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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

3124チバQ:2019/05/28(火) 20:18:54
定数751
欧州人民党217→180
欧州社会進歩連盟186→146
緑の党など52→69
EU懐疑派勢力235程度

https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201905/CK2019052802000127.html
EU、意思決定難しく 懐疑派「内側から変える」

2019年5月28日 朝刊


次期欧州委員長が有力視されるウェーバー氏=27日、ロイター・共同

写真
 【パリ=竹田佳彦、ベルリン=近藤晶】欧州連合(EU)の欧州議会選挙は二十七日、これまで多数派としてけん引してきた親EUの二大会派が合計で初めて過半数に達しなかった一方、極右などのEU懐疑勢力が二〇一四年の前回選挙から議席を伸ばす見込みになった。欧州議会は合意形成が困難になるとみられ、機能不全に陥る懸念もある。一九九三年に発足したEUは、岐路に立っている。

◆トロイの木馬
 「イタリアの第一党が欧州を変える」。欧州の極右勢力をけん引するイタリアの与党「同盟」書記長、サルビーニ副首相は二十七日、国内第一党が判明すると自らのフェイスブックで強調した。「欧州を内側から変える」と打ち出して臨んだ選挙戦。フランスの極右「国民連合」のルペン党首とともに、以前はEU離脱を主張していた勢力だ。

 欧州メディアは、木製の馬の内部に兵士が潜んで敵の城内に入り、内側から攻め滅ぼした古代ギリシャの故事「トロイの木馬」に例える。

 方針転換の背景には、英国のEU離脱手続きの混迷がある。移民受け入れや厳しい財政規律を求めるEUへの有権者の不満に対し十分な受け皿になってこられなかった。「離脱は現実的ではなかった」。伊ミラノで欧州極右勢力の集会に参加した会社員マルゲリータ・グラッソさん(32)は伸長の背景をこう読み解く。

27日、イタリア・ミラノで記者会見するサルビーニ副首相=AP・共同

写真
◆3分の1
 欧州議会はEUの閣僚理事会とともに共同立法をする権限がある。議案は基本的に過半数の賛成で成立するが、欧州委員の選任や一部の外交手続きは、三分の一が反対すると修正や阻止ができる。

 今回の選挙で懐疑派勢力は二十七日午前現在、全体で三分の一に届かないとみられるが、ハンガリーのオルバン首相率いる「フィデス」のように、親EU勢力の内部に懐疑派が在籍しているケースもある。選挙後、大幅な会派再編が進む見通しで懐疑派が一定の影響力を握るのは確実だ。

 ただ、極右勢力の一部にはEU離脱派も存在し、ロシアとの距離感も親ロから反ロまで幅広い。一枚岩で連携できるかは未知数だ。

◆前途多難
 選挙では、二大会派の欧州人民党(EPP)と欧州社会・進歩連盟(S&D)が過半数割れながら、それぞれ第一党と第二党を維持した。しかし今後本格化するユンケル欧州委員長(十月末で任期満了)の後任選びでは、EPPがドイツ出身のウェーバー欧州議員を筆頭候補に推す一方、S&Dは別の候補を推し、難航が予想される。

 欧州委員長の議会承認には過半数が必要で、二大会派以外に親EU派の支持が不可欠。第三会派の中道リベラル会派に参加するフランスのマクロン大統領の「共和国前進」が「キングメーカー」になるとの見方もある。

 加えて、選挙では環境保護を訴える「緑の党」が躍進した。極右等の台頭とあわせて、欧州議会の多極化が進む。パリ政治学院のオリビエ・ロザンベルグ教授は「多数派の形成に時間がかかり、ますます意思決定が困難になるだろう」と指摘した。

3125チバQ:2019/05/29(水) 13:12:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-00000004-jij_afp-int
仏独首脳、次期欧州委員長の人選めぐり対立
5/29(水) 6:46配信 AFP=時事
仏独首脳、次期欧州委員長の人選めぐり対立
ベルギーの首都ブリュッセルにある欧州委員会本部での会談に出席したアンゲラ・メルケル独首相(手前)とエマニュエル・マクロン仏大統領(2019年5月28日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】先週末にかけて行われた欧州議会(European Parliament)選挙の結果を受け、長年続いてきた同盟関係が揺さぶられる中、欧州主要国の首脳らは28日、欧州連合(EU)の最高機関である欧州委員会(European Commission)の次期委員長人事をめぐり対立する見通しだ。

【写真6枚】EU首脳会談夕食会の様子、次期欧州委員長の候補者ら

 EU加盟28か国の首脳らは、現職のジャンクロード・ユンケル(Jean-Claude Juncker)委員長の後任をめぐる争いと駆け引きを開始。EUの大国同士であるフランスとドイツは同人事をめぐり対立しているが、両国の首脳は28日に開かれるEU首脳会談夕食会の目的は人物批評ではなく、今後5年間で優先すべき政策を決定することにあると強調した。

 アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相は会場に到着時、自らと同じ党に所属するドイツ人のマンフレート・ウェーバー(Manfred Weber)氏を「当然」支持すると表明した。

 ウェーバー氏は中道右派の欧州人民党(EPP)が選出した候補者。EPPは欧州議会選で約40議席を失ったものの、最大政党の座を維持している。ウェーバー氏については求心力に欠けるとの見方があるほか、行政トップの経験もなく、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領の反対を受けている。

 マクロン氏は会場に到着した際、次期委員長候補者の名前は出したくないと述べながらも、適任の人物として中道左派のティメルマンス(Frans Timmermans)氏、英国のEU離脱(ブレグジット、Brexit)でEU側の交渉を担当するミシェル・バルニエ(Michel Barnier)氏、マルグレーテ・ベステアー(Margrethe Vestager)欧州委員(競争政策担当)の名前を挙げ、ウェーバー氏の名前は出さなかった。【翻訳編集】 AFPBB News

3126チバQ:2019/05/29(水) 13:13:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-00000020-mai-int
EU大統領、英離脱は「反EUへのワクチン」 混乱が反面教師にとの見方
5/29(水) 10:39配信 毎日新聞
EU大統領、英離脱は「反EUへのワクチン」 混乱が反面教師にとの見方
トゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)=AP
 【ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)のトゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は28日、親EU派が約3分の2の議席数を維持した欧州議会選挙について「英国のEU離脱がEUのプロパガンダやフェイク(偽)ニュースに対する『ワクチン』になった」と述べ、離脱を巡る英国の混乱が反面教師となったとの見方を示した。首脳会議後の記者会見で語った。

【チャートで解説】EU離脱を巡る流れ

 トゥスク氏は「大多数の有権者がより効果的で、強く、団結したEUのために票を投じた」と指摘し、「EUが今選挙の勝者だ」と述べた。また、いくつかの反EU政党が従来の主張だった「EU離脱」を選挙戦で取り下げた点にも触れた上で、「有権者が親EU(勢力)に投じた理由の一つは、ブレグジット(英国のEU離脱)であることは間違いない」と語った。

 一方、この日の首脳会議では、秋に任期満了を迎える欧州委員長などEUの主要人事を協議したが、大きな進展はなかった。候補者や選出過程を巡り独仏首脳が対立しており、議会で親EU勢力が分散化したことも相まって、今後の調整は難航が予測される。

3127チバQ:2019/05/29(水) 13:13:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-00000525-san-int
EU首脳会議、欧州議会選は「良い兆し」 親EU派の多数派確保受け
5/29(水) 9:43配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)のトゥスク大統領は28日、ブリュッセルでの非公式首脳会議後の記者会見で、欧州議会選の結果について、加盟国首脳らが「EUと欧州の市民の将来に良い兆しだ」と述べ、加盟国の首脳らも評価しているとの見解を明らかにした。

 選挙では右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党などのEU懐疑派が伸長したが、事前予想ほど伸びなかったとされる一方で、親EU派勢力が議席の約3分の2を占めた。

 トゥスク氏は「英国離脱がワクチンになった」と述べ、英離脱問題に伴う混乱が選挙の結果に作用したとの認識を表明。投票率が欧州議会選史上初めて上昇したことについて「われわれはとても喜んでいる」とも語った。

 首脳会議には辞意表明したメイ英首相も出席した。英国の離脱問題を取り上げようとする首脳はなかったという。

 首脳会議は秋に交代するEU主要機関トップの後任人事が中心議題。トゥスク氏によると、焦点の次期欧州委員長については候補名は挙げず、選び方を議論。欧州議会選の結果を踏まえるが、各会派が擁立した候補が必ず選ばれるわけではないとの原則を確認した。

 委員長の人選では、最大会派の中道右派「欧州人民党」の候補でドイツ人のウェーバー氏をめぐり賛否が割れている。ドイツのメルケル首相は28日、改めて支持を表明する一方、フランスのマクロン大統領は「カリスマや創造力、能力があることが重要」とし、経験が少なく知名度の低いウェーバー氏に疑問を呈した。

3128チバQ:2019/05/29(水) 13:17:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-35137667-cnn-int
100歳女性が政界進出、地方議会選でトップ当選 ドイツ
5/29(水) 11:55配信 CNN.co.jp
(CNN) ドイツ南西部の町でこのほど行われた地方議会選挙で100歳の女性が当選し、初めて政界入りすることになった。

当選を果たしたのは草の根団体に所属するリーゼル・ハイゼ候補(100)。26日に投票が行われたラインラントプファルツ州キルヒハイムボーランデン(人口8000人)の地方議会選挙で、最多の得票を獲得した。

ハイゼ氏が所属する団体は、持続可能な開発や市民参加、若者の社会参加を訴えている。

同市の市長はハイゼ氏について、「精神的にも体力的にも、この仕事にふさわしい強さがある」と太鼓判を押した。

市長によると、ハイゼ氏は4月で100歳になったばかり。議会選の立候補を決めたのはこの春になってからだった。「出馬を表明すると、候補者20人の中で20番目から1番目に浮上した」という。

元教師のハイゼ氏は水泳が得意で、選挙戦では地元の屋外プールの再開を訴えた。

ハイゼ氏は90代後半までこのプールに通っていたが、2011年に閉鎖された後は、プールが再開されて再び泳げるようになることを心から願っていたという。

過去にはプールの問題について声を上げようとしたこともあった。ハイゼ氏はロイター通信に対し、「私がプールについて話し始めると、マイクのスイッチが切られてしまうこともあった」「しかし100歳になった今、立場が変わり、発言できる機会を得た」と話している。

プール再開のほかにも、若者や子どものクラブ運営を軌道に乗せたいと意欲を燃やしているという。

3129チバQ:2019/05/29(水) 17:08:22
https://digital.asahi.com/articles/ASM5Y2J5XM5YUHBI00G.html?rm=662
新EU首脳人事、加盟国間で意見に隔たり 難航は必至
有料記事

ブリュッセル=津阪直樹 2019年5月29日13時35分
 欧州連合(EU)は28日、臨時の首脳会議を開き、今秋任期を迎える欧州委員長の後任について、欧州議会の最大会派「欧州人民党(EPP)」が推す候補を自動的には受け入れないことで一致した。EUの行政トップである委員長人事を巡っては、加盟国の首脳間でも意見に隔たりがあり、調整は難航しそうだ。

 前回2014年の欧州議会選から、議会の各会派は次期欧州委員長の「筆頭候補」を立てて、選挙に臨むことになった。首脳人事に民意がより反映されるようにし、市民の選挙への関心を取り戻そうと導入されたものだ。前回は最大会派の筆頭候補だったユンケル氏をEU首脳会議が欧州委員長の公認候補に選び、欧州議会が多数決で承認した。

 23〜26日にあった今回の欧州議会選では、EPPが最大会派の座を維持した。だが、28日の会議後に記者会見したEU首脳会議のトゥスク常任議長(大統領に相当)は「将来の欧州委員長は、(加盟国首脳で構成する)理事会、欧州議会、双方から支持されなければならない」と指摘。選挙結果を尊重する考えは示したものの、最大会派の考えを、必ずしもそのまま理事会の提案とはしないとの認識を示した。

 また、会議では欧州委員長と同様、今秋に任期が切れるEU首脳会議の常任議長、欧州中央銀行(ECB)総裁、外交安全保障上級代表(外相に相当)の人選も議論。この4ポストを合わせて、候補者の出身の地域や国の規模、政党、男女比のバランスを取ることについて話し合ったという。トゥスク氏は「完璧なバランスは難しいが、最低でも女性を2人選びたい」としている。

 ログイン前の続きEPPの筆頭候補だったドイツ人のウェーバー氏への支持は広がっていない。EPPが議席を大きく減らしたことに加え、ウェーバー氏の低い知名度や経験不足を理由に、フランスのマクロン大統領らから異議が噴出。他の候補として、EU側の代表として英国のEU離脱交渉を担ったEPP所属のフランス人、バルニエ首席交渉官や、欧州議会選で第2会派の「社会民主進歩同盟」(S&D)の筆頭候補でオランダ人のティマーマンス欧州委第1副委員長らの名が上がっている。

 一方、ウェーバー氏の支持を明らかにしているドイツのメルケル首相はこの日の会議後、「我々は選挙で投票した人々への責任がある」と話し、反ウェーバー派を牽制(けんせい)。ウェーバー氏の欧州委員長就任をあきらめていないとみられる。

 トゥスク氏は6月中に四つのポストの候補を決める意向を示しているが、実現できるかは不透明だ。(ブリュッセル=津阪直樹)

3130チバQ:2019/05/29(水) 17:08:50
https://www.asahi.com/articles/ASM5S5H80M5SUHBI02H.html?iref=com_alist_8_07
英次期首相に最有力の離脱強硬派、トランプ氏が太鼓判
有料記事

ロンドン=下司佳代子 2019年5月29日15時00分
 英国のメイ首相が辞意表明したことで、次の首相となる与党保守党の党首が誰になるかが注目されている。欧州連合(EU)からの離脱をめぐるメイ氏のかじ取りに反発して、内閣を去った元閣僚らの名前が挙がっている。

 本命との声があるのは、ボサボサの金髪に奇抜な言動で知られるジョンソン前外相。似ていると評判のトランプ米大統領に「彼は偉大な首相になる」と太鼓判を押されたこともある。2012年のロンドン五輪を市長として成功させ、16年の国民投票では離脱派の顔として勝利に導いた。一般党員の人気は高いものの同僚議員の人望は薄く、前回党首選は出馬を断念。メイ政権で外相にサプライズ起用されたが、EUとの協調路線にかじを切るメイ氏に反発して辞任した。

 ダークホースとして急浮上しているのは、ラーブ前離脱相だ。前任者の辞任で急きょ登板し、EUと合意にこぎ着けた離脱協定案は自らが交渉窓口だったが、「支持できない」として在任4カ月で辞任。一貫して離脱を支持しており、筋を通した男として離脱派に人気を集めている。

 この2人は「主権回復」を重視…

3131チバQ:2019/05/30(木) 22:32:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190530-00000063-asahi-int
米中に対抗できない?「EUの顔」候補にマクロン氏異論
5/30(木) 16:12配信 朝日新聞デジタル
米中に対抗できない?「EUの顔」候補にマクロン氏異論
マクロン仏大統領=2018年11月25日、ブリュッセル、疋田多揚撮影
 欧州連合(EU)の顔、欧州委員長選びに暗雲が漂っている。23〜26日にあった欧州議会選では、これまで首脳人事の主導権を握ってきた主流会派が衰退。最大会派が推す候補に親EU派内からも異論が相次ぎ、人選は難しくなりそうだ。

【写真】次期欧州委トップの主な候補


 欧州議会の最大会派の地位を維持した「欧州人民党(EPP)」に所属するドイツ人のウェーバー氏(46)は27日未明、選挙結果を受けてこう話した。「我々の会派に勝る多数勢力はない」。言葉には、自分こそ、EUの行政トップである次の欧州委員長にふさわしいとの思いがこもる。

 欧州委員長は巨大なEUの官僚組織を束ね、各国の首脳との通商交渉などを担う、EUの顔の1人。現在のユンケル欧州委員長(64)の5年の任期が今年10月末で切れるため、後任選びが必要となる。

 欧州議会選で、各会派は次期欧州委員長の「筆頭候補」を立てて戦った。今後は、EU首脳会議が選挙結果を考慮して選んだ候補者を、欧州議会が多数決で承認するという流れになる。本来なら、最大会派の座を維持したEPPの筆頭候補であるウェーバー氏が最有力候補だが、ことはそう簡単に進みそうにない。


■「3人目」も意欲

3132チバQ:2019/06/02(日) 12:06:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190602-00000511-san-int
メルケル独与党、支持率で首位転落 環境政党に初めて抜かれる
6/2(日) 8:35配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ・メディアが1日に伝えた世論調査によると、同国のメルケル首相の保守系、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の政党支持率が26%に減り、首位から転落した。代わって環境政党の90年連合・緑の党の支持率が27%に急増し、結党40年で初めて首位になった。

 連立政権に参加する中道左派、社会民主党の支持率も大幅減少した。両党は5月下旬の欧州連合(EU)欧州議会選で過去最悪の結果に終わったばかり。メルケル氏は2021年秋の任期満了まで首相続投を目指すが、連立2与党の求心力低下で政権維持にさらに腐心する可能性がある。

 ニュース専門放送のNTVによると、CDU・CSUの支持率は5月下旬の前回調査から2ポイント減り、社民党は5ポイント減の12%。一方、緑の党は9ポイント上昇した。

 メルケル氏の有力後継候補と目されるCDUのクランプカレンバウアー党首は指導力不足が指摘されている。最近もネット上の言論の自由を制限するともとられる発言をして反発を浴びており、世論調査に影響した可能性がある。連立継続への不満が強い社民党では、連立推進派の党首が党勢を立て直せず、一層と苦境が強まっている状況だ。

 一方、緑の党は連邦議会(下院)で野党第4党だが、一段の地球温暖化対策を求める若者らのデモの活発化を受け、最近は支持を拡大。欧州議会選で躍進し、全国レベルの選挙で初めて第2党に躍り出た。

3133チバQ:2019/06/02(日) 12:06:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190601-00000001-maiall-int
<知られざる中・東欧>欧州議会選 ハンガリー・オルバン首相の反EUキャンペーン
6/1(土) 16:10配信 毎日新聞
<知られざる中・東欧>欧州議会選 ハンガリー・オルバン首相の反EUキャンペーン
「ブリュッセルに伝えよう、移民の入国は阻止すべきだと」と書かれたハンガリーの右派政党「フィデス・ハンガリー市民連盟」のポスター=ブダペストで2019年5月16日、三木幸治撮影
 5月下旬に実施された欧州議会選(定数751)は、親欧州連合(EU)のリベラル系勢力と移民排斥を掲げる反EU勢力が議席を伸ばす結果となった。これまで連立を組んでいた中道右派の欧州人民党(EPP)と中道左派の欧州社会・進歩連盟(S&D)の2大会派は、過半数を割った。反EU勢力はイタリア、フランスのほか、東欧のハンガリー、チェコなどで勝利を収め、EUへの根深い不信を浮き彫りにした。

 私が注目していたのは、移民政策、法の支配などを巡ってEUと全面的に対立するハンガリーだ。オルバン首相率いる右派政党「フィデス・ハンガリー市民連盟」はEPP所属でありつつ、徹底したEU批判を貫いて圧勝。国内の21議席中13議席を獲得した。フィデスは一方で、イタリア右派政党「同盟」のサルビーニ党首が主導する反EU会派からも強い勧誘を受けている。オルバン氏は勢力が分散した議会で、さまざまな駆け引きが可能なポジションを手にしたと言える。オルバン氏の選挙戦を振り返ってみたい。

 ◇欧州委員長をポスターで非難

 「(EU本部がある)ブリュッセルが何を計画しているか、我々は知る権利がある」。今年2月、オルバン氏はユンケル欧州委員長とハンガリー出身の米投資家ジョージ・ソロス氏の写真とともに、2人が移民受け入れの「拡大」を考えていることを示唆するポスターを全国に張り出した。オルバン氏の反移民キャンペーンは2015年から継続しているが、EUの顔でもあるユンケル氏を敵に見立て、非難するのは初めてだ。欧州議会選に向け、「EUたたき」を強化したとみられる。

 EPPに所属するユンケル氏は「(オルバン氏は)うそをついている」と怒り、フィデスをEPPから追放するように求めた。EPP内でもユンケル氏の意見に賛同する政党が続出。だが欧州議会選で議席減が予想されていたEPPにとって、フィデスの離脱は痛手だった。選挙後に議論される新しい欧州委員長の選出などに影響する恐れがあるからだ。EPPは会派内での激しい議論の末、3月にフィデスを一時的に資格停止処分とし、結論を選挙後に先送りした。



 ◇資格停止の影響



 「資格停止はフィデスにとって大勝利だった」と分析するのは、ハンガリー保守系シンクタンクのゲルゲイ・ベルジ研究員だ。フィデスはEPPに軸足を置きつつ、選挙結果次第では、反EU勢力へのくら替えもしやすくなった。「議会での影響力」を重視するオルバン氏にとっては、好ましい展開だった。

 EPPは会派残留の条件として、オルバン氏に「反EU」キャンペーンをやめるよう求めた。オルバン氏はユンケル氏を非難するポスターは外したものの、選挙が近づくと新たに「ブリュッセルに伝えよう、移民の入国は阻止すべきだと」とEUを批判するポスターを作製。難民申請者や移民に人道的な対応を実施しようとするEUへの対抗姿勢を維持した。

 15年に中東などから欧州に向かう移民の移動経路となった「バルカンルート」が閉鎖された今、中・東欧への移民の流入は激減した。だが、オルバン氏は今も国民の関心事である移民問題に絞った選挙活動を展開した。

 欧州議会選はハンガリーで26日に投開票された。フィデスは約52%の得票率を獲得。2位の中道左派・民主連合(得票率16%)を寄せ付けず、圧勝した。オルバン氏は26日夜の勝利演説でこう強調した。「我々は国民から、欧州中の移民流入を止めるように負託を受けた。今日は『反移民時代』の幕開けだ」。親EU勢力とオルバン氏の論争は、今後も激しさを増しそうだ。【三木幸治】

3134チバQ:2019/06/02(日) 12:07:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190601-00000026-jij-int
勢力図に変化、結束へ正念場=トップ人事試金石に-欧州議会選受けEU〔深層探訪〕
6/1(土) 8:27配信 時事通信
勢力図に変化、結束へ正念場=トップ人事試金石に-欧州議会選受けEU〔深層探訪〕
27日、ミラノで記者会見するイタリアのサルビーニ副首相(EPA時事)
 欧州連合(EU)の将来が問われた欧州議会選挙(23〜26日)は、主流だった中道右派・左派勢力が後退する一方、EU懐疑派が伸長した。親EU勢力内でもリベラル派や環境派が躍進するなどEU内のパワーバランスの変化を印象付けた。各国の国内政治への影響も不可避で、EUは結束維持に正念場を迎えそうだ。まずは今後5年間のEUのかじ取りを担う次期欧州委員長人事が試金石となる。

 ◇伊仏で極右勝利
 「新しい欧州の誕生だ」。イタリアの極右政党「同盟」を率いるサルビーニ副首相は国内勝利の情勢を受けて高らかに宣言した。路線対立が目立つ連立相手の新興政党「五つ星運動」に対して優位に立った形で、極右政権樹立に向けて連立解消を仕掛けるとの観測もくすぶる。

 フランスでは、サルビーニ氏と連携する極右「国民連合」が、マクロン大統領の与党「共和国前進」に僅差ながら勝利。EU統合深化の加速を訴えるマクロン氏には痛手となった。

 同盟や国民連合などで構成する欧州議会の極右会派は現有36議席から58議席程度に拡大する見通し。あくまで少数派にとどまるため、欧州議会での政策決定への影響は限定的だが、国内政治からEUを揺さぶる追い風を得た格好だ。

 ◇崩れる「権力の独占」
 欧州議会選を受け、今後は10月末に任期が切れるユンケル欧州委員長の後任選びが本格化する。各会派はそれぞれ候補者を擁立しており、会派間での一本化が当面の焦点となる。

 現在は第1会派の中道右派「欧州人民党(EPP)」が第2会派の中道左派「欧州社会・進歩連盟(S&D)」と事実上の連立を組み、EPP所属のユンケル氏を支える形。しかし、今回の選挙でマクロン氏と組んだリベラル会派や、環境系会派が予想以上に躍進。どの会派が多数派を形成するか予断を許さない状況だ。

 リベラル会派の候補で、EU競争法(独占禁止法)担当として米グーグルなどのIT大手に次々と巨額制裁を科してきたベステアー欧州委員(デンマーク出身)は「権力の独占は崩れた」と宣言。委員長就任に意欲を示した。

 一方、EPPの候補ウェーバー欧州議員(ドイツ出身)は「なすべきことは力を結集することだ」と連携を呼び掛けた。しかし、S&Dのブルマン会派代表は「(大敗した)EPPにEUをリードする政治力はもうない」「われわれは改革のための新しい連立を必要としている」と突き放した。

 ◇新たな亀裂も
 欧州委員長選びは、議会情勢を踏まえ、最終的には加盟国首脳が人事案を決定し、欧州議会が多数決で承認する仕組み。EUは28日夜に非公式首脳会議を開き、人選に着手する。

 トゥスクEU大統領は、山積するEUの重要課題への速やかな対応を重視し、他の重要ポストの人選も含め6月中の早期決着を目指したい意向。ただ、メルケル独首相が支持を明確にしているウェーバー氏に対し、マクロン氏が難色を示すなど首脳間でも思惑の違いが鮮明となっている。新体制の船出からEU内に新たな亀裂が生じる懸念も拭えない。(ブリュッセル時事)

3135チバQ:2019/06/03(月) 14:51:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190602-00000064-jij-eurp
独社民党党首が辞意=メルケル連立政権に暗雲
6/2(日) 18:28配信 時事通信
独社民党党首が辞意=メルケル連立政権に暗雲
ドイツ連立与党の一角、社民党のナーレス党首=5月27日、ベルリン(EPA時事)
 【ベルリン時事】ドイツ連立与党の一角、中道左派・社民党のナーレス党首は2日、党首と議会会派代表を辞任することを明らかにした。

 先月の欧州議会選と地方選での大敗を受けた事実上の引責辞任。後任選びでは、メルケル首相が所属する中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との連立継続の是非が焦点となる可能性もあり、政権に暗雲が広がっている。

 DPA通信によると、ナーレス氏は全党員に宛てた文書で「職務遂行に不可欠な支持が受けられないことが分かった」と説明した。

 社民党は先月末の欧州議会選と、牙城の北部ブレーメン州議会選で歴史的大敗を喫した。ナーレス氏は当初、会派代表選を行って自らの信を問い、続投することを目指していたが、十分な支持を受けられず方針を転換したとみられる。 


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190603-00000003-jij_afp-int
ドイツ社会民主党、ナーレス党首が辞意表明 メルケル首相 連立崩壊の臆測打ち消し
6/3(月) 8:47配信 AFP=時事
ドイツ社会民主党、ナーレス党首が辞意表明 メルケル首相 連立崩壊の臆測打ち消し
2日に辞任を表明したドイツの社会民主党党首アンドレア・ナーレス氏(2019年5月27日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ドイツのキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と大連立政権を組んでいる社会民主党(SPD)のアンドレア・ナーレス(Andrea Nahles)党首(48)は2日、党首を辞任する意向を示した。

 四面楚歌(そか)にあるアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相の連立政権が崩壊する恐れも高まったが、メルケル首相は同日、ナーレス氏の党首辞任後もドイツ政府は引き続き仕事を推し進めていくと言明した。

 SPDが混乱に陥るなか、メルケル氏は自身が率いる中道右派のCDU・CSUと中道左派のSPDの不安定な連立は崩壊するのではないかという臆測を打ち消そうとしている。メルケル氏は報道声明で「政府としては、われわれは真摯(しんし)に重大な責任を持って、引き続き仕事に取り組んでいくと強調したい」と述べた。

 ナーレス氏の辞意表明は、1週間前に行われた欧州議会(European Parliament)選で、SPDが同党としては過去最悪の大敗を喫したことに対する厳しい批判を受けて発表された。SPDは4日に党首選を行う予定だが、今のところ立候補者はいない。【翻訳編集】 AFPBB News

3136チバQ:2019/06/03(月) 14:52:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190602-00000530-san-eurp
独連立政権の党首が辞意 メルケル政権維持に影響も
6/2(日) 20:31配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル連立政権に参加している中道左派、社会民主党のナーレス党首が2日、党首職を辞任する意向を示した。独メディアが一斉に報じた。最近の党勢衰退を受け、社民党内では連立推進派のナーレス氏に対する批判が強まっていた。後任党首選びの行方次第では、政権の維持が難しくなる可能性もある。

 社民党は議会第2勢力だが、長年のメルケル連立政権下で埋没感を強めた。ともに5月下旬に行われた欧州議会選挙と同党の牙城、北部ブレーメン州の州議会選挙で歴史的な大敗を喫し、ナーレス氏の求心力は低下した。

 独メディアによると、ナーレス氏は2日、社民党幹部らに宛てた書簡で辞意を伝達。党内で議論した結果、「職務遂行に必要な支持はもはやなくなっていることが明らかになった」と理由を説明した。

 ナーレス氏は2017年の総選挙後、メルケル氏が政権樹立に窮する中、政治的安定のためとして連立継続を唱え、党内反対派を説得。政権樹立後、同党初の女性党首に就任した。

 メルケル首相は与党、キリスト教民主同盟(CDU)の党首をすでに辞任しているが、21年秋までの首相任期を全うしたい考え。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190602-00000036-asahi-int
ドイツ社会民主党の党首が辞任へ 連立解消の動き加速か
6/2(日) 19:02配信 朝日新聞デジタル
ドイツ社会民主党の党首が辞任へ 連立解消の動き加速か
ドイツ社会民主党(SPD)のナーレス党首=2019年5月26日、ベルリン、野島淳撮影
 ドイツの連立与党の一角、社会民主党(SPD)のナーレス党首(48)は2日、党首と連邦議会議員団長をともに辞める意向を示した。5月下旬の欧州議会選で大きく議席を減らし、責任を問う声が強まっていた。辞任によって連立解消に向けた動きが加速する可能性がある。

 SPDは、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との連立を続け、メルケル政権を支えている。今回の欧州議会選では、得票率が15・8%と、前回2014年の選挙より11ポイント以上も下落。緑の党に抜かれ3位に後退した。17年の総選挙でも戦後最低の得票率を記録し、党勢は落ち込む一方だった。党内からは、連立を解消して独自色を打ち出すべきだとの声が根強くある。

 ナーレス氏は同党初の女性党首として18年4月に就任。この日の声明で、党の再建に努力してきたとしつつ、「(党内からは)義務を遂行するために必要な支援がもはやない」と辞任の理由を述べた。3日以降、正式に党幹部に伝えるという。(ベルリン=野島淳)

3137チバQ:2019/06/03(月) 17:10:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190603-00000017-jij-eurp
イタリア、財政懸念が再燃=EU、制裁手続き入り勧告も
6/3(月) 7:20配信 時事通信
イタリア、財政懸念が再燃=EU、制裁手続き入り勧告も
記者会見するイタリアのサルビーニ副首相=5月27日、ミラノ(EPA時事)
 【ブリュッセル時事】イタリアによる欧州連合(EU)の財政規律逸脱への懸念が再燃している。

 景気減速に伴う赤字拡大に加え、サルビーニ副首相が減税実施を主張。欧州委員会が、昨年末に見送った制裁手続き入りを再び勧告する可能性も取り沙汰され、金融市場で不安が広がっている。

 「国を再出発させるため前向きな財政ショックが必要だ」。英紙フィナンシャル・タイムズによると、サルビーニ氏は先月28日のラジオインタビューで減税の必要性を強調した。直前の欧州議会選挙で、自身が率いる極右政党「同盟」が国内34%超の票を得て勝利した勢いを背に、選挙中に訴えた「EU財政規律解体」の実行を宣言した格好だ。

 伊財政をめぐっては、深刻な規律違反を理由に欧州委が昨年、巨額制裁も視野に入れた「過剰財政赤字是正手続き」入りを勧告。伊政府がその後示した赤字圧縮計画を踏まえ、実際の手続き入りは見送った経緯がある。

 しかし、先月公表の欧州委の見通しでは、国内総生産(GDP)比の財政赤字は従来想定より拡大し、政策変更がなければ2020年にはEU基準の3%を超える3.5%に到達。公的債務残高はGDP比で135.2%(EU上限は60%)にまで悪化する見込みとなった。

 欧州委はこの状況を受け、今後の債務削減策の説明を求める書簡を29日付で伊政府に送付。説明が不十分と判断すれば、制裁手続き入りを勧告するとみられている。

 これに対しトリア伊経済財務相は31日、書簡に回答し、「伊政府は歳出見直しと歳入増の包括的な計画に取り組む」と約束した。ただ、計画の詳細には触れておらず、欧州委の理解を得られるかは不透明だ。

3138チバQ:2019/06/03(月) 21:59:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190603-00000081-mai-eurp
独社民党首辞任 メルケル首相の大連立政権崩壊の危機
6/3(月) 21:06配信 毎日新聞
独社民党首辞任 メルケル首相の大連立政権崩壊の危機
辞任を表明したドイツ社会民主党(SPD)のナーレス党首=ベルリンで5月27日、AP
 ドイツ連立与党の一角、社会民主党(SPD)のナーレス党首が3日、党首を辞任した。5月末の欧州議会選挙で歴史的大敗を喫したことへの責任を問う声が党内から高まっていた。ナーレス氏の辞任によりSPDの連立離脱が現実的になり、メルケル首相のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立政権が崩壊する危険性が高まっている。

 ナーレス氏の後任人事は未定で、12月の党大会で新党首を選出するか、党首選を早めるかなどが今後議論される見通し。

 SPDは、得意とする社会保障政策などで独自性を欠き、党勢は衰退の一途をたどってきた。先月の欧州議会選挙で大敗したほか、同時に実施された牙城ブレーメン州議会選挙でも70年以上維持してきた第1党の座を失った。

 選挙結果を受け、党内には保守であるCDU・CSUとの大連立を解消して党の独自色を取り戻すべきだとの声が大きくなっていたが、連立維持派のナーレス氏の辞任により、連立離脱を求める声が高まるのは必至だ。

 メルケル氏は2日、「連立政権を継続していく」と記者団に語った。

 仮にSPDが連立を離脱した場合、メルケル氏は連立の組み直しか、少数与党による政権運営、あるいは解散総選挙の早期実施に追い込まれるが、いずれも簡単ではない。

 連立を組み直す場合、中道の自由民主党(FDP)と左派・緑の党との連立協議を行うことになるが、欧州議会選で躍進した緑の党は3日、SPDが大連立を解消した場合でも連立協議を行う意思はないと表明した。

 連立政権が成立しない場合には、少数与党による不安定な政権運営とならざるを得ないが、それを避けるためにはメルケル氏自らが不信任を提出し、成立すれば連邦大統領が議会を解散することにより、2021年に予定された総選挙が早まる可能性もある。

 一方、9、10月には、経済格差などへの不満が強い旧東独3州(ブランデンブルク、ザクセン、テューリンゲン)の議会選がある。CDUも欧州議会選では国内第1党を維持したものの、支持は下がっており、党勢回復のめどは立っていない。メルケル氏のCDUが旧東独3州で右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)に第1党を奪われる可能性もあり、メルケル氏が21年の任期満了をまっとうできるかは不透明さを増している。【ベルリン念佛明奈】

3139チバQ:2019/06/04(火) 09:29:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190604-00000004-asahi-int
独メルケル政権、青息吐息 21年の任期まで持つのか?
6/4(火) 5:00配信 朝日新聞デジタル
独メルケル政権、青息吐息 21年の任期まで持つのか?
メルケル首相の内憂外患
 ドイツのメルケル政権を支える2大政党の一角、社会民主党(SPD)のナーレス党首が3日、正式に辞任した。メルケル首相は現状の「大連立維持」を主張するが、自らの出身母体も支持率を落としている。2021年の任期まで政権がもつかは見通せない。

 SPDは5月下旬にあった欧州議会選で、ドイツ国内での得票率が15・8%と前回14年の選挙より11・4ポイントも下がり、緑の党に抜かれて3位に落ちた。歴史的な大敗でナーレス氏の責任を問う声が出ていた。ナーレス氏は「党内の支援が得られない」と判断し、2日午前に辞意を示していた。

 SPDは、17年秋の総選挙で大きく議席を落とした後、メルケル大連立政権からの下野を決めた。だが、その後の連立協議が難航したため、また大連立に復帰した経緯がある。18年4月にナーレス氏が党首に就いて以降、同年秋の二つの州議選、今回の欧州議会選とブレーメン州議会選で続けて議席を減らし、党勢は落ち込む一方だ。

 かねて大連立に参加していることで、社会福祉などを重んじる党の存在感が薄まったとの指摘が党内にある。今年9、10月には旧東独地域で三つの州議選が控える。SPDは3日、3人が暫定党首を務めることを決めた。今後、正式な党首選びの手続きに入る。その際、大連立に残るかどうかは党再建議論の中心だ。一部の幹部からは「もう大連立を続ける根拠は失われた」との声も出ている。

 SPDが連立を抜ければ、メルケル政権は少数与党に甘んじるか、他党との連立の必要が出てくる。いずれも困難ならば前倒しの総選挙の可能性もあり、「21年の任期まで首相を続ける」としてきたメルケル氏の立場も危うくなる。

朝日新聞社

3140チバQ:2019/06/04(火) 10:37:49
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190604-00012117-bunshun-int
政権を去った閣僚は21人……最も嫌われた首相、メイ氏の転落
6/4(火) 6:00配信 文春オンライン
政権を去った閣僚は21人……最も嫌われた首相、メイ氏の転落
メイ首相は涙声で「愛する国に仕えた」 ©共同通信社
 EU離脱交渉を座礁させた末、「議会の合意形成には妥協が必要よ」との言葉を残し、5月24日に辞任を表明したメイ英首相(62)。惜しむのは、夫のフィリップ氏と僅かな側近だけという哀れな幕引きだった。「メイボット(メイとロボットの造語)が最後に見せた涙」と英紙は報じたが、ここまで嫌われた首相はそうはいまい。

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 そもそも「移民増を年間10万人以内に抑える」という達成不可能な目標を掲げてEU離脱の原因を作ったのは、内相時代のメイ氏だった。16年6月に国民投票でEU離脱派が勝利したのを受け、首相に就任。胸の谷間を強調する「オシャレ番長」として登場したが、直後から「ブレグジットと言ったらブレグジットよ」などと迷言を連発した。

 メイ氏に決定的に欠けていたのは、政治手腕だ。彼女には、自分が任命した側近や官僚とばかり物事を決めるという重大な欠陥がある。

 17年4月の“抜き打ち解散”でよもやの過半数割れを喫したのも、側近ニック・ティモシー氏ら2人が相続税強化を盛り込んだ政権公約が原因。さらにEU離脱相の頭越しに交渉にも介入。EU側に妥協し、お気に入りの官僚オリバー・ロビンス氏と離脱後の青写真を勝手に決めた。

21人の閣僚が去り、離脱交渉の支持率は8%
 呆れ果てたのは中国のご機嫌を取るため、通信機器大手ファーウェイの5G参入を部分容認する決定を新聞に漏らしたかどで、ウィリアムソン国防相の首を差し出したことだ。米国の同盟国、英国では媚中派政権は必ず崩壊する。

 与党・保守党から見放されたメイ氏が最後に縋(すが)ったのは、これまで歯牙にもかけなかった労働党。彼らの支持を取り付けるため、2度目の国民投票を提案したのには側近も腰を抜かしたに違いない。

 この3年、離脱を巡る路線対立で政権を去った閣僚らは実に21人。メイ氏の離脱交渉を支持するのは僅か8%という惨状だ。彼女が残した離脱協定書は今後も英国を苦しめ続けるだろう。

 メイ氏が党首を退く直前に国賓として英国を訪れるトランプ米大統領もいい迷惑だ。首脳会談を早々に切り上げ、気心の知れた新党ブレグジット党のファラージ党首や次期首相候補のジョンソン前外相に会いたいと言い出しても何の不思議もない。

木村 正人/週刊文春 2019年6月6日号

3141とはずがたり:2019/06/04(火) 22:09:30
ハンガリー強権政治「奴隷法」強行、大規模デモも
https://www.sankei.com/world/news/181219/wor1812190016-n1.html
2018.12.19 12:21国際欧州・ロシア

 【ベルリン=宮下日出男】ハンガリーのオルバン政権が強権政治を一段と進めている。「奴隷法」とも批判される労働法の改正や司法の独立を損ないかねない裁判所新設を立て続けに強行した。首都ブダペストでは大規模な抗議デモも発生するなど野党などは反発を強め、国外からも懸念が上がっている。

 問題視されているのは、行政裁判所の新設と労働法の改正。ともに関連法案が12日、国会で野党の妨害も押し切って可決された。

 ロイター通信などによると、労働法改正は年間計250時間の超過勤務時間の上限を400時間に一気に引き上げる内容。国内の労働力不足を解消する狙いがあるが、残業代の支払いを最大3年延長できるとしているため、「奴隷法だ」との強い批判が上がった。


 行政裁は最高裁判所を頂点とする既存の裁判所システムとは別に設置。政府が関わる訴訟を扱い、法相が判事指名など直接管轄するため、民主主義などを監視する国際機関の欧州評議会も「司法の独立に疑問を生む」と懸念を表明した。

 国会周辺などでは採決の12日以降、抗議デモが連日繰り広げられ、16日には左右両派を超えた野党や労働組合、学生ら計1万5千人が結集。数千人が法案撤回などを求める声明文を放送させようと公共放送まで行進し、警官隊と衝突する事態にもなった。

 オルバン氏は近年、移民・難民の排除やメディアに対する支配強化など、欧州連合(EU)が重視する民主主義や法の支配などの価値を損なう政策を推進。EU側も、議決権の停止を含めた制裁手続きの開始に向けて動いている。

3142とはずがたり:2019/06/05(水) 11:32:39

凄い肩入れしちゃってるなあ

トランプ氏「英はEU離脱すべき」 強硬派と相次ぎ接触
ロンドン=渡辺丘、下司佳代子 2019年6月5日11時22分
https://www.asahi.com/articles/ASM652C60M65UHBI008.html?ref=tw_asahi

 英国を国賓として初めて訪問中のトランプ米大統領は4日、英国のメイ首相との共同記者会見で、混乱が続く英国の欧州連合(EU)離脱問題について「英国はEUを離脱するだろうし、離脱すべきだ」と迫った。強硬離脱を掲げる英国の政治家と相次いで接触を図り、支援する姿勢を鮮明にした。

 トランプ氏は、英国のEU離脱後を見すえ、米英が締結をめざす自由貿易協定(FTA)について、「途方もない可能性がある。(両国の貿易が)今の2〜3倍になる可能性がある」との持論を主張した。

 トランプ氏は会見後、EUと取り決めもなく早期に決別することを党是とする「ブレグジット(英EU離脱)党」のファラージ党首をロンドンの米国大使公邸に招いた。英メディアによると、強硬離脱派として知られる与党・保守党のダンカンスミス元党首やパターソン元環境相の両下院議員らとも面会した。

 トランプ氏はこれに先立ち、EUからの強硬離脱を掲げ、メイ首相後継の筆頭候補とされるジョンソン前外相とも電話で話した。会見で「彼のことはずっと好きだ。(首相になれば)とてもいい仕事をするだろう」と持ち上げた。(ロンドン=渡辺丘、下司佳代子)

3143チバQ:2019/06/05(水) 14:18:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190604-00000606-san-int
ドイツのメルケル政権大揺れ 社民党の党首辞任で連立解消の懸念
6/4(火) 23:23配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル連立政権で一翼を担う中道左派、社会民主党のナーレス党首が3日、正式に党首を辞任した。党内で不満の強い連立を支えてきた存在だっただけに、政権内には大きな動揺が走っている。社民党が連立解消に向かう懸念も高まり、政権の先行きに不透明感が強まってきた。

 ナーレス氏は5月下旬の欧州連合(EU)欧州議会選で大敗した責任をとって辞任した。得票率は15・8%で、全国規模の選挙で過去最低だった2017年総選挙の約21%も下回った。同氏は3日、「党には頑張ってもらいたい」とのみ語り、党本部を去った。

 社民党は13年以降、メルケル氏のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と政権を組むが、独自性をアピールできず党勢が低迷。党内では連立への懐疑論が強く、ナーレス氏の辞任で「(政権への)協力基盤はもうない」(党地方支部)と早期の連立解消を求める声も上がった。

 党側は3日、幹部ら3人が暫定的に共同で代表職を担うことを決めたが、新党首の選出方法や時期については結論を持ち越した。党首選びでは連立継続の是非が焦点になるのは避けられないとみられ、慎重に対応を検討しているもようだ。

 メルケル氏は2日、「強い責任感を持って政府の仕事を続けたい」と述べ、社民党に連立継続への協力を訴えた。社民党が連立を離脱すれば、緑の党など2党との連立を模索するとみられるが、かつて連立交渉に失敗しており難しい。

 このため解散・総選挙を迫られるとの見方も強く、21年までの首相任期全うを目指すメルケル氏の退陣が早まる可能性もある。メルケル氏のCDU・CSUも欧州議会選で得票率が約29%と過去最低を記録。世論調査では緑の党に支持率で首位も奪われ、苦しい状況だ。

3144チバQ:2019/06/05(水) 18:06:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190605-00000549-san-int
ポーランド民主化30年で記念式典 国内の分断鮮明
6/5(水) 17:11配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ポーランドで1989年、当時共産圏だった東欧で初の限定的自由選挙が実施されてから30年を迎えた4日、同国北部グダニスクで記念式典が開かれた。民主化運動を率いたワレサ元大統領や元首相のトゥスク欧州連合(EU)大統領らが出席し、「欧州との絆を自覚し、民主的な伝統のために戦う」と謳った「グダニスク宣言」に署名した。

 強権政治を推進してEUと対立する保守政党「法と正義」政権は、当時の民主化について共産党の影響を残した妥協にすぎないと懐疑的な立場だ。4日も簡素な式典を国会で別に開くにどどめ、ポーランド国内の分断が浮き彫りになった。

 グダニスクの式典は地元自治体などが主催した。現地からの報道によると、ワレサ氏は演説で「この選挙がなければ、きょう、われわれは民主主義を祝えなかっただろう。政権はあのときの(選挙での)勝利がなければ、今、その座にないことを思い起こすべきだ」と強調した。

 一方、国会の式典では法と正義出身のドゥダ大統領が演説し、限定的選挙の意義を一定程度認めつつも、「もっとうまくやることはできた」と指摘。その後の民主化移行などにも「過ちがあった」と述べた。

 89年6月4日の選挙では一定の議席が事前に共産党に配分される形で行われたが、ワレサ氏率いる自主管理労組「連帯」が圧勝し、ソ連勢力下の東欧で初の非共産党政権が誕生。旧東ドイツを含む東欧の民主化の先駆けとなった。グダニスクは民主化を牽引した「連帯」発祥の地。

3145チバQ:2019/06/06(木) 13:03:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190606-00000039-jij-eurp
中道左派陣営が勝利=4年ぶり政権交代へ-デンマーク総選挙
6/6(木) 10:26配信
 【ロンドン時事】5日に投票が行われたデンマーク議会(一院制、定数179)選挙は、6日未明(日本時間同日午前)までに開票が終了し、フレデリクセン党首率いる野党・社会民主党を中心とする中道左派陣営が勝利した。

 ラスムセン首相の与党・自由党など中道右派陣営から4年ぶりに政権を奪還することがほぼ確実となった。

 AFP通信によると、中道左派陣営は過半数の91議席を確保し、中道右派陣営は75議席。社民党が得票率約26%で第1党の座を維持した。41歳のフレデリクセン党首が首相に選出されれば、同党出身のトーニングシュミット氏に続く同国2人目の女性首相、かつ最年少の首相が誕生する。

 ラスムセン氏は「良い選挙だったが、政権が代わることになる。あす辞表を出す」と敗北を認めた。フレデリクセン氏は「国民は新たな方向性を選んだ」と勝利宣言した。 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019060500962&g=int&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_auto
左派優勢、政権交代か=デンマークで総選挙
2019年06月05日18時05分


デンマークのフレデリクセン社民党党首(AFP時事)

 【ロンドン時事】デンマークで5日、議会(一院制、定数179)選挙の投票が行われた。事前の予想では、フレデリクセン党首率いる社会民主党中心の中道左派の野党陣営が優勢とされ、ラスムセン首相の自由党など中道右派の与党陣営を破って4年ぶりに政権交代が実現する可能性が高い。
 最近の支持率調査では、社民党が27%前後と他党を引き離しトップ。同党は第1党となるものの過半数に届かず、陣営内各党との連立あるいは単独少数政権の樹立を目指すと予想される。投票は5日夜(日本時間6日未明)締め切られ、即日開票後、6日未明(同午前)までに大勢が判明する見込み。

3146チバQ:2019/06/06(木) 13:11:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190605-00000608-san-int
メイ英首相、7日に党首を辞任 保守党党首選は強硬離脱派がリード
6/5(水) 18:07配信 産経新聞
 【ロンドン=板東和正】メイ英首相は7日に与党・保守党の党首を辞任し、後任を選ぶ党首選が本格化する。すでに党員の高い支持を集めているのが、欧州連合(EU)からの合意なき離脱を容認するジョンソン前外相ら強硬離脱派の候補者だ。ジョンソン氏は、合意なき離脱の阻止を訴える候補者に大差をつけているが、問題発言の多い一面を毛嫌いする党員も多い。

 保守党は6月10日の週から党員が投票する党首選を実施し、7月22日の週に新党首を選出する。候補者が10議員を超える中、ジョンソン氏ら強硬離脱派が勢いを増している。

 「合意があってもなくても離脱する」。メイ氏が辞任を表明した5月24日。ジョンソン氏は自身が首相になれば離脱期限の10月末から延長しない方針を表明し、EUから合意なしでも離脱する姿勢を強調した。英調査会社「ユーガブ」と英紙タイムズが5月10〜16日に保守党員850人以上を対象に行った調査では、最も多い39%がジョンソン氏を次期党首として支持すると回答。強硬離脱派のラーブ前EU離脱担当相が13%と続いた。

 保守党員がジョンソン氏の支持を強める背景には、EU離脱を訴える新党「離脱党」への危機感がある。5月に投開票された欧州議会選で、保守党を上回り首位に立った離脱党を率いるファラージ党首から支持者を取り戻せるのは、離脱派の「顔」であるジョンソン氏だけだとみられている。

 一方、党首選に立候補するハント外相やスチュワート国際開発相らは強硬路線を強く批判している。

 ハント氏は5月28日、英紙への寄稿で、合意なき離脱は「(英国の政治にとって)自殺行為だ」とジョンソン氏らを牽(けん)制(せい)した。ハント氏はメイ氏の離脱協定案をもとにEUから円滑に離脱する方針を示す。ただ、前述のユーガブなどの調査では、ハント氏を支持する保守党員の割合は10%を切り、ジョンソン氏から引き離されている。

 しかし、「失言王」の異名を持つジョンソン氏はこれまで海外の首脳らに対する問題発言で物議を醸しており、自身の発言で足下をすくわれる可能性もある。

 ジョンソン氏は、2016年6月の国民投票に向けてEU残留を助言したオバマ米大統領(当時)に「ケニア人の血が入っており、反英感情がある」と指摘したことが問題になった。

3147名無しさん:2019/06/07(金) 22:56:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190607-00000190-kyodonews-int
ドイツの環境政党、与党に迫る 若者の支持受け、政界勢力一新も
6/7(金) 20:55配信 共同通信
ドイツの環境政党、与党に迫る 若者の支持受け、政界勢力一新も
EU欧州議会選の結果を受け、喜ぶ「緑の党」のベーアボック代表(中央右)ら=5月26日、ベルリン(AP=共同)
 【ベルリン共同】ドイツ公共テレビZDFが6日公表した世論調査で、環境保護を訴えるリベラル派、緑の党が過去最高の支持率26%を得て2位になり、メルケル首相が属する首位の保守与党の27%に迫った。ドイツでは環境保護が有権者の最大の関心事。緑の党は若い世代の圧倒的な支持を受け、政界の勢力図を一新する可能性を秘める。

 緑の党は5月末の欧州議会選でもドイツ国内で2位の支持を得た。スウェーデンの少女グレタ・トゥンベリさん(16)が始めた地球温暖化対策を求める若者の世界的な行動がドイツでも注目され、躍進の原動力になったと指摘されている。

3148チバQ:2019/06/08(土) 11:08:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190608-00000019-jij-eurp
メルケル氏後任、人気急落=「次期首相」に黄信号
6/8(土) 8:12配信 時事通信
メルケル氏後任、人気急落=「次期首相」に黄信号
ドイツ与党キリスト教民主同盟(CDU)のクランプカレンバウアー党首=4日、ベルリン(AFP時事)
 【ベルリン時事】ドイツ公共放送ARDが6日公表した世論調査で、メルケル首相の後任として、昨年12月に与党キリスト教民主同盟(CDU)の党首に就任したクランプカレンバウアー氏の人気が急落した。

 選挙敗北が影響したとみられ、次期首相の最有力候補と目されていた同氏の今後に黄信号がともっている。

 調査によると、主要政治家への満足度を聞いた質問で、クランプカレンバウアー氏について「非常に満足」か「満足」とした回答は24%と、前月比12ポイント減少。全体で10位に沈んだ。首位はメルケル氏の53%だった。クランプカレンバウアー氏が「良い首相になる」とした回答も13%にとどまった。

 CDUは先月末の欧州議会選で大敗。今回の調査でも、姉妹政党との合計支持率は25%となり、緑の党(26%)に初めて首位を明け渡した。

 CDUの連立相手の社民党も支持率が急落し、連立崩壊や前倒し総選挙もささやかれる。ただ、メルケル氏に代わる党の顔の人気低迷は、CDUが選挙に踏み切る障害になりそうだ。

3149チバQ:2019/06/08(土) 11:09:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190608-00000000-maiall-int
<欧州ニュースアラカルト>欧州議会選 「緑の党」躍進は何を意味するのか
6/8(土) 8:00配信 毎日新聞
<欧州ニュースアラカルト>欧州議会選 「緑の党」躍進は何を意味するのか
欧州議会選の速報を聞いて喜ぶ緑の党のアンナレーナ・ベーアボック代表(前列右から2人目)ら=ベルリンで5月26日、AP
 5月23〜26日に行われた欧州議会選挙のサプライズの一つは、「緑の党」系環境政党の躍進だった。左右の中道勢力が初めて過半数を割って分極化が進んだ欧州議会で、4番目に大きな会派として多数派形成の鍵を握る。気候変動の危機を最も大事な政治課題と位置づける若者たちが、欧州に「緑の波」をもたらした。

 ◇ドイツでは政党別で2位の得票率

 緑の党の躍進を報じた複数の欧州メディアは「グレタ効果」と呼んだ。スウェーデン人の少女グレタ・トゥーンベリさん(16)が契機になった気候変動の危機を訴える若者たちによる抗議活動が、緑の党の支持拡大に影響したとの見方だ。

 一連の抗議活動は10代の若者たちが各地で火付け役となったが、参加者の層は親の世代などにも広がった。欧州議会選さなかの24日には世界規模でデモが連動し、主催者団体によると世界で180万人が参加した。域内の市民を対象に実施した欧州連合(EU)の世論調査では、気候変動対策を選挙の主要な争点と考える人の割合は、この半年間で若者と高学歴層を中心に上昇している。

 今回の欧州議会選で緑の党が最も成功を収めたのはドイツだ。得票率は20・5%で前回から倍増し、政党別では2位になった。出口調査によると、29歳以下では3人に1人が緑の党に投票し、若者による支持の高さを裏付けた。

 フランスでは得票率13・4%で政党別で3位に、英国では11・7%で4位だったが与党の保守党を上回った。ベルギーやオランダなど西欧、フィンランドなど北欧でも支持を伸ばした緑の党を中心とする会派は、定数751のうち74議席を獲得(6月6日現在)。改選前の52議席から大きく勢力を伸ばした。

 ベルギーのルーバンカトリック大学(UCL)のバージニー・バン・インゲルゴム特任准教授(政治学)は「この半年で欧州全域に広がった気候変動の危機を訴える抗議活動が有権者の関心を押し上げ、環境問題の争点化につながった。気候変動のような地球規模の問題は、(加盟国レベルよりも大きな)欧州レベルで取り組むべきだとの考えが広がっているのではないか」と指摘する。

 一方、緑の党は東欧と南欧ではほとんど議席を獲得できなかった。域内競争力で西欧や北欧の後塵(こうじん)を拝するこれらの地域では、経済や若年層の雇用問題などへの関心が高い傾向がある。また、グレタさんの地元スウェーデンでも議席を減らした。市民の環境意識が高いことで知られる同国では主要政党は明確な環境政策を掲げている。その中で緑の党は連立与党の一角を担い、政権運営への不満が今回の支持離れにつながった可能性がある。



 ◇反EU勢力に対する防波堤に

 欧州議会選の焦点の一つは、反EUや移民排斥などを掲げて支持を広げる右派ポピュリズム勢力がどこまで議席を伸ばすかにあった。

 結果は、議会を主導してきた中道の左右2大会派の合計議席が初めて過半数を割ったものの、リベラル系と緑の党を合わせた親EU4会派で3分の2を確保。緑の党の躍進は反EU勢力の「防波堤」として働いたことになる。緑の党系会派の共同代表を務めるフィリップ・ランベール欧州議員(ベルギー)は、選挙後の声明で「恐怖や分断をあおるすべてのナショナリストや極右勢力に立ち向かう」と強調した。

 1970年代に欧州の複数の国で結成された緑の党は、環境問題のシングルイシュー政党を脱し、近年は多国籍企業の税逃れ問題なども重点政策に掲げている。移民や社会的少数者の権利保護を一貫して訴えてきたことが今回、右派ポピュリズム政党への対抗軸となり、コアな支持層だけでなく、排外主義の広がりに危機感を持つ西欧の都市部のEU支持層の受け皿となった。

 英国の離脱決定を受けてEUの針路に注目が高まり、若年層を中心に投票率が大きく上がったことも有利な材料となった。欧州議会選は国政選挙と比べて有権者の関心が低いことが課題とされてきたが、今回の投票率は50・9%で前回を約8ポイント上回り、過去25年で最高だった。

 ブリュッセルのシンクタンク「フレンズ・オブ・ヨーロッパ」欧州・地政学部門のシャダ・イスラム部長は「主流だった左右の中道政党は、有権者の関心の高い移民問題などで十分な対応力を示せていない。これに対して『緑の党』のメッセージは明確かつ簡潔で、開かれた欧州社会を志向する若者を中心とする有権者を引きつけた」と総括する。

3150チバQ:2019/06/08(土) 11:09:59
 ◇気候変動政策に一定の影響も

 余波は選挙後も続いている。ドイツでは今月1日に公表された世論調査で、緑の党が初めて支持率首位に立った。緑の党への支持拡大は今後、EUの気候変動対策や環境規制で一定の影響力を及ぼす可能性がある。当面の焦点は、温室効果ガスの長期削減目標だ。

 地球温暖化対策の新しい枠組み「パリ協定」は、産業革命前からの地球の平均気温の上昇を2度未満にとどめ、できれば1・5度に抑えることを目指す。これを達成するには、世界の国や地域が現在掲げる温室効果ガスの削減目標を大きく引き上げる必要がある。

 5月上旬にルーマニア中部シビウで行われたEU首脳会議で、フランス、ベルギー、デンマーク、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、スペイン、スウェーデンの8カ国グループは、遅くとも2050年までにEU全域で温室効果ガスの排出量を「実質ゼロ」とすべきだと訴えた。

 「実質ゼロ」はカーボンニュートラルとも呼ばれ、排出する温室効果ガスを大きく減らすと同時に、森林による吸収分や地中に貯留する新しい技術などを組み合わせて相殺することを指す。パリ協定は今世紀後半に世界全体で「実質ゼロ」の実現を目指すが、前倒しを目指す8カ国の提案は、先進諸国の中でも野心的な動きだ。

 各地で気候変動の危機を訴えるための抗議活動を続ける若者たちの懸念に対応する意図もあった。8カ国グループは、気候変動との闘いをEUの今後5年間の政策の基盤と位置づけ、EU予算の25%を気候変動問題に充てるべきだとも提案した。

 50年までの「実質ゼロ」を目指す構想はEUの欧州委員会が昨年11月に発表済みだが、加盟国の受け止めには温度差が大きい。温室効果ガスの排出量の多い石炭火力への依存度が高いポーランドなどは否定的だ。一方で自動車産業への影響などを背景に当初は慎重だったドイツは、歩み寄りをみせ始めている。

 9月には米ニューヨークで気候変動を巡る国連の首脳級会合が開かれる。EUがそれまでに50年の長期目標に大筋合意し、「パリ協定」の順守に向けて世界を主導する姿勢を打ち出せるのか、注目が集まる。【八田浩輔/取材協力=アンソフィー・デマック】

3151チバQ:2019/06/08(土) 11:13:04
「反移民」に転じた左派、政権奪取へ デンマーク総選挙
https://digital.asahi.com/articles/ASM662D3PM66UHBI005.html?rm=512

有料記事

ロンドン=下司佳代子 2019年6月6日16時16分
 デンマークで5日、総選挙(一院制、定数179)の投開票があった。野党・社会民主党を中心とした左派陣営が過半数を獲得し、ラスムセン首相率いる自由党などの右派陣営から4年ぶりに政権を奪い返す見通しとなった。従来の左派勢力が移民抑制の強化に転じ、右派勢力から支持を奪った結果とみられる。

 地元メディアなどによると、開票はほぼ終わり、社民党は得票率26%で第1党となり、左派陣営全体では91議席を獲得する見通しだ。社民党のフレデリクセン党首は6日未明(日本時間同日朝)、「有権者は新しい方向性と政府を選んだ」と勝利宣言した。同氏は近く、同国で2人目の女性の首相に就任する見通しだ。

 第2党の自由党は23%と2015年の前回より得票率を伸ばしたものの、移民排斥を訴える閣外協力のデンマーク国民党が前回の21%から9%へと大幅に支持を減らし、右派陣営全体では退潮となった。ラスムセン首相は敗北宣言をしたうえで、自由党と社民党で連立与党を組みたい意向を示した。

 社民党は今回、移民流入の抑制策の強化や、福祉を支える公的支出の拡大などを訴え、支持を広げた。

欧州で最も厳しい政策
 高福祉で知られるデンマークで何が起きているのか。

ログイン前の続き 「移民の大量流入の代償を払わされるのは、下層階級の人たちだ」

 野党の中道左派・社会民主党のフレデリクセン党首(41)は、この春出版した自伝で移民の規制強化に理解を求めた。

 自由党のラスムセン首相(55)率いる中道右派の連立政権はデンマーク国民党の閣外協力を仰ぎ、欧州では最も厳しい水準の移民・難民政策をとっている。社民党は比較的移民に寛容とみられていたが、フレデリクセン氏が党首に就任した2015年以降厳しい姿勢を打ち出すようになった。

 移民に多いイスラム教徒の女性を念頭に、布で顔を隠す「ブルカ」の公の場での着用を禁じる法律や、難民申請者の所持金などを押収できるようにする法律に賛成。昨年発表した党の政策集でも、住宅地や学校で非欧米出身の移民や子孫が3割を超えてはいけないといった方針を打ち出した。

 ブルカ禁止などは、移民排斥を掲げて支持を伸ばした国民党が長年訴えてきたものだ。連立政権は予算の承認などで国民党の閣外協力に頼っており、同党の厳しい移民政策を受け入れてきた。

 ところが、社民党が移民規制強化に出たことで、国民党支持層が社民党に流れた。

移民多い地区は「ゲットー」
 デンマークでは消費税率は25%、所得税率は最大50%超だが、住む場所は保障され、公的年金や失業手当も手厚い。一方、1960年代から労働力として受け入れてきた移民は、人口570万人のうち約60万人と1割を占める。

 みんなが働いて高福祉社会を支える意識が強い半面、移民は異なる宗教や習慣を持ち込み、就業率が低いなどとして、「高福祉を食い物にしている」といった不満も広がってきた。

 00年代から中道右派政権に閣外協力する国民党の発言力が強まるにつれ、政策は過激化している。

 政府は昨年、非欧米諸国からの移民やその子孫の割合など一定の基準に該当する人口1千人以上の地区を、かつてナチス・ドイツが強制隔離したユダヤ人居住区を指す「ゲットー」と名付けてリスト化。2030年までにゼロにする目標を立てた。その地区の子どもが1歳になったら、キリスト教文化や民主主義などの価値観を学ぶため保育園に通うことを義務づける法律も成立させた。

 コペンハーゲンの大学生エイエット・アルタミミさん(21)はイスラム教徒で「ゲットー」の出身。「多様な移民やイスラム教徒をひとくくりにし、政治家が強烈な表現で規制することには嫌気がさす」と話す。(ロンドン=下司佳代子)

3152チバQ:2019/06/10(月) 11:43:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190610-00010002-fnnprimev-int
イギリスの次期首相は「寝ぐせ頭」? EU離脱のカギ握る党首選の行方をズバリ予想
6/10(月) 11:20配信 FNN.jpプライムオンライン
イギリスの次期首相は「寝ぐせ頭」? EU離脱のカギ握る党首選の行方をズバリ予想
(画像)FNN PRIME online
党首選の大本命
メイ首相の辞任を受けたイギリスの与党、保守党の党首選が10日はじまる。新たな党首、すなわちイギリスの新しい首相には一体誰が選ばれるのか。実はすでに大本命と目される人物がいる。事前の世論調査では、ボリス・ジョンソン前外相が、39%と他を引き離して圧倒的な支持率で独走しているのだ。

【画像】ジョンソン氏のトレードマーク「寝ぐせ頭」を見る

ジョンソン氏とはどんな人?
ボリス・ジョンソン氏54歳。
2010年のオリンピックの時のロンドン市長で、トレードマークは寝ぐせ頭。
大の自転車好きで、交通渋滞が深刻なロンドンに自転車のシェアリングを導入。
この自転車はジョンソン氏のファーストネームを取ってボリスバイクの愛称で親しまれている。

インテリでありながら豪放磊落、イギリス国民が敬愛する第二次世界大戦時の首相ウィンストン・チャーチルの再来とも称される政治家なのだ。
一方で失言王としても知られ、ブルカ(イスラム教徒の女性の服) を「郵便ポストみたい」とからかったり、ヒラリー・クリントン氏について「精神病院のサディスティクな看護師のよう」と例えて物議をかもすなど、数々の失言で政治家の資質を疑われて来た。

今なぜジョンソン氏?
そんなジョンソン氏。今なぜ支持を集めているのか。
実は保守党はイギリスのトランプとも呼ばれるナイジェル・ファラージ氏率いる離脱党に支持者を奪われていて、このままでは与党の座を転落しかねない情勢なのだ。

ファラージ氏は歯に絹着せぬ物言いでEU離脱を煽り立てた張本人で、EUと妥協するメイ首相を激しく非難することで支持を広げてきた。先月の欧州議会議員選挙では離脱党が保守党を上回り首位の議席を獲得している。

こうした中、同じく離脱派の急先鋒であるジョンソン氏が保守党のリーダーとなることで、離脱党に奪われた支持者を取り戻せるのではないかと期待されているのだ。

「ジョンソン首相」でEU離脱はどうなる?
では、もしジョンソン氏が党首に選ばれ、首相になったらどんなことが起きるのか。
ロンドン在住で、EUの危機を欧州各国を歩いて取材しているジャーナリストの木村正人氏はジョンソン氏が首相になった場合のシナリオを次のように予想する。

木村正人氏:
ジョンソン氏はジリ貧の保守党を復活させるために一気に解散総選挙に打って出るだろう。
しかし強行離脱に反発する勢力も支持を伸ばしていて、選挙で敗北し、野党に転落するリスクも出てくる。

つまりボリス氏の保守党が選挙に勝てば、一気に強硬離脱への機運が盛り上がるが、木村氏の指摘するように敗れた場合には一転、離脱は取りやめになる可能性も出てくるのだ。

3153チバQ:2019/06/10(月) 11:44:15
党首選は「どんでん返し」がつきもの
また、党首選を巡って気になる指摘も。

木村正人氏:
保守党の党首選は歴史的に下馬評が覆ることが多い。ジョンソン氏は2016年の国民投票で虚偽の主張をしたと刑事告発されていて、土壇場でさらにネガティブな情報が出てくれば、どんでん返しもありうる。
その場合、強行離脱に慎重なマイケル・ゴーブ環境相らが勝利する可能性もある。

もし、そうなれば再びEUと「合意の上での離脱」を模索する可能性も出てくる。
つまり、党首選の結果次第でEU離脱の方向性も大きく変わってくることになり、その行方から目が離せない。

【執筆:フジテレビ報道局「Live News days」元ロンドン支局長 勝又隆幸】

3154とはずがたり:2019/06/11(火) 08:23:47

漂流Brexit 「氷の女王」の誤算
2019.6.9公開
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/brexit-retrospection/

3155チバQ:2019/06/11(火) 20:20:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190611-00000077-mai-eurp
メルケル独首相後継者にも辞任論、政権ピンチ
6/11(火) 19:54配信 毎日新聞
 メルケル独首相の後継と目される、中道右派・キリスト教民主同盟(CDU)のクランプカレンバウアー党首が失言により危うい立場に置かれている。辞任すれば党内の保守色が強まる可能性が高く、大連立を組む中道左派・社会民主党(SPD)の離脱とメルケル政権崩壊を早めかねない。

 辞任論の引き金となったのは5月末の欧州議会選挙だ。投票の1週間前、若者に人気の男性ユーチューバー「レゾ」が、「CDUの破壊」という動画をインターネット上にアップした。55分間にわたり、気候変動対策の遅れなどを批判した。動画は1週間で約1000万回視聴された。

 CDUは投票日前に文書で反論したが、国政会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の選挙結果は前回比6・4ポイント減の得票率28・9%と低迷。クランプカレンバウアー氏は選挙後、「仮に新聞社が投票の2日前にCDUとSPDに投票しないように呼び掛けたら、世論操作になる。世論操作に対してデジタル分野ではどのような規制が有効なのかが問題だ」と述べ、ネット上の発言を規制する可能性に言及した。

 この発言に批判が殺到。ユーチューバーらによるネット上の抗議の署名は8万3000人(10日時点)を超え、党幹部からも「基本法(憲法)はすべてのメディアに表現の自由を保障している」などと批判が噴出した。独紙ウェルトは、同氏の発言に憤慨し、離党届を出したとの男性党員のインタビューを掲載した。

 独公共放送ZDFが6日に公表した世論調査結果では、クランプカレンバウアー氏が首相に「ふさわしくない」と答えた人は71%(3月調査で51%)で、「ふさわしい」の18%(同34%)を大きく引き離した。公共放送ARDは、メルケル氏がクランプカレンバウアー氏を次期首相に適任ではないとの判断に至ったと報じた。

 クランプカレンバウアー氏は昨年12月、保守色の強いメルツ元党連邦議会会派代表を破って新党首に選出された。辞任すれば、後任次第でメルケル氏の穏健な中道路線から、保守色を強く打ち出す方向へと転換。大連立を組むSPDとの路線対立が決定的となり、大連立政権が立ちゆかなくなる可能性が高い。

 大連立を巡っては、大連立の継続を主張していたナーレスSPD党首が3日に辞任したばかり。国政第1党・CDUと第2党・SPDの近年の党勢低迷はともに、大連立により政策の違いが見えなくなった中道路線が一因とされる。【ベルリン念佛明奈】

3156チバQ:2019/06/11(火) 20:20:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190611-00000559-san-int
ギリシャ、7月前倒し総選挙へ 反緊縮与党は劣勢
6/11(火) 18:40配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ギリシャのチプラス首相は10日、国会解散と総選挙の前倒しをパブロプロス大統領に要請した。大統領も承諾した。選挙は7月7日に実施される見通し。欧州連合(EU)の金融支援終了を受けた経済再生策が主な争点となるが、チプラス氏の与党、急進左派連合(SYRIZA)の政権維持は難しい情勢だ。

 現地メディアが7日に報じた世論調査では、最大野党の中道右派、新民主主義党(ND)が支持率31%で首位に立ち、SYRIZAは23・5%で8ポイント近く引き離されている。チプラス氏は5月下旬の欧州議会選でNDに敗北。信を問うため今秋予定された総選挙を早める考えを示していた。

 チプラス氏はギリシャが債務危機にあった2015年、EU支援に伴う厳しい財政緊縮策への批判を掲げて政権を奪取したが、EUとの交渉で譲歩を迫られ、緊縮策を継続。隣国の北マケドニアとの国名問題解決での妥協でも強い反発を受け、支持率が低下した。

 EUの支援は昨年8月に終了したが、ギリシャはEUの監視下で経済立て直しに取り組む。チプラス氏は「緊縮の暗い日々が戻ってくる」と訴え、減税や年金増額を目指すなど巻き返しを図る。一方、NDは緊縮がEUの指示でなく、「ギリシャに必要だから」進める立場で、改革を通じた経済成長を掲げている。

3157チバQ:2019/06/13(木) 10:36:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190612-00000128-jij-eurp
「合意なきEU離脱」辞さず=次期英首相最有力ジョンソン氏
6/12(水) 21:32配信 時事通信
「合意なきEU離脱」辞さず=次期英首相最有力ジョンソン氏
12日、ロンドンで演説するジョンソン前英外相(AFP時事)
 【ロンドン時事】メイ英首相の後任を決める与党・保守党の党首選で最有力候補のジョンソン前外相は12日の演説で「(期限の)10月31日に欧州連合(EU)を離脱しなければならない」と述べ、混乱を招く「合意なき離脱」も辞さない強硬な姿勢を示した。

 
 党内にはEUとの緊密な関係の維持を望む議員も多い。ジョンソン氏は「合意なき離脱を目指しているわけではない」と理解を求めたが、「(離脱の)延期は敗北だ」と強調。議会で否決された離脱案の見直しをめぐるEUとの協議が不調に終わっても、離脱の先送りは許されないと訴えた。

 その上で「英国は偉大な国だ。われわれには挑戦を受けて立つ能力がある。ガッツと勇気が必要だ」と主張し、聴衆から大きな拍手を浴びた。

 党首選には計10人が立候補。13日に候補者を絞り込むための議員投票が始まる。一般党員による投票を経て、勝者は7月下旬までに決まる。

3158 チバQ:2019/06/14(金) 18:59:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190613-00000112-mai-eurp
英保守党党首選 ジョンソン氏がリード 第1回投票

6/13(木) 22:38配信��
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 英与党・保守党は13日、党首選第1回投票を行った。その結果、世論調査でトップを走るジョンソン前外相が党所属下院議員の3分の1を超える114票を獲得して1位となり、優勢が鮮明になった。立候補した10議員のうち、ジョンソン氏を含めハント外相、ゴーブ環境相ら7人が18日に行われる第2回投票に進出を決めた。

 党首選は、欧州連合(EU)からの離脱をまとめ切れず辞任を表明したメイ首相の後継首相を選ぶ選挙。第1回投票では、最下位の議員と党所属下院議員の約5%に当たる16票を超える票を得られなかった議員が脱落。18日以降も投票を重ねて22日までに2人に絞り込む。2人の決選投票は全党員約16万人を対象とした郵送投票で行われ、7月22日からの週内に新首相が就任する見通しだ。

 各種世論調査では、経済や市民生活の混乱が予測される「合意なき離脱」も辞さない離脱強硬派のジョンソン氏の人気が高く、合意なき離脱の回避を狙うハント、ゴーブ両氏が追う構図。知名度の高いジョンソン氏は身内の議員の間では人気が低いと指摘されてきたが、1回目の投票で決選投票への進出に必要な3分の1を超える票数を獲得したことで、首相の座に一歩近づいたことになる。

 新興政党「ブレグジット(英国のEU離脱)党」に支持層を切り崩されるなど保守党の低迷は深刻で、次の総選挙で勝てる党首としてジョンソン氏への「待望論」が強まっており、多くの議員が支持に回ったとみられる。

 2位にはハント氏が43票で入り、ゴーブ氏が37票で続いた。ほかにラーブ前EU離脱担当相、ジャビド内相、ハンコック保健相、スチュワート国際開発相も第2回投票進出を決めた。党内穏健派がどれだけ巻き返して、ジョンソン氏に対抗できるかが今後のカギとなる。【ロンドン服部正法】

 ◇<英保守党党首選第1回投票結果>

■第2回投票に進出

ジョンソン前外相       114票

ハント外相          43票

ゴーブ環境相         37票

ラーブ前EU離脱担当相     27票

ジャビド内相         23票

ハンコック保健相       20票

スチュワート国際開発相    19票

■今回で脱落

レッドソム前下院院内総務   11票

ハーパー元院内幹事長     10票

マクベイ前雇用・年金相     9票

3159とはずがたり:2019/06/15(土) 16:51:10
強行離脱か!?

ジョンソン氏首位 英与党党首選初回投票 強硬離脱派、大差で
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO46073440T10C19A6FF1000/
2019/6/14付日本経済新聞 朝刊

3160チバQ:2019/06/15(土) 22:08:19
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20190615k0000m030230000c.html
欧州政治に「緑の波」 欧州議会選挙で4番目に躍進
2019/06/15 19:24毎日新聞

欧州政治に「緑の波」 欧州議会選挙で4番目に躍進

欧州議会選挙の開票速報を聞き、支持者と共に喜ぶドイツ緑の党のベーアボック共同党首(前列右から2人目)=ベルリンで5月26日、AP

(毎日新聞)

 欧州政治で「緑の党」系環境政党が存在感を強めている。5月下旬に実施された欧州連合(EU)の欧州議会選挙で4番目に大きな会派に躍進し、分極化が進んだ欧州議会で多数派形成のカギを握る存在となった。地球温暖化対策を求める若者たちのデモの拡大が、「緑の波」をもたらしたと指摘されている。

 欧州議会選で、「緑の党」系会派は定数751のうち75議席を獲得(11日現在)、改選前の52議席から大きく勢力を伸ばした。左右の中道勢力が初めて過半数を割るなか、EUの気候変動対策や環境規制で一定の影響力を及ぼしそうだ。

 「緑の党」系会派の政党は西欧や北欧の加盟各国で支持を伸ばしたが、特に顕著だったのがドイツだ。得票率は20.5%で前回から倍増し、政党別で2位になった。出口調査によると29歳以下で3人に1人から支持を受けた。選挙後の複数の世論調査では、初めてメルケル首相率いる与党を上回り、支持率首位に躍り出た。ルーバン・カトリック大学(ベルギー)のバージニー・バン・インゲルゴム特任准教授(政治学)は「気候変動のような地球規模の問題は、(加盟国レベルよりも)欧州レベルで取り組むべきだとの考えが有権者に広がっている」と指摘する。

 「緑の党」の躍進を報じた複数の欧州メディアは「グレタ効果」と呼んだ。スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさん(16)が契機になった気候変動の危機を訴える若者たちによる抗議活動が、支持拡大に影響したとの見方だ。

 各地に広がった抗議活動は学生が主体だったが、支持層は親の世代などにも拡大。域内の市民を対象に実施したEUの世論調査では、気候変動対策を選挙の主要な争点と考える人の割合は、この半年間で若者と高学歴層を中心に上昇した。

 「緑の党」の伸長は、移民排斥を掲げる右派ポピュリズム勢力の「防波堤」としても働いた。今回の選挙では、中道2大会派の合計議席は過半数を割ったが、リベラル系と「緑の党」を合わせた親EU4会派で3分の2を確保。「緑の党」は、社会的少数者の権利保護を訴えて右派ポピュリズム政党への対抗軸となり、排外主義の広がりに危機感を持つEU支持層の受け皿となった。

 環境政策を巡るEUの当面の焦点は、温室効果ガスの長期削減目標だ。「緑の波」に後押しされ、欧州委員会やフランスなどはEU全域で2050年までに温室効果ガスを「実質ゼロ」とする目標の合意を目指す。エネルギー分野への投資を含めて従来の取り組みの延長では実現が難しい意欲的な目標で、加盟国の姿勢にはまだ開きが大きい。【ブリュッセル八田浩輔】

3161チバQ:2019/06/16(日) 21:54:58
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46114030U9A610C1FF8000/
欧州議会 EU懐疑派の各国政党が新会派設立
ヨーロッパ
2019/6/14 17:58

懐疑派「アイデンティティーと民主主義(ID)」 旧会派名「国家と自由の欧州」
・フランス 国民連合(RN)
・イタリア 同盟
・ドイツのための選択肢
など9か国 73人
 
中道リベラル「欧州刷新」 旧会派名「欧州自由民主同盟(ALDE)」

3162チバQ:2019/06/16(日) 22:15:38
だいたいこんな感じかな?
軟着陸派がハント外相かゴーブ環境相に一本化できるかどうか
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46073440T10C19A6FF1000/

114ジョンソン前外相【強行離脱派】
043ハント外相≪元残留派≫
037ゴーブ環境・食糧・農村相≪強行離脱に反対≫
027ラーブ前EU離脱担当相【強行離脱派】  >>2856メイ案に反対し大臣辞任
023ジャビド内相≪元残留派≫
020ハンコック保険・社会福祉相≪元残留派≫
019スチュワート国際開発相≪元残留派≫
↓↓↓落選↓↓↓
011レッドソム前下院院内総務【強行離脱派】 >>3081院内総務を辞任 >>1369 2016年党首選出馬
010ハーパー元院内幹事長
009マクベイ前雇用・年金相  >>2856メイ案に反対し大臣辞任

3163チバQ:2019/06/17(月) 10:17:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190617-00000009-jij-eurp
EUトップ人事、着地点見えず=首脳会議で協議へ
6/17(月) 7:08配信 時事通信
EUトップ人事、着地点見えず=首脳会議で協議へ
握手するメルケル独首相(左)とマクロン仏大統領=5月28日、ブリュッセル(EPA時事)
 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は20、21両日にブリュッセルで開く首脳会議で、今秋に任期切れするEUの主要ポストの人選を目指す。

 焦点の欧州委員長をめぐっては、ドイツのメルケル首相が、欧州議会最大会派の中道右派が擁立する独出身のウェーバー欧州議員への支持を堅持する一方、フランスのマクロン大統領が否定的姿勢を崩していない。首脳間の隔たりは埋まっておらず、着地点はいまだ見えない状況だ。

 マクロン氏は11日放送のテレビインタビューで「欧州には強い個性が必要だ。信頼でき職責を果たせる人物が要る」と強調した。ウェーバー氏は閣僚経験がない上、知名度も低く、力量を疑問視する声がEU内に根強い。すでに不支持を明言した首脳も複数いる。

 欧州委員長は、人口を考慮した「特定多数決」により首脳会議が指名。欧州議会の採決で選出する。5月の議会選挙で中道右派が議席を大きく減らしたこともあり、ウェーバー氏選出は困難視されつつある。

 カギを握るのはマクロン氏の仏与党と組んで第3会派に躍進したリベラル勢力だ。7日には中道右派・左派も含めた主要3会派を代表してスペインやオランダなど6カ国の首脳が協議したが意見集約は進まなかった。影響力を行使したいマクロン氏が本命候補を明確にしないことも不透明感を強めている。

 EUは主要人事で出身国や党派、性別などのバランスを考慮する方針で、解くべき方程式は複雑だ。特に欧州中央銀行(ECB)総裁には、ワイトマン独連邦銀行(中銀)総裁やビルロワドガロー仏中銀総裁などの名も挙がっており、首脳会議ではポスト確保への独仏間の激しい駆け引きが見込まれる。

 今回の人選決定が見通せない中、30日に臨時の首脳会議を開催する案も取り沙汰されている。

3164とはずがたり:2019/06/19(水) 17:37:15
2019年6月19日 / 17:11 / 19分前更新
英の合意なきEU離脱の可能性高まる、来年の業績に影響も=エアバスCEO
https://jp.reuters.com/article/france-airshow-airbus-brexit-idJPKCN1TK0QB?feedType=RSS&feedName=special20
Reuters Staff
1 分で読む

[パリ 19日 ロイター] - 欧州航空機大手エアバス(AIR.PA)のギヨーム・フォーリィ最高経営責任者(CEO)は19日、英国が合意なく欧州連合(EU)を離脱するリスクが高まり、来年の業績に悪影響が出る可能性があるとの認識を示した。

フォーリィCEOは、パリ国際航空ショーに合わせて開催した投資家会合で「ハードブレグジットか、合意なきブレグジットによるマイナスの影響をこれまで明言してきた。合意なきブレグジットの可能性は高く、おそらくその可能性は高まっているとみている」と述べ、英国とEUはそのようなシナリオにうまく対応することが重要と指摘した。

そのうえで「もし10月末までに合意なきブレグジットという事態となれば(中略)2020年の始まりに影響が出る可能性がある」と述べた。

3165チバQ:2019/06/19(水) 18:36:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190618-00000535-san-eurp
独で難民支援の政治家殺害、極右の犯行か
6/18(火) 9:53配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ中部ヘッセン州で地方自治体幹部の政治家が射殺される事件があり、同国の連邦検察庁は17日、極右思想を背景とした政治的な目的による犯行の可能性があるとみて捜査を始めた。捜査当局はすでに実行犯とされる容疑者を逮捕。詳しい動機などの解明を急いでいる。

 殺害されたのは、ヘッセン州内の一部行政管区区長を務め、メルケル首相の保守系与党、キリスト教民主同盟(CDU)に属するワルター・リュプケ氏(65)。6月2日、自宅のテラスで頭部を撃たれ、死亡した。捜査当局は15日、容疑者の男(45)を逮捕した。

 独メディアによると、リュプケ氏は2015年、メルケル氏がとった寛容な難民受け入れ策への抗議活動を批判するなどし、脅迫などを受けていた。一方、容疑者の男は1990年代に難民施設を襲撃したことがあり、極右グループとのつながりも指摘されている。

 リュプケ氏の殺害後、極右との関連が指摘されるソーシャル・メディアのアカウントには犯行を称賛するような投稿が相次いだ。ドイツでは2015年、西部ケルンで市長選を直前に控え、難民受け入れを支持する女性候補が襲撃され、負傷する事件も起きている。

 メルケル氏は17日、事件について「憂鬱な知らせ」と記者団に述べ、早期の事件の全容解明を求めた。

3166とはずがたり:2019/06/19(水) 19:05:28
メルケル首相 体の震え止まらず 健康状態を懸念する声も
2019年6月19日 2時34分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190619/k10011958931000.html?utm_int=all_side_ranking-social_005

ドイツのメルケル首相がウクライナの大統領を歓迎する式典の最中、突然、体の震えをおさえられなくなりその後、首相は水分不足が原因だったと説明しましたが、健康状態を懸念する声も出ています。

3167チバQ:2019/06/20(木) 10:09:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190620-00000517-san-int
ジョンソン前外相、3回目投票も圧勝 2位争いに注目集まる
6/20(木) 9:38配信 産経新聞
 【ロンドン=板東和正】メイ英首相の辞任に伴う与党・保守党党首選の3回目の投票が19日実施され、欧州連合(EU)からの強硬離脱派、ジョンソン前外相が143票を獲得して3回連続で首位に立った。得票率は約45%に達し、2位以下の候補4人に大差をつけた。独走を続けるジョンソン氏が決選投票に残るのはほぼ確実。ジョンソン氏と決選投票で戦う2位争いが注目されている。

 19日の投票は、ジョンソン氏ら5人の候補者が対象。下院議員313人が投票した。

 ジョンソン氏は、143票を獲得し、18日の2回目の投票から17票上積みした。EUと関係を保った離脱を重視する穏健離脱派のハント外相が54票と続いた。さらに、ゴーブ環境相(51票)、ジャビド内相(38票)が4回目の投票に進むことが決定。最下位だったスチュワート国際開発相(27票)が脱落した。

 保守党は20日に計2回の投票を行い、候補者を2人に絞り込む予定。7月22日の週に党員による決選投票が実施され、メイ氏の後継首相となる新党首が選出される運びだ。

 2位争いで有力視されるのは、穏健離脱派のハント氏とゴーブ氏。いずれも経済の混乱が懸念される「合意なき離脱」を避けるべきとの考えを示す。同じく穏健離脱派で脱落したスチュワート氏がどちらの候補の支持を表明するかが勝敗に影響を与えそうだ。

 また、ハント氏らに引き離されているものの、初回投票から得票数を徐々に伸ばしているジャビド氏が20日の投票で躍進する可能性もある。パキスタン人の父親を持ち、移民の受け入れに積極的な姿勢を示すジャビド氏の政策に理解を示す党員も多いとされている。

3168チバQ:2019/06/20(木) 10:18:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190620-00000520-san-int
欧州委員長人事、独仏互いに譲らず EU首脳会議での合意持ち越しも
6/20(木) 10:11配信 産経新聞
 【ブリュッセル=宮下日出男】欧州連合(EU)は20日、28加盟国の首脳会議を2日間の日程で開く。今秋に任期満了となるEUの主要ポストの協議が重要議題だが、焦点のユンケル欧州委員長の後任選びをめぐっては、ドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領が激しく対立し、議論の難航は必至だ。

 欧州委員長はEUの行政執行機関である欧州委員会のトップで「首相」に相当する。独仏両首脳が対立するのは、5月下旬の欧州議会選で最大会派を維持した中道右派の委員長候補で、ドイツ出身のウェーバー氏をめぐる賛否だ。

 メルケル氏は委員長の後任はEU首脳会議が欧州議会選の結果を踏まえ提案する「原則」を唱え、自身の保守系与党に属するウェーバー氏への支持を堅持。だが、マクロン氏は「欧州には強い個性が必要」とし、閣僚経験もないウェーバー氏を「誰も知らない」とこき下ろしている。

 次期体制への影響力確保の思惑も垣間見え、双方とも今のところ譲る気配は見えない。EUは今回の首脳会議での決着を目指すが、合意が持ち越される可能性もある。トゥスク大統領ら他3ポストの後任も一括で決める方針だが、欧州委員長が固まらなければ、他の人選も進まない状況だ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190620-00000036-jij-eurp
主要ポスト決定、EU大統領「慎重ながら楽観」=20日から首脳会議
6/20(木) 9:38配信 時事通信
主要ポスト決定、EU大統領「慎重ながら楽観」=20日から首脳会議
欧州連合(EU)のトゥスク大統領=5月28日、ブリュッセル(AFP時事)
 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)のトゥスク大統領は19日、ブリュッセルで20、21の両日開くEU首脳会議の招集状で、最重要議題となる主要ポストの人選について「慎重ながらも楽観している。20日に決定できると期待している」と述べ、各国首脳に速やかな決定を促した。

 
 欧州委員長や欧州中央銀行(ECB)総裁、EU大統領など今秋に任期切れする主要ポストをめぐっては、独仏など首脳間に溝が残る。欧州議会の意見集約も進んでおらず、今回の人選決定は困難視されている。

3169チバQ:2019/06/20(木) 10:48:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190620-00000022-mai-int
英保守党党首選 3回目投票もジョンソン前外相がトップ
6/20(木) 10:19配信 毎日新聞
英保守党党首選 3回目投票もジョンソン前外相がトップ
ジョンソン前外相=AP
 英国の与党・保守党は19日、党首選第3回投票を行い、ジョンソン前外相がさらに票数を伸ばしてトップを維持した。残っている候補は4人で、20日には全党員による決選投票に進出する2候補に絞り込む。決選投票は、ジョンソン氏と、それを追うハント外相かゴーブ環境相のいずれかの争いになる公算が大きくなってきた。

 保守党の発表によると、党所属下院議員による第3回投票の結果は、ジョンソン氏143票(第2回投票から17票増)▽ハント氏54票(同8票増)▽ゴーブ氏51票(同10票増)▽ジャビド内相38票(同5票増)▽スチュワート国際開発相27票(同10票減)。最下位のスチュワート氏の脱落が決まった。

 20日午前(日本時間同日夕)に始める4回目の投票で候補を3人に絞り、同日午後(同日深夜〜21日未明)の5回目投票で2人を選ぶ。2人による決選投票は全党員約16万人の郵送投票で行われ、7月22日からの週にメイ首相の後任の新首相が就任する見通しだ。【ロンドン服部正法】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190620-00000017-asahi-int
強硬離脱派ジョンソン氏、3回連続トップ 英保守党首選
6/20(木) 10:23配信 朝日新聞デジタル
強硬離脱派ジョンソン氏、3回連続トップ 英保守党首選
英国の与党・保守党の党首選で、4回目の予備投票に進む(左から)ゴーブ環境相、ジョンソン前外相、ハント外相、ジャビド内相=AP
 英国のメイ首相の後任を決める与党・保守党の党首選で19日、313人の党所属下院議員による3回目の予備投票があり、4候補が次戦に進んだ。欧州連合(EU)からの強硬離脱を掲げるジョンソン前外相が143票を獲得し、3回連続でトップだった。

 ジョンソン氏は、2回目の投票で脱落したラーブ前離脱相らの支持を取り付け、17票を上積み。安定した戦いぶりを続けている。ハント外相は8票増の54票、ゴーブ環境相は10票増の51票、ジャビド内相は5票増の38票だった。

 候補の中で唯一、前回より票を減らし、最下位の27票だったスチュワート国際開発相が脱落した。スチュワート氏は候補の中で唯一、EUとの合意なしに10月末に強硬離脱する選択肢を完全に否定。異彩を放って予想外の健闘を見せたが、離脱実現の道筋を語らないことに批判が集中し、最後は失速した。

 20日は午前と午後に投票があり、それぞれ最下位の候補が脱落する。これにより、決選投票に進む2候補に絞られる見通しだ。(ロンドン=下司佳代子)

朝日新聞社

3170チバQ:2019/06/20(木) 23:41:36
>>3162 1回目

2回目
https://www.afpbb.com/articles/-/3230780


メイ英首相の後任選び、ジョンソン氏が再び首位 候補5人に
2019年6月19日 6:00 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ ]
【6月19日 AFP】テリーザ・メイ(Theresa May)英首相の後継を決める与党・保守党党首選挙は18日、第2回投票が行われ、欧州連合(EU)離脱支持派の代表格であるボリス・ジョンソン(Boris Johnson)前外相・前ロンドン市長が再び大差をつけて首位となった。候補者はジョンソン氏を含む5人に絞られた。

 投票は保守党の下院議員313人により非公開で行われ、ジョンソン氏は得票数126でライバルとの差を広げた。ドミニク・ラーブ(Dominic Raab)前EU離脱担当相は、得票数が30と、次回投票に進むのに必要な33に届かず、落選した。厳しい戦いを強いられていた中道派のロリー・スチュワート(Rory Stewart)国際開発相は支持層を広げ、得票数を前回の19から37に増やした。

 ジェレミー・ハント(Jeremy Hunt)外相の得票数は46、マイケル・ゴーブ(Michael Gove)環境・食料・農村相の得票数は41。サジド・ジャビド(Sajid Javid)内相は33票を得てかろうじて次回投票に進んだ。

 投票は19日と20日にも行われ、候補者は2人に絞られる。保守党はその上で来月、一般党員約16万人による決選投票を行い、新党首を決める。(c)AFP/Dmitry ZAKS


126ジョンソン前外相【強行離脱派】
046ハント外相≪元残留派≫
041ゴーブ環境・食糧・農村相≪強行離脱に反対≫
037スチュワート国際開発相≪元残留派≫
033ジャビド内相≪元残留派≫
↓↓↓落選↓↓↓
030ラーブ前EU離脱担当相【強行離脱派】  >>2856メイ案に反対し大臣辞任
撤退ハンコック保険・社会福祉相≪元残留派≫
→強硬派のジョンソン支持






https://news.nicovideo.jp/watch/nw5507579
英保守党党首選、脱落のレッドサム氏がジョンソン前外相を支持
2019/06/18 18:58ロイター
[ロンドン 18日 ロイター] - メイ英首相の後任を決める与党・保守党の党首選で、先週脱落したアンドレア・レッドサム前下院院内総務が18日、最有力候補と目されるボリス・ジョンソン前外相を支持すると表明した。

党首選からの撤退を先週表明したハンコック保健・社会福祉相も17日、ジョンソン前外相への支持を表明している。

保守党では18日、党首選の第2回投票が実施される。

レッドサム氏はLBCラジオで「(ジョンソン氏は)10月末の欧州連合(EU)離脱を実現できる最も良い位置にいる」と発言。「第2に、私は彼が勝利すると確信している」と述べた。

ジョンソン前外相は18日、「合意のあるなしにかかわらず、10月31日にEUを離脱する必要がある」とツイッターに投稿した。[nL4N23P26N]

3171チバQ:2019/06/20(木) 23:46:08
3回目
143ジョンソン前外相【強行離脱派】
054ハント外相≪元残留派≫
051ゴーブ環境・食糧・農村相≪強行離脱に反対≫
038ジャビド内相≪元残留派≫
↓↓↓落選↓↓↓
027スチュワート国際開発相≪元残留派≫


https://www.asahi.com/articles/ASM6N0S8BM6MUHBI04Y.html
強硬離脱派ジョンソン氏、3回連続トップ 英保守党首選
ロンドン=下司佳代子 2019年6月20日10時23分
 英国のメイ首相の後任を決める与党・保守党の党首選で19日、313人の党所属下院議員による3回目の予備投票があり、4候補が次戦に進んだ。欧州連合(EU)からの強硬離脱を掲げるジョンソン前外相が143票を獲得し、3回連続でトップだった。

 ジョンソン氏は、2回目の投票で脱落したラーブ前離脱相らの支持を取り付け、17票を上積み。安定した戦いぶりを続けている。ハント外相は8票増の54票、ゴーブ環境相は10票増の51票、ジャビド内相は5票増の38票だった。

 候補の中で唯一、前回より票を減らし、最下位の27票だったスチュワート国際開発相が脱落した。スチュワート氏は候補の中で唯一、EUとの合意なしに10月末に強硬離脱する選択肢を完全に否定。異彩を放って予想外の健闘を見せたが、離脱実現の道筋を語らないことに批判が集中し、最後は失速した。

 20日は午前と午後に投票があり、それぞれ最下位の候補が脱落する。これにより、決選投票に進む2候補に絞られる見通しだ。(ロンドン=下司佳代子)

3172チバQ:2019/06/20(木) 23:49:40
4回目

157ジョンソン前外相【強行離脱派】
061ゴーブ環境・食糧・農村相≪強行離脱に反対≫  はじめて2位につける
059ハント外相≪元残留派≫ 3位に後退
↓↓↓落選↓↓↓
034ジャビド内相≪元残留派≫




https://mainichi.jp/articles/20190620/k00/00m/030/327000c
英保守党党首選、4回目投票 ジョンソン前外相引き続き首位
毎日新聞2019年6月20日 21時36分(最終更新 6月20日 21時36分)
 英与党・保守党は20日、党首選第4回投票を行い、ジョンソン前外相が引き続き首位をキープし、ゴーブ環境相とハント外相も第5回投票への進出を決めた。20日午後(日本時間20日深夜〜21日未明)の第5回投票で、全党員による決選投票に進む2候補に絞り込む。ジョンソン氏の優位は固まっており、ゴーブ、ハント両氏のどちらが決選投票に残るか注目される。

 保守党の発表によると、同党所属下院議員の投票による第4回投票では、ジョンソン氏157票▽ゴーブ氏61票▽ハント氏59票▽ジャビド内相34票――との結果で、最下位のジャビド氏の脱落が決まった。

 メイ首相の後継首相を選ぶ選挙で、次期首相にとって最大の課題は欧州連合(EU)からの離脱。

 5回目の投票で選ばれる2人の候補による決選投票は、全党員約16万人の郵送投票で行われ、7月22日からの週内に新首相が就任する見通しだ。【ロンドン服部正法】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190620-00000612-san-int
ジョンソン前外相、4回連続首位 英保守党党首選 2位争いに注目
6/20(木) 23:10配信 産経新聞
 【ロンドン=板東和正】メイ英首相の辞任に伴う与党・保守党党首選の4回目の投票が20日、実施された。欧州連合(EU)からの強硬離脱派、ジョンソン前外相が157票を獲得して4回連続で首位に立った。得票率は約50%に達し、2位以下の候補3人に大差をつけた。独走を続けるジョンソン氏が決選投票に残るのは確実。ジョンソン氏と決選投票で戦う2位争いが注目されている。

 4回目の投票は、ジョンソン氏ら4人の候補者が対象。下院議員313人が投票した。

 ジョンソン氏は、157票を獲得し、19日の3回目の投票から14票上積みした。初回投票からは43票も得票数を伸ばしており、支持を拡大している。さらに、EUと関係を保った離脱を重視する穏健離脱派のゴーブ環境相(61票)とハント外相(59票)が20日午後に実施される5回目の議員投票に進むことが決定。最下位だったジャビド内相(34票)が脱落した。

 保守党は、3人の候補者が争う5回目の投票で、最下位を落とし、2人に絞り込む。7月22日の週に党員による決選投票が実施され、メイ氏の後継首相となる新党首が選出される運びだ。5回目の投票では、ジョンソン氏と決選投票で争う対抗馬がどの候補者になるのかが焦点になる。

 2位を競うのが、得票数が近いゴーブ氏とハント氏だ。両氏はともに穏健離脱派で、経済の混乱が懸念される「合意なき離脱」を避けるべきとの考えを示している。

3173チバQ:2019/06/21(金) 10:52:25
5回目

160ジョンソン前外相【強行離脱派】
077ハント外相≪元残留派≫ 
↓↓↓落選↓↓↓
075ゴーブ環境・食糧・農村相≪強行離脱に反対≫ 


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190621-00000522-san-int
英党首選、決選投票の2候補の顔ぶれ決まる
6/21(金) 9:11配信 産経新聞
 【ロンドン=板東和正】英与党、保守党は20日、メイ首相の辞任に伴う党首選の候補者を2人に絞り込む5回目の議員投票を実施した。欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」も辞さない強硬離脱派のジョンソン前外相と、EUと関係を保った離脱を重視する穏健離脱派のハント外相が、7月の決選投票に進出することが決まった。

 党首選には、10人が立候補。保守党は13日以降、同党の下院議員313人による投票を計5回行い、候補者を2人に絞り込んだ。

 5回目の投票では、ジョンソン氏が160票を獲得して5回連続で首位に立った。得票率は約51%に達し、2位のハント氏(77票)に大差をつけた。初回投票からは46票増やし、支持を拡大した。

 ハント氏と同じ穏健離脱派のゴーブ環境相(75票)は最下位で脱落。ハント氏は4回目の投票で3位だったが、土壇場でゴーブ氏に逆転勝利した。

 党員約16万人による決選投票では、7月22日の週にメイ氏の後継首相となる新党首が選出される。ジョンソン氏とハント氏は今後約1カ月間、草の根の支持を取り込むために各地で選挙活動を行う。保守党が20日に発表した党員1170人を対象にした世論調査では約62%がジョンソン氏を支持。ハント氏への支持は約11%にとどまっており、現状ではジョンソン氏が勝つ可能性が高まっている。

 ジョンソン氏は決選投票進出を受け20日、ツイッターで「離脱を実現し、国を団結させる」と意気込みを示した。ハント氏は、自身が「(ジョンソン氏に)負けそうな候補者だ」と認めた上で「政治の世界では予期しないことが起きる」と投稿し、挽回を誓った。

 ジョンソン氏は2008年からロンドン市長を8年間務め、16年6月のEU離脱の是非をめぐる国民投票時では離脱派を牽引(けんいん)した。過激な発言やトレードマークの金髪から「英国のトランプ」とも呼ばれる。18年に辞任したジョンソン氏の後任として外相に就任したハント氏は、英語教師として日本に滞在した経験があり、親日家として知られる。国民投票時には残留を支持していた。

3174チバQ:2019/06/21(金) 11:17:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190621-00000015-mai-eurp
ジョンソン前外相とハント外相、決選投票へ 英保守党党首選
6/21(金) 10:36配信 毎日新聞
ジョンソン前外相とハント外相、決選投票へ 英保守党党首選
ジョンソン前外相(右)とハント外相=AP
 メイ英首相の後継選びとなる与党・保守党の党首選は20日、第5回投票が行われ、ジョンソン前外相とハント外相の2人が、全党員による決選投票への進出を決めた。ジョンソン氏はハント氏にダブルスコア以上の差をつける圧勝。一般党員の間でも人気が高いジョンソン氏が、新首相の座に大きく近づいた。

 英国の欧州連合(EU)からの離脱について、ジョンソン氏は、EUとの交渉がまとまらない場合は離脱期限(10月31日)の再延期をせず、経済の混乱も予測される「合意なき離脱」に踏み切るとする強硬な姿勢を見せる。一方、ハント氏は離脱期限の再延期容認をにじませる発言をしている。

 下院議員による5回目の投票では、ジョンソン氏160票▽ハント氏77票▽ゴーブ環境相75票――だった。今後、約16万人の全党員を対象とした郵送による決選投票を経て、7月22日からの週内に新首相が就任する見通し。【ロンドン服部正法】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190621-00000009-asahi-int
英保守党、党首選は「前外相」対「外相」 EU離脱争点
6/21(金) 8:38配信
 英国のメイ首相の後任を決める与党・保守党の党首選で、20日午後(日本時間21日未明)、最後となる5回目の予備投票があった。党所属の下院議員313人が参加し、最多の160票を獲得したジョンソン前外相と、次点の77票だったハント外相が、決選投票に進むことになった。

 5回目の予備投票は3人で争われ、75票で最下位となったゴーブ環境相は脱落した。

 決選投票では、欧州連合(EU)からの離脱をどう実行するかが問われそうだ。ジョンソン氏はEUとの合意の有無にかかわらず10月末の離脱をめざす強硬派。ハント氏は経済が混乱しかねない「合意なき離脱」には慎重で、合意が見込めるなら離脱延期も容認する立場だ。党員の間では政治の混乱への憤りから早期決着を望む声が強く、世論調査ではジョンソン氏が大きくリードしている。

 ジョンソン氏とハント氏は7月半ばまで、各地で開く党主催の演説会で主張を戦わせる。決選投票は約16万人の党員による郵送で行われ、7月下旬に新党首兼首相が決まる見通しだ。(ロンドン=下司佳代子)

3175チバQ:2019/06/21(金) 11:17:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190621-00000011-jij-eurp
EU離脱、強硬派VS穏健派=ジョンソン、ハント両氏で決選-英与党党首選
6/21(金) 6:21配信 時事通信
EU離脱、強硬派VS穏健派=ジョンソン、ハント両氏で決選-英与党党首選
ボリス・ジョンソン前英外相=20日、ロンドン(AFP時事)
 【ロンドン時事】辞意を表明したメイ英首相の後任を選ぶ与党・保守党党首選は、ボリス・ジョンソン前外相(55)とジェレミー・ハント外相(52)の2人が決選投票に進むことが20日、決まった。

 次期首相には混迷を深める欧州連合(EU)離脱の実現という難題が託される。何の取り決めもないままEUを離脱する「合意なき離脱」も辞さない強硬派のジョンソン氏と、離脱延期も視野に入れる穏健派のハント氏の対決構図となった。

 次期首相となる党首は、約16万人の一般党員による決選投票で7月下旬にも選出される見通しだ。人気・知名度で勝るジョンソン氏が優位とみられる。

 20日までに計5回行われた下院議員の投票では、ジョンソン氏が圧倒的強さで1位を独走。一方、ハント氏はゴーブ環境相(51)との激しい2位争いを制した。第5回投票では、ジョンソン氏が過半数に当たる160票を獲得。ハント氏は77票を確保し、75票のゴーブ氏をかわした。

3176とはずがたり:2019/06/21(金) 12:42:46
一度はジョンソンにやらせてみないとと思ってるのかね,英国民どもは。。

英与党党首選は新旧外相対決へ、ジョンソン前外相が独走
https://twitter.com/Reuters_co_jp/status/1141911115237974017

英与党・保守党の党首選は20日、最終回となる第5回投票が行われ、欧州連合(EU)から強硬離脱も辞さないとする最有力候補のジョンソン前外相が首位を維持した。2位はハント外相で、メイ首相の後継争いは新旧外相の対決となる。
20:30 - 2019年6月20日

3177チバQ:2019/06/21(金) 17:07:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190621-00000567-san-int
EU、主要ポスト後任人事で結論でず 30日に再び首脳会議
6/21(金) 16:19配信 産経新聞
 【ブリュッセル=宮下日出男】欧州連合(EU)は20日、ブリュッセルで開いた28加盟国による首脳会議で、ユンケル欧州委員長ら今秋退任するEU主要機関トップの後任人事について協議した。だが、結論は出ず、30日に再び首脳会議を招集することとした。欧州議会が5月の選挙後に初めて招集される7月2日までの決着を図る。

 独仏やスペインなどの首脳は大阪で28、29日に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議の際も調整を続ける方針。各首脳らは欧州委員長のほか、大統領、外交安全保障上級代表、欧州中央銀行(ECB)総裁の後任を一括で決めることを目指している。

 欧州委員長の人選では、メルケル独首相が議会選で最大会派を維持した中道右派の候補で、ドイツ出身のウェーバー氏を支持する一方、マクロン仏大統領らが強く反対。首脳会議ではウェーバー氏と他の会派の候補計3人について議論したが、いずれも必要な支持を集められなかった。

 欧州委員長の選出には欧州議会で過半数の賛成による承認が必要。だが、選挙で議会勢力が細分化したことから、議会側の取りまとめも難航している状況だ。

3178とはずがたり:2019/06/25(火) 16:24:08
2019年6月24日 / 15:39 / 1日前
コラム:英議会は「ジョンソン首相」の暴走止められるか=田中理氏
田中理 第一生命経済研究所 主席エコノミスト
https://jp.reuters.com/article/column-brexit-osamu-tanaka-idJPKCN1TP0I8

そもそも、ジョンソン候補は離脱キャンペーンの旗振り役を務め、メイ首相の離脱方針に反発して外相を辞任した人物だ。一方のハント候補は2016年の国民投票で残留票を投じ、その後に離脱支持に転向した。

20日の議員投票で77票を獲得したハント候補が保守党内の穏健派や残留支持者からも支持を集めるのに対し、160票で圧倒的にリードするジョンソン候補は、強硬離脱派からの支持を一身に集めるのと同時に、閣僚ポスト狙いで勝ち馬に乗ろうとする議員や、次の選挙に勝てる党の顔を欲する議員の支持も集める。

決選投票は十数万人の保守党党員による郵送投票で行われる。22日のバーミンガムを皮切りに、来月17日のロンドンまで英国各地で計16回の討論会が開催される。投票用紙は7月初旬に発送され、同月22日の週(23日が有力)に投票結果が判明する。

ハント候補はジョンソン候補の実務能力への不安や不誠実さを攻撃するとともに、自身のビジネス界での成功経験や、閣僚としての実績、安定感や誠実さ、EU首脳との良好な関係をアピールするとみられる。ただ、離脱実現を約束する同氏には、メイ首相と同様に国民投票で残留に投票した過去がつきまとう。保守党がブレグジット党に奪われた離脱支持者を奪い返し、労働党の政権奪取を阻止する上で必要な有権者への訴求力ではジョンソン氏に軍配が上がる。

<「ジョンソン首相」のブレグジットは難航へ>

ジョンソン首相が誕生した場合も、離脱協議の難航は避けられない。同氏は離脱後の北アイルランド国境管理のバックストップ(移行期間中に最終的な国境管理策がみつからない場合、英国全体が一時的にEUの関税同盟に残留する保険案)の見直しを求め、技術活用による国境管理策を主張している。だが、こうした提案は過去にEUが技術的に未熟だとして拒否してきたものだ。EU側は「将来関係の政治宣言」(離脱後の英国とEUとの将来関係の骨格を定めたガイドライン)の見直しに応じる可能性を示唆しているが、バックストップについて規定する離脱協定の修正には一切応じない姿勢を明確にしている。

ジョンソン首相が誕生し、離脱協議が行き詰まったまま、10月末の期限が近づいた場合、英国が合意なき離脱に突き進む恐れはどのくらいあるのだろうか。

ジョンソン首相誕生の可能性が高まった後、金融市場では合意なき離脱に対する警戒がやや高まっているが、そこまで切迫感のあるリスクイベントとしては受け止められていない。

市場の反応が限定的な理由の1つは、堂々巡りの議論に食傷気味で、半ば思考停止状態にあることが挙げられる。筆者が意見交換をする市場参加者からも、離脱協議の途中経過よりも、最終局面が近づいてきた段階での結論が知りたいとの声が聞かれる。

3179チバQ:2019/06/28(金) 20:16:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190628-00000548-san-eurp
デンマークで41歳女性首相就任 中道左派へ政権交代
6/28(金) 10:47配信 産経新聞
 【ロンドン=板東和正】デンマークで27日、社会民主党の女性のメッテ・フレデリクセン党首(41)が首相に就任した。デンマーク史上最も若い首相となる。女性としては2人目。同日、発足した新内閣では全閣僚20人のうち7人が女性となった。5日に投開票された総選挙で社民党(中道左派)は同派陣営の他政党から閣外協力の合意を得て第1党となり、ラスムセン前首相率いる自由党(中道右派)から約4年ぶりに政権を奪還していた。

 社民党は、一院制国会(定数179)の総選挙で48議席を獲得。中道左派の急進自由党と社会主義人民党、赤緑連合を合わせて過半数の計91議席となった。

 社民党は野党時代から「反移民」の政策を掲げている。デンマークでは、高齢化の進行に伴う財政負担が重荷となり、近年は緊縮財政を敢行。その影響で福祉サービスが低下する一方、中東などからの就業率の低い移民が税金を払わず福祉に頼っているとの批判が国民の間で広がっている。社民党は過去に欧米諸国以外からの移民受け入れ制限を提案しており、国民の支持を集めていた。

 ただ、社民党に閣外協力する他政党は移民に寛容な姿勢を示しており、反移民の姿勢は緩和される見通しだ。

3180チバQ:2019/07/01(月) 17:49:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190701-00000053-jij-eurp
EUトップ人事、再協議も難航=妥協案に異論-首脳会議
7/1(月) 13:12配信 時事通信
EUトップ人事、再協議も難航=妥協案に異論-首脳会議
欧州連合(EU)欧州委員長候補のティメルマンス欧州委員会第1副委員長=4月3日、ブリュッセル(AFP時事)
 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は30日、ブリュッセルで臨時の首脳会議を開き、主要ポストの人選を再協議した。

 対立する欧州委員長人事で妥協案として、欧州議会第2会派の中道左派が擁立するティメルマンス欧州委員会第1副委員長(オランダ出身)を指名する案が浮上しているが、異論が出て協議は難航。朝まで断続的に続く徹夜の会議となった。

 委員長ポストをめぐっては、欧州議会最大会派の中道右派が擁立したウェーバー欧州議員(ドイツ出身)について、フランスのマクロン大統領が資質を疑問視。ウェーバー氏を推すメルケル独首相との対立が続いてきた。

 事態打開に向けた事前調整でメルケル氏が譲歩。独仏など一部首脳らはティメルマンス氏指名で一致したが、「(中道右派所属の各国)首相の多くは簡単に諦めてよいと思っていない」(アイルランドのバラッカー首相)と、中道右派内で反発が出ているもようだ。

3181チバQ:2019/07/01(月) 22:21:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190701-00000072-asahi-int
独仏らの「大阪案」に反発、徹夜で議論 EU首脳人事
7/1(月) 19:56配信 朝日新聞デジタル
独仏らの「大阪案」に反発、徹夜で議論 EU首脳人事
徹夜会議が続くなか突然、取材センターに現れ、記者の質問に答えるイタリアのコンテ首相(中央)=2019年7月1日午前6時46分、ブリュッセル、野島淳撮影
 欧州連合(EU)は加盟28カ国による臨時首脳会議を6月30日夕から開き、今秋で任期切れとなる欧州委員長らEU機関のトップ人事を議論した。仏独首脳らの案への異論が根強く、結論は2日に持ち越され、3日連続の首脳会議という異例の事態になっている。

 5年ごとのEUトップ人事は夏前に決めるのが通例だ。メルケル独首相とマクロン仏大統領のほかスペイン、オランダの首脳らは、大阪であった主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の場でも協議。欧州委員長に欧州議会第2会派の中道左派「社会民主進歩同盟」(S&D)が推すティマーマンス欧州委第1副委員長(元オランダ外相)を候補とする「大阪案」をまとめた。

 だが、この案に欧州議会第1会派の中道右派「欧州人民党」(EPP)系の複数の首脳が「欧州委員長ポストを簡単に諦めてはいけない」(アイルランドのバラッカー首相)などと反発。現職副委員長のティマーマンス氏と難民受け入れ問題などで対立してきたハンガリーやポーランドなど東欧の首脳も「分断を進める人事だ」と同意しなかった。夜を徹して1日午後まで議論が続いたが、意見の溝は埋まらなかった。

 当初の最有力候補は、EPPのドイツ人、ウェーバー欧州議会議員で、メルケル氏も推していた。だが、6月20、21日のEU首脳会議ではマクロン氏が経験不足を指摘するなど支持が集まらず、大阪案ではウェーバー氏を欧州議会議長で処遇することにしていた。

 EUでは欧州委員長のほか、EU首脳会議の常任議長(大統領に相当)、欧州中央銀行総裁、外交安全保障上級代表(外相に相当)の主要4ポストの後任を決める必要がある。欧州議会は5年に1度の選挙を5月に終え、新議長を7月初めに選ぶ予定。EU加盟国はその前に、4候補を所属政党や出身地域や国の規模、性別などを考慮し決める考えで、ぎりぎりの攻防が続いている。(ブリュッセル=津阪直樹、野島淳)

3182チバQ:2019/07/01(月) 22:37:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190701-00000072-asahi-int
独仏らの「大阪案」に反発、徹夜で議論 EU首脳人事
7/1(月) 19:56配信 朝日新聞デジタル
独仏らの「大阪案」に反発、徹夜で議論 EU首脳人事
徹夜会議が続くなか突然、取材センターに現れ、記者の質問に答えるイタリアのコンテ首相(中央)=2019年7月1日午前6時46分、ブリュッセル、野島淳撮影
 欧州連合(EU)は加盟28カ国による臨時首脳会議を6月30日夕から開き、今秋で任期切れとなる欧州委員長らEU機関のトップ人事を議論した。仏独首脳らの案への異論が根強く、結論は2日に持ち越され、3日連続の首脳会議という異例の事態になっている。

 5年ごとのEUトップ人事は夏前に決めるのが通例だ。メルケル独首相とマクロン仏大統領のほかスペイン、オランダの首脳らは、大阪であった主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の場でも協議。欧州委員長に欧州議会第2会派の中道左派「社会民主進歩同盟」(S&D)が推すティマーマンス欧州委第1副委員長(元オランダ外相)を候補とする「大阪案」をまとめた。

 だが、この案に欧州議会第1会派の中道右派「欧州人民党」(EPP)系の複数の首脳が「欧州委員長ポストを簡単に諦めてはいけない」(アイルランドのバラッカー首相)などと反発。現職副委員長のティマーマンス氏と難民受け入れ問題などで対立してきたハンガリーやポーランドなど東欧の首脳も「分断を進める人事だ」と同意しなかった。夜を徹して1日午後まで議論が続いたが、意見の溝は埋まらなかった。

 当初の最有力候補は、EPPのドイツ人、ウェーバー欧州議会議員で、メルケル氏も推していた。だが、6月20、21日のEU首脳会議ではマクロン氏が経験不足を指摘するなど支持が集まらず、大阪案ではウェーバー氏を欧州議会議長で処遇することにしていた。

 EUでは欧州委員長のほか、EU首脳会議の常任議長(大統領に相当)、欧州中央銀行総裁、外交安全保障上級代表(外相に相当)の主要4ポストの後任を決める必要がある。欧州議会は5年に1度の選挙を5月に終え、新議長を7月初めに選ぶ予定。EU加盟国はその前に、4候補を所属政党や出身地域や国の規模、性別などを考慮し決める考えで、ぎりぎりの攻防が続いている。(ブリュッセル=津阪直樹、野島淳)

3183チバQ:2019/07/02(火) 00:18:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190701-00000592-san-eurp
EU首脳人事、再び結論出ず 仏独妥協案にも反発
7/1(月) 20:44配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)は6月30日、今秋に任期満了を迎えるEU主要機関の首脳人事の協議のため、特別首脳会議を開いた。焦点の行政執行機関トップ、欧州委員長の人選では対立していたフランスとドイツが歩み寄ったが、妥協案に他の加盟国が強く反発。1日まで議論を続行しても結論が出ず、2日に再協議することとした。

 首脳らは欧州委員長のほか、首脳会議議長役のEU大統領、「外相」にあたる外交安全保障上級代表、欧州中央銀行(ECB)総裁の人選を一括でまとめたい考え。その際には欧州議会議長も含め、党派や出身地域、性別のバランスに配慮する必要がある。

 欧州委員長の人選では、ドイツのメルケル首相が欧州議会選で最大会派を保った中道右派の候補で自国出身のウェーバー氏を推す一方、フランスのマクロン大統領は力量不足などを理由に強く反対。両首脳はトゥスクEU大統領らとも調整の結果、第2会派の中道左派が擁立したオランダの元外相、ティメルマンス欧州委員会第1副委員長を推すことで折り合った。

 だが、これに対し、東欧諸国が一斉に抵抗。ティメルマンス氏は加盟国の「法の支配」の監督を担い、司法改革などをめぐってEUから制裁手続きをちらつかされるポーランドやハンガリーと対立しているためだ。さらにメルケル氏のお膝元の中道右派でも、所属する他の加盟国首脳から強い反発が上がった。

 EU新体制を話し合う首脳会議は今回で3回目。人事は2日に招集される欧州議の新議長選びにも影響するため、首脳らは合意を急いでいる。だが、事前調整の難航で30日夕の会議開始は3時間以上遅れ、徹夜で1日昼まで着地点を模索したが、打開できなかった。

 EU牽引(けんいん)役の仏独がまとまっても意見集約に難渋する状況は、加盟国が28カ国に増え、利害関係が複雑化したEU内の調整の難しさを改めて露呈。特にスペインのサンチェス首相らと連携したマクロン氏に譲歩を迫られ、自陣営のとりまとめにも窮したメルケル氏の影響力低下は浮き彫りになっている。

3184チバQ:2019/07/03(水) 17:11:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190703-00000005-asahi-int
欧州委員長候補はドイツ初の女性国防相 難航の末、合意
7/3(水) 2:42配信 朝日新聞デジタル
欧州委員長候補はドイツ初の女性国防相 難航の末、合意
ドイツのフォンデアライエン国防相=ロイター
 欧州連合(EU)は2日にブリュッセルで開いた臨時首脳会議で、EUトップの欧州委員長にユンケル氏の後任候補として、ドイツ国防相のウルズラ・フォンデアライエン氏(60)を指名した。また欧州中央銀行(ECB)の総裁候補に国際通貨基金(IMF)のフランス人、クリスティーヌ・ラガルド専務理事(63)を選んだ。11月1日に正式に就任すれば、いずれも初の女性トップとなる。

【写真】IMFのラガルド専務理事=ランハム裕子撮影

 30日夜に始まった首脳会議は各国の意見が対立し、徹夜の議論を経て3日目に合意にこぎ着けた。欧州委員長とECB総裁ポストを独仏で分け合った。

 欧州委員長はEUに適用される法律の提案権を握る行政機関のトップで、強大な権限を持つEUを代表する顔。任期は5年。ユンケル氏は10月末に退任する。フォンデアライエン氏は2005年からメルケル政権下で閣僚を務め、13年、同国初の女性国防相になった。元医師で子どもが7人いる。

 10月に8年の任期を終えるドラギECB総裁の後任候補となったラガルド氏は、仏財務相などを経て、11年7月にIMFの初の女性トップとして専務理事に就任。ギリシャの財政危機にEUとともに対処した。シンクロナイズド・スイミング(現アーティスティックスイミング)の仏代表チームに籍を置いた経歴も持つ。

 また、EUの大統領に相当する、EU首脳会議常任議長の後任にはベルギーのシャルル・ミシェル首相(43)、外相に相当する外交安全保障上級代表の後任候補には、かつて欧州議会議長を務めたスペインのジョセップ・ボレル外相(72)が選ばれた。

 今回のEUトップ人事は難航し、最大の争点は欧州委員長だった。これまでEUを引っ張ってきたドイツ、フランスがまとめた案が、ハンガリーやポーランドなど中東欧の4カ国から「EUを分断するもの」などと猛反発を受け、協議は迷走した。

 結局、独仏は折れ、対案としてこの4カ国が出したフォンデアライエン氏案を受け入れた。ドイツのメルケル首相は会議後、「激しく戦ったが、うまくいかなかった」と話した。ドイツで連立政権を組む党の同意が得られなかったため、メルケル氏は、この対案に首脳として唯一賛否を示さなかったという。フランスのマクロン大統領も会議後、「ヨーロッパを分断させないための決断だった」と譲歩したことを認めた。(ブリュッセル=津阪直樹)

朝日新聞社

3185チバQ:2019/07/04(木) 13:18:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190703-00000564-san-eurp
EU新体制決着も先行き多難 意思決定綱渡り
7/3(水) 18:34配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)の今秋以降の新体制をめぐる議論が2日、決着した。重要2機関トップに経験豊かな女性を据えた陣容でEUの変化を強く打ち出した。しかし、議論はポピュリズム(大衆迎合主義)勢力の台頭などで生じたEU内の亀裂と、それに伴う意思決定の難しさを鮮明にした。新体制の先行きは多難だ。

 「5年前は3カ月かかっても一部首脳が反対した。今回は反対者はいない」

 トゥスクEU大統領は2日の首脳会議後の記者会見で胸を張った。欧州議会選から1カ月余り。現体制を決めた前回の議論よりも迅速に加盟国の結束を保ちながら、「パズル」のように複雑な人選に「解」を導けたとみるためだ。

 欧州委員長の女性、フォンデアライエン独国防相は欧州議会最大勢力の中道右派、EU大統領のミシェル・ベルギー首相は第3勢力のリベラル会派、外交安全保障上級代表のボレル・スペイン外相は第2勢力の中道左派に属し、党派や国の大小のバランスを保った。

 さらに欧州中央銀行(ECB)総裁のラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事を含む女性2人の起用はEUが基本的価値の一つとする「男女平等」に沿い、欧州が目指す社会の姿を国際的にもアピールした。

 ただ、3日間に及んだ首脳会議の議論は曲折をたどった。欧州委員長の人選では、仏独が妥協案として示した中道左派のティメルマンス欧州委員会第1副委員長に対し、強権政治を進める東欧が「法の支配」をめぐる対応で対立してきた経緯から強硬に反対。ポピュリズム政権の下、財政問題で欧州委と摩擦を抱えるイタリアも加勢し、妥協案は断念に追い込まれた。

 議論が映すのはEUを主導してきた仏独の限界だ。最終的な人選は仏独が手を打ったことで調整が進んだが、メルケル氏は連立相手の中道左派政党の反発を懸念して採決を棄権。個人的な支持を示すにとどめた。

 一方、中道左派には「EUの価値である法の支配を守ったとの理由だけで最善の候補が排除された」(会派幹部)と不満が渦巻く。欧州議会の欧州委員長承認は予断できない情勢だ。

 EUでは最近、地球温暖化対策の目標強化も東欧の抵抗で断念した。米中露のはざまで埋没感を強める中で欧州が利益を主張するにはEUの結束が不可欠だが、その意思決定は綱渡りの様相が強まっている。

3186チバQ:2019/07/04(木) 13:21:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190704-00000023-jij-eurp
EU、トップ人事で亀裂拡大は回避=政策停滞に不安も
7/4(木) 7:12配信 時事通信
EU、トップ人事で亀裂拡大は回避=政策停滞に不安も
フランスのマクロン大統領=1日、ブリュッセル(AFP時事)
 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)の主要人事が、3日連続の異例の「マラソン協議」の末に決着した。

 「EUの盟主」ドイツとフランスの両国は一時対立を深めたものの、他国に理解を得やすい女性候補で重要ポストを分け合ってEUの亀裂拡大をひとまず回避した。ただ、加盟国や党派の勢力分散で合意形成の難易度は高まっており、政策停滞への不安を残した。

 ◇半世紀ぶり独出身
 「仏独の深い協力の成果だ」。マクロン仏大統領は2日、会議後の記者会見で人選を自賛した。

 欧州委員長に指名されたフォンデアライエン独国防相は、欧州議会最大会派の中道右派に属する独与党の一員でメルケル独首相に近い。独出身の委員長は前身の欧州経済共同体(EEC)のハルシュタイン氏以来、約半世紀ぶりとなる。

 一方、欧州中央銀行(ECB)総裁に充てるラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事は仏出身。EU大統領に選ばれたベルギーのミシェル首相は、5月の欧州議会選挙でマクロン氏の仏与党と組んで第3勢力に躍進したリベラル会派の所属で、結果的に独仏色の濃い人事となった。

 ◇至難の合意形成
 この顔触れは「信じられないぐらい複雑」(オランダのルッテ首相)な紆余(うよ)曲折を経たものだ。

 欧州議会選では、各会派が委員長候補を事前に擁立した。しかし主流の中道右派・左派が大きく後退して初めて合計で過半数割れする一方、リベラルや環境系会派が伸長。勢力が分散化し、親EU内での多数派形成が行き詰まった。

 マクロン氏が選挙の勢いを背景に「キングメーカー」の動きを強めたことで事態は一層複雑となった。閣僚経験がない中道右派のウェーバー欧州議員(独出身)の指名に難色を示し、同議員を支持するメルケル氏との溝が深まった。

 独仏両首脳はその後、中道左派のティメルマンス欧州委員会第1副委員長(オランダ出身)を指名する妥協案で折り合う。しかしメルケル氏の身内の中道右派の首脳や「法の支配」侵害をめぐってティメルマンス氏と対立してきた東欧諸国、EU懐疑派政権のイタリアが反対し、白紙に戻った。

 ◇議会承認が関門
 メルケル氏は最後まで、英国のEU離脱を引き合いに「今後何年にもわたる緊張関係につなげてはいけない」と幅広い合意を模索した。3日間も多数の国家指導者を拘束する会議が続き、首脳らがしびれを切らす中、最後は仏主導のフォンデアライエン氏案で決着した格好だ。

 しかしドイツ国内の同氏の評判は近年必ずしも良いわけではない上、独連立与党の一角の社民党は反発している。会派候補を否定された欧州議会でも異論が聞かれ、まずは議会承認が関門となりそうだ。

3187チバQ:2019/07/04(木) 21:48:47
https://mainichi.jp/articles/20190703/k00/00m/030/125000c
「完璧な平等」 EUトップ人事男女同数 仏独が主要職 多党化で難航
毎日新聞2019年7月3日 11時54分(最終更新 7月3日 11時54分)
 欧州連合(EU)の特別首脳会議は2日、今秋に任期を終える主要ポストの後任人事を協議し、欧州委員長候補にフォンデアライエン独国防相(60)、欧州中央銀行(ECB)総裁候補にラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事(63)=フランス=を指名した。欧州委員会、ECBともに就任が実現すれば、いずれも初の女性トップとなる。

 また、欧州理事会常任議長(EU大統領)にはベルギーのミシェル首相(43)を選出し、外務・安全保障政策上級代表(外相)候補には元欧州議長でスペインのボレル外相(72)を指名した。主要4ポスト候補が男女2人ずつとなったことについて、トゥスクEU大統領は2日の記者会見で「完璧な性別バランスがとれた」と評価した。

 ただ、4ポストのうちEU執行機関トップの欧州委員長の就任だけは、今月上旬の欧州議会で過半数の賛成を踏まえた承認が必要。フォンデアライエン氏の就任には反対論がくすぶっており、曲折も想定される。

 フォンデアライエン氏は医師で、独国政最大与党・キリスト教民主同盟(CDU)に所属。2005年からメルケル政権で閣僚を担い、13年から国防相に就いた。メルケル氏の後継者として名が挙がった時期もある。仏財務相も務めたラガルド氏は、IMF初の女性トップとしてギリシャ支援など困難な任務を手がけた。一方で、金融政策の経験がないことを不安視する声もある。任期は今年11月から欧州委員長は5年、ECB総裁は8年。

 EUは5月下旬の欧州議会選後に人事を巡る調整を本格化。6月30日夜(日本時間1日未明)に始まった特別首脳会議は、日程を延長して3日間協議を続けた。EU人事は出身国や性別のバランスに配慮し、欧州議会の会派や加盟国の利害も絡んで複雑化する。欧州議会選で勢力が分散したことで調整はさらに難航。主要国が水面下で合意した案がつぶれた後、急転直下でフォンデアライエン、ラガルド両氏が浮上し、独仏両国が主要ポストを分け合った。【ブリュッセル八田浩輔】

https://mainichi.jp/articles/20190704/k00/00m/030/034000c
欧州議会議長に伊サッソリ氏 主要ポスト出そろう
毎日新聞2019年7月4日 09時44分(最終更新 7月4日 09時44分)
 欧州連合(EU)の欧州議会は3日、新しい議長にイタリアのサッソリ議員を選出した。元ジャーナリストで第2会派の中道左派、欧州社会・進歩連盟に所属する。2日のEU首脳会議で指名された四つのポストと併せ、EU主要機関トップの顔ぶれが出そろった。

 サッソリ氏は2度目の投票で過半数を獲得し、議長に選出された。任期は2年半。

 秋に交代する欧州委員長には最大会派の中道右派から、欧州理事会常任議長(EU大統領)には3位のリベラル会派から、それぞれ指名されたことを受け、上位3会派がバランスを考慮してサッソリ氏選出で一致した。5月下旬の選挙で欧州議会の勢力は分散化し、過半数には少なくとも三つの会派の協力が必要となっている。【ブリュッセル八田浩輔】

3188チバQ:2019/07/08(月) 10:25:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190708-00000010-asahi-int
ギリシャ、政権交代へ 最大野党が単独過半数の見込み
7/8(月) 8:33配信 朝日新聞デジタル
ギリシャ、政権交代へ 最大野党が単独過半数の見込み
7日、ギリシャ総選挙で与党・急進左翼進歩連合(シリザ)が敗北する見通しを受け、アテネで会見するチプラス首相=AP
 ギリシャ国会(一院制、定数300)の総選挙の投票が7日に実施され、即日開票の結果、中道右派の最大野党・新民主主義党(ND)が単独過半数を獲得する見通しとなった。チプラス首相が率いる与党・急進左翼進歩連合(シリザ)は大幅に議席を減らし、政権交代が確実な情勢だ。新首相にはNDのミツォタキス党首が就任する見込み。

【写真】アテネで7日、支持者を前に演説をする新民主主義党のミツォタキス党首=AP

 選挙を管轄する内務省によると、8日午前1時(日本時間同日午前7時)現在の開票速報では、NDが39%の得票率で過半数の158議席(改選前78議席)を、シリザは86議席(同144議席)を、それぞれ獲得する見通し。同国の選挙制度では、最多得票の党には50議席が追加される。

朝日新聞社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190708-00000509-san-int
ギリシャ「反緊縮」与党が大敗 総選挙で政権交代へ
7/8(月) 8:50配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】債務危機後の財政再建を進めるギリシャで7日、国会(定数300)の総選挙が行われた。即日開票の結果、チプラス首相率いる与党、急進左派連合(SYRIZA)が議席を大きく減らす一方、最大野党の中道右派、新民主主義党(ND)が単独で過半数の議席を確保し、4年ぶりに政権を奪還することになった。

 チプラス政権は2015年1月、債務危機の最中に「反緊縮財政」を掲げて誕生した。欧州連合(EU)を近年揺るがすポピュリズム(大衆迎合主義)台頭の先駆けとなったが、支持者の期待に応えられず、有権者は伝統的な主流派政党による安定を選択した形だ。

 内務省の中間集計によると、NDは得票率約40%で第1党に追加的に与えられる50議席と合わせて計158議席を確保する見通し。SYRIZAは得票率約32%で86議席と改選前から40議席近く減らした。

 NDのミツォタキス党首は7日夜、選挙結果を受けて「成長と雇用創出を支持する明確なメッセージだ」と勝利を宣言。企業などへの税負担軽減によって投資を促し、国の経済再生を図る考えを示した。一方、チプラス氏は「市民は判断を下した。われわれは完全に尊重する」と述べ、敗北を認めた。

 ギリシャはチプラス政権の発足当時、欧州連合(EU)の金融支援下にあり、国民には支援条件の厳しい緊縮財政への不満が高まっていた。チプラス氏は緊縮撤回を目指し、EUと激しく対立。一時はユーロ圏離脱も懸念されたが、最後は緊縮を受け入れざるを得ず支持者の失望を招いた。

 EUの支援は昨年8月に終了し、ギリシャはEUの監視下で自主再建に取り組んでいる。チプラス氏は財政危機の脱却や経済情勢の改善など実績を訴えたが、失業率がなお高水準にあるなど国民生活は苦しく、支持を取り戻せなかった。

3189チバQ:2019/07/08(月) 10:26:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190708-00000001-jij_afp-int
ギリシャ総選挙、保守系野党の圧勝確実 チプラス首相敗北認める
7/8(月) 6:02配信 AFP=時事
ギリシャ総選挙、保守系野党の圧勝確実 チプラス首相敗北認める
ギリシャの首都アテネで、投票所を後にし支持者と握手する野党新民主主義党のキリアコス・ミツォタキス党首(2019年7月7日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ギリシャで7日、総選挙の投開票が行われ、開票率80%の時点で保守系野党の新民主主義党(ND)が約40%の票を獲得し圧勝が確実となった。首相官邸によると、与党の急進左派連合(SYRIZA)を率いるアレクシス・チプラス(Alexis Tsipras)首相は敗北を認めた。

【写真】支持者に手を振る野党NDのキリアコス・ミツォタキス党首

 チプラス氏は、欧州債務危機に陥った同国で国際債権団による救済後の舵取りの続投に賭けていたが、実現には至らなかった。首相官邸筋がAFPに語ったところによれば、チプラス氏はNDのキリアコス・ミツォタキス(Kyriakos Mitsotakis)党首(51)に電話で勝利を祝福した。

 開票率80%時点の結果によると、ミツォタキス氏のNDが40%近い票を獲得、同氏の得票率はチプラス氏のSYRIZAの31%強を大幅に上回っている。この結果が確定すれば、議会全300議席のうちNDが単独過半数となる158議席を確保、SYRIZAの議席数は86にとどまるとみられる。

 NDは4年以上野党の座に退いていた。NDを率いるミツォタキス氏は米ハーバード大学(Harvard University)卒でマッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company)の元コンサルタント。

 警察によると、アテネで少なくとも1つの投票箱が無政府主義者とみられるグループにより盗まれたため、この箱の票は集計されない可能性が高いという。【翻訳編集】 AFPBB News

3190チバQ:2019/07/08(月) 18:37:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190708-00000080-jij-eurp
ギリシャの政権交代、経済成長課題に=ポピュリスト政党に失望
7/8(月) 18:05配信 時事通信
ギリシャの政権交代、経済成長課題に=ポピュリスト政党に失望
7日、ギリシャ総選挙で勝利し、アテネの党本部で声明を発表する新民主主義党のミツォタキス党首(AFP時事)
 【パリ時事】7日投開票されたギリシャ総選挙で、ミツォタキス党首率いる穏健な中道右派の新民主主義党(ND)が単独で過半数を制し、約4年半ぶりに政権交代が実現する運びとなった。

 現政権下で滞った国有企業の民営化などの諸改革を進め、経済成長を実現できるかが新政権の課題だ。

 現与党、急進左派連合(SYRIZA)のチプラス首相は「反緊縮財政」を掲げ、イタリアやスウェーデンなど他の欧州諸国に先駆けて2015年にポピュリスト政権を発足させた。しかし、欧州連合(EU)の金融支援をめぐる交渉の末、反緊縮方針を撤回。増税の影響を大きく受けた中間所得層を中心とする国民の失望を招いた。

 地元紙カティメリニ(電子版)は8日、今回の選挙について、「主流派を拒否してEU懐疑派のポピュリスト政党に頼る最近の欧州の傾向が否定された」と分析した。

 ミツォタキス氏は7日夜、「社会は、経済成長と雇用創出を支持する明確なメッセージを示した。透明性がギリシャに戻り、欧州における発言力は強まるだろう」と強調した。

3191チバQ:2019/07/09(火) 18:09:43
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201907/CK2019070902000133.html
ギリシャ総選挙 中道右派が勝利 急進左派から政権奪回

2019年7月9日 朝刊


8日、ギリシャの首都アテネで、首相就任の宣誓をする新民主主義党のミツォタキス党首(手前)=ロイター・共同

写真
 【パリ=竹田佳彦】債務危機から脱した後も経済低迷が続くギリシャで七日、国会(定数三〇〇)の総選挙が行われ、政府の経済政策への不満票の受け皿になった中道右派の最大野党・新民主主義党(ND)が単独過半数を獲得し、四年半ぶりに政権奪回を果たした。NDのキリアコス・ミツォタキス党首(51)は八日、首都アテネの大統領官邸で新首相への就任を宣誓。今後、組閣作業を本格化させる。

 政権与党の急進左派連合(SYRIZA)は大幅に議席を減らし、下野することになった。開票率99・9%時点の得票率はNDが39・8%で百五十八議席を得た。SYRIZAは31・5%で、百四十四から八十六議席に減らした。投票率は57・8%だった。

 欧州各地で極右勢力の伸長が続くが、移民排斥を唱える「黄金の夜明け」は議席獲得に届かなかった。二〇一七年以降、中東などからの移民流入が大幅に減少しており、主要な争点にならなかった影響とみられる。

 ミツォタキス氏は記者会見で、「ギリシャだけでなく欧州にとっても重要な勝利だ。大胆で詳細な改革を進める」と述べ、政権運営に意欲を見せた。父親は一九九〇〜九三年に首相を務めた故コンスタンティノス・ミツォタキス氏で、親子二代でギリシャのかじ取りを担うことになった。

 首相としてSYRIZAを率いたチプラス氏(44)は七日夜、ツイッターで敗北を認め「今後は強い野党として、人々の権利や弱者の声、われわれの価値を守るため戦う」と表明した。

 チプラス氏は二〇一五年、世界経済を揺るがしたギリシャ債務危機の最中に首相に就任し、財政再建に取り組んできた。一八年に欧州連合(EU)などによる金融支援が終了、危機終結が宣言されたが、その後も経済は低迷。同年の失業率は19・2%、とりわけ十五〜二十四歳の若者の失業率は39・9%と極めて高く、国民の間に不満が高まっていた。NDは減税による経済活性化策や、公共部門の大幅な民営化などを訴え、政権批判票を取り込んだ。

 総選挙は五月末の欧州議会選挙でNDに大敗したSYRIZAのチプラス氏が、秋の予定を三カ月前倒しして実施した。

3192チバQ:2019/07/09(火) 19:35:44
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019070900189&g=int
移民排斥のギリシャ極右、議席失う=暴力事件の「黄金の夜明け」
2019年07月09日06時33分



ギリシャの極右政党「黄金の夜明け」のミハロリアコス党首=2012年5月、アテネ(AFP時事)

 【パリ時事】過激な言動でギリシャ政界を騒がせてきた極右政党「黄金の夜明け」が、7日投票の総選挙で2012年の国政進出以来維持してきた議席を失った。アフリカなどから地中海を渡って大量に押し寄せる不法移民問題への不安を背景に外国人排斥を訴え、一時は議会第3党になるまで支持を広げた。他の欧州諸国では極右の台頭が騒がれる中、静かな退場となった。
 黄金の夜明けの得票率は2.93%で、議席獲得に必要な3%に達しなかった。地元紙カティメリニによれば、ミハロリアコス党首は選挙後、支持者を前に演説し「黄金の夜明けは終わっていない。強くなって帰ってくる」と宣言した。

3193チバQ:2019/07/12(金) 15:03:06
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKCN1U60DP.html
次期欧州委員長候補の指名、緑の党が反対へ
2019年7月11日13時17分
 [ブリュッセル 10日 ロイター] - 欧州連合(EU)の次期欧州委員長候補であるドイツのフォンデアライエン国防相は10日、欧州議会のリベラル会派との会合で、自身の指名を支持するよう呼びかけた。

 同氏の指名については、欧州議会で来週採決が行われるが、緑の党は同氏の気候変動対策が不十分だとして、反対票を投じる方針を示している。

 フォンデアライエン氏が必要な賛成票を確保できる可能性はまだ残されているが、緑の党は欧州議会751議席中74議席を保有しており、同氏のロシアに対する強硬姿勢を支持する東欧のナショナリスト政党への依存度が高まっている。

 フォンデアライエン氏の就任には、中道左派からの支持が不可欠だが、中道左派の方針は未定。

 同氏は中道右派の出身で、就任には376票の賛成票が必要になる。

 指名後初めて公の場で政策について演説した同氏は、中国、米国、ロシアへの対応でEUが団結する必要があると主張。「法の支配」の尊重やEU経済の競争力向上が重要だとの認識を示した。

 2050年までに温室効果ガス排出量を差し引きゼロにする「カーボンニュートラル」を目指す取り組みにも支持を表明。単一市場の改革や共同防衛力への投資を進める必要性や、米国に対し「さらに強く主張する」必要性も指摘した。

 英国のEU離脱については、英国の残留を期待するが、離脱する場合も将来の良好な協力関係の可能性を損なってはならないと発言。アイルランド国境問題の安全策(バックストップ)は「貴重で重要であり、守る必要がある」とも述べた。

 フォンデアライエン氏は、これまでのところ中道右派の欧州人民党(EPP、182議席)の支持を得ているほか、リベラル派(108議席)からも支持を得られる可能性が高いが、就任にはさらに支持を上積みする必要がある。

 

 

 (※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

3194 チバQ:2019/07/13(土) 22:02:39
https://www.sankei.com/smp/world/news/190713/wor1907130014-s1.html
EU初の女性委員長候補、議会承認への支持集めに苦戦

2019.7.13 17:04国際欧州・ロシア

 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)の行政トップ、欧州委員長に初の女性として指名されたドイツのフォンデアライエン国防相が、欧州議会での承認に必要な支持集めに苦戦している。欧州議会では、委員長指名の過程で議会側の意向が無視されたとの反発が強いためだ。承認の採決は16日に行われるが、結果はなお読み切れない。
 「円滑なスタートでないことは承知している」。10日、ブリュッセルで記者団の前でそう語ったフォンデアライエン氏の表情にゆとりはなかった。

 フォンデアライエン氏は2日、EU首脳会議での3日間に及んだ曲折の末、欧州委員長に指名された。委員長の人選は、首脳会議が欧州議会選の結果を考慮して提案する仕組みだ。
 5月下旬の欧州議会選では各会派が委員長候補者を明示していたが、首脳会議の結果、主要会派の推す候補者がいずれも外れた。このため議会側では、「密室でEUの将来が決められてはならない」(欧州議会議員)と不満が噴出した。
 欧州議会(定数751)での委員長承認には過半数の賛成が必要だ。フォンデアライエン氏は指名後、支持取り付けのために主な会派と協議し、自身が属する中道右派の最大会派(182議席)から支持を確保。リベラル派の第3会派(108議席)も賛成するとみられるが、過半数には足りない。

 「緑の党」系の第4会派はフォンデアライエン氏が示した環境対策が不十分として反対を表明。鍵を握る中道左派の第2会派(153議席)は賛否が割れている。特にドイツ選出議員は約50年ぶりの自国出身の欧州委員長誕生がかかるにもかかわらず、個人的資質を問題視する文書を配布するなど就任阻止へ強硬だ。
 欧州議会の承認を得られなければ、EU首脳会議は新たな人選を迫られ、承認されても僅差ならフォンデアライエン氏の指導力に影を落としそうだ。


 EU統合に批判的な「EU懐疑派」の一部は同氏に前向きな姿勢も見せている。統合を推進する「親EU」の4大会派で過半数を得られなければ、懐疑派の支持に頼らざるを得ないことも予想される。

3195 チバQ:2019/07/13(土) 22:05:40
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASM757QK8M75UHBI04M.html?rm=594
EUトップ、やっと決まっ…てない? 承認、微妙な情勢

有料記事

ブリュッセル=津阪直樹、ベルリン=野島淳

欧州連合(EU)加盟国の首脳が推す行政トップ・欧州委員長の次期候補、ドイツの国防相・フォンデアライエン氏の選考過程をめぐり、欧州議会から不満が噴出している。首脳の意見が対立し、駆け引きと妥協の末の合意となった一方、議会各会派の意向が顧みられなかった。議会は16日にも同氏の承認について採決するが、賛否は伯仲している模様だ。
 フォンデアライエン氏は7人の子どもを持つ元医師で、2005年のメルケル第1次政権から続けて閣僚を務める。女性が欧州委員長になれば、初めてだ。
 同氏はEU首脳会議で指名された翌日の3日、仏ストラスブールの欧州議会に飛び、最大会派の中道右派「欧州人民党」(EPP)の会合であいさつ。記者団に「欧州議会は欧州の民主主義の中心。向こう2週間、各会派と集中的に対話をしたい」と語った。
 欧州委員長の候補はEU首脳会議が決めるが、欧州議会(定数751)で、欠員を除く過半数の375の賛成が必要だ。
 同氏の所属政党が参加するEPP(182議席)と、同氏を推したフランスのマクロン大統領が属する自由主義会派(108議席)だけでは足りず、第2会派の社会民主進歩同盟(S&D、154議席)や緑の党(74議席)の賛成が必要になる。
 だが両会派はフォンデアライエン氏について「突然、候補として現れた」と当惑を示す。それぞれ5月の欧州議会選で、欧州委員長に別の候補を立てていた。
 ��EU首脳会議も当初、選挙結果を尊重し、EPPやS&Dの筆頭候補を委員長にと議論したが、総意とならなかった経緯がある。
 ドイツ前法相の欧州議員(S&D)のバーリー氏は独公共放送に「欧州議会選前に市民に約束したことと違う」と述べるなどドイツ選出のS&D全16議員が反対に回る方針。オランダやフランス、オーストリアなどのS&D議員も同調するとの見方が欧州メディアでは出ている。
 緑の党の党幹部は3日、議会を訪れたフォンデアライエン氏との面会を見送り、承認の条件として、重視する環境政策をのむよう求めている。
 議会承認が得られなければEU首脳会議で再び候補を選び直す必要があり、EUの意思決定の迷走ぶりを改めて印象づけることになる。(ブリュッセル=津阪直樹、ベルリン=野島淳)

3196名無しさん:2019/07/17(水) 16:25:35
https://www.kahoku.co.jp/naigainews/201907/2019071601002713.html
仏環境相辞任、政権に打撃 豪華夕食会報道巡り

フランスのドルジ環境相(ロイター=共同)
拡大写真
 【パリ共同】フランスのドルジ環境相は16日、フィリップ首相に辞意を伝えたと明らかにした。ドルジ氏は国民議会(下院)議長在任中、公金で豪華な夕食会を開いたなどと報じられ、窮地に陥っていた。マクロン政権にとって新たな打撃となりそうだ。
 ドルジ氏はフェイスブックで「自身を擁護するため(閣僚の)職務を冷静かつ効果的に果たすことができない」と辞任の理由を説明した。
 調査報道で知られるフランスのニュースサイト「メディアパルト」は、ドルジ氏が下院議長在任中、夫妻で友人らを公邸に招いて公金で豪華な夕食会を開き、閣僚就任後は多額を費やして官舎を改装していたと報道した。

3197チバQ:2019/07/18(木) 13:12:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190718-00000016-jij-eurp
EU、薄氷のトップ人事承認=政策推進へ懸念も
7/18(木) 7:16配信 時事通信
EU、薄氷のトップ人事承認=政策推進へ懸念も
欧州連合(EU)の次期欧州委員長に選出されたドイツのフォンデアライエン国防相=16日、フランス北東部ストラスブール(AFP時事)
 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州議会がドイツのフォンデアライエン国防相を次期欧州委員長に選出した。

 ただ、採決では必要な過半数374をわずか9票だけ上回る「薄氷」での承認となった。親EU勢力の一部が反対した一方、賛成に回ったEU懐疑派に助けられた構図で、支持基盤の不安定さは今後5年間の政策推進の足かせとなる懸念もある。

 フォンデアライエン氏は選出後の記者会見で「分断に橋を架け、欧州を結束させたい」と強調。気候変動対策やデジタル化、「法の支配」維持を重点政策に挙げた。基本的には、同じく議会最大会派の中道右派に所属する現職のユンケル氏の路線を踏襲する見通しだ。

 しかし、賛成票は5年前のユンケル氏選出時の422を下回り、安定的多数とされる400にも届かなかった。5月の議会選挙の際に各会派が擁立した委員長候補ではなかった独国防相がEU首脳会議で唐突に指名されたことへの不満などから、親EUの中道左派の一部や環境系会派が反対。中道右派の大幅な議席減も響いた。

 また、今月2日の候補指名から議会採決までの時間が限られたこともあり、フォンデアライエン氏は過半数確保へ、数々の懐柔策を打ち出すことを余儀なくされた。

 委員長選出の手続き改善を議会に約束。議会の立法権限を強める方針も示した。さらに、中道左派などの支持を得るためにEUの最低賃金創設や温暖化対策の目標引き上げも表明。結果として辛うじて否決は免れた。

 フォンデアライエン氏は「2週間で親EUの多数派を築けた。しっかりとした土台だ」と誇っているが、EU懐疑派のイタリア連立政権の一角「五つ星運動」や、「法の支配」逸脱が問題視されるポーランドの与党に所属する議員らの賛成票も寄与したとみられ、こうした勢力に厳しい対応を取りにくくなるとの見方もある。

3198チバQ:2019/07/18(木) 13:14:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190717-00000546-san-int
欧州委員長人事、薄氷の承認 わずか9票差、求心力に影
7/17(水) 17:54配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)欧州議会で次期欧州委員長にドイツのフォンデアライエン国防相が16日承認され、EUは秋の新体制移行を本格化させる。ただ、必要票を9票上回ったのみの薄氷の承認は新委員長の組織運営に対する求心力に影も落としており、巨大機構をまとめ上げる手腕が問われる。

 16日夕、欧州議会で承認の結果が発表されると、フォンデアライエン氏は胸に手をあて大きな安堵を見せた。見通せなかった承認の可否に対する不安感の大きさをうかがわせた。

 同氏を指名した加盟国首脳からは祝意が相次いだ。出身国ドイツのメルケル首相は約50年ぶりの自国出身の欧州委員長誕生に「協力するのが楽しみ」と表明。独メディアによると、国防相の後任に自身の保守系与党のクランプカレンバウアー党首の起用も決めた。

 だが、手放しで喜べる結果ではない。賛成票は383票で5年前のユンケル現欧州委員長の422票と比べ大幅に減少。賛成に回ったEU懐疑派政党は「われわれの票なしで承認はできなかった」(ポーランド出身議員)とし、僅差の承認は「(委員長の)正当性に疑問を生む」(欧州メディア)との見方も上がる。

 今回の人選がこじれた背景にあるのは加盟国でつくるEU首脳会議と、直接民意を反映する唯一の機関として影響力を増す欧州議会の主導権争いだ。5月の議会選で2大会派は後退したが、親EU派は議席の約3分の2を確保。そのため親EU各会派が擁立した候補から指名しなかった不満が最後までくすぶった。

 かつて追認機関でしかなかった欧州議会を軽視したEU運営はもはや立ち行かない。フォンデアライエン氏は議会の立法権限強化など、各会派の意向を踏まえた政策の推進を訴えて理解を得たが、独誌シュピーゲルは「重要なのは何を行うかだ」と指摘。その実行の重要性を唱えた。

3199チバQ:2019/07/20(土) 00:56:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190719-00000000-maiall-int
<欧州ニュースアラカルト>難産だったEUトップ人事 マクロン大統領が「キングメーカー」となるまで
7/19(金) 16:37配信 毎日新聞
<欧州ニュースアラカルト>難産だったEUトップ人事 マクロン大統領が「キングメーカー」となるまで
欧州議会で僅差で承認され、ほっとした表情を浮かべるフォンデアライエン氏=仏ストラスブールで16日、AP
 欧州連合(EU)に初の女性欧州委員長が誕生することになった。欧州議会は16日、秋に交代するユンケル欧州委員長の後任に、ドイツ前国防相のフォンデアライエン氏をあてる人事を承認した。しかし、議会の3分の2を占める親EU派は割れ、必要な半数をわずか9票上回る僅差での選出だった。EUトップ人事はなぜこじれたのか。

 ◇葬り去られた「筆頭候補制」

 「賛成383票、反対327票、棄権22票」。16日午後7時半、仏ストラスブールにある欧州議会で投票結果が発表されると、フォンデアライエン氏は右手を胸にあてて安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 欧州委員長はEUの法律や予算の提案権限を握る行政執行機関のトップで、EUで最も重要なポストの一つだ。その重責から、歴代の委員長は加盟国の首脳や閣僚を務めた経験豊富な政治家が務めてきた。5年に1度の欧州議会選の結果をふまえてEU首脳会議が選んだ候補を、欧州議会が多数決で選出する。

 今年5月に行われた欧州議会選挙で、主要会派はそれぞれ欧州委員長に推薦する「筆頭候補」を指名して戦った。欧州議会では主張の近い加盟国の政党同士が国の壁を超えて会派を構成する。筆頭候補たちは「自分が欧州委員長になったならば……」とアピールして欧州各国を飛び回った。筆頭候補を集めた大規模な討論会も何度か実施され、EUの将来像や優先課題について激論を交わした。

 ところが、フォンデアライエン氏はどの会派の筆頭候補でもなかった。議会の承認が危ぶまれた理由の一つはこの点にある。筆頭候補を立てたキャンペーンが無駄になったのだから、「議会軽視」との批判を招くのは当然のことだった。

 一方で、筆頭候補制が茶番に終わる可能性は早くから想定されていた。フランスのマクロン大統領による強い反対があったためだ。今回の選挙では中道右派・中道左派の2大会派体制が崩れ、過半数には少なくとも三つの会派の協力が必要になった。マクロン氏は自身が率いる新党が加わるリベラル勢力が第3会派となったことで、人事のキャスチングボートを握っていた。

 ◇独仏の対立と「すしディール」

 欧州議会選後に本格化した委員長選びは当初、ドイツとフランスの対立が表面化した。

 選挙では、中道右派の欧州人民党(EPP)が議席を大きく減らしつつも最大会派にとどまった。EPPの筆頭候補はドイツ出身のウェーバー欧州議員(46)。メルケル政権を支える保守系与党・キリスト教社会同盟に属し、04年から欧州議員を務める中堅の政治家だ。利害関係が複雑な欧州議会内部での調整能力が評価され、メルケル氏らの支援を受けてEPPの筆頭候補に選ばれた。

 しかし、ウェーバー氏には「経験不足」という決定的な弱点があった。キャリアの大半を欧州議会で過ごしたゆえに自国で閣僚を務めたことがなく、選挙直前の世論調査ではドイツ国内ですらその存在を知られていないことが露呈した。英国が抜けた後のEUを束ね、米露中など大国と向き合うEUトップとして不安視する声は身内からも漏れていた。

 6月20日午後。ブリュッセルに集まった28加盟国の首脳は、翌日未明まで人事を巡る協議を続けたが、ウェーバー氏の委員長指名に必要な支持は得られなかった。メルケル氏はウェーバー氏の擁護を続ける中、マクロン氏は「経験」と「信頼性」に劣るとして反対を貫いた。

 対立する独仏は、翌週に大阪で開催された主要20カ国・地域(G20)首脳会議の舞台裏で手を握る。招待国として参加したスペイン、オランダ両首脳と共に、議会第2会派の欧州社会・進歩連盟(S&D、中道左派)の筆頭候補だったティメルマンス欧州委員会第1副委員長(58)を推すことを決めた。ティメルマンス氏はオランダ元外相で、欧州委員会では基本権や規制を担当する副委員長としてユンケル体制を支えてきた。元外交官としてモスクワ駐在経験もあり、ロシア情勢にも通じる。キャリアは申し分ない。議会の政治会派のバランスを保ち、筆頭候補制の体裁を守る次善の策だった。ウェーバー氏は欧州議長で処遇することが検討された。欧州メディアはこれを「すしディール」と呼んだ。

3200名無しさん:2019/07/20(土) 00:57:00
 ◇密室への回帰と「白い煙」

 大阪G20首脳会議が閉幕した翌30日夜、28人のEU加盟国首脳は再びブリュッセルに集まった。開会前から雰囲気は穏やかではなかった。独仏主導の「すしディール」は中・東欧諸国の強い反発を招いていた。特に強権政治を進めるハンガリーとポーランドにとって、「法の支配」の違反を非難する現職副委員長のティメルマンス氏は、確執が続く“天敵”。両国にチェコとスロバキアを加えた「ビシェグラード4」(V4)は、「ティメルマンス氏は東西の分断を招く」などと結束して徹底抗戦する構えをみせた。イタリアもポピュリズム政権の一翼を担う右派政党「同盟」が反ティメルマンスの動きに加勢した。

 メルケル氏は、EPP内の異論を抑え込めなかった。同会派に属する政党が政権与党を担う加盟国は9カ国(当時)。その一つであるアイルランドのバラッカー首相は「EPPの大部分の首脳は簡単にウェーバー氏をあきらめるべきではないと考えている」と嫌悪感をあらわにし、メルケル氏の求心力低下を印象付けた。

 首脳会議は調整のため複数の個別会談を挟みながら夜を徹したが折り合えず、議長のトゥスクEU大統領は翌7月1日正午過ぎに中断を決めた。

 マクロン氏がメルケル氏にフォンデアライエン氏を委員長候補に提案したのはこの日の午後だった。フォンデアライエン氏はEPPに加わるドイツ最大与党・キリスト教民主同盟(CDU)に所属し、05年のメルケル第1次政権から続けて閣僚を務める。EUの要職候補に名前が挙がる人物だったが、欧州委員長候補として有力視する報道は皆無だった。しかし、仏紙ルモンド(3日付)によると、マクロン、メルケル両氏の間では1年ほど前に非公式な会話の中で彼女の名前が挙がっていたという。英語とフランス語にも堪能な国際派で、ドイツ初の女性国防相として欧州政界での知名度は高い。EUトップとしての資質は十分に満たしていた。

 首脳会議は2日午後に再開された。プレスルームの報道記者はローマ法王を選出する「コンクラーベ」(法王選挙会)に重ねて結果を待ち続けた。コンクラーベは、枢機卿たちが集うシスティーナ礼拝堂の煙突から出る煙の色で投票結果を知らせる。新法王が選出されたら白い煙、決まらなければ黒い煙だ。これをEU人事に例えるのは、密室での不透明な選出過程に皮肉が込められているのは言うまでもない。

 煙突の代わりにツイッターで「白い煙」が上がったのは2日午後7時すぎ。トゥスクEU大統領が、自らのアカウントで欧州委員長を含む四つのポストについて首脳間で合意したと速報した。

3201チバQ:2019/07/20(土) 00:57:29
 ◇勝者はマクロン大統領

 「5年前は(主要人事の)決定までに3カ月かかったが、一部の首脳が反対した。今回は3日。しかも反対はいなかった」。延べ48時間に及んだマラソン協議を終えて記者会見したトゥスク氏は安堵の表情を浮かべた。

 フォンデアライエン氏を軸とする人事案は曲折を経て全会一致でまとまったが、ドイツだけは投票を棄権した。メルケル氏が、筆頭候補制を重視する連立相手のドイツ社会民主党に配慮した結果だった。

 ウェーバー氏の擁立失敗、「すしディール」の頓挫とメンツをつぶされたメルケル氏だったが、内政面からは違った評価もできるようだ。一時はポスト・メルケルの候補に名前が挙がったフォンデアライエン氏だが、「最も無力な閣僚」(社会民主党のシュルツ前党首)などという批判も強かった。自らの右腕として政権を支えてきてくれたものの人気が低迷する彼女をブリュッセルに送り込むことで、体よく内閣から外そうという思惑ではないか。そのように人事を読み解く解説が独メディアにはあった。

 メルケル氏は欧州議会でフォンデアライエン氏が選出された直後、「長い時間を共にした閣僚を失ったが、ブリュッセル(EU)に新たなパートナーを得た」との声明を発表。国防相の後任には、首相の後継最有力と目される与党CDUのクランプカレンバウアー党首をあてた。

 一方の勝者は「キングメーカー」の役割を果たしたマクロン大統領だった。欧州委員長ポストをドイツに譲ったが、欧州中央銀行(ECB)総裁候補に自国出身のラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事(63)を据え、EU大統領には同じリベラル系会派からベルギーのミシェル首相(43)を送り込んだ。EUの三つの高位ポストを女性と若手で埋め、マクロン氏が掲げる「欧州再生」を内外に印象付けることに成功した。付け加えると、3人はいずれもフランス語話者である。英国が離脱した後のEUでは作業言語の一つとして英語は残るが、母語の復権に期待感を抱く仏外交関係者は少なくない。

 中・東欧諸国はどうか。ティメルマンス氏の欧州委員長就任を狙い通り阻止し、「V4は連帯してEUの方向性に影響力を示すことができた」(ハンガリー首相報道官)と勝利宣言した。しかし、独仏枢軸によって提案されたフォンデアライエン氏はEUの熱心な擁護者で、保守系だが同性婚を容認するリベラル寄りの価値観を持ち合わせる。EUに懐疑的な立場を取るハンガリーやポーランドからすれば理想的な候補とは言い難い。ティメルマンス氏も副委員長にとどまる見通しで、東西EU間の溝が埋まる気配はない。

 欧州委員長選出の流れをまとめた。

 Q 欧州委員長は、誰がどのように選ぶのか?

 A EU基本条約は、加盟国の首脳で構成する欧州理事会(EU首脳会議)が欧州議会選挙の結果を「考慮」して提案した委員長候補を、欧州議会が多数決で選出すると定める。これに従い前回2014年に導入されたのが「筆頭候補制」。欧州議会選で最大勢力となった政治会派が指名する人物(筆頭候補)を委員長に選ぶ仕組みだ。加盟国の首脳による密室の話し合いで選んできた慣行を変え、EUの「顔」選びに民意を反映させて選挙への関心を高める狙いがあった。

 Q フォンデアライエン氏は筆頭候補ではなかった。筆頭候補制が無視される結果となったが、問題はないのか?

 A 筆頭候補制は、議会選の結果を「考慮」するとのEU基本条約に沿ったルールとして導入されたものだが、条文で明記されていない。このため、欧州理事会は「筆頭候補が自動的に委員長候補に選ばれるわけではない」と解釈してきた。今回の人事は、筆頭候補制を巡る欧州理事会と欧州議会というEU機関内の対立を招いた。手続きの維持を訴えてきた現職のユンケル欧州委員長は「私が筆頭候補制で選ばれた最初で最後の委員長になった」と愚痴っている。

 Q フォンデアライエン氏はかろうじて選出された。何を意味するのか?

 A 最終的に支持を表明した親EUの主流3会派の合計は444議席。だが実際に獲得したのは383票だった。「密室選考」に反発が強かった中道左派票を取り込むために掲げたフォンデアライエン氏の公約が、身内の中道右派の離反を招いた可能性がある。投票は無記名の秘密投票だったが、欧州メディアによれば、イタリアやポーランドでは政権与党の意向を受けてEU懐疑派議員たちが賛成票を投じた。これらの勢力の動向が勝敗を分けたとすれば、「見返り」を求める動きが組織運営の足かせとなる局面が訪れるだろう。【八田浩輔】

3202チバQ:2019/07/24(水) 09:38:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-35140303-cnn-int
英保守党の新党首にジョンソン前外相 首相就任へ
7/23(火) 20:51配信 CNN.co.jp
(CNN) 英国の与党・保守党の党首選で23日、欧州連合(EU)離脱強硬派のボリス・ジョンソン前外相が選出された。

党首選ではジョンソン氏とハント外相が決選投票に臨んだ。ジョンソン氏が9万2153票を獲得し、ハント氏の4万6656票を大幅に上回って選出された。

ジョンソン氏は24日、辞任するメイ首相の後任に就く。勝利演説では「選挙戦は終わり、仕事が始まる」と述べた。

3203名無しさん:2019/07/24(水) 09:45:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00000586-san-int
ジョンソン氏、大差で党首に 英保守党 強硬離脱派、きょう首相に
7/23(火) 20:55配信 産経新聞
 【ロンドン=板東和正】英与党・保守党は23日、欧州連合(EU)からの離脱問題で引責したメイ首相の後任として、新党首にボリス・ジョンソン前外相(55)を選出した。ジョンソン氏は24日、エリザベス女王の任命を受けて新首相に就く見通しだ。ジョンソン氏は「強硬離脱派」の代表格で、EUと合意した期限である10月末に離脱を実現すると公約している。

 新党首は、英国各地の党員が郵便で行う決選投票で選ばれた。ジョンソン氏は約9万2千票を獲得し、約4万6千票のハント外相(52)を大きく引き離した。投票資格がある党員は約16万人だった。

 英国が国民投票でEU離脱を決めてから3年余り。党員の大半は離脱問題の膠着(こうちゃく)で国民の信頼を失うことを危惧しており、ジョンソン氏に支持が集まった。ジョンソン氏は選出後の演説で「10月末に離脱を実現し、国を一つにする」と訴えた。

 メイ氏は6月7日、離脱に道筋をつけられなかった責任をとり、党首を辞任した。党首選には、ジョンソン氏を含む10人が出馬していた。下院第1党は保守党であるため、ジョンソン新党首は自動的に英国の首相となる。

3204チバQ:2019/07/25(木) 13:15:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000596-san-eurp
庶民派で人気も失言癖 ジョンソン氏 「強硬離脱派」計算高さも
7/24(水) 20:46配信 産経新聞
 英与党・保守党の党首となったジョンソン前外相は、庶民的な言動で国民的な人気を集める半面、失言や過激な発言で物議を醸してきた。欧州連合(EU)離脱派の顔として知られるが、首相の座を狙うために「強硬離脱派」を選んだ計算高い一面も指摘されている。

 ボサボサの金髪で身なりを構わず、リュックサックを背負って自転車で通勤する。名門中等教育機関イートン校からオックスフォード大に進学したエリートでありながら、庶民的に振る舞うことが人気の秘訣(ひけつ)だ。

 冗談を交えた演説にも定評がある。「彼は政治家というよりエンターテイナーだ。聴衆を絶えず笑わせ、飽きさせない」とコベントリー大のマット・クオートラップ教授は話す。

 問題は失言癖だ。2018年8月、イスラム教徒の女性が全身を覆い隠す衣装「ブルカ」について、英紙のコラムで「銀行強盗や郵便ポストのようだ」と書いた。自宅前に殺到した報道陣に自ら笑顔で紅茶を振る舞い、批判をかわした。

 オバマ前米大統領について、「ケニア人の血が入っており、反英感情がある」と述べたこともある。EU離脱の是非を問うた16年6月の国民投票に向け、オバマ氏が「残留」を呼びかけたのを受けた発言だった。

 失言で批判を浴びる一方、党内では「確実に票を取れる議員」と一目置かれてきた。ジョンソン氏は、最大野党・労働党の地盤とされるロンドンで選挙を勝ち抜き、08〜16年に2期連続で市長を務めた。

 BBC放送によると、市長時代には、英国がEU加盟国として受ける恩恵を評価していた。離脱を強く訴えたのは16年の国民投票からだ。EU残留派のキャメロン前首相を追い落とし、有権者や党員に自身を印象づける思惑だったとみられる。(ロンドン 板東和正)

3205チバQ:2019/07/26(金) 10:37:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190726-00000015-jij-eurp
国民投票時の布陣再現=主要閣僚にEU離脱派-英ジョンソン内閣
7/26(金) 7:20配信 時事通信
国民投票時の布陣再現=主要閣僚にEU離脱派-英ジョンソン内閣
英国のジョンソン新政権で外相に抜てきされたラーブ氏=24日、ロンドン(AFP時事)
 【ロンドン時事】ジョンソン英首相は24日に発足させた新内閣人事で、主要閣僚を多くの盟友・側近で固めた。

 2016年の欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う国民投票で、ジョンソン氏と並ぶ離脱派の顔だったゴーブ環境相を実質ナンバー2の国務相に起用。当時の離脱派キャンペーンの布陣を再現し、10月末に迫るEU離脱を何としても実現する構えだ。

 国民投票では、ジョンソン氏とゴーブ氏の二枚看板で離脱派を勝利に導いた。しかし、直後の与党・保守党党首選で、立候補を目指すジョンソン氏を支えていたゴーブ氏が突然裏切って自ら出馬。後ろ盾を失ったジョンソン氏は辞退に追い込まれた経緯もある。

 今回はこの「遺恨」を乗り越えてコンビを復活させた。外相に抜てきしたラーブ前EU離脱担当相、内相に充てたパテル元国際開発相らも当時行動を共にした側近たちだ。

 さらに、国民投票で離脱派の参謀だった政治顧問ドミニク・カミングス氏を首相官邸の上級顧問に起用。カミングス氏は政治家ではないが、交流サイト(SNS)で集めた個人情報を活用するなどのキャンペーン戦略を描いた中心人物として知られる。

 ジョンソン氏は24日の演説で「10月31日にEUを離脱する。問答無用だ」と強調した。ただ、党内穏健派の有力者が閣外に去る中で、予想外の勝利だった国民投票の「奇跡」を再現できるかは見通せない。

3206チバQ:2019/07/26(金) 15:24:58
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072600713&g=int
スペイン政局、混乱続く=連立交渉失敗なら再選挙
2019年07月26日14時30分


25日、マドリードのスペイン議会で、うつむくサンチェス首相(AFP時事)

 【パリ時事】スペイン下院(定数350)は25日、4月の総選挙で第1党となったものの過半数の議席に届かなかった中道左派・社会労働党を率いるサンチェス首相の2回目の信任投票を行い、反対多数で再び否決した。サンチェス氏は9月下旬まで連立交渉を行うが、まとまらなければ11月にやり直し総選挙が行われる。スペイン政局の混乱はしばらく続きそうだ。
 サンチェス氏は、社会労働党の獲得議席が123議席にとどまった4月の総選挙後、新政権樹立を目指して急進左派ポデモスや、北東部カタルーニャ自治州の独立を求める小党などとの連携を模索してきた。

25日、マドリードのスペイン議会で、険しい表情を見せる急進左派ポデモスのイグレシアス党首(AFP時事)

 しかし、サンチェス氏は、ポデモスのイグレシアス党首からの閣僚ポスト要求を拒否。連立協議は難航し、合意には至らなかった。サンチェス氏は25日の再投票前、イグレシアス氏が「政府をコントロールするために入閣しようとした」と批判した。

3207チバQ:2019/07/26(金) 20:25:18
https://www.asahi.com/articles/ASM7R5FLLM7RUHBI02T.html
英の次期首相、ジョンソン前外相に EU早期離脱を重視
有料記事

ロンドン=下司佳代子 2019年7月23日20時15分
 英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる混乱の責任を取り、辞任するメイ首相の後任を選ぶ与党・保守党の党首選で、23日、ボリス・ジョンソン前外相(55)が新党首に選ばれた。24日、新首相に就く。

 EUからの早期離脱を最優先する同氏と、悪影響を抑えるために離脱の延期も容認するジェレミー・ハント外相(52)の2候補が、約16万人の一般党員による決選投票に臨んでいた。9万2153票を獲得したジョンソン氏が、4万6656票のハント氏を上回った。

 ジョンソン氏はEUと再交渉し、一度合意した離脱条件より英国に有利な内容を引き出すとしつつ、それができなくても10月末には離脱すると主張。離脱を決めた国民投票から3年たっても英議会が合意に至らず、いまだ離脱できないことへの党員のいらだちが追い風となり、下院議員による予備投票から終始、優勢に選挙戦を進めた。

 ただ、EU側は再三、再交渉の可能性を否定してきた。英議会で保守党の議席は単独過半数に届いておらず、多数派は親EU議員が占める。ジョンソン氏の「合意なき離脱」を阻止しようとする議会側との激しい対決が予想される。

 メイ氏は24日、下院で最後の…

3208チバQ:2019/07/26(金) 20:25:52
https://www.afpbb.com/articles/-/3236781
ジョンソン新首相、EU離脱に向け新内閣 閣僚の大半入れ替え
2019年7月25日 6:36 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ ]
【7月25日 AFP】新英首相に就任したボリス・ジョンソン(Boris Johnson)氏は24日、閣僚の大半を入れ替え、主要ポストに英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)強硬派を置く新内閣を発表した。

 ジョンソン氏は、ブレグジットを10月31日までに実現させるため、EU側との新たな合意を取り付けるか、それが不可能ならば合意なしで離脱すると宣言。その直後に主要閣僚の交代を発表し、ブレグジットをめぐる新たな方向性を示した。

 ジョンソン氏はまず、財務相にパキスタン移民の両親を持つサジド・ジャビド(Sajid Javid)内相を指名。前任のフィリップ・ハモンド(Philip Hammond)氏は、「合意なき離脱」も辞さないとするジョンソン氏の方針を繰り返し批判し、合意なき離脱は経済に深刻な打撃をもたらすと警告。ジョンソン首相就任の数時間前に辞任していた。

 外相には、ジェレミー・ハント(Jeremy Hunt)氏に代わりブレグジット強硬派のドミニク・ラーブ(Dominic Raab)氏が指名された。ラーブ氏はテリーザ・メイ(Theresa May)政権でジョンソン氏と共に閣僚を務めていたが、両者はいずれもメイ氏のブレグジット方針をめぐり辞任していた。

 内相はブレグジット賛成派の急先鋒(せんぽう)であるプリティ・パテル(Priti Patel)氏が指名された。同氏は国際開発相を務めていた2017年、休暇でイスラエルを訪れた際に同国高官らと非公式の会談を行い、辞任に追い込まれていた。(c)AFP/Alice RITCHIE and Robin MILLARD

3209チバQ:2019/07/26(金) 20:26:18
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072400662&g=int
「落第記者」から宰相に=ジョンソン新英首相
2019年07月25日07時11分


事務所を出るボリス・ジョンソン氏=23日、ロンドン(AFP時事)

 名門私立イートン校からオックスフォード大という輝かしいエリートコースを歩みながら、何度も道を踏み外してきた。型破りな言動で大衆的な人気を集め、戦後最大の難局にある英国のかじ取りを託されたボリス・ジョンソン氏。しかし、見習いの新聞記者として大学卒業後に就職した高級紙タイムズでは、記事で発言をねじ曲げて報じ、わずか1年でクビになった。

 タイムズ解雇後に就職したデーリー・テレグラフ紙ではブリュッセル特派員となった。欧州連合(EU)の前身組織に批判的な記事を連発し、一躍スター記者に。ただ、この時も事実を面白おかしく脚色した記事が多かったとされる。
 2001年に保守党の下院議員となってからも、毀誉褒貶(きよほうへん)の激しさは変わらなかった。野党だった04年には「影の芸術相」に抜てきされたが、大衆紙に不倫を報じられ、当時のハワード党首に虚偽の内容を報告。結局、うそがばれて更迭された。
 08〜16年は、ロンドン市長に転じた。並行して15年から下院議員に復帰している。
 奔放な女性関係でも知られる。2度の結婚歴があり、2番目の妻とは4子をもうけた。しかし、複数の不倫関係を報じられ、婚外子の存在も指摘される。昨年妻に愛想を尽かされたが、現在の交際相手のキャリー・シモンズさんとも党首選の最中に自宅で大げんかを繰り広げ、近隣住民に警察を呼ばれる騒ぎとなった。
 極め付きは16年のEU離脱の是非を問う国民投票だ。「英国は毎週3億5000万ポンド(約470億円)をEUに支払っている」と訴え、社会保障に充てるよう要求。離脱派の勢いに火を付けたが、これも事実と異なる数字だったとして裁判を起こされた。不起訴処分が決まったのは党首選のさなかだった。

3210チバQ:2019/07/26(金) 20:26:45
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201907/CK2019072602000144.html
「英米第一主義」予測不能? 「英のトランプ」ジョンソン首相就任

2019年7月26日 朝刊


 【ロンドン=沢田千秋】英国の首相に就いたジョンソン氏は、欧州連合(EU)を敵視し、自国の復権を唱える姿勢から「英国のトランプ」と表される。アングロサクソン系の英米同盟は、大西洋を挟んで「特別な関係」とされてきた。自国第一主義でつながる両首脳の蜜月は、国際情勢にどう影響するのか。

 「ボリス・ジョンソンの新首相就任おめでとう。彼は偉大になる」。トランプ米大統領はジョンソン氏の党首選勝利の直後、ツイッターに投稿した。英紙テレグラフによると、公式な二人の出会いは、ジョンソン氏が外相だった二〇一七年九月の国連総会。以来、親交を温めた。

 昨年六月、ジョンソン氏が「トランプ氏は狂気の中に方法論がある。EU離脱を担うと想像したら、むちゃくちゃでも、どうにか結果を出しそうだ」と話す録音が流出。トランプ氏も今年五月、英紙サンで、メイ前首相の離脱方針を批判し「ボリスはとてもいい。彼はすばらしい。彼が好きだ。ずっと好きだった」と「告白」している。

 王立国際問題研究所(ロンドン)のレズリー・ビンジャムリ氏(米国研究)は、二人の共通点を「グローバリズム、多文化主義に取り残されたと感じる人々や国粋主義者の感情に訴えかけ、国家の再団結を呼び掛けている点」と話す。

 さらに「二人は旧来の慣習への軽蔑と社会規範の軽視という意識を共有し、自分たちの台本に従う」と評論。「緻密で粘り強い交渉も無価値とみなしているため、彼らの行動は予測不能。(英米との)外交は厳しいものになる」とみる。

 国家主義の復権を呼び掛ける両首脳とEUとの対立は深化が予測されるが、一枚岩ではない。今月、英国とイラン双方が、相手国の石油タンカーを拿捕(だほ)したことについて、ジョンソン氏は党首選の最中「イランは容易に交渉できる国ではないが、問題は外交によって解決されるべきだ。米国が軍事行動に出たら支持するか、答えはノーだ」と明言した。

 ビンジャムリ氏は「ジョンソン氏はイートン校を出て教養があるエリート。わざと、ぞんざいな振る舞いをするが、トランプ氏のような反グローバリストではない。英国の国際社会での役割について現実を見ている」と分析。ジョンソン氏が無条件でトランプ氏に追従する可能性は否定した。

3211とはずがたり:2019/07/29(月) 11:10:50
ルド2019年7月29日 / 10:48 / 22分前更新
EU、合意なきブレグジットへの準備を急ぐ必要=英産業連盟
Reuters Staff
https://jp.reuters.com/article/eu-brexit-idJPKCN1UO03S?feedType=RSS&feedName=special20

[ロンドン 28日 ロイター] - 英産業連盟(CBI)は28日に出した報告書で、英国が合意のないまま欧州連合(EU)を離脱する事態への備えはEUが英国に比べて「多少」後れを取っていると指摘。この結果、英企業が不利な立場に置かれ、今後の通商協議で英国の交渉力が弱まる可能性があるとした。

報告書は「EUと英国の異なるアプローチが不均衡を生み出しており、EUのモノとサービスの英国向け輸出は、英国のモノとサービスの対EU輸出よりも市場にアクセスしやすくなるだろう」との見通しを示した。その上で「ビジネス的な観点では、英国はより責任あるアプローチを取ってきた。しかし同時に、将来的なEUとの交渉で相対的に弱い立場に自国を置いた」とした。

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3212とはずがたり:2019/07/30(火) 18:00:51
若者は所得税ゼロ、ポーランドが奇策 170万人流出で
https://www.asahi.com/articles/ASM7W01L0M7VUHBI03M.html?ref=tw_asahi
ベルリン=野島淳 2019年7月30日09時00分

 若者よ、出て行かないで――。ポーランド政府は8月1日から、26歳未満の就業者を対象に所得税を免除する。給与や就業機会など、より良い条件を求めて国を去る若者が多いことから、少しでも食い止めるとともに、国外にいる若者を呼び戻そうとの考えだ。

 現地報道などによると、自営業者を除く26歳未満の就業者で、年間の総所得が8万5千ズロチ(約240万円)までであれば、18%の個人所得税を免除する。対象者は約200万人。

 ポーランドでは2004年の欧州連合(EU)加盟以来、約170万人が他の加盟国へ移り住んだという。ここ数年、3〜5%の安定した経済成長を続けており、熟練労働者の不足が懸念されている。

 若者の所得税免除は5月の欧州…

残り:293文字/全文:590文字

3213チバQ:2019/08/09(金) 17:41:18
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019080900254&g=int
前倒し解散総選挙要求=連立政権内の対立激化-伊副首相
2019年08月09日08時37分

 【パリ時事】イタリアの右派政党「同盟」を率いるサルビーニ副首相は8日、連立政権を組む新興政党「五つ星運動」との対立が激化していることを受け、コンテ首相に早期の解散総選挙実施を要求したと表明した。ANSA通信が報じた。
 サルビーニ氏は声明で「連立政権はもはや存在しない」と指摘。「すぐ有権者に発言の機会を与えよう」と主張した。
 これに対しコンテ首相も8日、声明を発表し、「政治危機に対処する手順を指示するのは副首相ではない」とサルビーニ氏を批判。同氏が総選挙実施の正当性を国民に説明すべきだと述べた。

3214チバQ:2019/08/09(金) 21:47:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190809-00000583-san-eurp
イタリア副首相、総選挙前倒しを要請 連立2与党の対立激化で
8/9(金) 20:06配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】イタリアのサルビーニ副首相兼内相は8日、自身が率いる右派「同盟」と左派「五つ星運動」の関係修復は不可能だとして、「有権者に迅速に選択肢を与えるべきだ」と表明し、コンテ首相に議会の解散と総選挙の実施前倒しを求めた。連立2与党の亀裂が一段と鮮明になってきた。

 イタリアでは昨年3月の総選挙後、第1党になった五つ星が同盟とともに政権を樹立。だが、財政などさまざまな重要政策で衝突を繰り返してきた。最近では伊北部と仏南部を結ぶ高速鉄道の建設に五つ星が反対し、対立が深まっていた。

 ロイター通信などによると、サルビーニ氏は休会中の議会を招集し、政権に対する信任投票を実施する必要性に言及した。一方、コンテ氏は議会解散権を持つマッタレッラ大統領とも協議。「政治危機への手順を指示するのはサルビーニ氏ではない」とし、サルビーニ氏に政権を放棄する理由を明確にするよう求めた。

 五つ星を率いるディマイオ副首相は「覚悟はできている」と述べ、選挙前倒しを辞さない構えを見せた。一方、来年の予算編成などを控える時期でもあり、大統領は現時点の総選挙に慎重との見方も伝えられる。

3215チバQ:2019/08/12(月) 13:34:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190809-00000555-san-int
所得税なし、子供3人で多額補助 東欧、若手確保に優遇次々
8/9(金) 16:52配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】東欧諸国が国の将来を担う若者の確保のため、財政上の優遇策に次々と乗り出した。ポーランドは若者に対して所得税を免除し、ハンガリーは3人目の子供を産んだ夫婦に多額の補助金を出す制度を導入。背景には若者がよりよい条件の欧州諸国に流れ、労働力が不足している事情がある。

 ポーランドの所得税免除は1日に施行された。対象は26歳未満で、年間所得が約8万5千ズロチ(約235万円)未満なら課税されない。この非課税の上限額は国内平均所得(約6万ズロチ)を上回る水準で、対象者は200万人に上るとみられる。

 ポーランドでは2004年の欧州連合(EU)加盟以降の15年間で、首都ワルシャワの人口に匹敵する約150万人が国を離れ、他のEU加盟国に移ったという。モラウィエツキ首相は「さらなる損失を防ぐ」と述べ、若者を国内に引き留めたい考えを示す。

 EU内では加盟国の国民は仕事や勉強のため、自由に他の加盟国に移住することができる。このため東欧では、多くの若者が給与面などよりよい就労条件を求め、英国やドイツなどに流出することが問題化し、対処が求められていた。

 現地の報道では、クロアチア政府もポーランド同様に若者に対する所得税免税の導入を目指している。

 ハンガリーでは7月、家族支援として新たな補助金制度を開始。利子や使途の制限なしで1千万フォリント(約360万円)を融資し、3人目の子供をもうければ返済が不要となる仕組みで、1カ月間で数千世帯が申請したという。

 ただ、いずれの政策も財政負担となる一方、その効果を疑問視する声は少なくない。ポーランドとハンガリーはそれぞれ10月に総選挙と地方選挙も控え、政権による支持固めの「バラマキ」との懐疑的な見方もくすぶっている。

3216チバQ:2019/08/12(月) 17:33:56
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201908/CK2019081002000132.html
伊連立政権 崩壊の危機 同盟が不信任案 10月にも総選挙か

2019年8月10日 朝刊


 【パリ=竹田佳彦】イタリアの極右政党「同盟」を率いるサルビーニ副首相兼内相は八日、連立政権を組むポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」との対立激化で関係の修復が不可能になったとして、早期の解散総選挙を求める声明を発表した。早ければ十月中旬にも総選挙を実施する可能性がある。

 サルビーニ氏は声明で「反対ばかりの勢力と動いても無駄だ。国民は確実性と、機能する政府を求めている」と強調。同盟は九日、五つ星に近いとされるコンテ首相への不信任案を提出し、夏季休会中の国会招集を求めた。伊上院は十二日に対応を協議する。

 世論調査によると同盟の支持率は40%近く、選挙になれば第一党になる可能性が高い。選挙運動を開始したサルビーニ氏は「国民が力を与えてくれれば、首相になる」と野心を見せた。

 一方、コンテ氏は「政治的危機をもたらすのは内相の仕事ではない」と批判。五つ星党首のディマイオ副首相も「自分の利益ばかり考えている」と述べた。

 税制改革や難民対策で対立してきた両党の関係は、伊トリノと仏リヨンを結ぶ高速鉄道計画でその亀裂が決定的になった。伊北部に支持基盤がある同盟は計画の推進を求めたが、環境派の議員が多い五つ星は反対の動議を提出して強硬に抵抗。結局、七日の上院で動議は反対多数で否決され、事業継続が決まった。

 ただ、総選挙が想定される十月中旬は二〇二〇年予算の編成時期にあたり、解散権を持つマッタレッラ大統領は消極的とされる。政治コンサルのウォルファンゴ・ピッコリ氏は、ロイター通信に「年内の解散総選挙につながる公算は小さい。内閣改造で落ち着く可能性が高い」との見方を示した。

 連立政権は一八年三月の総選挙を受けて発足。単独過半数を得る勢力がなく、得票率が32%の五つ星と17%の同盟が組んだが、今年五月の欧州議会選挙で立場が逆転。同盟は得票率が34%に上がったのに対し、五つ星は17%と低迷した。

3217チバQ:2019/08/19(月) 18:12:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190814-00000532-san-int
選挙急ぐサルビーニ内相に逆風 イタリア、不信任案採決先延ばし 
8/14(水) 17:30配信産経新聞
 【パリ=三井美奈】イタリアで総選挙の前倒し実施を目指すサルビーニ副首相兼内相が13日、「逆風」で譲歩を迫られた。上院でコンテ政権に対する不信任案の14日採決を要求したが、第1与党「五つ星運動」や最大野党「民主党」の抵抗で、審議は来週に先延ばしが決まった。

 不信任案は9日、サルビーニ氏が提出した。同氏が率いる第2与党「同盟」が不法移民排除で人気を集め、支持率が37%に高まる中、総選挙実施で同盟主導の右派政権発足を狙った。同盟と五つ星の連立政権は昨年6月に発足したが、税制や公共事業など基幹政策で対立してきた。コンテ首相は両党に属していないが、五つ星に近い。

 上院では13日、不信任案の早期採決に、同盟のほかベルルスコーニ元首相の中道右派「フォルツァ・イタリア」と極右政党が賛成したが、過半数に満たなかった。採決は20日以降に行われることになったが、民主党が五つ星に同調する方針を示したことで、不信任案の成立に不透明感が出てきた。

 五つ星のディマイオ副首相兼経済発展・労働相は、総選挙について「用意はできているが、決めるのは大統領だ」と述べ、実施には慎重な構え。五つ星の支持率は18%に低迷する。

 一方、民主党のレンツィ元首相は13日、「上院の決定は、新たな多数派形成の可能性を示した」と発言。コンテ政権が崩壊した場合、五つ星との組閣交渉に前向きな姿勢を示した。

 上院で不信任案が成立した場合、マッタレッラ大統領は新たな連立政権を模索するか、今秋に総選挙を実施するかの選択を迫られる。

3218とはずがたり:2019/08/20(火) 23:31:46
イタリア首相が辞意表明
https://this.kiji.is/536546108919350369
2019/8/20 23:01 (JST)8/20 23:03 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社

 【ローマ共同】イタリアのコンテ首相は20日、議会で演説し、辞意を表明した。連立政権の一角から内閣不信任案が出されていた。

3219チバQ:2019/08/21(水) 18:19:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190821-00000501-san-eurp
イタリア首相が辞意 マッタレッラ大統領は新たな連立模索か
8/21(水) 0:10配信産経新聞
 【パリ=三井美奈】イタリアのコンテ首相は20日、上院で辞意を表明した。サルビーニ副首相兼内相が総選挙の実施を求めて、9日にコンテ政権に対する不信任案を提出したのが契機になった。マッタレッラ大統領は今後、新たな連立交渉を求めるか、総選挙実施かを決める。

 コンテ氏は上院の演説で、「サルビーニ氏は自分と党の利益を優先した」と非難した。20日、大統領に辞表を提出する方針。

 サルビーニ氏は強硬な移民対策で人気を広げ、同氏が率いる右派「同盟」の支持率は37%。総選挙で、同盟を中心とする右派政権の樹立を目指している。

 昨年6月に発足したポピュリズム(大衆迎合主義)政権は、同盟と左派系「五つ星運動」の連立。両党は対中外交や財政問題をめぐり、対立してきた。コンテ氏は政党に属さないが、五つ星に近い。

 中道左派野党「民主党」のレンツィ元首相は、五つ星との組閣に前向きだが、五つ星は否定的。大統領は、来年の予算案前の総選挙は避けたい方針で、連立交渉が不調に終わった場合、学者や元官僚を起用した「暫定内閣」を発足させ、予算編成後に総選挙を行うとの観測が出ている。

3220とはずがたり:2019/08/23(金) 23:20:15
バックストップ
2019年08月22日14時48分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019082200669&g=tha

 バックストップ 「安全網」を意味する。英国への帰属維持かアイルランドとの統一かをめぐる北アイルランド紛争を再燃させないため、英国が欧州連合(EU)を離脱した後も、英領北アイルランドとEU加盟国アイルランドとの間に税関などの「ハードボーダー(物理的な国境)」を復活させないようにする。英国がEUの関税同盟にとどまる限り、南北アイルランドの間に税関は必要ない。メイ前英政権は来年中に国境管理の打開策を見つけ出す考えだったが、できなければ英国は関税同盟から抜けられない。(時事)

メルケル氏、ブレグジット国境問題の代替案「30日以内に可能」 英首相に
https://www.bbc.com/japanese/49430097
2019年08月22日

ボリス・ジョンソン英首相は21日、ベルリンでアンゲラ・メルケル独首相と会談し、イギリスの欧州連合(EU)離脱などについて協議した。その後の共同記者会見でメルケル首相は、EU離脱の焦点となっているアイルランドと北アイルランドの国境をめぐる「バックストップ条項」について、30日以内に代替案を策定できるだろうとの見方を示した。

一方でメルケル氏は、実現可能な計画を提案するのはイギリス次第だと釘を刺した。

これに対しジョンソン首相は、30日という「苛烈な締め切り」は「大歓迎」だと返答。計画策定の責任はイギリスにあることを受け入れた上で、新たな協定締結には「十分な余地がある」と前向きな姿勢を示した。

ジョンソン首相はかねて、テリーザ・メイ前首相がまとめたEU離脱協定を再交渉する方針を示しており、特にバックストップの削除を求めている。

一方のEU側は一貫して、バックストップ条項が含まれる協定は再交渉しないと力説しており、合意なしブレグジット(イギリスのEU離脱)の懸念が高まっている。

2019年8月21日 / 00:36 / 3日前
EU、英首相の書簡に反対表明 バックストップ削除巡り=文書
https://jp.reuters.com/article/britain-eu-document-idJPKCN1VA1NR
Reuters Staff

[ブリュッセル 20日 ロイター] - 欧州連合(EU)加盟27カ国がアイルランド国境問題の解決策 「バックストップ(安全策)」削除を巡るジョンソン英首相の要求に反対する構えで一致していることが、ロイターが確認した欧州委員会の文書で明らかになった。

ジョンソン首相は前日、トゥスク大統領に書簡を送り、アイルランド国境問題に関するバックストップをEU離脱協定案から削除するようあらためて要求し、その代わりに離脱後の移行期間中に代替策を導入するという合意を盛り込むことを提案した。

3221とはずがたり:2019/08/30(金) 06:09:53
停会と云えば桂太郎の大正政変♪
国民国家体制の超克を目指してEUに過大な期待を掛ける者としてイギリスの政治的混迷やブレグジットは心配だが,一方で何がおこんねんというわくわくも禁じ得ない所。

2019年8月29日 / 18:59 / 4時間前更新
英野党、来週の緊急審議目指す コービン氏「合意なき離脱阻止」
https://jp.reuters.com/article/britain-eu-labour-idJPKCN1VJ114?utm_campaign=trueAnthem:+Trending+Content&utm_content=5d683a9d145a570001534497&utm_medium=trueAnthem&utm_source=twitter

[ロンドン 29日 ロイター] - 英野党・労働党は29日、ジョンソン首相による「合意なき」欧州連合(EU)離脱を阻止するため、来週議会で緊急審議の実施を目指すと表明した。

ジョンソン英首相は前日、議会開会を正式に宣言する女王演説を10月14日に設定し、エリザベス女王はこれを容認。これによって、議会は9月中旬から10月14日まで閉会され、10月17─18日に開催のEU首脳会議までに残された時間はわずか数日、EU離脱までは2週間強となる。離脱期限までの議会の審議時間を大幅に短縮し、合意なき離脱阻止に向けた議会の動きを封じ込める考えとみられる。

労働党のコービン党首は記者団に対し、夏休みで休会入りしている議会が9月3日に再開次第、合意なき離脱阻止に向けたプロセスに着手すると述べた。

コービン氏は「英国が10月31日に合意なしにEUを離脱するリスクにさらされており、これを止める必要がある」と言明。「われわれが目指しているのは9月3日にジョンソン首相を政治的にストップすることだ」とし、「合意なきEU離脱を阻止する法案を可決し、この重要な時期に議会を閉会することを阻止するための議会のプロセスに乗り出す」と述べた。

英政局、深まる混迷 議会閉会強行に批判相次ぐ
By Max Colchester
2019 年 8 月 30 日 04:19 JST
https://jp.wsj.com/articles/SB11505810444925604697704585518571380532434

 ボリス・ジョンソン首相が議会を数週間にわたり閉会して欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を強行する方針を示したことで、英政局が混乱している。26日には10月末の「合意なき離脱」阻止に向けた反対派議員らの動きもみられた。

 9月上旬から約1カ月議会を閉会するとの突然の決定について、EUとの合意のないままの離脱に反対する野党はジョンソン氏の姿勢を非難。EU離脱問題を巡る政府の対応を監視する議会の権限を侵害していると主張した。

 閉会は、ジョンソン政権の方針に反対する与党議員らが離脱延期を強...

3222とはずがたり:2019/08/30(金) 12:18:26
イタリア、左派連立 組閣へ 首相にコンテ氏再指名 政策調整焦点に
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO49164590Z20C19A8FF1000/
2019/8/30付日本経済新聞 朝刊

3223チバQ:2019/09/02(月) 10:45:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00000509-san-int
ドイツ右派が首位に肉薄 独東部2州で州議会選挙
9/2(月) 9:17配信産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ東部のザクセン州とブランデンブルク州で1日、州議会選挙が実施された。即日開票の結果、右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が両州で大幅に得票を増やし、第4党から第2党に躍進。AfDが首位を奪取する事態にはならなかったが、メルケル政権の行方に影響を及ぼす可能性がある。

 メルケル首相が所属する国政与党の保守系・キリスト教民主同盟(CDU)はザクセン、連立相手の中道左派・社会民主党はブランデンブルクでそれぞれ首位に踏みとどまった。だが、両党とも得票率は過去最低に落ち込み、左右二大政党の後退が鮮明になった。

 開票結果によると、ザクセンではCDUが得票率32・1%で、2014年前回選挙から約7ポイント減少する一方、AfDは27・5%で約18ポイント増加。社民党は約5ポイント減の7・7%に低迷した。ブランデンブルクでは社民党の得票率26・2%(前回選比約6ポイント減)に対し、AfDが23・5%(同約11ポイント増)と肉薄。CDUは15・6%(同約7ポイント減)でAfDに敗北した。

 両州を含む旧東独地域では1990年のドイツ統一後、経済状況が改善してきたが、旧西独地域との格差は依然小さくなく、有権者には“二級市民”扱いされていると、既存政党への不信がくすぶっている。

 2015年の難民・移民の大量流入後は特に外国人が優遇されているとの不満を強めており、AfDの排外主義的な主張に吸い寄せられた格好だ。10月に行われる東部テューリンゲン州の州議会選挙でもAfDの躍進が見込まれている。

 一方、社民党では党勢衰退に歯止めをかけるため、10月の党首選など党体制移行の議論で連立離脱要求が強まる可能性があり、21年の任期満了までの首相続投を目指すメルケル氏の退任が早まることもありうる。

 CDUでも保守派を中心にメルケル氏や後継候補のクランプカレンバウアー党首への批判が強まり、党が揺れる可能性が拭えない。


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