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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

4431チバQ:2013/06/27(木) 22:31:49
 また、LCCは他の航空会社と違ってチェックインが30分前までであるし、持ち込み荷物の制限もある。そして、最近は改善されつつあるものの、定時運航率や欠航率などの面でも通常の航空会社に見劣りする。チケットを購入するウェブサイトの使い勝手もよくない。カードで支払うのに支払手数料がかかる。一度きりの体験でしかないが、私の中ではLCCという選択肢はほぼ消えつつある。

さまざまな不便を上回る便益
 スカイマークもウェブサイトは不便である。

 JAL、ANA、AIR DOなどはログインIDを登録しておけば、毎回氏名やカード番号を入力する必要がない。しかし、スカイマークの場合は、マイレージプログラムが存在しないため、毎回チケットを購入するたびに名前、年齢、性別、カード番号などを打ち込んでいく必要がある。

 また、空港で発券される領収書は個人名で出る仕様になっているので、宛名を変えるためには毎回わざわざカウンターに並び直さないといけない。そういう不便さがあるので、私は札幌から出張に行くときは多少料金が高くともANAやJALあるいはAIR DOを選んでいた。

 しかし、チケットの変更、キャンセルがほぼ自由にできるようになってからは、完全にスカイマークユーザーに切り替わったのだ。ビジネス客なら、この利便性の魅力はおわかりいただけると思う。この取り組みが浸透してくれば、立ち位置的にはJAL、ANAというレガシーキャリア(大手航空会社)、そしてLCCの両方から顧客を獲得できうる。そして搭乗率の向上も期待できるかもしれない。

他社がサービスを追随してくる可能性は低い
 潜在的な脅威としては他社が同じサービスを追随投入してくる可能性である。

 どこの航空会社でも変更、キャンセルの手数料がスカイマーク並に下がってくれば同社の優位性はなくなる。JALもANAも、これまでもスカイマークやAIR DOが新規参入した路線では、チケット代を引き下げて対抗した経緯があり、追随は常套手段である。

 しかし、JALやANAが変更、キャンセル手数料の扱いをスカイマークに追随する場合は、これまでのように路線ごとの対応ではなく、おそらくシステムを全体的に変える必要が出る。つまり、スカイマークが飛んでいない路線でも変更やキャンセルの手数料がほぼなくなるということになる。顧客の利便性は上がるが、航空会社にしてみると持ち出し部分の方が大きくなってしまう可能性がある。

 したがって、ANAやJALの追随の可能性は高くないだろう。ただ、LCCがこの動きに追随してくると脅威ではあるが、やはり作業スペースが狭いLCCではビジネス客には魅力度合が欠ける。

 LCCが日本市場で登場して以降、スカイマークの株価は芳しくない。JALやANAと比べてもLCCと顧客の重複が大きいことがその一因だと思われる。

 しかし、上の施策が浸透してくれば、LCCと差別化できるのみならず、JAL、ANAの顧客を奪いうる可能性もあり、今後どの程度これがビジネス客をつかみうるのか、非常に興味深い。もっとも、アベノミクスの影響で、JAL、ANAの普通運賃で飛行機を利用するというビジネスパーソンが増えてしまうと元も子もないのではあるが・・・。


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