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欧州情勢・西洋事情

3160チバQ:2019/06/15(土) 22:08:19
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欧州政治に「緑の波」 欧州議会選挙で4番目に躍進
2019/06/15 19:24毎日新聞

欧州政治に「緑の波」 欧州議会選挙で4番目に躍進

欧州議会選挙の開票速報を聞き、支持者と共に喜ぶドイツ緑の党のベーアボック共同党首(前列右から2人目)=ベルリンで5月26日、AP

(毎日新聞)

 欧州政治で「緑の党」系環境政党が存在感を強めている。5月下旬に実施された欧州連合(EU)の欧州議会選挙で4番目に大きな会派に躍進し、分極化が進んだ欧州議会で多数派形成のカギを握る存在となった。地球温暖化対策を求める若者たちのデモの拡大が、「緑の波」をもたらしたと指摘されている。

 欧州議会選で、「緑の党」系会派は定数751のうち75議席を獲得(11日現在)、改選前の52議席から大きく勢力を伸ばした。左右の中道勢力が初めて過半数を割るなか、EUの気候変動対策や環境規制で一定の影響力を及ぼしそうだ。

 「緑の党」系会派の政党は西欧や北欧の加盟各国で支持を伸ばしたが、特に顕著だったのがドイツだ。得票率は20.5%で前回から倍増し、政党別で2位になった。出口調査によると29歳以下で3人に1人から支持を受けた。選挙後の複数の世論調査では、初めてメルケル首相率いる与党を上回り、支持率首位に躍り出た。ルーバン・カトリック大学(ベルギー)のバージニー・バン・インゲルゴム特任准教授(政治学)は「気候変動のような地球規模の問題は、(加盟国レベルよりも)欧州レベルで取り組むべきだとの考えが有権者に広がっている」と指摘する。

 「緑の党」の躍進を報じた複数の欧州メディアは「グレタ効果」と呼んだ。スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさん(16)が契機になった気候変動の危機を訴える若者たちによる抗議活動が、支持拡大に影響したとの見方だ。

 各地に広がった抗議活動は学生が主体だったが、支持層は親の世代などにも拡大。域内の市民を対象に実施したEUの世論調査では、気候変動対策を選挙の主要な争点と考える人の割合は、この半年間で若者と高学歴層を中心に上昇した。

 「緑の党」の伸長は、移民排斥を掲げる右派ポピュリズム勢力の「防波堤」としても働いた。今回の選挙では、中道2大会派の合計議席は過半数を割ったが、リベラル系と「緑の党」を合わせた親EU4会派で3分の2を確保。「緑の党」は、社会的少数者の権利保護を訴えて右派ポピュリズム政党への対抗軸となり、排外主義の広がりに危機感を持つEU支持層の受け皿となった。

 環境政策を巡るEUの当面の焦点は、温室効果ガスの長期削減目標だ。「緑の波」に後押しされ、欧州委員会やフランスなどはEU全域で2050年までに温室効果ガスを「実質ゼロ」とする目標の合意を目指す。エネルギー分野への投資を含めて従来の取り組みの延長では実現が難しい意欲的な目標で、加盟国の姿勢にはまだ開きが大きい。【ブリュッセル八田浩輔】


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