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新・大中華世界的話題

1とはずがたり:2015/08/21(金) 09:18:27
前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1117295937/l50

441チバQ:2015/10/30(金) 19:36:25
http://www.sankei.com/world/news/151030/wor1510300024-n1.html
2015.10.30 13:30

韓国が「太平洋の除け者に」 「二股」外交に危機感、焦る自国メディア





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二股外交で焦りがにじむ朴槿恵大統領(ロイター)
 米国と中国が南シナ海で軍事的緊迫状態に突入したことを受け、「二股外交」を続けてきた韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権に動揺が見える。11月1日にソウルで開催する日中韓3カ国首脳会談も意識してか、同盟国である米国の行動を支持せず、あいまいな態度を取り続けているのだ。(夕刊フジ)

 韓国外務省の報道官は米軍艦船の派遣当日(27日)、「事実関係を把握中だ」と語るだけだった。翌28日も、青瓦台(大統領府)が「この地域での紛争は国際的に確立された規範により、平和的に解決されるべきだ」と、中途半端なコメントを流した。聯合ニュースが報じた。

 韓国メディアの報道には、二股外交で染み込んだ独特のソロバン勘定や、国際社会で孤立する焦りが感じられる。

 同国最大部数を誇る朝鮮日報(日本語版)は28日、「南シナ海:米中の軍事衝突、どちらが優勢か」というタイトルの記事を掲載した。米中の軍備や戦略を客観的に分析し、米ランド研究所の『米中軍事力点数表』という報告書をもとに、「米国は海・空軍力の面で、1990年の時点ではかなり優位にあったが、徐々に格差が縮まり、2-3年以内に米中は対等、もしくは中国がやや優勢な状況になる」と報じた。

 やはり、旧宗主国に傾斜しているのか。

 東亜日報(同)は同日、一連の米軍艦船派遣の流れを報じた最後に、「韓国は南シナ海をめぐる米中間対立で選択を迫られる苦しい立場に立たされることになった」と結んだ。

 韓国経済新聞社(同)は同日、「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)加入条件に浮上した南シナ海問題」という社説を掲載。「TPP初期搭乗券を逃したうえ、南シナ海という難題まで加わった」などと、韓国の置かれた厳しい立場を指摘し、「下手をすると『太平洋の除(の)け者』になりかねない状況だ」と嘆いた。

 わが国も米国も、こんな国を信用できるのか。

442チバQ:2015/10/30(金) 19:37:47
http://www.sankei.com/world/news/151030/wor1510300025-n1.html
2015.10.30 14:11
【中国5中総会】
中国の成長モデルに限界 危機認識も政治改革には触れず

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 中国共産党中央委員会が29日採択した総会コミュニケは、膨大な資源浪費の上に世界第2位の国内総生産(GDP)を実現した中国の成長モデルが、限界に達したことを示した。

 コミュニケは政権交代をはさむ過去5年間の政策を評価するとともに、習近平政権が今年進めた抗日戦争勝利70年の記念行事も党の実績に挙げた。世界経済の中で中国の「発言権」強化を掲げるなど、なお強気の姿勢もみえる。

 その一方で、●(=登におおざと)小平時代に始まった成長至上の国内政策では、負の遺産を直視する結果となった。

 北京などの激しい大気汚染を前に、資源節約と環境保護を「基本国策」に掲げたことは、環境より成長を求めた従来の路線の行き詰まりを示すものだ。

 コミュニケは、貧困地域の援助や福祉対策も強調しているが、これも出稼ぎ農民ら農村の犠牲の上に都市の繁栄を求めた矛盾が無視できなくなった結果だ。余剰人口の負担を排除するために進めた「一人っ子政策」も、ついに実質的な放棄に至った。

 向こう5年間の経済情勢では、「矛盾やリスクの厳しい挑戦」を予見している。コミュニケはさらに「党の指導」という一党独裁の堅持に殊更に言及するなど、経済にとどまらない強い危機意識がにじむ。

 だが、なおも段階的な民主化を示す「政治改革」に踏み込もうとしない党の頑迷ぶりは健在だ。独裁維持と経済低迷の間で、かじ取りはより困難になることが予想される。(山本秀也)

443チバQ:2015/10/30(金) 19:38:16
http://www.sankei.com/world/news/151030/wor1510300035-n1.html
2015.10.30 19:08

「同志」に呼称統一を 中国共産党機関紙が訴え 肩書や「社長」「大旦那」の呼びかけもダメ





 中国共産党の幹部教育機関、中央党学校の機関紙「学習時報」は30日までに、党員の間で「書記」や「社長」などと肩書を使うことは控え、同じ目的を持つ仲間を指す伝統的な呼称「同志」と呼び合うよう訴える記事を掲載した。

 同紙によると、建国指導者、毛沢東主席は幹部に気遣って肩書を使う党員が増えたことを嘆き、1959年に周恩来首相ら宛ての手紙で「一律、誰々同志と呼ぼう」と提案。65年には党が通知し、党内の呼称の乱れを正すよう指示した。

 同紙は、現在、一部の党員が会社組織のように「社長」などと肩書を使ったり、マフィアや親戚っぽく「大旦那」「姉貴」「弟」と呼んだりしていると強調。こうした傾向が「党内の民主的な厳粛さを壊し、党全体のイメージに影響している」と指摘し、「党の指導者や幹部の平等意識を高める」ためにも呼称を「同志」に統一すべきだとしている。(共同)

444チバQ:2015/10/30(金) 19:40:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151030-00000027-jij-kr
来年5月に労働党大会=36年ぶり、掌握力強化へ―北朝鮮
時事通信 10月30日(金)7時45分配信

 【ソウル時事】北朝鮮の労働党中央委員会政治局は30日、第7回党大会を2016年5月初めに招集することを決めた。
 朝鮮中央通信が伝えた。党大会は1980年10月以来、約36年ぶりで、金正恩体制では初めて。
 党主導の統治を再確認するとともに、党の機構改革や党規約の改正のほか、新たな経済路線や故金日成主席の「主体思想」、故金正日総書記の「先軍政治」に続く金正恩第1書記の新たなイデオロギーやビジョンが発表される可能性もある。
 党大会招集は、政権継承から4年近くがたった金第1書記の自信の表れとの見方もある。鄭成長・世宗研究所統一戦略研究室長は「党指導部の刷新を図り、妹の与正党副部長と若手幹部を前面に配置し、党への掌握力を強化すると予想される。内外の政策全般に関する路線が提示されるだろう」と指摘。「党大会に必要な予算を確保するため、中国や韓国との関係改善や経済交流に積極姿勢を見せる可能性がある」と語った。
 党大会は北朝鮮の最高指導機関。政治局の決定書は党大会招集について「主体革命、強盛国家建設の遂行で、世紀の変革が起こっている党と革命発展の要求を反映した」と強調したが、具体的な目的には言及しなかった。

445チバQ:2015/10/31(土) 08:33:38
http://www.asahi.com/articles/ASHBX0TDKHBWUHBI055.html
(@ヤンゴン)選挙戦、ネットから街頭へ
2015年10月31日00時00分
■特派員リポート 五十嵐誠(ヤンゴン支局長)

 街の様子はそれまでと何一つ変わらなかった。最大都市ヤンゴンでは、有力政治家による「第一声」も聞かれず、候補者のポスターも見られない。その日はアウンサンスーチー氏が党首を務める最大野党・国民民主連盟(NLD)の本部にも幹部の姿はなく、党職員より様子を見にきたメディア関係者の方が多いくらいだった。

 軍事政権が長年支配したミャンマーが2011年に民政移管して初めてとなる総選挙が11月8日に投票される。同国の民主化の行方を占う重要な選挙だが、候補者による選挙運動が解禁になった9月8日のヤンゴンは、不思議なほど「選挙ムード」に欠けていた。その後も2週間ぐらいは盛り上がらなかった。

446チバQ:2015/10/31(土) 08:35:33
http://mainichi.jp/select/news/20151031k0000m030150000c.html
ミャンマー:スーチー氏「チェンジ」訴え選挙戦
毎日新聞 2015年10月30日 23時32分(最終更新 10月30日 23時56分)
 ミャンマー総選挙(11月8日投票)で、最大野党「国民民主連盟(NLD)」を率いるアウンサンスーチー氏は「チェンジ(変革)」のキーワードを旗印に選挙戦を展開している。2011年の民政移管後も、国民の間には軍政の流れを引き継ぐ現政権へのアレルギー反応が依然として強く、こうした心理に訴えかけようという戦略だ。スーチー氏は何をどう変えようというのか、西部ラカイン州での演説に耳を傾けた。【タウングップ(ミャンマー西部)春日孝之】

 <今月16日、スーチー氏一行は空港から悪路を車で3時間疾走して会場に到着。猛暑の中、1万人以上が待ちかねていた>

 「炎天下にいる人たちに感謝します。日陰とは大違いですね。私が求めているチェンジとは、炎天下から日陰に入る心地よさほどの違いがあります」

 「(会場までの)道路は以前と違い改修されていました。でも乗馬をしているようでした。道路一つを造るにしろ、その質を上げないと。国の発展は道路建設に似ています」

 <スーチー氏は多くの聴衆が立ったままのことに気づき、教育者のように諭す>

 「前で立っている人、座ってください。後ろの人のことを考えて。これも民主主義のレッスンです。この国の問題の多くは、他者に譲ろうとする気持ちに欠けていることに原因があります。ギブ・アンド・テークの精神が国の発展の礎です」

 「最前列のメディアも座ってください。記者もみんなと等しい権利を持つべきです。外国人(記者)も特権を享受できません」

 <スーチー氏はこの国の問題点を指摘し、処方箋を説明する>

 「ラカイン州は資源が豊かなのに人々は貧しい。その責任は政府が負うべきです。一部の者にとって政権とは権威であり、権力であり、自分たちの家族のためにだけ努力することを意味します」

 「私たちは透明性を重視します。どんな政策や計画もです。今まで私たちは政府の政策や計画に抗議もできなかった。実行後にしか知ることができないからです。こうした(あしき)システムからの脱却は簡単。NLDに投票してください」

 「クリーンな政権を作ります。汚職のない行政メカニズムの構築には時間がかかりますが最優先です。家を造るのに屋根がないと安全を確保できません」

 <スーチー氏は総選挙の勝利を確信しているかに見える>

 「一部の個人や組織はNLDが勝つことを恐れています。長く権威主義的な(軍政)支配が続き、一部の既得権者は変革を恐れています。でも(私たち)勝利者は寛容で臨みます。でなければ民主主義国家に値しません」

 「(選挙でNLDが勝っても)政権がスムーズに移行する保証はありません。ですが(政権移行を旧軍政が無視した)1990年の選挙時と今は違います。(国会で多数派工作が必要のない)圧勝に導いてください」

 <聴衆から「あなたはここに何を持ってきてくれたのか」と質問が飛ぶ>

 「(うわさされる与党・連邦団結発展党の利益供与を念頭に)豚も鶏もあげません。ただ(この先)権利をあげます。それによって自分で豚や鶏が買えるような生活を獲得できます」

 <反NLDキャンペーンを展開する仏教徒組織を念頭に>

 「彼らはデマで(イスラム教徒が大挙して押し寄せてくると)怖がらせ、人々の間に恐怖と憎悪を駆り立てている。国家の将来を全く考えない行動です」

447チバQ:2015/10/31(土) 08:38:03
http://www.sankei.com/world/news/151030/wor1510300039-n1.html
2015.10.30 19:51
【朝鮮半島情勢】
北朝鮮、来年5月に36年ぶりの党大会開催 慢性的な経済低迷 内政刷新で体制強化図るか 

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 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮の朝鮮労働党政治局は30日、第7回党大会を来年5月初めに招集するとの決定書を発表した。朝鮮中央通信など北朝鮮メディアが伝えた。党大会は1980年10月以来36年ぶりで、金(キム)正(ジョン)恩(ウン)体制では初めての開催になる。

 決定書は「強盛国家建設において世紀的な変革が起きている党の要求を反映し党大会を招集する」とし、議題は明らかにしていない。朝鮮労働党の規約によれば、党大会は「党の最高指導機関」と規定されている。規定に従えば、党の綱領と規約の採択や修正、党の路線や政策、戦略など国家の運営方針が決められるものとみられる。

 北朝鮮では今月10日に党創建70年の節目となる記念日を祝った。同日行われた閲兵式で演説した金正恩第1書記は、「人民の偉大さ」「偉大な人民」という言葉を繰り返した。最高指導者が人民をしきりにたたえたことについて、韓国の専門家の間では、北朝鮮内部での「求心力の低下」も指摘されている。

 慢性的な経済低迷で、人民生活がどん底から抜け出せない中、金第1書記は民心をつなぎ止める必要に迫られているようだ。36年ぶりの党大会では、内政を刷新し、金正恩体制を強化する新たな方針が打ち出される可能性がある。

 金第1書記の祖父である金日成主席の存命中に開かれた前回党大会では、息子の金正日氏が党書記などに選出され、金主席の後継者として初めて公式の場に登場。連邦制の南北統一案を金主席が提唱した。

 党大会は金正日体制下では一度も開かれなかった。北朝鮮では党大会に準ずるものとして「党代表者会」があり、2010年9月、44年ぶりに開かれ、12年4月の代表者会では金正恩氏が党第1書記となった。

448チバQ:2015/10/31(土) 08:38:37
http://www.sankei.com/world/news/151030/wor1510300048-n1.html
2015.10.30 21:13
【中国、一人っ子政策廃止】
廃止で巨大政府部門解体か 50万人職員、4千億円の利権 母親拉致、家屋破壊の問題組織

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30日、上海で、両親と一緒に橋の上を歩く男児。中国政府は「一人っ子政策」を廃止する方針だ(ロイター)
 【北京=矢板明夫】中国共産党中央委員会は、30年以上も実施してきた「1人っ子政策」を廃止する方針を決めた。これに伴い、中国国内で大きな権威をふるい続け、多くの人権侵害事件を起こしてきた政府の産児制限部門「計画生育委員会」が解体されるかどうかに大きな関心が集まっている。また、違反者から取る事実上の罰金を財源としている各地方政府にとっては、政策の廃止は財政状況にも影響しそうだ。

 「中国は間もなく労働人口不足の高齢化社会に突入する。一人っ子政策は時代遅れだ」といった主張は10年以上前から中国のメディアで見られるようになり、政府内にも政策の廃止を求める声があったが、計画生育委員会はその最大の抵抗勢力となってきた。

 中国メディアによると、全国の地方政府の計画生育委員会の専属職員は計50万人以上もいる。第2子以降の子供の出産を阻止することだけを仕事としており、すでに巨大な利権団体と化している。妊娠した女性を病院に拉致して強制中絶したり、その家の財産を差し押さえたり、家を取り壊すなどの横暴な振る舞いで度々問題を起こしてきた。

 1994年9月、第2子を妊娠した河南省の女性が強制中絶を受けた際、胎児とともに死亡したため、その夫である北京駐在の人民解放軍士官が報復のため北京市中心部で銃を乱射し、イランの外交官を含む24人が死亡した。

 また、2011年に湖南省の計画生育委員会の職員が「一人っ子政策違反」を理由に子供たちを親元から強引に連れ去り、少なくとも20人を米国やオランダ向けの養子縁組組織に売り飛ばしたことも判明。こうした事件は国際社会から厳しく批判された。

 同委員会は違反者の収入に応じて「社会養育費」の名目で罰金を徴収し、著名な映画監督、張芸謀夫婦が3人も子供がいることが判明したとして、昨年1月、750万元(約1億5000万円)の罰金が科せられた。同委員会の最近の罰金収入は年間200億元(約4000億円)以上と中国メディアが伝えている。

449チバQ:2015/10/31(土) 08:39:18
http://www.sankei.com/world/news/151030/wor1510300049-n1.html
2015.10.30 21:33
【中国、一人っ子政策廃止】
いびつな人口構成 高齢者増加と若者の減少で年金制度、破綻の恐れも

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 中国共産党が基本的な国策の一つである「一人っ子政策」を廃止した背景には、中国の労働人口(15〜64歳)が総人口に占める割合は2016年をピークに下がり続け、経済成長を支えられなくなるという当局の判断がある。しかし、新政策がうまく効果を発揮し多くの子供が来年以降に生まれたとしても、労働人口に成長するまでに15年かかる。その間は人手不足が各分野で蔓延(まんえん)し、経済成長の大きな足かせになる可能性がある。

 国連人口基金が発表した予測によれば、中国の労働人口は16年、総人口の73%を占める9億9600万人に達すると予想されるが、その後は下がり続ける。中国が一人っ子政策を継続していれば、50年には7億9千万人までに減少し、総人口に占める割合が61%まで下がる。

 このままいくと、高齢者の増加と若者の減少で医療保険や年金制度が破綻しかねない状況だという。

 また、教育費の高騰や空気汚染など、子育て環境の悪化で子供を産まない夫婦の割合が都市部を中心に急増しており、一人っ子政策を廃止しても、少子高齢化の傾向が改善されるかどうかは分からない。

 政府系シンクタンクに所属する人口問題の専門家は「一人っ子政策を廃止するのは遅すぎた。第2子までという中途半端な政策変更ではなく、出産を完全に自由化にしないと間に合わなくなる」と話している。(北京 矢板明夫)

450名無しさん:2015/11/01(日) 19:07:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015103100291
「3カ国首脳会談」へ主導権=中韓、歴史より協力前面-日本取り込み狙う

 【ソウル時事】韓国を公式訪問した中国の李克強首相は31日夕、朴槿恵大統領と会談し、「交流・協力が新しいレベルに引き上げられることを願う」と述べ、双方は「蜜月」関係の強化で一致した。歴史問題で共同歩調を取ってきた中韓首脳は、3年半ぶりの日中韓首脳会談や安倍晋三首相との初の会談を控え、協力を前面に出して主導権を握り、日本側に歴史問題を突出させないよう取り込む狙いだ。
 李首相に随行する王毅外相は31日夜、記者団に「歴史問題は話したのか」と質問され、「いつも話していることだ」と述べ、中韓首脳では特にテーマにならず、「協力」が中心議題だったことを明らかにした。王氏は日中韓首脳会談についても「協力を発展させる」と語った。
 中韓両国では昨年7月の習近平国家主席に続き、今年6月には張徳江・全国人民代表大会常務委員長(国会議長)が訪韓。首相として5年ぶりとなった今回の李克強氏と合わせ、共産党序列トップ3人が韓国を訪問する異例の重視姿勢を示した。朴大統領も9月、中国の抗日戦争勝利70年に合わせた軍事パレードなど記念式典に出席し、歴史問題で対日共闘を進めた。
 しかし中国政府内では、国内経済の減速や南シナ海をめぐる米中関係の緊張という内外の情勢を踏まえ、日中韓首脳会談を対日関係見直しの「契機」とすべきだと主張する意見が強まっている。
 日本通の王毅外相は国内で対日弱腰姿勢を見せれば批判が強まることもあり「中日韓協力を妨害する最重要問題だ」として歴史問題にこだわる。しかし、外交を統括する楊潔※(※=竹カンムリに褫のツクリ)国務委員は日中韓首脳会談での協力推進と成果獲得を訴える。「(民間交流だけでなく)政府間の交渉や協議を正常に戻す必要がある」(唐家セン中日友好協会会長)と促す意見も出ている。(2015/10/31-23:23)

451チバQ:2015/11/01(日) 20:26:05
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151101-00090453-toyo-bus_all
「あまちゃん列車」ミャンマーの大地を走る
東洋経済オンライン 11月1日(日)6時0分配信

「あまちゃん列車」ミャンマーの大地を走る
テレビで見慣れた車両の色とは違うが、形状は確かにあの「あまちゃん列車」だ
 ミャンマー・ヤンゴン市の東側に位置するパズンダン駅。一番端のホームに入線していた1両のディーゼル車が、15時ちょうど、定刻通りに出発した。赤と青のツートンの車体が、線路の両脇から覆いかぶさるように生えている緑の木々の間をすり抜けていく。

【詳細画像または表】

 実はこの列車、少し前までは日本の三陸海岸を走っていた。そう、2013年に日本で大ブームを巻き起こしたNHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」で一躍脚光を浴びた、あの三陸鉄道の車両だ。

 老朽化のため日本での役目を終え、ここミャンマーに有償譲渡された。ドラマに登場した青色ベースの車体とは色が異なるが、形は間違いなく、あの三陸鉄道の車両そのものだ。

■ 「あまちゃん」吹き替え版も放映された

 2014年12月の運行開始と前後して、現地でも一般家庭向けにミャンマー語吹き替え版「あまちゃん」の無料放映を開始した。ヒロインのアキと親友のユイが結成したアイドルユニット「潮騒のメモリーズ」がどれだけミャンマー人の間に根付いたかは不明だが、このストランド線を「あまちゃん列車」と呼び、目を細める在留邦人が一定数いるのは確かだ。

 実際、廃線や電化などによって日本で使われなくなった後に海を渡り、ミャンマーを走るようになったディーゼル車の数は、これまでに200両を優に超えるという。市内を走るバスも、「○○市営バス」といった日本語を車体に残したまま走っているものが目につく。

 これは、単に中古の方が安いという価格面のメリットだけではなく、日本の車両やバスは中古であっても非常に質が高く、エアコンなど設備の面でもレベルが高いことが要因となっている。車体の日本語表示が消されないまま走っているのも、日本製を証明することになるからだ。

 車内から手を伸ばせば届きそうなほど、線路のすぐそばまで家屋や食堂が接近している地区を通り過ぎ、市街地の南側を流れるヤンゴン川に面したストランド通りに出た途端、行く手がパッと開けて車内が明るくなった。

 1908年に貿易会社のオフィスとして建てられたという赤レンガ造りの中央郵便局やクリーム色のストランドホテル、かわいい三角屋根の見晴らし塔がシンボルの港湾局など、英領植民地時代の面影を色濃く残す建物が沿道に並んでいる。

 それらを眺めながら走っていると、雨期特有の厚く垂れこめた雲からぽつりぽつりと水滴が落ちて来た。そうと思ったのもつかの間、雨はすぐにバケツをひっくり返したように音を立てて地面をたたき始める。大通りが雨に煙ると、ノスタルジックな雰囲気を一段と醸し出し始めた。

■ 定刻通りに列車は発車する

 出発した時には運転士と車掌しかいなかった車内にも、15分ほどの間に数人の乗客が乗り込んできた。男性2人と女性1人のグループは、これから瞑想に行くのだと言う。

 「17時から瞑想が始まるんだけどね、バスで行ったら何時に着くか分からないだろう? これが一番だよ、何時に乗って何時に着くか確実だからね」と話してくれた男性は、以前、保健省に勤めていたが、現在はリタイアし、気の置けない仲間と週に3回、瞑想通いを楽しんでいるという。

 降りる間際に、「もし時間があれば一緒に瞑想に行かないか、気持ちが落ち着いていいものだよ」と熱心に誘ってくれたが、数時間後には空港に向かい、帰国の途につかなければならなかったため、心惹かれながらも丁重に辞退し、3人を見送った。

 ストランド通りを抜け、市街地の喧騒の中をしばらく走ると、終点トゥーリクェ駅に到着した。正味50分の旅だ。聞けば10分後に折り返し運転をするというので、そのままパズンダン駅まで戻ることにした。16時ちょうど。来た時と同じように定刻通りに列車が発車する。

452チバQ:2015/11/01(日) 20:26:23
 このころには車掌とも打ち解けて話せるようになっていた。まるで甲子園を目指す野球少年のような丸刈り頭の車掌は、はにかんだような笑顔が初返って親近感を感じさせるが、実は警察官。警察に入って23年目というベテラン警官だ。名前はゾーテー。今年でちょうど40歳だという。

 なぜ車掌が警官をしているかは不明だが、テキパキと車掌業務をこなしている。「15年前、6カ月の研修を受けて鉄道警察に移ったんだ」と、制服の肩に縫い付けられた鉄道警察のエンブレムを誇らしげに見せてくれた。

 最終列車だけあって、折り返しの車内は一日の仕事を終えたらしい人々が次々と乗り込んできた。乗車率は7割といったところか。皆、ほっとした表情で言葉を交わし、さきほどよりも車内はずっとにぎやかになった。

■ 日本の車両は揺れないし安全

 2駅目のワーダン駅から乗ってきたにこやかな女性2人組は、ストランド通り沿いのボーダータウン駅まで帰るところだと教えてくれた。

 家はそこからさらにヤンゴン川をフェリーで渡った先のダラーにあるという彼女たちは、以前はバスで通勤していたが、今はもっぱらこの最終列車で帰宅しているという。

 「バスだと、何時に家にたどり着けるか分からないもの。列車は時間が確実だし、快適だから、仕事を少し早目に切り上げてこの列車に乗るようにしているのよ」と顔を見合わせながらうなずき合う。

 また、鉄道省に勤務しているという女性は、朝の出勤時は時間が合わないため利用していないが、帰宅時には毎日乗っているという。「終点のパズンダン駅まで乗ってから環状鉄道に乗り換えて自宅の最寄り駅まで帰るの。とっても便利よ」と満足げだ。「やっぱり日本製の列車はいい。揺れないし安全ね」と付け加えた。

 ところで、「あまちゃん列車」が走るヤンゴン川沿いのこのストランド線は、間もなくこの国で初めての「旅客電車」が走る予定だ。今年7月には広島電鉄が路面電車を譲渡したほか、JR東日本もメンテナンス技術者の短期派遣を通じた技術指導を行うなど、11月上旬の第一区間の運行開始に向け準備が着々と進んでいる。電化工事も急ピッチだ。電化が実現した後は、あまちゃん列車はその先の非電化区間に移され、走り続けるという。

 日本はこのほかにも、現在、ヤンゴン―マンダレー間約620kmを結ぶ幹線鉄道や、ヤンゴン市内をぐるっと一周する環状鉄道を近代化するために政府開発援助(ODA)によって詳細設計調査を進めている。

 まさにミャンマーの鉄道整備のリーダーシップを、日本が掌握しているようだ。

 一見すると、日本以外の他国の影は薄いようにも思われる。だが、ヤンゴンとマンダレーをつなぐ環状鉄道沿線の駅を一駅ずつ丹念に回り、各駅の信号機を調べてみると、中国やインド、韓国などさまざまな国から設備が入っていることに驚かされる。中国製やインド製のディーゼル機関車、客車も次々と入ってきており、他国も着実に布石を打っているのは事実だ。

■ インドネシアの二の舞になるリスクも

 実際、首都ネピドーの郊外には、中国の支援で建てられた大きな車両整備工場が平野の真ん中に建っている。折しも9月には、日本が長年支援をしてきたインドネシアで、日本が進めてきた高速鉄道計画の事業化調査結果が白紙撤回され、中国案が採用されることになった。同計画は、2008年ごろから日本がかなりのリソースを投入し調査を行ってきただけに、衝撃が大きかった。

 日本は、ミャンマーに「日本式鉄道」を導入すべく、無償資金供与でヤンゴン中央駅の信号システムを計画している。円借款で整備するヤンゴン―マンダレー間の幹線鉄道について、ODAのスキームを活用して日本製の信号システムの導入を働き掛けているのだが、勝負の行方やいかに――。

 世界ではますます熾烈さを増しつつある、昨今の鉄道進出競争を見るにつけ、「やっぱり日本製はいいわね」という乗客の笑顔に油断していては足をすくわれかねない。ミャンマーでの取り組みがインドネシアの二の舞にならずに、日本が戦略的な支援をきちんと展開していけるのか、まだまだ目が離せない。

453チバQ:2015/11/01(日) 21:14:14
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/204585
中国共産党員は同窓会もダメ! 習指導部が派閥を警戒、条例を改正
2015年10月31日 23時00分

 【北京・相本康一】中国共産党は「党規律処分条例」を改正し、党員の禁止事項を公表した。汚職や公金流用、不倫などの行為に加え、派閥につながるとして同窓会も禁止。違反すると党籍を剥奪する場合もあるという。反腐敗運動で大物党員による派閥的な「反党行為」が表面化しており、習近平指導部は党内の引き締めを図った格好だ。
 国営通信新華社によると、同条例は2003年に制定され、改正は初めて。26〜29日に開かれる党の重要会議、第18期中央委員会第5回総会(5中総会)を前に、133条からなる全文を公表した。
 インターネットや新聞・雑誌、座談会などの場で党の重要方針について勝手に議論しないように求めたほか、党派を結成したり徒党を組んで利益を得たりする行為を禁止。同窓会や同郷人の会、人民解放軍入隊経験者による戦友会も処分対象に挙げた。権力を利用した司法や公共事業への関与、権力を利用して愛人をつくることも禁じている。
 胡錦濤前国家主席の元側近で、収賄などの疑いで党籍を剥奪された令計画・前党中央弁公庁主任は、地元・山西省出身の高官や企業人をメンバーにした「西山会」をひそかに結成。腐敗の温床になっていたと指摘されている。今回の条例改正は、こうした動きに対する習指導部の警戒感の表れとみられる。
=2015/10/24付 西日本新聞朝刊=

454とはずがたり:2015/11/01(日) 23:43:38
2015年 10月 20日 12:20
コラム:経済迷走で中国指導者の「無謬神話」崩壊
http://jp.reuters.com/article/2015/10/20/column-china-idJPKCN0SE05920151020?rpc=188&sp=true

[ロンドン 19日 ロイター BREAKINGVIEWS] (2015年)第3・四半期の実質成長率は6.9%と、約6年ぶりの低い伸び率となった。しかし投資家や企業経営者が本当に知りたいのは、警戒すべき景気減速を中国がどれほどうまく制御できるかだ。

この点に関して、あまり心強い兆候は見当たらない。

視界を曇らすスモッグはこの夏に広がった。上海株の暴落は外国人投資家を震え上がらせた。彼らは中国株をほとんど保有していないのにもかかわららずである。意表を突く人民元の切り下げも、あれほどまでの混乱を招くはずはなかった。実質実効レートで見ると、人民元はなお対ドルで1年前より12%ほども高いのだから。

しかし西側諸国の株式市場が全面安となったところを見ると、市場の見方に変化が生じつつあるのは明らかだ。優秀だとされる中国の官僚が、2つの大きな試験で過ちを犯した。株価を押し上げる試みに失敗するとともに、元切り下げによって市場を安定させられるどころか、動揺を招いたのだ。

中国の指導者が超人ではなく凡人に過ぎないとしたら、これは大変なことだ。中国経済の変遷は、超人的な手綱さばきを必要とするのだから。中国政府は投資、製造業主導で高成長を遂げてきた経済を、消費とサービスをけん引役とする、より緩やかな拡大期に移行させようと試みている。そのためには何億人もの人々と何兆ドルもの資金を方向転換させる必要がある。前代未聞の試みだ。

旧来型の中国経済がみるみる減速しているため、この変遷は難しさを増している。中国の大手工業企業の利益は8月、前年同月比で8.8%減少した。鉄道貨物輸送は15%縮小し、過去10年間に平均21%増加していた不動産投資は1%の減少に転じた。

ひいき目に見るなら、余剰人員や設備はサービス部門が吸収してくれると考えることが可能だ。中国のサービス業を擁護するピーターソン国際経済研究所の学者、ニコラス・ラーディー氏などは、サービス業が既に国内総生産(GDP)の半分を占めていると指摘している。ことし1─9月には「第三次産業」がGDPの51.4%を占め、7─9月期にはこの部門が8.4%成長と、GDP全体の成長率を上回った。例えば映画のチケット販売は50%近いペースで伸びている。

しかしこうした数字の多くは、詳細に見るとほころびが露わになる。中国の公式統計では、2014年にはサービス業の雇用が1700万人増と、10、11、12年を合わせたよりも大幅に増えている。だがよく見ると、「農業サービス」など一部の職種が新たな名称に衣替えしただけであることが分かる。小売売上高統計は範囲が広過ぎる半面、電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング(BABA.N)のような企業の財務報告は内容が絞られ過ぎており、投資家は実態を推測するしかないのが実情だ。

もう一つの大きな頼みの綱は市場だ。習近平国家主席は3年前、経済において市場に決定的な役割を果たさせると約束した。その市場は、26日に始まる共産党中央委員会第5回総会(5中総会)で討議される第13次5カ年計画を注視するだろう。

とはいえ、習主席の約束は果たされていない。政府は上海自由貿易区や香港・上海証券市場の接続、人民元国際化の試みなど、大風呂敷を広げる点ではよくやっている。ただ、実際の市場機能はないがしろにされてきた。最大級の企業は破綻や他社による買収を許されない。鉄鋼セクターは3億トン前後の過剰生産能力を抱えており、これは米国の年間生産量の3倍を超える規模だ。マッキンゼーによると債務はGDPの280%まで積み上がっているが、大規模なデフォルト(債務不履行)が起こった試しはほとんどない。

問題は、中国に対する世界の注目が強まっている中で、方向性の欠如が深刻化していることだ。激しい景気減速に対処するための統一的な計画が存在しないことが、ますます明らかになりつつある。今回の最大の教訓は、中国の役人ともあろうものが失敗を犯したということではなく、頭は良いが間違うこともある「人間」として精一杯やっているだけだということだろう。

●背景となるニュース

*19日に発表された第3・四半期の中国GDP成長率は前年同期比で実質6.9%となった。これは6.2%だった2009年第1・四半期以来で最低。エコノミスト50人を対象としたロイター調査の予想中央値は6.8%で、レンジは6.4─7.2%だった。

455名無しさん:2015/11/02(月) 22:23:22
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20151102-00000067-nnn-pol
日韓首脳“慰安婦”議論も「良い雰囲気」
日本テレビ系(NNN) 11月2日(月)18時5分配信
 安倍首相は2日、韓国で朴槿恵大統領と初めての首脳会談を行い、いわゆる従軍慰安婦問題についてできるだけ早い解決を目指して交渉を加速させていくことで一致した。

 3年半も開かれていなかった日韓の首脳会談は、1時間45分にもおよび、そのうち、かなりの時間は焦点の慰安婦問題について議論したという。会談を終えた安倍首相は「慰安婦問題については未来志向の協力関係を構築していく上において、将来世代に障害を残すことがあってはならないと考えています。できるだけ早期の妥結を目指して、交渉を加速させていくということで一致をしました」と述べた。

 安倍首相は「心が痛む」などと遺憾の意をあらわしたが、さらなる謝罪などは行わず、従来の立場を維持したという。政府関係者は、慰安婦問題への対応について「補償という解決済みの問題と人道的見地に立ったこれからのさまざまなフォローの在り方について、すみ分けをしている」と説明した。そして、両首脳はこの問題を早期に妥結させるため現在も行われている外務省の局長クラスでの協議を加速させるよう指示することで一致した。

 政府関係者は「長い時間をかけて1つ1つのことがらを話していたので、全体的には良い雰囲気で有意義な会談だった」と評価している。

 首脳会談の中では同席者が3人ずつというごく少人数での会談が1時間にわたって行われた。韓国で日本への厳しい意見がある中、膝詰めで朴大統領の本音を探る日本側のねらいがあったとみられる。政府関係者は「3年半ぶりの会談なので、真正面から話し合いをしようということだ」と解説している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151102-00000107-jij-pol
慰安婦、解決の道筋見えず=日韓首脳3年半ぶり会談
時事通信 11月2日(月)18時51分配信

 【ソウル時事】安倍晋三首相は2日、韓国の朴槿恵大統領とソウルの青瓦台(大統領府)で初めて会談した。
 日韓首脳の会談は2012年5月以来、3年半ぶり。両首脳は最大の懸案である、いわゆる従軍慰安婦問題について、「早期妥結」に向け交渉を加速させることで合意した。ただ、双方の立場には隔たりが大きく、解決への道筋は見えていない。
 約1時間40分に及んだ会談で、朴大統領は慰安婦問題について「両国関係改善の最も大きな障害だ」と述べ、早期解決を要求。首相は「未来志向の関係を築いていくため、将来の世代の障害にならないようにすることが重要だ」と同意した。両首脳は、今年が国交正常化50年に当たることを踏まえ、外務省局長級で進めている協議を加速させることで一致した。
 朴政権は、慰安婦問題を解決したと見なすための具体的な条件を明示しているわけではない。ただ、韓国の元慰安婦支援団体は日本政府が法的責任を認めるよう主張しており、要求水準をこれより下げるのは困難とみられる。これに対し日本政府は、法的問題は1965年の日韓請求権協定で「完全かつ最終的に解決した」との立場だ。
 これに関し、日本政府関係者は2日、「人道的見地に立った対応は法的問題とは別だ」と指摘した。ただ、日本側は仮に法的問題を棚上げして政府間で合意しても、韓国政府が国内の批判にさらされればほごにしかねないと警戒しており、踏み込んだ解決案は提示できていないのが実情だ。
 両国間には他にも、韓国人元徴用工の賠償請求権問題や、産経新聞前ソウル支局長への懲役求刑、韓国による日本産水産物の輸入規制などの懸案が山積している。これらに関し、首相は会談で日本の立場を主張し、韓国側の善処を求めた。
 一方、首相は中国が南シナ海で人工島を造成している問題に言及。米軍の艦艇派遣を「直ちに支持した」と説明した上で、「開かれた自由で平和な海を守るため、米韓と連携していきたい」と述べ、米国の同盟国として日本と足並みをそろえるよう促した。

456とはずがたり:2015/11/03(火) 14:12:54
人権五月蠅い欧州を尊敬してたんだけど最近の英独の腑抜け振りは情けないの一言。。

中国:劉暁波氏の妻を連行か 香港人権団体が伝える
毎日新聞 2015年10月31日 11時08分
http://mainichi.jp/auth/guide.php?url=http%3A%2F%2Fmainichi.jp%2Fselect%2Fnews%2F20151031k0000e030228000c.html

香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンターは30日、ノーベル平和賞を受賞した中国の民主活動家、劉暁波(りゅぎょうは)氏=服役中=の妻で自宅軟禁下にあった劉霞(りゅうか)さんが、27日に公安当…

457名無しさん:2015/11/03(火) 16:26:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151103-00050008-yom-pol
日韓の議員外交、「パイプの先細り」を懸念
読売新聞 11月3日(火)11時5分配信

 3年半ぶりに行われた2日の日韓首脳会談は、焦点の慰安婦問題で一致点を見いだすことができず、日韓関係の難しさを改めて印象づけた。

 日韓双方は議員外交を進めているが、韓国側の世代交代などもあり、「パイプの先細り」を懸念する声もある。

 日韓議員連盟幹事長を務める自民党の河村建夫元官房長官は2日、「(地理的に)引っ越しできない間柄なのだから、お互いに努力しなければならない」と日韓関係の重要性を強調した。

 日韓の議員外交は近年、日韓議連会長の額賀福志郎・元財務相や河村氏らベテラン議員に委ねられてきた。しかし、韓国側で議員の世代交代が進み、「日韓の議員間の関係も希薄になりつつある」との見方も出ている。

458名無しさん:2015/11/03(火) 16:36:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151103-00000035-jij-asia
越に中古船2隻引き渡し=南シナ海の監視強化―日本政府
時事通信 11月3日(火)14時3分配信

 【ハノイ時事】日本政府は3日、中古船2隻をベトナム沿岸警備隊に引き渡した。
 ベトナム側は、領有権を争う南シナ海で同国漁船が中国の船舶に操業を妨害されていることを踏まえ、海上監視や警備の強化に役立てる方針。
 日本政府は昨年、南シナ海の緊張が高まったのを背景に、ベトナムへの中古船6隻の無償供与を決めた。今年2月以降、沿岸警備隊と漁業監視局に各1隻を引き渡しており、残り2隻も年内の供与を予定する。安倍晋三首相は9月に来日したグエン・フー・チョン共産党書記長に対し、中古船を追加提供する意向を伝えている。

459チバQ:2015/11/03(火) 17:35:35
http://www.sankei.com/world/news/151102/wor1511020001-n1.html
2015.11.2 01:00
【日々是世界】
「習近平氏の赤絨毯はウイグル人の血で染まっている」 カーディル議長が悲痛な訴え





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21日、ロンドンの首相官邸近くで、中国の習近平国家主席の訪英に反対するウイグルやチベットの支援者ら(ロイター)
 中国の習近平国家主席(62)による英国公式訪問とほぼ時を同じくして、中国から逃れた亡命ウイグル人の組織を束ねる「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長(68)が来日し、習政権下でウイグル人への弾圧が強まっている現状を訴えた。英メディアは「英国が習主席のために敷いたレッドカーペットはウイグル人の血で染まっている」とのカーディル議長の言葉を報じた。

来日した議長が英を指弾

 カーディル議長は10月13〜21日の日程で来日。自民党の国会議員らとの懇談に加え、精力的に記者会見や講演をこなした。英ロイター通信は19日に日本外国特派員協会で開かれた記者会見について報道。ジョージ・オズボーン英財務相(44)が先月、中国・新疆ウイグル自治区を訪問した際に「英中の経済関係について強調したが、現地の問題についてはほとんど言及を避けた」と指摘した。

 また中国が新疆ウイグル自治区で活動しているとする「イスラム過激派」や「分離独立主義者」について、これまで明確な証拠が示されたことがないとする亡命ウイグル人や人権団体の主張を紹介。自治区が不安定なのはウイグルの文化や信仰への抑圧政策に対する不満が原因だとの訴えにも言及し、英国が習主席を「レッドカーペットで歓待」することへのカーディル議長の非難の言葉を伝えている。

首相の内輪からも批判

 習主席に対する英国の「歓待」についてはデービッド・キャメロン首相(49)の内輪からも批判が出た。英紙ガーディアン(電子版)によると、キャメロン氏の戦略アドバイザーを務めたスティーブ・ヒルトン氏(46)は英BBCの番組に出演し、中国指導者への待遇に対して「1970年代に英国が国際通貨基金(IMF)に救済されたとき以来の国家の恥だ」と批判。「実際のところ中国はイランやロシアと同程度の“ならず者国家”であり、中国に対して立ち向かうどころか、なぜおべっかを使うのか理解に苦しむ」と発言し、「われわれは中国に対してレッドカーペットを敷くのではなく、制裁を科すことを考慮すべきだ」と訴えた。

 一方、中国政府はカーディル氏ら亡命ウイグル人らに対して「テロリスト」「分離独立主義者」との批判を強めている。

 20日に都内の参院議員会館で国会議員らとの懇談後に記者会見したカーディル氏は「最近、中国当局は私を国際警察(国際刑事警察機構、ICPO)にアピールして私をテロリストだと申請しているようだ」と発言。最近イタリアを訪問した際にも、中国当局からイタリアに入国させないよう圧力があったことを明らかにした。

「無人機で殺害」

 「数え切れないほどのウイグル人たちが、無人機やヘリコプターで中国の軍に殺害されている」

 「ウイグル人が抗議のために行動した際、中国当局は無人機を出して不満を示した人たちをピンポイントで殺した」

 会見でカーディル氏は、中国がウイグル人に対して無人機を使った攻撃を行っていると繰り返し強調した。中国は軍用無人機の開発に力を入れており、偵察に運用しているとされる。会見で無人機攻撃の具体的な証拠は示されなかったが、中国軍が新疆ウイグル自治区で実際に無人攻撃機を運用しているのかどうかについて中国側は明らかにしていない。

 また、カーディル氏は中露と中央アジア4カ国で構成する「上海協力機構」について「中央アジアに居住するウイグル人への対応」が目的だと主張した。

 上海協力機構は1996年にはじまった「上海5(ファイブ)」とよばれる5カ国の会議にウズベキスタンを加えてつくられた機構で、元来は冷戦後の国境管理などについて協議するためにつくられたとされる。

 カーディル氏は「中央アジアには200万人近くのウイグル人が住んでいる。中国国内でウイグル人が弾圧されていることに彼らも不満を持っており、何らかの抵抗をすることは中国も認識している」と分析し、「中央アジア諸国を中に入れて、現地に住むウイグル人も自分たちが始末する対象に選んだ」と持論を述べた。(国際アナリスト EX)

460チバQ:2015/11/03(火) 17:36:14
http://www.sankei.com/world/news/151102/wor1511020004-n1.html
2015.11.2 00:12
【日中韓首脳会談】
李首相ようやく対日外交デビュー 習近平体制の「権力集中」の陰に隠れ

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3カ国首脳会談を前に、握手を交わす(左から)安倍首相、韓国の朴槿恵大統領、中国の李克強首相=1日、ソウルの青瓦台(共同)
 【ソウル=矢板明夫】1日に安倍晋三首相と初めて会談した中国の李克強首相は、対日強硬姿勢を貫く習近平国家主席と異なり「日本との関係を重視している」との前評判もあった。だが、1日に行われた一連の会談では習主席と同様に歴史問題を引き合いに出すなど、習体制下での反日路線の根深さを印象付けた。

 中国の首相は本来、経済や環境など実務関連問題の対外交渉を担当するが、李首相は、パフォーマンスが好きで権力集中を進めたい習主席の陰に隠れてしまっていた。今回、3年半ぶりに開催された日中韓首脳会議は、温家宝前首相が現役当時に立ち上げた、中国首相が参加する対話の枠組みであるため、李首相はようやく「対日外交デビュー」を果たせた形だ。

 この日、日中韓首脳会談の共同記者発表に臨んだ李首相は、「中日韓3カ国が困難を克服し、誠意をもって手を携えて前進すべきだ」などと発言する一方で、習主席と同様に歴史認識で日本を牽制(けんせい)することも忘れなかった。

 習主席が主導してきた強引な対外拡張外交で、中国は日米や東南アジアなど多くの国との関係を悪化させた。共産党内では「外交方針の見直し」を求める声が高まっているとされる。

 このため、李首相が対日外交を主導することで、日中関係が本格回復するよう期待する見方も一部で出ているものの、習主席が李首相の「独自外交」を容認する余地は実際には少ないとみられる。

461チバQ:2015/11/03(火) 17:37:25
http://www.sankei.com/world/news/151102/wor1511020013-n1.html
2015.11.2 08:00
【マーライオンの目】
ミャンマー大使館前に長蛇の列 在外投票に見た熱気と期待

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【外信コラム】
 シンガポールのミャンマー大使館前に、在外投票者の大行列ができた。2日目の10月16日、金曜正午の行列は、約500メートル離れた繁華街のオーチャード付近まで達していた。午後には1キロ弱に延びたという。

 投票を終えた女性に聞くと「早朝から5時間並び、中に入って投票までさらに1時間半」。だが、その表情は晴れやか。手弁当で同胞に水やバナナを配っていた男性は「数十年ぶりの自由な投票。数時間なんてへっちゃらさ」と笑顔だ。

 大使館によると、東京などでも行われた在外投票の登録数は約3万人で、うち約2万人が、出稼ぎなどの多いシンガポールに集中。投票は15〜18日を予定したが、対応しきれず21日まで延長され、1万6千人以上が投票した。名簿の誤りなど苦情も出たが、大きな混乱は起きなかった。

 シンガポールの総選挙では禁じられている出口調査も、他国が対象ならOK。不正を警戒する市民団体が行った調査で、アウン・サン・スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)の得票率は9割だったという。シンガポールでは公共の場での政治行為も禁じられており、ヤンゴンにあふれるNLDの赤旗などは見られなかったが、行列の誰に聞いてもNLD支持だった。ミャンマー全土の有権者の声は今月8日の投開票で示される。(吉村英輝)

462チバQ:2015/11/03(火) 17:38:44
http://www.sankei.com/world/news/151102/wor1511020005-n1.html
2015.11.2 09:30
【日中韓首脳会談】
韓国、日中首脳もてなしに差 安倍首相は“実務訪問”なので食事会なし

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共同記者発表する(左から)安倍首相、韓国の朴槿恵大統領、中国の李克強首相=1日、ソウルの青瓦台(代表撮影・共同)
 【ソウル=藤本欣也】「歴史を直視し未来を志向する」。日中韓首脳会談の議長国、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は1日の会談でこう強調して、日本を牽制(けんせい)した。一方で中国に配慮し、南シナ海問題を議題として取り上げるのを避けた。

 ただ、会談全体でみると、自らの実績にもなる「3カ国協力の完全回復」(共同宣言)という「未来志向」に重点を置いており、日本に一定の配慮を示したのも事実。「歴史直視」の舞台は2日の日韓首脳会談となりそうだ。

 「北東アジア地域の平和と繁栄の重要な枠組みである3カ国の協力体制が復元された歴史的意味は大きい」

 朴大統領は1日の共同記者発表でこう自賛した。安倍晋三首相、李克強首相ともに首相就任後初の訪韓だったが、韓国側の“もてなし”の度合いは異なっていた。李首相には10月31日に朴大統領との夕食会が用意されたが、安倍首相には予定されていない。韓国側は「李首相の訪韓は『公式訪問』という位置付けで、安倍首相は『実務的な訪問』にすぎない。差があるのは当然」との立場だ。

 それだけに、会談における朴大統領の安倍首相への配慮が目に付いた。中央に立っていた朴大統領が記者発表終了後、まず声を掛けて握手を交わした相手は安倍首相だった。会談の発言でも「韓、日、中」と3カ国を呼ぶ際に日本を中国より先に呼んだ。日本政府関係者は「来年の議長国が日本だからではないか」との見方を示している。

463チバQ:2015/11/03(火) 17:40:31
http://www.sankei.com/world/news/151102/wor1511020060-n1.html
2015.11.2 20:15

中国、韓国シフトで「北」軽視 序列1〜3位こぞって訪韓は極めて異例 「中韓接近で北暴走」観測も

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中国の李克強首相=ソウル(共同)
 【ソウル=矢板明夫】中国の李克強首相は2日、ソウルで韓国の黄教安首相と会談した後、帰国の途についた。李首相の今回の訪韓は、昨年7月の習近平国家主席、今年6月の張徳江・全国人民代表大会常務委員長に続くもので、わずか一年余の間に中国共産党最高指導部の序列1〜3位の要人が同じ国を訪問したのは極めて異例だ。一方で、伝統的な友好国の北朝鮮との首脳外交は途絶えたまま。習近平政権の朝鮮半島外交の重点が北朝鮮から韓国にシフトしたことは、今後の北東アジア情勢に影響を与える可能性もある。

 中国の外交関係者によると、李首相による今回の韓国訪問は、中韓の当局者による事前協議で公式訪問に切り替わった。李首相を出迎える韓国側の接遇で実務訪問の安倍晋三首相に差をつけさせるほか、韓国の経済界と交流し経済協力で合意するなどの実績を残すことが狙いだったという。

 習近平政権が発足後、中国の指導者が頻繁に訪韓したのと同様、朴大統領も就任後に3回訪中した。一方、「血で固められた友誼」といわれた中国と北朝鮮の関係は、今年10月に平壌で行われた朝鮮労働党設立70年の記念行事に、中国は序列5位の劉雲山氏を派遣しただけだ。

 中国の外交関係者によれば、中国は北朝鮮に長年の支援を行ってきたにもかかわらず、北朝鮮は中国の意向を無視して核実験やミサイル発射を繰り返し、中国が主導する6カ国協議からも勝手に背を向けて中国の逆鱗に触れた。「北朝鮮がこの問題で譲らなければ中朝の関係修復はない」と指摘する共産党幹部もいる。

 中国が韓国に接近したのは、歴史問題で日本と“共闘”する仲間だからだ。また、10月31日の中韓首脳会談で李首相が「中国は朝鮮半島の非核化を堅持する」と述べたように、習政権は核開発問題で韓国と連携すれば北朝鮮の6カ国協議への復帰を促す圧力になると判断しているとみられる。

 だが、中国の朝鮮問題専門家の間では「中韓接近で北朝鮮が態度を硬化させ、暴走する可能性も否定できない」との見方もある。

464チバQ:2015/11/03(火) 17:41:13
http://www.sankei.com/world/news/151102/wor1511020062-n1.html
2015.11.2 20:46
【日中韓首脳会談】
会談場所のホテルめぐり激烈攻防 「会談してあげた」 メンツ重視の中国、自身の宿泊先を強要

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3カ国首脳会談を前に、握手を交わす(左から)安倍首相、韓国の朴槿恵大統領、中国の李克強首相=1日、ソウルの青瓦台(共同)
 ソウルで1日に行われた日中首脳会談の前に、会談場所をめぐって双方の間で激しい駆け引きがあった。安倍晋三首相と李克強首相が初めて会談する場となっただけに、両国がそれぞれの首脳の宿泊先を会談場所にするよう要求、最後は「安倍首相の決断」(関係者)で決着が図られた。

 安倍首相の宿泊先はソウル中心部にある「ウェスティン朝鮮ホテル」。1914年に設立された老舗ホテルだ。一方、李首相はソウル東部の「ソウル新羅(シルラ)ホテル」。丘陵に建ち、警備のしやすさに定評がある。ともに韓国最高のランクに位置する名門ホテルだ。

 首脳会談が第3国で行われる場合、会談場所をどこにするかでもめるケースは少なくない。特にメンツを重んじる中国は「相手国の求めに応じて会談してあげた」というスタイルを好み、今回も新羅ホテルでの開催を強く要求。結局、予定されていた会談時刻が迫る中で日本側が折れた。

 安倍首相はこの日午後6時過ぎに新羅ホテルに到着。会談を終えて同7時過ぎ、晩餐(ばんさん)会の会場に向かうためホテルを後にした。しかし同じ晩餐会に出席する李首相は正面玄関を使わず、わざわざ裏口から出て会場に向かった。

 中国の外交関係者によると、会談後、李首相が安倍首相と同じ場所から出ていくと、ホストとゲストの区別がつかなくなる。裏口を使って「自らがホストであることを示した」という。

 華僑向け通信社、中国新聞社は「李首相は自身のホテルで安倍首相と会談した」と冒頭で場所を明示し、「安倍首相が訪ねてきたこと」を強調した。(ソウル 藤本欣也、矢板明夫)

465チバQ:2015/11/03(火) 17:41:49
http://www.sankei.com/world/news/151102/wor1511020065-n1.html
2015.11.2 22:21
【日韓首脳会談】
共同会見なし、昼食会もなし 慰安婦、産経前ソウル支局長問題…懸案山積、記者質問を回避か 不満表明との見方も

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(1/3ページ)【産経前ソウル支局長公判】

2日、ソウルの青瓦台で安倍首相(左)を出迎える朴槿恵大統領(聯合=共同)
 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と安倍晋三首相は首脳会談後、共同記者会見を行わなかった。日韓両国の関係改善を内外にアピールする機会にもなり得たが、朴大統領は結局、リスクを冒すのを避けた。懸案が山積する両国関係の危うさが逆に浮かび上がる形となった。(坂本一之、ソウル 藤本欣也)

 国家元首である韓国の大統領には警備上の問題などから、記者団の取材にしばしば応じる慣例はない。大統領単独の記者会見もまれで、年初に1回、大統領府で開かれるぐらいだ。

 特に朴大統領の場合は、歴代大統領に比べても会見の数が少ない。2013年の政権発足以降、国内メディアのインタビューにも応じていない。朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領を父親に持ち、毀誉褒貶(きよほうへん)にさらされてきただけに、「メディアへの不信感があるようだ」(報道関係者)。

 ただ、外国の指導者が韓国を訪問した際には、共同記者会見が行われるケースがある。最近では、今年5月にブルガリアの大統領、7月にホンジュラスの大統領、10月にドイツの大統領が訪韓した際に共同記者会見が開かれている。国家元首ではない首相の場合でも行われている。

   
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 今回、安倍首相は公式訪問ではなかったものの、朴大統領が安倍首相との共同記者会見を決断すれば、内外に「日韓関係新時代」を打ち出すことはできた。日韓の関係修復を求めていた米国に対しても、朴大統領自身の成果としてアピールできたが、見送った。

 背景には、慰安婦問題などをめぐって首脳会談の調整が難航した経緯がある。韓国紙、朝鮮日報は10月29日付の紙面で、「水面下の調整で成果がなければ、大統領府は、安倍首相との昼食会や共同記者会見を行わないという形で不満を表すことを検討するだろう」との見方を報じている。

 また、共同記者会見を行えば、慰安婦問題のほかにも、朴大統領への名誉毀損(きそん)で在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の問題や、南シナ海での中国の人工島建設問題などで、日本の記者から質問を受ける可能性もあった。

 朴大統領が安倍首相との共同記者会見や昼食会を行わなかったことについて、「初の首脳会談の成果がない中で必要以上に友好ムードを醸し出し、国内世論を刺激するのを避けた」(外交筋)との見方もある。

   
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 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は2日夕の記者会見で、共同記者会見がなかった理由について「承知していない」と説明。その上で、「共同会見するという決まりも何もない」と述べ、安倍首相と朴大統領が並んで会見することが規則になっているわけではないことを強調した。

 しかし首相周辺は、共同記者会見を見送ったことに「深い意味はない」と述べるにとどめ、歯切れが悪い。首脳会談が開かれれば、成果を自らの言葉で自国民や世界に発信するのが外交では通例だからだ。

 政府高官は「日本から共同会見を止めようと提案した事実はない」と明言。韓国側からの提案であったことを示唆する。

 また、日本の外務省幹部は「慰安婦問題は韓国の内政問題となっている」と指摘する。記者会見での発言が国内世論をあおることになることを警戒する韓国政府に、日本が配慮した姿勢が透けてみえる。

 日本政府にとっても慰安婦問題がさらにこじれれば、議長国として開く来年の日中韓首脳会談の開催が危ぶまれることになる。両政府ともに不測のトラブルを回避したい思いは共通だ。

 外交筋は「もともと成果を求める会談ではない」と述べ、“無難な”日韓首脳対話のスタートに腐心した舞台裏を思わせた。

466とはずがたり:2015/11/04(水) 10:34:35
中台首脳、歴史的会談へ 7日シンガポールで、分断後初
共同通信 2015年11月4日 01時11分 (2015年11月4日 01時57分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20151104/Kyodo_BR_MN2015110301001954.html

 【台北共同】台湾総統府は3日夜、馬英九総統が7日にシンガポールを訪れ、中国の習近平国家主席と会談すると発表した。中台首脳会談は1949年の分断後初。
 来年1月の総統選で台湾独立志向の野党、民主進歩党(民進党)への8年ぶりの政権交代の可能性が高まる中、首脳会談で「一つの中国」を中台交流の基礎として確認し、これを認めない民進党をけん制するとみられる。
 中国メディアによると、中国国務院(政府)台湾事務弁公室の報道官は「(中台)指導者の面会について中国の態度は積極的、開放的であり、一貫している。情報があればすぐに発表する」とコメントした。

467チバQ:2015/11/04(水) 21:41:04
http://www.sankei.com/world/news/151104/wor1511040033-n1.html
2015.11.4 21:12

中台首脳7日に会談 分断後初めて 双方「国家主席」「総統」の肩書き使わず

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台湾の馬英九総統(左)、中国の習近平国家主席
 【北京=川越一、台北=田中靖人】台湾の総統府は3日深夜(日本時間4日未明)、台湾の馬英九総統と中国の習近平国家主席(共産党総書記)が7日にシンガポールで会談すると発表した。中国で対台湾政策を主管する国務院(政府)台湾事務弁公室も4日、同様の発表をした。中台首脳の会談は1949年の分断以来、初めてで、歴史的な会談となる。

 台湾側は会談について「両岸(中台)の平和を強固にし、台湾海峡の現状を維持する」と目的を説明。共同声明の発表や協定の署名は行わないとしている。台湾側は、会談は7日午後にホテルで行い、双方がそれぞれ記者会見を開催。その後、「簡単な食事」をともにすると説明した。

 中台双方は互いの統治権を認めておらず、これまで現職の首脳同士の会談は困難だった。中国側の張志軍台湾事務弁公室主任(閣僚級)は、会談は中台の「指導者」の身分で行うと明らかにした。双方が「総統」「主席」の肩書を避けた形だ。

 馬総統は2008年の就任以降、中台の関係改善を促進。昨年2月からは双方の主管官庁の閣僚級会談も定例化が進む。馬総統は昨年11月に北京で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の場で習主席との会談を模索し、中国側が拒否した経緯がある。


 台湾では来年1月の総統選で野党、民主進歩党が8年ぶりに政権を奪還する可能性が高まっている。馬総統としては、会談を自身の政治的遺産(レガシー)として示すとともに、与党の中国国民党だけが中台関係を安定させうるとアピールする狙いがあるとみられる。中国側も中台交流は「一つの中国」の原則に基づくと確認し、「台湾独立派」とみなす民進党を牽制(けんせい)する思惑がありそうだ。

 国民党は昨年末の統一地方選で惨敗。馬総統の任期が残り約7カ月となった中での「国共会談」に、台湾の野党は反発している。

 会談場所のシンガポールは、1993年に中台の窓口機関のトップ会談が行われるなど、双方と関係が深い。

468チバQ:2015/11/04(水) 21:42:47
http://www.sankei.com/world/news/151104/wor1511040026-n1.html
2015.11.4 13:15

「選挙に向けた政治操作だ」「民主主義に背く」 中台首脳会談で野党反発

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4日、台北市内の民進党本部で開いた会合で、中台首脳会談を発表した馬英九総統を批判する蔡英文主席(中央)=田中靖人撮影
 【台北=田中靖人】台湾の毛治国行政院長(首相に相当)らは4日午前、立法院(国会)を訪れ、王金平立法院長(国会議長)に、馬英九総統と中国の習近平国家主席(共産党総書記)との7日の会談予定について報告した。行政府側は、要請があれば会談後、馬総統自身が立法院を訪れて報告する意向を示した。

 台湾では総統が立法院に報告を行う制度はなく、実現すれば極めて異例。王院長は報告を受け、中台首脳会談は「対等」の立場で行われるべきだなどとする声明を発表した。

 一方、野党からは反発の声が相次ぎ、最大野党、民主進歩党の報道官は声明で、来年1月の総統選まで約2カ月に迫った時期に会談が設定されたことに「誰もが選挙に影響を及ぼすための政治操作だと連想せざるを得ない」と批判。馬総統が会談を行う際には「国家の必要性と人民の支持、国会の監督」が必要だと述べていたことを挙げ、「民主主義に背き、人民は受け入れ難い」と指摘した。

 立法院前では数十人が抗議活動を行った。行政院から王院長への報告の際にも、野党の立法委員(国会議員)2人が抗議に押しかけた。

http://japan.cna.com.tw/news/achi/201511040004.aspx
<馬・習会談>台湾側は馬総統と政府関係者6人が出席へ
【両岸】 2015/11/04 12:44

(台北 4日 中央社)総統府は3日、馬英九総統が7日にシンガポールで中国大陸の習近平氏とトップ会談を行うと発表した。政府関係者によると会談はシャングリ・ラ ホテルで開かれ、曽永権総統府秘書長など6人も出席。メディア向けの記念撮影の後、約20分間にわたる非公開の会談を予定しているという。

馬総統は7日午前に台湾を出発し、正午ごろにシンガポールに到着して会談に臨む。会談後には双方が国際記者会見を行い、夕食会が開かれる。新華社通信は4日、中国大陸の対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の張志軍主任の話として、「総統」など特定の肩書きではなく「先生(さん)」の呼称を使うと報道した。

総統府の陳以信報道官は3日、「いかなる取り決めにも署名せず、共同声明を発表することもない」と台湾海峡両岸の平和を強固にし、現状を維持したいとする会談の目的を発表した。

(謝佳珍/編集:齊藤啓介)

469チバQ:2015/11/04(水) 21:44:20
http://www.sankei.com/world/news/151103/wor1511030062-n1.html
2015.11.3 22:53
【南シナ海緊迫】
台湾の馬英九総統がスプラトリー諸島を訪問か 12月と地元紙





 3日付の台湾夕刊紙、聯合晩報は台湾当局者の話として、馬英九総統が12月10〜15日の間に、南シナ海で台湾が実効支配する南沙(英語名スプラトリー)諸島の太平島を訪問する計画があると報じた。

 台湾が同島で進めている埠頭新設などの改修工事が年末に完了する見通しとなっており、天候や国際情勢を判断した上で、現地での運用開始式典に出席する計画という。

 太平島の領有権を主張するフィリピンなど周辺国や、対立激化を懸念する米国の反対も予想され、実現するかは見通せない。

 太平島には2008年に民主進歩党の陳水扁氏が総統として初訪問、領有権をめぐる争いの棚上げなどを呼び掛けた。(共同)

470チバQ:2015/11/04(水) 21:45:30
http://toyokeizai.net/articles/-/91138
中台は、なぜ「史上初の首脳会談」を行うのか
11月7日に開催、馬英九最後のあがきか
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福田 恵介 :東洋経済 編集局記者 2015年11月04日
中国と台湾、初の首脳会談が行われることになった。台湾の馬英九総統(中国国民党)は11月4日未明、7日に中国の習近平主席とシンガポールで会談することを発表した。中台間の首脳会談は、1949年に国民党(中華民国)が中国大陸から台湾に逃れてから初めてのこととなる。

この時期に突然の首脳会談が発表されたことは、中台双方、特に馬総統にとって非常に微妙な出来事となりそうだ。2期8年の任期をまもなく終える馬総統にとっては、中華人民共和国トップと初めて会う総統として歴史に名を残したいという意識が、まずは強いのだろう。彼は2006年、台北市長時代に行った『週刊東洋経済』とのインタビューでも、「中国共産党とは太いパイプがある」とし、大陸との関係をアピールしていた。

一方、来年2016年1月に予定されている台湾総統選挙への援護としても、この首脳会談を利用したい思惑も当然あるだろう。現在、最大野党・民主進歩党(民進党)の蔡英文主席の優勢が伝えられている。

自身の名誉と総統選目当てだが効果薄い

与党国民党は馬英九政権8年間の成果などから苦戦を強いられており、10月には国民党主席で台湾北部・新北市の朱立倫市長を候補者に据えたばかり。しかも、すでに今年7月、党内の正当な手続きを経て候補者として選出した洪秀柱・立法院(国会)副院長を交代させるなど混乱も重なるなど、国民党不利の状況は変わらない。

これまでにも、馬総統が中国側に首脳会談を何回も提案してきたという噂は流れていた。それは「中台関係の安定を図るためにはトップ同士で話し合うのが最適であることを演出するため」とみずほ総合研究所中国調査室の伊藤信悟室長は指摘する。事実、馬総統は中国とのFTA(自由貿易協定)となる「両岸経済枠組み協定」(ECFA)を2010年に締結、経済面で大陸依存を強める台湾経済界とも協力しながら、大陸との関係改善を進めてきた経緯がある。

だが、7日の会談で何が出てくるかは不透明と言わざるをえない。馬総統側は「今回の会談では、協定への署名や協同声明の発表は行わない」としている。5日に台湾で記者会見を開いて会談の意義などを説明するというが、民進党など反政府側からは「中国に国民党の肩入れを行う屈辱外交」という反発がすでに出ている。

会談実施に中国側も応じたからには、両国に横たわるいくつかの前提条件がクリアされたのか、という疑問が湧く。それは、互いに政治主権を認めていない間柄であり、双方の首脳をどう呼ぶのかという呼称の問題、そして1992年に「一つの中国、各自解釈」で中台側が合意したとされる「92共識」(92年コンセンサス、92年合意)の解釈をどう行うのかという問題だ。特に92年コンセンサスについては、当事者である李登輝元総統などが「そんなものは存在しない」と否定する声がこれまでも根強く、逆に国民党が主導してこのコンセンサスを大陸政策に利用してきた経緯があり、これも台湾内での混乱と対立を引き起こしてきた。

習近平主席にとっても、現段階で台湾のトップと会うことは悪いことではない、という指摘が多い。本人も福建省書記を歴任してきたこともあり、台湾との関係改善(あるいは統一)には並々ならぬ意欲があるとされている。また、共産党トップとしても初の台湾との首脳会談という誰もやったことがない業績を上げることは、本人の権力固めにも有効に働く。

「初の会談」こそ意義がある?

一方で、来年の台湾総統選挙で優勢が伝えられている民進党候補が当選すれば、少なくとも4年間は台湾との首脳会談を行える可能性が極端に低くなる。大陸に目が向いている馬総統としては、在任中に歴史的イベントをやっておいたほうがいいという判断が働いたようだ。

先日中国が発表した第13次5カ年計画(2016〜2020年)の草案の中にも、「一つの中国、92年コンセンサスの原則、中台は一つの家族である」との前提で、中台相互に開放を進めながら、台湾人民や中小企業への利益になる経済運営を行うとの文言が含まれている。中国側が台湾に対して強硬な姿勢を示しても、現在の台湾では反発が強まるばかりであることは、中国側も認識している。そのため、特に経済において、習近平主席はこの草案に書かれている範囲内に留まる形で発言するのではないかとの観測もある。

471チバQ:2015/11/04(水) 21:46:49
http://mainichi.jp/select/news/20151105k0000m030058000c.html
ミャンマー:与党、防戦一方…民主化アピール届かず
毎日新聞 2015年11月04日 20時03分(最終更新 11月04日 21時32分)
◇8日総選挙

 【ヤンゴン春日孝之】ミャンマー総選挙(8日投票)で、テインセイン大統領が議長を務める与党「連邦団結発展党(USDP)」が選挙戦で防戦を強いられている。民政移管(2011年)以降の「着実な民主化改革」の成果をアピールするが、国民の反応は鈍い。しかも与党内で深刻な亀裂を抱えており、選挙戦を結束して戦えていないのが実情だ。

 大統領は10月29日に視察先で、ミャンマー民主化と前後した時期に中東諸国で「民主化」の動きが加速したことに言及。「私たちは無血で変革できたが、中東では流血の事態を招いた」と語り、その違いを「この国では一歩一歩慎重に改革を進めたからだ」と強調した。

 野党「国民民主連盟(NLD)」のアウンサンスーチー氏が「変革」のスローガンを掲げていることに「私たちは既に変革を成し遂げ、成熟した民主化プロセスを進んでいる。これ以上どんな変革が必要なのか。(極端に走れば)共産主義しかない」とも述べた。

 先月、ミャンマーを訪問した米国のローズ大統領副補佐官は記者会見で「一つの選挙を経てこの国の問題が全て解決するとは期待していない」と語り「民主化」には大統領と同様「相応の時間がかかる」との認識を示した。

 一方、USDPは今年8月の「党内クーデター」で、党の実権を握っていたシュエマン国会議長を指導部から追放。国軍との関係が緊密なテインセイン大統領と、シュエマン氏の派閥に分裂した形だ。シュエマン氏は排除の理由を「スーチー氏との連携だ」と認め「選挙後も協力関係を続ける」と明言した。

 USDPの有力議員で今回も上院に立候補したキンシュエ氏は選挙戦で「上院選では自分に、下院ではスーチー氏(のNLD候補)に投票を」と訴える。毎日新聞の取材に「USDP指導部(テインセイン派)は、個人と党の利益をてんびんにかけるなら党の利益を優先するよう指示する。その言葉に沿って、私は党の利益より国家の利益を優先する」と述べ、スーチー氏が主導する政権こそが国益だと主張した。

 キンシュエ氏はシュエマン氏と親族関係にあり、有数の政商だ。米国の経済制裁リストに名を連ねており、スーチー氏主導の政権が誕生すれば制裁が解除されるのでは、との思惑もあるとみられる。

 また、選挙で大規模な不正が行われるのではないかとの疑念の声が今も絶えない。村落部では政権の「末端」として動く村の役人や有力者、さらに仏僧の影響力が強く、選挙結果は予断を許さない。

472チバQ:2015/11/04(水) 22:04:02
http://www.j-cast.com/tv/2015/11/04249659.html
ミャンマー『アウン・サン・スー・チー政権』でどうなる?アジア最後のフロンティア
2015/11/ 4 11:33
半世紀にわたって軍が政権を握ってきたミャンマーの総選挙が8日(2015年11月)に行われる。かつて軍の激しい弾圧にさらされていたアウン・サン・スー・チー率いる野党・国民民主連盟(NLD)が、与党・連邦団結発展党(USDP)を圧倒する勢いだ。1991年にノーベル平和賞を授与されているスー・チーは国際的にはもちろん、国民的人気も高いが、今後の道のりはなかなか複雑らしい。キーワードは「経済」だ。
与党幹部は大規模集会で支持者にこう訴えた。「2010年に携帯電話を持っていた人はいましたか」
(支持者から「持っていません」の声)
幹部「今はどうですか」
(支持者から「持っています」)
7%成長続ける経済
11年に新憲法の下で発足した現在のテイン・セイン政権は、軍事政権の流れを組むとはいえ、経済の面では確実に成功している。これまでの5年間で毎年7%の経済成長を実現し、各国からは「アジア最後のフロンティア」と見られているのだ。
ミャンマーの政治・経済が専門の政策研究大の工藤年博教授)が言う。「たしかにこの5年間、USDPが経済成長を導いてきたという手腕はあります。ただ、これもこれまで50年間、軍事政権でマイナスだった経済の蓋をちょっと開けたからで、ある意味ではラッキーな時代でした。むしろ経済運営の手腕が問われるのは、この次の政権だと思います」
国谷裕子キャスター「スー・チーさんの人気は絶大と思いますが、より豊かな生活・賃金の上昇などを訴えているのでしょうか」
工藤教授「実はですね、スー・チーさんあまり現実的な利益のことを訴えていません。最大のポイントは『法の支配』ということで、具体的には軍支配からの脱却と国民の自律と行動というものです」
国谷「よく分からないですね」
工藤教授「たとえば、スー・チーさんが演説している際、聴衆から『あなたは私たちに何をしてくれるんですか』と聞かれると、『あなたが政府に何をしてくれと言わなくてもいい状況にしてあげます』と答えるんです。これは国民が自分たちの足で立って自分たちで選ぶ体制を作ってあげますということですが、ある意味では国民に厳しいことを言っているということでもあります」

日本企業も注目する総選挙
ミャンマーの総選挙後を注視しているのは国内外の経済界だ。選挙後を見据えた動きもすでに活発になってきている。ミャンマーの経済人も右往左往の真っ最中だが、日本の企業関係者もそれは同様だ。日本人ビジネスマンからは「NLDが結構議席を取ると思うんですが、それでまた今までの体制とガラっと変わるのはどうなのかなという不安があります」「政治が混乱すると、一般の人、とくに労働者が影響を受けると思っています。安定した政権・政治が一番だと思っています」などの声が上がっている。
国谷「日本の方々が心配しているのは何ですか」
工藤教授「スー・チーさんが軍事政権時代に『反ビジネス』と思われるようなことを時々言ってたんですね。たとえば『投資をしないでくれ、貿易もしないでくれ』、場合によっては『観光にも来ないでくれ』と言ってた時代もあるんです。それはそういった活動が軍事政権を支援してしまうからということなんですが、これが記憶に残っている人も多いと思います」
軍と二人三脚でやってきたミャンマー経済界が、新政権と協力的な関係を築くのかが注目点のようだ。

473チバQ:2015/11/04(水) 22:06:38
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/151104/cpd1511040500003-n1.htm
比大統領選、多種多様な立候補者 (1/3ページ)
2015.11.4 05:00
 来年5月のフィリピン大統領選挙に向けた立候補の届け出が、10月16日に締め切られた。選挙当日の投票用紙には、政治の名家の出身者から宇宙人の支援を受けた候補者まで、100人以上の名前が並ぶことになる。

 ◆人気首位は俳優の娘

 有力と目される候補者は、元投資銀行家で与党・自由党所属のマニュエル・ロハス内務自治大臣、経済の中心地マカティの市長を務めたジェジョマル・ビナイ副大統領、有名俳優の娘のグレース・ポー上院議員など。最新の世論調査ではポー議員が首位を走っている。

 元判事のミリアム・デフェンサー・サンチャゴ氏(70)も最終日に届け出。ステージ4の肺がんを克服し、3度目の大統領選挙に挑戦する準備が整ったと表明した。同氏はフェルディナンド・マルコス元大統領の独裁体制下で体制批判をした学生活動家に対し、保釈金の支払いを条件とする釈放を認めたことで、若手判事として名を上げた。しかし現在はフィリピンの政治の潮流が変わったとし、マルコス元大統領の息子であるフェルディナンド・マルコス・ジュニア氏を副大統領候補として大統領選挙に臨むことを発表している。

 現職のアキノ大統領は汚職撲滅、経済成長の加速、財政赤字の軽減で成果を上げており、次期大統領はこれらをさらに推し進めることが求められる。

 かつて「アジアの病人」といわれたフィリピンだが、2013年には世界銀行に「アジアの虎」と評価されるまでになった。人口約1億800万人の同国の経済成長率は、12年以降、年率平均6.6%を記録。1970年代以降で最も好調である。またアキノ政権下で国内総生産(GDP)の0.6%に相当する財政赤字の縮小に成功。欧州系大手格付け会社のフィッチ・レーティングスは2013年3月、同国の国債格付けを初めて投資適格級に引き上げた。

 フィリピンの選挙の候補者リストの長さは世界屈指である。同国では大統領選挙が6年に1度、地方選挙が3年に1度行われる。10年の総選挙では国政選挙および地方選挙の立候補者が300人以上に達し、各地区の投票用紙の長さは約2フィート(約61センチメートル)に達した。

 今回は大統領候補が130人で副大統領候補が19人。そして定数12の上院議員に172人が立候補した。同国では候補者がこのような大人数になることが珍しくない。10年の選挙で同国の選挙管理委員会が認めた候補者は、大統領候補が99人、副大統領候補が9人だった。

474チバQ:2015/11/04(水) 22:07:03
 ◆占いの啓示で出馬

 今回の候補者の中には、占いに従って政界を目指すことにしたと述べた者が数人含まれる。アラン・カレオン氏は宇宙人の支援を受けたと主張した。

 また同国の政治一族には米国などとは比較にならない力がある。フィリピンの経営大学院アジアン・インスティテュート・オブ・マネジメントのロナルド・メンドーサ教授(経済学)らが執筆した12年の研究によると、フィリピンでは政治一族とコネクションがある議員が70%にも及ぶ。この数字は米国では6%、アルゼンチンでは10%である。

 例えばパオロ・ベニグノ・アキノ上院議員はアキノ大統領のいとこであり、有力候補者のロハス大臣はマニュエル・ロハス元大統領の孫である。ビナイ副大統領の一族は30年近くにわたりマカティ市長を務めている。娘のアビゲイル・ビナイ氏は現職の下院議員で、次期市長に立候補している。息子のジェジョマル・ビナイ・ジュニア氏も同市市長を務めたが、10月に追放された。

 マルコス元大統領の妻であるイメルダ・マルコス氏は下院議員で、娘のアイミー・マルコス氏は北イロコス州知事である。両者とも再選を目指している。副大統領に立候補している息子のマルコス・ジュニア氏は、22年の大統領選を見据えている。

 その他、ボクサーのマニー・パッキャオ氏など政界を目指す有名人も多く、1998年に大統領に就任した俳優出身のジョセフ・エストラーダ氏の後を追っている。大統領選の有力候補の一人であるポー議員の父で俳優のフェルナンド・ポー・ジュニア氏は、2004年の大統領選挙に出馬したが、アロヨ元大統領に敗れ、その数カ月後に死去した。それ以外にもテレビ界や映画界の有名人が何人か上院議員に立候補している。

 フィリピンでは大統領と副大統領が独立して立候補するため、1992年の選挙以降、別の政党からの選出が続いている。現職のアキノ大統領とビナイ副大統領も別の政党に属しており、両者の長年の友好関係は政治的な力関係の前に崩れた。ビナイ氏はアキノ政権の政治的迫害や無策を批判し、大統領側はビナイ氏と同氏の息子の汚職疑惑を追及している。

 選挙管理委員会のアンドレス・バウティスタ委員長によると、若年層の支持を集めた候補が勝利に近づく見通し。同国の有権者数は5000万人を超え、18〜34歳がその約40%を占める。同委員長はまた、若者の使用が圧倒的に多いソーシャルメディアの活用が、次期選挙戦の流れを変える可能性があると指摘した。(ブルームバーグ Andreo Calonzo、Ditas Lopez)

475チバQ:2015/11/04(水) 22:09:52
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20151105k0000m030061000c.html
<ミャンマー>国軍の民主化を支援…駐ミャンマー日本大使

20:07毎日新聞

<ミャンマー>国軍の民主化を支援…駐ミャンマー日本大使
ミャンマーの最大都市ヤンゴンの日本大使館で毎日新聞のインタビューに答える樋口建史大使=2015年11月3日、春日孝之撮影
(毎日新聞)
 【ヤンゴン春日孝之】ミャンマー総選挙を前に、樋口建史(たてし)・駐ミャンマー大使(62)が3日、最大都市ヤンゴンで毎日新聞のインタビューに応じた。選挙戦は与党「連邦団結発展党(USDP)」に対し、アウンサンスーチー氏の最大野党「国民民主連盟(NLD)」が優勢に進めている。大使は「結果にかかわらず、民主化を前進させる上で国軍の役割と責任が大きい」と強調。日本が進める国軍との防衛交流を通じ「国軍の民主化」を後押しする姿勢も示した。

 総選挙を受けて来春、国会で大統領選が実施される予定だ。憲法上、外国籍の息子がいるスーチー氏に大統領資格はないが、彼女が実権を握る政権が誕生する可能性がある。

 樋口大使は「国軍のミンアウンフライン最高司令官は『どんな選挙結果であろうと尊重する』と繰り返しており、(その言葉に)間違いはないと思う」と述べた。前々回(1990年)総選挙ではNLDが圧勝したが、当時の軍政はこの結果を無視し、政権に居座った。今回NLDが勝利しても政権がスムーズに移譲されるか不安視する声も出ている。

 大使は「民主化や経済発展の前提となる社会の秩序や平穏の維持に、国軍が果たすべき役割は重大だ」と指摘。「新たな政権になっても、互いに信頼関係を構築すべきだ」と求めた。

 最高司令官は憲法上、国家元首の大統領に相当する権限がある。国防、内務、国境の軍事・警察を統括する主要3閣僚を指名でき、「クーデター容認条項」とも呼ばれる規定で国家危急時には大統領に代わり国家の全権を掌握する。

 ミャンマー情勢が選挙を挟んで流動化する可能性について、大使は「現時点で直ちに大きな変化が起きるとの認識はない」と否定した。スーチー氏も遊説で「(軍政)当時と今では時代が違う」と力説している。

 この数年、日本の防衛省・自衛隊は国軍との交流を活発化。高官往来や人道支援・災害救援など民生分野での技術協力に力点を置く。大使は「国軍高官の意識や組織体質の変化を促し、民主主義国家における軍隊のあり方を伝えるのが主な狙いだ」と語り、選挙後も「国軍の民主化」支援を継続する方針を示した。

 総選挙では、テインセイン政権の「民主化」改革の成果も問われる。大使は「改革の方向性は正しく、着実に前進してきた」と評価する。その象徴として検閲廃止による報道の自由化、携帯電話の事業許可拡大に伴う携帯電話の普及を挙げ「国民一人一人が多様な意見を表明できることが、高い経済成長の原動力にもなっている」と説明。「日本は官民を挙げて民主化、経済改革、(内戦終結に向けた)国民和解の3本柱で切れ目のない支援を続ける」とも語った。

 ◇樋口建史(ひぐち・たてし)氏

 1978年、東大法学部卒後、警察庁入り。北海道警本部長、警察庁生活安全局長などを経て2011年、警視総監。13年に辞職して14年4月、警察官僚出身の異色大使としてミャンマーに赴任した。

476チバQ:2015/11/04(水) 22:20:21
http://www.sankei.com/world/news/151103/wor1511030060-n1.html
2015.11.3 22:45
【南シナ海緊迫】
ASEAN議長国マレーシア、米中板挟みで苦慮 米軍行動「歓迎」はフィリピンだけ

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3日、ASEAN国防相非公式会合で発言するマレーシアのヒシャムディン国防相(手前中央)=共同
 【クアラルンプール=吉村英輝】3日に開幕した東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議で、議長国のマレーシアが、南シナ海問題の対応に苦慮している。米国と中国の板挟みとなり、共同宣言の作成も難航。対中で温度差があるASEAN加盟国をまとめるためにも「中立」をアピールしようと躍起だが、米中双方にいい顔をする「ご都合主義」が裏目に出て、反発を招きかねない。

 マレーシアのヒシャムディン国防相は3日、拡大会議に先立ち開かれたASEAN国防相非公式会合の冒頭、南シナ海問題を念頭に、「無用な紛争を未然に防ぐため、手を携えていくことがわれわれの責務だ」と結束を呼び掛けた。

 ただ、中国の人工島付近を米駆逐艦が航行したことへの賛否は「地域の安定を損ねるあらゆる行動を歓迎しない」とするだけで、直接の評価を避けている。ASEAN加盟国中、米国の示威行動を「歓迎」しているのはフィリピンのみだ。

 一方、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所は、フィリピンの要求を一部認め、人工島を起点とした中国の「領海」主張について本格審理入りを決めるなど、日米が唱える海洋紛争の「法の支配」の流れは勢いを増している。ベトナムも国際法に基づく秩序維持には支持を表明している。

 マレーシアのメディアによると、ヒシャムディン氏は5日に中国の常万全国防相と会談後、カーター米国防長官と米軍の新型輸送機オスプレイで米空母を訪問する予定で、米中双方の顔色をうかがっている様子が見てとれる。

 南シナ海の領有権問題ではマレーシアも当事者であり、同国軍高官は中国の人工島建設を「不当な挑発行為」として反発している。腰の定まらない姿勢が続けば、大国に翻(ほん)弄(ろう)される事態が続きそうだ。

477チバQ:2015/11/04(水) 22:22:18
http://www.sankei.com/world/news/151104/wor1511040043-n1.html
2015.11.4 22:05
【南シナ海緊迫】
ASEANばらばら 南シナ海問題で分断の罠

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ASEAN拡大国防相会議で、記念写真に納まる中国の常万全国防相(中央)、中谷防衛相(右端)ら=4日、クアラルンプール近郊(新華社=共同)
 ASEAN拡大国防相会議は南シナ海問題をめぐって混乱し、共同宣言すら採択できず、ASEANの結束の乱れを露呈した。同問題で加盟国間に温度差があるASEANは、中国の“分断工作”により、腰砕けとなった形だ。

 「南シナ海は議題の一つにすぎない」「重要なのは紙より現実だ」。会議後に会見したマレーシアのヒシャムディン国防相は、議長として共同宣言をまとめられなかったことへの質問にこう答え、記者団に「(報道で)過熱しないよう」求めた。米国防総省高官はロイター通信に「中国による南シナ海の埋め立てや軍事拠点化といった重要な問題に言及しない共同宣言を出すぐらいなら、何もないほうがましだ」と指摘した。

 ただ、共同宣言の扱いはASEANに一任されている。文案の調整失敗は、全会一致を原則に結束してきたASEAN内に、中国による南シナ海での人工島造成と軍事拠点建設が「溝を作った」(米高官)意味合いも併せ持つ。

 ヒシャムディン氏は、今月下旬の東アジアサミットなど、「(ASEANが)安全保障で他国と協議するルートは他にもたくさんある」と強調したが、米中の緊張が高まるなか、ASEANの足並みの乱れは南シナ海情勢に一段と影を落とす。来年のASEAN議長国は親中派のラオス。中国と衝突するフィリピンやベトナムを納得させるかじ取りは、不安定さを増すとみられる。(クアラルンプール 吉村英輝)

478チバQ:2015/11/04(水) 22:30:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151104-00000105-mai-int
<ASEAN拡大国防相会議>共同宣言、採択見送り
毎日新聞 11月4日(水)21時0分配信

 【バンコク岩佐淳士】東南アジア諸国連合(ASEAN)に日米中韓豪などを加えたASEAN拡大国防相会議が4日、マレーシアで開かれた。米中対立の緊張が高まる南シナ海情勢が焦点となったが、議論はまとまらず、予定されていた共同宣言の採択が見送られる異例の事態となった。中国の海洋進出を巡り、ASEANを取り込んでけん制を強めたい米国と、米国の「介入」を拒む中国とのあつれきが鮮明化した。

 ◇米中、南シナ海巡り対立

 会議にはASEANの各国防相と中谷元・防衛相、米国のカーター国防長官、中国の常万全国防相らが出席。ASEAN関係筋によると、議長国マレーシアが作成した共同宣言の草案では「航行の自由」の重要性が明記されていたが、南シナ海という言葉は使われていなかった。中国も当初は宣言案を受け入れる方針だったという。

 しかし、ロイター通信によると、米国などが「南シナ海」と盛り込むよう要求。人工島造成を進める中国へのけん制を強める狙いがあったとみられる。

 これに対し中国は「宣言から南シナ海に関するいかなる記述も削除するよう働きかけた」(米軍高官)といい、宣言がまとまらなかった。中国国防省は4日、採択されなかったことについて「既に宣言内容は合意していたのに一部の域外国が会議で議題とならなかった内容を盛り込もうとした」と、非難した。

 南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島で10月下旬、米海軍艦艇が中国の人工島から12カイリ(約22キロ)内を航行する「航行の自由」作戦を開始。米中間の緊張が増すなか、ASEANは結束を示せずにいる。

 領有権問題を抱えるフィリピンやベトナムはASEAN各国に中国への強い姿勢を求めるが、多額の経済援助を受けるカンボジアやラオスは消極的だ。

 鍵を握るとみられるのが、それ以外の「中立国」だ。マレーシアは領有権問題を抱えながらも中国に配慮し続けていたが、中国艦船が近海に南下するようになり、米国に接近している。ヒシャムディン国防相は5日、米国のカーター国防長官の招きで米空母に搭乗し、両国の協力強化をアピールする。

 インドネシアも最北端のナツナ諸島などを巡り、中国の海洋進出に警戒を強めている。ただ、東南アジアのどの国も中国の経済的影響力は無視できない。タイ軍事政権はクーデターに理解を示す中国と緊密化している。

 ASEAN中立国は「米中のどちらの側にもつかない」と強調するが、米国が南シナ海問題で働きかけを強めることで、分断が深刻化する恐れがある。

479とはずがたり:2015/11/05(木) 08:11:55
【南シナ海緊迫】ASEANばらばら 南シナ海問題で分断の罠
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%80%90%E5%8D%97%E3%82%B7%E3%83%8A%E6%B5%B7%E7%B7%8A%E8%BF%AB%E3%80%91%EF%BD%81%EF%BD%93%EF%BD%85%EF%BD%81%EF%BD%8E%E3%81%B0%E3%82%89%E3%81%B0%E3%82%89-%E5%8D%97%E3%82%B7%E3%83%8A%E6%B5%B7%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%A7%E5%88%86%E6%96%AD%E3%81%AE%E7%BD%A0/ar-BBmOZPM
産経新聞 10 時間前

 ASEAN拡大国防相会議は南シナ海問題をめぐって混乱し、共同宣言すら採択できず、ASEANの結束の乱れを露呈した。同問題で加盟国間に温度差があるASEANは、中国の“分断工作”により、腰砕けとなった形だ。

 「南シナ海は議題の一つにすぎない」「重要なのは紙より現実だ」。会議後に会見したマレーシアのヒシャムディン国防相は、議長として共同宣言をまとめられなかったことへの質問にこう答え、記者団に「(報道で)過熱しないよう」求めた。米国防総省高官はロイター通信に「中国による南シナ海の埋め立てや軍事拠点化といった重要な問題に言及しない共同宣言を出すぐらいなら、何もないほうがましだ」と指摘した。

 ただ、共同宣言の扱いはASEANに一任されている。文案の調整失敗は、全会一致を原則に結束してきたASEAN内に、中国による南シナ海での人工島造成と軍事拠点建設が「溝を作った」(米高官)意味合いも併せ持つ。

 ヒシャムディン氏は、今月下旬の東アジアサミットなど、「(ASEANが)安全保障で他国と協議するルートは他にもたくさんある」と強調したが、米中の緊張が高まるなか、ASEANの足並みの乱れは南シナ海情勢に一段と影を落とす。来年のASEAN議長国は親中派のラオス。中国と衝突するフィリピンやベトナムを納得させるかじ取りは、不安定さを増すとみられる。(クアラルンプール 吉村英輝)

480とはずがたり:2015/11/05(木) 15:29:31
中国総領事ら比セブ島で銃撃され死傷…ロイター
http://www.yomiuri.co.jp/world/20151022-OYT1T50027.html?from=yartcl_outbrain1
2015年10月22日 09時02分

 【台北=向井ゆう子】ロイター通信によると、フィリピン中部セブ島のレストランで21日、中国のセブ総領事と総領事館員2人が銃で撃たれた。

 館員2人は死亡、総領事も負傷した。地元警察はレストランにいた中華系の女を逮捕した。中国外務省は詳細を明らかにしていない。

481チバQ:2015/11/05(木) 22:22:40
http://www.afpbb.com/articles/-/3065521
スー・チー氏、選挙で自党勝利なら「私が政権運営する」
2015年11月05日 14:06 発信地:ヤンゴン/ミャンマー
【11月5日 AFP】(一部更新)ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)氏(70)は5日、民政移管後初となる8日の総選挙で自身が党首を務める最大野党・国民民主連盟(NLD)が勝利した場合は、自らが新政権を運営すると宣言した。

 スー・チー氏は報道陣を前に、「私が政権を運営する。そしてNLDの方針に沿って働く人物が大統領になる」と述べた。

 軍政時代に施行されたミャンマーの現憲法には、外国籍の配偶者か子どもを持つ者の大統領就任を禁じる条項があり、これはスー・チー氏の大統領就任を阻止するために設けられたと考えられている。

 数十年にわたってミャンマーの民主化を求めて闘ってきたスー・チー氏の存在は同国政界のなかで抜きんでており、8日の選挙ではNLDが大勝するとみられている。

 多くの国民は、今回の選挙が同国でここ数十年行われた中では最も自由で公正なものとなることを望んでおり、野党の勝利によって、長年にわたり国の実権を握ってきた軍部の締め付けが緩む可能性もある。だが、やはり現行憲法によって、議会総議席の25%は軍代表に割り当てられる仕組みになっている。(c)AFP

482チバQ:2015/11/05(木) 22:30:47
http://www.sankei.com/world/news/151105/wor1511050009-n1.html
2015.11.5 08:16
【中台首脳会談】
「馬氏の遺産作り」「選挙に利用、未来を制限」野党反発

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4日、台北市内で、台湾の馬英九総統が中国の習近平国家主席と会談を行うことに反対する抗議デモの参加者ら (AP)
 【台北=田中靖人】台湾の馬英九総統と中国の習近平国家主席が会談するとの発表に対し、台湾の野党は4日、反発の声を上げた。台湾では、昨年末の統一地方選で馬政権下で依存が進んだ中国への不満が噴出。馬総統の任期満了が近づく中での首脳会談が、来年1月の総統選で与党、中国国民党に有利に働くかどうかは予断を許さない。

 台湾の行政院(内閣に相当)大陸委員会は4日、台湾側が昨年に続き、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の場での会談を提案したが、中国側が拒否したため、シンガポールでの開催を提案したことを明らかにした。会談実現に向けた馬総統の意欲をうかがわせる。

 これに対し最大野党、民主進歩党の総統選候補者、蔡英文主席は「もうすぐ退任する総統が、個人の政治的評価のために台湾の未来を制限することは国民が絶対に許さない」と批判した。同党報道官も、会談は「選挙に影響を及ぼすための政治操作だ」と非難。また、馬総統が中台会談の際には「国家の必要性と人民の支持、国会の監督」を条件としていたことを挙げ、「民主主義に背き、受け入れがたい」と述べた。

 毛治国行政院長(首相)らはこの日、王金平立法院長(国会議長)に会談目的などを報告。王院長は与野党の代表を集めて説明会を開いたが、民進党など野党は欠席や退席で抗議の意思を表明した。立法院の外でも、新党「時代の力」の党員や支持者らが馬総統の罷免を求めるなどした。

 一方、総統府の曽永権秘書長(官房長官)は、要請があれば会談後、馬総統自身が立法院を訪れて報告する意向を表明した。台湾では、総統が立法院に報告を行う制度はない。実現すれば極めて異例となる措置で、「民意軽視」の批判をかわす狙いがあるとみられる。

483チバQ:2015/11/05(木) 22:41:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151105-00000032-jij_afp-int
中国1300万人の無戸籍児、一人っ子政策の「負の遺産」
AFP=時事 11月5日(木)17時23分配信

中国1300万人の無戸籍児、一人っ子政策の「負の遺産」
中国・北京の自宅で母親とともにAFPの取材に応じる、リー・シュエさん(右、2015年10月31日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】中国・北京(Beijing)生まれのリー・シュエ(Li Xue)さん(22)は、これまでずっと同市で暮らしてきたが、国家の観点からすれば、彼女は存在しないことになっている──。シュエさんは、同国の「一人っ子政策」に両親が違反したことで生まれた、全国に数百万人いるとされる「ブラックチルドレン(黒孩子)」、すなわち無戸籍児の一人だ。

 シュエさんには学校へ通ったり医療を受けたりする権利はなく、雇用契約の「しっかりした仕事」に就くこともできない。出生や身分を証明できる書類がないため、結婚はおろか、公共の図書館を利用する、電車に乗るといったことさえままならない。

「一人っ子政策」は特例を除き、夫婦が持てる子どもの数を1人に制限するというものだった。中国政府は10月29日、これまで極めて大きな議論を巻き起こしてきた同政策の廃止を発表した。今後は1組の夫婦に子ども2人までが認められるようになる。

 しかし、人工妊娠中絶や不妊手術を半ば強制するケースなど、同政策は、長期にわたり複雑な影響を多くの人々に与えてきた。

 シュエさんには、同じ両親から生まれ、正式な届け出を済ませた姉が1人いる。2人目の妊娠が判明した当時、両親は健康上の問題を理由に勤め先の工場から長期の休暇を取得していた。両親共に第2子は望んでいなかったが、母親の体力低下により人工妊娠中絶という選択肢はなかったという。

 同国には、中国語で「戸口(Hukou)」と呼ばれる、いわゆる戸籍のような市民登録システムがあり、基本的な公共サービスは、戸口に登録された居住地で受けることを原則としている。一人っ子政策に違反した家庭が、2人目以降の子を実子として認知し「戸口」の付与を受けるためには「社会養育費」を支払うことが求められた。

 当局はシュエさんの社会養育費として5000元(約9万5000円)を請求。2人合わせて月に100元(約1900円)の生活補助を受け取って生活していた両親からすれば、これは法外な額だ。しかも第2子妊娠が発覚したことで、母親は工場から解雇を言い渡されてしまった。

484チバQ:2015/11/05(木) 22:49:31
>>481
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151105-00000060-mai-asia
<ミャンマー>スーチー氏…NLD政権なら大統領の上に立つ
毎日新聞 11月5日(木)19時48分配信

<ミャンマー>スーチー氏…NLD政権なら大統領の上に立つ
自宅で記者会見するアウンサンスーチー氏=ヤンゴンで2015年11月5日、AP
 【ヤンゴン春日孝之】ミャンマー総選挙(8日投票)を前に、最大野党「国民民主連盟(NLD)」を率いるアウンサンスーチー氏は5日、最大都市ヤンゴンで記者会見し、NLDが選挙で勝って政権を握るなら「私が大統領の上に立つ」と述べた。憲法の規定で自身は大統領になる資格を持たないが、大統領を超越して実質的な国家元首になると宣言した形だ。

 スーチー氏は大統領候補について「NLDの方針に沿って取り組む人物を充てる。(それが誰か)今は言いたくない」と語った。

 「自らは首相になるつもりか?」との質問には、「(過去に)首相職は大統領の下だった。私は大統領の上。(新政権では)全ての重要な政策は私が決める。トップがそうするのは当然だ」と断言。いわば「かいらい」大統領を据えて政権運営する決意を示した。

 ただ、憲法規定にそうした地位はない。「違憲ではないか?」との問い掛けに、スーチー氏は「憲法に(禁止)規定がないので何の問題もない」との解釈を示した。

 スーチー氏はかねて「大統領になりたい」と繰り返してきたが、軍政期の2008年に制定された憲法の規定で、外国籍の息子がいるため大統領への道を閉ざされている。憲法にない「大統領を超越した地位」発言は、「憲法規定」を盾に大統領への道を阻む現政権や国軍への痛烈なしっぺ返しとも読み取れる。

 選挙戦は、テインセイン大統領率いる与党「連邦団結発展党(USDP)」に対してNLDが優勢。公正な選挙が行われるなら、NLDが政権を担う可能性を排除できない情勢になりつつある。

 前々回の総選挙(1990年)ではNLDが圧勝したが、当時の軍政はこの結果を無視し、政権に居座り続けた。「今回も(現政権は)権力を移譲しないのでは?」との問いに、スーチー氏は「過去の選挙と今は状況が全く違う。かつてのようなことが起きるとは思わない」と語り、圧勝すれば政権移譲が行われるとの見通しを示した。

485チバQ:2015/11/05(木) 22:50:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151105-00000565-san-cn
中台首脳会談 総統最有力候補の蔡英文氏、手続き批判も「当選したら会談排除しない」
産経新聞 11月5日(木)19時24分配信

 【台北=田中靖人】台湾の野党、民主進歩党の総統選候補者、蔡英文主席は5日、分断後初の中台首脳会談が7日に行われることに関連し、「もし当選したら排除しない」と述べ、来年1月の総統選で当選した場合、自身も中国の習近平国家主席と会談する可能性を示唆した。

 ただ、「公開、対等、政治的な話題に触れない」など「いくつかの条件が満たされた状況で」になると留保を付けた。蔡氏は中台の指導者の会談自体は「台湾社会は反対しない」とした上で、馬英九総統と習氏の会談は「社会の理解や合意」などの手続きの上で問題があると批判した。

 一方、与党、中国国民党の候補者、朱立倫主席は5日、外国メディアと会見し、首脳会談は「台湾を利するものだ」と評価。「大きな方向で民衆は肯定し、支持する」と述べた。ただ、自身の選挙戦への影響については回答を避けた。

487チバQ:2015/11/06(金) 00:43:15
http://mainichi.jp/select/news/20151106k0000m030070000c.html
ASEAN:南シナ海で韓国が米国支持の発言 中国は渋面
毎日新聞 2015年11月05日 20時53分

 【ソウル米村耕一】韓国の韓民求(ハン・ミング)国防相が4日にマレーシアで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議で「南シナ海では航行の自由が保障されるべきだ」と明言した。韓国内では「韓国防相が、中国が見る前で米国側に立った」(5日付朝鮮日報)と話題になっている。

 韓国メディアによると、韓国防相は、米国のカーター国防長官、中国の常万全国防相らが出席した会議で、「南シナ海での紛争の平和的解決と航行・上空飛行の自由が保障されなければならない」と演説した。朝鮮日報は1面に緊張した表情の韓氏、笑顔のカーター氏、渋面の常氏の写真3枚を並べて雰囲気を伝えている。

 また、聯合ニュースは論説で、「主権問題との理屈で中国が南シナ海の現状変更を追求するのは正しくない」と指摘。その上で「米中が対立する問題だからといって避けるのは、韓国が圧迫を受けるきっかけになるだけだ」と主張し、おおむね韓氏の発言を支持した。

 ただ、韓国内の報道では「中韓関係への影響が注目される」(CBSラジオ)などと懸念する声もある。中央日報は、その後に開かれた中韓国防相会談で、海空軍間のホットラインを設置しようという韓国の提案に中国が即答を避けた点に着目。「南シナ海問題に対する不満を示した可能性がある」と伝えている。

488チバQ:2015/11/06(金) 21:48:07
http://www.sankei.com/world/news/151106/wor1511060069-n1.html
2015.11.6 21:19
【ミャンマー総選挙】
スー・チー氏の政党、政権交代なるか、国軍の対応焦点 民政移管後初、8日に投票

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5日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで行われた国民民主連盟の街頭演説(共同)
 【ヤンゴン=吉村英輝】ミャンマーで8日、2011年の民政移管後初となる総選挙が行われる。同国の民主化の象徴であるアウン・サン・スー・チー氏率いる野党、国民民主連盟(NLD)の躍進が予想され、上下両院で過半数の議席を確保し、単独で政権交代を実現できるかが最大の焦点。また、スー・チー氏と長年対立し、同国の実権を今も握る国軍の選挙結果への対応も注目される。

 ミャンマーで6日、一般市民を対象とした期日前投票が始まった。スー・チー氏は5日の記者会見で、すでに行われた公務員など対象の期日前投票や在外投票で不正行為が相次いだと指摘。「自由で公正」な選挙が実施されるよう、テイン・セイン大統領の与党、連邦団結発展党(USDP)にクギを刺した。最大都市ヤンゴンでは、選挙運動中のNLD候補者が襲撃される事件も起きた。

 連邦選挙管理委員会は、数十年ぶりとなる同国の本格選挙に向け、多数の警官や警備員を導入する一方、海外から監視団を要請。日本からも笹川陽平・政府代表や、議員連盟(団長・中川正春衆院議員)ら監視団が6日までに現地入りし、8日の投開票に立ち会う。

 選挙では、上下両院(664議席)のうち25%は軍人枠のため、残る民選議席498議席が争われる。大統領は両院議員の全員投票で選ばれるため、NLDが単独で大統領を選出するには、民選議席の約67%にあたる333議席を獲得する必要がある。

 1990年に行われた約30年ぶりの複数政党制の総選挙ではNLDが圧勝したが、軍政は結果を無視しNLDへの政権移譲を拒否した。民政移管により状況は当時と大きく変化し、ミン・アウン・フライン司令官も、今回の選挙結果を「尊重する」と言明。米国は選挙結果の尊重を経済制裁解除の条件とするなど、国際社会の関与も強まった。

 ただ、国軍は内務、国防、国境の主要3大臣の任命権を保持し、「非常事態」には大統領から全権を引き継ぐとされる。NLDや国民から追い詰められると恐怖を抱いた国軍が、少数民族武装勢力との紛争が続いていることなどを理由に、合法的にクーデターに出ることは可能だ。

 スー・チー氏は5日、自身に対する長期の自宅軟禁など軍政時代の人権侵害への報復の意思はないとし、「和解が基本路線だ」と、国軍に呼びかけた。

489チバQ:2015/11/06(金) 21:50:19
http://diamond.jp/articles/-/81207
フィリピンで四つ巴の大統領選の火蓋が切って落とされた
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10月16日、来年5月に行なわれる総選挙に向けて、立候補が締め切られた。大統領から市町議会議員まで、その立候補者数は50万人にも及ぶという。元・フィリピン退職庁(PRA)ジャパンデスクで、現在は「退職者の ためのなんでも相談所」を運営する、フィリピン在住19年の志賀さんが、その現況をレポートします。

 来年5月9日に行なわれる総選挙の立候補受付が10月12日(月)に開始され、16日(金)に締め切られた。今回の注目は正副大統領の改選で、泡沫候補も含めて130人が立候補した。その他、上院議員の改選が12人、下院議員が293人、知事・副知事が81州、市長・副市長が144市、町長・副町長が1490町、それに加えて1634市町の議会など、約1万8千のポストが争われる。立候補者総数も50万人にのぼるものと推定されている。

 総選挙は3年ごとに行なわれるが、大統領の任期は6年で、一回おきに大統領選がある。なお、マルコス独裁政権の反省から大統領の再選は憲法で禁止されている。

 今回は現職のアキノ大統領の後継を争うものだが、アキノ大統領はマルコス独裁政権を崩壊に追いやった故コーリー・アキノ元大統領(英雄ニノイ・アキノの妻)の息子で、故アキノ元大統領の人気にあやかって2010年の選挙で当選した。

役者が揃った大統領候補者たち

 大統領選の本命は、現アキノ大統領の後継者のロハス前内務自治長官、前マカティ市長で現副大統領のビナイ氏、支持率1位の若手女性政治家のポー上院議員、さらに3度目の正直にかけるサンチャゴ上院議員の4人で、役者がそろった感がある。

 立候補が有力視されていたドテルテ・ダバオ市長は、ダバオ市長に立候補して大統領選を見送った。ちなみにドテルテ氏はダバオ市を長年支配し、その豪腕で現在の良好な治安を築き上げたダーティ・ハリーとして有名だ。

 アキノ大統領の後継者として立候補したロハス候補は、2010年の選挙ではアキノ現大統領と組んで副大統領に立候補した正統派だが、現副大統領で前マカティ市長のビナイに破れた。

 そのビナイ副大統領は、最近まで支持率1位を誇っていたが、現職市長時代に行なったとされる市庁舎建設をめぐる汚職の疑いで起訴が決定し、急速に支持率が落ち込んでいる。ビナイ側は選挙目的の政治的駆け引きだとして反発を強めている。

 ポー候補は2004年の選挙でアロヨ元大統領と争ったフェルナンド・ポーの娘で、支持率1位を誇るが、彼女も国籍の関係で立候補の資格がないとのクレームを受けている。

 4人目のサンチャゴ上院議員は、ラモス(1992年)およびエストラード(1998年)と2度の大統領選を戦った毒舌で有名な人気女性政治家だ。上院議員の前は入管の局長だった生え抜きだ。

副大統領候補には、マルコスの息子も

 副大統領選に立候補した一人が、上院議員のボンボン・マルコスだ。20年以上独裁を続けたマルコス元大統領の実の息子で、イロコス地方のラワグ市では、いまだ絶大の人気を誇る。母親のイメルダ・マルコスは現役の下院議員、姉のアイミーは知事と、政治家一家だ。イメルダ・マルコスはその美貌でマルコス政権を操ったとされる歴史上の人物で、今でも庶民には人望が厚い。

 そのほかの着目すべき候補者は、再選をねらうエストラーダ現マニラ市長で、リム前市長との因縁の一騎打ちとなっている。

 エストラーダは元映画俳優で政治家になる前まで、庶民の人気は圧倒的で政治でも映画ばりのパーフォーマンスを期待され、1998年に大統領に就任したが、2000年に不正蓄財疑惑により議会から弾劾され、任期半ばで退陣。その後終身刑の判決を受けたが、退陣劇の旗頭だったアロヨ元大統領の特赦で2007年に釈放された。2010年には再び大統領選に立候補し、落選したもののアキノ現大統領に次ぐ得票を獲得。

 そして2013年のマニラ市長選に出馬し、現職のリム市長を破ってマニラ市長に就任した。

 一方、対抗馬のリム前市長はNBI(国家捜査局)長官を経て、1992年にマニラ市長に当選。2期(6年)務めたあと、上院議員に鞍替えし2007年に再びマニラ市長に就任したが、2013年の選挙でエストラーダ現市長に敗れた。

 1992年の就任以来、ツーリスト・ベルトとして名を馳せたマニラ・エルミタ地区、デルピラール通りのゴーゴークラブを一掃し、有名なマニラの夜を破壊するという強権的な施策で不評(あるいは好評かもしれない)を呼んだ。

490チバQ:2015/11/06(金) 21:50:48
フィリピンの英雄・パッキャオは上院議員に立候補

 上院議員に立候補したのがパッキャオ下院議員だ。彼は議員というより、ボクシングの現役チャンピオンとして世界的に有名で、フィリピンの国民的英雄だ。つい先日も無敗のメイウエザーとの試合で僅差で破れ、7階級制覇を逃した。

 下院議員に立候補したアロヨ元大統領・下院議員は、1998年副大統領に就任し、2001年のエドサ2の政変で現職のエストラーダ元大統領を追放し、副大統領から大統領へと格上げされた。そして残りの3年間を務め、さらに2004年の大統領選挙に勝って、2010年まで、計9年間政権の座についていた。

 2004年の選挙では実際は対抗馬のフェルナンド・ポーが勝利したとのうわさだったが、その後、ポー氏が病死してうやむやになった。そして今回、娘のポーが大統領選に立候補し雪辱を果たそうとしている。

 アロヨはマカパガル元大統領の娘で国立大学の雄、University of Phillipineで経済博士号をとり、名門アテネオ大学の教員から通産省の局長となり、1992年、過去最高の得票で上院議員となった。その美貌と知性で国民的人気者だったが、9年間もの間、政権の座についていたせいか、汚職にまみれ、現アキノ政権により略奪罪で起訴され拘留中だ。今回の立候補は、下院議員として地位を利用して司法の追及を免れようとの目論見との見方がもっぱらだ。
文・撮影/志賀和民)

著者紹介:志賀和民(しが・かずたみ)
東京出身。東北大学大学院修了後、日揮(株)入社。シンガポールをかわきりに海外勤務を歴任。1989年日揮関連会社社長に就任しフィリピンに移住。2007年4月PASCO(サロン・デ・パスコ)取締役。

491チバQ:2015/11/06(金) 22:00:38
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20151107k0000m030114000c.html
<ミャンマー>スーチー氏「元首」宣言 権威主義のジレンマ

21:40毎日新聞

 ミャンマーのアウンサンスーチー氏が5日、大胆な発言をした。総選挙(8日投票)を前に、大統領への道を憲法上阻まれた彼女が、自ら率いる野党「国民民主連盟(NLD)」が勝って政権を握れば「大統領の上に立つ」と公言した。

 憲法で「国家元首」と規定された大統領を超越し、重要政策は自分が決めるのだとも言った。そうしたポストが憲法で禁じられていないから問題はないという、舌を巻くようなレトリックだ。

 与党「連邦団結発展党(USDP)」は6日、「どこにそんな国があるのだ」(テイウー副議長)と猛反発した。今後のミャンマー情勢にどう影響するか、目が離せない。

 民政移管(2011年)後、スーチー氏は「民主化」改革に着手したテインセイン大統領と歴史的会談を果たし、政治家として歩み始めた。彼女は当時、大統領を「改革に真剣だ」と評価し、その人柄を「誠実で正直」とたたえていた。

 その大統領が12年にノーベル平和賞の有力候補となる。当時、スーチー氏とのインタビューでそのことを話題にすると「ふさわしいとは思わない。率直にノーです」と、平和賞受賞者の口から、決然とした拒絶が返ってきた。

 「自分がトップで、自分が決める」という姿勢は、NLDの組織運営にも通じる。今回のNLD候補者選定で末端党員から上がったリストに対し、軍政期に民主化闘争を率いた学生指導者コーコージー氏など有力者を除外した。彼は党員ではないが、NLDの大統領候補とも目された。スーチー氏は「申請が多く、党員も多数除外した」と釈明したが、有能な人物を抱えれば自分の立場が危うくなる、そんな心底を勘ぐられても仕方がない。

 彼女は「個人企業の最高経営責任者(CEO)」にも例えられる。トップダウンで物事が決まるNLDの体質を、国家に持ち込もうというのだろうか。

 スーチー氏が「民主主義」を口にする時、国民の「意思に従う」「意見に耳を傾ける」と繰り返すが、ある外交官はこう漏らす。「彼女に意見しようものなら大変。撃沈です」と。米紙ニューヨーク・タイムズはその権威主義的姿勢を「民主主義のパラドックス(逆説)」と表現した。

 そんな彼女が政権運営を担っても、国軍の協力なしに政治は前に進まない。軍事・治安を統括する大臣ポストは最高司令官が任命する。彼女が「民主化の核心」と主張する軍人優位を規定する憲法の改正も、司令官の了解なしには不可能である。

 スーチー氏がよく口にする「政治は妥協」を実践できるなら道は開けるだろう。ただこの国には少数民族武装勢力との内戦に加え、仏教徒とイスラム教徒の宗教対立など混乱の火種にこと欠かない。

 選挙戦で与党の劣勢は明らかだ。テインセイン政権が進める「民主化」改革への評価はまちまちだが、政治、経済、社会のどの分野においても軍政期からの変容ぶりは「チェンジ(変革)」の言葉がふさわしいと思う。

 だが与党は、抑圧的な旧軍政の「負の遺産」を引き継いでいる。大統領の人望や政治手腕はともかく、大多数の人々の心には今も、軍政へのアレルギーが染みついている。

 だからこそ「反軍政」を命がけで貫いたスーチー氏が「変革」を叫ぶ時、人々は「軍政的なものと決別できる」と快哉(かいさい)し、バラ色の未来を思い描く。

 選挙が公正に行われるならNLDの政権奪取が現実味を帯びる。だが、来春に予定される政権移譲まで5カ月もある。この先、何が起こるか誰も予測はつかないだろう。与野党が大連立を組んでスーチー氏が政権に参画する姿が最良と思えるが、スーチー氏の性分はそれを許さない。そこに、この国のリスクとジレンマを感じる。【アジア総局長兼ヤンゴン支局長・春日孝之】

492とはずがたり:2015/11/06(金) 22:15:39
米艦「地域に緊張」、中国外相が電話会談で批判
http://www.yomiuri.co.jp/world/20151106-OYT1T50136.html?from=ycont_navr_os
2015年11月06日 20時25分Tweet

 【北京=竹腰雅彦】中国外務省によると、中国の王毅ワンイー外相は6日、ケリー米国務長官と電話会談し、南シナ海・スプラトリー(南沙)諸島の中国の人工島12カイリ内での米艦艇の巡視活動について、「相互信頼を損ない、地域に緊張を引き起こしており、深刻な懸念を表明する」と批判した。

 王氏は「米国は、対話を通じて立場の違いを適切に管理する正しい道に戻るべきだ」とも述べ、巡視活動の継続を認めない立場を強調した。

中国人工島に11キロまで接近…米イージス艦長
http://www.yomiuri.co.jp/world/20151105-OYT1T50102.html?from=yartcl_outbrain1
2015年11月06日 09時11分

 【クアラルンプール=今井隆】カーター米国防長官は5日、マレーシア・ボルネオ島沖の南シナ海を航行中の米空母「セオドア・ルーズベルト」に乗艦した。

 AP通信などが報じた。マレーシアのヒシャムディン国防相も同行した。南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島で人工島を建設し、軍事拠点化を進めようとする中国に圧力をかける狙いがある。

 空母にはイージス駆逐艦「ラッセン」が随伴しており、同艦の艦長は同行記者団に、10月27日の巡視活動では、中国が造成した人工島から6〜7カイリ(約11〜13キロ)の距離まで近づいたことを明らかにした。

493チバQ:2015/11/06(金) 23:57:39
>>483の続き 間違えて張ってた
7670 :チバQ :2015/11/05(木) 22:41:51
■天安門広場で陳情「学校へ行きたい」
 中国政府は昨年末の時点で、人口13億7000万人と発表している。しかし2010年の国勢調査で、シュエさんのような無戸籍児が1300万人に上るという実態が明らかになった。この数はポルトガルの全人口を上回る。

 シュエさんは幸い、8つ違いの姉のビン(Li Bin)さんから読み書きを教わることができた。しかし同年代の子どもたちが学校に行っている間、シュエさんが両親と繰り返し足を運んでいたのは役場だった。誰かが自分たちの嘆願を聞き入れてくれるかもしれないという、かすかな希望だけを頼りにしての行動だ。彼女は北京の天安門広場(Tiananmen Square)にも赴き、「学校へ行きたい」と書いたプラカードを掲げた。

 しかし、どこへ行っても無視され、起こした裁判も同様に無駄だったとシュエさんは話す。

 一方で、一人っ子政策の適用度合には地域差があり、中には両親が罰金を納めていない子どもに対しても「戸口」の付与するとの方針を示した自治体もあった。

 AFPはシュエさんの地元の警察当局に取材を申し込んだ。応対した男性職員は、「もしシュエさんが直接ここへ訴えて来れば、『戸口』の件は何とかできる」と語った。これに対しシュエさんは、「これまで22年間、政府がこんな規定やあんな決まりがある、法が改正されるなどと言うのを目にしてきたが、実際のところ何一つ変わらなかった」と肩を落とした。

■失ったもの

 シュエさんの父親は、昨年他界した。一家は現在、風呂なしの一軒家に2部屋を間借りして暮らしている。姉のビンさんも、家族を養うために16歳で学校を中退。最初はファストフード店で働き、後に電子機器企業に就職した。まとまりかけた結婚の話もあったが、家族の扶養義務が原因で破談になった。それでも、妹に対して怒りを覚えることはないという。

「私たちは皆、シュエを心から大事に思っている。彼女はもうすでに、沢山のもの失ってきたと思う。せめて家の中だけでも、温かみを感じてもらいたい。社会に一歩踏み出せば、温かみなど一切感じられないから」(姉のビンさん)

 シュエさんは最近、あるレストランで働き口を見つけた。ここでは身分証明証がないことに目をつぶってくれるという。

「生まれて初めて、私の実力、つまり身分ではなく能力に基づいて判断してもらえた。最高の気分」と語ったシュエさん。そして「でもこれは一時的な仕事です。将来ですか? 想像もできません」と続けた。【翻訳編集】 AFPBB News

494チバQ:2015/11/07(土) 00:00:06
http://www.sankei.com/politics/news/151106/plt1511060015-n1.html
2015.11.6 11:31

見送られた朴大統領との昼食会 安倍首相が蹴っていた…「おもてなし」がなかった裏側




(1/2ページ)

朴大統領主催の昼食会を蹴っていた安倍首相(左)(代表撮影・共同)
 ソウルで2日に行われた日韓首脳会談の全貌が明らかになってきた。安倍晋三首相は慰安婦問題で一切妥協せず、韓国側が取り引き材料にしようとした昼食会も蹴っていたのだ。当初、昼食会を催さない韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の「冷ややかさ」が報じられたが、実は、安倍首相の毅然とした姿勢の表れだった。初の首脳会談は、安倍首相の“完勝”に終わった観がある。(夕刊フジ)

 安倍首相は4日、自民党の谷垣禎一幹事長と官邸で会談した。

 谷垣氏の説明によると、安倍首相は慰安婦問題をめぐる日韓交渉について、「双方の基本的立場がかなり違うので、『年内』と切ると難しくなる」といい、年内の決着にこだわらない考えを示したという。

 その後、谷垣氏は首相発言について「『年内と切っちゃうと難しくなる』には私の解釈が入っている。首相が言ったのは、『全部期限を切ると苦しくなることがあり得る』ということだ」などと、ご丁寧に“補足説明”まで行った。要は、慰安婦問題の「年内妥結」という韓国側の要求を拒否したわけだ。

 安倍首相の姿勢は、朴氏との「昼食会なし」にも表れていた。

 実は、韓国側は外交当局者同士の事前折衝で、朴氏主催の昼食会などを交換条件に、慰安婦問題での「譲歩」を迫ってきたというのだ。当然、日本側はこれを拒み、安倍首相は周囲に「昼飯なんかで国益を削るわけにはいかない」と苦笑していた。

 昼食会を設定できず、逆に追い込まれた朴氏はどう出たのか。

 日韓首脳会談の終了後、朴氏は「これからどうされますか」と、安倍首相に聞いたという。ちょうど正午前だった。

 安倍首相は「焼き肉を食べに行きます」と答え、朴氏はけげんな表情で見送ったという。昼食会の予定は初めからなかったが、それでも朴氏が声をかけたのはなぜか。

 このやりとりを、産経新聞のコラム「ソウルからヨボセヨ」(5日掲載)で報じた名村隆寛ソウル特派員は「韓国人はとにかく食事で客をもてなす。客が満足するまでもてなしたがる。韓国の文化と言っていい。あくまでも想像だが、安倍首相を見送った朴大統領は、後味の悪さや寂しさを感じていたかもしれない」と分析している。

495チバQ:2015/11/07(土) 00:03:24
http://www.sankei.com/world/news/151106/wor1511060043-n1.html
2015.11.6 11:20

マハティール元首相聴取へ 名誉毀損でマレーシア警察 「現首相が汚職」と発言






マレーシアのマハティール元首相(ロイター=共同)
 マレーシアの警察が6日に名誉毀損(きそん)容疑で、マハティール元首相から任意で事情を聴く方針であることが分かった。マハティール氏の事務所が共同通信に明らかにした。同氏は首都クアラルンプールで8月末に行われたナジブ首相の退陣要求デモに参加、首相や与党に汚職があると発言していた。名誉毀損罪は最長で禁錮2年。

 マハティール氏の関係者によると、警察がクアラルンプール市内で同氏を聴取するという。ただ国民に人気の高いマハティール氏を立件すれば、ナジブ政権に世論の反発が高まる可能性があり、訴追は見送られるとの見方が強い。

 マハティール氏は8月30日、デモ会場でナジブ氏が政府系ファンドの資金約7億ドル(約850億円)を流用し、与党、統一マレー国民組織(UMNO)の議員や地方幹部に「賄賂として配った」と報道陣の前で話した。(共同)

496チバQ:2015/11/07(土) 08:20:17
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/151107/mcb1511070500014-n1.htm
ミャンマーあす総選挙 透明・公正、投資呼び込み 与野党は経済発展で一致 (1/3ページ)
2015.11.7 05:00
 ミャンマーでは8日、1990年の選挙以来、歴史的に最も重要な総選挙の日を迎える。2011年の民政移管後、現政権は経済・政治改革を実行して海外からの投資を呼び込み、東南アジアで最も安定した経済成長を遂げている国の一つになっている。選挙後も政情が安定し、次期政権が改革路線を継続できるかが今後の成長への鍵となる。

 ミャンマーのITベンチャー、ネックスのイエ・マイアット・ミン最高経営責任者(CEO、25)は「ミャンマーには計り知れないほど多くのビジネスチャンスがある。需要にあふれ、最初は競争を気にする必要はない独特な状況」と話す。

 ミャンマーでのこうした機会は、軍事政権が民政移管に合意し、経済制裁が緩和された過去4年間に形成された。市場開放により年間経済成長率は8%を上回り、不動産ブームや交通渋滞、急激な都市開発など経済的な利益をもたらした。14年の外国からの直接投資(FDI)額は09年比10倍に相当する41億ドル(約5000億円)に拡大した。

 ミャンマーでKFCのフランチャイズ権を持つ不動産開発会社、ヨマ・ストラテジック・ホールディングスのメルヴィン・パンCEOは「ミャンマーは50年余りにわたって機能停止に陥っていた。可能性は明らかだ。われわれは黄金時代に生きている」と述べた。

 ◆NLDが優勢

 ノーベル平和賞受賞者のアウン・サン・スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)は10年の前回選挙をボイコットしたが、今回選挙では同氏への絶大な人気を背景に勝利するとみられ、62年以来続く軍による支配が終了する可能性がある。

 政権交代もしくは分裂議会への移行はビジネスに悪影響を及ぼすとの見方もあるが、パンCEOは「全政党に恩恵をもたらす経済改革は一致した目標だ」と指摘した。とはいえ、投資、鉱業、知的財産、コンドミニアムの所有、仲裁に関する新たな法律や証券取引所など整備が必要なものはいまだに多い。

 政治リスクコンサルティング会社ユーラシア・グループのスペシャリスト、クリスチャン・ルイス氏は「投開票から1週間後に開会する議会で、与党は60日間の選挙期間中に棚上げしていた企業法や投資法などの法案を通過させようとするだろう」と語った。与党、連邦団結発展党(USDP)のキン・シュエ上院議員も「どの政党が政権を握っても、重要なのは経済の発展だ」と述べた。

 ミャンマーが直面する問題には不動産価格高騰など初めての課題のほか、粗末なインフラ環境、技術不足、汚職、不透明な規制など、発展途上国に見られる課題も含まれる。ミャンマー商工会議所連盟(UMFCCI)のルウィン共同事務総長は「どの政党が勝利しても、ビジネスにとって最も重要なのは公務員の大幅削減の継続と、長年投資を阻害してきた法律の抑制だ。煩雑な手続きや課税措置が多く、腐敗が蔓延(まんえん)している。国際的な制裁が問題ではなく、自身で首を絞めている」と指摘する。与野党とも、外資企業が直面する障害の一部を取り除く改正投資法案の通過を最優先事項に掲げている。

◆懸念は90年の再来

 投資家の前に立ちはだかる最大の懸念は、90年の総選挙の再来だ。NLDは地滑り的な勝利を収めたが、軍事政権が選挙結果を無効にし、同国は経済制裁を科されることになった。

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 パンCEOは、こうした事態は考え難いが、過去数年間の政治的不透明さが投資を妨げており、「投資家はより明確な兆候を待ち望んでいる。透明で公正な選挙が行われれば、投資家は安心する」との見方を示した。

 一方で、同CEOは強い高揚感に警戒を示している。隣国ベトナムは、80年代の市場開放から30年以上たっても経済規模はいまだにタイの半分程度にとどまっているからだ。「現実的に考えて、今後5年、10年後にバンコクにはならないだろう。ミャンマーの機会はきわめて大きいが、長期的な見通しで考えなければならない」と述べた。(ブルームバーグ Chris Blake、Andrew Davis)

497チバQ:2015/11/07(土) 08:21:31
https://www.nhk.or.jp/news/html/20151107/k10010297391000.html
ミャンマー選挙戦最終日 野党は失格を警戒
11月7日 5時20分

ミャンマー選挙戦最終日 野党は失格を警戒
総選挙が8日に迫ったミャンマーでは、6日が選挙戦最終日となりましたが、アウン・サン・スー・チー氏率いる野党は、選挙運動の期限を守らなかったなどとして候補者が失格にならないよう警戒し、運動を控えました。
民政への移管後初めてとなるミャンマーの総選挙は、旧軍事政権の流れをくむ与党のUSDP=連邦団結発展党に対し、アウン・サン・スー・チー氏が率いる最大野党のNLD=国民民主連盟が優位に選挙戦を進めています。
最終日の6日、与党・USDPは最大都市ヤンゴンで集会を開き、「この4年間、橋や道路などを整備したのはUSDPだ。約束を必ず実行するわれわれを信じてほしい」と訴え、集まった人たちに投票を呼びかけました。
これに対して、野党・NLDは、選挙運動の期限を守らなかったとされることを警戒し、6日は運動を控え、各地区の担当者がスー・チー氏や候補者の看板を撤去したり、NLDのステッカーや旗を車などに飾っている支持者に投票が終わるまでは外すよう求めたりしていました。
総選挙を巡って、スー・チー氏は記者会見で、「自由で公正な選挙を実施する意欲が感じられない」と話すなど、選挙管理委員会が恣意(しい)的に候補者を失格にするのではないかと警戒しており、公正な選挙に対する懸念が依然として残っています。
大統領が投票呼びかけ
民主化の試金石となる総選挙を2日後に控え、ミャンマーのテイン・セイン大統領は6日、国営ラジオなどを通じて演説しました。
この中でテイン・セイン大統領は「今回の総選挙は、ミャンマーにとって歴史的かつ重要な変化だ」と述べ、すべての国民に対し、投票するよう呼びかけました。そのうえで、「国民の間に、選挙結果が認められるかどうか懸念があることは承知しているが、政府も軍も自由で公正な選挙の結果を尊重すると改めて強調したい」と述べました。
また、総選挙のあとには、すべての政治勢力による対話の場を設けるとして、次の政権が誕生するまでの間の政治の安定に努める考えを示しました。
ミャンマーでは、1990年の総選挙でアウン・サン・スー・チー氏が率いる野党が圧勝したものの、軍が選挙結果を無視して政権に居座った経緯があり、テイン・セイン大統領としては、総選挙を前に、国内および国際社会からのミャンマーの政治的な混乱に対する懸念の払拭(ふっしょく)に努めたものとみられます。

498チバQ:2015/11/07(土) 08:22:04
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201511/CK2015110702000124.html
ミャンマー総選挙 暮らし改善 NLDに期待

2015年11月7日 朝刊


6日、ミャンマーのヤンゴン中心部で、与党USDPの集会に参加した支持者たち(大橋洋一郎撮影)
写真
 【ヤンゴン=大橋洋一郎】ミャンマー総選挙は八日の投開票を前に、選挙運動が規定によって六日で終了した。最大都市ヤンゴンでは、与党・連邦団結発展党(USDP)の大規模集会が中心部であった一方、郊外のスラムでは最大野党・国民民主連盟(NLD)に暮らしの改善を期待する声が聞かれた。
 ヤンゴン北西部で縫製工場などが集まるラインターヤー地区。幹線道路沿いの湿地を挟んで五十メートルほど離れた砂利道の両側に、草ぶきの小屋が数百軒単位で立ち並ぶ。
 「与党も野党も、一度も選挙運動になんか来ていない」。ここに住む女性ミン・ミン・エイさん(44)は、少し不満そうに語った。
 エイさんは五年前、ミャンマー南部イラワジ地域からヤンゴンに家族五人で引っ越した。兄が建設作業員の仕事で稼ぐ日給八千チャット(約七百六十円)が頼りだ。最初は中心部にいたが、家賃が高騰して払えずスラムに移った。
 水道はなく、池の水をくんで使う。共同の小型発電機しかないため、電気が使えるのは午後十時まで。「今は何とか暮らしているけど、兄の仕事は不安定なので心配」と嘆く。縫製工場では女性も働けるが、十八〜三十歳という年齢制限があり、あきらめた。
 同じスラムに住むエイさんの友人は住民登録がなく、本来は選挙の投票もできない。しかし、与党USDPのメンバーになれば登録できるといわれ、従った。「でも、投票はNLDにする。アウン・サン・スー・チーさんならば、生活をよくしてくれると思う」
 USDPの大規模集会はヤンゴン中心部のサッカー場で夕方から開催。テイン・セイン大統領の巨大な写真がステージやゲートに掲げられ、シンボルカラーの緑のTシャツを着た支持者らが詰め掛けた。地元ジャーナリストによると、NLDが一日に同じ場所で開いた集会と比べ、参加者は半分に満たないという。
 NLDは最終日より一日早く五日夜に選挙運動を終えた。優勢が伝えられ余裕があることに加え、ある運動員は「選挙管理委員会が求める看板の撤去などを徹底し、後から難癖を付けられないようにするためだ」と説明した。

499チバQ:2015/11/07(土) 08:22:37
http://www.myanmar-news.asia/news_aLF5cOzezS.html
ミャンマー選挙、下院議長シュエ・マン氏の動向に注目
 2015年11月7日 08:00 



ネットでUSDPから追放説 USDPは否定 
ミャンマー連邦団結発展党(USDP)は、党首のシュエ・マン氏を党から追放したという説を否定した。11月4日、選挙目前に、USDPの広報がメディアに表明した。

この説は11月3日、オンライン上で発生した。党の中央議会でシュエ・マン氏を解雇するというものだったが、USDPではその日、会議はなかったという。

現在、シュエ・マン氏はUSDPの議長から外されている。しかし、下院と連合議会のスピーカーとして在籍している。

ミャンマーのローカルメディア、MizzimaとELEVENでは、シュエ・マン氏はまだUSDPのメンバーだとしている。USDPが、公式サイトやフェイスブックで事実として公表する予定だと報じている。

スーチー氏支持表明 すでに離党の報道も 
一方で、USDPの現議長であるU Htay Oo氏がBBCのレポーターに対し、シュエ・マン氏が2日前に離党したと述べた、という報道もあった。

シュエ・マン氏は、2011年まで、軍事政権で3番目に高い地位にあり、大統領候補でもあった。今回の選挙では、野党NLDのアウンサンスーチー氏への支持を表明している。

(画像:Mizzimaより)

500チバQ:2015/11/07(土) 08:23:18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201511/CK2015110702000123.html
中台首脳会談 習氏総統選前に決断 「対等」条件で馬氏に配慮

2015年11月7日 朝刊


 【シンガポール=秦淳哉】歴訪中の中国の習近平国家主席は六日、シンガポールに到着。七日に台湾の馬英九総統と歴史的会談に臨む。外国首脳との会談に近い「対等」な条件で、馬氏との会談を決めた習氏。来年一月の台湾総統選では野党候補が勝利する可能性が高い。現在の安定した中台関係を維持するため、「時間切れ」を迎える前に会談を決断したとみられる。
 会談では習氏と馬氏は互いに相手の肩書を使わず、「さん(先生)」付けで呼ぶと決めている。会談後は、両氏が別々に会見を開く予定。中国にとって台湾はあくまで「地方政府」の位置付けであり、いずれも台湾側に配慮した形だ。
 中台閣僚は数年前から、首脳会談実現に向け模索を続けてきた。北京で昨年十一月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)が開かれた際も話は持ち上がったが、国際会議での会談は台湾を主権国家と認める形になり、中国側が難色を示した。その後も交渉を続けた結果、中台交渉の舞台に何度も使われたシンガポールが会談の場に選ばれた。
 中国はあくまで、首脳会談が「国内問題」との立場を貫いている。中国外務省の定例会見で関連の質問が出ても、報道官は「担当の台湾事務弁公室に聞いてほしい」とにべもない対応に終始。対外関係を扱う外務省の管轄外という姿勢だ。中国メディアは、毛沢東と〓介石が一九四五年に会談をした写真を掲載し、今回の会談を「大握手」と表現。国内問題としての歴史的意義を強調している。
 馬氏は五日、台北市内の会見で「両岸(中台)指導者の会談は、対話常態化に向けた第一歩となる。誰が総統になっても、この基礎の上に両岸関係を推進できる」と力説した。それは習氏の思いとも重なる。来年一月の台湾総統選で独立志向の強い野党・民進党の蔡英文主席が勝利しても、中台関係の流れを急激に変更できないよう、今回の首脳会談を重しとしたい思惑がある。
 ※〓はくさかんむりに將

501名無しさん:2015/11/07(土) 13:04:25
醜い最後の足掻きですね。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151107/k10010297611000.html
初の中台首脳会談へ 台湾馬総統が到着
11月7日 12時07分

中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統が、1949年の中台分断後初めてとなる首脳会談を、7日午後、シンガポールで行います。これに先立って、馬総統は7日朝、「今回の会談を通じ、台湾海峡の平和をしっかりしたものとしたい」と述べ、会談の意義を強調しました。
中国の習近平国家主席と初めての首脳会談に臨む台湾の馬英九総統は、会談が行われるシンガポールに、日本時間の正午前、チャーター機で到着しました。
これに先立って、馬総統は7日朝、台北市内の空港で、「今回の会談を通じて、台湾海峡の平和をしっかりしたものとし、両岸の現状を維持したい」と述べ、会談の意義を強調しました。そのうえで、「両岸の指導者の会談を定例化することで、将来誰が総統になったとしても、この新たなプラットフォームで引き続き両岸関係を推進していけると思う」と述べ、首脳会談を定例化すべきだとの考えを示しました。
中台の首脳会談は、シンガポールのホテルで日本時間の7日午後4時から行われる予定です。今回の会談で、両首脳は「中国大陸と台湾はともに1つの中国に属する」という考え方が重要だと強調し、中台関係の平和的発展を確認することにしています。
中国の習主席には、南シナ海情勢などで風当たりが強まるなか、地域の緊張緩和に力を尽くしていると国際社会に印象づける思惑があるとみられます。
一方、台湾の馬総統は、2008年の就任以来進めてきた中国との関係強化の集大成にしたい考えとみられます。
また、来年1月の台湾総統選挙に影響を与えるとの指摘が出るなか、双方が「歴史的」だとする会談で具体的にどのようなことが話し合われるか注目されます。

502とはずがたり:2015/11/07(土) 22:07:04
南シナ海の米中対立がマレーシアに強いる「綱渡り」
軍事で米国、経済では中国と密接な関係を築いてきた国にも変化の兆し?
2015年11月5日(木)17時45分
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/11/post-4072.php

各国の思惑が交差して──  11月4日、ASEAN拡大国防相会議では、南シナ海の言及をめぐり日米と中国が対立し、共同宣言の採択は見送られたが、その板挟みにあったのがホスト国であるマレーシアだ。写真は南シナ海スプラトリー諸島にある中国の人工島。5月代表撮影(2015年 ロイター)
 クアラルンプールで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議では、南シナ海の言及をめぐり日米と中国が対立し、共同宣言の採択は見送られたが、その板挟みにあったのがホスト国であるマレーシアだ。

 このことは、マレーシアと他の東南アジア諸国が中国と米国の間で、いかに難しい綱渡りを余儀なくされているかを物語っている。特に先週、米海軍の駆逐艦が南シナ海南沙(同スプラトリー)諸島に派遣され、中国が造成した人工島付近を航行してからはなおさらだ。

 マレーシア政府の統計によると、中国は同国最大の貿易相手国。フィリピンやベトナムなど同じく南シナ海で領有権を争う他の東南アジア諸国とは対照的に、マレーシアは大抵の場合、中国の軍事的進出に対する懸念は大したことではないように振る舞ってきた。

 だが米国防当局者らの話では、マレーシアは他の東南アジア諸国と同様、南シナ海における中国の海洋進出に対抗するため、米国の軍事的プレゼンス拡大を求めているという。

 「地域全体で求められているのが分かる。マレーシアがいい例だ」と、米国防総省高官は語った。

 カーター米国防長官は5日、米軍の原子力空母を視察するが、それにはマレーシアのヒシャムディン国防相が同行。カーター氏はマレーシア海軍も訪問する。

 両国はまた、海兵隊による合同軍事演習も来週に控えている。

 「他の分野でも合同軍事演習の招待を受けている。多くの活動が進行中だ」と、前述の米国防総省高官は述べた。

 マレーシアは、東南アジアを通過する米軍の艦船や航空機に補給などの支援を行う取り決めを長い間結んでおり、同国の港には米艦が頻繁に寄港している。

503とはずがたり:2015/11/07(土) 22:07:25
>>502-503

 米議会調査局(CRS)によると、マレーシアに寄港した米艦船数は2000年代初めにはほんのわずかだったが、2011年には年間30回以上と着実に増加している。

 マレーシアのある高官は今週、同国が中国寄りにも米国寄りにも見られてはいけないとし、「バランスを取らなければいけない」と匿名を条件に語った。

 ヒシャムディン国防相も今週、同地域外の国々が緊張を高めないことを望んでいるとし、「われわれは中国とも米国とも関わり続ける。実際に両国と関わっているという事実こそが、両国への明白なメッセージだ」と語った。

中国の哨戒活動
同地域で高まる安全保障問題、とりわけ中国の海洋進出にマレーシアがもっと注意を払うよう、ここ数年訴えてきたと、米国など西側の外交官らは語る。

 中国軍の艦船は、マレーシア領ボルネオ島のサラワク州沖にある曾母暗沙(同ジェームズ礁)付近で定期的に哨戒活動を行っている。

 衛星画像を見た外交官や専門家は、中国の巡視船がジェームズ礁の北方に位置する南康暗沙(同南ルコニア礁)でも半永久的なプレゼンスを維持しているとみる。

 「広範な安全保障問題、特に南シナ海におけるマレーシアの役割と重要性は、戦略上ますます高まっている」と、ある西側の外交官は指摘。「重要なのは、マレーシアが先頭に立ち中国と対立することを期待するのではなく、同国が正しいことを行うよう促すことだ」と語った。

 だが、当のマレーシアは中国を疎遠にしようとはしていない。同国はマラッカ海峡で9月、中国海軍と合同軍事演習を実施した。

 マレーシアは伝統的に、軍事的には米国と、経済的には中国と関係を築いてきたと、ラジャラトナム国際研究院(シンガポール)のシニアフェロー、Oh Ei Sun氏は指摘。

 しかし、9月に行われた中国との合同軍事演習や、米国などが主導する環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加は、マレーシアと米中との関係がいかに深化しているかを如実に示すものだと同氏は説明。「両国との間で綱渡りを強いられるため、ますます困難な仕事となる」との見方を示した。

 (Yeganeh Torbati記者、翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)

504チバQ:2015/11/07(土) 23:41:43
http://mainichi.jp/select/news/20151108k0000m030080000c.html
ミャンマー:大統領「公正さ」強調 8日総選挙
毎日新聞 2015年11月07日 21時06分(最終更新 11月07日 23時01分)

 【ヤンゴン春日孝之】ミャンマーで8日、2011年に軍政から民政に移管して初めての総選挙(上院定数224、下院440)が行われる。与党「連邦団結発展党(USDP)」に最大野党「国民民主連盟(NLD)」が挑む構図で、選挙戦ではアウンサンスーチー氏率いるNLDが優勢を維持した。与党党首のテインセイン大統領は6日の演説で「政権も国軍も、選挙結果を尊重し受け入れる」と強調した。NLDが圧勝すれば「スーチー政権」が現実味を帯びる。

 テインセイン氏は「民主化改革を継続、加速させる上で歴史的に重要な総選挙」と位置づけ、「自由で公正な選挙になると信じる。国民の意思が反映される結果になるだろう」とも述べた。

 選挙を仕切る連邦選管の中立性に疑義が生じる中、メディアや外交官などの間では「公正な選挙が行われれば、NLDが勝利する」との見通しが大勢を占める。日本や米欧など国内外の約1万人の選挙監視員が入り、モニターする予定だ。

 選管のティンエー委員長は投票日を前に「私が(選挙結果を)どうだますか、みんなが注視している。私は公正な選挙に向けてベストを尽くす。その結果を受け入れられないなら、殺してくれていい」とまで発言。「公正を期す」と誓約した。

 軍政期の前々回総選挙(1990年)では、NLDが8割の議席を獲得したが、軍政は政権に居座り続けた。今回NLDが勝利した場合、スムーズな政権移譲が行われるか、不安視する声は絶えない。

 テインセイン氏は演説で「選挙後に全ての政治指導者が一堂に会し、政情の安定とスムーズな政権移行について話し合いたい」と語り、不安の払拭(ふっしょく)に努めた。2大政党の獲得議席が、それぞれ政権樹立のレベルに達しなかった場合、選挙後に多数派工作が活発化し、政情が流動化する可能性がある。

 ミャンマーは135の民族で構成する多民族国家。少数民族政党など多くの小政党が乱立し、上院選で72党、下院選で81党が候補を擁立した。総人口5100万余の4割は少数民族で、少数民族政党の躍進も予測される。

 ミャンマーでは「政情の安定化」を理由に、独立以来2回の軍事クーデターが起きている。だが、国軍のミンアウンフライン最高司令官は「どの政党が勝っても、私はその結果を受け入れる」と繰り返す。軍事クーデターの可能性について、英BBCに「個人的にクーデターは嫌いだ。(NLD政権に移行するとしても)そのつもりはない」と明言した。

 ただ、与党USDPも火種を抱えている。シュエマン国会議長が党指導部から排除された今年8月の「党内クーデター」以来、テインセイン派とシュエマン派の深刻な分裂状態にある。スーチー氏と連携するシュエマン氏はロイター通信に「選挙でNLDが過半数を得られなかったら、スーチー氏が政権を握るのを手助けする」とまで語っており、出馬しているシュエマン氏の当落いかんで与党内の抗争が再燃する可能性がある。

 【ことば】ミャンマー大統領の選出

 総選挙の結果を受けて来年招集される国会で選出する。まず、上下両院の軍人議員が合同で1人、両院の民選議員が各1人ずつ計3人の副大統領を選出。さらに、3人の中から全議員の投票で大統領を決める。「落選」した2人は副大統領にとどまる。

505チバQ:2015/11/07(土) 23:42:49
http://www.asahi.com/articles/ASHC44QNWHC4ONFB00F.html
在日25年「民主化すれば帰りたい」 ミャンマー総選挙
本井宏人2015年11月7日19時06分
8日にあるミャンマーの総選挙を、25年間待ち続けた在日ミャンマー人がいる。愛知県一宮市に住むココラットさん(45)。軍事政権を逃れて1991年に来日後、一度も帰国を果たしていない。「母国の民主化が確かになれば、老いた両親に会いに帰れる」と選挙結果に望みを託す。

 ココラットさんはミャンマーの最大都市ヤンゴン出身。全ビルマ高校学生連盟の書記長だった90年の総選挙の日に反政府デモを理由に逮捕され、釈放後も監視を受けたため、翌91年にタイ経由で日本に逃れた。

 この時の総選挙では、アウンサンスーチー氏が率いる国民民主連盟(NLD)が大勝した結果を軍政が認めず、スーチー氏は計15年間の自宅軟禁を強いられた。「圧倒的な民意を受けて軍政は数年で滅び、すぐに帰国できると信じていた」とココラットさんは振り返る。

506チバQ:2015/11/07(土) 23:43:46
http://mainichi.jp/select/news/20151107k0000e030235000c.html
ミャンマー:副外相「軍部は結果を尊重」 8日総選挙
毎日新聞 2015年11月07日 15時00分(最終更新 11月07日 15時23分)
 ◇スーチー氏けん制も

 【ブリュッセル斎藤義彦】ミャンマーのタンチュー副外相が毎日新聞の取材に応じ、8日に行われる総選挙が「透明で公正に行われる」との自信を示し「どんな政党が優位に立っても、軍部は憲法を尊重し、その枠から出ない」と述べ、軍部が政権交代を尊重するとの見方を示した。一方、最大野党「国民民主連盟(NLD)」を率いるアウンサンスーチー氏が、NLDが政権を取った場合に「大統領の上に立つ」と述べた点について同氏が「憲法の枠内で活動すると確信している」とクギを刺した。

 副外相は6日までルクセンブルクで開かれたアジア欧州会議(ASEM)外相会議に出席し取材に応じた。

 副外相は「途上国では選挙に敗北することを受け入れるのが難しい例がある」と指摘した上で、ミャンマーの総選挙では欧州連合(EU)などからの選挙監視団が自由に活動している点をあげ「選挙は自由、公正になると確信している。世界に透明性を示すことになる」と述べた。

 軍政が1990年にNLDが圧勝した総選挙結果を受け入れず、政権に居座った過去について「当時と今はまったく違う。軍部は大多数の民意を反映するようになっている」と話し、選挙監視団の影響もあり、軍部が選挙結果を無視することはないとの認識を示した。副外相は「ミャンマーは新しい政治システムに向かって進んでおり、新制度により軍部は適切な地位にとどまることになる」との見解を示した。

 一方、スーチー氏が5日、勝利後に「大統領の上に立つ」と発言した点については「彼女は選挙戦で繰り返し憲法を引用し、憲法を尊重している。憲法の枠内で活動すると確信している」と述べ、同氏が軍部の優位を認めた憲法を越えない形で活動するようクギを刺した。副外相は職業外交官。ミャンマーでは軍の最高司令官が国防、内務、国境の主要3閣僚を指名しており、外務省は軍の意向をくんで活動している。

507チバQ:2015/11/07(土) 23:48:45
http://mainichi.jp/select/news/20151107k0000e040212000c.html
少数派「ロヒンギャ」:ミャンマー政権交代に期待 群馬
毎日新聞 2015年11月07日 12時12分

 「ミャンマーが民主化したら、戻って家族と暮らしたい」。8日に迫ったミャンマーの総選挙の行方に、少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」の人たちが期待を寄せている。群馬県館林市で暮らすムハマト・アドゥラさん(37)は西部ラカイン州出身。軍事政権の抑圧から逃れ、9年前に来日したが、不法滞在者が一時的に収容施設以外での生活ができる「仮放免許可」のままだ。難民認定される見通しもなく、生活が好転する兆しが見えず、母国の政権交代に望みを託す。

 仏教徒が大多数を占めるミャンマーで、ロヒンギャは「不法移民」とみなされている。移動や結婚の自由が厳しく制限され、ムハマトさんも強制労働に就かされてきたという。脱出したマレーシアで「人権に手厚い国」と耳にし、日本に渡った。

 しかし、難民認定や在留特別許可は得られず、収容施設に入れられた後、2007年8月に「仮放免」となった。移動は群馬県内に限られ、就労や国民健康保険加入はできない。仲間からの寄付に頼る生活で、「風邪をひいても病院に行けず、仕事がないから結婚もできない。日本での生活もラカイン州と同じ」とため息を漏らす。在日ビルマロヒンギャ協会によると、国内に約230人いるロヒンギャのうち、ムハマトさんと同じ「仮放免」は10人程度。多くが在留特別許可を得ているが、難民認定は数少なく、不安定な生活状況に置かれている人も少なくない。

 ミャンマーの総選挙は11年の民政移管後初めて。軍翼賛政党の連邦団結発展党(USDP)に対し、アウンサンスーチー氏が党首を務める最大野党・国民民主連盟(NLD)が優位に選挙戦を進める。だが、国内では仏教徒とイスラム教徒の暴動が各地で発生。ロヒンギャは今年に入ってIDカード(一時身分証明書)を無効とされ、選挙権も剥奪された。周辺国を目指して漂流する「ボートピープル」が相次ぎ、国際問題となっている。

 難民政策に詳しい滝沢三郎・東洋英和女学院大教授(国際関係論)は「ミャンマーで自国民と認められていない以上、帰すわけにもいかない。現地の情勢が悪化する中、在留特別許可を出すなど、人道的配慮が必要ではないか」と話している。【田ノ上達也】

509チバQ:2015/11/07(土) 23:51:09
http://www.sankei.com/world/news/151107/wor1511070028-n1.html
2015.11.7 16:50
【中台首脳会談】
習・馬氏、1分半の歴史的握手 満面の笑みで記者団に手を振る

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会談前、握手する台湾の馬英九総統(左)と中国の習近平国家主席=シンガポール(ロイター)
 【シンガポール=田中靖人】予定の7日午後3時(日本時間同4時)より数分早く、中国の習近平国家主席は記者団に向かって右手から、台湾の馬英九総統は左手からそれぞれホテルの会談会場に入り、ゆっくりと、しかし、まっすぐに歩みよった。

 双方とも笑顔を浮かべながら、無言で握手。写真撮影の記者団の要望に応じる形で、左右にポーズを取った。

 習氏は中国共産党の党旗の赤色、馬氏は中国国民党の党旗の青色のネクタイ姿。約1分半の握手の後は、記者団に向かって手を振った。

 歴史的な瞬間を目撃しようと集まった記者団は約600人。両氏が握手会場の左袖に消えると、会場から歓声が上がった。

http://www.sankei.com/world/news/151107/wor1511070029-n1.html
2015.11.7 17:17
【中台首脳会談】
習主席「両岸の中国人は自分の問題を解決する能力がある」 米の関与牽制

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歴史的会談に臨んだ中国の習近平国家主席(右から3番目)と台湾の馬英九総統=シンガポール(ロイター)
 【シンガポール=田中靖人】中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統は7日、シンガポールで1949年の中台分断後初となる歴史的な首脳会談を行った。

 習氏は会談冒頭で「両岸関係の歴史的な一ページを開いた」とあいさつ。「両岸の中国人には自分の問題を解決する能力と知恵がある」と述べ、米国などの台湾問題への関与を牽制した。

 馬氏は「現在の中台関係は49年以降で最も平和な時代」との認識を示した。

510チバQ:2015/11/07(土) 23:52:05
http://www.sankei.com/world/news/151107/wor1511070027-n1.html
2015.11.7 14:45
【中台首脳会談】
歴史的会談は会場費も食事代も「割り勘」 互いのメンツ配慮 呼称も「さん」付けで対等演出

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(1/3ページ)

6日、シンガポールに到着した中国の習近平国家主席と彭麗媛夫人(新華社=共同)
 中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統による、1949年の分断後初の中台首脳会談が、「割り勘」で行われることが7日までに、明らかになった。「中台の指導者」の立場で会い、「さん」付けで呼び合うなど、「対等」をアピールする会談は、金銭面でも互いの“メンツ”に配慮したようだ。(北京 川越一)

     


 中国メディアが「習馬会」と呼ぶ歴史的な会談は、シンガポール市内の中心部、約6万平方メートルの広大な敷地に建つ最高級ホテル「香格里拉大酒店(シャングリラ・ホテル)」で行われる。

 同ホテルは、香港を本拠地とするホテルグループが運営。ホテルの公式サイトを通じて空室検索をすると、会談前日の6日夜は、最も安いデラックスルームで1泊約3万6千円。デラックススイートは1泊約13万円だった。

 香港メディアなどによると、台湾で対中政策を主管する行政院大陸委員会の呉美紅・副主任委員は、「会談の会場の費用は双方が折半する。会談の後の手軽な食事については、誰が誰をもてなすということではなく、みんなが一緒に食事を取る。それぞれが自分たちの食費を分担する」と表明した。

 中国国務院台湾事務弁公室の張志軍主任(閣僚級)は「会談後、両岸の指導者は晩餐を共にする」と述べるだけで費用については言及していないが、中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報(電子版)は、香港メディアを引用し、「習馬会の期間、両岸(中台)の指導者は夕食でAA制を実行する」と報じた。

     ◇

 「AA制」は日本語の「割り勘」を意味する。その語源には諸説ある。中国のポータルサイト「百度」によると、「代数平均」を意味する英語「Algebraic Average」の略という説と、役割を分担すると意訳される「Acting Appointment」の略という説がある。

 香港では「All Apart(全てを分ける)」の略と言われている。「A」がアルファベットの最初の文字であることから、「AA」は「最上位」の2人の対等な関係を表わすという説もある。

 “メンツ”を重んずる中国では会食の際、ホスト役や地位が高い人、年長者が支払いをするのが慣習となっている。友人同士でも順番におごるのが普通。飲食店でも「オレが払う」「いや、オレが払う」と張り合う姿がよく見かけられる。若い世代では広がりつつあるというが、未だに「AA制」が浸透しているとは言い難い。

 こうした慣習に、今回の中台首脳会談では「さん」づけで呼び合うとわざわざ公表したことを加味すると、「AA制」には「対等な関係」をアピールする狙いがうかがえる。

 行政院大陸委員会の夏立言・主任委員(閣僚)は4日の記者会見で、「8割以上の台湾民衆が、両岸の指導者が対等で尊厳を保ち、公開され透明な状況での会談を支持している」と述べている。会談実現を主導したとも伝えられる習氏側が、「AA制」の採用で譲歩した可能性も否定できない。

511名無しさん:2015/11/07(土) 23:53:12
>野党の民進党が勝利するようであれば、台湾の有権者が今回のトップ会談を受け入れない意思を示したといえよう。

強引すぎる解釈だろ

http://www.sankei.com/world/news/151107/wor1511070039-n1.html
2015.11.7 19:47
【中台首脳会談】
習主席「偉大な中華民族の復興」演出 台湾民意を無視、中国主導の秩序構築へ第一歩

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(1/2ページ)

首脳会談に臨む中国の習近平国家主席(左)と台湾の馬英九総統=7日、シンガポール(共同)
 軍事的、政治的に長年対立してきた中国と台湾のトップが分断以来初めて、シンガポール市内のホテルで会談し、歴史的な握手を交わした。台湾問題の平和解決とアジア太平洋地域の安定に向け、一歩前進したとの意見もある。

 しかし近年、対外拡張と軍備増強を鮮明にしている習近平政権は、地域の安定よりも、中国の主導によりアジア太平洋地域に新しい秩序を作ることを目指している。馬英九氏との会談はその第一歩にすぎない。

 会談は習氏にとって“民族の復興”を演出する場でもあった。習氏は馬氏に「中華民族の偉大なる復興を共に図ろう」と呼びかけ、馬氏と「台湾も大陸も同じ中国に属しており、この事実を変えてはならない」という点で一致したという。

 習政権は「民族の悲願である国家の統一に向けて大きく前進した」と、国内向けにナショナリズムを煽(あお)る宣伝を続けるとみられる。南シナ海の島嶼(とうしょ)における一方的な領有権主張も、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の実効支配を目指すことも、習政権にとって“民族復興”の一環である。

 馬氏との会談を実現したことで自信を深めた習氏が、日本や東南アジアに対する軍事的圧力をさらに強め、周辺国の中国脅威がむしろ増大する可能性もある。

 また、会談は2300万人の台湾人の今後の運命を左右する重要なものだったにもかかわらず、準備段階から台湾の民意をほとんど無視する形で進められた。

 支持率が低迷し、任期も残りわずかの馬氏の今回の行動については、台湾で来年1月に行われる選挙で有権者が審判を下す。野党の民進党が勝利するようであれば、台湾の有権者が今回のトップ会談を受け入れない意思を示したといえよう。

512チバQ:2015/11/07(土) 23:53:40
http://www.sankei.com/world/news/151107/wor1511070038-n1.html

513チバQ:2015/11/07(土) 23:54:24
http://www.sankei.com/world/news/151107/wor1511070038-n1.html
2015.11.7 19:21
【中台首脳会談】
「最前線」だった地の酒、習主席はどう味わう? 馬総統、夕食会に込めたメッセージ

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首脳会談に臨む中国の習近平国家主席(左)と台湾の馬英九総統=7日、シンガポール(新華社=共同)
 台湾の馬英九総統は首脳会談後の夕食会に、中国大陸の福建省沖に浮かぶ台湾の離島、馬祖列島産の紹興酒と、金門島産のコーリャン酒を準備した。

 両島は冷戦期に要塞化され、中台の軍事対立の最前線だった。金門島は上陸戦や砲撃戦の舞台になった。馬祖は1994年までは一般の台湾人も訪問できなかった。2001年の「小三通」以降、中国大陸からも往来が認められ、現在は徐々に観光地化されている。

 馬総統は、馬祖産の紹興酒の古酒「老酒」を省略すると「馬酒」になるとして「わが家の酒だ」と呼んでいたという。酒は中台の緊張緩和の象徴として持ち込んだ。福建省での勤務が長かった習近平国家主席をもてなす狙いもある。

 双方が対等の地位で会談に臨んだことに配慮し、夕食は円卓。台湾側によると会場費などの費用も折半したという。(シンガポール 田中靖人)

http://www.sankei.com/world/news/151107/wor1511070050-n1.html
2015.11.7 22:44
【中台首脳会談】
「握手」中継も…台湾総統の音声はカット 中国国営テレビ、民主主義への言及警戒?

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首脳会談を前に握手を交わす台湾の馬英九総統(左)と中国の習近平国家主席=7日、シンガポール(共同)
 中国国営中央テレビは7日、習近平国家主席と台湾の馬英九総統が握手した場面などを実況中継した。習氏の会談冒頭の発言は映像も音声も流したが、馬氏の発言は中継しなかった。馬氏が中台の実像や台湾の民主主義に言及することを警戒したとみられる。

 中央テレビは会談後の記者会見についても、中国幹部によるものは中継したが、馬氏が行った会見は中継しなかった。

 また、馬氏が台北で5日に記者会見した際の映像を流した際は、馬氏が左胸に付けていた「青天白日満地紅旗」のバッジにモザイクを入れた。

 中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」には「『歴史的会談』の半分しか見られなかった」「日頃(習指導部が)宣伝している『政治的自信』はどこにいった」などの書き込みがあった。(共同)

514チバQ:2015/11/07(土) 23:56:08
http://www.sankei.com/world/news/151107/wor1511070031-n1.html
2015.11.7 18:00
【中台首脳会談】
習主席夫妻を厚遇したのに…シンガポール、思わぬ台湾の“乱入”にガッカリ?

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6日、シンガポールに到着した中国の習近平国家主席と彭麗媛夫人(新華社=共同)
 中国の習近平国家主席の公式訪問を受けたシンガポールが、国花のラン「胡姫花(バンダ・ミス・ジョアキム)」の新品種に習氏と彭麗媛夫人の名前を付けることが7日までに明らかになり、中国メディアが「最高の礼遇」だと宣伝している。(北京 川越一)

国花・ランの新種に夫妻の名

 「胡姫花」はシンガポールの硬貨にも刻まれている国花。シンガポール国家公園局OBの陳偉利氏は中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報(電子版)に対し、「胡姫花は頑強な生命力を持つという特性を持っており、シンガポールと他国の友誼が長く続くことを代弁している」と語った。

 6日付の同紙(同)は「胡姫花」を「シンガポールと世界を結ぶ“声なき大使”」と呼び、「シンガポールが習主席と彭麗媛夫人の名前を胡姫花の新品種に付けることは、中国とシンガポールの友誼が、常に変わらないことを予示している」と主張した。

ダイアナ元妃からジャッキー・チェンまで

 もっとも同紙も伝えているように、シンガポールは1962年以降、「胡姫花」の新品種について、シンガポールを訪問した外国の元首やVIPらの名前を付けて歓待している。

 もともと「バンダ・ミス・ジョアキム」という英名自体、1890年当時、シンガポールに居住し、自身の庭園で「胡姫花」の栽培に成功したアルメニア人女性の名を冠したものとされている。

 中国のポータルサイトによると、これまでに南アフリカのマンデラ元大統領や英国のダイアナ元皇太子妃、サッチャー元英首相らの名前が命名されている。日本の皇室関係者の名前が付けられた品種もあるという。

 中国の朱鎔基元首相が1999年にシンガポールを訪問した際も、労安夫人の名前が新品種に付けられた。シンガポール側の“サービス”は要人に限らず、香港の映画スター、ジャッキー・チェン氏や、シンガポール出身の人気歌手、孫燕姿さんも、その恩恵を受けている。決して、習夫妻だけが特別待遇を受けているわけではない。

関係強化、世界にアピールのはずが…

 中国外務省は10月29日に、習氏のシンガポール訪問を正式に発表した。南シナ海問題で中国と東南アジア諸国との関係が悪化する中、数少ない「親中」とされるシンガポールとの関係を強化する狙いがあったと推測されている。

 一方、シンガポール側は、習氏とリー・シェンロン首相らとの会談を通じ、金融、教育、科学技術、都市整備といった分野での協力を推進することをもくろんでいたようだ。

 シンガポールのメディア関係者も中国紙に対し、「両国の国情には相違が大きいが、長きにわたり各領域で協力してきた項目は多い。さまざまなレベルでの交流も盛んだ。シンガポールは中国と手を携え、ともに21世紀の海上シルクロードを作り上げたいと願っている」と期待していた。

 香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)によると、中台首脳会談が開かれる高級ホテルは3日になって、宿泊客に「昨日(2日)、当ホテルが極めて高いレベルの外交団の受け入れ先に選ばれた」と通知したという。

 割り込む形で設定された習氏と台湾の馬英九総統の歴史的会談に、国際社会の関心を完全に奪われた。

 シンガポール外務省の報道官は「中国本土と台湾の長年にわたる親友として、両指導者の会談の舞台となり、その手助けができることを喜んでいる」との声明を発表したが、それが本音なのかは分からない。

515チバQ:2015/11/07(土) 23:57:32
http://www.sankei.com/world/news/151107/wor1511070044-n1.html
2015.11.7 20:47
【中台首脳会談】
台湾世論は賛否拮抗…根深い馬総統への不信感 本人は「歴史的な一里塚」と自賛

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 中台首脳会談に反対し、台湾総統府前で抗議するデモ参加者=7日、台北(共同)
 【シンガポール=田中靖人】台湾の馬英九総統は中台首脳会談について、「歴史的な一里塚だ」と意義を強調したが、来年1月の総統選まで約2カ月と迫った時期の会談には、台湾内部には賛否両論が出ている。

 台湾の有識者で作る団体「両岸政策協会」が6日公表した世論調査によると、中台の指導者の会談そのものへの「支持」は56・7%に上るが、今回の首脳会談に限れば、「賛成する」と答えた割合は43・9%にとどまった(「賛成しない」は32・2%)。同協会はこれらのデータについて、「馬総統への不信感」と分析している。

 「将来、誰が総統になっても、この新たなプラットホームの上に、両岸関係を推進し続ける機会はある」

 7日の会談前、馬総統は、任期終了まで7カ月を切った時点で会談を行うことへの批判にこう反論した。5日の内外記者会見では「台湾の次世代に有利なことを行わないのは(職務)怠慢になる」とも述べており、政治的遺産(レガシー)作りだとの批判を意識していることは確実だ。

 会談では、「一つの中国」という原則に基づき、馬政権下での中台交流の基礎となってきた「92年コンセンサス」を再確認した。来年1月の総統選で8年ぶりの政権奪還の可能性が高まっている野党、民主進歩党の蔡英文主席は、コンセンサスの存在自体を否定している。中台首脳はその意義を強調し、蔡氏にコンセンサスの受け入れを迫る狙いがある。

http://www.sankei.com/world/news/151107/wor1511070049-n1.html
2015.11.7 22:41
【中台首脳会談】
蔡・民進党主席、馬総統に「失望」 民主主義・自由に触れなかったと指摘

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首脳会談を前に握手を交わす台湾の馬英九総統(左)と中国の習近平国家主席=7日、シンガポール(共同)
 来年1月の台湾総統選に出馬する最大野党、民主進歩党(民進党)の蔡英文主席は7日、シンガポールで中国の習近平国家主席との首脳会談に臨んだ台湾の馬英九総統について「失望した」とのコメントを発表した。

 馬氏が会談で、台湾の民主主義や自由、「中華民国(台湾)」の存在、台湾の将来に対する「台湾人の選択権」に触れなかったと指摘。首脳会談について「国際舞台上に政治的な枠組みを設け、将来の両岸(中台)関係における人民の選択を制限するものだ」と批判した。(共同)

516チバQ:2015/11/08(日) 00:14:30
http://mainichi.jp/select/news/20151108k0000m030095000c.html
中台首脳会談:49年の分断後初 「一つの中国」確認
毎日新聞 2015年11月07日 21時57分(最終更新 11月07日 23時54分)
 【シンガポール鈴木玲子、工藤哲】中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統は7日、シンガポールで約1時間にわたって会談した。中台首脳会談は1949年の分断後初めて。双方は「中国大陸と台湾が『一つの中国』に属する」との原則を認めたとされる「92年合意」の重要性を改めて強調し、来年1月の台湾総統選で優位に立つ独立志向の強い最大野党・民進党をけん制した。

 会談に先立ち、両氏は報道陣の前で笑みを浮かべながら1分以上握手を交わした。習氏は会談の冒頭、「両岸(中台)関係の66年は、いかなる力も同胞を離ればなれにすることができなかった。我々は兄弟であり、家族だからだ」とあいさつ。馬氏は「両岸関係は49年以来、最も平和で安定した段階にある」と応じた。

 中国側の記者会見によると、会談で習氏は「一つの中国」の原則を変えることはできないと強調。民進党が政権を奪還する可能性が強まっていることを念頭に、「台湾独立は両岸の平和と発展を損なう。両岸同胞は団結して反対しなければならない」と呼びかけた。

 習氏は経済面にも言及。中国の「一帯一路」(陸と海のシルクロード経済圏)構想に台湾が積極的に参加し、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に妥当な形で加盟することを歓迎するとも表明した。

 馬氏は、両岸関係の担当閣僚間で緊急を要する重要議題を話し合うためのホットラインを設置することを提案。中国側によると、習氏も、双方の交流や対話、政治的な信頼の構築を進め、誤解を避けるために設置することが可能との考えを示し、基本的に同意した。

 会談後に記者会見した馬氏は、中国が台湾に向けて配備したミサイルの撤去を習氏に求めたと明らかにした。習氏は「(ミサイルは)台湾人民に向けたものではない」と答えたという。馬氏は「両岸の指導者が初めてこの問題に言及した。台湾人民の憂慮を重視してくれると思う」と述べた。

 中台は分断後も50年代から60年代にかけて激しい戦火を交えてきた。関係改善が進んだとはいえ、今も中国は台湾海峡をはさんだ沿岸部にミサイルを配備。台湾は依然として中国の軍事的脅威に直面しており、首脳会談は歴史の大きな転換を象徴する効果がある。

 台湾メディアによると、会談後に夕食会が約1時間開かれ、円卓で習氏と馬氏が隣り合って座った。中華料理に合わせて台湾側が準備したのは金門島特産のコーリャン酒と馬祖島の老酒。金門島はかつて中国側が激しい砲撃を加えた。激戦地の酒をくみ交わし、平和と安定の重要性をアピールしたとみられる。

 一方、民進党の総統候補でもある蔡英文主席は7日、首脳会談について「大多数の台湾人は私と同様に失望したと思う。将来の両岸関係についての台湾人の選択を制限するものだ」と指摘し、馬氏を批判した。

 ◇首脳会談のポイント

・両岸(中台)関係の平和と発展を確認

・「一つの中国」について解釈は互いに委ねるとする「92年合意」を確認

・習近平氏は台湾独立の動きを強くけん制

・馬英九氏は台湾向けのミサイル撤去を要請

・閣僚級のホットライン設置で合意

 【ことば】92年合意

 中国と台湾の交流窓口機関が1992年に香港での協議で交わしたとされる合意。中国大陸と台湾がともに「一つの中国」に属することを認めつつ、その解釈は中台それぞれに委ねるとしており、中国について共産党は「中華人民共和国」、国民党は「中華民国」と解釈する。両党は「一つの中国」が中台交流の基礎と位置付けているが、台湾の独立を党綱領に掲げる野党・民進党は合意そのものを認めていない。

517チバQ:2015/11/08(日) 15:52:24
http://www.sankei.com/world/news/151108/wor1511080031-n1.html
2015.11.8 13:49

韓国行政自治相が辞意 総選挙出馬か





 韓国の鄭宗燮行政自治相は8日、ソウルで記者会見し辞意を表明した。鄭氏は来春の総選挙への立候補が取り沙汰されているが、出馬の意思は明言せず、進退への観測が飛び交う現状を「望ましくないと考え、辞意表明を決断した」と説明。「後任が決まるまでは責任を全うする」とも述べた。(共同)

518チバQ:2015/11/08(日) 15:53:39
http://www.sankei.com/world/news/151108/wor1511080009-n1.html
2015.11.8 05:15
【ミャンマー総選挙】
政策は無風?有権者も気にせず…民主化争った2大政党、審判迫る

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選挙事務所で取材に応じる、無所属のミャンマー下院議員女性候補、ニョ・ニョ・ティン氏(48)(吉村英輝撮影)
 【ヤンゴン=吉村英輝】8日投開票されるミャンマー総選挙はアウン・サン・スー・チー党首を前面に出した野党、国民民主連盟(NLD)が、民政移管後の実績をアピールした軍系の与党、連邦団結発展党(USDP)を引き離す展開だ。「民主化」のあり方を2大政党が争う陰で、政策論議は実らなかったとの指摘も出ている。

 6日に終了した選挙戦で、NLD候補は「投票先はNLD」と連呼。守勢のUSDPは動員をかけ「緩やかな民主化」を訴えたが、盛り上がりに欠けた感がある。

 最大都市ヤンゴンのバハン郡区で、無所属で立候補した下院の女性議員、ニョ・ニョ・ティン氏(48)は、今回の選挙の意義を「軍政への不満を自由に感情表現できる点」とする一方、「政策は争われず、有権者はそれを気にすらしない」と指摘。対立候補への中傷違反などにふれ、「候補や政党が法律を知らなさすぎる」とも話した。

 同氏は2大政党の陰で「どぶ板」選挙を展開。日本の横浜国立大学で博士号を取得し、東京の国連大学などで研究を続けた政治学者で、NLDやUSDPの対立候補5人と競う。

 2010年の前回選挙でヤンゴン管区地方議会の議員に当選し、議員約120人中女性議員6人の一人になった。しかし、「議論はほぼなく、静かな議会に驚いた」という。議会制民主主義の未熟を痛感する。

 1988年のミャンマー民主化運動の学生グループの一員で、NLD創設時からの幹部。ただ、今回はNLDから出馬を希望したが除外された。

 今回、現地メディアも初めて本格的に選挙を報道し、新聞各紙は軍政時代には厳しい検閲対象だったスー・チー氏の写真を連日1面に掲載した。

519チバQ:2015/11/08(日) 15:56:16
http://www.sankei.com/world/news/151108/wor1511080021-n1.html
2015.11.8 10:39

北朝鮮の李乙雪元帥が死去 革命第1世代、94歳






北朝鮮の李乙雪元帥(テレビ画面)
 北朝鮮の故金日成主席が率いた抗日武装闘争に参加した革命第1世代、李乙雪元帥が7日、肺がんのため死去した。94歳。朝鮮中央通信が8日伝えた。革命第1世代を象徴する人物だが最近は公の場での活動はみられず、北朝鮮の権力構造に影響はないとみられる。

 金正恩第1書記を委員長とする国家葬儀委員会が構成され、11日に国葬が営まれる。

 朝鮮中央通信によると、李氏は1921年、咸鏡北道金策市生まれ。37年に朝鮮人民革命軍に入り、伝令兵として抗日武装闘争を戦ったとしている。95年に元帥の称号が与えられた。

 朝鮮労働党中央委員会や党中央軍事委員会などが出した「訃告」は「李乙雪氏の生涯は、祖国と人民のために献身的に闘争した主体型革命家の一生だった」とたたえた。(共同)

520チバQ:2015/11/08(日) 15:56:53
http://www.sankei.com/world/news/151108/wor1511080020-n1.html
2015.11.8 10:29
【中台首脳会談】
「嘘つき!」…記者会見場で叫ぶ台湾人ジャーナリスト 馬英九総統は目線合わさず

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7日、中台首脳会談の後、記者団の質問に答える台湾の馬英九総統(田中靖人撮影)
 【シンガポール=田中靖人】分断後初の中台首脳会談後の記者会見は、中台それぞれの雰囲気を表す会見となった。会見場は、中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統が握手を交わしたホール。両氏が会談場所に移った後、椅子が並べられ、会見場に変わった。

 会談後、まず会見したのは、中国側。国務院(政府)で対台湾政策を主管する台湾事務弁公室の張志軍主任(閣僚級)が1人で会見場に立ち、習近平国家主席の発言を中心に報告した。質疑応答も、まずは座席に座れず立ち見だった国営新華社通信の記者が指名され、会談の歴史的意義について質問。張氏は準備していたかのように、6点意義を延々と説明した。

 その後、香港、台湾の記者がそれぞれ質問したところで会見は終了。納得のいかない台湾人ジャーナリストが大声を上げたが、張氏は笑顔で「30分間しかないので」と断って会場を後にした。実際の会見時間は約25分間だった。

 一方、その後、同じ場所で台湾側は、馬英九総統を筆頭に、首脳会談に参加した7人がテーブルに一列に並んで会見に臨んだ。双方が「指導者」の地位で行った会談だったが、テーブル上の名札には「中華民国」の「国旗」のデザインとともに「総統」などの官職名が書かれていた。

 馬総統が習主席の印象も含めて会見の様子を説明した後、最初の質問は「総統の任期は近く終わるが、次の総統に何を期待するか」と厳しい質問。その後も、「会談の目標を達成できたと思うのか」などと批判的な質問が相次いだが、馬総統はやや疲れた表情を見せながらも、それぞれ答えていた。

 途中から、指名されない台湾人ジャーナリストが「会談で中華民国の存在を正視せよと言ったのか」「嘘つき」などと何度も叫んだが、誰も制止するでもなく、司会者も総統も見向きもせず会見が続き、質問は12問に及んだ。馬総統は最終的に、別の質問者に答える形で、ジャーナリストに反論したが、最後まで目線は合わせなかった。

521チバQ:2015/11/08(日) 15:57:26
http://www.sankei.com/world/news/151108/wor1511080029-n1.html
2015.11.8 11:57
【中台首脳会談】
尖閣めぐる争い「避けられない」 馬英九総統、習近平氏に伝える

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7日、中台首脳会談の後、記者団の質問に答える台湾の馬英九総統(田中靖人撮影)
 シンガポールでの習近平・中国国家主席との首脳会談を終えた台湾の馬英九総統は8日未明、台湾に戻った。馬氏は台湾への機上で「当初の目標はおおむね達成した」と記者団に語った。中央通信社が伝えた。

 会談で馬氏は、ミサイルなど中国の軍事的脅威に対する台湾側の懸念を伝え、習氏が「台湾を狙ったものではない」と説明。馬氏は「十分満足しているわけではないが(事態改善へ)一つのきっかけをつくった」と述べた。

 会談後の習氏との夕食会では、沖縄県・尖閣諸島周辺の漁業権をめぐり一昨年に日本と調印した取り決め(協定)にも触れたと明らかにした上で、尖閣諸島の主権をめぐる争いは「避けられない」と習氏に伝えたことなどを明らかにした。

 習氏に「中華民国憲法は台湾独立を認めていない」と述べ、「中華民国」という言葉に触れたと強調した。(共同)

522とはずがたり:2015/11/08(日) 16:35:13

【中台首脳会談】習主席、台湾提案に「ゼロ回答」 主導権ガッチリ…“アメとムチ”政策強める
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%80%90%E4%B8%AD%E5%8F%B0%E9%A6%96%E8%84%B3%E4%BC%9A%E8%AB%87%E3%80%91%E7%BF%92%E4%B8%BB%E5%B8%AD%E3%80%81%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E6%8F%90%E6%A1%88%E3%81%AB%E3%80%8C%E3%82%BC%E3%83%AD%E5%9B%9E%E7%AD%94%E3%80%8D-%E4%B8%BB%E5%B0%8E%E6%A8%A9%E3%82%AC%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%AA%E2%80%A6%E2%80%9C%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%81%A8%E3%83%A0%E3%83%81%E2%80%9D%E6%94%BF%E7%AD%96%E5%BC%B7%E3%82%81%E3%82%8B/ar-CC53Zi#page=2
産経新聞 8時間前

 【シンガポール=矢板明夫】習近平氏と馬英九氏の中台トップ会談で、中国は最も確認したかった「一つの中国」についての言質を台湾側から引き出したが、台湾側が提案した「台湾向けのミサイルの撤去」などの具体的に事項について、中国側はほとんど回答しなかった。

 台湾側が「対等な立場」と繰り返し強調した会談は、ほぼ中国ペースで進められたといえる。

 この日の会談で、習氏は台湾独立志向の民進党を批判した。その上で、中台の統一問題について「歴史に対し、民族に対し、責任ある態度で正しい選択をすべきだ」とも述べた。あたかも馬氏に説教したかのようだった。

 中国は2000年ごろから、台湾民衆の反中感情が高まるのを警戒し、経済、文化分野を中心に交流を進めてきたが、政治的分野については介入してこなかった。しかし今回、中台トップ会談が実現したことで、習政権はこれまでの政策を改め、台湾への統一工作を加速するとみられる。

 中国側が今回の会談の成果を生かすためには、引退後の馬氏の台湾における影響力を温存することが必要だ。今後、台湾の親中国勢力に対し利権を配分するといった形で懐柔し、独立勢力に対し経済的な制裁を加えるなど“アメとムチ”政策をますます鮮明化していくとみられる。

【中台首脳会談】「このタイミングとは…」「尖閣で連携も」 日本、中国の台湾取り込み警戒
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%80%90%E4%B8%AD%E5%8F%B0%E9%A6%96%E8%84%B3%E4%BC%9A%E8%AB%87%E3%80%91%E3%80%8C%E3%81%93%E3%81%AE%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%A8%E3%81%AF%E2%80%A6%E3%80%8D%E3%80%8C%E5%B0%96%E9%96%A3%E3%81%A7%E9%80%A3%E6%90%BA%E3%82%82%E3%80%8D-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%80%81%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E5%8F%96%E3%82%8A%E8%BE%BC%E3%81%BF%E8%AD%A6%E6%88%92/ar-CC4uVr#page=2
産経新聞 17時間前

 政府高官は7日、中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統による分断後初の首脳会談を受け、「新たな中台関係は1回の会談で決まるほど簡単ではなく、今後の推移を注視したい」と述べ、中台双方の情勢や関係改善への動きを慎重に分析する考えを示した。

 外務省幹部は「両岸のトップが顔を合わせたことは非常に重要」と評価し、中台間の緊張緩和を期待する。ただ、「共産党による一党支配の中国と、民主主義を進める台湾とでは、経済的な友好は進められても互いに譲れない立場だ」との見方を示す。

 一方、官邸筋は来年1月に台湾で総統選が行われることから、「このタイミングで会談を開いた中台双方の思惑を見定める必要がある」とし、中国の台湾取り込みに警戒感を示す。

 さらに尖閣諸島(沖縄県石垣市)について、台湾も中国とともに領有権を主張していることから、「中韓は歴史認識で共闘した。尖閣をめぐる中台の連携を警戒する必要がある」と語る自民党中堅議員もいる。

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は4日の記者会見で、中台関係について「当事者間の直接対話で平和的に解決することを期待する」との立場を示している。

523とはずがたり:2015/11/08(日) 16:35:59
【中台首脳会談】「嘘つき!」…記者会見場で叫ぶ台湾人ジャーナリスト 馬英九総統は目線合わさず
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%80%90%E4%B8%AD%E5%8F%B0%E9%A6%96%E8%84%B3%E4%BC%9A%E8%AB%87%E3%80%91%E3%80%8C%E5%98%98%E3%81%A4%E3%81%8D%EF%BC%81%E3%80%8D%E2%80%A6%E8%A8%98%E8%80%85%E4%BC%9A%E8%A6%8B%E5%A0%B4%E3%81%A7%E5%8F%AB%E3%81%B6%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E4%BA%BA%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88-%E9%A6%AC%E8%8B%B1%E4%B9%9D%E7%B7%8F%E7%B5%B1%E3%81%AF%E7%9B%AE%E7%B7%9A%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%95%E3%81%9A/ar-CC5c8o#page=2
産経新聞 5 時間前

 【シンガポール=田中靖人】分断後初の中台首脳会談後の記者会見は、中台それぞれの雰囲気を表す会見となった。会見場は、中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統が握手を交わしたホール。両氏が会談場所に移った後、椅子が並べられ、会見場に変わった。

 会談後、まず会見したのは、中国側。国務院(政府)で対台湾政策を主管する台湾事務弁公室の張志軍主任(閣僚級)が1人で会見場に立ち、習近平国家主席の発言を中心に報告した。質疑応答も、まずは座席に座れず立ち見だった国営新華社通信の記者が指名され、会談の歴史的意義について質問。張氏は準備していたかのように、6点意義を延々と説明した。

 その後、香港、台湾の記者がそれぞれ質問したところで会見は終了。納得のいかない台湾人ジャーナリストが大声を上げたが、張氏は笑顔で「30分間しかないので」と断って会場を後にした。実際の会見時間は約25分間だった。

 一方、その後、同じ場所で台湾側は、馬英九総統を筆頭に、首脳会談に参加した7人がテーブルに一列に並んで会見に臨んだ。双方が「指導者」の地位で行った会談だったが、テーブル上の名札には「中華民国」の「国旗」のデザインとともに「総統」などの官職名が書かれていた。

 馬総統が習主席の印象も含めて会見の様子を説明した後、最初の質問は「総統の任期は近く終わるが、次の総統に何を期待するか」と厳しい質問。その後も、「会談の目標を達成できたと思うのか」などと批判的な質問が相次いだが、馬総統はやや疲れた表情を見せながらも、それぞれ答えていた。

 途中から、指名されない台湾人ジャーナリストが「会談で中華民国の存在を正視せよと言ったのか」「嘘つき」などと何度も叫んだが、誰も制止するでもなく、司会者も総統も見向きもせず会見が続き、質問は12問に及んだ。馬総統は最終的に、別の質問者に答える形で、ジャーナリストに反論したが、最後まで目線は合わせなかった。

524チバQ:2015/11/08(日) 20:02:25
http://www.sankei.com/world/news/151108/wor1511080041-n1.html
2015.11.8 16:32
【ミャンマー総選挙】
30カ国の国際監視団はどうみた? 地元NGOも9000人で監視






ミャンマーの最大都市ヤンゴン郊外の投票所で、投票状況をチェックする日本政府の選挙監視団メンバーら=8日(共同)
 8日のミャンマー総選挙では、日本を含む約30カ国と国際機関からの計約千人が投開票に不正がないか監視した。ミャンマーが外国から大規模な監視団を受け入れたのは初めて。これに加え、地元非政府組織(NGO)などの約9千人も監視。組織的不正が発覚すれば混乱が起きかねず、選挙の推移を注意深く見守った。

 日本政府の監視団は8日早朝、最大都市ヤンゴン郊外の農村に設けられた投票所を視察。監視員らは、投票の秘密が守られているか、妨害行為はないか、政党の立会人はいるかなどの項目を、チェックシートに一つ一つ書き込んでいた。

 投票箱の前には長蛇の列ができ、有権者の関心の高さをうかがわせた。日本監視団の代表は「期日前投票を含め、これまでは順調に進んでいる印象。自由で公正な選挙を実現したいとの選管の意思を感じた」と話した。(共同)

http://www.sankei.com/world/news/151108/wor1511080049-n1.html
2015.11.8 18:32
【ミャンマー総選挙】
スー・チー氏が70歳で初の投票 表情硬く取材に応じず






8日、総選挙が実施されたミャンマーの最大都市ヤンゴンで、投票するアウン・サン・スー・チー氏(ゲッティ=共同)
 8日のミャンマー総選挙は、野党、国民民主連盟(NLD)党首アウン・サン・スー・チー氏にとって、70歳にして初の投票の機会となった。多くの報道陣が待ち構える中、最大都市ヤンゴンの自宅近くにある小学校を訪れて票を投じた。

 軍事政権下の1990年と2010年の総選挙では自宅軟禁されていた。自身が当選した12年の補選では、スー・チー氏の自宅がある地区は補選の対象選挙区ではなかったため投票していない。

 8日、有権者として訪れた投票所での表情は硬く、取材にも応じなかった。

 投票後、自分が候補となっているヤンゴン郊外の選挙区、コームーを訪問。投票所では支持者らに囲まれながら状況を視察し、声援を送る市民に、ほほ笑み返していた。(共同)

525チバQ:2015/11/08(日) 20:03:12
http://www.sankei.com/world/news/151108/wor1511080056-n1.html
2015.11.8 19:50
【ミャンマー総選挙】
スー・チー氏野党が大勝確実 開票始まる、沸き立つ「勝利!」の声






総選挙が実施されたミャンマーの最大都市ヤンゴンで投票するアウン・サン・スー・チー氏=8日、(ゲッティ=共同)
 【ヤンゴン=吉村英輝】ミャンマー総選挙は8日午後4時(日本時間同6時半)、投票が締め切られ、開票が始まった。2011年の民政移管後、初めての総選挙で、早ければ同日夜にも大勢が判明する。アウン・サン・スー・チー氏(70)率いる野党、国民民主連盟(NLD)の大勝が確実で、政権交代に向け、どこまで議席を伸ばすかが焦点。

 最大都市ヤンゴンのバハン郡区にある小学校の投票所。8日午前9時前、投票に訪れたスー・チー氏の車が横付けされると、内外のメディアが殺到して車を囲むなど、注目の高さを示した。

 待ち構えていた多くの支持者からは「勝利、勝利!」の声がわき上がった。

 スー・チー氏は、1990年と2010年の総選挙では自宅軟禁下にあり、自身が当選した12年の補選は自宅の選挙区が補選対象でなかったため、今回が初の投票。厳しい表情のまま投票用紙を投じ、指に投票済みのインクを付けた。

 投票後、スー・チー氏は、車で約1時間半離れた自身の選挙区、コー・ムー地区へ移動。視察に訪れた投票所では、登録有権者は約4600人だが、約70人分の名前が名簿に見つからず、ボランティアが確認作業に追われていた。

 NLDに投票したという運転手のコー・マン・ウーさん(55)は、「スー・チーは、貧しいこの選挙区をあえて選んだ人物。軍人支配が終われば、資源が多く若いミャンマーは、もっと豊かになる」と語った。

 スー・チー氏はその後、自らの財団が設立したホテル向け職業訓練学校に立ち寄り、生徒らと記念撮影に収まるなどし、声援を送る市民らに笑顔を見せた。ただ、取材陣の問いかけには一切、応えなかった。

 一方、ヤンゴン市内各地の投票所は、開始時間の午前6時前から行列ができるなど、期待の高さをうかがわせた。多くの有権者が早めに投票を済ませたとみられ、午後は人影もまばらとなった投票所が多かった。

 混雑のため投票ができない事態を防ごうと、選挙管理委員会は午後4時までに投票所に入れば、投票を認める措置をとった。

 ミャンマーの国会は、上下両院定数計664議席の4分の1は軍人議員に割り当てられており、残る498議席が民選議員枠。今回、選管は、武装勢力活動地域で7議席分の投票中止を決めており、計491議席が改選対象となる。大統領は、上下両院議員の全員投票で選ばれるため、NLDは両院の過半数を押さえれば、政権を主導できることになる。

 NLDがボイコットした2010年の前回総選挙で大勝した軍系の与党、連邦団結発展党(USDP)を率いるテイン・セイン大統領の任期は、来年3月末まで。今回の選挙結果を受けて来年1月末までに召集される新国会は、それまでに大統領の選出投票を行う予定だ。

 1990年の総選挙では、NLDが圧勝したが、軍が結果を無視した。テイン・セイン大統領は7日の演説で、「政府と国軍は、自由で公正な選挙結果を尊重する」と述べた。

 選管によると、人口約5100万人のうち、有権者数は約3400万人。投票所は4万6千カ所。上下両院と地方議会で、計約6千人の候補者が、91政党からや無所属で出馬した。

526チバQ:2015/11/08(日) 20:04:35
>>306の軍事パレードで司会してた
http://www.sankei.com/world/news/151108/wor1511080051-n1.html
2015.11.8 19:10
【北朝鮮情勢】
最側近のはずの崔竜海氏が葬儀委から外れる 「不手際で更迭」?観測も





 朝鮮中央通信によると、北朝鮮の故金日成主席が率いた抗日武装闘争に参加した革命第1世代、李乙雪(リ・ウルソル)元帥が7日、肺がんのため94歳で死去した。金正恩第1書記を委員長とする国家葬儀委員会の名簿を同通信が8日報じたが、金第1書記の最側近で朝鮮労働党の崔竜海(チェ・リョンヘ)書記(政治局員)の名前は含まれなかった。

 朝鮮人民軍の黄炳瑞総政治局長ら指導部が名を連ねる中、崔氏が外れた理由は不明。韓国の聯合ニュースは、何らかの不手際による更迭など「身の上に変動が起きた可能性がある」と伝えた。

 崔氏は9月、中国の抗日戦争勝利記念行事に出席し、10月には訪朝した中国共産党の劉雲山政治局常務委員と会談。ラヂオプレス(RP)によると、崔氏の動静報道は10月22日の体育大会の開幕式出席が最後で、同31日付の労働新聞は崔氏の寄稿を掲載していた。(共同)

527チバQ:2015/11/08(日) 20:05:06
http://www.sankei.com/world/news/151108/wor1511080042-n1.html
2015.11.8 17:19

台湾の馬総統と非公式会談、シンガポール首相「今夜、お茶を飲んだ」





 シンガポールのリー・シェンロン首相は7日夜、自身のフェイスブックで、シンガポールを訪問した台湾の馬英九総統と面会したことを明らかにした。フェイスブックの写真では、2人は上着を着ておらず、リー氏はノーネクタイ姿。非公式の会談であることをうかがわせている。

 リー氏は「馬英九総統と今夜、お茶を飲んだ。(中台首脳)会談がうまくいってうれしい。これによって、地域により強固な安定と繁栄がもたらされることを望む」と書き込んだ。

 シンガポールは中国と台湾の「中立地」として、7日の中台首脳会談の会場を提供した。(共同)

528チバQ:2015/11/08(日) 23:23:57
そいや、貼ってなかった気がするので
ゴールデンウイークにミャンマーに行ってきたときの写真
http://s1.gazo.cc/up/161333.jpg
1:NLDの党本部。小さい・・・一候補者の選挙事務所か!?ってレベルです
http://s1.gazo.cc/up/161334.jpg
2:売ってたTシャツ。半年たちますが まだ一度も着てない・・・
http://s1.gazo.cc/up/161335.jpg
3:そして まさかの偶然 ご本人登場ってやつ。
  僕が暗殺犯だったら暗殺できただろってレベルの近さです。
  御付きの人だけで、SPとか居なかったんですけど大丈夫なんですかね?

529チバQ:2015/11/08(日) 23:32:16
http://www.afpbb.com/articles/-/3065878
ミャンマー総選挙の投票終了、今後考えられる4つのシナリオ
2015年11月08日 20:33 発信地:ヤンゴン/ミャンマー

【11月8日 AFP】8日に行われた歴史的なミャンマー総選挙は、同日午後4時(日本時間同日午後6時半)に投票が締め切られたが、開票作業に数日かかる可能性がある。ただ、作業が終わった後、最も起こる公算が大きい結果はどのようなものだろうか。可能性の高いシナリオを次に挙げる。

1.アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)氏の野党が、圧倒的過半数を獲得

 これは、長い間軍事政権によって自宅軟禁下に置かれ、仲間は政治犯として投獄され、その間、国の経済が停滞するのを見てきたスー・チー氏にとって理想のシナリオだろう。

 圧倒的過半数を獲得すれば、来年初めに予定される議会での大統領選出で、スー・チー氏が党首を務める最大野党・国民民主連盟(NLD)が大幅に優位になる。これを実現するには、NLDが今選挙で争われる491議席の67%を勝ち取る必要がある。

 これとは対照的に、軍を後ろ盾とする与党・連邦団結発展党(USDP)は、今選挙で争われる議席の33%を獲得すれば過半数を確保する。なぜならミャンマーの軍政下で制定された憲法規定に沿って、議席の4分の1は軍に任命された人物に割り当てられる。こうした議員は、USDPと連携する可能性が高い。

 また、外国籍の配偶者か子どもを持つ人物は、現憲法上、大統領になる資格を認められていないため、スー・チー氏は勝利しても大統領にはなれない。この憲法規定は、英国籍の息子2人を持つスー・チー氏の大統領就任を阻止するために設けられたと考えられている。

2.与野党とも過半数を獲得できない

 これがミャンマーで起きた場合、政治的駆け引きや連立に向けた動きが激しくなりそうだ。

 NLDは下院で過半数を獲得する可能性がある一方で、上院で多数を占めるのは難しいかもしれない。その場合スー・チー氏は、連立相手を模索する必要が出てくる。最も有力とみられる相手は、ミャンマーの少数民族を代表する政党だ。

 一方、USDPも少数民族政党との連立を検討する可能性はある。ただ、少数民族が何十年も軍事政権と戦闘を続けてきた事実を考慮すると、この案はUSDPにとって一段と困難なものとなる。

3. NLDが敗北、USDPが勝利

 自由公正な選挙が行われた場合、NLDが大敗すると予想する向きはほとんどいない。ただ、第三者による出口調査が行われず、選挙に関する統計も不足しているため、スー・チー氏の人気が実際に得票や獲得議席に反映されるかどうかを判断するのは非常に難しい。

4.最悪のシナリオ:社会の混乱

 政情不安定が続いているミャンマーの歴史や、軍が都合の悪い票を無視してきたこれまでの経緯を踏まえると、国内情勢が不安定化し、内紛に発展する可能性も排除できない。

 選挙で不正があったとする主張、またはその証拠が明らかになった場合、このシナリオが現実になる公算は大きくなる。(c)AFP

530チバQ:2015/11/08(日) 23:35:07
http://www.sankei.com/world/news/151108/wor1511080060-n1.html
2015.11.8 20:38
【ミャンマー総選挙】
日本の援助で消えない「投票の目印」 あいさつ代わりに指見せ合いも






中部マンダレーで総選挙の投票後にインクの付いた小指を見せる女性=8日、ミャンマー(ロイター=共同)
 8日のミャンマー総選挙では、投票を済ませた有権者の小指に目印のインクが付けられた。二重投票による不正を防止する目的で、日本などの援助で各投票所にインクを配備。街中では、あいさつ代わりに指を見せ合う姿があちこちで見られた。

 日本政府関係者によると、48時間消えない特殊な紺色のインクという。最大都市ヤンゴンの投票所を訪れた会社員女性(33)は「あまり選挙を経験したことがないので、ささいなことでもうれしくなる」と話した。フェイスブックに指を見せる写真を投稿する市民も多かった。

 一方、慣れない投票に戸惑う有権者もいた。投票用紙にスタンプを押す方法だが、二度押しすると無効になるなど規定が細かい。ヤンゴンの大学講師(37)は「スタンプが薄かったが、もう一度押したら無効になるからそのまま投票した。有効票として数えてもらえるか心配」と話した。(共同)

531チバQ:2015/11/08(日) 23:48:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151108-00000543-san-asia
ミャンマー総選挙 スー・チー氏野党が大勝確実 開票始まる
産経新聞 11月8日(日)19時56分配信

 【ヤンゴン=吉村英輝】ミャンマー総選挙は8日午後4時(日本時間同6時半)、投票が締め切られ、開票が始まった。2011年の民政移管後、初めての総選挙で、早ければ同日夜にも大勢が判明する。アウン・サン・スー・チー氏(70)率いる野党、国民民主連盟(NLD)の大勝が確実で、政権交代に向け、どこまで議席を伸ばすかが焦点。

 最大都市ヤンゴンのバハン郡区にある小学校の投票所。8日午前9時前、投票に訪れたスー・チー氏の車が横付けされると、内外のメディアが殺到して車を囲むなど、注目の高さを示した。

 待ち構えていた多くの支持者からは「勝利、勝利!」の声がわき上がった。

 スー・チー氏は、1990年と2010年の総選挙では自宅軟禁下にあり、自身が当選した12年の補選は自宅の選挙区が補選対象でなかったため、今回が初の投票。厳しい表情のまま投票用紙を投じ、指に投票済みのインクを付けた。

 投票後、スー・チー氏は、車で約1時間半離れた自身の選挙区、コー・ムー地区へ移動。視察に訪れた投票所では、登録有権者は約4600人だが、約70人分の名前が名簿に見つからず、ボランティアが確認作業に追われていた。

 NLDに投票したという運転手のコー・マン・ウーさん(55)は、「スー・チーは、貧しいこの選挙区をあえて選んだ人物。軍人支配が終われば、資源が多く若いミャンマーは、もっと豊かになる」と語った。

 スー・チー氏はその後、自らの財団が設立したホテル向け職業訓練学校に立ち寄り、生徒らと記念撮影に収まるなどし、声援を送る市民らに笑顔を見せた。ただ、取材陣の問いかけには一切、応えなかった。

 一方、ヤンゴン市内各地の投票所は、開始時間の午前6時前から行列ができるなど、期待の高さをうかがわせた。多くの有権者が早めに投票を済ませたとみられ、午後は人影もまばらとなった投票所が多かった。

 混雑のため投票ができない事態を防ごうと、選挙管理委員会は午後4時までに投票所に入れば、投票を認める措置をとった。

 ミャンマーの国会は、上下両院定数計664議席の4分の1は軍人議員に割り当てられており、残る498議席が民選議員枠。今回、選管は、武装勢力活動地域で7議席分の投票中止を決めており、計491議席が改選対象となる。大統領は、上下両院議員の全員投票で選ばれるため、NLDは両院の過半数を押さえれば、政権を主導できることになる。

 NLDがボイコットした2010年の前回総選挙で大勝した軍系の与党、連邦団結発展党(USDP)を率いるテイン・セイン大統領の任期は、来年3月末まで。今回の選挙結果を受けて来年1月末までに召集される新国会は、それまでに大統領の選出投票を行う予定だ。

 1990年の総選挙では、NLDが圧勝したが、軍が結果を無視した。テイン・セイン大統領は7日の演説で、「政府と国軍は、自由で公正な選挙結果を尊重する」と述べた。

 選管によると、人口約5100万人のうち、有権者数は約3400万人。投票所は4万6千カ所。上下両院と地方議会で、計約6千人の候補者が、91政党からや無所属で出馬した。

532チバQ:2015/11/09(月) 20:35:18
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151109/k10010299471000.html
ミャンマー総選挙 野党“政権交代に十分な議席確保”
11月9日 18時56分

ミャンマー総選挙 野党“政権交代に十分な議席確保”
8日に投票が行われたミャンマーの総選挙は、選挙管理委員会の開票結果の発表がほとんど進んでいません。こうしたなか、アウン・サン・スー・チー氏が率いる野党NLD=国民民主連盟はNHKの取材に対し、政権獲得に十分な数の議席を確保できる見通しだと自信を示しました。
8日に投票が行われたミャンマーの総選挙は、4年前の民政移管のあと初めて行われたもので、軍事政権の流れをくむ与党のUSDP=連邦団結発展党に対し、民主化運動を率いてきたアウン・サン・スー・チー氏の野党NLD=国民民主連盟が挑む形となっています。
ミャンマーの選挙管理委員会は、日本時間の午後5時半、開票結果の発表を開始しましたが、まだほとんど進んでいません。
野党NLDの幹部で選挙対策の責任者であるウィン・テイン氏は、9日、NHKのインタビューに応じ、各地の開票所に派遣した立会人からの報告に基づく独自集計の結果として、「全国で70%以上の議席を獲得した。すでに政権獲得に十分な数の議席を確保できたと考えている」と述べ、政権交代を実現することに自信を示しました。
スー・チー氏も9日、支持者を前に行った演説で、「正式な発表はまだですが、選挙の結果は皆さんの思っているようになるでしょう」と述べ、勝利に自信を示しました。
一方、与党USDPのテイ・ウー党首代行はロイター通信に対し、「われわれは敗れた。最終結果はまだはっきりとはわからないが、選挙結果は受け入れる」と述べて、与党がNLDに敗北したことを認めました。

534チバQ:2015/11/09(月) 20:39:49
http://www.sankei.com/world/news/151109/wor1511090014-n1.html
2015.11.9 13:15
【ミャンマー総選挙】
スー・チー氏の野党NLD優勢 選管、開票状況の発表を延期


8日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで投票所を訪れたアウン・サン・スー・チー氏(ロイター)
 【ヤンゴン=吉村英輝】ミャンマーで8日、総選挙の投開票が行われた。地元メディアは、開票が進むほとんどの選挙区で、アウン・サン・スー・チー氏(70)率いる野党、国民民主連盟(NLD)の「優勢」を伝えている。NLDは独自調査に基づき、一部の選挙区での同党候補の当選確実を発表した。

 連邦選挙管理委員会は9日午前に予定された開票状況に関する発表を同日午後6時(日本時間同8時半)に延期した。2011年の民政移管後初となった総選挙は、NLDの党勢拡大は確実とみられるなか、同党が単独で大統領を選出できるだけの議席を獲得し政権奪取できるかが焦点だ。

 8日夜、最大都市ヤンゴンにあるNLD本部前は、支持者らで埋まり「勝ったぞ」との歓喜の連呼に包まれた。

 全土で4万以上の投票所が設けられ、人口約5100万人のうち、有権者数は約3400万人。高い投票率が見込まれる。

 スー・チー氏も8日朝、ヤンゴンの自宅近くで自宅軟禁の解除から初めて投票した。5日の会見では、政権を奪還した場合、自身が「大統領より上の存在になる」と語り、国政の運営に意欲を示した。

 軍系の与党、連邦団結発展党(USDP)は、現職閣僚など幹部の落選見通しが伝えられ劣勢。ただ、テイン・セイン大統領は7日の演説で、「政府と国軍は、自由で公正な選挙結果を尊重する」とした。

 ミャンマーの国会は、上下両院定数計664議席の4分の1が軍人に割り当てられ、残る498議席が民選議員枠。武装勢力活動地域で7議席の投票が中止されたため、計491議席が改選対象となる。

535チバQ:2015/11/09(月) 20:58:03
アウン・サン・スー・チーと表記するマスコミ 日経 産経 読売 東京 NHK AFP
アウンサンスーチーと表記するマスコミ 朝日 毎日
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%BC
名前について[編集]
アウンサンスーチーの名前は、父親の名前(アウンサン)に、父方の祖母の名前(スー)と母親の名前(キンチー)から一音節ずつ取って、付けられたものである。
ミャンマーに住むビルマ民族は性別に関係なく姓を持たない。アウンサンスーチーの「アウンサン」も姓や父姓ではなく、個人名の一部分に過ぎない。彼女の名前は「アウンサンスーチー」で、原語では分割することはない。したがって、彼女のことを「スー・チー」「スーチー」などと呼ぶのは誤りとなる。ただし日本の新聞や報道などでは便宜上短い表記を使うことがほとんどとなっている。日本の大手メディアでは毎日新聞が1996年から、朝日新聞が2012年から「アウンサンスーチー」と表記しているがそれ以外は「アウン・サン・スー・チー」と表記している。
なおビルマ人は、通常、年配の女性につける「女史」に相当する敬称「ドー」(Daw) をつけて「ドー・アウンサンスーチー」と呼ぶ。また、親しみを込めて「ドー・スー」ということもある。

536チバQ:2015/11/09(月) 20:58:29
http://www.sankei.com/world/news/151109/wor1511090014-n1.html
2015.11.9 13:15
【ミャンマー総選挙】
スー・チー氏の野党NLD優勢 選管、開票状況の発表を延期

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8日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで投票所を訪れたアウン・サン・スー・チー氏(ロイター)
 【ヤンゴン=吉村英輝】ミャンマーで8日、総選挙の投開票が行われた。地元メディアは、開票が進むほとんどの選挙区で、アウン・サン・スー・チー氏(70)率いる野党、国民民主連盟(NLD)の「優勢」を伝えている。NLDは独自調査に基づき、一部の選挙区での同党候補の当選確実を発表した。

 連邦選挙管理委員会は9日午前に予定された開票状況に関する発表を同日午後6時(日本時間同8時半)に延期した。2011年の民政移管後初となった総選挙は、NLDの党勢拡大は確実とみられるなか、同党が単独で大統領を選出できるだけの議席を獲得し政権奪取できるかが焦点だ。

 8日夜、最大都市ヤンゴンにあるNLD本部前は、支持者らで埋まり「勝ったぞ」との歓喜の連呼に包まれた。

 全土で4万以上の投票所が設けられ、人口約5100万人のうち、有権者数は約3400万人。高い投票率が見込まれる。

 スー・チー氏も8日朝、ヤンゴンの自宅近くで自宅軟禁の解除から初めて投票した。5日の会見では、政権を奪還した場合、自身が「大統領より上の存在になる」と語り、国政の運営に意欲を示した。

 軍系の与党、連邦団結発展党(USDP)は、現職閣僚など幹部の落選見通しが伝えられ劣勢。ただ、テイン・セイン大統領は7日の演説で、「政府と国軍は、自由で公正な選挙結果を尊重する」とした。

 ミャンマーの国会は、上下両院定数計664議席の4分の1が軍人に割り当てられ、残る498議席が民選議員枠。武装勢力活動地域で7議席の投票が中止されたため、計491議席が改選対象となる。

537チバQ:2015/11/09(月) 20:59:57
http://mainichi.jp/select/news/20151109k0000e030171000c.html
ミャンマー:最大野党NLD 出口調査8割以上の支持獲得
毎日新聞 2015年11月09日 13時12分(最終更新 11月09日 13時23分)

 【ヤンゴン春日孝之】ミャンマー総選挙は8日、投開票が行われた。2011年の民政移管以降初めての総選挙。集計作業は9日も続いているが、地元メディアはアウンサンスーチー氏(70)率いる最大野党「国民民主連盟(NLD)」の優勢を刻々と伝えている。政権交代を目指すNLDが議席をどこまで伸ばせるかが最大の焦点だ。

 地元メディアによると、NLDのニャンウィン報道官は8日夜、「圧勝できそうだ」と自信を示した。選管は9日午前9時(日本時間同11時半)、最初の中間集計を発表する予定だったが、午後6時に延期となった。

 投票は8日午前6時から午後4時まであり、地元イレブンメディアグループが報じる出口調査の結果などによると、NLDが8割以上の支持を獲得。テインセイン大統領率いる与党「連邦団結発展党(USDP)」を大きく引き離している。USDPの党内抗争で大統領と対立するシュエマン国会議長は9日早朝、フェイスブックで自身の敗北を認め、NLDの対立候補に祝意を送った。

 選挙では上下両院の計664議席のうち、国軍最高司令官が任命する166議席を除く民選枠の498議席が改選対象。NLDが軍人枠を含めた議席の過半数(民選枠の3分の2超)を獲得すれば、単独で政権奪取が可能となる。

 スーチー氏は8日午前9時前、最大都市ヤンゴンの投票所に姿を見せ、約500人の報道陣が詰めかける中、1票を投じた。NLDは1990年の前々回総選挙で約8割の議席を獲得して圧勝したが、当時の軍政は政権を譲らなかった。10年の前回総選挙はボイコットしており、四半世紀を経て、政権獲得のチャンスが再び巡ってきた。

 ヤンゴンの投票所では各地で早朝から長蛇の列ができた。午前4時半から並んでNLD候補に投票したというIT技師のソーニゲトゥエさん(23)は「軍政時代に比べいろんな面で状況は改善したが、スーチーさんが政権を握ればもっと良くなるはずだ」と語った。

 各国の政財界は総じてテインセイン政権の着実な「民主化」改革を評価するが、選挙速報を見る限り「チェンジ(変革)」を訴えるスーチー氏への国民の待望論が圧倒しそうな勢いだ。

 テインセイン氏は8日、首都ネピドーで記者団に「(与党が敗北すれば)私は有権者の意思を受け入れる。誰がこの国を率いようと、最も重要なのは国家を安定させ、発展させることだ」と述べた。

 ミャンマーは62年の軍事クーデター以降、事実上の軍政が半世紀に及んだ。今も国軍の政治的影響力は極めて大きい。だが国軍のミンアウンフライン最高司令官は8日、記者団に「NLDの勝利が国民の意思なら、私はそれを受け入れる」と語り、大統領と同様、NLD政権を容認する姿勢を改めて示した。

 ミャンマーの人口は約5100万人。有権者は18歳以上の3000万人超だが、かねて有権者リストに名前の記載漏れが大量に見つかるなど、選管の中立性や事務能力にも疑義が向けられた。ただ投票当日、懸念された「大きな混乱」はなかった。

 米国のケリー国務長官は8日、ミャンマー総選挙に関する声明を発表し「(軍人枠が残っているなど)選挙制度に構造的な不備がある」と指摘しつつも「民主主義の実現へと歩みを進めた」と評価した。

538チバQ:2015/11/09(月) 21:07:05
>下院選で前党首のシュエ・マン下院議長が敗北したのに続き、テー・ウー共同党首も下院で自身の議席を失ったことを認めた。
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-151109X539.html
スー・チー氏野党、圧勝の勢い=与党敗北認める―ミャンマー総選挙

20:44時事通信

 【ヤンゴン時事】8日投票が行われたミャンマー総選挙は、9日も開票作業が続いた。地元メディアが伝えた非公式集計などによると、アウン・サン・スー・チー党首率いる最大野党・国民民主連盟(NLD)が票を伸ばし、NLDが圧勝する勢いを示している。

 スー・チー氏は9日午前、最大都市ヤンゴンのNLD本部で選挙後初めて支持者を前に演説。「選挙結果は正式に確認されていないが、結果はみんな分かっていると思う」と述べ、勝利に自信を示した。一方、政権与党・連邦団結発展党(USDP)のテー・ウー共同党首はロイター通信に対し、「われわれは敗れた。結果を受け入れる」と総選挙での敗北を事実上認めた。

 NLDのウィン・テイン中央執行委員はAFP通信に対し、「全土で議席の70%以上を獲得できる情勢だ」と述べ、過半数確保は可能だとの見通しを示した。最終結果が確定するには一定の時間がかかるとみられている。

 NLDは上院(定数224)と下院(同440)のうち、国軍司令官が指名する166の軍人議席を除いた民選議席の約67%を押さえれば、両院全体の過半数に届き、政権交代が可能となる。

 テイン・セイン大統領のUSDPは厳しい戦いを強いられている。地元メディアによると、下院選で前党首のシュエ・マン下院議長が敗北したのに続き、テー・ウー共同党首も下院で自身の議席を失ったことを認めた。

539チバQ:2015/11/09(月) 21:11:12
http://www.afpbb.com/articles/-/3065955
スー・チー氏野党、7割超の議席獲得を宣言 ミャンマー総選挙
2015年11月09日 16:52 発信地:ヤンゴン/ミャンマー
【11月9日 AFP】(一部更新、写真追加)ミャンマーで8日行われた民政移管後初となる総選挙で、アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)氏率いる最大野党・国民民主連盟(NLD)は9日、獲得議席数が改選対象議席の70%を超える見込みだと発表した。実現すれば、軍を後ろ盾とする与党からの政権奪取が可能になる。

 NLDの広報を担当するウィン・テイン(Win Htein)氏は、AFPに対し「われわれは全土で70%以上の議席を獲得する見込みだ。ただし、選挙管理委員会の公式発表はまだ出ていない」と述べた。

 NLDが改選対象の67%を獲得すれば、議会の過半数を占め、軍が任命する議席25%を合わせても与党・連邦団結発展党(USDP)の勢力を上回る。

 一方、同日に最大都市ヤンゴン(Yangon)のNLD本部バルコニーから支持者らにあいさつしたスー・チー氏はやや慎重で、ミャンマーでの歴史的な選挙におけるNLD勝利を示唆しながらも、結論付けるのは時期尚早だとの見方を示した。

 スー・チー氏は笑みをたたえつつ、NLDの候補者たちを「祝福するのは、今ではない」と述べた後、「わたしが口にしなくても、ミャンマーの人びとは選挙の結果を予測できているでしょう」と付け加えた。

 NLDが総選挙に参加するのは25年ぶりで、8日の投票終了後には優勢との見通しに支持者らが夜通し熱狂し踊る姿が見られた。(c)AFP/Hla-Hla HTAY

540チバQ:2015/11/09(月) 21:53:59
http://www.asahi.com/articles/ASHC95GBZHC9UHBI02G.html
スーチー氏野党、過半数の確保が焦点 ミャンマー総選挙
ヤンゴン=五十嵐誠、ネピドー=古谷祐伸2015年11月9日21時35分
 ミャンマーの総選挙が8日、投開票された。地元メディアによると、25年ぶりに参加したアウンサンスーチー氏の野党・国民民主連盟(NLD)の躍進が確実な情勢だ。半世紀にわたって国軍の政治支配が続いてきた同国で民主化が大きく進む期待が高まっている。

 今回は2011年の軍政からの民政移管後で初めての総選挙。上下両院(定数664)の25%を占める軍人枠を除く民選枠(同498)のうち、武装勢力の支配地域があり、治安上の理由で中止された下院の七つの小選挙区を除く491の小選挙区で投票があった。

 90超の政党が参加したが、選挙戦は軍政が創設した与党・連邦団結発展党(USDP)とNLDの争いだ。12年の補欠選挙で43議席中41議席を得たNLDが、民選枠の3分の2超を得て、国会全体の過半数を占めるかに注目が集まっている。

 選挙管理委員会は9日午後、結果が確定した下院12選挙区のすべてでNLD候補が当選したと発表した。地元メディアなどによると、各地でNLD候補がUSDP候補を上回る票を得ており、テーウー党首代行や閣僚などUSDPの大物候補が相次いで落選確実になった。

 NLD幹部は9日午前、記者団に「これまでのところ(NLDが)7割の票を得ている」と述べた。スーチー氏は9日午前、NLD本部前で演説し、「結果は皆、わかっていると思う」と勝利に自信を見せた。与党関係者も朝日新聞に「大敗だ」と劣勢を認めた。

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