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欧州情勢・西洋事情

3185チバQ:2019/07/04(木) 13:18:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190703-00000564-san-eurp
EU新体制決着も先行き多難 意思決定綱渡り
7/3(水) 18:34配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)の今秋以降の新体制をめぐる議論が2日、決着した。重要2機関トップに経験豊かな女性を据えた陣容でEUの変化を強く打ち出した。しかし、議論はポピュリズム(大衆迎合主義)勢力の台頭などで生じたEU内の亀裂と、それに伴う意思決定の難しさを鮮明にした。新体制の先行きは多難だ。

 「5年前は3カ月かかっても一部首脳が反対した。今回は反対者はいない」

 トゥスクEU大統領は2日の首脳会議後の記者会見で胸を張った。欧州議会選から1カ月余り。現体制を決めた前回の議論よりも迅速に加盟国の結束を保ちながら、「パズル」のように複雑な人選に「解」を導けたとみるためだ。

 欧州委員長の女性、フォンデアライエン独国防相は欧州議会最大勢力の中道右派、EU大統領のミシェル・ベルギー首相は第3勢力のリベラル会派、外交安全保障上級代表のボレル・スペイン外相は第2勢力の中道左派に属し、党派や国の大小のバランスを保った。

 さらに欧州中央銀行(ECB)総裁のラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事を含む女性2人の起用はEUが基本的価値の一つとする「男女平等」に沿い、欧州が目指す社会の姿を国際的にもアピールした。

 ただ、3日間に及んだ首脳会議の議論は曲折をたどった。欧州委員長の人選では、仏独が妥協案として示した中道左派のティメルマンス欧州委員会第1副委員長に対し、強権政治を進める東欧が「法の支配」をめぐる対応で対立してきた経緯から強硬に反対。ポピュリズム政権の下、財政問題で欧州委と摩擦を抱えるイタリアも加勢し、妥協案は断念に追い込まれた。

 議論が映すのはEUを主導してきた仏独の限界だ。最終的な人選は仏独が手を打ったことで調整が進んだが、メルケル氏は連立相手の中道左派政党の反発を懸念して採決を棄権。個人的な支持を示すにとどめた。

 一方、中道左派には「EUの価値である法の支配を守ったとの理由だけで最善の候補が排除された」(会派幹部)と不満が渦巻く。欧州議会の欧州委員長承認は予断できない情勢だ。

 EUでは最近、地球温暖化対策の目標強化も東欧の抵抗で断念した。米中露のはざまで埋没感を強める中で欧州が利益を主張するにはEUの結束が不可欠だが、その意思決定は綱渡りの様相が強まっている。


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