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第26回参議院議員選挙(2025年)
1176
:
OS5
:2025/07/25(金) 10:49:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/64d13ce028591d2dbeefa2f0caa873c84117cc27
ふくしま2025参院選 総括(下)野党 組織強化課題浮き彫り 5者協の関係変化も
7/23(水) 10:41配信
福島民報
(写真:福島民報)
立憲民主党の新人石原洋三郎(52)は自民党のベテラン現職を追い詰めたがあと一歩、届かなかった。福島県連幹部は22日、選挙戦を支えた5者協議会を構成する連合福島や県議会会派「県民連合」などを訪れ、謝意を伝えた。「政治とカネ」の問題や物価高騰対策などを巡り政権への不信感が高まった中での参院選。「千載一遇のチャンスを逃した」。新興勢力の参政党にも批判票が流れ、陣営関係者は十分に受け皿になり切れなかったと悔しがった。
◇ ◇
これまで何度も指摘されてきた「足腰の強い組織」の確立を急がなければならないと県連は自覚する。昨年秋の衆院選で党は躍進し、県内では比例単独や復活を含め5人が当選した。新人2人だけとなった自民に差をつけた。ただ、全県を選挙区とする参院選となれば地方議員や友好・支援団体の数では自民にかなわない。全59市町村のうち、相手候補の得票を上回ったのは石原が地盤とする福島市など8市町村のみ。県連は近く常任幹事会を開いて選挙戦を総括するが、最大の支持母体・連合福島を軸に組織に厚みを付けていくことは必須だ。
5者協議会を組む国民民主との関係の在り方も課題になる。衆院選に続き参院選でも国民は躍進した。国民県連幹部は「有権者の期待を裏切らないためにも県内で独自候補を擁立することは必要なことだ」と述べ、県選出国会議員の輩出に意欲を示す。これまでは立民が主導して候補者を立ててきたが、関係に変化が生じる可能性がある。加えて、参院選で「台風の目」となった参政への対策も必要で、立民県連幹事長の宮下雅志は「これからの選挙は形が変わり、より難しくなる。党の立ち位置を明確にし、勢力を拡大していかなければ」と話す。
◇ ◇
福島県選挙区への候補者擁立を取り下げた共産党県委員会は石原への投票を党員らに呼びかけ比例代表での県内得票目標は10万票とした。ただ、実際は4万176票にとどまり、前回2022(令和4)年の参院選より1万1639票落とした。
委員長の町田和史は「今後も共闘、連携に力を入れ、国民の声が届く政治に変える先頭に立つ決意だ」と語るが、「野党候補の一本化」と党勢の維持・拡大の両立の困難さがあらためて浮き彫りになった。立民側にとっても共産との距離の取り方は難しく、連合福島傘下の労組関係者からは「『立民と共産は連携しているのか』との不信感があった」と明かす。次の国政選挙で立民と共産はどう対応するのか、両党の支援者は注視する。
一方、参政党は支持の一層の掘り起こしに向け、始動している。21日には落選した大山里幸子[りさこ](51)が街頭に立ち、党の主張をアピールした。県連会長の郡剛志は「まずは地方組織を強化していく」と地道に活動していく考えだ。(文中敬称略)
1177
:
OS5
:2025/07/25(金) 10:53:41
>>1111
https://www.tokyo-np.co.jp/article/423045?rct=stm_san25
参院選埼玉 各党、激戦を振り返る(上)
2025年7月23日 08時03分
参院選を終え、各党の埼玉県組織の幹部が21日、県庁で記者会見し、結果を振り返った。2回に分けて紹介する。(杉浦正至、大久保謙司、足立優作)
◆自民 他党へ票流出防げず
自民の柴山昌彦県連会長=いずれも県庁で
自民の柴山昌彦県連会長は「参政の躍進を許してしまったのも自民に責任がある。厳しい結果をしっかりと検証し、解体的な立て直しをする必要がある」と険しい表情を崩さなかった。
県連は、古川俊治さんの「圧倒的な差をつけての1位」と「与党で2議席確保」の目標を掲げたが、いずれも達成できなかった。
選挙区の約57万票は、2019年から約21万票減。比例も22年より約32万票減らした。「大変な逆風での選挙。他党に票が流れるのを防げなかった」と受け止めた。SNS(交流サイト)で動いた民意の風に「トレンドや検索ワードの急速な状況の変化に対応しきれなかった」と悔やんだ。
◆国民 「手取り増」の政策浸透
国民の鈴木義弘県連会長
国民は江原久美子さんが野党最多の約53万票を獲得。「103万円の壁はシンボリック(象徴的)なものだった」。県連の鈴木義弘会長は、選挙戦で一貫して訴えた「手取りを増やす」政策の浸透ぶりを語った。
「人数的に組織だった活動が厳しい中で、一致団結できた」と充実した表情。SNS戦略は発信が巧みな参政を意識し、陣営内で「『参政党に勝てていないから頑張れ』というやりとり...
https://www.tokyo-np.co.jp/article/423312?rct=stm_san25
参院選埼玉 各党、激戦を振り返る(下)
2025年7月24日 08時03分
参院選でともに現職が議席を失った公明、共産の埼玉県組織の幹部は21日の記者会見で、歯止めがかからない党勢の低迷に強い危機感を示した。(杉浦正至、大久保謙司)
◆公明 自民に余力なかった
公明の宮崎勝県本部副代表=いずれも県庁で
公明は、3期目を目指した矢倉克夫さんが約44万票を得たものの惜敗。県本部の宮崎勝副代表は「痛恨の極み。党の将来を担う人材だった」と肩を落とした。党代表が落選した昨年の衆院選に続く連敗に「所属議員の活動のあり方の見直しに取り組んできたが、十分に達成されなかった」と反省を口にした。
「埼玉方式」と呼ばれる自公の協力関係も機能しなかった。自民の推薦を受けたが、政権と自民の支持率が低迷。「自民もかなり組織を引き締めた部分があった。公明に票を分ける余力がなかったのかなという気がする」とこぼした。
自民の柴山昌彦県連会長は同日の会見で、自公の選挙協力について「検証や問題があったのか点検をし、協力関係の枠組みは維持していく」と述べている。
◆共産 高齢化で組織力低下
共産の柴岡祐真県委員会委員長
共産の伊藤岳さんの得票は約22・7万票。6年前から約13万票も減らした。
柴岡祐真県委員長は「党全体の組織の弱まりを感じる。事実として党員が高齢化している」と硬い表情。「これまで届けられていた層にまで届けきれない。ビラ配布1枚でも、そういう低下はある」とアピール力不足を課題に挙げた。
物価高対策などで政権与...
1178
:
OS5
:2025/07/25(金) 10:57:28
静岡
○752,187国:榛葉賀津也 現
○426,237自:牧野京夫 現
×296,680参:松下友樹
×141,213共:鈴木千佳
以下略
https://www.chunichi.co.jp/article/1103504?rct=siz_san25
<検証参院選しずおか>(上)逆風の自民「信頼失った」
2025年7月21日 05時05分 (7月22日 00時22分更新)
「自民党におごりがあり、国民の信頼を失ってしまった」。20日深夜、当選確実の一報が入った直後、自民党現職の牧野京夫さん(66)の口から出たのは喜びではなく反省の言葉だった。
17日間の戦いを終えた参院選。静岡選挙区では、いずれも現職の自民と国民民主の候補が議席を守った。戦いぶりを2回に分けて検証する。
「ダブルスコアで負ける可能性もある」。公示前、陣営には強い危機感がにじんでいた。
牧野さんは過去3回、静岡選挙区(改選数2)で国民民主党現職の榛葉賀津也さん(58)と議席を分け合ってきた。直近2回は牧野さんがトップ当選。それなのに「どれだけ差をつけられずに2議席目を確保できるか」(別の陣営幹部)が選挙の焦点だった。
根っこにあるのが、自民党派閥パーティーの裏金事件だ。問題発覚後の昨年5月の知事選では推薦候補が敗北。同10月の衆院選でも議席を減らした。
「自信を持って攻めの選挙をしていきたい」。参院選公示の約1カ月前、自民県連大会に出席した党選対委員長の木原誠二さんは高らかにこう呼びかけていた。だが、選挙戦では党が物価高対策として公約した1人2万〜4万円の給付金が「有権者にあまり評価されなかった」(陣営幹部)こともあり、従来の支援者回りや企業・団体回り、電話作戦を中心とする足元固めに終始した。
そこに台頭したのが、参政党新人の松下友樹さん(41)だった。「日本人ファースト」を掲げ、交流サイト(SNS)で積極的に政策を発信。松下さんの勢いが増す中、選挙戦中盤に急きょ再び県内入りした木原選対委員長は、今度は「追い上げられている。党員党友への働きかけを強化してほしい」と陣営にげきを飛ばした。
牧野さんは選挙期間中、130回ほど街頭演説した。県連会長で、陣営の選対委員長を務めた井林辰憲衆院議員=静岡2区=は「逃げ切れた理由は徹底した『地上戦』だ」と分析する。
牧野さんは得票数で、トップ当選の榛葉さんとはダブルスコアにはならなかったものの32万票余りの大差をつけられ、松下さんには13万票差にまで迫られた。
牧野さんは投開票から一夜明けた21日、「とても攻めの選挙ではなかった」と力なく振り返るとともに、危機感をあらわにした。「このままでは自民党が消滅する。少数与党であることをチャンスとして生まれ変わるしかない」
1179
:
OS5
:2025/07/25(金) 10:57:55
https://www.chunichi.co.jp/article/1104032?rct=siz_san25
<検証参院選しずおか>(下)榛葉さん SNSで若者票
2025年7月23日 05時05分 (7月23日 05時05分更新)
「若い人が政治に関心を持ってくれた。有権者に興味を持ってもらえる政治をこれからもやっていきたい」
参院選の投開票から一夜明けた21日、5選を果たした国民民主党現職の榛葉賀津也さん(58)は報道陣にこう語った。
選挙戦中盤の夜。JR浜松駅前の街頭演説で、榛葉さんが約600人を前に「もう一度、強い日本経済を取り戻そう。そのために徹底的に現役世代を強くしたい」と声をからして訴えると、多くの若者らがスマートフォンを掲げた。
浜松市内の大学生の男性(21)は交流サイト(SNS)を見て初めて街頭演説に足を運んだといい「映像と生で聞くのとでは全然違う。政治が少し身近になった」と興奮気味に話した。
榛葉さんは今回、直近2回の選挙でトップの座を明け渡していたライバルの自民党現職の牧野京夫さん(66)に大差をつけてトップ当選した。党幹事長として全国の新人候補の応援に飛び回り、県内での活動はわずか4日。それでも圧勝した一因は、SNS戦略で現役世代の心をつかんだことだった。
応援先からX(旧ツイッター)で連日、有権者にメッセージを送り、動画配信サイトで選挙戦の様子を生配信。SNS上は「政治に希望を持たせてくれてありがとう」「政治を変えて」などの投稿であふれた。
ただ共同通信社の出口調査で得票の年代別を見ると、70代以上では牧野さんを下回った。ネットの情報が届きづらい世代にどう政策を伝えるか。陣営幹部は「せめてあと4日は県内に入りたかった」と漏らした。
榛葉さんが圧勝したことで、今後は立憲民主党との関係が焦点となる。立民県連は今回、独自候補の擁立を見送って榛葉さんの後方支援に回ったが、県連内には「十分に感謝されていない」(地方議員)との不満がくすぶる。立民は次の2028年参院選では候補者を擁立したい考えだが、国民は「3年後は分からない」(県連幹部)と態度を明確にしていない。
昨年の衆院選では県内8選挙区のうち、国民が候補者を立てたのは静岡4区のみ。残り7選挙区は立民の候補者が出馬した。国民が今後、積極的に擁立するのは必至で、両党間の調整は難航する可能性もある。
県内の政治に詳しい法政大の白鳥浩教授は「これまでは野党第一党の立憲民主に求心力があり、国民民主は小政党の立場に甘んじていたが、立場は逆転した」と指摘する。「衆参両院で少数与党になり、野党の責任は重くなる。政権批判ばかりでなく、どういう政治を目指すのか野党側も示す必要がある」 (この連載は、鈴木弘人、戸田稔理、木谷孝洋が担当しました)
1180
:
OS5
:2025/07/26(土) 16:27:31
愛知(自公立国)
○596,180国:水野孝一 新 にっぽんど真ん中祭り
○536,260立:田島麻衣子 現
○531,387参:杉本純子
○521,223自:酒井庸行 現
×391,824公:安江伸夫 現
×254,938減税日本:田中克和
×220,642れ:辻恵 元民主党代議士
×177,870維:広田さくら
×145,318共:須山初美
×083,402み:山根有紀也
×045,278社:大西雅人
https://www.asahi.com/articles/AST7T5H7WT7TOIPE026M.html
勢力図が変わった選挙戦 参院選愛知選挙区振り返り
山田知英 大西英正 吉村美耶 川西めいこ2025年7月26日 10時00分
「自公への風当たりの中で勝ちきれなかった」
投開票日の20日夜、落選確実の報道を受け、再選を果たせなかった公明の安江伸夫氏(38)が名古屋市の事務所で支持者に頭を下げた。
報道陣に敗因を問われ、「子育て・教育政策の充実、物価高対策など、必死で訴えたが、有権者に届かなかった。私に期待してもらえなかった」と述べた。
与党が公約の柱として掲げた国民1人当たり現金2万円の給付案。公明関係者は「支持者から選挙中も『ばらまきではないか』などと批判があった」と振り返る。安江氏は若さをアピールし、SNSでも積極的に発信して無党派層も取り込もうと図ったが、劣勢をはね返すことはできなかった。
一方、躍進したのは参政の杉本純子氏(47)だった。
投開票日前日の19日夜。久屋大通公園(名古屋市中区)の最後の訴えで、「参政党がこの夏掲げたキャッチフレーズ、日本人ファースト‼ これを掲げて最後まで戦います」と叫ぶと、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。
その10日前の9日夜に豊橋市であった個人演説会では、参加者は25人ほど。会場の席の半分にも満たなかった。だが、SNSでは、擁立した4人のうち3人が当選した6月の東京都議選後から、杉本氏を支援する声が広がっていた。終盤にかけて、その追い風が表面化。全国同様に愛知でも大きなうねりとなった。
こうした状況下で、自民と公明は「与党で2議席」と訴え、終盤に知名度がある小泉進次郎農林水産相も安江氏の応援に駆けつけ、備蓄米の放出といったコメ問題対策への連立政権の実績を強調した。しかし得票では、与党で最後の議席を争う結果に。過去2回トップで当選した酒井庸行氏(73)は、前回より20万票以上減らして4番目に。安江氏は約6万票減らし、議席を失った。
公明関係者は「支持層以外で取り込むことができなかった」。酒井氏陣営の幹部は「(旧安倍派の)『政治とカネ』の問題を引きずり、自民から支持者が離れたまま選挙戦に突入した」と唇をかんだ。
一方で、国民の水野孝一氏(48)と立憲の田島麻衣子氏(48)は支持層を手堅くまとめ、安定した戦いぶりを見せた。
国民は5月、比例での候補者擁立をめぐり批判が殺到。党の支持率が下がる事態となった。また、水野氏は名古屋市を中心に行われる「にっぽんど真ん中祭り」創設者として知られるが、全県では知名度不足が懸念された。
だが選挙戦に入ると、水野氏は党の掲げる「手取りを増やす」政策を前面に押し出してトップで初当選を果たした。ある県議は「政党への期待が票につながった」と分析する。街頭演説には学生や子育て世代が集まり、若い世代からも支持を得た。
田島氏陣営は選挙期間中、参政の勢いに「主義主張が大きく異なり、うちの支持層とは重ならない」と分析。無党派層にも浸透し、前回より約7万票伸ばして再選した。立憲の県連幹部は「自公への批判票の多くが国民や参政に流れたが、うちにもきた部分はある」と話す。
今回の愛知選挙区では、地域政党「減税日本」の田中克和氏(41)が25万票を集めた。国政政党のれいわ、維新、共産を抑えて6番目となり、存在感を見せた。
1181
:
OS5
:2025/07/26(土) 16:37:29
神奈川
○731,605立:牧山ひろえ 現
○731,342国:籠島彰宏 新 官僚
○722,917自:脇雅昭 新 官僚
○577,085参:初鹿野裕樹
×571,796公:佐々木さやか 現
×285,221共:浅賀由香
×251,192れ:三好諒
×240,775維:千葉修平
×139,475み:河合道雄
×129,978無所属連合:内海聡
×053,153社:金子豊貴男
https://www.tokyo-np.co.jp/article/423654?rct=kng_san25
参院選神奈川 「与党で2議席」死守ならず 自民公明幹部が奔走も退潮
2025年7月25日 07時40分
<参院選かながわ2025 地殻変動>(上)
「正直な話、われわれも余裕綽々(しゃくしゃく)じゃないんですよ。それでも応援に来たのは、2人で勝ち上がって、これからも神奈川のため、日本のため、佐々木さんが絶対必要だという確信があるからです」
選挙戦最終日の19日夕、横浜市の関内駅近く。自民党県連会長の小泉進次郎農相は、3選を目指す公明党現職の佐々木さやかさん(44)の街頭演説会場に駆けつけ、そう力を込めた。
神奈川選挙区での「与党で2議席」死守に向け、公明現職の佐々木さやかさん(中)の応援演説に並んで立つ石破茂首相(自民総裁)(左)と公明の斉藤鉄夫代表(右)=6日、横浜市で
小泉氏が言う「2人」とは、自民が擁立した新人の脇雅昭さん(43)と佐々木さんを指す。神奈川選挙区の改選数が4になった2013年の参院選以降、自民、公明両党は一貫して少なくとも半数の議席を死守してきた。「与党で2議席」は至上命令だった。
だが、今回は内閣支持率の低迷や自民の「政治とカネ」を巡る問題などで与党に逆風が吹いた。県内では、有権者の不満、不信の受け皿となった野党が躍進。脇さんは3位で初当選を果たしたものの、佐々木さんは4位の参政党新人に5千票余り及ばず、涙をのんだ。
神奈川選挙区で自民がトップ当選を逃すのも、公明候補が落選するのも、民主党への政権交代前夜の07年以来18年ぶり。自民県連の赤間二郎副会長は投開票日の翌21日の記者会見で「政権を担う自公の枠組みからすれば、痛い結果だ」と述べた。
公明は3日の公示前から、「相当な危機感」(県本部幹部)を抱いていた。6月の都議選で、1993年から続く候補者全員当選が途絶えたからだ。躍進した国民、参政に神奈川選挙区でも無党派層の票が集中すれば、支持母体・創価学会の集票力が落ち込んでいるだけに影響は避けられない。選挙戦では、斉藤鉄夫代表や山口那...
https://www.tokyo-np.co.jp/article/423970
参院選神奈川 「期待しているぞ」「うそつき」の声が入り交じる…参政の演説会場で分断表面化 ネット選挙に危うさ
2025年7月26日 07時46分
会員限定記事
<参院選かながわ2025 地殻変動>(下)
20日投開票の参院選では、対立や分断が過激化し、聴衆から罵詈(ばり)雑言が飛び交う場面が、全国で見受けられた。その主な要因となったのが、端的で極端なメッセージを発して関心を得るショート動画や演説とみられる。政策をじっくり比較検討して投票先を決める選挙と、これらの新しい手法は両立できるのか-。重い課題が突きつけられた。
神奈川県内では参政党の新人初鹿野裕樹さん(48)の演説会場で、その光景を目の当たりにした。会場は、「期待しているぞ」という支持者が張り上げる声と、落選運動をする人らによる「うそつき」などの叫び声が入り交じり、異様な空気が漂っていた。
初鹿野さんの街頭演説には反対派も訪れてプラカードを掲げていた=横浜市港北区で
支持者の女性は「外国資本に日本の土地が買われ、自然が破壊されている。初鹿野さんなら日本を守ってくれる」と、熱っぽく語った。一方、差別に反対するプラカードを掲げていた男性は「人権に対する認識が弱く、危険だと感じる」と強調した。
参政は、神谷宗幣代表による女性の出産や、外国人の相続税を巡る発言などが物議を醸し、「女性蔑視」「差別」との批判が出た。初鹿野さんも「選択的夫婦別姓は7割の人が賛成していない」「国会議員の半分くらいが『帰化人(きかじん)』であると言われている」などと、根拠を示さないまま持論を展開していた。
参政の県連広報は取材に、夫婦別姓の根拠は2021年の内閣府の世論調査、国会議員の国籍は「交流サイト(SNS)で話題になっていることを表現したもの...
残り 630/1259 文字
1182
:
OS5
:2025/07/26(土) 16:38:48
>>1095
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3c4926eb065f8a9f30ac3f211cd8c599253c874
《連載:検証 参院選茨城》(上) 自民・上月氏、首位堅持 組織力、逆風しのぐ
7/23(水) 7:00配信
茨城新聞クロスアイ
3度目の当選を確実にし、関係者から祝福を受ける上月良祐氏(中央)=20日午後10時18分、水戸市泉町
自民党と旧民主党系が長年分け合ってきた2議席の一つを新興政党の参政党が奪うなど、激しい争いとなった茨城選挙区を振り返る。
昨年秋の衆院選に続き、自民党県連は厳しい戦いを強いられた。派閥の裏金事件に端を発した「政治とカネ」を巡る不信感は根強く尾を引き、物価高騰や米政権による関税措置への対応など難しいかじ取りが迫られる中で、政権与党に対する風当たりの強さが増していたためだ。
こうした逆風の中、上月良祐氏(62)は6年前の前回より得票数を落としたものの、トップで3選。「上月さんだったから乗り越えられた。新人だったら難しかった」。茨城県連の海野透会長は上月氏の実績を評価し、胸をなで下ろす。
茨城選挙区の議席は堅持したものの、全国では自民・公明両党で過半数を維持できず、衆議院に続き参議院でも少数与党に転じた。20日夜、上月氏当選に沸く水戸市内事務所で、県連内部からは党を糾弾する厳しい意見が漏れた。「石破総裁も森山幹事長も、責任を取るべきだ」
■示した底力
上月氏の公認が決まった1年ほど前から、陣営や県連は厳しい戦いになることを想定してきた。今回の参院選を「事実上の政権選択選挙」として位置付け、全国の比例候補にはそれぞれ県議40人を割り当て、各職域団体とともに票の掘り起こしを図った。
一方で、2期12年間に及ぶ経験値や経済産業副大臣、党農林部会長などの実績から、「上月さんは大丈夫」との声も少なくなかった。気の緩みを警戒し、県連幹部らはさまざまな会合で厳しい現状を説明。「剣が峰の戦いになる」「崖っぷちの選挙だ」と、党員や支持者らを引き締めた。
議席の6割超を占める県議団や職域・地域支部、市町村長など、強固な組織を最大限生かし、「保守王国」としての底力を示した。推薦団体は6年前を上回る1700団体を超え、連立を組む公明党からも推薦を受けるなど組織力で逆風をしのいだ。
■課せられた宿題
選挙中は、別の風にもあおられた。勢いを増す参政党が県内でも「台風の目」となり躍進。保守層も含めた支持を広く集め、保守地盤が厚い金城湯池の茨城県で存在感を示した。危機感を募らせた県連は、16日の選挙対策委員会で県議団に声かけや遊説応援などの徹底を促し、発破をかけるなど対応に追われた。
「国民に対し、手取りや実質賃金の増加という形で成果を示せなかった不満の表れ」。上月氏は当選後、新興政党に伸長の余地を与えた与党の問題点を指摘。「経済の状況が悪いままで、与党が勝つことはない」とし、3期目への意気込みを示した。
今後、政権交代も現実味を帯びる。「自民党は大いに反省しなければならない。体質を大胆に変える必要がある」。海野会長は党の再生と日本の安定成長に向け、参院選で課せられた多くの宿題を見据えた。
茨城新聞社
1183
:
OS5
:2025/07/26(土) 16:39:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/693a7a22dfcf5e35f7868b17366ef263f6f170cb
《連載:検証 参院選茨城》(中) 参政・桜井氏、SNS奏功
7/25(金) 7:00配信
茨城新聞クロスアイ
当選を確実にし、ポーズを決める桜井祥子氏(右)=20日午後11時15分、つくば市倉掛
■不満・不安 受け皿に
「すごい、もうすぐ30万票だ」。開票日の20日夜。茨城県つくば市倉掛にある参政新人、桜井祥子氏(41)の選挙事務所。開票速報に党員らが沸いた。
目標20万票に対し、ふたを開ければ1.5倍の30万8772票を獲得。2022年の前回参院選で参政候補が取った約6.4倍。立憲民主現職を破る大金星に加え、県内比例代表でも「野党第一党」となる17万9563票を集めた。
選挙戦で、過度な外国人受け入れや選択的夫婦別姓に反対し、減税と積極財政による子育て支援などを訴えた。党県連の飯塚美穂会長は「暮らしの豊かさを感じられない無党派層や若い世代に、桜井さんの言葉が刺さった。県民の不満や不安の受け皿になれた」と勝因を分析した。
■固い結束力
有効だったのはSNS(交流サイト)戦略だ。政治に関心がない人にも党の主張を聞いてもらおうと、街頭演説を短くまとめた動画を配信。桜井氏も支持者から寄せられたメッセージに自ら返信していた。
その結果、桜井氏のX(旧ツイッター)フォロワーは開票日時点で約1万1400人と公示前の倍以上に増加。桜井氏は「SNSがなかったら参政党の躍進はなかった」と言い切った。
結党5年。茨城県に組織を立ち上げたのは22年5月。県内の地方議員はわずか3人だが、党員とサポーターは約1500人いる。
県連は党員らにSNSなどを使って日頃の活動やポスティングを依頼。自民、立民のような組織力はないものの、「中心となって動く党員の結束力は固い」と飯塚会長は胸を張る。
実際、県内約9000カ所ある掲示板のポスター貼りも、公示翌日にはほぼ完了。機動力の高さを見せた。
■「日本人第一」
公示直前に党所属の国会議員が5人となり、神谷宗幣代表がメディアに登場する機会が増えたことも追い風となった。
神谷代表は2度県内入りし、13日の守谷駅には約2000人(陣営発表)、19日の水戸駅には約1100人(同)の聴衆を集め、人気の高さをうかがわせた。
水戸駅では「グローバリズムのせいで国民がお金を吸い上げられ、中間層が貧しくなっている。子どもが減って、その分を外国人で穴埋めしようとしている」などと経済再生を訴えた。
同県ひたちなか市で桜井氏の演説を聞いた男性(35)は「これまでは自民党や日本維新の会に投票してきたが、神谷さんが演説する動画を偶然見つけて支持するようになった」と明かし、「参政党は自分の1票が意味ある1票になることを期待させてくれる政党だ」と話した。
ただ、参政が掲げた「日本人ファースト」が排外主義につながるとの懸念もある。街頭演説の会場ではやじやプラカードで対抗する人たちの姿も見られた。桜井氏は当選後の会見で報道陣から外国人問題について聞かれ、「差別ではなく、日本人の生活を守ることが第一ということ」と述べた。
茨城新聞社
1184
:
名無しさん
:2025/07/26(土) 16:39:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/31ad82064e16a24b22284a1aabe75453aafb44bf
《連載:検証 参院選》(下) 立民・小沼氏、思わぬ反発
7/26(土) 7:00配信
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茨城新聞クロスアイ
落選が決まり、記者の質問に答える小沼巧氏(左)=20日午後11時25分、水戸市城南
■盤石一変、風に屈す
「小沼さんをどうしても再選させてほしい」
茨城県神栖市で16日夜にあった立憲民主の小沼巧氏(39)の演説会。野田佳彦代表が約350人の支持者らに訴えた。
選挙戦を左右する改選1人区を駆け回る野田氏の来県に、陣営関係者は「茨城も情勢が相当厳しいという危機感だ」と明かした。
茨城選挙区は自民と旧民主系が1995年から議席を分け合い、長年「無風」と言われてきた。今回は参政党の登場で一変した。
小沼氏の再選を目指し、立民と国民民主党、連合茨城は「2党1団体」の体制で選挙戦に臨んだが、「全く予想していなかった」(陣営関係者)参政の勢いに苦杯をなめた。
30年にわたり旧民主系が守ってきた「指定席」を失った。小沼氏を推薦した連合茨城の久保田利克会長は「当選させられず申し訳ない」と肩を落とした。
■幹部が続々来県
小沼氏擁立に混迷した6年前の2019年参院選と異なり、今回は昨年7月に党公認が内定し、10月には連合茨城も推薦を決めた。国民民主県連も独自候補の擁立を目指したが、最後は見送った。再選へ体制が整い、盤石かに見えた。
一変したのは、公示直後。2議席目を巡って小沼氏と参政候補が「接戦」との報道が相次いだ。
潮目の変化に立民党本部から野田代表のほか、小川淳也幹事長や大串博志選対委員長ら幹部が相次いで茨城県入り。支持を訴えて底上げを図った。
連合茨城も組織を引き締め、国民県連所属議員も街頭に立った。18日に同県守谷市で開いた2党1団体の街頭演説で、国民県連の浅野哲代表が「1枚目の投票用紙(選挙区)には小沼巧と書いてほしい」と呼びかけた。
■地力付ける必要
小沼氏の得票数は28万票余り。6年前から4万票超伸ばすも及ばなかった。
共同通信の出口調査で、参政候補は交流サイト(SNS)を駆使して無党派層や50代以下の現役世代に浸透。国民支持層の4割も取り込むなどした。結果的に小沼氏は政権批判票の受け皿になり切れなかった。
立民県連の石松俊雄幹事長は「SNS対策をもっと重点的にやるべきだった」と唇をかんだ。久保田会長も「有権者や組合員に政策をどう伝えるか分析、検証する」と述べた。
浅野代表は、得票数増は2党1団体の成果とした一方、長引く物価高などに苦しむ国民感情に触れ、「既存政党への反発から有権者が新たな選択肢を新興政党に求める傾向が強かった」と見る。
6年前は結党間もない立民に期待する追い風があったが、今回は参政に吹く風にのまれた。
立民県連幹部は「風に負けない地力を付けないといけない」と自戒を込めて語った。県連は自治体議員を育成して組織力を強化し、各議員は地元での活動を増やして強固な後援会組織をつくる必要性を強調する。
今後の国政選挙へ、2党1団体に多くの課題が突き付けられた。
茨城新聞社
1185
:
OS5
:2025/07/26(土) 16:44:05
山形
248,864無:芳賀道也 現 国民推薦
194,478自:大内理加 新 県議
066,262参:佐藤友昭
017,387共:三井寺修
2025参院選県区・地殻変動(1)再選の芳賀道也氏 政党色前面に与党批判
7/22(火) 8:12配信
山形新聞
再選を確実とし、歓喜に包まれる芳賀道也氏(中央)=20日、山形市の選挙事務所
現新5人が立候補した第27回参院選県選挙区(改選数1)は、無所属現職の芳賀道也氏(67)=国民民主党推薦=が自民党新人の大内理加氏(62)=公明党推薦=らを破り、再選を果たした。与党が過半数割れの大敗を喫し、新興政党が躍進した今回の参院選。自民への逆風と交流サイト(SNS)の発信力が増した全国情勢の下、県選挙区でも政党の支持基盤や有権者の投票行動が大きく変化した。戦いを振り返り、次期衆院選などを見据えた思惑を探る。(文中敬称略)
運動最終盤の18日、米沢市での個人演説会は芳賀の戦いを象徴する場面となった。元民放アナウンサーの知名度を生かして草の根運動に徹した2019年の前回とは一転、政党色を前面に打ち出した芳賀の隣に、国民民主党幹事長の榛葉賀津也が立った。「現金給付は(自公の)選挙対策。取り過ぎた税金を、汗水垂らして働く国民のために使うのが正しい政治だ」。榛葉の痛烈な政権批判に聴衆は歓声を上げた。
自民は6年前と同様、空中戦を仕掛けた。農相小泉進次郎、首相石破茂ら閣僚級が連日のように県内入りした。陣営内に警戒感が漂った12日、父の古里・白鷹町を回った芳賀は「反応は上々。農家の怒りは大きい」と手応えを口にした。
終盤、芳賀は批判の矛先を農政に向けた。「『令和の米騒動』の原因は自民の失政。米価下落を招き、農家を不安にさせる政治はおかしい」と声高に叫んだ。選対本部長の参院議員舟山康江を支持する農家の後押しも受け、政権批判の姿勢を鮮明化した。
初当選から6年間、芳賀が立ち上げた自前の後援組織は山形市や新庄市、ゆかりのある置賜地域などにとどまる。盤石ではない芳賀の足元を立憲民主、国民の両党県連、連合山形の「2党1団体」の枠組みが支え、野党系の県議、市町村議でつくる選対本部がカバーした。
芳賀を推薦した国民は党公認と同等の扱いでバックアップした。代表玉木雄一郎は9日、山形市中心部で街頭演説を行い「山形は最重点選挙区の一つ。議席を失うわけにはいかない」と力を込めた。榛葉は6日にも来援し、14、15両日には代表代行古川元久が県内の支援労組などを引き締めた。遊説には連日、国民の舟山、衆院議員菊池大二郎が同行し、「手取りを増やす」政策を訴えた。
事実上の“国民候補”に映る芳賀に対し、立民党本部はもどかしさを抱きながら推薦を見送った。芳賀は2党1団体の統一候補、と捉える党県連の方針に狂いが生じた。県連代表高橋啓介は「支援体制は6年前と変わらない」としつつ、来援が河北町出身の衆院議員吉田晴美だけだったことに、「党本部の方針はどうにもできない」と嘆いた。
芳賀は1期目、発言機会の確保や舟山との連携を理由に、国民の参院会派「国民民主党・新緑風会」に所属した。再選出馬を巡り国民入りもささやかれたが、共産党支持層や無党派層を取り込みたい思惑から、無所属での出馬を選んだ。
投開票の20日夜、山形市の選挙事務所は支持者の熱気で充満した。再選を確実にした芳賀は「政党に所属する選択もあり得る」と述べた。「無所属のまま野党結集の“接着剤”になりたい」との胸中も明かした。
街頭などで昨年7月豪雨でいち早く被災地に駆け付けたフットワーク、140回超の国会質問を通じた要望実現などをアピールした芳賀だったが、政策面の主張はやや具体性に欠いた。有権者からは「6年間、何をしてきたのか分からない」との声も漏れた。芳賀は今回、ガソリン税の暫定税率廃止などの政策実現を有権者に誓った。政党入りの有無など、今後の立ち位置が注目される。
1186
:
OS5
:2025/07/26(土) 16:44:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/16d81679a7ac7d79960607a3f42f32b276bcf080
2025参院選県区・地殻変動(2)全県選挙で勝てぬ自民 支持基盤のもろさ露呈
7/23(水) 8:03配信
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山形新聞
敗戦の弁を述べる大内理加氏(左)。自民は全県選挙で苦戦が続く=20日、山形市の選挙事務所
参院選の終盤、県選挙区(改選数1)に出馬した自民党新人大内理加(62)の陣営内は重苦しい空気に包まれていた。首相石破茂、農相小泉進次郎ら閣僚級が続々と来援しても、先行する無所属現職の芳賀道也(67)を捉えられない。「活動しても支持が広がらない」。党関係者は自民が下野した2009年の政権交代と重ね、唇をかんだ。
全県選挙で自民は勝てない―。この流れは止まらなかった。衆院1〜3区の議席を独占しながら、16年以降の参院選で4連敗を喫した。連敗中も獲得してきた20万票台を今回割り込んだ。再選を果たした芳賀に5万4千票差の大敗だった。
自民は支持基盤を地道に固める地上戦と、大物の来援で陣営内に熱気と弾みを込める空中戦の両輪で戦ってきた。大内は21年県知事選、22年参院選に続き3度目の全県選挙で、一定の知名度があった。22年の敗因を擁立の遅れとした党県連会長遠藤利明は昨年7月の党県連大会で「次は何としても勝ちたい」とあいさつ。党本部は同月、早々に大内の公認を決めた。約1年間の実質的な運動期間をつくり、企業・団体推薦を1900件以上集めて準備万全と踏んでいた。
県内に地域、職域支部を張り巡らせ、多くの地方議員を擁する自民。「分厚い」とされた組織力はもろさを露呈した。国民民主党や参政党などの新興政党に支持基盤を切り崩され、地上戦は守勢に回った。大内が県農協政治連盟の推薦を受ける中、芳賀は各JA前の街頭活動で農政批判を繰り広げ、好感触をつかんでいた。選挙戦の最終盤、遠藤は「企業・団体の支持が弱まっている」と危機感を募らせた。
地上戦が低調な中、頼りにした空中戦は不発だった。石破内閣の支持率低迷が響いた。小泉、党幹事長森山裕、石破らの演説は政府備蓄米の放出などへの理解や野党批判などの言い訳が目立った。大内自身は地方分散型の国づくりを掲げたが、山形県の有権者に響くような身近な政策の訴えに乏しかった。
自民が支持離れにあえぐ中、国民は「手取りを増やす」、参政は「日本人ファースト」を掲げ、氷河期世代などの無党派層を取り込んだ。敗戦が決まった遠藤は「急に反応が鈍くなり、手を振ってくれる人も減った」と話し、自民支持層が参政に流れたとの認識を示した。
全国的な自民惨敗は、バブル崩壊、リーマン・ショック世代への対応で実効性を上げられなかったつけ、との見方もある。自民派閥パーティー裏金事件に端を発した政治不信は、昨年10月の衆院選で自公過半数割れにつながり、物価高対策や年金・福祉問題などを要因に有権者は今回、参院でも少数与党を選択した。新興政党の台頭で、自民の足元は大きく揺れている。復興副大臣鈴木憲和は「もう一度、一人一人の声を聞き、政策を示していかなければならない」と語った。自民県連は退潮を止めるすべを見つけてはいない。(文中敬称略)
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:
OS5
:2025/07/26(土) 16:45:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/19c91951874037830d6cbbad5a7d7d7f446a4414
2025参院選県区・地殻変動(5・完)次期衆院選へ 1区で野党系擁立急ぐ
7/26(土) 10:29配信
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山形新聞
投開票日の20日夜、勝利の余韻が残る無所属現職芳賀道也(67)の選挙事務所で、連合山形の幹部は気を引き締めた。大敗を喫した自民党内では、早くも首相の退陣論が噴出していた。相手はトップをすげ替えて刷新感を演出し、党勢復活を懸けて衆院解散・総選挙に打って出るのではないか―。「早急に協議を進める必要がある」。候補者不在の衆院県1区を念頭に、連合山形幹部は次の戦いを見据えていた。
県内で立憲民主、国民民主の両党県連と連合山形は、議席獲得のために協力体制を構築している。衆院では選挙区ごとに候補者をすみ分けて擁立してきた。1区は先の衆院選で立民の新人が敗れて以降、候補者不在の状態が続く。
参院選の決戦直前、衆院選との同日選もささやかれ、擁立作業は加速。芳賀と連動することで「大きくアピールできる」(立民幹部)と踏んだ。芳賀の総決起集会が開かれる先月15日をめどに、ギリギリまで調整を続け、1区同様候補者不在だった3区では、同14日に新人落合拓磨の擁立にこぎ着けた。ただ1区は最後まで調整できなかった。
立民県連代表の高橋啓介は芳賀の当選直後、報道陣から今後の対応を問われ、「まだ模索中だ。国民県連や連合山形と協議したい」と述べるにとどめた。立民の支援団体幹部は「県都の山形市を抱える1区で候補者を立てないと、存在感がなくなってしまう」と危機感を口にした。ただ、自民現職遠藤利明も、昨年から続く逆風もあり、相手は不在でも油断はできない状況だ。自民の中枢を担う重鎮の一人だが、年齢や多選への批判がないわけではない。
候補者となった落合は、参院選で立民の比例票掘り起こしに注力しつつ、芳賀の遊説に積極的に同行した。だが、出番は限られ、終盤に入り、酒田市で開かれた個人演説会でようやくマイクを握った。落合は「応援弁士に立てたことは自分にとって大きな一歩。まずは裏方に徹する」と前向きに捉え、今後、芳賀との連携拡大に期待を寄せた。
一方、惨敗した自民の受け止めはさまざまだ。衆院議員加藤鮎子の地盤である鶴岡市で、党公認の新人大内理加(62)の得票は芳賀に及ばなかった。地元の自民関係者は危機感を強める。国政選挙で自身を含め、自民候補の得票が相手より下回るのは2016年参院選以来だからだ。
逆風は党だけではなく、加藤にも向かう。選挙期間中、党務などを理由に加藤が自身の選挙区で活動する時間は限られた。支持者の一人は「昨年の自分の選挙を忘れたのか。地元に張り付いて、一生懸命戦う姿を見せるべきだった」と指摘する。
県2区が地盤の復興副大臣鈴木憲和はこの1年、公務の合間を縫って地元入りした際、多くの会合に大内を帯同させた。「思いを同じくする味方が必要だ」と、自身の国政報告以上に大内のアピールに力を入れた。参院選の影響について、鈴木の周辺は「順調に実績を重ねているから大丈夫だ」と意に介さない。
鈴木と戦って敗れ、比例復活した国民の衆院議員菊池大二郎は、芳賀の選対本部長代行として奔走。芳賀と各地を駆け回り、足場づくりに汗を流した。支持者からは「まるで自分の選挙をしているようだ」との声が漏れた。ふたを開けてみれば、県2区の得票数は朝日町を除く全市町で芳賀が大内を上回った。
首相石破茂の退陣が不可避の情勢となり、政局は混迷を深める中、県内では次期衆院選に向け、既に動きが始まっている。(文中敬称略)=おわり
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OS5
:2025/07/26(土) 17:27:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/7833a52e4cc4c82cdc19d52d0de508519e42dfa6
維新、国民、参政はどう動くか?◆衆参過半数割れで一変する政界の景色
7/26(土) 10:01配信
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時事通信
加藤敏幸元参院議員
参院選情勢について自民党本部で取材に応じる石破茂首相(党総裁)=2025年7月20日夜、東京・永田町【時事通信社】
7月20日投開票の第27回参院選は与党47議席で、非改選とあわせて122議席となった。これで石破政権は衆参ともに少数与党化し、ガラス細工から紙細工へとさらに弱体化したといえる。昨年10月の総選挙の民意を「伯仲以上、政権交代未満」と表現した。今回は保守票、中道票の国民民主党、参政党への流入が中心であり、また政権交代の中核となるべき野党第1党への支持には勢いがないことから「交代容認」にとどまっていると解釈すべきであろう。
【図解】自民・公明+アルファ 連立拡大の議席シミュレーション
立憲民主党の野田佳彦代表は、選挙後早々に自公と組む「大連立」の可能性を否定した。石破政治はこれまで以上に停滞することは確実で、野党との調整に手間どることになる。とくに、日本維新の会、国民民主党、さらに参政党の動向が法案などの成否を決めることから、国会はやや保守・中道色を強めた感がある。
石破茂首相が続投すれば、政権基盤の強化が当面の課題となる。そのためには衆参一括しての多数派となる「連立拡大」を模索することになり、それは同時に次の総選挙を構想することでもあるから、負けた割には総理周辺の動きは活発化するであろう。
次の総選挙の旗頭は石破氏なのか、自民党内の誰かなのか、それとも新たに連立する政党の党首なのか、という3択に集約できるが、そのまえに与党内の衆院議員の本音は「総選挙は3連敗の石破氏以外で」ということであろう。「総選挙は別の顔で」という声は与党内で巨大な伏流水としてかならず地表に噴きだすものと思われる。
連立拡大協議は「首班」含みで進行か
当選確実となった候補者名の前で撮影に応じる日本維新の会の(左から)前原誠司共同代表、吉村洋文代表(大阪府知事)=2025年7月20日夜、大阪市北区【時事通信社】
そこで、連立拡大の相手であるが、昨年11月の首班指名においては「石破」とは書かなかったものの決選投票で「野田」とも書かず、結果的に石破政権の成立を容認した2つの党、すなわち日本維新の会(以下維新)と国民民主党がいちおう思い浮かぶのであるが、とりわけその後に2025年度予算に賛成した維新が至近にあると思われる。ここまでは常識的な発想である。
もっとも、この展開では石破政権の温存策にすぎないことから、選挙で示された有権者の声に的確に対応できるのかという大きな疑問が、入道雲のように湧いているのである。くわえて自民党内には「石破で勝てるのか?」という不安と不満が潜在しているので、ここは思い切って、連立拡大の水面下の協議には「首班も含める」というやり方が合理的と思われる。
連立拡大先から次期総理の逆指名がでてくるようだと、自民党としては総裁選の扱いが難しくなるので、分かりやすくいえば連立拡大先との協議をすすめながら場合によっては総裁選もあり得るという「連立協議先行型」がスムーズなような気がするのである。連立拡大先の意向によって総裁選の要否が決まるというのは天地逆転のことなので、なかなか理解はされないだろうが、事態はそれほど逼迫(ひっぱく)しているのである。
もちろん水面下の話であるから、少なくとも工作にあたっては自公が全体として結束していることが必須条件である。仮にこの線でまとまれば、総裁選の有無は選択肢となるから、シナリオとしては自公プラス・アルファの3党代表者により、連立協定書と首班を確認する展開となるであろう。首班はとりあえず「X氏」としておく。
これで次の総選挙までの政局はひとまず安定する。連立拡大によって衆院で内閣不信任決議案を否決できる議席を確保できるので、衆院解散・総選挙の日程は新しい連立与党のコントロール下に入る。衆参ともに少数与党からの脱却である。
しかし、だからといって「X総理」で総選挙を勝てる保証はない。とくに3党ともに党勢が停滞気味であることが予想されるから、政局の流れ次第では連立政権が不安定化し、ふたたび過半数割れになる可能性もある。そうなるといよいよ、本格的な政権交代を考えなければならないであろう。
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名無しさん
:2025/07/26(土) 17:28:08
維新にとっても政権参画はメリット
予算案修正を巡る合意文書に署名し、撮影に応じる自民党総裁の石破茂首相(中央)、公明党の斉藤鉄夫代表(右)、日本維新の会の吉村洋文代表=2025年2月25日、国会内【時事通信社】
ところで、自公からラブコールを受けた場合、維新の側には連立参加を受け入れる素地があるのかどうか。党勢が停滞気味のなか、勝利の方程式を見極めてベストポジションを探る必要があるが、とりあえず激化している参政党との競合において比較優位を確保するうえで、維新にとっても他党との選挙協力が必要であることから、何かと摩擦のあった自公とは、協力を前提に選挙戦線の「選択と集中」を徹底し、党勢を立て直す方向が合理的な選択であろう。
維新という政党は、大阪府と大阪市の行政の一元化を目指し、地方政治での執行力とその業績を背景に「論より証拠」で支持を獲得してきた成功体験をもっている。また時の政権中枢あるいは自民党中枢とのパイプを有効に活用してきたことからも、政権に参加することには抵抗はないように思われる。
簡単な調整だとは思わないが、挑戦しなければ始まらない。とくに総選挙の時期の選択に参画できるのは大きなメリットであろう。吉村洋文代表、前原誠司共同代表の思惑と決断が焦点となる。
躍進した国民民主・参政の動向は?
写真上は国民民主党の玉木雄一郎代表、下は参政党の神谷宗幣代表(2025年7月20日)【時事通信社】
一方、国民民主党は躍進に伴ういわゆる「成長痛」に悩む時期で、懸命に筋肉増強を図らなければならない。衆院の小選挙区でのさらなる躍進がなければ党としては持続力(スタミナ)に欠けるわけで、この程度の体力で連立参加というのはまだまだ不安がある。とくに中堅層の育成が急務であろう。ともかく是々非々であるのなら反対できる立場に身をおくことが大切である。
さて、躍進の参政党であるが、自民党よりも右に位置する中規模政党の出現である。政策的にも自民党とは重なるところも多いが、自民党にとっては意味深長な存在といえる。まだまだ分からないところが多いが、将来的には自民党との連立の可能性は否定できない。1人区では自民党を不利にしたと考えられることから、次回も同様の戦術をとるのであれば与党との調整は難しく、また先々新党ブームの衰退の可能性もあるといえる。
ところで、前述した連立拡大の試みが不調に終わった場合、政権をいつまでも不安定な状況におくことは国益を害するので「すみやかに解散・総選挙を」との声があがると思われる。参政党は現在、衆院で3議席しか持っていないため連立拡大の対象にはならないだろうが、仮に年内に総選挙があるならば今の勢いが持続するであろうから、それを見越して総選挙後の連立参加、あるいは閣外協力という可能性はかなり高いといえる。
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OS5
:2025/07/26(土) 17:28:34
国難打開へ問われる「工夫」
参院選の開票センターに入る立憲民主党の野田佳彦代表(右)=2025年7月20日夜、東京都千代田区【時事通信社】
参院選後の臨時国会は、当選議員の任期開始の日から30日以内と国会法で定められており、8月初旬に数日間開かれるのが通例だ。石破首相は7月21日の記者会見で続投に意欲を示し、「現時点において連立の枠組みを拡大する考えを持っているわけではない」と述べた。参院選惨敗に対する石破氏の責任論はくすぶり続けるだろうが、今問われているのはむしろ「政権安定化への責任」であろう。
日米関税交渉のヤマ場を迎え、国民の間に不安が広がっている。参院選で不安定化した政局が長引くことを有権者も望んではいまい。内閣不信任決議案の扱いもあり、国難に対応していくうえで与野党ともに工夫が必要であろう。(2025年7月21日執筆)
【筆者紹介】加藤敏幸(かとう・としゆき)
加藤敏幸氏
1949年愛媛県生まれ。三菱電機で労働運動に加入し、89年の日本労働組合総連合会(連合)結成に奔走した。2004年参院選比例代表に民主党から出馬し、初当選。外務大臣政務官や参院外交防衛委員長、党参院国対委員長などを歴任した。16年に政界を引退して以降は、一の橋政策研究会代表を務めながら執筆活動に力を入れる。
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OS5
:2025/07/26(土) 17:29:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/1de1e9aa2899055b5bf01deb01cc1af788634e7e
「蓮舫氏で票の底上げ」が大誤算! 立憲民主党が“勝てなかった”根本的理由
7/26(土) 5:50配信
デイリー新潮
塩村文夏氏は「トップ当選もあり得る」はずが
蓮舫氏
さえない表情も当然か。参議院選挙で自民党が大敗する一方、議席数を積み増せずに終わった立憲民主党の野田佳彦代表である。
【写真を見る】「公選法違反じゃないのか」と炎上 蓮舫氏が参院選当日に投稿した“問題ポスト”
「国民民主党が公示前の4倍以上となる17議席、わずか1議席の参政党が14議席を獲得しました。同じ野党でも、あまりに対照的な結果ですからね」
と言うのは政治部デスク。
「野党第1党であることを考えれば、実質的には敗戦です。全国で議席の取りこぼしが相次いだ主な理由は、首都・東京選挙区と比例選で露呈した、場当たり的な選挙戦術にあります」
東京選挙区は定数6に非改選の欠員枠1を合わせた7議席で争われ、立民はここに塩村文夏氏と奥村政佳氏の現職二人を擁立した。
事情に詳しい、元NHK解説委員で政治ジャーナリストの増田剛氏が解説する。
「選挙戦が中盤に入るまで、執行部は、塩村氏の上位当選を確実視していました。午後8時に投票が締め切られるのと同時にNHKが“当選確実”を報じるだろうと。トップ当選もあり得るとの見方も取り沙汰されていました」
党内の混乱ぶりを見せつけた“内輪モメ”
ところが、ふたを開けてみれば塩村氏は7位で滑り込み。奥村氏に至っては、塩村氏とおよそ15万票差の9位に沈んで議席を失った。
「選挙戦の中盤に、奥村氏の旗色が良くないと判明しました。すると14日に小西洋之参院議員が“自民に2議席を渡さないため、立憲のおくむらまさよしに投票をお願いします!”と奥村氏への集中的な投票をSNSで呼びかけたのです」
危機感を持った塩村氏は、
「直後に“小西さんがおすすめする方法ですと、私は落選してしまいますよね”と怒気をはらんだ苦言をSNSに投稿しました」
すぐさま小西氏は投稿を削除したものの、立民関係者は苦笑い。
「投票の6日前に文字通りの内輪もめで、有権者に混乱ぶりを見せつけてしまいました。立民は国政選挙においても党内ガバナンスが効かず、二人の候補を当選に導く戦略も戦術もないことがバレてしまいました」
「蓮舫氏の“割込み出馬”がなければ…」
比例においても、執行部の誤算が明らかになった。
「野田代表は蓮舫氏が立民票の底上げに寄与するとみて、反対論を抑えて擁立に踏み切りました。彼女は予想通り立民では比例トップでしたが、得票はおよそ33万票にとどまりました」
蓮舫氏は令和4年に行われた前回参院選に東京選挙区から出馬し、およそ67万票を獲得。その参議院を辞して臨んだ昨夏の都知事選挙では128万票あまりを得ていた。実績を鑑みれば「選挙制度の違いはあっても物足りないのは事実」(立民幹部)との声もうなずける。
再び増田氏が指摘する。
「比例の獲得票は、野党1位が約762万票の国民民主党で、2位が約742万票の参政党、立憲民主党は約739万票で野党3位に終わりました。蓮舫氏には、さほどの集票効果はなかったと言わざるを得ません」
加えて、支援団体が懸念していた事態も現実に。
「自治労、情報労連、日教組、JP労組、私鉄総連などのうち、現職だった私鉄総連の組織内候補が落選。蓮舫氏の“割込み出馬”がなければ結果は違っていたはず」
“政権選択選挙”という大一番で、なにやってんだか。
「週刊新潮」2025年7月31日号 掲載
1192
:
OS5
:2025/07/26(土) 17:35:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/5793728d132dc896af4051ff6b8bd5ee91157d9d
維新の一部に連立容認論、「副首都構想」実現狙う…自民には渡りに船「最も組みやすい相手」
7/26(土) 17:12配信
読売新聞オンライン
記者団の取材に応じる日本維新の会の吉村代表(25日、大阪府咲洲庁舎で)
日本維新の会で、自民、公明両党の与党と連立を組むことに前向きな声が出ている。大阪が首都機能を代替する「副首都」構想を実現するための連立政権入りで、低迷する党勢を上向かせる契機にしたいとの思惑がある。(山本貴広)
「東京一極の是正、国家の危機管理、経済成長を考えると、副首都の形成は重要だ。法案をつくり、与党にぶつけていこうと思う」
維新の吉村代表(大阪府知事)は22日、府庁で記者団にそう述べ、関連法案の提出を党内に指示したことを明らかにした。
これに前後して、維新創設者の橋下徹・元大阪市長は21日のテレビ番組で「連立入りした上で、副首都構想を実現してほしい」と発言した。維新副代表の横山英幸大阪市長も25日、「大きな願いがかなうなら、あらゆる選択肢を取るべきという意見は出てしかるべきだ」と橋下氏に続くなど、本拠地の大阪から連立容認論が発信されている。
副首都は、災害発生時などに首都圏機能を代替し、東京に次ぐ経済力を持った都市圏をつくる構想だ。大阪が本拠地の維新としては、2012年の結党以来の看板政策である「大阪都構想」の実現につなげる狙いがある。
先の参院選で自公両党は過半数割れの惨敗を喫し、衆参両院で少数与党となる。連立の枠組みを拡大して多数派を形成しなければ苦境を脱せないため、維新としてはこれを機に政権に加わり、自公に協力しながら悲願をかなえるというわけだ。
維新も、参院選は関西以外でふるわず、比例票は前回22年参院選から半減の約438万票にとどまった。躍進した国民民主党や参政党に比べ、野党の中で相対的に存在感が低下している。党勢回復に向けた糸口もつかみたい考えで、維新所属のある大阪府議は「国として副首都構想や都構想を主導できるパワーは大きい」と政権入りに期待を寄せる。
自民にとっても、政策に共通点が多い維新は、国民民主と並んで「最も組みやすい相手」(閣僚)で、渡りに船だ。昨年の衆院選で維新相手に府内4小選挙区で全敗した公明からも、維新の連立入りを容認する声が出ている。
もっとも、維新内では、石破首相(自民総裁)は「求心力が低く、じきに行き詰まる」(幹部)との見方が大半で、現在の政権には協力できないとの考えだ。与党と同一視されて支持率がさらに下がる恐れもあり、吉村氏は「現時点で自民と連立することは考えていない」と予防線を張る。
維新は、自民内で焦点となっている後継の総裁選びを見守る構えで、「ポスト石破」候補の一人である小泉農相を念頭に、「改革路線の総裁なら連立入りはあり得る」(ベテラン)との声が上がっている。
1193
:
OS5
:2025/07/26(土) 17:36:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffc1a3a6dcdc9ec5cd34b941877bd149c47c0be7
国民民主・玉木代表 「石破内閣とは組めない」けど…誰となら組める?「我々がどうこうというよりも…」
7/26(土) 16:06配信
112
コメント112件
スポニチアネックス
国民民主党・玉木雄一郎代表
国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が25日、ABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月〜金曜後9・00)にリモートで生出演し、今後の政局について自身の見解を語った。
【写真あり】国民民主・玉木代表“そっくり”な女子アナ公開 「似てるどころじゃない」
自公与党は参院選で獲得議席が47にとどまり、衆院に続いて過半数割れの少数与党となった。各党に連立政権入りが取り沙汰されるが、玉木氏は「約束を守らない石破政権と組むことはない」と断言。年収103万円の壁を巡る議論や、ガソリンの暫定税率廃止での3党幹事長間合意を進めようとしない石破政権に不快感を示している。
野党からは立憲民主党の野田佳彦代表や、日本維新の会の前原誠司共同代表ら、各党から連立入りを否定するコメントが出ている。今後の政局について見通しを聞かれた玉木氏は、「当面このままじゃないですかね?」と指摘。「自民党内政局がどうなるのか我々は注意深く(見守る)」とした。
一方で「そもそも石破さんが続くのか、続かないのかでも大きく違うんですけど、それすらよく分からない」と、自民党内の不透明感も指摘。25日には与野党党首会談が開かれ、出席した玉木氏は「今日、直接会ってお話をしましたけど、(石破氏が)“引き続きやりたい”という意思は感じました。感じた、感じた。凄い感じた」と印象を口にした。
「石破政権とは…」という玉木氏に対し、進行役のフリーアナウンサー柴田阿弥からは「石破内閣とは組めないということだったと思うんですけど、“誰かなら組める”というのはありますか?たとえば、高市(早苗)さんなら組めるという報道もありますけど」と質問が飛んだ。
玉木氏は「これは自民党内政局をよくよく見定めたいと思います」と慎重な返答。「我々がどうこうというよりも、どういう人を自民党の議員や地方組織、党員の方が選んでくるのかというところだから、こちらから今の段階で言う立場にもないし、言うべきでもないと思う。まずは自民党内政局を見定めたい」と、明言を避けた。
1194
:
OS5
:2025/07/26(土) 17:44:37
>>1112
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac9e7065b87f860542cd458f4b782ef98482c1cd
参院選兵庫、崩れた構図 泉氏無双、82万票の衝撃 文書問題で逆風、維新の存在感低下
7/22(火) 7:00配信
神戸新聞NEXT
当選が確実となり、支援者らと喜ぶ泉房穂氏=20日夜、神戸市中央区元町通2(撮影・大田将之)
82万2407票。選挙区候補としては全国最多。13人が立候補した参院選兵庫選挙区を、圧倒的な支持を得て制したのは無所属新人の泉房穂(61)だった。
「重い責任を負った。それだけの仕事をする必要がある」
兵庫選挙区で得票が80万を超えるのは、2013年以来、12年ぶり。投開票から一夜明けた21日午前、ラジオやテレビ番組の収録を行脚し、泉は冗舌さに拍車がかかっていた。
旧民主党の元衆院議員。11年から明石市長を12年間務め、市議への暴言問題で政界引退を宣言していた。今年3月の引退撤回と参院選への出馬表明は、13年から、自民党、公明党、日本維新の会が議席を独占し続けていた兵庫選挙区の構図を一変させた。
泉は公示前に県内41市町をくまなく回り、選挙戦では第一声の場に姫路市家島町の男鹿島(たんがじま)を選択。山の水が河口で大きな流れとなるように、農山漁村部から都市部へ支持を広げる「川上戦略」を取り、交流サイト(SNS)で発信した。
タレントとしても活動し、高い知名度を誇る泉だからこそなせる業だった。
神戸新聞が行った投票所の出口調査では、無党派層の4割弱をはじめ、維新支持層の3割強、自民支持層の3割弱、共産支持層の2割弱から得票していた。
「名前を覚えてもらう必要がない。政党が強く支えなくても戦えた」。泉を県連として推薦した立憲民主党の関係者は明かす。
泉は取材に対し、国会での立民会派入りについて明言を避けた。超党派で減税の実現に意欲を示すが、市長ではなく、国会議員としての真価が問われる。
◇
20日午後8時に泉の事務所が初当選に沸いてから約5時間半後。北に約40メートルの距離にある維新新人、吉平敏孝(44)の事務所は、重苦しい空気に包まれた。
「私の力不足です」。吉平は頭を下げ、維新が12年間守り続けてきた議席を失ったことを謝罪した。
維新にとって兵庫は大阪に次ぐ重要な拠点で、地盤を築いてきた。前回22年、前々回19年は公認候補がトップ当選。もはや「指定席」のはずだった。
風向きが変わったのは、兵庫県の告発文書問題。昨年、斎藤元彦知事に対する党の姿勢が問われ、議会審議の非公開情報を外部に提供したなどとして当時の所属県議が処分された。
「街頭でビラをなかなか受け取ってくれない。かつてない逆風だった」。吉平の陣営関係者は振り返る。
吉平が得たのは27万5301票。トップ当選だった過去2回の票数の半分にも満たなかった。吉村洋文代表が7回兵庫入りしても、劣勢ははね返せなかった。
「都市部以外で差をつけられ、ふわっとした民意も得られなかった」。維新の県組織「兵庫維新の会」の幹部は吐露した。「逆風の中で勝ちきるのが本当の力。その力がなかった」
存在感が低下した兵庫の維新。反転攻勢のすべを見つけられないでいる。
=敬称略=
1195
:
OS5
:2025/07/26(土) 17:51:05
長崎
○246,585自:古賀友一郎 現
×186,747国:深堀浩 新 県議
×097,646参:黒石隆太
×031,687共:筒井涼介
https://news.yahoo.co.jp/articles/d37a9ad7ede4e9a906146136925176ec9495a953
自民が快勝、「次世代」国会議員がけん引…各地域まとめ上げる<変動の兆しー2025参院選ながさき・上>
7/22(火) 11:00配信
長崎新聞
古賀氏(右)への支援に対しお礼を述べる加藤会長=長崎市茂里町、県医師会館
過去最多と並ぶ6人で争った長崎選挙区(改選数1)は、自民党現職の古賀友一郎氏(57)が3選を果たした。全国で政権与党に対する猛烈な逆風が吹く中、自民は世代交代した国会議員が支えたほか、挙党態勢を強めて難局をしのいだ。一方、敗れた野党は県内でも参政党が急伸したことなどから戦略の練り直しを迫られている。各党の変動の兆しを追った。
「全国的に苦戦を強いられる中で勝ち取った議席は極めて、極めて重い」。20日午後8時20分ごろ、長崎市の県医師会館で、県連会長として古賀陣営をけん引した加藤竜祥衆院議員は、支援者に感謝の言葉を述べた。その表情には達成感がにじんでいた。
これまで県連は金子原二郎元農相、谷川弥一元衆院議員らのグループと、加藤氏の父、加藤寛治元衆院議員らのグループが主導してきた。だが、3人は一線を退き、古賀氏を除く国会議員3人は40、50代前半まで若返った。参院選はこの3人が「責任者」となり、各地域をまとめ上げた。
5月に県連会長に就任し、県連選対本部長も務める加藤氏は「私にとっても初陣。絶対に負けられない」と奔走。ふたを開けてみれば、次点の国民民主党新人に約6万票差をつけて快勝した。あるベテラン県議は「一皮むけた」と目を細める。
陣営は昨年秋の衆院選で国民民主現職に大敗した長崎1区(長崎市)で接戦に持ち込み、古賀氏の地元諫早、加藤氏の牙城の島原半島を含む同2区で突き放す勝算を描いた。
さらに同2区に含まれる大村市の態勢強化を模索。自民の同市議全員は6月、自民が分裂していた2012年に県議会で“反党行為”があったとして除名された小林克敏県議に復党を要請した。昨秋の衆院選で加藤氏の当選に「多大な貢献」があり、県連も認めた。
復党に当たり、小林氏は、長年確執があった谷川氏と一席を共にし「筋を通した」という。周囲は「政争が激しい大村でこれほどまとまった選挙はない。歴史的だ」とする。
選挙戦で古賀氏は大票田の長崎、佐世保両市に集中できた。当選を決めたその日のうちに小林氏を個別に訪問してお礼を述べた。
ただ、小林氏の復党は党勢拡大をもたらす一方、反作用を生む「劇薬」との見方も。今後、県議会最大会派「自民党」に合流する方向だが、「再び自民の分裂を招くのでは」と警戒する議員は少なくない。
また、参院選中は次期衆院選で長崎1区の公認候補予定者となる支部長の選定作業を棚上げした。複数県議が意欲を示しており今後、不和が生じる恐れがある。激しい逆風をしのぐため、いったんはまとまった自民。しかし、その“反動”が起きる予感も漂っている。
1196
:
OS5
:2025/07/26(土) 17:52:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b6a07003a91c510b66944652de6c60ab00ba218
国民 参政の台頭が誤算に 分極化する民意<変動の兆しー2025参院選ながさき・下>
7/23(水) 11:00配信
64
コメント64件
長崎新聞
相手候補の「当選確実」が伝わり、静まり返る深堀氏陣営=長崎市元船町の事務所
あっけない決着に、しばし静まり返った。参院選投開票日の20日夜、国民民主党新人、深堀浩氏(59)の支持者らが集まった長崎市内の選挙事務所。テレビでは自民党現職、古賀友一郎氏(57)陣営の万歳が映し出された。投票終了から30分足らず。勝敗を左右すると踏んでいた同市の開票すら始まっていなかった。「そんなに離されたのか」。国民の市議の1人はぶぜんとして天を仰いだ。
深堀氏が立候補を表明したのは昨年夏。当時「支持率1%以下の弱小政党」(玉木雄一郎代表)だった国民は、秋の衆院選で躍進。県内は党県連代表の西岡秀子氏が長崎1区(同市)で、自民候補に4万票近い大差で圧勝した。
参院選は、その余勢を駆って同市外の票差を最小限に抑え、「牙城」の県都でひっくり返す-という算段だった。深堀氏は、旧民主党時代から多くの国政選挙で汗をかいてきた地方議員。立憲民主、社民両党県連と労働団体でつくる7団体懇話会(7者懇)の支援態勢も、スムーズにまとまった。
だが注力した県北や離島の多くの地域で古賀氏に倍以上離された上、「2万〜3万票勝たないと勝負できない」(複数の陣営関係者)と読んだ県都で約1万票差にまで詰められた。
陣営が「最大の誤算」と口をそろえるのが、新興勢力である参政の台頭だ。新人の黒石隆太氏(33)の得票率は約16%。深堀氏の得票と合わせると古賀氏を上回る。陣営幹部は「古賀氏の得票数は6年前とほぼ変わらない。こちらが取れたはずの票が黒石氏に流れてしまった」と分析する。
県内の比例票でも参政は伸長し、同じく票を伸ばした国民に迫る勢いだ。西岡氏は「党員の地道な政治活動の結果であり、一過性のブームとは思わない。県民の新たな選択肢として受け入れられたと考え、われわれも今後の活動を考えなくては」と述べた。
他の野党も警戒を隠さない。立民県連の山田朋子代表は、政策や理念に距離があり「国民民主ほど影響は受けていない」としながらも「今後、参政が地方選で議席を増やす可能性は高い」とみる。共産党県委員会の堀江ひとみ委員長代理は、参政が選挙戦で掲げた「日本人ファースト」を念頭に「社会に差別と分断を持ち込む」と危険視。一方で、異を唱える人たちから「共産を応援する声も届いている」と語る。
「台風の目」となった黒石氏は「当初の目標より、かなり多くの人に支持を得られた」と選挙戦を振り返り、「いずれ当選しなくては、託された思いは実現できない」と“次”への意欲もにじませた。
参政の台頭で、変動した与野党の勢力図。分極化する民意の行方もにらみながら、各党が次の一手を模索している。
1197
:
OS5
:2025/07/26(土) 18:04:11
国民民主党 比例
●労組系
○01田村麻美 49 現《1》 党国民運動局長 【UAゼンセン】
○02浜野喜史 64 現《2》 党選対委員長 【電力総連】
○03礒崎哲史 56 現《2》 党副代表 【自動車総連】
○06平戸航太 37 新 電機連合役員 【電機連合】
●ご当地系
○04伊藤辰夫 60 新 (元)愛知県議 【元自民 愛知】
○05足立康史 59 新 (元)衆院議員 【元維新 大阪】
×09大谷由里子62 新 研修会社経営 岐阜2区落選
×12薬師寺道代61 元《1》 産業医 【元みんな→自民 愛知】
×13大津浩子 65 新 (元)東京都議 【元都ファ 東京】
×14藤井信吾 65 新 (元)取手市長 【茨城】23年市長選不出馬
×16川崎稔 64 元《1》 (元)日銀職員【元民主佐賀】
●有名人
×08須藤元気 47 元《1》 (元)格闘家
●その他
○07山田吉彦 62 新 東海大教授
>>445
海洋安全保障の専門家
10小野貴樹 54 新 (元)衆院議員秘書 2005年秋田2区自民落選(野呂田芳成への刺客)
11城戸佳織 57 新 医薬指導業
15荒巻豊志 60 新 予備校講師
17佐々木喜一66 新 学習塾経営
18武田祐樹 39 新 (元)参院議員秘書
19宮入盛豪 35 新 教育会社社長
1198
:
OS5
:2025/07/26(土) 18:08:02
立憲民主党 比例
●労組系
○02岸真紀子 49 現《1》 党参幹事長代理 【自治労】
○03吉川沙織 48 現《3》 (元)参経産委員長 【情報労連】
○04水岡俊一 68 現《3》 党参院議員会長 【日教組】
○05小沢雅仁 59 現《1》 参復興特別委長 【JP労組】
○06郡山玲 51 新 JAM職員 【JAM】
×10森屋隆 57 現《1》 参院国交委理事 【私鉄総連】
●ご当地系
○07森裕子 69 元《3》 (元)文科副大臣【新潟】
●その他
○01蓮舫 57 元《4》
×08白真勲 66 元《3》 (元)内閣府副大臣 立正佼成会
×09石川大我 50 現《1》 (元)豊島区議 性的少数者
×11川田龍平 49 現《3》 参院環境委理事 薬害エイズ
12位以下省略
1199
:
OS5
:2025/07/26(土) 18:22:55
共産白川は 現職重鎮の山下・井上を押しのけて当選してしまってやりづらいでしょうねえ。。。
■共産
○107,866小池晃 64 現《4》 党書記局長 東京・南関東
○034,418白川容子 59 新 (元)香川県議 中国・四国・九州沖縄
×032,576山下芳生 65 現《4》 党副委員長 京都府を除く近畿5府県
×028,202井上哲士 67 現《4》 党参院幹事長 東海・北陸信越・京都
×019,623畠山和也 53 新 (元)衆院議員 北海道・東北・北関東 紙智子後継
×17,907山田みのり 49 新 共産党大阪府北・福島地区委員長
×09,314平あや子 元新潟市議会議員
×05,103伊藤和子 元あきる野市議会議員
×04,559矢野由紀子 元川口市議会議員
×04,411赤石博子 元川崎市議
×03,336 福島一恵 元宮城県議会議員
以下略
■社民
○ラサール石井 69 新
×大椿裕子 51 現《1》 副党首
×山城博治 72 新 (元)運動団体議長【沖縄】
×甲斐正康 47 新 新社会党役員
×花岡蔚 82 新 市民運動家
1200
:
OS5
:2025/07/26(土) 18:36:27
公明
○377,986平木大作 50 現《2》 (元)復興副大臣
○341,441司隆史 45 新 大阪市議
○325,345佐々木雅文44 新 弁護士 東北?
○310,047原田大二郎47 新 党青年局次長
×291,436河野義博 47 現《2》 (元)参総務委員長 九州?
×218,999新妻秀規 54 現《2》 (元)復興副大臣
×010,084河合綾 党群馬県本部担当部長
×009,874塩田博昭 63 現《1》 党中央幹事 公明新聞・前回重点候補出なかったが当選
×008,760村岡正敏 党職員
×007,208中北京子 党職員
×006,781高橋次郎 57 現《1》 党労働局次長
>>4
山本香苗衆院選出馬で繰り上げ
以下略
1201
:
OS5
:2025/07/26(土) 18:39:52
維新 10人
●ご当地枠
○01嘉田由紀子75 現《1》 (元)滋賀県知事【滋賀】
○02石井めぐみ45 新 茨城県取手市議 【茨城】(石井章参院議員の娘)
○03柴田巧 64 現《2》 党副選対本部長 【富山】
×07村山祥栄 47 新 (元)京都市議 【京都】
×08柳ヶ瀬裕文50 現《1》 参院外防委理事 【東京】
×09山口和之 69 現《2》 (元)衆院議員 【福島】
×12赤嶺昇 58 新 (元)沖縄県会議長 【沖縄】
●有名人
○04石平 63 新 評論家
×06久保優太 37 新 格闘家
●不明
×05藤原宏宣 44 新 NPO法人理事
×10神戸輝明 49 新 牧師
×11宮澤靖 61 新 管理栄養士
×13南原竜樹 65 新 経営指導業
1202
:
OS5
:2025/07/26(土) 20:40:02
>>1201
維新次点の藤原宏宣 なかなかインパクトあるひとですね
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E3%81%B2%E3%82%8D%E3%81%AE%E3%81%B6
大阪府大阪市西成区生まれ。創価高校、創価大学を経て、一般企業に入社。営業マンとして好成績をおさめるものの、3年で退社[1]。その後、農業にかかわる仕事をめざして、自ら米屋を立ち上げるが、赤字を出しつづけ3年で閉鎖。さまざまな職業を転々としたあとで、日本で知り合ったギニア人とともにギニアに赴き、現地で製氷工場を設立[1]。
この過程において現地で目にした圧倒的な格差社会に衝撃を受け、貧困問題に取り組むことを決意する。
現在は、バングラデシュにおいて、スラム街の子どもたちに食糧を支援する「ギフトフード」、および学校を建設する事業に力をそそいでいる[2]。
1203
:
OS5
:2025/07/26(土) 20:51:47
参政党 比例
◯01梅村みずほ46 現 維新離党・大阪
◯02安達悠司 43 新 22年京都選挙区落選 24年京都1区落選
◯03安藤裕 60 新 (元)衆院議員 【元自民・京都】㉑年女性問題で衆院選出馬せず
◯04松田学 67 新 (元)衆院議員 【元たち日・神奈川】
◯05岩本麻奈 60 新 皮膚科医師
◯06山中泉 66 新 社団法人理事長
◯07後藤翔太 42 新 元ラグビー選手
✕08川裕一郎 53 新 石川県議【石川】
✕09重松貴美 36 新 会社役員 24年熊本1区落選
✕10寺西一浩 45 新 作家
1204
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:12:30
自民党
●業界団体
◯03犬童周作 57 新 (元)総務省審議官 【全国郵便局長会】
◯05見坂茂範 56 新 (元)国交省職員 【全国建設業協会】
◯06東野秀樹 53 新 農協会長理事 【全国農政連】
◯08釜萢敏 71 新 日医副会長 【日本医師連盟】
◯10石田昌宏 58 現《2》 (元)参厚労委員長【日本看護連盟】
◯11本田顕子 53 現《1》 党女性局長 【日本薬剤師連盟】
✕13佐藤正久 64 現《3》 党幹事長代理 【自衛隊】 【保守系
>>1100
】
✕14宮崎雅夫 61 現《1》 (元)農水政務官【国土地改良政治連盟】
✕19田中昌史 59 現《1》 理学療法士 【日本理学療法士連盟】
✕20阿部恭久 66 新 遊技場会社経営 【全日本遊技産業政治連盟】
✕21宮窪大作 50 新 建設会社社長 【全国商工政治連盟】 宮本周司後継(参院石川に転出)
✕25斉藤正行 47 新 介護会社代表 【全国介護事業者連盟】
✕30畦元将吾 67 新 (元)厚労政務官 【日本診療放射線技師会】
●ご当地
◯特舞立昇治 49 現《2》 参院農水委員長 【鳥取・特定枠】
◯特福山守 72 新 (元)環境政務官 【徳島・特定枠】
◯07橋本聖子 60 現《5》 (元)五輪相 【北海道】 【神道】
◯09有村治子 54 現《4》 (元)女性活躍相 【滋賀】【日本遺族会】【神道政治連盟】【保守系
>>1100
】
◯12鈴木宗男 77 現《1》 (元)参懲罰委員長【元維新 北海道】
✕17赤池誠章 63 現《2》 党政調副会長 【山梨】【全国専修学校各種学校総連合会】【保守系
>>1100
】
✕18比嘉奈津美66 現《1》 (元)参厚労委員長 【沖縄】
✕22中田宏 60 現《1》 環境副大臣 【元維新 神奈川】【日本臨床検査技師連盟】
✕24和田政宗 50 現《2》 参院内閣委員長 【元みんな 宮城】 【神道政治連盟】【保守系
>>1100
】
✕26繁本護 52 新 (元)衆院議員 【京都】【全国ときわ会連合会=JR・バス交通懇話会】
✕27長尾敬 62 新 (元)内閣府政務官 【元民主 大阪】【日本作業療法士連盟】【保守系
>>1100
】
✕28斉藤里恵 41 新 元東京都議会議員 立憲民主党離党
●有名人
◯04山田太郎 58 現《2》 (元)内閣府政務官 表現規制反対派
✕16岸博幸 62 新 (元)内閣官房参与
✕28中田フィッシュ 39 新 プロダンサー
●その他
✕15山東昭子 83 現《8》 (元)参院議長【保守系
>>1100
】
✕23杉田水脈 58 新 (元)総務政務官【保守系
>>1100
】
✕31藤田誠 31 新インターネットサービス関連会社社長
1205
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:23:32
岩手
◯278,888立:横澤高徳 現
✕178,958自:平野達男 元 2019年落選
✕106,806参:及川泰輔
https://www.yomiuri.co.jp/local/iwate/news/20250724-OYTNT50001/
[検証 参院選2025]野党共闘「絆」で盤石 「川上作戦」で手綱緩めず(上)
2025/07/23 05:00
20日に投開票された参院選の岩手選挙区(改選定数1)は、立憲民主党の現職の大勝で幕を閉じ、県政界の勢力図は「野党優位」の色がさらに強まった。次点となった自民党の元参院議員は6年前に続いて敗れ、雪辱を果たせなかった。両陣営の戦いを検証する。
「国民の皆様の命と生活を守ることが政治の役割。物価高対策、スピード感をもって進めたい」
投開票日が3日後に迫った17日の昼過ぎ。赤いポロシャツに身を包んだ立憲民主党の現職・横沢高徳(53)は、一関市中心部から20キロほど離れた大東町の市民センター前で、約10人の聴衆に向かい声を張り上げた。
横には立民の重鎮・小沢一郎(衆院岩手3区)の姿。王国を束ね、2度の政権交代を主導した「豪腕」は、「自公政権に代わり、国民の生活が第一の政治を実現する。それは私にとって3度目の政権交代を実現することだ」とマイクを握る右腕に力を込めた。
小沢の来県は公示日に続き2度目。この日は横沢とともに同市と平泉町の9か所を巡り、人口の少ない山間部から支持を訴える「川上作戦」(県連幹部)を実践した。報道各社の情勢調査では横沢の優勢が伝えられていたが、最終盤になっても手綱を緩めなかった。
◇
元パラアスリートの横沢は、2019年の参院選で旧立民、旧国民民主、共産、社民の4党の推薦を受けた野党統一候補として無所属で出馬し初当選。翌20年に立民に入党した。
今回は1月中旬に再選を目指して出馬を表明。前回選に続いて「野党共闘」を構築し、公示日の第一声には4党の県組織幹部らが集結し、10年前から続く共闘の「絆」を演出してみせた。
陣営は地方選並みに県内をくまなく回り、週末には知事の達増拓也や過去の政治資金を巡る問題で対立し、県連に所属していない立民の階猛(衆院岩手1区)が街頭でマイクを握った。選挙に強いことから「スペードのエース」(自民関係者)とも称される両者の援護射撃も加わり、過去に例のないほど強固な態勢を築いた。
結果にも表れ、6年前は約1万5000票差で破った自民党の元参院議員・平野達男(71)に約10万票の大差をつけ、県内33市町村のうち26市町村を制した。
読売新聞がNHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した当日出口調査では、立民支持層の約9割、共闘を組む共産支持層の約7割を固め、無党派層からも約5割の支持を集めた。横沢の当選が確実となった20日夜、選対本部長の木戸口英司(参院議員)は「6年間の実績と具体的な政策が広く浸透した。支持者や支持団体がスタートからフル稼働できた」と勝因を振り返った。
ただ、当日出口では国民民主の支持層からの支持は約5割にとどまった。明確でない共闘の形が影響している可能性もあり、課題も残った。
◇
参院選で与党は惨敗し、衆院に続いて過半数割れとなった。投開票日から一夜明けた21日、報道陣の取材に応じた横沢は疲れも見せず、「岩手から政権交代の流れを作っていく。その一人として汗をかいていきたい」と意気軒高だった。
もっとも、立民は全国では改選前と議席数が変わらなかった。県内の比例票は前回22年の参院選から約1万1000票増と伸び悩み、自民の得票を5000票ほど下回る結果に終わった。
県連幹部は次期衆院選を「ダブルヘッダーの第2試合」と位置付け、近く行われる可能性のある大一番に向けて、こう気を引き締める。「責任ある野党第1党として丁寧に政策を伝え、政権を狙う」(敬称略)
1206
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:24:27
https://www.yomiuri.co.jp/local/iwate/news/20250724-OYTNT50005/
[検証 参院選2025]自民てこ入れ不発 参政の猛追誤算票流出(下)
2025/07/24 05:00
#選挙・岩手
地元での総決起集会で支持を訴える平野氏(7日、北上市で)
選挙戦5日目の7日夜、自民党の元参院議員・平野達男(71)は、地元・北上市のさくらホールで「総決起集会」に臨んだ。「もう一回、平野達男を国会に返してください」。朝から30か所以上を回ったという顔はすっかり日に焼け、壇上からの声はかれ気味だった。
報道各社の情勢調査で、既に立憲民主党の候補に対し、平野の劣勢が伝えられる中、応援に駆け付けたのが、長年親交がある自民政調会長代理の細野豪志(衆院静岡5区)だった。
民主党政権で復興相を務めた平野とともに福島第一原発事故の対応にあたったことなどを振り返り、「自民党に欠かせない人だ。(立民候補の)背中を追いかけているので、北上から反撃ののろしを上げてほしい」と約500人の支持者らに発破を掛けた。
懸命の訴えはしかし、最後まで情勢を覆すことができなかった。
◇
平野は2019年の参院選岩手選挙区に自民公認で4選を目指して出馬したが、落選した。その後は国政選で自民候補の選対本部長を経験し、22年の参院選では新人候補が同選挙区で自民として30年ぶりに勝利するなど、躍進を支えた。
しかし、昨年に県連所属議員の政治とカネなどの不祥事が相次いで発覚。10月の「衆参ダブル選」では選挙区で1議席にとどまった。参院選でも逆風が想定される中、県連は12月下旬に平野の擁立を決め、公明党からの推薦も受けた。
危機感は選挙戦にも表れていた。公示後に選対本部長の鈴木俊一(衆院岩手2区)が党総務会長を務めながら異例の8日間の県内入り。第一声と最終日のマイク納めにとどまらず、選挙区の県北や沿岸をくまなく回り、てこ入れに全力を挙げた。11日には石破首相が奥州市でマイクを握った。だが、衆院の区割り1〜3区全てで敗れた。
誤算だったのは参政党の勢いだ。陣営内には選挙中から「票が食われている」という触れ込みもあった。実際に平野は再選を決めた立民現職の横沢高徳(53)に全体で約10万票差をつけられたが、参政新人には約7万票差にまで迫られた。特に大票田の盛岡市やベッドタウンの滝沢市で健闘を許した。
読売新聞がNHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した当日出口調査では、平野に投票した自民支持層が約7割にとどまった一方、無党派層の取り込みは2割に届かず、参政新人を下回った。選対幹部は自公過半数割れの可能性が報じられたことで野党への集票が加速したとみており、「やるべきことはやったが、情勢が悪くなっていった」とうなだれた。
◇
落選が確実となった20日夜、支持者らの前に姿を見せた平野は訴える力の弱さを反省した一方、「間違ったことは何も言っていなかったのではないか」とも語った。人口減少に適応した社会の構築や消費減税の反対、生産者の視点にも立った農政の見直し――。「最後の選挙」として訴えた持論への自負がにじんだ。
県連内では「何をやりたいのか分からない」「期待感がない」など、石破首相の責任論も噴出し始めた。ある幹部は「これまでにない負け方で完敗だ。政権への逆風は岩手だけではコントロールできないところがあった」と嘆いた。
県連は総括を行って態勢立て直しを図る考えだが、惨敗のショックはあまりにも大きい。(敬称略)
(この連載は、冨田駿、三品麻希子が担当しました)
1207
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:31:24
山梨
◯156,986国:後藤斎 新 前知事
✕145,148自:森屋宏 現
✕068,541参:永田己貴
✕024,863共:早田記史
https://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/feature/CO084124/20250721-OYTAT50005/
[検証 参院選]〈上〉国民・後藤氏初当選、与野党双方に新たな「しこり」
2025/07/22 05:00
20日投開票された参院選山梨選挙区(改選定数1)は、国民民主党公認の新人、後藤斎(68)が、自民党公認の現職、森屋宏(68)との激戦を制した。政治とカネを巡る自民への逆風が、そのまま国民民主への追い風となった形だが、与野党の激しい攻防が繰り広げられた結果、双方に新たな「しこり」を残すことになった
https://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/feature/CO084124/20250722-OYTAT50025/
[検証 参院選]〈下〉自民、組織力及ばぬ逆風
2025/07/23 07:00
「極めて充実した選挙活動ができた」。激戦となった参院選山梨選挙区。唯一の議席を奪われた自民党現職の森屋宏(68)は、一夜明けた21日、戦いをそう振り返った。一方で敗因を問われると、前夜と同じ答えを口にした。「自分の政治活動量が十分でなかったことの表れ」
国民民主党から出馬した前知事・後藤斎(68)に敗れ、自分を責める森屋だが、自民県連では、大敗後も続投の意思を示す石破首相への恨みがくすぶる。陣営幹部は「敗因は自民党、そして石破政権への大逆風。居座って続投するなんてありえない」と吐き捨てる。
1208
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:34:51
長野
◯430,334立:羽田次郎 現
✕312,183自:藤田ひかる 新 外務省官僚
✕185,287参:竹下博善
✕064,833み:山田雄司
https://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/feature/CO082940/20250722-OYTAT50000/
【検証 参院選2025】(上)野党共闘 繊細に成立
2025/07/22 05:00
「野党共闘の結果、しっかりとした票を頂けた」
参院選から一夜明けた21日、立憲民主党現職の羽田次郎(55)はかみしめるように勝因を振り返った。この前日、再選を確実にして万歳三唱をした会場には、壇上に共産、社民の各党の支援組織が一堂に会しており、野党共闘が功を奏した勝利となった。
野党候補は長野選挙区が1人区となった2016年以降、21年の補選も含め、今回の羽田の勝利で記録を「5連勝」に伸ばした。
「牙城」の死守には、二つの絶対条件があった。
一つは16年から始まった共産、社民との候補者一本化による事実上の野党共闘を成立させること。もう一つは立民最大の支援組織「連合長野」の推薦を得ることだ。共産、社民の組織票は県内で計10万票超とされる。今回、自民の相手候補との票差は12万票弱で、野党共闘の成立が勝利に大きく貢献したといえる。
読売新聞の終盤情勢調査では、共産支持層の8割、社民支持層の7割超が投票先に羽田を挙げていた。
ただ、野党が連携する枠組みは、薄氷を踏むような繊細なバランスの上に成り立っていた。22年の前回選では、立民と共産、社民の各県組織は、市民団体「信州市民連合」とそれぞれ政策協定を結んで事実上の共闘を成立させた。しかし、原発ゼロなど共産が掲げる政策を毛嫌いする連合の一部からは「市民連合を介しているとはいえ、共産と政策協定を結ぶ場合、候補者への推薦の取り消しもあり得る」と不満が噴出。羽田と共産関係者が公の場で握手しないことを求める意見も出ていたという。
そうした背景から、今回選では市民連合の要望書を各党が「尊重する」として、緩やかな共闘を成立させる必要に迫られた。羽田陣営幹部は「共産と社民の票がなければ、組織力で勝る自民を倒すことはできない。それを分かった上でお互いに譲歩している」と明かす。
実際、候補者である羽田と連合、共産が公の場で同席している様子をメディアに撮られないよう細心の注意が図られた。候補者を一本化しようと、市民連合が先月14日、3党と実施した協議の場に、羽田は同席しなかった。共産が壇上を降りた後に、羽田が会場入りして演説するなど慎重な対応が取られた。
今後の鍵を握るのが国民民主党の動向となる。関係者の間では、国民民主が今後、国政選挙で候補者を擁立するのではないかとの見立てもある。国民民主の大きな支持基盤は連合長野だ。今回選で参院勢力を倍増させた国民民主が候補者を立て、立民の候補と競合した場合、立民が連合長野からの支援を重視すれば、共産、社民との連携の形が成立しなくなる可能性もある。
野党共闘を取り持つ市民連合の共同代表・又坂常人は懸念を示す。「国民民主などが候補者を立ててきたら、もうこれまで通りにはいかない。今回が最後の共闘になるかもしれない」
◇
立民現職の羽田が再選を果たし、野党候補の5連勝で幕を閉じた参院選。勝敗を左右した要因を検証する。(敬称略)
1209
:
名無しさん
:2025/07/26(土) 21:35:46
https://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/feature/CO082940/20250725-OYTAT50006/
【検証 参院選2025】(中)自民 戦略なき組織戦
2025/07/23 05:00
「私の主張が浸透しなかった。力不足だった」。自民党新人の藤田ひかる(35)は落選確実の一報を受けた20日夜、目に涙を浮かべて語った。自民は長野選挙区で5連敗という不名誉な戦歴を重ねる結果となった。同選挙区が1人区となった2016年以降、1人区で自民議員を送り出せていないのは全国で山形、沖縄と長野だけだ。県連会長の宮下一郎は同日夜、「県連を立て直し、活動の刷新も含めて前に進みたい」と発言。今回の敗戦は県連内で責任問題に発展する可能性もある。
22年の前回選では、全国の1人区で自民党が28勝4敗と圧勝する中、知名度重視で直前に擁立したタレント候補が、女性問題に足をすくわれる形で落選した。この反省を踏まえ、県連は「最低でも1年以上前」の候補者選定を掲げていたが、「政治とカネ」の問題で党勢は日増しに悪化。選挙間際にもかかわらず、公募を延長する事態に追い込まれた。
そんな中で応募してきたのが藤田だった。元外交官で、30歳代と比較的若く、県連初の女性候補となるなど「好条件」を兼ね備えていた。県連は、知名度はなくとも華麗な経歴をもつ藤田に希望を託した。
「組織は力」を体現するかのごとく、各地域や職域の支部をフル稼働するのが従来の自民の選挙戦術だ。しかし、知名度不足が課題の藤田について、県連は公示前、無党派層へのアプローチに重点を置いた。3月に出馬を表明して以降、藤田は全市町村を訪れ、ミニ集会を通じ、政治とのなじみが薄かった女性や若者との対話を試みた。
一方、「組織戦」を掲げた選挙戦では、まとまりを欠いたちぐはぐな動きも目立った。
選対が情勢に応じて遊説日程を差配することもないため、週末や終盤に人口が少ない地域を巡ることも多く、県議からは「割り振った通りに機械的に回っているだけ。戦略が全くない」といらだちの声が聞こえた。
選挙戦中盤には、農相の小泉進次郎が千曲市と坂城町の公民館などでマイクを握った。会場は超満員となったが、党内で最も勢いのある政治家の一人であるだけに、無党派層の関心を引くには「もっと人通りのある場所の方が良かったのでは」(支援者)との声も漏れた。この日の昼、藤田は長野駅前で演説をしていた。だが、すでに予定していた遊説がキャンセルになるとその地域の支援者が不満を持つことを理由に、陣営側は「本人日程は崩さない」との方針を終始貫いた。
場当たり的な動きは、如実に数字に表れた。読売新聞の終盤情勢では、自民支持層への藤田の浸透が7割程度と、立民支持層の8割台半ばを固めた羽田次郎と比べ低水準となり、組織固めの甘さを露呈。照準を定めた無党派層の支持も1割以下で、知名度不足は 払拭ふっしょく できなかった。党への逆風もやまない中、羽田にはほぼ全県で後れをとり、約11万8000票差の大敗に終わった。22年の前回選(約5万7000票差)、21年の補選(約9万票差)よりも差が広がった。
県内政界には、藤田が次期衆院選で、支部長が空席の2区を目指すとの見方もあるが、先行きは不透明だ。ある党関係者は語る。「県連幹部の責任は免れないが、会長や幹事長を交代させるだけで解決する話でもない。人ごとのように選挙をやっている限り、結果は変わらない」
(敬称略)
1210
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:36:16
https://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/feature/CO082940/20250725-OYTAT50008/
【検証 参院選2025】(下)「台風の目」参政躍進
2025/07/25 05:00
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落選から一夜明け、交差点に立つ竹下(21日、長野市で)
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参院選の投開票日から一夜明けた21日朝、長野市稲里町中央の交差点には、行き交う車に何度も頭を下げる参政党新人の竹下博善(42)の姿があった。今回選で竹下は、2022年の前回選で同党の候補が得た票の約6倍の18万5287票を獲得。大躍進となった結果に「党の認知度が上がり、支持も広がった。これからだと思う」と述べ、次期衆院選への出馬の意欲を示した。
参政は、6月の都議選で3議席を獲得。同月、所属する国会議員が5人に増え、公選法上の政党要件を全て満たした。今回選では選挙区と比例で計14人が当選するなど、全国で勢力を拡大してきた。
県内でも勢いを加速させている。前回選で出馬した秋山良治が23年、岡谷市議に当選するなど、3年前はゼロだった地方議員を5人に増やし、この3年間で県内の全区域に支部を設立し「足場固めを進めてきた」(県連関係者)という。
今回選の長野選挙区では、植木職人の竹下が昨年12月に立候補を表明。無名の新人だったが立候補表明以降、ほぼすべての市町村を巡り、150回以上の演説やミニ集会などを開き、顔を売ってきた。
「日本人ファースト」を掲げる参政は、石破政権に不満を抱く保守層や無党派層の受け皿として支持を拡大してきた。特に力を入れたのが無党派層の支持拡大で、竹下は演説で「皆さん、起きてください。日本の危機です」と、投票を繰り返し呼びかけてきた。上田市の演説に訪れた2歳の子を持つ同市、会社員女性(41)は、物価高騰でも手取りが増えず生活が苦しいといい「税金で外国人を助ける前に私たちの暮らしをよくしてほしい」と期待した。
選挙戦では公示前から積極的にSNSを駆使し、若者の意見も取り入れ、「ショート動画」という1分半程度の短い投稿にも力を入れてきた。若年層を中心に支持が広がり、読売新聞が12〜15日に実施した終盤情勢調査によると、30歳代以下の世代では、当選した立憲民主党の羽田次郎(55)に匹敵する支持を集めた。
今回選で、「台風の目」として勢力を振るった参政。16日に長野駅前でマイクを握った代表の神谷宗幣による応援演説には駅前にびっしりと人が集まり、盛り上がりを見せた。神谷は「参院選は通過点」と位置づけ、次期衆院選後に他政党との連立による与党入りを狙う考えを明かした。
ただ、「日本人ファースト」という党のキャッチコピーに対しては、「排外主義をあおる」との批判もある。街頭演説中も「わたしは差別に 抗あらが う」とプラカードを掲げ、異議を唱える人の姿もあった。より多くの有権者からの支持を得るためには今後の党としての手腕が問われている。
◆
チームみらい新人の山田雄司(35)は現役の教員で、テクノロジーを活用した教員の負担軽減と子どもに向き合う時間の捻出などを訴えて支持を集め、党首の安野貴博の比例選での初当選に貢献した。
NHK党新人の加藤英明(66)も出馬したが、及ばなかった。(敬称略、この連載は田中文香、岡本拓真、山崎至河、安田ななかが担当しました)
1211
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:43:39
三重
◯339,940立:小島智子 新 県議
✕276,304自:吉川有美 現
✕202,436参:難波聖子
https://www.yomiuri.co.jp/local/mie/news/20250721-OYTNT50177/
【検証参院選 上】不記載問題、認識にズレ 自民・吉川氏
2025/07/22 05:00
「政治資金問題の影響は全く感じなかった。自民党への逆風、それが最大の要因だったと思っている」。旧安倍派出身でパーティー券収入を巡って政治資金収支報告書に240万円の不記載があった現職候補の吉川有美氏(51)。20日午後8時過ぎに落選が決定的になり、記者団に政治資金問題の影響を問われると、こう応じて足早に事務所を立ち去った。
吉川氏は5月下旬に津市で開かれた参院選の総決起大会後、記者団に「(3月の)政治倫理審査会での説明で一区切り。前向きな話をすることで負託を頂き、取り組みを実行するのが私の責任の果たし方」と話した。「選挙戦では不記載問題に触れない」という意向を、地元の議員は「とにかく(説明から)逃げている」と切り捨てた。
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不記載問題は、過去2度の選挙を支えた公明党への推薦依頼の取り下げという事態に及んだ。他地域の不記載議員への公明による推薦について、公明支持者らから批判が出たためだ。自民関係者は「公明に迷惑はかけられない」とため息をついた。
公明は自主投票を決め、支持層は吉川氏から他党に流れた。投開票日に読売新聞などが実施した出口調査では、公明支持者の一部は投票先に立憲民主党や参政党の候補を選択した。
参院選が3日に公示されてから、吉川氏が演説で不記載問題に直接言及することはなかった。だが、野党側が問題について攻勢を強めるなかで、県内の自民関係者らから「あまりに説明不足だ」との声が上がった。
選挙戦が折り返しに入ったころ、吉川陣営は不記載問題を演説で取り上げることを決める。15日の個人演説会で「心配をおかけして申し訳ない」と謝罪した。地方議員の一人は、「支援者から不記載問題に対する言及がないと苦情が集まっていた」と明かす。ただ、軌道修正も限定的で、不特定多数に向けた街頭演説では説明を避けた。
吉川氏は20日夜、事務所での敗戦の弁で、集まった支援者らに感謝の言葉を繰り返したが、不記載問題について触れることはなかった。
不記載問題の影響を感じなかったという吉川氏に対し、選対本部長を務めた田村憲久衆院議員は21日、県庁で「不記載の問題を反省も含めて十分に説明しきれていなかった。非常に大きな要因のひとつだ」と振り返った。
全国的に自民への逆風が吹く中で、政治不信につながる「政治とカネ」の問題を巡り、候補者とその周辺に生じた認識のズレは最後まで解消されなかった。
◆
参院選三重選挙区では立憲民主党の新人が議席を獲得した。主要政党から出馬した候補者の選挙戦を検証する。
1212
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:44:16
https://www.yomiuri.co.jp/local/mie/news/20250722-OYTNT50290/
【検証参院選 下】組織力で遅れ取り戻す 立民・小島氏
2025/07/23 05:00
参院選が後半に入った14日、立憲民主党新人の小島智子氏(64)が桑名市の市民会館で開いた個人演説会には支持者が3階席まで詰めかけていた。
「これまでにない盛り上がりだ。確実に小島さんを押し上げよう、となっている」。この様子を見た県議の一人はこうつぶやいた。
小島氏は立民と国民民主の県連、県議会の旧民主党系会派「新政みえ」、連合三重の4者で候補者を選定した「統一候補」だ。当初は国民民主系候補の擁立を模索していたことから、決定が2月にずれ込んだ。
活動開始の遅れを取り戻すかのように、立民は大物を次々と県内に投入し、知名度不足の新人を後押しした。4期14年の県議経験を売りに、立民の野田代表は選挙前と選挙戦最終盤の2度、演説で並び立ち、「国政でも即戦力の政策通」と太鼓判を押した。
地元選出で全国を駆け回ることも多い岡田克也・党常任顧問(衆院三重3区)は擁立段階から小島氏に期待を寄せ、頻繁に帰県し、選挙戦を支えた。陣営幹部は「党本部から『他に応援弁士はいらないんじゃないか』と言われるくらいだ」と明かす。
一方、国民民主県連は党本部の意向もあり、選挙戦で表立った活動を控えたが、水面下での活動を通して小島氏を支援。県連が、国民民主系の産業別労働組合に働きかけると、多くの関係者が小島氏の演説会場に足を運んだ。
2期12年の経験を持つ自民現職、吉川有美氏(51)を破り、21日に県庁で選挙戦を振り返った立民県連代表の下野幸助衆院議員は「(国民民主など4者で)一枚岩で戦えたことが勝因」と胸を張った。
ただ、得票数でみれば、野党支持層の大幅な増加や無党派層の取り込みが進んだとまでは言い難い。
2019年参院選で吉川氏に敗れた野党候補が獲得したのは約33万票。今回の選挙戦で小島陣営がまとめた票数と大差ない。
出口調査では、自民党から、支持層が一部重なる参政党へ票が分散したこともうかがえ、助けられた面がある。一方、下野氏は立民から参政に流れた票もあるとみる。「特に子育て世代で顕著だ。若い人たちに立民の政策を理解していただかなければならなかった」と反省も口にした。
国会議員の一人は当選が決まった後、「立民の候補として選ばれた側面もある。小島自身の知名度はまだ5割を超えていないんじゃないかな。次の選挙までにしっかりと顔と名前を覚えてもらう必要がある」と課題を述べた。
(松岡樹)
1213
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:45:27
>>1121
]
https://www.yomiuri.co.jp/local/kagawa/feature/CO084184/20250723-OYTAT50012/
<上>自民訴え 若者に届かず
2025/07/23 09:15
#選挙・香川
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20日に投開票され、18年ぶりに野党が勝利した参院選香川選挙区(改選定数1)。国民民主党は初の議席を獲得し、自民党主導の「保守王国」は崩れた。自民、国民民主のいずれも「党の行く末を左右する」と位置づけた戦いで、なぜ明暗が分かれたのか。取材や調査を踏まえ、検証する。
落選が確実となり、支援者に頭を下げる三宅(左)(20日、高松市で)
農相の小泉が来援した演説会。訪れた人は少なかった(7日、丸亀市で)
参院選の投票が終わった直後の20日午後8時過ぎ。国民民主新人の原田秀一(52)の当選確実が早々と伝えられた。3選を目指した自民現職・三宅伸吾(63)の高松市内の事務所に詰めかけた支援者から、「ああ……」と落胆の声が漏れた。
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「結果が出せなかったことをおわび申し上げる。逆風をはね返すことができず、悔しくてならない」。三宅は深々と頭を下げた。
□ ■
三宅は過去2回の参院選で、相手の足並みの乱れに助けられた面がある。2013年に破った無所属候補は選挙戦を前に民主党を離党。19年は統一候補を支える野党が一体感を欠いた。
今回は事情が異なった。昨年秋の衆院選で躍進した国民民主の代表・玉木雄一郎が地元で原田を擁立。自民は派閥の政治資金問題で有権者の厳しい目が注がれていた。三宅は防衛政務官などを務め、公示前は地元での活動が不足気味だった。
「初めての逆風下での選挙。党の地力が問われた」。自民県連幹部は語る。
党の地域支部、推薦を受けた750以上の団体などに支えられた組織戦を展開。序盤に劣勢が報じられると、国会議員らが出席した8日の会議で、県連幹事長の大山一郎が「今後の選挙にも影響が出る。勝たねばならない」と強調。運動量を増やすよう号令した。
三宅は連日、個人演説会を開催。「強い日本をつくりたい」と訴え、親族がマイクを握ることもあった。首相の石破茂ら閣僚も来援した。しかし、幅広い層には浸透しなかった。
■ □
敗因の一端はデータに表れていた。
読売新聞社が20日に実施した出口調査では、三宅は自民支持層の77%を固めていた。しかし、無党派層では、三宅はわずか17%。原田(46%)に引き離され、参政党新人の小林直美(51)(22%)を下回っていた。
18歳から40歳代までの支持を見ても、三宅は14〜21%にとどまり、42〜48%の原田に水をあけられ、26〜30%の小林に2位を譲った。投開票当日の出口調査は、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した。
自民党員の高齢化も要因の一つとみられる。
ある自民県議は「地元の党員は70〜80歳代が多い。演説会に動員をかけたり、地域住民らに支援を呼びかけたりするにも、運動量は落ちている。若い世代との接点も少なくなり、選挙戦略が古くなっているのは否めない」とする。
無党派層や若い世代に浸透するには街頭での活動やSNSなどでのアピールが欠かせない。しかし、三宅は選挙戦中、街頭で演説をしたり商店街などを歩いて有権者と触れ合ったりする活動が少なかった。
□ ■
肝心の組織力も発揮できていない場面があった。7日に丸亀市内に来援した農相の小泉進次郎の演説会場を訪れた人は少なく、他の閣僚が来援した高松市内の会場でも空席があった。関係者の間での調整が不十分だったとの指摘が出ている。
投開票前日の19日夜、高松市中心部の商店街に出向き、頭を下げたり手を振ったりした。「とことんやり抜き、後悔しないように」との思いだった。しかし、別の自民県議は残念がる。「選挙戦の最初から、もっと言えば任期中にもう少し、街頭に立つ機会が多ければ良かったが……」
今後、次期衆院選や来年の知事選、27年の統一地方選も控える。選挙対策本部長を務めた地元選出の参院議員・磯崎仁彦はこう語った。「何が原因だったか分析し、これからの国政選挙、地方選挙に臨まねばならない」(敬称略)
1214
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:46:23
https://www.yomiuri.co.jp/local/kagawa/feature/CO084184/20250725-OYTAT50002/
<下>国民 無党派つかみ勢い
2025/07/25 10:00
#選挙・香川
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当選確実となり、支援者らに感謝を述べる原田(左)と玉木(20日、高松市で)
街頭演説で原田への緩やかな支援を明言した小川(7日、高松市で)
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「皆様のおかげで当選させていただいた。手取りを増やす政策を実現し、お返しができるよう頑張りたい」
20日夜。当選が確実となった国民民主党新人の原田秀一(52)が高松市内で述べると、支援者らから拍手が湧き起こった。衆院香川2区選出で党代表の玉木雄一郎もオンラインで語った。「『保守王国』の香川で押し上げていただいたのは、香川の政治を変えてくれというメッセージだ」
□ ■
昨年秋の衆院選で国民民主は躍進。公示前から原田の「優勢」が伝えられていた。原田は2月に立候補を表明したばかりで、知名度の低さが課題だったが、県内で高い人気を誇る玉木のサポートを受けた。
玉木の秘書らと一緒に、玉木を支える約200の企業・団体を回り、原田への支持を固めてきた。原田の後援会長に就いた尾崎勝は、玉木が地盤とする東讃の企業の後援会長だ。尾崎は「ビジネス経験が豊富な原田は国民民主のブレーンになる人材。玉木がさらに活躍するためにも、原田の勝利は必須だった」と話す。
玉木の後援会などに支えられた原田は「玉木の地盤があったことが非常に大きかった」と振り返る。
無党派層へのアピールも怠らなかった。選挙戦では有権者の多い高松市に重点を置き、自転車で遊説したり商店街を歩いたりして、意識して多くの人と触れ合った。物価高対策が争点となる中、「ガソリン税の暫定税率を廃止し、手取りを増やす」と党の政策を繰り返し主張。陣営によると、投開票日前の17〜19日は計178か所で街頭活動をしたという。
活動中の原田を目の当たりにした20歳代女性は「汗だくで頑張る姿に応援したくなった」と好印象を抱く。原田は高松市で7万9027票を獲得。自民党現職の三宅伸吾(63)に約1万7000票の差をつけた。
選対本部長で県議の鏡原慎一郎は「街頭活動で愚直に頑張る姿を見せることで、本人の良さをアピールできた」とする。
■ □
立憲民主党の存在も欠かせなかった。
今回、立民は香川選挙区での独自候補の擁立を見送り、事実上、一本化した。立民は原田への推薦や支持の決定をしなかったものの、幹事長の小川淳也(衆院香川1区選出)が7日、高松市内の演説で「緩やかに支援する」と明言。地方議員らが自主的に支援し、原田を後押しした。
しかし、国民民主と立民の間にはしこりが残る。
複数の関係者によると、1月頃、国民民主が立民に「香川など複数の選挙区で、候補擁立を譲ってほしい」と打診。「野党一本化」が持論の小川は擁立を断念し、代わりに両党の選挙協力を呼びかけたが、玉木は断ったとされる。
国民民主県連幹部は理由を「立民と共闘すれば保守票が離れる」と説明する。立民県連内からは「国民民主は自分たちの都合しか考えない」「玉木はもう信用できない」といった不信の声が漏れている。立民県連幹部は指摘する。「党内には国民民主に配慮する必要はないとの意見もある。今後の両党の関係は不透明だ」
□ ■
県選出の国会議員が2人になった国民民主。比例選の県内の得票も自民を上回ってトップになるなど、勢いは止まらない。
玉木は20日、オンラインで支援者らに意気込みを伝えた。「遠くないうちに衆院選がある。(自民が議席を持つ)香川3区に独自候補を擁立するなど、県内の党勢拡大に向けて努力していく」(敬称略)
(この連載は、森克洋、津田啓生が担当しました)
1215
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:49:49
熊本
◯328,373自:馬場成志 現
✕267,273立:鎌田聡 新 県議
✕200,221参:山口誠太郎
https://www.yomiuri.co.jp/local/kumamoto/news/20250721-OYTNT50127/
戦い終えて(上)自民組織戦で逆風しのぐ 参政SNSで浸透
2025/07/22 05:00
#選挙・熊本
記者会見で激戦となった選挙戦を振り返る前川会長(右)と馬場さん
「序盤から厳しい風が吹く中で、中盤には足元から(基盤が)崩れていくような厳しい環境になってしまった」
参院選の投開票から一夜明けた21日、熊本市の自民党県連事務所で開かれた総括会議。県連会長の前川收県議は選挙戦をこう振り返った。
公示日の3日には「相手候補に追いつかれないように走り抜く」と誓い、盤石の態勢で臨んだはずだった現職・馬場成志さん(60)。しかし、思惑は大きく狂った。有権者の物価高などに対する不満は想像以上に大きく、有効な打開策を打ち出せていない与党への風当たりは日を追うごとに強さを増したからだ。
不満の受け皿となったのが、議席を大きく伸ばした参政党だった。県内での勢いを象徴したのは選挙戦中盤、同市中央区で神谷代表がマイクを握った街頭演説会だ。司会を務めた党県連会長の高井千歳県議も「正直、驚いた」と言うほどの人だかりで、会場は熱気に包まれていた。演説会の状況を聞いた自民県連のある幹部はこう明かした。「(馬場さんの)後援会関係者には『今回は参政に入れる』と直接言われた人もいる」
選挙前の予想に反し、各報道機関の情勢調査で接戦が報じられると、県連は2度の緊急選対会議を開いた。前川会長が「もう1回やり直そう」と組織の引き締めを図り、県選出で党所属の衆院議員4人を中心に後援会組織や推薦団体などへ支持固めを徹底。熊本市を除く自治体の得票数は他候補を上回り、県選出の国会議員を独占する「保守王国」の組織力をフル稼働して逃げ切った。
ただ、馬場さんの得票数は2度目の当選を果たした6年前から約5万票減らし、比例選でも自民は大きく票を落とした。党の信頼回復が今後の選挙で勝ち抜く上で大きな課題となる中、21日、石破首相は続投を表明した。その後に記者会見した前川会長は「国民の信頼がなければ政権政党として政策が推進できない。国民から信頼される政党であり続けることが使命であり、我々としても支えていきたい」と語った。
一方、選挙区で目標10万票を掲げていた参政は、2022年の前回選の約2・5倍となる約20万票を獲得した。党本部が作成した動画などをSNSで拡散させる一方、山口誠太郎さん(36)は人口の多い熊本市などを中心に街頭演説などを繰り返し、既存政党ではない第三勢力としての存在感を示した。
21日、同市中央区の県連事務所で記者会見した高井会長は、SNSに接する機会の多い20〜40歳代を中心に支持が広がったとし、「実力以上の期待をいただいた。今の自民は頼りないという保守層も一定取り込めた」と分析する。読売新聞が20日に実施した出口調査でも、山口さんは40歳代以下の各年代別でトップの得票を獲得。SNSや動画投稿サイトを参考にしたと回答した投票者の約6割が山口さんを選んでいた。
ただ、都市部以外では票が伸びず、「まだまだ我々は風のような部分がある。地に足を付けて活動していくためにも地方の声を届ける地方議員が必要」と語り、県内での党勢拡大に力を注いでいく考えを示した。
◇
自民勝利で幕を下ろした参院選熊本選挙区。与野党それぞれの戦いを振り返る。
※投開票日当日の出口調査は、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した。
1216
:
OS5
:2025/07/26(土) 21:50:17
https://www.yomiuri.co.jp/local/kumamoto/news/20250722-OYTNT50180/
戦い終えて(下)立民 擁立難航に悔しさ 第三勢力台頭 問われる存在意義
2025/07/23 05:00
#選挙・熊本
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敗戦が決まった後、支援者と握手を交わす鎌田さん(左)
参院選が投開票された20日夜、熊本市中央区の事務所。自民党現職の3選が報じられると、室内は静まり返った。「肌感覚では期待の声が大きくなっていた。その声をつなぎ留めることができなかった」。敗因を問われた立憲民主党の鎌田聡さん(60)はこう語った。
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立候補表明から開票日まで約2か月半の短期決戦。出馬会見では勝算を「なかなか厳しい」と語ったが、全国的に与党への風当たりは強く、選挙戦最終日の19日は「初戦敗退かと思っていたら、決勝戦まで上がって来た」と手応えを口にした。見えない背中に追い付いたが追い越せず、立民県連関係者は「擁立があと1か月早ければ……」と悔しさをにじませた。
熊本は県選出国会議員を自民が独占する保守王国だ。「政治とカネ」問題で与党に逆風が吹き荒れた昨秋の衆院選ですら、県内の全4小選挙区で野党は大敗した。
その影響を引きずるように、野党側の参院選の候補者選考は難航した。複数人から断られるなどした立民県連は、野田代表が「最後の切り札」と評する鎌田さんに白羽の矢を立てた。ベテラン県議で県連代表を担う人材だが全県選挙は初めて。描いたのは、知名度を向上させて自民支持層が分厚い郡部での差を縮め、大票田・熊本市では大幅に得票を上回る戦略だった。
陣営は他候補との差別化を図ろうと、ランニングをしながら有権者と交流する「ラン遊説」を猛暑の中で断行し、その走行距離は計約200キロに及んだ。
党本部も重点区に位置づけ、広報経験があるスタッフを派遣してSNSを駆使した情報発信、対話型の投稿などに力を入れた。小川幹事長も人吉・球磨地域に入り、5月以降は計3回、野田代表が熊本入り。7月18日は菊池市の水田に囲まれた会場で「安心して農業を続けていこうと思える農政に転換していく」と自民の農業政策を批判して最終盤の追い上げを図った。
2016年から続く野党共闘の枠組みは今回も実現した。立民県連最大の支援組織である連合熊本を中心に国民民主、共産、社民党の県組織が支援し、距離を置く日本維新の会県総支部も一時は協力する姿勢をみせた。最終的には党本部の意向で「自主投票」となったが、同党の松野明美参院議員は、鎌田さんと並んで一緒に走り、支持を訴えた。
野党への追い風と共闘が奏功し、22年の前回選挙から2倍近くの約27万票を鎌田さんは得た。しかし、熊本市を除く全ての自治体で自民が上回り、熊本市での票差もわずか4000票差だった。
読売新聞が20日に実施した出口調査では、鎌田さんは立民支持層の約86%を固め、共産支持層の7割以上から支持を得た。一方、維新と国民民主支持層は3〜4割、無党派層からの支持も約4割にとどまり、参政党と分け合う結果となった。目標に掲げた「35万票以上」には届かず、「参政の票数が読めない」と陣営関係者が漏らした不安は的中。元参院議員の松野信夫・選対長は「最後は自民の底力が働いた。地方議員が手薄で広がりが弱くなった」と分析する。
政権交代につながった09年の衆院選以来、最大の好機とも言える選挙戦で「切り札」が敗れた立民県連。手詰まり感が漂う中で第三勢力も台頭し、政権批判の受け皿としての存在意義も問われている。
※投開票日当日の出口調査は、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した。
1217
:
OS5
:2025/07/26(土) 22:07:32
青森
214,613立:福士珠美 新 アナウンサー
197,966自:滝沢求 現
091,083参:加藤勉
032,317共:荻野優子
https://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/feature/CO084144/20250722-OYTAT50028/
自民 「王国」組織力低下 逆風耐えられず立て直しへ
2025/07/23 05:00
「大変厳しい結果が出た。力不足だった」。県議を経て2期12年の経験を持つ自民党現職の滝沢求は、相手候補の当選確実の一報を聞くと、力なくつぶやいた。強固な組織力に支えられた「保守王国」の落日があらわになった瞬間だった。
一般的に選挙では現職が有利とされる。新人に比べ実績も知名度もあるからだ。ただ、今回の選挙は自民党現職であることがかえってあだとなった。物価高などを背景に続く党への風当たりは強く、滝沢は公示前から逆風下での戦いを強いられた。滝沢自身も「非常に厳しい風が衆院選以上に吹いていた」と振り返る。
昨秋の衆院選で自民党は、青森3区で3期目を目指した木村次郎が落選。青森1区も野党候補に比例復活を許した。その時より厳しい強風が県内に吹き荒れているというのだ。ある県議は「雲に覆われているようで、まるで有権者に訴えが届かない」と嘆くほどだった。
実際、自民の世論調査では公示前から劣勢が伝えられ、現職ながらマイナスからのスタートを余儀なくされた。それでも滝沢は「(立憲民主党の)相手に伸びしろはない」と戦闘モードに入り、各地で集会を重ねて巻き返しを図った。
選挙期間中も、首相の石破茂や農相の小泉進次郎ら名だたる弁士が連日のように応援に入って引き締めが図られた。12日には、緊急の会合が設けられ、元衆院議長の大島理森が「絶対勝たなきゃいかん!」と国会議員や県議らに発破をかけた。
しかし、引き締めによる逆転勝ちというシナリオは、思わぬ誤算で崩れる。参政党の台頭だ。参政党新人の加藤勉は今年4月に入って出馬を表明。支持層がかぶると一部に警戒する声はあったものの、知名度はなく危機感は薄かった。
選挙戦に入ると、参政党の全国的な勢いは県内にも及ぶように。保守層や自民党に入れてきた無党派層が流れてしまうと、最終盤には保守派に人気の前経済安全保障相・高市早苗や参院議員の青山繁晴を招いて食い止めを図ったが、加藤は9万票余りを獲得。対策は遅きに失した。
「保守王国」が今や過去の姿となりつつある中、県内の自民党国会議員は3人に減った。その一人、衆院議員の江渡聡徳は「組織をどれだけ稼働できるかが勝負なのに、しきれなかった」と悔やむ。実際、11日にむつ市で開かれた演説会では、前首相の岸田文雄が応援に来たが空席が目立ち、滝沢の呼びかけにも聴衆の反応は鈍かった。
今回の選挙をある県議は「得意のはずのドブ板が不十分で、自民党が勝手に沈んでいる」と分析する。強さの根源であったはずの組織は地盤沈下し、逆風に耐えるだけの根も張られていなかった。県連会長の津島淳は自身に言い聞かせるように力を込めた。「土台から作り直さなくてはいけない」(敬称略。この連載は平田健人、水野一希、伊藤駿介、家高ひかりが担当しました)
1218
:
名無しさん
:2025/07/26(土) 22:08:01
https://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/feature/CO084144/20250721-OYTAT50009/
立民 高揚感なき勝利 郡部で苦戦組織力が課題
2025/07/22 05:00
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福士(左から2人目)と並んで街頭に立つ立民青森県連の国会議員たち(18日、弘前市で)
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参院選青森選挙区(改選定数1)は、立憲民主党の新人、福士珠美が3選を目指した自民党の滝沢求を破り、初当選した。与野党の戦いぶりを振り返り、今後の課題を検証する。
「『(得票差を)もっと離して勝てる』と、みんな思っていたはず。私もその一人だ」
福士の勝利から一夜明けた21日、立民県連代表代行の升田世喜男(衆院議員)はつぶやいた。事前の情勢調査では滝沢を引き離していたものの、結果的に1万6647票差に詰められた。自公政権への批判が渦巻く中で勝ち取った議席だが、陣営に高揚感はなかった。
確かに福士には追い風が吹いていた。物価高やコメ不足を巡る対応で守勢に回った自民に対し、立民の主張する消費税減税には多くの有権者が関心を寄せた。
福士優位との情勢報道も相まり、選挙戦終盤には陣営から「間違いなく勝った」との声も聞かれた。推薦した連合青森の関係者からは「衆院選を見据えて勝ち方が大事。次の衆院選を戦っているようなものだ」と楽観論まで飛び出した。
蓋を開けると、福士の21万4613票に対し、劣勢だったはずの滝沢は19万7966票を積み上げた。2人の40市町村別の得票をみると、福士は郡部で苦戦を強いられ、14勝26敗だった。県内組織の 脆弱ぜいじゃく さを露呈した形で、比例選の得票総数でも自民の約15万6000票に対し、立民は約10万4000票と大きく下回った。
「『政権を預けても大丈夫だ』といった意味での党への信頼や期待は十分ではない」。21日に青森市内で記者会見した、党参院幹事長で県連代表の田名部匡代も力不足を認めざるを得なかった。福士本人も「立民は躍進した立場ではない」と冷静だった。自民と支持層の重なる参政党が、9万超の票を集めたことに助けられた側面も否めない。
共産党との協力関係も、選挙のたびに焦点が当たる。
今回の参院選青森選挙区では、共産が2013年以来となる独自候補を擁立した。田名部は、野党候補が競合する中での議席獲得に「大変厳しい状況の中で結果が出せたのは良かった」と一定の評価をした一方、与党と戦うために野党が足並みをそろえる重要性も強調。「政策的に前に進められるものがあれば、協力していくことは国民のためにも大事だ」と述べ、野党連携に含みを持たせた。
他党との連携を実現するにも、まずは自党の強化が欠かせない。升田は戒める。「自分に都合の良い形を望む前に、信頼と共感を得るように頑張るところから始まる。まずはやるべきことをしっかりやり通す。それが一番大事だ」(敬称略)
青森の最新ニュースと
1219
:
OS5
:2025/07/26(土) 22:15:55
栃木
◯301,373自:高橋克法 現
✕266,042立:板津由華 新 栃木1区落選
✕181,620参:大森紀明
✕038,102共:福田道夫
https://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/news/20250724-OYTNT50270/
【検証 参院選2025】<上>逆風の自民逃げ切る…茂木氏何度もお国入り
2025/07/25 05:00
高橋氏(左)と当選確実を喜び合う茂木氏(20日午後10時38分、宇都宮市で)=古郡天撮影
全国的に与党への逆風が吹いた今回の参院選では、2010年から自民党が5連勝してきた「保守王国」の栃木選挙区(改選定数1)でも、自民現職が立憲民主党新人に苦戦を余儀なくされ、新興政党の参政党が得票を大きく伸ばした。主な陣営の戦いぶりを振り返る。
「接戦」に戸惑い
「現場感覚としてはそんなに悪くないが、データを見るとそうでもないという結果になっている」
選挙戦中盤の10日、宇都宮市内で開かれた自民党現職、高橋克法の緊急選対会議。党三役などを歴任した県連会長代行の佐藤勉は、党や報道各社の情勢調査で高橋と立憲民主党新人の板津由華が「接戦」とされていることに、戸惑いを隠さなかった。
高橋が公示前に各市町で開いた総決起大会はおおむね盛況だった。一方、板津は全県での知名度が不足。組織力の差も明らかだった。
アピール苦しく
選挙戦で高橋は、名古屋市出身の板津を念頭に、出身地の高根沢町長としての実績などを強調。国土交通副大臣として取り組む防災や道路網整備などに訴えの重点を置いた。
だが、アピール材料には苦しんだ。最大の争点だった物価高対策で、板津が消費税減税を訴えたのに対し、自民が掲げたのは国民1人2万円の現金給付。減税を持論とする高橋にとっては「旧式の鉄砲みたいなもの」で、有効な武器にならなかった。
石破政権が取り組んだコメ価格の引き下げも、農業県栃木ではコメ農家から反感を買った。「(農相の)小泉進次郎さんが今いろいろやっていることで、生産者の皆さんに大変なご不安を与えてしまっていることはよく認識をしています」。高橋はJA施設で集会を開く度に釈明に追われた。
県連会長が躍起
逆風の中、異例の動きを見せたのが県連会長の茂木敏充だ。国政選では全国行脚で地元をほぼ留守にしてきたが、今回は何度も県内に入っててこ入れを図った。
街頭演説に立つだけでなく、自ら街宣車の助手席に乗り込んで支持を訴えた。県議や市議を集め、直々に電話作戦の指示を飛ばした。ある足利市議は「衆院選でもここまでやったことがない」と舌を巻いた。
首相を目指す茂木にとって、お膝元の選挙区で負けるわけにはいかなかった。顔を真っ黒に日焼けさせた高橋は14日、佐野市での街頭演説でこう叫んだ。「石にかじりついてでも当選し、茂木先生を支えていく。このふるさとから総理大臣を誕生させる」
「運がいい」発言
自民の鶴保庸介参院予算委員長(当時)が「運のいいことに能登で地震があった」と発言した問題が尾を引くなど、情勢は厳しさを増した。
「これ以上、なにをすればいいのかわからない」「どうすれば勝てるのか」。県連幹部たちからは悲鳴のような声が連日聞こえた。
有権者の「自民離れ」を象徴する場面となったのが、17日夕方にJR宇都宮駅東口の広場で行われた小泉の街頭演説だ。都市部の浮動票対策の「切り札」となるはずだったが、集まった聴衆は1000人強で、期待していた3分の1ほどにとどまった。
高橋も弱気を見せ始めた。19日、宇都宮市内での「マイク納め」の演説では、3期目の抱負を語る際、「明日の結果次第なんですけどね」とこぼした。
1220
:
OS5
:2025/07/26(土) 22:16:10
敗戦の弁も準備
投開票日の20日夜、各地で与党候補の敗報が伝えられた。報道各社の出口調査でも高橋の劣勢を伝えるものが目立った。高橋は敗戦の弁を考えながら待機していた。
呼び出されて事務所に入ると、テレビが「当選確実」を速報した直後で、詰めかけた関係者から「かーつーのり!」コールで祝福を受けた。
茂木は目に涙を浮かべながら高橋と抱き合った。「自分の選挙でもこんなにうれしかったことはない。やっぱり栃木の良識は正しかった」と話した。
高橋の得票は、30万1373票。2001年以降、同選挙区で自民候補が獲得した票数としては最も少ない。勝敗ラインと位置づけた「30万票」をかろうじて超えたが過去2回より7万票ほど減らした。26万6042票を獲得した板津との票差は3万5331票。参政党の新人・大森紀明が18万1620票をとっており、政権批判票の分散が高橋を救った。
県連が退陣要求
22日、県連は高知県連などと足並みをそろえて党総裁の石破首相に退陣要求を突きつけることを決めた。幹部は「今までの3倍動いて、ようやく30万票だった。どれだけ支持を減らしたかってことだ」と憤った。
解散総選挙が現実味を帯びる中、どう党勢を立て直すのか。自民の模索が続いている。
(敬称略)
1221
:
OS5
:2025/07/26(土) 22:16:58
https://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/news/20250724-OYTNT50296/
【検証 参院選2025】<中>立民「優勢」、一転ため息…批判票・無党派取り込めず
2025/07/25 06:00
吉報待つ陣営
投開票日の20日夜、宇都宮市内のホテルで開かれた立憲民主党新人、板津由華の開票報告会。板津は午後9時半頃に早々と会場入りし、支援者と握手を交わして笑顔で吉報を待った。この段階では、一部報道機関の出口調査で、自民党現職の高橋克法に対してわずかに優勢と伝わっていた。
厳しい表情でスマートフォンをのぞき込む藤岡氏(右端)と福田氏。左端の板津氏はこの6分後、敗戦の弁を述べるに至った(20日午後10時42分、宇都宮市で)=木村彩乃撮影
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だが、板津の隣に座っていた県連代表の福田昭夫、県連代表代行の藤岡隆雄の表情は徐々に険しさを増した。午後10時半頃、2人は相次いで離席。席に戻った藤岡は深いため息をつき、天を仰いだ。
知名度が課題
立民は、参院選のたびに新たな候補者を擁立してきた。毎回、知名度向上が間に合わず、自民現職に敗北を重ねている。2022年の前回選では、新人の擁立が公示約2か月前と大幅に出遅れ、野党候補乱立の影響もあって大敗した。
今回、板津の擁立が決まったのも3月中旬で、決して早くはなかった。連合栃木は4月上旬に推薦を決め、労働組合への浸透を急いだが、立民県連の幹部は、選挙戦に入った段階でも依然として「知名度不足が課題」との認識を示していた。
大物弁士続々
報道各社などの情勢調査で「接戦」との情報が広まると、板津陣営は勢いに乗った。選挙戦では、自民が歴史的大敗を喫し、その後の民主党政権誕生につながった07年の参院選を引き合いに、「18年ぶりの大接戦」とアピールした。
「勝ちにいける」「ほぼいけるだろう。歴史的なことが起こる」。県連幹部らは周辺に語った。
好機とみたのは党本部も同様だ。栃木選挙区を「重点区」と位置づけ、大物を含む党所属国会議員を応援弁士として次々に投入する。選挙戦最終日の19日には、代表の野田佳彦と幹事長の小川淳也が、それぞれ宇都宮市に入った。特に小川は、最後の街頭演説の場所に東武宇都宮百貨店前を選んだ。
支持者の熱気に包まれた演説会場で、小川は「保守王国・栃木といえども、政治の変革を望む声は相当厚く、広いと信じている」と自信を見せた。栃木選挙区は“立民躍進”の象徴となるはずだった。
3万5000票差
だが、板津の得票は26万6042票で、高橋には3万5000票あまり届かなかった。浮動票の多い都市部のリードが少なく、宇都宮市で473票、小山市でも2162票だった。
今回の参院選で立民は全国的に伸び悩み、改選22議席の維持にとどまった。比例の得票数は自民、国民民主党、参政党に次ぐ4位。政権批判票が立民以外の野党に流れた。躍進どころか「立憲スルー」という言葉も生まれた。
宇都宮市でも、19日夜の小川の街頭演説には熱心な支持者が詰めかけ、盛り上がりを見せた一方、足を止めて耳を傾ける通行人は少なかったという。
読売新聞社が20日、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した出口調査では、県内の無党派層で板津に投票したのは40%で、25%は参政候補に投票した。立民県連幹部は、「選挙区で勝つには、無党派層の6割はとらなければならなかった」と指摘した。
高橋陣営では、自民の宇都宮市議が、候補者とは別行動でこまめに街頭に繰り出す「ゲリラ街頭」を、多い日には1日に15回近くも行ったという。板津陣営ではこうした地道な活動は低調で、国会議員を招いた街頭演説の多さが目立った。
立民県連幹部は「街頭演説は『活動をしたつもり』になりがち。本当に重要なのは有権者に直接支持を訴えることだった」と悔やむ。
正念場
22日、板津は連合栃木を訪れ、「反自民の票を立憲民主党、そして私が受け止めきれなかった」と述べ、頭を下げた。
18年ぶりに非自民候補を当選させる好機を逃した立民県連。政権批判票の受け皿となれるか、野党第1党として正念場を迎えている。
(敬称略)
1222
:
OS5
:2025/07/26(土) 22:17:38
https://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/news/20250724-OYTNT50328/
【検証 参院選2025】<下>参政急伸、不満受け皿…聴衆沸く演説・SNS駆使
2025/07/25 07:00
「カリスマ性」
「(投票率が)80%いったら大きく変わりますから。私も予想できないくらいの大転換が起こる。(全国)45の選挙区で全部参政党が勝つことも可能ですからね」
6日、JR宇都宮駅西口で行われた参政党新人の大森紀明の街頭演説。党代表・神谷宗幣が語ると、主催者発表で1000人以上が集まった聴衆から、大きな拍手とともに「見たい」「行くぞ」と声援が飛んだ。
神谷代表の応援演説に耳を傾ける聴衆(6日)
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神谷の街頭演説を聞き、涙を流す人の姿もみられた。自作した神谷の「推しうちわ」を持参した女子高校生は、まだ投票権はないとしつつ、「ネットで見た神谷代表の演説に心から引かれた」と話した。
女子高校生が自作した「推しうちわ」(いずれも宇都宮市で)=近藤龍撮影
ネットの動画が参政を支持するきっかけになるケースは多い。真岡市の50歳代女性は「コロナ禍でユーチューブをよく見るようになり、神谷代表の動画に出会った。そこで日本はこのままでは危ないと気づいた」と話した。
自民党県連の幹部は、参政が支持を集める要因の一つに神谷の「カリスマ性」を指摘する。たしかに通常の選挙とは異なる空気がその場には流れていた。
演説ライブ配信
大森の得票は、自民の高橋克法、立憲民主党の板津由華に次ぐ3位の18万1620票だった。22年の前回選で、参政の別の新人が得た票の6倍弱にもなる。
大森は出馬表明後、各地で街頭演説を行い、その様子をユーチューブでライブ配信してきた。県連によると、街頭演説は17日間の選挙運動期間だけで約150回。ライブ配信は最も視聴数が多かったもので1万7000回にのぼったという。
“空中戦”だけではない。選挙戦終盤には県内3か所で個人演説会も開催した。
「勝つ気まんまん」だった大森は、投開票日の20日夜、支援者に敗北をわびた。それでも、「この3年で組織力も強くなり、これだけ大きな政党と戦えたことに改めて自信を持った」と一定の手応えも口にした。
立民強く批判
想定以上の参政の攻勢に、敏感に反応したのが立民だ。
「わけのわからん、ちょっとエッジの効いた極端なことを言って、しかも世の中を分断して、対立をあおって、これで人気を集めようというポピュリズムが幅を利かせようとしている」
14日、宇都宮市での街頭演説。党最高顧問の枝野幸男は名指しを避けつつも、「行き過ぎた外国人受け入れに反対」を訴える参政を強く批判した。
板津も街頭演説で、「日本人ファースト」を掲げる参政を念頭に「命にファーストもセカンドもない」と声を上げてきた。
選挙戦中盤の10日、参政躍進による自民の苦境が指摘されていた頃、自民県連選挙対策委員長の日向野義幸は報道各社の取材で、「岩盤支持層」の離反を憂慮しつつ、違った見方も示していた。
「こういう言い方は変かもしれないが、本来立民に流れるべき(政権批判)票が参政に行っているのは非常にありがたい」
選挙戦の流れは、日向野の思う通りとなった。
比例票前回5倍
参政は県内の比例票も伸ばし、22年の前回選の約5倍にあたる10万9691票を獲得した。国民民主党も、栃木選挙区への擁立は断念したものの、比例票で前回選の2倍以上の10万3629票を得た。
対照的に、日本維新の会は前回選の3分の1程度に激減した。県総支部関係者は「執行部は保守的な政策を後回しにした。参政に票を相当食われたと思う」と唇をかんだ。
だが、ある自民県議は「イデオロギーの問題ではない」との見方だ。「参政が伸びたのは、国民民主と同様に現役世代の不満を意識して減税や手取りを増やす政策を掲げたからだ。こちらも対策をとらないと、いつまでも党勢を回復することはできない」と危機感を示す。
参政が「台風の目」となった今回の参院選。今後の県内各党の選挙戦略に影響を及ぼしそうだ。(敬称略)
(この連載は、中山潤、奥山大輝、八幡大輝、近藤龍、木村彩乃が担当しました)
1223
:
OS5
:2025/07/26(土) 22:23:33
石川(自)
◯209,586自:宮本周司 現
✕160,834国:浜辺健太 新 教師
✕111,148参:牧野緑
✕030,101共:村田茂
https://www.yomiuri.co.jp/local/ishikawa/news/20250721-OYTNT50262/
自民地盤崩壊の危機 「王国」保守票離反し分散
2025/07/22 05:00
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自民党への逆風が吹き荒れた今回の参院選。石川選挙区で自民は議席を死守したが、「保守王国」としての支持基盤が崩壊の危機に直面していることが示された。自民離反票は分散し、野党は18年ぶりとなる参院選での県内議席の獲得を逃した。県内での各党の戦いを振り返る。
当選を確実とし、県連幹部らに祝福される宮本さん(手前右)(20日午後11時3分、金沢市で)=桐山弘太撮影
「素直に喜べない部分もありますが……」
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自民現職で4度目の選挙に臨んだ宮本周司は20日深夜、当選確実の一報後に支援者から握手を求められると、苦い表情でつぶやいた。
石川選挙区は全国で自民の苦戦が相次いだ1人区でありながら、公示前に県連内で宮本の落選を懸念する声は皆無だった。組織力がものを言う全県選挙であることに加え、「政治とカネ」の問題を巡る批判がピークを過ぎていたことが大きい。
野党の対抗馬は、国民民主党が5月下旬に発表した浜辺健太や、「新興政党の一つ」(若手県議)という程度に認識されていた参政党の牧野緑ら。県連会長代行の佐々木紀は「目標は30万得票だ」とぶち上げていた。県連内の課題はもっぱら、「楽勝ムード」に伴う陣営の緩みだとされた。
宮本は公示後、県内市町を順々に回って現職としての実績を訴える「守り」の選挙を徹底した。無風とみられた選挙に異変が生じたのは8日のことだ。
自民の鶴保庸介参院議員が、地元・和歌山の演説会で「運のいいことに能登で地震があった」と発言。参院予算委員長の辞任に時間を要した対応を含めて有権者の強い反発を受けた。
「今、プレッシャーがきています。このままだともう、しんどい状況です」
終盤に差し掛かろうという15日夜、金沢市内で開かれた演説会で宮本は、涙声で支持を懇願した。報道各社の情勢調査で浜辺の猛追を受けていることが明らかになっていた。16日の県連選対会議では、ベテラン県議の宮下正博が「地域の半分も回れていない」として、「攻め」に転じることが必要だと声を上げた。
鶴保氏の発言を奇貨に緩みを克服した陣営は最終盤、県議らが自身の支持者への電話かけを強化するなど、持ち前の組織力の発揮に力を尽くした。投票率が2022年の前回選比で約12ポイント増と大方の予想を大幅に上回ったが、最終的な得票はかろうじて20万票を超える程度。無党派層が多い金沢市では浜辺に約1000票差に迫られ、若年層が多い野々市市に限ると約200票差で敗れた。
県連幹事長の下沢佳充は宮本の当確後の取材に「風は間違いなくあった」と振り返った。ただ、県外議員の発言一つで風向きが大きく変わったのは、県内の自民支持基盤が盤石ではないことの証左でもある。
公示直後に行われた読売新聞の序盤情勢調査では、自民の政党支持率は23%で、前回衆院選時に行われた調査から11ポイント減らした。一方、国民民主はこの間で6ポイント、参政は5ポイントを増やした。
自民中堅県議は、投票率の高まりについて、「伸びた分は自民以外に流れた保守票だ」と分析した上で、こう危機感を強調する。
「自公が推した候補は勝てるという空気感はもはやない。『保守王国』は自民の牙城ではなくなった」
(敬称略)
□印は法定得票=繰り上げ当選資格=を得た者。年齢は投票日現在。党派の略称は、自=自民、国=国民、参=参政、共=共産、諸=諸派。白抜き数字は当選回数
当 209,586宮本周司54自現《4》
□ 160,834浜辺健太31国新
□ 111,148牧野緑40参新
30,101村田茂62共新
7,982小沢正人49諸新
1224
:
OS5
:2025/07/26(土) 22:24:53
https://www.yomiuri.co.jp/local/ishikawa/news/20250723-OYTNT50008/
国民・立民「束ね役」不在 参政組織強化へ
2025/07/23 05:00
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敗戦の一報を受け険しい表情を浮かべる浜辺氏(右)と小竹氏(20日、金沢市で)
「擁立が遅かった。もっと対面での活動が多ければ、もっと伝えられた……」
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投開票日の20日、落選が確実となった浜辺健太は敗因を聞かれ、声を振り絞った。国民民主党が浜辺の擁立を発表したのは2か月前。本人が語る通り、誰の目にも出遅れは明らかだった。
県内候補者で最も若い浜辺は「若さと体力」を武器に知名度の向上を図り、1日10回以上にも及ぶ演説を重ねた。狙うは昨年の衆院選で比例復活で初当選した小竹凱の再現で、小竹は選挙期間中、ほぼ全ての日程で浜辺に同行した。小竹は「兄弟ができたような気持ちだ」と周囲に語り、演説時の所作などを事細かに指導するほど熱を入れた。
ただ、主要野党で最も出馬表明が遅かった昨年の小竹でさえ、投開票までは約半年の猶予があった。
今回は野党第1党の立憲民主党と、支持率で立民を上回っていた国民民主が水面下で主導権争いを演じ、調整が難航。4月上旬に社民党や連合石川を交えた協議会が設置されたが、「一本化を図ることが望ましい」との認識のみを確認し、自然消滅した。
国民民主が浜辺で押し切ってからも曲折は続き、推薦を求められた立民は「県連支援」にとどめ、両党は溝を修復する間もなく公示を迎えた。社民は政策的な隔たりから支援には乗らなかった。名ばかりの一本化候補として担がれた無名候補の浜辺に、できることは限られていた。
選挙戦中盤以降は自民党議員の「運のいいことに能登で地震があった」との発言を受けて追い上げの機運も生じ、緊急の選対会議には立民県連代表の近藤和也も参加した。それでも、最終盤の17日に実現した両党の合同演説会の聴衆はわずか30人程度。陣営関係者は空々しく、「あと1週間あれば」と漏らした。
連合石川会長の福田佳央は浜辺の得票を「善戦だ」と評した上で、「立民と国民民主を束ねる強力なリーダーとなれる人材の出現が不可欠だ」と語った。
合同の活動で支持を集めた(右から)川、牧野、荒木各氏(18日、金沢市の近江町市場で)
◇
参政党躍進の波は県内にも押し寄せ、県内の比例票は8万3229票と昨年の衆院選の4倍に急増。選挙区候補の牧野緑も目標を大きく上回る約11万票を得た。
参政は比例選に前県議の川裕一郎、同日投開票の県議補選に前金沢市議の荒木博文を立て、牧野を加えた「トリプル選挙」を展開。最終盤の18日に近江町市場を練り歩いた3人は、オレンジ色ののぼり旗を見て駆けつけた買い物客から握手攻めにあった。
複数選挙を同時に戦う県連の負担は大きかったが、連動による効果は単純な票の掘り起こしにとどまらなかった。選挙区で牧野の苦戦が報じられた後も支援者の士気は下がらず、荒木は自民候補に約3000票差に迫る2位で初当選した。
一方、選挙経験の少なさを露呈した側面もある。川の命綱だった県内個人票は県内比例票の1割程度にとどまり、約200票差で次点に沈んだ。県連会長の久保雅哉は「川氏の当選を願って、制度を知らずに『参政党』と書いた人がごまんといるはずだ。党員や支援者に周知し切れず、組織の力不足だ」と悔やむ。
県連は今後も地方選や国政選に積極的に候補者を擁立し、支持の定着や組織の強化を図る方針だ。
県内では来春、全県の知事選と、参院選で与野党候補の得票が伯仲した県都の金沢市長選が控える。次なる戦いを見据えた各党の策謀は、もう始まっている。(敬称略)
◇
(この連載は平松千里、若松花実、北村友啓が担当しました)
選挙区確定票改選定数1―候補5
当 209,586宮本周司54自現《4》
□ 160,834浜辺健太31国新
□ 111,148牧野緑40参新
30,101村田茂62共新
7,982小沢正人49諸新
□印は法定得票=繰り上げ当選資格=を得た者。年齢は投票日現在。党派の略称は、自=自民、国=国民、参=参政、共=共産、諸=諸派。白抜き数字は当選回数
1225
:
OS5
:2025/07/26(土) 22:28:31
>>1180
https://www.yomiuri.co.jp/local/aichi/news/20250722-OYTNT50213/
野党躍進で「転換点」 自民票参政に流れたか
2025/07/23 05:00
20日投開票の参院選愛知選挙区では、国民民主、立憲民主、参政、自民各党の候補が当選した。SNSを駆使し、支持拡大を図った新興勢力が席巻した決戦。読売新聞社の20日の出口調査結果も交えて、選挙戦を振り返る。
「厳しい選挙。結果として残念だが、それを受け止めてそれぞれ前へ進むべきだ」。22日午後、県議会議事堂での当選証書授与式。3選した自民の酒井庸行氏(73)は、「与党で2議席」が確保できなかった点を問われると、こう語った。
自身の政治資金収支報告書の不記載問題が長引く中、52万票の4位で滑り込んだが、自民が推薦した公明現職の安江伸夫氏(38)は次点に終わった。酒井氏は2回連続でトップ当選し、2013年は105万票を得ており、「4位は惨敗だ。自民から参政党に票が流れた可能性がある」(幹部)と県連は厳しく受け止める。
本紙の出口調査では、自民支持層のうち酒井氏への投票は53%にとどまり、参政候補に8%、国民民主候補に7%が流出。党が推薦した安江氏へは7%だった。県連は週末に会議を開いて選挙戦を総括する。
一方、公明の安江氏。斉藤代表ら党幹部が応援に入ったが、支持母体の会員の高齢化などで集票力の低下は明らかだった。自民票が頼みの綱だったが、「4位が5位を応援するのは難しい」(自民県連幹部)状況で、公明候補としては07年参院選以来の落選となった。
安江氏は20日夜、「現政権に対する厳しい風当たりを受け止めないといけない」と述べた。政治活動は続けるという。県本部の岡明彦幹事長は「訴えてきた給付と減税、子育て支援が届かなかった」と振り返った。
◇
国民民主新人の水野孝一氏(48)は59万票、立民現職の田島麻衣子氏(48)は53万票を得て、旧民主系で「ワンツーフィニッシュ」し、授与式では2人とも笑顔を見せた。水野氏は「現状維持はダメとの声が反映された、転換点を迎えた選挙」、田島氏は「証書の重みをひしひしと感じる。責任をしっかり果たす」と語った。
出口調査では、各支持層を固めた上で、無党派層の支持は水野氏が最多の16%、田島氏は13%だった。国民民主県連の富田昭雄幹事長は「『手取りを増やす』とのフレーズが刺さり、無党派層を取り込めた」と胸を張る。ただ、別の県連幹部は、09年衆院選で大勝した旧民主党が、11年の統一地方選で地域政党・減税日本の躍進で大敗したことに触れ、「参政党の勢いはすさまじい。勝って 兜かぶと の緒を締めないとダメだ。浮かれている暇はない」と語った。
立民県連の河合洋介幹事長も「立民が政権批判票の確固とした受け皿にはなれず残念だ」と話した。
「日本人ファースト」を掲げ、SNSを生かして「台風の目」となった参政新人の杉本純子氏(47)。この日は党の記者会見に出席するため、上京した。
出口調査では無党派層からの支持は14%で水野氏に次ぐ2位、投票先を決める際に「SNS・動画投稿サイト」を最も参考にした人では32%と最多だった。
神谷代表は20日夜、NHK番組で「次の衆院選で50〜60議席を取って、連立内閣の一角を占めるポジションを目指したい」と述べた。
各党が衆院選での参政党の動向を注視している。
◇
投開票日当日の出口調査は、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した。
1226
:
OS5
:2025/07/26(土) 22:32:36
>>1097
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20250725-OYO1T50041/
自民の西田昌司氏、前回改選時の半分以下19万票に陣営「信頼回復の道のり長い」…立民も混戦に沈む
2025/07/25 16:00
#選挙・京都
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乱戦のあと 参院選25<下>
19日夕方、四条河原町に涙声がこだました。
「私がいなくなったら誰が日本を守ってくれるのか、この京都を守れるのか……」
自民党の西田昌司(66)が大票田の京都市内で臨んだ選挙戦最後の街頭演説は「厳しい戦い」を裏付けていた。
序盤から訴えてきた財政法改正などから一変。外交・安全保障分野での責任与党の立場を強調しつつ、有権者に“助け”を求めた。
京都入りした農相の小泉と街頭に立つ西田(左)(16日、京都市南区で)
選挙期間中、陣営は「財政論は分かりづらい」として、演説内容を変えるよう本人に伝え続けたが、最終盤でようやく見直した。ただ、陣営幹部は焦りの表情を崩さなかった。「持論だけで通るフェーズでは、到底ない」
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のしかかった「三重苦」。当事者だった旧安倍派の「政治とカネ」問題、沖縄県の「ひめゆりの塔」を巡る発言、自身がトップを務める与党整備委員会で検討される北陸新幹線の延伸計画――。他候補から格好の餌食となり、批判は日に日に厳しさを増した。
組織戦も直撃した。選挙戦でフル回転するはずの地元議員は有権者と距離が近く、批判の矢面に立たざるを得なかったことで、活動量に濃淡が生じた。推薦を出した公明党内でも同様だった。
「人気弁士」駆けつけ
防戦一方のなか、16日は総裁選の際に敵対した農相・小泉進次郎(44)、18日には、保守層に人気の前経済安全保障相・高市早苗(64)が京都入りするなど、幅広い自民支持層のつなぎ留めに注力した。
京都府連会長の福山と演説する山本(右)(13日、京都市中京区で)
結果は2位当選。前回改選時の半数にも満たない19万票だった。陣営幹部は「党や候補への信頼回復の道のりは長くなりそうだ」と話す。
投開票日の20日深夜。苦しい戦いから解放された喜びと、「自民が守ってきた貴重な議席」をつなぐ使命感。その両方をかみしめるかのようなバンザイ三唱が響いた。
立民埋没 参政猛追
「もう一段、ギアを上げなければ」。立憲民主党の山本和嘉子(57)の陣営に危機感が漂ったのは選挙戦中盤。報道各社の情勢調査や街頭活動での反応を見ると、参政党の谷口青人(46)に猛追されているのは明らかだった。
公示前の見立てでは2番手を走っていた。「固める選挙」を方針に掲げ、陣営は「非自民非共産なら立民に流れる」として、無党派層の支持にも期待感があった。
ただ、想定を超えるのが選挙。日本維新の会新人は街行く人に写真をせがまれ、SNSでは、検索せずとも「日本人ファースト」を掲げる候補者が次々と表示される。
山本の経歴を踏まえ、陣営は負けじと「京都にふさわしいのは誰か」と呼びかけたが、乱戦の中に埋もれた。
地元国会議員も総動員した。府連会長の福山哲郎(63)は街頭で、「対立をあおって社会が良くなるわけがない。誰も取り残さない社会を」と再三強調した。だが、有権者の関心を立民に振り向かせるには手遅れだった。最終的に、得票数で5番手に沈んだ山本は「力不足という一言に尽きる」と口にした。
一方、事務所で開票速報を見守った谷口は、他の参政候補が当選するたび拍手を送り、歓喜した。「既存政党への批判が追い風になり、手応えがあった」。敗れはしたものの、党勢を物語るすがすがしい表情を浮かべていた。(敬称略、岩崎祐也)
1227
:
OS5
:2025/07/26(土) 22:55:24
>>1163
https://www.asahi.com/articles/AST7T4D81T7TPOMB006M.html?iref=pc_ss_date_article
立憲の馬淵氏が奈良県連代表を辞任 参院選選挙区「惨敗」として引責
今井邦彦2025年7月26日 10時15分
立憲民主党奈良県連は25日、馬淵澄夫衆院議員(奈良1区)の代表の辞任を発表した。20日に投開票された参院選奈良選挙区で党の公認候補が7人中5位の得票だった責任をとるためで、25日付で、幹事長だった藤野良次県議が代表代行、幹事長代理だった樋口清二郎・奈良市議が幹事長に就いた。
馬淵氏は、2020年11月に県連が結成された時から代表を務めていた。25日に記者会見を開き、参院選の結果について「惨敗と認めざるを得ない。責任はすべて、県連代表で、選対本部長でもあった私にあることを重く受け止め、辞表を提出した」と述べた。
全国でも党の比例区での得票は国民民主党、参政党に次ぐ野党3位。馬淵氏は「立憲が政権を担える政党として期待されていない」と話し、党本部の人事の刷新も必要だと指摘した。
連合奈良などが求めた国民民主との候補者の一本化が果たせなかったことについては「候補者調整は党本部同士の問題で、県連が調整を拒否したわけではない」とし、県連の責任を否定した。
1228
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OS5
:2025/07/27(日) 22:34:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/8078f1132e24ae8dec1b2b93c75ba6a61e07e861
老舗革新政党の共産、社民 参院選で落日鮮明 高齢化で「時代遅れ」に
7/27(日) 21:56配信
産経新聞
20日投開票の参院選では参政党の躍進が注目された一方、社民党、共産党という老舗の革新系政党の落日が鮮明となった。両党の苦境は支持者の高齢化に加え、特定の政治思想の実現を目指すイデオロギー政党が「時代遅れ」になったことが原因とも指摘される。
共産の小池晃書記局長は27日のNHK番組で、党勢回復に向け「党の地力を大きくしていくことが一番の課題だ」と語った。共産は参院選で獲得8議席以上の目標を掲げたが、結果は3議席。牙城だった京都選挙区(改選数2)を落とした。特に比例得票数は、目標の650万票はおろか令和4年参院選に比べ75万票少ない286万票にまで落ち込み、れいわ新選組や日本保守党の後塵(こうじん)を拝した。
田村智子委員長は21日の記者会見で「大変悔しく残念な結果だ」と述べる一方、衆参両院での与党過半数割れは「日本の政治にとって大きな前向きな変化」と自賛した。
かつて共産は国政選挙で全選挙区に候補者を擁立するほどの力があった。力の源泉は党員を軸とした組織力と財政力だったが、党員数はピークの平成2年の約50万人から昨年は約25万人に半減。10年参院選では比例で819万票を得票したが、今は見る影もない。
対策は講じてきた。無党派層も取り込もうと、16年に綱領を改定し、「天皇の制度」と自衛隊を当面存続させる方針を打ち出した。27年に成立した安全保障関連法をきっかけに当時の民進党などとの「野党共闘」路線を選んだ。昨年の衆院選では一転、比例票を積み増す狙いから選挙協力を限定したが、振るわなかった。党職員は「党員は高齢者ばかり。若者は共産党を知らない」と嘆く。
社民党はさらに深刻だ。自民と「55年体制」の一角を担った社会党を源流とし、6年の自民、社会党、新党さきがけによる「自社さ政権」では、社会党の村山富市委員長が首相に就いた。村山氏は日米安保体制の堅持や自衛隊合憲、日の丸・君が代を容認し、従来の方針を大転換した。
8年1月に社民党に党名を変更した後、一部の議員は民主党の結成に加わり分裂。社会党を支えてきた労働組合も離れていった。
今回の参院選では「がんこに平和! ミサイルよりコメを!」を掲げ、公示直前にタレントのラサール石井氏を擁立。比例得票で2%超を確保し、政党要件を辛うじて維持した。福島瑞穂党首は21日、「有権者が『社民党、残ってくれ』と思ってくれた」と話したが、党を巡る厳しい情勢は変わらない。(千田恒弥)
1229
:
OS5
:2025/07/27(日) 22:35:33
>>1116
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d461687126142b5a33720b7e872c5cadcb08915
「どっぷり自民」だった重鎮の娘 リベラルへ寝返り、世襲批判もかわし参院選で圧勝 「保守王国」で何が起きたのか
7/27(日) 17:01配信
南日本新聞
支援者らの拍手に笑顔を見せる尾辻朋実氏(左から3人目)=20日、鹿児島市加治屋町
自民・公明両党が過半数割れに追い込まれた参院選の投開票から1週間が過ぎた。鹿児島選挙区(改選数1)では立憲民主党推薦の無所属新人尾辻朋実氏(44)が自民元職の園田修光氏(68)、参政党新人の牧野俊一氏(39)ら3人を破り初当選し、自民は長く独占した参院議席の一つを失った。「保守王国」鹿児島で何が起きたのか。各陣営の戦いを振り返る。〈連載・参院選かごしま 民意の行方㊤〉
〝常勝区〟敗れた自民 鹿児島県連会長の森山裕氏「けじめつける」 近く責任を協議
20日午後8時すぎ。鹿児島選挙区の投票締め切り直後に、尾辻氏の「当選確実」が報じられた。20分後、事務所に現れた尾辻氏は元自民県議で叔母の尾辻義氏から花束を受け取り、目に涙を浮かべた。推薦した立民の国会議員や県議らが両脇に立ち万歳する間、尾辻氏は深々とお辞儀し頭を上げなかった。
自民の園田氏に約6万6000票差をつけての圧勝。立民が公認並みに支援し、連合鹿児島、社民党の組織的な支援も受けた。20日の出口調査によると立民支持層のおよそ9割、社民の8割、共産党の8割近くが尾辻氏に投じ、無党派層の6割、自民支持層の3割も取り込んだ。自民への逆風に加え、自民重鎮の父・尾辻秀久氏(84)が長年培った支持基盤も生きたと言える。
□ ■ □
自民公認候補の選に漏れた後、立民の誘いを受けて無所属での立候補を決めた尾辻氏には、「自民に戻るのでは」「信用できるのか」といった声が終始くすぶり続けた。
「どっぷり自民に漬かってきた」という尾辻氏と、立民関係者らとの間には微妙な距離感がみられた時期もあった。立民支持者から直接批判を受けるなどし「腹をくくった」。公示5日前、記者会見で自民との決別を宣言。分岐点となった共産の候補取り下げと自主的支援につながった。
尾辻氏擁立を主導した立民の川内博史衆院議員(鹿児島1区)は「自民大物議員の娘がリベラル側で立候補することにさまざまな議論があったが、結果としてその議論が尾辻氏を浸透させる素地を生んだ」と分析。「減税の実現や政治を変えるために尾辻氏を当選させようという気持ちで、関係者がまとまった」とみる。
選挙戦では、衆院1、3区で票を積み上げ、立民国会議員が不在の2、4区で接戦に持ち込むことを意識し草の根活動を徹底。各地で開いた「語る会」では、物価高に苦しむ県民に寄り添った内容の演説で「変えよう」と呼びかけた。地方の疲弊を招いた自民政治への批判を強めながら「秀久のむすめ」と書いたたすきをかけ、父の政治信条を継ぐ姿勢を強調するなど、主張を使い分けた。“くら替え効果”で世襲批判は高まらず、1、3区で大量リード。4区も4518票差で競り勝った。「
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「鹿児島から地殻変動が起きた」と話す連合鹿児島の下町和三会長は勝因に「有権者の政治に対する意識の変化」を挙げる。「このままでいいのかとの不満がたまっていた。40代の女性である尾辻氏が思いを託す選択肢となった」。今回躍進した国民民主党が候補擁立を見送ったのも大きかったと振り返った。
県内投票率は56.46%と大きく伸びた。出口調査によると、争点となった物価高対策で、回答者の約7割が消費税減税を求め、うち4割以上が尾辻氏に票を投じた。減税への期待の高さがうかがえる。
国政経験がなく無所属で活動するという尾辻氏が、政策をどう実現していくかは見通せない。当選から一夜明け、「責任の重さを痛感している。必死で食らいついていくしかない」と表情を引き締めた。
「今回は劇薬が効いて勝利した」と下町氏。「これから劇薬がちゃんとした薬になってもらわないと困る。本人の頑張りもだが、応援した立民や私たちもしっかりしないと。だめになったら信用をなくしてしまう」と力を込めた。
南日本新聞 | 鹿児島
1230
:
OS5
:2025/07/28(月) 18:15:16
>>1215
https://news.yahoo.co.jp/articles/479dfad93366a55c46a8429f689f5598b7769874
<2025年参院選>終盤スパート、「手本」の地力 逆風を総力戦でしのいだ自民【連載「混戦の波紋」㊤ 】
7/24(木) 9:19配信
熊本日日新聞
当選確実を決め、自民党国会議員や県連幹部らと喜び合う馬場成志氏(中央)。総力戦で混戦を制した=20日午後11時10分ごろ、熊本市中央区のホテル熊本テルサ(後藤仁孝)
「肌感覚とは違ったが、引き締まった。これでいいんだ。ここから巻き返す」
参院選が終盤に入った15日、熊本市中央区の自民党熊本県連。熊本日日新聞など各社が報じた終盤情勢調査を受けて緊急会議を開いた前川收会長は取材に、残り4日間の戦いに自信を見せた。
終盤情勢調査は、自民の馬場成志氏(60)の先行を伝えた序盤情勢から一変した。多くが立憲民主党の鎌田聡氏(60)との接戦を伝え、中には「鎌田氏リード」とする調査もあった。
自民、公明両党が参院で過半数を下回る大敗となった今回の参院選。衆参の県内6議席を独占し、党幹部から「自民再生のお手本」と評される熊本も厳しい戦いは例外ではなかった。
無党派層が多い大票田の熊本市で鎌田氏に競り負け、参政党の山口誠太郎氏(36)には保守票を取り込まれた。熊本選挙区の改選数が2から1に減った2001年以降の自民候補で最も少ない票数だった前回19年の約38万票を、今回は5万票余り下回る約32万8千票に落ち込んだ。
予兆はあった。選挙戦の序盤は陣営に「負けはしないだろう」(複数の県議)との緩みがあった。
馬場氏の選挙戦を支える市町村長からは、自民が物価高対策で打ち出した給付金に「事務が大変になる。場当たり的だ」(県南の首長)との不満が漏れ、「今回は感触が悪い。予想が外れる時の嫌な感じがある」(県央の首長)との声すら聞かれた。
前川氏の言葉通り、県連はスパートをかけた。35人の所属県議を中心に支持者回りや電話作戦で組織固めを徹底。それぞれの地元でのつじ立ちも求めた。高市早苗前経済安全保障担当相の録音音声で支持を訴えるオートコールも展開した。一部の党友好団体には森山裕党幹事長から投票を依頼する電話もあった。
馬場氏の遊説は衆参の県選出国会議員が側面支援した。コメ問題を追及する立民候補に対抗し、増産に向けた農地の基盤整備の必要性を強調。中小企業支援や福祉政策の実績もアピールし、半導体関連企業の誘致による経済効果を中心に訴える馬場氏をフォローした。党総裁の石破茂首相や岸田文雄前首相も駆け付け、馬場氏を援護した。
全国的な逆風を総力戦でしのぎ、自民県連は「お手本」の地力を示した。ただ、選挙戦で訴えた「自公政権の安定」は大きく揺らいでいる。
投開票から一夜明けた21日の記者会見で石破首相は続投を表明したが、与党で50議席を確保する「必達目標」に届かず、政権運営が困難さを増すのは必至だ。党の国会対策委員長を務める坂本哲志氏(衆院熊本3区)も「間違いなく政局になる」と今後の混乱を見通す。
選挙戦を総括した前川氏は「見通せない部分もあるが、チーム熊本として、やるべきことは変わらない。県民の意見を吸い上げ、国に必要な要望をしていくだけだ」と語った。
◇
与野党と新興勢力の混戦を抜けだし、自民の馬場氏が3選を決めた参院選熊本選挙区。選挙戦を振り返り、混戦が広げた波紋を読み解く。(参院選取材班)
1231
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:34:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed17aa9c4c50bd5d1efc001814a6ceef78e7288c
「岩盤保守」自民離れ鮮明 新興勢力台頭、立民後塵 参院選
7/28(月) 7:05配信
時事通信
国会議事堂=東京都千代田区
20日投開票の参院選のうち、党勢を映す比例代表の結果をみると、自民党の得票率は2022年の前回参院選から12.8ポイント減らして21.6%に落ち込み、1983年の比例代表導入以来最低を更新した。
安倍長期政権を支えた保守派中心の「岩盤支持層」の自民離れが鮮明になった形だ。立憲民主党も受け皿になれず、新興勢力が台頭した。
12年に発足した第2次安倍政権下で行われた5回の大型国政選挙で、自民は得票数1700万〜2000万票台、得票率3割台を維持した。安倍晋三元首相の保守的信条に共鳴した保守層が下支えし「絶対に崩れない」(自民中堅)と言われた。
この傾向は岸田政権下での21年衆院選、22年参院選でも続いた。
変化が表れたのは石破政権下の昨年10月の衆院選だ。このときの得票数は1458万票。得票率は26.7%に下落し、旧民主党政権の誕生を許した09年衆院選と同水準に低迷した。今回参院選はさらに減らし、1281万票、21.6%だった。
変調の背景に何があったのか。保守層を糾合してきた安倍氏は22年参院選のさなかに銃撃で死去。23年に性的少数者への理解増進法が成立すると、保守派から自民批判が湧き起こった。保守派が警戒する選択的夫婦別姓導入論議では党内の意見集約に手間取る。
一方、23年暮れには派閥裏金問題が事件化し、自民は1年半以上経過した今でも批判を引きずる。保守系団体「日本会議」は24日、衆参両院での与党過半数割れは「リベラル化した自民に保守層がノーを突き付けた結果」だとする見解を発表。党幹部の一人は「岩盤支持層が剥がれた」と危機感をあらわにした。
離反した岩盤支持層はどこへ向かったのか。09年衆院選の結果を分析すると、自民が得票数を05年から708万票、得票率を11.5ポイント減らしたのに対し、旧民主はそれぞれ881万票、11.4ポイント増やした。旧民主が受け皿になったことが分かる。
しかし、今回、旧民主の流れをくむ立憲民主党の得票率は前回からほぼ横ばい。代わりに「改革中道」を掲げる国民民主党、保守色の強い参政党が躍進した。国民民主は762万票、参政は743万票を獲得してそれぞれ比例野党第1党と第2党となり、立民は740万票で後塵(こうじん)を拝した。
歯切れのいい主張で支持を集める新興勢力に対し、二大政党の一角と自負してきた立民関係者は「極端な政策は掲げられない」として巻き返しは容易ではないと語る。自民関係者は「多党化の時代に入りつつある」と時代の変化を指摘した。
1232
:
OS5
:2025/07/28(月) 21:04:55
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/news/20250724-OYTNT50228/
参院選埼玉・検証 国民が伸長、立民に危機感…次期衆院選 候補者一本化の行方は
2025/07/25 05:00
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江原さん(右)は公示前に足をけがして、松葉づえでの選挙戦となった。左は応援に駆けつけた国民民主党の榛葉幹事長(13日、川越駅周辺で)
参院選埼玉選挙区では、ともに旧民主党を源流とする立憲民主党と国民民主党が議席を獲得した。昨秋の衆院選に続き、国民民主が伸長し、両党が衆院選で続けてきた候補者の「一本化」の行方に注目が集まる。(大嶽潤平、徳原真人、住友千花)
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■党勢維持
「駅頭でも街宣でも『手取りを増やして』という声はたくさんいただいた」。当選が確実となった20日夜、国民民主の江原久美子(54)は、報道陣を前に手応えを語った。
熊谷さん(左)の応援でマイクを握る立憲民主党の枝野幸男元代表(16日、さいたま市浦和区で)
「党勢は2024年の衆院選がピークで、今は頭打ち」。江原陣営の幹部は公示前、こう漏らしていたが、物価高対策を重視する層や若者層などから広く支持を集めた。玉木代表や榛葉幹事長といった党の「顔」が来県すれば、多くの聴衆が訴えに耳を傾けた。
江原は県北部選出の県議出身で、全県での知名度は高くない。だが国民民主の勢いと、選挙経験が豊富な参院議員の上田清司が「応援団長」として前面に立ったことで、県内全域で票を積み上げ、2位で当選した。
■新興勢力
「立民も既存政党と見なされ、新興勢力に政治を変えてほしいという期待感が集まった。(次期)衆院選で立民が認知してもらえるように頑張りたい」。21日未明、立民の熊谷裕人(63)は当選を喜ぶ一方で、国民民主や参政党の躍進を受けて表情を引き締めた。
参政を意識し、批判的な発言をした政党もあったが、立民県連幹部は「保守色の強い参政と立民の支持層の重なりは薄い」と冷静だった。熊谷は選挙戦最終日に「私は他党の批判をするつもりはない」と語るなど、終始マイペースの選挙戦を貫いた。得票は約48万票で、22年参院選の立民候補(約44万票)を上回った。
読売新聞の情勢調査によると、立民は60歳以上の層から強い支持を受けた一方で、若年層からの支持は限定的で、自民党や公明党と同じ傾向だ。陣営関係者は「参政と国民民主に比べてネット戦略が弱い。『令和の戦い方』を取り入れなければ、立民は埋没する」と危機感を募らせる。
■候補者調整の行方
参院選の結果は、次期衆院選にどんな影響を与えるのか。県内の衆院選小選挙区に国民民主が擁立した候補者数は、21年が2人、24年が3人だけだった。一方で立民は21年に11人、24年には13人を擁立した。いずれも連合埼玉が絡んだ候補者調整で「一本化」した結果だ。
今回の参院選の比例得票数は国民民主が立民を6万票以上も上回った。「立民よりも、国民民主の候補者を立てた方が自民から票を削れる」(関係者)との見方もある。
投開票から一夜明けた21日、国民民主県連会長で衆院議員の鈴木義弘は「 喧嘩けんか を売れば、(立民が)私の選挙区から出すという話になる」と語り、県内での候補者増に慎重な姿勢を見せつつ、「協議しなければならない」と含みを持たせた。一方、立民県連代表で衆院議員の小宮山泰子は「前回(24年衆院選で)落ちた3選挙区に関しても候補者の擁立を進めていく準備をもちろんしている」と強気の姿勢を示した。
(敬称略)
1233
:
OS5
:2025/07/28(月) 21:05:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/9dab44b4806fe8f2c23dce7883167bb34e736045
【参院選検証】参政党が“無風区”静岡に風穴…躍進の背景は 急速な党勢拡大と残した課題
7/26(土) 18:10配信
静岡新聞DIGITAL
落選が決まり、報道陣の質問に答える松下友樹氏=20日夜、浜松市中央区の事務所
選挙戦最終盤の18日、参政党の神谷宗幣代表が松下友樹氏の応援演説を行ったJR浜松駅近くの広場は異様な熱気に包まれていた。千人を超える聴衆が会場を埋め尽くし、演説の合間には「そうだー」と合いの手が飛び交う。終了後には自然と「参政党」コールが湧き起こり、党の勢いを印象づけた。
▶【一目でわかる】静岡選挙区の有権者投票先まとめ
神谷代表の発言や「日本人ファースト」のキャッチコピーが公示日からメディアやSNSで盛んに話題に上り、賛否両論が渦巻いた。松下氏の演説に“アンチ”が来る場面も増えたが、陣営幹部は「批判されることで注目された側面もあった」と意に介さなかった。批判的な報道や投稿の増加とは裏腹に、党の支持は拡大していった。
松下氏の得票は29万6680票。党が県内で初めて候補者を擁立した前回選は7万2662票で、4倍以上に伸びた。郡部では現職候補に水をあけられたが、「無風区にここまでの風を吹かせた。大健闘だ」との評価は県連内で一致する。
党の躍進の背景には自民支持層、無党派層の獲得がある。もともとは自民党員だったという松下氏の陣営関係者は「安倍晋三元首相の死去以降、自民は左に寄っていった。政治を諦めかけた頃に参政党を知り、もう一度期待してみようと思った」と語った。政治に無関心だったが、SNSで参政党を知って興味を持ったという若者も少なくなく、県内でも松下氏が若い世代を中心に自民、無党派層の票を取り込んだ。
課題は残る。県連幹部の1人は「党と候補者の人気は必ずしもイコールではない」と指摘。決起大会と銘打った17日の松下氏の個人演説会で、100人規模の会場に集まったのは15人程度だった。別の幹部も「報道で聞く急速な党の支持拡大を県内でも感じたかと言えばそうではなかった」と振り返った。
選挙戦序盤には報道機関に「候補者以外の取材はNG」との通達が出され、すぐに解除されるなど混乱も見せた。陣営幹部は「県内でも本気で議席を取りに行くにはしっかりとした組織をつくらなければならない」と気を引き締める。
既存政党に代わる新たな保守勢力として順調に地位を確立していけるかどうかは現段階では見通せない。投開票日の20日、松下氏は落選確実の報を受けた敗戦の弁で支援者らに呼びかけた。「ただ良いことを言っていただけか、政治に変化を与える集団か、引き続き厳しい目で参政党を見てほしい」
◇
石破政権に厳しい審判が下された今回の参院選。静岡選挙区(改選数2)は参政新人が健闘したが、独走した国民民主と、苦戦を強いられた自民の現職2氏が議席を維持した。選挙戦を振り返り、各党の課題や今後の戦略を探った。
静岡新聞社
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