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芸術・美術・音楽

1とはずがたり:2008/03/17(月) 16:29:22
アート全般

127チバQ:2011/04/02(土) 01:06:11
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/04/01/0200000000AJP20110401002800882.HTML
韓国の国立博物館、昨年の来場客数アジアで1位 2011/04/01 15:41 KST文字拡大 文字縮小印刷 【ソウル1日聯合ニュース】韓国の国立中央博物館(ソウル市竜山洞)が昨年、アジア博物館の中で最も多い観覧客数を記録したとの海外芸術専門誌の調査結果が出た。

 国立中央博物館は1日、英国の文化芸術月刊誌「ジ・アート・ニューズペーパー」が4月号に発表した2010年世界博物館来場者数調査で、アジア1位、世界9位にランクインしたと明らかにした。

 調査によると、国立中央博物館は昨年306万7909人の観覧客が訪れ、2009年に続き、年間最多をマークした。

 全体の1位は850万人が訪れたパリのルーブル美術館、2位はロンドンの大英博物館(584万2138人)、3位はニューヨークのメトロポリタン美術館(521万6988人)だった。

128チバQ:2011/04/02(土) 01:07:10
>>116
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003911357.shtml
寄託者の8割作品引き揚げ 芦屋市立美術博物館 
 芦屋市立美術博物館(同市伊勢町)の学芸員が一斉退職する問題で、同館に美術作品や資料を預けている寄託者の7、8割に当たる約30の個人・団体が、作品などを引き揚げたことが31日、分かった。世界的に評価の高い前衛美術家集団「具体美術協会」メンバーの作品も含まれていたという。


 同館については、4月から運営を担う指定管理者として、教育関連会社など三者でつくる共同事業体が選ばれたが、学芸員削減などの方針に反発した学芸員ら職員全員が3月31日での退職を表明していた。

 学芸員によると、美術関係で返還した寄託品は、絵画や写真、文献などの少なくとも600点以上。「具体」以外にも同市ゆかりの洋画家小出楢重や、写真家中山岩太らが結成した「芦屋カメラクラブ」の作品もあった。

 歴史関係でも、同市三条町の住民組織が、寄贈した江戸期の古文書など約数千点の引き揚げを決めている。松本源一郎会長らは「信頼してきた学芸員がいなくなり、任せられない」としている。(切貫滋巨)

(2011/04/01 08:45)

129チバQ:2011/04/03(日) 16:20:03
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-04-02_16198/
[館長人事]えっ どうして?なんで?
政治 2011年4月2日 09時30分

(30時間49分前に更新)

 県立博物館・美術館の2代目館長に、元衆院議員で公明党県本部顧問の白保台一氏が1日付で就任した。仲井真弘多知事の独断らしいが、どうにもしっくりこない人事だ。

 とにかく意表を突くような登用である。

 就任直前まで公党の幹部で、文化活動、実績について知られていない人物だからだ。文化行政の経験がない人がなぜ? というのが関係者を含めた多くの印象だろう。

 日本では公設の博物館、美術館の館長は、官僚の天下りだったり、経済界重鎮の名誉職だったりする。公的支援を受けやすいとか、寄付を集めやすいといったことなど、運営面で都合がいいからだ。

 白保氏は天下りでも経済界の重鎮でもない。外部起用とはいえ、畑が違いすぎて違和感がある。

 仲井真知事は白保氏の起用について、「専門的な仕事は他の職員がやる。(白保氏は)中国とのつながりを持ち、文化交流に生かしてもらいたい」と語った。

 どう聞いても、この人事に任命権者の視点が見いだせない。専門性を求めない―と言うのなら、お飾り館長でもいいと認めているようなものだ。文化行政に対する知事の見識を問いたくなる。

 理想の館長像を挙げるなら、文化活動の実績があり、幅広いネットワークを持つ。その知名度で優れたアーティスト、展示物が国内外から集まる。そして「アート」という語感の持つ自由な精神を担保する中立性が何より大事な要素だ。

 いずれにも疑問符が付く。

 うがった見方かもしれないが、今回の館長人事には政治の臭いが強すぎる。

 館長は非常勤の特別職で、副知事ポストなどと同様に、知事は周辺からの推挙を無視できない場合がある。この慣習をとやかく言うつもりはないが、問題は適材適所かということだ。

 初代館長の牧野浩隆氏は、前副知事だ。館長ポストが県幹部の天下り先になる、という批判があったものの、副知事を長く務めた牧野氏のマネージメント能力を開館事業に役立ててもらう、という理由付けがあった。

 白保氏は2005年の衆院選(郵政解散)沖縄1区で落選し、しばらく再起を目指したが、08年に勇退。その後も自公協力の枠組みを支える公明党県本幹部だ。

 知事にその意図がないにしても、知事選の「論功人事」と受け止められても仕方なかろう。公的な文化施設に政治を持ち込むべきではないし、そう疑われる行為も禁物だ。

 博物館・美術館の入館者は40〜45万人で推移しているが、展示場などの有料入館者はその約半数で、減少傾向にある。立て直しが必要だ。

 県は博物館・美術館の所管を県教育庁から新設の文化観光スポーツ部に移し、イベント企画を充実させていくとしている。県議会野党からは教育庁から知事部局への移管で人事の政治利用を懸念する声があった。

 館長は沖縄文化を発信する顔役だ。どうしてこの人物なのか県民に説明すべきだ。

130チバQ:2011/04/03(日) 16:22:39
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-175589-storytopic-8.html
野党一致し抗議も 博物・美術館長人事、週明けに代表者会議
2011年4月2日 Tweet

 県が県立博物館・美術館の新館長に元衆院議員の白保台一氏(68)を任命した件で、県議会の改革の会(當間盛夫代表)は1日、対応を協議し、県に対して人事の撤回を含め、抗議することを決めた。ほかの野党会派内でも抗議に向けた動きが広がりつつあり、週明けにも野党代表者会議を開催し、対応を協議する。既に抗議を行った共産党県議団を含めて、野党が足並みをそろえた抗議行動に発展する可能性も出てきた。
 白保氏は3月31日付で公明県本顧問の辞任届を提出している。
 改革の会の赤嶺昇県議は前館長の牧野浩隆氏が副知事出身であったことを挙げ、「前任者の際にも激しい議論があった。芸術の分野の方の中には、専門家を館長にという意見も多い。その中で今回の人事は政治利用と受け取られてもおかしくない」と憤った。
 31日まで会派による県内視察に出ていた社民・護憲の崎山嗣幸幹事長は「戻ってきたばかりで対応できなかったが、問題だということは会派内で共有している。どうアクションを起こすか週明けに相談したい」と話した。社大・結が3日まで中国に視察調査に出ており、週明けの4日にも対応を協議する。

◆博物・美術館長 白保氏に委嘱状/「沖縄文化発信したい」
 県立博物館・美術館の2代目館長に、元衆院議員の白保台一氏が就任し、1日、県庁で仲井真弘多知事から委嘱状が手渡された=写真。
 任期は2012年3月31日まで。
 交付式で仲井真知事は「政治家としての経験をフルに発揮してもらい、内容の充実に取り組んでもらいたい」と期待を込めた。
 委嘱状交付後、白保氏は「知事の意向を踏まえ、現場の皆さんと話し合いながら、沖縄文化をしっかり発信したい」と述べた。
 県議会野党会派の一部から、政党色の強さを指摘し反発の声が上がっていることに、白保氏は「それぞれの考え方があり、どうこうという話ではない」と述べた。

131小説吉田学校読者:2011/04/13(水) 21:23:13
地震国以外の外国に住んでいる方々は、福島第一原発事故の怖さはともかく、本震並みの余震が頻発するのも怖いことだと思います。
今日NHKの朝のニュースでインタビューをやってましたが、このズビン・メータの心意気、率直に感動しました。これはもっと報じられていい。

チャリティー公演続々と 〈クラシック〉メータ、震災後再来日
http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY201103300295.html

 芸術や芸能の分野で、東日本大震災の被災者支援に向けたチャリティーが動き出している。落語家、講談師、クラシックの名匠……。それぞれが「なすべきことを、なす」との熱い思いを抱く。
   ◇
 開催中の「東京・春・音楽祭」が、東日本大震災の被災者支援チャリティー演奏会を4月に開くことを決めた。
 2日午後6時は尾高忠明率いる読売日本交響楽団によるマーラーの交響曲第5番など。9日正午は室内楽のマラソンコンサート。ソプラノの天羽明恵、ギターの鈴木大介、ピアノの野平一郎ら16人と東京都交響楽団のメンバーが出演する。
 10日午後4時はイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団終身音楽監督のズービン・メータとNHK交響楽団がベートーベンの第九を演奏。メータは今月、首席指揮者を務める伊フィレンツェ歌劇場を率いて来日したが震災で公演中止に。帰国後、本人からのチャリティーへの強い申し入れがあり、再来日が決まった。
 いずれも東京・上野の東京文化会館。収益は被災地に寄付する。電話03・3296・0600(実行委員会)

132名無しさん:2011/05/17(火) 22:30:22
>>125
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001105120003
新潟市美術館 新館長は公募に
2011年05月12日

 新潟市は11日、展示作品からカビやクモが発生する問題が起きた市美術館の新館長について、公募の詳細を発表した。応募できるのは、美術館や博物館などの館長や副館長の経験をもつ人で、応募締め切りは25日。合格者は8月1日から新館長に就く。


 市は昨年3月、問題の責任を問い、北川フラム館長を解任。篠田昭市長が館長業務にあたった後、6月からは市参事が臨時に館長職に就いていた。外部の専門家を交えた委員会で運営改善策について検討した結果、館長を公募する方針が示されていた。


 採用試験は論文と面接によって行われる。応募に関する問い合わせは市人事課(025・226・2489)へ。(高岡佐也子)

133名無しさん:2011/05/17(火) 22:31:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011051400072
美術館と遺族が所有権争い=ナチス押収のシーレ画−オーストリア
 【ベルリン時事】ナチス・ドイツがオーストリアのユダヤ人収集家から押収した同国の画家エゴン・シーレ(1890〜1918年)の風景画「海辺の家々」(14年)をめぐり、所蔵するウィーンのレオポルト美術館と収集家の遺族が所有権を激しく争っている。美術館側は一部の遺族と和解金の支払いで合意し、決着したと発表したが、別の遺族は納得できないと反発を強めている。
 この絵はナチスが38年に押収後、オークションなどを経てレオポルト美術館の創設者が55年に購入した。ナチスが奪った美術品は国立美術館所蔵の場合、元の所有者に返さなければならないが、民間の美術館には返還義務はない。このため、世界最大のシーレ・コレクションで知られる同美術館が所蔵を続け、遺族と対立していた。
 美術館は絵の評価額を2500万ドル(約20億円)と試算し、3組の遺族グループにそれぞれ500万ドル(約4億円)を支払うとの和解案を提示。1組が同意したため、「友好的に決着した」と発表した。
 ところが、他の遺族グループは「評価額が低過ぎる」と和解案の受諾を拒否する一方、政府の補助金を受けている同美術館は国立美術館と同様、遺族に絵を返還する義務があると主張。全ての遺族が同意する前に決着を発表した美術館側への不信感を募らせている。(2011/05/14-07:00)

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134名無しさん:2011/05/17(火) 22:33:23
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011051202000029.html
中国 故宮博物院 宝飾品など盗難 総額数億円 容疑者を拘束
2011年5月12日 朝刊

 【北京=渡部圭】北京の有名な観光地、故宮博物院の特別展に出品された西洋式化粧箱やハンドバッグなど九点が盗まれた。うち二点は犯人が落としたとみられ、故宮の壁の下で見つかった。いずれも香港の個人博物館が所有する金、宝石で装飾された近現代の工芸品で、被害総額は数千万元(数億円)とみられる。

 中国メディアによると、警察当局は十一日夜、指紋から割り出した容疑者を拘束した。

 故宮内では九日早朝、警備員が不審な人物を発見したが、電話で通報中に逃げられた。その後、故宮内の「斎宮」の展示室で、壁に穴が開けられ、陳列ケースが荒らされているのが分かった。八日夜から九日未明にかけての犯行とみられる。

 約百三十点の展示品のうち価値の高いものだけが盗まれ、監視カメラの電源が切断されていたとの情報もある。

 特別展は四月末から、香港の実業家が創設した「両依蔵博物館」の収蔵品を公開していた。

 故宮は天安門広場の北側にあり、厳重な警備が敷かれている。

135名無しさん:2011/05/17(火) 22:34:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011051600409
故宮の権威、誤字で丸つぶれ=富豪クラブ批判も−北京
 【北京時事】貴重な展示品の盗難に見舞われた北京の故宮博物院が、窃盗容疑者をスピード検挙した北京市公安局に贈った「錦の旗」(ペナント)に誤字があったとして16日、謝罪した。新華社電が伝えた。
 「捍祖国強盛」(祖国強盛を守った)とすべきところを、「捍」を同音異義語の「撼」と間違え、「祖国を震撼(しんかん)」させてしまった。旗の写真が報道されて誤字の指摘が殺到しても、博物院は当初「『撼』で正しい」と強弁。ようやく「へ理屈をこねて、公衆を誤って導き、故宮の名声に深刻な影響を与えた」と陳謝した。
 故宮博物院をめぐっては、防犯体制の不備だけでなく、入会費が100万元(約1200万円)もする富豪クラブ「建福宮」の会員を募っているとの疑惑が持ち上がり、批判を浴びている。(2011/05/16-16:23)

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136名無しさん:2011/05/17(火) 22:35:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110517/chn11051719180006-n1.htm
被災地での故宮典開催を提案、馬総統も賛同 古屋圭司衆院議員が会談 
2011.5.17 19:18
 台湾・故宮博物院所蔵品の日本での公開に道を開いた「海外美術品等公開促進法」成立の中心人物となった自民党の古屋圭司衆院議員が17日、台北で馬英九総統らと会談した。

 馬総統は日本での故宮博物院展の早期開催に強い意欲を表明。古屋議員の「東京に加え、東日本大震災被災地でも開催したい」との提案に対し、「文化芸術支援が被災者の心の支援になるのでぜひ進めたい」と積極的な姿勢を示した。古屋議員は会談後の記者会見で「開催地候補として仙台市を想定している」と明らかにした。(台北 山本勲)

137チバQ:2011/05/20(金) 20:37:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110520-00000134-san-soci
全職員犠牲の陸前高田市立博物館 地域の誇り標本救え 全国25館が修復一丸
産経新聞 5月20日(金)15時24分配信

津波被害にあった陸前高田市立博物館の植物標本を水洗いするスタッフ =大阪市東住吉区の大阪市立自然史博物館(河居貴司撮影)(写真:産経新聞)

 東日本大震災で被災して壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市の市立博物館の収蔵品を復元する作業が、全国各地の博物館で進んでいる。職員全員が犠牲になり、がれきまみれとなった博物館などから運び出された標本などの収蔵品を、全国の博物館の学芸員らが手分けして修復。「文化面でも、震災からの『復旧』を」と、ていねいな作業を続けている。

 ◆カビや細菌繁殖

 修復作業に加わっているのは国立科学博物館や千葉県立中央博物館、兵庫県立人と自然の博物館など全国25施設。

 大阪市東住吉区の大阪市立自然史博物館には今月11日に植物標本400点と昆虫標本500点が到着し、すでに修復作業が始まっている。

 植物標本の場合、まず、台紙から標本を取り外して、塩分を抜くため水洗いをした後、大型ドライヤーで乾燥させ、新しい台紙に貼り替える作業などを行っている。

 カビや細菌の繁殖などで、標本がもろくなっているといい、通常の標本よりも壊れやすい状態。昆虫標本も海水に漬かっており、ビーカーに入れた水のなかで蝶の標本を洗うなどして、スタッフが慎重に作業を行っていた。

 ◆文化的な復旧を

 陸前高田市立博物館では6人の職員全員が津波被害で死亡・行方不明になっているといい、施設全体が津波にのまれた。同博物館は昭和54年に開館した総合博物館で10万点以上の収蔵品があり、宮沢賢治とも交流があった地元の博物学者、鳥羽源蔵が明治から昭和初期にかけて収集した貝や植物などの貴重な標本などがあったという。

 岩手県教育委員会や岩手県立博物館などが4月中旬から館内から資料を搬出。今回は、運び出された植物標本1万5千点のうち6千点と昆虫標本150箱のうち100箱が各施設に分配されたという。

 修復を担当している大阪市立自然史博物館の佐久間大輔主任学芸員は「震災の際はまず人命救助などが優先されるが、その次の段階には文化的な復旧も大切。収蔵品はその地域の誇りともいえるべきものでもあり、修復作業をすることは、博物館の地元の誇りを取り戻すことにもつながると思う」と話していた。

138チバQ:2011/05/28(土) 10:01:55
>>33
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20110528-OYT1T00134.htm?from=y10
国立西洋美術館本館、世界遺産は「落選」勧告
 フランスの建築家ル・コルビュジエ(1887〜1965年)が設計した、東京・上野の国立西洋美術館本館を含む計19の建築物について、文化庁は28日未明、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(ICOMOS(イコモス)、本部・パリ)が、世界文化遺産に登録しないよう勧告したと発表した。


 日本の候補地の「落選」勧告は初。6月にパリで開かれる世界遺産委員会で正式に決まれば、再推薦も原則不可能となる。勧告と異なる決議が行われる可能性もあるが、登録は厳しい状況となった。

 日本唯一のコルビュジエ作品である西洋美術館本館は、フランスが「ル・コルビュジエの建築と都市計画」を構成する世界6か国22資産の一つとして推薦。しかし2009年の同委員会は、「顕著な普遍的価値の証明を強化する必要がある」などとして、追加の情報を求め、審議を持ち越した。

 これを受けてフランスは今年1月、「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献」と名称を変更、同美術館を含む19資産に構成を見直すなどの修正をしていた。

 同美術館本館は、第2次大戦時にフランスに残された日本人実業家のコレクションが戦後、日本へ寄贈・返還されるのにあわせ、その収蔵、公開施設として1959年に建設。重要文化財に指定されている。建物を支柱(ピロティ)で持ち上げる構造など、随所にコルビュジエ建築の特色が見られ、所蔵品の増加に応じて拡張できるコルビュジエの「無限成長美術館」構想を現した作品とされている。

 岩手県平泉町の文化遺産「平泉」や、東京都小笠原村の自然遺産「小笠原諸島」は、すでにユネスコの諮問機関が世界遺産登録を勧告しており、6月の同委員会で正式決定される見通し。

(2011年5月28日03時33分 読売新聞)

139チバQ:2011/05/28(土) 10:25:28
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001105260002
私立美術館、受難の時代
2011年05月26日


大作「雪・信濃川」を眺める「八海山『白の世界』文化村」の渡辺四朗元理事長(左)=南魚沼市上薬師堂のトミオカホワイト美術館

 雪の白さを追求した画家、富岡惣一郎(とみおか・そういちろう)氏の作品を収蔵・展示している南魚沼市のトミオカホワイト美術館の運営を、今年度から市が担うことになった。20年以上運営してきた財団法人「八海山『白の世界』文化村」が財政難で3月末に解散したため、引き継いだ。「雪国文化の発信拠点」を目指したが、景気低迷や私立美術館に吹く逆風にあらがえなかった。


 ◇


 静かな解散式だった。「文化村財団」の関係者約20人が先月末、市内のホテルに集まった。「雪国の史料を集め、美術館から発信しようという当初の目的が達成できなかった」。理事長の渡辺四朗さん(73)=日本容器工業会長=があいさつした。


 富岡作品約450点を持つ美術館を拠点に、造形芸術家のアトリエや宿泊所、語学教室や野外ステージを八海山のふもとにつくっていく――。当初掲げた「文化村構想」だ。それを果たせぬままの解散に、渡辺さんは何度も頭を下げた。


 文化村財団ができたのは1990年5月。富岡氏本人をはじめ、渡辺さんや酒造会社「八海醸造」の社長だった故南雲和雄さんら企業家、旧六日町町長ら19人が発起人に名を連ねた。南雲さんは8千万円を出資。そうした寄付や、旧六日町のふるさと創生資金を元手に同11月、美術館が開館した。


 だが、入館者数は、富岡氏が亡くなった94年度の約3万1千人をピークに減り続けた。「95年の住専問題など相次ぐ経済ショックが響き、入館収入をリピーターに頼らざるを得なくなった」(渡辺さん)。


 富岡氏の死後、遺族は作品を市に寄贈した。財団の実質的な財産はハコモノだけになり、企画立案に難儀することもあった。


 2010年度の入館者は過去最低の約7300人に。解散を決めた財団は負債約4千万円を清算した上で、市に美術館を寄付した。


 市は、館外に作品を貸し出すなど、「財団とは違う運営をしていきたい」(社会教育課)という。10月までに指定管理者を選び、入館者数を最低2万人台に回復させたいと考えている。


 ◇


 「文化村財団」の解散からは、いまの私立美術館を取り巻く厳しい環境が透けて見える。


 財団の設立時に8千万円を出資した先代社長、南雲さんの死後も、毎年300万円の寄付を続けてきた八海醸造の湯沢一夫常務は「入館者が減る中で一企業が寄付で支えるには限度を超えている」と無念そうに語る。


 県教委によると、財団・社団法人による美術館や博物館は4月末現在、県内に19。いずれも経営は寄付金頼みで、「入館収入や資産運用だけでは存続できないリスキーな状況であることに変わりはない」(文化行政課)という。


 08年の公益法人制度改革の影響も大きい。従来の財団・社団法人は13年11月までに「公益法人」か「一般法人」に移行せねばならなくなった。公益法人になれば税制上の優遇措置は増えるが、詳細な事業計画を出したり、立ち入り検査が入ったりと、行政のチェックは厳しくなる。一般法人は民間企業並みに課税されることもある。


 文化村財団はただでさえ入館料収入の伸びが見込めず、個人の寄付にも限界があった。渡辺さんは「富岡作品は市の持ち物なので、公益事業の運営は市の全面協力がないと難しい。申請し直す手間や費用も大きかった」。公益法人になるのをあきらめ、解散の道を選ぶしかなかった。(服部誠一)



■富岡惣一郎
 旧高田市(上越市)出身の洋画家。1922〜94年。60年代前半、黄変や亀裂が起こらず、独特の暗い光沢をもった白絵の具を開発し、「トミオカホワイト」と呼ばれる。南北アルプスや北海道、越後、アラスカなどを取材し、「白の世界シリーズ」を描いた。

140チバQ:2011/05/28(土) 10:26:13
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201105270232.html
展覧会 続々中止 地震余波、日本へ貸与見合わせ2011年5月27日12時33分

 東日本大震災や福島第一原発の事故が美術界にも影を落としている。欧米の美術館などが所蔵品の日本への貸し出しを見合わせ、展覧会が中止に追い込まれる例が続いている。 横浜、名古屋、神戸を巡回する予定だった「プーシキン美術館展」。同美術館とロシア文化省は、原発事故が深刻化する3月中旬、「現状では作品を貸し出すことができない」と、主催する朝日新聞社に伝えてきた。その後も事態の推移を見ながら調整を重ねたが、3会場とも中止と決定。数年後の開催を検討している。

 震災直後から在留フランス人に避難を呼びかけたフランスは、同国内の美術館に日本への作品の貸与とスタッフの派遣をしばらく見合わせるよう勧告。そのため、山梨県立美術館の「モーリス・ドニ」展や広島県立美術館の「印象派の誕生」展が中止になった。

 損保ジャパン東郷青児美術館(東京都)の「アルプスの画家 セガンティーニ」展はスイスとイタリアの作品が中心。一部の所蔵者が貸し出しを保留し、「当初の企画どおりの展示ができない」と中止へ。豊田市美術館(愛知県)の「ジョルジョ・モランディ」展の中止は、イタリアの保険会社による保険の引き受け拒否が直接の理由という。

 原発事故は予断を許さず、状況は改善していない。(西岡一正)

141チバQ:2011/05/29(日) 22:21:22
>>70
http://www.sankei-kansai.com/2010/12/13/20101213-047171.php
2010年12月13日

【四季彩々 劇団四季】(6)北の新拠点 12年の空白埋め文化貢献を

 今月1日、札幌の中心部に、全国10館目となる劇団四季専用劇場「北海道四季劇場」が竣工(しゅんこう)。同日、報道関係者などを対象とした内覧会を行わせていただきました。

 客席数994席の1階層。京都劇場よりはやや大きく、他の専用劇場よりは若干小さめというサイズです。会にご参加いただいた方からは、劇場の特徴や公演ラインアップに関することまで、さまざまな質問が寄せられ、前身の「JRシアター」閉館以降、12年ぶりとなる「北の拠点」の再始動に大きな期待感をお持ちのようでした。

 北海道における四季専用劇場の歴史は平成3年に開場したミュージカル『キャッツ』上演劇場「キャッツ・シアター」まで遡(さかのぼ)ります。

 ご存じの方も多いことと思いますが、『キャッツ』は日本初のロングラン公演作品です(昭和58年東京初演)。それまで長期上演といっても、2〜3カ月が限界といわれた演劇界の公演体制を覆し、東京は12カ月、大阪13カ月、名古屋11カ月、福岡7カ月(各初演時)という公演を成功させていました。

 同様に札幌でも、大きな挑戦の末、11カ月という道内最長記録を樹立。津軽海峡を越え、北海道での上演を開始してから21年(昭和45年、苫小牧と室蘭にてドストエフスキー『白痴』を上演したことにはじまる)、まさに大きな実りを得た公演だったといえるでしょう。

 さらに、この成功は瞬く間に「札幌常設劇場の建設」という流れを醸成し、2年後の平成5年、旧JR札幌駅構内に「JRシアター」がオープン。地元自治体、メディア、経済界の大きな助力を得て産声を上げたこの新劇場は、四季にとっての記念すべき常設専用劇場第1号となりました。11年9月、道内の経済不況と札幌駅再開発などの理由により、惜しまれつつ閉館しますが、のべ20作品を上演し、総観客動員数は123万人を記録。北海道演劇文化の一翼を担ったといっても過言ではありません。

 かつて「北海道のように、冬に厳しい寒さを迎える欧米の都市は、例外なく豊かな芸術都市だ」とおっしゃった方がいました。確かにそうかもしれません。12年という長き歳月を経て、四季は再び札幌に拠点をもたせていただくことができました。今後は、この場所で多彩な演目を長期かつ恒常的に上演し、北海道の芸術文化に貢献できればと考えています。(劇団四季広報担当)

 メモ 北海道四季劇場は今月1日に竣工した全国10館目となる四季専用劇場。札幌市中央区に位置し、従来の専用劇場と同様、「舞台と客席に一体感がある濃密な空間」をコンセプトにつくられている。客席数994席で1階層。こけら落とし企画は、来年1月8日(土)〜30日(日)に行われる「開場記念芸術祭」で、ミュージカル『エビータ』、『赤毛のアン』の2作品を上演。その後、3月下旬にミュージカル『ライオンキング』のロングラン公演をスタートする。なお「開場記念芸術祭」は、北海道在住の四季会員組織「四季の会」の方を対象とした招待公演となる。お問い合わせは、劇団四季北海道公演本部(電話011・200・6277)。

142チバQ:2011/05/29(日) 22:22:02
http://www.sankei-kansai.com/2011/02/21/20110221-049902.php
2011年2月21日

【四季彩々 劇団四季】(13)専用劇場建設への道<1>
 さて今回も引き続き、『オペラ座の怪人』に関して。実は、この『オペラ座』こそが、現在の四季の在り方を決定付けたといってもいいのでは?というお話です。

もっとロングランを…

 現在、劇団四季は日本全国に10カ所の専用劇場を持ち、年間公演回数は3700回とかつてないほどに増大。まさに四季は「専用劇場の時代」を迎えていますが、その時代の誕生には、『オペラ座の怪人』ロングラン上演の成功が大きく関係しています。

 そもそも日本演劇界の公演形態は、各社が劇場を1カ月程度に分割して使用するというシステムが主流。そのため、魅力的ながら長期間の仕込み準備を要するスケールとクオリティーの高い作品の公演ができにくい環境にありました。

 その中で、繁華街の遊休地にテント型仮設劇場を建設、ロングランに挑んだ『キャッツ』(昭和58年)は、この問題を“逆転の発想”で切り抜けた作品です。都会のゴミ捨て場が舞台の作品ゆえ、多少の雑音は演出効果の一部。建設コストを低く抑えられるテント形式で十分と判断された結果、そのような方法が採用されました。

 ところが、『オペラ座の怪人』は、その方法を採ることはできません。オペラ座の劇場内という設定で、作品のカラーやスケールからいっても、既存劇場での上演が不可欠だったのです。

 そこで、劇場のレンタル期間を限界まで利用。この問題に真正面から立ち向かうことになります。結果、東京初演(昭和63年)は5カ月にもおよび、当時では異例の“既存劇場におけるロングラン公演”に成功。演劇界の構造的問題に見事、風穴を開けたのです。以降、大阪、名古屋と、同様に既存劇場での長期上演を重ねていきました。

 劇場があればもっとロングランができる―。作品は、四季を次の段階へと導きます。ここから劇場使用期限という制約を克服し、各地に専用劇場を建設する時代が始まるのですが、紙数が足りなくなってしまいました。この続きはまた次週に。(劇団四季広報担当)

 メモ ミュージカル『オペラ座の怪人』は、仏作家ガストン・ルルーの同名小説を基にした作品。作曲はアンドリュー・ロイド・ウェバー。パリ・オペラ座の地下に棲み、若き歌姫クリスティーヌに恋をする怪人の愛と憎しみの様が、美しく重厚な旋律によって描かれる。

 京都公演は、3月6日(日)に京都劇場(JR京都駅ビル内)で開幕。同作品の京都公演は、平成15年以来8年ぶり。チケット発売中。お問い合わせは、劇団四季関西公演本部(電話06・4796・6600)。

143チバQ:2011/05/29(日) 22:22:28
http://www.sankei-kansai.com/2011/02/28/20110228-050208.php
2011年2月28日

【四季彩々 劇団四季】専用劇場建設への道(2)
 今回も引き続き、『オペラ座の怪人』が四季にさまざまな実りをもたらしたというお話です。

 劇場があれば、もっとロングランができる―。各地での『オペラ座の怪人』の成功は、四季を新たな時代へと突き動かします。いよいよ四季専用劇場時代の到来です。

舞台設営のリハーサル

 平成5年の札幌「JRシアター」を皮切りに、7年「赤坂ミュージカル劇場」(東京)「MBS劇場」(大阪)、8年「福岡シティ劇場」、9年「名古屋ミュージカル劇場」と、日本各地に次々と専用劇場が完成。なお、これら劇場のこけら落とし公演は全て『オペラ座』が務めています。今でこそ国内10カ所に専用劇場を備える四季ですが、そのはじまりは、やはりこの作品でした。

 さらに13年には、これまで数日程度の公演にとどまっていた中核都市(仙台、広島、静岡)で、『オペラ座の怪人』連続ロングラン公演に挑戦。これは地元行政、メディア、商工会議所などのご支援で、当時では前例のない公共ホールの長期使用が認められ、実現したプロジェクトでした。

 この公演では、大掛かりな舞台装置を効率的に設営するため、“シアター・イン・シアター方式”と呼ばれる設営方法を開発。あらかじめ全ての舞台装置をユニットにして製作し、外から運び込むという画期的な方法により、準備期間の飛躍的短縮に成功しています。

 ちなみに、これにはちょっとした隠れエピソードが。この設営を円滑に進める目的で、「舞台設営だけのリハーサル」、つまり劇場改装工事と設営、そして撤収の稽古を行っているのです。場所は、三重県嬉野町(現松阪市)のリゾート施設にある劇場。ここを18日間借り切り、本番同様の行程で設営を敢行。実は、3都市でパリ・オペラ座が出現する以前に、人知れずもう一つのオペラ座ができていたというわけです。

 「どこにでもお客さまは必ずいらっしゃる。長期間使用できる会場の確保と、魅力ある作品をハイレベルに上演することができればロングランは不可能ではない」―。『オペラ座の怪人』は、専用劇場時代以前の四季を支え、また次の時代へと四季を導いた作品なのです。(劇団四季広報担当)

 メモ ミュージカル『オペラ座の怪人』は、仏作家ガストン・ルルーの同名小説を基にした作品。作曲はアンドリュー・ロイド・ウェバー。パリ・オペラ座の地下に棲み、若き歌姫クリスティーヌに恋をする怪人。彼の愛と憎しみの様が、美しく重厚な旋律によって描かれる。

 京都公演は、3月6日(日)に京都劇場(JR京都駅ビル内)で開幕。同作品の京都公演は、平成15年以来8年ぶり。チケット発売中。お問い合わせは、劇団四季関西公演本部(電話06・4796・6600)。

144チバQ:2011/05/29(日) 22:23:04
http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/TKY201105290184.html
劇団四季、被災3県で無料公演へ 7〜8月、子ども招待2011年5月29日18時37分
 劇団四季は29日、東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島の3県で7〜8月に無料の出張公演をすると発表した。演目は東北を舞台にしたミュージカル「ユタと不思議な仲間たち」。いじめに苦しむ少年と座敷わらしの心の交流を描く物語で、被災地の子どもたちを励ましたいという。

 出張公演は、岩手県釜石市や宮城県南三陸町、福島県南相馬市など11都市をまわり、小中学校の体育館などで上演する。各地の教育委員会を通じ、地元の子どもたちを招待する予定だ。

145チバQ:2011/06/02(木) 20:57:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110523-00000524-san-soci
泥まみれ文化財、救出は善意頼み 地域の宝に国費支援なし
産経新聞 5月23日(月)12時42分配信

 東日本大震災の津波で浸水した、資料館や旧家の土蔵に残された古文書などを救い出す「文化財レスキュー」が宮城県などで本格化するなか、国宝や国指定文化財以外の保全費用は、寄付金や研究者らの自己負担でまかなわれている。文化庁主導のレスキュー活動も「国指定ではない」などの理由で国費ではなく寄付金に支えられている。被災地の深刻な状況を考えると、文化財を前面に出した募金も呼びかけにくいといい、研究者らの善意に頼る厳しい状況となっている。

 がれきなどに埋もれて泥まみれになった文化財のレスキューは、研究者らで組織する団体やNPO法人、文化庁が国立文化財機構や関連学会などに呼びかけた「被災文化財等救援委員会」が担っている。

 救援委員会による活動は寄付金や義援金でまかなわれ、窓口となる文化財保護・芸術研究助成財団には約1300万円が集まっている。救援委員会は震災1カ月後の4月15日に発足。同月28、29両日に宮城県石巻市の文化センターで初めてレスキュー活動を行い、1階収蔵庫でがれきや泥と交じった美術品などを別の施設に運び出した。

 文化財の修復などに国費が支出されるのは、文化財保護法などの規定で、原則として国宝や重要文化財などの国指定物件。都道府県などが指定する文化財は各自治体予算から出されるが、復興事業優先のため文化財までなかなか手が回らないのが実情という。

 旧家に残る古文書などは、大半が指定物件ではない。地元や全国の研究者らがレスキュー活動を行っているが、被災地までの交通費や宿泊代などはほぼ自己負担。宮城県内で4月下旬に行われたレスキューでは、地元や関西の研究者ら20人がボランティアで江戸時代の史料などを山形市の東北芸術工科大に運び、ハケでの泥落としやアルコール洗浄などを行った。

 文化庁によると、国指定文化財の被害は建造物や美術品など約540件。国指定以外は、被災地が広範囲で被害状況も十分把握できていない。現在もがれきに埋まったままの古文書などは多く、がれきと一緒に撤去されたりカビなどで傷みが激しくなったりする可能性が高まっている。

 原発事故が深刻化する福島県では、地元の団体がレスキューを行っているが、被曝(ひばく)の恐れがある警戒区域などは着手できない。

 文化庁美術学芸課担当者は「補正予算を組むにも時間がかかり、専門家の善意によってオールジャパンの気持ちで取り組んでもらっている」とする一方、レスキュー活動に携わる研究者は「被災者の生活を考えると文化財への募金もお願いしづらいが、地域の貴重な歴史遺産は一度失うと取り戻すことができない。もっと国の支援があれば」と話していた。

 ■国指定文化財の被害状況

 伊達政宗ゆかりの瑞巌(ずいがん)寺(宮城県松島町)では庫裏(くり)(国宝)の漆喰(しっくい)壁の一部が剥落。日本三景の一つ、同県・松島(特別名勝)も津波で甚大な被害を受けた。明治時代の美術評論家、岡倉天心が茨城県北茨城市の断崖に建てた「茨城大学五浦美術文化研究所六角堂」(国登録有形文化財)は土台だけを残して消失した。

146チバQ:2011/06/02(木) 21:09:35
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060101001037.html
中台に分断の水墨画“再会” 台北故宮で特別展開幕
2011年6月1日 19時23分

 1日、台北の故宮博物院で、特別展開幕式後にメディアに公開された水墨画「富春山居図」の一部(台北・故宮博物院収蔵部分)(共同)


 【台北共同】中国の元代の著名な画家、黄公望(1269〜1354年)が描いた水墨画の名作で、中国と台湾で二つに分断されて収蔵されてきた「富春山居図」を、台北の故宮博物院で一緒に展示する特別展(6月2日〜7月31日)の開幕式が1日、行われた。

 中国の温家宝首相は昨年3月、記者会見でこの水墨画に触れ「(分断された)2枚の絵がいつか1枚になることを望んでいる。絵にしてこうであり、人についてはなおさらだ」と、中台統一への願いを託して語った。

 同博物院によると、富春山居図は、黄公望が中国浙江省の富春などの山河をモデルに描き、1350年に完成させた最高傑作。明代や清代の山水画にも影響を与えた。

 清代初期の1650年、所有していた収蔵家が死去した際、遺言に基づき、一度は火中に入れられたが、親族が拾い出し、この際に2枚に分かれた。その後、2枚は転々として、皇帝の所蔵品となった1枚は、1949年に国民党政権が台湾に逃れた際に、数々の美術品と共に運び込んだ。

 もう1枚は、浙江省博物館に収蔵されてきたが、台湾に今回貸し出され“再会”が実現。台湾側の絵は縦約30センチ、横約6メートル、中国側の絵は縦約30センチ、横約50センチ。

147チバQ:2011/06/12(日) 17:42:17
>>99>>110
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1224522282/1677
大阪市内 第4の美術館波乱含み 維新「計画に反対」
 大阪市内で4館目となる大規模な公共美術館「市立近代美術館」(北区中之島)の建設が動き出した。「ハコモノ美術館が4館も必要か」という批判もあったが市の外部評価部会が5月末に建設費の10%追加削減などを前提に事業を認めたためだ。市は平成29年度の開館を目指すが、この計画に大阪府の橋下徹知事は大反対。市議会第一党の大阪維新の会も予算執行を認めない構えで、建設は波乱含みの展開になりそうだ。

148チバQ:2011/06/22(水) 21:57:34
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110621-OYT1T00315.htm
カビ騒動の元美術館長起用案に異論…新潟市議会

 新潟市は20日、2012年に開催予定の屋外芸術祭「水と土の芸術祭」に関する事業計画書案を、市議会文教経済常任委員協議会に提示した。市は、アドバイザーとして、前回のディレクターで、元新潟市美術館長の北川フラム氏に就任を依頼している。


 北川氏は、館長在任中の09年、市美術館の展示品からカビが発生するなどし、10年に予定されていた国宝の仏像展が開催できなくなった問題の責任を問われ、館長を更迭された経緯がある。

 議会側からは、この更迭の経緯に絡み、「市民感情もあるし、議会でも問題となった。アドバイザーとして迎え入れるのは見直すべきだ」といった意見が出た。市の担当者は「市長と相談したい」と応じた。

 北川氏は、前回の芸術祭開催時は、市の文化政策を担う役職にあり、唯一のディレクターとしてコンセプトの決定から展示作品の選定まで、ほぼ一人で行った。しかし、「行政主導」という批判が一部の市民から出たため、市は今回、市民の中から参与やプロデューサー、複数のディレクターを登用。北川氏には、ディレクターが作品選定する際に助言するアドバイザーへの就任を依頼した。

(2011年6月21日11時52分 読売新聞)

149チバQ:2011/06/22(水) 21:58:12
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2808265/7409535
ゴッホの自画像、実は弟の肖像
2011年06月22日 19:05 発信地:ハーグ/オランダ

【6月22日 AFP】オランダの巨匠画家ビンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)の自画像として長らく知られてきた1枚の肖像画が、実は弟テオ(Theo)の肖像だったことを「発見した」と、アムステルダム(Amsterdam)にあるファン・ゴッホ美術館(Van Gogh Museum)が21日発表した。

 ゴッホは数多くの自画像を残しているが、「自画像ではなく弟のテオの肖像画」と判定されたのは、青い背景に濃紺のジャケットを着て、黄色の帽子をかぶった姿の1枚(写真)。

 同美術館によるとゴッホは、彼の生活を経済的に援助していた5歳年下の弟、テオの肖像を描いたことはないとされてきた。しかし、上級学芸員のルイ・ファン・ティルボルフ(Louis van Tilborgh)氏は現在、1887年に描かれたこの1枚はテオの肖像だと確信している。

 この兄弟には身体的に明らかに違う特徴がいくつもあり、これらを比べた結果、これはテオの肖像だという結論に至った。

 例えば、他の自画像のひげはもっと赤みがかっているのに対し、この絵の男性のひげはオークル系で、耳も他の自画像よりも丸く、目の色も異なる。こうした身体的特徴や服の着方などが、現存しているテオの写真と一致するという。

 新発見については、ティルボルフ氏ら4人の学芸員が編纂した600ページの美術館のカタログで発表されている。同美術館は世界で最も多くのゴッホ作品や、ゴッホの書簡を所蔵している。

 ゴッホは1890年7月、フランスのオーヴェル・シュル・オワーズ(Auvers-sur-Oise)の小麦畑で自分を銃で撃ち亡くなったが、弟テオもその半年後に亡くなった。(c)AFP

150チバQ:2011/06/22(水) 21:59:16
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001106210005
震災乗り越えた「美」
2011年06月21日

 東日本大震災と原発事故の影響が被災した東北の美術館に及んでいる。地震や津波による直接的な被害だけでなく、展示予算カットや絵を所蔵する海外からの放射能への懸念に直面している。こうした不安を乗り越えた国際的な美術展の一つが7月から青森で始まる。一時は関係者の来日が危ぶまれたが、5月に入って予定された会期での開催が決まった。


 青森県立美術館で7月9日に開幕するのは、マネ、ルノワールなどの印象派の作品を展示する「光を描く印象派展」(実行委員会、朝日新聞社主催)。ドイツのヴァルラフ・リヒャルツ美術館が4年がかりで印象派の作品を研究し、色彩や筆づかいの秘密、描かれた当時の状況を「謎解き」した成果を作品とともに展示する。


 3月11日、同美術館を震度4の揺れが襲った。けが人が出たり、所蔵品が壊れたりすることはなかったが、揺れの直後から停電した。ヴァルラフ・リヒャルツ美術館からもお見舞いのメールが届き、青森側が開催できるなら予定通りに進める意向だった。


 ところが原発事故の深刻さが明らかになり、放射能への不安が広がると、作品と一緒に来る予定だったドイツ側の職員が来日に難色を示した。職員に女性が多かったことも、放射能への敏感な反応につながった。3月末、ヴァルラフ・リヒャルツ美術館からは開催延期の打診があった。しかし、主催者側としては、予算確保や保険料の問題から延期は受け入れがたかった。


 印象派展は県立美術館の開館5周年特別展として、2009年から温めていた企画だ。国内では青森だけの特別展として準備していた。


 「なんとか開く方法はないか」。県立美術館や朝日新聞社は、開催の道を探った。青森市は震災の影響はほとんどなく、青森県民が開催を楽しみにしていること、福島第一原発に近い成田空港ではなく北海道の新千歳空港を経由するルートなどを提示。絵に同行する職員を日本側から派遣することも提案した。5月2日、ドイツ側から、「来日できる職員を手配できた」と連絡があり、やっと開催が決まった。


 一方でこの間、開催の準備は止まったままだった。約1カ月半のロスだ。


 チラシ配りやポスター掲示で開催を知らせる作業の手配は、後回しになっていた。印象派の見つめた光を体感してもらう装置などの展示品も、間に合わせなければいけない。その遅れを取り戻そうと、職員はいま美術館の内外を走り回っている。


 鷹山ひばり館長は「良い作品を見てもおなかは膨れないけれど、心の栄養にはなるはず。もし足を運んでもらったときには安らぎの場所でありたい」と願っている。


 会期は10月10日までで、問い合わせは同館内の事務局(017・783・3000)で受け付けている。


 震災による揺れや津波で、福島、宮城、岩手各県の美術館は大きな被害を受けた。予算削減や放射能への不安という間接的影響にも悩んでいる。ただ、心の落ち着きを求める傾向が強まって来館者が増えるなど、明るい兆しも見えている。


 岩手県立美術館(盛岡市)は3月下旬、震災復興費のため、企画展用の予算約8千万円のカットを県から通告された。


 今年度予定していた六つの企画展は全て中止。常設展の予算は残ったが、それでは満足な展示はできない。3月18日から再開したが、企画展がないこともあり来館者は激減した。


 知恵を絞り、身近なところに声をかけた。岩手県の若手作家に呼びかけ、郷土作家の作品展示を7月から開催する予定だ。


 大野正勝学芸普及課長は「どこへ行っても被災地ムードでは、逆に被災した人が安らげないのではないか。美術館が何とか開いていることが救いになれたらいい」と話す。


 福島県立美術館(福島市)は福島第一原発事故が色濃く影を落としている。
 6月に予定していた江戸時代の絵の展示の10月開催を目指し、アメリカ人の収集家と交渉の真っ最中だ。収集家からは「長期停電になったらどうする」「放射能が不安」との問い合わせが頻繁にある。それを受けて、5月2日から10日おきに敷地内50カ所の放射線量を測定して結果を伝え、安全を証明している。それでも、夏以降の企画展の県予算はなし。文化庁の支援事業に申請したり支援団体からの資金協力を得たりしながら、展示をしていくという。

151チバQ:2011/06/22(水) 21:59:28
 一方で、屋内施設として人気を集める面もある。震災から1カ月余りの休館を経て4月26日から再開したジブリ展に、1カ月で4万人が訪れた。2月下旬から震災までの2週間で集めた1万人を上回るペースだ。


 予想外の人出は単にジブリという魅力だけではなさそうだ。「福島では屋外での活動も不安で、気分転換できる場所が少ない。安心して静かに過ごせ、心を落ち着かせる場所として、美術館が多くの人の心によみがえったのでは」と伊藤匡学芸課長はみる。


 宮城県美術館(仙台市)は7月5日から本格的に再開する。5月1日から別館だけ再開していたが、思った以上に来館者があり、今は震災前とほぼ同じ人の入りという。三上満良学芸員は「美術展どころではなく人が来ないのではと不安だったが、うれしいことです」と喜ぶ。


 今は外国の作品展を企画している。これまでは温度や湿度管理、盗難対策についての交渉が中心だったが、震災後は加えて緊急時の対応について説明を求められている。「日本に貸し出すこと自体を渋られる傾向にあるのは否めない。保険料も震災前より高額になると懸念されている」という。


 数々の不安材料を抱えつつ、美術館の担当者たちは美術館の意義について触れた。「日常の風景を取り戻すことも復興の一つ。美術館が通常通り開いているのも日常の姿では」(三上学芸員)。「不安の中で、気持ちを切り替えたくても切り替えられない人がいる。作品を鑑賞してひとときの慰めになる美術館は重要な場所なのでは」(伊藤学芸課長)。震災を機に、それぞれに美術館の価値を問い直している。(熊田志保)

152チバQ:2011/06/22(水) 21:59:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=jfn&k=2011061700609
ゴヤ「着衣のマハ」を40年ぶり公開=国立西洋美術館
 スペイン美術の巨匠として知られるフランシスコ・デ・ゴヤの展覧会が、2011年10月22日から翌年1月29日まで国立西洋美術館(東京・台東区)で開催される。ゴヤ作品では随一の所蔵数を誇るスペイン国立プラド美術館から出品される72点をはじめ、油彩や版画など123点が紹介される。
 今回の展示で最大の注目は、40年ぶりに日本で公開される「着衣のマハ」。「裸のマハ」と対をなす美術史上の最高傑作と評価されている。このほか、2006年にスペイン政府が約3億3000万円もの高値で落札して話題となった「蝶の牡牛」や、プラド美術館では展示されていない素描40点なども展示される。
 ゴヤは1746年にスペインで生まれ、43歳にしてスペイン王室の宮廷画家となり、82年の生涯で約1900点の作品を残している。今回は、ゴヤが首席宮廷画家に上りつめるまでの華やかな時期と、その後のナポレオンによる侵略でスペイン国内が混乱した時代に描かれた作品を「光と影」というテーマで、14のセクションに分けて展示する。
 開館時間は、午前9時半から午後5時半まで。観覧料は、一般1500円、大学生1200円、高校生800円。【もぎたて便】(2011/06/20-08:00

153チバQ:2011/06/27(月) 23:10:13
http://mytown.asahi.com/tama/news.php?k_id=14000001106270001
ムサビ美術館ゆったり広々
2011年06月27日


新しくなった武蔵野美術大学の美術館。展示スペースが広がり、複数の展示会が同時開催できる=小平市小川町

 武蔵野美術大(小平市小川町)の大学美術館が改装工事を終え、24日に開館した。展示室数も面積も大幅に増やして2〜3種類の展示会が同時開催でき、ゆったり作品を鑑賞できる。無料で一般開放されている。


 同大は1967年、美術館と図書館の機能をまとめた「美術資料図書館」を創設。2010年に図書館を新設したのに伴い、もとの建物を改装し美術館として独立させた。展示面積は約1千平方メートル、展示室も2部屋から5部屋になった。


 開館記念「ムサビのデザイン」展は、同大が60年代から収集した19世紀後半以降のポスター約3万枚のうち、東京オリンピックの公式ポスター(亀倉雄策氏制作)など約160枚を展示。川崎市から来た大学院非常勤講師、小林敦さん(42)は「ゆったりとした空間で展示のレイアウトも見やすい」と話した。


 「WA:現代日本のデザインと調和の精神」展も同時開催。わらに直接銘柄を刷り込んだ酒だるや輪島塗のスピーカーなど約150点が並ぶ。いずれも無料で7月30日(日曜・祝日除く)まで。

154チバQ:2011/07/03(日) 22:14:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110703-00000005-mai-soci
<岡本太郎さん壁画>改変容疑で芸術家3人を書類送検へ
毎日新聞 7月3日(日)2時32分配信

 東京・渋谷駅構内に飾られている芸術家の故岡本太郎さんの巨大壁画「明日の神話」に福島第1原発事故を模した絵が付け加えられた問題で、警視庁渋谷署は週明けにも東京の若手美術家グループ「Chim↑Pom(チンポム)」のリーダーら28〜33歳の男性メンバー3人を軽犯罪法違反(はり札)容疑で書類送検する方針を固めた。

 送検容疑は4月30日夜、爆発した四つの原子炉建屋を描いた絵の板(縦約80センチ、横約2メートル)を、岡本さんの壁画(縦5.5メートル、横30メートル)の右下につなげる形ではり付けたとしている。

 リーダーらは5月18日に記者会見し自分たちが掲示したことを認め、絵をはり付ける様子を映した映像と原画を公開。渋谷署はメンバーらから動機などを任意で聴取していた。

 グループは08年、広島市上空に小型ジェット機で「ピカッ」という文字を飛行機雲を使って浮かび上がらせ、被爆者らから批判を受けたことがある。【山本太一、内橋寿明、小泉大士】

155チバQ:2011/07/09(土) 00:40:45
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2811485/7469307?utm_source=afpbb&utm_medium=detail&utm_campaign=must_read
警察お手柄?犯人が間抜け?ピカソの絵画盗難もスピード解決
2011年07月08日 18:04 発信地:サンフランシスコ/米国

米カリフォルニア(California)州サンフランシスコ(San Francisco)にある画廊「ワインスタイン・ギャラリー(Weinstein Gallery)」で5日、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の鉛筆画『Tete de Femme(女の頭部)』が、白昼堂々侵入した男に盗まれる事件があった。

しかし、画廊近くのレストランの入り口に設置してあった防犯カメラに残された映像から、警察は7日、ニュージャージ(New Jersey)州ホーボーケン(Hoboken)出身のマーク・ルゴ(Mark Lugo)容疑者を逮捕。盗まれた絵画も無事に戻り、事件は発生からわずか48時間でスピード解決となった。

写真は、サンフランシスコ警察が取り戻したピカソの『Tete de Femme』(手前)とマーク・ルゴ容疑者の顔写真(2011年7月7日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Justin Sullivan

156チバQ:2011/07/09(土) 00:41:34
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20110707-OYT8T01291.htm
外出でエアコン使用減


長岡市 29施設無料開放
 長岡市は7日、夏のピーク時電力使用削減に向け、7月25日〜8月26日の平日(土、日曜以外)、寺泊水族博物館など市有文化施設や社会福祉施設の計29施設を無料開放すると発表した。外出することで自宅でのエアコン使用量を減らしてもらおうというもので、県産業振興課によると、節電を目的にした文化施設の無料開放は県内初という。

 無料になるのは、他に青少年文化センターのプラネタリウム、河井継之助記念館、長谷川邸、良寛の里美術館、栃尾美術館など。高齢者センターなどの有料社会福祉施設18か所でも実施するほか、えちご川口温泉(プール含む)は大人は有料だが、「子供も一緒に利用してほしい」として、中学生以下のみを無料にする。

 市では期間中、寺泊水族博物館で例年(約1万4000人)の5倍以上の来場者約7万6000人を見込むなど、全体で約10万人の来場者増を見込んでおり、市本庁舎3個分にあたる約1200キロ・ワットのピークカット効果があると期待している。一方で、飲食代や土産代などで2億円の経済効果も見込んでいる。

 長岡市によると、昨年の「長岡まつり大花火大会」では、8月2、3日の月、火曜日開催で計約85万人が訪れた一方、県内の最大電力使用量は同じ週の8月4〜6日を下回っており、「外出者が増えることで電力消費減の効果があった」と見ている。森民夫市長は「親子で外出してもらうこと自体、推奨できることで、施設の無料開放は来年以降も継続できると思う」と述べた。

(2011年7月8日 読売新聞)

157チバQ:2011/07/09(土) 00:42:45
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110704/ngt11070417510001-n1.htm
学芸員からの応募もOK 新潟市美術館長を再度公募
2011.7.4 17:51
 新潟市は4日、公募していた市美術館長を選考した結果、該当者がなかったと発表した。受験資格などを緩和した上、新たに8月1日まで公募している。

 美術館は21年、22年と続けて美術品にカビやクモが発生。市は当時の北川フラム館長を解任するなど組織の立て直しを進めるとともに、今年5月11日から改めて新館長を公募した。しかし、応募は「複数人」(同市人事課)あったものの、適任者はなく、より多くの人材を公募するため、受験資格などを見直した。

 最も大きな変更点は、館長、副館長経験者としていた受験資格に学芸員を追加し、若手にまで幅を広げた点。勤務日数も従来は「採用時に決定」としていたが、1週間2日以上と明確化した。また、昨年提出された美術館評価改革委員会の提言を踏まえ、受験希望者には具体的な改革案などを志望理由書に記入するよう求めた。

 採用日は10月1日。報酬は月額上限66万円。休暇などの勤務条件は採用時に決定する。任用期間は平成24年3月末までだが、勤務状況などをみながら年度ごとに更新される。試験案内は新潟市ホームページに掲載した。

 篠田昭市長は「美術、文化の発展に寄与する開かれた美術館を目指したい。若手も選考の対象に広げており、改革への意欲に富んだ方に多く応募してもらいたい」と話している。

 問い合わせは、同市人事課(電)025・226・2489。

158チバQ:2011/07/09(土) 00:43:46
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110706/osk11070612570011-n1.htm
温度上げればカビ・虫…節電か文化財保護か、悩む博物館・美術館
2011.7.6 11:58 (1/2ページ)
 関西電力の一律15%程度の節電要請など、夏の電力危機を乗り切るための節電対策に、各地の博物館や美術館の学芸員らが苦悩している。節電のためには、館内の空調設備の設定温度を上げざるを得ないが、管理に失敗するとカビや虫が発生し、貴重な文化財の損傷につながりかねない。「節電にはできるだけの協力はしたい」としながらも「万が一カビが生えたら、取り返しがつかない」と不安を吐露している。

 「7月1日に特別収蔵庫の設定を1度あげました。やはり気になって何度も湿度計測器を見に行ってしまいますね」。堺市博物館(堺市堺区)の吉田豊学芸課長は苦笑する。同館の年間消費電力は90万キロワット時(平成22年度)。このうち大きな割合を占めているのが、絵画や古文書を保管する特別収蔵庫約600平方メートルの空調で、真夏は24時間、稼働させている。

 同館では、要請を受けて節電方法を検討。やはり収蔵庫の温度管理が効果的だ、ということになり、外気を入れないように扉の開閉の回数を減らすことなどを決め、さらに温度設定の変更も行うことにした。

 施設の関係者の間では文化財の保存には「温度20度、湿度60%」を保つことが理想とされている。同館では、夏は22度を基準としているが今年は「24度ぐらいまでにすることを検討している」(吉田課長)

 ただ、心配なのはカビや虫だ。特別収蔵庫には、安土桃山時代の「南蛮屏風(びょうぶ)」(国重要美術品)などが収められている。近年は、湿度管理を徹底すれば、温度はある程度上げても影響しないという研究報告があることから、収蔵庫中5カ所に設けられた湿度センサーの数字の変化に気をつけながら「慎重に管理していきたい」としている。

 大阪市中央区の大阪歴史博物館では、すでに平成16年ごろから収蔵庫の温度と湿度をコントロールして、節電に取り組んでいる。館内の約50カ所で10分ごとに温度と湿度を計測。湿度50%、温度20〜25度で運営している。収蔵庫の保湿保温性が高く、当初24時間稼働させていた空調を、約12時間まで減らしたこともあり、17年度から5年間で約24%の節電に成功した。運営課長の文珠省三さん(57)は「徹底した管理をしたうえでの数字。神経を使う作業です」と話す。

 一方、大阪市北区の国立国際美術館では、例年通りの温度設定で乗り切るつもりだ。昨年度から電球を蛍光灯からLED(発光ダイオード)に替えるなど、以前から節電対策を実施しているが、今回の要請を受け、電動ポンプで水をくみ上げている屋外の滝を停止した。庶務課運用係の藤本健司さん(41)は「収蔵庫の温度をさわるのは、できることをすべてやった後の最後の手段にしたい」と語る。

 最先端の文化財保護技術を研究する東京文化財研究所(東京都台東区)には、5月ごろから各地の施設から、節電方法についても問い合わせが相次いでいるという。同所の石崎武志副所長は「頻繁な温度の上げ下げはよくないので、電力ピークだけ上げればいいわけではないが、湿度のモニタリングを徹底すれば節電は可能」と話している。

159チバQ:2011/07/10(日) 14:30:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110710-00000067-san-soci
東日本大震災4カ月 被災文化財を救え 「伝統の命」守る
産経新聞 7月10日(日)7時55分配信

 東日本大震災による地震や津波で、深刻な被害に遭った東北地方の文化財を救う活動が本格化している。被災文化財は、絵画や彫刻、仏像、土器、生体標本から民具まで多岐にわたり、被害規模も甚大。文化庁の呼びかけで発足した被災文化財等救援委員会を中心に、気の遠くなるような細かい作業が続いている。

 文化財は被災地で泥を落とすなど応急処置を施し、運ばれた先でエタノール消毒と燻蒸(くんじょう)を行った後、修復を行う。作業内容や方法は種類によって異なり時間もかかる。

 海水を被った文化財は、塩分が付着しており、今の時期はカビが大敵。一刻も早い処置が必要だが、対応が可能な美術館などへの搬入は、他の文化財にカビが伝染する恐れがあり許可されないという。

 東北芸術工科大学(山形市)では、石巻文化センター(宮城県石巻市)の所蔵品のほか、大きな被害を受けた文書や絵画など約4000点を引き受けた。文化財保存修復学が専門の藤原徹教授(60)は「病院に例えると、今は引き受けた救急患者(文化財)の症状を見極め、最善の処置を急いでいる段階」という。大学にはレントゲンや実体顕微鏡、真空凍結乾燥機など、修復に必要な最新の機材と技術がそろう。

 一方、救援委員会の岡田健副事務局長(55)は「震災発生直後から多くの仲間が動いているが、資金不足と人手不足で厳しい。人命最優先は当然だが、少しだけ文化財にも目を向けてもらえたら…」と訴えている。(写真報道局 鈴木健児)

160チバQ:2011/07/18(月) 19:31:03
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20110718-OYT1T00175.htm
書物食べる虫が大発生、企画「輝く女たち」延期


茨城県近代美術館(水戸市千波町)で、書物や動植物の標本などを食べるとされる害虫「チャタテムシ」が大量発生し、職員らを悩ませている。


 チャタテムシは文化財に害を及ぼす害虫の指標とされ、他の害虫の発生も懸念される。このため、同館は23日から開催予定だった企画展を急きょ1週間延期、その間に駆除に本腰を入れることを決めるなど対応に追われている。

 同館によると、複数の職員が先月28日、1階ロビーに展示してある彫刻や台に大量のチャタテムシが付着しているのを見つけた。その後、2階の展示室でも確認され、館内全体で発生している恐れがあるという。

 見つかったチャタテムシは、茶色で、体長1ミリ前後の虫。カビ類を好んで食べて繁殖するといい、書物や標本などを食害する害虫として知られる。同館で過去に大量発生したことはないが、高温多湿と風通しがあまり良くないことなどが原因とみられる。

 大量発生を受け、同館では開館前と閉館後、職員総出で拭き掃除をしたり、チャタテムシの通り道に粘着式の捕虫具を設置したりして、駆除に全力を挙げている。さらに、19〜29日を臨時休館とし、薬剤噴霧による殺虫作業を行う。

 延期される企画展は、絵画や写真などで様々な女性像を紹介する「輝く女たち―その強さ、儚(はかな)さ、複雑さ」。東日本大震災で一時は中止が検討され、作品の借り受けにも苦労した。ようやく開催にこぎ着けただけに、同館企画課長の小泉淳一さんは「この時期に残念だが、気持ち良く見てもらえるよう、しっかり駆除したい」と話している。

 「輝く女たち」は9月11日まで(月曜休館)。一般700円、高校・大学生470円、小中学生230円。問い合わせは同館(029・243・5111)へ。

(2011年7月18日08時52分 読売新聞)

161チバQ:2011/07/18(月) 19:32:44
>>156
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20110715-OYT8T01076.htm
県節電の夏に12施設無料・割引
 県は夏休み期間中(21日〜8月末)に、博物館、美術館など県有12施設の入場料を無料または割引する。8月を「省エネ強化月間」に決めており、家族でそれらの施設を訪れ、家庭での節電に役立ててもらうのが狙い。県環境首都課は「県の施設で涼しく過ごして節電を」と呼びかけている。

 文化の森(徳島市)にある博物館と近代美術館、鳥居龍蔵記念博物館の3施設と、文学書道館(同)は常設展入場料が無料。阿波十郎兵衛屋敷(同)は小学生〜大学生の入場料を、JAバンクちょきんぎょプール(同)は3歳以上18歳未満の子ども料金を、それぞれ無料にする。あすたむらんど徳島(板野町)の子ども科学館常設展は小中学生の料金を半額の100円にする。

 各市町村の割引サービスもある。詳しくは県のホームページ(http://www.pref.tokushima.jp/)。

(2011年7月16日 読売新聞)

162チバQ:2011/07/18(月) 19:39:23
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004283280.shtml
酷暑の昼間は街の避暑地へ 「クールスポット」PR 


夏の暑い日はゆっくり読書を‐。「街中の避暑地」を目指すひょうご国際プラザのクールステーション=神戸市中央区脇浜海岸通1(撮影・吉田敦史)
 節電に取り組む関西の自治体の間で、冷房の効いた図書館や博物館、デパートを「クールスポット」(涼しい所)と位置づけ、そこでの避暑を酷暑の昼間に促す動きが広がっている。家庭での節電と、集客施設の利用者増を狙う一石二鳥の試みだ。(木村信行)


 資源エネルギー庁によると、電力消費のピークとなる夏の午後2時、在宅世帯は平均約1200ワットを消費する。このうちエアコンが53%を占める。一方、外出すれば冷蔵庫や待機電力などで約340ワットにまで減る。


■暑い時こそ外出を

 これに着目し和歌山県は「暑い夏は家族そろってお出かけキャンペーン」を展開。近代博物館など県立4施設を8月中、半額にする。さらにデパート、ショッピングセンター、映画館なども「クールスポット」と位置づけ、午後1〜3時にバーゲンなどを開くよう各店舗に呼び掛ける。

 滋賀県は「節電クールライフキャンペーン」と銘打ち、夏休みの始まる21日から8月11日まで近代美術館や琵琶湖博物館など県立5施設で県民を対象に無料開放。室温は節電対象から外し、例年通りの28度以下にする。

 これに呼応するように、兵庫県も同様の取り組みを始めた。県環境政策課の担当者が百貨店やスーパーなどに協力を呼び掛ける。同課の川崎慎吾課長は「家族そろって外出すれば節電だけではなく、地域経済への波及効果も期待できる」。

 県国際交流協会は7月から、図書スペースの「ひょうご国際プラザ国際情報センター」(神戸市中央区)を「クールステーション」とし、「家庭のエアコンを切り、街の避暑地として利用を」と近隣住民に呼び掛ける。


■商業施設に期待感

 商業施設には期待が広がる。各店舗で10%の節電に取り組むコープこうべ(同市東灘区)は「商品の劣化防止の必要もあり、店内温度は26度。涼みにきたついでに買い物をしてもらえるとうれしい」。そごう神戸店(同市中央区)は「タイムサービスを暑い時間帯に実施するなど、うまく連動したい」と期待する。

 一方、ある量販店は「節電ムードの中、電力を消費するクールスポットをアピールするのは難しい。実施するなら県がしっかりPRを」とした。

(2011/07/18 15:05

164チバQ:2011/07/27(水) 22:34:17
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2003947.article.html
佐賀大、美術館を開設へ 卒業生らの作品展示
 佐賀大学は美術工芸分野の卒業生や教員、学生の作品を展示する美術館を2013年10月、学内に開設する。大学の美術・工芸課程は多くの画家や造形作家を輩出、全国から学生が集まるほど実績と知名度があり、大学の特色として前面に打ち出す。

 

 同課程は「特美」と呼ばれる高校美術教員の養成課程を前身とし、最近も教員や学生の全国公募展入賞が相次ぎ、入学志願者も多い。03年10月の旧佐賀大と旧佐賀医大の統合から10年周年の記念事業として美術館建設を決めた。全国の国立大学法人で美術館を設けているのは東京芸術大だけという。

 

 施設の規模は2階建てで、面積1200〜1500平方メートルを想定。場所は大学本庄キャンパス北側に新しく整備する正門付近を軸に検討する。学内で保管している卒業生の美術工芸品や寄贈品などを集めて常設展示するほか、旧制佐賀高等学校など大学で保管する歴史資料も紹介する。

 

 来年11月に着工、13年10月開館を目指す。事業費は建設費6億円、施設の維持管理費3億円の計9億円を見込み、このうち6億円は学内や同窓会、企業、団体などから寄付を募る。

 

 26日の定例会見で構想を説明した佛淵孝夫学長は「地域に根ざし、気軽に鑑賞できるような美術館にしたい。大学が誇る美術工芸の歴史や実力を知ってほしい」と話した。

2011年07月27日更新

http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/saga/20110727-OYS1T00250.htm
佐賀大に美術館新設へ、国立大では2例目

 佐賀大は26日、佐賀市の本庄キャンパスに大学美術館を新設する計画を発表した。1953年にスタートした現在の文化教育学部美術・工芸課程の設置60周年記念として、2013年10月1日のオープンを目指す。学内に美術館を併設する国立大は東京芸大(東京都)のみで、完成すれば全国で2例目になるという。

 佐賀大によると、美術館は鉄筋コンクリート2階建てで、延べ床面積は約1200〜1500平方メートルを予定。本庄キャンパス北側の正門付近の駐車場などを候補地としている。維持費を含めた総事業費は約9億円を見込み、大学の自己資金に加え、同窓会などからの寄付で賄う方針。着工時期などは未定で、計画の詳細は今後詰めていく。

 美術・工芸課程の卒業生や教員からは、学内に展示スペースや、作品の管理場所を求める声が根強く、美術館の建設は、10年以上前から学内で議論が重ねられていた。今回、積立金が活用できるめどが立ったため、建設に踏み切ることにしたという。

(2011年7月27日 読売新聞)

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165チバQ:2011/08/01(月) 20:50:13
http://mainichi.jp/select/world/news/20110801dde007030044000c.html
中国:「国宝」皿割れる 北京の故宮、隠蔽疑惑も
 【北京・共同】中国北京市の故宮博物院で、一級文物(日本の国宝に相当)に指定されている宋代(960〜1279年)の皿が誤って割れ、6片のかけらになった。1日の新華社電が伝えた。

 この事故は7月30日に短文投稿サイト「ツイッター」の中国版「微博(ウェイボ)」で暴露され、博物院は31日になって公表した。隠蔽(いんぺい)を図ったのではないかとの疑惑が浮上している。

 皿は高さ約4センチ、直径約20センチの「哥窯」と呼ばれる青磁で、表面の「貫入」と呼ばれる上薬の細かいひびが特徴。博物院の説明によると、女性研究員が7月4日、科学的な分析をするための機器で調べていたところ、操作ミスで皿に圧力が加わり、割れてしまったという。

毎日新聞 2011年8月1日 東京夕刊

166チバQ:2011/08/04(木) 23:43:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110804-00000105-mailo-l19
リニア中央新幹線:都留市、試乗再開に期待 実験、見学で経済効果 /山梨
毎日新聞 8月4日(木)12時8分配信

 リニア中央新幹線の県内駅候補地をJR東海が「甲府盆地南部」と表明し、県レベルでリニア活用法について協議が進む中、山梨リニア実験線と県立リニア見学センターを持つ都留市では、実験線での試乗再開などによる経済波及効果に期待を寄せている。同市はこれまで、小林義光市長が「リニア中央新幹線富士北麓(ほくろく)・東部建設促進協議会」会長として駅を誘致してきた経緯がある。同市議会は6月にリニア建設特別委員会(小林歳男委員長)を発足させており、今後は、リニア実験線を生かした地域活性化を探っていく方針だ。
 同市小形山の県立リニア見学センターは97年4月に開設され、実験線先行区間18・4キロで走行実験が始まった。見学者数の年間平均は11万9099人。試乗は98〜07年に行われ、計14万人余が同センターから乗車している。
 JR東海は今後、実験区間を42・8キロ(上野原市秋山−笛吹市境川)に延伸する計画で、試乗の機会を設けるかどうかについては白紙としている。
 都留市は実験線が延伸される13年度をめどに、試乗が可能になった場合の経済波及効果や地域活性化の方法を探っていく。同市総務部政策形成課は「試乗となれば、市を訪れる人も増え、地域活性化につながる。駅は甲府盆地南部となったが、今後もリニアの情報には敏感に対応していきたい」と話している。【小田切敏雄】

167チバQ:2011/08/08(月) 23:07:00
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001108080002
美術館で挙式いかが
2011年08月08日


退場する新郎新婦と拍手で送る参列者=十和田市西二番町

 十和田市の市現代美術館で結婚式があった。式を挙げたのは以前、この美術館を訪れ大ファンになったという秋田県のカップル。美術館の、しかも作品の展示スペースでの挙式は全国的にも珍しく、同美術館では「おめでたいことで、街のにぎわい作りにもなる」と、これからも積極的に受け入れていくという。


◇「街に元気」観光協会が窓口◇


 6日に挙式したのは秋田県大館市の佐藤興さん(36)と朋子さん(35)夫婦。2人は2年前、まだ結婚前にデートで現代美術館を訪れ、「すてきな物が凝縮されていて、センスの良さに感動した」という。入籍はしていたが、式を挙げるなら十和田の美術館しかないと思い、昨年秋ごろからインターネットで調べていた。市役所に問い合わせたところ、挙式が出来ることを知り、準備を進めてきたという。


 「式場」となったのは台湾出身のアーティスト、マイケル・リンさんの企画展示室。壁一面に花のモチーフが描かれ、パッチワーク作品などが展示された華やかな雰囲気の中、約80人の参列者のほか、足を止める一般の来場者もいて、そろって2人の門出を祝った。式の最後には、同美術館の高屋昌幸館長から2人に結婚証明書が贈られた。


 衣装代や飲食代はかかるが、式の運営は、市内のブライダル業者や花屋がボランティアで集まった。リーダーでブライダル会社に勤める畑中宏之さんは「たくさんの人に十和田に来てもらって、ファンになってもらうことが地域の活性化につながる。そのためには、この美術館など街の魅力を最大限に生かしていかないと」と話す。


 この美術館での結婚式は今回が4組目。県外からは初めてだという。今後、現代美術館や十和田湖など市内の様々な場所を利用した結婚式の希望には、十和田市観光協会が窓口となり積極的に応えていくという。

168名無しさん:2011/08/14(日) 22:07:43
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110813/akt11081302070000-n1.htm
秋田新県立美術館、開館は25年秋ごろ 震災影響で遅れ
2011.8.13 02:07
 県は12日に開かれた県議会教育公安委員会で、建設中の新県立美術館のオープンが当初の予定より1年以上遅れ、平成25年秋ごろになるとの見通しを示した。

 県生涯学習課によると、東日本大震災の影響で資材の調達が厳しいなどの影響に加え、建材から放出されるアンモニアやアセトアルデヒドなどの有害物質の濃度が基準以下に薄まるまでに、1年以上の期間を要するため。濃度が基準以下にならないと、作品を傷めるため、重要文化財などを搬入できない。

 建物は24年6月末に引き渡される見通しだが、新美術館は暫定オープンとし、1年強は県内市町村の作品展や講座などを開催。その間は、現在の県立美術館を延長して使用する。その経費は約4600万円を見込んでいるという。

169名無しさん:2011/08/14(日) 22:09:41
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20110813/CK2011081302000167.html
触って生まれる芸術 朝日町美術館 「不思議」と人気
2011年8月13日

石に触ると不思議な生き物の影が現れる作品=朝日町ふるさと美術館で


 朝日町東草野の町ふるさと美術館で、石に触れると影が伸びるなど楽しめる特別展「イマジネイチャー 夢みる自然のかけら」が開かれており、子どもたちを楽しませている。九月四日まで。

 引き出しに、ヒスイで有名な同町の宮崎海岸の石を入れると、羽やしっぽなどが付いて画面に映った後に後ろの壁で映像が動いたり、光に触れるとクマやタヌキが不思議な形になって飛び出したりと、来館者の行為に反応。訪れた子どもだけでなく、大人も不思議なアートを楽しんでいる。

 ひとつのものから影絵などの別のものが現れる双方向性の遊び感覚を取り入れた四人のグループ「プラプラックス」が制作。国内外で展示会を開いているが、同グループの展示会としては最多の六点が出展されている。火曜休館。大人五百円、小中高生百円。 (高橋恒夫)

170チバQ:2011/08/15(月) 13:47:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110815-00000160-yom-int
レンブラント「審判」盗難、ロスの高級ホテルで
読売新聞 8月15日(月)10時29分配信

 【ロサンゼルス=西島太郎】米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)によると、ロサンゼルス近郊マリナデルレイの高級ホテルで13日夜、17世紀オランダ絵画の巨匠レンブラントの作品が何者かによって盗まれた。

 私的な展示会に出展されていたが、係員が目を離したわずかの隙に持ち去られたという。

 AP通信によると、盗まれた作品は「審判」で、25万ドル(約1900万円)の価値があるとみられる。地元警察が窃盗事件として監視カメラの解析などを進めている。事件のあったホテルは最高レベルの防犯対策が施されていたといい、警察は綿密に練られた犯行とみている。

171チバQ:2011/09/03(土) 20:26:00
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2823730/7705007
盗まれたルーベンスの絵、10年ぶりにギリシャで発見
2011年09月02日 08:56 発信地:アテネ/ギリシャ
【9月2日 AFP】ギリシャ文化省は1日、2001年にベルギーの美術館から盗まれていたフランドルの画家ルーベンス(Peter Paul Rubens)の絵が、このほど同国で発見されたと発表した。

 絵は「1618年作」としか公表されていないが、警察関係者によると、イノシシ狩りを描いたものだという。

 ギリシャ警察は、盗難品所持容疑で2人を拘束したが、盗みを働いた張本人とは考えられないという。(c)AFP

172チバQ:2011/09/03(土) 20:28:26
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news2/20110902-OYT8T00522.htm
マンガ博物館 収蔵充実に課題

大量刊行の雑誌 劣化激しい原画


館内は、マンガに読みふける来館者であふれる(京都国際マンガミュージアム) マンガ、アニメの博物館は主に1990年代以降、全国に次々と建てられ、観光庁が海外からの観光客向けの冊子を作るなど観光振興の面からも注目されている。

 町おこしを狙った個人の記念館が大半だが、近年動きが目立つのが、アーカイブ機能を高めたマンガの総合館。東京の明治大学が米沢嘉博記念図書館を核に、マンガ、アニメ、ゲームを広く収集する東京国際マンガ図書館(仮称)の開館を2014年度に、北九州市でも来年、漫画ミュージアム(同)の開館を予定している。

 総合博物館のきっかけとなったのが06年、京都市中心部に開館した京都国際マンガミュージアムだ。全国初のマンガ学部を持つ京都精華大と同市の共同事業で約30万点の資料を収蔵。年間入場者は30万人に上る。印象的なのは、総延長200メートルの棚に約5万点のコミックスを並べた「マンガの壁」。来館者が座り込んで自由に読みふけっている。「本来、物語を読んで楽しんでもらうマンガの展示では、一枚の紙だけでは不十分」(上田修三同館事務局長)と、実際に読んでもらうようにした。

 近年、マンガを学問として教える大学も増えたが、公共図書館でも資料収集は十分行われていない。上田事務局長は、「江戸時代の浮世絵も消費文化として捨てられていたが、その後、欧米の評価をきっかけに価値が認識された。我々の活動も100年後には大きな意味を持つ」と強調する。

 ただ、強力な人気キャラクターを持つ一部の館をのぞけば、行政や大学の支援がなければ運営は難しい。大量に刊行される雑誌、本の収集や劣化の激しい原画保存を巡っても課題が多い。

 各館の連携も重要だ。アニメの制作会社で作る日本動画協会では、全国マンガ・アニメーションミュージアム連絡協議会の創設を呼びかけている。「各館の立ち位置や規模の違いがネック」(同協会)だが、企画展の開催ノウハウを共有するなど、利点は多い。麻生政権下の「アニメの殿堂」構想が箱もの行政として批判を浴びた文化庁では、既存の施設を生かす方向に切り替え、デジタルアーカイブの構築などを模索している。

 明治大学の構想を推進する森川嘉一郎准教授は、「マンガの貴重な資料の多くは個人のコレクターが収集している。これを図書館や博物館が受け入れ、次世代に残すための制度が必要では」と話している。

(2011年9月2日 読売新聞)

173チバQ:2011/09/04(日) 18:16:28
>>148
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110904-OYT1T00318.htm?from=y10
カビ問題で更迭の元館長、アドバイザー依頼中止
 新潟市で2012年に開催予定の屋外芸術祭「水と土の芸術祭」の説明会が3日、同市中央区で開かれ、実行委員長の篠田昭市長が前回ディレクターを務めた元新潟市美術館長の北川フラム氏へのアドバイザー依頼を取りやめたと発表した。


 北川氏は、館長在任中の09〜10年、市美術館の展示品からカビやクモが発生し、国宝の仏像展が開催できなくなった問題で責任を問われ、館長を更迭された経緯があり、議会から反対意見が相次いでいた。

(2011年9月4日17時20分 読売新聞)

174チバQ:2011/09/10(土) 18:43:44
>>136
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110910-OYT1T00071.htm
台湾故宮展へ前進…政府が美術品に関する法整備
政府は9日の閣議で、海外から借りた美術品の第三者による差し押さえを防ぐための「海外美術品公開促進法」施行令を決定した。


 海外の美術館から所蔵品を借り受けやすくなる。15日から施行する。

 同法は、展覧会主催者などの申請に基づき、文部科学相が外相と協議して作品を指定、第三者の差し押さえを禁じる内容。施行令で、対象作品の指定要件などを規定する。

 法整備により、例えば、中国歴代皇帝の文物を集めた台北の故宮博物院の展覧会の日本開催の実現も可能性が高まる。仮に中国が所蔵品の所有権を主張し、返還要求をしても、応じる必要がなくなるからだ。台湾の馬英九総統は7月の読売新聞などのインタビューで、故宮博物院展について「欧米で開催したのに日本で開かれていない。日本開催は2013年を希望する」と、意欲を示している。

(2011年9月10日02時02分 読売新聞)

175チバQ:2011/09/17(土) 09:32:07
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110910-OYT1T00071.htm
台湾故宮展へ前進…政府が美術品に関する法整備

 政府は9日の閣議で、海外から借りた美術品の第三者による差し押さえを防ぐための「海外美術品公開促進法」施行令を決定した。

 海外の美術館から所蔵品を借り受けやすくなる。15日から施行する。

 同法は、展覧会主催者などの申請に基づき、文部科学相が外相と協議して作品を指定、第三者の差し押さえを禁じる内容。施行令で、対象作品の指定要件などを規定する。

 法整備により、例えば、中国歴代皇帝の文物を集めた台北の故宮博物院の展覧会の日本開催の実現も可能性が高まる。仮に中国が所蔵品の所有権を主張し、返還要求をしても、応じる必要がなくなるからだ。台湾の馬英九総統は7月の読売新聞などのインタビューで、故宮博物院展について「欧米で開催したのに日本で開かれていない。日本開催は2013年を希望する」と、意欲を示している。

(2011年9月10日02時02分 読売新聞)

176荷主研究者:2011/09/25(日) 16:20:00
>>157
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/26847.html
2011年9月6日 新潟日報
新潟市美術館長の新館長に塩田氏 就任は10月1日付

 新潟市は6日、公募していた市美術館の新館長に塩田純一・元東京都庭園美術館副館長(60)=東京都練馬区=を選んだ。就任は10月1日付。

 塩田氏は東北大学大学院修了。栃木県立美術館学芸員、東京都現代美術館学芸部長などを経て、ことし3月に青森県立美術館美術統括監を退職した。1999年には第48回ベニス・ビエンナーレ日本館のコミッショナーを務めた実績もある。

177チバQ:2011/09/25(日) 19:55:12
>>118
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/264578
県立美術館建設予定地購入額 34億円 時価の4倍 知事「反省点ある」
2011年9月22日 00:47 カテゴリー:九州 > 大分
 県が大分市寿町で計画する県立美術館建設で、県土地開発公社からの予定地購入額約34億円が、時価の約4倍に上ることが21日、県議会一般質問で明らかになった。県は1992−93年、公社が先行取得した土地を買い取る方針を決めたが、実際に購入費を予算化した今年7月までに地価が下落した。広瀬勝貞知事は「購入価格を振り返ると反省すべき点があった」と答えた。

 自民党・無所属の会の三浦公議員が「契約に基づくとはいえ、実際は高い買い物になっている」と質問したのに答えた。

 建設予定地は公社が93−94年、県に簿価で買い取ってもらう契約に基づき取得。今年5月に県が美術館建設を決め、7月の定例会に購入費約34億円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出、可決された。

 今年3月の包括外部監査は、予定地の時価を1平方メートル当たり約20万円とし、公社取得の簿価約79万円と約4倍の開きがあると指摘。三浦議員は敷地面積約4300平方メートルに換算すると、時価約8億6千万円にとどまるとして、県の契約の在り方をただした。

 広瀬知事は「バブル経済崩壊の時期だったが、県内では大都市ほど地価が下落しておらず、価格の落ち込みは見通せなかった」と答弁した。

 このほか、学校教職員のうち組合活動に専任する専従職員数が本年度は29人で、全国の自治体で3番目に多い実態も報告された。小矢文則教育長は「職員団体には、来年度以降は見直すよう通知した」と答えた。

=2011/09/22付 西日本新聞朝刊=

178チバQ:2011/09/27(火) 23:21:21
http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/TKY201109260171.html
帝劇100年(上) 世界へ発信 夢追って2011年9月26日12時4分
 帝国劇場(東京・丸の内)が開場100年になった。明治の空気の中で産声をあげてから、21世紀の今日まで、帝劇の舞台は時代を映し続けてきた。

 皇居の堀に面した、黒と茶色の落ち着いたビル。帝劇はこの建物の地上9階、地下6階を占める、約1900席の大劇場だ。東宝の直営で、1年を通して演劇やミュージカルを上演している。9月はジャニーズ事務所の亀梨和也主演「ドリームボーイズ」で沸いた。活気に満ちたショービジネスの拠点である。

 誕生した頃の帝劇は、重々しい名の通り、国威を示す場所だった。

 日本が近代化を急いだ明治期、帝劇建設は渋沢栄一ら財界人を中心に進められた。目指したのは、外国の賓客をもてなし、舞台芸術を発展させるための本格的な西洋式劇場。国立劇場のような役割が想定された。女優と音楽家の養成もした。

 1911(明治44)年3月、帝劇開場。1700の座席は椅子。鉄道経営のノウハウを応用して開演時間を明示し、誰でも窓口でチケットを買える仕組みにした。客席での飲食・喫煙は禁止。現代に通じる観劇ルールはこの時に生まれた。

 記録を見ると、オーケストラピットがあり、花道も置ける和洋折衷の舞台に、歌舞伎、西洋舞踊、新派、新劇、オペラ、活動写真……と多様な演目が並ぶ。梅蘭芳の京劇、ロシアのアンナ・パブロワのバレエなど来日公演も多い。海外の文化への窓でもあったことがうかがえる。

 デパートに転身した三越呉服店が「今日は帝劇 明日は三越」と宣伝したように、劇場は大正のモダンな都市文化の象徴であった。

 だが関東大震災で焼失した後は、不況や戦争など「不遇」の時代が続く。新しい時代が始まったのは45年10月。多彩な演目が帰ってきた。

 戦後の帝劇を支えた一人が菊田一夫だった。請われて東宝役員になった菊田は、老朽化した劇場の建て替えを主導。66年に生まれ変わった帝劇で、制作面はもちろん、舞台作りに直接腕をふるった。

 66年9月、新装開場公演で帝劇に初出演した森光子は「菊田先生は世界で一番新しいことをなさろうとしていました」と振り返る。

 目指したものは何か。

 『菊田一夫の仕事』(社会評論社)の著者で近現代演劇を研究する井上理恵は「世界に発信できるスケールの大きな作品、特にミュージカルの上演だったのでは」とみる。

 新しい帝劇で菊田は、自身の脚色・演出で、世界で初めて「風と共に去りぬ」を舞台化した。66年11月から68年2月まで「第1部」「第2部」「総集篇」を通算10カ月上演した。後にミュージカル「スカーレット」となり、海を渡る。「充実した劇場機構が素早い舞台転換など先進的な演出を可能にした。ブロードウェーに負けない帝劇で、中身も世界に誇れるものを、と考えたのではないか」と井上はいう。

 ほかにも文芸大作を多く作り、ミュージカルでは複雑な内容の「屋根の上のヴァイオリン弾き」「ラ・マンチャの男」なども取り上げた。井上は「劇作家でもあった菊田の内容を重視する目を感じる」という。その意欲に森繁久彌や市川染五郎(現松本幸四郎)、宝塚出身の女優たちが応えた。菊田は亡くなる前年の72年、ミュージカル「歌麿」を作・演出。海外上演を夢見ていたという。

 菊田の死後、森繁や山田五十鈴、山本富士子、佐久間良子らスターの主演舞台が帝劇の中核に。しかし80年代後半から風向きが変わる。大物俳優の高齢化や団体客の減少で、新しい演目が必要になってきた。

 87年、ロンドン発のミュージカル「レ・ミゼラブル」が登場した。この作品が、新たな時代を開くことになる。(山口宏子)

179チバQ:2011/09/27(火) 23:21:49
 戦後の帝劇を支えた一人が菊田一夫だった。請われて東宝役員になった菊田は、老朽化した劇場の建て替えを主導。66年に生まれ変わった帝劇で、制作面はもちろん、舞台作りに直接腕をふるった。

 66年9月、新装開場公演で帝劇に初出演した森光子は「菊田先生は世界で一番新しいことをなさろうとしていました」と振り返る。

 目指したものは何か。

 『菊田一夫の仕事』(社会評論社)の著者で近現代演劇を研究する井上理恵は「世界に発信できるスケールの大きな作品、特にミュージカルの上演だったのでは」とみる。

 新しい帝劇で菊田は、自身の脚色・演出で、世界で初めて「風と共に去りぬ」を舞台化した。66年11月から68年2月まで「第1部」「第2部」「総集篇」を通算10カ月上演した。後にミュージカル「スカーレット」となり、海を渡る。「充実した劇場機構が素早い舞台転換など先進的な演出を可能にした。ブロードウェーに負けない帝劇で、中身も世界に誇れるものを、と考えたのではないか」と井上はいう。

 ほかにも文芸大作を多く作り、ミュージカルでは複雑な内容の「屋根の上のヴァイオリン弾き」「ラ・マンチャの男」なども取り上げた。井上は「劇作家でもあった菊田の内容を重視する目を感じる」という。その意欲に森繁久彌や市川染五郎(現松本幸四郎)、宝塚出身の女優たちが応えた。菊田は亡くなる前年の72年、ミュージカル「歌麿」を作・演出。海外上演を夢見ていたという。

 菊田の死後、森繁や山田五十鈴、山本富士子、佐久間良子らスターの主演舞台が帝劇の中核に。しかし80年代後半から風向きが変わる。大物俳優の高齢化や団体客の減少で、新しい演目が必要になってきた。

 87年、ロンドン発のミュージカル「レ・ミゼラブル」が登場した。この作品が、新たな時代を開くことになる。(山口宏子)

180チバQ:2011/09/27(火) 23:22:18
http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/TKY201109270157.html
帝劇100年(下) 進化するミュージカル2011年9月27日10時51分
 それは商業演劇の常識を破る舞台だった。1987年に登場した「レ・ミゼラブル」。ロンドン発のこのミュージカルが帝国劇場に転機をもたらした。

 群衆が主役ともいえる作品で、例えば、主演する大地真央の魅力で見せる「マイ・フェア・レディ」といった、おなじみのミュージカルとはまるで違った。

 「レ・ミゼ」では、高額の上演権料に見合う収入を確保するために公演回数を増やした。俳優の体力を考えると、一つの役を数人が交代で演じるしかない。人気俳優とともに、知名度の低い俳優も大勢起用された。必要に迫られて選んだこのやり方が、予想以上の効果をあげる。新しいスターが育ち、日によって変わる顔合わせが観客の関心を高めたのだ。この手法はその後、多くの帝劇ミュージカルに踏襲された。

 「レ・ミゼ」は今年も帝劇で3カ月公演した。通算2572回の上演は、東宝作品で最多を誇る。

 ミュージカル色を強める帝劇に2000年、「エリザベート」と「ミレニアム・ショック」が登場する。ウィーン・ミュージカルとジャニーズ公演。近年の2本柱のスタートだ。

 ハプスブルク帝国のたそがれを描いた「エリザベート」は、多くの英米ミュージカルとは異なる、デカダンで妖しい魅力をふりまいた。日本側の要望を受け入れ、楽曲の変更にも応じるウィーン側の柔軟な姿勢もあり再演も充実した。この成功が「モーツァルト!」「レベッカ」などに続く潮流を生む。10年は7カ月をウィーン作品が占めた。

 一方、ジャニーズ事務所のタレントが主演する公演は、堂本光一「ショック」、亀梨和也「ドリームボーイズ」、滝沢秀明「革命」の3シリーズ。全ての作・構成・演出をするジャニー喜多川は「素晴らしい帝劇の歴史を汚さないようにと考えています。歌、踊り、アクションなどで、世界に通じるショーを作りたい」と語る。

 ジャニーズ公演では、スピーディーな舞台転換や、文字や絵を描く水のカーテンなど、大がかりな技術が多用される。出演者は、滝の中での立ち回りや、フライング、バンジージャンプ、空中ブランコ風の離れ技などを体を張って熱演する。ジャニーは「帝劇の舞台は奥も袖も広く、奈落も深い。この大きさと機構を十二分にいかしたい。劇場で働くスタッフの技術も宝物だと思います」と言う。

 00年は1カ月公演だったが、09年からは4カ月、帝劇の3分の1をジャニーズが埋めている。

 「だからこそ内容を常にグレードアップしてゆかなければ。サーカスのような技もタレント自身がこなすことが大事です」とジャニーは力を込める。

 ジャニーズの躍進を後押しするのは、演劇専用館では最大級の1900席を常に満員にできる圧倒的な集客力だ。世界中から観光客が来るブロードウェーでも、1500席を超えれば特大サイズ。「レ・ミゼラブル」を作った英国のプロデューサー、キャメロン・マッキントッシュは帝劇を訪れた時、「2千近い客席をどうやって埋めているんだ」と驚いたという。

 長年帝劇の舞台に立ち、09年にはここで「放浪記」2千回の記録を作った森光子は「帝劇を1カ月いっぱいにし、再演の機会を得るのは簡単ではありません。ありがたく、怖いことなんです」と述懐する。

 「私は毎回新しい表現を考え、工夫してきました。ジャニーズの若い人たちも肉体的に大変な思いをしながら舞台を磨いている。それを感じるからこそ、お客様が足を運ばれるのだと思います」

 多くの観客を集めてこそ生き延びられる商業劇場。そこに息づく伝統とは。

 森はこう表現する。「満足することなく、常に上を目指して努力することかもしれません」(山口宏子)

181チバQ:2011/09/27(火) 23:29:30
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20110926-OYT8T01171.htm
再開テディベア美術館盛況 

11月には茅野市民無料


館内いっぱいのテディベアを楽しむ親子(蓼科テディベア美術館で)  運営会社の経営不振で昨年閉鎖された「蓼科テディベア美術館」(立科町芦田八ヶ野)が新しい運営会社のもと、7月末に営業を再開した。約7000体を保持する世界最大級のコレクションを一目見ようと親子連れやカップルなどが連日訪れ、にぎわいを取り戻している。

 同館は1995年開館したが、運営会社の蓼科観光開発(立科町)が別荘の分譲販売や水族館経営など他分野で111億円の負債を抱え、昨年2月に倒産。同館も閉鎖を余儀なくされた。

 しかし、コレクション自体の観光価値は高いと判断した埼玉県川口市の人材派遣会社「パートナー」が同館を買収し、再び営業を始めた。再開直後の8月は1か月で延べ約9000人が来館。また、今月17日からの3連休も1日平均約300人が訪れる盛況ぶりだった。

 観光客だけでなく地元にも愛されることが長続きする条件となることから、立科町と茅野市にまたがる白樺湖畔にある同館は、8月に立科町民を無料招待。11月には茅野市民の入場を無料にする。

 同館支配人の宇田隆治さん(62)は「今後はホームページやCMで広告したり、イベントを企画して、もっと多くの人に訪れてもらいたい」と話している。

 入館料は高校生以上1400円、小中学生800円、幼児300円。問い合わせは同館(0267・55・7755)へ。

(2011年9月27日 読売新聞)

182とはずがたり:2011/09/28(水) 00:43:11
先日けいはんなプラザで行われた親子で楽しめるクラッシックコンサートに当日券並んで行ってきました。
司会・指揮の青島広志氏もテノール歌手の小野勉氏のなんでおねえっぽいのでしょうかねw

http://www.keihanna-plaza.co.jp/event/stage/2011-1.html

183チバQ:2011/09/28(水) 22:17:43
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20110928-OYT1T01156.htm
福島と隣接の群馬は危険…露側意向で美術展中止

 群馬県立近代美術館(群馬県高崎市)が12月下旬に開催を予定していた、ロシア国立エルミタージュ美術館所蔵のガラス工芸品を紹介する企画展が、東京電力福島第一原発事故の影響を懸念するエルミタージュ美術館側の意向で中止になったことが28日、わかった。


 「群馬は福島と隣り合っていて危険」との理由で、近代美術館は「国内の状況を正しく理解してもらえなくて残念」としている。

 同展は東京都内の美術展企画会社が仲立ちとなり、北海道と東京都、岡山県を巡回後、12月23日から来年3月25日まで、同館で開催を予定していた。企画会社から同館に4月上旬、エルミタージュ側が巡回展そのものの延期を申し入れてきたとの連絡があり、8月上旬に同館のみの中止が正式に通知されたという。

(2011年9月28日21時41分 読売新聞)

http://www.asahi.com/national/update/0928/TKY201109280495.html
2011年9月28日21時14分
「原発近い」ロシアの美術館貸し出し拒む 工芸品展中止
 群馬県立近代美術館(高崎市)で、12月下旬から開催予定だったロシア国立エルミタージュ美術館所蔵のガラス工芸品展が中止になった。「福島第一原発に近いから」と、美術館側が工芸品の貸し出しを拒んだためという。

 近代美術館では、12月23日から約3カ月間、エルミタージュ美術館所蔵のガラス工芸品約190点を展示し「皇帝の愛したガラス」展を催す予定だった。だが5月上旬、同美術館から都内の展覧会企画会社に「群馬は福島の隣県で原発に近い。展示物を汚染される危険性が高い」と中止を申し出る連絡があった。

 近代美術館では、群馬県内の空間放射線量の数値を示したり、在日ロシア大使館に仲介に入ってもらったりして説得に当たったが、意向を変えなかったという。北海道、東京都、岡山県、群馬県での巡回展の予定だったが、群馬県以外での開催となった。

184チバQ:2011/10/01(土) 17:37:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111001-00000240-yom-soci
術館トイレに展示していた作品の一部盗まれる
読売新聞 10月1日(土)10時41分配信

女性用トイレに展示してある盗まれた作品と同一の作品(金沢市の金沢21世紀美術館で)

 30日午後8時10分頃、金沢市広坂の金沢21世紀美術館の男性トイレに展示されていた作品の一部がなくなっているのに学芸員が気付き、金沢中署に被害届を出した。同署は窃盗事件とみて調べている。

 作品は、スイスの映像作家ピピロッティ・リストが制作したオブジェ「あなたは自分を再生する」。トイレの壁に30センチ四方の穴を開け、その中にアクリル板を置いて光を当て視覚に訴える仕掛けが施されていた。

 盗まれたのは半円形のアクリル板。ケースや仕切りはなく、トイレには防犯カメラなどもなかった。

 女性トイレにも同じ作品があり、同館は二つを計約1560万円で購入し、2004年の開館時から展示していた。盗まれたのが作品の一部のため、被害額は不明という。最後に作品の無事が確認されたのは、29日午前9時半頃だった。

185チバQ:2011/10/10(月) 14:15:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111008-00000088-mai-int
<台湾総統>台北の故宮博物院 展示面積6倍に拡張計画
毎日新聞 10月8日(土)21時57分配信

 【台北・大谷麻由美】台湾の馬英九総統は7日、台北の故宮博物院の展示面積を6倍に拡張する「大故宮計画」を発表した。故宮は約68万2000点を収蔵するが、場所が足らず約10万点しか展示していない。

 馬総統は「(来年1月の総統選で)再選したら計画を確定したい」と述べた。新たに「漢字博物館」も設置する予定で、中国本土では使われなくなった古来の繁体字の継承者として「台湾」をアピールしたい考えだ。「台湾を世界の中華文化のナビゲーターに成長させたい」と意気込む。

 一方で馬総統は、台湾南部の嘉義で今月18日、故宮南院(別院)の建設に着工するとも述べた。15年の開館を予定し、故宮博物院の収蔵物を一部移転する。

 中華民国の国民党政権は1949年の中台分断を前に北京の故宮博物院の逸品をえりすぐって台湾に移送した。台北の故宮博物院は1965年に完成し、これまでに展示面積を4回拡張している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111009-00000004-rcdc-cn
台北故宮の大プロジェクトが始動、展示面積を6倍に拡張=中華文明を一堂に―台湾
Record China 10月9日(日)9時5分配信

7日、台湾観光の目玉である台北故宮。来客数の増加や故宮のさらなる変革を見越して新しいプロジェクトの始動が発表された。

2011年10月7日、台湾の馬英九総統は台北の故宮博物院で「大故宮プロジェクト」の始動を宣言した。プロジェクトは300億台湾ドル(約755億円)を投入して拡張、新エリア開発を予定しており、馬総統はプロジェクトを必ず成功させるとしている。新華社が伝えた。


台北故宮は1965年に台北郊外に完成し、現在までに4回の拡張工事を行ってきた。しかし展示スペースには限りがあり、1回に展示できる所蔵品数は3000点あまりで、3カ月に1回入れ替えを行うが、68万2000点にのぼる全ての所蔵品を展示するには28年もかかる。馬英九総統はこのプロジェクトにより数千年におよぶ中華文化の伝統を新しく発信していきたいとしている。

故宮博物院の周功●(ジョウ・ゴンシン、●=「金」3つ)院長は、故宮は中国からの旅行客にとって外せない観光地であり、この3年間来客数は増加し続け、2010年には延べ344万人に達し、今年は350万人を超す見込みで、現在の広さでは対応しきれないとしている。そのため広さを現在の9500平方メートルから6万4900平方メートルに拡張し、新館建設や建物の改築、改装も行うとしている。その他4.8ヘクタールの新エリアを開発し、エリア内には漢字博物館やショップなど各種施設が建設予定である。

呉敦義(ウー・ドゥンイー)行政院長(首相に相当)は発表の席で、台北故宮内の収蔵品は中華民族にとって重要な財産であり、台北故宮は総力をあげてプロジェクトに挑まなければならないとしている。また、前日には2015年の全館一般公開に向けて、台湾南部の嘉義の南分館建設が今月中旬より開始されると発表した。(翻訳・編集/TM)

186チバQ:2011/10/14(金) 22:36:32
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20111013-OYT1T00378.htm
日本美術に特化して当たっている千葉市美術館

酒井抱一の風雅な巻物や屏風が並ぶ企画展。初日から大勢の来場者が見入った(10日、千葉市美術館で)

 千葉市美術館(同市中央区)で、昨年から今年にかけ、企画展のヒットが続いている。

 日本美術の専門家で学習院大教授の小林忠館長の主導で、特色ある企画展を打ち出し、昨年度は過去最高の約21万人が来場した。10日からは「江戸琳派(りんぱ)」をテーマとした大がかりな企画展が始まり、県外からも多くの美術ファンが訪れる見込みだ。観光資源の少ない市にとって、貴重な集客材料となっている。

 同館は昨年度、奄美大島の自然を題材に独創的な花鳥画を描いた日本画家・田中一村の企画展を開催。過去最多の約6万6000人が詰めかけた。江戸中期の絵師で「奇想の画家」とも呼ばれる伊藤若冲(じゃくちゅう)の展覧会でも4万人近くが来場した。

 日本美術のファンを中心に評価が定着しつつあり、10年度は例年の約2倍にあたる21万1920人が来場。今年度も、米ボストン美術館の浮世絵コレクション展示などが話題となり、4〜9月の半年で約7万4000人が訪れ、例年を上回るペースとなっている。

 主な理由は、江戸期から現代にかけての絵画・版画など日本美術に特化し、特色を打ち出した点だ。NHKの美術番組などでも頻繁に取り上げられ、ファンの呼び込みにつながっている。

 さらに、リピーター獲得に一役買っているのが「友の会」制度だ。年会費2000円で何度でも入場でき、会員は2年前の652人から1389人に倍増した。

 10日開幕した「酒井抱一(ほういつ)と江戸琳派の全貌(ぜんぼう)」展は、同館の今年度一番の呼び物。開幕セレモニーで、小林館長は約200人の招待客を前に、「抱一と琳派の展覧会としてはかつてない規模。これ以上の展覧会はしばらくないだろう」と語った。

 同展は、江戸後期の絵師・酒井抱一をテーマに、代表作の「月に秋草図屏風(びょうぶ)」など約320点を展示。尾形光琳の流れをくみ、風雅な花鳥画や俳画を数多く残した抱一と門流の作品を通して、「江戸琳派」の全容を明らかにする企画だ。抱一のコレクションを持つ細見美術館(京都)の協力も得て、初公開作品も多くそろえた。

 熊谷俊人市長は「市民の文化レベル向上だけでなく、千葉市にわざわざ来てもらう人が増えるなど大きな観光資源。経済波及効果も大きい」と強調。市は来場者に、周辺の観光スポットを案内するなど連動した観光PRも強化する考えだ。

(2011年10月14日17時50分 読売新聞)

187チバQ:2011/10/15(土) 12:58:05
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001110150005
贈収賄容疑 県職員ら逮捕/県警
2011年10月15日


 ●医大発注工事巡り


 県立医科大学(福島市)発注工事の入札を巡って便宜を図った見返りに、現金100万円を受け取ったとして県警は14日、県職員の中島徳行容疑者(35)=同市野田町6丁目=を収賄容疑で逮捕し、発表した。工事を請け負った福島市の建設会社「宍戸工務店」社長の宍戸章治(68)=同市町庭坂=と、社員で長男の順一(39)=同=の両容疑者も贈賄容疑で同日逮捕し、発表した。


 県警捜査2課の発表によると、中島容疑者は県から県立医大に派遣されていた2009年2月ごろ、同医大が同月ごろまでに発注した同医大関連施設の工事の入札に関し、章治、順一両容疑者から、便宜を図ったことに対する謝礼や、今後も同様の取り計らいを受けたいとの趣旨で、現金100万円を福島市内で受け取った疑いがある。


 県警によると、3容疑者は、認否についてあいまいな供述をしている一方、現金の受け渡しは認めているという。県警は15日以降、3容疑者の関係先を家宅捜索する予定。


 中島容疑者は10年3月までの4年間、同大の建物の営繕関係の部署に在籍していたという。現在は県庁営繕課副主任で建築技師。


 ◎4年間維持管理担当


 「夕方6時ごろ、刑事さんが2人来て、当時の職員を逮捕した、と告げられた」。県立医大の伊藤剛・事務局主幹は、当惑したように繰り返した。中島容疑者は2006年4月から4年間、県から派遣され、建築技師として大学施設の維持管理を担当していたという。


 同医大の別の職員は、中島容疑者の仕事内容について、大学や関連施設の工事や修繕の設計書を作製していたと説明する。入札予定価格はこうした設計書から類推しやすいとされるが、伊藤主幹は「逮捕容疑の説明はまだ受けていない」と話し、「事実であれば許されるものではなく、発注の仕組みに問題がないか検証していく」と述べた。


 午後8時過ぎ、県庁西庁舎4階。中島容疑者が現在配属されている営繕課の扉は閉められ、鍵がかかったまま。そばを通り過ぎる職員は硬い表情で「詳しい状況はまだ聞いていない」と足早に立ち去った。


 同日午後9時から記者会見した県の原利弘・土木部長は「職員が逮捕されたことは、公務員として、決してあってはならないことだと考えている。県民の信頼回復に努めていきたい」と陳謝した。県土木部によると、中島容疑者は1級建築士の資格を持っているという。11日から、体調不良として休んでいたという。

188とはずがたり:2011/10/15(土) 16:18:00

前衛的だなぁ♪

いかに本物に見えようともやはり本物
http://fmvapp.exblog.jp/8687438/

千円札裁判
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E5%86%86%E6%9C%AD%E8%A3%81%E5%88%A4

189チバQ:2011/10/17(月) 23:49:01
http://www.asahi.com/international/update/1017/TKY201110170435.html
故宮博物院、面積7倍案 台湾総統発表 23年完成目標台北郊外にある故宮博物院=村上太輝夫撮影
 台北の故宮博物院の展示面積を現在の約7倍に広げる構想が浮上している。馬英九(マー・インチウ)・台湾総統が「大故宮計画」として発表した。2023年の完成を目指す。

 中華文明の粋を集めた台北故宮の文物はもともと北京の故宮(紫禁城)にあったもので、共産党との内戦に敗れた国民党政権が台湾への撤退時に運び込んだ。

 磁器、絵画、書など68万点以上を収蔵するが、展示しているのは3千点ほど。今回の計画が実現すれば展示スペースが9500平方メートルから一気に6万4900平方メートルに増え、1万5千点を展示できる見通しだ。中国からの観光客が増えたことへの対応の意味もある。馬総統は「台湾は中華文明の先導者となることができる」と述べ、計画に期待を寄せた。

 野党・民進党は、国民党と関係の深い企業が故宮周辺で観光開発を進めていると指摘し、馬政権の姿勢を批判。来年1月の総統選を控え、故宮も政争に巻き込まれている。(台北=村上太輝夫)

190チバQ:2011/10/19(水) 23:07:20
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111019/art11101909030002-n1.htm
ゴッホは自殺じゃなかった? 少年に撃たれ死亡説
2011.10.19 09:02 (1/2ページ)[美術・芸術]

1887年に描かれたゴッホの自画像。ゴッホが自殺ではなかったとする新説に、ゴッホ美術館の学芸員も興味をそそられているというが…(AP)
 「ひまわり」や「星月夜」といった傑作で知られ、極貧のなか、1890年7月29日、パリ郊外オーヴェル・シュル・オワーズで拳銃自殺したとされるオランダの伝説的な画家、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ(享年37歳)の死因について、不慮の事故による“他殺説”が浮上し、欧米で物議を醸(かも)している。ゴッホの死因に関しては今も謎が多く、今回の新説を機に死因を巡る論争に火が付きそうだ。(SANKEI EXPRESS)

 新説に言及しているのは英で17日に発売されたゴッホの伝記「ヴァン・ゴッホ:その人生」。約900ページにのぼる力作だ。著者は、イラン生まれの米美術史家スティーブン・ネイファー氏(59)と、脳腫瘍と闘いながら活動する米作家グレゴリー・ホワイト・スミス氏(60)の2人だが、このコンビは91年、米有名画家ジャクソン・ポロック(1912−56年)の伝記でピュリツァー賞を受賞するなど、緻密な取材で知られている。

 英BBCやAP通信など欧米メディアが17日までに伝えたところによると、2人は今回のゴッホの伝記の執筆に際しても、新たに入手した膨大な数のゴッホの手紙を20人以上の翻訳者や研究者の助けを借り、10年間にわたって分析したという。

 その結果導き出した新説によると、ゴッホは10代の少年2人とカウボーイごっこをしていたが、その際、少年のひとりが持っていた整備不良の銃が暴発。ゴッホは銃弾を腹部に受けて重傷を負ったが、2人をかばうため自殺説をあえて否定せず、2日後にそのまま命を落とした。3人は大酒を飲んで酔っぱらっていたという。

 ゴッホの死については、鬱病に悩んだ末、拳銃で自らの胸を撃ち、その2日後に亡くなったのが通説とされている。しかし著者のひとり、ネイファー氏は英BBCに対し「不慮の殺人の方が(自殺より)はるかに可能性が高い」と断言。「少年2人のうちの1人がゴッホを殺すために銃を携帯していたとはほとんど考えられない」と付け加えた。

 この新説に対し、オランダのアムステルダムにあるゴッホ美術館のレオ・ヤンセン学芸員は17日「ドラマチックで興味をそそるが、自殺説を捨て去るのは時期尚早」などとする声明を発表した。

 ゴッホの手紙の編集にも携わったヤンセン学芸員は、AP通信に「素晴らしい著作だと思うが、(自殺説を覆すほど)十分な証拠だとは考えられないので、この新説には同意しかねる」と述べ、真っ向から対立する姿勢を見せた。

 自殺といわれながら肝心の拳銃が発見されていないなど謎が多いゴッホの死因。今回の新説は、生前には全く評価されなかったのに、死後、作品の取引価格が最も高額な画家のひとりとなるなど、不遇で特異な彼の生涯に新たな謎を付け加えたと見ることもできる。

191チバQ:2011/10/25(火) 23:40:59
>>120
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111024/ngn11102419390002-n1.htm
「メルシャン軽井沢美術館」11月6日で閉館 経営合理化で
2011.10.24 19:35

「本当に多くの美術ファンや観光客に愛されてきました」と話す山本治男社長=メルシャン軽井沢美術館
 美術ファンの鑑賞眼を楽しませてきた「メルシャン軽井沢美術館」(長野県御代田町)が、11月6日で16年の歴史に幕を閉じる。所蔵作品を持たないながら意欲的な企画展を開催し、国内外の著名画家の作品を紹介してきただけに、閉館を惜しむ声が多い。売却先については現在も交渉が続いており、関係者からは「自然や建物などを生かし、これまでと同様の芸術・観光拠点であり続けてほしい」との声が上がっている。

 同館は、メルシャン(東京)が平成7年にウイスキー蒸留所のたる貯蔵庫群を改修して開館。約1万坪の敷地には「フランスの片田舎」をイメージした設計で重厚なたたずまいの蒸留所や貯蔵庫群、自然庭園、レストランやショップなどが配置されている。同館の山本治男社長は「アートと自然と食が融合したミュージアムパークとして、入館者は年間平均で7万人。全国でもこれだけの入館者を集め続けるポテンシャルを持った美術館は多くない」と話す。

 閉館は、メルシャンの経営合理化の方針によるもので、「ウイスキー事業からの撤退が打ち出された以上、蒸留所とともに美術館が閉じるのはやむを得ないこと」と山本社長。これまで30を超える企画展に100万人近くを動員。「県内の多くの美術ファン、特に軽井沢の目の肥えた避暑客に支えられてここまできた。閉館が決まり、各方面から惜しむ声が後を絶たない」と無念そうに話す。

 現在は最後の企画展として20世紀初めに活躍したフランス人画家、アンリ・ル・シダネル(1862〜1939年)の個展「小さな幸せ」を開催中。国内外の美術館が所蔵する油彩など約70点を展示しているが、国内でのシダネルの個展は初めて。同館は「シダネルに改めて日本国内で脚光を当てた記念となる企画展。美術ファンの心に当館の存在意義を刻み、記憶に残れば」と話している。

192チバQ:2011/10/25(火) 23:42:05
http://www.asahi.com/digital/pc/TKY201110240134.html
2011年10月24日11時20分
きたれ勇者、六本木でドラクエ展 モンスターの原画展示
人気モンスターたちも並ぶ「ドラゴンクエスト展」=東京・六本木


 ゲームソフト「ドラゴンクエスト」シリーズの誕生25年を記念した「ドラゴンクエスト展」が東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開かれている。

 会場には、シリーズ初期の手描き資料が多数展示されている。鳥山明による、ドラキー、キメラ、トロルなど個性豊かなモンスターたちの原画。すぎやまこういち直筆の楽譜は、同時に鳴らせる音数が限られた、かつてのゲーム制作の苦労をしのばせる。

 ゲームデザイナー堀井雄二の制作仕様書は、操作手順などがこまごま記されている。堀井は、内覧会のあいさつで「こんなイラストを描いたのか、とけっこう恥ずかしい」と話した。

 同センターは「ゲームで初めての本格的展覧会」とうたう。12月4日まで。入館料は、森美術館の入館料などを含み、一般1800円。大学・高校生1300円。子ども800円。

193チバQ:2011/10/27(木) 21:19:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111027/erp11102711320000-n1.htm
スイスで盗難のピカソ絵画、ベオグラードで発見 数億円の価値
2011.10.27 11:28 [欧州]

セルビア警察当局が公表したグラスと水差しを描いたピカソの1944年の作品の写真(AP)
 セルビア内務省は26日、2008年2月にスイスで盗まれたピカソの絵画2点がベオグラードで見つかったと発表した。AP通信が伝えた。

 見つかったのはドイツ・ハノーバーの美術館が所有する馬の頭部を描いた1962年の作品と、グラスと水差しを描いた44年の作品。捜査関係者によると計数百万ドル(数億円)の価値があるという。

 チューリヒ近郊で開かれた展覧会で盗まれた。犯人は逮捕されていない。発見の詳しい経緯は明らかにされていないが、スイス当局から情報提供があったという。(共同)

194チバQ:2011/10/29(土) 09:21:25
>>174-175
http://www.asahi.com/culture/update/1027/TKY201110270540.html
2011年10月27日21時4分
台北故宮展、14年の日本開催めざす 超党派で実行委
 日本と台湾の交流を進めている超党派の「日華議員懇談会」(平沼赳夫会長)は27日、台北故宮博物院(台湾)の展覧会を日本で開くための実行委員会を設置した。2014年初頭の開催を目指す。メンバーの古屋圭司衆院議員は記者会見で「アジアで初めての歴史的展覧会なので、オールジャパンで取り組んでいく」と述べた。

 台北故宮博物院の展覧会が日本で開かれたことはこれまでなかった。しかし今年3月、国内で公開される海外の美術品のうち、国際文化交流のため文部科学相が指定したものについて差し押さえなどを禁じる「海外美術品公開促進法」が成立。博物院の美術品を日本で公開し、中国政府から差し押さえを求められる懸念が解消された。

 平沼氏らによると、懇談会メンバーが今月上旬、台湾を訪問した際、台湾当局から法律制定への謝意とともに「懇談会が窓口を作って欲しい」との意向が伝えられたという。今後、各党から委員を選んで開催準備を進めていく方針だ。

195名無しさん:2011/10/29(土) 12:13:07
>>192
これ、行きたいなぁ。

196チバQ:2011/11/04(金) 23:27:43
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=aanGUi9mQe_Y
美術品競売市場の低迷、鮮明に−ドガのバレリーナ像に買い手付かず

11月1日(ブルームバーグ):米ニューヨーク市のクリスティーズ・インターナショナルで開かれている大規模オークションで、フランスの彫刻家、エドガー・ドガ(1834−1917)作の10代のバレリーナを題材にした彫刻が、経済・金融の混乱に伴う美術品市場低迷の最初の顕著な犠牲となった。

  この作品の落札価格は2500万−3500万ドル(約27億3000万円)と予想されていたが、応札者はただ1人で、その後この応札も取り下げられた。

  ドガの彫刻作品「Petite danseuse de quatorze ans」は、1日夜開かれたクリスティーズの印象派・近代美術品オークションの前半に出品された。美術関連の情報を提供するアートネット・ドット・コムによると、サザビーズが2000年にロンドンで開催したオークションでの落札価格は770万ポンド(現在のレートで約9億6000万円)だった。ドガ没後のこの彫刻家のブロンズ像の最高額は09年2月に記録した1330万ポンド。

  アッパー・イーストサイドの画廊でドガの作品を展示しているバーバラ・マセス氏は予想価格について「楽観的な見方に基づく場合が多くますます世界市場が基準になっている」と指摘した。

  02年に死去した米ユニバーサル・スタジオのルー・ワッサーマン元社長とエディー氏夫妻のコレクションの一部である7作品にもあまり関心が集まらなかった。

  ワッサーマン氏が所蔵していた仏画家アンリ・マチス(1869−1954)作の椅子に座り紫色のガウンをまとった女性を描いた絵画にも買い手が付かなかった。この作品は400万−600万ドルでの落札が予想されていた。

  (カザキナ氏はブルームバーグ・ニュースの芸術・娯楽部門の記者です。この記事の内容は同氏自身の見解です)

197チバQ:2011/11/05(土) 10:49:06
http://www.47news.jp/CN/201111/CN2011110501000188.html
クリムト作品31億円、米で落札 ナチス略奪絵画
 【ウィーン共同】オーストリアの画家グスタフ・クリムトの風景画が5日までに、競売大手サザビーズがニューヨークで行った競売に出品され、4040万ドル(約31億6千万円)で落札された。作品は1941年、ナチス・ドイツがウィーンのユダヤ人女性から奪い、今年になって女性の孫(83)に返還されていた。オーストリアなどのメディアが伝えた。

 落札されたのは、クリムトが15年ごろにオーストリア中部の湖畔の集落と山をモデルに描いた「アッター湖畔のリッツルベルク」。競売は2日に行われ、落札者は明らかにされていない。

 絵はオーストリアの美術館が所蔵。7月にカナダに住む孫への返還が正式に決まり、孫が競売に出品した。

2011/11/05 10:30 【共同通信】

198チバQ:2011/11/07(月) 12:41:00
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2839259/8042968?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
模様を汚れと間違えて掃除、芸術作品が台無しに 独美術館
2011年11月07日 11:38 発信地:ベルリン/ドイツ
【11月7日 AFP】ドイツ西部ドルトムント(Dortmund)のオストバル美術館(Ostwall Museum)で、貴重な芸術作品の模様を清掃員が汚れと間違えて拭き取ってしまい、作品を台無しにしてしまうという出来事があった。

 美術館を管理する同市の広報が3日、明らかにしたところによると、被害を受けた作品は同館に展示されている前衛芸術家マルティン・キッペンベルガー(Martin Kippenberger)氏のインスタレーション『When It Starts Dripping From the Ceiling(天井から、それが滴り始めた時)』で、評価額は80万ユーロ(約8600万円)。

 1997年に早世したキッペンベルガーの同作品は、細長い木の板を組み合わせた塔の下にゴムの容器が置かれたもの。容器には乾いた雨を象徴する薄茶色の模様が書かれていた。

 ところが清掃員は、これを汚れと勘違いして模様を拭き取り、容器をピカピカに磨き上げてしまった。 

 美術館がこの事実に気づいたのは前月のことで、元の状態への修復は不可能だという。作品は同館が個人収集家から有償で借り受けていたものだった。

 同広報によると、清掃員には展示作品からは20センチ以上、近づかないよう指示していたという。だが、模様を拭き取った清掃員が派遣元の清掃会社から、こうした指示を受けていたかどうかは不明だ。(c)AFP

199チバQ:2011/11/21(月) 22:55:33
>147
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1224522282/1944
1944 :チバQ:2011/11/19(土) 19:35:11
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111117/waf11111708560002-n1.htm
どうなる大阪市立近代美術館 平松氏「夢の空間」 橋下氏「計画再検討」
2011.11.17 08:46 (1/2ページ)[大阪ダブル選]

 平成29年度のオープンを目指して動き出した「大阪市立近代美術館」建設計画(北区中之島)が、大阪市長選の行方に大きく左右されそうだ。舌戦を繰り広げる現職の平松邦夫氏(63)と、前大阪府知事の橋下徹氏(42)は美術館計画をめぐっても対立。建設に慎重姿勢をみせる橋下氏が勝利した場合、計画が白紙撤回される可能性もあり、その場合、倉庫に眠る大量の名画の行方や、国との用地売買契約で発生する違約金約48億円の問題など予断を許さない展開が待ち構えている。

 佐伯祐三「郵便配達夫」、モディリアーニ「髪をほどいた横たわる裸婦」…。国立国際美術館(大阪市北区)で開催中の「中之島コレクションズ」展(12月11日まで)には大阪市所蔵の名品が並ぶ。

 昨年11月の整備計画発表で、市立近代美術館の建設は具体化に一歩近づいた。10月3日に行われた同展の記者発表には平松氏が姿を見せ、「『またハコモノか』という批判が起きやすい状況だが、それをはねのける夢のある空間を造りたい」と力説した。

 市制100周年記念事業として昭和58年に構想が発表された美術館計画。平成10年に基本計画を策定したものの財政難や建設地の土壌汚染などから実質的に計画中断の憂き目に。

 平松氏が19年に市長に就任し、計画が再始動。基本計画で2万4千平方メートルだった延べ床面積を、昨年の整備計画では1万6千平方メートルにし、事業費も280億円から122億円と半分以下に削減。開館も29年度に先送りし、リストラ案でようやく再スタートとなった。

 ところが、橋下氏が市長選に立候補をしたことで美術館計画そのものが白紙に戻る可能性も出てきた。橋下氏は、府知事時代にワッハ上方、国際児童文学館、大阪センチュリー交響楽団などのリストラを進めてきた。橋下氏は美術館計画についても「莫大なコストがかかることから再度、計画を精査して最終判断する。府民全体、民間資本の活用はできないのか。それらが不能の場合、計画中止も含めて再検討する」と、白紙撤回にも言及。また、市議会で第一党の「維新」の幹部も反対の構えを見せている。

 もし計画中止の場合、国との用地売買契約には違約金を支払う約束がある。土地購入額(約160億円)の30%、約48億円の違約金が発生する。さらに、専門家からも高く評価される約4500点のコレクションはどうなるのか。

 27日の選挙結果を市の担当者や美術館関係者は固唾を呑んで見守っている。

200チバQ:2011/11/21(月) 23:55:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111119-00000022-mai-int
<米国>鳥獣人物戯画も公開へ NYの美術館で特別展
毎日新聞 11月19日(土)10時55分配信

 【ニューヨーク山科武司】米ニューヨークのメトロポリタン美術館で19日、日本の絵巻物をさまざまな角度から紹介した特別展が始まる。高山寺(京都市)に伝わる国宝「鳥獣人物戯画」(12〜13世紀作)の断簡(切り取られた一部)とされ、1955年にブルックリン美術館(ニューヨーク)に寄託されて以来、日本に里帰りしていない貴重な作品なども含まれている。来年5月6日まで。

 メトロポリタン美術館の所蔵品に加え、ニューヨーク公立図書館や個人蔵の約90点が展示される。

 鳥獣人物戯画の断簡は、猿が鹿から落ちた瞬間を描いた場面。「住吉家伝来模本」には描かれているが、原本の「高山寺本」にはなく、筆致などから高山寺本から失われた部分とみられている。米国人収集家がブルックリン美術館に寄託した。

 企画したメトロポリタン美術館の渡辺雅子主任研究員は「絵と言葉を共に楽しむ日本の絵巻物は世界にも珍しく、現代の漫画につながる。子供から大人まで理屈ではなく楽しめる世界を経験してもらいたい」と意図を話している。

201チバQ:2011/11/26(土) 11:55:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111126-00000019-mailo-l13
池袋北口路上美術館:写真飾り「路上美術館」 池袋北口「暗い」イメージ一新 /東京
毎日新聞 11月26日(土)10時58分配信

 豊島区の池袋駅北口の「暗い」というイメージを払拭(ふっしょく)しようと、地元観光協会らが主体となって、線路沿いのフェンスに、区内で撮られた写真36点を飾る「池袋北口路上美術館」がオープンした。
 展示されている写真は、区内の観光施設や風景を一般公募して集まった93点から選ばれた。ふくろ祭りやフラフェスタなどのイベントのほか、鬼子母神や長崎神社、サンシャインシティからの景色など観光名所が縦125センチ横150センチのパネルに収められている。区観光協会や地元市民団体らでつくった同美術館実行委員会が選んだ。写真は来年11月までの1年間展示される。
 池袋駅北口周辺は風俗店などが多く建ち並ぶ。6日には、写真が展示されるブロック塀にペンキを塗って明るい展示スペースにする「美しい街池袋 11・6大作戦」も実施された。
 実行委員長で豊島区観光協会長の斉木勝好さん(73)は「展示後、通りのイメージが驚くほど変わった。写真も市民の目線で撮られたものばかりで、『こんなものもあったんだ』と新たな発見もあるのでは」と話した。【吉住遊】
〔都内版〕

11月26日朝刊

202チバQ:2011/12/12(月) 21:30:16
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/111210/cpd1112100502003-n1.htm
銀行所蔵品も活用、ドイツ美術館の戦略 (1/3ページ)2011.12.10 05:00
 独フランクフルトにあるシュテーデル美術館の館長、マックス・ホライン氏(42)は、欧州債務危機を物ともせず、美術館の地下スペースを倍に拡張している。銀行から借り受けた高価な品々の保管場所を確保するためだ。

 米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻した2008年、ドイツ銀行とDZ銀行は800点以上の美術品をシュテーデルに引き渡すことに合意した。この中には独画家、ゲルハルト・リヒターやゲオルグ・バゼリッツ、アンゼルム・キーファー、米芸術家、アンディ・ウォーホル、米写真家、シンディ・シャーマンなどの作品が含まれていた。ホライン氏によると「過去20〜30年で最も興味深いのが企業の収集品」だという。

 「一般にこのようなコレクションは、1960〜70年代にかけて職場に美術品を置くために集められたのが始まりだ。今では職場に置くには量的にも金銭的にも大き過ぎるコレクションになっていることが多く、企業は対応を迫られている」とホライン氏は話す。

 ◆住民から少額募金も

 増築工事の費用3200万ユーロ(約33億2000万円)のうち、半分以上はヘルティ財団やバンクハウス・メッツラーなどの財団と、ドイツ銀行のアッカーマン最高経営責任者(CEO)などの個人篤志家から提供された民間資金で賄われている。地元住民も募金集めに応じた。

 「美術館の増築費用を大口の民間寄付だけでなく多数の少額募金で賄うというのはドイツでは異例。私たちは現状を維持するだけでなく成長していくために実行可能な方法を、ドイツの美術館に示しているのだ」とホライン氏は語った。

 フランクフルトがドイツの金融中心地であることから、シュテーデルは長年、銀行の後援を受けてきた。銀行家、ヨハン・フリードリッヒ・シュテーデル氏の意思により1815年に設立された同美術館には、フェルメールやボッティチェリ、ドガ、ピカソなどの作品が所蔵されている。

 庭園の下に造られた増築部には195の丸い天窓があり、芝生に模様を作っている。ドーム状の天井は中央が膨らみ、天窓が点在する大きな丘のようだ。もともとあった建物も1800万ユーロの費用をかけて改装中で、コレクションも再編成される。改装費の3分の1は民間からの寄付で賄われている。

 ホライン氏は「当初は財源が皆無だった。真剣に受け止めてもらうためには頼みの綱となる資金提供者が不可欠だった」と語る。

 この増築工事のために、百貨店チェーンのオーナーが立ち上げたドイツ最大の民間財団の1つであるヘルティ財団は700万ユーロを寄付。バンクハウス・メッツラーとメッツラー家も300万ユーロを寄付した。

 さらに、大手会計事務所のプライスウォーターハウスクーパースや英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)、億万長者のエリバン・ホーブ氏、元ドイツ銀行監査役会議長のヒルマー・コッパー氏などからの大口寄付に加え、公費からも1500万ユーロが提供された。

 また、シュテーデルは黄色い物売り舟をシンボルに資金集めのキャンペーンを行い、フランクフルトの市民から300万ユーロ以上を集めている。

203チバQ:2011/12/12(月) 21:30:32
◆混合型の資金調達

 こうした混合型の資金調達は公的資金がますます乏しくなる中、ドイツの美術館の間で徐々に普及しているという。

 ドイツ美術館の支援団体、フェデラル・アソシエーション・オブ・フレンズ・ソサエティーズ・フォー・アート・ミュージアムのエッカーハード・ニューマン代表は「シュテーデルのキャンペーンは着想が良く、極めて組織的に遂行されていた。住民の心をつかみ、経費に注意すれば、大きな成果を上げることができる」と述べた。

 建築家、ハンス・ホライン氏の息子であるホライン館長は、実業界にも美術の世界にも見識がある。伊ベネチアで生まれた同氏は、経済学と経営管理学を学びながら、英スタンダード紙ビジネス面のフリーランス記者として働いた。

 1995年にはニューヨークにあるソロモン・R・グッゲンハイム美術館の企画責任者となり、同美術館がベルリンやラスベガスに分館を立ち上げるのを手伝った。美術市場に関する本も2冊執筆している。

 企業の収集品を獲得するというシュテーデルの戦略は、ホライン氏の主導によるものだ。DZ銀行から借り受けた作品には、アンドレアス・グルスキーやナン・ゴールディン、リチャード・アヴェドンなど76人の芸術家の手による220点の写真が含まれる。

 ドイツ銀行のコレクションからは、リヒターの「ボート・ライド」(1965年)など、芸術家45人の600作品を借り受けた。

 これらの貸与品について、シュテーデルは評価額の4分の1の価格で25年間無利息という条件で買い取るオプションを有している。

 この件が明らかになったとき、アッカーマンCEOは「ドイツ銀行のコレクションをより広く公開するための策だ」として、銀行とフランクフルトやシュテーデルとの特別な絆を強調した。(ブルームバーグ Catherine Hickley)

204チバQ:2011/12/18(日) 17:50:48
>>147>>199
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111218-00000023-mai-soci
<橋下新市長>近代美術館計画を白紙に「しょぼいのいらん」
毎日新聞 12月18日(日)15時50分配信

空き地や駐車場になっている大阪市立近代美術館の建設予定地。高層ビルや国立国際美術館(手前右)に囲まれた一等地にある=大阪市北区中之島で、原田啓之撮影

 大阪市長就任を19日に控えた橋下徹氏が、大阪・中之島に建設予定の市立近代美術館の計画を白紙に戻し、府市統合本部で検討する方針を表明している。市が購入したり寄付を受けたりした絵画、オブジェなどは約4500点。橋下氏はコンサートホールなども備えた複合施設に変更することも視野に入れているが、事業中止の場合、作品を売却する可能性を示唆しており、関係者は計画の行く末にやきもきしている。【原田啓之】

 近代美術館の建設構想は83年、市制施行100周年記念事業として浮上。市が98年に基本計画を作り、用地を国から226億円(うち建設用地は117億円分で残りは売却予定)で購入した。展示予定作品では、近現代の美術品約3500点の寄贈を受け、約1000点を約153億円で購入。最も高いモディリアーニの「髪をほどいた横たわる裸婦」(1917年)にはバブル期の89年に19億3000万円も出した。

 ところが、財政難で計画は中断。昨年11月には整備費を280億円から122億円に縮減し、建物の延べ床面積を2万4000平方メートルから1万6000平方メートルに縮小する整備計画を発表した。「普段の生活の中で気軽に参加できる美術館」(建設準備室)というコンセプトで、16年度の完成を目指していた。

 これに対し、質の高い施設を目指したい橋下氏は13日、「しょぼい美術館なんかできても大阪の力は高まらない。一から構想を練り直したい」と表明。「国内外から人が集まるようなものを造らないといけない」としており、建設する場合は大阪府との共同事業にする腹づもりだ。

 用地購入時の国との契約では、今年度末までに美術館が完成しない場合は最大約16億円、美術館以外に転用したら最大約48億円の違約金が発生する。だが、橋下氏は「違約金があるから美術館を造らないといけないというのは本末転倒」と歯牙にもかけない様子。作品についても計画中止の場合は「売らざるを得ない」としている。

 建設構想に80年代から関わっている兵庫陶芸美術館長の乾由明・京都大名誉教授(近代美術史)の話 収集した作品の質は国内トップクラス。完成すれば大阪の新しい文化の核になる。美術館はその都市の顔であり、運営次第で人は集まる。作品を売るという発言は乱暴だし、廃止は大阪の文化全体の問題だ。

205チバQ:2011/12/18(日) 17:53:02
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001112180002
【フォーカス】攻める21美 世界視野
2011年12月18日


フランスを代表する女性作家を紹介する「モニーク・フリードマン展」=金沢21世紀美術館


開催中の展覧会「押忍!手芸部と豊嶋秀樹『自画大絶賛(仮)』」=金沢21世紀美術館

◆脱既存 面白いもの企画◆


 8月に累計入館者が1千万人を数えた金沢21世紀美術館が、さらに進化を目指している。現在開催中の企画展で新境地を開拓。アジアを視野に入れた世界戦略も進め、「攻め」の姿勢で存在感を発揮しそうだ。


 11月下旬、対照的な二つの企画展が始まった。フランス人女性作家のアジア初の個展「モニーク・フリードマン展」と、既成概念にとらわれない手芸活動を紹介する展覧会「押忍!手芸部と豊嶋秀樹『自画大絶賛(仮)』」だ。


 前者は抽象的な「色」と「光」を駆使した絵画や大型のインスタレーションを並べる現代アートの「王道」のような展覧会。後者はアーティストと、手芸ができない男性を集めて結成したグループが手がけた作品を展示する。パスケースを人の顔ようにアレンジした「顔パス」など、手芸の従来のイメージを覆すユニークな作品ばかりだ。


 両展が並ぶ同館の「振り幅の大きさ」は、「既存の枠にはまったアートを扱う美術館ではなく、射程範囲を広げたい」という方針が館内に浸透した結果だ。秋元雄史館長は「キュレーター(学芸員)同士がゼロから『もっとおもしろいものを』と企画し、競争している」という。


 来春、秋元館長は陶芸、漆芸、人形の分野で新たな表現に挑戦する若手11人の作品、約100点を集めた企画展「未来工芸」を自らプロデュースする。「固定観念を廃して今の時代のものとしてとらえ、いろんな観客がいろんなことを言ったら、工芸はもっと面白くなる」とねらいを語る。


 そんな21美の動きに、東アジアの美術館も注目する。9月に台湾で開かれた交流会議に同館のキュレーターが参加。「うちの発言に注目が集まり、『企画展を巡回してほしい』などのラブコールをもらった」という。韓国ソウルで毎年開かれている国際展でもキュレーターが日本の作家を紹介したり、作品を貸し出したりと交流が活発化している。秋元館長は「グローバル化の中で、近隣国のアートに興味を持つのは自然な流れ。その中で21美が主導的な存在になりたい」と青写真を描く。


〜*年間入館者 公立「2位」*〜


 年間入館者数が3年連続で150万人を超えた21美。「月刊レジャー産業」などの刊行物がある調査会社「綜合ユニコム」によると、公立美術館の入館者数では国立新美術館(東京・六本木)に次ぐ堂々の2位(2010年度)だ。


 うち有料入館者は3割ほどだが、現代美術家には歴史的な芸術家ほどの知名度はないことを考えれば「お金を払う人が何十万人もいることが特異」(不動美里・学芸課長)。むしろ、未知の作家の展示でも「21美だから」という理由でお金を出す人も多いとみる。


 21美はまちの客層もがらりと変えた。05年に入館者に行った出口アンケートでは「県外から」と答えた人が62・2%を占めた。数十メートル西の目抜き通り沿いで、漆器などの工芸品店「能作」を40年前から営む岡能久さんは、同館ができた効果を肌で感じるという。「10年前、このあたりは県庁を中心にした官庁街で、客層も手みやげを買う公務員や法人関係の客ばかりだった。今は観光客、特に外国人が増えている。作家ものの重箱など50万〜100万円の高額商品を買っていく人もいます」


(岸上渉)

206チバQ:2012/01/01(日) 12:47:23
>>34
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201111080177.html
2011年11月8日12時5分
フェルメールにレンブラントも マウリッツハイス美術館展
 フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」など、オランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館が誇るオランダ・フランドル絵画のコレクションが、来年6月から東京都美術館で開催される「マウリッツハイス美術館展」(朝日新聞社など主催)で展示される。7日に都内で記者会見が開かれ、同館の館長が現地からインターネット中継で主要作品の解説を行った。(アサヒ・コム編集部)

 マウリッツハイス美術館のコレクションを紹介する大規模な展覧会は、1984年以来28年ぶり。2012年にマウリッツハイス美術館が改修のため休館するのに伴い、約50点の作品の来日が実現した。寡作で知られるフェルメールの作品では、初期の「ディアナとニンフたち」(1653〜1654年ごろ)と人気の高い「真珠の耳飾りの少女」(1665年ごろ)、またレンブラントは初期作品から最晩年の「自画像」(1669年)まで6作品が展示される。そのほかフランス・ハルスやルーベンスなど、オランダ絵画が黄金期を迎えた17世紀の風景画、歴史画、肖像画などをジャンルごとに6章に分けて紹介する。

 会見では、マウリッツハイス美術館と会見場をインターネット中継でつなぐ試みが行われた。エミリー・ゴーデンカー館長は、現地で展示されている「真珠の耳飾りの少女」の前で「当時は使用されていなかったターバンを巻いていることから、普通の肖像画というよりも想像上の絵だと言える。わずかに口を開いた少女は、まるで私たちに彼女自身の物語を訴えかけているようだ」と説明した。

 またレンブラントが最晩年に描いた「自画像」について「現在では充実した人生を生きた男の顔として解釈されているが、以前は苦難と困難に満ちた表情ととらえられていた。ここ20〜30年でレンブラントに関する研究が進み、レンブラントの人生についてのイメージが変化してきた」と解説。「初期の作品『シメオンの賛歌』と比較して観賞してみても面白い。レンブラントが若い頃から傑出した才能を持っていたことがわかる」と見どころを語った。

 同展は、現在改修工事で休館中の東京都美術館のリニューアルオープンに併せて開催される特別展。2012年6月30日(土)から9月17日(月)まで東京都美術館で開かれた後、9月29日(土)から2013年1月6日(日)までの間、神戸市立博物館でも展示される。

207荷主研究者:2012/01/02(月) 02:01:27

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/277274
2011年12月10日 10:03 西日本新聞
市民会館、須崎公園へ移転 福岡市が方針

福岡市が建て替えに向けた基本構想案をまとめた市民会館=9日、同市中央区天神5丁目

 福岡市は9日、老朽化が進み、建て替えを検討している福岡市民会館(中央区天神5丁目)について、隣接する須崎公園への移転を盛り込んだ基本構想案を固めた。都心に近い現在地周辺での再整備が最適と判断。現在の大小2ホールに加え、600−800席の中ホールを整備し、アジアからの集客も視野に入れた拠点文化施設を目指す。

 12月定例市議会に構想案を報告し、年度末までに基本構想を決定。2012年度から基本計画の策定に着手し、2年程度かけて施設の規模や建設費、完成目標時期などを決める方針。

 市民会館は1963年開館。大ホール(1770席)と小ホール(354席)を備え、演劇やコンサートなどで年間約40万人が利用しているが、老朽化に加え、バリアフリー化への対応の遅れ、ホールの遮音性の低さなどが問題となっていた。

 また、同市内では演劇に適した中規模ホールが不足。07年にはメルパルクホール福岡、09年には電気ホールが閉館し、都心部での文化発表の場が減っていることから、「時代にふさわしい新たな拠点文化施設として市民会館を再整備する必要がある」(構想案)と判断した。

 構想案によると、新会館は中ホールのほか、1500席以上の大ホール、200−300席の小ホールを整備。練習施設なども併設し、国内外に向けた福岡発の舞台や音楽などの作品創造、芸術家や文化事業を担う人材の育成機能も充実させる方針だ。

 整備場所として、県立美術館を含む須崎公園と現在の市民会館からなる「須崎公園地区」(約4万5千平方メートル)と明記。現地建て替えでは2年程度施設が使えなくなるため、事実上須崎公園に絞り込んだ形となった。

=2011/12/10付 西日本新聞朝刊=

208チバQ:2012/01/09(月) 12:44:38
http://www.asahi.com/international/update/0107/TKY201201070378.html
2012年1月7日22時38分
盗品の名画、犯人側から戻される 闇市場で売れず諦め?

 ブリュッセルのルネ・マグリット美術館から2009年に盗まれたマグリット作の裸婦画「オリンピア」がこのほど犯人側から戻された。同美術館の担当者は「よく知られた絵だったので闇市場で売れず、困ったのではないか」と話す。

 マグリット(1898〜1967年)の家を改装した同美術館に09年9月、銃を持った男2人が押し入り絵を盗んだ。300万〜750万ユーロ(2億9千万〜7億4千万円)の価値があるとみられていた。数週間前、犯人側とみられる人物が無条件で返すことを申し出てきたという。犯人側に買い戻しの金を支払ったとの報道もあったが、担当者は否定した。

 マグリットは、ベルギー出身の超現実主義(シュールレアリスム)の代表的な画家。オリンピアは1948年の作で、マグリットの妻がモデルとされる。担当者は「絵が無傷で幸運だった。また飾るかどうかは今後、考える」と話した。(ブリュッセル=野島淳)

209チバQ:2012/01/09(月) 13:49:50
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111228/art11122807340001-n1.htm
「美術品の国家補償制度」 保険料軽減し鑑賞機会拡大
2011.12.28 07:29 (1/2ページ)

ジャクソン・ポロックの傑作の一つ「インディアンレッドの地の壁画」(1950年・テヘラン現代美術館)=名古屋市の愛知県美術館 (坂下芳樹撮影)
 展覧会のため海外から借り受けた美術品が破損したり盗難にあった際、国が損害の一部を補償する展覧会美術品損害補償法が今年6月に施行された。初適用となる「ゴヤ 光と影」展(東京・国立西洋美術館)と「生誕100年 ジャクソン・ポロック展」(愛知県美術館など)が現在、開かれている。海外名品を目玉にした展覧会はこれまでも頻繁に開催されてきたが、今なぜこの国家補償制度が必要なのだろうか。(黒沢綾子)

 日本人は世界的に見ても展覧会好きの国民だ。英美術紙「アート・ニュースペーパー」によると、昨年の展覧会入場者数(1日当たり)の世界トップ10に「長谷川等伯(とうはく)展」(1位)、「オルセー美術館展」(2位)など日本の展覧会が4つもランクインした。しかし、美術館関係者らは「最近はなかなか意義のある美術展を開けない」と口をそろえる。

 博物館と美術館が開く展覧会の多くはテレビ局や新聞社との共催。ただ、景気低迷でマスコミ各社も余裕がなくなり、確実に観客数が見込める企画に偏ってしまう。ここ数年、印象派の展覧会が目立つのも無理はない。

 そこに追い打ちをかけるのが、美術品保険料の高騰。展覧会主催者は万が一に備えて保険に加入するが、米中枢同時テロ(平成13年)などを機に、以前の約2倍−美術品の総評価額に対し0・25%程度にはね上がったという。しかも近年は新興国で美術品への関心が高まり、美術品評価額自体が上昇傾向にある。

 数億円の保険料が重荷となって開催を断念するケースもあるなか、国はようやく文化振興策として美術品の国家補償制度を整えた。盗難や破損など通常は50億円を超える損害、テロや地震の際は1億円以上の損害を補償する。いずれの場合も国の負担額上限は950億円。欧米主要国では1970年代からこうした国家補償制度の導入が始まっており、主要8カ国(G8)で制度がないのは日本とロシアだけだった。

 申請された展覧会の審査は主に、文化庁の文化審議会美術品補償制度部会で行われる。部会メンバーであり、ゴヤ展の企画者でもある国立西洋美術館の村上博哉学芸課長によると、(1)施設(温度・湿度の管理や防犯・防災体制など)がしっかりしているか(2)展覧会内容や趣旨(3)美術品の輸送・搬入に問題はないか−などをチェック。美術品評価額に関しても、オークション価格などと照らし合わせて妥当性を判断するという。

 実際、国と損害補償契約を結んだゴヤ展では、保険料数千万円分が節約でき、そのぶん警備強化などに回せた。東日本大震災後、日本への作品貸与を敬遠する海外美術館もあったが、「『着衣のマハ』など快く名品を貸してくれたプラド美術館(スペイン)にとっても、(国家補償は)安心材料になった」と村上課長はみる。また、冬休み期間(12月20日〜1月9日)は高校生の入場料を無料化し、サービスにも一部還元している。

 「今後は採算面からやりにくかった展覧会もできるかもしれない。多種多様で幅広い鑑賞機会が増えることは、国民にとっても利益になるだろう」と村上課長は話している。

                  ◇

 ■地方の適用拡大が課題

 美術品損害の補償を受けられるのは、国立博物館・美術館だけではない。各地方の公立美術館、全国の私立美術館の大半がその対象になるという。「海外美術品を集めた質の高い展覧会を、広く全国で鑑賞できるよう国が支援する」のが制度の目的だからだ。

 しかし、適用を受けるのは当面、大都市の展覧会に集中しそうだという。国立西洋美術館の村上学芸課長は「美術品総評価額が50億円以上の展覧会を開くのは、地方美術館にとってかなりハードルが高い」と話す。「『広く全国で鑑賞機会を作る』という制度趣旨に沿うよう、せめて10億円程度に引き下げてほしい。全国美術館会議(全国364館が加盟)としても、見直しを国に訴えていきたい」としている。

210名無しさん:2012/01/10(火) 19:36:47
http://www.cnn.co.jp/fringe/30005219.html
ピカソの絵画など3点盗難 ギリシャ国立美術ギャラリー
2012.01.10 ue posted at: 19:20 JST
ロンドン(CNN) ギリシャ警察などによると、首都アテネの国立美術ギャラリーに9日未明、何者かが侵入し、ピカソがギリシャ国民のナチスドイツへの抵抗をたたえて1946年寄贈した油絵など3点を盗んで逃げた。

ピカソの作品は、1939年の「女性の頭部」。青の背景に白いブラウスを着た女性が描かれ、裏に「ギリシャの人々へ、ピカソより敬意を表して」の文字がある。

オランダの抽象画家ピエト・モンドリアンの「風車」と、ルネサンス期の画家グリエルモ・カッチアによるスケッチ画も盗まれた。犯人はモンドリアンの別の作品も盗み出そうとして、逃走中に落としたとみられ、この作品は回収された。

警察によると、犯人は8日夜から数回にわたって警報システムを作動させ、警備員がシステムを切ったところを狙って午前4時30分ごろ、バルコニーに続くドアから侵入した。犯行中に動作感知装置が作動し、これに気付いた警備員が1人を追跡したものの、捕らえられなかったという。単独犯かグループによる犯行かは不明。

パプチス市民擁護相は盗難について「非常に残念だ」と語り、同美術館の警備態勢を見直す必要があると述べた。

211チバQ:2012/01/15(日) 17:45:08
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012011301001345.html
絵画盗難は財政危機が原因? ギリシャ、手薄警備に批判
 【ローマ共同】アテネにあるギリシャの国立美術館で今月9日、ピカソの絵画など3点が盗まれた事件で、財政危機のギリシャ政府が進める歳出削減策の影響で警備が手薄だったためだとの批判の声が上がっている。

 国立美術館の112年の歴史上、初めてという盗難事件は9日未明に発生。AP通信によると、犯人らはわざと館内の複数の警報器を作動させて警備員の注意をそらし、約7分という短時間でピカソの「女の頭部」とオランダの画家モンドリアンの「風車」などを額から外して盗み出した。

 パプチス市民擁護相によると、事件発生時に警備員は1人しかいなかったという。

2012/01/13 17:50 【共同通信】

212チバQ:2012/01/15(日) 17:45:50
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LXQ6FF0YHQ0X01.html
NY美術館事情:MoMAは入館者減、メトロポリタンは過去最高に
1月12日(ブルームバーグ):米ニューヨーク近代美術館 (MoMA)の入館者数が昨シーズンに11%減少し約280万人となった。東欧出身のアーティスト、マリーナ・アブラモビッチによる長時間にわたって体を動かさないパフォーマンスや映画監督のティム・バートンのデザイン画などの展覧会で盛況だった前の年とは明暗を分けた。

  一方、メトロポリタン美術館の入館者数は過去最高の約560万人に増加。デザイナーの故アレキサンダー・マックイーンがデザインした風変わりな衣服やアクセサリーが注目を集めた。両美術館は2010年7月−11年6月の年次報告書と財務報告書を発表した。

  サザビーズの幹部でニューヨークのソロモン・R・グッゲンハイム美術館の元館長、リサ・デニソン氏は「大ヒットが期待できる時代に戻りつつあるのかもしれない」と指摘する。

  ニューヨークのこれら2つの主要美術館の入館者数の増減は、大衆向けの展覧会がいかに入館者数を押し上げるかを浮き彫りにしている。メトロポリタン美術館では、同館初の大ヒット展覧会として挙げられる1978年開催のツタンカーメン展の入館者数が最も多く約130万人。マックイーンの作品が展示された展覧会「アレキサンダー・マックイーン:凶暴な美しさ」は約66万人を動員し、141年の同館の歴史で8番目の人気を博した。

  米映画「シザーハンズ」などで知られるバートン監督の展覧会は09年11月から10年4月まで開催され、スケッチや絵画、彫刻が展示された。MoMAでは史上3位の81万511人が訪れた。

  この展覧会が盛況だったことなどから、MoMAの09−10年の入館者数は過去最高の約310万人に達した。

213チバQ:2012/01/15(日) 17:47:06
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201201130030.html
東北3県で巡回展=ルーブル美術館2012年1月13日11時6分

 【パリ時事】パリのルーブル美術館が4月から9月まで岩手、宮城、福島の東北3県で巡回展を開催する。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被災地への連帯を示すのが狙い。美術館幹部が12日、AFP通信に明らかにした。

 巡回展では絵画や彫刻など23点を展示する。4月20日に盛岡市で開幕、仙台市を経て、7月28日から9月17日まで福島市で開かれる。

 東北での巡回展に対してはフランスの美術専門メディアが「作品を放射能の危険にさらす」と批判的に報じたが、ルーブル美術館幹部はAFP通信に「福島の美術館内の放射能量はパリの美術館と変わらない」と指摘。作品や同行するスタッフに危険はないと強調した。 


[時事通信社]

214チバQ:2012/01/26(木) 22:52:05
http://www.asahi.com/national/update/0126/TKY201201260446.html
2012年1月26日19時53分
ルーブル美術館展、被災3県巡回へ 震災1年に合わせ
 仏ルーブル美術館の所蔵品による展覧会が、4月から岩手、宮城、福島を巡回することになった。26日、東京の仏大使館で記者発表があった。

 東日本大震災から1年を迎えるのに合わせて、「出会い」をテーマに開催する。出品作品は二十数点。中世から18世紀までのヨーロッパの絵画や美術工芸品、古代オリエントやギリシャの彫刻などが選ばれた。ロココ絵画を代表する画家ブーシェの「アムールを抱く三美神」が含まれる。

 ルーブル美術館のアンリ・ロワレット館長は「ルーブルの作品を通して、連帯の気持ちを伝えることが私たちにできる最良の方法だと信じる」とのメッセージを寄せた。

 会期は次の通り。岩手県立美術館=4月27日〜6月3日▽宮城県美術館=6月9日〜7月22日▽福島県立美術館=7月28日〜9月17日。

215チバQ:2012/01/30(月) 21:42:32
http://www.at-s.com/news/detail/100095690.html
新美術館「地中」案に加え「地上」案も 浜松市(1/30 16:08)

 浜松城公園(浜松市中区)一帯の再整備構想「セントラルパーク構想」を練る第3回庁内検討会が30日午前、同市役所で開かれ、市側が構想のたたき台となる検討案を学識者ら外部委員に示した。同市が提言を委託した安藤忠雄建築研究所(大阪市)の中間報告を基にした内容だが、中間報告が提案した地中新美術館については、地上案と2案を示した。
 中間報告では、建て替えを計画している市美術館を公園の西側斜面に埋め込む形で新設する案が示されていた。同日の検討案では、地中案に加え、中間報告が国道152号沿いに設置を提案した文化センターの隣接地で、元城小周辺に当たる場所に美術館を建設する第2案を提示。両施設を隣接させ、文化発信機能を高めるとした。
 構想全体テーマは「歴史の継承・市民文化創造の杜」。文化センターには老朽化が進む「はまホール」(中区利町)の代替機能を備えるとし、小中一貫校は中部中周辺に配置。市役所庁舎移転を前提とした市民広場の整備案も盛り込んだ。市は3月までに構想案をまとめ、パブリックコメントを経て6月に最終的基本構想を公表する計画。検討会は2回目まで非公開だったが、今回から公開になった。

217チバQ:2012/01/30(月) 21:43:47
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120126-OYT1T00295.htm
アメリカ7美術館、福島での所蔵作品展示を拒否
 福島県立美術館(福島市)が、神奈川県の美術館など3館と共同で開催する「ベン・シャーン展」をめぐり、展示を予定していた作品約500点のうち、アメリカの美術館7館が所蔵する作品計69点が、福島県内では展示されないことがわかった。


 東京電力福島第一原発事故による放射性物質の影響などを理由に展示を拒否されたという。

 県立美術館によると、展示が見送られたのは、ニューヨーク近代美術館などが所蔵する写真などの作品。原発事故後、アメリカの美術館3館が、県内での展示を拒否。ほかの美術館は「直前まで様子を見たい」「条件が変われば展示も検討する」などの意向を示していたが、開催時期が迫っていたため、昨年8月、展示を断念した。

 県立美術館の荒木康子学芸員は「展示を断念した当時は、何が何でも福島は安全だと言える状況ではなかった。残念だが仕方ない」と話している。

 ベン・シャーン(1898―1969)は現在のリトアニアに生まれ、アメリカで活躍した画家で、絵画のほかに版画、写真など幅広い分野で作品を発表した。県立美術館は、アメリカの水爆実験で被曝(ひばく)した「第五福竜丸」をテーマにした代表作「ラッキードラゴン」などを所蔵している。ベン・シャーン展は、神奈川、愛知、岡山県の美術館と共同開催で、福島県立美術館では6月3日〜7月16日に開催される。

(2012年1月26日12時17分 読売新聞)

218荷主研究者:2012/01/31(火) 23:31:43

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2012011222163689/
2012/1/12 22:16 山陽新聞
「3丁目劇場」閉館へ

2012年度末で閉館される3丁目劇場

 岡山市は12日、岡山市北区表町の「3丁目劇場」を2012年度末で閉館する方針を明らかにした。利用低迷に加えて老朽化が進んでいるためで、市は跡地について表町商店街の集客につながる活用策を検討する。

 3丁目劇場は、市が「感動産業」誘致による都心活性化を掲げ、民間の家具展示場と土地を約4億4千万円で購入し、2000年4月にオープン。3階建て、延べ約1380平方メートルで、163席のホールや展示室などがある。吉本興業(大阪市)の定期公演の拠点となり、同年度は約7万人が入場した。

 しかし、05年3月末で同社が不採算などを理由に定期公演から撤退。その後も市民のコンサートや展示会、専門学校の行事などに幅広く活用されているが、入場者は10年度で約2万7千人にとどまっている。

 市によると、使用料収入の低迷により同年度末までの11年間の運営収支はトータルで約7100万円の赤字で、市が一般会計から穴埋めしている。開館時に改修しているものの建築は1964年と古く、利用を続けるには大規模改修が必要という。

219チバQ:2012/02/01(水) 23:20:47
http://mantan-web.jp/2011/12/23/20111223dog00m200014000c.html?inb=yt
ONE PIECE :尾田栄一郎監修で初の展覧会 12年3月から六本木で
2011年12月23日
尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」初の展覧会が、尾田さん監修で連載15周年にあたる12年の3月20日から東京・六本木ヒルズの「森アーツセンターギャラリー」で開催される。会場には、数々の名場面を描いた原画や会場だけで鑑賞できるスペシャルムービー、インタラクティブアートなど、さまざまな仕掛けが施された体感型の展示があり、公式パンフレットや限定オリジナルグッズなども販売される。

 「ONE PIECE」は、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐって主人公モンキー・D・ルフィーを中心に「麦わらの一味」が遭遇する数々の冒険と熱い友情を描いた物語で、97年から週刊少年ジャンプ(集英社)に連載されている。11月に発売された最新64巻は日本出版史上最高の初版部数400万部、累計発行部数は2億5000万部以上を記録している。

 展覧会は、12年3月20日〜6月17日の午前10時〜午後10時(最終入館は午後9時)に開催。料金は大人2000円(前売り1800円)、中学・高校生1500円(前売り1300円)、小学生以下800円(前売り500円)。23日から、第1期分(3月20日〜4月5日)の日時指定前売券が全国のセブン-イレブン店舗で発売される。(毎日新聞デジタル)

220チバQ:2012/02/08(水) 18:12:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120207/chn12020722350005-n1.htm
故宮博物院日本展開催の詳細を検討へ 台湾
2012.2.7 22:33
 台湾の故宮博物院の周功●(=晶の三つの日を金に)院長は7日、東京国立博物館の島谷弘幸副館長を8日に同院に迎え、日本展開催の際の出展収蔵品などに関して話し合うと発表した。日本展に関しては、馬英九総統の再選後に方針決定が行われるとされており、期間や規模などの詳細が話し合われるとみられる。(台北 吉村剛史)

221チバQ:2012/02/12(日) 12:24:10
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20120211-OYT8T00697.htm
新見美術館 初の3万人超



.今年度 鶴太郎展など効果
 新見美術館(新見市西方)の2011年度の入館者数が11日、3万人を突破した。開館から約20年を経て初めての達成。やや不便な立地もあって入館者数は伸び悩んでいたが、05年から積極的に特別展を開催し、飛躍的に増加したという。橋本吉弘館長は「市民や入館者の希望を取り入れながら、新見をはじめとする県北の皆さんに、さらに愛される美術館を目指したい」と話している。(根本博行)

 市などが出資する新見美術振興財団が管理・運営する美術館で、1990年11月にオープンした。収蔵作品は約1100点。入館者数は91年度以降の十数年間、ほとんど7000人前後で推移していたが、05年秋に「山下清展」を行ったところ、1か月で約1万1000人が訪れるなど好評で、年度でも1万6524人とそれまでの最高を記録した。

 JR新見駅に近いものの、高台にあり、道が狭く、場所も分かりにくいとあって、関係者も7000〜8000人が上限と思っていたが、この成功が励みになり、夏は子ども向け、秋は本格的な日本画など意欲的に特別展を開催。入館者数は、09年度に2万5000人近くになるなど急増し、11年度は「片岡鶴太郎展」など3度の特別展成功もあって大台を突破したという。

 この日、節目の入館者となった津山市加茂町の会社員佐藤伸司さん(34)、圭さん(33)夫婦に記念品が贈られた。同館では現在、「茶碗(ちゃわん)の美展」(26日まで)が開かれており、佐藤さん夫婦は、圭さんが茶道を習っていることから興味を持ち、1時間半掛けて初めて来館。橋本館長から収蔵作品集などを贈られ、「びっくりしたけど、来て良かった。とてもうれしい」と笑顔を見せていた。

(2012年2月12日 読売新聞)

222チバQ:2012/02/13(月) 20:57:30
>>194>>220
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120211/myg12021102130001-n1.htm
「故宮展」誘致を検討 県日台親善協会が推進 宮城
2012.2.11 02:13
 台北の故宮博物院が所蔵する美術品の日本展を県内に誘致する構想が急浮上してきた。日本展は平成26年に東京国立博物館で開くことが決まったが、その後に東京以外でも開催される可能性がある。

 県日台親善協会(会長・相沢光哉県議)は具体的な誘致運動の検討に入り、村井嘉浩知事も震災復興の立場から強い関心を寄せている。

 日本展は当初、馬英九総統が平成25年に開催する方針を表明していた。東日本大震災後、復興のために県内の被災地に日本展を誘致する話が持ち上がり、県日台親善協会が実現に向け水面下で動いた。

 昨秋には県美術館を所管する県教委生涯学習課が、日本展の受け入れを内々で検討していた。県美術館が3、4年先までスケジュールが埋まっていることから、同じ県立で被災地の多賀城市にある東北歴史博物館で「受け入れが可能」という結論に達していた。

 東日本大震災に200億円を超える義援金を寄せた台湾側の震災復興への強い思いも、県日台親善協会の動きを加速させている。相沢会長は「東京以外の何カ所で開催するのか。関西は京都が確実、そのほか九州、東北と北海道で1カ所なのか…。候補地の一つになれるように運動したい」と話す。

 村井知事も「あれだけすばらしい美術品を間近に被災者が見られるということは、復興にもつながると思う。チャンスがあれば、持ってきたいという強い気持ちを持っている」と、東京以外の開催が具体化した場合、誘致運動に取り組む考えを示している。

223チバQ:2012/02/13(月) 20:58:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120208/chn12020819360005-n1.htm
故宮博物院日本展 2014年開催日本側と合意
2012.2.8 19:36
 【台北=吉村剛史】台北の故宮博物院の周功きん(しゅうこうきん)院長が8日、東京国立博物館の島谷弘幸副館長と会談し、同博物院の美術品の日本展を2014年に東京国立博物館で開催することで基本合意した。広報担当者が明らかにした。アジアでは初の海外展覧会となる。日本展開催の計画は、海外から借り受けた美術品の第三者による差し押さえを禁じる「海外美術品等公開促進法」が昨年9月に施行されたのを受けて、本格的に始動した。

 当初、馬英九総統は2013年の開催を目指す方針を表明していたが、周院長は同法施行直後、産経新聞社のインタビューに対し、14年の開催を目標とするとともに、「海外展としては過去最大となる可能性」を示していた。

 8日の会談では、開催期間を同年6月から9月までとする案も話し合われ、持ち帰って検討することになった。東京以外の都市で開催するかどうかについても今後検討する。

 一方、周院長は7日、同院の人気展示品である白菜をかたどった翡翠(ひすい)の彫刻「翠玉白菜」の貸し出しなど、具体的な出展品についても「話し合いの中で決めたい」としていた。

(「きん」は、晶の三つの日を金に)

224チバQ:2012/02/23(木) 21:49:21
http://www.asahi.com/international/update/0222/TKY201202210784.html
ムンクの「叫び」5月に競売へ 60億円超える可能性競売にかけられることになったムンクの「叫び」=サザビーズ提供


 競売大手のサザビーズは21日、ノルウェーの画家ムンク(1863〜1944)の代表作「叫び」を、5月にニューヨークでオークションにかけると発表した。8千万ドル(約64億円)を超える値段がつく可能性があるという。

 競売にかけられるのは、4種類ある「叫び」のうち、1895年に描かれた、最も色彩が鮮やかなパステル画のバージョン。ムンクの友人の息子でノルウェーのビジネスマン、パター・オルソン氏が個人で所蔵しており、ほとんど公開されてこなかったという。

 売上金は、ムンクの生誕150年に合わせてノルウェーで来年開館する予定の美術館の設立に使うとしている。競売の対象ではないほかの3点は、いずれもノルウェーの美術館に所蔵されている。(ニューヨーク=中井大助)
.

225チバQ:2012/02/27(月) 00:43:53
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/other/547136/
橋下市政で揺れる文楽…補助金凍結、地方公演厳しく
 ■「協会組織は改革必要」の声も

 大阪が生んだ伝統文化、文楽が、橋下徹大阪市長(42)の下で揺れている。府知事時代に財団法人文楽協会への府補助金を半減させた橋下氏が、20日に発表した平成24年度市当初予算案で、年5200万円あった補助金を凍結したためだ。同協会は「これ以上削減されれば、文楽の地方公演などが厳しくなる」と訴えている。(飯塚友子)

「文化についても、努力に応じて公の助成をしていくことを基本姿勢としていきたい」。橋下市長は20日の会見で補助金についてこう語り、7月編成の本予算に向け厳しい態度で臨むことを宣言した。文楽協会に対しては市特別参与による聞き取り調査が始まり、同協会職員は「補助金ゼロの可能性もある」と危機感を募らせる。

 橋下氏は府知事時代、それまで年3600万円あった文楽協会への補助金を、23年度には2千万円に減額。21年には国立文楽劇場(大阪市)の舞台を見て「二度と文楽を見ることはない」と突き放したこともあった。

 市長就任後の今年1月、竹本住大夫さん(87)ら人間国宝6人を含む文楽技芸員(太夫、三味線、人形遣い)が、報道各社に書面を送付。「一度失われた文化・伝統は、もはや回復不可能なものです。特に大阪で生まれ育った文楽の灯は決して消してはいけない」と訴えた。

 文楽は国際的評価が高く、3人で1体の人形を遣う世界でも例のない日本固有の文化として、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。現在81人の技芸員は文楽協会に所属し、協会が国立文楽劇場、国立劇場(東京・隼町)と契約を結び、技芸員を派遣する形で公演を行っている。

 同協会の収入は興行収入が8割、補助金が2割を占め、その内訳は国が8千万円、市が5200万円、府が2070万円(23年度)。興行収入と補助金を合わせた事業活動収入は22年度実績で7億6588万円で、ここから技芸員の出演料や、協会職員(事務職8人、「床世話」と呼ばれる裏方4人)の給与が支払われている。

 大阪、東京合わせ年8回の本公演は各劇場主催で行われるため、市の補助金減が直ちに影響することはないが、同協会は「協会主催で毎年約30カ所を回っている地方公演が難しくなる」と懸念する。

 橋下市長は1月の府市統合本部会合で「文楽協会は文化の名をかたった行政と外郭(天下り)団体の構造。文楽は守るが文楽協会は守らない」と発言。ツイッターでも歌舞伎などを引き合いに「芸事の皆さんはお客さんを集めるため、身分保障などない所でなりふり構わず汗をかかれています」と文楽関係者を叱咤(しった)している。

 一方、三味線の人間国宝、鶴澤清治さん(66)は「文楽は人形の大きさの制約もあり、大劇場では公演できない」と指摘。にもかかわらず歌舞伎より低料金(1等5800円)で公演を続けており、清治さんは「保護を頂き、国民に愛されなくては300年続く文化を維持できない」と話す。ちなみに22年度、国立文楽劇場(客席数731)の総入場者数は9万2千人、国立劇場(客席数560)の有料入場率は各公演83〜99%に上り、「不入り」とは言えない。

 演劇評論家の藤田洋さん(78)は「地元固有の伝統文化への補助金削減は信じがたい行為だ」と橋下市長を批判する一方、「文楽は素晴らしい芸を見せているが、協会も自助努力が必要で、組織もスリム化が可能」とも述べ、双方の課題を指摘している。

226チバQ:2012/03/12(月) 21:46:10
http://www.asahi.com/international/update/0312/TKY201203120431.html
2012年3月12日19時34分
大エジプト博物館着工 ツタンカーメンの黄金マスク展示関連トピックスエジプト[PR]

 老朽化したカイロのエジプト考古学博物館に代わり、日本の支援でギザのピラミッド近くに建設される「大エジプト博物館」の着工式が12日、開かれた。ツタンカーメンの黄金のマスクなど文化財10万点が展示される予定で、2015年に完成すれば新たな観光名所となりそうだ。

 カイロの考古学博物館は開館から約110年が経っているうえ手狭で、収蔵品を十分に展示できなくなっていた。日本は大エジプト博物館建設を支援するため、総事業費のおよそ半分にあたる348億円の円借款供与を決定。国際協力機構(JICA)が専門家を派遣したり、博物館付属の文化財保存修復センターの技術者を研修に招いたりするなど協力を続けてきた。

 博物館は本来、11年ごろに完成するはずだったが、準備作業の遅れやムバラク政権の崩壊に伴う混乱などで、本館の着工が手つかずとなっていた。イブラヒム文化財担当相は「日本の協力に感謝したい。日本のみなさんも、ぜひ新博物館を見に来てほしい」と話した。(カイロ=貫洞欣寛)


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