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欧州情勢・西洋事情

3186チバQ:2019/07/04(木) 13:21:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190704-00000023-jij-eurp
EU、トップ人事で亀裂拡大は回避=政策停滞に不安も
7/4(木) 7:12配信 時事通信
EU、トップ人事で亀裂拡大は回避=政策停滞に不安も
フランスのマクロン大統領=1日、ブリュッセル(AFP時事)
 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)の主要人事が、3日連続の異例の「マラソン協議」の末に決着した。

 「EUの盟主」ドイツとフランスの両国は一時対立を深めたものの、他国に理解を得やすい女性候補で重要ポストを分け合ってEUの亀裂拡大をひとまず回避した。ただ、加盟国や党派の勢力分散で合意形成の難易度は高まっており、政策停滞への不安を残した。

 ◇半世紀ぶり独出身
 「仏独の深い協力の成果だ」。マクロン仏大統領は2日、会議後の記者会見で人選を自賛した。

 欧州委員長に指名されたフォンデアライエン独国防相は、欧州議会最大会派の中道右派に属する独与党の一員でメルケル独首相に近い。独出身の委員長は前身の欧州経済共同体(EEC)のハルシュタイン氏以来、約半世紀ぶりとなる。

 一方、欧州中央銀行(ECB)総裁に充てるラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事は仏出身。EU大統領に選ばれたベルギーのミシェル首相は、5月の欧州議会選挙でマクロン氏の仏与党と組んで第3勢力に躍進したリベラル会派の所属で、結果的に独仏色の濃い人事となった。

 ◇至難の合意形成
 この顔触れは「信じられないぐらい複雑」(オランダのルッテ首相)な紆余(うよ)曲折を経たものだ。

 欧州議会選では、各会派が委員長候補を事前に擁立した。しかし主流の中道右派・左派が大きく後退して初めて合計で過半数割れする一方、リベラルや環境系会派が伸長。勢力が分散化し、親EU内での多数派形成が行き詰まった。

 マクロン氏が選挙の勢いを背景に「キングメーカー」の動きを強めたことで事態は一層複雑となった。閣僚経験がない中道右派のウェーバー欧州議員(独出身)の指名に難色を示し、同議員を支持するメルケル氏との溝が深まった。

 独仏両首脳はその後、中道左派のティメルマンス欧州委員会第1副委員長(オランダ出身)を指名する妥協案で折り合う。しかしメルケル氏の身内の中道右派の首脳や「法の支配」侵害をめぐってティメルマンス氏と対立してきた東欧諸国、EU懐疑派政権のイタリアが反対し、白紙に戻った。

 ◇議会承認が関門
 メルケル氏は最後まで、英国のEU離脱を引き合いに「今後何年にもわたる緊張関係につなげてはいけない」と幅広い合意を模索した。3日間も多数の国家指導者を拘束する会議が続き、首脳らがしびれを切らす中、最後は仏主導のフォンデアライエン氏案で決着した格好だ。

 しかしドイツ国内の同氏の評判は近年必ずしも良いわけではない上、独連立与党の一角の社民党は反発している。会派候補を否定された欧州議会でも異論が聞かれ、まずは議会承認が関門となりそうだ。


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