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国際関係・安全保障論
1
:
■とはずがたり
:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。
2382
:
名無しさん
:2010/04/21(水) 00:22:39
>>2381
伊波市長の説明でソースが確認できるものの中で主張の根幹と言えるのはこの二つの米軍資料、2006年9月公開の「グアム統合軍事開発計画」と2009年11月公開の「海外環境影響評価書ドラフト」です。しかし原典をチェックすると伊波市長の主張するような「すなわち普天間飛行場の海兵隊ヘリ部隊はグアムに移転するとされた」などという記述は全く見当たりません。これは伊波市長の勝手な推測に過ぎません。
それ以前に「グアム統合軍事開発計画」にCV-22とある時点で空軍機(V-22オスプレイ系列の海兵隊仕様はMV-22)である事に気付きましょう。しかも「最大67機の回転翼機」という数字は常駐機ではなく一時配備であることが、最新資料「海外環境影響評価書ドラフト」から推測できるのです。そして宜野湾市の資料を見ると、恐らく伊波市長はその事に気付いています。なぜなら市の翻訳資料に予定常駐配備数が堂々と書かれてあるからです。
このように常駐するのはMV-22が12機(一個中隊)のみで、普天間基地の配備数よりも遥かに少なく、しかも何処から移転するとも書かれていません。地上戦闘部隊や迫撃砲部隊、補給部隊についても記載されている数値は沖縄配備海兵隊総数にはとても足りません。この他、強襲揚陸艦などの艦船も「一時配備 Visiting」と記載されており、グアムのアプラ港への常駐配備ではない事が分かります。
この2009年11月20日にアメリカから公開されたばかりの最新資料からは、とても「沖縄海兵隊普天間基地のヘリコプターが全部グアムに移る」とは読み解く事は出来ません。つまり宜野湾市の伊波洋一市長が縋っているのは、2006年9月公開のグアム統合軍事開発計画に書かれてある「最大67機の回転翼機」分の格納庫を建設する、という記述になるわけですが、これは常駐機ではなく一時配備の為の施設である、と考えた方が2009年11月20日公開の最新資料とも整合性が取れる筈です。グアムは大規模演習を行った場合、空軍、海軍、海兵隊の航空機が合計180機近く集まる場合があります。有事の際にも一時的にはそれ以上の数を収容する事が想定されています。その際に整備施設の余裕があった方が便利である、という事に過ぎないのではないかと思います。
格納庫を造るだけ造って平時は機体を置かず、必要になった時だけ配備するという方式は、日本海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」型、補給艦「ましゅう」型でも行われています。これらの艦は普段は格納庫は空っぽです。ヘリコプター護衛艦「ひゅうが」型は、ヘリコプター4機を常時搭載していますが、格納庫の容積は8〜10機収容可能な広さで、全てを使い切ってません。同じ事が陸上基地にも言えます。強固な対核シェルターなら常駐機数分しか用意されていない場合も多いのですが、簡易整備ハンガーならば常駐機数以上の分を用意している場合もあります。有事用に移動式簡易整備ハンガーという代物もありますが、頻繁に大規模演習を行うのであれば、予め用意して置いた方が設置の手間が掛かりません。米軍の資料には今後、グアムでの演習の回数が増えると書かれています。つまり資料を読み解けば、沖縄をホームにしている海兵隊がグアムでの訓練に参加しますよ、という事が書かれているのです。大規模合同演習は沖縄では出来ないので、訓練先が変わるという話です。
これは中国の挑発に対する示威行動でもあります。つい最近、中国海軍の潜水艦2隻を含む合計10隻の纏まった数の艦隊が、沖縄本島と宮古島の間を抜けてフィリピン海に入りました。目的は対潜訓練を主とする演習なのですが、その演習海域の目と鼻の先にグアムがあります。これまで中国軍が行って来なかった大規模な演習ですが、以前から1〜2隻でこの海域まで中国艦がやってくる事は、よくある事でした。もし将来、これが空母を含む大艦隊でやって来たら・・・グアムの米軍基地は脅威に晒されることになります。この挑発行為に対し、アメリカはフィリピン海が自分達の庭先である事を知らしめなければなりません。
なお、米軍の最新資料「沖縄からグアムおよび北マリアナ・テニアンへの海兵隊移転の環境影響評価/海外環境影響評価書ドラフト」には、有事の際の対処(配備)先として沖縄、台湾を挙げた移動時間の表があります。沖縄が配備(増援)で台湾が対処(介入)となるのでしょう。この資料は明確にアメリカが台湾有事の際の介入を前提に戦略を組み上げている事の証左となります。台湾有事を想定しているのであれば、沖縄にアメリカ軍が常駐するのは必然であると言えます。
2383
:
名無しさん
:2010/04/21(水) 00:25:20
>>2382
以下は消印所沢氏の軍事板常見問題から関連する項目を集めました。
--------------------------------------------------------------------------------
【珍説】 「辺野古への移設も,普天間基地自体も必要ないことは,米側文書によって明らか」???
【珍説】 「グアムには,普天間のヘリなどの受け入れが可能なだけの収納施設がある」???
【質問】 普天間からグアムへの移転予定部隊は,宜野湾市長のプレゼン通り?
【回答】
それは,宜野湾市長が先月末にやったプレゼンが出所ですね.
んで,その画像のソースは,「グアムにおける米軍計画の現状」という米軍の報告書と書かれている.
しかしそれを見ても,普天間基地から輸送ヘリ中隊が二個も移動するとは,書かれてないですよ.
そして,もう一つの宜野湾市長のプレゼンのソースが,
「沖縄からグアムおよび北マリアナ・テニアンへの海兵隊移転の環境影響評価/海外環境影響評価書ドラフト」
という資料で,そちらを見ると,グアムに恒常的に配置される輸送ヘリは,MV-22が12機と書かれている.
つまり,一個中隊分でしかない.
つまり,現在確認できるソースから推測すると,普天間基地から移動するヘリ部隊は,最大で一個中隊のみです.
結果,普天間基地所属ヘリ部隊(MAG-36)のうち,四分の三の航空隊が残留します.
普天間から移転する部隊は,管制・通信等を任務とする司令部要素(MAOG-18)が主です.
そもそも,普天間基地のヘリ部隊の中核は,普天間基地所属のヘリ(MAG-36)ではありませんから.
端的に言えば,その画像はプレゼン担当者の知識の低さを示すものでしかないです.
同じ宜野湾市民として,情けない限りです.
極東の名無し三等兵 in mixi,2009年12月08日 18:34
--------------------------------------------------------------------------------
以上、宜野湾市民から市長へのツッコミを頂けました。
ところで最近、民主党の川内博史・衆院議員(「ガソリン値下げ隊」隊長)がUst中継で宜野湾市の伊波洋一市長の主張と全く同じ事を喋っていたそうですけど、民主党は永田メール事件から何も学んでいなかったんですか?
【追記】コメント欄を読んでいて一安心。
グアム移転説 根拠は (朝日新聞 2009年12月18日)
--------------------------------------------------------------------------------
しかし、こうした主張に関係閣僚は否定的だった。
北沢防衛相はグアムを視察した9日、沖縄の海兵隊は米軍の戦略上の必要性から維持されるとの説明を受けたという。このため、グアム移転は「日米合意から大きく外れる」とみている。
岡田克也外相も11日の記者会見で「伊波市長から話を少しうかがったが、根拠がよく分からないと申し上げた」と述べた。
一方、消費者・少子化担当相でもある社民党の福島瑞穂党首は10日に伊波市長と会談した後、「アメリカ自身が海兵隊のグアム移転を計画していることを示唆していただいた。貴重な提言を地元からいただいたので、内閣でこれを生かす形で議論したい」と前向きに検討する考えを示した。
--------------------------------------------------------------------------------
岡田外相の反応が当然ですよね。朝日新聞も記事に懐疑的なタイトルを付けてますから、伊波市長の主張には与していません。社民党の福島さんはどうしようもないです、でもある意味お約束の反応でしょうね。
【追々記】この記事を書いてから半日以上経った記者会見で、岡田外相がこのように述べました。
「国外考えられない」 普天間移設で岡田外相:共同通信
--------------------------------------------------------------------------------
岡田克也外相は20日午後の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先について「日本の外にということは考えられない。政府として、しっかりと国内で移設先を決定する」と述べ、社民党が主張する国外移設の可能性を明確に否定した。
--------------------------------------------------------------------------------
頑張って記事を書いた苦労が報われました。良いタイミングでしたね、本当に。
2384
:
チバQ
:2010/04/22(木) 22:17:13
http://mainichi.jp/select/world/news/20100423k0000m030018000c.html
イラク:バグダッド投票分の再集計開始へ 連立協議混乱も
【カイロ和田浩明】イラク選挙管理委員会は21日、3月の連邦議会選挙でのバグダッド投票分の再集計は数日以内に開始し、完了まで約2週間かかる見込みだと発表した。手作業で行い、内外の監視団や各政治会派の代表、報道機関などを立ち会わせるという。
再集計は小差で2位になったマリキ首相の法治国家連合(SLC)が要求していた。第1党だったアラウィ元首相のイラク国民運動(イラキヤ)は当初反発していたが、結局は同意した。
再集計で順位が入れ替われば、イラキヤ側が結果受け入れに難色を示し、既に長期化している連立協議がさらに混乱する可能性もある。
2385
:
とはずがたり
:2010/04/23(金) 21:47:31
■2010/04/23 (金) 米軍の準機関紙がテニアン移設案を好意的に報道
「米軍の準機関紙がテニアン移設案を好意的に報道」(世田谷通信)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/5067
2386
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/04/23(金) 23:27:26
転換期の安保2010:普天間移設・ホワイトビーチ案 「抵抗少ない」はずが
http://mainichi.jp/select/world/news/20100405ddm003010107000c.html
◇市議「振興策に期待」
「あの辺は過疎化が激しい。モズクは暴落し、土地も荒れている。政府は地元の抵抗が少ないとにらんでいるのかもしれない」。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先候補の一つとして米軍ホワイトビーチ(同県うるま市)沖合に人工島を建設する案が浮上したことに、同市に隣接する金武(きん)町の儀武剛(ぎぶつよし)町長はこう指摘する。
儀武氏はキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する現行計画を巡り、北部振興策と引き換えに受け入れを容認してきた北部町村会の会長を務める。「辺野古と同じように、うるま市も振興策とのリンクで揺れることになれば、『失われた14年』の繰り返しでしかない。せっかく見直すのであれば、根本的に何か大きく変えなければいけないのではないか」
沖縄県内では95年の米海兵隊員らによる少女暴行事件をきっかけに海兵隊撤退を求める声が高まり、人口密集地にある最も危険な海兵隊基地、普天間飛行場の返還要求につながった。しかし日米両政府は96年、「抑止力維持」を理由に「県内移設」で合意。「県外・国外移設」を事実上公約して昨年誕生した鳩山政権だが、移設先見直しで挙がる選択肢はやはり県内ばかりだ。
政府内でホワイトビーチ沖合案に目を付けたのは平野博文官房長官だけではない。シュワブ陸上案を推す北沢俊美防衛相も2月16日、民主党の犬塚直史参院議員を介し、案を作った太田範雄・沖縄商工会議所名誉会頭と東京都内で会談。防衛省職員3人も同席した。だが、北沢氏はホワイトビーチ案を力説する太田氏の説明に聴き入るだけで言質は与えず、同席の職員に「ホワイトビーチ周辺の現場を見たのか」と聞くだけだったという。
その後間もなくして今度は平野氏周辺の元国会議員がアプローチを開始した。太田氏の案内で現場視察をし、3月に入ると構想は「平野私案」として表面化した。
うるま市議会は3月19日、移設反対の意見書を全会一致で可決した。だが、川上秀友氏ら振興策を条件に受け入れに前向きな市議3人は、採決前に市議会本会議を退席した。3月下旬、平野氏に会うため市議約10人が上京した。その一人が言う。「政府から打診があれば容認する。経済振興を考えてのことだ」
2387
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/04/23(金) 23:27:36
>>2386
◇米側報告書「30の利点」 本音は普天間継続?
平野氏がホワイトビーチ案にこだわるのは、地元の動向だけが理由ではない。非公式に届けられた米側の前向きのメッセージも、平野氏を後押しする。平野氏は2月以降、在沖縄米海兵隊外交政策部(G5)のエルドリッジ次長と極秘に会談を重ね、「米側の感触はよい」と自信を得た。そのエルドリッジ氏は5年前から、ホワイトビーチ沖合案を作った太田氏とつながる。
05年8月10日、米国ハワイの太平洋軍司令部。「これはベストの案ですね」。グレグソン太平洋海兵隊司令官(当時)が、ホワイトビーチ沖合案の図面を目の前に、沖縄からやって来た太田氏に言った。グレグソン氏は現在オバマ政権の国防次官補。当時、通訳を務めたのが海兵隊客員研究員だったエルドリッジ氏だった。
エルドリッジ氏は小泉政権下で名護市辺野古移設に対する見直しの動きをとらえ、太田氏の案に着目した。独自調査結果も加え、報告書「沖縄の基地問題への実行性のある包括的かつ長期的な解決及び日米同盟の真の強化へ」にまとめ、05年9月24日に発表した。
報告書は普天間飛行場と牧港補給地区、米陸軍那覇軍港、航空自衛隊那覇基地をホワイトビーチのある与勝半島周辺に集合移転するという内容だ。航空機の飛行経路が海上▽施設建設に時間がかからない▽環境への影響も最小限▽うるま市に収入源を供給−−など「辺野古に比べて約30もの利点がある」と強調している。
中でも最も強調されたのは「米軍と自衛隊の共同使用で基地を整理・統合・縮小し、地域振興につなげること」だった。エルドリッジ氏は小泉純一郎首相側に働き掛け、防衛庁(当時)にも説明したが、結局真剣に検討されるには至らなかった。1月20日、エルドリッジ氏は東京都内で会った元陸上自衛隊幹部に「今でもこの案がベストだと思っている」と漏らした。
沖縄県内に散らばる基地を集約し、米軍と自衛隊が共同で使用する。それが那覇空港の過密状態や国道58号の渋滞の解消にもつながり、ひいては地域振興にもなる−−。エルドリッジ氏の主張に、平野氏は共感した。
だが岡田克也外相とゲーツ米国防長官の会談を機に風向きは変わった。ある与党幹部が冷ややかに分析してみせる。「エルドリッジ案は米国にとっての理想だが、沖縄の政治情勢では実現できないと米国は分かっている。米国は『失敗して普天間継続ならベスト』と思っているのだろう」
毎日新聞 2010年4月5日 東京朝刊
2388
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/04/23(金) 23:29:56
>>2387
エルドリッヂ報告書に関する当時の記事。
勝連半島沖に集約基地 米軍再編でエルドリッヂ氏が提言
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-6845-storytopic-3.html
2005年 9月25日
10月に中間報告が予定されている在日米軍再編協議に伴う在沖米軍基地の負担軽減の在り方をめぐり、8月まで米太平洋海兵隊の客員研究員(司令官付政治顧問)を務めたロバート・エルドリッヂ大阪大学大学院助教授(日米関係論)が24日、緊急政策提言を発表した。
勝連半島沖合に、普天間飛行場を移す統合基地を新設し、併せて那覇軍港や牧港補給地区、航空自衛隊那覇基地、嘉手納基地のF15戦闘機部隊などを集約し、自衛隊管理下の共同使用基地とすることを柱としている。
同氏は「沖縄の直面する問題に対し、実行可能で包括的、長期的な解決策を見いだし、日米同盟関係強化の可能性を引き出すことが必要だ。日米沖の三者にとって有益な案と考える。沖縄問題の解決には、大手術が必要だ」と提起し、「自衛隊との共同使用促進により、沖縄の米軍専用施設の78%の大幅削減につながる。本島中南部の基地が返還され、経済と社会資本の発展に拍車を掛ける」とし、日米政府、沖縄側の決断が必要としている。
提言は(1)基地の本格的な統合・整理・縮小(2)人員削減(3)地元への悪影響の減少(4)沖縄の長期的な社会経済的発展へ(5)構造上の変化―で構成。統合施設は約10、自衛隊との共同使用基地は五となる。
宜野湾市の海兵隊普天間飛行場、那覇市の陸軍那覇軍港、浦添市の牧港補給地区を返還して集約し、航空自衛隊那覇基地(海自第五航空群)を吸収する。統合基地の具体的な位置は、勝連半島沖合の埋め立てを想定する。
海兵隊キャンプ・コートニーはキャンプ瑞慶覧と嘉手納飛行場に統合し、工兵隊事務所も別施設に統合する。陸自那覇駐屯地(31ヘクタール)は閉鎖してキャンプ・ハンセン、シュワブに統合して共同使用化し、北部訓練場も共同使用とする。
2389
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/04/23(金) 23:33:32
>>2387-2388
エルドリッヂ氏は戦後沖縄問題の研究で神戸大から博士号を取得した外交史研究者で、阪大准教授。
現在は在沖縄米海兵隊外交政策部(G5)の次長を務める。
http://www2.osipp.osaka-u.ac.jp/~eldridge/
報告書「沖縄の基地問題への実行性のある、包括的かつ長期的な解決 および日米同盟の真の強化へ」(和訳)の本文はこちらに。
http://www2.osipp.osaka-u.ac.jp/~eldridge/Articles/2005/Special%20Recomendation%20Japanese%20version.pdf
2390
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/04/24(土) 17:52:16
辺野古沖合案を指示 平野氏、関係省に
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-161263-storytopic-53.html
2010年4月24日
【東京】平野博文官房長官は、米軍普天間飛行場移設問題で現在検討中の政府案について、名護市辺野古へ移設するとした現行の日米合意案を沖合に移動させた修正案で最終的に決着を図ることを念頭に関係省に指示していたことが23日、複数の政府関係者の話で分かった。現行案の沖合修正に受け入れ姿勢を示してきた仲井真弘多知事にも趣旨を伝え、25日の県内移設反対の県民大会に参加しないよう求めていた。ただ鳩山由紀夫首相は官房長官案に反対の姿勢を貫いており、周囲が強く現行修正案での決着を促しているという。
関係者によると、21日に防衛省は現行案回帰について技術的な検討に入った。沖合修正幅は、かつてSACO(日米特別行動委員会)で合意した1キロ以上沖合の埋め立て案まで移動せず、500〜700メートルあたりで検討しているという。
対米交渉の行き詰まりから米側の容認取り付けを優先させた格好だが、「県外」を掲げてきた鳩山政権が、日米合意案に戻すことを検討していることに、県内外から批判が上がるのは必至だ。
25日の県民大会後、関係閣僚との調整を経て、基本政策閣僚委員会で決定させたい考え。当面は「現行案の沖合修正案」を公にはしないもようだ。徳之島への機能分散と名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ陸上部への段階的県内移設などを挙げ、既に米側に表明した「現行案の断念」との整合性を図る見通しだ。
だが、その後の協議の過程で、海兵隊の次期主力輸送機の垂直離着陸機MV22オスプレイの配備に合わせて、施設の位置を調整する中で計画変更させる考えとみられる。
徳之島への機能分散は、米側が既に不可能との認識を示しており、正式に政府案として発表しても米側の反対を理由に断念にもっていく公算が大きい。
現行案回帰をめぐっては、防衛相側近が、名護市議会がキャンプ・シュワブ陸上案に反対する意見書を可決した前後から、市議と連絡を取り合い、市議会内で日米合意の辺野古沿岸案の容認派がどれだけ残っているかを確認していた。
(滝本匠)
2391
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/04/24(土) 17:53:53
首相、現行計画の受け入れ否定 「埋め立ては冒とく」
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042401000438.html
鳩山由紀夫首相は24日午後、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し、キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)を埋め立てる現行計画の受け入れを重ねて否定した。「辺野古の海に立てば、埋め立てられることは自然に対する冒とくだと大変強く感じる。現行案を受け入れられるという話はあってはならない」と述べた。ただ、現行計画の修正については言及を避けた。
視察先の群馬県大泉町で記者団に語った。
岡田克也外相がルース駐日米大使に23日、現行計画修正を受け入れる方向と伝えたとの米紙報道については「外相がルース大使と会ったのは事実だが、内容は必ずしも事実でない。政府案を検討している最中で、結論が出ているわけでない」と強調した。
一方、北沢俊美防衛相は24日、長野市内で記者団に対し「現行計画へ戻ることはあり得ない。修正という話になるとどこまでが修正かということがある」と述べた。
2010/04/24 16:31 【共同通信】
2392
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/04/24(土) 17:57:52
普天間「現行案修正で調整」外相が意向…米紙
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100424-OYT1T00491.htm
【ワシントン=小川聡】米ワシントン・ポスト紙は24日付の電子版で、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題を巡り、岡田外相が23日にルース駐日米大使と会談し、2006年に日米両政府で合意していた米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)への現行の移設案の主要部分を受け入れる意向があると伝えた、と報じた。
記事によると、会談は在京米大使館で行われた。外相はこの中で、滑走路の設計や海兵隊の一部を離島に移すことを含む複数の修正を提案した。また、日本側の態度の変更は、12日に米ワシントンで行われたオバマ大統領と鳩山首相の非公式会談で、大統領が「時間切れだ」などと述べ、首相に厳しい態度をとったことが影響した、との米側の見方を紹介している。外相の提案について、米当局者は同紙に、「提案を基本的に歓迎しているが、まだ『最初のステップ』だ」と強調、来週に詳細な提案を受けるとの見通しを示しているという。
鳩山政権は昨年9月の政権発足以降、普天間の「県外移設」を掲げ、06年の日米合意を見直す方針を示していた。
(2010年4月24日13時39分 読売新聞)
2393
:
チバQ
:2010/04/25(日) 10:47:49
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201004240011.html
2010.04.24 Web posted at: 16:16 JST Updated - CNN
ワールド
バグダッドなどで爆弾テロ多発、シーア派標的 死者多数
バグダッド(CNN) イラク警察は23日、首都バグダッド市内や西部アンバル州で同日、多数の爆弾テロが発生し、少なくとも61人が死亡、100人以上が負傷したと発表した。犯行声明は出ていないが、手口から国際テロ組織アルカイダ系のイスラム教スンニ派武装組織「イラク・イスラム国」が関与している可能性が高いとしている。
イラク政府と駐留米軍は18日、「イラク・イスラム国」掃討作戦で幹部2人を殺害している。イスラム教シーア派の反米強硬指導者ムクタダ・サドル師派に属するハキム・アル・ザミリ元保健省次官は23日の爆弾テロについて、この幹部2人の殺害に対する報復攻撃の可能性があると述べた。
また、イラクでは今年3月の国民議会選挙後、各党、各会派による連立政権交渉がこう着状態にあり、この政治的空白を突いたテロとの見方も出ている。イラクでは2006年初め、シーア、スンニ両派間の対立が激化、流血の衝突が相次いだ過去があり、議会選後の政治的な混迷は宗派抗争の再来を招きかねないとの懸念も強まっていた。
議会選では、シーア、スンニ両派系の主要政党がいずれも過半数を獲得出来ず、連立政権樹立での主導権確保を狙った多数派工作が続いている。
23日のテロはいずれもシーア派教徒が多数派の地区を狙ったもので、首都東部のサドルシティーでは車爆弾事件2件が発生。同派教徒ら39人が死亡、56人が負傷した。1件はサドル師事務所付近で起き、5人が負傷した。同事務所は事件後、怒りを強める支持者に自制的な行動を求める声明を出した。
また、バグダッド南東部や北西部の複数の場所でも、モスク(イスラム教礼拝所)近くで車爆弾、路上仕掛け爆弾が爆発、多数が死傷した。南部ドーラ地区の屋外市場では路上仕掛け爆弾が爆発し、1人が死亡、6人がけがを負った。
バグダッド西方にあるアンバル州ハルディヤ町の6カ所では路上仕掛け爆弾が次々と爆発、6人が死亡、10人が負傷した。現場は、多数の警官や裁判官らが住む地区で、治安関係者を標的にしたテロの可能性もある。事件を受け当局は現場周辺地区に夜間の外出禁止令を出した。
2394
:
チバQ
:2010/04/26(月) 22:03:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100426-00000002-cnn-int
武装勢力と海賊が対立 首都では戦闘で死傷者 ソマリア
4月26日12時51分配信 CNN.co.jp
ソマリア・モガディシオ(CNN) アフリカ東部ソマリアの反政府武装勢力アルシャバブが海賊と対立し、海賊の拠点に進攻している。首都モガディシオでは暫定政府軍との戦闘で死傷者が出た。地元ジャーナリストらが25日に明らかにした。
海賊と接触のある地元ジャーナリストによると、海賊の拠点が集中する沿岸部の町ハラデレにアルシャバブが進攻した。海賊側は最近、アルシャバブに供給するための武器を積んだイエメンからの船を乗っ取り、同勢力への資金提供もやめていたという。アルシャバブがハラデレに迫った時点で海賊は逃走したとみられる。
海賊警戒のためソマリア沖の海域に展開する欧州連合(EU)多国籍海軍司令部は、状況を把握していないとしている。イエメンがソマリアへの武器供給源になっていることは、国連が報告書で指摘していた。
一方、首都モガディシオでは同日、アルシャバブと政府軍の衝突があり、救急隊によると少なくとも10人が死亡、40人が負傷した。目撃者の話では、暫定政府軍がアルシャバブ戦闘員の待ち伏せ攻撃を図り、砲撃戦となった。
アルシャバブはソマリア南部を支配するイスラム武装勢力。国際テロ組織アルカイダとつながりがあるとされ、米政府がテロ組織に指定している。 最終更新:4月26日12時57分
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チバQ
:2010/04/27(火) 12:15:55
http://mainichi.jp/select/world/news/20100427k0000e030044000c.html
イラク:当選者2人含む52人を失格判定 連邦議会選
【カイロ和田浩明】3月に行われたイラク連邦議会選挙で、候補者の適格性を審査していた委員会は26日、当選者2人を含む52人を失格と判定した。失格とされた当選者の1人は2議席差で第1党となったアラウィ元首相率いる「イラク国民運動(イラキヤ)」所属で、異議を申し立てる構え。先にバグダッドの投票分の再集計も決まっている。結果確定の遅れが、連立協議のさらなる混迷をもたらすのは必至の情勢だ。
イラクの選挙法では旧政権党バース党関係者などの立候補が禁じられており、候補者資格の最終決定が持ち越されていた。今回の措置で議席数や順位が変動すれば会派間の緊張はさらに高まる。
2396
:
チバQ
:2010/04/27(火) 12:57:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okinawa/news/20100426-OYT8T00918.htm
沖縄9万人 普天間県内移設に抗議の集会・・・県民大会
米軍普天間飛行場の県内移設に反対し、会場を埋めた沖縄県民ら(25日午後3時37分、沖縄県読谷村で)=中嶋基樹撮影 沖縄県の米軍普天間飛行場の県内移設に反対し、国外・県外への移設を求める超党派の県民大会が25日、同県読谷(よみたん)村運動広場で開かれ、約9万人(主催者発表)が参加した。仲井真弘多(ひろかず)知事と県内の全41市町村の首長、首長代理が出席し、県内移設を模索する鳩山政権に強い抗議を突きつけた。鹿児島県・徳之島が島民集会で受け入れ反対を表明したのに続き、沖縄が県内移設反対の意思を鮮明にしたことで、鳩山首相が目指す「5月末決着」は一層困難な状況に追い込まれた。
普天間移設問題で、超党派の大会が開かれるのは初めて。
民主、自民、公明、共産、社民各党の国会議員らも参加した。共産党は志位委員長、社民党は重野幹事長がそれぞれ出席した。
仲井真知事は、鳩山首相が昨年の衆院選の際、同飛行場の移設先について「最低でも県外」と主張したことを念頭に、「(その)公約に沿ってネバー・ギブアップ、しっかりやってもらいたい。普天間の固定化は絶対に許してはならない」と要求。
さらに、「過剰な基地負担を大幅に軽減してほしい。日本全国でみれば明らかに不公平で、差別にすら近い印象を持つ。全国のみなさんに力と手を差し伸べていただきたい」と呼びかけた。
ただ、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市辺野古)に移設する現行計画への容認姿勢は撤回しなかった。
名護市の稲嶺進市長は、現行計画の修正案が政府内で浮上していることに触れ、「場当たり的なやり方で、県民を愚弄(ぐろう)するもの。許せるものではない」と厳しく批判。「私は最後まで信念を持って約束を貫き通す」と改めて反対姿勢を明確にした。
政府が検討する米軍ホワイトビーチ沖埋め立て案の地元・うるま市の島袋俊夫市長、普天間飛行場の地元・宜野湾市の伊波洋一市長も登壇し、公約実現を迫った。
大会では「県民の生命、財産、生活環境を守る立場から、普天間飛行場を早期に閉鎖・返還し、国外・県外へ移設するよう強く求める」との決議を採択した。
(2010年4月26日 読売新聞)
2397
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チバQ
:2010/04/27(火) 12:59:00
「もう限界」政府に怒りの声…沖縄県民大会
基地移設
おそろいの黄色いはちまきをして米軍普天間飛行場の県内移設に反対する参加者(25日午後、沖縄県読谷村で)=中嶋基樹撮影 沖縄県民が、鳩山首相の「公約」実行を改めて要求した。
25日、米軍普天間飛行場の県内移設に反対して約9万人(主催者発表)が集まった同県読谷(よみたん)村(そん)の県民大会では、首長らが「鳩山首相は『最低でも県外』と言ったはずだ」と繰り返し、昨夏の衆院選で発言した通りの県外移設を強く迫った。現行計画の修正案など、次々と県内の「候補地」が挙げられる現状に、「結局、移設先は沖縄なのか」と怒りの輪が広がった。
参加者の多くは、鳩山政権に対するイエローカード(警告)の意味を込め、黄色いはちまきやTシャツ姿。「もう限界です 沖縄だけいじめないで」「届け、県民の声」。プラカードや横断幕に思い思いの言葉を掲げ、県内のほぼすべての首長が顔をそろえた壇上を見つめた。
沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事は「閣僚によっては(普天間の)固定化ありうべしという発言も聞こえてきた。これは絶対に許してはなりません」と力強く語り、喝采(かっさい)を浴びた。高校生を代表し、県立普天間高3年の岡本かなさん(17)と志喜屋成海さん(17)も登壇。「日本のすべての人が、普天間の問題を自分の問題として考えてほしい」と呼びかけた。
参加者からは、政府への強い不満が相次いだ。同飛行場近くの自治会顧問を務める垣花辰勇さん(75)は普天間の「固定化」を懸念。「政府は何をしているのか。もう我慢の限界だ。無策で普天間が残る今の政府のやり方は、もはや政治と呼べない。普天間がそのまま居残り、危険が続くのが一番心配だ」とまくしたてた。
同飛行場近くの会社に勤める中城(なかぐすく)村(そん)の桃原晴樹さん(25)は「政府の人は言うことがころころ変わる。結局、移設先は沖縄なのか。鳩山さんが『最低でも県外』と言った時は本当に移るかと思ったけど、現状のまま何も変わらないのではないか」と疑問を語った。
(2010年4月26日00時40分 読売新聞)
2398
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チバQ
:2010/04/28(水) 00:04:10
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100427-OYT1T01108.htm
首相、徳田元議員と面会へ…徳之島案協力求め?
基地移設
鳩山首相は27日夜、沖縄県の米軍普天間飛行場の移設問題を巡り、都内の病院に入院中の徳田虎雄・元衆院議員と28日に面会することを明らかにした。
首相官邸で記者団の質問に答えた。徳田氏は、政府が普天間飛行場のヘリコプター部隊の移転先として検討している鹿児島・徳之島に強い影響力を持っており、首相自ら協力を要請するとみられる。
首相は「お体を害しておられるから、お見舞い方々おじゃましたい。徳之島のことでご迷惑をかけたのは事実で、まずおわびしたい。これ以上のことを今、申し上げることはしない」と述べた。関係者によると、徳田氏は「首相がみえても徳之島案に反対としか言えない」と語っているという。
(2010年4月27日20時56分 読売新聞)
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:
チバQ
:2010/04/29(木) 12:43:38
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-04-29_6116/
「公約違反」怒り発火 辺野古くい打ち案 政府手法を市民批判
前政権より悪い■島ぐるみ闘争になる
社会 2010年4月29日 09時50分
(2時間52分前に更新)
「事実とすれば言語道断」―。米軍普天間飛行場の移設問題で「最低でも県外」と訴え、政権を発足させた鳩山由紀夫首相への期待が失望と怒りに変わろうとしている。移設問題をめぐり二分されてきた名護市民らから、十数年も前に消えたシュワブ沖のくい打ち桟橋方式が突然浮上したことに「島ぐるみ闘争になる」と警告する声があがった。
移設反対を訴えるピース・キャンドルを続ける二見以北10区の会の渡具知智佳子共同代表は「万一、辺野古になれば、今まで以上の激しい反対運動が起こる。不可能だということは首相は理解できないのか」と首をかしげた。「わたしたちは怒っている。来沖するなら直接抗議する」と話した。
ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表は「世論調査で県民の9割が県外・国外を求め県民大会に9万人が参加した。事実とすれば明らかに公約違反で言語道断。前政権よりたちが悪い」と批判。「県民目線を捨て、米国に都合のいい案ばかり模索している」と語った。
現行案(V字案)を条件付きで容認し、1月の市長選で敗れた島袋吉和前名護市長は「現行案の沖合修正は13年間積み重ねてきた苦渋の結論だ。それすら実現に至っていない非常に困難な移設問題を数カ月で解決しようなんて無理な話」と、鳩山政権の移設先選定作業のあり方を批判した。
荻堂盛秀市商工会長は「市民を分断した年月は何だったのか。〝腹案〟がそうだったなら最初からそう言えばいい」と怒り心頭。くい打ち桟橋方式には、「現行案と違い、ほとんどが本土ゼネコンの工事となり地元業者の出る幕が少ないのではないか」との見方を示した。
普天間爆音訴訟原告団の島田善次団長は「県民大会で示された県民の意思を踏みにじるもので、あまりにもふざけた話。島ぐるみ闘争になる」と猛烈に批判した。普天間移設問題と併せて鳥島・久米島射爆撃場の返還も米側に提案したとの報道に、久米島町の平良朝幸町長は「普天間とバーターにするのはとんでもない。返してもらうのはありがたいが、正直困惑している」と声を荒らげた。
「9万人の声軽視か」
憤る大会共同代表
知事の拒否 求める声
米軍普天間飛行場の移設問題で、キャンプ・シュワブ沖合浅瀬への代替施設建設を検討していることが明らかになったことについて、同飛行場の国外・県外移設を求める県民大会の共同代表らは一様に怒りの声を上げた。
高嶺善伸県議会議長は「大会決議を受け、政府への要請をした際には、具体的な移設案は固まっていないということだった。要請団は軽くあしらわれたのか」と憤った。その上で「仮にくい打ち案ならば絶対に許せない。早急に知事と面会し、県内移設案を受け入れないように求めたい。県議会と知事が一体となって反対していきたい」とした。
翁長雄志那覇市長は「県民に対しての思いがなく、全く基地問題に対して哲学が欠如している」と指摘。「くい打ち桟橋(QIP)方式は、金もかかるし、利権の話、環境問題も含めて13年も14年も前に消えた話。何の前進も感じられない」と断じた。
連合沖縄の仲村信正会長は「政治家は自分の発言にきちんと責任を持つべきであり、撤回すれば政治不信を招く。鳩山総理は約束した県外・国外移設を最後まで検討するべきだ。知事は会うべきではない。会談するならば即座に修正案を拒否するべきだ」と訴えた。
大城節子県婦人連合会長は「全国の女性からも大会に連帯する声が寄せられた。知事は全国各地で思いを一つにしたことを考え、普天間の撤去を強く訴えてほしい」と期待を込めた。
宮古地区大会の星野勉共同代表は「政治は国民の意思を反映するものなのに今は真逆」と鳩山政権を批判。「国家という組織を守るために国民を犠牲にして権力を行使することは絶対許さない」と語気を強めた。
八重山大会の仲山忠享実行委員長は「工法が変わろうと基地の存在自体は変わらず、危険性がなくなるわけではない」と批判した。
2400
:
チバQ
:2010/04/29(木) 12:44:07
「生態系をかく乱」
日本自然保護協が警鐘
日本自然保護協会は28日、「くい打ち桟橋方式」について、太陽光の遮断や減少で光合成が阻害され、海草藻場が消失する上、海流の変化で藻場の分布面積が減るなど、同方式の問題点を発表した。「サンゴ礁生態系の一つの攪乱(かくらん)が、辺野古・大浦湾の全体へも影響を与える」と警鐘を鳴らしている。
コメントでは藻場や砂地を利用する貝類や甲殻類の生息にも影響を及ぼすと指摘し、「現行案と位置・規模および工法が異なるのであれば、明らかな事業の見直しであり、環境アセスメントを方法書からやり直すことは必須」としている。
また「『埋め立て方式より影響が少ない』、『環境に配慮している』と単純に評価できるものではない」と強調した。
同会保護プロジェクト部の大野正人部長は「生物多様性豊かな海域で大規模な米軍飛行場をつくること自体が問題であり、首相が言う『埋め立ては自然への冒〓(ぼうとく)』と何ら違いはない」と訴えた。
※(注=〓は「さんずい」に「売」の旧字)
2401
:
チバQ
:2010/04/29(木) 12:44:44
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-04-29_6119/
辺野古くい打ち式軸 普天間移設 徳之島へ1000人移転
政府、米側と最終調整 首相4日来県
政治 2010年4月29日 09時52分
(2時間51分前に更新)
【東京】米軍普天間飛行場の移設先に関して政府は、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部を埋め立てる現行案を修正し、くい打ち桟橋(QIP)方式を軸に滑走路を造るとともに、徳之島(鹿児島県)に普天間のヘリ部隊約1000人を移転させる方向性で米側と最終調整していることが28日、わかった。政府案には鳥島・久米島両射爆撃場の返還や米軍嘉手納基地の外来機訓練の県外移転を盛り込むことも検討している。鳩山由紀夫首相は来月4日に来県し、仲井真弘多知事に政府の考え方を説明し、理解を求めたい考えだ。
さらに、在沖海兵隊の一部訓練を本土の自衛隊施設に分散移転することも政府案に入れる方針。
鳩山首相は同日、徳之島を地盤としていた徳田虎雄元衆院議員と都内で会談し、同島に普天間ヘリ部隊約2500人のうち最大1000人規模で移すか、一部訓練を移す案を打診した。2千メートル滑走路の徳之島空港を使うことを念頭に置いている。
首相が政府案の中身を明言するのは初めて。徳田氏は、受け入れを拒否する考えを示した。
徳田氏との会談で、鳩山首相は海兵隊の訓練について「全国の自衛隊基地の皆さんにも米国との合同訓練をお願いしたい」と言及。訓練を本土に分散移転させる意向を示した。
首相の沖縄訪問は昨年9月の就任以来、初めて。仲井真知事は28日、記者団に「一国の首相がお見えになるのであれば、きちっと対応したい」と会談に応じる意向を示した。
鳩山首相は同日夕、官邸で記者団に「政府案は最終的に固まっていない」としつつ「さまざまな憶測が流れ、徳之島の皆さんには大変ご迷惑をかけた」と陳謝。沖縄訪問についても「沖縄の皆さんにもいろいろご心配をかけているので、県民から直接話を伺いたい」と語った。
嘉手納基地の騒音軽減を図る狙いがある外来機訓練の移転は、馬毛島(鹿児島県)の活用などが念頭にあるとみられるが、実現性は不透明。鳥島・久米島両射爆撃場の返還も米側の抵抗で交渉が難航する可能性が高い。
知事「極めて厳しい」
名護市長、重ねて拒否
政府が米軍普天間飛行場の移設問題で名護市辺野古の現行案を修正する案などを検討していることについて仲井真弘多知事は28日、「よく分からない」と述べた上で、県内移設案を提示された場合の対応について「極めて、極めて、極めて厳しい」といら立ちを表した。
稲嶺進名護市長は「海にも山にも造らせないと言ってきた。到底受け入れられない。くい打ちにしても、これだけ大きな物が出来ると影響がないわけがない」と明確に拒否する考えを示した。鳩山由紀夫首相の来県については「県民大会を終えて3日しかたっていない。目的も分からないので『来るな』という話にはならないが、この時期に来るのは理解できない」と首をかしげた。
伊波洋一宜野湾市長は「仲井真知事も受け入れるべきではない」と訴えた。
2402
:
チバQ
:2010/04/30(金) 08:48:30
http://mainichi.jp/select/world/news/20100430ddm007030009000c.html
ソマリランド:独立宣言から20年 国家承認されぬまま
◇選挙による議会 独自憲法 治安・経済の安定 実現したが…
内戦が続くソマリアの北西部で「ソマリランド共和国」が一方的に独立を宣言して、まもなく20年目に入る。中央政府が機能しない「破綻(はたん)国家」ソマリアと対照的に、選挙を経た議会や独自の憲法、機能する行政府を持ち、平和も維持してきたソマリランドだが、国際社会からは国家承認されないままだ。「アフリカの角」の砂漠に浮かぶ蜃気楼(しんきろう)のような“幻の国”ソマリランドは、国際社会に「国家とは何か」という問いを突きつけているようにも映る。【服部正法】
ソマリアは1960年、英領だった北西部とイタリア領の南部が同時期に相次いで独立し、直後に合併して成立した。69年に、クーデターで実権を握ったシアド・バーレ社会主義独裁政権は91年1月、反政府組織の反攻により崩壊。以降、軍閥の割拠などで現在まで内戦状態が続いている。
バーレ政権時に、南部の氏族を優遇する中央政府に批判を募らせた旧英領の氏族を中心に、反政府組織「ソマリ国民運動」(SNM)が81年に発足。バーレ政権崩壊後の91年5月、一方的に「ソマリランド共和国」独立を宣言した。中央政府や南部の軍閥は「独立」を認めないが、南部での内戦をよそにソマリランド政府は実効支配を継続している。
ソマリランドでは、伝統的な氏族社会の長老の会議が主導して「国内」の武装解除や治安回復を進め、直接選挙による下院、氏族代表で構成する元老院の2院制を導入。治安・政情は安定し、独自通貨も発行して経済も安定してきた。
一方最近では、現職大統領の任期延長・大統領選延期などが問題視され、人権団体から「民主政治が危機にさらされている」との批判も上がっている。
毎日新聞 2010年4月30日 東京朝刊
2403
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チバQ
:2010/04/30(金) 08:49:07
http://mainichi.jp/select/world/news/20100430ddm007030023000c.html
ソマリランド:独立宣言から20年 独立運動指導者・サマター城西国際大研究員に聞く
◇長老の力で政治解決を
元ソマリア財務相で、ソマリランド「独立」運動指導者の一人でもあったイブラヒム・メガグ・サマター城西国際大(千葉県東金市)研究員(68)に現状を聞いた。
◇
ソマリランドは平和と公平公正な選挙を実現してきた。(2院制で)民主主義と伝統を結合させた。(ソマリア南部での内戦に対し)仲裁活動ができれば、同じ民族で、伝統・文化を共有するわれわれは最良の影響力を行使できるだろう。
氏族社会の長老は(内戦中の)暫定政府にもイスラム急進派にも影響を及ぼせる。長老の力を使って仲裁することで政治的解決をもたらすことができる。
ソマリランドにもイスラム武装組織がいるが、今のところ政府が制御している。しかし国際社会が(国家承認されない)ソマリランドを承認・援助せず、支援を南部のソマリアのみに集中させるなら、彼らの活動はソマリランド、ジブチ、エチオピアへと広がるだろう。
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■人物略歴
バーレ政権で財務相、産業相、駐西独(当時)大使などを歴任。81年に米国に亡命した後、SNM幹部としてソマリランド「独立」に尽力した。
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小説吉田学校読者
:2010/05/03(月) 08:26:58
古い奴だとお思いでしょうが、公開会見というと、克美しげるの出所会見の生々しさを想起してしまうのです。何でも公開すればいいと言うわけでもなかろうに。
普天間移設:首相と徳之島3町長の会談、7日で調整
http://mainichi.jp/select/today/news/20100502k0000e010025000c.html
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、一部部隊などの移設候補地となっている鹿児島県・徳之島の3町長(徳之島、伊仙、天城)と鳩山由紀夫首相の会談は7日に実施される方向で双方が調整に入った。2日、大久保明・伊仙町長が明らかにした。
大久保町長によると、3町長は首相側と県を通じて日程・場所を調整しているが、県担当者から「東京で7日を軸に調整している」と連絡があったという。伊藤祐一郎知事と地元選出の徳田毅衆院議員(自民)も立ち会う予定。
また、大久保町長は会談の原則公開を求めているが、首相側は難色を示しているという。
3町長はこれまで政府側との面会を拒否していたが、鳩山首相が在沖米海兵隊のうち航空部隊最大1000人の徳之島移転などに言及。4日には沖縄県の仲井真弘多知事との会談で政府案を正式発表する可能性が高いことなどを考慮して方針を転換。「会って早く反対を伝える方が得策」と判断した。
2405
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チバQ
:2010/05/03(月) 23:20:08
http://mainichi.jp/select/world/news/20100416ddm007030067000c.html
アフガン・遠い安定:ピース・ジルガを前に/上(その1) 「解放」の町、地雷が包囲
◇「タリバンをテロリストにしたのはアメリカだ」 生活、死と隣り合わせ
アフガニスタン南部へルマンド州のナーダリ地区。旧支配勢力タリバンが支配していたことから、近接のマルジャ地区とともに米英軍が「住民の解放」を目的に大規模軍事作戦を始めたのは2月。しかし、作戦が終わった3月下旬に現地入りすると、皮肉にも「陸の孤島」と化していた。
タリバンが米英軍を封じ込めようと、地区の周りに地雷や手製爆弾を仕掛けたためだ。自由な外出もままならず、死と隣り合わせの生活を強いられた住民たちは、作戦を始めた米国や政府に怒りの矛先を向ける−−。
◇
アフガニスタンからの主な麻薬密輸ルート(上)とアフガニスタンのケシ栽培面積の推移グラフ 州都ラシュカルガからナーダリ地区まで、悪路を車で40分。取材に同行した地元ジャーナリスト、バシル・オマリ記者(43)は「経験から地雷が埋まっていそうな所は想像がつく」と平たんな場所を避け、「武装集団による拉致を避ける」ため、往路と復路は別ルートにすると言った。
米英軍は地区中心部を「解放」したものの、その周囲は依然としてタリバンの支配下にある。中心部入り口の検問所に着くと、アフガン兵が「外国人記者がここを通過するのは初めてだ」と言い、「地雷に気をつけろ」と念を押した。
小さな商店が並ぶ地区の中心街には、あちこちに弾痕が残る。住民約50人が地区庁舎前で、仕事を求め、立ち尽くしていた。
屋上から銃を手にした英兵が見下ろす中、建設労働者のジャマルディンさん(35)が、「米英軍がいる限り、危険が増えていく。地区の外に働きに行けない」と訴えると、周囲の男たちも「カルザイ(大統領)は米国のいいなりで戦争をするから、安全だった生活がむちゃくちゃになった」と不満を連ねた。
作戦があった二つの地区では、空爆などで住民60人以上が死んだ。義弟が地雷で片足を失った農家のファズルラさん(35)は「犠牲者の多くが地雷や仕掛け爆弾が原因だった」と言い、「タリバンをテロリストにしたのはアメリカだ」と語気を強めた。
小麦畑に目を凝らすと、赤い花をつけたケシの一群が見える。アフガンは世界の麻薬の9割を原産するが、その大半はへルマンド州で栽培され、住民の収入源にもなっている。
小麦にケシが交じる畑。子供たちが草抜きなどの手入れをしていた=アフガニスタン・へルマンド州ナーダリで2010年3月26日 米国が「タリバンの資金源」と指摘するケシだが、アフガン政府によると、米英軍は今回の軍事作戦でケシ畑に目をつぶった。オバマ米政権は米軍増派に合わせ、南部カンダハルで次の作戦を予定している。現地では反米感情の悪化が作戦の障害となるのを避けるためケシ栽培が黙認されたと解釈されている。
帰路の車内。オマリ記者は「米国は自由を掲げながら、アフガン人の生活を破壊する。タリバン支配は窮屈だが、治安と秩序は守られた」と言い、その先の言葉をのみ込んだ。【ナーダリで栗田慎一】
◇
アフガンの全民族代表らが参加するピース・ジルガ(国民和平会議)が来月、カブールで開かれる。安定化への指針を見いだすことができるのか。模索が続く現場から報告する。
毎日新聞 2010年4月16日 東京朝刊
2406
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チバQ
:2010/05/03(月) 23:20:39
http://mainichi.jp/select/world/news/20100416ddm007030113000c.html
アフガン・遠い安定:ピース・ジルガを前に/上(その2止) 資金源、群がる各勢力
◇世界のヘロイン使用、9割アフガンルート
◇「周辺国は麻薬密輸の共同取り締まりに消極的だ」
アフガニスタンの安定化を阻む要因に、麻薬の密輸ビジネスがある。世界で消費される麻薬の9割以上を生産する内陸国アフガンは、六つの国と接する国境線の長さが計5530キロもあり、麻薬ビジネスに群がる各種勢力が、国境地域の無法化をたくらむ。内相などを歴任し、昨年11月に発足した2期目のカルザイ政権の麻薬対策相に就いたムクバル氏(45)は、毎日新聞のインタビューで、「周辺国はアフガンとの共同取り締まりに消極的だ」と訴えた。【カブールで栗田慎一】
アフガン産麻薬の9割以上は西方向へ流れていく。東隣パキスタン国境の大半には、標高3000メートル以上の急峻(きゅうしゅん)な山脈が壁のようにそびえていて、陸路の密輸を物理的に難しくしているためだ。
アフガニスタン・へルマンド州ナーダリ地区の地図 ムクバル氏は「アフガンからの密輸ルートは大きく三つある」と言う。
(1)カザフスタンからロシアを経由して欧州、英国にいたる「ヨーロッパ・北部ルート」(2)タジキスタンやウズベキスタンなどを通り、ロシアへ流れる「中央アジア・北部ルート」(3)パキスタン南部やイラン、トルコを経由して英国にいたる「バルカンルート」−−だ。
「昨年の世界のヘロイン消費量375トンの9割が、これらのルートを通って末端ユーザーに届いた」と述べ、大臣室の壁にかけた世界地図をさしながら、「一つのルート上に何千もの犯罪組織がうごめいている。需要と供給の関係と同じで、生産地のアフガンだけの取り組みでは限界がある」と語った。
壁にかけた地図を前に、麻薬の密輸ルートを説明するムクバル麻薬対策相=アフガニスタン・カブールで2010年3月30日、栗田慎一撮影 しかし、ムクバル氏によると、国境地域での共同取り締まりはイランと2月に始まったばかり。最も国境線が長いパキスタンは「まったく話が進まず、協力的でない」と不満をぶちまけた。
ただ、アフガンからの麻薬密輸には、武装勢力だけでなく、警察や地元当局者らも関与しているとされ、周辺国の不信を買っているのも事実だ。
ムクバル氏は、警官が麻薬事件で逮捕されたケースは「ある」と答えたが、「組織的な関与はない」と断言。「警官2万6000人のうち国境の麻薬対策に割ける要員は6000人前後。極めて少ない」と嘆いた。
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■ことば
◇アフガニスタンのケシ栽培
90年代の内戦で、各軍閥勢力が資金源として栽培に関与。タリバン最高指導者オマル師の禁止令で01年は急減したが米国の軍事攻撃後に再び拡散した。過去最悪だった07年の19万3000ヘクタールを頂点に減少に転じ、09年は12万3000ヘクタール。しかし、この間、ヘロイン精製工場が増えケシ輸出からヘロイン輸出国に転換。国民に麻薬中毒者も増え、社会不安が広がっている。
2407
:
チバQ
:2010/05/03(月) 23:21:22
http://mainichi.jp/select/world/news/20100417ddm007030020000c.html
アフガン・遠い安定:ピース・ジルガを前に/中 麻薬密輸、マフィア暗躍
アフガニスタンから中央アジア、ロシアへ流れる麻薬ルートの玄関口、北部クンドゥズ州。国境を接するタジキスタンは1月、自国内への麻薬密輸で逮捕・収監していた256人のアフガン囚人をすべて送還し、同州に最多の74人が移された。アフガン政府は3月下旬、同州の刑務所で送還囚人への取材を外国メディアとして初めて毎日新聞に認めた。
タリバンは今、01年11月の政権崩壊末期まで支配していた同州を奪還するため軍勢を増強している。
囚人たちは「北部の麻薬は地元マフィアが仕切っている」とタリバンの関与を否定し、密輸の実態を明らかにした。
◇
「タジキスタンからのワイン密輸1回で1000ドルの報酬だ」
昨年12月下旬、1日5ドルの日雇い仕事の仲間から誘われ、スルタン服役囚(22)は参加を決意した。集合場所はタジクとの国境を流れるアムダリヤ川。ぼた雪が舞う深夜、地元マフィアの男が、ビニール袋に密封したヘロイン数十キロを手渡し、「泳いで向こう岸(タジク)まで運べ」と命じた。「麻薬とは聞いてない」と抗議したが、男は「運ばないなら、ここでお前の頭をぶち抜く」と拳銃を突きつけた。
空気で膨らませた羊の全身皮につかまり、自分と同じ「運び屋」3人と身を切るような流れに入った。川幅は約100メートル。途中、50歳くらいの男が力尽き、沈んでいった。
30分後に到着し、受け入れ側の別の男と移動中、国境警察に捕まった。タジクの法廷で「だまされて無理やり運ばされた」と主張したが、判決は懲役18年だった。
一方、運び屋を調達する側にいたバハルディン服役囚(35)は、旧ソ連圏で話されるロシア語に堪能なことから、旧軍閥組織と関係が深い地元マフィアに幹部として参加。半年前にアムダリヤ川を渡った際、国境警察の待ち伏せに遭い、懲役20年を科せられた。
「戦争は貧富の格差を広げ、運び屋は簡単に見つかるようになった」と話し、「中央アジア経由の麻薬密輸は、複数の地元マフィアが仕切っている。戦争で忙しいタリバンが関与する余地はない」と断言した。
クンドゥズ州警察幹部のアユーブ麻薬捜査官(32)は、「密輸に携わる犯罪組織は武装し、身代金目的の拉致など各種犯罪を手がけ、警察との交戦もいとわない。タリバンだけを見ていては、安定化は図れない」と語り、治安悪化の複雑な背景を暗示した。【クンドゥズで栗田慎一】
毎日新聞 2010年4月17日 東京朝刊
2408
:
チバQ
:2010/05/03(月) 23:22:06
http://mainichi.jp/select/world/news/20100418ddm007030123000c.html
アフガン・遠い安定:ピース・ジルガを前に/下 和解占う「投降者」
パキスタン部族支配地域と国境を接し、タリバン色の強いアフガニスタン東部ナンガルハル州。同州を拠点に東部4州を統括していたタリバン司令官、ファズル・ラフマン氏(30)が、幹部19人と政府の「和解」に応じたのは2月初めだった。初の“大物”投降だけに、政府は5月のピース・ジルガ(国民和平会議)に向けた成果と位置づけるが、傘下の戦闘員約500人は今も山に潜伏中だ。
3月下旬に毎日新聞の取材に応じたラフマン氏は「他の司令官も政府の和解の本気度を見ている」と語った。
副官とともに取材に応じるラフマン前タリバン司令官(右)=アフガニスタン・ナンガルハル州で3月28日
◇
「司令官辞任をタリバン指導部に伝えていない。私の判断と行動は誰にも束縛できないからだ」
副官と現れたラフマン氏は、辞任手続きの質問にそう答えた。戦闘で受けたという額の傷が、武勇を象徴するように残る。
長い間、兄でタリバン司令官ヤヒヤ氏の副官だった。兄は昨夏、パキスタン北西部で何者かに殺された。兄の活動の大半は、パキスタンの武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)の指揮下で、アフガンに向かう米軍の補給車両を破壊することだった。
このため、TTPと敵対するパキスタン軍の情報機関(ISI)から「アフガンへ帰れ」と警告されていたといい、ラフマン氏は「拒否した兄をISIが殺した」とみる。
復讐(ふくしゅう)に燃える同氏は昨年9月、TTPのハキムラ・メスード総司令官の指名を受け、兄の後任司令官に就いた。その半年後にタリバンを見限り、和解に応じたことになる。
和解は、兄の生前の遺言だったという。和解に導いたイスラム聖職者組織「和平合同委員会」東部本部長のクチ師(56)は、「私とヤヒヤ氏はタリバン政権時代、ともにタリバンのメンバーで盟友だった。政権崩壊後は別の道を歩んだが、1年前に再会し、説得していた」と打ち明ける。
クチ師は言う。「タリバンの戦闘員は農民が多く、戦いに疲れている。でも米国は信用できない。だから、ラフマン氏は、カルザイ政権が本気で和解を考えているかを知るため、人身御供になった」
タリバン指導部は、“裏切り者”のラフマン氏暗殺を命じた。同氏が殺されれば「カルザイ政権は保護能力なし」とみなされ、現場の司令官レベルで進み始めた「和解」の動きは止まる。同氏の処遇は、アフガン安定化の試金石となる。【ナンガルハル州で栗田慎一】
2409
:
小説吉田学校読者
:2010/05/04(火) 22:35:19
対中抑止力というか、目前の問題として尖閣諸島の問題があるのは分かりきっていること。
となれば、米軍が撤退したからといって、その跡地に何も入らないのかとか、普天間を民間に返すとしても自衛隊が来るのかとか、そういう問題も議論しないといかんと思うのです。
「戦禍の島」であることは重々分かっているのだけれども、「国境の島」としての安保政策を何らかの形で提起したほうがいいのではないか。安保素人の私がいうのもなんだけど。
首相、県内移設を初めて表明 沖縄知事に「負担願う」
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010050401000025.html
鳩山由紀夫首相は4日、沖縄県を訪れ、米軍普天間飛行場(宜野湾市)移設問題をめぐり仲井真弘多県知事、稲嶺進名護市長らと相次いで会談し、キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)を埋め立てる現行計画を修正し、辺野古沖への移設案を事実上初めて提示した。くい打ち桟橋方式を軸に代替施設を造る案を検討している。首相は「すべてを県外というのは難しい。沖縄にも負担をお願いしなければならない」と明言、沖縄側は明確に反対した。同時に、鹿児島県・徳之島へのヘリコプター部隊移設か一部訓練の移転も目指し、地元に要請する考えを示した。
「最低でも県外」と強調してきた首相の政治責任が問われるのは間違いない。5月末までの決着は困難な情勢だ。首相の進退問題に発展する可能性もある。
首相は稲嶺氏との会談で「あまり遠いところに移設地を求めることはできない。辺野古の海を汚さない形での決着を模索することが重要」と強調。
仲井真知事との会談では「沖縄県民におわび申し上げなければならない」と陳謝。県内移設や徳之島案を含め「パッケージでの解決が大事」と強調。知事は「県外移設を求める県民の声が高まっている。政府は真摯に受け止め、危険性除去に取り組んでほしい」と要請。稲嶺氏は辺野古案を「到底受け入れられるものではない」と拒否した。
2410
:
チバQ
:2010/05/05(水) 11:52:17
2・3位連合で政権か?
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100505/t10014241031000.html
イラク新政権へ 連立協議前進
5月5日 11時11分
イラクで、ことし3月に行われた国民議会選挙を受けて、マリキ首相率いる政党連合とイスラム教シーア派の政党連合が新政権樹立のため協力することで合意したと発表し、連立協議は選挙からおよそ2か月たち大きく前進しました。
ことし3月に行われたイラクの国民議会選挙では▽最多の議席を獲得したアラウィ元首相率いる世俗派の政党連合「イラキーヤ」と、▽現職のマリキ首相の「法治国家連合」の2つの勢力がきっ抗し、▽イスラム教シーア派の保守勢力「イラク国民同盟」が続いています。これについて4日、「法治国家連合」と「イラク国民同盟」が共同で記者会見を行い、新政権樹立のため協力することで合意したと発表しました。両者の議席数はあわせてほぼ過半数となることから、2か月近く続いた連立協議は、ようやく政権作りに向けて大きく前進したことになります。ただ、争点となっている首相の座をめぐっては、どちらの政党連合から選出するのか依然、合意に至っておらず、今後も協議を続けるということです。また、少数派のスンニ派政党も参加する「イラキーヤ」が新政権に加わらなければ宗派間の深刻な対立を再び招くとも指摘されており、「イラキーヤ」も加わった宗派横断の大連立が実現するのかどうかが今後の焦点となっています。
2411
:
チバQ
:2010/05/07(金) 00:07:29
http://mainichi.jp/select/world/news/20100507k0000m030035000c.html
イラク:シーア派主導の最大会派 法治国家連合と国民同盟
【カイロ和田浩明】3月に行われた連邦議会選挙後の連立交渉が難航しているイラクで、獲得議席数2位だったマリキ首相の法治国家連合(SLC)と、同3位だったイスラム教シーア派主導のイラク国民同盟(INA)が4日、合同会派結成を発表した。SLCは宗派横断型をうたっているが、マリキ氏を含め指導部にはシーア派が多い。
獲得議席はSLCが89、INAが70。両派の合計は過半数に4議席足りないが、シーア派優勢の最大会派を形成することになる。両派の連携は、獲得議席数がトップだが、91議席だったアラウィ元首相のイラク国民運動(イラキヤ)には打撃となる。イラキヤ支持はスンニ派に多いため、治安安定に必要とされる「国民的政府」の実現は流動的となった。
ただ、SLCとINAは最大の懸案である首相候補では合意できていない。また、選挙結果の一部再集計や、現在も続いている候補者資格審査で当選者が失格とされる恐れがあり、各党の議席数は変動する可能性がある。こうした不確定要素は残るものの、政治評論家のイブラヒム・スメダイ氏は「選挙前のシーア派主導体制が維持される可能性が高まった」と分析している。
INAはイランの影響が強いイラク・イスラム最高評議会などが中核だ。イラキヤは両派の連携を「イランの命令でできたもので、宗派主義と暴力を悪化させる」と批判した。
人口の約6割を占める多数派シーア派は03年のフセイン政権崩壊後に政治の主導権を確保。旧支配層のスンニ派との間で武力衝突が起き、06〜07年にかけ内戦状態に陥ったこともある。
2412
:
チバQ
:2010/05/07(金) 00:23:54
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100506/plt1005061250000-n2.htm
米、徳之島に「NO!」首相オソマツ軍事知識に周囲驚愕2010.05.06
米軍普天間飛行場移設問題で、米国が海兵隊部隊の鹿児島県・徳之島への一部移転に難色を示していることが分かった。鳩山由紀夫首相は4日の沖縄訪問で全面的な県外移転断念を表明し、「約束を守れ」「恥を知れ!」などと猛烈な批判を浴びたばかり。徳之島活用案も断たれれば、責任追及の声は一段と高まりそうだ。
「徳之島はノーです」
4日の日米実務者協議で、米側はこう通告してきたという。
これまで、米側は普天間移設先について、(1)海兵隊の部隊運用に支障を来さない(2)移設先自治体の理解が得られる−ことを条件としていた。
米側は先の実務協議で、沖縄本島から約200キロ離れた徳之島では海兵隊の一体運用は困難なうえ、大規模な反対集会が開かれたことなどを理由に「部隊移転は事実上不可能」との認識を伝達したという。
首相は、徳之島空港を活用して最大1000人の海兵隊移転を検討。7日には徳之島3町長と都内で会談し、理解を求める考えだったが、その前に、米国から拒絶されたことになる。
防衛省関係者は「恐ろしいことに、首相や首相周辺には、基礎的な軍事知識が欠落している」といい、こう続ける。
「海兵隊の地上部隊とヘリ部隊は一体であり、切り離して運用することはあり得ない。地上部隊はヘリ部隊が近くにいてこそ、有事の即時対応ができる。ヘリ部隊は陸上に降りたときが最も弱く、地上部隊に敵の攻撃から守ってもらう必要がある。常に有事を想定するのが軍。韓国海軍の哨戒艇沈没事故で、北朝鮮の関与が疑われている。抑止力を弱める提案は、とても飲めないはずだ」
ただ、官邸内には「訓練移転なら米側が受け入れる余地がある」との見方があり、首相としては粘り強く交渉を続けていく方針という。
2413
:
チバQ
:2010/05/07(金) 20:46:36
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100507/erp1005072026011-n1.htm
【英国の選択】自民党の失速 (1/2ページ)
2010.5.7 20:17
7日、首相官邸のあるダウニング街に到着したブラウン首相(ロイター) 【ロンドン=木村正人】英国で初めて行われたテレビ討論会でニック・クレッグ党首の人気が沸騰していた自由民主党が意外にも失速した。それを象徴するのがロンドンのリッチモンド・パーク選挙区だ。これまで自民党議員が当選を重ね、区議会も多数派を形成する自民党の牙城だったが、保守党新人候補の前にあっけなく落城した。
1回目のテレビ討論会が行われた翌日の4月16日、
有権者の多くが「昨日のニックはよかった」とクレッグ党首の弁舌ぶりを称賛していた。
そんな中、保守党のザック・ゴールドスミス候補(35)は街頭活動で有権者の質問に一つ一つ丁寧に応じていた。
富裕な家庭に生まれた同候補は環境運動に没頭する変わり種。「環境」を看板政策に掲げるキャメロン党首が強く推す候補者の1人だった。「環境問題で自分の力がどこまで通じるか試してみたい」と語っていた同候補は、保守党の巻き返しとともに支持を広げ、見事に議席をものにした。
自民党が失速した最大の理由は移民政策の甘さにある。数十万人といわれる長期不法滞在者の問題を解決するため、自民党は不法滞在者への市民権付与をマニフェスト(政権公約)に掲げた。ブラウン首相の失言問題で労働党支持者の女性が「東欧からの移民が増えて困っている」と訴えたように、英国の一般的な世論はブレア前労働党政権下で進められた移民の拡大政策には否定的だ。
欧州連合(EU)域外からの移民に上限を設ける方針の保守党は接戦区で自民党との移民政策の違いを強調し、同党の躍進を封じ込めた。さらに欧州単一通貨ユーロ導入支持、独自の核抑止力の放棄など、英国民にはなじみにくい自民党の公約がクレッグ人気で浸透するにつれ、逆に自民党離れを招いたようだ。
2414
:
チバQ
:2010/05/07(金) 20:47:16
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100507/erp1005072029012-n1.htm
【英国の選択】「弱い政府」を選んだ英国 (1/2ページ)
2010.5.7 20:18
7日、シェフィールドのスポーツセンターを出る自由党のクレッグ党首夫妻(AP) 【ロンドン=木村正人】英国が選択したのは、下院の過半数を制した単独政党がつくる「強い政府」ではなく、何事にも他党との調整を要する「弱い政府」だった。7日大勢が判明した英総選挙では第1党になった保守党を軸に政権が樹立されるとみられるものの、労働党のブラウン首相は第3党の自由民主党と連立交渉に入り、政権維持に執念を見せる。欧州にギリシャ財政危機の嵐が吹き荒れる中、英国は「停滞の時代」を迎えた。
■36年ぶりの空白
単純小選挙区制を採用する英国では二大政党による政権交代が定着、大勢が判明する投票日翌日には首相官邸の住人が入れ替わるのが恒例になっている。
英国の歴史を振り返ると議会でどの政党も過半数を持たない不安定な状況は停滞期に現れている。戦後では1度だけある。
英経済が低迷していた1974年2月の総選挙でヒース首相の保守党が297議席(得票率37・9%)、ウィルソン党首の労働党が301議席(同37・2%)でいずれも過半数議席(318、当時)に届かなかった。
ヒース氏はすぐには辞任せず、北アイルランドの地域政党と連携を模索したが失敗。4日後、ウィルソン首相が誕生したが、政治は停滞。8カ月後、再び総選挙が行われた。元保守党副幹事長のベストセラー作家ジェフリー・アーチャー氏の小説「めざせダウニング街10番地(首相官邸)」にも似た状況が登場する。
ブラウン首相は「英経済を持続的な回復に導けるよう自らの役割を果たす」と宣言、地元のスコットランド地方から空路で官邸に戻り、自民党との連立交渉に入った。
■財政再建に暗雲
しかし、労働党と自民党の議席を合わせても過半数には届かないため、保守党を軸に政権樹立が進められる可能性が強い。大幅に議席を減らした労働党より議席を奪還した保守党に民意が移ったとみるのが妥当だからだ。
経済自由化で増えた税収を教育や医療、社会保障に当てるブレア前労働党政権の「第三の道」で公共セクターは拡大。金融危機対策の財政出動が拍車をかけ、今年の財政赤字は1800億ポンド(約24兆3千億円)、国内総生産(GDP)比でギリシャ並みの12・8%に達する見通しだ。
「小さな政府」の保守党が政権につけば50日以内にブラウン政権下の予算を見直し、年内に60億ポンド(約8千億円)の歳出削減に着手する方針だ。しかし、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのパトリック・ダンリビー教授は「緊縮財政法案を早急に成立させるのは難しいだろう。英国の選択は保守党政権を誕生させても保守党の政策は受け付けないということだ」と語った。来年5月総選挙の声が早くも聞こえ始めた。
2415
:
とはずがたり
:2010/05/07(金) 23:27:03
毎日だけど琉球新報の記事?
普天間移設:ヘリ部隊移転断念へ 政府「全面県内」の様相
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100507rky00m040006000c.html
【東京】鳩山政権は米軍普天間飛行場移設問題で、鹿児島県徳之島へのヘリコプター部隊の一部移転を断念する方針を固めた。引き続き訓練の一部移転の可能性は模索する。複数の日米関係筋が6日、明らかにした。ただ一部訓練移転が実現しても、普天間の代替滑走路や機能のほとんどが県内に残るほぼ全面的な「県内移設」となる状況がより明確になった。
鳩山由紀夫首相は一方で、15日を軸に再度来県する方向で県と調整している。仲井真弘多知事との面談も予定。ただ政府内には週末を外すべきだとの考えがあり、17日来県の可能性もある。
一部訓練移転については、米軍再編合意に伴う嘉手納基地からの一部訓練本土移転で負担軽減が実現できていない。徳之島に訓練の一部を移転しても、米軍側の運用が優先される形で負担軽減の実効性は期待できず、県民の反発が一層強まるのは必至だ。
普天間の滑走路自体は、日米合意と同じ移設先の名護市辺野古に、くい打ち桟橋(QIP)方式を軸に建設の検討を進めている。鳩山政権は、徳之島への一部訓練移転や県外の自衛隊基地での日米共同訓練拡大を併せて打ち出すことで「負担の軽減」に取り組む姿勢をアピールしたい考え。
日米関係筋によると、鳩山政権は、米側が2012年から普天間に配備予定の垂直離着陸機MV22オスプレイの部隊を徳之島に移すことを検討。これに米側は、4日の防衛省での日米実務者協議でも、(1)地上部隊との距離が遠すぎる(2)整備・補給要員増が必要で非効率−などと拒否の姿勢を重ねて示した。鳩山首相は米側の姿勢が軟化しないため、ヘリ部隊移転見送りに傾いた。
一方で米側は、訓練移転には兵舎などの付帯施設の整備を条件に検討の余地があるとの考えを日本側に示した。
ただ実現のめどがまだ立たないため、首相は7日の徳之島地元3町長との会談で「普天間の基地機能の分散」のあいまいな表現にとどめ、訓練移転への絞り込みは明言しない見通し。
(琉球新報)
2416
:
名無しさん
:2010/05/07(金) 23:32:14
http://www.youtube.com/user/TomokoHata
5月7日14:00より行われた「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」の記者会見の模様をユーチューブにアップしました。
5月7日〜9日のテニアン・サイパン視察についての趣旨説明と、普天間基地移設問題に関する議懇案の内容についての説明がなされました。
記者会見:2010.5.7沖縄等米軍基地問題議員懇談会①〜⑥〜ノーカット
手前(右側)から、相原久美子参議院議員・網屋信介衆議院議員・近藤昭一衆議院議員(事務局長)・川内博史衆議院議員(会長)・皆吉稲生衆議院議員・瑞慶覧長敏衆議院議員(事務局次長)‐途中から
特に⑥の3:00あたりから、「グアム協定」に明記されている、グアムへの移設は抑止力の強化であるという点について強調して説明しています。
2417
:
名無しさん
:2010/05/07(金) 23:36:30
グアム協定
http://www.hatatomoko.org/gum-kyotei.html
配布資料1
http://www.hatatomoko.org/SCN_0001.pdf
配布資料2
http://www.hatatomoko.org/SCN_0004.pdf
2418
:
チバQ
:2010/05/08(土) 11:24:41
>>2415
提携してる?みたいでたまに琉球新報の記事見かけます
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2010050802000063.html
<スコープ>徳之島 受け入れ拒否 遅すぎた『腹案』実らず
2010年5月8日 紙面から
鳩山由紀夫首相が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で「腹案」として温めてきた徳之島移転構想が事実上、ついえた。首相は七日、徳之島の三町長と会談して基地機能の一部移転に協力を求めたが、三町長は即座に拒否。普天間の移設先は全面的に沖縄県内となる様相で、沖縄の反発がさらに強まることは確実だ。現行計画の修正を軸にした五月末決着は一層困難になった。 (竹内洋一)
「大変遅きに失したような状況になってしまった。本当に申し訳なく感じている」
首相は三町長に移転受け入れを要請する際に、こう陳謝した。
移転構想は今年初めから表面化していたのに、政府の対応が後手に回り、三町長への説明が後回しになったからだ。その間に三町長は受け入れ拒否を固め、会談は開く前から結果は見えていた。
首相は会談後、三町長が今後は協議に応じない考えを示したことに対し「誠心誠意、真心を込めて尽くすしかない。日本の安全保障を誰かが守らなければならない状況の中で、これからも意見交換をしていきたい」と記者団に述べ、「愚直さ」を前面に打ち出すほかなかった。
政府が事実上、徳之島移転の断念に追い込まれたことで、普天間の移設先がすべて沖縄県内になりかねない状況となった。政府は米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市辺野古)を埋め立てる現行計画を修正し、浅瀬にくい打ち桟橋(QIP)方式で代替施設を造る案を軸に対米協議を進めている。
首相は、移設案を正式に決めた上で月内に再び沖縄を訪れて説明したい考えだが、地元・名護市の稲嶺進市長の反対は固く、仲井真弘多知事の同意を得られる可能性はゼロに近い。当初、念頭にあった十五日の訪問も「(沖縄の本土復帰記念日に)無神経に沖縄に来る感覚が理解できない」(伊波洋一宜野湾市長)と反発を受け、先送りせざるを得なくなった。再訪は、基地負担の軽減を期待できなくなった沖縄の怒りを増幅させるだけの結果になりかねない。
首相の足元も揺らぐ。平野博文官房長官は七日の閣僚懇談会で、五月末決着に向けて閣僚に協力を呼び掛けたが、社民党党首の福島瑞穂消費者担当相は「県内移設、とりわけ辺野古に戻ることには県民から大きな反対がある。沖縄の人の思いを切り捨てる政治をやってはならない」と反論した。
国民新党代表の亀井静香金融相も記者会見で「辺野古の海から飛び立って辺野古の海に帰ってくることはあり得ない」と、福島氏に歩調を合わせた。平野氏は、与党三党の党首級による基本政策閣僚委員会を来週にも開き、福島、亀井両氏に理解を求める考えだが、政府案の決定もままならない情勢だ。
2419
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/05/09(日) 09:52:47
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100508-OYT1T01178.htm
米軍飛行訓練を全国に分散…政府検討
政府は8日、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、同飛行場や米軍嘉手納基地の飛行訓練を
鹿児島県・徳之島のほかにも全国各地に分散移転させる方向で調整に入った。
同飛行場の県外移設が困難となる中、沖縄の負担軽減策の柱としたい考えだ。しかし、米側がどこまで
応じるかは不明な上、沖縄側や移転先自治体が納得する見通しも立っておらず、実現性は不透明だ。
北沢防衛相は8日夜、長野市での会合で「沖縄で活動している(米軍の)ヘリコプターや飛行機の訓練を
日本全国へ散らし、『半分になった』『4割方減った』と沖縄の皆さんに実感してもらえるような案を今
作っている」と明らかにした。その上で、17日以降で調整している鳩山首相の沖縄再訪問時を念頭に
「沖縄県知事に示して納得していただく」と述べた。一部訓練を青森県の米軍三沢基地に移転している
嘉手納基地についても「本土の方へ訓練をどんどん出す」として、さらに分散移転を進める考えを示した。
首相は8日午後、首相公邸で平野官房長官らと今後の対応を協議した。週明けにも関係閣僚会議を開き、
負担軽減策を含む政府案を詰める方針だ。
政府関係者は8日夜、「訓練を沖縄県外に出すことを米側にある程度のんでもらえれば、それは一つの
政治的決着だ」と指摘し、訓練移転で米側と調整がつけば「5月末決着」とみなす意向を示唆した。
(2010年5月9日03時04分 読売新聞)
2420
:
チバQ
:2010/05/12(水) 23:19:02
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/05/post-1247.php
暴走カルザイという「火種」
Has Karzai Gone Crazy?
反欧米的な過激な言動を繰り返す大統領に、オバマ政権はどんな態度を取るべきか
2010年05月12日(水)14時43分
フレッド・カプラン
[2010年4月21日号掲載]
アフガニスタンのハミド・カルザイ大統領に対して、打つ手はないのか。ひとことで言えば、打つ手は「あまりない」。
「銀行から100万ドル借りていれば、あなたは銀行に支配される。でも10億ドル借りれば、銀行を支配できる」という古いジョークがある。アメリカとカルザイの関係はこのジョークそのものだ。アメリカという銀行は、カルザイという債務者に振り回されている。
カルザイ政権は、体制の正統性に始まり、予算、軍事・警察力、さらにはカルザイ自身の身の安全に至るまで、すべてをアメリカやNATO(北大西洋条約機構)などに頼っている。アメリカやヨーロッパがそこまでアフガニスタンに深入りするのは、それが自国の安全保障のために重要だと考えているから。そのことはカルザイも重々承知している。
アメリカにとって、自分は「大き過ぎてつぶせない」債務者のようなもの。簡単には切り捨てられないはずだ──カルザイはそう計算している。
実際、最近のカルザイはかなり強気な言動が目立つ。4月1日には、09年秋の大統領選を不正に操作しようとしたと欧米諸国を非難。欧米の駐留部隊を侵略者と決め付けた(実際には、大統領選で不正を行ったのはカルザイ自身だし、いまカルザイの命があるのは欧米部隊のおかげなのだが)。
この発言が不興を買ったと分かると、カルザイはヒラリー・クリントン米国務長官に電話して陳謝。誤解を招いたとすれば申し訳ない、と述べた。
ところが、その舌の根も乾かないうちにもっと過激な発言を繰り返した。「選挙不服審査委員会」の委員すべての指名権を大統領に与える改正法に反対する国会議員たちと会談した際に、こう言ってのけた。「もしあなた方と国際社会がこれ以上、私に圧力をかけるのであれば、私はタリバンに転向する」
カンダハル州の地方指導者たちに対しては、地元が望まなければ州内におけるNATOの軍事行動を取りやめると約束した。この夏にNATOが同州で予定している軍事作戦は、バラク・オバマ米大統領のアフガニスタン戦略の土台を成すものだ。米政府内には、カルザイの過激な言動がアメリカのアフガニスタン戦略全体に悪影響を及ぼすのではないかと恐れる声もある。
アメリカが目指すのは、治安を改善し、アフガニスタン政府が基本的な行政サービスを実施できる環境をつくること。それにより、国民が政府に信頼と忠誠を感じるようにして、タリバンなどの反政府武装勢力への支持を切り崩したいと考えている。つまり、アメリカの政策のカギを握るのはアフガニスタン政府だ。
カルザイ「過激化」の発端
しかし、かねてから問題視されていたのは、汚職が蔓延するカルザイ政権が国民の信認を得られるのかという点だった。政府が国民にそっぽを向かれていては、どんなに軍事作戦がうまくいっても政治的な目的を達せない。
そこへもってきて、最近のカルザイの発言により、もっと重大な疑問が持ち上がった。アメリカにとって、事あるごとに欧米を非難し続けるアフガニスタン大統領と協力することが可能なのかという疑問だ。もしそれが不可能だとすれば、アメリカはいまアフガニスタンで貴重な人命と予算を無駄にしていることになる。
この問題を考える上で重要な点の1つは、アメリカとカルザイの亀裂が修復可能なのかどうかだ。一部の米政府当局者の見方によれば、カルザイが過激な言動に走る上では、アメリカ側の行動が図らずも背中を押した面があった。だとすれば、アメリカの行動次第ではカルザイに冷静さを取り戻させることも可能かもしれない。
2421
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/05/19(水) 12:31:24
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100518-OYT1T01222.htm?from=top
結局、辺野古「埋め立て」へ…普天間移設
米軍普天間飛行場移設問題で、政府は、沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部に建設する
代替施設の工法を「埋め立て方式」に戻す方向で最終調整に入り、米政府側に伝えた。
複数の政府筋が18日、明らかにした。
有力案だった「杭(くい)打ち桟橋」方式は、米政府側が安全・技術面で強い難色を示しているため、断念する方向だ。
移設問題は、鳩山政権発足以来8か月間の迷走の末、最終的に、移設場所も工法も、現行計画にほぼ近い案に戻る
見通しが強まった。
政府は17日から都内で開いている日米外務、防衛当局の課長級、審議官級実務者協議で、米側にこうした方針を
提示した。沖縄県幹部にも17日、非公式に伝えた模様だ。政府関係者は18日、「杭打ち桟橋方式に対する米側の
反応は厳しい。協議に持ち出す雰囲気ではない。こちらももう、考えていない」と語った。
政府が先にまとめた移設最終案は、2006年に日米が合意したキャンプ・シュワブ沿岸部を埋め立ててV字形に
滑走路2本を建設する現行計画を修正し、沖合に杭を打って桟橋を造り、滑走路を建設する内容だった。しかし、
米側は、桟橋方式はテロ攻撃やミサイル攻撃に弱いことや、現行計画に基づく環境影響評価以上の手続きが
必要となることなどから、強い難色を表明した。政府は、「5月末決着」に向け、米側と一定の合意を得るためには、
工法を変えざるを得ない、と判断したものとみられる。
沖縄県の仲井真弘多県知事は従来、滑走路の沖合移動を条件に現行計画を容認し、名護市でも辺野古区など
地元の3区は賛成している。市議会でも、半数近くが現行計画容認派だ。埋め立て方式の場合、沖縄県内の建設・
土木業者が事業に参画しやすくなる利点がある、との指摘もあり、政府は地元でも一定程度の理解を得られると
みている。
ただ、政府は「現行計画回帰」との批判を避けるため、滑走路の配置などを修正したい考えだ。米側はその場合でも、
現行計画に関する環境影響評価の範囲内で、なおかつ運用上の要求を満たすことができる「微修正」しか応じない
ものとみられる。
協議が大詰めに入ったため、鳩山首相はクリントン米国務長官が21日に来日する機会をとらえ、政府案への
理解を自ら求めたい考えだ。北沢防衛相も18日、防衛省でルース駐日米大使と会談し、協力を要請した。
(2010年5月19日03時02分 読売新聞)
2422
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/05/25(火) 06:31:24
一時期に比べてこのスレに転載される普天間関連の記事が減りましたね……。
普天間問題決着の半年先送りを確認 関係閣僚会議
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100515/plc1005150151000-n1.htm
2010.5.15 01:50
政府は14日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題についての関係閣僚会議を開き、日米両政府間で移設先を最終決着させる時期を最大半年後まで先送りする方針を確認した。鳩山由紀夫首相が公言してきた「5月末決着」を正式に断念したことになる。来週中にも日米協議で先送りを打診する。複数の政府関係者が明らかにした。米側も協議継続の意思を示しており、先送り提案に応じる見通しだ。
首相は同日、国会内で関係閣僚の岡田克也外相、北沢俊美防衛相、前原誠司沖縄北方担当相、平野博文官房長官と協議した。
この中で、普天間飛行場の代替施設や建設工法、代替訓練の場所などに関する米側との協議を6月以降も継続し、半年以内に移設実施日程を盛り込んだ計画を作成することで一致した。11月の来日が予定されるオバマ米大統領との首脳会談で最終確認することを想定している。
こうした対米方針を固めた背景には、政府が検討中のキャンプ・シュワブ沿岸部沖合への移設や、鹿児島県・徳之島への基地機能の一部移転に関し、自治体側との交渉が難航していることがある。米側は「地元合意」を求めているため、政府は5月末決着は困難だと判断した。
また、社民党が県内移設に反対していることから、「連立維持のため今夏の参院選後に結論を先送りする方が得策」(首相周辺)との結論に達したようだ。
ただ、米側はシュワブ沿岸部を埋め立てる現行案が「最善」との立場を崩しておらず、決着期限を先送りしても交渉が容易になるわけではない。また、先送りは首相の政治責任に直結する。こうした中で、首相は14日、記者団に「5月末までに決着する。米国の前に沖縄と全国、特に移設先にかかわる地域に理解をいただき、『これでいこう』という方向でまとめていく」と述べ、ぎりぎりまで努力は続ける決意を示した。
一方、平野氏は15日、訓練移転に理解を求めるため鹿児島市内で徳之島の住民ら十数人と会談する。
2423
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/05/25(火) 06:33:48
> 政府が12日の日米実務者協議で示した原案は、環境に配慮した工法として「くい打ち桟橋(QIP)方式」の検討を明記。環境特別協定の締結交渉や、普天間の基地機能の県外移転先として鹿児島・徳之島や全国の自衛隊基地に加え、グアムなど国外も検討対象に挙げたが、米側はいずれも消極姿勢を示した。
> 一方、米側が強く求めた「現行計画の環境影響評価(アセスメント)の範囲内に収める」との要求は合意に盛り込まれた。代替施設完成と在沖海兵隊グアム移転の目標年限の2014年をこれ以上遅らせたくないとの意向で「日米実務者間では共通していた」(防衛省幹部)という。
普天間移設:米要求に大幅譲歩 現行案と大差なく
http://mainichi.jp/select/seiji/futenma/news/20100523k0000m010107000c.html
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題を巡り、日米両政府が22日大筋合意した内容は、鳩山由紀夫首相が約束した「5月末決着」期限が迫る中で、交渉を急いだ日本側が沖縄など地元自治体や連立与党との調整よりも対米合意を優先した結果、米側の要求に大幅に譲歩したものとなった。米側主導の交渉でほぼ現行案に戻る形となり、沖縄や社民党は「頭越し」の合意に反発を強めている。
政府が12日の日米実務者協議で示した原案は、環境に配慮した工法として「くい打ち桟橋(QIP)方式」の検討を明記。環境特別協定の締結交渉や、普天間の基地機能の県外移転先として鹿児島・徳之島や全国の自衛隊基地に加え、グアムなど国外も検討対象に挙げたが、米側はいずれも消極姿勢を示した。
一方、米側が強く求めた「現行計画の環境影響評価(アセスメント)の範囲内に収める」との要求は合意に盛り込まれた。代替施設完成と在沖海兵隊グアム移転の目標年限の2014年をこれ以上遅らせたくないとの意向で「日米実務者間では共通していた」(防衛省幹部)という。
代替施設の工法も具体的な建設場所も先送りしての合意は、「5月末決着」の体裁を整えるための形式的なものだ。日米政府は11月のオバマ米大統領の訪日までの合意を目指して、国連総会がある9月に外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)を開き、工法など移設計画の詳細を策定する方針だ。並行して沖縄や社民党の理解を求めていく考えだが、地元と連立与党を含めた合意に達するメドは全く立っていない。
社民党の福島瑞穂党首は22日、毎日新聞の取材に「沖縄の同意と連立政権内の合意がないまま先に決めてしまうのは全く理解できない。沖縄の反発はより強まり、日米関係も悪化する」と批判。政府関係者は「合意はしたが、普天間の問題は何も終わっていない」と語った。【上野央絵、西田進一郎】
毎日新聞 2010年5月23日 2時30分(最終更新 5月23日 2時30分)
2424
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/05/25(火) 06:36:51
> 移設先を巡っては、日米実務者間の協議では当初、日本側は共同声明に「辺野古周辺」と明記することを求めた。しかし「辺野古への回帰に納得していない」(政府関係者)とされる鳩山首相が難色を示し、移設先としては「辺野古」を明記しない方向での調整を指示。結局「シュワブ沿岸部」との表現で、事実上の「辺野古」に落ち着いた。
普天間移設:シュワブ沿岸、日米合意 工法は9月に先送り
http://mainichi.jp/select/seiji/futenma/news/20100523k0000m010106000c.html
日米両政府は22日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に滑走路を建設する▽普天間の基地機能の沖縄県外への分散移転を検討する−−などで大筋合意した。28日にも発表する予定の日米共同声明に盛り込まれる見通し。代替施設の工法や、沿岸部のどの場所に建設するかは決めず、9月に先送りする。
建設場所については、06年の日米合意でシュワブ沿岸部を埋め立ててV字形滑走路を建設するとした現行案の環境影響評価(アセスメント)の手続きを遅らせないことを盛り込む方向で、現行案に極めて近い内容になった。
鳩山由紀夫首相は22日午後、首相公邸に平野博文官房長官、滝野欣弥官房副長官や、日米審議官級協議の日本側担当者らを呼び、約2時間にわたって協議。日米大筋合意を踏まえ、23日の沖縄訪問で仲井真弘多(なかいまひろかず)知事らに説明する内容などを話し合った。合意では沖縄側の要望を受けて検討してきた負担軽減策の詳細まで詰まっておらず、どの程度理解が得られるかは不透明だ。防衛省幹部は日米大筋合意を受けて「あとは首相と官房長官の判断だ」と語った。
これに先立ち岡田克也外相は22日、外務省でルース駐日米大使と約1時間半会談。日米審議官級協議も行われ、28日にも発表する共同声明について詰めの作業を行った。
移設先を巡っては、日米実務者間の協議では当初、日本側は共同声明に「辺野古周辺」と明記することを求めた。しかし「辺野古への回帰に納得していない」(政府関係者)とされる鳩山首相が難色を示し、移設先としては「辺野古」を明記しない方向での調整を指示。結局「シュワブ沿岸部」との表現で、事実上の「辺野古」に落ち着いた。
工法については、当初日本側が検討した「くい打ち桟橋(QIP)方式」に米側がテロ攻撃に弱いなどと難色を示したことから、日米で「埋め立て方式」を検討中だが、共同声明には盛り込まない。米側は、具体的な建設場所や工法について詰めることにはこだわらず、現在進めている環境影響評価手続きを遅らせないよう求め、双方の折衷案となった。
普天間の基地機能の一部移転先として政府が検討している鹿児島県・徳之島も米側が難色を示していることなどから文書には盛り込まないことになった。
また沖縄の負担軽減策として日本側が求めた環境特別協定の締結は、他の同盟諸国との関係を考慮した米側から明記を拒まれた。
鳩山首相は22日公邸での協議に先立ち、札幌市での民主党の会合に公邸からのテレビ中継であいさつ。「沖縄の皆様にもこれからもしばらくご負担をお願いせざるを得ない状況だ」と述べた。【仙石恭、野口武則】
毎日新聞 2010年5月23日 2時30分(最終更新 5月23日 2時43分)
2425
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/05/25(火) 06:40:55
>>2423-2424
によると見直し規定は盛り込まれなかった模様。
普天間移設:10〜15年後見直し 日米共同声明に明記へ
http://mainichi.jp/select/seiji/futenma/news/20100521k0000m010127000c.html
政府は20日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、28日にも発表する日米両政府の外務・防衛担当4閣僚(2プラス2)による共同声明に、10〜15年後に代替施設の必要性を含めて合意を見直すとの規定を盛り込む方向で調整に入った。
声明では移設先を米軍キャンプ・シュワブがある「名護市辺野古周辺」とする方針で、「結局は県内移設」との反発に対し、「沖縄に基地を固定化させない」との姿勢をアピールする狙いがある。声明と併せて鳩山由紀夫首相が記者会見などの形で発表することを検討している政府の対処方針にも、同様の規定を明記する。
国民新党は代替施設の使用期限を15年とするよう提案している。自民党政権下で県内移設を受け入れた沖縄県の稲嶺恵一前知事も「15年の使用期限」を条件としていた。ただ米側は軍事基地に使用期限を設けることに否定的なため、安全保障環境の変化などを踏まえた合意全体の見直し規定とする考えだ。見直し規定を設けることで、「県内移設反対」の沖縄県民世論の風向きが大きく変わる可能性は低いとみられる。
政府は対処方針や共同声明の詰めの調整に向け、20日、首相官邸で関係閣僚会議を開いた。21日には外務・防衛の日米審議官級の実務者が協議する。移設先を「辺野古周辺」とするのに加え、日本側は沖縄県内で行われている米軍機訓練を全国の自衛隊基地へ分散移転▽米軍基地の環境問題に関する特別協定締結−−なども明記するよう米側に求めている。【仙石恭、野口武則】
毎日新聞 2010年5月21日 2時30分
2426
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/05/25(火) 06:45:36
普天間:社民党が政府案反対方針で一致 福島氏沖縄訪問へ
http://mainichi.jp/select/seiji/futenma/news/20100525k0000m010090000c.html
社民党は24日、国会内で幹部会を開き、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する政府案に反対する方針で一致した。党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は25日に沖縄県を訪ね、仲井真弘多(なかいまひろかず)知事や名護市の稲嶺進市長らと会談する。政府は28日にも米国との共同声明を発表する方針だが、「閣内不一致」は避けられず与党内調整は正念場を迎えている。
福島氏は沖縄訪問で仲井真氏らと意見交換し、「沖縄の民意」を背景に共同声明を出さないよう迫る考え。閣僚でもある福島氏の訪問で、「政府対沖縄」の混乱に拍車がかかるのは必至だ。
社民党内での連立離脱論の高まりに、政府・与党は対応に追われた。国民新党代表の亀井静香金融・郵政担当相は24日、鳩山由紀夫首相と首相官邸で会談し「あなたは日米対等、従属的関係を取らないと宣言して首相になった」と強調。亀井氏は同日夜、東京都内の日本料理屋で平野博文官房長官とも会談した。
平野氏は24日の記者会見で「3党合意の枠でやっている」と指摘。与党3党の連立政策合意に、普天間の「県外・国外移設」が盛り込まれていないことを念頭に、社民党に理解を求めた。しかし、福島氏は「新たな基地を造ることは、県民の負担軽減にならない」と反発した。首相は24日夜、首相官邸で記者団に「この8カ月間、できる限り負担軽減したいということで努力してきた。3党合意に反しているわけではない」と釈明した。【西田進一郎、朝日弘行】
毎日新聞 2010年5月24日 21時07分(最終更新 5月25日 1時09分)
2427
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/05/25(火) 12:48:52
>>2424
取り繕うのはやめればいいのに、…ってその割には知事に面と向かって「辺野古」と言ってしまいましたが。
http://mainichi.jp/select/world/news/20100525ddm002010081000c.html
在日米軍再編:普天間移設 「現行案戻らず」 鳩山首相が強調
鳩山由紀夫首相は24日、米軍普天間飛行場の移設先について、4月の党首討論で沖縄県名護市辺野古への
移設は実現不可能との見方を示したことに関し「私が申し上げたのは現行案としての辺野古は無理だと(いうことだ)」と
釈明した。首相官邸で記者団に語った。
首相は政府方針について「現行案に戻るということではない」と強調。「環境に配慮し、住民の安全を考えなきゃ
ならない。米軍の運用上の問題も含めて、満たされるものを見いだしていく中で、最終的に辺野古周辺となった」と
説明した。【横田愛】
毎日新聞 2010年5月25日 東京朝刊
2428
:
とはずがたり
:2010/05/26(水) 00:11:37
対処方針、「辺野古」削除で最終調整
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4436946.html
沖縄の普天間基地の移設問題で、政府は28日の閣議決定を目指す対処方針では、社民党に配慮し、移設先として「辺野古」と明記しない方向で最終調整していることがわかりました。
その一方で政府は、早ければ27日か28日に鳩山総理とオバマ大統領が電話で首脳会談を行い、日米の合意文書を共同声明として発表する方針を固めました。
共同声明では、移設先を「名護市辺野古」か「辺野古周辺」と明記。さらに、工事の方法などは8月までに合意する、移設先で自衛隊との共同使用を検討することなどが柱となっています。また、沖縄県外への訓練の移転も盛り込みますが、徳之島など移転先は明記しない方向です。
日米合意には辺野古と「明記」しながら、政府の対処方針からは「削除」するという苦肉の策ですが、これで社民党の了解を得られるかは不透明です。(25日21:43)
2429
:
とはずがたり
:2010/05/26(水) 19:49:58
普天間移設:徳之島受け入れ7条件「すべてのむ」官房長官
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100520k0000m010128000c.html
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に絡み、平野博文官房長官が16日に鹿児島県・徳之島の移設賛成派の住民と鹿児島市で会談した際、徳之島3町の借金(公債)の棒引きなど、住民側が示した移設受け入れの7条件にすべて応じる意向を示したことが19日、明らかになった。米海兵隊ヘリ部隊の一部か訓練の移転先に徳之島を検討する政府に対し、地元3町長は交渉を拒否している。大胆な地域振興策で事態の打開を図るのが狙いとみられるが、「カネ」と引き換えに米軍の受け入れを迫る交渉手法に批判も出そうだ。
16日朝、鹿児島市内のホテルのスイートルーム。平野氏は移設賛成派の住民14人と会談し、移設受け入れに向けた7項目の要望を記した紙を受け取った。一通り目を通した平野氏は「移設と振興策は別だが、7項目はすべてのむ」と言い切った。
ペーパーに記された7項目は(1)徳之島3町合計で約250億円の借金(公債)棒引き(2)航路・航空運賃を沖縄並みに抑制(3)燃料価格を沖縄・本土並みに引き下げ(4)沖縄県が対象の黒糖製造工場への交付金を鹿児島県にも適用(5)医療・福祉・経済特区の新設(健康保険税の免除)(6)奄美群島振興開発特別措置法の所管省庁を国土交通省から内閣府へ移す(7)看護学校、専門学校の設置−−だった。
平野氏は会談で、奄美群島向けの10年度政府予算(奄美群島振興開発事業予算)が前年度比29%の大幅減となったことを謝罪、来年度予算編成での対応を約束した。徳之島へのドクターヘリ配備にも言及し、今後、徳之島の地元3町長や伊藤祐一郎県知事と振興策を詰める意向も示したという。
なりふり構わぬ平野氏の姿勢には、徳之島にこだわる政府側の焦りがにじむ。普天間移設を巡り、政府側は基地機能や訓練の一部を全国の自衛隊基地に移転することを検討。しかし、沖縄から日帰りできる県外の訓練候補地は、徳之島以外にない。海兵隊を沖縄に常駐させながら訓練ができる徳之島の受け入れなしに、政府案は成り立たないのだ。
会談の最後、平野氏は会談内容について出席者に固く口止めし、住民側は記者団に平野氏から振興策の話はなかったと口をそろえた。一方、出席者の一人は会談後、平野氏の「丸のみ」発言を徳之島の町長らに伝達。「微妙な変化が島にも出てきた」と賛成論の広がりに期待するが、3町長が交渉のテーブルに着く見通しは立っていない。【横田愛】
毎日新聞 2010年5月20日 2時34分(最終更新 5月20日 10時32分)
2430
:
とはずがたり
:2010/05/27(木) 11:13:49
普天間移設:米要求に大幅譲歩 現行案と大差なく
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100523k0000m010107000c.html
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題を巡り、日米両政府が22日大筋合意した内容は、鳩山由紀夫首相が約束した「5月末決着」期限が迫る中で、交渉を急いだ日本側が沖縄など地元自治体や連立与党との調整よりも対米合意を優先した結果、米側の要求に大幅に譲歩したものとなった。米側主導の交渉でほぼ現行案に戻る形となり、沖縄や社民党は「頭越し」の合意に反発を強めている。
政府が12日の日米実務者協議で示した原案は、環境に配慮した工法として「くい打ち桟橋(QIP)方式」の検討を明記。環境特別協定の締結交渉や、普天間の基地機能の県外移転先として鹿児島・徳之島や全国の自衛隊基地に加え、グアムなど国外も検討対象に挙げたが、米側はいずれも消極姿勢を示した。
一方、米側が強く求めた「現行計画の環境影響評価(アセスメント)の範囲内に収める」との要求は合意に盛り込まれた。代替施設完成と在沖海兵隊グアム移転の目標年限の2014年をこれ以上遅らせたくないとの意向で「日米実務者間では共通していた」(防衛省幹部)という。
代替施設の工法も具体的な建設場所も先送りしての合意は、「5月末決着」の体裁を整えるための形式的なものだ。日米政府は11月のオバマ米大統領の訪日までの合意を目指して、国連総会がある9月に外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)を開き、工法など移設計画の詳細を策定する方針だ。並行して沖縄や社民党の理解を求めていく考えだが、地元と連立与党を含めた合意に達するメドは全く立っていない。
社民党の福島瑞穂党首は22日、毎日新聞の取材に「沖縄の同意と連立政権内の合意がないまま先に決めてしまうのは全く理解できない。沖縄の反発はより強まり、日米関係も悪化する」と批判。政府関係者は「合意はしたが、普天間の問題は何も終わっていない」と語った。【上野央絵、西田進一郎】
毎日新聞 2010年5月23日 2時30分(最終更新 5月23日 2時30分)
2431
:
とはずがたり
:2010/05/27(木) 11:14:34
特集ワイド:沖縄の怒り、徳之島の困惑
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100526dde012010033000c.html
米軍普天間飛行場の移設問題で、鳩山由紀夫首相が辺野古沿岸への移設を表明し、地元・沖縄の怒りが噴出している。一方、訓練分散の候補地とされる鹿児島県・徳之島では住民が賛成と反対に分かれ、島を二分する事態に。振り回される沖縄と徳之島の思いを大田昌秀元沖縄県知事の話と徳之島ルポでお伝えする。【山寺香】
◇明らかに差別です−−元沖縄県知事・大田昌秀さん
「問題の本質を説明せず、辺野古に基地を押しつけ、本土は負担をまったく分け合おうとしない。これは、明らかに沖縄に対する差別ですよ。今の憲法下でそんなことが許されるはずがない」
大田さんは強い言葉で怒りをあらわにする。普天間飛行場の全面返還が決まった1996年当時、沖縄県知事だった。
今回の鳩山首相の対応で、辺野古周辺の住民からは激しい反対の声が上がっている。
「行政に携わってきた者として今一番懸念するのは、住民の怒りの感情が燃え上がってしまい、コザ騒動のような事件に結びつくことです」とまで話す。コザ騒動とは、アメリカ統治下の70年、コザ市(現沖縄市)で数千人の住民が車両や米軍施設を焼き打ちにした事件。背景には、米兵による事件・事故が多発し、その処分が甘いことなどがあったとされる。
「行政がコントロールできない状況になれば、世界に対し日本国家への信頼を失うことにもなりかねない」と懸念する。
大田さんによると、沖縄の本土復帰後、米軍と住民の間で約6000件の事件が発生している。「(普天間飛行場周辺の危険性を減らすための移設では)辺野古の人は、普天間の人の命は大事で自分たちの命は大切ではないのかという思いになる。命の平等は保障されなければならない」
辺野古地区で反対派の住民らが続ける座り込みは6年に達する。「これだけ長期に及ぶのは、沖縄を戦場にしたくないという戦争体験者たちの深い思いがあるからだ。もし強制的に基地を造ろうとすれば必ず人命にかかわる事件・事故が起きる。そうしたら日米の安全保障や友好関係が根底から崩れる恐れがある」と警告する。
一方で、安全保障や「抑止力」について、歴史的経緯をふまえた十分な議論や説明がなされないまま、県民の首相への抗議行動や反発が表面的に報じられることに強い危機感を抱いている。
「米軍には60年代後半にキャンプ・シュワブ沿岸に軍の一大拠点を作る計画があった。ベトナム戦争などがあり放置されたが、米軍はその計画を今更持ち出してきた。安全保障条約が締結されているから今回は費用もすべて日本の負担だ。米軍にとってこんなに素晴らしい話はない。一方で、アメリカはグアムを軍の拠点とし、8000人の海兵隊を移す計画を進めている。そうなれば新しい基地はいらないはずなのに、政府からは何の説明もない」と不信感をあらわにする。
「鳩山首相が移設問題で新しい方針を打ち出そうとしてきたことは評価してきた。しかし、アジアに目を向け『東アジア共同体』を目指すと言いながら、自民党と全く同じやり方、結論で本当にいいのか。一度県外移設を約束したからには、主権国家らしくアメリカに主張すべきだ」と話した。
2432
:
とはずがたり
:2010/05/27(木) 11:14:55
>>2431-2432
◇「長寿と子宝の島」を歩いた
■支配アレルギー/■要は金/■分断つらい
当初普天間飛行場の移設候補地に挙げられた鹿児島県・徳之島。政府は沖縄県内での移設を表明したが、訓練移転の受け入れを求める圧力が消えたわけではない。島の人々の声が聞きたくて、「長寿と子宝の島」を歩いた。
奄美諸島で2番目に大きい徳之島は、鹿児島空港からプロペラ機で約1時間。人口約2万6000人。車で1周約2時間半の小さな島で、3町で構成されている。
徳之島空港を抱える天城町中心部。「商売に差し支えるから答えたくない。帰ってほしい」と女性店主に取材を嫌がられた。続いて訪ねた店も「ここは空港が近いからみんな神経質になっている。小さな町だから『あの店は賛成派(反対派)』といううわさが広がり、不買につながる」という。想像以上にピリピリした空気だ。50代の別の女性店主は「移転には絶対反対。島民の所得は低いが、もっと大切な人同士のつながりや自然がある。賛成派の店はやっていけなくなるのでは」と不快そうに話す。
島の中心市街地がある徳之島町、南部の伊仙町。至る所に移設反対の看板が掲げられる。女の子を持つ親や若い女性は「治安が心配。沖縄で問題になっているような、米兵による暴行事件が怖い」と口をそろえた。2人の娘を持つ男性(27)は「もうどちらでもいい。もし海兵隊が来れば鹿児島に引っ越す」とあきらめたような口調だ。
徳之島は戦後、1953年の本土復帰までアメリカ軍政下に置かれた。女性(75)は「終戦のころ学校の近くを米軍機が飛んで怖かった。基地などがあれば攻撃を受ける」と話す。商店で働く女性(34)は「島には薩摩やアメリカに支配された歴史があり、上からの圧力にアレルギーがある」と語気を強めた。
一方、受け入れ賛成の声も少なからずあった。中古車販売業の男性(64)は「島の経済はもうどうにもならない。観光と自然だけで飯は食えない」と、沖縄並みの振興策を期待する。畜産業の男性(61)は「要は金。商売人の多くは本当は賛成ではないか」。
滑走路拡大などで恩恵を受けるとされる建設業界。50代の男性は「奄美群島振興開発事業(奄振)が民主党政権になってから3割(約80億円)もカットされた。今後も公共工事が減れば生活できない。本当は賛成だが、この雰囲気では『中立』としか言えない」と打ち明けた。
最後に訪ねた建設会社。50代の男性は「賛成に回る同業者の気持ちも分かるが、それでも自分は島を守ることを優先したい。でもこれ以上仕事が減れば気持ちが揺らぐかも。平和な地域が分断されるのが一番つらい」と唇をかんだ。
徳之島3町の借金(公債)約250億円の棒引きなどのアメをちらつかせ、奄振削減で膨らむ不安につけこむような政府のやり方は、住民同士のつながりも、個人の心も引き裂きつつある。鳩山首相は27日、全国知事会で訓練移転の受け入れを求める方針だ。徳之島の苦しみは、いつ誰の身に降りかかってもおかしくない。
==============
◇「特集ワイド」へご意見、ご感想を
t.yukan@mainichi.co.jp
ファクス03・3212・0279
毎日新聞 2010年5月26日 東京夕刊
2433
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/05/30(日) 00:22:42
「警察」に特殊部隊って、世界的によくある話なのかな?
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100530k0000m040049000c.html
海保:特殊部隊SST初公開、武装船制圧訓練を披露
海上保安庁の観閲式と総合訓練が29日、東京・羽田空港沖の東京湾であり、巡視船など62隻、
航空機19機が参加した。海上テロやシージャックへの対処を任務とする海保の特殊部隊
「特殊警備隊(SST)」が初公開され、黒いタクティカルスーツ姿で自動小銃を携えた隊員が武装密輸船を
制圧する訓練も一般応募者ら4314人に披露された。
核やミサイル関連の禁輸品を積んでいる疑いがある北朝鮮関係船舶を公海上で検査できるようにする
貨物検査特別措置法が28日に成立。韓国の哨戒艦沈没事件で朝鮮半島情勢が緊迫していることもあり、
観閲官の前原誠司国土交通相は「能力の高さを改めて感じた。海上保安庁には一層の緊張感を持って
ことに当たっていただきたい」と述べた。
毎日新聞 2010年5月29日 20時19分(最終更新 5月29日 21時32分)
2434
:
神奈川一区民
:2010/05/30(日) 01:36:11
最近思うのは小澤一郎氏が「第七艦隊だけ
で充分だ」の発言は正しいと思うのですが
、皆さんはどうお考えでしょうか?
2435
:
チバQ
:2010/05/30(日) 18:15:57
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010052602000086.html
与那国分断の防空識別圏 台湾側洋上に新境界線
2010年5月26日 朝刊
沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題を協議している日米両政府は、与那国島の上空に引かれた防空識別圏(ADIZ)を見直し、台湾側の洋上に新たに線引きすることで合意した。仲井真弘多沖縄県知事の要望に応えたもので、ほかに沖縄本島東側海域にあるホテル・ホテル訓練区域を一部返還する。鳩山由紀夫首相の声明より前に閣議了解する方針だが、全体として沖縄の負担軽減とはほど遠い内容にとどまる見通しだ。
与那国のADIZは東経一二三度を境に東側三分の一が日本側、西側三分の二が台湾側となっている。沖縄占領時に米軍が設定し、一九六九年に防衛庁(当時)訓令で追認した。
国土交通省那覇航空交通管制部と台湾航空管制部は互いに民間機の飛行計画を提出し、不測の事態を避けているが、臨時便や急患ヘリコプターは、台湾側へ飛行計画を届ける必要がある。
ADIZは、本来なら領空の外側にあり、航空自衛隊による対領空侵犯措置(スクランブル発進)は、ADIZを越えて領空に迫る航空機に対処する。与那国の場合、領空の内側にあるため、領空を目安とする変則的な対応となっている。
普天間問題をめぐる日米協議で、日本側は新たなADIZを与那国島より西側の台湾側洋上となる案を示し、米側は了承した。台湾側は与那国島を半月状に台湾ADIZから外しているとされ、台湾の理解は得られるとみている。
鳩山首相が初めて沖縄訪問した四日、仲井真知事は普天間の危険性除去に加え、(1)米軍基地から派生する事件事故の解消(2)基地の整理縮小(3)日米地位協定の抜本的見直し(4)制限海・空域の緩和(5)与那国上空の防空識別圏修正−の五項目を要請した。
2436
:
チバQ
:2010/05/30(日) 18:18:44
http://www.asahi.com/international/update/0529/TKY201005290262.html
台湾が「遺憾」 与那国島付近の防空識別圏見直し2010年5月29日20時46分
日本政府が沖縄県・与那国島付近の「防空識別圏」を同島西側に拡大する方針を決めたことについて、台湾の外交部(外務省)は29日、「日本側が事前に我々と十分な連絡をとらなかったことに対し、遺憾の意を表する」とのコメントを発表した。外交部は「この問題は我が国の主権と空域の保全にかかわり、日本の決定を受け入れようがない」としている。(村上太輝夫)
2437
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/06/02(水) 18:30:07
>>2433
国境警備隊や沿岸警備隊のような準軍事組織に特殊部隊があるのは割と普通のことですよ。
ルフトハンザ機ハイジャック事件を解決したことで有名なドイツのGSG9は国境警備隊の所属ですし。
あと旧ソ連の構成国には内務省の治安部隊に特殊部隊があったはず。
>>2434
>>2228
のピーター・エニス記者は、日米同盟の抑止力の中核は横須賀の海軍と嘉手納の空軍と言ってますね。
ただ基地の見直しに際しては日米同盟としてどういう能力を保持するのか、日米間で緊密な協議が前提だとも言ってます。
2438
:
名無しさん
:2010/06/02(水) 18:37:42
CNNやアルジャジーラで「普天間で辞任」と大きく報道されています。
今年の初めにジョセフ・ナイが懸念(
>>2201
)した通りの事態になっています。
2439
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/06/02(水) 22:54:16
>>2437
前段なるほど。ただ、日本の海上保安庁は軍隊でないことは勿論、(国際的にはそう言われる)
準軍事組織であることも否定したいたような記憶があります。
準軍事組織「警察予備隊」が自衛隊になった後、9条信者はこのあたり、あまり問題視してないのかな。
後段同感です。
軍事力は「必要最小限度」というのが難しいですし、それ以上に同盟関係をアピールするものですから。
2440
:
神奈川一区民
:2010/06/02(水) 23:00:37
>>2437
日米同盟は一筋縄ではいかないということ
ですよね。そう単純ではないと。
2441
:
とはずがたり
:2010/06/03(木) 00:24:41
>>2437-2440
これはどうなんでしょうか?もしそうなら海兵隊のテニアン成りへの移転は可能と云う事にもなりますよね?
一応アメリカの言い分は沖縄にないと意味がない的なものだった筈ですが。
>日米同盟の抑止力の中核は横須賀の海軍と嘉手納の空軍と言ってますね。
例え要らないとしても国外移設したら同盟してるぞと云う対外的アピールが弱体化するのは間違いないのですけど。。
2442
:
チバQ
:2010/06/05(土) 19:17:20
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100605-OYT1T00444.htm
イスラエル、またパレスチナ支援船を拿捕
【エルサレム=加藤賢治】ロイター通信によると、イスラエル軍は5日、パレスチナ自治区ガザの境界封鎖に抗議してガザに向かうパレスチナ支援船を、地中海のガザ沖で拿捕した。
支援団体が同通信に語ったところによると、イスラエル軍兵士は船に乗り込んではおらず、衝突は起きていない模様だ。軍の船が支援船を追尾しているという。イスラエル中部のアシュドッド港にえい航するとみられる。
イスラエル軍は5月31日、ガザ沖の公海上でトルコのパレスチナ支援船を強襲し、銃撃戦などで支援者9人が死亡している。5日に拿捕された支援船は、アイルランドのパレスチナ支援団体が組織したもので、15人ほどが乗船。支援物資数百トンを積み、ガザ接岸を目指していた。
イスラエル外務省は4日、同国に寄港すれば、検査後の支援物資を陸路でガザへ運ぶとの声明を出していたが、支援団体はこれを拒否し、あくまでガザに接岸すると主張していた。
(2010年6月5日14時15分 読売新聞)
2443
:
チバQ
:2010/06/06(日) 20:41:14
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/06/post-1329.php
タリバン
実質的トップ不在で指導部が内輪もめ
Taliban in Turmoil
2010年06月04日(金)13時21分
サミ・ユサフザイ(イスラマバード支局)
[2010年6月 9日号掲載]
タリバン指導部が内紛に揺れている。最高指導者ムハマド・オマルに次ぐナンバー2で、潜伏中のオマルに代わって実質的に主導権を握ってきたアブドル・ガニ・バラダルが2月にパキスタンのカラチで逮捕されて以来、タリバンはトップ不在の状態に陥っている。
そうしたなか、バラダル同様、オマルと縁戚関係があり、オマルの長年の側近だったグル・アガ・アーフンドが、バラダルの後継者に名乗りを上げた。オマルから手紙で指名され、オマルの家族も筆跡を見て本物だと確認したという。だがタリバン内部では、以前からアーフンドがパキスタンの情報当局と親しいという噂があり、アーフンドの主張を疑う幹部もいる。
一方で、後方部隊の指揮官アクタル・モハマド・マンスールを後継者に推す幹部もおり、オマルが声明を出して早く決着をつけるよう望む声も聞かれる。米軍の増派部隊3万人が続々と送り込まれるなか、指揮系統の統一が不可欠だというのだ。
バラダルの拘束後、マンスール、軍事部門を率いるアブドゥル・カユム・ザキール、カンダハル州の元知事モハマド・ハッサン・ラマニの三頭支配が続いている。「料理人が多過ぎては、まともな料理ができない」と、ある幹部は嘆く。
2444
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/06/09(水) 10:41:29
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-09_7101/
辺野古継承に県冷淡 新内閣スタート
2010年6月9日 09時39分
菅内閣では、米軍普天間飛行場を担当する岡田克也外相、北沢俊美防衛相、沖縄振興を所管する前原誠司
沖縄担当相がそろって再任された。日米両政府が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を決めた共同声明を
継承するとしており、県は冷めた目で船出を見守っている。一方、沖縄振興の観点からは前原氏の再任を歓迎する
声が相次いだ。仲井真弘多知事もかねて前原氏を「一級品の政治家」と評価しており、ポスト沖縄振興計画を
見据えたパイプの強化に取り組むことになりそうだ。
仲井真知事は「地元の了解や合意がある程度ないと進められない。ブルドーザーと銃剣でやるつもりか」と
日米合意の下で辺野古移設を推し進める方針を批判した。
県首脳は「ホワイトビーチも含めてこの8カ月は一体何だったのか。米国と交渉した形跡すらない」と指摘。岡田、
北沢両氏が再任することに「鳩山さんが辞めてチャラにはならない。とにかくまず、説明責任だ」と述べ、県外・国外が
なぜ実現していないのか、検証過程を明らかにするよう求める姿勢を示した。
一方、沖縄振興を担当する県幹部は前原氏について「那覇空港の燃料税や着陸料などの減免措置に関する
要望も聞き入れてもらった。ポスト振計を策定する重要な時期でもあり、再任は歓迎する」と前向きにとらえる。
別の幹部は、前原氏が国土交通相を兼任していることに着目。「那覇空港の第二滑走路建設など県の課題は
国土交通省に関連する分野が多い。観光立県として観光庁を抱える役所であることも重要だ」と指摘し、前原氏の
立ち位置の良さを強調した。
「地元だけで決まらない」
普天間移設で岡田外相 負担減の実現意欲
岡田克也外相は8日夜、首相官邸で記者会見し、米軍普天間飛行場を名護市辺野古崎と隣接水域へ県内移設
するとした日米合意に、沖縄側で反発が拡大していることに対し「政治には国民の命を守る責任がある。地元だけで
決まるわけではない」と述べた。地元の合意を得られなくても日米合意の実現を目指す考えを示した発言だ。
同時に「沖縄の負担軽減との両立が問われている」と指摘し、引き続き沖縄に理解を求めていくとした。
北沢俊美防衛相は9日未明の就任会見で、米軍普天間飛行場移設に関して菅直人首相が述べた「一つの方向性」
について、「5月の日米合意を守り、普天間を返還して危険除去する第1段階と、将来の安全保障環境をにらみ、
(沖縄の)基地偏重を解消すること」と説明した。
移設を進める上での沖縄の理解を求めるために「防衛省の知見を基に丁寧に説明したい」と努力する意向を示した。
前原誠司沖縄担当相は8日夜の就任会見で、普天間飛行場移設問題について、菅首相が政府内で同問題の
新たなタクスフォースの設置に言及したことを明らかにした上で、「(政府内で)しっかり沖縄にコミットメントする
チームをもう一度つくり直し、責任者を決めて取り組むことが重要だ」との認識を示した。
鳩山由紀夫前首相が2009年衆院選で発言した「少なくとも県外(移設)」が実現できなかったことを県民に謝罪
することが必要との考えを示し、「普天間の返還を含め、沖縄全体にとって着実に負担軽減につながることを沖縄に
しっかりとご理解いただき、日米合意を着実に進めていくことが必要だ」と述べた。
2445
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/06/09(水) 10:41:44
沖縄との関係薄く 仙谷官房長官
【東京】米軍普天間飛行場移設問題をめぐる関係閣僚のかじ取り役となる官房長官に就任した仙谷由人氏は、
2004年8月の沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落直後、民主党の国会議員でつくる「米軍ヘリ墜落事故現場調査団」
の団長を務めた以外、沖縄とのかかわりは薄い。
新政権は名護市辺野古周辺への移設を盛り込んだ鳩山政権下での日米共同声明、政府方針の踏襲が予想される。
仙谷氏は「熟議の民主主義」を信条に掲げており、県内からは世論の大半が反対する県内移設の実情に耳を傾けて
ほしいとの期待の声も上がった。
1998年から2年間、仙谷氏の秘書を務めた上里直司県議(民主)は、金融や医療問題、憲法論議など幅広く
政策に精通しているとして仙谷氏の活躍に期待する。
基地問題では04年に党のヘリ事故調査団長として沖縄入りした後、沖縄関連の問題と直接かかわる機会は
多くなかった。しかし、上里氏は自らが提言する「地域主権」の問題に仙谷氏が関心を示していたことに触れ、
「沖縄の基地問題は合意のないような押しつけが進み、民主主義が機能していない。仙谷氏のキャッチフレーズは
『熟議の民主主義』だ。聞く耳を持ち、提言した政策を受け止める度量はあると思う」と述べ、あらためて同県連、
県民との対話に期待した。
一方で、社民党の照屋寛徳国対委員長は仙谷氏と自治労協力国会議員団で一緒だったころを「彼は弁護士として
私の1期先輩。筋を通す性格で、堅物という印象」と振り返る。「旧社会党出身だが、取り立てて沖縄へ思い入れが
あるかは分からない。鳩山政権で沖縄との交渉役だった平野博文官房長官よりも、厳しい対応かもしれない」と述べ、
沖縄との距離感を計りかねている。
2446
:
名無しさん
:2010/06/09(水) 14:27:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100609-00000057-san-pol
次期中国大使に丹羽氏有力 戸惑う中国側「日本側の意図がわからない」
6月9日7時56分配信 産経新聞
【北京=伊藤正】日本政府は宮本雄二駐中国大使の後任に、伊藤忠商事の丹羽宇一郎相談役の起用を固めたという。民間人積極登用の方針に基づく、この異例の人事には、北京では驚き、戸惑いが渦巻いている。ある日中関係者は、だれが大使になっても日中関係に影響はないとしながら、「日本側の意図が分からない」と首をかしげた。
[フォト] 日米分断を招きかねなかった「小沢大訪中団」
日中国交正常化後の駐中国大使は初代の小川平四郎氏以来、12代の宮本氏まで外務省のキャリア組が占め、最近の3人はいわゆるチャイナスクール出身だった。中国との利害の衝突や難題への対処に当たって、専門知識、情報、人脈や中国との交渉経験を持つチャイナスクール出身者への期待が背景にあった。
大使は広義の国益がぶつかり合う外交において、政府の指示を実行する任務を負う。しかし、政府方針の妥当性を判断し、意見具申するのも大きな役目だ。政府の対中外交に影響力を及ぼした例は過去にも幾つかある。
その代表例は、1989年の天安門事件直後に着任した橋本恕(ひろし)大使だった。橋本氏は、92年秋の天皇陛下ご訪中の実現に全力を挙げた。当時、自民党内では反対論が強く、外務省内でも右翼の反発を警戒、消極論が少なくなかった。橋本氏は何度も帰国して政府首脳や自民党有力者の説得に成功し、外務省内も訪中推進でまとまった。橋本氏は、中国の可能性を見据え、天皇陛下ご訪中が中国の近代化を推進し日中の新しい関係を築く一歩と考えていたと話したことがある。
橋本氏は72年の日中国交正常化に中国課長として貢献、中国側には太い人脈を持っていた。その人脈が天皇陛下の受け入れに消極的だった中国首脳の説得にフルに活用された。最後に決断したのはトウ小平氏で、トウ氏が健在でなければ、ご訪中もなかったに違いない。
その後、日中両国は多くの荒波を乗り越え、経済分野を中心に協力関係を深めてきた。丹羽氏の人選もその文脈で理解されているが、経済は民間に任せればよい。大使の主要任務は国と国民の安全と利益を守ることであり、時には中国との衝突も避けられない。
鳩山由紀夫前政権が普天間問題で迷走したのは、安全保障問題への軽視が原因だった。菅直人政権にも、東シナ海問題はじめ中国の軍拡・海洋戦略への軽視がうかがえる。そうした中で次期大使の責任は重く、手腕が問われよう。
2447
:
チバQ
:2010/06/09(水) 23:43:48
>>2446
>大使は広義の国益がぶつかり合う外交において、政府の指示を実行する任務を負う。しかし、政府方針の妥当性を判断し、意見具申するのも大きな役目だ。政府の対中外交に影響力を及ぼした例は過去にも幾つかある。
>その代表例は、1989年の天安門事件直後に着任した橋本恕(ひろし)大使だった。橋本氏は、92年秋の天皇陛下ご訪中の実現に全力を挙げた。当時、自民党内では反対論が強く、外務省内でも右翼の反発を警戒、消極論が少なくなかった。橋本氏は何度も帰国して政府首脳や自民党有力者の説得に成功し、外務省内も訪中推進でまとまった。橋本氏は、中国の可能性を見据え、天皇陛下ご訪中が中国の近代化を推進し日中の新しい関係を築く一歩と考えていたと話したことがある。
『官僚』の仕事ではなく、政治家の仕事と思いますが。。。
2448
:
チバQ
:2010/06/10(木) 21:32:47
>>2443
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/06/post-1327.php
アルカイダCFOの「高い」資格要件
Money in the Bunker
国際テロ組織のナンバー3で最高財務責任者だったマスリが死亡。後継者に課せられる職務とは
2010年06月03日(木)16時53分
マーサ・ホワイト
冒険を求めてやまない心と抑えきれない宗教的情熱があり、洞窟内の重役室で働く意欲があるあなた! ぜひアルカイダに就職を――。
メディアはアルカイダの最高幹部の1人、ムスタファ・アブ・アルヤジド(別名サイド・アル・マスリ)の死を伝えている。パキスタン領内で米軍無人機の攻撃を受けたという。
マスリはアルカイダの創設メンバーの1人で、序列はウサマ・ビンラディンとアイマン・アル・ザワヒリに続く第3位。企業で言う最高財務責任者(CFO)と最高執行責任者(COO)に相当する立場にあると言われてきた。
では、テロ組織のCFOとは実際にどんな仕事をするのだろう?
一言で言えば「何でも屋」だ。アルカイダは9・11テロ前の最盛期(当時は組織内にマスリ率いる財政委員会が存在した)に比べ、中央集権的な色はかなり薄れている。
だが、組織の運営は今も多くの面で企業に似ている。もっと具体的に言えば、アルカイダはコンビニエンスストアやファストフード店などのフランチャイズで言う「本部」のような存在だ。
アルカイダの傘下に入ることを希望する組織は、かなり厳しい審査を受けなければならない。自らテロを実行し、公の場でアルカイダの幹部をほめ称え、自分たちのイデオロギーを「本部」のものに合わせなければならないのだ。
「フランチャイズ」の中心人物
たとえばアルジェリアのイスラム武装組織「布教と聖戦のためのサラフ主義集団」がアルカイダへの加入に向けて動き出したのは06年のこと。国内のイスラム過激派に金銭的、物質的な援助を行なったかいあって、この組織はザワヒリから正式に加入を認められた(今ではこの組織は『イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ』という名で知られている)。
また「フランチャイズ」への加入を希望する組織は、アルカイダに金や武器などを上納するのが「契約条件」となっている。マスリはこうした交渉の取りまとめ役だったと思われる。
アメリカのシンクタンク、外交評議会によればテロ組織は寄付や麻薬取引、それにマネーロンダリングから活動資金を得ている。また9・11テロに関する独立調査委員会によれば、アルカイダの資金の大半は寄付によってまかなわれているという。
寄付は個人からのものもあれば慈善団体(武装組織の運営だったり、まともな団体がだまされて......という場合もある)を経由して流れ込んだものもある。
マスリは資金集めに関して組織の表の顔として活躍した。09年6月に公開されたビデオで彼は、武器などの物資の不足により思うような活動ができないと嘆き、志を同じくするテロリストに対しアルカイダへの寄付を呼びかけた。
そしてマスリが集めた金は9・11テロのような武装闘争に使われた。タリバンのアヘン取引のほか、サハラ砂漠を舞台にした武器や麻薬の密輸もアルカイダの資金源になっていると言われている。
2449
:
チバQ
:2010/06/10(木) 21:33:13
資金繰りと暗殺、両方が心配
マスリはアルカイダの口座の金の出入りを管理する立場にもあっただろう。ただしテロ組織は金を貯めたり送金したりするのに銀行やクレジットカードを使うことはできない。
その代わりアルカイダが利用しているのは「ハワラ」と呼ばれる非正規の金融システムだ。送金仲介人のネットワークで当局の監視も受けないし、銀行のようなきちんとした取引記録も残さないから都合がいいのだ。
9・11テロの後、普通の銀行に預けられていた資産が差し押さえられたことも、アルカイダが地下金融を利用するようになった理由の1つだった。
時に人事管理もCFOの重要な職務となる。マスリは工作員の移動を助けるために、金や偽造パスポートなどを渡したりもしたはずだ。
従来のアルカイダは新人テロリストの訓練費用や生活費に資金援助を行なってきた。だが最近こうした金を切り詰めるようになっている。
おかげでテロリストの卵たちは、自腹で山を越えて訓練施設まで来なければならない。施設は小屋と言ってもよく、06年に衛星写真で捉えられたパキスタン国内の立派な訓練キャンプとは大違いだ。
だが組織の縮小はマスリにとって最大の不安要因ではなかったはずだ。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙が伝えたところによれば、アルカイダの資金や運営の責任者というのは危険なポストだ。01年以降、この職にあった7人が命を落としたという。
一般企業のCFOも「クビを切られる」ことはままある。だがテロ組織のCFOは本当に頭を吹き飛ばされてしまうらしい。
(The Big Money.com特約)
2450
:
チバQ
:2010/06/13(日) 00:58:39
>>2362
そもそも自治政府の議長選さえ行われていないわけで
http://mainichi.jp/select/world/news/20100613k0000m030039000c.html
パレスチナ:自治政府が地方選を延期
【エルサレム花岡洋二】パレスチナ自治政府は、自治区で来月17日に予定されていた地方選を無期限延期することを決めた。自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは既に選挙ボイコットを表明しており、ヨルダン川西岸のみで選挙を強行することの正当性への危惧(きぐ)などが背景にあったとみられる。
延期理由について自治政府は10日の声明で、主流派ファタハとハマスとの分裂統治に触れ、「和解への努力を続けるため」と説明した。しかしロイター通信の取材にファタハ幹部は、ファタハ内部の対立で候補者名簿を作れなかったと明かした。さらに別の幹部は、低い投票率でファタハの権威が揺らぐ恐れがあったと説明した。
自治政府での選挙を巡っては、今年1月に予定されていた自治政府議長と評議会(国会)の同日選も延期されたまま、新たな日程のめどが立っていない。
2451
:
チバQ
:2010/06/13(日) 00:59:10
http://mainichi.jp/select/world/news/20100612k0000m030051000c.html
ラファ検問所:いつ閉じるか知れぬ狭き門 待ち続ける人々
【ラファ検問所・和田浩明】イスラエルの封鎖下にあるパレスチナ自治区ガザ地区とエジプトを結ぶ唯一の公式の接点、ラファ検問所に入った。ガザ国際支援船団をイスラエル軍が急襲した事件を受け急きょ開門された。娘との久しぶりの再会を願う老いた母、外国で働くためビザを取得しようする男性。いつ閉じるか知れない狭き門の前で、多くの人が待ち続けていた。
9日訪れたエジプト側検問所では、30度を超す気温の中、ファトマさん(76)が座り込んでいた。娘と会うためヨルダンから駆けつけたが、「書類不備」で通過拒否。「戻って書類を整えてこいって。この年でそんな元気はない」。1948年のイスラエル建国で生まれ育った土地を追われた。ガザに嫁入りした娘とは4年も会っていない。「顔を見て話したいだけなのに……」
人1人が通れるほどの狭く高い鉄門から約100メートル歩くと体育館ほどの入国管理施設だ。膨らんだ旅行カバンを持った100人ほどが不安げな表情で通過許可を待っていた。
ムハンマド・アルハジさん(35)がサウジアラビアの大学から採用通知を受けたのは08年。ビザを取得するため4度ラファ通過を試み、ようやく許可が出そうだ。「仕事も見つけたのにたどり着けない。もどかしい」
数百メートル先のガザには、バスに乗り込み、鉄条網や装甲車の銃口の前を通って着いた。検問所脇の喫茶店で30人ほどが通過許可を待っていた。40代男性はカイロの親族との再会を目指す。94年から父祖の地ガザで暮らし始めた。「ここは大きな牢屋(ろうや)。でも必ず戻ってくる。自分の土地だからね」と笑顔を見せた。
検問所員によると、1日の開門以来、毎日700人前後がラファを通過。封鎖は07年6月にイスラム原理主義組織ハマスがガザを武力制圧して以来だが、今回はムバラク・エジプト大統領の命令による異例の「無期限開門」だ。だが、突然の再閉鎖もありうる。ある検問所職員は「命令があれば、当然閉める」と淡々と語った。
2452
:
チバQ
:2010/06/13(日) 09:43:57
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010061302000059.html
エジプト・ラファ検問所 ガザ つかの間?開放
2010年6月13日 朝刊
パレスチナ自治区ガザから到着したパレスチナ人ら=11日、エジプト東部ラファで
イスラエル軍の国際支援船拿捕(だほ)事件後、パレスチナ自治区ガザと接するエジプト東部ラファ検問所で、ガザ住民の出国が続いている。イスラエルとともにガザ封鎖を続けてきたエジプト政府が、国際社会の非難を回避するために急きょ開放したためだ。いずれ再び閉鎖されるとの観測が強いが、ガザ住民は「ずっと開放されると信じたい」と語る。 (エジプト東部ラファで、内田康、写真も)
「今日は人生の記念日だ。生まれて初めて外国に来たよ」
ガザの警察官マハムードさん(35)はエジプト入りすると、晴れ晴れとした表情になった。妻とカイロで不妊治療を受けるという。
ガザに向かった支援船の九人が死亡した翌日にあたる今月一日、エジプトは検問所を開放。治療目的などの入国や、食料品や日用品の搬入も認めた。
食料品や日用品など大きな荷物を抱えてガザに戻る人々
開放直後は一日数千人がガザから入国したが、今は百人程度。新品の冷蔵庫など大きな荷物を抱えてガザに戻る人も増えた。
ガザの公務員サーデディーンさん(53)は「殺された九人の血は無駄にならなかった。でも、いつか閉鎖されるよ」と寂しげだ。
エジプト政府は、ガザのイスラム原理主義組織ハマスの国内への浸透を恐れる。過去にも検問所を何度か開放したが、いずれも数日間限定だった。
周辺では、地下トンネルによるガザへの密輸防止のため、金属製地下壁の建設を進めており、三カ月以内に完成するという。ただ付近住民の間では「地下壁に穴を開けることに成功した」との話が広まっており、密輸は続くとの見方が強い。
2453
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/06/14(月) 17:01:29
http://jp.wsj.com/Opinions/Opinion/node_70945
【オピニオン】菅首相は米日関係を修復できる
マイケル・グリーン
2010年 6月 14日 14:29 JST
日本で民主党が政権を取ってから米日関係が緊張している、というのは控えめな表現だ。昨年9月に発足した
鳩山由紀夫前政権は、米抜きの「東アジア 共同体構想」を通じて同国の影響力を弱める方針を示した上、
在沖縄米海軍基地移設計画に待ったをかけ、アジアに大きなプレゼンスを有する米国に対する日本の協力姿勢に
疑問を呈した。
また、反官僚キャンペーンを展開したため、経験の乏しい閣僚が事務方の作業をし、脚本家や評論家が官邸で
安全保障政策の策定に当たるなど、政策決定過程が混乱した。最悪だったのは、当時の民主党幹事長だった
小沢一郎氏に、同盟反対・反市場主義を掲げる連立与党の社民党と国民新党の意向をくんだ決定をさせたことだ。
後任の菅直人首相は、外交政策や安保政策での実績はほぼ皆無だが、こうした過ちの修正には熱心なようだ。
就任最初の週に米日同盟が外交の基軸であると述べた。普天間飛行場の移設計画については米日合意を踏まえる
方針を示した。中国訪問より前にオバマ米大統領と会談するため上海万博訪問を見送った。アジア太平洋経済協力
会議(APEC)で、米も含めた太平洋自由貿易圏に関する計画を提唱した。なお一段と心強いのは、菅首相が
小沢氏の影響力を抑えたことから、民主党の重力の中心が前原誠司国土交通相と関係の深い国防の現実主義者側
に近づいたことだ。
以上はみな明るい兆しだが、米ではなお、オバマ政権は鳩山氏の価値を低下させたため、これから日本国民の
復讐を受けるとの論評がある。これは少し違う。在沖縄米軍の再編で現実的な案に至る見通しを失う危険を冒さない
範囲で、米政府は民主党政府に対する「戦略的忍耐」を示した。日本のメディアは全般に、両国関係の悪化の原因が
もっぱら鳩山政権にあると断定している。世論調査では、米日同盟支持率や対米好感度は横ばいを維持した一方、
鳩山首相支持率は20%を下回った。
より大きな問題は、オバマ政権が菅政権の誕生に安堵(あんど)し、両国関係に関して自己満足の自動操縦モード
に陥いる恐れがあることかもしれない。
この9カ月の米政府は、アフガニスタンからイランまで外交上の課題が山積し厳しい状況にある。筆者が参加した
ブッシュ政権の国家安全保障会議(NSC)では、早期に対日関係でハイレベルの戦略セッションが1つあり、
その後の日本政府との連携は共同戦略を理解し日本との共通の価値や利害を信じる当局者にスムーズに伝わった。
しかし、オバマ政権のNSCでは、ハイレベルのセッションが多数あるらしく、日本との同盟関係の軌道維持に腐心
しているようだ。事態が安定したように見える現在、真に危険なのはワシントンの日本疲れだ。
2454
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/06/14(月) 17:01:40
今は米国が米日同盟関係への注意を緩めるべき時ではない。米政府はこれまで9カ月にわたり日本政府に対して
守勢にあるが、中国政府は東シナ海や南シナ海で活発に活動しており、核技術を手にした金正日総書記は朝鮮半島
における抑止力と考えるものをちらつかせている。北朝鮮政府が起こしたとされる韓国の哨戒艦沈没事件は、
北アジアの防衛問題に再び目を向けさせた。
米国と日本は、太平洋における戦略的均衡がこれ以上崩れないよう新たな戦略を打ち出す必要がある。
日本政府は中期の防衛政策を策定中であり、数カ月後に報告書がまとまる予定だ。この報告書では米やアジア
同盟国との安保協力強化が勧告される公算が大きい。オバマ政権がアジア戦略にこれを取り込めば、米日関係
50周年に際して11月に予定されているオバマ大統領訪日で、同盟関係に関して明確なビジョンを打ち出せるはずだ。
主な要素として、両国の防衛における相互の役割と使命、アジアの持続可能な発展と民主主義的規範のサポートの
調整、米日二国間の経済提携協定や一帯の貿易自由化に向けた取り組みを盛り込むべきである。
両政府はまた、基地移設に関して再び沖縄からの支持を築く戦略が必要になるだろう。鳩山氏による突然の転換と
ポピュリズムのため、菅首相は正真正銘の政治的混乱を引き継ぐことになった。最悪のシナリオは、日本政府に
対するフラストレーションの高まりに乗じて基地反対派の候補者が11月の知事選を勝つというものだ。そうなれば
菅首相は、基地再編に関する米政府への言明を放棄するか、国会で法案を成立させて知事の決定を覆さなくては
ならなくなるだろう。
米日同盟をめぐる事態は改善しているようだ。菅首相は民主党政権下での外交政策の軌道に関する不透明性を
払しょくすべく重要な措置を講じている。他のアジア諸国は、敵も味方も同様に、オバマ政権が現状を超える
日米防衛戦略を持つか否かを見極めることになる。
(マイケル・グリーン氏は、戦略国際問題研究所《CSIS》の上級顧問兼日本部長)
記者: Michael J. Green
2455
:
名無しさん
:2010/06/14(月) 18:20:16
>>2446
> 日米分断を招きかねなかった「小沢大訪中団」
w
2456
:
チバQ
:2010/06/14(月) 22:45:40
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100614/mds1006142127004-n1.htm
連立協議混迷 新政権発足までなお数カ月? イラク国民議会ようやく招集 (1/2ページ)
2010.6.14 21:25
【カイロ=村上大介】イラクの旧フセイン政権崩壊後、選挙で選出された議会として2期目となる「イラク国民議会」(定数325)が14日、招集された。連立協議の混迷を背景に、3月7日の投票から初招集までに3カ月が経過しており、新政権発足はさらに数カ月先になるとの見方が強い。
連立協議の焦点は、選挙結果で第1勢力となったアラウィ元首相率いる世俗派中心の政党連合「イラキーヤ」(91議席)と、マリキ首相率いる第2勢力の宗派横断的政党連合「法治国家連合」(89議席)のどちらが連立形成の主導権を握るかにかかっている。
第1勢力と第2勢力の議席数が小差だったことから、マリキ首相は当初、選挙結果の再集計を主張。今月1日に開票結果が裁判所によって最終的に承認されると、今度は、第3勢力のイスラム教シーア派宗教政党を中心とした「イラク国民同盟」(70議席)との統一会派結成を10日に発表し、あくまでも首相続投に執念を燃やしている。
しかし、両会派を合わせても159議席で過半数に届かず、今後、クルド人勢力の取り込みが焦点となるが、イラク国民同盟との間では首相候補にも合意できていない。
両会派は、もともとシーア派宗教政党として1期目国民議会で統一会派を組んでいたが、今回の選挙前に分裂。選挙後に再び手を結ぼうとする動きの背景には、イラクの多数派を占めるシーア派社会全体の権益維持を図ろうとする構図があり、宗派主義の克服にはほど遠い現実だ。
一方、マリキ、アラウィ両氏は12日、選挙後初めて「友好的で前向きな会談」(マリキ氏)を行ったが、マリキ氏は、「選挙で第1勢力となった指導者として国を率いる」とのアラウィ氏の主張を受け入れず、協議は平行線に終わったもようだ。
宗派主義克服を訴えるアラウィ氏は、フセイン政権崩壊後は少数派の立場に追いやられたスンニ派の支持も集めており、イラキーヤ不在の政権が発足すればスンニ派が再び反発を強める懸念も強い。
14日の初議会は、当選議員が全員で就任宣誓文を唱和しただけで、約20分で休会に入った。
2457
:
とはずがたり
:2010/06/15(火) 00:30:10
沖縄米兵、0時以降の基地外飲酒は禁止…無期限
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20091215-481540/news/20100611-OYT1T00398.htm
在沖縄米4軍トップのテリー・ロブリング在日米軍沖縄地域調整官は11日、沖縄に駐在する全軍人を対象に、午前0時以降の米軍基地外での飲酒を禁じた。
3月から飲酒した米兵によるひき逃げ、当て逃げ事件などの不祥事が相次いだことを受けた措置。期限は設けていない。
発表によると、4軍は合同作業部会を設け、指導方針の見直しを検討。基地外で起こす事件の多くは飲酒絡みであるとして、今回の措置に踏み切った。
ロブリング調整官は「(指導方針の見直しで)地元社会の皆様との信頼、信用、友好関係を再確認することができると信じている」とのコメントを出した。
(2010年6月11日11時28分 読売新聞)
2458
:
チバQ
:2010/06/15(火) 00:36:05
http://mainichi.jp/select/world/news/20100614ddm007030123000c.html
パレスチナ:アラブ連盟がガザ地区訪問 ハマス幹部と会談
【カイロ和田浩明】アラブ連盟(22カ国・機構、本部カイロ)のムーサ事務局長は13日、イスラエル封鎖下のパレスチナ自治区ガザ地区を初めて訪問した。07年6月にガザを武力制圧したイスラム原理主義組織ハマスのハニヤ最高幹部と会談した。5月末のガザ支援船団急襲事件で高まる国際的なイスラエル批判をテコに封鎖解除圧力を強め、ハマスとパレスチナ穏健派ファタハの和解を促す狙いだ。
アラブ連盟は、中東での影響力を強化するイランが支援するハマスに距離を置いてきた。連盟中核のエジプトは「過激派流入阻止」などを理由にガザとつながるラファ検問所を原則封鎖、「イスラエルへの協力」と批判されてきたが、急襲事件で無期限開門に転じた。
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100615k0000m030071000c.html
イスラエル:政府が調査委員会を設置 ガザ支援船襲撃
【エルサレム花岡洋二】パレスチナ自治区ガザ地区へ支援物資を運んでいた支援船団がイスラエル軍に襲撃され、活動家9人が死亡した事件で、イスラエル政府は14日、調査委員会を設置した。ガザ地区の海上封鎖や公海での拿捕(だほ)が、国際法に照らし適法かどうかを調べる。オブザーバーに外国人2人を加えるが、潘基文(バン・キムン)国連事務総長らが求めた国際調査委員会に比べ、公正・中立性が疑問視されている。
調査委の委員長は、最高裁の元裁判官が務める。オブザーバーには、北アイルランド和平合意に貢献したとして98年にノーベル平和賞を受賞したデービッド・トリンブル氏と、カナダの元軍人を指名した。
ただ調査委は、軍が独自に行う内部調査を参照しバラク国防相や軍参謀総長らを聴取できるが、作戦に加わった隊員からは聞き取りは行わず、船団阻止の政治決定について適否を調べないなど、活動は制限されている。
イスラエル政府の調査委設置について、ギブス米大統領報道官は「前向きで大事な一歩だ」と評価した。しかし、国際社会はじめ、イスラエル国内でも政府から完全に独立した調査委の設置を求める声が上がっている。
2459
:
チバQ
:2010/06/16(水) 00:22:01
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100615/mds1006150729000-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】イスラエル 孤立が新たな火種呼ぶ? (1/2ページ)
2010.6.15 07:25
5月31日、イスラエル・テルアビブのトルコ大使館前でデモを行い、支援船団への急襲・拿捕の正当性を訴えるイスラエルの人たち。国際社会の世論と対立し、孤立感が高まっている(AP) イスラエルの孤立感が深まっている。5月末に民間人9人が死亡したパレスチナ支援船団への急襲・拿捕(だほ)事件で国際的な非難が高まったほか、直前には核拡散防止条約(NPT)再検討会議の最終文書で名指しで加盟を求められるなど、その外交的利益が損なわれる局面が続いているためだ。右派連立政権のベンヤミン・ネタニヤフ首相(60)はイランの核開発問題やパレスチナ問題での強硬姿勢を崩しておらず、その孤立感から国際社会の歯止めが利かずに新たな軍事紛争につながる懸念もある。
「イスラエルは、国際的な偽善攻撃の犠牲者だ」。フランス通信(AFP)によると、ネタニヤフ氏は2日、支援船団急襲とパレスチナ自治区ガザ地区の封鎖を正当化し、こう語気を強めた。ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスへの武器密輸を阻止する−というのがその主張だ。
だが、国際社会の見方は大きく違う。国連安全保障理事会ではイスラエルの武力行使を批判する議長声明を採択。中東での数少ない友好国の一つであるトルコは大使を本国に召還した。欧州連合(EU)もガザ封鎖解除を求める声明を発表し、「ガザに人道危機はない」とするイスラエル側の立場はほとんど受け入れられていない。
周囲をアラブ諸国に囲まれるイスラエルにとって、こうした“被害者意識”は建国当初からの国民心理ともいえるが、英誌エコノミスト・アジア版(6月5〜11日号)は、今回の事件ほど「イスラエルの自身を見る目と、外の世界からの見え方が乖離(かいり)したことはなかった」と伝えている。
中でもギクシャクしているのが、オバマ米政権との関係だ。バラク・オバマ大統領(48)が、国際テロなどの問題の解決には中東和平の推進が不可欠だとしているのに対し、ネタニヤフ氏はそもそも、パレスチナ側との和平交渉に懐疑的だ。
オバマ氏が主導したNPT再検討会議の最終文書でイスラエルが名指しされたことや、支援船急襲事件での安保理議長声明に米国が明確な反対をしなかったことは、イスラエルでは「裏切り行為と受け止められた」(エコノミスト)。イスラエルの対外情報機関、モサドのメイル・ダガン長官は1日、議会で、「米国はイスラエルを戦略的資産から重荷と感じ始めている」と述べ、対米関係の変化を警告した。
また、最近の両国の関係冷却化の背景として、「ネタニヤフ氏が前回、首相を務めた1996〜99年、当時のクリントン政権の中東和平の努力を妨げたことに米当局者が不信感を抱いている」(米誌タイム・アジア版=6月7日号)との指摘もある。
そのイスラエルと米国は、イランの核開発を安全保障上の重大な脅威ととらえることで一致してはいるものの、そこには温度差もある。
安保理で対イラン追加制裁決議が採択された9日、イスラエルは決議を歓迎しつつも「(内容が)不十分だ。別の手段が必要だ」と主張、単独でも軍事攻撃に踏み切る可能性を排除していない。これに対して米国は、イラクやアフガンに加えて新たな火種を抱えることには消極的だ。
一方、5月にイランの低濃縮ウランの国外移送案をまとめたトルコは、近年、イスラエルとシリアの交渉仲介役も務めてきた。イスラエルにとっては、域内での軍事・経済上の重要パートナーであるとともに、武力行使を抑えるストッパーでもあった。そんなトルコとの関係悪化が決定的となれば、イランやハマスといった敵対勢力への攻撃のハードルがさらに下がる可能性もありそうだ。
2460
:
チバQ
:2010/06/18(金) 00:14:05
http://www.asahi.com/international/update/0615/TKY201006150119.html
「W杯は反イスラム」TV観戦の2人射殺 ソマリア2010年6月15日10時46分
【ヨハネスブルク=古谷祐伸】南アフリカで開催中のサッカー・ワールドカップ(W杯)を観戦するのは、無政府状態のソマリアでは命がけの行為となる。首都モガディシオで12日、アルゼンチンとナイジェリアの試合をテレビで見ていた若者2人が、イスラム武装勢力に「サッカーはイスラムに反する」として射殺され、10人が逮捕された。
ソマリアではサッカーは人気スポーツ。しかし首都モガディシオのうち、イスラム武装勢力が支配する大半の地域では、サッカーはキリスト教文化に属するとして、観戦やプレーが禁止されている。11日のW杯開幕直前、有力な武装勢力ヘズブ・イスラムは「国際サッカー連盟のW杯とかいうものを見るのは許されない」と警告していた。
その恐怖にめげず、自宅でこっそり観戦していた若者らが、ヘズブ・イスラムの戦闘員の襲撃を受けて悲劇が起きた。逮捕された10人はイスラム法で近く裁かれる。
今回の南アW杯では、モガディシオ出身のラップ歌手ケイナーンさんが、W杯公式スポンサーのコカ・コーラ社が催したトロフィー巡回ツアーにあわせて、「ウェイヴィン・フラッグ」を歌い、世界中で人気を集めている。
2461
:
チバQ
:2010/06/23(水) 22:20:18
>>1831
http://www.afpbb.com/article/politics/2737317/5906998
アフガン駐留米軍司令官、更迭か 雑誌で政権批判
2010年06月23日 20:36 発信地:ホワイトハウス/米国
【6月23日 AFP】アフガニスタン駐留米軍の指揮を執っているスタンリー・マクリスタル(Stanley McChrystal)司令官が、米誌ローリング・ストーン(Rolling Stone)誌のインタビューで、オバマ政権の高官を批判したとして進退問題が持ち上がっている。
バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、司令官は「判断の過ちを犯した」と述べ、更迭する可能性も示唆している。
■雑誌で政府高官を批判
この記事で、まずマクリスタル司令官の側近がジョゼフ・バイデン(Joseph Biden)副大統領をあざけるような発言をし、国家安全保障担当の大統領顧問を「役立たずの道化」と呼んだ上、オバマ大統領との最初の会見でマクリスタル司令官は「失望した」と話している。
さらにマクリスタル司令官自身がパキスタン・アフガニスタン問題を担当するリチャード・ホルブルック(Richard Holbrooke)特別代表をあざけり、司令官の戦略に異を唱えていたカール・アイケンベリー(Karl Eikenberry)駐アフガニスタン米大使に「裏切られた」と述べたという。
オバマ大統領は22日、まずは直接話を聞くため司令官に帰国を命じた。マクリスタル司令官は21日に謝罪を発表した後、通常はアフガニスタンの首都カブール(Kabul)の司令部からテレビ会議で行っている月例戦況報告をホワイトハウスで行うためにワシントンへ発った。
文民でマクリスタル司令官の報道官の1人、ダンカン・ブースビー(Duncan Boothby)氏はすでに辞任している。司令官はワシントンへの到着を待たずに、すでに辞任を申し出たという報道もある。
■オバマ大統領怒る
ロバート・ギブズ(Robert Gibbs)ホワイトハウス報道官は、大統領はこの記事を読んで怒っていたと述べ、司令官更迭の可能性を排除しなかった。
オバマ大統領は、マクリスタル司令官を更迭すればアフガニスタン戦略の妨げとなりかねず、一方で発言を見逃せば弱い政権とみられかねないという、どちらにしても望ましくない選択を迫られた形だ。米軍が駐留9年目に突入したアフガニスタンに3万人の増派を進めている中、今回の記事で軍指導部とホワイトハウスの亀裂が露呈した。
オバマ政権内でマクリスタル司令官の発言が問題になったことは今回が初めてではない。前年にはロンドン(London)で行われた会議の場で、アフガニスタン駐留規模の削減を支持するバイデン大統領の主張を拒絶するような発言をしたことをとがめられている。
現在のアフガニスタン情勢はきわめて難しい重要な局面にある。春から南部で実施してきた旧支配勢力タリバン(Taliban)に対する作戦はペースが鈍る一方、米軍や国際治安支援部隊(ISAF)に対する攻撃は増加している。6月の米軍死者数はアフガニスタン駐留開始以降、最悪に近くなる見込みだ。
マクリスタル司令官が更迭された場合の次期司令官には、ジェームズ・マティス(James Mattis)海兵隊大将が有力視されている。(c)AFP/Dan De Luce
2462
:
チバQ
:2010/06/23(水) 22:21:14
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100623-OYT1T00958.htm
「暴走司令官」の政権批判、アフガン情勢に影
【ワシントン=黒瀬悦成】アフガニスタン駐留米軍のスタンリー・マクリスタル司令官が米誌「ローリング・ストーン」の記事でオバマ政権高官を批判し、戦況が一向に好転しないアフガン情勢に深刻な影を落とすのは避けられなくなった。
特殊作戦の専門家である司令官は、アフガン安定化の「切り札」として登用された経緯があり、23日に司令官と面談する大統領は、苦しい判断を迫られる。
「暴走司令官 本当の敵はホワイトハウスの腰抜け共だ」などと題された問題の記事は、フリー記者のマイケル・ヘイスティングス氏が司令官に長期にわたり密着取材し、司令官や側近の発言を紹介したものだ。これがオバマ大統領ら政権幹部の逆鱗(げきりん)に触れたのは、司令官や側近が、全軍司令官である大統領やアフガン政策に関与する高官を片っ端から批判し、戦時下の文民統制を脅かし、指揮命令系統を混乱させる行為と見なされたためだ。
記事によると司令官は、自らが提唱したアフガンへの大規模追加増派に反対したバイデン副大統領を「誰だい、そいつは?」と言って笑い飛ばした。また、アフガニスタン・パキスタン問題を担当するリチャード・ホルブルック特別代表に関しても、作戦に口出しをする厄介な存在と見なし、同代表の電子メールは「開ける気もしない」と述べた。
さらに司令官の側近も、アフガン問題を統括するジョーンズ大統領補佐官(国家安全保障担当)を冷戦思考から脱却できない「道化だ」とからかった。
司令官は昨年6月、更迭されたデビッド・マキャナン司令官に代わり、ゲーツ国防長官らが「大統領のアフガン戦略を遂行するのに最適の人材」と強く推して就任した。戦時下で現場の最高指揮官が更迭されたのは、1951年、朝鮮戦争でマッカーサー司令官がトルーマン大統領に更迭されて以来とされた。
ジョン・マケイン共和党上院議員ら、司令官の増派戦力を支持する勢力は、現時点で司令官が交代すれば夏以降に実施される南部カンダハル攻略作戦など、今後の戦略に悪影響が及ぶとして「更迭すべきでない」と主張するが、政権内では司令官を擁護する声は少ない。
(2010年6月23日20時51分 読売新聞)
2463
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:37:26
>>2402-2403
http://www.asahi.com/international/update/0703/TKY201007030302.html
「大統領」に野党党首 独立宣言のソマリランド2010年7月3日22時24分
【ヨハネスブルク=古谷祐伸】無政府状態のソマリアで唯一安定し、一方的に独立を宣言している北西部ソマリランド地域で6月26日、「大統領」を選ぶ選挙があり、現地の選挙管理委員会は1日、最大野党クルミエ(統一)党のアフメド・モハンマド・シランヨ党首の当選を発表した。任期は5年。国際社会に国として認めてもらえるよう、働きかけるのが最大の課題だ。
ソマリランドからの報道によると、独自の「憲法」で認められた3政党から、現職のカヒン大統領を含む各党首が立候補。109万人の有権者が登録し、53万人が投票した。シランヨ氏が49.6%を得票し、2期目を狙うカヒン氏の33.2%に勝った。
シランヨ氏は当選後、「国際社会にソマリランドを国として認めてもらうよう、精力的に戦っていく」と語った。
ソマリアは1960年、北西部が英国、中南部がイタリアから独立して建国した。バーレ大統領(当時)が追放されて無政府状態になった91年、ソマリランドが一方的に独立を宣言した。その後、北東部のプントランドも自治を宣言。現在は3分割状態だが、ソマリア暫定政府は首都モガディシオの一部を支配するに過ぎず、南部は無政府状態が続いている。
しかし、分離独立運動を嫌うアフリカ連合をはじめ、国際社会はソマリランドの独立を認めていない。直接援助や外国投資がほとんどなく、ソマリランド住民の大半は海外に住む親族の送金に頼る。
そのため、ソマリランド政府は平和と民主主義を国際社会にアピールして、国家承認を訴えていた。大統領選は03年以来。本来は08年に実施の予定だったが、有権者登録の不備を理由に実施が延び延びになり、カヒン氏に批判が集まっていた。
治安も課題で、ソマリランドでは近年、ソマリア南部を支配するイスラム武装勢力シャバブの勢力拡大が進む。ソマリランドとプントランドの境界線をめぐっても住民同士の争いがあり、投票日には衝突で4人が殺された。
2464
:
チバQ
:2010/07/04(日) 11:31:44
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010070102000060.html
沖縄に映るニッポン 基地は地元潤さぬ
2010年7月1日 朝刊
知念栄治・沖縄県経済団体会議議長と、国の振興事業で建てられた名護市の公民館(コラージュ)
那覇市のホテルに集まった沖縄県の経済界の重鎮十数人は、頭を抱えていた。視線の先には「怒」のプラカードを掲げた県民を映す全国ニュース。「今、首相に切り出したら、アメを求めているように誤解される」−。
五月二十三日。米軍普天間飛行場を名護市辺野古に移設する「結論」を携え、来県した首相(当時)の鳩山由紀夫は針のむしろに座らされた。この日、県内十二の経済団体でつくる「県経済団体会議」(議長・知念栄治)は振興策を首相に要望する予定だったが、対面した知念は話を封印せざるを得なかった。
「頼みたかったのは、観光など基地に依存しない振興策」。当時を振り返り、知念は明かす。懸念したのは、移設受け入れの見返りに政府と経済取引するように映るイメージ。そして何より、基地に伴う振興事業の「アメ」と、沖縄経済がワンセットで語られるリスクだ。「基地はもはや経済発展を阻害するものでしかない」と知念。そのことを政府も国民も取り違えてはいないか。疑念が消えない。
□ □
県民総所得に占める基地関連収入の割合は一九五〇年代、50%を超えていた。今は5%台。この春、県が初めて策定した将来設計「21世紀ビジョン」には「基地は経済非効率」と明快に書き込まれた。「『沖縄をこうしたい』と県が国に示す時がきた」。策定に携わった沖縄国際大学長の富川盛武は言い切る。
基地依存経済からの脱却が叫ばれる背後には、長年、アメにすがりつくあまり、振興とは裏腹に地域が疲弊した現実がある。
自民党政権下、普天間移設の候補地に浮上した名護市には、九七年度以降の十二年間で国から四百六十億円分の振興事業が降り注がれた。「道路や施設がみるみる新しくなった」。“基地マネー”効果に住民は目を見張った。だが、ほぼ同じ期間に名護市を含む県北部の建設会社三十社が倒産した。
「恩恵を受けたのは本土のゼネコンと一部の県内企業」と地元の土木会社社長(59)。特殊な設計の施設工事も多く、地元業者が入る余地は少なかった。
名護市の湾岸沿いを走る国道脇で、ひときわ目立つ赤瓦の屋根と朱塗りの柱。三億円の国の交付金で五年前に完成した豪華な建物は公民館だ。「雨風をしのげばいいだけの施設に大金を投じて。ばかばかしい話」。二〇〇八年に倒産した地元建設会社の元社長は「振興事業に果実なし」と、ため息をつく。地元にカネは落ちず、市中心部は空き店舗だらけに成り果てた。
□ □
脱・基地経済の先駆けの場所が本島中部の北谷(ちゃたん)町にある。国道とビーチに挟まれた四十二ヘクタールの地域は、元は米軍飛行場。ショッピングセンターや飲食店を誘致し、人出が絶えない。〇三年度で税収は二十年前の返還時の八十九倍に拡大した。
「やせ我慢でも『もう基地はいい』と声を上げないと」。疲弊する名護市に再び普天間移設の照準が定まったが、街づくりのNPO法人を運営する末吉司(42)はくぎを刺す。市内の商店街で空き店舗の再生に挑み始めたばかり。観光客に情報を発信し、にぎわい創出に思いをはせる。自立へのわずかな一歩。そこに沖縄が背負わされている基地の重しはない。 (敬称略)
<名護市に対する国の振興策> 普天間飛行場の辺野古移設を事実上盛り込んだ日米沖縄特別行動委員会(SACO)合意(1996年)に基づく補助金、市の移設受け入れ表明(99年)を受けた北部振興策、米軍再編への協力に応じて配分される再編交付金など、7つの制度が適用された。投入された国費は97〜09年度で総額460億円に上る。
2465
:
チバQ
:2010/07/10(土) 01:21:06
>>2461-2462
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100709-OYT1T00987.htm
米中央軍新司令官にマティス大将
【ワシントン=黒瀬悦成】ゲーツ米国防長官は8日、記者会見し、アフガニスタンやイラクなどを管轄する米中央軍の次期司令官に、統合戦力軍司令官のジェームズ・マティス海兵隊大将を起用すると発表した。
オバマ政権高官に対する批判発言でアフガン駐留米軍のマクリスタル前司令官が解任され、ペトレイアス前中央軍司令官がその後任に転出したことに伴う措置。
マティス大将は海兵隊の第1進攻旅団の司令官としてアフガンでの戦闘に参加したほか、イラクのファルージャでの戦闘を指揮した経験もある対テロ戦闘の専門家。上院承認を経て正式就任するが、5年前、「アフガニスタンで悪党連中を撃ち殺すのは最高に楽しい」などと発言して批判された過去があり、議会での承認手続きで同発言が問題視される恐れもある。
(2010年7月9日20時26分 読売新聞)
2466
:
チバQ
:2010/07/10(土) 01:21:55
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100710k0000m030085000c.html
米中東軍:司令官にマティス氏…アフガン巡り過去に失言
【ワシントン古本陽荘】ゲーツ米国防長官は8日、アフガニスタンやイラクを管轄する中東軍の次期司令官にマティス統合軍司令官(海兵隊大将)を充てる人事を発表した。大統領が正式に指名後、上院の承認を受け、就任する。だが、マティス氏は過去に失言が問題になったことがあり、問題視する声も出そうだ。
今回の人事は、文民批判で更迭されたマクリスタル前アフガニスタン駐留米軍司令官の後任にペトレアス前中東軍司令官が就任したことを受けたもの。ゲーツ長官は「傑出した戦闘指導者で、戦略的な思考の持ち主だ」と推薦理由を語った。
ロイター通信によると、マティス氏は05年の討論会で、「アフガンではベールをかぶっていないからという理由で女性をたたくやつらがいる。そんな連中を銃撃するのはとても楽しい」と発言。海兵隊司令官からけん責処分を受けている。ゲーツ長官は「その後の5年を見れば学習したことが分かる」と強調した。
毎日新聞 2010年7月9日 21時15分(最終更新 7月10日 0時23分)
2467
:
チバQ
:2010/07/11(日) 19:46:24
http://mainichi.jp/select/world/news/20100710dde007030002000c.html
韓国艦爆発沈没:安保理議長声明 韓国内「外交の惨敗」 李政権さらに苦境
【ソウル西脇真一】韓国哨戒艦沈没事件で、国連安全保障理事会が9日、北朝鮮の名指しを避ける議長声明を採択したことについて、韓国では「冷徹な国際社会の現実」を指摘する報道が目立った。野党からは「韓国外交の惨敗を率直に認めよ」との声も上がっており、首都機能移転問題など内政で苦境に立つ李明博(イミョンバク)大統領は、さらに難しい問題を抱えることになった。
声明では、「事件とは関係ないとする北朝鮮の主張に留意する」と、北朝鮮側の主張が併記された。ニュース専門テレビ「YTN」は、「(6月の)主要8カ国首脳会議(G8サミット)首脳宣言より後退した」と指摘し「中国とロシアが支える冷徹な国際社会の現実を認識する契機となった」と伝えた。
また、対潜水艦などの米韓合同訓練のため、米空母が黄海に入る可能性に中国が過敏に反応したこともあり、ある政府関係者は「韓国と北朝鮮の問題が、米国と中国という大国同士の問題にすり替わった」と落胆した。
10日付の朝鮮日報は社説で「北朝鮮の責任を問い、謝罪と再発防止を約束させるためにも南北対話を始めなければならない」と、李明博政権の対北朝鮮強硬策の限界を指摘した。
40代の会社員は「北朝鮮の魚雷攻撃だとする調査結果にまだ客観性が足りないと思っている人は多い。北朝鮮の言い分などもきちんと聞いてから外交舞台に持ち込んでも良かった」と話した。
毎日新聞 2010年7月10日 東京夕刊
2468
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/07/17(土) 02:01:26
「普天間」でも政府機能不全 当事者意識なき合意先送り論
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100716-00000047-san-pol
7月16日7時56分配信 産経新聞
参院選での民主党大敗を受け、菅直人政権は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の代替施設問題でも機能停止状態に陥っている。外務・防衛当局は同県名護市辺野古沿岸部に滑走路2本をV字形に配置する現行案ではなく、滑走路を1本とし、埋め立て工法で現行案よりも沖合に数十メートル移動させる修正案を軸に調整を進める考えだが、官邸側は結論を1つに絞り込むのに消極的だ。調整役であるはずの仙谷由人官房長官は15日の記者会見で、11月の日米首脳会談までに最終合意には至らない可能性も示唆した。
日米両政府は15日、ワシントンで専門家協議を再開し、8月末までに代替施設の具体的な位置や工法を検討する。9月にも開催する外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)で検討作業を完了するとしている。
外務・防衛当局が1本の滑走路を現行案よりも沖合に数十メートル移動させる案を有力視しているのは、現行案の位置で滑走路を1本にすると飛行経路が3つの集落上空にかかるが、沖合に出せば集落上空の飛行を最小限に抑えられるからだ。
大幅に移動させると環境影響評価(アセスメント)をやり直す必要が生じ平成26年までの完成時期が大幅にずれ込むものの、55メートルの範囲内の移動であれば現行案のアセスを活用できる。
修正案には埋め立て面積を最小限に抑え、環境に配慮している姿勢を前面に出す狙いもある。日本側は5月、辺野古沖合に杭(くい)打ち桟橋(QIP)方式で滑走路を建設する案を提示したが、米側はテロ攻撃の危険性などを理由に難色を示した。政府高官は「埋め立てならば米側の抵抗感も少ない」と語る。
外務・防衛当局は専門家協議で位置や工法について米側と詰め、沖縄県や名護市に打診する段取りを想定している。しかし、官邸サイドは積極的に動こうとしていない。県外移設を訴えた鳩山由紀夫前首相が辺野古移設を決断し沖縄県の反発を招いたためだ。民主党は参院選では候補者を擁立することもできなかった。
沖縄県では9月12日に名護市議選、11月28日に県知事選がある。仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事は「名護市長の反対を押し切るには『ブルドーザーと銃剣』(で建設を強行する)という方法しかない。それができるとは思っていない」と態度を硬化させている。
政府内では専門家協議の結論を複数案の併記にとどめ、最終合意の知事選後への先送りを模索する動きも出ている。仙谷官房長官も会見で、11月のオバマ米大統領の来日時に最終合意する可能性について「交渉事について今からお尻を切るとか切らないという話ではない」と述べた。当事者意識を欠いた発言といえる。
これに対し、米国防総省のモレル報道官は14日の記者会見で、複数案の併記による結論先送りを受け入れないとの考えを示した上で「8月末の期限に向けて作業することが大事だ。現時点では実現可能だ」と述べ、日本側を強く牽制(けんせい)した。
2469
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/07/17(土) 14:17:38
>>2010
で北沢防衛相が示した案が再浮上か。
これなら自民党も賛成するかな?
ソマリア海賊:NATO、日本に補給艦派遣要請 実施に法整備必要
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100717ddm003040066000c.html
東アフリカ・ソマリア沖の海賊対策を巡り、北大西洋条約機構(NATO)が日本政府に対し、海賊対策に従事しているNATO軍艦船の給油のため、自衛隊の補給艦を派遣するよう求めていることが16日、分かった。政府は給油活動の可能性について検討するが、補給艦を現地に派遣して給油活動を行うには、海賊対処法改正か新法制定が必要になる。
NATOは米国を中心とした軍事同盟で、8日に東京都内で開かれた日・NATO高級事務レベル協議で給油活動を要請。同協議は年1回、定期的に行われており、日本側は外務省の佐々江賢一郎外務審議官、防衛省の大江博防衛政策局次長、NATO側からは事務総長補が出席した。
海賊対策は自公政権下の09年3月、海上警備行動に基づき、護衛艦2隻の派遣で始まった。同7月には根拠法を海賊対処法に切り替えている。当時は海上自衛隊がインド洋で、テロ対策に従事する各国艦船に対し給油活動を実施しており、海賊対処法では外国船への給油は想定していなかった。
しかし、民主党政権が今年1月、自民党などの反対を押し切り、インド洋の給油活動から撤退。政府は16日、海賊対処法に基づく対処要項を閣議決定し、海賊対策を来年7月23日まで1年間延長した。インド洋の給油活動に代わる新たな国際貢献策として、海賊対策での給油活動を模索している。【仙石恭】
毎日新聞 2010年7月17日 東京朝刊
2471
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/07/23(金) 02:44:43
>>2469
自衛隊のソマリア沖派遣、1年延長へ 民主政調会が了承
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/3397
2472
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/07/23(金) 02:45:47
日本の国内事情に一定理解=普天間、期限前に刺激避ける?−米国防長官
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010072201024
【ジャカルタ時事】ゲーツ米国防長官は22日、北沢俊美防衛相が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の代替施設問題の決着を11月の沖縄県知事選後に先送りする考えを示していることについて、「日本政府は明らかに幾つかの国内の政治的課題に直面している」と述べ、一定の理解を示した。訪問先のジャカルタ市内で時事通信社など同行記者団や地元メディアと記者会見して語った。
普天間飛行場の沖縄県内移設に対する地元の反発が依然強いことや、参院選での与党敗北で、菅政権が政治的に不安定な状態であることに配慮したものとみられる。
また、個人的な見解とした上で「日本政府が問題に取り組んでいる間、我慢することはいとわない」とも語った。一方で「日米両政府が普天間問題を前進させることで合意したことに感謝している」とも強調した。
5月の日米共同声明は、両政府の専門家が8月末までに代替施設の位置や工法などの検討を終えるよう明記している。期限が迫る中で、圧力を掛けたと批判を浴びないよう刺激を与える表現を避けた可能性もある。
(2010/07/22-22:21)
2473
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/07/26(月) 21:29:32
> 今後約10年間の防衛力整備の指針となる防衛大綱の策定は当初、昨年末に予定されていたが、政権交代に伴い、1年先送りされた。新たな懇談会が今年2月に発足し、議論を重ねてきた。
自衛隊、沖縄・南西に重点配備…安保懇が提言
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100726-OYT1T00032.htm
政府の「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」(菅首相の諮問機関、座長=佐藤茂雄・京阪電気鉄道最高経営責任者)が来月上旬に首相に提出する報告書原案の全容が25日、判明した。
朝鮮半島や台湾海峡有事を念頭に、機動的で実効性のある防衛力整備を目指すことを打ち出し、冷戦時代からの国防の基本方針だった「基盤的防衛力構想」の見直しを提言している。集団的自衛権をめぐる憲法解釈見直しの議論を踏まえた制度整備を提言し、武器輸出3原則の緩和も求めている。
報告書は、民主党政権下で初めて策定される新たな「防衛計画の大綱」(防衛大綱)のたたき台となるもので、年末の大綱策定にどう反映されるかが今後の焦点となる。
原案では、冷戦時代以降、自衛隊を全国に均衡配備する根拠となってきた基盤的防衛力構想について、現在の安全保障環境にそぐわないとして撤廃を提起。朝鮮半島や台湾海峡有事とともに、「限定的で小規模な侵略」などの有事に能動的に対処できる態勢整備を求めている。
具体的には、単一のミサイル攻撃といった事態への対処より、「複合的な事態の発生に対処できる機動的、弾力的、実効的な防衛力整備」を提言している。部隊配備は、全国均衡から沖縄・南西諸島重視への転換が視野にある。
また、世界の平和と安定に貢献する「平和創造国家」を目指すべきだとし、国連平和維持活動や海賊対処、災害救援活動に積極参加できる整備を促している。
集団的自衛権については、米国に向かうミサイルの迎撃を可能とするために憲法解釈を見直すべきだとした過去の議論を踏まえ、自衛隊がそうした事態を想定した演習を行えるよう、態勢の整備を求めている。
諸外国への武器や関連技術の輸出を禁じた武器輸出3原則については、米国やその同盟国など、価値観を共有する国との装備品の共同開発・生産や、日本企業による国際開発・生産計画への参加を認めることを提言している。
日米同盟については、日本の安全保障戦略や地域の安定に極めて重要だとした上で、沖縄の戦略的重要性は今後一層高まるとし、在日米軍基地の安定運用に向け、基地の日米共同使用の推進などを提言している。
今後約10年間の防衛力整備の指針となる防衛大綱の策定は当初、昨年末に予定されていたが、政権交代に伴い、1年先送りされた。新たな懇談会が今年2月に発足し、議論を重ねてきた。
◆基盤的防衛力構想=1976年策定の防衛大綱で打ち出された防衛力整備の概念。各種侵略に対して独立国として必要最小限の防衛力を保有するとし、力の空白を作らぬよう、自衛隊部隊を均衡に配備するべきだとした。「存在することが自衛隊の仕事」という考え方の源流ともいわれる。冷戦後の95、2004年に策定された二つの防衛大綱でも撤廃されず、部隊編成の硬直化の一因とされてきた。
(2010年7月26日03時02分 読売新聞)
2474
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/07/26(月) 21:58:37
>>2469
社民党が離脱した今の方が通るのでは?
> 参院選の結果、衆参両院の多数派が異なる「ねじれ」が生じ、関連法案が成立するかは不透明な情勢
ソマリア沖へ補給艦検討=外国艦船に洋上給油−政府
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010072400217
政府は24日、アフリカ・ソマリア沖の海賊対策として、海上自衛隊の補給艦を新たに派遣する方向で検討に入った。現地で海賊と対峙(たいじ)する各国艦船への洋上給油ができるよう、9月召集見通しの本格的な臨時国会への関連法案提出を目指す。政府はスーダンでの国連平和維持活動(PKO)への自衛隊派遣を見送ったばかりで、今後はソマリア沖への補給艦派遣を日本の新たな国際貢献活動としてアピールしたい考えだ。
ソマリア沖では現在、海賊対処法に基づき、海自の護衛艦とP3C哨戒機が活動中。政府は先に、海自の派遣期間を今月24日から1年間延長することを決めたが、同法が規定していない他国艦船への給油を可能にするため、新法案か法改正案の取りまとめに向け、検討に着手した。
海賊対策に参加する各国艦船は、現状では給油のために周辺国に寄港する必要があり、日本に対し補給艦派遣の要望は強かった。これに関し、折木良一統合幕僚長は22日の記者会見で「(洋上)補給によって寄港が減る。運用の効率性から言えば、有効ではないか」と補給艦派遣の意義を強調した。
ソマリア沖への補給艦派遣をめぐっては、北沢俊美防衛相が昨年10月、インド洋での給油活動から撤退する海自部隊の転用を検討する考えを表明。このときは実現しなかったが、防衛省幹部は「リスクが少ない割に貢献度の高い任務」と指摘していた。ただ、参院選の結果、衆参両院の多数派が異なる「ねじれ」が生じ、関連法案が成立するかは不透明な情勢で、補給艦派遣の実現は曲折をたどりそうだ。
(2010/07/24-15:22)
2475
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/07/29(木) 01:45:53
沖縄知事選後に先送り=普天間決着で政府方針−複数案、米も了承
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010072900006
政府は28日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設に関する最終決着の時期を、11月28日の沖縄県知事選以降に先送りする方針を固めた。同県名護市辺野古に移設するとした日米の合意に沖縄が反発する中で結論を急いでも、実現の見通しが立たないためだ。日米の専門家が8月末までに検討を完了するとした代替滑走路の位置や工法についても、案を一つに絞り込まずに複数案とする。
政府関係者は28日夜、「知事選の結果を見るまで(普天間問題は)政治判断できない」と述べた。11月13、14両日のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため予定されるオバマ米大統領の来日前の解決は見送られることになり、日米関係に影響を与えるのは確実だ。
一方、政府高官は専門家による代替滑走路の位置や工法の検討について、「米側も複数でいいと了解している」と説明。日本側が26、27両日の専門家協議で提案した、滑走路を2本から1本に削減する案についても「1本でも2本でもいい」と語り、米側が容認したことを示唆した。
政府は沖縄県知事選前に日米両政府だけで工法などを決めた場合、地元の一層の態度硬化は避けられないとみて、複数案を認めるよう米側と調整していた。
菅直人首相は28日、首相官邸で前日に続き仙谷由人官房長官や岡田克也外相、北沢俊美防衛相、前原誠司沖縄担当相と会談。外務、防衛両省の実務者も交え、専門家協議の報告を受けた。
(2010/07/29-01:04)
2476
:
小説吉田学校読者
:2010/08/09(月) 20:59:02
平成によみがえる「三国同盟なかよしこよし」。しかし、リンク先見ましたけど、私はこの世界観は共有出来ないなあ。
在日米軍:“萌え”でアピール 日米同盟の意義、漫画で
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100809rky00m040008000c.html
在日米軍は8日までに、公式ホームページで日米同盟の意義をアピールする漫画「わたしたちの同盟〜永続的パートナーシップ」の公開を始めた。日米安保改定50年を記念したもので、日本語で書かれている。
在日米軍が漫画で広報するのは初めて。「日米同盟」を分かりやすく紹介することを試みている。日本国内での理解を深めることが狙いとみられるが、普天間飛行場の返還・移設問題などで日米安保条約、日米関係の在り方への疑問の声がある中、懸念を抱いた米側が異例の広報に乗り出したことがうかがえる。
登場人物は、日本人の少女とその家を守ろうと居候する米国少年。家の中に現れたゴキブリを少年がたたきつぶし、なぜ家を守るのかと問われた少年が「゛同盟゛なカンケイ」「大切なトモダチだから」と答える場面がある。イラク、アフガニスタンで戦争を続けてきた米国の敵へのイメージを連想させるものとして波紋が広がりそうだ。
「日米同盟ってなんだろう?」などのコーナーも設け、米国が民主主義や市場経済の面から自国と似ている日本を放っておけずに守っていると強調している。
さらに米陸軍の第1軍団前方司令部と陸自の中央即応集団司令部がキャンプ座間(神奈川県)に移転することを挙げ、米軍と自衛隊がより緊密な協力関係を築いていると位置付けている。
そのリンク先
http://www.usfj.mil/Manga/Vol%201/Page%205/Issue1_100708-5sm.jpg
2477
:
チバQ
:2010/08/17(火) 21:51:49
>>2411
とか
まだ決まってなかったんだね
http://mainichi.jp/select/world/news/20100817dde007030002000c.html
イラク:連立協議が中断 「宗教対立をあおる発言」と第1党、首相に反発
◇政治空白、治安悪化の懸念
【カイロ和田浩明】イラクのアラウィ元首相が率いる政治会派「イラク国民運動(イラキヤ)」は16日、マリキ首相の会派「法治国家連合(SLC)」との連立協議を中断したことを明らかにした。3月の総選挙後に始まった連立交渉は、新首相人事を巡る対立で5カ月以上も迷走し、混迷がさらに長引くことになる。8月末の駐留米軍戦闘部隊の撤退が迫る中、政治空白が治安悪化を招くことが懸念される。
総選挙(定数325)では、イラキヤが91議席で第1党となり、89議席を得たSLCが小差で続いた。
停滞する組閣作業にしびれを切らした市民団体などは同日、中断している連邦議会での議長、大統領指名手続きなどの再開を求め連邦裁判所に提訴した。
イラキヤのダムルージ報道官は毎日新聞の取材に対し、イラクの多数派であるイスラム教シーア派のマリキ首相がテレビインタビューでイラキヤを「スンニ派の会派」と呼んだことが理由だと話した。報道官は「宗派間対立をあおる発言で容認できない」とし、マリキ首相が公式に謝罪するまで連立交渉を中断すると述べた。
イラキヤを率いるアラウィ氏はシーア派だが世俗主義を掲げ、総選挙では少数派スンニ派の支持で第1勢力となった。各宗派を代表する「国民会派」を自称して支持拡大を図っているため、マリキ氏の発言に強く反発したと見られる。
SLCは、70議席を獲得したシーア派会派「イラク国民同盟(INA)」と統一会派を結成している。このため、押された形のイラキヤが巻き返しを図ろうと交渉凍結カードを切った可能性もある。
イラクの治安状況は内戦状態だった06〜07年より改善したが、政治空白を突いたと見られる治安要員への攻撃や国際テロ組織アルカイダ系勢力の活動は続く。イラク軍のゼバリ参謀長は11日、「国軍の自立は20年までかかる」と述べ長期の米軍支援が必要との見方を示した。
2478
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/08/19(木) 22:34:00
制服組にフォローされる首相。
> 首相が会談の冒頭で「昨日予習したら防衛相は自衛官ではないそうだ」「改めて法律を調べたら首相は自衛隊の最高の指揮監督権を有すると規定されている」と認識不足ともとられかねない発言をしたため、会談終了後に折木幕僚長が「冗談で、指揮官の立場は十分自覚されている」とフォローする一幕もあった。
菅首相、自衛隊幹部と19日に会談=民主政権で初
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010081800361
菅直人首相は19日、統合幕僚長ら自衛隊幹部を首相官邸に呼び、朝鮮半島情勢や在日米軍の抑止力などについて直接意見を聞く。政府関係者が18日明らかにした。民主党政権下で、首相と制服組トップによる本格的な協議は初めて。
会談には折木良一統幕長や陸海空3幕僚長らが出席、北沢俊美防衛相も同席する。北東アジアでは、北朝鮮が金正日総書記の後継問題を抱えるほか、中国が経済発展を背景に軍事力を増強している。自衛隊幹部らは、こうした情勢について軍事的観点から詳しく報告するとみられる。
(2010/08 /18-12:42)
菅首相:自衛隊4幕僚長と会談 民主政権で初めて
http://mainichi.jp/select/today/news/20100820k0000m010045000c.html
2010年8月19日 20時26分 更新:8月19日 21時25分
菅直人首相は19日、折木良一統合幕僚長と陸海空自衛隊の各幕僚長の計4人と首相官邸で会談した。4幕僚長と首相の会談は民主党政権で初めて。北沢俊美防衛相も同席し、自衛隊の海外派遣、年末に策定する防衛大綱などについて意見交換した。
首相は「制服組の皆さんと意見交換する機会が少なく、国会でも指摘された」と会談に至った経緯を説明。PKO(国連平和維持活動)や国際緊急援助隊の派遣手続きなどに関心を示し、「最高指揮官の私と現場の最高幹部が頻繁にこういう機会を持つのは非常に有意義だ」と語った。
ただ、首相が会談の冒頭で「昨日予習したら防衛相は自衛官ではないそうだ」「改めて法律を調べたら首相は自衛隊の最高の指揮監督権を有すると規定されている」と認識不足ともとられかねない発言をしたため、会談終了後に折木幕僚長が「冗談で、指揮官の立場は十分自覚されている」とフォローする一幕もあった。【横田愛】
2479
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/08/19(木) 22:54:21
>>2478
関連記事。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/3556
2480
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/08/19(木) 23:00:19
>>2478
の経緯について。
菅首相:4幕長と会談 自民・石破氏の要望受け−−きょう
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100819ddm005010162000c.html
菅直人首相は19日、民主党政権発足後、初めて自衛隊の統合・陸海空の4幕僚長と首相官邸で会談し、北朝鮮情勢など安全保障問題について意見を聞く。首相は就任以降、防衛省の情報本部長から定期的に報告を受けているが、4幕のトップと会談するのは異例。自民党の石破茂政調会長が衆院予算委員会で首相に訴えた要望を取り入れた形で、ねじれ国会の中、野党に配慮をしたとみられる。
会談には、折木良一統合幕僚長▽火箱芳文陸上幕僚長▽杉本正彦海上幕僚長▽外薗健一朗航空幕僚長−−が出席。安全保障環境など国際情勢のほか、年末に民主党政権として初めて改定する「防衛計画の大綱」(防衛大綱)についても意見を求めるとみられる。
会談を巡っては、石破氏が2日の衆院予算委員会で「就任以来、制服組から意見を聞いたのか。(鳩山由紀夫)前首相がきちんと意見を聞いていれば、米軍普天間飛行場の移設問題はこんなに迷走したはずがない」などと指摘。首相は、「そういう機会はできるだけ早い段階で設けたい」と答えていた。【仙石恭】
毎日新聞 2010年8月19日 東京朝刊
2481
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/08/20(金) 12:55:01
>>2478
> 首相は「(構想を)ある程度理解できた。(構想を維持すべきだという)立場の人の意見も聞きたい」と答弁した。これでは、基盤的防衛力構想に関して、報告書案をそのまま受け入れるつもりはないと明言したに等しい。
> 報告書案提出は6日に予定されていたが、大幅に遅れている。「首相のスタンスと異なり、官邸が扱いに困っている」(政府筋)
首相、4幕僚長と初面談 「弱点」安保で右往左往 石破元防衛相の指摘に過敏反応 安保懇の報告書は宙づり (1/2ページ) [はてなブックマークで表示] [コメントビューワーで表示] [はてなブックマークに追加]
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100819/plc1008192247017-n1.htm
2010.8.19 22:43
菅直人首相が「弱点」の安全保障政策をめぐり右往左往している。19日には自衛隊の統合・陸海空4幕僚長と首相官邸で初めて意見交換したが、“勉強不足”をかえって露呈してしまった。年末に改定する「防衛計画の大綱」のたたき台として現実路線の提言を打ち出した諮問機関の報告書も宙づりのまま。米軍普天間飛行場(沖縄県宜(ぎ)野(の)湾(わん)市)の移設問題で自滅した鳩山由紀夫前首相と同じく安保政策が政権のネックとなりつつある。(半沢尚久)
「改めて法律を調べたら自衛隊に対する最高の指揮監督権を有していた…」
首相は4幕僚長との会合の冒頭にこう発言した。折木良一統合幕僚長は「冗談だと思う」とフォローしたが、首相は「予習したら防衛相は自衛官ではないんだそうですね」とも述べており、最高指揮官としての自覚欠如は否めない。
会合のきっかけは今月2日の衆院予算委員会だった。安保通で知られる自民党の石破茂政調会長に「制服組から意見を聞いたのか」と問い詰められ、首相は「機会を見つけて話を聞きたい」と明言した。2週間余りで“公約”は実現されたが、自民党議員は「軍事のプロに耳を傾ける必要性など考えていなかったのだろう」と冷ややかだ。
石破氏は防衛大綱改定を念頭に「基盤的防衛力構想」に代わる新たな概念を採用する考えがあるかどうかもただした。これは必要最小限の防衛力を保有すべきだとする東西冷戦期の構想で、首相の諮問機関「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」は報告書案で「有効ではない」と明記している。
ところが、首相は「(構想を)ある程度理解できた。(構想を維持すべきだという)立場の人の意見も聞きたい」と答弁した。これでは、基盤的防衛力構想に関して、報告書案をそのまま受け入れるつもりはないと明言したに等しい。
報告書案は、ほかにも安保政策の抜本転換を促す提言をふんだんに盛り込んだが、ことごとく首相の主張と開きがある。
たとえば、報告書案は集団的自衛権をめぐる憲法解釈を「柔軟に変える必要がある」と指摘。非核三原則も、米国の「核の傘」の重要性に触れた上で、三原則のうち「持ち込ませず」の見直しを促している。
ところが、首相は集団的自衛権の解釈を「変える予定はない」と明言した。非核三原則に関しては厳格化に向け、法制化を検討する考えを示唆している。
報告書案提出は6日に予定されていたが、大幅に遅れている。「首相のスタンスと異なり、官邸が扱いに困っている」(政府筋)ようだが、このままでは安保問題への首相の不勉強と無関心をますます世間にさらすことになりかねない。
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