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芸術・美術・音楽

142チバQ:2011/05/29(日) 22:22:02
http://www.sankei-kansai.com/2011/02/21/20110221-049902.php
2011年2月21日

【四季彩々 劇団四季】(13)専用劇場建設への道<1>
 さて今回も引き続き、『オペラ座の怪人』に関して。実は、この『オペラ座』こそが、現在の四季の在り方を決定付けたといってもいいのでは?というお話です。

もっとロングランを…

 現在、劇団四季は日本全国に10カ所の専用劇場を持ち、年間公演回数は3700回とかつてないほどに増大。まさに四季は「専用劇場の時代」を迎えていますが、その時代の誕生には、『オペラ座の怪人』ロングラン上演の成功が大きく関係しています。

 そもそも日本演劇界の公演形態は、各社が劇場を1カ月程度に分割して使用するというシステムが主流。そのため、魅力的ながら長期間の仕込み準備を要するスケールとクオリティーの高い作品の公演ができにくい環境にありました。

 その中で、繁華街の遊休地にテント型仮設劇場を建設、ロングランに挑んだ『キャッツ』(昭和58年)は、この問題を“逆転の発想”で切り抜けた作品です。都会のゴミ捨て場が舞台の作品ゆえ、多少の雑音は演出効果の一部。建設コストを低く抑えられるテント形式で十分と判断された結果、そのような方法が採用されました。

 ところが、『オペラ座の怪人』は、その方法を採ることはできません。オペラ座の劇場内という設定で、作品のカラーやスケールからいっても、既存劇場での上演が不可欠だったのです。

 そこで、劇場のレンタル期間を限界まで利用。この問題に真正面から立ち向かうことになります。結果、東京初演(昭和63年)は5カ月にもおよび、当時では異例の“既存劇場におけるロングラン公演”に成功。演劇界の構造的問題に見事、風穴を開けたのです。以降、大阪、名古屋と、同様に既存劇場での長期上演を重ねていきました。

 劇場があればもっとロングランができる―。作品は、四季を次の段階へと導きます。ここから劇場使用期限という制約を克服し、各地に専用劇場を建設する時代が始まるのですが、紙数が足りなくなってしまいました。この続きはまた次週に。(劇団四季広報担当)

 メモ ミュージカル『オペラ座の怪人』は、仏作家ガストン・ルルーの同名小説を基にした作品。作曲はアンドリュー・ロイド・ウェバー。パリ・オペラ座の地下に棲み、若き歌姫クリスティーヌに恋をする怪人の愛と憎しみの様が、美しく重厚な旋律によって描かれる。

 京都公演は、3月6日(日)に京都劇場(JR京都駅ビル内)で開幕。同作品の京都公演は、平成15年以来8年ぶり。チケット発売中。お問い合わせは、劇団四季関西公演本部(電話06・4796・6600)。


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