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芸術・美術・音楽
145
:
チバQ
:2011/06/02(木) 20:57:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110523-00000524-san-soci
泥まみれ文化財、救出は善意頼み 地域の宝に国費支援なし
産経新聞 5月23日(月)12時42分配信
東日本大震災の津波で浸水した、資料館や旧家の土蔵に残された古文書などを救い出す「文化財レスキュー」が宮城県などで本格化するなか、国宝や国指定文化財以外の保全費用は、寄付金や研究者らの自己負担でまかなわれている。文化庁主導のレスキュー活動も「国指定ではない」などの理由で国費ではなく寄付金に支えられている。被災地の深刻な状況を考えると、文化財を前面に出した募金も呼びかけにくいといい、研究者らの善意に頼る厳しい状況となっている。
がれきなどに埋もれて泥まみれになった文化財のレスキューは、研究者らで組織する団体やNPO法人、文化庁が国立文化財機構や関連学会などに呼びかけた「被災文化財等救援委員会」が担っている。
救援委員会による活動は寄付金や義援金でまかなわれ、窓口となる文化財保護・芸術研究助成財団には約1300万円が集まっている。救援委員会は震災1カ月後の4月15日に発足。同月28、29両日に宮城県石巻市の文化センターで初めてレスキュー活動を行い、1階収蔵庫でがれきや泥と交じった美術品などを別の施設に運び出した。
文化財の修復などに国費が支出されるのは、文化財保護法などの規定で、原則として国宝や重要文化財などの国指定物件。都道府県などが指定する文化財は各自治体予算から出されるが、復興事業優先のため文化財までなかなか手が回らないのが実情という。
旧家に残る古文書などは、大半が指定物件ではない。地元や全国の研究者らがレスキュー活動を行っているが、被災地までの交通費や宿泊代などはほぼ自己負担。宮城県内で4月下旬に行われたレスキューでは、地元や関西の研究者ら20人がボランティアで江戸時代の史料などを山形市の東北芸術工科大に運び、ハケでの泥落としやアルコール洗浄などを行った。
文化庁によると、国指定文化財の被害は建造物や美術品など約540件。国指定以外は、被災地が広範囲で被害状況も十分把握できていない。現在もがれきに埋まったままの古文書などは多く、がれきと一緒に撤去されたりカビなどで傷みが激しくなったりする可能性が高まっている。
原発事故が深刻化する福島県では、地元の団体がレスキューを行っているが、被曝(ひばく)の恐れがある警戒区域などは着手できない。
文化庁美術学芸課担当者は「補正予算を組むにも時間がかかり、専門家の善意によってオールジャパンの気持ちで取り組んでもらっている」とする一方、レスキュー活動に携わる研究者は「被災者の生活を考えると文化財への募金もお願いしづらいが、地域の貴重な歴史遺産は一度失うと取り戻すことができない。もっと国の支援があれば」と話していた。
■国指定文化財の被害状況
伊達政宗ゆかりの瑞巌(ずいがん)寺(宮城県松島町)では庫裏(くり)(国宝)の漆喰(しっくい)壁の一部が剥落。日本三景の一つ、同県・松島(特別名勝)も津波で甚大な被害を受けた。明治時代の美術評論家、岡倉天心が茨城県北茨城市の断崖に建てた「茨城大学五浦美術文化研究所六角堂」(国登録有形文化財)は土台だけを残して消失した。
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