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旅客船・高速船・フェリー等のスレ

1とはずがたり:2009/02/01(日) 02:45:26
此迄鉄道スレを基本にやってたけど,独立させましょうか。

51荷主研究者:2009/07/12(日) 20:38:14

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200906110036.html
'09/6/11 中国新聞
広島港の港湾使用料を免除へ
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 広島市と松山市を結ぶフェリーの定期航路について、広島県は10日、運航会社が支払っている広島港(南区)の港湾施設使用料を免除する方針を固めた。高速道路と本州四国連絡橋の通行料大幅割引の影響で、利用客が急減したのを受けた支援策。当初は「国の責任で対応すべき問題」としていたが、県と四国を結ぶ唯一の航路として存続をバックアップする必要があると判断した。

 瀬戸内海汽船(南区)と石崎汽船(松山市)が共同運航する広島―松山港の航路が対象になる。免除額は4月にさかのぼった本年度1年間の係船料と可動橋使用料で、2千数百万円と想定。19日に開会する県議会定例会に提案する2009年度補正予算案に、相当額を計上する方向で最終調整している。

 瀬戸内海汽船によると、同航路の利用客は、自動料金収受システム(ETC)搭載車の土日祝日の通行量が上限1千円となった3月下旬から急減。利用客数で約2割減、乗用車の利用台数で約3割減った。10日も中国旅客船協会連合会などフェリー会社などでつくる5団体が支援策を県に要望した。

 県は今後、島しょ部を含めた航路のある市町とも連携し、広島―松山以外の航路への支援策を検討していく。

52荷主研究者:2009/07/12(日) 20:49:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090617t72024.htm
2009年06月17日水曜日 河北新報
フェリー泣き笑い ETC割引で東北発着に影響

名古屋に向けて仙台港を出発するフェリー。ETC割引の逆風を受ける

 自動料金収受システム(ETC)搭載車を対象に、3月末に始まった高速道路料金の休日割引制度が、東北発着のフェリー航路の客足に大きな影響を与えている。仙台と名古屋を結ぶ航路などは制度開始後、利用が大きく落ち込んだ。青森と北海道を結ぶ航路は、高速道とフェリーの利用を組み合わせる顧客増加の兆しが表れ、運航会社は「ETC割引を追い風にしたい」と期待している。

 仙台―苫小牧、名古屋を運航する太平洋フェリー(名古屋市)によると、名古屋線の乗用車の利用が5月は前年同月より30.4%減った。苫小牧線は7.3%減で、名古屋線の落ち込み幅の大きさが目立つ。

 5月に期間限定で通常料金より7000円安い2万3000円(大人2人)のプランを始めたにもかかわらず、苦戦した。同社東北支店は「陸続きの都市を結ぶ航路は、休日1000円のETC割引と料金で太刀打ちができない」と困り顔。10月にETC割引を意識した新商品を売り出す予定で、何とか反転攻勢しようと懸命だ。

 一方、青森、大間―函館を結ぶ津軽海峡フェリーを運航する道南自動車フェリー(北海道函館市)は、乗用車の利用が見込みと比べ、6月1〜14日の期間に約4%増加した。特に土日の利用が増えたという。

 4、5月は10%ほど予想を下回ったが、同社は「フェリー利用者は計画的に旅行日程を考える。ETC割引がスタートから一定期間経過して浸透するとともに、青森までETC割引を利用した車の利用が次第に増えてきた」と分析。週末限定割引プランを今月9日から始め、「夏休みにかけてさらに利用を伸ばしたい」と意気込んでいる。

53荷主研究者:2009/07/20(月) 23:24:38

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200906210044.html
'09/6/21 中国新聞
川尻―今治航路、来月増便
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 呉市の川尻港と今治市の今治港を高速船で結ぶ「せと観光ボート」(呉市)は7月1日以降、1日3往復の運航を土・日・祝日に限って1日4往復に増便する。

 中・四国フェリー(竹原市)の竹原―波方(今治市)航路の廃止で5月から利用者が増え始め、6月末には呉・松山フェリー(呉市)の阿賀―堀江(松山市)航路が廃止されるため、利用増に対応する。

 四国運輸局に船舶運航計画の変更を申請し、19日付で認可を受けた。

 せと観光ボートは高速船1隻を使い、川尻―今治間を午前中に1往復、午後に2往復運航。途中、呉市の豊島、久比、大長、御手洗を経由している。

 運航計画の変更後は土・日・祝日に限り、午前中を2往復に増やし、午後の最初の便を1時間遅らせる。

55荷主研究者:2009/08/11(火) 14:29:01

http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=160279
2009年8月4日 新潟日報
割引制度の効果で約1万人増

 佐渡汽船カーフェリーの乗用車搬送料が片道千円となる割引期間(5月30日〜7月26日)に、佐渡汽船で佐渡を訪れた人は18万7155人と、前年同期に比べ1万1424人(6・5%)増えたことが4日までに分かった。佐渡市は「観光面での経済効果は3億円以上」と分析、割引制度の健闘ぶりをアピールしている。

 期間中の土日祝日だけでみると、来島者は9万8138人と、前年同期より1万8542人(23・3%)増加。乗用車の搬送台数は1万2934台と前年同期のほぼ4倍だった。

 同市観光課は、過去のアンケート調査などから観光客1人当たりが約3万円を支出すると仮定した上で、今回の経済効果を3億円と見込んでいる。

 期間中、割引制度の恩恵を受けた宿泊、観光施設は多い。同市小木地区の旅館は「6月の宿泊客は昨年に比べて3、4割増えた」と指摘する。土産物の販売などを行う「かもこ観光センター」(同市加茂歌代)も「土日に来るマイカーが昨年の3〜4倍に増えた。売店やレストランの売り上げも上がったようだ」と喜ぶ。

 一方で、割引が土日祝日の本土発便が対象だったため、観光客や帰省客が土日に集中。平日に限ると、来島者は前年同期に比べて7118人(7・4%)減少した。

 このため、割引の効果を実感できない宿泊施設もあった。同市両津地区のホテルは「土日はもともと宿泊客が多い。平日は前年に比べると1、2割程度落ちた」と明かした。

 また、「普段は車を搬送しない帰省客がカーフェリーに乗り換えた」(佐渡汽船)ことなどから、両津〜新潟間のジェットフォイルや寺泊〜赤泊間の高速船の利用者も減少した。

 今後は、割引制度を利用して来島した観光客がリピーターになってくれるかが鍵になる。同課は「県が秋から行う新たな割引やJRの観光キャンペーン『デスティネーションキャンペーン』のほか、トキめき新潟国体を生かして佐渡の食や芸能を売り込んでいきたい」と話している。

56荷主研究者:2009/08/12(水) 18:42:13

http://news.shikoku-np.co.jp/kagawa/economy/200908/20090806000124.htm
2009/08/06 10:05 四国新聞
乗用車利用が半減/高松―宇野間フェリー実績

メールで記事を紹介印刷する一覧へ 四国運輸局は5日、高松―宇野間を結ぶフェリーの4〜6月の輸送実績(速報値)を発表した。乗用車の利用が前年同期の約半分に落ち込むなど輸送台数、旅客人員ともに激減した。高速道路や瀬戸大橋の大幅値下げの影響が色濃く、大型連休後も本四航路の苦境が続いている。

 輸送実績は宇高航路を運航する2社の合計。それによると、旅客人員は前年同期比29・9%減の23万2361人、車両の輸送台数は同40・9%減の13万8799台だった。

 車両の内訳は、乗用車が同46・0%減の5万118台、トラックが同37・5%減の8万8306台、バスが同22・8%減の375台。「休日千円」と高速道路の値下げ幅が最も大きい乗用車の落ち込みが目立つ。トラックについては不況で物流の動きが鈍ったことも減少の要因という。

 今後、高速道路では8月の一部平日にも「上限千円」が適用されることなどから、同局は「航路は引き続き厳しい経営状況が予想される」とみる。

 利用減を受け、すでに宇高航路の2社はゴールデンウイーク前後にコスト削減のため休日便を減便。2社合わせた4〜6月の総便数は前年同期の84%だった。さらに2社は今月10日から平日にも減便を実施する。

 2社は「まったく先が見通せない状況。少しでもコストを削るほかない」(四国フェリー)、「企業努力は続けるが、このままでは事業を継続できない」(国道フェリー)としている。

57千葉9区:2009/08/13(木) 20:41:37
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/shimane/Ss09081101.html
観光・人口減で揺れる航路 島民の生活支える隠岐汽船 '09/8/11

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 ▽「現状維持へ国は支援を」

 本土と隠岐諸島を結ぶ隠岐汽船(隠岐の島町)の航路は、観光客や人口の減少という荒波にもまれている。「島の暮らしをどうやって守ればいいのか」―。島民生活の根幹とも言える離島航路の現状維持へ、国の支援を求める声は強い。

 航路は隠岐諸島四島と七類港(松江市)、境港(境港市)とを結ぶ。近年は燃料費高騰や利用者減などに直面し、2005年度には約6億8千万円の赤字を計上、経営難が表面化した。

 これを受け、県中小企業再生支援協議会は06年度、再生計画(10年度までの5カ年)を策定。計画は、同社のフェリー3隻と高速船1隻のうち、フェリーおき(2366トン)1隻を約20億円で広域連合が買い取った上で、無償で貸し付ける内容。同社はこれによる減価償却費の減や、人員削減、給与カットなどでコストダウンをはかり収支を改善する。

 計画が見込んだ通り同社は07年度から単年度黒字を達成した。08年度決算では経常利益3億700万円を計上し、債務超過の解消を実現。関係者はひとまず胸をなでおろした。

 ただ、不安材料は以前より増す。02年に16万6千人だった観光目的の乗船客は、格安の海外旅行に押され08年度10万3千人にまで減った。隠岐の島町の人口も04年9月の合併後、今年7月までに約1500人減少。公共事業削減でビジネス利用も減り、乗客減に歯止めはかからない。県交通対策課は「決して安心できる状況ではない」とみる。

 島民にとって、減便や縮小は死活問題。隠岐の島町小路の主婦柳原三千代さん(68)は「専門的な医療は島で受けられない場合があり、航路のない生活は考えれない」と重要性を語る。同町の松田和久町長も全国離島振興協議会などを通じて国に支援を働きかける。

 離島航路が赤字になった場合、国の補助制度があるが、隠岐汽船はこれまで適用対象外だった。昨年「離島航路改善協議会」が要件緩和を答申。国交省も見直しの構えだ。

 同社の木下典久社長は「経営だけを考えれば便数を減らせるが、われわれは島民の命を授かっている。現状の維持へ経営努力とともに、行政側の支援や観光振興策は欠かせない」と話している。(金山努、長久豪佑)

【写真説明】隠岐の島町の西郷港に到着した隠岐汽船のフェリーおき

58千葉9区:2009/08/13(木) 21:48:47
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/feature/matuyama1249569175069_02/news/20090807-OYT8T01197.htm
争点の現場 09衆院選 一覧

高速値下げ打撃深刻


住民らに見送られながら、最後の航海へ向かう呉・松山フェリー(6月30日、松山市の堀江港で)  6月30日の夕刻、松山市堀江町の堀江港に、「ボー」という汽笛の音が何度も響いた。45年間にわたって、同市と広島県呉市とを結んだ「呉・松山フェリー」の最終便の出港を、約100人の地元住民らが岸壁で見送った。

 「むなしい。高速道路値下げで泣いている人々がいることを、政治家に知ってほしい」。同フェリーの松中芳則・松山営業所長(57)がやりきれなさを募らせるのは、航路廃止の直接の原因が、国の政策による影響だったからだ。

 景気対策として3月に始まった高速道路の値下げで、瀬戸内しまなみ海道の交通量は、1000円で乗り放題となる週末には前年の2倍近くになるなどし、橋と競合するフェリー各社に深刻な打撃を与えた。

 4月30日に今治市と広島県竹原市を結ぶ中四国フェリーが廃止となり、翌日には、協和汽船が今治港と大島・下田水港のフェリーを大幅に減便した。

 下田水港の近くに住むパート店員の女性(56)は「減便で不便になり、車に乗れないお年寄りが特に困っている。高速が無料になったとしても、港周辺の活性化のためにフェリーは欠かせない」と訴える。

 フェリー会社や全日本海員組合などは、繰り返し国や自治体に航路への支援を申し入れてきた。衆院選の立候補予定者にも声は届いているはずだが、しまなみ海道の島々が含まれる愛媛2区ですら、その反応は芳しくない。

 自民前議員は「『本四架橋は1000円ではなくて1500円で』との国の方針を変えさせた」と、高速道路値下げでの実績を強調。マニフェストに高速無料化を明記している民主党から推薦を受ける社民陣営は「高速値下げによる航路の縮小によって離職者が相次いでいる以上、無料化推進とまでは言えない」とし、演説などでこの問題への姿勢を明言できていない。

 2年間の時限措置として行われている高速道路値下げが終わった時、島の人々の足となる航路は存続しているのか。高速無料化が実現したら、航路はどうなるのか。

 フェリー会社の関係者や航路利用者が不安を募らせる一方、今治市島嶼(とうしょ)部の住民からは、「しまなみ海道は生活道路して機能していない」として、この2年足らずで2万人分近い無料化要望署名を集めて市に提出した。

 利害が対立する様々な立場に配慮し、いかにバランス良く政策を打ち出せるかが問われる。

(2009年8月8日 読売新聞)

59千葉9区:2009/08/14(金) 18:49:29
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000500908110001
選択 −広島−


問う ETC割引/政治は地方見ていない
2009年08月11日


須波港で乗客を迎える三原観光汽船のフェリー。利用の多い平日夕方でも、乗客は最盛期の約半分に減った=三原市須波西町

 「車が5台しか待ちよらん。考えられんね」。平日夕方の須波港(三原市須波西町)で8年間、フェリーの乗降客の誘導などをしている野竹弘一さん(68)がぼやいた。同港に発着する三原観光汽船のフェリーは、尾道市瀬戸田町の生口島にある沢港と結ぶ生活航路だが、3月に麻生政権が導入した高速道路の自動料金収受システム(ETC)割引制度の影響で利用者が激減した。


     □


 生口島は人口約1万人。平山郁夫美術館、瀬戸田サンセットビーチなどの観光スポットがある。99年、しまなみ海道(西瀬戸自動車道)が開通して以降、利用客は減った。ただ、フェリーは須波港と沢港を約25分と短時間で結ぶことから、何とか営業を続けてきた。
 ところが、3月以降、海道を利用してETC搭載の乗用車で尾道市の本州側から生口島に行く場合、様々な割引が適用されるようになった。通行料は5メートル未満車のフェリー運賃1630円を大きく下回ったため、観光客だけでなく、地元客も多くが陸路に移ってしまった。三原観光汽船によると、フェリーを利用する車両は月約5千台。1年前より約4割、10年前より約7割減った。
 昨年からの燃料費高騰も響き、採算は急速に悪化。「運行すればするほど赤字になる」状態が慢性化し、同社は5月、中国運輸局に11月末での航路廃止を申請した。
 生活航路の危機に、利用者からは存続を求める声が上がる。三原市の造園会社員の男性(56)は「フェリーは生活の足だった。25分で渡ってきたものを、11月以降は車で1時間以上かけて通勤しないといけん」と嘆く。同市の造船会社に勤める瀬戸田町の男性(57)は「車のない人やお年寄りはどうするのか。通勤できんから、仕事を変えざるをえん同僚もいる」と憤った。
 こうした事態に、三原市は港の利用料を減免することを決めている。だが、年間約5千万円に上るとみられる三原観光汽船の赤字には「焼け石に水」。同社はこれまで、度々三原市や関係団体などに追加の支援を求めてきた。山本勝美社長は「経営責任を言われるが、国の政策で追い詰められ、企業努力だけでは正直どうすることもできない。政治は地方のことをまったく見ていない」と話す。


     □


 ETC割引は、高速道路の渋滞も深刻化させた。NEXCO西日本によると、今年のゴールデンウイーク(GW)期間中、山陽自動車道の志和IC(東広島市)―広島東IC(広島市)間の1日平均交通量は7万6700台で、昨年より1万台以上増えた。5キロ超の渋滞回数は72回で、昨年より51回増。10キロ超の渋滞は31回増えて41回発生した。
 このため、広島空港(三原市)と広島市中心部を結ぶ空港リムジンバスは、4月29日から5月6日に計183便が運休。利用客をJR山陽線に振り替え、空港に近い白市駅からバス輸送するなどして対応した。
 バス会社の担当者は「例年、事故渋滞で突発的な運休はあったが、今年は激増した。お盆の時期も渋滞が激しそうで、売り上げへの影響が心配だ」と話した。(鬼原民幸)


<メモ>
 県内の旅客船事情 中国5県の旅客船業者が加盟する中国旅客船協会連合会(広島市)によると、県内では48業者が四国や瀬戸内海の島々などを結ぶ63航路を運航している。しかし、4月に竹原市と愛媛県今治市を結ぶ中・四国フェリーを運営していた竹原波方間自動車航送船組合が、6月末には呉市と松山市を結んでいた呉・松山フェリー会社が廃止。ほとんどの航路で車の利用が5割、人が3割程度減少しているといい、多額の負債を抱える船会社もあるという。同連合会の森藤幹二事務局長は「瀬戸内海から旅客船が無くなる可能性がある」と危機感を抱く。

60千葉9区:2009/08/15(土) 10:36:56
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/national/20090815-OYT1T00019.htm
割引制度に無料化公約…高速優遇にフェリー悲鳴
 高速道路の利用料を巡り、政府が景気対策の一環で割引制度を導入し、民主党も衆院選の政権公約(マニフェスト)に無料化を盛り込む中、フェリー業界が悲鳴を上げている。

 すでに現行の割引で高速道に客を奪われ経営に影響が出ているだけに、「無料化されたらもたない」「高速道ばかり優遇するのは不公平」などと不満の声も上がっている。

 神奈川県横須賀市と千葉県富津市を結ぶ東京湾フェリー(横須賀市)。今夏は書き入れ時のお盆でも満船になることがほとんどない。「例年だと、2、3時間待ちになるのに」と島崎敏行・総務部長はため息をつく。

 自動料金収受システム(ETC)を着けた普通車を対象に、地方の高速道料金を土日祝日は上限1000円にする割引が3月に始まって以降、同社のフェリーを利用する車の台数は休日は3割減った。東京湾アクアラインに客を取られたためで、今月からは千葉県などの財源負担で、アクアライン通行料は平日も普通車だと800円に下がった。

 同社では、対抗策として次回利用の運賃を2割引きにするサービス券を配布。社員のボーナスも削減したが、「経費削減にも限界がある」と訴え、「フェリーは海の道路。同じように支援してほしい」と話す。

 「会社の存続にかかわる」と語るのは、和歌山、徳島両県を結ぶ南海フェリー(和歌山市)の滝本純治常務。先月からは両県の支援で地元ナンバーなどの乗用車と乗客の運賃を大幅値下げで1000円にする対抗措置に踏み切ったが、今月末までの期間限定。「1000円高速が続いたら、手の打ちようがない。無料化になったら壊滅」と話す。

 兵庫県明石市と淡路島を結ぶ「明石淡路フェリー」では6、7月、先行き不安で、全乗組員の3分の1の16人が退職。大麻一秀社長は「高速道だけなんて、行き当たりばったりの政策。自民が勝っても民主が勝っても、苦しみは続く」。

 日本旅客船協会によると、高速道が値下げされた3月以降、全国で3社の3航路が廃止された。国は今年度補正予算で、フェリー業界にも省エネ対策費などを盛り込んだが、現時点で高速道に対抗できるほどの効果は出ていないようだ。民主党のマニフェストには「競合交通機関への配慮を講じる」とあるが、具体策は示されていない。

(2009年8月15日07時11分 読売新聞)

61とはずがたり:2009/08/16(日) 01:04:14

<香川県>

燃料高 住民の足直撃<4>
船便値上げ 存続優先
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/feature/takamatu1249481938019_02/news/20090808-OYT8T01024.htm
多くの通勤、通学客が利用する小豆島航路(高松港で)

 高速船とフェリーが入港するたび、通勤のサラリーマンや通学の学生らで込み合う草壁港(小豆島町)。働き先や学校の選択肢が少ない島の住民にとって、船は欠かすことができない生活の足になっている。だが、昨年からの燃料高騰と景気低迷は島の暮らしに追い打ちをかけ、住民たちは悲鳴を上げている。

 「子どもを島外の学校に通わすには勇気がいるんよ」。小豆島町で観光関連の会社に勤める女性(43)は、フルート奏者を夢見る中学2年の次女(14)の高校進学で思い悩んでいる。夫は2年前から関東に単身赴任中。「島外か、島内か」。島外なら学費のほかに高松市までの船の定期代が月1万6080円。「子どもの才能を伸ばしてあげたい……」。揺れる気持ちは次第に次女にも伝わっていく。

 次女は、全国の音楽コンクールで毎年のように上位入賞する小学校のオーケストラで、首席フルートを務めていた。以来、クラシック音楽の魅力にとりつかれ、今でも週1回、フェリーで市内に通い、レッスンを受けている。

 4年前、長男(20)を市内の県立高校に進学させた。自宅から港までのバス代は月約1万4000円。定期代を節約するため、女性は毎朝午前5時に起きて長男の弁当を作り、自宅から約15キロ離れた港まで送った後、さらに20キロ先の職場に向かった。帰りも迎えに行くのが日課。そんな苦労を次女は知っていた。

 今年4月、「音楽を続けたいんなら島外の学校に行くしかないよ」と勧めたが、返ってきたのは「私は島を出ない」と力ない返事だった。家族と経済的な負担を気遣わせていたことを知り、ショックだった。「高松に住んでいればこんな悩みはなかったはず」。女性は、離島のハンデを改めて思い知らされた。



 国が離島航路整備法で補助航路に指定しているのは、県内の有人島24のうち、伊吹島(観音寺市)、粟島(三豊市)、本島(丸亀市)など生活航路が一つしかない12島。フェリー会社の赤字を国と市町が穴埋めするもので、定期航路のない島や、複数の航路がある小豆島、直島には適用されない。そこに燃料高騰が直撃した。

 昨夏、燃料価格が前年比約1・5倍に跳ね上がったことなどから、フェリー各社は2年半ぶりに運賃値上げに踏み切った。「島民の足として航路を存続させることが使命。値上げは苦渋の選択だった」。内海フェリー(小豆島町)の秋村善道社長(72)は明かし、「離島航路は島の住民にとって、国道であり県道。島を行き来するだけで金がかかり、不便な思いをして生活している住民に、国はもっと目を向けるべきだ」と憤りを隠さない。



 現状を憂うばかりではなく、〈自立〉を模索する動きが出始めている。

 島の商工会や観光業者、地元住民らは、全国から観光客を呼び込もうと、手延べそうめん作り体験やウミボタル見学ツアー、しょうゆ蔵巡りなど、島の特産、自然を生かした新たな魅力の発信を始めた。観光施設「二十四の瞳映画村」の有本裕幸専務理事(46)は「政治に期待はするが、国の政策を待っているうちに島は置き去りにされる。高い運賃を払ってでも行きたくなるような小豆島をつくることが先決だ」。島の生き残りをかける決意だ。

 小豆島 瀬戸内海で淡路島に次ぐ2番目に大きな島。約150平方キロに約1万3000世帯、約3万2000人が暮らす。しょうゆ、そうめん、オリーブなどの食品加工が主産業で、寒霞渓や銚子渓などの自然美、島出身の作家・壺井栄の代表作「二十四の瞳」、オリーブをテーマにした観光地に年間約100万人が訪れる。だが、観光は昨秋からの景気低迷などで減少傾向にある。
(2009年8月9日 読売新聞)

62とはずがたり:2009/08/20(木) 00:40:27
6/23の記事だが。

大分県が支援、フェリーの港湾使用料減免
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp2-20090623-509906.html

 大分県は23日、高速道路料金値下げで苦戦するフェリー会社を支援するため、同県発着の定期航路を持つ会社に対し、港湾施設の使用料を減免することを明らかにした。同日の県議会で広瀬勝貞知事が明らかにした。期間は7月1日から来年3月末まで。

 同県へは関西汽船(大阪市)など7社が別府−大阪間など8航路を運航しており、県内6カ所の港湾や漁港を利用している。減免対象は岸壁や待合室などの使用料で、高速道路値下げの影響の大きさに応じて50〜100%を免除する。減免は総額で7000万円程度になる見込み。

 県総合交通対策課によると、ETC装着車の高速料金値下げが始まった今年4月のフェリー各社の旅客数は前年同月比で約2割減少。同課は「影響は大きい。国の支援策を待っていられず、緊急対応として実施することにした」としている。(共同)

 [2009年6月23日20時44分]

63荷主研究者:2009/08/23(日) 21:26:46

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200908220029.html
'09/8/22 中国新聞
フェリー廃止で国が実態調査
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 中国、四国両運輸局は9月、広島港(広島市南区)―松山観光港(松山市)など瀬戸内海で運航する本四航路4航路を対象に、利用客の実態調査に乗り出す。高速道路料金を上限千円に引き下げる大幅割引制度が3月に導入されて以降、瀬戸内海ではフェリー航路の廃止が相次いでおり、支援策を検討する基礎データにする。政権を懸けた衆院選(30日投開票)で、民主党が「高速道無料化」を公約に掲げていることも視野に入れている。

 対象の4航路は、広島港―呉港(呉市)―松山観光港▽柳井港(柳井市)―三津浜港(松山市)▽柳井港―伊保田港(山口県周防大島町)―三津浜港▽宇野港(玉野市)―高松港(高松市)。

 調査は、仮に航路が廃止されると、どんな影響が出るかを中心に進める。具体的には、通院や通勤通学客で、代替の交通手段を持たない人や自家用車や運転免許を持たない人の数などを把握する。

 フェリーを利用している運送会社の数も調べる。運転手がフェリーに乗っている時間を休憩に利用している実態も考慮し、航路がなくなることに伴う経営面への影響も探る。フェリーを使えば、自動車の二酸化炭素(CO2)の排出量が抑えられる点も踏まえ、乗用車やトラックがしまなみ海道や瀬戸大橋に流れた場合の環境面への影響も試算する。

 高速道路料金は、30日投開票の衆院選で争点の一つに浮上する。景気対策で3月に大幅割引きを始めた自民、公明両党に対し、民主党は「無料化」をマニフェスト(政権公約)に打ち出している。

 両運輸局は年内に報告書をまとめ、国土交通省が練るフェリー会社への支援策や、衆院選後の高速道路料金をめぐる国会論戦の基礎データとする。

65荷主研究者:2009/09/06(日) 21:16:01

http://svr.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2009090512055570/
2009年9/5 12:05 山陽新聞
フェリー客に地域商品券配布始まる 宇高航路 瀬戸大橋割引に対抗

玉野市内で使える地域商品券を受け取るフェリー客=宇野港

 土日祝日の瀬戸大橋通行料金大幅割引に対抗し、宇高航路(宇野―高松間)のフェリー利用者に玉野市内で使える地域商品券を配布する事業が5日、宇野港と高松港で始まった。

 地域商品券事業は、玉野市が国の緊急経済対策を受け、経営が圧迫されているフェリー会社と地元商業者支援のために実施。対象は土日祝日に車で利用するフェリー客で、普通車は1500円分、軽自動車は1000円分の商品券を乗船時に渡される。同事業を受け、国道フェリー(高松市)と四国フェリー(同市)はこの日から運賃を引き下げた。商品券は直接運賃としては使えない。

 午前9時35分の便で高松港に向かった会社員河原徳明さん(33)=総社市井手=は「瀬戸大橋を渡るよりお得感がある。帰りには玉野で買い物してみます」と話していた。

 商品券は玉野市内の飲食店、スーパー、薬局など約400店で利用可能。フェリー会社は「買い物をキャッシュバックととらえてもらえれば、片道“実質980円”で乗船できる」とPRしている。市観光案内所の買い物客や玉野海洋博物館の入館者にも、購入額などに応じた商品券を配布している。

66荷主研究者:2009/09/06(日) 21:39:01

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200909030047.html
'09/9/3 中国新聞
明石―小長のフェリーは存続へ
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 山陽商船(竹原市)が10月末での撤退を決めている明石(広島県大崎上島町)―小長(呉市豊町)のフェリー航路について、しまなみ海運(三原市)が引き継ぐことが決まった。呉市が赤字補てんの支援策を実施することで交渉がまとまった。

 しまなみ海運によると、中断がないよう11月から運航し、1日12往復の現行ダイヤは変更しない。現在のフェリーに比べて小型の、普通車12台と大型車2台を運べる船を導入してコスト削減を図る。すでに中国運輸局への免許申請のための手続きを進めている。

 呉市は年間1800万円の支援を想定。今月の市議会定例会に提出する補正予算案に、本年度末までの5カ月分の経営支援として750万円を計上している。大崎上島町の支援策は未定という。

 明石―小長航路は、大崎上島と下島を車で移動するための最短ルート。かんきつ農家の出荷などでの利用もある。大崎下島に陸路で入ることが可能になった昨年11月の豊島大橋開通で利用が減少した。昨年12月〜2月の利用が約4割減となったため山陽商船は撤退を決定。呉市と大崎上島町が存続の方法を探っていた。

【写真説明】10月末で撤退する山陽商船のフェリー。11月から、しまなみ海運が航路を引き継ぐ(小長港)

67名無しさん:2009/09/14(月) 21:23:45
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002345395.shtml

民主の高速無料化 県内フェリーは「死活問題」 

高速無料化で存続が危ぶまれる明石淡路フェリー=明石海峡(撮影・宮路博志)

 「高速道路の無料化」を掲げる民主党政権の発足を控え、兵庫県内のフェリー会社が神経をとがらせている。すでに「高速1000円」の影響で経営は危機的状況。マニフェスト(政権公約)通りに無料化が実現すれば、破綻(はたん)の可能性が一層高まる。国民を沸かせた「目玉公約」だが、フェリー会社側は「瀬戸内のフェリーは全滅する」と反発。新政権に支援策を申し入れ、水際の攻防に臨む構えだ。(永田憲亮、前川茂之)


 明石港と淡路・岩屋港を結ぶ明石淡路フェリー(本社・明石市、愛称・たこフェリー)。「高速1000円」の導入以降、競合する明石海峡大橋に客足を奪われ続けている。高速値下げが始まった今年3月20日から8月末までの輸送台数(乗用車、トラック、バス)は約8万8700台で、昨年同期の半分にまで落ち込んだ。

 大麻一秀社長は「国策によってどこまで痛めつけられるのか。現在でも航路を維持できるかという状況なのに、高速が無料になればフェリーは全滅する」と嘆く。

 同社は高速値下げの影響で便数を減らし、今夏には船員ら15人が退職した。年間売上高の減少額は約4億円を見込んでおり、大麻社長は「経費圧縮ではとても追いつかない。民主党政権になれば、あらためて直接的な支援を強く求めたい」と話す。

 フェリー支援のため、本年度補正予算で確保された30億円の行方も注目される。省エネ対策として船体改修などのハード事業や、一時的な運賃値下げなどが対象となるが、具体的な支援先は決まっていない。

 神戸-高松間などを結ぶジャンボフェリー(本社・神戸市)は船体の整備やエンジン改修など十数項目で適用を申請中だが「国から何も聞かされていない。もし凍結されれば、まったく当てがはずれてしまう」と山神正義社長。高速無料化に対しても「マニフェストに書いたから、民主党は引くに引けないのだろうが、われわれには死活問題」と訴えている。

(9/14 12:00)

68チバQ:2009/09/23(水) 19:57:01
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20090923rky00m040001000c.html
那覇港泊ふ頭:大型旅客船岸壁完成 最大11万トン級 停泊可能
 沖縄総合事務局(竹沢正明局長)と那覇港管理組合(管理者・仲井真弘多知事)は22日、那覇港泊ふ頭地区に整備した県内初の大型旅客船バース(岸壁)の完成を祝い、那覇市若狭で完成供用式典を開いた。県選出・出身の国会議員や県知事、首長、港湾関係者ら約250人が参加し、大型クルーズ船の国際交流拠点化の実現に期待を寄せた。

 大型旅客船が接岸する延長340メートルの岸壁、岸壁と波之上臨港道路を結ぶ臨港道路若狭1号線が完成し、供用を開始。7万トン級の船を対象に、最大11万トンの船が停泊できる。21日にはクルーズ船「スーパースターリブラ」(スタークルーズ社)が、初めて寄港した。

 式典で竹沢局長は「アジア地域でクルーズ船の需要が高まる中、沖縄も海外から注目を集めている」と述べ、大型旅客船の入港増加に期待を寄せた。仲井真知事は「沖縄のクルーズ観光の活性化、県経済のさらなる発展を確信する」とあいさつした。

 総事業費は約70億円。マグニチュード8・0、震度6弱の地震に耐えられる耐震機能を有し、大規模災害時には物資の緊急輸送基地の拠点となる。2〜3年以内には、臨港道路若狭2号線の完成を予定。別事業で旅客ターミナルの建設も予定している。岸壁部の舗装は朱色に塗られ、琉球かすりを模したデザインが施されている。

 式典では、関係者によるテープカットやくす玉割り、地元の小中学生によるエイサーの演舞などが行われた。

(琉球新報)

2009年9月23日

70チバQ:2009/10/08(木) 22:05:03
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20091007ddlk01020246000c.html
ハートランドフェリー:奥尻、利礼航路で減便−−方針 /北海道
 ハートランドフェリー(札幌市)が▽奥尻島−江差、せたな間の奥尻航路▽利尻・礼文島−稚内間の利礼航路−−で来年4月以降、1隻ずつ減船し、減便する方針を地元自治体に打診していることが6日分かった。道議会予算特別委員会で民主党・道民連合の福原賢孝氏(檜山管内)の質問に、道側が明らかにした。

 道によると、奥尻航路は2隻体制、利礼航路は4隻体制で運航しているが、景気後退による観光客減少などで昨年度から全航路が大幅赤字となっている。このため同社は、耐用年数を経過した老朽船を航路から1隻ずつ減らし、運航にかかる経費を削減して経営改善を図る方針を固めた。

 離島航路減便には北海道運輸局の認可が必要。同社は来年度の減船・減便について国や地元自治体と協議を進めている。【鈴木勝一】

71とはずがたり:2009/10/11(日) 10:05:17

ダイヤモンドフェリーと関西汽船 経営統合へ新会社 
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002433395.shtml

ダイヤモンドフェリーと関西汽船が共同運航する「さんふらわあごーるど」=神戸市東灘区

 神戸と大分などを結ぶフェリー「さんふらわあ」を共同運航するダイヤモンドフェリー(大分市)と関西汽船(大阪市)は9日、将来的な経営統合を視野に新会社を設立すると発表した。高速道路料金の大幅値下げ以降、フェリー業界では航路廃止や運営会社の倒産が相次いでいる。2社も収支状況が悪化しており、航路の統廃合や人員削減を視野に、新会社設立で生き残りを懸ける。(前川茂之、三宅晃貴)

 今年3月に高速道路料金の大幅割引が始まってから、「さんふらわあ」の旅客数は約5〜18%減少した。6月からは大阪-大分便で神戸と今治への寄港を取りやめたが、乗客減に歯止めがかからず、両社の親会社の商船三井が経営統合の方針を示していた。

 新会社名は「フェリーさんふらわあ」。本社を大阪市北区に置き、2社の営業部門を統括し、11月1日から営業を開始する。2社は発行済み株式を新会社に取得させる「共同株式移転」で完全子会社となり、段階的に経営統合を進めていくという。

 航路や人員削減について、両社は「高速道路無料化が実現すれば、さらに厳しい経営状態となる。将来的に避けて通れない課題」としている。

 全日本海員組合神戸地方支部などによると、高速道路値下げの影響を受け、瀬戸内海航路では少なくとも4社が廃業、7社で航路廃止や減便が決定した。

(2009/10/10 10:09)

72とはずがたり:2009/10/18(日) 21:00:01

フェリー2隻の売却検討…ETCで業績悪化
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091018-OYT1T00450.htm

 北九州市と阪神地区を結ぶ長距離フェリーを運航している阪九フェリー(本社・北九州市)が、保有する大型フェリー(1万4988トン)2隻の売却を検討していることがわかった。


 同社は「高速道路の自動料金収受システム(ETC)割引や景気低迷で業績が悪化したため」と説明している。

 阪九フェリーによると、4月以降の輸送実績は前年と比べ車両が約3割、旅客が約2割それぞれ減少し、今後も大きな回復が見込めない状況という。このため今月から年末まで、新門司(北九州市)―泉大津(大阪府)間の運航を1日2往復から1往復に減便。これに伴い、保有する6隻のうち2隻が運航を休止している。

 対象は余剰となったこの2隻で、東南アジアなどの企業に売却する見通しだ。

 同社は9月末、従業員380人のうち派遣社員など50人との契約を更新しなかった。正社員も30人をグループ会社に出向させるなど合理化を進めている。
(2009年10月18日15時19分 読売新聞)

73荷主研究者:2009/10/19(月) 01:53:15

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200910150096.html
'09/10/15 中国新聞
三原―瀬戸田フェリー存続へ
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 三原観光汽船(三原市城町)が11月末での廃止を届け出ていた三原市と尾道市瀬戸田町間のフェリー航路を、新たな船会社が引き継ぐ準備を進めていることが14日、分かった。すでに中国運輸局に運航許可申請しており、12月以降も現在の1日14往復が継続される見通しになった。

 新会社は三原観光汽船の支配人(65)が社長に就任して6日に設立された「須波航路サービス」。中国運輸局に一般旅客定期航路事業の許可申請をすでに提出。許可されれば、廃止届が出ている須波港(同市須波西町)と生口島の沢港(尾道市瀬戸田町)を結ぶフェリー航路を運航する。

 関係者らによると、三原観光汽船は11月末までに従業員約20人を解雇し、解散手続きに入る。新会社は三原観光汽船のフェリー1隻を買い取り、新たに従業員を採用して運航を始めるという。

 三原観光汽船は高速道路の大幅値下げによる利用者減で経営が悪化。5月下旬、須波港―沢港間のフェリーなどを11月末で廃止することを中国運輸局に届け出ていた。フェリー航路はほかに運航会社がなく、通勤、通学客から存続を求める声が上がっていた。

【写真説明】新会社に引き継がれる見通しになった須波―沢港間のフェリー(三原市須波西町)

74カレンちゃん:2009/10/19(月) 16:26:40
ここって私しか知らないのかな?
↓    ↓    ↓
ttp://magiclien.com/?sk4

知ってる人が居れば情報ください!

75チバQ:2009/10/21(水) 20:09:10
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000910210001
フェリー業界荒波さらに
2009年10月21日

 フェリー業界が苦境に立たされている。3月下旬からETC搭載車限定で始まった土日・祝日「原則千円」で打撃を受けたうえ、鳩山新政権の政策の一つは「高速道路の無料化」。公的な支援なしでは県内の港に就航する7社8航路の減便、廃止が避けられない可能性も出ている。(黒川真里会)


 今年9月のある日曜の午後。国東市国見町の竹田津港から、山口県周南市の徳山港へ向けフェリーは出航した。最大で乗用車64台、トラック14台を収容できる船内には、乗用車7台、トラック6台、高速バス1台、マイクロバス1台、オートバイ2台、自転車1台。定員293人の客室もがらんとしていた。


 周防灘フェリー(本社・山口県)は、2隻で竹田津―徳山港(48キロ)を1日9往復する。トラックが主だが、片道2時間で本州と結ぶ航路とあって、乗用車やバスに乗った観光客にも親しまれてきた。


 しかし「高速千円」が始まって、状況は一変した。片道4時間前後かかるが、客足は料金の安い高速道に。同社の今年4〜8月のトラックや乗用車など車両の輸送実績は、前年同期比で約3割減った。運賃収入は同比で1億2千万円以上の減だ。


 「高速千円」が始まる前、すでに影響を予測し、社内では減便案も出たという。今は社員の給料カットなど経費削減の企業努力で1日9往復を何とか維持している。しかし、「無料化」となれば、影響の拡大は避けられない。


 フェリーに乗船していた大分市のトラック運転手(45)はこう話した。「航路が絶たれ、渋滞する高速道しか選択肢がなくなるとなれば、速さが求められる私たちにとっても困る」


 同社に限らず、県内に就航するフェリー会社は、一様に「高速千円」の大打撃を受けた。県によると、開始直後の4月だけで、フェリーの輸送実績は、前年同期比で乗用車約23%減、トラック約22%減、バス約14%減、旅客約20%減といずれも大幅に落ちた。


 今年2〜6月の間、フェリー各社や業界団体、労働組合などが計8回、支援を求めて県を訪れた。県は急きょ、今年7月〜来年3月まで港湾施設使用料など計7千万円の減免を打ち出した。それでも、「フェリー会社全体の損害に対し、1〜2%程度の支援にしかなっていないかもしれない」(県担当者)という。


 その上「無料化」となれば、財政的にも県が支援し続けることは難しい。県総合交通対策課は「フェリーの減便や航路の廃止は避けられないのではないか」とみている。

76チバQ:2009/10/22(木) 21:37:28
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-12071220091022
スーパー中枢港湾は1カ所に集中投資=国土交通政務官
2009年 10月 22日 12:56 JST
 [東京 22日 ロイター] 国土交通省の長安豊政務官は22日の定例会見で、国内港湾の国際競争力強化の一環として、現在東名阪の3カ所に指定されている「スーパー中枢港湾」のうち1カ所に重点投資する方針を明らかにした。取扱量で韓国・釜山や香港、シンガポールなどに対抗できる国際港の整備が狙い。
 スーパー中枢港湾は、水深15メートル以上など超大型船に対応した国際コンテナ埠頭を備え物流コストの低減を図る効率的な港湾で、現在は東京・横浜港エリア、名古屋・四日市港エリア、大阪・神戸港エリアの3カ所が指定されている。長安政務官は、「どこに重点投資するかは未定」としている。

 また穀物や鉄鋼原料の運搬に使われるバラ積み船でも、超大型船に対応した港湾の整備も進める方針。新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)などの鉄鋼メーカー側の提案を踏まえた上で、日本全体として適切な場所を選定するという。


http://www.asahi.com/business/update/1022/TKY200910220282.html
「スーパー中枢港湾」を絞り込み 国交省政務官が表明2009年10月22日13時54分


 国土交通省の長安豊政務官は22日の記者会見で、国際物流拠点として重点整備している「スーパー中枢港湾」について、現在の京浜港、伊勢湾、阪神港の3カ所から「二つか一つに絞り込む」との考えを表明した。羽田空港のハブ(拠点)空港化と同様にアジアの拠点港湾を育てる狙い。年度内にも選定する方針だが、難航が予想される。

 長安氏は3カ所の中枢港湾について「横並びで予算を付けていくことで効率が劣っている部分がある」と述べた。前原誠司国土交通相も21日の横浜港視察後、記者団に「バラマキ的な港湾行政を変える『選択と集中』が必要だ」と指摘していた。

 絞り込みの方法について長安氏は、拠点化を希望する地域に「手を挙げていただく」と述べた。各地域の提案を受けたうえ、周辺の道路整備や鉄道網との連携などを勘案して決める考えだ。

 東アジアでは、韓国・釜山港などが国際的なハブ港湾として急成長する一方、日本国内は3拠点の並行的な整備や、割高な港湾使用料を背景に航路数が伸び悩んでいる。

 公共事業費の総額削減により、10年度予算の港湾整備費の概算要求額は09年度当初比12%減。選考に漏れた港湾には十分な予算が回らなくなる可能性が高い。長安氏は「透明性があり、恣意(しい)的な選択をしていないことを示すことが重要」としているが、難航は必至だ。

77とはずがたり:2009/10/22(木) 21:40:14
>>76
絶対正しいけどアンチ東京としては京浜港が一番優位だろうから微妙だなぁ。。

78チバQ:2009/10/30(金) 00:53:49
>>76
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002478428.shtml
スーパー中枢港湾から外れるかも…神戸に危機感 

スーパー中枢港湾に指定されている神戸港。国の方針発表で関係者に波紋が広がる=神戸市中央区港島6

 神戸港を含む阪神港など3カ所を、競争力の高い国際物流拠点として整備する「スーパー中枢港湾計画」で、国土交通省が「来年度には投資先を1、2カ所に絞り込む」との方針を示したことが、神戸の港湾関係者に波紋を広げている。「切られるなら阪神か名古屋」との見方もあり、神戸港の復権を目指す関係者は危機感を募らせる。

(前川茂之、三宅晃貴)


 1977年、神戸港のコンテナ取り扱い個数は世界2位だった。しかし、その後は阪神・淡路大震災の影響などで低迷。回復傾向にあるものの2007年現在、44位にとどまる。

 06年以降、神戸港には本年度の補正予算も含め約860億円が投入され、水深16メートルの巨大バースの建設が進む。港湾管理者の神戸市は「中枢港湾は港復活への象徴。新政権の補正予算見直しもパスし、安心していたが…」と、突然の方針発表に驚きを隠せない。

 重点整備港の絞り込みについて、神戸に事業所を置く業者は「切られるなら阪神か名古屋」との見方でほぼ一致。首都圏にある京浜港は多くの海運大手が拠点を構え、横浜港は世界最大級のコンテナ船にも対応できる水深20メートルのターミナルの建設が進んでいるためだ。

 さらに「港の役割を考えると、阪神港が最も劣勢では」と大手海運会社の幹部は懸念する。名古屋は、自動車やその部品メーカーなどが集中し「国も将来的には外せないとみるだろう」と分析。「神戸が外されればサービスの質は低下し、物量コストも増大してしまう」と危惧(きぐ)する。

 重点整備港の選定方法について、前原誠司国交相は「われこそはという港に手を挙げてもらう」と述べたが、具体的な基準は示されていない。この手法に対し「国が地の利や形状を調査し、国際港としての道筋を示した上で戦略的に選ぶべきだ」(港湾運送大手幹部)との批判もある。

 しかし、PR合戦は既に始まっている。大阪府の橋下徹知事は「手を挙げさせてもらう」と表明。神戸市みなと総局も「今後、神戸港の利点をきっちりと盛り込んだ将来計画を策定し、国に提出する」と作業を急ぐ。


 スーパー中枢港湾計画 韓国・釜山港やシンガポール港の急速なハブ(拠点)化に対抗するため、2002年ごろから提唱された。国は04年、(1)神戸港と大阪港を含む阪神港(2)京浜港(東京港、横浜港)(3)伊勢湾(名古屋港、四日市港)の3カ所を指定し、国際競争力を高めるため、高規格コンテナターミナル整備へ重点的に予算を投じてきた。

(2009/10/29 14:37)

79チバQ:2009/10/31(土) 01:14:43
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_12567947388.html
「ブオー」重低音に名残 ホーバー乗船ルポ
[2009年10月29日 14:33]

乗船後、ホーバークラフト前で記念撮影する乗客=28日、国東市のホーバー空港乗り場
 大分空港(国東市)と大分市を結び、サラリーマンや観光客らに親しまれてきたホーバークラフト。今月いっぱいで運航が休止されるのを前に、「もう一度乗っておきたい」と思い出づくりに乗船する人たちでにぎわっている。28日午後、大分市西新地の乗り場を訪ねた。

 「ブオー」。エンジンの重低音が響くと、白と赤で彩った船体が一気に浮き上がった。平日にもかかわらず、背広姿の男性や家族連れで、座席の約7割が埋まっていた。
 午後0時50分。地面を滑るように動き始めた。間もなく、海に出て真っ白な水しぶきが上がると、子どもたちの歓声が飛び交った。
 大分市の実家で過ごし、千葉県柏市に戻る途中の会社員、中山純二さん(28)の長女真希ちゃん(5)は「エンジンの音が大きくてすごい」。
 太陽に照らされ、キラキラと輝く別府湾を進む。左側の窓の向こうに高崎山や別府の市街地が広がっていた。小さな漁船の間を抜けていくと、前方に大分空港が見えてきた。「間もなく到着します」のアナウンスが流れ、約30分の短い船旅の終わりを告げた。
 タラップを下りると、家族連れが船体下部の黒光りしているゴムに触れていた。岩間慶太君(5)=大分市牧=は「ゴムがすごく硬い」と驚いた様子。父文彦さん(37)=公務員=は「乗り物好きの息子がホーバーに乗ったことがなかったので乗船した」と話した。
 堤末子さん(52)=同市大道町・主婦=は「ホーバーは旅行の際に日常を離れることを意識させてくれる特別な存在だった」と名残惜しそうに船体に触れた。
 運航している大分ホーバーフェリーは、昨年から5時間以内の利用を条件に、往復2800円(大人)で乗れる「体験乗船」切符を販売している。同社によると、9月30日に運航休止を発表して以降、週末には1日に約千人の体験乗船客が訪れているという。
 (社会部・伊藤友仁)

80荷主研究者:2009/10/31(土) 18:32:58

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=14199&catid=352
2009年1月6日付 宮崎日日新聞
物流編1…細る輸送力
■翻弄される農畜産物

 神奈川県川崎市に宮崎県が持つ5800平方メートルの県有地がある。コンテナやシャーシが置かれ、かつて京浜航路で本県と関東を結んだカーフェリーが停泊していた川崎港の目と鼻の先。その中にJA物流みやざき(宮崎市)が所有する14フィート5トンの海上輸送用冷蔵コンテナを見つけた。農産物を同航路で関東へ直送するために配備したが、当初とは違う形での使用を余儀なくされている。

 2003―04年にかけて40基導入された。「京浜航路を強化するためだった」とJA宮崎経済連園芸販売課の内野宮由康課長は振り返る。コンテナの荷はこの県有地に一度集めて関東圏各地へと配送するが、一時は100基に増やす計画も持ち上がった。しかし、京浜航路は主力の貨物が安定せず05年6月には休止。代替ルートとして選んだ大分市の大在港発・横須賀行きでは輸送コストが増大し、計画は頓挫した。その大在港からの航路も07年9月には休止。本県農産物は度重なる海上航路変動の波間に翻弄(ほんろう)されてきた。

 現在は京浜航路をあきらめ、宮崎カーフェリー(宮崎市)の大阪航路で1日に5、6基を関西、関東方面へ運んでいる。内野宮課長は「安定した輸送手段の確保が必要だ。ベストは京浜航路の復活だが、季節波動をどうするか。これは農家の宿命」とクリアすべき課題を話す。

   ▼     ▼

 「運送会社は(フェリーの出発時間ではなく)到着時間を重視することを痛感した。そこにも京浜航路の輸送量が減った原因がある」。宮崎カーフェリーの山下省二総務部長は分析する。前身のマリンエキスプレスが1999年2月にダイヤ変更し、宮崎―細島、宮崎―川崎の出発を1時間遅くした時の記憶だ。

 宮崎港は午後8時発、細島港は同8時45分発となり、川崎港に着くのは翌日午後4時半。従来よりも1時間遅い時間になったため、首都圏ではラッシュアワーに重なった。到着時間が大幅に遅れ、荷受先の時間指定に応えることが難しくなるのだ。山下部長は「これによって大阪航路や陸送、他社フェリーに荷が流れた」と説明する。

 県が公表した「農畜水産物等の生産と流通対策資料」のカーフェリー農畜産物輸送量の推移によると、京浜航路は95年度で約18万5000トンだが、休止前年度の2004年度には約6万8500トンと減り、如実に数字として現れている。ここ数年は荷物の小口化が増え、一つを降ろすために陸送しなければならない状況もあるという。

 農産物収穫の季節変動も輸送量に影響する。県農産園芸課は「ハウス園芸は秋から冬にかけて多く出荷されるが、夏には生産量が減少する」と話す。このため7月から10月ごろまでフェリーの野菜輸送量は冬場と比べ半減する。海上航路拡大には輸送量を安定させることが必須だが、到着時間や季節変動など多くの課題が頭をもたげている。

   ×     ×

 本県農産物が大消費地で競争力を発揮するための物流充実は長年の課題だ。しかし地理的ハンディや輸送手段減少に加え、ここに来て輸送コスト増など以前に増して厳しい状況に見舞われている。そうした中、農工が連携し物流問題を共通認識としてとらえる動きも出てきた。本県の現状を「農」の視点から見詰め、これからの物流を考える。

【写真】初競りに並ぶ県産野菜。農業立県である本県の魅力を大消費地に余すところなく発信するには物流課題の解決が急務だ=5日午前、宮崎市中央卸売市場

81ももだぬき:2009/10/31(土) 19:12:16
北海道新聞によると、道南自動車フェリー函館‐大間の採算が持ち直しつつあるということです。

82とはずがたり:2009/10/31(土) 19:38:46
>>81
これですな。
青函間には高速どころか道路も無いから高速1000円はフェリーなのに追い風なんですねー。
本四連絡橋を3本も造れば瀬戸内のフェリー業界は潰滅するのは当然だわなぁ。

道南自動車フェリー 函館−大間の収支が改善 (10/31 08:05)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/197371.html

 【函館】道南自動車フェリー(函館)は30日までに、函館市と青森県大間町を結ぶフェリー航路の今年の運航収支が大幅に改善し、大間町と青森県からの補助金が不要になるとの見通しを明らかにした。高速道路料金の割引で首都圏からの車の利用が増加したことなどによる。同社は来年1月以降の暫定運航については、町側と協議を続けている。

 同社は昨年12月、同航路の運航を東日本フェリーから引き継いだ。今年12月までの暫定運航では赤字が出た場合に限り、県と町が1億2千万円を上限に補助する条件となっていた。

 同社によると今年の運航収支は、1〜6月は約2千万円の経常赤字だった。だが7〜9月に首都圏から訪れる車の利用が増えたほか、燃油価格も安定。このため通年では赤字額を大幅に圧縮でき、補助金は受けずに済む見通しという。

 同航路について、大間町は函館への通院などに利用する町民が多いため、運航継続を求めている。しかし老朽化した船の更新が必要なことから、同社は建造費の財政支援を町側に要請。大間町が建造費負担や来年の運航補助金について検討を続けている。

83とはずがたり:2009/10/31(土) 19:44:41
>>80
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1036414563/869

宮崎〜京浜の航路が此処迄縮小してるとはねぇ。。
小学校低学年の社会科の教科書か資料集にも宮崎から野菜をフェリーで運ぶみたいなのが出てきてた印象だけど。

84チバQ:2009/11/01(日) 10:00:12
>>79
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/131832
さよならホーバー 大分空港への運航終了
2009年11月1日 01:45 カテゴリー:九州 > 大分 社会

別れを惜しみ手を振る人たち=31日午後5時ごろ、大分市 国内唯一のホーバークラフト航路として、38年間、大分市と大分空港(大分県国東市)を結んできた大分ホーバーフェリーの定期便が31日、最後の運航を終えた。乗り場は乗船券を求める客で埋まり、臨時便も運航。通常の土曜日の4倍となる計約2600人が最後の乗船を楽しんだ。運航を終えた船長らに家族から花束が手渡された。

 午後9時20分、空港発の臨時最終便に対し、見物客が手を振り、社員は敬礼して見送った。運航開始時から勤める一丸和生・大分空港事務所長は「ホーバーとともに歩んだ人生。感無量です」と振り返った。

 1971年に就航し、ピーク時の90年度には43万人が利用。しかし、不況による空港利用者の減少や高速交通網の整備で、2008年度の乗客は24万人にまで落ち込んでいた。

=2009/11/01付 西日本新聞朝刊=

85とはずがたり:2009/11/06(金) 23:22:40

ホーバー船体“消滅”の危機 買い手現れず
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_125740042739.html
[2009年11月05日 14:52]

 10月末で運航を休止したホーバークラフトが、スクラップにされる可能性が浮上している。出資している県は事業や船体の譲渡先を探しているが、今のところ名乗りを上げる買い手は現れていない。このままでは、ホーバーは解体されて売却され、債権者への支払いにあてられることになりそうだ。

 県は運航会社の「大分ホーバーフェリー」(大分市・木元智社長)が9月30日に清算に向けた民事再生手続きを申し立てたことを受け、国内唯一のホーバークラフト航路を存続させるため、県内企業を中心に譲渡先を探した。
 しかし(1)景気悪化で自社の経営自体が悪化し、余裕がない(2)空港への高速道路が整備された上、ETC割引の実施や今後無料化が検討されていることなどから、ホーバーの需要回復の可能性が不透明―などの理由で断られたという。
 さらに、ホーバーを今後も運用するためには、エンジン改修に高額な費用が必要になることも、大きな障害になっている。同社が現在所有している4隻のホーバーのうち、ドリームサファイア号以外のエンジンは、部品の製造が今年9月で終了。もし今後故障すれば、修理も不可能になる。
 エンジンを新造すれば、取り付けのために船体を一度切断する必要があることから、費用が計約4億2千万円かかる。これはホーバー1隻の新造に必要な費用とほぼ同じ金額。
 民事再生手続きの申立人代理人によると、「このまま買い手が現れなければ、船体は債権者にそのまま引き渡すか、解体してお金に変え、支払いにあてることになる」という。
 県総合交通対策課は「譲渡先が見つかる見込みは現時点ではない。しかし、なんとか航路を存続させたいという考えは変わらない。運航再開に関心を持ってくれるところがあれば、一緒に考えていきたい」と話している。

86チバQ:2009/11/08(日) 21:45:40
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091108/biz0911081802002-n1.htm
税金に駆逐される! 民主政権に怒りのフェリー業界 (1/2ページ)
2009.11.8 18:00
 「壊滅的な打撃になる」−。民主党政権が掲げる高速道路の原則無料化に対し、フェリー業界が怒りの声を上げている。それでなくとも今春から地方圏でマイカーが土日・祝日に「千円乗り放題」になったことで需要が急減。多額の税金投入で平日も、トラックも無料となればフェリーに対抗の術はない。「企業努力とは関係なく、税金に駆逐された最初の産業になってしまう」とフェリー業界は危機感を募らせている。

 

焼け石に水

 10月29日、関西と名古屋を発着するフェリー8社の社長らが大阪市内で記者会見を開き、怒りをあらわにした。高速道路の「千円乗り放題」でフェリー業界が今年度に210億円の減収要因になり、無料化が実現した場合には年間420億〜460億円の減収になることが明らかになったためだ。

 これに対し、国は今年度の補正予算で地方自治体に1兆円の地域活性化・経済危機対策の臨時交付金を支給。各自治体は運賃割引補助や港湾施設使用料の減免などフェリーに10数億円規模を支援している。

 だが、これは減収予測と比べると、とても釣り合わない規模だ。名門大洋フェリー(大阪市)の阿部哲夫社長は「自治体の補助はありがたいが、大阪市の場合は2億2千万円強で、就航各社で割って数千万円。当社の減収10億円を補うレベルではない」と表情を曇らせる。

 関西汽船の黒石眞社長は「日本航空にいくら公的資金が投入されるか知らないが、日本の交通体系を支えるフェリーが荒波を乗り越えるのに、その10分の1くらいは支援があってもおかしくない」と力説する。

 

豹変(ひょうへん)を期待

 「無茶はしません」

 関係者によると、10月8日に高速道路の無料化に断固反対する日本旅客船協会などの緊急要望を受け取った前原誠司国交相は、こう答えたという。

 前原国交相は「(フェリーなどに)実害が出てから補償するのではなく、事前に手を打ちながら進める」とも話したといい、大臣と副大臣2氏の間に無料化の是非について温度差があることを確認した。

 フェリー以外にも、鉄道やバスなど他の交通機関の業績にも打撃を与えることが予想され、JR旅客と貨物の計7社は「高速道路が無料化されれば、年間計830億円の減収になる」として、無料化の見送りを求める要望書を国交省に提出した。

 当事者でもある東日本、中日本、西日本の高速道路会社の3会長らも無料化には慎重な姿勢で一致。このように反対の声が相次ぐ状況で民主党が政権公約(マニフェスト)で掲げた高速道路無料化について、どう決断を下すかが注目を集める。

 四国開発フェリー(愛媛県)の瀬野恵三副社長は「野党時代の不十分な情報で政権公約を打ち出したのだろう。だが、与党で正確な情報に触れたからには“君子は豹変”してもらわないといけない。民主党が君子ならば」と期待を寄せる。

 

サバイバル

 利用者減にあえぐフェリー業界では生き残りをかけた企業努力が続くが、10月1日には防予汽船(山口県)が民事再生法の適用を申請。兵庫県の明石市と淡路島を結ぶ明石淡路フェリー(愛称・たこフェリー)は、給与削減を決めたことで社員の約3割が退職し、運航便数を3分の2に減らす事態に陥るなど、苦境が浮き彫りになっている。

 昭和43年に初めて長距離フェリーを運航した先駆者として知られる阪九フェリー(北九州市)でも10月から、1日2往復だった泉大津港〜新門司港間を1往復に減便した。関西汽船(大阪市)とダイヤモンドフェリー(大分市)は経営統合を視野に共同持ち株会社を設立して事業再編を進めている。

 フェリー業界は、高速道路との競争力が拮抗(きっこう)する水準まで、フェリー利用者にもインセンティブを支給することなどを求めるが、国に船舶を買い取ってもらって運航だけを請け負う形でないと経営が継続できないと主張する会社も。和歌山、徳島両県の支援で乗用車片道千円の割引料金を試行し、利用者を大きく伸ばした南海フェリー(和歌山市)の兜秀昭社長はこう話す。

 「条件が同じならば、高速道路にも競争力があると証明できた。ただ、支援は今年度限り。そうなると後1〜2年を持ちこたえる体力はない」(松岡達郎)

87チバQ:2009/11/13(金) 08:22:28
乗客が7人って・・・・
事故より乗客数が心配だ
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2009111300115
三重県沖でフェリー傾く=乗客7人を救助−海保
 13日午前5時20分ごろ、三重県沖を航行していた東京発沖縄行きのフェリー「ありあけ」から「船体が急激に傾斜している」と救助を求める118番通報があった。尾鷲海上保安部によると、ありあけには乗員21人、乗客7人が乗っており、巡視船艇9隻などが救助に向かった。
 ありあけを所有するマルエーフェリー(鹿児島県鹿児島市)には同5時半頃、船長から「横波を受けて右に36度傾いた」との連絡が入った。乗客7人はヘリコプターで救助されたという。(2009/11/13-08:00)

88とはずがたり:2009/11/13(金) 19:55:58
>>87
新聞読むと積み荷はそこそこあったみたいっすね〜。

89チバQ:2009/11/13(金) 20:43:48
http://www.asahi.com/national/update/1113/NGY200911130010.html
2009年11月13日17時50
 突然の横波が襲った、13日朝の三重県沖でのフェリー横転。大型船がなぜ、約4メートルの横波で一気に傾いたのか。

 船舶の所有者や運航業者らでつくる社団法人日本船主協会の担当者は「詳細は不明だが、横波を受けた場合、船内の車両やコンテナがずれて船全体がバランスを失い、傾きが戻らなくなることはありえる。輸出用の自動車運搬船は前後左右から固定するが、一般的には国内航路のフェリーではそこまではしない」と話した。

 マルエーフェリーによると、ありあけの積み荷は車38台や車台44両、衣料品などを積んだコンテナだった。通常はコンテナはワイヤで、車はタイヤを車止めで固定したり、車の四隅と船の柱などをワイヤで動かないようにする「4点張り」という方法で積載される。大型車の場合は「6点張り」になるという。

 今年の4月と9月に、担当者2人が実際に乗船して内部監査をした結果、運航マニュアルや設備保全に問題はなかったという。

 同社の竹原伸孝専務は「現場では船底まで降りて確認できる状態ではなかったらしいが、おそらく荷崩れで重心が傾いたためだと思う。これだけ大きな船だと、10メートルの高波でも1回で転覆する可能性は低い」と話した。

 東京海洋大学先端科学技術研究センターの大津皓平特任教授(造船学)は「船には本来、復元力があるが、傾きが戻らないところを見ると、荷崩れを起こしている可能性は高いだろう。波を受け、荷を固定していたロープや金具が外れた可能性が考えられる」と話した。

91チバQ:2009/11/14(土) 09:41:56
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091113-OYT1T00717.htm
乗客「転覆かと思った」、励まし合い1時間
 体が壁に向かって滑っていった――。13日早朝、三重県尾鷲市の沖合を航行中に突然、船体が傾いたフェリー「ありあけ」(7910トン)。乗員乗客計28人のうち、乗客7人と乗員の大半は海上保安庁のヘリコプターなどで救助され、乗員の一部は救命いかだで自力で脱出した。


 救助された乗客たちは「沈没すると思った」と表情をこわばらせた。

 尾鷲海上保安部(三重県尾鷲市)によると、「ありあけ」には男性6人、女性1人の乗客がいた。

 乗客の1人、沖縄県の無職天願栄順(てんがんえいじゅん)さん(51)は寝ていたところ、突然、体が滑っていった。何がなんだかわからず、「船が転覆したのか」と思った。床をはい上がるようにして廊下に出て、ほかの乗客と合流。「客室の窓から外を見ると海面や波がすぐ近くに見えたので、ぞっとした」と声を震わせた。

 別の客室で寝ていた鹿児島県湧水町、無職重信全宏(まさひろ)さん(74)も、船が急に傾き、右舷側の壁に転げるように滑り落ちた。部屋の出口は反対側にあり、はい上がろうと蛇のように体をくねらせ、なんとかたどり着いた。「周囲に乗員はいなかった。他の乗客と励まし合いながら約1時間以上待ったが、救助が始まると安心した」と振り返った。

 海上保安庁によると、救助のヘリコプターが現場に到着したのは午前7時4分。「ありあけ」の118番通報から、約1時間半が経過していた。フェリーは既に35度にまで傾き、赤く塗装された船底を見せながら、海上を移動していた。

 つり上げ救助を行う2人の「機動救難士」が船上に降り立ち、客室から避難してきた乗客たちを屋上デッキに誘導。黄色い救命胴衣を身につけた乗客は寒さを避けるように2人、3人と固まって座って救助を待った。頭からフードをかぶった女性とジーンズ姿の男性2人が同時にワイヤでつり上げられるなどして、午前7時40分ごろまでには、乗客全員が救出された。

 フェリーは沿岸近くで大きく傾き、座礁を避け、沖合に船を動かす作業のため、7人の乗員を残して、他の乗員を救出した。しかし、傾きは次第に大きくなり、さらに、船体が海岸付近で座礁。3人が船に搭載されていた救難ボートで脱出し、4人は一時、海に投げ出されたが、海保の救難ボートが救助した。乗船名簿によると、「ありあけ」には、天願さんと重信さんのほかに、軽い打撲で病院に搬送された東京都調布市の松本浩一さん(70)、品川区の男性(30)、宮崎県の男性(25)、川崎市多摩区の男性(40)、神奈川県相模原市の女性(41)が乗っていたという。

(2009年11月13日15時00分 読売新聞)

92チバQ:2009/11/14(土) 09:42:34
http://mainichi.jp/select/today/news/20091113k0000e040042000c.html?link_id=RTH05
フェリー事故:乗客「命の危険感じた」 窓からすぐ海面
2009年11月13日 11時21分 更新:11月13日 12時45分


傾いた船体のデッキで救助を待つ乗組員ら=三重県熊野市沖で2009年11月13日午前、本社ヘリから望月亮一撮影

海上保安庁のヘリコプターで三重県東紀州(紀南)防災拠点施設に到着したフェリーの乗員ら=三重県熊野市久生屋町で2009年11月13日午前撮影 傾きを増しながら流されるフェリー。海霧の中、ヘリコプターは乗客・乗員28人の救助を懸命に続けた−−。三重県熊野市沖の熊野灘で13日早朝起きたマルエーフェリー(本社・鹿児島県奄美市)のフェリー「ありあけ」の海難事故。横波を受けてから約2時間後、船は40度以上傾き、立っていられない状態に。ヘリで救出された乗客らは「生きた心地がしなかった」と青ざめた。【汐崎信之、七見憲一、福泉亮、大野友嘉子】

 午前5時半ごろ、三重県尾鷲市の尾鷲海上保安部に、フェリーが傾いたとの情報が入った。職員が慌ただしく対応に追われる。同9時40分には「3人が救命ボートに乗り移ったものの、3人が海に飛び込んだ」との情報が入り、一気に緊張が高まった。尾鷲海保によると、現場は天候が良い時は穏やかだが、13日は雨が降って海が荒れていたという。

 熊野市久生屋(くしや)町にある県東紀州防災拠点施設では、午前7時50分から乗員・乗客を運ぶ海保ヘリが発着を繰り返し、9時過ぎまでに21人が搬送された。

 消防署員から毛布を受け取り、施設内の倉庫で健康状態のチェックを受ける乗客ら。最初に運ばれてきた7人のうち、頭や脚にけがをした松本浩一さん(70)=東京都調布市=は病院で手当てを受け、移動した熊野市の保健福祉センターで「死ぬかと思った」と疲れ切った表情で話した。

 一方、乗客の一人で鹿児島県湧水町に帰省するため乗船していたという土木作業員の重信全宏(まさひろ)さん(74)は「寝ていたら、いきなり『ガタン』という音がして船が横倒しのようになった。窓から海面がすれすれに見え、転覆するのではないかと命の危険を感じた」。床が滑ったため、部屋の角に足をつけてはい上がり、乗員が用意したロープを伝って救助用デッキにたどりついたという。

 乗組員の淵脇樹徳(しげのり)さん(29)は「『ドーン』という音で目が覚めた。部屋が真っ暗になって何が起きたのか分からなかった。室内の物がぐちゃぐちゃになり、立っていられないくらいだった」と寒さで震えながら話した。

 尾鷲漁協によると、13日朝は波が高く、漁業者は仕掛けた定置網の引き上げを断念した。熊野漁協遊木浦支所では四つある定置網のうち三つを上げられなかったという。

 現場近くでは05年7月15日、尾鷲市の三木埼灯台沖南東約30キロの熊野灘でタンカー同士が衝突、1隻が炎上し乗組員6人が死亡、1人がけがをする事故が起きている。

94チバQ:2009/11/14(土) 09:44:23
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/091113/dst0911131356007-n1.htm
貨物3千トン固定に問題か 熊野灘フェリー事故、業界「あり得ない」
2009.11.13 13:54
 三重県熊野市沖の熊野灘で13日早朝、船体が大きく右傾し乗客乗員28人がヘリコプターで救助されたフェリー「ありあけ」。荷崩れを起こした貨物の固定方法に問題なかったか。有識者らに聞いた。

 ありあけの積載貨物は、コンテナやトレーラー車両など計約3千トン超。「貨物の積み込み作業で、しっかり固定できなかった可能性がある。きちんと固定したつもりでも船の揺れで緩むことはある」。古荘雅生神戸大教授(船舶安全学)が解説する。海上の気象にも触れ「航路の選定や操舵(そうだ)の方法に問題がなかったか、今後検証が必要」と指摘した。

 一方、同業者らは荷崩れに一様に首をかしげた。東京都のあるフェリー会社は「業界では荷崩れはまず起こり得ない。高波など予測を超えた外的な力が、急激に船体にかかった可能性がある」。愛知県の会社は「荒天時は手厚く荷物を固定する。乗客もいるので、安全には人一倍気を使っている」と話した。

95チバQ:2009/11/14(土) 09:45:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091114-00000004-mai-soci
<フェリー事故>横揺れ防止装置に異常の可能性も
11月14日2時31分配信 毎日新聞

 三重県熊野市沖の熊野灘で13日早朝、マルエーフェリー(鹿児島県)のフェリー「ありあけ」(7910トン)が座礁、横転した事故で、松元浩人船長(49)は会見で、波がぶつかり合うなどして起こる大波「三角波」で船が傾いたとの認識を示した。一方、事故後の船体は、左舷のフィンスタビライザー(横揺れ防止装置)が、船体を右に傾ける角度になっていたことが分かった。第4管区海上保安本部(名古屋市)は、大波による荷崩れに加え、フィンスタビライザーに異常があった可能性もあるとみて調べている。

【空撮写真特集】フェリー事故:三重県沖で急傾斜、座礁 28人全員救助

 国土交通省運輸安全委員会は、船舶事故調査官4人を派遣し、14日に調査を始める。

 松元船長によると事故直前の風は北東や東北東約15メートルで、波は高さ約4メートル。松元船長は「1発の三角波で傾斜し、その後荷崩れが起きた」と説明。荷積みについては「荒天に備えるよう指示した。午前4時の見回りでも異常はなかった」と述べた。同社によるとありあけは最大積載量5023トンに対し、コンテナ約150個、車両など計3318トンを積んでいた。4管は業務上過失往来危険容疑も視野に慎重に調べる。

 一方、フィンスタビライザーは、船底近くの両舷に魚のひれ(フィン)のように突き出した板で、角度を自動的に調整して揚力を発生させ、船の横揺れを抑える装置。接岸時や揺れの少ない時は船体に収容される。

 4管などの調べでは、ありあけの左舷のフィンスタビライザーは、前方が上向きの状態で、これは左に傾いた場合に船を右側に戻す角度だった。しかし、船は右側に傾いて座礁しており、修復のためには、フィンスタビライザーの前方が下向きにならなければならない。

 北海道大の芳村康男教授(船舶工学)は「フィンスタビライザーは少々の力で動くものではなく、船内の電気が止まった時点の角度を示していると考えられる。フィンスタビライザーの動きだけで転覆するとは考えられず、複合的な原因ではないか」と話している。

 4管によると、三重県御浜町下市木の沖合約500メートルから南6〜7キロにわたり燃料の重油が流出している。周辺自治体や漁協などは14日、熊野市の県熊野庁舎で対応を協議する予定。

 同社は6隻のサルベージ船を手配。数隻が13日夕、海域に着いた。【岡大介、七見憲一、平井桂月】

96とはずがたり:2009/11/20(金) 16:49:01
したらばから以下のような連絡を受けたので90と93を削除します。(91と92には何故か依頼無し)
事故の生々しい証言でもありますし,当該記事の個人情報を削除して再投下します。
問題でしたらまた連絡下さい。
===================================================================
名前:××
メールアドレス:××
お問合せ種別:削除依頼
問い合わせ内容:

旅客船・高速船・フェリー等のスレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1233423926/

にある 90 と 93 のレスを削除して下さい。

住所・氏名・年齢が記述されており、個人情報を発信しています。

各新聞社には記事の差し替えさせたので、ニュースソースからは該当の個人情報は削除されております。

97とはずがたり:2009/11/20(金) 16:49:37

フェリー事故:傾く船 28人、励まし合って脱出
ttp://mainichi.jp/select/jiken/news/20091114k0000m040133000c.html

傾いた船体から救助される乗組員ら=三重県御浜町沖で2009年11月13日午前、本社ヘリから望月亮一撮影 「大丈夫だ。頑張ろう」−−。三重県熊野市沖の熊野灘で13日早朝に発生したフェリー「ありあけ」の座礁、横転事故で、乗客7人と乗員21人は励まし合いながら、次第に傾斜が強まる船内からの脱出に成功した。消防用ホースをロープ代わりに使うなど機転を利かせ、たどり着いたデッキで海上保安庁のヘリコプターなどに救助された乗員乗客は、沈没の恐怖からの生還を喜び合った。

 ありあけの川崎一志事務長(58)によると、フェリーが傾いた時、乗員は5階、乗客は4階の客室にいた。事務長室では机やテレビなどが転がり落ちてドアをふさぎ、廊下へ出るのに5〜10分かかった。客室へ下りると、乗客たちは既に全員が冷静に救命胴衣を着け終わっていた。

 乗員が消火用ホースの端を5階の手すりに結び、片方を4階へ垂らした。乗客はこのホースを伝って屋上のデッキへ。川崎事務長が「必ず助かりますから」と言うと、乗客たちは「頑張ろう」と声を掛け合った。川崎事務長は「私自身、こんな経験は初めて。エンジンが最後まで動き、照明は通常通りだった。船内火災が起きなかったことが幸いだった」と振り返った。

 鹿児島県湧水町の自宅へ帰ろうとしていた乗客の××さん(××)の部屋では、「ドカーン」という衝撃音とともに、寝ていた3人全員が部屋の隅に滑り落ちた。船が傾いてなかなか起き上がれない。1人が壁を伝い、ドアを開けて脱出。重信さんたちも続いた。非常ベルが鳴り響く中、「頑張ろう。大丈夫だ。必ず助かるから」と励まし合った。

 ヘリから下ろされたロープを腰に巻いてつり上げられた重信さんは「無我夢中だった」。家族に電話すると「安心して帰ってきて」という声が聞こえ、涙があふれたという。また乗客の神奈川県相模原市、××さん(××)は、フェリーが傾いたため顔が壁に当たって目を覚ました。廊下に出ると別の乗客が「沈没するかもしれない」と話すのが聞こえた。「救助されて良かった」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 ◇船長ら検査入院
 フェリーから最後に巡視船で救出された松元浩人船長(49)ら乗員7人は漏れた油を飲み、三重県尾鷲市内の病院に検査入院した。【汐崎信之、福泉亮】

98とはずがたり:2009/11/20(金) 16:50:05

突然の揺れ、床滑る 熊野灘フェリー座礁
2009年11月13日 14時13分
ttp://www.chunichi.co.jp/s/article/2009111390122648.html

座礁したフェリーから脱出し、海上保安庁のボートに救出される乗員ら=13日午前10時5分、三重県御浜町沖の熊野灘で、本社ヘリ「おおづる」から


 「どーん」という音とともに船が揺れ、立ち上がれないほど床が傾いた。13日明け方の熊野灘で起きたフェリー事故。救出された乗客たちは、海面が窓に迫ってくる恐怖の瞬間を生々しく語った。救命いかだでの脱出に失敗した乗組員らが、海に飛び込み、巡視船に助けられる間一髪の場面も。フェリー会社は乗員乗客の安否確認などに追われた。

 熊野灘で大きく傾いたフェリーから救助された乗客は、搬送先の三重県熊野市の東紀州防災拠点ヘリポートで毛布にくるまり、疲れ切った表情を見せた。

 乗客の××さん(××)=××=は眠っていたところを、「ドーン」という大音響と突然の揺れで起こされた。「何事か」と思って目を開けると、自分の体が床を滑っていた。船室の床ははい上がれないほど傾き、船尾からはガタンガタンという音が響いていた。

 荷物も持たずに、ロープを使って引っ張られるように甲板に上がり、救助のヘリを待った。「荷崩れと横波だと思うが、大きな船なので、こんなことは100パーセント起こらないと思っていた」と、ぼうぜんとした様子で話した。

 右足をねんざし、両ひざも打撲した××さん(××)=××=は「船室にも水が入ってきて閉じこめられるかと思った。最後は海に飛び込もうとも考えた」と、恐怖を口にした。

 沖縄に帰る途中だった××さん(××)=××=は「窓の外にすぐ海面があって、大きな波が見えた。とにかく不安だった」と振り返った。××さん(××)=××=は「何が起きたのか分からなかった。すぐに(傾きが)元に戻ると思ったが戻らず、船室のドアをどうにか開けて出ると、ほかの乗客の人が『沈没する』と叫んでいた」と話した。

 ヘリポートの倉庫で飲み物を渡された乗客は、自分たちがどこにいるのかさえわからず、消防職員から地図で現在地の説明を受けた。家族らと携帯電話で連絡を取り、「これからどうなるのか」とうつむき、冷えた体を温めた。

 救出された松元浩人船長(49)は「船が救えなかったのは残念だが、人命が守れてほっとした」と話した。

◆大きな事故歴なし

 フェリー「ありあけ」を所有するマルエーフェリー(本部・鹿児島市)は事故発生直後から、状況の把握や乗員乗客の安否などを確認しつつ、報道機関の問い合わせへの対応に追われた。

 同社によると、ありあけは12日午後5時に東京・有明埠頭(ふとう)を出航、鹿児島県の志布志港を経由して那覇市の那覇新港に向かう途中だった。1995年に製造され、これまでに大きな事故歴や修復歴はないという。

 乗員乗客全員が救助されたのを受け、同社の担当者は「人命第一なので、まずはひと安心です」とほっとひと息。ただ、今後の対応については「私からはコメントできない」と硬い声で話した。

(中日新聞)

99とはずがたり:2009/11/20(金) 17:20:54
91,92も個人情報除去して再投下しようかとも思いましたが,「削除依頼しなかった方のこの事故に遭ったことを国民に広く知っていたい希望」を奪う事にも成りかねないので慎重に判断した結果残すことにしました。
パブリックコメント(?)受付中です。

100チバQ:2009/11/22(日) 09:38:56
>>99
自分の貼り付けがこんなことになるとは!ビツクリです。
削除依頼が来たらはじめて考慮するで良いように思います。
じゃないとキリがないような・・・

101とはずがたり:2009/11/22(日) 14:11:25
>>100
俺も新聞記事などを蒐集して検討する"公益"を重視して文句が来たら速やかに対応する事を前提にあんま気にせずばんばん投下するし,変に萎縮して要求以上削除する事もないだろうと現段階では考えております。

102荷主研究者:2009/11/22(日) 20:48:23

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200911200043a.nwc
2009/11/20 Fuji Sankei Business i.
商船三井、大阪−大分フェリー休止へ 1月末で、松山寄港の2便

 商船三井系の「フェリーさんふらわあ」(大阪市)は19日、子会社2社が運航する松山経由で大阪と大分を結ぶ上下2便を、来年1月いっぱいで休止すると発表した。阪神地域と大分を結ぶ航路は現行の1日6便から4便に減便となる。景気低迷と高速道路料金の大幅割引で、旅客や貨物の輸送需要が低迷する中、効率化でコスト競争力を高める。

103荷主研究者:2009/11/29(日) 22:23:49

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/202521_all.html
2009年11/28 14:40 北海道新聞
室蘭−青森フェリー廃止から1年 航路再開めど立たず 地域経済の地盤沈下加速

 【室蘭】旧東日本フェリー(函館)の青森航路が廃止され、室蘭港からフェリーが消えて30日で1年になる。室蘭市を筆頭に港湾業者が、新たな船会社の誘致を進めているが、景気悪化の直撃で再開のめどは立っていない。先の見えない誘致活動に、関係者の疲労の色は日増しに濃くなっている。

 「航路再開」を悲願とする室蘭市。今年も例年同様、10月中旬に首都圏で船会社や商社などを管内の港湾業者と訪ね、就航を積極的に呼び掛けた。道内に航路を持つ太平洋フェリーや商船三井フェリーなどには社長に直談判したが、反応は芳しくなかった。

 昨秋以降の景気悪化で荷動きが落ち込んだ上、高速道路の料金が「上限千円」に割引された影響などで体力が奪われているためだ。国内に航路を持つ船社の半数が赤字とも言われる。市から就航要請を受けた会社の事業担当者は「航路維持で精いっぱい」とにべもない。

 室蘭市も決してあきらめたわけではない。今春、民間業者を交えた勉強会を開始。室蘭発着航路の採算性や、胆振から新たな荷物の開拓の可能性など、さまざまな角度から検討を重ねてきた。

 東日本フェリーの運航業務を引き継いだ道南自動車フェリー(現津軽海峡フェリー)の内部資料を基に、収支の抜本的な改善策も探った。だが、年間7億円も生じる赤字の解消策は見つからなかった。

 新たな問題も出てきた。フェリー航路の再開にはターミナルビルが不可欠で、市は旧東日本フェリーが所有するビルを年内をめどに無償で譲り受ける方針だが、ビルの活用策は定まっていない。

 「フェリーが将来、室蘭に戻る可能性は低いだろう」。室蘭の陸運会社の幹部はつぶやいた。かつて売上高の4割を東日本フェリー関連業務で稼いだが、ここ数年、大洗(茨城県)、八戸(青森県)、直江津(新潟県)と航路廃止のたびにフェリー関連業務の人員を縮小。現在は苫小牧に港湾業務の大半を移した。

 室蘭市港湾部の担当者は「行政ができる支援は何でもしたい」と、船会社には入港料や港湾関連費を限りなくゼロにすることをにおわす。しかし、最盛期に18万人を誇った室蘭市の人口は半減。現在も毎月数百人単位で減り続け、市場規模全体が縮小に向かう中、要の荷物を増やす展望は開けない。現状では、一筋の光明も見いだせない状況だ。(升田一憲)

104荷主研究者:2009/11/29(日) 22:40:05
>>102
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/135605
2009年11月20日 00:20 西日本新聞
さんふらわあ 2便減便 大分‐大阪 フェリー2隻売却へ 来年2月

 阪神地域と九州間のフェリーを運営する「フェリーさんふらわあ」(大阪市)は19日、3往復6便ある中九州(大分)航路を来年2月1日から2往復4便に減便する、と発表した。景気低迷と高速道路料金の休日割引制度「千円高速」に伴う旅客・貨物利用の低迷を受けた経営合理化策。現在運航している大型フェリー6隻のうち、余剰となる2隻は売却する方針。

 現在ある3航路のうち、大阪‐松山‐大分の1往復2便を運休する。残る神戸‐大分、大阪‐別府の各1往復2便は維持し、大阪‐別府の上りのみ松山に寄港する。

 同社によると、中九州航路の今年1−6月の旅客・貨物利用は前年同期比で20−30%減。松山寄港便については、瀬戸内海をまたぐ本四架橋を経由する陸路移動もできるため、高速道路料金割引による利用客の減少から、特に赤字が大きくなっていたという。

 井垣篤司取締役営業統括部長は「赤字航路の休止で出血(赤字)を止めることにした。合わせて割引プランの拡充で利用者増に取り組みたい」と話している。

 同社は、いずれも商船三井(東京)完全子会社の関西汽船(大阪市)とダイヤモンドフェリー(大分市)が今月1日付で事業統合し、設立した新会社。両社の営業体制を一本化し、将来の経営統合を念頭に事業再編を検討していた。

=2009/11/20付 西日本新聞朝刊=

105荷主研究者:2009/12/11(金) 00:18:50

http://kumanichi.com/news/local/main/20091207002.shtml
2009年12月07日 熊本日日新聞
広がるフェリーの運賃割引 ETC割引に対抗

運賃割引が実施されている熊本港のフェリー会社窓口=熊本市の同港フェリーターミナル

 高速道路のETC割引の影響で客離れが続く県内フェリー会社で、独自の運賃割引制度を導入する動きが広がっている。ドライバーらからは高速道とフェリー“二重”の料金割引を歓迎する声が上がるが、フェリー業界にとっては、厳しい経営環境の中で減収覚悟の対抗措置。利用客からは生活の足ともなっているフェリーの行く末を案じる声も出ている。

 熊本港〜島原外港(長崎県島原市)を結ぶ熊本フェリー(熊本市)は5日から、土日祝日の車両運賃を一律千円に割引した(6メートル未満の車)。

 同社は高速道路の割引が始まった今春以降、土日の車両利用が前年比15%程度減少した。ETC割引の対抗策として導入した独自の割引制度で「初日は7便中5便が満船と好評だった」(熊本フェリー)とし、正月三が日を除く来年1月31日まで続ける予定だ。

 6日、家族の日帰り旅行で利用した城南町の会社員、山内信博さん(55)は「割引を知って使った。以前より2500円ほど得した。高速で出掛ける機会が増えたが、フェリーは疲れないし、今後も利用したい」と喜ぶ。

 同じ有明海でフェリーを運航する会社では、九商フェリー(島原市)が11月末から車両と旅客運賃を土日祝日は半額とするキャンペーンを開始。長洲港−多比良港(長崎県雲仙市)を運航する有明フェリーも11月末までの2カ月間、復路運賃の割引を実施した。

 有明フェリーは「春以降利用台数は前年比20〜25%減少したが、割引期間中は10〜15%程度の回復効果があった」と話す。

 ただ、「高い割引率を継続するのは、現実的に困難」と同社。熊本、九商、有明の3社は今年5月以降、高速道路割引によるフェリーへの影響軽減のための支援などを国土交通省などへ訴え続けている。

 民主党は衆院選マニフェスト(政権公約)に高速道路の無料化を掲げており、政府が政権公約通りに実施に移せば、フェリー業界への打撃がさらに深刻化する懸念もある。

 6日、山都町の実家へ里帰り後、長崎県諫早市の自宅へ戻るため熊本港でフェリー待ちをしていた主婦、平古場房子さん(53)は「いつも利用しており、安い料金はありがたい。でも、フェリー会社の経営は大変ではないか」と話し、経営悪化による運航中止を危ぐしていた。(井上直樹)

106とはずがたり:2009/12/11(金) 00:41:57
>>104
分大での学会見物(実際黒川温泉泊まりに行ったり阿蘇山見に行ったり物見遊山気分やったw)に使った思いでの航路なんだけどなぁ(´・ω・`)>大阪〜松山〜大分

107とはずがたり:2009/12/11(金) 19:49:41

山川―根占フェリー撤退 岩崎グループ方針 来年2月末まで
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20091208-OYT8T00040.htm

 岩崎グループ(鹿児島市)は7日、指宿市・山川―南大隅町・根占間を結ぶフェリー運航事業から、来年2月末で撤退する考えを明らかにした。

 同グループは2002年9月、赤字を理由に同事業を中止したが、05年12月、暫定的に再開。06年11月以降は、県や指宿市、南大隅町が運航に関与する運航形態としていた。岩崎芳太郎・最高経営責任者(CEO)によると、06年度以降、原油高や景気悪化などの影響で、年間収入が目標の1億5000万円に届かず、これまで2億円近い持ち出しがあったという。さらに来年3月、フェリーのドック入りのため、3000万円の経費がかかることなどから撤退を判断した。

 佐多岬の施設 県に寄付へ

岩崎CEOは、岩崎グループが所有する佐多岬展望公園(南大隅町)の建物施設を、自然公園法の規制により整備が困難などとして、県に寄付する考えも示した。
(2009年12月8日 読売新聞)

108とはずがたり:2009/12/16(水) 03:50:45

地元への対応不十分 県部長がフェリー運航会社非難
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20091205/CK2009120502000021.html?ref=related
2009年12月5日

真伏部長(左)に漁業被害の対応や船体の撤去方法を説明する有村社長(右)=県庁で

 御浜町沖でフェリー「ありあけ」(7、910トン)が横転、座礁した事故で、真伏秀樹・県農水商工部長は4日、県庁を訪れた運航会社「マルエーフェリー」(鹿児島市)の有村和晃社長に対し、「地元への対応が不十分で、誠に遺憾だ」と非難した。

 真伏部長は、現場海域では船体から流出した重油などの影響で漁業者が操業できず、収入を失っている現状を指摘。会社側の対応窓口を一本化して漁業被害に迅速、的確に対応し、漁業者に必要な資金を手当てするよう求めた。

 さらなる漁場の破壊や二次災害を防ぐため、船体を現場では解体はしないとの前提で、撤去の工程や日程を漁業者に十分説明した上で作業を進めるよう要請した。船主責任保険など保険金の上限にかかわらず、損害賠償の責務を果たすことも訴えた。

 有村社長は「要請に真摯(しんし)に対応する」と述べ、船体の撤去方法は6業者から処理計画を募って検討していると説明した。「技術的、物理的に可能なら(船体を別の場所に)えい航したいが、船が大きいため簡単に結論は出せない」と話した。

 (平井一敏)


http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/978
フェリー事故後、シラス不漁に 和歌山・新宮漁協が補償請求
2009年12月7日 朝刊

 漁は10〜12月が最盛期で、年間水揚げ量の半分以上を占めるという。ところが事故があった11月13日以降に、魚群探知機に一切シラスの魚影が映らなくなった。

 ある組合員は「事故の翌日に三重県側から油の帯が流れてきた。シラスは海面付近を泳ぐので影響が出たのではないか」と話す。

 同組合の中村誠二郎組合長は「31年間、シラス漁をやっているが、こんなことは初めて。あの日以来まったく捕れないのは、事故の影響という証拠」と話し、今月に入りマルエーフェリーと契約する損害保険会社と交渉を始めたという。

 保険会社の担当者は「因果関係の証明は難しい。訴えがあったことは上層部に伝えてある」と話している。

109とはずがたり:2009/12/22(火) 16:29:52
海に重油、イセエビ激減…三重フェリー事故1か月
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091211-OYT1T00078.htm?from=nwlb

休漁を余儀なくされ、停泊する漁船(三重県紀宝町で)=木村雅文撮影

 三重県御浜町沖のフェリー「ありあけ」横転事故から13日で1か月を迎える。船体は現在も海岸から約200メートル沖合に座礁し、横倒しになったままで、付近の海上には流出した燃料の重油が浮かぶ。

 例年なら、年末年始に需要の高いイセエビ漁が盛んな時期だが、休漁を余儀なくされている地元漁師からは、「これでは生活が成り立たない」と悲鳴が上がっている。

 漁に出ても、油まみれのイセエビでは市場へ出せないと、事故直後から休漁が続いており、第4管区海上保安本部によると、油は10日現在も、船体から南西約2キロの海域に広がっているという。

 現場に最も近い紀南漁協(三重県紀宝町)では例年、10月〜翌年3月のイセエビの水揚げ量は約17トンに上るが、今年は1トン弱にとどまる。同漁協所属の漁師・南久司さん(60)は「1年の稼ぎのほとんどをイセエビ漁に頼っているので、今後の生活が不安だ」と肩を落とす。

 周辺の3か所で行っている大型の定置網も、油のために海中へ設置できず、定置網漁をしている御浜町の水産会社は「従業員が16人いるので、一刻も早く操業できる状態にしてもらわないと、死活問題だ」と頭を抱えた。すし店などに魚を卸す小売業・東秀和さん(74)も、「漁がなくなり、アジなどの近海の鮮魚の競り値が3倍以上に跳ね上がっていて、赤字続き」とため息をつく。こうした漁業被害については、被害額が確定しないため、補償に関する話し合いが進んでいない。

 一方、運航会社「マルエーフェリー」(鹿児島県奄美市)は船体の早期撤去を目指しているが、船内の重油の抜き取りが終わらず、撤去作業開始のメドも立っていない。

 ありあけに積載されていた重油は約500キロ・リットル。委託を受けた業者が10日までに計418キロ・リットルを回収し、燃料タンク内は空になったものの、今後は、タンクの破損個所から船内に漏れ出た油を手作業で集めるという。

 ただ、現場での解体作業については、地元漁師らが強く反対。紀南漁協・佐田美知夫組合長(64)も「船は漁場となっている磯の上に乗った状態。そこで解体すれば、騒音や振動で魚はいなくなる」と心配している。

 4管や三重県尾鷲市の尾鷲海上保安部は、客を乗せて航行中のフェリーが横転するという事故の重大性から、業務上過失往来危険容疑などで捜査している。

 立件には、巨大な波が確認されていない状況でなぜ船体が急傾斜したのかという原因の解明が必要で、押収した船体構造の書類や運航データを海上保安大学校(広島県呉市)の造船工学の専門家に送り、分析を進めている。
(2009年12月11日10時09分 読売新聞)

110とはずがたり:2009/12/26(土) 20:32:25

ほぼ町営船ですな。その内原発マネーでうはうはに成る予定の大間町なんでばひーんとカネ出してやって欲しい。

大間-函館フェリー 運航は財政支援が前提(2009/12/26)
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2009/12/26/new0912261102.htm

 大間―函館間のフェリー航路存続問題で、大間町の金澤満春町長は25日の町議会全員協議会で、2010年2月以降の運航継続が財政支援を前提にしたものであることを明らかにした。町として6千万円を上限に支援する考えをあらためて示したのに対し、議会側は「事業者の説明が必要だ」として結論を持ち越した。
 町と青森県、事業者の津軽海峡フェリーは24日、青森市で事務レベルの3者協議を開催。▽代替船の建造は10年6月までに結論を出す▽同2月以降も運航を継続する―と申し合わせていた。
 全員協では、町側が3者協議の結果を報告。この中で、金澤町長は「私から会社に(町の支援として)6千万円を提示した。議会の理解がなければ先に進まない」と理解を求めた。代替船については「事業者は2000〜2500トン級の船を希望している」と報告した。
 議員からは「6千万円を出していいと議会で決めていないのに、話が先に進み過ぎている」「新造船だけでなく、赤字も支援しなければならないのか」など、財政支援に対し疑問の声が上がった。
 議会側は、事業者に対し財務状況などを説明するよう求める方針。一方、町は住民懇談会の開催を予定している。

113荷主研究者:2010/01/20(水) 23:17:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100117t23005.htm
2010年01月17日日曜日 河北新報
青森・大間―函館フェリー存続策難航 新船建造案に異論

国の定める耐用年数11年を超える船齢21年の現行船「ばあゆ」。2年ほどで使用できなくなる恐れがある

 青森県大間町―北海道函館市間のフェリー航路存続策をめぐって大間町が揺れている。フェリーを恒久的に存続させる方策として、町が打ち出してきたのは、老朽化した現行船に代わる新船の建造。最大30億円ともいわれる建造費に、町議会や町民からは異論が噴き出し、町によるかじ取りは難航している。(むつ支局・菅谷仁)

<20億〜30億円必要>
 「なぜ、船の建造に、多額の経費を町が負担しなければならないのか」。昨年12月25日に開かれた大間町議会全員協議会で、町と事業者の津軽海峡フェリー(函館市)、県の事務レベル三者協議で決まった方針を聞かされた町議から反論が相次いだ。

 航路存続の恒久的対策として浮上した新船建造案。金沢満春大間町長は「現行船は約2年後に使えなくなる。恒久運航を考えれば、新船の建造しかない」との考えを示していた。船がなくなれば元も子もないが、問題はその建造費が巨額なことだ。

 事業者側は、現行船「ばあゆ」(1529トン)より大きい2000〜2500トン級フェリーを構想。大型化することで、年間欠航便数を現在の約80から約50まで引き下げ、貨物需要で収支の向上を図るのが目的だという。建造費は約20億〜30億円を見込む。

 これを町単独で負担するとなると、仮に起債で購入する場合、毎年約2億円を18年間償還し続けなければならない。関係する県、事業者と3者で分担したとしても、町には約10億円の出費が必要だ。加えて町には、大型化に伴う港湾整備などの支出も避けられない。

 町の財政的な頼みの綱、電源開発の大間原発立地に伴う電源立地地域対策交付金は2014年度で終了し、残高は約20億円まで減少。財源は決して潤沢とはいえない。

<業者の言いなり?>
 金沢町長は「国や電源開発に新たな支援を要請する」としているが、町議会は「原発を誘致したのは、フェリーを買うためではない」と反発。同意は得られていない。

 町民の多くは、海峡を隔てた函館市に通院先や仕事の取引先があり、生活圏にしてきた。金沢町長は航路を「町にとっての生命線。万が一にも、止められてしまうことだけは避けなければならない」と強調し、理解を求める。

 フェリーの存続問題は08年9月、事業者が燃油の高騰による赤字を理由に撤退を決めたことがきっかけ。町は、存続を要請するとともに財政支援などを約束し、何とか昨年末まで運航期間を延長し、今度は新船建造に協力することで、フェリー側をつなぎ留めようとしている。

 住民も、フェリーが必要との認識は共有しているが、建造に町費をつぎ込むとなると話は別だ。町内の主婦(47)は「事業者主導ですべて決め、負担だけ負うのは納得できない」と語る。

 この主婦だけでなく、町が業者の言いなりになっていると見る住民は多い。町が新船に関与しなくてはならない理由が明確でなく、町に対し説明の場を求める声も多い。

<6月末までに結論>
 新船建造については、今月からの町、事業者、県による3者協議で話し合われる。期限は6月末。結論が出なければ9月以降、航路は廃止の見通しだ。

 町の未来がかかった重要な決断になる。ある町議は「利用客の多数を占める住民の合意形成は必須。町は独り善がりにならず、住民に説明して納得してもらい、町の総意として新船建造をまとめるべきだ」と力を込めた。

[大間―函館フェリー航路] 1964年に就航。片道約1時間40分で、1日に2往復の運航をしている。年間延べ旅客数は約10万〜12万人で、近年は伸び悩んでいる。前事業者の東日本フェリーでは2002年から厳しい経営が続き、08年には燃油高騰の影響で過去最悪の1億6900万円の損失を出した。

114荷主研究者:2010/01/24(日) 18:00:41

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201001180041.html
'10/1/18 中国新聞
高速無料化は航路存続に影響

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/transit/Tn20100118004101.jpg
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 本州四国連絡橋が無料化された場合、引き続きフェリーを利用する意向である物流業者は、中国運輸局の調査に応じた14社のうち、現時点で1社にとどまることが17日、分かった。鳩山政権が掲げる高速道無料化が、瀬戸内海のフェリー運航に大きな打撃を与える可能性が高いことを裏付けた形。運輸局は、政務三役の判断材料にすることを目的に、3月までに最終報告書を国土交通省に提出する。

 昨秋から進めてきた調査は、(1)広島港(広島市南区)―呉港(呉市)―松山観光港(松山市)(2)柳井港(柳井市)―三津浜港(松山市)(3)柳井港―伊保田港(山口県周防大島町)―三津浜港の3航路を対象にした。

 トラック輸送でよくフェリーを使う物流業者14社に、運輸局の担当者が聞き取りをした。本四架橋が無料化になった場合の対応について、7割以上の10業者が「フェリー利用をやめる」と回答。3業者は明確な方針を示さず「双方の定時性やコストを比較してから決める」などとした。1業者だけが「無料になってもフェリーを利用したい」と答えた。

 運輸局は、調査結果を踏まえ、交通事故防止など安全面におけるフェリーの役割を重視。本四架橋が無料化になった場合でも、交通経路の選択制の確保▽観光振興などでの地域活性化▽二酸化炭素(CO2)削減効果―の視点などから、「フェリー航路の社会的な意義は大きい」と指摘している。

 今回の調査では、主にフェリーを使う理由を乗客2516人にもアンケート。「高速道路の運転を避けたい」(12%)「自動車を運転できない」(8%)など「交通弱者」がフェリーを望んでいることも明確になった。

115荷主研究者:2010/02/01(月) 01:24:27

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/212982_all.html
2010年01/30 14:19 北海道新聞
昨年の小樽発着フェリー 新潟、舞鶴とも客減少 不況、ETC割引が直撃

 新日本海フェリーがまとめた昨年の小樽発着の本州航路の利用客数は、新潟便が前年比4%減の11万4900人、舞鶴便が同16%減の7万6500人だった。長引く不況に加え、高速道路の自動料金収受システム(ETC)の割引などが客足に響いたとみている。

 内訳は、新潟行きが5万900人(前年比3%減)、舞鶴行きが3万8200人(同14%減)、新潟発が6万4千人(同5%減)、舞鶴発が3万8300人(同18%減)だった。

 同社は昨年9〜11月、ETCや9月の大型連休対策として、小樽市の財政支援を受け、乗用車を利用する小樽着便の乗客を対象に、船内で利用できる買い物券のほか、菓子や珍味などの小樽名産品と引き換えられる券などをプレゼント。その結果、この期間中の乗客数は、新潟便で前年比11%、舞鶴便で同8%それぞれ増加。

 しかし、集客が見込まれた夏休み期間中が前年比13%減少で、結果として、全体ではマイナスとなった。同社営業課は「2年前は北海道洞爺湖サミットで警備関係者が多く乗ったことも、今回の統計に響いている。ただ、昨秋に実施したサービスが成果を挙げており、今後の営業の参考にしたい」としている。(郡義之)

116荷主研究者:2010/02/01(月) 01:24:49

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/211362_all.html
2010年01/21 14:36 北海道新聞
苫小牧港 フェリー客5年連続減 09年 近距離便は好調

 【苫小牧】北海道運輸局苫小牧海事事務所がまとめた2009年の苫小牧港発着のフェリー輸送実績で、旅客数は前年比1・7%減の84万5072人と5年連続で減少した。不況で人の流れが鈍化する一方、近距離便の旅客数は伸びており、高速道路の自動料金収受システム(ETC)割引の影響で、航路ごとに明暗が分かれたと見られる。(桑折しのぶ)

 苫小牧港発着のフェリーは7航路ある。旅客数は名古屋便が前年比25・6%減の約2万1600人、仙台便が同15・7%減の約15万6300人と、中長距離便を中心に4航路で前年割れした。同事務所は「不景気で外出控えがあった」と見る。

 一方、秋田便は同11・6%増の約5万4200人、八戸便は同10%増の約31万4700人と、比較的近距離の便で旅客が増加した。日本海側の敦賀便は、同0・8%増と前年並みを維持した。

 航路ごとに旅客数の傾向が異なる現象について同事務所は、休日などの高速料金を上限千円にするETC割引が昨年導入されたことで、高速道路を利用した後、近距離のフェリーに乗る旅客が増えたと分析。「中長距離から近距離の便に人が流れたのでは」と見ている。

 このほか、7航路のトラック台数は同5%減の50万9997台で、2年連続減少。不況による物流量の落ち込みが続いている。

 また、7航路の乗用車台数は同0・8%増の23万3253台で前年並みとなり、同事務所は「ガソリン高騰の影響が出た08年に比べ、09年は価格が値下がりしたが、まだ利用者が戻りきっていない」と分析している。

117とはずがたり:2010/02/07(日) 04:35:44

【社会部オンデマンド】「海の新幹線」テクノスーパーライナーは今? かさむ燃料費…決まらぬ就航先
2010.2.6 18:00
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100206/dst1002061802021-n1.htm

東京−小笠原の就航が頓挫したテクノスーパーライナー。大海原を走る雄姿が見られるのはいつの日になるか(三井造船提供)

 「東京と小笠原諸島・父島を結ぶ航路に導入予定だった高速旅客船『テクノスーパーライナー』(TSL)は原油高で就航が頓挫後、どうなったのですか。原油価格が下がっても、就航しないのでしょうか。また、博物館などで展示されていれば教えてください」=匿名

国費に頼った開発

 「海の新幹線」と呼ばれたTSLは、大量の貨物や人員を高速で運ぶ海上交通システムとして、平成元年から旧運輸省(現国土交通省)が推進した国家プロジェクトだった。しかし、現在は運用されているTSLは1隻もなく、事実上、失敗した形になっている。

 速度50ノット(時速約90キロ)、貨物積載重量1千トン、航続距離500カイリ(約930キロ)などを目標に、国から39億円の補助を受けた大手造船7社が開発に取り組んで2隻の実験船が完成したほか、16年には実用向けの第1号船が進水した。

 この第1号船が17年11月から東京−小笠原に就航することになっていたが、直前になって原油高による燃料費高騰などから中止に。現在まで4年以上、新たな就航先も決まらず、建造した三井造船玉野事業所(岡山県玉野市)に係留されたままになっている。

 「現役の高速船として活躍できる航路がないか、売却先などを探している」

 三井造船の担当者は、新しい就航先に期待するが、今のところ目途はたっていない。無論、2号船以降の建造もない。

 「国費に頼った開発をしたので甘えがあった。TSLは技術の歴史の中で退場していくモデルだったと思う。新たな活路を見いだすのは難しいだろう」

 TSLに詳しい東大大学院の宮田秀明教授は、厳しくTSL構想を批判する。

 従来の船舶の2倍近いスピード、航空機より格段に大きい輸送量と低いコスト。新時代の旅客船、アジア諸国から生鮮品を運ぶ輸送手段などとしても期待されたTSLは、なぜ普及しなかったのか。

燃費の悪さがネック

 「最大の難点は燃費の悪さ」
 TSLにかかわった関係者は、こう口をそろえる。多くの船舶は燃料に重油を使うが、TSLは比較的高い軽油を使う。しかも、その量は重油の3〜4倍。小笠原航路も現在の定期船なら1往復で重油約80キロリットルだが、TSLでは重油より高い軽油を3倍以上の約280キロリットルを必要とする。

 この点は、原油高の現状では大きい。当初、運賃値上げなどでTSL導入が可能と考えていた海運会社「小笠原海運」(東京都港区)も結局、燃料費高騰や都・国の支援取りやめを受けて手を引いている。

 一昨年秋のリーマン・ショック以降、原油高は沈静化してきているが、それでも軽油の価格は就航が頓挫した17年当時とほぼ同じ水準。小笠原海運は「仮に今、TSLを運航したとしてもやはり赤字になる」と話す。

 小笠原航路だけではない。2隻の実験船のうち1隻は静岡県でカーフェリーとして実用された時期があったが、やはり原油高で運航停止になり、最終的に廃船となっている。ちなみにもう1隻の実験船は現在、神戸市の神戸海洋博物館に展示されている。

 TSLの小笠原航路も推進したはずの国交省の担当者は「国としては、造船会社を補助したということ。なんとか就航先が見つかってほしい」と人ごとのような話しぶりだが、その一方で「高速船の技術開発という観点ではうまくいったと思う」とも強調する。

 確かにTSLは速い。係留中の実用1号船は、最高39ノットで航行するように設定されており、東京−小笠原の航行時間を現行の25時間半から17時間にまで縮めることができた。

 ただ、世界的な景気の悪化で、最近の造船業界にはスピードよりコストの低さが求められがち。他産業と同様に「環境志向」も強まっており、「燃費がいい」「CO2削減」などが、もてはやされる傾向にある。せっかくの「海の新幹線」も宝の持ち腐れだ。

 係留中のTSLは一般に公開されていないが、三井造船関係者によると「隠しているわけではないから、造船所の近くを運航する船に乗れば、見られると思う」と話す。「海の新幹線」が求められる時代は、再び来るのだろうか。(菅原慎太郎)

 「社会部オンデマンド」の窓口は、MSN相談箱(http://questionbox.jp.msn.com/)内に設けられた「産経新聞『社会部オンデマンド』」▽社会部Eメール news@sankei.co.jp▽社会部FAX 03・3275・8750。

118とはずがたり:2010/02/08(月) 02:47:36
>>117

>この第1号船が17年11月から東京−小笠原に就航することになっていたが、直前になって原油高による燃料費高騰などから中止に
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/1048http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/1100http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1136692559/47)。現在まで4年以上、新たな就航先も決まらず、建造した三井造船玉野事業所(岡山県玉野市)に係留されたままになっている。

> 従来の船舶の2倍近いスピード、航空機より格段に大きい輸送量と低いコスト。新時代の旅客船、アジア諸国から生鮮品を運ぶ輸送手段などとしても期待されたTSLは、なぜ普及しなかったのか。
生鮮品輸送は宮崎県からもhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1039862260/507

>小笠原航路だけではない。2隻の実験船のうち1隻は静岡県でカーフェリーとして実用された時期があったが、やはり原油高で運航停止になり、最終的に廃船となっている
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1038805069/894

119ももだぬき:2010/02/13(土) 09:27:23
読売新聞によると、宇高連絡船が3月26日で廃止。

121とはずがたり:2010/02/13(土) 10:41:12
>>119-121
寂しいけど時代の趨勢ですなぁ。

住民の「足」 宇高航路2社が撤退
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000001002130002
2010年02月13日

 採算のめどが立たない――。高松市の四国フェリーと国道フェリーが12日、高松と岡山・宇野を結ぶ「宇高航路」からの撤退を表明した。高速道路の割引、不況……。度重なる悪条件を打ち破れなかった。瀬戸大橋開通後も地元住民らの貴重な「足」だった同航路。開設100年の記念すべき年の撤退に、衝撃と困惑が広がった。

 真鍋武紀知事は同日、「国に対し、高速道路の料金引き下げについては、影響を受けるフェリーなどに対する支援などを講じるよう提言してきたが、対策が示されないまま撤退という事態が生じたことは遺憾」とするコメントを発表した。高松市の大西秀人市長も「国に対して総合的かつ早急な対策を講じるよう強く要望し、関係機関と連携して適切に対応していきたい」とした。記者会見した四国運輸局の貞広恵三海事振興部長は「大変残念だが、経営的な判断でいかんともしがたい。交通弱者への対応は、地元の自治体と協議したい」と述べた。

 両社や四国運輸局によると、宇高航路は1910年に宇高連絡船が就航。フェリーは61年に始まり、87年度は1日148往復で396万人、自動車187万台が利用した。だが景気低迷や「高速利用1千円」で、昨年4〜12月の利用旅客は前年同期比約3割減、車両は同4割減まで落ち込んだ。昨年6月ごろには「1社に統合したい」と同運輸局に申し出たが、今月「1社にしたところで将来展望がない」と撤退方針を伝えたという。

 高松市内で記者会見した四国フェリーの堀川智司専務は「『国策』に敗れた。高速割引がボディーブロー以上に効いている。海上で道路と同じ使命を果たしているという考えを国にもっていただきたい」と語り、国道フェリーの山下周市社長も同市内の本社で報道陣に対し「高速が無料化されてしまえば、勝てるわけがない。少ない従業員で細々とやってきたがもう限界だ」と述べた。四国フェリーの子会社が運航している高松―土庄、姫路―福田(小豆島)、共同運航している新岡山―土庄の各航路は今後も継続される。一方、国道フェリーは既存のコンビニエンスストアやレストラン事業などを継続するが、従業員は3月末にいったん解雇する方針という。

 フェリーの利用者には驚きと困惑が広がった。

 岡山県総社市から徳島に単身赴任している会社員の川鰭(かわ・ひれ)均さん(59)は「瀬戸大橋を渡るよりも安く移動できた。ここ数年減便が続き不安には思っていたが、まさか廃止になるなんて」と驚いた。高速道路料金の割引に必要なETC(自動料金収受システム)を取り付けていないため、総社市に戻るときはフェリーを利用しているという。

 岡山市にある運送会社のトラック運転手、西江真一さん(47)は高松に支店ができた10年前からほぼ毎日、宇高航路で建築部材を運んでいる。「移動の合間に休憩できる1時間がドライバーにとってはありがたかった。陸上交通になると燃料代が上がり、会社の経営が心配だ」ともらした。

 高松港でフェリーの到着を待っていた岡山県早島町、会社員の田辺淳一さん(34)は「休日の高速道路が安くなったとはいえ、平日はフェリーの方が安いのでフェリーを使っていた。とても残念」と惜しんだ。高松市の自動車教習所に通う同県玉野市、高校3年の檀上友理香さん(18)も「幼稚園の頃からフェリーを利用していたのに。瀬戸内海の島々を眺めながら、『あの島はなんという島だろう』と友だちとしゃべりながら、ゆっくりと移動する時間が楽しみだった」と残念がった。

122チバQ:2010/02/13(土) 14:18:42
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001002130001
「玉野のシンボル」衝撃/宇高航路廃止へ
2010年02月13日


国道フェリー乗り場=玉野市宇野1丁目

■地元衰退、さらに懸念


 玉野市宇野と高松市を結ぶ宇高航路のフェリーが3月で消えることになった。1988年の瀬戸大橋開通後も、橋より安い料金設定で生き延びてきた。だが、橋を含む高速道路の休日特別割引が響き、ついに廃止に追い込まれた。国土交通省によると、高速の割引が始まった昨年3月からの航路廃止は、これで6社7航路。すべて瀬戸内海の便だという。


「ここは宇野港ができて栄えてきた町。宇高航路は今年6月で100周年を迎えるので、イベントでも考えようとしていた矢先なのに」。玉野市の幹部は肩を落とした。


 同市商工観光課などによると、玉野市役所にはこの日午前10時ごろ、高松市役所の担当課から、フェリー運航2社が航路廃止届を提出すると連絡があった。午後1時半には2社の幹部が市役所を訪れ、廃止届を提出したと黒田晋市長らに報告したという。


 黒田市長は取材に「年度末で廃止とは思ってもいなかった。県や高松市などと連携して国にも働きかけ、一部の便だけでも存続できないか模索したい」と話した。市は高速道の休日特別割引に対抗して昨年9月から3カ月間、休日などのフェリー利用客に千円〜1500円分の地域共通商品券を配った。県もフェリー会社が払う年間数千万円の港湾施設利用料を減免している。


 玉野商工会議所などは昨年12月、航路存続のため、高速道路無料化の見直しを国に働きかけるよう石井正弘知事に要請したばかりだった。会議所の大塚良夫専務理事は「(廃止による)経済的な影響はまだ未知数だが、市のシンボルだったフェリーがなくなる打撃は大きい」と嘆いた。


 四国フェリー宇野営業所の井藤節夫所長は「一生懸命働いてきた人がこんなことになっていいのか。新旧の国土交通大臣にどう思うのか聞きたい」。高速の割引などを打ち出してきた国への不満が口をついた。


 同社の社員らは11日から12日にかけて、高松市の本社で撤退の説明を受けたという。今後は関連会社への移籍などの措置が取られる見込みというが「規模からして全員が仕事にありつけるとは思えない」。「長いこと支えてくれたお客さんに対しては、ありがとうございます、と」と声をつまらせた。


■「残念」「仕方ない」


 利用者や市民からは、廃止を惜しむ声が相次いだ。


 四国フェリー乗り場で乗船を待っていた高松市の会社役員男性(42)は「子どもの時から父親と一緒に乗っていた。船だと夜中でも顔見知りと話ができるし、休憩も取れるのに」。国道フェリーから降りてきた玉野市の派遣社員女性は「通勤に利用しているので困る。派遣の契約更新の時、仕事を変わることも考えるかも」と話した。


 宇野港に近い商店街で婦人服店を営む女性(70)は「フェリーがなくなると、商店街はますます厳しい。海を見ても、フェリーがなくなると寂しくなる」と話した。


 一方で、撤退は時代の流れとみる冷静な声もあった。兵庫県姫路市のトラック運転手の男性(33)は会社の指示でフェリーを使っているというが、「早く目的地に着くので、橋のほうがいい」。仕事で県内に来ていた男性も「今は高速のほうが安い。世の中の流れやね。仕方ない」と話した。


■大橋完成後に利用激減


玉野市の宇野港と高松港を結ぶ宇高航路は、1910年、国鉄宇野線の開通に伴う連絡船就航で開かれた。連絡船は2350人を乗せ、1日28往復していたこともあり、着岸すると宇野駅のホームには人があふれた。連絡船と並行して運航していたフェリーも、盆や正月には乗船を待つ乗用車が列を作った。


 しかし88年、本州―四国間の交通の主役が瀬戸大橋に移ると、街から人や車が激減した。国の商業統計調査によると、85年に1099店あった同市内の小売業商店は、07年には658店と約4割減った。88年2月末に7万6220人だった市の人口も、今年2月1日現在では約15%減の6万5929人になった。


 宇野港を管理する県は、連絡船廃止後、宇野港を「人の行き来が中心となる港」として、物流港に対して「人流港」と位置づけ、大型客船用バースの建設やフェリー発着場の整備などをしてきた。県港湾課は「廃止を今日知ったばかりで、宇野港を今後どう位置づけていくかは全く未定」と悩ましげに話した。

123とはずがたり:2010/02/14(日) 12:47:13

フェリー撤退が失策だとするなら橋を3本も欲しがった四国民の失策ではないか?
>国内のフェリー各社は苦境に立たされており、さらに高速道路の無料化が進めば、海上交通が寸断されるのは必至。「国の失策」との批判も強まりそうだ。

追い込まれたフェリー業界/国の失策との批判も
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20100213000084
2010/02/13 09:45

 長期にわたって不振にあえいだフェリーの高松―宇野(岡山県玉野市)航路は12日、高速道路料金割引という「最後の一押し」(四国フェリーの堀川智司専務)で、廃止の決断に追い込まれた。
【→参照記事】

 国内のフェリー各社は苦境に立たされており、さらに高速道路の無料化が進めば、海上交通が寸断されるのは必至。「国の失策」との批判も強まりそうだ。

 日本旅客船協会によると、宇高航路の廃止で、瀬戸内では昨年3月からわずか1年足らずの間に6社7航路が撤退に追い込まれたことになるという。

 宇高航路は、1988年の瀬戸大橋開通で減便を強いられ、その後も利用客の減少に苦しんできた。2008年夏ごろまで燃料費が高騰、その後、世界的に不況となり、高速割引がとどめを刺した格好だ。

 関西発着の旅客便を運航するフェリー会社の首脳も「これは公正な競争ではない。経営努力を尽くして競い、敗れるのならまだしも現状はあまりに一方的」と批判しており、国の交通政策の在り方が問われている。

125荷主研究者:2010/02/20(土) 18:41:14

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/8967.html
2010年2月16日 新潟日報
小樽発新潟行きトラック運賃割引へ

 小樽市は16日、小樽港発新潟港行きフェリーを利用する有人トラックの片道運賃を4月から2万円割り引く支援事業を始めると発表した。小樽港の貨物取扱量が減ったため、フェリーの利用促進を狙う。

 対象は車両の長さが7メートル以上で、積み荷がないケースは除く。片道運賃は長さ11〜12メートルが9万円超など、車両の大きさによって違うが、割引額は一律2万円。同市は割引事業費を運航事業者の新日本海フェリー(本社大阪府)と1500万円ずつ負担し、総額を1500台分3千万円とした。期間は9月末までと想定したが、事業費がなくなり次第、終了する。

126 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/26(金) 13:55:49
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20100226000131
国、県が存続可能性議論/宇高航路問題で連絡協
2010/02/26 09:45

 宇高航路のフェリー2社が3月26日での航路撤退を表明した問題で、四国運輸局は25日、国や関係
自治体が同航路のあり方を検討する「宇野高松間地域交通連絡協議会」を26日に高松市内で開くと発表
した。航路存続の可能性を議論し、3月中旬をめどに方向性を打ち出すという。

 同局によると、協議会は四国、中国の運輸局と地方整備局に、香川、岡山両県、高松市、岡山県玉野市
の関係自治体を加えた行政担当者で構成。26日は航路廃止届を出した四国フェリー(高松市)と国道
フェリー(同)の2社から経緯を聞いた後、公的支援を含めた航路存続の方策などについて話し合う。

 協議会は3月上旬と同中旬にも開く予定で、同局は「3月26日の期限に間に合うように方向性をまとめたい」
との方針。構成メンバーからフェリー2社を外した点については、「まずは行政側の議論を深めたい」としている。

 協議会は、前原誠司国土交通相が18日、香川、岡山両県知事の支援要望を受けて設置を提案、自治体
側も同意していた。

 一方、真鍋武紀香川県知事は、同日の2月定例県議会代表質問で航路存続について、「協議会で対策を
早急に検討したい」と強調。今後の地域公共交通のあり方については、「国全体で公共交通と道路の共存を
目指す21世紀型交通システムを構築する必要がある」と考えを述べた。また従業員の雇用への影響を懸念
し、「四国運輸局や香川労働局などと緊密な連携を図り、適切に対応したい」とした。

 平木享(自民・高松)、砂川保(社民連合・東かがわ)両氏の質問に答えた。


http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20100226000129
宇高航路存続策、省内で複数の案/前原国交相
2010/02/26 09:45

 前原誠司国土交通相は25日、宇高航路の存続策を協議する「宇野高松間地域交通連絡協議会」について、
「国交省でいくつかの案を作っており、自治体にどのレベルまで協力してもらえるか、しっかり対応していきたい」
と見解を述べた。

 衆院予算委員会の第8分科会で、民主党の玉木雄一郎氏の質問に答えた。

 前原国交相は、宇高航路を通勤、通学など日常の足として使用している住民や、フェリー会社従業員の
今後の雇用問題に対する認識を示した上で、「国交省の案をフェリー会社がどう判断するか。また地元も
何らかの負担をしたいと言っている。短い時間の中で、どううまく意見をまとめられるか。しっかり対応して
いきたい」と答えた。

127荷主研究者:2010/02/28(日) 15:56:08

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/217062_all.html
2010年02/23 09:15 北海道新聞
苫小牧−八戸 新造船投入へ 川崎近海汽船

 【苫小牧】川崎近海汽船(東京)は22日、1万トン級のカーフェリーを新造し、2012年4月をめどに苫小牧−八戸航路に就航させると発表した。1989年就航の「フェリーはちのへ」(5603トン)の代替船で、主にトラック輸送の増加を目指す。同航路で新造船の投入は14年ぶり。

 「はちのへ」と比べると、全長は約23メートル長い約150メートル。トラックの積載能力も8トントラック換算で32台増の122台にするなどで、繁忙期の秋口の需要増加に対応する。航海速力は時速で約10キロ増の38キロに高まる。旅客定員は20人少ない500人。総事業費は57億円。

128荷主研究者:2010/02/28(日) 16:37:39

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201002240287.html
'10/2/24 中国新聞
江田島航路再編計画まとまる

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/transit/Tn20100224028701.jpg
--------------------------------------------------------------------------------
 江田島市内の交通網再編を検討している市公共交通協議会は23日、西能美航路のフェリー便を広島―三高・大須港に集約し、10月から半年間の実証運航をするなどの地域公共交通総合連携計画をまとめた。中町・高田―広島港の市営高速船の運賃は値下げ予定で、住民や事業者などと調整し市議会に提案する。

 計画では江田島市営と芸備商船(広島市南区)のフェリー便を一本化。中町・高田―広島港のフェリー便廃止代案として、同航路の市営高速船を今の2隻から3隻体制にする。

 江田島市は能美町内での会合で、フェリーが利用できなくなる中町・高田―広島港は市営高速船の大人片道料金1030円を930円に値下げする案を提示。回数券の割引率引き上げも示したが、委員の反発もあり今後調整することにした。

 江田島市内と広島港とを結ぶ他の民間事業者への対応については、運賃補助などを検討するとした。

 陸上交通についても協議会は検討。江田島町北部と沖美町全域で乗り合い型タクシーを10月から半年間実証運行すると決めた。

129とはずがたり:2010/03/01(月) 12:39:07

宇高航路問題でトラック協会緊急アンケート
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000001002270002
2010年02月27日

 宇高航路の廃止問題で、県トラック協会は県内の運送業者を対象に実施した緊急アンケートの結果を26日発表した。香川から本州へ渡る場合、すべて宇高航路を利用していると答えた業者は全体の7.4%、宇高航路と瀬戸大橋を併用している業者は54.0%だったことを明らかにした。同協会の楠木寿嗣会長は「60%が宇高航路を使っていることになり、何とか存続して欲しい」と訴えた。同協会は今後、国などにフェリーの存続要望を出すという。

 同協会によると、調査は今月18〜24日、同協会の会員558社を対象に実施し311社から回答があった。「本州方面(岡山方面)に宇高航路を利用しているか、瀬戸大橋を利用しているか」という質問に対し、「宇高航路と瀬戸大橋との併用」が54.0%(168社)で最も多く、次いで「すべて瀬戸大橋」が24・1%(75社)、「すべて宇高航路」が7.4%(23社)だった。「いずれも利用していない」は14.5%(45社)だった。

 何らかの形で宇高航路を利用している168社と23社の計191社に対し、航路廃止による具体的な影響を聞いたところ(複数回答可)、「災害などで橋が通行止めとなった場合、近くの代替ルートがなくなる」と147社が答えた。また「割高となる瀬戸大橋の利用を余儀なくされる」(119社)、「ドライバーの休憩時間が少なくなる」(104社)などの回答が多かった。

 航路廃止についての意見を求めたところ(複数回答可)、「直接的な影響はないが、ルート確保などのため公的資金を投入してでも存続させるべきだ」(129社)、といった存続を強く求める意見が多い一方、「影響は大であるが、橋の通行料の引き下げを進めるべきで航路廃止はやむを得ない」(48社)、「直接影響も少なく廃止はやむを得ない」(43社)との廃止方針を容認する回答もあった。

 県トラック協会は会員558社で約1万1千台の車両を保有している。

130とはずがたり:2010/03/01(月) 12:39:18

宇高航路問題で協議会が初会合
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000001002270001
2010年02月27日

航路の存廃や課題について話し合う第1回の協議会=26日午後2時57分、高松市西の丸町

 打開策は見いだされるのか――。岡山・宇野―高松間のフェリー航路(宇高航路)の廃止問題を話し合う国と地元自治体などによる「宇野高松間地域交通連絡協議会」が26日、高松市内で始まった。地元側は航路の維持存続を改めて要望したが国は明確な回答をせず、次回協議会を3月6日にする日程を決めた。

 協議会は予定時間をオーバーして約2時間、非公開で行われた。岡山・香川両県、岡山県玉野市・高松市、中・四国の運輸局と地方整備局の8者と、廃止を決めた四国フェリー(高松市)、国道フェリー(同)の2社が参加した。

 四国運輸局は、現在の航路存続を探る方策▽現在の航路以外の直島(香川県)を経由する案▽瀬戸大橋を使った鉄道などでの移動を促す代替バス導入案などを提示した。
 協議会の参加者によると、冒頭、フェリー2社が廃止の届け出に至った経緯について、「異常な料金値下げが次々と導入され、競合する本四架橋ルートとの価格競争力が急激に失われた」「高速道路料金に関する度重なる国策の変更に振り回された」などと説明した。

 国道フェリーの山下周市社長は「存続に向けて、協議会に期待しているが、高速道路無料化など『国策』が見えない中、なんらかの施策をやっても、単なる延命になりかねないのでは」と漏らした。四国フェリーの堀川満弘営業部長は「やめたくてやめるわけじゃない。収支が合うような、何らかの支援策があれば、存続の方向でやっていきたい」と強調した。

 協議会の焦点は存続維持をするにしても、「赤字」をだれがどう埋めるのかだ。終了後、取材に対し、福田伸子・岡山県生活環境部長は「2社は『昨年の夏から国に支援措置を求め続けてきた』と言っていた。国が責任をもって、主体的に支援策を示してほしい」と国のより前向きな対応を求め、天雲俊夫・香川県政策部長も「(国の提案は)想像はしていたが十分でないと思う。『国策』でこういう事態になっており、もっと主体的にやってほしい」と注文をつけた。

 高松市の岸本泰三・市民政策部長は「どうやったら存続できるかというのを望んでいたが、(国の提案は)かけ離れていた」と失望感を示した。玉野市の垣内和政・産業振興部長は「航路存続に玉野市は熱い思いがある。廃止になったら3月27日からどうなるのか」と不安を訴えた。

 終了後、記者会見した四国運輸局の江国実次長は「宇野・高松間の交通の重要性はいささかも減少していない。いかに交通の多様性を確保するか、総合的に検討したい」と述べた。

132荷主研究者:2010/03/07(日) 14:54:55

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2010030423475717/
2010年3/4 23:47 山陽新聞
宇高航路 国道フェリーが廃止撤回 運輸局が受理 6月ごろ再判断

 宇高航路(玉野市宇野―高松市)のフェリー2社が3月26日限りでの事業廃止を表明していた問題で、国道フェリー(高松市北浜町)は4日、廃止届の撤回願を四国運輸局に提出、受理された。同社は「存続を望む声が想像以上だった」と説明。高速道路の新料金制度導入が予想される6月ごろにも存廃を再判断する。100年の歴史を持つ航路は当面維持される。

 もう1社の四国フェリー(同市玉藻町)は、航路存続の可能性を探る国や関係自治体による宇野高松間地域交通連絡協議会の議論を踏まえ「3月中旬に何らかの結論を示したい」(同社幹部)との考え。運輸局によると「(運航を)可能ならば続けたい」との意向があるといい、同社も撤回する可能性がある。

 運輸局によると、国道フェリーの山下周市社長が撤回願を提出。その際、「自助努力で運航する」とし、国や関係自治体の財政支援は求めない考えを伝えた。「減便など合理化を図る」と、同社の1日22往復を最大で半減する考えも示唆した。

 宮村弘明局長は「地域の思いを受け止めていただいたが、持続可能な経営がどこまで続けられるかは不透明」とのコメントを発表。運輸局は宇高航路の在り方について、連絡協議会(次回6日)で引き続き検討する。

133 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/11(木) 23:25:38
なんだかなー

http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20100305-OYO8T00932.htm
宇高航路、当面存続 国道フェリー 高速無料化見極め

 瀬戸内海の宇野港(岡山県玉野市)と高松港(高松市)を結ぶ「宇高航路」について今月26日での
航路廃止を決めたフェリー2社のうち、国道フェリー(同市)が4日、四国運輸局に出した同航路の
事業廃止届を取り下げ、当面の運航を継続することを決めた。同社は、6月から始まる高速道路無料化の
社会実験後の新料金設定を見極めたいとしており、航路を維持しながら改めて存廃を判断する。

 四国運輸局によると、事業廃止届の取り下げは極めて異例。国道フェリーの山下周市社長が4日、
同運輸局へ書類を提出した。

 山下社長は同日夜、同社で記者会見し、取り下げの理由について存続を望む声が多数寄せられたこと
などを挙げた。存続の期間については、高速道路の新料金の発表時か施行時を一つの目安に示しながらも
明言は避け、「継続できるかを見極めるまで」と述べた。

 当面、現在の1日22往復を減便し、船も3隻から2隻に減らす考えだが、通勤・通学時間帯の便は
確保したい意向。

 一方、四国フェリーは同日、航路存続への対応について明言しなかった。

(2010年3月5日 読売新聞)


http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031101000855.html
宇高航路「収支示すので支援を」 廃止撤回の四国フェリー

 岡山県玉野市と高松市を結ぶ宇高航路の廃止を撤回し、来年3月までの運航延長を決めた四国フェリー
(高松市)の堀川満弘部長は11日、記者会見し「航路の収支実績を示す代わりにできる限りのことを
してほしい」と述べ、引き続き国や関係自治体に支援を求める考えを示した。

 収支は、国や関係自治体でつくる連絡協議会で明らかにする方針。

 同社によると、同航路は年間数億円の赤字。ことし4月以降、賃金体系の安い関連の子会社に従業員の
9割を移し、運航免許も譲渡する。運航する複数の航路のうち、宇高航路のみ移すことで、収支を報告
しやすい仕組みにするという。

 また廃止表明から約1カ月で撤回に至ったことについて「利用者を振り回し、申し訳ない」と謝罪した。

 宇高航路をめぐっては、運航するフェリー会社2社が2月12日に廃止を表明。香川、岡山両県の知事が
前原誠司国土交通相に存続を要望し、国と関係自治体が連絡協議会を設置する中で、2社が相次いで
廃止を撤回した。

2010/03/11 19:38 【共同通信】

134チバQ:2010/03/20(土) 14:24:01
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=22837
マルエーフェリー、東京−沖縄航路を再開
(2010 03/20 06:30)

志布志港に接岸し、積み荷が下ろされる「飛龍21」=19日、志布志市 マルエーフェリー(奄美市)の東京−沖縄航路は18日、約4カ月ぶりに再開され沖縄発の「飛龍21」第1便が19日、志布志港に寄港した。
 志布志港寄港時に船内で、志布志市の歓迎セレモニーがあった。本田修一市長は「関東と結ぶ航路として、安心で安定的な運航をお願いします」とあいさつ。海老原勝也船長が「安全航海に努める」と語った。
 「待ち望んでいた」と喜ぶのは、奄美や沖縄への飼料輸送に利用する志布志貨物海運(志布志市)の吉村望平社長。運休中は鹿児島市からの航路に載せるためトレーラーで運んでおり、コストが2割ほど高かったという。5月からは大隅産ジャガイモを東京に運ぶのにも利用する。
 マルエーフェリーの東京−沖縄航路は昨年11月、三重県沖でフェリー「ありあけ」が座礁し休止していた。

鹿児島・南日本新聞ニュース・373ニュース

135荷主研究者:2010/03/20(土) 18:42:36

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/9903.html
2010年3月19日 新潟日報
実験フェリーが新潟港に入港
日本海横断航路の可能性探る

 新潟港、福井県敦賀港とロシア・ウラジオストク港を結ぶ日本海横断航路の可能性を探る実験フェリーが19日夕、最終寄港地の新潟港に入港した。実施した国土交通省北陸地方整備局は、全行程が予定通りだったことから航海を「順調だった」と評価。実験は新潟―北東アジア航路の将来性を示す形になった。

 実験は北陸と北東アジアとの往来活性化を探るのが目的。後背地にそれぞれ首都圏、関西をもつ新潟、敦賀を選び、定時の入出港が可能か、荷降ろしが円滑にできるかなどを試した。

136荷主研究者:2010/03/23(火) 23:33:12

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20100317/CK2010031702000019.html
2010年3月17日 中日新聞
日本海横断に新航路 大型フェリーが敦賀出港

関敏之船長(中央左)に記念品を贈る敦賀市の河瀬一治市長(同右)=同市の敦賀港で

 国土交通省北陸地方整備局は16日、敦賀市の敦賀港とロシア・ウラジオストク港、新潟市の新潟港を結ぶ大型フェリーの試験運航を始め、フェリーが敦賀港を出港した。

 経済発展が見込まれる北東アジアと日本海側を結ぶ新しい日本海横断航路開設の検討材料を得るのが目的。日本海側と北東アジアには敦賀−韓国・釜山、新潟−ロシア・ボストチヌイなどの船便航路があるが、新航路開設によるエリアの経済成長促進効果を考えた。国が同航路の開設実験をするのは初めて。

 フェリーは、西日本汽船が国際便として運航している「ユートピア2」(26、933トン、旅客定員475人)を使用。敦賀を出港後、18日にウラジオストクに到着し19日に新潟港に入る。敦賀市の職員や同社の関係者ら約10人と工作機器、コンテナ2個を乗せ、運航中、輸送時間と貨物の積み降ろし、出入国手続きの状況などを確認する。事業費は約9000万円。

 この日は午後3時半にユートピア2が敦賀港川崎・松栄岸壁に入港。同港に貨物と旅客を同時に扱う国際フェリーが寄港したのは初めてで、河瀬一治市長は歓迎式典で、フェリーの関敏之船長に記念品などを贈呈。市も同航路の開設に取り組んでいることに触れながら「実験は非常にありがたい」とあいさつした。船は同7時に出港した。

 北陸地方整備局は実験の結果を希望する民間の船会社や自治体に提供し、航路開設を検討してもらう方針で、浅見尚史港湾計画課長は「航路開設の弾みになれば」と期待していた。 

(立石智保)

137とはずがたり:2010/04/04(日) 01:51:20

宮島船ターミナル一体化へ
'10/3/26
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201003260049.html

 廿日市市は25日、世界遺産の島・宮島の玄関である宮島口の整備計画を策定した。宮島航路の旅客ターミナルの一体化や、宮島の景観を眺望できる展望デッキ設置などを盛り込んだ。市は4月に整備計画を広島県へ提出。県の港湾指定を目指す。

 計画では、現在の護岸より約30メートル沖合まで埋め立てし、整備面積は1万1500平方メートルとなる。JR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船がそれぞれ設けているターミナルを一体化。1470平方メートルの待合室を設ける。

 宮島以外の観光スポットの情報も発信する観光情報センターや地域物産館、ターミナル前広場も整備する。護岸には長さ120メートル、幅8メートルの展望デッキを設置。3千平方メートルの緑地・オープンスペースも設け、海辺で憩う空間とする。

 宮島口は年間300万人を超す観光客が乗降するにもかかわらず、国や県の港湾指定を受けていない。護岸も市有で老朽化が目立つ。一方、「乗船場所が分かりにくい」「宮島を眺望できる場所がない」などの声が上がっていた。

【写真説明】廿日市市が一帯の整備計画を策定した宮島口桟橋

138荷主研究者:2010/04/27(火) 21:55:44

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201004130040.html
'10/4/13 中国新聞
柳井―松山を減便 防予汽船
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 高速道路の料金値下げの影響で経営が悪化し、民事再生手続き中の防予汽船(柳井市)は20日から、柳井市と松山市を結ぶフェリーを減便する。燃料代のカットによる経費節減が狙い。

 柳井港発、三津浜港(松山市)発とも1日各16便(土曜15便、日曜13便)のダイヤを改正。柳井発は月―土曜13便、日曜10便▽三津浜発は平日13便、土曜12便、日曜11便―とする。柳井港では最終便の出港時刻が早まり、平日と日曜が午後11時5分から同10時20分、土曜は午後9時40分から同8時30分になる。運賃の変更はない。

 同航路は船の定期点検のため1月末から両港発とも平日各12便などの臨時ダイヤで運航している。同社は再建策の一環として正規ダイヤを見直し、本格減便に踏み切る。概算で年約6千万円の燃料代カットになるという。

 ゴールデンウイーク(GW)の5月1〜5日は1日14便の臨時ダイヤで対応する。

 自動料金収受システム(ETC)搭載車の高速道路料金が休日上限千円になった昨春以降、航路の利用者は減少。同社は昨年10月、民事再生法適用を山口地裁に申請した。同社は「フェリーの利用台数を調査し、利便性は変わらないダイヤを目指した。理解を求めたい」としている。

139荷主研究者:2010/05/06(木) 23:29:34

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201004230059.html
'10/4/23 中国新聞
秋月―呉航路の廃止検討
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 江田島市は22日、江田島町の秋月港と呉市の呉港を結ぶ旅客船航路について、運航する大昭汽船(江田島市)が6月末での廃止を検討していると明らかにした。市議会全員協議会で報告し、田中達美市長は「航路を維持できるか早急に関係機関と協議したい」とした。

 市は、同社の昨年度の赤字が約2600万円に上り、航路廃止の申し入れがあったと説明。昨年3月に始まった広島呉道路の土日祝日の自動料金収受システム(ETC)半額割引の影響などで利用者が減少。今年4月から減便を実施したが、経営の改善につながらなかったとした。

 秋月―呉港間は平日12往復で、平均利用客は約360人。通勤通学や通院の利用が多い生活航路のため、田中市長は「7月以降も継続できる運航体系を模索したい」と説明した。

 大昭汽船は5月中旬にも中国運輸局へ航路廃止の届け出をする方針。浜崎英専務は「6月からの広島呉道路の無料化実験や第2音戸大橋開通などを考えた場合、赤字額は膨らむばかりで苦渋の決断」としている。

140チバQ:2010/05/14(金) 00:29:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20100513-OYT8T00037.htm
大間―函館航路見えぬ進路  
赤字補填、新船建造…負担巡り紛糾


現在、大間―函館間を運航する「ばあゆ」(2008年10月、大間町のふ頭で)  大間―函館間のフェリー航路の存続に向けた議論が足踏みを続けている。昨年末、大間町と県、フェリー会社の3者で新造船建造の合意に至ったものの、新造船が運航するまでの財政支援などを巡って会社と町側の折り合いがつかず、建造費の負担など具体的な議論に入れないためだ。建造費の支援にも町議会からは懐疑的な声もあがり、会社の示した交渉期限の6月末が迫っても、打開策は見えてこない。(木瀬武、永野慎一)

 ■不満相次ぐ 

 「フェリー会社の言いなりだ」「町直営で運航したらどうか」

 4月30日の大間町議会全員協議会。金沢満春町長が、新造船就航までの財政支援を会社側が求めて譲らない事情を説明すると、町議から厳しい意見が飛んだ。

 町にとって、大間―函館フェリーは「命の航路」(金沢町長)だ。航路を使って函館に買い物に出掛け、病院通いする高齢者も多い。このため町は、フェリー会社が2008年9月に撤退の方針を打ち出して以降、赤字補填(ほてん)で協力することで運航をつなぎ留めてきた。今年も8月末までの運航と引き換えに、今年度予算に12月末までの補填分、6000万円(県が半分負担)を計上した。

 3者が合意した新造船の建造は、こうした急場しのぎの状況を脱却し、恒久的な運航手段を確保するのが狙いだ。フェリー会社は、新造船の投入で欠航便数を減らし、収益の改善を見込む。3者は合意後、船の規模や建造費の負担などの議論に入る予定だった。

 しかし、会社側は建造費負担に加え、新造船就航までの赤字補填を要求。これらが6月末までに決まらないと、9月以降の運航も確約できないと条件を突きつけた。12月末までの補填を計上して当面の運航継続を確信していた町議会は一声に反発を強め、町は、年末までの運航を今月14日の協議で確約させる構えだ。

 ■建造費は30億円 

 12月末までの運航を取り付けたとしても、新造船建造の具体的な枠組みが決まるまでには曲折も予想される。最大の懸案が多額の建造費の負担方法だ。次回14日の3者協議では、「ばあゆ」と同クラスの1500トン級と2000トン級の船が比較検討されるが、フェリー会社は「2000トン超が望ましい。年間の欠航数も半分以下に減る」との立場。ただ、建造費は約30億円とも言われる。

 町単独で負担する財政力はなく、対岸の函館市は財政支援には否定的だ。大間町の周辺自治体にも目立った動きは見られない。このため、3者間で負担割合を巡り、激烈な綱引きが起きるのは必至の情勢だ。

 「命の航路」の昨年の利用者は11万人で、06年から3万人減少。昨年度に町民が北海道の医療機関を受診した件数(国保ベース)は2400件で全体の1割超にとどまる。県幹部の一人は、「全国規模の日航とは問題の大きさが違う」と突き放す。

 町議会からは「12月まで運航継続してもらって、じっくり協議をすればいい」との声が漏れ始めている。

(2010年5月13日 読売新聞)

141荷主研究者:2010/07/06(火) 23:08:32

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/235723_all.html
2010年06/08 14:29 北海道新聞
サハリン航路、運航開始 稚内 昨年より10往復減少

コルサコフに向け、稚内を出港するアインス宗谷=8日午前10時

 【稚内】稚内とロシア・サハリン州コルサコフを結ぶ国際定期フェリーの今年の運航が8日、始まった。道内とサハリンを結ぶ唯一の定期航路だが、運航するハートランドフェリー(札幌)が需要減から来年以降の撤退や運航形態の変更を検討している。今年は9月17日までの4カ月間に昨年より10往復少ない28往復56便を運航する。

 同航路は1999年に就航し、夏季のみ運航。厳しい収支状態が続き、昨年は旅客が前年比2割減の4236人、貨物はサハリンでの石油・天然ガス開発が一段落したため、同8割減の904トンにとどまっている。

142荷主研究者:2010/07/06(火) 23:09:18

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/236007_all.html
2010年06/10 09:18 北海道新聞
国内最大級船 就航へ 太平洋フェリー苫小牧航路

 太平洋フェリー(名古屋市)は9日、苫小牧−仙台−名古屋を定期運航する「いしかり」の後継に、国内最大級の新造カーフェリーを投入すると発表した。来年3月に就航予定。

 船名は「いしかり」を継承する。現行「いしかり」(全長約192メートル、幅27メートル、総トン数約1万4千トン)が就航から約20年経過したため、新造船でサービス向上を図る。建造費は約110億円。三菱重工業の下関造船所で建造しており、今年8月に現地で進水式を実施した後、内装の工事を進める。

 新造船は全長約200メートル、幅27メートル、総トン数は約1万6千トン。旅客定員は783人で、トラックが184台、乗用車は96台まで積載できる。防振対策などで乗り心地も改善する。

 個室は現行の約2倍の147室。ステージが付いたシアターラウンジのほか、レストラン、展望大浴場も備えている。

143荷主研究者:2010/07/06(火) 23:24:46

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/178675
2010年6月17日 00:18 西日本新聞
九州・山口−韓国の旅客船 4年ぶり100万人割れ 09年度輸送人員

 九州・山口と韓国を結ぶ旅客船航路の2009年度の輸送人員が、前年度比20・7%減の約86万8千人で、4年ぶりに100万人を下回ったことが16日、九州運輸局の調べで分かった。輸送人員の減少は2年連続で、減少幅は過去最大だった。

 釜山‐博多、下関、対馬の3区間で高速船やフェリーを運航する6社を対象に調査。輸送人員の内訳は、韓国人が前年度比24・9%減の約53万9千人で、調査を始めた1990年度以降、最大の減少幅だった。日本人も同12・9%減の約31万人にとどまった。

 同運輸局が各社に聞き取り調査したところ、円高ウォン安で韓国人旅行者が減少傾向だったほか、09年春以降の新型インフルエンザの影響が大きかったという。

 ただ、09年12月以降はウォン安が落ち着き、韓国経済が回復し始めたことから、韓国人旅行者が増加。10年1−3月の輸送人員は、約26万8千人で前年同期比23・3%増だった。

 博多‐釜山間で高速船を運航するJR九州高速船(福岡市)は、「利用者はピーク時の7−8割程度まで戻っており、10年度は再び100万人台に回復するのでは」としている。

=2010/06/17付 西日本新聞朝刊=

144チバQ:2010/07/11(日) 23:24:36
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20100709ddlk23010192000c.html
選択の足もと:’10参院選/3 伊勢湾フェリー /愛知

三重県鳥羽市に向け、伊良湖港から出航する伊勢湾フェリー ◇高速無料化で打撃 「海の国道」に配慮求め
 三重県鳥羽市と田原市の伊良湖岬を結ぶ「伊勢湾フェリー」(本社・鳥羽市)の9月末での航路廃止が発表されて3カ月余り。伊良湖港の道の駅「伊良湖クリスタルポルト」のフェリー切符売り場に置かれた「航路存続を求める署名」用紙に、大勢の名が記されていた。

 静岡県湖西市の会社員、大橋郁夫さん(47)は「三重に親せきがあり、よくフェリーを使う。なくなれば高速で行くしかないが、(運転は)疲れますよね」と残念がる。三重県四日市市の会社員、生川末博さん(62)も「(廃止は)寂しい」と署名した。それでも、フェリーと高速道路と料金を比較した結果、高速道路の方が安く、「高速で帰ることにします」。

 渥美半島の田原市にはトヨタ自動車田原工場があり、市財政は豊かだった。しかし、2008年のトヨタショックで年間約70億円あった法人税が1割以下に減り、市政運営見直しを余儀なくされている。そこに航路廃止問題が浮上した。

 市内で旅館「角上楼」を営業する県ホテル旅館生活衛生同業組合田原支部の上村純士支部長は、「半島には主立った観光施設がなく、『フェリーで伊勢神宮や鳥羽水族館に行けます』とPRして宿泊してもらってきた」と話す。三重へ行けなくなれば、客が減るのは必至だ。伊良湖岬の土産物店店員、川崎和美さん(50)は「高速料金の割引で客がうんと減りました。フェリーがなくなれば、半島の先端で店を開く意味がなくなる」。

 フェリー利用客は、伊勢湾岸自動車道と東名高速道路の接続や、高速道路休日割引のあおりを受け、大きく減少した。09年度はピーク時の7割減の35万2921人。国の交通行政が打撃を与えた。

 昨夏、高速料金無料化を掲げた民主党が政権を奪取した。6月28日から伊勢自動車道(津−伊勢)が無料化され、フェリーを存続させるには、ますます厳しい情勢になってきた。

 伊勢湾フェリー航路は、「国道42号」と「国道249号」の海上区間。市商工観光課の伊藤康弘課長は「『海の国道』なのだから、国がきちんと面倒を見てほしい。高速道路だけ税金を使って安くするのはおかしい」と不満を漏らす。鈴木克幸市長は「何らかの公的支援は必要。交通体系の絡みも含め、国に要望したい」と訴える。フェリー存続には自治体による支援が避けられない。その自治体も不況下で疲弊し、国の交通行政の行方にかたずをのんで見守る。【丸林康樹】

145荷主研究者:2010/07/24(土) 14:46:39

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201007070015.html
'10/7/7 中国新聞
呉桟橋のフェリー乗り場更新
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 呉市が進めていた呉中央桟橋(宝町)のフェリー乗り場を更新する工事が終わり、運用を始めた。

 広島―呉―松山航路のフェリー乗り場で、1971年に使用を始めて老朽化が目立っていた、車両乗り込み用の可動橋と係留施設を更新した。

 中央桟橋ターミナル前のロータリーも改良し、フェリーを降りた車両が北側の宝橋西詰交差点まで直進で出られるようにした。昨年6月に呉市阿賀と松山市を結ぶ呉・松山フェリー航路が廃止され、トラックの利用が増えているため、安全面に配慮した。

【写真説明】工事が終了した呉中央桟橋のフェリー乗り場

146チバQ:2010/08/21(土) 11:11:56
>>144
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20100821/CK2010082102000140.html
田原市、安堵も「今後が大事」 伊勢湾フェリー存続決定
2010年8月21日

伊勢湾フェリーの存続について記者会見する(右から)鈴木克幸田原市長、福武章夫伊勢湾フェリー社長、小林清人三重県政策部長、山田周司愛知県地域振興部長、木下憲一鳥羽市副市長=三重県庁で


 伊勢湾フェリー(三重県鳥羽市)の鳥羽−伊良湖(田原市)航路の存続問題は20日、両県と2市が同社の経営再建へ財政支援をすることで10月以降の存続が決まった。地元田原市では歓迎ムードの一方で「フェリーが安定運航していくためには今後が大事」(鈴木克幸市長)と利用促進に気を引き締める声もあった。

 「とりあえずホッとした」と安堵(あんど)するのは田原市内で旅館を営む県ホテル旅館生活衛生同業組合田原支部の上村純士支部長。伊勢湾フェリーが経営難から航路の廃止を発表後、存続を求めて署名活動に携わってきた。「フェリーを取り巻く厳しさは変わらないと思う。今後はフェリー会社とも連携して観光のPRに努めたい」と話した。

 伊良湖港で魚介類の直売店を営む糟谷吉弘さん(55)は「航路廃止になれば伊良湖は島になっていた」と胸をなで下ろし「今後はフェリー会社も経営努力して利用客が増えるようにしてほしい」と要望した。

 2県2市による運航会社への財政支援は計2、3億円の助成になる見込み。神田真秋知事は「県としても掛け替えのない路線。行政による財政支援は県民の理解を得られると思う」と話した。

147チバQ:2010/08/24(火) 12:37:29
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100819ddlk15020002000c.html
焦点’10:「おおさど丸」故障 観光への影響懸念 佐渡汽船の対応に批判 /新潟
 ◇知事、再発防止要請
 新潟−両津間を結ぶ佐渡汽船のカーフェリー「おおさど丸」がエンジン故障で欠航している問題は、お盆休みの帰省客や観光客を直撃し、大きな混乱を引き起こした。カーフェリーは残る「おけさ丸」だけでの運航が10月末まで続く見通しで、観光業界へのダメージや島民の暮らしへの影響を懸念する声が広がっている。佐渡汽船の危機管理態勢に批判が強まるなか、泉田裕彦知事は18日、同社の小川健社長を県庁に呼び、原因究明や再発防止を申し入れた。国土交通省も事態を重くみて、運輸安全委員会が原因調査に乗り出した。【小川直樹、磯野保】

 ◆船の老朽化

 「おおさど丸」の故障が判明したのは11日午後の航行中で、エンジンの出力を調整する減速機が破損した。詳細は調査中だが、減速機の中にあるスクリューの軸受けが焼けており、うまく回転させるために流し込む潤滑油が不足していたとみられる。

 1月に行った検査では異常はなかったという。ただ、「おおさど丸」は88年建造で老朽化が進んでおり、これが故障の遠因になった可能性もある。

 今後、減速機を取り外し、埼玉県のエンジンメーカーで修理する。しかし、部品も古く、汎用品でないため、新たに作る必要があり、修理を終えるまで時間がかかるという。

 佐渡市は別のフェリー会社の代替船を使うよう求めたが、岸壁や船橋に合う船を探すのは難しく、船員が安全に使いこなすには1カ月程度かかるという。

 ◆状況判断の甘さ

 同社は悪天候時の欠航は想定しても、1隻が長期間使えない場合のマニュアルは作っておらず、今回の対応は後手に回った。

 お盆休み中、「おおさど丸」は予約で満席だったが、「おけさ丸」も満席で、客を振り分けることができなかった。ターミナルはキャンセル待ちの客であふれ、冷房がないロビーで長時間待たされた。

 同社は12日午前から予約客に欠航を知らせる電話をかけ始めたが、遠方の客はすでに自宅を出ていた人が多く、欠航を知らないまま、乗り場に着くケースも。11日に連絡を入れ始めていれば混乱を軽減できた可能性もあるが、「故障のひどさが分からず、12日以降も運航できるかもしれないと考えていた」(同社幹部)と、状況判断の甘さが混乱を大きくした。

 また、小川社長は欠航後、12、14日に出社したが、13日は休暇をとり、15日もわずかな時間、社に顔を出しただけだった。トップの姿勢にも批判が集まっている。

 ◆「顧客第一を」

 県庁を訪れた小川社長に、泉田知事は「二度と起こしてはいけないこと。皆が痛みを受け、不満だけが残る対応は交通事業者としていかがなものか」と顧客重視を求めた。欠航後の社長不在についても「率先して社内を管理運営してほしい」と苦言を呈した。

 小川社長は報道陣に「利用客、関係者に多大なご迷惑をかけ、心からおわびします」と陳謝。佐渡観光への影響を抑える対策をとるほか、危機管理態勢を見直すと述べた。

 また、国交省は運輸安全委員会の原因調査とは別に、北陸信越運輸局が18日、同社の運航管理に問題はなかったか特別監査を行った。

 ◆キャンセル続出

 佐渡観光協会によると、旅館やホテルの予約のキャンセルは、13〜16日分だけで1000人を超えた。相川地区のホテル経営者は「お盆休み中、夜遅くに佐渡に着いたお客さんもおり、可哀そうだった。佐渡観光が下り坂をたどる一方なのに、どうしようもない」と佐渡汽船への怒りを隠さない。島内のスーパーによると、本土から輸送される食料品の到着遅れは、今も続いているという。

 今回の混乱が佐渡全体のイメージダウンにつながるとの不安が広がっているのを受け、佐渡市は19日、緊急対策本部を発足させ、観光や商工業への影響を協議するという。

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 ■ことば

 ◇佐渡汽船
 1913年設立。本社は佐渡市だが、実質的な本社機能は新潟市にある。航路は新潟−両津、寺泊−赤泊、直江津−小木の三つ。佐渡への観光客数減で業績は低迷しており、06年6月中間期に約15億5000万円の債務超過に陥り、現在も経営再建の途上にある。県が約4割の株式を保有する筆頭株主。09年の輸送人員は180万9500人。

148チバQ:2010/08/24(火) 12:38:24
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001008190001
フェリー故障社内管理に苦言
2010年08月19日

 新潟―両津間を結ぶ佐渡汽船のカーフェリー「おおさど丸」が、エンジン故障で1カ月半以上の欠航を余儀なくされている問題で、泉田裕彦知事は18日、佐渡汽船の小川健社長に対し、エンジン故障の原因究明や社内の危機管理態勢の見直し、懸念される佐渡観光への影響を最小限にする対策などを申し入れた。


 この日、佐渡汽船から小川社長ら3人が県庁を訪れた。


 泉田知事は小川社長に再発防止を強く求め、「一番の混乱期に社長が不在だったと聞いている。率先して社内を管理運営していただきたい」と苦言を呈した。また、航空業界ではトラブルの際に乗客に補償する会社も多いことを引き合いに出し、「みんなが不便を被り、痛みも生じた上で不満だけが残る対応は、交通事業者としていかがなものか」と、問題提起した。


 小川社長は知事との面会後、利用者へ改めて陳謝を表明。記者団に「当面、秋の観光への懸念に、対策をしっかりやる」と述べ、長期欠航時の対応マニュアル導入などで再発防止を図るとした。


 エンジンの出力を調整する減速機の部品が焼けて破損したとされる故障時の現象について、本間悦郎副社長は「潤滑油が行くべき所に届いていなかった。あるいは不足していた」と述べた。詳しい原因の解明はこれからという。


 泉田知事は同日、国土交通省に対しても、おおさど丸の早期復旧に向けた迅速な対応と原因究明を要請。国土交通省北陸信越運輸局は同日、佐渡汽船に職員3人を派遣し、海上運送法に基づき、重大事故が発生した際の運航管理態勢をチェックする特別監査を行った。

149チバQ:2010/08/24(火) 12:39:47
http://mytown.asahi.com/areanews/niigata/TKY201008170346.html
フェリー故障 佐渡汽船の対応後手、客うんざり
2010年8月18日


「おおさど丸」の欠航で両津港ターミナル内は他の船を待つ客であふれかえった=15日、佐渡市両津湊

 新潟―両津間を結ぶ佐渡汽船のカーフェリー「おおさど丸」のエンジン故障による欠航は、お盆期間中の帰省客や観光客に大混乱をもたらした。同社は「予期せぬ故障だった」と偶発的な事故を強調するが、同社の対応が後手に回り、利用客の不興を買ったことは否めない。観光政策を推し進める佐渡市や業界からも「佐渡に観光客が来なくなるのでは」とイメージダウンを心配する声が出ている。

 「一番きれいなシーズンだと思ってわざわざ佐渡に来たのに、とんだ夏休みになった。もう二度と佐渡には来ない」。15日、群馬県内から訪れた男性(76)は、両津港ターミナルで丸一日、足止めを余儀なくされ、うんざりとした表情で話した。

 「おおさど丸」の故障が見つかったのは、11日の午後。航海中にエンジンの出力を調整する減速機の調子が突然悪くなった。1時間半遅れで到着した両津港で調べたところ、スクリューを回転させる軸に取り付けられた部品が焼けて破損していたという。

 同社は「これまでに例がない故障。1月に定期検査したときにも問題はなく、予期していなかった」。予備の部品は用意しておらず、新たに部品を発注する必要があった。この時点で、復旧のめどは立たず、船を長期間運休させなければならないことはわかっていた。

 しかし、翌日以降の対応は後手に回った。欠航で便数が半減したにもかかわらず、予約客を別の便に振り替える手段がなく、長い間キャンセル待ちさせた。予約客に欠航の連絡を入れなかったケースもあったという。一部を除き冷房がないターミナルで待つ客に飲み物などを配って回ったのは、同社ではなく佐渡市だった。

 さらにこのトラブルのさなか、小川健社長が夏休みを取っていたことも明らかになった。小川社長は、故障が起こった11日以降、13日は出社せず、混乱がピークとなった15日もわずかな時間、顔を出しただけだった。外部から招かれ、財務が専門の小川社長は「現場のことは副社長に任せており、電話で連絡を取り合っていた」と釈明したが、緊急時のトップの不在は同社の危機管理能力に疑問符をつけることになった。(川崎友水)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20100817-OYT8T01210.htm
宿泊キャンセル1000人超 佐渡
 佐渡汽船のカーフェリー「おおさど丸」の欠航問題で、佐渡島内の宿泊施設への予約をキャンセルした観光客数が1000人を超えたことが17日、分かった。佐渡観光協会が13日〜8月末の予約状況を、約100か所のホテルや民宿から聞いた。17日には混雑はほぼ解消されたが、混乱を嫌った観光客が相次いで佐渡観光を取りやめたとみられ、キャンセル数は今後さらに増える見通し。

 また20〜22日に音楽イベント「アース・セレブレーション」を島内で開く和太鼓集団「鼓童」は、入場券を買ったものの来島できない観客を来年の同イベントに無料招待するなどの対応を決定。入場券の日付の振り替えも行う。

 一方、佐渡汽船は17日、未定だった23日以降の新潟―両津間フェリーのダイヤを発表。10月末までは1日4往復で新潟発が午前零時35分、同6時40分、午後零時40分、午後6時40分。両津発が午前3時30分、同9時40分、午後3時40分、同9時40分。また10月末までジェットフォイルの片道運賃を、通常の4割引きとなる3980円とする。

(2010年8月18日 読売新聞)


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