芸術・美術・音楽

33：千葉９区：2009/06/28(日) 14:16:37: >>30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009062802000097.html
西洋美術館　世界遺産へ一歩前進　登録先送り『追加情報を』
2009年6月28日朝刊

　スペインで開かれている国連教育科学文化機関（ユネスコ）の世界遺産委員会は二十七日、フランスや日本など六カ国が世界文化遺産への一括登録を共同推薦していた国立西洋美術館本館（東京都台東区）など、フランスの建築家ル・コルビュジエによる建築物二十二件「ル・コルビュジエの建築と都市計画」について、今回は登録を見送り、追加情報を求める「情報照会」とすることを決めた。文化庁が同日、発表した。　

　情報照会は四段階の評価の上から二番目。五月にユネスコの諮問機関の国際記念物遺跡会議（イコモス）が勧告した登録延期より一つ上で、同委員会が求める資料を提出すれば、来年から再審査を受けられる。過去に再審査で登録にならなかった例もあるが、昨年の「平泉の文化遺産」（岩手県）の登録延期よりは一歩前進した。

　文化庁によると、同委員会では、登録を支持する意見が多かったが、世界遺産にふさわしい「顕著な普遍的価値」の十分な証明や、保存管理面などで課題を指摘されたという。同庁は「格上げになったとはいえ、油断できない。評価内容を詳しく分析し、対応を考える」としている。

　同館は、近代建築の巨匠と呼ばれるル・コルビュジエ（一八八七～一九六五年）が日本で唯一設計した建築物。一九五九年完成で、鉄筋コンクリート造りの地上三階、地下一階。

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