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欧州情勢・西洋事情

3133チバQ:2019/06/02(日) 12:06:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190601-00000001-maiall-int
<知られざる中・東欧>欧州議会選 ハンガリー・オルバン首相の反EUキャンペーン
6/1(土) 16:10配信 毎日新聞
<知られざる中・東欧>欧州議会選 ハンガリー・オルバン首相の反EUキャンペーン
「ブリュッセルに伝えよう、移民の入国は阻止すべきだと」と書かれたハンガリーの右派政党「フィデス・ハンガリー市民連盟」のポスター=ブダペストで2019年5月16日、三木幸治撮影
 5月下旬に実施された欧州議会選(定数751)は、親欧州連合(EU)のリベラル系勢力と移民排斥を掲げる反EU勢力が議席を伸ばす結果となった。これまで連立を組んでいた中道右派の欧州人民党(EPP)と中道左派の欧州社会・進歩連盟(S&D)の2大会派は、過半数を割った。反EU勢力はイタリア、フランスのほか、東欧のハンガリー、チェコなどで勝利を収め、EUへの根深い不信を浮き彫りにした。

 私が注目していたのは、移民政策、法の支配などを巡ってEUと全面的に対立するハンガリーだ。オルバン首相率いる右派政党「フィデス・ハンガリー市民連盟」はEPP所属でありつつ、徹底したEU批判を貫いて圧勝。国内の21議席中13議席を獲得した。フィデスは一方で、イタリア右派政党「同盟」のサルビーニ党首が主導する反EU会派からも強い勧誘を受けている。オルバン氏は勢力が分散した議会で、さまざまな駆け引きが可能なポジションを手にしたと言える。オルバン氏の選挙戦を振り返ってみたい。

 ◇欧州委員長をポスターで非難

 「(EU本部がある)ブリュッセルが何を計画しているか、我々は知る権利がある」。今年2月、オルバン氏はユンケル欧州委員長とハンガリー出身の米投資家ジョージ・ソロス氏の写真とともに、2人が移民受け入れの「拡大」を考えていることを示唆するポスターを全国に張り出した。オルバン氏の反移民キャンペーンは2015年から継続しているが、EUの顔でもあるユンケル氏を敵に見立て、非難するのは初めてだ。欧州議会選に向け、「EUたたき」を強化したとみられる。

 EPPに所属するユンケル氏は「(オルバン氏は)うそをついている」と怒り、フィデスをEPPから追放するように求めた。EPP内でもユンケル氏の意見に賛同する政党が続出。だが欧州議会選で議席減が予想されていたEPPにとって、フィデスの離脱は痛手だった。選挙後に議論される新しい欧州委員長の選出などに影響する恐れがあるからだ。EPPは会派内での激しい議論の末、3月にフィデスを一時的に資格停止処分とし、結論を選挙後に先送りした。



 ◇資格停止の影響



 「資格停止はフィデスにとって大勝利だった」と分析するのは、ハンガリー保守系シンクタンクのゲルゲイ・ベルジ研究員だ。フィデスはEPPに軸足を置きつつ、選挙結果次第では、反EU勢力へのくら替えもしやすくなった。「議会での影響力」を重視するオルバン氏にとっては、好ましい展開だった。

 EPPは会派残留の条件として、オルバン氏に「反EU」キャンペーンをやめるよう求めた。オルバン氏はユンケル氏を非難するポスターは外したものの、選挙が近づくと新たに「ブリュッセルに伝えよう、移民の入国は阻止すべきだと」とEUを批判するポスターを作製。難民申請者や移民に人道的な対応を実施しようとするEUへの対抗姿勢を維持した。

 15年に中東などから欧州に向かう移民の移動経路となった「バルカンルート」が閉鎖された今、中・東欧への移民の流入は激減した。だが、オルバン氏は今も国民の関心事である移民問題に絞った選挙活動を展開した。

 欧州議会選はハンガリーで26日に投開票された。フィデスは約52%の得票率を獲得。2位の中道左派・民主連合(得票率16%)を寄せ付けず、圧勝した。オルバン氏は26日夜の勝利演説でこう強調した。「我々は国民から、欧州中の移民流入を止めるように負託を受けた。今日は『反移民時代』の幕開けだ」。親EU勢力とオルバン氏の論争は、今後も激しさを増しそうだ。【三木幸治】


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