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芸術・美術・音楽

129チバQ:2011/04/03(日) 16:20:03
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-04-02_16198/
[館長人事]えっ どうして?なんで?
政治 2011年4月2日 09時30分

(30時間49分前に更新)

 県立博物館・美術館の2代目館長に、元衆院議員で公明党県本部顧問の白保台一氏が1日付で就任した。仲井真弘多知事の独断らしいが、どうにもしっくりこない人事だ。

 とにかく意表を突くような登用である。

 就任直前まで公党の幹部で、文化活動、実績について知られていない人物だからだ。文化行政の経験がない人がなぜ? というのが関係者を含めた多くの印象だろう。

 日本では公設の博物館、美術館の館長は、官僚の天下りだったり、経済界重鎮の名誉職だったりする。公的支援を受けやすいとか、寄付を集めやすいといったことなど、運営面で都合がいいからだ。

 白保氏は天下りでも経済界の重鎮でもない。外部起用とはいえ、畑が違いすぎて違和感がある。

 仲井真知事は白保氏の起用について、「専門的な仕事は他の職員がやる。(白保氏は)中国とのつながりを持ち、文化交流に生かしてもらいたい」と語った。

 どう聞いても、この人事に任命権者の視点が見いだせない。専門性を求めない―と言うのなら、お飾り館長でもいいと認めているようなものだ。文化行政に対する知事の見識を問いたくなる。

 理想の館長像を挙げるなら、文化活動の実績があり、幅広いネットワークを持つ。その知名度で優れたアーティスト、展示物が国内外から集まる。そして「アート」という語感の持つ自由な精神を担保する中立性が何より大事な要素だ。

 いずれにも疑問符が付く。

 うがった見方かもしれないが、今回の館長人事には政治の臭いが強すぎる。

 館長は非常勤の特別職で、副知事ポストなどと同様に、知事は周辺からの推挙を無視できない場合がある。この慣習をとやかく言うつもりはないが、問題は適材適所かということだ。

 初代館長の牧野浩隆氏は、前副知事だ。館長ポストが県幹部の天下り先になる、という批判があったものの、副知事を長く務めた牧野氏のマネージメント能力を開館事業に役立ててもらう、という理由付けがあった。

 白保氏は2005年の衆院選(郵政解散)沖縄1区で落選し、しばらく再起を目指したが、08年に勇退。その後も自公協力の枠組みを支える公明党県本幹部だ。

 知事にその意図がないにしても、知事選の「論功人事」と受け止められても仕方なかろう。公的な文化施設に政治を持ち込むべきではないし、そう疑われる行為も禁物だ。

 博物館・美術館の入館者は40〜45万人で推移しているが、展示場などの有料入館者はその約半数で、減少傾向にある。立て直しが必要だ。

 県は博物館・美術館の所管を県教育庁から新設の文化観光スポーツ部に移し、イベント企画を充実させていくとしている。県議会野党からは教育庁から知事部局への移管で人事の政治利用を懸念する声があった。

 館長は沖縄文化を発信する顔役だ。どうしてこの人物なのか県民に説明すべきだ。


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