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芸術・美術・音楽

137チバQ:2011/05/20(金) 20:37:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110520-00000134-san-soci
全職員犠牲の陸前高田市立博物館 地域の誇り標本救え 全国25館が修復一丸
産経新聞 5月20日(金)15時24分配信

津波被害にあった陸前高田市立博物館の植物標本を水洗いするスタッフ =大阪市東住吉区の大阪市立自然史博物館(河居貴司撮影)(写真:産経新聞)

 東日本大震災で被災して壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市の市立博物館の収蔵品を復元する作業が、全国各地の博物館で進んでいる。職員全員が犠牲になり、がれきまみれとなった博物館などから運び出された標本などの収蔵品を、全国の博物館の学芸員らが手分けして修復。「文化面でも、震災からの『復旧』を」と、ていねいな作業を続けている。

 ◆カビや細菌繁殖

 修復作業に加わっているのは国立科学博物館や千葉県立中央博物館、兵庫県立人と自然の博物館など全国25施設。

 大阪市東住吉区の大阪市立自然史博物館には今月11日に植物標本400点と昆虫標本500点が到着し、すでに修復作業が始まっている。

 植物標本の場合、まず、台紙から標本を取り外して、塩分を抜くため水洗いをした後、大型ドライヤーで乾燥させ、新しい台紙に貼り替える作業などを行っている。

 カビや細菌の繁殖などで、標本がもろくなっているといい、通常の標本よりも壊れやすい状態。昆虫標本も海水に漬かっており、ビーカーに入れた水のなかで蝶の標本を洗うなどして、スタッフが慎重に作業を行っていた。

 ◆文化的な復旧を

 陸前高田市立博物館では6人の職員全員が津波被害で死亡・行方不明になっているといい、施設全体が津波にのまれた。同博物館は昭和54年に開館した総合博物館で10万点以上の収蔵品があり、宮沢賢治とも交流があった地元の博物学者、鳥羽源蔵が明治から昭和初期にかけて収集した貝や植物などの貴重な標本などがあったという。

 岩手県教育委員会や岩手県立博物館などが4月中旬から館内から資料を搬出。今回は、運び出された植物標本1万5千点のうち6千点と昆虫標本150箱のうち100箱が各施設に分配されたという。

 修復を担当している大阪市立自然史博物館の佐久間大輔主任学芸員は「震災の際はまず人命救助などが優先されるが、その次の段階には文化的な復旧も大切。収蔵品はその地域の誇りともいえるべきものでもあり、修復作業をすることは、博物館の地元の誇りを取り戻すことにもつながると思う」と話していた。


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