したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

新・大中華世界的話題

516チバQ:2015/11/08(日) 00:14:30
http://mainichi.jp/select/news/20151108k0000m030095000c.html
中台首脳会談:49年の分断後初 「一つの中国」確認
毎日新聞 2015年11月07日 21時57分(最終更新 11月07日 23時54分)
 【シンガポール鈴木玲子、工藤哲】中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統は7日、シンガポールで約1時間にわたって会談した。中台首脳会談は1949年の分断後初めて。双方は「中国大陸と台湾が『一つの中国』に属する」との原則を認めたとされる「92年合意」の重要性を改めて強調し、来年1月の台湾総統選で優位に立つ独立志向の強い最大野党・民進党をけん制した。

 会談に先立ち、両氏は報道陣の前で笑みを浮かべながら1分以上握手を交わした。習氏は会談の冒頭、「両岸(中台)関係の66年は、いかなる力も同胞を離ればなれにすることができなかった。我々は兄弟であり、家族だからだ」とあいさつ。馬氏は「両岸関係は49年以来、最も平和で安定した段階にある」と応じた。

 中国側の記者会見によると、会談で習氏は「一つの中国」の原則を変えることはできないと強調。民進党が政権を奪還する可能性が強まっていることを念頭に、「台湾独立は両岸の平和と発展を損なう。両岸同胞は団結して反対しなければならない」と呼びかけた。

 習氏は経済面にも言及。中国の「一帯一路」(陸と海のシルクロード経済圏)構想に台湾が積極的に参加し、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に妥当な形で加盟することを歓迎するとも表明した。

 馬氏は、両岸関係の担当閣僚間で緊急を要する重要議題を話し合うためのホットラインを設置することを提案。中国側によると、習氏も、双方の交流や対話、政治的な信頼の構築を進め、誤解を避けるために設置することが可能との考えを示し、基本的に同意した。

 会談後に記者会見した馬氏は、中国が台湾に向けて配備したミサイルの撤去を習氏に求めたと明らかにした。習氏は「(ミサイルは)台湾人民に向けたものではない」と答えたという。馬氏は「両岸の指導者が初めてこの問題に言及した。台湾人民の憂慮を重視してくれると思う」と述べた。

 中台は分断後も50年代から60年代にかけて激しい戦火を交えてきた。関係改善が進んだとはいえ、今も中国は台湾海峡をはさんだ沿岸部にミサイルを配備。台湾は依然として中国の軍事的脅威に直面しており、首脳会談は歴史の大きな転換を象徴する効果がある。

 台湾メディアによると、会談後に夕食会が約1時間開かれ、円卓で習氏と馬氏が隣り合って座った。中華料理に合わせて台湾側が準備したのは金門島特産のコーリャン酒と馬祖島の老酒。金門島はかつて中国側が激しい砲撃を加えた。激戦地の酒をくみ交わし、平和と安定の重要性をアピールしたとみられる。

 一方、民進党の総統候補でもある蔡英文主席は7日、首脳会談について「大多数の台湾人は私と同様に失望したと思う。将来の両岸関係についての台湾人の選択を制限するものだ」と指摘し、馬氏を批判した。

 ◇首脳会談のポイント

・両岸(中台)関係の平和と発展を確認

・「一つの中国」について解釈は互いに委ねるとする「92年合意」を確認

・習近平氏は台湾独立の動きを強くけん制

・馬英九氏は台湾向けのミサイル撤去を要請

・閣僚級のホットライン設置で合意

 【ことば】92年合意

 中国と台湾の交流窓口機関が1992年に香港での協議で交わしたとされる合意。中国大陸と台湾がともに「一つの中国」に属することを認めつつ、その解釈は中台それぞれに委ねるとしており、中国について共産党は「中華人民共和国」、国民党は「中華民国」と解釈する。両党は「一つの中国」が中台交流の基礎と位置付けているが、台湾の独立を党綱領に掲げる野党・民進党は合意そのものを認めていない。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板