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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2

1とはずがたり:2009/04/24(金) 14:50:24

前スレhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l50
カタコト倉庫の次期衆院選スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2410/1126609657/l50
05衆院選スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l50
07参院選スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/l50
10参院選スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/l50

3417千葉9区:2009/08/12(水) 19:48:21
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09080902.html
政治変動<広島4区> 市長選しこり 自民懸念 '09/8/9

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 ▽民主、集会重ね手応え

 10選を狙う自民党前職の中川氏に、民主党新人の空本氏が挑む。都市、農村部を併せ持つ選挙区は政策の争点が幅広く、支援の構図は、過去の市長選の恩讐(おんしゅう)が複雑に絡み合う。

 中川氏は、県内で立候補を予定する自民党前職では最多当選。2005年の前回衆院選まで過去4回の小選挙区は、次点に約7万〜4万票差で圧勝した。だが、今回の情勢は「黄信号」と自ら分析し、危機感を抱く。

 小泉、安倍政権では党の国対委員長や幹事長を務めたが、麻生太郎首相とは政策面などで対立を深めた。先頭に立った「麻生降ろし」は不発で、地元でも賛否が分かれた。

 中川氏は、地元に張り付き、基盤固めを続ける。党内有数の政策通で、公務員の天下り禁止や社会保障の充実を主張。消費税増税には慎重な考えだ。「政治生命の総決算となる戦い。政策で選んでほしい」と訴え、民主党のマニフェスト(政権公約)の財源批判を展開する。

 一方の空本氏。03年の衆院選から3度目の挑戦となる。日ごろから選挙区を車や自転車でくまなく回り、街頭演説やミニ集会を重ねてきた。「過去2回の選挙は相手の背中がまったく見えなかったが、ようやく見えてきた」と手応えを語る。

 農村部では、農産物の生産と販売の差額赤字分を、国が農家に直接支払う「農業者戸別所得補償制度」をPR。自動車関連産業が集積する安芸区や安芸郡では、マツダ労組出身者が会長を務める連合広島のバックアップを受けている。

 8日は民主党の岡田克也幹事長を招いて東広島市の事務所で決起集会を開いた。「政権交代を果たし、活力ある地域、日本を再構築する」と訴えた。

 中川氏と空本氏の接戦が予想される要因の一つが06年の東広島市長選。05年の衆院選で中川氏の選対幹部だった当時県議の蔵田義雄氏が立候補表明し、遅れて中川氏の次男も名乗りを上げた。結果は蔵田氏が圧勝。分裂した自民党支援者の一部は今回、空本氏支援を打ち出す。

 中選挙区時代の旧広島2区では、自民党支持者は候補者ごとに対立した。「今も遺恨を引きずる人はいる」と自民党系市議。中川氏が4月に家族への「世襲制限」を宣言したのは、地元では「しこり解消のけじめ」と受け止める向きが強い。

 前回衆院選で約1万票を獲得した共産党は候補者擁立を見送る。幸福実現党新人の沖氏は街頭演説で知名度のアップを図っている。(衆院選取材班)

3418千葉9区:2009/08/12(水) 19:49:06
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09081001.html
政治変動<広島5区> 民主、島しょ部浸透に力 '09/8/10

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 ▽自民、都市部で実績訴え

 2004年の補選と05年の前回、接戦を演じた自民党前職の寺田氏と民主党比例前職の三谷氏が、激しく競り合う。補選は約7400票差、前回は約6200票差で寺田氏が制した。三谷氏は前回、比例代表中国ブロック(定数11)で復活当選。今回は初の前職対決となる。

 「私の場合はいつも厳しいが、今回は大変に大変に厳しい」。寺田氏は、街頭演説や国政報告会で今まで以上の危機感を口にする。

 寺田氏は過去2回、故池田行彦元外相から地盤を引き継いだ竹原市や島しょ部で大きくリード。積み上げた「貯金」で、呉市中心部では優勢だった三谷氏をかわした。

 今回は島しょ部などでの守りを固めつつ、市中心部での浸透拡大を図る構え。小、中規模の集会を重ね、防衛政務官を務めた実績や、元財務官僚の経験を生かして進めた基盤整備の成果を訴える。陣営幹部は、後援企業などが「今までになく組織固めに力を入れてくれている」と話す。

 麻生自民党には「逆風」が吹く。寺田氏は総裁選での麻生氏の推薦人。応援団「結束の会」のメンバーでもあり、「最後まで支える」と経済対策も前面に出す。

 三谷氏は、4年間こまめに地元を回り、新人のころは出席できなかった会合にも招かれ、あいさつするなど浸透をみせる。呉市出身の強みもあり小中高校の同窓生たちが、勝手連を組織して支援。連合広島傘下の労組も積極的に動く。

 官僚主導の政治や天下りを批判する三谷氏は、党のマニフェスト(政権公約)の確実な実行を掲げる。6月以降、鳩山由紀夫代表、松下政経塾の後輩である前原誠司副代表、岡田克也幹事長が来援し、政権交代に向けた機運を盛り上げる。

 島しょ部への浸透について、陣営幹部は「ポスターは前回の数倍張った。自民党の地盤が固い地域で、民主党を応援してもいいという雰囲気が芽生えてきた」。三谷氏も「前回までポスターやあいさつを断っていた人たちの対応が違う」と手応えを口にする。

 共産党が候補者擁立を見送った。前回、同党新人が獲得した約7700票の行方も焦点の一つ。幸福実現党新人の塚本氏は国防力の強化などを訴える。(衆院選取材班)

3419千葉9区:2009/08/12(水) 19:49:37
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09080901.html
政治変動<広島6区> 構図一変「見えぬ対立軸」 '09/8/9

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 ▽「ホリエモン旋風」から4年

 郵政民営化が争点になった2005年の衆院選。広島6区には、元ライブドア社長の堀江貴文氏(36)が自民党の支援を受けて立候補し、国民新党の亀井静香氏(72)、民主党の佐藤公治氏(50)たちと激戦を演じた。あれから4年。堀江氏の姿はなく、佐藤氏が参院に転じた民主党は亀井氏支援に回る。「劇場型」として全国の注目を集めた前回とは一変した構図で、18日の公示を迎える。

 「勝ち組」の象徴とされた東京・六本木ヒルズ。自宅があるマンションの一室でTシャツにジーンズ姿の堀江氏は当時を振り返った。「何かを変えてほしい。そういう期待をする人が支持してくれたんじゃないかな」

 亀井、佐藤両氏らとの激戦は連日、メディアで取り上げられた。有権者の関心も高く、投票率は79・57%と03年時を10・45ポイントも上回った。

 亀井氏に敗れはしたが、得票は8万4433票。多くの有権者が情報技術(IT)で急成長した若き「改革の旗手」に期待を寄せたのも事実だった。

 尾道、三原市の瀬戸内沿岸から、三次、庄原市などの中国山地までを貫く広島6区。8日は、前回の衆院解散からちょうど4年。「ホリエモン旋風」は有権者の遠い記憶となった。

 ▽民・国連携 自民予定者は前職元支援者

 堀江氏を下した国民新党前職の亀井氏は、今回は民主党と協力関係を取る。7月24日に尾道市であった事務所開きでは、長年争った佐藤氏が「政権交代を懸けた戦い。思いを託し、応援させていただきたい」と声を張り上げた。

 自民党新人の小島敏文氏(58)は、25年間の広島県議の経験を前面に「地方目線」を強調する。ただ、地方政治家として長らく亀井氏を支援してきた。共産党新人の花岡多美世氏(52)、幸福実現党新人の胡本協子氏(58)も立候補を予定する。

 一変した構図に有権者には戸惑いもある。尾道市の会社員男性(35)は「前回に比べ、明確な対立軸を見いだしにくい」と話す。

 前回、堀江陣営に加わった6区の支援者の多くは今も口を固く閉ざす。「何かを変えてくれる」という高揚感は、堀江氏が旧証券取引法違反罪に問われる被告となったことで急速に冷めた。「話題づくりに踊らされたのかも」との自戒の声も漏れる。

 「あの時は変革への期待があった。いまさら政権選択と言われても…」。堀江陣営のボランティアを取りまとめた府中市の介護福祉士女性(56)は、4年前の「祭り」をこう振り返り、続けた。

 「この地域をどうしていくのか。変えてもらうのではなく、自分たちが変える選挙にしなくては」(田儀慶樹、松本恭治)

【写真説明】決起集会で支援者と気勢を上げる広島6区の立候補予定者(8日、三次市)

3420千葉9区:2009/08/12(水) 19:50:46
なぜか6区の記事が二つ
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09081101.html
政治変動<広島6区> 国民新、民主と地盤固め '09/8/11

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 ▽自民、知名度アップに力

 「歴史的な使命を果たすべき時だ。政権交代をやる」。国民新党前職の亀井氏は8日、三次、庄原両市の3会場であった決起集会に臨み、計約1500人の支援者を前に気勢を上げた。傍らには前回争った民主党参院議員の佐藤公治氏(50)。佐藤氏は「一致協力したい」と力を込めた。

 2005年の前回は、郵政民営化に反対して国民新党を立ち上げた亀井氏が、無所属新人で自民党の支援を受けた元ライブドア社長の堀江貴文氏(36)、民主党の比例前職だった佐藤氏たちを激戦の末、破った。

 今回は構図ががらりと変わった。旧証券取引法違反罪に問われた堀江氏は選挙区を去り、佐藤氏が参院に転出した民主党は亀井氏の支援に回る。前回、亀井氏と佐藤氏が獲得した票を合わせると18万票近くになり、選挙人名簿登録者数の過半数を大きく上回る。

 前哨戦で亀井氏は全国を巡り、国民新党や民主党の立候補予定者の支援に力を注ぐ。選挙区に戻る機会は限られ、夫人や秘書が企業・団体へのあいさつ回りを徹底。11選に向けた地盤固めに余念がない。

 自民党新人の小島氏は、25年間の広島県議の経験と実績を前面に出し、亀井氏に挑む。少子高齢化や過疎化、医師不足対策を訴え、「地方の活性化を図りたい」と強調。既に約350カ所で街頭演説をこなし「知名度不足」(後援会幹部)の解消を図ってきた。

 ただ、自民党の支持層と、自民党政調会長も務めた亀井氏を支えてきた後援会のメンバーは重なる。当初、自民党県連の候補者擁立は難航し、小島氏が立候補を表明したのは今年4月だった。

 三次市では、自民党系を含む大半の市議が亀井陣営に加わった。「住所は自民党。本籍は『亀井静香党』」と言い切る自民党の県議もいる中で、小島氏は「戦う相手は関係ない。ひたすら走り回り、信念を訴えるだけだ」との姿勢で公示日に向かう。

 共産党新人の花岡氏は「生活実感を伝えたい」と訴え、ミニ集会や街頭演説を繰り返し、無党派層への浸透も狙う。幸福実現党新人の胡本氏は消費税廃止などをPRしている。(衆院選取材班)

3421千葉9区:2009/08/12(水) 19:51:22
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09081201.html
民主「最後のチャンス」<広島7区> 自民、足元固め4選目指す '09/8/12

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 自民党前職の宮沢氏と、民主党比例前職の和田氏による事実上の一騎打ち。3度目の対決を前に、両陣営とも「接戦を制す」と激しくにらみ合う。

 前々回は宮沢氏が約1万7千票差で辛勝し、和田氏は比例代表中国ブロック(定数11)で復活初当選。郵政民営化を最大の争点に、自民党に追い風が吹いた前回は宮沢氏がさらに票差を広げた。和田氏は2008年4月、衆院山口2区補選に立候補した当時の比例前職の自動失職に伴い、繰り上げ当選した。

 「地域に応援団をお持ちの皆さんの力添えで、苦しい選挙を立て直したい」。宮沢氏は5日、福山市の事務所に集まった市議会の2会派の市議に深々と頭を下げた。「地をはうような戦いがいるんです」

 宮沢氏の系列市議が多い明政会と、一定の距離を保つ水曜会。ともに12人の市議会最大勢力だが、前回は水曜会の一部市議が和田氏を応援した。足元を固めるため、宮沢氏が水曜会幹部と調整し、総勢24人となる2会派の市議の一本化を図った。

 企業や7地域ごとに設けた後援会を軸にした大型選対で、4選を目指す宮沢氏。2会派の協調に「これまで以上に強力な布陣ができた」と話す。

 5日夜は麻生太郎首相とJR福山駅前でマイクを握り、公示後も谷垣禎一元国土交通相が来援を予定する。景気対策や安全保障政策を前面に、おじの故宮沢喜一元首相から継いだ「宮沢王国」を守る構えだ。

 対する和田氏は、今回を「最後の決戦」と位置付ける。民主党の公認基準では、小選挙区で3連敗した前・元職は原則、非公認となるためだ。「私にとっては最後のチャンス。党にとっては政権交代の最大のチャンス」。8日に市内で開いた決起大会で、和田氏は危機感と期待感を交錯させて支援を訴えた。

 08年4月の繰り上げ当選後、週1、2回のペースで街頭演説を重ねる。地域の盆踊り大会で踊りの輪に加わり、祭りでみこしを担ぐなど「地域密着」をアピールしてきた。

 住民主導のミニ集会に夫人を連れて出席する機会も増えた。集会を企画した男性(68)は「『政策を聞きたい』と連絡したら、すぐに来た」とフットワークの軽さを評価する。

 5日には、市内であった国民新党の決起大会に出席した和田氏。6区前職の夫人とともに支援を要請した。中選挙区の旧広島3区時代から市内で息づく「反宮沢票」の取り込みにも懸命だ。

 前回、約1万4千票を獲得した共産党は候補者擁立を見送る。幸福実現党新人の横山氏は消費税撤廃を訴える。(衆院選取材班)

3422千葉9区:2009/08/12(水) 19:53:31
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/fukuoka/20090810/20090810_0001.shtml
福岡6区 ともに追い風を信じ
2009年08月10日 12:50
[ワッペン・真夏の決戦 ’09衆院選ふくおか]
 
 7月30日、金曜日の午後3時すぎ。久留米市の西鉄久留米駅前に止めた自民党支部の街頭宣伝カー。自民前職の鳩山邦夫(60)が演説を始めると、車の周りに人だかりができた。

 「今の政治は自民も民主も落第。どっちも腐っているかもしれないが、腐ったタイを捨て、新しいタイを作りたい。久留米発の新しい政治をしたい」。しゃべりはうまいと評判だが、その発言内容は、時に物議を醸す。陣営は冷や冷やしているものの、街頭では「毒舌」と受け止められているのか、総務相時代に日本郵政社長の人事問題などでメディア露出が多かったためか、足を止めて聞き入る人は多い。

 抜群の知名度と、自慢の話術をいかそうと、解散後は団地や駅前などで予告なしの街頭演説を頻繁に続けている。「人気低迷の政権を批判する立場になったことで『反自民票』の取り込みも期待できそうだ」と追い風を感じる陣営幹部。

 ただ、系列地方議員の間には、現在の戦術に不満や不安もくすぶる。一体となって小まめな支援者回りが必要と感じているが、今のところ、鳩山に、その意図はくみ取られていない。

 「都会型の選挙はここでは通用しない。演説に人が集まるのは毒舌ぶりを見たいだけで、票に直結するとは限らない」。ベテラン市議の見方だ。

   □   □

 民主前職、古賀一成(62)が先日、追い風を感じる出来事があった。

 久留米市の中心商店街で7月25日に開かれた夏祭り「土曜夜市」。浴衣姿の家族連れでひしめく通りを、古賀が「地元」の文字が入った白い法被姿で歩く。「イッセイさん」。気軽に握手を求められ、何度も行く手を遮られた。マニフェスト(政権公約)について市民と話し込む古賀を、スーツ姿の鳩山が「お先に」と追い抜く場面もあった。

 服装で近づきやすさに差があったとはいえ、古賀は市民の反応にほっとした表情を受かべた。

 古賀が演説などで強調するのは「地元のイッセイ」。昨秋からは10―20人規模のミニ集会を精力的に開き「徹底した草の根戦略」(陣営)を採る。

 前回選挙で東京から選挙区替えし、メディア戦略が得意な鳩山に対抗する術−。だが、地道な活動の一方で、民主に吹く追い風を実感できず、演説では悲壮感が漂うこともあった。

 「民主への期待という大きな潮のうねりが6区にも起こり始めている」。夜市でのこの出来事以降、古賀は自信を見せ始めた。

 ただ、厳しい現実もある。選挙区内の首長や各種団体の多くは鳩山支持。「企業、団体のあいさつ回りは飛び込みが多い」(陣営幹部)という状況は続く。

 幸福新人の佐藤浩(46)陣営は、幹線道路や駅前などで支持を訴えている。 (敬称略)

 ●立候補予定者

 ▼6区(3人)
鳩山 邦夫 60 前総務相     自前
古賀 一成 62 党両院議員会長  民前
佐藤  浩 46 幸福実現党県役員 諸新
 並べ方は(1)衆院の各党勢力(2)前元新(3)五十音─の順。


=2009/08/10付 西日本新聞朝刊=

3423千葉9区:2009/08/12(水) 19:54:14
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/fukuoka/20090812/20090812_0007.shtml
福岡8区 風圧感じ異例の戦い
2009年08月12日 14:48
[ワッペン・真夏の決戦 ’09衆院選ふくおか]
 「帰ってきました。総理大臣まで育てていただき、お礼申し上げます」
 
 6日夕、自民前職の麻生太郎(68)は、飯塚市での街頭演説に臨んだ。首相として異例の地元入り。詰め掛けた約7000人(主催者発表)に何度も頭を下げ、会場は「たろちゃん」コールと拍手の渦。「ようやく火が付いた」。後援会幹部は胸をなで下ろした。

 今選挙は陣営にとって異例ずくめだ。解散権を握る麻生の陣営は、誤解を与えない配慮から水面下の活動を強いられ、昨年10月設置した事務所の開所を6月下旬に延長した。かつてない「反自民」の矢面に立つ危機感から、麻生の長男(24)と長女(21)が今回初めて“来援”し、あいさつ回りを続ける。

 推薦は受けていないが、後援会幹部は支援者に会えば「公明にお世話になっています」のひと言を忘れない。「現場レベルでの連携だが、これほど公明の名を出すのは初めて」と幹部。「比例は公明」と協力姿勢を示すことで、選挙区での公明票取り込みにも躍起だ。

 民主新人の山本剛正(37)は東京出身の「落下傘」。知名度や地盤で麻生に遠く及ばない。それでも陣営にとって、最大の脅威は「民主の風」。「30年間の麻生の実績と政策を愚直に訴える」という陣営幹部の言葉通り、麻生も街頭演説で強調した。「この国をどうしたいのか、落ち着いて考えてほしい。政権選択ではなく、政策を選択してもらいたい」

   □   □   

 麻生が地元入りした6日、山本はいつも通り自転車遊説をしていた。「次期衆院選は現状か未来かを選択する選挙。(投開票日の)30日を日本の政権交代の記念日にしなければならない」

 1年10カ月で重ねた街頭演説は約3500回。「初めは罵声(ばせい)を浴びることもあったが、激励の言葉が増えてきた」。6月に始めた自転車遊説の走行距離は1500キロを超えた。

 「知名度では何年かけても麻生に勝てない。『民主対自民』の構図に持ち込みたい」。各地の地方選で民主が躍進し、「地殻変動」を感じた陣営幹部。麻生陣営とは対照的に「政権選択」を前面に打ち出す。

 看板だけでなく、地盤もかばんもない山本を支援する草の根の輪も広がりつつある。「次代を担う若い人に託したい」と、これまでに4つの「勝手連」が立ち上がった。

 前回、民主候補が獲得したのは約8万7000票。陣営は、約2万2000票を獲得しながら今回は擁立を見送った共産の支持者取り込みにも期待する。「10万票は超える。後はどれだけ上乗せできるかだ」と幹部。

 「2年前、自分は巨大なゾウ(麻生)にかみつくアリだった。しかし今、首相の背中がはっきりと見えてきた」。真っ黒に日焼けした山本は自信を深めている。

 幸福新人の大塚祐子(46)は支援者らが街頭で支持を訴えている。

 (敬称略)

    ×      ×

 ●立候補予定者

 ▼8区(3人)
麻生 太郎 68 首相 自前
山本 剛正 37 党県総支部代表 民新
大塚 祐子 46 幸福実現党県役員 諸新

 並べ方は(1)衆院の各党勢力(2)前元新(3)五十音−の順。

=2009/08/12付 西日本新聞朝刊=

3424千葉9区:2009/08/12(水) 20:01:53
http://www2.asahi.com/senkyo2009/special/TKY200908080152.html
《地殻変動:14》知事パワー、分権へ攻勢
2009年8月8日
 壇上の向かって右側に、自民、民主、公明3党の分権政策の責任者が並ぶ。その左側には全国知事会の麻生渡会長(福岡県知事)や大阪府の橋下徹知事らが座った。

3425千葉9区:2009/08/12(水) 20:02:35
>>3424間違えた 続き

 7日、国会前の憲政記念館(東京都千代田区)であった公開討論会。知事たちが3党のマニフェストを採点するために、初めて開いた。

 「分権改革をやりとげなければ、この国自体が立ちゆかなくなってしまう」(菅義偉・自民党選対副委員長)

 「東京一極集中で地域の格差が生まれている。地方分権を、ぜひやり遂げる」(山口那津男・公明党政調会長)

 「未来への希望を再生するために、地域主権国家づくりは1丁目1番地だ」(玄葉光一郎・民主党分権調査会長)

 3党の代表者は分権改革への意気込みを競うように述べた。人気者の知事らに、そっぽを向かれれば、選挙で票を減らしてしまう。そんな危機感がありありだ。それを知事たちがチェックしていく。

 「国の直轄公共事業の負担金を廃止する工程は」「地方の自主財源をどう強化する」

 知事会は05年の総選挙からマニフェストを採点してきたが、ほとんど注目されなかった。急に注目を集めた直接のきっかけは、橋下氏や宮崎県の東国原英夫知事の登場で、メディアに取り上げられる機会が増えたことだ。

 その橋下氏も質問に立ち、自身が強く求めてきた国と地方の協議の場の設置について「いつ実行するのか」「地方に権限は与えるのか」とたたみかけた。長年にわたる知事会の「協議の場の法制化」の要望を無視し続けてきた自民党が今回、一転して法制化を打ち出したことには「全く聞く耳を持たなかった今までと何が変わったのか」と不信感をのぞかせた。

 この日の討論はインターネットで中継され、知事会のホームページで見ることができる。橋下氏は「(討論会は)映像で残り、有権者の判断の資料になる。それに反することをやったら、記者会見ごとにウソつき政党よばわりし続ける」とだめを押した。

 これまで知事会は政府・与党に要望書や意見書は出してきたが、「言いっぱなし」がほとんどだった。それがいまモノ申す姿勢を強めている。

 その姿勢を支えるのは、人気知事の存在だけではない。政権交代の可能性が増すなか、政党側も知事の意向を無視できなくなっているのだ。

 佐賀県の古川康知事らが地味にやってきたマニフェストの採点に、今回は会場に来なかった人も含め、29人の知事が参加することが現状を象徴する。採点結果は8日に発表する。

■霞が関不信、追い風に

 「政権交代が視野に入る今だからこそ、政党に注文をつけて布石を打っておきたい」「自民党に文句を言ったら、報復におびえた時代では、もうないよ」

 討論会に出席した知事らが漏らした言葉にも、知事会の政治的な発言力が拡大しつつある現状がうかがえた。

 もともと、知事の約3分の1は自民、公明の国政与党だけの推薦で当選している。野党だけの推薦・支持は4人のみだ。全国どこでも、足元の議会では自民、公明両党が主導権を握るところが多い。このため、これまでの分権改革では政府・与党との激突を避けたがる知事たちの本音がのぞく場面があった。それが少しずつ変わってきている。

 変化の底流には、度重なる「霞が関不信」もある。「消えた年金」「居酒屋タクシー」「国土交通省で3年連続の官製談合事件」「汚染米の流通」「防衛次官逮捕」。こんな各省の不祥事に加えて、「天下り」への批判も根強い。国民の間に政府や与党への不信が広がり、それが分権を唱える首長らへの追い風になっているのだ。

 さらに、90年代からの政治改革の影響が大きい。衆院に小選挙区制を導入したことで、衆院議員の支持基盤が小さくなり、知事や大都市の市長の方が多くの民意に支えられている。橋下氏や横浜市の中田宏市長らの首長連合の動きが注目されるのは、首長の政治力が増し、無党派層への影響力が大きくなっている結果でもある。今回、自民党が東国原知事に立候補を打診したのも、その流れに沿う。

 「行政の長としての知事ではなく、政治家として発表します」

 神奈川県の松沢成文知事は4日、3党のマニフェストの採点結果を披露した。埼玉県の上田清司知事も同じ日に発表した。知事会は個別の採点を公表せず、平均点を出す予定だが、元衆院議員の2人は、あえて政党からの批判も受けつける姿勢を示した。

 かつては知事から国会議員になるのが主流で、93年の政権交代の立役者だった細川護熙元首相(熊本県知事)や武村正義元官房長官(滋賀県知事)らがいた。それが、いまでは逆だ。元国会議員の知事は東京、岩手、長野、長崎など13人を数える。名古屋、広島、北九州、浜松など数多くの元国会議員の市長もいる。

 国と地方の政治家の力関係の変化は、政治家の「逆流」も生んでいる。

3426千葉9区:2009/08/12(水) 20:04:08
http://www2.asahi.com/senkyo2009/special/TKY200908090217.html
《ルポ決戦前夜:1》ロスジェネの挑戦
2009年8月10日
■逆風の組織だから「活躍の芽」

 バブル崩壊後の就職氷河期に社会に出た「ロストジェネレーション」のカリスマが、今夏、総選挙に立つ。

 7月27日朝、札幌市南区の真駒内駅前。長谷川岳(38)はビール箱の上から声を上げた。

 「想像力や情熱、フットワーク、スピード感で新しい政治スタイルを作りたい」

 北海道大2年だった91年、長谷川はバブル崩壊に沈む北海道の街を元気にしようと、「YOSAKOIソーラン祭り」を企画。毎年6月、札幌市の大通公園で開かれる一大イベントに育てた。18回目の今年も道内外から約180万人が集まった。

 政治家を志した理由も「元気を作るため」。96年の総選挙に北海道1区から無所属で立候補し、3万票余を得たが、最下位。この時、3倍以上の得票で当選した民主党の横路孝弘(68)に今回、自民党公認で再挑戦する。

 小泉チルドレンの代表格で同区への転出をめざした杉村太蔵(29)との公認争いに決着がついたのは07年暮れ。活動を本格化させた昨年5月以降、長谷川が自民党の地方議員の紹介などで回った場所は9万を超える。平日朝は曜日ごとに違う駅前で演説する。

 自民党の支援団体以外にも支持を広げようと、選挙区内のNPO460団体と農家220戸にアンケートを実施。子育てへのNPO活用など独自の視点を入れた「僕が考えた10のミライズ」という政策集もまとめた。組織や団体回りを中心とする自民党の選挙手法に頼らなければ、党に借りを作らずに済む――。

 「横路が来た」

 7月26日、古い商店街の祭りに横路が姿を見せたとの知らせに、長谷川は「これまでならあり得ない」と驚いた。

 旧社会党幹部の長男で知事3期。小選挙区導入から4回続けて当選する横路は、連合を中心とする厚い支持基盤のもと、今回も「麻生首相に続けさせるのか」と政権交代を訴え、「横綱相撲」を展開する。しかし、従来の自民党候補とタイプが違う長谷川に、横路陣営も警戒感を抱く。

 最近の地方選では、若さに民主党の看板を加えて、「チェンジ」を売りに当選する例が目立つ。

 今なぜ、逆風下の自民党からなのか。18年前、「絶対に無理」と言われながら、資金集めのために約800の企業を訪ね、祭りを実現させた長谷川は、こう話す。

 「若者が活躍できるのは、ゼロから作る組織か、崩れかけた組織だ」

 「『民主党から出れば』と言われるが、お門違い。今回勝ち抜いたメンバーが本当に自民党を変えていける」

 自ら道を切り開いてきたカリスマの意地でもある。

3427千葉9区:2009/08/12(水) 20:04:29
     ◇


■選挙後みすえ「自民は通過点」

 「政治を変える一番手っ取り早い方法は、政治家を変えることだ」

 7月30日朝、三重県亀山市の駅前で世代交代を訴えていた鈴木英敬(34)もロスジェネ世代。三重2区で4回連続当選の民主党「次の内閣」財務相、中川正春(59)に、やはり自民党から挑む。

 経済産業省のキャリア官僚として、構造改革特区や若者の就業支援をする「ジョブカフェ」を担当。仕事を通じ、自治体職員に変革への熱意を感じた。特区に携わった縁で関係を深めた竹中平蔵氏の協力を得て、若手公務員を育てる「スーパー公務員養成塾」を開始。ロスジェネ世代の公務員が心酔する存在になった。

 昨年初め、経産省を辞め、自民党からの出馬を決めた。当落を考えれば、民主党の方が有利だろう……それでも外交・防衛などの基本理念が自分の考えとは合わない。「枠組みの違いがあっても、志を持った人間は選挙後に集う。自民党はその通過点だ」。そんな割り切りもあった。

 三重2区は、祖父が隣接する町の出身というつながりがある程度。ミニ集会では「本当に政治を変えられるのか」と詰め寄られた。一方、県議出身で政策通の中川は「借金か無駄遣いの見直しか、どっちを選ぶのか」と、民主党マニフェストの実現に向け、各地で丁寧に説明を続ける。

 壁は厚い。それでも鈴木は言う。「日本を支える主役は私たち30代。責任世代にもっと国政で働くチャンスをいただきたい」=敬称略(石松恒)

     ◇

     ◇

 〈ロスジェネの立候補状況〉 今回の総選挙には、朝日新聞の調べ(5日現在)で約230人の20〜30代が立候補を予定している。そのうち90年代半ばから00年代前半までの就職氷河期に社会に出た27〜37歳の立候補予定者は約170人。18人が自民党、41人が民主党から立つ予定。民主党の方が2倍以上多い。

 07年春の統一地方選では、この世代の地方議員が急増。今年6月の市長選では、千葉市で31歳の熊谷俊人氏、神奈川県横須賀市で33歳の吉田雄人氏が当選した。7月の奈良市長選でも33歳の仲川元庸氏が当選。地方政治への進出が続いている。

     ◇

 政権選択をかけた決戦を前に、立候補予定者は何を訴えているのか。その言葉を追った。

3428千葉9区:2009/08/12(水) 20:05:11
http://www2.asahi.com/senkyo2009/special/TKY200908090224.html
《ルポ決戦前夜:2》東京1区、都議選の衝撃
2009年8月10日
■「生活の1票」怖い反動

 6日夕、東京都新宿区にある民主党の海江田万里(60)の事務所で、党のマニフェスト(政権公約)の説明会が開かれた。約60人の参加者からは厳しい指摘が相次いだ。

 「ガソリン税の暫定税率廃止と書いているが、環境面からも税収は重要だ」「GDP(国内総生産)を増やすのが重要なのに、その施策が高速道路無料化ぐらいしかない」

 7月27日のマニフェスト発表後、海江田には多くの意見が寄せられた。目玉の月額2万6千円の子ども手当には「配偶者控除の廃止は、たまらない」。インド洋での給油活動延長をめぐり、党幹部の発言が揺れると、「給油は続けるのか、続けないのか」。6日の説明会は、こうした不安を抑えることが目的だった。

 7月12日の東京都議選。民主党は初の第1党になった。この勢いで都内は総選挙でも圧勝――とのシナリオが党内では語られる。ところが、政権交代に現実味が帯びるにつれ、民主党への視線は厳しくなっているようにみえる。

 実際、朝日新聞の世論調査では、都議選直後に11ポイントリードしていた民主党と自民党の支持率が、8月初めには2ポイント差に。「都議選は与党におきゅうを据える1票だったが、今度は自分の生活にかかわる1票。投票する人の意識にハードルはあると思う」と海江田。「都議選ショック」からの揺り戻しが気になる。

 東京1区のライバル、自民党の与謝野馨(70)は経済財政相、財務相として麻生政権の景気対策の責任者だった。「今の日本には一度政権が代わらないと、どうしようもない問題がある。二人羽織のように官僚が政治家の振り付けをしている」。海江田にとって、「財務省言いなり」とみえる与謝野は、変えるべき官僚政治の象徴でもある。

■「政策愚直に」探る活路

 小選挙区制になって4回、与謝野と海江田は2勝2敗。住民の流動が激しく、無党派層の多い都市部では、「風」が選挙結果を大きく左右する。

 「アクセスの利かない方が増えた。我が選挙区の大変なところだ」。与謝野がこう語るように、オートロックの高層マンションでは、政策ビラの投げ込みができない。町内会単位で2〜3カ所のミニ集会を重ね、そこで地道に持論を説く。

 与謝野は、大幅な財政出動を伴う補正予算編成を主導したが、本来は財政再建論者。政府の「中期プログラム」で消費増税の道筋をつけた。民主党がマニフェストで掲げる政策も「奇想天外」と切り捨て、「民主党の政策を全部やると、(高福祉高負担の)スウェーデン型にしないといけない。消費税25%を覚悟でやるなら、一つの考え方だ」。財源論で民主党を挑発する。

 とはいえ、都議選の後遺症は引きずったままだ。都議選3日後の7月15日、与謝野は麻生首相に「都議選で非常に逆風が吹き、全国的に選挙の状況が厳しい」と訴えた。7月29日夜、新宿区内の寺院。与謝野は約60人の後援会関係者に、「私の力不足。大変申し訳ない」とわびた。同区では自民党の現職が落選。千代田区でも7選をめざした党都連幹事長が涙をのんだ。

 今月4日の記者会見。与謝野は、こう強調するしかなかった。

 「我々の政治性や政策を最後まで愚直に訴えていく。そこに活路を見いだしていくことでなければならない」=敬称略(園田耕司)

3429千葉9区:2009/08/12(水) 20:06:04
http://www2.asahi.com/senkyo2009/special/TKY200908090228.html
《ルポ決戦前夜:3》選挙協力・連立の方程式
2009年8月10日
■野党共闘「にがりになる」

 7月31日午後。バスターミナルを歩道橋が囲む大阪府高槻市のJR高槻駅前は、千人を超す聴衆でごった返した。お目当ては、社民党の辻元清美(49)の応援に来た民主党幹事長、岡田克也だった。

 「民主、国民新との統一候補となったことを誇りに思う」と辻元が言えば、岡田は「比例区は、それぞれの立場で。しかし、小選挙区は辻元を大きく押し出して下さい」と訴えた。

 これまでの総選挙で野党間の選挙協力は限定的だった。それが今回は選挙後の連立を視野に、互いに推薦を出すなど各地で協力が具体化する。

 06年秋、辻元事務所の前に黒塗りの車がとまった。当時の民主党代表、小沢一郎による突然の訪問。「隣の大阪9区で衆院補選がある。民主党の応援をお願いしたい」。07年参院選で民主党が大勝すると、小沢の話は「大阪で応援する分、全国で力を貸して」と、より具体的になった。

 ただ、大阪10区の民主支持者は社民への選挙協力をすんなり受け入れられない。市議の一人は「大きな目標に向かう時」と話すが、今年5月、大阪城公園での連合メーデーであいさつする辻元には、かつての秘書給与事件にからめた痛烈なヤジが飛んだ。

 それでも辻元は言う。

 「大政党は固まりのない豆乳。そこに私らみたいな『にがり』が入って方向性が決まる。政策に違いはあるが、生活優先では一致している」

 野党共闘の成否は選挙戦を左右する。人込みに紛れて、岡田と辻元の演説を聞いていた自民党の松浪健太(37)は「岡田さんは社民党を意識して外交や教育の話はしなかった」と指摘。かつて辻元が自民、民主両党を「ライスカレーかカレーライスの違い」と揶揄(やゆ)したことを念頭に、こう皮肉った。「二大政党のどっちがおいしいカレーを提供するかの選択なのに、社民党はティラミスの話をしている」

■自公に溝「ぼろ負け困る」

 公明党幹事長を8年、国土交通相を2年近く務めた冬柴鉄三(73)は、毎朝7時半から30分間、尼崎市の駅前に立つ。演説はせず、名前を連呼しながら、「行ってらっしゃい」と通勤客を見送ると、その後は企業・団体回りに。党の「66歳定年」の特例で出る今回、地元密着を押し出す。

 意識するのは、7月21日に兵庫8区からの立候補を表明した新党日本代表の田中康夫(53)だ。「おかしいことをみんなで変えるドリームを実現したい」。民主推薦の田中が下町の商店街などでこう訴える様子を、何台ものテレビカメラが追いかけている。

 今年6月、定数44の尼崎市議選で、公明党の候補9人が得票数の3位から11位に並んだ。しかも全員4千〜5千票台という結果。「常勝関西」を印象づけた。

 ただ、当選には票の上積みが欠かせない。頼みは自民党だが、皮肉なことに過去3回の自公協力の結果、自民党の足腰はすっかり衰えた。中選挙区時代、5千人余りいた尼崎市内の自民党員は300人程度に減少。市選出の自民県議も定数7で1人だけだ。

 「連立与党はあっても、連立野党という選択はない」。こんな声が公明党内から漏れる中、自民党も心穏やかではない。今年5月、比例近畿ブロックで自民党尼崎支部長の泉原保二(67)が繰り上げ当選し、比例名簿の上位登載を求めて党員集めを本格化。自民党支持団体の幹部は「総選挙後、野に下ったら公明は裏切らないとも限らない。応援する意味はあるのか」。これまで冬柴の選挙に動員していたが、今回は見送るという。

 自民党との連立10年で公明党は政権の「果実」を味わった。しかし、冬柴は総選挙後の自民党との関係を問われると、「まず自公で勝つ。(自民党には)ぼろ負けされては困る。過半数割ったりしたら……」。続く言葉はのみ込んだ。=敬称略(堀江政生)

3430千葉9区:2009/08/12(水) 20:06:59
http://www2.asahi.com/senkyo2009/special/TKY200908100381.html
《ルポ決戦前夜:4》YKK、それぞれの道
2009年8月11日
■再編視野「やることある」

 8月4日、加藤紘一(70)は北海道岩見沢市を訪れた。4年前、郵政民営化を争点に解散に打って出た小泉純一郎(67)のもと、大量当選した小泉チルドレンの一人、飯島夕雁(45)の後援会が開いたセミナーの講師役だった。

 「市場原理主義に支配された10年だった。もう一度、農村集落を取り戻す政治にすべきだ」。加藤は淡々と「脱小泉路線」を説いた。

 90年代、自民党で小泉、山崎拓(72)と「YKK」の関係を築き、「竹下派支配」の対抗勢力として発言力を強めた。しかし、00年秋、森内閣不信任決議案に加藤と山崎が賛成の動きを見せた「加藤の乱」を機に、「友情と打算の二重構造」(小泉)というYKKの2人の「K」の間に、大きな溝が広がる。

 森派会長として加藤らを抑え込んだ小泉は半年後、首相に就き、5年超の長期政権を担った。逆に加藤は02年、元事務所代表の脱税事件をめぐり議員辞職。翌年、国政復帰したが、表舞台から離れた。

 小泉政権時代は批判を抑えた加藤は今年4月、「劇場政治の誤算」を出版。自民党に小泉路線からの決別を促す一方、飯島らチルドレンの選挙区を行脚する。民主党政権になっても、いずれ政界再編が起きる。その時に備えた受け皿を――。総選挙を前に一部のチルドレンは離党や立候補断念に追い込まれたが、「彼らは貴重な人材。(落選しても)長い目で考えろと話している」と加藤。「小泉なき政界」での足場固めが狙いだ。

 麻生首相の衆院解散表明直後、加藤は東京都議選総括のため、両院議員総会開催を求める署名活動を呼びかけた。小泉改革を支えた中川秀直、武部勤の両幹事長経験者との連携に、支持者も首をかしげたが、「麻生降ろし」を望んだチルドレンら党内の中堅・若手への助け舟と見れば、説明もつく。

 4日夜、北海道から地元の山形県酒田市にとんぼ返りした加藤の決起集会。冒頭、巨大スクリーンに加藤の訴えが上映された。「まだやることがある。まだやらなければならないことがある」

     ◇

■「豊かな経験」アピール必死

 猛暑に見舞われた6日午後、山崎は福岡市郊外の住宅街の一軒家で、約10人の支持者と向き合った。話題は近くの駅の高架化や再開発事業。地元の関心事ばかりだった。

 幹事長、首相補佐官として小泉政権を支えた山崎。前回郵政選挙では「小泉の盟友」を前面に現行制度で自身最高の13万6千票で当選した。加藤と同様、総選挙後の政界再編を志向するが、自民党への逆風が突き刺さる今回は議席を守るので必死だ。

 「変えないかん」と訴える民主党の稲富修二(38)に対し、山崎は「政治経験」をアピール。街頭でも「経験豊かな責任力のある自民党、山崎拓です」と呼びかける。

 系列の地方議員と地元回りに徹し、慣れない朝夕の街頭演説にも立つ。3日には、公明党代表の太田昭宏と九州電力本社を訪問。公明党と繰り出した街頭演説では「比例区は公明党で戦い抜く」。なりふりかまってはいられない。

 山崎が地元回りで汗を流していた6日、小泉は神奈川県藤沢市で講演した。「たまには野党になってもいい。野党も与党の苦しさを味わった方がいい」。YKK時代に区切りをつけ、なお政界で存在感を示そうとする加藤、山崎とは対照的に、そこには角が取れた元首相の姿があった。=敬称略(林尚行)

3431千葉9区:2009/08/12(水) 20:08:00
http://www2.asahi.com/senkyo2009/special/TKY200908110481.html
《ルポ決戦前夜:5》焦る「道路族のドン」
2009年8月12日
 1日、生家がある福岡県みやま市(旧瀬高町)で開かれた女性だけの会合で、自民党選挙対策本部長代理の古賀誠(69)が熱弁をふるった。

 「道路を造れば『誠道路』、橋を造れば『誠橋』と批判される。東京の人は公共交通機関を利用できるが、田舎には車が必要だ。田舎を豊かにする必要がある」

 運輸相や自民党道路調査会長を務めた古賀は、「道路族のドン」と呼ばれる。実際、選挙区の大牟田市から延びる有明海沿岸道路は「誠道路」、八女市の朧(おぼろ)大橋は「誠橋」という異名を持つ。古賀の力の象徴となっている。

 道路特定財源が焦点になった昨年の通常国会で、民主党がこれらをやり玉に挙げた。視察した民主党代表代行の菅直人は、衆院予算委員会で「有力な道路族がいるところが優先されているように見える」と皮肉った。

 そんな声をよそに古賀の地元での「実績」は拡大する。今年3月、九州自動車道みやま柳川インターチェンジが開通。九州新幹線が全線開通する2年後には、選挙区内に駅が二つできる。

 1日の女性の会合では、アニメ「サザエさん」のこんな替え歌が披露された。

 ♪全国各地を走ってる/誠ちゃん/なんでも解決/うちらの誠ちゃん

 沿岸道路もー/開通しましたよー/ルールルルルッルー/今日もいい天気ー

 2番と3番のサビは、こうなる。

 ♪みやまインター/便利になぁったよー ♪新幹線もー/もうすぐ走るよー

 古賀は、歌って踊る支援者の顔と、後援会名簿を見比べていたという。

■地元張りつき 実績誇示

 選挙の責任者、派閥の領袖(りょうしゅう)にもかかわらず、古賀は地元に張り付いている。7月12日の東京都議選直後に選挙対策委員長を辞任したのも「自分の選挙に専念したいから」との憶測を呼んだ。

 「古賀さんが、『助さん』『格さん』を連れて一軒一軒回っている」。みやま市では市長と市議と一緒に回る姿が評判になった。2年前の市長選で、古賀は市長の対立候補を推して惨敗。「みやま市は生まれ育った場所なのに『反古賀』が多い。市長を連れ回すことで流れを変えようとした」(選対関係者)。

 支持者の高齢化に加え、2年前の総裁選で地元の麻生太郎ではなく福田康夫を推し、県議との間に溝ができた。古賀は麻生政権になってからの10カ月間、学区ごとに有力者を口説き、麻生に近い有力県議に頭を下げ、後援会の立て直しに力を入れた。

 必死になるのは、古賀の足元から火がついたから。民主党が、秘書として古賀に7年間仕えた前八女市長の野田国義(51)を擁立した。野田は秘密裏に会合を重ねる古賀の選挙手法を批判。自らは連日のように辻立ちをして、道行く運転手に「税金が正しく使われる、利権のない国政にチェンジしましょう」と訴えている。

 古賀は初当選した80年、「30年計画」を立てたとされる。10年間は地元中心に活動し、次の10年で大臣を務めて中央政界で力を持ち、最後の10年間で国家・国民のために働く――。その計画通り、古賀は閣僚や党幹事長などの要職を務めた。ただ、自民党の逆風下で時計は逆戻りした。

 11日夜、大牟田市での会合で、古賀は何度も繰り返した。「このふるさとなくして、政治家・古賀誠はない」=敬称略(蔵前勝久)

 〈道路族〉 自民党道路調査会や国土交通部会の有力メンバーで、道路整備など公共事業予算に大きな影響力を持つ。関係業界の支援を得るため、地元に事業を誘致することを政治力の源泉とした。とくに、田中角栄氏らが50年代に創設した道路特定財源の配分をめぐり、力を発揮した。

 道路調査会長は、田中派の流れをくむ旧竹下派が長年にわたって独占したが、01年から4年余りは堀内派の古賀誠氏が務めた。

3432千葉9区:2009/08/12(水) 20:11:23
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000340908100001
あすを選ぶ09衆院選


【選挙区の構図】


1区 自民VS.民主 激戦の様相
2009年08月10日

 自民党の川崎二郎氏と民主党の中井洽氏は、中選挙区時代を含めて11回目の対決。今回も激戦の様相だ。


 川崎氏は1日、兼業農家の多い津市美里の事務所開きで、93年に誕生した細川政権を引き合いに出した。


 「米の自由化を決め、2万円だった米価が一時1万円まで下がった。FTA(自由貿易協定)など民主党の方針で農村を守っていけるのか」


 00年以降3回連続で中井氏に勝っているが、今回は「かつてない逆風」(陣営)との危機感が、民主党への批判を鋭くさせている。


 「構造改革の流れを自民の中で変えようとしてきた」「人を選んで下さい」と党ではなく個人を前面に押し出しながら、無党派層を意識し、屋内の演説会より街頭を重視。「3万人と握手する」とし、ミニ集会も重ねている。


 厚労相を務め厚労行政へのかかわりが深く、雇用や少子高齢化対策、救急救命センターを含む三重大病院の建て替えなど実績をアピールする。


 中井氏は「民主党に新しい政治をやらせてほしい」と政権交代を繰り返し強調してきた。


 7月20日の伊賀市での国政報告会では、子育て支援、高速道路の無料化などマニフェストを掲げながら「若い人、1年生議員が小泉チルドレンみたいにならないよう、私たち経験者が十分監督して政権運営する」と述べるなど、党幹部でもある10期のベテランらしく、政権担当能力への不安を消すのも忘れない。


 自民党が大勝した05年の郵政選挙でも票を伸ばした。昨年5月から、自民党の支持者が多い農村部などの200以上の集落を初めて回り、ミニ集会を開いてきた。共産党が擁立を見送り、非自民票の上積みにも期待がかかる。国民新党を支持する「郵政政策研究会」も全面支援する。


 幸福実現党の後谷氏は、消費税の撤廃や、憲法9条の改正を訴えている。(藤崎麻里)

3433千葉9区:2009/08/12(水) 20:11:54
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000340908100002
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【選挙区の構図】


2区 強い民主前職 挑む新顔
2009年08月10日

 96年の小選挙区制導入以降、5回連続の当選をめざす民主党の中川正春氏に、自民党の鈴木英敬、共産党中野武史、幸福実現党の萩都志子の3氏が挑む。


 「税の無駄遣いを徹底的に切り込んでいく。とことんやります。ぜひ、やらせてください」


 7月27日夜、鈴鹿市民会館で開かれた中川氏の決起集会。中川氏は声を高ぶらせ、壇上から前のめりになって政権交代の必要性を訴えた。


 これまで自民党候補と3回戦ったが、大差で勝ち抜き、比例復活も許していない。企業や自動車関連労組、連合関係の組織票に加え、地域をこまめに回って個人票を固めることに余念がない。


 党の勢いもあって「順風」とみる向きもあるが、経済産業省出身で若さと行動力、世代交代を訴える鈴木氏の動きに警戒を緩めない。


 「今の政治は閉塞(へいそく)感だらけ。政治家を変えなければいけない」


 鈴木氏は7月24日夜、同じ市民会館であった4氏による公開討論会で、現在の政治を批判した。


 昨年1月に鈴鹿市へ引っ越し、「2区に骨を埋める。ここを変えたい」と繰り返してきた。地域を丹念に歩き、1日7回集会を開いた日もある。


 旧来の自民党支持層に加え、若い世代への浸透をめざす。シンクロナイズドスイミングの五輪メダリストの妻美保さんも地域を駆け回る。安倍政権で官邸の一員だったこともあって、安倍氏をはじめ塩崎恭久元官房長官らの応援も相次ぐ。


 中野氏は、県内唯一の共産党公認候補となる見通し。比例区との重複候補となる予定で、県内全域で活動を展開し、支持を訴える。「これだけ政治に生活が痛めつけられている。『政治を変えてほしい』との声がたくさん寄せられています」


 萩氏は、街頭演説などで支持を呼びかけている。(佐野登)



◎立候補予定者
鈴木 英敬 34 自新 〈元〉経産省職員 〈公〉
中川 正春 59 民前(4)党財務相   〈国〉
中野 武史 35 共新 党県書記長
萩 都志子 50 諸新 幸福実現党員

3434千葉9区:2009/08/12(水) 20:12:24
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000340908110001
あすを選ぶ09衆院選


【選挙区の構図】


3区 民主の顔に 4度目の挑戦
2009年08月11日

 民主党の「顔」でもある幹事長の岡田克也氏に、自民党の平田耕一氏が挑む構図は4回目。過去3回は岡田氏が圧勝したが、平田氏も2回は比例区の名簿上位で復活当選している。


 7月18日、桑名市で開かれた国政公開討論会での発言が、2人の立場を象徴していた。「まさしく政権交代をかけた選挙になる」と意気揚々の岡田氏に、平田氏は「当選する可能性はほとんどない立場ですから、つらいんです」と笑いを誘った。


 岡田氏は応援で全国を回っているため選挙区にはほとんど戻れず、代わって多津子夫人と強固な後援会組織が支える。各地域ごとの後援会のほか、約300人の女性後援会、約2千社の企業団体後援会がある。連合三重などこれまでの支援団体に加え、今回から桑名やいなべの医師会も推薦を出した。


 公示日までに、夫人が企業や団体を回るほか、秘書らが岡田氏の声を録音したテープを持って、連合自治会単位の約30カ所で集会を開く。14万票余を獲得した05年以上の票をめざす。岡田氏は「政権交代の可能性は50%。危機感を持ってがんばりたい」。


 平田氏は、選挙区を78の世話人会、幹事会に分けて選挙態勢を整えた。四日市医師会や県看護連盟四日市支部など自民党を支持する業界団体の職域支部27団体(約1200人)の推薦、支援も得た。公示日までは団体回りや女性集会、演説会などで浸透を図る。公明党へのさらなる協力も呼びかけている。


 今回、党は重複候補者の比例区での優遇はしない方針だけに、前回の8万票余を上回る10万票を目標に復活当選に照準を絞る。演説会などでは「3区から自民、民主候補の2人を当選させて」と訴えている。


 野原典子氏は、支持母体の幸福の科学の会員を中心に支持を呼びかけ、街頭演説も繰り返している。(小若理恵、姫野直行)


◎立候補予定者
平田耕一60自前(2)〈元〉財務副大臣 〈公〉
岡田克也56民前(6)党幹事長   〈国〉
野原典子52諸新 幸福実現党員

3435千葉9区:2009/08/12(水) 20:12:55
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000340908120002
あすを選ぶ09衆院選


【選挙区の構図】


4区 浸透図る民主 自民危機感
2009年08月12日

 田村元・元衆院議長の地盤を引き継ぎ、小選挙区制導入以降5回連続の当選をめざす自民党の田村憲久氏と、05年に初めて立候補し、復活当選した民主党の森本哲生氏が激戦を繰り広げる。


 7日、松阪市与原町で開いた田村氏の個人演説会。自民党への逆風を意識して、約30人ほどの支持者を前に「今回は比例復活はない。小選挙区で当選しないと、この地から田村の名がなくなる」と訴え、危機感を前面に押し出した。


 解散まで務めた衆院厚生労働委員長の実績を強調。「出生率が上昇しているから年金は心配しなくてもいい」「ドクターヘリを1県に1台整備する」などとアピール。医師会や歯科医師会、薬剤師会など医療関係者の支持も堅い。


 自民党への批判は、「党もいろいろ直さんとあきません。次の選挙で若返る。世代交代こそ日本が変わる一番の改革だ」と若さを訴える。


 森本氏は、民主党への追い風に乗って、年金制度改革や子ども手当など党のマニフェストを中心に政策を訴える。6日、津市一志町で開かれた国政報告会でも「お任せ民主主義は卒業し、三重から政権交代を」と語った。


 05年は、自民党への追い風の中、解散後の立候補表明にもかかわらず、飯南町役場職員出身という地盤を生かし、田村氏に1万3千票差と迫り復活当選した。


 当選後も、知名度が低かった久居、一志、美杉、白山などの津市4区域を中心に浸透を図ってきた。小規模な会合や運動会などに積極的に出席。4年間、週末は1日10カ所以上を回る徹底した「どぶ板選挙」で、保守地盤の厚い周辺部の切り崩しを狙う。


 岡田克也幹事長も5日の決起集会で、「小選挙区で勝たなければ責任あるポストは任せられない」と引き締めた。


 幸福実現党の高良雄蔵氏は、消費、景気の拡大を訴え、松阪市内を中心にミニ集会などで支持拡大をめざす。(月舘彩子)


◎立候補予定者
田村 憲久 44 自前(4) 〈元〉総務副大臣〈公〉
森本 哲生 59 民前(1) 党県副代表〈国〉
高良 雄蔵 36 諸新  幸福の科学職員

3436千葉9区:2009/08/12(水) 20:13:26
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000340908120003
あすを選ぶ09衆院選


【選挙区の構図】


5区 自民王国 切り崩しねらう
2009年08月12日

 厚い保守基盤を支えに3選をめざす自民党の三ツ矢憲生氏に、民主党の32歳、藤田大助氏が初めて挑む。麻生内閣の支持率低下など自民党への逆風が吹く中、民主党は最重点区と位置づけて「5区から政権交代を」と意気込む。


 三ツ矢氏はこの1年間、財務政務官を務め、今年度予算や景気対策などの補正予算を成立させた。農林漁業や観光産業の活性化に期待がかかる高速道路の建設などにも力を発揮。国会議員の定数削減が持論の三ツ矢氏は、比例重複立候補を辞退し、自らの政治姿勢を示した。


 解散が迫った7月17日に開いた選挙区支部大会では「20年、30年後を考え、バラマキ合戦ではなく、政策を堂々と訴え、必要な政治家は誰なのかを示したい」と述べ、個人を押し出してアピール。前回同様、200以上の団体から推薦状が届いているが、後援会幹部は「自民党への批判は強い。背水の陣で臨むしかない」と必死だ。


 昨年8月に立候補の意向を表明した藤田氏は、自民党県連幹事長などを務めた元県議の祖父(84)、同党を離党して応援に回る現職県議の父(57)の家系。


 連合三重の支援を受けるほか、商工会など保守層の切り崩しをねらう。民主党候補は過去2回、三ツ矢氏に大差をつけられ、比例区での復活もかなわなかった。共産党が擁立を見送り、非自民票の上積みを見込むが、選挙区内は一次産業や中小企業が多く、「自民党の岩盤は厚い」と民主党幹部。


 国民不在の自民党政治を批判する藤田氏は、5日の街頭演説会でも「疲弊した地域に風穴を開け、新しい政治の流れを」と政権交代に意欲を燃やす。岡田克也幹事長ら党幹部が応援に入り、知名度不足を補う。


 幸福実現党の大原忍氏は経済活性化や消費税廃止などを訴え、所属する宗教団体を中心に活動を展開している。(松永佳伸)


◎立候補予定者
三ツ矢憲生58自前(2)財務政務官 〈公〉
藤田 大助32民新 〈元〉県議秘書 〈国〉
大原  忍58諸新 幸福実現党員

3437千葉9区:2009/08/12(水) 20:35:14
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090812-OYO1T00728.htm
衆院選兵庫8区 冬柴、田中両陣営が尼崎市長にラブコール
 18日の公示まで1週間を切った衆院選。兵庫県尼崎市の兵庫8区で対決する前公明党幹事長の冬柴鉄三氏(73)、新党日本代表の田中康夫氏(53)両陣営が、白井文・尼崎市長(49)に支援の〈ラブコール〉を送っている。本人は「市政に専念する」と中立を明言するが、選挙区が重なる市長選で前回10万票以上を集めた人気は魅力で、水面下の綱引きはさらに白熱しそうだ。

 白井市長は航空会社の元客室乗務員。市議を経て、2002年に与野党相乗りの現職を破り、全国最年少の女性市長(当時)となった。06年には自民、公明両党が推す新人を2倍以上の得票差で破り、再選した。

 田中氏陣営には、「白井市長とは政治理念が近い。当然、動いてほしい」(支援者)との期待が強い。市長は長野県知事時代からの田中氏と同様、「しがらみのない政治」「情報公開」などを掲げているからだ。

 だが、関係者が支援を依頼したところ、「中立を守る」と固辞されたという。田中氏の支援者は「間接的にでも一歩を踏み出してほしい」と期待をつなぐ。

 一方、冬柴氏の陣営関係者も7月中旬、白井市長に衆院選での協力を直訴したが、答えは同じだった。ただ、「市長は田中氏を応援するのでは」との懸念も強まっていただけに、「最後までその姿勢を貫いてほしい」と申し入れた。

 白井市長は読売新聞の取材に対し、「しっかりと市政運営を進める。今回の申し出はすべて断っている」と話している。

(2009年8月12日 読売新聞)

3438千葉9区:2009/08/12(水) 20:38:27
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009081202000273.html
民主積極 自民慎重 マニフェスト配布に温度差
2009年8月12日 夕刊

 衆院選の公示を十八日に控え、各党のマニフェストが街にあふれ始めた。「政権選択」選挙となる今回は、有権者のマニフェストに対する関心は高いが、その配布方法や、法解釈は各党まちまちだ。 

 民主党は当初、マニフェストを三百万部印刷し、全国に発送済み。現在、増刷中だ。

 各候補の演説会場ではスタッフが積極的に配布。首都圏のある陣営は、「朝の街頭演説で三千部が一時間でさばけた。特に子育て世代の人がよく受け取ってくれる」という。

 党ホームページ(HP)へのアクセスも多い。マニフェストを発表した翌日の七月二十八日、アクセスは通常の十倍近い百二十九万件で、一時的に回線がつながらない状態に。HPでのマニフェスト閲覧数は一千万件を超えたという。

 一方、自民党は控えめだ。今月十一日、麻生太郎首相が街頭演説を行ったJR松戸駅前では、陣営のスタッフは集まった聴衆には積極的に配布せず「マニフェストがほしい」と求める有権者に配る程度だった。

 自民党はHP閲覧数は「公表しない」という。公明党閲覧件数は約五万件、共産党は約十一万件。

 このような温度差は、マニフェストに対する公職選挙法の解釈とも関係がある。現行の公選法は、公示前の選挙運動を禁止している。マニフェスト配布を「選挙運動」と受け止めれば、事前運動として法違反となる。

 民主党などは、現在の配布を「通常の政治活動」として行っているが、自民党側は、現段階での積極的な配布は控えた方がいいという法解釈をしているようだ。 (政治部・清水俊介)

3439名無しさん:2009/08/12(水) 20:44:25
>>3389
日森を回すべき

3440千葉9区:2009/08/12(水) 20:54:06
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20090812ddlk32010402000c.html
2009衆院選:2区 勝部町長が自民支援 斐川町で情勢混とん /島根
 18日公示、30日投開票の衆院選を控え、前職2人による激しい戦いが見込まれる島根2区では、出直し町長選を終えたばかりの斐川町で各陣営の攻防が激化している。国民新党前職の亀井久興氏の陣営は、町長選で多くの野党支持者らが支援した前職の勝部勝明町長が再選したことについて「どちらかと言うと、追い風」と勢いづく。一方で、自民党系町議と対立を繰り返してきた勝部町長が自民党前職、竹下亘氏の支援を打ち出すなど、情勢は混とんとしている。

 同町では07年の参院選、自民党現職候補が、国民新党新人の亀井亜紀子氏に約1900票差で敗北。2日の町長選でも自民党系町議が支援した新人候補が敗れるなど、同党にとっては苦しい状況が続く。

 竹下陣営は10日に青木幹雄参院議員が同町に入り6カ所でミニ集会を開催。竹下氏も11日に町内企業にあいさつ回りを行うなど、町長選ショックからの巻き返しを図る。

 同町荘原町で10日に開かれた集会には合併問題を巡って自民党系町議と対立する勝部町長も出席し「竹下先生を応援する」とあいさつ。勝部町長は取材に対し、麻生内閣の経済対策などに触れながら「町政の課題解決のために尽力してくれる」と竹下氏支持の理由を語った。

 一方、亀井氏も7日に町内4カ所で街頭演説を実施。陣営は「町長選で勝部さんを応援していたのは、ほとんどがうちの支持者。ただ、町長が竹下さんを支持しても、その人たちがうちを応援しないというわけではない」と冷静に受け止める。

 島根2区には、幸福実現党新人の相浦慎治氏も立候補を予定している。【細谷拓海】

3441千葉9区:2009/08/12(水) 21:02:12
http://www.zakzak.co.jp/top/200908/t2009081235_all.html
「ばんそうこう大臣」崖っぷち…保守王国茨城に激震
更迭後おわび行脚も批判変わらず

 保守王国・茨城が激震している。自民党の強固な支持団体だった県医師会が民主党支持に転換するなど、県内の政治地図が大きく変わりつつあるのだ。特に、自民党凋落の一因となった茨城1区(水戸市など)の「ばんそうこう大臣」、赤城徳彦元農水相(50)は崖っぷちの選挙戦を余儀なくされている。

 「私にとっては後のない正念場の選挙です」

 最近、赤城氏は街頭遊説などで有権者にこう訴えているという。全国で1、2位を争う逆風選挙というのは間違いない。

 赤城氏は、岸、佐藤両内閣で、農相や官房長官などを歴任した赤城宗徳氏の孫。プリンスと期待されたが、一昨年6月、安倍内閣で自殺した松岡利勝元農水相の後任に抜擢され、人生の歯車が狂った。

 自民党ベテラン秘書は「ばんそうこうの一件が決定的。記者会見での不可解な対応で、党や内閣への信頼を失墜させた。参院選(2007年7月)惨敗の2日後に更迭されたが、当然だ」と吐き捨てる。

 大臣更迭後、赤城氏は街頭でのつじ立ちやミニ集会などに小まめに顔を出し、おわび行脚を続けているが、報道各社の情勢調査では「相当苦戦」。昨年11月、水戸市内での演説で「ケガをしてばんそうこうを張っただけで、こき下ろされて、えらい目に遭った」と恨み節をこぼしたと、スポーツ紙に報じられた。

 赤城事務所では「時間がたっても批判は強い。厳しい選挙に変わりはない。赤城は『申し訳ない』とお詫びをしながら、これからどうするか、前向きな訴えを続けている」と語る。

 事実上の一騎打ちとなる民主党の福島伸享氏(38)は、「東大卒」「元官僚」「地元出身」と、経歴は赤城氏に似ているが、過去に2回、同区から総選挙に挑戦して落選している苦労人。

 本来、民主党の内規では公認不可だったが、小沢一郎代表代行に「お前、本気でやる気あるのか!」と一喝された際、ひるまずに政権交代に賭ける熱意を伝え、「ここで立ち上がらなかったら、一生後悔する。やらせてください」と訴え、認められたという。

 昨年2月の活動再開以来、強固な保守地盤を突き崩すため、「選手交代」を旗印に、選挙区内を自転車で細かく回るドブ板選挙を展開。解散翌日の22日、長妻昭氏を招いた地元集会には1000人収容の会場に1500人以上が押しかけた。

 福島事務所では「有権者の意識は変わった。県医師会だけでなく、多くの団体や個人の方々が民主党支持に回ってくれている。ただ、うちは前回5万票差で負けている。最後の最後まで気は抜けない」と語っている。

【茨城1区立候補予定者】

赤城 徳彦50 自前

福島 伸亨38 民新

田谷 武夫57 共新

金沢 光司34 幸新

ZAKZAK 2009/08/12

3442千葉9区:2009/08/12(水) 21:07:29
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090812/elc0908121040001-n1.htm
【09衆院選】中山太郎氏84歳の戦い 大阪18区
2009.8.12 10:36
 大阪18区(岸和田市、泉大津市など)から立候補を予定している元外相の自民前職、中山太郎氏(84)。選挙期間中には満85歳を迎える。今回の立候補予定者では最高齢で8選を目指す中山氏は「高齢者の利益を代弁できる政治家は他にいない」と意気軒高だが、真夏の選挙戦となり、敵は民主候補だけでなく、自らの体力との戦いになりそうだ。

 今月1日、岸和田市内で開かれた中山氏陣営の総決起大会には、舛添要一厚生労働相ら閣僚3人が一堂に会した。会場には2千人を超える支持者が集まった。陣営幹部は「よく集まった」と興奮気味に話すが、中山氏は「この時期にこれだけ集まるということは、この選挙に対する危機感を共有しているということ」と気を引き締めた。

 “小泉旋風”が吹き荒れた前回選挙は「『天の時、地の利、人の和』がすべてそろっていたが、今回は『天の時』がない」と中山氏は話す。残る「地の利」と「人の和」を万全にするため、従来の支援団体や後援会などの組織固めに重点を置き、公示までは大規模な集会や街頭演説を控えることにしている。

 4年前も8月に衆院が解散され、事実上真夏の戦いだったが、今回は解散から投開票までがさらに長い。公示後は12日間の選挙戦に突入し、炎天下での演説も予想される中山氏にとっては体力勝負になる。体調管理のため、2日に1度はスポーツジムに通い服装や水分補給にも気を使っているといい、陣営では「セーブしながらとは思うが、状況が状況なのでそうもいっていられない」と話す。

 一方、前回に続き中山氏に挑む民主元職の中川治氏(58)。有権者の中には中山氏の高齢・多選批判がくすぶるが、中川氏は、あえてこうした批判は控える方針という。

 大阪18区には、このほか、共産新人、大塚康樹氏(41)、幸福新人の西川豊氏(45)も立候補を予定している。

3443千葉9区:2009/08/12(水) 21:09:10
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090809/elc0908092359018-n1.htm
【09衆院選】“内助の功”吉?凶?目立つ丸川参院議員の応援 (1/2ページ)
2009.8.9 23:55
 埼玉9区から出馬する自民党の前衆院議員、大塚拓氏(36)は、元アナウンサーとして抜群の知名度を誇る妻、丸川珠代参院議員(38)の応援を受け、“内助の功”選挙を展開している。落下傘候補である大塚氏にとって選挙区での知名度アップは最重要課題。9日も、夫婦で手分けして支援者を回った。ただ、夫唱婦随ならぬ“婦唱夫随”と有権者に受け止められれば、大塚氏自身が埋没する危険性も。陣営からは「政策を強調したい」との声もあがっている。

 「大塚拓の家内でございます」。8日夜、埼玉県入間市内で開かれた盆踊り。丸川氏は、住民らの前で深々と頭を下げた。「入間の仲間として頑張りたい」。大塚氏の代理であいさつをこなし、「入間音頭」を堂々と踊ってみせた。

 自民への逆風が吹き荒れるなか、落下傘候補として選挙に臨む大塚氏の危機感は強い。選挙区にゆかりがなく、「顔を売る」のが最大の課題だ。妻の丸川氏も「大塚拓 妻 珠代」と印字した顔写真付きの名刺まで配った。

 しかし、内助の功が好奇の目で報じられ、丸川氏の存在が際立ったのも事実だ。丸川氏が訪れた盆踊りの会場では、「自分(丸川氏)の選挙じゃないんだから! だんな(大塚氏)にガンバレと伝えて!」との声があがっていた。

 4年前の郵政選挙で比例単独で立候補し、東京ブロックで初当選した大塚氏。ほかの「小泉チルドレン」と同様、転出先を模索する日々が続いたが、同じ町村派の大野松茂・元内閣官房副長官の後継として白羽の矢が立った。

 大野氏を中心に、自治体の議員や後援組織もフル稼働。首都圏では珍しい強固な保守地盤が広がっている。それだけに、陣営からも「“色物”的な扱いは不本意。大塚の人物を知って、(投票用紙に)名前を書いていただきたい」とため息が漏れる。

 実際、街頭演説などでも、大塚氏の口から妻の名前が出ることはない。連日のように支援者を回る「どぶ板」選挙を展開し、福祉や安全保障問題を中心に政策を訴えている。

 9区の対立候補者らも、自分たちの存在感がかすむことに危機感をあらわにする。民主から出馬予定の元衆院議員、五十嵐文彦氏(60)は「人気者にあやかろうとする自民のだめな部分が一番出ている。最後は美人な奥さんが泣き落としするのか」と批判的だ。

 “もろ刃の剣”にもなりかねない内助の功だが、大塚氏は「夫婦道を貫く」と意気込んでみせた。

3444千葉9区:2009/08/12(水) 21:28:44
北海道3人は政治塾の塾生
佐藤 久孝:岩手県連事務局長
長岡 重代:山形県連看護支部
大西 英男:元都議、参院比例落選
国安 正昭:元外務官僚?
稲垣 克彦:大阪県連事務局長
宇田川隆久:鳥取県連事務局長(03年比例下位落選)
吉田 竜之:岡山県連事務局長
桧田 仁 :元代議士(96比例、00落選、03落選 広島2区)
笹沼 正治:徳島県連事務局長
水口 俊幸:愛媛県連事務局長

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090813k0000m010046000c.html

衆院選:自民、神奈川9区に新人 比例で13人追加公認
 自民党は12日、山内康一前衆院議員の離党により、空白区となった衆院選神奈川9区に、新人の中山展宏氏(40)の擁立を正式に決めた。併せて、比例代表で13人の追加公認を決定。離党した清水清一朗氏=比例東京ブロック=の公認を取り消した。これで自民党の公認は小選挙区289人、比例代表35人の計324人となった。比例代表の追加公認は次の通り。(敬称略)

 <北海道ブロック>穴田貴洋(33)▽上地史隆(29)▽沼沢真也(32)<東北同>佐藤久孝(62)▽長岡重代(62)<東京同>大西英男(62)▽国安正昭(71)<近畿同>稲垣克彦(61)<中国同>宇田川隆久(42)▽吉田竜之(39)▽桧田仁(67)<四国同>笹沼正治(54)▽水口俊幸(61)


http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090812ddlk01010154000c.html

選挙メモ:自民・政治塾卒業生3人を比例単独に擁立 /北海道
 自民党道連は11日、比例代表道ブロック単独候補に政治家養成を目的に主催している「HOKKAIDO政治塾」の第1期卒業生3人を擁立すると発表した。3人は札幌市白石区の会社員、穴田貴洋氏(33)▽同市中央区、会社社長、沼沢真也氏(32)▽北見市の介護職員、上地史隆氏(29)。比例に重複立候補する小選挙区候補12人に次いで記載される。

3445千葉9区:2009/08/12(水) 21:30:25
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20090811ddlk31010382000c.html
選択の夏:09解散・総選挙 戦いの構図・鳥取1区 /鳥取
 ◇民主の「風」どこまで 自民前職に3新人挑む
 衆院選公示の18日まで約1週間。県内から出馬する陣営による前哨戦も熱気を帯びてきている。鳥取1区、2区の戦いの構図を鳥瞰(ちょうかん)してみる。1区は、当選7回の自民前職・石破茂氏(52)に、石破氏の元秘書で民主の奥田保明氏(49)、共産の岩永尚之氏(52)、幸福実現の細川幸宏氏(40)の3新人が挑む。【宇多川はるか、遠藤浩二】

 「週刊誌を買うと『石破 ○』と書いてあるが、大丈夫じゃありません。声かけてもらわんと私は議席がとれんのです」。5日午後8時、鳥取市内であった国政報告会。石破氏は支持者ら約150人を前に赤く日焼けした顔で声を張り上げた。

 危機感は強い。07年参院選で惨敗し、今回も民主に風が吹いている。石破氏は「1区では3割の人が誰に入れるか決めとらん。その人らが選挙を決める。放っておけば一度変えてみようという人に入れる」と話す。街頭演説では常に「自民党は自らを正さなければ。自民党を立て直す」と締めくくる。自民への不満を逆手にとる論法だ。

 「投票率が上がって怖いのは都市部」。山口享選対本部長はそう話す。選対も市部の無党派層に重点を置く。昨秋から国政報告会などに加え、街頭演説を精力的に行ってきた。解散後の7月下旬以降、市内で25カ所も街頭に立った日もあった。

 組織力を武器にする石破陣営だが、不安材料は絶えない。公明との共闘態勢の遅れもその一つ。自民県連は7月下旬に公明県本部に推薦を要請。だが、「準備ができていない」と突き返された。「向こう(公明)がなかなか扉を開けない」。1日にあった東部選対会議で自民県連幹部は党員に不満げに打ち明けた。

 しこりの一因は、07年の参院選にさかのぼる。関係者によると、石破氏が比例代表で自衛隊OBの自民候補を支援したことが公明の不信を招いたという。「小選挙区で自民を応援しても比例で入れるとは限らない」と不満をあらわにする。自民県連と石破後援会は6日、改めて推薦を依頼したが、推薦はまだ出ていない。

  ◇    ◇ 

 一方、民主の奥田氏。4日夕、白いTシャツ姿で選対事務所に戻ってきた。「1日2回は感動する出会いがありますよ」と高揚した表情だ。7月末から「政権交代」と書かれた幟(のぼり)を立てた自転車にまたがり、路地で“ミニ街頭”を繰り返してきた。

 「無党派のグレーゾーンを1センチでもこっちに引き込みたい」。奥田氏と一緒に自転車でちらしを配る陣営スタッフは意気込む。昨秋から山間部を歩き続け、市内は主に企業回りをしてきた奥田氏も市部の無党派層に焦点を絞った。

 連合鳥取は3〜7日、鳥取市内約30カ所で午前7時過ぎから1時間、「政権交代」「民主党」と書かれた幟を持って朝立ちをした。1日に組合員ら約170人が参加する総動員の態勢だ。

 「1区は厳しいと言われているが、肌感覚で有権者が変わってきたと分かる」。奥田氏はそう熱っぽく語る。だが、奥田氏の「肌感覚」に対する不安を陣営は隠せない。

 7月23日に鳥取市のとりぎん文化会館で開いた決起集会に集まった支持者は1500人(陣営発表)。その前週、同じ会場で集会を開いた石破氏は2500人(同)。組織力の差を見せつけられた。

 奥田氏には通常の後援会もない。あえて作らないのは、石破氏の秘書時代に培った人脈を生かし、石破陣営につぶされないように水面下で自民支持層の切り崩しを図っているためだ。だが、陣営内から「後援会もなく、どうやって戦うのか」という声も上がっている。「民主イコール奥田に結びつかない」との嘆きも相次ぐ。連合が朝立ちを始めたのも「民主=奥田」の浸透を図るためだ。

  ◇    ◇ 

 共産新人の岩永氏は公示前までの街頭演説の目標を2000回とし、県内を駆け回る。比例代表中国ブロックでの議席獲得に狙いを定め、1区と2区を週代わりで行き来している。

 幸福実現新人の細川氏は、郡部を選挙カーで回り、市街地は通勤、帰宅時間に合わせた街頭演説で支持を訴えている。

3446千葉9区:2009/08/12(水) 21:30:58
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20090812ddlk31010421000c.html
選択の夏:09解散・総選挙 戦いの構図・鳥取2区 /鳥取
 ◇「川上票」巡り攻防、自民・民主の2氏が軸に
 鳥取2区は、前回の郵政選挙で初当選を果たした前職、赤沢亮正氏(48)と、元県議で民主新人の湯原俊二氏(46)、幸福実現新人の甲谷英生氏(33)の3人がすでにしのぎを削っている。自民と民主の2氏を軸にした戦いが予想されている。【武内彩】

 勝敗の鍵を握ると注視されているのが、民主党県連代表の川上義博・参院議員を支持する「川上党」だ。保守=自民層が厚いといわれてきた鳥取で、両陣営とも川上党支持者が、名前の通り川上氏支持でまとまるのか、赤沢氏支持に転じるのかを見極め、かつ水面下で綱引きを演じている。

 川上氏は05年の前回選で小泉純一郎首相(当時)が掲げた郵政民営化に反対し、造反組として無所属で立候補した。対抗馬として2区から出馬したのが、日本郵政公社海外事業部長だった赤沢氏。県選出衆院議員だった故赤沢正道・元自治相の孫という知名度の高さや小泉旋風を追い風に受け、約5200票差で初当選を果たした。

 川上氏はその後、民主に転じ07年の参院選で自民現職を破って当選。自民王国に衝撃が走った。そもそも保守系の川上票を巡り、両者の攻防戦が本格化している。

  ◇    ◇

 トレードマークの赤いポロシャツ姿で支援を呼びかける赤沢陣営。公示を前に麻生太郎首相、細田博之幹事長ら大物が次々に応援に駆けつけ、重点区とされていることをうかがわせた。

 接戦が予想される中、陣営が合言葉のように口にするのが「10万対6万の戦い」。前回選での川上氏と民主候補の得票合計が約10万票。赤沢氏が約6万票だ。「川上党も一枚岩ではない。真の保守という層がいる。そこをどうやって取り戻すかが争点になる」と西部選対本部長の広江一県議。大票田で切り崩しをかける。

 自民への強烈な逆風が吹き荒れる中、10日に米子市であった支援者集会。上田博久選対総本部長は「20日間で逆転するんだという気持ちでがんばります」と危機感もあらわに一致団結を強調した。「赤沢党」を前面に押し出し、「鳥取に必要なのは赤沢」と4年間の実績を強調するが、厳しい前哨戦が続く。

  ◇    ◇

 対する湯原氏。昨年9月に県議を辞した後、ひたすら選挙区を歩いて回ってきた。真っ黒に日焼けした顔からは「地域の実情を把握している」という自信がのぞく。全域をくまなく回り、2周目に入った。運動量では相手候補を引き離す。

 都市部では民主風が吹くが、選対本部長の福間裕隆県議は「天井を吹き荒れているだけで、鳥取で民主党は浮草みたいな状況」と冷静に受け止める。接戦を覚悟しながらも「負ける戦いではない」と手応えを感じている。党は勝敗の明らかな選挙区に幹部の応援は出さない方針だが、2区には公示後すぐに前原誠司副代表が入る予定。

 周辺の応援態勢にも熱が入る。連合鳥取は、磯江智昭会長が朝立ちに何度も立ち会うほどの力の入れよう。「ここで与野党逆転して政権を取る。総力を挙げて応援する」と過去に例を見ないほどの厚い態勢で挑む。

  ◇    ◇

 共産は2区での擁立を見送った。比例代表で07年参院選時の1・6倍の得票を目指し、小選挙区は自主投票になる。

 幸福実現党の甲谷氏は6月から街頭演説を開始。「消費税廃止、ミサイル阻止」の幟(のぼり)を立て、支持を訴える。公示を前に米子市を中心に地域回りに重点を置く。

3447名無しさん:2009/08/12(水) 21:35:51
>>千葉9区さん
千葉県内では読みにくい選挙区の1つが9区だと思いますが、
どう見ていますか?

3448石川3区:2009/08/12(水) 21:43:35
北陸最大の保守王国である石川県能登地方でも、自民党崩壊の兆しがみられる。
七尾市在住者からの情報では、ポスティングされるチラシ量とポスターなどの
掲示板の枚数が圧倒的に民主党が多いとのこと。比例で立候補する国民新党の
w貫候補者と連動して行った街頭演説には、すごい数の聴衆が聞き耳をたてて
いたとのこと。また民主党のK藤候補者は選挙区内で最も多い七尾市出身という
ことも、能登半島北部出身の自民党候補との違いを際立たせて、少し優位に
なりつつあるるとのこと。
 これは石川3区もひょっとして、引っ繰り返る!!かもしれませんね。

3449千葉9区:2009/08/12(水) 21:50:09
http://www.nnn.co.jp/tokusyu/syuindanmen/090811.html
衆院選の断面 選択09・鳥取

 政権選択の懸かる衆院選が、公示(18日)まで一週間に迫った。川上党の動向や共産票の行方、建設業界の動向など激戦の前哨戦の断面を見る。(文中・敬称略)


2009/08/11の紙面より
【1】 「川上票の行方」

保守層めぐりせめぎ合い 自民攻勢の中どう結束維持

 衆院鳥取2区で熾烈(しれつ)な前哨戦を展開する自民・赤沢亮正と民主・湯原俊二。両陣営ともそれぞれの党支持層を固めるとともに、保守層や無党派層への支持拡大が課題。保守層をめぐるせめぎ合いでは、湯原を支える民主党県連代表で、参院議員の川上義博の影響力が強い“川上票”の行方が注目される。
■「川上党」
 川上は自民県議から国政に転身し、後援会には保守系の人が多い。無所属で出馬した2003年の総選挙で初当選して以降、後援会は「川上党」の異名をとる。

 05年の郵政選挙の敗戦を経て川上は06年、民主に入党し、07年の参院選で自民候補に圧勝した。この時も後援会は集票力を発揮したとされる。

 しかし、今回の衆院選鳥取2区で、湯原陣営の川上党は自民・赤沢との激突の影響を受けている。川上党の企業の一部が赤沢支持に回った。

 07年の参院選で川上を支援した2区のある会社社長は今回「わたしは民主党員ではない。何が何でも赤沢を当選させる」と言う。社長は保守の立場で「これまでは川上だから支援した」。

 しかし、今回、自民の赤沢本人から熱心な働き掛けを受けた。自民・赤沢陣営の攻勢の強さも物語っている。
■自・民激突
 過去、衆院鳥取2区では保守分裂選挙が繰り返された。保守同士では川上と相沢英之が争った03年、川上と赤沢が激突した05年。今回は過去2回に比べて「自民VS民主」の性格が強い構図だ。

 この構図の中で赤沢、湯原両陣営ともに保守層に食い込む必要がある。湯原陣営では川上党や湯原後援会の活動が注目される。

 しかし、川上党で赤沢支持に回る企業があるほか、民主・湯原支持のある町議は自民の基盤が強い地元で「『民主党』を前面には出しづらい」との実情を抱える。

 川上本人も言うように「川上党は、もともと一気には民主にいかない。(民主党県連代表を務める)川上を応援するつもりで今回、民主・湯原をやってもらっている」との要素もある。自民の攻勢も受ける中で川上党はどう結束を維持するか。
■後援会行脚
 一方の自民・赤沢陣営。公共事業の在り方など民主の政策への懸念をテコに、川上系企業を含む建設業や農業など業界団体の推薦を取り付けている。

 ただ赤沢陣営には「川上が本腰を入れ始めたら、ひっくり返そうとする可能性もある」と警戒する声もある。

 その川上本人が8月に入り単独の新しい動きを加速させている。2区の旧町単位の川上後援会の集会へ行脚する一方、自民支持の業界団体にも支援要請を始めた。

 後援会集会では公共事業の在り方や日米自由貿易協定への対応など民主の政策を説明し、「政権交代を」と民主と候補への支持を要請。

 川上は「川上党で自民候補の支持にいく人は一部。(後援会集会などで)川上党は民主・湯原でどんどん固まっている」とあくまで強気だ。

3450千葉9区:2009/08/12(水) 21:50:52
http://www.nnn.co.jp/tokusyu/syuindanmen/090812.html
2】 「共産票はどこへ」

2区の勝敗を左右か 自民「厳しい」民主は「期待」

 衆院選鳥取2区に候補擁立を見送った共産党。衆院選に小選挙区制が導入された1996年以降、同党は毎回鳥取1区、2区に候補を立てており、県内で初めて「空白区」が生まれる。自民前職の赤沢亮正と民主新人の湯原俊二が激しく競り合う2区で、共産票はどう動くのか。
■内心の自由
 共産党鳥取県委員会が、2区に候補を擁立しない方針を決めたのは2007年9月。全300の小選挙区で候補擁立を目指す従来の方針を見直し、候補者を大幅に絞り込む党中央の方針に沿った措置だ。

 党県西部地区委員長の鷲見節夫は「小選挙区にも候補を立て、タイアップして比例票を押し上げるという考えもあった。しかし、候補を出すには金も態勢も要る。徹底して比例に集中しようと2年間やってきた」と話す。

 前回の衆院選鳥取2区で、共産候補は約6700票を獲得。2区内の比例は1万票台を維持した。今回、小選挙区で共産票がどこへ流れるか。鷲見は「小選挙区は自主投票。党員がどちらに入れるかは分からない。内心の自由だ」としながらも「空気としては民主党に風が吹いている」と述べ、同じ野党の民主党候補に流れる可能性が大きいと示唆する。
■マイナス要素
 共産票の行方について、赤沢陣営は「自民に来ることは考えにくい。逆風に加えて大きなマイナス要素」(西部選対本部長・広江弌)と厳しく受け止める。共産が候補擁立を見送り、民主が自民との一騎打ちを制した昨年5月の衆院山口2区補選では、共産支持層の8割以上が民主に流れたことが出口調査で明らかになった。

 鳥取2区では「共産票が最後の勝敗を決める票になる可能性もある」との見方もあり、赤沢陣営は農業団体や建設業界など従来の自民支持層により深く浸透することで、民主に流れるとみられる票をカバーする考えだ。

 一方の湯原陣営。選対本部長の福間裕隆は共産票について「期待はしている。非自民ということであれば、非自民を主張しているわが党の候補へ」と手ぐすね引く。ただ今のところ、共産支持層に対する具体的な働き掛けは考えていないという。
■戦略の成否
 共産党は2区内の比例の得票目標として前回の約1・6倍に当たる1万6千票を掲げる。小選挙区の候補に認められるポスターが掲示できないなど宣伝手段が限られるデメリットはあるが、党県委員長の小村勝洋は「大勢に影響はないようだ」と話す。

 「地域の支部からは『選挙区は赤沢、湯原両氏のどちらでもよいので、比例区は共産党で』というお願いが奏功しているという報告もある」と小村。2区を比例に絞った戦略の成否が問われる。

 (文中・敬称略)

3451とはずがたり:2009/08/12(水) 22:01:37
>>3448
始めまして〜。
此処は中選挙区時代からの保守地盤ですからねぇ。。
96年は新進推薦候補が惜敗しましたが,その後はああ云う形(保守の地盤を持った候補の擁立)で候補者立てられないですが,今回は巧く行きますやら。。
とまれ中央とのパイプが大事な地域なので今回は民主と云う流れが出たりすると良いんですけど。

>>3447
確かに千葉市の一部と近郊の都市型ながら水野が都市型の選挙で強いですよね。
どうなるか,期待はしてますが,読みにくい選挙区ではありますね。。

3452とはずがたり:2009/08/12(水) 22:20:24

【09衆院選・注目区を歩く・東京5区】突風…地力問われる戦い
2009.8.10 21:58
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090810/tky0908102028002-n1.htm

 午前8時前、車の通行量も少ない通りに面した改札口に向かい通勤客らが早足で駆け込んでくる。今月初め、自民前職・佐藤ゆかり氏が立っていたのは東急目黒線洗足駅前だ。

 利用者は1日平均約1万5千人。住宅やアパート、雑居ビルが密集する沿線の中でも比較的小さく、周囲も静かな駅。切符売り場横のスタンドに目黒、品川、大田区の広報誌が並び、区境に近いことが分かる。

 「“政権交代”の四文字熟語が飛び交っているが、大切なのは経済成長戦略や国家ビジョンが示されているかどうか。突風に乗るのではなく政策本位、候補者本位で慎重なる判断を」

 都議選の結果を“突風”と表現し、自民への逆風に強い危機感をにじませる佐藤氏。目黒区議とリレーしてマイクを握り、約30分。時間を惜しむように隣の大岡山駅前に移動した。

 街頭演説後、「地元の佐藤ゆかりとして定着してきた」と口にした佐藤氏。

 岐阜1区からの国替えを決めたのは1年半前。8期のベテラン、小杉隆元文相の地盤を引き継いだ。全国的な知名度も高いだけに「だれの応援に来たんですか」と聞かれることもあった。

 土曜日の東急大井町線二子玉川、自由が丘両駅前での街頭演説から始め、地域の行事にも顔を出し有権者への浸透を図った。小杉氏の秘書経験がある目黒区議、宗田次郎氏(48)は「佐藤さんじゃなかったら厳しかった」。

 17日の決起大会には小泉純一郎元首相が駆けつける予定だ。厳しい戦いが予想される“小泉チルドレン”で何人が生き残れるのか、地力が問われる。



 「充電完了」。佐藤氏を迎え撃つのは民主・手塚仁雄氏。落選から4年間、地域に根を下ろして活動し、「風だけに頼る戦いはしていない」と自信を深める。26歳で都議に当選した平成5年から街宣車を使わない活動を徹底している。

 駅前での街頭演説、商店街や路地を練り歩き、「この地域での知名度では負けていない」と手塚氏。連日2万歩近く歩くといい、「2年間で25キロやせた」。

 街頭では「政権交代」を強調。目黒、世田谷の両地域で都議、区議らがスタッフと同じ赤いポロシャツを着て支援する。

 「チーム手塚の一員。政権交代へのたすきをバトンタッチするときだ」。買い物客でにぎわう週末のスーパー前で、都議選で初当選を果たした関口太一氏(33)が力を込めた。地方選挙連勝を受け、衆院選を“最終ランナー”にたとえた。

 手塚氏は「日本を借金大国にしたのは今の政権。税金の使い方を変える。(投票で)新しい政権を作る大事業に参加して」と連日、訴えている。

 共産・宮本栄氏は3回目の挑戦。自公政権を正面から批判する一方、「その先の選択が問われている」と訴える。ただ、「『今回だけは民主へ』という声は前々回(平成15年)もあって苦労した。今回はむしろ民主党政権に不安を覚えるという人も多い」と指摘。立候補を決めた昨秋以降、1カ月で一巡するペースで各駅の街頭活動を続ける。

 幸福・木下真氏は景気対策としての減税や憲法改正などを訴え、連日、自転車遊説を展開している。(水野拓昌)



 公示まで1週間となった今回の衆院選。立候補予定者は国替えや再起などさまざまな事情を抱えながら選挙活動に汗を流す。都議選の結果は、衆院選でも再び繰り返されるのか。東京25選挙区の中から注目区の選挙事情を追った。

3453千葉9区:2009/08/12(水) 22:29:02
>>3447
勝手にリトマス選挙区と読んでます。
9区で勝てば政権交代。負ければ自民政権維持
そんな感じかな と。

・前回までの民主候補者須藤は、四街道市議
 (票田は若葉区or佐倉市)
 日本新党出身で言ってしまえば「細川チルドレン」
 はっきり言ってしょぼい候補でした。
・自民水野は、(実父の中尾栄一はアレだが、)義父の水野清はリベラル系
 本人も(外交はタカ派でも)イチタとつるむ感じの「党内改革派」
 ってことで、無党派票を喰える候補だと思います。(若手ですし)
・どちらにしろ、2人とも復活当選するのではないかな?と

3454千葉9区:2009/08/12(水) 22:31:27
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090812/elc0908122149030-n1.htm
【衆院選09】特定郵便局の「離反」 自民“牙城”の奈良3区、4区 (1/2ページ)
2009.8.12 21:48

 これまで自民の選挙戦を支えてきた各種業界団体に今回、公然と反旗をひるがえす動きが出てきた。自民の“牙城”とされてきた奈良県南部の奈良3区、同4区では、特定郵便局の職員らでつくる団体が、支援候補を自民現職から民主新人に組織的に切り替えた。4年前の前回衆院選で自民が打ち出した郵政民営化に「組織の存亡にかかわる」として反逆した格好だが、今回一転して逆風に見舞われた自民現職は異例の“どぶ板選挙”を強いられるなど、止まらぬ組織票離れに苦悩は深い。

 「厳しい選挙です。よろしくお願いします」。奈良3区に立候補する自民前職、奥野信亮氏(65)は集まった支援者一人ひとりに頭を下げ、握手をして回った。

 奈良3区は、法務大臣などを歴任した父の誠亮氏(96)の代から半世紀近く、議席を守り続けてきた「保守の牙城」。その奥野氏は今回、異例のきめ細かな支援者回りを展開している。

 地区単位でスポット演説をこなし、多いときには1日約450人の支援者と会う。12日には政見放送収録の合間を縫うように、地元・御所市から離れた王寺町や川西町などにも足を伸ばした。

 奈良4区で6選を目指す自民前職、田野瀬良太郎氏(65)も、自民への逆風で苦戦を強いられており、自民の陣営関係者は「今回ほど厳しい状況はない」とこぼす。

 一方、奈良県南部の五條市で7月25日、奈良3区と同4区の特定郵便局の職員ら約300人を集めて開かれた集会。「郵政政策研究会」(郵政研)の木村一臣・近畿地方本部事務局長は「もうからない郵便局は閉鎖され、利便性が損なわれる」と、自民が推進してきた郵政民営化の方針を痛烈に批判した。

 郵政研の前身は、特定郵便局の職員OBでつくる「大樹全国会議」。かつては自民の「集票マシン」と言われ、全国で約100万票を集めたとされる。

3455 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/12(水) 22:50:59
>>3426
38歳なんてロスジェネなものか。恵まれた世代のくせに被害者ぶるな by 32歳ロスジェネ世代

参考(09年4月1日現在満年齢、現役大卒の場合)

年齢 有効求人倍率
40歳 1.40
39歳 1.08
38歳 0.76 ←長谷川
37歳 0.64
36歳 0.63
35歳 0.70
34歳 0.72 ←鈴木
33歳 0.53 ←吉田
32歳 0.48 ←仲川、俺
31歳 0.59 ←熊谷
30歳 0.59
29歳 0.54
28歳 0.64
27歳 0.83
26歳 0.95
25歳 1.06
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%B1%E8%81%B7%E6%B0%B7%E6%B2%B3%E6%9C%9F#.E8.B3.87.E6.96.99

3456名無しさん:2009/08/12(水) 22:59:09
http://www.asahi.com/politics/update/0812/TKY200908120330.html

《政治決戦24時:12日》「政権交代の風は台風なみ」2009年8月12日22時47分
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 午前 自民党の伊吹文明元幹事長が京都市で街頭演説し、「今ようやく景気回復の入り口にたどりついた。どうか皆さん、民主党が言っている政権交代という言葉に酔って、この景気回復の流れが中折れしないよう、賢明なご判断をお願いしたい。民主党の夢物語の結果、日本社会が混乱し、有権者の皆さんが、できもしない約束の不渡り手形を持ってぼう然と立ちすくまれることを我々は見逃すわけにはいかない」

 午後 民主党の菅直人代表代行が東京・新宿で開かれた同党のマニフェスト説明会で「民主党が都議会で第一党を占めた。都議会における政権交代がいち早く実現した。都議会が代わったからといってイコール知事が代わるわけではない。国政においては、30日に民主党が単独か友党とともに過半数をとれれば、鳩山代表に総理になっていただくと同時に、民主党中心の政権をつくりたい」

 夜 小泉元首相が川崎市で応援演説し、「実は小選挙区比例代表並立制に私は反対した。だけど、この制度だから、私は前回の選挙で大勝利した。自分が反対した制度に私は大きな利益を受けた。私も運はいいんですよ。今は厳しい。政権交代の風は強い。もう台風並みだ」

3457とはずがたり@38歳:2009/08/12(水) 23:05:23
大学受験は人数多くて結構狭き門で,ギリギリバブルを享受し損ねたタイミングで大学生で,就活も結構厳しめ(氷河期突入へ),でしたがその後を見るに未だ恵まれてたかもしれませんね。
33-29辺りの求人倍率ひでぇ。。

3458とはずがたり:2009/08/12(水) 23:05:56
>>3457>>3455へのレスっす。

3459SWERVES:2009/08/12(水) 23:10:21
お久しぶりです。
昨日、某所で伊勢新聞を読む機会があったのですが、すごい辛口ですね。
夕刊とか週刊誌かと思うくらい、報道部の意見を臆することなく書いてありました。しかも1面に。
全国紙に飽きた自分にはいい刺激になりました。

さて、三重選挙区で気になった事項をいくつか。
1区:川崎は自民隠し
2区:鈴木は鈴鹿市職労を取り込み、陣営に中川の前私設秘書を加えたが…時の運がなかったとの評
3区:平田は18日の公開討論会で早くも敗北宣言ともとれる発言→比例頼みから抜け出せずとの評
4区:森本は山中市長と関係を修復し、不利な状況から脱した
5区:勝つ可能性を残す三ツ矢だが、後援会を持たないスタイルと伊勢市長選しこりが…

基本与野党問わず言いたい放題のようですが、今回は終始自民に呆れた論調。
いきなり見出しが「民主圧勝の予感」
さらに「1〜5区を眺め回して、自民にプラス材料なし」と続く。
締めは「三重から総理(岡田)をのスローガンを出されたら自民はひとたまりもない」
   「特に故・藤波官房長官の支持者はこの宣伝文句に弱い」とくくっています。

3460とはずがたり:2009/08/12(水) 23:36:49
>>3459
面白いですね〜>独自性

因みに伊勢新聞はこちら。
http://www.isenp.co.jp/index.htm

誰かこの社の解説ありますか!?

3461名無しさん:2009/08/12(水) 23:49:48
>>3460 チョーローカルですよ。でも一応共同のサイトにリンク貼られていますが

四区情報はさらにさらにローカルから出しています。

3462府中の疫病神:2009/08/13(木) 00:12:14
>>3392
やってみましたので貼らせていただきます。

政党一致度
自民党42→48(+06)
民主党46→61(+15)
公明党44→55(+11)
共産党47→53(+06)
社民党46→50(+04)
国民新48→51(+03)
みんな53→67(+14)
改革ク35→29(-06)
新党日63→69(+06)
新党大60→61(+01)
幸福実46→60(+14)

選挙区候補一致度(東京18区)
土屋正忠 45→34(-11)
菅 直人 40→55(+15)
小泉民未嗣45→56(+11)
森 香樹 45→59(+14)

左が重み付けなし(全て標準の1点)、右が重み付けあり(標準なしで0.25〜4点)の数字です。
政党は元々自民<民主でしたが重み付けでさらに差が開きました。
選挙区は重み付けなしで見た時は棄権も考えたんですが、重み付けで菅>土屋に逆転。

全体の一致度だと、なんだかんだで「選挙的にどうでも良い部分(国防とか)」の一致もかなり影響しちゃうので、
重み付け有無の点差(カッコ内の数字)って結構重要だかなと思ってます。

それが最大だったという事で、今度の選挙は民主&菅で行く決心がつきました。

しかしどっちも次点が幸福実現党ってのがちょっとやだw
普通に点数だけみたら候補者は一番点取ってるし。
結局私みたいな保守崩れの民主支持票削る目的だとしたら有効打ではあったのかな。

3463 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/13(木) 00:13:41
>>3457
別に38歳の人が云々という話ではありませんので、念のため。
政治家としてロスジェネを訴えるには、世代が違いますよ、という話。

とはいえ記事を読むと、朝日が勝手にカテゴライズしただけのようにも思えるんですけどね。
実際、38歳前後でそういうこと言ってる政治家って、あまり見ないような。
(例えば細野・津村・中村哲・三日月=71年生が、そういう訴えをしているかと言えば・・・?)

3464とはずがたり:2009/08/13(木) 00:21:14
>>3462
なるほど。この辺が浮き彫りになるのも興味深いっすね。
>しかしどっちも次点が幸福実現党ってのがちょっとやだw
>普通に点数だけみたら候補者は一番点取ってるし。
>結局私みたいな保守崩れの民主支持票削る目的だとしたら有効打ではあったのかな。

>>3463
勿論,俺も不毛なピンポイントな世代間対立の水掛け論とかに本気で与す心算もないのでご安心下さいなw

政治家が或る世代の利害代表みたいな言い方になるのはあんま良くないでしょうしね。
実際問題に年金とかもろにもうちょっと広いレンジの世代間対立そのものでして現行の恵まれた給付年代の影で我々30代の年金は結構やばそうなわけではありますが。。
少子高齢化が行き着けば少子化世代が老人に成るだけとなって安定的な人口構造が復活してマシにはなりましょうが・・。

3465けん:2009/08/13(木) 01:01:26
国民新党から民主党への未推薦者リストってどなたか作られておりましたか?

探したんですがわからなかったので教えてください。

3466とはずがたり:2009/08/13(木) 02:28:20
>>3465
千葉9区さんの作られた>>1379がそれに該当しましょうか。

国民新党→民主党 非推薦リスト
>>1379

7/13現在ですがその後変化ありましたっけ?

3467名無しさん:2009/08/13(木) 02:51:17
>>3392でちょっとした遊びしてみました。
麻生太郎、自民党との一致度62%
http://mainichi.jp/select/seiji/eravote/09votematch/etc/?result=1212121201221222122222121202122222120212
鳩山由紀夫、民主党との一致度83%
http://mainichi.jp/select/seiji/eravote/09votematch/etc/?result=0202121222120212221242222212021212020202
どちらもご本人の回答まま入れてます。
非回答や無回答が麻生さんが3、鳩山さんが7もあるので、その分一致度は増えてます。

こうしてみると麻生さんの自分とことの一致度が低すぎるような気もしますが、実は自民の場合、一番回答の多い選択肢だけを選んでも
64%
http://mainichi.jp/select/seiji/eravote/09votematch/etc/?result=1212121232221212321222121212122222121222
と三分の二(66%)未満の一致度しかないようです。
これは、党内で過半数を超える選択肢がない設問が4つ(Q5,Q8,Q12,Q14)、66%未満(Q4,Q9,Q10,Q17〜Q20)も足すと合計11もある。
用意された20の設問の半分以上が党内での意見がばらけてる感じです。

一方で民主は、過半数を超える選択肢がない設問は皆無、逆に90%を超えてる設問が7つもありました(自民は最高でも87%)。
一番回答の多い選択肢だけを選んだら78%になります(鳩山さんは未回答が多いのでこれより遥かに一致度が高い)。
http://mainichi.jp/select/seiji/eravote/09votematch/etc/?result=2222121222121212221242222212221212222222

で、これより一致度の高い政党が79%の幸福実現党。
http://mainichi.jp/select/seiji/eravote/09votematch/etc/?result=1212221232122222321222223222122222121222
ここは民主(269人)はおろか自民(302人)よりも大所帯(339人)なのに、自民はおろか民主にもない一致度100%という選択肢が3つ(Q1,Q12,Q20)もあります。

まぁ規模は半分(167人)ながら100%選択肢が8つ(Q1〜Q3,Q6,Q11,Q12,Q17,Q19)もある共産党(一致度は脅威の89%)って処もありますが、
http://mainichi.jp/select/seiji/eravote/09votematch/etc/?result=2222121242121212221242222212221212222232
どちらも100人超える立候補予定者の中で、異論を言う人が一人もいないってのは団結力というかファシズムというか。

この二つ見た後だと、もう一つの宗教政党の公明党(一致度72%で100%の設問も核武装(Q3)の一つ)がマシに見えてきます。
http://mainichi.jp/select/seiji/eravote/09votematch/etc/?result=2222121212121212321222221212122212222212
宗教関係の設問がないからこそかもしれませんが。

ちなみに共産党は横路さんはじめ民主・社民に100%の一致度を示す方が何人かいらっしゃいますが、
驚いたのは渡辺喜美のみんなの党にも佐々木重人(秋田2区:元民主党候補者)という方が95%一致してたりという。
これは人がいなかったのか間口が広いって事なのか。

3468千葉9区:2009/08/13(木) 06:48:48
>>3465-3466
玄葉と滝に推薦出てます。

3469千葉9区:2009/08/13(木) 08:24:56
選挙:衆院選 幸福実現党、全面撤退へ−−あす会見
 衆院選(18日公示、30日投票)の300小選挙区と比例代表11ブロックすべてに候補者を立てる準備をしていた幸福実現党(大川隆法総裁)が12日、全面撤退する方針を固め、立候補予定者らへの連絡を始めた。

 同党の関係者らによると、14日に記者会見をして、発表するという。

 同党は宗教法人幸福の科学を母体に5月に結成された。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090813ddm001010023000c.html

3470二階席:2009/08/13(木) 09:08:56
>>3469


悟りを開きましたね(苦笑)

3471けん:2009/08/13(木) 10:18:27
幸福実現党が撤退すると栃木3区が渡辺氏だけになりますね。共産党が出すのかなぁ?
民主党と自民党は時間切れぽいですね。



>>3466
ありがとうございます。

もう国民新党から民主党へは推薦増えないようですね。
造反議員に推薦出すのかなぁ?

3472名無しさん:2009/08/13(木) 10:59:33
やはり自民支援か

>以前から、衆院選を戦うか、撤退してほかの保守勢力を応援するか検討をしていた


http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009081390104248.html

幸福実現党、衆院選からの撤退検討 
2009年8月13日 10時52分

 衆院選への候補者擁立を進めていた政治団体「幸福実現党」(大川隆法総裁)は13日、すべての立候補予定者の出馬を取りやめる検討に入った。同日中には結論を出すとしている。

 同党は宗教法人「幸福の科学」を母体に5月に結成。衆院選で300小選挙区と比例代表11ブロックのすべてで、候補者計347人を擁立するとしていた。

 幸福実現党は「以前から、衆院選を戦うか、撤退してほかの保守勢力を応援するか検討をしていた」としている。

(共同)

3473名無しさん:2009/08/13(木) 11:44:27
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20090813ddlk10010134000c.html

選挙:衆院選 2区、矢島氏が出馬表明 連合群馬に推薦要請へ /群馬
 伊勢崎市の会社員、矢島笑鯉子(えりこ)氏(33)が12日、市役所で記者会見し、衆院選の群馬2区から無所属で立候補すると発表した。「20年後、30年後の子供たちの未来に不安を感じた」などと語った。2区は自民党総務会長の笹川尭氏(73)、民主党の石関貴史氏(37)ら3人が立候補を表明しており、矢島氏で4人目。

 会見には矢島氏を擁立した伊勢崎市区選出で社民党籍を持つ塚越紀一県議らも同席。塚越氏は05年の前回衆院選で石関氏の選対委員長代行を務めたが活動方針をめぐり対立、以来続く石関氏と労組関係者との溝の深さを印象づけた。矢島氏は連合群馬に推薦要請する方針。

 一方、矢島氏の父小暮利明氏は保守系の同市議で笹川氏の有力支援者の一人とされ、矢島氏の出馬は笹川氏の得票にも影響を与える可能性がある。

 県内の民主、社民両党は1〜4区に民主党が、5区に社民党が候補者を擁立することで選挙協力する方針。塚越氏が矢島氏擁立にかかわったことについて社民党県連の関根慎市代表代行は「県連に打診もなく、現段階で見解のしようがない」としている。

 矢島氏は旧佐波郡東村出身で東京女子大卒。システムエンジニアを経て、昨年から伊勢崎市内の不動産会社勤務。【杉山順平】

3474名無しさん:2009/08/13(木) 11:47:51
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0813&f=politics_0813_005.shtml

【日本の検索ワード】幸福実現党撤退報道に「一体何だったんだ?」
【政治ニュース】 【この記事に対するコメント】 Y! V 2009/08/13(木) 11:37

  18日の衆院選を前に、幸福実現党が選挙撤退する事が報道されて関心が高まった。Google「急上昇ワードランキング」に「幸福実現党」が登場した。

  幸福実現党は宗教法人「幸福の科学」を母体として09年5月に結党。結党とともに今度の衆院選にすべての小選挙区・比例区すべてに候補者を擁立して衆院第一党を目指すことを表明し、街頭やポスター、ネット上で積極的な宣伝活動を行ってきた。7月に行われた東京都議選・仙台市長選に候補者を擁立したものの、大差で落選していた。また、憲法の政教分離原則に反するという声が高まっていたが、これに対しては独自の見解を示し、宗教が政治に関与する事を禁止するものではないとしていた。しばらく大川きょう子氏が党首を務めていたが、7月下旬には大川隆法氏が総裁に就任し党のトップに立ち、比例区での立候補を予定していた。

  会見は14日に開かれ、その場で正式な撤退とその理由についての発表が行われると伝えられているが、ネット上ではすでに撤退の件についてさまざまな感想や意見が飛び交っている。まず、公示直前の全面撤退に「降伏実現」と揶揄したり、「いったいなんだったのか」「賢明な判断だろう」といったコメントが多く見られた。理由については、「都議選などの惨敗で集票力のなさに気づいたから」「全選挙区に立候補したとしても当選の可能性は低く、没収される供託金が莫大になることから」「選挙制度の穴を利用した宗教の売名行為目的」といった意見や、解散前日までの公職選挙法違反による警告が4年前の衆院解散時に比べて100倍を越える1390件あったという報道を引用して、「行き過ぎた宣伝でで警告か圧力を受けたか」という分析もある。また、「マスコミが幸福実現党の事をほとんど取り上げてこなかったのはこういうことだったのか」と納得したユーザーもいたようだ。

  巷やインターネット上を大いに騒がした事は間違いない幸福実現党。撤退することで今後の選挙戦にどのような影響が出てくるだろうか。(編集担当:柳川俊之)

3475 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/13(木) 13:21:11
一方の産経さん、ここに来て逆張り。

【09衆院選】幸福実現党が一転、選挙活動続行で調整
2009.8.13 12:09

 宗教法人「幸福の科学」を母体とする政治団体「幸福実現党」(大川隆法総裁)は13日、都内で役員会
を開き、衆院選の候補者擁立の取りやめについて協議した。「同じ保守勢力の分裂を避けるために
衆院選から撤退すべきだ」(党幹部)という意見が党内にあったためだが、予定通り選挙活動を続行する
方向で調整が進んでいる。同日午後2時から記者会見を開き、方針を表明する。

 同党は今年5月に結成。これまで300選挙区と比例代表11ブロックに347人の出馬を発表し、選挙
準備を進めていた。このため、選挙区と比例代表を合わせ供託金11億8200万円が必要になっている。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090813/stt0908131209000-n1.htm

3476 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/13(木) 14:12:37
さらに

【09衆院選】新党本質、比例に2新人
2009.8.12 17:00

 臓器提供の推進や低所得者の医療費無料化を訴える政治団体「新党本質」(東京)の佐野秀光代表
(38)は12日、札幌市で記者会見し、衆院選比例代表北海道ブロックに佐野氏ら2人が立候補すると
発表した。

 名簿順位は、1位が佐野氏、2位が熊本県菊池市の主婦、本藤昭子氏(67)。候補を擁立するのは
北海道ブロックだけという。佐野氏は「既成政党にない主張をしていきたい」と述べた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090812/elc0908121701007-n1.htm

3477 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/13(木) 15:10:55
結局

幸福実現党、衆院選から撤退せず
2009/8/13 14:50
政治団体「幸福実現党」は記者会見で、衆院選から撤退しない方針を明らかにした。

http://www.topics.or.jp/worldNews/worldFlash/2009/08/2009081301000558.html

3478RAINY DAYS ◆UNJSUkn/rI:2009/08/13(木) 17:02:40
>>344
大川総裁の出馬は取りやめも含め検討とのこと

3479名無しさん:2009/08/13(木) 18:06:23
自公幸三位一体連立を模索


http://www.asahi.com/politics/update/0813/TKY200908130256.html

幸福実現党、総選挙撤退案を撤回 保守との協力模索2009年8月13日17時35分
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 18日に公示される衆院選で、全小選挙区と比例ブロックに候補者擁立を表明していた幸福実現党は13日午後、「民主党政権の実現を阻止するため、保守勢力と選挙協力できる所には推薦を出し、立候補しない」との方針を表明した。

 記者会見した饗庭直道・広報本部長は「この数日間、自民党の大敗と民主党の政権実現を阻止するために、あえて身を引くという方針を選択しの一つとして検討してきた」と説明。そのうえで、「このまま全国300小選挙区への候補者擁立を維持し、保守票が割れれば、結果として民主党を利し、民主党政権を誕生させてしまう」とし、自民党など保守勢力に「推薦」を出した場合には、小選挙区への立候補を取りやめる考えを示した。

 選挙協力ができるのは「最大で40〜50」としている。

 民主党政権阻止を掲げる理由として「国防上の政策があいまいで、ばらまき政策で将来、国民に余計な負担がのしかかる恐れがある」としている。

3480 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/13(木) 18:32:31
詳報
お前たちがそれを言っちゃうことこそ、民主党を利する結果になるだろうに。
> 「民主党政権の実現を阻止するため、保守勢力と選挙協力できる所には推薦を出し、立候補しない」
> 自民党の大敗と民主党の政権実現を阻止するために、あえて身を引く
> 「このまま全国300小選挙区への候補者擁立を維持し、保守票が割れれば、結果として民主党を利し、
> 民主党政権を誕生させてしまう」

北朝鮮先制攻撃&消費税廃止は、まともな国防政策&ばらまきじゃない政策と言えるのか?
(小生の朝鮮半島方面の安保の見解は>>1078
> 民主党政権阻止を掲げる理由として「国防上の政策があいまいで、ばらまき政策で将来、国民に余計
> な負担がのしかかる恐れがある」

幸福実現党、総選挙撤退案を撤回 保守との協力模索
2009年8月13日17時35分

 18日に公示される衆院選で、全小選挙区と比例ブロックに候補者擁立を表明していた幸福実現党は
13日午後、「民主党政権の実現を阻止するため、保守勢力と選挙協力できる所には推薦を出し、立候補
しない」との方針を表明した。

 記者会見した饗庭直道・広報本部長は「この数日間、自民党の大敗と民主党の政権実現を阻止する
ために、あえて身を引くという方針を選択しの一つとして検討してきた」と説明。そのうえで、「このまま
全国300小選挙区への候補者擁立を維持し、保守票が割れれば、結果として民主党を利し、民主党
政権を誕生させてしまう」とし、自民党など保守勢力に「推薦」を出した場合には、小選挙区への立候補
を取りやめる考えを示した。

 選挙協力ができるのは「最大で40〜50」としている。

 民主党政権阻止を掲げる理由として「国防上の政策があいまいで、ばらまき政策で将来、国民に余計
な負担がのしかかる恐れがある」としている。

http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908130256.html

3481 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/13(木) 18:35:39
>>3479氏、スレを更新せずに失礼しました。

他の記事
毎日 衆院選:幸福実現党、選挙運動を継続 撤退の方針を転換
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090813k0000e010091000c.html
時事 衆院選から撤退せず=小選挙区は戦線縮小−幸福実現党
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&k=2009081300529
北海道新聞(共同?) 幸福実現党が撤退を一転、出馬へ 候補者は削減
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2009syuinsen/182568.html

3482千葉9区:2009/08/13(木) 18:50:44
改革クラブの推薦もイヤだが、幸福の推薦はもっとイヤだなあ
推薦されたら、票減るだろ....

3483名無しさん:2009/08/13(木) 19:09:44
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090813/tky0908131837007-n1.htm

鈴木氏出馬 東京25区
2009.8.13 18:36
 青梅市の障害者自立支援施設顧問の鈴木泰氏(49)は13日、同市役所で会見し、東京25区から無所属で出馬することを明らかにした。鈴木氏は「西多摩の幸せな暮らしが守れるよう頑張りたい」と抱負を語った。

 鈴木氏は過去4回、衆院選に出馬したが、いずれも落選している。

3484名無しさん:2009/08/13(木) 19:11:33
元県議楠橋氏が立候補表明 衆院選・愛媛2区

 30日投票の衆院選で、元県議の楠橋康弘氏(40)=今治市伯方町木浦=が13日、県庁で記者会見し、愛媛2区から無所属で立候補すると表明した。
 楠橋氏は「政権交代しなければならない」とした上で「民主党のマニフェストに賛同し、良心的な保守層を代表する政治家として、脱ムダを訴えていきたい」と述べた。
 愛媛2区には自民前職村上誠一郎氏(57)、社民新人岡平知子氏(51)、諸派新人森田浩二氏(49)が出馬を表明している。
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20090813/news20090813575.html

3485千葉9区:2009/08/13(木) 20:15:28
>東京都連は元議員4人を申請。〜。次期参院選に出馬を予定している吉田公一元衆院議員
中津川・こうき・吉田公一 あと一人不明

http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009081301000850.html
民主、比例単独40人擁立も 情勢反映し攻勢 参院予定者も
 民主党は13日、衆院選全国11ブロックで擁立する比例代表単独候補の最終調整に入った。各種世論調査が示す「民主優勢」の選挙情勢を踏まえ、2005年衆院選の10人を大きく上回る、少なくとも30〜40人を公認する見通しだ。

 比例名簿1位に登載する方針の小選挙区の重複立候補者の多くが小選挙区で当選した場合、当選者が足りなくなる可能性があるため。さらなる比例票の掘り起こしを狙い、個人票を持つ元議員や次期参院選立候補予定者も積極登用する方向で、17日発表に向け詰めの人選を急ぐ。

 民主党は、北海道、東北、東海の各ブロックで比例単独候補が複数当選する可能性が高いと見込んでおり、東京なども期待している。

 東京都連は元議員4人を申請。自民党出身の小林興起元衆院議員は東京10区からの出馬を目指していたが自らは比例に回り、小池百合子元防衛相と戦う民主党候補を支援する。次期参院選に出馬を予定している吉田公一元衆院議員は、政権交代が懸かる大舞台への参戦が参院選のプラスになると判断した。

 民主党の支持基盤が厚い北海道では、道連が12の全小選挙区で当選の可能性もあると判断、前回衆院選で比例3議席を獲得した実績も加味し、4人を申請した。多様な票の掘り起こしを狙い、医療、年金、雇用の各専門家らを推している。

 また石川県連は元自民党参院議員で防災担当相などを務めた沓掛哲男氏を申請。自民党支持層の切り崩しを狙った人選も進められそうだ。

 前回衆院選で自民党は大勝し、東京ブロックでは名簿登載者が不足して1議席を逃したケースがあった。このため民主党は公示日直前まで、小選挙区情勢の見極めを進める考え。優勢ブロックで地元申請分だけで不足しそうになれば「県連関係者や党職員を“動員”する可能性もある」(党関係者)という。

2009/08/13 19:51 【共同通信】

3486千葉9区:2009/08/13(木) 20:23:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009081300544
民主衆院選候補者と政策協定=コンビニ加盟店ユニオン
 セブンイレブン加盟店主らでつくる労働組合「コンビニ加盟店ユニオン」は13日、岡山1〜5区に出馬予定の民主党の衆院選候補者5人と政策協定を締結した。各都道府県単位で同様に行っている。
 政策協定は、フランチャイズ本部とコンビニ加盟店の関係を規制する「フランチャイズ法」制定や、同ユニオンの意見を取り入れた施策についての協議など3項目。
 同ユニオンは5人を推薦し、当選に向けて協力する。(2009/08/13-15:47)

3487千葉9区:2009/08/13(木) 20:24:11
http://npn.co.jp/article/detail/61010510/
眞鍋かをり写真無断使用騒動 笑顔で終結の裏
 衆院選の静岡7区に出馬予定の城内実氏(44)の選挙ポスターにタレントの眞鍋かをり(28)の写真が起用されていた問題は記憶に新しい。眞鍋は5日、この問題で一度は出演を見合わせたレギュラー出演中のフジテレビ系の情報番組「とくダネ!」にめでたく復帰。これで騒動は終結したのだが、そこに至るまでの水面下での動きを改めてお伝えしよう。

 眞鍋は衆院選出馬予定の城内実氏の後援会ポスターに、自身の写真が使用されたことがわかり、先月29日に公式ブログで「なぜその写真がポスターになったのか困惑している」と抗議。翌30日の「とくダネ!」出演を見合わせていた。
 その後、騒動を沈静化させようと、両者の“仲介役”となったイベント会社「オフィスプロペラ」の社長がマスコミ各社にファクスで眞鍋の写真掲載の経緯を説明。
 「社長によると、以前、眞鍋と城内氏の対談を仲立ちした経緯から、今年6月、城内後援会と同社の間で、2人を起用したポスター作成の話が持ち上がり、眞鍋の事務所から掲載許可を取ったうえで、城内氏の後援会に伝えたそうだ。社長は『私からの(眞鍋の事務所への)説明不足』と騒動の原因となってしまったことを謝罪した」(ワイドショー関係者)

 これを受けて城内氏はポスターの撤去を開始。騒動は終わったかにみえたが、これまで沈黙していた眞鍋の所属事務所がHPで“無断使用”を主張した。
 コメントは8月1日付けでHPのトップページに掲載。「当社はオフィスプロペラ側に対して、ポスターおよびインターネット上での眞鍋かをりの掲載許可は一切しておりません」、「所属事務所としては、今回の城内みのる氏の一件に関して、オフィスプロペラ側の、写真無断使用により多大な迷惑をこうむった」と真っ向から反論したのだ。
 「プロペラの社長といえば、芸能界の大物とのつながりがあるため、業界で一目置かれ、信用は厚い。眞鍋の事務所の対応はその大物を激怒させるだろうから、今後、眞鍋の仕事にあからさまな悪影響が出てもおかしくはなかった」(同)
 ところが、水面下では、さらなる展開をみせ、問題は終結。
 「眞鍋の所属事務所の後ろ盾となっている別の大手芸能事務所のトップが、プロペラの社長とつながっている芸能界の大物と親しい仲。そこでその2人が話し合って、問題は丸く収まったのです」(芸能ライター)
 城内氏は3日「眞鍋さん自身、眞鍋さんの事務所、ファンの方々にご迷惑をおかけしたことをおわびいたします」と謝罪。眞鍋は5日に番組に復帰し、冒頭で「ご迷惑をおかけしまして…またよろしくお願いします」と笑顔でコメント。かくして眞鍋の選挙ポスター騒動は終結したのだった。

3488千葉9区:2009/08/13(木) 20:30:03
http://mainichi.jp/area/saga/news/20090810ddlk41010261000c.html
決戦へ:’09衆院選・選挙区構図/上 1区 /佐賀
 自公政権の存続か、民主中心の政権誕生か。「政権選択選挙」とも言われる第45回衆院選(18日公示、30日投開票)が間近に迫った。佐賀1〜3区には前職6人、新人5人の計11人が立候補を予定する。事実上の選挙戦が展開されている県内3選挙区の戦いの構図を追った。【総選挙取材班】

 ◇無党派取り込みに躍起
 「雰囲気だけで『民主党に一度やらせてみようか』という雲行きが県内にもまん延している。それが悔しくてならない」

 7月31日、佐賀市文化会館。自民前職、福岡資麿氏は講演会で、前代未聞の逆風に危機感をあらわにして「今日を反転攻勢の日に」と訴えた。

 一方、民主党「次の内閣」総務相の原口一博氏。今月6日、佐賀市内のホテルで開いた国政報告会で、党の事情による“危機”を訴えた。

 「同じ小選挙区で続けて負ければ、ここの候補者としての優先権を失う。サッカーで言えば、レッドカードで退場です」

  ◇    ◇

 地元をこまめに回って足場を固めてきた福岡氏と、党の要職に就き、知名度も群を抜く原口氏。2人の対決は今度で3回目だ。

 初の顔合わせとなった03年衆院選は、原口氏が小選挙区を制した。続く05年は、小泉旋風を受けた福岡氏が約9200票差で勝利し、原口氏は比例復活に甘んじた。

 今度はどうか。

 2年前の参院選。自民は民主に県内21連勝を阻まれた。そして、その選挙で1区内の自治体として唯一、自民票が民主票を上回った上峰町に、今年3月、元民主党議員秘書の町長が誕生した。さらに、都議選や名古屋市長選などの地方選でも民主勢が連勝中だ。

 風向きは、4年前とは明らかに変わっている。

  ◇    ◇

 1区の焦点は、大票田の旧佐賀市や鳥栖市。福岡、原口両陣営とも10万票の高い目標を掲げ、無党派層の取り込みにしのぎを削る。

 福岡氏陣営の関係者は「業界団体も以前ほど締め付けがきかない。組織票より、街頭や集会で一人一人に政策を訴える方が効果がある」とどぶ板選挙に徹する構えだ。

 「政権交代が実現すれば入閣」ともささやかれる原口氏の陣営。追い風を受けた選挙で小選挙区を落とせば、党内での発言力は低下しかねない。

 「小選挙区勝利という至上課題があるので、(陣営は)緩むどころか引き締まっている」と陣営関係者は言う。

 幸福実現党の新人、木場健氏は地道な活動で自・民の争いに食い込みを図る。

3489千葉9区:2009/08/13(木) 20:30:37
http://mainichi.jp/area/saga/news/20090811ddlk41010464000c.html
決戦へ:’09衆院選・選挙区構図/中 2区 /佐賀
 ◇農業票取り込みがカギ
 「民主党のマニフェストは、日米FTA(自由貿易協定)締結を挙げている。これをやると、米国の農産物がドカーンと入ってきて国内農業はまともに太刀打ちできない。とんでもないことになる」

 今月3日、農業者を集めた武雄市北方町の会合。安倍、福田両内閣で副農相を務めた自民前職、今村雅弘氏は、強い口調で民主の政策を批判した。退席後、今村氏は「民主はFTA締結を修正しているが、根っこでは自由化したがっている」と述べ、今後もこの問題に照準を合わせて攻める姿勢だ。

 その民主が公認する前職、大串博志氏。8日夜、佐賀市諸富町で国政座談会を開いた。畳敷きの集会所に集まったのは日焼けした約30人。

 「国の役人の天下り先は5000団体で、2万人が天下っている。これらの団体には毎年12兆円も行く仕組みだ。政権交代して無駄のない仕組みに変えねばならない」

 大蔵・財務官僚として見てきた国家予算作りの現場の様子を織り交ぜながら語る言葉を、参加者はうなずきながら聞いた。

  ◇    ◇

 佐賀2区の多くは農村地帯。第1次産業票の動向が、各陣営の関心の的だ。

 前回05年衆院選では、郵政民営化で造反した今村氏が無所属で立候補し、ほとんどの市町村でトップ得票を集めた。対抗馬だった初挑戦の大串氏と、自民公認の「落下傘刺客」を降し、ほぼ完全な勝利だった。

 しかし、07年参院選では状況が一変する。

 2区にあたる全14市町(当時)のうち、嬉野市、太良町など4市町を除き、民主候補が自民候補の得票を上回った。

 自民関係者の間には、民主の「戸別所得補償制度」に多くの農家がなびいて票が流れた、との見方もある。

 だが、それだけかどうか。「もともと自民支持」と言う小城市の若手農家が、作業の手を休めて言った。「民主がいいとは言わんが、一度は政権を取らせてみらんと」

  ◇    ◇

 現在、今村氏陣営から聞こえるのは「厳しい」という声ばかりだ。陣営関係者は「これからは戸別補償やFTAの問題点を攻めていく」と言いつつ「支持者からも『今度は民主』と言われる。候補者たちが委縮し、自分の政策を主張できない」

 一方、大串陣営は自民党の底力を警戒する。県議の一人は「こちらは組織がほとんどない。今村陣営がまとまったら怖い」。

 2区では、幸福実現党も新人の牧原正朗氏を擁立し、消費税廃止などを訴えている。

3490千葉9区:2009/08/13(木) 20:31:18
http://mainichi.jp/area/saga/news/20090812ddlk41010387000c.html
決戦へ:’09衆院選・選挙区構図/下 3区 /佐賀
 ◇もつれ合う反自民勢力
 衆院佐賀3区で11選を目指す保利耕輔氏は選挙の度、必ず離島に足を運ぶ。地元の漁業振興に力を入れた亡父・茂氏の代からの「信奉者」も多い。

 保利氏は、郵政民営化に反対して自民を離党し、無所属で戦った05年の衆院選でも、8万7000票で圧勝した。しかも、今は党政調会長の要職にある。「保利さんは今回も大丈夫」。選挙区ではそんな声が強い。

 今回の離島回りは、8日だった。

 その一つ高島。

 支持者らを引き締めた。引き合いに出したのは1963年の総選挙。当時、茂氏は党総務会長だったが、約4700票差で落選した。「保利さんは大丈夫というのが県下に行き渡っていたが、落選した」と保利氏。「党三役になることと選挙で票を入れてもらうことは別。本人も後援会も一生懸命やらないと大変なことになる」

  ◇    ◇

 同じ日。保利氏との自民公認争いに敗れた広津素子氏は東京で、渡辺喜美・元行政改革担当相らと旗揚げした新党「みんなの党」の会見に臨み、渡辺氏らと手を握り合い、新たな出発を誓っていた。

 選挙区支部長が党公認を得るという原則を外した自民に反発し、立候補する方策を探していた広津氏。この日の会見場で笑顔を見せた。

 翌9日、唐津市の事務所。「社会保障の問題に精いっぱい取り組んでいこうと思っていたが、自民は保利さんを公認した」。改めて自民への不信をにじませたうえで「地元の佐賀3区から衆院選に出るために離党し、新党に参加した」と地元へのこだわりを強調した。

  ◇    ◇

 昨年、小林多喜二の「蟹工船」ブームで支持者を増やした共産は、若手の瀬戸雄也氏を擁立する。青年層に不安が広がる雇用問題を中心に訴える瀬戸氏は、3区にとどまらず全県的に遊説活動を広げ、比例票の掘り起こしも行っている。

 民主は「すみ分け」をするため、3区での独自候補擁立を見送り、社民との選挙協力を選択した。出馬するのは、社民県連幹事長の柳瀬映二氏。05年に続き2度目の挑戦となる。

 幸福実現党は、女性新人の橋山穂波氏を立てる。

 県内唯一の民主空白区である3区は、反自民勢力が、もつれ合う。

 公示まで6日。県内の立候補予定者たちの動きが、いよいよ慌ただしさを増している。【総選挙取材班】

3491千葉9区:2009/08/13(木) 20:33:53
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20090811ddlk43010507000c.html
「選択」の向こう側:09衆院選・県内情勢/上 /熊本
 衆院選の公示まで1週間。「政権交代」をキーワードに、真夏の戦いが始まっている。県内5小選挙区を回り、公示直前の情勢を報告する。

 ◆熊本1区

 ◇上積み狙う代表側近
 「これまで選挙で地元を離れたことはなかったが、今回は政権プランを練るため何度か上京しなければいけません」。4期目を目指す民主・松野頼久氏は7月30日、熊本市の事務所開きで話し「中央で通用する政治家として必ずご恩返しします」と頭を下げた。

 鳩山由紀夫党代表の側近の一人として「政権交代」実現とともに、自身のステップアップがかかる。選挙後をにらみ、支援労組や企業、地域回りを続けている。民主の指定席とも言えるが、前回は新人だった自民・木原稔氏に約2500票まで迫られたこともあり「追い風」を受けて票の上積みを目指す。

 比例で復活した自民・木原氏は「大逆風」の中、生き残りに必死だ。保守層や公明支持層の一部で松野氏の食い込みを許しているため、自衛隊OBや済々黌同窓会を中心に巻き返しを図る。

 9日夜には熊本市の崇城大学市民ホールに1800人を集めて総決起大会を開き「日本の行く末を誤らせるわけにはいかない」と訴えた。県内小選挙区で唯一、公明党の推薦を得ていないが、大会には公明支持者も200人参加した。木原氏は「個人的に支援を受けているので推薦の件は気にしない」と話す。

 共産・上野哲夫氏は7月に急きょ出馬が決まった。「大企業への優遇税制を改善し、雇用対策などに財源を振り向ける」と主張、2大政党への埋没を避けようと懸命だ。幸福実現・守田隆志氏は北朝鮮対策で独自性を訴えている。【笠井光俊】

 【熊本1区】

木原稔  39 自前(1)

松野頼久 48 民前(3)

上野哲夫 55 共新

守田隆志 59 諸新

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 ◆2区

 ◇存在感増す公明票
 「小選挙区は林田、比例は公明、とご理解をいただきたい」。9日、玉名市民会館であった林田彪氏の決起集会で公明党の竹口博己県議が言うと、会場がざわついた。コスタリカ方式で、同じ選挙区から比例代表に回った自民党の野田毅氏の支持者がいたからだ。林田氏は「野田氏の後援会にお願いするのは酷だ」と配慮し「林田後援会がしっかりお返しする」と力を込めた。

 林田、野田両氏は「ダブルたけし」として連携し、ミニ集会や旧市町村ごとの決起集会を開いている。しかし党への逆風で手応えに不安が残るため、公明党支持票の存在感が増す。林田氏事務所は「協力態勢に心配はない」とするものの、各地域の後援会は「集会で支援を頼むにも、比例が難しい」と悩む。

 民主・福嶋健一郎氏の武器は党への「追い風」だ。鳩山由紀夫党代表が来県した7月29日の集会は、平日の昼間でも予想を大きく上回る700人が集まった。

 だが陣営は「福嶋だけではチラシをもらってもらえない。鳩山代表が表紙のパンフレットの中に、福嶋を挟んで配っている」と言う。農家など保守地盤の強い地区では、知名度不足が懸念材料だ。

 活動を支えるのは、過去3回国政選挙を戦った党県代表、松野信夫参院議員の後援会と連合熊本だ。企業や団体回りを重ね、朝夕の街頭演説で公認候補の存在をアピールする。

 幸福実現・馬郡賢一氏は、消費税廃止による経済回復などを訴えている。【結城かほる】

 【熊本2区】

林田彪   65 自前(4)

福嶋健一郎 43 民新

馬郡賢一  45 諸新

3492千葉9区:2009/08/13(木) 20:34:28
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20090812ddlk43010414000c.html
「選択」の向こう側:09衆院選・県内情勢/中 /熊本
 ◆熊本3区

 ◇農村票の争奪戦激化
 農業が基幹産業だけに、農村票の争奪戦が激化している。自民党の強力な支持組織だった県農政連が、異例の自主投票を決定。元副農相の無所属・三浦一水氏の出馬表明が背景にある。

 自民・坂本哲志氏は「覚悟していた。これまでの戦略に変化はない」と冷静さを見せる。しかし自身の地元・菊池総支部が一時期、三浦氏支持を打ち出すなどショックは隠せない。「自民党公認」で初の選挙。無所属時代の支持層に加え、「逆風」とはいえ自民県議や首長の支援で保守票の上積みに期待する。国政報告会では必ず公明党支持者の姿もあり、自公の結束を強調することも忘れない。

 元自民党参院議員の三浦氏は、作業服に長靴姿で街頭演説や支持者回りをこなし「農業が地域で果たす役割を大事にしたい」と訴える。地元・鹿本地区の農協の全面的なバックアップに支えられている。集金力が高いといわれる平沼赳夫前衆院議員(郵政問題で自民党を離党)のグループにも参加している。

 この間隙(かんげき)を狙うのが民主・後藤英友氏。農産物の販売価格と生産費の差を穴埋めする党の「戸別所得補償制度」などを掲げ、末端農家への浸透を図る。わざわざ駆け寄って握手を求める農業者や、自民党の看板を外す家もあり、陣営は「今までなかったことが起きている」と手応えを口にする。7月下旬には鳩山由紀夫代表の来援を受け、てこ入れした。

 幸福実現・松井栄治氏は街頭演説などで支持を訴えている。【和田大典】

 【熊本3区】

坂本哲志 58 自前(2)

後藤英友 42 民新

三浦一水 55 無新

松井栄治 43 諸新

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 ◆熊本4区

 ◇ベテラン前職に危機感
 「必ずやってのけられると思います」。今月2日、天草市の高浜公民館であった自民・園田博之氏の国政報告会。会場で配布された「天草版マニフェスト」が掲げた国道389号の全線整備について園田氏が太鼓判を押すと、会場の150人が大きくうなずいた。

 当選7回、党政務調査会長代理を務め、水俣病救済法でも中心になった園田氏が、地元向けマニフェストをつくるのは初めてだ。道路や橋、観光振興など26項目が並ぶ。政権与党としての実績を強調し、公共事業などの継続を訴える公約を打ち出している。

 「自民党にもう一回チャンスをくださいと訴えて何割の方にご理解いただけるか」。天草の厚い保守地盤に支えられる一方、演説の途中で園田氏が漏らした言葉に危機感がにじむ。

 同じ2日、天草市であった日本郵政グループ労組天草支部の集会。あいさつした国民新・松永真一氏は「疲弊した地方を立て直すためには政権交代しかない」と訴えた。

 郵政民営化見直しを掲げる国民新党から出馬する松永氏にとって、支持母体の中心は郵政関係者。推薦を受ける民主との連携で政権交代を前面に出し、どう集票に結びつけるかが鍵となる。

 「選挙の意義を訴えることが一番だ。有権者の反応はよくなってきた」。昨年9月の立候補表明から11カ月。街頭演説や支持者宅回りで浸透を図る。

 幸福実現・河野一郎氏は党勢拡大の努力を続けている。【西貴晴】

 【熊本4区】

園田博之 67 自前(7)

松永真一 50 国新

河野一郎 49 諸新

3493千葉9区:2009/08/13(木) 20:35:02
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20090813ddlk43010351000c.html
「選択」の向こう側:09衆院選・県内情勢/下 /熊本
 ◆熊本5区

 ◇大票田・八代に照準
 「厳しい選挙。これまで以上の支援をお願いしたい」

 自民党の金子恭之氏は7日、人吉市の事務所で開いた国政報告会で、地元有力者ら100人に15分ほど「お願い」を訴えると、足早に事務所を去った。陣営幹部は「地盤のある地元人吉球磨よりも八代で多く活動するため」と趣旨を語り、大票田・八代市での票の積み増しを意識する。

 八代市は16日告示、23日投開票の八代市長・市議選と事実上の“トリプル選挙”だ。金子氏は再選を目指す坂田孝志市長とともにマイクを握り「市政と国政の太いパイプ」を強調する。八代港の機能強化事業など「二人の連携による実績」をアピールし、互いの相乗効果を狙う。

 社民党の中島隆利氏は民主、国民新の推薦を受け「川辺川ダム反対」などで支持を広げつつ、元八代市長としての知名度を生かした「八代重視」の活動を展開。市長選に立候補する福島和敏県議との連携を強める。

 「中島あるところに福島あり」。9日に八代市の中島氏事務所であった「女性のつどい」に顔を見せた福島氏は、中島氏の女性支援者を前に両者の「蜜月ぶり」を強調した。福島氏は坂田氏の市政運営手法に批判的な保守系市議らの支援を受け、支持層の広がりを見せる。中島氏の陣営幹部は「福島氏との連携強化で八代市の保守票も取り込み、地元で差をつけたい」と意気込む。

 幸福実現党の南政宏氏は精力的に演説をこなし、支持を訴える。【高橋克哉】

 【熊本5区】

金子恭之 48 自前(3)

中島隆利 66 社新

南政宏  38 諸新

3494千葉9区:2009/08/13(木) 20:38:32
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/20090813t71017.htm
自民・比例東北 優遇めぐり思惑交錯
 衆院選(18日公示、30日投票)の比例東北(定数14)の名簿順位をめぐり、自民党各県連の思惑が渦巻いている。コスタリカ方式は原則廃止されたが、一部候補者への優遇措置は残るとみられる。このため選挙区で戦う重複立候補者の比例復活枠が狭まる可能性があり、各県連は党本部の調整を注視している。

 「わたしは比例からの挑戦になるが、実績と存在感が抜群の中野さんを押し上げてほしい」
 宮城2区から比例東北に回る前議員の秋葉賢也氏(47)が12日、仙台市内のホテルで開いた集会。2区に立つ前議員の中野正志氏(61)の支援に力を込めた。

 秋葉氏が力むのには意味がある。比例名簿への上位登載の条件として、党本部が「中野氏を当選圏内に押し上げることが必要」と条件を付けたからだ。
 党本部は昨年、コスタリカ方式の原則廃止を打ち出した。党東北ブロック両院議員会は7月上旬、秋葉氏と福島3区に立候補する前議員の吉野正芳氏(61)を上位登載するよう要望した。名簿順位は公示前日の17日に発表される予定だ。

 吉野氏は前回(2005年)、福島5区で当選。今回は比例に回る番だったが、自民党候補が不在だった3区に国替えとなった。
 党福島県連の斎藤健治幹事長は「党本部は当然、優遇してくれると信じている」と期待する。陣営幹部は「上位登載の確証はない。選挙区の票を地道に積み上げる」と気を引き締める。

 他県連の反応は複雑だ。岩手県連の千葉伝幹事長は「(秋葉、吉野両氏とも)上位に置くべきでない。重複候補に惜敗率で競わせるべきだ」と強調する。
 秋田県連の鈴木洋一会長は苦戦を想定して、比例の獲得議席を4〜5と想定。前回の6議席を下回る見通しを示し、「優遇措置があれば重複候補が不満を感じる」と指摘した。



2009年08月13日木曜日

3495千葉9区:2009/08/13(木) 20:40:42
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/chugoku/Sc09081301.html
国民新党、埋没に危機感 「郵政」関心高まらず '09/8/13

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 自民、民主両党が「政権選択」を問う衆院選で、国民新党が埋没感に危機意識を募らせている。2005年の前回衆院選では、郵政民営化反対を旗印に「小泉旋風」への逆バネも働き、中国地方で小選挙区、比例代表の各1議席を確保した。だが、今回は郵政が大きな争点として浮上しておらず、存在感のアピールに苦闘している。

 「小選挙区で勝たないと私の政治生命は終わる」。10日夜、島根県川本町での決起集会。国民新党幹事長で島根2区の比例前職、亀井久興氏(69)は危機感もあらわに訴えた。

 ▽「復活は期待薄だ」

 前回、自民党前職の竹下亘氏(62)に敗れ、比例代表中国ブロック(定数11)で復活当選した。「今回、比例票は民主党がさらう情勢。復活は期待薄だ」と苦境を口にする。

 約200人の参加者は、民主党を支援する連合島根が中心になり集めた。「力を合わせて政権交代を実現し、新政権でまとめ役を果たしたい」。「国民新党の顔」の自負をにじませつつ、比例での国民新党支援の訴えは封印した。

 島根2区は幸福実現党新人相浦慎治氏(41)も立候補を予定する。

 国民新党代表代行で広島6区の前職亀井静香氏(72)は8日、三次、庄原両市で決起集会を開いた。党ののぼりが林立し、ポスターがひしめく。だが、陣営幹部は「これは『亀井党』の集まり」と打ち明ける。

 ▽「逆バネ」存在せず

 「前回は『刺客』を立てた自民党への強い反発があった。今回はそれがない分苦しい」。亀井氏の三次選対本部長、木村春雄・三次市議会議長(65)がこぼす。亀井氏が初めて比例中国に重複立候補するのも、比例票を積み上げるためという。

 広島6区には、自民党新人小島敏文氏(58)▽共産党新人花岡多美世氏(52)▽幸福実現党新人胡本協子氏(58)―も立候補を予定する。

 国民新党は郵政民営化に反対し、自民党を飛び出した両亀井氏たちが、前回の衆院選直前に結成した。民主党が躍進した07年の参院選では島根選挙区で1議席を得た一方で、比例代表の当選は目標を下回る1人。その危機感も一因に昨年9月、民主党との合併話が浮上したが、国民新党内で一致しなかった。

 今回、中国地方で国民新党は、両亀井氏に加え、岡山2区に新人が立候補を予定。比例代表には3人が重複立候補するほか、新人1人が単独立候補する。全面支援に動くのは、全国郵便局長会の政治団体「郵政政策研究会」(郵政研)だ。

 「有権者の関心は4年前に比べて薄い」(島根県内の郵便局長)との嘆きも聞こえるが、比例中国に単独立候補を予定する中国地方郵便局長協会の専務理事は言う。

 「政権交代しても国民新党が埋没すれば郵政民営化の見直しはおぼつかない。最後のチャンス」。徹底した「郵政の組織固め」で党を支える構えは揺らいでいない。(道面雅量)

【写真説明】島根2区の立候補予定者の決起集会で訴えに耳を傾ける出席者(10日、島根県川本町)

3496千葉9区:2009/08/13(木) 20:42:17
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/shimane/Ss09081301.html
島根2区、「竹下」「亀井」再び対決 '09/8/13

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 ▽構図は「王国」と「親子」、前哨戦過熱

 自民党前職の竹下亘氏(62)と国民新党前職(比例中国)の亀井久興氏(69)が激突する。衆院選島根2区。自民党の青木幹雄前参院議員会長と久興氏の長女で国民新党の亀井亜紀子参院議員がほぼ地元に張り付き、2007年参院選の再現ともいえる前哨戦を展開している。「竹下王国」と「亀井親子」の構図で再びぶつかり合う。

 青木氏のおひざ元、出雲市大社町。5日、自民党大社支部の役員らに青木氏が言い放った。「国民新党の親子に島根を任せられない。1票差でもいいから勝つため、とにかく足で稼ぐんだ」。「亀井親子」との戦いを前面に出した発言で奮い立たせた。

 青木氏は7月下旬から頻繁に地元に帰り、県議や市議、業界団体と会合を重ねる。「青木氏がこんなに地元に帰るのは初めてだ。帰ってから何度か会ったけど、悲壮感が漂っている」。ある出雲市議は驚きを隠さない。青木氏は11日、東京に戻り、公示前の16日、再び島根入りする予定だ。

 12日昼休み。大田市の市役所の裏で、亜紀子氏が集まった市職員らに声を張り上げた。「日本の政治の流れを変える大きな選挙。力を借りたい」。亜紀子氏は7月下旬から街頭活動やミニ集会を繰り返し、この日は地元県議と市内を遊説した。

 陣営は「亜紀子氏がフルに動いて、忙しい久興氏が回りきれない部分を補う」としている。演説の最後で、亜紀子氏は付け加えた。「親亀(久興氏)は大変厳しい選挙。親亀がいなくなると、大変困りますので支持をたまわりたい」

 青木氏と亜紀子氏の応援が過熱する背景には、両陣営の従来のいきさつがある。03年に小選挙区数削減で、竹下氏に地盤を譲り、比例中国に回った久興氏。郵政民営化に反対し05年、久興氏は自民党を離党。保守分裂となった前回衆院選で、竹下氏は久興氏を約5万5千票差で破り、久興氏は比例復活した。

 しかし、07年の参院選で、新人だった亜紀子氏が、青木氏の側近の自民党前職景山俊太郎氏を約3万1千票差で破り、故竹下登元首相がつくり上げた「竹下王国」に風穴を開けた。今回の衆院選は「竹下」と「亀井」の3度目の対決となる。

 来年夏は参院選を控えており、青木氏は改選期を迎える。「今回の衆院選で竹下氏が久興氏に敗れれば、青木氏の進退にかかわる」。青木氏の活発な動きに、自民党支持者からはこうした声も漏れている。そのほか、2区には幸福実現党新人の相浦慎治氏(41)も立候補を予定している。(河野揚)

【写真説明】<左>大田市内で街頭演説する亀井亜紀子氏(12日)
<右>竹下氏への支援を求めてあいさつする青木氏(3日、大田市)

3497千葉9区:2009/08/13(木) 20:44:29
>>3038
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/gendai-02042372/1.htm
自民党にトドメ「トヨタ動かず」の衝撃

2009年8月13日(木)10時0分配信 日刊ゲンダイ

●財界の支援はもう絶望的

 8月6日の中日新聞に、自民党議員が衝撃を受けている。「トヨタ動かず?」「選挙より黒字化」と大きなタイトルを掲げ、郵政選挙で自民党を強力に支援したトヨタが、今回は動かないだろうと詳細にリポートしたからだ。

 創業家の豊田章男社長が、知人に「前回のようなことはしない」と語った言葉も紹介している。

「愛知県の自民党候補は、焦りまくっています。民主党王国の愛知はただでさえ苦しいのに、地元のトヨタが支援をやめたら致命傷になる。前回は奥田碩会長がみずから号令を掛けて自民党を応援した。管理職には10回以上、自民党候補の選挙事務所に行くことを義務づける熱心さだった。当然、下請け、孫請けも動くから影響は絶大。その支援がなくなったら、全員、落選しかねません」(県政事情通)

 問題は愛知県に限らない。財界に強い影響力があるトヨタが自民党への支援をストップさせたら、多くの企業が右へ倣えするのは目に見えている。それでなくても経団連は、野党転落が確実な自民党と距離を置きはじめている。麻生首相が御手洗会長に支援を要請してもハッキリ返事しないままだ。

「2年前の参院選では経団連副会長だった日立の古川一夫社長(当時)が、東京から出馬した丸川珠代を全面的にバックアップしました。しかし、トヨタが動かないとなると、そうした企業の支援は期待できそうにない。一番の打撃は、中小企業が自民党から離れることです。これまで大企業は下請け、孫請けに自民党支持を指示してきた。中小企業の経営者は、自民党が嫌いでも、後援会の名簿集めなど、仕方なく選挙の手伝いをしてきた。しかし、上からの指令がなくなれば、もう自民党を支援しないでしょう」(財界関係者)

 民主党の小沢一郎は、経団連に支援を要請するどころか「御手洗経団連はおかしい」と、敵意をむきだしにしている。この発言に財界はビビリ、自民支援に動くことをためらわせているという。自民党を取り巻く状況は日々、悪化するばかりだ。

(日刊ゲンダイ2009年8月10日掲載)

3498千葉9区:2009/08/13(木) 20:45:44
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/gendai-02042346/1.htm
自民党の金満選挙 どうせ下野だから全部使っちゃえ

2009年8月10日(月)10時0分配信 日刊ゲンダイ

●原資はほとんど税金

 ほとんどヤケクソの自民党は、今回の選挙にとてつもない資金をつぎ込むつもりだ。狂ったような金満選挙が繰り広げられようとしている。

「公認料などとして2000万円が支払われたと聞いて驚きました。大盤振る舞いです」(政治部ベテラン記者)

 二度と国会に戻ってこられない候補者たちに対するせんべつの意味があったのかもしれないが、それにしても破格だ。

「自民党の公認料は、通常1000万円。名目上は貸付金ですが、律義に返す人は少数派です。当落線上にあるような重点地区には、激励と称して、追加の選挙資金も投下されます」(政治評論家の有馬晴海氏)

 300選挙区の候補者1人につき2000万円で60億円。自民党はCMだけでも30億〜40億円を投じる予定だというし、応援演説に入る先々で見舞金や激励金を置いていくのが習わしだ。

 麻生首相は、解散翌日に経団連や農協、大企業回りをして選挙協力を要請していたが、要は「選挙資金をヨロシク」ということだ。実際、選挙のたびに経団連や銀行から10億円を超える資金が自民党に流れてきた。加えて、与党には「官房機密費」という秘密兵器もある。

「機密費は、何に使ったか明らかにする必要がない。官邸が自由に使えるカネです。表向きの額としては年間12億〜15億円程度の予算が計上されていますが、実際は外交機密費を転用して年間50億円とも70億円ともいわれる。これがプールされ、官房長官室の金庫には100億円を超える現ナマが入っているはず。政権が代わる時には、金庫を空っぽにしていくのが通例です」(官邸事情通)

 今年1月時点の自民党の収支決算は、08年から09年への繰越金が115億以上もあった。もちろん、総選挙のために残したのだ。09年の政党交付金が約157億円、機密費100億円。これに経団連や企業から流れるカネを加えたら、選挙資金は500億円を下らない。

「昨年末、執行部が所属議員に渡した恒例の『もち代』は、例年より200万円も多かったそうです。選挙戦も佳境のお盆には『氷代』が配られますが、今年はケタがひとつ違うんじゃないかといわれている。すでに落選が確実な小泉チルドレンの中には、ロクに活動もせずに選挙資金を懐に入れてトンズラを決め込んでいる人もいます」(永田町関係者)

 忘れてはならないのは、交付金も機密費も、我々の税金から出ているということだ。「財政危機だ」「財源はどうする」と言いながら、自分たちはこのデタラメ。まったく、ふざけた連中だ。

(日刊ゲンダイ2009年8月7日掲載)

3499千葉9区:2009/08/13(木) 20:56:23
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/090810/ibr0908100201000-n1.htm
【衆院選 激戦区の情勢】茨城7区 「復活」をめぐる確執
2009.8.10 02:00

 ■現職の争いに躍進・民主の足音

 「国会議員を減らすためには、衆院選の比例復活などあってはならない」−。 6日夜、茨城県結城市民会館で開かれた立候補予定者による公開討論会。無所属前職、中村喜四郎氏は、前回選挙でその“復活”当選を果たした自民前職、永岡桂子氏を前にこう言い放った。

 伏線は昨年秋に永岡氏が開催した事実上の総決起集会にあった。7区内ほぼ全員の首長が壇上に上がった会場壁には「覚醒(かくせい)」と大きく印刷された2文字。ある首長が張り出したものだが、そのココロを別の市長は「(長年の)中村氏支援から“目を覚ませ”ということかな…」と、苦笑混じりに解説した。その市長も記者会見席上の雑談で「国会議員が国会にも出席せず、選挙運動ばかりしている」と中村氏を半ば公然と批判してきた。

 こんな中、永岡氏の後援会幹部からは「春までの(中村氏との)一騎打ちから、今となっては三つどもえのつもりだよ」とタメ息が漏れる。

 俄然、意識せざるを得なくなったのは、都議選で大躍進を果たした民主党の新人、柳田和己氏。「4年前の自民旋風から、流れは民主となって、なし崩しにされないとも限らないし…」と不安を漏らす。

 前回の衆院選では民主党はいわゆる“落下傘候補”を擁立したが、今回は地元・古河市(旧総和町)出身の柳田氏をたてた。先月、地元で開いた時局講演会では小泉政権の郵政改革で袂を分かった郵政政策研究会の幹部や県医師会の政治団体「県医師連盟」の原中勝征委員長も登壇し、次々と支援を訴えた。

 柳田氏のポスターも小沢一郎代表代行から原中委員長とのツーショットに貼り替えられ、“医療と福祉”へのイメチェンを図りながらも自らは農村部への浸透を意識。あいさつの最後には「農業再生は課せられた使命」と訴え、農家に生まれた農業経験者をアピールしてきた。

 同党の小沢一郎代表代行も先月29日、選挙事務所に訪問して柳田氏を激励。「今回の選挙は政権交代をかけたもの。中村君と有権者のしがらみは関係ない」と“選挙のプロ”の言葉として現場の記者団に語っている。(田中千裕)

3500千葉9区:2009/08/13(木) 20:58:16
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090811/tky0908112224021-n1.htm
【09衆院選・注目区を歩く・東京1区】都議選余波 戦法は対極
2009.8.11 22:24

 「民主党のマニフェストは全部スウェーデンのコピー。でもスウェーデンは消費税25%ですから」

 靖国神社近くの集会所。自民前職・与謝野馨氏の演説を熱心に聞く中高年約70人は与謝野氏の約50ある後援会のメンバー。紺のスーツに身を包み、淡々と経済政策を語る与謝野氏。内容も難しい。参加者の男性は「生臭い話はほとんどない。パフォーマンスもないが、そういうところが信じられる」と話した。

 財務相としての公務のため、地元活動は後回しになりがち。そんな状況で力を入れているのが個人演説会だ。解散後は1日3カ所程度を回っている。参加者に選挙はがきを1人10枚配り、支援の輪を広げる。古典的だが手堅い手法で活動を行ってきた。

 だが最近は、マンション前での演説や、祭り会場に積極的に顔を出すなど一般有権者と触れ合う機会を増やしている。安倍、麻生内閣で重要閣僚を務め、昨年9月は総裁選にも出馬し存在感を上げたにもかかわらず危機感を強めるのは、都議選の千代田選挙区で支援したベテラン都議が落選したことが大きい。焦りは「麻生降ろし」の動きにも走らせた。

 過去4回の総選挙では2度敗れている。官公庁や大企業が集中する日本のど真ん中での戦い。住民の入れ替わりも激しく、常に風に左右されてきた。「もともと、わが方は楽な選挙をやったことがない。奇をてらわず、愚直にやる以外ない」。陣営はこう話した。



 「政権交代は目的ではない。しかし官僚の税金の無駄遣いは政権交代でしか変わらない」

 港区南青山の住宅街。ベランダから顔を出す人もほとんどいないマンションに向かって民主・海江田万里氏は声を張り上げた。

 「1年間で1700カ所で街頭演説をやり、3万人くらいと触れ合った。反応も変わってきた」

 ブルーのシャツを汗でびしょびしょにし、日焼けした顔をぬぐいながら、満足そうに語る海江田氏。新住民が多いタワーマンション前、人通りのない路地裏、祭り会場…。支持者を対象とした個人演説会は開かず、徹底して街頭にこだわる戦法は与謝野氏と対極にある。

 2月の千代田区長選では支援した民主推薦候補が敗北。自身の活動も目立った動きがなく、苦しい日々が続いた。しかし、都議選の千代田選挙区で応援した26歳の落下傘候補が告示直前の立候補にもかかわらず議長経験者の自民現職を破ったことで状況は一変。同区での投票率は前回より大きくアップしたが、「増えた票は全部民主が持っていった」(自民関係者)。今、狙うべきは風−。民主のお家芸ともいえる無党派層を狙った空中戦に、自信を強めている。

 共産・冨田直樹氏は33歳の若さを生かして労働条件の改善や雇用の確保を若者にも訴えるほか、消費税増税反対、憲法改正反対などを掲げている。

 幸福・田中順子氏▽世界経済共同体・又吉光雄氏▽日本スマイル・マック赤坂氏が立候補予定のほか、保守系新人も出馬の動きを見せている。(安岡一成)

3501千葉9区:2009/08/13(木) 20:59:04
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090812/tky0908122307006-n1.htm
【’09衆院選・注目区を歩く・8区】社民、民主の選挙協力で流れは変わるか
2009.8.12 23:06

阿佐ケ谷駅前で街頭演説を聞く支持者ら=9日、東京都杉並区 東京都杉並区の阿佐谷七夕まつり最終日の9日、浴衣姿のカップルや親子連れが行き交うJR阿佐ケ谷駅前は、8区から出馬を予定している候補者にとって、自分の活動や政策をアピールする絶好の舞台となった。

 過去連続4回当選している自民前職・石原伸晃氏。昨年は党総裁選に立候補し、幹事長代理を務めるなど知名度は抜群だ。この日は会場の商店街を中心に活動を展開。普段も激務の合間をぬって朝の駅前演説や盆踊り大会に顔を出すなど地元に密着した活動を続けている。

 平成17年の前回選挙では民主候補に6万票以上の差をつけて当選した。しかし、今回の選挙について陣営は「選挙は毎回毎回、状況がまったく変わってしまう。最後まで、やれることをしっかりとやっていくしかない」と危機感を強めている。

 自民が大敗した東京都議選では、都連会長という立場から民意を真っ向から受ける形となった。それから1カ月、「有権者の反応は厳しく、かつてない逆風を受けている」と石原氏。陣営も「都議選以降、流れが変わったという感触はつかんでいない。投票日までに、なんとか流れが変わるきっかけがあればいいのだが」と気をもむ。

 「こういう状況だからこそ、しっかりと自分の信念を説き、考えてほしい」という思いから、先祖を敬い、ふるさとを愛するなど保守政党であるということをアピールし、政権政党としての「責任」を訴えていく。



 石原氏に挑む社民・保坂展人氏は民主との選挙協力により昨年9月、6区から国替えし8区から出馬することを決めた。

 「ほぼ白紙からのスタート」(陣営)。保坂氏自身も「街頭演説を行っても、8区から出馬するということや、どの政党が応援するのかということがあまり理解されていなかった」と振り返る。

 流れが変わってきたのは、やはり都議選だった。民主や無所属の立候補者4人を応援し、街頭でも演説に立った。「野党が協力して8区では保坂を応援するということがやっと浸透してきた」と陣営。都議選後の街頭演説でもチラシを受け取る人の数が増えるなど手応えを感じている。今月4日には民主都議の田中良氏を本部長とする総合選対も発足した。

 「民主は保坂さんを公認候補と同じように応援している。杉並から政権交代を実現させよう」。民主の菅直人代表代行は9日夕、阿佐ケ谷駅南口で開かれた保坂氏の街頭演説に駆けつけ、約20分間にわたり熱弁を振るった。

 「昨年秋にははるか前を走っていた相手候補の背中が見えるようになってきた」と保坂氏。「8区には候補を出さないという消極的な応援ではなく、野党連合にこぎつけることができた」と感触を語る。チラシなどで民主推薦を前面に押し出し、民主票の獲得に全力を挙げる。

 共産・沢田俊史氏は3回目の挑戦。駅前演説やミニ集会に力を入れ、地域をくまなく回る選挙戦を展開してきた。「高齢者や非正規雇用の若者など自公政治の痛みを訴える有権者が多い」と手応えを語る。

 幸福・植田誠一氏は消費税廃止などを訴え、地域のイベントなどに参加している。(前川健次)

3502千葉9区:2009/08/13(木) 21:01:37
http://www.tokachi.co.jp/news/200908/20090813-0002387.php
十勝毎日新聞社ニュース
石川氏追い風受け先行 中川氏懸命に巻き返し
2009年08月13日 13時38分
本社世論調査 半数は態度未定
 衆院選(18日公示、30日投開票)で、十勝毎日新聞社は6〜9の4日間、世論調査を実施、担当記者の情報を総合して道11選挙区(十勝)の公示前情勢を探った。民主党前職の石川知裕氏(36)=1期、比例道ブロック=が全国的な民主への追い風を受け、保守の一部も取り込み先行。自民党前職の中川昭一氏(56)=8期、前財務・金融相=は同党への逆風や、2月に演じた失態会見の影響を強く受けており、豊富な実績・人脈を駆使して懸命に巻き返している。共産党新人の渡辺紫氏(60)は知名度の低さもあり、自民・民主の競り合いの中で、支持を広げられていない。半数は態度未定で、流動的要素となっている。


 石川氏は一昨年3月に繰り上げ当選し、知名度がある程度上昇。十勝大橋付近などで「つじ立ち」を続け、建設関連など保守地盤の企業回りも展開。西松建設事件で参考人聴取されたダメージも抑え込んでいる。選挙協力を結ぶ鈴木宗男氏(新党大地代表)と連携し管内15町村に後援組織を構え、帯広市内にも東・西の2ブロックに配置した。


 民主支持層の6割、大地支持層の5割を固め、社民、共産支持層の一部も引きつける。公務員、会社員、商工業、主婦層で優位に立つ。幅広い年代で支持を取り付け、特に30〜50代で先行している。半面、風を受けて増える民主支持層を、確実に個人票に取り込めていない側面もある。

 中川氏は財務・金融相を辞任後、郁子夫人と共に地域後援会などで「おわび行脚」を展開。連合後援会と自民党支部を核とする合同選対を構成し、従来同様に経済界、農業界の支援を受ける態勢を整えた。管内全19市町村で合同選対事務所を立ち上げ、追い上げを図っている。

 自民支持層の半数、公明支持層の4割強を固める。民主党マニフェスト(政権公約)の「米国とのFTA(自由貿易協定)締結」に反発が強まる中、農業者の支持が厚い。年代別では60、70代の高齢者層、20代の若者層に浸透している。自民への逆風、失態会見によるイメージダウンの影響から、従来の支持層を固め切れていない。

 無党派層は3割を超え、うち7割が態度未定。「政権選択」が焦点となる選挙戦への関心は高く、投票率の行方と絡めて同層の動向がカギを握る。現時点では石川氏、中川氏とも無党派層には十分に食い込めていない。

 渡辺氏は一昨年11月の立候補表明後、精力的に後援会訪問、懇談会、街頭演説をこなしている。比例も重視した戦い方で、共産党十勝地区委員会を中心に総選挙闘争本部を立ち上げた。全国的な「蟹工船」ブームにも乗って党勢拡大を図る。

 公務員に比較的浸透、支持層の年代は50代が中心。芽室出身だが、管内での政治経験を持たない「準落下傘」のため知名度はいまひとつで、共産支持層を固め切れていない。政策的には消費税増税反対など独自色を訴えるが、民主への追い風のあおりを受け、現政権への批判票を呼び込めていない。
(衆院選取材班)

 世論調査 十勝管内の選挙人名簿から無作為抽出した1000人を対象に、電話で聞き取り調査を行った。サンプル数は男女各500人。

3503千葉9区:2009/08/13(木) 21:11:53
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000180907280001
福田氏を意識し 小沢氏「重点区」
2009年07月28日

 公認問題でもめていた民主党の群馬4区の候補者がようやく決まった。27日、高崎市内のホテルで小沢一郎代表代行とともに会見したフジテレビ社員(休職中)の三宅雪子氏(44)=東京都港区=は「政権交代の節目となる選挙で力になりたい」と抱負を語った。この日は、分裂状態にあった党県連の新たな体制も決まったが、会見後、今後の取り組みなどをめぐって、保守系と労組系の県連関係者が言い争う場面も見られ、前途多難な再スタートとなった。


 三宅氏は、秋田の自民党衆院議員で6度労相を務めた故・石田博英氏の孫。共立女子大卒業後フジテレビに入り、経済部の記者を経て最近まで映像企画部副部長を務めた。


 三宅氏は「若いエネルギーが満ちあふれており、元気がなくなっている日本を変えるには民主しかないと感じた。弟に知的障害があるので、障害者の問題などに取り組みたい」と話した。福田康夫前首相(自民)と戦うことについては「福田氏は大変立派な人。厳しい選挙になるが、自分らしい、さわやかな選挙をやりたい」と決意を述べた。


 同席した小沢氏は「女性の国会議員が少ないので、優秀な女性候補がいればという思いでいた。(4区は)長年自民の強い地域だったが、今もそうだとは思わない。群馬県民も大多数が政権を代えなくてはと思っていると確信している」と説明し、重点選挙区にする考えを示した。

3504千葉9区:2009/08/13(木) 21:13:14
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/07/27/2.html
「山梨最重点は2区」 民主・小沢代行
議席獲得に全力


 民主党選挙担当の代表代行を務める小沢一郎氏が26日、大月市内で記者会見し、衆院選山梨2区について「山梨の3選挙区の中で最重点区」との認識を示し、議席獲得に全力を挙げる考えを示した。同区は前回選挙に続き自民党系が分裂し、民主党新人の坂口岳洋氏と事実上三つどもえの構図になっているが、自民、民主の二大政党が激突する「政権選択選挙」に変わりないとの見方も強調した。
 坂口氏と議席を争う自民党公認の堀内光雄、同党を離党し無所属で出馬する長崎幸太郎両氏については「堀内氏は自民党そのもの。長崎氏も自民党の範疇はんちゅうの人だろう」と指摘。「自公政権はだめだと思い、政権交代を望む人は坂口氏に票を投じてくれる。三つどもえのマイナス要素はない」との認識を示した。
 山梨の政治風土については「山梨は、かつてまさに自民党王国といわれていたが、われわれへの理解が広がってきた」と感想。「相手にはベテランで自民党の大物の候補者がいる。若い坂口氏が勝利すれば、山梨にとっても、全国にも大きな影響がある」と述べた。
 坂口氏の総決起大会にも出席。「風やムードに頼っているような選挙は、選挙ではない」と、大型地方選に連勝したことで生じる選挙活動の緩みに警戒感をにじませながら「政権交代を実現し、日本に民主主義を定着させたい」と訴えた。

3505千葉9区:2009/08/13(木) 21:14:25
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/090809/ibr0908090214001-n1.htm
【衆院選 激戦区の情勢】茨城6区 医師会の反乱 ベテランに「白衣」の包囲網
2009.8.9 02:13

 「後期高齢者医療制度は『年をとったら早く死ね』というひどい制度だ」

 衆院解散の行方がまだ見えぬ6月17日、茨城県土浦市のJR土浦駅前では、白衣に身を包んだ県医師連盟の原中勝征委員長が声をからしていた。

 その隣にはビラを配る民主新人の大泉博子氏の姿が。すでに選挙本番を迎えたかのような2人の必死な姿に、陣営の1人は「まさに6区を象徴するシーンだ」とつぶやいた。

 県医師会の政治団体である県医師連盟はこれまで自民の有力な支持団体だった。ところが、後期高齢者制度へ反対する立場から、今回は県内全選挙区で民主党候補を推薦。特に、元厚相の自民前職、丹羽雄哉氏と元厚生官僚の大泉氏による事実上の一騎打ちとなる6区を同連盟は最重点区と位置づける。

 丹羽氏は7月23日の記者会見で「後期高齢者医療制度は国民に理解されつつある。地元の医師も変わらず私を支援してくれている」と強気にまくし立てた。その一方で「今回の選挙が大変厳しいのも事実。逆風に吹き飛ばされないようしっかり地に足をつけて頑張りたい」とも述べた。

 丹羽氏は、これまで経験がないという戸別訪問などを実施。こんなドブ板選挙も辞さぬ丹羽氏の姿に、地元・石岡市の高齢者は「これまで丹羽先生の選挙を10回見てきたが、あんなに必死なのは初めて見た」と驚きを隠せないでいる。

 7月30日、大泉氏は原中氏と民主党の菅直人代表代行の応援を受け、つくば市のみどりの駅近くのショッピングセンターで街頭演説。「後期高齢者医療制度の廃止」「月額2万6千円の子育て支援金」などを訴えた。

 選対幹部の1人は「風は筑波おろしのように確実にこちらに吹いている」と胸を張る。だが、別の幹部は「党の政策は理解されているが、6区の候補者がだれなのか、なかなか浸透してくれない」とため息をついた。

 厚生官僚から山口県副知事を務め、茨城との関係が薄いとみられがちな大泉氏。18年前から県民であることや母方が龍ケ崎出身であることを必死にアピールし、知名度アップに躍起になっている。(篠崎理)

3506千葉9区:2009/08/13(木) 21:16:54
http://news.tbs.co.jp/20090810/newseye/tbs_newseye4206151.html
足元揺らぐ大物議員の選挙戦、北海道5区
動画を他のプレイヤーで見るWMP高 WMP低  自民党への逆風、一部で底を打った感じもあるようですが、大物議員の選挙戦は足元が揺らいでいるようです。北海道5区を取材しました。

 9日、北海道千歳で行われた航空ショー。13万人の人出でにぎわう会場に現れたのは、自民党の町村孝信氏。自衛隊関係者を前に口にしたのは「反省」でした。

 「私たちは今までわずかではありますが防衛予算を削ってきたけども、平成22年度以降は防衛予算を大幅に増やしていかなければいけない」(町村孝信前衆院議員)

 続いて顔を出したのは、地元の祭りです。福田内閣の官房長官、そして自民党最大派閥・町村派の会長が一人ひとりに名刺を渡し、握手をして回ります。何が「どぶ板選挙」に走らせるのでしょうか。

 「それはたぶん、分かっているんじゃないかと。大変だと思いますけど」(住民)

 「自民党のおごり、高ぶりが原因だろうね」(町村後援会顧問)

 かつて「自民党の牙城」と呼ばれた農村部ですが、後継者不足が深刻で、北海道内の農家はこの5年間でおよそ1万2000戸、2割以上も減りました。

 民主党は、農家への所得保障制度など攻勢を強めています。日照不足と長雨による農家被害を見回った町村氏。その足元にも「微妙な変化」が現れていました。

 「町村さんというより、町村さんがいる自民党でしょ、という声が多い」
 「民主党がはっちゃきになっているから、自民党も算段しているみたいだけど、もう遅いのではないか、今さらそんなこと言っても」(農家の人)

 政府や党の要職を歴任してきた町村氏は、正に「自民党そのもの」と映っているようです。

 そんな批判の「受け皿」を狙っているのは、民主党の小林千代美氏。町村氏とは4度目の対決です。今回の小選挙区での初勝利を目指します。

 小林氏はこの1か月、町内会長の自宅を回る「ローラー作戦」を展開。生活者重視の姿勢に徹することで、自民党の支持基盤を切り崩したい考えです。

 「医療を何とかしてくださいと、おばあちゃんに言われた。歩行器を使って、玄関に出ていらっしゃって」(民主党 小林千代美氏)

 また、民主党も北海道5区を重点区に位置づけ、幹部を次々と現地入りさせています。

 「今や派閥の親分と言われる人が、この小林千代美さんの相手候補であることは、みなさんのご存知のとおりです。この相手を倒したとき、日本の再スタートが始まると思いますが、みなさんいかがですか」(民主党 菅直人代表代行)

 これに対して、町村氏は「政策論争して勝つ」と意気込みます。しかし、期待する論争が思うほど深まらない現状に、内閣のスポークスマンを務めていた町村氏の口から「メディア批判」も飛び出します。

 「政権交代ムードに煽った方が新聞の販売部数も増えるし、テレビの視聴率あがる。そういう前提でいま報道していると思うと、なんとなく民主党が得するような報道、有利なような報道が多いのも良く分かるでしょう」(町村孝信前衆院議員)

 自民党最大派閥の領袖にも垣間見える「焦り」が、今回の選挙戦を象徴しています。

 北海道5区では、このほか畑野泰紀氏が立候補を予定しています。(10日22:55)

3507千葉9区:2009/08/13(木) 21:21:12
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自民 
>>3446鳥取2

民主
>>146 岩手2
>>1561長崎2
>>1566秋田3
>>1573兵庫8(推薦)
>>1675長野4
>>1756福岡7
>>2456京都1京都5
>>2617岡山1
>>2621岡山5
>>2947岐阜1岐阜5
>>3114福島1福島2福島5
>>3225埼玉8埼玉13
>>3436三重5
>>3416広島3
>>3503群馬4
>>3504山梨2
>>3505茨城6
>>3506北海道5

3508千葉9区:2009/08/13(木) 21:23:22
鳩山:大阪
菅 :東京
岡田:福岡
(河村:名古屋、横路:札幌ってとこか?)

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090814k0000m010058000c.html
衆院選:民主第一声は大都市 郵政選挙で惨敗「底上げを」
 民主党は18日の衆院選公示日の第一声で、鳩山由紀夫代表が大阪、菅直人代表代行が東京の「大都市圏シフト」を取る方針を決めた。いずれも05年郵政選挙で惨敗した地域で、大都市圏での勝敗は選挙全体の大勢のカギを握るためだ。

 「首都圏は票田が大きい分、対策が必要だ。4年前にたくさん落ちたから底上げしないといけない」。鳩山氏が「大阪第一声」を決めた理由について、党幹部はこう話す。05年は19小選挙区のうちわずか2勝。残りはすべて自民、公明の与党系だった。党の情勢調査などから接戦が予想される選挙区が多いことも反映している。

 一方の菅氏は、選挙担当の小沢一郎代表代行から「東京、神奈川を頼む」と要請を受けた。7月28日に「東京・神奈川合同選対本部」を設置し、本部長に就任。東京は05年、25小選挙区中、菅氏の地元の1勝のみ。菅氏は「ここで巻き返さなければ政権交代はない」と強調。新人候補の選対会議にも出席して自ら指導するなど、力を入れる。

 このほか、岡田克也幹事長は、党代表として臨んだ05年衆院選で、11選挙区中1勝にとどまった福岡で第一声。小沢氏も公示日以降、新たに街頭演説に乗り出す方針で、主要幹部総がかりで大都市・無党派層対策を重視する構えだ。【佐藤丈一、田中成之】

毎日新聞 2009年8月13日 20時17分(最終更新 8月13日 21時00分)

3509千葉9区:2009/08/13(木) 22:01:47
民主党比例下位単独候補 

=北海道=
山崎摩耶(07参院選比例落選、日本看護協会元理事)
山岡達丸(山岡@栃木の三男)
工藤仁美(非正規労働者の労組の事務局長)
関藤政則(北海道商工連盟常務で社会保険労務士)

=東北=
高松和夫(秋田県連代表代行 2区に擁立も社民との選挙協力優先)
山口和之(福島2区:県理学療法士会長)
渡部一夫(福島1区:元南相馬市議)
鈴木久 (福島5区:元衆院議員)
(青森・宮城は断念)

=北関東=
中島政希(群馬4区:00年05年落選群馬県連副会長)
桑原功 (群馬1区:元県議)、
野木実 (埼玉4区:元和光市長)

=南関東=
斉藤勁(元参院議員、05年神奈川11区落選)

=東京=
中津川博郷(05年16区落選)
小林興起(05年10区落選 郵政造反組)
吉田公一(03年9区落選)

=北陸・信越=
若泉征三(福井2区:05年2区落選、参院選落選)
沓掛哲男(石川:元自民党参院議員)

=東海=
吉田統彦(愛知1区:出馬模索)
山田良司(岐阜4区:元下呂市長)

=九州=
矢上雅義(熊本5区:元相良村長)
永田章一(熊本4区:元旧五和町議)

3510名無しさん:2009/08/13(木) 22:02:35
ほんとかな?
>石川氏追い風受け先行 中川氏懸命に巻き返し

http://www.tokachi.co.jp/news/200908/20090813-0002387.php

石川氏追い風受け先行 中川氏懸命に巻き返し
2009年08月13日 13時38分
本社世論調査 半数は態度未定
 衆院選(18日公示、30日投開票)で、十勝毎日新聞社は6?9の4日間、世論調査を実施、担当記者の情報を総合して道11選挙区(十勝)の公示前情勢を探った。民主党前職の石川知裕氏(36)=1期、比例道ブロック=が全国的な民主への追い風を受け、保守の一部も取り込み先行。自民党前職の中川昭一氏(56)=8期、前財務・金融相=は同党への逆風や、2月に演じた失態会見の影響を強く受けており、豊富な実績・人脈を駆使して懸命に巻き返している。共産党新人の渡辺紫氏(60)は知名度の低さもあり、自民・民主の競り合いの中で、支持を広げられていない。半数は態度未定で、流動的要素となっている。




中川昭一氏


石川知裕氏


渡辺紫氏
 石川氏は一昨年3月に繰り上げ当選し、知名度がある程度上昇。十勝大橋付近などで「つじ立ち」を続け、建設関連など保守地盤の企業回りも展開。西松建設事件で参考人聴取されたダメージも抑え込んでいる。選挙協力を結ぶ鈴木宗男氏(新党大地代表)と連携し管内15町村に後援組織を構え、帯広市内にも東・西の2ブロックに配置した。


 民主支持層の6割、大地支持層の5割を固め、社民、共産支持層の一部も引きつける。公務員、会社員、商工業、主婦層で優位に立つ。幅広い年代で支持を取り付け、特に30?50代で先行している。半面、風を受けて増える民主支持層を、確実に個人票に取り込めていない側面もある。

 中川氏は財務・金融相を辞任後、郁子夫人と共に地域後援会などで「おわび行脚」を展開。連合後援会と自民党支部を核とする合同選対を構成し、従来同様に経済界、農業界の支援を受ける態勢を整えた。管内全19市町村で合同選対事務所を立ち上げ、追い上げを図っている。

 自民支持層の半数、公明支持層の4割強を固める。民主党マニフェスト(政権公約)の「米国とのFTA(自由貿易協定)締結」に反発が強まる中、農業者の支持が厚い。年代別では60、70代の高齢者層、20代の若者層に浸透している。自民への逆風、失態会見によるイメージダウンの影響から、従来の支持層を固め切れていない。

 無党派層は3割を超え、うち7割が態度未定。「政権選択」が焦点となる選挙戦への関心は高く、投票率の行方と絡めて同層の動向がカギを握る。現時点では石川氏、中川氏とも無党派層には十分に食い込めていない。

 渡辺氏は一昨年11月の立候補表明後、精力的に後援会訪問、懇談会、街頭演説をこなしている。比例も重視した戦い方で、共産党十勝地区委員会を中心に総選挙闘争本部を立ち上げた。全国的な「蟹工船」ブームにも乗って党勢拡大を図る。

 公務員に比較的浸透、支持層の年代は50代が中心。芽室出身だが、管内での政治経験を持たない「準落下傘」のため知名度はいまひとつで、共産支持層を固め切れていない。政策的には消費税増税反対など独自色を訴えるが、民主への追い風のあおりを受け、現政権への批判票を呼び込めていない。
(衆院選取材班)

 世論調査 十勝管内の選挙人名簿から無作為抽出した1000人を対象に、電話で聞き取り調査を行った。サンプル数は男女各500人。

3511千葉9区:2009/08/13(木) 22:14:57
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20090813ddlk17010377000c.html
選択のはざまで:09衆院選・石川 新幹線と浅野川 /石川
 ◇真に必要な公共事業とは
 「実にけしからん」。今月7日、金沢市。自民議員と県との懇談会で森喜朗元首相が、苦々しげにつぶやいた。政府与党が年内認可を合意した北陸新幹線金沢以西の延伸を、数日前に金沢入りした民主党幹部が「関係県と協議する」としたからだ。8日、小松市での森氏の演説会場。「民主党にだまされるな」。「建設業は壊滅」「失業者の山」。配ったチラシに扇情的な言葉が並んだ。

 大型公共事業見直しなどで1・3兆円の捻出(ねんしゅつ)を宣言した民主に、県内の与党議員は「新幹線開業危うし」の大合唱で攻撃する。

 民主も応じる。自民懇談会の3日後、同じ場所に座った民主・一川保夫参院議員は「もっと急げたはず。地元負担もおかしい」。総事業費1兆円(長野−金沢間)の巨大プロジェクトを前に、政策論争にはほど遠いなじり合いに終わった。

     ◇

 昨年7月28日の浅野川水害で浸水被害に遭った金沢市昌永町。沖野良雄さん(78)は「あっという間に仏壇が水に浮いた」と振り返る。妻多津子さん(74)の手を取り、腰まである濁流から逃げた。30年以上住んだ家は取り壊した。支援金は限られ、狭い離れで暮らす。「今も予報が雨だと不安」と言う。

 昌永町は514戸のうち68戸が独居高齢者ら要援護世帯が占める。隣人に抱えられ2階に逃げたお年寄りもいた。民生委員の藤牧渡さん(64)は「定期的な土砂除去、被災者支援、避難情報を知らせる仕組みなど、地味でも必要な施策がある」と訴える。

     ◇

 能登空港、金沢外環状道路、北陸新幹線……。県はバブル崩壊の90年代以降「景気対策」として全国を上回るペースで公共投資を進めてきた。当然、借金も増えた。08年度末の県債残高は1兆1541億円、県民1人当たり99万円。財政規模比の県債残高(07年度末)は全国7番目だ。

 借金返済の一部を補うと約束した国の地方交付税も会計は火の車となり、小泉改革が断行された。98年度2846億円あった県の公共投資は08年度1104億円に激減し、建設業界は悲鳴を上げた。麻生政権は再び、大型景気対策に舵を切った。針路は定まらない。

 武田公子・金沢大教授(地方財政論)は「日本には、景気には工事という『神話』があるが、公共事業頼みの地域経済のあり方は限界。地域資源を生かした農商工連携など持続的な戦略を」と話す。

     ◇

 再び浅野川。県と国は急きょ被災流域の川床を掘る河川改修を始めた。予算は5年間で20億円。これまで「計画はあったが予算がつかなかった」(県)事業が、水害で優先度が上がった。新幹線に県民が払う930億円の50分の1の事業だが、住民には切実だ。「東京から新幹線が来る−−。いいと思うよ。宇宙まで行く時代やからな」と沖野さん。「でも、新幹線も飛行機も乗ったことないんや」。更地の自宅跡に立ち、苦笑いした。【野上哲】

   ×  ×

 「政権選択」の衆院選が近づいた。どの政党を選ぶかは重要だが、大切なのは有権者が今を生き抜き、未来に希望を抱けるかどうか。“選択肢”のはざまで見え隠れする事情を追った。

3512千葉9区:2009/08/13(木) 22:20:52
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090814k0000m010087000c.html
衆院選:逆風自民に重い宿題 比例名簿17日公表
 自民党の衆院選比例代表の名簿順位を巡る調整が、大詰めを迎えている。党執行部は公示前日の17日に名簿を公表する予定で、比例単独候補の上位優遇は極力抑える方針。05年の前回選挙では重複立候補者を含め、比例で計77人を大量当選させたが、今回は自民党への逆風が強まり、比例復活に望みをつなぐ候補も少なくない。小選挙区の立候補予定者からは比例単独候補へのやっかみも根強く、調整は難航している。

 自民党は13日現在、比例代表で37人の立候補予定者を公認している。前回は比例上位に女性新人候補を「総裁特別枠」として並べ、票の底上げを図った。しかし、自民党の苦戦が予想される今回、そんな特別扱いを容認する余裕はない。自民候補にとって、小選挙区で敗れても惜敗率次第で、当選の可能性がある比例復活の現実味が、より増しているからだ。党執行部はこうした党内の空気を踏まえ、小選挙区候補者の復活当選の可能性を広げるため、比例単独候補を極力出さない方針に転換した。

 しかし、小選挙区での調整が難航した場合、一方の候補者を比例単独で優遇せざるを得ないケースもある。比例に回る柳本卓治(近畿)、山本幸三(九州)の両氏はその典型だ。また、前回ブロック1位の猪口邦子(東京)、長島忠美(北陸信越)、近藤三津枝(近畿)の3氏らについては比例上位で優遇する方向で検討している。

 ただ、比例単独候補への優遇措置に対しては、自民党内で「底上げ効果はなく無意味」との不満がくすぶっている。伊吹文明元幹事長や二階俊博経済産業相らは13日、細田博之幹事長に対し、慎重な調整を要請。一方、古賀誠選対本部長代理が、古賀派の山本氏を比例で優遇する代わりに、自らは重複立候補を見送る意向を示すなど、波紋も広がっている。

 自民党は今回、小選挙区と比例代表を交互に立候補する「コスタリカ方式」の原則廃止を打ち出すなど、比例単独候補を絞り込んできた。しかし、宮城2区、群馬1区など5選挙区では解消できず、比例に回った前職候補は上位優遇を要求。選挙区での選挙協力の見返りに、比例での投票を求める公明党の存在も大きく、自民党執行部は苦しい選択を迫られている。【高山祐】

3513千葉9区:2009/08/13(木) 22:22:18
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000908130002
公明、議席確保に危機感【比例中国】
2009年08月13日

◆逆風、自民と共闘急ぐ
  政権選択がかかる総選挙で、公明党が県内でも支持拡大に躍起になっている。比例区中国ブロック(定数11)で県出身の前職、桝屋敬悟氏も含めた2議席を確保する構えだが、政権与党に吹く逆風を警戒するからだ。比例票の上積みは至上命題で、連立を組んできた自民党との選挙協力を急いでいる。



    ◇   ◇



 「11の定数に入らない。12か13がいいところ。逆転勝利をするべく全力で戦う」。今回の選挙で、比例区中国ブロックで解散前に持っていた2議席の死守を絶対条件に掲げる公明党。7月30日、下関市で開かれた講演会で、桝屋氏が危機感をあらわにした。



  党県本部の選対が今回設定した目標は、05年の衆院選比例区で得た12万5千票以上の得票。過去最高レベルの設定だが、「それでも2議席に届かない可能性もある」と桝屋氏。投票率が上がり、政権交代を訴える民主党など野党の得票がそれ以上に増えることを懸念する。



  公明党の県議や市議らは昨年から、30人単位のミニ集会を各地で開催。麻生政権への風当たりが強いなか、景気対策も含めた政府・与党の立場を説明し、支持者の動揺を抑えるのに腐心してきた。



  そのうえで「自民王国」と連携して勝利を呼び込む考えだ。選挙区で自民党候補を支援する見返りに、比例区は公明党に投票してもらう――。こうした狙いのもと、6日に山口2、4区、12日には山口3区の自民党の立候補予定者の推薦を決定。残るは山口1区の自民前職、高村正彦氏だけとなった。公明党が推薦を出す基準は、比例区で5千票の投票協力の道筋を立てることだといい、党県本部幹部は「(1区は)協力体制の手続き中」。桝屋氏は「(自民党とは)深い信頼関係もあるが、公示まで諸般の状況判断のうえで決める」と述べた。



  「自公協力」が具体化するなか、県内では、自民候補の事務所に公明党が同居する準備を進めている選挙区もある。党県本部幹部は、近く自民候補の決起集会でマイクを握る。比例区での協力について語るつもりだ。

3514千葉9区:2009/08/13(木) 22:24:02
http://www.zakzak.co.jp/top/200908/t2009081331_all.html
公明“未曾有”危機…民主攻勢で“鉄板”に異変
小選挙区苦戦30議席割れも


強力な“刺客”に見舞われ、厳しい選挙戦を余儀なくされている公明党の太田代表(左)と冬柴氏(クリックで拡大) 民主党旋風が吹き荒れる8・30総選挙。「結党以来の逆風だ」と自民党の小泉純一郎元首相が厳しい見立てを披露したが、連立政権の一翼を担う公明党も結党以来、最大の危機となっている。夕刊フジの中盤情勢では公明党は今回、小選挙区で4勝4敗、比例は24議席の計28議席。これまで保ち続けてきた30議席台を割る雲行きなのだ。

 夕刊フジが各種世論調査や独自取材で分析した公明党の中盤情勢は表の通り。

 過去3回の衆院選を振り返ると、公明党は31、34、31議席と常に30議席以上をキープしてきた。先の都議選でも全員当選を果たすなど、「鉄板選挙」を行うとのイメージが強い。

 しかし、8・30総選挙では神奈川、大阪など4選挙区で苦戦するなど30議席割れが現実味を帯びてきており、その看板が揺らぎかねない情勢なのだ。

 例えば、民主、公明両党の直接対決の象徴が、太田昭宏代表のおひざ元である東京12区。ここに民主党の小沢一郎代表代行は自らの国替えを見送り、“秘蔵っ子”の青木愛参院議員を刺客として送り込んだ。小沢氏は「太田さんがそんなに強い候補だと思わない」と牽制すれば、太田陣営も「今までに増して厳しい選挙だが、なんとしても勝ち抜かなくてはいけない」と危機感をあらわにする。

 中盤情勢では太田氏がやや優勢だが、小沢氏は秘書3人を投入するなど「最も嫌な」(太田氏周辺)地上戦を開始。公明関係者は野球に例えてこう解説する。

 「試合序盤に公明側が3点を先制し、3−0のまま中盤戦に突入する感じだ。『3点』は太田氏の地の利の分だが、民主党は今後、総力戦を仕掛けてくるはず。失策や継投が失敗すれば逆転される可能性もある」

 不安はまだある。先の都議選で投票率アップに比例して他党が得票数を増やす中、公明だけが約4万3000票も票を減らした。さらに、同選挙区では中傷ビラなどの紙爆弾も大量に飛び交っているのだ。

 それだけに永田町有力筋は「太田氏への刺客は女性だけに、批判をすればいじめている印象を有権者に与えてしまう。太田氏としては、全国知事会が一番高い評価を出した公明党のマニフェストをひたすら訴えるしかない。ただ、不人気の麻生自民の影響で、選挙協力を行っている自民票が目減りする懸念もある。投票率70%台なら番狂わせもあるだろう」とみる。

 公明の危機感は強固な地盤を誇る「常勝関西」でも広がっている。

 別表のとおり完全な優勢マークが付く候補者はいないうえ、大阪では3区と5区が、兵庫でも2区が苦戦している情勢なのだ。

 公明党関西筋は「これまでにない、かなり厳しい戦いだ。やや優勢となっている北側一雄幹事長(大阪16区)にしても、次期代表候補のエースなだけに、完勝しないと傷がつく。先の都議選で公明票が減ったことが心配だ」と打ち明ける。

 一方、民主党が推薦する新党日本の田中康夫代表が刺客として乗り込んだ兵庫8区では、公明党の冬柴鉄三氏がやや優勢を保っている。

 選挙情勢に精通する自民党筋も「田中氏は阪神大震災のボランティア活動で活躍したが、連合が推薦を見送るなど、民主党との連携がうまくいっていない。尼崎は阪神ファンが圧倒的に多い土地柄。甲子園球場の阪神・巨人戦に例えれば、阪神ファンで埋め尽くされたライトスタンドの中、一人で巨人を応援するようなもの。最後は『六甲おろし』に吹き飛ばされるのでは」と分析する。

 ただ、冬柴陣営内では「これまでの選挙と違い、田中氏の票の出方はまるで読めない」と懸念する声も出ており、今後の風次第では情勢が大きく動く可能性も指摘される。

 危機感を強める中、浮上しているのが公明党幹部の「比例重複」問題だ。すでに、北側氏は小選挙区で落選しても復活当選の道が残る比例代表と重複立候補しない考えを表明した。一方、太田代表は「選対などでよく考えることだ」と明確に否定はしていない。


公明党の総選挙での比例票と獲得議席の推移(クリックで拡大) 党内には「代表が議席を失えば衝撃は計り知れない」と重複積極容認の声がある一方、「背水の陣の選挙なのに、比例重複の『保険』をかければ組織が緩む」との声もある。

 前出の永田町有力筋は「先の都議選で公明が票を減らしたのは、衆院選と接近していたため、支持母体である創価学会などの支持者らが、本来の運動が出来なかったためだ。公明にはいくら苦しくとも最後になって帳尻を合わせてくる力がある」と分析するが、果たして終盤で盛り返すことができるのか。

3515名無しさん:2009/08/13(木) 22:31:09
Web選挙 敵か味方か…ネットユーザー大盛況
8月13日22時6分配信 産経新聞
衆院選議席予想 「民主党 252」「自民党 168」

今年5月、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」にこんなシミュレーション結果が書き込まれた。
「民主の圧勝だな」「3分の2には届かないか」。
ネットユーザーは思い思いのコメントを書き込み、投開票が終わったかのように盛り上がった。

書き込みの主は、ネット界で“カリスマ予想屋”として名高い「和子夫人」なる人物。
プロフィルは不明だが、7月の都議選では、独自の計算式に基づいて予想した候補者
の当落や得票数が次々と的中。「プロ顔負け」と絶賛された。

「競馬の予想と一緒ですね。血統や過去の結果から予想して、当たったとか、外れたとか。
外野から無責任にワーワーいうのが楽しい」と話すのは、自らも予想を掲示板に投稿する
筑波大学の男性講師(37)。野党のふがいない選挙対策に憤り、
選挙関連の情報収集をするうちに当落予想にのめり込んだ。

選挙情勢から議席数を予想する“同好の士”は少なくない。4年ぶりの総選挙とあり、
2ちゃんねるの書き込みはすでに4万件を超えた。

ネットは、政治家の味方にもなれば、敵にもなる。政治家の失言や不遜(ふそん)な態度が「落選運動」に発展するケースもある。
今回の総選挙をめぐっても、ある世襲候補が街頭で対立候補の握手を無視し続ける姿を撮影した映像が、
動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」に投稿された。「この子はあいさつもロクにできないのかね」などとネット上で批判を浴びた。

この動画はこれまでに50万回以上視聴され、批判は「落選運動」に発展。「世襲反対!!」と題した掲示板が作られ、
「当選させるな」などと中傷を含むコメントが約1カ月半で1000件以上寄せられた。
また、北朝鮮の核実験に関し不用意な発言をした保守系議員をめぐっては、「地元の恥だ」などとして落選運動がネット上で展開されている。
(一部略)
最終更新:8月13日22時6分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090813-00000608-san-pol




筑波大講師って誰だよこれ!!

3516千葉9区:2009/08/13(木) 22:33:27
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/090813/chb0908130801000-n1.htm
【09衆院選 あの選挙区は今…】千葉10区、11区 “空港圏”奪取へ各陣営懸命
2009.8.13 08:00
 【千葉10区】銚子市、成田市、香取市など県北東部を占める選挙区。農漁業者が多い東総・北総地域と、無党派層を中心とした成田空港圏が混在し、支持層の色分けが明確になっている地域だ。もともと強固な保守地盤で、小選挙区制導入後も自民・林幹雄氏が4期連続で当選を果たしている。

 そんな自民の安泰ムードが一転したのは前々回(平成15年)の選挙。当時、自民県議だった谷田川元氏が無所属で出馬し、同僚県議らの支持を得て「保守分裂」を招いた。前回の選挙では民主にくら替えした谷田川氏だったが、“郵政選挙”のあおりをうけて涙をのんだ。

 林氏は銚子市、谷田川氏は香取市を地盤としているため、大票田・成田市での無党派層の取り込みが勝敗の分け目となる。

 閣僚のため、なかなか現地入りできず、民主の勢いに危機感を募らせる林氏は、成田市選出の県議で長男の幹人氏に要所の“空港圏”を任せて組織を固める。一方、3度目の挑戦で背水の陣を敷く谷田川氏も、すでに成田で鳩山由紀夫代表の応援を受けるなど、知名度アップに躍起だ。幸福・金井貴雄氏も選挙区内を回り、浸透を図っている。

 【11区】茂原市、東金市や御宿町など房総半島の広域部分を占める選挙区は、自民・森英介氏が圧倒的な知名度で6回連続当選を果たすなど常に優位に立ってきた。民主が躍進した平成15年の選挙でも民主候補の約6万票に対し、英介氏は約13万票を獲得。続く17年も民主候補にダブルスコアをつける勝ちっぷりを見せた。

 森家は英介氏の祖父にあたり、昭和電工などを創業した旧森コンツェルン創始者、矗昶(のぶてる)氏の代から続く名門。環境庁長官(当時)を務めた父の美秀(よしひで)氏に続き、入閣を果たした。農林漁業、商工関係と幅広い支持基盤を持つ森氏だが、今回ばかりは警戒を強める。

 民主・金子健一氏は元自民の地区青年局長として活動し、一宮町議を3期務めるなど、従来の自民支持層に食い込むチャンスがあるからだ。金子氏は駅頭演説やミニ集会など精力的に動き回り、地域住民の支持を集める。若さと民主に対する“追い風”を背に、知名度不足をカバーしようと懸命で、自転車遊説などで自身の露出を増やそうと工夫している。

 幸福の久我司氏も懸命にアピールを続ける。今回、候補者擁立を見送った共産の約1万6千票をだれが獲得するかも、大きな関心事となっている。


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