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自民党スレ2

663OS5:2025/08/16(土) 23:06:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee0dbda949aae481a4a2e5d2bb25f361befd2026
自民支持、49歳以下は1ケタ◇時事通信8月世論調査【解説委員室から】
8/16(土) 9:00配信


時事通信

自民党本部=4日、東京・永田町

 時事通信の8月世論調査によると、自民党の支持率は15.7%(前月比0.7ポイント減)に続落し、2024年10月に発足した石破茂内閣で最低を更新した。支持率が16%を切るのは、岸田文雄内閣時の同年5月(15.7%)以来、1年3カ月ぶり。このうち、「40歳代」以下の世代は1ケタで、中年以下の支持離れが鮮明だ。(時事通信解説委員長 高橋正光)

【図解】政党支持率の推移

 ◇参政、国民が上位

 調査は8〜11日に、全国の18歳以上の2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は56.9%。

 それによると、自民党の支持率は引き続き全党でトップ。ただ、世代別に見ると、「18〜29歳」は9.2%(前月比2.1ポイント増)に伸びたものの、「30歳代」4.8%(同7.5ポイント減)、「40歳代」6.3%(同6.7ポイント減)とそれぞれ急落。これらの世代で、参政党と国民民主党を下回った。

 「50歳代」は13.6%(同0.8ポイント減)、「60歳代」は15.4%(同1.5ポイント増)、「70歳代」は29.2%(同3.2ポイント増)。

 12年12月の自民党の政権復帰以降、自民党支持率の最低は24年1月の14.6%。この時でも、支持率が1ケタだったのは「30歳代(9.1%)」だけ。「40歳代」以下の全ての世代で1割に届かなかったのは、今回が初めてだ。

 性別では、男性17.9%(同0.6ポイント増)、女性13.1%(同2.3ポイント減)。地域別は、東京23区と政令市の「21大都市」13.8%(同2.4ポイント減)、「その他の市」16.4%(同0.2ポイント増)、「郡・町村」17.3%(同0.2ポイント減)。「21大都市」は24年1月を下回っており、落ち込みが目立つ。

 ◇立民5.5%、4位に後退

 自民党以外の支持率は、参政党7.6%(前月比2.9ポイント増)、国民民主党6.8%(同3.7ポイント増)、立憲民主党5.5%(同±0)、公明党3.7%(同0.6ポイント増)、日本維新の会2.4%(同0.9ポイント増)、共産党1.8%(同0.2ポイント増)、日本保守党1.6%(同0.5ポイント増)、れいわ新選組1.5%(同0.6ポイント減)の順。参政は初めて2位になり、立民は4位に後退した。

 参院選で参政と国民は議席を大幅に増やしたが、支持率の面でも両党の勢いを裏付けた。

 また、両党の性別の支持率は、参政は男性10.2%(同3.8ポイント増)、女性4.3%(同1.3ポイント増)。国民は男性8.5%(同4.4ポイント増)、女性4.7%(同2.8ポイント増)。女性の支持拡大が、共通の課題であることがうかがえる。

 ◇70歳以上の内閣支持、47.1%に急伸

 一方、石破茂内閣の支持率は27.3%(同6.5ポイント増)、不支持率は49.6%(同5.4ポイント減)。支持率はやや持ち直したものの、発足以来、1回も支持が3割に届いておらず、政権末期の状態に変わりはない。

 世代別では、「40歳代」以下の世代は1割台、「50歳代」「60歳代」は2割台と低迷したままだが、「70歳以上」は47.1%(同16.5ポイント増)に急伸。唯一、支持が不支持(36.8%)を上回った。

664OS5:2025/08/16(土) 23:09:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7e903f5a132b5a60463aafb3b62f5af180055cd
「誰がこんな泥舟に乗りたいもんか」後任幹事長も決まらない石破政権…「総裁選前倒し」規定発動の前にささやかれる自壊シナリオ
8/16(土) 8:01配信

集英社オンライン

「反石破派」による包囲網は着々と…

先の参院選では自民党は大敗した。昨年の衆院選、今年の都議選に続き、さきの参院選でも敗れノックアウト寸前の石破茂政権。総理退任論が党内外から湧き上がるなか、政権はいつまで続くのか? 石破総理本人は並々ならぬ続投への意欲を隠さないが、自民党内では「反石破派」による包囲網が刻一刻としかれつつある。

【画像】反石破派に軍配があがった両院議員総会の様子

反石破派に軍配があがった両院議員総会
「私どもとして引き続きこの日本国に責任をもってまいりますために色々なご意見を承りたい」

最高気温が35度とうだるような暑さだった8日の東京・永田町。自民党本部では両院議員総会が開かれた。党大会に次ぐ意思決定機関と言われる会合の席で、石破総理は改めて「続投」への意欲を見せた。

総会には党所属議員297人のうち、253人が出席。そのうち35人が発言した。石破総理が自身のX(エックス)にアップした写真では、空席が目立ってみえるが、実際には8割以上の党所属議員が出席していた。

この総会については、開催前から水面下で石破執行部と反石破派の間で苛烈な駆け引きが繰り広げられていたことが取材によってみえてくる。結論から先に書いてしまうと、反石破派側に軍配が上がったと言えるだろう。

自民党史上初の「総裁選前倒し」実現か
両院議員総会は党所属議員3分の1の署名で執行部に対して、開催を求めることが出来る。旧茂木派などが中心になって今月上旬にはほぼ署名は集まった。

そうした情報を入手し、署名が提出されることが不可避とみた石破執行部側では森山裕幹事長が先手を打った。

前もって「両院議員総会で総裁の辞任は決められない」という自民党のルールがあることを石破降ろし側へ通告した。開催日も議員が地元に戻る金曜の午後に設定し、2時間で終わるように仕組む念の入れようだった。

それに対して、石破降ろし側は「石破総理を辞任に追い込む」という直接対決から、「総裁選前倒し」の可否と検討を求める、という防衛ラインをあえて下げる作戦をひそかに練っていた。

出席した議員に取材すると2時間の流れはこうだ。まず冒頭で石破総理が「関税交渉、米問題、防災をどうするのか。引き続き日本国に責任を持っていく」と続投を宣言した。」」」
有村会長のナイスな裁定だった」(閣僚経験者)
それに対して、旧安倍派の青山繁晴参院議員がマイクを握って「総理は辞めるべきだ」と公然と辞任を求めた。そうした「石破降ろしの声」をひな壇に座り、相手を見ずに腕を組んで聞き置くようなしぐさの石破総理に対し、「いつまで続けるつもりだ」など罵声も飛び交ったという。

局面が変わったのは開会から1時間ほどたってから。司会進行役の有村治子両院議員総会長がこう切り出した。

「総裁選を前倒して実施するべきかどうかに絞って意見をお願いします」

ここで臨時総裁選を実施するべきだという声が続き、有村会長が「総意でよろしいですね?」と問いかけると、拍手が巻き起こった。この瞬間、総裁選前倒しに向けて検討と準備を進めていくことが決まった。

「党則に則って総裁選が前倒しされるだろう。この流れをつくった有村会長のナイスな裁定だった」(出席した閣僚経験者)。

有村氏は「石破総理の続投を認めない」と語ったとされる麻生太郎元総理が率いる麻生派に所属している。「反石破派」と事前に入念に打ち合わせたとみられるスムーズな進行だった。それまで「石破は辞めろ」といっていた反石破派の議員たちも一気に歩調を合わせたからだ。

665OS5:2025/08/16(土) 23:09:51
総裁選の前倒しとは?
自民党の総裁任期は3年だ。昨年9月に総裁選を制した石破総裁の任期はあと2年残る。自民党の党則に総裁をクビにできる規定はない。

ただ、総裁選を前倒して実施することができる規定がある。党則6条4項にある「総裁選前倒し規定」だ。事実上の「総裁リコール規定」と言われている。

2001年の「森降ろし」のときだ。「自民党には自分たちが選んだ総裁を辞めさせる規定がないじゃないか」と気づかされることになり、2002年に新たに設けられた規定だ。

「自民党に所属する国会議員と都道府県連代表の総数の過半数の要求があれば臨時の総裁選が行われる」と記してある。

自民党の党所属議員は衆参295人(衆参議長除く)。都道府県連代表が47人。総数342人中の172人の要求が必要だ。ただ、これまでこの規定が行使されたことは一度もなく、172人の賛否の意思確認の方法などは明記されていない。

今後の意思確認の方法などを総裁選選挙管理委員会で決めてから、同委員会が意思確認を実施していくことになる。

山場は参院選の総括と森山幹事長の去就
ただ、同委員会は11人中6人がいまは落選していて欠員だ。委員長の逢沢一郎衆院議員は海外出張などもあり、動き出すのは早くても8月下旬以降になるだろう。

お盆休み明けの19日にも初回となる会議を開く予定だが、欠員を補充して意思確認の方法を定めることから始めることを考えれば、「少なくとも1カ月以上はかかる」(同委員会のメンバー)とみている。

総会は「反石破派」の作戦勝ちだった。ただ、その意思確認やその方法の確立には相当の時間がかかる。その前にやってくる山場が今回の歴史的な大敗をめぐる「参院選の総括」だ。

8月の最終週にも開催予定だが、その席で森山裕幹事長は「責任を明らかにしたい」と自らの辞任を示唆している。

「石破政権は森山幹事長でもっている」

与野党限らず、永田町ではもはや定説と言えるだろう。自民党内に派閥など足場のない石破総理に代わって党内ににらみを利かせ、野党との太いパイプで少数与党国会を乗り切ってきた。石破総理も「森山さんがいなければ政権運営はできない」とその存在の大きさを認めている。

その森山幹事長が8月末に退任意向を表明したらどうなるか。9月末の自民党の役員任期を前に後任の幹事長を決めなければならない。いつ終わるか分からない政権だ。後任の幹事長選びは難航するだろう。

党内を見渡してみて、石破総理に近い議員の一人は野田聖子元総務大臣の名前を挙げる。自民党史上初の女性幹事長と話題性はあるが、衆参の少数与党という状況で、野党との折衝などとても森山幹事長の後任が務まるとは思わない。

「誰がこんな泥舟に乗りたいもんか」
備蓄米への素早い対応で評価を上げた小泉進次郎氏を挙げる声もある。ただ、小泉氏自身が今回の大敗を「重く受け止めるべきだ」と語っていて、今以上に石破総理を支える側に回ることはないだろう。

後任の幹事長が決められない。さらに同じ党四役のうち、木原誠二選挙対策委員長も総括後に辞任すると表明している。総務会長の鈴木俊一、政調会長の小野寺五典の両氏も9月以降の続投については否定している。鈴木氏は麻生派で、小野寺氏は旧岸田派だ。

つまり、石破総理が9月の自民党役員人事を乗り切るのは極めて難しい。「誰がこんな泥舟に乗りたいもんか」(旧岸田派の議員)。

8月最終週の総括までに石破総理が森山幹事長を慰留で説得できなければ、「総裁選前倒し」規定が発動される前に、自壊する可能性がある。

<後編>豊田章男経産相、安野貴博デジタル相、幹事長はまさかの…石破「やけくそ」崖っぷち改造内閣の顔ぶれを占う に続く

文/長島重治

長島重治

666OS5:2025/08/17(日) 09:37:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/5558c55c6376fc2aada726046aeaa8cbf8c360ff

自民「沖縄族」後継育たず 重鎮不在、薄れる関心
8/17(日) 7:08配信
時事通信

沖縄復帰記念祝賀式典であいさつする山中貞則・沖縄開発庁長官(当時)=1972年5月15日、那覇市

 戦後80年を迎え、自民党から「沖縄族」が消えつつある。

 沖縄県民の4人に1人が亡くなったとされる地上戦や、戦後の米軍統治を強いた「贖罪(しょくざい)意識」から、かつては有力政治家が経済振興に心血を注いだ。現在は振興策が一定の成果を上げたとみて、沖縄を主要課題に掲げる議員はわずかだ。沖縄からは細るパイプを懸念する声が出ている。

【写真】サミット会場などの視察のため沖縄を訪問した小渕恵三首相=2000年3月、那覇市

 「沖縄びいきの先生方がいっぱいいた」。1972年5月の本土復帰式典で青少年代表として演説した具志孝助元自民党県議(80)は11日、取材にこう振り返った。

 沖縄族の代表格は山中貞則元通商産業相だ。本土返還時に旧沖縄開発庁の初代長官を務め、旧沖縄振興開発特別措置法の成立に尽力。公共事業の高率補助やガソリンの税制優遇を導入した。

 首相経験者では橋本龍太郎、小渕恵三両氏が指導力を発揮した。橋本氏は1996年に米軍普天間飛行場(宜野湾市)返還で米政府と合意。小渕氏は2000年の主要8カ国首脳会議(G8サミット)の沖縄開催を政治決断した。

 梶山静六、野中広務両氏は、橋本、小渕両内閣でそれぞれ官房長官を務め、沖縄側と膝詰めで交渉に当たった。これら沖縄族の重鎮は戦前生まれで、既に鬼籍に入った。反米・反基地運動に対抗し、日米安全保障体制を安定させる狙いもあった半面、県政界関係者は「贖罪意識を持っている人が多かった」と口をそろえる。

 変化が生じたのは2000年ごろだ。01年に初当選した西銘順志郎元参院議員は「党の会議で『沖縄を甘やかすな』という声を多く聞いた」と明かした。県内のインフラ整備がある程度進んだ一方、政府が緊縮財政に取り組んだ時期と重なる。

 12年発足の第2次安倍政権では菅義偉官房長官(当時)が基地問題を担った。普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡り、翁長雄志知事(同)と激しく対立。翁長氏は菅氏を「米軍政下のキャラウェイ高等弁務官の姿と重なり合う」と批判した。キャラウェイ氏は沖縄では「強権」の代名詞だ。自民県連の翁長政俊顧問(元県議)は「菅氏は戦中派と違う。国の事業を推し進める上で、沖縄とどう関わるかが菅氏の出発点だった」と指摘した。

 現在では、小渕氏の次女、優子・党沖縄振興調査会長が「沖縄政策の要」(関係者)。ただ、「優子氏以外には見当たらない」状況で、沖縄族の後継者は育っていない。県外選出の中堅議員は「沖縄への思いはあるが、政府が既に手厚い支援策を講じている」と素っ気ない。関心の薄れは衆院選や参院選の県内選挙区や知事選で自民の苦戦が続いていることも影響しているとみられる。

 県政界関係者は「振興策が成果を上げたのは事実」と認めながら、離島県であるがための高い輸送コストを挙げ「もういいとは言えない」と語る。台湾有事への備えから、政府は沖縄で自衛隊を増強する「南西シフト」を進める。別の関係者は「また緊張を強いられる時代が来るかもしれない。誰が沖縄の力になってくれるか、人脈を再構築すべきだ」と訴えた。

667OS5:2025/08/19(火) 08:00:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cded15a0267e7d8721fc64b1a36adc40ce5b5a9
自民党内で広がる“石破おろし”の陰で暗躍する旧安倍派4人衆 大臣手形をバラ撒いて多数派工作、次期政権の“入閣リスト”も流れる事態に
8/19(火) 7:02配信

NEWSポストセブン

石破茂・首相に退陣を求めている勢力とは(時事通信フォト)

 閣僚や党役員の人事は総理大臣の“権力の源泉”とされてきた。重要ポストを配分していくことで党内の多数を押さえ、権力掌握につながるからだ。だが、石破茂・首相の続投か、退陣を求める勢力が「総裁リコール」(臨時総裁選)を実施させるのかで大揺れのなか、早くも“次期政権の幹部ポスト”の陣容が出回っているというのだ。一体、どういうことなのか──。【全3回の第1回】

【写真】“裏金議員”も少なくない… 次期政権入閣リストに名前が挙がる茂木敏充氏、小林鷹之氏、中曽根康隆氏

旧安倍派4人衆による周到な包囲網
 石破退陣要求の急先鋒は中曽根康隆・青年局長ら若手議員と青山繁晴氏ら保守系議員、さらに茂木敏充・前幹事長も「衆院選、都議選、今回の参院選でスリーアウトチェンジだ」と石破降板を求めている。旧茂木派議員たちを中心に始まった石破首相の責任を追及する両院議員総会開催の署名運動は、リコール運動へと広がった。

 実は、その陰で暗躍しているのが萩生田光一・元政調会長、西村康稔・元経産相、世耕弘成・前参院幹事長、松野博一・前官房長官という旧安倍派4人衆だ。いずれも派閥の裏金問題で処分を受けながら、政治倫理審査会では裏金キックバックの経緯について“知らぬ、存ぜぬ”を押し通した人物たちである。

 旧安倍派議員が“勝利”の表情を浮かべて語る。

「ようやく石破を追い詰めた。いくら退陣しないと言い張っても、森山裕・幹事長や執行部全員が辞任すればさすがに政権は持たない。石破のままでは後任の幹事長も決まらないだろう」

 4人衆は参院選に大敗した石破首相が「続投」を表明した直後の7月23日に会談し、「石破首相は交代すべき」で一致すると、周到に石破包囲網を敷いてきた。

 その翌日には、世耕氏が“石破嫌い”で知られる自民党最高顧問の麻生太郎・元首相と会談、西村氏も同じ日に「私なりに腹をくくった。もう一回、党の背骨をがしっと入れ直す」と語ってポスト石破に意欲を見せる高市早苗・前経済安保相を訪ねた。高市氏と麻生氏も前日に会談している。

 萩生田氏はブログに、〈驚く事に、石破総理は開票の途中で続投を宣言しました。(中略)政治家の出処進退は自分で決める。私達が先輩から受け継いだ自民党の矜持と伝統は総理も共有していると信じます〉と綴り、首相に自発的退陣を突きつけた。

「世耕さんは麻生さん、西村さんは高市さん、萩生田さんは茂木さんらに根回しして旧安倍派と旧茂木派で署名運動を広げ、高市支持派の議員も署名運動に協力、石破退陣への包囲網を敷いていった」(同前)

 自民党の党則では「所属国会議員と都道府県代表各1名の総数の過半数の要求で臨時総裁選を実施できる」という規定がある。これがいわゆる総裁リコールだ。リコール発議の具体的な手順は定められていなかったが、8月8日の両院議員総会で「総裁選挙管理委員会」に一任され、逢沢一郎・委員長は8月下旬からリコール投票の手順を検討すると表明した。

 自民党始まって以来の現職総裁を「解任」するリコールが間もなく火を噴きそうなのだ。

668OS5:2025/08/19(火) 08:00:46

取り沙汰される石破リコールの論功行賞人事
 自民党国会議員295人と47都道府県連代表の過半数は172票。署名活動の主力となっている旧安倍派(53人)と旧茂木派(44人)だけでは総裁リコールに数が足りない。それゆえ、さらなる多数派工作が続けられている。

 地方組織では宮崎県連が先頭を切って臨時総裁選への賛成を決定、反石破派が県連幹部を務める山形、秋田、栃木、千葉、静岡などで総裁選実施を求める声が強まっている。はっきり反対の姿勢なのは、石破首相の地元の鳥取県連くらいだ。

 国会議員票集めでは、「大臣手形」が飛び交い、石破リコールの論功行賞人事が取り沙汰されているという。

「退陣要求で先鞭をつけた中曽根青年局長や青山繁晴氏をはじめ、自前の勢力を持つコバホーク(小林鷹之氏)や齋藤健・前経産相も総裁リコールに貢献すれば入閣有力だろうという話が流れている」(前出・旧安倍派議員)

 大臣手形をバラ撒いて多数派工作するのは自民党派閥政治の常套手段である。

 次期政権の党幹部人事を含めた“入閣リスト”の内容まで流れている。旧茂木派中堅議員が明かす。

「新政権は旧安倍派、旧茂木派、麻生派が主流派となるでしょう。党執行部は麻生派から鈴木俊一氏が副総裁に就任、旧安倍派から萩生田幹事長、旧茂木派から木原稔・政調会長、総務会長には参院選敗北の責任を取って選対委員長代理を辞任し、森山幹事長に辞任を迫った河野太郎氏が論功行賞で起用される案も出ています。

 茂木さんは臨時総裁選になれば出馬の構えだが、勝つのが難しいことはわかっている。本人はむしろ今回は副総理兼経済再生相に就任してトランプ関税交渉を担当し、実績をあげて“次の次”の芽を残したいのが本音でしょう。官房長官には旧安倍派の西村さんか、ウルトラCで世耕官房長官説もある。世耕さんは離党中だが、総裁選後には復党するはずですから。その場合は西村外相もある。そして、肝心の総裁はまだ空欄。今出ている人事案を受け入れることが総裁に担ぐ条件になるのではないか」

 旧安倍派4人衆の1人で、裏金問題で最も重い離党勧告処分を受けて自民党を離党した世耕氏はテレビ朝日の番組で、ポスト石破に高市氏、小林氏、小泉進次郎・農相の名前を挙げ、「(我々4人は)政治的経験が豊富だ。経験を次の政権で生かしてもらえれば、政治の安定に寄与できる」と発言し、公然と次の政権中枢への復帰に意欲を示した。

 旧安倍派や茂木氏周辺では4人衆が中枢に返り咲く新政権の人事構想が検討されていることをうかがわせる話である。

 旧安倍派の裏金幹部たちにとって、総裁に担ぐ神輿は誰でもいい──自分たちが復権するための石破リコール運動であることがよくわかる。

(第2回に続く)

※週刊ポスト8月29日・9月25日号

669OS5:2025/08/19(火) 08:04:43
https://www.news-postseven.com/archives/20250819_2058777.html?DETAIL&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link

《石破リコール工作》次期政権“入閣リスト”に旧安倍派幹部らの名 世耕弘成氏が官房長官、西村康稔氏が外相、萩生田光一氏が幹事長候補…「裏金議員内閣」の様相に

 閣僚や党役員の人事は総理大臣の“権力の源泉”とされてきた。重要ポストを配分していくことで党内の多数を押さえ、権力掌握につながるからだ。だが、石破茂・首相の続投か、退陣を求める勢力が「総裁リコール」(臨時総裁選)を実施させるのかで大揺れのなか、早くも“次期政権の幹部ポスト”の陣容が出回っているというのだ。一体、どういうことなのか──。【全3回の第2回。第1回から読む】

旧安倍派の一部からは反発も
 石破リコールの論功行賞の“入閣リスト”では旧安倍派の世耕弘成・前参院幹事長が「官房長官」候補、こちらも1年間の党員資格停止処分の西村康稔・元経産相が「外相」候補、さらに「幹事長候補」とされる萩生田光一・元政調会長は裏金事件で秘書が検察審査会から起訴相当と議決され、検察が略式起訴(罰金刑)する方針と報じられたばかりで、野党から改めて責任追及の声があがっている。そんな幹部たちが中枢を占める政権が誕生すれば、石破リコールの先にあるのはまさに“裏金議員内閣”ではないか。

 旧安倍派のメンバーだった政界関係者からは、権力欲むき出しの幹部たちの動きがよく見えているがゆえに、批判する声があがっている。

 旧安倍派議員として裏金が“派閥の指示”だったと暴露して注目を浴び、昨年の総選挙で落選した宮沢博行・元防衛副大臣が語る。

「自民党は衆参の選挙で負け、今や党崩壊の危機にある。この事態を招いたのは、旧安倍派の幹部たちです。彼らが裏金問題で自らが知る事実を正直に国民に示し、謝罪していれば、ここまで危機的な状態にはならなかったと思う。そういう方々が今になって石破おろしに動き、発言力を強めている。しかし、裏金問題で自らの責任を示さず、決断力を見せなかった政治家にその資格はない。旧安倍派幹部は今後、大臣など要職に就くべきではないし、ましてや権力を握って政局を牛耳ろうとすべきではない」

 旧安倍派で、今回の参院選で落選した和田政宗氏もこう指摘した。

「自民党から国民の支持が大きく離れている。有権者の声を聞いて、自民党への嫌悪感が強いことを改めて確認した。それなのに自民党では石破総理の責任問題とか、次は誰がなるのかとか、そういうことばかり議論をしている。石破総理が続投しようが、誰が次の総裁になろうが、それは自民党にとって重要なことではない。必要なのは、改めて国民のためにどういう政策が必要かを徹底議論し、その政策をどのような形で国民に発信していくかを考えることだと思う。誰が次の総裁になるかなど今議論する話ではない」

 政権中枢から離れたほうが、旧安倍派幹部たちの姿が国民にどう映っているかがよく見えているようだ。

(第3回に続く)

※週刊ポスト8月29日・9月25日号

670OS5:2025/08/19(火) 08:05:47
https://www.news-postseven.com/archives/20250819_2058778.html?DETAIL
総裁リコール包囲網で絶体絶命の石破首相、裏金議員たちが動けば動くほど続投の意思を強めるワケ 目指すのは安倍政治から脱却と自民党の再生
 閣僚や党役員の人事は総理大臣の“権力の源泉”とされてきた。重要ポストを配分していくことで党内の多数を押さえ、権力掌握につながるからだ。だが、石破茂・首相の続投か、退陣を求める勢力が「総裁リコール」(臨時総裁選)を実施させるのかで大揺れのなか、早くも“次期政権の幹部ポスト”の陣容が出回っているというのだ。次期政権の“入閣リスト”には旧安倍派の裏金議員の名前が並んでいるというが、一方の石破首相はどう動くのか──。【全3回の第3回。第1回から読む】

石破氏が辞任を拒否する理由
 総裁リコールに向けた包囲網で「絶体絶命」に見える石破首相は、旧安倍派の裏金幹部たちが活発に動くほど逆に続投の意思を強めている。

 石破側近として知られる村上誠一郎・総務相は、「(裏金問題で)参院選の敗因を作った皆さん方が総理の責任を問うというのは身勝手ではないか」と4人衆を公然と批判。

 自民党内にも、「リコール推進派は署名が過半数を超えたような言い方をしているが、裏金議員が作った政権では国会を乗り切れない。野党に格好の追及材料を与えるだけだし、そんな政権と連立を組もうという政党はいない」(無派閥議員)と旧安倍派の動きに様子見を決め込む議員も少なくない。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は石破首相の胸の内をこう読む。

「石破さんは、数の力で政治を捻じ曲げた安倍政治からの脱却を図り、自民党をもっとバランスよい政党に再生させることを自分の使命と考えている。衆院選で裏金議員を非公認にして旧安倍派の勢力を減らしたのはそのためです。だから自分が辞任することで旧安倍派を復権させるようなことは絶対に阻止したい。それが辞任を拒否している大きな理由の一つです」

 しかも、自民党が衆参で過半数割れした状況では、もはや総裁選は「総理大臣を選ぶ選挙」ではない。

 前出の無派閥議員が指摘したように、自民党が政権を担うためには、野党と交渉して政権を安定させる新たな連立の枠組みを作ることができる総裁を選ぶか、かつての村山連立政権のように他党の党首を首相に担いで連立与党の一角として政権を支えるしかない。その場合、次の総裁は「総理になれない総裁」として連立交渉をすることになる。その覚悟と野党との交渉力が問われるのだ。

671OS5:2025/08/19(火) 22:26:43
https://www.iza.ne.jp/article/20250817-ACUNKCN2OFN5HGVMXWAWGCS7MY/?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
自民政局、カギ握る麻生太郎氏 有力議員が次々訪問 派閥一枚岩になれるか焦点
2025/8/17 19:05
自民党で総裁選前倒しの可能性が浮上する中、麻生太郎最高顧問の動向が注目されている。党内で唯一残る派閥を率いているためで、今後の党内政局のカギを握る麻生氏の元には「ポスト石破」候補ら有力議員が次々に訪れる。ただ、麻生派は近年の総裁選では支持する候補者の一本化の見送りが続いており、派内が一枚岩となれるかも焦点となる。

7月23日、東京・永田町の党本部。麻生氏は菅義偉、岸田文雄の両首相経験者とともに石破茂首相と向き合った。関係者によると、麻生氏は「石破自民党では選挙に勝てないことが明らかとなった。対応すべきだ」と迫った。自らの首相時代、石破首相から退陣を突き付けられた麻生氏だが、首相に対して「退陣」など直接的な言葉を使うのは避けたようだ。

麻生氏はその2日後の麻生派幹部らとの会合で、周囲に「(首相は)一方的に説明するだけで、進退のことは何も言わなかった」とぼやいた。

派閥パーティー収入不記載事件を受け、党内の派閥が相次いで解散する中、麻生氏は派閥の存続を決めた。参院選では複数の派閥所属候補が落選したが、現在も党所属議員295人のうち43人の「塊」として一定の存在感を放つ。

昨年の総裁選に出馬した「ポスト石破」候補は麻生氏との関係を重視する。先月23日に高市早苗前経済安全保障担当相、今月6日には小泉進次郎農林水産相がそれぞれ麻生氏を訪ねた。茂木敏充前幹事長は麻生氏との会合を重ねている。


一方、直近2回の総裁選で麻生派は支持する候補者の一本化を見送った。派内には総裁選に3回出馬した河野太郎前デジタル相がいるものの、政策の違いから「誰か担ぐとしても、河野氏はない」(同派幹部)と河野氏でまとまる様子はない。

麻生氏は前回総裁選の決選投票で高市氏の支援に回ったとされるが、次期総裁選も支援するかは未知数だ。

自民は総裁選前倒しの是非の検討に入ったが、党則6条4項では党所属の国会議員と都道府県連の代表各1人の総数の過半数の要求がある場合、総裁選を行うと規定。要件を満たす要求が集まるかは不透明な状況だ。



首相は強まる退陣圧力に対し、日米関税交渉などを理由に当面続投する姿勢を崩していない。麻生氏は最近、周囲に「辞めさせるのは、簡単じゃねえぞ」と漏らした。(長橋和之、今仲信博)

672OS5:2025/08/20(水) 18:51:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ed0924c61a889ed2f0e8cd18fd29e9d2421c397
石破首相が「きれいに身を引ける」タイミングは…総裁選前倒し判断に向け自民選管始動、退陣表明へ圧力強まる
8/20(水) 8:04配信


読売新聞オンライン

記者団の質問に答える石破首相(19日、首相官邸で)=川口正峰撮影

 自民党の総裁選挙管理委員会が臨時総裁選実施の判断に向けて始動したことで、石破首相(党総裁)に退陣表明を促す圧力がいっそう強まりそうだ。前倒し実施が決まれば事実上の退陣勧告となるだけに、党内では決定前の首相による自発的な判断を求める意見が根強い。外交日程にも区切りがつく今月末以降、決断の節目を迎えるとの見方もある。(谷口京子、阿部雄太)

【表】タイミングはいつ?今後の主な政治日程


自民党の総裁選挙管理委員会の会合であいさつする逢沢委員長(19日、党本部で)=川口正峰撮影

 「総裁の身分に関わることだ。厳正に慎重に責任を果たしたい」

 総裁選管の逢沢一郎委員長は19日の会合後、記者団に臨時総裁選の是非を決める重みをこう強調した。

 自民では、総裁の自発的な辞任によらない臨時総裁選は前例がない。党則6条4項による総裁選の前倒しは、党からの不信任に等しく「首相にとっても党にとっても汚点となる」(首相周辺)と危惧する向きが多い。選管委員の一人も「決定前に首相が自ら決断するのが一番だ」と漏らした。

 今後は総裁選管の動きをにらみつつ、退陣を求める議員と、外交日程などを考慮して進退表明の時期を見極める首相側の神経戦が繰り広げられる見通しだ。

 総裁選管は月末に見込まれる党の参院選総括の取りまとめを受け、議員らへの意思確認を始める構えで、9月上旬にも結論が出る。前倒し決定には所属国会議員と47都道府県連代表の総数の過半数の賛同が必要となるが、閣僚経験者は「直接的な退陣要求でない。首相にも出馬する権利があるだけに、賛成するハードルは低いだろう」と見る。

 実施の是非の決定前に、首相が退陣を表明すれば議員らへの意思確認などの手続きは不要となり、総裁選が行われる。

 参院選惨敗の責任を取るべきだと迫られている首相は、米国の関税措置への対応や首脳外交などに支障が出ないよう進退を明確にしてこなかった。関税交渉には一定のメドがついた。20日に開幕する第9回アフリカ開発会議(TICAD9)、23日の韓国の李在明(イジェミョン)大統領の来日、29日を予定するインドのナレンドラ・モディ首相の来日を終えれば、首相がホスト役を務める主要な外交日程もメドがつく。

 首相が頼みとする森山幹事長は参院選総括に合わせた辞任を示唆する。他の党四役も追随する構えで、政権運営が行き詰まる公算は大きい。党幹部は「首相が月末にも『責任を取る考えだったが、外交日程もあり明らかにできなかった』と説明すれば、きれいに身を引ける」と語る。

673OS5:2025/08/21(木) 08:39:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/458b7a2df3937eb0b131accedb70800ba33281b5
森山氏去就、政権を左右 「適材」不在、首相慰留の構え 自民
8/21(木) 7:03配信

時事通信

自民党鹿児島県連の会合に出席した森山裕幹事長(右から2人目)=20日、東京・永田町の同党本部

 7月の参院選で与党が惨敗した後、引責辞任を示唆した自民党の森山裕幹事長の進退に注目が集まっている。

【主な経歴】森山 裕(もりやま ひろし)氏

 石破茂首相(党総裁)を支えつつ、少数与党の国会運営を切り盛りできる「適材」は見当たらず、首相も慰留する構えだ。総裁選前倒しの是非に関する手続きが進んでおり、森山氏の去就は政権の行方も左右しそうだ。

 「世論調査の結果は、常に謙虚に受け止めなければならない」。19日の記者会見で、森山氏は報道各社の世論調査で首相の続投支持が根強いことに関し、こう語った。

 森山氏は先月28日の両院議員懇談会で、参院選の総括後に「責任を明らかにする」と言及。その真意について「首相の盾となる気だ」「政権に引導を渡すのでは」と、さまざまな見方が飛び交った。その後、首相の早期退陣を求める党内の動きとは裏腹に、続投に理解を示す世論が少なくないことも判明。月末にも総括取りまとめが迫る一方、状況は複雑さを増している。

 「本当の気持ちは分からない」。森山氏と親交の深い自民幹部も、胸中をつかみかねる。

 党内基盤の弱い首相にとって、調整力に定評があり、野党や各府省にパイプを持つ森山氏の存在は、自らの弱点を補う心強い存在だ。「森山氏がいなければ政権は持たない」と周囲に話し、「幹事長は『辞める』と言ったわけではない」と留任への期待を隠さない。

 後任として名前が挙がるのは、世論に一定の人気を保つ小泉進次郎農林水産相や、行政手腕に評価が高い林芳正官房長官。ただ、国対委員長を歴代最長の4年余り務め、党四役も歴任した森山氏と比べれば線の細さは否めない。

 首相と距離を置く麻生太郎最高顧問の義弟、鈴木俊一総務会長も取り沙汰される。その場合、森山氏を副総裁に据えて、引き続き政権運営に関与させる案がある。もっとも、総裁選前倒しの議論が本格化する中、意中の候補に拒否されれば後任選びが難航しかねない。他の党幹部を含む「辞任ドミノ」へと波及する可能性もある。

 森山氏は先の参院選で、地元の鹿児島選挙区で敗北したことを受け党県連会長を辞任する意向を伝達。20日の県連会合で翻意を促され、これを受け入れた。

 「幹事長辞任は政権の命運に直結する。続投して職責を果たす責任の取り方もある」。旧森山派メンバーはこう話した。

674OS5:2025/08/21(木) 11:38:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/68ba0821343b90a38a7526cce3bf81a5d334f97c
「政権を回している」自民・森山幹事長の去就に集まる注目…首相の退陣時期を左右する可能性
8/21(木) 9:04配信


読売新聞オンライン

自民党の森山幹事長

 自民党内で森山幹事長の去就に注目が集まっている。党運営や野党との調整を一手に引き受けてきた森山氏を失うことになれば、石破首相(党総裁)の政権運営は厳しさを増し、首相の退陣表明の時期も左右するとみられるためだ。

 森山氏は20日、党本部で開かれた鹿児島県選出国会議員の会合に出席し、鹿児島県連会長の続投が決まった。今月4日の会合では、7月の参院選で鹿児島選挙区の自民候補が落選した責任を取って辞任する意向を伝えていたが、「余人をもって代え難い」(藤崎剛県連幹事長)との慰留を受け入れた。

 石破政権でも森山氏の存在感は絶大だ。政策面では、党内の反発を抑えて消費税率維持の方針を打ち出すなど、党としての発信で最前線に立ってきた。霞が関からは「政権を回しているのは幹事長だ」(経済官庁幹部)との声も漏れる。

 昨年10月の衆院選で自民、公明両党が少数与党となって以降、国会運営を乗り切れたのは野党に太いパイプを持つ森山氏の手腕によるところが大きい。

 ただ、森山氏は7月28日の両院議員懇談会で「(参院選総括の)報告書がまとまった段階で自らの責任について明らかにしたい」と辞任を示唆した。報告書は来週以降まとまる見込みだ。

 森山氏が辞任した場合、他の党幹部も追随するとみられる。木原誠二選挙対策委員長は総括後に辞任する意向で、小野寺政調会長、鈴木総務会長も森山氏の退任を前提に自身の辞意を周辺に伝えている。党四役全員が欠ければ政権への打撃は大きく、首相の求心力低下は避けられない。

 この間、森山氏は首相を支えつつ、政権の幕引きに腐心してきた。両院懇談会に先だって首相経験者の麻生太郎、菅義偉、岸田文雄3氏と面会し、自身の進退に関する考えを伝達。今月8日の両院議員総会前には執行部内で綿密に打ち合わせ、臨時総裁選実施の是非を問う手続き入りに道筋を付けた。

 もっとも、党内では「首相が森山氏の思いを共有しているのかわからない」と見る向きもある。森山氏は周辺に「首相の考えが見えない」とこぼしている。

675OS5:2025/08/22(金) 21:04:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/667a92c5841c4123f25f4a0dd560b73dc138bf71

自民・森山幹事長、幹事長代行や代理に「降格」奇策説 参院選大敗で辞任示唆も実権維持か
8/22(金) 7:00配信


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産経新聞

自民党役員会に臨む(左から)森山裕幹事長、石破茂首相、菅義偉副総裁=19日午前、党本部(春名中撮影)

参院選での自民党大敗を受け、石破茂首相(党総裁)と同様に森山裕幹事長の去就に注目が集まっている。森山氏は引責辞任を示唆したが、少数与党の国会運営を乗り切るためには代えがきかず、首相と一蓮托生の関係にもあるとみられているためだ。党内では、森山氏が幹事長代行や幹事長代理に降格して責任を取った形とし、実質的に幹事長業務を担うという奇策もささやかれている。

【写真】石破首相の幹事長人事の「隠し玉」は小泉進次郎氏?

■野党にパイプ

党内では首相の退陣や総裁選前倒しを求める意見が広がっているが、報道各社の世論調査では続投支持と退陣論が拮抗しており、首相は続投意欲を強めている。

首相が政権を維持するためには森山氏の存在は不可欠とされる。首相は長年「党内野党」といわれ、党内基盤が弱い。一方の森山氏は国対委員長を歴代最長の4年務め、党内の調整に手腕を発揮し、野党や各府省にパイプがある。衆参で少数与党の現状では野党の協力を得るなどの多数派工作が求められるだけに「森山氏が中枢から去れば政権はもたない」(ベテラン)といわれている。

森山氏は、7月28日の党両院議員懇談会で、8月中をめどに参院選総括報告書を取りまとめる考えを示し「まとまった段階で幹事長としての自らの責任は明らかにしたい」と語り、引責辞任を示唆した。

■首相慰留か「陰の幹事長」か

こうしたなか、閣僚経験者は「森山氏は責任を取りたいだろうが、続投に固執している首相は慰留するだろう。折衷案として、森山氏を幹事長から幹事長代行や幹事長代理に降格させれば、実質的に『陰の幹事長』として君臨できる」と話す。その場合の後任幹事長は、小泉進次郎農林水産相だと予想した。

「小泉幹事長」に関しては、自民の青山繁晴参院議員がユーチューブで「傷だらけになっても逆手にとって地位を守ろうとする。そこに話題の人が来れば、話題になる。石破総理にとってもメリット十分だ」と述べ、延命策として警戒していた。

過去には、平成16年参院選で自民の獲得議席が目標に届かず、幹事長だった安倍晋三元首相が責任を取って幹事長代理に降格となる人事が行われたことがある。

■角谷氏「残っても状況が好転するわけではない」

政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「党内に友達がいない石破首相が考えそうなことではある。ただ、森山氏には衆参の選挙で敗れた責任があり、木原誠二選対委員長とともに詰め腹を切るべきだ。衆院選の際に非公認とした候補者に党から2千万円を振り込むなど手腕にも疑問符が付く。残っても状況が好転するわけではないだろう。自民そのものの基盤が崩れている」と話している。

676OS5:2025/08/25(月) 08:03:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1010a2a71cbc985ccb7f6ff763d40088928d265
21道府県連、総裁選前倒し求める 首相続投に異論広がり 過半数届かず・時事通信調査
8/25(月) 7:05配信


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時事通信
 自民党で石破茂首相(党総裁)に対する事実上の退陣勧告となる総裁選前倒しを巡る議論が続く中、時事通信は47都道府県連の幹部を対象にアンケート調査を行った。

 臨時総裁選を「実施すべきだ」と回答したのは21道府県に上り、「実施すべきではない」は2県。16県は「分からない」と答えた。首相の続投に異論が広がる現状が浮き彫りになったが、過半数には届かなかった。

 調査は8月中旬から下旬にかけ、各都道府県連の幹事長らに対して実施。一部は都道府県名や氏名を伏せて答え、8都府県は無回答とした。

 臨時総裁選を求めた21道府県には、7月の参院選惨敗直後に首相退陣を訴えた茨城、栃木、高知各県が含まれる。1県は県名非公表を条件とした。

 理由を複数回答で尋ねたところ、「衆参両院選で大敗し、与党過半数を失った首相の責任は大きい」が最も多く、16府県が挙げた。次いで「首相が続投すると有権者の信頼回復は難しい」(9府県)、「首相は適切な政策を打ち出せなかった」(8府県)だった。新潟県連幹部は回答の中で「首相は言っていることとやっていることが違う。口だけだ」と批判した。

 臨時総裁選を実施すべきではないと答えたのは岐阜と徳島。両県連とも「党内の混乱は一層の支持離れを招く」を理由とした。他に、岐阜県連幹部は「総裁の進退は自ら判断すべきだ」を挙げ、徳島県連の真貝浩司幹事長は「派閥や裏金関係議員が『石破降ろし』を仕掛けていることに疑問を感じる」点を指摘した。

 「分からない」とした16県は、首相の地元である鳥取、森山裕幹事長の地元の鹿児島など。このうち沖縄県連の座波一幹事長は「前例のない総裁選前倒しで首相に責任を取らせることに違和感を覚える」と消極的な姿勢をにじませた。岡山県連幹部も「首相一人の責任ではないとの声もある」と記した。

 ◇「党員投票を」多数
 党則は、総裁の任期中でも党所属国会議員と都道府県連代表各1人の総数の過半数が要求すれば、臨時総裁選を行うと規定。今後、総裁選管理委員会が意思確認方法を決めることになっている。

 調査で、望ましい意思確認の時期を聞いたのに対し、22道府県が「参院選の総括後」と回答。8県は「総括を待たず早期に」とし、4県が「急ぐ必要はない」と答えた。

 臨時総裁選の実施方法に関しては「党員・党友投票も行う」が20道府県に上り、「党大会に代わる両院議員総会で選出する」は5県にとどまった。

 報道各社の世論調査では首相続投に理解を示す有権者が増えており、情勢次第で態度が変わる可能性もある。

 
 ◇自民臨時総裁選に関する地方組織の意向
 【実施すべきだ=21道府県連】
 北海道、宮城、秋田、茨城、栃木、埼玉、新潟、福井、山梨、長野、静岡、滋賀、京都、兵庫、和歌山、香川、愛媛、高知、福岡、宮崎、県名非公表1県
 【実施すべきではない=2県連】
 岐阜、徳島
 【分からない=16県連】
 岩手、群馬、千葉、神奈川、富山、愛知、三重、鳥取、岡山、佐賀、熊本、鹿児島、沖縄、県名非公表3県
 (注)時事通信調べ。

677OS5:2025/08/25(月) 17:42:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/e346ed1e7ba770da2f176d5371c270acaad2f0f2
次の自民総裁、高市氏トップ、続く小泉氏…総裁選前倒し判断迫る「ポスト石破」の対応注目
8/25(月) 17:29配信

産経新聞

小泉進次郎氏(左)と、高市早苗氏

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が23、24両日に実施した合同世論調査で、次の自民党総裁にふさわしい政治家を尋ねたところ、高市早苗前経済安全保障担当相が23・0%でトップとなった。小泉進次郎農林水産相が20・9%で続いた。党内で参院選大敗を受けた党総裁選前倒しの是非の判断が迫る中、「ポスト石破」候補の今後の対応が注目される。

【写真】世良公則氏のベースに合わせ、ドラムを叩く高市早苗氏

3位以下は石破茂首相(党総裁)14・4%▽河野太郎前デジタル相5・1%▽林芳正官房長官2・7%-などの順となった。

高市氏は、7月の調査で実施した次の首相にふさわしい政治家の設問でも首位だった。今回の調査でも、日本保守党や参政党など保守系政党の支持者からの支持が厚かった。

小泉氏は、公明党や共産党、日本維新の会の支持者の多くが次期総裁にふさわしいと回答した。

一方、自民支持者に限ると首位は入れ替わり、石破首相が29・0%とトップで、次いで小泉氏が24・9%、高市氏が17・0%となった。

首相への退陣圧力が強まる中、「ポスト石破」候補の動きも活発化している。

小泉氏は25日、東京都の小池百合子知事と農水省内で面会。国産木材の需要拡大に向けた全国知事会の提言を受け取り、小泉氏は「政策の後押しを含め、知事会とタッグを組んでやっていければ」と応じた。21日には大阪・関西万博会場を視察し、約3時間にわたって同行した維新の吉村洋文代表(大阪府知事)との親密ぶりをアピールした。

高市氏は、前回総裁選で支援を受けた議員らとの会合を重ねている。ただ、同じく保守系である小林鷹之元経済安保担当相と「競合」関係にあり、前回総裁選では保守系の投票先は高市、小林両氏に分散した。

「次は党内保守が割れてはならない」(中堅)と次期総裁選での一本化を期待する声も上がるが、小林氏は24日、千葉市内で記者団に対し「まだ総裁選をやるかどうかも決まっていない。私の立場で何か申し上げることはない」と述べるにとどめた。(今仲信博、竹之内秀介)

678OS5:2025/08/25(月) 17:52:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cc6e3ca9629e25795bc51330355acd27bcf6468
石破首相に加えて幹事長まで“続投”? 永田町で噂され始めた森山氏「まさかの生存戦略」の実態
8/25(月) 12:31配信
 ここに来て、自民党内の「石破降ろし」が急減速。石破茂首相(自民党総裁)の続投が現実味を帯び始めている。首相周辺によると、石破首相は「9月下旬まで“首脳外交ざんまい”で存在感を示し、退陣論を吹き飛ばすと意気軒高」だとされる。

【写真あり】森山氏「県連会長辞任騒動」の発端となった“二世女性議員”とは?

 ただ、自民党内の水面下の動きに目をこらすと、「仕掛け人は森山裕幹事長では?」との見方も出るなど、「複雑怪奇な党内事情」(閣僚経験者)が浮き彫りになっている。

■支持率急上昇で「首相続投論」が加速

 今夏の参議院選挙における自民・公明両党の大敗によって衆参両院で少数与党となった時点で、石破政権は「完全に命脈が尽きた」(自民党幹部)とみられていた。だからこそ、読売・毎日両紙を先頭に、多くの主要メディアが「石破退陣説」をあおり立て、その時点では退陣が“既成事実化”していた。

 しかし、参院選の投開票日から数週間後には、選挙で示された民意と相反する形で、各種世論調査において内閣支持率が上昇。しかも、石破首相の続投を容認する割合が退陣派を上回るという「不可思議な状況」(政界関係者)となった。

 世論調査の結果をくわしく分析すると、続投を容認する人たちには「自公の大敗は石破首相ではなく自民全体の責任」「ポスト石破の有力候補が見当たらない」という“消極的”石破支持派が多いことがわかる。その一方で、「石破降ろしに狂奔している人物の多くは、政治とカネで問題を起こした“裏金議員”」といった批判・反発も根強い。

 8月25日に読売新聞が公表した世論調査では、内閣支持率が39%で前回調査より17ポイントも急上昇した。併せて、「石破首相が辞任すべきか」についても、「思う」(42%)を「思わない」(50%)が上回った。

 今回の内閣支持率の上昇幅は、読売新聞が2008年に電話調査を開始して以降で最大とされ、「日米関税交渉での合意や、コメの増産表明が評価された」と分析している。この調査結果について、政界でも「石破首相の続投論を加速させる」(自民党幹部)と受け止める向きが多い。

 こうした中で、今後の「石破降ろし」の展開を左右する立場にあるのが森山幹事長だ。同幹事長の最近の言動は、こうした民意の変化を巧妙に利用し、「『続投宣言』を繰り返す石破首相の“後押し役”に転身しつつあるのでは?」(旧安倍派幹部)との見方にもつながっている。

 もともと、自民党内では「石破首相の生殺与奪の権利を握っているのは森山幹事長」(閣僚経験者)との見方が定着していた。それだけに、森山氏が続投支持に転身すれば、「『石破降ろし政局』の形骸化につながる」(同)のは否定できない。

 その一方で、一連の選挙の最高指揮官としての責任をとらないまま、石破・森山体制が続投することは「国民からも茶番劇にしか見えず、さらなる自民批判を招く」(自民党長老)という反発・批判はなお根強い。

 森山氏主導でまとめている「参院選の総括と敗因検証」の公表が予定される9月2日以降は、「森山氏の“最高実力者”としての見識や器量が厳しく問われる」(同)ことは間違いなさそうだ。

679名無しさん:2025/08/25(月) 17:52:30
■二転三転で県連会長「続投」に至った不可思議

 そもそも、今回の一連の“騒動”のきっかけとなったのは、二転三転の末に決まった森山氏の自民党鹿児島県連会長「続投」だった。

 今夏の参院選の鹿児島県選挙区では、政界を引退した自民党重鎮の尾辻秀久前参院議長の三女である尾辻朋実氏が、無所属・立憲民主党推薦で立候補し、自民党の公認候補である園田修光元衆院議員を破った。「想定外の経過と結果」(自民党鹿児島県連幹部)となったことで、選挙戦を指揮した森山氏の責任が問われていた。

 一連の事態を受けて、森山氏は8月4日の県連会合で辞意を表明。後任には三反園訓衆院議員(前鹿児島県知事)が内定していた。

 しかし、20日の会合で三反園氏が森山氏に続投を要請し、ほかの国会議員や県議・支部代表も「余人をもって代えがたい」との理由でこれに同調。森山氏も続投を受け入れたというのが「表向きの経過」(県連幹部)だ。

 ただ、森山氏は党幹事長として参院選全体の敗北の責任も問われていたことから、この県連会長の続投が、幹事長職の進退と絡んで、党内外に大きな波紋を広げる形となった。

 森山氏の鹿児島県連会長続投について、多くの同県連関係者は「地元の強い声を反映した」と力説する。しかし、県連内の一部には、今回の森山氏の翻意をめぐって「いったん辞意を示すことで、責任を取った形をつくるのが狙いだったのでは?」との見方もくすぶる。

■県連会長続投は「幹事長続投への布石」か

 だからこそ自民党内にも、参院選での大敗を受けて選挙戦総括後の幹事長辞任を示唆してきた森山氏に対し、「(県連会長続投と)同じ筋書きで、幹事長も一転続投を狙う腹づもりではないのか」(旧安倍派幹部)との臆測が広がる。

 そもそも参院鹿児島県選挙区は、改選数が1になった2001年以降、自民党が議席を守り続けてきた。森山氏は今回の選挙期間中、幹事長としては異例となる4度の地元入りを重ねて組織固めを図ったが、党への逆風をはね返すことができなかった。

 加えて、昨秋の衆院選でも鹿児島県内の4つの小選挙区のうち、1区と3区で立憲民主党が勝利した。こうした事情から、同県内では森山氏の「求心力低下」を指摘する声も相次いでいた。

 その一方、全国の自民党地方組織で石破首相への退陣要求が相次ぐ中、九州の各県連では慎重姿勢が目立つ。その背景には、「やはり『進退問題』をめぐる森山氏の言動への配慮や忖度(そんたく)がある」(自民党長老)との見方も広がる。

 森山氏の政治経歴を振り返ると、「ほかの自民党実力者との“相違点”が少なくない」(政治ジャーナリスト)ことがわかる。

 同氏は幹事長就任に先立ち、2017年から歴代最長の約4年間、国会対策委員長を務め、対野党折衝を極めてしたたかな手法で切り回した。これで力量が高く評価され、菅義偉政権時には「(二階俊博)幹事長に継ぐ実力者になった」(公明党幹部)。

 森山氏の「実力者としての強み」とされるのが、個人的な“資金力”だ。過去の政治資金報告書などによると、森山氏はITコンサルティングファームのフューチャーの株式を116万株所有する大株主である(2024年12月時点)。

 それに伴い、森山氏は年間約4000万円超の配当金を得ていることもあって、「個人の政治資金パーティを開催する必要がない身分なので、いわゆる『政治とカネ』問題は起こらない」(側近)とみられている。

 こうした森山氏の党実力者としての“特異な立ち位置”が、「9月大政局は森山氏主導」(自民党幹部)との見方につながっている。

 森山氏が幹事長としてまとめる「参院選の総括と敗因検証」の報告が当初の8月末から9月2日以降に先送りされたのも、「森山氏の戦略」(同)とされる。党執行部はこの報告を受けて9月上旬に両院議員総会を開き、改めて総裁選前倒しの可否などを論議する方針だが、「すべては森山ペースで進む」(同)ことは間違いない。

680OS5:2025/08/25(月) 17:52:42
■いずれにしても森山氏の出方は「予測不能」

 そうした状況下、支持率急上昇に伴う「石破首相続投論」について、森山氏自身は周辺に「名誉ある撤退につなげたい」という考えも漏らしているとの情報もある。

 確かに、石破首相が続投した場合、「野党側の反発によって、政権安定のための新たな枠組みはつくれない」(政治ジャーナリスト)と見方が支配的だ。だからこそ、政界ウォッチャーの間では「森山氏は自公政権を安定軌道に乗せ、次期衆院選での議席増につなげるためにも、石破首相退陣への“花道”づくりが必要との考えだ」との見方も広がる。

 とはいえ、「変幻自在」のしたたかさで知られるのが森山氏。9月2日以降の対応については「現時点では予測不能」(自民党長老)との声も少なくないのが実情だ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

681OS5:2025/08/27(水) 20:59:47
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025082000859&g=int&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_edit_vb
台湾与党幹事長に徐氏 リコール不成立受け
時事通信 外信部2025年08月20日18時42分配信
台湾与党・民進党の秘書長に決まった徐国勇氏(右)と握手する頼清徳総統=20日、台北(同党提供・時事)
台湾与党・民進党の秘書長に決まった徐国勇氏(右)と握手する頼清徳総統=20日、台北(同党提供・時事)

 【台北時事】台湾与党・民進党主席(党首)の頼清徳総統は20日、新たな党秘書長(幹事長)に徐国勇・元内政部長(内相)を充てる人事を発表した。林右昌・前秘書長は、最大野党・国民党の立法委員(国会議員)24人に対する7月のリコール投票が全て不成立だったことを受け、引責辞任していた。

 徐氏は弁護士出身で、2017〜19年に行政院長(首相)を務めた頼氏の下で行政院報道官や内政部長を歴任。今回の人事は来年の統一地方選を見据え、蔡英文前総統に近い徐氏を要職に就けて挙党態勢を敷く狙いがあるとみられている。

682OS5:2025/08/29(金) 11:37:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d62ecb5d141665655f1928ec3997c0713976cf2
前倒し総裁選への出馬否定 岸田前首相
8/28(木) 17:58配信

共同通信

札幌市で講演する自民党の岸田前首相=28日午後

 自民党の岸田文雄前首相は28日、札幌市で講演し、総裁選が前倒しで実施された場合に出馬するかどうかについて「私が退陣してから1年もたっていないので、現時点で全く考えていない」と語った。前倒しの是非には触れず「できるだけ早いタイミングで決着をつけなければならない」と述べるにとどめた。


 政治・経済・外交で世界的な歴史の転換点にあると指摘。「『自民はもう要らない』と言われる中にあっても、自民がどういう方向性を示すのかしっかり考えることが重要だ」と強調した。

 衆参両院で少数与党となった状況を受け、野党の協力を得ながら政治を前に進める努力が必要だと訴えた。

683OS5:2025/08/31(日) 13:54:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8d6d7e7b541c1d42c5fa2d34a48af6e6323f8ec
「あしき前例に」「責務歪める」…自民総裁選「賛成なら政務三役辞任」論に若手・中堅異論
8/31(日) 7:00配信


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産経新聞

(左から)自民党の山下貴司元法相、川崎秀人総務政務官、向山淳衆院議員

自民党の参院選大敗を受けた臨時総裁選の是非を巡り、中堅・若手議員から実施を求める声が相次いでいる。一方、石破茂首相(党総裁)側は、総裁選前倒しに賛成した場合、閣僚ら政務三役は辞任すべきと発信していると伝わっている。こうしたなか、「あしき前例を作れば自民党は終わる」(山下貴司元法相)と疑問視する声が高まっている。

■「最も怒ったのは石破氏だった」

山下氏は29日、X(旧ツイッター)で政務三役の任命基準について、「職務を遂行できるかであり、総理への政治的な忠誠心で決めるものではない」と反論した。

臨時総裁選の是非を巡っては「政務三役が署名をする場合は、辞表を出さないと筋が通らない」(首相周辺)などと報じられている。

山下氏は衆院当選5回で、かつて石破首相が会長を務めた石破派(水月会、解散)に所属した。石破首相が安倍晋三首相(当時)に挑んだ平成30年の総裁選では、同派に属した斎藤健農林水産相(当時)は、安倍氏を支持する議員に「石破氏を支持するなら辞表をかけ」と圧力を受けたと問題視した経緯がある。

山下氏は当時について、「最も怒っていたのは石破会長はじめ石破派の面々でした。しかし、安倍総理も、辞職を求めず罷免もせず、農相の職務を全うさせました」と振り返り、石破首相側を牽制した。

当選2回の川崎秀人総務政務官も29日、Xで「政務官であろうと大臣であろうと、党内民主主義の一員として意見を述べる自由は保障されるべき」とし、「『総裁選前倒しを主張するなら辞表を出せ』というのは、政務三役の本来の責務を歪める発想」と訴えた。

いる。

■「選挙敗北の責任はトップ」

実際、石破首相に近い岩屋毅外相は29日の記者会見で「政府で仕事している以上は、石破首相に与えられた任務・使命を果たしていくことが責任。そうでない判断をするなら、しかるべき行動がなされて当然」と述べ、政務三役が総裁選に賛同する場合は辞任すべきとの考えを強く示唆した。

中堅・若手から臨時総裁選を求める声も相次いでいる。当選5回の星野剛士外交部会長は29日、Xで「選挙敗北の責任はトップにあるのは、当たり前のことです」と指摘した。

いる。

■「党員が誇れる党であり続けられない」

当選4回の三谷英弘衆院議員も28日、Xで「総裁選は前倒しで行い、候補者に、国の将来の形を大いに語っていただく機会を持つべき」と強調し、当選2回の吉田真次厚生労働政務官も30日、参院選について「組織のトップはその結果に対して責任を取らなければなりません」とXに投稿した。

昨年10月の衆院選で初当選した向山淳衆院議員も30日、参院選の結果について、Xでこう訴えた。

「厳しい審判を受けたにも関わらず、何も変わらない、組織として責任の所在も明らかではない、という混沌とした状態では、党員が誇れる党であり続けられない」

684OS5:2025/09/01(月) 21:53:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/30c25fa9be2aad750fffda3fe5f367278c6649db
自民党が2日両院議員総会、石破首相の責任に注目…森山幹事長が辞任なら他の党四役も同調の公算大
9/1(月) 20:12配信


読売新聞オンライン

防災服を着用して首相公邸を出る石破首相(左)(1日午前7時44分)=米山要撮影

 自民党は2日、7月の参院選惨敗を総括する文書を取りまとめ、両院議員総会で報告する。総括文書は、石破首相(党総裁)ら党執行部の責任にどのように言及するかが最大の焦点だ。総会では、首相や、総括後の辞任の可能性を示唆している森山幹事長の進退を巡る発言にも注目が集まる。

 自民は総括文書の取りまとめ後、臨時総裁選実施の是非を問う意思確認の手続きに入る。

 自民は2日、総会に先立って参院選総括委員会の会合を開き、8月29日に総括委で議論した文書素案の修正を協議する。敗因には、公約で掲げた国民への現金給付の必要性が国民に十分伝わらなかったことや「政治とカネ」を巡る問題などを位置づける見通しだ。

 責任論を巡っては、党執行部は「敗北の責任は首相ではなく党全体にある」として、引き続き首相個人の責任は強調しない方向だが、執行部の責任論を棚上げした形になれば総会が紛糾する可能性もある。

 一方、森山氏は近く進退を表明する構えで、森山氏が辞任すれば、他の党四役も同調する公算が大きい。党幹部の辞任が相次げば、首相の進退判断に影響を与えるのは必至だ。

685OS5:2025/09/01(月) 22:09:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc9cf595eef5a880e7b6f71432cfe71b0a114fde
自民、「総裁選前倒し」巡り過半数を争う攻防へ 2日の両院議員総会で参院選大敗を総括
9/1(月) 19:36配信


産経新聞

自民党本部=東京・永田町(春名中撮影)

自民党は2日、両院議員総会を党本部で開き、参院選大敗を総括した報告書を示す。敗因について石破茂首相(党総裁)個人ではなく組織全体の責任とする方向で、首相も続投の構えを崩さない。党総裁選挙管理委員会は総会後、総裁選前倒しの是非を判断する手続きに入る。前倒し要求が国会議員と都道府県連代表者の過半数に達するかが焦点で、首相の進退を巡る自民内の政局は重大局面を迎える。

■総括の報告書に不満噴出の見通し

首相は1日、参院選総括委員会の委員長を務める森山裕幹事長と官邸で会談した。幹事の木原誠二選対委員長が同席した。2日に示す報告書を説明したとみられる。

報告書では敗因として、旧安倍派を中心とした派閥パーティー収入不記載事件の影響や物価高対策として公約に掲げた国民一律2万円の現金給付に支持が集まらなかったことなどを明記する。

総会では、首相個人の責任に触れない報告書に対し、首相の即時退陣を求める議員らから不満が噴出する可能性がある。

総括を受けた党執行部の去就は、石破政権の行方に大きな影響を及ぼす。政権の屋台骨として首相を支える森山氏は総括後に辞任する可能性を示唆しており、小野寺五典政調会長ら他の党幹部も追随すれば、首相は窮地に追い込まれる。

■総裁選前倒しの是非判断は8日か

首相は2日の総会でも自らの進退には言及しないとみられる。総会を受け、選管委は総裁選前倒しに関する意思確認作業に入り、8日にも前倒しの是非を判断する見込みだ。前倒しには国会議員295人と各都道府県連代表者47人の過半数172人の要求が必要で、選管委は要求した議員名や都道府県連を公表する。

総裁選前倒しは事実上、首相への「退陣勧告」となるが、石破内閣の副大臣や政務官からも賛成意見が相次いでいる。小泉進次郎農林水産相は1日のテレビ朝日番組で「危機感を持たない方がおかしい。思いを表明するのは議員としてあるべき姿勢の一つだ」と、閣内からの賛成に理解を示した。自身の賛否は明らかにしなかった。

一方、党幹部は「副大臣、政務官を任命したのは首相だ。辞任してからでないと筋が通らない」と牽制しており、「過半数」を巡る駆け引きは今後さらに激化しそうだ。(小澤慶太)

686OS5:2025/09/01(月) 22:59:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/1854a4fe72d4410a228168c1ff30c154a3c44e39「9・8だと遅すぎるから9・2までに」石破首相の辞意表明を期待する自民党内の声
9/1(月) 10:36配信

デイリー新潮
参院選の総括と総裁選前倒し

石破首相

 自民党は参議院選挙での大敗を受けた総括を9月2日の会合でまとめ、党の両院議員総会に報告することにしている。その後、「総裁選前倒し」に関して議員と都道府県連に手続き開始を通知。そのデッドラインは9月8日に予定される。石破茂首相がどのような判断を示すか、大いに注目を集めている。

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「参院選の結果を振り返る森山裕幹事長をトップとする総括委員会は落選候補者や地方組織、支持団体などから聞き取りを行ってきました。総括の素案では、現金給付などの公約が国民に浸透せず、その一方で政治とカネの問題が依然として暗い影を落としていたことなどを敗因として盛り込んでいます」

 と、政治部デスク。石破氏をはじめとする執行部の責任に言及していないとの指摘もあって取りまとめは見送られ、9月2日の次回会合で加筆して総括をまとめ、党の両院議員総会に報告することになったようだ。

退陣表明の時期は
「森山氏がトップとして関与していたため“執行部に甘い”との異論が出ることは織り込み済みでした」(同)

 2日を過ぎれば総裁選前倒しの動きが具体化することになる。前倒しを決定するには所属国会議員と47都道府県連代表を合わせた数の過半数の賛同が必要になる。

「前倒しを求める議員名の公表には異議申し立てもありましたが、公表されることが決まりました。衆参両院議長を除く国会議員は295人で全体の過半数は172人。党への届け出による意思確認の期日は8日に設定される見込みです」(同)

 石破氏の動きはどのように想定されているのだろうか。

「2日までに“石破氏に退陣表明をしてほしい”との声は結構あるようです。総裁選前倒しは決定される可能性も十分にあり、その前に自ら決断を下さない場合は、副大臣や政務官ら閣内からも辞任して賛成する議員も複数出てくる可能性は高い。、石破内閣への退陣勧告を示す以上に“党内騒動”を強く印象付けることになりかねず、“とにかくそれは避けたい”と考える人は少なくないですね」(同)

石破おろしへの反発
 総裁選前倒しが決まって石破氏が辞任を余儀なくされる前に、自発的に辞めてもらったうえで総裁選を行って再始動したいというのが党内多くの偽らざる思いだということのようだ。

「総裁選が行われる場合、いずれにしても総裁任期切れ前なので“前倒し”には変わりはないのですが、石破氏が辞意を表明して行われる形か否かで様相はかなり違ってくるでしょう。が、石破氏が退陣を表明して新たな総裁が“選挙の顔”として選出されても、国民に受け入れられるかどうかは見通せず、党勢回復は難しいのかもしれません。参院選後に実施された内閣支持率調査で支持率が回復しましたが、それは石破氏への支持というよりはむしろ石破おろしへの反発、党内政局に明け暮れ、変わらない自民党への疑義という側面もあったと見られています」(同)

 石破おろしが実現すれば、石破氏にいったん集まった支持は新総裁への反発につながってしまいかねないとの分析のようだ。

デイリー新潮編集部

新潮社

687OS5:2025/09/02(火) 11:42:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/8526c56bb442c03c9bd30512f01c97b404c3ab89
総裁選前倒し巡り焦る首相、「衆院解散」ちらつかせ抑え込みに躍起…党内反発「どこにも大義ない」
9/2(火) 7:26配信

読売新聞オンライン

(写真:読売新聞)

 自民党内で臨時総裁選の実施に向けた動きが加速する中、石破首相(党総裁)が焦りを募らせている。「石破降ろし」の動きを抑え込もうと躍起になっており、「衆院解散」カードや経済対策の策定指示で対抗するとの見方が広がり、党内で反発が高まっている。(樋口貴仁、阿部雄太)

 首相は1日、自民の森山幹事長、木原誠二選挙対策委員長と首相官邸で約40分面会した。2日に予定される参院選総括委員会や両院議員総会などについて意見交換したとみられる。

 一方、解散権を握る首相と党の選挙責任者である森山、木原両氏が顔をそろえたことから、党内では「衆院解散を打つ算段ではないか」(中堅)との観測も広がった。

 首相擁護派はかねて党内での臨時総裁選実施要求の高まりに対し、「衆院解散で国民の信を問うのが民主的だ」(鈴木宗男参院議員)などと強硬論を唱えてきた。報道各社の世論調査で内閣支持率が上昇傾向にある中、首相サイドには党内を解散論で抑え込んでも「国民世論は首相を支持するだろう」との期待がある。

 これに対し、党内からは「政策論争の上での解散ではなく、首相の保身が目的だろう。解散を打つ大義はどこにもない」(ベテラン)との声が上がる。自民は首相の下で衆院選、東京都議選、参院選と大型選挙で3連敗してきただけに「勝算が全く見込めない」との悲観論が主流だ。

 かえって党内の反発が拡大し、「臨時総裁選の賛成論を後押しするだけだ」との冷ややかな見方も強い。

 首相側は、物価高対策などを盛り込んだ経済対策策定の指示もちらつかせている。秋に召集が想定される臨時国会での補正予算案提出に備えたもので、首相に近い政府高官は1日、「そろそろ指示をしないと対策が間に合わない」と語った。

 首相は参院選後、「第9回アフリカ開発会議(TICAD9)」や日韓、日印首脳会談などの外交日程に注力してきたが、8月末で一段落した。今後は内政の課題に着手する姿勢を見せることで「政治空白」を生んでいるとの批判を避けつつ、政権継続の正当性をアピールしたい思惑があるとみられる。

 ただ、自民は8日に臨時総裁選実施の賛否を取りまとめる予定で、「世間の注目をそらす露骨な延命戦略だ」(中堅)との声が出ている。臨時総裁選の結果、首相が交代する可能性もあり、党内には「実現性が疑問視される指示に意味はあるのか」との批判もある。

688OS5:2025/09/02(火) 19:17:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/7906121f399a775c275781f2cb3c815d0a00dc8b
自民党四役、一斉に辞意表明 参院選敗北で引責 政権運営より困難に
9/2(火) 17:55配信

毎日新聞

自民党の参院選総括委員会に臨む森山裕幹事長(右から6人目)ら=自民党本部で2025年9月2日午前11時、猪飼健史撮影

 自民党の森山裕幹事長、小野寺五典政調会長、鈴木俊一総務会長、木原誠二選対委員長の党四役は2日、参院選で敗北した責任を取るとして辞任する意向を石破茂首相(自民党総裁)に伝えた。

 自民は2日、参院選の敗因分析などの総括をまとめた。党四役が一斉に辞意を表明する事態となり、政権運営が一層困難な情勢になる。【高橋祐貴】

https://news.yahoo.co.jp/articles/1b753294fc47ba8ccda832a691b56627d62b32ca
森山氏ら自民四役が辞意 石破首相、続投表明も苦境 総裁選前倒し、8日に是非判明
9/2(火) 13:42配信


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時事通信

自民党の両院議員総会であいさつする石破茂首相(左)。右は森山裕幹事長=2日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党は2日、党本部で両院議員総会を開き、大敗した参院選の総括文書を報告した。

 森山裕幹事長は「参院選の責任を取るべく退任させてほしい」と辞意を表明。石破茂首相(党総裁)が進退を預かった。鈴木俊一総務会長、小野寺五典政調会長、木原誠二選対委員長も総会後、首相に辞意を伝えた。

 首相はこの後、「しかるべき時期に責任を判断するが、まず国民がやってもらいたいなと思っておられることに全力を尽くす」と述べ、続投する方針を表明した。首相官邸で記者団の質問に答えた。ただ、党四役が一斉に辞任する考えを示したことで、退陣を求める党内の声が高まるのは必至。首相は一段と苦境に追い込まれた。

 自民幹部の任期は9月末まで。森山氏は総会後の記者会見で「選挙の責任者は幹事長である私だ。進退は任命権者の総裁に預けた」と説明した。首相が慰留した場合の対応については言及を避けた。首相は記者団に、森山氏について「余人をもって代え難い」と語った。小野寺氏は記者団に「私は政策の責任者だ。責任を取るべきだ」と述べた。

 党総裁選挙管理委員会は総会後、党所属国会議員と都道府県連に対し、総裁選前倒しの是非を問う手続きを通知した。前倒しを要求する場合、議員は8日午前10時から午後3時の間に、都道府県連には同日午後3時までに書面を提出するよう求めた。

 参院選の総括文書は、総会に先立つ参院選総括委員会で了承された。物価高対策や「政治とカネ」の問題を敗因に挙げ「解党的出直し」を訴えた一方、首相個人の責任には触れなかった。首相は総会の冒頭、「地位に恋々とするものではない。しがみつくつもりも全くない」と語ったが、進退は明言しなかった。

 首相は参院選について「同志を多く失ったことはひとえに私の責任だ。心から深くおわびする」と陳謝。「道筋を示す責任から逃れることなく、しかるべき時にきちんとした決断をするのが果たすべき責務だ」と述べた。森山氏は「今必要なのは一致結束だ」と呼び掛けた。

689OS5:2025/09/03(水) 13:11:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c82fa1772b5df1c15600ac0063eb1b92607d5c8
自民党の坂本哲志国対委員長 辞意も森山幹事長は辞表受け取らず【熊本】
9/3(水) 12:05配信
自民党が参院選敗北の総括をまとめたことを受け、熊本県選出の国会議員で自民党の
坂本哲志 国会対策委員長が辞表を提出しようとしましたが、森山裕幹事長は
受け取らなかったということです。


自民党の両院議員総会が2日開かれ、森山幹事長は幹事長を辞任する意向を示し
進退の判断を石破総裁に委ねました。

坂本国対委員長によりますと、坂本氏は総会を前に森山氏と面会。辞表を提出しようとしましたが、森山氏は受け取らなかったということです。

【坂本哲志 国会対策委員長】
「森山幹事長からは国対委員長はいつ、有事のときでも国会を開かなければいけないし常に野党との交渉も必要な立場でこれ(辞表)を受け取るわけにはいけない、
そのまま職務を続けなさいと言われ(辞表を)受け取ってもらえなかった」

坂本氏は「今後、野党との交渉などもあり国対委員長としての職務を全うしていく」
としています。

テレビ熊本

690OS5:2025/09/03(水) 13:12:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/189515e1c7886bd227427e0d319f530082aaad2e
ダメージ大きかった“閣内不一致” 「影の総理」森山幹事長が辞意表明にいたった経緯
9/3(水) 11:21配信

西日本新聞

自民党・森山裕幹事長=2025年7月

 政権存続に向けた窮余の策か-。石破茂政権を支えてきた自民党の森山裕幹事長が2日、参院選総括を受けて辞意を表明して進退伺を首相に預けた。党運営から野党交渉まで一手に担う「影の総理」が去れば、政権運営への影響は甚大。首相は森山氏の進退伺を「預かる形」を取り、事実上続投の形を模索するとみられる。党内の批判を抑えようと、自ら身を引いた形にする「戦略」との見方があるが、党内にはそれを見透かす声も。8日に迫る総裁選前倒しを巡る判断に影響を与える可能性もある。

【写真】カツカレーを口にする石破茂氏

 「(参院選で)目標とした結果を残すことができなかった」。両院議員総会後、森山氏はやや紅潮した表情で記者団の取材に応じ、総会内で正式に辞意を首相に伝えたと明かした。

 7月28日の両院議員懇談会では「参院選総括の報告書がまとまった段階で、責任を明らかにしたい」と進退の判断期限を自ら区切っており、決着をつけた。

 8月30日、地元鹿児島での講演では参院選敗北について「幹事長として責任を感じる」と言及。一方で、世論調査で内閣支持率が上昇し、「首相は辞める必要がない」との声が多いことを念頭に「国民の世論と自民党内の世論が乖離(かいり)しているとすれば、非常に怖い」と述べ、強気の姿勢も垣間見えていた。

 足元では、党内で前倒しを求める議員がじわじわ拡大。翌31日には副大臣・政務官の半数近く21人が前倒し「賛成」との報道も。「閣内不一致」のダメージは大きく、前倒しに雪崩を打つ危険性をはらむ。森山氏は、水面下で影響を最小限に抑えようと動く。

 31日夜には議員宿舎で首相と面会、今月1日にも官邸で木原誠二選対委員長も交えて、対策を練った。

 「このままでは党内の収まりがつかないですよ」。首相に直言した森山氏。党内批判を抑え込むことはもちろん、若手や中堅から突き上げを食らう他の執行部をおもんぱかっての発言だった。森山氏の続投を強く願っていた首相は折れるしかなかった。「そう言われたら、反論できないよな」。森山氏が「辞意表明」することが決まった。

◆  ◆

 「1年、この政権を続けることができた労は、どんなに言葉を尽くしても足りることはない。余人をもって代え難い」。首相は2日夕、森山氏について最大級の評価をしてみせた。少数与党下で臨んだ臨時国会や先の通常国会では野党との政策協議に尽力し、予算成立にこぎ着けた立役者。失うわけにはいかない-。

 森山氏の進退伺については「適切に判断する」と述べるにとどめたが、首相周辺は「2人で息を合わせてやっている」と解説し、党重鎮も「受理しないだろう」と見通す。党役員の任期は9月末まであり、当面は“事実上続投”するとみられる。あるベテランは「出来レースだ」と突き放した。官邸幹部は「結局、総裁選前倒しするかどうかで全てが決まる」と解説した。

 「地位に恋々とするものでは全くない。しがみつくつもりでもない」。首相は両院総会で続投の意向は変えなかったものの、これまでとは言い回しを変え、居並ぶ同僚議員に何度も頭を下げた。副大臣や政務官の総裁選前倒しの判断も「自由だ」と述べ、反発を抑えようと必死だ。

 進退を判断する時期については「しかるべき時」と明言を避けた首相。記者団に物価高や米国関税などの経済対策などを列挙し、「責任を持ってやっていくことも責任だ」と従来の姿勢を繰り返した。

 政権の命運を握るのは、総裁選前倒しの可否。「先のことなんて全く見えない。見えるもんなら教えてほしい」。首相は周囲にぼやいた。

 (東京支社取材班)

西日本新聞

691OS5:2025/09/03(水) 19:56:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa893914732caa36b930459943a07ee2ac07edd1
【解説】自民・麻生最高顧問が総裁選「前倒し要求」を明言 勢いづく“前倒し要求派”カギ握る「3つの塊」
9/3(水) 16:27配信

自民党の両院議員総会から丸一日経ち、石破首相の任期を待たずに前倒しで総裁選挙を求める動きはどう変化しているのでしょうか。

国会記者会館から、フジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が中継でお伝えします。

つい先ほど、自民党内に残る唯一の派閥・麻生派が横浜で研修会を開き、党の最高顧問を務める麻生氏が総裁選前倒しを要求すると明言しました。

自民・麻生最高顧問:
私自身、総裁選挙の前倒しを要求する書面に署名・提出すると決めております。

総裁選前倒しをめぐる情勢について、官邸関係者は「どちらに転がるかわからない」と漏らしていて、党内を取材すると前倒し要求派に勢いが出ている状況です。

カギを握るのは、3つの塊です。

一つ目は先ほどの「麻生派」で、トップの麻生氏が意思表明したことで麻生派では前倒しを求める議員が増え、7割に達する情勢です。

麻生氏は意思表明を、派閥議員の行動を縛るものではないとしていますが、首相周辺は麻生氏の動きについて「『俺の背中を見ろ』ということだ」「あまり動かない方がいいのに」と反発しています。

二つ目は、「副大臣・政務官」です。

フジテレビの取材では、前倒しを要求する副大臣・政務官が8人増え、合わせて16人に倍増しています。
閣僚の一部が同調する可能性もあり、官邸は神経をとがらせています。

三つ目は「ポスト石破」の候補者です。
高市氏、茂木氏、小林氏が前倒しを求める見通しで、3氏の支持者も連なって行動するものとみられます。

――対する石破首相の対抗策は?
首相周辺は、支持率上昇を糧に「一日一日を何とか乗り越える」と話す一方、官邸内では今も「衆議院解散論」が浮上していて、ある官邸関係者は3日朝、「8日よりも前に解散をうつパターンもある」と、強気のけん制をしています。

これに対し、党内からは「常軌を逸している」「大義がない」と反発する声もあります。

前倒し総裁選に「首相自身が出馬する」シナリオも取り沙汰されていますが、前倒しは事実上のリコールを意味するため、首相周辺は「在り方としてどうか」と慎重姿勢で、神経戦が続いています。

フジテレビ,政治部

692OS5:2025/09/03(水) 21:02:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ced7b1335b59feb28cef377da744f4e5f1d106f
<読む政治>事実上の「総裁リコール」 自民「石破おろし」の行方どうなる?
9/3(水) 20:40配信


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毎日新聞

首相官邸に入り、報道陣の呼びかけに応える石破茂首相=2025年9月3日午前9時26分、平田明浩撮影

 石破茂首相(自民党総裁)が自身の進退の決断時期について明言しなかったことを受け、自民内で「石破おろし」が加速している。大敗した参院選の総括は、8日に行われる総裁選前倒しの意向確認まで続く。実施されれば初となる事実上の「総裁リコール」は、過半数に達するのか。想定される動きをシミュレーションした。

【グラフ】石破内閣と自民党で明暗 支持率の推移

 ◇署名過半数→「ポスト石破」総裁選へ

 自民の麻生太郎最高顧問は3日、横浜市内で開いた麻生派研修会で総裁選前倒しを求める書面を提出すると表明し、「少数与党という極めて厳しい状況だが、日本が再び決められない政治に戻らぬよう力を尽くしたいと決意を新たにしている」と述べた。

 麻生派は党内に残る唯一の派閥で国会議員43人が所属する。麻生氏は派内に指示は出さない考えだが、派閥会長と共同歩調をとる議員が続出する可能性がある。

 党所属国会議員295人(衆参両院の議長を除く)と都道府県連代表47人の計342人のうち、過半数の172人以上から要求があれば、総裁選の前倒しが決まる。一定規模を持つ派閥のトップが姿勢を鮮明にしたことで、前倒し派は勢い付くとみられる。

 多数派工作に向け、当選同期ごとに会合を開く動きが拡大している。2日には当選1回、当選5回の議員がそれぞれ会合を開催。5日には当選2回の若手議員が2回目の会合を国会内で開き、対応を協議する。

 衆参とも与党が過半数を割り政権運営が見通せないにもかかわらず、首相は打開策を示せていない。中堅議員は「このまま何もしなければ自民党は終わってしまう」と危機感を募らせる。

 前倒し派が過半数に達すれば、2年連続の総裁選になだれ込む。昨秋の総裁選に立候補した「ポスト石破」の有力候補の動きも活発化している。林芳正官房長官は2日夜に東京・赤坂の衆院議員宿舎で、総裁選で林氏を支えたベテラン議員らと会合を開いた。同日夜には決選投票で首相に逆転負けを喫した高市早苗前経済安全保障担当相も、自身を支持する議員約10人と会食。関係者によると、結束して総裁選前倒しを求めることで一致したという。

 これに対し、首相周辺は総裁選実施が決まれば、衆院解散に打って出る可能性を示唆してけん制する。一方、党内には、前倒しが確実な情勢となれば、8日の意向確認を待たずに首相が退陣を表明するとの見方もある。

 ◇首相の再出馬、党則上は可能でも…

 総裁選前倒しが決定した場合でも、首相が再出馬することは党則上は可能だ。仮に首相が勝利すれば、現在の2027年9月までの総裁任期を引き続き務めることになる。

 だが、かつて結成した石破派は解消され、首相は自らを支持する議員グループを持たない。昨秋の総裁選で首相の推薦人となった20人も、昨秋の衆院選、今夏の参院選を経て減少しており、改めて20人を確保するハードルは高い。党内の過半数から事実上の「総裁リコール」を突き付けられた場合、首相周辺は「さすがに立候補しないだろう。組織としてあり得ないことだ」と語る。

  ◇   ◇

 毎日新聞は7月23日と24日に「石破首相、退陣へ」と報道しました。首相は9月2日の自民党の両院議員総会の後に続投への意欲をにじませていますが、自民党総裁選の前倒しの手続きが進むなど、進退に決着がついたという状況に至っていません。引き続き取材を続け、結論が出た段階で一連の報道についてご説明します。

693OS5:2025/09/03(水) 21:31:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/43e4dc8700914b42b2e9711352e1618fb7d40de8
麻生太郎氏が自民総裁選前倒し要求 「石破降ろし」動き加速か 党内統一行動には不安も
9/3(水) 20:58配信


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産経新聞

自民党麻生派の夏季研修会で講演する麻生太郎最高顧問=3日、横浜市(長橋和之撮影)

自民党で参院選大敗を受けた総裁選前倒しの是非の判断が注目される中、麻生太郎最高顧問は3日、前倒しを要求する意向を示した。党内唯一の派閥を率いる麻生氏の態度表明は、倒閣勢力を中心とした「石破降ろし」の動きを加速させる可能性がある。ただ、派内で統一した行動は求めない方針で、派閥所属議員が歩調を合わせられるかどうかは未知数だ。

3日に横浜市で開かれた麻生派の研修会で、麻生氏は「自民が再び国民の負託に応え、国家国民のために、われわれは力が発揮できる政党となるべく行動していきたい」と呼びかけた。

党内で総裁選前倒し論が高まる中、麻生派内でも前倒しを求める動きが広まっている。麻生派の高村正大、斎藤洋明両衆院議員はそれぞれ石破内閣で法務副大臣、財務副大臣を務めるが、自身のSNSで前倒しを要求する内容の投稿をした。

参院選大敗を総括した2日の両院議員総会後に開かれた中堅議員の会合には、麻生氏に近い井上貴博衆院議員が出席し、前倒しを含めた対応を協議したとみられる。

首相経験者で党内に一定の影響力を持つ麻生氏は「反石破」として知られている。前倒しを求める派閥所属議員の動きに対し、同派ベテランは「みんな同じ方向を向いているだろう」と語った。

一方、麻生氏は研修会で「一人一人が判断してほしい」とも語り、派内の対応を縛らない考えも示した。

麻生氏は最近、前倒しを巡る対応に関し、周囲に「派閥色は出したくない」と語ったという。念頭には派閥パーティー収入不記載事件を受け、麻生派以外の党内派閥が相次いで解散したことがある。

党内には「多くの派閥が解散したのに、派閥単位で動くのはいかがなものか」(幹部)との声も上がっており、対応を統一しないのにはこうした批判を避ける狙いも透けてみえる。(長橋和之)

694OS5:2025/09/04(木) 08:44:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a2a9923a0f36c0df93d4e1a3861bb86cb4fb2cf
自民党四役「ドミノ辞意表明」で窮地の石破首相…後任決めず、事実上の体制維持へ
9/4(木) 6:31配信
読売新聞オンライン
 自民党の幹事長ら党四役が参院選惨敗の責任を取って、一斉に辞意表明した余波が広がっている。続投を表明した石破首相(党総裁)は4氏の後任を決めないことで事実上の体制維持を図る構えだが、党運営や他党との協議の停滞は避けられず、首相は窮地に追い込まれつつある。(谷口京子、鷹尾洋樹)

【図解】辞意を表明した自民党役員一覧

◆「いつまで」
 自民の小野寺政調会長は3日、党本部に入ると淡々とした表情で政調会長室に向かった。森山幹事長は奄美振興などを議論する党会合に出席したものの、大半を幹事長室で過ごした。四役の一人は「いつまでやればいいのだろう」と周囲に本音を吐露した。

 2日の両院議員総会で森山氏が参院選惨敗の引責辞任の意向を表明すると、小野寺氏、鈴木総務会長、木原誠二選挙対策委員長が相次いで首相に辞意を伝える異例の「ドミノ辞意表明」に発展した。

 四役は党の中枢だが、首相は後任人事を行わず、4氏の意向をたなざらしにする姿勢を見せている。「後任が決まるまでは前任者が実務に当たらざるを得ない」(党関係者)事情からだ。

 ただ、党務への影響は避けられない。党の政策立案を担う政調は、部会などで分野ごとの議論を進めるが、「政調会長が主体的に動けない中、部会が新たな政策の議論に着手するとは思えない」(経済官庁幹部)との見方が出ている。

 政府が物価高対策を盛り込んだ経済対策をまとめる上でも、与党内での検討は不可欠だが、自民内では「後任の役員が対応するのが筋だ」との声がもっぱらだ。小泉農相は3日、記者団に「四役が全員辞意を表明したことは非常に重い」と危機感を強調した。

◆温度差
 四役の辞意は、党立て直しを求める声に応える意図があるものの、4氏には微妙な温度差もある。

 小野寺、鈴木、木原各氏が首相に辞意を伝えた一方、森山氏は自身の辞意を「進退伺」と表現した。森山氏に近い坂本哲志国会対策委員長も森山氏に辞表を提出したが、受理されなかった。森山氏は政権の屋台骨を担ってきた経緯があり、「党内を混乱させられないとの思いがあるのでは」(中堅)と見る向きがある。

 とはいえ、四役が機能不全に陥っており、少数与党下では秋の臨時国会に向けた野党との連携協議が滞るのは確実だ。党役員任期は今月末までで、首相は近く人事に着手せざるを得ないが、党ベテランは「やり切る政治的体力は残っていないだろう」と指摘する。

首相、淡々と公務

首相官邸に入る石破首相(3日)

 石破首相は3日、首相官邸で日本銀行の植田和男総裁や閣僚らと面会するなど、淡々と公務にあたった。自民党臨時総裁選実施の可否が決まる見通しの8日以降も、政権運営に意欲を示している。

 首相は植田氏と約1時間にわたって、経済や物価情勢、市場の動向などに関して意見を交わした。この日は官邸を訪れた平デジタル相や三原少子化相らから、サイバー安全保障や外遊などに関する報告も受けた。

 首相は2日の党両院議員総会後、自身の進退について、「しかるべき時期に責任を判断する」と述べる一方、看板政策の地方創生の推進に向け、8日以降も、全国の知事と3日に分けて官邸で懇談会を行う方向で調整している。

695OS5:2025/09/04(木) 22:33:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/05a55c53ef0bdae793f828d44ec243f8421792b2
自民・小渕優子氏も辞意 党組織運動本部長、政権幹部が明らかに
9/4(木) 21:30配信

朝日新聞

インタビュー取材に答える小渕優子氏=2025年8月4日、東京都内、金居達朗撮影

 自民党の小渕優子組織運動本部長は4日までに、森山裕幹事長に辞意を伝えていたことがわかった。政権幹部が明らかにした。

696OS5:2025/09/05(金) 11:31:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/373f74c03306dea5f231c544939a9f1f5c2d4c8c
滝波農水副大臣が台湾へ、政務三役の訪台は17年以来 林長官、小泉農水相も一定理解か
9/5(金) 7:00配信
産経新聞

自民党の滝波宏文農林水産副大臣

農林水産副大臣を務める自民党の滝波宏文参院議員が4日、台湾に渡航したことが分かった。公務ではなく政務としての立場で、台北市で農林水産関連のイベントに出席する。日本政府は中国に対する配慮から政府高官の訪台を自主規制しており、現職の政務三役の訪台は珍しい。滝波氏は親台派の中堅議員として知られ、現地では蔡英文前総統との会談も予定する。

6日まで台湾を訪れる。政務三役の訪台を巡り、閣僚の事例は過去になく、2017年に公務で台北を訪れた赤間二郎総務副大臣(当時)以来とみられる。

滝波氏は周囲に、台湾との交流関係を緊密化する必要性を示しており、訪台計画について林芳正官房長官や小泉進次郎農林水産相らに事前に報告している。両氏からは前向きな回答があったという。

滝波氏は台湾との友好関係を重視する超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)に所属。台湾出身者の戸籍の国籍欄について、「中国」でなく「台湾」表記を可能とした今年5月の戸籍法施行規則改正に尽力した経緯がある。

滝波氏は今回の訪台で、蔡氏に加え、戸籍の「台湾」表記を訴えた謝長廷氏(前台北駐日経済文化代表処代表)らと会談し、一連の経緯についても報告する予定だ。(奥原慎平)

697OS5:2025/09/05(金) 11:42:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/d14fd68663ab92113194de1b4201ba08b5eba700
総裁選前倒し要求の署名公開相次ぐ 党本部持参求め「顔さらす考え」の石破執行部、裏目か
9/5(金) 7:00配信


産経新聞

総裁選の前倒しにサインした要求書を公開した(左から)自民党の佐々木紀、今枝宗一郎、高見康裕各衆院議員

自民党総裁選前倒しを求める要求書について、中堅・若手議員らがSNS上で「署名済」を公開している。党総裁選管は総裁選実施を求める所属議員に対し、氏名は公表し、8日に要求書の党本部持参を求めている。当日は報道陣が多数駆け付ける方向で、石破茂首相(総裁)側による「提出した人間の顔をさらそうとする考え」(佐藤正久前参院議員)が指摘され、それに対する反発の動きも広がっている。

【写真】世良公則氏のベースに合わせ、ドラムを叩く高市早苗氏

■5時間のうちに党本部8階へ

「総裁選の実施を要求した方の氏名は公表させていただくこととなりますので、あらかじめお含みおきください」

党両院議員総会で参院選大敗を総括した2日、所属議員に配布された総裁選実施要求書にこう注釈された。

要求書は、署名・捺印した上で8日午前10時〜午後3時に、党本部8階の会議室へ、原則議員本人による持参を求めている。要求しない場合提出は不要となる。

一方、通常の総裁選で所属議員の投票行動は公表されることはない。佐藤氏は2日のBSフジ番組で、「本人の顔をカメラの前にさらす。覚悟をもってやれよということだ」と石破執行部の思惑を指摘し、不快感を示した。

■「自民党の背骨を入れ直す」

首相側は、政務三役が総裁選実施を求める場合は「辞職が必要だ」、総裁選実施が決まれば「衆院解散する」といった考えを陰に陽に示しており、「圧力」と捉える向きは多い。

一方、佐々木紀、今枝宗一郎、中谷真一、高見康裕ら中堅・若手衆院議員はX(旧ツイッター)で既に署名、捺印した要求書を公開し「自民党の背骨を入れ直します」(佐々木氏)などと強調している。党中堅は党執行部によって総裁選実施を求める議員を「可視化されることで逆に火が付いた」と述べ、党内の雰囲気の変化を指摘する。

■「前倒し賛成しない議員もさらされる」

佐藤氏は党執行部の思惑が裏目になる可能性も指摘する。「前倒しに賛成しなかった人も分かってしまう。SNSでは賛成しなかった議員をさらそうとなる」との述べ、「いやらしいことをするから分断になる」と石破執行部の判断に苦言を呈した。(奥原慎平)

698OS5:2025/09/05(金) 13:00:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/3034f518fbe04e72007b09350cadd246f0b981e6
【速報】鈴木馨祐法務相が臨時総裁選求める考えを表明、現職閣僚で初
9/5(金) 11:41配信

日テレNEWS NNN

日テレNEWS NNN

自民党の総裁選をめぐり、鈴木法務相が自身のブログで臨時の総裁選を求める考えを明らかにしました。現職閣僚での表明は初めてです。

鈴木氏は「自民党への信頼回復のためにも党が一致結束してゼロから出直すことが必要」とした上で、「臨時総裁選挙の実施を求める書面に署名し提出することといたしました」と表明しました。

鈴木氏は自民党で唯一の派閥である麻生派に所属し、派閥の会長である麻生太郎最高顧問は3日、臨時総裁選を求める考えを明らかにしていました。

法務省では、これまでに、大臣を補佐する立場の高村法務副大臣と神田法務大臣政務官が臨時総裁選に賛成する意向を示していて、大臣・副大臣・政務官のいわゆる政務3役全員が意向表明した形です。

699OS5:2025/09/05(金) 16:58:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/c26e997bbeba39c99e5c52ecee5a603aeecbe388
石破首相、衆院解散を本格検討も実現にハードル…「居座り」批判への対抗手段狭まる
9/5(金) 7:21配信


読売新聞オンライン

首相官邸に入る石破首相(4日)=米山要撮影

 自民党内で臨時総裁選の実施を求める動きに対し、石破首相(党総裁)が取り得る対抗手段が狭まっている。「居座り」批判の拡大を抑え込む有効なカードは見つからず、本格的な検討に入った衆院解散・総選挙も、実際に踏み切るには複数のハードルがある。(阿部雄太)

【表】「次の自民党総裁」にふさわしいと思う人、トップは

 「やりたくはないが、総裁選になるくらいなら解散する」

 首相は、2日に臨時総裁選実施の可否を確認する党内手続きが始まったことを受け、複数の自民議員にこう語った。

 衆院解散は、首相のみが決定する権限を持つ。憲法7条は、内閣の助言と承認による天皇の国事行為の一つとして衆院解散を規定しており、過去にも首相が有利な時機に解散を仕掛ける根拠となってきた。

 通例では、内閣が解散を閣議決定した後、衆院議長に解散詔書の発出を伝達し、本会議で議長が詔書を朗読する。ただ、過去に例はないが、学説上は国会閉会中でも解散は可能とされる。1986年に中曽根康弘首相が衆参同日選に踏み切った際には、野党の反発で本会議が開かれず、議長が応接室で与党の代表らを前に詔書を読み上げた。

 解散すれば、衆院議員全員が失職し、政治空白にもつながるため、政府・与党内から反対が起きる例もある。解散の閣議決定には全閣僚の署名が必要になるが、2005年の郵政解散では、小泉純一郎首相が解散に反対した農相を罷免(ひめん)し、自ら兼務した上で閣議決定した。

 石破首相がこのタイミングで解散を判断すれば、多数の閣僚の反対が予想される。連立を組む公明党も早期の解散に反対の立場だ。小泉農相は4日、記者団から衆院解散の可能性を問われ、「普通に考えれば、このような局面になって、解散を念頭に(自民の参院選総括で)『解党的出直し』という言葉を使うことはない」と述べ、否定的な見方を示した。

 首相周辺では、解散した場合、派閥の政治資金問題で不記載があった議員や、総裁選の前倒しを求めた議員を公認せず、対立候補を立てる案も取り沙汰されるが、多数の刺客候補を短期間に用意するのは困難だ。

 臨時総裁選は党則に基づいて手続きが進められており、首相が恣意(しい)的に回避すれば、強い批判を招くことは避けられない。伊吹文明・元衆院議長はSNSで「政党内の抗争での解散等は前代未聞で、国会の権威のためにも暴言・妄言は慎むべきだ」と苦言を呈している。

700OS5:2025/09/05(金) 16:58:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/b442fe001a8d4f8777f270c27484157f48e6ccea
自民党臨時総裁選を実施なら…10月上旬に投開票案、「フルスペック」方式想定
9/5(金) 5:00配信


読売新聞オンライン

自民党本部

 自民党の臨時総裁選について、実施することが決まった場合、10月上旬に投開票を行う案が浮上している。党員投票を含めた「フルスペック」方式での実施を想定したものだ。複数の党幹部が明らかにした。

【表】「次の自民党総裁」にふさわしいと思う人、トップは(読売世論調査)

 フルスペック方式は、全国一斉で党員投票を行い、党員票が国会議員票と同数に換算される。党則では、緊急時には党所属国会議員各1票と都道府県連3票ずつによる総裁選を実施できるが、議員票の比重が大きくなる。党内では「党員の声を広く聞くべきだ」としてフルスペック方式を求める声が高まっていた。

 執行部は8日に臨時総裁選の実施が決まれば、速やかに方式を決定する方針だ。党幹部は「党内が混乱している時ほど、正規の手法にそって実施した方がいい」と語った。

701OS5:2025/09/07(日) 19:33:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/995d4845a70614a905cca1e72fdd1a22c8d4efa2
「最後の一手」異例の土曜深夜会談…菅、小泉氏の説得実る 首相辞任表明
9/7(日) 18:51配信


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カナロコ by 神奈川新聞

(左から)小泉氏、石破氏、菅氏

 石破茂首相(自民党総裁)が7日、辞任の意向を表明した。党総裁選前倒し要求の提出日とされた8日前日の決断。「党の分裂を避けるべきだ」として同党の菅義偉副総裁(元首相、衆院神奈川2区)と小泉進次郎農相(11区)が6日深夜に行った説得が「自民としての最後の一手」(党幹部)として実った格好だ。厳しい選択を迫られていた議員の間からは「『踏み絵』を直前で避けられた」(中堅議員)との安堵(あんど)の声が漏れた。

【写真】自民党本部(資料写真)

 菅、小泉両氏は6日午後8時半ごろに首相公邸入りした。菅氏は約40分後、小泉氏は2時間後の10時半ごろに退出。公邸を舞台とした土曜の深夜会談は異例で、その時間の長さからも突っ込んだ話し合いが行われたとみられていた。

 党幹部によると、菅氏は前倒し要求が記名式で行われることを引き「提出する議員にもしない議員にも大変な覚悟となる。亀裂は避けられない」と指摘。「(少数与党にあって)首班を手放せば取り戻せる保証はないが、その座に固執して党を割ってしまうのは最悪だ」と党の結束を最優先に対応するよう促したという。

 小泉氏も「前倒しを求める議員も求めない議員も自民の将来に危機感を抱き悩む仲間だ」として「分裂を防げるのは党総裁の英断しかない」などと菅氏とともに自発的な退陣を求めたとされる。首相は「重く受け止めたい」と2人の意向を引き取ったという。

 石破氏と親しい党幹部は「総理へ『党分裂を避けるために身を処すべきだ』と進言して以降、電話に出てもらえなくなっていた」という。「ほかにも同様のケースが相次いでいた」とした同幹部は「総理が信頼を寄せる2人(菅、小泉両氏)との会談が党として取り得る『最後の一手』だった。総理のかたくなな姿勢や思いがほぐれ、冷静な判断ができるようになったのだと思う」と推測した。

神奈川新聞社

702OS5:2025/09/08(月) 12:44:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc028f611ec5efd66e4e33f09357fc543e625ad6
自民総裁選、高市早苗氏や小泉農相ら軸に複数候補の争いか…茂木敏充氏すでに名乗り・林官房長官らの名前も
9/8(月) 12:02配信


読売新聞オンライン

高市前経済安全保障相

 石破首相(自民党総裁)の退陣表明から一夜明けた8日、自民党内では総裁選に向けた動きが活発化した。茂木敏充・前幹事長(69)は同日午前、先陣を切って立候補の意向を表明した。首相は党臨時役員会で退陣の理由を説明し、その後、記者団に対し、石破内閣の閣僚の総裁選出馬について「当然認められる」との考えを示した。

【表】「自民党総裁にふさわしい人」、1位になったのは…読売世論調査


小泉農相

 茂木氏は国会内で記者団に「総裁選に出馬する思いを固めた」と明らかにした。衆院当選11回で外相や経済産業相などを歴任しており、「党や政府で様々な経験をした私の全てをこの国にささげたい」と訴えた。出馬に必要な推薦人20人について「集まってもらえると確信している」とも強調した。

 総裁選は前回選に出馬した複数候補による争いとなる見通しで、昨年の総裁選で上位につけた高市早苗・前経済安全保障相や小泉農相らが軸となる見通しだ。林官房長官や小林鷹之・元経済安保相の出馬も取りざたされている。


自民党の臨時役員会に臨む石破首相(右)、森山幹事長(8日午前、同党本部で)=米山要撮影

 林氏は8日午前、首相官邸で記者団から総裁選出馬への意欲を問われ、「前回の総裁選で一緒に戦った仲間とよく相談したい」と述べた。小林氏は8日午前のラジオ番組で「『ワン自民』になれる体制を作っていかなければいけない。自分にどのような役割が果たせるか、仲間と相談したい」と語った。

 首相は8日午前に開かれた臨時役員会で、「総裁の職を辞することとした。選挙の責任を取らなければならない」と言及した上で、「全て私の責任だ。おわびと感謝を申し上げる」と伝えた。その後、首相官邸で記者団から、現役閣僚の総裁選出馬を認めるかどうかを問われ、「それぞれの担務に万全の責任が果たせる態勢を作った上での立候補であれば、何ら妨げる理由はない」と明言した。

703OS5:2025/09/08(月) 12:46:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/587fc50c75952f5436703dff0eb9c127e4acb22a
小泉進次郎氏でも、高市早苗氏でもない…いま自民党内で急浮上している「次の首相」有力候補の意外な名前
9/8(月) 9:16配信


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プレジデントオンライン

記者会見で、質問を受ける石破茂首相(奥)=7日午後、首相官邸 - 写真=時事通信フォト

石破茂首相は7日、首相官邸で緊急記者会見を開き、「自民党総裁の職を辞することにした」と表明。総裁選に出馬しない方針を明らかにした。ポスト石破はどうなるのか。ジャーナリストの城本勝さんは「ある閣僚経験者は『こんなときは無色透明、無名が一番』と話した。知名度も人気もある小泉進次郎氏や高市早苗氏ではない人物に注目が集まっている」という――。

【写真をみる】急浮上している有力候補。前回の総裁選では「泡沫候補」だった

■退陣論に抗えなかった石破首相

 衆院選に続いて参院選でも大敗しながら、首相の座にしがみついていた石破茂首相は、自民党内からの辞任を求める圧力に抗しきれず、7日、ついに退陣を表明した。

 衆参両院で過半数を失うという異常事態に陥った自公政権は、敗北の責任論にようやく一定の区切りをつけて、新体制の構築に進むことになるが、政権存続のための政治体制づくりはいままで以上に難しい。

 自民党内では、高市早苗氏や小泉進次郎氏のようなビッグ・ネームよりいっそ無名の政治家に運命を託すべきだと言う声さえ出始めるなど、さらに混迷を深めている。

■決定的だった石破・小泉会談

 いつもの事ながら、いかにも平凡で、あっけない幕切れだった。筆者も含めベテランの政治ジャーナリストの何人かは、8日の臨時総裁選の実施を求める意見集約の前には、石破茂首相自ら退陣を決断するだろうと見ていた。

 臨時の総裁選に賛成する自民党議員が120人を超え、都道府県連の賛成が半数に迫る情勢になったあたりからは、退陣表明は時間の問題だったが、決定的だったのはやはり6日夜首相公邸での石破・小泉会談だ。

 石破首相は、はじめは菅義偉副総裁も交え、その後は小泉農水相と一対一で、2時間話し合った。関係者によると、この席で小泉氏は、総裁選実施を求める声が過半数を超えるのは必至の情勢だと伝えた上で、「これ以上対立が続けば自民党の分断が決定的になる」「党分裂を避けるためには石破首相自身が身を退いてほしい」と説得したという。

 こんなことが前にもあったなというデジャヴ(既視感)を感じさせる展開だ。

 4年前の2021年の8月31日、小泉氏は、9月中旬に解散して自民党の総裁選を先送りする案に傾いていた当時の菅首相のもとを訪れ、「総裁選に勝利して解散するのが王道です」と解散を踏みとどまるように説得している。

■4年前と同じ「辞任劇の顔触れ」

 この時、総裁選で勝ち目がない情勢だった菅氏に事態打開のための解散を進言していたのは、当時の森山裕国対委員長(現幹事長)だった。そしてこの小泉氏の説得が利いたのか、菅氏は総裁再選を断念、退陣表明を決断した。小泉氏は退陣表明後に菅首相と会談した後涙ながらに「感謝しかない」と記者団に語っている。

 ちなみに、小泉氏は、この時の総裁選には出馬せず、同じく出馬を見送った石破氏とともに河野太郎氏の支援に回り、「小石河連合」と呼ばれることにもなった。河野氏はその後距離を置いているが、「小石」連合は生きていたのだ。

 今回の退陣表明劇を見ていると、石破、小泉、菅、森山と役者も同じ顔ぶれで、ここまでのシナリオも4年前と変わらないような気さえする。大きな違いの一つは、小泉氏が、重要なバイプレイヤーから、ついに主役の座に登りつめるのかどうかという点だろう。石破氏の後任を決める総裁選に小泉氏が出馬するのかどうか、これが今後の大きなポイントの一つだ。

704名無しさん:2025/09/08(月) 12:46:28
麻生太郎氏の闘い

 総裁選の今後を占う、もうひとつの大きな要素は、石破降ろしに成功した陣営の中心人物・麻生太郎元首相(党最高顧問)が、果たして政局の主導権を握れるかどうかだ。

 麻生氏の石破嫌いは筋金入りだ。2007年、自民党が参院選に大敗した時、続投を模索した当時の安倍晋三首相を激しく非難し退陣を迫った石破氏に対して、安倍氏の盟友・麻生氏は、自民党を一度離党したやつにそんな事を言う資格があるのか、と激怒していた。さらに、2009年にはリーマンショックのさなかに支持率低迷に苦労する麻生首相に対して、麻生内閣の閣僚でありながら公然と退陣を迫ったのも石破氏だった。

 去年の総裁選で、決選投票の土壇場で高市氏支持に回ったのも、「石破憎し」の一心からだった。参院選後に表面化した石破降ろしの局面でも、旧安倍派の裏金関係議員たち以上に執念を燃やした。

 自民党内に唯一残った派閥を総動員して、石破首相の引きずり降ろす麻生氏の姿は、老いの一徹というのか妄執というのか、「ドン引きしてしまう」という自民党若手もいたほどだ。この先、自民党内で麻生氏が影響力を維持できるかも不透明と言わざるを得ない。

■高市早苗氏「心はとっくに決めている」

 そして前回の総裁選では麻生氏に支持された高市早苗氏。総裁選があるかないかはっきりしない時期から、「心はとっくに決めている」と満々たる意欲を示している。

 去年の総裁選去年の総裁選では、党員投票でトップをとり、決選投票で石破氏に僅差で敗れている。従来の総裁選なら、ライバルの石破氏が失脚した以上、高市氏が最有力であるはずだ。世論調査でも「次の首相候補」の常に上位を走り続けてきた。だが、自民党内では、高市氏の総裁就任には疑問を呈する議員が少なくない。

 石破氏が選挙敗北の責任を認めて、すぐに辞任に踏み切らなかったのは、「石破頑張れ」という世論の盛り上がりがあったことも一因だ。その背景には、「選挙の敗因をつくった旧安倍派の裏金議員たちが石破首相の足を引っ張っている」という世論の批判があったことは間違いない。

 高市氏は裏金とは関わっていないが、高市氏を推した議員に裏金問題に関わった議員が多かったことも事実だ。去年の総裁選で高市氏に推薦人になった20人のうち10人が落選したり引退したりして支持勢力も減っている。

■高市支持層に起きている変化

 裏金問題にけじめをつけられないままズルズルときたことが、衆院と東京都議選に続いて参院選も惨敗した最大の要因だ。当然、最終的な責任は石破首相ら党執行部が負うべきだが、凝りもせずに党内での主導権を取り戻そうとした勢力にも責任がある。それを多くの国民も感じているのだ。

 高市氏を支える「強硬右派」の支持層にも変化が生じている。参政党や日本保守党の登場で、強硬右派の一部がそうした新興勢力に流れている。世論調査では常にトップを走る高市氏だが、自民党支持層に限ると小泉氏や石破氏に後れをとっている調査もある。

 そもそも今回も麻生氏の支持が得られるかどうかは不透明だ。前回と違い、今回の総裁選は首相の座に直結していないからだ。誰が新総裁になっても、どの野党と協力関係をつくるのか、連立の拡大も含めて新しい政治体制の構想が問われることになる。

 その意味では、高市氏が、どのような政策を掲げて、国会での多数派を形成するのか、友党の公明党にも忌避感が強い中で、その戦略は見えてこない。

■ポスト石破の有力候補とは

 「国会で過半数を失った自民党にとって、次の総裁の最大の仕事は『敗戦処理』だ。知名度があるとか、選挙の顔とか考えずに、野党と地味な交渉ができるような実務型の政治家がいい」

 石破氏を支えてきた閣僚経験者の一人は、ポスト石破についてそう語った。

 衆院議員の任期も次の参院選も2028年なので、それまでの3年間は、野党との妥協を最優先に自公政権を続ける。その間に自民党の体力を取り戻し、選挙の顔になるような新しい総裁にかえて総選挙で過半数を取り戻すのが一番だというのである。

 確かに自民党の都合だけを考えれば、それしか方法はないだろう。

 その閣僚経験者は、一番ふさわしいのは林芳正官房長だという。誕生日の1月19日にちなんで「何かあったら駆け付ける『政界の119番』です」と自己紹介する林氏である。

 外相経験もあり、宏池会の事務総長もつとめ政治経験も豊富だ。政策的にも穏健な保守の立ち位置で、野党との関係も悪くない。

705名無しさん:2025/09/08(月) 12:46:48
■「こんなときは無色透明、無名が一番なんだよ」

 石破官邸周辺だけでなく、自民党内には林待望論が少なくない。ただ、世間的な知名度はあまりない。そう疑問を投げかけると、その閣僚経験者は「だからこそいいんだよ」と言った。

 「高市や小泉は確かに知名度もあるし、党内で人気もある。しかしこれからのことを考えると、どちらも独自色が強すぎて不安があるだろう。こんなときは無色透明、無名が一番なんだよ。私は、加藤勝信財務大臣や斎藤健元通産相も有資格者だと思うがなあ」

 加藤氏も斎藤氏も自民党内では、実務能力も経験も十分だと見られている。加藤氏は、前回の総裁選では最下位、斉藤氏は立候補を断念しているが、自民党内に特に敵がいないという点では確かにダークホースの存在だろう。

 ただ、石破退陣に伴う総裁選は、党員投票も行う「フルスペック」にすべきだという声が党内では強い。そうなればやはり高市、小泉、それに若手が期待する小林鷹之氏といった知名度が高い候補が軸になるだろう。総裁選の方式も結果を大きく左右する。

■誰が総裁になっても政治不信

 今回の「石破降ろし」で改めて明らかになったように、自民党は、結党70年で、すでに政党としての耐用年数が過ぎている。政権維持云々の前に、政党としてどう立て直すのかが問われている。今回の総裁選も、参院選の総括で明記された「解党的出直し」の出発点にしなければならない。

 ただ、それもこれも、自民党内のお家の事情、「コップのなかの嵐」に過ぎない。いま日本の政治が問われているのは、内外の山積する課題にどう対応していくのか、その課題に取り組む政治体制をどうするかということだ。

 総裁選の争点が、どうやって挙党体制をつくるのか、とか、次の選挙の顔に誰がふさわしいかという内向きの問題になってしまえば、今度こそ本当に国民に見放されるだろう。

 参院選からすでに50日が経過している。この間、選挙結果を受けたガソリン税の減税問題や物価対策の給付金支給の問題など、与野党の協議も進んでいない。民意を受けた課題だけでなく、山積する内外の問題に的確に対応できない状態が続いているのだ。

 自民党の結論待ちで、主体的に何も手を打てない野党の責任も重大だが、この期に及んで、選挙の前に表紙を替える発想や、首をすくめて嵐が過ぎ去るのを待ち続けるような姿勢では、誰が総裁になっても、さらに深刻な政治不信に見舞われることになるだろう。

■自民党に明日はあるか

 「自民党が信頼を失うことになれば、日本政治が安易なポピュリズムに堕することになってしまうという危惧を強めている。古い自民党のままで何も変わっていないと見られるようでは自民党の明日はない」

 石破首相は、退陣表明の記者会見でそう述べた。志半ばで退陣せざるを得ない無念さとともに、相変わらず理屈に合わない権力闘争が繰り広げられ、そして、それに敗れた口惜しさが滲むものだった。

 だが、どんな理由があるにせよ、選挙の大敗を受けて、直ちに進退を決断できなかった結果、国民にとっては何のメリットもない空虚な時間が過ぎてきたことへの反省は感じられなかった。

 記者から「この50日間は政治空白ではないか」と質問されたのに対して、トランプ関税をめぐる交渉が続いたことや賃上げに取り組んだことなどをあげたが、どれも空疎に響いた。結局首相の地位に恋々としがみついたことで、事実上、政治が動かなかったことは否定できない。その責任感の欠如こそが、石破氏の最大の罪だと言えるだろう。

 自民党の結束や立て直しがどうなろうが、国民にとってさほど重要な意味はない。国民の様々な希望を汲み、政策をどう具体化していくのか、そしてそのための政治体制をどう構築していくのかが政治の最高指導者に求められることだ。

 次の首相を決めることにもつながる自民党総裁選の最大の争点になるだろう。その問いに応えられなければ、「自民党に明日はない」という言葉は現実のものになるかもしれない。



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城本 勝(しろもと・まさる)
ジャーナリスト、元NHK解説委員
1957年熊本県生まれ。一橋大学卒業後、1982年にNHK入局。福岡放送局を経て東京転勤後は、報道局政治部記者として自民党・経世会、民主党などを担当した。2004年から政治担当の解説委員となり、「日曜討論」などの番組に出演。2018年に退局し、日本国際放送代表取締役社長などを経て2022年6月からフリージャーナリスト。著書に『壁を壊した男 1993年の小沢一郎』(小学館)がある。
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ジャーナリスト、元NHK解説委員 城本 勝

706OS5:2025/09/08(月) 16:15:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/15fe8b9e570fadc9c9e0ae9446dcdea3459405ea
自民、繰り返す「総裁降ろし」 選挙・政権運営が引き金
9/8(月) 7:03配信


時事通信

記者会見に臨む石破茂首相=7日午後、首相官邸

 石破茂首相(自民党総裁)が党内の「石破降ろし」の拡大を受け、退陣に追い込まれた。

【写真特集】石破茂氏の歩み

 「三木降ろし」「大平降ろし」「森降ろし」―。自民では過去にも首相(党総裁)を引きずり降ろそうとする権力闘争が繰り返されてきた。選挙の敗北や政権運営への不満をきっかけに動きが加速し、首相らは「伝家の宝刀」の衆院解散や人事権で対抗してきた。(派閥名や肩書は当時)
 三木降ろしは、金銭スキャンダル「金脈問題」で辞任した田中角栄氏の後を継いだ三木武夫首相を襲った1976年の倒閣運動だ。ロッキード事件の真相究明を掲げた三木氏に、田中派や大平派など非主流派が結束。過熱する退陣要求に対し、三木氏は衆院解散を模索したが閣内からも反対が上がり断念。戦後初となった任期満了の総選挙で惨敗し、総辞職した。

 79年には「40日抗争」が勃発した。10月の衆院選で敗北した大平正芳首相への責任論が噴出。非主流派が党本部をバリケード封鎖するなど対立が激化し、翌11月の首相指名選挙では自民党から大平氏と福田赳夫氏の2氏が並び立つ異常事態となった。大平氏は翌年5月に衆院解散(ハプニング解散)に打って出たが、選挙期間中に急死した。

 森喜朗首相は自身の失言や閣僚の不祥事で内閣支持率が急落。2000年11月、加藤紘一元幹事長が倒閣を目指し、野党提出の内閣不信任決議案に同調する動きを見せた「加藤の乱」が起きた。21年9月、新型コロナウイルス禍で支持率が低迷した菅義偉首相が解散・人事を封じられ、総裁選不出馬に追い込まれた。

707OS5:2025/09/08(月) 16:16:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/882e4301ac85cdedb84d325b5c292a6eb725ab55
【ポスト石破】田崎史郎氏 推薦人20人厳しい、まさか大物候補2人の名前 昨年推薦人が裏金議員だらけ批判→落選等で半分壊滅も
9/8(月) 15:31配信
デイリースポーツ

 田崎史郎氏

 政治評論家の田崎史郎氏が8日、テレビ朝日「モーニングショー」に出演。番組では石破茂首相が辞任表明したことを特集した。

【写真】推薦人が集まらない危機のある大物とは ポスト石破の候補【一覧】

 次の総裁選について、田崎氏は小泉進次郎氏、高市早苗氏、林芳正氏、小林鷹之氏、茂木敏充氏の5人の立候補を予想した。

 ただし「この中で確実に推薦人20人を今でも集められる人は3人なんです」と小泉、林、茂木の3氏だと指摘した。

 「保守系の高市さんや小林さんは、まず推薦人20人を集められるかってところで苦労されるんじゃないかと思います」と語った。

 特に高市氏は、昨年総裁選では推薦人20人のうち「13人が裏金関連議員」と批判されたことも。その後、昨秋の衆院選、今夏の参院選で落選するなど、昨年推薦人20人のうち9人が議席を失っているとされる。

 田崎氏は「進次郎さんが軸になる可能性が高いなと思って見てます」と語った。

708OS5:2025/09/08(月) 20:26:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/5df25d730ba6054fa310f8bc51df758c816cbb12
解散構想に菅氏怒り、石破首相へ直接電話…辞任決断きっかけの三者会談、背景が明らかに
9/8(月) 16:30配信

カナロコ by 神奈川新聞

(写真:神奈川新聞社)

 石破茂首相(自民党総裁)が辞任を決断するきっかけとなった菅義偉副総裁(元首相、衆院神奈川2区)、小泉進次郎農相(11区)との6日深夜の三者会談を巡り、その背景が関係者の証言で明らかになってきた。「総裁選前倒し決定なら解散総選挙を打つ」との首相サイドの動きに菅氏が怒り5日早朝に首相を電話でただしたことが発端となったという。自民幹部は「『菅電』による解散構想への危機感や怒りの直接の伝達がなければ事は動かなかった」と振り返った。

■「むちゃはしません」

 「1政党の予備選を巡り不利だから解散なんて国会軽視も甚だしい。憲政の常道にも反する」。5日早朝の携帯直電で菅氏が首相を詰問したのは首相周辺から発信されていた解散構想だ。法的には国会閉会中の解散は可能とされる。しかし憲法学者の間でも「本会議も開かないまま議員を解職する行為は議会制民主主義に照らし暴挙」と指摘され、歴代政権下での実施は皆無だ。

 首相は「むちゃはいたしません」と回答したとされるが懸念を拭えない菅氏は農相として閣内の一員の小泉氏に即座に電話。首相へ危機感を伝えた旨を明かし「党分断も解散構想も絶対に阻止しなければ」と確認し合ったという。

 しかし、前倒し賛成議員が過半数となる勢いに焦った首相周辺からの「解散におわせ」(党関係者)など分断をあおる情報発信はやむ気配はなかった。6日にそのような状況を報告した小泉氏に対し菅氏は「今すぐ総理と直接話したい」と官邸との交渉を託し会談への小泉氏の同席も求めた。

 官邸幹部は同日午後8時半に公邸での会談をセット。小泉氏の同席も快諾した。官邸関係者は「菅さんの解散構想への怒りは尋常ではなく一対一なら首相が萎縮してしまう。小泉さんに緩衝役として入ってもらい助かった」と振り返る。 

神奈川新聞社

709OS5:2025/09/08(月) 20:41:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/5eba5dc82960110dc2884075dd5ad5a6018b87a1
【解説】どうなる?“ポスト石破”の行方 フルスペック型で優位なのは…
9/8(月) 20:27配信

日テレNEWS NNN

日テレNEWS NNN

突然の辞任表明から一夜、ポスト石破レースが一気に動き始めています。日本テレビ・政治部官邸キャップの平本典昭記者が、次の3つのギモン「『異例』トップ選び…誰が有力?」「いつ?形式も選挙戦に影響」「自民党総裁選…陰の主役『野党』」について解説します。

【ノーカット】麻生氏が講演で言及 前日に表明…石破首相の辞任「もっと早く言ってくれりゃ」 「思ってもなかった」

   ◇

次の総裁候補としてこれまでの取材で、5人の名前が挙がってきています。


日テレNEWS NNN

まず前回決選投票で石破首相に敗れ2位だった高市早苗・前経済安保担当相。3位だった小泉進次郎・農水相。

さらに林芳正・官房長官は8日、出馬を検討する考えを示しました。そして小林鷹之・元経済安保担当相は8日『news every.』に出演し「仲間と相談し熟考していきたい」と話していました。

そして茂木敏充・前幹事長は8日「1番乗り」の形で立候補を表明しました。

   ◇

──まず1つ目、異例の辞任劇からスタートしたトップ選び、現状は誰が一番有力ですか?

まだ、メンバーも出そろってない段階ですが、1つの目安となる数字を用意しました。

7月の参院選の前に自民党国会議員100人に仮に選挙結果を受けて石破首相が退陣した場合、誰が次のトップにふさわしいかを聞いた数字です。


日テレNEWS NNN

上位3人をみてみると、1位が小泉さんで25人。2位が高市さんで17人。3位が林さんで11人でした。

複数の議員が「小泉さん、高市さんを軸とした戦いになる」という見方を示しています。

──小泉さん、高市さんが人気の理由はなぜでしょうか?

具体的な声を紹介します。小泉さんについてある若手議員は「世代交代で一気にイメージチェンジが可能」、別のベテラン議員は「コメ対策で成果も出した。人気・実力ともに1番だ」と話しています。

高市さんについてです。保守的なスタンスをとることが特徴です。参院選で自民党が大敗した理由の1つは「参政党に保守票を奪われたこと」という指摘があります。複数のベテラン議員が「奪われた保守票を取り戻せるのが高市さんだ」と指摘しています。

710OS5:2025/09/08(月) 20:42:23
──2つめのギモン、総裁選はいつ、どういった形式で行われるのか? まず、最新情報は入ってきていますか?

はい、まず「いつ」については、最新情報で、来月4日に行う方向で最終調整に入っています。

また、形式ですが自民党の総裁選は2つの形式があります。

1つ目は「フルスペック型」。国会議員に加えて党員・党友も参加する形式です。長所は議員だけでなく国民・有権者の声に近い党員の意思を反映できる点。短所は長い時間が必要という点。


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2つ目は「簡易型」。党員は参加せず国会議員と地方県連の代表で決める形式です。長所は短い時間で決められる点。短所は党員の意見を反映できない点です。

こちらは「フルスペック型」で行う方向で最終調整に入っています。

実はこの形式が、選挙戦にも影響するとみられていたんです。

高市さんと小泉さんでみると、フルスペック型だと高市さんが優位、簡易型だと小泉さんが優位という指摘があります。なぜでしょうか。それは、前回の総裁選の結果を分析するとみえてきます。


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1回目投票、高市さんは議員票72票、党員票109票。小泉さんは議員票75票、党員票61票。高市さんは、小泉さんより党員票を50票近く多く獲得しました。ですので、党内には「フルスペック型」は高市さんが優位、「簡易型」は小泉さんが優位という見方が出ていました。

──となると、高市さんが優位とも思えるのですが?

そうとも言えない面もあります。例えば野党との連携という面では高市さんに対して自民党内からは「保守的な主張が非常に強く、野党との連携はしづらい」という声もあるんです。


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──野党という言葉が出ました。それでは3つめのギモンです。異例の総裁選、陰の主役は「野党」というのはどういうことでしょうか?

今回の総裁選、次のリーダーには3つのことが求められているとみています。

1つ目はバラバラになった「党の結束力」を高めること。2つ目は「国民の信頼」回復。中でも、参院選で失ったとされる保守層の支持を取り戻すこと。3つ目が「野党の協力」を得ること。

これは去年の総裁選ではなかったテーマです。ですので、実は今回、自民党の総裁選ではありますが、陰の主役は「野党」とも言えるんです。

──その野党は、今回の自民党総裁選をどうみているのでしょうか?

711OS5:2025/09/08(月) 20:42:45
ある野党の党首が本音を語ってくれました。「われわれ野党の政策を受け入れてくれるのが誰なのか。誰でもいいから早く決めてくれ」と話しています。

参院選から8日で50日です。トランプ政権との関税交渉など外交は進んだ一方で、物価高対策の具体的な与野党の協議は進んでいません。誰がトップになろうとも自民党内をまとめ、野党との交渉を早く進めてほしいというのが、野党の本音だと言えます。

──気になるのは、やはり生活に直結する給付や減税がどうなるか。総裁選では争点になっていくのでしょうか?

自民党は参院選で一律2万円給付を打ち出しましたが、選挙で大敗しました。逆に、多くの野党が減税を打ち出し議席を伸ばしました。この選挙結果を受けて、今回のポスト石破レースでは、それぞれの候補者が2万円給付をどう修正するのか。具体的なビジョンが問われていくと思います。

給付がメインなのか、減税に踏み込むことはあるのか。立憲、維新、国民民主など、どの野党と連携して進める戦略なのか。

あるポスト石破候補の1人は「去年の総裁選とは全く違う景色になる。自民党をまとめ野党も味方に付けられるリーダーが勝つことになる」と話しています。

──誰が総裁になるかで、野党のどこと組むかが変わってくる可能性もあるでしょうか?

あると思います。いま自民党を取材していますと、組む相手としてよく聞くのは、日本維新の会、国民民主党、そして野党第一党の立憲民主党などですが、いったいどの政党と組むのかというのは、候補者によって変わってくると思います。そのあたりも注目して、この総裁選は見ていく必要があると思います。

712OS5:2025/09/08(月) 21:10:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cce9b3a8b59e790209334f8e4c1bac3eac70cb8
自民分裂回避、党内から安堵の声…首相に近い閣僚は「党内抗争のあおりを受けて残念無念」
9/8(月) 6:34配信


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読売新聞オンライン
 石破首相(自民党総裁)の退陣表明を受け、自民内からは、臨時総裁選の実施の賛否を示す手続きが止まり、党の分裂が回避されたことに安堵(あんど)の声が上がった。実施を要求する書面提出日の前日夜にようやく退陣を表明したことには苦言も出ている。(鷹尾洋樹、谷口京子)

森山氏「申し訳ない」

石破首相の記者会見を受け、取材に応じる自民党の森山幹事長(7日、自民党本部で)=横山就平撮影

 「幹事長として総裁を支えきることができなかったことを大変申し訳なく思う」

 森山幹事長は7日夜、首相の辞任表明後に党本部で行った記者会見で、こう述べた。日米関税交渉などを政権の成果に挙げた上で、「重要な政策課題に果敢に挑戦され、実績を残してきた」と振り返った。小野寺政調会長も党本部で記者団に対し、「政策面では歴代政権に引けを取らない仕事をした」と強調した。

 党内では、党則6条4項に基づく臨時総裁選の賛否を確認する手続きが進められていた。8日は午前10時から総裁選前倒しを求める国会議員が党本部に要求書面を持参し、同日中に要求した議員名が公表される予定だった。党内からは「賛否が明確になれば、党を二分することになる」(閣僚経験者)と懸念する声が上がっていた。ぎりぎりで回避され、松山政司参院議員会長は「首相なりに考えあってのタイミングなのだろう」と推し量った。

 「ポスト石破」候補の一人である小林鷹之・元経済安全保障相は記者団に「今回は自民党の再生にとってラストチャンスだ。党所属の全ての国会議員が認識を共有し、政策を前に進めていくきっかけにしなければいけない」と訴えた。

 7月の参院選惨敗以降、野党との政策協議は停滞しており、党内からは「参院選後の50日間を空費した責任は重い」(若手)と首相の決断の遅さを非難する声も出ている。

 一方、参院選後も首相の続投を支持してきた公明党の斉藤代表は7日夜、記者団に「連立政権を運営してきた者として大変残念だ。首相の誠実な国会答弁を高く評価していた」と語った。首相に近い閣僚も「党内抗争のあおりを受けて、政権運営を中断せざるを得なかったことは誠に残念無念だ」と悔しさをにじませた。

713OS5:2025/09/08(月) 21:11:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f2ce84b1b93a7288d6fc060ee50dfba91eabf8f
野党「政治空白」を批判、自民新総裁の下での解散・総選挙に警戒 石破首相退陣
9/7(日) 20:26配信
産経新聞

立憲民主党の野田佳彦代表=国会内(春名中撮影)

石破茂首相(自民党総裁)の7日の辞任表明を受け、野党は批判の声を上げた。自民内の「石破降ろし」の混乱で物価高対策などの議論は停滞しており、早期に臨時国会を開くよう求める構えだ。一方で後任の新総裁の下で衆院解散・総選挙に踏み切る可能性もあるとして警戒を強めている。

【写真】「ポスト石破」1位、2位の2人

■野田氏「すぐ解散という可能性が…」

立憲民主党の野田佳彦代表は7日、党本部で首相の辞任について「また政治空白が続く。物価高対策は急務だ。早急に臨時国会を召集するよう要求しなければいけない」と述べた。同時に、新総裁が選出され、首相に就任した場合、解散に打って出るとの見方も示し、「首相になった暁にすぐ解散という可能性がなくはない。われわれも選挙に臨む構えを急がなければいけない」と語った。

秋の臨時国会を見据え、立民は、衆参両院で少数与党に陥った石破首相に協力する見返りに、自分たちの政策を飲ませる戦略を描いていた。だが、首相の辞任でそのもくろみは狂った。

立民ベテランは「今やるべきは解散よりも国会論戦だ」と主張する。立民は参院選で改選22議席から横ばいに終わり、「事実上の敗北」と総括した。反転の糸口が見えない中での解散への警戒感が透ける。

■維新、自民の出方見極める構え

日本維新の会の藤田文武共同代表は、産経新聞の取材に「自民の党内政局で政治空白が長引くのは国民のためにならない」とコメントした。その上で、「新しい体制がどうなるかを見定め、早期に国会論戦を行うべく心して臨みたい」と強調した。自公連立政権の枠組み拡大が取り沙汰される中、維新は有力候補とみられており、自民の出方を見極める構えだ。

国民民主党の玉木雄一郎代表は、横浜市内で記者団に「自民には事態を早期に収束させ、手取りを増やせる政策実現ができる環境を速やかに整えてほしい」と訴えた。

参政党の神谷宗幣代表は産経新聞の取材に「トップを替えればいいというものではない。政策を根本から見直してもらいたい」とコメントした。(千田恒弥、深津響)

714OS5:2025/09/08(月) 23:54:50
https://www.sankei.com/article/20250908-MMEVPGJXLVAA3FCRKAPS5XR2WE/
参政・神谷氏、首相指名で立民・野田氏は「あり得ない」 自民への投票「移民停止」が条件
2025/9/8 10:07

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参政党の神谷宗幣代表(相川直輝撮影)
参政党の神谷宗幣代表(相川直輝撮影)

参政党の神谷宗幣代表は7日、石破茂首相(自民党総裁)の辞任表明を受けて東京都内で記者団の取材に応じ、自民の新総裁が選ばれた後に召集が見込まれる臨時国会での首相指名選挙の投票先について「神谷宗幣です」と述べた。外国人問題などを重視する考えを示し、立憲民主党の野田佳彦代表に投票する考えを問われると「あり得ない」と否定した。

自民、公明両党は衆参両院で少数与党となっており、自民の新総裁ではなく野党から新首相が選ばれる可能性もある。

神谷氏は首相指名での自民との関係について、「大きな政策の転換があれば、例えば、『もう移民受け入れはやめる』というぐらいはっきりした明言があれば協力できないこともないが、なかなか自民党が誰になっても大きく舵を切ることは考えにくいので、今の段階ではみんなに神谷宗幣と書いてもらうことになると考えている」と述べた。

自民新総裁や新首相に求める人物像については「日本の国益を守る総裁だ。経済や国際協調などいろいろある。環境保全なども。でも一番大事なのは日本の国益であり、日本国民の暮らしを守ることだ。そこに対して明確な思いを持った愛国者の首相を求めたい」と語った。

参政が掲げる「日本人ファースト」を否定している野田氏への投票については「あり得ない」と即答した。

神谷氏は、新首相が早期に衆院解散・総選挙を断行する可能性をにらみ、衆院選の準備を加速させる方針も示した。

715OS5:2025/09/09(火) 00:25:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/d356316ad817eb9709664d948a17ca3da81aeda2
「ポスト石破」小泉進次郎氏に熱視線…交錯する待望論と慎重論 首相退陣表明から一夜明け
9/8(月) 22:40配信

カナロコ by 神奈川新聞

記者団の取材に応じる小泉農相=8日、農林水産省

 石破茂首相の退陣表明から一夜明け、一気に熱を帯び始めた自民党総裁選。早くも「ポスト石破」の筆頭格として耳目を集める小泉進次郎農相(衆院神奈川11区)は、どう動くのか。県内の自民議員からは「解党的出直し」を体現する世代交代の象徴として待望論が高まる一方、少数与党で厳しい国会運営が待ち構える現状に慎重論も少なくない。初挑戦した昨秋の総裁選から1年。小泉氏の言動に再び熱視線が注がれている。

 「党の一致結束に対して自分が何ができるのかを考えて、今後判断したい」

 8日午後、農林水産省で40人ほどの記者に囲まれた小泉氏は総裁選出馬に関する質問への明言を避け、こう続けた。「総理が辞意を表明した後も内閣の一員として、今は大臣としての職責を果たしたい」

 5月の農相就任後、コメ価高騰対策を主導するなど、石破政権の要職で実績を上げてきた。昨年9月の総裁選は議員票で1位になりながらも全体は3位で決選投票に進めなかったが、党政治改革本部の事務局長として汗をかくなど「この1年で若さや経験不足は克服してきた」(党中堅議員)との見方が強まっている。

神奈川新聞社

716OS5:2025/09/09(火) 00:39:53
https://mainichi.jp/articles/20250905/k00/00m/010/106000c?inb=ys
石破、高市、小泉、玉木氏……「ポスト石破」の支持層と支持理由は?

毎日新聞
2025/9/7 07:01(最終更新 9/8 17:32)
有料記事
2958文字
次の首相にふさわしいのは?
 毎日新聞が8月23、24の両日に実施した全国世論調査で次期首相に誰がふさわしいと思うか尋ねたところ、石破茂首相(自民党総裁)が21%でトップだった。2位以降は、自民の高市早苗前経済安全保障担当相(14%)、小泉進次郎農相(9%)、国民民主党の玉木雄一郎代表(6%)などと続いた。「ポスト石破」といわれる人たちは、それぞれどのような層からどのような理由で支持されているのだろうか。

石破首相支持の背景
 調査は、石破首相を含む自民の6人と立憲民主、国民民主、日本維新の会の各党代表・共同代表を合わせた9人に、「その他の人」を加えた選択肢から選んでもらった。

 石破首相を選んだ回答者を年齢別にみると、18〜29歳は6%、30代は5%で、上位4人の中で最も低い。しかし、40代では12%と上昇。50代は21%、60代は24%、70歳以上は38%と、高齢層になるほど支持が高い傾向にある。

 支持政党別では、与党支持層からの支持が高い。自民支持層で42%の支持を集め、高市氏(15%)や小泉氏(13%)に差をつけた。公明党支持層は4割が石破首相を選んでいる。さらに立憲支持層でも33%と、同党の野田佳彦代表の29%を上回った。共産党支持層では2割超でトップ。与党支持層に加え、リベラル色が強い野党支持層から支持されているようだ。

 「派閥政治はこりごりなので石破さんに任期までは頑張ってもらいたい」(70代女性)、「とりあえず石破さんが続けて裏金や癒着をなくし、しっかりとした国政ができる与党を作ってほしい」(60代女性)、「自民党の派閥政治を終わらせてほしい」(60代男性)――理由を書いた自由記述には、自民の改革を期待する意見が相次いだ。自民支持層に限っても「自民党の改革に期待」(40代男性)や「従来の自民党政治(利権)を刷新してほしい」(70代男性)などの声は強い。

 また、「野党と協議するから」「他の自民の人では野党に頭を下げてまで政策を進めることは不可能だと思うから」(ともに40代男性)など政治姿勢を理由にするものもあった。少数与党内閣として野党と協議する姿勢を示しながら政権を運営していることに一定の評価があるとみられる。

石破首相の責任は?
 与党は昨年の衆院選に続き、7月の参院選も惨敗した。これに関しても「敗北の責任のすべてが石破さんにあるとは思わない」「全ての責任を石破さんに押し付けている自民党員の反省を求める」(ともに70代女性)といった擁護する声がある。

 しかし、党内では石破首相の責任を問う声は強い。石破首相を選んだ回答者の中でも「今は誰がやっても同じ」(70代男性)「本意ではないが、他に適任者がいない」(70代女性)など消極的支持は多数に上り、状況によって支持が一気に下がる可能性がある。石破首相の正念場は続いている。

◇保守と女性初への期待

 高市氏の支持層の特徴は…

717OS5:2025/09/09(火) 00:47:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c8a86b9fabbb21531571aa95827bd4eef8690af
積極財政の高市氏 規制改革の小泉氏…「ポスト石破」で財政拡張の思惑 市場の期待高まる
9/8(月) 20:10配信
産経新聞

(左から)高市早苗前経済安保相、小泉進次郎農水相

石破茂首相の退陣表明を受け、金融市場では「ポスト石破」の財政政策に関心が高まっている。財政規律を重視してきた首相よりも積極財政による拡張方向に傾くとの思惑から、景気回復への期待が高まっており、8日の東京株式市場では東証株価指数(TOPIX)が史上最高値を更新するなど楽観ムードが広がった。

ポスト石破の最有力候補と目されるのは、8日に出馬の意向を固めた高市早苗前経済安全保障担当相と、小泉進次郎農林水産相だ。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査でも人気上位の常連だ。

このうち高市氏は「積極財政派」として知られる。昨年9月の前回の自民党総裁選では「あくまでも、どこまでも経済成長を追い求める」と訴えて支持基盤を固め、決選投票で石破氏と一騎打ちを演じた。小泉氏も経済成長を重視している上、労働市場などの規制改革に意欲的な点が特徴だ。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大西耕平上席投資戦略研究員は「少数与党下で政策が進めにくい状況が続き、株式市場では『石破氏退陣=(イコール)買い』の認識が広がっていた。高市氏なら日本初の女性首相、小泉氏なら若い首相の誕生と変化への期待も起きやすい」と金融市場による期待感の理由を解説する。

8日はほかにも総裁選出馬への動きが表面化し、茂木敏充前幹事長が出馬表明したほか、林芳正官房長官も出馬の意向を固めた。加藤勝信財務相も視察先の津市で報道陣を前に「熟慮したい」と含みを持たせる発言をした。3人とも前回総裁選では「経済あっての財政」とのスタンスを取り、茂木氏に至っては「増税ゼロ」も主張していた。

総裁選後に召集される臨時国会での首相指名選挙で、野党がまとまるのは難しいとみられ、新たな自民党総裁が首相の座に就く可能性が高い。投資家の期待をつなぎ止めるには、物価高対策だけでなく、中長期的な視点に立った成長戦略を実行に移すことが求められる。それには野党の協力が不可欠で、市場では「減税や現金給付など、大衆受けする政策に走りやすくなる」と財政規律が緩むことへの警戒感もくすぶる。(米沢文)

718OS5:2025/09/09(火) 10:23:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/17ea2877bf7bd653ce50ea34d0d7cebc9b2905f7
「党の歴史で最も厳しい状況」で自民党総裁選事実上スタート 「顔触れ一緒、敗者復活戦みたい」
9/9(火) 10:18配信

西日本新聞
 石破茂首相(自民党総裁)の退陣表明を受け、2年連続となる自民総裁選の号砲が鳴った。8日、早くも「ポスト石破」が名乗りを上げ始めた。予想される顔触れは1年前も立候補した人ばかりで刷新感は乏しい。少数与党下で、総裁になっても首相に選ばれる確証はなく、首相が「道半ば」とした宿題も少なくない。顔をすげ替えるだけでは党再生の道は開けず、重い責任を負った総裁選になる。

【写真】“ポスト石破”候補の高市氏、小泉氏ら4人

 「党の歴史で最も厳しい状況だ。国民の信頼を取り戻し、誰もが評価する総裁選にしたい」。総裁選挙管理委員会の逢沢一郎委員長は8日、言葉に力を込めた。中堅は「党内が一致結束し、解党的出直しをするための入り口だ」と期待する。

 一方、党関係者は出馬が取り沙汰される「ポスト石破」の面々を見てつぶやいた。「顔触れが一緒。敗者復活戦みたいなもの」

 この日、一番乗りで出馬意向を明らかにした茂木敏充前幹事長、出馬方針を固めた林芳正官房長官。首相に退陣を促した小泉進次郎農相、首相と決選投票を戦った高市早苗前経済安全保障担当相、そして小林鷹之元経済安保相…。

 全員、過去最多9人が立候補した昨年の総裁選を戦ったメンバーだ。この関係者は「顔だけ代えて、自民の本質は変わらないことがあり得る」と嘆き、「政策などで思い切ったことを打ち出さないと浮上できない」と強調。自民幹部も「表紙を変えれば突然、党勢がうなぎ上り…とはならない」と気を引き締める。

 少数与党下という政治環境で、新総裁には首相指名選挙をどう乗り切るかも大きな課題。目新しい政策を掲げても、困難な国会運営が待ち受ける。“制約”が多い中で、各候補の打ち出しが昨年と同じでは到底支持されない。

 政治不信を招いた派閥裏金事件など「政治とカネ」の問題について、改革を断行していくかは引き続き問われる。企業・団体献金の在り方はいまだに与野党で合意できておらず、石破首相の下では自民の消極姿勢が目立った。

 石破政権は政策ごとに野党と協議したが、相当なエネルギーがかかり、政策の一貫性を欠く結果に。別の党関係者は「石破政権は『熟議』という言葉で安定的な政権枠組みの構築から逃げた」と振り返り、各候補には「多数与党の構想を示すのが最低条件」と言い切る。福田達夫幹事長代行も「必ず新たな連立の枠組みを作らなければいけない。大変難しい宿題だ」と指摘した。政治を安定させる知恵と技術が必須になる。


国会議事堂

 法政大大学院の白鳥浩教授(現代政治分析)は「今の自民は政権維持だけが目的化してはいないか」と厳しく問う。今回の総裁選は「野党の言いなりではなく、主導権を取って政策を進められる人を見極めるものにしなければならない。国をどこに導くのか、政治の再生に結び付ける議論を尽くしてほしい」と話した。 (小川勝也、坂本公司、村田直隆)

西日本新聞

719OS5:2025/09/09(火) 11:11:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ef11dd36a2ab708063b09f94ade68b61c96003e
《岸田文雄・前首相の奸計》「加藤の乱」から学んだ倒閣運動 石破降ろしの汚れ役は旧安倍派や麻生派にやらせ、自らはキャスティングボートを握った
9/9(火) 7:13配信

NEWSポストセブン

政権の命運を握る存在に(時事通信フォト)

 9月7日の記者会見で「自民党総裁を辞する」と、退陣を表明した石破茂・首相。石破政権の“滅びの鐘”を鳴らしたのは意外な人物だった。「政権の生みの親」から一転、石破首相を使い捨てにしようとするその人物は、自民党が大混乱に陥るなかで新たな「闇将軍」になろうとしている。【前後編の前編】

“すべてオレの計算通りになった”

 岸田文雄・前首相のそんな心の声が聞こえてきそうだ。

 石破首相の総裁リコールをめぐる自民党の内紛で、最後に場面を大きく動かしたのが岸田氏だ。

 天王山は9月2日の自民党両院議員総会。その直前、閣内の旧岸田派から反乱の火の手が上がった。

「政府で仕事をする以上、首相指揮の下に与えられた任務、使命を果たすことが最大の責任だ。そうでない判断をするなら、しかるべく行動がなされるのが当然だ」

 石破側近の岩屋毅・外相が総裁選前倒しに賛成するなら辞表を出せと“踏み絵”を迫ると、旧岸田派の小林史明・環境副大臣と神田潤一・法務政務官、麻生派の斎藤洋明・財務副大臣らが「求められれば辞任する」と前倒しを要求。これで反石破勢力が勢いづいた。

「旧岸田派の副大臣や政務官に“石破に辞表を叩きつけるつもりでやっていい”と岸田さんからゴーサインが出たと見ていい。石破首相は味方と思っていた旧岸田派が敵に回ったのだから、大誤算だったはずだ」(旧岸田派関係者)

 そして両院議員総会後には、森山裕・幹事長が参院選敗北の責任を取って辞意を表明すると、旧岸田派の小野寺五典・政調会長と木原誠二・選対委員長、麻生派からは鈴木俊一・総務会長が揃って石破首相に辞表を提出。小野寺氏も木原氏も岸田前首相の側近中の側近として知られる。

 この岸田側近たちの動きによって、石破首相は事実上、死に体となったと言える。

「加藤の乱」から学んだ
 数々の政変を取材してきた大ベテランの政治ジャーナリスト・野上忠興氏はこう語る。

「今回の岸田のやり方は実に老獪だった。最初に石破倒閣運動の先頭に立ったのは旧安倍派や旧茂木派、それに麻生派だが、岸田は彼らに石破おろしの汚れ役をやらせながら、自分はそれには乗らずにキャスティングボートを握った。そしてタイミングを見て石破にトドメを刺すべく動いた。

 旧安倍派を排除した石破政権を支えている旧岸田派が政務3役や党役員を引き揚げれば政権はもたないと最初から計算していた動きだ。加藤の乱の失敗から倒閣運動のやり方を学んだのでしょう」

 森喜朗政権当時に自民党で起きた「加藤の乱」では、加藤紘一・元幹事長が派閥議員を率いて倒閣運動の先頭に立ったが、党内から切り崩しにあって失敗、失脚した。

 若手議員時代に加藤氏とともに倒閣運動に加わった岸田氏は、今回はあえて石破おろしには参加せず、「総裁リコールに失敗すれば旧安倍派や旧茂木派、麻生派の議員たちの責任、成功すれば岸田氏が手柄を独り占め」という絶妙なポジションに自分を置いていたという指摘だ。

 一方で、岸田氏は石破政権の“生みの親”でもある。

「自民党が変わることを示す最もわかりやすい最初の一歩は私が身を引くことだ」

 そんな言葉で昨年9月の総裁選に出馬しないことを表明すると、総裁選の決選投票で石破支持に回って逆転勝利をもたらした。それがなぜ、この土壇場で反石破へと転じたのか。

「石破は役割を終えた」と言うのは岸田側近の1人だ。

「岸田さんは総理時代、裏金事件を機に派閥解散方針を決め、岸田派とともに最大派閥の安倍派を解散に追い込んだ。だが、旧安倍派を徹底的に弱体化させるためには派閥解散だけでは不十分で、総選挙で裏金議員を公認せずに落選させる必要があった。それができるのはもともと安倍派だった高市早苗ではなく石破だった。だから石破を総裁にした。

 岸田さんの思惑通りに石破は裏金議員を非公認にして落選に追い込み、旧安倍派議員は昨年の衆院解散総選挙と今年の参院選で半減した。もう石破の役目は終わったんだよ」

(後編に続く)

※週刊ポスト2025年9月19・26日号

720OS5:2025/09/09(火) 11:11:49
https://www.news-postseven.com/archives/20250909_2062453.html?DETAIL&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
《「増税メガネ」から「闇将軍」へ》岸田文雄・前首相が目指す“絶対的なキングメーカー”の座 次どころか“次の次の総理も決める”と野心を燃やすか

 9月7日の記者会見で「自民党総裁を辞する」と、退陣の意向を示した石破茂・首相。石破政権の“滅びの鐘”を鳴らしたのは意外な人物だった。「政権の生みの親」から一転、石破首相を使い捨てにしようとするその人物は、自民党が大混乱に陥るなかで新たな「闇将軍」になろうとしている。【前後編の後編。前編から読む】

解散した自らの派閥を再建
 岸田文雄・前首相がポスト石破政局でキングメーカーとしての存在感を増しているのは間違いない。

 政治ジャーナリスト・宮崎信行氏は岸田氏がそうした政治手法をとった意図をこう指摘する。

「安倍派解体の絵を描いたのは岸田氏だが、恨まれるのは“汚れ役”をさせられた石破首相で、岸田氏自身は火の粉をかぶらない。そして役割を終えた石破氏を切り捨てたわけです。最大派閥の旧安倍派を弱体化させたのは、自分のキングメーカーとしての力を強めるためでしょう」

 案の定、岸田氏は「派閥解散」宣言とは逆に岸田派再建を着々と進め、数を集めている。
岸田派が解散届を総務省に届け出たのは退陣直前の昨年9月3日だったが、岸田氏が同派の“復活”に動き出したのはなんとその翌日だった。

 旧岸田派議員が経営する山梨県のホテルで行なわれた若手議員の会合に出席したのを皮切りに、その後も自分だけ「派閥活動解禁」とばかりに旧岸田派議員との会合を頻繁に開いている。

 今年7月の参院選では旧岸田派候補の応援に全国を回り、新人候補も擁立した。激戦だった長崎には旧岸田派の「秘書軍団」を応援に投入、党内では「完全な派閥選挙のやり方。岸田派は実質的に復活している」(無派閥議員)と見られている。

 派閥入会のセレモニーである初当選した新人議員との食事会も復活。

 参院選後の8月18日、岸田氏と林芳正・官房長官、松山政司・党参院議員会長、宮沢洋一・党税制調査会長ら旧岸田派幹部が初当選した議員4人、さらに無派閥から旧岸田派への“入会”を希望する議員らを招いて食事会を開き、しっかりお披露目を行なったのだ。

「この夜の食事会の際、岸田さんは幹部たちと総裁選前倒しへの対応を協議した」(旧岸田派関係者)というから、岸田氏が「数は力」という自民党派閥政治そのものの論理で、ポスト石破の総裁選びに影響力を行使することを狙って布石を打ってきたことがわかる。

721OS5:2025/09/09(火) 11:12:05

麻生も菅も怖くない
 昨年、不本意な退陣を迫られた岸田氏が目指しているのは、“絶対的なキングメーカー”だ。

 自民党の首相経験者のなかでは、党最高顧問を務める麻生太郎・元首相が麻生派研修会で「私自身は、前倒しを要求する書面に署名、提出すると決めている」と言明し、ポスト石破選びに発言力を持つと見られている。

 しかし、岸田氏はこれまで目の上のたんこぶだった麻生氏をもはやライバルとさえ見ていないという。

「麻生さんは84歳と高齢、菅(義偉)さんは体調に不安を抱え、いずれも次の総選挙で引退するとの見方が強い。68歳の岸田さんにすれば、麻生さんも菅さんも怖くない。

 国際的にも国内でも難しい情勢のなかで、政治を動かせるのは総理を3年務めた自分しかいないと自負している。自公が衆参とも過半数を割っている状況では、次の政権も短命に終わる可能性がある。岸田さんは次の総理だけでなく、次の次の総理も自分が決めるつもりなのでしょう」(旧岸田派議員)

 それはかつて首相を退陣した後も派閥の勢力を増やし、数の力で次々と総理を選んで「目白の闇将軍」と呼ばれた田中角栄・元首相の手法の焼き直しに映る。

「今後は旧岸田派ナンバー2の林さんを担ぐという単純な話ではなく、数の力を頼ってきた候補から影響力を最も行使できそうな者を選ぶかたちとなる」(同前)

 角栄氏は自らの権力を維持するためにあえて田中派から総理を出さず、大平(正芳)、鈴木(善幸)、中曽根(康弘)と3代にわたる総理を誕生させた。そうして政権が替わっても力を保持し続けるからこそ、闇将軍なのである。

「岸田さんが巧みなのは、石破首相が総理を続投するような事態になったとしても、自分が傷つかないようなかたちにしたこと。この間、何度もやりとりをしてきた麻生さんが先にはっきりと石破おろしに動くよう仕向け、総裁リコールが失敗した場合にダメージを受けるのも麻生さんという状況をつくった。あらゆる可能性が想定されている動きです」(同前)

 政治ジャーナリスト・宮崎信行氏は今後の政界混乱について、「与党が過半数割れしている以上、野党が内閣不信任案を出せば可決される可能性が高い。そうした時に自民党があえて下野して、今の野党による首班指名や組閣をめぐる混乱を国民に見せたうえで、自民党が政権に復帰する戦略を選ぶこともあり得るでしょう」と指摘する。

 実際、岸田側近の木原選対委員長も参院選敗北直後、「下野もあり得る。選択肢の一つだ」と発言している。それが岸田氏や旧岸田派幹部の間で話し合われたシナリオのひとつだとすれば、岸田氏はそうした政治大混乱をも見据えたうえで、“次の次の総理も決める”と野心を燃やしているのかもしれない。

 総理時代は「増税メガネ」と呼ばれた小物のはずが、角栄を真似て「闇将軍」を気取るようになるとは……。自民党からかつてのような大物政治家が消えた表われだろう。

(前編から読む)

※週刊ポスト2025年9月19・26日号

722OS5:2025/09/09(火) 11:12:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/148da5843e82de4a8d3113b720aa83d6b57e2341
最後の2時間で小泉進次郎氏はどうやって石破首相に「引導」を渡したのか チキンレースから降りる決断をさせた「示唆の言葉」
9/9(火) 6:14配信

デイリー新潮

辞任を表明した途端、スッキリした表情を見せた石破茂首相

 解散も辞さない構えで続投に意欲を見せてきた石破茂首相が退陣を表明した。事実上のリコールとなる自民党総裁選の前倒しが決まりそうな情勢の中でのギリギリの辞任表明。最後に引導を渡したのは、盟友関係にあると言われてきた小泉進次郎農水大臣だった。

【写真を見る】このところ追い詰められ日に日に「脂ギッシュになっていった」石破氏の顔

 ***

顔が脂ぎっていく一方だった
「久しぶりに総理のスッキリした顔を見ました。1カ月くらい前まではやる気満々な様子でしたが、反石破包囲網が狭まる中、徐々に元気がなくなっていった。7月25日に長野県で経団連主催の会合に出席した際に足をひねって以降、足を引きずっていたし、顔が脂ぎっていく一方で見ている方もつらかった」

 こう語るのは石破氏を間近で取材し続けてきた政治部記者だ。9月7日午後6時から始まった退陣会見で、いつになく晴れやかな表情で「心残りはあるが新しい総裁総理にその先を託したい」と語った石破氏。

 辞任の第一報が流れたのは午後3時過ぎだったが、会見が始まるまでの間、“一旦辞任し次の総裁選にまた名乗りを挙げるのではないか”といった観測も燻っていた。会見でそれを問われた石破氏は「出馬しません」と明確に否定した。

「最後まで続投したい気持ちはあったのでしょうが、もう心身が限界に達していたように思います」(政治部記者)

森山幹事長との意思疎通にも悩んでいた? 
 あれだけ続投に意欲を燃やしてきた石破氏を観念させた要因はなんだったのか。政治部デスクは「複合的な要因で詰んでいた」と語る。

「まず一番の要因は、当初よりも党内で石破おろしの風が強まり、総裁選前倒しが可決される可能性が高まっていたことです。地方票も47都道府県中25県連が賛成していると伝えられていました。政権を支える副大臣と政務官47人中30人超が賛成と伝えられていたこともボディブローのように効いていたと思います」

 政権を幹事長として支えてきた森山裕氏との意思疎通にも悩んでいたのではないか、と続ける。

「最近、森山さんは周囲に『石破さんは何を考えているかわからない』とこぼすようになっていました」(同)

 そして、切り札だった「解散カード」が切りづらくなる状況に追い込まれていた。5日、鈴木馨祐法務大臣が石破氏と会談し、総裁選挙の実施に賛成する意向を明かしたからだ。

「鈴木氏が解散の署名を拒否した場合は、鈴木氏を罷免して新たな法相を任命しなければならなかった」(同)

「私にそんなことをさせないでください」
 自民党関係者は「署名を拒む閣僚は鈴木氏一人では済まなかった」と明かす。その一人が小泉進次郎農水大臣だったというのだ。

 6日夜、小泉氏は菅義偉元首相とともに首相公邸を訪れ、石破氏と会談した。菅氏が30分で帰った後も一人残り、計2時間公邸から出てこなかった。

 退陣会見で「菅氏と小泉氏からは何を言われたのか」と問われた石破氏は、「政治家同士の話をペラペラ話すようなことは断じて致しません」としながらもこう語った。

「小泉農林水産大臣はそこで多くを発言されたわけではございません。ただ、小泉さんが初当選をした当時、私は政調会長でございました。政調会長、幹事長、地方創生大臣と務めていく上において、内閣総理大臣と農林水産大臣という関係において、いろいろな議論を戦わせてまいりました。そこにおいて、彼が昨日積極的に発言したわけではありませんが、いろいろな発言の『示唆』があったということに尽きます」

 いったい小泉氏は”積極的に発言せず”に何を“示唆”したのだろうか。

「最後に小泉さんは『このままでは私も総裁選前倒しに賛成を表明せずにはいられません』『私にそんなことをさせないでください』という内容のことを言って辞任を強く迫ったようです。鈴木氏ばかりでなく2人も閣僚が署名を拒否するようになっては、もはや解散カードも切れないと、続投を断念したのでしょう」(自民党関係者)

「小石河連合」と言われ、石破氏と盟友関係にあった小泉氏としても、引導を渡す役割を負わなければならなかったことは痛恨の極みだったに違いない。

 関連記事【早くからうずうずしていた高市早苗氏の「激痩せぶり」を不安視する声 相変わらずの「大演説」も「前回の決選投票を思い出させる」と不評】では、小泉氏のライバル・高市早苗前経済安全保障相が党内で不評を買っているワケについて詳報している。

デイリー新潮編集部

新潮社

723OS5:2025/09/09(火) 23:23:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/5075fcaa42d2d19eb5eb51ec837f355c122994a6
台風の目の小泉農水相、変節恐れず保守色強められるか 前回は選択的夫婦別姓で失速指摘
9/9(火) 22:19配信
産経新聞

首相官邸に入る小泉進次郎農水相=9日午前(春名中撮影)

小泉進次郎農林水産相が石破茂首相(自民党総裁)の退陣表明に伴う臨時総裁選で、台風の目となっている。昨年の前回総裁選の1回目投票で最多の国会議員票を集めた小泉氏が出馬すれば、すでに出馬の意向を固めた高市早苗前経済安全保障担当相と並んで大本命となりうる。小泉氏は近しい議員と相談しながら最終判断を下すとみられる。

【写真】父親まねた?髪形チェンジしていた頃の進次郎氏

■首相面会「党守った」

首相が退陣を表明する前日の6日夜、小泉氏は首相公邸の一室で首相と向き合った。同席した菅義偉元首相は一足先に退席していたが、首相が「あなたも帰るのか」と小泉氏を呼び止めて二人きりの時間が生まれた。

「防災庁やコメ政策。首相にとって心残りとなっている課題を前に進めるためにも、今突っ込んでボロボロになってはいけません」

小泉氏の懸命の訴えに、首相の視線は一瞬、揺らいだ。小泉氏との1時間半近くの面会で首相が進退を明らかにすることはなかったが、翌7日に退陣を表明した。

6日の3者会談は小泉氏が奔走して実現したものだった。自民若手は「『ポスト石破』として党全体を守るためにふさわしい行動だった。小泉氏への期待感が高まった」と語る。

小泉氏は9日の記者会見で総裁選出馬の意欲を問われ、「一致結束する党の形を作るため、私が何をできるのかを考えて判断したい」と述べるにとどめた。

■出馬を求める声相次ぐ

ただ、小泉氏の出馬を求める声は党内でじわじわと上がり始めている。大岡敏孝衆院議員は8日放送のBSフジ番組で小泉氏が出馬した場合、「応援したい」と表明した。神田潤一法務政務官も産経新聞の取材に小泉氏支持を明らかにした。

小泉氏が出馬を決めた際、焦点となるのが公約で「保守色」を強めるかどうかだ。前回総裁選で小泉氏は党員票が3位と伸び悩んだ。目玉公約の一つに選択的夫婦別姓制度の導入法案提出を打ち出したことを原因として挙げる陣営関係者は少なくない。

たとえ変節と批判されようとも、党員に響く内容に軌道修正しなければ前回の二の舞となりかねない。高市氏を支援する議員の一人は「小泉氏が保守を包摂する姿勢を打ち出せば、脅威だ」と警戒感をあらわにする。(竹之内秀介)

724OS5:2025/09/10(水) 08:40:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e25b067d332fbd27860abc1e202971779ceadb1c
【ポスト石破】候補者同士の"決選投票を見越した取り引き"が重要? 国会議員票は「カネ」や「選挙応援」の貸し借りも影響か 過去には「泡沫候補が総裁」になる逆転劇も
9/10(水) 7:01配信


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MBSニュース

MBSニュース

 石破総理の辞任表明を受け、活発化するポスト石破への動き。総裁選について自民党は9月22日の告示・10月4日投開票の日程を正式に決定する方針です。

【写真で見る】総裁選の軸になるとみられる小泉氏・高市氏・林氏・小林氏・茂木氏 それぞれの特徴は?

 国会議員票を得るための3か条とは?決選投票であり得るシナリオは?有力候補の特徴は?ジャーナリスト・武田一顕氏の見解をもとにお伝えします。

国会議員票を得るための「3か条」とは?
 9日時点で総裁選への出馬を正式表明しているのは茂木氏のみですが、他に4人が出馬するとみられていて、以下の5人の戦いになりそうです。※()内は現在の年齢・前回の総裁選の1回目の得票数

 高市早苗氏(64 181票) 
 小泉進次郎氏(44 136票)
 林芳正氏(64 65票)
 小林鷹之氏(50 60票)
 茂木敏充氏(69 47票)

 自民党は9日午前、総務会を開き、党員投票も含める「フルスペック」型で総裁選を実施することを確認。このフルスペック型で投票できるのは、自民党員になって2年以上継続して党費を納めた一般党員と、国会議員です(国会議員票295票 党員・党友295票 合計590票)。

 国会議員たちはどのように投票先を決めるのか。武田氏によると「世論」「政治家としての能力」「貸し借り」の3つが国会議員票に大きく関わるということです。

 政治家にとっての「貸し借り」とは「お金が動いたか」と「選挙応援に来てくれたかどうか」だといいます。例えば、党幹部や派閥トップから“あなたのところは少し苦戦しているから”と多めにもらえば「貸し」になるため、次の総裁選ではその人に投票しよう、などとなります。

 また、選挙応援に来てくれて結果的に当選すれば恩に着るということもあるそうで、逆に言えば、総裁を目指すなら、応援に多く行ったほうがいいということです。

応援演説に行った回数が一番多いのは誰?
 では、総裁選をめぐり取り沙汰されている5人は今年7月の参院選でどれだけ応援演説に行ったのか、比較してみました。

 【参院選 応援演説の回数】(自民党HPや高市氏HPなどから「よんチャンTV」調べ)
 高市早苗氏 12人・12回
 小泉進次郎氏 33人・44回
 林芳正氏 2人・7回
 小林鷹之氏 31人・87回
 茂木敏充氏 10人・52回

 これを見ると小泉氏と小林氏は多く行っていることがわかります。林氏は官房長官を務めているため少ない可能性もありそうです。茂木氏は、応援演説をした人数は10人ですが回数は52回。1人あたり平均5回ほど行っていることになるため、自身のチームのようなものが強固なのかもしれません。

決選投票を見越した“取り引き”も重要!?
 総裁選を勝ち抜く戦略として、候補者は“3位以下”を見越した“取り引き”も必要だと武田氏は指摘。

 1回目の投票で誰も過半数に届かなかった場合は、上位2人の決選投票となります。つまり、3位以下に票を投じた人たちが、決選投票となった場合に上位2人のどちらに投票するかが重要になってきます。そこで、私が3位以下になったらあなたに投票する、もしくは私が当選したらあなたにポストを渡すので、あなたたちサイドが3位以下になったときは私に投票してください、といった交渉が生まれるそうです。

 現時点では、高市氏・小泉氏の2人が有力ではないかというのが武田氏の見立てですが、ではもしこの2人の決選投票となった場合、ほかの3人はどう動くのか。武田氏によると、林氏は比較的小泉氏寄りで、小林氏は同じ保守的な考えということで高市氏寄り。茂木氏は、考え方としては小泉氏寄りですが、年齢的に若い世代が選ばれると自分たちの時代が終わってしまうという考えもあり、どちらか読めないということです。

725OS5:2025/09/10(水) 08:40:27
武田氏に聞く 5人の特徴
 続いて、5人の特徴を武田氏に聞きました。

 【小泉進次郎氏】関東学院大→コロンビア大などを経て議員に
 ・農水大臣になり期待感
 ・風向きを変える力がある
 ・若い
 ・安全保障など思想がはっきりしない

 【高市早苗氏】神戸大→テレビキャスターなどを経て議員に
 ・女性トップへの期待感
 ・8月15日 靖国神社参拝
 ・夫婦別姓反対

 【林芳正氏】東大→商社・ハーバード大などを経て議員に
 ・オールマイティー
 ・人あたりがよい
 ・攻めより守り?
 ・キャラが地味?

 ちなみに林氏には、不祥事などで抜けたポストを何度もピンチヒッターで務めてきた経験と、誕生日(1961年1月19日)から「救急車」という異名があるそうです。

 【小林鷹之氏】東大→大蔵省(現財務省)→議員
 ・穏健保守
 ・真面目
 ・早い段階から有望株
 ・面白みに欠ける

 【茂木敏充氏】東大→商社→ハーバード大→新聞社→マッキンゼー→議員
 ・頭脳明晰で実績も○
 ・怒りっぽく恨みも買う?
 ・トランプ大統領「彼はタフなネゴシエーター」

過去の「逆転ドラマ」を振り返る
 総裁選をめぐっては過去に「泡沫候補が総裁になる」などの逆転劇もありました。

 1つ目は2012年、自民党が野党だった時代。石破茂氏・安倍晋三氏・石原伸晃氏らが立候補した総裁選で、最初は当時幹事長だった石原氏が最有力と言われていましたが、失言があったほか、当時の谷垣総裁を引きずり下ろすやり方が“平成の明智光秀”などと言われ、一気に失速。そのため、石破氏と安倍氏の戦いになり、国民的人気が圧倒的だった石破氏が1回目の投票で1位となりました。しかし2番手に甘んじていた保守回帰をうたった安倍氏は国会議員の中では仲間が多く、議員票による2回目の投票で大逆転したのです。

 少しさかのぼり、森内閣が退陣した2001年の総裁選。最有力と言われていたのは総理経験のある橋本龍太郎氏。一方ですでに2度負けて3回目のチャレンジだったのが小泉純一郎氏。小泉氏は泡沫候補とも言われて誰も期待していなかったということですが、「自民党をぶっ壊す」という一言で旋風を巻き起こし、逆転勝利しました。森内閣が不人気で、自民党自体も人気がなかった点では、当時の状況は今に近いとも言えます。

 さらにさかのぼり、佐藤栄作内閣が退陣した1972年。当時、田中角栄氏・福田赳夫氏・大平正芳氏、三木武夫氏、それぞれの名前から一字ずつとって「三角大福」などと言われた4人での総裁選挙がありました。最有力は大蔵省出身のエリート福田氏と言われていましたが、コンピュータ付きブルドーザーとも言われた田中氏(中学校卒業)が決選投票で大逆転を果たします。この背景には、田中氏が大平氏や三木氏に対して“3位以下になったら僕に投票してください。人事は考えますから”という交渉があったと言われています。

 その後実際に、大平氏は外務大臣、三木氏は副総理となり、大平氏は歴史に残る日中国交正常化で大きな役割を果たしました。

最終的に総裁を選ぶのは野党?
 次の総裁選では一体誰が選ばれるのか。行く末が注目されるところですが、しかし総裁に選ばれたからといって総理大臣になれるとは限りません。総理大臣に選ばれるためには、総裁選で選ばれるだけではなく、首班指名選挙において衆参両院で過半数の投票を得る必要があります。

 つまり、自民党は少数与党のため、野党の協力を得る必要があるのです。これには維新の吉村洋文代表や国民民主の玉木雄一郎代表の意見も多く関わってくるのではないかと考えられます。

(2025年9月9日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

726OS5:2025/09/11(木) 14:42:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/efd9b7d2074d42db095a5c719a96039f762a59ca
高市氏との一騎打ちのはずがナゼ? 永田町に広がり始めたまさかの「進次郎不出馬」説の深層
9/11(木) 12:31配信


東洋経済オンライン

自民党総裁選挙で高市早苗氏との事実上の一騎打ちになるとみられている小泉進次郎氏。だが、ここに来て、総裁選に出馬しないとの噂が広がり始めている(写真:ブルームバーグ)

 「これまで民間企業、党や政府でさまざまな経験をさせていただいた私のすべてをこの国に捧げます」

【写真あり】父・純一郎氏や安倍晋三氏にあって、小泉進次郎氏に“欠けているモノ”とは?

 石破茂総裁の辞意を受けて、自民党は総裁選挙を9月22日告示・10月4日投開票の日程で行うと決定した。茂木敏充前幹事長は9月10日、いち早く国会内で会見を開き、出馬することを正式に表明した。

 茂木氏はその2日前に出馬の意向を表明した際も、「私のすべてをこの国に捧げる」というフレーズを口にした。昨年9月の総裁選で敗れて以来、ずっと温めてきた“決め言葉”に違いない。

■茂木氏が秋波を送る2人の有力議員

 茂木氏は安倍・菅政権では経済産業相や外相など重職を歴任し、政調会長や幹事長など党の要職も担ってきた。抜群の頭脳には定評があり、交渉力もダントツ。第1次トランプ政権時には経済再生担当相として自動車関税など日米貿易交渉をまとめ、アメリカ側から「タフネゴシエーター」と称された。

 だが、その“気難しさ”は誰もが認めるとおりで、外相時代には「水は可能な限り『エビアン』を用意」といった「トリセツ」が作られた。故・青木幹雄元自民党参院会長に嫌われて、平成研究会(旧・経世会)会長に就任するのも苦労した。

 そして、来月にはとうとう70回目の誕生日を迎える。残されたチャンスの回数は多くない。

 だから、茂木氏が出馬表明で小泉進次郎農林水産相や小林鷹之元経済安全保障担当相の名前を出し、「こうした若手を積極的に登用し、次の世代を担う準備を早期に整えます」と宣言したことは、彼らに対する牽制とも見て取れる。

 2人は昨年の総裁選に出馬し、いずれも茂木氏を得票数で上回った。小泉氏は決選投票に残らなかったが、9人の候補者中で最多の75票の議員票を獲得。まったくのダークホースだった小林氏も、4位の林芳正官房長官を3票上回る41票の議員票を得て、5位に食い込んだ。

 小林氏が昨年12月に「2050年のわが国のかたち・社会のあり方を考える研究会」を立ち上げたのは、“次”を狙ってのことに違いない。3月には伊吹文明元衆院議長を講師に招き、オンラインを含めた参加者は50人に上った。総裁選に挑戦する決意を固めており、近く出馬宣言を行うという。

 失言問題で辞任した江藤拓前農水相の後に就任した小泉氏は、備蓄米放出で石破内閣の支持率上昇に貢献し、多くの世論調査で「次期首相候補」として高市早苗前経済安保担当相とトップを争うほどの人気ぶりだ。

 しかも、9月6日夜に菅義偉元首相とともに石破首相を訪ね、実質的な「総裁リコール署名」の期限である8日の前に辞任するよう説得し、党の分裂回避に努めた。小泉氏は菅元首相が帰った後も官邸に残り、1時間30分も石破首相に寄り添った。

 石破首相は翌7日夕方に会見を開き、辞任することを表明。その最大の功労者といえる小泉氏は、次期総裁選で最も有力かと思われた。

727OS5:2025/09/11(木) 14:43:19
■進次郎氏に欠けている「優秀な側近」

 だが、その小泉氏に関して、週明けから不出馬説が出始めた。閣僚が首相に引導を渡したことになるから、というのがその論拠だ。

 小泉氏は慎重に静観を決めているとの説もある。小泉純一郎元首相を父に持つ小泉氏は、2009年に初当選したときから「自民党のプリンス」として別格に扱われてきた。だから、小泉氏はどんな選挙でも負けるわけにはいかないのだ。

 ところが、昨年の総裁選に出馬して、決選投票にも残れなかった。9人の候補が出馬した総裁選で出馬に踏み切った理由は、当選回数が少ない小林氏の出馬に触発されたからだと言われたが、小泉氏に2度目の敗北は許されない。

 石破政権が1年足らずで退陣に至った原因の1つに「優秀な側近の不在」が挙げられる。小泉政権では飯島勲氏、第2次安倍政権では今井尚哉氏が政務秘書官として支えた。飯島氏はマスコミを懐柔し、経産省出身の今井氏は霞が関ににらみを利かした。

 一方、石破政権では「官邸の軽さ」が目立っていた。例えば、「石破降ろし」に対抗するために流された衆院解散説は、結果的に石破政権の致命傷となったが、その出どころは官邸だと言われている。

 では、小泉氏が総理総裁になったとき、誰がその脇を固めるのか。昨年の総裁選での小泉氏の出馬会見は、およそ“総理総裁の本命候補”の出馬会見と思えないものだった。振り付けの浅さのみならず、「見てくれ」だけで勝負しようという意図が露呈していた。もし小泉氏が本気で総理総裁を狙うなら、まずはこうした「軽薄さ」を払拭する必要があるだろう。

■出馬しないなら進次郎氏はどう動くのか

 小泉氏は今回の総裁選に出馬せず、林芳正官房長官の応援に回るとの話も聞こえる。岸田政権と石破政権で官房長官を務めてきた林氏は、文部科学相や外相、農水相などを歴任。早い段階から「総理総裁候補」と見なされていた。参院議員として挑戦した2012年の総裁選では最下位に甘んじたが、2024年の総裁選では小泉氏に次いで4位となっている。

 世間では「高市 vs. 小泉」で注目を集めている今回の総裁選だが、実は永田町で最も有力視されているのは林氏だ。もし林氏が小泉氏の支援を得て決選投票に残ることができれば、多くの議員票が流れ込み、「3度目の正直」を目指す高市氏にとって大きな脅威となる。

 高市氏はなんとしても1回目の投票で過半数を制さなくてはならないが、岩盤支持層を引き戻せる高市氏には、自民党内のみならず公明党からも期待の声が上がっている。

 衆参両院選挙での大敗という未曾有の危機に見舞われ、「解党的出直し」を強いられている自民党。その再生をかけた次期総裁選では、これまでにない戦いの構図を見ることになるかもしれない。

安積 明子 :ジャーナリスト

728OS5:2025/09/12(金) 11:36:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/03ee3415d0286cbfaac45a64aa2e354071d1a514
自民党総裁選へ「岸田氏詣で」相次ぐ 距離あった高市早苗氏も訪問
9/12(金) 9:53配信

中国新聞デジタル

セミナーで政権の連立拡大などに言及した岸田氏(10日)

 自民党総裁選を巡り、候補予定者が表明前に岸田文雄前首相と面会する「岸田氏詣で」が相次いでいる。11日には高市早苗前経済安全保障担当相が岸田氏の議員事務所を訪れて立候補を伝達した。旧岸田派の元座長で、来週に立候補会見する予定の林芳正官房長官も8日に訪問している。



 関係者によると、高市氏は「気持ちが高まっている。総裁選に向けて準備している」と伝えた。岸田氏は「頑張ってください」と応じたという。

 高市氏は昨年9月の国会議員票と地方票で争った総裁選で、1回目投票はトップだったが、決選投票で石破茂首相に逆転で敗れた。岸田氏は決選投票で、石破氏に投票するよう旧岸田派内に促していた。

 今回の面会は、岸田氏と距離があった高市氏が立候補の意欲を事前に直接伝えることで、政界に影響力がある岸田氏の支援を取り付ける狙いがあるとみられる。昨年の総裁選で高市氏を推した旧安倍派議員らは相次ぎ落選しており、高市氏が国会議員票をどう固めるかが焦点となっている。

 一方、岸田氏は総裁選で「バランスの取れた保守」を重視する考えを周囲に語っている。10日に東京都内であったセミナーでは新総裁が党の再生の方向性を示した上で、連立の拡大や課題ごとの部分連合を探るよう注文している。

中国新聞社

729OS5:2025/09/13(土) 09:18:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/857f84a355785a26fb78f1a3a20245d7b6cd11c9
各候補「石破票」に照準 自民総裁選の大枠確定
9/13(土) 7:08配信
時事通信

首相官邸に入る石破茂首相=12日午前、東京・永田町

 自民党の小泉進次郎農林水産相が総裁選出馬の意向を固め、高市早苗前経済安全保障担当相ら計5人が争う大枠の構図が確定した。

【ひと目でわかる】自民党総裁選の顔触れ

 いずれも昨年の総裁選に続く立候補で、一定の基礎票を持つ。各陣営とも、石破茂首相が獲得した「石破票」が勝敗に影響するとみて、取り込みに注力する方針だ。

 首相は前回総裁選の1回目投票で、国会議員票は9候補中3位の46票を獲得。議員票の比重が大きくなる決選投票では、菅義偉副総裁や岸田文雄前首相の支援を得て、高市氏を逆転している。

 「この1年間のリーダーシップに敬意を感じた」。小林鷹之元経済安保相は12日、首相官邸で首相に出馬の意向を伝えた後、記者団にこう強調した。

 小林氏は前回総裁選後の人事で、首相から打診された党広報本部長を辞退。主要候補の中では最も活発に首相の政権運営を批判してきた。8月には参院選大敗を踏まえ、退陣を事実上要求した。

 退陣要求から「敬意」に変化した背景には、陣営の助言がある。ベテラン議員は首相が掲げた防災庁創設を小林氏が否定したことを挙げ、「首相の取り組みを全否定するな」と伝えたという。小林氏の視野に石破票があるのは間違いない。

 「石破降ろし」をけん引した旧茂木派の茂木敏充前幹事長も11日の出馬記者会見で、日米関税交渉などに触れ「率直に(首相を)評価している」と語った。

 林芳正官房長官は、政府の要として首相を支えてきた。首相は一貫して林氏の手堅い手腕を高く評価し、「林さんたちのおかげで政権は動いている」と周辺に繰り返し強調。陣営からは「首相支持層はうちに流れる」との期待が出ている。

 一方、悩ましいのが小泉氏だ。米価引き下げで首相と協力しながら、最後は首相公邸で退陣を「説得」した形になり、「首相を踏み台にしてのし上がろうとしている」(旧茂木派中堅)との声がある。小泉氏も意識しているのか、12日の会見で、公邸を辞去しようとしたら呼び止められたと明かし、「『もう少し話そう』と思っていただけた」とアピールした。

 高市氏は11日に岸田氏と会談した。党を代表するリベラル勢力「宏池会」を率いた岸田氏と政策的な隔たりは大きいが、決選投票もにらんで連携の可能性を探ったとみられる。

730OS5:2025/09/13(土) 09:21:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/290ae5ca13b97d9282625873f22d3e849364b8ab
「進次郎で支持率が回復するかは未知数」「高市だと公明党が…」ワンポイントリリーフで自民党幹部らが推すのは知名度不足の“政界の“119番男” 
9/12(金) 16:01配信


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集英社オンライン

一騎打ちになるかと思いきや…

自民党総裁選(9月22日告示、10月4日投開票)を巡り、その動向が注目されていた小泉進次郎農水相(44)が来週、出馬表明会見をすると「産経新聞」が報じた。すでに茂木敏充前幹事長が先陣をきって立候補表明会見を開き、高市早苗元総務相、林芳正官房長官、小林鷹之元経済安保相も出馬の準備を進めている。「ポスト石破」を巡っては、これまで小泉、高市両氏が有力視されてきたが、ここにきて「異論」も出ている。

【画像】永田町で大注目…バンドを組みギターを弾く“ポスト石破”の一人

自民総裁選、林芳正官房長官に注目集まる
「そういえば、肝心の遠藤に連絡するのを忘れていたな……」

石破茂総理(68)が辞任表明会見をした翌日の9月9日夜、東京都内の中華料理店で、どこか困ったような表情でそう語っていたのは、日本維新の会の馬場伸幸前代表(60)。野党の大物がしでかした“大ポカ”に、同席していた林芳正官房長官(64)、武田良太元総務相(57)は笑い転げた。

馬場氏が言及した“遠藤”とは、与野党に幅広い人脈を築く、同党の遠藤敬国対委員長のこと。実は、この日の会食はもともと「遠藤氏ありき」で計画されたものだったという。

「林氏は、今年7月に遠藤氏が主催する焼き肉パーティで、ビートルズの名曲『Let it be』を自ら弾き語りしたほど親しい間柄。元二階派事務総長の武田氏は、菅義偉元総理や小泉氏と近しいですが、馬場・遠藤両氏の維新幹部や、国民民主党の榛葉賀津也幹事長(58)とも気脈を通じ、豊富な野党人脈を誇る。

そんな2人が話していたところ、林氏が『馬場さんとは飲んだことがない』とのことで、武田氏が間を取り持つかたちで、この日の会食が以前からセッティングされていたそうです。しかし、馬場氏が肝心の遠藤氏に声をかけるのを忘れており、欠席となったといいます」(林氏周辺)

タイミングがタイミングだけに、「総裁選や、維新による自公政権への連立入りに向けた協議がなされたのでは」と報道されたが、具体的な話があったわけではない。

しかし、こういった憶測を呼んでしまうほど、この会食が注目されたのは、小泉、高市両氏の戦いと見られていた総裁選を巡り、ここにきて「林氏も軸になる」(自民党参院幹部)との見方がささやかれるからだ。

昨年9月の総裁選の第1回投票では、高市氏181(議員票72、党員票109)、石破総理154(議員票46、党員票108)、小泉氏136(議員票75、党員票61)、林氏65(議員票38、党員票27)、小林氏60(議員票41、党員票19)、茂木氏47(議員票34、党員票13)という結果だった。そしてその後の石破・高市の決選投票において、石破総理が勝利した。

今回も、党員票では国民的な知名度を誇る高市氏、議員票では“選挙の顔”を期待される小泉氏が強いという傾向が予想されている。

こうした中で、前回4位に終わった林氏が一部で注目される理由とは何なのか――。

林氏は、林義郎元大蔵大臣を父に持つ“政界のサラブレッド”だ。東大卒業後、三井物産を経て、一族が経営に関わる山口県下関市にあるバス会社などに勤務。その後、ハーバード大院を修了し、父親のもとで大臣秘書官なども務め、1995年の参院選で初当選すると、参院議員を5期務めた。

この間、防衛、文科、農水の各大臣や参院審査会委員長などを歴任。2021年の衆院選には山口3区から鞍替え出馬し、岸田政権で外相、石破政権で官房長官と要職に就いた。

旧宏池会(岸田派)では座長を務め、「派閥領袖の岸田さんは人を寄せつけないところがあるが、林氏は若手議員を集めた飲み会なども多く開いてきた」(旧宏池会の若手議員)という。

「幅広い政策知識と、実務能力に定評があり、どんな仕事でも任せられる“政界の119番”との評があります。議員仲間とロックバンド・Gi!nz(ギインズ)を結成するなど、音楽好きで、飲み会の席でも頼めば嫌がらずに歌ってくれます」(林氏の知人)

トランプ関税をはじめ、外交的課題が山積する中で、小泉氏の外交経験の少なさに関する懸念は根強い。内政を巡っても、連立枠組みの拡大など、難しい局面が予想される中で、林氏のような経験豊富な人材を求める声が一部で高まっているのだ。

「小泉氏は昨年の総裁選でも本命視されていましたが、候補者による論戦が進むにつれて、政策面での不安や論戦力の乏しさが露呈。結局、大失速し、決選投票にも残れなかった。未だ経験不足という指摘があるのは確かです」(自民党関係者)

731OS5:2025/09/13(土) 09:21:54
連立パートナーである公明党の姿勢も、林氏の追い風に
こうした状況の中で、前出の自民党参院幹部は「岸田政権で外相を務めるなど、経験豊富な林氏であれば、安定感は抜群。野党との関係が良好なのも強みになる」と指摘する。

そもそも自民党の党勢低迷が深刻ないま、仮に小泉総理となっても、支持率がどれだけ回復するかは未知数だ。衆院解散に打って出たとしても、与党で過半数を占める議席を取り戻し、少数与党の現状から脱却できる保証はない。もし敗北すればいよいよ政権交代となるリスクもある。

「衆院議員の任期はあと3年残っているのですから、なにも解散を急ぐ必要はありません。次の総裁任期である2027年までは、解散総選挙をせずに、安定感のある実務派の林氏をワンポイントリリーフにして乗り切る。

その間に、小泉氏に外交や党務などさまざまな経験を積ませ、選挙前の総裁選でバトンタッチすべきではないかという指摘もある。小泉氏にとっても、今すぐに総理になって短命政権で終わるよりも、経験を積むことに徹すべきという意見もあります」(前出・自民党関係者)

また、連立パートナーである公明党の姿勢も、林氏に追い風となっている。

同党の斉藤鉄夫代表(73)は9月7日に、「保守中道路線の私たちの理念に合った方でなければ、連立政権を組むわけにいかない」と発言した。自民党の閣僚経験者は「公明党が次の総裁候補の資質に言及するのは極めて異例」と目を丸くした。

「世界平和を掲げる創価学会を支持母体に持つ公明党としては、保守色の強い候補者である高市氏への警戒感はあるでしょう。また、8月に麻生太郎最高顧問が、参政党の神谷宗幣代表と面会などもあったなか、自民党が右派ポピュリズム政党と接近するのを阻止したいのではないか。その点、自民党の中でもリベラル系と言われる旧宏池会出身の林氏は受け入れやすいでしょう」(同前)

とはいえ、自民党議員の中では「今勢いのある野党党首は50代以下が中心で、我が党にも若いリーダーが必要」という“小泉待望論”や、「参政党などにとられた岩盤保守層の票を取り戻すべきだ」とする“高市待望論”は根強い。

林氏が本当に総裁選の「軸」になるためには、知名度不足を克服し、党員の幅広い支持を得るしかない、という高いハードルがある。

また、岸田文雄前総理は総裁選出馬を巡り、相談にきた林氏に「頑張って」と声をかけたというが、旧宏池会の中でも、岸田氏に近い議員の一部らが林氏ではなく、小泉氏支援に回っているという現実もある。

それでも、政界の一寸先は闇で、何が起こるかはわからない。昨年の総裁選でも当初は本命視されていた小泉氏が失速したいっぽう、出馬に必要な推薦人集めにすら苦労していた石破総理が勝利するという“大どんでん返し”が起きた。

自民党の重要閣僚経験者は「まだ第一コーナーにも差しかかってもいない。総裁選ではレースの途中で、勝手に落馬するやつもいる」と不敵に笑った。

取材・文/河野嘉誠 集英社オンライン編集部ニュース班

集英社オンライン

732OS5:2025/09/13(土) 23:10:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/85361daf7ab390f63e70feab61144633fff43071
参院選で参政党候補を応援 埼玉・蕨市議を自民党支部が除名処分
9/12(金) 20:56配信

毎日新聞

自民党

 埼玉県の自民党蕨支部は、今年の参院選を巡り反党行為があったとして、小林利規・蕨市議(61)を11日付で除名処分にしたと発表した。党が推薦・支持していない参政党の候補者をSNS(交流サイト)上で応援する投稿を繰り返すなどしたためとしている。同支部で他党公認候補の応援を理由とする除名は初めてという。

 支部によると、8〜9月に総務会を2回開催し、小林市議に聞き取りを実施。ブログやフェイスブックなどで参政党候補を応援する投稿をしていたことを認めたため、党規律規約の「党公認や推薦候補を不利におとしいれる行為」に該当すると判断し、除名処分を決めた。

 小林市議は2011年の市議選で初当選し、現在4期目。【加藤佑輔】

733OS5:2025/09/13(土) 23:24:56
https://www.news-postseven.com/archives/20250908_2062440.html?DETAIL
2025.09.08 07:00
週刊ポスト
【スクープ】“石破首相の側近”宮路拓馬・外務副大臣が3年間で「地球24周分のガソリン代」を政治資金から支出 事務所は「政治活動にかかる経費」と主張

 就任以来半年あまりで欧州やアフリカ、アジア、北米など8か国を訪問した自民党の宮路拓馬・外務副大臣。鹿児島1区選出の2世議員で森山裕・幹事長の腹心として知られる。「外交が苦手」といわれる石破首相を森山氏とともに支えてきた“石破側近”だが、外務副大臣として海外を忙しく飛びまわる前、毎年政治資金で莫大なガソリン代を支払っていた──。

 宮路氏は外務副大臣に就任する前、わずか3年間で政治資金から900万円近いガソリン代を支出していた。走行距離を推計すると実に3年間で地球24周分にのぼる。

宮地氏が住む二世帯住宅の駐車場には「燃費が良い車種」
 政治家の高額ガソリン代と言えば、かつて山尾志桜里・元代議士が1年で“地球5周分”のガソリン代を使っていたことが問題化したが、この時の金額は230万円。

 それに対して宮路氏が代表を務める政党支部(自民党鹿児島県第一選挙区支部)の政治資金収支報告書によると、2021年に約310万円、2022年は約301万円、2023年が約273万円と3年間でガソリン代を合計約884万円も支払っていた。

 地元の政界関係者はその金額を聞いて驚いた。

「鹿児島1区は狭いから小型車ならガソリン代は知れている。選挙カーを回らせていれば燃費は良くないが、宮路さんが通年で選挙カーを走らせているなんて見たことも聞いたこともない」

 宮路氏の選挙区は鹿児島市とその周辺で、同県の総面積のざっと20分の1。県内4選挙区のなかで最も小さい。最も広い森山氏の鹿児島4区の7分の1しかない。

 どんな政治活動をすればそれほど高額のガソリン代がかかるのか。


 記者が現地・鹿児島を取材すると事務所の駐車場には車がなく、宮路氏が父の和明・元代議士と住む鹿児島市内の二世帯住宅の駐車場には、「ミヤジ」と読める同じナンバーの車が3台駐車されていた。トヨタ2台、スズキ1台で、いずれも燃費の良い車種だ。

「そのうち2台は政治団体『みやじ拓馬後援会』の所有で、もう1台は母親の所有と聞いています」(別の政界関係者)

 近隣住民の話も聞いた。

「3台の車はそれぞれ拓馬さん、父親の和明さん、母親が使っていますが、拓馬さんはほとんど東京にいて見かけないし、和明さんもあまり外出しないようで、後援会活動に熱心なのは母親くらいです。駐車場には大体1台か2台は駐まっていて、3台とも出払っていることはあまりない」

 高額ガソリン代と矛盾する証言が出てくるのだ。

734OS5:2025/09/13(土) 23:25:49
 ガソリン代を当時の全国平均価格(1リットル=約172円、2022年は169円、2021年は162円)と仮定し、政治活動に使っていると考えられるトヨタ・シエンタのカタログ燃費(1リットル=18km)で計算すると3年間で約96万km、地球24周分は走っている。

毎月、高額なガソリン代を支出
毎月、高額なガソリン代を支出

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緊急事態宣言下にもかかわらず高額支出
 疑問はほかにもある。宮路氏の政党支部の年間ガソリン代が約310万円と最も多かった2021年はコロナ禍だった。

 政府は1月から3回にわたって東京などに緊急事態宣言を出して外出自粛を要請、宮路氏は自身のフェイスブックに「緊急事態宣言下で地元に戻れない日々が続いています」(1月31日)と投稿し、4月発行の『みやじ拓馬通信』では、〈実に約70日ぶりに鹿児島に戻り、久々に朝の辻立ちを行いました!〉と報告。

 しかし、その間も支部の政治資金収支報告書では毎月20万円近いガソリン代を支出。この年は8月から9月にかけて鹿児島県が初の「まん延防止等重点措置」を発動し、不要不急の外出自粛やカラオケなどの利用自粛などを呼びかけたが、8月、9月とも約30万円のガソリン代の支出を計上している。一体、誰が何に使ったのだろうか。

 政党支部は毎月、2つのガソリンスタンドに前月分のガソリン代をまとめて支払っている。その1社、JAさつま日置協同サポートに誰がガソリンを入れていたかを取材するとこう答えた。

「みやじ拓馬後援会の事務所とガソリン供給契約書を結んで、JA独自の給油サービスカードを複数枚発行しています。クレジットカードみたいなもので、それを提示すれば県内約80か所の給油所のどこでも後払いで給油できる仕組みです。給油のたびにサインをもらって車番は控えていますが、選挙の街宣車のような目立つ車ならともかく、普通の乗用車の利用であれば誰が入れたかはうちではわかりません」

 もう1社の南国殖産は「月払いで利用いただける提携カードはあるが、お客さまとの取引内容についてはお答えできない」とした。

 前述の山尾氏の高額ガソリン代問題では、元公設秘書が他人のレシートを使って事務所にガソリン代を請求し、不正利用していたことが判明して返金している。

 政治資金を監視する上脇博之・神戸学院大学教授が指摘する。

「政治資金収支報告書では多額のガソリン代を計上していても、実際は誰が使ったのか、本当に政治活動のためなのかわからない。事務所のスタッフであっても、政治活動以外のプライベートに使ってはならない。

 仮にカードを持つだけで給油できるのであれば、政治活動以外の利用や支援者への違法寄付の疑いが持たれやすくなります。これだけガソリン代が高額なら、疑惑を持たれないようどうしてその金額がかかったのか説明する責任があるでしょう」

 宮路氏はどう説明するのか。宮路事務所は、「政治団体の収支は法令に従い適正に収支報告しています。ご質問の経費も当該政治団体の政治活動にかかる経費であることから収支報告しています」と回答した。

 果たして、この説明で納得できる国民がどれだけいるだろうか。

※週刊ポスト2025年9月19・26日号

735OS5:2025/09/14(日) 10:03:42
https://www.sankei.com/article/20250910-IW32CVUSQ5IQNMCPUSLRNZ6FHU/
林官房長官が維新の馬場元代表と会食 自民総裁選や連立協議か、武田元総務相も同席
2025/9/10 00:13
武田良太元総務相も同席した。関係者が明らかにした。


林氏が出馬の意向を固めた自民党総裁選や、維新による自民、公明両党の連立政権への参加などを巡って協議した可能性がある。

736OS5:2025/09/15(月) 08:41:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a11655cdf9a4831a55eb6b6400c3923c6a77c08
「令和の郵政解散」は幻に 石破総理、わずか1年で退陣へ「権力の使い方も手放し方も知らなかった」
9/15(月) 7:00配信


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ABEMA TIMES

石破茂総理

 7日、石破茂総理が緊急記者会見を開き、退陣を正式に表明。衆院解散も視野に入れ、続投を探ったが断念する形となった。その舞台裏を探った。

【映像】石破総理が小泉元総理と会食したホテル(写真あり)

 参院選の惨敗からおよそ1カ月。8月24日の日曜だった。石破総理は、夕方4時過ぎに公邸から黒塗りの車に乗り込み、東京・丸の内のパレスホテルに向かった。ホテル内の高級和食料理店「和田倉」で、石破が待ち構えた相手は小泉純一郎元総理だった。純一郎氏は総理在任中、「郵政解散」を仕掛け、党内の抵抗勢力を一掃した。

 当時の小泉総理は、「郵政民営化が必要か、必要ではないか。私は国民に聞いてみたいと思い解散選挙に踏み切った」と述べ、「自民党の派閥論理をぶっ壊す」と語った。参院で法案が否決されたら衆院解散に打って出た。後日、純一郎氏本人は「よくあんなむちゃなことをやったもんだ」と振り返る伝説の解散劇である。

 結果は、小泉自民が296議席の圧勝、公示前(212議席)から大幅増の地滑り的勝利をもたらした。肝いり法案を否決され、党内の抵抗勢力から退陣要求を突きつけられた、絶体絶命の危機。そこを「衆院解散」という総理が持つ、唯一無二の大権を使って乗り切った。それどころか、強力な権力基盤を再構築した。

 そんな「武勇伝」を日本酒を飲みながら、身ぶり手ぶりで語る元総理。石破総理はだまってうなずくように聴き入っていたという。石破総理にとって「抵抗勢力」は、旧安倍派、麻生派、旧茂木派など「石破おろし」に動いている旧派閥連合であった。とりわけ、裏金事件を起こした議員を非公認にして刺客を立てれば「令和の郵政解散」になる。

 そもそも、この会食自体をセットしたのは赤沢経済再生担当大臣だった。赤沢氏は「解散」を唱えていたといわれる最側近である。トランプ関税の交渉人として全国的に知られる存在になった。ただ、石破政権が出来るまでは政府や党の要職に就けずに「万年副大臣」と揶揄される存在だった。石破総理も総裁選5度目の挑戦でやっと手にした権力だ。「やっと手に入れた権力の館をそう簡単に追い出されてたまるか」──そんな思いが彼らに「権力の手放し方」を見失わせてしまったのかもしれない。

 この「小泉パパ」との会食以来、石破総理は「降ろされるくらいなら解散してやる。国民に決めてもらえばいいだろう」と強気になる。ところが、その強気は長続きしなかった。

737OS5:2025/09/15(月) 08:41:43
 朝日新聞によると自民党史上初の総裁選前倒しへの意思確認(9月8日)が迫った5日夜、東京・紀尾井町、ホテルニューオータニの中華料理店「大観苑」に数少ない側近が集まった。岩屋毅外務大臣、村上誠一郎総務大臣、平将明デジタル大臣、青木一彦、橘慶一郎の両官房副長官である。テーブルに座る5人に一枚の紙が配られた。いくつかのシナリオが並ぶ。「退陣」か「総裁選再出馬」か。そして「衆院解散」も選択肢にあった。

 側近からは「世論調査では辞める必要はないと言っている。内閣支持率も上がっている」という声や、「このまま突っ込んでぼろぼろになれば、気力が尽きてしまうかもしれない」という声があがった。側近たちの意見は主戦論と慎重論で二分した。石破総理は腕を組みうなった。結論を出せなかったのだ。

 そして、この日の密会での会話が周囲にしみ出していった。翌6日、動いたのは小泉ジュニアだった。小泉進次郎農水大臣は「石破さんが解散しようとしているらしいです。そんなことしたら自民党は分裂する。菅さんから伝えてください」と電話で伝えた。「だったら一緒に行こう」と語った、電話の相手は菅義偉元総理だった。

 菅元総理といえば4年前、総理として総裁任期と衆院任期がともにあと1カ月というところで、コロナ感染者が下がらず、支持率低迷にあえいでいた。総裁選の先送りや衆院解散、二階俊博幹事長を交代させる党人事、あらゆる延命手段を試みようとしたが、すべて頓挫し、退陣に追い込まれた。ともに同じ無派閥で党内基盤が弱いという意味でも共通点があった。そんな菅元総理が進次郎氏を率いて6日午後、総理公邸を訪ねた。わずか30分足らずの面会で、「党の分裂があってはならない」と強く伝えた。石破総理は「私が総理になれたのは菅さんのおかげだ」と退陣を決めたのかもしれない。

 ただ、石破総理は衆院解散以外にも総理と総裁をわける「総・総分離」などあらゆる手段を思い立って党側に打診した。しかし、ことごとく拒否された。受け入れなかったのは森山裕幹事長だという。

 なぜ、石破総理は「令和の郵政解散」を実行できなかったのか。それは戦略性のなさに尽きた。小泉元総理は郵政民営化法案を仕掛けるとき、党内の抵抗勢力を想定していた。党側で選挙の公認と金庫をにぎって、選挙を差配する幹事長に武部勤氏を添えていた。後に「偉大なるイエスマン」と言われる人物だ。純一郎氏に言われたことに一切逆らわず、造反した議員に片っ端から「刺客候補」を立てていった。幹事長という絶大な権力の実務者に自分の「イエスマン」を置くことで、純一郎氏は郵政解散を実現して見せた。

 対する石破総理はどうだったのか。数少ない側近と都内のホテルや公邸でひそかに会談したが、権力を行使するための人事など事前の準備や戦略が見えない。解散や「総・総分離」案などいずれも官邸側から党側に提案するも、すべて森山幹事長に却下されていった。選挙区の公認権をもつ幹事長を自分の思い通りに動かせなければ、造反議員の公認剝奪などすべてが絵に描いた餅だ。

 それでも、もし「やけくそ」で解散を強行したらどうなっていたのか。「自民党の党紀委員会にかけて総理を除名してやろう」そんな声が聞こえていた。閣僚からも総裁選前倒しに賛成する声も出ていた。解散のために開く閣議では半数以上の閣僚が解散のサインを拒否したに違いない。郵政解散では島村農水大臣が署名を拒否して罷免された唯一の例がある。今回の解散なら、一人ではとてもすまなかっただろう。半数以上の閣僚をその場で罷免して、その罷免した閣僚をすべて石破総理が兼任してまで解散を打つのか、という状況であった。

 総裁選前倒しの意思確認前なら裏金議員だけを非公認にすれば良かった。しかし、前倒しの意思確認後では100人以上を非公認にしないといけない。郵政解散の時の造反は37人、刺客は30人程度だった。とても今から準備して間に合う人数ではない。確かに理論上は国会閉会中のいまでも解散はできた。石破総理はわざわざ内閣法制局に確認までさせたという。ただ、それは現実的には「まさに絵に描いた餅」にすぎなかった。

738OS5:2025/09/15(月) 08:41:59
 将棋のプロ棋士がはるか何手先まで読んで自らの負けを悟るように、完全に詰んでいたのだ。総理経験者の一人はあきれたように「石破さんには戦略がない」「権力の使い方も手放し方も知らなかった」と解説する。

 石破総理は、総理になる前、毎日のように国会図書館に通って読書にいそしんだ。読書で得た豊富な知識は答弁やスピーチでは生きたかもしれないが、人事を使って権力装置を整えるという肝心の下準備を怠ったため、不発に終わった。

 最後の最後まで退去を迫られながらも籠城し、抵抗を続けた「令和の東大安田講堂」はこうして無血開城で幕を閉じた。石破総理は退陣会見で、「まだやり遂げたいとの思いもある中、身を退く苦渋の決断をした」と述べた。失意のまま、たった1年で総理官邸を去ることになった石破総理は、周囲に「結局、俺はどうすれば良かったんだろう」と語っているという。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

739OS5:2025/09/15(月) 19:52:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/8de9567f8f9500be3065f4a123e1bcda9517a11e
<独自>小泉陣営の選対本部長に加藤財務相就任へ 安倍・菅氏側近、保守路線継承鮮明に
9/15(月) 14:00配信

産経新聞

加藤勝信財務相=首相官邸(春名中撮影)

自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)に出馬する小泉進次郎農林水産相の陣営で、選対本部長に加藤勝信財務相が就任する方向で最終調整していることが15日、複数の関係者への取材で分かった。加藤氏は昨年の前回総裁選に立候補したが、今回は見送る。安倍晋三、菅義偉両政権で官房長官と副長官を計約4年務めた加藤氏の起用で、小泉氏としては保守路線を継承する姿勢を打ち出したい考えだ。

加藤氏は平成24年に安倍氏が首相に返り咲く基盤となった保守系議員連盟「創生日本」のメンバー。厚生労働相や拉致問題担当相、党憲法改正実現本部の事務総長といった政府・党の要職を歴任してきた。

小泉氏は前回総裁選で候補者9人中3位だった。陣営内では、選択的夫婦別姓制度の導入法案提出や解雇規制の見直しを掲げたことが党員票の伸び悩みにつながったとの見方がある。小泉氏周辺は「保守派としてどっしりしている加藤氏の陣営入りは大きな強みになる」と話す。

小泉氏は今週後半に記者会見を開き、公約を打ち出す。小泉氏は「前回総裁選とは党の置かれている状況が全く違う。党内対立の傷を癒すため公約は王道でいく」と周囲に語っており、公約面でも「保守色」を強めるとみられる。

740OS5:2025/09/15(月) 21:42:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/23ccbfec5b7afdd1f4d98152667c6f97d512fb48
「ポスト石破」党員票争奪戦へ 小泉・高市氏有利の見方 自民総裁選
9/15(月) 7:02配信


時事通信

 石破茂首相(自民党総裁)の退陣表明に伴う総裁選(22日告示、10月4日投開票)は、国会議員票と同数の295票が割り振られる党員・党友票に、勝敗の行方が大きく左右されそうだ。

【ひと目でわかる】自民党総裁選の顔触れ

 全国で100万人超と見込まれる党員に短期間で浸透するのは難しく、知名度が高い高市早苗前経済安全保障担当相(64)と小泉進次郎農林水産相(44)に有利との見方が出ている。

 総裁選を巡っては、茂木敏充前幹事長(69)と小林鷹之元経済安保相(50)が既に出馬表明。林芳正官房長官(64)と高市、小泉両氏も準備を進めている。

 党員投票は郵送で実施され、都道府県連ごとの開票結果を党本部が集計。各候補者の得票数に応じ、295票をドント方式で配分する。投開票が議員投票に先行するため、その判断に影響を与えることもある。

 昨年の総裁選は、高市氏が党員票でトップの109票を獲得。最終的に勝利した石破氏の108票を1票上回った。小泉氏は61票で3位。以下、林氏27票、小林氏19票、茂木氏13票の順だった。

 高市氏は、党内基盤が強固とは言えず、保守的な姿勢も議員間で賛否が割れる。そのため、党員票の「受け皿」を目指すのが基本戦略で、前回の敗北以降も地方行脚を重ねてきた。先の東京都議選や参院選では連日応援入り。側近議員は「呼ばれたところは全て行った」と力を込める。

 小泉氏は、コメ価格の高騰対策で露出を増やし、陣営に加わる党中堅は「知名度を競う必要はない」と自信を示す。ただ、コメ増産への政策転換には、有力な支持層である農家から不安の声も上がる。前回は解雇規制見直しなどの改革路線が失速を招いており、安定感を示せるかがカギとなりそうだ。

 「次の総裁」を尋ねる報道各社の世論調査で高市、小泉両氏は人気を二分。小林、林、茂木各氏は伸び悩む。ただ、党ベテランは「序盤で失言などがあれば、党員票はすぐに流れていく」と指摘。情勢はなお流動的で、争奪戦が熱を帯びそうだ。

741OS5:2025/09/15(月) 23:10:51
https://www.sankei.com/article/20250915-IEYRUIPW4RIMHL242IVW3O4P24/
<政治部取材メモ>「保守分裂の悪夢」パート2 小林氏の総裁選出馬と高市氏陣営の焦り
2025/9/15 10:00

保守思想を重んじる自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相(50)が、石破茂首相の後任を決める10月の総裁選に立候補する意向を示した。世代交代を期待する同僚議員の後押しもあり、2度目の挑戦に踏み切った。一方、すでに出馬の意思を固めた高市早苗前経済安保担当相にとっては保守票の分散を意味する。「悪夢再び」を避けたい高市氏陣営は焦りの色を濃くしている。

一本化は夢幻に
11日午後、国会内。小林氏が有志議員と立ち上げた勉強会で、出席者から「総裁選に立つべきだ」との意見が相次いだ。「総裁選に臨む覚悟を固めた」。終了後、記者団の取材に応じた小

742OS5:2025/09/15(月) 23:12:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/a13ec930cd6977f72e9d20767097b607f656a424
【ポスト石破】「高市潰しか」小林鷹之氏出馬→また高市氏と保守分裂 ネット諸説「なぜ潰し合い」「今回は高市支援に回ってよ」「決選で協力」 田崎史郎氏は「2人の関係は微妙」と
9/11(木) 19:53配信

デイリースポーツ

 高市早苗氏(左)と小林鷹之氏

 小林鷹之衆院議員が11日、次期自民党総裁選への立候補を表明した。

 同じ保守系とされる高市早苗衆院議員の立候補も確実視されており、昨年総裁選に続いて保守分裂の様相に。

【写真】潰し合い?ポスト石破の候補5人【一覧】

 小林氏のX(ツイッター)には「今回は高市さんで」「今は力を貯める時」「今回は高市さん一本で、譲ってくれませんか?」「高市さん応援するならコバホークちょっと見直すぞ」「今回は高市早苗さんでまとまりしょう」「高市さんに保守の力を集めましょう」とのコメントが相次いでいた。

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、TBS番組などで高市氏と小林氏が組めばとの指摘もあるとしたうえで「保守票と言えば一番の代表は高市さんですけど、その次に名前が出てくるのは小林鷹之さん。ただ2人がそんなに直接話してないんですよね。間に萩生田さんが入ってパイプを繋いでいるんですけども、2人の関係はちょっと微妙な感じがします」と語っている。

 ネットでも諸説飛び交い話題に。「高市支援に回らなかった残念感しかない」「高市も小林も出るんかいまた少ない保守割れで不利になる」「高市潰し」「高市でるならなぜコバホーク出るのか?」「今回は引き下がって高市推薦だろうがよ」「小林さんが立たなければ、支持票がそのまま高市さんに回るとは限らない」「高市と小林が潰しあって」「決戦投票になれば、小林は高市に入れますし、高市政権ができれば、小林は重要ポストに起用されるはず」とさまざまな見方が投稿され、盛り上がっている。

743OS5:2025/09/17(水) 21:48:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad633915be9b71a4f627933ecf7eabe884db453c

麻生太郎最高顧問との食事の約束をソデにされた高市早苗氏 小泉、高市の各陣営で“異変”が
9/17(水) 12:24配信

デイリー新潮
「なるべく討論会の回数を抑えたい」

麻生太郎最高顧問

 各候補者、生き残りを懸けた崖っぷちの自民党総裁選が9月22日、告示される。目下、レースの先頭を争うのは小泉進次郎農水相(44)と高市早苗前経済安全保障相(64)。しかし、両陣営は、早くも前回の総裁選とはまったく違う戦い方を見せているという。

【写真を見る】麻生氏の意中の人とは…ミシュラン三つ星・超高級すし店での濃密“デート”

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 小泉氏は各社の世論調査で頭一つ抜けた存在である。13〜14日に実施された読売新聞の調査でも、「次の自民党総裁に誰がふさわしいと思うか」との質問に高市前経済安保相の29%に次いで、小泉氏は25%を獲得。しかし実際に結果を左右する党員により近い、自民党支持層に限ると高市氏の28%を上回り、小泉氏が33%でトップに立つ。

 もっとも、小泉氏は昨年の総裁選で当初こそ人気で先行したものの中盤で失速。最終的には3位に沈んだ。前回、小泉氏が失速したのは政策面の問題に加え、さまざまな理由があったと政治ジャーナリストの青山和弘氏が指摘する。

「陣営の中からは、小泉氏の討論会での発言・振る舞いを心配する声が上がっています。陣営は公務などを理由に、なるべく討論会の回数を抑えたい考えです。とはいえ、逃げているように見られると、逆にマイナスになる恐れがあります」

 ほかにはこんな声も。

「小泉氏は党三役や重量級閣僚の経験がない。あるのは環境相と農水相という軽量級閣僚および選挙対策委員長の経験だけです。安全保障環境が不安定化し、米国のトランプ大統領とも向き合わねばならない中、経験の浅い小泉氏に日本のかじ取りを任せられるのか。不安視する向きは根強い」(自民党関係者)

「麻生氏が高市氏を見限ったとされ……」
 そんな小泉氏と人気を二分するのが高市氏である。高市選対の事務局長・黄川田仁志衆議院議員(54)が言う。

「小泉先生からは前回の総裁選から今に至るまで、ご自身の目指す国家観を聞いたことはありません。今の自民党はリベラル色が強いイメージを持たれていますけど、あらためて、しっかりとした保守政党であるとお示しせねばなりません。そのための政策を実行するためには、高市先生が一番良いのではないか」

 高市氏は前回、党員票で石破茂首相(68)の108票をしのぐ109票を集めており、小泉氏の61票を大きく引き離した。彼女が1回目で首位に立つことができたのは、党員票の強さゆえだ。

「最大のネックは議員票です。高市氏は前回の総裁選でも推薦人20名の確保に苦労しましたが、そのうち9名は今回、落選や不出馬で不在となっています。前回、小泉氏の75票に次ぐ72票を獲得できたのは、麻生派が票を回したためでした。しかし今回は麻生太郎最高顧問(84)が高市氏を見限ったとされ、議員票の上積みはほとんど期待できない状況です」(政治部デスク)

 この点、先の黄川田氏は、「30名余りの仲間と声をかけ合って、支持を増やしていきたい」

 と、意気込む。一方、西田昌司参議院議員(66)はこんな話を披露する。

「高市さんには“麻生さんにしっかりと支持をもらうことが大事です。会いに行くべきです”と言っています。一度、食事の約束をしていたそうですが、先方の都合で流れてしまったので、もう一度設定し直すそうです。しっかりと麻生さんと意思形成を共有し、応援してもらうようお願いしなければなりません。高市さんは“分かりました”と言っていました」

 9月18日発売の「週刊新潮」では、両陣営に起きているという数々の“異変”を紹介しながら、総裁選レースの行方について詳しく報じる。

「週刊新潮」2025年9月25日号 掲載

新潮社

744OS5:2025/09/17(水) 22:00:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/01f0c5bfc864c8f35d47565babb24a567b9ead11
〈自民総裁選〉「進次郎総理実現へ執念の菅」「勝ち馬探しの麻生」「揺れる岸田」“ヤミ将軍3”それぞれの皮算用
9/17(水) 7:01配信

集英社オンライン

元総理たち、どう動くか…

「ポスト石破」の座を争う自民党総裁選(9月22日告示、10月4日投開票)の構図が固まってきた。すでに立候補を表明している茂木敏充元幹事長や小林鷹之元経済安保相、林芳正官房長官に加えて、高市早苗前経済安保相、小泉進次郎農相、が週内に出馬会見をする予定だ。

【画像】「あの執念はすさまじい」9月11日に岸田前総理のもとを訪れた“因縁”の候補

注目されるポイントの一つが、党内で未だに一定の影響力を持つ麻生太郎、菅義偉、岸田文雄という3人の総理経験者が、誰を支援するかだ――。

岸田氏のもとを訪れた高市氏「あの執念はすさまじい」
総裁選の立候補予定者たちが出馬を前に、総理経験者のもとを相次いで訪ねている。

9月11日に岸田文雄前総理(68)の事務所を訪れたのは、高市早苗前経済安保相(64)だった。広島の地元紙・中国新聞の報道によれば、高市氏は「気持ちが高まっている。総裁選に向けて準備している」と語り、岸田氏は「頑張ってください」と応じたという。

岸田氏は昨年の総裁選では旧宏池会(旧岸田派)のメンバーに、「決選投票になったら、高市氏ではない方の候補に投票するように」と促したとされる。高市氏にとって岸田氏は“因縁”の相手といえるだろう。

「今回も支援を得られる可能性は低いでしょう。実際、岸田氏のもとには、旧岸田派で座長を務めていた林芳正官房長官(64)や小林鷹之元経済安保相(50)らも挨拶に訪れています。中でも、旧岸田派出身の松山政司参院幹事長が『林氏支持』を明言していますし、旧岸田派は林氏を推す人が多いのではないか。

いっぽうで、小泉進次郎農相(44)を支える“チーム小泉”も、村井英樹前官房副長官や小林史明衆院議員といった岸田派出身者で固められています。彼らを通じて岸田氏も小泉氏とパイプを保っているわけです」(自民党関係者)

そもそも宏池会はリベラル色の強い派閥とされ、岩盤保守層の支持を集める高市氏とは親和性が低い。岸田氏が林氏や小泉氏を推すことはあっても、高市氏を推す可能性は低い。

それでも岸田氏のもとを訪れた高市氏について、自民党の閣僚経験者は「あの執念はすさまじい」と評する。

「昨年の総裁選で、私は石破茂総理(68)を支援することを決めていました。高市さんはそれをわかりつつも、会館事務所にやってきたんです。そのたびに『私は石破に決めているから』と伝えても『先生、御願いします……』と。結局、合計3回もやって来ましたよ」(自民党閣僚経験者)

“飲み会嫌い”を公言し、「仲間作り」に課題があるとされてきた高市氏だが、陣営関係者は「今回はうまくいっている」と語る。

「高鳥修一氏や赤池誠章氏ら、前回総裁選で高市を支援した議員の多くが落選していたので、推薦人集めに苦労するのではないかと心配したが、黄川田仁志衆院議員らがよく仕切り、スムーズにいっている。

石破政権で離れた岩盤保守層の支持を取り戻す最後のチャンスという危機感が強く、陣営の士気も前回より高い。保守派で、なおかつ積極財政というのが基本姿勢ですが、幅広い支持を得るために、政策の幅を拡げる工夫もしていきます」(高市氏周辺)

麻生氏が小泉氏を支援するのは非現実的
岸田氏と対照的に、前回総裁選で高市氏を支援したのは、現存する唯一の派閥・志公会(麻生派)を率いる麻生太郎最高顧問(84)だ。

麻生氏は総理在任中に、石破農相(当時)から「麻生おろし」を仕掛けられるなど、長らく確執を抱え続けてきた。また、麻生さんは伝統的な価値観を重んじる立場から、昨年の総裁選で1年以内に選択的夫婦別姓の導入を実現する方針を掲げた小泉氏についても、「警戒感を抱いていた」(麻生派関係者)という。

結局、前回の総裁選で麻生氏は「消去法的に」(同前)、派閥を挙げて高市氏を支援するという決断に至った。麻生派の支援もあり、第1回目の投票では高市氏がトップだったものの、決選投票では、石破総理に逆転を許す結果に終わった。

ただ、麻生氏が、今回も高市氏を支援するかどうかは、不確定だとみられている。

「麻生氏は第二次安倍政権が発足した2012年以降、キングメーカーとなり、主流派で居続けることにこだわってきた人です。最終的には勝ち馬に乗るだろうという声は根強い。状況次第では『麻生氏も小泉氏を推すのではないか』という見方も一部で浮上しています」(自民党関係者)

確かに、麻生氏は8月に国会内で30分ほどコメ問題について議論するなど、小泉氏との付き合いも続けてきた。最近になって、小泉氏への評価を変えたとの情報も複数出ていた。

745OS5:2025/09/17(水) 22:00:56
しかし、自民党内では、麻生氏が小泉氏を支援するのは非現実的と言われている。

小泉氏に近い自民党重鎮はこう語る。

「麻生氏としては、小泉氏が自分のほうにすり寄ってきてほしいという気持ちはあるかもしれませんが、もうすでにチーム小泉の陣容は固まっています。いまさら麻生氏が入ってきて、主導権を握るのは難しい。何より、未だに派閥を保持し続ける麻生氏に頼る姿勢は、小泉氏にとってもマイナスイメージになりかねない」

前出の麻生派関係者も指摘する。

「小泉氏の後見人が、麻生氏とウマの会わない菅義偉副総裁(76)なのもネックです。その意味では、“消去法”で再び高市氏を推すシナリオもあり得るでしょう」

「“進次郎総理”の実現に向けた菅さんの思いは、相当強い」
同じ神奈川県選出である小泉氏と、菅氏の信頼関係は深い。石破総理の退陣劇を巡り、衆院解散に傾いていた石破総理を説得するために、9月6日深夜に官邸を訪れたのも、菅氏と小泉氏のコンビだった。

菅氏に近いベテラン議員は、「今回の総裁選で“進次郎総理”の実現に向けた菅さんの思いは、相当強いものがあります。今回は政策立案などにおいても、斎藤健前経産相や、古川禎久元法相ら実力派のベテラン議員のサポートが得られるような体制をつくっていきます」と語る。

振り返ってみれば、小泉氏は前回総裁選で、「解雇規制緩和」などの政策が批判を呼び、候補者間の論戦でも精細を欠き、失速した。

「前回は小倉將信元こども担当相、旧岸田派出身の村井氏、小林氏ら若手・中堅議員が小泉選対の中核を担っていた。要は“重し”と、しきり役が不在だったという反省があるのです」(小泉選対関係者)

昨年の総裁選で掲げた「選択的夫婦別姓」などの政策についても、こんな舞台裏があった。

「地元関係者の間でも『岩盤保守層の自民党員の離反を招く』という意見が出ていましたが、進次郎さんは『僕のまわりはみんなこういう考えなので大丈夫です』の一点張りだった。地元を取り仕切る故・鍋倉正樹秘書も頭を抱えていましたよ。進次郎さんは、後見人である菅さんのいうことは聞きますが、そもそも菅さん自身も保守的な政策にはこだわらない人ですからね」(小泉氏と親しい地元関係者)

こうした弱点を克服すべく、“今回は菅政権時代の仲間”も全面的な支援に回るようだ。

小泉氏は菅政権時代に環境相として初入閣した。小泉選対の事務局長に就任する予定とされる加藤勝信財務相もまた、菅政権で厚労相を務めていた。安倍晋三元総理とも近しい関係だった加藤氏の選対入りは、保守票の取り込みにプラスになるとの見方も出ている。

ただし、懸念点もある。

「去年もそうだったが、坂井学国家公安委員長をはじめ、ガネーシャの会といわれた『菅グループ』の面々が選対を仕切ろうとでしゃばってくると、その他のメンバーとの軋轢が生まれたり、陣営内部に混乱が起きてくる。そのへんの勘所をあまり菅さんはよく理解していないから、我々でしっかりやっていかないといけない」(同前)

参院選の敗因総括で、「解党的出直し」を誓ったはずの自民党。永田町関係者の間では「古い自民党体質に決別するために、長老支配にノーを突きつけ、世襲や高齢多選などの問題に切込んでもいいはず」との声も出ているが、今回もまた総理経験者たちのさまざまな思惑も絡み合いながら進んでいきそうだ。

取材・文/河野嘉誠 集英社オンライン編集部ニュース班

集英社オンライン

746OS5:2025/09/17(水) 22:38:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/77dc33bb742020e74c1e8b2c26a5e9f825a7e70a
【解説】自民党総裁選 高市氏“沈黙”のワケ、水面下で進める戦略
9/17(水) 20:18配信


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日テレNEWS NNN

日テレNEWS NNN

自民党総裁選をめぐり、小泉農水相が石破首相に対して立候補する意向を伝えました。また、高市前経済安保相は立候補会見を19日に開く方向で調整していることが分かりました。

【図解】自民党総裁選“今回は立候補しない人”がカギ

政治部官邸キャップの平本典昭記者に3つのギモンを聞きます。

(1)なぜ? 高市氏「沈黙」続ける
(2)「減税」路線vs「給付」修正
(3)小泉氏が注目集会…何人来る?

■なぜ? 高市氏「沈黙」続ける

日テレNEWS NNN

――まず1つ目、なぜ高市氏は「沈黙」を続けているのでしょうか?

名前があがっている5人。先週から立候補表明などが続く中、唯一、目に見える形での動きがないのが高市氏です。「沈黙」を続ける理由を陣営関係者は「知名度は十分。焦る必要はない」と話しています。

――「沈黙」の高市氏は一体、何をしているのですか?

取材を進めますと、高市氏が長い時間、一人で部屋に閉じこもる時間が多いようなんですが、水面下で2つの戦略を進めているようです。

1つ目は「政策のブラッシュアップ」。高市氏は、政策や会見原稿を何度も何度も自分で書き直すタイプということです。2つ目は「電話作戦」。前回は議員票が伸び悩んだこともあり、周辺が高市氏に「苦手かもしれないけど直接、電話をしてほしい」とリクエストしたらしいです。

さらに、こちらも周りからのリクエストで、先週はメイクレッスンを受け、イメージアップ戦略にも取り組んでいるそうです。周辺は戦略について「硬いイメージがあるので、柔らかい雰囲気を出していきたい」と話しています。

また、陣営からは「本番はこれから」という声が出ています。というのも、「候補者が9人から5人に減った。その分、議論をする時間が増え、高市氏は他との違いを見せる」と話しています。

“沈黙”に見える高市氏、「論戦」という本番に向けて、水面下で準備を着々と進めているようです。

■「減税」路線vs「給付」修正

日テレNEWS NNN

――2つ目のギモン。減税路線、または給付修正。物価高対策は、どうなりそうでしょうか?

争点の一つになりそうなのが物価高対策で、「給付」か「減税」かについて、違いが少しずつ見えてきました。

まず、16日に小林元経済安保相が「所得減税」を打ち出しました。陣営幹部を取材すると、イメージとしては納めた所得税を定率で減税するというものです。例えば50万円、所得税を納めた場合20%の減税、10万円を控除、減税するイメージです。全て一律だと高所得者ほど減税額が増えるので、上限額を設けるというものです。

続いて、高市氏です。これまで食料品に限った消費税0%が持論でした。周辺には慎重な意見もありますが、陣営幹部は17日、「消費税か、他の税かはあるが、減税路線は打ち出す」と話しています。

この2人が「減税」路線に立つとみられる中、林官房長官は減税には慎重で、「給付」の修正が必要という立場です。茂木前幹事長も減税には慎重で、「給付」は「見送る」とした上で、代わりに数兆円規模の「新たな地方交付金」を打ち出しています。

小泉陣営の幹部は「減税を打ち出すことはない」としています。減税路線の2人とほかの3人と、違いが出てきそうです。

■小泉氏が注目集会…何人来る?

日テレNEWS NNN

――その小泉氏、注目集会というのが行われるのですか?

小泉陣営に関して新たな情報です。19日に「総決起大会」を開き、そこで立候補を正式表明し、支持を訴えるそうです。ある陣営幹部は「支持する議員を塊で集め、流れを作りたい」と話しています。この場に来る議員は「小泉氏支持」とみられますから、何人来るかで小泉氏支持がどこまで党内に広がっているかの一つの「目安」になりそうです。

――議員票のボリューム感が見えてくるかもしれないということですね。

それが19日ですね。

747OS5:2025/09/18(木) 20:08:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/596917043b15f685e60b6dd0490bf0e9d0659757
総裁選向け麻生・岸田氏の動向に注目…決選投票なら意向が左右、候補者ら「詣で」相次ぐ
9/18(木) 7:24配信


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読売新聞オンライン
 自民党総裁選に向けて、麻生太郎最高顧問と岸田文雄・前首相の動向に注目が集まっている。麻生氏は党内で唯一残る麻生派(43人)を束ね、岸田氏が率いた旧岸田派も一定のまとまりを維持しているためだ。決選投票になれば、両氏の意向が結果を左右する可能性もある。(阿部雄太、岡田遼介)

【表】一目でわかる…「ポスト石破」候補、麻生・岸田氏とどんな関係?

ベテラン多く

自民党の麻生太郎・最高顧問(右は岸田文雄・前首相)(7月17日、東京都千代田区で)=大石健登撮影

 「それぞれで頑張ればいい」。かつて岸田派を率いた岸田氏は総裁選への対応について、そう周囲に話している。

 同氏に近い議員約40人でまとまった動きは取っていないものの、同派ナンバー2の座長を務めた林芳正官房長官(64)の下には、田村憲久・元厚生労働相や宮沢洋一党税制調査会長らベテラン議員が多く集まり、屋台骨を支えている。

 林氏を支持する議員ら約20人は17日、国会内の一室に集まり、翌日の立候補の正式表明に向けた準備に専念した。出席者の一人は「打ち出す政策もまとまった」と強調した。

 小泉進次郎農相(44)の陣営でも、岸田内閣を側近として支えた木原誠二選挙対策委員長や村井英樹・前官房副長官らが存在感を示す。

意向うかがう
 麻生派の会長を務める麻生氏も今回の対応方針を明確にしておらず、同派議員は高市早苗・前経済安全保障相(64)や小泉氏などの陣営にそれぞれ加わっている。中心的な役割を担っている議員もいて、各陣営は麻生氏の意向もうかがいながら同派議員を引き込もうとしている。

 こうした中、麻生、岸田両氏ともに、決選投票になった場合に「一定の票をまとめて動かすのではないか」との見方が党内で強まっている。

 国会議員票を数十票ほどまとめた上で支持候補が最終的に勝利すれば、新執行部での影響力の保持につながるためだ。麻生派中堅は「次の政権を中心で支える形にしないといけない」と語る。

決選投票にらみ
 昨年の総裁選でも、両氏は決選投票で票を動かした経緯がある。岸田氏が2位だった石破首相の支持に回るよう号令を掛け、首相の逆転勝利の立役者となった。麻生氏は1回目の投票で1位だった高市氏に票を寄せた。

 今回も決選投票を視野に、麻生、岸田両氏の影響力を当て込む候補者が接近を図っている。麻生氏の事務所には、12日に茂木敏充・前幹事長(69)と小林鷹之・元経済安保相(50)がそれぞれ足を運んだ。岸田氏も8日以降、林、高市、小林の3氏と面会している。

 小泉氏も18日、麻生、岸田両氏にあいさつする予定で、両氏とも各候補の政策や情勢を見極めながら、最終的な対応を判断することになりそうだ。

防災庁・コメ増産…小泉氏「進める」首相と会談
 小泉農相は17日、首相官邸に石破首相を訪ね、自民党総裁選に立候補する意向を伝えた。会談後、小泉氏は記者団に、首相が推進した防災庁の設置やコメ増産に向けた農政改革について「しっかりと引き継いで進めたい」と語った。

 約35分間の会談で首相は、「しっかり地方のことを頼む。(コメ政策が)決して巻き戻ることがないようにしてもらいたい」と語ったという。

748OS5:2025/09/18(木) 21:26:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/30f43c705d609017803f384931c797c4d3925a3d
【自民総裁選】河野太郎氏、小泉農相を支持の意向 周囲に伝える
9/18(木) 21:10配信


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カナロコ by 神奈川新聞

写真左から、河野太郎前デジタル相、小泉進次郎農相(資料写真)

 河野太郎前デジタル相(衆院神奈川15区)が自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)への出馬を見送り、小泉進次郎農相(同11区)を支持する意向を周囲に伝えたことが18日、分かった。関係者が明らかにした。

 河野氏は昨年9月の前回を含めて総裁選に3度、立候補。前回は河野氏と初挑戦した小泉氏がそろって出馬したが、21年の総裁選では小泉氏が河野氏支持で連携した。

 河野氏は麻生太郎最高顧問が率いる麻生派に所属している。

神奈川新聞社

749OS5:2025/09/19(金) 12:51:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/796ef8bf853ee788681471c72cff54e0afe96776
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
9/19(金) 7:11配信

NEWSポストセブン

“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)

 自民党総裁選が幕を開けた。前回、決選投票で石破茂・首相に僅差で敗れた高市早苗・前経済安保相は、支持率トップとする世論調査も多く、最有力候補のはずだ。しかし、総裁選の構図が固まるなかで奇妙な現象が広がっている。自民党内の重鎮、公明党や野党、そして大メディアまでもが、総裁選レースで先頭を走る高市氏の足を引っ張り始めたのだ。一体、何が起きているのか――。【全4回の第1回】

【写真】「高市総理阻止」の思惑一致で手を組む3人のキングメーカー

公明も「連立離脱もあり得る」との "脅し"
 前代未聞の自民党総裁選となった。他の党が露骨に介入を始めたからだ。真っ先に声を上げたのは連立相手の公明党だった。

「保守中道路線の私たちの理念に合った方でなければ、連立政権を組むわけにいかない」

 石破首相の辞任表明直後(9月7日)、斉藤鉄夫・公明党代表はそう言明した。これまで公明党は一貫して自民党総裁選には関与しない立場を取ってきただけに、次期総裁選びに露骨に注文をつける異例の発言は自民党内に衝撃を与えた。

「右寄りの総裁を選べば連立離脱もあり得るという脅し。明らかに高市(早苗)潰しを狙っている」

 高市氏に近い議員はそう受け止めた。

 野党も動いた。日本維新の会の藤田文武・共同代表は、「(総裁候補が)我々の主張にどのような考えを持っているかは重要だ」と総裁候補全員に対談を呼びかけているが、維新の創設者である橋下徹・元大阪府知事は参院選後のテレビ番組で、高市氏にこう「離党」を勧めている。

「高市さん、いろんなところで、中国に対してとかマッチョなこと言うけれども、ここで本当に高市さんがそれだけの勇気と覚悟があるんだったら、自民党から同じような思想の人を全部引き連れて、それこそ参政党なのか日本保守党なのか、そっちのほうとグループ組めばいいんだけど、高市さんはやんない」

 これに対して高市氏が自身のXへの投稿で、「橋下徹氏が以前から私に対して批判的である事は承知していますが、何故、私が自民党を出ていかなくてはならないのか?」と反論して"バトル"を演じた。

 国民民主党の榛葉賀津也・幹事長は、総裁選で高市氏の最大のライバルになると見られている小泉進次郎・農相への"援護射撃"を行なった。

 9月10日に竜巻被害を受けた地元・静岡の農家とともに小泉氏に面会すると「(災害対応に)政治が寄り添うのは当然のこと。小泉さんは長い付き合いだが、そういうことは心に感じてくださる政治家だ」と持ち上げてみせた。

 自民党一強で総裁がそのまま総理になれた時代は、国民も野党も事実上、総理大臣を選ぶ選挙である自民党総裁選に関与できなかった。自民党議員たちはたとえ野党に批判されてもどこ吹く風で聞き流せた。

 しかし、自公が衆参で過半数を割り込み、野党の連立参加や協力がなければ政権運営ができない。総裁=総理ではなくなり、自民党が総理を出して政権を担い続けるためには野党の顔色をうかがわなければならなくなった。他の党からすれば、「その総裁を選ぶなら連立には参加しない」と"拒否権"をチラつかせて総裁選に介入できるようになったのだ。

 高市氏は前回総裁選で石破首相に決選投票で敗れたものの、党員票では1位を獲得。党員票を含めたフルスペックで行なわれる今回も最有力候補であることは間違いない。

 だが、他党からの高市バッシングの高まりによって自民党には、「高市総裁では連立相手がいなくなる」(中堅議員)と動揺が広がっている。

(第2回に続く)

※週刊ポスト2025年10月3日号

750OS5:2025/09/19(金) 12:52:27
https://www.news-postseven.com/archives/20250919_2065192.html?DETAIL&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
2025.09.19 06:57
週刊ポスト
《自民党総裁選》麻生太郎氏、菅義偉氏、岸田文雄氏の3長老が呉越同舟で小泉進次郎氏を支持 「高市総理阻止」の思惑一致で手を組むキングメーカーたち

“ポスト石破茂”を決める今回の自民党総裁選。前回、決選投票で石破茂・首相に僅差で敗れた高市早苗・前経済安保相については支持率トップとする世論調査も多く、最有力候補のはずだ。が、自民党内の重鎮にとどまらず公明党や野党などが、総裁選レースで先頭を走る高市氏の足を引っ張り始めた。そして、高市氏の最大のライバルとなるのが、小泉進次郎・農相だ。【全4回の第2回。第1回から読む】

進次郎氏出馬の背景
 自民党内でも“高市包囲網”が敷かれつつある。

 小泉進次郎氏の出馬そのものが高市潰しの仕掛けだった。

 早くから高市氏のライバルと見られながら、小泉氏は出馬をためらっていた。林芳正・官房長官、茂木敏充・前幹事長、小林鷹之・元経済安保相を含めた総裁候補5人のなかで一番出遅れたのには理由がある。

 石破側近が明かす。

「石破総理は進次郎に、『あなたが貧乏くじを引いて、石破おろしの尻拭いまでする必要はない。今回は総裁選に出馬せずに、次の次を目指してはどうか』と助言していた。石破さんとしては、官房長官として政権を支えてくれた林さんを後継総理にして、進次郎は幹事長などでその次をうかがう体制が望ましいと考えていた」

 だが、党内は林氏では高市氏に勝てないという見方が強くなっていったという。

「党員票に強い高市氏を相手に決選投票に持ち込んで勝つには、麻生太郎、菅義偉、岸田文雄という首相経験者3人が揃って推せる候補でなければ難しい。それは進次郎しかいない。3人の首相経験者それぞれが、人を介して進次郎に出馬を求め、迷った末に火中の栗を拾う覚悟を決めたようです」(同前)

 政治評論家・有馬晴海氏も3人の思惑をこう見ている。

「菅さんはもともと進次郎の後見人。岸田さんは前回総裁選でも高市阻止のために決選投票で石破支持に回った。麻生さんは“石破嫌い”だから前回は高市支持に回ったが、今回は勝ち馬に乗りたい。進次郎の親父さんの小泉純一郎・元首相には党3役に引き立ててもらった恩もある。

 3人の長老に共通するのは高市総裁になれば果たして国会運営ができるのかという不安。だから呉越同舟で進次郎で一致した。もし、進次郎が最後までためらっていたら3人の長老が揃って出馬要請する場面が見られたかもしれないが、そうなる前に地元の声に推されたという形をとって出馬を決断した」

 小泉出馬の裏で麻生、菅、岸田の3人のキングメーカーが「高市総理阻止」で手を結んでいたというのだ。

 焦った高市氏は9月11日、内々に岸田氏に面会して総裁選出馬の挨拶を行なったが、その頃には“包囲網”は完成していたと見ていい。

自前の勢力がなく「切り崩しに弱い」
 議員票の切り崩しも始まった。

 自民党で石破おろしの中核だったのは旧安倍派、旧茂木派、麻生派の議員たちだが、総裁選には茂木氏も出馬し、高市氏で結束しているわけではない。小泉支持派の議員が語る。

「1回目の投票で高市さんに過半数を取らせず、いかに決選投票に持ち込むかが勝敗のカギを握る。そのために高市陣営からできるだけ多くの議員票を引き剥がす。

 保守系議員の支持は高市さんとコバホーク(小林氏)に割れているし、高市さんは議員との付き合いが悪いので高市グループのような固い支持派がいない。高市支持と思われている旧安倍派の議員に声を掛けると『小泉さんなら乗れる』という議員が少なくない。党員・党友票は地道に積み上げるしかないが、議員票は寝返りを誘うことができる」

 そもそも高市氏を支える議員は少なく、党内基盤が弱い。党内では「政策好きだが議員仲間との付き合いは苦手」「総裁選の後は応援してもらった議員の面倒を見ない」などと言われ、“高市グループ”といった自前の勢力は構築できていない。それゆえ前回総裁選では石破首相に逆転を許し、今回も反高市勢力から、「切り崩しに弱い」と見られ、攻勢をかけられているのである。

(第3回に続く)

※週刊ポスト2025年10月3日号

751OS5:2025/09/20(土) 15:40:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/23a0d15a52f557afa9b27349f8baa7eccf4ac8bf
自民党総裁選、高市早苗氏は保守色抑え野党に秋波…給付付き控除・年収の壁引き上げ打ち出し
9/20(土) 9:25配信

読売新聞オンライン

自民党総裁選出馬表明の記者会見をする高市前経済安全保障相(19日、国会内で)=米山要撮影

 自民党総裁選への出馬を表明した高市早苗・前経済安全保障相(64)は積極財政で経済成長を目指す姿勢を鮮明にした。一部の野党が主張する「給付付き税額控除」や「年収の壁」の引き上げを打ち出し、野党に秋波を送った。従来の保守色は抑え、支持拡大を図る戦略で三度目の正直を狙う。(三沢大樹)

【図解】一目でわかる…高市氏が打ち出した「給付付き税額控除」


高市氏が掲げた主な政策や主張

 「国力を強くしていきたい。大事なのは強い経済だ。どこまでも経済成長を求めていく」

 高市氏は19日の記者会見でこう述べ、持論の経済成長路線を強調した。スローガンには、昨年9月の前回選と同じ「日本列島を、強く豊かに。」を選び、冒頭から約50分間を科学技術や外交・防衛など具体的な政策の説明に費やした。

 喫緊の課題として「一番実現したいのは、生活の安全保障だ」と訴え、国民民主党や日本維新の会など野党が求めるガソリン税の暫定税率廃止や所得税の非課税枠「年収の壁」の引き上げを主張した。立憲民主党が前向きな、低・中所得者向けに減税と現金給付を組み合わせる「給付付き税額控除」の制度設計に着手する考えも表明した。

 一方で、自民が参院選で公約した現金給付や、自身が理解を示してきた消費税減税については実施を否定した。現金給付は野党が批判的で、消費税減税は自民の森山幹事長ら執行部が認めない立場だ。野党や自民党主流派にも配慮した判断とみられる。

 少数与党として不可欠な野党との連携に関し、高市氏は「基本政策が合致する政党とできれば連立政権を組む」と述べ、連立の枠組み拡大に積極的な立場を取った。

 高市氏は党内随一の保守派としてアピールしてきたが、今回は、政治信条や主張でも抑制が目立った。

 前回選では、首相としての靖国神社参拝を公言し、外交面の影響を不安視する議員が離れる要因となった。今回は、記者会見で参拝について明確にしなかった。「国策に殉じられた方の慰霊のあり方、平和の祈念のあり方はしっかり考えていかないといけない」と語った上で、「総裁選に立候補する段階だ」とかわした。

 陣営幹部は「ウィングを広げて支持を得たい」と語る。ただ、支持議員からは「高市氏らしさを失えば、力の源泉である保守層の支持が崩れかねない」と危惧する声も上がる。

 前回選は第1回投票で1位につけながら、議員票の比重が増す決選投票で石破首相に敗れた。高市氏は前回選後、国政選などの節目ごとに支持議員らを集めた慰労会を開いた。記者会見で高市氏は「苦手な飲み会を私にしてはやったかな」と振り返り、議員票の上積みへの期待をにじませた。

閣僚から態度表明 相次ぐ
 自民党総裁選では、現職閣僚による「ポスト石破」候補への支持表明が相次いでいる。

 中谷防衛相と伊藤復興相は19日の記者会見で、林官房長官を支持する考えをそれぞれ明言した。石破首相の続投を主張してきた中谷氏は「(林氏は)政策に明るく国の課題を前進させる能力がある」と語り、求められれば推薦人になる意向を示した。

 麻生派の鈴木法相は東京都内で記者団の取材に、小泉農相を支持する考えを明らかにした。「同じ世代の政治家として様々な改革に一緒に取り組んできた」と支持理由を述べた。

 坂井防災相と伊東地方創生相は記者会見で総裁選対応を明確にしなかったが、19日に開かれた小泉陣営の選挙対策本部の発足式に出席した。発足式では、加藤財務相が陣営の選対本部長に就くことも決まった。

 三原少子化相は16日の自身の政治資金パーティーで小泉氏支持を宣言した。

752OS5:2025/09/20(土) 16:00:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/0207b48d975d59980c973e1bb591a175d5aa3e6d
「進次郎氏はコントロールしやすいみこし」 小泉進次郎農水相が総裁選レースで有利とされる理由 一方、プライベートで懸念材料も
9/20(土) 6:08配信

デイリー新潮

小泉進次郎農水相

【全2回(前編/後編)の前編】

 各候補者、生き残りを懸けた崖っぷちの自民党総裁選が9月22日、告示される。目下、レースの先頭を争うのは小泉進次郎農水相(44)と高市早苗前経済安全保障相(64)。しかし、両陣営は、早くも前回の総裁選とはまったく違う戦い方を見せているという。

【写真を見る】麻生氏の意中の人とは…ミシュラン三つ星・超高級すし店での濃密“デート”

 ***

 9月13日午前10時ごろ、白のアルファードから降り立った小泉農水相は濃いネイビーのスーツにノーネクタイの装いだった。神奈川県の横須賀市文化会館で開かれた、地元後援会関係者らとの会合。小泉氏は険しい表情で、押しかけた約60名の記者・カメラマンを一瞥(いちべつ)すると無言のまま会場入りした。非公開の会合は約1時間半に及んだが、その日、彼はついに記者団に何も語らぬまま会場を後にしたのである。

 当日、小泉氏の代わりに囲み取材に応じた後援会長によると、氏は概略以下のように後援会関係者らに“決意”を語ったという。

「自民党を再び一つにして、野党の皆さんと向き合う。国民が最も求めている物価対策や治安対策、安全保障上の懸念の解消など、多くの不安に寄り添っていきたい。そうした思いの下、応援してくれる仲間と共に挑戦する決意を固めました」

 これに出席者は万雷の拍手で応える形で賛意を示し、小泉氏の出馬は地元で正式に了承される形となった。

「不出馬という選択肢もゼロではなかった」
 こうして〈小泉氏、総裁選出馬表明〉という見出しが翌日の紙面に躍ったわけである。しかし、氏を巡っては直前まで出馬と不出馬の間で揺れ動いていると指摘するメディアもあった。

 政治部デスクが言う。

「旧宏池会元会長の古賀誠元幹事長(85)は引退後も、林芳正官房長官(64)の後見人として旧宏池会に一定程度影響を保っています。その古賀氏が水面下で、小泉氏側に出馬辞退を持ちかけ、林陣営に一本化するために動いているのでは、とみられていたのです」

 自民党関係者は、

「小泉氏は“林陣営に一本化する”との話が流布された件に関して、周囲に“情報戦だ”と語っています」

 と明かすものの、農水省関係者はこう話す。

「小泉大臣は直近まで、農業関連の国際会議出席のため、9月下旬に訪米する方向で調整していました」

 自民党総裁選は9月22日告示、10月4日投開票だ。9月下旬はまさに選挙戦の真っただ中である。

「結局、小泉大臣は訪米を取りやめた。ですが、今回は不出馬という選択肢もゼロではなかったということでしょう」(同)



最大のサプライズ
 いずれにせよ、小泉氏は各社の世論調査で頭一つ抜けた存在である。13〜14日に実施された読売新聞の調査でも、「次の自民党総裁に誰がふさわしいと思うか」との質問に高市前経済安保相の29%に次いで、小泉氏は25%を獲得。自民党支持層に限ると高市氏の28%を上回り、小泉氏が33%でトップに立つ。

 もっとも、小泉氏は昨年の総裁選で当初こそ人気で先行したものの中盤で失速。最終的には3位に沈んだ。その反省から、同じ轍を踏まぬよう、今回は陣営の布陣や政策面で大きな変化が見られるという。

 前出のデスクが語る。

「最大のサプライズは加藤勝信財務相(69)の選対本部長就任です。前回、小泉陣営では選対本部長を巡って一悶着がありました。野田聖子元総務相(65)を陣営に引き入れるために選対本部長を打診する動きがあったのですが、“オレの役目だ”と武田良太元総務相(57)が猛反発。最終的に選対本部長は置かないことで決着した経緯があります」

753OS5:2025/09/20(土) 16:00:55
「課題は保守層の取り込み」
 では、なぜ今回は選対本部長を置いたのか。

「小泉氏の課題は保守層の取り込みです。その点、加藤氏は第2次安倍政権で厚労相、菅政権では内閣官房長官などを歴任したほか、保守系議員連盟『創生日本』のメンバーです。陣営に取り込めば保守層にアピールできます。菅義偉副総裁(76)がかねて親しい加藤氏に声をかけたといわれています。他方で加藤氏は前回同様、総裁選出馬を模索したものの、20名の推薦人確保のハードルは高かった」(前出のデスク)

 こんな気の早い話も。

「加藤氏が何の見返りもなく、小泉陣営に入るはずがない。“小泉政権誕生なら加藤幹事長だ”という声が上っています」(同)

 とはいえ、選対本部長は象徴的な存在で、実務面を担う中心的人物は別にいる。

「前回は小倉將信元こども政策担当相(44)を中心に、村井英樹前官房副長官(45)ら10名に満たない若手が初期メンバーを構成しました。その後、菅グループや木原誠二選対委員長(55)らも加わりましたが、小倉氏がわが物顔で振る舞ったため、陣営内にあつれきが生じた。今回は体調不良で昨年の総選挙に出なかった小倉氏に代わり、木原氏が当初から中心的役割を担っています」(同)

「政策に強いこだわりはない」
 前回、小泉氏は政策に選択的夫婦別姓と解雇規制緩和を掲げて、党員や党所属国会議員の一部から不興を買った。陣容の変化はこうした政策面にも影響を及ぼしているという。

 小泉陣営関係者の話。

「小泉氏は政策に強いこだわりはありません。父親の小泉純一郎元首相(83)が、郵政民営化に固執したのとは異なります。例えば解雇規制緩和についても、前回は財務省出身の村井氏が突っ走ってしまったのです。でも、今度は同じ財務省出身の先輩に当たる木原氏がしっかり陣営をグリップしている。経済対策・物価高対策を主要政策に掲げる方向に軌道修正を図るといいます」

「討論会での発言・振る舞いを心配する声が」
 だが前回、小泉氏が失速したのは政策面だけが理由ではない。

 政治ジャーナリストの青山和弘氏が指摘する。

「陣営の中からは、小泉氏の討論会での発言・振る舞いを心配する声が上がっています。陣営は公務などを理由に、なるべく討論会の回数を抑えたい考えです。とはいえ、逃げているように見られると、逆にマイナスになる恐れがあります」

 ほかにはこんな声も。

「小泉氏は党三役や重量級閣僚の経験がない。あるのは環境相と農水相という軽量級閣僚および選挙対策委員長の経験だけです。安全保障環境が不安定化し、米国のトランプ大統領とも向き合わねばならない中、経験の浅い小泉氏に日本のかじ取りを任せられるのか。不安視する向きは根強い」(前出の自民党関係者)

「コントロールしやすいみこしを担ぎ上げたいだけでは」
 プライベート面では次のような指摘もある。

「小泉氏は滝川クリステルさん(47)との間に5歳の長男と1歳の長女がいます。近頃は子育てのために、極力夜会合をセーブして寝かしつけを担当してきたそう。ですが、首相になれば忙しさは農水相の比ではなく、週末も公務が入ります。滝川さんと話し合いはできているのでしょうか」(前出の自民党関係者)

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は手厳しい。

「小沢一郎氏は、自民党幹事長時代、故・海部俊樹氏を首相に担ぎ上げるに際して『みこしは軽くてパーがいい』と言い放ったといいますが、小泉氏を支持する議員たちも一緒。自分たちがコントロールしやすいみこしを担ぎ上げたいだけでは」

 後編【なぜ高市早苗氏と旧安倍派は人前に姿を現さないのか 陣営からは「もっとメディア露出を」の声が】では、小泉氏と並んで総裁選レースの目玉である高市氏の動向などについて詳しく報じる。

「週刊新潮」2025年9月25日号 掲載

新潮社

754OS5:2025/09/20(土) 16:10:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/e22ed041892722796f5516c379595f779f9fdd8a
麻生・岸田氏「勝ち馬」見極め 有力候補が相次ぎ面会 自民総裁選
9/19(金) 7:06配信


時事通信

衆院本会議に臨む自民党の(左から)麻生太郎最高顧問、菅義偉副総裁、岸田文雄前首相=2024年11月11日、国会内

 自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)では麻生太郎最高顧問(元首相)と岸田文雄前首相の対応が注目されている。

【ひと目でわかる】自民次期総裁にふさわしい人

 いずれも支持候補を明確にしていないものの、決選投票になれば数十人規模の議員票を動かす実力を持っているためだ。総裁選の構図が固まる中、各候補が面会を求める2人の首相経験者は「勝ち馬」を見極めている。

 有力候補とされる高市早苗前経済安全保障担当相と小泉進次郎農林水産相は18日、国会内の麻生氏の事務所をそれぞれ訪ね、立候補すると報告した。高市氏と約15分面会した麻生氏は「明るく元気に頑張れ」と激励。高市氏からの政策面での相談に応じているという。

 麻生氏は小泉氏と約30分会談。関係者によると「俺だったらお前の年齢(44歳)で『火中の栗』は拾わない」と笑顔で応じた。麻生氏は小泉氏を「前よりはよくなっている」と評価しつつも、支持する考えは示していないという。

 小泉氏は18日に岸田氏とも会談し、出馬を報告。高市氏は11日に岸田氏といち早く会い、「出馬する方向で考えている」と伝えていた。

 麻生氏は党内で唯一存続する麻生派(43人)を率い、岸田氏は旧岸田派の議員(約40人)に今も一定の発言力を持つ。ただいずれの「派閥」もまとまって行動しているわけではなく、麻生派は高市氏と小林鷹之元経済安保相らに、旧岸田派は小泉氏と林芳正官房長官らの支持に分かれている。

 それでも「ポスト石破」候補が首相経験者への配慮を欠かさないのは、議員票の割合が大きくなる決選投票となった場合、その意向が勝敗を左右するとみているためだ。昨年の前回総裁選では、初回投票で高市氏が首位に立ったが、決選投票で旧岸田派が石破茂首相の支持に回り、逆転された。麻生氏はこの決選投票で「石破首相」を阻止しようと高市氏を支持した。

 麻生派の幹部は19日にも対応を協議する。同派中堅は「勝ち馬に乗らないといけない」と述べ、新総裁の下での主流派入りを狙う。岸田氏について、周辺は「決選投票となれば、麻生氏と歩調を合わせる可能性はある」と語った。両氏とも最後まで情勢を注視する方針だ。

 一方、菅義偉副総裁(元首相)は前回総裁選に続き小泉氏を全面支援する。菅氏は18日に小泉氏と会談し、党内情勢を巡り意見を交わした。菅氏は一部の無派閥議員に強い影響力を持つ。小泉陣営の選挙対策本部長に就く加藤勝信財務相は菅内閣で官房長官を務めていた。

755OS5:2025/09/20(土) 23:02:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/08f6fefeab5223b31f50f97c556fda89e66dbc70
保守票取り込み、ベテラン引き締め、政策通…自民総裁選、選対トップににじむ陣営の戦略
9/20(土) 20:22配信


産経新聞

自民党総裁選に立候補する各陣営の選対トップ

22日に告示される自民党総裁選では、候補者の脇を固める選対トップにも注目が集まる。保守票の取り込みや、安定感のアピール、ベテランによる引き締め-。その顔ぶれには各陣営の戦略がにじむ。

世代交代を訴える小林氏陣営は衆院当選同期の5期生議員が中心で、世代を超えた支持の広がりが課題だ。浜田氏の起用でベテラン勢への訴求も狙う。陣営関係者は「若手・中堅に安心感が生まれ、陣営が引き締まる」とも話す。

前回4位の林芳正官房長官と同6位の茂木敏充前幹事長は前回と同じ人材を起用した。林氏陣営の田村憲久元厚生労働相は、社会保障などの政策通として知られる。自民に「解党的出直し」が求められる中、陣営は「政界のピンチヒッター」の異名を持つ林氏の実務能力や安定感のアピールにつなげたい考えだ。

茂木氏陣営の梶山弘志元経済産業相は、岸田文雄政権下で茂木幹事長時代の幹事長代行を務め、気脈を通じる。茂木氏としては自身が率いた旧茂木派の衆院議員以外への浸透が課題となる。無派閥の梶山氏を起用することで支持を広げる狙いもありそうだ。

前回、決選投票で石破茂首相に逆転された高市早苗前経済安保担当相陣営の選対トップはまだ明らかになっていない。前回は参院当選7回のベテラン、中曽根弘文元外相が務めたが、陣営内には「もう少し若い人を起用して前回とは違うイメージを打ち出したほうがいい」との意見もあり、人選中だ。(小沢慶太)

756OS5:2025/09/20(土) 23:14:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/5355d5a4da6c6b9671ac1f2ea816f9f101dd2e69
自民総裁選出馬の茂木氏 川口市のクルド人問題現場を視察 「違法外国人ゼロを目指す」
9/20(土) 18:26配信

産経新聞

茂木敏充前幹事長

自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)に出馬する茂木敏充前幹事長は20日、トルコの少数民族クルド人が集住する埼玉県川口市を訪れ、10代の男性2人が死傷したクルド人の少年によるひき逃げ事件の現場や一部のクルド人が迷惑行為を行っているコンビニエンスストアを視察した。茂木氏は視察後、記者団に対し「地域住民にとっても非常に不安で、引っ越しをした方もいる。違法外国人ゼロを目指していかなくてはいけない」と語った。


対策として、法令順守の徹底や省庁間の連携強化を挙げ、「ルールをしっかりと守ってもらう。だが、守れない人に対しては厳格な対応を取っていく」と強調した。

757OS5:2025/09/22(月) 01:02:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f0108c6710587bfa1991e54153b2fb6d6fda690
【ポスト石破】高市早苗氏が3位転落危機と 凄い執念でダークホース候補が急浮上 支持する重鎮「連合軍」の実名がエグい 河井克行元法相がTV現れ明かす
9/21(日) 18:40配信

デイリースポーツ

 (左上から時計回りに)高市早苗氏、小泉進次郎氏、小林鷹之氏、自由民主党本部、林芳正氏、茂木敏充氏

 2019年参院選を巡る大規模買収事件で有罪判決を受け服役した河井克行元法相と、有罪判決(執行猶予)を受けた妻で元参院議員の案里氏が21日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演した。

【写真】熱弁を奮う高市早苗氏 実は3位転落危機?

 番組では自民党総裁選がテーマに。克行氏は、松下政経塾の先輩に当たる高市早苗氏に関して「安倍総理がすごく期待してた立派な政治家。頑張っていただきたいんですけど」としたうえで、「なんか最新情報を聞くと、林芳正陣営が凄い勢いなんですって」と語った。

 スタジオに「ええーっ!?」「なんで!?」と驚きの声があがり、克行氏は「財務省、宮沢洋一、岸田文雄…」とガチガチの団結ラインを指摘。「すごい執念でやってるって話ですよ」とし、「ひょっとしたら高市さん、本当に頑張らないと決選投票に残れないかもしれない。これくらい今、林陣営が」と語った。

 林陣営は党員票も獲得できるのかと聞かれると「だから財務省、宮沢洋一、岸田文雄の連合軍が凄い力入れてる」と語った。

758OS5:2025/09/22(月) 01:02:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/00f7930c5d0f1e1fdbaef247daa3c18bc6b7cd40
投票資格ある自民党員、前回から14万人減の91万人 総裁選22日告示、5氏争う構図
9/22(月) 0:12配信

産経新聞

(左から)高市早苗氏、小泉進次郎氏、林芳正氏、小林鷹之氏、茂木敏充氏

石破茂首相の退陣表明に伴う自民党総裁選が22日、告示される。令和6年の前回選にも出馬した5氏が争う構図で、少数与党下での国会運営をにらんだ野党との連携や、昨年の衆院選、7月の参院選で大敗し「解党的出直し」を迫られる党の再生などが主な争点となる。選挙期間は12日間で、10月4日に投開票される。

【写真】世良公則氏のベースに合わせ、ドラムを叩く高市早苗氏

高市早苗前経済安全保障担当相、小泉進次郎農林水産相、林芳正官房長官、小林鷹之元経済安保担当相、茂木敏充前幹事長が立候補を予定している。各立候補予定者は21日、番組収録や視察などをこなした。

報道各社の世論調査で上位を占める高市、小泉両氏が軸になるとみられる。1回目の投票で1位の得票が過半数に届かず、上位2候補による決選投票にもつれ込む可能性もある。

今回の総裁選は、国会議員に加えて全国の党員・党友も投票する正規の「フルスペック」方式で実施する。国会議員票295と党員・党友票295の合計590票を争う。党によると、投票資格のある党員は前回から約14万人減り約91万人。

759OS5:2025/09/22(月) 01:11:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/f193160044b3871cd6f113fd2f3d440f9dce9d1a

高市陣営の選対本部長に中曽根弘文元外務大臣、「キャプテン」には小野田紀美参院議員 自民総裁選
9/21(日) 23:43配信


TBS NEWS DIG Powered by JNN

自民党の総裁選をめぐり、高市前経済安保担当大臣の陣営の選挙対策本部長に、中曽根弘文元外務大臣が就任することが分かりました。

自民党の総裁選は22日に告示され、来月4日に投開票がおこなわれます。

高市陣営の幹部によりますと、▼陣営の選挙対策本部長には中曽根弘文元外務大臣、▼陣営の実務を担う責任者である「キャプテン」には小野田紀美参院議員が就任するということです。

高市氏は22日午前、必勝祈願を行ったのち、午後には自民党本部で所見発表演説会に臨みます。

各陣営の選対本部長は、
茂木陣営=梶山弘志元経産大臣
小林陣営=浜田靖一議運委員長
林陣営=田村憲久元厚労大臣
小泉陣営=加藤勝信財務大臣
となっています。

TBSテレビ

760OS5:2025/09/22(月) 09:35:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/80d02f024b5649f037824aec8b34e05544406566
減る党員に自民が危機感、100万人割れ現実味…総裁選でつなぎとめへ
9/22(月) 8:18配信


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読売新聞オンライン

(写真:読売新聞)

 自民党内で党員数の減少への危機感が強まっている。直近の1年間で6万人超の急減に直面し、100万人割れも現実味を帯びている。22日告示の党総裁選(10月4日投開票)で全国一斉の党員投票を行うのは、党員をつなぎとめる狙いもある。

【世論調査】次の自民党総裁にふさわしい人

 自民の党員数は1991年の約546万人をピークに減少傾向となり、野党転落を受けて2012年には約73万人まで落ち込んだ。政権復帰後の16年に100万人台に戻したが、ここ2年は減少が続き、24年末時点では102万8662人で、23年末から6万2413人減らした。政権復帰後最大の減少幅で、自民派閥の「政治とカネ」の問題が影響したとみられる。一部は参政党や国民民主党に流れたとの見方もある。

 今回の総裁選は、石破首相(党総裁)の任期途中となるため、国会議員と都道府県連の投票による「簡易」方式も選べたが、党執行部は、党員投票を伴う「フルスペック」方式での実施を決めた。「総裁選に参加してもらうことで、党員の減少を食い止めなければならない」(党幹部)と判断したためだ。

 総裁選の投票資格は、日本国籍を持つ20歳以上で、23、24年の2年分の党費(一般党員は年4000円)を納入したことが条件となる。昨年の総裁選では、特例で18、19歳も含め、前年1年分のみ党費を納めた人も投票可能としたが、今回は事務作業が間に合わないとして適用を見送った。

 フルスペック方式は、党員票が国会議員票と同数に換算されるため、各陣営は党員票の獲得に向け、地方議員らへの働きかけを強めている。世論調査では「次の総裁にふさわしい」候補として高市早苗・前経済安全保障相と小泉農相への支持が目立っており、「党員票の獲得は、知名度の高い2人が軸になる」(党ベテラン)と見る向きもある。

761OS5:2025/09/22(月) 23:31:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a4c522b818c0aad84a70c3afd4dad54a04eedfa
石破首相の在職日数、23日で358日に 麻生太郎元首相と並ぶ
9/22(月) 18:54配信

毎日新聞

石破茂首相

 石破茂首相の在職日数が23日で358日となり、麻生太郎元首相と並ぶ。24日に麻生氏を抜き、通算在職日数は戦後に就任した首相36人中26位となる。


 昨年10月1日に就任した石破首相は、直後の衆院選で与党過半数割れの敗北を喫し、当初から短命政権の可能性が指摘されていた。7月の参院選で大敗し、今月7日に退陣を表明したが、自民党総裁選(10月4日投開票)後に国会で次の首相を選ぶ首相指名選挙が行われるまでは石破政権が継続する見通し。

 橘慶一郎官房副長官は22日の記者会見で石破首相の在職日数について問われ、「首相は残された時間、全身全霊で国民の求める課題に取り組む」と述べた。【大野航太郎】

762OS5:2025/09/22(月) 23:36:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/d13905d75ee6496fdca23deac3bf88e9f120ccd6
自民党総裁選、決選投票見据えた戦略の動き…麻生派は4陣営に推薦人
9/22(月) 22:21配信

読売新聞オンライン

(写真:読売新聞)

 自民党総裁選(10月4日投開票)を巡り、党内では、決選投票を見据えた戦略を練る動きも出始めている。5人が立候補しており、どの候補も1回目の投票で過半数を得るのは難しいとの見方からだ。国会議員票の比重が高まる決選投票では、派閥や旧派閥単位での駆け引きも激しくなりそうだ。

【一覧】各候補の推薦人

 総裁選では、1回目の投票で過半数を得た候補がいない場合、上位2人で決選投票が行われる。9人が立候補した昨年を含め、過去6回の総裁選で決選投票に至っている。昨年の総裁選で最多の国会議員票を集めた小泉進次郎農相の陣営からは「1回目で決めたい」と強気の声も聞こえるが、同じ党員投票を伴う形で5人が出馬した2012年の総裁選も決選投票にもつれ込んでおり、過半数の獲得は容易ではない。

 今回の立候補者は、いずれも昨年の前回選にも出馬した顔ぶれで、党内では、前回選の1回目の投票でトップだった高市早苗・前経済安全保障相と、3位だった小泉氏が決選投票に進むと予測する声もある。その他の陣営では、上位2位に食い込むことを目指して支持拡大を図りつつ、3位以下となった場合にも思いを巡らせ始めている。

 高市氏と保守的な主張で共通点が多い小林鷹之・元経済安保相の陣営では「展開によっては、保守の票を集められるよう準備すべきだ」と唱える議員もいる。

 派閥や旧派閥の議員が、決選投票でまとまって動くことも予想される。「勝ち馬」に乗れば、党役員・閣僚人事などで優遇されるとの思惑からだ。

 岸田文雄・前首相が一定の影響力を保つ旧岸田派では、前回選の決選投票で「高市氏以外」と号令が出た経緯を踏まえ、「高市氏が勝ち残れば、今回も同じ号令が出る」(ベテラン)と見る向きもある。党内で唯一残る麻生派(43人)は4陣営に推薦人を出しており、情勢を慎重に見極めるとみられる。

763OS5:2025/09/22(月) 23:37:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/21502e473ef44a642d605df76d64b533d611f487
浜田靖一氏、石井準一氏…自民総裁選出馬の小林鷹之氏、重鎮そろう地元「千葉勢」前面支援
9/22(月) 18:22配信

産経新聞

日枝神社で報道陣の取材に応じる自民党の小林鷹之元経済安保相(前列中央)ら=22日午前、東京都千代田区(酒井真大撮影)

「コバホーク」の愛称で知られる自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相(衆院千葉2区)が22日告示の同党総裁選(10月4日投開票)に立候補した。9人中5位に沈んだ昨年の初陣に続く今回は、千葉県選出国会議員の重鎮が陣営中枢を固めるなど「千葉勢」が前面支援する布陣となった。「世代交代」とともに、前回3位に沈んだ県内の党員・党友票でトップを獲得できるかも焦点だ。


■日本を再起動

22日昼、党本部での出陣式「送り出し式」は高揚感に包まれていた。

「自民党を再起動させることで、日本をもう一回、再起動させる」。改めて出馬の決意を熱弁した小林氏の脇には、選対幹部の浜田靖一元防衛相(衆院千葉12区)と石井準一参院国会対策委員長(千葉選挙区)が並ぶ。「心強い存在」(小林氏)と頼りにされる浜田氏は挨拶(あいさつ)で「自民党を変えるのは、この男(小林氏)以外にない」と声を張り上げた。

いずれも参院議員(千葉選挙区)の猪口邦子元少子化担当相と臼井正一氏に加え、小池正昭衆院議員(衆院千葉10区)も駆け付けた。うち浜田、小池、猪口、臼井の4氏は推薦人に名を連ねた。臼井氏は小林氏について「党の常識をぶち壊してほしい」と世代交代に期待した。

■手厚い応援態勢

「いつかは国のかじ取りを担いたい」。首相を目指す考えを公言していた小林氏だが、昨年の総裁選は9人中5位に。全国的な知名度不足が響いた。県内の党員・党友票も高市早苗氏、石破茂氏に次いで3位と振るわなかった。

挽回を期する総裁選に突入し、地元後援会の期待は高まる。県議会では自民県議有志約40人による支援組織が発足した。前回よりも手厚い応援態勢となり、県内トップの得票を目指す。

ただ、必ずしも千葉勢が一枚岩で小林氏を応援しているわけではない。昨年の総裁選で小林氏の推薦人に名を連ねた松本尚外務政務官(衆院千葉13区)は今回、高市氏の推薦人に。自身のX(旧ツイッター)で保守思想や積極財政などへの理解を支持理由に挙げており、13区内の県議が支持する候補者との「ねじれ」が生じている。

764OS5:2025/09/22(月) 23:38:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/6644029215f642c2a1a45bb0669ddd0b830751e3
【一覧】自民党総裁選 5候補の推薦人は…高市氏には女性5人、生稲晃子氏も 森下千里氏は茂木氏陣営
9/22(月) 16:42配信


スポニチアネックス

(左から)小林鷹之氏、茂木敏充氏、小泉進次郎氏、高市早苗氏、林芳正氏

 石破茂首相の退陣表明に伴う自民党総裁選が22日に告示され、5人が立候補を届け出た。10月4日投開票に向けた選挙戦がスタートした。

【写真あり】生稲晃子 短大卒業ショットに「全く変わっていないのが凄い」の声

 立候補したのは小林鷹之元経済安全保障担当相(50)、茂木敏充前幹事長(69)、林芳正官房長官(64)、高市早苗前経済安保相(64)、小泉進次郎農相(44)の5人。それぞれの推薦人は以下の通り。(敬称略)

 ◇小林鷹之氏 【衆院】浜田靖一、大野敬太郎、勝俣孝明、勝目康、小池正昭、斎藤洋明、塩崎彰久、武部新、田畑裕明、津島淳、本田太郎、松本洋平、向山淳、山田賢司、山本大地、若山慎司

 【参院】猪口邦子、臼井正一、清水真人、渡辺猛之

 ◇茂木敏充氏 【衆院】新藤義孝、東国幹、上田英俊、江渡聡徳、大西洋平、梶山弘志、木原稔、鈴木貴子、鈴木隼人、高見康裕、永岡桂子、中谷真一、平口洋、船田元、古川康、宮崎政久、森下千里

 【参院】上野通子、加藤明良、高橋克法

 ◇林芳正氏 【衆院】田村憲久、石橋林太郎、伊藤忠彦、江藤拓、金子容三、栗原渉、後藤茂之、島田智明、中谷元、西田昭二、広瀬建、堀内詔子

 【参院】江島潔、小林一大、桜井充、西田英範、藤木真也、古川俊治、舞立昇治、吉井章

 ◇高市早苗氏 【衆院】古屋圭司、安藤高夫、今枝宗一郎、尾崎正直、黄川田仁志、工藤彰三、小林茂樹、高木啓、中村裕之、仁木博文、平沼正二郎、松島みどり、松本尚、山口壮

 【参院】有村治子、生稲晃子、小野田紀美、片山さつき、中曽根弘文、若林洋平

 ◇小泉進次郎氏 【衆院】加藤勝信、伊東良孝、遠藤利明、大串正樹、神田潤一、島尻安伊子、田所嘉徳、田中和徳、辻清人、中西健治、西銘恒三郎、根本拓、野田聖子、牧島かれん、宮路拓馬

 【参院】阿達雅志、梶原大介、上月良祐、福山守、三原じゅん子

765OS5:2025/09/22(月) 23:44:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a291b2c698d124500e5d87a17ded9c8d28a958e
自民総裁選の候補3人、谷垣元総裁に言及 下野時に党再建へ奔走
9/22(月) 16:59配信


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毎日新聞

元自民党総裁の谷垣禎一氏=東京都世田谷区で2019年(代表撮影)

 22日告示された自民党総裁選で、立候補した5人のうち3人が演説会で谷垣禎一元総裁に言及した。谷垣氏は自民党が野党に転落した2009年から3年間、総裁として党再生の重責を担った。3人が語ったこととは。



 小林鷹之元経済安全保障担当相は演説会で、谷垣氏が「みんなでやろうぜ」と党所属議員に地方組織の再建を呼び掛けたエピソードに言及した。小林氏は「(谷垣氏は)全国津々浦々に足を運んだ。私はこうした国民との直接的な、リアルな交流の中に信頼が生まれると信じている」と党改革への意気込みを強調した。

 林芳正官房長官は、谷垣氏が国民の声を聞く活動を推進した経緯に触れ「デジタルでプラットフォームを作り、随時どこからでも(国民の)声が聞ける仕組みを作りたい。聞く力と発信する力をぐるぐる回し、政策を磨き上げる」と訴えた。

 小泉進次郎農相は「今と同じ解党的危機に直面した当時の谷垣総裁は、あえて自身の主張を抑え、党内融和を優先した」と紹介。09年に初当選した小泉氏も地方での車座対話を繰り返した経験を振り返り、「どうすれば自民党を立て直せるか考え続けた日々だった。党再生の取り組みこそ私の政治家としての原点だ」とアピールした。【野間口陽、鈴木悟、高橋祐貴】

766OS5:2025/09/22(月) 23:54:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/3503153194d784ddda37f45de94be7495e1724f4
小泉進次郎農相、推薦人で幅広さアピールも…唯一いない旧派閥とは 田崎史郎氏「敵というか…」
9/22(月) 21:33配信


スポニチアネックス

自民党総裁選の所見発表演説を行う小泉進次郎農相(代表撮影)

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が22日、BS-TBS「報道1930」(月〜金曜後7・30)に出演。この日告示された自民党総裁選(10月4日投開票)に立候補した小泉進次郎農相(44)の推薦人について言及した。

【写真】小泉進次郎氏「家族で海を満喫」長男との親子ショット

 小泉氏の推薦人20人の内訳は麻生派と旧茂木派が3人ずつ、旧二階派と旧岸田派が2人ずつ、旧森山派1人、無派閥9人という顔ぶれ。旧安倍派を除く各旧派閥と麻生派からまんべんなく集まり、幅広い人脈をうかがわせる。

 旧安倍派議員が推薦人にいない理由について、田崎氏は「旧安倍派の人たちからすると小泉さんは、去年秋の衆院選で非公認にした責任者でもあるわけです。総裁と幹事長と選対委員長だった小泉さんが協議して決めてるわけです」と昨秋の衆院選での非公認問題の“因縁”と説明。

 「だから旧安倍派の人からすると敵というか自分たちをいじめた人の1人が小泉さんだってこともある」と私見を述べた。

 小泉氏の推薦人は以下の通り。(敬称略)

 【衆院】加藤勝信、伊東良孝、遠藤利明、大串正樹、神田潤一、島尻安伊子、田所嘉徳、田中和徳、辻清人、中西健治、西銘恒三郎、根本拓、野田聖子、牧島かれん、宮路拓馬

 【参院】阿達雅志、梶原大介、上月良祐、福山守、三原じゅん子




https://news.yahoo.co.jp/articles/01d0b2c241a6e8fc3a91cd3146fe4592f0b88ca4
麻生派から4陣営に推薦人、唯一いないのは…田崎史郎氏が背景解説「福岡ではいまだに3人の戦いが」
9/22(月) 22:59配信

スポニチアネックス

自民党総裁選の所見発表演説会後、記念撮影に応じる(左から)小林鷹之元経済安保相、茂木敏充前幹事長、林芳正官房長官、高市早苗前経済安保相、小泉進次郎農相(代表撮影)

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が22日、BS-TBS「報道1930」(月〜金曜後7・30)に出演。この日告示された自民党総裁選(10月4日投開票)に立候補した5氏の推薦人について解説した。


 自民党で唯一残っている派閥、麻生派の議員は各候補の推薦人に名を連ねており、小林鷹之元経済安全保障担当相には4人、茂木敏充前幹事長には3人、高市早苗前経済安保相には6人、小泉進次郎農相には3人が入っている。

 唯一いないのは林芳正官房長官の陣営で、「麻生さんは林さんを評価してないんですよ」と田崎氏。その理由について「林さんの後ろに古賀誠さんがいるっていうわけですね。福岡県では麻生さんと古賀さんと山崎拓さんがいらっしゃって、2人は議員を辞めているのにいまだに3人の戦いがずっと続いているんです」と麻生派会長の麻生太郎最高顧問と古賀誠元幹事長、山崎拓元副総裁の重鎮3人の“因縁”が背景にあると解説した。

 林氏はかつて古賀氏が率いた古賀派に所属していた。松原耕二キャスターが「林さんを評価していないというより、後ろの人が気に食わない」と麻生氏の心中を推察すると、田崎氏は「単純に言えばそういうことです」とうなずく。

 麻生氏の思惑について「1回目からまとめていくか決選投票でまとめるか、まだ決めていない」とし、「麻生さんがこれで行くというサインを出せばそのうち何人かは麻生さんの方に従っていくんじゃないか」と推測した。

767OS5:2025/09/22(月) 23:55:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/a135846c48b3bac3be462d5020ed9196bf28bb70
女性票に照準、石破票狙い…推薦人名簿に浮かぶ各陣営の戦略 自民党総裁選
9/22(月) 18:54配信


産経新聞

自民党総裁選の所見演説会後、記念撮影に応じる(左から)小林鷹之元経済安保相、茂木敏充前幹事長、林芳正官房長官、高市早苗前経済安保相、小泉進次郎農水相=22日午後、党本部(春名中撮影)

自民党総裁選に立候補した5候補は22日、20人の推薦人名簿を提出した。出身派閥や同じ県選出の議員が中心の陣営もあれば、麻生派(志公会)を除いて解散した派閥にとらわれない横断型もある。女性票の取り込みを狙って女性議員の推薦人の割合を増やすなど、推薦人の構成には各陣営の戦略が浮かぶ。

【写真】「ポスト石破」1位、2位の2人

■小林氏、ベテラン頼る

小林鷹之元経済安全保障担当相の推薦人にはベテランの浜田靖一元防衛相が名を連ねた。浜田氏は小林氏と同じ千葉県の選出だ。昨年の小林氏の推薦人は若手が中心で、刷新感を前面に打ち出した。今回は推薦人にベテランを加えることで、幅広い年齢層の支持を取り込む狙いがある。千葉県からは浜田氏の他にも3人が推薦人となった。

■茂木氏、政策力を強調

茂木敏充前幹事長の推薦人は13人が旧茂木派所属議員で、3人は麻生派だ。選対本部長の梶山弘志元経済産業相や新藤義孝元総務相、木原稔前防衛相ら政策通のベテラン・中堅が名を連ねる。茂木氏も含めチームとしての政策力をアピールする。旧茂木派以外への支持拡大が課題だ。

■林氏、首相の路線継承

林芳正官房長官の陣営も、かつて自身が所属した旧岸田派のメンバーが中心だ。ただ、中谷元・防衛相といった石破茂内閣の現役閣僚と元閣僚の計3人や首相側近議員が推薦人を務めた。林氏は党員・党友への浸透が課題のため、首相の路線継承をアピールし「石破票」を取り込みたい思惑が透ける。林氏が参院議員経験者のためか、参院議員が8人を占めた。

■高市氏、女性割合高く

「女性初の首相・党総裁」を目指す高市早苗前経済安保担当相の陣営は女性議員5人が推薦人となった。女性の割合は5候補の中で最も大きい。「岩盤支持」を見込む保守層に加え、女性からの支持も狙う。古屋圭司元国家公安委員長や中曽根弘文元外相らベテラン勢が脇を固める。

■小泉氏、幅広い議員支援

小泉進次郎農林水産相の推薦人はベテランから若手までバランスよく配置。保守層に一定の支持がある選対本部長の加藤勝信財務相の一方、「党内きってのリベラル派」とされる野田聖子元総務相も加わった。支援する議員の幅の広さをアピールするとともに、「みんなで党を建て直す」という小泉氏の方針を反映したとみられる。(大島悠亮)

768OS5:2025/09/22(月) 23:57:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/1dc465068058ff046c57d3b57a2d0d995ef9999f
自民総裁選候補の推薦人
9/22(月) 12:49配信

時事通信

自民党本部=東京都千代田区

 自民党総裁選に立候補した5氏の推薦人は次の通り。

 
 【小林鷹之】
 〔衆院〕※浜田靖一(11)(無)、大野敬太郎(5)(無)、勝俣孝明(5)(二)、勝目康(2)(無)、小池正昭(1)(無)、斎藤洋明(5)(麻)、塩崎彰久(2)(安)、武部新(5)(二)、田畑裕明(5)(安)、津島淳(5)(茂)、本田太郎(3)(無)、松本洋平(6)(二)、向山淳(1)(麻)、山田賢司(5)(麻)、山本大地(1)(無)、若山慎司(1)(無)
 〔参院〕猪口邦子(3)(麻)、臼井正一(1)(茂)、清水真人(2)(二)、渡辺猛之(3)(茂)
 【茂木敏充】
 〔衆院〕※新藤義孝(9)(茂)、東国幹(2)(茂)、上田英俊(2)(茂)、江渡聡徳(9)(麻)、大西洋平(1)(無)、梶山弘志(9)(無)、木原稔(6)(茂)、鈴木貴子(5)(茂)、鈴木隼人(4)(茂)、高見康裕(2)(茂)、永岡桂子(7)(麻)、中谷真一(5)(茂)、平口洋(6)(茂)、船田元(14)(無)、古川康(4)(茂)、宮崎政久(5)(茂)、森下千里(1)(無)
 〔参院〕上野通子(3)(安)、加藤明良(1)(茂)、高橋克法(3)(麻)
 【林芳正】
 〔衆院〕※田村憲久(10)(岸)、石橋林太郎(2)(岸)、伊藤忠彦(6)(二)、江藤拓(8)(無)、金子容三(2)(岸)、栗原渉(1)(無)、後藤茂之(8)(無)、島田智明(1)(無)、中谷元(12)(無)、西田昭二(3)(岸)、広瀬建(1)(無)、堀内詔子(5)(岸)
 〔参院〕江島潔(3)(安)、小林一大(1)(岸)、桜井充(5)(無)、西田英範(1)(無)、藤木真也(2)(岸)、古川俊治(4)(安)、舞立昇治(3)(無)、吉井章(1)(岸)
 【高市早苗】
 〔衆院〕※古屋圭司(12)(無)、安藤高夫(2)(無)、今枝宗一郎(5)(麻)、尾崎正直(2)(二)、黄川田仁志(5)(無)、工藤彰三(5)(麻)、小林茂樹(4)(二)、高木啓(3)(安)、中村裕之(5)(麻)、仁木博文(3)(麻)、平沼正二郎(2)(二)、松島みどり(8)(安)、松本尚(2)(安)、山口壮(8)(麻)
 〔参院〕有村治子(5)(麻)、生稲晃子(1)(安)、小野田紀美(2)(茂)、片山さつき(3)(安)、中曽根弘文(7)(二)、若林洋平(1)(二)
 【小泉進次郎】
 〔衆院〕※加藤勝信(8)(茂)、伊東良孝(6)(二)、遠藤利明(10)(無)、大串正樹(5)(無)、神田潤一(2)(岸)、島尻安伊子(2)(茂)、田所嘉徳(5)(無)、田中和徳(10)(麻)、辻清人(5)(岸)、中西健治(2)(麻)、西銘恒三郎(7)(無)、根本拓(1)(無)、野田聖子(11)(無)、牧島かれん(5)(麻)、宮路拓馬(4)(森)
 〔参院〕阿達雅志(3)(無)、梶原大介(1)(二)、上月良祐(3)(茂)、福山守(1)(無)、三原じゅん子(3)(無)
 (注)敬称略。丸数字は当選回数。※は推薦人代表。丸カッコは派閥で、略称は安=旧安倍派、麻=麻生派、岸=旧岸田派、茂=旧茂木派、二=旧二階派、森=旧森山派、無=無派閥。旧派閥の所属は、解散を表明した時点。

769OS5:2025/09/23(火) 01:20:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/66e266d968abe4b002427fd8fc2c96bc880b324b
異質な自民総裁選、争点化する連立拡大と薄まる個性 党勢回復との矛盾抱え 視点 田中一世
9/22(月) 19:27配信

産経新聞

自民党総裁選に立候補した5人は昨年の前回選にも出馬した顔ぶれだが、前回と決定的に異なるのは与党が衆参両院で過半数割れしたことだ。必然的に、過半数を確保する方策として連立政権の枠組みの拡大が争点になる。

■主導権は野党に

22日の所見発表演説会では、小泉進次郎農林水産相が「政権の枠組みの在り方の議論を深める」と唯一言及した。

これまでに高市早苗前経済安全保障担当相は国民民主党が訴える「年収の壁」引き上げと、日本維新の会の「副首都構想」を意識した首都機能のバックアップ体制構築を表明。茂木敏充前幹事長も副首都構想に「基本的には一致できる」と語った。

林芳正官房長官と小林鷹之元経済安保担当相は「連立は目的ではなく手段」(小林氏)とやや慎重な言い回しだが、否定はしていない。

維新の藤田文武共同代表が総裁選候補に「考えをしっかりと見る」とユーチューブ対談を呼び掛けたように、主導権は野党にあり、総裁選で尖った主張をしにくい。自民議員にも「総裁選は他党に組んでもいいと思ってもらえるのは誰かという選択だ」(党幹部)という心理が働く。

高市氏は、前回意欲を示した首相就任後の靖国神社参拝を今回は明言していない。小泉氏は、前回の目玉公約の解雇規制見直しや選択的夫婦別姓制度導入を封印した。

■決選投票見据え

個性が薄れたもう一つの原因は、有力候補が決選投票を見据えていることだ。前回の決選投票は「反高市」の岸田文雄前首相が石破茂首相への投票を、「反石破」の麻生太郎元首相が高市氏への投票を周辺に呼びかけ、「より嫌われていない方」が勝った。

今回、高市氏はこれまで主張していた食料品の消費税減税に関し、今回は「物価高対策に即効性はない」と一転させた。林氏の所見発表演説は網羅的で、官房長官記者会見の延長線上にある印象だが、それが党内では「安定感」と評価されている。

この総裁選は異質だ。自民は「解党的出直し」を訴えており、大改革や新たな国家像を示す機会だが、衆参で少数与党という厳しい現実の中、持ち味を抑え野党と歩調を合わせる姿勢が問われる。そんな自家撞着を抱えて論戦は始まった。

(首相官邸・与党キャップ 田中一世)

770OS5:2025/09/23(火) 01:48:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e8264f86b5930ab11e8a49353cf0c69eb088a0e
「維新との連立で地方が分断」惨敗続きで立て直し急務の自民党大阪府連、総裁選に危惧
9/22(月) 18:23配信


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産経新聞

万博会場視察後に取材に応じる小泉進次郎農水相(右)と日本維新の会の吉村洋文代表=8月21日、大阪市此花区

自民党総裁選が22日、告示された。国政で少数与党となった自民、公明党の連立政権は野党との連携も求められる。日本維新の会の本拠地である大阪での国政選挙で連敗し、党勢の立て直しが必須の自民党大阪府連の幹部は「維新との連立は国レベルでうまくいっても、地方で組織の崩壊や分断を生むことにならないか」と危惧している。

【写真】父親まねた?髪形チェンジしていた頃の進次郎氏

令和3年の衆院選で府内19小選挙区のうち15小選挙区で維新に全敗した自民は、今回の総裁選候補で当時幹事長だった茂木敏充氏がトップの「大阪刷新本部」を発足。昨年10月の衆院選に向けて党本部主導で候補者を選定し再び15小選挙区に擁立したが、派閥パーティー収入不記載事件が逆風となり維新に全敗した。

7月の参院選では、府連外から青山繁晴参院議員を会長に迎え党勢立て直しを図ったが、青山氏は候補者選定を巡り党本部と対立。当時の現職が体調不良で出馬を辞退した末に擁立した新人候補は落選し、27年ぶりに府選挙区で議席を失い、青山氏は会長を辞任した。

そんな中、維新の吉村洋文代表は小泉進次郎農林水産相が総裁選出馬表明前の8月、万博会場の視察に同行。記者団に小泉氏を「改革の魂を持った政治家」と持ち上げた。小泉氏が新総裁となれば、維新が政策実現のために連立入り-との見方も広がる。自民府連幹部は「新総裁には旧来の支持者が求める自民党の姿を取り戻してほしい」と求めた。(木ノ下めぐみ)

771OS5:2025/09/23(火) 01:57:36
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025092000493&g=pol
小泉氏、安全運転の再挑戦 改革色抑制、はらむリスク―自民総裁選
時事通信 政治部2025年09月21日07時01分配信
自民党総裁選に出馬を表明し、記者会見する小泉進次郎農林水産相=20日午前、東京都港区
自民党総裁選に出馬を表明し、記者会見する小泉進次郎農林水産相=20日午前、東京都港区

 自民党の小泉進次郎農林水産相(44)が2度目の総裁選に挑む。前回は選択的夫婦別姓制度の導入や解雇規制の緩和など異論も強い主張を前面に出したが、論戦力不足もあって3位に沈んだ。今回は一転、改革色を抑えて支持を広げる戦術を取ったが、持ち味の発信力を封印すれば「もろ刃の剣」になりかねない。

林氏、連立拡大「否定しない」 給付案は立民と協議―自民総裁選

 「私が初当選した2009年、自民党は野党に転落した。それから16年、再び危機の中にある」。

 小泉氏が20日の出馬記者会見の冒頭で強調したのは、衆参両院で少数与党となったことに対する危機感。「国民の声を聴く力」を取り戻すと力を込めた。

 ただ、1時間の会見で際立ったのは「安全運転」ぶり。農業分野を除けば手元の紙を読みながら話す場面が多く、広く想定問答を用意して臨んだことをうかがわせた。

 注目された選択的夫婦別姓は公約に入れず、会見では家族観や人生観に関わるとして「引き続き国民と共に理解を深めていく必要がある」と述べるにとどめた。解雇規制見直しも「国民に不安を与え、反省している。現時点で進めることは考えていない」と大きくトーンダウンさせた。

 経済政策の柱に掲げた「30年度までに平均賃金100万円増」は参院選公約を踏襲した。野党が求めるガソリン税暫定税率の早期廃止や所得税の課税最低ライン「年収の壁」見直しも訴え、堅実な政権運営に努める構えをアピールした。

 昨年は選択的夫婦別姓に関して「30年以上の議論に決着をつける」と断言。ライドシェア全面解禁など急進的な改革を打ち出した。父純一郎氏が首相時代に郵政民営化を手掛ける中で演出した「小泉劇場」を連想させたが、それと様変わりだ。

 今回は支持層拡大にも気を配る。安倍晋三元首相に近かった加藤勝信財務相を陣営の選対本部長に迎え、保守派に配慮。前回戦った河野太郎元外相の支持を取り付けた。19日の選対発足式には国会議員40人以上が集まった。麻生派(43人)を率いる麻生太郎最高顧問は小泉氏について「前よりは良くなっている」と周辺に語ったという。

 独自色を薄めるのは、保守系に人気の高い高市早苗前経済安全保障担当相と同じ。小泉氏の陣営関係者は「まずは党を一つにまとめる」と話す。

 持ち味を抑えることは「らしさ」を失わせるリスクをはらむ。ある若手は「物言わない小泉氏は重鎮の操り人形に見えてしまう」と懸念を口にした。林芳正官房長官の陣営関係者は「安定感なら負けない」とライバル意識をむき出しにした。

 「谷垣禎一総裁はあえて主張を抑え、党内融和を優先した」。小泉氏は会見で野党時代の谷垣氏の姿勢に触れ、安全運転の「正当性」を説いた。

772名無しさん:2025/09/23(火) 01:57:57
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025091901083&g=pol
高市氏、カラー抑制で現実路線演出 自民総裁選、野党親和性アピール
時事通信 政治部2025年09月20日07時21分配信
自民党総裁選に向けた記者会見で質問に答える高市早苗前経済安全保障担当相=19日午後、国会内
自民党総裁選に向けた記者会見で質問に答える高市早苗前経済安全保障担当相=19日午後、国会内

 自民党総裁選の有力候補の一人と目される高市早苗前経済安全保障担当相(64)が19日、立候補を正式に表明した。保守層から支持を集める高市氏だが、記者会見では靖国神社参拝を明言しないなど「高市色」を抑制。決選投票で苦杯をなめた前回の総裁選の反省から「現実路線」を印象付ける狙いとみられるが、奏功するかは見通せない。

高市氏、「壁」見直し意欲 給付付き控除訴え、野党へ秋波―小泉氏20日出馬会見・自民総裁選

 「今、総裁選に立候補している段階だ。国のために命をささげた方への感謝の気持ちは決して変わらない」。高市氏は19日の会見で、首相に就任した場合に靖国神社に参拝するか問われ、こうけむに巻いた。参拝を明言した前回とは対照的だ。

 靖国参拝だけではない。高市氏は5月の党税制調査会の会合で「食料品の消費税率をゼロにすべきだ」と主張していたが、今回の公約には盛り込まなかった。高市氏は会見で「物価高対策として即効性はない」と方針転換の理由を説明した。

 高市氏が自身のカラーを薄めた背景には昨年9月の総裁選の「反省」がある。高市氏はこの時、最多の党員・党友票を獲得してトップに立ったが、決選投票で石破茂首相に競り負けた。「『高市首相』では国政が混乱する」との懸念から国会議員票が石破氏に集まったとの見方が支配的だ。

 今回の総裁選では党内唯一の派閥を率いる麻生太郎最高顧問の動向に注目が集まる。麻生氏は9月の麻生派研修会で「インフレ下で消費税率を下げて消費が増えた例はない」と消費税を巡る立場を重視する考えを示唆しており、高市氏周辺は「麻生氏の意向も考慮した」と漏らす。

 高市氏が代わりに打ち出したのが野党各党の政策。立憲民主党が掲げる「給付付き税額控除」、日本維新の会が重視する「首都の危機管理機能のバックアップ体制構築」、国民民主党がこだわる所得税の課税最低ライン「年収の壁」引き上げ、野党各党が求めるガソリン減税を公約に盛り込んだ。

 与党が衆参両院で過半数割れする中で迎えた今回の総裁選は「野党との連携」が大きな争点。麻生派幹部は「野党と協力できない総裁は選べない」と指摘する。高市氏としては「高市政権になれば野党はそっぽを向く」(旧岸田派幹部)との懸念を払拭する狙いがあるとみられる。

 もっとも、高市氏を有力候補に押し上げてきたのは保守層の期待だ。高市カラーの封印は保守層の離反につながる可能性も否定できない。高市氏は会見で、保守層を意識して「男系の皇統を守る。憲法改正の議論をリードする」と力説したが、こうした訴えが響くかどうかは不透明だ。

773OS5:2025/09/23(火) 01:58:22
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025091901172&g=pol
「顔が濃い方」と記者指名 自民・黄川田氏、高市氏会見で
時事通信 政治部2025年09月19日22時31分配信
黄川田仁志 自民党衆院議員
黄川田仁志 自民党衆院議員

 自民党の高市早苗前経済安全保障担当相が19日に行った党総裁選の出馬記者会見で、司会の黄川田仁志衆院議員(54)=埼玉3区=が質問を求める記者を「顔が濃い方」「逆に顔が白い、濃くない方」と表現して指名した。発言後、高市氏は即座に記者に謝った。


 黄川田氏は会見後、埼玉県越谷市で記者団の取材に応じ、「不適切な表現だった」と謝罪した。

774OS5:2025/09/24(水) 08:08:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/0958c41f4cb63f65921547a668685e015a3610ef

【自民党総裁選】神奈川の国会議員、16人が小泉進次郎氏支持へ 前回対立候補の河野太郎氏が陣営参加で
9/23(火) 21:11配信
 石破茂首相の後継を決める自民党総裁選(10月4日投開票)を巡り、神奈川県連所属の国会議員17人中16人の支持が県連会長の小泉進次郎農相(衆院神奈川11区)に集中する見通しとなったことが23日までに、神奈川新聞社の調べで分かった。昨年9月の総裁選で対立候補の関係だった河野太郎前デジタル相(同15区)が小泉氏の陣営に加わったことなどが集中の背景。「事実上の“オール神奈川”で選挙戦を支えたい」(小泉氏に近い中堅議員)と意気込んでいる。

 17人の内訳は衆院議員14人、参院議員3人。議員への取材や出陣式の出席状況などを基に調べたところ、小泉氏本人を含む16人が小泉氏を支持する見通しとなった。

 前回総裁選で河野氏を支持し、これまで態度を明らかにしていなかった浅尾慶一郎環境相(参院神奈川選挙区)は小泉氏陣営の選対副本部長に就任した。前回、河野氏の推薦人に名を連ねた浅尾氏ら県関係議員4人は小泉氏の支持に回った。

 一方、山際大志郎元経済再生担当相(衆院比例南関東)は小林鷹之元経済安全保障担当相の出陣式に出席。山際氏は前回も同陣営の支援議員リストに名を連ねていた。

神奈川新聞社

775OS5:2025/09/24(水) 08:43:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/41b77382b81417d3515d9fd097bd40459172de72
自民党総裁選 維新は「連立」で小泉氏に期待「誰が大臣になる?」と浮足立つ声も… 高市氏なら国民民主か
9/24(水) 8:01配信


 自民党総裁選がスタートした。立候補を表明した5人とも、昨年9月の総裁選にも出馬した顔ぶれだが、昨年の総裁選とは決定的に違う点がある。

【写真】連立狙い? 維新の吉村代表と総裁選の本命、小泉氏のニコニコツーショット

「昨年までは自民党の総裁イコール総理大臣でした。しかし、その後の衆院選、参院選でいずれも敗れて自公の連立与党が過半数割れし、少数与党となった。総裁になった後で、他党との連立を模索するというさらに高いハードルが待ち受けている。自民党総裁選だが、他党との連立構想をある程度、想定して主張する選挙にならざるを得ない」

 こう話すのは、自民党の閣僚経験者A議員だ。

 総裁選後、10月20日前後に開催されるとみられる臨時国会で首班指名が行われる。ここで、自民党の新総裁が首相になるためには、連立を組んでいる公明党以外の他党の支援が必要になる。

 首班指名では、1回目の投票でだれも過半数に満たない場合は、決選投票となる。昨年の衆院選で自公が過半数を割って少数与党に陥落した後、11月の特別国会で行われた首班指名では野党が一本化できなかったため、1回目の投票で、自民党の石破茂総裁も立憲民主党の野田佳彦代表も過半数に達しなかった。石破氏と野田氏の決戦投票では、日本維新の会や国民民主党などがそれぞれの党首に投票し、84票も無効票が出たため、石破氏が首相に選出された。

 今回も同様に、野党が一本化できず自民党の新総裁が首相に選出されることは考えられる。だが、少数与党のままでは不安定な政権運営が続くことになる。新総裁は、政権基盤を安定させるため、他の野党との連立をはかる可能性が高い。

 連立相手として候補にあがっているのが、日本維新の会と国民民主党だ。維新は衆院で35議席、参院で19議席。国民は衆院で27議席と維新を下回るが、参院では23議席と上回る。自公はどちらか一方を連立に引き込めば、3党連立で過半数を超えた安定政権となる。

「もう連立に入るのかどうか、その問い合わせが議員だけではなく支援者からもたくさんあって、答えようがなくてね……」

 と話すのは、維新のB議員。一方、国民のC議員も困惑した様子で話す。

「自民党と連立を組めば、与党になるので、主張も通るし、いいポジションがとれる。『大臣になれるのかね』とまで声が寄せられる。ただ現実はそんな簡単なものじゃありません」

776OS5:2025/09/24(水) 08:44:05
■「連立入り」が既定路線のような維新

 自民党としては、衆院での議席数が国民より多い維新のほうが安定感は増し、連立には好都合だ。昨年の衆院選で自公が過半数を割った際、自民党幹部のD氏は、維新の当時の代表、馬場伸幸氏と極秘裏に会ったと打ち明ける。

「自民党側から連立入りを誘い、その条件として大臣ポストもそれとなく提示、打診した」

 だが、連立交渉は成立しなかった。

 その後、馬場氏は議席を減らした衆院選の責任をとる形で代表選に出馬せず辞任。昨年12月の代表選で、吉村洋文大阪府知事が代表に選出され、前原誠司衆院議員が共同代表となった。今年7月の参院選で維新は勢力を伸ばせず、前原氏は引責辞任し、藤田文武衆院議員が共同代表となった。

 藤田氏は共同代表になった後、「連立入りの選択肢はある」とテレビ番組で発言。代表の吉村氏も、小泉進次郎農水相が万博を訪れた際には、全行程を案内して「蜜月」ぶりをアピールするとともに、

「改革派の稀有な政治家だ」

 と小泉氏を絶賛し、さらに、

「『改革』を実行できる人がリーダーとして引っ張っていってもらいたい」

 と小泉氏への期待も口にした。

 維新内では早くも連立入りが既定路線のように語られ、「誰が大臣になるのか」という浮き足だった話が飛び交っているという。

 ただ、そんな連立へと先走る動きに対して、反発する動きも党内にある。9月8日には党幹部の路線に反発して、守島正、斉木武志、阿部弘樹の3衆院議員が離党を表明。9月22日には3人で新会派「改革の会」を結成した。

 斉木氏は反旗を翻した理由をこう語った。

「副首都構想をやってくれるなら自民党との連立に入ります、みたいな動きをしているが、これは違う。自民党との連立はあり得ない」

 前出の維新のB議員はこう話す。

「連立入りとなれば、さらに離党者が増えるかもしれない。副首都構想は大阪の議員にとってはいいが、大阪以外から選ばれた議員にはなんらメリットがない。『維新は大阪だけの党か』と党内でも反発は強い。正直、私も大阪じゃないから、考えなければいけない」

777OS5:2025/09/24(水) 08:44:23
■公明は「維新とは組めない」

 また、維新と自公が連立を組むには、維新のホームグラウンド・大阪の衆院選で、血みどろの戦いを演じてきた経緯も問題になってくる。

 維新は、昨年の衆院選で大阪府内の19の小選挙区すべてに候補を擁立し、自民党や公明党などの候補を破って、全ての選挙区で勝利した。かつて維新は、目玉政策「大阪都構想」実現のため公明党の協力を得ようと「密約」を結んでいた。公明党が議席を持っていた大阪の4小選挙区では維新から候補者を出さないというものだった。だが、昨年10月の衆院選では、4小選挙区にも候補を立てて真っ向から宣戦布告し、打ち破ったのだ。

 公明党の幹部が苦々しげに話す。

「連立するとして国民民主なら乗れるが、維新とは無理。公明党の母体の創価学会が、『常勝関西』と呼ばれるほど強固な地盤をもつ大阪で、維新に完敗した。とてもじゃないが組めません」

 また、衆院選で大阪の自民党候補だった男性も声を強める。

「維新と連立組んで選挙区調整はどうするんですか。連立組んだ同士で小選挙区を戦えば、潰し合いになって共産党が浮上する可能性がある。絶対に認められない」

 政治評論家の田村重信氏はこう話す。

「総裁選で小泉氏が勝った場合は、維新との連立が考えられます。維新は議席数で国民民主より優位でもあり、現実的です。公明党は大反対でしょうが、説得して最後はなんとか取り込むでしょう。ただ、高市早苗氏が新総裁になれば、国民民主と近い。長く連立を組んでいる公明党のご機嫌を損ねてもいけないので、国民との交渉もあるでしょう。自民党の新総裁が最初に試されるのが、連立交渉です。ここでうまくまとめるとしばらく政権は安泰。こじれるようだと苦しい。新総裁の腕の見せ所ですよ」

(AERA編集部・今西憲之)

今西憲之

778OS5:2025/09/24(水) 14:09:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/387740e4ddc8e7fba1cd6b211792836c17799e79
加速する“自民離れ”止めるリーダーは 「左翼政党みたいだ」「保守色が濃くなるほど混乱」総裁選、1票を熟考する党員
9/24(水) 10:09配信

西日本新聞
 「ポスト石破」に5人が挑む自民党総裁選は、今後の党の針路を決める分岐点ともなる。昨秋の衆院選以降、加速する「自民離れ」を食い止めるリーダーは現れるのか。「もっと保守的な政策を前面に」「思想よりも国民の不満解消を」-。前回に続いて党員・党友票の行方に関心が向く中、九州の党員たちも1票に思いを託そうとしている。(大坪拓也、野村有希)

■イチから分かる!自民党総裁選2025【立候補5人の略歴】

 自民が保守政党であることを何よりも優先する党員には現状への不満が強い。「まるで左翼政党みたいだ。保守の自民に戻ってきてほしい」。福岡県飯塚市の酒造会社社長、小野山洋平さん(60)は、LGBTなど性的少数者への理解増進法や選択的夫婦別姓の導入に反対の立場から、自身の思想信条に近いとみられる候補者に期待を寄せる。

 同県那珂川市の自営業、樋口朋幸さん(65)も“タカ派”と目される候補者の熱烈な支持者。「国家観がある」「積極財政で生活が良くなる」「他にいない」…。取材中、何度も同じ候補の名前を繰り返した。

「安倍1強時代」

自民党総裁選の投票用紙

 こうした保守的な思想を重視する党員には、故安倍晋三氏の残像が強く刻まれている。2012年の政権復帰後、約73万人まで落ち込んだ党員は20年に約113万人に回復。7年8カ月の長期政権を築いた「安倍1強時代」とほぼ重なる。

 憲法改正に積極的だった安倍氏に感化され、入党したという福岡市の男子学生(21)は「岸田文雄政権以降、(改憲の機運が)ダウンした」と不満顔。大分県由布市の農業、近藤俊郎さん(54)の判断基準も「誰が安倍さんの遺志を継ぐかだ」。「強いリーダー」の再来を願い、各候補の主張に鋭いまなざしを向ける。

 衆参両院で少数与党となった自民内には、参政党や日本保守党など「保守」を掲げる新興勢力に従来の支持基盤を切り崩されているとの懸念が根強くある。実際、23年から党員は右肩下がりで24年には約102万人に。党の再建を託されることになる候補者にとっても、党員増は課題となる。

「党を弱らせたのは裏金事件」
 一方で「安倍後」の自民の凋落(ちょうらく)を別の要因で捉える党員も少なくない。「党を弱らせたのは裏金事件のせいだ」。佐賀市の農業の男性(70)はこう断じ「保守色が濃くなればなるほど、混乱する」とも。安倍氏を敬愛しているという若年層の中にも「右に寄り過ぎるのも良くない。国民から人気が出る党になってほしい」といった意見があり、党全体が「右傾化」する事態に眉をひそめる向きもある。

 かつて論客や政策通を右から左まで多数抱え、時には対抗勢力を抱き込んで政権を維持するなど、「国民政党」を自任してきた自民。「幅の広さこそ歴史的に培った力だ。声の大きさだけが政治ではない」。福岡市の歯科医師の女性(62)は、冷静な目で「最適解」を見極めようと熟考する。

右傾化だけで回復困難 中北浩爾・中央大教授(政治学)の話
 いわゆる「岩盤保守層」の離反は自民党低迷の一つの理由に過ぎない。党員を分析すると、地方に根差した「中道保守」がやや多く、都市部に多い「岩盤保守層」、改革志向の強い「ネオリベラル」の三つに大別できる。岩盤保守層は発信力が強く、実態以上に多く見えるだけだ。「右傾化」で自民の党勢が回復するほど単純ではなく、実際は中道保守層にも見放されつつある。総裁候補が右に寄り過ぎず、中道を意識した主張を掲げるのはそうした実情を理解しているからだろう。

西日本新聞

779OS5:2025/09/24(水) 21:27:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf4f0772107db4221274c365d09c353b86d28dad
「連立拡大」急ぐ高市氏、期限区切らぬ小泉氏…全員が意欲も時期で相違 自民総裁選討論会
9/24(水) 19:40配信
産経新聞

日本記者クラブ主催の討論会に参加した(左から)小林鷹之・元経済安保相、茂木敏充・前幹事長、林芳正・官房長官、高市早苗・前経済安保相、小泉進次郎・農水相=24日午後、東京・内幸町(代表撮影)

自民党総裁選(10月4日投開票)に立候補した5人の候補者が24日、日本記者クラブ主催の討論会に臨んだ。自民が衆参両院で少数与党に陥る中で全員が野党との連立拡大に意欲を示したが、時期を巡っては違いがみられた。この日は街頭演説会もスタートし、5人は討論会後に東京・秋葉原でマイクを握った。

【写真】街頭演説を終え、手を取り合う立候補者5人

■茂木氏「閣外も」、林氏は苦労吐露、小林氏「信頼の結果」

連立拡大を早急に目指す意向を示したのが高市早苗前経済安全保障担当相だ。公明党との連携が基軸としつつ、「プラスアルファ」の実現へ「一刻も早くきっちりとした連立政権の枠組みを作る。いろいろ頭の中で考えている」と述べた。

茂木敏充前幹事長は、連立対象の野党が閣僚を出さない「閣外協力」もあり得るとの見方を示した。合意前の選挙区調整については与党の候補者同士でも選挙で競っている外国の例に触れ「それ(選挙区調整)がなければ(連立が)できないということはない」と語った。

林芳正官房長官は「石破茂政権は少数与党で苦労した」と心情を吐露した。そのうえで総裁就任後に「自民として政策をまとめ、『一緒にやれませんか』」と野党に呼びかける意向を示した。

小林鷹之元経済安保担当相は、連立を組む野党とは一定程度、憲法や皇統、安保などの見解を共有する必要があると訴えた。「信頼関係が生まれた結果として連立がある」と強調した。

小泉進次郎農林水産相は安定した政権基盤を作るために「連立は間違いなく選択肢の一つ」だと主張した。ただ、時期に関しては「信頼関係を構築したその先にある」と期限を区切らない考えを明らかにした。

■「年収の壁」引き上げには温度差

連立の有力候補である国民民主党が重視する、年収が一定水準を超えると所得税が発生する「年収の壁」引き上げも取り上げられた。

高市氏は「年収の壁の引き上げには賛成だ」と明言した。小泉氏は「一致点を見いだすことができるのか、誠実に協議をさせていただきたい」と述べるにとどめた。

5人は討論会後、東京・秋葉原でそれぞれ支持を訴えた。秋葉原は自民を国政選挙6連勝に導いた安倍晋三元首相が好んで街頭演説を行った「聖地」として知られる。

780OS5:2025/09/24(水) 23:03:04
https://www.asahi.com/articles/AST9Q2SHYT9QUTFK00DM.html
「麻生詣で」に躍起な候補者たち 自民党総裁選、息吹き返す旧派閥
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2025年9月22日 19時54分
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佐藤優さん
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自民党本部で開かれた総裁選挙所見発表演説会=2025年9月22日午後1時、東京・永田町、岩下毅撮影
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 自民党総裁選が22日に告示され、5人による争いが始まった。露呈したのは内向き体質で、それぞれが党勢低迷への危機感を訴えながらも、党内世論に目を向け、国民に語りかける姿勢は目立たなかった。12日間の論戦を通じて示される政権党の今は、国民にどう映るのか。

【詳報】消費減税、2氏が「排除しない」と言及も…自民総裁選告示
高市氏「日本人の気持ちを…」外国人政策の厳格化、主張相次ぐ総裁選
 22日午後、自民党本部の大ホール。総裁選候補者による所見表明の演説会で、小泉進次郎農林水産相(44)は詰めかけた議員らに呼びかけた。「(野党時代の)谷垣禎一総裁はあえて自身の主張を抑え、『党内融和』を優先した。自民を全員で立て直し、日本を前に進めよう」

 昨年の総裁選で、1回目の国会議員票でトップだった小泉氏。その実績と世論支持が議員を引きつけ、今回の本命候補とみなされている。こうした状況を意識する小泉氏は、党内を二分するテーマに踏み込む「改革姿勢」を薄め、「党内融和」を旗頭に支持拡大に動いている。

 ただ、党内ばかりに意識を向け、国民の反応を顧みないような発言が目立っている。

 「一度間違いをして、一生活躍の機会がないことが本当に良いことなのか」。小泉氏は告示に先立つ21日、派閥の裏金問題に関与した議員の要職起用について問われると、こう持論を展開した。

 裏金問題はなおも実態解明には至っておらず、そもそも参院選の敗因を検証した自民が「国民の信頼を損なう大きな要因」と分析している。それでも踏み込む言いぶりからは、裏金問題の当事者でもある旧安倍派の支持をたぐり寄せたいとの思惑が透ける。

 旧安倍派は全盛期に100人超が所属した最大派閥だった。派閥は解散したが、今も水面下ではつながりを保とうとする動きがあり、現在も最大規模の固まりとみなされている。石破茂首相(党総裁)の進退問題をめぐる「石破おろし」では、その中核となった。

 旧安倍派に寄り添うのは小泉氏だけではない。「ワン自民」の重要性を掲げる小林鷹之・元経済安全保障相(50)も22日、記者団に「人事は適材適所が全てだ」と指摘。人事にあたっては裏金問題への関与を問題視しない考えを示した。

 総裁選の立候補に必要な推薦人20人のうち、5人の旧安倍派議員が名を連ねた高市早苗前経済安保相(64)。22日の演説会では「昨日は亡き安倍晋三総理のお誕生日でしたね」などと、かつて安倍派を率いた領袖(りょうしゅう)の名にたびたび触れた。


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 こうした各候補者の言動に、「党内選挙で党外の関心を引く発言はいらない」(衆院若手)と理解を示す意見は少なくない。一方で、参院中堅は「誰一人として『裏金問題にけじめをつける』と言っていない」として、内向きの論理にのまれ始めたことへの危機感も徐々に広がっている。

 党内の支持を得ようとし、一貫性のない発言も出始めている。林芳正官房長官(64)は、参院選で掲げた物価高対策の一律2万円の「現金給付」について、18日のインターネット番組で「私だったらやらなかったかもしれない」と語った。

 首相に仕え、政策決定に深く関与する官房長官にありながら、党内で現金給付に批判的な見方が強まっているため、責任回避に動いたと受け止められた。党内から「あまりにふざけた発言だ」との批判が相次ぎ、21日に発言を撤回、謝罪した。

 衆参両院で少数与党に陥る自民は、選挙戦を通じて党勢回復につなげようとしている。だが、内向き体質を際立たせれば、さらに党勢低迷への道をたどることになる。

「麻生詣で」に躍起な候補者たち

781OS5:2025/09/25(木) 08:45:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/579c856188f55560de5daa5be958a99836d2cc67
〈自民総裁選〉高市失速の裏で「影の本命」が登場…ラスボスも陣営入り! 背景に「麻生VS古賀・武田連合」代理戦争
9/25(木) 7:01配信
「古賀さんは本気だ」林氏を宰相に押し上げるという執念
そんな古賀氏は「宏池会政権をもう一度つくりたい」と周囲に語り、林芳正首相誕生に奔走している。最近は議員会館を歩き回る姿が目撃されるなど、「古賀さんは本気だ。林さんを宰相に押し上げるんだっていう執念を感じる」(旧岸田派中堅)と打ち明ける。

古賀氏が林氏にこだわるのは、同じ地元の福岡で長年にわたって覇権を争った宿敵・麻生太郎元首相への対抗だ。

二人の因縁は根深い。古賀氏が宏池会会長を岸田文雄氏に譲って、宏池会を古賀派から岸田派に代替わりさせて、政界を引退したのが2012年だ。古賀氏はまだまだ血気盛んだったが、「自分が生きている間に、宏池会政権を実現させたい」と語っていた。

宮沢喜一氏以来、およそ四半世紀ぶりに宏池会政権を作るために岸田氏に禅譲した。自らは議員を引退し、宏池会の「名誉会長」に落ち着いた。

ところが、岸田氏は安倍政権下で2度あった総裁選(2015年、2018年)には出馬せず、安倍政権を支え続けた。それどころか、古賀氏の政敵の麻生氏に接近。麻生氏から「俺の支持を得たければ古賀を切ってこい」と言われ、それを実行したとも。

岸田氏は2020年の総裁選で菅義偉氏に惨敗すると、麻生氏の言葉を実行に移す。古賀氏に向かって「私は独り立ちしたい。名誉会長を辞めていただきたい」と直談判。そして名誉会長の古賀氏を宏池会の名簿から外した。それ以来、古賀氏は宏池会のパーティーを欠席するようになった。
集英社オンライン

集英社オンライン

自民党総裁選が告示された。届け出順で、小林鷹之元経済安全保障相(50)、茂木敏充前幹事長(69)、林芳正官房長官(67)、高市早苗前経済安保相(67)、小泉進次郎農相(44)の計5氏が立候補し、日々論戦を交わしている。石破茂首相が退陣表明した直後から、新聞、テレビにはポスト石破は小泉、高市両氏が軸という見出しが躍った。女性初か?戦後最年少か?ところが、第三の候補が割って入ろうとしている。水面下で何が起こっているのか?長年政治を取材してきたジャーナリストの長嶋重治氏が追跡した。

【画像】自民総裁選、永田町で「影の本命だ」と呼ばれる候補

永田町では「影の本命だ」との声も
「実があれば、今月こよい一夜明ければみんな来る」

林氏は22日、告示直後の演説会で、長州藩士の高杉晋作が「挙兵」したときに歌ったとされる歌を読み上げた。参院当選5回、衆院2回のベテランだ。淡々とした表情で読み上げながらも、総裁選3回目の挑戦とあって、覚悟がにじむ。

防衛大臣、農林水産大臣、文部科学大臣、外務大臣、官房長官。失言や政治とカネの問題で閣僚が辞任すると、緊急リリーフに指名されてきた。「1月19日生まれ」であることから「政界119番」と呼ばれようになった。

今回の総裁選も石破首相の総裁任期途中での辞任に伴う「臨時総裁選」だ。そのため本来は3年あるはずの総裁任期は石破氏の残りの任期である2027年9月までしかない。総理の座も緊急リリーフで登板するのか。ここにきて林氏が「影の本命だ」とする声が永田町に流れる。

林氏が今回の総裁選で「台風の目」とされる理由は三つある。

一つは、自民の大重鎮、古賀誠元幹事長(85)の存在だ。古賀氏と言えば、2012年に議員を引退してすでに13年が過ぎる。現役時代は野中広務幹事長とともに「加藤の乱」を鎮圧するなど、自民党きっての「武闘派」として知られる。お公家集団といわれた宏池会で異色を放った政治家だ。

そんな「武闘派」はいまでも国会近くの「砂防会館」に個人事務所を置く。砂防会館といえば、あの田中角栄元首相の後援会「越山会」や大勲位・中曽根康弘元首相の個人事務所があった政治史の主舞台だった建物だ。

そこに構えた個人事務所にはいまだに財務や国土交通の幹部官僚、また旧岸田派の中堅・若手や大手メディアの政治記者OBがひっきりなしに出入りする。その影響力はいまだ衰え知らずだ。

782OS5:2025/09/25(木) 08:45:52
「自分を頼ってくる林氏の方がかわいいに決まっている」
古賀氏は周囲に「岸田さんのためだ」と言っていたが、実際に岸田政権が誕生しても「あれは宏池会政権と言えるのか」とこぼしていたという。九州地方選出の宏池会の議員は「内心で裏切られたことではらわたが煮えくり返っていたに違いない」と推し量る。

そのころ、頻繁に古賀氏の事務所を訪ねていたのが林氏だ。古賀氏にしてみれば、自分を見限って他でもない宿敵の麻生氏を選んだ岸田氏よりも、自分をいつも頼ってくる林氏の方がかわいいに決まっている。

総裁選の告示前には古賀氏は菅氏を訪問し、「小泉進次郎さんは総裁選は1回休みでいいのではないか」と持ちかけた。小泉氏に影響力のある菅氏をけしかけ、林氏への一本化を画策したのだ。

ベテランの政治評論家たちが当初「進次郎氏不出馬説」を流した情報源をたどると、この古賀―菅会談に行き着く。

「麻生VS古賀・武田連合」
小泉氏が不出馬で、反高市票を集めて林氏が勝ち上がるシナリオは、小泉氏の出馬への決意が固く実現はしなかった。ただ、古賀氏同様に麻生氏の天敵といえる武田良太氏が林氏と日本維新の会の会合を設定するなど、林支持で動いている理由も「反麻生」だ。

「麻生VS古賀・武田連合」

 林氏が浮上している背景には、二人の新旧武闘派の存在がある。今回の総裁選には政争激しい福岡の代理戦争の側面があるのだ。古賀氏と武田氏が「反麻生」で手を結び、林氏を押し上げようとしている。

林氏が「台風の目」とされる二つ目の理由が前回の総裁選より地方票を増やせる見込みがあることだ。

同じ宏池会から総裁選に挑んだ上川陽子氏が今回は出馬を断念した。上川氏自身はまだ、どの候補を推すのか態度表明をしていないが、前回総裁選で上川氏を支持した宏池会メンバーは林氏に流れている。

例えば、山梨2区の堀内詔子(のりこ)元五輪担当大臣。前回は上川氏を支持していたが、今回は林陣営に入った。堀内氏といえば、富士急のオーナーとも言える堀内家に嫁入りし、政界に入ることになった。

富士急の全面支援を受けているため、毎年のように党員の新規獲得数では党内ベスト3位内に入る。多くの党員票を動かせる数少ない議員の一人だ。

軽量級の小泉氏に対して「閣僚経験」の豊富さ
また、前回総裁選で20万票以上にのぼった石破票にも照準を合わせる。総裁選における党員の投票率は6割程度。前回の党員数は106万人だったことを考えると、20万票は3分の1をしめる大票田だ。

林氏は石破氏の側近だった中谷元防衛大臣を推薦人に入れ、石破政権を官房長官として支えた実績をアピール。今回は行き場を失った「20万票」に照準を合わせる。陣営幹部は「小泉氏と分け合っても半分取れれば、2位以内の決選投票への通過がみえてくる」と鼻息が荒い。

三つ目が「豊富な閣僚経験」だ。外交安全保障から農業、水産、文部科学まで、豊富な大臣経験は他に類をみない。あらゆる政策を原稿がなくてもよどみなく話す。

小泉氏が環境と農水という「軽量級」の経験しかないことに比べ、外務防衛に加えて官房長官まで経験していることは大きい。討論会になれば、双方向で議論し、「小泉氏との経験値の違いが可視化されてくる」(林陣営)と期待を寄せる。

では、そんな林氏の弱みはどこか。一つは経験豊富なため、とがった政策など発言ができないことだ。

783OS5:2025/09/25(木) 08:46:06
あの「ラスボス」も陣営に入り
陣営には自民党税調の「ラスボス」として君臨している宮沢洋一党税制調査会長が入っている。林氏の18日の出馬会見でも最後列で腕を組んでにらみを利かせていた。

野党による「年収の壁」やガソリン税の暫定税率廃止などいずれも「代替財源がなければ認めない」とことごとくブロックしてきた。そんな「ラスボス」が陣営にいるために、思い切った減税などの物価高対策は打ち出せない。

林氏は東大から三井物産、ハーバード大ケネディスクールとエリート街頭を歩んできた。父(義郎)は元大蔵大臣、祖父も衆院議員という世襲3代目だ。英語にも堪能、音楽もたしなむため、外務大臣時代は欧米の外相とも英語でコミュニケーションし、ピアノ生演奏でビートルズを披露するなど芸達者な一面もある。

一方で、「生粋のぼっちゃん。政策は完璧だが、いざってときに戦う迫力が足りない」(旧岸田派のベテラン)というのが身近にいる人たちの評価だ。

いまは少数与党に陥り、自民党は倒産寸前の破産会社のような状況だ。こうした大乱世に「政界119番」の出番は来るだろうか。決戦の10月4日に向けて注目が注がれている。

文/長嶋重治

長島重治

784OS5:2025/09/25(木) 08:48:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fa6761d3231a4309e5066dd624aa6bddb555915
野党、「踏み込み不足」に不満 連立拡大意識、動向を注視 自民総裁選
9/25(木) 7:05配信


時事通信


 自民党総裁選の序盤の論戦を踏まえ、野党は5人の候補者の発信について、「政治とカネ」の問題や経済政策、社会保障を巡り「踏み込み不足」との認識を示した。

【ひと目でわかる】自民次期総裁にふさわしい人

 連立政権の枠組み拡大が焦点となる中、各候補の動向や情勢を引き続き注意深く見守る構えだ。

 立憲民主党の野田佳彦代表は24日のフジテレビ番組で、各候補の主張について「丸くなり、つまらない」と酷評。誰も政治とカネに言及していないとして「参院選でも大きな争点だった。語る人がいないのは残念だ」と批判した。

 自民、公明両党と25日に始める「給付付き税額控除」に関する協議の継続も要求した。

 日本維新の会の藤田文武共同代表は24日の記者会見で、参院選の公約として維新が掲げた社会保険料の引き下げについて「もう少し踏み込んでほしい」と注文。「副首都」構想にも触れ、「それぞれ重要だ。注視したい」と語った。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は会見で、物価高対策に関して「年内に具体的に何をするか示してもらいたい」と強調。その内容次第で対策の裏付けとなる2025年度補正予算案に賛成もあり得るとの考えを明らかにした。昨年12月に自民、公明両党と合意したガソリン税暫定税率の廃止、所得税課税最低ライン引き上げの二つを引き続き重視する立場も示した。

 共産党の田村智子委員長は23日、記者団に「(自民の)どこに期待できるのか。この国のかじ取りを任せるわけにいかない」と断じた。維新や国民民主について「自民党政治を助ける側に立つことを示し始めている」と非難した。

785OS5:2025/09/25(木) 10:33:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a061f4256e64219bde93731a186ed686e987e59
菅義偉氏、維新の遠藤国対委員長と会談 連立拡大など協議か
9/24(水) 20:48配信


毎日新聞

石破茂首相らと会談に臨む自民党の菅義偉副総裁=東京都千代田区の同党本部で2025年7月23日午後1時41分、後藤由耶撮影

 自民党の菅義偉副総裁は24日、日本維新の会の遠藤敬国対委員長と国会近くで会談した。関係者が明らかにした。菅氏は党総裁選に出馬した小泉進次郎農相の後ろ盾で、維新との独自のパイプを持つことで知られる。会談では、小泉氏が首相になった場合を想定し、連立枠組みの拡大などが協議された可能性がある。

【一覧で見る】総裁選候補者5人の推薦人たち 分析で見えた特徴は…

 小泉氏は24日の日本記者クラブ主催の討論会で、連立拡大について「強く安定した政権基盤が必要だ。連立が一つの選択肢なのは間違いない」と強調。一方、維新との水面下での協議が進んでいる可能性を問われると、「仮に行われているとしても水面下のことを言うことはないが、そんなことは全くない」と語っていた。【高橋祐貴】

786OS5:2025/09/26(金) 11:10:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f37cf1679a68784612b6acdcfb399de1ae8bf5e
議員票、小泉氏がリード 高市氏は苦戦、林氏健闘 自民総裁選の動向調査
9/26(金) 7:06配信


時事通信

日本記者クラブ主催の自民党総裁選立候補者討論会で、写真に納まる(左から)小林鷹之元経済安全保障担当相、茂木敏充前幹事長、林芳正官房長官、高市早苗前経済安全保障担当相、小泉進次郎農林水産相=24日、東京都千代田区

 自民党総裁選について、時事通信は党所属国会議員の支持動向を調査した。

 小泉進次郎農林水産相(44)が2割超を固めてリード。報道各社の世論調査で人気の高い高市早苗前経済安全保障担当相(64)は1割強と苦戦する一方、林芳正官房長官(64)が2割弱と健闘している。ただ、約4分の1が態度未定で、情勢はなお流動的だ。

【ひと目でわかる】自民党総裁選の国会議員票の動向

 総裁選は295人の国会議員票と、同数の党員・党友票の計590票を争う。1回目の投票で過半数を得た候補者がいなければ、上位2人の決選投票となる。投開票は10月4日。

 調査は25日までに、議員への聞き取りなどで実施した。5候補のうち、小林鷹之元経済安保相(50)と茂木敏充前幹事長(69)は1割程度を確保した。

 小泉氏は旧安倍派など解散した5派と、唯一存続する麻生派、無派閥を問わず幅広い支持を受ける。陣営は22日の出陣式に代理を含め92人が参加したと発表しており、議員票は3割を超える計算となる。一定の党員票も集める可能性があるが、昨年の前回総裁選は選挙期間中の論戦で答弁能力への不安を露呈し失速している。

 高市氏への支持は旧安倍派が半数を占め、その他も保守系議員がほとんど。昨年は議員票2位で決選投票に進んだが、その後の衆参両院選挙で一部の陣営議員が落選した上、前回と同様に麻生派から支援を受けられるか現段階では不透明だ。

 林氏が所属した旧岸田派では、上川陽子前外相が今回は出馬を断念。同派出身の候補が一本化されたことに加え、石破茂首相の盟友の中谷元防衛相ら一部の「石破票」も取り込む。小泉、高市両氏の「2強」に割って入るには、党員票の積み上げが必要になる。

 衆院当選5回の小林氏は、中堅・若手が中心。陣営には、地元千葉県選出で無派閥議員に一定の影響力がある浜田靖一衆院議院運営委員長らベテランも参加。茂木氏は会長を務めた旧茂木派や、地元栃木県の議員らから支援を受ける。

787OS5:2025/09/26(金) 11:21:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e9ac807c5724d211bce0952633650cb21dcc51c
【総裁選】「総裁選辞退」がトレンド入り 小泉進次郎農相陣営「ステマ指示」報道認め、批判続々
9/26(金) 7:37配信


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日刊スポーツ

日本記者クラブ主催の討論会に参加した小泉進次郎農水相(2025年9月24日、代表撮影)

 「総裁選辞退」の言葉が26日、インターネットのトレンドワード入りした。今週発売の週刊文春が、自民党総裁選に立候補している小泉進次郎農相の陣営がニコニコ動画に小泉氏を称賛するコメントを書いて欲しいとコメント例を示して陣営関係者に要望していたと報じ、25日に小泉氏陣営が事実関係を概ね認めていた。

【写真】「ステマ指示」報道の女性議員

 報道では、小泉氏を称賛する例文として「総裁まちがいなし」「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」のほか、「ビジネスエセ保守に負けるな」と、保守色の強い高市早苗前経済安保相を攻撃するようなものもあったという。

 SNS上では「小泉陣営のやり方は論外ですね。ステマ問題もあり、総裁選辞退が当然の対応です」「これ普通に一般の会社だったらトップの首が飛ぶくらいの話だよね?なぜ小泉さんは総裁選辞退しないの??不正な印象操作で党員の票を集めようとしたんだよ、大罪では」「進次郎さん、総裁選辞退でトレンド入り…見せ場を逃した感がすごい」、「党内融和や、意思の統一と言いながら身内を陰から撃つとか人間すら失格総裁選辞退じゃなく議員辞職ですら許せるか、心の底から軽蔑するしあまりにも悪質で卑劣なやり口だ」など厳しい声が相次いだ。

 また、「総裁選関連のトレンド、物騒な言葉が飛び交っているな。国民の代表を選ぶ選挙なのに、まるで他人事のような批判ばかり。立憲主義の観点から見ると、もっと建設的な議論が必要だと思う。総裁選辞退という声も散見されるけど、それって本当に解決策なの?」との声もあった。

788OS5:2025/09/26(金) 11:22:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a9e800b6d7ee331fb09bc22587fe7d064351c0d
小泉進次郎氏、陣営のステマ要請を謝罪 「最終的な責任は私。批判しっかり受けたい」
9/26(金) 11:10配信
産経新聞

首相官邸に入る小泉進次郎農水相=26日午前、首相官邸(春名中撮影)

自民党総裁選に立候補している小泉進次郎農林水産相は26日の閣議後記者会見で、小泉氏の陣営がインターネット上の配信動画に小泉氏を称賛するコメントを投稿するよう要請するメールを陣営関係者に送っていたことについて、「私自身も知らなかったとはいえ申し訳ない」と謝罪した。「最終的に起こってしまった責任は私にあり、批判はしっかりと私が受けたい」とも語った。

【写真】父親まねた?髪形チェンジしていた頃の進次郎氏

小泉氏は小泉陣営の広報班長を務める牧島かれん元デジタル相の事務所が独自の判断でメールを送信したと明らかにし、「2度とこういうことがないように(陣営内で)話をした」と説明。「再発防止を徹底して、引き続き緊張感を持って総裁選に臨みたい」と述べた。

今週発売の週刊文春によると、牧島氏の事務所が陣営関係者に「ニコニコ動画」にポジティブなコメントを書いてほしいとメールで要望。「総裁まちがいなし」や「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」などのコメント例を紹介した。

789OS5:2025/09/26(金) 18:07:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/db179462eaf0485094dd1b0924084b38cc7e6975
【自民党総裁選】政権安定度は「林>茂木>高市>小林>小泉」な理由/倉山満
9/26(金) 15:46配信


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週刊SPA!

16日、総裁選出馬の意向を明らかにした“コメ担当大臣”の記憶も新しい小泉進次郎氏。5人の争いとなる見通しの総裁選、10月4日まで注視を続けたい 写真/産経新聞社

―[言論ストロングスタイル]―

自民党総裁選が9月22日に告示され、5人の候補者が連日争いを繰り広げている。各報道によれば、小泉進次郎農水相が一歩リードしているように見えるが、はたして実際はどうなのか。少数与党となり、難しい舵取りが求められる自民党新総裁が決まる10月4日の投開票を前に、憲政史研究家の倉山満氏が総裁候補者を分析する。(以下、憲政史研究家・倉山満氏による寄稿)

合計約80日の無駄な政治空白
 ようやく、石破茂首相の退陣が確定した。実に無駄な政治空白だった。この後10月4日まで、自民党総裁選が続く。これも政治空白だ。これで合計80日。さらに、他の野党との連立交渉が始まるなら、さらなる政治空白。政策合意もせずに連立なら短期間でできようが、それでは困る。

 せめて自民党総裁選を、実のある選挙にしてもらわねばならない。

 去年の選挙では「先が読めない」との声が多かったが、本欄では再三、読み方を教示してきた。今回も十分に応用できる。

 派閥解消と言うが、それは表向きの話。「真の派閥」は生きている。そして「真の領袖」は、岸田文雄、菅義偉、麻生太郎の三人の元首相。この三人の合従連衡(がっしょうれんこう)で決まるし、他は誰かについていく。

昨年の総裁選で敗れた5人の再出馬
 前回は、小泉進次郎が大本命だった。国民的に人気が高く選挙に勝てる顔であり、菅元首相が後見人で党内支持も高い。実際、議員票は最多だった。及第点の振る舞いをしていれば小泉大本命で圧勝。勝ち馬に乗ろうとする議員の雪崩現象が起きて、何の面白みも無い選挙となるところだった。

 ところが、大失速。公開討論で自己の掲げる政策に答えられない局面も多かった。そして、石破茂対高市早苗の決戦に。麻生元首相は行きがかり上、高市氏を推した。しかし菅元首相は石破支持に切り替え、最後まで手の内を明かさなかった岸田元首相が、土壇場で石破支持。結果、石破首相の誕生となった。

 その石破首相が退陣、昨年の総裁選で2位〜6位だった5人が再出馬となる。

最大の焦点は「進次郎氏が、ボロを出さないか否か」
 その中で大本命は、今回も小泉進次郎農相。今回の選挙は、「進次郎氏がボロを出さないか否か」が最大の焦点だ。進次郎氏、「スピーチはできても、ディベートができない」と言われる。

 それどころか、「聞かれた質問に答えられない御仁」とも。去年の総裁選でも、そういう場面が何度もあった。そして、党務には強いが、政策は怪しい。米対策も、備蓄米を放出しただけで、何の解決にもなっていないのを、上手くパフォーマンスでしのごうとしたが、参議院選挙前にメッキがはげた。たった一年で、その欠点が改善されるだろうか。

 ボロが出なければ雪崩現象だが、出れば他の候補にも勝ち目がある。

期待値は高くとも子分がいない一匹狼・高市早苗氏
 対抗馬は、高市早苗元経済安全保障担当大臣。「史上初の女性宰相!」で盛り上がっているというよりは、岩盤保守層が支持層。この二年の選挙で失い続けている保守票を呼び戻すための期待値が高い。

 ただ本人は、子分がいない一匹狼。政策の勉強に熱心だが、閥務には不熱心。派閥解消前から、無派閥で通してきた。安倍晋三元首相が生きていた時は、旧安倍派がまとまって推してくれたが、その安倍派は分裂状態。

 さらに麻生元首相は消費減税に反対で、実は政策が水と油。麻生元首相が「今度は進次郎でいい」と言ったとの噂が流れ、陣営が慌てて打ち消すが、火の無いところに煙は立たない。

790OS5:2025/09/26(金) 18:08:08
安定感はあるが国民的人気が伸び悩む林芳正官房長官
 安定感が最もあるが、国民的人気が伸び悩んでいるのが、林芳正官房長官。旧岸田派の出身で、岸田・石破二代の内閣で官房長官。外相など閣僚歴は豊富。しかし旧岸田派は、ベテランは林支持だが、若手は小泉支持に割れる。真の領袖の岸田元首相としても、「決選投票に残れば林でまとまろう」とは言えても、早々と旗幟を鮮明にしては、影響力を損ねかねない。

 また、自派から首相を出してしまうと、自分よりも力を持ちかねない。この理由で、田中角栄は十年も竹下登の出馬を許さなかった。だから竹下はクーデターで田中派を乗っ取り、総理総裁選を勝ち抜かざるを得なかった。中曽根康弘は渡辺美智雄になかなか派閥を譲らず、領袖の座を明け渡した後も、表向きは応援しながら、さんざん邪魔した。岸田元首相と林官房長官の関係、中曽根・渡辺と重なる。

経歴は抜群だが不信を招いた茂木敏充元幹事長
 一応は、自派を率いているのが茂木敏充元幹事長。茂木氏の経歴は抜群で、党幹部と主要閣僚のことごとくを経験している。

 この方、岸田内閣が刀折れ矢尽きるまで必死に支えていれば、後継は間違いなかった。しかし、政権末期から首相の意に添わぬ言動を繰り返して不信を招き、その結果が去年の総裁選で6位。麻生元首相の支持が頼りだが、高市氏の後塵を拝す。

 旧茂木派幹部の加藤勝信財務大臣は、昨年は独自に出馬したが、今回は早くも小泉陣営の選対本部長に。

 最も厳しい環境なのが、小林鷹之元経済安全保障大臣。50歳、当選5回の若手で、派閥横断的に若手の支持を集める。財務官僚出身で、政策通と評判。と言っても進次郎氏よりは年上で、支持層がかぶる。

安定度は「林>茂木>高市>小林>小泉」か
 さて、経済、安全保障などで多くの議論がなされるだろうが、すべては実行力にかかっている。その実行力の指標は、強い政権基盤を作れるかだ。安定度だけを想定すれば、「林>茂木>高市>小林>小泉」の順になろうか。

「林首相」の場合、旧岸田派を中心に支援が広がったことになる。二代の長官時代、めぼしい失言をしない安定度である。現状に即し、増税も減税もしない、に落ち着くのでは。

「茂木首相」の場合、麻生派ともう一人の元首相が応援してくれることとなる。自身も少数ながら手勢を持つので安定するだろう。ただ、岸田内閣末期のような振る舞いで、政権を不安定化させる可能性もある。

「高市首相」は麻生元首相と保守層、他にもう一人の首相が政権基盤となる。しかし保守層がまとまったとして、敵も多い。「小型安倍」以上を求めては酷だろう。安倍元首相と違って、巨大派閥を持つ訳ではないので。

「小林首相」は若手だけの内閣とはいくまい。若手以外にも支持を広げねば。

「小泉首相」は本人の資質、仮に上手く当選できても、ボロを出さないで済むか。

 現状に満足するか、いっそ焦土にして一から作り直すか。

 これが本当の争点ではないか。

―[言論ストロングスタイル]―

【倉山 満】
憲政史研究家 1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作『噓だらけの日本中世史』(扶桑社新書)が発売後即重版に

日刊SPA!

791OS5:2025/09/26(金) 20:56:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/45cf5af6a1e6b9ea82f48acb7633559ac985c79b
自民党・総裁選 カギ握る議員票は「3割」を小泉氏が固め優位な情勢 林・高市両氏が追う 次いで小林氏と茂木氏の展開に JNN調査
9/26(金) 18:39配信
物価高対策についても論戦が交わされている自民党の総裁選。序盤の情勢をめぐり、JNNが議員の動向を独自に調査したところ、小泉農林水産大臣が全体の3割弱を固め、リードしていることがわかりました。

林芳正 官房長官(64)
「おー!すいません、お仕事中に」
自民党 鈴木宗男 参院議員
「いやいやいやいや、頑張ってください。えらい今、上り調子。今週いっぱいが勝負ですから」

きょうも精力的にあいさつ回りや地方視察などをこなす候補者たち。

来週の土曜日に迫る投開票。国会議員票と党員票、295票ずつ合わせて590票で争われ、1回目の投票で過半数を得る候補者がいなかった場合には、上位2人による決選投票がおこなわれます。

JNNがきょうまでに国会議員の動向について独自に調査したところ、全体の3割弱にあたるおよそ80人が小泉氏を支持していることがわかりました。

麻生派や解散した旧派閥に加えて、無派閥だった議員など幅広い支持を得ていることがわかります。

小泉氏を追うのが、林氏と高市氏です。両氏とも、およそ50人の支持を獲得し、林氏は所属していた旧岸田派を中心に、高市氏は旧安倍派や保守系議員らを軸に支持の拡大を図っています。

上位3人にやや、水をあけられているのが小林氏と茂木氏です。小林氏は中堅・若手を、茂木氏は自らが率いた旧茂木派を基盤に、それぞれ30人前後の支持を固めています。

優位な展開となっている小泉氏ですが、きょう、総裁選での広報をめぐり謝罪に追い込まれました。

小泉進次郎 農水大臣(44)
「私自身も知らなかったこととはいえ、申し訳なく思います」

小泉陣営で広報担当の牧島・元デジタル大臣の事務所が動画配信サイトに、小泉氏に好意的なものや、ほかの候補者への批判とも受け取られかねない例文を示し、書き込みを要請していたのです。

どんな例文かというと…

「これは本命候補でしょ」
「泥臭い仕事もこなして、一皮むけたのね」
「ビジネスエセ保守に負けるな」

小泉陣営の“失策”に党内からは様々な声が…

他の陣営幹部
「こんなのルール違反だろう。本来なら選挙戦から撤退すべきだ」

小泉陣営議員
「ネット上で批判されて話題になる。議員票と党員票のどちらにも影響がでるだろうね」

小泉進次郎 農水大臣(44)
「参考例の中に一部行き過ぎた表現があったことについては適当ではなく、再発防止を徹底をして、引き続き、緊張感を持って総裁選に臨みたい」

総裁選挙管理委員会の逢沢委員長は「他陣営から正式な抗議はない」とした上で、こうくぎを刺しました。

自民・総裁選挙管理委 逢沢一郎 委員長
「陣営間の感情的対立を煽るようにならないことを期待をすると申し上げておきたい」

JNNの独自調査ではおよそ2割の国会議員が態度を明らかにしておらず、候補者は地方視察や業界団体との懇談会などを通じて、勝敗に大きな影響を与える「党員票」の獲得に向け、本腰を入れていく見通しです。

TBSテレビ

792OS5:2025/09/26(金) 20:59:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/45cf5af6a1e6b9ea82f48acb7633559ac985c79b
自民党・総裁選 カギ握る議員票は「3割」を小泉氏が固め優位な情勢 林・高市両氏が追う 次いで小林氏と茂木氏の展開に JNN調査
9/26(金) 18:39配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN

物価高対策についても論戦が交わされている自民党の総裁選。序盤の情勢をめぐり、JNNが議員の動向を独自に調査したところ、小泉農林水産大臣が全体の3割弱を固め、リードしていることがわかりました。

林芳正 官房長官(64)
「おー!すいません、お仕事中に」
自民党 鈴木宗男 参院議員
「いやいやいやいや、頑張ってください。えらい今、上り調子。今週いっぱいが勝負ですから」

きょうも精力的にあいさつ回りや地方視察などをこなす候補者たち。

来週の土曜日に迫る投開票。国会議員票と党員票、295票ずつ合わせて590票で争われ、1回目の投票で過半数を得る候補者がいなかった場合には、上位2人による決選投票がおこなわれます。

JNNがきょうまでに国会議員の動向について独自に調査したところ、全体の3割弱にあたるおよそ80人が小泉氏を支持していることがわかりました。

麻生派や解散した旧派閥に加えて、無派閥だった議員など幅広い支持を得ていることがわかります。

小泉氏を追うのが、林氏と高市氏です。両氏とも、およそ50人の支持を獲得し、林氏は所属していた旧岸田派を中心に、高市氏は旧安倍派や保守系議員らを軸に支持の拡大を図っています。

上位3人にやや、水をあけられているのが小林氏と茂木氏です。小林氏は中堅・若手を、茂木氏は自らが率いた旧茂木派を基盤に、それぞれ30人前後の支持を固めています。

優位な展開となっている小泉氏ですが、きょう、総裁選での広報をめぐり謝罪に追い込まれました。

小泉進次郎 農水大臣(44)
「私自身も知らなかったこととはいえ、申し訳なく思います」

小泉陣営で広報担当の牧島・元デジタル大臣の事務所が動画配信サイトに、小泉氏に好意的なものや、ほかの候補者への批判とも受け取られかねない例文を示し、書き込みを要請していたのです。

どんな例文かというと…

「これは本命候補でしょ」
「泥臭い仕事もこなして、一皮むけたのね」
「ビジネスエセ保守に負けるな」

小泉陣営の“失策”に党内からは様々な声が…

他の陣営幹部
「こんなのルール違反だろう。本来なら選挙戦から撤退すべきだ」

小泉陣営議員
「ネット上で批判されて話題になる。議員票と党員票のどちらにも影響がでるだろうね」

小泉進次郎 農水大臣(44)
「参考例の中に一部行き過ぎた表現があったことについては適当ではなく、再発防止を徹底をして、引き続き、緊張感を持って総裁選に臨みたい」

総裁選挙管理委員会の逢沢委員長は「他陣営から正式な抗議はない」とした上で、こうくぎを刺しました。

自民・総裁選挙管理委 逢沢一郎 委員長
「陣営間の感情的対立を煽るようにならないことを期待をすると申し上げておきたい」

JNNの独自調査ではおよそ2割の国会議員が態度を明らかにしておらず、候補者は地方視察や業界団体との懇談会などを通じて、勝敗に大きな影響を与える「党員票」の獲得に向け、本腰を入れていく見通しです。

793OS5:2025/09/27(土) 07:04:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bf05f8c960e1d72cca688f3aa891f343e62210a
不採算2区間「自社運営」 上市―滑川、五百石―岩峅寺 富山地鉄、自治体と協議継続
9/27(土) 5:00配信

北國新聞社

北國新聞

 経営難が続く富山地方鉄道(富山市)の不採算区間の本線上市―滑川間と立山線五百石―岩峅寺間について、地鉄側が自社単独で運営を継続する方針であることが26日、分かった。地鉄は行政の支援が得られなければ、不二越・上滝線を含めた3路線の一部区間を来年11月に廃止する予定で、県や沿線自治体との協議期限を12月末に設定する中、関係者からは「一方的な言い分だ」との声も出ている。

 富山地鉄は25日、ウェブサイトに掲載した文書で、上市-滑川と五百石-岩峅寺の両区間について、旅客流動や利用者ニーズなどを踏まえた公共性の観点から従来通り自社単独での運営が適切とした。

 一方、地鉄が廃止検討区間に位置付ける本線の滑川-宇奈月温泉間と立山線の岩峅寺-立山間は、県と沿線市町村が鉄道線のあり方検討会の分科会で支援や運行形態を協議している。

 地鉄の担当者は県民や沿線住民の十分な理解、コンセンサスが得られてこそ運営の継続が可能になるとし「自治体側と協議を引き続き重ねたい」と話した。

 地鉄の廃止方針を巡っては、県議会や沿線の市町議会から異論が続出。新田八朗知事が10日の県議会代表質問で「一方的に決めるのではなく、話し合って進めることが大事だ」と丁寧な対話を呼び掛けた経緯がある。

794OS5:2025/09/27(土) 07:05:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fabea8969cc8f1a1340f6cc3ca66dafdd5ab749
牧島かれん元デジタル相が小泉進次郎氏陣営の「総務・広報班」班長辞任 ステマ要請で引責
9/27(土) 0:03配信

産経新聞

牧島かれん元デジタル担当相(松井英幸撮影)

自民党総裁選に立候補した小泉進次郎農林水産相の陣営で「総務・広報班」班長を務める牧島かれん元デジタル相が26日、班長を辞任したことが関係者への取材で分かった。牧島氏の事務所がインターネット上の配信動画に小泉氏を称賛するコメントを投稿するよう要請するメールを陣営関係者に送っていたことが判明し、小泉氏が謝罪する事態となっていた。

【写真】父親まねた?髪形チェンジしていた頃の進次郎氏

牧島氏が同日、小泉陣営の選対本部長を務める加藤勝信財務相に辞任を申し出た。牧島氏は産経新聞の取材に対し自身の事務所に殺害予告などの脅迫メールが寄せられていると明らかにした上で、「総裁選では自民再生に向けた議論が行われるべきだと思い、班長から降りることにした」と語った。

795OS5:2025/09/28(日) 22:27:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/db42c3551403c4fbf9013f93454eb2e9bed9f0c6
麻生太郎の不気味な動き、したたかに立ち回る林芳正陣営...。自民党総裁選の隠れたキーマンたちのサバイバル暗躍に注目!
9/28(日) 7:45配信


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週プレNEWS

自民党総裁選に立候補した5人

9月7日の石破茂首相の辞任表明を受け、ついに動き出した次の総裁=総理選びの戦い! だが、今回の総裁選は永田町を取材する記者からすると「いつもと様子が異なる」という。

参院選の敗北を受け、崖っぷちに立つ自民党の"解党的出直し"の行方は? そして、権力を維持せんとうごめく者たちの思惑とは? ディープに取材した!

*  *  *

■前回総裁選の失敗を生かして......?
いよいよ、自民党総裁選(9月22日告示、10月4日投開票)がスタートする。石破茂首相の辞意表明を受け、自民の新しいトップ、総裁を決める戦いだ。

選挙は党所属の国会議員と党員・党友が投票する「フルスペック型」となる。

国会議員票(295票)と、同数の党員・党友票の計590票で争われ、1回目の投票で過半数を獲得する候補がいない場合、上位2人による決選投票で当選者を決める。そのときの投票総数は議員票295票、地方票47票(各都道府県1票)の計342票となる。

出馬に名乗りを上げたのは小泉進次郎農林水産相(44歳)、高市早苗元総務相(64歳)、林芳正官房長官(64歳)、茂木敏充前幹事長(69歳)、小林鷹之元経済安全保障担当相(50歳)の計5人。

レースの行方を全国紙政治部デスクがこう占う。

「小泉氏と高市氏がほぼ横並びでトップを競り合っている。それを穴馬的存在の林氏が追う展開。小林、茂木の両候補は上位2位までに残るのはかなり厳しい状況です」

各候補の特色をジャーナリストの須田慎一郎氏に解説してもらった。応援団のメンツを見ると、その候補の立ち位置がよくわかるという。

「小泉さんを推すのは旧岸田派、菅グループなどが中心。党の重鎮、ベテランが多く、経済財政的ポジションは改革重視。規制緩和をして民間投資を引き出し、経済成長しようという新自由主義的傾向が強い。外交的には中国に親和的です。また、国の借金を減らすことに熱心なため、減税には後ろ向き。そのほかにもリベラル的性向もあり、選択的夫婦別姓導入、LGBT支援には割と寛容です。当然、小泉さんもこうした政治家のひとりに分類されます」

それでは初の女性首相の期待がかかる高市氏は?

「高市さんを支援するのは旧安倍派所属の議員や当選5回以下の若手が中心。経済財政的には国の赤字を恐れずにまずは政府支出を増やして民間経済を刺激し、成長しようというリフレ派のポジションです。また、外交では中国に警戒的。家族を重視するなど保守性向も強く、夫婦別姓やLGBT支援には反対の議員が多い。高市さんも同様です。

こう見ると、小泉推しのグループと高市推しのグループは同じ自民党議員でも政策的には真逆、水と油の関係にあると言えます。残りの3人で言うと、林さんは小泉さんの立ち位置に近く、茂木さん、小林さんは小泉、高市両氏の中間といったところでしょう」

ただ、総裁選のレースの行方は刻一刻と変化するのが常だという。ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。

796OS5:2025/09/28(日) 22:27:29
「昨秋の総裁選で石破首相が集めたのは議員46票、党員・党友108票の計154票。この石破票がどこに流れるかで、レース模様は大きく変わる。ただ、派閥が解消され、過去の総裁選のように派閥領袖の号令で票がまとまって動くことは少なく、議員個々人の判断で投票先を決めるケースが増えているため、票読みはかなり難しくなっています。

石破票もその多くは小泉支持に回るとみる向きもありますが、確定的ではない。場合によっては昨年の総裁選で独走予想もあった小泉さんが失速して3位に沈んだように、今回もトップ2のふたりのどちらかが失速し、3位予想の林さんが浮上して決選投票に駒を進めるというシナリオもありえます」

自民党関係者はこう話す。

「唯一派閥を維持している麻生派の動きからも目が離せません。

前回の総裁選で麻生派は高市さん推しだったが、今回はどうなるか、まだ不透明なままです。前回、麻生派が高市プッシュで動いたのは麻生太郎さんが筋金入りの石破嫌いだったからで、特に高市さんを気に入っていたからではありません。

麻生さんの目標は主流派として党内で影響力を振るうこと。麻生さんと小泉さんの関係は悪くない。もし、小泉当選が濃厚なら、勝ち馬に乗れとばかりに、決選投票で派閥票を乗せてきてもおかしくない。

麻生派は43人の大所帯で、石破票同様にその動き次第で総裁選レースの行方は大きく変わりかねないのです」

総裁選に関しては、その行方以外にも疑問がある。それは、なぜ党員全参加の「フルスペック型」にもかかわらず、12日間の短期決戦になったのかということだ。

自民党国会議員秘書がこう苦笑する。
「それには表の理由と裏の理由があります。表の理由は政治空白をできるだけ短くして、世論の批判を避けたいということ。

総裁選は自民の都合で行なうものですから、だらだらと時間をかけていたら、『自民は物価対策もしないで何を長々と総裁選びしているんだ』と国民に叱られてしまいます」

それでは裏の理由とは?

「小泉さんへの配慮でしょう。前回の総裁選で、小泉さんは候補者討論会のたびに議論に詰まるなど、経験不足を露呈して失速した。選挙期間が短ければ、討論会の回数も減り、その分リスクヘッジできる。

総裁選スケジュールを決めた党の執行部は森山裕幹事長以下、小泉さんを石破路線の継承者と見なしてプッシュしている。短い選挙にして小泉さんがボロを出さないようにしたんだと思います」

797名無しさん:2025/09/28(日) 22:27:53
■新総裁の条件は"野党力"?
今回の総裁選を取材する記者たちの間でしきりに交わされるセリフがある。それは「これまでの総裁選で見たことのない景色が広がっている」というものだ。前出の政治部デスクが言う。

「総裁選取材で自民党の議員らに会うと、やたらと野党の話題が飛び出るんです。総裁選は自民党内の選挙ですから、話題になるのは各派閥の動向と相場は決まっている。ところが、今回は旧派閥の動きそっちのけで、野党の動きばかりが話題になっている。こんなことは初めてです」

こうした総裁選を巡る環境の変化について、前出の鈴木氏が言う。

「直近の2度の国政選挙で自公は過半数割れの大敗を喫し、総裁を選んだ後に控える国会での首班指名で、自公が確実に勝つという保証がなくなってしまった。

首班指名を勝ち取り、その後の国会運営、法案成立を進めるには野党の協力がどうしても必要となる。そのため、総裁選ではどの野党と組むかなど、連立の拡大や組み替えが重要な論戦テーマとして浮上しているというわけです」

前出の自民秘書も続ける。

「今回の新総裁は各派閥から広く支持を集めるだけでなく、野党との太いパイプを持ち、連立を見据えた交渉ができる能力があることが当選の条件です。

野党から総スカンを食らって、不信任案を可決されでもしたら、内閣総辞職か総選挙に追い込まれるリスクもある。いわば、野党と協調できる『野党力』が各候補には問われているんです。だから、これだけ野党の動向や反応が総裁選の話題に上るのでしょう」

実際、各候補も党内の実力者を後回しにしてまでも、まずは野党の有力者と会談してその「野党力」の高さをアピールするシーンが目立つ。

「例えば小泉さん。このところ、野党の政治家とのツーショットが多いんです。

まずは8月21日、日本維新の会代表の吉村洋文大阪府知事と万博会場に現れ、会見で『共に改革の魂を持っている』と互いを持ち上げてみせた。そして9月に入ると、今度は台風15号の被害視察を口実に静岡入りし、現地が地元の国民民主党の榛葉賀津也(しんば・かづや)幹事長とツーショットに収まっています。

9月上旬、小泉不出馬説が政界にまことしやかに流れましたが、精力的に野党リーダーとの会談をこなす小泉さんを見ている記者たちの多くは『小泉さんは必ず出馬する』と聞き流していました」(前出・政治部デスク)

となると、気になるのが連立相手の党名だ。現在、衆院で自公は過半数に13人足りない。その穴を埋める議席数を持っているのは立憲民主党(147)、維新(38)、国民民主(27)の3党になる。

ただ、立憲は野党第1党としてあくまでも政権奪取の旗印を立て続けなくてはならない立場だ。そのため、現状では維新、国民が現実的な連立相手として浮上している。前出の須田氏が説明する。

「永田町では小泉さんが首相になれば、そのときの連立相手は維新、高市さんならば国民民主と予想する向きが多い。小泉さんと維新、高市さんと国民の政策が、それぞれ共通点が多いためです」

ただ、実現性という面からすると、維新の連立入りの可能性が大だという。

「一貫して連立入りを否定する国民民主に対し、維新が徐々に連立へとかじを切っていると見えるフシがあるんです。維新には高校無償化や社会保険料の引き下げで自公と合意し、そのお返しとして25年度本予算に賛成したという実績もある。

公明が15年近くも国交大臣ポストを独占しているように、維新も連立入りすれば規制改革関連の大臣ポストを得て、衰え気味の党勢が盛り返す可能性もある。連立入りは維新にとってもかなり魅力的な話なんです」(前出・政治部デスク)

■"多党化"の世界で密室談議を続ける日本の政治風土

一方で、水面下ではドロドロした既得権益狙いの動きも見られる。その一例が9月9日に開かれたある食事会だ。

「林官房長官と馬場伸幸前維新代表、そして旧二階派の継承者で今は落選中の武田良太元総務相の3人が都内の中華料理店で2時間余りの会食をしたんです。林さんと馬場さんは初対面。武田さんは去年の総選挙で地元の福岡11区に維新が立てた候補に負けました。

つまり、武田さんにとって維新は絶対に許せない敵役なんです。その3人が顔をそろえる。永田町が『総裁選後の首班指名、維新連立入りを見据えた密室での談合か?』とざわついたことは言うまでもありません」

798OS5:2025/09/28(日) 22:28:03
この食事会の意味を前出の須田氏はこう読み解く。

「3位予想の林氏、維新内で吉村グループに押し出されて冷遇されている馬場氏、そして旧派閥は二階俊博元幹事長の政界引退で縮小傾向、自身は落選中という武田氏と、3人はいずれも苦境にある。

そんな3人がポスト石破の新政権で主流派として復権すべく、あれこれ密室で談議している。そう受け止められても仕方ない顔ぶれであり、タイミングということ。実際、それに近い話もあったはずです」

前出の政治部デスクもこう同意する。

「総裁選前のこのタイミングですから。林支持グループ、旧二階派の投票行動、さらにはその後の首班指名で維新が自民の新総裁に票を寄せてくるのかどうか、連立入りをするのかどうか、食事会を口実にポスト石破選びの勝ち組として生き残るための談合が始まったと勘繰られるのは当然でしょう。

ただ、こうした動きは氷山の一角です。自民党内でポスト石破後を見据えた水面下での魑魅魍魎(ちみもうりょう)めいた動きはもっと活発化していると思います」

こうした動きに、前出の鈴木氏がこう苦言を呈する。

「ヨーロッパでは多党化が定着し、議会で単独過半数を取る政党がほとんどない。そのため、選挙の100日くらい前から、多党連立を前提にどの党と組んでどんな政策を実現するのか、徹底的に公開で議論するシステムが整備されています。日本も当分は多党化の時代が続くでしょう。

だったら、自党の政策を明確にする前にやたらと野党との連立を求めてラブコールを送ったり、密室で事前謀議をしていると疑われたりするような行ないは自重すべきです。

首班指名も連立交渉も密室で裏交渉するのでなく、ヨーロッパ諸国のように表舞台で堂々とやってほしい。

こんな旧態依然の政治手法がまかり通るようでは、日本の政治がますます劣化するのではないかと心配しています」

多党化時代を迎えた日本の政治シーンが次のステップへと飛躍するのか、それとも依然くすぶったまま低空飛行を続けることになるのか? 今回の自民総裁選は日本政治の未来を占う試金石になるかもしれない。


写真/共同通信社

799OS5:2025/09/28(日) 23:16:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c0caa02b490de0d5f754924e1cf490d7848c81f
小泉氏と高市氏が先行し林氏が追う展開も決選投票の公算、「連立」トップは維新…読売調査
9/28(日) 21:46配信
読売新聞オンライン

自由民主党本部

 自民党総裁選(10月4日投開票)を巡り、読売新聞社は国会議員の支持動向を調査した。自民支持層を対象とした電話調査から試算した党員・党友票と合わせると、上位2人による決選投票となる公算が大きく、小泉進次郎農相(44)と高市早苗・前経済安全保障相(64)が先行し、林芳正官房長官(64)が追う情勢だ。2割弱の票の行方は不明で、誰が決選投票に勝ち残るかは流動的な面がある。

【ランキング】党首の好感度、一番高いのは誰?

 総裁選は、国会議員票295票と同数の党員・党友票の計590票を争う。第1回投票で過半数を得た候補がいなければ決選投票となり、議員票295票に加え、各都道府県で党員・党友票の得票が多い候補に1票ずつ47票が割り振られる。


 国会議員の支持動向は28日時点で90%に当たる265人から意向を聞き取るなどして確認した。小泉氏が71人と最多で、林氏が52人、高市氏が38人、小林鷹之・元経済安保相(50)と茂木敏充・前幹事長(69)が各29人となった。「未定」「答えない」が46人、未回答が30人いた。

 自民支持層調査は、27〜28日に47都道府県で行い、9195人の回答のうち、自民を支持すると答えた3143人の回答を分析した。どの候補を最も支持するかを尋ねたところ、小泉氏が40%で、高市氏が25%、林氏が16%と続いた。小林氏が5%、茂木氏は4%で、9%は支持候補を明らかにしなかった。このうち党員・党友と答えた519人では、小泉氏41%、高市氏28%、林氏13%、小林氏8%、茂木氏4%だった。

 自民支持層の回答を基に党員票を試算すると、小泉氏120票、高市氏75票、林氏48票、小林氏14票、茂木氏11票となった。議員票との合計では、小泉氏191票、高市氏113票、林氏100票、小林氏43票、茂木氏40票だった。得票率は小泉氏で3割にとどまっており、決選投票にもつれ込む可能性が高まっている。

高市氏支持者は国民がトップ
 自民党支持層調査で、立憲民主、日本維新の会、国民民主の3党のうち、自民、公明両党の連立政権に加わるならどの政党が最も望ましいかを尋ねたところ、トップは維新の35%で、国民民主は22%、立民は15%だった。総裁選で支持する候補者ごとに見ると、高市早苗氏を選んだ人では国民民主39%が維新28%を上回ったが、その他はいずれも維新が最多で、小泉進次郎氏を挙げた人では維新41%、立民17%、国民民主16%の順だった。





 新しい総裁に最も優先して取り組んでほしい政策や課題を8項目から選んでもらうと、「物価高対策」が最多の32%で、「外交や安全保障」16%、「景気や雇用」14%、「社会保障」10%、「自民党改革や政治資金問題への対応」8%などと続いた。

800OS5:2025/09/28(日) 23:37:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/66eb53b61423946062a531cae700c63100743f60「自分以外で総理になってほしい人は?」手が止まる4候補 林芳正氏だけは…総裁選討論会
9/28(日) 7:00配信

産経新聞

自民党総裁選のネット討論会で「自分以外に投票するなら」という問いに対し、林芳正官房長官(中央)以外は指を出さなかった=27日午後、東京都世田谷区(相川直輝撮影)

自民党総裁選(10月4日投開票)の5候補が27日夜、東京都内で臨んだ討論会「ひろゆきと語る夜」で自分以外に首相になってほしい候補を挙げるよう求められた際、林芳正官房長官以外の4候補が応じなかった場面があった。高市早苗前経済安全保障担当相は「難しい」と漏らし、小泉進次郎農林水産相も「うーん」と苦笑いを浮かべた。

【写真】世良公則氏のベースに合わせ、ドラムを叩く高市早苗氏

■「目をつむってやりませんか」

討論会を主宰する実業家のひろゆきさんが「最後に一個いいですか。自分以外に、この人が総理大臣になってほしいと思う人を指さしてもらいたい」と突如提案した。

上位2人による決選投票を見据え、連携を模索する意中の候補を明らかにしたと映りかねない行為といえ、小林鷹之元経済安保相も表情を硬くするなど候補の中に微妙な雰囲気が漂う。「目をつむってやりませんか」と助け舟を出したのが林氏だった。

その後、司会者はひろゆきさんに討論会の感想を尋ね始めるなど5候補に対し1分超の考える時間を確保。ひろゆきさんが「どの人が総理大臣に向いていると思いますか。せーの」と促したが、4候補の手は動かないまま。

司会者は「最後にすごい時間がやってきました」と述べ、討論会を締めくくった。

目をつむった林氏が指を向けた先は茂木敏充前幹事長だった。(奥原慎平)

801OS5:2025/09/28(日) 23:38:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f38157c0306212397e267a304d4a3852b4704e6
自民総裁選動向調査 小泉氏が議員票の3割固める 林氏は前回から上積み公算、情勢流動的
9/27(土) 19:47配信

産経新聞

自民党総裁選 議員票の行方は…

10月4日投開票の自民党総裁選で、産経新聞社は党所属国会議員の動向を探った。小泉進次郎農林水産相(44)が議員票295票のうち約3割を固め、選挙戦を優位に進めている。林芳正官房長官(64)は所属していた旧岸田派を中心に2割弱に達し、さらなる上積みを狙う。一方、約2割の議員の対応が明らかになっておらず、情勢はなお流動的だ。

【ひと目でわかる】候補者5人はバズってる!? ユーチューブ公式チャンネル活用法を徹底比較

高市早苗前経済安全保障担当相(64)を支持するのは旧安倍派や保守系議員が中心で、議員票は1割強にとどまっている。前回総裁選の1回目投票では72票を獲得したが、今回も同程度まで積み上げられるかどうかは微妙な情勢だ。ただ、党員・党友票(295票)は報道各社の調査で上位2人以内に入る勢いで、議員の判断に影響する可能性がある。

小泉氏は、党内唯一の派閥である麻生派や、解散した5つの旧派閥、無派閥問わず幅広い議員の支持を受ける。前回獲得した議員票ではトップの75票を超える勢いだ。

林氏の陣営は旧岸田派が中核を担う。石破茂首相の側近議員らも支援に回っており、行き場を失った「石破票」などを取り込んで、前回の38票を上回る可能性がある。

小林鷹之元経済安保担当相(50)は所属していた旧二階派や地元・千葉県選出の議員らで約1割を固めたが、伸び悩んでいる。旧茂木派議員を中心に支援を受ける茂木敏充前幹事長(69)も1割弱にとどまる。もっとも、1回目の投票ではいずれの候補も過半数には届かず、上位2人による決選投票となる見込みだ。

20、21両日に実施した産経とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、次の総裁にふさわしい人物を尋ねたところ、「自民支持層」の回答は、小泉氏35・2%▽高市氏22・5%▽林氏18・6%▽茂木氏5・3%▽小林氏4%。ただ、実際の党員の動向とは異なる可能性がある。

802OS5:2025/09/29(月) 09:04:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2eea5037bf4b400c548e29c4689fc77fb719860
小泉進次郎氏が自民党総裁選の決選投票をにらんで2人の元首相に“特大手形”発行か 岸田文雄氏に副総理兼外相、菅義偉氏には党副総裁へ就任要請の可能性
9/29(月) 7:14配信

NEWSポストセブン

長老たちにも“特大手形”発行か(左から岸田文雄氏、菅義偉氏/時事通信フォト)

 小泉進次郎・農相、高市早苗・前経済安保相、林芳正・官房長官、茂木敏充・前幹事長、小林鷹之・元経済安保相の5人が立候補した自民党総裁選では、序盤から小泉氏のリードが伝えられている。物価高対策などの課題が解決できる新しいリーダーとして支持を集めているのであればいいのだが、内実は違う。党内の有力者の意向のままに大臣ポストが配分される、古い自民党長老政治の再生産なのである。小泉選対では菅義偉・元首相が顧問、加藤勝信・財務相が本部長に就任し、60人以上の議員が何かの役職について党員票集めに動いている。そして、入閣を約束する「大臣手形」を切り札に、ライバル陣営切り崩しを進めているという。その内幕を抉る。【全4回の第2回。第1回から読む】

【一覧】副総理は岸田文雄氏、幹事長は高市早苗氏… 早くも出回る「小泉進次郎内閣の顔ぶれ」

決選投票に向けた旧岸田派との"密約"
 小泉陣営は決選投票への備えも抜かりはない。

 総裁選は1回目の投票で誰も過半数を取れなければ上位2人の決選投票が行なわれる。投票するのは国会議員295人と都道府県連代表(各1票)だ。

 小泉氏は出馬演説で「一致団結」を掲げ、他の4人の候補の能力を持ち上げたうえで、「総裁選が終われば、みんなで国民のために、ひたむきに汗をかく」と挙党体制を敷くことを強調した。政治評論家の有馬晴海氏はこう語る。

「いきなり演説で総裁候補全員にポストを与えると公約したわけですから、決選投票になった場合には3位以下の候補からしっかり票をもらおうというしたたかな計算がある」

 言ってみれば、決選投票をにらんでライバル候補にまで大臣手形をバラ撒いたのである。

 そして小泉氏と高市氏の決選投票になれば、キャスティングボートを握ると見られるのが旧岸田派だ。政治ジャーナリスト・藤本順一氏はその旧岸田派と小泉陣営には決選投票に向けた"密約"があると指摘する。

「林氏という自前の総裁候補を抱える旧岸田派は他の3候補には推薦人を出していないのに、小泉陣営にだけは2人の推薦人を出した。これは『小泉・高市の決選投票になれば林陣営、つまり旧岸田派は丸ごと小泉を推す』という合意があることを示唆している。だから推薦人の2人は林氏を裏切ったというわけではなく、派閥の了解のうえで、いわば合意の"保証人"として進次郎氏の推薦人に加わったと考えたほうがいい」

 さらに小泉陣営はその旧岸田派を率いる3長老の一人、岸田前首相に特大の大臣手形を切る人事構想を持っているという。藤本氏がこう続ける。

「小泉内閣が誕生すれば、岸田文雄・前首相を『副総理兼外相』として入閣を求める可能性がある。政治キャリアを考えると小泉氏が総理・総裁になっても政権を安定させるのは容易ではない。

 そこで総理経験者の長老である岸田氏に内閣の要、主流派が政権を支える象徴として副総理に入ってもらい、外務大臣を兼務してもらう。岸田さんは退陣後も外交に意欲的で今年4月には石破茂・総理の前捌きとして東南アジアを歴訪し、8月に横浜で開かれたアフリカ開発会議では議長代理を務めた。そうしたことを踏まえての、小泉氏との阿吽の呼吸で副総理兼外相に就任する」

 第2次安倍内閣で党内基盤を強化するため首相経験者の麻生氏が副総理兼財務相に起用された。そのやり方を彷彿させる人事構想だ。

 3人の長老のもう一人、菅義偉・元首相はもともと小泉氏の後見人的存在であり、今回の総裁選では小泉選対の顧問を務めている。「小泉総裁になれば、菅さんは副総裁に留任して文字通り後見人として強い発言権を持つでしょう」(藤本氏)

(第3回に続く。第1回から読む)

※週刊ポスト2025年10月10日号

803OS5:2025/09/29(月) 09:09:37
https://www.news-postseven.com/archives/20250929_2067125.html?DETAIL&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link



自民党総裁選を優勢に進める小泉進次郎氏 他陣営を切り崩す「大臣手形」という“切り札”、最重要ターゲットは麻生太郎氏、岸田文雄氏、菅義偉氏の3長老


 5人が立候補した自民党総裁選では、序盤から小泉進次郎・農相のリードが伝えられている。物価高対策などの課題が解決できる新しいリーダーとして支持を集めているのであればいいのだが、内実は違う。党内の有力者の意向のままに大臣ポストが配分される、古い自民党長老政治の再生産なのである。何が起きているのか、内幕を抉る。【全4回の第1回】

他陣営を崩す「大臣手形」という“切り札”
 小泉進次郎・農相、高市早苗・前経済安保相、林芳正・官房長官、茂木敏充・前幹事長、小林鷹之・元経済安保相の5人の論戦が続くなか、

「1回目の投票で過半数を取り、一気に勝負を決める」

 と大号令をかけたのが、優勢と見られている小泉氏の陣営だ。

 自民党総裁選は国会議員票(295票)と約92万人の党員・党友票(295票に換算してドント方式で各候補に配分)の合計で決まる。

 新聞各紙の世論調査では高市氏の支持が多いが、自民党支持層に限ると逆転し、小泉氏の支持率は2位の高市氏を大きく引き離している。

「党員票は実数で4割取れば過半数に近い配分になる。決選投票に持ち込まずに1回目の投票で勝つには国会議員票を過半数より上積みする必要がある」(小泉陣営の議員)

 小泉選対では菅義偉・元首相が顧問、加藤勝信・財務相が本部長に就任し、60人以上の議員が何かの役職について党員票集めやライバル陣営切り崩しを進めている。

 効果的なのが入閣を約束する「大臣手形」だ。

 ポストの約束は優勢な候補でなければ効果が薄い。小泉氏ならではの“切り札”と言える。

「総裁選の告示前から入閣情報が乱れ飛び、小泉陣営は他候補の陣営の切り崩しに動いていた。派閥全盛期の総裁選と変わらない」(中間派議員)

 推薦人の顔触れにそれが現われている。

 小泉氏は対立候補の1人、茂木氏が率いた旧茂木派から加藤財務相を推薦人代表の選対本部長に据え、他に3人の旧茂木派議員を推薦人に加えた。

「大臣手形で加藤氏を釣って、茂木陣営を切り崩した」(同前)

 その小泉氏が最重要ターゲットにしているのが、麻生太郎氏、岸田文雄氏、菅氏という3人の首相経験者だ。

 政治評論家の有馬晴海氏はそこにも大臣手形が切られていると見る。

「進次郎氏は3人の長老に挨拶に行った。それは他の候補も同じだが、総裁になっても長老たちに頼らなければ党運営、政権運営ができないからです。総裁選への協力をお願いするのだから、当然、見返りが必要になる」

 たとえば、今回の総裁選に候補を擁立しなかった麻生派約50人の票は総裁選の行方を左右すると見られている。

「麻生派は林陣営を除く4人の候補に推薦人を貸しているが、顔触れを見ると、小泉氏の推薦人になった中西健治、牧島かれん、田中和徳の3人は新入閣、再入閣の待望組。麻生さんは派閥の入閣候補3人を全員小泉陣営に預けたわけで、これは進次郎氏が一番有力だと考えているとのメッセージに見える。勝利すれば小泉内閣でこのなかから大臣が選ばれる可能性が濃厚です」(有馬氏)

(第2回に続く)

※週刊ポスト2025年10月10日号

804OS5:2025/09/29(月) 16:28:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/e32cd8e3e7ff52d4f8346cb8dbaab360b349f1e6
【解説】総裁選は小泉氏、高市氏、林氏のうち2人の決選投票の見方 林氏“猛追”は安定感と石破首相発言追い風か 小泉陣営は強気の見方
9/29(月) 12:24配信


FNNプライムオンライン(フジテレビ系)

FNNプライムオンライン

投開票まであと5日となった自民党の総裁選挙。
今後の総裁選情勢について、国会記者会館から木村祐太記者が中継でお伝えします。

猛追する林氏がトップ争いに食い込む情勢となり、1回目の投票で誰も過半数を取れず、小泉氏、高市氏、林氏の3人のうちの2人の決選投票になるとの見方が飛び交っています。

林氏急伸の理由について周辺は、討論でライバルの能力を称賛したり、英語でスピーチしたりする「安定感」にあると分析し、「石破首相が『自分の政策を引き継ぐ候補が良い』と言ったことも追い風になっている」と話しています。

ただ、世論調査では小泉氏、高市氏に続く3位で、国会議員票と同じウェートを持つ党員票で追い上げを図れるかが焦点です。

投稿要請問題の影響が懸念される小泉氏ですが、29日朝も複数の周辺議員が「本人も謝罪したし影響は少ないだろう」「議員票トップは変わらない」と強気の見方を示しています。

一般の世論と党員票の動向は異なるとの見方もあり、小泉氏が優勢を維持するか注目されます。

高市氏は議員票が3位ですが、周辺は「議員を説得している。1票ずつ積み上げたい」と話す他、「党員票で圧倒し、議員の心理に働きかける」と意気込んでいます。

決選投票が確実視される中、各陣営の決選投票での戦略にも注目が集まりはじめています。

フジテレビ,政治部

805OS5:2025/09/29(月) 16:30:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe3b790599560272365e70658935dad40700852e
「ステマ問題」が総裁選に与える影響「小泉、林で決選投票になった場合…」ベテラン記者予測
9/29(月) 16:01配信」相関図

 小泉陣営の議員事務所が陣営関係者に「ニコニコ動画」に小泉氏への称賛コメントを書くよう要請したとする問題。コメントの中は「ビジネスエセ保守」と、保守色の強い高市早苗・前経済安保担当相に向けたとみられる内容もあった。星氏は「今回の問題、一応候補者同士は冷静にというか平静を見せてますけど。高市さんの陣営からすると『ビジネスエセ保守』とか言われて相当頭にきている人たちがいますよね」と話した。

 番組では、この日発表された読売新聞の調査による「自民党総裁選の情勢」を紹介。小泉氏、高市氏の順で、それを追う林芳正官房長官と状況を伝えると、星氏は「小泉、高市さんで決選投票になった場合はそれで競い合うんですが、仮に小泉、林で決選投票になった場合ですね。高市さんの票がどこに行くのか」と想像。また「どちらかというと小泉さんの方が林さんより保守派なので、従来は高市さんの票は小泉さんに行くんじゃないかと言われいたんだけど、このステマ問題で高市陣営の票がもしかしたら林さんの方に一部流れるんじゃないかと。小泉さん(の陣営)に悪口言われたわけですからね」と苦笑した。

 星氏は「この問題は全体にも影響、とりわけ決選投票になった場合に影響してくる可能性が出てきましたね」と話していた。

806OS5:2025/09/29(月) 20:59:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/e35cf43d6ba7a2489c7312a3d2f7d3fcec293078
連立拡大、臨時国会までの調整焦点 与党に10月中旬召集案 自民総裁候補、維・国へ照準
9/29(月) 19:01配信


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時事通信

自民党総裁選に出馬した候補者。(写真左から)小林鷹之氏、茂木敏充氏、林芳正氏、高市早苗氏、小泉進次郎氏

 政府・与党は新首相の指名選挙を行う臨時国会を10月14日以降に召集する検討に入った。

 同4日投開票の自民党総裁選を受けたもので、政権安定へ連立の枠組み拡大を探る時間を確保する。各候補は日本維新の会や国民民主党に照準を合わせるが、政策協議や選挙区調整は難航が必至。召集までに話し合いがどこまで進むかが焦点となる。

 自民幹部が29日に明らかにした。30日に立憲民主党と国対委員長会談を行い、日程調整に入る。

 首相指名選挙は召集日に実施する想定。直近3回の総裁選では2〜5日後に新首相を選出した。10日後でも異例と言え、早期開会を求める野党が反発する可能性もある。

 議員票固めでリードする小泉進次郎農林水産相(44)は、連立協議に一定の時間を要するとの考え。28日のNHK番組で「信頼関係を構築し、その先に出てくるのが連立だ」と語った。小泉氏が勝利すれば、国会開会を10月20日ごろに先延ばしするとの見方もある。

 小泉氏を支える菅義偉元首相は24日、維新の遠藤敬国対委員長と国会図書館で会談。菅氏に近い森山裕幹事長も25日に遠藤氏と会談した。物価高対策を議論したとされ、連携の地ならしだったとの観測も出ている。

 一方、首相指名選挙までに新たな連立枠組み合意を目指すと明言するのが高市早苗前経済安全保障担当相(64)。選挙区調整は先送りする考えで、NHK番組では「最初の組閣から(野党に)加わってもらう」と踏み込んだ。

 立民が主張する「給付付き税額控除」導入に前向きで、他候補が消極的な消費税減税も、食料品の税率引き下げを「排除しない」との立場。国民民主や参政党が検討する「スパイ防止法」整備も公約に盛り込んでいる。

 林芳正官房長官(64)は早期に党首会談を開き、連立協議を呼び掛ける方針だ。2025年度補正予算の年内成立を視野に、早期妥結に至らない場合も案件ごとの合意で政権を運営する構えを示す。

 茂木敏充前幹事長(69)は岸田政権で国民民主の連立入りを模索した経験も踏まえ、「最低でも(来年1月の)通常国会が始まるまでには進めたい」とする。小林鷹之元経済安保相(50)は「連立はベスト」としながらも、憲法改正や安保など基本政策の一致を重視する考えを示している。

807OS5:2025/09/29(月) 21:11:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e27a2709f12987b8ca92bfbe2456a4629fc62b8
自民党総裁選で小泉氏、高市氏を猛追 「ピンチヒッター」の林氏に勢い 麻生氏の鶴の一声が焦点か
9/23(火) 19:31配信


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AERA DIGITAL

自民党総裁選候補の林芳正氏

 石破茂首相の後任を決める自民党総裁選には5人が立候補した。メディアの調査などでは、小泉進次郎農水相と高市早苗前経済安保相がトップを競り合っている情勢で、林芳正官房長官、小林鷹之元経済安保相、茂木敏充前幹事長が続くという順だ。小泉氏と高市氏の決選投票になるという見立てが多いなか、ここにきて支持を広げてきているのが、林氏だ。

【写真】まるでキングメーカー3人の”悪だくみ”? 首相経験者3人の意味深な表情の一コマ

  *  *  *

 岸田文雄元首相が率いた旧岸田派のナンバー2の座長だった林氏。9人が乱立した昨年9月の総裁選にも立候補し、1回目で65票(議員票38票、党員票27票)を獲得したが、これは高市氏、石破氏、小泉氏に次ぐ4番目の得票だった。

 石破政権では官房長官を務めたほか、これまで外相、防衛相、文科相、農水相など、どの候補よりも重要閣僚を歴任している。音楽好きとしても知られ、外相時代にイギリスのG7の夕食会で、即興でピアノを演奏したエピソードは有名だ。昨年の総裁選でも、演説会前に控室で他の候補を前に演奏し、それがSNSにアップされると「いいね」が数多くついていた。

「昨年はとうてい勝ち目はない出馬で、総裁選後の有力なポスト確保が狙いだった。しかし、今回は手ごたえがある」

 と、林氏を応援する旧岸田派のA議員は顔をほころばせる。

■林陣営が取り込み狙う「石破票」

 このA議員は、総裁選の1回目の投票でトップに立つのは小泉氏だとみている。林氏が決選投票に進むためには議員票、党員票とも昨年から上積みして、高市氏を上回る必要があるとみる。

 まず議員票。林氏の陣営が狙っているのは、昨年の総裁選で石破氏がとった「石破票」だ。

 昨年の総裁選で石破首相が勝ったのは、旧岸田派の票が決選投票で石破首相に流れたことが大きかったのは知られるところだ。A議員が振り返る。

「決選投票に高市氏が出てくれば、旧岸田派はそうでない候補にと決まっていた。たぶん、旧岸田派やそれに近い議員から、40から50票は石破首相に乗ったと思う。私も石破首相に1票でした」

 昨年の決選投票で石破氏が獲得した議員票は189票。「高市氏以外」を求めた議員が多かったとすれば、今回は小泉氏にも多く流れるだろうが、林氏も高市氏よりは一定数取り込めるとみられる。

「小泉氏や高市氏の陣営は『石破おろし』を目論んだ議員がそれなりに支援をしている。うち(林氏)の陣営は『石破おろし』にはほとんど参戦していないことが強み」(A議員)

808OS5:2025/09/29(月) 21:12:01
■まだ派閥に指令を出していない麻生氏

 一方、高市氏は昨年の総裁選では1回目の投票で議員票72票を獲得したが、これは石破首相誕生を阻止しようとする麻生太郎最高顧問が率いる麻生派が高市氏を支援したことが大きかった。だが、石破氏が首相となり、麻生派は非主流派に転落。現在、麻生氏は高市氏支持を明確にしていない。麻生派のB議員が説明する。

「どうすれば主流派に返り咲けるか、総理に影響力を行使できるかが最大のポイントでしょう。昨年は麻生氏から『高市だ』と指令がありました。今年はまだ何もありません。党内唯一の派閥で結束は固いので、親分麻生氏の鶴の一声で、一気に動きます」

 また、高市氏の支持の中核である旧安倍派は、裏金問題が影響して、昨年の総裁選後にあった衆院選、参院選で議員を大きく減らしている。これも林氏には有利に働くはずだ。

 A議員とB議員が持っていた自民党内の「票読みリスト」では、議員票は小泉氏が約110票を獲得すると予想されているのに対して、高市氏は40〜50票と昨年よりかなり減らす数字になっていた。そして林氏は60〜70票と高市氏を上回る勢いだった。

 一方、党員票はどうか。

 記者が自民党県連幹部らに取材すると、真っ先に名前が挙がるのは小泉氏だが、次いで出るのは高市氏と並んで林氏だった。

「小泉氏はまだ若すぎる。高市氏は政治手腕より、右寄りのイデオロギーが先行した感があります。野党と連立を組まないといけない難しい政局。林氏の安定感は魅力です」

 などと林氏を推す声があった。ただ、一方で、

「林氏は安定しすぎて何もせず、解党的出直しと言っていたのが反故にされそう」

 と心配する意見もあった。

 かつて自民党宏池会(旧岸田派)の職員だった政治評論家の田村重信氏はこう話す。

「昨年の総裁選で林氏が勝てる見込みは正直、なかった。しかし今回は違います。長く重要閣僚をやり、官房長官で露出回数が増え、ピアノ外交などでそれなりに知名度があがってきた。また、旧岸田派もまだまだ結束力は固い。前回は、高市氏が急上昇して決選投票にまで進出してアッと驚かせた。今回、その可能性があるのは林氏でしょう」

809OS5:2025/09/29(月) 21:12:15
■小泉首相だと「世代交代が進んでしまう」

 林氏が1回目の投票で高市氏を上回り、小泉氏vs.高市氏という決選投票の構図が、小泉氏vs.林氏という展開になるとどうなるか。

「小泉氏の最大の武器は若さと突破力、勢いです。一方、林氏は小泉氏に欠けている経験と安定感が売りです。この2人が決選投票になれば、林氏は石破首相の継承を訴えており『石破票』も期待できる。旧岸田派の援護も盤石です。旧茂木派は小泉氏が首相になると一気に世代交代が進んでしまって茂木氏の出番がなくなるので、林氏のほうが組みやすい。同じ理由でベテラン議員や地方からも、林氏に票が集まる可能性があります」(田村氏)

 林氏が外相になったときは、当時の幹事長だった甘利明氏が衆院選の小選挙区で敗れた責任をとって辞任、当時外相だった茂木敏充氏が幹事長に就任したため、後を引き継いだ。官房長官に就任したときも、前任の松野博一氏が裏金問題で更迭されたためだった。2度目の農水相になった際も、西川公也農水相が政治資金疑惑で辞任したのを受けた再登板だった。

 何度もピンチヒッターとして登場してきた林氏。誕生日が1月19日なので「永田町の119番」と自ら語っているほど、ピンチに登場する人物だ。

 林氏は9月23日の総裁選の共同記者会見でも、

「閣僚経験でも先発より抑えのほうが多かった。誕生日にちなんで119番と言われております。厳しい局面での経験をさせていただいた」

 とアピールした。

 自民党史上初の「総裁選前倒し」の動きが高まり、自民党が分裂寸前に石破首相が辞任したという危機を経ての総裁選。自公連立政権は衆参とも過半数割れという緊急事態にある。このピンチに舵を取る総裁も、「119番」の林氏になるのだろうか?

(AERA編集部・今西憲之)

今西憲之

810OS5:2025/09/30(火) 21:59:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fde36d14d609f487ba3fd29246d69eb14c7376c
【小泉氏「ステマ問題」】“指示”の牧島氏は「功を焦った」? 高市VS.林の決選投票も 自民党のモラル問われる総裁選 
9/28(日) 16:40配信

AERA DIGITAL

窮地の小泉進次郎氏

 自民党総裁選(10月4日投開票)の行方は――。小泉進次郎・農林水産相、小林鷹之・元経済安全保障担当相、高市早苗・前経済安全保障担当相、林芳正・官房長官、茂木敏充・前幹事長の5人が立候補しているが、小泉氏と高市氏の一騎打ちとみられていた。だがインターネット上で、小泉氏に好意的なコメントを書き込むよう陣営が依頼したという「ステマ問題」が26日に浮上。混迷の度合いが増してきた。

【写真】小泉陣営の“自滅”で急浮上の可能性?「政界の119番」は、この人

*  *  *

■デジタルには強いと自負の牧山氏だが…

「総裁選に関わることであり、申し訳なく思う」
 小泉氏は26日の閣議後の記者会見でこう謝罪した。小泉陣営で総務・広報班長を務めていた牧島かれん元デジタル相の事務所が、陣営関係者にインターネット上の動画「ニコニコ動画」に小泉氏に好意的なコメントを書き込むよう依頼するメールを送信。コメントの参考例を示し、「あの石破さんを説得できたのスゴい」といった小泉氏称賛について以外にも、「ビジネスエセ保守に負けるな」「やっぱり仲間がいないと政策は進まないよ」と他候補を中傷する文言があったという。右派的な言動が目立ち、酒席嫌いを公言する高市氏を念頭に置いたものとみられる。

「事務所の判断で参考例を送ったが、私自身の確認不足により、一部いきすぎた表現が含まれてしまった」などと釈明し、班長を辞任した牧島氏。神奈川17区選出の衆院議員(5期)でデジタル相などを務めた。牧島氏の選挙区の自民党市議はこう話す。
「私のところには牧島先生の事務所からの指示やメールは一切来ていませんでした。先生はデジタル大臣をやられましたし、デジタルには強いと自負されているんですよ。先生本人もSNSでいろいろ発信されて、私もよく見ているんですが……」

牧島家と小泉家には深いつながりがある。牧島氏の生まれは小泉氏と同じ神奈川県横須賀市。今年2月に死去した父親の牧島功氏は、小泉氏の祖父の純也元防衛長官、父の純一郎元首相の秘書を務めるなど、進次郎氏まで3代にわたって小泉氏を支えてきた。小泉氏の地元である神奈川・横須賀の後援者は解説する。
「小泉家には身内の秘書から議員を出さないという不文律があるんですよ。ところが、牧(島功)さんは純一郎さんに反対されながら横須賀市議になったんです。その後、神奈川県議に立候補し、純一郎さんが支援する県議候補とぶつかった。そのときに小泉家との関係が致命的にダメになりました」

811OS5:2025/09/30(火) 22:00:19
■地元からも「進次郎首相は、まだ早い」の声

 県議会議長まで務めた牧島氏。現在は小泉家と和解しているという。

 小泉氏と牧島氏が初めて立候補したのは、同じ2009年の衆院選。小泉氏が当選する一方、牧島氏は落選した。神奈川県内のある市議は言う。
「(小泉)進次郎とかれんちゃんは、自民党の神奈川県連で役員を一緒にやっていた時期があり、それなりに親しい仲。かれんちゃんは腰の低いタイプで、明るい人。それが何でこんなことになったのか不可解です」
 前出の後援者はこう語る。
「かれんさんは小泉陣営の広報担当としてアピールしたかったんじゃないかな。岸田内閣でデジタル大臣を務めたあと、行政改革担当相などもしましたが、その後はパッとしない。進次郎総裁になったら、取り立ててもらおうと、功を焦ったんでしょうね」

 一方で同じデジタル相経験者で今回は自身は立候補せず、小泉氏支援に回った河野太郎氏は直接、党員に働きかけているという。県内の市議は話す。
「地元の支援者たちに河野さん本人が直接、『小泉進次郎を頼む。投票用紙のハガキの到着締め切りは10月3日。9月30日中に投函してくださいと書いてとあるけど、できれば早めにお願いします』と電話をしています」

 問題発覚の26日に「総裁選辞退」という言葉がX(旧ツイッター)のトレンド入りまでした。小泉氏の地元の受け止めはどうなのか。
「地元では、『進次郎首相は、まだ早い』という意見をよく聞きます。私自身もそう思います。出馬会見や討論会を見ていても、下に置いてあるペーパーを見ることが多い。自分の持論というものがないんです。父の純一郎さんには、郵政改革などの持論があった。信念がないまま首相になったら、官僚の操り人形になってしまう」(後援者)

 ペーパーについては24日に行われた自民党総裁選の公開討論会で、読み上げていることを聞かれた小泉氏は「何度も推敲を重ねて」などと発言した。これについて25日に放送されたTBS系「ひるおび!」で、毎日新聞の佐藤千矢子論説委員から、(ペーパーを)書いているのは木原誠二元官房副長官だという指摘があった。佐藤氏は「用意されたものに、自分なりにアレンジしているんだということで、紙を見てます、他の人が書いてますと認めた上で、そのまま突っ切るという感じの答えをしてましたね」などと述べた。

■焦点の「石破票」の行方は?

「ステマ問題」発覚前の総裁選の情勢は国民的人気の高い小泉氏と高市氏を、林氏が追う展開だった。時事通信解説委員の山田惠資はこう話す。
「自民党員に総裁選の投票用紙が届いたのは9月24日頃から。最初の3日間で投票する人が50%くらいだろうと言われている。ステマ騒動が載った『週刊文春』が発売されたのは26日で、小泉さんにとっては悪いタイミングでした」

 最新情勢についてはこう見ている。
「小泉さんがリードしていましたが、ステマ騒動で党員票も議員票も削られる可能性がある。高市さんが、ひっくり返したかどうかは、これから出てくるマスコミ各社の世論調査や議員の動向を見てみないとわからない。林さんが急浮上する可能性もあります」

 今回はフルスペック型で、国会議員の衆参議長を除く295票と、同じ295票が党員・党友票に割り当てられ、計590票を争う。1回目の投票で過半数を得た候補がいない場合、上位2人での決選投票が行われる。候補者が5人出ているため、決選投票になる可能性が高い。

 これまでの見立て通りの高市VS.小泉もあれば、高市VS.林、小泉VS.林の決選投票もあり得る状況だ。注目されるのが、「石破票」の行方だ。石破茂首相は昨年の総裁選の1回目の投票で党員108票、議員46票で計154票を獲得した。石破氏は閣僚である小泉氏、林氏を後押しする考えをにじませてきたが、現在は林氏に傾いているという見方もある。
「これから総裁選は後半戦。もう一度、小泉陣営がヘマをすると昨年のように失速することもあり得ます。小泉さんは危機感を持ってやっていけるかどうか。まだまだ予断を許さない状況が続きます」(山田氏)

 ステマ問題について自民党に警鐘を鳴らす声もある。高市氏を支持する議員の秘書だった男性は言う。
「モラルが問われています。小泉陣営がこんな問題を起こしても、小泉氏が総裁になるなら、次の国政選挙で自民党はさらに票を減らすでしょう」

(AERA編集部上田耕司)

上田耕司

812OS5:2025/09/30(火) 22:01:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/db42c3551403c4fbf9013f93454eb2e9bed9f0c6
麻生太郎の不気味な動き、したたかに立ち回る林芳正陣営...。自民党総裁選の隠れたキーマンたちのサバイバル暗躍に注目!
9/28(日) 7:45配信


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週プレNEWS

自民党総裁選に立候補した5人

9月7日の石破茂首相の辞任表明を受け、ついに動き出した次の総裁=総理選びの戦い! だが、今回の総裁選は永田町を取材する記者からすると「いつもと様子が異なる」という。

参院選の敗北を受け、崖っぷちに立つ自民党の"解党的出直し"の行方は? そして、権力を維持せんとうごめく者たちの思惑とは? ディープに取材した!

*  *  *

■前回総裁選の失敗を生かして......?
いよいよ、自民党総裁選(9月22日告示、10月4日投開票)がスタートする。石破茂首相の辞意表明を受け、自民の新しいトップ、総裁を決める戦いだ。

選挙は党所属の国会議員と党員・党友が投票する「フルスペック型」となる。

国会議員票(295票)と、同数の党員・党友票の計590票で争われ、1回目の投票で過半数を獲得する候補がいない場合、上位2人による決選投票で当選者を決める。そのときの投票総数は議員票295票、地方票47票(各都道府県1票)の計342票となる。

出馬に名乗りを上げたのは小泉進次郎農林水産相(44歳)、高市早苗元総務相(64歳)、林芳正官房長官(64歳)、茂木敏充前幹事長(69歳)、小林鷹之元経済安全保障担当相(50歳)の計5人。

レースの行方を全国紙政治部デスクがこう占う。

「小泉氏と高市氏がほぼ横並びでトップを競り合っている。それを穴馬的存在の林氏が追う展開。小林、茂木の両候補は上位2位までに残るのはかなり厳しい状況です」

各候補の特色をジャーナリストの須田慎一郎氏に解説してもらった。応援団のメンツを見ると、その候補の立ち位置がよくわかるという。

「小泉さんを推すのは旧岸田派、菅グループなどが中心。党の重鎮、ベテランが多く、経済財政的ポジションは改革重視。規制緩和をして民間投資を引き出し、経済成長しようという新自由主義的傾向が強い。外交的には中国に親和的です。また、国の借金を減らすことに熱心なため、減税には後ろ向き。そのほかにもリベラル的性向もあり、選択的夫婦別姓導入、LGBT支援には割と寛容です。当然、小泉さんもこうした政治家のひとりに分類されます」

それでは初の女性首相の期待がかかる高市氏は?

「高市さんを支援するのは旧安倍派所属の議員や当選5回以下の若手が中心。経済財政的には国の赤字を恐れずにまずは政府支出を増やして民間経済を刺激し、成長しようというリフレ派のポジションです。また、外交では中国に警戒的。家族を重視するなど保守性向も強く、夫婦別姓やLGBT支援には反対の議員が多い。高市さんも同様です。

こう見ると、小泉推しのグループと高市推しのグループは同じ自民党議員でも政策的には真逆、水と油の関係にあると言えます。残りの3人で言うと、林さんは小泉さんの立ち位置に近く、茂木さん、小林さんは小泉、高市両氏の中間といったところでしょう」

ただ、総裁選のレースの行方は刻一刻と変化するのが常だという。ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。

「昨秋の総裁選で石破首相が集めたのは議員46票、党員・党友108票の計154票。この石破票がどこに流れるかで、レース模様は大きく変わる。ただ、派閥が解消され、過去の総裁選のように派閥領袖の号令で票がまとまって動くことは少なく、議員個々人の判断で投票先を決めるケースが増えているため、票読みはかなり難しくなっています。

石破票もその多くは小泉支持に回るとみる向きもありますが、確定的ではない。場合によっては昨年の総裁選で独走予想もあった小泉さんが失速して3位に沈んだように、今回もトップ2のふたりのどちらかが失速し、3位予想の林さんが浮上して決選投票に駒を進めるというシナリオもありえます」

813OS5:2025/09/30(火) 22:02:48
自民党関係者はこう話す。

「唯一派閥を維持している麻生派の動きからも目が離せません。

前回の総裁選で麻生派は高市さん推しだったが、今回はどうなるか、まだ不透明なままです。前回、麻生派が高市プッシュで動いたのは麻生太郎さんが筋金入りの石破嫌いだったからで、特に高市さんを気に入っていたからではありません。

麻生さんの目標は主流派として党内で影響力を振るうこと。麻生さんと小泉さんの関係は悪くない。もし、小泉当選が濃厚なら、勝ち馬に乗れとばかりに、決選投票で派閥票を乗せてきてもおかしくない。

麻生派は43人の大所帯で、石破票同様にその動き次第で総裁選レースの行方は大きく変わりかねないのです」

総裁選に関しては、その行方以外にも疑問がある。それは、なぜ党員全参加の「フルスペック型」にもかかわらず、12日間の短期決戦になったのかということだ。

自民党国会議員秘書がこう苦笑する。
「それには表の理由と裏の理由があります。表の理由は政治空白をできるだけ短くして、世論の批判を避けたいということ。

総裁選は自民の都合で行なうものですから、だらだらと時間をかけていたら、『自民は物価対策もしないで何を長々と総裁選びしているんだ』と国民に叱られてしまいます」

それでは裏の理由とは?

「小泉さんへの配慮でしょう。前回の総裁選で、小泉さんは候補者討論会のたびに議論に詰まるなど、経験不足を露呈して失速した。選挙期間が短ければ、討論会の回数も減り、その分リスクヘッジできる。

総裁選スケジュールを決めた党の執行部は森山裕幹事長以下、小泉さんを石破路線の継承者と見なしてプッシュしている。短い選挙にして小泉さんがボロを出さないようにしたんだと思います」

814OS5:2025/09/30(火) 22:03:26
■新総裁の条件は"野党力"?
今回の総裁選を取材する記者たちの間でしきりに交わされるセリフがある。それは「これまでの総裁選で見たことのない景色が広がっている」というものだ。前出の政治部デスクが言う。

「総裁選取材で自民党の議員らに会うと、やたらと野党の話題が飛び出るんです。総裁選は自民党内の選挙ですから、話題になるのは各派閥の動向と相場は決まっている。ところが、今回は旧派閥の動きそっちのけで、野党の動きばかりが話題になっている。こんなことは初めてです」

こうした総裁選を巡る環境の変化について、前出の鈴木氏が言う。

「直近の2度の国政選挙で自公は過半数割れの大敗を喫し、総裁を選んだ後に控える国会での首班指名で、自公が確実に勝つという保証がなくなってしまった。

首班指名を勝ち取り、その後の国会運営、法案成立を進めるには野党の協力がどうしても必要となる。そのため、総裁選ではどの野党と組むかなど、連立の拡大や組み替えが重要な論戦テーマとして浮上しているというわけです」

前出の自民秘書も続ける。

「今回の新総裁は各派閥から広く支持を集めるだけでなく、野党との太いパイプを持ち、連立を見据えた交渉ができる能力があることが当選の条件です。

野党から総スカンを食らって、不信任案を可決されでもしたら、内閣総辞職か総選挙に追い込まれるリスクもある。いわば、野党と協調できる『野党力』が各候補には問われているんです。だから、これだけ野党の動向や反応が総裁選の話題に上るのでしょう」

実際、各候補も党内の実力者を後回しにしてまでも、まずは野党の有力者と会談してその「野党力」の高さをアピールするシーンが目立つ。

「例えば小泉さん。このところ、野党の政治家とのツーショットが多いんです。

まずは8月21日、日本維新の会代表の吉村洋文大阪府知事と万博会場に現れ、会見で『共に改革の魂を持っている』と互いを持ち上げてみせた。そして9月に入ると、今度は台風15号の被害視察を口実に静岡入りし、現地が地元の国民民主党の榛葉賀津也(しんば・かづや)幹事長とツーショットに収まっています。

9月上旬、小泉不出馬説が政界にまことしやかに流れましたが、精力的に野党リーダーとの会談をこなす小泉さんを見ている記者たちの多くは『小泉さんは必ず出馬する』と聞き流していました」(前出・政治部デスク)

となると、気になるのが連立相手の党名だ。現在、衆院で自公は過半数に13人足りない。その穴を埋める議席数を持っているのは立憲民主党(147)、維新(38)、国民民主(27)の3党になる。

ただ、立憲は野党第1党としてあくまでも政権奪取の旗印を立て続けなくてはならない立場だ。そのため、現状では維新、国民が現実的な連立相手として浮上している。前出の須田氏が説明する。

「永田町では小泉さんが首相になれば、そのときの連立相手は維新、高市さんならば国民民主と予想する向きが多い。小泉さんと維新、高市さんと国民の政策が、それぞれ共通点が多いためです」

ただ、実現性という面からすると、維新の連立入りの可能性が大だという。

「一貫して連立入りを否定する国民民主に対し、維新が徐々に連立へとかじを切っていると見えるフシがあるんです。維新には高校無償化や社会保険料の引き下げで自公と合意し、そのお返しとして25年度本予算に賛成したという実績もある。

公明が15年近くも国交大臣ポストを独占しているように、維新も連立入りすれば規制改革関連の大臣ポストを得て、衰え気味の党勢が盛り返す可能性もある。連立入りは維新にとってもかなり魅力的な話なんです」(前出・政治部デスク)

■"多党化"の世界で密室談議を続ける日本の政治風土

一方で、水面下ではドロドロした既得権益狙いの動きも見られる。その一例が9月9日に開かれたある食事会だ。

「林官房長官と馬場伸幸前維新代表、そして旧二階派の継承者で今は落選中の武田良太元総務相の3人が都内の中華料理店で2時間余りの会食をしたんです。林さんと馬場さんは初対面。武田さんは去年の総選挙で地元の福岡11区に維新が立てた候補に負けました。

つまり、武田さんにとって維新は絶対に許せない敵役なんです。その3人が顔をそろえる。永田町が『総裁選後の首班指名、維新連立入りを見据えた密室での談合か?』とざわついたことは言うまでもありません」

この食事会の意味を前出の須田氏はこう読み解く。

「3位予想の林氏、維新内で吉村グループに押し出されて冷遇されている馬場氏、そして旧派閥は二階俊博元幹事長の政界引退で縮小傾向、自身は落選中という武田氏と、3人はいずれも苦境にある。

そんな3人がポスト石破の新政権で主流派として復権すべく、あれこれ密室で談議している。そう受け止められても仕方ない顔ぶれであり、タイミングということ。実際、それに近い話もあったはずです」

815OS5:2025/09/30(火) 22:03:56

前出の政治部デスクもこう同意する。

「総裁選前のこのタイミングですから。林支持グループ、旧二階派の投票行動、さらにはその後の首班指名で維新が自民の新総裁に票を寄せてくるのかどうか、連立入りをするのかどうか、食事会を口実にポスト石破選びの勝ち組として生き残るための談合が始まったと勘繰られるのは当然でしょう。

ただ、こうした動きは氷山の一角です。自民党内でポスト石破後を見据えた水面下での魑魅魍魎(ちみもうりょう)めいた動きはもっと活発化していると思います」

こうした動きに、前出の鈴木氏がこう苦言を呈する。

「ヨーロッパでは多党化が定着し、議会で単独過半数を取る政党がほとんどない。そのため、選挙の100日くらい前から、多党連立を前提にどの党と組んでどんな政策を実現するのか、徹底的に公開で議論するシステムが整備されています。日本も当分は多党化の時代が続くでしょう。

だったら、自党の政策を明確にする前にやたらと野党との連立を求めてラブコールを送ったり、密室で事前謀議をしていると疑われたりするような行ないは自重すべきです。

首班指名も連立交渉も密室で裏交渉するのでなく、ヨーロッパ諸国のように表舞台で堂々とやってほしい。

こんな旧態依然の政治手法がまかり通るようでは、日本の政治がますます劣化するのではないかと心配しています」

多党化時代を迎えた日本の政治シーンが次のステップへと飛躍するのか、それとも依然くすぶったまま低空飛行を続けることになるのか? 今回の自民総裁選は日本政治の未来を占う試金石になるかもしれない。


写真/共同通信社

816OS5:2025/09/30(火) 22:50:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/741ab93ea4a85f2e705636508a58f49d677fc4e7
《衝撃スクープ》小泉進次郎の地元・神奈川県で高市派自民党員が離党させられていた「826人が勝手に…」前衆院議員が実名告白
9/30(火) 21:12配信
文春オンライン

ステマメール問題に揺れる小泉陣営 ©︎時事通信社

〈【小泉陣営も事実認める】小泉進次郎陣営が「ニコニコ動画」で“ステマ指示” 「石破さんを説得できたのスゴい」など24のコメント例、高市氏への中傷も…〉 から続く

【画像】「826人が勝手に…」選管から出された選挙人数訂正発表

“ステマメール”問題に揺れる小泉進次郎陣営。そのお膝元の神奈川県の自民党員826人が、勝手に離党させられていたことが「 週刊文春 」の取材でわかった。

 9月27日、党本部総裁選挙管理委員会名義で「党員投票選挙人数の訂正について」という発表がなされた。神奈川県の選挙人数が57344人ではなく、58170人だったというもの。理由は「一部党員の継続に関し、齟齬があったため」とされているが、実は党員の意思を確認することなく離党させられていたのだ。

 神奈川県連関係者が明かす。

「神奈川9区の支部長を務めていた中山展宏前衆院議員が勧誘した多くの党員に、投票用紙が届いていなかったのです」

大量の高市派党員を“勝手に離党”
 一体、何が起きたのか。中山氏に聞いた。

「9月26日、投票用紙が届いていない党員から連絡がありました。驚いて県連に確認すると、私がこの1年の間にお願いして党員になってもらった約1000人のうち826人が、今年6月に勝手に離党させられていたことが発覚したのです」

 該当者には9月26日夕方、速達で投票用紙が郵送され、翌日には総裁選管理委員会が選挙人数の訂正を発表した。中山氏が続ける。

「私は昨年の総裁選では高市早苗議員を支持し、離党させられた党員の9割超が高市議員に投票した。今年は小林鷹之議員に入れる党員が多いようです」

 つまり、大量の高市派党員が勝手に離党させられていたのだ。では、いったい誰がこのようなことをしたのか――。

 配信中の「 週刊文春 電子版 」では、離党指示を出していた人物が何者なのか、大量離党についての神奈川県連の回答、石破茂首相退陣表明10日前に小泉氏が参加していた選対メンバーとの“極秘会食”、高市氏の立会演説会での“鹿蹴りスピーチ”を監修したスピーチライターなどについて報じている。

「週刊文春」編集部/週刊文春

817OS5:2025/10/01(水) 20:05:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/56b8ee8f8c6626695aa98b910ea768b0d80cc109
首相指名選挙まで異例の1週間超え、連立協議に時間がかかる可能性…召集日決まらず
10/1(水) 10:26配信
読売新聞オンライン

会談に臨む自民党の坂本哲志(左)、立憲民主党の笠浩史両国会対策委員長(30日、国会で)

 自民党総裁選を受けた臨時国会は、10月中旬に召集される見通しとなった。新総裁が選出される同4日から首相指名選挙まで1週間以上を空ける異例の日程となる。新総裁が連立の枠組み拡大も含めて野党の出方を見極めなければならないという事情が背景にある。(荒木香苗)

【表】「フルスペック方式」での総裁選の仕組み

 「政治空白が続いていることは極めて遺憾だ。来週早々に臨時国会の召集を決定すべきだ」。立憲民主党の笠浩史国会対策委員長は30日、国会内で自民の坂本哲志国対委員長にそう苦言を呈した。


自民党総裁選後に想定される主な政治日程

 召集は1週間前に政府が与野党へ伝達するのが通例で、来週の決定であれば召集は10月14日以降にずれこむ。坂本氏は新総裁と対応を協議する考えを強調した。

 衆参両院で過半数を確保していた際、自民は新総裁選出から間を置かずに臨時国会に臨んでいた。事前に日程調整し、昨年は選出から4日後、2021年は5日後、20年は2日後にそれぞれ召集された。

 しかし、衆参で少数与党となり先行きが見通せない中、今回は事前の日程調整には踏み込んでいない。4日の新総裁選出後、6日にも主要な党役員人事を行った上で、召集日を正式決定する段取りまでしか描いていないのが現状だ。

 高市早苗・前経済安全保障相は、首相指名選挙までに連立拡大を目指す考えを示している。新総裁によっては連立の枠組み拡大に向けた協議に時間がかかる可能性があり、自民幹部は「召集までに一定の期間が必要だ」と強調する。

 一方で、あまり遅らせられない事情もある。26〜28日にマレーシアで東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議が予定されるなど、新首相の外交デビューが控えているためだ。自民国対幹部は「外交日程前に所信表明演説と代表質問は終わらせる必要がある」との見通しを示している。

818OS5:2025/10/02(木) 09:04:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/00215992407a17f6d523f61eb93dd1495aa6f8ba
小泉氏に「出馬回避」を依頼した長老と拒否した有力者の名
10/2(木) 6:01配信
「小泉首相」なら史上2番目の若さ

小泉進次郎氏

 自民党総裁選は10月4日の投開票に向けて最終盤を迎えている。1回目の投票で5人の候補はいずれも過半数を確保できず決選投票の可能性が高いとされている。権力闘争である以上、表面化していない暗闘があるのは当然だろう。小泉進次郎農水相陣営による「動画配信サイトへの書き込み問題」、いわゆるステマ問題は大きく報じられたが、そうやって顕在化したのは氷山の一角に過ぎない。実際にはここに至るまでに水面下のやり取りやさや当てが頻繁に行われてきたようだ。意外なことに、最有力とされる小泉氏への出馬回避・辞退を要請する動きもあったという。一体誰が、何のために――。

【写真を見る】小泉進次郎氏に「出馬回避」を依頼した「長老」、拒否した「有力者」とは

 自民党総裁選には5人が立候補しているが、最年少は小泉氏で44歳。次に若いのは小林鷹之元経済安保相で50歳。

 歴史を振り返ると、最年少で首相になったのは初代の伊藤博文で44歳2か月。戦後最年少は2006年に52歳で就任した安倍晋三氏。小泉氏が総裁選に勝利して10月半ばごろに首相に就任すると仮定すればその時点で44歳6か月となり、史上2番目、戦後なら最年少記録を大幅に更新することになる。

出馬回避を持ち掛けた人
「総裁選がスタートする前から小泉氏と高市早苗前経済安保相(64)が2強とされ、そのように推移してきました。総裁選が後半に入って林芳正官房長官の追い上げに注目が集まっていますが、これは小泉氏が総裁に就任することで一気に世代交代が進んでしまうことへの拒否反応が徐々に強まってきて、林氏がその受け皿になっていることの現れでしょう」と、政治部デスク。

 林氏は現在64歳で候補者5人の中では茂木敏充氏(69)に次ぐ年齢だ。今回の立候補は2012年、昨年に続き3回目となる。

「これまで以上に今回は期するところがあったのでしょう。総裁選がスタートする前に水面下で小泉氏側に“出馬辞退”を持ち掛けています」(同)

 どういうことなのだろうか。

「具体的には、かつて宏池会を率いて林氏の後ろ盾となっている古賀誠元幹事長が林氏の依頼を受け、小泉氏の後見人となっている菅義偉元首相と面会し、“小泉氏の出馬を回避してもらえないか”などといった提案をしたということです」(同)

同じ釜の飯を食った間柄
 古賀氏といえば、かつて宮崎県知事だった東国原英夫氏に衆院選への出馬要請を行い、逆に「次の総裁候補にしてくれるなら」という条件を突き付けられ、話題になった人物だ。“運輸族のドン”として未だ国交省や関連業界には隠然とした力を行使している。最近も、長男が経営するコンサル会社が、羽田空港のターミナルビルを運営する日本空港ビルデングの子会社から空港内のマッサージチェア事業をめぐり、数億円単位の利益供与を受けていたことが発覚し、その影響力が永田町雀の口の端に上ったばかりだ。

 菅氏はもともと政治の師と仰ぐ梶山静六元官房長官の所属する平成研究会(最終的には茂木派)にいたが、派閥を退会後に宏池会に所属していた時期がある。つまり、古賀氏と菅氏とは同じ釜の飯を食った間柄だった時期があるわけだ。

“あり得ない”
「古賀氏は旧・宏池会の面々への影響力を保持しているとされています。解散したとはいえ、彼らは今回の総裁選でそれなりのまとまりをもって動いている。古賀氏としては、林氏を総裁に就けることで影響力をキープすることができるとの考えがあるのでしょう。一方の林氏としては、小泉氏がトップに立ち、世代交代が進むことへの危機感が強くある。双方にとって最善のシナリオは、小泉氏が出馬回避すること、と思惑が一致しての要請だったと理解されています」(同)

 言うまでもなく、これらはいずれも古賀氏、林氏の都合でしかない。また「同じ釜の飯を食った」程度の関係性では無理を言えるはずもない。菅氏の返事は古賀氏にとって色よいものではなかったようだ。

「菅氏は古賀氏の提案を断りました。“あり得ない”と一蹴したと言う人もいるほどです。伝わってくる話の中で、出馬回避のメリットが小泉氏にも菅氏にも見当たりませんからね」(同)
 
 目下、猛追が伝えられているとはいえ、林氏の当選の目は薄いという見方が強い。林氏が今後も総裁候補でいられるかどうかは、「議員票で2位以上」を獲得できるか否かがポイントになるという。むろんそんなことはおそらく国民生活とは関係ない話なのだが―ー。

デイリー新潮編集部

新潮社

819OS5:2025/10/02(木) 09:05:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/aacdd3d9ea6e6b81dcb30f0a20d08f710585a2b9
決選投票へ多数派工作激化 他陣営切り崩し、重鎮詣で 自民総裁選
10/2(木) 7:03配信

時事通信

自民党総裁選に出馬した候補者。(写真左から)小林鷹之氏、茂木敏充氏、林芳正氏、高市早苗氏、小泉進次郎氏

 自民党総裁選は4日投開票に向け、各陣営の駆け引きが活発化してきた。

 小泉進次郎農林水産相と高市早苗前経済安全保障担当相、林芳正官房長官のうち2人が決選投票に進むとの見方が多い。3陣営では小林鷹之元経済安保相と茂木敏充前幹事長を含む他陣営への切り崩しや、重鎮詣でといった動きが出ている。

【ひと目でわかる】自民次期総裁にふさわしい人

 「ここからは取る、取られるになる。気を引き締めていきましょう」。坂井学防災担当相は1日、国会近くで開かれた小泉陣営の選対会合で、こう呼び掛けた。

 3日締め切りの党員・党友票は郵送が中心で、党は1日までの発送を呼び掛けた。今後は国会議員票をどれだけ積み上げられるかが勝負の分かれ目になり得る。

 小泉氏の陣営は、議員票で優勢を保つが党員票は高市氏に先行を許していると見ている。陣営幹部は「ぎりぎりまで議員の支持拡大に力を入れる」と強調。ただ、「やらせ」コメント依頼問題で世論の反発を招いており、党内では「小泉氏は失速し、支持が林氏に流れている」(茂木陣営)との見立てが出ている。

 これに対し、高市氏は9月30日、小林氏の推薦人に電話し「党員票が伸び悩んでいて、後は議員票しかない」と支援を要請。1日も国会近くの衆院議員宿舎にこもり、他陣営の議員に電話をかけ続けたという。林陣営の関係者は、高市氏周辺から電話で「決選投票ではうちに入れてほしい」と依頼されたと明かした。

 林氏は座長を務めた旧岸田派や参院議員を中心に支持を受け、現時点の議員票は高市氏を上回る。党員票では後れを取っており、閣僚経験者は、態度を明らかにしていない議員の説得に力を入れて「決選投票争いに絡みたい」と語った。2日には国会内で総決起大会を開催する予定で、議員60人以上の参加が目標だ。

 派閥領袖(りょうしゅう)へ働き掛ける動きも出てきた。高市氏は9月30日に麻生派(43人)を率いる麻生太郎党最高顧問と国会内で会談。支援を要請したもようだ。1日には旧安倍派の実力者で高市氏を支持する萩生田光一元政調会長も麻生氏と面会した。

 高市陣営の動きを受けて、小泉氏も近く麻生氏と会い協力を求める予定だ。麻生派中堅によると、小泉氏は同派の鈴木俊一総務会長を要職に起用すると伝えているという。

820OS5:2025/10/02(木) 18:45:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7f96684e8b67f75652782e58ab2aa377da608c2
小泉進次郎農相、2日間の「弾丸外遊」…総裁選陣営幹部「外交手腕を示せる外遊はむしろプラスだ」
10/2(木) 17:13配信


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読売新聞オンライン

記者団の取材に応じる小泉農相(2日、マニラで)=樋口貴仁撮影

 【マニラ=樋口貴仁】小泉進次郎農相は2日、訪問先のフィリピン・マニラで、東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓3か国による農相会合に出席した。立候補している自民党総裁選が最終盤を迎える中、滞在18時間余りの「弾丸外遊」を決行し、公務優先の姿勢をアピールした。

 小泉氏は1日夕に日本を出発し、2日午前の農相会合では、ASEANでの農業食料システム構築に向けた日本の技術協力の継続を訴えた。7か国の農相とそれぞれ個別会談もこなし、日本産ブドウの輸出解禁の協議を提起した。ブルネイなどから和牛輸入への意欲も伝えられたという。

 小泉氏は一連の外交日程を終え、記者団に「日本の農林水産物のさらなる輸出拡大の可能性を感じることができた」と胸を張った。総裁選との両立の難しさを問われると、「石破首相から閣僚は公務最優先という指示があった。両立できている」と強調した。

 国内では、陣営による応援投稿依頼問題を巡る批判が収まっておらず、「外交手腕を示せる外遊はむしろプラスだ」(陣営幹部)との声もある。小泉氏は現地から強行軍の合間を縫って態度未定の議員に電話し、支援を依頼した。

 2日夜に帰国し、各候補が出演するインターネット討論番組に駆けつける。

821OS5:2025/10/02(木) 22:33:24

https://news.yahoo.co.jp/articles/dd6fb721904f1f010ff010a0d9ae509f85774fc7
維新との連立におびえる「衆院全敗」の大阪自民 選挙区調整できるのか
10/2(木) 21:55配信

産経新聞

大阪で開かれた自民党総裁選の演説会で壇上に並ぶ(右から)高市早苗前経済安全保障担当相、茂木敏充前幹事長、小林鷹之元経済安保担当相=2日午後、大阪市北区(川村寧撮影)

4日投開票の自民党総裁選では、衆参両院で与党が過半数割れとなる中、いずれの候補が選ばれても一部野党の協力を得なければ安定した政権運営はできない。連立政権参加の可能性が取り沙汰される日本維新の会の本拠地で、戦々恐々としているのが、自民党大阪府連だ。小選挙区が主戦場の衆院選で近年、苦杯をなめさせられており、仮に連立を組むことになれば候補者調整という難題が出てくる。

自民は令和3年と6年の衆院選で、候補者を擁立した府内15小選挙区で維新に全敗した。自民と維新が競合する小選挙区で「統一候補」を決める場合、現職優先の考え方から自民側が候補者を立てられなくなる可能性がある。

ただ、自民府議だった松井一郎氏が離党し創設した維新を忌み嫌う「維新アレルギー」が自民府連内では根強い。

「自民の候補者を出さないことは絶対あり得ない」。これまで維新と小選挙区で争ってきた自民の元衆院議員は語気を強めて反発。今年7月の参院選で維新の党勢が伸び悩んだことを念頭に「連立したところで、やがて国民民主党や参政党に取って代わられるだけだ」と冷ややかだ。

自民総裁選では、茂木敏充前幹事長が候補者調整についてこれまで、「できるに越したことはないが、必ずしもそれがなければ(連立が)できないことはない」と主張した。大阪の事情よりも連立枠組み拡大を優先させたい思惑が透けるが、現実はそう簡単ではない。

連立政権を組む際は政策合意が必要となる。維新が絶対条件とする「副首都構想」は看板政策の「大阪都構想」が前提となっているが、都構想の是非を問う住民投票は過去2回、否決された。ある自民府連関係者は「3度目の住民投票は無理だろう」と話した。

維新側も慎重で、「連立を組めば維新はなくなる。政策実現のために組む可能性はあるが、ハードルは相当高い」(斎藤アレックス政調会長)との声がある。党内の意見が割れるのは避けられそうになく、連立枠組み拡大の議論は波乱含みだ。

■公明も議席奪還へ「簡単に引き下がれない」

自民党総裁選の行方と政権枠組みを巡っては、自民と連立を組む公明党も日本維新の会の出方を注視する。

公明の元衆院議員は「どこと組むにしても、政策本位。何をやろうとしているのか、政策合意を結べる相手か否かを見極めないといけない」と強調した。

公明にとって大阪は、昭和31年の参院選で支持母体である創価学会の推薦候補が初めて選挙区の議席を得た「原点」といえる場所だ。その大阪では昨年衆院選の4小選挙区で、当時の現職や後継の新人が維新と初めて対決し、全ての議席を奪われた。

仮に候補者調整をする場合も、維新には「『大阪の選挙区を返せ』といわれても返すわけがない」(党幹部)との声がある。公明関係者は原点での議席奪還を期し「簡単に引き下がるわけにはいかない」と語った。(木ノ下めぐみ、清宮真一)

822OS5:2025/10/03(金) 10:32:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2136b7ed113698d088170b4424845476dc09d95

石破首相が「やけくそ解散」を踏みとどまった原因になった「大物議員の名前」
10/3(金) 6:00配信


デイリー新潮
かなり前向きだった

石破首相

 10月15日を軸に臨時国会を召集する案が浮上している。冒頭で石破茂首相の後継を決める首相指名選挙が行われることになりそうだ。ここに石破政権の命運も尽きることになるわけだが、9月7日の退陣表明の直前には「解散に踏み切るのでは」といった観測も出ていた。

【写真を見る】石破首相との関係は? 「大物議員」とは誰か

 それで局面が打開できるかは怪しいところで、「いくらなんでもそんなやけくそみたいな解散はしないだろう、と、当時は単なるブラフとの見方が強かったのだが、実はそうでもなかったのだという。退陣表明前に石破氏が検討していたという「衆院解散」プランについてお伝えする。

 まずは退陣表明までの流れを振り返っておこう。

 石破おろしが強まる中で9月2日に参院選の敗因などの総括がなされ、臨時総裁選の是非を問う手続きが始まった後、官邸にあたかも籠城を決め込むようだった石破氏は解散で一点突破を図るのではないかと報じられていた。

「石破氏が退陣を表明しない場合、総裁選前倒しについて当初から実施が決まる可能性が高いと見られていました。表向きには“前倒しに賛成するか迷っている”と判断を明確にしない議員は多かったのですが」

 と、政治部デスク。

ありがたかった公邸訪問
「国会議員の名前を明記することが決まった際、“踏み絵を踏ませるのか”などと批判も上がりましたが、そのうち“賛成しないことの方がリスクだ”との声が上がるようになりました」(同)

 この間、石破氏はどのような心境だったのだろうか。

「石破氏はかかってきた取材の電話を受けることも割とあるので記者やジャーナリストの中には折に触れて電話していた者もいると思います。石破氏からは“このまま行けば解散もありうべし”みたいな言葉もあり、そのあたりが各方面に伝えられていたのだと思います。が、選挙の際に立ち上げる対策本部をスタートさせた報道各社はどこもなく、“解散は無理”“どこかで諦めるはずだ”というのが衆目の一致するところだったと思います」(同)

 最終的に踏みとどまらせたのは、菅義偉副総裁と小泉進次郎農水相による6日夜の公邸訪問だったとされている。

「菅氏と小泉氏がわざわざ訪ねてきてくれたのはありがたかったと思いますが、両者の“説得”に応じたというのも少し違うのかなぁという印象を持っています」(同)

連立どころか新党結成
 どういうことなのか。

「四面楚歌のような状況の中で自分の考えをじっくり聞いてくれる人がなかなか現れず、ようやくやってきたのがこの2人だったのではないかと。石破氏にも側近と言われる人物は数少ないながらもいるわけですが、励ますことはあっても石破氏にとって耳の痛いようなことについて機嫌を損ねることなく丁寧に説明できる人はいなかったのかなと推察されます」(同)

 この“説得”を受け入れた石破氏は退陣表明会見で「いろいろな考えがあったことは否定しない」と解散も頭にあったことに言及した。その具体的なプランはどういうものだったのか。

「“国民のための政治”という大義を掲げて総選挙に打って出て、生き残った者と立憲民主の中から極度に左寄りの議員を除いた者たちと連立を超えて新党を結成するという青写真を描いていたと聞きました。石破氏の頭の中では選挙前に自民を割るつもりはなく、方向性がまったく異なっても公認を出して戦い、選挙の結果を踏まえて方針を定める……というプランだったようです」(同)

823OS5:2025/10/03(金) 10:32:42

野田代表の反応は
「しかし、なりふり構わず解散した場合、自民が割れて、どちらが真正な自民なのかを争う選挙になっていた可能性もあります。菅、小泉両氏はその点を粘り強く指摘したと見られています。そもそも立憲は所属する議員のスタンスの振れ幅がかなり大きく、ここ数年、党勢が伸び悩む要因とされています。石破氏としては国民の審判を受けた“健全な野党勢力”と行動を共にし、政治を前に進めていきたいとの思いがあったということでした」(同)

 若手時代から政治改革に心血を注ぎ、そのために自民を離党し、小沢一郎氏率いる新生党に入党した過去もある石破氏らしいプランだったのかもしれないが、「もう一歩」を踏み出すことはできなかった。

「立憲の野田佳彦代表とは自他共に認める気脈を通じる間柄ですから、石破氏から解散プランの示唆くらいは受けていたのではないかと見られています」(同)

 確かに参院選惨敗後、維新の現執行部から「大阪副首都構想」実現のためなら政権与党入りした方が良いとの声が聞こえ始めたのを受け、周囲は維新との連立政権協議に注力すべきと進言したが、本人は「“色々、協力してくれている野田さんに申し訳なく、それはできない”と言って、消極的でした」(官邸筋)という。

 野田氏に気を遣うと同時に、立憲の一部との新党結成を本気で選択肢の一つと考えていた節があるのだ。ただ、前述の政治部デスク曰く、

「野田氏のリアクションは不明ですが、“ギャンブル”と映ったのかもしれないですね」

 かくて驚きの解散プランは幻に終わった。

デイリー新潮編集部

新潮社

824OS5:2025/10/03(金) 20:57:43
https://www.fnn.jp/articles/-/940708
自民党総裁選・小泉氏トップ・林氏猛追で“カギ”は議員票 決選投票が“小泉氏vs林氏”なら逆転も?あす投開票
フジテレビ

政治部
2025年10月3日 金曜 午後6:20

4日に投開票を迎える第29代自民党総裁を巡る5人の戦い。

3日、10時40分までと会見の終了時間が定められた小泉進次郎農水相(44)。
しかし、その40分を迎えても小泉氏は現れません。

多忙の1日を過ごしたとみられる小泉氏。
気になる総裁選最終盤の情勢は…。

3日午後4時ごろ、官邸で石破首相との面会を終えた小泉農水相。
ここまでの総裁選を振り返り、「さまざまな困難があっても最高のチームに支えていただいて、最終日まで走りきることができました」と語りました。

FNNの最新の取材によると、全国47都道府県の党員票のうち、小泉氏は地元・神奈川県など15の県で優勢。

国会議員票については80人を上回る支持を集め、総合すると、1回目の投票ではトップに立つ見込みです。

そうした情勢もあってか、記者から「来週も閣議後会見でお会いできるか?」という質問があり、小泉氏は「どういうことでしょうか。はい、しっかり公務は最優先で取り組みたいと思っています」と答えました。

同じく、石破内閣の一員である林芳正官房長官(64)。

10月下旬、次の総理総裁が対応することになるアメリカ・トランプ大統領の訪日について問われると、「日本の外交安全保障政策の基軸である日米同盟の重要性は、今後も変わらないと考えております」と述べました。

林氏の情勢は、党員票が地元・山口など4つの県で優勢。
国会議員票は現在、高市氏を上回る約60人の支持を固め、決選投票に進める2位争いを高市氏と展開する見通しです。

3日、陣営の議員は最後のあいさつ回りに力を入れていました。

一方の高市早苗前経済安保相(64)は3日、カメラの前に姿を見せていません。

高市早苗前経済安保相:
未来に向けて感じておられる不安を絶対に希望や夢に変える。今やらなきゃ間に合わない。

高市氏は、党員票では関西圏に加え、東京や千葉など関東圏でも支持を集め、17都道府県で優勢。
一方で、議員票では40人を超える支持となっていて、林氏と2位争いの展開が予想されています。

3日にはインスタグラムで、「どうか最後の最後まで、共に闘い抜きましょう!」とコメントしていました。

3日、陣営の選対会議に姿を見せた小林鷹之元経済安保相(50)。

小林鷹之元経済安保相:
あと1日、投開票の直前まで全力を尽くす。(Q.他の候補との論戦は十分か?)…あともう1回くらいやりたいですね。

FNNの最新の取材では、小林氏は党員票で苦戦。

そして、茂木敏充前幹事長(69)も苦戦の情勢です。

茂木敏充前幹事長:
過去と自然は変えることはできない。しかし、未来と社会は我々の力によって必ず変えることができる。

茂木氏は3日朝、Xを更新し、「今日もお一人おひとりに私の想いを伝え、支持拡大を目指します」とコメントしました。

決選投票にもつれ込む見通しの総裁選。
カギとなるのは議員票です。

FNNの取材では、トップに立つ小泉陣営からも「林さんが伸びてきている。小泉・林で決選投票になったら、林さんが総裁になると思う」と警戒する声が。

議員票を巡っては、態度を明らかにしていない議員が50人ほどいるため、トップを巡る争いは予断を許さない情勢。

次の自民党新総裁は、4日午後に決まります。

825OS5:2025/10/04(土) 07:34:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/21fcf7d9e0fde9bfda35292a29c714d5572b715e総裁選きょう投開票、上位争う3陣営の決選にらんだ戦略に注目…旧派閥や「3位以下」取り込み焦点
10/4(土) 6:51配信


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コメント26件


読売新聞オンライン

(写真:読売新聞)

 自民党総裁選(4日投開票)は決選投票の公算が大きくなり、上位を争う小泉進次郎農相(44)と高市早苗・前経済安全保障相(64)、林芳正官房長官(64)の3陣営の戦略に注目が集まっている。決選投票は国会議員票の比重が高まるため、派閥・旧派閥への働きかけや決選に残れない可能性が高い陣営の動向が焦点となる。(阿部雄太)

【グラフ】自民党総裁選の候補に関するXの投稿数の推移

 「やれることは全てやる思いで走り切った。結果は受け止める」

 小泉氏は3日、首相官邸で石破首相に面会後、記者団にこう述べた。議員会館事務所も広く回っており、議員票対策に手を尽くしたとの思いをにじませた。

 これに先立ち、小泉氏は衆院議員会館で麻生太郎最高顧問と約30分間面会し、支持を要請した。43人の麻生派を束ねる麻生氏は支持する候補を明言していない。同派の河野太郎・元デジタル相や鈴木法相、浅尾環境相らは小泉氏陣営に加わっているが、派内には麻生氏に従うとする議員も一定数いる。決選では派閥でまとまった行動を望む声もある。

 決選投票では、第1回投票で国会議員票と同数の295票ある党員・党友票が47票に減り、国会議員票の動向が勝敗を左右する。

 読売新聞社の調査では、議員票は小泉氏が70票超を固め、首位に立つ。小泉氏周辺は「一票でも多く集めるため、麻生氏にも支持を求めるのは当然だ」と語る。麻生氏は、茂木敏充・前幹事長(69)とも気脈を通じている。小泉氏が麻生氏と良好な関係を保っていれば、茂木氏が決選に進めない場合に茂木氏陣営を取り込みやすくなるとの思惑もある。

 小泉氏は3日、岸田文雄・前首相と菅副総裁とも面会し、激励を受けた。旧岸田派議員は主に小泉氏と林氏の陣営に入っている。林氏が決選に残れなければ旧岸田派の大半は小泉氏に乗るとの見方があり、小泉氏の陣営幹部は「地滑り的な勝利を目指す」と力を込める。

 麻生氏に期待するのは高市氏も同様だ。昨年9月の総裁選で麻生氏の支援を受けた高市氏は9月30日、麻生氏から「最後まで走り切れ」と激励された。

 高市氏は、読売新聞社の調査では議員票が40票ほどにとどまる。陣営内には「決選勝負になると厳しい」との危機感が広がる。1回目投票の党員票で圧倒し、議員の投票行動に影響を与える展開に期待をかける。陣営ベテランは「党員の意向を議員がひっくり返せば、党員が離れる」とけん制する。だが、議員も多数の有権者の負託を受けており、他陣営から「乱暴な理屈だ」との反発も招いている。

 林氏陣営は議員票の最後の積み上げで2位以内に滑り込みたい考えだ。調査での国会議員票は50票超と高市氏を上回っている。林氏陣営の閣僚経験者は「決選になれば安定感を求める層の受け皿になれる」と意気込む。

826OS5:2025/10/04(土) 07:38:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/a22b95d99c5452f28d03ba879c8a27fd341feb90
決選投票、麻生・岸田氏の意向カギ 3陣営軸に最終攻防 自民総裁選
10/4(土) 4:48配信

時事通信

参院選の自民党候補者の決起集会に出席した同党の岸田文雄前首相(右)と麻生太郎元首相=7月17日、東京都千代田区

 4日投開票の自民党総裁選は、有力視される小泉進次郎農林水産相、高市早苗前経済安全保障担当相、林芳正官房長官のうち、上位2人が決選投票に進む見通しだ。

 決選投票では国会議員票の重みが増すため、党内に一定の影響力を持つ首相経験者の麻生太郎、岸田文雄両氏の動向がカギを握りそうだ。

 小泉氏は3日、旧岸田派(約40人)の会長を務めた岸田氏を議員会館内の事務所に訪ね、約30分間会談した。関係者によると、小泉氏は「旧岸田派の方にも支えられ、ここまでやってきた」と述べ、岸田氏の支持に期待感を示した。岸田氏は「最後まで頑張ってほしい」と応じたという。

 この後、小泉氏は党内で唯一存続する麻生派(43人)を率いる麻生氏の事務所を訪問。約30分間滞在し、総裁選への支援を求めた。

 高市氏の陣営も、麻生氏と接触を重ねる。高市氏自身が先月30日に会談。陣営内で麻生氏と親しい萩生田光一元政調会長や山口壮元環境相も協力を呼び掛けている。

 林氏は、所属していた旧岸田派に照準を絞る。陣営関係者は「同じ派閥だった岸田氏が支援に回ってくれるはずだ」と強調。一方、政治的に距離がある麻生氏とは表立って接触していない。

 議員票と党員・党友票が同じ割合の1回目投票とは異なり、決選投票では議員票が9割弱を占める。昨年の総裁選は、1回目投票で首位に立った高市氏を、決選投票で石破茂首相が逆転した。勝因の一つが、旧岸田派のまとまった支援だ。これに対し、麻生氏は「反石破」の立場から高市氏の支持に回った。

 総裁選は、最終盤を迎えて議員票の争奪戦が激化。重鎮2人の協力を得られるかは、この行方に大きく影響する。

 各候補は3日、それぞれ議員票の上積みに奔走した。小泉氏は議員会館を行脚。高市氏は電話で支援を求めた。林氏は国会内の選対会合で、出席者一人ひとりと握手を交わした。

 茂木敏充前幹事長は、良好な関係を保つ麻生氏と会談。決選投票では歩調を合わせることを確認したとみられる。小林鷹之元経済安保相も、同僚議員への働き掛けを続けた。

827OS5:2025/10/04(土) 21:46:36
https://mainichi.jp/articles/20251004/k00/00m/010/084000c
自民党新総裁に高市早苗氏、初の女性 小泉進次郎氏を29票差で破る
動画あり
政治

速報
毎日新聞
2025/10/4 14:55(最終更新 10/4 17:27)

 自民党総裁選は4日投開票され、上位2人による決選投票で高市早苗前経済安全保障担当相(64)が小泉進次郎農相(44)を破り、第29代総裁に選出された。女性が総裁に就任するのは結党以来初めて。15日にも召集される臨時国会で新首相に指名されれば、憲政史上初の女性首相となる。

 決選投票では高市氏185票、小泉氏156票で29票差だった。1回目投票では高市氏183票、小泉氏164票で19票差だった。

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 高市氏は衆院奈良2区選出で当選10回。保守層からの支持が厚く、党政調会長や総務相などを歴任した。2024年9月の前回総裁選では、1回目の投票でトップに立ったが、決選投票で石破茂首相に逆転された。

 今回は3回目の挑戦。「どこまでも経済成長を追い求めていく」と訴え、自公政権を基本とした上で連立拡大にも意欲を示していた。

 高市氏は午後6時ごろから新総裁としての記者会見に臨む。

828OS5:2025/10/04(土) 21:47:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2fa184c0c81729098ef3d8b29e4675b5f1a19f3
「えっ?」 小泉進次郎氏の地元は驚きと落胆 自民総裁選で敗れ
10/4(土) 17:59配信
 4日にあった自民党総裁選の決選投票で、敗れた小泉進次郎農相の地元・神奈川県横須賀市の支援者や市民からは、驚きや落胆とともに、今後に期待する声が上がった。

【写真で見る】決選投票で敗れた、小泉氏の表情は…

 この日、市内の小泉氏の事務所には支援者ら約30人が集まり、総裁選の投開票を伝えるテレビ中継を真剣な表情で見守った。

 午後3時前、高市早苗氏が当選した結果が流れると、「えっ?」という驚きの言葉に続き、「あー」と落胆する声が漏れた。しばらくすると、健闘をたたえる拍手が全員から湧き起こった。

 事務所前で報道陣の取材に応じた後援会「進泉会」の鈴木孝博会長(59)は「残念だが、結果を見ると、全国の自民党員から『まだ早い』という評価を受けたのだと思う。まだ44歳なので、もう一度しっかり立て直して再チャレンジしてほしい」と話した。

 京急横須賀中央駅近くで散歩をしていた中村暁子さん(84)は「地元としては残念だが、まだ若いからチャンスはある。敗因は経験の差や、他の候補者と演説の重みが違ったことだと思う」と話し、「お父さん(純一郎元首相)のような政治家になってほしい」と期待を寄せた。【福沢光一、矢野大輝】

829OS5:2025/10/04(土) 21:51:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5e0bfaa2d64c68a731a9e3110197c981b4e14ff
【ポスト石破】ドンデン返し 高市早苗氏が総裁 大劣勢の議員票3位「64」が→決選「149」まさか激勝 小泉進次郎氏が大失速の衝撃事態
10/4(土) 15:05配信

デイリースポーツ

 自民党の新総裁に選出された高市早苗氏(代表撮影)

 自民党総裁選が4日、東京・自民党本部で行われた。大方の予想を覆し、高市早苗氏が総裁に決定した。

 【1回目投票】

 ◆高市早苗氏(議員64、党員119=183票)

 ◆小泉進次郎氏(議員80、党員84=164)

 決選投票では、議員票で優勢に立つ小泉氏に、旧岸田派が支持する3位林芳正氏(議員72、党員62=134)の票が流れるとの見方が出ていたが…。

 【決選投票】

 ◎高市早苗氏(議員149、党員36=185)

 ◆小泉進次郎氏(議員145、党員11=156)

 小泉氏は優勢とされた議員票で1回目投票から失速。党員票の大差が影響し、決選で議員票に高市雪崩が起こり、小泉氏は最終的な議員票でも高市氏を下回った

https://mainichi.jp/articles/20251004/k00/00m/010/019000c
林氏、議員票で存在感 「ポスト高市」に手応え 自民党総裁選
鈴木悟
竹内望
政治

速報

政局
毎日新聞
2025/10/4 16:04(最終更新 10/4 17:43)

 自民党総裁選は4日投開票され、上位2人による決選投票で高市早苗前経済安全保障担当相(64)が小泉進次郎農相(44)を破り、第29代総裁に選出された。

 総裁選に立候補した林芳正官房長官は3位に終わったが、1回目投票では議員票で高市早苗前経済安全保障担当相を上回り、決選投票への進出を期待する声も上がるなど存在感を示した。陣営内には「ポスト高市」の筆頭格としての立場を確立したとして、次に向けた手応えが広がる。

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 1回目投票の議員票は72票で、昨秋の総裁選の38票から大幅に伸ばした。ナンバー2の座長を務めた旧岸田派以外に無派閥や山口県選出の議員らにも浸透した。

 躍進の背景にあるのが「石破票」の取り込みだ。参院選の大敗を受けて引責辞任する石破茂首相を身近で支える官房長官でありながら、出馬に踏み切ったことには厳しい批判もあったが、共に首相を支えた中谷元・防衛相、岩屋毅外相、青木一彦官房副長官らが相次いで林氏の支援を表明。「身内から信頼される実務家」との評価が高まった。


 候補5人が討論するインターネット番組では、今後の日米首脳会談などを想定して英語で1分間スピーチをするよう求められると、トップバッターながら流ちょうな英語を披露し、実務能力の高さを示した。

 同番組では、自分以外で総裁になってほしい候補を指さしてほしいという突然の要求にも、「目をつむってやりませんか」と提案。他の4候補が誰も指ささない中で一人だけ、左隣に座る茂木敏充前幹事長をそっと指さし、笑顔を見せた。党内では「決選投票を想定したすり寄り」などの臆測が飛び交ったが、「むちゃ振り」にも即応できる柔軟さを見せた。【竹内望、鈴木悟】

830OS5:2025/10/04(土) 21:53:44
https://mainichi.jp/articles/20251004/k00/00m/010/258000c
小泉氏、党員票でまさかの失速 「守り」の戦略が裏目に 自民総裁選
深掘り
内田帆ノ佳
政治

速報

政局
毎日新聞
2025/10/4 20:38(最終更新 10/4 20:38)


 2度目の挑戦となった自民党総裁選で、小泉進次郎農相(44)はまたも中盤以降で失速した。前回総裁選の敗因を踏まえ、「聖域なき規制改革」などの持論は封印し、「守り」に徹した。だが、持ち前の発信力が鳴りを潜めたことで党員・党友票は伸びを欠き、議員票離れを招いた。

 「私の力不足以外の何ものでもない」

 小泉氏は4日夕、投開票後の報告会で力なく語った。

 麻生太郎元首相と投票前日の3日に会談が実現し、陣営内では支持への期待が高まった。だが、麻生氏は結局、高市早苗氏の支持に回った。投票直前、麻生氏が高市氏支持の号令をかけたとの情報が駆け巡り、小泉氏は終始険しい表情で開票作業を見守った。

 小泉氏を支える閣僚経験者は選挙戦序盤、「小泉氏の支持は『減点法』だ。最初の支持の高さから、どれだけマイナスされないかが勝負だ」と今回の基本戦略を明かしていた。昨秋の総裁選の教訓を踏まえたものだった。選択的夫婦別姓制度の導入、解雇規制の見直しなど改革路線を押し出す攻めの戦略を取ったが、…

https://www.sankei.com/article/20251004-GOQITGR3I5JVRPGFNBEE5LRUWE/
小泉進次郎氏、安全運転で「らしさ」失う 決選で敗退…議員票逃し狂った勝ち筋 総裁選
2025/10/4 19:46

4日投開票の自民党総裁選で、小泉進次郎農林水産相は決選投票の末に敗れ、頂点まであと一歩及ばなかった。1回目の投票では5候補中、最多の国会議員票を得たものの、党員票が伸び悩む傾向は昨年の前回総裁選と変わらず、つかみかけた勝利を逃した。

「党の団結」繰り返し訴えたが…
「こんなに素晴らしい仲間たちがいて結果が出ないならば、私の力不足以外、何物でもない」

小泉氏は結果判明後、陣営の議員たちを前におわびの言葉を口にした。

今回の小泉陣営の戦略は安全運転だった。前回総裁選で打ち出した選択的夫婦別姓制度の実現や解雇規制緩和は封印。不安定さが懸念された答弁も、踏み込んだ表現を避けることで失点を避けた。


代わりに繰り返し訴えたのが党の団結だ。小泉氏は9月19日夜、自民が野党に転落し、党内に不満が鬱積していた時代に総裁として党をまとめた谷垣禎一氏の自宅を訪れ、結束を強めるにはどうしたらよいか相談した。その後、演説でたびたび谷垣氏の名前を持ち出し、派閥パーティー収入不記載事件以降の党内の亀裂を埋める姿勢をアピールした。

小泉節潜め…「気迫で負けた」
ただ、幅広い支持獲得を目指したことで、ときには党内の対立も恐れずに持論を唱える「小泉らしさ」は失われた。小泉氏はかつて「政治家の武器は言葉」と語っていたが、決選投票前の演説でも小泉節は鳴りを潜め、高市早苗前経済安全保障担当相と比べて「気迫で負けた」(小泉陣営関係者)といった受け止めが広がった。


インターネット上の配信動画に小泉氏をたたえる投稿を要請するメールを陣営関係者が送っていたことが週刊誌報道で判明したことも、失速の一因となった。陣営は議員票でリードを広げるべく、1回目の投票で100票超えを目指す戦略だったが、蓋を開けてみれば80票にとどまった。

戦後最年少の首相誕生はまたしても実現しなかった。小泉氏は党本部で記者団に「まだまだやらなければいけないことがいっぱいあるということだ。結果を受け止め、自分自身を見つめ直しながら仲間とともに前に進みたい」と語り、再挑戦への意欲をにじませた。(竹之内秀介)

831OS5:2025/10/04(土) 21:57:37
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20251004-OYT1T50122/


新総裁の高市早苗氏を待ち構える悪路、初の女性首相が短命政権になるかも…注目の人事はどうなる
2025/10/04 16:08


 新しい自民党総裁に高市早苗・前経済安保相が選ばれた。10月中旬召集の臨時国会で、新首相に指名されれば、日本初の女性首相になる見通しだ。「政治とカネ」を巡る問題で逆風が収まらない自民党だが、人気者の小泉農相を抑え、支持を伸ばした高市氏への期待は大きい。ただ、新政権の行方に目をこらすと、各所に悪路が待ち構えている。(編集委員・吉田清久)

挙党一致も演出、幹事長は誰に
自民党総裁選が終わり、笑顔で健闘をたたえ合う高市早苗新総裁(中央)。左は石破首相(4日、党本部で)=伊藤紘二撮影
 新政権のキーワードは「刷新感」「世代交代」あたりではないか。参院選後の「石破おろし」で分断した党内状況を踏まえ、「挙党一致・全員野球」も演出するはずだ。


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 そこでまず、注目すべきは高市氏が党役員人事や組閣でどんな手を打つのかだ。

 人事の焦点は幹事長ポスト。有力候補として名前が挙がっているのが小泉進次郎農相、加藤勝信・財務相、鈴木俊一・総務会長(麻生派)あたり。

 ベテランの鈴木氏の処遇は、後ろ盾の麻生太郎元首相への配慮が透けて見える。鈴木氏は総務会長留任の可能性もある。総裁選で高市氏に肉薄した小泉氏の起用は選択肢の一つだが、そのキャリアから実現性に疑問符がつく。サプライズとして、萩生田光一・元政調会長の登板も可能性がありそうだ。

連立枠の拡大、重み増す…国会対策委員長は?
 政調会長には総裁選を戦った小林鷹之・元経済安全保障相、岸田前首相側近の木原誠二・前選挙対策委員長の名前が取りざたされている。

 後述するが、新政権は連立枠の拡大に取り組む必要がある。そのため、国会対策委員長はこれまで以上の重みを持つ。国対経験が豊富な御法川信英・元財務副大臣を推す声があるが、森山裕・幹事長の国対委員長への横滑りもありえる。

 もう一つ、人事面での注目点は、派閥の政治資金問題で政治資金収支報告書に不記載があった旧安倍派議員らの処遇だ。手のひらを返したように重用すれば、世論の反発を買うことになる。

「維新」軸に連立協議、公明が納得するか
自民党総裁選が終わり、健闘をたたえ合う高市早苗新総裁(右から3人目)ら(4日、党本部で)=伊藤紘二撮影
 野党との連携のあり方も焦点だ。まずは日本維新の会との連立協議が軸となる。水面下の協議は進んでおり、維新の藤田文武・共同代表は読売新聞の取材に対し「(打診があった場合は)交渉のテーブルに就くことは当然だ」と明らかにした。

 維新の連立参画に慎重な公明党を説得し、「自公維連立政権」にこぎ着けたいところだ。

 果たして公明党が素直に応じてくれるかどうか。維新が連立に参画となれば、衆参両院で与党は過半数を回復し、当面政局は安定すると見られる。

「政治とカネ」対応不足、逆風の主因に目を向けず
今後予想される政治日程
 刷新感や世代交代を打ち出し、連立枠も拡大となれば、新政権は順調な船出となりそうだ。

 もっとも、懸念する向きもある。ベテランの自民党衆院議員がこう指摘する。

 「自民党への逆風の主因は『政治とカネ』の問題だが、総裁選の論議では各候補は政治資金の透明化を言うだけ。まさしく旧態依然。これまでと同じ党の顔をすげ替えてすむ話ではない」



 逆風の背景に目を向けていない。危機感が足りないというのである。

 「政治とカネ」の問題はもちろん、透明な党運営、政策を巡る支持団体との利権構造まで実効性のある具体策を講じるべきだ。

「長老支配」旧態依然の権力構造
 さらに言えば、「刷新感」「世代交代」を打ち出しても新政権の権力構造は、麻生太郎、岸田文雄、菅義偉の3元首相や森山裕幹事長に依拠した相変わらずの「長老支配」が実態との指摘がある。とりわけ麻生氏の影響力が増しそうだ。

 政局の節目で長老支配が顔をのぞかせば、自民党への不信は一気に強まる。高市氏がタカ派色を出せば、対中国、韓国外交で壁にぶち当たる可能性がある。与党公明も距離を置きかねない。対応しだいで思わぬ落とし穴にはまり、新政権は短命に終わる可能性だってあるのだ。

832OS5:2025/10/04(土) 21:58:40
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20251004-OYT1T50181/
高市氏「WLBという言葉捨てる」「馬車馬のように働いて」…石破首相「大丈夫かという気がしないではない」
2025/10/04 21:45
 自民党の高市新総裁は4日、選出後の党所属国会議員へのあいさつで、「ワーク・ライフ・バランス(WLB)という言葉を捨てる。働いて、働いて、働いて、働いて、働いていく」と抱負を語った。党所属議員には「馬車馬のように働いてもらう」とも呼びかけた。

高市早苗新総裁(中央)と石破首相(左)(4日、党本部で)=伊藤紘二撮影
 重責を担う意気込みを示したものだが、続いてあいさつした石破首相は驚きを隠せず、「はっきりWLBをやめたと言われると、大丈夫かという気がしないではないが、決意の表れだと思っている」と語った。

833OS5:2025/10/04(土) 22:03:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6130c9f48493d851fbd06224c4f5edd5382defe
高市早苗総裁誕生で波乱の予感 自民党和歌山県連の関係者は世耕氏復党論の浮上に警戒感
10/4(土) 19:27配信
産経新聞

自民党総裁選後の両院議員総会で、演説する高市早苗新総裁(右端) =4日、東京・永田町の自民党本部(代表撮影)

自民党の新総裁に高市早苗氏が選ばれた。党勢回復が喫緊の課題となっている自民党。近畿の各府県連では高市早苗氏がトップとなった党員・党友票が反映された結果に安堵の声があがっていた。ただ、和歌山県内では地元政界に波乱を呼ぶ可能性を指摘する声もある。和歌山県連関係者によると、高市氏は二階俊博元党幹事長と対立してきた世耕弘成元経産相=離党、衆院和歌山2区=に近いとされるからだ。

【写真】世良公則氏のベースに合わせ、ドラムを叩く高市早苗氏

高市氏が新総裁となることで、世耕氏の自民党復党が早まるとの観測もあるという。

県連会長の石田真敏元総務相は「高市新総裁には、喫緊の課題である国民の信頼を取り戻し、国民の生活不安と将来不安を解消するため、懸命の尽力を期待する。県連も一丸となって新総裁を支え、各段の活動に努める」とするコメントを出した。

834OS5:2025/10/04(土) 22:06:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/c937ae766077a2a706d8d47f4c33ebb0246d161f
【総裁選】麻生太郎氏が「勝ち組」復帰へ 勝利の高市早苗氏を決選投票で支援か 現在は非主流派
10/4(土) 20:19配信

日刊スポーツ

麻生太郎氏(2025年1月撮影)

 自民党総裁選は4日、投開票され、高市早苗・前経済安保担当相(64)が、小泉進次郎農相(44)との決選投票を制し、初の自民党女性総裁にのぼりつめた。15日にも召集される臨時国会で、日本初の女性首相が「爆誕」する見通し。3度目の総裁選挑戦で、党員票は他の候補を圧倒。「全員に馬車馬のように働いてもらう。私もワークライフバランスという言葉を捨てます」。働き方改革と逆行するような言葉をあえて使い、日本初の立場となることへの強い決意を示した。

【イラスト】自民党総裁選の投票結果

    ◇   ◇   ◇

 高市氏が勝利した今回の総裁選は、党内で唯一残る派閥、麻生派会長の麻生太郎最高顧問(85)にとって、事実上の「勝ち組復活」の機会となった。

 43人が所属する麻生派を率いる麻生氏のもとには、多くの候補者が「麻生詣で」を敢行。派閥の長としてまとまった数の議員を動かすことが可能な麻生氏には、高市氏や進次郎氏も足を運んだ。特に進次郎氏は投開票前日の3日、麻生氏を事務所に訪ね、約30分間会談。複数の関係者によると3日夜になって、麻生氏は党員票の多い候補者を決選投票で支援する意向だという情報が流れたという。

 高市氏が党員票で優勢な情勢なのは、投票前から取りざたされていた。「麻生氏は高市氏支持か」との情報が広がった。1回目の投票で進次郎氏より16票少なかった国会議員票は、決選投票で4票ながら、上回った。党関係者は「自身と関係が微妙な菅元首相を後見人に持つ小泉氏より、安倍晋三氏との近さという共通点がある高市氏の方が、影響力を及ぼすことができると、麻生さんは考えたのではないか」と分析。石破政権では非主流派に追いやられていた麻生氏だが、今後は「貸しをつくった」(別の関係者)高市氏を通して、影響力を行使することも考えられる。

 ただ「変われ自民党 日本の未来を語れ!」をテーマにした総裁選にもかかわらず、「派閥」や「重鎮頼み」といった旧来の自民党の姿が相変わらず露呈。麻生氏の影響力にどう向き合うのか、高市氏にとって悩ましい問題になりそうだ。

835OS5:2025/10/04(土) 22:07:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/4cdc91bfd9372dc1949dcd527c1238b899f3c11e
【ポスト石破】悲報 小泉進次郎さん陣営に裏切り者12人説「海軍カレーパン食い逃げされるw」とネタ化 ネット祭り「ワロタw」「誰か気になるw」 失速も勝敗には影響なし
10/4(土) 20:23配信

 自民党総裁選が4日、東京・自民党本部で行われた。大方の予想を覆し、高市早苗氏が総裁に決定した。

【写真】一致団結、ともに右手を突き上げたのに 裏切りのユダ、最後の晩餐カツカレー食い逃げ事件

 【1回目投票】

 ◆高市早苗氏(議員64、党員119=183票)

 ◆小泉進次郎氏(議員80、党員84=164)

 ◆3位林芳正氏(議員72、党員62=134)

 【決選投票】

 ◎高市早苗氏(議員149、党員36=185)

 ◆小泉進次郎氏(議員145、党員11=156)

 事前予測では議員票で圧倒すると目された小泉氏だったが、1回目投票から議員票が微妙な数字にとどまり、林氏に流れたとの見方も。決選投票では議員票でも高市氏を下回る結果となり、まさかの失速で2位に終わった。

 ネットでは「海軍カレーパンが食い逃げされる」とのネタ投稿が駆け巡っている。

 総裁選告示の9月22日に小泉陣営は出陣式に議員・代理人92人が集まったと発表していたが、1回目投票では80票だった。

 総裁選直前の4日昼には小泉陣営が決起大会を行い、陣営に海軍カレーパンなどが届けられていると報じられている。

 小泉選対本部長の加藤勝信氏は、昨年総裁選に自身が出馬した際は、直前に陣営でカツカレーを食べて出陣したが、1回目投票で推薦人20人を下回る、16票にとどまる裏切事件が発生。最終的に最低6人が裏切った計算となり、裏切りのユダ、最後の晩餐カツカレー食い逃げ事件として話題に。

 これらのエピソードが合算され、ネタ化。「食い逃げ12人ワロタ」「小泉ジュニアも食い逃げされたんかw」「決起集会92 得票80 カレーパン12人に食い逃げされたのかぁ…」「小泉陣営のカレー食い逃げ事件を推理しようぜ」「小泉のカレー食い逃げした議員気になるw華麗な裏切り!素晴らしい」「小泉陣営でカレーパン12人食い逃げしたの流石に面白い」「食い逃げってオチ天才すぎw参院選の闇がカレーで吹き飛ぶわ」「スンズローのカレーパン食い逃げした12人が気になる」「食い逃げワロタw」との投稿が相次いでいる。

 もっとも最終的な高市氏との票差は29で、仮に「裏切り12票」が戻ったとしても勝敗に影響がないことにもツッコミが入っている。

836OS5:2025/10/04(土) 22:11:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc8dd38fe685449825e3b573bb797de2e93028d3
「麻生さんとは貸し借りあった」高市新総裁 逆転勝利のキーマンは麻生最高顧問 1回目の投票では小林氏・茂木氏に協力
10/4(土) 17:18配信

今回、高市氏が決選投票の議員票で小泉氏を逆転した裏には何があったのでしょうか?自民党本部から与党キャップの橋口記者の解説です。

【写真で見る】1回目の投票と決選投票の結果まとめ

まずはこちらのボードをご覧ください。1回目の投票での議員票の動きですが、高市氏が3番手になってる一方で、JNNの終盤情勢でそれぞれ30人前後の支持とみられた小林氏と茂木氏が44人、34人と上積みされているのが分かります。

さらにこの2人の陣営の票が決選投票で高市氏に流れたとみられています。

実はこの背景には、党内で唯一の派閥を率いる麻生最高顧問の存在があります。

派閥の関係者によりますと、麻生氏はきょう午前、周辺に決選投票では高市氏を支持する考えを伝えるとともに、1回目の投票では小林氏と茂木氏に入れるよう求めていました。

これは、両氏に1回目の投票では協力することで決選投票では高市氏に入れるよう求める戦術で、実際、茂木氏の陣営幹部はJNNの取材に「麻生さんとは貸し借りがあったので2回目は高市氏に入れた」とあきらかにしました。

小林氏も敗戦の弁のなかで高市氏に投票したと話しています。

こうした狙いが功を奏し、決選投票では高市氏が大幅に議員票を積み上げ、党員票と合わせて小泉氏を振り切ったものとみられます。

ただ、勝利の立役者となった麻生氏は自らに近い鈴木総務会長などの要職起用を求めていくものとみられ、さっそく、「挙党一致」を掲げる高市氏がどのような人事をおこなうかが焦点となります。

TBSテレビ

837OS5:2025/10/04(土) 22:12:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/377d41ac5a5709df1ff20152cf730e2b95e4e532
茂木氏陣営、決選投票で高市氏勝利をアシスト 最下位に沈むも影響力保持か 自民総裁選
10/4(土) 20:05配信
産経新聞

自民党総裁選に敗れ記者団の取材に応じる茂木敏充前幹事長=4日午後、党本部(春名中撮影)

4日投開票された自民党総裁選で茂木敏充前幹事長(69)は5人の候補のうち最下位に沈んだ。議員票は前回総裁選と同じ34票にとどまり、党員らの支持も伸ばせなかった。ただ、決選投票では陣営メンバーが結束して高市早苗前経済安全保障担当相に投票して勝利をアシストしたとみられ、党内での影響力は保持した格好だ。

茂木氏は2回目の挑戦となった今回の総裁選で、候補者の中で最初に立候補を表明し、メディアなどでの露出の増加を図った。SNS上の発信も強化したが、党員・党友票は最後まで伸び悩み、4位タイの15票にとどまった。

茂木氏と同様に重要閣僚を務めた「実務型」で、国民や党員の支持拡大を課題としていた林芳正官房長官は約4倍の62票を獲得しており、陣営幹部は「林氏の立ち位置が本来、茂木氏がいるべき場所だったという反省点は残る」と悔やむ。

一方、決選投票では陣営メンバーがまとまって行動したことが、高市氏の勝利の大きな要因になったとみられる。茂木氏は投票後、記者団の取材に「三十数名の仲間と結束を保って今日を迎えることができた」と感謝の言葉を述べた。

茂木氏自身は決選投票で投票先を陣営メンバーに指示したかについて明言を避けたが、幹部の一人は「決選投票でまとまって動くことができた」と満足げに語った。(深津響)

838OS5:2025/10/04(土) 22:15:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea24c3c8cf343b3fd98af18def327d12548ea7eb
平デジタル相は小泉氏支持 麻生氏に「以前ほど影響力ない」
10/3(金) 18:12配信

共同通信
 平将明デジタル相は3日の記者会見で、自民党総裁選を巡り候補が麻生太郎元首相を回り支援を要請している動きについて「(麻生氏に)以前ほど影響力があるように思えない。念のため行っておこうというぐらいの話だ」と述べた。小泉進次郎農相を支持する意向も表明した。

 小泉氏支持の理由として、政策面での連携に触れ「仕事がしやすい。ケミストリー(相性)が合っている」と説明。「昔ほどキングメーカーみたいな人がいるような総裁選だという印象は持っていない」とも語った。

839OS5:2025/10/04(土) 22:19:46
https://www.sankei.com/article/20251004-TBIPTK32LRF73GR7ZOZ3QEPYIA/
高市氏と支えあってきた山本拓元代議士 総裁選勝利で「ファーストジェントルマン」誕生へ
2025/10/4 17:50
自民党総裁選で4日、高市早苗前経済安全保障担が女性初の新総裁になった。長年にわたり政界では、夫の山本拓・元自民衆院議員(73)と支えあってきた。

山本氏は福井県出身で県議を経て国政へ。代議士を8期務めた。

初登院時の山本拓氏(2005年撮影)
初登院時の山本拓氏(2005年撮影)
高市氏とは政治活動を通じて出会い、2004年に結ばれた。高市氏は自身のホームページで「結婚のご報告」と題し、プロポーズの経緯などもつづっている。山本氏は調理師免許を持つほどの料理好きで知られたことから、かつて、高市氏が自身のコラムで「『台所は僕の城なので、入らないでね』と言いながら、喜々として夕食を作ってくれる」とのろけ話を明かしたこともあった。


後に「互いの政治的スタンスの違い」(高市氏)から、結婚生活はいったん終わったが、サンケイスポーツの21年9月22日の記事によると、同年の総裁選で山本氏が高市氏を支援。複数のスポーツ紙などで「再婚に至った」と報じられていた。

今年に入り、脳梗塞で倒れた山本氏を高市氏が多忙な政治活動のさなか、懸命に介護にあたる姿も複数の週刊誌などで報じられてきた。

高市氏は新総裁に選ばれた直後、「私自身もワークライフバランスという言葉を捨てる」とあいさつした。今後、政治活動と私生活の行方も注目される。

840OS5:2025/10/04(土) 22:21:08
https://www.sankei.com/article/20251004-4LQQRXVJUFMU7HJMOQ4EVYPJ5Y/
茂木氏5位に栃木落胆「実績、正当に評価してほしかった」「新総裁支えて」 自民総裁選
2025/10/4 17:42

4日投開票の自民党総裁選で茂木敏充前幹事長が1回目の投票で5位となり、地元の栃木県内では支援者の間で落胆が広がった。自民栃木県連の木村好文幹事長は産経新聞の取材に「知事や首長、経済界など『オール栃木』で支援してきただけに残念だ。新総裁を支え日本のためにがんばってほしい」と話した。

「茂木敏充氏を総理総裁にする県民の会」会長の福田富一知事は「今回こそ日本のかじ取りを担っていただけると思っていただけに残念だが、その豊富な経験や実行力は今後も国政に必要不可欠。引き続き精力的なご活躍を期待している」とのコメントを発表した。


茂木氏は経済再生相、党幹事長など要職を歴任。出身地の足利市の早川尚秀市長は取材に「率直に残念。これまでの経験や実績から正当に評価されてほしかった。今後も引き続き、力を発揮してほしいと願っている」と語った。

茂木氏の後援会総連合会会長の菊地義治さんは「今回、トップリーダーになれなかったが、違う立場で蓄積した能力や情熱を注いで頑張ってほしい」と期待した。

県連によると、得票数は茂木氏が7660票で最多となり、有効投票数の62・2%を占めた。続いて高市早苗新総裁、小泉進次郎農林水産相の順だった。投票率は74・84%。(伊沢利幸)

841OS5:2025/10/04(土) 22:25:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/f03c563586dc6b69160fda12bc419dff14ce7f53
自民総裁選の風物詩「カツカレー」が「ハヤシライス」? 林氏陣営で浮上
10/3(金) 19:19配信

産経新聞

林芳正官房長官

自民党総裁選(4日投開票)に出馬した林芳正官房長官の陣営で、投票直前のゲン担ぎとして林氏の名前にちなんだ「カツハヤシライス」をふるまう案が浮上していることがわかった。3日、陣営幹部が明らかにした。総裁選では候補者が応援してくれた議員に「カツカレー」を提供するのが習わしだが、メニューをハヤシライスに変更するのは珍しい。

陣営幹部によると、3日に国会内で開かれた選対本部の会合でカレーをハヤシライスに変更する案が出た。調整が間に合わない場合はカレーを提供する。

総裁選の風物詩と言えるカツカレーは過去にもドラマを生み出してきた。昨年の総裁選では加藤勝信氏が20人の支援議員にカツカレーを出して勝利を誓い合ったが、結果的に加藤氏は16票しか獲得できず、「食い逃げ事件」と呼ばれた。(守田美鈴)

842OS5:2025/10/04(土) 22:27:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/3eaaf02693592843869314edf987ff23690e4469
自民・林芳正氏「戦って、戦って戦い抜く」 必勝壮行会にはハヤシカツライスも
10/4(土) 13:12配信

産経新聞
自民党総裁選に立候補した林芳正官房長官は投開票日の4日、党本部で開かれた必勝壮行会に出席し、「いざ出陣だ。負けるわけにはいかない。戦って戦って、総裁の座を勝ち取るまで戦い抜くことを誓う」と述べた。重要閣僚を歴任した経歴を踏まえ、「愛する日本のために私の経験のすべてをささげて政権運営、党の再建に全力を尽くす」とも強調した。

必勝壮行会には旧岸田派や石破茂首相に近い議員を中心に約50人が出席した。投開票日には各陣営でカツカレーなどがふるまわれるのが通例だが、林氏の陣営では「ハヤシカツライス」が提供された。議員らは「カレーも良いが、ハヤシは良い」(中堅)などと平らげていた。(守田美鈴)

843OS5:2025/10/04(土) 22:32:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/57cb4b824121dbd5e312e90c884d28a05c4dfd07
高市新総裁 総裁選で自身を支えた古屋氏や中曽根弘文氏らと会合 役員人事についても意見交換か
10/4(土) 21:18配信

TBS NEWS DIG Powered by JNN

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自民党の高市総裁は今夜(4日夜)、総裁選で自身を支えた議員らと都内で会合を開きました。自民党の役員人事についても意見交換しているものとみられます。

自民党の第29代総裁となった高市氏は今夜、総裁選の立候補に当たって推薦人代表となった▼古屋圭司・元国家公安委員長、陣営で選対本部長を務めた▼中曽根弘文・元外務大臣のほか、陣営の中心メンバーとして高市氏を支えた▼尾崎正直衆院議員、▼佐藤啓参院議員と会合を開きました。

高市氏は、総裁選で自身を支えた議員らを慰労するほか、新総裁としての初めての会見で「一番急がなければいけない」と言及した自民党の役員人事についても意見交換していたものとみられます。

844OS5:2025/10/04(土) 22:32:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/26905d78bd342c44b6359055c94af3ed0f7004f7
「維新の延命に手を貸すな」 自民大阪府連、連立拡大に慎重論
10/4(土) 19:46配信

毎日新聞

自民党総裁選挙を終え、記者会見で質問に答える高市早苗総裁=同党本部で2025年10月4日午後6時12分、平田明浩撮影

 4日投開票の自民党総裁選で高市早苗前経済安全保障担当相が第29代総裁に選出され、大阪府内の自民、公明関係者からは期待の声が上がった。一方で、連立政権の枠組みについては、大阪で対立する日本維新の会を念頭に、慎重な意見が目立った。

【写真まとめ】女性初の自民総裁 元キャスター、高市氏の歩み

 自民府連会長代行の松川るい参院議員は、毎日新聞の取材に「首相に選出されれば、日本初の女性総理になるのでうれしい。関西出身で大阪でも人気のある方なので、多くの人が喜んでいるだろう」と語った。

 自民は昨年の衆院選で候補者を擁立した府内15選挙区で全敗し、今夏の参院選大阪選挙区でも敗れた。松川氏は「府連の立て直しに新総裁の力を貸してもらいたい」と期待した。少数与党下での連立枠組みの拡大について、松川氏は「前提が分からない中でコメントしづらい」などと述べるにとどめた。

 別の自民関係者は「高市氏は維新との連立には踏み出さないのではないか。支持率が低迷している維新にライフジャケットを投げ、延命に手を貸す必要はない」と語った。

 公明の伊佐進一元衆院議員は取材に「新総裁が決まって、自民と公明が呼吸を合わせられるかが問われる。連立合意文書は、しっかり詰めてもらいたい」と求めた。

 高市氏は、国会での首相指名選挙までに連立拡大に向けて野党との協議を調えたいと述べていたが、公明関係者は「連立はまず公明とどうするかが先で、その次に野党との協議になる。自公もそんなに早くまとまるのか疑問だ」と慎重な姿勢を示した。

 府内の党員投票の結果は、投票率68・58%で、高市氏が有効投票(2万69票)の6割近い1万1896票を獲得した。【長沼辰哉、高良駿輔】

845OS5:2025/10/04(土) 22:34:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7388818a664412bf98b00a94bf65fd92b13fb2d
「コバホーク」地元千葉でも高市氏に及ばず 県連幹部は… 総裁選
10/4(土) 19:04配信


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毎日新聞

総裁選に向けて発足した「有志の会」の県議らとともに気勢を上げる小林鷹之元経済安全保障相(前列左から4人目)=千葉県千葉市で2025年9月18日午後3時9分、中村聡也撮影

 今回もトップの座は遠かった。高市早苗前経済安全保障担当相(64)が選出された4日の自民党総裁選。千葉県選出の国会議員からは、「コバホーク」の愛称で知られ、保守派の若手のホープとして存在感を高めてきた小林鷹之元経済安保担当相(50)が昨年に続く2度目の戦いに挑んだ。だが結果は5人中4位だった。

【写真と図解】自民総裁選に立候補予定の5人の経歴や主な政策は?

 県内の党員・党友票は前回の総裁選で小林氏は3位で、今回は1位を目指して県連も組織的に支援したが、結果は2位にとどまった。保守的な支持が高市氏に流れ、「経験不足」などの声を払拭(ふっしょく)しきれなかったことが要因とみられる。県連幹部は「教訓にしてほしい」と今後に期待を寄せた。

 ◇県内でも2位

 「自民党を再起動させる」。衆参両院で少数与党となる中で行われた総裁選。小林氏は現役世代や中間層の負担軽減に向けた所得税制の見直しなどを訴え、世代交代を進める覚悟で臨んだ。

 しかし、1回目投票の得票数は計59票(議員票44票、党員・党友票15票)で、前回から1票減らした。

 県内の支持も広がりは限定的だった。県連によると、今回投票権を持つのは党員・党友は2万6095人で、うち1万7637人が投票した。首位は前回に続き高市氏で6438票。小林氏は4585票で前回の3位から2位になったが、票の上積みはわずか112票にとどまった。

 ◇重鎮応援も振るわず

 今回の総裁選で、小林氏の陣営幹部にはベテランの浜田靖一衆院議員や石井準一参院議員が名を連ねた。50人いる自民県議のうち、約40人が「有志の会」を発足し、票の掘り起こしに向けて党員らに電話などで支持を呼びかけた。

 「県内に影響力がある浜田先生と石井先生が陣営の中心にいるだけで、党員らにメッセージになる。『他の選択肢はないよ』ということだ」。あるベテラン県議は県内で小林氏が首位となることに期待を寄せていた。しかし結果は伴わなかった。

 「頭(の良さ)は申し分ないし若い。弱点はない。でもまだ知名度が足りない」。この県議は、同じく保守色の強い高市氏と比べて発信力や求心力が不足していると指摘した。

 「経験値の少なさ」が課題との声もある。小林氏は閣僚や党の役職経験が多いとは言えず、別のベテラン県議は「党内基盤が弱い」と話し、党人脈を広げない限り、総裁への道は険しいとの見方を示した。

 ◇県連幹部の見方は

 小林氏は東大卒で大蔵省(現財務省)出身。米名門ハーバード大の大学院も修了している。2012年の衆院選で初当選して政界入りし、21年には初代の経済安保担当相に就任した。憲法改正や防衛費増額を主張し、前回、今回の総裁選ともに若手・中堅の国会議員から支持されてきた。

 総裁選の結果が出た後、県連の阿部紘一幹事長は報道陣の取材に応じ、投開票前から小林氏が県内で首位になるのは難しいとみていたと明かした。県内の党員・党友には強固な保守層がいて、高市氏の支持に回ると予想していたという。

 ただ、「(小林氏は)千葉で生まれ育ち、県の実情を把握している」と評価し、「これを教訓にトップリーダーになることを期待している」とエールを送った。

【中村聡也】

846OS5:2025/10/04(土) 22:35:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/21a07ce1ba051aa2d4e7fedf79164bdcc4a8a7a9
「三つどもえ」の善戦も…林芳正氏、発信力に課題 「ひとえに私の至らなさ」
10/4(土) 19:55配信

産経新聞

投票を終えた林芳正官房長官=4日午後、党本部(酒井真大撮影)

4日投開票された自民党総裁選。林芳正官房長官(64)は高市早苗前経済安全保障担当相と小泉進次郎農林水産相による「2強対決」とされる中、政策能力の高さをアピールし「三つどもえ」の戦いに持ち込んだ。次期総裁選に望みをつなぐ善戦といえるが、党員票に直結する国民的な人気は高まっておらず、「ポスト高市」に向けた課題となりそうだ。

■陣営「党員・党友票、もっと…」

「残念な結果だが、ひとえに私の至らないところが原因だ」

林氏は投開票後、記者団にこう述べ、口惜しさをにじませた。

今回の総裁選は当初、世論調査の支持率で先行する高市氏と小泉氏の争いになるとの見方が大勢だった。ところが、高市氏が外国人観光客を念頭に「奈良のシカを蹴り上げる人がいる」と発言して物議を醸したことや、小泉氏の陣営による「ステマ問題」の発覚などで、政策能力と安定感を武器とする林氏が一定の支持を引き寄せた。

もっとも「ポスト高市」の最右翼に立つには、国民的な人気が課題だ。1回目の投票の議員票では、かつて所属した旧岸田派や石破茂首相の側近らの支持で2位につけたが、党員票は3位にとどまった。林氏の陣営幹部は「党員・党友票がもっと欲しい」と切実な表情を浮かべた。

■「分祀」保守層からは疑問視

また、林氏は9月28日のフジテレビ番組で、靖国神社に合祀(ごうし)されている極東国際軍事裁判(東京裁判)の「A級戦犯」の分祀(ぶんし)に言及。党員に多いとされる保守層からは疑問視する声が上がった。

今回の善戦で何らかのポストを得られる可能性はあるものの、党員や保守層を取り込むだけの発信力を身につけられるかが将来、首相の座をつかむカギとなる。(永原慎吾)

847OS5:2025/10/05(日) 07:54:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/28b57e8f8c1b7d60965cb04a9637589b851752db
自民「本命」維新に照準 連立協議へ駆け引き激化 公明警戒ハードル高く〔深層探訪〕
10/5(日) 7:00配信
時事通信

フィリピンの農業相と会談する小泉進次郎農林水産相=2日、マニラ(ロイター時事)

 自民党総裁選の投開票が4日に迫り、新総裁選出後の連立政権拡大協議を見据えた駆け引きが激化してきた。自民内では日本維新の会を本命視する声が強まっており、総裁選候補は口々に秋波を送り、維新も呼応する発信を続ける。ただ、自民と連立を組む公明党が異論を唱えるなどハードルは高く、「自公維連立」の行方は見通せない。

【ひと目でわかる】自民党総裁選の投票結果

 ◇地下茎
 自民は2日、総裁選の演説会を維新の本拠地の大阪市で開催。優勢が伝えられる小泉進次郎農林水産相は外遊中のため、「党を支え続ける大阪の皆さんの思いを忘れない」とのビデオメッセージを寄せた。維新への言及はなかったものの、他候補から「万博は大成功」などの発言もあり、自民大阪府連関係者は「維新との連立を前提としているようにしか聞こえない」と語った。

 自民党は7月の参院選後、結党以来初の「衆参で少数与党」の状況に陥った。このため、総裁選では連立政権の枠組み拡大が焦点に浮上。当初は「部分連合」に軸足を置く主張もみられたが、論戦を重ねるにつれ「連立拡大が最善」(小泉氏)とのスタンスで5候補が足並みをそろえた。自民関係者は「本命は維新だ」と断言する。

 維新の源流は「創業者」の橋下徹氏の下に集った自民系府議の一団だ。自民とたもとを分かった後もパイプは地下茎のようにつながっており、総裁選告示後、小泉氏の後見役の菅義偉元首相、菅氏に近い森山裕幹事長が維新幹部と相次いで会談するなど、動きが活発化している。

 国民民主党や参政党が党勢を拡大する中、維新も往時の勢いを取り戻そうと前のめりな姿勢を見せる。維新は連立政権入りの条件の一つに「副首都」構想実現への協力を挙げており、吉村洋文代表(大阪府知事)は2日、記者団に「総裁選を勝ち抜いた方と話をしたい」と意欲を示した。

 ◇関門幾重にも
 もっとも、連立実現までは幾重にも関門が待ち受ける。最初のハードルは公明の意向。公明は昨年の衆院選で「常勝」を誇った大阪府内の4小選挙区で維新に全敗を喫し、維新への反発が残る。公明党の斉藤鉄夫代表は2日の党会合で「新総裁に政権の枠組みについて聞きたい」と語った。

 連立の前提となる候補者調整は難航必至。このため、自民長老は「欧州に倣って調整は後回しにすればいい」と維新に入れ知恵し、維新の藤田文武共同代表は1日の記者会見で「政策本位。選挙(調整)先行はおかしい」と表明した。しかし、公明は「選挙区調整は必須」との立場だ。

 維新も一枚岩ではない。副首都構想を通じて「大阪都」構想の復活を目指す吉村氏らが連立に前のめりになる一方、大阪以外選出の議員らは「副首都構想だけで連立すれば、維新は消滅しかねない」(幹部)と冷ややかだ。性急な動きに反発し、既に3人の衆院議員が党を離れている。

 党執行部は「大阪組」以外の理解を得るため、政策協議のハードルを上げる。戦力不保持を定めた憲法9条2項の削除、スパイ防止法の制定などを矢継ぎ早に打ち出しているのはその一環だ。しかし、タカ派色の強い政策を突き付ければ、公明が反発するというジレンマを抱える。

 ◇「やらせ」「政治とカネ」
 波はさらに高くなりつつある。小泉氏には「やらせ」投稿依頼問題を巡る批判が収まらず、小泉氏が勝利した場合、連立の障害となる可能性がある。維新参院議員だった石井章氏が詐欺罪で在宅起訴され、自民内からは「『政治とカネ』の問題が再燃しかねない」と警戒感が出ている。

 「自公維連立」が実現すれば埋没しかねないと危機感を抱く他の野党も攻勢を強める。立憲民主党の安住淳幹事長は9月30日の記者会見で「民主主義の根幹に関わる自作自演」と述べ、予算委員会で追及する考えを強調。国民民主の玉木雄一郎代表も「総裁選の結果の正当性が揺らぐ」と述べ、自民に疑念の払拭を求める考えを示した。

848OS5:2025/10/05(日) 07:55:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8f726c83d0b1c30e53d47ea57fc28b933018e83
自民幹事長に鈴木俊一氏、副総裁に麻生氏で調整 7日にも党人事固め
10/5(日) 5:00配信

朝日新聞

自民党新総裁に選ばれ、両院議員総会であいさつする高市早苗氏(右)=2025年10月4日午後3時3分、東京・永田町、角野貴之撮影

 自民党の高市早苗新総裁は4日、党役員人事で、幹事長に鈴木俊一総務会長(72)=麻生派=を充てる方向で調整に入った。また、副総裁は麻生派を率いる麻生太郎元首相(85)の起用を軸に検討している。高市氏は、新体制の発足に向けて7日にも党人事を固める方針だ。

 複数の関係者が明らかにした。高市氏は4日の会見で幹事長について、少数与党で野党との連携が欠かせないことから、「各党と話ができる、党全体を見渡せる方」と語っていた。同日夜には複数の側近と集まり、人事の方向性を確認した。

 そのうえで、今回の総裁選で、立候補に必要な20人の推薦人のうち、新旧派閥で麻生派が最多だったことを踏まえ、麻生派からの起用を検討。同派幹部で、財務相など重要ポストを歴任した鈴木氏が適任と判断し、最終調整に入っている。

朝日新聞社

849OS5:2025/10/05(日) 08:03:59
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/279743fd9ed1408a80d040581054bf3cd64bf72e
高市総裁誕生も扱い困難な公明・維新・国民民主それぞれの事情。最大の難問は選挙区の譲り合い

坂東太郎


十文字学園女子大学非常勤講師
10/5(日) 5:15

 4日、自民党総裁選が行われ、高市早苗衆議院議員が新総裁へと選出されました。

 長かった。7月20日投開票の参院選で大敗しながら、翌日続投宣言をした石破茂首相(総裁)を降ろそうという動きが9月7日の辞任表明でけりがつき、22日公示の総裁選がやっと終わったのです。この間になされていたのは自民党内の権力闘争。それを延々70日以上費やしました。

 これで15日にも召集見通しの臨時国会で石破内閣が総辞職し(しなかったりして)新首相を選ぶ首相指名選挙が行われるのです。自公は少数与党ながら野党がまとまらず、高市総裁が新首相へ選出される公算大。

 ただ就任しても少数与党は変わらず、連立拡大や組み換え論も出ています。もっとも言うはやすく行いは難しで一長一短。順にみてみましょう。

公明党は言うだけ言って「下駄の雪」か
 まず現状の自公連立維持。高市新総裁は選出された当日、公明党本部を訪問して斉藤鉄夫代表と会談。その際に公明側から政策協議へ注文がついたようです。

 うち「政治とカネ」は仕方ないとして靖国参拝(を控えてほしい)も要望。もっとも自公連立が始まった1999年から小泉純一郎首相が6回、安倍晋三首相が1回、それぞれ参拝しても連立離脱云々は起きません。「外国人政策」も公明は日中国交正常化を自身の活躍と位置づけているので言うだけ言って今まで通りの「下駄の雪」であり続けそう。

維新は煮え湯を飲まされた「敵」同然
 それより公明が気にするのは日本維新の会が加わる連立拡大でしょう。「副首都構想」などについて「非常に大きな疑問」とし、維新の招き寄せを警戒しています。

 それはそうでしょう。24年総選挙で公明は4議席を持っていた大阪の小選挙区で維新に全敗。煮え湯を飲まされた「敵」同然の相手だから。仮に維新が連立入りしたら現職のいる4議席は絶対に公明へ譲りはしまいし、そうしてくれと自民も言いにくい。そんな奴と組めるかと。

 にわかに公明の離脱論も噴出しています。そうなると自公ともに大きな試練となりましょう。与党からの離脱とは野に下るのと同義。ならば公明が現在小選挙区を維持している兵庫2区と8区、東京29区、広島3区に自民(ないしは連立入りした維新との共闘)が遠慮なく候補者を擁立して小選挙区ゼロの憂き目が現実化するのです。

 また「選挙区は自民、比例は公明」と自民候補に訴えてもらう戦略も消滅。ただでさえ減少傾向の比例票もまた下降する羽目となり得ます。

自民は号令一下で見込める固い票田を失う
 自民にとっても打撃。自公連立とは289ある小選挙区の約15程度を公明に譲り、その見返りとして1選挙区あたり2万票ほどと推計される公明票≒創価学会票を上乗せできるというメリットを失うから。公明は創価学会という単独の支持母体でほぼ支えられている珍しい政党で、衰えたりといえども号令一下で見込める固い票田です。焦っている自民議員も多かろうと推察されるのです。

 単純に公明24人の衆議院議員が出ていったら自民単独での政権運営はさすがに不可能。ゆえに代わりの連立相手を一層探し出す必然に駆られます。

「自維」で選挙でのメリットがほとんどない
 では維新を迎えたら大丈夫でしょうか。衆議院議員数で公明を上回るので数合わせだけならばOKですが、「自維」で選挙でのメリットがほとんどありません。維新は大阪の全選挙区を押さえている一方で他は脆弱。連立を組んでも「大阪には自民候補を立てない」は現状ゼロだからいいとして、票の見返りが思い浮かばないのです。

 ゆえにか維新内で連立に積極的なのは大阪勢。他は見捨てられるようなもので突き進んだら党を出ていく可能性も大。双方とも安易に乗れない事情を抱えています。

国民民主候補41人のすべてに自公が対抗馬を擁立している
 そこで政策が近いとされる国民民主との連立がうわさされているのですが、政策云々以前に「次期総選挙はどうするの?」となるでしょう。自国の選挙協力など不可能に近いかと思われます。

 直近の24年総選挙で国民民主は小選挙区に41人立てていて、そのすべてに自公が対抗馬を擁立しているのです。結果は自公26(うち公明1)勝(※注)に対して国民民主11勝。残りは立憲3勝と維新1勝です。

 国民民主が維新と異なるのは直近の国政選挙が好調で次回も一層伸ばしたいと期待しているはずという点。それは取りも直さず自民に「譲れ」というに等しいでしょう。でも倍以上勝っている自民がやすやすと飲める条件であるはずもない。

850OS5:2025/10/05(日) 08:04:14
自民から大幅な選挙区委譲は期待できず
 さらにいえば国民民主が勝った11選挙区のうち9選挙区は立憲が候補者を出していません。最大の理由は両党とも労働組合の「連合」が支持母体で同一選挙区での競い合いをよしとしないからでしょう。それでも12選挙区で立国ともに候補者を立てていますが、結果は自民6勝、立憲3勝、国民2勝、公明1勝。実に7選挙区で共倒れしているのです。

 つまり自国連立がなったとしても国民民主は自民から大幅な選挙区委譲は期待できず、与野党で分かれる立憲が見送った9選挙区を含めて容赦なく対立候補を出してくる構図となりましょう。

 さらにいえば高市首相となって人気が高まったとしても「あの自民と組んだ国民民主」という図式はかなりのマイナス。

一度も自民と組んでいない「旧民社党」系
 国民民主を支持している労働組合の多くは旧民社党を支えてきました。民社もまた政策は同じ労組系の日本社会党より自民に近いとみなされていたのに結局、新進党→民主党→希望の党→国民民主の流れのなかで一度も自民と組んでいません。社会党ですら村山富市政権時に自民と組んだのに。それほど支持母体にアレルギーが強いのです。

※注:いわゆる「裏金」問題で無所属となっていた者も含む。以下同。

851OS5:2025/10/05(日) 08:20:47
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025100400377&g=pol
3度目の挑戦、悲願の女性宰相へ タカ派的言動に賛否交錯―自民新総裁の高市氏
時事通信 政治部2025年10月04日16時09分配信
自民党の新総裁に選出された高市早苗前経済安全保障担当相(中央)=4日午後、東京・永田町
自民党の新総裁に選出された高市早苗前経済安全保障担当相(中央)=4日午後、東京・永田町

自民党総裁の椅子に座る高市早苗新総裁=4日午後、東京・永田町の同党本部
 3度目の挑戦で自民党総裁の座をつかんだ。故安倍晋三元首相の路線継承を掲げ、保守層を基盤に支持を拡大。激戦を制したが、タカ派的な言動には賛否が交錯する。衆参両院で与党が過半数を失う中、首相指名選挙で勝利すれば、長年目指し続けた憲政史上初の女性宰相として、歴史に名を刻むことになる。

 松下政経塾出身。テレビキャスターなどを経て、1993年衆院選に無所属で出馬し初当選。新進党を経て自民党に入り、初当選同期で政治信条が近い安倍氏との関係を深めた。

 安倍政権下で、党政調会長や総務相など要職を歴任。存在感を高めると、2021年の総裁選に初出馬。安倍氏の強力な後押しにより、議員票で2位に食い込んだ。昨年の総裁選は、1回目投票で議員票、党員票とも石破茂首相を上回ったが、決選投票で逆転を許した。

 この1年間は、麻生太郎元首相の助言を受けて同僚議員との会食を増やすなど「仲間づくり」に徹した。直近の衆参両院選では、応援のために全国各地を駆け回り、党員人気も盤石とした。

 靖国神社への参拝を欠かさず、党内で保守系議員らに強く支持される一方、周辺国との関係悪化を懸念する向きも多い。今回の総裁選では、党派閥裏金事件の震源地となった旧安倍派幹部らの支援を受け、党低迷の要因となった「政治とカネ」の問題にどこまで切り込めるかも不透明だ。

 政策へのこだわりが強く、大量の資料を議員宿舎に持ち帰り、夜中まで読み込むことも多い。総務相在任時は、早朝から国会答弁のレクチャーを受ける慣習について「自分で勉強する」と撤廃。総裁選出を受けて「全員に馬車馬のように働いてもらう。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てる」と宣言した。

 学生時代はヘビーメタルのバンドでドラムを担当。熱狂的な阪神ファンとしても知られる。

852OS5:2025/10/05(日) 13:48:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/f46795de67efd4e3d7e6ef9ae308816c15a942f6
「高市で行くから」 自民党総裁選の行方を決めた麻生太郎氏の”号令”
10/5(日) 10:26配信

西日本新聞
 「党員や地方の声を受け止めましょうよ」。自民党総裁選の国会議員投票が差し迫った4日午前、小泉進次郎農相を支持する中堅の電話が鳴った。相手の高市早苗前経済安全保障担当相陣営の議員は、「党内世論」を重視するよう促した。党員・党友票で優位に立つとみられていた高市氏への投票依頼だった。

 同じ頃。各地の党員・党友票で高市氏が小泉氏を大きく引き離しているとの情報が永田町を駆け巡る。高市陣営は「引き剥がし」の攻勢を強める。林芳正官房長官を支援する議員も同様に揺さぶった。決選投票が「高市-小泉」になれば、政権を共に支えた小泉氏と林氏の両陣営は連携するとの予測があったからだ。

 昨秋の総裁選で高市氏を支援し、非主流派に沈んだ麻生太郎最高顧問も動く。3日夜、票読みを重ねて高市氏に勝ち筋を見いだし、腹を決める。4日朝にかけ、投票先を決めかねていた派閥議員約10人に号令を出す。「党員(票)に合わせろよ。高市で行くから、言うなよ」。決選へ向け“麻生票”を固めにかかった。

 1年越しに雪辱を果たした麻生氏。周辺はほくそ笑んだ。「ばくちに勝ったな」

小泉氏、包囲網に失速

自民党総裁選後の両院議員総会で、候補者らと手を取り合う高市早苗新総裁(左から4人目)=4日午後3時13分、東京・永田町の党本部(撮影・柿森英典)

 4日昼、党員・党友票で高市早苗前経済安全保障担当相の優勢は確定的となった。国会議員投票の直前に集会を開いた小泉進次郎農相は声を張った。「国民のためにひたむきに前向きに働く自民党をつくりあげよう」。党本部そばのビルの一室に集ったのは議員70人ほど。「予想どおり」と陣営幹部は強がったが、出馬の記者会見時より目減り。切り崩しの影響は明らかだった。

 前回総裁選の「失速」を糧に小泉氏は今回、ブレーンの木原誠二元官房副長官らが作った原稿を読む「安全運転」を徹底。切れ味鋭い発信力も、改革志向の政策も影を潜めた。「全く良さを出せなかった」(中堅)。陣営が小泉氏に有利な内容を呼びかける「やらせ投稿」も発覚し、勢いはそがれた。

 「経験や見識の浅さが目立つ」。小泉氏支持から中盤で林芳正官房長官の支持に乗り換えたベテランは、見切りを付けた。



 迎えた1回目の投票。小泉氏は地方票で高市氏に35票差をつけられた。議員票も旧安倍派を軸に支持を集めた高市氏64票に対し80票にとどまり、2位に。中堅は「3桁近く取れる想定だったのに」とうなだれた。

 決選投票を前にした両候補による5分間の演説。仲間への感謝を前面に押し出した小泉氏に対し、高市氏は紙に目を落として政策にも触れた。小泉陣営の若手でさえ「非常に練られたものだった」とうなった。

 小泉陣営には決選になれば、3位の林陣営と幹部同士が水面下で票の融通を調整し、「議員票でひっくり返せる」との戦略があった。「右手なら小泉氏、左手なら高市氏」-。林陣営では投票のサインを事前に決定。序盤に投票した議員は実際、右手で投票箱に票を入れて「小泉支持」のサインを送ったものの、一部は高市氏支持に流れた。

 その一人、平井卓也元デジタル相は交流サイト(SNS)で「党員票で第1位となり、地元・香川において最も多くの支持を得た高市候補に一票を投じた」と書き込んだ。

 最終盤で高市氏支持に振り切った麻生太郎最高顧問に対し、昨年は「高市包囲網」を主導し、石破茂政権の後ろ盾となった岸田文雄前首相は最後まで「沈黙」。重鎮の対応の差も作用した。旧岸田派の中堅は「小泉氏がもう少し競っていれば違った。岸田氏も諦めたのだろう」。



 1回目投票4位の小林鷹之元経済安保相も「党員票の多さ」を決め手に、決選では高市氏支持に。5位の茂木敏充前幹事長も「一致団結しよう」と陣営に呼びかけた。気脈を通じる麻生氏に歩調を合わせて高市氏支援に回ったとみられる。

 石破政権で非主流派だった旧安倍派に加え、麻生氏、茂木氏、小林氏らが固まり、女性初の高市総裁の誕生につながった。昨年とは真逆の構図に、党関係者はつぶやく。「立役者の麻生氏や旧安倍派の復権は間違いない」 (岩谷瞬、古川大二、平峰麻由)

西日本新聞

853OS5:2025/10/05(日) 14:00:15
https://mainichi.jp/articles/20251004/k00/00m/010/279000c
林氏、総裁選で示した存在感 高まった岸田氏への不満、影響力低下も

毎日新聞
2025/10/5 06:00(最終更新 10/5 06:00)
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794文字
自民党総裁選挙で投票する林芳正官房長官=同党本部で2025年10月4日午後1時14分、平田明浩撮影
 自民党総裁選は4日投開票され、上位2人による決選投票で高市早苗前経済安全保障担当相(64)が小泉進次郎農相(44)を破り、第29代総裁に選出された。

 1回目投票で3位に食い込んだ林芳正官房長官は国会議員票で72票を獲得し、昨秋の前回選の38票から大幅に伸ばした。高市早苗前経済安全保障担当相の64票も上回り、「ポスト高市」の立場を確立したと言える。一方、決選投票では自身がかつて属した旧岸田派を率いた岸田文雄前首相とは異なる対応を取ったとみられ、旧岸田派は分裂含みの様相を呈している。

 「党員の状況を見ながら判断した」。林氏を支援した小野寺五典政調会長は記者団にこう述べ、決選投票で高市氏を支援した可能性を示唆した。

 林氏が前回選から議員票を大きく伸ばした背景には、…

854OS5:2025/10/05(日) 19:37:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba442d400d25ffd413db6ba1ec37c7871ab3d7a2
外国人政策、高市総裁は対策強化へ野党と足並み 公明は懸念伝達、連立の「火種」にも
10/5(日) 19:10配信


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産経新聞

自民党新総裁に選出され、会見に臨む高市早苗氏=4日午後、東京・永田町の党本部(代表撮影)

7月の参院選で主要争点に浮上し、参政党などが躍進する要因となった外国人問題への対応も注目される。自民党の高市早苗総裁は総裁選で、不法滞在や外国人による土地取得などへの対策強化を訴えた。日本維新の会や国民民主党などと主張が重なる部分も多く、政策実現へ野党の協力は得やすい。公明党は対策強化よりも外国人との共生に重きを置く姿勢で、自公連立の火種となる可能性もある。

高市氏は総裁選告示日の演説会で、冒頭に地元奈良公園の鹿を外国人が蹴り上げたとされる事例を取り上げるなど「移民政策の厳格化」に強い意欲をみせる。

政府が7月に発足させた、外国人問題の司令塔となる省庁横断の事務局組織「外国人との秩序ある共生社会推進室」の強化・拡充を主張する。不法滞在などを取り締まる出入国在留管理庁の入国警備官を増強する方針も示す。

主要野党では維新、国民民主も外国人問題への対応を強化するスタンスをとる。両党とも外国人による土地取得の規制強化を参院選公約に掲げており、高市氏と方向性は同じだ。高市氏が掲げる「スパイ防止法」の制定も維新、国民民主は必要性を主張しており、今後の与野党による政策協議の主要議題となる可能性がある。

一方で与党・公明との関係が外国人政策に取り組む上での課題となりそうだ。公明の斉藤鉄夫代表は4日に高市氏と面会した際、外国人との共生を重視する立場から高市氏の主張を念頭に懸念を伝えた。斉藤氏は面会後、記者団に外国人政策を含めて「理念の一致があってはじめて連立が成り立つ」と牽制(けんせい)した。(小沢慶太)

855OS5:2025/10/05(日) 20:52:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ef9a2aad29de0fbc182e7d3e8231b4a6e56f89f
高市総裁、自民幹事長に鈴木俊一氏を検討 麻生氏、副総裁再登板も 官房長官に木原稔氏起用案
10/5(日) 19:13配信
時事通信

自民党の麻生太郎最高顧問との会談を終えた高市早苗総裁=5日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党の高市早苗総裁は5日、党役員人事などの調整を本格化させた。

 幹事長に鈴木俊一総務会長(72)の起用を検討。麻生太郎最高顧問(85)の副総裁再登板も探る。首相に就任した場合、官房長官に木原稔前防衛相(56)を充てる案が浮上している。


 高市氏は「全世代総力結集」を掲げており、首相就任時の閣僚人事も含め、挙党態勢の確立を目指している。小泉進次郎農林水産相(44)ら総裁選の対立候補4人を政府・党のポストで処遇する意向だ。

 高市氏は5日午前、東京・赤坂の衆院議員宿舎で過ごした。人事構想を練ったとみられる。同日午後、党本部に入って麻生氏と約1時間会談。この後、記者団に「(幹事長人事は)まだ本人にも言っていない」と述べ、調整を急ぐ考えを示した。

 鈴木氏は財務相などを歴任。「和の政治」を掲げた故鈴木善幸元首相の長男で、敵をつくらない温厚な人柄で知られる。所属する麻生派を率いる麻生氏は義兄に当たる。幹事長の人選について、高市氏は4日の記者会見で「各党と話ができ、党全体を見渡せる方がいい」と説明していた。

 麻生氏は総裁選の決選投票に際し、党員・党友票で首位の候補を支持するよう、同派の所属議員に指示。高市氏の勝利につなげた。

856OS5:2025/10/06(月) 06:37:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d4fe47bab192031150bcf4c87e8d6d66c926a9d
高市新総裁 人事に着手 麻生ラスボス政権 異例の「役職希望アンケート」も実施へ
10/6(月) 5:30配信


スポニチアネックス

高市早苗氏(代表撮影)

 自民党の総裁選から一夜明けた5日、高市早苗新総裁は党役員、閣僚人事に本格的に着手した。同日夕、党本部へ向かい、総裁選で支援を受けた麻生派会長の麻生太郎元首相と約1時間会談。関係者は「人事について助言を受けた」としている。また、党に指示して所属衆院議員に異色の「役職希望アンケート」を実施することも明らかに。高市色を早くも打ち出した。

【写真あり】高市新総裁「ニュー早苗戦法」奏功し完勝 ふんわり眉毛に鮮やかなジャケット…印象ガラリと変化

 幹事長には、麻生派幹部の鈴木俊一総務会長を党の幹事長に起用する方針を固めた。幹事長は党の実質的な責任者で、人事、選挙での公認、資金と党運営全般を仕切る。鈴木氏は鈴木善幸元首相の長男で、麻生氏の義弟。初の女性総裁誕生に大きく貢献した麻生氏の意向が反映された形だ。総裁選当日朝、麻生氏は、1回目の投票で派閥に、小林鷹之元経済安保担当相、茂木敏充前幹事長のどちらかに投票するように呼び掛け、両者に票を“貸し出し”し、決選投票では両陣営が高市氏に投じる流れをつくって高市氏の票を増やしていった。高市、小林、茂木3氏に恩を売った麻生氏。それだけに「今政権のラスボスは麻生氏」とみる政界関係者は多い。その麻生氏は副総裁への再登板が取り沙汰されている。

 政治評論家の有馬晴海氏は「麻生氏が人事案の名簿を提示するわけではないが、高市氏は今回の鈴木氏のケースのように、ある程度の要望は受け入れることになる」と指摘。一方で「鈴木幹事長に相談事をすれば麻生氏にも伝わる。了解が得られれば、それは麻生氏が了解したということ。麻生派がかたまりでバックに付いたことにもなる」と、高市氏にも一定のメリットがあるとした。

 高市氏は総裁選をともに戦った4候補の要職起用を明言。「麻生氏を立てつつバランスの取れた人事を行い、党内融和も目指している」と党関係者。旧茂木派で政策が近い木原稔前防衛相を、首相就任後の組閣で官房長官に起用する案も浮上している。有馬氏は、決選投票で争った小泉進次郎農相について「JA改革が道半ばなので引き続き農相を務めるのがいいのではないか」とした。

 異例の「役職希望アンケート」はきょう6日夕が回答期限。高市氏はどんな人事を行うのか。あす7日にも新執行部を発足させる意向だ。

857OS5:2025/10/06(月) 06:43:49
8603 OS5 2025/10/05(日) 16:31:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf3aa75de951e5b1129494a1dccfb8e7d9003b83
総裁選「30票差か」林氏の支援者、ため息 「4度目」に期待の声
10/5(日) 10:15配信
 自民党の新総裁に、女性初となる高市早苗前経済安全保障相が選ばれた。「山口から9人目の首相」をめざした林芳正官房長官の支持者からは、「次もチャレンジを」との声が上がった。

 山口県内の党員・党友票は、党県連会長の林氏が有効投票の65%にあたる7235票を獲得した。昨年の前回総裁選で林氏が得たのは6650票で、得票率は56%。いずれも上回った。投票率は77.73%(前回72.42%)。

 高市早苗氏と小泉進次郎氏による決選投票では、県連の1票は、林氏の次に多かった高市氏に投じられた。

 開票終了後、衆参両院の県選出党国会議員(衆院中国比例ブロックを含む)5人が朝日新聞の取材に応じた。

 高村正大(衆院山口1区)、岸信千世(同山口2区)、北村経夫(参院山口選挙区)の3氏は1回目の投票で林氏に投じたことを明らかにした。

 高村氏は所属する麻生派の指示がなく、選挙区内に林氏の旧3区時代のエリアがあり選挙区変更で世話になったことなどを理由に挙げた。決選投票は派閥の指示で高市氏に投じたという。

 旧安倍派の岸氏は山口県から林氏を支えるため、林氏陣営に入って応援してきたという。決選投票は「総裁選が終わったばっかりなのでノーコメント」とした。

 旧安倍派の北村氏は、保守政党として党を再建しようとしていた姿勢などを評価して林氏に入れたという。決選投票では初の女性総裁の可能性を考慮するなどし、高市氏に入れたと語った。

 一方、旧安倍派の吉田真次衆院議員(中国比例)は、9月28日に山口市内であった林氏の「必勝総決起大会」で林氏支援を訴えたものの、「投票先は明かしません」と語った。

 旧安倍派の江島潔参院議員(山口選挙区)は林氏の推薦人で、同大会でも支援拡大を呼びかけたが、「僕はいつも(総裁選で誰に票を投じたか)全く言いません」と述べた。(大室一也)

     ◇

 山口県下関市貴船町4丁目にある林氏の地元事務所には、大雨のなか後援会の幹部らが集まり、総裁選のテレビ中継を見守った。まず議員票で林氏が2番目に多い72票と伝えられると「やった」と声があがり、一瞬拍手が起きた。だが直後、全体で3位という結果が明らかに。「うーん、残念」「(2位の小泉氏と)30票差か」とため息が漏れた。

 開票後に取材に応じた郷田祐一郎・下関後援会副会長(62)は「議員票で2位と善戦したが党員票が伸びず、決選投票に残れなかったことは非常に残念。次もチャレンジして悲願を達成していただきたい」と述べた。

 党県連会長代行の塩満久雄県議は「党員、国会議員含めて国内外の情勢を踏まえたら、林先生の出番は間近だというのが投票の結果だと思う。次の戦いに結びついていくと確信している」と話した。

 山口市の党県連事務所でも、党員・党友票の開票後、幹部らがテレビで総裁選のようすを見守った。林氏の落選が決まると、友田有幹事長は「残念だったが大変健闘され、将来を担える人材だということが証明された」と述べた。高市氏に対しては「高市さんがもっているしっかりとした国家像に期待したい。しっかりとした国家観をもって党運営をしていただければ、国民の支持も戻ってくると思う」と話した。(白石昌幸、松下秀雄)

朝日新聞社

858OS5:2025/10/06(月) 08:08:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/83d1ce8449a547f240a049d07aa2197fc1e43480
外相に茂木氏、官房長官に旧茂木派・木原前防衛相の起用検討 高市新総裁が麻生氏と人事めぐり約1時間協議…7日にも骨格決める考え
10/6(月) 0:57配信
FNNプライムオンライン

自民党の高市新総裁は役員人事とともに首相に就任した場合の閣僚人事に着手していて、茂木前幹事長について、外相への起用を検討していることがFNNの取材でわかりました。


自民党・高市早苗新総裁:
日曜なのに。休んでください。

高市氏は5日、党本部で麻生最高顧問と約1時間にわたり会談し、人事を巡り協議しました。

麻生氏は決選投票での高市氏への投票を自身の派閥の議員に呼びかけ、総裁選での勝利に貢献しています。

自民党・高市新総裁:
(Q.人事はどれくらい固まりましたか)ぼちぼちです。

高市氏は党役員人事の骨格を7日にも決める考えで、要となる幹事長には麻生派の鈴木総務会長を起用する方針を固めました。

また、閣僚では茂木前幹事長について外相への起用を検討していることが、関係者への取材でわかりました。

官房長官には、旧茂木派の木原稔前防衛相の起用を検討しています。

茂木氏は総裁選に立候補しましたが、決選投票では高市氏に協力したとされています。

フジテレビ,政治部

859OS5:2025/10/06(月) 08:11:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e8b4fce0d04b9ba93ce29f235811b75038909bb
外相に茂木氏 小泉氏と小林氏は閣僚で調整、萩生田氏は党要職で検討
10/6(月) 5:00配信

朝日新聞

討論会に臨む(左から)小林鷹之・元経済安保相、茂木敏充・前幹事長、林芳正・官房長官、高市早苗・前経済安保相と小泉進次郎・農林水産相=2025年9月24日午後0時56分、東京都千代田区、竹花徹朗撮影

 自民党の高市早苗総裁は5日、首相就任後の組閣にあたり、外相に茂木敏充前幹事長(69)=旧茂木派=を、官房長官に木原稔前防衛相(56)=旧茂木派=を充てる方針を固めた。また、党人事では、麻生派を率いる麻生太郎元首相(85)を副総裁に起用する方向だ。

【写真】麻生太郎氏との意見交換を終え、自民党本部を出る高市早苗総裁=2025年10月5日午後6時45分、東京・永田町、藤原伸雄撮影

 高市氏周辺が明らかにした。総裁選で争った各候補の起用も検討している。そのうち小林鷹之元経済安全保障相(50)=旧二階派=については重要閣僚で、小泉進次郎農林水産相(44)=無派閥=は別の閣僚で処遇する意向だ。

 7日にも固める党人事については、旧安倍派幹部の萩生田光一元政調会長(62)を党の要職に充てることを検討している。党最高幹部の「党四役」のうち政調会長、選挙対策委員長については、女性議員を起用したい考えだ。

朝日新聞社

860OS5:2025/10/06(月) 09:40:58
https://www.asahi.com/articles/ASTB53PTBTB5UTFK03PM.html
「安倍氏の継承」こだわった高市氏 麻生氏・旧安倍派、反転のうねり
有料記事

2025年10月5日 21時30分
 「安倍政権の時に投票をして下さった方々がすごい勢いで自民党を見限られた。『何か違う』と思って見限られた」。5日後に総裁選の投開票日を控えた9月29日、前経済安全保障相の高市早苗は大阪市内のホテルで開いた決起集会の講演で、危機感をあらわにすると、こう力を込めた。「それを取り戻せるのは、今、出馬しているすべての候補者の中で私しかいない」

 元首相・安倍晋三の路線の継承者――。高市は安倍の支援を受けて初挑戦した2021年総裁選時からこう自任してきた。高市にとって安倍は最大の後ろ盾であると同時に、若手議員のころから政策を一緒に考え、共闘する存在だった。

 だが、その安倍は22年、奈良市での選挙応援演説中に凶弾に倒れる。高市は葬儀後、事件以来初めてツイッター(現X)を更新し、こう記した。「事件発生以来、ほとんど眠れず、食事も吐いてしまい、両親を亡くした時にも経験しなかった心神衰弱状態でした」

861OS5:2025/10/06(月) 09:42:23
https://www.asahi.com/articles/ASTB52SSFTB5UQIP00DM.html 自民党の高市早苗新総裁は5日夕、党本部に入り、麻生太郎最高顧問と会談した。高市氏は総裁選で麻生氏から支援を受けており、新体制で麻生派を重用する方向で調整している。今後の党役員や閣僚の人事などをめぐり、意見を交わしたとみられる。

 高市氏は7日にも党役員の人事を固める方針。麻生派の鈴木俊一総務会長を幹事長に充てる方向で調整しており、麻生氏についても副総裁を軸に起用する意向だ。

 高市氏はこの日は夕方まで東京・赤坂の衆院議員宿舎にいた。党本部に入ると、記者団に「みなさん、休んでください」。その後、約1時間にわたって麻生氏と会談した。

 4日に新総裁に選ばれた後、同僚議員たちの前で「私自身もワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てる。働いて、働いて、働いて、働いて、働いていく」と訴え、物議を醸した高市氏。この日は麻生氏との会談を終えると、改めて記者団に「みなさまはワーク・ライフ・バランスを大事になさってください。私は今、一生懸命働いておりますけれども。今日は日曜日ですよ」と語りかけた。
高市氏、麻生氏と人事協議か 記者団には「休んで」「WLB大事に」
2025年10月5日 18時00分(2025年10月5日 22時17分更新)

862OS5:2025/10/06(月) 10:06:52
2026年09月 沖縄知事選
2027年04月 統一地方選
2027年09月 総裁任期満了 (立憲民主党代表も任期満了)
2028年07月 東京都知事選(小池百合子1952年生まれ。選挙時76歳なので4期目はないか?)
2028年07月 参議院選挙
2028年10月 衆院選任期満了
2029年07月 都議選

27年統一地方選までは大規模選挙は沖縄知事選くらいですね。
衆院選は統一地方選〜総裁選の前後くらいってのがセオリーかな

863OS5:2025/10/06(月) 13:26:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/e797bc3e0ad9a1e373cddaa317ff5f342a22f6f1
【独自】高市新総裁が過去最多の女性起用を党と閣僚人事で検討…上川前外相や有村元少子化担当相が浮上「まわりが驚く人事をしたい」
10/6(月) 11:36配信
自民党の高市新総裁は、党と閣僚の人事をめぐり女性の起用を過去最多にする方向で検討していることがFNNの取材でわかりました。自民党本部から中継です。

自民党本部・福田真子記者中継:
重要ポストで「論功行賞」の人事が先行する中、高市氏は周辺に「まわりが驚く人事をしたい」と話していて、女性を過去最多にすることで刷新感をアピールしたい考えです。

高市氏はきょう6日も都内の議員宿舎で人事を練っていて、党の政調会長と選挙対策委員長に女性を登用する方向で検討に入りました。

また、内閣では、安倍元総理が起用した過去最多の5人もしくはこれを上回る女性を登用し、党役員と閣僚を合わせた女性の数を過去最多にする方向で検討しています。

関係者によりますと、今回小泉氏の支援にまわった上川前外務大臣や、自らを支援した有村元少子化担当大臣などの起用が浮上しています。

総裁選で争った議員の人事も進んでいます。

小泉氏は農水大臣以外の別の閣僚で起用する方向で、小林元経済安保大臣は党四役での起用も浮上していたものの、重要閣僚で処遇する方針です。

さらに、林官房長官も要職で起用したい考えです。

一方、連立交渉をめぐり、高市新総裁は国民民主党を軸に早期に協議を進めたい考えです。

高市氏の周辺は「ある程度の時間が必要だ」と話していて、来週15日で調整されていた臨時国会の開会がうしろにずれ込む可能性も出てきています。

864OS5:2025/10/06(月) 17:40:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b9f92e22af6babf0a88603a59772af102e83639
【速報】麻生氏が国民・榛葉幹事長と会談 連立視野に連携のあり方を協議か
10/6(月) 12:31配信
自民党の麻生最高顧問は、さきほど国民民主党の榛葉幹事長と東京都内で会談しました。連立を視野に、連携のあり方などについて協議したとみられます。

【動画】高市新総裁と麻生氏“2人会談”で人事は?“5〜6票もぎとり議員”語る逆転の舞台裏

麻生氏と榛葉氏の会談は、昼ごろ、およそ30分間行われました。麻生氏は、自民党総裁選で高市総裁の誕生の流れを作りました。

あす発足する自民党の新執行部には、幹事長に、麻生派重鎮の鈴木俊一氏をあてる方向で調整しています。

会談では、来週後半にも召集される臨時国会での総理大臣指名選挙や物価高対策などの補正予算案の編成に向けた連携について話したものとみられます。

ただ連立については一定の時間がかかるとの見方が大勢です。


テレ朝NEWS

麻生氏と榛葉氏の会談は、昼ごろ、およそ30分間行われました。麻生氏は、自民党総裁選で高市総裁の誕生の流れを作りました。

あす発足する自民党の新執行部には、幹事長に、麻生派重鎮の鈴木俊一氏をあてる方向で調整しています。

会談では、来週後半にも召集される臨時国会での総理大臣指名選挙や物価高対策などの補正予算案の編成に向けた連携について話したものとみられます。

ただ連立については一定の時間がかかるとの見方が大勢です。

テレビ朝日報道局

865OS5:2025/10/06(月) 17:42:10
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/900175121.html
「1・4・5位連合」で高市早苗氏を勝利に導いた麻生太郎氏の策略「20票の元手でレバレッジを利かせて60票に増やした」ジャーナリストが解説
 4日に行われた自民党総裁選で、大方の予想を覆し、高市早苗前経済安保担当大臣が新総裁に選出された。ジャーナリストの青山和弘氏によると、最大の勝因は麻生太郎最高顧問の“策略”にあるという。

【映像】総裁選でほくそ笑む麻生氏の様子(実際の映像)

 総裁選当日の4日昼過ぎ。最後まで沈黙していたキングメーカー・麻生氏が動いた。「決選では党員票の多い方の候補に入れろ」(麻生氏)

 午前11時から正午にかけて、都道府県別の党員票が判明してくると高市氏が地滑り的な勝利をしていることが判明した。13時からの議員の投票前に漏れ伝わった高市氏の党員票での圧勝が議員の投票心理にも影響を与えた。

「自分の地元で高市氏のリードを目の当たりにして結局怖くなってしまった。自分の有権者は高市氏を支持しているのに、自分は小泉氏に票を入れるということに対して、『自分の選挙が危ない』という議員が想像以上にいた」(青山氏)

 そしてキングメーカー麻生氏の「党員票の多い方に入れろ」という指令。ただ、麻生氏が恐ろしかったのはそれだけではなかった。

 総裁選を翌々日に控えた2日に麻生氏と岸田文雄氏が会談していた。岸田氏は周囲に「麻生さんはものすごいことを考えていたぞ」と語った。秘策はこうだった。1回目の投票で党員票で高市氏が圧勝しても、高市氏に入る議員票は60票程度と予測されていた。実際に高市氏の議員票は64にとどまる。小泉氏は予想を遥かに下回る80だったが、高市氏には勝っていた。

 麻生氏が動かせる票は20票程度と見られていた。麻生派は43人いるが、各陣営に散っていて動かせる票は半分程度とみられていたからだ。20票では決選投票で逆転させるには届かない数字だ。

 そもそも総裁選の決選投票は、2位と3位が連合になって1位を逆転する歴史だった。ただ、麻生氏は自分が動かせる票を高市氏にだけに集めず、小林鷹之氏と茂木敏充氏にも散らした。すべては決選投票を見据えていたのだ。

 「干天の慈雨(かんてんのじう)」麻生側近はそう説明する。下位に沈む候補にも議員票を貸すことで向こうの借りをつくる。下位候補にとってはたった5票程度でもありがたい。通常なら草刈り場になるところだからだ。実際に議員票は20票台にとどまるとみられた最下位の茂木氏でも34票、4位の小林氏も44票と事前予測を上回った。

866OS5:2025/10/06(月) 17:43:32
 決選投票では石破路線の継承を訴える小泉氏と林氏が2位3位連合を組む。そうすれば、前回の総裁選で石破氏と小泉氏が組んだように2位3位連合で1位の高市氏に逆転勝ちをする。麻生氏はそのシナリオを崩すため1回目の投票では高市氏にだけではなく、小林氏と茂木氏にも票を分けて、決選投票での高市氏への投票を約束させた。実際に小林氏は決選投票で高市に入れたことを明かしている。

 自ら動かせる票を使って、1位4位5位連合を形成することで、2位3位連合を打ち破った。結果、決選投票では地方票だけではなく、議員票でも高市氏が小泉氏を上まわる完全勝利をもたらした。

 政敵の菅氏や袂を割った岸田氏を蹴散らしての大逆転のシナリオ。麻生氏は周囲に「これで俺は主流派に返り咲きだな」と語ったそうだ。

 青山氏の取材で各陣営はこう語っていたという。

「安倍路線の復活を望む党員議員が多かった 穏健中道保守の結集も主張が穏健であるだけに難しいのでは」(石破政権幹部)

「麻生さんの作戦勝ち。1回目の投票で 茂木・小林に票を寄せて恩を売り決選で高市に寄せた」(麻生氏周辺)

「麻生支配の政権で自民党は何も変わらない。 今後を考えるとここで総理にならなくて良かった」(小泉氏周辺)

「『小林も決選では党員票が多い方に入れる』というメッセージを陣営に出した。放っておけば半々だったが8割が高市さんへ。小林氏にはぜひ党三役に」(小林氏周辺)

 青山氏は麻生氏の動きに注目して「1回目の投票で茂木氏と小林氏に票を寄せて恩を売って、決選で高市氏に寄せた。このやり方は今まで自民党総裁選の歴史でも、草刈り場になっていい4位5位に、20票という票を寄せることで、決選では60票という大きな票を出すというレバレッジを利かせる、最大限その票を活かしたという意味では、麻生氏は上手くいった。ただ、党員票が出るとか、ステマ問題が起こっているとか、そういう環境ができていたから、逆にこの戦略が上手くいった。ちょうどいいところに麻生氏が最後に後押ししたということだと思う」との見方を示した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

867OS5:2025/10/06(月) 17:50:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/058ae6c89eeca96c538b363cb9704f79a933ae27
政調会長に小林鷹之氏を起用へ 自民・高市早苗総裁が方針
10/6(月) 16:11配信


日新聞

有志による意見交換会で発言する小林鷹之氏=衆院第1議員会館で2025年9月11日午後3時37分、平田明浩撮影

 自民党の高市早苗総裁は6日、党役員人事で政調会長に小林鷹之元経済安全保障担当相(50)を起用する方針を固めた。関係者が明らかにした。



 小林氏は衆院千葉2区選出で当選5回。財務省出身で、2021年の岸田文雄政権で経済安全保障担当相として初入閣した。4日投開票の党総裁選に立候補し、5人中4位だった。

 保守派のホープとして知られ、経済安保分野などで高市氏と政策的距離が近いとされる。中堅・若手の期待を集める小林氏を起用することで、刷新感を示す狙いとみられる。【野間口陽】

868OS5:2025/10/06(月) 17:51:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a40666a634cb3a056e0f0a1b02fe99455d5913e
党四役に女性起用案、外相に茂木氏で調整 自民・高市新総裁
10/6(月) 11:18配信


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毎日新聞

茂木敏充氏=平田明浩撮影

 自民党の高市早苗総裁は、自身が首相に選出された際の閣僚人事で外相に茂木敏充前幹事長(69)を起用する調整に入った。また、党役員人事では政調会長や選対委員長など党四役で女性を起用する案が浮上している。関係者が6日、明らかにした。

【写真まとめ】女性初の自民総裁 元キャスター、高市氏の歩み

 茂木氏は4日投開票の党総裁選に立候補。1回目の投票で5人中最下位に終わったが、決選投票で麻生太郎元首相と行動をともにし、高市氏を支持したとみられる。2019年から約2年間、外相を務めた。

 第2次安倍政権下では経済再生担当相、外相として第1次トランプ米政権と日米貿易交渉を合意させるなど、交渉力の高さで定評がある。第2次トランプ政権との間でも関税協議など政策課題がある中、茂木氏を起用することで外交体制の強化を図る狙いがあるとみられる。

 高市氏はこれまでに、麻生氏の義弟の鈴木俊一総務会長(72)を幹事長に起用する方針を固めている。

 高市氏は6日午前は東京・赤坂の衆院議員宿舎にとどまり、引き続き党・閣僚人事を構想したとみられる。7日に新執行部を発足させる予定だ。【高橋祐貴、森口沙織】

869OS5:2025/10/06(月) 18:28:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a866617f31726507a6ac1c99a3b0c133b9cf973
総務会長に有村治子氏起用へ 麻生派、総裁選では高市氏推薦人
10/6(月) 16:45配信
 自民党の高市早苗総裁は党役員人事で、有村治子参院議員(55)を総務会長に起用する調整に入った。党総裁選では高市氏の推薦人を務めた。党関係者が6日明らかにした。

 有村氏は麻生派所属で当選5回。党女性局長や女性活躍担当相などを歴任した。党総裁選の前倒し実施に向け、党所属議員らの意向確認をすると決めた8月の両院議員総会では、総会長として司会を務めた。

 高市氏は、幹事長に同じく麻生派の鈴木俊一総務会長を充てる方針を固めており、麻生派からの党四役への起用は2人目となる。【高橋祐貴】

870名無しさん:2025/10/06(月) 22:25:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3963c673d93a36654666261f884713cd38b9a65
【自民党人事】鈴木貴子氏を広報本部長に起用へ
10/6(月) 18:10配信


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テレビ朝日系(ANN)

鈴木貴子氏を広報本部長に起用へ

自民党の高市新総裁は党の広報本部長に鈴木貴子元外務副大臣を起用する方針を固めました。

鈴木貴子氏は当選5回で副幹事長や青年局長を務めてきました。

旧茂木派で今回の総裁選でも茂木氏の推薦人を務め広報活動も担っていました。

テレビ朝日報道局

https://news.yahoo.co.jp/articles/3ceb7f3936b6cf857073cbe325c28526f809f515
自民、幹事長代行に萩生田光一氏で調整 旧安倍派「5人衆」
10/6(月) 16:48配信


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毎日新聞

自民党の萩生田光一氏

 自民党の高市早苗総裁は党役員人事で、萩生田光一元政調会長(62)を幹事長代行に起用する調整に入った。党関係者が6日明らかにした。萩生田氏は派閥裏金事件が問題になった旧安倍派の実力者「5人衆」の一人。裏金事件に関与した議員を含めて「全員活躍」を掲げる高市氏がどのように処遇するかが焦点となっていた。

【図で解説】そもそも…自民・安倍派の政治資金問題の構図

 萩生田氏は衆院東京24区選出で当選7回。官房副長官や党幹事長代行、文部科学相、経済産業相、党政調会長などを歴任している。

871OS5:2025/10/06(月) 22:25:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1cdb827e0870590715ac77fa560a37ef16144c0
崩れた財務省の「小泉シナリオ」 積極財政の高市新総裁に戦々恐々
10/6(月) 21:04配信


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毎日新聞

財務省の庁舎=東京・霞が関で、赤間清広撮影

 「驚いた」「そう来るか」……。高市早苗自民党総裁の誕生は、財務省にもサプライズをもたらした。安定政権による政策運営を目指そうと、現職の財務相を筆頭に同省出身議員らがライバルの小泉進次郎氏を手厚く支えたが敗北。省内は積極財政を掲げる新総裁とのやり取りに戦々恐々としている。

【写真で振り返る】女性初の自民総裁 元キャスター、高市氏の歩み

 「将来にツケを残さないという考え方は借金を残さないということではない。一番最悪なのは、成長しない世の中を将来に残してしまうことだ」。高市氏は出馬表明後のインターネット番組で成長のための投資をする必要性を説くなど、積極財政が持論だ。赤字国債の発行もいとわない姿勢で、財政の健全化を目指す財務省内は、高市氏の打ち出す方針に警戒感を強めていた。

 財務省では、陰に陽に関係者らが小泉氏を支えていた。2024年の前回総裁選に出馬した加藤勝信財務相は、小泉陣営の選対本部長に就任。財務省関係者によると、同省出身の複数議員が支え、小泉氏への政策レクチャーにはつながりのある財務官僚も加わった。小泉氏の総裁就任に備えて、財務省関係者が連立を想定する政党との折衝も水面下で続けた。

 背景にあるのは24年秋以降に財務省が味わった苦労だ。自民・公明両党が衆院選で過半数割れし、25年度の予算編成に向け、野党との調整が不可欠になり、財政拡大を求められた。「他党との枠組みができれば楽になる。とにかく昨年と同じことはやりたくない」(政府関係者)という狙いがあった。しかし、財務省が描いたこの枠組みも、高市氏の勝利でやり直しになりそうだ。

 省内では今、高市氏を勝利にいざなったとされる麻生太郎・元財務相の評価についてさまざまな意見が出ている。「財政規律を理解している麻生さんがいるから安心だ」という幹部もいれば、「麻生さんがいても首相が財政出動しようと思えばできるからどうなるか分からない」という別の幹部も。「君子ひょう変す」か否か――。財務省は固唾(かたず)をのんで見守っている。【井口彩、加藤結花、高田奈実】

872OS5:2025/10/06(月) 22:35:09
こんな感じ? 安部・麻生・茂木 連合ですね
総裁   高市早苗 
副総裁  麻生太郎(麻生派) 
幹事長  鈴木俊一(麻生派)
政調会長 小林鷹之(旧二階派)
総務会長 有村治子(麻生派) 高市推薦人

幹事長代行 萩生田光一(旧安部派)
選対委員長 古屋圭司(旧二階派)高市推薦人
国対委員長 梶山弘志 茂木推薦人
組織運動本部長 新藤義孝(旧茂木派) 茂木推薦人
広報本部長 鈴木貴子(旧茂木派) 茂木推薦人


外相    茂木敏充 
官房長官  木原稔  (旧茂木派) 茂木推薦人


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