示後初めて、党代表ながら地元で一日中、街頭演説を続けた。対する自民前職の山田美樹氏(40)には連日のように党幹部が駆け付け、この日も閣僚が応援演説した。民主に逆風が吹いた2012年の前回選は、山田氏が約1100票の小差で初当選し、海江田氏は比例で復活した。今回も与野党決戦の激しい火花を散らしている。

 海江田氏は党代表として全国遊説に飛び回り、陣営幹部は「本人不在の初めての選挙。手応えがつかめない」と不安を漏らしていた。しかし、この日はJR品川駅や四ツ谷駅前で街頭演説を行うなど選挙区内をくまなく行脚。「地元を走っていると『安倍さんに負けちゃだめ』という声を多くいただいた」と海江田氏。品川駅前で演説を聞いていた港区の自営業の女性(71)は、関心のある争点に「集団的自衛権の行使容認」を挙げ、「知らない間に憲法改正までいくようで恐ろしい」と話した。

 一方、山田氏は正午すぎ、港区の麻布十番商店街で「本当に厳しい選挙。相手は有名人で毎日テレビに出てくる」と支持を訴えた。公示前は安倍晋三首相や菅義偉官房長官、公示後も谷垣禎一幹事長、下村博文文部科学相と大物の応援が相次いだ。この日は、塩崎恭久厚生労働相が応援に立ち、「社会保障の財源について何も言わない政党に任せるわけにはいかない」と強調。山田氏を「初めて見た」と言う港区の無職女性(87)は「景気を良くしてくれる政党に投票したい」と話した。

 また、次世代新人の渡辺徹氏(36)は「次世代にツケを回さない政治」を掲げ、インターネットでも頻繁に発信している。共産新人の冨田直樹氏(38)は選挙区内をこまめに回り、「消費増税中止を約束しているのは共産党だけ」などとアピールしている。【戸上文恵】

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 ◇1区(6)=千代田、港、新宿区
渡辺徹 36 会社社長 次新

冨田直樹 38 党1区役員 共新

又吉光雄 70 政治団体代表 諸新

海江田万里 65 党代表 (6)民前

山田美樹 40 [元]経産省職員 (1)自前=[公]

野崎孝信 27 商社員 無新

 (届け出順)

〔都内版〕

2244チバQ:2014/12/10(水) 21:11:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddm005010035000c.html
混戦:2014衆院選/4 群馬1区 保守王国、騒動抱え 公認巡り駆け引き
毎日新聞 2014年12月10日 東京朝刊

幹線道路沿いでも、激しい選挙戦が繰り広げられている=前橋市の国道17号沿いで2014年12月6日午後、木下訓明撮影
幹線道路沿いでも、激しい選挙戦が繰り広げられている=前橋市の国道17号沿いで2014年12月6日午後、木下訓明撮影
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 群馬県建設業協会が入る前橋市の群馬建設会館。衆院選公示日の2日、群馬1区の候補2氏が県内の建設関係者らを集め、別々に決起集会を開く「珍事」があった。

 先に気勢を上げたのは自民前職、佐田玄一郎氏だ。県内の有力ゼネコン・佐田建設の創業者一族で、この日は安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」を掲げ、「厳しい選挙だが、命がけで頑張る」と支援を訴えた。

 続いて次世代の党に離党届を提出した無所属前職、上野宏史氏が集会を開いた。義父は旧建設省出身の元参院議員で、小泉内閣の官房副長官も務めた公成氏だ。上野氏は建設業界への義父の「貢献」を踏まえ、若さもアピールして協力を求めた。「片方は政権与党のベテラン。もう片方は群馬の恩人の娘婿。業界は分裂状態だ」。ゆかりの深い両氏の出馬に、協会幹部は戸惑う。

 佐田氏は公示直前まで、党公認を巡ってゴタゴタを抱え込んでいた。週刊誌の女性問題報道を受け、昨年7月に衆院議院運営委員長を辞任。これを問題視した1区の自民県議らが、衆院解散直前の11月19日、党本部の茂木敏充選対委員長に「公認を差し替えてほしい」と直談判したのだ。

 後継として名前が挙がった一人が、中曽根康弘元首相の孫で、元外相の弘文氏の長男康隆氏(32)だった。

 群馬は、福田康夫元首相まで戦後最多の4人の首相を輩出した「自民王国」だ。ただ、全員が高崎を中心とする中選挙区時代の旧3区(現在の4区、5区)で、1区からはゼロ。県議らも「高崎コンプレックス」と宰相ブランドへのあこがれを認める。康隆氏も「郷土の発展に力を尽くしたい」と意欲を示し、外資系金融機関を辞めて政治活動を本格化させた。

 だが、この動きに誰より反発して割って入ったのが、衆院転出のうわさが絶えない自民党の山本一太参院議員(56)だ。山本氏は、佐田氏の辞任後に康隆氏が政治活動を始めたとブログで批判。康隆氏が「会社に辞表を出したのは(辞任前の昨年)5月だ」とブログで反論する騒動になった。

 結局、県連の意見はまとまらず、佐田氏と同じ額賀派出身の茂木氏は「佐田氏に代わる推薦がない」と11月25日に佐田氏の公認を発表。県連は渋々従ったが、関係者は「余波は次の衆院選まで続くだろう」とみる。

 一方、自民の混乱を見越した上野氏は、かつて佐田氏と「コスタリカ」の関係だった尾身幸次元財務相に支援を要請。前橋市を地盤とする佐田氏に対し、尾身氏は沼田市など県北部が地盤で、尾身氏が上野氏に協力すれば1区の自民票が分裂しかねない。慌てた党本部は同28日、尾身氏を引き留める狙いで長女朝子氏(53)を比例代表で追加公認した。

 その結果、「比例も自民」と訴える佐田陣営は公明党との協力が成り立たなくなった。すきを突くように上野氏は公明県本部に接近。比例票とのバーターで支援取り付けを図る。同本部は県内5小選挙区で唯一、佐田氏の推薦を見送っており、保守王国の戦いの構図は複雑さを増している。

 民主元職の宮崎岳志氏、共産新人の店橋世津子氏も勝機を見いだそうと、アベノミクスの負の側面を訴え、議席獲得を狙う。【木下訓明、吉田勝】=つづく

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 ◇群馬1区=前橋市、沼田市など
佐田玄一郎 61(8)自前

上野宏史 43(1)無前

宮崎岳志 44(1)民元

店橋世津子 53 共新

2245チバQ:2014/12/10(水) 21:13:27
自民が居るのに自民以外を推薦したのは あと茨城7区だけかな?
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk10010320000c.html
衆院選:1区 公明が上野氏支援 県本部が全面協力 /群馬
毎日新聞 2014年12月10日 地方版

 衆院選の1区で、公明党県本部が無所属前職の上野宏史氏を支援することが分かった。9日夜に前橋市内であった上野氏の集会で、公明党の水野俊雄県議が「もう一度国政で仕事をしてもらいたい。公明党も現在、全力で組織内を固めている。ともに勝利を勝ち取ろう」とあいさつ。上野氏は「比例は公明へ」と呼びかけた。

 公明党は2〜5区で連立を組む自民前職を推薦する一方、1区は自主投票としている。上野氏の選対幹部によると、9日午前に公明党の福重隆浩県本部代表が事務所を訪れ、全面的な選挙協力を申し出たという。

 毎日新聞社が5〜7日、全国で実施した特別世論調査の中盤情勢の結果では、公明支持層の2割が自民前職の佐田玄一郎氏、約3割が上野氏を支持すると答えた一方、約5割が無回答だった。1区には民主元職の宮崎岳志氏と共産新人の店橋世津子氏も立候補している。【田ノ上達也、吉田勝、角田直哉】

2246チバQ:2014/12/10(水) 21:17:39
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddlk38010606000c.html
師走決戦えひめ:衆院選2014 焦点区ルポ/上 愛媛1区 /愛媛
毎日新聞 2014年12月09日 地方版

 ◇尾引く松山市長選
 「きついわ」。週明けの8日午前、衆院選愛媛1区の自民前職、塩崎恭久氏(64)の陣営幹部が顔をしかめた。公示後の初週末の6、7日、塩崎氏が厚労相としての公務や埼玉などの候補の応援に行き、地元に入れなかったからだ。「きょうは戻れたが明日(9日)はまた応援」と幹部。閣僚経験もプラスだけではない。

 先月16日投開票の松山市長選も影を落とす。塩崎氏が支援した新人が、現職の野志克仁氏に大敗。この戦いで、市内が地盤の自民県議3人が野志氏を推し塩崎氏と敵対した。「総選挙は総選挙」と影響を否定した塩崎氏だが、対立した県議は「個人的な感情は抑えて塩崎氏を支援する」。強固な組織を誇る陣営だが、亀裂修復には気をもんでいる。

 対する民主元職の永江孝子氏(54)としては市長選で民主県連などが推薦した野志氏の圧勝の勢いを生かしたいところ。ただそこには難しさも横たわる。

 「願いが実現されますよう、心からお祈り申し上げます」。2日、伊予鉄道松山市駅前の出陣式で野志氏の祝電が読み上げられた。野志氏自身は欠席だったのだ。野志、永江両氏はともに元南海放送アナウンサーで長年共演した仲だが、野志氏は「(市長選で)自民県議3人にも支援をいただいた」と静観を保っている。

 永江氏の知名度は健在。2012年の前回選に比べ党への逆風も和らいだ。好材料の一方で、陣営は市長選の勢いが直結しないもどかしさも抱える。

 共産新人の田中克彦氏(47)は、松山市長選の後、直ちに衆院選に転じた。市長選で落選はしたものの、名前と顔の浸透をそのまま足場にできる利点があり、「安倍政権に厳しい審判を下す。原発ゼロや消費増税中止を」と力を込める。

 党県委員会の林紀子委員長は「時代はまさに自共対決。2年前と違い安倍政権への怒りと不安も広がっている」と状況の変化に手応えを語る。4日は、知名度ある同党の吉良佳子参院議員が応援に駆けつけた。11日は志位和夫委員長も来県し攻勢をかける構えだ。【伝田賢史、中村敦茂】

   ◇  ◇

 県内の注目選挙区の現場を報告する。

==============

 ◇愛媛1区
永江孝子 54 (1)民元

塩崎恭久 64 (6)自前=[公]

田中克彦 47 共新

2247チバQ:2014/12/10(水) 21:18:24
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk38010571000c.html
師走決戦えひめ:衆院選2014 焦点区ルポ/下 愛媛3区 /愛媛
毎日新聞 2014年12月10日 地方版

 ◇宙に浮いた3万票
 「愛媛3区は(自民にとって)県内で一番苦しい選挙区だ」。4日、四国中央市内で開かれた自民前職、白石徹氏(58)の個人演説会。陣営幹部が、口角泡を飛ばして訴えた。3区は西条市を中心に工業地帯が広がり、民主などの支持母体である労働組合の力も強い。「厳しい戦いを強いられている」と続けた。

 各紙の世論調査などで自民大勝が予想されているにもかかわらず、陣営が気を引き締めるのは、「維新票」という不確定要素があるからだ。2012年の前回選で約3万票を集めた旧日本維新の会の新人が今回、維新の党、民主による「すみ分け」で公示直前に4区へ。有権者の1割以上に当たる約3万票が宙に浮く形となった。

 白石徹氏の前回得票は約7万1000票。次点の白石洋一氏の約4万2700票に大差をつけた。だが陣営幹部は「維新票は自民にはなかなか回ってこない。民主、維新の票が一つになれば、自民の得票を超えてしまう」。3区は1996年の小選挙区制以降唯一敗北(09年)した県内選挙区だけに、警戒心は強い。

 前回選で涙をのんだ民主元職、白石洋一氏(51)。2日、西条市内であった出陣式に、社民県議が姿を見せた。09年衆院選に社民公認で出馬した女性を、10年参院選で民主が引き抜いて擁立して以降、微妙な関係だっただけに、陣営は「勝つための要因が一つ増えた」と歓迎する。県内の社民は国政からは遠ざかっているが、3区内の労組に小さくない影響力を保持する。

 維新票は、ここでも関心の的だ。陣営関係者は「すみ分けの結果、勝算が高まった」。一方で、別の関係者からは「民主と維新は安全保障などの政策に大きな隔たりがある。どれだけの票が回ってくるのか」との声も。維新票に期待しつつも、その効果を計りかねている。

 共産は3区で元西条市議の新人の一色一正氏(64)を擁立。一色氏は「国内の第1党は無党派。訴えが無党派に届くかどうかが勝負だ」と選挙区内を駆け回っている。

 自民との対決姿勢を前面に出し、政権への批判票を取り込むことにも注力。6日には四国中央市内で個人演説会を開き、「大企業や個人投資家は利益を得たが、庶民は円安による物価上昇に苦しんでいる。今回の解散はアベノミクスを審判する選挙だ」と力を込めた。【高谷均】

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 ◇愛媛3区
一色一正 64 共新

白石徹 58 (1)自前=[公]

白石洋一 51 (1)民元

2248チバQ:2014/12/10(水) 21:21:43
産経
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100020-n1.html

2014.12.10 09:00
【選挙区終盤情勢】
北海道 民主逆風、元閣僚も劣勢





(1/2ページ)
 前回、全12選挙区で“全敗”し、辛うじて比例代表の復活で2議席を確保した民主は、再び厳しい選挙戦を強いられている。1区は優勢だが、6、8、9区は横一線で、各候補は組織票が見込める連合北海道への浸透を強化するとともに、無党派層の取り込みに全力を挙げている。

 1区の民主横路は前回、選挙区で初めて苦杯をなめ復活当選したが、高い知名度を生かし自民船橋をリードしている。

 民主の閣僚経験者である3区荒井と4区鉢呂は厳しい戦い。荒井は自民高木にリードを許しており、維新との分裂選挙となったのが響いた。鉢呂も自民中村を追う展開となっている。6区は民主佐々木が自民今津を一歩リード。佐々木は労組の支持固め、今津は大票田の旭川での浸透を狙う。

 7区は民主と政治団体「新党大地」の共闘を象徴する選挙区だが、大地代表代理でもある民主鈴木は労組票の取り込みが不十分で、自民伊東に差を開けられる展開。

 8区は民主逢坂が自民前田を頭一つ先行。9区の自民堀井と民主山岡も接戦となっている。

 10区は公明稲津が安定。若さを強調する民主神谷は苦しい。5区の自民町村は実績、知名度で安定した戦いをしているほか、自民は11、12区で優勢だ。

2249チバQ:2014/12/10(水) 21:22:14
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100021-n1.html
2014.12.10 09:30
【選挙区終盤情勢】
東北 「反小沢」藤原氏が追い上げ





(1/5ページ)
 ≪青森≫

 4選挙区とも自民が強固な組織力を生かして大きくリードし、議席を維持する勢いとなっている。

 1区は自民津島が公示後、ミニ集会や支持者回りを積極的にこなし、支持基盤を確実に固めて優位に立つ。維新升田は県連レベルで選挙協力が実現した民主、社民支持層の取り込みがカギ。2区は自民江渡が公務で不在がちだが、かえって陣営が引き締まり、維新中野渡を引き離す。

 3区は自民大島が企業、団体回りやこまめな国政報告会を精力的にこなし盤石な態勢。若年層への食い込みを狙う民主田名部を引き離す。4区は自民木村が支援組織を有効活用し、民主山内を圧倒している。

≪岩手≫

 野党は、自民候補に対抗するため、民主と生活による選挙協力を全選挙区で実現し、1区と3区では民主、2区と4区では生活にそれぞれ候補を一本化した。

 4区の生活小沢はこれまで、盤石な支持基盤に支えられ、優位な選挙戦を展開してきた。しかし、今回は「反小沢」を掲げる非自民県議団の全面支援を受ける自民藤原が激しい追い上げをみせており、接戦の様相となっている。このため、6日から選挙区に入り、街頭活動などを積極的に展開し、票の上積みに全力を挙げている。

 1区と3区は選挙協力が功を奏し、民主階と黄川田がそれぞれ優勢。2区は自民鈴木が実父の元首相善幸以来の強固な地盤を受け継ぎ、優位な戦い。

 ≪宮城≫

 民主と維新が選挙協力により、野党候補の乱立を避けたが、7選を目指し安定した戦いをしている民主安住の5区を除き、自民候補にリードを許している。

 5人が争う2区では、前回選挙で1区から出馬し比例代表で復活当選した維新林が、民主の要請を受け入れ国替え出馬。民主の県連推薦を得て、連合宮城など組織票への浸透を図っている。ただ、反自民票が分裂しており厳しい戦い。

 1区は自民土井が優勢で、民主郡は無党派層への支持拡大に躍起。3区は、自民西村が民主橋本を大きくリード。4区も自民伊藤が圧倒。兵庫1区から国替えした民主井戸は知名度不足が響いている。6区の自民小野寺は盤石。民主鎌田は内陸部での得票を狙う。

2250チバQ:2014/12/10(水) 21:22:42
 ≪秋田≫

 1区は、前回敗れた民主寺田が自民冨樫を懸命に追い上げている。寺田の実父は前知事の維新参院議員典城(すけしろ)である上、自身も3期連続で当選した元職で知名度が高い。ただ、社民伊藤が出馬し、「非自民」票が分散している。冨樫、寺田ともに無党派層への浸透を図る。

 2区は自民金田が幅広い支持を得て優位に立つ。元アナウンサーの民主緑川は一定の知名度はあるが、十分浸透していない。

 3区は自民御法川と維新村岡の一騎打ちの構図。御法川が支持層を手堅くまとめて優位に立つ。民主は野党間の選挙協力で候補擁立を見送った。村岡は民主支持層からどこまで支持を得られるかがカギとなる。
≪山形≫

 3区は、自民加藤と保守系無所属の阿部が激しく競り合っている。阿部は前回、加藤の実父で元自民幹事長紘一を破っており、加藤にとっては雪辱戦。酒田市の阿部、鶴岡市の加藤といった、地域的な対決構図もある。終盤になって加藤に勢いが出てきたとはいえ、最上地方での得票がカギとなりそうだ。

 1区は自民遠藤が優勢となっており、陣営は楽観ムードを警戒。民主は元農水相鹿野道彦の後継として原田を擁立したものの、知名度不足が響いている。

 2区は自民鈴木を民主近藤が追う展開。前回は鈴木が勝利し、近藤は比例代表で復活当選した。近藤は選挙区当選を前面に押し出して、接戦となっている。


 ≪福島≫

 安定した地盤の民主玄葉の3区を除き、全選挙区で自民候補が優勢。ただ1、4、5区では終盤に入り、野党候補が追い上げている。

 1区は、自民亀岡を元参院議員の民主金子が猛追。前回、未来公認で出馬した元衆院議員石原洋三郎が出馬を見送り、金子支持を打ち出したことで、「非自民」票をどこまで取りまとめられるかがカギ。

 4区は、前回、比例代表で復活した維新小熊が再選を目指す自民菅家を追う展開。野党間の選挙協力で民主は候補擁立を見送り、民主顧問で元衆院副議長渡部恒三が支援している。

 2区は自民根本が前復興相の実績をアピールして優勢。5区は公示前日に公認が決まった自民吉野が先行、前回比例復活の民主吉田は支援組織のてこ入れに躍起となっている。

2251チバQ:2014/12/10(水) 21:23:08
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100023-n1.html
2014.12.10 10:30
【選挙区終盤情勢】
北関東 喜美氏苦戦、小渕氏は圧倒





(1/4ページ)
 ≪茨城≫

 前回、選挙区に擁立した7人全員が当選した自民は、今回も7選挙区のうち5選挙区で優位に立つ。突然の解散で準備が遅れた民主は、4選挙区にしか候補者を立てられず、苦戦を強いられている。

 自民は前回、選挙区で当選した1区田所、2区額賀、3区葉梨、4区梶山、6区丹羽の5人が、自民支持層に加え公明支持層も取り込み、民主や維新、共産の候補相手に優位に戦いを進める。

 民主は前回、選挙区で唯一勝利した5区大畠が、労組票をまとめて自民石川をわずかにリード。前回は大畠に約9千票差に迫り、比例復活した石川は激しく追い上げており、予断を許さない情勢だ。

 維新は3区に唯一、石井を擁立したが、厳しい戦い。13選を目指す7区の無所属中村は公明の推薦もあって先行。選挙区での初勝利を狙う自民永岡が追う。

 ≪栃木≫

 1、4、5区で自民が優位に立ち、競り合う2、3区も自民が先行。自民は選挙区独占の可能性がある。

 3区は、地元で地道に活動してきた自民簗を那須塩原市を除く選挙区内の市町長が支援し、組織に勢いがある。8億円借り入れ問題が響く無所属渡辺は強固な地盤を古巣・自民に切り崩され、多くの若手地方議員が離れた。みんなの党代表として全国を回った前回と違い、地元に張り付いてミニ集会を連日開いている。2区は、現職閣僚の自民西川が組織戦を展開し、やや優勢。民主福田も元知事の知名度を生かし、地盤の日光市を固め追い上げる。

 1区は、自民船田が安定。民主柏倉は公示直前に党と選挙区を移り、街頭演説1日50カ所、握手300人をノルマに無党派層への浸透に躍起だ。4区は自民佐藤が民主藤岡らを引き離す。5区は、自民茂木が圧倒している。

2252チバQ:2014/12/10(水) 21:23:27
 ≪群馬≫

 自民佐田がリードし、無所属上野と民主宮崎が追う展開の1区。佐田は公認問題をめぐり出遅れたが、公示直前に選対組織がまとまった。保守票を幅広く集めるため次世代公認から無所属に転じた上野、民主宮崎は支持を伸ばせていない。

 2区は、自民井野が維新石関を引き離す。石関は古巣・民主の支持層取り込みを図るが、2年前の離党問題が尾を引き、選挙協力が進んでいない。

 3区は、自民笹川が地方議員や各団体の支援を得て大きくリード。民主長谷川は無党派層に照準を絞り票の上積みを図る。

 4区の自民福田は親子3代の後援会組織に圧倒的な保守地盤の強みも加わり盤石。5区は、「政治とカネ」で経済産業相を辞任した自民小渕が独走する。応援で全国を回った前回とは異なり連日選挙区内を遊説し、「再出発」を訴えている。

 ≪埼玉≫

 前回は13選挙区で勝利し、2人が比例復活した自民が10選挙区で他候補を大きく引き離す。苦戦の民主は4選挙区で自民と競り合う。維新、次世代、共産、社民は伸び悩み、厳しい戦い。

 5区の民主枝野はやや優勢。枝野が全国の応援に回る中、自民が党幹部を相次いで投入する牧原が激しく追い上げる。

 自民は2区で前総務相の新藤が圧倒。3区黄川田、8区柴山、9区大塚、10区山口、13区土屋、14区三ツ林、15区田中が他候補を大きく引き離す。1区も村井が民主武正との戦いを優位に進め、12区は野中が次世代森田、民主本多との混戦を抜け出した。

 民主は4区神風、6区大島がそれぞれ自民候補を追う展開。公示直前に復党した7区小宮山は苦戦気味だ。11区では幅広く支持を集める無所属小泉が優勢で、自民今野が追う。

2253チバQ:2014/12/10(水) 21:24:10
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100022-n1.html
2014.12.10 10:00
【選挙区終盤情勢】
南関東 猛追受ける浅尾・江田氏





(1/3ページ)
 ≪千葉≫

 全13選挙区のうち11選挙区で自民が優勢な戦いを展開。民主は前首相野田の4区で大きくリード、田嶋の1区でも自民の門山、次世代の田沼に対して優勢を保つ。一方、全区に候補者を立てた共産や、他の野党はいずれも出遅れている。

 自民は2区の小林、3区の松野、7区の斎藤、8区の桜田、10区の林、11区の森、12区の浜田、13区の白須賀が他党の候補者を圧倒し、独走状態に入っている。5区の薗浦、6区の渡辺、9区の秋本もそれぞれの主張が浸透してきており、リードを保っている。一方、直前に出馬が決まった4区の木村は知名度不足が大きく響いている。

 民主と選挙区調整を行い、2、7、8区に擁立した維新は、いずれも劣勢。8区の太田は伸び悩んでいる。次世代は1、6、9区で前職、元職が支持拡大に奔走するが、広がりを見せていない。

 3、11区に元職を立てた生活や、公示直前に7区に新人を擁立した社民は、ともに厳しい戦いとなっている。

≪神奈川≫

 17選挙区に候補者を擁立した自民が13選挙区で優勢を保つ。特に1、2、5、11、13、14、15、17各区で他候補を大きく引き離す。

 3区は自民小此木が安定した戦いで民主勝又らを寄せ付けない。4区は、みんなの解党で無所属となった浅尾を自民山本が激しく追い上げる。

 全国で唯一の「公明対維新」の構図となった6区は公明上田が盤石。維新青柳らを突き放す。

 7区は自民鈴木が優位に展開。民主中谷は伸び悩んでおり、次世代松田らも無党派層へのアピールに必死だ。

 8区は比例代表との重複を断った維新江田に自民福田が迫る。9区は民主笠が先行も、自民中山が懸命の追い上げをみせる。維新椎名は厳しい。10区は7選を目指す自民田中に、返り咲きを図る民主城島が浸透を図るが、苦戦している。

 12区は自民星野と、公示直前に民主入りした阿部が接戦。16区は自民義家が先行するが、民主後藤が猛追する。18区は自民山際が次世代中田らを引き離しつつある。

 ≪山梨≫

 「0増5減」に伴う定数1減で新地盤が加わった2選挙区とも手探りのまま激しく競り合っている。

 1区は、与野党対決が鮮明化。自民宮川を民主中島が猛追する。宮川は自民、公明両支持層を固めつつあるが、無党派層に浸透しきれていない。解党したみんなから民主入りした中島は連合山梨の支援を受けつつ、維新小沢鋭仁の比例近畿への転出に伴い県内で連携する維新の支持層に浸透を狙う。

 2区は、4回連続の保守分裂戦で、無所属長崎と自民堀内が、ほぼ横一線で並ぶ接戦を展開する。

 前回、長崎に敗れた堀内は組織力を生かした戦い。元通産相の義父光雄から引き継いでいる地盤を固め、自民公認をアピールして長崎との差別化を図る。長崎は2期の実績を強調。民主が候補擁立を見送ったことで宙に浮く民主支持層の取り込みを重視する。

2254チバQ:2014/12/10(水) 21:24:57
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100024-n1.html
2014.12.10 11:30
【選挙区終盤情勢】
東京 自民独走モード、海江田氏ピンチ





(1/2ページ)
 前回、25選挙区中21選挙区を制した自民が今回も21選挙区で、公明も1選挙区でそれぞれ優位に立つ。

 1区は自民が挙党態勢で山田再選へ総力戦を仕掛け、党代表として全国行脚する民主海江田を大きくリードする。野党の選挙協力ができなかった2区も自民辻の独走で、民主中山、前回みんなから比例復活した維新大熊を抑える。

 過去4回の選挙で自民、民主が2勝2敗の3区は、自民石原が民主松原を圧倒。4区も自民平がリードする。

 5区は自民若宮が、1区に移った次世代の候補の票なども取り込み、民主手塚を突き放す。みんなの解党で無所属となった前回比例復活の三谷も苦戦している。

 6区は民主が前回で引退した元議員の後継擁立を見送り、「選挙協力」で維新落合への票の一本化を図るが、自民越智が抑える。

 7区は前回、民主への逆風の中で議席を守った長妻がやや苦戦し、自民松本を追う。8区は自民石原が民主円を寄せ付けず、9区も自民菅原が維新木内らを圧倒する。

 5人中4人が女性候補の10区は、自民小池が、与党批判票を取り合う民主、次世代の候補らを突き放す。11区は自民下村が7選に向け他候補を圧倒。12区は公明太田が自民支持層も取り込み、生活青木、次世代田母神らを寄せ付けず、13区も自民鴨下が独走する。

 14区は「うちわ」問題で法相を辞任した自民松島が組織票を固め、民主木村を圧倒。15区も前回比例復活の自民秋元が維新柿沢に対し優勢で、16区は自民大西、17区は自民平沢がそれぞれ独走状態に入った。

 18区は、自民土屋が元首相の民主菅を引き離す。19区も自民松本が民主末松を圧倒し、前回比例復活の次世代山田は苦戦。20区は自民木原が共産池田、民主竹田を抑え、安定した戦い。

 21区は前回逆風下で当選した民主長島が自民小田原を抑えて唯一、民主優勢の展開。22区は自民伊藤が民主山花を圧倒。23区は自民小倉、24区は自民萩生田、25区は自民井上が民主、共産候補らを突き放す。

http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100019-n1.html
2014.12.10 08:30
【選挙区終盤情勢】
北陸信越 原発再稼働 自・民競る





(1/5ページ)
 ≪新潟≫

 自民、民主が1区から4区で激しく競り合っているが、5、6区は自民が優位に戦いを進めている。

 1区は小まめに組織づくりをしてきた自民石崎と、働く女性問題に取り組み、連合新潟などの支援を受ける民主西村が接戦を展開。2区はいずれも原発再稼働を主張する自民細田と民主鷲尾が競る。

 3区は組織戦を進める自民斎藤と、前回の落選から地道に選挙区を回ってきた民主黒岩がほぼ横一線。4区は自民支持層を7割以上固め野党支持層にも浸透する金子と、民主支持層を8割近くまとめた菊田が争う。両者とも党幹部らが続々支援に入るなど、無党派層の獲得がカギを握りそうだ。

 5区は自民長島、6区は自民高鳥が先行する。

2255チバQ:2014/12/10(水) 21:25:40
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100019-n2.html
 ≪富山≫

 前回、全3選挙区を独占した自民が、今回も安定した戦い。民主は野党間のすみ分けなどを理由に、全選挙区で候補者擁立を見送った。

 1区は、再選を目指す自民田畑が民主支持層にも食い込み盤石。前回、自民を離党し無所属で出馬した維新吉田は無党派層への広がりを欠き厳しい。

 2区は、7選を狙う自民宮腰が厚い保守地盤に支えられて各世代に浸透し、圧倒する。社民東は政権の批判票の取り込みに力を入れるが、支持が伸び悩んでいる。

 3区は、地盤の高岡市を中心に支持を広げる自民橘が公明支持層も着実に固めて大きくリードしている。共産坂本は巻き返しに躍起だ。

 ≪石川≫

 自民が前回に続いて全選挙区独占をうかがう勢い。

 1区は、6選を狙う自民馳が先行。知名度の高さを生かし無党派層へも浸透する。前回落選した東京15区から出身地に国替えした民主田中は、連合の後押しを受けるが全体的に伸び悩んでいる。

 民主が候補者の擁立を断念した2区は、再選を目指す自民佐々木が安定した戦いぶり。佐々木は元首相の森喜朗から受け継いだ後援会組織を基軸に支持固めを図り、幅広く浸透している。

 3区は、自民北村と民主近藤が三たび対決。北村が自民、公明支持層を固め一歩リードしている。近藤は無党派層への支持拡大に奔走するなど追い上げに懸命だ。

 ≪福井≫

 1区は、4選を目指す自民稲田が大きくリードする展開。厚い保守地盤に支えられ、大票田の福井市の後援会組織などを軸に幅広く浸透している。同市以外の農村部でも支持拡大を図る。

 「反自民」を掲げる維新鈴木は福井市内で県議時代の地盤をもとに無党派層の取り込みを図るが、支持は広がっていない。

 2区は、自民高木が厚い支持基盤をもとに安定した戦いを見せている。「0増5減」の区割り変更で選挙区に加わった地域でも食い込んでいる。

 公示直前の出馬表明となった民主辻は、知名度不足が否めない。労組組織が多い越前市を中心に、衆参両院で議員を務めた父一彦を知る高齢者世代にも浸透を図っている。

≪長野≫

 前回選挙で民主が勝利した1、3区で自民が健闘し接戦を展開。連合の推薦決定などでもたつき、民主が出遅れた2、4、5区は自民が独走している。

 1区は連合などの支援を受けてリードする民主篠原を、自民小松が政権継続による景気回復などを訴え猛追、終盤での逆転を狙う。

 2区は自民務台が公明を含めた支持層を固め、民主下条らを引き離している。

 前回は今回と同じ顔ぶれの3人が大接戦を繰り広げた3区は、自民木内と維新井出が横一線の戦いを繰り広げ、民主寺島が追う。

 4区は自民後藤が後援会組織を中心に基盤を固め、民主矢崎らを大きくリード。5区は前回返り咲いた自民宮下が幅広く支持を集め、民主中嶋らを圧倒している。

2256チバQ:2014/12/10(水) 21:26:36
東海以西は明日かな?

2257チバQ:2014/12/10(水) 21:27:16
http://www.47news.jp/47topics/e/260115.php
【衆院選】 自公、3分の2超す勢い 民主伸び悩み、維新不振 共産倍増、衆院選情勢

 共同通信社は7、8両日、衆院選295小選挙区のうち200選挙区の有権者を対象に電話世論調査を行い、残る95選挙区での取材も加えて比例代表を含む終盤情勢を探った。自民党は前回調査(2、3日実施)と同様に300議席超の勢いを維持、公明党との合計で衆院3分の2の317議席を上回り、自民単独での3分の2もうかがう。民主党は伸び悩みが続き70議席前後、維新の党は不振で公示前議席から減少が予測される。共産党は倍増に近づく状況だ。
 公明党は堅調を持続し、公示前31議席からの上積みが見込める。次世代の党は大幅減の情勢。生活の党、社民党は低調で、新党改革は議席獲得を見通せていない。
 3分の2を得れば、衆院での憲法改正発議の条件が整う。
 調査を実施した200選挙区で回答したのは約8万1200人。投票先未定は選挙区で43・0%、比例で40・7%となり、14日の投開票までに情勢が変わる可能性もある。
 公示前295議席の自民党は240近い選挙区で優勢を保ち、比例(定数180)でも党として過去最多の77を超える議席が視野に入る。民主党は公示前62議席から増やす展開だが、優位に立つ選挙区は30議席程度。維新の党などとの候補者調整が奏功していない形だ。比例も30議席台で伸びを欠いている。
 維新の党は比例で20議席台、選挙区は1桁にとどまっており、公示前の42議席維持は難しい。公明党は選挙区9人の全員当選と、比例20議席超が有望だ。
 選挙区で2議席を期待できる次世代の党は比例確保の展望が開けず、公示前20議席を割り込む公算が大きい。公示前8議席の共産党は比例で15議席程度が予測される一方、18年ぶりとなる選挙区での勝利は微妙だ。
 生活の党は選挙区で2議席を狙えるが比例は厳しく、公示前5議席を下回りそうだ。公示前2議席の社民党は小選挙区、比例各1議席程度。比例東京ブロックに候補者を立てた新党改革は、苦しい戦いが続いている。
 (共同通信)

2258チバQ:2014/12/10(水) 22:03:27
1602 :チバQ:2014/12/10(水) 22:02:03
共同通信
群馬
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/gunma/CK2014121002100016.html
小選挙区 終盤戦分析
 14日投開票の衆院選で、県内に5つある小選挙区の終盤情勢を分析した。県内最多の4人が出馬している1区は混戦。2〜5区は県内全ての小選挙区を占めていた自民が、安定した戦いを進めている。 

◆1区野党迫り混戦模様

 ◇1区 過去の女性問題が報じられた自民前職の佐田玄一郎氏(61)だが、党の支援に支えられて優勢。公示直前に次世代の党から無所属に転じた前職の上野宏史氏(43)が保守層を切り崩して迫り、民主元職の宮崎岳志氏(44)が労働組合票をまとめて追い上げる。共産新人の店橋(たなはし)世津子氏(53)が続く。

◆2〜5区自民の優勢続く

 ◇2区 自民前職の井野俊郎氏(34)は選挙戦序盤にやや安定さを欠いたが、その後に自民支持層を固めてリードする。維新前職の石関貴史氏(42)が保守層に食い込んで追う。共産新人の藤掛順恒(よしゆき)氏(68)は浸透しきれていない。

 ◇3区 自民前職の笹川博義氏(48)が自民支持層を堅実にまとめ、先行する。民主新人の長谷川嘉一氏(62)が続く。共産新人の渋沢哲男氏(55)は伸び悩む。

 ◇4区 自民前職の福田達夫氏(47)が元首相の父康夫氏から受け継いだ強固な地盤で安定した戦い。共産新人の萩原貞夫氏(65)は苦戦している。

 ◇5区 政治資金の問題が発覚した自民前職の小渕優子氏(41)だが、支援者が引き締まってリードする。民主が支援する社民新人の小林人志氏(63)と、共産新人の糸井洋(ひろし)氏(46)が続く。 (菅原洋)

◇小選挙区 立候補者

【1区】

佐田玄一郎 61 自前<8>《比》

上野宏史 43 無<前><1> 

宮崎岳志 44 民元<1>《比》

店橋世津子 53 共新  

【2区】

石関貴史 42 維<前><3>《比》

井野俊郎 34 自前<1>《比》 公

藤掛順恒 68 共新  

【3区】

長谷川嘉一 62 民新 《比》

笹川博義 48 自前<1>《比》 公

渋沢哲男 55 共新  

【4区】

萩原貞夫 65 共新  

福田達夫 47 自前<1>《比》 公

【5区】

糸井洋 46 共新  

小渕優子 41 自前<5>《比》 公

小林人志 63 社新 《比》

2259チバQ:2014/12/10(水) 22:04:05
栃木だった
1603 :チバQ:2014/12/10(水) 22:02:29
東京
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tochigi/CK2014121002100019.html
終盤情勢分析 自民 1、4、5区で優勢
 衆院選の終盤情勢分析で、県内の五選挙区では1、4、5区で自民の前職が安定した戦いを進めていることが分かった。2区は自民、民主の前職同士が接戦を繰り広げ、3区は自民前職を無所属前職が激しく追う展開となっている。 (藤原哲也)

◇1区

 自民前職の船田元氏(61)が保守票を手堅くまとめて安定。大票田の宇都宮市を中心に組織力も充実する。みんなの党から移り、2区から国替えした民主前職の柏倉祐司氏(45)は、支持母体の連合栃木の支援を受けて追い上げを図る。共産新人の野村節子氏(61)は伸び悩む。

◇2区

 自民前職の西川公也氏(71)と、民主前職の福田昭夫氏(66)がほぼ互角の戦い。西川氏は農相の知名度を生かし、組織を固める。元知事で保守層にも一定の支持がある福田氏は地元の日光市を中心に支持を広げる。共産新人の阿部秀実氏(55)は独自の戦い。

◇3区

 自民前職の簗和生氏(35)が自民支持層に加えて公明支持層も取り込み、やや優勢。地元首長の支援も受け組織力も充実する。みんなの党の解党で、比例復活のない無所属となった前職の渡辺喜美氏(62)は地元に張り付いて猛追する。後援会も組織引き締めに躍起。共産新人の秋山幸子氏(63)は出遅れている。

◇4区

 自民前職の佐藤勉氏(62)が幅広い支持をまとめて先行。みんなの党から移った民主新人の藤岡隆雄氏(37)は若さを前面に出し、民主支持層を軸に票の積み上げに懸命。共産新人の山崎寿彦氏(62)は厳しい戦い。

◇5区

 自民前職の茂木敏充氏(59)が各年代で圧倒。後援会組織がフル回転して盤石の戦いを続ける。共産新人の川上均氏(58)は苦しい。

◆各選挙区の候補者(届け出順)

【1区】

船田元 61 自前<10>《比》 公

野村節子 61 共新  

柏倉祐司 45 民<前><1>《比》

【2区】

福田昭夫 66 民<前><3>《比》

西川公也 71 自前<5>《比》 公

阿部秀実 55 共新  

【3区】

簗和生 35 自<前><1>《比》 公

秋山幸子 63 共新  

渡辺喜美 62 無前<6> 

【4区】

佐藤勉 62 自前<6>《比》 公

藤岡隆雄 37 民新 《比》

山崎寿彦 62 共新  

【5区】

茂木敏充 59 自前<7>《比》 公

川上均 58 共新

2260チバQ:2014/12/10(水) 22:04:33
茨城
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/ibaraki/CK2014121002100010.html
終盤情勢分析 六つの選挙区 自・民前職が優位に
 十四日投票の衆院選の終盤情勢分析で、県内の七つの小選挙区は、1、2、3、4、6区で自民前職、5区で民主前職が優位に戦いを進めていることが分かった。7区は前回比例復活した自民前職と、無所属前職が激しく競い合っている。 

【1区】

大内久美子 65 共新 《比》

福島伸享 44 民元<1>《比》

田所嘉徳 60 自前<1>《比》 公

 自民田所氏が順調に支持を広げる。陣営は水戸市の無党派層の動向に神経をとがらせるが、市議がてこ入れに動いた。六十回を超す個人演説会で返り咲きを期す民主福島氏だが、政党支持率の差は大きく伸びを欠く。共産大内氏は水戸、筑西両市での得票に期待。

【2区】 

額賀福志郎 70 自前<10>《比》 公

川井宏子 49 共新  

 自民額賀氏が保守地盤を固め盤石。唯一の対立候補の共産川井氏陣営は「(政権)批判票を取り込みたい」とするが、厳しい戦い。

【3区】

葉梨康弘 55 自前<3>《比》 公

小林恭子 64 共新  

石井章 57 維元<1>《比》

 自民葉梨氏は、系列組織をフル稼働して抜け出した。危機感を強める維新石井氏は「野党共闘で自民独走を止める」と躍起だ。共産小林氏は農村部で好感も反自民の受け皿になりきれていない。

【4区】

高野守 55 民元<1>《比》

堀江鶴治 73 共新  

梶山弘志 59 自前<5>《比》 公

木村隆 63 無新  

 自民梶山氏は、公示日に五千人を動員するなど組織力は群を抜き、安定した戦い。追う民主高野氏だが、陣営は厳しさを認める。共産堀江氏は知名度アップに走る。

【5区】

福田明 58 共新  

石川昭政 42 自<前><1>《比》

大畠章宏 67 民前<8>《比》

 九選を目指す民主大畠氏が、日立製作所労組はじめ足元の企業、団体票をまとめて次第に優位に。県内唯一の民主の議席を死守する勢い。前回、比例復活の自民石川氏が追いかけるが、自民、公明票をまとめきれるか。共産福田氏は「原発再稼働反対」を訴える。

【6区】

井上圭一 52 共新  

丹羽雄哉 70 自前<11>《比》 公

青山大人 35 民新 《比》

 知名度のある自民丹羽氏が先行。保守層を中心に支持を集め、陣営にも手応え。県議選との相乗効果で投票率アップも当て込む。民主青山氏は、地盤の土浦市以外で知名度が低く、「無風選挙」では厳しいか。共産井上氏は、自公政権の批判票狙い。

【7区】

◆7区は自・無 競い合う

中村喜四郎 65 無前<12>  公

永岡桂子 61 自<前><3>《比》

白畑勇 62 共新  

 比例復活が続き、選挙区での当選が悲願の自民永岡氏は、懸命に組織を引き締める。女性票や浮動票を上積みして当選圏内に向けひた走る。十三期目に挑むベテランの無所属中村氏は、後援会組織「喜友会」をフル回転させて地盤を死守、公明の推薦、民主の支持で接戦に。共産白畑氏は、非自民の受け皿にはなっていない。

2261チバQ:2014/12/10(水) 22:05:15
埼玉
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014121002100008.html
終盤情勢
写真
 十四日投開票の衆院選について、本紙は県内十五の小選挙区の終盤情勢を分析した。全選挙区に前職を擁立した自民党は公明党の支援も受け、大半で優位に立つ。民主党と維新の党は候補者の一本化などで「一強自民」に対抗するが、両党を含め野党は厳しい戦いが続いている。 (敬称略、並びは届け出順)

【1区】

松村敏夫 40 共新  

村井英樹 34 自前<1>《比》 公

武正公一 53 民<前><5>《比》

松本翔 29 社新 《比》

 自民村井がリード。民主武正は、支持する政党がない層の取り込みで追い上げを図る。共産松村と社民松本は苦しい。

【2区】

新藤義孝 56 自前<5>《比》 公

奥田智子 46 共新 《比》

 自民新藤が六選に向け独走を続ける。県内唯一の「自共一騎打ち」となり、共産奥田は民主支持層などの一部にも浸透する。

【3区】

宮川雅之 40 共新  

細川律夫 71 民元<7>《比》

黄川田仁志 44 自前<1>《比》 公

 自民黄川田が先を行く。元厚生労働相の民主細川は労働組合票を固めながら支持拡大を目指す。共産宮川は伸び悩む。

【4区】

豊田真由子 40 自前<1>《比》 公

桜井晴子 58 共新  

神風英男 53 民元<3>《比》

 自民豊田が優位な戦い。民主神風は、支持する政党がない層へのアピールも強める。四度目挑戦の共産桜井は厳しい。

【5区】

◆枝野と牧原接戦

山本悠子 62 共新  

牧原秀樹 43 自<前><2>《比》 公

枝野幸男 50 民前<7>《比》

 民主枝野と自民牧原が激しく競る。党幹事長として全国を遊説する枝野は危機感を抱き地元入りを増やしている。牧原は党幹部の相次ぐ応援を受けて攻勢を強める。共産山本は苦戦。

【6区】

大島敦 57 民<前><5>《比》

戸口佐一 64 共新  

中根一幸 45 自前<2>《比》 公

 自民中根が一歩リードし、民主大島が激しく迫る。両者とも、支持する政党がない層への浸透に躍起だ。共産戸口は苦しい。

【7区】

根本千裕 55 次新 《比》

神山佐市 60 自前<1>《比》 公

長沼チネ 64 共新  

小宮山泰子 49 民<前><4>《比》 生

 後援会組織の強い後押しを受ける自民神山がやや優位。生活から民主に復党した小宮山が猛追する。共産長沼、次世代根本は厳しい戦い。

2262名無しさん:2014/12/10(水) 22:05:27
【8区】

小野塚勝俊 42 民元<1>《比》

辻源巳 43 共新  

柴山昌彦 49 自前<4>《比》

 自民柴山が大きくリード。民主小野塚は、候補擁立を見送った維新の支持層取り込みを狙う。共産辻は苦戦。

【9区】 

大塚拓 41 自前<2>《比》 公

広森すみ子 66 共新  

青柳仁士 36 維新 《比》

 自民大塚が独走態勢。維新青柳は選挙区替えによる出遅れの挽回に必死。共産広森は厳しい。

【10区】

石井祐一 63 共新  

坂本祐之輔 59 維<前><1>《比》

山口泰明 66 自前<5>《比》 公

 自民山口が強固な支持組織を生かして優位に立つ。元東松山市長の維新坂本は、支持する政党がない層への浸透も目指す。共産石井は引き離されている。

【11区】

◆小泉を今野追う

柴岡祐真 30 共新  

小泉龍司 62 無前<4> 

今野智博 39 自<前><1>《比》

 自民復党を目指す無所属小泉が有利に戦いを進める。自民今野は深谷市を中心に支持を広げ、懸命に追う。共産柴岡は厳しい。

【12区】

森田俊和 40 次新 《比》

野中厚 38 自前<1>《比》 公

本多平直 50 民元<2>《比》

鈴木千賀子 59 共新  

 自民野中が抜け出し、民主本多、次世代森田が続く。共産鈴木は苦しい。

【13区】

山内康一 41 民<前><3>《比》

土屋品子 62 自前<5>《比》 公

秋山文和 67 共新  

中村匡志 37 次新 《比》

 自民土屋がリードを保つ。解党したみんなから合流した民主山内は、支持する政党がない層の取り込みに期待。共産秋山、次世代中村は伸び悩む。

【14区】

鈴木義弘 52 維<前><1>《比》

三ツ林裕巳 59 自前<1>《比》 公

苗村光雄 58 共新  

 自民三ツ林が、衆院議員だった祖父からの支持基盤を強みに優位に立つ。維新鈴木は、候補擁立を見送った民主の支持層に浸透しきれていない。共産苗村は苦戦している。

【15区】

高山智司 44 民元<3>《比》

田村勉 66 共新  

田中良生 51 自前<2>《比》 公

 自民田中が優勢。民主高山は党幹部らの応援を受けて巻き返しを図る。共産田村は支持拡大を目指す。

2263チバQ:2014/12/10(水) 22:06:10
千葉
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chiba/CK2014121002100006.html
小選挙区終盤情勢
 十四日投開票の衆院選で、県内小選挙区の終盤情勢を分析した。県内でも自民党が大きくリードしている。 (敬称略、並びは届け出順)

【1区】

門山宏哲 50 自<前><1>《比》 公

田嶋要 53 民前<4>《比》

吉田直義 27 共新  

田沼隆志 38 次<前><1>《比》

 自民門山と民主田嶋が無党派層の取り込みをめぐり激しく競り合い、門山が一歩リードした。次世代田沼、共産吉田とも他党支持層に支持が広がらない。

【2区】

小松実 66 共新  

小林鷹之 40 自前<1>《比》 公

藤巻健太 31 維新 《比》

 自民小林が頭一つ抜け出している。維新藤巻は民主支持層を含む政権批判票の受け皿になりきれていない。共産小松は共産支持層を固めた。

【3区】

松野博一 52 自前<5>《比》 公

岡島一正 57 生元<2>《比》

青山明日香 32 民新 《比》

椛沢洋平 35 共新  

 自民松野が民主青山、生活岡島を大きく引き離して、安定した戦い。青山、岡島は民主支持層や無党派層を奪い合い苦しい。共産椛沢も伸び悩む。

【4区】

◆野田優勢を保つ

西尾憲一 64 無新  

木村哲也 45 自新 《比》 公

野田佳彦 57 民前<6>《比》

斉藤和子 40 共新 《比》

 前首相の民主野田が優勢を保つ。自民木村は自民支持層を固め、猛追。共産斉藤は伸び悩む。無所属西尾も厳しい戦い。

【5区】

村越祐民 40 民元<2>《比》

薗浦健太郎 42 自前<2>《比》 公

浅野史子 44 共新  

石田和男 77 無新  

 自民薗浦は組織を固めて危なげない戦い。民主村越は労組や無党派層への浸透を図るが伸び悩む。共産浅野は支持の広がりに欠け、無所属石田も苦しい。

【6区】

三輪由美 59 共新  

渡辺博道 64 自前<5>《比》 公

遠藤宣彦 51 次元<1>《比》

生方幸夫 67 民<前><5>《比》

 自民渡辺が組織戦で自公票を固めて先行し、支持を広げる。追う民主生方は無党派層への支持拡大を目指す。共産三輪は元県議の知名度を生かし支持拡大に懸命。出馬が遅れた次世代遠藤は広がりが弱い。

【7区】

渡部隆夫 71 共新  

阿部治正 60 社新 《比》

石塚貞通 47 維新 《比》

斎藤健 55 自前<2>《比》 公

 自民斎藤が自公支持層以外にも支持を広げ安定。維新石塚は民主支持層などに広がりを欠く。共産渡部は比例代表の票起こしに力を入れる。社民阿部は出遅れが響く。

【8区】

太田和美 35 維元<2>《比》

桜田義孝 64 自前<5>《比》 公

小野里定良 67 共新  

 自民桜田が圧倒的に優勢。維新太田は、以前所属していた民主との協力態勢が整わず、出遅れを挽回できていない。共産小野里は共産支持層を固めたものの苦戦。

2264チバQ:2014/12/10(水) 22:06:27
【9区】

秋本真利 39 自前<1>《比》 公

鴨志田安代 59 共新  

西田譲 39 次<前><1>《比》

奥野総一郎 50 民<前><2>《比》

 自民秋本が公明支持層を取り込みつつ、保守層を固め優位に立つ。民主奥野は民主支持層を固め、追い上げる。次世代西田、共産鴨志田は、いずれも支持拡大に懸命。

【10区】

笠原正実 60 共新  

谷田川元 51 民元<1>《比》

林幹雄 67 自前<7>《比》 公

 自民林が自民支持層を固めリード。民主谷田川は民主支持層を軸に必死に巻き返しを図る。共産笠原は苦戦。

【11区】

椎名史明 57 共新  

森英介 66 自前<8>《比》 公

金子健一 57 生元<1>《比》

 自民森が強い地盤を固め、他を圧倒。生活金子は無党派層の取り込みに力を入れる。共産椎名は街頭で浸透を図る。

【12区】

◆浜田万全の態勢

浜田靖一 59 自前<7>《比》 公

米本展久 63 共新  

 自民浜田が強固な保守地盤に支えられ、共産米本を寄せ付けない万全の態勢。米本は自共対決の姿勢を鮮明に打ち出す。

【13区】

中川勝敏 68 共新  

若井康彦 68 民<前><3>《比》

白須賀貴樹 39 自前<1>《比》 公

 自民白須賀が、自公支持層を固め、頭一つ抜き出る。民主若井は、旧4区(船橋市)の野田支持層の取り込みを図り、追い上げる。共産中川は苦戦。

写真
◇小選挙区の区割り

1区 千葉市中央・稲毛・美浜区

2区 千葉市花見川区、習志野・八千代市

3区 千葉市緑区、市原市

4区 船橋市(中・南部)

5区 市川(南部)・浦安市

6区 市川(北部)・松戸市(南部)

7区 松戸(北部)・野田・流山市

8区 柏(旧柏市)・我孫子市

9区 千葉市若葉区、佐倉・四街道・八街市

10区 銚子・成田・旭・匝瑳・香取市、香取・山武郡(横芝光町<旧光町>)

11区 茂原・東金・勝浦・山武・いすみ・大網白里市、山武(九十九里・芝山・横芝光町<旧横芝町>)・長生・夷隅郡

12区 館山・木更津・鴨川・君津・富津・袖ケ浦・南房総市、安房郡

13区 船橋(北部)・柏(旧沼南町)・鎌ケ谷・印西・白井・富里市、印旛郡

2265チバQ:2014/12/10(水) 22:18:05
北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251617.html
 2期目を狙う船橋と、12期目を目指す横路が競り合っている。無党派層の4割が投票する候補者を決めておらず、その動向が焦点となりそうだ。

 船橋は企業や支援者回りをこまめに行っている。課題とされる知名度向上に向け、ススキノなど札幌中心部での演説を連日実施。自民党支持層の8割以上、公明党支持層の過半数を取り込んだ。

 年代別では20〜30代から3割、40代から4割の支持を固めた。男性の4割の支持を集め、地域別では南区でほぼ4割の支持を得て横路に差をつける一方、西区では3割未満にとどまる。

 横路は街頭演説で、アベノミクスによる円安で物価高が深刻化したなどと安倍政権批判を強めている。

 無党派層から3割の支持を獲得して船橋をリードしているが、民主党支持層の取り込みが6割にとどまっている。年代別では50、60代、70歳以上の各世代で船橋を上回るが、若年層と男性への浸透が課題となっている。地域別では西区、中央区で3割前後。南区は1割台と低迷している。

 野呂田は共産党支持層の8割を固めている。飯田は無党派層も含め、支持が広がっていない。


http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251618.html
【道2区】吉川が優位、追う池田 松木、支持の広がり欠く(2014/12/10)
 5選を目指す前職の吉川が幅広い世代に浸透し、なお先行している。新人の池田が女性や若年層の支持を広げて追い上げを図る一方、元職の松木は伸び悩んでいる。

 街頭演説に加え企業回りにも力を入れる吉川は、自民党支持層の8割、推薦を受けた公明党支持層も大半を固めた。50代で4割、その他の年齢層でも3割が支持するなど各年代でトップ。主婦層から半数の支持を得るなど優位に戦いを進めている。

 民主党北海道が独自に推薦した池田は、社会福祉士として社会保障や福祉の充実を訴え、無党派層の支持を2割に伸ばしたほか、自民党支持層も1割を取り込む。だが、民主党支持層で固めたのは6割にとどまっている。女性の2割、20〜30代では3割の支持を集めるが、50代は1割と苦戦している。

 元厚生労働相の三井辨雄の後継指名を受けた松木は、協力協議が破談した民主党支持層から3割を取り込んだが、無党派層への広がりを欠いている。女性と20〜30代の支持も1割と浸透不足が目立つ。

 金倉は共産党支持層の大半を固めたが、無党派層の支持を取り込めていない。

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251620.html
【道3区】高木、荒井を一歩リード 半数は投票先決まらず(2014/12/10)
 再選を目指す高木が前回は比例代表で復活当選した荒井との競り合いから一歩リードした。ただ、全体の半分が投票する候補を決めておらず、最終盤まで予断を許さない戦いだ。

 高木は、自民党支持層の7割、推薦を受ける公明党支持層の8割近くを固めたほか、維新の党の支持層も一部取り込んでいる。各種世論調査で接戦が報じられる中、首相の安倍晋三ら自民党の大物が連日、選挙区入り。地域別では道議時代の地盤の豊平区で優位に立ち、清田区でやや先行、白石区で競り合っている。

 荒井は短期決戦を踏まえ小規模集会を重視。推薦を受ける新党大地とも連携し、民主党支持層の8割を固め、無党派層も約2割から支持を集めて高木をやや上回る。年代別では40、50、60代で高木と競っているものの70歳以上と20〜30代は後れを取っている。男性の支持が3割ある一方、女性は2割にとどまっている。

 道内共産党唯一の女性候補の吉岡は共産支持層の7割を固めた。白石区、札幌市議選に出馬経験がある清田区で一定の支持がある。

 前回に続く挑戦となる小和田は維新の党支持層を固め切れておらず、一部が高木、荒井に流れている。

2266チバQ:2014/12/10(水) 22:19:06
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251621.html
【道4区】中村が先行、迫る鉢呂 手稲では互角の戦い(2014/12/10)
 前回小選挙区で初当選した中村がややリードし、返り咲きで8期目を狙う鉢呂が懸命の追い上げで差を詰めている。投票する候補を決めていない人が4割近くに上っており、最終盤にかけてなお流動的な要素を残している。

 中村は自民党支持層の8割、推薦を受けた公明党支持層の過半数を固めた。年代別では全世代でまんべんなく支持を得ている。男性の4割強、女性の3割弱が支持。後志管内選出の道議だった知名度を生かし、小樽市を含む同管内で有利な戦いを進めている。

 鉢呂は民主党支持層の9割近くをまとめた。推薦を受けた新党大地が4区を重点区の一つとして運動を強化しており、今後の鍵を握る。世代別では高齢者層の支持が比較的高い。女性の支持が3割を超えている半面、男性の支持が2割強にとどまっている。大票田の札幌市手稲区では中村と接戦を繰り広げている。

 酒井は共産党支持層の8割弱を固めているものの、本来の支持層の一部は鉢呂に流れている。

 全体の4分の1を占める無党派層のうち、中村、鉢呂への支持は2割、酒井は1割と、いずれも食い込めていない。

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251622.html
【道5区】町村安定、支持幅広く 勝部、無党派層でも差(2014/12/10)
 12選を目指すベテランの町村が各年代、各地域から幅広い支持を固め、安定した戦い。江別市選出道議を辞職して出馬した勝部は出遅れが響いている。

 前回体調を崩して選挙区入りできなかった町村は今回、与党プロジェクトチームの座長として携わっている北海道新幹線札幌延伸の5年前倒しや、人口減少対策などを訴え、健在ぶりを示している。公示後、選挙区外の応援に出向く日もあるが、陣営や地方議員が遊説を続けてカバーしている。

 自民党、公明党支持層の8割以上を固めたほか、民主党支持層も一部取り込んでいる。札幌市厚別区、石狩管内とも4割以上の支持を得ている。

 勝部は集団的自衛権行使容認やアベノミクスへの批判を軸に「世代交代」を掲げるが、浸透しきれていない。民主党支持層は7割取り込んでいるが、無党派層の支持も町村に差をあけられている。年代別では50代、60代で健闘している。

 ただ、投票先を決めていない有権者が半分近くいるほか、無党派層も半分が態度未定としており、終盤戦での動向が注目される。

 鈴木は共産党支持層の7割を固め、厚別区では勝部に迫っている。

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251623.html
【道6区】今津と佐々木、接戦続く 大票田・旭川での集票が鍵(2014/12/10)
 今津と佐々木の競り合いが続いている。両者とも本来の支持層はほぼ固めた。今後は5割弱が投票先を決めていない無党派層の取り込みが勝敗の鍵になりそうだ。

 7選を目指す今津は50代、70歳以上に浸透。女性の支持も広げている。自民党支持層の8割、公明党支持層の大半を固めている。地域別では大票田の地元・旭川で浸透している。

 上川地方の地域再生や安全保障政策の充実、輸出拡大など攻めの農業政策を訴える。5日に首相の安倍晋三、7日に官房長官菅義偉が旭川入りし、演説会や街頭で支持を訴え、接戦からの抜け出しを図っている。

 佐々木は60代で支持を広げ、40代で今津とほぼ互角。民主党支持層の8割強を固め、公明党支持層の一部を取り込む。旭川以外で健闘している半面、旭川でやや苦戦している。

 戸別所得補償復活などの農業政策や格差是正、集団的自衛権行使容認反対などを訴え、5日に党代表の海江田万里が応援演説。11月の旭川市長選で、自民党推薦候補を相手に3選した西川将人も街頭に立ち、大票田での掘り起こしを狙う。

 荻生は共産党支持層の8割近くを固めた。

2267チバQ:2014/12/10(水) 22:20:31
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251624.html
【道7区】伊東、釧路で支持集める 鈴木は根室軸に追い上げ(2014/12/10)
 3選を目指す自民党道連会長の伊東が先行し、民主党と新党大地の選挙協力で挑む鈴木が追い上げている。なお全体の3割が投票先を決めておらず、未決定の層をどこまで取り込めるかが勝敗を分けそうだ。

 伊東は有権者の半数以上を占める大票田の釧路市で道議、市長などを務めた知名度を生かし、4割超の支持を集める。釧路管内の町村部も4割を固めた。支持基盤の経済界を中心に引き締めを図り、自民党支持層の8割超、推薦を受けた公明党の7割超に浸透している。職業別では自営業者の半数超から支持を集めたほか、年代別では20〜30代と60歳以上の支持が高い。

 民主党の比例単独1位の鈴木は大地の地盤の根室市と根室管内で4割超を固めた。ただ、大票田の釧路市での支持は3割にとどまる。民・大協力の決定が公示の約1週間前と出遅れたが、連合を中心に運動を拡大し、民主党支持層の7割弱、大地支持層の大半を固めた。また、自・公の支持層を各1割ほど取り込んでいる。職業別では公務員・団体職員、年代別では40〜50代での支持が高い。

 石川は共産党支持層の8割強をまとめたが、支持の広がりを欠いている。


http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251625.html
【道8区】逢坂と前田が横一線 無党派層取り込み競う(2014/12/10)
 小選挙区からの国政復帰を目指す逢坂と、前回選挙で自民党が16年ぶりに奪還した議席死守を狙う前田が横一線で最終盤を迎えている。投票先を決めていない層がなお3割いるため、予断を許さない状況だ。

 逢坂は民主党支持層の8割強を固め、維新の党支持層も過半数を取り込んだ。無党派層の支持も4割弱と前田を上回っている。年代別では50代と70歳以上、公務員や農林漁業者、主婦や無職層から高い支持を取り付けている。地域別では函館市と檜山管内で強みを見せている。

 前田は自民党支持層の7割強を固めている。序盤調査では浸透し切れていなかった公明党支持層も7割弱を取り込んだ。無党派層の支持は3割弱。年代別では40代と60代で逢坂を上回っている。自営業者からの支持が高く、地域別では函館市を除く渡島管内で堅調な支持を集めている。

 原田は共産党支持層の8割弱を固めたが、逢坂、前田の激戦に埋没し、無党派層への広がりを欠く。

 3候補とも、電源開発大間原発(青森県大間町)建設に否定的な主張を展開。まだ3割余りが投票先を決めていない無党派層への浸透を図る。

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251626.html
【道9区】先行堀井を山岡猛追 工藤は苫小牧で健闘(2014/12/10)
 再選を目指す堀井が若干先行するものの、前回選挙の雪辱を期す山岡が激しく追い上げる展開になっている。投票先を決めていない人が4割おり、この動向が鍵を握りそうだ。

 道議時代に登別を地盤としていた堀井は「地元候補」であることを強調し、大票田の苫小牧や、室蘭以外の西胆振で支持を伸ばす。企業回りに重点を置き、会社従業員や自営業者、農林漁業関係者らに浸透。30、40、50代と70歳以上の支持が山岡を上回った。

 支持政党別でみると、自民党支持層の8割近く、公明党支持層の7割以上をそれぞれ固めた。

 山岡は民主党支持層の8割以上を固めた。元首相鳩山由紀夫の旧後援会幹部を選対本部の顧問に迎え入れ、旧鳩山支持者の取り込みを狙う。序盤は出遅れたが、室蘭と、苫小牧以外の東胆振・日高で堀井を追い抜いた。年代別では60代、職業別では公務員・団体職員、主婦層からの支持が厚い。13日には鳩山本人が苫小牧入りし、最後のてこ入れを図る。

 工藤は共産党支持層の8割を固めた。市長選に出馬した苫小牧で健闘。消費税再増税中止を掲げ、比例票掘り起こしに力を入れる。

2268チバQ:2014/12/10(水) 22:21:42
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251627.html
【道10区】逃げる稲津、神谷急伸 留萌管内では差開く(2014/12/10)
 稲津がリードを保つ一方、衆院解散直後の擁立決定で出遅れていた神谷が徐々に差を縮めている。

 稲津は、公明党支持層を100%近くまで取り込んだ。10区出馬を模索した比例代表道ブロックの自民党前職渡辺孝一が今回も比例単独1位に回り、自公協力の体制が整った。この成否が稲津の消長を握るため、自民党も首相安倍晋三や官房長官菅義偉ら政権幹部を投入しててこ入れを図る。自民党支持者の6割強を固めたものの、伸び悩みも見られる。

 神谷は、民主党支持者の8割近くを固めた。前回選挙で8選を果たせず落選した元職小平忠正を親子2代にわたって支えた支持層「小平党」の中核で、今回は自主投票となった農民組織の一部が神谷支援に回る動きもあり、空知管内で稲津を猛追している。ただ、推薦を受ける新党大地の地盤が比較的厚いとされる留萌管内で稲津との差が開き始めている。

 木村は共産党支持者の8割強を固めたが、それ以外への広がりに欠ける。

 まだ投票先を決めていない人が4割を超えており、こうした層の動向や投票率の行方が結果に影響を与えそうだ。

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251628.html
【道11区】中川、年代問わず優勢 三津、労組票固めに苦戦(2014/12/10)
 再選を目指す中川が、性別、年代を問わず優勢に戦いを進めている。政治資金規正法違反事件で有罪が確定し公民権停止中の石川知裕に代わって立候補した三津は、民主党支持層を固めきれていないほか、無党派層にも浸透しておらず、苦戦している。

 中川は自民、公明両党支持層の各9割以上を固めるなど、手堅い選挙戦を展開。前職の知名度も生かし、20〜30代の5割超、50代の5割近く、70歳以上の4割近くから支持を得て、三津をリードしている。男性の支持は5割近くに上る。首相の安倍晋三らが応援に訪れたことも底上げにつながっているようだ。ただ、無党派層への浸透は2割にとどまり、三津との差もそれほど開いていない。

 帯広市選出道議を辞職して出馬した三津は民主党支持層の7割ほどしか固めておらず、出遅れもあって支持基盤である労組票をまとめきれていないことがうかがえる。戦いの鍵を握るとされていた新党大地との連携効果は目に見える形で出ておらず、石川が大地の比例道ブロックで復活当選した前回ほどの勢いはない。

 畑中は共産党支持層の6割超を固めたが、それ以外に支持の広がりはない。

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251629.html
【道12区】武部、支持層まとめ盤石 水上は出遅れ挽回に懸命(2014/12/10)
 武部が幅広い支持を集め、盤石の戦いを展開している。水上は民主党支持層を7割固める一方、推薦を受ける新党大地支持層への浸透が3割強にとどまっている。投票先を決めていない人がなお4割おり、最終盤の追い上げの余地を残している。

 武部は、年代や職業、地域を問わず、4割以上の支持を獲得。前職の知名度を生かし、手堅く支持基盤を固めている。新党大地の支持層の4割近くも取り込んだ。ただ、公示直後の前回調査で9割を固めていた自民党支持層が、7割の支持に後退した。優勢な戦いを進めているとの観測に「緩みが出てきた」との見方もある。

 出馬表明が公示直前となった水上は、出遅れを挽回できていない。前回調査で5割を固めていた新党大地支持層からの支持は今回やや目減りした。票掘り起こしのターゲットとしてきた女性や若者の支持も2割程度にとどまり、職業別でも、自治労に期待してきた公務員の支持が伸びていない。戦略の立て直しがどこまでできるかが課題だ。

 菅原は共産党支持層の8割を固めた。集団的自衛権の行使容認の撤回などを強く訴えている。

2269チバQ:2014/12/10(水) 22:22:12
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251630.html
【比例代表】自民3、民主2、公明1 維新、共産も議席うかがう(2014/12/10)
 比例代表道ブロック(定数8)は自民党が3議席をほぼ確保し、民主党は2議席、公明党は1議席を取る情勢だ。維新の党、共産党も議席をうかがっている。社民党、次世代の党は議席確保が難しい状況だ。

 自民党は自民支持層の8割弱を押さえ、20、30代でそれぞれ3割強の支持を固めるなど、各年代の2〜3割強の支持を集める。単独1位、重複立候補の前職計12人に続き、13位以下には前職1、新人2の計3人を擁立。小選挙区で優位な戦いを進めており、前回と同様に下位の単独候補が当選する可能性もある。

 民主党は民主支持層の8割を固めるが、無党派層からは1割強の支持にとどまっている。7区の前職が単独1位になっており、2議席目は小選挙区に重複立候補している10人の惜敗率で議席が決まる。目標とする3議席目は厳しい情勢だ。

 公明党は公明支持層の9割の支持を固めており、支持母体の創価学会による組織型選挙を展開。維新の党は比例での議席確保を狙い、候補を立てる道2、3区以外でも支持を訴えている。共産党は共産支持層の8割強の支持を固めた。道内で議席を得れば、2000年の衆院選以来となる。

2270チバQ:2014/12/10(水) 22:24:45
http://yamagata-np.jp/news/201412/10/kj_2014121000228.php
【2014衆院選】県内3小選挙区、終盤情勢
2014年12月10日 10:05
 第47回衆院選は14日の投開票まで、あと4日となり、県内3小選挙区に出馬している11候補は最後の追い込みに入った。山形新聞社は8日までの2日間、共同通信社と共に特別世論調査を実施、本社と支社の取材を加味し、各選挙区の終盤情勢を探った。県1区は自民前職の遠藤利明が大きくリードを保ち、民主新人の原田和広を引き離している。県2区は自民前職の鈴木憲和が先行、追う民主前職の近藤洋介を引き離しにかかろうとしている。県3区は自民新人の加藤鮎子と無所属前職の阿部寿一の激しい競り合いが続いている。(文中敬称略)

【1区】遠藤氏は盤石
 県1区では組織力に勝る遠藤が、後援会のほか女性や企業関係者の後援組織を使って支持者を引き締めるとともに、系列の県議や市町議らとも連携し、選挙区全域で盤石な戦いを進めている。党務で選挙区を空けることも多いが、影響はみられない。

 原田は出馬表明が衆院解散と同じ先月21日。急きょの出馬となり、知名度不足の解消に苦慮している。民主元職の鹿野道彦の支援者や連合山形を足掛かりに、浸透を急ぐ。

 共産新人の石川渉は共産支持層以外に支持を広げられるか。

【2区】鈴木氏先行、近藤氏追う
 県2区では鈴木が置賜と北村山で優勢で、ラストスパートで接戦から抜け出そうとしている。動きの鈍さが指摘されていた組織は終盤にようやく活発化。支持政党別では自民、公明支持層の7割超をまとめ、安定感が増してきた。30、40代で高い支持を得ている。

 近藤は民主、維新、社民支持層の8割程度をまとめるとともに、自民支持層の一部の切り崩しにも成功。反自民の受け皿として共産支持層や無党派層にも食い込み、懸命に追い上げる。知名度の高さから、20代や50代では鈴木と互角以上の戦いを続けている。

 共産新人の白根沢澄子は共産支持層が切り崩され、苦戦している。

【3区】加藤氏、阿部氏競り合う
 県3区では保守分裂、民主支持層も分断される混迷の構図の中で、加藤と阿部による接戦のまま最終盤にもつれこんだ。

 加藤は支援県議を中心とした各地区の選対を足掛かりに、党を前面に出した戦いで、自民、公明両支持層の5割以上に浸透、民主支持層の一部も切り崩す。鶴岡市などで優勢に立ち、年代別では20、30代の若年層、70歳以上で阿部を上回る支持を得ている。

 阿部は前回初当選後につくった後援組織を基点とした運動で、地元酒田市で優位に立つほか、各地で手堅く支持を集めている。民主支持層の4割超、自民、維新両支持層の3割超、さらに公明、共産支持層にも食い込むなど幅広く浸透し、加藤に対抗している。

 民主新人の吉田大成は民主支持層が切り崩しを受け、苦しい。民主と長く協力関係にあった社民の支持層への浸透も十分とは言えない。

 共産新人の長谷川剛は共産支持層を手堅くまとめるが、広がりに欠ける。

 無所属新人の佐藤誠は活動に幅が見られない。

 県内全域でまだ態度を決めかねている有権者が相当数おり、その動向が選挙戦の行方を左右しそうだ。

2271チバQ:2014/12/10(水) 22:26:02
福島
http://www.minpo.jp/news/detail/2014121019741
県内選挙終盤情勢 1区亀岡氏と金子氏競る 4区菅家氏に小熊氏迫る
 衆院選は14日の投票まで4日と迫った。共同通信社は7、8の両日、本県1、2、4、5区の有権者に電話世論調査を行った。福島民報社の取材も加味して終盤情勢を分析すると、1区は自民党前職を民主党新人が激しく追い上げる。2区は自民前職が安定した戦いを続けている。4区は自民前職に維新の党前職が迫っている。5区は自民前職が優位を保ち、民主前職が追う展開。ただ、いずれの選挙区も投票する候補者を決めていないとする回答が全体の3〜4割を占め、情勢は依然、流動的だ。3区は福島民報社の取材によると、民主前職がリードしている。(文中敬称略)
【1区】
 先行する自民の亀岡偉民を、民主の金子恵美が激しく追っている。回答者の3割強が投票する候補者を決めていない。
 序盤戦で亀岡と金子が競っていた伊達地方は亀岡が抜け出しつつある。一方、亀岡が優勢だった大票田の福島市で金子が互角に迫っている。
 支持政党別では、亀岡が自民と公明、金子が民主と社民の支持層をまとめている。維新は亀岡と金子に分かれる。無党派層の支持は金子が亀岡を上回る。
 年代別では、亀岡が20、40、50代と70歳以上、金子が30、60代で他候補をリードする。男女別では、亀岡が女性、金子が男性からの支持がわずかに多い。
 共産の渡部保子は30代からの支持が比較的厚い。
【4区】
 自民の菅家一郎が先行し、維新の小熊慎司が猛追している。3割強が投票先を決めていない。
 序盤、菅家は市長を務めた会津若松市で優勢に立ったが、終盤になって小熊が差を詰めている。小熊の出身地の喜多方地方では依然として菅家と小熊が競っている。南会津、両沼地方は菅家が手堅く支持を集めている。
 支持政党別では、菅家が自民、公明の支持層、小熊は維新を固めている。自主投票とした民主の支持層は、小熊支持が最も多いが、菅家支持も目立つ。共産の田中和加子、社民の小川右善はそれぞれの党の支持層をまとめている。
 年代別は菅家が20、60代と70歳以上で小熊を上回る。その他の年代は菅家と小熊が拮抗(きっこう)している。序盤と比べ、菅家は男性、小熊は女性からの支持を伸ばしている。

■2区根本氏安定差を広げる 5区吉野氏を吉田泉氏追う
【2区】
 自民の根本匠が安定した戦いを続け、民主の岡部光規との差を広げつつある。回答者の約4割が投票する候補を未定としている。
 根本は地盤の郡山市をはじめ全域で他候補を引き離している。岡部は郡山市の一部に食い込んでいる。
 支持政党別では、根本が自民、公明を手堅くまとめている。岡部は民主を十分に固め切れていない。維新支持層は約半数が根本を支持している。年代別では、全ての年代で根本がリードしている。男女別の支持動向に大きな差は見られない。
 共産の平善彦は若年層で支持の広がりが見られる。

【5区】
 自民の吉野正芳が優位を保ち、民主の吉田泉が巻き返してきている。意中の候補を決めていない人が依然として4割を超える。
 吉野は大票田のいわき市をはじめ、選挙区内全域で着実に支持を伸ばし、吉田泉をリードしている。
 支持政党別では、吉野が自民と公明、吉田泉が民主をほぼ固めている。維新支持層は各候補に割れている。無党派層は吉田泉の支持が最も多い。年代別では、20〜40代は吉野が強く、50代以上は吉野と吉田泉が競り合っている。共産の吉田英策は20、30代で浸透しつつある。
 今回の調査は東京電力福島第一原発事故の避難区域となった双葉郡(広野町、川内村を除く)の有権者に対して実施しておらず、情勢は流動的な面もある。

【3区】玄葉氏リード
 福島民報社は2、3の両日に実施した前回の電話世論調査と、その後の取材による情報も踏まえ、3区の情勢を分析した。
 民主の玄葉光一郎が優位のまま終盤戦を迎えている。陣営は衆院選に対する有権者の関心が高まっていないとみて、後援会関係者に必ず投票するよう働き掛けている。農業団体の組織票獲得にも余念がない。
 自民の上杉謙太郎は党組織が中心となって玄葉を追い、若年層の支持拡大を狙う。共産の横田洋子は現政権への批判票の受け皿を目指している。

■調査の方法
 7、8の両日、県内の1、2、4、5区の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで無作為に発生させた電話番号にダイヤルする調査方法で、電話帳に番号を載せていない人も対象となる。1629人から回答を得た。東京電力福島第一原発事故で避難区域となっている楢葉、富岡、大熊、双葉、浪江、葛尾、飯舘の7町村は調査の対象外とした。

( 2014/12/10 08:55 カテゴリー:主要 , ふくしま衆院選 )

2272チバQ:2014/12/10(水) 22:27:01
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20141210/1804038
【とちぎ衆院選】 3区・簗氏リード、追う渡辺氏 2区・西川氏と福田氏が接戦 終盤情勢世論調査

12月10日 朝刊
関連用語:
・とちぎ衆院選 


 下野新聞社は9日、共同通信社が7〜8日に実施した第47回衆院選の世論調査結果に独自の取材を加味して、接戦が予想される栃木2、3区の終盤情勢を探った。3区は自民党前職簗和生氏(35)がリードし、7期目を目指す無所属前職渡辺喜美氏(62)が追う展開。2区は農相の自民前職西川公也氏(71)と民主前職福田昭夫氏(66)が競り合っている。両選挙区とも3割を超える有権者が投票先を決めておらず、情勢が変わる可能性もある。(衆院選取材班)

 ■3区

 2回目の当選を目指す簗氏は2年間の地道な活動で「地元密着」を強調。選挙区内の主立った首長や県議、業界団体の支援も得て選挙戦を進めている。

 自民支持層の6割強を固め、選挙協力相手の公明党支持層の4割強の支持を得ている。また、旧みんなの党の支持層も含まれるとみられる維新の党支持層からも4割強の支持を受ける。

 父・渡辺美智雄氏の強固な地盤を引き継いだ渡辺氏。ことし4月に8億円の借り入れ問題が発覚し、みんなの党代表を辞任。同党は路線対立などから衆院選公示直前に解党するなど、逆風の中で選挙戦に入った。

 渡辺氏は維新支持層から4割強の支持を集めた。自民支持層から2割強が流れているほか、公明支持層も3割弱が支持する。

 民主支持層は3割強が簗氏、4割弱が渡辺氏で、無党派層はそれぞれ2割強、3割弱となっている。

 共産党新人秋山幸子氏(63)は苦しい戦い。

 ■2区

 県内最大の激戦地で、自民、民主両党とも重点区に位置づけ、終盤に向け力を入れる。

 前回、選挙区で返り咲いた西川氏は組織戦を展開。自民支持層の8割弱を固め、公明支持層の5割弱が支持する。

 福田氏は旧今市市長、知事時代から築く日光市の強固な地盤が強み。民主支持層の9割を固め、維新支持層からも7割の支持を集めた。公明支持層も4割強が支持し、自民支持層から1割が流れている。

 両氏とも無党派層から2割強の支持を受け、いずれも大票田の鹿沼、日光両市の支持拡大と票の掘り起こしに全力を挙げる。

 共産新人阿部秀実氏(55)は苦戦している。

2273チバQ:2014/12/10(水) 22:29:00
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo/kennai/
県内5選挙区、自民リード
衆院選終盤 3区は黒岩、斎藤が互角

 新潟日報社は14日投票の第47回衆院選に向け、電話世論調査(7、8日実施)と独自の取材データを基に終盤情勢を探った。県内6小選挙区のうち、1、2、4、5、6区の計5選挙区で自民党がリードしている。3区は民主党と自民党の候補が互角の戦いを展開する。有権者の3〜5割がなお態度未定としており、今後情勢が大きく変わる可能性もある。

 世論調査は、新潟日報社が加盟する共同通信社が実施した。態度未定は2、3両日の序盤情勢調査に比べ、各区で1割強減った。(以下敬称略)


    ■1区■

 自民前職の石崎徹が民主元職の西村智奈美との差を広げている。石崎は20、30代からの支持が厚く、無党派層でも強みをみせる。西村は50代や70代以上の支持を受けるが、頼みとする無党派層に十分切り込めていない。共産新人の町田明広は支持が広がっていない。

    ■2区■

 自民前職の細田健一が一歩抜け出し、民主前職の鷲尾英一郎が激しく追いかける。20、40代から支持を受ける細田は佐渡市などで浸透し、燕市でも勢いがある。鷲尾は民主支持層をまとめ、維新にも食い込む。無党派層の取り込みでは両者が競る。共産新人の五位野和夫、社民新人の渡辺英明は広がりが鈍い。

    ■3区■

 民主元職の黒岩宇洋と自民前職の斎藤洋明による熾烈(しれつ)な競り合いが続く。黒岩は30代に強く、先行を許していた村上市ではやや差を詰めた。斎藤は50代から支持を得ている。課題だった票田の新発田市で追い上げている。共産新人の伊藤誠は苦しい戦い。

    ■4区■

 自民前職の金子恵美が先行し、民主前職の菊田真紀子が猛追する。金子は女性と、30〜50代の支持が厚い。菊田は男性の支持が多い。自民、公明支持層の一部も吸収している。無党派層では両者が拮抗(きっこう)する。共産新人の西沢博は共産支持層以外への波及が課題だ。

    ■5区■

 自民前職の長島忠美が優位に戦いを進める。生活新人の森裕子が追う。長島は全地域でリードし、自民、公明支持層を8割以上固めた。森は30代で支持を広げ、大票田長岡市で浮動票獲得を狙うが、伸びに欠ける。共産新人の服部耕一は20代から一定の支持がある。

    ■6区■

 自民前職の高鳥修一が全域で優勢に立ち、民主新人の梅谷守を引き離す。高鳥は自民の8割超を固めるほか、各年代から満遍なく支持を集める。梅谷は民主の8割から支持を得るが、50代以上への広がりが課題だ。共産新人の高橋ミキ子は厳しい戦いとなっている。

【県関連ニュース】 2014/12/10 09:13

2274チバQ:2014/12/10(水) 22:32:04
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014121002000313.html
自民の優勢動かず 民主、底力で接戦も 10選挙区情勢 
 中日新聞社は県内十五の衆院選小選挙区のうち、十選挙区(1、3、4、5、7、8、10、12、13、14区)の終盤情勢を調査した。このうち、六選挙区で自民候補がリードし、民主候補が先行するのは一選挙区、三選挙区で接戦となった。序盤の情勢から自民の優勢は動かないが、一部の選挙区では民主も底力を発揮している。維新や共産など他の野党は苦しい戦い。

 自民は調査対象の十選挙区のうち、1、4、7、10、12、14区でリードを保ち、民主に先行を許していた5区でも接戦に持ち込んでいる。終盤に入って、安倍晋三首相や麻生太郎副総理兼財務相ら大物が相次いで県内入りするなど、十五選挙区で十三勝した二年前の勢いを再現したい構えだ。

 民主は8区で自民を逆転し、3区でも接戦に持ち込んだ。労組系の組織票に加え、安倍政権への批判票を取り込み、「王国・愛知」での地力を見せたいところだが、4、10、14区など自民との差を詰め切れない選挙区も目立つ。

 維新は小選挙区での議席獲得は困難な情勢。選挙協力で民主の出馬予定者が比例に回った12区でも、自民に引き続き先行を許している。

 共産は各選挙区で厳しい戦いが続くが、比例東海ブロックでの議席増を視野に、安倍政権批判を強めている。

 次世代と社民、減税は埋没気味で支持が広がっていない。

 (文中敬称略、上から届け出順)

◆1区

 (名古屋市東・北・西・中区)
広沢一郎50 減新
身玉山宗三郎41 次新
平山良平66 社新
熊田裕通50 自前(1)
吉田統彦40 民元(1)
大野宙光51 共新

◆熊田安定 追う吉田

 熊田が安定。吉田が追い、大野が続く。熊田は自民支持層の九割以上に浸透。集会や街頭演説を重ねて無党派層の六割ほどを取り込む。吉田は民主支持層の七割以上をまとめた。四十〜五十代の支持は熊田を上回る。主婦でも熊田と競り合う。大野は共産支持層をほぼ固めたが他党の支持層を切り崩せていない。広沢は公明支持層に食い込むが、広がりに欠ける。平山と身玉山は厳しい。

◆3区

 (名古屋市昭和・緑・天白区)

増田 成美41 減新

石川寿49 共新
池田佳隆48 自前(1)
近藤昭一56 民<前>(6)
井桁亮45 次新

◆池田と近藤 互角に

 リードしていた池田に近藤が追い付き互角の展開に持ち込んでいる。池田は自民支持層の八割近くを固め、民主支持層の一割に食い込んだ。六十代以上に浸透したが、五十代以下の支持が減った。近藤は民主支持層の八割を押さえ、職業別ではサラリーマン、年代別では二十〜五十代の支持を伸ばした。石川は固い支持層を持つが苦戦。増田と井桁は出馬表明が遅れ、浸透し切れていない。

◆4区

 (名古屋市瑞穂・熱田・港・南区)

牧義夫56 維元(4)
工藤彰三50 自前(1)
高橋祐介36 共新
刀禰勝之44 民新

2275チバQ:2014/12/10(水) 22:33:03
◆工藤が引き離しへ

 序盤から優位に立ってきた工藤が、横一線で追う牧と刀禰を引き離しつつある。高橋は伸び悩む。工藤は自民支持層の七割、推薦を受ける公明支持層の半分を固めた。原発再稼働反対の層や無党派層にも食い込む。牧は自営業などの職業層で工藤を上回り、かつて所属した民主支持層も一部取り込むがサラリーマン層で劣勢に。刀禰は牧に追い付いたが民主支持層以外に広がっていない。

◆5区

 (名古屋市中村・中川区、清須・北名古屋市、西春日井郡)

藤井博樹37 共新
赤松広隆66 民<前>(8)
神田憲次51 自前(1)
安田庄一47 次新

◆赤松と神田が接戦

 赤松と神田がほぼ並び接戦を展開している。赤松は民主支持層の九割を固め、自民や公明支持層の一部にも浸透。神田は自民支持層の八割以上をまとめ、公明支持層の過半、若い世代にも支持を広げる。ともに従来の支持基盤を固め終えたとみられ、浮動票の取り込みが勝敗の鍵となりそう。藤井は共産支持層の大半を固めたが、全体への広がりを欠き、厳しい展開。安田は独自の戦い。

◆7区

 (瀬戸・大府・尾張旭・豊明・日進・長久手市、愛知郡)

鈴木淳司56 自前(3)
山尾志桜里40 民元(1)
郷右近修36 共新

◆鈴木がややリード

 鈴木が依然としてややリードし、山尾が懸命に追い上げる。郷右近は厳しい戦い。自民、公明支持層の大半を固めた鈴木は、二十、三十代の支持率が高く、サラリーマンや主婦からも広い支持を得て優位に立つ。山尾は民主のほか維新支持層をまとめ、無党派層で支持を拡大。四十、五十代の支持率は鈴木を上回る。郷右近は共産支持層を固めているが、他の層には浸透していない。

◆8区

 (半田・常滑・東海・知多市、知多郡)

伊藤忠彦50 自前(2)
伴野豊53 民元(4)
長友忠弘55 共新

◆伴野が伊藤を逆転

 伴野が優勢に転じ、伊藤が追う。長友は苦しい。伴野は民主支持をほぼ押さえ、無党派層の六割以上を取り込んでいる。二十、三十代や、サラリーマンに浸透し、特定秘密保護法に反対する有権者からの支持をまとめた。伊藤は自民支持の九割以上、公明支持も九割弱を押さえたが、無党派層への支持拡大に苦しむ。主婦層では優位に立つ。長友は共産支持以外での広がりがない。

◆10区

 (旧尾西市区域以外の一宮市、江南・岩倉市、丹羽郡)

板倉正文56 共新
江崎鉄磨71 自前(5)
杉本和巳54 無<前>(2)
小林弘子75 民新

◆江崎を杉本が追う

 大きくリードしていた江崎を杉本が追い上げている。江崎は優勢を保つものの、自民支持層を固め切れておらず、他党の支持者も切り崩せていない。杉本は自民と民主の支持層の四割を取り込んでいる。二十、三十代からの支持も六割まで伸ばした。小林は民主支持層を五割しか固められていない上、若い世代の支持が少なく苦しい。板倉は共産支持者以外に浸透していない。

2276チバQ:2014/12/10(水) 22:33:45
◆12区

 (岡崎・西尾市、額田郡)

牧野次郎56 共新
重徳和彦43 維<前>(1)
青山周平37 自前(1)

◆青山がリード保つ

 青山が組織を固めてリードを保つものの、重徳が支持なし層などに浸透して追い上げている。青山は自民支持層の八割強をまとめた。小選挙区の候補者がいない民主支持層の三割弱も取り込む。二十、三十代と四十、五十代の支持で重徳を上回る。重徳は民主支持層の七割弱を固め、支持なし層でも青山をリードする。青山を推薦する公明支持層の一部にも食い込む。牧野は苦しい戦い。

◆13区

 (碧南・刈谷・安城・知立・高浜市)

宮地勲60 共新
大西健介43 民<前>(2)
大見正56 自前(1)

◆大見と大西の攻防

 大見と大西が一進一退の攻防を繰り広げている。保守系市議らの応援を受ける大見は、低調だった二十、三十代の支持を拡大。高齢者に強みを発揮し、自由投票の公明支持層にも浸透しつつある。トヨタ系企業の労組票を基盤にした大西は主婦層の支持を拡大している。民主支持層を固めた上で、自民支持層の一部に浸透。街頭で二期の実績を強調し、支持なし層にも食い込んでいる。

◆14区

 (豊川・豊田=旧稲武町区域・蒲郡・新城市、北設楽郡)

鈴木克昌71 民<前>(4)
袴田富治62 共新
今枝宗一郎30 自前(1)

◆今枝安定した戦い

 今枝が安定した戦いで、鈴木が追う。今枝は自民、公明支持層を中心に、男女、年代、職業とも幅広く支持を集める。アベノミクスを地方に広げる「ローカルアベノミクス」や妊娠・出産の不安解消などを訴えている。鈴木は、連合愛知の支持などを背景に「一強多弱」の政治状況の打破を強調。民主や維新支持層は固めつつあるが、支持政党を持たない層への浸透が弱く、広がらない。

 (衆院選取材班)

2277チバQ:2014/12/10(水) 22:34:24
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014121002000239.html
1区民主、2区自民優勢 3区は自・維接戦
写真
終盤情勢

 十四日投開票の衆院選で、中日新聞社は県内五つの選挙区のうち、1、2、3区の有権者に七日からの三日間で世論調査を実施した。1区は民主、2区は自民の候補がそれぞれ優勢で、3区は前職の三候補が入り乱れて争っている。情勢取材では4、5区ではいずれも自民候補がリードしている。世論調査では四割以上が投票先を決めておらず、今後の情勢で結果は変わる可能性がある。

 ■1区

 民主前職篠原が一歩リードし、自民前職小松が追い上げる。共産新人武田が続き、次世代前職宮沢は苦しい戦い。

 篠原は民主支持層をほぼ固め切り、社民支持層にも浸透。維新、公明、共産支持層の一部も取り込み、全年代からの幅広い支持を得ている。小松は自民支持層の六割、公明支持層の八割を固めたほか、維新支持層の一部にも浸透している。

 武田は共産支持層の六割を固めた。宮沢は浸透していない。

 ■2区

 自民前職務台が支持を広げ、民主元職下条が続く。共産新人清沢が追い上げ、維新前職百瀬は支持拡大を図る。

 務台は自民、公明の支持層の九割を固め、無党派層に浸透。全年代で支持率が高い。下条は民主支持層の八割をまとめ、公務員や主婦層からの支持を得ている。

 清沢も共産支持者の七割を固めた。百瀬は二十、三十代への浸透が課題。

 ■3区

 自民前職木内が維新前職井出と接戦を演じ、民主前職寺島が追い上げる。

 木内は自民支持層の八割、井出は維新支持層の九割を固めた。井出は無党派層からの支持が高い。寺島は民主支持層の六割をまとめ、七十代以上で最も浸透している。

 共産新人唐沢は共産支持層の八割から支持を集める。

 ■4区

 自民前職後藤が組織力で自民、公明支持層を手堅くまとめ優位に立つ。民主元職矢崎は民主支持層に加え安倍政権への批判票の取り込みを急ぎ、共産新人上田は街頭演説に力を入れ支持政党を持たない有権者の支持拡大を図る。

 ■5区

 選挙区内に張りめぐらした後援会組織を持つ自民前職宮下がリード。民主新人中嶋、共産新人水野は知名度不足が響き、苦しい展開。中嶋、水野は街頭演説を繰り返し、無党派層への浸透を図る。

(文中敬称略)

 (衆院選取材班)

2278チバQ:2014/12/10(水) 22:36:23
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014121002000242.html
激戦、票固めに奔走 終盤ルポ1区
写真
 空は暗くなり、冷え込みの増す午後五時すぎ。大岡さんは草津市内の大型商業施設近くの交差点脇に立ち、車一台一台に手を振り続けた。前回より個人演説会を減らし、街頭で有権者に顔を見せて政策を訴えることに重点を置く。自民優勢の報道にも「やることは同じ。最後まで走り抜けたい」と姿勢を崩さず、原発再稼働など批判の多い政策にも説明を尽くす。

 「うちには組織がない。相手(川端陣営)が戦艦ならこっちはゴムボート」(大岡さん)。陣営では少しでも確かな票を集めるため、小規模な老人クラブなどへの働き掛けを強化。数百単位で団体の取り込みをもくろむ。

 各県議、市議もあらためて、自身の支援者へ電話して大岡さんへの投票依頼に奔走。佐野高典選対本部長は「1区は特に激戦。再度、票固めに努める」と気を引き締める。

 大岡さんが意識する川端さんは、早朝のグラウンドゴルフ大会に顔を出した。かじかむような寒さをものともしない元気なお年寄りと握手して談笑。夜はバレーボールクラブなどを地道に回る。柴田智恵美選対本部長は「身近に感じてもらいたい」と狙いを話す。

 当選九期の大物は「初めて直接話した」という有権者も多い。他の陣営関係者も「有権者の判断材料が少ないと、消極的選択で自民に流れかねない」と分析。人柄を知ってもらい、前回、維新に流れた票を取り込みたい考えだ。

 街頭での反応は上々で「今度は負けたらあかんで」と声をかけてくれる人も目立つが、報道された序盤情勢は劣勢。川端さんは「基準が分からない」と意に介さず「自民に三百議席与えたらどんな社会になるか想像すれば分かると思う。有権者は賢明な判断をしてくれるはず」と話す。

 佐藤さんは街頭演説を一日平均十五カ所、演説会を一日二、三回と精力的だ。「共産の演説会に初めて来た人もおり、政治を変えてほしいという声は大きくなっている」と手応えを話す。

 序盤、前職二人に出遅れたが「まだ投票先を決めていない人が多い。今が支援の広げ時」と繰り返し、支援者の士気を高めている。

 「若さと素直さを武器に好感度は高まっている。自民、共産の対決に近づいてきた」と選対責任者の長田茂さん。終盤も、雇用や平和など、同世代の関係が深い訴えを前面に、その親世代へも支持の浸透を狙う。八日、午後九時すぎに演説会を終えた佐藤さんは「若い人の未来を決める選挙だと伝えたい」と意気込んだ。

   ◇

 十四日の投開票が近づき佳境に入った選挙戦。師走の寒空の下、湖国を駆け回る候補者や陣営関係者らは何を考え、どのように動いているのか。それぞれの手応えは。各候補者を追い、“審判の日”に向けた戦略や思惑を探った。

2279チバQ:2014/12/10(水) 22:36:47
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chubu/CK2014121002000289.html
威信どこへ 維新苦心 民主との連携難航、自民に対抗できず
 第三極として前回衆院選で存在感をみせた維新だが、今回はかつてのような勢いがない。中部地方でも一強の自民に挑むはずが、民主との選挙区調整がまとまらずに激しく争ったり、調整がついても、思うような支援が得られなかったり。野党支持者からは「安倍政権に対抗することを考えてほしかった」と悔やむ声が聞こえる。

 「一本化すれば勝てるのに…」。愛知4区では、維新、民主双方の陣営からため息が漏れる。維新元職の牧義夫さん(56)が民主新人の刀禰勝之さん(44)と並び立つ。牧さんが四選した民主を離党した経緯もあり、協力は「そもそもあり得なかった」(民主党県連関係者)という関係だ。

 牧さんは九日、名古屋市瑞穂区での演説で「民主も結局、自民と一緒だ」と矛先を古巣に向け、東海四県の小選挙区候補の大半が中部電力労組と核燃料サイクル推進などを盛り込んだ政策協定を結んでいることを批判した。これに対し、瑞穂区の男性支援者(78)は「二人とも出て自民に勝てると思うのか」と自民を利する状況を嘆いた。

 民主が候補を立てなかった福井1区でも、維新は共闘関係をつくることに苦しむ。公示前、民主のほか、社民とも協力を申し合わせたが、憲法など政策の違いもあり、具体的な連携はない。福井市内で六日夜開かれた維新新人の鈴木宏治さん(41)の個人演説会では、用意した二百席は半分も埋まらなかった。陣営の一人は「民主も組合関係も誰もいない」と嘆いた。

 民主との候補者調整の末、維新新人の松田直久さん(60)が立った三重1区。松田さんは演説で必ず、「野党結集を」と繰り返す。しかし、民主県連は支持母体の連合三重が維新に批判的なことに配慮し、地方議員が応援弁士に立つことを認めていない。

 民主内部には「協力しないなら一本化した意味があるのか」との声もあり、表立った応援でなければ黙認しているが、維新側が望む「全面協力」には至っていない。

 岐阜4区の維新前職、今井雅人さん(52)にも、古巣の民主が支援に回ることになったが、連合岐阜は自主投票を決めている。

 民主新人の徳永久志さん(51)と維新前職の岩永裕貴さん(41)が並び立つ滋賀4区。七月の知事選での対立もあり、維新陣営は「仮に(協力の)話がまとまっていたとしても、支援を得られたとは思えない」と両陣営の遠さを口にした。

2280チバQ:2014/12/10(水) 22:39:45
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20141210000135
1、3区 自民が優勢/衆院選世論調査終盤情勢
2014/12/10 09:41

 第47回衆院選も投開票日まで残りわずか。四国新聞社では、共同通信社が7、8の2日間実施した電話世論調査に、取材で得た情報などを加味し、香川県内3小選挙区の情勢を分析した。1、3区は自民前職が優位に立ち、2区は民主前職と自民前職が激しいつばぜり合いを演じている。(文中敬称略)

1区 平井 支持幅広く 河村厳しく 組織固める小川
 与党の支持層を着実に固めた平井卓也(自民前)が年代や地域別でも満遍なく浸透し、抜け出した。民主、社民支持層をまとめる小川淳也(民主前)が続く。河村整(共産新)は伸び悩み、厳しい戦いとなっている。

 6選を期す平井は、自民支持層の8割と公明支持層の7割を固めた。年代別でも五分の60歳代を除いたすべての年齢層でリード、幅広く浸透している。

 小川は民主支持層の8割と、選挙区のすみ分けで支援を受ける社民支持層の大半をまとめた。推薦を受ける連合香川の組織力などで追い上げを図る。
 河村は共産支持層以外への広がりがなく苦しい。

2区  両前職並走 守る玉木、勢いの瀬戸
 前回に続き2度目の対決となった玉木雄一郎(民主前)と瀬戸隆一(自民前)が互いに譲らぬデッドヒートを展開、最後まで予断を許さない。佐伯守(共産新)は苦しい戦い。

 玉木は民主・社民支持層の大半を固め、無党派層にも食い込む。小選挙区の議席維持へ懸命の戦い。

 幹部を続々と送り込む党本部のてこ入れを受ける瀬戸。民主に流れていた保守層を固め、追いついた。

 佐伯は共産支持層をまとめきれていない。

3区 大野、盤石
 大野敬太郎(自民前)が依然リードを保ち、高田良徳(社民新)と土岐一郎(共産新)は厳しい。

 大野は自公支持層を中心に幅広く浸透し、優位な戦いを続けている。

 高田は社民のほか、支援を受ける民主支持層にアピールし追いかける。

 土岐は共産支持層を固め、ほかへの拡大を図る。

2281チバQ:2014/12/10(水) 22:41:11
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_oita/article/132145
広い2区、東奔西走 遊説同行ルポ 総面積、長崎県並み
2014年12月09日(最終更新 2014年12月09日 03時00分)

 衆院選の選挙区・大分2区は、豊後水道に面した佐伯市から福岡、熊本両県境の日田市まで、直線距離にして東西約120キロにも及び、広さは長崎県の総面積にほぼ匹敵する。各陣営は文字通り「東奔西走」の選挙戦を繰り広げている。
 雪で真っ白く染まった道路に、選挙カーのタイヤ痕が刻まれていく。選挙戦3日目の4日。九重町の山間部は雪が降っていた。山肌を縫うように選挙カーは走り抜け、点在する集落から集落へと向かった。
 自宅前に出てきた住民がいると、候補者が車を降りて、白い息を弾ませながら駆け寄る。しっかりと握手を交わし、深々と頭を下げる−。その間、わずか数十秒。それでも「こんな奥地まで来てくれた。ありがたい」と70代女性。候補者の車が見えなくなるまで手を振り続けていた。
 「マニフェスト解散」と呼ばれた2003年の衆院選から適用された大分2区は、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後大野市、由布市、九重町、玖珠町の7市2町と、大分市の旧野津原町、旧佐賀関町からなる。平成の大合併前の自治体数は36市町村で、県内面積の約6割を占める。それだけに「各地の遊説回数は限られる」(ある候補者陣営)のが現状だ。
 選挙カーは九重町から玖珠町、日田市へ。平野部では冷たい雨が断続的に降り続いた。日中も歩く人がまばらの商店街や温泉街…。沈滞化した町並みを車は通り過ぎる。「地域の活性」は多くの候補者が公約で掲げる主要テーマでもある。「古里を元気にします」。選挙カーからの大音響が静かな町に響き渡る。
 仕事する手を止め、外に出てきた50代の自営業女性は「どの候補者もよく使う『最後の最後まで』というフレーズは嫌い。選挙の終わりが最後じゃないでしょ。私たちにとっては選挙後がむしろ大事なのよ」。車を見つめるまなざしには、切実な思いがこもっていた。
=2014/12/09付 西日本新聞朝刊=

2282チバQ:2014/12/10(水) 22:42:30
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/132378
福岡都市圏、「第三極」票どこへ 野党共闘奏功か 自民系も熱視線
2014年12月10日(最終更新 2014年12月10日 03時00分)

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 衆院選はいよいよ終盤戦。福岡1〜5区の各陣営は、前回2012年衆院選で注目を集めた「第三極」票の行方に気をもんでいる。前回、日本維新の会、みんなの党、日本未来の党(いずれも当時)は1〜5区で計8人を擁立。選挙区によっては、民主候補の得票と合計すると、当選した自民候補を上回る例もあった。今回、第三極の公認候補は4区の維新前職のみ。民主と維新は共闘をうたうが、思惑通りに進むのか、それとも自民が食い込むのか。手探りの攻防が続く。
 前回、第三極の候補は1区1人(みんな)▽2区2人(維新、未来)▽3区1人(みんな)▽4区2人(維新、未来)▽5区2人(維新、未来)。このうち2人が立候補した2、4、5区では、民主候補との合計得票が自民候補を上回り、1、3区でも合計得票は全体の40%を超える。
 「共倒れ」にも映る前回の二の舞いを避けようと、民主と維新は県組織レベルで選挙協力。1、2、3、5区の民主元職、4区の維新前職が「野党統一候補」として自民前職に挑む。
 5区の民主元職陣営は8日の個人演説会で、できたばかりの「野党統一候補」のシールを支持者に配り「選挙ポスターに貼ってください」と呼び掛けた。2区を選挙区とする福岡市・天神では7日、2、3区の民主元職と4区の維新前職が合同街頭演説も行い「共闘」をアピールした。
 だが両党の主張には隔たりも。4区の前職の応援に駆け付けた維新の橋下徹共同代表は4日、新宮町での街頭演説で民主を支持する公務員労組を批判。地元の労組関係者は反発した。こうした状況に、迎え撃つ自民関係者は「第三極票は、簡単に民主にはいかない」とみる。
 自民の公認調整が不調に終わった無所属前職2人と民主元職の3候補が競り合う1区では、各陣営が前回、みんなが獲得した約4万5千票に熱視線を送る。分裂選挙となった自民系2陣営は「みんなの党は自民出身者が作った党。票は自民系にも流れる」と強気の読みをする。
 ある陣営幹部は「第三極票は組織に基づかない票。どう働き掛ければ取り込めるのか、さっぱり読めない」。どの陣営も、見えぬ「第三極」票の在りかを探っている。
=2014/12/10付 西日本新聞朝刊=

2283チバQ:2014/12/10(水) 22:59:42
http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20141210150150001.html
【2014衆院選】
「浅尾党」崩しに躍起

■4区

 自民党が4区に続々と大物議員を投入している。ターゲットは、解党したみんなの党の前代表で無所属の浅尾慶一郎氏だ。4区で根強い人気を誇る浅尾氏の陣営は、地方議員や支援者らでつくる「浅尾党」がフル回転して対抗する。

 「時には民主党、時にはみんなの党、そして無所属。どんどん色が変わる。おかしいでしょう」

 公示前の先月30日、JR鎌倉駅前で安倍晋三首相が浅尾氏をやり玉に挙げた。この日、県内5カ所で演説した安倍首相だが、自民の対立候補に具体的に言及したのは異例。浅尾氏と争う自民前職の山本朋広氏への党本部の力の入れようはすさまじい。

 菅義偉官房長官は、公示日など2回、応援に来た。石破茂地方創生相、塩崎恭久厚労相、下村博文文科相といった主要閣僚に加え、選挙サンデーの7日には谷垣禎一幹事長も鎌倉に。9日には、全国から引く手あまたの小泉進次郎復興政務官がJR大船駅前で演説。「応援要請していない方まで来てくれる。先輩方にご支援いただき、プレッシャーも感じる」。山本氏はそう恐縮する。

 前回、京都府から「国替え」してきた山本氏は、浅尾氏にダブルスコアに近い票差を付けられ、比例復活。ただ、今回は「みんな票」が浅尾氏から離れる期待感に加え、連日の大物の応援で「差は縮まっていると思う」と自民党県連幹部は分析する。別の県連幹部は「今が『浅尾党』を崩すチャンス。もし今回勝てれば、4区は今後、自民の牙城(が・じょう)にできる」。

 一方、無所属の浅尾氏には比例復活の道はなく、文字どおり「背水の陣」だ。

 「一番厳しい道を選んだ。無所属でも大政党の候補に勝てることを証明し、全国の政治家に勇気を与えたい」。公示後初の週末の6日、浅尾氏はJR大船駅近くでマイクを握った。「自民は選挙戦の後半に、劣勢の地域を重点的に攻めてくる。厳しい選挙です」

 街頭演説や個人演説会などには、みんなの党に所属していた地方議員らが寄り添い、ビラ配りや応援演説に精を出す。「何としても当選してもらわなければ」と渡辺隆・鎌倉市議。党の県総支部幹事長だった塩坂源一郎県議によると、県内に約40人いた地方議員の半分ほどが浅尾陣営の選挙活動に参加しているという。

 元みんなの地方議員らの心配は、来春の統一地方選だ。塩坂氏らは衆院選後、浅尾氏を中心に新たな政党や政治団体の設立を模索する。浅尾氏の求心力を保つには「圧倒的な票差で勝つことが必要」(塩坂氏)なだけに、力も入る。

 無所属新顔の荻原隆宏氏は「反既成政党」などを掲げ、駅頭などでの街頭演説で支持を訴える。

 共産新顔の加藤勝広氏も消費増税中止や原発再稼働反対などを主張する。

(菅尾保、神宮桃子)

2284チバQ:2014/12/10(水) 23:05:25
http://www.minpo.jp/news/detail/2014120619679
2014ふくしま衆院選 最前線ルポ
■2区 現政権の評価票左右 実績の前職に新人挑む
 復興相として手掛けた施策の実績を前面にアピールする自民党の前職根本匠(63)に、安倍政権を強く批判する民主党の新人岡部光規(46)が立ち向かう。大票田の商都・郡山市は復興とともに景気動向などへの関心が高い。両陣営は現政権の経済政策や消費税再増税への評価などが票の行方を左右するとみている。
   ◇  ◇ 
 根本は5日、郡山市南西部での遊説を終えると足早に新幹線に乗り込み、岩手県の自民候補の応援に向かった。閣僚経験者として、応援のため選挙区を離れる日があり、限られた時間の中での戦いを強いられている。
 根本は平成24年の前回、後援会組織を強化し、約9万9千票を獲得した。陣営は前回を上回る12万票を目標に掲げる。郡山市で9万票を目指し、500を超える後援会を中心に票の掘り起こしに努めている。
 不安材料は現政権に対する批判の目だ。支持者の間に復興相としての実績を評価する声がある一方、「アベノミクスの恩恵が地方に波及していない」とみている有権者も少なくない。陣営は「政権継続による地方創生の取り組みこそが地域経済を活性化させる」と強調する。
 第2区選対本部長で県議の佐藤憲保は「閣僚の実績を訴えているが、追い風があるとは言えない。危機感を持って臨んでいる」と気を引き締める。
   ◇  ◇ 
 岡部は5日、大玉村を回った後、夕方から二本松市の中心部で街頭演説を行い、支持を訴えた。
 22年の参院選本県選挙区で15万票余を得たが、選挙区内の知名度不足は否めない。1日約20カ所で街頭演説し、若さや医師としての経験を訴えながら顔と名前の浸透を図っている。現政権の経済政策など問題点を強調し、批判票を取り込む戦略だ。
 参院選立候補時の支援者らでつくる後援会と民主、連合福島の関係者で選対を構成した。前回、2区から立候補した民主、日本未来の党、日本維新の会の3候補の票の合計約8万票を確保し、さらに票の上積みを目指す。
 選対本部長で県議の佐久間俊男は「候補者の露出を増やす作戦を展開している。巨大与党の候補者を倒すため、非自民勢力を結集する」と話す。
 候補者擁立で、2区が地盤の参院議員増子輝彦は岡部以外の人物を推した。増子の動向が注目されている。
   ◇  ◇ 
 共産党の新人平善彦(62)は5日、郡山市内を遊説した。陣営は高齢者や子育て世代を中心に支持拡大を狙う。選対本部長の高橋善治は「このままの政治でいいのかと疑問視する人たちに支持を呼び掛けたい」と語った。(文中敬称略)

平善彦 62  共産 新
根本匠 63 ☆自民 前
岡部光規 46 ☆民主 新
(届け出順、敬称略。☆は比例東北と重複立候補)
▽郡山市、二本松市、本宮市、安達郡
▽有権者数=34万4881人(2日現在)

2285チバQ:2014/12/10(水) 23:05:48
■3区 票固めへ手の内探る 前職強気、戦術練る新人
 外相などを務めた民主党の前職玄葉光一郎(50)に、自民党前職の立候補辞退に伴って同党が急きょ擁立した新人上杉謙太郎(39)が挑んでいる。公示約1週間前に候補者の顔触れがそろい、両陣営は互いに手の内を探りながら集票に努めている。
   ◇  ◇
 民主の国政選対本部の副本部長として候補者支援のため全国を奔走する玄葉は5日、公示日以来3日ぶりに選挙区に入った。地元の田村市を中心に6カ所で街頭演説した。選対幹部は「相手候補が変わり、動きが読みにくくなった。まずは地元の票固めを最優先に進めたい」と明かした。
 候補者が選挙区を空ける時間も長いが、陣営は「得票率75%」と前回選挙の62・3%を10ポイント以上上回る強気の目標を立てた。得票率を上げるポイントは農業票とみる。現職の外相として臨んだ前回、環太平洋連携協定(TPP)推進の立場にあることを理由に農業関係団体が距離を置いたが、今回は支援を取り付けた。
 野党に転じてから、毎週のように地元に入り、町内会単位に張り巡らせた後援会をてこ入れできたのも強みだ。総合選対本部長で元西郷村長の菊地国雄は「前回は逆風があまりにも強かった。今回は中央でさらに活躍できるよう得票率にこだわる」と言い切る。
   ◇  ◇
 上杉は5日、地元出身の候補者がいない東白川郡に選挙カーを走らせた。党県連関係者は「相手陣営は若い候補の登場に戸惑いがあるはず。動き回って支持を広げたい」と遊説を中心に若さや行動力を訴える日程を組む。
 小選挙区制が初めて導入された平成8年に3区で玄葉を破った現参院議員の荒井広幸の秘書を7年間務めた上杉は県南地方を何度も訪問している。前回衆院選で新党改革から比例東北で立候補しているが、地縁はなく、知名度アップが大きな課題だ。自民が全市町村にある党支部組織を動かし、支援に当たる。
 陣営は前回衆院選で自民候補が獲得した約4万9千票からの上積みを目指す。比例東北での復活当選が視野に入る。投票率が低い若年層の支持を広げようと選対内にネットチームを設けた。
 選対本部長で県議の満山喜一は「相手は横綱。目標達成のために全力を挙げ、本人の将来に向けた足場も固めたい」と長期的な視点で戦術を練る。
   ◇  ◇
 共産党の新人横田洋子(56)は選挙カーを各地に走らせ支持を呼び掛けている。選対本部長の鈴木正一は「消費税増税や米価下落など安倍政権への批判票の受け皿として得票を伸ばしたい」と話す。(文中敬称略)

上杉謙太郎 39 ☆自民 新
玄葉光一郎 50 ☆民主 前
横田洋子 56  共産 新
(届け出順、敬称略。☆は比例東北と重複立候補)
▽白河市、須賀川市、田村市、岩瀬郡、西白河郡、東白川郡、石川郡、田村郡
▽有権者数=28万9727人(2日現在)

( 2014/12/06 09:12 カテゴリー:主要 , ふくしま衆院選 )

2286チバQ:2014/12/10(水) 23:06:13
http://www.minpo.jp/pub/topics/election2012/2012/12/post_21.html
最前線ルポ(1区)投票まで9日 候補者足元に不安 組織結束 票固め急ぐ
 現行制度で最多となる22人が県内で立候補した第46回衆院選は連日、各地で激しい戦いが繰り広げられている。本県の復旧・復興を担う新たな政権の枠組みを選択する選挙で、各候補者とも「福島再生」に向けた公約を訴えている。各選挙区の最新情勢をルポした。(文中敬称略)

 新党が候補者を擁立し、前回とは戦いの構図が一変した。各陣営とも足元に不安材料を抱え、組織の引き締めや支持拡大に躍起だ。

   ◇  ◇
 新聞各紙の朝刊一面に「自民優勢」の見出しが躍った6日、自民党の元職亀岡偉民は伊達市方面に選挙カーを走らせた。

 亀岡を見送った福島市の選対本部では、関係者が各紙の「亀岡リード」という序盤情勢の分析に目を走らせていた。「党組織と後援会が結束して票を伸ばしたい」。選対本部長の県議太田光秋は安泰ムードが漂うことを警戒し、後援会の引き締めに動いた。

 前回、自民への逆風を受けて、石原洋三郎に約2万票差で敗れ、3年半の間、地道に組織強化を図った。後援会の数を選挙区全体で50以上増やし、270まで拡大した。

 追い風の今回は、復興策のスピードアップや県内の原発の廃炉を訴え、前回獲得した13万票より2万票多い15万票を目指す。

 しかし、気に掛かる要素も残る。過去四度対決した、自民の元衆院議員佐藤剛男を支持した層の票の行方だ。公示直前、佐藤の旧連合後援会幹部が亀岡陣営の顧問に就任した。互いに激しく議席を争ってきた関係だけに、同じ党の看板の下で雪解けが進んだ証しとも取れる。ただ、佐藤の元後援会幹部の一人は「ライバル関係にあった陣営同士がまとまることは容易でない」として、亀岡に票が流れるかどうかは不透明だと指摘する。

 日本未来の党の石原洋三郎は亀岡と競うように、伊達市に入った。

 民主党や連合福島の支援を得た前回の組織戦とは打って変わり、「手弁当」の戦いを強いられている。選対役員には国会議員や県議に代わり、個人後援会の支持者らが名を連ねる。福島市の選対事務所前に残された「国民の生活が第一県連」の看板が新党合流までの慌ただしさを物語っていた。

 石原は知事を祖父に、国会議員を父に持つ政治家の家系の出身。陣営は地元・福島市内を中心に6万票前後の基礎票があるとみており、上乗せが課題になると戦略を練る。選挙区内の6つの選対を中心に全域を回り、前職としての実績や「卒原発」などの公約を訴え、女性票の獲得や無党派層への浸透、血縁のある相馬地方の票の掘り起こしを狙う。

 ただ、選対幹部の一人は「後援会を中心とする各地の選対は急ごしらえの感は否めず、十分機能するかどうか」と明かす。兄で選対幹事長を務める県議石原信市郎は当選ラインとみる11万5千票の獲得を目指す。「厳しい戦いだが、新党への期待を票に反映させる」と意気込む。

 民主党の新人大場秀樹は地元の南相馬市を遊説していた。浜通りの選挙用ポスターには「南相馬市出身」の文字があった。賠償や子育て支援など復興に取り組む姿勢を前面に打ち出し、血縁をたぐって支持拡大を目指している。

 福島市議時代や県議選を戦う中で得た個人票、党と支持団体である連合福島の組織票を固める作戦に力を入れる。陣営は若年層などを狙い、票の上積みを目指す。

 しかし、公示直前に立候補が決まったため、選対幹部は「党内や連合福島の中でも浸透し切れていないのが実情だ」と語る。伊達地方は選対本部長を務める参院議員金子恵美の地元で後援会から支援を受けるが、亀岡の地盤でもある。選対事務局長の小林義明は「戦いの構図が一変し票の動きが読みにくいが、無党派層の取り込みにも全力を挙げたい」と力を込める。当選の最低ラインを10万票以上とみて懸命に追い上げる。

 共産党の新人渡部チイ子は福島市内の街頭で声をからした。党の組織票を固めた上で、「原発ゼロ」など公約を訴えて支持拡大を目指す。毎日15〜20カ所の街頭演説をこなしており、選対本部長の藤倉英一は「マイクを握るたびに党の公約が浸透し、有権者の手応えを感じる」と話す。

■1 区

亀岡偉民 57 ☆自民 元
大場秀樹 43 ☆民主 新
石原洋三郎 39 ☆未来 前
渡部チイ子 59  共産 新
(届け出順、敬称略。☆は比例東北との重複立候補)
▽福島市、相馬市、南相馬市、伊達市、伊達郡、相馬郡
▽有権者数=41万6514人(3日現在)

(2012/12/07 08:00)

2287チバQ:2014/12/10(水) 23:07:15
http://www.minpo.jp/pub/topics/election2012/2012/12/post_18.html
最前線ルポ(3区)投票まで8日 強気の陣営、攻める新人 異例の前職「不在」
 新党が候補者を擁立せず、民主、自民、共産の既成3党の候補者が戦う。なかなか地元に入れない民主の前職を尻目に自民、共産の新人が票の上積みを目指している。

   ◇  ◇
 民主党の前職玄葉光一郎は7日午後、須賀川市の街頭に立ち、「皆さんに寄り添いたいが、外相としての責任も果たさなければならない」と公務などで選挙区になかなか入れないことへ理解を求めた。8日以降は地元でマイクを握れず、投開票日まで一週間以上も残して「最後のお願い」をしなければならない異例の選挙戦を強いられている。

 選対本部が当初想定した選挙スケジュールでは、公務や公認候補の応援の合間を縫って地元に4回入るはずだった。しかし、北朝鮮の「長距離弾道ミサイル」問題で、発射予告の10日以降の日程は白紙に。支援者の機運を高めようと計画した11日と14日の個人演説会は中止を余儀なくされた。

 「候補者不在の中で選挙戦後半をどうやって盛り上げるのか」。総合選対本部長の元西郷村長菊地国雄は渋い表情を見せる。選対は戦術を練り直す緊急会議を急きょ8日に開くことを決めた。「今こそ支援組織の底力が試される」とし、市町村単位の女性後援会を中心とした草の根的な運動の徹底などを呼び掛ける。

 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故からの復興に向けた政府の対応の遅れや環太平洋連携協定(TPP)交渉参加などをめぐり、7選に向け逆風が吹く。その中で陣営が掲げた目標は「得票率75%」。自民前職との一騎打ちになった前回の73・8%を上回る。菊地は「中央政界でさらに活躍してもらうためには、どんな状況でも圧勝しなくてはならない。勝ち方にこだわる」と言い切る。

 自民党の新人菅野佐智子の須賀川市の選挙事務所には支援団体からの推薦状が次々と張り出されていた。「自民優勢」が伝えられる中、前回、自民のポスター掲示を断った団体が、推薦状を自ら届けに来るケースもある。

 選対本部長代理の柴原文義は「知名度のない菅野はゼロに近い状態からのスタートだが、今は玄葉7、菅野3まで追い上げた」と分析。序盤の世論調査の結果が掲載された「自民優勢」の新聞を指さし、「選挙区で勝つことは容易ではないが、比例での当選は視野に入った」と話す。東北各県の選挙区で自民候補が圧勝すれば、菅野が3区で敗れても比例東北での復活当選の可能性があると読む。

 8日の個人演説会をトップに選挙後半戦は各地で集会を開く。地元に入れない玄葉を横目に、菅野の名前と顔を売り込む戦術だ。女性票の取り込みにも力を入れる。選対幹部の一人は「まずは復活当選の圏内に入れるように後半戦は攻勢を掛ける」と語った。

 共産党の新人小山田智枝は選挙カーを小まめに走らせ、支持を訴えていた。選対本部長を務める鈴木正一は「党に対する有権者の反応が良く、前回よりも得票を大幅に伸ばしそう」と手応えを話す。

   (文中敬称略)

■3区

小山田智枝 43  共産 新
菅野佐智子 59 ☆自民 新
玄葉光一郎 48 ☆民主 前
(届け出順、敬称略。☆は比例東北との重複立候補)
▽白河市、須賀川市、田村市、岩瀬郡、西白河郡、東白川郡、石川郡、田村郡
▽有権者数=29万2883人(3日現在)

(2012/12/08 08:00)

2288チバQ:2014/12/10(水) 23:07:43
http://www.minpo.jp/pub/topics/election2012/2012/12/post_22.html
最前線ルポ(4区)投票まで7日 支持交錯行方読み切れず 「恒三票」奪い合い
 14回連続当選を誇った民主党の渡部恒三が政界を引退し、渡部が前回獲得した9万1600余票を奪い合うように4陣営がしのぎを削る。
   ◇  ◇
 時折、雪が降る8日、自民党の新人菅家一郎は下郷町に遊説カーを向かわせた。南会津郡は渡部恒三のお膝元。「恒三票」の取り込みを視野に入れる。
 会津若松市にある菅家の選挙事務所の選対組織表には、渡部の連合後援会幹部を長年務めた会社役員や団体代表者が名を連ねる。選対幹事長の市議佐藤義之は「『恒三票』に多くの期待はできないが、渡部の引退で、保守系の支持者の中には自民に回帰する人も多いはず」と読む。
菅家は会津若松市長を三期務めており、陣営は有権者の42%を占める大票田での集票に自信を見せる。ただ、渡部は前回、会津若松以外で5万8000票近くを獲 得しており、「若松だけでは勝てない」として、自民の支部組織に加え、渡部の支持者の協力を得て旧町村単位でも後援会を設立し、郡部での票の上積みを図っ ている。
 日本維新の会の新人小熊慎司も菅家と競い合うように下郷町に入った。全会津連合後援会幹事長の荒木孝康は「渡部が繰り返していた『党派を超えて若い世代に』という言葉は小熊への後継指名」と受け止め、渡部の後援会の一部から支援を受けていることを明かす。
前回涙をのんだ小熊の得票は4万2800余票。約半分は会津若松市で獲得した。陣営は「恒三票」と合わせ、出身地の喜多方市など都市部での無党派層の取り 込みを重点目標に掲げる。党組織は未整備だが、会津若松市の飯盛山の登り口にある小熊の選挙事務所には若手の運動員たちが盛んに出入りする。南会津などで は、旧町村の商工会青年部員や若い町村議らが「会津を長く支えることができる若い候補」をアピールしながら動いている。
 社民党の新人小川右善は 喜多方市方面に選挙カーを走らせた。陣営が期待するのは民主との選挙協力だ。民主県連との間で、県第4区総支部の支援を受けることが決まった。小川は民主 系労組に出向くなど名前と顔の売り込みに歩く。選対本部事務局長の渡辺敏雄は「菅家にも小熊にも投票しない渡部支持者の受け皿になる」と意気込む。
 ただ、渡部の後援会関係者は「40年以上、渡部恒三と書いてきた人たちが、簡単に別の名前を書いてくれると思うのは間違い」と冷ややかだ。「白票で投じる人もいるはず」と明かす幹部もおり、投票率の低下を懸念する声が出ている。
共産党の新人原田俊広は会津若松市を中心に遊説を展開していた。広い会津全域を一回りした後は同市や喜多方市の大票田での街頭演説やミニ集会に重点を置 き、丁寧に政策を訴えていく考えだ。選対本部長の宮沢弘は「このままの政治でいいのかと感じている人たちに訴えていく」と話す。(文中敬称略)

■4区
小熊慎司 44 ☆維新 新
菅家一郎 57 ☆自民 新
原田俊広 53  共産 新
小川右善 63 ☆社民 新
(届け出順、敬称略。☆は比例東北との重複立候補)
▷会津若松市、喜多方市、南会津郡、耶麻郡、河沼郡、大沼郡
▷有権者数=23万8502人(3日現在)
(2012/12/09 17:31)

2289チバQ:2014/12/10(水) 23:10:52
なんか変だと思ったら>>2286-2288は2012年の記事でした
失礼

2290チバQ:2014/12/10(水) 23:11:44
http://www.47news.jp/CN/201412/CN2014121001001356.html
滋賀1区・衆院選候補者が事故 自民の大岡氏

 10日午前8時55分ごろ、大津市におの浜の交差点で、衆院選滋賀1区に出馬した自民党前職の大岡敏孝候補(42)の運転する軽乗用車が、近くに住む女性(31)と4歳、3歳の男児が乗る自転車に接触した。女性は転倒し、右足を打撲する軽傷。子ども2人にけがはなかった。

 大津署によると、車は信号のない交差点を左折した際、横断歩道を渡っていた自転車にぶつかった。

 大岡氏は当時、企業の朝礼に参加後、選挙事務所に向かう途中だった。取材に「左側の確認がおろそかになり、注意が散漫だった。(今後は)朝の選挙活動から運転手を付ける」と話した。

2014/12/10 12:55 【共同通信】

2291チバQ:2014/12/10(水) 23:16:32
http://www.kobe-np.co.jp/news/senkyo/2014/shuuin/news/201412/0007566966.shtml
2014/12/8 13:04

元党首のお膝元 兵庫の社民かく戦う 
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兵庫県内衆院選小選挙区の社民党候補
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兵庫県内衆院選小選挙区の社民党候補
 衆院選の投開票が14日に迫り、兵庫県内の12小選挙区では舌戦が繰り広げられているが、2012年の前回に続いて、そこに社民党候補者の姿はない。兵庫は「護憲の象徴」として党を率いた土井たか子元党首のお膝元。しかし党勢は弱まり、土井氏も死去した。今回は比例票の獲得に力を注ぐ戦いとなるが、「平和」の訴えを強調し、退潮ムードの打開を目指す。

 社民党は前身の社会党時代も含め、戦後の衆院選では常に県内で候補者を立ててきた。1986年には土井氏が委員長に就任。その後「マドンナ旋風」を巻き起こし、全国で躍進した。

 県内では小選挙区制導入後も阪神間の兵庫6、7、8区で候補者を立ててきたが、2005年の衆院選で比例単独に回った土井氏も落選、県内関係の議席がゼロになった。

 12年の衆院選では、旧社会党時代を含め戦後初めて、県内に候補を立てられなかった。今回も擁立は見送られ、2回連続の“不戦敗”となった。

 「有権者に選択肢を示すことができず申し訳ない」。同党県連の北上哲仁幹事長は声を落とす。07年に兵庫県議会の議席を失うなど、県内の組織基盤は揺らいでいる。北上幹事長は「来春に予定される県議選をはじめ、県内の市町議選で議席を増やし、国政の議席を目指したかった」と話すが、突然の解散・総選挙で足元を固められなかった。

 元県議で同党県連の今西正行顧問は、安倍晋三首相が進めた集団的自衛権の行使容認や特定秘密保護法の成立について「国民の関心は高く、社民党の平和や護憲の訴えは受け入れられる」とみる。一方で「従来のように政策を並べても有権者の心になかなか届かない。少数政党の悲哀を感じる」とも。有権者との距離を埋めるすべを模索している。(紺野大樹)

2292チバQ:2014/12/10(水) 23:16:58
http://www.kobe-np.co.jp/news/senkyo/2014/shuuin/news/201412/0007572373.shtml
2014/12/10 13:53

比例票はどこへ行く? 気をもむ野党
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兵庫県内における過去3回の衆院選比例代表得票率(上位5党)
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兵庫県内における過去3回の衆院選比例代表得票率(上位5党)
 14日投開票の衆院選で、自民、公明の与党優位の情勢が伝えられる中、野党各党が比例票の行方に気をもんでいる。兵庫県内では民主、維新とも選挙区調整で小選挙区の候補者数が前回(2012年)を下回り、比例票の底上げが議席数を左右する。県内全12選挙区に候補者をそろえた共産は「議席増」との世論調査もあり、一層の支持拡大を訴える。

 民主は前回、県内全選挙区に候補者を立て、比例で約36万5千票を集めた。このうち、今回は擁立を見送った7選挙区で6割弱の約21万票を獲得。支持母体の連合幹部は「小選挙区の候補者不在の中、比例への投票をどう呼び掛けたら…」と焦りをみせる。

 8日には海江田万里代表が兵庫入りしたが、神戸・三宮や元町など演説の“一等地”とされる兵庫1区は空白区のため素通り。それでも公認候補のいる選挙区では「皆さんには2票ある。自民の暴走にストップをかけるため、『比例も民主』へ」と強く要請。小選挙区から比例単独に回った候補者も地元で街頭に立つなどして巻き返しを急ぐ。

 維新の前身となる日本維新の会は前回、比例票では自民を上回り、県内トップに。兵庫では当時、同会に所属した3人が比例復活で初当選を果たした。今回も候補不在の選挙区で党所属の地方議員がビラをまいたり、街宣車を走らせたりと掘り起こしに力を注ぐ。

 県内で2人を擁立する次世代の党。後半戦は石原慎太郎最高顧問ら知名度のある党幹部が続々と兵庫入りし、てこ入れを図る。

 前回、近畿ブロックの獲得議席を3から2に減らした共産は「3議席の絶対回復」を目標に上積みを目指す。とりわけ兵庫8区(尼崎市)、9区(明石市、淡路島)は自公と一騎打ちの構図となり、「得票が伸びる」と期待。7日に三宮で街頭演説した志位和夫委員長は「『比例は共産』と書いていただける方を広げに広げて」と猛アピールした。

 一方、優勢とされる自民、公明は緩みを警戒。閣僚経験者を招いた大規模な集会を開くなどし、組織の引き締めを図る。(田中陽一、小川 晶)

2293名無しさん:2014/12/10(水) 23:22:48
http://www.kanaloco.jp/article/81434/cms_id/115583
14神奈川衆院選:自民の優位変わらず 県内小選挙区、終盤情勢

2014.12.10 03:00:00
 14日投開票の衆院選に関し、神奈川県内の18小選挙区で自民党の優位が続いている。神奈川新聞社の取材に7、8両日の電話世論調査を加味して終盤情勢を探ると、自民党は10議席台半ばをうかがう勢いを保つ一方、民主党は劣勢から抜け出せていない。第三極も一部を除き、苦戦が続く。ただし半数近くが「まだ決めていない」と回答しており、今後情勢が変わる可能性がある。

 前回14選挙区を制した自民党は序盤情勢と同様に10選挙区以上で2位以下を引き離すなど、優位は変わらない。無党派層にも支持を広げている。連立与党を組む公明党も唯一候補を立てた6区でリードを保つ。

 前回1選挙区の獲得にとどまった民主党は半数の9選挙区に候補を絞ったが、優位に立つ選挙区はなく、大半で厳しい展開となっている。8人を擁立した維新の党も共同代表が立つ8区以外で苦戦が続く。

 比例代表南関東ブロック(定数22、神奈川、千葉、山梨)は、自民党が前回の6議席から大幅増の10議席に伸ばす勢い。民主党は前回と同じ4議席にとどまりそうな情勢になっている。公明党、維新の党は3議席は確保しそうだ。前回1議席だった共産党は2議席に増えそう。次世代の党、生活の党、社民党は議席獲得が難しい状況だ。



 共同通信社は7、8両日、衆院選295小選挙区のうち200選挙区の有権者を対象に電話世論調査を行い、残る95選挙区での取材も加えて比例代表を含む終盤情勢を探った。自民党は前回調査(2、3日実施)と同様に300議席超の勢いを維持、公明党との合計で衆院3分の2の317議席を上回り、自民単独での3分の2もうかがう。民主党は伸び悩みが続き70議席前後、維新の党は不振で公示前議席から減少が予測される。共産党は倍増に近づく状況だ。

【神奈川新聞】

2294チバQ:2014/12/10(水) 23:24:06
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141210_2.shtml
1区、野田氏リード 衆院選県内終盤情勢
2014年12月10日
 14日投開票の衆院選で、岐阜新聞社は9日、取材などを基に県内の情勢を分析した。終盤も自民が優位に戦いを進め、五つの小選挙区全てで議席を奪う勢い。岐阜3、5区は民主元職、岐阜4区は維新前職が急ピッチで追い上げを図る。共産は全小選挙区で苦戦する。ただ、まだ投票先を決めていない有権者は多く、情勢が変化する可能性もある。(敬称略)

【1区】

 8選を狙う自民前職の野田聖子が大きくリードし、民主新人の吉田里江と共産新人の大須賀志津香が懸命に追う。

 野田は他候補の応援で不在の間も県議や市議の協力を受け、全域で優位に選挙戦を展開。自民、公明支持層に加え、支持政党を持たない層にも浸透。幅広い世代から支持を得ている。

 出遅れた吉田は、民主最大の支持母体である連合岐阜の支援を受けて民主支持層への浸透を急ぐ。大須賀は共産支持層を固める。

【2区】

 7選を狙う自民前職棚橋泰文が、地元経済界やJAなどの支持を得て大きくリード。

 棚橋は公示後、一度も地元に入っていないが、陣営は「前回得票した約11万5千票を死守する」と懸命に組織を引き締める。陣営幹部や家族が連夜の個人演説会をこなすほか、支援組織ごとに期日前投票に力を入れる。

 共産新人の森桜房義は、党の政策を訴えるが厳しい戦い。

【3区】

 3選を狙う自民前職の武藤容治が足元を固めて優勢。返り咲きを期す民主元職の園田康博が懸命に追い上げる。

 武藤はミニ集会で着実に自民支持層を固めるほか、街頭活動で支持政党を持たない層への浸透も狙う。

 園田は連合岐阜傘下の労組の支持が固まりつつある。投票率アップが鍵とみて、党幹部ら応援弁士を招くなど追い込みをかける。

 共産新人の服部頼義は共産支持層を固めるが、支持政党を持たない層への浸透は伸び悩む。

【4区】

 10選を狙う自民前職の金子一義が幅広い年齢層の支持を着実に固め、優位に戦いを進める。維新前職の今井雅人は追い上げを図る。支持政党を持たない層の取り込みが鍵。

 金子は全地域で自公支持層の票を固め、盤石の構え。民主支持層の切り崩し、無党派層への浸透に手応えも。地盤の飛騨地域も引き締めに余念がない。

 今井は民主の協力を受けるが、支持の広がりは十分でなく、伸び悩む。支持政党を持たない有権者の多い可茂地域で追い込みをかける。

 共産新人の伊嶌明博は自民批判票の受け皿を狙うが苦戦。

【5区】

 優位に戦いを進める自民前職の古屋圭司を民主元職の阿知波吉信が必死に追い上げる。

 知名度の高い古屋は9選を狙う。自民、公明支持層に加え、支持政党を持たない層にも支持を広げる。東濃全域で先行し、中でも恵那市や中津川市の中高年層から高い支持を集める。

 返り咲きを狙う阿知波は、支持政党を持たない層や若年世代への支持拡大を目指し、東濃西部での得票に力を入れる。

 共産新人の鷹見信義は、小まめな街頭演説で支持拡大を図るが、知名度不足で厳しい戦い。

2295チバQ:2014/12/10(水) 23:37:56
919 :無党派さん:2014/12/10(水) 20:39:52.49 ID:oPSjFdCQ
野党第一党の党首が比例復活も果たせない例なんてあるの?w
選挙対策本部で海江田はどうゆう心境でバラシールを当選者名簿に張るんだw


930 :無党派さん:2014/12/10(水) 20:41:53.11 ID:D8EdYiBG
>>919
そういえば、結構ひどい絵面になるな
とくに東京比例区復活組のバラとか、自分の首にギロチン押し込んでいくようなもんじゃないかw

2296チバQ:2014/12/10(水) 23:47:42
http://toyokeizai.net/articles/-/55524
無慈悲!選挙後半戦は「仁義なき戦い」に
自民党は野党の有力者を集中攻撃
安積 明子 :ジャーナリスト 2014年12月10日
すでに自公が圧勝するというメディア各社の報道のため、選挙後半戦はいまいち盛り上がりを欠いている。

しかし各選挙区は、熾烈な戦場と化している。「選挙は合法的な戦争だ」という言葉もあるようだが、まさに「仁義なき戦い」が繰り広げられている。

事前調査で優勢と言われる自民党の戦略は、すでに戦勝後を想定している。「野党の有力な幹部を落選させ、徹底的な壊滅をはかること」をその目的としているのだ。ターゲットにされているのは海江田万里民主党代表、菅直人元首相、野田佳彦元首相、小沢一郎生活の党代表で、彼らの選挙区には次々と現役閣僚や党幹部が投入されている。

たとえば小沢一郎氏の岩手県4区(花巻市、北上市等)には、12月8日に菅義偉官房長官、翌9日には安倍晋三首相と、2日続けて超大物が自民党の藤原崇候補の応援に入った。16度目の連続当選を目指す小沢氏は、これまで同区で約12万〜13万票を獲ってきた。ところが2012年の衆院選で獲得したのは7万8057票で、藤原氏の復活当選を許している。

「生活の党」は風前の灯火

解散後に離党者を出した生活の党は、比例区への得票も望みが薄い。前回の衆院選では東北ブロックで1議席を獲得したが、今回はどうなるか。もし小選挙区で落選し、比例復活も叶わないとすれば、そのまま政治的に抹殺されてしまう。2009年の民主党政権誕生の立役者である小沢氏は、かつて所属した自民党からそののど元に刃を突き付けられている状態だ。

野党の間でも壮絶な戦いが起きている。維新の党の橋下徹大阪市長と松井一郎大阪府知事は9日、そろって愛媛県4区(宇和島市、伊予市等)で街宣した。

もともと日本維新の会は、愛媛県内で一定勢力をもっていた。かつては「参院のドン」と言われた村上正邦元参院議員の流れをくむ県議の横田弘之氏が中心となって、「愛媛維新の会」が結成されたという経緯がある。

かつての同志を集中攻撃

維新の党は同区で森なつえ氏を擁立したが、森氏が2012年の衆院選で出馬したのは出身地の西条市がある愛媛県3区(新居浜市、西条市等)だ。

その森氏がどうして今回4区に鞍替えしたのか。同区では2012年の衆院選で日本維新の会の公認候補だった桜内文城氏が出馬している。桜内氏はかつて、彼らの同志ではなかったか。

9日午前、橋下氏らは桜内氏の出身地である宇和島市で街宣した。この時、森氏は4区への鞍替えの理由について涙で声を詰まらせながらこう言っている。「私はこの愛媛4区には親戚もいない。知り合いも少ない。応援してくれる企業や団体もない。しかし闘わなければならない。どうしても許せないことがあったからだ。いまは次世代の党に移った候補にかつて、子育ての世代の声を聞かせてくれと言われた。なので、友達が子どもの学費の心配をしていること、何人も子どもを産むと大学に行かせられないと懸念していることを伝えた。そうしたらその候補は、『バカな親がバカな大学に行くことを心配しなくていいんだ』と言い放った。これが許せなかった」。

橋下氏は次のように言った。「日本維新の会から次世代の党に移った人は、私のところに一言の挨拶もなかった。桜内さんは党本部にかまぼこ3本持ってきたらしい。私と松井知事と事務局に1本ずつということで。彼らが次世代の党を作る時、ずらりと並んで『国民に道徳教育が必要だ。礼節をわきまえた国民を育てないといけない』と言っていた。いやその前にまず、自分たちが離党する時の挨拶だろうと思った。ということで、これから(桜内氏の)事務所まで行こうと思う」。なんとも凄まじい恨み節である。かつての同志を攻撃する演説を聞く有権者は、どのような思いを持つだろうか。

2297チバQ:2014/12/10(水) 23:47:54
その桜内氏を応援するため7日に松山に入った次世代の党顧問(元みんなの党最高顧問)で参議院議員の江口克彦氏は、翌8日には東京都目黒区の学芸大学駅前でマイクを握っていた。東京5区に無所属で出馬する三谷英弘氏を応援するためだ。

三谷氏が所属したみんなの党は、先月末に解党した。渡辺喜美氏を中心にした新党構想も消え、いまは頼るべき政党もない。2012年の衆院選では4万6629票を得て、東京比例区の定数17のうち、14位で当選したが、無所属では比例復活も叶わない。

「無所属では政見放送もできないのです(注:経歴放送は流される)。こうして直接みなさんに訴えるしかない」。駅前に集まった約10人の支持者を前に、三谷氏はこう訴える。

三谷氏がみんなの党の解党まで付き従った渡辺同党元代表の応援には頼れない。渡辺氏は自分自身の選挙が大変で、他人の選挙を助けるどころではない状態だ。渡辺氏は公示日の前に東京5区に入ったが、三谷氏の決起大会にも顔を出していない。

渡辺氏の事情を知る自民党関係者はこう述べる。「実は渡辺氏は、2012年の衆院選で厳しい選挙戦を強いられた。亡父・美智雄氏の後援者だった重鎮が『今回だけは応援してやる』ということで、なんとか当選した経緯がある。今回はその助けは期待できない。しかも8億円問題の影響も残っている。かなり厳しい状態だ」。

「党から処分を受けたとしても本望」

江口氏は次世代の党に参加している立場。しかし、窮状の三谷氏を見捨てることはできなかった。早朝に羽田に到着した後、午後7時までずっと三谷氏の街宣に付き合った。

「三谷さんはかつてみんなの党で私の同志だった。友情のためだけではない。彼は日本に貢献できる非常に優秀な政治家だから、落とすわけにはいかない。だから私は応援に来た。このために党から処分を受けたとしても本望だ」

無慈悲もあれば、慈愛もあるということか。それらが織りなすドラマがそのまま、日本の政治の歴史になっていくのだろう。そして選挙という闘いを通して人間は、その本性を露わにするものかもしれない。

2298名無しさん:2014/12/11(木) 01:00:46
著作権侵害リスト作成中

2299チバQ:2014/12/11(木) 07:36:01
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20141211/CK2014121102000123.html
<衆院選>注目区ルポ

2014年12月11日


◆1区(千代田・港・新宿区)組織力と知名度の戦い
 自民の看板を背負う山田美樹さんと、知名度を前面に出す民主代表の海江田万里さんの戦い。二年前の前回、山田さんは自民への追い風を受け、千票余の差で初当選した。海江田さんは比例で復活した。
 今回、序盤リードした山田陣営は終盤に入った十日夕、千代田区内で決起集会を開いた。都議、区議や業界団体の幹部が会場に入り切れないほど集まり、自民の組織力を見せつけた。
 山田さんは「相手は有名人で毎日テレビに出ている。その後を追い掛け、あと一歩まで来た」と述べ、「日本経済の潜在能力が見込める1区で、与党の議席を失うわけにいかない」と訴えた。細田博之幹事長代行や舛添要一知事ら応援弁士も「与謝野馨さん(元財務相)も苦戦した」と厳しい戦況を繰り返し、陣営の引き締めに躍起だ。
 海江田さんは九日、公示後初めて本格的に地元入りし、丸一日、選挙区を駆け回った。「自民は野党時代に反省したと言うが、政治とカネの問題など形状記憶合金で元に戻った」と批判。「自民は公共事業を増やしたが民主は人に投資する」と違いを強調した。支援団体、連合の組合員らが各遊説場所に駆けつけて盛り上げ、寒風の中、支援者とハグして「地元は温かい」と笑顔を見せた。「千代田、港、新宿区の方は海江田へ。ほかの地域の方はその地域の民主候補へ」と代表の役目も忘れなかった。
 十日は一転、朝二時間、新宿区内で活動後、再び応援のため地方へ。留守を預かる元都議らが選挙カーを回した。
 共産の冨田直樹さんはJR田町駅東口に立った朝一番の演説で「きょう十日から秘密保護法が施行された」と切り出し、「戦争ができる国づくりへの第一歩。絶対に許せない」。三度目の挑戦で「子育て世代の反応が違う」と手応えを語った。
 結成まもない次世代の浸透度の低さに苦戦する渡辺徹さんは港区の商店街を徒歩遊説し、「子どもにツケを残さない」「責任ある政治を」と、防衛力強化や行政改革などの政策を挙げたビラをまき、支持を呼びかけた。 (松村裕子)
  =終わり
 ◇1 区(6)千代田・港・新宿区
渡辺徹36 会社役員     次新 
冨田直樹38 党地区常任委員  共新 
又吉光雄70 政治団体代表   諸新 
海江田万里65 党代表      民<前><6>
山田美樹40 (元)経産省職員   自前<1>
野崎孝信27 会社員      無新 
 (届け出順)

2300チバQ:2014/12/11(木) 07:38:33
http://www.hochi.co.jp/topics/20141210-OHT1T50234.html
【衆院選】小沢氏、超異例2度お国入り「激戦」で11日から
2014年12月11日6時0分 スポーツ報知
小沢氏は応援演説後、支持者らに握手して回った 小沢氏は応援演説後、支持者らに握手して回った
 岩手4区で16回連続当選を目指す生活の党の小沢一郎氏(72)が、11日から13日まで再び地元・岩手に入り街頭演説などを行うことが10日、分かった。小沢氏は6、7日にも数十か所を回る本格的な地元遊説を約30年ぶりに行っているが、同一選挙期間中に2度も“お国入り”するのは極めて異例。求心力の低下に危機感を募らせる関係者らに、最後の引き締めを図る。

 逆風吹き荒れる「小沢王国」に、陣営は“奥の手”を打った。党幹部は「予想以上の接戦になりそうだ。小沢代表は11、12日に岩手2区を回り13日に4区に入り、最後のてこ入れをする」と話した。2区で、同党の畑浩治候補(51)の応援演説や支援団体にあいさつを済ませ、投開票前日に自身の4区に入るという。

 最新の共同通信の情勢調査は、4区の自民党の藤原崇氏(31)が若年層からの支持で小沢氏を上回り“激戦”と報じた。小沢氏に近い地元県議は「1回の選挙で2度も地元に戻るというのは聞いたことがない」と驚いた。

 この日、小沢氏は今回初めて都内で、東京12区候補の青木愛氏(49)らの応援演説を行った。JR赤羽駅前での「小沢ガールズ」代表格の応援には、語気に力がこもった。「青木君を、もう一度、国政に送り出していただきたい」と訴え、約200人の聴衆から大拍手。隣で見つめていた青木氏は、感極まり目に涙を浮かべていた。その後、青木氏のピンクの選挙カーに乗り込み、満面に笑みを浮かべ次の遊説区へ向かった。

 岩手4区は他に、共産党の新人・高橋綱記氏(67)が立候補している。

2301チバQ:2014/12/11(木) 07:39:17
http://www.hochi.co.jp/topics/20141210-OHT1T50230.html
【衆院選】加藤紘一氏三女・鮎子氏、父の敵討ちも「横一線」つば競り合い
2014年12月11日6時0分 スポーツ報知
「演説が日に日に上達してきた」と言われる鮎子氏。父の“敵”は討てるのか… 「演説が日に日に上達してきた」と言われる鮎子氏。父の“敵”は討てるのか…
 並走、接戦、横一線、伯仲―。報道各社の情勢調査で激戦区の1つとされる山形3区。自民党の加藤紘一元幹事長(75)が2年前の衆院選で阿部寿一前衆院議員(55)に1465票差で14選を阻まれ、政界引退。周囲からは「父の敵討ち」との期待を受け、三女の鮎子氏(35)が立候補した。一方、阿部氏も元酒田市長4期13年5か月の実績を訴え、最後まで予断を許さない状況が続いている。(久保 阿礼)

 2年前の衆院選。鮎子氏の父・紘一氏は阿部氏に1465票差と僅差で敗れ、政界引退を余儀なくされた。初陣となる「加藤家の姫」を守ろうと、“重鎮”らが続々3区入り。2000年の「加藤の乱」で、造反を企てた紘一氏を引き留め、涙ながらに「先生が大将なんだから」という“政界流行語”を残した谷垣禎一幹事長(69)、コロンビア大大学院で同窓だった、小泉進次郎復興大臣政務官(33)ら知名度抜群の議員が応援に駆けつけた。大応援団の結成について鮎子氏は「もっけだ(方言で『ありがたい』の意)の一言です」と頭を下げつつも、「小選挙区で勝ちます」と言い切る。

 周囲からは「父に似なくて良かった」という冗談も出るほど朗らかな人柄の鮎子氏は、4人きょうだいの末っ子(三女)。慶大法学部からコロンビア大大学院を卒業し、帰国後は財団法人勤務や、紘一氏の秘書を務めた華麗なる経歴を持つ。2歳の長男の母で、夫の賢明(よしあき)氏(35)はエリート証券マンだったが、退職して山形県に移住。コンサルティング会社の代表をしながら、妻を支える。

 地元が真っ二つに割れる“保守分裂”選挙。自公は組織の引き締めに躍起だ。「自民党の公認候補は加藤鮎子、ただ一人。無所属の方が選挙に勝っても自民党に来ることはありません」。8日、鶴岡市内で行われた演説会で鮎子氏が秘書を務めた野田聖子前総務会長(54)は、鮎子氏と水面下で公認争いをした阿部氏の入党を否定。支援組織の一部を引きはがし、応戦する宿敵を批判した。

 組織戦を象徴するように結婚式会場でもある大広間は、500人以上の有権者らで埋め尽くされ、立ち見も出た。会場には、3つの大型スクリーンを設置。知名度不足を補うため、鮎子氏の演説姿や握手をする姿のプロモーションビデオを繰り返し、上映した。

 陣営からは「父の敵討ち」との期待の声も上がる。鮎子氏は「父は選挙に強かった。私よりは楽だったのではないかな、と思いますけどね…」と苦笑するが、加藤家の家訓は「どぶ板選挙に徹せよ」。終盤戦を迎え、阿部陣営と同時刻に大規模集会を開催。12日には安倍首相が応援に入り、最後の勝負をかける。

 ◆山形3区(酒田市、鶴岡市、新庄市など)

阿部寿一(55)無 前〈1〉
吉田大成(45)民主新
長谷川剛(36)共産新
加藤鮎子(35)自民新
佐藤誠(66)無 新

※丸数字は当選回数

2302チバQ:2014/12/11(木) 07:40:08
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141211_31014.html
<衆院選>「小沢王国」緊迫感/地元入り引き締め/岩手4区


花巻市のホールで候補者の訴えを聞く有権者=9日

<2日で30ヵ所>
 攻勢にさらされる王国にあるじが戻った。
 「正しいと思う道を曲げずに来ることができたのも、地元の皆さんの支えがあったからだ。もう一働きさせてほしい」
 7日朝、奥州市水沢区。衆院選岩手4区で16選を狙う生活の党代表の小沢一郎(72)が街頭でビールケースに立った。
 前日は16カ所、7日は14カ所。雪が舞う中、スーツ姿で笑顔を絶やさず握手を繰り返した。「必死な小沢さんを見るのは27歳で初当選したとき以来だ」。長年の支持者らは小沢の姿に緊迫した情勢の変化を感じ取る。
 背後に迫るのは比例東北自民党前議員の藤原崇(31)。びくともしなかった地盤が当選1回の若手に脅かされている。
 異例の地元入りは、高齢化した後援会の引き締めが狙いだ。前回(2012年)の小沢の得票は7万8000。09年から5万も減らした。
 幹部の一人は「小沢も72歳。後援会だけが若返ることはあり得ない。組織力は健在だが、身内の票固めにとどまる」と打ち明ける。

<試される底力>
 「1強多弱の打破には野党結集が必要。民主党はしっかり小沢先生を支える」。2日間の遊説にほぼ張り付いたのは、民主党県連幹事長で地元県議の高橋元だ。
 民主党分裂で小沢と離れたが、今回は民主と生活で候補者をすみ分けた。県連内にアレルギーはあるが「前面に出ないと結集をアピールできない」と小沢と並んだ。
 小沢は8日、接戦の情勢に「日曜日になれば分かること」とだけ語り東京に戻った。終盤に入り後援会の回転は上向いてきた。「選挙の小沢」の底力が試される。

<世代交代強調>
 「厳しい戦いだが、多くの力を頂き、何とか小選挙区での勝利が見えてきた」。再選を目指す藤原は9日、北上市の街頭演説で言い切った。
 隣でマイクを握ったのは首相安倍晋三。「そろそろ代えた方がいい。若い31歳だ」。安倍はあえて小沢の名前は出さず、世代交代を強調した。
 前回得票は4万8000で小沢との差は3万。今回は強力な援軍が敵陣から現れた。元民主党で小沢とたもとを分かった無所属県議たちだ。
 「小沢さんは岩手のことが頭にあるのか。藤原君はこの2年、頻繁に地元に戻り地域の声を国政に届けた」。反小沢の先頭に立つ県議小田島峰雄は6日、花巻市であった個人演説会で言い放った。
 小田島らは来年の岩手県知事選もにらむ。岩手の政治の「脱小沢」をもくろみ、自民にハッパを掛ける。「最大のチャンスだ。小沢を追い詰める気迫が必要だ」
 「あと少しだ。来てるぞ。総裁としてできることは何でもする」。応援に入った首相安倍は藤原にこう伝えたという。45年間、鉄壁を誇った王国の攻防は横一線のまま最終盤に入る。
 共産党新人の高橋綱記(67)は花巻市議5期の知名度が強み。消費税増税の中止などを訴える。(敬称略)

 ◇岩手4区立候補者
藤原崇31☆党支部長   自前(1)
高橋綱記67 元花巻市議  共新 
小沢一郎72☆党代表    生前(15)
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者

2303チバQ:2014/12/11(木) 07:57:48
http://www.kanaloco.jp/article/81475/cms_id/115785
14神奈川衆院選:注目区を行く〈6区=横浜市保土ケ谷・旭区〉

2014.12.11 03:00:00


(写真はイメージです)


◇自公協力「慣れたもの」

 出馬を告げられたのは、衆院解散の当日だった。11月21日の昼すぎ、民主・三村の電話に着信があった。「6区で立候補を」「午後3時に記者発表する」。電話の主は、党選対委員長の馬淵澄夫。公明・上田と維新・青柳による事実上の一騎打ちとされてきた戦いの構図が、崩れ去った。

 自公勢力に対抗しようと水面下で模索されてきた民主と維新の候補者調整は、解散前日の土壇場で決裂。2区から国替えした三村が参戦し、2年前と同じ民主、第三極、公明、共産が激突する形となった。

 県内唯一の「自公統一候補」として7期目を目指す上田の陣営は、野党の候補者調整が不調に終わったことに「当選ラインが下がる」「(組織が固い)うちにはプラスだ」と胸をなでおろす。ただ、公明の組織票だけでは当選圏内に届かず、「自民票での上積みが必須」とも。自民側は「自公の選挙協力は5回目で慣れたもの。準備万端整えている」と自信をのぞかせ、党の選挙カーを走らせる。

 11月末には首相の安倍晋三がマイクを握り、「上田さんが安倍政権には必要」と自公連携をアピール。公示後も幹事長の谷垣禎一らを次々と投入し、「前回以上に力を入れた支援」(同党市議)を展開している。

 一方、青柳の陣営は、前回の衆院選で民主とみんなが獲得した票を合わせると上田の票を大きく上回っていただけに、心境は複雑だ。「逃げ切ったと思ったが…。三村と無党派層の取り合いになる」

 演説で「しがらみのない青柳でしか改革はできない」としている通り、確固たる支援団体や組織があるわけではない。「前回と同様、空中戦にならざるを得ない」(支援する市議)。

 それでも、国会活動の傍ら精力的に地元行事に顔を出すなどして支持拡大に努めてきた自負もあり、「突然出てきた候補に負けるようなら、この2年間何をやってきたのかということだ」と奮起。「身を切る改革」などを訴え、無党派層への浸透を図っている。

 約3週間の超短期決戦を強いられた三村は、「運動を展開しやすい素地の備わった選挙区」。活動主体を自転車から街宣車に替えるなど、短期間で広範囲をカバーできる効率的な戦法を展開。保土ケ谷区で育ったメリットを生かし、知名度不足の克服に努める。

 過去5回にわたり「民主対公明」の戦いが繰り返されてきた6区は、民主の支持基盤が強い地域でもある。支援する連合神奈川の幹部は「39歳という若さも大きな武器。短期間でも十分勝負になる」と見込んでおり、党本部も代表の海江田万里をはじめ、代表代行、幹事長といった幹部を続々と投入している。「格差のない経済政策」や「将来にツケを残さない政治」を訴え、若年層や無党派層の取り込みに全力を挙げる。

 共産・北谷は憲法9条維持や消費税増税反対を訴え、基礎票の上積みを目指している。

=敬称略

◇6区(横浜市保土ケ谷・旭区)=敬称略、届け出順

青柳陽一郎45☆維 前(1)
三村和也39☆民 元(1)
上田勇56 公 前(6)
北谷真利53 共 新

【名簿の見方】氏名、投票日現在の満年齢、☆は比例代表との重複立候補者、所属党派、前職・元職・新人の別。丸数字は当選回数▽党派の略称は、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党。

2304選挙:2014/12/11(木) 12:00:17
さよなら安倍政権 自民党議員100人落選キャンペーン
URL:http://ouen100.net/

2305名無しさん:2014/12/11(木) 12:38:24
<衆院選>自民が優勢、野党は苦戦 県内終盤情勢
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/12/11/04.html
 14日投開票の第47回衆院選について、埼玉新聞は10日までに共同通信の全国調査に本社取材を加味し終盤情勢を探った。

 全国的に自民先行の傾向が表れる中、埼玉15小選挙区でも13選挙区で自民が優勢。候補者の一本化を図った民主や維新だが、前回2012年衆院選と同様、厳しい戦いを強いられている。

 自民は各年齢層で幅広く支持を集めるほか、無党派層からの支持も堅調。公明の支援を受けるなど総じて安定した選挙戦を展開している。

 激戦区は00年衆院選以降、民主が5連勝している5区(さいたま市大宮区など)。民主幹事長が立つ選挙区で前回民主が唯一勝った「牙城」だが、3期目を目指す自民前職が猛追。横一線の戦いを繰り広げている。自民は安倍晋三首相が応援に入るなど強力なてこ入れを図っている。

 6区(上尾市など)と7区(川越市など)はいずれも先行する自民前職を民主前職が追い上げる展開。1区(さいたま市浦和区など)は自民前職が攻勢に立つ。

 自民前職と維新前職が対決する10区(東松山市など)と14区(三郷市など)はともに保守層を固める自民が優勢。維新は無党派層への訴えを強化し巻き返しを図る。3候補を擁立した次世代は伸び悩んでいる。

 調査では4割前後が投票態度を明らかにしておらず、終盤で情勢が変わる可能性もある。今後の支持固めと無党派層の取り込みが当落の鍵を握りそうだ。

 比例(北関東ブロック)区を主戦場とする公明、共産はともに堅調。公明は目標の「3議席確保」が射程に入った。
 15選挙区に候補者を立て比例票の底上げを図る共産は公示前の比例1議席から2議席獲得の可能性が出ている。比例で1席奪還を目指す社民は苦戦している。

2306チバQ:2014/12/11(木) 21:33:27
>>2248-2256
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110011-n1.html
2014.12.11 09:41
【選挙区終盤情勢】
東海 民主「王国」復活は多難





(1/4ページ)
 《岐阜》

 前回、5選挙区を独占した自民が「保守王国」をより強固にする勢い。結党以来初めて2選挙区で候補者擁立を断念した民主は、苦戦を強いられている。

 女性候補の三つどもえとなった1区は、自民野田が抜群の知名度と組織力を背景に優位に立つ。民主吉田は女性や子育て世代を中心に街頭などで支持を訴えるが、解散翌日の出馬表明で知名度不足は否めない。

 2区は、強固な地盤を持つ自民棚橋が圧倒。3区は、自民武藤が足元を固めてリードし、返り咲きを狙う民主園田は支持固めに懸命。

 4区は、10選を狙う自民金子が強固な後援会組織をバックに安定した戦い。維新今井は選挙協力する民主支持層を取り込みたいが苦戦、街頭活動を中心に無党派層の支持拡大を狙う。

 5区は、自民古屋が先行。民主阿知波は都市部を中心に巻き返しを図る。

 《静岡》

 自民が全8選挙区のうち6選挙区で他候補に大きく差をつけて優勢。前回の結果と同様の構図に落ち着きつつある。

 1区は、自民上川が法相としての公務の合間に地元入りし街頭演説などで支持を集め、民主牧野や維新小池を突き放す。2区の自民井林は前職の実績を訴え、知名度不足が響いている民主松尾を圧倒している。

 3区は自民宮沢が大きく優勢。維新との統一候補となった民主小山は支持を広げられていない。4区は自民望月が環境相の成果を訴えて支持を広げており、民主田村は厳しい戦い。5区の民主細野は候補者の応援で地元を離れがちだが、独走。自民吉川は厳しい。

 6区は民主渡辺が、前回肉薄した自民勝俣を大きく離す。7区は自民城内が独走し、民主松本らを突き放す。8区は自民塩谷が維新源馬らを大きくリードしている。

2307チバQ:2014/12/11(木) 21:33:51
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110011-n3.html
《愛知》

 前回、全15選挙区のうち13選挙区で勝利した自民に勢いがある。「王国」復活を期す民主は維新との選挙協力が整わないまま選挙戦に突入し、苦戦している。

 1区は、自民熊田が小まめに地域を回り、地元商工業者からの支持は強固。追う民主吉田は主婦層からの支持を集める。名古屋市長河村たかしが代表の地域政党「減税日本」から出馬した広沢は厳しい戦い。

 4区は、自民工藤が幅広い年代から支持を集めてややリード。維新牧は古巣の民主支持層にも食い込むが、民主刀禰と票の奪い合いでともに苦戦している。

 9区は、自民長坂が公明支持層にも浸透し先行、民主岡本が猛追する。

 公示直前に民主候補が比例代表に回った12区は、自民青山がリードし、維新重徳が追う。青山は街頭活動や個人演説会を重ねて支持拡大を進め、重徳は無党派層への浸透を図る。

 《三重》

 1区は、11選を目指す自民川崎が盤石。伊賀市などで民主支持層にも浸透している。維新松田は候補者調整で擁立を見送った民主の支持基盤・連合三重に浸透しきれず、維新支持層以外への広がりが課題。共産橋本は厳しい。

 2区は、文部科学相などを務めた民主中川が優勢。自民島田は自民、公明支持層をまとめるが、無党派層への浸透がみられない。共産中野は支持拡大に懸命。

 3区は、民主岡田が本人不在の選挙戦ながら抜群の知名度で支持層をほぼまとめ、自民支持層にも食い込む。自民嶋田、共産釜井は伸び悩んでいる。

 4区は、自民田村が優位な戦いを進め、共産松木は比例票の拡大を図る。5区は、比例代表の重複立候補を辞退して組織を引き締める自民三ツ矢が有利な情勢。民主藤田は苦戦し、共産内藤は党支持層以外の広がりがない。(敬称略)

2308チバQ:2014/12/11(木) 21:34:45
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110013-n1.html
2014.12.11 10:05
【選挙区終盤情勢】
近畿 維新、おひざ元で先行許す





(1/6ページ)
 《滋賀》

 1区は、自民大岡と民主川端が激しく競り合う。大岡は保守層を手堅く固める。知名度で勝る川端は支持母体の連合滋賀をフル稼働させるとともに「反自民」票を取り込み、巻き返しを図る。

 2区は、自民上野が民主田島を一歩リード。上野は長浜市、田島は彦根市と、それぞれの地元を着実に固めており、残る米原市などの票がどちらに流れるかが勝敗のカギを握る。

 3区は、自民武村が優勢。解散間際に出馬を決めた民主小川は態勢が整っていない。小川の後援会長を務める前滋賀県知事の嘉田由紀子が応援に入り、無党派層の上積みを狙う。4区は、「反自民」票が民主や維新に割れ、地元企業などをまとめた自民武藤がやや先行。民主徳永は雇用や子育ての充実を訴え、浮動票を取り込む一方、維新岩永も小まめにスポット演説を行い支持を広げる。

 《京都》

 民主空白区となった1区は、自民伊吹が支持層をまとめて堅調な戦いぶり。共産穀田と維新田坂が追い上げを図っている。民主は候補擁立を見送ったが、田坂は民主支持層に浸透していない。2区は知名度の高い民主前原が先行。自民上中が粘り強く支持層を固めて追い上げている。

 混戦模様の3区は、前回激戦を繰り広げた自民宮崎と民主泉が今回も激しく競り合う展開。共産石村、6区から国替えした維新清水も巻き返しを図っている。4区は返り咲きを狙う民主北神が、前職の自民田中を追走している。

 5区は自民谷垣が党幹事長のため、地元入りはできていないが、高い知名度と実績を前面に押し出し、幅広い支持を集め圧倒している。民主小原は伸び悩んでおり、無党派層の支持獲得に躍起。6区は前回と同様、民主山井と自民安藤が激戦を繰り広げている。

 《大阪》

 前回12選挙区で勝利し、本拠地で圧倒的な強さを見せつけた維新が苦戦を強いられている。

 1区は自民大西と維新井上が接戦を展開。3区は公明佐藤が安定している。4区は自民中山が優位に立ち、維新吉村が追う。女性3人が争う7区は自民渡嘉敷がリード。8区は自民大塚が有利に戦いを進め、維新木下は伸び悩んでいる。

 10区は先行する民主辻元を、維新松浪と自民大隈が猛追。11区は自民佐藤と民主平野が競り合い、維新伊東が続く。12区は自民北川が頭一つ抜け出し、民主樽床が追いかける。13区は自民宗清が先を走り、次世代西野が巻き返しを図る。

 15区は自民竹本が維新浦野を一歩リード。16区は先行する公明北側を民主森山が追う。17区は維新馬場と自民岡下が互角の戦いをしている。19区は先行する自民谷川を維新丸山と民主長安が猛追している。

2309チバQ:2014/12/11(木) 21:35:11
 《兵庫》

 自民、公明が前回獲得した計10議席を死守する勢い。民主、維新はすみ分けを進めたが、厳しい戦い。

 1区は自民盛山が一歩リードし、維新井坂が激しく追う。

 2区は公明赤羽が組織戦で民主向山らを引き離す。3区は自民関が大きく抜け出し、維新新原、民主横畑らが追う展開。4区は保守地盤に支えられた自民藤井が独走。5区は、自民谷が民主支持層も取り込み安定した戦いを見せる。

 6区は自民大串が民主辻らを引き離している。7区は、自民山田が保守系無所属大前との間で予想された自民票分裂の影響も感じさせず大幅にリード。8区は公明中野が牙城を守りきる勢い。9区は自民西村、10区は自民渡海がそれぞれ安定した戦い。

 11区は民主松本を自民頭師らが追う。12区は、自民二階派の支援も受けた無所属山口が優位に立ち、自民県連が支持する無所属戸井田らは苦戦している。

《奈良》

 全4選挙区中、2、3、4区で自民がリードしている。

 1区は地元に張り付き街頭演説やミニ集会を小まめにこなす民主馬淵が優勢となっている。抜群の知名度が強みで、民主支持層や無党派層を手堅く固めた。自民小林は保守層への支持を広げる一方、無党派層への浸透が課題となっている。

 2区は総務相、自民高市が実績を押し出し、大きく水をあけて独走。生活中村は野党共闘を打ち出して追うが、伸び悩む。

 3区は、自民奥野が安定した支持を集めて抜け出している。維新栗原は無党派層の支持拡大に懸命で、一定の浸透をみせているが、出遅れが響き厳しい。

 4区は、自民田野瀬が父良太郎の支持基盤を固め堅調な戦いぶりをみせている。民主大西は懸命に追い上げを図るが、民主支持層のほかに十分な支持が広がっていない。

 《和歌山》

 1区は前回300票の僅差で敗れ雪辱を期す自民門が、今回も民主岸本と激しく競り合う。門は企業・団体などの支持を受けながら、個人演説会なども連日行い、自公支持層を確実に固めている。岸本は民主支持層に浸透し、党より個人を前面に出した活動をこなし、無党派層への食い込みを図る。

 2区は自民石田が自公の支持層を確実にまとめ、優位な戦い。無党派層の取り込みを狙い、街頭活動にも力を入れ、票の上積みを目指している。維新阪口は選挙区を自転車で精力的に回り、無党派層の掘り起こしに躍起。

 3区は自民二階が大きくリード。自公の支持層を固め、擁立を見送った維新支持層の取り込みも狙い、幅広い支持獲得を目指す。党総務会長として他選挙区の自民候補の応援のため本人はほとんど不在の中、陣営が精力的に活動している。(敬称略)

2310チバQ:2014/12/11(木) 21:35:46
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110017-n1.html
2014.12.11 10:06
【選挙区終盤情勢】
中国 12選狙う平沼氏リード





(1/5ページ)
 《鳥取》

 1区は自民石破が抜群の知名度と強固な組織力で盤石。公示後、全国を応援で飛び回り選挙区に入っていないが、保守層の支持は固い。共産塚田は遊説を重ねて無党派層の取り込みを図るが、広がりを欠く。

 2区は自民赤沢が先行し民主湯原が追いかける。赤沢は過去2回、湯原との対決を制した強固な党組織を中心に保守層に浸透。演説会で政権の経済政策に理解を求め、無党派層にも支持拡大を図る。湯原は連合を軸に決起集会などで基礎票を固め、「反自民」票や女性票の取り込みに躍起。

 《島根》

 1、2区ともに自民が優位な戦い。野党は1区で民主、2区に社民の新人が出馬し、両県連が「共闘」態勢で追い上げに懸命だ。

 1区は、自民細田が厚い保守地盤を背景に組織力をフル稼働。参院議員や県議らの支援も受け安定した戦いぶり。民主和田はアベノミクスの弊害を訴え、保守層切り崩しを図るが、無党派層の支持を固めきれていない。2区は、自民竹下が不在がちながら、盤石な支持基盤で優位に組織戦を展開している。社民山本と共産向瀬は支持拡大を図るが、苦しい戦い。

 《岡山》

 1区は10選を狙う自民逢沢が知名度の高さで優位に戦いを進めている。出馬表明が遅れた維新高井は無党派層への支持拡大に懸命。2区は再選を目指す自民山下が先行するが、選挙区議席の奪還を目指す民主津村が追い上げ、激しい選挙戦を展開している。

 3区は次世代平沼が12選へ向けややリード。3回連続で比例復活の自民阿部が追う。4区は自民橋本が公明の手厚い支援を受け先行するが、民主柚木が猛追。5区は自民加藤が圧倒的な強さをみせ、共産美見に大きく水をあけている。

2311チバQ:2014/12/11(木) 21:36:06
 《広島》

 1区は8選を目指す外相の自民岸田が3新人を寄せ付けず盤石。2区は自民平口、3区は自民河井がリードしている。4区は支持層を着実に固めた自民中川を3区から国替えした次世代中丸が追う。5区は公示直前になって民主が出馬を断念。自民寺田が共産尾崎を圧倒する。7区も自民小林がリードを広げている。

 前回、県内で唯一自民が敗北した6区は、無所属亀井と前回比例復活の自民小島が横一線。13選を目指す亀井は今回、初めての無所属での出馬で、影響力の低下を指摘する声もある。

 《山口》

 首相のおひざ元で自民が4議席独占の勢い。

 1区は強固な保守層に支えられる党副総裁の自民高村が盤石。維新高邑は野党共闘を目指すが伸び悩んでいる。2区は県連会長を務める自民岸が安定した戦い。返り咲きを狙う民主平岡は無党派層の支持拡大などに奔走。3区も9選を目指す自民河村が大きくリード。4区は首相の自民安倍が圧倒している。前回同様、本人不在の選挙戦だが、夫人の昭恵が精力的に活動している。次点の約6倍を獲得した前回11万8696票を超える「圧勝」を目指す。(敬称略)

2312チバQ:2014/12/11(木) 21:37:07
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110016-n1.html
2014.12.11 10:07
【選挙区終盤情勢】
四国 定数減で無党派層照準





(1/4ページ)
 《徳島》

 「0増5減」に伴う定数減で1、2区ともに新たな選挙区での戦い。

 1区は、自民後藤田が先行し、民主仁木が追う展開。後藤田、仁木は旧3区で4度対決し、いずれも後藤田が勝利している。両陣営とも大票田の徳島市での浸透と、無党派層の取り込みに懸命だ。共産古田は支持が広がっていない。2区は、9選を目指す自民山口が大きくリードする。支援組織を着実に固め、安定した戦いを見せている。共産久保は支持拡大に奔走するが苦戦を強いられている。

《香川》

 1区は自民平井が先行し、民主小川が追う。平井は支援組織の引き締めを図り自民支持層を固める。小川は精力的な街頭活動で無党派層への浸透に力を入れる。

 2区は民主玉木と自民瀬戸が横一線の戦い。玉木は戸別所得補償制度復活などの農業政策を訴え、保守層へも支持を広げる。瀬戸は連日党幹部らの応援も受け、自民、公明支持層の組織固めを進める。3区は自民大野が防衛庁長官を務めた父功統の地盤を守って優位に立ち、社民高田と共産土岐を引き離す。

 《愛媛》

 1区は、自民塩崎が自民、公明支持層をまとめ安定した戦いを見せる。民主永江は元アナウンサーの知名度を生かし、無党派層に浸透を図るなど追走する。

 2区は、10選を目指す自民村上が地盤を固め優位に立つ。公示直前に出馬表明した維新横山は知名度アップに懸命。無所属西岡は2年間の実績を訴えている。

 3区は、自民白石徹が自民支持層を着実にまとめてリードする。民主白石洋一は無党派層の取り込みに力を入れる。4区は、組織力に支えられた自民山本が先行。民主支持層への浸透を図る次世代桜内が追う。

《高知》

 「0増5減」で高知市を中心に県内を二分する新区割りとなったが、前回3選挙区で議席を独占した自民が新1、2区いずれも優位。1区は、自民中谷が高い知名度を生かし安定した戦い。民主大石は支持層をまとめたが、無党派層への浸透が課題。共産春名は昨年の参院選で党女性候補が善戦した勢いで追っている。2区は、自民山本が前回まで選挙区になかった高知市西部を重点的に回り、支持を固める。民主武内は街頭演説などに力を入れ、無党派層への食い込みに懸命だ。(敬称略)

2313チバQ:2014/12/11(木) 21:37:51
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110019-n1.html

2014.12.11 10:08
【選挙区終盤情勢】
九州 政権批判票 野党食い合い





(1/8ページ)
 《福岡》

 自民が候補を擁立した10選挙区すべてで優位に立つ。民主と維新は県連レベルで推薦し合うが、厳しい戦い。

 1区は民主山本が公認争いによる自民分裂のすきを突いて先行。自民前職ながら無所属で出馬した井上と新開は巻き返しに懸命だ。

 2区は自民鬼木がリードし、民主稲富が追う。3区は自民古賀が安定。4区は自民宮内が先行し、維新河野が浮動票の取り込みを狙う。自民は共産新人と一騎打ちの6区鳩山、7区藤丸、8区麻生が独走。11区も自民武田が抜け出した。
《佐賀》

 1区は自民岩田が一歩リードし、民主原口が追う展開。厚い保守地盤に支えられる岩田は組織力を生かし、大票田の佐賀市などで優位に立つ。元総務相で知名度と実績を持つ原口は無党派層の支持拡大がカギを握りそうだ。

 2区は自民古川が前知事の高い知名度を生かし優勢。「0増5減」で選挙区が広くなったが、旧3区で当選を続けた元自治相の保利耕輔の地盤を中心に支持固めを進める。前回比例復活の民主大串は支持の広がりを欠く。


《長崎》

 1区は3選を狙う自民冨岡が幅広い世代の支持を集めややリード。9選を目指す民主高木は労組を中心に組織票を固め、懸命に追う。

 2区は自民加藤が農業団体を中心に手堅く支援組織を固め、優位に戦いを進めている。民主大久保は伸び悩んでいる。3区は5選を目指す自民谷川が盤石。5人が争う4区は6選を狙う自民北村が安定感を増している。民主宮島は保守層への食い込みを強化するが、支持は広がっていない。

 《熊本》

 民主が全県で候補者擁立を断念し、自民が3選挙区で優位に立つ。1区は自民木原と維新松野が接戦。木原は自民支持層に加え、公明支持層も固める。松野は県連の支持を受ける古巣の民主支持層もまとめ、野党共闘で浸透を図る。

 2区は自民野田が幅広い支持を集め、3区も自民坂本が盤石。4区は、自民、民主の公認候補がいない異例の選挙区。自民県議が担ぐ次世代園田が安定した戦い。5区は自民金子が大きくリードしている。

2314チバQ:2014/12/11(木) 21:38:22
《大分》

 1区は再選を目指す自民穴見がリードし、雪辱を期す民主吉良が追う展開。穴見は公明票をおさえ、保守票の上積みを図る。社民の後押しを受ける吉良は政権批判票の結集に奔走するなど巻き返しに懸命だ。

 2区は自民衛藤が選挙区内でまんべんなく浸透し安定した戦い。前回比例復活した社民吉川は労組票を中心に支持拡大を図るが、苦戦を強いられている。

 3区は7選を狙う自民岩屋が足場を固め大きくリードしている。民主浦野は支持に広がりを欠き厳しい。

《宮崎》

 自民が前回に引き続き全3選挙区を独占する勢い。1区は自民武井が公明支持層もまとめ優位。維新外山は無党派層への浸透を図るが、思うように支持は広がっていない。民主村尾は知名度不足が否めず、厳しい。

 2区は5選を目指す自民江藤が無党派層にも浸透して安定した戦いを見せる。共産吉田は政権批判票の取り込みを狙うが、伸び悩んでいる。3区は自民古川が強固な後援会組織と知名度を背景に幅広く支持を集め盤石。共産来住は他党の支持層に浸透できていない。

 《鹿児島》

 1区は、自民保岡が幅広い年代の支持を取り込み先行する。民主川内と維新山之内は野党競合で政権批判票を食い合い苦戦。2区は、自民金子が共産祝迫に大きく水をあけている。

 3区は、前回、国民新公認で当選した無所属野間と自民宮路が横一線の戦い。野間は民主、維新支持層にも食い込み支持を拡大。宮路は父親の地盤を引き継いだが、自民支持層をまとめきれていない。4区は、無党派層の支持でも優位な自民小里が、社民野呂らを突き放す。5区は、自民森山が安定した戦いぶり。

 《沖縄》

 三つどもえの1区は自民国場が一歩リードし、街宣で浮動票を開拓。赤嶺は共産色を弱めて支持拡大を狙う。維新下地は出遅れた。

 一騎打ちの2区は社民照屋が一部保守層にも食い込み、安定した戦い。自民宮崎は会合などで丁寧に政策を訴え、追い上げを図る。

 3区は生活玉城が優位に選挙戦を進め、無党派層にも支持を広げる。自民比嘉は推薦を得た公明の支持層を固め、巻き返しを期す。

 4区は知名度を強みに自民西銘がやや優勢な展開。追う無所属仲里は新知事の翁長雄志の支援を受けて知名度アップに躍起だ。(敬称略)

2315チバQ:2014/12/11(木) 21:57:31
http://www.asahi.com/articles/ASGD943HWGD9OIPE014.html
「地方創生」過疎地の嘆き 政策見えない、候補者来ない
岡戸佑樹、増田勇介2014年12月11日17時42分
]
 安倍政権が打ち出した地方創生。疲弊する地方の活性化策を訴えるが、衆院選で議論は低調のままだ。過疎に悩む山村や離島を訪ねた。

■未成年のいない集落

 国指定の重要無形民俗文化財「花祭」が伝わる、愛知県東栄町の足込(あしこめ)地区。山間地に約100人が暮らすが、子どもは一人もいない。

 「小学校がなくなって子どももいなくなって。地域の元気が失われていく気がして、寂しいね」。区長を務める井筒賢二さん(68)は話す。かつてあった小学校は、1990年に閉校。この春、高校を卒業した2人が離れたことで、地区から未成年がいなくなった。

 町は2年前、改修した空き家を貸す事業を始めた。これまで5世帯24人が移り住んだが、すべて足込以外の地域だ。町の企画課長として移住政策に取り組み、足込に住む伊藤克明さん(56)は言う。「祭りは子どもがいるからこそ盛大にやってこれた。若い世帯に来てもらい、何とか伝統をつないでいかないと」

2316チバQ:2014/12/11(木) 21:58:09
http://www.asahi.com/articles/ASGD93G78GD9PTIL006.html
公明と共産の一騎打ち、関西の3選挙区 有権者に戸惑い
西山良太、山中由睦、上田真由美2014年12月11日13時13分
 突然の衆院解散・総選挙で候補者がそろわず、全国295の選挙区で少数対決が目立っている。とりわけ大阪、兵庫の計3選挙区では、公明党と共産党による一騎打ちの構図が生まれた。こうした構図は、現行の小選挙区比例代表並立制のもとでは初めて。両党の陣営は支持層以外への働きかけを強めるが、有権者には戸惑いもにじむ。

特集:2014衆院選
 大阪市南西部の大正、住吉、住之江、西成の各区が入る大阪3区は、公明前職の佐藤茂樹氏(55)と共産新顔の渡部結氏(33)の2人が対決する。

 公示直後の4日、西成区役所前。自民党総裁の安倍晋三首相が「自民、公明の統一候補だ」と叫び、自民推薦候補の佐藤氏の手を高々と掲げた。見守っていた陣営幹部は「保守層に深く浸透できたはずだ」と語る。佐藤氏の選挙ビラには、首相の顔写真が「佐藤さんと一緒に」という吹き出し付きで載っている。

 公示翌日の3日、住之江、西成両区境にある市営地下鉄玉出駅前。共産党の山下芳生書記局長は「3党合意で消費増税を進めた自民、公明、民主の責任は極めて重い」と訴え、維新の党についても「自民の応援団。大阪から退場の審判を下そう」と指弾した。渡部氏の陣営は他の主要政党をまとめて批判する戦略だ。

 「常勝関西」を誇る近畿の中でも大阪3区は公明党が国政に進出した際の拠点があり、「源流の地」と位置づけられている。現行制度になった1996年以降、過去6回は毎回3〜4人の候補が争い、民主党が政権交代を果たした2009年以外は公明党(新進党時代を含む)が議席を守ってきた。今回、維新の橋下徹代表が立候補を検討したが見送り。4回続けて公明、共産両党と戦った民主党も擁立しなかった。

 淀川区など大阪市北部の大阪5区では、公明前職の国重徹氏(40)と共産新顔の石井美鈴氏(50)がぶつかる。国重氏の陣営は、公示前まで首相と握手したポスターを自民党支持者の家に貼っていた。一方、石井陣営は民主党に近い労働組合にも足を運ぶ。「協力」は取り付けられなかったが、パンフレットは受け取ってもらっているという。

 ほかに兵庫県尼崎市の兵庫8区も公明、共産両党の候補者だけが激突する。

 公明党は自民党支持層の取り込みを目指し、共産党は政権批判票の「受け皿」として存在感を発揮したい思惑がある。だが、衆院の公示前勢力では自民1強体制の中で第4、第6政党にとどまる。他党の支持層や無党派層は分厚く、投票所で公認候補の名前を書いてもらうのは難題だ。

 前回の12年衆院選では、大阪府内の小選挙区で白票も含めた無効票の割合は4・6%。ただ、公明、共産両党に民主党も加えた三つどもえになった大阪3区と5区はともに10%超と突出した。公明陣営の関係者は「(維新などの)第三極ブームの中で受け皿になりきれなかった」と振り返る。

 有権者は複雑だ。

 西成区に住む無職男性(66)は「公明党は自民党にすり寄りすぎ。共産党も公約を実現できるか疑問だ。維新や民主党はなぜ静観したのか」とこぼす。淀川区の会社員女性(35)は投票先に悩んでいる。「真剣に選びたいが、あまりに選択肢が少なすぎる」(西山良太、山中由睦、上田真由美)

     ◇

 《加藤秀治郎・東洋大教授(政治学)の話》 与党と共産党が一騎打ちになる構図が増えたことは、野党の準備不足の表れだ。野党は再編にもたつきすぎた。有権者に選択肢を与えるのが役割なのに、民主党は前回の大敗をひきずり、維新の党も勢いがなく、擁立段階で萎縮してしまった。このタイミングで衆院を解散した安倍晋三首相の思惑通りでもある。特に「公・共対決区」は今回の象徴的選挙区と言えるだろう。

2317チバQ:2014/12/11(木) 22:02:27
本文「坂本」になってるけど本当は坂元
坂元大輔
http://www.narinari.com/Nd/20141229240.html
偽デーモン小暮の選挙応援謝罪、次世代の党候補の選挙活動に閣下怒る。
2014/12/11 18:13 Written by Narinari.com編集部
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広島7区から立候補している次世代の党・坂本大輔候補が12月11日、タレントのデーモン小暮閣下の“ニセモノ”を選挙活動に参加させ、問題となっていた件について、自身のTwitterアカウントで謝罪した。


この問題は、10日午後、坂本候補の選挙カーに閣下風の人物が乗り込み、手を振っている写真がTwitterに投稿され、発覚したもの。少し離れた場所から撮られたその写真は、何も知らない人が見れば、デーモン小暮閣下本人と誤認してもおかしくないレベルの“ニセモノ”だ。

その事実を知った閣下は、公式ブログで「吾輩は、今回の衆議院議員選挙において、どこかの候補者の選挙カーに乗るようなことはしていない。吾輩には無断で行われた」と、本人ではないことを明言。

さらに「吾輩のところには『○○さんを支援しているのですか?』という問い合わせがたくさん来ている」「その人物の事務所にこの件で問い合わせをすると電話口の相手は、『何が悪いんですか?』という対応をした。不快で迷惑な話だ」「今後のあらゆる喧伝活動(本日も含める)において再び同じようなことが起こった場合、必ず『それなりの措置』を講じる所存である。首を洗って待っていてもらいたい」と怒りをつづっていた。

こうした事態を受け、坂本候補はTwitterを更新。「【12/10(水)街頭演説の件で】私の支援者が『デーモン閣下』のコスプレをして街宣活動に参加した件で、ご本人はじめ関係者の方々にご迷惑をおかけしたこと心からお詫び致します。ご本人ではないと告知しておりましたが、大変軽率な判断だったと深く反省しております」と謝罪した。

そして「ご本人への直接謝罪を含め、今後の対応については関係者と協議しております」としている。

2318チバQ:2014/12/11(木) 22:04:45
http://www.asahi.com/articles/ASGDB4CJ6GDBULZU006.html
民主幹部、地元で必死の防戦 自民攻勢、首相ら応援続々
河原夏季 河村克兵2014年12月11日15時40分
 14日投開票の衆院選で、民主党の幹部が激戦を繰り広げている。公示後は応援で全国行脚してきたが、ここに来て地元に入る時間を増やし始めた。自民は「最重点区」と位置付け、安倍晋三首相らが揺さぶりをかける。

■自民、合言葉は「大宮に立ち寄れ」

 「なんといっても相手は幹事長。演説は冴(さ)えるが、果たして結果が出たのか」

 9日、さいたま市のJR大宮駅前に立った安倍晋三首相は、埼玉5区の自民前職、牧原秀樹氏(43)の横で熱弁をふるった。8選をめざす民主党幹事長、枝野幸男氏(50)との接戦を意識し、「横一線」と4回繰り返した。

 5区は枝野氏が21年にわたり守ってきた地盤。前回選挙で、牧原氏は枝野氏に9400票差まで迫った。

 自民は今回、5区を「最重点区」に指定した。「大宮に立ち寄れ」が合言葉。公示前後から菅義偉官房長官や石破茂地方創生相らを投入。牧原陣営は4度目の挑戦で「今度こそ大金星を」と士気が上がる。

 首相は自身のフェイスブックで「是非皆様のご協力をお願い致します」とSNSで牧原氏への支持を拡散するよう呼びかける入れ込みようだ。

 枝野陣営の危機感はかつてなく高い。報道各社の序盤調査で自民優勢が伝えられると、地元入りの日程を増やした。

 「おはようございます。枝野本人です」。11日早朝、枝野氏は京都へ遊説に向かう前に大宮駅前で30分、頭を下げ続けた。

 8、10日も全国遊説に出かける前の早朝、駅頭に立った。演説では「雇用が増えたといばっているが、正社員の数は減っている」と政権批判に力を入れる。

 岡田克也代表代行や蓮舫参院議員らの応援も積極的に受け入れる。過去7回の選挙にはなかった光景だ。「党本部の危機感の表れ」と陣営も気をもむ。

 共産新顔の山本悠子氏(62)は、原発再稼働ストップなどを訴えている。(河原夏季)

■民主・海江田氏、最終盤の地元入りを相談

 「久しぶりです」。東京1区の民主前職、海江田万里氏(65)は9日、新宿区の下落合駅前でマイクを握った。公示8日目にして、自分の選挙区に初めて丸1日張り付いた。「安倍政権にノーと言える勢力をつくりたい」。港区へ選挙カーを走らせ、街頭で訴えた。

 公示後、党代表として北海道や九州を回る。陣営幹部は「本人不在の初の選挙。本人の握手で票を増やす時間がない」と焦る。過去6回の衆院選で、小選挙区では3勝3敗。最終盤も地元入りできるよう党本部と相談し始めた。

 前回、海江田氏に約1100票差で競り勝った自民前職の山田美樹氏(40)は「絶対に東京1区を野党に渡してはならない」と訴える。公示前に安倍晋三首相や菅義偉官房長官が入り、公示後も谷垣禎一幹事長らが駆けつけた。自民都連は、安倍首相の再度の選挙区入りを調整している。

 共産新顔の冨田直樹氏(38)は集団的自衛権行使反対などを掲げ、次世代新顔の渡辺徹氏(36)は規制緩和などを訴える。諸派新顔の又吉光雄氏(70)、無所属新顔の野崎孝信氏(27)も立候補している。(河村克兵)

2319チバQ:2014/12/11(木) 22:06:07
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141211/plt1412111140001-n1.htm
【激突!!師走決戦】ピンチの海江田氏、反安倍絶叫 自民大物の“工作”に「嫌がらせだ」 東京1区 (1/2ページ)
2014.12.11


《表の見方》 △は「優勢」、▼は「あと一息」。(本紙分析)。※自=自民党、民=民主党、共=共産党、次=次世代の党、諸=諸派、無=無所属【拡大】


 民主党の海江田万里代表が、絶体絶命のピンチに立たされている。野党第1党のトップとして負けられない戦いだが、自民党前職に先行されているのだ。安倍晋三首相(自民党総裁)ら与党幹部が「敵将討ち取りのチャンス」とばかり、続々と選挙区入りする現状に、「嫌がらせだ」と弱音も。寒空の下、絶叫演説で反転攻勢を図ろうとしているが…。

 「自民党に負けちゃダメだ。安倍さんに負けちゃダメだ。こういう声を多くの方々から頂きました。ぜひ、この声をさらに大きくしていかなければいけない」

 赤いダウンジャケットを着こんだ海江田氏は9日午後、JR品川駅前(東京都港区)でこう訴えた。党代表として民主党候補を応援するために全国を飛び回っているが、過密日程を押してでも地元入りしたのは強い危機感の表れだ。

 前回の2012年衆院選では、自民党新人だった山田美樹氏に1134票差で敗れ、比例復活で救われた。今回も“宿敵”に先行を許す苦しい展開となっており、「時間を見つけては、早朝に選挙区内の駅前でゲリラ的に街頭演説を繰り返している」(事務所関係者)。

 9日午後の演説では、投開票前の心境について「まな板の上の鯉」と、弱気とも、負け覚悟とも取れる発言もあったが、約5時間後、JR四ツ谷駅前(新宿区)に現れたときには、テンションを一変させていた。

 集まった約300人の聴衆の拍手や声援に勇気づけられたのか、「私の心は燃えています。ちっとも寒さを感じません。ものすごくやる気になっています!」と絶叫調で語りかけ、「海江田万里、極めて元気であります。意気軒高であります」「安倍政権の暴走を許さない! 横暴を許さない!」などと戦闘モードをアピールしたのだ。

 ただ、「寒くない」という言葉とは裏腹に、ダウンジャケットを決して脱がないチグハグさも見せた。そして、「1票は比例区で民主党と、1票は海江田万里とお書きいただきたい」と哀願するように訴えていた。

 自民党では公示前から、安倍首相をはじめ、菅義偉官房長官、谷垣禎一幹事長、かつて東京1区を地盤としていた与謝野馨元財務相ら幹部や有力者が続々と山田氏の応援に入る“頂上作戦”を展開している。批判ばかりで具体的な対案を示さない民主党代表の追い落としを狙っている。

 演説終了後、記者団の取材に応じた海江田氏は、自民党のこうした選挙戦略について、「あんなのは戦略とはいえない。嫌がらせですよ」と吐き捨てた。厳しい選挙戦を「戦いはいつも厳しい。楽な戦いなんて1回もない」とも語っていたが、勝算はあるのか。 (安里洋輔)

2320チバQ:2014/12/11(木) 22:07:51
http://www.asahi.com/articles/DA3S11500782.html
(2014衆院選)民・維、砂上の一本化 愛知12区・山梨1区
2014年12月11日05時00分
■愛知12区 連合反発「地域の実情無視」

 「自民党は政治家や官僚に甘い。民主党政権の方が、生活者の感覚に寄り添っていた」

 愛知12区の維新前職、重徳和彦氏は8日昼、愛知県岡崎市で選挙カーから訴えた。民主支持層を意識し、そばでは「野党統一候補」「維新 民主 一本化」と記された旗がはためく。

 だが「一本化」の実態は――。公示前日の今月1日、同区で選挙準備を進めていた民主前職、中根康浩氏のもとを野党間の選挙区調整を担当する同党の岡田克也代表代行が訪れた。

 「ここで民主が譲らなければ、今までの野党間調整はすべて白紙になる」

 岡田氏は中根氏に、同区で立候補せず、比例東海ブロックへの転出を求めた。前回衆院選は自民新顔の青山周平氏が当選したが、2位の中根氏、3位の重徳氏の合計得票は青山氏を大きく上回った。

 今回、野党第1党の民主と第2党の維新は、選挙区での共倒れを避けようと調整。30ほどあった競合区は21まで減った。

 中根氏は比例区転出を受け入れたが、「この選挙区は民主に一本化してこそ効果が出る」と納得していない。同区内は自動車産業が盛んで、高い集票力を誇る連合愛知の動向が勝敗のカギを握る。連合は「地域の実情を無視した決定だ」と反発。自主投票を決めた。

 火に油を注ぐ出来事もあった。維新の橋下徹共同代表は3日、同市内の演説で「民主党は自分たちの給料カットも、議員削減もやらなかった。身を切る改革は絶対できない」と民主批判を展開。「融合」への糸口は見つからない。重徳氏は「これでは何のための一本化か」とため息をつく。

 重徳氏の演説を7日に聞いた同市の猪股文子さん(70)は「民主が出ないのは驚いた。選ぶ側としては、いろんな党から出た方がいいと思う」と話す。

 一方、青山氏の選対幹部は8日、決起集会で「敵は野合した。油断も隙も無い」と批判した。

 同区では共産新顔の牧野次郎氏も議席獲得を目指している。

 ◇愛知12区の候補者(届け出順)

牧野次郎 56 党地区常任委員  共新

重徳和彦 43 〈元〉総務省職員 維前(1)[比]

青山周平 37 〈元〉幼稚園長  自前(1)[比]

2321チバQ:2014/12/11(木) 22:08:08
■山梨1区 「存在感示すため」割り切り

 山梨県昭和町で6日にあった山梨1区の民主前職、中島克仁氏の個人演説会。維新の甲府市議が訴えた。

 「自民党をストップさせないといけない。維新は中島さんを支持させていただくことになった。もう一回、国会に送ろうじゃないですか」。大きな拍手。民主、維新の「雪解け」の演出は上々に終わった。

 同区では中島氏と維新前職で当選7回の小沢鋭仁国会議員団幹事長が競合していた。だが公示前日、急きょ小沢氏の比例近畿ブロックへの転出が決まった。

 小沢氏は「橋下共同代表から提案があった。断腸の極みだが、野党共闘の観点からは大いなる効果がある」と表明。民主の県連顧問、輿石東参院副議長は、維新の県総支部代表代行、小野次郎幹事長代理と協議し、公示当日に維新が中島氏を支持することを決定した。

 小野氏は「維新の支持者には民主支援に抵抗がある人もいるが、当選に向け側面支援になると判断した」。すでに支持者に中島氏への支持を訴えていた。

 中島氏の演説会に参加した笛吹市の団体役員の男性(57)は「自民に勝つためには野党が結集するしかない」と理解を示す。

 一方、こうした選挙区での協力は、「打倒自民」で一致した急ごしらえで、選挙後の両党の連携につながるかは不透明だ。両党は11月、共闘の環境作りのため、国会議員の定数削減や地方分権など5項目の共通政策を発表。だが原発や集団的自衛権の行使容認などには踏み込まなかった。

 連合山梨の幹部は「(反労組の)維新と政策で一致するわけがない。非自民でまとまっているだけだ」と打ち明ける。維新幹部も「民主の選挙を通じて維新の存在感を打ち出すことが目的」と割り切る。

 中島氏の演説会から2時間後、同じ建物で自民前職の宮川典子氏が「民主にこの山梨1区の議席を明け渡すわけにはいかない」と演説。

 共産新顔、遠藤昭子氏の陣営は「民主、維新の共闘で自共対決がより鮮明になった」と意気込む。

 (相原亮、渡辺哲哉)

 ◇山梨1区の候補者(届け出順)

中島克仁 47 診療所院長     民前(1)[比]

遠藤昭子 63 党地区副委員長   共新   [比]

宮川典子 35 〈元〉私立中高教諭 自前(1)[比]

2322チバQ:2014/12/11(木) 22:08:45
http://www.asahi.com/articles/DA3S11492417.html?iref=reca
(2014衆院選)北海道1区・愛知5区 民主、かつての「王国」は今
2014年12月6日05時00分
 ■北海道1区 有権者の厳しい目「残る」

 かつての「王国」にも危機感が迫る。今冬一番の冷え込みだった5日早朝。札幌市中央区の駅前で、北海道1区の民主前職・横路孝弘氏はマイクを握った。

 「北海道の私たちにとって、ガソリンと灯油はなくてはならないもの。なのに円安で値段は下がらない。アベノミクスは失敗した」

 北海道知事や衆院議長を歴任した横路氏だが、前回は猛烈な逆風が吹き、約6千票差で自民新顔の船橋利実氏に敗れた。選挙区での敗北は初めてで、比例区で復活当選したものの、民主党は道内12選挙区で全敗。09年の11勝から一変した。

 5日に北海道入りした民主党の海江田万里代表は「北海道は民主党の金城湯池」と述べ、横路氏の勝利が「民主王国」の復活につながるとみる。

 当選11回を重ねる横路氏の陣営は「相手は船橋氏個人ではない。自民党だ」とし、地方に恩恵が薄いと言われるアベノミクス批判に力点を置く。前回は争った鈴木宗男氏が率いる地域政党「新党大地」と協力し、鈴木氏や歌手・松山千春氏の応援も調整している。

 北海道は9月の消費者物価指数が105と、全国平均の103・5を上回る。北海道電力は今年11月に再値上げをした。11月の灯油の平均価格は1リットルあたり約102円。最近少し値下がりしたが、2年前より12円も高い。

 横路氏は「有権者の反応は悪くない」と話すが、支援する連合北海道幹部は「難しいのは、アベノミクスが道半ばなのか、失策なのか。我々は失策と言っているが、有権者はまだ判別がついていない」。

 別の不安要素もある。この日、横路氏が演説したスーパーに来た同市のパート高橋敬子さん(70)は「アベノミクス効果があるかよく分からない」と言う一方、民主党について「前回選挙から2年しか経っておらず、若干不安はある」。有権者の厳しい見方について、横路氏は「少し残っている」と認めつつ、「民主にお灸(きゅう)を据えすぎたと思っているのではないか」とも期待する。

 一方、自民党の船橋氏の陣営は「相手は民主党ではない。知名度の高い横路氏だ」と強調する。

 5日夕、同市中心部に安倍晋三首相を迎えた船橋氏は「札幌の景気を良くする。札幌の雇用を増やす。新しい政治の流れを止めるわけにいかない」と訴えた。安倍氏は「2年前、横綱から見事金星を挙げた。この町を変えようという皆さんの思いが強くあった」と称賛。さらに「北海道では高卒の就職内定率が13%上がった」と、アベノミクスの実績を紹介した。円安対策にも言及。今後、船橋氏のもとには麻生太郎財務相ら幹部が応援に入る。両陣営が注目するのは、2年前に維新と大地の候補者が得た計9万票の行方だ。

 問われているのはアベノミクスか、政権運営能力か。同区では、共産新顔の野呂田博之氏も「円安などで経済が落ち込んでいる」と訴え、取り込みを図る。他に無所属の飯田佳宏氏も立候補している。

 ◇北海道1区の候補者(届け出順)

横路孝弘  73 〈元〉衆院議長   民前(11)[比]

野呂田博之 56 党道委員      共新

船橋利実  54 〈元〉道議     自前(1) [比]

飯田佳宏  41 〈元〉衆院議員秘書 無新

2323チバQ:2014/12/11(木) 22:09:01
■愛知5区 応援要請断り地元に集中

 「王国の危機感」は西にも広がる。3日午後、名古屋市中川区の下町にあるスーパーで、民主前職で前衆院副議長の赤松広隆氏はアベノミクスを批判した。「このスーパーが安くても、パンやバターの値段がどんどん上がっている」

 2年前、名古屋市のターミナル・JR名古屋駅を抱える愛知5区で、赤松氏は自民新顔に競り負けた。労働組合の集票力を背景に西の「民主王国」と言われた愛知県全体でも09年の15選挙区全勝から一転、2勝だけ。今回、赤松氏は仲間からの応援要請をすべて断り、地元に張り付く。

 一方の自民党。同日夕の名古屋駅前での街頭演説に菅義偉官房長官が応援に。2期目を狙う自民前職の神田憲次氏は声を張り上げた。「名古屋に垂れ込めていた暗雲を取り払ったのがアベノミクスだ」

 製造業の盛んな愛知県は、円安の風に乗り、景気は好調。10月の有効求人倍率は、全国2位の1・50倍。高卒の就職内定率は10月末時点で86%で、内定者数の伸び率は過去10年で2番目だ。トヨタは15年3月期の純利益が過去最高の2兆円に達する見込み。駅の周囲は2027年のリニア中央新幹線開業をにらみ、開発ラッシュに沸く。

 こうした地域事情は、赤松氏のアベノミクス批判にも影響する。トヨタ系の企業に勤める人も少なくないため、赤松氏は「大企業優遇ばかりを指摘するわけにいかない」(陣営幹部)。このため円安による物価高などに焦点を当てる。このほか、共産新顔の藤井博樹氏、次世代の安田庄一氏も議席をうかがう。(相原亮)

 ◇愛知5区の候補者(届け出順)

藤井博樹 37 党准県委員     共新

赤松広隆 66 〈元〉衆院副議長  民前(8)[比]

神田憲次 51 税理士       自前(1)[比]

安田庄一 47 貿易会社顧問    次新   [比]

2324チバQ:2014/12/11(木) 22:11:42
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141211_21025.html
<衆院選>選挙区独占へ 自民が1区援護に力

 衆院選で、青森県内の自民党候補者らが青森1区の援護に力を注いでいる。県内1〜4区で再び独占状態を築こうと、支援の態勢を敷く。圧勝することで他党の勢力を抑え、来年4月に控える県議選、6月の知事選に向けて勢いを付けようと懸命だ。

 防衛相で2区の前議員江渡聡徳候補(59)が10日、1区の前議員津島淳候補(48)を応援するため五所川原市に入った。江渡氏は「温かいご支援を賜りたい」と有権者らに訴えた。重責を担い、なかなか地元の選挙区に入れないが、全区制覇を目指し労を惜しまない。

 選対本部長として全員当選を掲げる3区の前議員大島理森候補(68)も衆院解散直後の11月23日、青森市の繁華街でマイクを握った。演説後、津島氏に耳打ちした。「集まった人と握手したか」。より多くの市民に接するよう助言した。

 県連幹部は「当選はまだ1回。無党派層が多く自民候補が対立候補に敗れる1区現象が起きかねない地域だからこそ、バックアップは必要だ」と説明する。
 民主党が大勝し、政権交代した2009年の前々回、自民は県内で1区のみ議席を逃した。津島氏は今回、「一般的に、2期目は大変厳しい選挙になると言われている」と自認する。1区に勢力を集中する自民の方針は、解散風が吹き始めた当初から定まっていた。

 4選出馬表明のタイミングを計っていた三村申吾知事は11月13日、東京都内で県選出の党国会議員7人と会談し、支援を求めた。三村氏はこの際、衆院選があった場合は1区の応援に力を入れるよう要請されている。
 その三村氏は6、7日、1区内を回り、与党候補への支持を求めた。県連幹部は「対立候補の比例復活を許さず、巻き返す力をそいでおけば統一地方選、知事選でも優位に戦える」と解説する。

 共助の仕組みが張り巡らされた自民の組織力に立ち向かう維新新人升田世喜男候補(57)の陣営は「巨大な象を倒すには非自民の結集しかない」と強調。民主、社民両党と連合青森の協力を得て票の上積みを図る。

 共産新人の吉俣洋候補(40)は支援組織を回り、きめ細かい街頭演説で消費税増税の中止などを訴えている。

【青森1区立候補者】
津島淳48☆自(額)前(1)
吉俣洋40 共 新 
升田世喜男57☆維 新 


2014年12月11日木曜日

2325チバQ:2014/12/11(木) 22:12:16
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141211_04.html
<衆院選>達増流一変、全方位 小沢氏と一線?


「いわて復興塾」後の懇談会で乾杯する達増知事=7日、盛岡市のホテル
◎岩手県知事選へ「県民党」色濃く

 達増拓也岩手県知事が衆院選をめぐり、沈黙を保っている。過去の国政選挙では一貫して小沢一郎生活の党代表が率いた政党を支援してきたが、今回は動いていない。衆院解散直前、来年秋に予定される知事選に3選立候補する意向を表明。政党と一線を画す「県民党」を掲げた。自身の立ち位置をめぐる駆け引きに、機先を制する狙いにも映る。

 4日の県議会12月定例会一般質問で、自民党県議が「知事は県民党をうたうが、実態は違うのではないか」とただした。
 達増知事は「二十数年ぶりに国政選挙の公示日に選挙活動をしなかった。党派に関係なく対応している」と答弁。自民党陣営から第一声に招かれたことも明かし「都合がつかないというメッセージを送り、読まれたと聞いている」と全方位を強調した。
 知事は過去の国政選挙で「親は裏切れない」と小沢氏と行動を共にしてきた。今回は180度転換とも取れる県民党を掲げ、距離を置いた形だ。
 10日の定例記者会見でも「誰かの応援マイクを持つとか、選挙運動する予定はないし、するつもりもない」と強調。「(岩手選出の)前議員8人以上に増えればいい」とも語った。
 候補者と握手する場面があったのは公示前の11月29日だけ。2区に立った生活前議員の政治資金パーティーに出席し、エールを送った。知事は「解散前から決まっていた親睦の会。普段から公明党のパーティーにも招かれ出ている。都合がつけば出る」とあくまで中立をにじませる。
 小沢氏は6、7日に地元の岩手4区に入ったが、知事が動くことはなかった。代わりに花巻市内の街頭演説では、聴衆の中に知事の妻陽子さんの姿があった。「達増です。よろしくお願いします」と小沢氏への支持を呼び掛けた。
 翌7日、知事が塾長の勉強会「いわて復興塾」の最終回があった。終了後の懇親会には支持者を含む約120人が参加。中締め役が知事を壇上に招き「頑張ろう」コールを仕切る一幕もあった。
 表看板を「県民党」に掛け替えた達増流。衆院選を経て県政界の潮流変化にどう対応するかも焦点となる。


2014年12月11日木曜日

2326チバQ:2014/12/11(木) 22:13:24
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141211_01.html
<衆院選>山形2区 民VS自 総力戦の様相


「アベノミクス効果を山形に広げる」と訴えた稲田氏=9日、米沢市

「アベノミクスは格差を広げる」と批判する野田氏=9日、米沢市
 衆院選(14日投開票)山形2区は自民、民主両党の前議員が競り合ったまま最終盤を迎え、党を挙げた総力戦の様相を呈してきた。連日、両党の幹部が応援に駆け付け、大票田の米沢市を中心にてこ入れする。「小選挙区で勝つ」が至上命令の両陣営。雪が降り積もる極寒の地で、負けられない戦いが熱を帯びる。

◎鈴木陣営「負けない」意気込む/近藤陣営「首相の暴走止める」

 米沢市中心部、上杉神社に隣接した伝国の杜。9日夜、自民党前議員鈴木憲和候補(32)の個人演説会で、稲田朋美党政調会長が声を張った。
 「アベノミクス効果が山形でも実感できるよう取り組む。民主も威信を懸けて戦っており、負けるわけにはいかない」

 前回2012年、鈴木氏は10万票を獲得し初陣を飾った。だが、民主党への大逆風が吹いた選挙で、同党前議員の近藤洋介候補(49)に1万8000票差まで迫られ、比例東北で復活を許した。
 自民は「今回が勝負の選挙」と意気込む。公示翌日の3日、谷垣禎一党幹事長が寒河江市に入り、4日は小泉進次郎復興政務官が尾花沢市に駆け付け、ふぶく街頭で「党の顔」が支持を訴えた。全国的に自民の優勢が伝えられる中、鈴木氏が激戦を余儀なくされた要因は、農家を直撃した米価下落にほかならない。
 遠藤利明党県連会長は8日、選挙協力する公明党比例候補を伴い、2区を駆け巡った。村山市では農業者を集め、鈴木氏に代わり、与党の米価安定策を丁寧に説明した。
 「私はこんな所で、2回目(の選挙)で負けてなんかいられない」

 鈴木氏は8日夜、尾花沢市の個人演説会で悲壮感を漂わせた。「アベノミクスがどうこう…。そんな事はもうどうでもいい。前回の10万票が増えるか減るかの戦いだ」と感情をむき出しにした。

 対する近藤氏。9日夜、伝国の杜から約1.5キロのホールで、鈴木氏と時同じく総決起大会を開いた。応援に駆け付けたのは野田佳彦前首相だ。
 「大企業と中小企業の格差を広げるのがアベノミクスの本質。上から目線の自民か、国民生活を下支えする民主か。立ち位置は決定的に違う」

 前回の雪辱に燃える近藤氏。公示直前、枝野幸男党幹事長は「一日も早く抜け出し、その力を波及させてほしい」と期待したが、情勢は違った。むしろ近藤氏が応援をもらう苦しい展開が続く。

 安住淳党国対委員長代理が6日に4カ所で遊説したのに続き、8日は岡田克也党代表代行が大石田町、村山市の個人演説会で声をからした。11日は玄葉光一郎選対副本部長も応援に駆け付ける。

 支持母体の連合山形も「2区シフト」を鮮明にする。大泉敏男会長が個人演説会で積極的に弁士を務めるほか、傘下労組幹部らが陣営に張り付き、集票にフル回転する。それでも、連合山形のある幹部の表情はさえない。「民主党政権の悪い記憶が消えないのだろう。いくら訴えても浸透が鈍い。経験したことのない選挙だ」と明かす。
 近藤氏は総決起大会で集団的自衛権の行使を懸念した元労相の父、故鉄雄氏の遺言を披歴し、真っ赤な顔でこう続けた。
 「安倍首相の暴走を止める。だから何としても小選挙区で勝ちたい。比例復活で議席を得ても『選挙区で負けた』と言われるに決まっている」


【山形2区立候補者】
近藤洋介49☆民 前(4)
白根沢澄子64 共 新 
鈴木憲和32☆自(無)前(1)


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