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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ
1
:
とはずがたり
:2008/11/01(土) 06:18:51
地方路線の廃止問題,要らない空港,ハブ空港整備,航空会社再編等話題豊富な空のスレ。
公共交通綜合スレとなってた鉄道スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/
から満を持して独立します。
飛行機製造に関しては引き続き重工スレへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1136692559/l40
4349
:
チバQ
:2013/05/07(火) 20:00:32
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130507/biz13050718100019-n1.htm
ピーチ、利用者が200万人突破 リピーター多く、認知度も向上
2013.5.7 18:09
記念写真に納まる、ピーチ・アビエーションの累計200万人目の搭乗者となった男性(中央)ら=7日、福岡空港
関西国際空港を拠点とする格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションの累計搭乗者数が7日、200万人を突破した。低運賃で需要を掘り起こし、目標より1カ月早い達成となった。
ピーチは昨年3月、関空と福岡、札幌を結ぶ2路線で運航をスタート。徹底的なコスト削減により、大手航空会社を大幅に下回る低運賃を実現し、多くの利用者を獲得した。
同5月には関空−ソウル線で国際線にも進出し、同11月に累計の搭乗者が100万人を超えた。100万人達成には約9カ月かかったが、200万人はそれから約5カ月で達成した。
ピーチは現在、国内線6路線と国際線3路線で1日計24往復を運航している。6月に関空−新石垣、9月には関空−韓国・プサン、那覇−新石垣の3路線を追加する予定だ。
現在は航空機を8機保有しているが、今夏には10機に増やす。そこから来夏にかけての1年間で、400万人の搭乗者を獲得する目標を掲げている。
ピーチの担当者は、「リピーターに多く利用してもらい、認知度も向上してきている」と自信をのぞかせた。
4350
:
チバQ
:2013/05/07(火) 22:51:33
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130507/bsd1305071941010-n1.htm
主要交通の大型連休実績に“LCC旋風” 既存の航空、鉄道勢はまちまち2013.5.7 19:39
航空・鉄道各社は7日、大型連休(4月26日〜5月6日)の利用実績を発表した。既存の航空、鉄道大手がまちまちだった中で、格安航空会社(LCC)がそろって好調で、航空2社の足踏みをカバーして全体実績を押し上げた。
航空会社の合計利用者数は、国内線が前年同期比7.6%増の290万4312人、国際線が4・5%増の46万7041人で、好調だった前年をさらに上回った。
しかし全日空は全体で0.9%減、国際線だけだと4.2%も落ち込んだ。日本航空も全体では1.4%増だが、国際線は1.1%減だった。ともに中国の反日問題などで中国や韓国方面が低迷したため。休みの日程の関係で、欧米など遠距離旅行地もいまひとつだった。
これに対し、LCC勢を見ると、ピーチ・アビエーションは、座席の埋まり具合を示す利用率が国内線で91.3%に達するなど好調。ジェットスター・ジャパンも78.4%と、60%台後半の大手2社を大きく上回った。
特に前年同期はほぼ営業実績がなかったピーチ、エアアジア、スターフライヤーの3社の国際線合計は3万人超となり、日航と全日空の落ち込みをカバーした。
一方、JR6社の特急・急行列車の利用者数はほぼ前年並みの1113万4000人。JR東日本とJR東海はそれぞれ2%前年を上回った。残りの4社は日並びの悪さで長距離利用が少なく、前年実績を割り込んだ。
4351
:
チバQ
:2013/05/09(木) 00:19:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2013050800778
成田−広島など3路線検討=中国LCCの春秋航空
中国の格安航空会社(LCC)の春秋航空は8日、国内線参入に向け昨年設立した日本法人が、近く航空運送事業の認可を国土交通省に申請すると発表した。日本法人は成田を出発地とし、広島、高松、熊本を目的地とする3路線を検討。国内線用にボーイング737−800型機を購入するなど準備を進めている。
春秋航空は現在、上海と茨城、高松、佐賀の各空港を結ぶ国際線を運航している。今回参入する国内線は、中国人観光客の日本国内での移動手段と位置付ける。(2013/05/08-18:31)
--------------------------------------------------------------------------------
4352
:
チバQ
:2013/05/09(木) 20:51:32
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201305090152.html
'13/5/9
広島―成田線など検討 中国LCCの春秋航空
国内線への参入方針を決めている中国の格安航空会社(LCC)、春秋航空(上海市)が、昨年設立した日本法人を通じ、成田空港と広島、高松、熊本の各空港をそれぞれ結ぶ3路線の開設を検討していることが9日、分かった。
春秋航空は、昨年10月に日本法人となる春秋航空日本(千葉県成田市)を国内企業との共同出資で設立し、国内線の就航準備を進めている。国内線では小型ジェット機のボーイング737で運航する予定だ。
春秋航空日本の広報担当者は「路線は現時点では正式に決めていない。国土交通省への申請手続きを進めている段階であり、近く概要を発表したい」と話した。
春秋航空は現在、上海と茨城、高松、佐賀空港を結ぶ路線に就航している。国内線の参入によって中国人観光客が日本国内で移動する需要を取り込む考えだ。
国内線のLCCは関西空港拠点のピーチ・アビエーション、成田拠点のジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパンの3社が就航している。
4353
:
チバQ
:2013/05/09(木) 20:53:08
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130509/bsd1305090500001-n1.htm
国内LCCの低価格競争過熱 中国・春秋航空、日本参入を正式発表 (1/2ページ)2013.5.9 09:00
Tweet .
日本の国内線に参入を検討する春秋航空の旅客機【拡大】
中国の格安航空会社(LCC)、春秋航空(上海市)は8日、日本法人「春秋航空日本」(千葉県成田市)を通じ、日本の国内線事業に参入する計画を正式発表した。近く国土交通省に事業認可の申請を行う方針。
就航開始時期は、当初は今年秋を目標にしていたが、運航の安全体制づくりに万全を期すため、早くても年内、または2014年中にずれこむ見通しだ。
東京都内で会見した春秋航空日本の鵜飼博社長は、日本の国内線計画について、国交省への申請前を理由に「(詳細は)改めて発表する」と明言を避けた。関係者によると、成田空港をハブ(拠点)空港とし、熊本や高松、広島などへの国内路線の就航が候補として浮上している。
春秋航空が日本の国内線事業に参入するには、日本法人の株主構成で、国内法の外資規制(出資比率3分の1未満)をクリアする必要がある。これについて、王●(ワン・ウェイ)・春秋グループ日本代表は「日本の投資家から資金調達のめどが立った」と語り、問題ないとした。
国交省が認可すれば、LCCの国内線参入は、昨年のピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパンの国内系3社に続き、春秋航空日本が4社目になる。
一方、春秋航空日本は、国際線についても14年以降に成田発着便を運航する計画。「中国の地方都市とも結びたい」(王日本代表)考えだ。現在は中国本社が3路線(上海−茨城、高松、佐賀)を運航しているが、これも増便や関西空港発着の新規路線就航を検討している。一部報道にあった“日本撤退論”は否定した。王日本代表は「中国の海外旅行需要で、日本は魅力的な市場だ」と強調。同社便を利用する中国からの訪日客を5年以内で年間30万人に引き上げる目標を示した。
春秋は10年就航の上海−茨城線で片道運賃を最安値4000円で提供する“激安航空券”で話題となった。同社の国内線参入が実現すれば、空の低価格競争がさらに過熱しそうだ。
●=火へんに韋
4354
:
チバQ
:2013/05/10(金) 23:53:13
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130510/bsd1305101847008-n1.htm
エアアジア・ジャパンが7月に成田−台北線を開設2013.5.10 18:45
Tweet
成田−台北線の開設と13日まで販売する特別運賃を発表するエアアジア・ジャパンの内山正明副社長(中央)=10日、東京・丸の内(井田通人撮影)【拡大】
格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパンは10日、7月3日に成田空港と台北の桃園空港を結ぶ路線を開設する、と発表した。国際線の就航先は韓国のソウル、釜山に次いで3都市目となる。
運賃は片道8580円からで、航空券購入時に支払う燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)は無料。毎日運航し、成田から台北へは月、火、木、金が午前7時、水、日が6時30分、土が7時50分に出発する。就航を記念して、13日まで片道2980円の特別運賃で販売する。
同日会見した内山正明副社長は「4割を台湾からの訪日客で占めたい」と述べた。東南アジアなど他の国際線についても「検討している」とした。
4355
:
チバQ
:2013/05/11(土) 22:09:50
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130511/biz13051120560008-n1.htm
中部、仙台路線に関心 格安航空のエアアジアCEO
2013.5.11 20:55
インタビューに応じるエアアジアのトニー・フェルナンデスCEO(共同)
アジア最大の格安航空会社(LCC)、エアアジアのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は11日、「日本市場は有望だ」との認識をあらためて示し、中部国際空港や仙台空港を発着する新規路線の開拓に関心を持っていることを明らかにした。オーストラリアで共同通信などとのインタビューに語った。
フェルナンデス氏は、中部空港について「低価格旅行に理解がある。LCCターミナルを建設しようとしており、協力的だ」と絶賛。名古屋圏の人口が多く空港の収容能力が大きいことも魅力的だとした。仙台空港については既存路線が少ないことに注目。観光地が豊富な点も指摘した。
一方、全日本空輸とエアアジアが共同出資するエアアジア・ジャパンの業績については「利益は予想を下回っている」と説明。「コスト高」を是正していく必要があるとの考えを示した。(共同)
4356
:
荷主研究者
:2013/05/12(日) 15:09:28
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201304160012.html
'13/4/16 中国新聞
岡山空港利用者6年ぶり増加
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/air/Tn20130416001201.jpg
岡山県は15日、岡山空港(岡山市北区)の2012年度の利用実績をまとめた。利用者数は前年度比5・0%増の133万3320人。東京線の利用が好調で、6年ぶりに増加した。
利用者数の7割を占める東京線は、96万8487人で7・1%増えた。11年秋に全日本空輸が最新鋭機ボーイング787(バッテリー発煙トラブルで運航停止中)を導入した効果や、日本航空が昨年10月30日から1往復増の週5往復にした効果が出た。
沖縄、札幌線を合わせた国内線の利用者数は111万7060人で7・0%増えた。
一方、国際線は19万4506人で8・3%減った。島根県・竹島や沖縄県・尖閣諸島をめぐる韓国、中国との関係悪化の影響を受けた。ソウル線は11万2011人で1・7%減、上海線は6万8790人で4・6%減だった。
4357
:
荷主研究者
:2013/05/12(日) 15:23:54
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201304180014.html
'13/4/18 中国新聞
宇部空港利用が80万人台回復
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/air/Tn20130418001401.jpg
山口県がまとめた山口宇部空港(宇部市)の2012年度の東京線の利用者は、前年比9・4%増の83万4412人で4年ぶりに80万人台を回復した。11年春の東日本大震災後の需要減から一転し、ビジネス、観光ともに利用客を戻した。
県交通政策課によると、利用者は前年度比7万1903人増。利用者数を座席数で割った利用率は59・6%で、前年度より0・6ポイントアップした。月別では4月の31・3%増を最高に、4〜12月は前年を超えたが、1〜3月は前年割れだった。
昨年12月13日に開港した岩国錦帯橋空港(岩国市)の12年度の東京線の利用者は10万2576人で利用率は69・9%だった。12月は80・9%と高率だったが1、2月は60%台に落ち、3月は75・1%に戻した。
山口宇部空港が年明けから前年割れしている理由について、同課は1月中旬に発生したボーイング787のトラブルに伴うダイヤの乱れや機材の小型化の影響を指摘。「1県2空港化による需要の分散は見られない」と説明している。
4358
:
チバQ
:2013/05/12(日) 19:14:42
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2943552/10729551?utm_source=afpbb&utm_medium=detail&utm_campaign=must_read
ヴァージン会長の「女装罰ゲーム」実行、エアアジアの客室乗務員に
2013年05月12日 13:57 発信地:パース/オーストラリア
富豪で知られる英ヴァージン(Virgin)グループのリチャード・ブランソン(Richard Branson)会長が、格安航空会社エアアジア(AirAsia)の女性客室乗務員に扮し、オーストラリア西部パース(Perth)発、マレーシアの首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)行きの便で、乗客に飲み物を提供するなどのサービスを行った。
ブランソン会長とエアアジアのトニー・フェルナンデス(Tony Fernandes)最高経営責任者(CEO)はそれぞれ自動車レースF1のチームの元オーナーと現オーナー。2010年シーズンの敗者が勝者の航空会社で客室乗務員になる賭けを行い、最終戦アブダビ(Abu Dhabi)GPでブランソン会長の負けが決定。この日はそれから約2年半後の「罰ゲーム」実行となった。
写真は飲み物を配るブランソン会長(左)と、客席に座っているフェルナンデスCEO(右、2013年5月12日撮影)。(c)AFP/Tony ASHBY
4359
:
チバQ
:2013/05/13(月) 22:45:54
>>4358
こゆネタ好きだけど、
なかなかの閲覧注意っぷりな画像です。
4360
:
チバQ
:2013/05/14(火) 00:00:03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20130512/CK2013051202000135.html
成田空港発着バス路線 LCC効果で増強
2013年5月12日
成田空港発着のバス路線を運行会社が増強している。昨年夏に就航した格安航空会社(LCC)が、三月末からの夏ダイヤ移行で国内線を拡充したのを受け、新たな需要の取り込みを狙っている。
空港と東京を結ぶ格安高速バスのうち、京成グループの「東京シャトル」は、運賃の大部分を九百円に設定し、成田発の便を倍増させている。ビィー・トランセグループの「THE アクセス成田」は、四月二十六日からLCCの出発、到着便が集中する時間帯を中心に計十本増便した。ビィー・トランセによると、空港内に乗車券購入の窓口がなく、バス停も端の方にあるものの、徐々に利用が増え、最近は一日五百人が乗車。前日に空港近隣で宿泊する人向けに、主要ホテルを経由する夜の便の人気も高いという。
一方、都心から千葉ニュータウンまで深夜急行バスを運行している成田空港交通は、終点を成田空港まで延ばし、運賃を最大二千五百円から二千円に値下げした。松戸や鎌ケ谷、白井、印西、成田からの乗車を受け入れ、LCCの早朝便利用者にPRしている。
また、かつて運行していた木更津駅・君津駅−成田空港線も四月二十八日から再開された。運行主体の京成バスは、LCCに加え、木更津のアウトレットの集客力にも期待している。(小沢伸介)
4361
:
チバQ
:2013/05/14(火) 00:00:44
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130511/bsd1305110701008-n1.htm
LCC国際線、顧客争奪が激化 エアアジアが成田−台北開設へ (1/2ページ)2013.5.11 07:00
格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパンは10日、7月3日に成田空港と台北の桃園空港を結ぶ路線を開設し、毎日運航すると発表した。同社便の海外就航は、韓国のソウルと釜山に次いで3都市目。LCC各社は新規路線の開設に相次いで乗り出しており、顧客の争奪戦が激しくなりそうだ。
成田−台北の運賃は片道8580円からで、航空券購入時に支払う燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)は無料。成田から台北へは月、火、木、金の午前7時▽水、日の6時30分▽土の7時50分−に出発する。就航を記念し、13日までは片道2980円の特別運賃で販売する。
ANAホールディングスが51%を出資するエアアジア・ジャパンは昨年8月に就航し、10月には成田とソウル、釜山をそれぞれ結ぶ路線で国際線に進出。
今年3月には中部空港とソウルを結ぶ路線を加えた。今回の就航で全体の路線数は9となり、うち国際線は4に増える。
台北線について、都内で会見したエアアジア・ジャパンの内山正明副社長は「4割を台湾からの訪日客で占めたい」と述べるとともに、東南アジアなどを結ぶ他の国際線の開設を検討していることも明らかにした。
LCCでは、ピーチ・アビエーションが9月に4路線目の国際線となる関西空港−釜山線の開設を予定。一方、海外LCCの中国・春秋航空が国内線への参入を正式表明するなど、路線の拡充が続いている。
4362
:
チバQ
:2013/05/15(水) 00:27:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130508-00000089-mailo-l12
開港35年・岐路に立つ成田:/1 NAA「リスク払拭」 運用緩和も課題多く /千葉
毎日新聞 5月8日(水)12時24分配信
「午後11時以降に離陸したい」
4月13日夜、アラブ首長国連邦エミレーツ航空の担当者から成田国際空港会社(NAA)運用管理部に連絡が入った。同国ドバイ行きの319便は午後9時53分に成田空港の搭乗ゲートを出発したが、誘導路上を走行中に急病人が発生。いったんゲートに戻って患者を降ろし、同11時14分に離陸した。
国、県、NAAと成田市など地元9市町は3月末、やむを得ない場合に限って午後11時台の離着陸を認めることで合意し、エミレーツは適用第1号となった。従来なら離陸できず、総2階建てのエアバスA380型機から最大489人の乗客全員を降ろして欠航となるケースだった。
成田は1978年の開港以来、緊急時を除いて午後11時から翌朝6時まで離着陸を制限してきた。内陸空港のため騒音は避けられず、「地元との重い約束」(国土交通省)だった。成田の「門限」を超える便は欠航するか、他の空港に行き先を変更するしかなかった。
開港35年を目前にした運用緩和。NAAの夏目誠社長は「『成田リスク(危険性)』という言葉が、国際的に広まってしまうのはオープンスカイ(航空自由化)の時代にマイナス。払拭(ふっしょく)していきたい」と話す。
■撤退も自由化
国際線の新規就航や増便はこれまで、政府同士の2国間交渉で決められてきたが、3月31日から成田が自由化された。NAAは4月から7年半ぶりに着陸料を値下げし、新規就航と増便に対する割引制度も新設した。
その結果、大韓航空はハワイ・ホノルル線を開設し、韓国の格安航空会社(LCC)済州(チェジュ)航空も7月から韓国・仁川線に新規参入することを表明。NAA広報室は4月、済州航空社員を連れて新聞・テレビ各社の成田支局を訪問し、同社のPRに一役買った。
自由化は撤退の自由も意味する。米国デルタ航空は「3年前に開設した仁川−米国デトロイト直行便が好調で、成田経由の客が減った」などとして、5月末で成田−仁川線を運休する。
NAAは「航空会社に選ばれる空港」を目指したさまざまな取り組みを強めている。空港第2ビル駅(JR、京成電鉄)では3月から、「人間の目」に代わる機械警備の実証実験が続く。激しい反対運動の中で開港して以来、鉄道客と車に対して検問を実施してきたが、羽田空港では見られない光景だ。都心からの遠さと並んで利用者にマイナスイメージを与えているとみて、NAAは段階的廃止を目指して警備当局と協議している。
なぜ、成田は変わろうとしているのか。きっかけは2010年秋の羽田の再国際化だ。ライバルは羽田だけではない。成長を続けるアジアと北米を結ぶハブ空港の座を、仁川や中国の上海、北京と争っている。日本で初めて国際線中心の空港として開港してからの32年半と、この2年半では置かれた立場が全く異なる。騒音を懸念する地元9市町を説得し、NAAはそれまで22万回だった年間発着枠を順次拡大。西側誘導路と横堀地区誘導路、同地区駐機場の完成(地図参照)で今春27万回となり、来年度中に30万回に増やす。
■欠陥空港
だが、課題も多い。「2本の滑走路をつなぐ誘導路が南側にしかないのは欠陥だ」と指摘するのは、全日空の小沢美良・成田空港支店長。風向きによっては20分以上遠回りして離陸しなければならない。「貨物地区が真ん中にある空港なんて、世界中探しても成田だけ。端に移して誘導路を空港の北側にも設けるべきだ」と提言する。
日本航空の大島秀樹・成田空港支店長は「CIQ(税関・入国管理・検疫)の待ち時間短縮を」と訴える。「空港は外国人が最初に目にする日本。長く待たされれば、第一印象としてどうか」。乗り継ぎ客がライバル空港に逃げないよう、成田に乗り入れる航空会社で構成する団体を通じ、各官庁に改善を働きかけていくという。=つづく
× × ×
成田空港は20日、開港35周年を迎える。この2年半で「日本の空の玄関」としての立場は大きく揺らいだ。空港と、それを取り巻く航空会社、自治体や住民の今を追った。(早川健人、味澤由妃が担当します)
5月8日朝刊
4363
:
チバQ
:2013/05/15(水) 00:27:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130509-00000050-mailo-l12
開港35年・岐路に立つ成田:/2 LCC「国内線」を争奪 海外乗り継ぎ期待 /千葉
毎日新聞 5月9日(木)11時29分配信
東京・六本木で8日に行われた格安航空会社(LCC)春秋航空日本(本社・成田市)の記者会見。中国人の王〓(ワンウェイ)会長(37)が「中国客をメインに考えているが、日本人客にもぜひ利用していただきたい」と流ちょうな日本語で述べると、同席した国土交通省航空局OBの鵜飼(うがい)博社長(66)は大きくうなずいた。
中国LCC「春秋航空」が昨秋設立した同社。成田を拠点に、この秋の国内線と来年の国際線就航を計画しており、自社ホームページで熊本、高松、広島3空港に勤務するスタッフの募集も始めた。いずれも国内LCCが未進出の空港だ。成田を舞台とした航空会社の競争激化は目を見張るものがある。
■国内線旅客が倍増
成田空港の12年度国内線旅客数は前年度から2倍近く増え、過去最多の約372万人。開港以来、国内線旅客数は全体の2〜7%台で推移していたが、同年度は一気に11%になった。「国際線中心の空港」として誕生した成田も大きな変化を迎えているといえ、2年前の8都市・週406便から11都市・週824便を数えている。
昨夏、ジェットスター・ジャパンとエアアジア・ジャパンのLCC2社が成田を拠点に日本の空にデビューし、「LCC元年」と呼ばれた。成田国際空港会社(NAA)は3年後にLCCの発着回数が全体の2割まで伸びるとみて、14年度完成を目指してLCC専用ターミナルの建設を計画中だ。3月に始まった午後11時台の離着陸制限緩和もLCC定着を狙ったといえる。
■地方空港にも波及
「実現したが、今でもキツネにつままれた気分だ」。大分県交通政策課の大塚久司課長はそう振り返る。
11年9月のジェ社設立直後、「就航先を探している」とファクスが同県に届いた。「こんな小さな空港にも声がかかるんだ」と驚いたが、同社は今年3月末に成田−大分線を開設。大分空港は、福岡空港などとの競争で11年度に90年代以降最少の約135万人を記録するなど利用客減少にあえいでいたが、同社の就航で年約18万人の増加を見込めた。
同社にとっては成田−大分線は初の地方路線だった。「外国人に人気の温泉など、豊富な観光資源が魅力的に映った」と同社関係者は説明する。豪州発祥で東南アジアなど16カ国、60以上の都市にネットワークを張るジェットスターグループの一員として、国際線からの乗り継ぎ需要に期待した。31日に鹿児島、6月11日には松山へも就航する。
■バス値下げ競争も誘発
「需要が読めない」。「リスクが高すぎる」。11年秋。LCCのダイヤに合わせ深夜バスを運行するか否か、成田を一大拠点とする京成バス(東京都)の経営陣は迷っていた。
LCC就航を12年夏に控え、NAAとLCC2社にとってアクセス確保は大きな課題だった。「飛行機が安くても接続がなくてLCCが撤退となったら困る」。京成バス内部の意見が「運行」でまとまったのは12年の桜の季節だった。
東京駅と成田空港を結ぶ高速バス「東京シャトル」を昨年7月、導入。従来運賃の3分の1以下に抑えた「キャンペーン価格」は片道900円で、想定を超える乗車率70〜80%の日も。今年3月末からは、ほぼ倍の1日40便に増やした。
ビィー・トランセグループ(千葉市)は同区間で片道1000円の「THEアクセス成田」を運行している。これまでスペース不足を理由にバス乗り入れを断ってきたNAAもLCC就航に合わせてバス停増設に踏み切った。ビィー社担当者は「(京成バスの)独占状態だった路線に競争が始まり、利用者に選択肢が生まれた」と胸を張った。=つづく
5月9日朝刊
4364
:
チバQ
:2013/05/15(水) 00:28:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130510-00000043-mailo-l12
開港35年・岐路に立つ成田:/3 「空ナカ」足りない個性 飲食、物販を強化へ /千葉
毎日新聞 5月10日(金)11時17分配信
「ゴールデンウイーク前半は外国人客も多かった」。大型連休谷間の平日。成田空港第2旅客ターミナルビルの免税店で、成田国際空港会社(NAA)子会社のショップマネジャー、棚谷克己さん(42)の説明を、NAAリテール事業部の陣之内香さん(26)は熱心にメモしていた。
この店の売り上げの半数は食品が占めており、アジアからの客が好む菓子「ロイズ」「白い恋人」「東京ばな奈」を、店の正面に積み上げている。棚谷さんは「3個手に取った客に『もう1個買うとエコバッグをプレゼントします』と声をかけると、多くの人はさらに買う」と続けた。
ヘッドホンや美顔器などの家電もよく売れるため、電圧が海外用で、取扱説明書が外国語で書かれた「ツーリストモデル」をそろえる。同ビル内の約120の飲食・物販・免税店を同僚2人とともに担当する陣之内さんは、売り上げ拡大策を各店と協議する中で「客単価の向上をいつも考えています」と言う。
■売り上げ3位に転落
実は、成田空港は日本有数のショッピングセンター(SC)でもある。業界紙のSC売り上げランキングで2010年度は全国1位。だが、11年度は東日本大震災と円高の影響で外国人客が伸び悩み、売上高も前年度比15%減の約600億円。ラゾーナ川崎プラザ(川崎市)、ららぽーとTOKYO−BAY(船橋市)に抜かれた。
中国・上海勤務の商社マン(42)は毎月帰国するが、成田に不満もある。「羽田に比べ、飲食店に個性がない。客を接待できる高級店もない」。東京都内の主婦(70)も「空港は非日常空間なのに、『ここでしか買えない』商品が少ない。東京駅の地下街のほうがウキウキして、財布のひもも緩む」と手厳しい。
■社長の手腕は
NAAの収入は、航空会社が負担する航空機の着陸料、施設使用料と、空港内の商業施設売り上げが3本柱。韓国、中国のライバル空港と争う成田はリテール(小売り)強化で、着陸料を引き下げる原資を生み出したいところだ。
昨年6月に就任した夏目誠社長はJR東日本副社長と子会社社長時代、駅構内の遊休スペースを店舗にして新しい売り上げを作る「駅ナカビジネス」を推進。その成功を空港内の「空ナカ」に生かす手腕を期待された。
就任後の10カ月は、7年半ぶりの着陸料引き下げや深夜の離着陸制限緩和、検問廃止のための実証実験など「本業」に忙殺されたが、「空ナカ」にかける思いは強い。「この商業施設の価値を高めるために、『成田限定』をもっと強調してよい」と語る。夏目社長を中心に3月末にまとめた13〜15年度の中期経営計画では、第1旅客ビルの商環境リニューアルなどに約40億円を投じ、15年度に約2割増の約800億円の売り上げを目指す。
■「お試し出店」も
一方、テナント側にとっては、家賃が高い空港内にいきなり常設で出店するのはリスクがある。そのためNAAは最近、期間限定の「お試し出店」を誘致している。
東京・秋葉原などでアニメグッズを売る「コスパ秋葉原」は6月3日までの約4カ月間、同ビルに出店している。広報担当の大東博昭さん(37)は「どのくらい需要があるか探ってみたかった」。客の半数が外国人で、海外でも人気のアニメ「ドラゴンボール」Tシャツがよく売れるといい、「出店期間の延長も考えたい」と意気込む。
9月2日まで出店している、若者向け下着専門店「HIPSHOP」の運営会社の伏田勝宏取締役(43)も手応えを語る。「常設店と異なり、内装に費用がかからない。出国前で気持ちが高揚しているのか、カラフルな商品が売れる」=つづく
5月10日朝刊
4365
:
チバQ
:2013/05/15(水) 00:29:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130511-00000078-mailo-l12
開港35年・岐路に立つ成田:/4 自治体で恩恵に差 成田市に効果集中 /千葉
毎日新聞 5月11日(土)12時5分配信
成田空港から車で約10分の大型商業施設「酒々井プレミアム・アウトレット」は4月の開業後、初の大型連休を迎え、大勢の買い物客でにぎわった。空港から立ち寄る外国人客の姿も目立った。
アクセスを支えるのは、ほぼ同時に開通した東関東自動車道・酒々井インターチェンジ(IC)。連休期間中、駐車台数は約12万台を数え、運営会社の担当者は「期間中の売り上げは想定の倍だった」と喜ぶ。西側にある観光施設「しすい・ハーブガーデン」の入場者は、前年同期より2倍近く増えた。酒々井町の担当者も「町の雰囲気や人の流れが相当変わった」と、発展に期待をふくらませる。
■「日が当たらない」
空港の東にある多古町も似た夢を描くが、菅澤英毅町長は「日が当たらない」とぼやく。航空旅客が利用するホテルや民間駐車場は空港北側の成田市に集中し、町への経済効果はほとんどない。
希望の糸は圏央道の延伸計画。東金ジャンクション(JCT)−木更津東IC間が4月27日に開通し、稲敷IC(茨城県)−大栄JCT(成田市)間も工事が進む。多古町内を通過する大栄JCT−松尾横芝IC間(18・5キロ)のみが未着工となっている。
空港の出入り口は北(成田市)と南(芝山町)にしかないが、多古町は同町一鍬田(ひとくわだ)地区に東側ゲートの新設を希望している。圏央道にパーキングエリア(PA)と道の駅を兼ねた施設を造り、PAから車が乗り降りできるスマートICを整備して、東側ゲートとつなぐ。さらに高速バスの利用者や乗務員向けの簡単な宿泊施設も構えたい−−。だが……。
東側ゲートについて、成田国際空港会社(NAA)地域共生部の菊地諭マネジャーは「検討段階に入っていない。(航空機の)誘導路の下に道路を造るとなると、ハードルは高い」と話す。
スマートIC構想も困難な情勢だ。大栄JCT−松尾横芝IC間に2カ所のICが計画済みのため、NEXCO東日本の担当者は「道路開通時から状況が変化した時に、建設するのがスマートIC。最初から造るのはなじまないのでは」と懐疑的だ。何より、予算の少ない多古町が単独でできることは限られる。
■人口減の中で
「非常に苦慮しました。今でも苦慮しています。でも、デメリット以上にメリットを獲得する必要がある」。4月21日夜、芝山町の相川勝重町長は自らパソコンで作成した資料を使って、熱弁をふるっていた。
3月末に空港の深夜離着陸制限緩和に同意した経緯や理由を説明する報告会だったが、集まった町民は昼18人、夜10人で、半分は町議だった。「(報告会に)行ったところで、何かが変わるわけじゃないからね」。欠席した騒音地区の住民は話した。
相川町長はかつて空港反対運動の中心にいたが、90年代前半の空港問題シンポジウム・円卓会議で、国が強権的な建設を謝罪したことを機に離脱。3度目の挑戦となった97年の町長選で初当選した。「空港はよくここまで育ってきた。地域の理解のおかげ。これが率直な思いだ」と吐露する。
町内の大半が騒音地区のため人口は減る一方で、県内自治体で4番目に少ない7929人。2年後には町立の3小学校を1校に統廃合する。
だが、空港に近い立地を生かし、輸出入のための大規模な物流倉庫の進出が続いた。10年の国勢調査で、町の昼間人口は夜間の1・5倍近い1万1628人だった。「騒音地区以外に住宅を供給すれば、職場の近くに住みたい人はいる」と相川町長は強調する。11年策定の町総合計画でも「定住化促進」を掲げたが、具体的な住宅整備はこれからだ。=つづく
5月11日朝刊
4366
:
チバQ
:2013/05/15(水) 00:29:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130512-00000065-mailo-l12
開港35年・岐路に立つ成田:/5 「豊かな市」続く模索 騒音地区は「我慢」 /千葉
毎日新聞 5月12日(日)12時1分配信
4月末の夜。京成成田駅前の居酒屋に入った5人の男たちはいきなり日本酒を注文し、特殊な注ぎ口をびんに取り付けてコップについだ。「30ミリリットルって意外に多いぞ」「酔っ払いを作るのが目的じゃないからな」。成田市の地域おこしグループ「成田空援隊」のメンバーたちだった。
空援隊は今月26日、成田山新勝寺の参道で地酒の飲み比べイベント「酒フェスティバル」を初めて開く。5銘柄を30ミリリットルずつ飲めて500円。500人の参加を想定すると、2500杯。早く、正確につぐため、30ミリリットルが流れると自然に止まる構造の注ぎ口を酒屋に借り、イベントを前にテストしていたのだ。
空援隊は羽田空港が再国際化される直前の2010年7月、成田の「地盤沈下」を危惧した市民らで結成された。航空ファン向けの日帰りツアーや、自分たちの活動をモデルにした演劇公演など、さまざまな企画を手がけてきた。成田ロケ映画のPRのため、参道に赤いカーペットを敷いたことも。「隊長」の諸岡良和さん(38)は「この街が好きだから、盛り上げたい」と語る。
こうした活動を機に、市も映画やドラマのロケ誘致を推進するようになった。空港と成田の街を舞台にしたTBSドラマ「あぽやん」(今年1〜3月放送)のロケが行われた参道のカクテルバーや、実名で登場したラーメン店「中華そば麦家」は放送後、ドラマファンでにぎわった。「麦家」の斉藤正幸店長(37)は「撮影スタッフに『地元感をリアルに出したい』と言われ、私も出演した。一時期は12%ぐらい売り上げが伸びた」と話す。
■試行錯誤の振興策
同市は国から交付税を受けなくて済む財政豊かな「不交付団体」だ。成田国際空港会社が市に支出する「空港周辺対策交付金」は、今年度11億3400万円。空港関連の固定資産税は108億円を見込む。同市の一般会計560億円に対し、同じ人口規模の木更津市は約360億円だ。
豊かさは人口動態にも表れる。国立社会保障・人口問題研究所の地域別将来推計人口では、県内自治体で唯一、2040年の段階で人口が増えている。
だが、こうした強みが十分に生かされる環境は整っているとは言い難い。
市の諮問団体「成田空港成長戦略会議」は2月、空港成長戦略「運気上昇のまち」をまとめた。有識者10人に、7回の会議ごとに平均5万円の報酬を支払うなど、計約4000万円を投じた。市の担当者は「今後3年間は観光客を実際に呼び込んでいく」と意気込むが、市議らから「議論に足掛け5年かけたのに、具体策が乏しい」との批判も出た。
また、森田健作知事が10年、空港周辺へのカジノ導入構想を表明し、成田商工会議所など地元経済団体は昨年5月、誘致推進協議会を設立。ところが、知事は今年2月、カジノを巡る海外競争に勝つのは困難として慎重姿勢に転じた。「はしごを外された」と地元経済人はぼやいた。
■地域格差に不満
今月10日夜、成田市下総地区で深夜の離着陸制限緩和の説明会が初めて開かれた。騒音問題を抱える同地区は2月、緩和に「絶対反対」として説明会を拒否したが、小泉一成市長は3月末に緩和容認に突き進んだ。
曲折の末、実現した説明会で住民からは「(空港による)メリットがある地区と、ない地区の差がどんどん広がっている」と不満が上がった。小泉市長は「皆様の我慢の上に(空港は)成り立っている。できることから、すぐやりたい」と格差解消の取り組みを進める姿勢を示したが、下総地区空港対策委員会の堀江昭夫会長(62)は「騒音地区は置き去りにされている」と嘆く。=つづく
5月12日朝刊
4367
:
チバQ
:2013/05/15(水) 00:30:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130514-00000108-mailo-l12
開港35年・岐路に立つ成田:/6止 立ち退き根拠は農地法 原発風評が農家を圧迫 /千葉
毎日新聞 5月14日(火)12時28分配信
「35年というのは、空港会社の節目。こちらにはこちらの生活があり、関係ないなあ」。成田市天神峰の空港用地内の農地。市東(しとう)孝雄さん(63)は、農作業の手を休めながら語った。オクラやセロリ、キュウリなど夏野菜の植え付け時期で忙しい。
3月。B滑走路(2500メートル)に西側誘導路が完成し、市東さんの自宅と畑は2本の誘導路に完全に囲まれた。「爆音と振動が増えた」と話す。
■「金の問題じゃない」
用地内に住み、農業をしながら空港反対運動を続けた父東市(とういち)さんが99年に84歳で亡くなり、市東さんは県内の飲食店を退職し、跡を継いだ。
03年に意外なことが分かった。04年の民営化で発足した成田国際空港会社(NAA)の前身である新東京国際空港公団が88年に、旧地主2人から市東さんの農地を買収していたのだ。旧地主は売却後も、市東さん父子から土地の賃料を受け取る不自然な状態も続いていた。市東さんが借りる二つの畑のうち、南台の畑(地図参照)があるために、02年供用のB滑走路誘導路は「への字」形に曲がっている。市東さんに立ち退きを求めて拒否されたNAAは、県に農地法に基づく賃貸借の解約許可を求めた。
県はこれを許可したが、市東さんは07年に取り消し訴訟を起こし、NAAは翌年、市東さんに明け渡しを求めて提訴した。7月29日、千葉地裁で判決を迎える。もし、判決がNAA側の主張を認めて仮執行宣言を付ければ直ちに強制撤去が可能になる。農地を強制的に収用すれば、開港前年の77年末以来の事態となる。
90年代前半の空港問題シンポジウム・円卓会議を踏まえ、旧公団は土地収用法による強制収用を放棄したが、市東さんは「土地収用法を使えないから、今度は農地法を持ち出した。アパートの大家が店子(たなこ)に立ち退きを求めるのとは訳が違うのに」と批判する。
NAAが示した補償は約1億8000万円で「市東さんの150年分の年収に相当する」と主張するが、市東さんは「お金の問題じゃない。もらったほうが楽だが、そういう生き方をしていない」と反論する。判決の対象は約7300平方メートルで、市東さんの耕作地の5割以上を占め、農機具置き場や育苗ハウスの撤去も含む。「うちは完全無農薬。新しい農地に移ったとしても土から農薬が抜けるまで3〜5年は何も作れない。敗訴なら生活を維持できない」
■分裂30年
今年は、三里塚・芝山連合空港反対同盟が分裂(83年)してから30年でもある。空港用地内の所有地名義を大勢の人に分割し、買収を難しくする一坪共有地の再分割を推進する熱田一行動隊長と、否定的な北原鉱治事務局長(91)の両派に分かれた。87年に北原派から旧小川派が分かれ、運動は3分裂。運動から05年に引退した熱田さんは今年1月、93歳で死去した。若い支援者に連帯模索の動きもあるが、旧熱田派の柳川秀夫代表世話人(65)が「手法が違う」と話す通り、溝は深い。
NAA資料によると、用地内に住む農家は、北原派の市東さんと旧小川派の1軒のみ。北原派1軒、旧熱田派1軒が用地外から所有農地に通う。反対運動を通じ、各農家は無農薬栽培による産地直送で消費者と「顔の見える関係」を志向した。だが、2年前の東京電力福島第1原発事故後、農産物の放射性物質汚染を心配して契約をやめた消費者も多く、風評が農家経営を圧迫している。「安心、安全にこだわって無農薬を選んだ長年の客が離れるのは残念。検査で安全だったものしか出荷していないのだが」と、ある農家は嘆く。
激変する成田空港の、また別の現実だ。(早川健人、味澤由妃が担当しました)=おわり
5月14日朝刊
4368
:
とはずがたり
:2013/05/15(水) 17:15:47
「日本の翼」縛る競争条件 航空自由化も燃料税など“ガラパゴス”状態
2013年5月13日(月)08:21
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20130512000.html
(フジサンケイビジネスアイ)
航空会社が自由に路線開設や便数を決められるオープンスカイ(航空自由化)が3月末から成田空港で始まった。これで発着枠に限りがある羽田空港を除く全空港が対象となり、本格的な自由化時代に突入した日本では、航空会社間の競争がさらに促され、一層の料金低下やサービス向上が期待される。ただ、自由化による経営悪化を懸念する国内航空会社からは、海外に比べて不利な競争条件を改善するよう求める声も上がる。現状のまま開国してもいいのか−。自由化は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に似た難題を日本の空に突きつけている。
「カンガルーがラクダになった。オープンスカイでここまで業界地図が変わるとは…」。昨年9月、アラブ首長国連邦(UAE)の国営エミレーツ航空と豪州のカンタス航空が提携したとの報に接し、国内航空大手の幹部はそんな感想をもらした。豪州と欧州を結ぶ路線は、英国系移民の往来が活発で旅客需要が非常に多く、「カンガルールート」と呼ばれる。カンタスは、英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とシンガポール経由便を共同運航することで、このドル箱路線を守ってきた。
だが最近は、エミレーツをはじめとする中東航空会社が自由化の波に乗って台頭し、相次ぎ豪州へ進出。彼らの攻勢に押されたカンタスは、2012年6月期に最終損益が初の赤字へ転落した。そこで巻き返しのため、BAとの提携を解消し、新たなパートナーに選んだのが、ほかならぬエミレーツだった。カンタスは欧州路線の経由地をドバイへ切り替え、ドバイはハブ(中継地)としての地位をさらに高めた。
欧州−豪州路線は、従来のライバルであるシンガポール航空に加えて、広東経由の需要取り込みを目指す中国南方航空なども虎視眈々(たんたん)と狙う。「生き延びたとはいえエミレーツの軍門に下ってしまった。日本もそうならなければいいが…」。前出の幹部は地盤沈下を危惧する。
航空自由化は、1970年代後半にいち早く着手した米国や、域内の自由化を進めた欧州が先行。これに対し、国内航空会社の保護政策をとってきた日本は後れをとってきた。ようやく3年前に推進にかじを切り、今年3月末には、拡張で発着可能回数が25万回から27万回に増えたのに合わせ、成田でもスタートした。
需要が少ない地方空港とは違い、成田は自由化による新規就航や増便が期待され、早くも10月までに週87便が増便される予定だ。成田国際空港会社は「発着枠をいっぱいに使ってもらう」(夏目誠社長)として、4月から7年ぶりに国際線の着陸料を平均5.5%引き下げたほか、新規就航や増便分の着陸料を半額にする制度を導入し、航空会社の誘致に躍起だ。
もっとも国内航空会社は、自由化自体には賛成ながらも「豪州の二の舞いになりかねない」と不安を募らせる。日本の航空会社は、格差は解消しつつあるとはいえ、まだ海外に比べて割高な着陸料や空港使用料を負担しているうえ、米国を除く他国にはほとんど存在しない高い航空機燃料税まで支払っている。また、競争進展で切り捨てられる恐れがある地方の不採算路線についても、離島を除いて米国や欧州にはある補助制度がない。
国内LCCの幹部は「自由化には賛成だが、イコールフッティング(対等な競争条件)を実現してほしい。空港だけうるおっても国益にはならない」と注文をつける。国内航空会社が求めても、苦しい財政状況のなか、燃料税の撤廃は望み薄だ。赤字路線の補助についても、国土交通省や航空会社が意見交換する程度で、進展はみられない。
成田空港は、エミレーツが拠点とするドバイと、東南アジアから米東海岸へ向かう際のゲートウエー(玄関口)の座をめぐり競合しつつある。「世界一の空港」と評価される仁川空港を誇る韓国との競争も激しくなる中、競争条件の差は航空会社にとって致命傷となりかねない。
豪州は欧州や米国と並ぶ自由化推進国だ。しかし、カンタスの経営は主要施設を国内に置いたり、トップを同国人にすることを求める「カンタス・セール法」で縛られ、国を挙げて航空産業の育成を図る中東とは競争条件に大きな開きがある。皮肉なことに、こうした状況下で自由化を進めたことが、自国の航空会社の劣勢を招いた。
欧州でも、中東航空会社と格安航空会社(LCC)の進出が加速。欧州の航空大手からは、中東勢の欧州乗り入れを制限するよう求める声が上がる。オープンスカイの推進は必要だが、日本では豪州や欧州よりさらに国内航空会社に厳しい競争条件を課している「ガラパゴス」の状態を解消することが求められている。(井田通人)
4369
:
とはずがたり
:2013/05/15(水) 17:18:05
クアラルンプール空港、旅客急増 20年までに世界トップ20入り
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20130514033.html
2013年5月15日(水)08:21
国際空港評議会の最新報告によると、マレーシアのクアラルンプール国際空港(KLIA)は、昨年の利用旅客数が世界第27位の3980万人に達したもようで、2020年までに世界トップ20入りすると予測されている。現地紙スターなどが報じた。
他国の空港との接続性が良く、航空機の受容能力が高い上に、マレーシアの国内航空市場が拡大していることなどが主要因だ。また格安航空会社(LCC)でアジア最大のエアアジア(本社・クアラルンプール)の拠点空港であることも旅客数を押し上げた。
近年、KLIAは利用旅客数を急速に伸ばしている。10年前は、近隣諸国でライバルのシンガポール・チャンギ国際空港やバンコク・スワンナプーム国際空港に比べ、ビジネス需要が低いことから、英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、独ルフトハンザ航空、豪カンタス航空がKLIAへの運航を中止した。ところが今は国際空港としての重要性が高まるばかりだ。成長著しいマレーシア経済を背景に、多くの外資系企業がクアラルンプールに拠点を構えてビジネス客が増加しているほか、マレーシアは旅行先としても人気を集める。
ルフトハンザはすでに乗り入れを再開、BAとカンタスも追随する見通しだ。また、エールフランス航空が4月から30年ぶりに就航した。トルコ航空とフィリピン航空も10年ぶりにKLIAへの再就航を決めている。
LCCも続々と就航しており、最近ではマレーシアのマリンド航空が発着を開始した。ほかに、ジェット・エアウェイズ、スパイスジェット、インディゴの印LCC3社も乗り入れを検討している。アジアや中東からの就航も増える見込みだ。
KLIAは設備拡張によって利便性が一段と高まるため、就航社数は現在の56社から今年中に60社以上になることが確実視される。(シンガポール支局)
4370
:
チバQ
:2013/05/16(木) 21:06:50
http://www.cnn.co.jp/usa/35032063.html
旅客機が行き先変更 乗客が「ボディガード」の主題歌熱唱で
2013.05.15 Wed posted at 11:45 JST
(CNN) 米ニューヨークを発ってロサンゼルスに向かっていたアメリカン航空の旅客機が、故ホイットニー・ヒューストン主演映画の主題歌にもなった「アイ・ウィル・オールウェイズ・ラブ・ユー」を機内で歌い続けた乗客のために、行き先を変更してカンザスシティーに着陸する騒ぎがあった。
アメリカン航空広報によると、同機は9日夕、乗客が騒ぎを起こしたために、行き先を変更してカンザスシティー国際空港に着陸した。
「アイ・ウィル・オールウェイズ・ラブ・ユー」は、ホイットニーがケビン・コスナーと共演した映画「ボディガード」で歌った主題歌。別の乗客が撮影したビデオには、同機を降ろされて警察に連行されながらも歌い続ける女性の姿が映っている。
同空港の広報も、女性がこの歌を歌いながら同機から降ろされたことを確認した。女性は一時拘束されたものの、逮捕はされないまま釈放され、今後米運輸保安局(TSA)などが事情を聴く予定だという。
地元航空当局はCNN系列局KMBCの取材に対し、この女性は航空警察官に従わなかったと説明した。女性は調べに対し、自分は糖尿病なので歌を歌ったと話しているという。
4371
:
チバQ
:2013/05/18(土) 22:53:15
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/economics/137626
111億円で大成が落札 成田LCCターミナル
2013年05月18日 14:30
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成田空港に新設される格安航空会社(LCC)専用ターミナルの本体工事を、大成建設が111億8250万円(税込み)で落札した。16日付で成田国際空港会社(NAA)が契約を結んだ。2015年3月末までに完成予定。
NAAによると、入札には5社が参加。契約を結ぶ上限の価格は約118億6千万円に設定されていた。NAAは、LCC側の要望も踏まえ、できる限り低コストで整備する方針を示しており、「今回の入札でも一定の費用抑制を図ることができた」としている。
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4372
:
チバQ
:2013/05/19(日) 22:09:00
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130519/trd13051922050009-n1.htm
成田空港あす開港35年 「日本の玄関」正念場 競争激化、未買収地も
2013.5.19 22:03
成田空港は20日、開港から35年を迎える。国際化が進む羽田や、成長著しいアジア各国の空港に対抗するため、成田はオープンスカイ(航空自由化)により発着回数30万回を目指す。一方で、開港時の反対闘争の傷痕は今も残り、用地内に点在する未買収地による空港のいびつな形状は解消されていない。空港間競争が激化する中、「日本の空の玄関」は正念場を迎える。
「選ばれる空港を目指したい」。成田国際空港会社(NAA)の夏目誠社長は今月14日の決算会見で、繰り返し強調した。
成田空港では今年3月末からオープンスカイ(航空自由化)が始まり、政府間の交渉を通さずに、空港と航空会社の協議で路線や便数を自由に決められるようになった。これにより週65便の増便が予定され、来年度は増収増益の見通しを示している。
しかし、国際化が進む羽田空港や、韓国の仁川空港などアジアの主要空港が急成長する中、成田を取り巻く状況は予断を許さない。
平成19年度の成田の国際線旅客数は年間3400万人を超えていたが、リーマン・ショックや東日本大震災の影響で23年度は2700万人にまで減少。24年度は3千万人にまで回復したものの、リーマン前の水準に戻らない。NAAは「羽田の再国際化の影響が大きい」と要因を分析する。
さらに、仁川が世界2位の米デルタ航空に対して誘致を働きかけるなど、各国の大手航空会社がアジアの拠点と位置づけている成田の地位を揺るがしかねない動きも出てきた。
NAAは今後3年間の中期経営計画で、路線誘致を積極的に展開する方針を打ち出した。「スピード感を持って取り組むことが重要だ」と夏目社長が語るように、成田空港は待ったなしの状況にある。
4373
:
チバQ
:2013/05/19(日) 22:11:05
http://mainichi.jp/select/news/20130519k0000m040117000c.html
成田空港:LCC専用ターミナル整備費30億円以上圧縮
毎日新聞 2013年05月19日 10時00分(最終更新 05月19日 10時56分)
◇「ぜいたくな施設要らない」各社が求める
成田国際空港会社(NAA)が、格安航空会社(LCC)専用ターミナルの整備費用を当初計画の約200億円から、30億円以上圧縮したことが分かった。整備費が高いと航空会社に高い施設使用料を求めざるを得ず、その分は運賃にはね返るため、利用予定のLCC各社から「ぜいたくな施設は要らない」とコストダウンを求められていた。
同ターミナル新築工事の入札は10日にあり、5社が応札。大成建設(東京都)が111億8250万円で落札し、16日に工事契約を結んだ。14年度中の完成予定を目指す。
NAAは12年4月に整備計画を発表した際、総費用を約200億円と概算した。第2旅客ターミナルビル北側の第5貨物ビル北半分を撤去して跡地に整備するため、うち約50億円を解体費用や貨物地区再整備費用として積算。本体費用は約150億円だった。
同ターミナルは本館が鉄骨一部4階建て約5万平方メートル、サテライト(別館)が鉄筋コンクリート2階建て約7000平方メートル。国際線、国内線合わせて年間830万人の利用を見込んでいる。【早川健人】
4374
:
チバQ
:2013/05/20(月) 22:03:49
http://www.zaikei.co.jp/article/20130519/132591.html
LCCより安い? ウルトラ弾丸ツアー
2013年5月19日 16:34
記事提供元:エコノミックニュース
2012年3月1日に、日本初の本格的LCC、ピーチが就航。次いで、7月3日にはジェットスター・ジャパンが、翌8月1日にはエアアジア・ジャパンが就航し、昨年はLCCの話題で持ちきりとなった。
成田国際空港が14日に発表した平成25年3月期連結決算によると、売上高は前期比9.0パーセント増の1892億円、最終利益は同4.3倍の153億円と、2期ぶりの増収増益の上、過去最高となったが、これはLCCの新規就航の貢献度が大きいとみられる。また、沖縄県観光政策課も今月15日に、4月の観光客数がの51万6300人で、前年度同月比9.6パーセント増と、こちらも過去最高水準となったことを発表しており、旅客輸送実績こそ非公開にしてあるものの、やはりLCCの就航が大きく貢献しているものと思われる。
今年に入ってもLCC、とくに国産LCCの代表格でもあるピーチ・アビエーションは順調に業績を伸ばしており、4月に東北初となる仙台便を就航、さらに9月13日からは釜山線を就航するなど、着実に路線を拡大している。LCCの盛況は航空業界全体を活気付けるカンフル剤となり、概ね歓迎されてはいるものの、価格面では対抗しくい従来の航空便の中には、LCCにおされて苦戦しているところもあるようだ。
そんな中、香港のフラッグ・キャリアであり、日本でも馴染みの深いキャセイパシフィック航空が、非常に面白いプランを5月15日から提供し、話題を呼んでいる。
その名も「エコ得スペシャル ウルトラ弾丸」運賃。
成田、関西、名古屋発着、香港行きの格安運賃で、価格はなんと往復18000円。往復の燃油サーチャージが12000円なので、なんと3万円で香港往復ができてしまうのだ。ただし、利用便と出発日は設定されており、土曜午前発、日曜早朝着、または日曜午前発、月曜早朝着の0泊2日の場合に限って利用できるものとなっている。LCCの就航で、国内外への弾丸航空ツアーの人気が高まっている。現地の滞在時間は短いものの、何より気軽な値段で空の旅ができるのと、週末の時間を利用したプチ旅行のスタイルが受けているようだ。
LCCはその性質上、格安の運賃や簡易なサービスなど際立った部分ばかりが取りざたされて、従来の航空便と比較されることが多いが、ゆっくりと旅を楽しみたいときは通常の航空便、食べ歩きやショッピング、ビジネスの出張など、他の目的がメインで、バスや電車のような移動手段として使いたいときはLCCというような使い分けをするのが正しい利用の仕方だろう。(編集担当:藤原伊織)
4375
:
チバQ
:2013/05/20(月) 22:05:34
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130519/chb13051922130005-n1.htm
「完全空港」へ…高まるB滑走路待望論 千葉
2013.5.19 22:11 (1/2ページ)
未買収地(左の部分)を迂回するため、「への字」に湾曲しているB滑走路の誘導路=成田空港(城之内和義撮影)
20日で開港35年を迎える成田空港は、現在も当初計画からはほど遠い姿だ。建設反対闘争による未買収地の影響で、十分な長さの滑走路が1本しかない弱点を有事に露呈し、かつては「欠陥空港」とまで呼ばれた成田。激化するアジアの空港間競争の中で「完全空港」に脱皮するため、関係者からはB滑走路(2500メートル)の再延長待望論が高まっている。
空港用地内には2軒の農家が住んでいるほか、一筆の土地を多数の地権者で分け合う「一坪共有地」などが点在。民家や畑など計約3万4千平方メートルの未買収地があり、滑走路や誘導路の建設計画に大きな影響を与えている。
成田空港はA滑走路(4千メートル)とB滑走路の平行する2本の滑走路で運用している。当初計画にあった横風対策用のC滑走路(3200メートル)は用地買収が進まず建設が凍結され、現在はA、B両滑走路を結ぶ誘導路として使われている。
今年3月、この誘導路上にエプロン(駐機場)が新設された。昨年度に増枠した年間発着能力27万回に対応するための施設で、今後の30万回化に向けて拡張も視野に入れている。同所にエプロンが整備されたことで、関係者からは「事実上、C滑走路の計画は消えた。今後はB滑走路の延長が現実的な課題」との見方が強まった。
B滑走路は平成14年4月、2180メートルの「暫定滑走路」として供用開始された。当時は「第2の開港」として成田の利便性向上に期待が寄せられた。
しかし、21年3月に起きた米フェデックス貨物機の炎上事故が、状況を一変させた。事故現場のA滑走路が26時間閉鎖され、短いB滑走路から離陸できない大型機の欠航が相次いだ。滑走路2本のうち1本が完全な代替とならないことから「欠陥空港」と指摘された。
こうした事態を受け、成田国際空港会社(NAA)はB滑走路を当初計画の2500メートルで運用する計画を半年前倒し。さらに当時の森中小三郎社長(現取締役相談役)はB滑走路を再延伸する意向を示した。
仁川(韓国)や香港(中国)、チャンギ(シンガポール)などアジアの主要空港はいずれも4千メートル級の滑走路を2本以上持っている。「運用効率や有事の対応を考えると、成田にも4千メートル級がもう1本必要」。航空関係者らの待望論が高まる中、用地問題解決に向けた粘り強い交渉もNAAには求められている。
4376
:
チバQ
:2013/05/20(月) 22:07:11
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201305210002.html
'13/5/21
東京出張「空」にシフト
山口銀行系のシンクタンク「山口経済研究所」(下関市)は、山口県内企業を対象に実施した東京出張の交通手段を問うアンケートの結果をまとめた。上京機会がある約200社の中では、山口宇部空港(宇部市)の利用が4割強でトップ。岩国柳井地域では、昨年12月に開港した岩国錦帯橋空港(岩国市)の利用が4割を超え、新幹線や他空港からのシフトがみられた。
同研究所は2002年11月以降、約2年ごとにほぼ同じ県内企業を対象に、東京出張の手段を調査。6回目の今回はことし2月に実施し、226社から回答を得た。うち上京の機会があるとしたのは191社。複数の手段の場合、利用頻度に応じて案分した。
全体では、山口宇部空港の利用が44・9%を占めた。新幹線が36・9%、岩国錦帯橋空港が7・3%で続いた。前回2010年11月の調査(対象は208社)に比べ、山口宇部空港は3・0ポイント増えた一方、新幹線は8・3ポイントダウンした。
地域別では、岩国柳井地域(30社)で新幹線が50・0%、岩国錦帯橋空港が45・0%、広島空港が5・0%と続き、陸路と空路が拮抗(きっこう)。10年と比べ新幹線は23・4ポイント減、広島空港は18・1ポイント減と、それぞれ大幅にダウンした。3%程度あった山口宇部空港もゼロとなり、新空港開港の影響が表れた。
山口宇部空港の利用は、地元の宇部小野田地域(34社)で89・4%と圧倒的で新幹線は約1割にとどまった。山口防府地域(37社)でも約6割、萩長門地域(6社)では約8割を占めた。
下関地域(44社)では空路が8割強を占めて優位性を確立。ただし、山口宇部空港44・5%▽北九州空港(北九州市)21・1%▽福岡空港(福岡市)19・5%―と3空港に需要が分散した。
逆に新幹線が優位だったのは周南地域(40社)。新幹線利用が78・8%を占め、山口宇部空港の20・5%を大きく上回った。岩国錦帯橋空港の利用は1%未満だった。
4377
:
チバQ
:2013/05/21(火) 21:22:52
http://www.cnn.co.jp/fringe/35032339.html
ダカールのつもりが「ダッカ」に到着、機中で気付く 1万キロの大間違い
2013.05.21 Tue posted at 17:32 JST
(CNN) 米ロサンゼルスからアフリカ西部セネガルの首都「ダカール」への便に乗ったつもりが、向かった先は南アジア・バングラデシュの首都「ダッカ」――。夫婦が機中で異変に気付いた頃には手遅れだった。
米紙ロサンゼルス・タイムズが伝えたところによると、サンディ・バルディビエソさんと夫のトリエット・ボーさんは昨年末、トルコ航空でダカール行きのチケットを購入した――はずだった。ダカールの国際空港のコードは「DKR」、ダッカのコードは「DAC」。チケットには「DAC」の文字があったが、夫婦は深く考えることもなく、それがダカールを指すのだろうと思い込んだ。
機内に入って席に着いてからも、2人は安心しきっていた。「乗務員のアナウンスで目的地はダッカと聞こえた時も、ダカールをトルコなまりで言うとそうなるのかと思った」と、サンディさんは振り返る。
イスタンブールでの乗り継ぎの後は、2人とも疲れて眠ってしまった。その後目覚めて機内を見回した時、乗客がアフリカ人でなく、アジア人ばかりなのに気付く。客室内の地図表示を確かめて、事の重大さを知った。2人を乗せた飛行機は、目的地から1万キロ以上も離れた空港に向かっていたのだ。
トルコ航空は着陸後、2人をイスタンブール経由でダカールへ送り届けた。預けてあった荷物を取り返すまでには、さらにあと2日かかったという。
4378
:
チバQ
:2013/05/21(火) 21:24:21
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20130521rky00m020003000c.html
ANA:2路線新設 那覇空港ハブ 国際貨物 /沖縄
2013年05月21日
全日本空輸(ANA)は、那覇空港を中継拠点(ハブ)とする国際航空貨物事業で、成田−中部−沖縄線と沖縄−青島(中国)線を8月28日に新設する。これまで中部国際空港(愛知)からの貨物は、関西や羽田などを経由していたが、沖縄直航により輸送時間が半日から1日短縮される。同社は「自動車産業をはじめとした製造業が集積する日本有数の工業地帯から出荷した貨物が、翌朝にはアジアの各空港に到着することが可能となる」と説明している。
青島周辺は日系企業や台湾企業の部品組み立専門業者が多く、新規就航により上海や香港だけでなく、北京や天津などにも事業展開の選択肢が広がるという。
これまで、ANAの貨物専用機で運航していた成田−沖縄線の貨物専用機を日本貨物航空(東京)の機材で専属運航することにより、浮いたANAの貨物専用機2機を新規路線に投入する。
新規路線就航により、沖縄からの貨物便就航地点は国内は成田、羽田、関西、中部の4、海外はソウル、上海、台北、香港、バンコク、青島の6と合計10地点となる。
ANA広報部によると、今後は同社の貨物事業関連部門を独立させ、新たに「貨物事業会社」を設立する。貨物部門の事業を専門的に手掛けることで一層の事業拡大を目指す。
(琉球新報)
4379
:
とはずがたり
:2013/05/22(水) 19:31:05
飛行場を造りたい人の意見だから俺と相容れない部分は深いと思われるけど,第一種の請願空港に対する辛辣な見方には大いに共感。地方は高速道路なり国道なり国に乞食するばかりで頭使って効率的なインフラ整備しようとしないね。
因みに空港整備法は2008年の改正で整備がとれて空港法になった。
第18回 空港整備法
〜2007.10.15〜
http://www.scopenet.or.jp/main/columns/wagakuni/no18.html
飛行場計画技術研究会 小坂英治
過日、自宅の本箱を整理していたら「昭和50年代前期経済計画(経済企画庁)」なるもののコピーが出てきた。これを見ると、我が国は昭和51〜55年度の間に100兆円(昭和50年度価格)の社会資本整備をするとあり、事業別公共投資額で航空部門は0.8%の8,000億円が割り当てられ、因みに道路部門は19.5%の19兆5,000億円、鉄道部門は8.0%の8兆円、港湾部門は2.9%の2兆9,000億円とある。 実績投資がどうなったかは確認していないが、部門別表の中で、航空部門のシェアが一段と低く部門別に項目を立てているのが異様に思えるほどである。にもかかわらず、ここ数年、特に地方空港への過大投資がマスコミのやり玉に挙がっていることを思えば、空港とは何と安上がりな社会資本投資ではないかと感心してしまう。
空港整備法の目的
「空港整備法」と言う名称が引き継がれるかどうか知らないが、もし名前が残るならば、法の目的は現在と同じく、「空港の整備を図るため、その設置、管理、費用の負担等に関する事項を定め、もって航空の発達に寄与する」と定型的な第1条が置かれることになると思うが、その手段として設定される第2条(空港の定義及び種類)は全く別のものになるはずだ。 制定当時は、国の経営上必須の社会資本である国際空港の価値が国民に殆ど理解されていなかった時代であり、江戸から明治の開国時代の神戸港や横浜港と同じように地方自治体でなく本質的に国が責任を持つ公共財として国が事業主体でなければならず、国全額負担の第1 種空港が考えられた。現在、日本中の自治体が地域発展の源として地域の国際化を目指していることを思えば格段の差である。 一方、国内航空にあっても当時航空交通は大都市が所有すべき社会資本とは考えられておらず、鉄道交通に大きく依存できない地域が東京や大阪に何とかアプローチしたいということで空港に期待したのであった。その顕れとして、昭和31年に現空港整備法が施行され、最初に指定されたのが、第一種空港として東京国際空港、第二種空港として稚内空港、大村空港(現在の長崎空港)、熊本空港、高松空港そして鹿児島空港の5空港、合せて6空港であり、空港所在地都市の地理的なやみが伝わってくるような気がする。 それに反して、今や政令都市もでき、空港の整備に最も熱心な県でもある宮城県や新潟県は、仙台空港や新潟空港の整備に比較的後年度まで無関心であり、第2種空港としての地元負担さえ途切れがちなことがあった。
4380
:
とはずがたり
:2013/05/22(水) 19:31:24
>>4379-4380
因みに、第1種空港とは、「国際航空路線に必要な飛行場」であり、第2種空港は、「主要な国内航空路線に必要な飛行場」、第3種空港は、「地方的な航空運送を確保するため必要な飛行場」とされている。空港整備法は、我が国の国際、国内の「航空路線」を形成するための「空港」を確保する方策として空港の種類を設定し、その種類に応じて、設置主体さらには建設及び管理に必要な資金に対する国の費用負担率、補助率を定めている。 歴史の進み方の速さからすれば、この中でも地元負担がゼロである第一種空港の制度が結果最悪であったように思う。羽田空港や伊丹空港の歴史を見れば歴然であり、地元負担があって始めて関心が持たれるのであって、負担が無く何ら責任を負わない事業は全て他人事になるのが常である。
何回か触れたようにかって空港整備行政は「請願空港」と揶揄された。羽田空港や成田空港、関西空港に見られる如く大規模な空港の整備は円滑に行ったためしがない。空港造りは空港内の整備だけでは空港にならないからである。空港の最も重要な施設は道路や鉄道のアクセスであり、また航空機騒音に対処するための都市計画である。近くに河川があれば、場内の雨水排水に支障が無いか河川改修の進捗度まで関係する。 昭和48年に制定された環境基準では、土地利用によっては、屋外で70とか75 WECPNL以下を守らなくてはならないことになっている。これら全てを空港内の航空行政のみで達成することは不可能である。このため、成田空港や関西空港は関係閣僚会議のような国の関係機関を総動員して対応したが、所詮これらは、国が総がらみになって地方行政に依頼する仕組みであり、地方行政が自ら事業主体になるのとは全く異なる。 従って周辺も含めた空港全体を捉え、完成後もよりよいサービスをしようとすると国が事業主体ではどうにもならないのである。これが「請願空港」の所以だと肯定的に解釈している。国が行うべき業務は「航空管制」のみであろう。そして、空港を地方行政に任せるならば、空港の利用の仕方も、定期航空利用主体である必要はなく、飛行船からバルーン、スポーツと空の利用を全て網羅して良いように思う。国の補助金のあり方はこれらとは別に規定すればよい。誰が空港の存続に責任を持てるかが大切なのである。
4381
:
チバQ
:2013/05/22(水) 21:35:14
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130522/mcb1305220701027-n1.htm
インド国内航空に明るい兆し 損失額減少、LCCは黒字化に成功 (1/2ページ)2013.5.22 07:00
インド東部コルカタの国際空港で列をなす旅行客。低迷が続く国内航空業界に明るい兆しが見え始めてきた(ブルームバーグ)【拡大】
巨大な潜在需要があるインド国内航空産業は、空港設備の老朽化や過重な運航コストなどが妨げとなり成長が足踏みしているが、政府の外資規制緩和などで一部に明るい兆しも見え始めた。国際航空運送協会(IATA)のトニー・タイラー事務総長が首都ニューデリーで開かれた航空業界セミナーで指摘した。現地紙ヒンドゥスタン・タイムズが伝えた。
インドの国内航空産業はかつて、活気あふれる同国経済の象徴として市場を広げていた。しかし、インフラの不備をはじめ、航空各社の無謀な事業拡大路線、行き過ぎた価格競争、燃料などのコスト高が妨げとなり、ここ数年は各社とも業績不振が続いている。昨年の国内線旅客数は前年比2.1%減と後退した。
タイラー氏は、航空会社の事業コストに占める燃料費の割合が、世界平均の約30%に対し、インドでは45%に達していると指摘。加えて、同国政府は国際ルールに反してサービス税を徴収していると批判した。
一方で同氏は、業界全体で計20億ドル(約2050億円)近くの損失を計上した2011年度(11年4月〜12年3月)以降は、ある程度の改善がみられると述べた。格安航空会社(LCC)で国内最大手のインディゴが黒字経営を維持。またインド航空会社2位のジェット・エアウェイズとLCCのスパイスジェットも昨年10〜12月期に黒字化を果たした。
タイラー氏は、インド政府が航空業界の外資規制緩和に昨年9月から踏み切ったことを評価している。
これにともない、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国のエティハド航空がジェット・エアウェイズと出資交渉で合意、ジェットの株式24%を約3億8000万ドルで取得すると発表するなど新たな動きが出ている。
また、インド外国投資促進委員会は、マレーシアのLCC大手エアアジアが49%出資し、財閥のタタ・グループと投資会社のテレストラが参加する合弁事業計画を承認した。今後、インドの空の勢力図が塗り変わっていきそうだ。(ニューデリー支局)
4382
:
チバQ
:2013/05/22(水) 21:40:47
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20130521-OYT8T01369.htm
空港利用者 6年ぶり増
大分空港を2012年度に利用した人は148万8379人(前年度比10万5236人増)で、6年ぶりに増加したことが県の調べで分かった。県交通政策課は「主力の羽田便で飛行機が大型化され、観光PRの効果が表れてきているのではないか」と分析している。
県によると、12年度は、国内線が146万4965人(同9万4401人増)。中でも、11年度に大型の飛行機が導入された羽田便は、120万7696人で前年度より、8万4554人増えた。
伊丹便も、19万1731人(同1万580人増)で7年ぶりに増加。一方、名古屋便は6万4562人(同1413人減)で5年連続で前年度を下回った。
国際線は、2万3414人(同1万835人増)で、前年度からほぼ倍増した。震災を受けて運休していたソウル便は11年12月末に運航を再開し、2万241人が利用した。チャーター便は3173人(同2703人減)。
大分空港の利用者は、1997年度の208万7321人を最高に減少傾向だったが、3月末にスカイネットアジア航空の羽田便、日本航空の伊丹便が増便し、格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンの成田便も就航した。
県交通政策課は「『おんせん県』のキャッチフレーズを旗印に大分の魅力を発信して、さらに需要を掘り起こしたい」としている。
(2013年5月22日 読売新聞)
4383
:
チバQ
:2013/05/23(木) 23:04:44
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130523/okw13052321100000-n1.htm
新石垣空港−台湾桃園の直行便が就航
2013.5.23 20:53
台湾のトランスアジア(復興)航空は23日、台北郊外の台湾桃園国際空港と、今年3月に開港した沖縄県石垣市の新石垣空港を結ぶ直行便を就航させた。昨秋、石垣市側が台湾各方面に要望を提出していた。(台北 吉村剛史)
4385
:
チバQ
:2013/05/25(土) 08:29:40
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20130525-OYT8T00027.htm
小型ジェット、丘珠離着陸テスト…FDAが計画
フジドリームエアラインズの「ERJ170」型機 新千歳―静岡線などで小型ジェット旅客機を運航する「フジドリームエアラインズ(FDA)」(静岡市)が、7月7日に丘珠空港で小型ジェット機の離着陸テストを計画していることが24日、分かった。同空港の滑走路の長さは1500メートルで「ジェット機が利用するには十分でない」との指摘もあることから、安全に離着陸できることを確認する狙いがある。プロペラ機に加えて小型ジェット機が同空港に離着陸できれば、札幌中心部から道内外に至る時間の短縮や国際会議の札幌誘致といった効果が見込める。
今回のテストは、経済人や地方議員の有志で構成し同空港を拠点にした札幌の経済活性化を目指す「丘珠研究会」が、同社に働きかけて実施が決まった。鈴木与平・同社社長は昨秋、札幌市で開かれた「丘珠空港活性化シンポジウム」で講演し、「(丘珠は札幌市)中心部に近く、有効利用できる」と、自社の小型ジェット機就航の可能性を示唆した。
関係者によると、テストは、同社が保有する小型ジェット機「ERJ170」(ブラジルのエンブラエル社製、76席)で行い、一般客は乗せず、離着陸の様子は公開される。想定実験ではオーバーランしないことが確認されているとし、テストでも安全性に問題はないとの説明を同社から受けているという。
丘珠空港の発着枠は、1日44便が上限となっているが、現在は、北海道エアシステム(HAC)のプロペラ機(36席)による1日24便の運航にとどまっている。小型ジェット機の離着陸が可能になれば、ビジネスジェットやチャーター便の就航で同空港の使い勝手が良くなりそうだ。
(2013年5月25日 読売新聞)
4386
:
荷主研究者
:2013/05/29(水) 23:23:47
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420130502hlao.html
2013年05月02日 日刊工業新聞
中部国際空港、利用増へ反転攻勢−貨物・旅客で新路線
曇天(どんてん)続きだった中部国際空港(愛知県常滑市)に晴れ間がのぞき始めた。成田国際空港や関西国際空港の間に埋没し、長らく利用が低迷していたが、2012年度は05年の開港以来、旅客数が初めて前年度を上回った。さらに貨物、旅客の双方で新規路線開設が相次ぐ。空港側はこれを契機に利用料の値下げや施設拡張に着手。利用増に向けて反転攻勢に打って出ている。(名古屋・江刈内雅史、杉本要)
LCC就航に期待も膨らむ
【 大きなメリット 】
独DHLは4月に、中部空港と米シンシナティ、中国・上海を結ぶ便を開設した。欧米への長距離路線は10年にJALカーゴが米シカゴ、同ロサンゼルス便から撤退して以来3年ぶり。地元の経済界からは「これからは(米国に)直接輸送できる。リードタイムが短縮でき、大きなメリットがある」(細谷孝利名古屋商工会議所専務理事)と喜びの声が挙がる。
4388
:
チバQ
:2013/05/30(木) 22:38:52
http://www.asahi.com/business/update/0530/SEB201305300013.html
スカイネットアジア航空、6年連続の黒字 累積赤字解消
【柴田秀並】スカイネットアジア航空(ソラシドエア、宮崎市)は30日、2013年3月期決算(単体)を発表した。純利益は前年の約2倍、11億100万円と過去最高で、6年連続の黒字になった。累積損失も解消した。
搭乗者が増え、ほとんどの路線で利用率が上がったことで、営業収入は4・9%増の306億5500万円。営業利益は約3倍の19億4500万円になった。新型機の導入で、燃費が約2割向上したほか整備費用も約3割減り、利益増に貢献した。営業利益率は6・3%で過去最高だ。
スカイネットは1997年の会社設立から赤字が続き、06年9月中間期には累積損失が80億円に膨らんだ。高橋洋社長は「きちんとしたスタートラインにようやく立てた。急激な円安で燃料と機材のリース費が大幅に増えており、さらなる収入増とコスト削減を検討しなくてはいけない」と話した。
4389
:
チバQ
:2013/05/30(木) 22:40:02
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130530/bsk1305300502001-n1.htm
米大陸横断便、熾烈なサービス競争 (1/3ページ)2013.5.30 05:00
米航空各社は、ニューヨーク−ロサンゼルス間など最も利幅の大きい大陸横断便を正規料金で利用する乗客をめぐり、熾烈(しれつ)なサービス競争を展開している。
◆十分な見返りある
デルタ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空はファーストクラスなどプレミアム席のスペースを拡大し、もともと国際線向けだった上質なサービスを導入している。そこに格安航空会社(LCC)のジェットブルー航空やヴァージンアメリカも加わり、6500ドル(約66万円)以上の航空券を買う顧客を奪い合っている。
こうした顧客はどの便でも搭乗人数こそ少ないものの、大陸横断便の売り上げの推定75%を生み出している。航空会社にとって、豪華な座席や食事への投資は十分に見返りがあるものだ。
プロゴルファーのタイガー・ウッズ氏などの代理を務めるエクセル・スポーツ・マネジメントの法務顧問、ハル・ビアガス氏は「私は自分の空間やプライバシーを重視したいため、座席の安心感が非常に重要だ。私の動向は注目を集めることが多い。また、説明資料や契約書に書かれた名前を背後から誰かに見られることがあってはならない」と述べた。
米国の東海岸から西海岸に向かう場合、向かい風の影響もあってフライトは6時間に及ぶ。これはニューヨークからロンドンのヒースロー空港に飛ぶ便と90分しか変わらない。高額の航空券を購入する人々にとっては、快適なサービスを求めるだけの価値がある。
アメリカン航空の場合、最上級の顧客には専属のコンシェルジュがつき、空港到着時の出迎えから専用チェックインルームへの案内、セキュリティーチェックの列に並ばずに済むプライベートエレベーターの利用といった手厚いサービスが受けられる。
同社のビラスブ・バヒディ 最高商務責任者(CCO)は「他の国内便とは異なり、ファーストクラスの正規料金を支払うことをいとわない顧客からの大きなニーズがある」と述べた。
米運輸統計局によると、ニューヨーク−ロサンゼルス間の搭乗者は年間320万人で、米国の長距離路線の中でも最も多い。また年間売り上げも14億3000万ドルで最大だ。
コンサルティング企業ボイド・グループ・インターナショナルのマイケル・ボイド社長の試算によると、典型的な大陸横断便では、プレミアム席が売り上げの約75%を占める。同社長は「客の人数を増やすよりも、ビジネス客のニーズに合わせることが重要だ」と述べた。
◆従来の習慣から脱却
航空各社はこれまで、たとえ採算が合わなくとも乗客の獲得を優先しようとしてきた。最も利益の上がる顧客に集中するアプローチは、従来の習慣から脱却するものだ。
デルタ航空のゲイル・グリメット上級バイスプレジデントは「大陸横断便の市場は極めて重要だ。ここで顧客をつかめば、その他の路線でも自社の便を選んでもらえるようになるからだ」と述べた。
大陸横断便でサービス競争の焦点になっているのがフルフラット・シートだ。デルタ航空では、フラット・シートのボーイング「767」の一部を大西洋横断便から大陸横断便に移した。さらに、もともと大陸横断便で就航していたボーイング「757」も、クレードル型シートからフラット・シートへの移行を進めている。
ユナイテッド航空も大陸横断便のボーイング「757」の座席配置を見直し、フルフラットにならない座席を取り換える予定だ。またサービス区分を3クラスから2クラスにし、普通席を32席追加する。同社のジム・コンプトン最高収入責任者によると、これは「機体の経済性向上に役立つ」措置である。
アメリカン航空は、今年11月に導入予定のエアバス「A321」を大陸横断仕様に仕上げている。新しい機体にはフラット・シートのミニスイートが10席、同じくフラット・シートのビジネスクラスが20席、足元の空間を広くした普通席が36席用意される。同社のバヒディCCOは「この機体がレジャー客向けの仕様でないことは、すぐに分かるだろう」と述べた。
大陸横断便の収益性はLCCにとっても魅力が大きく、ジェットブルー航空でさえ、全席普通席という原則に例外を作ろうとしている。同社のロビン・ヘイズCCOによると、来年就航する大陸横断便のA321にはプレミアム席が設けられる予定だ。同CCOは「当社の最優先ターゲットはすでにジェットブルーを利用している人々だ。しかし大陸横断便は、そういう人々ばかりが利用するとはかぎらない」と述べた。(ブルームバーグ Mary Jane Credeur、Mary Schlangenstein)
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チバQ
:2013/06/01(土) 15:35:27
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130601/mcb1306010501002-n1.htm
中国の空は大混雑 軍優先で開放進まず2013.6.1 05:00
旅行需要の増加に伴い保有機数を増やしている中国国際航空の飛行機(ブルームバーグ)【拡大】
中国の空には余裕がない。空軍が領空を管理し、民間には20%しか開放されていない。しかし今後3年間に、3大航空会社だけでも273機の航空機が増える見込みで、遅延率25%の原因である空の混雑がさらに悪化しそうだ。
中国国際航空(エアチャイナ)、中国東方航空、中国南方航空は旅行需要の増加に伴い保有機数を増やしてきた。エアチャイナは今後3年間でさらに113機、中国東方航空は2年間で93機、中国南方航空は今年67機を導入する予定だ。中国民用航空局(CAAC)のリー・ジアシアン局長によると、航空会社46社の保有機数は現在2001機だが、2020年には4200機に増える見込みだ。
一方、民間航空は全路線の5分の1しか使用していない、とCAACのシー・ボリ氏は話す。「われわれは努力しているし軍も空域の管理能力を向上させようとしているが、状況の改善には時間がかかるかもしれない」
米国では軍の空路は砂漠や海上に設定されることが多く、多くの空港を抱えるニューヨークなどの大都市から離れているため民間への影響が少ない、と航空安全財団(FSF)のケビン・ハイアット会長は語る。また、休暇シーズンなどには軍の空路が開放されるという。欧州航空管制局によると欧州の上空は一元管理され、原則的に軍の利用は一定の時期と高度に限られる。
CAACのボリ氏は、昨年の中国民間航空機の定時運航率は74.5%だったという。一方、米運輸統計局(BTS)が発表した米航空機の12年の定時運航率は82%だ。
大和証券グループのケビン・ラウ氏は「新体制になって、空域の開放が進むことを期待されている。でなければ遅延は解消されず、航空会社の長期的な成長見通しに悪影響を及ぼす」という。
中国空軍は1949年の建国以来領空を管理してきたが、徐々に規制を緩めつつある。低空域を開放し、利用可能な臨時空路についての情報を増やしている、と国営の新華社通信は8月に報じた。それでも上海証券の航空アナリスト、デービッド・ウェイ氏に言わせれば、過去7年間で年間旅客数が倍増した状況には追いついていない。
航空会社が規制緩和を待つ間に、空港インフラも拡充されている。北京ニュースの1月の報道によると、北京市で70億元(約1150億円)をかけた新空港の建設が許可された。中国の空港は現在183カ所だが、20年には260カ所になる予定だ。
ECハリスの航空コンサルタント、ウィル・ラウ氏は「旅行好きな中間層の急増と、かつてないほどの都市化やビジネスの拡大で、よりよい空港設備への需要が高まっている。しかし上空の容量が増えなければ、地上の設備も旅客の要求に応えきれない」と指摘した。(ブルームバーグ Jasmine Wang)
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:
チバQ
:2013/06/05(水) 20:48:22
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130605/bsd1306050502004-n1.htm
羽田で激化する顧客争奪戦 エミレーツ就航、海外勢の進出加速 (1/3ページ)2013.6.5 07:00
羽田空港の国際化が加速している。アラブ首長国連邦(UAE)の国営航空大手、エミレーツ航空は4日、羽田に新規就航したと発表した。羽田では2013年度末にも国際線の発着枠拡大が予定され、海外航空会社の進出が加速する見通しで、利便性が大幅に高まる一方、顧客争奪戦の激化も予想される。
エミレーツは、羽田とUAEのドバイを結ぶ便を1日1便運航する計画。同社が日本便を運航するのは、ドバイ−成田空港、ドバイ−関西空港に次いで3路線目で、羽田便は主にビジネス客、成田便は観光客の取り込みを図る考えだ。
4日の会見でエミレーツのティエリー・アンティノリ執行副社長は「ドバイをハブに世界77カ国へ向かえる」と述べ、ドバイ経由で欧州などへ向かう際の利便性の高さを強調。3日に閉幕したアフリカ開発会議(TICAD)で、安倍晋三首相がアフリカへの支援を打ち出したことにも触れ、「アフリカ諸国への接続が効率的になる」ともアピールした。
一方で今回の羽田への就航により、貨物部門のエミレーツ・スカイカーゴは日本−ドバイ間の貨物輸送量が1週間当たり160トン増える見通しだ。
経済成長が続くドバイと羽田を結ぶ便は初めて。海外航空会社が羽田に就航するのは、昨年4月のガルーダ・インドネシア航空以来となる。
航空業界では2国間交渉で路線や便数を決める従来方式に代わり、航空会社同士で自由に決められるオープンスカイ(航空自由化)が進展しているが、発着枠に限りがある羽田は現状では対象外。成田の発着枠が年27万回なのに対し、羽田は年6万回にとどまり、半分を早朝・深夜枠が占める。
エミレーツのドバイ便も、現地到着が朝7時5分で1日を丸ごと使えるメリットはあるものの、羽田発は夜中1時30分で、空港へのアクセスが課題。このため同社はファーストクラスとビジネスクラスを対象に、東京23区などと空港を結ぶ無料の送迎サービスを提供する。
一方、羽田では13年度末に昼間の発着枠が3万回増える予定。すでに英国とフランス、中国、シンガポール、タイ、ドイツの6カ国が羽田乗り入れで合意、他の国も就航を希望している。ドル箱の羽田路線は日系航空会社にとって“金城湯池”で、海外航空会社の進出により競争が一層激化するのは必至だ。(井田通人)
羽田空港に就航している海外航空会社
▽アシアナ航空(韓国) ▽大韓航空(韓国)
▽アメリカン航空(米国) ▽タイ国際航空(タイ)
▽エアアジアX(マレーシア) ▽中華航空(台湾)
▽エバー航空(台湾) ▽中国国際航空(中国)
▽エミレーツ航空(UAE) ▽中国東方航空(中国)
▽ガルーダ・インドネシア航空 ▽デルタ航空(米国)
(インドネシア)
▽キャセイパシフィック航空(香港) ▽ハワイアン航空(米国)
▽上海航空(中国) ▽ブリティッシュ・エアウェイズ(英国)
▽シンガポール航空(シンガポール) ▽マレーシア航空(マレーシア)
※マレーシア航空は運休中。社名は五十音順
4392
:
チバQ
:2013/06/06(木) 00:09:22
http://www.cnn.co.jp/usa/35032924.html?google_editors_picks=true
米旅客機、高校生ら109人の搭乗拒否 「指示に従わず」
2013.06.04 Tue posted at 12:39 JST
(CNN) 米サウスウエスト航空の旅客機に搭乗したニューヨークの高校生101人と教職員8人が客室乗務員の指示に従わなかったとして降ろされる騒ぎがあったことが4日までに分かった。一方、教員や生徒は客室乗務員の「過剰反応」だったと訴えている。
騒ぎは3日早朝にニューヨークを出発してアトランタに向かう便で起きた。サウスウエスト航空の広報によると、生徒たちは座席から立ち上がったり携帯電話を使い続けたりして、客室乗務員の指示に従わなかったという。機長が注意しても聞かなかったことから同機を降りるよう要請したといい、このために出発が45分遅れたとしている。
降ろされたのはニューヨーク・ブルックリンにあるユダヤ教系の私立高校の生徒と教職員。付き添っていた教員の1人、マリアン・ウィルガスさんは、1度注意されただけでは着席しなかったり、携帯電話の電源を切らなかった生徒も何人かいたかもしれないが、指示には全員が従ったと反論する。
「事がおおげさに扱われた。生徒たちは、客室乗務員が言っているようなことはしていない」とウィルガスさんは言い、客室乗務員の態度が悪かったとも主張。
生徒たちが安全規定に違反したという同航空の説明については、後部座席に座った「少数の」生徒は騒がしかったかもしれないが、だからといって109人全員を降ろす必要はなかったと訴えている。
一方、生徒の1人は、自分たちがユダヤ教徒だからこのような扱いを受けたと思うと話し、「もし特定の宗教を持たない生徒だったら、追い出されたりしなかったと思う」と語った。
その後、サウスウエスト同航空が別の便を手配し、生徒たちは幾つかのグループに分かれて後続便に搭乗できたという。
4393
:
チバQ
:2013/06/06(木) 00:20:33
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130604/chb13060422180006-n1.htm
国交省「南ルート」高度引き上げ本運用へ 羽田空港騒音問題
2013.6.4 22:18
羽田空港再拡張に伴う航空機の騒音問題で、国土交通省は4日、騒音軽減のため試行運用している一部ルートの飛行高度引き上げについて、11月をめどに本運用開始を目指す方針を明らかにした。恒常的な騒音軽減が期待されるが、増加傾向にある苦情件数を踏まえ、千葉県などはさらなる改善策を講じるよう国に求めている。
高度引き上げの対象となるのは、好天で南風が吹いている「南風好天時」に、南方面から到着するルート。この日千葉市内で開かれた県や関係市町村でつくる連絡協議会で、国交省が方針を示した。
羽田空港のD滑走路が供用開始された平成22年以降、県上空を通過して同空港に向かう航空機の騒音問題が深刻化。特に南風好天時は、千葉市上空で北と南の両方面から同空港へ向かう航空機が交差するポイントがあり、騒音被害を訴える声が相次いだ。
国交省は騒音軽減を図るため、昨年8〜11月、南方面から千葉市上空を通過して同空港に向かうルートについて、従来の高度5千フィートの水平飛行から7千〜6千フィートに上げて飛行する試行運用を実施。安全性などを検証した上で、3月から試行運用を再開していた。
同省は11月をめどに高度引き上げの本運用開始を目指すとともに、4千フィートで飛行している北方面からのルートについても、高度引き上げの本格検討を開始するとしている。
県などは、南方面からの到着ルートの本運用開始について「スケジュールが示されたことは評価できる」としたが、騒音問題に関する昨年度の県内の苦情件数が前の年度を大きく上回ったことなどを受け、北方面からのルートについても、国際線増枠が計画される来年3月までの高度引き上げを強く要望。富津沖の海上ルートの本格運用や、首都圏全体での「騒音共有」も求めている。
◇
千葉県空港地域振興課は4日、航空機の騒音問題について、昨年度に県内の自治体が受けた苦情は前年度(566件)の約1・6倍にあたる927件だったと明らかにした。
特に千葉市では、前年度の2倍以上となる557件に上った。騒音軽減策の実施を求める声などが大半を占めるという。
4394
:
チバQ
:2013/06/07(金) 00:18:31
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MNY8P96S972Y01.html
エアアジア:新国際線就航へ−香港、グアム、サイパン候補
6月6日(ブルームバーグ):ANAホールディングス 傘下の格安航空会社(LCC)エアアジア・ジャパンは、今年度内に国際線を1路線増やす方針だ。7月就航予定の台北線に続くもので、国際線としては5路線目となる。日本人に人気のアジア諸国などを就航地として想定しており、国際線拡充により集客率を改善して収益拡大を狙う。
小田切義憲社長兼最高経営責任者(CEO)が5日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで明らかにした。就航地はエアバスA320型機を使う前提で片道約4時間の距離に限られるとし、香港やグアム、サイパンなど例に挙げた。現在の日中関係から中国本土への就航は時期尚早とも付け加えた。
現在は成田−ソウル、成田−釜山、中部−ソウルと国際線の3路線を運航。7月3日に成田−台北線を就航させる計画だ。国内線では成田、中部から計5路線を運航。日本航空 などが出資して競合するジェットスター・ジャパンが国内線のみで運航する中で、エアアジアは国際路線の比重を高めることで差別化を図る。
小田切社長は台北便について、初便の予約ははほぼ満席とした上で「4割程度を台湾側からの利用客として期待している」と述べた。集客についてはインターネットからの個人客が台湾でも中心だとしながらも、一部チケットについては旅行代理店を通じて販売する計画。
また、統一機材として現在4機保有しているエアバスA320型機は月内納入の1機を含め年度内に9−10機体制を目指すという。小田切社長によると「飛行機は10機程度を持って回すようにすれば相対的にコストが下がり収益性が改善する」として、間もなく半分に達するとして、現在は土台となる環境を整える段階にあるとの認識を示した。計画では17年度末に25機体制を目指す。
同社は日系LCCとしては3社目となり、ANAとマレーシアのエアアジア との共同出資で設立され、2012年8月から運航している。先行したANAが出資し関西国際空港を拠点とするピーチ・アビエーションやジェットスターとの比較では、搭乗率でやや苦戦している。
エアアジア・ジャパンが発表した、ことしのゴールデンウィークの搭乗率実績によると、国内線は67.6%、国際線は61.2%だった。この成績は国内線では同3社の中では最下位だった。トップはピーチで91.3%だった。国際線でもピーチが84.1%と大きく差が出た。
ANAHDの伊東信一郎社長は5月の定例会見で、エアアジア・ジャパンの事業展開は苦戦していると認めた上でその理由のひとつが「知名度が低いこと」と指摘した。そして、現在は改善に向け取り組んでいる最中だとコメントしている。
課題は知名度向上
小田切社長は「恒常的に利潤を得るには搭乗率約80%が必要。代理店を使った旅行商品の販売をしっかり展開するほか、キャンペーン実施やネットへの効果的なアプローチで認知度や知名度の向上は可能だ」と自信を示した。そして、より具体的な方策については、現在新たな中期経営計画を策定中で盛り込む方針だとした。
同社が拠点とする成田空港では、国と空港周辺自治体などが滑走路の利用時間の弾力的な運用で合意している。これまでの午前6時から午後11時までだった離着陸時間の制限を、遅れなどの特別な場合にのみに限られるが午前0時まで1時間延長できるとするもの。スケジュールがタイトなLCCには追い風となる措置。
小田切社長は「非常によかった。ただ是非次の段階に向け新たな緩和をお願いしたい」と語った。その上で「成田空港は、日本の玄関を標ぼうしているが、いまの時代の国際空港の24時間化は必要だ。すぐにとは言わないが、いずれ実現するようにお願いしたい」と期待を表明した。
さらに、アベノミクスについては「経済が活性化することで人の流れがより活発になることは航空業界、そしてLCC各社にとっても大いにプラスだ」とコメントした。その上で、円安傾向にある現状では海外からの利用客を取り込むなどのさまざまな方策を実施し収益性の向上に努めると強調した。同社は14年度中の黒字化を目標に据えている。
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:
チバQ
:2013/06/07(金) 22:35:39
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20130603-OYT8T01398.htm
[ニュース最前線]787就航 観光効果は?
秋田空港に着陸したANAのボーイング787型機(1日、秋田空港で)
秋田空港を離陸し、羽田に向かう787の機内。天井が高く、空間にゆとりがある(1日) 全日本空輸(ANA)と日本航空は1日、バッテリーのトラブルで運航を停止していた米ボーイング社製「787型機」の運航を再開し、ANAの秋田―羽田線でも、予定より2か月半遅れて787が就航した。今のところ、同線の787の予約状況は従来機と比べて多くないが、3月から運行し、人気が高い秋田新幹線「スーパーこまち」との相乗効果で観光客増に一役買うかどうか、注目されている。(横溝崇)
1日はトラブルでの就航延期を踏まえ記念式典はなかったが、展望デッキでは航空ファンら約30人がカメラを手に着陸を見守った。午前9時50分過ぎ、787を使ったANA874便(264席)は185人の乗客を乗せ、搭乗率70%で秋田空港を離陸した。
787の機体には、軽量で剛性に優れたカーボン新素材を使用。ANAが主に国内線で使っている767より全幅で12・5メートル、全長で1・8メートル、それぞれ大きいが、燃費は20%向上した。窓の大きさは約1・3倍になり、機内の湿度は従来の5%以下から25%前後まで改善された。機体の揺れを減らす機能もある。
787に乗るため予約を変更した秋田市、会社員鈴木聖(きよし)さん(34)は羽田に着き、「飛行中も静かで、とても快適だった」と満足そう。家族3人で乗った由利本荘市、会社員蔵重健司さん(33)も「搭乗直前に787と知って不安になったが、中は広くてきれい。地方路線でこんないい飛行機に乗れるのはいい」と歓迎した。
ANAは当初、同線への787導入を、スーパーこまちと同じ3月16日にぶつけてきた。陸路と空路で“新顔”が同時に登場し、観光への波及効果が期待されたが、1月に787のトラブルが明らかになった。
ANA秋田支店の鈴木哲哉支店長は「信頼を回復できるよう1便1便、着実に運航していきたい」と気を引き締める。同支店によると、787の利用実績や予約状況は、現時点で前年の767とほぼ同じだという。
一方、スーパーこまちは好調を維持している。JR東日本秋田支社によると、3月16日〜5月28日のスーパーこまち(1日4往復)の乗客数(盛岡〜田沢湖間)は、前年同期のこまちと比べて24%増。秋田新幹線全体でも前年同期比6%増で、スーパーこまちが業績を押し上げているという。
浅見郁樹支社長は787を「スーパーこまちのライバル」とした上で、「全国の人が秋田に関心を持つ好機。相乗効果で、秋田に来る人をさらに増やしたい」と述べた。
佐竹知事は3日の記者会見で、787について「夏から秋にかけての観光シーズンに、ぜひとも秋田へ観光客を大切に運んでほしい」と期待した。スーパーこまちにも触れ、「互いに共存共栄を目指して連携し、いい競争をしながら、全体的に観光客が増えるようになってほしい。県としても観光商品の開発などで調整していきたい」と述べた。
(2013年6月4日 読売新聞)
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チバQ
:2013/06/08(土) 21:49:16
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130608/mcb1306080502005-n1.htm
ワイドボディー機時代到来 航空各社収益改善で発注増 (1/2ページ)2013.6.8 05:00
エアバスの最新鋭中型機「A350」。航空各社の収益改善でワイドボディー機の発注が拡大している(ブルームバーグ)【拡大】
世界の航空大手は欧州エアバスや米ボーイングの最新鋭ワイドボディー機の発注を増やす方向だ。経営統合やコスト削減を進め、今年の収益回復に自信を深めていることが背景にある。
ワイドボディー機は客室通路が2本ある中型ないし大型の旅客機で、客席数は250〜525程度。シンガポール航空は先月末、エアバスの最新鋭中型機「A350」とボーイングの競合機「787」をそれぞれ30機発注した。その額は合計で170億ドル(約1兆6460億円)に上る。英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)を傘下に置くIAGもこれに先立つ4月、両機種を計36機購入している。
また今月上旬、南アフリカのケープタウンで開かれた国際航空運送協会(IATA)の年次総会でも、各社からワイドボディー機の購入計画が相次いで表明された。
欧州2位のルフトハンザドイツ航空は、年内に長距離機50機前後をエアバスかボーイングに発注する計画を発表。同社は先にエアバスの大型機「A380」を追加で2機、ボーイングの大型機「777」を6機購入することも明らかにしている。
日本航空の担当幹部によると、同社は最大45機のB777を後継機「777X」かB787と交代させるべく、ボーイングと交渉中。日航の大西賢会長は記者会見で、代替機の候補にはA350も入っており、エアバスと協議していると明かした。
このほか国際線でアジア最大手のキャセイパシフィック航空(香港)のスローザー最高経営責任者(CEO)も、A380かボーイングの最新鋭大型機「747−8」の購入を検討していると語っている。
数週間後に初飛行が予定されるA350は、4月までに616機の受注が確定。堅調な販売で製造の時間枠が埋まってしまい、新規顧客の納期を遅らせざるを得ない現状を受け、エアバスは生産を増やすことを検討している。
各社の積極的な機材調達は、明るさを増してきた航空業界の見通しを反映した動きだ。米マウンテン・ヴィスタ・コンサルティングのキャンベル社長は「以前に比べ輸送能力が抑制され、供給が需要に見合うようになったため、業界は楽観的な見方を強めている」と解説する。
IATAはこのほどリストラの成果などを理由に、航空業界全体の今年の最終利益見通しを従来より20%多い127億ドルに上方修正した。前年実績に比べると67%増となる。これに関してIATAのタイラー事務局長は、輸送能力の制約で座席利用率が過去最高の80.3%に押し上げられる見通しとなったことも一因と指摘している。
とはいえ、ワイドボディー機の調達拡大には需給バランスを再び崩す危険も伴う。タイラー事務局長は、各社による機材発注高が既に過去最高水準にあるなか増強ペースが一段と加速すれば、今年の見込み値で1.8%と「極めて薄い」水準にとどまる業界の利益率が悪化しかねないとクギを刺している。(ブルームバーグ Chris Jasper、Robert Wall)
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チバQ
:2013/06/10(月) 23:58:58
http://www.asahi.com/business/update/0610/TKY201306100377.html
2013年6月10日20時23分
ANA、エアアジアJを完全子会社化へ ブランドも変更
ANAホールディングス(全日本空輸)が、傘下の格安航空会社(LCC)エアアジア・ジャパンを年内にも完全子会社にする見通しであることがわかった。マレーシアのアジアLCC最大手エアアジアとの合弁だが、エアアジアの持ち株をすべて買い取って提携を解消し、ブランド名も変える。
昨年8月に国内線で就航したエアアジア・ジャパンは利用率が全路線の平均で6割程度と、目標の8割を下回って伸び悩んでいる。ANAとしては、エアアジア主導の運営を見直し、業績のてこ入れを図る目的がある。インターネット以外でも航空券を買いやすくするなど、営業戦略を工夫するという。
今秋までは「エアアジア・ジャパン」のブランド名で運航を続ける。その後は未定だが、ANAが出資して関西空港を拠点に就航しているLCC「ピーチ・アビエーション」に統合する可能性もある。
エアアジア・ジャパンは現在、ANAが51%、エアアジアが49%を出資する。成田や中部から国内5路線、国際3路線を運航している。
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チバQ
:2013/06/10(月) 23:59:37
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MO65SD6S972D01.html
ANA:エアアジアジャパン再生への最善策を検討、合弁解消も選択肢
6月10日(ブルームバーグ):ANAホールディングス は現在、傘下の格安航空会社(LCC)エアアジア・ジャパンの成長に向けた方策を検討している。この中には、同社に49%出資しているマレーシアの格安航空会社エアアジア との合弁解消も選択肢のひとつとして視野に入れており、今後検討を重ねてベストの方策を決めるとしている。
ANAHDの広報担当者、野村良成氏は「現時点で、エアアジアとの間でエアアジアジャパンの合弁事業解消について決まった事実はない」とブルームバーグ・ニュースの電話取材に対して語った。その上で、どのような形になっても、成田国際空港発のLCC事業は「ANAが責任をもって継続することに変わりはない」と付け加えた。
10日付の日本経済新聞夕刊は、エアアジアがANAとのLCC事業の提携を解消する方針を固めたと報じた。エアアジア・ジャパンの業績低迷が原因としている。10月末までは同ブランドで運航継続し、その後はANAが完全子会社化する見通しという。
エアアジア・ジャパンの広報担当者、今井久美子氏は「数カ月前から複数回にわたり、株主であるANAとエアアジアが事業の改善に向け協議していたのは事実」と語った。一方で、「提携解消の話は現時点において決まったとの報告は受けていない」とし、今後の株主間協議の推移を見守ると述べた。
日系LCC3社目として就航も苦戦
エアアジア・ジャパンは2011年8月に、ANAHDの前身となる全日空が51%、残りをエアアジアが出資して設立されたLCC事業会社。日本ではANA系で関西国際空港を拠点とするピーチ・アビエーション、日本航空 系のジェットスター・ジャパンに続き日本では3社目のLCC会社として12年8月からまず国内線で運航を開始した。
エアアジアジャパンは、過半の資本をANAが負担、ブランドやロゴ、サービス方式についてはエアアジアの方式を採用し、格安航空として成田空港と中部国際空港の2個所を拠点に事業を展開中。現在は、国内便と韓国ソウルと釜山への就航を実施し、7月から新たに台北線も就航させる計画。
ただ、先行したピーチやジェットスターとの比較では、搭乗率でやや苦戦しており、エアアジアとANAの間でテコ入れのための協議が行われていた。また、エアアジアのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)がエアアジアジャパンの業績不振について各所で不満を漏らしていた。
エアアジア・ジャパンが発表した、ことしのゴールデンウィークの搭乗率実績によると、国内線は67.6%、国際線は61.2%だった。この成績は国内線では3社の中では最下位だった。トップはピーチで91.3%。また、国際線でもピーチが84.1%とエアアジアジャパンとの間で大きく差が出た。
現在も業績改善に向けた取組も
小田切義憲社長兼CEOは5日のインタビューで、現在4機のエアバスA320保有を年度末にも10機程度とすることで「相対的にコストが下がり収益性が改善する」との見通しを語っていた。また、黒字確保のためには、約80%を超える搭乗率が必要だとし、現在は搭乗率引き上げに向けた方策を含めた中期経営計画を策定中だとしていた。一方で、株主間の資本をめぐる問題は、株主である両社に任せており、自身は業績改善に注力するだけと答えていた。
ANAHDの伊東信一郎社長は5月の定例会見で、エアアジアジャパンについては「知名度が低いことで苦戦している」と認めた上で「旅行代理店を活用したチケット販売や日本人には不評とされる同社のウェブページの見直しなどに着手している」と語っていた。
バークレイズ証券の姫野良太シニア・アナリストは「このままジリ貧の状態を長く続けるよりも、ANAは資本政策まで含めた思い切った施策を取ることは正しい選択だ」との見方を示す。その上で、ANAが展開しているピーチは高い搭乗率を確保できており、そのノウハウを投入すれば、ある程度までは業績も上振れする可能性はあると語った。
ただ、姫野氏は、規制の多い日本、特に成田空港でLCC事業を成功させることは極めて難しく、事業会社の経営努力だけではなく、アベノミクスの政策などによる行政側の政策面からの大胆な支援なども必要となるだろうと付け加えた。
記事についての記者への問い合わせ先:Tokyo 松田潔社 kmatsuda@bloomberg.net
4401
:
名無しさん
:2013/06/11(火) 00:11:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130610-00000068-mai-bus_all
<ANA>エアアジアと提携解消へ LCC事業不振
毎日新聞 6月10日(月)20時59分配信
「エアアジア・ジャパン」の1号機=成田空港で2012年6月11日、矢頭智剛撮影
ANAホールディングスと格安航空会社(LCC)アジア最大手、エアアジア(マレーシア)がLCC事業の提携を解消する方向で調整していることが10日、分かった。合弁会社エアアジア・ジャパンの業績が低迷し、回復の方向が見いだせないためだ。ANAはエアアジアの合弁会社株すべてを取得し、完全子会社にすることも検討、エアアジアは日本での事業継続を目指し、別の提携先を探す方針だ。
◇成田拠点、知名度低く
合弁会社はANAが51%、エアアジアが49%を出資して設立し昨年8月に就航。現在、国内5路線、国際3路線で運航している。
当初は搭乗率80%を目指しており、旅行シーズンの昨年8月は84%と目標を上回った。しかしシーズンオフには利用が低迷し、今年5月は53%にとどまった。LCCは搭乗率の高さが生命線。ホームページの改善などを進めてきたが、成果は上がらなかった。
ANAは傘下にエアアジア・ジャパンとピーチ・アビエーションのLCC2社を抱えているが、ピーチは搭乗率が平均75%超と好調だ。ピーチが24時間営業の関西国際空港を拠点とし、関西を基盤に知名度を上げて需要の掘り起こしに成功したのに対し、エアアジア・ジャパンは「門限がある成田空港が拠点で、知名度も低い」(航空関係者)ことが不振の要因とされる。
成田は午後11時〜翌日午前6時は原則として航空機の離着陸ができず、営業上、大きな制約となっている。限られた航空機を使い回すための欠航もあり、「結果的に利用者の不信感を招いた」(航空関係者)側面がある。LCCはインターネット予約が基本だが、「エアアジアは日本でのブランド力が低く、ネット検索の段階で相当不利」(航空関係者)との指摘もある。
ANAは今後、エアアジア・ジャパンをピーチブランドで運航する可能性もあるが、ピーチは今年中に関西−成田線の開設を目指しており、関西拠点のピーチと成田拠点のエアアジア・ジャパンがつながれば、路線網拡充という強い武器にもなる。
ただ、日本のLCC市場にはすでに6カ国11社が乗り入れている。運賃などの競争激化は必至で「さまざまな再編や戦略強化の動きが加速するだろう」とみる航空関係者が多い。【宇田川恵】
【ことば】格安航空会社(LCC)
英語で「Low Cost Carrier(ローコストキャリアー)」の略。既存の大手航空会社とは異なるビジネスモデルで低運賃を実現する。具体的には、機内食や飲み物を有料にし、サービスを簡略化して乗務員の人件費を削減。預け入れ荷物も有料化して機体重量を軽くし、燃料費の節減につなげる。また、1機当たりの座席数を増やして機体の稼働率を高めるほか、複数の種類の航空機を保有せず、A320など同一機種に絞ることで整備費の削減にもつなげる。このため運賃は大手航空の2割〜半額程度。ただ、コスト削減の一環で保有機数を絞っているため、1機が故障すると予備機や振り替え機が調達できず、欠航となるケースもある。
◇日本に定期便で乗り入れているLCC(6月現在)
国 航空会社 就航日
日本 ピーチ・アビエーション 12年 3月
ジェットスター・ジャパン 12年 7月
エアアジア・ジャパン 12年 8月
韓国 チェジュ航空 09年 3月
エアプサン 10年 3月
ジンエアー 11年 7月
イースター航空 11年 5月
ティーウェイ航空 11年12月
中国 春秋航空 12年 6月
シンガポール ジェットスター・アジア航空 10年 7月
スクート 12年10月
マレーシア エアアジアX 10年12月
フィリピン セブ・パシフィック航空 08年11月
豪州 ジェットスター航空 07年 3月
4402
:
チバQ
:2013/06/12(水) 23:42:00
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20130611-OYT8T01513.htm
格安で変わる空の旅 成田便LCC就航
飛行機から降り、就航の記念品を受け取る乗客ら(松山空港で) 格安航空会社(LCC)「ジェットスター・ジャパン」の松山―成田(千葉県成田市)線が11日、就航した。国内線のLCCは中四国では初。松山空港では記念式典があった。初フライトを体験した乗客からは「安いのは何よりいい」「気軽に旅行できる」との声が聞こえ、おおむね好評だった。(蛭川眞貴、林興希)
LCCはロー・コスト・キャリアーの略。機内食や座席指定を有料化し、座席の間隔を狭めて席数を増やすなどして、低料金で運航するのが特徴。ジェ社は日本航空系LCCで、既存便と比べて3〜7割安い料金で乗ることができる。
式典で、鈴木みゆき社長は「幅広い層の方々に空の旅の門戸が開かれた。松山城や道後温泉などの観光地があり、より多くの方々が訪れるようになるだろう」とあいさつ。中村知事が「待ちに待った就航。愛媛と千葉で、互いの魅力を県民に伝えることで、路線を利用する方が増えれば」と期待した。鈴木社長らはミカンジュースで乾杯して就航を祝った。
県は一般会計補正予算案に、テレビCMで就航をPRする費用など225万円を計上。千葉、茨城両県のスーパーでは、特産品を売り込む愛媛フェアも展開している。
◇
便は1往復(成田発午後0時10分発、松山発午後2時20分発)でスタート。7月25日からは当面、1日3往復となり、午前中と夜の便が増える。料金は片道4590〜2万6990円(予約時期により変動)。
(2013年6月12日 読売新聞)
4403
:
チバQ
:2013/06/15(土) 01:21:58
http://toyokeizai.net/articles/-/14308
HIS、アンチLCCで「割安航空」に参入
国際チャーター活用、バンコクまで片道1万円
山川 清弘 :東洋経済記者
山川 清弘やまかわ きよひろ東洋経済記者2013年06月13日
「いつ行くの」「今でしょ!」
「どこ行くの」「タイでしょ!」
林修・東進ハイスクール講師の当意即妙なプレゼンで紹介されたのは、格安旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)が設立した新航空会社「アジア アトランティック エアラインズ(AAA)」。トリプルAの品質と世界を股にかけた航空ビジネスに向けて、今夏からバンコク便でテイクオフする。
国際チャーター航空で「格安」より「割安」
第1便のフライトは7月19日。成田空港とタイの首都バンコクの往復からスタートする。続いて7月27日に関西国際空港とバンコクを結ぶ便が就航。料金は、初便就航記念価格として片道1万円で、諸経費込みのため、燃油サーチャージはかからない。
日本人の旅行需要のピークである夏休みに合わせた運航であり、成田―バンコク便は9月29日まで、関空―バンコク便は9月27日まででいったん終了。その後はバンコクと、中国や韓国との間で運航する計画だ。
日本人には馴染みが薄いが、これは「国際チャーター航空会社」の手法だ。季節ごとに運航地域を猫の目のように変えることで、年間を通して常に高い搭乗率が確保できる。
国際チャーター航空会社はAAAが日本では初。アジアでもまだ多くないが、「アメリカでは市場全体の3割程度まで普及している」と、AAAのハック・アザドゥル社長は説明する。
JAL(日本航空)、ANA(全日本空輸)など「レガシーキャリア」と呼ばれる大手航空会社は通常、年間を通して定期便を運行している。旅行需要の少ない、いわゆるオフシーズンには搭乗率が下がるため、運賃も下げざるをえない。
が、固定費をリンクして縮小することはできないから、赤字か不採算となる。その分は、ゴールデンウイークや夏休みなど、旅行需要が大きく、搭乗率が100%近い時期の価格を、オフシーズンの2〜3倍に設定することで、年間のコストを賄っているのが実情だ。
国際チャーター航空は、このレガシーキャリアの「時期ごとのリスク分散」を、運行地域の変更によって賄う「場所ごとのリスク分散」で代替しているのだ。LCC(ローコストキャリア=格安航空会社)のようにサービスレベルを落とすことなく、フルサービスのままでも、大手のピーク時期の価格よりは安い。つまり、狙っているのは「格安」ではなく、「割安」だ。
日本は休日が分散していないので、ピークと閑散期の運賃の格差が著しい。また。アジア各国でも、やはり旅行需要の繁閑が存在する。しかも、アジア圏では国により休暇の集中時期がずれている。
HISの平林朗(ひらばやし・あきら)社長は、「タイなら10月、中国なら2月など、意外なほど分散している」と話す。HISがLCCよりも遅れて航空事業に乗り出したにもかかわらず、成算に自信を持つ理由がここに隠されている。AAAは初年度となる2014年7月期から、一気に黒字化を目指している。
コストと市場性で「タイでしょ」
昨年12月4日、HISがAAAを設立した時の社名は、「アジア パシフィック エアラインズ」だった。が、将来的にはアジア・太平洋だけでなく欧州方面にも就航を図るため、アトランティック(大西洋)を入れたAAAに社名変更した。
4404
:
チバQ
:2013/06/15(土) 01:22:32
5月末現在のAAAの従業員数は105人。ボーイング社のB767―300ERを2機保有している。添乗員は基本的にタイ人で、パイロットも外国人が中心だという。
資本金は5億4000万タイバーツ(約17億3000万円)。出資比率は、HISが49%、HISのタイ現地法人が39%。残りは、バンコクで超高層の「バイヨークスカイホテル」等を経営するパンラート・バイヨーク氏が12%。初フライトに合わせて、HISはバイヨークスカイホテルのスイートに泊まれる4泊プランを、4万9800円で限定販売する。
AAAの本社はバンコクに置く。人件費などコスト面の優位性もさることながら、HISが重きを置くのは周辺のASEAN各国を含めた旅行需要の潜在的な成長性の高さ。海外旅行の国内トップから、国内旅行やテーマパーク運営にも多角化を進めるHISの成長エンジンのひとつが、海外現地での旅行需要への対応だ。アジアから日本、あるいはアジアから日本以外の地域への渡航でも構わない。
HISはタイにもすでに4店舗を展開し、現地の旅行者向けにサービスを行っている。「今夏には10店程度、3年後には70店舗まで拡大したい」とHISの平林社長は意気込む。
ハウステンボスなど好調で、上半期は2割増益
HISは限定パッケージツアー用の座席は独占確保し専売するが、AAAの旅券(片道1万円)は他の旅行会社経由でも販売する。AAAは5年後に20機の運航を目指しており、認知度と路線が増えるにつれ、他の旅行会社が組成するツアーにも積極的に供給していく考え。すでにタイの旅行会社数社と交渉中だ。
路線もバンコク発に限らない。オープンスカイポリシーを利用して、たとえば成田―ハワイ便、関空―グアム便など、柔軟に設定していく見通しだ。
HISが6月7日に発表した2012年11月〜13年4月期(第2四半期累計)の業績は、連結売上高が2246億円(前年同期比12%増)、営業利益が60億円(同20%増)と順調だ。買収した九州産業交通のフル寄与による利益のカサ上げ(通期で営業利益9億円程度)もあるが、テーマパークのハウステンボスが絶好調であるほか、クルーズ船が人気で夏秋に増発した効果も出てくる。
収益柱の海外旅行は中国、韓国行きの戻りがなお鈍いものの、欧州や東南アジア方面への渡航増加でカバーして堅調を維持、上半期では過去最高益を達成している。
旅行会社はLCCとは共存できない
足元の業績では順調なHIS。あえて航空事業にのめり込む理由はどこにあるのか。それは多角化戦略の一環であると同時に、対LCC戦略の側面も持っている。
格安料金である反面、欠航リスクの高いLCCは、旅行会社の得意な添乗員付きツアーにはなじまない。かといって、大手航空はピーク時期の運賃が高い。円高修正や燃料高で、日本から海外へ旅行するコストは上昇している。
今はツアーを利用している旅行客も、あまりに移動コストが高くなれば、若者を中心に一気にLCCに流れてしまうかもしれない。それを防止するには、国際チャーター航空を活用するしかない、というのが将来を見越したHISの深謀遠慮のようだ。
「旅行者のために、旅行会社が国際的にアライアンスするような仕組みを作りたい」(AAAのアザドゥル社長)というAAAの構想は、きれい事だけではない。アジア旅行者の急成長市場を取り込むための、陣取り合戦が激化している現実の裏返しでもある。
(撮影:尾形 文繁)
4405
:
チバQ
:2013/06/15(土) 11:05:40
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130615/bsd1306150801008-n1.htm
ピーチなどLCC路線開設相次ぐ 事業拡大とコスト削減 (1/2ページ)2013.6.15 08:00
新石垣空港で行われたピーチ・アビエーションの就航記念セレモニー。右から4人目が井上慎一最高経営責任者=14日、沖縄県石垣市【拡大】
格安航空会社(LCC)の路線開設が相次いでいる。ANAホールディングス系のピーチ・アビエーションは14日、関西空港と沖縄県石垣島の新石垣空港を結ぶ路線に就航した。11日には日本航空系のジェットスター・ジャパンが成田−松山線の運航を始めた。各社とも路線開設で事業拡大を図るほか、規模拡大によるコスト削減効果にも期待している。
ピーチが就航した関空−新石垣線は、1日1往復を運航。運賃(片道)は6190〜2万6990円で、16日までは3980円のキャンペーン価格で提供する。これでピーチの路線は国内7、国際3の計10路線になる。
新石垣空港は3月に開港。同空港へのLCC就航は今回が初めてとなる。この日午前中、初便到着と同時に始まったセレモニーでは、ピーチの井上慎一最高経営責任者(CEO)が「八重山地方は自然に恵まれ、沖縄本島とは違った魅力を持つ」とあいさつし、観光需要の取り込みに意欲をみせた。
同社は今後、9月13日に那覇−新石垣線と関空−釜山線を開設する。10月には成田−関空線の就航も控える。
一方、ジェットスターが就航した成田−松山線は、同社で13番目の路線となる。当面1日1往復し、7月25日から9月23日までは3往復に増便する。運賃は4590〜2万6990円。四国へのLCC就航も初となる。
このほか、もう1社の国内LCCで、ANAホールディングス子会社のエアアジア・ジャパンも、7月3日から成田−台北線を飛ばす計画だ。
LCCは最大の武器である低価格が利用者に受け入れられ、日本でも定着しつつある。特にピーチは、事業を始めた昨年3月から1年間の平均搭乗率が約78%に達するなど好調。閑散期の今年6月も週末は9割前後に達している。
ただ一方で、エア・ドゥやスカイネットアジア航空などの地域系航空会社も路線拡大を模索している。安定した利益を期待できる路線の候補も減るなか、今後ますます競争が激しくなるとみられる。
4406
:
チバQ
:2013/06/15(土) 18:55:27
3846 チバQ 2013/06/07(金) 22:18:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/feature/shizuoka1370359455039_02/news/20130605-OYT8T00088.htm
2013年 知事選 県政課題 一覧
静岡空港
新規国際線開拓視野に
国際線と国内線の出発が重なる正午前後は、2つしかない出発口に旅客が集中し、混雑する(4日、静岡空港で) 「インバウンド(訪日外国人客)は少しずつ回復しているが、アウトバウンド(日本人の海外渡航客)は弱く、搭乗率は10%くらい落ちている」
ソウル線を運航するアシアナ航空静岡支店の李相圭(イサンギュ)支店長は4日、静岡空港で開かれた開港4周年の記念式典で、日本人の利用客が伸びていない現状を口にした。
アシアナと大韓航空を合わせたソウル線の搭乗率(4月)は48・3%。2011年3月に起きた東日本大震災の影響が少なかった10年度の搭乗率が72・7%だったことを考えると、苦境が続いている。
県は総合計画で、13年度の搭乗者数の目標を70万人としているが、12年度の搭乗者数は44万7000人にとどまる。大震災で搭乗者数が大きく落ち込んだ11年度よりは8・5%増えたものの、目標とは大きくかけ離れている。厳しい現状にもかかわらず、川勝知事は4日、報道陣に「70万人の目標は、引き下げないで頑張る」と力を込めた。
◇
フジドリームエアラインズの小松、熊本線が撤退するなど、苦戦を強いられる国内線と比べ、国際線は比較的順調に推移している。12年3月に週3便で就航した台北線の12年度の搭乗率は64・4%を記録、今夏のダイヤでは週4便に増便された。
ただ、開港時から就航するソウル線や上海線の搭乗者数は、日中・日韓の政治情勢などにも大きく左右される。上海線は利用者数の低迷で、週4便から週2便に減便されたままだ。
こうした状況を踏まえ、県は東南アジア地域への新規路線の開拓を目指す。特に期待が大きいのがタイだ。国土交通省の国際航空旅客動態調査(2010年度)によると、静岡県からタイへの出国者数は2万9748人。この数は、静岡空港に台北線が就航する前の台湾への出国者数(2万1210人)よりも多い。タイ側でも海外旅行ブームが起きているという。
県文化・観光部の服部真樹理事は「既存路線の利用促進に力を入れつつも、新規路線の開拓は重要だ」と話す。
◇
県は将来的な国際線の増便を見据え、先手を打つ。現在の旅客ターミナルビルは出入国審査の窓口数が限られるなど手狭なため、「富士山静岡空港株式会社」が所有するビルを県有化し、増改築することを決めた。今年度中にビルを取得するため、6月補正予算案にはビルの資産価値を評価するための委託費などを計上する方針だ。
ただ、開港時からの事情を知る空港関係者は「県が必要以上の投資をしないか不安だ。増改築で飲食店を増やすと、現在のテナントは採算が取れずに撤退しかねない」と懸念する。
県は今年度中にビルの増改築に関する基本計画を策定する予定だ。将来の発展可能性を視野に入れつつも、現実を踏まえ、どのような絵を描くかが問われている。
(2013年6月5日 読売新聞)
4407
:
チバQ
:2013/06/15(土) 18:56:26
3872 チバQ 2013/06/15(土) 01:50:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130612-00000014-mailo-l22
課題と選択:2013知事選/4 静岡空港、利用者増の見通し不透明 /静岡
毎日新聞 6月12日(水)10時55分配信
◆数字は語る 静岡空港赤字(11年度)16億9746万円
◇増改築に期待するが
今月4日、開港4周年を迎えた静岡空港の記念式典は、祝福ムードよりも関係者の危機感が色濃く表れた。
「安定した路線を目指していたが、さまざまなことがあり大変厳しい状況だ」。各航空会社のあいさつで、ソウル便を運行するアシアナ航空の李相圭・静岡支店長は嘆いた。
東日本大震災から立ち直りを見せていた国際線に昨秋、尖閣諸島や竹島を巡る問題が水を差した。昨年10月、搭乗率は上海便が35・1%、ソウル便も51・5%と落ち込んだ。
今年5月は上海便30・9%、ソウル便47・4%とさらに悪化し、ソウル便で競合する同社と大韓航空は11日、JR静岡駅で共同PRを行うなど「異例のタッグ」を組まざるを得なかった。
静岡空港は総額約1900億円を投じて2009年に開港した。しかし、もともと新幹線や高速道路で東京、大阪にアクセスしやすく、空路は「ドル箱路線」に乏しかった。
03年に県が年間138万人と予測した利用者数は、開港後1年間は約63万5000人と半数に満たず、その後も10年度は約56万人、11〜12年度は40万人台と低迷している。県税投入で赤字を埋め続け、民間基準で試算した11年度収支は約16億9746万円の赤字。
県空港経営課は「課題は比較的好調な国際路線のさらなる誘致と、国内ビジネス客の取り込み」と話す。県は有識者会議の答申を受け、当初予算で3000万円を盛り込み、空港ビルの取得と増改築の方針を打ち出した。ビル運営への関与を強め、国際路線客の受け入れ態勢を整える一方、「物足りない」とされた飲食店や待合場所を拡充、ビジネス客も取り込むのが狙いだ。
現在の施設は手狭で入国審査窓口は1カ所しかなく、国際便到着後は長い列ができる。到着から空港を出るまで1時間半かかった例もあり、ビル内はコンビニエンスストアなど数店舗しかない。同課は「施設を活用しきれていない。テナント充実で、お金を落としてもらう流れができる」と増改築に期待する。
ただ、増改築が利用者増につながるかは不透明だ。国土交通省によると、羽田や福岡など主要な国管理26空港でも12年度は24空港が赤字。増改築すべきか、実施するならどんな内容なのか。「低空飛行」の経営を安定軌道に乗せられるか、次の知事にも厳しい課題が突き付けられている。【平塚雄太】=つづく
6月12日朝刊
4410
:
チバQ
:2013/06/18(火) 00:20:59
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130617/mcb1306170502007-n1.htm
消える空の旅フルサービス 欧州航空会社、有料化で収益拡大に腐心 (1/4ページ)2013.6.17 07:00
エコノミークラスで当たり障りのない機内食が提供される日々も残りわずかになりそうだ。欧州のフルサービス航空会社は客単価を上げる方法を模索するなか、空の旅の黄金期をほうふつさせるグルメメニューを提供する。
エールフランス航空は、エコノミークラスの乗客にフォアグラのテリーヌをメーンにしたメニューへの有料アップグレードを提供し、顧客獲得を図っている。オーストリア航空もウィーン名物のウィンナーシュニッツェル(子牛のカツレツ)やすしなど15ユーロ(約1880円)の有料メニューを提供。他にも空港ラウンジ利用や座席指定など付帯サービスを有料化する航空会社が増えている。
新たな金脈発掘
国際航空運送協会(IATA)のトニー・タイラー事務総長は、食事から頭上の荷物入れに及ぶ付帯サービスの売り上げは2007年以降10倍以上拡大し360億ドル(約3兆3880億円)になったと説明。航空会社の昨年の全売上高6800億ドルの5%を占めるという。
航空システム会社ナビテアのマネジングディレクター、ジョン・ダブコースキー氏は「格安航空会社では付帯サービスで売り上げを得ることが通常のビジネスになっており、その提供を芸術ともいうべきレベルにまで引き上げた。顧客は気分を害するどころか、期待を抱いている」と述べた。
こうした流れを作ったのはアイルランドの格安航空会社ライアンエアだ。同社は20年前にスナックやドリンクを有料化して、当時の欧州で文化的革命を起こした。
L・E・K・コンサルティングのシニアマネジングディレクター、ジョン・トーマス氏は、IATAの年次総会が開かれた南アフリカのケープタウンで、付帯サービスの売上高が今後5年で500億ドルに増加するとの見通しを示した。機内エンターテインメントやネット機器のワイヤレス接続、ショッピングなど未開拓の収益源が約50億ドルの価値を持つ可能性があるという。
4411
:
チバQ
:2013/06/18(火) 00:21:27
手荷物も収益源
今や航空会社は、乗客の財布のひもを緩めさせることにエネルギーを注ぐようになった。エア・カナダのカリン・ロビネスク最高経営責任者(CEO)は、受託手荷物やラウンジ利用など付帯サービスの売上高が09年以降、年率30%で伸びていると説明。「コストが極めて低い新規参入者と競争する上で最も良い方法は、基本料金を同額にし、有料のサービスを用意することだ」と述べた。
エールフランスは3月31日までの9カ月間で、エコノミーとプレミアム・エコノミークラスの乗客に、12〜28ユーロのアップグレードメニューを2万6000食以上販売した。
マッシュルームとポテトのソテーを添えた鴨肉のコンフィにオペラケーキのデザートがついたメニューへのアップグレードは18ユーロだ。欧州格安航空2位のイージージェットは、サンドイッチに紅茶かコーヒー、チョコレートバーがついたメニューを8ユーロで販売する。
グッドボディー・ストックブローカーズのアナリスト、ドナル・オニール氏は「昔ながらのすべてが含まれた価格設定が消えようとしている」と分析。「エールフランスなどの航空会社にとって、現在の利幅はとても小さい。あらゆるコスト削減が重要になる」と話した。
ブリティッシュ・エアウェイズは2月に、手荷物を預けない乗客を対象にした、価格の安い航空券を売り出した。これにより受託手荷物が収益源になるだけでなく、離陸重量の削減にもなり、燃料消費の減少と、到着から出発までのターンアラウンドタイムの短縮にもつながる。
ローランド・ベルガー・ストラテジー・コンサルタンツのビョルン・マウル氏は、欧州線の乗客は付帯サービスに40ユーロまで支払ってもよいと考えていると指摘。さらに、航空会社は、支出を削減する選択肢を使い果たしてしまったため、基本的な運賃以外のあらゆる要素に対して料金を請求するようになるとの見方を示した。(ブルームバーグ Kari Lundgren、Robert Wall)
4414
:
チバQ
:2013/06/19(水) 23:20:36
CEOの来日が度々キャンセルに?
そして、2012年8月に就航したのがエアアジア・ジャパンだ。今年7月に成田〜台北線が就航すれば、同社の9路線目となる。保有機材はA320(180席)が4機と最も少ない。
ANAとエアアジアの提携解消が騒がれる前から、筆者は気になる兆候を感じていた。同社では、新路線が就航する場合、初便の取材案内にグループCEOのトニー・フェルナンデス氏の名を掲載することが多かった。フェルナンデスCEOが新路線就航を祝うために来日するので、是非取材に来てほしいという主旨なのだろう。
だが、間際になるとCEOの来日のキャンセルが相次いだのだ。今年3月、同社が中部国際空港に就航した際にも、当初はフェルナンデスCEOが来日する予定だった。
機材面でも、3月下旬に4号機が到着したが、エアアジア側から当初聞いた受領時期はもう少し早かった。
フェルナンデスCEOの来日キャンセルに、機材受領の遅れ──。
事業が順調ではないのではと、昨年秋から感じていたのが正直なところだ。
ロードファクターを見ても、就航した2012年8月が84.4%、9月が68.3%、10月が56.9%、11月が55.9%、12月が52%。直近の4月も56.4%と、おおむね50%台で推移している。ゴールデンウィーク期間中の利用実績も、国内線67.6%と3社で最も低かった。
中部空港に到着したエアアジアの4号機。本来ならば、グループCEOのトニー・フェルナンデス氏も就航イベントに参加する予定だったのだが… LCC元年から約1年が経ち、日系LCC3社の間でも徐々に優勝劣敗が見えてきた――。ロードファクターが示す事実を確認するためにも、筆者はゴールデンウィーク明けの5月14日、国内LCCの3社を1日で乗り比べてみた。
180席の機体に乗客はたったの18人
東京駅から成田空港までは高速バスの「東京シャトル」で向かい、成田〜福岡間をエアアジア、福岡〜関空間をピーチ、関西〜成田間をジェットスターに乗った。
最も驚いたのは、成田発福岡行きのエアアジア便である。180席が座れる機内に、乗客は筆者を入れて、たったの18人しかいなかった。別の時期に乗った人の話では、この3倍程度乗っている時もあるようだ。しかし18人×3でも54人。ロードファクターは30%台にとどまる。
そもそも成田発の早朝便は極めて不便である。早朝便に間に合うように成田空港に到着するには、東京から高速バスか自家用車を使わねばならない。もしくは成田空港周辺のホテルに前泊するしか手がないのだ。
もう一つ気になったのは、エアアジアのウェブサイトだ。
日本企業の予約サイトに慣れていると、エアアジアのように決済時、いったんカード会社のサイトに切り替わって手続きする流れは煩雑に感じてしまう。途中で挫折する人がいると聞いたが、うなずける話だ。
手続きを始める以前に、出発地や到着地を選ぶ際に、最も利用率の高い日本の都市が選びにくいのも改良すべき点であろう。
エアアジア本社は6月11日、エアアジア・ジャパンについて、2012年8月の就航以来、コスト管理が不十分だったとの声明を発表した。また、ANAとLCCビジネスに対する考え方をはじめ、成田空港の利用方法や経営方針に違いがあったとしている。経営陣もANA主導で決められ、エアアジア本社の意向が十分反映されていないというのだ。
だが筆者は、就航前からエアアジア・ジャパンを見てきた。その印象では、決して日本側だけに問題があるとは思えない。低コストを実現するために、極力共通のシステムを使うのは当然である。データベースなどは共通化した方が合理的な部分もある。だが、その半面、ウェブサイトの見せ方などは、もっと国ごとに使い勝手を優先して変えてもよかったのではないだろうか。機内サービスで差別化を図る前に、ウェブサイトの使い勝手が障害になったと、筆者は感じている。
マレーシアにあるサーバーとの接続速度の影響からか、ウェブサイトは動線だけでなく、操作した際の反応もイマイチだ。成田空港という不便さに加え、なかなかサイトの利便性が向上しなかったことが、低迷の要因だったと言えるのではないだろうか。
4415
:
チバQ
:2013/06/19(水) 23:21:45
http://diamond.jp/articles/-/37552
ANAとの合弁破談で描く
エアアジアのLCC
日本の航空市場にLCC(格安航空会社)が就航してから1年。そのうちの1社、エアアジア・ジャパンで親会社間の不協和音が露呈した。はたしてこれが航空再編の引き金となるのか。
「価格破壊をもたらしたい」。トニー・フェルナンデス・エアアジアCEOは、就航記念の記者会見で、日本市場への参入意欲を語った。
Photo by Toshiaki Usami 半年前の昨年12月。東南アジアで航空市場を席巻するLCC(格安航空会社)、エアアジア(マレーシア)のトニー・フェルナンデスCEOが、日本で資本参加を検討した会社がある。
1990年代後半の航空規制緩和で誕生した新興航空会社のスターフライヤーだ。国内路線の6割が集中し、“ドル箱”とうたわれる羽田空港の発着権益を持つ6社のうちの1社だ。
ところが実際、直後にスターフライヤーの株式約17%を買い増し、筆頭株主として登場したのは全日本空輸(ANA)だった。
まるでフェルナンデスCEOを先回りするかのように、スターフライヤーの大株主だった米国ファンドのDCMから24億円で取得。1株当たりの買い取り価格は、約4900円で、当時の市場価格の2倍を超える高値だった。
「スターフライヤーとは共同運航しており、提携強化は重要な経営戦略。それ以上の意図はない」(ANA)とするが、高額な買い取り価格、駆け込みで実施されたかのようなスピード感に、フェルナンデスCEOがANAに不信感を抱いたとしても不思議ではない。
エアアジアとANAは、日本の航空市場においてパートナー関係にあるからなおさらだ。ANAが51%、エアアジアが49%出資するLCC、エアアジア・ジャパンを事業展開する。「大手航空会社の3分の1」という低価格をウリに、昨年8月、日本で3番目のLCCとして就航したが、搭乗率が50%台で他社と比べても低迷。想定外の苦戦に、このほど両社は合弁解消に向けての話し合いを始めた。
不振の主な原因は、マレーシア流のビジネスモデルが日本市場になじめなかったことだ。手数料がかさむとして旅行代理店を使わず、インターネットでの販売に依存したが、サイトの使い勝手が悪いという声が多い。
だが、東南アジアで大成功を収め、自信を持って日本市場に挑んだフェルナンデスCEOには、そうは映らなかったかもしれない。
「エアアジア・ジャパンの経営陣はANAからの出向者で構成されている。経営方針の違いについて協議してきた」──。そのヒントは、合弁解消に向けてエアアジアが発信した声明からうかがえる。
コスト面でも日本の体制では、フェルナンデスCEOの求める水準に下がり切らなかった。
カリスマ色が強く、スピーディに結果を求めるアジアのベンチャー創業者と、コンセンサスを得ながら慎重に物事を進めがちな日本の大企業経営陣との隔たりは大きかったようだ。
不協和音が表れ始めたのは、昨年12月ごろだ。就航からわずか4カ月で突然社長が交代、業界関係者は一様に首をかしげた。ANAが結果的にスターフライヤーを“奪取”した時期にも重なる。
このころから、航空機材や成田空港に申請する発着枠が計画通りに増えず、やる気のなさを印象づけるようになった。そして正月明けにはついに一部でエアアジア・ジャパン撤退説まで浮上する。
4416
:
チバQ
:2013/06/19(水) 23:21:59
LCCに経営参画で路線をコントロール
大手2社の深謀遠慮
振り返ればこの合弁自体がそもそも“同床異夢”だった。
ANAはエアアジアと、日本航空(JAL)はジェットスター(オーストラリア)と合弁でLCCを展開するのには事情がある。
「コスト競争力を持つ外資のLCCプレーヤーに日本市場を荒らされないようコントロールするため」(航空業界関係者)だ。
LCCに資本参加して経営権を握ることで、路線をコントロールする。最たるものが、国内線の稼ぎ頭である羽田への参入阻止。エアアジア・ジャパンに至っては、羽田のみならず、関西国際空港にも入れなかった。同じANAグループのLCC、ピーチ・アビエーションが関空を拠点としていたためだ。
昨年5月、エアアジア・ジャパンの初飛行を記念し、東京都内で行われた記者会見。このとき、フェルナンデスCEOは、ANA幹部に向かって、「壇上で桃(ピーチ)を食ってもいいか?」と、きわどい提案をした。
ANA本体、ピーチ、エアアジア・ジャパンと、グループ内でそれぞれのすみ分けを図りたいANA。対して、フェルナンデスCEOにとっては、ピーチもまた日本市場で競合するLCCの1社にすぎない。
さすがに桃にかぶりつくパフォーマンスは披露されなかったが、両社の目指す方向は、最初からズレていた。
エアアジアは、ANAとの合弁を解消した後も、客単価の高い日本市場は魅力的だとして、新たなパートナーを探しての事業展開に意欲を示している。新生エアアジア・ジャパンを展開するとなれば今度こそ、関空、さらに言えば羽田への参入を目指してくるだろう。
ただ、許認可事業である航空事業は、日本の航空会社と組まずしての事業展開は難しい。残るはスカイマークぐらいしかないが、同社首脳は「話は来ていない」と否定。「航空運送業の許可申請をするまでに最低でも1〜2年はかかる」(航空業界関係者)。
また、いったん国内に参入しておきながら1年で撤退したことによるブランドイメージの毀損も大きい。エアアジアは、日本市場から完全撤退の可能性もある。
(「週刊ダイヤモンド」編集部 須賀彩子)
4417
:
チバQ
:2013/06/19(水) 23:22:52
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130619/bsd1306190200000-n1.htm
ピーチ、年内にも那覇空港を第2拠点化か 関空手狭、拡大戦略を加速へ2013.6.19 02:00
関西国際空港を拠点とする格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーションが、那覇空港を第2の拠点とすることが18日、わかった。関空で独占的に使用するLCC専用の第2ターミナルが手狭になることから、関空よりアジアに近い那覇を拠点化し、海外路線の就航拡充につなげる考えだ。
ピーチは現在、8機の航空機を保有しているが、路線拡大に伴い、12月には11機に増える。だが、関空の駐機能力は「10機しか対応できない」(井上慎一最高経営責任者=CEO)といい、新たな拠点空港の整備が急務だった。
そのうえで井上CEOは「第2拠点にするなら那覇だ」と述べた。那覇空港は昨年秋にLCC専用のターミナルも開業しており、関空に次ぐ拠点として、路線網を整備する考えだ。
那覇空港は航空機の整備施設などの課題があるものの、関空に比べ飛行時間で2時間程度、アジアに近い。片道4時間圏内とするピーチの国際線のエリアが広がり、フィリピンやインドネシアへの就航も視野に入る。
ピーチは9月に関空−プサン線、那覇−新石垣線、10月には関空−成田線を開設する。井上CEOは成田空港の拠点空港化は「ありえない」と否定した。
一方、エアアジア(マレーシア)との資本関係が解消されるエアアジア・ジャパンについては、「企業文化が違う」(井上CEO)と支援に否定的な見解を示した。
4418
:
チバQ
:2013/06/20(木) 00:06:10
http://mainichi.jp/select/news/20130619ddm008020132000c.html
ピーチ・アビエーション:CEO、エアアジアと統合否定 今年度黒字に集中
毎日新聞 2013年06月19日 東京朝刊
ANAホールディングス系の格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーション(大阪府泉佐野市)の井上慎一最高経営責任者(CEO)が18日、毎日新聞の取材に応じた。ANAとエアアジア(マレーシア)がLCC事業の提携解消に向けて協議し、ANAが両社合弁のエアアジア・ジャパンを完全子会社化する検討をしていることに絡み、「我々は2014年3月期に初の単年度黒字を達成することが最大の目標。他社のために時間を割く余裕はない」と述べ、エアアジア・ジャパンとの統合や支援の可能性について全面否定した。【宇田川恵】
井上氏は「我が社の株主はANAを含め、産業革新機構など3社がおり、3社の判断が重要」と断ったうえで、「ピーチは日本ブランドで差別化する方針であるのに対し、エアアジア・ジャパンはマレーシアブランドだ。客室乗務員の雰囲気も異なり、文化の違うものは合わない」と強調。ANAがエアアジア・ジャパンをピーチブランドで運航する可能性も指摘されているが、「あり得ない。他社にすがらなくても路線拡充は自分たちでできるし、その方が早い」と述べ、あくまでエアアジア・ジャパンとは一線を引く姿勢を示した。
一方、就航から1年も経ないエアアジア・ジャパンが経営的に難しい局面に立っていることに関し、「一般論だが、世界的に見てLCCビジネスは失敗例の方がはるかに多い。今後は合従連衡の動きも出てくるのではないか」と指摘。日本に既に日系以外の6カ国11社のLCCが乗り入れていることには、「アジアの潜在需要はそんなに小さなものではなく、旅客の流動性が活発化すれば歓迎だ」と述べたうえで、「競争が激化しても我々は価格競争には加わらない。ブランド作りで勝負する」と述べた。
ピーチは昨年3月、日系LCC第1号として就航し「LCC元年」をけん引。搭乗率は平均約78%と好調で、累積搭乗者数は5月初旬に200万人を突破した。
==============
■KeyWord
◇日本の航空業界
日本航空と、全日本空輸を傘下に置くANAホールディングスの大手2社が圧倒的に強く、互いにしのぎを削る。大手を追う形でスカイマーク、スカイネットアジア航空、エア・ドゥ、スターフライヤーの新規参入航空4社が控えるが、路線網などは大手と比較にならないのが実態。ANAはスカイマークを除く新規航空3社に出資し協力関係も築いている。この他、離島など地方間を結ぶ地域航空会社も多数存在し、地域企業などが出資している。
格安航空会社(LCC)は新たなカテゴリーとして登場。日系LCCは3社で、ANA系のエアアジア・ジャパンとピーチ・アビエーション、日航系のジェットスター・ジャパンが競争を展開している。
4420
:
チバQ
:2013/06/20(木) 22:07:25
http://www.sankeibiz.jp/express/news/130620/exb1306200700000-n1.htm
パリの空 低燃費機「決戦」 ボーイング大型787投入vs.エアバスA350初飛行 (1/3ページ)2013.6.20 00:00
米ボーイングと欧州エアバスが開発した最新鋭の低燃費旅客機による決戦が、開催中のパリ国際航空ショーで幕を開けた。ボーイングは6月18日、トラブルが相次ぐ「787ドリームライナー」の大型タイプの投入を発表。エアバスはショーの直前に開発中の「A350」の初飛行を成功させ、受注活動を開始した。世界の空では、長距離飛行が可能な双発(エンジン2基)の中型機が主流を占め、市場規模は1兆ドル(約95兆円)に上ると目されており、両雄による熾烈(しれつ)な受注合戦が繰り広げられることになりそうだ。
「不具合の影響なし」
「われわれは、強力な新型機の市場投入を成し遂げることができると断言します」
17日にパリで始まった隔年開催の世界最大規模の航空ショー。ボーイングのジム・マクナーニCEO(最高経営責任者)は18日に会場で会見し、大型タイプ「787−10」の投入を宣言した。
すでに運航中の「787−8」、年内の初飛行に向け開発中の「787−9」に続く3機種目だ。客室に通路が2本あるワイドボディー(広胴)設計で、座席数は200席台から300席台に増え、世界の主要2都市間を結ぶルートの90%をカバーできる航続距離を誇る。2017年に試験飛行を実施し、18年の納入を目指す。
ロイター通信によると、発表前の段階で、シンガポール航空や米ユナイテッド航空、英ブリティッシュ・エアウェイズなどから計102機、総額300億ドルの購入意向が寄せられたという。
ドリームライナーは、バッテリーの不具合により全世界で5月末まで約4カ月もの運航停止を余儀なくされ、信頼に大きな傷を負った。ボーイングとしては、機種バリエーションを増やし、受注の巻き返しを期す。
「興味深いことに、不具合は『787−10』の購入意向に全く影響を与えていない。なぜならバッテリーの改修を確認済みだからだ」
マクナーニCEOは17日、米経済ニュース専門局CNBCに対し、受注獲得に強い自信を示した。
ただ、18日には米デンバー発成田行きのユナイテッド航空の同型機がエンジントラブルでシアトルの空港に行き先を変更して着陸。19日には日本航空が運航停止で被った39億円の損害賠償をボーイングに求める交渉に入ったと明らかにするなど、逆風は収まらない。
シェア5割狙う
これに対し、エアバスは(6月)14日に、ライバル機である「A350」の初飛行を成功させ、おひざ元のパリ航空ショーで数百機規模の受注獲得を狙っている。
約110億ユーロ(約1兆4000億円)の開発費を投入。「787−10」と同じワイドボディー設計で3タイプがあり、座席数は最大350席。炭素繊維複合材を使用し軽量化を図り、低燃費・長距離飛行を実現した。14年末までに1号機を納入し、長距離旅客機市場で「5割以上のシェアを握る」と意気込む。
「今回のショーは、ボーイングとエアバスが、互いにどちらのラインアップが優れているかを競い合う場になる」
英バークレイズ・キャピタルのアナリスト、カーター・コープランド氏は米NBCニュースにこう語り、ショーでの受注獲得数を注視している。(SANKEI EXPRESS)
4421
:
チバQ
:2013/06/21(金) 22:47:43
http://www.cnn.co.jp/business/35033673.html
「特大乗客用の座席」を導入 サモア航空
2013.06.21 Fri posted at 11:06 JST
(CNN) 世界で初めて体重別運賃を導入した南太平洋のサモア航空が、今度は「特大サイズの乗客のための特大座席」を導入する。
サモア航空のクリス・ラングトン最高経営責任者(CEO)によると、特大座席は隣り合った2座席を組み合わせて作り、前列の座席を取り払って足元のスペースも確保した。26日から一部の便で試験的に導入予定。
「体重130キロ前後になると階段を上がり切るのも難しい」(ラングトン氏)という現状に配慮して、搭乗用タラップは階段をやめてスロープ式にした。
同航空は業界で唯一、乗客の体重によって運賃を決める方式を採用して物議をかもしてきた。特大座席の導入は、この方式の導入によって運賃が高くなった乗客の快適性を高める狙いがあるという。
米誌フォーブズの2007年の記事によれば、サモアは「太りすぎ」の人が人口の80%を占める。ラングトン氏も「中には210キロを超す乗客もいる」「160キロ前後の乗客も多く、100〜130キロが約40%」と話す。
同空港が新運賃体系を導入した昨年11月以降のデータによれば、体重が160キロを超す乗客は、50人ごとに3〜4人の割合で存在するという。
サモア航空は地元のフィットネスクラブと提携して、減量に成功した会員の運賃を割り引く制度も導入している。
4424
:
チバQ
:2013/06/23(日) 09:05:59
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130623/hrs13062302010001-n1.htm
全日空、広島・岩国空港でマルチエアポート
2013.6.23 02:01
国内線の往復航空券で出発と到着を異なる空港にできるマルチエアポート対応に8月22日から、広島空港(広島県三原市)と岩国空港(山口県岩国市)の組み合わせを加えると全日空が発表した。
これにより、広島→羽田→岩国や羽田→広島・岩国→羽田などの経路で同社の路線を利用する場合、往復割引運賃の対象となる。また、同じ日の搭乗便など条件を満たしたものなら、到着地を両空港間で変更することもできるようになる。
4425
:
荷主研究者
:2013/06/23(日) 13:23:42
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2013/06/15/new1306151602.htm
2013/06/15 16:00 デーリー東北
三沢空港―八戸間 16日からバス1往復増便
十和田観光電鉄は16日から、日本航空のグループ会社・ジェイエア(大阪府)が運航する三沢―大阪線の離発着時間に合わせ、三沢空港と八戸市八日町を結ぶ路線バスを1往復増便する。
新設する路線バスは午後0時半着、同1時発の大阪線に接続する。ダイヤは八日町発午前11時35分、空港着午後0時25分。空港発は午後0時45分、八日町着同1時35分。
増便により、三沢空港と八戸市を結ぶバスは羽田線に接続する3往復便と合わせ、1日4往復となる。運賃と経路はこれまでと同じで、三沢空港―八日町の運賃は1220円。
増便されるバスは、三沢空港振興会(会長・種市一正三沢市長)が7月1日から計画する二次交通の実証運行に先立ち、十鉄が単独で運行する。
十鉄は7月1日に開設される札幌丘珠線に接続する路線バスの運行も計画している。(内沢浩)
4428
:
チバQ
:2013/06/25(火) 21:29:46
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130625/bsd1306251923027-n1.htm
ANA、マレーシア企業とのLCC合弁を10月末で解消 エアアジア・ジャパンは出直し2013.6.25 19:22
ANAホールディングス(HD)は25日、マレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアとの国内合弁事業を解消すると正式発表した。両社が共同出資するエアアジア・ジャパンとしての運航は10月31日で終了する。
11月1日以降はANAHDが出資するLCC、ピーチ・アビエーションとの統合も選択肢の一つに事業継続を検討、7月末までに詳細を詰める。
エアアジア・ジャパンはANAHDが51%、エアアジアが49%を出資して2011年に設立、12年8月から成田空港を主要拠点に事業展開してきたが、12年度は35億円の営業赤字と業績が伸び悩んでいた。ANAHDの清水信三・上席執行役員は「エアアジアの売り方は日本の市場にあったきめ細かなものではなく、知名度があがらなかった。コスト削減など、LCCのノウハウは十分に学べたので、今後の運航に生かしたい」と合弁解消の理由を説明した。
エアアジアの保有するエアアジア・ジャパン株49%はANAHDが引き取る。エアアジア・ジャパンは25日、「(11月以降は)新体制のもと、引き続きANAグループの一因として成田を中心としたLCC事業を継続していく」とのコメントを発表した。
4429
:
チバQ
:2013/06/25(火) 23:20:33
http://www.at-s.com/news/detail/696032929.html
FDAが丘珠に調査飛行予定 札幌中心部へ路線開拓
(2013/6/25 14:12)
フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は7月に、名古屋空港(愛知県豊山町)―丘珠空港(札幌市)間で調査飛行を実施する。将来の定期路線化のためのデータ収集が目的で、北海道路線を開拓したいFDAと地域振興を図りたい地元の思惑が一致した形だが、定期路線化には丘珠空港の施設改修が必要となるなど、実現には不透明さも残る。
FDAによると調査飛行は7月7日実施予定。同社の76人乗りエンブラエル社製小型ジェット旅客機に乗客を乗せない状態で、両空港間を1往復する。
丘珠空港の滑走路は1500メートルと短く、騒音問題もあって現在はプロペラ機しか運航していない。調査飛行では、離着陸の安全性に問題がないことを確認するほか、騒音測定なども行う。
札幌市中心部に近い同空港の活性化を考える地元企業経営者らによる「丘珠研究会」が昨秋、シンポジウムを開催。これに以前から丘珠便を視野に入れていたFDAの鈴木与平社長が参加し、計画が具体化した。しかし、定期路線化には滑走路は最低でも1800メートル必要なほか、駐機場も補強しなければならないという。
FDAの北海道路線は千歳便を静岡空港から週4便、松本空港から毎日1便を飛ばしている。7〜8月には名古屋や静岡空港などから稚内や釧路にチャーター便を就航させる予定。
4430
:
チバQ
:2013/06/27(木) 22:31:28
http://diamond.jp/articles/-/38102
エアアジア・ジャパンの合弁解消が
スカイマークにとって朗報となる理由
LCC(格安航空会社)のエアアジア・ジャパンがANA(ANAホールディングス:9202)との合弁事業を解消したため、日本市場での戦略の再構築に迫られている。アジアでは躍進の目覚ましいエアアジアがこのまま日本市場から撤退するのか、あるいは、新たなパートナーを獲得して再参入をするのか、次の戦略が興味深い。
一方、このエアアジア・ジャパンの出直しは、競合他社、特に元祖格安航空会社のスカイマーク(9204)やAIR DOにとっては朗報かもしれない。
利用者の間に、「LCCってやっぱりだめかもしれないのね」、という思いが出ている今のうちに、LCCに流れた顧客を取り戻す、あるいは、LCCが登場したことで初めて飛行機に乗った利用者を奪い取る戦略がこの2社には求められる。そこで今日は上場をしているスカイマークに注目する。
スカイマークは今年に入ってLCC対策を進めてきている。搭乗率のデータを見ると大きな下落は見られないため、ある程度効果があると想像できる。一方、それらの策は対LCCのみならず、潜在的にはJAL(日本航空:9201)、ANAの顧客を奪う効力も持っていると思われる。それらの施策について以下紹介していく。
スカイマークはビジネス客をどこまで取り込めるかがカギ
私はほぼ毎週出張をしているが、最近はもっぱらスカイマークを利用している。去年まではなるべく乗りたくなかった航空会社が、今年になってからお気に入りの航空会社に変身した理由は、割安チケットでも便の変更が可能になったこと、そして7日前までなら取消手数料が無料になったためである。
各航空会社は、普通運賃とは別に早く購入すればするほどに値段が安くなる割安なチケットを販売している。普通運賃と割安運賃のチケットの大きな違いは、一度購入したチケットのキャンセルや便の変更が自由にできるかどうかである。
普通運賃の場合はそれらがほぼ手数料なし可能だが、割安チケットの場合は便の変更は認められていないものが多く、キャンセルする場合は相応の手数料が取られ、場合によっては運賃の半額程度になってしまう。したがって、割安チケットは一度購入してしまうと旅行の行程を変更することが難しい。
しかし、スカイマークは今年になってから、割安チケットでも便の変更を可能とし、7日前までならキャンセルに伴う手数料もなくした。
これは特にビジネス客に対してはアピール度合いが高いと思われる。法人契約のもと、JALやANAの普通運賃に乗っているという一部の恵まれたビジネスパーソンならまったく関係ない話であるが、今や出張現場でも多くのケースは早割や特割などの割安チケットで対応している企業が多い。
観光の場合なら直前になって行程が変更するということはあまりないかもしれないが、ビジネスにおいては打ち合わせの相手の予定が変更になった、あるいは、予定よりも打ち合わせが早く終わった、長引いたなんてことは日常的にある。こういうビジネスパーソンに魅力的な策を導入したもののまだ浸透度合いはイマイチである。今後のスカイマークが取り組むべきは、ビジネス客へのアピール、法人営業の強化ということになる。
LCCはさほど安くないというケースも
料金体系もスカイマークとLCCでほとんど変わらないこともある。
例えば、新千歳空港から関西に行く場合、LCCのピーチで関西空港に行くのと、スカイマークで神戸空港に行くのでは、チケットを購入するタイミングにもよるがあまり値段は変わらない。
LCCは、たとえば新千歳から関空まで5000円程度で行けるというイメージがある。確かに最安値ではそうかもしれないが、搭乗日まで近いタイミングでの購入あるいは空席数が少ない日での購入となると、値段は1万円を超えてくる。そうするとスカイマークでもそん色はない。神戸空港は知名度こそ関空より劣るものの、大阪市内へのアクセスという意味では移動時間は同程度である。しかし、座席はご存知のようにスカイマークの方が広い。
実際、私も一度関空を拠点とするLCCのピーチに搭乗してみた。やはり座席は狭い。こぶし1個分ぐらい。座っている分には問題ないが、パソコンを開いて仕事をしようとするとスペースが足りない。特に前の席の人が座席を倒して来たら完全にアウトだ。実際、私が乗った時は前の人がリクライニングをしたものだから、パソコンでの作業はあきらめざるを得なかった。
4431
:
チバQ
:2013/06/27(木) 22:31:49
また、LCCは他の航空会社と違ってチェックインが30分前までであるし、持ち込み荷物の制限もある。そして、最近は改善されつつあるものの、定時運航率や欠航率などの面でも通常の航空会社に見劣りする。チケットを購入するウェブサイトの使い勝手もよくない。カードで支払うのに支払手数料がかかる。一度きりの体験でしかないが、私の中ではLCCという選択肢はほぼ消えつつある。
さまざまな不便を上回る便益
スカイマークもウェブサイトは不便である。
JAL、ANA、AIR DOなどはログインIDを登録しておけば、毎回氏名やカード番号を入力する必要がない。しかし、スカイマークの場合は、マイレージプログラムが存在しないため、毎回チケットを購入するたびに名前、年齢、性別、カード番号などを打ち込んでいく必要がある。
また、空港で発券される領収書は個人名で出る仕様になっているので、宛名を変えるためには毎回わざわざカウンターに並び直さないといけない。そういう不便さがあるので、私は札幌から出張に行くときは多少料金が高くともANAやJALあるいはAIR DOを選んでいた。
しかし、チケットの変更、キャンセルがほぼ自由にできるようになってからは、完全にスカイマークユーザーに切り替わったのだ。ビジネス客なら、この利便性の魅力はおわかりいただけると思う。この取り組みが浸透してくれば、立ち位置的にはJAL、ANAというレガシーキャリア(大手航空会社)、そしてLCCの両方から顧客を獲得できうる。そして搭乗率の向上も期待できるかもしれない。
他社がサービスを追随してくる可能性は低い
潜在的な脅威としては他社が同じサービスを追随投入してくる可能性である。
どこの航空会社でも変更、キャンセルの手数料がスカイマーク並に下がってくれば同社の優位性はなくなる。JALもANAも、これまでもスカイマークやAIR DOが新規参入した路線では、チケット代を引き下げて対抗した経緯があり、追随は常套手段である。
しかし、JALやANAが変更、キャンセル手数料の扱いをスカイマークに追随する場合は、これまでのように路線ごとの対応ではなく、おそらくシステムを全体的に変える必要が出る。つまり、スカイマークが飛んでいない路線でも変更やキャンセルの手数料がほぼなくなるということになる。顧客の利便性は上がるが、航空会社にしてみると持ち出し部分の方が大きくなってしまう可能性がある。
したがって、ANAやJALの追随の可能性は高くないだろう。ただ、LCCがこの動きに追随してくると脅威ではあるが、やはり作業スペースが狭いLCCではビジネス客には魅力度合が欠ける。
LCCが日本市場で登場して以降、スカイマークの株価は芳しくない。JALやANAと比べてもLCCと顧客の重複が大きいことがその一因だと思われる。
しかし、上の施策が浸透してくれば、LCCと差別化できるのみならず、JAL、ANAの顧客を奪いうる可能性もあり、今後どの程度これがビジネス客をつかみうるのか、非常に興味深い。もっとも、アベノミクスの影響で、JAL、ANAの普通運賃で飛行機を利用するというビジネスパーソンが増えてしまうと元も子もないのではあるが・・・。
4432
:
チバQ
:2013/06/27(木) 22:33:16
http://news.mynavi.jp/articles/2013/06/27/airport/index.html
増える羽田便と成田発のLCC便、どうすればふたつの空港を上手に安く使える?
19社が就航する羽田空港。エアラインの羽田シフトが止まらない
2010年10月に新しい滑走路と新国際線ターミナルビルの供用が始まり、本格的な再国際化を果たした羽田空港。2013年6月現在、19のエアラインが乗り入れている。そうなると、羽田空港と成田空港をどう使い分けるのか悩ましい。そこで、両空港事情と活用方法を考えてみた。
来春、羽田発着便が倍増
まず、羽田の現状をまとめたい。羽田は行き先も直行便だけでソウル、台北、香港、北京、上海、デンパサール(バリ島)、シンガポール、バンコク、クアラルンプール、ホノルル(ハワイ)、ロサンゼルス、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ニューヨーク、ロンドン、パリ、フランクフルト、ドバイの18都市に就航している。いつの間にかアジア・アメリカ・ヨーロッパの人気都市や乗り継ぎ拠点を網羅している印象だ。しかも、デルタ航空のシアトル直行便、エミレーツ航空のドバイ直行便と、ここ最近も新就航が相次いでいる。
さらに、である。2014年3月末からは、羽田便の国際線の発着枠が1日42便(84発着)分も増やされる。これは現在の2倍のキャパシティに当たる。つまり、来春からは行き先や便数が倍増するのだ。
東京都心から近く地方からの乗り継ぎ便も多い羽田は、便利なだけでなくエアラインにとって“おいしい”空港でもある。確実にリピートしてくれて、上級クラスの利用率も高いビジネスパーソンが多く乗るからだ。羽田の発着枠は、いまやエアラインによる取り合いの様相を呈している。
昼便が増え、ベトナム直行便も就航へ
羽田便は中国・韓国・台湾行きを除くと深夜・早朝発着のみだが、来春から増える発着枠分は6時から23時までの「昼便」にあてられる。現在、乗り入れ認可のための政府間交渉が続けられているが、2013年6月20日時点で、既にシンガポール、タイ、中国、ドイツ、イギリス、フランス、そして現在は羽田からの直行便がないベトナムへの運航が可能になっている。
席の埋まらない成田は捨てられる!?
一方の成田は複雑な状況を迎えている。羽田が再国際化する前は発着枠の取り合い状態だったのだが、ロンドン便を運航するヴァージン アトランティック航空のように、成田便を止めて羽田便への切り替えを発表するエアラインが出てきたのだ。将来、羽田便の発着枠が更に増えることになれば、こうしたエアラインがもっと出てくるだろう。
また、シンガポールへの直行便を運航するシンガポール航空や香港への直行便を運航するキャセイパシフィック航空(以下、キャセイ)など、羽田と成田の両空港からの便を運航するエアラインでは、「羽田便の方が席が埋まりやすい」(航空業関係者)状況が続いている。最近はエアラインのウェブサイトで予約状況を検索できるので試しにやってみるといいが、羽田便は満席でも成田便は空きがある、そんな日が明らかに多い。
4433
:
チバQ
:2013/06/27(木) 22:33:46
発着時間で両空港を使い分け
では、旅行者にとって成田は使えない空港になったのかと言えば、そんなことはない。全体的に首都圏発着の国際線は増えているわけだから、上手に使いこなせばいいのだ。特に、行きと帰りで両空港を使い分ける方法はおすすめだ。
深夜便の羽田は、会社帰りのフライトに最適
羽田空港と成田空港、このふたつの空港を上手に活用できれば、空の旅がぐっと快適なものになる。そのひとつの方法として、行きと帰りで空港を変えてみるのもいいだろう。
日本は長期の休みが取りにくい社会。ならば休暇を目一杯使って海外旅行を楽しみたいもの。例えば、日本航空(JAL)は羽田と成田の両方からパリへの直行便を運航しており、羽田便は深夜0時40分発。都心に勤める人なら、会社が終わってそのまま空港に向かえば余裕で乗れる時間だ。一方の帰国便にはパリを昼前に出て、羽田に6時半に着く便や、現地を19時半に出て、成田に14時半に着く便などがある。
もし、朝早く着いて会社に行きたいなら羽田着便を使えばいいし、現地になるべく長くいて遊びたいなら、後者の19時半にパリを出て成田に14時半に着く便に乗る。そうやって使い分けるのだ。
乗り継ぎ便のスケジュールで使い分け
前述したキャセイやシンガポール航空、さらにはソウル便を運航する大韓航空やアシアナ航空、台北便を運航するエバー航空、バンコク便を運航するタイ国際航空、世界各地に就航する全日本空輸(ANA)など、羽田便を運航するエアラインの多くが同じ行き先の成田便を持つ。だから、ふたつの空港を上手に使い分けられる行き先も多数あるというわけだ。更に羽田便と成田便があることで、乗り継ぎに便利な方を選ぶという使い方もできるようになった。
今年6月に羽田〜ドバイ便を就航したエミレーツ。このエアラインはドバイだけでなく、ヨーロッパやアフリカ各地へも乗り継げるが、成田便がドバイに深夜3時10分に着くのに対し、羽田便は7時5分に着く。そのため、アフリカを中心により短い時間で乗り継ぎができる行き先が増えた。
安く行きたいなら成田発のLCCを
また、成田空港で最近よく目にするのが低コスト航空会社(LCC)だ。都心から遠い成田は、世界基準で見ればLCCの運航に適した空港であり、多くのLCCが成田からの国際線の就航を検討し、実際幾つかのLCCが飛び始めている。
オーストラリア方面のジェットスターが既に飛んでおり、台北・シンガポール行きのスクートも2012年10月から成田に就航した。スクートは片道1万円程度でシンガポールに行けるキャンペーン運賃を出し、燃油サーチャージも無料。より安くシンガポールに行きたい時に、成田発のスクートを選ぶ。そんな使い方ができる。
LCCでも羽田と成田を使い分け
羽田にも1社だけだが、LCCが就航している。エアアジアXのクアラルンプール便だ。これと成田発のスクートを組み合わせれば、アジアを格安料金で周遊できる。
まず、スクートで成田を出て台北に寄る。台北から再びスクートでシンガポールまで行く。シンガポールで遊んだ後は、エアアジアでクアラルンプールへ行ってステイ。クアラルンプールからエアアジアXを使って羽田に帰る。これで、台北、シンガポール、クアラルンプールの周遊が完成。LCCでの旅行でも羽田と成田を使い分けができるわけだ。
かつて成田は交通の便が悪いと言われた。今も羽田に比べると時間はかかるが、羽田空港の再国際化後に客足を減らさないよう、鉄道やバス会社も増便や割引を実施。JR東日本の成田エキスプレスは増発され、京成電鉄は新しいルートを開設、上野・日暮里から成田まで40分程度で行けるようになっている。
また、2012年夏から国内線のLCCが就航すると同時に、京成グループの格安バスも運航を開始。最低900円(片道)で乗れるようになり、料金的に成田に行きやすくなった。
羽田からは従来系エアライン(レガシーキャリア)の便が、成田からはLCCの便がまだまだ増えそうだ。上手に活用して、海外旅行を楽しみたい。
4434
:
チバQ
:2013/06/29(土) 08:09:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130628/amr13062813090007-n1.htm
書類紛失、難民、抗議…スノーデン容疑者も?「国際空港で暮らした人々」
2013.6.28 13:08 [世界仰天ニュース]
モスクワの空港の乗り継ぎ区域に留め置かれているとされるCIA元職員、エドワード・スノーデン容疑者。世界にはさまざまな事情で空港に滞在した人がいる。元職員も「空港居住者列伝」に名を連ねるのか。
AP通信などによると、「最も有名な空港居住者」は1988年から18年間、パリのシャルル・ドゴール空港で暮らしたイラン人メルハン・カリミ・ナシリさん。70年代にイラン当局に国外追放されフランスに不法入国したが、同国からも退去処分を受け行き場を失い、同空港にとどまった。99年になってフランスから難民認定を受けたが、認定書類をなくし空港を出られず、2006年に病院に搬送されるまで暮らした。
日本から中国への帰国を拒否された上海の人権活動家、馮正虎氏は10年2月まで3カ月中国当局への抗議として成田空港の入国審査前の制限区域に滞在した。元職員と同じモスクワのシェレメチェボ空港では06〜07年、イラン人女性人権活動家が2人の子供を連れ9カ月滞在した。(共同)
4435
:
チバQ
:2013/07/02(火) 23:27:52
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130701/bsk1307010701002-n1.htm
インディゴ航空 印で独り勝ち サービスと格安徹底、唯一の黒字 (1/3ページ)2013.7.1 07:00
燃料費の高騰や価格競争の激化などで赤字に苦しむインド航空各社の中で唯一、黒字経営を続ける企業がある。2006年に就航した新興格安航空会社(LCC)のインディゴ航空だ。
豪シンクタンクCAPA(アジア太平洋航空センター)は、今年度(13年4月〜14年3月)のインド航空会社の合計赤字額が16億5000万ドル(約1635億8100万円)に達する一方、インディゴはただ1社、1億〜1億1000万ドルの黒字を達成すると予想した。現地紙タイムズ・オブ・インディアなどが報じた。
インディゴは昨年度も、インド航空会社の合計赤字額が22億8000万ドルに達したなかで2300万ドルの黒字と気を吐いた。CAPAではインド航空市場で例外ともいえる同社の成功の秘訣(ひけつ)に「定刻運航へのこだわり」「清潔な機材」「優れたサービス」を挙げ、一貫して格安に特化した明確な経営方針も有利に働いたと分析している。
同社は就航前の05年に欧州エアバスと航空機100機の売買契約を結ぶなど、機材の重要性にいち早く注目したほか、「55分間のフライトで4時間待ち」と揶揄(やゆ)されることもあるインド航空市場で定刻運航にこだわり、他社のキャンセル客を吸収するなどして利用者を獲得。現在では、国内線でシェア20%を獲得して首位に立つまでに成長した。
しかし、インド航空市場は政府が昨年、外資規制を緩和するなど変革の最中にある。中東の大手エティハド航空と提携する予定の国内線2位ジェット・エアウェイズは、LCC子会社のジェットコネクトの経営強化方針を打ち出した。
そのほかにも同3位のスパイスジェットや同6位のゴーエアも経営基盤の強化を目指し、外資を中心に新たな出資者を募っているもようだ。
今年度は後半にマレーシアのLCCアジア最大手エアアジアの合弁会社も就航を予定しており、これを機にインド航空市場の競争は一段と激しさが増すと見込まれている。
CAPAは競争が市場活性化につながり、来年度にはインディゴだけでなく、ジェット・エアウェイズ、スパイスジェット、ゴーエアの各社も黒字転換に成功すると予想する。
また、CAPAは「インド航空市場の環境が大きく変わりつつある」とし、これまで非上場での経営を続けてきたインディゴも新規株式公開による資金調達などの対応を迫られる可能性があると指摘した。
設立から8年、順風満帆の飛行を続けてきたインディゴだが、今後は激化する競争の中で難しい経営判断を迫られる局面も出てきそうだ。(ニューデリー支局)
4436
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:05:27
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20130703ddlk12020177000c.html
LCC:成田2年目 JAL系、低価格に高い満足度手応え ANA系、完全子会社化の台北線に活路 /千葉
毎日新聞 2013年07月03日 地方版
日本航空系の格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパンが成田空港を拠点に運航を開始して、3日で1年。一方、ライバルのエアアジア・ジャパンは就航10カ月弱で親会社の全日空がマレーシア資本との合弁解消を発表した。2年目を迎えた「成田のLCC」は、どこへ向かうのか?【早川健人、味澤由妃】
◇関空拠点に好調、ピーチ10月進出
「日本で知名度が上がらず、収入が思った形で上がってない」。全日空は先月25日、エ社の完全子会社化を発表した。アジア最大のLCC「エアアジア」は保有株式をすべて手放す一方で、新たなパートナーを探して日本市場再参入を目指す。
エ社は昨年8月、ジェ社から約1カ月遅れて成田に就航し、同10月に国際線にも進出。しかし、13機を保有して国内13路線を飛ばすジェ社は5月、搭乗率74・8%だったが、4機で国際・国内計8路線のエ社は53・4%にとどまった。
エ社の内山正明副社長は5月10日の記者会見で「(4月末に就航した中部空港発着3路線の)宣伝が不十分で平均を押し下げた」と説明。同社ホームページからの予約方法がマレーシアのシステムの応用で複雑だったとし、「途中で予約をあきらめる客がいなくなるよう改善したい」と話していた。
エ社による運航は10月末までで、11月からは新たなブランド名で継続する。再生の起爆剤として今月3日開設の成田−台北線を「台湾からのツアー客が見込める」と期待する。
「利用客は低価格への満足度が高い。昨年の秋冬の搭乗率が低かったので、旅行会社とのタイアップを手厚くしたい」。ジェ社の藤岡秀多常務執行役員は手応えを語る。条件を満たしていない整備士を責任者に選任し、昨年11月に国土交通省から厳重注意を受けたのを機に、国際線進出と関西空港の第2拠点化を遅らせて安全対策を強めた。「『成田は遠い』という心理的バリアはまだ大きい。都心とつなぐ格安バスの認知度が上がれば、LCC利用者はまだ増える」と課題を挙げる。
ピーチ・アビエーションは成田拠点の2社より早く、国内資本最初のLCCとして昨年3月に関西空港を拠点に就航した。直近の搭乗率は83%で、今年10月27日に満を持して成田に進出する。全日空が38・67%出資し、エ社との統合もささやかれるが、百目木直人・広報部長は「企業文化が違う」と否定する。
4437
:
荷主研究者
:2013/07/05(金) 00:07:20
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201306140014.html
'13/6/14 中国新聞
開港半年の錦帯橋空港好調
岩国錦帯橋空港(岩国市)は13日、開港半年を迎えた。全日本空輸の羽田便1日4往復の平均搭乗率は70・4%(速報値)、利用者は17万2530人で国の年間需要予測35万人をほぼ満たすペース。特に始発・最終便が好調で、全日空は将来的な航空機の大型化を視野に入れている。
全日空山口支店によると、当初見込みよりも観光客が多く、半数近くを占めるという。萩・津和野や宮島など周辺地域を組み合わせたツアーが特に人気を集め、岩国空港の開港後には相乗効果で萩・石見空港(益田市)も搭乗者数が増加しているという。
一方、日本航空も乗り入れる広島空港(三原市)では、この半年間の羽田便利用者は前年に比べ約4万5千人減った。1往復分の減便があったものの、全日空は岩国空港に利用客が流れた影響とみている。
ただ、全日空は広島県西部からの利用とビジネス客は当初見込みを下回るとしている。
12日の最終便で関東出張から戻った廿日市市津田の会社員八重桜茂さん(62)は「既に10回以上利用した。日帰りでも関東で6〜7時間仕事ができるので、出張での宿泊日数も減った」と話す。全日空はこうしたユーザーの拡大に力を入れたい考えだ。
岩国空港の平均搭乗率は、昨年度の全日空の国内線平均61・8%を上回り、機材の大型化の前提となる70%以上をクリア。始発・最終便は8割近い搭乗率で予約も取りにくい状況が続いている。
【写真説明】大勢の観光客でにぎわう岩国錦帯橋空港
4438
:
チバQ
:2013/07/07(日) 12:21:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013070700017
韓国旅客機、着陸失敗=2人死亡・181人負傷−機体大破炎上・米サンフランシスコ
6日、米サンフランシスコ国際空港で着陸失敗後、激しく損傷したアシアナ航空の旅客機(AFP=時事)
【ニューヨーク、ソウル時事】米カリフォルニア州サンフランシスコ国際空港で6日午前11時半(日本時間7日午前3時半)ごろ、韓国仁川国際空港発のアシアナ航空214便ボーイング777型旅客機(乗客291人・乗員16人)が着陸に失敗、機体は大破炎上した。当局によると、2人が死亡し、181人が負傷した。うち重傷者は49人。負傷者が搬送された病院によると、10人が重体という。
乗客には日本人1人が含まれていたが、在米サンフランシスコ日本総領事館によると、軽傷を負ったものの命に別条はないという。アシアナ航空によれば、このほかの乗客の内訳は韓国人77人、中国人141人、米国人61人など。
韓国国土交通省は「着陸する過程で、胴体後尾が滑走路に衝突し、滑走路の左側に離脱した」と発表。「乗客らが乗務員の案内で非常脱出した後、火災が発生した」と説明した。同省は4人の事故調査チームを至急派遣する方向で現地と調整している。
米運輸安全委員会(NTSB)が連邦捜査局(FBI)と共に事故原因調査に当たる。
複数の目撃者は米メディアに対し、事故機は着陸時に不自然に機首が上がり、機体後部が滑走路に接触したと語った。この日は好天で、現場の視界は良好だった。
CNNテレビの映像では、同機は尾翼が欠落し、その残骸が滑走路の端に散らばっていた。さらに着陸後に炎上したとみられ、天井部分を中心に広範囲の胴体が焼失した。胴体からは脱出用スロープが延び、多くの乗客は自力で脱出したもようだ。
この事故でサンフランシスコ空港は閉鎖され、同空港向けの便はロサンゼルス国際空港などに迂回(うかい)した。(2013/07/07-10:44)
4439
:
チバQ
:2013/07/07(日) 18:31:40
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE96601320130707
アングル:アジアの空に豪華サービス続々、富裕層獲得へ競争激化
2013年 07月 7日 15:11 JST
[シンガポール 4日 ロイター] - リムジンによる送迎や機内で料理をふるまうシェフ──。格安航空会社(LCC)が中間所得層をつかみ勢力を伸ばすアジア市場だが、一方でフルサービスを提供する航空会社は、富裕層向けビジネスの回復を賭けて豪華なサービスに多額の投資を行っている。
企業がコストカットを進める中、こうした航空会社の事業やファーストクラスの利用者数はここ数年で大きく落ち込んだ。しかし、シンガポール航空(SIAL.SI: 株価, 企業情報, レポート)や香港のキャセイ・パシフィック航空(0293.HK: 株価, 企業情報, レポート)、オーストラリアのカンタス航空(QAN.AX: 株価, 企業情報, レポート)などは今なお、利益率の高いプレミアムクラスの売り上げが旅客収入の35─45%を占めている。
同クラスの乗客1人当たりの利益はエコノミークラスの4─5倍で、航空会社が豪華なキャビンや食事などのサービスに投資を惜しまない理由がよく分かる。業界データによると、アジア太平洋地域の航空会社は世界の航空業界で最も高い利益を上げているという。
シンガポール航空のプロダクト・サービス責任者タン・ピー・テック氏はロイターのインタビューに、「製品を改善しなければ、価格面でより大きな下落圧力が常にかかる」と指摘。「投資や何か新しいものが目に見えれば、それを試そうとする人はいつもいる」とし、(エアバス)A380型機の就航がその例だと話す。
アジアのLCCでは、マレーシアのエアアジア(AIRA.KL: 株価, 企業情報, レポート)やインドネシアのライオン・エアなどが旅客急増を受け、過去最大規模の旅客機を発注してメディアをにぎわしている。その一方で、アジアの富裕層旅行客をめぐる獲得競争もヒートアップしている。
シンガポール航空は、プライベート空間や荷物スペースを拡大した新しいファーストクラスの座席を開発するため、独自動車メーカーのBMWグループのデザイン部門「DesignworksUSA」と契約した。
このファーストクラスのキャビンは、別会社がデザインした快適性を高めたビジネスクラスの座席とともに、ボーイングの777─300ER型機に導入され、年内にも就航する予定。同航空は新座席を9日にメディアに発表する。
<顧客つなぎ止めに向けた投資>
最高水準の顧客サービスや民族衣装サロンケバヤの制服を着た女性客室乗務員「シンガポールガール」で知られるシンガポール航空は、金に糸目をつけない湾岸諸国の航空会社の圧力にさらされている。
エミレーツ航空EMIRA.UL、エティハド航空、カタール航空は、新型機や新サービスの導入、路線拡大で顧客をつかむため、大規模な投資を行っている。
エミレーツ航空は、A380型機のファーストクラスにシャワー設備を取り入れたほか、ビジネスクラスでも利用できるオープンバー付きの機上ラウンジを導入した。さらに、ビジネスクラス以上の利用者には無料の送迎サービスを世界55都市以上で提供している。
このサービスの注目度は高く、かつてはシンガポール航空やキャセイ航空のビジネスクラスを利用していたという人も、エミレーツ航空に乗り換えるケースが出ている。
さらに、エミレーツ航空は拠点であるドバイからの路線拡大にも力を入れている。「スケジュールが常に鍵になる」と言うのは、同社でシンガポールとブルネイ地域を担当するニック・リース氏。「わが社の路線が特に強い部分は、ドバイから欧州35カ所に行けるところだ」と語る。
乗り継ぎの良さはフルサービスの航空会社にとって非常に重要だ。シンガポールは急成長する東南アジアへの玄関口に位置しており、このことは同国のチャンギ空港がなお重要なハブであることを意味する。
リース氏は「競争のために、ほとんどの航空会社が最高の機材をチャンギに投入している」と説明する。
エミレーツ航空と5年にわたり提携するカンタス航空は今年4月、そのシンガポールで新たなラウンジを開設。収容人数は460人で、20人が使用できるシャワー設備や数多くの大型テレビを設置した。
4440
:
チバQ
:2013/07/07(日) 18:32:11
アジアの成長を受けて同地域の超富裕層が増え、シンガポール、中国、香港などの高額所得者は高品質の空の旅に金を使うことをいとわなくなった。
キャップジェミニとRBCウェルス・マネジメントの調査によると、アジア太平洋地域の富裕層人口は2012年に急増し、9.4%増の370万人に達した。これは北米に次ぐ数だ。
シンガポール航空のタン氏は「確かに、プレミアムサービス部門の成長はLCCに負けるが、なお拡大しており、それは今後も続くと見られる」と分析する。
<キャビアとロブスター>
アジアの他の航空会社もプレミアム市場を注視している。マレーシア航空(MASM.KL: 株価, 企業情報, レポート)やタイ航空THAI.BKなどもA380型機を導入し、富裕層利用者の獲得に力を注いでいる。
マレーシア航空は昨年、一部路線でファーストクラスの機内食にキャビアとロブスターを提供し始めたほか、クアラルンプール─香港・パリの2路線にファーストクラスを導入した。
ガルーダ・インドネシア航空(GIAA.JK: 株価, 企業情報, レポート)は今年、過去最大となる24機の新機材を就航させる予定だ。エミルシャ・サタル最高経営責任者(CEO)は、「エグゼクティブクラスを選んだり、アップグレードしたりする乗客が増える傾向にあるのは間違いない」と自信を深める。
同社は今年、ジャカルタ─ロンドン間の路線を初めて開設し、ファーストクラス8席を備えた777─300ER型機を投入する。同クラスはフルフラットベッドにもなる大型シートが目玉で、世界6局のテレビ放送をリアルタイムで見られたり、無線LANを利用できたりもする。
搭乗前のコンシェルジュサービスには、リムジンによる送迎やバトラーサービスも含まれる予定。さらに、シェフが機上で調理する料理が提供されるほか、23.5インチのタッチスクリーン型液晶テレビで映画などが鑑賞できる。
サタルCEOは「旅行者がますます裕福になり、普通では味わえない旅行体験への欲望がこれまで以上に強くなっている」と話した。
(原文:Anshuman Daga記者、翻訳:橋本俊樹、編集:伊藤典子)
4441
:
チバQ
:2013/07/09(火) 01:32:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130708-00000495-wsj-int
なぜアシアナ航空事故機乗客の半数は中国人だったのか?
ウォール・ストリート・ジャーナル 7月8日(月)15時21分配信
米国やカナダの都市に向かう多くの中国人旅行者にとって、ソウルは重要な中継地となっている。その理由には、魅力的な航空運賃と中国発の太平洋横断直行便の不足がある。
米サンフランシスコ空港で着陸に失敗した韓国・アシアナ航空ソウル発の便の乗客291人のうち、約半数に当たる141人が中国人だったのもそのためだ。韓国外務省によると、6日の事故で死亡した乗客2人はいずれも中国人の女性だった。
韓国の首都ソウルは過去数十年、アジアと北米を行き来する乗客にとって重要な役割を果たしてきた。韓国航空最大手の大韓航空は長年、アジアの航空会社の中で最も多くの北米の都市行きの便を提供しており、それは今も変わらない。一方1990年代初めまでは、2010年に米デルタ航空と合併した米ノースウエスト航空がソウルを主要なハブ空港として運航していた。
しかし、アジア地域の航空会社の多くが太平洋横断便を拡充するにつれ、乗客の獲得競争は激化した。だが、北米便の需要の急増にもかかわらず、主に国営の中国の国内航空会社による路線拡充は遅れており、それが慢性的な航空運賃の値上がりを招いている。また米国−中国便は二国間条約によって厳しく規制されており、航空会社が必要に応じてサービスを向上させるのを難しくしている。
さらに、中国からの太平洋横断直行便のほとんどは北京か上海発だ。中国南部・広州発の便もあるが、本数は限られている。そのため、その他の地域の中国人客が北米に行くには、いずれかの都市を経由するしかない。
中国からの乗り継ぎ客の需要増加などに対応するため、韓国と日本の航空会社は過去数年、中国便を大幅に増加してきた。大韓航空は現在ソウルのハブ空港から中国本土の22都市に、アシアナ航空は21都市にそれぞれ運航しており、中国国内で運営する最大手の航空会社に数えられている。一方、日本航空は中国本土15都市に運航している。
アナリストによると、領有権をめぐる日中間の争いによって、中国発・韓国経由の太平洋横断便の利用客がさらに増えることになったという。
また、安い航空運賃も乗客を引きつける魅力の1つとなっている。
例えば、アシアナ航空のウェブサイトで販売されている上海−サンフランシスコ往復便のエコノミークラスのチケットの最安値は4800人民元(約7万9000円)だ。一方、国営の中国東方航空のウェブサイトによると、直行便のチケットの価格は約7600元となっている。
4443
:
荷主研究者
:2013/07/11(木) 00:24:45
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201306200010.html
'13/6/20 中国新聞
広島空港―白市駅間バス倍増
広島都市圏から広島空港(三原市)へのアクセス改善を目指し、広島県などは7月から来年3月まで、空港と最寄り駅のJR山陽線白市駅(東広島市)を結ぶ路線バスの便数を倍近くに増やす。定時性の高い鉄道を経由するルートの利用掘り起こしを狙い、期間限定で企画。バスの待ち時間は現在の半分に短縮される。
路線バスは白市駅と空港を約15分で結び、運賃は片道380円。現在は毎日、空港行き19便、白市駅行き18便の計37便が走る。これを7月20日から来年3月29日まで、空港行きで14便、白市駅行きで16便増やし、1・8倍の計67便とする。
広島都市圏から山陽線を利用し白市駅経由で空港に向かう場合、現状では白市駅でのバス乗り換えに平均21分かかる。61分の待ち時間が生じるケースも。増便後は平均11分と半分に縮まり、待ち時間は最大で35分になる。
増便は、広島県や東広島市、県バス協会などでつくる実行委員会が実施。事業費は2300万円で、県が1600万円、広島空港ビルディングが700万円を負担。利用者アンケートなどを通じ、来年度以降に行政などの財政支援なしで増便運行が継続できるかを探る。
広島都市圏から空港へのアクセスは、山陽自動車道を走るリムジンバスが主力。昨年度の乗客数は95万2500人で、空港利用者(265万1千人)の35・9%を占めた。ただ、お盆時期の渋滞や事故、大雪で全便の0・5%に当たる246便が運休するなど、定時性に不安がある。
一方、白市駅発着のバスの昨年度の乗客は9万2600人で、空港利用者の3・5%にとどまる。県は将来、白市駅に搭乗手続きや手荷物検査など空港ターミナル機能の一部を持たせる構想を掲げている。県はバス増便でアクセス拠点としての可能性を探る考えでいる。
4445
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チバQ
:2013/07/12(金) 22:37:27
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130712-OYO1T00255.htm?from=main1
関空、エアアジアの進出打診
新関西国際空港会社は、アジア最大の格安航空会社(LCC)のエアアジア(マレーシア)に対し、関空への拠点開設を打診していることを明らかにした。24時間運用など関空の利点をアピールし、エアアジアの日本再進出を促す。
エアアジアはANAホールディングスと合弁で、成田空港と中部国際空港を拠点とするエアアジア・ジャパンを昨年8月に設立した。しかし、業績不振や経営方針の違いなどから今年6月に合弁を解消した。
関空は、ANAが出資するピーチ・アビエーションが拠点空港として活用しているが、合弁解消で競合を配慮する必要がなくなったことが背景にある。
関空は、深夜の発着制限がある成田と異なり、24時間発着できる。首都圏からに比べアジアまでの飛行時間が1時間近く短い。新関空会社の安藤圭一社長は、4時間程度までの距離を効率的に運航するLCCとは「抜群の相性」と訴える。
関空はLCCを成長戦略の柱に据え、2014年度までに国際線でLCCの比率を現在の17%から25%に高める計画だ。
(2013年7月12日 読売新聞)
4447
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チバQ
:2013/07/12(金) 22:52:38
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20130712/news20130712000.html
松山発着LCC、離陸順調 成田線就航1ヵ月2013年07月12日(金)
【写真】出だし順調なジェットスター・ジャパン松山―成田線の受付カウンター。愛媛の航空市場をどう変えるか=11日、松山空港
格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパン(千葉県)の松山(愛媛県)―成田線の6月11日就航から1カ月。搭乗率は非公表ながら同社は「好調に推移し、週末はほぼ満席」と手応えをつかんでいる。安定運航を懸念する声もあったが、同社によると7月10日現在欠航はなく、1時間以上の遅延も乗客の事情が影響した1便だけ。中四国初の国内線LCCは順調に離陸したようだ。
10日の松山空港。東京の大学院に通う徳山裕憲さん(26)は松山市への帰省で初めてLCCを利用し「(大手航空より)社員の雰囲気がカジュアルで乗りやすい」と話す。乗客も短パンやポロシャツなど軽装が目立つ。同市の50代夫婦も「利用は初めて。東京の孫に会うため急に予約したが、安く行けてありがたい」と笑顔。安い運賃は魅力だと多くの客が口をそろえる。
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とはずがたり
:2013/07/14(日) 01:58:43
B787 :「機体内部で火災」 ロンドンの空港当局者
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20130713k0000e030222000c.html
毎日新聞2013年7月13日(土)11:19
【ロンドン坂井隆之】ロンドンのヒースロー空港で12日夕(日本時間13日未明)、駐機中のエチオピア航空のボーイング787旅客機で火災が発生し、まもなく消火されたが、約1時間半にわたって滑走路が閉鎖された。出火当時乗客はおらず、けが人はなかった。火災の原因や詳しい出火場所は不明で、英航空当局は12日、火災原因の究明作業に着手。米国家運輸安全委員会(NTSB)も職員を英国に派遣し、調査に協力すると表明した。
空港当局者はロイター通信の取材に対し「機体内部で火災があった」と説明。テレビ放送の映像では、垂直尾翼前方の天井部分に焦げたような変色が見られる。出火した航空機は同日にエチオピアのアディスアベバからロンドンに到着し、同日夜にアディスアベバに戻る予定で、駐機してから火災を検知するまで8時間以上が経過していた。ロイター通信は「外部から見える火災で焦げた場所はバッテリーの位置とは違う」と報じている。
787機を巡っては、今年1月に米ボストンの空港で日航機のバッテリーから出火したほか、全日空機でもバッテリーから煙が発生して高松空港に緊急着陸するトラブルが発生している。米当局の指示で運航を停止し、バッテリーに改善を施して5月に運航を再開したばかりだった。
今回の火災の原因がバッテリーかどうかは不明で、ボーイング社は毎日新聞の取材に対し「ヒースローに職員がおり、原因究明と対応を行っている」と説明している。
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