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新・大中華世界的話題
491
:
チバQ
:2015/11/06(金) 22:00:38
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20151107k0000m030114000c.html
<ミャンマー>スーチー氏「元首」宣言 権威主義のジレンマ
21:40毎日新聞
ミャンマーのアウンサンスーチー氏が5日、大胆な発言をした。総選挙(8日投票)を前に、大統領への道を憲法上阻まれた彼女が、自ら率いる野党「国民民主連盟(NLD)」が勝って政権を握れば「大統領の上に立つ」と公言した。
憲法で「国家元首」と規定された大統領を超越し、重要政策は自分が決めるのだとも言った。そうしたポストが憲法で禁じられていないから問題はないという、舌を巻くようなレトリックだ。
与党「連邦団結発展党(USDP)」は6日、「どこにそんな国があるのだ」(テイウー副議長)と猛反発した。今後のミャンマー情勢にどう影響するか、目が離せない。
民政移管(2011年)後、スーチー氏は「民主化」改革に着手したテインセイン大統領と歴史的会談を果たし、政治家として歩み始めた。彼女は当時、大統領を「改革に真剣だ」と評価し、その人柄を「誠実で正直」とたたえていた。
その大統領が12年にノーベル平和賞の有力候補となる。当時、スーチー氏とのインタビューでそのことを話題にすると「ふさわしいとは思わない。率直にノーです」と、平和賞受賞者の口から、決然とした拒絶が返ってきた。
「自分がトップで、自分が決める」という姿勢は、NLDの組織運営にも通じる。今回のNLD候補者選定で末端党員から上がったリストに対し、軍政期に民主化闘争を率いた学生指導者コーコージー氏など有力者を除外した。彼は党員ではないが、NLDの大統領候補とも目された。スーチー氏は「申請が多く、党員も多数除外した」と釈明したが、有能な人物を抱えれば自分の立場が危うくなる、そんな心底を勘ぐられても仕方がない。
彼女は「個人企業の最高経営責任者(CEO)」にも例えられる。トップダウンで物事が決まるNLDの体質を、国家に持ち込もうというのだろうか。
スーチー氏が「民主主義」を口にする時、国民の「意思に従う」「意見に耳を傾ける」と繰り返すが、ある外交官はこう漏らす。「彼女に意見しようものなら大変。撃沈です」と。米紙ニューヨーク・タイムズはその権威主義的姿勢を「民主主義のパラドックス(逆説)」と表現した。
そんな彼女が政権運営を担っても、国軍の協力なしに政治は前に進まない。軍事・治安を統括する大臣ポストは最高司令官が任命する。彼女が「民主化の核心」と主張する軍人優位を規定する憲法の改正も、司令官の了解なしには不可能である。
スーチー氏がよく口にする「政治は妥協」を実践できるなら道は開けるだろう。ただこの国には少数民族武装勢力との内戦に加え、仏教徒とイスラム教徒の宗教対立など混乱の火種にこと欠かない。
選挙戦で与党の劣勢は明らかだ。テインセイン政権が進める「民主化」改革への評価はまちまちだが、政治、経済、社会のどの分野においても軍政期からの変容ぶりは「チェンジ(変革)」の言葉がふさわしいと思う。
だが与党は、抑圧的な旧軍政の「負の遺産」を引き継いでいる。大統領の人望や政治手腕はともかく、大多数の人々の心には今も、軍政へのアレルギーが染みついている。
だからこそ「反軍政」を命がけで貫いたスーチー氏が「変革」を叫ぶ時、人々は「軍政的なものと決別できる」と快哉(かいさい)し、バラ色の未来を思い描く。
選挙が公正に行われるならNLDの政権奪取が現実味を帯びる。だが、来春に予定される政権移譲まで5カ月もある。この先、何が起こるか誰も予測はつかないだろう。与野党が大連立を組んでスーチー氏が政権に参画する姿が最良と思えるが、スーチー氏の性分はそれを許さない。そこに、この国のリスクとジレンマを感じる。【アジア総局長兼ヤンゴン支局長・春日孝之】
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